約 883,646 件
https://w.atwiki.jp/sakula39562/pages/40.html
あるところに神様がおりました。 神様は自分が願う世界を作り、維持し、管理することができる存在です。 ですが、その神様は自分の世界を持っていませんでした。 ともだちの神様は問います。 「どうして世界を造らないのか」と。 神様は答えます。 「僕には世界を持つ理由がわからないよ」と。 ともだちの神様は困りました。そのような考えを持ったことがないからです。自分の世界を持つことは他の神様にとって当たり前だったからです。 悩んだともだちの神様は言いました。 「私の造った世界を見てみないかい」と。 ともだちの神様の世界には人と呼ばれる生物が穏やかに暮らしている世界でした。 球体状の惑星。海がほとんどであり、所々に島が見えます。 それぞれの島では異なる文化が形成されており、また同じ島の中でも違う文化が生まれていることに神様は興味を持ちました。 ともだちの神様は聞きます。 「なにか興味をそそられるものでも見つかるといいんだけど」と。 神様は問います。 「人という生物は何も与えていないのに、どうしてここまで文化を育てられるのだ」と。 ともだちの神様は答えます。 「それは人同士が争うからだよ。異なる文化を人は受け入れ難いんだ」と。 神様が疑問を問います。 「では人がいない世界はどうなるんだ」と。 ともだちの神様は答えます。 「文化を作るのが人の特徴さ。人がいないなら…自然に囲まれた世界になるんじゃないかな」と。 神様が疑問を重ねて問います。 「あの人々は私たち神を知っているのか」と。 ともだちの神様は答えます。 「私の世界からは願い、思い、拝む様子が見られるね。でもその対象は私じゃない。彼らが勝手に創り上げた想像上の神様さ」と。 神様が真を導くための一つを問います。 「では神がいると、人が管理されていると気付いたら、彼らは争いを私に向けてくるのかな」と。 ともだちの神様は焦ります。 「待て、何を考えているんだ」と。 神様は辿り着いた解を告げます。 「私は人が好きなんだろう。私の知らない物を作り上げる人が好きだ。争いのために文化を発展させる人々が好きだ。だがそれを同じ人同士で壊しあうなんて悲しいじゃないか」 「だから人同士が争わなくて良いように、私に矛先を向けるようにするのさ」と。 すぐに神様は自分の世界を造りました。人同士が争わないようにするため、神に管理されていると情報を与え争いの矛先を神へと向けた特殊な世界を。 ですが、一つだけの世界では飽きてしまう。どうせならたくさんの世界を作ろうと。 神様が作ることができる世界は1つだけしか許されていません。ですが神様はその掟を破り、世界をたくさん創りました。 掟を破るとどうなるか、それはともだちの神様も誰も知りませんでした。 世界を一つ創るごとに身体に不調が現れていきます。 あるときは身体の痺れが、またあるときは頭痛が。大きいものでは数刻気を失うこともありました。 ですが神様は世界を創るごとに異なる文化で神へと向かっていく人を見るのが楽しく、創ることを止めませんでした。 そして創った世界が数え切れなくなった時、それは起きました。 神様は世界を新たに創り出せなくなってしまいました。創る権限を失ってしまったのかと神様は疑いました。 いいえ、権限は残っています。神様は命を使いすぎてしまったのです。 命とは本来、長く生きる間に少しずつ減っていくもの。 世界を創るときに命を減らすから、掟はあったのです。 神様に残された命では世界を創ることはできなくなりました。 その真実に気付いたころには神様に残された力は殆どありませんでした。 身体は動かず、喋ることも数言伝えるのがやっとの状態。 そんな状態なのに、もし創った世界の中で人が神へと辿り着いたのならば。 突然神様は恐ろしくなりました。ですが世界を壊すことは考えつかず、神様がいなくなっても管理できる存在を創ろうと。 命を削って世界を創ることはできませんでしたが、残った命と引き換えにならば世界を創れるだろうと。 神様は残されたもので最後に三つの物を作りました。 残された命で世界を管理する住人が住まう箱庭のような小さい世界を。命の失くなった神様の身体で世界を管理できる人を。 神様は創り上げた二つを残し、消えてしましました。 残された二つは神様の最後の願いを覚えていました。 「神へと至る世界を管理してほしい。そしてもし君たちが管理に疲れ果て、終わりたいと思うのならば。救いたいと思った存在に全てを使って助け、この世界を終わらせてほしい」と。 こうして掟を破り、千の世界を創り、自らの身体を依り代に人を創った神様は亡くなってしまいました。 神様の最後に創られた世界の名前は「ノヴェルタ」。神様の命を以て作られた小さき箱庭の世界。 神様の身体で造られた観測者の名前は「ギルティア」。神様の身体によって創られた、世界を管理する人です。
https://w.atwiki.jp/remitabi2/pages/42.html
[部分編集] ガメリカ【宇宙統一連合】 イタリン【銀河帝国】 ロゴス【宇宙連邦→破壊】 エルサント【ファウンデーション】 シャフト・エンタープライズ【レミリア帝国】 ソビエト【レミリア帝国】 ヘリオポリス【レミリア帝国】 ウルティマ【レミリア帝国】 グロリア【中立】 宇宙船 不明 死亡 ガメリカ【宇宙統一連合】 名前 性別 種族 詳細 池袋晶葉 女性 人間 開発者。洗脳されている クライン・サンドマン 男性 ?? ファウンデーションのトップ。無事に逃げ切れた イタリン【銀河帝国】 名前 性別 種族 詳細 烏丸ちとせ 女性 人間 イタリンの新しい総司令 ロゴス【宇宙連邦→破壊】 名前 性別 種族 詳細 キラル・メキレル 男性 人間 大手業者。スクラップを回収して修理して販売する 岡崎朋也 男性 人間 大手業者。スクラップを回収して修理して販売する ヤドラン 男性 化物 ヤドラン星人。珍しいグッズを販売している エルサント【ファウンデーション】 名前 性別 種族 詳細 リカルド・フェリーニ 男性 人間 金を払って男の手にキスをした 天上院桂 女性 人間 エルサントの自称ガイド シャフト・エンタープライズ【レミリア帝国】 名前 性別 種族 詳細 内海 男性 人間 シャフトの技術者 超鈴音 女性 人間 シャフトの技術者 ソビエト【レミリア帝国】 名前 性別 種族 詳細 エルフィ・フォン・ブラウン 女性 人間 ソビエト総司令 ミント・ブラマンシュ 女性 人間 部下 フォルテ・シュトーレン 女性 人間 部下 相良宗介 男性 人間 部下 イネス・フレサンジュ 女性 人間 DragonClaw 男性 機械 量産型人型兵器。一体ほどレミリア帝国に奪われた ヘリオポリス【レミリア帝国】 名前 性別 種族 詳細 フレイ・アルスター 女性 人間 現在の代表。平和主義者のフリをした現実主義者 アムロ・レイ 男性 人間 エース級パイロット。ドМ 那珂 女性 機械 オーガストの残骸から作られた。自称アイドル ウルティマ【レミリア帝国】 名前 性別 種族 詳細 ルール―・アムール 女性 機械 皇帝。四つのパーツを組み込み、パワーアップした ミスマル・ユリカ 女性 人間 元校長。現皇帝補佐 青眼の究極龍 男性 龍 元ドラゴンクロウ。皇帝補佐補佐 千川ちひろ 女性 人間 ウルティマの校長。多重スパイ。現在はレミリア帝国の協力者 武蔵 女性 機械 武蔵に誰よりも詳しい シロジロ・ベルトーニ 男性 人間 武蔵の護衛。守銭奴 フランキー 男性 人間 全身サイボーグ。パンツを燃やされ降参した 加藤茉莉香 女性 人間 レミリア帝国司令官。海賊の娘。統率力に長ける。弁天丸の所有者 ノーマッド 不明 機械 イタリンの元総司令。レミリアに拉致された イオリ・セイ 男性 人間 弱小スクラップ業者。フランキーに憧れている ホシノ・ルリ 女性 人間 ナデシコのオペレーター。電子の妖精 ウリバタケ・セイヤ 男性 人間 ナデシコのメカニック スバル・リョーコ 女性 人間 ナデシコのパイロット メグミ・レイナート 女性 人間 ナデシコの通信士 ナデシコ 女性 機械 監視用ロボット。レミリアに改造された。実名は鹿角 完全者 女性 人間 兵士 KOS-MOS 女性 機械 アクシズで奪った人型兵器 レーティア・アドルフ 女性 人間 被告人。銀河帝国皇帝 グロリア【中立】 名前 性別 種族 詳細 やらない夫 男性 人間 GATE。裁判長 鈴仙・優曇華院・イナバ 女性 ?? 検事。優秀な事を自分も分かっている 太田功 男性 人間 警察。隙あらば発砲 凡田夏之介 男性 人間 格納庫の責任者。時と金を大切にする 弱音ハク 女性 人間 重罪人 メリー・ナイトメア 女性 機械 夢を読み取るロボット。夢を見せる事も出来る 宇宙船 名前 性別 種族 詳細 沖田十三 男性 ?? 聖杯の所有者? 