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俺「ストライクウィッチーズだな」 157-199 ~オアシス~ 統合戦闘航空隊とその他各国の部隊が駐留するこの場所でひとりの少年がさまよっていた。 「ここ、何処だろ?」 俺である。 訓練を終え、自分の寝泊まりしているシュミット大尉のテントを目指していたはずなのに、 そのとんでもない方向音痴のせいでいつまでたっても目的地につかない。 「たしかこっちだと思ったんだけどなぁ?やっぱり無理せず道聞けばよかった。」 「あら、俺じゃない。なにやってるのこんなとこで。」 とほほ、と肩を落とした俺の近くを通りかかった圭子が声をかけた。 「あ、圭子さん!よかった助かった!あの男性用宿舎ってどっちでしたっけ?」 「男性用宿舎?それなら反対方向よ?こっからさきは女性用。」 そう言って彼女は後ろを指差す。そこには有刺鉄線が横たわり例の「男性お断り」の看板がたっている。 「で、男性用宿舎は整備テントのすぐ側だけど・・・ ちょうど整備テントに用があるし一緒に行きましょうか?」 「ありがとう圭子さん!やっぱりたよりになるなぁ。」 「ふふ、ありがとう。じゃ、いこっか?」 ~整備テント~ 圭子にここまでつれてきてもらった俺は、そのまま彼女の用事に着いていくことにした。 整備テントの入り口を潜ると、機械油のにおいがする。 いろいろな装備が置いてあるテントの中を暫く歩いていくと、 大砲のような大きな銃と、それを弄っている中年の男性がいた。 「氷野曹長、例のものができたそうだけど、それかしら?」 「はい大尉どの。まだ微調整がのこっとりますが形になりましたのでお越し願いました。」 「ふ~ん。なかなかいいんじゃない?重さは?」 「弾を含めて1tほどですな。あの88mm対空砲をもてた稲垣軍曹なら軽いもんでしょう。」 そういって氷野曹長はバンバンとその改造40mm対空砲を叩いた。 「これ、真美さんが持つんですか?」 俺が驚いて問う。 「ええ、あの子すっごい力もちなのよ。このアフリカじゃ航空型のネウロイも大物ばっかだし、 これから 先は地上支援も多くなりそうだしね、ありがたいわ。」 たしかにこれならたいていのネウロイは一撃で粉々になるだろう。 「ところで大尉どの、とうの軍曹は一緒ではないので?」 氷野曹長が問う。 「ごめんなさいね。マルセイユがあの子に扶桑料理を食べさせろって言うから、 その準備にいま忙しいの。 試射は明日にするからそれまでには調整しといてね。」 「了解しました。」 そう言って氷野曹長は再び作業に戻っていった。 「真美さんって料理ができるんですか?」 俺が圭子に問う。 「らしいわ。私も最近知ったばかりだけど結構手慣れてるみたいだったわね。」 「そうなんですか。僕、扶桑料理って食べたことないんです。いいな~」 「なら、あなたも一緒に食べにくる?」 「いいんですか!?あ、でも僕男だし・・・」 俺はさっきみた看板を思い出してがっくりと肩を落とす。 「ん~マルセイユしだいだけど、俺ならたぶん大丈夫よ。でもそうね、その格好じゃだめね。」 そういって彼女は俺の姿をみなおす。 訓練から帰ってくる最中だったので、全身砂まみれだ。 このテントに入る前に幾らか払ったもののまだかなり残っている。 その時彼女はある悪戯を思い付いた。 「よし、じゃあ着替えとタオルを持ってきたら、私についてらっしゃい。」 彼女の頭には使い魔の狐耳が生えていた。 ~オアシス 水辺~ 「あわわ!け、圭子さん!ひとりで洗えますよ~!」 「いいじゃない、いいじゃない♪」 圭子に連れられて俺はこの水辺にやってきた。 「ほらほら、観念しておねぇさんに捕まりなさ~い!」 からだを洗えばいいのかと納得した俺は、物陰で服をぬぎ、腰にタオルを巻いていざゆかんとした。 その俺にこれまた裸にタオルを巻き付けた圭子が私が洗ってあげると言い出したのだ。 当然俺は恥ずかしがって逃げようとしたわけだ 「よっ・・・と、はい捕まえた♪」 「うぐぅ。ひとりでできるのに・・・」 「まぁまぁ、ほら水かけるわよ~」 むくれてしまった俺をなだめながら圭子は俺のからだに着いた砂を落としていく。 