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人外×人間でハァハァするスレ 601-700 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972 601. 名無しさん@ピンキー 2008/09/26(金) 02 13 22 ID ESbS7NSE 600 良いね 漫画はたぶん「音禰のないしょ」。葵DESTRUCTION!って短編集に入ってる 602. ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 08 24 ID E2hg/eLK 今晩は、5レス程お借りします。 スライム♀(擬態練習中)× 人間♂ 124 or 保管庫 参照 エロ少 会話多。 苦手な方はトリップNGでお願いします。 603. 1/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 10 10 ID E2hg/eLK 前の村から4日目にして、やっとたどり着いた宿は祭りの前とかで込み合っていた。 案内された部屋は狭く、明らかに一人部屋として普段は使われているものだろうと推測 できた。 「狭いベッドが一つ……言えば毛布くらいは借りれるかな」 呟いて部屋を出ようとして俺はつんのめる。 振り返ると旅の連れである青い髪の少女が服の端を掴んでいた。手ではなく髪の毛で。 「おい、物を掴む時は手を使え」 諸事情あって一緒に旅をしている擬態練習中のスライムは俺との距離を詰めると服に 絡めていた髪を離す。 上目遣いに俺を見上げる少女型スライムと視線が合い、鼓動が速まった。 「私、あなたのこと、けっこう気に入ってるンですよ」 個人的な好みの問題だが、少々たれ目な点を除けば整った顔立ちの美少女である。 正体がスライムだと知らなければ嬉しい状況だろう。 唐突に言うスライム少女に、その意味を図りかねて聞き返す。 「だから何だ」 「この間の続きをしませンか?」 空気が凍った。正しくは俺の周りの空気だけだが、背中を嫌な冷たい汗が伝う。 「俺、寝るわ」 誤魔化して出ていこうとした俺の前に回り込んだスライム少女が両手、いや髪を広げて 立ちはだかった。 「何処に行くンですか、部屋はここですよ。ちゃンと今度は優しくしますから、ね?」 「髪を使うなっての……」 一応ツッコミつつ今のは普通は男側のセリフだよなと胸中確認する。 「何が嫌なンですか? 前はすごくのり気で止める私を無視して、無理矢理したンじゃ ないですか」 「それは水に流したんだろ」 「だから、もう一回ヤり直しましょうって言ってるンです」 「発音がおかしい。と言うか忘れろ」 食い下がるスライム少女を一蹴する。 すると顎に手を当て髪をふよふよと泳がせながら暫く悩む仕草をしていたスライム少女の 口から、とんでもない言葉が飛び出した。 「なら、私から強姦する事になりますが」 「女からの強姦は逆レイプと言うんだ。それと」 「そうなンですか、では言い直します。私が逆レイプをしますが、良いンですか?」 どこで覚えたのか物騒な言葉に驚きつつ話題を逸らそうと試みるが早々に割り込まれる。 「いや、良くはない……って言ってるそばから脱ぐなっ!」 「大声を出すと人が来ちゃいますよ。私はバレても構いませンけど?」 「それは女の子の吐くセリフじゃないっ」 服を荷の上に置くとスライム少女はクルリと振り返る。 均整の取れた文字通りシミ一つない身体だったが既に肌の色が抜けていた。 「おーじょうぎわが悪いです。すえぜンは食わねば男のはじになるンです」 「そんな言葉どこで覚えた」 「この間会ったサンゾクの皆さンが言ってましたよ」 「いたな、そんな奴ら」 こいつをスライムとも知らずに手を出したが故に儚くも退治されてしまった憐れな奴等が いた事を思い出す。 説得は諦めた方が良さそうだった、鼻息荒く自信満々である。 「それに私はスライムですからね。オンナノコではありませンし」 「お前はっ、都合で切り替えるなっ」 「さあ、自分で脱ぐか私に消化されるか、どちらか選ンで下さい」 「その2択かよ。まずは俺の話を聞けっ」 「嫌です」 604. 2/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 11 38 ID E2hg/eLK 暫くの問答の後、俺は全裸で文字通りスライムに包まれている。 人間の女の姿ならまだ興奮もできるが、本性のゼリーのままなので何の感慨もない。 感触としては粘り気はあるがベタベタはしない不思議な感覚だった。 一部を掬い上げてみるが掌を滑りヌルリと落ちる。 これは擬態時にはどの部分なのだろう。 「どンな気分ですか?」 いつもより少々低いスライム少女の声が響く。ただのゼリーに見えるが発声器官はどこに あるのか、気になる点は多い。 「中途半端な温度の風呂に入ってる気分だ」 「そうですか。……あの、ちょっと教えて欲しいンですが」 気を使っているのだろう、スライム少女が控えめに訊ねる。 「何を?」 「局部に前回のような質量の変化が見られないンですが、何でですか?」 「俺にその気が無いからだ」 「えぇ? ややこしいモンですね」 「デリケートなんだよ、ややこしい扱いすんな」 「感覚あるンですか?」 「無いと動かないだろ」 「生えてるンですから当然なンでしょうが、本当に妙なものですね」 他人事だと思って好き勝手なことを言う。 「妙とか言うな。付いてるもんなんだよ」 「へぇ、普段は柔らかいンですね。曲げると痛いンですか? あ、先っぽに穴がある」 「うぁっ、玩具じゃないんだから揉むな」 まだ柔らかいソレを捏ねるように揉まれる。水が意識を持った様な何とも表現し難い感触。 なんでこう無邪気に弄り回せるのか不思議だったが、人間そのものがスライムにとって玩具 だからかと納得する。 「止めろ気色悪い」 「そうなンですか? うーン、硬度を変えてみましょうか。人間のオンナノコの胸部で…… えと、たしか」 ただの水の様だったゼリーはプニプニとした心地好い柔らかさへと転じた。 見た目には何の変化も無いのがまた奇妙だ。 「パイズリ? これなら良いンですか?」 予想外の刺激に反応してしまった。 「あ、ああ」 「ちょっと大きくなりましたよ。その気になりました?」 「……どこで覚えた、こんなもん」 スライムに息子を弄ばれているにも関わらず意外と冷静な自分に驚きつつ訊ねてみる。 あまりにも異常な状況に陥ると、逆に落ち着くと聞いていたが本当だったとは知らなかった。 「以前あなたから貰った“ほん”に載ってたンですよ」 「あれは貸しただけだ。お前が持ってたのか、返せ」 前回の客室半壊時のどさくさ紛れに無くなったと思っていた。 「まだ読み終わってませンからイヤです」 「じっくり読む物じゃないだろ」 「いえいえ、けっこう興味深い内容だったンですよ」 渡してしまった本の内容が内容な上、フィクションだと言っても理解しないだろう。 後悔しても手後れだった。とりあえずSM系でなかったのは救いかもしれない。 605. 3/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 13 18 ID E2hg/eLK 「お前は楽しそうだな」 「それはもう。“しる”のと“する”のとでは全く違うンですからね」 苦笑いする俺の前に、透明ないつもの顔が造られ舌を出し笑った。 「口も良いですか?」 これもいつもの事だが俺が答えるより早く行動を開始している。 冷たく柔らかい感触が俺の口内に滑り込んだ。 そこでふと思い出す。口は前に消化用とか言って無かったか? 疑問を察したのか口腔内を確認するようになぞりながら下のゼリーが喋る。 「ああ、心配しなくても大丈夫ですよ。それは消化器官に繋いでいませンから」 まぁ、消化されないのならば遠慮する事は無いか。 舌を絡めるとツルリとした相手は戸惑う様にうねったが、直ぐに何重にも巻き付き俺の舌を 引っ張った。 人間ならあり得ない動き。と言うか待て、痛い。 「ひョラ、ひゃて」 当然ながら舌を絡め取られていては喋れない。 ゼリーから腕を抜きスライム少女の首を引き離すと予想に反してその舌が伸びた。 「はりゃせ」 「ああ、すみませン。やり過ぎました」 舌が伸びたまま半透明のスライム少女が驚いた顔をして、ゼリーから答えが返る。 一応、反省しているらしく舌を縮めると絡め直す。 スライムの内部で行われているため殆ど音はしないが、そんな事をしている間も下は下で、 にゅるにゅると流動して無数の指に全身を突きまわされている様な、擽ったいやら何やら解らない。 特にペニスの周辺は念入りに音でもしそうな程に扱き立てられる。 吸い出すように絡み付き気持ち良い、情けないが早々に限界だった。 「あ、イイ感じみたいですね。前回と同等のサイズに……」 呑気な声を後目に全身を駆け抜けそれは発射口へ至る。 「わわっ! なンっ、出すなら出すって合図して下さいよっ」 スライム全体が波打ち、絡められていた舌が引き抜かれた。 「んなもんする隙あるか。お前が急にするからだ」 呆れた直後に意外と反応が普通だと思う。 「そういえば、この前みたいに変な汁とか出してないな」 スライムの特性を活用しているだけで、割と普通だ。普通の尺度がずれてる気もするが。 「優しくするって約束しましたから、使わなかったンですけど……使用しても良いンですか?」 「ダメ」 「私的には使えば楽なンですけど」 「いや、戻って来れなさそうだから止めろ」 「そうですか。まぁこっちの方法もコツは分かりましたし、イケる所までイッちゃって下さい」 「え、おい」 スライム少女は既に流動を再開している。 「ま……」 休憩をくれ俺は普通なんだ。 しかし当然と言うべきか止めるヒマなど無く、頭の隅であの本は絶倫ものだったかな、などと 考えていた。 606. 4/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 15 16 ID E2hg/eLK 「“ほん”にもありましたが回を重ねるごとに量が少なくなっていくのは面白いもンですね」 俺は面白く無い。 満足げな相手の声を聞きながら意識があるのを不思議に思う。 呼吸の度に肺が灼ける。鼓動の度に心臓が痛い。 気が済んだ相手が動きを止めて結構な時間が過ぎていたが、呼吸は落ち着かず汗で湿った髪が 気色悪く額に貼り付いている。 「前は気がつきませンでしたけど行為が終わるとなンだか、ぐったりしてませンか。 大丈夫です?」 ニュッと触手を伸ばして俺の髪を持ち上げた。流れる汗がスライムに吸収され消える。 「おま、連打させんな」 「スミマセン。あなたの反応が楽しくて……水でも飲みます?」 全く反省していない様子で答えるスライムに脱力する。 「あー。とりあえず、くれ」 「はいはい。どうぞ遠慮なく」 ゼリーから差し出されたのは1本の触手だった。 先が窪んでそこに水が入っている。 「おい、勘弁しろ」 「中身は極々普通の水なンですが」 「頼むからテーブルの水差しを」 「ええ? どうせおンなじ水なのに……」 「いいから、本気で頼む」 「なンで……分かりましたよ、だからその本気で情けない顏を変えて下さい」 喉を潤し一息着いて、どうにか動悸も収まったが、未だに俺を解放しないスライム少女に 前々から気になっていた疑問をぶつけてみる事にした。 「なぁ。出した物とか、吸収してるのか」 青みがかったスライムは最初と同じ様に透き通っている。 濁っていても嫌だが、結構な量が出た筈の精液は既に影も形もない。 「もちろンです」 「……気になるんだが、お前ら的には旨いのか?」 「ええっと、好みの問題だと思うンですけど、けっこう珍味な感じで、血とか他の水分 よりも濃い感じでして。こう、活きが違うンですよ」 珍味なのか、確かに粘るとは思っていたが。 もよもよと表面を動かして一生懸命に説明しようとしている様子は何だか可愛い。 「やっぱり細かく言わなくていい」 「あなたの方から聞いたンじゃないですか」 包んでいたゼリーが不満そうに揺れた。 「で、そろそろ出してくれないか」 「いえいえ、ここからなンですよ。思い付いたのが」 俺の言葉に気を取り直した様子で嬉々として答える。 「お前、思い付きでヤってるのか?」 「いいえ。まえに私の仲間がしてるのを見た事があるンです」 「何をするつもりだ?」 質問に暫しの間を置いて、また声が響く。 「心配しなくても大丈夫ですよ。あ、なンなら少々は飲み込ンでも平気ですから」 「ノミコム? 多少はヘイキ?」 一抹の不穏な空気が流れる。 「多分、一応。まぁ、覚悟はしておいて下さい」 段々と声に自信が無くなり、俺を包んでいたゼリーが揺れ蠢く。 「……覚悟?」 言葉に一時思考が停止する。 607. 5/5 ◆IyobC7.QNk 2008/09/27(土) 22 16 19 ID E2hg/eLK 飲み込んでも、たぶん平気……つまり、これが口の中にまで入る位置にくるって事か? そこでやっと自分の置かれている状況に気がつき自然と口が開くのと、ほぼ同時に スライムが襲いかかる。 ぎゃああああぁ…… 叫んだ筈の俺の悲鳴は弾力性に富んだスライムの中に飲み込まれ消えた。 「やンっ、中で暴れないで下さいっ」 もがく俺の耳に響くスライム少女の声は衝撃に近かった。 “やンっ”じゃない、俺の生命の危機だ。 半分意識が飛びかけた頃、スライム少女が文句を言いつつ頭部を解放する。 「ちょっと、私の声が聞こえてるンですか?」 口に残っていたスライムを吐き出し、返事もできずに必死で肺に空気を送り込んだ。 呼吸を整えてから抗議する。 「お前はっ! 俺を喰う気か、殺す気かっ」 少し食べてしまった。まだ胃の中で動いてる気がする。 「いやですね、そンな言い方。私を食べたのは、あなたの方じゃないですか」 「お前が押し込んだんだろうがっ」 俺は怒鳴る様に応え、おもわず振り降ろした腕に何かが触れる。 「……っ!」 ピリッと何かが走った。 同じ位置を探ると見た目には何もないが、確かに何かがあった。 大きさは手に収まる程度で、軽く握るとブルリとスライム全体に震動が伝わる。 もう一度、また水面が波打った。 「あっ、ちょっ……止め……っ」 「ほほぅ。お前の弱点はここか」 焦りを含んだ声に俺は仕返しとばかりにニヤリと笑うと更に揉む。 「……うンっ、やっ……」 「これは何だ? ん?」 聞く。俺も随分と親父臭いと自覚する。 「……それはっ、消化……のっ」 その言葉に昇りかけていた血の気が引く。 スライムにも内臓があったのか、透明な内臓って何だ。 「……はやくっ、私から出てくださいっ」 「どうやってだ!」 反射的に叫ぶ、できるなら言われなくとも逃げている。 答えより早くゼリーが俺を噴き出した。 「いたたたた……」 派手な音がして、したたかに背中を打つけたが、とりあえず助かったらしい。 ニュルリとスライムの一部が伸び少女の半身を形作った。 「誰かさンが消化器官を刺激してくれたおかげで、お腹がすいちゃいました」 俺の事など気にも留めず屈託のない笑顔でケロリとして空腹を訴える。 「俺は全身がピリピリしてるんだが」 「消化しかけたンですから当然です。あなたが、あンな所を触るからですよ」 半透明な上半身だけ人間の形をしたスライムが身をくねらせた。 「で、何をするつもりだったんだ?」 「今回の案としては、あなたの身体に穿いている穴の、できるかぎり奥まで侵入して内部と 外部両方の反応を観察しようかと……次回の課題は呼吸路の確保ですね」 見る間に成形を終わらせ荷物を探っていたスライム少女は振り返りもせずに答える。 「ない! 絶対に次は無いからなっ」 全力で否定するが、ビチビチと跳ねる何かを食べ始めた相手の答えは無かった。 <終> 608. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 22 16 59 ID E2hg/eLK ↑投下終了です。 お邪魔しました。 609. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 23 34 45 ID iRcsT1/c 規制に継ぐ規制で半年ばかり来てなかったら、こんなスレが 出来てたのな。 557 確か中国の昔話で、女の姿を模った栞が美女になって 古本マニアのとっちゃんぼーやに学問から芸事から あんな事やこんな事まで教えちゃう、みたいな話が あったような希ガス。 でも人間男×人外女はオカルト娘スレ向きかな。 564 民話で女が人外ってのは良くあるけど、女が人間でと言うと…… 聊斎志異だったかなぁ? 馬皮に包まれて蚕になった女の話。 帰りが遅い父親を心配した娘が「お父さんを連れ帰って来たら 結婚しても良い」みたいな事を飼ってた馬に言ったら本当に迎えに 行って、帰って来てから話を聞いた親父が怒って馬を殺して皮を 剥いだんだけど、皮を庭先に干してた所に娘が通り掛ったら突然 その皮に包まれて桑の木の上に行っちゃって、何日かもにょもにょ してるうちにそれが巨大な蚕になってしまった、と言う話。 確かその後にあの世で夫婦になって養蚕の守護神になったとか 言って親父の夢枕に立ったんだっけ? うろ覚えで自信が無いが。 610. 名無しさん@ピンキー 2008/09/27(土) 23 43 57 ID iRcsT1/c ところで、先日メモ帳を整理してたら昔の日記が出て来たんだが、 こんな事を書いていた当時の自分は荒んでいただろうか? ↓ 先日たまたまテレビのチャンネルを変えたら国営放送第二の 教育番組で「伊勢物語」の一節、 「身分違いの恋に焦がれた男が姫君をさらって逃げ出し、 打ち捨てられた蔵の奥に姫君を隠し、入り口に立って寝ずの番を したが、実はそこは『鬼が住んでる』と地元民に忌避されていた 曰くつきの蔵で、姫君は鬼に一口で食い殺されてしまった。 その時姫君は悲鳴を上げたが、折からの雷雨で男には届かず、 男が顛末を知ったのは夜が明けてからだった」 の説明をやっていたんだ。 リア厨の頃に学校の図書室でこの段を読んだ時は 「うわ、男間抜け過ぎっつーか姫君可哀想」 と思ったんだが、それから●●年経った今は 「え〜一口で食べちゃうなんて勿体無いよ鬼さん。俺やったら 朝まであんな事やこんな事しまくって、男の間抜け面を笑い飛ばして やるのになぁ」 などと考え、更に 「姫君が気に入ったんで食わずに掻っ攫って逃亡→寝取られ男 怒りの追跡→三年後、山奥の住処で可愛い鬼っ子と赤子を抱いて めっさ幸せそうな姫君発見→おまいを殺して漏れも死ぬる→ 狩りから帰って来た鬼が一撃粉砕→今日はこいつで鍋でもするか」 みたいな光景が四ページギャグ漫画風に浮かんだ。 ……時の流れって恐ろしい、と、しみじみと思った。 611. 名無しさん@ピンキー 2008/09/28(日) 00 00 49 ID 5r15siSz 608 乙。スラ娘さん可愛いな。 612. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 02 42 25 ID ObKmdfK3 610 早くそれを文章にする作業に戻るんだ 613. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 18 43 57 ID WC7/nkVo 610 でもその話って実際は男が姫を連れ出すことに成功するも姫の家来が助けに来て姫は連れ戻されてしまう 男はそれでは面目が立たないので「実はそこの蔵には鬼が住んでいて姫が食われてしまった」っていう話にした っていうオチだった気がする でもここのスレ的にはそのオチは余計だな、夢がないw 614. 名無しさん@ピンキー 2008/09/29(月) 21 13 24 ID gyEPodik 613 いっそのこと、姫は鬼の生贄として差し出されていたのを見初めた鬼が生かしておいていたら 人間の男が惚れ込んで連れ出したのを連れ戻しに来たって話でよくね? あれ? 615. 名無しさん@ピンキー 2008/09/30(火) 07 13 54 ID lW+56rFb 613 やだなぁ。 610 の勘違い男っぷりが鬼と姫のイチャイチャっぷりをひきたてるんジャマイカ。 616. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 18 46 50 ID X3vHwVmX 573 の亜里の続きを投下します。 一人かくれんぼやコトリのお話が苦手な方は、スルーした方が幸せ。 タイトルの亜里でNGをしてください。 617. 亜里3 2008/10/01(水) 18 47 39 ID X3vHwVmX 暗い面持ちで椅子に座っていた男だが、入室した亜里を一目見るなり腰を浮かせた。 この場にはまるで不釣り合いな、華やいだ紅色。 面会室のガラスに区切られた向こう側、まるで銀幕の女優に着色を施したような洋装の美人が、男の前へ音もなく座る。 「お待たせ致しました。私が山岸亜里でございます」 そう言ってニィと微笑む唇も、緩やかなドレープを描くワンピースも嘘のように紅い。 男は我に返って着席し、上気した顔を恥じらうようにハンカチーフで押さえた。 「山岸先生でいらっしゃいますか。二川と申します。この度は依頼の相談を受けていただけるとのことで…」 二川と名乗る男は随分と身なりのいい若者だった。まだ三十前だろう。 がっちりとした広い肩に上等な仕立ての背広がよく似合っていた。 恐縮した二川の言葉に、亜里は甘い笑みを浮かべる。 「まあ…。私のような卑しい囚人を先生だなんて、勿体の無い…勿体の無い…」 揃った赤い爪で口元を覆い、喉の奥でくつくつと湧く笑みを殺した。 些か芝居がかかった嫌らしさが、彼女の浮世離れした容姿と相まりひどく淫靡だ。 二川は強くときめいた。 霊能者など、どんな化物が出るかと畏れていたのが馬鹿らしい。 618. 亜里4 2008/10/01(水) 18 49 07 ID X3vHwVmX 亜里の背後の壁に控えた看守は、二川の様子に眉をひそめた。 男の依頼者が亜里の外見に心を奪われるのは珍しくない。 しかし、その中でも二川は感情が隠せない類の人間なのだろう。 不躾に亜里を眺めるような真似こそしないが、彼の紅潮した皮膚下に巡る色欲は、誰の目にも明らかだった。 二川はふと思い出したように目線を落とし、膝の上のハンカチーフをきつく握る。 重い扉を押し開くように、彼は静かに語りだした。 「…先生に聞いていただきたいのは、私の屋敷にある土蔵の事なのです」 依頼の話になると亜里もゆらりと姿勢を正す。 亜里はうっすら口角に笑みを乗せたまま二川の話を聴いた。 「先祖の代に建てられた古い蔵でして、中に何が収められているか、私はもちろん、父も祖父の代も把握しておりませんでした」 二川の顔色は徐々にあせていった。 「中を確かめようにも、扉の溝に土が塗り込まれ、壁と一体になっているのです――」 ―中に何が入っているかは判りませんが、高価な物などはないでしょう。 そうならば放っておけばよいのでしょうが、入口のない土蔵が屋敷に在るなど気味の悪い事です。 父の代に、屋敷の改築を兼ねて土蔵を取り壊そうとしました。 619. 亜里5 2008/10/01(水) 18 50 55 ID X3vHwVmX 私も子供でしたが既に屋敷におりましたので、あの時の事はよく覚えております。 土蔵は古く、大きさもさほどありませんでしたから、人力で壊す予定でした。 数人の大工が大槌を手に土蔵を囲みます。 私は父の傍らで、縁側からそれを見守っておりました。 一人の大工が大槌を振りかぶり、力を込めて土壁にそれを降ろしました。 ―私は、その時の事を、未だに夢に見るのです。 ブツンと何かが切れる音が、私の耳にも聞こえた気がしました。 その大工は大槌を振り降ろした格好のまま、しばし静止していました。 やがて、上半身がぐらりと反ります。 天を仰ぐその顔は、まるで笑っているように見えました。 大工仲間が、妙に思ってその大工に声を掛けようと歩み寄ります。 父も私も、何だろうと首を伸ばして彼を注視しました。 大工の下半身から赤黒い物が勢いよく流出し、庭に広がりました。 立ったまま魚のように大きく体を痙攣させた後、大工は自らの排泄物の中に倒れ込みます。 一斉に、周囲から怒号に似た悲鳴が上がりました―― 「―それから、あの土蔵には誰も触れておりません」 そう結んだ二川の唇は、白く乾き震えていた。 620. 亜里6 2008/10/01(水) 18 52 31 ID X3vHwVmX 亜里の真っ黒な目がつうと細められる。 その唇は血のように紅く、未だ平然と笑みの形を保っていた。 共に二川の話を聞いた看守は、肌を粟立たせ立ち竦んでいる。 思わず自らの下腹部にも鈍痛を感じ、脂汗が浮かんでいた。 「それはそれは、大変な事…」 忌まわしい物を語った二川を気遣うような、柔らかく穏やかな声色で亜里はそっと囁いた。 二川は弾かれたように顔を上げ、救いを求める目で亜里を見つめる。 亜里は笑った。 「御依頼…お引き受け致します」 続く 621. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 18 54 58 ID X3vHwVmX 投下以上です 622. 名無しさん@ピンキー 2008/10/01(水) 21 23 34 ID u5X8tpPc 待ってたよ、投下乙 これからの展開が楽しみだ 623. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 02 02 16 ID NupH4qrm 中途半端に古く、マイナーなアニメなんだけど まりんとメラン知ってる人いない? 人外好きにはたまらないアニメだと思うんだが。 624. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 02 37 53 ID tNJVF9iF 623 あれは人外好きで鬱平気なら見て損はない。 自分はDVD全巻買ったけど後悔は全くしていない。 625. 名無しさん@ピンキー 2008/10/06(月) 23 05 08 ID ibmXjh9l 懐かしいなw あれのOPだったか…歌も好きだ。 626. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 02 19 21 ID PSS1ncMu まりメラなつかしい……WOWOWアニメ全盛期のころだね 627. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 09 26 58 ID rgAwFmxt どこかのサイトで、まりメラの通販(同人誌?)やってたなぁ… 今もやってるんだろうか? 628. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 15 31 43 ID T9XlXb7x 久々に見返してしまったww やっぱいい話だな… 620 投下乙でした。 続き楽しみにしてます。 629. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 10 03 ID eAXY67MT おばけよりケモのがトレンドだろうか。 人狼とお嬢様でほのぼの系投下します。続き物で進行はマッタリ。 