奪われた四つのアイテムを取り戻したい メーテル 女性 機械 四つのアイテムを元にして作られたロボット アイギス 女性 機械 ロボット。ハゲに希望を絶望を叩きこむ ルール―・アムール 女性 機械 ロボット。分析力はあるが観察力は無い。シェリルに会いたがっている ガリィ・トゥーマーン 女性 機械 ロボット。信用できない詐欺師 東北きりたん 女性 機械 ロボット。隙あらば挑発を挟む 不明 名前 性別 種族 詳細 ネイト・ミトツダイラ 女性 ?? 武蔵の護衛。銀鎖の使い手。レミリアに腕相撲で勝利した ジャック 男性 人間 両腕義手。病気の妹の為に他のコロニーへ逃亡した ヴァニラ・H 女性 人間 ノーマッドの所有者。逃亡中 死亡 名前 性別 種族 詳細 陽蜂 女性 機械 メモリアの左腕。第7席。レミリアに抹殺された オルガマリー・アニムスフィア 女性 人間 被害者 エイプリル 女性 機械 十二姉妹の長女。斬島を道連れにしつつも破壊された ジャニアリー 女性 機械 十二姉妹の第一世代。レミリアと戦い破壊された オーガスト 女性 機械 十二姉妹の第三世代。爆弾の扱いに長ける。ヘリオポリス防衛の際に自爆した T-elos 女性 機械 ジャニアリーの部品を隠し味に作られたKOS-MOS。星噛絶奈に破壊された ジュライ 女性 機械 十二姉妹の第二世代。オーバーヒートすると格が落ちる。陽蜂に消滅させられた 千影 女性 人間 シスタープリンセスの十二姉妹。裏切り者。ジュライに抹殺された ムルタ・アズラエル 男性 人間 代表。敗戦後、鉄仮面に射殺された ラウ・ル・クルーゼ 男性 人間 パイロット。マクロスキャノンに被弾し死亡 斬島切彦 女性 人間 悪宇商会の殺し屋。エイプリルと共にジュライに斬り殺された ギム・ギンガナム 男性 人間 ソビエト攻略戦で重傷を負う。蜃気楼に踏みつぶされる 南方棲鬼 女性 ?? 商売人。どこぞの化け物に対抗意識を燃やしている。コアにされ死亡 ロージェノム 男性 人間 エース。レミリアとの一騎打ちで敗北し死亡 ゼオライマー 無し 機械 南方棲鬼の商品。グフに破壊された ロード・ジブリール 男性 人間 ロゴスの代表。銀河帝国に敗れ死亡した ガウルン 男性 人間 悪宇商会。逃走中に陽蜂に襲われ死亡 リボンズ・アルマーク 男性 人間 アロウズのトップ。BETAに食べられ死亡 西住まほ 女性 人間 別世界の人間。リボンズを信奉している。BETAに食べられ死亡 扇要 男性 人間 親衛隊隊長。ごくごく普通の人間。レミリアに串刺しにされた ロシウ・アダイ 男性 人間 工場の研究員。カプセルに詰められた アリー・アル・サーシェス 男性 人間 無防備になったイタリンを制圧するも、速攻で死亡 八意永琳 女性 ?? ファウンデーションの交渉担当。オモイカネの開発者。瞳原種に殺される 片瀬志麻 女性 人間 ブラックサレナのパイロット。ライディーンに抹殺された カロッゾ・ロナ 男性 人間 宇宙連邦所属。裏切って統一連合についた。レミリアに踏みつぶされる 瞳原種 女性 原種 機界31原種。運命に干渉できる。佐天を庇って死亡 パリアッチョ 不明 不明 弁天丸の攻撃により大破。外宇宙からの偵察役と思われる
https://w.atwiki.jp/intertwine/pages/139.html
AM.08 50 繁華街 早朝の繁華街は一瞬にして地獄へと変貌を遂げ、漆黒の異形は群れを成して際限なく押し寄せる。 さらにそれと戦い続ける三者の姿。 その光景を近すぎず、そして遠すぎない距離にあるビルの屋上から観察する女の姿があった。 その女の名はアリス。地面に達するほど長い金髪と漆黒の服装をした容姿端麗な美女だ。 しかしその表情は驚くほど冷たく、人間らしい温かみをまったく感じさせない。「氷のような」という表現がこれほど納得できるのも珍しい。 アリスの視線はただ一つ。漆黒の異形、キャンサーにのみ集中している。 キャンサーの行動は実にシンプルなものだった。 対象目掛けて前進、攻撃。これだけである。既に数え切れないほどのキャンサーが繁華街の通りを蠢いているが、その全てがこのパターンを繰り返している。 たった一匹の例外も無く、動きに乱れが無い。 その完璧なまでの動きは、どこか滑稽でもあり同時に不気味でもあった。 「こんな所で貴女に会えるなんて驚きですね、Dr.アリス」 後ろから声をかけられ、アリスは振り返る。しかし表情は無関心かつ無気力といった具合だ。 そんなアリスを見て、声の主の表情が逆に強張る。声の主は意外な人物だった。 ラビリンス首領。 早朝からある目的の為に外出していた彼女は、偶然にも刹那を見かけ、なおかつ今回の騒動に遭遇したのだ。 そして興味本位で刹那の跡を追い、これまた偶然にも戦況を見守るアリスを発見し声をかけた。という次第である。 「何でも屋さんが私に何の用かしら?」 アリスはやはり無関心そうな声でラビリンス首領に話しかける。彼女もラビリンスやラビリンス首領の事は知っていた。裏社会よりも深い部分、“闇社会”とでも言えばよいのか、そういった世界の住民は広く情報を収集しているものである。 尤も、情報を集めたのは彼女の配下である異能怪人たちで、アリス自身はラビリンスには微塵の興味も無い。ただ以前にラビリンスの技術を研究した事があり、その時に資料に眼を通した事があった。故にアリスはラビリンスを膨大な知識の片隅に置いているのだ。 ラビリンス首領からすれば、これは意外だったようだ。 「ふふふ…私共の組織をご存知とは光栄です。貴女のお噂もよく耳に入りますわ、Dr.アリス」 「…………」 ラビリンス首領の言葉にもアリスの関心は薄い。 アリスは本人の意思とは関係なく、闇の組織に広く知られていた。そのため様々な組織から協力や技術提供などの誘いを多く受けている。 当然、ラビリンスもアリスの力を手に入れたいと考えていた。 「貴女のそのお力、是非とも私達の組織にお貸しいただけないでしょうか?勿論、此方も協力は惜しみません」 「…お断りする。ラビリンスには私の求める技術も知識も無い。それに商売事にも興味は無い」 即答。 アリスはラビリンス首領の誘いを簡単に断った。 しかし、ラビリンス首領は断られたにも関わらず何故か苦笑い。 (噂どおり。いえ、噂以上の人物ね) ラビリンス首領は内心、こんな事を考えていた。アリスが自身の誘いを断るなど初めから分かってはいたのだ。ただアリスが何の躊躇いもなく即答した事に対して少なからず驚いてはいたが。 狂気の魔女、アリスは如何なる組織にも媚びない、靡かない、属さない。 これは有名すぎる話だ。 過去にも多くの組織が彼女の力を欲し、勧誘目的で接触した。だが、アリスの答えは常にノーだ。 彼女は他の組織が持ちえない技術を多く持っていた。それこそ、その気になれば世界征服にも乗り出せる。僅かな配下たちだけでも。 しかし彼女はそれをしない。アリスの目的とは何なのか。その真意を知る者はいない。 「…それにしても、あれは一体何なのですか?」 これ以上粘っても良い返事は期待できない。そう考えたラビリンス首領は、先ほどから感じている疑問をアリスにぶつけた。 彼女の言う“あれ”とは“キャンサー”のことである。 「オルフェノクでもアンデッドでもない。けど、人造生命体や改造生物にも見えない。うまくは説明できないけど…」 ラビリンス首領は少し考えこむ。自分でも何と言えば良いのか分からない、といった様子である。 そんなラビリンス首領をアリスは関心が無いように横目で見る。 「…作られた感じのしない、自然な感じ。だけど、妙な違和感が…なんでしょうか?」 「…あれは“キャンサー”。“無限”から生まれる意思なき怪物」 「えっ?」 アリスが突然語りだしたので、ラビリンス首領は呆気に取られてしまった。 「Dr.アリス、“無限”とは一体?」 「世界を蝕む深刻な病よ。貴女も今の世界で商売をするつもりなら“奴”には十分注意することね」 そう呟くと、アリスはその場を立ち去った。 ラビリンス首領は彼女の言葉の意味を聞きたかったが、それも叶わず、その背中を見送るしかなかった。 AM.08 50 繁華街 早朝の繁華街は、無限とも思える“キャンサー”に押し寄せられ地獄へと変貌していた。その“キャンサー”と戦う三者、仮面ライダーシキ、仮面ライダージン、サンダルフォン。しかしながら三者とも圧倒的な物量の前に劣勢を強いられていた。 シキが格闘で打ち倒しても、ジンが嵐の槍で薙ぎ払おうとも、サンダルフォンが豪腕で叩き潰しても、“キャンサー”はどこからか無尽蔵に出現するのだ。 「オカシイ。奴ラハ一体ドコカラコレダケ」 サンダルフォンは“キャンサー”と戦いながらも、密かに“キャンサー”を観察していた。 その身体は鋭角的かつ攻撃的なフォルムで、初めから他の生命体を殺戮する事を前提に生まれたとしか思えない。各個体を比較したが、どの個体も全く違いが無いのも疑問である。 しかしそれ以上に不明なのが、“キャンサー”が口から放つエネルギーである。 「未知ノエネルギー…コレハ…」 「ふっ!!」 