約 883,604 件
https://w.atwiki.jp/karanemi/pages/1151.html
アルス・ノヴァ 作品名:Fateシリーズ 使用者:ソロモン王、ゲーティア(仮想宝具) 奈須きのこ作品のFateシリーズに登場する術技。 宝具の一つ。形状は儀式。 自らの存在を完了させ、今活動しているソロモン王の偉業全てを停止させる。 当然、偉業を讃えられた結果、英霊となったソロモン王自身も対象となる。 術技についての詳細来歴 基本性能 存在の完了 使用者との関連性ゲーティアの場合 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 術技についての詳細 来歴 ソロモン王が万能の指環を天へ返還した逸話神に捧げられた王として為すべきことを為して死んだ逸話の再現。 ソロモン王は万能の指輪を持ちながら、 それを使った事は一度しかなく。 また、ついにはその指輪を自らの意思で天に還した。 基本性能 宝具のランク D 種別 対人宝具 レンジ - 最大捕捉 1人 宝具による効果 ソロモン王の偉業の終焉 存在の完了 自身の偉業が為すべきことを為し終えたとして後世における干渉を無くす英霊を含むソロモン王由来の神秘は活動を停止し、ソロモン王は英霊の座から消滅する。 彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。 この宝具は発動するとソロモンは神から与えられた恩恵を天に帰し、世界を見据えていた眼を失う。 効果はソロモン王の死。ひるがえって七十二柱の魔神の自壊である。 遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。 ……これを用いるとソロモンは英霊の座からも消滅する。 覚者の完結とは別ベクトルの完結全ての人類を自分に転生させ成仏することで完結させる覚者と異なり、自らの成すべきことを全て為したとして完結する。 この宇宙においてソロモンが為すべき仕事はなくなりゴールしたことになる。 もう彼を倒す必要も、また彼に頼る必要もない。 誰も彼を求める事はなく、 誰も彼の死を背負う必要もなく、 誰も、これ以上の助力を、成果を、彼に求める事はない。 それが英霊の座からも消滅するという事。 生命の宿題を解き、この宇宙で成すべきタスクをすべて終えたもの。 人類で唯一悟りを開いたという救世主がいるが、彼とは違う方向の「到達点」に、臆病者は辿り着いた。 ソロモン王が存在した事実は残る人類史に存在した際に生じた最後の仕事が無くなり、引き継がせるタスクも無いためこの宇宙の未来の人類史から退場した。 ソロモンの完全消滅とは彼の痕跡がなくなる事ではなく、彼が成すべき事をすべて終了した、という意味合いとなる。 ……あらゆる生命は、その完結時・終了時に『やり残し』が存在する。その者がどれほど完璧な人生を送ろうと「余剰」 は残るのだ。 その「余剰」を後に続く人々が受け持つ事で人類史の轍は作られる。 完全消滅とはこの轍から上がること。 個に与えられたすべて成し遂げ、「その生命にやり残しはない」状態になったもの。 使用者との関連性 ゲーティアの場合 仮想宝具として『光帯収束環(アルス・ノヴァ)』を作り上げたゲーティアでは真の効果を知り得ないため仮想宝具として作り上げた。 光帯を収束させ時間跳躍を行うまた逆行先にて惑星誕生時のエネルギーを制御することにも使われる。 我らが作り上げた仮想第一宝具、『光帯収束環』。 この起動計算が終了するまで、何故待たなかったのだ。 元ネタ アルス・ノヴァ(Ars Nova) レメゲトンの最後の書。アルス・ノヴァ とは「新しき術」の意。また「名高き術」(アルス・ノトリア(Ars Notoria))、「書記術」(アルス・ノタリア(Ars Notaria))とも言う。 魔術一般と聖なる知識について記されている。大天使ミカエルが、稲妻とともにソロモン王に授けたという。また、ソロモン王はこれと同時に多くの神からの手記を受け取っており、これによって名高い智恵を得たという。 関連項目 宝具 訣別の時きたれり、其は世界を手放すものの術技分類。 関連タグ Fate 奈須きのこ作品 存在消滅 自死 術技 リンク Wikipedia レメゲトン
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/9276.html
偶像に世界を委ねて ~ Idoratrize World 収録作品:東方鬼形獣[PC] 作曲者:ZUN 概要 肉のお前を滅して 土と水で美しく造り直してやる! お前は一点の瑕もなき偶像(アイドル)として 未来永劫語り継がれるだろう! 本作の6面ラストボスである埴安神袿姫戦で流れる曲。 『輝針城』や『紺珠伝』と同じく6面道中曲が6ボス曲のサブセットになっている。 曲名のメッセージ性が強いためか、「偶像」と略されることが多い。 悲壮的でありながらもどこか攻撃的、それらを内包する壮大な曲調の極めて完成度の高い一曲で、『鬼形獣』のテーマである「誰が敵か味方かわからない」「弱肉強食」という評価の高いシナリオをこれでもかというほど表現している。 曲としては、ZUN氏の真骨頂であるピアノとトランペットとエレキギターを主音源としており、それでいて昔のキャッチーかつクサいメロディーと、近年の複雑な音の響きが見事に融合しているため、全体を通して新しくも懐かしい印象を受ける。 戦いの始まりを感じさせる壮大なイントロから始まり、切なくも爽やかなAメロに続く。 Aメロが終わった後は、6面道中曲のイントロで徐々に盛り上げ、サビに突入。ピアノをバックにトランペットが吹き荒れ、圧巻の盛り上がりを見せた後、ダメ押しと言わんばかりにエレキギターがもう一度サビを奏でる。 そして勢いを保ったまま「いつものフレーズ」(*1)が流れ、イントロに繋がるこの圧巻の曲構成は、聴く者の心を惹きつけて離さない。 シナリオとの親和性や画面の演出、曲自体の圧倒的な完成度の高さからプレイヤーからの人気は非常に高く、第16回東方Project人気投票で「ピュアヒューリーズ」を抜いて初登場4位と、「感情の摩天楼」以来と言える快挙となった。 さらに中国で行われた人気投票では「輝く針の小人族」に次いで初登場で2位、次回では1位に輝くなど、シリーズとしてもかつてないほどの注目を集めている。 本ランキングにおいてもその人気は健在であり、第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100において、初登場で4位にランクインした。これは、東方Project作品の楽曲としては歴代最高順位である。また、シューティングゲームのBGMとしても歴代トップタイ記録となっている。 また、みんなで決める東方ProjectBGMランキングでは、並み居る新旧の名曲たちを抑え、見事1位にランクインする快挙を成し遂げた。 