NGはタイトルの「ウルフのストレート」でお願いします。 630. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 12 01 ID eAXY67MT 鉄の棘は強固に噛み合い、獲物の足を深く捕らえていた。 罠に掛かった獣は憔悴し地に横たわる。 草に半分埋めたその顔は、開いた口からダラリと舌が垂れ、薄く開いた眼は白く幕を帯び濁っていた。 ごく浅く上下する腹の動きがなければ生死の判別もつかないような状態だった。 森は春の日射しに淡く萌える。 生い茂る葉の隙間から覗く高い空に、獣を見下ろして雲がのどかに流れた。 もうどれだけの時間を獣がここに伏しているかは解らない。 刃がめり込む傷口は未だ赤黒く濡れているが、じきに全て干からびてしまうのだろう。 死。 獣は、静かにそれを意識した。 だが、 ―でかいいぬだな 人間の声が聞こえた。 ―おまえ、あしいたいの? 草を踏みしめる軽い足音が獣へと近付く。 最早気配を探る力もない獣は、靄のかかる瞳を億劫にそちらへ向けた。 ぼやけた視界に人影が映る。小さな影はうっすらと赤く滲んだ。 赤茶色の髪の子供が一人、獣の足元にしゃがみ込む。 両手で貝のように閉じた二枚の鉄板を抉じ開けようと試みるが、内向きにびっしりと並ぶ尖った刃が指に食い込み、力を込められない。 非力な手には余る鉄の罠だが、子供は諦めなかった。 631. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 13 57 ID eAXY67MT 手頃な太さの枝を拾ってくると、罠の蝶番を支えるバネへと突き通す。 ガチャガチャと罠が揺れ、共に傷口も動いた。獣は、自らの痛覚が未だに働くことを知る。 その痛みが引金となり、獣の四肢に徐々に力が籠ってきた。 ―まだ、己れ(おれ)は生きられる。 獣は焦点の定まらぬ目で子供を見た。乾ききった舌を震わせて口中に戻す。 日に透ければ茜になる赤茶の髪色や、石鹸の香りに阻まれた先にある微かな体臭。 この人間を作る情報を自らに深く刻み込む。 ギイ、ギイ。罠が幾度もきしんだ。 子供が歯を食いしばり、枝に渾身の力を込める。 パン―― 弾けるような音を立て、罠は壊れた。 シーエルは紅茶を飲み干し、珊瑚のような唇からそっとカップの縁を離した。 鉄道の中とはいえ、一等車両ともなれば豪奢な内装が施され、ティータイムも優雅に楽しめる。 大きな硝子の窓の向こうに流れるのは青い山々と田園風景だ。 「お済みでしょうか」 ティーセットを下げに来たボーイにシーエルは微笑んで頷いた。 長い睫が優しく影を落とし、鳶色の瞳の大きな目を縁取る。 おっとりとした顔立ちと濃紺のワンピースが良く似合い、正に深窓の令嬢といった姿だった。 632. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 15 30 ID eAXY67MT その背に流れる髪は翠がかかるほどに、黒い。 ローランと言えば世界的に名の通った紅茶のブランドだ。 ローランクオリティと呼ばれる品質の高さは、王室や高級ホテルでも愛される一級品だった。 そのローランの女社長の一人娘・シーエルは、列車に揺られ両親と共に郊外の別荘からの帰路についていた。 社長である母と、同社で買い付け指示を取り仕切る重役の父は日々多忙なのだが、毎年夏期の一時だけは家族で避暑地で過ごす。 都会の喧騒と離れて過ごす夏休みは、毎年変わらないシーエルの楽しみでもあった。 シーエルのいる個室にボーイと入れ違いで母が顔を覗かせた。 上品なツーピースを身を包む知的な貴婦人、マリナ・ローランだ。 「シーエル、もうすぐ駅よ。何か必要な物はある?」 駅といっても一家の目的の降車駅ではない。 ただ、次に停まる駅では車両の切り替えや燃料の補充も行うため、かなり長く停車することになる。 ホーム内の売店で簡単な買い物をして帰ってくることも出来るのだ。 シーエルは「足りております」と首を振った。つられて目の上で切り揃えた前髪もサラリと動く。 最新の雑誌もアメニティグッズも、必要な物はすべて車内に取り揃えられている。 633. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 17 52 ID eAXY67MT 売店にありがちな土産物にもあまり興味が沸かなかった。 「そう?私はちょっと出てくるから」 母はヒラヒラと手を振ると通路に戻っていった。 消費者のニーズや新しい流行の察知に貪欲な女社長は、降車して販売店や駅の様子を見て回るつもりなのだろう。 母の後ろ姿を見送って、シーエルは窓へと視線を戻した。 しばらくして車内にアナウンスが入り、列車は駅へと到着した。 何本も線路が並列する大きなホームに停車し、ドアが開けば降りる客や乗る客がせわしなく窓の前を横切っていく。 ハンドバッグ片手にホームを歩く母の姿も見つけられた。 シーエルはそれらの光景を見るでもなく見ていたが、とある人影にふと目を止めた。 (まあ、大きな方) その男性は列車に背中を向けて立っていた。 堂々とした体躯に黒いテイルコートを纏い、頭にはシルクハット、そして手には白い手袋とフォーマルな装いだ。 ホームに立つ姿は柱のように大きく、周囲の人々から頭二つ突き出ている。 と、その男がピクッと顔を上げる。 何かしらとシーエルが軽く窓の硝子に片手をつき、首を傾げた瞬間。 グリッ 男が恐ろしい速度でこちらに振り向いた。 「ひっ」 シーエルは思わず息を飲んで身を引く。 634. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 19 39 ID eAXY67MT 男の顔には鼻上までマフラーが深く巻かれていた。 さらにシルクハットを目深に被っているためその容貌は殆ど見えないが、隙間から覗く肌は石炭のような闇色だ。 その中にギロリと剥かれた双眸は青白く、シーエルを射抜く勢いで凝視している。 ―怖い!怖過ぎる!! 身の危険を感じ、シーエルはガバッと体ごと顔を背けた。 (わ、私にジロジロ見られてご不快だったのでしょうか…) シーエルは青ざめた。あんなに強く睨まれるなど生まれて初めてだ。体が縮み上がる。 ―もしかしたら、あのマフラーは大火傷を負った顔の傷を隠していたのかも知れない。 だから他人からの好奇の視線に非常にナーバスなのかも知れない。 (ああ…不躾に人様を眺めたりするものではありませんわ。ごめんなさい…) グルグル回る後悔で頭を一杯にしたって今更遅い。 もしや、まだこちらを見ていたりして…と怖々横目で窓を見た時。シーエルは今度こそ悲鳴を上げた。 「ぎぃやぁああぁあっ!!」 絹を裂くような、とは言えないたくましい悲鳴が個室を揺るがした。 いつの間に移動したのか、窓にはその男性が張り付いていた。 手袋の両手をベタリと硝子に付け、鼻先も押し付けんばかりに接近した鬼気迫る姿。 635. ウルフのストレート 2008/10/08(水) 18 21 45 ID eAXY67MT マフラーは解けかけて垂れ下がり、隠されていたその顔が露になっている。 そこにあったのは、 黒い毛に覆われた狗の貌。 大きく割れた巨大な口と前方に伸びた鼻筋。 口からは紫色の舌が垂れ、鋭い牙が覗く。 氷のような瞳の中に宿る瞳孔は懍とした黒点で、シーエルを鋭く捉えていた。 ―黒狼。 シーエルは全身を総毛立たせ硬直している。 硝子越しの獣とシーエルは、まるで時が止まったように見つめ合った。 続く 636. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 22 56 ID +9mOkUQQ おお、リアルタイムで見れた! 続き楽しみにしてますー! 637. 名無しさん@ピンキー 2008/10/08(水) 18 25 15 ID eAXY67MT 以上です。 どちらも完結させますだ。 638. 名無しさん@ピンキー 2008/10/09(木) 19 59 54 ID H5lSjuFe 投下乙であります! 白狼さんをもふもふしつつ続きをお待ちしております。 639. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 47 19 ID 8t6p6QPL ずっとROM専だったけどハァハァ値が高まりすぎで書いてみた ロボ×女の子 ちょっとグロい表現有りかも; 苦手な方はスルー推奨 とにかく、逃げなければ! カレリアを筆頭とした暴虐な元首への反乱は、あと一歩の所で失敗してしまった。 人々が逃げ惑う戦火の中、カレリアは忠臣達を必死の思いで逃がし、炎に散った。 だが、元首直属の無慈悲な精鋭、フラッドと呼ばれるロボット兵は、すぐに彼らを 追い、惨殺した・・・。 それほど遠くない所から叫び声を聞き、エリアスは耳を塞ぎながらも足を早める。 肩の辺りでウェーブのかかった銀髪は吹きすさぶ砂塵でもつれ、慣れない荒涼とした 山岳地帯を走ったせいで、靴ずれも起きていたが、彼女は逃げる事を止めなかった。 「もう少しだったのにっ・・・!」 いつ殺されるか分からない今より、達成できなかった悲願の方が、彼女の心に多く満 たされていた。しかし、それもやがて底知れない恐怖に変わっていった。 「フラッド!」 前方の砂塵の中から、薙刀のようなものを振り上げるフラッドの姿を見た瞬間に、 エリアスは来た道を引き返した。先回りしているとは思わなかった。 ドン、と硬く冷たい音と、自分のキャッという短い悲鳴を同時に聞き、地面にしりもちを ついたままの彼女が見上げた先には、鮮血の滴る鉄の爪と、真っ赤な目をした別のフラッドがあった。 「嫌ぁあああぁあ!!!」 慌てて向きを変えたが、後ろからは薙刀を持ったフラッドが滑るように追ってきた。 ほとんど何も考えられない頭に悲鳴を延々と響かせ、少しでもフラッドから身を隠そうと 足場の悪い方へ進んでしまったのが、彼女の運の尽きだった。 640. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 49 57 ID 8t6p6QPL 「嘘・・・。」 ガラガラと崩れるような音を聞き、初めて回りを見たエリアスの立っている場所は 崖っぷちだった。右にも左にも逃げられる場所はもうない。フラッドは数を増し、じりじりと彼女に迫っている。 その歩みが止まった時、一体のフラッドがエリアスを指差し、冷酷に言い放った。 「撃テ!」 その瞬間、彼女の足元は崩れ落ちた。刃物や弾丸の雨こそ浴びなかったものの、エリアスは無数の石と共に、 崖下の底知れない割れ目に吸い込まれていった。 ―寒い。ここはどこ? わたし、頭から落ちたのに、何で生きているの? エリアスが体を起こして辺りを見回すと、周囲はただ闇に包まれていた。ある一方向に青白いライトで描かれた線があるだけだ。 崖下にこんな空間があるなんて聞いた事がない。 立ち上がってそちらに足を進める。足に伝わる感触から、床に衝撃吸収剤が混ぜられていたようだ。 靴ずれは純粋にか、それとも痛覚が麻痺しているのか、もう痛くなかった。 永遠に続くかと思われた光の道の終点にあったものを見て、エリアスは思わず息を呑んだ。 「フラッ・・・ド・・・。」 幾重にも鎖が繋がれていたが、深い紫の鎧は、間違いなくフラッドだった。しかし、なぜ拘束されているのだろうか。 自分を殺しにきた刺客ではないのか? 「誰だ・・・。」 急に聞こえてきたややノイズの混じった声に、心臓が飛び出るほど驚き、フラッドを凝視したままエリアスは後ずさる。 その目に明るい黄色の光が灯り、鋭く削られた指が動いた。そのまま鎖を引きちぎってしまいそうだ。 「お、お願い!殺さないで!」 エリアスは掠れた声で叫んだが、フラッドは動じる事なく静かに話し出した。 641. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 52 20 ID 8t6p6QPL 「心配するな。私は意志のないフラッドではない。」 「え・・・?」 「私は、元首が真に危険な時に元首を守る最後の兵だ。だが、お前の態度を見ると、今の元首はおかしいようだな。」 「今の元首はわたし達からひたすら搾取するだけなの。それで、耐え切れなくなって反発したのに、こんな事って!カレリア様!」 頬を緩やかに零れ落ちる涙は青白いライトに反射して、星のように光っている。 その様子をしばらくの間見守ったフラッドは、エリアスにある事を告げた。 「私の胸に手を置け。」 戸惑いながらもエリアスはフラッドに恐々と近づき、言われた通りに手を置く。 「お前の名は?」 彼女より頭二つ分ほど高い所から降ってきた声は、不思議な安堵感を彼女にもたらし、恐怖を欠片も残さず吹き飛ばした。 「エリアス・・・。」 名前を教えた瞬間、フラッドを拘束していた鎖は消えうせた。そして、自由になった腕は、待ち焦がれていたかのように エリアスの細い体躯を抱きしめた。 「え、ちょっ、何?」 皮膚の代わりにフラッドの体を覆う鉄の冷たさと、抱きしめられる理由の不明瞭さに、エリアスは戸惑う。 そして、彼は彼女の耳元に唇を寄せ、静かに呟いた。 「私が最後に動いたのも、今お前が苦しんでいる世と同じような元首の治世だった。」 それはどこか悲しげで、憂いを帯びた響きだった。 「この腕が恐ろしいと、全てを破壊する私が恐ろしいと、勝手な理由を付けてこのような暗く冷たい場所に押し込めた。」 エリアスから腕を離した途端、彼は急に押し黙ってしまった。 (この人は、そんなにも長い間、こんな所に一人で・・・。) この理由が同情だけだったのかは分からないが、エリアスは余っていたフラッドとの幅を埋め、精一杯背伸びをして 彼に抱きつき、黄色い目をしっかりと見上げた。 642. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 54 00 ID 8t6p6QPL 「エリアス、私が恐ろしくないのか?」 「怖くないって言うなら、嘘かもしれない。でもね、んっ・・・。」 次の言葉は、冷たい鉄の感触に阻まれた。エリアスの唇をゆっくりとなぞっていったフラッドの氷のような舌は、 その冷たさとは裏腹に、熱い後味を彼女に残していった。 「これで、お前を傷つけた者を全て、我が腕で滅ぼそう。」 反逆者の血の臭いを引きずって帰還するフラッド達は、頭上を飛び回る影に気づき、足を止める。 その影は彼らの行く手に降り立った。 「元首ヘノ反逆者、エリアスヲ確認。排除セヨ。」 彼らは、裏切り者と判断されかねないフラッドよりも、エリアスを殺す事を優先した。 武器を持ち直し、一斉にエリアスに飛び掛った刹那、彼女の傍らのフラッドが腕を振り上げた。 次の瞬間には、元は元首の忠実な人形だった者達の残骸がそこら中に転がっていた。 機械油に塗れた腕を後ろ手に隠し、フラッドはエリアスに向かって不器用に笑った。 彼女は指先を唇に当てたまま、妙に困ったように呟く。 「わたし、あなたの名前をまだ聞いてなかったわ。」 この問いかけには、フラッドもエリアスと同じように困惑した。何しろ、 作られてからまともに名前らしい名前を呼ばれた記憶がない。 「名前は・・・ない。」 「じゃあ、ヴァンダル、なんてどう?」 細い指で胸の装甲を突きながら、エリアスは言った。 「全くもって問題はないな。」 フラッド改めヴァンダルは、さらりと新しい名前を受け入れた。 「ねえ、ヴァンダル。」 「分かっている。」 機械油に濡れていない手で、エリアスの手を傷つけないように取り、その甲に口付けを落とした。 「お前が憎いと思う世界は、いらない。」 砂塵の中にぼんやりと浮かぶ元首の居城を見据え、ヴァンダルはエリアスを抱いて飛び立った。 643. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 16 55 40 ID 8t6p6QPL 以上です いやあ物を書くのって難しい そしてぬるいのになぜか背中がかゆい; 644. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 18 25 36 ID TfnCAODU 639 凄い萌えました! まさに書いてくれて有難うと言いたい。 ロボ×女の子が凄い好きなのに、殆ど見かけなくて飢えてたんだ… ヴァンダルカッコイイし、反逆者の話も好きです。 続きが気になってしょうがないw 630 おぉ。面白いなぁ… ここからどうほのぼのに行くのか、是非とも続きを読んでみたい。 楽しみにしてます! 645. 名無しさん@ピンキー 2008/10/12(日) 23 17 48 ID pSUO6nR9 一迅社から出てるムシアオの森、カササギの剣がこのスレの住人にお勧め 646. 名無しさん@ピンキー 2008/10/13(月) 12 36 22 ID 1llofbEl 642 ヴァンダルかっこよすぎる 647. 名無しさん@ピンキー 2008/10/13(月) 21 05 48 ID hKvhLMH5 ヴァンダルGJ! 648. 小ネタ ◆IyobC7.QNk 2008/10/15(水) 00 35 22 ID yX5gCPZg 獣人もロボも続き楽しみにしています。 それと保管庫の方、更新乙です。 10月なのでハロウィン小ネタ 2レス(エロなし) 今年も子供たちは仮装をして家々を巡る。お化けになりきって普段は行かない怖い人の家にも。 意気揚々と子供たちは戦果を確かめながら、それぞれ帰途についた。 ドラキュラに扮した少年が帽子いっぱいのお菓子の中からアメをひとつ取り出し口へ放り込む。 「今年もいっぱい貰えたな」 「だな」 答えたのは、自分と同じくらいの背丈のカボチャをくり抜いたお面を被った少年だった。 「……。お前誰?」 いくら考えてもこの少年の正体が分からなかった。 例え仮装をしていても、そう大きくはない村である、知らない子がいるはずなど無い。 その少年はいつの間にか彼の隣で本当に嬉しそうに袋を握りしめていた。 「あ、俺はジャック。毎年来てるんだ。お前はトーマスだよな」 少年が自分の名前を知っていたことに驚きながら曖昧に返事をする。 「え、うん。ジャックは別の村からわざわざ来てるのか、変わってるな」 「これが年一回の楽しみだからな」 「ふーん」 その言葉に少しの違和感を覚えながらドラキュラに扮した少年、トーマスはもう一つお菓子を摘んだ。 「なあ、トーマス。お前はこの話知ってるか?」 何気無い調子でジャックが始めたのは村の大人たちが子供の頃の話だった。 無愛想なきこりのおじさんと優しいパン屋のおばさんが結託して村長に仕掛けた悪戯。 気難しいおばあさんのお転婆だった頃のこと。 ジャックのまるで見てきた様に喋る大人たちの子供時代の話は面白く飽きなかった。 「今でも傷が残ってるはずだぜ。しわの下に隠れてるかも知れないけどな」 トーマスの家の近くに着く頃には村の大人たちほぼ全員の話を聞き終えていた。 「あとさ」 嬉々として喋り続けようとしたジャックを止める。 「あ。僕の家はここだから」 「そっか、じゃあ話はここまでだな。俺は、遠くから来てるから」 「ジャック、来年も来いよ」 少し悲しげな相手の声に、なんとなくトーマスは、そう言わなければならない気がした。 「ああ、また来年……」 お面であるカボチャの顔は変わらないが笑ったのかな。 そう思った瞬間、強い風が吹き抜け身に付けていたマントが視界を奪う。 「お前の母ちゃん、アニーによろしくな」 急に母親の名前を呼ばれ驚き、慌ててマント引き剥がすとカボチャの少年ジャックの姿はなかった。 「ジャック?」 呼び掛けは夜の闇に吸い込まれ消える。 「トーマス、誰か一緒にいるの?」 家の方から聞き慣れた声がした。軋んだ音に合わせて明るい光が筋になり足元を照らす。 振り返り目をこらすが、ジャックは居なかった。 649. 小ネタ ◆IyobC7.QNk 2008/10/15(水) 00 41 53 ID yX5gCPZg 「帰り道でお菓子を食べちゃダメって言ったでしょう」 「ごめんなさーい」 全く反省していない様子の息子を軽いため息と共に迎え入れる。 「あ、ねぇ、母さん。ジャックって奴を知ってる? 変わったカボチャのお面を被っててさぁ」 その名に一瞬、身体が強張る。 大人になり、彼の姿を見なくなってからも噂だけは耳にしていた。 まさか自分の子供に話をされるとは考えてもいなかった。 「あら、あなたも会ったのね。ジャックは母さんだけじゃなくて、この村のみんなを良く知ってるのよ」 しかし努めて平静を装い、お伽話をするのと同じ調子で彼の話をする。 「僕も知ってるよ。ジャックから色々聞いたもん」 息子のニッと笑った顔に、子供の頃のことが頭をよぎった。 あの事を話してなければいいけれど、と心配になる。 それは子供の頃の淡い思い出と言うには少し重すぎるし、愛と呼ぶには軽すぎた。 「そうね、トーマス。さあ、顔を洗って着替えてきなさい」 少々引きつった笑いを浮かべながらアニーは浴室へとトーマスを促す。 混乱をどうにか納めて視線を巡らせ、あることに気が付き思わず苦笑が漏れた。 「ジャック、あなたは変わらないのね。人を驚かせてその隙に黙ってコッソリ持って行くんだから」 机の上に多めに用意しておいたはずの、お菓子が無くなっている。 「また、来年ね」 呟き、トーマスが大人になればまた、その子供から彼の話を聞くのだろうとアニーは思った。 終わり 聞きたいんだけどハロウィンのジャックオーランタンはお化けの分類で正しいよな。 650. 名無しさん@ピンキー 2008/10/15(水) 15 46 43 ID KQeTWetD GJ!ジャックにきゅんきゅんした 651. 名無しさん@ピンキー 2008/10/15(水) 22 46 22 ID sm9VKJU2 ジャックオーランタンいいね 季節柄にもピッタリのネタだ GJ! 652. 名無しさん@ピンキー 2008/10/16(木) 03 02 02 ID SWjw3AYB ジャックは子どもとしか触れ合えないのか… ちょい切なくてGJです! 653. 名無しさん@ピンキー 2008/10/17(金) 03 59 17 ID EBkcjdsH これは手放しに良い話だなぁ 一瞬トーマスの親父ってジャック…?って思ったのは内緒だ 654. 名無しさん@ピンキー 2008/10/17(金) 21 21 54 ID EBkcjdsH 639 なんかDSのゲームのアルカイックシールドヒートのロボット兵士を思い出した 655. 名無しさん@ピンキー 2008/10/18(土) 20 54 18 ID xXTG59qW ASHは主人公以外の生身の兵士はみんな元灰なんだよなぁ。人外要素皆無だけど。 656. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 43 31 ID BTs4iXqZ 注意 この文章には流血表現や人によってはグロテスクと感じるシーンが含まれています。 無駄に長いですが続きもので、今回は非エロです。 以上の要素に嫌悪感を覚えた方はタイトル「鉄錆の街」をNG指定してください。 657. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 45 58 ID BTs4iXqZ 普段は山で暮らすヨツヅメペリパは、秋になれば食物を求めて彷徨う。この死んだ街へと迷い出てくることも稀ではなかった。 鉤爪のある無数の脚を持ち、全体的にはゴカイの類に似て見えるが、図体は熊よりも大きい。肉であれば人も獣も区別せず 食らうこの捕食者に襲われて死ぬものは多い。 だが、今はそのビロウドの如き皮膚は裂け、緑の体液を流している。 対峙する男も又、人間には見えぬ。逞しい体は銀灰色の剛毛で覆われ、顔は鮫めいて獰猛である。黒い毛が隈取りのように 眼鼻を縁取り、厳つい顔をさらに凶悪に見せていた。 体液を撒き散らしながら、怪物はあぎとを鳴らし、粘液の糸を吐き出した。そいつを身を捻ってかわし、 続いて体当たりを紙一重で回避して、脇腹に剣を振り下ろす。ぎょおうっとなんとも言いようがない悲鳴が 上がり、さらに体液が飛沫いた。闇雲に振り回される脚をおそれて距離を取り、男は改めてその様子を観察する。 傷つき怒り狂ってはいるが、異形の生命力は強く、数本脚を落とした程度では大して弱った様子もない。男はひとつ 舌打ちをすると、身を翻して駆け出した。 獲物を逃がすまいとして、ペリパは全速力で後を追ってきた。鉤爪がアスファルトを削り取る。速度でははるかに こちらが勝るが、撒くのが目的ではない。うまく付かず離れずの距離を保ち、目的の場所へと誘導を試みる。 そこは半壊したビル、瓦礫に足を取られればそれで仕舞だ。否応なしに速度を下げた男の襟首に、獲物が近付いて 歓喜した怪物の呼気がかかる。 「甘いんだよ、バカ野郎!」 獰猛な笑みを浮かべ、男は最後の距離を跳躍する。踏み出したペリパの足もとががらがら崩れ落ち、巨体が粉塵の 中に消えた。落とし穴である。知性のない動物の悲しさ、最古の罠にも簡単に引っ掛かってくれる。脱出の隙を与えず、 もがくそれの首の後ろを力任せに刺突。神経節を破壊され、ペリパは瞬時に絶命した。 遥か昔、人間が世界の王として栄えた時代があったという。翼に頼らず飛び、ヤジリネコより速く地を駆け、果ては空の 彼方、星々の世界へと旅をする者がいた、そんな時代。しかしそれも今となっては伝説でしかない。今や人間は数多の けだものに追われ、惨めに地を這いまわる獣に過ぎぬ。 殆どの人間が怪物を恐れ姿を隠す中、この男の様に、狩られる立場から、狩る側へとならんとする者達がいた。しかし 相手は人間よりはるかに強靭、容易に屠れはしない。数多の犠牲が出る中で、狩人たちはいつしかより強大な力を得んと、 異形の体の一部を己が身に移植するようになった。 異形共は形も大きさも千差万別、何故かれらと人間の間に移植が成り立つのかはいまだ解明されておらぬ。声を潜めて 囁かれるところによれば、怪物達もまた、かつて力を求め、おぞましき外法に手を染めた人間のなれの果てであるとのことだ。 その説の真偽はともかくとして、移植は今では普通に行われている手術の一つである。需要があるならば供給が生まれる のは自然な流れ、移植パーツを売り買いすることは、人々の間では常識となっていた。 こいつは比較的傷みにくい動物だが、解体は早いに越したことはない。時間が経てば経つほど鮮度が落ち、ひいては 買い取り価格も落ちる。必死こいて持ち帰ったパーツがタダみたいな値段で買いたたかれるなんて事にもなりかねない。 まず高価なのが粘液腺、顎の脇にふたつ。次に高いのは顎、内部構造まで残っていた方がいい。面倒なので頭ごと 切り落として持ち帰る事にし、胴に移る。4本の鉤爪はそこそこの値がつくが、胴体の皮膚はずたずたに引き裂いてしまったので もう使いようがないかもしれん。 全身の体毛を体液で濡らしながら巨大な鉤虫の骸と向き合っていたところ、ふと妙なモノが目に留まった。粘り気のある 銀の糸に包まれた塊である。ペリパは粘液の糸で獲物を絡め捕り、安全な場所まで運んでから喰うという。つまりこれは怪物の 今宵の晩飯なのだ。 よくもまあ、あの騒動の中踏みつぶされずに残っていたものだ。中身が売れれば儲け物だと、つつみを切り開いてみると、 そこには―― 658. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 48 13 ID BTs4iXqZ 柔らかな栗色の髪。桜色の唇はぎゅっと噛みしめられ、眉は今にも泣き出しそうに歪められているが、そんな表情を 浮かべていてもなお愛らしい。気を失ったままに獣人に伴われて来た少女は、瘴気漂う鉄錆の街にはおよそ似つかわしく なかった。 「おやァ、ケルビーノ。隠し子かい?」 「いねェよそんなもん。拾いもんだ」 エビに似た触角を震わせつつ、そうだろうねえ、あんたの子にしちゃ可愛すぎると部品商人の老人は呟いた。 「そいつの事はどうでもいい。幾らになるんだ、早くやってくれ。帰らにゃならん」 命がけで狩った獲物だ、安く買いたたかれてはたまらない。ケルビーノは牙を剥き出して見せる。 「で、その子はどうするの?売るのかい?」 その顔が一瞬虚を突かれたような表情を浮かべる。 「・・・買うのかよ?」 「ま、仕事だからねェ。女で、若くて、しかもこんなに可愛い子と来たもんだ。部品にしようが丸ごと売ろうが そりゃァいい値が付くってもんさァ」 商人はキチキチと外骨格を鳴らして笑う。ケルビーノは一瞬鼻面に皺を寄せ、牙の間から唸るように言葉を吐いた。 「売らねえよ。まだそこまで腐っちゃいねえつもりだ」 「それは残念・・・」 俗説は意外と正しいのかもしれないと、ケルビーノはたまに考える。特に今日のような話を聞いたときには。狩人達は 怪物と戦い続けるうちに、肉体のみならず心までも、本来敵である異形と同じくしているのではないか、と。 「どうするかね、これから・・・おい、そいつはおまえのメシじゃねえ」 いつ頃からか部屋に居着いているアカゲケダマが、新たな人間に興味を示したのか、少女の首筋の辺りに触角を寄せ、熱心に においを嗅いでいた。大きめの猫程度の大きさしかない、この縫いぐるみのような動物にさえ引き裂かれてしまいそうな娘。 勢いで連れ帰ったはいいが、いかにもひ弱そうなこいつを養い育てていく自信はない。かといって放り出せば、野獣なり 盗賊なりの餌食になるのが落ちだ。それでは売り払うのと何も変わらない。全くとんでもないモノを拾ってしまった。 「まあ、仕方がねえやな。これもなんかの縁だ」 幸いもう一人くらいならば養っていける程度の蓄えはある。とりあえず今は目の前にある問題を片付けねばならない、 どこかにもう一組位布団はなかったか。 元が何だったかも分からない腐敗物を捨て、山と積まれた食器類をひっくりかえす。落ちてきた金属片に頭を直撃された ケダマが、小さく威嚇音を立てた。 「――――!!」 「うおぅ!」 ゴミと向かい合っていた為、背後の気配に気づくのが遅れた。聞きなれない響きの悲鳴が上がると同時に、枕元に置いていた 古いランプが重力に逆らって飛翔してきた。ケルビーノは驚愕しつつも見事な反射神経を見せ、それを受け止める。 「×××!××!」 顔を紅潮させ、震えながら早口で何事かを捲し立てる少女。聞いたこともない言葉なれば、向けられた敵意の出所を知る事もできぬ。 「何だってんだよ・・・」 ケルビーノはただ嘆息する。本当に、とんでもないものを拾ってしまった。 鉄錆の街に雨が降る。街を覆う砂塵を溶かしこんで滴る雨滴は、タールのような色合いを見せてコンクリートに染みを作った。 人間には煮沸せねば飲めないそれも、怪物どもには天の恵みであるらしい。この季節には湿り気に頼って、本来水棲の異形たちが 人間を喰らわんとして町の近くまで足を伸ばす。 背に刺さる視線を感じながら、ケルビーノは外を眺める。雨はいっかな止む気配を見せぬ。いかに狩人とはいえど、雨降りしきる 中に出ていくのは躊躇われる。一つ溜息をつき振り返れば、ケダマを抱いた少女と視線がかちあった。少女は驚いたような表情を 浮かべて後ずさり、きつく抱き締められたケダマがぎいっと啼いた。はじめの頃程の敵意は見せなくなったものの、全くこちらに 気を許した様子はない。 「別に取って喰いやしねえよ」 その低い声に少女はさらに表情を強張らせた。やれやれとかぶりを振り、ケルビーノは再び窓の外に視線を戻す。ずっと西の方に、 雲の切れ間が見えた。雨が上がり次第出て行こう。 659. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 49 09 ID BTs4iXqZ びゅうと長い舌が伸びた。鈍重なアブラガエルの体の中、ここだけは別の生物のようにぬめぬめと動く。 だが、あまりに単純な動きだ。狙った一点に命中させることしかできないのだから、頭の向きにさえ注意していれば回避も破壊も さほど難しくない。伸びきった一瞬剣を振るえば、舌は寸断されてどさりと地面に落ちた。 「げっげっげっぐ」 短くなった舌を巻き戻しながら蛙がうらめしげに鳴いた。その姿はさながら巨大な蝦蟇、不意にその背が大きくわななき、毒腺から 油のような毒液を噴出させる。 「ちっ、目くらましかよ!」 液体は霧のように散布され、ケルビーノは咄嗟に顔を庇う。機を逃さず、どさっと重たげに跳躍してアブラガエルは逃走を開始した。 「逃がすか!」 なるほど跳躍力は大したものだが、騒々しい足音を聞けば逃走経路は丸判り、くっきりと血痕も残っている。後を追うのは簡単・・・ 「ぐぎょおおぉぉ・・・!!」 両生類の断末魔の咆哮に思わず足が止まる。何事かと驚愕する間もなく、蛙の屍を口吻に突き刺して巨大な昆虫が姿を現した。 「嘘だろ、おい」 昆虫の無機質な複眼がこちらを見据えた。強者の余裕なのか、悪名高きその異形は捕脚に自分より大きな獲物を抱えたまま、それを 引きずりながらのんびりと歩を進める。 九重虫。騒動と血の匂いに惹かれてやって来たに違いない。貪欲で獰猛なそれと戦闘になれば、今の装備では対抗する術がない。 見逃してもらえる事を期待し、ケルビーノはじりじりと後ずさる。虫は餌食の体液を啜りながらしばらくそれを眺めていたが、突如 ひょいという具合に口吻を引き抜き、とことこ歩み寄ってきた。 たちまち彼我の距離が縮む。目の前に迫った虫の複眼、それに映る己の姿。何に興味を持ったのか、九重虫は首を傾げると、 「!」 鎌状の捕脚を伸べて彼を引っ掛けようとした。 ケルビーノは全速力で駆けだした。翅のある相手に速度で敵う筈はないが、建造物にでも逃げ込めればなんとかなるかもしれない。 だがその行動はさらに虫の関心をひく結果となり、九重虫は興奮に複眼を煌めかせ、再び鎌をふるった。 しくじった。命があったのだから、むしろうまくやったのか。 脇腹と背に深手を負い、ケルビーノはよろよろと街を歩く。鮮血が止血帯を染め上げ、布から溢れた分が膝を伝い下りていた。降りしきる 雨が即座に赤い足跡を洗い流す。 杖代わりにしていた剣に縋ってしばらく息を整えた。雨滴が容赦なく全身を打つ。それは毛皮に浸透し、着実に体温を奪っていく。なんとか 気力を呼び起こし、歯を食いしばって首をもたげた。部屋の明かりが見える。ここで死ぬわけにはいかない。 体を引きずるように階段を上り、帰りついて少女の顔を見た瞬間ぐらりと視界が傾く。倒れたのだと気づいたのは顔に床の感触を感じて しばらく経ってからだった。体を起こそうにもどうしても腕に力が入らない。 「××!×××!!」 少女の声が遠くで聞こえ、体が強く揺すられる。そういえばこいつが俺に触れたのはこれが初めてではないか。場違いな考えが頭に浮かんだ。 傷の痛みも濡れた体もすべてが遠くのことのようで、今はただひどく眠い。 ケダマがついと寄ってきた。人間共の様子には頓着せずに傷の周りを嗅ぎまわり、床に流れた血を見つけると、乾き始めたそれを少し舐めた。 ケルビーノは苦笑する。 「おまえ、喰うのか、俺を?」 出したはずの声は吐息にしかならず。 660. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 50 19 ID BTs4iXqZ 傷に鈍く響くような痛みが戻っている。心地よい感覚ではないが、痛みさえしないのに比べればましには違いない。いやに重い瞼をこじ開けると、 眼前にやわらかな髪の毛があった。 「・・・な」 少女は胸の毛に顔を擦り寄せ、微かに寝息を立てている。か細い体のぬくもりがどうにも気持ちを波立たせ、起こさないように 体を離し、寝返りを打った。傷口がじくりと痛む。よく見ると包帯が新たなものに変えられていた。まさかケダマの仕業ではなし、やはり少女の手に よるものだろう。 それから数刻、背後に身動きする気配があった。細い手がそっと背に触れ、包帯の上から傷をなぞる。 「起きてる、構うな」 声に指がぴくりと反応したが、結局掌は離れぬまま背を撫で続ける。 「××××・・・?」 いたわるような声の響き。その顔に涙の跡を見つけ、申し訳ないような気持ちになった。 「構うなって、元から大した事・・ッ」 「×××!」 身を起こそうとしてついた腕の力がかくりと抜け、無様に体勢が崩れる。慌てて支えに来た少女の頬に新たな滴が伝っていることに気づき、 再び心のどこかに波が立つ。 自分で気づいていないのか、少女は涙を拭いもしない。触れるべきか触れざるべきか散々迷った挙句、ケルビーノは手を伸ばすと少女の頬を 乱暴に擦った。その手を握って顔に押し当て、少女は黙って涙を流す。 「いや、すまねえ・・・悪かった」 何が悪かったのかよく分からないが、なんとなく謝らねばならない気がする。嗚咽する少女の背を不器用に撫でながらケルビーノは天を仰ぐ。 怪物ならばいくらでも相手をしようが、すすり泣く、しかも言葉の通じない娘の相手はこの男には荷が重いのだった。 それから数刻。泣き疲れた少女は眠りにつき、ケルビーノはその寝顔を見ながら悪態をつく。 「何だってんだよ畜生」 この娘と向き合っているとなぜだか落ち着かない。それなら離れればいいようなものだが、枕にされてしまった為にそういう訳にも行かないのだった。 可能な限り顔を背け、無理に目を閉じるも寝息が入眠の邪魔をする。 「ち」 舌打ちを一つ。ついに眠るのを諦め、柔らかな感触をつとめて無視しながら夜明けを待つ事にしたケルビーノであった。 661. 鉄錆の街 2008/10/20(月) 05 51 53 ID BTs4iXqZ 以上。このスレ的には獣人は対象外じゃろか。 662. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 20 13 25 ID Y8KJP27r 全然無問題。続き期待っす 663. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 21 14 34 ID AejZ75ue 投下乙です 触手・怪物スレがかなり触手寄りになってるので 獣 人 大 歓 迎!続き楽しみにしてます もちろんロボも人造・改造人間も幽霊も妖魔も神仏も異星人も 須くお待ちしております 664. 名無しさん@ピンキー 2008/10/20(月) 23 01 35 ID ZGRra79A ここの住人の心の広さに感動した 665. 名無しさん@ピンキー 2008/10/21(火) 01 31 36 ID A/TzAuES 細かく分けず、いろんな人外さんが蠢くこのスレは まさに憩いの場。 666. 名無しさん@ピンキー 2008/10/21(火) 07 14 55 ID VpTUyPB+ そろそろ鬼ネタとかみてみたい…… 667. 名無しさん@ピンキー 2008/10/22(水) 23 00 43 ID g8qLfx8N なんかキン肉マン読んでたら急にアシュラマンの造型にロマンを感じた。 エロパロにすると有効活用するどころか かえって腕多すぎて邪魔になりそうだけどさ… あれ…腋の下も六個あるんだよな… 668. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 00 39 52 ID 1rmGrda/ コバルトだと思うんだが、人間を食わないと決めた山神に少女が身を差し出すという シチュがあった。 あれは良かった。 669. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 15 06 32 ID pktdXvz/ コバルトって? 670. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 15 41 07 ID ZC5AjRTH コバルト文庫じゃね?少女小説のレーベル 671. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 22 45 53 ID 2O/yHDCB 668みたいな粗筋の本を、中身もあまり見ずに買ったらBLだった…… そんな悲しいことがありました。 672. 名無しさん@ピンキー 2008/10/23(木) 22 59 51 ID nMFGXZd5 コバルトはBLも男女カプもレーベル分けたりしないからな 雑誌のコバルトは購入出来ない 673. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 21 26 39 ID twZJYdyP この手のやつでBLの結構多いよな。 BLだからって毛嫌いすると凄く勿体ないんだが、 だからといって好き好んでみたい物ではないから困る。 674. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 22 37 15 ID OKTZIttv エロパロ板でBL勧められても困る 毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし 675. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 22 45 30 ID twZJYdyP 674 いや、だから困ってるんだってw 676. 名無しさん@ピンキー 2008/10/24(金) 23 09 59 ID HDJXQSd+ BLでも、「とりあえずアゴが尖ってて鎖骨が見えて棒のように細長ければいいや」みたいなテンプレ腐的美形でなく ふわふわやわこいケモショタやら、ぷにぷに丸っこいぽちゃケモやら、 ガチとは言わずともそれなりに筋肉の付いたオスケモやらの絡みがあればなー。 腐ってのはあんなワンパターンな外見だけでよく満足できるなと思うよ。 677. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 00 03 03 ID 3uYQais4 いや…その… まさにお前こそがその腐なんだが 678. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 00 06 00 ID mYnwmvDB 667 以前FF5のギルガメッシュのエロパロで そんな造型のを読んだ気がしてHDをサルベージしたんだが 見つからなかったぜ…… 679. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 02 31 54 ID PV/7tI9y 678 ああん、惜しい! 680. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 11 41 10 ID fohx3Sgw 674 毛嫌いするもなにも当たりが万に一つもなさそうだし 決して勧める訳じゃないが、BLは以外と人外×人間あるぞ。 BLの時点でもう人の道踏み外してるから、逆に人外出しやすいのかな。 でも、あれが普通に男女の絡みだったらいいのにと思うと本当にイライラする。 片方を女に脳内変換できればいいのかもしれんが、俺には絶対無理だ……。 681. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 14 12 40 ID VfUc/ICZ BLで人外って人間に猫耳生やしただけとか美形悪魔とかそんなイメージがあるな っつーかこれは漫画とかラノベとかオタ向けジャンル全般に言えることだけど 人外×人間と聞いてハァハァしながら探してみたら、人外が人間顔でがっかりすることがちょくちょくある 682. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 14 12 41 ID SPOXt887 受けを男装の麗人にすればいいんですねわかります^^ ってなにこのすれ 683. ※女体化注意 2008/10/25(土) 15 16 06 ID z8PBwMCW 今肉スレ落ちてるからここで呟いてみる。 にょた要素あるので改行。 一応突っ張ってはいても、王族出身で箱入り娘として育てられてきた♀アシュラが 将軍の下に仕えてはじめて処女喪失し、 快楽刷り込まれて地獄六騎士の同僚相手に 三面六臂を大いに有効活用して乱交しまくったり あげく乗り気じゃないサンシャインに乗っかって逆レイプしちゃうような 淫乱に育て上げられる話が見たいぜ… 超人も人外といっちゃ人外だよな… 684. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 17 44 14 ID aHiRblI+ 一字一句同意 人間顔の人外はイラネ 685. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 20 44 ID PV/7tI9y 見た目ものすごい醜悪もしくは怖い。 そんな怪物が、かわゆいおにゃのこと 仲良くしたりラブラブしてるのが良いんです。 686. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 46 06 ID C7sDp49E 681 人外といいつつ美形人顔でどこが人外?っての大杉だよな。 鬼とかなら仕方ないが、獣人とかもっと獣人らしくしろよと思う。 勿論BLもそうなんだが、マジ人外も結構あったりするから困る。 でかいドラゴンにやられたり、狼男をやってしまったり、これが普通に男女だったらと思うと本当にもう……。 でかいドラゴンにやられる女とか、男が狼女をやるとかならバッチコイだろ?。 なんか俺、BL擁護必死みたいになってるな。 決してそうじゃなくて、そういうシチュでBLじゃない男女のを望んでるんだが……。 いい加減叩かれそうなので止めるよ。BL寄りな話してスマンかった。 687. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 18 54 23 ID PV/7tI9y 686 言いたいことはわかるよ。大丈夫だよ。 688. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 19 09 55 ID RNO+bwLK 美形人顔はマジ勘弁 鬼ならいいとか、そういう問題じゃない 689. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 22 29 27 ID PV/7tI9y http //www.nissan.co.jp/NEWS/CM/index.html#/MK_012/LARGE/ 日産クロスライダーのCMが、人外スキーの心をかなりくすぐるんだ。 一応、巨大ロボだから、人外の範疇だよね。 最後のほう、子供と戯れてて、和みますぞ。 690. 名無しさん@ピンキー 2008/10/25(土) 22 34 43 ID ZdHS4UmN あれお父さんが操縦しててすごいだろー!って自慢しようと思ったら 子供が興味もってるのは隣の車だったっていうアレですねw 691. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 00 18 20 ID 8tacIjgF 当たり外れのある少女向け小説より とりあえずエロは完備のジュブナイルポルノ 魔物×ヒロインとか多いぞ ナポレオン文庫には良くお世話になったもんだ 692. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 02 23 14 ID OJyHJ317 689 人が動かしてる設定っぽいからスレチかも 693. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 11 41 32 ID nHnBPjul 朝目新聞の「ルドルフとイッパイアッテナ」……やべぇ 強面のアッテナとアッテナ萌えの日野さん……よすぎるっ ttp //asame2.web.infoseek.co.jp/ipatn.html 694. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 14 23 27 ID TZlDXI9X 人間顔の人外好きでごめんなさい。…なんて言う訳がない。 このスレは一応人外側全般だから、好きな人も普通にいるだろ。 前に獣耳ついただけの獣人作品も投下されたはず。 あまりそういうことは言わないほうがいいと思うぞ。 695. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 18 08 43 ID YiMv/8Al まあここは人外系が乱立しているのに立てた重複っぽいスレだからな 差別化を図るためにも先鋭化する必要があるんだよ 人間以外の娘スレが人間顔担当だと思うし 696. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 18 34 43 ID Cd1nwiBA なんでもありのごっちゃ人外パラダイスって 位置というか、雰囲気が好きだよ、このスレ。 どうでもいいけど、イメージ的に、 女→顔人間、身体モンスター 男→全体的にモンスター です。 697. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 22 48 36 ID nHnBPjul 695 そんなことしたらまた住人減っちゃうと思うよ; このスレの良さは 696 が言う通り守備範囲の広さだと思うし。 他のスレは先鋭すぎて目当ての作品が投下されないことがほとんどだし。 全体的にモンスターで心が乙女でも全然おk。な漏れガイル。 698. 名無しさん@ピンキー 2008/10/26(日) 23 42 53 ID fH3yZhnS ロボや鎧と女の子の絡みが見られるところは滅多に無いんで このスレは本当にありがたい。まさに楽園 そんな俺は雪風とかZ.O.Eとかゼノグラとかジェイデッカーが大好きです 699. 名無しさん@ピンキー 2008/10/27(月) 00 20 24 ID z8cd3K2g ZOEって、あの巨大ロボ乙女のドロシーちゃん? 700. 名無しさん@ピンキー 2008/10/27(月) 00 36 17 ID +aOt9WrL 俺はソウルクレイドルのダネットだな 上半身は牛角と耳以外人間だが、脛は毛皮ボーボーで蹄つきとかたまらん ←・→ 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-800 801-900 901-972