仮面ライダーシキの鋭い一撃が“キャンサー”を捉える。しかし“キャンサー”は僅かに後退しただけでまるで効いていない。 「はぁ…はぁ…はぁ…」 元々本調子でない上、これだけの大群の相手をしている。流石に息が荒い。 加えて、“キャンサー”以外の問題もあった。 「可愛い娘ちゃん大ピンチ!!そのピンチを救うのはこの私!!そして二人は…うふふふふ!!」 凶暴な“キャンサー”の群れもそっちのけ、可愛い女の子目指して驀進するもう1人の仮面ライダー、仮面ライダージン。この存在がシキを精神面で大きく疲労させていた。 「うるせぇ!!お前の力だけは借りねぇ!!」 (あいつの近くにいるくらいなら“キャンサー”の群れに飛び込んだほうがマシだっ!!) そう思い満身創痍の身体に鞭打って構えるが、“キャンサー”の攻撃は容赦なかった。 『キシュゥゥゥ!!!』 「ちっ!」 五体の“キャンサー”がその醜悪な形をした口から邪悪な波動を放つ。その狙いは疲弊しきったシキだ。 シキは攻撃をかわそうとする。いつもならこの程度の攻撃を回避するなど造作もない。だが、今の満身創痍の身体はシキの意思どおりには動いてくれなかった。 わずか。ほんのわずか、シキの動きが鈍る。それが決定的なものになってしまった。 「しまっ…ぐわぁぁぁぁぁ!!」 “キャンサー”の放った波動すべてがクリーンヒットした。その衝撃でシキは大きく弾き飛ばされる。一瞬の動作の遅れで防御も受身も取れなかった。 そのままボロボロに朽ちたアスファルトに叩きつけられる。“誰か”のせいでアスファルトは、まるで凶器のように鋭利な状態になっており、それがシキの身体を傷付けた。 「ぐっ…あっ…」 今の衝撃で完全に傷口が開いたようだ。シキの脇腹から出血が始まる。ダメージで未だに立ち上がれないシキに“キャンサー”の大群が押し寄せる。このままでは無抵抗のままなぶり殺しにされるだろう。 「く…そが…」 薄れる視界に映るのはどこを見ても“キャンサー”。四方八方から“キャンサー”の大群が迫る。それでもシキは諦めない。いや、諦めたくなかった。 (くそが!!こんな所で、こんな所で死んでたまるかよ!!) しかしその意思に反するように身体は動いてくれない。 絶体絶命と思われた、そのときだった。 「!?」 突然、シキの身体が本人の意思と関係なく、宙に舞った。いや、正しくは誰かがシキを抱きかかえ宙へ飛んだのだ。 驚きで薄れていた意識が一気に回復した。シキは自分を抱える存在を慌てて見た。 それは黒いコートを纏った大男、サンダルフォンだった。 「大丈夫カ?」 「お前…何で?」 そのままサンダルフォンは“キャンサー”の比較的少ない場所へと着地した。 それと同時に豪腕を振るい、群がる“キャンサー”を牽制する。 「オ前ニハ、マダ聞キタイコトガアル。答エロ、アノ怪物ノ放ツ攻撃…アレハ“消滅波動”カ?」 「あぁ?まぁ、確かにそんな名前だったような。それがどうかしたのか?」 「イヤ、ソレダケ分カレバ十分ダ」 シキからすれば奇妙なやり取りだった。この男は一体何故“キャンサー”の攻撃などに疑問を感じているのか。その理由が分からない。 しかしシキが深く考える間もなく、この地獄に怒声が響き渡った。 「この変態男ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!可愛い娘ちゃんに触るなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「ム?」 「あぁ~くそっ、今聞きたくねぇ声が…」 重装甲の戦士、仮面ライダージンが“キャンサー”を物ともせず、シキを抱きかかえるサンダルフォン目掛けて猛スピードで突っ込んできた。その暴走を止める手立ては無く、“キャンサー”は次々と宙へ放り出されると同時に消滅していった。 「こんのぉぉぉぉぉぉぉぉド変態!!!このまま死んじゃぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 そう叫ぶとジンは拳を構えた体制のまま突っ込んでくる。どうやら勢いに身を任せ、そのままサンダルフォンを殴るつもりらしい。 が、サンダルフォンもそのまま殴られるつもりは無く、シキを適当な場所へ下ろすとジンの拳を造作もなく受け止める。 「クッ!!」 「ちっ!!」 豪腕と豪腕の激突。 その衝撃は凄まじく、余波だけで周囲にいた“キャンサー”が全て吹き飛ばされるほどの力の衝撃波が巻き起こる。 「…………………………」 「ふぎぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 ジンは拳を受け止められても、攻撃を押し切ろうと躍起になる。対してサンダルフォンは、然したる反応もないまま、この状況をどうするべきかと考えていた。 そして満身創痍のシキは。 「こいつ等、一体何が目的なんだ?」 自分にもよく分からないが、自分を巡って始まった意味不明の戦いを呆然と見ていた。 思えばこの街に来てから“カンケル”を探していると実に妙な連中にばかり遭遇する。“異能怪人”、馬鹿でかい女、馬鹿でかい男。 自分はただ“カンケル”を探し出し、そして殺す。それだけを考えて生きてきた。それなのに未だに“カンケル”にすら辿り着けていない。 こんな連中に関わっている場合ではない。シキは気持ちを切り替え、戦いを続けることにした。 「ダークライト」 そう呟くと右の掌が白いオーラに包まれる。そしてそのまま右の掌を傷口に押し付けた。 「うぐっ!!!」 シキは苦痛に呻くが、その間に傷口が塞がっていくのが見て取れる。その内、完全に傷口が塞がった。 「はぁ…はぁ…はぁ…」 しかし傷口が塞がったといっても体力まで回復したわけではない。むしろ体力は消耗したといえる。 シキが体力を大幅に消耗し、ジンとサンダルフォンが不毛な争いを繰り広げている間に、“キャンサー”を超える脅威が出現していたのだ。 『…………………』 シキたちがいる場所から少し離れた路上。 そこにはある意味、“キャンサー”が埋め尽くすよりも過酷な地獄があった。 路上を埋め尽くすのは“キャンサー”ではなく“死体”。 老若男女問わず、圧倒的な数の死体で周囲が埋め尽くされていたのだ。 『…………………』 その場に立つ唯一の存在。それは赤と黒の体色をしており、複眼のような眼はエメラルドグリーンに輝いている。 それは“仮面ライダー”に似ていた。というよりも、“仮面ライダー”そのものに見えた。 この“仮面ライダー”がこの惨劇を引き起こしたのだ。 そう、何も知らぬ者がこの光景を目の当たりにすれば、“仮面ライダー”が大虐殺を行ったと考えるだろう。 事実、逃げ延びた者たちはすでにそう考えながら逃げたのだ。 しかし事実は異なる。これは“仮面ライダー”ではない。 その名は“カルキノス”。“キャンサー”と同じく“カンケル”の眷属である。 『…………………』 “カルキノス”は沈黙したまま、ただ腕を振るった。それだけ。ただそれだけの動作。 それだけで無数にあった死体が一瞬の内に消えてしまった。 『…………………』 そのまま“カルキノス”は移動を始める。新たな獲物を求めて。 その歩の先にはシキやジン、サンダルフォンがいたが、彼女たちはまだ新たな脅威が迫っていることなど知りえないのだった。
https://w.atwiki.jp/ge2rb/pages/800.html
基礎知識 スキルとの関連 性能 メモ 基礎知識 活動しているアラガミを捕喰することで入手可能なバレット。 アラガミのオラクル攻撃を模しており、総じて通常のバレットより強力で特殊なものが多い。 通常のバレットと異なりOPは消費しないが入手した分しか撃てず、未使用分はミッション終了後に破棄される。 地上での射出時は神機展開→射出、と若干の硬直がある。空中なら即射出可能。 バレットの所持枠に入るため、所持数オーバーで入手できないこともある。 一部のアラガミは同名のバレットでも違うスロットに追加される物もあるが、性能はほぼ同じ。 アサルトに関しては固有アクションのドローバックをしている間、連射できる設定になっている。 ※一種類につき最大99個まで保持できる。 他のPC/NPCに受け渡すことで濃縮アラガミバレットとなり、威力が上昇する(リンクバースト)。 今作では誤射判定が無くなったため、濃縮すると弾が大きくなるものでも安心して撃てるようになった。 前々作(GOD EATER BURST)までは、捕喰するごとに各アラガミごとに設定された3種類の中からランダムに1種類を入手できたが、 本作(GOD EATER 2 rage burst)では銃身の系統ごとに入手できるアラガミバレットが固定されている。 そのため、受け渡しすると相手の銃身に応じたバレットに自動的に変化する。 例えば、スナイパーのPCがオウガテイルの「峨嵋刺」をアサルトのPCに受け渡した場合、入手する濃縮バレットは「雀蜂」になる。 個々の性能や弾道特性については各アラガミのページを参照。 