約 883,730 件
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/1358.html
最上理緒 データ <System Data> クラス&オーギュメント <Class Augment> シンガー ≪ビナー≫ オート ダメージ+10D6 ツィヴィール ≪ゼブルン≫ オート:アガペー-5D6.自身は対称にできない。 能力値&技能 <Attribute Skill> 【肉体】 5 【感覚】 7 【理知】 6 【聖霊】 18 【階級】 2 <運動> ●○○○○ <射撃> ●○○○○ <情報処理> ●○○○○ <意志力> ●○○○○ <軍略> ●○○○○ <回避> ●○○○○ <整備> ●○○○○ <誘導> ●○○○○ <エーテル> ●●●○○ <陳情> ●○○○○ <格闘> ●○○○○ <探知> ●●○○○ <事情通> ●○○○○ <芸事> ●●●●● <白兵> ●○○○○ <砲術> ●○○○○ <調達> ●●●●○ <話術> ●●●○○ 副能力値 <Sub Attribute> 初期アガペー 575 使用経験点 46exp HP/装甲 14/0 行動値/搭乗時 6/- 戦闘移動/搭乗時 11m/- 全力移動/搭乗時 22m/- 特技 <Special Skill> 名称 タイミング アガペー 効果 ※戦場の歌姫 オート 5 ※チープトリック オート 5 アイドル オート 2 判定に芸事を使用する プリマドンナ 常時 - 同乗者にアイドルを使用する場合、同乗者もあなたの能力を使用できる 鎮魂歌 メジャー 12 種別:天使の対象に範囲(選択)、攻撃力+【聖霊】の射撃攻撃。一点でもダメージを与えた場合、シーン中ケルンを無効化する レシピエント 常時 - シュネルギアに搭乗可 無垢なる涙 オート 特殊 対象のアガペーを-【消費したロゴス÷2】。1ラウンド一回 一緒にお弁当 メジャー 7 芸事の達成値分アガペーを下げる。 シナリオ三回 伏竜:聖霊 常時 なし 聖霊を使った判定値+2 世界オーケストラ 常時 なし タイミング:メジャーのシンガー特技をセットアップで使用可 決戦歌 メジャー 7 対象の次の攻撃力+【芸事の成功数+5】。世界オーケストラ使用時は10固定 実験体 常時 - 聖霊+2、初期アガペー+5。反映済 勝利の歌 メジャー 2 対象に最大〔芸事の成功数〕ロゴスを譲渡する 子守唄 メジャー 2 対象のアガペーを-《子守唄の成功数》 元気の歌 メジャー 2 対象のBSを解除。目標値4(芸事) サヨナラの日 オート 無し 対象の死亡、戦闘不能を回復。シーン中の判定+5 還るべき日常 常時 無し アガペー-10 大いなる楽の音 マイナー 無し アガペー-13 思い出のあの日 オート 10 対象が正念場宣言時、アガペー10 ダーザイン <Dasein> 【初期】 からの からの 装備 <Equipment> 一般 私服 - 一般 携帯電話 - 一般 キーボード 芸事と話術に+1 拳銃 G17(2nd) 基本p.140 白兵 エンゲルシュヴァルト 命中+1 攻撃力+4 概略 <Personal Data> 年齢 <Age> 13 性別 <Sex> ♀ 身長/体重 <Height / Weight> 143cm / 35kg 色素 <Color> 瞳:紫 髪:黒 肌:黄 出自 <Birth> 実験体 境遇 <Position> 組織 外見&性格 <Image Character> 最上理緒は一見どこにでもいる女子生徒である。 長い黒髪と紫の目は遠くからでも彼女を見つけることを容易にする。 快活でお人よし、心をこめて話し合えば誰とでも(天使すらも!)わかりあえると考えている、やや理想主義者的な性格である。 彼女はまた、自分の周りの人間を誰も失うことなくこの戦争を切り抜けられると信じているほどには世間知らずである。 おおむねありふれた存在である彼女だが、一つ他人の目をひく行動がある。 彼女は極めつけの大食漢であり、常に大量の食物を口にしている。その食事量は彼女を見る人間に驚きというよりも健康に対する心配を与えるものだ。それにも関わらず、学内の健康診断の全ての数値は、彼女がいたって健康であることを示している。もしあなたが大量の食べ物がその細い体のどこに消えているのかと聞いたなら、彼女はいたずらっぽく笑って、「軍事機密です♪」と答えてくれるだろう。 彼女は人懐こい性格に反して、やや他人と距離を置く傾向がある。彼女と生活を近しくする人間は、ときおり彼女が一人で歌を歌っているのを目にする。 設定 <Settings> 彼女はG3の兵器開発計画の一つである“混声計画”の成果の一つである。 “混声計画”は運用に膨大なコストのかかるシュネルギアに頼らずに天使に対抗する手段の開発を目的とし、主にヴィヴリオ大佐に反目する軍部の首脳の後押しを受け発足した。 ほどなく“混声計画”はコンペディションという名のありがちな権力闘争の下メインストリームからは脱落したが、やはり一部の強力な支援のもと開発は続けられた。 長きに渡る人道に反する実験の結果、“混声計画”は一つの成果を出すに至った。 限りなく純度の高いエーテルから培養した内臓に大半を置き換えることにより、歌が発するエーテルの波を体内で増幅し天使のケルンにまで干渉する歌声を持った人間を誕生させることに成功したのである。それらの一連の過程による最高傑作が最上理緒である。 彼女の内臓は生命維持装置としては性能の低いものであり、常人の数倍のカロリーを必要とするという理由で彼女は外出時には常に食物を摂取する必要に迫られる。彼女の歌声の源は天使化した喉仏である。彼女の感情が昂ぶった時には、活性化した喉仏から出るエーテルの光により、紫の瞳がいっそう輝くのを目撃することができるだろう。 この“成果”には重大な欠陥が二つある。 一つ目は、培養内臓の耐用年数の関係で、実験体の寿命は長く見積もっても二十年を越えないということだ。 これは理緒自身もしており、その事実は彼女に時折ひどく刹那的な行動をおこさせる要因となっている。 しかし一つ目の欠陥は二つ目に比べれば重大性を持たないものである。 二つ目の欠陥とは、体の大半を高純度のエーテルによる内臓で構成されている実験体は、ギアドライバーと比較してさえ遥かに天使化が容易におこりうるということである。そして実験体の天使化は通常の場合と異なり、異性に対する恋愛感情により強く喚起されうるのである。これの要因は生殖器の置換が原因であるという説があるが、未だ改良は為されていない。この問題は現在まで“混声計画”の成果を前線に投入するのを困難にしてきた。 この事実は理緒には知らされていない。情緒を不安定化させることに繋がるという懸念からだ。 理緒は“混声計画”の成果の初めての実戦投入であり、その決定に至るまで大いに紛糾することになったというのは言うまでもない。安全性がろくに保証されていないにも関わらず実験体の投入が決定したというのは、ひとえに軍の内部が一枚岩でないことを思い起こさせるものである。 自らの断固たる反対にも関わらず理緒の実戦参加を許すことになったヴィヴリオ大佐は、この件についてさらに神がかった権能を発揮した。いかなる手段か、“混声計画”の書類が受け渡される間にそれらに自分の名前を刻印することに成功したのである。 そして理緒の所属することになる隊の直接の上司に自分と馴染み深い者を置き、さらに女性のギアドライバーを引っ張ってくるという信じられない難行を成し遂げたのである。 だがヴィヴリオ大佐をもってしても、理緒の身に起こる偶然の出会いまでは操ることはできなかったのである---- (一話終了時) 理緒は最近非常に明るくなった。笑顔がふえて訓練にも積極的になったようである。 以前は時折歌を歌っている姿が目撃されていたが、最近はその姿を見かけなくなった。 こんな感じで。サポート能力のないナビ… -- ( ゜д゜) (2013-04-06 17 51 30) 思ったより世界観読み込んでて感心した。いい設定っすね。エンドレスサマーのアガペー上昇ルールは使わなくていいの? -- 美少女 (2013-04-06 18 47 23) 経験点20点+実験体で聖霊を10→14に。エンゲルシュヴァルト取得。残り経験点7点 -- ( ゜д゜) (2013-07-13 21 40 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconico3nd/pages/426.html