作曲者のZUN氏もお気に入りの一曲である様子で、東方25周年記念イベントである東方ダンマク祭で、新曲でありながらもピアニストのまらしぃ氏によって風神少女、ネイティブフェイスと共に演奏され、かなり喜んだ様子で「僕も偶像が大好き」とコメントしていた。 余談ではあるが、鬼形獣は暴走ロアリングシステムの影響で歴代Win版でも随一となる画面の激しさが特徴で、プレイしている際は魔理沙のマジックミサイルの弾ける音や、特に妖夢の低速ショットやボムのズバズバ斬るうるさい効果音が曲調と合わさって非常に爽快である。 ZUN氏のコメント(Music Room 百獣の音楽室より) 埴安神 袿姫のテーマ曲です。 天才造形師です。彫刻刀片手に作業着エプロンで戦うボスを、 如何にして格好良く見せるのかだけが今回のテーマでした(笑) 本当の敵が誰なのか主人公にもプレイヤーにも不確定なまま戦う 為、悪意の感じない少し切なさもある爽やかな曲になりました。 過去ランキング順位 第14回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 4位 第15回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 6位 第16回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 19位 第17回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100 9位 みんなで決める2019年の新曲ランキング 9位 みんなで決める東方ProjectBGMランキング 1位 第2回みんなで決めるラストバトルBGMベスト100 17位 みんなで決めるインディーゲームBGMランキング 12位
https://w.atwiki.jp/yaruo-schop/pages/710.html
スレッド名 タグ 備考 開始日時 最終レス 【安価】レミリアは世界を旅するようです 51【王様】 安価、選択安価、ダイス 2015/11/02 2015/11/05 【安価】レミリアは世界を旅するようです 52【大王】 選択安価、ダイス 2015/11/05 2015/11/11 【安価】レミリアは世界を旅するようです 53【森の国】 選択安価、ダイス 2015/11/11 2015/11/19 【安価】レミリアは世界を旅するようです 54【牧場】 選択安価、ダイス 2015/11/19 2015/11/27 【安価】レミリアは世界を旅するようです 55【レムリア】 選択安価 2015/11/27 2015/12/01 【安価】レミリアは世界を旅するようです 56【裏話】 書き溜め 「レミリアは世界を旅するようです」シリーズ:完結#4803から短編「??少女」:開始#5206から短編「マミさんにも恋人がいるのにお前らときたら」:開始 2015/12/01 2016/02/19 同作者の作品一覧 レミリアは世界を旅するようです 不幸の催眠 射命丸文は童話を救うようです 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 南国編 小悪魔は聖杯戦争を開催するようです 王国編 純狐は魔術学園を卒業したいようです 小悪魔は聖杯大戦を開催するようです
https://w.atwiki.jp/bokumo/pages/33.html
リンク集 ポイソフト 「ボクも世界を救いたい」公式サイト http //www.poisoft.co.jp/bokumo/ ポイソフトのポイブログ http //poi-blog.at.webry.info/ ポイソフト社長兼プロデューサー兼プログラマー(涙) 石川泰社長のツイッター http //twitter.com/poisoftIshikawa 石川社長の音声コメント付きシミュレーションモードプレイ動画 第1回 http //twitvideo.jp/0256D 第2回前半 http //twitvideo.jp/02IGB 第2回後半 http //twitvideo.jp/02IGF 第3回その1 http //twitvideo.jp/02Uhm 第3回その2 http //twitvideo.jp/02Uk1 第3回その3 http //twitvideo.jp/02UkE 第4回その1 http //twitvideo.jp/02iwT 第4回その2 http //twitvideo.jp/02iwo 任天堂 任天堂Wiiウェア http //www.nintendo.co.jp/wii/wiiware/wldj/ ゲームニュース系サイト ファミ通.com(エンターブレイン)紹介記事 http //www.famitsu.com/game/coming/1235433_1407.html GAME Watch(インプレス)紹介記事 http //game.watch.impress.co.jp/docs/news/20100514_366992.html 電撃オンライン紹介記事 http //news.dengeki.com/elem/000/000/272/272521/ iNSIDE紹介記事 http //www.inside-games.jp/article/2010/06/21/42775.html ★Wiiゲームレビュー★ RPGのいいとこどりでサクサク進行!世界を救う勇者育成アドベンチャー「ボクも世界を救いたい」 http //game.watch.impress.co.jp/docs/review/20100712_379672.html Wiiウェアランキング 7/06 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/06/43062.html 7/13 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/13/43166.html 7/20 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/20/43269.html 7/27 http //www.inside-games.jp/article/2010/07/27/43381.html 8/03 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/03/43532.html 8/10 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/10/43679.html 8/16 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/16/43763.html 8/23 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/23/43887.html 