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尾崎将也 尾崎 将也(おざき まさや、1960年4月17日 - )は、日本の脚本家。 ◆人物 兵庫県西宮市出身。六甲高等学校、関西学院大学文学部を卒業後、広告制作会社に就職するも脚本家の夢を諦められず、1992年に『屋根の上の花火』で第5回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞し頭角を現した。 代表作に『アットホーム・ダッド』『結婚できない男』『特命係長・只野仁』『白い春』『梅ちゃん先生』がある。妻は小説家の佐伯紅緒。 2010年、初監督映画『ランデブー!』で映画監督デビューを果たした。 ◆主な作品 【テレビ】 夏子の酒(1994年、フジテレビ)※ Age,35 恋しくて(1996年、フジテレビ)※ ミセス・シンデレラ(1997年、フジテレビ)※ ラブジェネレーション(1997年、フジテレビ)※ 冷たい月(1998年、読売テレビ)※ WITH LOVE(1998年、フジテレビ)※ 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル(1998年、フジテレビ) 奇跡の人(1998年、読売テレビ)※ ママチャリ刑事(1999年、TBS)※ 独身生活(1999年、TBS) 京都始末屋事件ファイル(1999年、テレビ朝日)※2、5、9話担当 二千年の恋(2000年、フジテレビ)※ 月下の棋士(2000年、テレビ朝日) 花村大介(2000年、関西テレビ) ルーキー!(2001年、関西テレビ) 傷だらけのラブソング(2001年、関西テレビ) サトラレ(2002年、テレビ朝日) 恋は戦い!(2003年、テレビ朝日) 特命係長・只野仁(2003年・2005年・2007年、テレビ朝日) アットホーム・ダッド(2004年、関西テレビ) 鬼嫁日記(2005年、関西テレビ) ウルトラマンマックス(2005年-2006年、中部日本放送)※第11話担当 大奥~華の乱~(2005年、フジテレビ)※ 7人の女弁護士(2006年・2008年、テレビ朝日) 結婚できない男(2006年、関西テレビ) 大奥スペシャル~もうひとつの物語~(2006年、フジテレビ) 鬼嫁日記 いい湯だな(2007年、関西テレビ) オトコの子育て(2007年、朝日放送・テレビ朝日) ロト6で3億2千万円当てた男(2008年、朝日放送・テレビ朝日) 白い春(2009年、関西テレビ) おひとりさま(2009年、TBS) まっすぐな男(2010年、関西テレビ) 幸福の黄色いハンカチ(2011年、日本テレビ) 梅ちゃん先生(2012年、NHK) ※は他の脚本家がメインライター 【映画】 g@me.(2003年) 特命係長・只野仁 最後の劇場版(2008年) ランデブー!(2010年) - 監督・脚本 天国からのエール(2011年) ◆テレビ出演 ディープピープル(2011年9月26日、NHK総合) 尾崎将也脚本 梅ちゃん先生尾崎将也 尾崎将也ブログ 尾崎将也wiki 尾崎将也兵庫県 尾崎将也関西学院大学 尾崎将也結婚できない男 尾崎将也特命係長只野仁 尾崎将也白い春 尾崎将也阿部寛
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【検索用 らんふらー 登録タグ 2022年 EN0N VOCALOID ら 曲 曲ら 鏡音リン 鏡音レン】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:EN0N 作曲:EN0N 編曲:EN0N 絵:BB(X(twiter)) 唄:鏡音リン、鏡音レン 曲紹介 曲名:『ランブラー Rambler』(らんぶらー) EN0N氏の一作目。 第9回プロセカNEXT応募楽曲。 歌詞 (YouTube概要欄より転載) 束の間の 空白の先は 快楽 怠惰 エゴを守って 君の声に 硬直状態 ヘテロ パラ 思考 右往左往 隙間をそっと 目を瞑る 最適解なんて ありゃしないさ 何の価値もない 偏見を ただ意味もなく ずっと 信じてんだ 二千年前の 愛の忠告 快楽に 世界は 狂ってたんだ ひとえに 想いは 千紫万紅 不確定性の 渦の中 最低限の 褒美だな 深い 深い 闇に 溶け込まれてく いつも笑ってた とりとめない空想に ずっと 最高の エンターテインメントは オゾン アルコール フラットな感性 時折出づる 偶像の調和を 僕等は 平和と 呼んでんだ 君はぼそっと 呟いた その言の葉が 思い出せなくてさ 何が善か悪かも判らず 消えそうな星をみてた この世界の果てで ただ「となりにいて」と 君も知ってるでしょ きこえない フリしないで 壊れそうなくらい 歪んだこの愛は 誰にも 気付かれずに 再び狂い始めた 就寝前の 君の申告 自分の 心など 忘れてしまった 失った感情を 求め 不定形の 愛に 溺れてく 際限なく 染まる空 深く 深く 自己に 取り込まれてく 歪な世界だな 自分で 自分の 幸福を 奪ってく 肯定してよ 不完全な愛を ひとりの夜 紅い 水晶で見てた 幻想の先で 描く 青写真 とりとめのない 狂った 世界に 別れを告げた コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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登録日:2009/09/27(日) 00 03 19 更新日:2022/05/16 Mon 19 41 50NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 おっさん アクエリオン リーナコス←見たら吐く 不動GEN 人? 創聖のアクエリオン 司令 名(迷)GEN 名言 年齢不詳←経歴も 手品し 書道 格GEN 正体不明 河森正治の本気 石塚運昇 神速の魔術師 裸 GEN FUDO CV 石塚運昇、大塚明夫(フィーバーアクエリオンALLSTARS~) アニメ「創聖のアクエリオン」に登場するキャラクター。 元アクエリオン発掘調査団の一員だったという事以外、その年齢、素性から経歴、出身等は一切不明。 現在は「地球再生機構ディーバ」に所属し、アクエリオン運用部隊の司令官兼エレメントスクールの教官を務めている。 彼は「神速の魔術師」と呼ばれる程の奇術の使い手で、魔法のような手業はおろか、読心術、コスプレ、岩への擬態、 ……果ては足跡を見ただけでその人物の人となりを把握するまでに至り、作中屈指のトンデモキャラとして活躍している。 