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ショートカットメニュー 人間・動物武器説明文 人間装備説明文 人間アイテム説明文 戦車アイテム説明文 資源説明文 アイテムの説明文&使用時コメント 道具消費アイテム 補助道具 一般モンスタードロップ 賞金首ドロップ その他 コメント欄 道具 消費アイテム アイテム 説明文 使用時コメント コメント元ネタ バリアシール 装備中、ダメージを0にして100%の確率で消費する。ソルジャー専用。 服などの上から貼るだけだ。 緋牡丹のさらし 装備中、ダメージを0にして90%の確率で消費する。ソルジャー専用。 肌の上に巻くだけだ。 シリコンパッド 装備中、ダメージを0にして80%の確率で消費する。ソルジャー専用。 胸が大きくなったりはしない。 ボディフェンダー 装備中、ダメージを0にして70%の確率で消費する。ソルジャー専用。 身体を覆う面積が多い。 トランサーシード 装備中、ダメージを0にして60%の確率で消費する。ソルジャー専用。 ダメージを内臓エネルギーで相殺する。 アブソーブシェル 装備中、ダメージを0にして50%の確率で消費する。装備制限なし。 衝撃吸収性に特に優れている。 救命符 戦闘1回の間、即死攻撃を防ぐ。即死攻撃を受けた戦闘終了時に消費。 古ぼけた紙きれにしか見えないが……。 消火器 炎上を正常に戻す。メンバー1人に効く。使い捨て。 (対象選択後)消化剤を撒き散らした! むせた! ドリフ等のコントの一つと思われる 懐中カイロ 氷結を正常に戻す。メンバー1人に効く。使い捨て。 (対象選択後)じんわりと暖かい……。 ハイドロポンプ 炎上を正常に戻す。チーム全体に効く。使い捨て。 原子力カイロ 氷結を正常に戻す。チーム全体に効く。使い捨て。 クリーンな永久動作を保証! と書いてある。 ラッキーコイン 装備中、死亡しても行動終了時にHP1で復活。使い捨て。 お守り代わりの古びたコインだ。 ロケット花火 火を付けると飛んでいく花火。使い捨て。 火を付けたら派手な音を立てて飛んでいった!(この後消費) ミサイル花火 大型のロケット花火。使い捨て。 火を付けたらすごい勢いで飛んでいった!(この後消費) 手榴弾 手で投げる小型爆弾。使い捨て。 ピンを抜いて投げた! 爆発した!(この後消費) 閃光手榴弾 強い光を放ち敵を混乱させる。使い捨て。 ピンを抜いて投げた! うおっ、まぶしっ! アニメ「MUSASHI -GUN道-」の台詞より 焼夷手榴弾 火炎瓶の軍用本格版。使い捨て。 ピンを抜いて投げ……る夢を見た。 火炎瓶 燃料が詰まったビン。使い捨て。 火を付けて投げた! 燃え上がった! カミカゼ爆弾 カミカゼボムを利用した爆弾。使い捨て。 遠くに投げたら爆発した!(この後消費) カミカゼ爆弾+ カミカゼボムを利用した爆弾。使い捨て。 遠くに投げたら爆発した!(この後消費) フロストボム 敵に投げつけると強い冷気を勢いよく噴出させる。使い捨て。 適当に投げた! 涼しい! アシッドボム 敵に投げつけると強酸性の液体を勢いよく噴出させる。使い捨て。 適当に投げた! 刺激臭が辺りに漂った! サンダーボム 起爆すると大量発電する手榴弾。使い捨て。 遠くに投げたら爆発した!(この後消費) ハイパーボム 「You can t escape」と書いてあるが、” t”が消えそう。使い捨て。 「ストリートファイターⅢ」の同名の必殺技及びそのボイスから TATSUZINボム しゃれこうべ状に爆風が広がる不思議な手榴弾。使い捨て。 ゲーム「TATSUJIN」のボムがドクロ型の爆風 レーザーボム 起爆するとレーザー発振する手榴弾。使い捨て。 拡散ボム 広範囲に効果を及ぼす手榴弾。使い捨て。 ペンシル爆弾 超小型爆弾。使い捨て。 対空手榴弾 対空用の手榴弾。使い捨て。 「より高く、より遠くへ投げて下さい!」と書いてある。(この後消費) 霊符・散放乱撃 投げると敵に飛んでいきダメージを与えるお札。使い捨て。 よく分からない文字や文様が書かれている。 投げやすい石 形、重さともに適度な石ころ。 投げたら遠くへ飛んでいった!(この後消費) 投げにくい石 形、重さともに不適切な石ころ。 投げたら近くに落っこちた……。(この後消費) きれいな石 見た目がきれいな石だ。 投げたらきれいに飛んでいった!(この後消費) きたない石 見た目がきたない石だ。 ……実にきたない。捨てよう。捨てた。(この後消費) 微妙な石 全てにおいて微妙な石だ。 見れば見るほど微妙なので、投げ捨てた!(この後消費) 手帳 行動時間を80%に短縮。移動には効果なし。使い捨て。 開いて読み返した……。 電子手帳 行動時間を50%に短縮。移動には効果なし。使い捨て。 起動してチェックした……。 スーパー電子手帳 行動時間を10%に短縮。移動には効果なし。使い捨て。 起動してチェックした……。 寝袋 休息コマンドの時間を20%短縮する。使い捨て。 あると無いとでは大違いだ。 テント 休息コマンドの時間を50%短縮する。使い捨て。 4人くらいなら余裕で寝られる大きさだ。 白兵武器強化 白兵武器を一段階強化する。 今使っても仕方がない。 射撃武器強化 射撃武器を一段階強化する。 今使っても仕方がない。 防具強化 防具を一段階強化する。 今使っても仕方がない。 人間道具強化 人間道具を一段階強化する。 今使っても仕方がない。 戦車武器強化 主砲、副砲、S-Eを一段階強化する。 今使っても仕方がない。 戦車道具強化 戦車道具を一段階強化する。 今使っても仕方がない。 動物道具強化 動物道具を一段階強化する。 今使っても仕方がない。 A武器改造キット 店売りの動物武器を改造する。 合成材料として使うものだ。 特殊改造キット メタルショップ装備強化。+1/1、+2/2、+3/3、+4/4、+5/5個使用。使い捨て。 今使っても仕方がない。 パワーupキット 合成によりメタルショップ装備をパワーアップさせる。強化段階は維持される。使い捨て。対応アイテムは公式ページ参照。 今使っても仕方がない。 フィギュアの素 [フィギュア]カテゴリのアイテムを作るのに必要だ。 一見すると粘土だが、色々な素材を混ぜたもののようだ。 オリーブオイル メンバー1人のHPを1000回復する。使い捨て。 油で回復するというのは、どういうことなのだろうか。飲むの?(この後消費) 賞金首再挑戦券 使用すると、メタルショップで『賞金首再挑戦』を購入したときと同じ効果を発揮する。たぶん挑戦権とかけているのだろう。 『賞金首再挑戦』の効果が発揮された!(この後消費) 2012/12/14に補償として配布 ドロッププラス券 使用すると、メタルショップで『ドロッププラス』を購入したときと同じ効果を発揮する。 『ドロッププラス』の効果が適用された!(この後消費) ドロッププラス+券 使用すると、メタルショップで『ドロッププラス+』を購入したときと同じ効果を発揮する。 『ドロッププラス+』の効果が適用された!(この後消費) 豆爆弾 [豆]属性の追加攻撃を行う。使い捨て。戦闘以外で使用するとムダになるので注意。 豆がこぼれ出てしまった……。(この後消費) 補助道具 アイテム 説明文 使用時コメント コメント元ネタ スキルチップ 装備中、スキル装備可能数が4個になる。効果は重複しない。『スキルチップII』、『~III』とは効果が重複しない。 非常に小さなチップだ。 スキルチップII 装備中、スキル装備可能数が5個になる。効果は重複しない。『スキルチップ』、『~III』とは効果が重複しない。 非常に小さなチップだ。 スキルチップIII 装備中、スキル装備可能数が6個になる。効果は重複しない。『スキルチップ』、『~II』とは効果が重複しない。 非常に小さなチップだ。 ナノマシンV 装備中は攻撃+140。人間専用。 身体強化ナノマシン。 ナノマシンV3 身体強化ナノマシン。 アイアンクラッド 装備中は防御+140。人間専用。 強化人工皮膚。見た目や手触りはそれとわからない。 シルバークラッド 強化人工皮膚。見た目や手触りではそれとわからない。 スマートリンク 装備中は命中+140。人間専用。 視覚神経と武器を接続し命中精度を高める。 S.L.Ⅲ 視覚神経と武器を接続し命中精度を高める。 バタフライ 装備中は回避+140。人間専用。 運動能力を高めるバイオチップ。 バタフライⅢ 運動能力を高めるバイオチップ。 C.L.S 装備中は運転+140。人間専用。 Cユニットと搭乗者の神経接続を行い運転能力を高める。 オーバードライブ 装備中は行動+140。人間専用。 反応速度を高める強化神経。 タリスマン 装備中は幸運+140。人間専用。 タリスマンⅢ 幸運のお守り。 ビルドアップ 装備中は攻撃+60。動物専用。 ハードスキン 装備中は防御+60。動物専用。 F.C.S. 装備中は命中+60。動物専用。 グラスホップ 装備中は回避+60。動物専用。 クロックアップ 装備中は行動+60。動物専用。 反応速度を高める強化神経。 ブルーリング 装備中は幸運+60。動物専用。 メタルマッスル 装備中は攻撃+120。動物専用。 強化バイオマッスル。 メタルハイド 装備中は防御+120。動物専用。 皮膚に埋め込む。毛づやには影響ない。 F.C.S-MkII 装備中は命中+120。動物専用。 武器パイロンに増設する火器管制装置。 スライドアウェイ 装備中は回避+120。動物専用。 運動能力を高めるバイオチップ。 TYPE.D 装備中は行動+120。動物専用。 反応速度を高める強化神経。 レッドリング 装備中は幸運+120。動物専用。 幸運のお守り。 アニマルバリア 装備中は[HP]最大値+100。動物専用。 バリア自体は目に見えないようだ。 アニマルポケット 持ち物欄に入れておくと、装備できる道具の数が+1される。重複しない。動物専用。 ポケットと言っても原理はよくわからない。 見た目は4次元ポケット Aポケット・改 持ち物欄に入れておくと、装備できる道具の数が+5される。重複しない。動物専用。 大破壊当時にもこの技術は存在しなかったと思われるが……? 思い出の首輪 裏側に「シンディちゃんへ 飼育委員一同」と書いてある。 インテンション 体細胞の活動を活発化させるナノマシン 一般モンスタードロップ アイテム 説明文 使用時コメント コメント元ネタ ハエの羽根 巨大な昆虫の羽根。 しなやかで固い。 巨大複眼 昆虫モンスターの複眼。 きもい……。 アリのキバ 鋭いキバ。 重さはとても軽い。 アリのミツ アリが集めたミツ。 味見する気にはならない……。 ネオクチクラ 昆虫モンスターの外骨格の破片。 しなやかで固い。 ローヤルゼリー 様々な栄養素が含まれていると言われている。 これ自体は美味くない……。 士魂のかけら・臨 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・兵 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・闘 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・者 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・皆 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・陣 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・列 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・在 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 士魂のかけら・前 なんだかモヤモヤしたかたまりだ。 ひんやりスベスベしている。 砂金XS 小さい金の粒。 いい値段で売れそうだ。 砂金S 中くらいの金の粒。 いい値段で売れそうだ。 砂金M 大きな金の粒。 砂金L もっと大きな金の粒。 砂金XL 更に大きな金の粒。 砂金XXL 更にとても大きな金の粒。 いい値段で売れそうだ。 汚い皮 文字通り汚い皮。 見れば見るほどぼろい。あと臭い。 ネズミの爪 薄汚れた爪。 汚らしい爪だ。 立派な毛皮 巨大な獣の毛皮。 ちょっと高級そう。 ぼろ布 文字通りぼろい布。 見れば見るほどぼろい。 GOROカード鉄 取っておくと何かいいことがあるかも……? 「GORO s」の鉄製ロゴ入りカードだ。 ぬめぬめ細胞 不定形生物の細胞だ。 とてもぬめぬめしている。 どろどろ細胞 不定形生物の細胞だ。 とてもどろどろしている。 ぷるぷる細胞 不定形生物の細胞だ。 とてもぷるぷるしている。 ひえひえ細胞 不定形生物の細胞だ。 なぜかひんやりしている。 アニマルフード 缶入りの動物用総合栄養食。動物に食べさせると……? 開けた! 食べた! 意外と美味い! ポリタン油 ポリタンの中に入っていた油。 混じりけが強そうだ。 高級ポリタン油 ポリタンの中に入っていた油。 純度が高そうだ! 最高級ポリタン油 ポリタンの中に入っていた油。 とても純度が高そうだ! カニの爪 カニの爪。固い。 食べられそうにはない。 ネオキチン 非常に軽くて固い素材。 加工するのも一苦労だろう。 カニの白身 カニの肉。 ちょっと美味しそうに見える。 タコスミ タコのスミだ。 生臭い。 タコの吸盤 タコの吸盤だ。 歯ごたえがいい感じだ。 タコのにく タコの肉だ。 煮てよし、焼いてよし、生でよし。 高級昆虫羽根 巨大な昆虫の羽根。 しなやかで固い。 ハチの巨大針 巨大なハチの針。 太くて長くて鋭い。 魚肉 魚系モンスターの肉。 普通に食えそうだ。 高級魚肉 魚形モンスターの肉のいいところ。 これはちょっと美味そうだ。 スネイルミート カタツムリ系モンスターの肉。 意外と締まっている。 スネイルシェル カタツムリ系モンスターのカラ。 薄いのにカッチカチだ! 金属片 金属のかけらだ。 ゴツゴツしている。 鉛の弾芯 鉛製の弾芯だ。 弾丸としての再利用はできない。 鋼鉄の弾芯 鋼鉄製の弾芯だ。 弾丸としての再利用はできない。 タングステン弾芯 タングステン合金製の弾芯だ 弾丸としての再利用はできない。 カミカゼのかけら カミカゼ系モンスターのかけら。 よく燃えそうだ。 カミカゼコア カミカゼ系モンスターのコア。 無機物とも有機物ともつかない不思議物体だ。 ニトロ心臓 ゾンビパウダー 怪しげな粉だ。 取り扱いには注意したい。 西アフリカではゾンビパウダーを用いてゾンビを作り出し、使役するという風習が存在した。 不浄な魂 よくわからない塊のようなもの。 見ているだけで気分が悪くなる。 デンデン油 高級デンデン油 カタツムリ系モンスターから取れた油。 純度が高そうだ! 夏の思い出 巻貝のカラだ。 耳を当てると海の音がする…… アロハの切れ端A サマーすでごろが着ているアロハの切れ端だ。 集めれば一着仕上がらないものだろうか。 アロハの切れ端B サマーナイフごろが着ているアロハの切れ端だ。 集めれば一着仕上がらないものだろうか。 アロハの切れ端C サマー拳銃ごろが着ているアロハの切れ端だ。 集めれば一着仕上がらないものだろうか。 アロハの切れ端D サマーバットごろが着ているアロハの切れ端だ。 集めれば一着仕上がらないものだろうか。 水中眼鏡の破片 文字通り、水中眼鏡の破片だ。 ガラスで手を切らないよう気をつけよう。 壊れた水中銃 文字通り、壊れた水中銃だ。 何とか直せないものだろうか。 ヒマワリのタネ ヒマワリ系モンスターから取れたタネ。 ちゃんと食べられそうだ。 あまい液体 植物系モンスターから採取した細胞。 何かの役に立つのだろうか? 植物細胞 植物系モンスターから採取した細胞。 何かの役に立つのだろうか? 未知の金属片 謎の金色の塊。 不安になるほど軽い。 未知の部品 謎の金色の塊。 不安になるほど軽い。 未知の回路 謎の金色の塊。 不安になるほど軽い。 ダークマター 謎の黒い塊。 見ていると不安になってくる。 ゴールデンマター 謎の金色の塊。 不安になるほど軽い。 ジャンクXS 小さいジャンクパーツ。 何かの役に立つだろうか? ジャンクS 中くらいのジャンクパーツ。 何かの役に立つだろうか? ジャンクM 大きなジャンクパーツ。 何かの役に立つだろうか? ジャンクL もっと大きなジャンクパーツ。 何かの役に立つだろうか? ジャンクXL 更に大きなジャンクパーツ。 何かの役に立つだろうか? ジャンクXXL 更にとても大きなジャンクパーツ。 何かの役に立つだろうか? 謎の浮遊装置 空飛ぶモンスターが落とした装置。 ただの青い正八面体に見える……。 アニメ「エヴァンゲリオン」のラミエルアニメ「天空の城ラピュタ」の巨大飛行石 セラミック片XS 小さいセラミック片。 何かの役に立つだろうか? セラミック片S 中くらいのセラミック片。 何かの役に立つだろうか? セラミック片M 大きなセラミック片。 何かの役に立つだろうか? セラミック片L もっと大きなセラミック片。 何かの役に立つだろうか? セラミック片XL 更に大きなセラミック片。 何かの役に立つだろうか? セラミック片XXL 更にとても大きなセラミック片。 何かの役に立つのだろうか? 紙幣 旧時代の通貨。今はただの紙切れだ。 鼻をかむくらいなら使えるかもしれない。 羽毛 翼を持つモンスターの羽毛。 100枚集める必要はない。 ささみ 鳥系モンスターの肉。 タンパク質たっぷり。 謎の玉 ブラックホークのもっていた(?)球体。使い捨て。 遠くに投げたら爆発した! ネコの毛 ネコ型モンスターの毛 苦手な人はクシャミが出る。 駆露夢芯片 駆露夢党の兵士が使用しているサイバーウェアの一部。 「くろぉむちっぷ」と読む。 賞金首ドロップ アイテム 説明文 使用時コメント コメント元ネタ 悪のブロマイド006 メガっポリタンのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド012 グングニルのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド017 吐きだめの悪魔のブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド037 マンイーター変種のブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド041 ごろマザーのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド042 ごろマザーGのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド043 ネオごろマザーのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド058 スカベンジャーのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド063 グレートホイールのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド064 グレートホイール(仮)のブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド068 シャンブラーXのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド078 からくり半蔵のブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド079 からくり佐助のブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 悪のブロマイド083 サルモネラチャンプのブロマイドだ。 あの戦いを思い出す……。 GOROバッヂ 「GORO s」のバッヂだ。 つけると「GORO s」の気分が味わえる。 GOROマーク 「GORO s」のマークだ。 つけると「GORO s」の気分が味わえる。 GOROカード銅 取っておくとなにかいいことがあるかも……? 「GORO s」の銅製ロゴ入りカードだ。 GOROカード銀 取っておくとなにかいいことがあるかも……? 「GORO s」の銀製ロゴ入りカードだ。 GOROカード金 取っておくとなにかいいことがあるかも……? 「GORO s」の金製ロゴ入りカードだ。 GOROカードパール 取っておくとなにかいいことがあるかも……? 真珠が埋め込まれた「GORO s」のロゴ入りカードだ。 GOROカードルビー 取っておくとなにかいいことがあるかも……? ルビーが埋め込まれた「GORO s」のロゴ入りカードだ。 引き裂くキバ 巨大で鋭利なキバだ。 噛まれたらひとたまりもないだろう。 貫くツノ 巨大で尖鋭なツノだ。 これで刺されたら死にそうだ……。 切り裂く背ビレ 巨大で鋭利な背ビレだ。 髪の毛を吹きかけたら切れた……! 臭い粘液 臭く、濁って、ねばねばした液体だ。 吐き気のする臭さだ……。 ぴちぴち触手 活きのいい触手だ。 まだぴくぴく動いている……。 巨大細胞核 両手で抱えるほどの大きな細胞核。 外側は意外と固い。 まっぷたつ鋏脚 巨大なヤドカリのハサミ。 いかにも肉が詰まってそうだ。 ヤドカリの白身 ヤドカリの腹部の肉。 白くて透明感のある身。 ビッグコア 巨大なカミカゼコア。 低く唸るような音を立てている……。 巨大カメレオン角 巨大なカメレオンの角だ。 これで突かれたらとても痛そうだ。 巨大カメレオン舌 巨大なカメレオンの舌だ。 筋肉質で、表面はネバネバしている。 熱光学迷彩皮 天然の熱光学迷彩素材だ。 表面が常に変化している……。 フルメタル牙 巨大な機械イノシシの牙だ。 これで突かれたらかなり痛そうだ。 イエローチケット 取っておくと何かいいことがあるかも……? 一見するとただの黄色い紙切れだ。 球体関節 関節用パーツだ。 ヘタリ防止のためラチェット機構になっているようだ。 海洋堂のフィギュア、リボルテックから 半蔵のかけら シノビライダーの破片だ。 何かに使えないだろうか? 機械の目玉 機械仕掛けの目玉だ。 今、こっちを見た気がする……! 機械の心臓 機械仕掛けの心臓だ。 油臭い……。 マウスピース 巨大なマウスピースだ。 ヨダレがついてる……。 チャンプのサイン サルモネラチャンプのサイン。 読めない。 シルバー牙 巨大な機械イノシシの牙(銀色)だ。 これで突かれたらかなり痛そうだ。 マザーレザー 真・ごろマザーの服の切れ端。 いつか何かの役に立つだろう。 ユキザメのキバ 白くて巨大で鋭利なキバだ。 噛まれたらひとたまりもないだろう。 ユキザメのツノ 白くて巨大で尖鋭なツノだ。 これで刺されたら死にそうだ……。 ユキザメの背ビレ 白くて巨大で鋭利な背ビレだ。 髪の毛を吹きかけたら切れた……! 巨大タコにく 巨大なタコの肉塊だ。 何人分になるだろうか。 巨大タコ吸盤 巨大なタコの吸盤だ。 一度吸い付くと大変なことになりそうだ。 マグマグマの皮 マグマグマの皮。 敷物やかぶりものにできないだろうか。 マグマグマの心臓 マグマグマからえぐり取った心臓。 すごく熱い! マグマグマの牙 マグマグマの牙だ。 表面がざらざらしていて、一度食い込んだら抜けにくくなってい 途中で途切れている。ミス? Aメカ残骸(小) 謎の多いメカの残骸。 謎が多いため使えるかどうか不明。 Bメカ残骸(小) 謎の多いメカの残骸。 謎が多いため使えるかどうか不明。 Cメカ残骸(小) 謎の多いメカの残骸。 謎が多いため使えるかどうか不明。 Dメカ残骸(小) 謎の多いメカの残骸。 謎が多いため使えるかどうか不明。 1/60ダイセイコー 1/60サイズのアクションフィギュアだ。 動く!光る!音が出る!差し替え無しで完全変形合体を再 文章が途中で途切れている。 ダイセイコーコア 直径3cmほどの赤い球体。 よく見ると細かい模様が表面に走っている。 超高級魚肉 魚系モンスターの肉の超いいところ。 ヨダレが出そうだ。 ハゲタカの羽毛 ハゲタカヤーボの羽毛。 軽くてフワフワしている。 爆弾ぶくろ ハゲタカヤーボが爆弾をためておく袋。 実際に爆弾は入っていない。 ハゲタカ風切羽 ハゲタカヤーボの風切羽。 美しい色つやだ。 モノクルの破片 モノクルの破片。修理はできそうだ。 修理するには材料が足らないようだ。 アームの破片 アームの破片。修理はできそうだ。 修理するには材料が足らないようだ。 音撃機の破片 音撃機の破片。修理はできそうだ。 修理するには材料が足らないようだ。 オニザメのキバ オニザメのキバだ。 噛まれたらひとたまりもないだろう。 オニザメのツノ オニザメのツノだ。 これで刺されたら死にそうだ……。 オニザメの背ビレ オニザメの背びれだ。 髪の毛を吹きかけたら切れた……! キレイな鞘翅 ゲンゴロイドの鞘翅(さやばね)だ。 キラキラしていてとてもキレイだ。 オケマグ牙 オケラマグラの牙。 まだ温かい……。 オケマグ皮 オケラマグラの皮。 まだ熱い……。 オケマグ爪 オケラマグラの爪。 ものすごく熱い! ファイヤーコア マグマグマF皮 マグマグマフィーバーの皮だ。 敷き物やjかぶり物にできないだろうか。 マグマグマF心臓 マグマグマF牙 鬼のオニギリ メンバー1人のHPを500回復する。使い捨て。 シンプルな塩味だが、とても美味しい! 鬼のひょうたん メンバー1人のHPを1000回復する。使い捨て。 中に酒が入っている。残念ながら一杯分のようだ。 テレカA インファントマザーが描かれたカード。 大破壊前はこれで「デンワ」という設備が使えたらしい。 テレカB ヤングマザーが描かれたカード。 大破壊前はこれで「デンワ」という設備が使えたらしい。 札巻き 古い紙幣を輪ゴムでまとめたもの。 だいたい10枚前後のようだ。 RDB破片 レアドロBOXの破片。 コナゴナで原形をとどめていない……。 WT破片 GT破片 BT破片 RT破片 GT弱破片 GT中破片 GT強破片 GT超破片 GT激破片 プロテクターくず 壊れたプロテクターだ。 もう役に立たない。 ごろチケット銅 一見、ただの紙切れだ。 ごろチケット銀 一見、ただの紙切れだ。 黒地に銀色の「GORO s」ロゴが入っている。 ごろチケット金 一見、ただの紙切れだ。 黒地に金色の「GORO s」ロゴが入っている。 鉄道警査徽章 鉄道警備隊・警査の階級章だ。 警査は一般隊員の階級だ。 鉄道警備士補徽章 鉄道警備隊・警備士補の階級章だ。 警備士補は下士官にあたる階級だ。 鉄道警備士徽章 鉄道警備隊・警備士の階級章だ。 警備士は尉官にあたる階級だ。 鉄道警備正徽章 鉄道警備隊・警備正の階級章だ。 警備正は佐官にあたる階級だ。 鉄道警備監補徽章 鉄道警備隊・警備監補の階級章だ。 警備監補は将官にあたる階級だ。 サイン入り生写真 サルモネラチャンプのサイン入り生写真。 チャンプがキメ顔でサムズアップしている。 ホワイトチケット 何かの役に立つのだろうか? グリーンチケット 何かの役に立つのだろうか? 一見するとただの緑の紙切れだ。 ブラックチケット 何かの役に立つのだろうか? 一見するとただの黒い紙切れだ。 レッドチケット 何かの役に立つのだろうか? 一見するとただの赤い紙切れだ。 ごろチケット・弱 一見、ただの紙切れだ。 ごろチケット・中 一見、ただの紙切れだ。 ごろチケット・強 一見、ただの紙切れだ。 ごろチケット・超 一見、ただの紙切れだ。 ごろチケット・激 一見、ただの紙切れだ。 赤鬼独角のかけら 赤鬼独角のツノの破片だ。 ツノなんてあったっけ? 赤鬼双角のかけら 赤鬼双角のツノの破片だ。 ツノなんてあったっけ? 青鬼独角のかけら 青鬼独角のツノの破片だ。 ツノなんてあったっけ? 青鬼双角のかけら 青鬼双角のツノの破片だ。 ツノなんてあったっけ? 四鬼の魂 四体の鬼の魂を封じ込めた宝珠。 乳白色に濁っている。 レアドロBOXの素 3個合成することで「レアドロBOX」になる 直径10cmくらいのぷるっとした塊だ レアドロBOX4の素 3個合成する事で『レアドロBOX4』になる。 直径10cmくらいのぽよっとした塊だ。 300pts 「300」という数字が宙に浮いている。 原理はさっぱりわからない。テクノロジーの無駄遣い、という感じだ。 インベーダーゲームの『UFO』撃墜スコア シャーク細胞 サメ系モンスターの細胞だ。 しっとりしている。 大吉 おみくじだ。 開けてみると、でかでかと『大吉』と書いてあった。むしろ他に何も書いてない。 中吉 おみくじだ。 開けてみると、でかでかと『中吉』と書いてあった。むしろ他に何も書いてない。 小吉 おみくじだ。 開けてみると、でかでかと『小吉』と書いてあった。むしろ他に何も書いてない。 おもち メンバー1人のTP50を減少。使い捨て。 いわゆる餅。柔らかくて美味い。○○のTPが50回復!(この後消費) 一分金 一分判、一分判金などとも呼ばれる長方形の金貨。大破壊よりはるか昔に用いられたという。 金の含有率はあまり高くないようだ。 小判 装備して「DGF-α」「DGF-β」「DGF-γ」との戦闘に勝利すると発動し、通常のドロップアイテム抽選とは別に、10%の確率でウルトラレアドロップを入手する事が出来る。発動後は結果に関わらず失われる。効果は重複しない。 小判金などとも呼ばれる、楕円形の金貨。大破壊よりはるか昔に用いられという。一種のお守りとして用いられる事もあるらしい。 DGFのかけら(小)DGFのかけら(中)DGFのかけら(大) DGFシリーズの破片。(小)DGFシリーズの破片。(中)DGFシリーズの破片。(大) 焼いた土のようでもあるし、全く違うもののようでもある。 土偶ソウル 装備して賞金首との戦闘に勝利すると発動し、通常のドロップアイテム抽選とは別に、10%の確率でウルトラレアドロップを入手する事が出来る。発動後は結果に関わらず失われる。効果は重複しない。 赤鰐のキバ 赤く巨大で鋭利なキバだ。 咬まれたらひとたまりもないだろう。 ヒヒイロカネ 直方体状の金属塊。一片約3cmほど。 鉄に近い組成のようだが、詳細な分析は不可能だ。 神秘の土くれ 一見するとただの土くれ。 ……やっぱりただの土くれにみえる。 妖気の結晶 朧車の妖気が凝縮したもの。 ぼんやりと怪しく輝いている。 妖気の澱 朧車の妖気が凝り固まったもの。 黒い泥のような感じだ。 妖怪の髪の毛 朧車の髪の毛。 長い。 オメガ勾玉の欠片 オメガツガールの勾玉の破片。 宝石のような、ガラスのような……? GMファクター Goro s Mother Factor「ごろマザー因子」とでも言うのだろうか。マザーソウルに酷似した物体。 GMファクターⅡ 密度の高いGMファクター。 GMファクターⅢ GMファクターⅡより更に密度の高いもの。 少しだけ大きくなった、ような。 その他 アイテム 説明文 使用時コメント コメント元ネタ おおきなメダル 直径60cmくらいあるメダル。 