8/30 http //www.inside-games.jp/article/2010/08/30/43999.html 9/06 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/06/44183.html 9/14 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/14/44382.html 9/22 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/22/44583.html 9/28 http //www.inside-games.jp/article/2010/09/28/44675.html 10/5 http //www.inside-games.jp/article/2010/10/05/44854.html 4Gamer.net ― ボクも世界を救いたい[Wii] http //www.4gamer.net/games/114/G011441/ 個人サイト 「ボクも世界を救いたい」のブログ http //bokumo.exblog.jp/ 「ボクも世界を救いたい」のブログ 「ボクも世界を救いたい」レビュー(感想) http //bokumo.exblog.jp/11677278/ Legend of Hamatea 「ボクも世界を救いたい」が面白い http //hamatea.dtiblog.com/blog-entry-303.html 絶対SIMPLE主義 ボクも世界を救いたい!ファーストインプレッション! http //sinplelove.blog34.fc2.com/blog-entry-1810.html ねこねこブログポイソフト「ボクも世界を救いたい」プレイ。リセットできない手ごたえありのRPG!!http //nekodayo.livedoor.biz/archives/1212882.html ポイソフト「ボクも世界を救いたい」クリア!!魔王撃破した勇者キャットのパスワード公開です!!http //nekodayo.livedoor.biz/archives/1214258.html ゲームレビュー倉庫 サクセスモード勇者編。「ボクも世界を救いたい」 http //kay-sak.at.webry.info/201007/article_1.html [Wii] ぼくも世界を救いたいBT 攻略 組長式(BT版イベント、計算式等) http //kumicyou.sakura.ne.jp/bokuseka-bt/ 2ch 現行スレ ゲーム[家庭用ゲーム]【Wiiウェア】ボクも世界を救いたい p2【王だぁ!】 http //toki.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1278199832/ 過去スレ ゲーム[家庭用ゲーム]【Wiiウェア】ボクも世界を救いたい p1【王だぁ!】 http //jfk.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1273836937/ 2011年10月25日 (火) 22時32分45秒
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/960.html
発言者:神代直 ナオは、それでもいいの……? ああ。俺は自分のやり方で、いつかきっと幸せになってみせる。 《私たち、いい恋人同士になれるといいね》 《でも……少しはそのきっかけになれたんなら、嬉しいかな》 《二人で一緒に幸せになりたいね―――》 “ウレシイ” “イマ”“ワタシ” “シアワセ” たとえ……孤独(ひとり)でいようとも。 命を落としてでも守りたかった己の想いを抱き、一人の“少年”は優しく、穏やかに微笑んで逝った。 一組の男女が見せてくれた幸せに惹かれ、しかしその先に在った苦悩も知った一人の“少女”は、男の孤独な決意を胸に旅立った。 そして…… 崩壊した地上で、直は己の内に残った拡散因子(バロック)の生み出した、機械の翼を纏った“幸先輩”を目にする。 それは既に真実を知った彼が意図的に発動したものではなく……直の無意識の未練に反応した残影のようなものらしかった。 上空に映し出された彼女の姿に複雑な思いを抱きながらも、区切りをつけるにはよいと。 「さよなら―――」そう、別れの言葉を告げられて、女性の輪郭は解け、光の粒子として散り去ってゆく。 だが、それでも……声にならぬ衝動にかられて、今一度……彼の腕の中には、“神代直”の思い描いた“古雅幸”が形を成す。 幻影の“幸先輩”は何か言葉にしようとして、しかし果たせずにどこか不思議そうな表情を浮かべていた。 直は、それでいいと。彼女の最後の想いをこの影に語らせるわけにはいかない・・・ たとえ、言葉にしてもそれは、己の描いた古雅幸という対象への幻想、印象と同じく・・・ 生きていた時と同じようにそ隔たりは存在し……決して真実の彼女とは重なり合わないと理解していた。 そうして直は、“誓い”を口にする―――― 「俺は、大丈夫だから……」 己の生み出した未練の形に、何より、自分自身に言い聞かせるように。 最愛の人は、もういないと。その現実を受け入れ、歩き出すための、己と彼女に対する聖なる誓いを、ここに。 力を失い、次第に薄れゆく最愛の恋人の姿。 それを前にして、神代直は彼女への誇りとなすべく、喪失の苦痛と向き合って――― 「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ」 古雅幸という最愛の女性を神代直の人生から切り離し、今この瞬間からこの身一つで生きていくことを、誓った。 思い出すことはあっても、振り向き歩みを止めることは決してしない。 ましてやその影に囚われ現実を歪めることなど、もう二度とありはしないと。 崩れ去った都市の残骸の中を、男はただ歩き続けていた。 旅人のように歩みを止めず、巨大な夕陽に吸い込まれるように。 彼が今何を想い、何を願っているのか……バロック(共感の術)が失われた今、その全てを見通すことは、もはや誰にも叶わない。 だが一つ確かなのは……その背中と足取りは────哀しみと、強い決意を宿すものだったということ。 愛する者を失ってもなお、幸福(サチ)に辿り着いてみせると、少女に約束した言葉を刻み込むように。 誰もが知らない。夕陽に向かうその男が、星界の来訪者を欺き人知れず世界を救った事実などは。 そして、彼がふと見上げた虚空の果てに――瞬く星の光が見えた。 