GENはエレメント達の心身の成長を狙ってか、ZEN問答のような形で彼らに様々な問いを出し、 彼ら自身が答えを導き出すように訓練をさせたり指令を出してそれを促している。 彼の言葉には一つ一つ重みがあり(但し真意を理解するのは困難)、その多くは数ある名言・格言とも遜色ない。 ※以下ネタバレ注意 〜不動格GEN〜 彼が作中で発した名言の数々は、ファンブックでは「不動格GEN」として各話の概説の中に加えられたのであった。 1話「天翅の記憶」 たとえ3本の矢といえども、予期せぬ強い力を受ければ折れる!! 2話「闇の獣」 わからない時こそ、試してみれば良い。 3話「エレメントスクール」 悔やんでも遅い。 これが現実だ。 4話「はだしの戦士」 無様な姿をさらさなければ身につかぬ事もある。 5話「地下迷宮の王」 人は皆、欠けたる月。 しかしかけらとかけらを合わせればまろかなる月。 満月になる。 6話「想い彼方へ」 距離も時間も、人の心の迷いが生み出す幻にすぎぬ。 7話「深紅の薔薇の騎士」 人は……、 相手に自分の魂のかけらを見出だしたとき、愛を覚える。 しかしそれが己の物とならないと悟った瞬間、人は嫉妬を覚える。 8話「はじめてのがったい」 合体は爆発だ! 9話「夢のかよひじ」 三日月は空にあるが、それは陽の光があたった面でしかない。 月の本質は隠れた部分にある。 夢もまた同じだ。 10話「空に星、地に花」 空は見えても足元は見えず。 又、その逆もあり。 全てを見渡せ、アクエリオン!! 11話「水底のしあわせ」 桶の底を抜け!!! 12話「琥珀の時」 女は男には永遠に理解できん。 13話「一万二千年のラブレター」 友を思わぬ者はディーバにいらん! 即刻立ち去れ!! 14話「光る影」 お前達はどこに目をつけている!! 15話「初恋のアクエリオン」 人は倒れきって初めて立ち上がれる。 2本の足で大地を踏みしめしっかりと!! まさにこの字のように。 人が手を広げて『大』。 子供達よ! 大いなる人となれ!! 16話「黒い鏡」 闇を映す鏡。 人は誰しも心に闇を持っている。 17話「食べたくて合体」 空腹と腹ペコは違う。 己の腹の中の空を知る時、真の力が現れる。 18話「魂のコスプレイヤー」 蛙の子は蛙。 蛙になろうとする蛙はいない!! 19話「けがれなき悪戯」 火を求める虫は近付けば身を焦がす。 火を見る事ができるのか……虫の身でありながら。 20話「天翅の翅音」 かつて人を叱った事があるか? 初めてか。 ならば最後まで見届けろ! それが叱った者の務めだ。 21話「紅い道」 道を外れし者が敗者となる。 22話「見えない翼」 ……2つの魂が1つになる。 さらにそれは2つに分かれて……。 そして3つの魂がアクエリオンとなる。 23話「翼、儚く」 人が生まれで決まるなら夢などいらん!! 夢を掴む事で人は生まれを乗り越える。 それでこそ人、それでこそ夢!! 24話「天空のゲート」 次に滅するのは人類か、堕天翅か。 これを宿命として受け入れるか、人として抗うか……。 心して己に問え! 悔いを残すな!! 25話「決戦!!アトランディア」 ……堕天翅は人と贄とするだけだ。 人が滅びれば、堕天翅もまた滅びる。 それが堕天翅の宿命……。 人は命を奪われずとも、己の意志を……自由を失う。 26話「世界のはじまりの日」 両の手を叩き合わせたその間に何がある? 右手と左手、 天翅と人、 男と女、 陰と陽……。 その間に何がある!! 一万二千年前にアポロニアスとセリアンと共に機械天使アクエリオンに搭乗した第三のエレメントであるという疑いがあったが、アクエリオンEVOLで第三のエレメント処かアポロニアス本人であることが判明した。 つまり、物語の始まりから、頭翅の変態的な行動を見ていたと思われる。 【スーパーロボット大戦シリーズにおいて】 アクエリオンが(EVOL含めて)終始重要なポストを占めていた『Zシリーズ』でも、相変わらず意味深な扱いを受けている。 サンドマンやアサキムら不死者達に理解を示したり、世界を越えて援軍を呼んできたり。 今作ではZENはGENと同一人物であると解釈されているようで、ミカゲとの会話においてGENとZENの姿を変えながら話しかけるというシュールな一幕も。 ちなみに、全てが終わった後リディに「あの人が全ての元凶だったってことか!」と素でディスられている。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 格GENはノリで言ってるようで、深い言葉揃いだよね。考えさせらるなぁ…。 -- 名無しさん (2014-05-10 23 57 02) 人間を救いはしたけどこの人結果的にすべての元凶だよなw -- 名無しさん (2014-10-22 08 11 47) 創勢] -- 名無しさん (2015-10-11 02 33 12) 「創勢EVOL」にも登場 あれは同一人物なのだろうか?でもそんなこと気にしたら負けな気がする -- 名無しさん (2015-10-11 02 34 54) 他人に色々と訓示したり説教したりしてるがEVOL最終回までの頭翅の扱い見てるとお前が言うなとしか思えない。まぁ彼に限らず神々はそんなんたくさんいるけど -- 名無しさん (2017-12-25 14 34 28) ホモから逃げ切った男なお続編で捕まる模様 -- 名無しさん (2019-02-02 21 43 22) 名前 コメント
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争議圧迫と無産階級 -瀆職警官は何故起訴されなんだか- 山崎今朝彌 一、瀆職警官不起訴 で、阿然天下を驚倒せしめた検事局の南千住署高等主任今泉某の不起訴理由と云へば『日紡の争議は四週間にわたつたが当時警察では毎日約五十名の警官を派して取締に任じてゐた、最近会社では取締巡査に二十銭弁当を出してゐたが一々出すのが面倒だといふので、弁当付一週間五百円と見なし数回に二千円を支出したものである、かかる場合会社が弁当を出すといふのは丁度出火等の場合握飯を出すと何等異るところのない、いはば日本伝統の淳風美俗ともいふべきである、法律的に見ても会社が弁当を出したのは何等警官を買収するといふ様な、贈賄の意味のないものであるから右の事実を直ちに贈収賄を以て論ずることは日本の社会通念に反する』と云ふにある。(八月十九日都下十八新聞)併し 二、事件の経過 は、警視庁特捜課の加藤警部補が八月十一日早朝元南千住署勤務巡査部長高等係主任今泉銀太(四〇)を留置場より引出し取調べをなすと共に七月来本庁に留置中の日本紡績株式会社会計係[甲野太郎](三〇)と対質訊問を行ひ、一方午後一時南千住署主席警部奥平進(三五)を突如休職処分に付すると共に任意出頭の形式を以て本庁に召喚し、有松特捜課長が長時間にわたり取調べをなし、同夜は検束処分に付せられた。