下のバレットの属性について何も書かれていないところは無属性とする。 なお、ここに記載されていないニュクス・アルヴァは撃破まで捕喰ができないため、アラガミバレットは存在しない。 スキルとの関連 性能 アラガミ 種別 バレット名 威力 状態異常 属性 ドレッドパイク スナイパー 魔蟲弾 貫通:45 アサルト 風牙 貫通:86 ブラスト ジャックナイフ 破砕:270 ショットガン スパイラルホーン 破砕:50貫通:50 オウガテイル スナイパー 峨嵋刺 貫通:97 アサルト 雀蜂 貫通:66 ブラスト スティングレイン 破砕:270 ショットガン スパイクスプレッダー 貫通:46 オウガテイル堕天 スナイパー 峨嵋刺・凍 貫通:104 氷◎ アサルト 白蛾 貫通:200 氷◎ ブラスト アイシクルレイン 貫通:200 氷◎ ショットガン アイシクルスプレッダ 貫通:52 氷◎ ヴァジュラテイル(火) スナイパー 峨嵋刺・焦 貫通:105 火◎ アサルト 火蛍 貫通:119 火◎ ブラスト ブレイズスピア 破砕:240 火◎ ショットガン ブレイズニードル 貫通:60 火◎ ヴァジュラテイル(雷) スナイパー 峨嵋刺・閃 貫通:140 雷◎ アサルト 蚊雷 貫通:317 雷◎ ブラスト ライトニングスピア 破砕:270 雷◎ ショットガン ライトニングニードル 貫通:80 雷◎ チョウワン スナイパー 氷矢 貫通:115 氷◎ アサルト アイスランス 貫通:83 氷◎ ブラスト 氷雨 貫通:300 氷◎ ショットガン アイススパイク 貫通:52 氷◎ ザイゴート スナイパー 毒弾 破砕:90貫通:105 ヴェノム アサルト エアショット 破砕:53貫通:106 ブラスト 毒爆 破砕:160貫通:150 ヴェノム ショットガン 3Wayエアショット 破砕:80貫通:20 ザイゴート堕天(火) スナイパー 発火性毒弾 破砕:90貫通:104 ヴェノム 火◎ アサルト ファイアショット 破砕:53貫通:33 火◎ ブラスト 発火性毒爆 破砕:160貫通:150 ヴェノム 火◎ ショットガン 3Wayファイア 貫通:150 ヴェノム 火◎ ザイゴート堕天(雷) スナイパー 帯電性毒弾 破砕:90貫通:104 ホールド 雷◎ アサルト スパークショット 破砕:53貫通:33 雷◎ ブラスト 帯電性毒爆 破砕:220貫通:30 ホールド 雷◎ ショットガン 3Wayスパーク 貫通:150 ホールド 雷◎ ザイゴート堕天(氷) スナイパー 氷結性毒弾 破砕:90貫通:104 ホールド 氷◎ アサルト フリーズショット 破砕:53貫通:33 氷◎ ブラスト 氷結性毒爆 破砕:220貫通:30 ホールド 氷◎ ショットガン 3Wayフリーズ 貫通:150 ホールド 氷◎ ナイトホロウ スナイパー 朧 破砕:52貫通:45 アサルト 影弾 破砕:86 ブラスト ジャックリパー 破砕:270 ショットガン ナイトストーカー 破砕:50貫通:50 コクーンメイデン スナイパー 妖拷針 貫通:133 アサルト グリーフウェッジ 貫通:133 ブラスト ペインティアー 貫通:133 ショットガン 妖珠・散 貫通:133 コクーンメイデン堕天(火) スナイパー 火拷針 貫通:133 火◎ アサルト バーンウェッジ 貫通:133 火◎ ブラスト バーンティアー 貫通:133 火◎ ショットガン 火珠・散 貫通:133 火◎ コクーンメイデン堕天(雷) スナイパー 雷拷針 貫通:133 雷◎ アサルト サンダーウェッジ 貫通:133 雷◎ ブラスト サンダーティアー 貫通:133 雷◎ ショットガン 雷珠・散 貫通:133 雷◎ コクーンメイデン堕天(氷) スナイパー 氷拷針 貫通:133 氷◎ アサルト コールドウェッジ 貫通:133 氷◎ ブラスト コールドティアー 貫通:133 氷◎ ショットガン 氷珠・散 貫通:133 氷◎ アバドン スナイパー 黒金魚 貫通:190 神◎ アサルト 黒銀魚 貫通:90 神◎ ブラスト 黒飛水 破砕:200貫通:50 神◎ ショットガン 黒鱗雲 貫通:50 神◎ シルキー スナイパー ミスティーフピアス 破砕:100貫通:80 アサルト ミスティーフシード 破砕:70 ブラスト ミスティーフキューブ 破砕:200 ショットガン ミスティーフミスト 破砕:95 コンゴウ スナイパー ゲイルブロウ 破砕:106 アサルト ゲイルウェイブ 破砕:106 封神 ブラスト ゲイルクラッシュ 破砕:141 ショットガン ゲイルスラッグ 破砕:26 コンゴウ堕天 スナイパー フロストブロウ 破砕:106 氷◎ アサルト フロストウェイブ 破砕:106 封神 氷◎ ブラスト フロストクラッシュ 破砕:141 氷◎ ショットガン フロストスラッグ 破砕:26 氷◎ ハガンコンゴウ スナイパー 破軍招雷弾 貫通:223 雷◎ アサルト 仁王雷塵玉 破砕:56貫通:133 雷◎ ブラスト 仁王雷激陣 破砕:141 雷◎ ショットガン 破軍憤雷波 破砕:26 雷◎ ラセツコンゴウ スナイパー 可畏飢炎弾 破砕:160 封神 火◎ アサルト 羅刹炎靱玉 破砕:106 封神 火◎ ブラスト 可畏轟炎波 破砕:141 火◎ ショットガン 羅刹炎牢神 破砕:26 火◎ シユウ スナイパー 狐火 破砕:138貫通:180 火◎ アサルト 爆炎連弾 破砕:97貫通:31 火◎ ブラスト 爆炎弾 破砕:323 火◎ ショットガン ファイアチャリオット 破砕:106 火◎ シユウ堕天 スナイパー 迅雷 破砕:157貫通:180 雷◎ アサルト 爆雷連玉 破砕:92 雷◎ ブラスト 爆雷玉 破砕:367 雷◎ ショットガン サンダーチャリオット 破砕:106 雷◎ セクメト スナイパー 紅蓮瞬火 破砕:164貫通:180 火◎神◎ アサルト 灼熱烈波弾 破砕:96 ホールド 火◎神◎ ブラスト 灼熱煉獄晶 破砕:384 火◎神◎ ショットガン 紅蓮獄花 破砕:110 火◎神◎ イェン・ツィー スナイパー ブライニクル 破砕:187貫通:135 氷◎ アサルト 氷柱針 破砕:57貫通:73 氷◎ ブラスト 氷霧 破砕:500 氷◎ ショットガン アイスチャリオット 破砕:106 氷◎ グボロ・グボロ スナイパー ウォータースフィア 破砕:52貫通:82 アサルト ラピッドウェーブ 破砕:46貫通:46 ブラスト ウォーターフォール 貫通:224 ショットガン 3Wayウェーブ 貫通:106 グボロ・グボロ堕天(火) スナイパー フレアースフィア 破砕:52貫通:82 火◎ アサルト ラピッドファイアー 貫通:42 火◎ ブラスト フレアーフォール 貫通:190 火◎ ショットガン 3Wayファイアー 貫通:46 火◎ グボロ・グボロ堕天(氷) スナイパー スノゥスフィア 破砕:52貫通:82 氷◎ アサルト ラピッドフロスト 貫通:42 ヴェノム 氷◎ ブラスト スノゥフォール 貫通:190 氷◎ ショットガン 3Wayフロスト 貫通:46 氷◎ グボロ・グボロ黄金 スナイパー メルティゴールド 破砕:52貫通:82 火◎ アサルト ゴールドラッシュ 貫通:42 火◎ ブラスト ドロップゴールド 貫通:190 火◎ ショットガン ゴールドダスト 貫通:46 火◎ カバラ・カバラ スナイパー スフィアクラッカー 破砕:46貫通:46 雷◎ アサルト ブラストカーニバル 破砕:46貫通:46 雷◎ ブラスト ファニースピリット 破砕:200 雷◎ ショットガン トリニティハピネス 破砕:46貫通:46 雷◎ ヤクシャ スナイパー 鬼爆陣 破砕:232 神◎ アサルト 封鬼弾 破砕:198 神◎ ブラスト 斬鬼柱 破砕:200貫通:225 神◎ ショットガン 鬼連弾 破砕:232 神◎ ヤクシャ・ラージャ スナイパー 咆鬼怨爆珠 破砕:232 神◎ アサルト 修羅封怪珠 破砕:198 神◎ ブラスト 修羅呪霊柱 破砕:200貫通:225 神◎ ショットガン 咆鬼凶連珠 破砕:232 神◎ ヤクシャ・ティーヴラ スナイパー 阿鼻魍魎珠 破砕:232 神◎ アサルト 無間減魔炎 破砕:198 封神 神◎ ブラスト 無間呪怨神 破砕:200貫通:225 神◎ ショットガン 阿鼻獄連牙 破砕:232 神◎ ウコンバサラ スナイパー ストリーマ 破砕:138貫通:135 雷◎ アサルト 雷光 破砕:76 雷◎ ブラスト サンダーボルト 破砕:315貫通:165 雷◎ ショットガン ペルクーナス 破砕:56 雷◎ オントバサラ スナイパー ヴォイドファング 破砕:138貫通:135 雷◎ アサルト ヴォイドストーム 破砕:76 雷◎ ブラスト ヴォイドブリンガー 破砕:315貫通:165 雷◎ ショットガン ヴォイドハリケーン 破砕:56 雷◎ 神機兵・長刀型暴走神機兵・長刀型白鉄の神機兵・長刀型 