アヤ ミステル ナギサ「あなたのいない世界を、私はちゃんと生きていく」墓 キミの記憶 夜空 -- 名無しさん (2019-04-07 06 19 12) 対象者なしってのがまた… -- 名無しさん (2019-04-07 07 01 35) ↑2ナギサちゃんは再会を夢見ているから…… -- 名無しさん (2019-04-07 08 16 39) 単なるバッドエンドや鬱じゃないってことを示す台詞だよね -- 名無しさん (2019-04-07 13 06 48) どこぞのアマツも、早くにここに辿り着けていれば糞眼鏡2号にはならなかったろうに……。まあ、もし子供が出来ていたら死ぬほど悲しんだ後で別離を受け入れて良き母になった、らしいから、本当に紙一重なんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2019-04-07 17 28 32) 世界規模で選別が行われてたことを考えると、普通に生き抜くだけでハードモードだけどな…… -- 名無しさん (2019-04-07 20 32 16) 新着一覧見るとこれと「だってあなたと出会えた世界だから」が並んでいて何とも言えない気持ちになるな…… -- 名無しさん (2019-04-08 10 49 26) ↑「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ だって、貴方と出会えた世界だから」 -- 名無しさん (2019-04-11 22 36 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gintamawiki/pages/13.html
タイトル:銀魂 銀玉くえすと 銀さんが転職したり世界を救ったり 発売日:2007年 12月6日 価格:5040円(税込) ハード:ニンテンドーDS ジャンル:ギンタマルチRPG 予約特典:半裸 職チェンジシート付き! クリアファイル ゲーム公式HP:http //www.banpresto-game.com/gintama/
https://w.atwiki.jp/0103/pages/30.html
赤瓦の屋根が並び立つ家の近く、陽光届かぬ雨雲の下に彼女は居た 色素の薄い銀の髪を二つに括り、紅玉の瞳は未だ曇天に包まれた空を見上げ、大仰な肩章が飾られた外套と純白の制服を身に纏う、可愛らしい顔立ちにピッタリの華奢で小柄な体躯の少女 神奈川都市主席にして防衛都市貢献序列ランキング第一位――天河舞姫は、確固たる決意を瞳に秘め、そこに居た 「最初から答えは決まってるけど―――やっぱり、こんな事許してはおけない」 『森嶋帆高』と天野陽菜の事はある程度は見せられた映画で理解した。と言っても彼女の頭ではそこまで理解できているわけではない、むしろほとんど理解出来ていないかもしれない けれど、理解できないとしても、それで助けないという理由はない。もし森嶋帆高が天野陽菜と出会ったことで世界の終わりが来るのならば、その終わりすら、黒幕な野望諸共ぶった切ってしまえばいい 「武器は……槍、かぁ。……うん、大丈夫かな!」 支給品としてあったのは、黄金の装飾が施された自分の背丈と同じかそれ以上ありそうな槍。一度外に出て振り回してみた所いい感じに扱えるだけは出来そうなため、自身の得物である出力兵装エリスが見つかるまでこれを扱うことに もう一つ武器があったのだがそれは弓であり、細かな動作が求められる代物は自分には不得意、なので、もし持ち主が見つかれば槍も同じくその人に返してあげよう、とは考えている 「ええっと、確かその『帆高』って人がいるのが地図だと確か……!」 地図を開き、森嶋帆高がいるエリアを再確認しようと思った真っ先。舞姫が背後から感じたのは気配 「……誰!?」 直ぐに反応し、槍の矛先を気配の主へと向ける。気配の主は赤と黒のマントを羽織り、臍出しルックの黒い狩装束を着た、オレンジブラウンの髪の女性。整った目鼻立ちの美しさとは裏腹に、その金眼はまるで舞姫を獲物を見定める狩人の如く鋭い眼光で見つめている 少しの沈黙の後、口を開いたのは狩装束の女性だ 「質問、いいかしら。――どうしてその槍をあなたが持ってるの?」 「……!」 返答次第では殺意がそのまま襲いかねない威圧感が言葉となって舞姫の体を駆け抜ける。まず常人ならばその威圧だけで気を失いかねない。事実舞姫はその額に冷や汗を流している 「悪いことは言わないわ。それはあなたに扱えるような代物じゃない。こちらに渡しなさい。もし断るのなら―――」 女性の目的はあくまで舞姫が持っているであろう『槍』であろうことを、舞姫は察した。察した上で少しだけ頭を回らせ、そして取った行動が 「――ごめんなさい! ちょっとの間だけ使わせてもらうつもりだけだったんです! でもまさかいきなり使ってたかもしれない人と出会っちゃうなんて思わなかった!」 「えっ」 まさかの直角90度の綺麗な謝罪礼ポーズ。これには女性の方は目を見開き困惑 「いや、別にその槍は私の持ち物じゃなくて知り合いの持ち物だから。でもあなたじゃその槍を扱うのには荷が重いからそう言っただけなの。それに私の得物は槍じゃなくて弓の方で」 「……弓? あ、それって……これのこと?」 女性の『弓』発言に、舞姫が支給品袋にしまっておいた『弓』を取り出し女性に見せる 「――っそれ、『二王弓』!?」 「……はえ?」 ○ ○ ○ 十天衆――空の世界における、それぞれ十種の武器の全空一の使い手が集った、全空の脅威に座する伝説の騎空団 そんな十天衆の一人であり、天星器『二王弓』を扱う最強の弓使いことソーンもまた、この歪な殺し合いに巻き込まれていた 知らない動く画とそこに映された物語、自身に付けられた首輪、そして容易く死者を蘇らせる力。何より余りにも不可解なルール ――『帆高が死滅した場合、その時点でゲームは終了。残った者は帰還できる』という一文が彼女の脳裏で引っかかっていた 死滅――死亡ではなく死滅。まるで『森嶋帆高』が複数人いるような言い方。そもそもの話、天野陽菜と出会わせないようにするならば『森嶋帆高』を殺すのが一番だろう。だが、それでは殺し合いそのもののルールは事実上形骸に等しいのだ 元々ソーンには『森嶋帆高』を殺すつもりなど無い。そもそも『森嶋帆高』が死ぬことで別の形での状況の悪化の可能性もあるのだ 行動指針としては、現状は森嶋帆高を天野陽菜を出会わせないようにすること。だが、どちらにしろ最終的に、首輪の問題が解決した場合のみ二人を合わせるつもりではある ある程度の方針が固まり移動しようとした時に目に映ったのが天河舞姫と、本来なら同じ十天衆の一人ウーノが持っているはずの天星器『一伐槍』 どうして彼女がそれを持っているのか、まさか彼ほどの実力者が倒されて奪われたのか、情報の少なさから先走った結果、彼女の謝罪から更に手元からなくなっっていた『二王弓』の所在までわかり現在に至る 「ごめんなさいね。早とちりしちゃって」 「いいよ、気にしないで。とりあえずこの槍、一旦お姉さんに預けてもらった方がいいのかな?」 「そのつもりだったけど、なるべくは使わないでってことでいいかしら。素手で戦えるようだけど、もし差し迫った時は……。事が終わったら、ウーノには私から話しておくから」 「わかった。