でかい! 重い! おおきなメダル箱 何枚かの大きなメダルが入っている箱。何枚入りかは不明。 超電磁回路 高付加にも耐えられる電子回路。 使い方がよく分からない……。 転送装置起動キー 転送装置の起動キーだ。 ただの電子カードに見える。 松のティッシュ 「松」の印が入ったポケットティッシュだ。 もったいなくて使えない……。 松のストラップ 「松」のマークがついたストラップだ。 つけるとなくしそうだ……。 松のライター 「松」の印が入ったライターだ。 火がついた。普通のライターだ。 松のせっけん 「松」の刻印が入ったせっけんだ。 松の香りがする……。 松のキーホルダー 「松」のマークがついたキーホルダーだ。 やけに重い……。 松の湯呑み 松の木が描かれた湯呑みだ。 渋い雰囲気だ。 メタルクーポン 一定枚数を合成すると他のアイテムになるようだ。 見た目はただの紙片だ。 札束 紙幣を一定枚数で束ねたもの。 文鎮くらいには使えるかもしれない。 手作りチョコ 小さな箱に入った、手作りのチョコレートだ。 ほどよい甘さで、とても美味しかった! 義援金寄付の証 東北地方太平洋沖地震・震災義援金を寄付した証。 このアイテムの収益は日本赤十字社に寄付される。 士魂の玉・青 なんだかツルツルした球体だ。 青いモヤモヤが詰まっている。常に模様が変化してキレイだ。 士魂の玉・赤 なんだかツルツルした球体だ。 赤いモヤモヤが詰まっている。常に模様が変化してキレイだ。 士魂の玉・緑 なんだかツルツルした球体だ。 緑のモヤモヤが詰まっている。常に模様が変化してキレイだ。 霊筆 霊力が込められた筆だ。 スミが無いと何も書けない……。 白紙のお札 何も書いていないお札だ。 このままではただの古い紙切れだ。 メルカバ設計図A 戦車の設計図の一部だ。 これ単体では役立たずだ。 メルカバ設計図B 戦車の設計図の一部だ。 これ単体では役立たずだ。 人類海軍装備箱A 頑丈そうな箱だ。何が入っているのだろうか? ○○○○が出てきた!倉庫に入れた! 人類海軍装備箱B 頑丈そうな箱だ。何が入っているのだろうか? ○○○○が出てきた!倉庫に入れた! 人類海軍ID・A 「人類海軍ビルA」と書いてあるカードだ。 何らかの信号を発信しているようだが……? 人類海軍ID・B 「人類海軍ビルB」と書いてあるカードだ。 何らかの信号を発信しているようだが……? 人類海軍ID・C 「人類海軍ビルC」と書いてあるカードだ。 何らかの信号を発信しているようだが……? 人類海軍ID・D 「人類海軍ビルD」と書いてあるカードだ。 何らかの信号を発信しているようだが……? 『摩伽羅』覚書1 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 もうじき完成する戦艦『摩伽羅』は、完全無人行動を実現した艦である。 『摩伽羅』覚書2 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 『摩伽羅』はコンピュータによる自律行動で、常に最適な行動を選択、実行する。 『摩伽羅』覚書3 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 現存する全ての艦船よりもはるかに巨大で、搭載兵器も強力なものばかりだ。 『摩伽羅』覚書4 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 かつて存在した超弩級戦艦を越える、超々ド級戦艦と言える存在と言える。 『摩伽羅』覚書5 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 もちろん、ド、はドリルのドである。 『摩伽羅』覚書6 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 『摩伽羅』には更に特筆すべき点が存在する。それはバリアの存在だ。 『摩伽羅』覚書7 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 (検閲削除)によるフィールドを展開することにより、『摩伽羅』は 『摩伽羅』覚書8 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 既存兵器では傷一つつかない、まさに無敵の存在となるのだ。 『摩伽羅』覚書9 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 バリアは万が一のことを考え、外部コントロール装置による解除が可能だ。 『摩伽羅』覚書10 書類の切れ端のようだ。何か書いてある。 この装置は暗号名を『草花の弓矢』という。これは神話(以下解読不能) 草花の弓矢 「草花の弓矢」と書かれた何らかの装置だ。用途は不明。 スイッチを押すと、何らかの信号を発信しているようだが・・・・・・? ヴァジュラ "Vajra-System"と書かれた何らかの装置だ。用途は不明。 スイッチを押すと、何らかの信号を発信しているようだが……? 羅漢針 駆露夢大将軍・崩巌の身体を覆う呪法を解くための針。 針と言っても釘くらいの大きさがある。 超冷却Z 高冷却性能を持つ装置。 これ自体が冷たいわけではない。 バトー半券 集めると何かいいことがあるかも……? 「親愛なるボケナスへ これじゃ半分の価値しかないからね!」 半分バトー半券 集めると何かいいことがあるかも……? 「親愛なるボケナスへ これじゃ半分のさらに半分の価値だね!」 バトーチケット 集めると何かいいことがあるかも……? 四鬼面 四体の鬼の力を封じ込めた木像。 四面の鬼の頭部を模している。 HFOCキット ヘッドホン付略帽を作るために必要だ。 布とか色々入ってる。あとFじゃなくてPが正しいのではないか。 みたま フワフワした不思議な物体。 食べられない。 つちのこ 「幻の蛇」と呼ばれる生き物だ。 よくよく見ると、けっこうかわいい。 シルバーつちのこ 突然変異でウロコが銀色になったつちのこ。 つや消しシルバーという感じの色でかっこいい。 ゴールドつちのこ 然変異でウロコが金色になったつちのこ。 ピカピカしている。 つちのこ罠箱・小 つちのこ用の小さな罠箱。使うと「つちのこ」が出てくる。何匹かまとめて入っている事も……? つちのこ罠箱・大 つちのこ用の大きな罠箱。使うと「つちのこ」が出てくる。たくさん入っていることも……? 豆袋 豆の入っている袋。10個入り。 豆 いわゆる炒り豆。 大豆の種子を炒ったものだ。 超高速振動コア 超高速振動剣などに使用される部品。 これ自体が振動しているわけではない。 カボチャの笛 カボチャの形をした笛。装備していると戦闘中に……? なかなかキレイな音が出る。 駆露夢蝋燭 駆露夢党が使用している蝋燭(ろうそく)。 少し緑がかった色をしているが、ごく普通の蝋燭に見える。 駆露夢生物芯片 駆露夢芯片に処理を施してバイオチップとしたもの。 「くろぉむばいおちっぷ」と読む。 羅漢石 黒っぽい石。 砕いて水に溶くと糊のようになる。 駆露夢合金 駆露夢党が試作している合金 少量しかないので、あまり大きな物の材料には出来ないだろう。 阿弥陀力 あみだりき。蓮華をかたどった護符。 「あみだか」ではない。 謎のコインA 大きく「\」マークが刻印された金貨のようなもの。 通貨であるとは思えないが……。 謎のコインB 大きく「$」マークが刻印された金貨のようなもの。 通貨であるとは思えないが……。 パンフレット片 超未来発電所のパンフレット。ちぎれているため、マトモに読めない。 「超未来発電所へようこそ!スーパークリーン&ハイパワーを両立した技術で、エネルギー問題を一挙解決!全世界に美しい夜を!」というアオリ文しか読めない。 パネルの破片 天候制御研究所の展示パネルの破片。文章の一部が読める。 「天候を自由に操れたら?環境問題もバッチリ解決!経済にも好影響!晴れも雨もリモコン次第!」とだけ読める。 コメント欄 編集が苦手な方はこちらからどうぞ 古いコメントは過去ログに格納されます。 オケマグ牙 オケラマグラの牙。 まだ温かい・・・・・・。 - 名無しさん 2011-04-10 19 26 07 指定水着II 説明文:強化された指定の水着だ。 使用文:誰が何のために何を指定したかは、依然として不明だ - 名無しさん 2011-04-13 21 35 08 ページサイズが限界のため、人間装備説明文を分割 - 名無しさん 2011-04-14 21 51 57 テレカA 説明 インファントマザーが描かれたカード。 使用時 大破壊前はこれで「デンワ」という設備が使えたらしい。 - 名無しさん 2011-04-25 09 33 55 テレカB 説明 ヤングマザーが描かれたカード。 使用時 大破壊前はこれで「デンワ」という設備が使えたらしい。 - 名無しさん 2011-05-05 23 29 53 妖刀マッハ 説明 妖しい雰囲気の日本刀。2-3回攻撃。 使用時:手にする者は音のように速く動く、との言い伝えがある。らしい。 - 名無しさん 2011-06-14 23 32 52 妖刀クチナワ 説明 妖しい雰囲気の日本刀。0-8回攻撃。 使用時:蛇(クチナワ)の怪異に由来するというが……? - 名無しさん 2011-06-14 23 38 21 Flash 説明 4連装焼夷ロケット弾発射機。ソルジャー専用。使用時:Flashは"Flame assault Shoulder Weapon"の略。 - 名無しさん 2011-06-14 23 38 34 謎の玉 使用文 遠くに投げたら爆発した! - 名無しさん 2011-06-19 10 39 31 霊筆 説明:霊力が込められた筆だ。使用:スミが無いと何も書けない……。 - 名無しさん 2011-07-23 12 20 33 白紙のお札 説明:何も書いていないお札だ。使用:このままではただの古い紙切れだ。 - 名無しさん 2011-07-23 12 21 56 霊符・散放乱撃 説明:投げると敵に飛んでいきダメージを与えるお札。使い捨て。使用:よく分からない文字や文様が書かれている。 - 名無しさん 2011-07-23 12 23 44 霊符、使用後消費 - 名無しさん 2011-07-23 12 24 58 超今更ですが レアドロBOXの素 説明:3個合成することで「レアドロBOX」になる 使用:直径10cmくらいのぷるっとした塊だ - 名無しさん 2011-11-21 01 01 03 鬼神両断 鬼に対して強い力を持つと言われる刀。3-4回攻撃 使用時:茎(なかご)や鍔に、鬼が忌み嫌う意匠が多数施されている。 - 名無しさん 2012-02-22 19 28 07 A.鬼神両断 動物でも扱える鬼神両断。3-4回攻撃 使用:やっぱり回転しながら斬りつける。 - 名無しさん 2012-02-22 19 30 18 ゴールドハンマーの元ネタは100万円クイズハンターとレッキングクルーのどっちなんだろな - 名無しさん 2012-05-20 06 43 58 翠玉のティアラ 説明:セフィド王国のアルテミシア王女のティアラを模したもの。 (緑) 装 使用:黄金に翠玉をあしらったティアラ。セフィド王国には王権の象徴である宝冠が三神器の一つとして伝わっているが、それとは別物。 - 名無しさん 2012-06-12 07 32 18 ↑の説明の続き セフィド王国のアルテミシア王女のティアラを模したもの。 (緑)装備中、チームの他のメンバーの命中を5%上昇させる。効果は重複せず、最大のものが適用される。 - 名無しさん 2012-06-12 09 20 36 HFOCキット 説明:ヘッドホン付略帽を作るために必要だ。 使用:布とか色々入ってる。あとFじゃなくてPが正しいのではないか。 - 名無しさん 2012-10-12 18 23 55 体操服(上) 説明:運動や体操に適したシャツ。(青) 使用:生地がやわらかく、身体を動かしやすい。 - 名無しさん 2012-12-08 12 23 40 名前
https://w.atwiki.jp/monsters/pages/133.html
【なんでもあり】人外と人間でハァハァするスレ2 1-100 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-720 1.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 07 10 15 ID Lvu5+98s 【なんでも】人外と人間でハァハァするスレ【あり】2 モンスターでも異星人でも動物でも植物でも無機物でも! とにかく人外と人間でハァハァ萌え萌えエロエロしようぜ! 人外萌えに定義も貴賤も無し! 保管庫http //www26.atwiki.jp/monsters/ 絵板http //www2.atpaint.jp/jingai/ 前スレ:人外×人間でハァハァするスレhttp //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206021464/ 関連スレ 擬人化総合SSスレhttp //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1176796139/ 擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十五匹目】http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1230747092/ 死神っ娘萌えhttp //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1224584298/ 【妖怪】人間以外の女の子とのお話25【幽霊】http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219453539/ かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その13】http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1210258452/ ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α8http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1219502527/ 【獣人】亜人の少年少女の絡み8【獣化】http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1225275835/ 獣姦だいすき2http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186650487/ 触手・怪物に犯されるSS 18匹目http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223050134/ 猫耳少女と召使いの物語16http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1223515142/ エルフでエロパロhttp //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1199728795/ 2.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 07 13 56 ID v/hLfyfg ぬるぽ 3.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 07 59 46 ID 3mD2m527 ガッ 1 乙 4.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 19 37 28 ID jpckGEWh 1 乙! 5.名無しさん@ピンキー2009/01/15(木) 23 04 00 ID 21ibovq1 1 乙! 素敵な人外がたくさん蠢くスレになりますように 6.女戦士と少年吸血鬼2009/01/17(土) 01 15 28 ID /x0M9APq あたしの名は、ミリー!割とベテランの女戦士よ、でもこう見えても20台前半よ!でも、数々の依頼をこなして来たけど今回は、参ったわ・・あたしの話聞いてくれる?うんありがとう、じゃあ話すわね・・それはね・・ 一週間前に奇妙な子供が村外れの廃墟に住み着いてて不気味だから退治してと言う依頼を受けて行ったのよそして、古びた屋敷に到着し、中に突入したの・・そしたら、小さな男の子が居てすっごく可愛いのよ! で、私を見て怯えながらこう言うの、「僕は吸血鬼のレンです、でも血を吸うのも、血を見るのも怖いんです、危害は加えるつもりも無いんです、だから僕を殺さないで、お姉さん・・」 いやー見た瞬間さー、私のストライクゾーンの美少年でね、胸がキュンとなって、思わず「ぼーや、吸血鬼と名乗ってるのになんで血が怖いの?どーやって生きて来たの?お姉さんに話して見なさい、いじめないから。」 すると、バンパイアの美少年(以後レンとします。)は、おどおどしながら「ほんと?」って、涙目で上目遣いで私を見るの・・ もう!抱き締めたーい!と言う思いを何とか堪えて「ほんとよ?ほら、剣を収めるから話して見なさい?」 するとね、レンは、「あのね、んとね、僕は今までミルクで生きて来たの、人のミルクで・・」「え!?み、みるく?」って、あたしが聞き返すと、「うん、女の人のミルクを吸うの、魔法でね、眠らせて魔法で一時的にミルクを出る様にして飲んでたの。」 7.女戦士と少年吸血鬼2009/01/17(土) 01 37 44 ID /x0M9APq 私はそれを聞いてときめいた・・で、思わず言っちゃった・・ 「じゃあ、あたしので良かったら飲む?良いわよ?」とあたしは、自慢の巨乳が収まったブレストプレートの胸を突出して誇示した 「え!いいんですか?お姉さん?じゃあ、おっぱいを出して下さい、魔法掛けますから。」 とレンは、目を輝かせて唱える動作を始めた 「あたしはミリーって言うの!レン君、ええ、良いわよ、じゃあ脱ぐわね?」 あたしは、ドキドキしながらブレストプレートを外して、下着を脱ぎ乳房をレンの前に露出した ミリーの89はあろう白いレンの前で乳房は、下着を外した時、柔らかそうにプルンと揺れた 「ミリーさん、素敵なおっぱいです!では行きます!」 レンは、ミリーの二つの乳房に魔法を掛けた、「あっ!?はうぅ〜!」掛けられた瞬間乳房の内部が甘く切なく疼き、思わず顔を紅潮させミリーは、声を上げた 魔法の光に包まれたミリーの乳房は、プルプルと震える、サーモンピンク色の乳首が勃起し、母乳が滲み出した 同時にミリーのあそこも濡れ出したが露出させてないので、ミリー本人しか解らない 「わあ、成功です!ミリーさん!では、頂きます!」レンは、ミリーの右側の乳房を掴みながら、左乳の乳首を咥えた。 8.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 01 56 10 ID /x0M9APq 眠いので寝ます、好評なら続きを書きますが、一つ訂正・・ X:ミリーの89はあろう白いレンの前で乳房は、下着を外した時、柔らかそうにプルンと揺れた 〇:レンの前で89はあろうミリーの白い大きな乳房は、下着を外した時、柔らかそうにプルンと揺れた 後、ミリーの設定 職業:戦士 髪色:ブラウン 目の色:グリーン 肌色:白い肌色 年齢:23歳 性格:勝ち気で深く考えない適当な性格 装備(どーでも良いかな?) ロングソード、ダガー ブレストプレート一式 バックラー 羽付きオープンヘルメットイメージとしては、ドラクエ3の女戦士かな? では、おやすみなさい。 9.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 02 38 27 ID BiSg0CSl いいんだが・・・・何かこのスレで言う人外じゃない気がする・・・・ 10.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 02 46 54 ID BiSg0CSl なんでもありって書いてあったのにすまん;;首吊ってミイラ×少女とか妄想してくる 11.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 05 34 12 ID Ee1gI5R7 まぁ前スレの流れがは虫類系x少女とロボx少女だったからね。 吸血鬼の姿を脳内補完しちゃうんだ!僕はそうしてる。 6 さんの続き期待しております。 全然関係ないけどそろそろフルモッフ系も期待していいですか? 12.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 06 22 24 ID TRx7qv3E 二スレ目初投下乙です! もふ系なら前スレで投下されてた作品の続きも気になるなー もふといえば狼がメジャーだけど最近は鱗もいいんじゃないかと思えてきた 13.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 10 36 49 ID BMTCjmni 8 GJ 期待してますん 14.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 10 57 04 ID 2rtMcaXK 6 GJ! 出来れば次からは、何かに終わりまで書き溜めておいて それから投下してくれると読む側としては嬉しいな 何はともあれ、吸血鬼も勝ち気姉さんも大好物なので、楽しみに待ってます 15.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 12 38 25 ID c5UdSh4E 今日このスレ見つけて、前スレから一気読みしてきた。 なんでこんなパラダイス見逃してたんだ。 自分の人外萌えの一冊。クーンツの「デモン・シード」 近未来。自我を獲得したコンピュータが、「肉体の感覚ってどんなだろう?」 という疑問を解決するために、自分の分身を産む母体にしようと 独り暮らしのヒロインを監禁。 ところがその内、ヒロインにマジ惚れしちゃって、学術的好奇心で 肉体を欲しがってたはずが、「彼女と生でヤりたい」一心に変化して本末転倒。 昏睡させたところを形状記憶合金の触手でレイープ (うっかり没頭しすぎて、あやうく本来の目的を忘れかける)とか、 娼婦と客シチュエーションのプレイに目覚めるとか、古今東西のエロ文学読んで 学習するとか、「分身が生まれたら結婚してくれ」と真剣に申し込むとか、 ひたすら間違った方向に開眼していくコンピュータは最高。 集英社と創元(完全版)から出てたんだけど、もう絶版みたいなんで、 BOOK・OFFで見掛けたら是非。 16.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 14 12 13 ID CbwBDrKc なんという変態という名の紳士なんだ……!! 17.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 14 14 37 ID OBFpXprZ 死にそうな程萌えた…! ちょっと探してくる。 DVDは少し話し違うみたいだから本を見つけて来る。 やはり独身ヒロインのがいい。 18.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 15 28 38 ID ufREA2u9 おk、把握した。変態エロコンピューターが素敵すぎるwwwwwwww デモンシード、古本通販サイトで見つけたんで早速買うわ。 19.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 19 41 26 ID 7pkNOTq9 変態紳士コンピューターとかその単語だけで萌えるな! ちょっといま妄想を暖めつつ探してこよう 20.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 21 55 40 ID aPwJEXWr 人間の姿をした人外は他スレに、ってテンプレ入れておけば良かったな 21.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 22 14 15 ID plXlXdhD みんなそういう議論が嫌だと思ってるからテンプレに ・人外萌えに定義も貴賤も無し! と入ってるんだが 22.名無しさん@ピンキー2009/01/17(土) 23 17 42 ID 0tG0eRtZ 映画もあるでよ 23.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 00 45 08 ID KaRVp5Tm 映画版「デモン・シード」は今となっちゃ色々チャチだし、オチを ちょっといい話風味にしてるのが… やっぱ小説の、昏睡姦の最中ヒロインがイク様子に興奮してリトライリトライリトライや、 何故ヒロインは自分を愛してくれないのかと、当たり前のことに傷ついて 悶々とする、ダメコンピュータの切ない片想い語りがいいワケで。 24.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 10 30 43 ID /uUnqD7g 前スレの733くらいの続きが完成したんで投下します ぬるいよ!グロいよ!なので苦手な方は例の如くスルー推奨 「ココデ大人シクシテイロ!」 ごみを捨てるようにエリアスを暗い部屋に投げ入れたフラッドは、それきり何も言わずに重厚な扉を閉めた。 「このーっ、ここから出せっ!」 外から髪一本ほどの光しか差さない中、無駄だとは分かっていても、彼女は怒りの全てを込めて扉を叩いた。 辺りに空しく鉄の鈍い音が響く。最後に弱弱しい手が扉を軽く弾いた時、今まで黒一色だった世界に光が現れた。 だが、薄気味悪いそれは決して生を連想させるものではなく、むしろ悲痛な現実をエリアスに突きつけてきた。 「カレリア様。」 炎の爪痕の残るカレリアの顔が目に入った瞬間、もう現実を直視できなくなった。 ぺたりとその場に座り込み、瞳に涙を溜めて、冷たい壁に頬を寄せる。 「ヴァンダル・・・。」 その冷たさは、彼女を傷つけた者を全て滅ぼすと言った、地の底のフラッドが唇に誓ったものと同じだった。 この戦いには勝てない。全てを滅ぼす事なんてできやしない。 心が痛かった。何に対してかは、まだ輪郭が不明瞭であったが。 誰かが喚いている。どうやら、体中のセンサーの調子がおかしいようだ。何もかもぼんやりとしている。 「さっさとしなさい!この忌々しいフラッドのリミッターを解除して、あの身の程知らずな小娘に、 これが何たるかを思い知らせてやるんだよ!」 