D.K. ディケイドは世界を紡ぐのか? 最終鬼畜ホモディーノ ◆FbzPVNOXDo 「あははははははあ!!!」 「くっ―――速い!?」 「遅い遅い。遅すぎよォ!」 プラシドの剣を振るうランサーに、それを次々といなしランサーへと拳を放つディーノ。 ランサーは歯噛みする。サーヴァントの全力を以ってしても、未だ人間一人仕留め切れないこの状況を。 ランサーもディーノの攻撃を紙一重で回避しているが、それでも自身が追い詰められていると自覚する。 基本人間はサーヴァントには勝てず、本来の武器ではないとはいえ、使い慣れた剣を手にして尚これだ。 自身の不甲斐なさび嫌気が差し、ホモの執念に軽く引く。 「何故だ? これ程の腕を持ちながら、どうしてこのような殺し合いに乗る?」 「決まってるでしょう! 私は掘りたいの!! いい男をね!!」 まるで話しにならない。 何らかの目的があるのかと思えば、ただ私欲を満たす為だけに殺し合いを利用しているだけの下郎。 ランサーはその事への怒りに任せ、力一杯プラシドの剣を振るう。 だが、そのような剣はただ直線的で大振りなだけ、隙の多い駄筋に過ぎない。 一目で剣の軌道を見切り、ディーノは体を後ろに傾け間合いを外す。 そしてディーノは、剣を振るいきったランサーが剣を引き戻す前に、開いた間合いを詰め拳を握る。 (馬鹿ね。感情に任せた一撃はかわしやすいものよ。これで―――) ディーノの拳はランサーを捉え、ディーノの全力を以ってして叩き込まれた。 鐘を鳴らしたような鈍い轟音が鳴り、大気が振るえ、拳に痛みが走る。 ―――しかし未だランサーは健在。 ディーノの拳が触れるよりも早く剣を手放し、ハイリアの盾を装備し拳を向かえ打った。 その結果起きたのは 「う、があああああああ!!」 腕に込めたエネルギーの逆流。 硬い物を素手で殴れば痛い。子供でも分かる当然の摂理。 今、それがディーノの手を襲っていた。 「はっ!」 更に痛みの悶絶するディーノの足を払いのけバランスを崩した後、放ったプラシドの剣を回収。 剣の切っ先をディーノに向け、何時でも止めを刺せるよう構える。 「一応、聞いておこう。考えを改める気は無いか?」 「改める! 改めるわ!! だから助けなさい!!」 「嘘だな。ホモ特有の眼光が消えてない」 「ふざけるんじゃないわよおおお!!」 やっぱホモは汚い(確信)。 意味の無い問答を終え、ランサーは剣でディーノを貫いた。 「何をやってる!?」 その前に声が響いた。 訴えているのは、現状の説明とランサーの剣の静止。 ランサーとディーノが怪訝そうに割り込んできた第三者を見る。 機械的なベルトを付け、こちらを警戒しながら近づく男。 門矢士は事態を見極められずにいた。 彼がことの一部始終を見ていたのは、ランサーがディーノへと止めを刺そうとしていた場面。 この時点では、どちらが殺し合いに乗っているのかも分からない。 放置というのも考えたが、そうもいかないと士の正義感が彼を突き動かした。 「待て、これh「助けて、助けてよ!!」 ランサーが事態の説明を行うより早くディーノが叫ぶ。 咄嗟にランサーは判断した。ディーノはこの青年を騙し、この窮地を脱しようとしているのだと。 しかし、分かったところで止める前にディーノはある事ない事を口に出す。 「こいつが、こいつがあそこで殺された子達と私を……」 「いやあれはお前が……」 「聞いた? 今あの子達の事“あれ”って言ったわよ!」 士から見れば一見ディーノが襲われて、ランサーは殺し合いに乗った悪意ある参加者に見える。 だがディーノが嘘を着いているという可能性も否定は出来ない。 「剣を持っているアンタはそいつから離れろ」 「……分かった。従おう」 故に先ずは二人から距離を取らせ、尚且つ自分は変身しどちらが妙な気を起こしても対処できるように備える。 二人から更に事細かく詳細を聞き、何が起きていたのか見極めようとする為の策だ。 「さて、じゃあ先ずは名を聞かせてくれ」 「俺はランサー」 「ディーノよ」 バックルに触れカードを持ち、何時戦闘が起きようが問題ない体勢。 ランサーとディーノも同じ、何が起きてもいいよう構える。 「話を聞いてもらおう―――」 ランサーはここに来てから、キルリア、キュウべえと出会い。 そして彼女らを惨殺したディーノと戦闘になった事を告げる。 対するディーノは、その反対。 ランサーが彼女らを殺し、それに激昂したディーノはランサーと戦闘になったと異議を申し立てる。 せめてこの場にケン、あるいは星君でも居れば目撃者として真実はすぐに明らかになっただろうが。 当の二人はここには居ない。その為、彼らの真相を証明できるものはない。 士は揺れる。 どちらが正しいのだろうか。 もうこれ以上、死者は出さない。 自分の手の届く範囲で誰も助けられない。救えないのはもう懲り懲りだ。 (だがどっちだ……。どちらが正しい?) ランサーとディーノを交互に見た後、士は二匹の無残な死体を観察する。 白い犬のような、猫のような生き物。あれがキュウべえとやらだろう。 死因は顔を抉られた事によるショック死のようだ。 無残に散らばる肉片が、それを物語っている。 (剣なんかじゃこうはならない……。それにこの抉りようは、もしや蹴り殺したのか?) 咄嗟に士はランサー達の足元を見た。 先ずランサーの足は、多少土で汚れてはいるものの不審な点は無い。 しかしディーノはどうだ? その靴にはベッタリと赤い液体がこびりついている。 もしキュウべえを抉り殺したのが、本当に蹴りなのだとしたらこの赤い液体、血液もその時に付着した事になる。 「お前―――」 「良い推理ね。感動的ね。だが無意味よ?」 真実に気付いた士が見たものは、醜悪な笑みを浮かべ一瞬にして視界から消えたディーノ。 背後から感じる悪寒。生理的ななんか色々なモノが交じり合った恐怖。 首を腕で固定され、尻に硬い物を当てられる。 ディケイドに変身しようとするも、カードを持った手も拘束され自由に動かせない。 「貴様ァ!」 「フリーズ! 俗に言う動くなって奴よ! この子の尻がどうなってもいいの!?」 甘かったとランサーは自身の認識が誤っていたと悟る。 ディーノが暴挙に出ようとすること位は推測できたが、彼はそれを止められる自信があった。 少なくとも単純なスピードに関して、最速のクラスであるランサーの自分が遅れを取るなど思えなかった。 むしろ下手を打って士がディーノの本性に気付ければ、またとない好機だとさえ思っていた。 (甘かった……。つい先ほどまで俺と互角に渡り合っていたのはまぎれもない、あのホモだったというのに……!) 「ふふふ、やっと掘れそうね……」 「や、やめろ。気持ち悪い」 「直ぐ気持ちよくなるわよォ」 「待て、その青年には手を出すな……」 「あら? 優しいのね。他人の心配をするなんて」 士を心配するランサーを見て、ディーノの中の変なスイッチが入った。 自身の失態を嘆くランサーの表情は、とてもディーノの加虐心を擽った。 「脱ぎなさい」 「は?(憤怒)」 「この子を助けて欲しかったら脱ぎなさい。全て脱いで全裸になりなさい。 そして跪くのよ」 ヤバイ。 ランサーの背筋を寒気が走る。 これはかなり妙な事になってきたというか、完璧にアダルトな展開だ。 普通こういうのは、もっとこう女の子が脱ぐべきなんじゃありませんかねえ。 なんで男なんだ……。 「いや、それはちょっと……」 「早く脱ぎなさいよォ! それともこの子のアナルが掘られても良いの!!」 