なるべくは使わないようにしておくね。で、えっと……」 「ソーンよ。そういえば自己紹介がまだだったわね」 「あ、そうだった。私は天河舞姫。気軽にヒメでいいよ。よろしくね、ソーンさん!」 「こちらこそよろしく、ヒメ。あと、私が言えた立場じゃないんだけど、無理だけはしないでよね」 「……うん!」 武器云々の話は終わり(二王弓はソーンの元に戻った)、先んじて森嶋帆高の保護を優先ということに 舞姫としては早々帆高と陽菜を出会わせたい気持ちはあるものの、ルールの問題などもあり後回し。というよりも出会わせたら出会わせたらで街が水没してあの二人以外が溺死してしまうからだ ある程度の話は纏まったので、二人は雨雲に包まれた会場の中を進むのであった ○ ○ ○ (ソーンさんには、分かってたのかなぁ) ソーンに言われた「無理だけはしないでよね」という言葉。それは舞姫にとってはある意味内心を見透かされた気分であった 天河舞姫という人物は『強い』。力だけでなく、その心もちも含めて。周りを悲しませないために自分の中の悲しみを押し込んで、それで勇猛果敢に突き進み、皆を導いていく。天真爛漫、単純明快でありながらも都市を守る主席としての覚悟を持ち合わせている だが、そんな彼女にもつい最近悲しいことがあった 防衛都市の一つ、東京の次席こと宇多良カナリアの事だ。彼女と東京の生徒数名が突如現れたアンノウンに襲われ行方不明になったこと。一番悲しんでいたのは東京主席である朱雀壱弥であるが、カナリアとも仲が良かった天河舞姫としてもある程度の動揺があったのだ 事件の衝撃が覚めぬ中、彼女はこの殺し合いに巻き込まれたのだ。だが、結果的にそれはある程度の気分の持ち直しとなった (……ソーンさんを余り心配はさせたくはないけど、みんなを待たせるわけにはいかないんだよね) もちろん元の世界のみんなも心配である。カナリアを失った朱雀壱弥、神奈川次席にして自身の一番の友人である凛堂ほたる でも、この場所には救うべき人達がいる、倒すべき敵がいる、だからこそ天河舞姫は止まらない。その明るさと確固たる意思を以って、彼女はこの雨天の中を進むのだから 【天河舞姫@クオリディア・コード】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、一伐槍@グランブルーファンタジー、ランダム支給品0~2 [思考・状況] 基本方針:待ってるみんなのためにこの殺し合いを止めて帰還する 1:森嶋帆高の保護。本当は早く天野陽菜と出会わせたい所だけどそれが出来ないのがもどかしい ※参戦時期は『小公女のレガリア』から 【ソーン@グランブルーファンタジー】 [状態]:健康 [装備]:二王弓@グランブルーファンタジー [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3 [思考・状況] 基本方針:殺し合いは止める 1:現状は森嶋帆高を天野陽菜の所に向かわせないようにする ※参戦時期はフェイトエピソード4終了後です 【一伐槍@グランブルーファンタジー】 天河舞姫に支給。十天衆の一人ウーノが所持する槍の天星器 所持しているだけで光属性キャラの攻撃力上昇(大)の効果を持つ 奥義『太一輝極衝』が使えるかどうかは後続の書き手にお任せします 【二王弓@グランブルーファンタジー】 天河舞姫に支給。現在はソーンが所持。十天衆の一人ソーンが所持する弓の天星器 所持しているだけで光属性キャラの攻撃力上昇(大)の効果を持つ 奥義『二王双極雷洪』が使えるかどうかは後続の書き手にお任せします
https://w.atwiki.jp/ankasekai/pages/1104.html
__ ⌒ニ=- _| |_ -=ニ⌒__  ̄]¨¨冖冖 冖冖¨¨L ̄ _ -=ニ⌒/⌒〕 〔⌒\⌒ニ=- _ _ -―……―ミ ̄ ̄\ -―…― _ ./ニニ/ニニニニニニニ\,,..-''"´ '' -..,, (. \⌒ニ=- _ニニニニニニ/∧ \ ''"⌒ヽ、 `ヽ \. /. `~"''~⌒ニ=- _ニニ/∧/∧ _ -‐ヽ \. ./. | | | _\ ^\ニ/∧/∧ /´(;;;c)ヽ _ ', \′.八. |. 乂|.jI斗 ‐┐| \ニニ〉ニ} ヽ、_ 丿 /r;;cヽ| . /. | \\ {(rジ外|. \ニニ/ /´ .ヽ ヽ-' ', 「「どっちがネットナビでSHOW!!」」 .| _ノfr/⌒ニ=-=⌒ |. |r㍉ ヽ ',`¨´ ', | ⌒/ニニニニニニ/ニニリ 八ソ. | l  ̄ ヽ .__丿 l 八 /∧ニニニニニ〈ニニ/ /¨´ /、 ヽ、 ノ ,' /∧. \ニニニニニ / / | /. \_____.  ̄ / /∧ | -=ニ⌒. /./. 八 \ \ `ヽ、 _,,..-''´ /∧ 八 /ニニニ/. / /. /. \ \ \`''-..,,_ . r''"´ ノ._、<⌒ニニ./.r┐/⌒ニ=- \ \ \ ヽ、 _、<⌒-=ニ=-././ / ′ V/`~"''~ ,, \ ヽ、 _、 ⌒-=ニ=ニ=-././ / { V/ \ \ ヽ _丿ヽ -=ニニニニニ=-/ /i /. 人丶'/ } \ \ ', ) .,-.、 / /-=ニ=--=ニニ=-/ L/厂i i|\_'/ ノ_ -=ニ⌒ .\ \ | | . | / 叭-=ニニニニニ=-八 乂_)―┘ニ_ -=ニ⌒  ̄ ̄ ̄〉 | /r''⌒ヽ、 | ̄\.∧-=ニニニニニニニ`¨´ニニ / //, | / /―- l 八 /⌒./∧-=ニニニニニニニニ=-/ ''"゚~ ̄ ̄~゚"'' ./. V/, | / /― ./ ) \_ -‐―……‐-ミ / ''"゚~ ̄ ̄ ̄~゚"''. i /, \___/. V/, 物語へのリンク ◆第一部 ttp //yarufox.sakura.ne.jp/test/read.cgi/FOX/1720710060/3771-4552 ◆まとめ一話 https //yaruok.blog.fc2.com/blog-entry-14772.html ストーリー コンピューターネットワークが高度に発達し、ネットワークがあらゆる電子機器に利用されるようになった社会 人々は「PET」と呼ばれる携帯端末をもち、PETに入っている擬似人格プログラム「ネットナビ」のおかげで、専門知識を持たずして数々のネットワークの恩恵を得られるようになっていた。 暮らしが便利になる一方で、増え続けるネットワーク犯罪は深刻な社会問題となっているのであった。 登場人物 錠前サオリ・・・亡くなった娘を模したネットナビ 錠前やる夫・・・遍歴老人。サオリのオペレーター + ... 概要
https://w.atwiki.jp/hashihiro/