事件は日本紡績株式会社及び花木ゴム会社職工の労働争議に際し今泉は職務を利用して慰労金または弁当料と称し署員に分配する名目で日紡から二千五百円、花木ゴムから五百円を収賄し、奥平警部も右事実を黙認して会社側に加担し争議団に圧迫を加へ、会社舎宅の表門に杭を打つて女工を監禁した等の事実もある。その後[甲野]は近く九州に転任すると称し今泉を神楽坂の待合に招待して饗応し、[甲野]は南千住署員に贈賄すると称し社金二千六百円を横領し酒食に費消した事件を発覚した。 尚今泉は収賄額二千五百円のうち争議係数十名に拾円から五円を頭割にあてがひ総計約七百余円を部下数名に分配方を依頼し更に弁当代(仕出屋払)を差し引いて残り千五百円を自家にしまつてゐたのである、花木ゴムでも争議終了後[乙川]支配人が今泉部長に懲戒慰藉料として四百五十円を贈つたが、今泉は考へる処あつてこれは間もなく返送し、都築署長の知る所となつたので、七月末郷里佐賀に帰省し本月六日免職処分となり十日夜東京に護送された。当時有松特捜課長は『今泉が収賄したのは争議解決後で争議中でないから別に会社側に加担した訳でない、金は部下に分配しようとして署長の耳に入つたので会社に返した。他の人間なら書類だけ検事局に送るのだが警察官であるから受納の意志あつただけでも徹底的に取調べるのである』と各新聞記者に語つた。続いて東京地方裁判所検事吉弘基彦氏は取調の上十七日に至り起訴猶予と決定直に身柄は釈放となつたのである。(八月九日都下十八新聞)から之れに対し 三、無産党及労働組合の憤慨 は其極に達し、直ちに一致して左の抗議、決議、声明、告発となつた。 抗議 日本紡績及花木ゴムの労働争議に関し、会社側より収賄した事実の明白なる元南千住署巡査部長今泉某等の事件を東京地方裁判所の検事局は微罪として不起訴の処分をとられた。これは独立公正なる可き司法権の行使を労資によつて二三するものであつて我等の断乎として反対する所である。我等は司法権の真の独立を要求する為め茲に抗議するものである。 昭和二年八月二十一日 日本労農党 労働農民党 司法大臣 宛 検事総長 宛 抗議 日本紡績及花木ゴムの争議に関し元南千住署高等主任の収賄事実をみた。然し之れは表面に表れたる一事実に過ぎず此の程の関係により特に労働者の圧迫をみるに非らざるかと疑はる可き幾多の事例を我々は持つ。 此の際我々はかかる事態の根絶を期する為め、当局に労資の争ひに於て厳重なる中立と絶対不干渉とを要求抗議するものである。 昭和二年八月二十一日 日本労農党 労働農民党 内務大臣 宛 警視総監 宛 決議 元南千住署巡査部長某の瀆職不起訴事件は全無産階級の問題として我等は断乎として当局に抗議しその非を糺弾せんとす、此の運動の実行方法としては 一、告発に関しては自由法曹団にそれを一任す 二、社会民衆党労働農民党日本農民党革新党を誘ひ一大抗議運動を起す 三、自由法曹団の告発後一大運動を起す 日本労農党 声明書 さきに大塚君の急死問題を起せる南千住署の元高等主任某等に係る贈収賄事件に付検事局が之を不起訴にして葬り去らんとするは甚しき不当である。此の種の事実は多くの争議に於て事実内密に行はれ勝ちのものにして為に労働者に対する不当なる圧迫と見る。我等は之の資本家と官憲のグルになつて労働者圧迫の事実を根絶せしむる為めにあくまで当局と抗争しなければならぬ。而して之れは大衆の一団となつての運動によつて初めて可能である。 即ち我が党はさきに、日労党及社会民衆党に対し共に当局への共同抗議書を提出すべき事を申込んだが更らに一歩を進め、全国的に無産者団体を糾合して糺弾委員会を組織して猛運動を起すべく前記両党に対し共にその提唱者たらん事を提議した。もし両党にして之を拒まば吾が党は全日本無産大衆の意思を代表してあくまで目的の貫徹を期するものである。 我等の要求左の如し 一、事件を起訴すべき事 二、関係せる重役警官等を洩らさず起訴する事 三、吉弘検事の辞職 四、労働争議に於ける官憲の一切の干渉の根絶、罷業権の確立 八月十九日 労働農民党 日紡争議瀆職事件に関する声明書 過般大日本紡績罷業に際して、会社が南千住署警察官今泉某に金品を贈与したる事件に対し、司法官憲が之れを起訴猶予として何等の法律的制裁を加へなかつた事実は法律上は勿論、労働運動の合理的発達、更に引いては一般社会風教の上より断じて軽視する能はざる所である。 抑、労働争議は資本主義社会制度下に於て必然的に発生する重大なる社会現象であつて、之れが解決の如何は国家の運命に至大なる影響を有するものである。故に之れが取締りの任に当る警察官憲の瀆職の如きは最も厳正なる処断を要す可きは云ふまでもない。 然るに司法官憲は、その贈収賄の犯罪事実を認めながら、之れを火事場の握飯と同一視し、従つて多額の金銭の収受をも尚弁当代なりと強弁し、微罪起訴猶予となし、僅に今泉某一個人の行政上の免官処分を以つて足れりとするが如き、之れ明に本件の重大なる社会的意義を理解し能はざるに起因するとは云へ司法官憲が常に労働争議を犯罪視し、之れを弾圧する事を以つて能事終れりと思惟しつつある、保守頑迷なる官僚思想の所有者たる事を暴露せるものである。 更に司法官憲が我が労働階級一斉の憤激と、公正なる社会的輿論の難詰に直面し、自らその非違を覚りながら、尚依然として官僚一流の面目に拘泥し、徒に躊躇逡巡して居るが如き我等の憤懣に堪之ざる所である。 爾来資本家階級は、その営利の為めには一切を犠牲として顧みざるを其の特質とする。 抑本件の発生は、大日本紡績株式会社が、労働者を搾取しその私利を計らん為めに、薄給に苦しみつつある下級警官の弱点に乗じ、これを買収して罷業団を弾圧せしめんとする陋劣なる心事に原因する。然るに司法官憲は斯る営利会社の役員をも、尚且つ不問に付して居るのである。 我等は斯の如き時代の正義心と懸け離れたる刑事政策が、必ずや将来社会に恐る可き風潮を醸成する事ある可きを信じ飽くまで司法官憲の責任を糺弾し、その猛省を促さんとするものである。 我等は斯る不祥事の絶滅を期し、茲に贈賄者並に収賄者を告発して、其の再審を促すと共に飽くまで輿論の喚起に努め仍つて以つて之が最善の解決に努力せんとするものである。 昭和二年八月二十日 日本労働総同盟中央委員会 <日本労働総同盟関東同盟会会長松岡駒吉、片山哲、松永義雄による、東京地方裁判所検事局宛の、大日本紡績会社社員用度課長[甲野太郎]、元南千住署高等係主任今泉銀太に対する告発状。