「待て、話し合えば分かる」 「分からないから、言ってるんじゃない! あくしなさいよ。 取りあえず土下座よ。それからケツこっちに抜けなさい。あくしなさいよ」 なんだこれは……。たまげたなあ。 ホモはせっかち。ディーノのペ○スが士のものへと迫っていく。 ランサーも内心脱ぐしかないか。いやしかしここで脱いではと葛藤に駆られる。 これが命令してるのが女だったら、速攻で脱いでると推測出来るにランサーはノンケだと分かる。 「……全部か?」 「全部よ!」 「流石に下は勘弁してくれないか」 「ふざけんじゃないわよ! あく全部脱ぎなさい! あくしなさいよ!!」 (俺は、一体何をしているんだ?) 士は何処か、他人事のように思う。 仮面ライダーとして戦う。 別に下手に正義を語るつもりは無い。 ただ目の前にある。救えるものは救いたかった。 けれども、この場での自分はただの道化と言っても良いほど無様だ。 仲間一人禄に守れず。挙句人質に取られ、変な事を言っているホモに好き放題されている。 (いや、結局俺には覚悟が、決意が足りていないのかもしれないな) 何を為すべきか。何を信じ貫くべきか。 ……流されていただけだった。 ただ主催への怒りの感情に任せ、それらしい事を言い偽りの力を振るうだけ。 そんな自分に何が守れようか。何を打ち倒せようか。 ここは今までのような世界とは違う。 勢いに任せ敵を倒して、それで終わりじゃない。 (所詮俺はただの破壊者か……。何も紡げず何も為せず場をかき乱して死んでいく。 お似合いだな……ヒーロー気取りの馬鹿には、おあつらえの最期かもしれない) もういい。 このランサーという男には、自分に構わず後ろのホモを倒して欲しい。 別に悔いなど無いから。 「もう駄目だわ。挿れるわね? 挿れるわよ!」 「ま、待て。分かった下着一枚で妥協しよう。どうだ?」 「無理ね。……さあ、行くわよ。もう止まらないんだから!!」 (―――でも。例え間違ってたとしても、俺はただのヒーロー気取りだったとしても……) ディーノが士を掘ろうと、腰を僅かに下げたその瞬間。 拘束は緩む。ほんの少し、時間も力も少しだけだがそれは最大の好機。 「う、おおおおおおおおお!!!」 ディーノの鳩尾へと肘打ちを叩き込み。 ディーノの体勢が崩れかけたところで、士は全身に全力を込めがむしゃらに前へと突き進む。 士を戒めていたディーノの拘束から抜け出し、よろけながらもディーノの間合いから外れた。 「やばっ」 少し前まで興奮してたのとは打って変わり、今度はディーノの背筋を冷や汗が伝う。 不味い。有利な状況から一転、不利に追い込まれた。 間合外の士に攻撃の態勢を取るランサー。 いくらディーノでも、ランサー相手にタイマンでは分が悪いのは最初の攻防で経験済み。 とすれば、今自分に残されたのは…… 「逃げるのよォォォ!!」 逃亡。 だが速度という一点においては、それはランサーが一手も二手も上回る。 単純な逃走では駄目だ。そう何か足止めするものが無ければ。 「あー勿体無いわね!」 「何を?」 パンツから取り出した、棘棘しいキラキラ光るヒトデ型の物体。 それをディーノは投げた。 確かにこの棘棘しさなら、投げて当たれば一溜まりも無いかもしれない。 もっともランサーに、この程度の投擲かわせぬ道理は無く。無意味に終わってしまうが。 「こんなもの……」 かわされた。当たり前のように。 だがこれで良い。本命は…… 「!? ぐあ、がはっ」 門矢士。 丁度胸に当たり深く刺さりこんでくれたのは不幸中の幸いだ。 恐らくあれなら足止めとしても十分。 現にランサーは足を止め、士へと向き直っている。 これならば逃げ切れる。 「―――変、身……」 KAMEN RIDE D E C A D E ! ! FINAL ATTACKRIDE DDDDECADE 士が仮面を着けた偉業の戦士へと変わり。 ホログラム状のカードを突き抜け、その飛び蹴りを自らに当てた。 それが、最期にディーノが見た光景だった。 ランサーの目の前でディーノが爆散し炎が巻き上がる。 その爆炎の中から、ディケイドの変身を解いた士がふらつきながらも姿を見せた。 「大丈夫か? しっかりしろ!!」 ランサーの姿を見て士は安堵したのか、全身の力が抜け地面に倒れこむ。 胸に開いた血は止まる様子を見せない。先のディメンションキックの反動で更に傷口も開いている。 「待っていろ。すぐに治療の出来る場所に……」 ―――ああ……今度は死なせずに済んだ。 それもほんの自己満足に過ぎない。 だけど、最期にこれだけは貫けた。 「世界なんて……大それたものは俺は紡げなかったが……」 小さい。あまりにもこれは小さい。 だが、それでも確かに紡げたものもあると士は信じる。 例え自己満足でも良い。この身に変えて紡いだものが、この殺し合いを破壊すると信じて…… 「メイト、リックス……。俺の、仲、間……。近く、居る……。この、事……伝え……てくれ」 世界の破壊者。仮面ライダーディケイドの旅は終焉を迎える。 幾たびの世界を巡り彼が紡いだものが、何を為すのか今はまだ分からない。 「メイトリックス、か」 士の埋葬を終えランサーは数時間前、まどか達から知らされた情報を思い出す。 仮面を着けた男に最初に主催に逆らった男、メイトリックスが殺し合いに乗ったと聞かされたが、改めて疑問に思った。 断言は出来ないが仮面の男は恐らく士だ。 しかし、殺し合いに乗った様子では無かったし、メイトリックスもその仲間だという。 「会って見極めぬ事には始まらないか」 思考を止めた。 今ランサーの中では、まどかの証言より士の言葉の方が信用できた。 関わったのはほんの数分。だがその信念は嫌という程分かった。 そのような男が、殺し合いに乗るとは到底思えなかった。 真実を見極めどうするか決める。 更に何時の間にか消えたケン、そしてケイネスとの合流もある。 やる事は多い。休む暇など無い。 「行くか」 ディーノと士の支給品を回収した際、発見したゲイボルグを二、三度振るって士気を高める。 一人の戦士の勇姿を胸に刻み。 騎士は地を蹴り駆け出した。 【男色ディーノ@DDTプロレスリング】爆☆殺 【門矢士@仮面ライダーディケイド】死亡 【残り32人】 【H-04/1日目・午後】 【ランサー@Fate/Zero】 [状態] 疲労(中)、頬にかすり傷 [装備] ハイリアの盾、ゲイ・ボルグ@Fate/stay night、プラシドの剣@遊戯王5D's [道具] 基本支給品、シーザー・カエサル・エンペラー@人造昆虫カブトボーグ V×V グレーテルの基本支給品一式、コンビニ弁当、スター(ちょっと匂う。二日目早朝まで使用不可)@マリオシリーズ、北米化パッチ ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド(2時間使用不可)、ライダーカード一式@仮面ライダーディケイド ライダーカード(スペランカー)@ニコニコワールド、ライダーカード(イーノック) 其為右手@真夏の夜の淫夢(残り使用回数7回)、 [思考・状況]基本:殺し合いには乗らず主催を討ち取る。 1:ケイネス、ケン、メイトリックスを探す。 2:まどかの証言に疑問。 ※参戦時期は不明ですが少なくともセイバーと戦った後です。 sm141 世紀末吸血主 時系列順 sm145 三人寄ればなんとやら…… sm142 私気になります! 投下順 sm144 暇を持て余した神々の遊び sm134 槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室 ランサー sm155 おかげさまでフランク達はドラゲナイことになってるんです sm134 槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室 男色ディーノ GAME OVER sm113 ニコロワγ~破壊者と野獣と時々、使徒~ 門矢士 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/bakasawagi/