・この作品は、三国志の舞台設定を借りた、なんちゃってお遊び作品です。 ・ダイスと安価を使いますが、作者は初心者なので、色々と間違えます、すみません。 生暖かい目で見守りつつ、間違いを指摘して頂ければ助かります。 ・登場人物は架空の人物ですが、なんとかく三国志にモデルとなった人物がいます ・あくまで架空世界なので、曹操がモデルの人物と、孔明がモデルの人物の年が変わらなかったりします ・主人公が大陸を統一するもよし、主君に統一させるもよし、漢を支えるのもよし、 「蜂蜜飲みた!」いといって絶命する最後は回避したいです。 現行スレ 【安価】書記官は三国志風な世界を記録するようです 2 http //yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1458130813/ 1スレ目 安価【書記官は三国志風な世界を記録するようです】
https://w.atwiki.jp/epicofbattleroyale/pages/151.html
武田信玄。 天下無双の益荒男達が、日ノ本狭しと覇を競い合う、群雄割拠の戦国時代。 絶対王権が地に堕ちた、修羅の時代の只中において、こと武力軍略においては、最強と謳われた大大名である。 疾如風(はやきことかぜのごとく)、 徐如林(しずかなることはやしのごとく)、 侵掠如火(しんりゃくすることひのごとく)、 不動如山(うごかざることやまのごとし)。 風林火山の御旗のもとに、真紅の鎧をなお血に染めて、戦場を闊歩する騎馬武者隊は、無敵の二文字を体現し、諸大名達を震え上がらせた。 信長も、秀吉も、この関ヶ原を制するはずだった家康ですらも、例外なく信玄を恐れてきたのだ。 日本最強の英霊は誰か――この問いを投げられた者は、大概ならば信長や、宮本武蔵、あるいは源義経などを、いの一番に挙げるだろう。 しかしこの信玄もまた、集めた回答を並べていけば、彼女らに並ぶ最上位に、名を連ねる一人となるであろうことは、言うまでもない。 ◆ そうだ。その信玄だ。 今まさに藤丸立香の前には、剣騎士ランスロットの前には、その武田信玄が立っているのだ。 二本角の赤鎧を纏い、孫子の軍旗をでかでかと掲げて、騎馬武者隊を引き連れている。 たとえ巨乳の美女であっても、この装いを見せられて、信玄以外の名を挙げる者は、恐らく現代日本には存在しない。 そんな有様で表に出てきて、真名を伏せるなどということは、何を考えてるんだお前と、そうツッコまれても仕方がないことなのだ。 何だと思っているんだ、真名秘匿システムを。偉い人に怒られるぞコレ。 「……そうなのか?」 無論、現代の事情など知らぬ信玄自身に、そこまでの想像の余地はない。 きょとんと目を丸くしたまま、適当な臣下の方を向いて、そんな風に尋ねてみる。 「ええ。まぁ……確かにその鎧は、目立ちまする」 「それはまぁ、そのつもりでやっているからな。しかし、何だ、他にも一人か二人くらいいるだろう。こんなの」 「いませんよ、御館様。鎧兜だけならまだしも、この軍旗までは」 「んー、まぁ、確かにそうか」 そこまで矜持の無い奴だったら、行って殴り倒してやるわと、得心しながら信玄は言った。 「………」 ただ、一人。 ぐだぐだ関ヶ原の様相をなした、この場においてただ一人、ランスロットだけが油断なく、目の前の敵を見定めていた。 身に纏う甲冑にも、得物にも、神秘の気配は感じ取れない。 神に認められただとか、精霊の加護があるだとか、はたまた竜を退治しただとか、そういう類の英雄ではないのだろう。 普通に考えれば、円卓の騎士たる己よりも、戦力的には格下である。霊格で劣る、はずなのだ。 (にも、かかわらず) そうだというのに、この様は何だ。 彼女が身に纏う気配の凄みが、円卓最強の騎士にすらも、油断の二文字を許さない。 日本列島の僅か一部――武田信玄が治めたという、甲斐国はあくまでも小国だ。 それでも、彼女は王であった。それが将に過ぎぬ己との差を、ここまで縮めているというのか。 『っ……信玄さん! 私は人理継続保障機関・カルデアの、マシュ・キリエライトです! そちらの方は――』 「皆まで言うな。サーヴァントを引き連れておる以上、尋常ならざる者であることは承知している」 通信越しのマシュの言葉を、信玄はばっさりと切り捨てた。 居住まいを正し、前を向き、牙を光らせる武者の顔は、先程の間抜け面ではない。戦闘態勢へと一瞬にして、己の在り方を立て直したのだ。 であれば今度こそ、気が抜けない。ランスロットもまた剣を構え、一切の油断なく赤武者を見据える。 「そこの南蛮者の言うように、腰を据えて話をするのも、それもまた良しとは思うのだがな」 『でしたら……!』 「だが、主人を連れているというサーヴァントの力、如何様なものか興味が湧いた」 にぃぃ、と口角が釣り上がる。 尖った犬歯がぎらりと光る。 金の瞳が陽光を反射し、ぎらぎらと彩りを放ち、威圧する。 「このままでよい。挑んでみせよ。貴様らの真価、手ずから確かめる」 確かめる、とはとんでもない詭弁だ。背後でぞくりと身を震わせた、立香の姿を見ながら思った。 これは試合ではなく、死合だ。武田信玄の纏うオーラは、紛れもなく猛獣の殺気であった。 倒すのでもない、制すのでもない。敵は殺す気で向かってくる。役に立たないというのなら、そのまま殺してしまってもいいと、そういう腹づもりでここにいる。 わざとらしく音を奏でて、ずらりと引き抜いたのは大剣。 そこらの雑兵が携えるものの、倍はあろうかという幅を有している。刃渡りそのものは並であるため、巨大な包丁か鋸のような形だ。 元より馬鹿でかい鎧を纏って、戦場に臨んでいる彼女である。であれば斯様な鉄塊ですらも、自在に意のままに振り回し、挑みかかってくるのだろう。 「藤丸殿と、風魔だったな。この場は私に任されよ」 であれば、前に出るべきは自分だ。 立香と風魔小太郎を、左手で制しながらランスロットが言った。 人間である立香はもちろん、連れているサーヴァントも暗殺者(アサシン)だ。真っ向勝負に向くとは思えない。 なればこそ、この場ただ一人の前衛役である、セイバークラスの騎士たる己が、この女を迎え撃つ必要がある。 風魔という名を聞いた瞬間、ほうと軽く呟いた女に、ランスロットが相対する。 「円卓の騎士が一、ランスロット。騎士の決闘の流儀にならい、こちらも名乗らせていただこう」 「円卓……円卓か。それはよい!」 何がよいのかは知らない。妙に感心したようにも見えるが、そこに気を取られている暇はない。 互いに名乗った。対等の印だ。これより始まる決戦は、恐らくはイーブンの勝負だ。 僅かな緩みが、手心が、勝負を分かつ決死の戦だ。 円卓最強、ランスロット。戦国最強、武田信玄。 いずれも最強の称号を背負う、大英雄同士の大激戦。 ただで終わる――などという、甘い期待は持てたものではない。『無毀なる湖光(アロンダイト)』を握る手に、一層、力と汗が篭った。 ◆ 「行くぞっ!」 先に仕掛けたのは信玄だ。 馬に跨っている以上、機動力を活かすのは道理と言えた。 獣が嘶く。蹄を鳴らす。ばからばからと爆音を立てて、戦国最強が激走する。 ダンプカーか、はたまた戦車か。腰を預ける馬ですらも、超常の魔獣なのではないか。そう錯覚するほどの威圧感を、藤丸立香はそこに覚えた。 「フ――!」 