略> <上村進、中村高一、武藤運十郎、山崎今朝彌、山崎常市、山中正直、松谷与二郎、牧野充安、水上孝正、三輪寿荘、神道寛次、東海林民蔵、瀬尾蔵治による、東京地方裁判所検事局検事正吉益俊次宛の、元南千住署高等主任巡査部長今泉銀太、休職警部補元南千住署勤務奥平進に対する告発状。略> <海老原武雄、林嘉兵衛、山口光五郎、鈴木定吉、宮瀬権一による、東京地方裁判所検事局宛の、奥平進、今泉銀太、外氏名不詳巡査六名に対する告発状。略> 之に対する 四、当局の意見 として新聞に表はれたものは前記吉江検事の不起訴理由を別として 木島警務部長 は新聞記者団との問答に於て(八月八日法律新聞) 問「弁当問題はあのままで済ましていいものでせうか」 答「私共の立場から司法省の御意見に対しては是非の論をすべきでない、別に問題はないはずだ」 問「司法処分として問題にならずとするも行政上の立場から放つておけないでせう」 答「絶対に貰つては悪いといふ訳ではない」 問「よい事ではなささうですが改めて訓示か何かお出しにならないですか」 答「別に訓示を出す必要はない」 問「また間違ひを起して免職や休職になる者が出るかもしれませんね」 答「今泉や奥平は弁当料をもらつたばかりで行政処分にしたのではない、アレ等は他にも面白くない行為があつたからだ」 問「それは将来とても弁当や料金をもらつても差支へないといふ事になるのですか」 答「時と場合による、たとへば大暴風雨とか・・・・」 問「いえ、先刻からの問題は主として労働争議などに警官が一方から弁当料を支給される場合のことですが・・・・」 答「たとひ、敵といへども餓ゑたる時は糧をおくるのが人情だ、だから絶対に食事を受けるなとはいひ得ない」 問「今回の場合は、いいことですか、悪いことですか」 答「よいことではないが・・・・悪いとも断定出来ぬ、まあ中間だ、食事を受けたことによつて争議団を圧迫したことは微塵もないのを断言する」 問「しかし、一飯の徳に報ゆるといふのも人情でせう、厚意に対する厚意の起るのは当然ぢやないですか」 答「あの争議は僕が監督してゐたのだから、そんな手心のなかつたことを保証する」 問「それにしても弁当料の先取りは、司法処分を免れてもあまり香ばしいことではないと思ひます、弁当料一千二百円は会社へ返さないですか」 答「それは何とも考へてゐない、返さうといふ者があれば返さうし返せとは命令しない仮定の場合についてお話しすることは困るあまり長くなるからこれで失敬」と云々。 宮田警視総監 は意外にも東京朝日新聞記者に 「争議のやうな両方の監督警戒を行ふべき警官がお茶とかまたは麦湯ならいざ知らず、僅かといへども弁当代などとして金品をもらふといふことは自分としてはさせたくない。それが争議が解決したお礼としても中間に立つべき警察官はその厚意のしるしに金品を受諾するやうなことがあつてはならない、近く署長にこの問題について厳重に訓示するつもりだ」と語り 小山検事総長 は、「今泉は既に官吏として、最も苦痛とする免官処分となり、此上刑事上の罪人とする必要もないと認めたので、将来を戒め起訴猶予としたものである、今後今泉が訓戒を守らなければその上は起訴も出来る、労働争議を火事場に例へて、官吏が弁当代を貰ふことを習慣美風として不起訴にしたと云ふのは誤伝で検事局では決してそんな見解は有つてゐない、元来不起訴処分の理由は検事局で発表すべきものでないのが、一般に伝へられたのは、何人かが大袈裟に伝へたものと思ふ」と釈明し 某司法大官 は、「南千住署の警官の収賄問題については検事の立場として起訴、不起訴は事が労働争議に関する場合と否とにかかはらず、客観的に贈収賄が成立するか否かによつて決するより外はない、例へば選挙違反事件に対する大審院の判例を見ると選挙中に候補者もしくはその運動員等が選挙民に対して昼食等を出したとしてもそれが「社交上の儀礼」としてなれば違反とは認めないといふことになつてゐます、警官が会社から弁当を出されたとしてもそれがやはり社交上の儀礼としての範囲を出でなかつたとしたらそれをすぐ瀆職として罰することはどうかと思ふ、非常に厳格にいふならば瀆職かも知れないが、さうすればお茶一杯といへども官吏はうかつに飲めないことになるし、大臣連が銀行集会所の餐食会に呼れても瀆職といふやうなことになる。先頃福島県下に起つた炭坑争議の際も警官が会社に寝とまりして会社から弁当を給されてゐるため争議団を圧迫するといふので苦情を持ち込まれたことがありますが、調べて見たところ附近には警官が宿泊すべき適当な家がないから会社の一室を借ただけで、弁当代も後から支払つたといふことであつた、今度の問題は知らないが、労働者側にしろ資本家側にしろ昼食時にそこに居合せた者に茶を出したとか、弁当を出したとかいつたとてそれをすぐ買収といふやうに見るのはあまりに人情に反した見方ではないであらうか。と云つて居る。(都下各新聞)が、 五、世論大衆 は囂々と之に反対し、新聞紙中論説又は短評を載せないものはない。 労働農民党の大山郁夫氏 は、検事局で争議の場合に出す弁当代を火事場の炊出しにたとへてゐることは驚くべきことで争議団を火事と同様に危険視してゐる訳だが、そんな理屈は一顧の価値もない、だが理屈を超越して労働者の争議を火事にたとへて資本家を保護するのは明かに労働者を敵視してゐるものだ、今回の場合を社交上の儀礼と見るのが社会的通念であるなどとは数年前ならば司法官の化石で笑つてゐられたが、現在ではさうは行かぬ、現在のやうに資本の全線的攻撃が激甚になつてきた場合、その側に立つものは最早や階級協調といふ様な偽善の衣を着けてゐられなくなり、公然労働者を敵視することをはばからなかつたものと見るのが至当といはれてもしかたがない、だからその結果から見れば彼等は労働階級に敢然と挑戦し、労働階級抗争の戦術の基準ここにありと教へてゐると同じことになる、それ以外の解釈はわれわれには出来ない。 東京朝日新聞 は、公平なるべき官憲が、かりそめにも争議者一方の使用人化することがありとすれば甚だ怪しからぬ事である、警察官吏が、意識的に争議を売物にして金銭に代へ、自から資本家側の傀儡となつて、労働者側を圧迫しようとするが如き事があつては容易ならざる事である。而して若しかかる事が事実とすれば、其方面の官憲の綱紀紊乱を暴露したものであり、更にかれこれとトン辞を弄して有耶無耶にこの問題を葬らうとするが如き心事が少しでも官憲にあれば事は些細に似て実は社会の大事、我国行政より観て誠に恐るべき現象であると云はねばならない。なほ又怪し気な金の使ひ残りを返却したから帳消しだ、などと公言するのは臟品も之を返せば盗罪は成立しないと云ふ筆法であつて、甚だ滑稽な話となるであらう。云ふ迄もなく警察の品位と権威は、常に些事と雖も、公正を厳守することに依つてのみ保たれる。 東京日日新聞 は、争議の際に警官に差上げる「弁当代」は我が法官によつて「伝来の美風」といふレツテルを貼られた。