┏━ ━┓ ┃| |┃ ┃| ─━ 彼らは馬鹿騒ぎしながら世界を救う様です。 ━─ |┃ ┃| |┃ ┗━ ━┛ 、 i | . . . . .;.... i. i `ヽ、 i i .. .. ... ..... ヽ i \ i i . .. . , -‐ー- 、 ヽ i ` ‐- _ i / i . ;-´.. " \ ヽヽ i \  ̄ ‐‐- . ./ . . '''' . ヽ ヽi i | ; _ \ \ . ./ " ' \ / ____ヽ、 /. ; ;、 ; ; ; ; ヽ ,-‐ー---\ ヽ、 /. . . __,,,...--‐ァ ヽ ==ニニ==ー‐-、 /. . . , ‐=ニ、_ _/ヽ, i ´, `、´ \ /. . . ! Υ ' .i 丶 \ /. . . ! 、 ; ; ;.. .i ... 丶 .\ ./. . . . ; ; ; ; ⌒ i 、 /⌒i .... . ..ヽ i. . . ; ;. `; ; ; ; i ヽ 、/ ` / r⌒i ヽ i. . . 、 ; ; ;.. ; ;、 i / ..../ i ーi.. ...., \ . |. . . ;;;;; ; ; ;、 ; ; ; ; | // / / l i | |. . . ; ;、 ; ; ; ; | | / / i { l .i. . . _.,_.......; , ; ; ;_, .-‐ ァ i ヽ、 ./, { i /⌒i、 i i. . . ○ / `ヽ、 ○ノ i `‐-ヽ、/ / / ー/‐‐く i. . . ` ̄ ´  ̄ .i 丶、..../、 / ノ ',. . . __,,,...--‐ --''''´´` ̄ ,' ` ‐-‐´`ー´ `,. . . .,´ ヽ. . . . .. . . . . . . . . . . . . . . . . ,r' \. . . . . .. . . . . . . . ;;; . ` . . . . . . . . / `',_. . . . . . . . . . . . . . 、 ; ; ;.. . . . . . . . _,'´ ' - ,_; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;⌒ ; ; ; ; ; _,- '  ̄`' -____., - '´ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━─────────────────────── ・ このスレは安価&あんこスレです、運命はダイスに委ねる為、予想外の展開等が起きやすいです。 キャラ崩壊&プロット崩壊等もあり得ます、ご了承ください。 ・原作なしです。一応はオリジナルです。(オマージュはあるかも?) なお、 1はシリアスが苦手なのでコメディ寄りになる予定です。 ・ 初心者です、拙い進行on見切り発車感、基本的には即興劇、誤字が半端ないのでご了承下さい。 ・ 1の仕事の都合上、不定期更新になる予定です。ご了承ください。 ・ 今回のスレは前日譚があります。最悪見なくても問題ありませんが、よかったらどうぞ。 http //yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1523880816/ ←これ! ─────────────────────────━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 現行スレ http //yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1527331373/ 1スレ目 http //yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1526099163/
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/1887.html
ガイアからのお言葉だ。戦え!わたしは自らの子供たちを一人では死なせはしない。 "I bring word from Gaea. Fight on! She will never allow her children to die alone." プレーンシフト エルフのときの声は霊気を切り裂き、ガイアを守る者たちを導く路を拓く。 The elves battle cries cut paths through the Æther, guiding those who would stand in Gaea s defense. 第8版 ガイアは荒々しき自然の声で歌う。数千もの咆哮、囁き、鳴き声、そのどれもが無視などできない。 "Gaea sings with the voice of nature rampant a thousand howls, chitters, and cries, and none of them can be ignored." 第10版 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/58984.html
【検索用 Imgamingnow 登録タグ 2020年 I VOCALOID 初音ミク 卑屈P 天塚らいね 曲 曲英】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:卑屈P 作曲:卑屈P 編曲:卑屈P 絵:天塚らいね 唄:初音ミク 曲紹介 楠栞桜さんゲーム中のイメージソング(ラフ)です実際やってるのはPCや最新ハードでのゲームが多いけど何故かイメージはレトロ寄りですまた楽しいゲーム配信待ってます! 曲名:『I'm gaming now!』(アイム ゲーミング ナウ!) 歌詞 (動画より書き出し) スタートしたらニューゲーム、新しい世界を拓こう。 得意なメタを読んで、苦手な身勝手アクション。 話を聞かなくてごめんね、ついついボタンを押しちゃうんだ。 今夜もみんなで紡いだストーリー、一緒に。 I'm gaming. I'll call it. ねえやめてよ、そんな嘘はダメ! Moving game, I'm lovin' it. そう教えてよ、いつもそんな感じで! nya nya nya... コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/untitledworld/pages/11.html