スナイパー ブラッドスクリーム 破砕:75貫通:105 アサルト スカーレットダスト 貫通:66 ブラスト ガイストスラッシュ 破砕:66 ショットガン オミナスブレイド 破砕:66 神機兵・大剣型暴走神機兵・大剣型白鉄の神機兵・大剣型 スナイパー ブラッドホール 貫通:133 アサルト レッドスプライト 貫通:66 ブラスト メテオストライク 破砕:200 ショットガン メテオドゥーム 貫通:66 ヴァジュラ スナイパー 貫通紫電 貫通:133 雷◎ アサルト スピットボルト 破砕:106 雷◎ ブラスト 雷槌 破砕:430 ホールド 雷◎ ショットガン ボルトチャリオット 破砕:102 雷◎ プリティヴィ・マータ スナイパー 女帝連氷槍 破砕:202 氷◎ アサルト 氷麗双槍 貫通:53 氷◎ ブラスト 氷麗槌 破砕:315 氷◎ ショットガン 女帝爆珠 破砕:132 氷◎ ディアウス・ピター スナイパー 天帝連神槍 破砕:217 神◎ アサルト 神雷双槍 破砕:56 神◎ ブラスト 神雷槌 破砕:256 ホールド 神◎ ショットガン 天帝爆珠 破砕:132 神◎ ラーヴァナ スナイパー サンライズブリンガー 破砕:150貫通:150 ホールド 火◎ アサルト メテオヴィマナ 貫通:200 火◎ ブラスト ヴェノムクラッカー 破砕:160貫通:200 ヴェノム 火◎ ショットガン グロウルフレア 貫通:200 火◎ 金色のヴァジュラ スナイパー 貫通紫電 貫通:133 雷◎ アサルト スピットボルト 破砕:106 雷◎ ブラスト 雷槌 破砕:430 ホールド 雷◎ ショットガン ボルトチャリオット 破砕:102 雷◎ クアドリガ スナイパー 狙撃型ミサイル 破砕:138 火◎ アサルト トマホーク 破砕:138 火◎ ブラスト 三連トマホーク 破砕:60 火◎ ショットガン 拡散型ミサイル 破砕:52 火◎ クアドリガ堕天 スナイパー 氷結性狙撃型ミサイル 破砕:146 氷◎ アサルト 氷結型トマホーク 破砕:146 氷◎ ブラスト 氷結型三連トマホーク 破砕:80 氷◎ ショットガン 拡散型氷結ミサイル 破砕:38 氷◎ テスカトリポカ スナイパー クリムゾンジャガー 破砕:164 神◎ アサルト オブシダンブラスト 破砕:164 神◎ ブラスト ブラックサンライズ 破砕:60 神◎ ショットガン スモークスプレッダ 破砕:60 神◎ サリエル スナイパー ミスティックレイ 貫通:314 アサルト グリームチェイサー 貫通:43 ブラスト トゥインクルライト 貫通:143 ショットガン フロウリングレイ 貫通:23 ヴェノム サリエル堕天 スナイパー ミスティックシャイン 貫通:314 アサルト シャドウチェイサー 貫通:43 ブラスト トゥインクルブラスト 貫通:143 ショットガン フロウリングシャイン 貫通:23 ヴェノム アイテール スナイパー 天魔白蓮針 貫通:183 神◎ アサルト 破邪燐火光 貫通:43 ホールド 神◎ ブラスト 天魔邪眼光 破砕:40貫通:290 神◎ ショットガン 破邪散華針 貫通:26 神◎ ボルグ・カムラン スナイパー ピアッシングシェル 貫通:157 アサルト 鉄騎徹甲弾 貫通:146 ブラスト 鉄騎炸裂弾 破砕:100貫通:196 ヴェノム ショットガン ガーディアンニードル 貫通:23 ボルグ・カムラン堕天(火) スナイパー ピアッシングフレイム 貫通:179 火◎ アサルト 炎騎徹甲弾 貫通:279 火◎ ブラスト 炎騎炸裂弾 貫通:310 火◎ ショットガン ガーディアンフレイム 貫通:23 ボルグ・カムラン堕天(雷) スナイパー ピアッシングプラズマ 貫通:179 雷◎ アサルト 雷騎徹甲弾 貫通:219 雷◎ ブラスト 雷騎炸裂弾 貫通:220 雷◎ ショットガン ガーディアンプラズマ 貫通:146 雷◎ スサノオ スナイパー 禍津之煌釘 貫通:217 封神 神◎ アサルト 禍津之蛇牙 破砕:30貫通:73 神◎ ブラスト 禍津之烈風 貫通:280 封神 神◎ ショットガン 禍津之呪縛 破砕:30貫通:39 神◎ ハンニバル スナイパー プロミネンスレイジ 貫通:186 火◎ アサルト 劫火球 破砕:133 火◎ ブラスト 極炎舞 破砕:299 火◎ ショットガン パニッシュフレイム 破砕:166 火◎ ハンニバル侵喰種 スナイパー ブラックレイジ 貫通:164 火◎神◎ アサルト 壊劫球 破砕:132 火◎神◎ ブラスト 黒炎舞 破砕:298 火◎神◎ ショットガン パニッシュブラック 破砕:165 火◎神◎ ハンニバル神速種 スナイパー ブラッドレイジ 貫通:164 火◎神◎ アサルト 壊劫球 破砕:132 火◎神◎ ブラスト 黒炎舞 破砕:298 火◎神◎ ショットガン パニッシュブラック 破砕:165 火◎神◎ ルフス・カリギュラカリギュラ スナイパー カッシウスの憤怒 貫通:186 氷◎ アサルト プラエトリアニの懐剣 破砕:133 氷◎ ブラスト 冷徹なるオヴェリスク 破砕:299 氷◎ ショットガン インキタトゥスの吐息 破砕:166 氷◎ カリギュラ・ゼノ スナイパー カッシウスの咆哮 貫通:93 アサルト プラエトリアニの狂刃 破砕:93 氷◎ ブラスト 無常なるオヴェリスク 破砕:226 氷◎ ショットガン インキタトゥスの魔蹄 破砕:133 氷◎ スパルタカス スナイパー グラディウス 貫通:186 火◎ アサルト エッセダリ 破砕:133 ブラスト サジタリィ 破砕:333 ショットガン レティアリイ 破砕:166 ガルム スナイパー 鬼火 破砕:142貫通:105 火◎ アサルト 灼熱連弾 破砕:108 火◎ ブラスト ヘルハウンド 破砕:280 火◎ ショットガン 疾走炎弾 破砕:56貫通:56 火◎ マルドゥーク スナイパー 神狼業炎槍 破砕:142貫通:180 火◎ アサルト 神狼焦熱波 破砕:108 火◎ ブラスト 神狼火刑陣 破砕:510 火◎ ショットガン 神狼猛焔舞 破砕:56貫通:56 火◎ デミウルゴス スナイパー 雹晶拷魔弾 破砕:100貫通:230 氷◎ アサルト 幻魔氷禍陣 破砕:100 氷◎ ブラスト 幻魔凍虐珠 破砕:200貫通:200 氷◎ ショットガン 雹晶霧雪塵 破砕:280 氷◎ ウロヴォロス スナイパー イヴィルライト 貫通:133 神◎ アサルト シューティングスター 貫通:233 神◎ ブラスト スターライトコール 貫通:180 神◎ ショットガン グリッターカノン 貫通:26 神◎ ウロヴォロス堕天 スナイパー スペクターライト 貫通:133 神◎ アサルト シューティングスター 貫通:366 神◎ ブラスト カタストロフコール 貫通:130 神◎ ショットガン スペキュラーカノン 貫通:26 神◎ アマテラス スナイパー 天照之紫電 破砕:157 火◎ アサルト 天照之赤嵐 破砕:205 火◎ ブラスト 天照之炎輪 破砕:150 火◎ ショットガン 天照之烈誅 貫通:26 火◎ ツクヨミ スナイパー 月妖之花弓 貫通:187 雷◎ アサルト 月妖之華魂 破砕:30 雷◎ ブラスト 月妖之破光 破砕:560 雷◎ ショットガン 月妖之麗星 破砕:30 雷◎ ヴィーナス スナイパー デッドエンドスパーク 破砕:99貫通:279 雷◎ アサルト ジオスパークボム 破砕:297貫通:297 雷◎ ブラスト ヴィーナスサテライト 破砕:400 雷◎ ショットガン マリスジュエル 破砕:320貫通:30 火◎ 零號神機兵 スナイパー エクスキュージョン 破砕:50貫通:105 雷◎ アサルト クライムテスタメント 破砕:150貫通:132 神◎ ブラスト ルナティックオーヴ 破砕:400 雷◎ ショットガン マッドスクリーム 破砕:300 雷◎ 世界を拓く者 スナイパー ラストジャッジメント 貫通:75 アサルト ピュアリティソーン 破砕:99 ブラスト ディヴァインアーク 破砕:233 ショットガン ヘヴンリィチャント 破砕:99 エインヘリアル スナイパー ゲイルドリヴル 貫通:75 アサルト スヴェイズ 破砕:99 ブラスト サングリーズル 破砕:233 ショットガン ヘランドグリーズル 破砕:99 キュウビ スナイパー 玉藻之勾玉 破砕:37貫通:105 アサルト 玉藻之篝火 貫通:66 ブラスト 玉藻之威光 破砕:270貫通:120 火◎ ショットガン 玉藻之息吹 貫通:66 ムクロキュウビ スナイパー 玉藻之勾玉 破砕:37貫通:105 アサルト 玉藻之篝火 貫通:66 ブラスト 玉藻之威光 破砕:270貫通:120 火◎ ショットガン 玉藻之息吹 貫通:66 マガツキュウビ スナイパー 玉藻之勾玉・忌 破砕:37貫通:105 アサルト 玉藻之篝火・戒 貫通:66 ブラスト 玉藻之威光・凶 破砕:270貫通:120 火◎ ショットガン 玉藻之息吹・滅 貫通:66 クロムガウェイン スナイパー 喚風 貫通:150 アサルト 飛風 破砕:70 ブラスト 裂風 破砕:165 ショットガン 断風 破砕:100貫通:100 マグナガウェイン スナイパー 舞刃 貫通:150 アサルト 穿刃 破砕:70 ブラスト 砕刃 破砕:165 ショットガン 剛刃 破砕:100貫通:100 オロチ スナイパー 忌ノ言霊 貫通:150 アサルト 慎ノ言霊 破砕:70 ブラスト 怒ノ言霊 破砕:165 ショットガン 怨ノ言霊 破砕:100貫通:100 世界を閉ざす者終焉の残滓 スナイパー 崩壊のパルティータ 貫通:160 アサルト 葬送のフォルラーヌ 破砕:70 ブラスト 絶命のシンフォニア 破砕:50 ショットガン 鎮魂のオラトリオ 破砕:30 メモ ここは質問・交流用コメント欄ではありません。