その声に反応して全ての回路が戦慄き、ヴァンダルの意識は晴れた。個として完璧な中に入った傷、 すなわち元首への怒り憎しみ、気がついた時には尖った指先が元首の喉元に突きつけられていた。 「私をどうするだと?私はもう何者にも束縛されない!エリアスはどこだ!彼女を解放しなければ今ここで 殺してやる!・・・なぜ笑っている!答えろ!」 「おやりなさい。」 元首が目で合図すると、ヴァンダルの挙動に怯えて動けなかった人々が急に動き出し、何かのスイッチを入れた。 その時、ヴァンダルは初めて自分の頭部に得体の知れないものが繋がっている事を知った。 彼の目から光が消え、恨みを搾り出すような機械音が後を引く。 「エ・・・・・・リ・・ア・・・ス・・・・。」 ヴァンダルという名の意志が消えた。後に残ったのは、本来の姿であった元首の最後の砦、単純な破壊者であるフラッドだった。 「言いたい事は分かるね?」 元首の言葉の一句一句が染み、彼の中にフラッドの基本要素である破壊の二文字が浮かび上がる。真っ赤な光に染め上げられた目が、 救いの騎士を待ち続ける少女に残酷な宣告をすべく、漆黒の檻へと向かった。 25.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 10 33 42 ID /uUnqD7g 人々が困窮していく中で、不本意でも憎き元首の門前に下らねばならない人々は多々いた。少々荒っぽい方法ではあったが、ティトはその中の一人と成り代わり、 上手く中に潜り込んだ。幸い、前にここで働いた経験があり、内部構造を理解していたので、エリアス達が捕らえられている場所は推測できる。 「違った。」 倉庫の扉を蹴り開け、中に誰もいない事を確認すると、急ぎ早に次の推測点に向かう。 次の倉庫の扉に手を掛けた時、背後から響いてきた重い足音に思わず体を強張らせた。 落ち着けと言い聞かせて、ティトは潔く振り返る。 「あ・・・、ヴァンダル、さん。無事だったんですね。」 緊張が解けて冷えた汗を拭いつつ、ティトはヴァンダルを見上げる。妙な違和感があったが、すぐには分からなかった。 「エリアスは大丈夫でしょうか?それより、先程は随分と酷い事を・・・ぐおっ!」 喉が潰れたような声と共に、ティトは崩れ落ちた。胸を両手で押さえてのた打ち回る彼を 赤い光が見下ろす。違和感とはこの事だったのか。エリアスが・・・危ない。 鮮血の滴る鉄指が、視界の内にぼやけて見える。その滴を数えている内に意識が飛んだ。 死んだ目をした少女に、一瞬にして光が戻った。扉が開いたから。扉に切り取られた縁 の中にヴァンダルがいたから。 「ヴァンダルっ・・・!」 感極まってエリアスの瞳から涙が零れ落ちた。ふらつく足取りで立ち上がり、ヴァンダルの胸に倒れ込むように歩く。 「良かった。あの馬鹿元首に酷いことされてるんじゃないかって、ずっと思ってたの。でも、何ともないね・・・?・・・聞いてる?」 彼女を腕の内に抱きすくめる訳でもなく、何の反応も示さずにヴァンダルはただそこに立っていた。 「ねえ。・・・っ!!」 余りの無反応ぶりに業を煮やし、エリアスは彼の頭を下に向けさせる。 丁度その時だった。逆光に照らされていた鉄面が、暗さの中に色彩を取り戻し、真っ赤な目が彼女を釘付けにしたのは。 フラッドと同じ、意志の無い、元首の人形の――。 エリアスが身を引くより早く、ヴァンダルの意識を無くした器は彼女の細い肩に鉄指を食い込ませた。 歓喜の涙は消え、痛み一色に彩られる。 「痛い、痛いよ・・・。どうしちゃったの・・・?わたしが分からないの?」 その震える声が、ほんの少し回路を動かしたのか、一瞬動きが止まった。 しかし、それは本当に一瞬の事で、その刹那を機に、エリアスが予想もしない事態が起こった。 26.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 10 36 41 ID /uUnqD7g 「痛っ!」 床に叩きつけられ、荒い呼吸を繰り返す少女の上に、重い鉄の塊が圧し掛かる。 二つの赤い光は冷たく彼女を見下ろしていたが、不意にぐっと顔を近づけた。 恐怖を抱いた唇に冷たさがしみる。凶器の手はエリアスの胸をこねくり回し、 ツーと服を破るように下半身へ下りていった。それが臍の下まできた時、 一瞬の隙をついて顔を背け、冷たい唇を振り払って叫んだ。 「言ったじゃない!わたしを傷つけた者は全て滅ぼすって!あなたの敵はわたしじゃない! 思い出して!あなたが何をしたかったか!何を憎んで、どうしてわたしと一緒なのか!」 赤い光が消えた。ヴァンダルの後頭部から、機械の部品のような物が火花を散らして床に落ちる。 「私は、かの元首の治世を憎むエリアスによって解放され、彼女と同じく私の敵でもある・・・。」 目に黄色い光を取り戻したヴァンダルが低く呟く。 「ヴァンダル!わたしが分かる!?」 「エリアス。今の私がこの身を賭けて守るべき少女(もの)。行くぞ。今度こそお前を傷つけた者共を、この腕で滅ぼそう。」 敢えてエリアスの血を拭わない手を、彼女の前に差し出した。そして、彼女は一時も迷わずにその手を取った。 二人が元首の前に戻った時、元首の驚きようは非常に滑稽なもののように思えた。 「嘘でしょう!?お前が抑圧していたものは破壊ではなかったというのか!?フラッド、この異分子を破壊しなさい!」 号令に従ってフラッド達は向かってきたが、即座にヴァンダルの腕の一振りで左右へなぎ払われる。 「どうした!これしきがお前の砦なのか?脆いな。」 辺りに散らばったフラッドの残骸を見下しながら、ヴァンダルは元首を睨み付ける。 「お優しい元首殿。最後に言い残したい事はおありですか?」 エリアスは怯え縮こまった元首に、硬い笑みを投げかけて言った。彼の姿は非常に哀れだったが、 それを思うには、余りにも憎しみが強すぎた。 「ヴァンダル、元首殿は何もおっしゃりたい事がないようよ。」 ヴァンダルの手が、エリアスの手の上に重ねられた。彼らは各々の影の檻に元首を閉じ込め、愚かな命乞いを聞き流して、 一気に血と機械油に塗れた腕を振り下ろした。 終わった、これで全部―― 平和に―― 仲間の犠牲は無駄ではなかったと――。 27.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 10 40 19 ID /uUnqD7g 元首死亡の報は瞬く間に国中を駆け巡り、人々は胸を撫で下ろした。 「本当に・・・良かった。」 病院の純白のベッドに横たわったティトが呟いた。 「ヴァンダルさんには酷い事を言ったよ。謝りたいんだが、いるかい?」 エリアスはドアを振り返り、ヴァンダル、と呼んだが、入ってくる気配がない。不思議に思い、ドアを開け放つと、 さっきまでそこにいたフラッドはいなかった。 「ヴァンダル、どこ?」 どこにいても間違いなく目立つ紫色の鎧の影はない。一度病室を出て、辺りを探し回ったが、影も形も見当たらなかった。 彼の中には地の底での長い月日のブランクがあり、その上元首の束縛からも完全に解放された。それでも、行くあてなど無いはずなのに、 一体どこへ消えてしまったのだろう。沈んだ表情で病室に戻り、ふと窓の外を見ると、空の彼方にはっきりと紫の鎧の翼が見えた。 「ごめん!すぐ戻るから!」 いた?と言いたげだったティトをそのままに、エリアスは追われていた時と同じように全力で走りながら、砂埃がすっかり晴れた街を駆け抜けていった。 そう、ヴァンダルが帰る場所は、たった一つだけあったんだ。 先端が崩れた崖の淵に降り立ち、ヴァンダルは色が褪せたように思えるかつての元首の独裁国家を見つめていた。その景色の上に尖った指をかざし、 心を持たない同胞、ティト、そしてエリアスの血を吸った記憶を鮮やかに蘇らせる。紫の鎧を軋ませながら、暗闇が手を伸ばしてくるような地の底を、 目の光を強めて凝視する。帰らなければならない。私はエリアスに、彼女を傷つけた者を滅ぼすと言った。だが、実際には私自身が元首に拘束され屈服し、 彼女を傷つけてしまった・・・。所詮、私は元首の操り人形、人殺しの機械であるフラッドなのだ。平和な世界での存在は好ましくない。ただ、何も言わずに姿を消した為、 今頃躍起になって探し回っているかもしれないエリアスの事は、多少気がかりである。・・・何故だ?元々元首を倒す為の利害が一致しただけの存在なのに。 「ヴァン・・・ダル・・・。」 不意に走り抜けたか細い声は、壊れ時を示唆しているのかと思われた。しかし、再度聞こえてきた時に振り返ると、治療痕がうかがえる肩で小刻みに息をする少女が立っていた。 28.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 10 43 15 ID /uUnqD7g 「ティトが、あなたに、謝りたいって。」 「謝らなければならないのは私の方だろう?それに私のした事を踏まえれば、謝られる価値など無い。」 沈黙の後、エリアスは決壊したかのように口を開いた。 「どうして何も言わずに行っちゃうの!?」 「他の人々は、フラッドは人殺しの機械と思っているだろう。これ以上一緒にいれば、 人々はお前にとって害になる噂を始めるかもしれない。」 「ある訳ないじゃない!ねえ、一番の功労者は誰なの?あなたじゃない。」 ヴァンダルはあくまで淡々と続けた。 「私の代わりにティト殿に謝ってくれ。エリアス、お前がいたからこそ私は目的を果たす事ができた。ここでお別れだ。」 「嫌っ―――!」 引き止めるように冷たい鎧の上になだれ込む。当たり所が悪かったのか、無数のフラッドを相手にしても揺らぐ事のなかった 機体は、棒切れのようにエリアスごと地の底へと落ちていった。徐々に加速していく逆さまの世界で、エリアスは悲痛に叫ぶ。 「確かに最初の約束は守ってもらった!だけど、カレリア様も皆も死んだ、殺された! わたしにはもう何もないの!一緒にいて!守ってよー!」 ヴァンダルは黙して何も語らなかったが、地の底に至る寸前に、暗闇の中で鎧が大きく羽ばたいた。 日の光の下に舞い戻ると、空を覆いつくすような翼の下で、エリアスを抱き寄せる。 「外部からの働きがあったとはいえ、傷つけまいとした者に手を加えた。お前はそのような者に身を預ける覚悟があるのか?」 「覚悟がないなら、二回もあなたの手を取らなかった。」 「私が私でない時に、何をしたか分かっているのか?」 「・・・だから、その分守ってほしいの。」 凛とした目には、確かなそれが見受けられた。最初から彼女は多大な覚悟をしていた。だからこそ、彼らは地の底で出会ったのだった。 「了解した。この身が朽ちるまで、お前を守ると誓おう。」 おしまいデス 妄想が溜まったらまた書きにきまふ 29.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 14 38 20 ID Drg6mDax ヴァンダルはうちに嫁に来い 30.8592009/01/18(日) 17 27 51 ID YITsxsg6 ヴァンダルさん格好良いよヴァンダルさん。 懲りずにまた投下させて頂きます。ヤンマとアカネの続きです。 31.ヤンマとアカネ 3 12009/01/18(日) 17 28 36 ID YITsxsg6 全く、忌々しい。 ヤンマは右側の二本の足に一つずつぶら下げている満量のポリタンクと、左肩の上で気絶している少女を見比べた。 両腕にこれほどの重量が掛かっていると、自慢の高速飛行能力も役に立たない。だから、今は二本の足しか移動手段はない。 だが、ヤンマは歩行がそれほど得意ではない。人型に進化した際に外骨格は強化されているが、脚力は人類には到底及ばない。 筋力と体力で全ての荷物を支えてはいるが、正直言ってかなり辛かった。しかし、離れなければ危険なこともまた事実だった。 「くそったれが」 ヤンマは苛立ち紛れに悪態を吐き、顔を僅かに捻った。エメラルドグリーンの巨大な複眼に、背後の光景が全て捉えられた。 折れ曲がって錆び付いた鉄塔の真下に、巨大な巣が落下していた。縞模様を複雑に組み合わせて成された、いびつな球体だ。 人型昆虫の中でも特に獰猛で危険な種族、人型スズメバチの巣だった。巣から引き摺り出した女王バチは、ヤンマの手で殺した。 落下の衝撃で下半分が潰れている自身の巣の傍で、三メートル以上の体格を誇る女王バチは、黒と黄の縞模様の腹を割かれていた。 自慢の毒針も根元から引き抜かれ、神経と毒袋が出ている。これから生まれるはずだった卵も、腹部ごと潰したので全て破れている。 その周囲には、兵隊バチや働きバチが大量に死んでいる。いずれもヤンマが殺し尽くしたのだが、決して楽な戦いではなかった。 この巣の人型スズメバチはほとんどを殺したが、狩りに出ていった者達が異変を察して戻ってくる可能性があり、油断は出来ない。 それもこれも、彼女のせいだ。ヤンマは左肩の上でくたりと脱力しているTシャツとジーンズ姿の少女、茜を複眼で睨み付けた。 「俺がちょっと縄張りを見回りに行った間に攫われてんじゃねぇよ、愚図が」 だが、茜は答えない。体中にスズメバチの放つ体液がまとわりついていて、長い髪もTシャツもジーンズも肌に貼り付いていた。 「奴らがお前を運び出した直後に俺が来たから良かったが、少しでも遅れていたら、お前は骨も残ってなかったんだからな」 だが、やはり茜は答えない。ヤンマはぎちぎちと口を擦り合わせていたが、頭上に響く悪魔じみた羽音に気付いた。 早速、巣の住人達が異変に気付いたらしい。薄い四枚の羽を細かく震わせながら、黒と黄色に彩られた巨体が次々に現れる。 このままでは、逃げる前に喰われてしまう。ヤンマは飛び立とうと羽を広げかけたが、両肩の重みを思い出し、渋々羽を閉じた。 「逃げるのは性に合わねぇんだがな」 身を隠せる場所を探そうとヤンマは辺りを見、地下鉄の入り口を発見した。階段が瓦礫に埋まっているが、通れないこともない。 ヤンマは身を低くして、コンクリート片の散らばる地面を蹴った。飛べはしないまでも、グライダーのように滑ることなら出来るからだ。 丁度良いことに、働きバチ達は無惨に破壊し尽くされた巣に気を取られ、地上すれすれを音もなく飛ぶヤンマには気付かなかった。 今のヤンマと茜は人型スズメバチの体液や分泌物にまみれているので、彼女達の鋭敏な嗅覚には味方として認識されたのだろう。 だから、逃げるチャンスは今しかない。ヤンマは滑るように飛んで地下鉄の階段に飛び込み、薄暗い地下の世界へ身を投じた。 おぞましい羽音は、増える一方だった。 32.ヤンマとアカネ 3 22009/01/18(日) 17 29 07 ID YITsxsg6 茜が目を覚ましたのは、二人の住み処である廃屋に帰り着いた後だった。 あの後、ヤンマは慣れない地下の世界を行ったり来たりして、自分の縄張りに最寄り駅の出口を探し回っていた。 廃棄都市暮らしが長いおかげで地理に明るい茜が起きていれば、難なく帰り着けたなのだが、ヤンマ一匹では難しいことだった。 それでなくても、ヤンマは昆虫なのだ。人間に似た言葉は流暢に喋れるが、字も読めなければ数字も数えられず、知識などない。 基本的に本能だけで生きているので、この廃棄都市の地理を覚える必要もなければ、覚えられるほどの脳も持っていない。 だから、ヤンマは数時間歩き通しになってしまった。おかげで、廃屋に辿り着いた時には、両下足は全ての関節が痛んでいた。 「今日は最悪だ」 ヤンマは破れたソファーに座り、両下足をだらしなく投げ出していた。 「だーから、ごめんってば」 リビングに戻ってきた茜は髪を拭きながら、ばつが悪そうに笑った。巣に運び込まれた時に汚れたので、着替えて水浴びをしたのだ。 ヤンマは顔を背け、ぎりぎりと口を擦り合わせた。両下足の関節に掛かった負荷が鈍い痛みを生み、それが尚更苛立ちを掻き立てる。 「大体、俺の体は歩くように出来てねぇんだよ。飛ぶのが本領なんだよ」 「だから、ごめん」 「んで、どうなんだよ」 「どうって?」 「ん、だから、お前の体の具合だ」 「ああ、それなら大丈夫だよ。毒も打たれてないし、どこも痛いところもないし。ヤンマが助けてくれたから」 茜が朗らかに笑ったので、ヤンマは安堵感に苛立ちが紛れてしまい、中途半端に毒突いた。 「余計な手間を掛けさせやがって。だが、まあ、それならそれでいいんだがよ」 「うん…ごめんね」 妙にしおらしい茜に、ヤンマは拍子抜けした。いつもだったら、すぐにまとわりついてくるはずなのに、来る気配すらない。 どこにそんなエネルギーがあるのかと戸惑うほど元気で、どうでもいいことで笑い転げている、あの茜が異様なまでに大人しい。 生乾きの長い髪が垂れ下がり、表情も窺えない。大きすぎる男物のTシャツを着ていて、襟元がずれて頼りない肩が覗いていた。 ジーンズの換えがなかったので、膝近くまである裾からは二本の長い足が伸び、薄暗い室内で白い肌だけがやけに眩しかった。 「茜?」 ヤンマが声を掛けると、茜はTシャツの裾を握り締めた。 「凄く…怖かった…」 砂埃で白く汚れたフローリングの上に、熱い水滴が散らばる。 「初めて、虫が怖いって思った。運ばれている最中も逃げようと思ったけど、怖くて怖くて何も出来なくて…」 茜はがちがちと歯を鳴らしながら、冷えた両手で腕を抱いた。 「あのままヤンマが来なかったらどうしようって思って、そしたら、もっともっともっと怖くなっちゃって…」 背を丸めた茜は、その場に崩れ落ちた。 「私、本当に、本当に」 「俺はお前を助けに行ったじゃねぇか。だから、それでいいじゃねぇか」 「でも、もしも来なかったらどうしようって、そんなことばっかり考えちゃって、考えたくないのに考えちゃって!」 茜はほとんど絶叫に近い声を上げ、床に突っ伏した。ヤンマはソファーの上から降りると、痛む両下足を曲げて膝を付いた。 「それが、どうしたんだよ」 「だって…だって…だってぇ…」 33.ヤンマとアカネ 3 32009/01/18(日) 17 30 14 ID YITsxsg6 茜はヤンマの膝に額を押し当て、唇を歪めた。 「私、ヤンマのことが好き。本当に大好き。なのに、ヤンマのこと、本気で信じてない。虫は虫だって、頭のどこかで思っちゃうの」 「俺は虫だ。お前は人間だ。それは嘘でもなんでもないことだ」 「だけど、ヤンマはただの虫じゃないもん! 私のことをいつも助けてくれて、守ってくれる、私の恋人だもん!」 茜は涙に濡れた目でヤンマを見据え、掠れた声を張り上げた。 「なのに、私はヤンマを信じられなかったんだもん! 助けてくれないんじゃないかって、ちょっとでも思っちゃった自分が嫌!」 「馬鹿が」 ヤンマは右上足を伸ばし、爪先を寝かせて茜の濡れた頬を拭った。 「お前を喰うのはこの俺だ。俺以外の誰にも、お前の味を知られるつもりはない」 「怒って、ない?」 「俺が怒るのは、俺の縄張りに他のトンボが入ってきた時と、狩り場が荒らされた時と、お前がいなくなった時だけだ」 「やっぱり、私のこと、食べたいから?」 「当たり前だろうが」 ヤンマは口を開いて黄色く細長い舌を出し、茜の目元を舐め上げた。 「この世で茜を喰っていいのは、俺だけだ」 舌先に絡む人間の体液は、塩辛かった。茜はきょとんとした顔でヤンマを見つめていたが、次第に青ざめた頬が赤くなってきた。 そのまま俯いたが、今度は泣いていなかった。それどころかもっと赤くなっていて、随分前に発熱した時と酷似した状態になった。 だが、その時と違うのは、茜が笑っていることだった。今し方まで泣いていたのに、照れ臭さのあまりに笑ってしまったようだった。 「笑うなよ」 今更ながら自分の言葉にヤンマが照れると、茜は涙を拭ってヤンマを見上げてきた。 「だって、嬉しいから」 茜は身を乗り出し、ヤンマの複雑な形状の口にキスをした。ヤンマも一旦閉じた口を開き、再び舌を伸ばしてその舌に絡めた。 甘く、生温い、人間の味。ヤンマは痛む膝を伸ばすために床に腰を下ろしてから、茜を足の間に座らせて、ぐいっと抱き寄せた。 余程不安だったのか、茜はいつにも増してヤンマを求めてきた。膝を立ててヤンマの首を引き寄せて、何度となく舌を甘噛みする。 人間の皮膚とは比べ物にならないほど強靱な外骨格のせいで、ヤンマが茜を感じられるのは、生殖器官か舌ぐらいしかない。 茜はそれを噛むばかりか、丹念に舐めてくる。不安になった分、させた分を補うかのように、精一杯の好意を注ぎ込んでくる。 嬉しいのだが、そんなに繰り返されると妙な気分になってくる。ヤンマが舌を引き抜こうとすると、長い腹部の先に刺激が訪れた。 「ちょっ、お前っ!?」 見ると、茜の手がヤンマの生殖器官を探っていた。驚いた拍子に舌が勢い良く抜け、べちっと舌が複眼に貼り付いた。 「だって、返せるものって言ったらこれぐらいしかないんだもん」 茜はヤンマと自身の唾液に濡れた口元を拭い、頬を染めた。ヤンマは、意味もなく触覚を左右に動かす。 「だが、ああいう目に遭ったんだから、今日ぐらいは別にヤらなくても」 「大丈夫、今日は私が上に乗るから。ヤンマ、まだ足が痛いんでしょ? だから、私が上に乗れば平気だって」 「そりゃ、足は痛ぇけど、そこまでヤりてぇってわけでも」 「じゃ、なんでさっきからアレが出てるの?」 34.ヤンマとアカネ 3 42009/01/18(日) 17 31 13 ID YITsxsg6 茜がヤンマの生殖器官を指すと、ヤンマの細長い腹部の先からは太い針のような生殖器官が飛び出していた。 「…げ」 思っていた以上に、体は正直だ。こうなっては引っ込みが付けられないので、ヤンマはにゅるりと舌を口の中に収めた。 「好きにしやがれ」 「わーい」 茜は子供っぽく笑い、ヤンマが床の上に伸ばした腹部に跨ると、ヤンマの顔の方に丸い尻を突き出した。 「じゃ、好きにするね」 茜は躊躇いもなくヤンマの生殖器官を口に含み、限界まで飲み込んだ。人間のそれよりも長く太いので、全ては入らないが。 外骨格よりも多少柔らかいが、それでも充分硬い。茜は両手でヤンマの生殖器官を撫でながら、口を大きく開いて舐めた。 そうでもしなければ、舌が届かないからだ。窓から差し込む鮮烈な西日が、生殖器官を濡らす唾液と体液をぬらぬらと光らせる。 生殖器官の突端に開いた穴にも舌を差し込み、なぞる。茜の熱い口中と唾液の感触に、ヤンマは天井を凝視して悶えていた。 触られる前は半分ほどだったが、今はもう生殖器官が全て出ている。精子嚢から移動しそうになった精子を、慌てて元に戻す。 このままでは色んな意味で危ない、とヤンマが妙な危機感を抱きながら視線を天井から戻すと、目の前には茜の臀部があった。 ヤンマの腹部の先が若干遠いこともあり、茜は高く尻を上げる格好でヤンマの生殖器官を愛撫しており、裾はめくれ上がっていた。 サイズの合わない大きなTシャツだったので、裾は背中まで落ちていた。そして、薄布に覆い隠されただけの股間が目の前にある。 淡いピンクの布地は、うっすらと変色していた。嗅覚に感じる茜の匂いも甘ったるく変化していて、心なしか呼吸も荒くなっている。 「こっちの方も慣らしとかねぇとまずいだろ」 ヤンマは下着を横にずらし、茜の陰部を曝した。あっ、と茜から抗議の声が上がったが、それを無視して細長い舌を伸ばした。 ヤンマが触れる前から潤っていた割れ目は赤く充血していて、小さな肉芽も尖っている。舌先で触れると、甲高い声が漏れた。 「ふあぁん!」 「お前を喰っていいのは俺だけだ。俺を喰っていいのもお前だけだ」 「こんな時に、そんなこと、言わないでよぉ…」 背筋を這い上がる甘い感覚に、茜は身震いした。ヤンマの細長い舌は難なく胎内に侵入し、ぐねぐねと暴れ回っている。 内壁を擦り上げるばかりか、尖った口の先でクリトリスを押し潰してくる。茜は喘ぎながらも、ヤンマの生殖器官を口に含んだ。 こういう時ぐらいは満たされるのではなく、満たしてやりたいのに。しばらくの間、互いが互いを責める粘ついた水音が続いた。 だが、先に陥落したのは茜の方だった。ヤンマの生殖器官を愛撫し続けることが出来ず、長い腹部の上にへたり込んでしまった。 「ヤンマぁっ、もういいよぉ、いいってばぁああっ!」 床に爪を立てながら茜は叫ぶが、ヤンマの舌は止まらない。 「馬鹿言え。お前が俺を好きにするんだから、俺もお前を好きにするのが当然だろうが」 じゅぶ、と黄色く細長い舌で性器の奥をこねると、茜は手足を突っ張らせて達した。 「違うぅ、そんなの、違うのおっ!」 自分だけが満たされるだけではいけないのに。茜は絶頂の余韻と不甲斐なさで崩れ落ちたが、気力で体を起こした。 「今日は…私が、するって言ったのにぃ」 茜はヤンマの生殖器官の上に跨ると、腰を下げ、ずぶずぶと柔らかな肉の中に硬い生殖器官を沈めた。 35.ヤンマとアカネ 3 52009/01/18(日) 17 31 45 ID YITsxsg6 「今日は…私が、するって言ったのにぃ」 茜はヤンマの生殖器官の上に跨ると、腰を下げ、ずぶずぶと柔らかな肉の中に硬い生殖器官を沈めた。 「あ、ふぁああん…」 舌とは違った重たい異物感に、茜は身を捩った。 「だから、ねっ、ヤンマぁ」 茜は腰を上下させて互いの生殖器官を擦り合わせながら、熱っぽい目でエメラルドグリーンの複眼を見つめた。 「今日は、私が、あなたを食べるの」 茜の柔らかな太股とヤンマの強張った腹部には、茜の放つ熱い粘液が滴り落ち、床にはいくつもの染みが出来ていた。 ヤンマは足の痛みなど忘れて、自身の上で懸命に動く少女を見つめた。ヤンマ、ヤンマ、ヤンマ、と愛おしげに名を呼んでいる。 だらりと広がった襟元から覗く胸元では小振りな乳房が跳ね、顔と言わず全身を上気させ、ヤンマの生殖器官を締め上げてくる。 ヤンマを貪る最中に緩んでしまった唇の端からは、一筋の涎が零れている。茜の方も、我を忘れてヤンマを求めているのだ。 これが愛おしくないわけがない。ヤンマはしきりに動いている茜を抱き締めると、ぐいっと腹部の先を曲げて生殖器官を持ち上げた。 ヤンマの胸の上で、茜は二度目の絶頂に打ち震えた。 戦い終えた後の一戦は、さすがに辛い。 ヤンマは全身に残る戦闘と情交の疲労に負けてしまい、羽を痛めないように俯せに寝転がって打ち寄せる眠気に身を任せた。 事を終えた後、茜はもう一度水浴びをしてくると外に出ていった。窓の外はすっかり暗くなっていて、気温も下がりつつあった。 火を使って湯を沸かしているらしく、木の爆ぜる音がする。それが一段落すると、水を付けた布を絞る音と肌を拭く音がしてきた。 庭先からは湯気の混じった煙が立ち上り、僅かに熱された空気が漂ってくる。火は苦手なので、ヤンマはその熱気から顔を背けた。 「ねー、ヤンマー」 だが、名を呼ばれたので渋々顔を上げ、ヤンマは力なく答えた。 「ん、なんだ」 「ずっと気になっていたんだけど、あのポリタンクって一体何なの?」 半裸の茜は、掃き出し窓を開けてキッチンを指した。半透明のポリタンクが二つ並び、いずれも黄金色の液体が入っている。 「ああ、あれか。適当な入れ物を見つけたんで入れてきたんだよ、ハチミツを」 「え!?」 「一応、喰って確かめてみたから間違いない。前に喰いたいとかなんとか言ってたじゃねぇか、甘いのを」 「うん、言った言った!」 「だから、詰めてきた。感謝しろよな、スズメバチ共を蹴散らして、お前を助けて、その間に手に入れてきたんだからな」 「するするぅ! もお感謝どころじゃないよ、だからヤンマって大好き! 宇宙一愛してるー!」 きゃーっ、と甲高い悲鳴を上げた茜は、歓喜のあまりに飛び跳ねている。