世界管理機構 世界管理機構で定める法(ルール)は全国家対象であり、 必ず遵守されるべきものとします。 つまりは、この世界=ゲーム自体の基本的な利用規約とみなされます。 ★世界管理機構の役割と任務 世界管理機構はこの世界を円滑且つ公正に進めるために存在します。 そのための任務遂行に尽力していきます。 基本的ルール部分に関わること、 世界形成に関わる部分(外交掲示板や設定、情報wikiや各国報道等など ゲーム本体の周りを形成していく部分全般)の整備、管理などを 主な活動内容としていきます。 第一条:多重国家運営の全面禁止 いかなる理由においても多重登録による国家運営は認められません。 多重国家を発見次第、外交の場で運営者に通告し1つの国家を残して 他は削除させて頂きます。 残す国家は運営者の意志を尊重致します。 また、同じ者が再度多重登録行為を行った場合、すべて削除致します。 第二条:不正アクセスの禁止 プロキシによるアクセスなど世界管理機構が不正であると認めたアクセスに対して全面禁止し 警告及び追放(削除)致します。 第三条:新規国家に対しての戦争行為の禁止 (1) 建国100期未満の国家へのいかなる攻撃も禁止します。また建国100期未満の国家による 他国への攻撃も禁止されます。 これは戦争規定ではなく新規国家の保護と規制に関する法となります。 (2) 第三条(1)の禁止事項を行った国家に対しての処置は国際法条約加盟国の判断・決議に 委任するものとします。また、その際違反国家に対しての制裁を世界管理機構が行える内容 (国家削除、アクセス制限等)の場合、これを受諾し制裁を行います。 第四条:新規国家に対する国際法、国際連盟、その他条約、同盟に関して 建国100期未満の国家であっても上記してある条項を遵守した上で国際法、国際連盟、その他条約、同盟の 定める条項の下、調印・加盟を行える。 よって国際法、国際連盟は新規国家に対しての保護内容、規制内容も必ず明記するようお願いします。 第五条:新規国家に対する資金援助に関して 建国100期未満の国家に対しての資金援助は禁止致します。 しかし、国際法、国際連盟等へ加盟し且つそれら条約に資金援助を行える条項が存在する場合は それら条項が優先となります。 第六条:世界管理機構が定める条項はこの世界の基本ルールであり、この世界を潤滑に動かす理由において 条項の追加、変更を行う権利を有します。 尚、追加、変更等行う場合は、全世界へ通達致します。 第七条:国際連盟特別管区の管理・運営 国際連盟特別管区は国際連盟の所有ではありますがその区域の性質上、 管理・運営は世界管理機構が行います。
https://w.atwiki.jp/fetigame/pages/24.html
各章ボス等、ストーリーの進行によって発生する期間が限られているイベントをまとめています。 【第一部】 【第一部時限イベント】 【プロローグ】 百合ヶ森奥 リカ 巨大化 【1章】 清台河学院理科室 スライム娘 体内に取り込まれる 【2章】 百合ヶ森キャンプ場管理小屋 リリィ おっぱいプレス BADEND 地下街 双子 見上げ BOSS戦 キュリー 喰い キュリーに捕まると発生 リーシュ 喰い リーシュに捕まると発生 【3章】 清台河学院 語り部の少女 アリス喰われ 降参すると発生 【4章】 BOSS戦 メイシア 踏み、監禁 敗北すると発生 【5章】 コンサートホール シイ 警備プラズマイベントをクリアすると解禁 膣内侵入 警備プラズマをクリアしている必要あり 膣で潰し 罠での縮小後に膣の出口へ向かうと発生 卵子吸収 キアノの支点との戦闘開始後、卵子を4回調べる スタッフ 踏み キアノ 水着、監禁 スタッフを調べると発生 BOSS戦 スライム娘 吸収 ひたすら悪あがきをすると発生 【6章】 宇宙街風呂場 金髪 踏み潰し BADEND ピンク髪 胸で潰し 緑髪 胸で潰し 巨大娘 叩き潰し 上の出口を通過すると発生 超巨大娘 潰し 下の出口を通過すると発生 BOSS戦 キュリー 喰い キュリーに捕まると発生 リーシュ 靴、監禁 リーシュに捕まると発生 双子 踏み潰し 時間切れになると発生 【7章】 【8章】 BOSS戦 だんだんぼっち 踏み潰し 光にぶつかると発生 【第二部】 【第二部時限イベント】 【1章】 百合ヶ森屋敷 リリィ 見上げ 乳挟み ドールハウス 巨乳メイド 胸で潰し お菓子を渡さないと発生 BOSS戦 リンセティア 喰い 敗北すると発生 章末 リカ 尻 【2章】 市街地オバケ屋敷 シホ 巨大化 【3章】 キュリーの胃 メイド 踏み潰し BADEND 道連れ 章末 キュリー 全裸股間 肛門から脱出後発生 膣内監禁 【4章】 【5章】 塔 少女 蹴り飛ばし ボスに一度捕まって少女に触れると発生 踏み潰し ボスに二度以上捕まって少女に触れると発生。BADEND ルェツンプラ 果てしなく縮小 ボスに四度捕まると発生。BADEND 【6章】 【7章A】 女子更衣室 メイシア 履き潰し 時間切れで発生。BADEND 【7章B】 BOSS戦後 シイ 見上げ クリア時に発生 パンツにくっつく 【8章A】 子供用プール 巨大幼女 差分含むイラストを3種類確認。巨大な全裸の子供たち。潰されても死なず保健室送りになる 踏み潰し(全裸) 大半の巨大幼女に近寄ると発生。すじと胸 踏み潰し(全裸修正?) ランダムに動く巨大幼女に近寄ると発生。 踏み潰し(割れ目見上げ) 回っている紫髪に近寄ると発生。開脚して丸見え・・・ 【8章B】 【9章】 BOSS戦 クイズに間違うと回答に応じて発生。青→リカのおしっこ、赤→リカの胎内、黄→少女、黒→リリ。全てイラスト後BADEND リカ おしっこ 虫と間違われておしっこをかけられる 胎内侵入 リカとのエッチ。むしろご褒美。膣穴に入っていく様は大変エロい リリ 乳首→谷間→踏み潰し リリの胸に転送。エロい 水着少女 おしっこ おしっこの海 【終章】 戻る
https://w.atwiki.jp/shosensyojodokusen/pages/238.html
■召喚された賢者は異世界を往く~最強なのは不要在庫のアイテムでした~ 夜州 Webコミック版 主人公は王女に召喚されるけどステータスが低くて、他に召喚された勇者系キャラが優遇されるタイプの話。 なので、その王女と勇者周辺はモヤるかも。 ヒロインピンチイベントあり。
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/455.html
第17話 「世界を変えるチカラ」 飯田の張り巡らした結界に絡め取られた愛は、記憶の回廊の中で自分の過去を追体験していた。 それは愛に生体兵器i914としての覚醒を促す演習プログラム。 世界中から集められた子供たちとの死のゲーム。 子供たちの髪の色や肌の色、ゲームの内容は変わっても、結果的に子供たちが命を失っていくことに変わりはない。 繰り返される虐殺。 それを実行しているのが過去の自分だという事実は愛の精神を蝕んでいく。 小川の能力の正体が掴みきれない蠍火は、広いフロアから階段へ戦いの場を移していた。 遮蔽物を利用して、ランダムに銃撃を加えていく蠍火だったが反射を持つ小川には通用しない。院長室がある最上階に近づきながら、打開策を練る。 院長室では飯田がPCを操作していた。 院長室の表示で偽装した機械室の中で、過去の追体験に苦しむ愛の姿を眺める飯田からは何の感情も感じられない。 退屈したミクが画材に触っているのを見ると、僅かに頬を緩め口を開く。 「あんた、絵が好きなの?」 たどり着いた最上階で蠍火は小川と拳を交えていた。 小川の戦技に愛と同じ匂いを感じた蠍火は、小川と高橋は仲間だと考え、そのことを小川自身に伝える。 「アナタたちの目的は何なのデス」 自分と愛を仲間扱いする蠍火に対して、怒りの炎を燃やす小川。 「あいつは敵だ!」 記憶の回廊の中では幼い愛による虐殺が続いていた。 愛の戦闘スキルがアップしたのにともなって、子供たちも武器を手にするようになっていた。 新しい子供たちを相手に訓練が始まろうとした時、訓練場の扉を開放して子供たちを逃がす者が現れた。 それは…まだ幼さを残す過去の小川麻琴だった。 子供たちを逃がすために愛の相手をした麻琴は、反射のチカラを発動することなく愛の攻撃を受けた。 自分の胸を貫く愛の腕を掴みながら、小川は自分の思いを言葉にした。 「愛ちゃんのこの手はたくさんの人を助ける手だ」 発動したフォトンマニピュレートによって、断片化し塵に帰る小川。 幼い愛はその様子を見てケタケタと笑っている。 激昂した小川の拳によって打ち倒された蠍火は、ダメージを負いながらも逆襲の機会を狙っていた。 自分の様子を窺う小川の足を掴むと、これまで隠していた発炎能力を発動するが、反射によって自らが炎に焼かれてしまう。 全身を苛む激痛。 薄れゆく意識の中で蠍火は一人の少女の顔を思い浮かべていた。 数名の同志と民主化運動の指導者の潜伏先を急襲した際、誤って命を奪ってしまった子だ。 