それでも、騎士は動じない。ランスロットは微動だにしない。 駆け出すことも、跳ぶこともせず、最小限の足運びと共に、迫る刃を弾いて凌ぐ。 馬上から斬りかかる信玄の太刀を、円卓最強は難なくいなした。この程度ならばジャブに過ぎぬと、そう言わんばかりの動作であった。 あるいはこれほどの突撃ですらも、嵐の前のそよ風に過ぎぬと、本能的に察知しているのか。 「やる!」 なればこそ、感嘆する信玄の表情にも、笑みが宿っているのだろう。 一合で、互いに再確認したのだ。こいつは相当な手練だと。 ランスロット側からすれば、油断のかなわぬ難敵であり。 武田信玄側からすれば、眼鏡にかなう大当たりであると。 「ちぇりゃァッ!」 雄叫びと共に、巨影が跳ねた。 ここまでやってきた時に見せた、武田騎馬の大跳躍だ。 人間を遥かに超える体躯が、天にも昇る勢いで舞う。宿された重力の全てを持って、圧殺せんと襲いかかる。 しかし、これはあくまでも既知。飛べると分かっている相手の動きに、今更驚愕を見せるほど、ランスロットは短慮ではない。 直線的な軌道を読み切り、やはり最低限の足さばきをもって、反撃に転じる構えを取る。 「む……!」 そこで、気付いた。目を見開いた。轟然と音を立て着地した馬が、既に無人であったことに。 これはフェイクだ。引っ掛けられた。なるほどこれしきの反応など、信玄にとっても織り込み済みだったのだ。 頭の回る阿呆には、戦国大名は務まらぬ、ということか。 「はぁぁッ!」 遅れて、今度こそ本命が迫る。 鉄色の大剣に日差しを浴びせ、逆光で視力を焼き殺さんとしながら、武田信玄が斬りかかる。 伏し目になりながらも、気配で追った。一瞬のひらめきを確証と信じ、ランスロットが迎え撃った。 がぁん――と鋭い鉄音が響く。飛びかかり、浴びせられた刃が、大気すら鳴動させて吼える。 防ぐランスロットは両腕だ。攻める信玄は片腕だ。重力で勝っているのだから、斯様な構えになるのは道理だ。 であれば、攻め手の左腕が空く。肉薄した身の左手を伸ばし、信玄がランスロットに掴みかかる。 「おォらぁっ!」 そうして紫の甲冑など、まるで意にも介さぬかのように、円卓の騎士の体躯を投げた。 着地と同時にしかと踏みしめ、長身の甲冑男一人を、怒号と共に投げ飛ばしたのだ。 斬撃でないなら、傷には至らぬ。であれば斯様な投げ技も、些事だ。投げ飛ばされたランスロットもまた、この場に及んでなお、冷静だった。 ぐるりと身を捻り、着地する。背中から地に落ちることは決してしない。 そしてこの時彼の目には、既に周囲の状況が見えていた。打ち捨てられた武者の武器を、確かに視界に捉えていたのだ。 「はっ!」 宝具発動、『騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)』。 真の武芸者は武器を選ばず。路傍の石ころであったとしても、敵を撃滅する凶器へと変える。 それが命を刈り取るために、鍛え上げられた武具であったなら尚更。 落ちた刀と槍を掴み、ランスロットはそのまま投げた。己の魔力と神秘を込めた、宝具の投擲を見舞ったのだ。 信玄もまた、それを弾く。想像を凌いだ手応えには、さすがに金の目を丸くした。 であれば、この一瞬は勝機だ。愛剣を素早く納刀し、更なる武器を両手に抱えて、ランスロットは真っ向から走った。 即席宝具を次々と投げる。牽制の雨あられを仕掛ける。いかな戦国最強と言えど、防戦一方にならざるを得ない。 「ォオオオッ!」 遂に至近距離まで迫る。本命の『無毀なる湖光(アロンダイト)』が光る。 この一撃を浴びせれば勝利だ。美女を斬るのは気が引けるが、間違いなく決定打となる一太刀だ。 ランスロットは確信し、必殺剣の一撃を、大上段から放たんとする。 「走れぇいッ!」 しかし、彼は見誤った。 武田信玄は剣士(セイバー)ではなく、あくまでも騎兵(ライダー)のサーヴァントなのだ。 彼女が乗っていた馬を、あの場で仕留めなかったのは失策だった。 それを理解するより早く、彼の体は跳ね飛ばされた。 知らぬ間に視界から消えていた、武田信玄の連れていた愛馬が、横合いから突進してきたのだ。 重量数百キロにも及ぶ、肉の塊が身を揺さぶる。防御態勢を取れなかった騎士は、面白いように吹っ飛ばされる。 そしてそれだけの隙ができれば、信玄にとっては十二分だった。即座に呼吸を整え直し、追撃の一太刀を浴びせんと迫った。 甲冑が揺れる。具足が吼える。陣羽織を鎧に括るようにした、、虎柄の腰布が尾のようにしなる。 まさに虎だ。赤い虎だ。武田信玄は虎であるのだ。 「だぁあああッ!」 「ぬぅんっ!」 猛然と斬りかかる信玄。 馬を押しのけ迎え撃つランスロット。 三合目の激突――そして四合。遂に足を止めた両者は、互いの力と技を尽くして、喉元を狙わんと刃をかざす。 「一見、互角に見えますが……」 『うん、そうだね。余裕があるのはランスロットだ』 そしてこの激戦を、つとめて冷静に見ていた者が、風魔小太郎とダ・ヴィンチの二人だ。 超常の応酬を、頂上の決戦を、二人はそのように評した。 「そうなの?」 「ええ。技量ではなく、地力の問題です。恐らく大半のステータスにおいて、信玄公よりもランスロット殿の方が、一段上をいっているのでしょう」 『戦国大名と円卓の騎士では、土台となる物語が違いすぎるからね。勢い、こうなるのは道理だ』 神々と魔性の色を残した、アーサー王物語の世界観において、強者たる円卓の騎士達は、文字通り神話の力を宿している。 ランスロットの聖剣・『無毀なる湖光(アロンダイト)』も、湖の精霊という超常存在の、特別な魔力を宿した業物なのだ。 対して、戦国時代の日本人は、既にファンタジーを卒業している。鬼退治の逸話も龍神との対話も、この時代においては非常に少ない。 その身が人と戦うための器か、あるいは人を超えるための器か――信玄とランスロットの力差が、その一点によって表出した結果が、これだ。 現に攻める時も、応じる時も、常に冷静さを保っているのは、ランスロットの側であった。 「やりおるな! 西洋剣など重さ頼りの、なまくら棒だと侮っておったが、貴様のような奴もいたとは!」 「そちらこそ流石に芯が強い! 大和撫子の心意気、しかと見届けさせてもらった!」 「つれぬ男だ。もう締める気か? しからばここはわしの方が、本力にて振り向かせるほかないか!」 鍔迫り合い越しに信玄が吼える。サーヴァントの本力――それはもちろん、宝具の開帳に他ならない。 そうだ。あくまでもそうなのだ。 ランスロットも奥の手までは、未だ抜いてはいなかった。それは確かにそうなのだが、そのことは武田信玄にも、同じように言えたことなのだ。 戦国最強、武田信玄。悪魔を倒したこともなく、神に愛されたこともない。 故にこそ、宝具の正体が読めない。具体的な奇跡を語らぬ、この女の秘めた必殺奥義を、誰一人として予測できないのだ。 果たして繰り出されるのは何か。奴は何をしでかしてくるのか。 「『侵掠(しんりゃくすること)――如火(ひのごとォく)』ッ!」 咆哮が轟く。烈光が弾ける。 武田信玄の赤備えの、右肩に埋め込まれた水晶が光る。 