編集に関する話題以外は禁止します。 誤射ってしなくなったよな?説明文から消しとくです? - 名無しさん 2015-06-28 07 12 50 爆風なら味方も自分も吹き飛ばすのあるけど、それは誤射になる? - 名無しさん 2015-06-28 07 57 43 え、なにそれ知らない。 - 名無しさん 2015-06-28 08 30 15 ごめん、勘違いだったみたい。 - 名無しさん 2015-06-29 19 53 11 指摘して修正していただき有り難うございます。 - 名無しさん 2015-06-29 00 21 54 一通り編集終了間違いが合ったら - Tony 2015-06-30 01 23 00 ご指摘ください - Tony 2015-06-30 01 23 33 侵蝕種の砂アラバレってブラックレイジじゃなかった? - 名無しさん 2015-07-13 06 43 23 確認したので編集しました - 名無しさん 2015-07-13 08 18 59 名前
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/26713.html
トリック(とりっく) 概要 グレイセスに登場したスキル。 登場作品 + 目次 グレイセス 関連リンク関連スキル ネタ 被リンクページ グレイセス 効果 両剣への移行を確率で短縮+20% 修得者 ヒューバート 備考 - + 修得方法 修得者 修得方法 ヒューバート 切り拓く者☆3ハードソルジャー☆3カオスロード☆1 ▲ 関連リンク 関連スキル ネタ 被リンクページ + 被リンクページ スキル:その他(TOG) スキル:付加効果(TOG) 称号:カオスロード 称号:ハードソルジャー 称号:切り拓く者 装飾品:眼鏡(TOG) 防具:ゴーグル 防具:学者メガネ ▲
https://w.atwiki.jp/touhoumtg/pages/1034.html
世界を喰らう黒き太陽/Worldgorger Blacksun 世界を喰らう黒き太陽/Worldgorger Blacksun(6)(R)(R) ソーサリー 世界を喰らう黒き太陽は呪文や能力によっては打ち消されない。 すべてのエンチャントでないパーマネントを破壊する。 参考 地霊殿-レア
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7784.html
前ページ世界を繋ぐ虚無の少女の召喚詩 「クローシェ様、ルカ。失礼します」 一人の騎士が扉を叩く。 彼は大鐘堂の騎士、クロア・バーテル。騎士隊のエースであり、ルカとクローシェにとってかけがえのないパートナーである。 「…? クローシェ様? ルカ?」 返事がない。外出中だろうか? しかし、先ほど帰還したとの報告を受けているし、外出の予定もない。 「失礼します!」 返事を待たずに扉を開ける。やや不躾かとは思うが、何か問題が起こってからでは遅い。 そして、どうやら問題はすでに起こってしまった後のようだ。 「…いない?」 御子室はもぬけの殻だった。 -ざわめく動悸- 時間が止まった。 とにかく皆、なにが起こっているのかを把握できず、身動きすることすら出来ずにいる。 その中で、最初に動き始めたのは、先ほどルカに突き飛ばされたクローシェだった。 「あ、あなた! 一体何をしているの!!」 その叫び声で、止まっていた時間が動き出す。 ルイズとルカはぱっと離れた。周りの生徒たちは騒ぎ出している。コルベールはなにやら考えているようだ。 クローシェは、一番近くにいる少女-ルイズ-に詰め寄る。 「ちょっと、これはどういうことなの!? 説明なさい!」 ルイズも何かを話そうとしているが、うまく言葉にならない。口をパクパクさせるだけだ。 その時 「熱っ!」 横にいたルカが悲鳴を上げ、しゃがみこむ。 「ルカ! どうしたの?」 「なんか、手に突然痛みが…」 見れば、左手に不思議な文様が浮かんでいる。 「これは… 一体?」 「あ… 収まった」 クローシェは勢いよくルイズの方に向き直り、鬼の形相でルイズを責め立てる。手は腰のレイピアへと伸ばされている。 「さあ、説明してもらうわよ! 事と次第によってはただでは「あー、申し訳ない。ちょっとよろしいでしょうか」 あわててコルベールが間に入る。 このままではルイズに危害が加えられかねない。教師として、監督官として、それを見過ごすわけにはいかなかった。 「私はトリステイン魔法学院の教師でジャン・コルベールと申します。私の方から説明させていただきたいのですが…」 教師。ということは、彼女たちは学生なのだろう。 少なくとも、この少女と話をするよりは、まともな話が聞けそうだ。 クローシェはそう判断し、ルイズに詰め寄るのをやめ、コルベールとの話をはじめる。 「…いいでしょう。納得のいく説明をしていただきますよ」 「ありがとうございます、ミス… ええっと」 羽の意匠の付いた純白の衣装に、太陽を模したと思われる冠飾りを付けた女性が名乗る。 「私はクローシェ・レーテル・パスタリエ。こっちの子は…」 「あ、ルカ・トゥルーリーワースです。よろしくお願いします」 ピンク色のひらひらとした衣装に、月を模したと思われる冠飾りを付けた女性が名乗った。 「ミス・パスタリエにミス・トゥルーリーワースですね。ミス・ヴァリエールも名乗りなさい」 「わ、私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」 コルベールは、ひとまず生徒たち-ルイズを除く-を教室へ戻らせる。 これから話す内容が、場合によっては秘匿せねばならないこととなるだろうからだ。 さて、と話を始めるコルベール。 「単刀直入に申し上げます。あなた方はこのミス・ヴァリエールに召喚されたのですよ」 「召喚?」 聞き慣れない言葉にクローシェは首をかしげる。 「はい。我が学院では、2年生の春に使い魔を召喚し、契約を行う儀式が行われています。 本来ならば、ハルケギニアの幻獣や魔物などを呼び出すのですが、なぜか人間であるあなた方が召喚されてしまった。 私の知る限りでは、人間が召喚されたという事例は聞いたことがありません」 「あの… ハルケギニアって、なんですか?」 ルカがおずおずとそう問うと、ルイズが「何を言ってるの」といった風に答える。 「この世界のことに決まってるじゃない」 「この世界って… アルシエルじゃないの?」 「アルシエル? 聞いたことのない名前ですね」 「あんた達の住んでたところでは、ハルケギニアのことをそう呼んでたわけ?」 「そ、そうなのかな…」 どうにも話がかみ合わない。仕方がないので、クローシェが次の疑問を口にする。 「それについてはおおよその事情は分かりました。それで、なぜ私たちを呼び出したのです?」 「それは…」 コルベールが言いよどむ。 「どうか、気を悪くしないで頂きたい。あなた方は彼女、ミス・ヴァリエールの使い魔となっていただくために呼ばれたのです」 「使い魔? あなた方は勝手に召喚して勝手に使い魔にしてしまうというの?」 「いえ、本来なら獣の類が召喚されるので、それほど問題にはならないのですが…」 「しかし、現実に私たちは召喚された。明らかな人権侵害ではなくて?」 「ええ、はい。しかしこれは伝統儀式でして…」 「私たちには拒否権もないと。そういうことですか」 「いえ、契約を交わすまでは使い魔と認められないのですが」 「契約?」 「はい。『コントラクト・サーヴァント』という呪文を唱え口づけを交わすことで契約が成立するのです」 「つまり…」 2人の視線がルカに集まる。 「ルカが、ということね」 「はい、その通りです」 「え、それじゃあ。私が使い魔になっちゃったの!?」 ルカの驚きの叫びが響き渡った。 「私たちには重大な使命があります。このような場所で使い魔などやっている暇はありません!」 「そうだよ! 早く戻って『メタファリカ』を紡がなきゃ!」 クローシェとルカがそれぞれ言うが、コルベールとしては答えようがない。 