貰ふものなら夏でも小袖だ、何で悪い気持が致しませうぞ、而も社会の船底には紙幣ツけがちつともない今日だ、貰へ貰へ「弁当代」を、さうしてこの「弁当代」を争議の圧迫料と見れば、差上げる側に取つて、二千が三千でも安いもんだそれに争議場は火事と同じことだ「人と見たら泥棒と思へ」に「労働者と見たら火事と思へ」ツて対句が出来上つた、だがかうなつては労働者の方でもこれからは争議費の勘定書に「弁当代」の一項目を殖やさないと弁当代戦でやつつけられる虞れがあるぜ、何しても我が労働史に新しく書き加へられた「おビールや弁当代の公認」は一方に有難く他方に有難くないことだ。 警察通読売新聞 は、争議の取締を行つた巡査に会社側が弁当料を出した、会社の魂胆は巡査を買収する意思である、戸籍調べの巡査にお茶を飲むことさへ禁じてゐる警視庁、弁当料なぞ以ての外だ。お茶一杯さへ執行が曖昧になるのだ。況んや弁当に於てをやではないか。巡査が取締に行けば三時間以上三十銭、六時間以上四十五銭、九時間以上六十銭、十二時間以上七十五銭の非番手当が出る、その外に会社側が弁当料を出す理由に法の根拠があらうか、手当の少額が余儀なく弁当料を出させるものとすれば、正に手当額の改正が必要であらう。 報知新聞 は、検事局がこれを不起訴として問題を片附けんとするは決して問題の解決ではなくて、擬解決である。斯る問題は各方面の澄徹した批評に傾聴した後、これを参考として解決すべきものである。労働界の一部分ではこの事件を中心として警官の中立といふ問題が論議の焦点となつてゐる。即ち警官は資本側に対しても労働側に対しても中立を厳守しなければならぬといふ主張である我々は警官の中立を理論上に最も妥当なものであり、且つしかくあらねばならぬものであると考へるものであるが、果してこれは現実の諸条件に於て履行されるであらうか。この社会から独立して即ち、社会の境界外に住んでゐない限り、如何なる人も多かれ少かれ金品によつて自分の行動を左右されるものである。換言すれば各人の行動は金の出所に服従するものである与へられた個人の行動を批判するにはその人が如何なる方角から金品を得てゐるかを穿鑿しなければ不充分である。而も工場の争議に際して、かやうな金品を提供し得る側は労働側でなくて資本側である。されば警官の中立は経済上の理由から破れ易い可能に満ちてゐるのである。この可能を艾除するには峻厳な制度を要する。然るに検事局はこの事件を不起訴とした其の理由は警官の「弁当代」を火事場の炊出しと同一視したことにある。而かもこの「弁当代」を交際上の儀礼と認めて「火事騒ぎで世話になつたといつて巡査や消防手に金品を贈る者もあるが、こんな場合は交際上の儀礼と認める範囲に於ては上司はこれを許してゐる」と云ふ。これは如何にも当然であらうか。この場合巡査に弁当代を出さない者は消防手に炊出しをしない者と同じく真つ先に社会から憎悪されるであらうか。国家の権力は警官を通じて直接に民衆と接触する。その警官が「弁当代」によつて行動を支配されるに於て、民衆の受ける印象はどんなものであらう。と云つてゐる。が 六、結論としての私見 は極簡単で左の上申書に尽きてる。 瀆職警官告発補充書 八月廿六日付奥平進、今泉銀太に対する告発に関し左に補充仕り候、 一、「火事場の握飯」「お客様の弁当」に付ては今や既に世論一定し、検事局も全く其非を認め事実上之を取消し、積極的瀆職の事実あれば直に之を起訴するとのお話故、告発状も検事局の顔を立て敢て此点を論ぜず、只新事実をのみ上申したのでせうが、私は是非此点に就て一言を費したいのであります。(告発状起草に事実上私は干与せず) 二、火事と選挙のお客様には喧嘩相手がないが、労働争議には相手がある。故に争議を火事に例へるは甚だ当を失してる。よし争議が火事であつても其れは贈賄側だけの事で収賄側の例にはならぬ。例なら之れは、原被両告が火花を散らす真最中、当然の職務を有する判事が、其のために忙しかつた事苦労した事を理由に一方から招待を受け又は車代弁当代を貰ひ弁当代の出せなかつた一方が訴訟に負けた場合だ。世間では此の判事を、この訴訟の結果を何と云ふか相手方は之れを何と思ふか。検事局では皇国伝来の美風として之れを表彰するか。而かもだ、此判事実は車代弁当代を要したのではなく、同僚にやるのだ弁当を沢山食べたのだと云つて詐り取つたのだ。そして其れを持逃げして郷里で警視庁に捕へられ、手の切れるやうな二千余円の札束を預金銀行から押収されたのだ。判事に果して収賄の意思がなかつたと強弁出来ようか、訴訟の負けたは収賄の結果でないと言張れようか、詐欺か横領か収賄がなかつたと考へられようか之れが微罪不起訴で司法の公正が保てようか、然るに検事局では尚此上に其警官が其収賄に依つて不当に労働者側を圧迫した新事実を挙げて来いと云ふのは無理の骨頂ではなからうか。私は既にお取調に依て明瞭なる前記の事実だけで、翻然と司法の権威を既倒に恢復されん事を熱望するものであります。之れが此程度では不起訴だなんと云へばそれこそ忽ち天下の大問題であります。 三、私をして忌憚なく言はしむれば、検事局が之れを不起訴にしたのは、之れこそ皇国伝来の美風たる同僚思、部下思の致す処だと思ひます、日本の検事や判事は愚論の攻撃や上からの圧迫には何時も実に気持よく立派に毅然として司法の公正を保持します。が事一旦同僚の事、部下の事となると誰しも一寸弱ります。併し物も事にこそよれ、苟も天下の安危人心の帰向を双肩に荷ふて法を執る者、大義は親を滅し、奉公は私情を捨てねばなりません。殊に警視庁でさへ呆れ、涙を振つてスタートを切つた程の事件であります。私は曽て震災当時の亀戸虐殺事件に関し時の司法大臣平沼騏一郎閣下に一言を致し其起訴処罰を論じ、然らずんば必らず一大恨事を惹起せんと断じ、不幸予言は適中し内閣は更迭するに至りました。(「地震憲兵火事巡査」第十版十七頁以下参照)其重大性に於て其の刺激性に於て彼此毫も優劣なき本件の此白日的事実は到底隠蔽する事が出来ません。此の爆弾的憤激は断乎抑圧することが出来ません。非理屈弁無茶徹底は遂に身を亡し国を危く致します。私は邦家の為め切に当局の再思三考せられん事を懇願いたすものであります。 昭和二年九月九日 弁護士 山崎今朝彌 東京地方裁判所検事局 御中 ~~~~~~ <牧野充安、水上孝正、東海林民蔵、山中正直、武藤運十郎による、日本弁護士協会理事に対する、千住署係官不起訴問題の提案と題する書面。略> <[ ]内は仮名> <以上は、山崎今朝弥氏、日本労農党、労働農民党、日本労働総同盟が著作者である。> <旧仮名遣いはそのままとし、踊り字は修正して、旧漢字は適宜新漢字に直した。> <底本は、『解放』(解放社)第6巻17号7頁(昭和2年(1927年)10月1日発行)>