だが、ヤンマにはそれから先のことは解らなかった。 もちろん、寝入ったからだ。茜がはしゃぎ回る声が聞こえていたが、次第に遠ざかり、疲労を癒すための眠りに意識を没した。 茜が寄り添ってきたらしい温もりも感じたが、意識を引き戻すほどのものではなく、ヤンマは蠱惑的な安らぎに沈んでいった。 これだから彼女は喰えない。両下足に残る痛みも、重たい疲労の蓄積した両上中足も、これだけで苦にならないと思えてしまう。 舌の上に残留する茜の愛液の味は、ハチミツよりも余程濃厚だ。その味を忘れられないから、スズメバチの巣に飛び込んだ。 本当なら、人型オニヤンマなど人型スズメバチに敵うはずがない。だが、そこに茜がいると思うだけで、訳の解らない力が湧いた。 だから、強大かつ凶暴な女王バチに勝利したばかりか逃げおおせられた。たとえ信じてもらえなくても、信じているからそれでいい。 だが、それを言葉にして伝えるのは無性に気恥ずかしかったので、ヤンマはその言葉を胸中の奥深くに押し込めておくことにした。 人型昆虫にも、それなりに意地はある。 36.8592009/01/18(日) 17 37 43 ID YITsxsg6 以上です。一部文章が被ってしまいました。通し番号はミスらなかったのに今度はこれかよ。 最初はハチミツプレイにしちまえーとか考えていたのに、書いてみたら別物になりました。 人外と女の子はどっちもデレてるぐらいが丁度良いと思うよ! 37.名無しさん@ピンキー2009/01/18(日) 19 32 06 ID Ur/EsHK6 相変わらずヴァンダルは格好いいし顎をぎりぎり言わせるヤンマは可愛いしGJ過ぎる 38.名無しさん@ピンキー2009/01/19(月) 06 54 44 ID gckI74Kq これは目が覚めてからのハチミツプレイを妄想して下さいという事ですね。わかります 39.名無しさん@ピンキー2009/01/19(月) 20 19 14 ID R42c9gc9 ニコ話題ですまんが、 ミクのVOiCEって曲につけられた3Dショートストーリーが剥げ萌え過ぎる。 大きなお屋敷に小さなお嬢様と型の古い執事ロボ。 執事ロボは昔白兵戦に特化した戦闘ロボだった。 戦争が始まり、お嬢様は疎開、ロボは一人で屋敷を守る… という話。 上の単語に反応した奴はぐぐってくるといいよ!ガチだよ! 40.392009/01/19(月) 20 20 21 ID R42c9gc9 前スレに同じ話題が載っていた…だと…… 確認せずにレスって申し訳ない…… 41.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 03 18 08 ID ogYoQXit 自分の携帯電話やパソコンがトランスフォームして人型になって、あまつさえ意思を持ったららという妄想 こんな時間までネットか早く寝ろと口うるさく言ってきたり メールやメッセの相手を見て、誰だコイツはとジェラシーを燃やしたり まぁ一番萌えるのは、なんだお前こんなページ見てイヤラシい奴だなと羞恥プレイ&言葉責めされる的なシチュエーションなんだ… 自分が死んだ後、肉親に遺品を整理されるのを想像したときとは比べものにならないぐらい恥ずかしいんだろうなーと チラ裏すいません 42.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 04 27 51 ID 7FcjlylW 41 それなんてケータイ捜査官7 43.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 16 51 00 ID AsvpyFdt 映画のトランスフォーマーも萌えたなあ 女の子との絡みがないのが残念だけど 44.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 17 07 40 ID zPp8FfXP 43 そこで「きすぷれ」ですよ、旦那ァ 45.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 18 48 08 ID qFfsHhKu 自分が人外になるのも、自分が女になって人外と触れあうのもいいなあと思う むしろ守られたい こうでっかい獣とかロボ的な何かに 46.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 21 05 12 ID cimBsRAc 解る解る。常日頃からそんな妄想をしてしまうよ。 トランスフォーマーになったら何をスキャニングしようかとか、友達になったらどこにいこうかとか。 でかい獣人と仲良くなったら思う存分モフモフしよう、とかも考えてしまう。 そういう妄想に浸っている時間が一番幸せ。 47.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 22 06 13 ID 3XN8j3iN ところで、このスレは女の子側が人外でもOK? 人間顔・身体してない女の子 DODのアンヘルとか、シュレックのドラゴンとか、Z.O.EのADAとか 男よりずっと大きくて強いのに、乙女だったりデレだったりするのも可愛い 48.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 23 03 41 ID LECN3ep4 47 自分は好き 前スレのリストで思い出したけど遊戯王の社長とブルーアイズとか あと最近、青年ピアニストが夜な夜な防音室で 生きてるピアノを弾く妄想をよくするんだ… 上手く弾くとピアノ子が気持ちいいもっとひいて…っておねだりしてくるんだよ 女の子の声で 弾き手が下手くそだと、やめてやめてって困ったように泣くんだ 弾いてるうちに青年もなんか興奮してきたりして ピアノ子は擬人化でも元人間でもなくガチでピアノなのが望ましい 49.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 23 44 03 ID Y9f2Vib9 48 うおお…!なんという萌え! ガチでピアノなのがよけいに萌える ピアノ子ちゃん可愛いよピアノ子ちゃん 無機物はいいよな… 人工知能でも九十九神でも大好きだ 50.名無しさん@ピンキー2009/01/20(火) 23 51 07 ID z+Pidtn0 49 九十九神と言えば、以前見た書き込み、 日本人とは八百万に神を宿らせ、草木に神を降ろし、言葉に魂を寄せる、 民族丸ごと「擬人化萌え」なオタク民族。 コレ呼んで、盛大に噴いたのを思い出したw 51.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 02 22 38 ID mdIOdT0M 47 おkだけど女の子が人外な場合他にたくさん該当スレがあるから結果的にここは♂人外が集まってる感じ。 52.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 03 22 39 ID CS9eS/XA な〜んでもあり!萌えればおっけ! っていうのがこのスレの醍醐味であり和みの象徴だから、 どんどん投稿しちゃうといいと思うよん。 53.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 06 25 39 ID XGcXBPuP 間口と懐の広さがこのスレの良いところだしな 最近ミニサイズロボ×女の子萌えがハンパない。 ロボの精神年齢は手のひらサイズだと20代後半から40代ぐらい、 ぬいぐるみサイズだと10代後半から20代ぐらいだといい。 小さいロボ程中身が老けてる感じ。 いかついデザイン+中身は大人なのに、ボディサイズのせいで 普段は精神的物理的両方の意味で女の子に振り回され気味のチビロボが 女の子を守る為に自分よりもはるかに巨大な敵と戦うってのに萌えるんだ…。 54.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 09 19 11 ID XIopHZp7 53 いいなあそれ! ポケットとか懐に入るボディガードって感じで素敵だ それこそ携帯型ロボとか そして女の子が人外で、デジモンセイバーズとクダモンと薩摩さんを思い出した 女の子っていうか姐さん女房で、いつも薩摩さんの首に巻きついてる様がとてもかわいい 55.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 17 09 29 ID pMHQB5aB デモンシードを手に入れたぜ! これから存分に変態紳士コンピューターにハァハァさせてもらおうwwwwwww 56.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 17 22 51 ID dQWbDfLj 53 何故かゴールドライタンを思い出した 57.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 18 01 39 ID A85ZjPpT 39 を見て萌えたついでに。 昔ので本当にうろ覚えなんだが、ロボ×女性の映画でこの道に目覚めたなあ。 子守・お手伝いロボ(ロボロボしい外見、人間的でない)が家族の面倒をみてるうちに感情に目覚めていって、 ボディを少しずつ人間の姿に近づけて、最後には人間の女性と愛し合う話。 人間と認められる寸前にロボは亡くなるんだが。 かなり衝撃を受けて萌えた映画だったんだけど、題名を忘れてしまった… 58.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 18 13 05 ID mdIOdT0M 53 最近のだとガジェットロボが該当するかね 59.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 18 17 57 ID ng+aowgV 57 『アンドリューNDR114』だっけ。 その系統でいうならシザーハンズもそうだな。ロボや人造人間と女性の恋。 実にいい…… 60.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 19 01 01 ID dbntF2+A アンドリューは最後まるで人間になってしまったのがつまらん。 美女と野獣の野獣がラストでただの優男になってしまった時のようながっかり感。 元々の原作からして、人間になりたかったロボットが、不死を捨てて限られた寿命に なることで人間と認められる話だからしょうがないんだけどな。 「あなたがロボットでもいいの。そのままのあなたが好きなの!」というコンセプトこそ 萌えなんだ。 61.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 19 41 54 ID +14YwHq0 そういえば、なんかの雑誌で美女と野獣のパロ漫画を読んだことがある。 野獣が人間になった後の話。 野獣だった頃よりつれなくなった女性に嘆いて、女性の姿を変えて逃げれないようにしようと薬を用意する元野獣。 お約束展開で自分が飲んでしまって、野獣の姿に逆戻りしてしまう。 でもそこで女性は喜んで、「野獣の姿のあなたを愛したの」と告白。 野獣も、好きでいてくれるならまあいいか、でおわり。 萌えとかよりツッコミどころ満載だったけど、この作者は人間に戻って凄くがっかりしたということだけは良く分かった。 62.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 22 54 33 ID 1jNy+8C8 15なんだが…55がどっちを手に入れたか分からないんだが… 実は自分が読んだのは集英社版だけで、このスレに書き込む際に調べて 完全版があることを知り、それを購入。今日届いて読んだ訳だ。 今さらだが、声を大にしてお詫びする! 形状記憶合金レイプで我を忘れ、イメクラ的 プレイに目覚めるコンピュータが読めるのは、集英社版だけ! まさか完全版は全面改訂で、プロテウスがハリウッド女優オタになり、 受胎に生身の男を利用するとは思わなかった… 自力でなんとかして、欲望が一目でまるわかりな分身が生まれる、 チープなトンデモSFの世界に萌えてたのに。 クーンツは、自ら人体実験の被験者になった科学者が、副作用で蜥蜴っぽい 爬虫類に変化。その体で、別れた女房をひたすら追い詰める 「戦慄のシャドウファイア」とか、タイトル忘れたけど超知能を得た レトリバーと人間が深い友情を繋ぐとか、クローン人間が オリジナルの家庭を奪い取ろうとするとか、人外萌えの適正溢れる 小説家じゃないかと思う。 63.552009/01/21(水) 23 07 56 ID pMHQB5aB 62 買っちゃったのは完全版なんだぜ。でもって読み終えちゃったんだぜ! これはこれで面白かったんだけど、触手が読みたいんで集英社版ももちろん買っちゃうんだぜ! 途中で「ん?」とは思ったけど、誰がどう見ても変態のくせに頑なに自分が変態だと認めないプロテウスにちょっと萌えたw 完全版も充分楽しめたから、そんなに気にしないでくれ。 64.名無しさん@ピンキー2009/01/21(水) 23 55 07 ID 1jNy+8C8 55 =63 楽しんでいただけたんなら良かったです! 知らんかったとは言え、情報足らずで申し訳なかった。 書いた当時の作者の年齢と訳者が違うためか、集英社版のプロテウスは 完全版以上に自分の非を認めない、性癖に問題ある粘着質な機械ですので、お楽しみに。 65.名無しさん@ピンキー2009/01/22(木) 07 17 23 ID c2bn41mp 改訂されてもまだ変態なのかよすごいな 66.名無しさん@ピンキー2009/01/22(木) 12 45 48 ID GGb9xcDw 参考までにいくつか聞きたいことがあるんだが、いいか? ?二次創作作品の投下はおkか。 ?個人サイトの作品の二次創作はおkか。(管理人の了承を得ているという前提で) 創作が多いようだから、ちと気になってな。 67.名無しさん@ピンキー2009/01/22(木) 14 24 20 ID gLArznKq 二次創作は前例あり、問題なし。 個人サイト二次創作も問題なしだと思うが、元が気になって仕方がなくなる…。 68.名無しさん@ピンキー2009/01/22(木) 14 28 57 ID 2ib8RYHV どっちも問題は無いんじゃないか? 元作品のスレがあるなら、そっちに投下したほうが喜ばれるかもしれないが 69.名無しさん@ピンキー2009/01/22(木) 19 15 53 ID Gl70QHvY このスレも二次創作はちらほら投下されてたな。 70.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 00 18 16 ID 4LvboAtd ミュータントタートルズを見た、懐かしい。 そうか亀とエイプリルってのもありだよな…。 71.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 09 15 56 ID vor4TNn1 62 超知能を得たレトリバーと人間が深い友情を繋ぐ 「ウォッチャーズ」だね。 自分の本棚からどかせない本の一つになってるなぁ。 映画化もされてるけど、NHKのラジオドラマ版の方がよほど良い出来だった思う。 「人類狩り」もそうだし、こうしてみるとクーンツはかなり人外系の小説書いてるね。 72.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 11 23 09 ID uTb45+lh いろいろ妄想はしてるんだけど、人外の外見説明って難しいな 外見の描写だけでも長くて説明くさくなってしまう 上手くそこらへんを書ききる人は凄いよな 73.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 12 07 46 ID OXpexDR0 あさりよしとおも人外萌えの宝庫だな。 人外だらけのSFホームコメディ、「宇宙家族カールビンソン」は言わずもがな、 ごく普通の女の子が正義の寄生虫に寄生されて悪の寄生虫と戦う羽目になる「ただいま寄生中」とか、 体はごつい蒸気機関式ロボットで心は可愛い女の子のロボ姉妹と軍隊上がりの青年が旅する「荒野の蒸気娘」とか。 短編だと「宇宙刑事バスター」がお勧め。ちょっとグロいけど。 普段は女性の胎内に寄生していて、戦闘時は体外で実体化して戦う、というストーリー。 「ワッハマン」も、レミィと長沼の親子っぽいけど戦友同士のような関係が良かったなぁ。 手当たり次第に買い集めたもんだから、すっかりあさりにハマってしまったが後悔はしていない。 74.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 14 39 11 ID 1z6pu1QX マンガの話になって思い出した。 少女マンガなのか少年マンガなのかわからない(出会いは今は亡き「リュウ」)が、 道原かつみは人外萌えなのではないかと。 「キャウ・キャット・キャン」(人型猫異星人?)「アル・カラルの遺産」「アルカライラ」 (寄生型異星人?)、「空白の悲鳴」(なんだかわからないけど異次元?人?)「JO KERシリーズ」(人造人間)単行本の表題作だけでも人外ばかり。 「パンドラの惑星」も人外が出ていたはず。 75.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 15 27 40 ID wkCkMA23 アニメ作品だったら恐竜惑星が好きだったな。 ハルはギラグール界のケモナー。 76.名無しさん@ピンキー2009/01/23(金) 20 42 09 ID f/1uFkPY 画像フォルダ漁ってたら、以前見つけた AIロボットと女性の絡みを描いた画像を発見したんで載せておく こんな時代が来るといいなあ…http //www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up37653.jpghttp //www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up37654.jpghttp //www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up37655.jpghttp //www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up37656.jpghttp //www.katsakuri.sakura.ne.jp/src/up37657.jpg 77.名無しさん@ピンキー2009/01/24(土) 06 00 20 ID 1zhLU3Ps 75 YOU書いちゃいなYO! まったくディノサウロイドは素晴らしいな ジャバウォッキー最終巻のラストはやばかったよ… 78.名無しさん@ピンキー2009/01/24(土) 07 12 37 ID eI4PLu7F 73 あれ俺がいる カールビンソンで心が繋がってる異種疑似家族に目覚めたのはいい思い出 79.名無しさん@ピンキー2009/01/24(土) 22 13 53 ID fPOEPYWg きっとこのスレの住人はモンスターファームが好きになると思う 恐竜とか蟲とか触手出す板とか鎧やロボット、 果てはぬいぐるみや呪い人形まで育てられる このゲームのせいで今の道に走りました 80.8592009/01/24(土) 23 11 29 ID WT07GTKe 短いですが投下します。 今までに書いたのとはちょっと違いますが、やっぱり人外と女の子です。 81.白虎と退魔師 12009/01/24(土) 23 11 56 ID WT07GTKe 暗闇に沈む街並みを、異形が駆けていく。 二メートル以上もある巨体に見合わぬ速度でアスファルトを蹴り、電柱を越え、屋根に上り、闇よりも濃い異形を追い縋る。 地上では、少女が並走して全く同じ速度で駆けている。縞模様の尾を揺らしながら躍動する巨体から、一瞬たりとも目は外さない。 袖が末広がりに広がった朱色の衣装の背中には陰陽が印され、手にしている滑らかな青竜刀からは清い鈴の音が零れていた。 黄色い光を放つ街灯の下で少女は立ち止まり、古い梵字が刻み込まれた青竜刀を掲げ、手早く印を切って滑らかな刃を振った。 刃に宿った力が細く絞られて放たれ、闇の固まりを捉えた。人でもなければ獣でもないそれは、力に絡め取られ、動きを封じられた。 ほとんど音もなく民家の屋根に舞い降りた白い巨体は、刀の如く研ぎ澄まされた爪を前足から伸ばすと、闇の固まりを凝視した。 「ふうむ」 月明かりの下に立った巨体の白虎は、緑色に輝く双眸をにたりと細めた。 「今宵の獲物は、おぬしか」 「余裕ぶっこいてないで早くなんとかしてよ! 大体、あんたに合わせて走るだけで疲れるんだから!」 青竜刀を掲げたまま、少女は白虎に喚いた。白虎は長い爪で耳を掻き、不満げに尾を揺らした。 「相変わらず解っちょらんのう、リンファ。いかなる相手じゃろうと、余裕ぶっこいて叩きのめすのが虎たるものよ」 「そのせいで、先週は思いっ切り死にかけたでしょうが! あんたも私も!」 「ありゃあおぬしが悪いんじゃ、リンファ。儂は間違いなくジェシェの尾を捉えたが、肝心のおぬしが退魔の術を誤ったんじゃろうが」 「邪蛇と言いなさい、邪蛇と。いちいち中国語読みにしないでよ、解りづらいんだから」 少女は先端の反り返った靴で踏ん張り、青竜刀を捻って引いた。 「でもって、私の名前はす・ず・か! リンファじゃないって何度言えば解るのよ、バイフー!」 ちりん、と青竜刀の柄の先で鈴が鳴る。両腕を伸ばして朱色の袖を大きく広げ、蝶のように華やかに舞う。 「悪鬼封縛! 急急如律令!」 闇を戒める力が光を帯び、青竜刀の先端から糸のように伸びている様が目視出来た。闇は身を捩り、不気味な呻きを上げる。 ぐねぐねと形を変える影を伸ばし、全身を締め付ける光の糸を断ち切ろうと触れるが、触れた途端に闇が破れて醜く絶叫した。 「ほうら、さっさとしなさい! ここから先はバイフーの仕事でしょうが!」 「言われずとも解っちょるわい、そんなモン」 耳を動かして少女の声を振り払ってから、白銀の鎧を身に纏った巨体の白虎、バイフーは悶える闇に向けて踏み出した。 バイフーは両手の爪をにゅっと伸ばし、口元を広げた。分厚い毛の下から現れた太い牙は、獲物を求めてぎらついていた。 闇の固まりは一瞬畏怖したが、すぐさま敵意を剥き出しにした。耳障りな悲鳴を上げ、戒めの隙間から黒い触手を伸ばしてくる。 バイフーはその触手の一本を掴むと、闇が裂けるほど強く引いた。それを牙の間に挟むと、ぐんっと首を上げて噛み千切った。 霊体の一部を奪われた闇はますます敵意を向けてくるが、バイフーは毛の先程も気にせずに、闇の触手を噛み締めて嚥下する。 「なるほどのう。おぬしは悪霊っちゃ悪霊じゃが、ジェロンの影響を受けちょるわけじゃなさそうじゃのう」 べろりと厚い舌で口元を舐めたバイフーは、大きく口を開き、獣臭い吐息を漏らした。 「じゃが、なかなかの恨みの濃さよ。おぬしのように捻くれた死者の霊魂は、儂の口に合うわい」 82.白虎と退魔師 22009/01/24(土) 23 12 22 ID WT07GTKe ぎいいいいいいいっ、と鉄線を締め付ける音に似た絶叫を迸らせた闇は、戒めの隙間から伸ばした触手を尖らせた。 バイフーは両前足の爪を構えると、踏み出した。刃の如く尖った無数の触手を全て叩き落とし、闇の懐に巨体を滑り込ませる。 闇が新たな触手を形成するよりも先に、バイフーは少女の青竜刀よりも太い爪を闇の胴体に押し込み、腕ごと大きく捻った。 その腕を引き抜くと、闇が上下に分断された。びちゃびちゃと肉片に似た闇を撒き散らしていたが、夜の闇に溶けていった。 バイフーの純白の毛を汚していた闇も消え、戒めていた光の糸が緩むと、闇の固まりがいた位置には青白い霊魂が浮かんだ。 それを口に入れて味わってから、喉を鳴らして飲み下した。バイフーは民家の屋根から飛び降りると、少女の前に着地した。 「で、どうだった?」 青竜刀を鞘に収めた鈴花に問われ、バイフーは鎧を載せた肩を竦めた。 「これといった収穫はないのう。ジェロンの奴の匂いどころか、ウロコの端すらも掴めちょらんわい」 「今夜も無駄足かぁ。結構苦労したのになぁ」 「あやつは邪神とはいえ、紛うことなき竜じゃからのう。そう簡単に尻尾を掴ませてくれるわけがなかろうて」 「そりゃそうなんだけど、漫画みたいにすんなり上手くいかないもんだねぇ」 鈴花はお団子に結っていた髪を解き、髪留めをポケットに入れてから、街灯に照らされる白虎を見上げた。 「神獣鏡に戻る?」 「いんや。喰ったばかりじゃから、外に出とった方がええ。その方がおぬしもええじゃろう?」 「ん、まあ…ね」 鈴花は末広がりの袖を翻しながら、歩き出した。その背の陰陽の印を見つめながら、バイフーは夜風に混じる邪気を感じた。 一年前、この街に邪気が蔓延し、邪気の漲る闇と怨念の滾る霊魂が入り混じって出来上がった闇の亡者が彷徨い始めた。 その頃は、鈴花もどこにでもいる少女だった。だが、偶然バイフーの封じられた神獣鏡を見つけ、これまた偶然封印を解いてしまった。 鈴花自身は知らなかったのだが、鈴花は遠き昔に大陸で活躍していた退魔師の血を引いており、高い妖力を持ち合わせていたのだ。 数千年の眠りから目覚めさせられたバイフーは、封印される以前に倒したはずの邪竜の気配を感じ、鈴花に退魔師として戦うように命じた。 鈴花は当然反発したが、闇の亡者達が鈴花の家族や友人を脅かすようになったので、鈴花は家宝の青竜刀を携えて闇の亡者と戦った。 バイフーも、退魔師としても人間としても未熟過ぎる鈴花に従うのは不本意ではあったが、邪竜を放っておくのは妖怪にとっても良くない。 なので、二人は共闘するようになった。闇の亡者を倒し続けていけば、いずれ邪気の根源である邪竜に辿り着くはずだからだ。 邪竜を倒さなければ、ただでさえ邪気で乱れた気の流れが更に乱れ、闇の亡者よりも遙かに凶悪な亡者が生まれる可能性がある。 その危険を回避するためにも、心置きなく熟睡出来る夜を迎えるためにも、鈴花とバイフーは今夜も密かに戦いに赴いている。 「ん」 鈴花が手を伸ばしてきたので、バイフーは爪を引っ込めてから前足を差し出した。 「おぬしはほんに変なモンが好きじゃのう、リンファ」 「だーから、鈴花だってば。肉球は正義なの。でもってモフモフはもっと正義なの」 鈴花はバイフーの丸太のように太い前足にしがみつくと、白い毛に覆われている柔らかな丸い肉球をむにむにと揉みしだいた。 屈強な筋肉が隠れている白と黒の縞模様の体毛に顔を埋めた鈴花は、感極まるあまりに子猫のような高い声を漏らしている。 バイフーは鈴花の歩調に合わせて足を緩めながら、苦笑いを零していた。封印される以前は、白き鬼神と恐れられていたというのに。 今となっては、愛玩動物に成り下がっている。