「残念ながら、『サモン・サーヴァント』で呼び出された使い魔を元の場所へ還す方法はないのです」 「そんな! それじゃあどうすれば…」 「あなた方が住んでいた、アルシエルという場所がどちらにあるのか分かりませんが、 東へ馬を飛ばすか、もしくはフネを使えば、あるいはたどり着けるかもしれません」 じっと考え込んでいたクローシェがコルベールに尋ねる。 「ジャン・コルベールさん。ひとつ伺いたいことがあります」 「コルベールで結構ですよ、ミス・パスタリエ。で、何でしょう?」 「このあたりに、『塔』はありますか?」 「塔、ですか?」 「そうです。空をも貫く巨大な塔」 「いえ、この国にそのようなものは存在しませんが」 「そうですか…」 「どうしたの、クローシェ様?」 「どうやら… 私たちは、異世界に呼ばれてしまったみたいね」 この言葉に、ルカだけでなく、ルイズとコルベールも驚き、言葉を失った。 「い、異世界、ですか…? それはいったい」 学院の教師であり、研究者でもあるコルベールにとっても、異世界など聞いたことがない。 「私たちの世界は、大地は死の雲海と呼ばれる雲に覆われ、空はブラストラインというプラズマに覆われた世界 唯一、世界に存在する3本の塔に張り付くようにして人が生活している世界です」 「なんと…」 「明らかに、ここは私たちの住んでいた場所とは別の世界… すなわち、異世界なのでしょう」 「俄かには信じがたい話ですが… とはいえ、嘘をついているようにも思えません。 ミス・パスタリエにミス・トゥルーリーワース。学院長の所までお越しいただけますか?」 驚きから立ち直ったコルベールが、そう提案する。 「この問題は、私の手に余る問題のようです。学院長も交えて話をしたいのですが」 「そうですね。私たちにとっても、少しでも解決の糸口が見えるのなら、それに越したことはありません」 「ミスタ・コルベール! 私はどうしたら…」 蚊帳の外に置かれていたルイズがコルベールに詰め寄る。 「もう授業の時間も終わりですね。ミス・ヴァリエールは寮に戻っていなさい」 「でも、私の使い魔が…」 言いながら、ルカの方を見る。 「しかし、彼女たちに話を聞かないことには」 「でも、このまま寮に戻ってもバカにされます!」 「そうは言ってもだね…」 ルイズとコルベールのやり取りを傍で見ていたルカが「それじゃあ」と提案する。 「私がこの子-ルイズちゃん、だっけ-と一緒に行くから、クローシェ様が話をしてきてよ。 ほら、私は難しい話をされてもわかんないし、偉い人と話したりするの苦手だから」 思わぬところから救いの手が伸ばされたことで、ルイズは驚くと同時に顔を輝かせる。 「よろしいですか、ミス・トゥルーリーワース」 「はい。あ、それと、出来れば「ルカ」って呼んでください。ミスとか呼ばれるの気恥ずかしくって」 「分かりました。それではミス・ヴァリエールと共に寮に戻ってください。ルカ君、でよろしいかな」 「はい。それじゃいこ、ルイズちゃん」 「ちょっと、待ちなさいよ! 使い魔のくせに!」 寮の方へ歩いていくルカと、それを追いかけるルイズ。 「おっと、ルカ君、ちょっと待ってもらえるかな」 「なんですか?」 「君の使い魔のルーンを写させてもらえないかな? ちょっと調べてみたいのでね」 「これですか?」 ルカが左手を差し出し、コルベールがそれを観察する。 「ふむ、珍しいルーンだ。こんな文様は見たことが… いや、どこかで…」 つぶやきつつ筆を走らせ、スケッチを終わらせる。 「はい、終わりました。なにか分かればお知らせしますよ」 頷き、ルカは再びルイズと共に寮へと歩いていく。 「さて、我々も行きましょうか」 ルイズたちの姿が小さくなった頃、コルベールとクローシェも学院長の元へ向かった。 「はぁ、まったく。せっかく召喚が成功したと思ったら、なんで平民なんか」 歩きながらルイズが不満を口にする。 「え~ そんなこと言われたって、こっちだって驚いてるんだよ」 ルカも不満を漏らす。 「何よ! あんたがあの時割り込んだりしなければ、あっちの貴族? と契約できたのに!」 「それはしょうがないよ。妹に危険が迫ってると思ったら、体が自然に動いちゃったんだから」 「妹?」 「うん、そうだよ」 ルイズはルカの頭から爪先までを観察し、もうひとりの貴族らしき女性-クローシェ-と比較する。 身長は一回りほど小さい。胸は… 胸も、一回りほど小さい。 「あんたの方がお姉さん?」 「……ルイズちゃんが何を言いたいのかだいたい分かるから、それ以上は言わなくていいよ」 どうやら自分でもコンプレックスに思っているらしい。ちょっとだけ悲しそうな顔でルカは会話を打ち切った。 自室に着くと、早速ルイズはルカとの話に興じる。 「さて、あんたは私の使い魔になったわけだけど」 「あ、そういえば。使い魔って言ったけど、何をすればいいの?」 「まず第一に、感覚の共有。あんたが見たもの・聞いたものが私にも分かるようになるの」 「へぇー。てことは、今私が見てるルイズちゃんの姿が見えるの?」 「そのはずなんだけど、見えてこないわね」 ただでさえハズレを引いたというのに、使い魔としての能力もないなんて。 あからさまに表情に出しはしないものの、失望していることに疑いはない。 「第二に、主人が望む物をいろいろとってくる。秘薬とかね」 「とってくるのはいいけど、私この辺の地理には全然詳しくないよ」 「…というわけで、これもダメと」 となれば最後のひとつだが… 「最後は、主人の身を護る。といっても、無理よね…」 「うーん、ちょっと難しいかも」 「はぁ、しょうがないわね」 使い魔としてはハズレだが、契約できただけ僥倖だと思おう。 ルイズはそう思うことにした。 「それじゃ、家事でもやってもらおうかしら。」 「料理とか洗濯とか?」 「大抵のことはここのメイドたちがやってくれるけど、自分の従者がやってくれるんならそれに越したことはないわ」 「私ちょっと不器用だから、うまく出来ないかもしれないけど、それでもいいならやってみるよ」 「それじゃ、任せるわ」 ルイズはまだ知らない。ルカの料理の腕を。 「それにしても、異世界から来たなんてね… とても信じられないわ」 「私だってそうだよ。鏡みたいなのに吸い込まれたと思ったら、突然見たこともない場所にいるんだもの」 そういえば、とルカがルイズに質問する。 「さっき学校の生徒たちが教室に戻るとき、みんな飛んでたじゃない。もしかして、ここの人たちってみんな飛べるの?」 「みんなじゃないわ、メイジだけよ。メイジになれるのは貴族だけだから、平民はみんな飛べないわ」 貴族でも飛べない者はいる、とはあえて言わない。 「へぇ~ そうなんだ。私たちの魔法じゃ空は飛べないから、羨ましいなぁ」 なんとなく鼻が高いような、それでいて惨めなような複雑な気持ちになる。 と、ルカの放った何気ない一言に、聞き捨てならない言葉が混ざっていたことに気付く。 「魔法? あんた、魔法が使えるの!?」 「え、使えるけど。どうしたの?」 「何で平民のくせに魔法が使えるの? もしかして、貴族なの?」 「平民っていうか一般庶民だけど、魔法は使えるよ」 「ホント!? それじゃ、あんたの魔法見せて頂戴よ」 「うーん、まあいいけど」 『Ma num ra selena , knawa yorr sarla(私はあなたが魔法を知るために詩を奏でる)』 すっと立ち上がると、窓の外に向かい、両手を高く突き上げながら、歌を謳う。 「…歌?」 不思議な、聴いたことのない旋律の歌をルカが謳うと、ルカの真上に氷の弾が現れる。 『Ma num ra exec sosar colga(氷の魔法を実行します)』 呪文と共に、氷の弾が窓の外の木に向かって飛んでいく。 手加減して放たれた魔法は木の表面を僅かに凍らせるにとどまったが、ルイズに与えた衝撃は計り知れない。 「凄い… ホントに魔法を使ったわ」 「ね、ホントでしょ」 ルイズは気が付いた。これはもしかして大アタリだ、と。 身なりこそ平民のそれだが、魔法を使える使い魔。もしかすると、今日召喚された中で一番かも。 「そ、そうね… まったく使えない使い魔じゃないってことは分かったわ」 素直になれないルイズは、精一杯の虚勢を張った。 ふぁっ、とルイズが欠伸をひとつ。 「さて、と。今日は疲れたし、そろそろ寝ようかしら」 「ねえねえ、ルイズちゃん?」 「なに?」 「あのね、私はどこで寝ればいいのかな?」 そういえば… この部屋にはベッドはひとつしかない。 使い魔の寝床にしようと藁を敷き詰めた床ならあるが、さすがにそこに寝かせるのは忍びない。 一緒のベッドで寝ようか… とも考えたが、それほど大きくないし、第一それでは示しが付かない。 「仕方ないわね、今日はこの毛布でも使いなさい。明日にはメイドに用意させるから」 そう言って毛布を渡す。 「ありがと。えへへ、ルイズちゃんって優しいね」 「な、なに言ってんのよ! 使い魔が風邪でもひいて使い物にならなくなったら困るだけよ!」 