女であり年齢も若い蠍火に助けを求めるつもりで、抱きついてきたその子の行為を、見定める余裕もなく本能的にチカラを発動してしまい、緑炎で焼き尽くしてしまった。 …私の炎ってこんなに熱くて苦しかったんだ、ゴメンね。 もうすぐ私も…。 記憶の回廊の中では、愛の過去の記憶の追体験が続いている。 「麻琴は私が殺したんだ。 私がダークネスのスパイだということを知られてしまったからね」 麻琴を自分の手で消し去ってしまった事実を受け止められない愛に代わって、里沙が愛の罪を引き受けようとしている。 麻琴を消失させた愛への憎悪が原因で、治癒能力を失った紺野あさ美は、保田の元で働くという。 科学の力で麻琴を復活させる日が来ることを信じて。 …まだこの頃はダークネスなんて存在しなかったはずなのに、あたしの為に里沙ちゃん。 それにあさ美ちゃんのチカラ。 自分が動機の仲間の運命を暗転させた事実は、愛を苛む。 …わたしがみんなの未来を壊したんだ・・・わたしが 助けを求めるように固く閉ざされた金属製の扉を見つめる。 自分には誰かに助けてもらえる資格なんてないと判りながら、その扉を誰かが開いてくれるのを待ち続ける。 蠍火は小川が自分に止めを刺すのを待っていた。 攻撃を誘う為に痛む身体を無理矢理動かそうとする蠍火だったが、小川は動こうとしない。 蠍火の発炎能力のレベルや、反射によって蠍火が受けたダメージから推測して、蠍火には自分への殺意が無かったと判断したのだ。 「私もかつては正義のヒーローを目指したんだ。 今のあんたに止めを刺すなんて出来ないね」 蠍火を残してその場を立ち去ろうとする。 「私のこのチカラであの交信女をやっつけて、世界を救って、そのついでにミクって子も助けてやるよ」 職員として病院に潜入した蠍火がリンリンマンの人形劇を初めて演じたとき、ただ一人喜ばなかったのが、ミクだった。 任務のために良い人を演じていることを見透かされた気がした蠍火はミクに尋ねた。 リンリンマンのどこが楽しくなかったのですか?と。 「リンリンマンが倒した怪獣カメゴンはみんなを困らせるために町で暴れたの? お父さんやお母さんとはぐれて寂しくて心細かったから町にやって来ただけかもしれないじゃない」 能力者の企てたテロによって両親を亡くし、自分も怪我を負ったというミクの言葉を聞いた蠍火は人形劇の設定を変えた。 リンリンマンは怪獣をやっつけたりしない。 お仕置きをした後に面白いギャグを披露して一緒に大笑いして友達になる。 自分の印象を良くするために、任務の遂行のために計算した上での行動だった。 しかしリンリンマンのギャグに微妙な空気が流れる中、大喜びしているミクを見た時、蠍火の中で何かが変わり始めていた。 …ミクちゃん。 あなたのことを救いたい。 他の誰かを傷つけることしかしてこなかった私が今さらこんなことを思うのは変だけど。 蠍火の思いとは裏腹に、その身体からは力が失われていた。 「「リンリンが「バッチリです」と言えば、喜びが何倍にも増えた」」 「「危機に陥った時、リンリンの「バッチリです」を聞けば勇気が湧いてきてピンチを乗り越えられた」」 屋上で戦った女、愛の言葉が思い浮かんだ。 大事な局面で誰かも判らない女の言葉を思い浮かべた自らをッ蠍火は自嘲した。 そして…。 「…バッチリです」 力を失った蠍火に背を向け、飯田の待ち受ける院長室に向かおうとした小川の背後で声がした。 振り返った小川は、手摺りを頼りに立ち上がろうとしている蠍火の姿を目にした。 蠍火の蒼く光る瞳に宿る揺るぎない意志を見て取った小川は悟った。 「君も繋がっちゃったみたいだね」 憎むべき高橋愛によって、並行世界に存在するリゾナンターと繋がった蠍火を倒すために、小川はチカラを発動した。 小川の反射の前には自分の拳も炎も跳ね返されてしまうことを体感している蠍火は戦い方を変えた。 炎によって発生させた煙で小川の視界を奪い、空気を燃焼させて酸欠状態に追い込んでいく。 自分の反射をすり抜ける蠍火の老獪な戦い方に冷静さを失った小川は闇雲に突撃するが、足場を失い宙に投げ出される。 蠍火が発炎能力で手摺りや防護ガラスを固定していたビスを焼き切っていたのだ。 吹き抜けのフロアを眼下にしながら、飛び出していた金具を辛うじて掴む小川。 「戦ってみてワカリマシタ。 あなたのそのチカラは誰かを傷つけるためのチカラではない。 大切なものを守るためのチカラデス」 蠍火が手を差し伸べている。 その手を掴もうとした小川だったが、次の瞬間はねのけて十数メートル下のフロアに落ちることを選ぶ。 格下の相手に敗れ、情けをかけられた屈辱に瞼を濡らす小川が思い浮かべたのは保田の顔だった。 「保田さん、力になれなくてす・い・・ま・・・せ」 そして時間は止まる。 「A」との戦いで傷ついた保田がフロアに激突寸前の小川を見つめながら、呟く。 「無様ね」 その言葉とは裏腹に、慈母のような瞳で小川を見つめ、手を伸ばす。 そして…。 制止した時間が動き出した。 蠍火はフロアに落下したであろう小川の姿を確認しようとするが、視界は自分たちの戦いで発生した煙によって遮られている。 唇を噛みしめると、立ち上がり院長室に向かう。 そして扉を蹴り開けた。 愛は祈るような思いで扉を見つめていた。 鈍い音。 金属の板が変形していく。誰かが扉を開こうとしている。 扉全体が破壊され、倒れていく。 「なんや、アンタか」 「A」が立っていた。 保田との戦いでいつになく傷ついているが、愛は気づいた様子もない。 「そのざまはどうしたことだ、世界の破壊者」 「A」は愛に確認した。 生体兵器としてこの世に生まれ、そのチカラを覚醒するために数多くの命を奪った過去をお前は乗り越えたのではないかと。 乗り越えたつもりだったが、誰かの命を奪うときの自分が、あんな風に笑って楽しんでるなんて思ってもみなかった。 そして仲間の運命を壊してしまったこと。 愛は言った。 自分は最低な存在だと。 「こんなあたしが全ての世界を救うなんてバカらしい。 あんたもそう思うやろ」 「A」の使命は愛の旅を完遂させることだ。 世界の破壊者、高橋愛を旅の終着点に立たせるためには、自身の安否も厭わない。 だから愛の罪の意識を減少させるだろう言葉を、言語バンクの中からサーチした。 洗脳、生命、価値観、催眠、薬物、教育。お前の責任ではない……etc 0.0015秒の時間を要した。 そして「A」の口をついて出たのは…。 「お前は最悪だ」 愛の目から涙があふれ出る。 「たとえ他人の生命を奪うことに罪悪感を覚えない教育を受けていたとしても、薬物を投与され、催眠を受けていたとしてもお前の耳には入った筈だ。 お前のチカラに怯え立ちすくむ哀れな犠牲者の声を」 「A」は困惑していた。 愛の罪悪感を解消させるために選んだ言葉たちが愛を糾弾していくことに。 保田との戦いで体内に損傷が生じているのか。 この事態を止めようとするが、もう止まらなかった。 愛の顔は歪み、そして…。 「うるさい!」 自分が最悪だということは自分でも判っている。 でも「A」を含めた他の誰かは、愛の前から遠ざかることで最悪な事態を免れることが出来る、しかし…。 「このあたしはこんな最悪な自分を抱えて、死ぬまで生きていかなければいけない」 最強にして最悪である悲しみを、愛は吐露してしまう。 「遠ざからない」 「は?」 全ての世界を巡る旅が終わるその時まで、自分は愛から離れないと言いながら手を差し伸べる。 お前はこんなところでうずくまっていていいのか、と。 「A」の手を掴む愛。 その時はじめて「A」が傷ついていることに気づく。 「あんた」 愛の手が粘液で濡れる。 半透明の潤滑液はサイボーグである「A」にとって血液のようなものだ。 「構わない」 気にするなと言い掛けた「A」の言葉が愛の動作によって止まる。 「うわっ、バッチィ。 手が汚れてしもうたやん」 お前というやつは…。 「A」の嘆きが機械室に吸い込まれていく。 「ミクちゃん!!」 院長室の中ではミクと長い髪の女、飯田圭織が仲良く並んで絵を書いていた。 暢気そうにミクは書いた絵を蠍火に見せる。 