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第2-50章.第2-51章.第2-52章. 第2-51章. ドゥルヨーダナは言った、「罪なき者よ、地上の王たちからユディシュティラに贈られた様々な貢ぎ物からなる大きな富の塊について説明するので聞いてほしい。メル山とマンダラ山の間を流れるサイロダ川のほとりに住み、キチャカ竹の木陰を楽しむ者たち、すなわちカシャ族、エカサナ族、アルハス族、プラダラ族、ディルガヴェヌス族、パラダ族、クリンダ族、タンガナ族、その他のタンガナ族は、貢ぎ物としてドローナ(壷)で計った金の山を持参し、蟻によって土の下から引き上げられたので、これらの生き物にちなんで呼ばれるようになった。力強い山の部族は、柔らかくて黒いチャマラ(長い筆)と、月光のように白いチャマラ(長い筆)と、ヒマーヴァットに生える花やミシャリ・チャンパカから採れる甘い蜂蜜と、北のクルス地方から持ち込まれた花の花輪と、北のカイラーサから持ち込まれた様々な種類の植物を貢物としてたくさん持ってきて、ユディシュティラ王の門の前で頭を下げて待っていたが、入ることを許されなかった。私はまたそこで、残忍な武器で武装し、常に残忍な行為に従事し、果実や根を食べ、皮に身を包み、ヒマーバトの北の斜面や、太陽が背後から昇る山や、海沿いのカルシャの地域や、ロヒティヤ山脈の両側に住んでいる、キラタ族の多数の族長を見た。王よ、貢ぎ物としてサンダルやアロエや黒アロエを山のように積み、貴重な皮や金や香料を山のように積み、自分たちの種族の1万人の給仕の女、多くの美しい動物や遠い国の鳥、山から調達した多くの豪華な金を持ってきた。カイラタ族、ダラダ族、ダルヴァ族、スーラ族、ヴァイアマカ族、アウダムヴァーラ族、ドゥルヴィヴァーガ族、クマラ族、パラダ族、ヴァーリカ族、カシュミラ族、ゴーラカ族、ハンサカヤナ族、ゴーラカ族 ハンサカヤナ族、シヴィ族、トリガルタ族、ヤウッデーヤ族、マドラスの支配者カイケーヤ族、アムヴァシュタ族、カウクラ族、タルクシャ族、ヴァストラパ族とパルハーヴァ族、 ヴァシャターヤ族、マウレーヤ族、クシュドラカ族、マラヴァ族、パウンドレーヤ族、ククラ族、サカ族、アンガ族、ヴァンガ族、プンラ族、サナヴァティヤ族、ガヤ族--これらの善良で生まれのクシャトリヤ族は、正規の氏族に分配され、武器の使用に訓練され、何百、何千もの貢ぎ物をユディシュティラ王にもたらした。また、ヴァンガ族、カリンガ族、マガダ族、タムラリプタ族、スプンドラカ族、ダウヴァリカ族、サガラカ族、パトロルナ族、サイサヴァ族、そして無数のカルナプラヴァラナ族が門前に姿を現したが、王の命により門番たちは、もし待って良い貢物を持ってくることができれば、入場を許可すると告げた。その時、これらの国の王はそれぞれ、鋤の軸のような牙を備え、黄金で作られた帯で飾られ、上質の毛布で覆われた、色合いが蓮に似た千頭の象を与えた。彼らは皆、岩のように黒っぽく、常にかび臭く、カミヤカ湖のほとりで調達され、防御用の鎧で覆われていた。また彼らは非常に忍耐強く、最高の品種であった。これらの贈り物をした後、これらの王は入ることを許された。王よ、これらの王たちや、各地から来た多くの王たち、また他の多くの輝かしい王たちが、このいけにえに宝石や珠玉を持ってきた。また、インドラの友人であるガンダルヴァの王チトララタは、風の速さを備えた四百頭の馬を与えた。また、ガンダルヴァのトゥムヴルは喜んで、マンゴの葉の色で金で飾られた百頭の馬を与えた。クル族の汝よ、スカラ族と呼ばれるムレチャ族の名高い王は、何百頭もの優れた象を与えた。また、マツヤの王ヴィラタは、貢物として金で飾った二千頭の象を与えた。また、パンスー王国のヴァスダナ王は、パンドゥーの息子に六頭二十頭の象と二千頭の馬を献上した。王よ、すべて黄金で飾られ、速さと力と若さと活力に満ち、その他さまざまな富を備えています。ヤジュナセナはパンドゥの息子たちに、1万4千人の給仕の女と1万人の給仕の男とその妻、何百頭もの優れた象、象をつないだ6台20台の車、そして彼の全王国を捧げた。そして、ヴリシュニ族のヴァスデーヴァは、アルジュナの威厳を高めるために、1万4千頭の優れた象を与えた。実際、クリシュナはアルジュナの魂であり、アルジュナはクリシュナの魂であり、アルジュナが何を言おうと、クリシュナは必ず成し遂げる。そして、クリシュナはアルジュナのために天国そのものを捨てることができる。アルジュナもまた、クリシュナのために自分の命を犠牲にすることができる。チョーラとパンディヤの王たちは、マラヤの丘から香りのよいサンダルの汁を満たした金の瓶を無数に、ダルドゥラスの丘からサンダルとアロエの木を積んで、多くの輝きのある宝石と金の象眼が施された上質の布を持ってきたにもかかわらず、(入場の)許可を得なかった。そしてシンハラ族の王は、ラピスラズリと呼ばれる海から生まれた最高の宝石と、真珠の山、そして何百もの象用の掛け布を与えた。宝石で飾られた衣服に身を包んだ、目の端が銅のように赤い無数の暗い色の男たちが、それらの贈り物を持って門の前で待っていた。そして、ユディシュティラへの愛から、打ち負かされた無数のバラモンとクシャトリヤ、バイシャと仕えるスードラが、パンドゥの息子に貢ぎ物を持ってきた。また、すべてのムレチャ族も、愛と尊敬の念から、ユディシュティラのもとに来た。そして、善良な者、無関心な者、卑しい者、無数の種族に属する者、様々な土地から来た者、あらゆる階級の者が、ユディシュティラの居住地を世界の縮図とした。 「そして、地上の王たちが敵にこのような素晴らしい貴重な贈り物をするのを見て、私は悲しみのあまり死を願った。そして王よ、私は今、パンダヴァ家の使用人たちについてあなたに話そう。十万頭の象と騎兵、百万台の車と無数の歩兵がいる。ある場所では生の食料が計量され、別の場所では調理され、別の場所では食料が分配されている。あちこちで祝祭の音が響いている。ユディシュティラの邸宅では、あらゆる階級の者たちの中で、飲食物や装飾品を持たない者を一人も見かけなかった。また、8万8千のスナタカ・ブラフマナが家庭生活を営み、ユディシュティラの庇護を受け、それぞれに30人の侍女が与えられ、王から感謝され、常に満足した心で敵の滅亡を祈っている。また、他の何万人もの行者たちは、ユディシュティラの宮殿で、毎日黄金の皿を食べている。王よ、ヤジュナセニは、自分が食べることなく、毎日、奇形や小人も含めて、皆が食べたかどうかを見ている。バーラタよ、クンティの息子に貢ぎ物を払わないのはただ二人だけである。 第2-50章.第2-51章.第2-52章.