浮かび上がるのは光輝の文字だ。孫子の軍旗の「火」の一文字だ。 瞬間、耐えしのいでいたランスロットが、一瞬にして吹き飛ばされた。 瞠目する円卓の騎士が、振り抜く信玄の横一閃にて、呆気なく払われ尻餅をついたのだ。 「何が……!」 何が起きた。今のは何だ。 僅かに動揺を浮かべながら、ランスロットが立ち上がる。 剣の峰を右肩へと担いだ、武田信玄がにやりと笑う。 『あれは技を放ったんじゃない。信玄公の攻撃力、それ自体が跳ね上がったんだ』 「これぞ宝具、『風林火山(ふうりんかざん)』。地味に映るやもしれんが、児戯に過ぎぬと笑いたくば、せめて最後まで味わってもらおうか」 レオナルド・ダ・ヴィンチの分析結果から、推し量れる全貌は、恐らくこうだ。 信玄の宝具・『風林火山』は、魔力の解放によって、自身のステータスを爆発的に向上させる。 「火」の文字で筋力が増したのならば、あるいは他の三文字にも、また別の力が割り振られているのだろう。 必要なだけの魔力を使い、必要なステータスを向上させる。それが信玄の宝具の正体だ。 ならば消耗を度外視し、完全に全てを解放してしまえば、一体どれほどの怪物になるのか。 「なるほど、ガウェイン卿のようなものか……!」 「そぅら、まだまだくれてやるぞ! 『疾如風(はやきことかぜのごとく)』!」 今度は左足が光った。膝に浮かんだのは「風」の文字だ。 瞬間、鎧は光と変わる。赤い軌跡が空間に残され、武田信玄は掻き消える。 それがただの人間である、立香の視力の限界域だ。既にその時、信玄の蹴りが、ランスロットを捉えていたのだ。 「が……!」 「ランスロット!」 遅れて気付き、その名を叫ぶ。 すれ違うようにしてその先に降り立ち、左手で信玄が地を掴む。 三本足の姿勢から、両脚に力を込めて跳躍。獣のたてがみと尾をなびかせて、大太刀の一撃を痛烈に浴びせる。 「どォりゃぁぁぁッ!!」 怒号一発。剣撃二発。三度目の踏み込みから四の太刀へ。 完全に一頭の猛獣となり、荒れ狂う猛虎・信玄の前では、ランスロットもただの人だ。 共に高い地力を誇り、それを的確に運用して戦う。完全なる白兵戦型のサーヴァント同士だ。その地力に差が生じてしまえば、これほどの結果になるというのか。 今や武田信玄の力と速さは、セイバーではなくバーサーカー――かの黒騎士と化したランスロットにも、匹敵するほどに肥大化している。 縦横無尽に大地を駆け抜け、必殺の一撃を連打してのける。一気呵成の戦いぶりは、まさに風林火山の具現そのものだ。 「まだ、これしき……!」 それでも、諦めの色はまだない。 防戦一方になりながらも、ランスロットは屈してはいない。 信玄が風林火山なら、彼は心技体の合一者だ。無窮の武練を体現した、湖の騎士の眼光は、未だ獣を捉えんと、右へ左へと走り続けている。 いよいよ、この速さにも慣れてきた。力を出し切っていないのは、こちらの方こそ同じことだ。 そう表情が語った瞬間、遂に円卓最強が動いた。 派手に飛び回るつもりはない。使うのは腕一本だけでいい。繰り出された紫の左腕は、飛びかかる猛獣に繰り出され。 「なっ……!?」 微か、空いた肩を軽く押した。 最低限の力を込めて、嵐の如き突撃を、いとも容易くいなしてみせたのだ。 作った隙は僅かでしかない。即座の追撃は軽率に過ぎる。なればこそ、着地した信玄が、振り返るまでに行うべきは、奥の手を放つための用意だ。 再度の跳躍に臨む信玄が、青く煌めく聖剣を捉える。これまでとは桁外れの魔力が、はちきれんばかりに渦巻くのを感じる。 これぞ、ランスロットの正真の奥義。烈火の猛攻を清水にて制する、一撃必滅の必殺剣だ。 なればこそ、この一刀で全てが決まる。直撃を食らわせた方が勝利する。どちらかの首が飛ぶことは、こうなってはもはや、避けられぬだろう。 「ぉおおおおおおッ!」 それでも、信玄は恐れない。戦国最強は怯まない。 引き際を見極めるのは将の力だが、攻め時を見極めるのは武士の魂だ。 ここでは引けぬ。逃げられぬ。怖じ気て勝負を投げ出すようでは、武田信玄の名がすたる。 故にこそ大剣を振りかざし、甲斐の虎は力強く吼えた。爪で地を蹴り、尾をなびかせて、獣の牙を突き立てんとした。 「でやあああァァッ!!」 「『縛鎖全断・過重(アロンダイト・オー)――!!」 なればこそ、最強の騎士たるランスロットが、心意気に応じるのは必定。決死で臨むというのなら、決死で受け止めるのが礼というものだ。 『無毀なる湖光(アロンダイト)』、完全解放。持てる魔力の全てを滾らせ、砕けぬ剣の限界を超えて、水の一撃を叩き込む。 神であっても悪魔であっても、切り返される道理などない。生きとし生けるもの全てを断ち切り、刹那に爆ぜ飛ばす魔技の一太刀。 今まさにその極光が、武田信玄の赤鎧を、深々と刻み砕かんとした、その瞬間。 「――そこまでだ」 漆黒が、視界を襲った気がした。 割り込んだ声を認識した瞬間、何者かがランスロットの右手を掴み、捕縛したのを理解した。 そしてまさにその時だ。極限まで滾らせていたはずの力が、急速に萎えていくのを覚えたのは。 「ぐぅっ……!?」 「これは、まさか……!」 この感覚には、覚えがある。 己と武田信玄を縛り、その力を奪う拘束を、ランスロットはよく知っている。 繰り出されたのは黒の鎖だ。サーヴァントが滾らせる力を、抑止し無力化する鉄の戒めだ。 「重ねて念を押しただろう。カルデアのマスターと出会ったならば、まずは城へと連れ帰るようにと」 ああ、この声も知っている。 がちゃり、がちゃりと具足を鳴らして、歩み寄る者を己は知っている。 顔を見るまでもなく察した。厳格に過ぎるほどの低い声は、深々と皺を刻んだ表情を、想起させて余りあるほどだ。 「あれは……!」 当然、立香も知っている。通信の向こうにいるマシュもだ。 第六特異点を経験した、全ての人間が知っているのだ。この鉄の戒めを操る、円卓の騎士が一人いたことを。 ああ、それでも。だとしてもだ。 ここで来るかと思ってしまった。かの時間神殿の戦いにも、遂に姿を現さなかった男の顔を、こんなところで拝むことになるかと。 ゆっくりと、声のする方を向く。認めるには相応の覚悟がいる。それを握りしめるようにしながら、ゆっくりと視線を合わさんとする。 果たしてその目に認めた顔は、思い描いていた顔と、まるきり同一のものだった。 「盟友が無礼を働いた。分別をわきまえた騎士であるなら、大人しく刃を納めてくれるな、ランスロット卿?」 「……アグラヴェインか……!」 鉄の男。堅き手の騎士。 ありとあらゆる感情を殺し、冷徹冷酷に職務をこなした、文字通り鉄面皮と呼ぶに相応しき男。 ランスロットの仇敵にして、互いに互いの抱える全てを、曲解しながら憎み合った男。 円卓の騎士、騎士王補佐官――アグラヴェイン・オブ・ザ・ハードハンド。 二度と会うこともなかろうと、どこかで思っていたその顔が、鉄の戒めのその彼方で、ランスロットを見下ろしていた。 BACK TOP NEXT 世界を変える準備はいいか(1) 天頂統一戦線 関ヶ原 世界を変える準備はいいか(3)