リンリンマンの絵を描いたんだよと言うミクを部屋の外に追い出す。 「病院の人たちに出会うまで走って!!」 後ろ手に扉を閉めた蠍火はチカラを発動する。 掌に緑炎をかざし、飯田圭織に迫る蠍火。 飯田はというと卓上に置いてある自分の携帯電話を操作する。 助けを呼んでも無駄なことを告げた蠍火のポケットが振るえた。 出るように促す飯田を油断せず監視しながら、発信相手を確かめれば、刃千史の連絡員が使っている偽名だった。 まさかと思いながら電話に出た蠍火に聞き慣れた機械の合成声が告げる。 「同志蠍火よ。 世界の脅威となるミクを処断せよ」 目の前で飯田が話していることが、そのまま機械合成されている。 機械室の中では愛が「A」の手当をしている。 時折愛の気分が悪くなるのは、蜘蛛の糸のような結界の所為らしい。 「人間とは、能力者とは不便なものだ」 「A」の聴覚センサーが複数の足音を捉えた。 愛もまた…。 「刃千史という奴らの別働隊だな。 同志の失敗をフォローするため、裏切りを粛正するため、作戦には常に複数の人間が動いているのだろう」 自分たちに対する敵意を愛は確認した。 「お前は結界の影響が抜けるまで大人しくしていろ。 奴らに格の違いというやつを思い知らせてやる」 System「A」が再起動した。 飯田による指令は偽りだという蠍火。 中国四千年の歴史を闇から支えてきた刃千史に飯田が入り込める筈がないと言う蠍火に対して、飯田は淡々と経緯を説明する。 自分たちのチカラは世界の為に使うべきだという使命感に囚われた能力者の扱いは心得ている。 「私も自分の世界ではそういう組織に所属していたから」 飯田の能力は超越俯瞰。 世界で起きた過去、現在、未来の出来事を神の俯瞰で認識する能力。 「刃千史の幹部の過去を覗くことで、あたしのチカラを証明した。 そしてこの世界の未来を救うビジョンを提示したら快く協力してくれたわ」 だから自分の言葉は刃千史の意志を意味するという飯田は蠍火に命じた。 「ミクという子に緑炎執行なさい」 蠍火には視ることの出来ない未来、ミクは自分の両親の命を奪った能力者たちへの復讐に動くという。 その行為自体は未遂に終わるが、ミクのような境遇の子を復讐に駆り立てさせた能力者への怒りの炎が社会全体に飛び火するという。 「それは防ぐことが…」「出来ないわ」 ミクと絵を描きながらいくつかの可能性を探ってみた飯田は、ミクの存在がこの世界の未来に大いなる脅威を与えるという結論にたどり着いたと言う。 「感謝なさいよ。 神にも等しいこのチカラであんたたちの世界を救ってあげようていうんだから」 傲然と告げる飯田を目の当たりにした蠍火の掌中で、携帯電話が炎に包まれる。 「この世界を変えることが出来るのはこの世界に生きる全ての人の力デス」 刃千史に決別してでも、ミクを守るという蠍火に飯田は迫る。 「ならその炎でこの私を燃やしなさい」 ミクやリンリンを世界に対する脅威として、追討させることの出来る自分を殺すことが、ミクを守るということだ、と。 振りかざした緑炎を飯田に振り下ろそうとするリンリン、何度も発火と叫ぶが…。 「誰かの命を守るために誰かの命を奪うことなんて出来マセン」 変わってしまったリンリンを飯田は嘲笑う。 死亡フラグが立ちまくりだわよと。 悄然と院長室を後にするリンリンの背中を目にしながら、バッグから拳銃を取り出す飯田。 手にしたのは超小型のデリンジャー、弾頭は神経性の毒が散乱する特別仕様だ。 「こいつなら、カオリンでも外さねえだろ」 そう言ってデリンジャーを手渡した小柄の同僚の顔が何故か心に浮かび、飯田は顔をしかめる。 こんな近くで外す筈がないでしょう。 狙いを付けると無造作に引き金を引く。 リンリンは腰の辺りに鈍い衝撃を感じた。 撃たれた? 自分の背後で飯田が何か策を弄していたらしいことは判っていた。 だが銃撃のような直接的な行動はしないと思ったが…。 …ミクが抱きついていた。 泣きじゃくりながらミクが抱きついていた。 逃げるように言った自分の言葉を無視したミクのことを詰りかけたリンリンだったが…。 わたしのことを心配してくれたんだ。 こんな私のことを。 リンリンはミクを抱きしめるために膝をついた。 そしてミクを安心させるために言った。 「バッチリです」 院長室の中では飯田が砕かれた手首を不機嫌そうに見つめていた。 「A」の鋼鉄製のヨーヨーの仕業だった。 デリンジャーは愛の手の中にある。 新垣里沙によって封印されていた愛の忌むべき記憶を、蘇らせたことへの意趣返しのつもりなのかと飯田は毒づいた。 「だったら早くなさいよ」 「あなたは私に大切なことを思い出させてくれた。 自分の命すら顧みずに私のことを助けようとしてくれた大事な友達の存在を。 そんなあなたには生きて欲しい。 自分で自分の命を奪って欲しくなんかありません」 愛と「A」は自分自身を撃とうとしていた飯田のことを制止したのだった。 「頭の中のこの辺に血の塊があるのよ」 飯田圭織の頭の中にある血腫、それが彼女の能力の根源だという。 飯田が十代の半ばの頃に交通事故に遭い、三日三晩の昏睡の果てに目覚めたとき、そのチカラが宿っていた。 超越俯瞰という神の視点。 学業、ギャンブル、投資。 自分のチカラを使えば、全ては思いのままだということは判っていた飯田だが、利用することはなかった。 「だって、全てのことがどうなるか判ってしまうんだから、バカらしいじゃない」 超越俯瞰の予知能力を使って自分の周囲の人間の未来を視た飯田は、それを誰にも明かすことなく満足していた。 判りきった未来へと歩む人々をバカみたいと見下ろしながら。 「大切だったのよ。 こんな私でも命をかけて救いたいと思ったぐらい大切な…」 予知で知り得た未来に介入しないという禁を破ったのは、飯田にとって大切な存在の危機を救うためだった。 交通事故によって両足を切断してしまうという忌まわしい未来からその人を救うべく、飯田は奔走した。 そして予知で垣間見たその日その時、その人の無事を確認した飯田は快哉の声を上げた。 自分が神に等しい存在であるという確信。 「二週間後だったわ。 あの子が事故で亡くなったのは」 飯田は自分が視た未来を自分が変えることによって、自分の視た未来が歪んでしまうという負のループ現象に気付いてしまった。 その能力を見出され勧誘されたM。 Mが変質したダークネスに在り続けた飯田は、その能力を100%発揮することはなかった。 曖昧に伏せられ、高慢かつ思わせぶりな態度で告げられる未来の事実。 飯田から未来を告げられた者の殆どが、飯田のことを神様気取りの交信女と陰で嘲った。 しかし、それは未来を守るという飯田の信念がそうさせた擬態だった。 組織への協力を完全に拒否すれば、組織はどんな手段を使ってでも飯田の視た未来を知ろうとするだろう。 その結果未来は歪んでしまう。 未来を守る為に、未来への影響を最小限に抑える形で、自分の視た未来を伝える。 そういうやり方で飯田は未来を守ってきた。 そして飯田を統括する組織もそれで諒とした、少なくとも当面の間は。 たとえ全体の何十%でも明らかになった未来のビジョンを組織は有効活用した。 飯田と組織の微妙な関係はいつまでも続くかと思われた。 しかし…。 「視てしまったのよ。世界が消えてしまう未来をね」 自分が死ぬことには何の恐怖も覚えない飯田だったが、世界が消えてしまうという未来には心の底から絶望した。 「だって、あの子が生きていたという証さえ消し去ってしまうのよ、そんなの許せない」 飯田は世界の消滅を防ぐため、亜空間に偽装した世界に破壊者高橋愛を誘い込み、消失させるつもりだった。 「でも何も無いはずの世界に来てみれば、ちゃんと人が生きていて生を営んでいた」 蠍火やミクの生きる世界は自分が生み出したかのように感じたことで、飯田の目的は変容した。 「全ての世界を守れるなんて思わない。 でもせめて私の見出したこの世界だけは守ってみせるってね、でも…」 飯田の目がキャンバスに向けられた。 