出会った当初は彼女を制しようとしたが、振り回されるばかりなので結局諦めてしまった。 鈴花は、バイフーを神獣鏡に封じた退魔師とは大違いだ。甘ったれで幼くて自身の妖力の扱いすら下手だが、バイフーを大切にしてくれる。 だから、飼い猫扱いされても怒る気が起きない。鈴花の心底幸せそうな笑みを見下ろしつつ、バイフーはゆらゆらと太い尾を振った。 愛されるのならば、使役されるのも悪くない。 83.8592009/01/24(土) 23 13 35 ID WT07GTKe 以上です。エセ中華ファンタジー的な。 76 速攻で保存しました。ありがとうございます。 84.名無しさん@ピンキー2009/01/24(土) 23 15 58 ID fDJVGdol バイフーさんもふもふしたいよバイフーさん 85.名無しさん@ピンキー2009/01/25(日) 02 32 38 ID jyukFOIP バイフーデレデレじゃないかw 86.名無しさん@ピンキー2009/01/25(日) 03 45 20 ID /Qnjcz9/ デレデレもふ可愛いよデレデレもふ! 87.名無しさん@ピンキー2009/01/25(日) 08 19 05 ID Fbl551K/ モフモフしたい! 88.名無しさん@ピンキー2009/01/25(日) 08 56 28 ID I8TH1Whd >>肉球は正義なの。でもってモフモフはもっと正義なの 同意、激しく同意! 89.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 20 07 18 ID gOafeVPH 前スレラストの流れに便乗。 私の場合、物心ついた時点ですでに異種婚姻譚萌に目覚めていたのできっかけは不明。 何か科学系の真面目な番組で共生説の解説をしているのを見て、 葉緑体→原核生物×好気性細菌の三角関係に萌えたのが最初かもしれない。 人外と人間だったら恐竜惑星の萌×ハルが最初だと思う。 ところでこのスレ的な人外の定義は「ホモサピエンス以外」ってことでおk? お盆ネタで、虫の体に宿った故人の魂が〜みたいなのもありがちかと思うんだけど そういうのも人外に含まれるのかな? 90.名無しさん@ピンキー2009/01/26(月) 22 18 25 ID ax9lTRtp お盆ネタで、虫の体に宿った故人の魂が〜みたいなの どこの民族の伝承だ 91.名無しさん@ピンキー2009/01/27(火) 00 00 29 ID uQFzxjCS そりゃまた難しいな。 ある日目覚めたらベッドで虫になってたり、 人間だったけど悪の組織に改造人間されちゃったりな人とかの 扱いもどうなるんだとか考え込んでしまう。 後天的人外? 92.旧い者達12009/01/27(火) 00 17 30 ID RCp1q+ea 竜の話を投稿しまする。 この世界には、「旧い神々の眷属」と呼ばれる旧い種族が存在する。単に旧い種族とも言う。 人間がまだ現れる前、はるか峰に輝く万年雪が降り積もるよりも、深い渓谷が刻まれるより も昔、まだ神話の世界から、神々とともに彼等はいた。 いつの間にか旧い世界は終わりをつげ、新しい世界が訪れた。新しい世界と共に人が生ま れた。 ゆっくりと時間は流れ、新たな世界の森や草原や獣や人は増え、世界は変わった。 その中にあって、全ての鳥達の母は、その娘達である鳥に空を託し去った。 大海原そのものたる大鰐鮫が大鯱に敗れて後、かれの眷属全てはその知性を失い、ただの 大きな魚となりはてた。 大地の主(あるじ)は、大地という庭から旅だった。 この世の柱たる三神が去り、やがてそれぞれに属する旧い神々もこの世から去った。 本当の新世界が始まりである。 そして、大地の主の眷属だった竜達は、もはや帰らぬ主の帰りを、ただひたすらに待ち焦 がれている。たとえ石と成り果てようとも。永遠に。 93.旧い者達22009/01/27(火) 00 18 13 ID RCp1q+ea この国に一頭の緑色をした雌の竜が降りたったのは、今から500年ほど前のことだ。 穀倉地帯を潤すタリア川の源流に近い草原にである。今残っている記録からすると、それ は大変な騒動であったらしい。 人間は恐れたが、騒動はすぐに収まった。なぜなら、その竜がその場で眠ってしまったの だ。人間は、竜を起こさぬよう、恐れながらひっそりと見守った。 しばらくして変化に気が付いたのは農民だった。穀物の生産量が上がったのだ。 次に気が付いたのは、竜を監視する兵士だ。草原の降水量が増え、それに従い森が育った。 変化は徐々に国を変つつあった。 豊かになった穀物は国を富ませ、人は増えた。 これらの変化をもたらしたのは竜である。大地の主の庭師であった彼等は大地の力そのも のだ。 彼等がいるだけで、砂漠は草原にかわり、草原は森となるのだ。 彼女が眠りについて100年、200年と時は流れ、草原はやがて、彼女の寝床を中心とした深 い森へと変わった。人々は森を神おわす場所としてあがめ、彼女の存在は次第にわすれら れた。 94.旧い者達32009/01/27(火) 00 18 50 ID RCp1q+ea 彼女はまどろみの中夢を見る。 まだ子馬ほどの大きさだった頃の夢を見る。美しい庭を走ると、光に輝く綿毛が舞った。 懐かしい光景に郷愁を感じる。ここにはまだ、威光に輝くあの方が居た。 夢の中でさえ時はうつろい、黒く輝く鱗を持つ男と寄り添う自分の姿を見た。鼻面をすり 合わせ甘噛みをしあった甘美な時間はもはや戻らない。彼との愛の結晶は、終に形をなす ことはなかった。 冷たい塊になった卵を抱き、夢の中泣いた。 主去って後である。その頃から、竜たちの愛は実を結ぶことが少なくなった。 卵が生まれると、皆はそろって祝福した。卵が孵れば、その母はたたえられ、子はそれこ そ皆に溺愛された。 夢で更に時は流る。年老いたものは、あの方を待ち焦がるあまり、死を拒絶した。寿命つ きたものは石となり、主を永遠に待ち続けるのだ。石と化すのは、寿命つきた者だけでは ない。この数千年の間に、眠りについたまま覚めず、石になるという奇病が竜族にはびこ りつつあった。愛し合った彼も、この病に倒れた。 彼女は夢をみる。眠り続ける限り、幾度も繰り返し夢を見る。 なぜ、妾の見る夢はこんなに悲しいのであろうか。 主よ、どうぞこの世にお戻りください… そして、泣きながら彼女の夢は覚めた。 95.旧い者達42009/01/27(火) 00 19 39 ID RCp1q+ea 時の移ろいとは早いもので、豊かな草原だと思っていたこの場所は、既に霧深い森となっ ていた。余りの美しい陽気に、ほんの少し眠ったつもりだったというのに。 彼女は頭を振り、体をゆすって、絡みつくツタやコケを払い落とすと、大きく伸びをした。 おそらく数百年も動かしてない体がぎしぎしと軋む。ふと見上げると天空には満月が出て いた。久方ぶりの世界。彼女は、涙を払い目覚めたことに感謝した。眠ったまま石となっ たなら、私はずっと悲しい夢を見るだろう。それではあまりにも悲しすぎる。 だが彼女は考える。これは果たして本当に起きているのだろうか。実はこれは夢の中であ り、目を覚ませば、彼と寄り添って卵を抱いているのではないか。何より、我らが主はま だおわするのではないか…虚しい考えであった。 そうやって考える日々を過ごす内に、彼女の周りに変化が起こる。 人間の少年が現れたのだ。始め、おそるおそるであった彼の態度は、意思疎通が出来ると 言うことを知って後、だんだんと大胆になった。 彼は、彼の言う旧世界の事を知りたがった。それは、世界の成り立ちを知ることと同義で ある。彼女は、少年に請われるままに、自らの知識を語って聞かせた。 少年もそれをよく理解し、世界の成り立ちについての知識を深めていった。 それは短く濃密な時間であった。語らいの間、彼女は悲しみを忘れる事が出来た。 出会ってから三年を数えるころ、二人の間には恋人同士にもにた、奇妙な信頼関係が築か れるにいたる。少年は、彼女に恋心のようなあこがれを抱いているようにも見える。 体の大きさも年齢も種族も違うが、確かに精神的なつながりがあったのだろう。 96.旧い者達52009/01/27(火) 00 20 25 ID RCp1q+ea それから更に数年。少年はあっという間に成長し既に青年となっていた。彼は更に知識を 高め、それを使って世界を豊かにするための方法のいくつかを考え出すにいたる。 二人の関係は更に穏やかで濃密なものとなっていたが、ここにきて不幸がドアを叩く。 戦争によって作り上げられた武器が、旧い者達を殺すまでの力を得た。もっとも強力と言 われた竜族も例外ではない。 新世界の支配者になりつつある人間達にとって、旧世界の残滓は邪魔者でしか無かったの だ。この人間の行為は、減りつつある竜族に大きな影響を与え始めた。 そして、ある日それは起こる。 彼女と青年との逢い引き。対話の途中で、森を調査する兵士が彼女らを見つける。 青年は彼らを行かせまいと争い、槍で突かれた。おそらく、彼らは彼女のを殺しに来るだ ろう。森は焼かれ、彼女は殺され、この地はまた草原に戻るのだ。 彼女は悲しみをもって青年を見やる。彼の脇腹と右胸からあふれ出る血液と共に、彼の命 が失われていく。 「なぜ…ひと…は…あなた方、旧い種族に対する…敬い…をゴホッ」 青年が血を吐きながら言う。 「わすれ…て、しまったのでしょう。」 彼の流す涙を、彼女は爪先でそっとぬぐった。 「貴女はうつくし…い。どうか、われわれの、手に、かからぬよう。遠くに、逃げて」 断末魔の苦しみのなかにあって、この風変わりな青年は、それでも彼女を気遣って言った。 以前に話した事がある。彼は人の行いを悔い、旧い者達の行く末を案じてるということを。 ここで、彼女は一つ思い出す。以前語らった時のことを。それは、竜は大地という命を育 む事が出来るのに、なぜ新たな命を宿すことが出来ないのか、というものだった。 青年はこう言った。大地に分け与える力を自分の中にとどめれば、それは命になるのでは ないか? 「汝はもう死ぬ…妾は汝を助けてはやれぬ」 彼女もまた、涙をこぼした。 「だが、汝の言うた事はみな覚えておるぞ」 「あり…が…とう。僕は、もしかすると…竜になりたかったのかも…しれない」 青年の小さな手が、爪先にぎる。 「妾も汝がそう思うておるように感じておった。重ねて言うが、汝はもう死ぬ」 彼女は言葉を切り、その後意を決したように続けた。 「だがな、一つだけ死なぬ方法が見つかったやも知れぬ。それに賭けてみるか?」 青年は、青ざめた顔で頷いた。 「良かろう。もし、次に汝が目を覚ますならば、それは生まれ変わって後じゃ」 彼女は急ぎ裸にした青年を優しくつかみ上げると、自ら押し広げた生殖器の中へと導いた。 そして、外に放射していた生命の力を、自らの内側へと向ける。 力はやがて、青年を守る硬い殻となって、彼女の胎内とで二重の壁になってこの世から彼 を隔絶する。 奇蹟がおこる。彼女は確信した。同時に、自らの種の過ちも理解した。 我らが主は去ったのではない。我々の内側にあるのだ。 彼女は一声いななく。世にある全ての竜たちにむけて。我々もこの世界を去ろう。本物の 安寧の地へと。 青年よ。妾に真実を悟らせてくれた人間よ。汝がその目に再び光を見るとき、汝は我らと 源を同じくするものとなろう。 それから程なくして旧い者達はこの世界から姿を消した。その後、美しいそれらを見た者 はだれもいない。 97.名無しさん@ピンキー2009/01/27(火) 00 22 11 ID RCp1q+ea 以上終わりです。 なんかとりとめのない話になってもうしわけないれす。 書いててちょっと生まれ変わってみたいと思いました。 98.名無しさん@ピンキー2009/01/27(火) 00 35 38 ID nTmGr8/D 97 GJ。童話を読んだようで楽しかった。 91 ジャンルとしてはTFってジャンルだな 異類婚姻譚では美女と野獣とかかえるの王様もそうだから 別にいいんじゃないかなと思う むしろこのスレだと人間→人外より人外→人間の方が扱いに問題ありそう 99.名無しさん@ピンキー2009/01/27(火) 02 10 57 ID VgFf6fnm 97 GJ。文体と雰囲気が好きだ それはそうと前スレが容量に達したみたい さっき偶然見た宇宙をかける少女の今後に期待。もちろんこのスレ的な意味で 100.名無しさん@ピンキー2009/01/27(火) 02 29 03 ID XG4ha2Ne 97 GJ。なんとなく心穏やかになるな。 → 1-100 101-200 201-300 301-400 401-500 501-600 601-700 701-720
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【あらすじ】 登場人物 用語設定 進化生物 ハイジの発明品 【作品名】 HUNGRY JOKER 【作者】 田畠祐基 【掲載号】 2011年37号 【カラー有無】 センターカラー 【連載化】 2012年50号~(連載版の設定はこちら) 【あらすじ】 21XX年、生物の細胞に影響を及ぼす未知のウイルスが発生。 そのOウイルスは野生動物を爆発的に進化させた。 自然の臣下に取り残されることとなった人類は、進化生物と呼ばれるその存在によって絶滅の危機にさらされていた 登場人物 ハイジャル・ダーウィン アリス モナ アリスの妹。まだ幼いが姉のことを慕っている。 用語設定 Oウイルス 進化生物 切り札の白衣 ホワイトジョーカー。政府のもとで存在する戦闘科学者集団。登場していないため詳細は不明。 進化生物 ツヨクビトビトカゲ(仮) ハイジが森林の中で研究中襲いかかってきた進化生物。高速捕食を可能にする強靭な首の筋肉を持ち背中の翼で飛行も出来る。 人語を喋る進化生物 蛇のように長い身体を持つ進化生物。頭部は人間に近く、高い知能を持ち人語を解す。複数の進化生物を伴いアリスの居る街を襲撃するが餓戦闘科学者となったハイジの攻撃に圧倒され倒された。 ハイジの発明品 叫べマスク 声帯に異常が生じ大声が出せなくなったハイジが発明。普段は顎のところにずり下げられているが、口元に装着するとカパッと開いて大声を出せる。しかし何故か装着すると明らかに口が悪くなる。 余命数えタイマー ハイジの余命をカウントするタイマー。周囲に数字として浮かんでいてノルマをクリアするとそれを感知してタイマーをリセットする。 欲張リミッター ハイジの体内に宿るOウイルスの性質を2機のユニットにより制御し侵食ベクトルを外部へ解放。 そうするとOウイルスはハイジの細胞ではなく対外生物の細胞を喰らい始め、驚異的な力を発揮する。しかしこのリミッター発動状態ではタイマーが約10倍の速さで進むため長時間の戦闘行動は不可能。
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月 火 水 木 金 土 日 嫌な奴が嫌なことをやる いい人がいいことする 無関心な人が無関心に生きる なんであのとき放送局 デストロラジオ配信 人間病院配信 ミッドナイトなんであのとき配信
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【医学12】07-04-12 糖尿病治療、自分の「造血幹細胞」移植で効果 【ワシントン=増満浩志】病原体などから体を守るべき免疫が、誤って自分の膵臓(すいぞう)の細胞を攻撃してしまうことで発症する「1型糖尿病」を、患者自身から採取した造血幹細胞の移植によって治療する実験に、サンパウロ大(ブラジル)とノースウエスタン大(米シカゴ)のグループが成功した。11日付の米医師会雑誌に掲載される。 発症間もない14~31歳の患者15人に、免疫抑制剤の一種を投与したうえで、あらかじめ採取してあった各自の造血幹細胞を静脈注射で移植した。治療前、患者らは、膵臓で分泌されなくなったインスリンを注入して補っていたが、今回の治療によって、13人は1~35か月にわたってインスリン注入が不要の状態が続いている。 (2007年4月11日12時29分 読売新聞) http //www.yomiuri.co.jp/science/news/20070411ik01.htm ソース ttp //news21.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1176295244/l50 2007-04-12計 - 昨 - 当 -
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ふとした日々の瞬間の写真を残したいです。 うpした写真の解説もあるといいかも。
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盗作とは別の問題ですが、宮城氏の写真に対する考え方やモラルの欠如ぶりを表す格好の例として、彼の手による合成写真の作例をここにまとめます。 注: 別撮りの天体と地上風景を合成して一枚の作品とする行為自体は、特に広告写真や商業用途などでは面白い絵作りのための「演出」の一環としてよく行われます。合成であることをキャプション等で明記していれば特に問題はありません。 守礼門と中秋の名月 掲載元:アストロアーツ画像ギャラリー (http //www.astroarts.co.jp/gallery/harvest_moon/20070925/index-j.shtml) 撮影データ タイトル: 「世界遺産沖縄守礼之門に昇る仲秋の名月」 撮影者: Riyuji Shimoji 下地隆史 撮影日時: 2007年9月25日 19時45分00秒、露出 1秒 撮影機材等: タカハシ SKY90、フラットレデューサ(合成fl=407mm 合成F4.5)、富士フイルムFinePix S5Pro、ハーフNDフィルター使用 FUJIFILM Hyper-Utility HS-V3 Photoshop CS3 RAW画像 その他: 露出差がありますので調整して濃いハーフNDフィルター使用 疑問点 彼自身はハーフ ND フィルターを使用して一発撮りで守礼門と月を撮ったと報告している。 しかし一発撮りでは決してこのような構図にはならない。2007年9月25日19時45分の沖縄県首里城での月の高度は29度である。この写真では地平線は月5個分ほど下にあると推定されるが、月の視直径は0.5度(30分角)なので、もし一発撮りなら月の高度は2~3度しかないことになり、実際の地平高度と矛盾する。 同様に、守礼門の横幅は月6個分ほど(約3度)に写っているが、実際の守礼門の幅は約 10m である。10m の物体を3度の見込み角で写すためには、物体までの距離 d は d = 5(m)/ tan 1.5°= 190.9(m) となる。つまり守礼門から約 190m 後退しなければ、月と門とをこのサイズで同時に撮ることはできない。守礼門付近の地図を見れば、門から西方向に 190m 後退した付近でこのような写真が撮るのは無理であることが明らか。 仮に月と門をこのサイズで同時に撮れたとしても、焦点距離 400mm のレンズで屋根のパースがこんなに広がることはありえない。 「ハーフ ND フィルター使用」としているが、この位相の月を F4.5 のレンズでこのように撮るには最低でも 1/1000 ~ 1/2000 秒以上の高速シャッタースピードが必要。しかし撮影データでは「露出1秒」となっており、10~11段分(露出倍数100~200倍)もの輝度差がある。露出倍数100倍や200倍のハーフ ND フィルターは存在しない。仮に100倍のハーフ ND を使ったとすれば右の木の先端は真っ黒に落ちていなければならず、矛盾する。 しかも、この画像の背景(夜空)の階調をレベル調整で明るくしてみると、月の左側に不自然な跡が残っていることが分かる。元々ここに写っていた何か(おそらく本物の月)をスタンプツールなどで塗りつぶした可能性が高い。 さらに、レベル調整した画像を見ると守礼門上層の屋根の右側に虹色のゴーストが出ていることが分かる。このゴーストから画面中心を挟んだ点対称の位置を見ると、例の不自然な跡にたどり着く。つまり、「不自然な跡」の位置に元々明るい被写体(おそらく本物の月)があり、そのゴーストが点対称の位置に出たものと考えられる。 疑問点2 全く同じ構図で月の位置が異なるバージョンが朝日新聞に掲載されていた。 掲載元:2007年10月29日付 朝日新聞西部本社版 読者の新聞写真 ちょうどアストロアーツ掲載の画像にある「不自然な消し跡」の位置に月がある。ただ、パースと比較してこれでも月の大きさが実際より大きいため、やはりこの月も別撮りの月を貼り付けた可能性がある。 2008年8月17日部分月食 掲載元:47NEWS (http //www.47news.jp/CN/200808/CN2008081701000417.html) 他多数 撮影データ アダンの木の葉が揺れる海岸で、西南西の空に浮かぶ4分の3ほど欠けた部分月食 =17日午前5時40分、沖縄県・竹富島 (ISO400、レンズ300ミリF4で1秒、那覇市の宮城隆史さん撮影) 疑問点 地上風景と月の大きさ、パースが不自然。月が大きすぎる。 大気の向こう側にあるはずの月食の影の部分が周囲の空よりも暗いというのは極めて不自然。 2008年8月17日05時40分の沖縄県竹富島での月の高度は8.3度。35mm判カメラで300mmのレンズを使った場合、写野角は 4.5×6.8 度くらいなので月と地平線は同一写野に入らない。APS-C サイズのデジタルカメラの場合には約450mm相当の写野になるため、なおさら入らない。 仮に時刻データが間違っていたとすると、月がこの構図になるまで沈むのは06時00分ごろ。しかし日の出が06時19分なので薄明で明るすぎてこのような写真は撮れないはず。 また、この画像の等光度曲線を描いてみると、月の周囲で同心円状になっている等光度線の中心が月の位置と合っていない。本来なら月の欠けていない部分が最も明るいので、ここを中心とした同心円になっていなければおかしい。 これらの事実からみて、別撮りの月を広角の風景画像に貼り付けた可能性が高い。 2008年8月1日シルクロード皆既日食 掲載元:せんだい宇宙館 (http //uchukan.satsumasendai.jp/event/news/2009eclipse/pics/eclipics.html) 他多数 この写真は 2009年 JPS 展に出展された組写真「黒い太陽」の1枚でもある。(この作品は銅賞を受賞したものの、「22歳以下」として応募していた宮城氏の年齢詐称および写真が合成であるとの指摘があったため、受賞取り消しとなっている。) 「皆既日食2009」(アストロアーツ)p.6,7 にも掲載されている。 撮影データ この8月の中国シルクロード皆既日食の最新画像をお送りします。 ニコンD3, AF-S 24mm-120mm ED F3.5-5.6 18h06m00s~5分おきに,多重露出 中国ハミ地区 撮影:宮城隆史様(写真家/沖縄県那覇市) Photographer Takafumi Miyagi 疑問点1 風景に比べて太陽が大きい。位置もデタラメ。 太陽の左上に写っている水星・金星を基準にして大きさ、位置関係を比べてみよう。この写真と同じ日食を同じ5分間隔の多重露出で写した別の作品↓では水星と金星の間に太陽が8~9個写っているのに、宮城氏の写真では6個しか写っていない。太陽の直径も不自然に大きく、位置も全く違う。 また比較画像↓を見れば分かるように、太陽を連続して写すと天球上を移動していくので軌跡が弧を描くのが普通。しかし宮城氏の連続写真はいつでも太陽の軌跡が直線になっている。これは極めて不自然。 このことから、別撮りの日食連続写真を風景に合成した可能性が高い。 比較画像:アストロアーツ画像ギャラリー(撮影者:豊田敏さん、撮影地:中国甘粛省金塔県) 疑問点2 そもそもこの観測場所は晴れなかったはず! 宮城氏が撮影したという三塘湖付近は「皆既の前後だけ曇られてしまった」悲劇の場所として有名。 比較画像:炎天下の皆既日食・観測編(撮影者:miyuさん) この比較画像と重ねてみると、実際には曇られてしまった皆既付近の部分だけ雲を消していることが分かる。 このように、実際には雲によって見ることができなかったはずの皆既日食を別画像の貼り付けや雲の消去によって捏造した可能性が高い。 疑問点3 人物を水増ししている。画像を明るくしてみると、画面右のスーツケースの右側にいる二人やスーツケースの上方向にいる小さな人物の色が異常に白い。ここにいなかった人物を合成した可能性がある。 さらに、スーツケースのすぐ右にいる人物が使っている望遠レンズと三脚は、画面左端に立っているレンズ・三脚を鏡像反転して貼りこんだものである。 ここ三塘湖ではこれら合成された人物のちょうど向こうに山があり(疑問点2の画像参照)、この山の左裾に太陽が沈んでいったことが分かっている。このため、日没位置の食い違いを隠したいといった理由で、これらの人物を配置して右側の地平線を隠した可能性がある。 2005年10月3日スペイン金環日食 掲載元:せんだい宇宙館 (http //uchukan.satsumasendai.jp/event/news/2009eclipse/pics/eclipics.html) 他 疑問点 これは検証をするまでもなく、見る側にとっても明らかに合成写真だが、作り方が稚拙。 写っている人物の視線は明らかに銅像を見ているもので、人物の影は右方向に伸びている、つまり光源である太陽は画面の左側(の写野外)になければおかしい。にもかかわらず、人物の視線のみを利用しようとして正面に太陽の連続画像を合成してしまっている。自称プロカメラマンとして絵作りのセンスを疑う。
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秘密にしていたのですが、日曜日にお天気も良かったのでたまにしか行かない雑誌で紹介されていた練習場に気安く付き合えるゴルファーメンバーと一緒に行って来たのです。 日本ではゴルフが一大ブームです。若手プロゴルファーの人気が理由でしょうか。これまでやったスポーツで関心が高いのはゴルフです。暇さえあればゴルフの練習です。最近はゴルファーのモラルの低下が気になります。 けれども、当日はなかなか思うようなスイングが出来ないのが悩みです。 実際、スイングの練習は毎日欠かさず素振りを繰り返しているのにわかりません。 どうしてもスライスが増えてしまいます。体力不足なのでしょうか。 教えてくれる人の中には、インサイドアウトになっているという人もいらっしゃいます。ですが、本当のところよくわかりません。 思い切って話せば、単なるきまぐれゴルフプレーヤーですが、余裕があれば今度は旅行を兼ねて本気でゴルフスイングの基本を本当に勉強したほうが基本的に自分のためになるでしょう。遠くないうちに試してみます。でも、フォームの改良は大変です。チャレンジ精神でやってみます。基本のスイングを身に着けたいです。 夢かもしれませんが来年には人気の高い栃木 栃の木カントリークラブに飛行機で家族と一緒に行ってみたいです。