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菅政権が発表した舌禍というべき談話 これは談話ではなく「反日発言」だと言うべきものである 日韓併合100周年にあたる2010年8月10日に、当時の菅直人政権により発表された談話。 全文 本年は、日韓関係にとって大きな節目の年です。ちょうど百年前の八月、日韓併合条約が締結され、以後三十六年に及ぶ植民地支配が始まりました。三・一独立運動などの激しい抵抗にも示されたとおり、政治的・軍事的背景の下、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷付けられました。 私は、歴史に対して誠実に向き合いたいと思います。歴史の事実を直視する勇気とそれを受け止める謙虚さを持ち、自らの過ちを省みることに率直でありたいと思います。痛みを与えた側は忘れやすく、与えられた側はそれを容易に忘れることは出来ないものです。この植民地支配がもたらした多大の損害と苦痛に対し、ここに改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明いたします。 このような認識の下、これからの百年を見据え、未来志向の日韓関係を構築していきます。また、これまで行ってきたいわゆる在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施していきます。さらに、日本が統治していた期間に朝鮮総督府を経由してもたらされ、日本政府が保管している朝鮮王朝儀軌等の朝鮮半島由来の貴重な図書について、韓国の人々の期待に応えて近くこれらをお渡ししたいと思います。 日本と韓国は、二千年来の活発な文化の交流や人の往来を通じ、世界に誇る素晴らしい文化と伝統を深く共有しています。さらに、今日の両国の交流は極めて重層的かつ広範多岐にわたり、両国の国民が互いに抱く親近感と友情はかつてないほど強くなっております。また、両国の経済関係や人的交流の規模は国交正常化以来飛躍的に拡大し、互いに切磋琢磨しながら、その結び付きは極めて強固なものとなっています。 日韓両国は、今この二十一世紀において、民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、二国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。 私は、この大きな歴史の節目に、日韓両国の絆がより深く、より固いものとなることを強く希求するとともに、両国間の未来をひらくために不断の努力を惜しまない決意を表明いたします。
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雨多ノ島にあった怪しい工場は地域住民の反対運動により潰れてしまった。跡地に建てられた水族館は新しいが既に寂れており、海洋生物学を専攻しているタマキが勤めていた。 「女としてどうかと思うほど身嗜みは最悪なのに、脱色だけはしてるのね」 隣のデスクで熱心に仕事するタマキを、ユーミは茶化すように言った。 「そっちはオシャレに余念がないようで。おかげさんで会計まで僕の仕事だ」 「その『僕』ってやめてくれない? 三十過ぎてボクっ娘って痛いわ」 タマキは目を見開き、資料を見せる。 「――この会計、おかしいぞ。計算が合わない。巧妙に隠されてるが、知らない金が入ってる」 「赤字よりいいじゃないの」 手を広げ、マニキュアの塗られた爪を見つめて言う。タマキは息巻いてプリントを机に投げた。 「よくないだろ。税金とか!」 ユーミはイスごと近づいて、立ち上がりかけたタマキの顔を覗き込む。 「知りたい? 知ったら戻れないわよ」 一時間後、二人は水族館地下プールの端にいた。ちゃぷちゃぷと波立つ水の中央には、多数の触手と蝙蝠の羽を持つ生き物が仄青く明滅している。 「図鑑にもない生き物かっ」 タマキの頬が紅潮する。 「本土と雨多ノ島の間は小型ボートで行き来できるくらい短いけど、それと反比例するように深さは二千メートル。何故か事故が多発してた。そこで調査艇を送り込んだら『それ』がいたってわけ」 「お金は」 「政府から出てる『それ』の軍事研究費――ていうか口止め料ていうか」 タマキは玩具を見つめるこどものように、プールサイドから身を乗り出している。 「だから、口止めのためにこうするワケよ!」 ユーミはタマキの背を押し、水中に突き落とした。途端に『それ』はエサに気付き、触手を伸ばす。 ごき。ぶちり。 瞬間、タマキは自分の小指を第一関節まで噛みちぎり、『それ』に向かって投げていた。投げられた指に触手が絡みつき、補食行動に入る。別の触手はタマキを再び追い始めたが、既に彼女は泳いでプールサイドに向かっていた。 ユーミは呆気にとられた表情で動けずにいる。そこへタマキが上がって早足で向かい、肩をつかんで揺さぶった。 「ヒィッ! ごめ」 「すごいすごいすごい! なんだアイツ。軟体動物らしいが明らかに腕は数十本! そのどれもを自分の意思で動かしてる! しかもカワイイ! こんなのを隠してたなんてズルイ。僕も研究に参加させてくれよ、なあ、お願いだよ」 こうして、タマキとユーミは同じ仕事をする仲間になったのだった。 「ねえ、なんで髪を脱色してんの?」 「昔から泳ぐのが好きで、プールの塩素で色が抜けたんだよ」 「だっさい理由」 タマキは意に介さずに、『それ』の記録を嬉しそうに眺めていた。
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○× 四択 連想 画像タッチ 並べ替え 文字パネル スロット タイピング キューブ エフェクト 線結び 一問多答 順番当て グループ分け 問題 ○ × 補足 現在、発行されている次の日本の紙幣のうち、偽造防止のためのホログラムが貼付されているものを全て選びなさい 一万円札五千円札 千円札二千円札 次のアメリカ紙幣のうち歴代大統領の肖像が描かれていないものを全て選びなさい 100ドル10ドル 2ドル50ドル5ドル 次のうち、アメリカで実際に流通している紙幣を全て選びなさい 10ドル紙幣2ドル紙幣5ドル紙幣 15ドル紙幣25ドル紙幣 次のうち、アメリカで発行されているドル紙幣に肖像が描かれている歴代大統領を全て選びなさい グラントジェファーソンジャクソン ガーフィールドジョン・アダムズタフト 次のうち、一般に「国税三税」と呼ばれる税金を全て選びなさい 酒税所得税法人税 固定資産税市町村税消費税 次のうち、現在発行されている日本の紙幣に肖像画が描かれている人物を全て選びなさい 樋口一葉福澤諭吉野口英世 宮沢賢治西郷隆盛大隈重信東郷平八郎 次のうち実際にお金を支払うものを全て選びなさい 自動車税消費税法人事業税 有名税 次のうち、スマホ決済サービス「LINE Pay」のマイカラー制度で使用されている色を全て選びなさい グリーンブルーホワイトレッド イエローオレンジパープルブラック 次のうち、その肖像に聖徳太子が採用されたことがある紙幣を全て選びなさい 一万円札五千円札千円札百円札 