愛がキャンバスを覆っていた布を取り払うと、そこには…。 崩壊した都市、苦悶する人々、降り注ぐ豪雨。 「描けなかったのよ私には。 終末の雨が上がった後に架かる希望の虹を」 飯田は無傷な方の手でミクと絵を描いていたときに使ったクレパスを取った。 「あなたにはこのキャンバスに虹を描けるかしら」 「今の私には描けません。でも、いつか、必ず」 愛は差し出されたクレパスを手に取った。 たどたどしい愛の言葉を耳にした飯田は寂しそうに笑うと目を閉じた。 そして、その時が迫っているから一人にして欲しいと告げた。 飯田を残し自分たちが壁に開けた穴から去っていく愛と「A」。 「妹が居たのよ」 飯田の声がした。 「子犬みたいにじゃれついてきて、うっとうしかったけど、今になってみればあの頃が一番楽しかったわ」 病院から少し離れた公園に保田圭と小川麻琴がいた。 不甲斐ない自分を恥じて泣きじゃくる小川。 「いい加減になさい。 勝った者が、勝ち続ける者が強いわけじゃない。 負けた屈辱の中から立ち上がる勇気を持つ者が強いのよ」 そう差し出した保田の手を小川が握ろうとすると、掌を返した。 「でも全ての人間が強くある必要はない。 あんたは留守番してなさい」 Mに保存されていた細胞から生み出された再生クローンである現在の小川麻琴。 彼女が生まれ育った場所である富士の樹海の研究所を守るように指示した。 「あそこも人が住んでいなければ荒れ果てるばっかりだしね」 保田の申し出を小川は笑って固辞した。 まだ無理かもしれませんが、もう少し経てば立ち直れます。 だからあなたの力になりたい、と。 そんな小川に対し保田は別行動を指示した。 組織に背き行動している自分たちの動きを中澤裕子が察知したと。 保田の能力の前には中澤など恐れるに足らないと言う小川の盲信を保田は諫める。 「私は過去の遺物であるダークネスなど恐れはしない。でも中澤裕子と彼女の背後に感じる無限の存在には恐怖するわ」 保田は自分が過去に犯した過ちの後始末を小川に依頼した。 保田は保田で過去の決着をつけてくると言う。 高橋愛は泳がせて中澤裕子を引きつけてもらうと言った保田は小川に背を向ける。 保田が何処へ行くのか、何処で合流するのか尋ねた小川に対して保田は告げた。 「魔女を狩ってくるわ」 夕陽に照らされた病院前の広場。 芝の茂ったその場所で高橋愛とリンリンは向かい合っていた。 リンリンは自分を愛の仲間にして欲しいと頼んでいる。 強い抱擁が愛の答えだった。 もしも愛の身に危機が迫ったときは、自分を呼んで欲しいという。 「私には大した力もありませんが、勇気だけはアリマス」 どれだけ離れていても駆けつけると言うリンリンと強く抱き合って別れた愛。 院長室から持ち出していた一枚の紙を見る。 それは病院の資料の裏に走り書きされた絵。 瓦礫の山の中に見覚えのある看板が。 まさか喫茶リゾナントが…。 愛の胸騒ぎが収まらない。 ――続く―― 【次回予告】 瓦礫の前に立ち尽くす愛、そこは間違いなく喫茶リゾナントのあった場所だ。 事態を把握できない愛の目の前にもう一人の愛が現れる。 「ちょっと、あんた。 これはどういうこと?」 もう一人の愛を追跡してたどり着いた遊園地では謎の「ポロリ星人ショー」が開かれていた。 そしてポロリ星人と同じ姿形をした何人もの中澤裕子が姿を現す。 「全ての世界を統べて来た中澤ネットワークがお相手するで」 次回、モーニング戦隊リゾナンターR 第18話「中澤ネットワーク」 全ての世界の裕ちゃんを娶れ!! back →『モーニング戦隊リゾナンターR 第16話 「千の刃」』(リライト) next →『モーニング戦隊リゾナンターR 第18話 「中澤ネットワーク」』
https://w.atwiki.jp/wlws/pages/672.html
カード名 レアリティ カテゴリ レベル 詳細説明 悪魔を暴く者 ルチア WR ソウル 4 【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。〔小/中/大/特大〕 ▲最大HPが上がる〔小/中/大/特大〕 ▲ドロー攻撃力が上がる〔 特殊 〕カテゴリが道具のアシストカードが2枚以上発動している場合MP回復速度が上がる【ソウル】巨人召喚 回復双輪陣【モチーフ作品】イタリア民話「銀の鼻」【イラスト】rioka/ 【CV】井上麻里奈 「見た目で判断すると、痛い目を見ますよ!?」 Ver.4.00のソウル。 Lv4からHP・DSの強化。数値はドロー攻撃力寄り。 特殊効果で道具カテゴリのカードが2枚以上発動していれば常時MP回復速度UPも発動する。 MP回復速度は自然回復が1.17MP/sに対して0.29MP/s増加(+MAXの時)(「四方の巫女 黄龍」と同等で、やや効果が高い) 巨人違いの互換ソウルに「禁秘 タイガーリリー」がある。 Lv4到達を残り時間5分のタイミングと仮定した時、特殊効果で得られるMPの総量は75MPほど。 発動レベルに差はあるが、「泉の武器商人ヘルメス」を常時発動させた理論値とほぼ変わらない数値。 条件となる道具装備についても実装当時なら「冥界を渡るランタン」、Ver5でも「赤の学徒の書」を始めとして使いやすいものが揃っているのも好印象である。 ドロー強化の道具も「赤の学徒の書」「五光の龍玉+」など多いため、多くのファイター、一部サポーターで選択肢に入れられるだろう。ドロー型アタッカーには強化が時限となりやすいルチアビルドは扱いにくいか。 Ver4のソウルではあるがVer5現在でもピーター・ザ・キッドなんかには思い出したようにおすすめソウルにランクインしたりしなかったりする。 +5、+MAXでMP回復速度アップ。 お話では洗濯屋に暮らす三姉妹の末娘。 悪魔を侮り捕らわれた姉二人を機知によって助け出し、自らも無事脱出する活躍を見せた。 一部の版では、母親が銀色の鼻を怪しんで悪魔と看破しようとしたが、結局姉二人は悪魔の存在を信じずに行ってしまいとんでもないことになった。 姉二人が屋敷の開けてはいけない扉を開けて大騒ぎと言うのは、暴かれた秘密の鍵が登場する青ひげに似ている。 参考までに両方のお話の比較をしてみよう。 青ひげ 銀の鼻 出典 ペロー童話 イタリア民話 主人公が屋敷に行くきっかけ 嫁ぎ先として 奉公先として 開けてはいけない扉の先 死体置き場 地獄の炎 開けてしまった証拠 血の付いた鍵 焼け焦げた髪飾りの花 脱出方法 兄二人が駆けつけてくれた 妹が姉を洗濯物袋に入れて銀の鼻に運ばせた 結末 青ひげを倒し、青ひげの遺産は家族で分け合った 無事に脱出し、銀の十字架で魔除け ワンダーにおいては虫眼鏡にマント、ハンチング帽と探偵めいた出で立ちである。悪魔を見破ったところからの着想だろうか。 一部では宵の王ヴァンピールが銀の鼻と関係あるのではないかという声もあるが真相は如何に。 互換ソウル(HP&ドロー攻撃力) レアリティ Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 SUPER RARE グレイト 舌抜き鬼婆【HP中DS大】家精ブラウニー【HP大DS中】 砂糖の妖精シュクル 木こりのバウアー ウェンディ マリーとシャシュカ WONDER RARE ウィッチ【一定時間経過するたびHP/MP回復】世界一の薔薇 アマダ【敵兵士に攻撃するたび一定量までスキル消費MP軽減】 バンダースナッチ【ポイズン軽減】スミー【一定時間停止後、一定時間ドロー攻撃力&MP回復速度上昇】泉の武器商人ヘルメス【MP一定量以下の時MP回復速度UP】パンサー【MP一定量以下の時MP回復速度UP】13を司る者テネブル【時間経過でDS攻撃力とDS射程が一定量までUP】キョンシー【MS残り一定回数以上で兵士撃破でMP回復】【MS残り一定回数以下で兵士撃破でHP回復】 悪魔を暴く者 ルチア【道具2枚でMP回復速度UP】禁秘 タイガーリリー【道具2枚でMP回復速度UP】 表を編集する ソウルカード一覧に戻る