やはり素直になれないルイズである。 「それじゃ、寝るから。服、脱がしてちょうだい」 「…え?」 「早くしてよ。着替えさせてちょうだい」 「え、ええええええ!?」 今日何度目かの絶叫を残し、最初の一日の幕が閉じた。 ※トークマター『妹?』をゲット! ※トークマター『脱げないの?』をゲット! ※トークマター『歌? 魔法?』をゲット! そしてその夜、皆が寝静まる頃… 「ねぇ、ちょっと話でもしない?」 「うん、いいよ。何か話題あるかな?」 『妹?』 「そういえば」 「何? ルイズちゃん」 「さっきあんた、妹って言ってたじゃない? クロ… なんていったっけ」 「クローシェ様のこと?」 「そうそう、クローシェ。何で妹なのに様付けで呼ぶわけ?」 「うーん、説明すると長くなるんだよね… いずれちゃんと話すよ」 「なによ、ご主人様に隠し事?」 「そういうわけじゃないんだけど。クローシェ様が戻ってきてから、ね」 「しょうがないわね。ちゃんと後で話してもらうわよ」 『脱げないの?』 「ねえ、ルイズちゃん」 「どうかした?」 「ルイズちゃんって、服の脱ぎ方を知らないってわけじゃないよね?」 「はぁ? そんなわけないじゃない。自分の服も脱げない人なんてそういないわよ」 「そっか、そうだよね」 「何でそんなこと聞くわけ?」 「クローシェ様ってさ。出会った頃、自分の服の脱ぎ方知らなかったんだよ」 「…ホントに? 世間知らずってレベルじゃないわよ」 「うん、私もそう思うよ…」 『歌? 魔法?』 「魔法が使えるんなら私の護衛、出来るんじゃないの?」 「だけど謳ってる間は無防備だから。むしろ私が護って貰わないとね」 「歌? 歌はいいから魔法使いなさいよ」 「だから、謳って魔法を使うんだってば」 「は? 意味分かんないわ。まあいいわ、歌は今度聞いてあげるから、ちゃんと魔法使いなさいよ」 「だからぁ…」 前ページ世界を繋ぐ虚無の少女の召喚詩
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/672.html
恋と尊敬の狭間で自己犠牲 「――この戦いが終わったら、二人だけで遠くへ旅にでよう」 そう言ってくちづけをくれたあの夜を、僕は忘れない。 立ちはだかる高位悪魔は次々と魔物を召喚し、攻撃を加えることもままならない。 魔神の待ち構える祭壇まであと一歩だというのに、儀式の間に通じる扉にさえ近づけない。 体力自慢のウォルフの顔には疲労の色が浮かび、治癒巫女レナも巫力が尽きかけているようだ。 それでも、なおも果敢に武器を振り上げるアレン様に引きずられるように、誰もが微塵も絶望を感じず、声を張り上げ足を踏み締める。 血と汗でぬめる掌をローブにこすりつけ、僕は龍の腕から作られた杖を握りしめた。 ここを突破すればいよいよ魔神と相対することになる。 世界を滅ぼす諸悪の根源たる魔神を封じることこそ、勇者アレン様の願い。 その考えに共感し、またアレン様の人柄に惹かれて、僕らはここまで共に旅を続けてきた。 アレン様は、こんなところで終わるような方じゃない。 僕の思いに呼応して、杖の指が掴んでいる宝玉が歪んだ虹色に光る。 禁術に手を出し、国を追われた僕に手を差し延べてくれたアレン様。 抱くことさえ許されない思いを胸に宿してしまった僕を察して、抱きしめてくれた優しい勇者様。 このお方のために道を拓くことが、僕の使命。 「ウォルフ!僕を投げられるか?!」 ウォルフは当然とばかり頷いてから、僕の言わんとすることに気付いて渋い顔をした。 だが、彼の腕に無理やりよじ登ったら諦めたようだ。異変に気付いたアレン様が振り返る頃には、僕は空中高く放り投げられていた。 「ザザ?!」 「アレン様、僕が奴を仕留めます!だからどうか、魔神を、世界を!」 「やめろザザ、その術を使うな!ザザぁ――!!」 約束を守れなくてごめんなさい。 そう口にする間もなく、手の中で杖が高らかに吠えた。 禁術の封印が解けたのは本当は事故だったけど、それが僕に宿ったのは運命の必然だったんだ。 悪魔の魂をえぐり取った魔法の刃が僕の身体を吹き飛ばすのを感じながら、僕は唐突にそんなことを理解した。 振り向いた僕が最後に見たのは、泣き出しそうな子供みたいな顔のアレン様だった。 初めての…
https://w.atwiki.jp/kisidakyodan_wiki/pages/82.html
GATEⅡ~世界を超えて~ GATEⅡ~世界を超えて~(ゲートツー・せかいをこえて)は、日本のロックバンド「岸田教団 THE明星ロケッツ」の4枚目の商業シングルである。 アーティスト盤 通常盤 概要 2016年1月27日、ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントより発売。岸田教団 THE明星ロケッツ初のナンバリングタイトルとなる。表題曲はテレビアニメ『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』第2クールのオープニングテーマである。アーティスト盤には岸田教団 THE明星ロケッツ3作目となるMVが収録。 タイトルの没案は「GATE ~これも暁のように~」、表題曲の別名は「NEETⅡ~無職を超えて~」。 表題曲『GATEⅡ~世界を超えて~』は2017年3月22日に発売されたメジャー3rdアルバム『LIVE YOUR LIFE』にも収録された。 特典 とらのあな オリジナル特典:TAQRO描き下ろしB2ポスター 抽選特典:ichigoの一筆入魂直筆掛け軸 メロンブックス オリジナル特典:TAQRO描き下ろし差し替えジャケット 抽選特典:岸田教団からのバレンタインプレゼント その他メーカー特典 アニメイト、ゲーマーズ、ソフマップ、とらのあな、TSUTAYA、タワーレコード、HMV、メロンブックス:B2両面告知ポスター 記録 オリコン 週刊CDシングルランキング 最高位23位 (2016年2月8日付) 登場回数 9週 収録曲 ※こちらは商業作品のため、歌詞の掲載はしておりません。曲名をクリックすると外部サイトを開きます。 No. タイトル 時間 1. GATEⅡ ~世界を超えて~ 3 39 作曲 岸田 / 作詞 岸田 / 編曲 岸田教団 THE明星ロケッツ 2. count 4 4 01 作曲 岸田 / 作詞 ichigo / 編曲 岸田教団 THE明星ロケッツ 3. GATEⅡ ~世界を超えて~(instrumental) 3 39 4. count 4(instrumental) 4 00 合計時間 15 16 スタッフ・クレジット 岸田教団 THE明星ロケッツ 岸田 - ベース、ギター ichigo - ボーカル はやぴ~ - ギター T-tsu - ギター みっちゃん - ドラム 楽曲制作・技術協力 岸田 - レコーディング 渡辺敏広 - レコーディング、ミキシング 守屋忠慶(鯛の小骨) - マスタリング 冨安徹 - ドラムチューニング TAQRO - アートワーク、デザインワーク 企画・販売 岸田教団(studioK2) ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント アニメ盤 ノンクレジットOPムービーを収録。 GATEⅡ ~世界を超えて~ GATEⅡ ~世界を超えて~(TV-size) GATEⅡ ~世界を超えて~(instrumental) 関連動画 岸田教団 THE明星ロケッツ_GATEⅡ~世界を超えて~_MUSIC VIDEO GATEⅡ~世界を超えて~ MV試聴動画 GATEⅡ~世界を超えて~ 音源試聴動画 外部リンク テレビアニメ『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』公式サイト 「変革期を迎えた岸田教団 THE明星ロケッツ――TVアニメGATE後期主題歌含む新シングル、ハイレゾ配信!」インタビュー ichigo
https://w.atwiki.jp/toubousya/pages/200.html
シナリオトレーラー 黒の魔剣のもたらす災厄は、とどまるところを知らず拡大していく。 天を焦がし、地を震撼させる『巨大怪獣』がオリジンの地を蹂躙する。 捧げられし同胞の無念を晴らさんと冥龍が叫ぶ時、運命の戦士達が邪悪を払わんと降臨する。 異世界戦記カオスフレア「世界を震撼させるモノ」 ~わらわはルインを許さない~ 旅の途中で知り合ったヘンテコ(?)な騎士(基本ルールブックP38参照)は、剣の腕だけは貴女と引き分けるほどの妙手であった。 その彼が頭を下げて貴女に頼む、故国の危機を救う為、あなたの剣の腕を借りたいのだ・・・と。 断る事も出来ずにアムルタートの里エヌマ・エリシュへと導かれた貴女は、かの地を蹂躙する古き獣の姿を見た。 巨大で邪悪なその姿に、富嶽武士としての一分が騒ぐ、斬って見たい・・・と。 シナリオパス:謎の騎士への協力 ソフィア:ハート