一円札五百円札十円札 次のうち日本で自己破産をした人が免責許可の決定が確定するまでつけない職業を全て選びなさい 警備員司法書士質屋生命保険の外交員宅地建物取引主任者弁護士 医師看護師建築士公立学校の教師地方公務員 次のうち、日本銀行券の通し番号に使用されないアルファベットを全て選びなさい IO SZ 次のうち、日本では間接税に分類されるものを全て選びなさい ゴルフ場利用税たばこ税揮発油税入湯税 固定資産税事業税自動車税都市計画税 次のうち、日本では地方税に分類サれるものを全て選びなさい 固定資産税都市計画税法人住民税 消費税相続税法人税 次のうち、日本では直接税に分類されるものを全て選びなさい 所得税相続税法人税 たばこ税関税消費税 次のうち、日本で預金保険の対象となっているものを全て選びなさい 定期預金当座預金普通預金 外貨預金譲渡性預金 次のうち、ユーロを通貨単位とする国を全て選びなさい コソボスロバキアスロベニアモンテネグロ アルバニアセルビアボスニア・ヘルツェゴヴィナ北マケドニア 次のうち、ヨーロッパで実際に流通している紙幣を全て選びなさい 100ユーロ紙幣200ユーロ紙幣20ユーロ紙幣500ユーロ紙幣5ユーロ紙幣 1000ユーロ紙幣1ユーロ紙幣300ユーロ紙幣5000ユーロ紙幣 次の自動車にかかる税のうち国税に分類されるものを全て選びなさい 自動車重量税消費税 自動車税
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香川県(指暴力団) 指暴力団における香川県に関する事をここに記載する。 香川県には幾つか種類が存在したりしなかったりしており、現在登場した香川県はWUGP編の香川県のみである。 なお、フィクションの話ですので、実在する香川県や実在する団体、人名とはなんら関係がありません。ご注意ください。 WUGP(World Udon Grand Prix)編香川 香川県トップが饂飩久重与となっていた時期の香川。あらゆる娯楽が一時間以内に規制された、地獄のように退廃した香川。ゲームであれば一時間以上やるとゲームハードが壊れ、スポーツであれば一時間以上運動をした瞬間に何故か金縛りにあったように動けなくなり、テレビであれば何も映らないガラクタになり、乗り物であれば唐突にタイヤに穴が開いたり、座席に何故か棘々したスパイクが生えたりする。唯一うどんに関する娯楽だけは規制されておらず、この時期の香川県民の多くは死んだような目をしていたらしい。お米とパンは規制が酷かった。 WUGP(World Udon Grand Prix) 香川県で一年に一度開催されるうどん好きによるうどん好きの祭典。 多くのクッキングデュエリスト達が集まり、誰がより美味しいうどんを作れるかを競い合う大会となっている。 初開催は8年前。第18話「クッキングデュエル!アクセラレーション!WUGP編」で登場したイベント。 この際のWUGPは過去に類を見たいほど奇奇怪怪なクッキングデュエルが繰り広げられた。主に妙に香辛料の香りで会場に地獄絵図が広がったとか。 海外でもうどんはUdonと表記するみたいなのでWUGPで一応正しいようだ。 ルールは至って簡単。チーム出場でも個人出場でもどちらでも可。会場内にいる敵チームとクッキングデュエルをし、審査員を満足させ勝利したチームが次の階層に進むことが出来る。また、敗者の食材を勝者は引き継ぐことが可能。基本的に食材は持ち込み自由。優勝者には懸賞金が贈られる。 ゲーミングカガワタワー WUGPの会場となっている1680万色に発光するビル。 それ以外に何も考えられていない。ただそれだけのビル。 香川革命軍(カガワレジスタンス) 退廃した香川を変え、かつての香川の姿を取り戻す為に結成された組織。 老若男女一切問わず様々な人間が属している。総本部は〇亀製麺らしい。 指暴力団第18話「クッキングデュエル!アクセラレーション!WUGP編」ではCDS(クッキングデュエリストスレイヤー)、うどん屋の娘、オルガ、香川不敗(かがわふはい)の姿が見られた。郷土食材を主に用いた王道のうどんが多い。 KAGAWA-Emperor(カガワエンペラー) 二千年前、香川に封印されたと密かに噂されている決戦兵器。香川の危機に呼応して覚醒すると言われている。 実際には現在、香川革命軍が保護に成功しカガワエンペラーが覚醒するまでの間メンテナンスを続けている。
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一月六日 ばんざい! アメリカ大使館のアリソン、エスピー、マクファディェンの三氏がアメリカの砲艦オアフ号で今日上海から到着した。すでに十二月三十一日に南京を目の前にしていたのだが上陸の許可が下りず、蕪湖で待機していたのだ。アリソン氏はかつて東京で勤務したことがあり、日本語ができる。 これで日本の軍当局から米と小麦粉(これは軍が略奪したものだが)が買える。価格は高いが(米一袋約十三メキシコドル)、約五万メキシコドル買うことにした。石炭も一万二千メキシコドルぐらい買っておかなくては。難民の蓄えが底をついてきたので早急に手を打つ必要がある。 韓はあまり乗り気ではない。米屋から、中国軍が南京を奪還しようとしていると聞かされたからだ。すでに南西部では砲声が聞こえたという。「そうなれば米だって小麦粉だってただで手に入りますよ」。けれども私は、心ならずも韓に言い聞かせなければならなかった。「決してそんなことにはならないよ」 十時ごろ日本軍のトラックがきて、うちの収容所から下関の発電所の作業員を十五人連れていった。みなしぶしぶ出かけていった。前回、食事をちゃんと与えると約束しておきながら、ろくなものを食べさせてもらえなかったからだ。まったくありつけなかった者もいた。それだけではない。発電所ではなく、市の南部の門のちかくで塹壕掘りをさせられた者も何人かいた。 午後五時、福田氏来訪。軍当局の決議によれば、我々の委員会を解散して、その資産を自治委員会に引き渡してもらいたいとのこと。自治委員会が今後われわれの仕事を引き継ぐことになっているからだという。資産を引き渡す? 冗談じゃない。私はただちに異議を申し立てた。「仕事を譲ることに関しては異存はありませんが、これだけはいっておきます。治安がよくならないかぎり、難民は元の住まいには戻れませんよ」。難民の住まいの大半は壊され、略奪されている。焼き払われてしまった家もあるのだ。 さっそく委員会の会議を開いて、福田氏にどう返事をしたものかと相談した。また、治安や秩序をとりもどすためにどういう提案をするかについても。日本から助言を得てはいるが、自治委員会はまるで無策だという気がする。どうやら狙いは我々の金だけらしい。つまり、「国民政府からもらったのだから、おれたちの物だ!」というわけだ。 しかし我々の考えは全く違う。なんとしてもこちらの主張を通そうということになった。アメリカやドイツの大便館が支持してくれると当てにしたうえでの結論だ。といっても、先方が果たしてどう考えているのか、まるっきりわからないのだが。 ラーベの日記indexへ