「結構がっちりしてるのね。男の子ってみんなこうなのかしら?」 「どうでしょう?部隊の大人たちは科学者ばっかだったから・・・ よく分かりません。」 「そっかぁ・・・よし、頭はこれでいいわね。じゃあ次は下洗うからタオルとってちょうだい。」 そういって彼女は俺の腰に巻かれたタオルを奪いとろうとする。 「いやいやいや!流石にそこはやめてください!」 「え~いいじゃない。減るもんじゃなし。」 「減ります!だからやめて!」 なんとかやめさせようとして俺は手をばたつかせる。すると圭子の身躰を包んでいたタオルに指がひっかかり、 「え?きゃっ//」 「はえ?・・・!!」 ポロリ、とその見事なプロポーションの身躰があらわになった。 急いで目を塞ぐ俺。 圭子はタオルを拾って身躰を隠した。 「……見た?」 「み、みてません!おっきくてやわらかそうなまあるいやまふたつなんてみてません!!」 「///……まぁいいわ。ふざけたのは私だし。そろそろ時間だから、あがるわよ。」 「はい!」 しばらくふたりとも真っ赤だった。 ~マルセイユのテント~ 「あははっ!なにそれ傑作!」 「笑いすぎよ。まったく・・・」 テントの中にマルセイユの笑い声が響く。 あのあと顔が赤いままこのテントまで来た俺達は、 圭子の帰りを待っていたマルセイユに捕まり、 その理由を問いただされ、洗いざらい喋らされた。 「あーおかしかった。でも俺、いいものみたわね?こんどは私といこっか?」 「あはは;;そのときはおてやわらかにおねがいします。」 「お、いうわね。ふふ、気に入った。 俺、こんどからは好きに私の宮殿をたずねてきてもいいぞ。私が許可する。 いいわね?マチルダ。」 「鷲の使いの御心のままに」 そうしているうちに、真美とライーサ、それとシャーロットが料理のお盆をもって現れる。 「みなさん、お待たせしました!」 「なんだか楽しそうな声が聞こえたけど?」 「ちょうどいいときに来たわね、実はケイがねぇ……」 「ちょ、ちょっと言いふらさないでよ!」 『?』 3人に先ほどの話をしようとするマルセイユを圭子が止める。 マルセイユは悪びれた様子もなく、どうしよっかなーとからかう気満々だ。 「こんばんは、真美さん、ライーサさん。シャーロット」 そんなふたりのやり取りに首を傾げる真美たちに俺が声をかける。 「あれ、俺君?どうしてここに?」 「君も真美の料理を食べにきたの?」 「はい、圭子さんから聞いて、連れてきてもらったんです。」 「ついでにケイに体を洗ってもらってなw」 「ハンナ!もうかんべんしてよ……」 「 い や ♪ でもお腹減ったし、さっさと夕食にしようか。」 「あ、じゃあ並べますね。」 「僕も手伝います。」 そうして俺たちは夕食会をはじめた。 ~1時間後~ 「ふぅ、扶桑料理ってのは初めて食べるけどいいわね。おいしかったわ」 「なんだか、なつかしい感じがする味でした。」 マルセイユと俺が料理の感想を述べる。 夕食が終わった後、俺たちはソファーに座って談笑していた。 「ありがとうございます。久しぶりだったから上手できるか ちょっと心配だったんですけどそういってもらえて嬉しいです。」 食器をかたづけながら真美はふたりに礼をいう。 「また、たのむわね。 さてと……俺にシャーロット、おいしい飲み物があるんだけど、飲まない?」 どこに隠していたのかマルセイユが酒瓶を取り出して俺に声をかける。 「え?なんですか?」 「おいしいものならぜひ。」 彼女はグラスになみなみとその中身を注ぐと、俺たちに手渡した。 『いただきます。』 そういって俺とシャーロットはグラスを一気に飲みしてしまった。 「ハンナ、ふたりになに飲ませてるのよ!?」 「ティナ、さすがにそれはまずいんじゃない?」 圭子とライーサがマルセイユをたしなめる。 「大丈夫だって、どうふたりとも、おいしいでしょ?」 マルセイユが俺たちに感想を聞く。 「ふぁい、おいしいですねぇ、こんなの初めて飲みました……ヒック」 「なんかのどがヒリヒリするけど気持ちがいいです。……ヒック」 「大丈夫、俺、顔、赤いよ?……ヒック」 「シャーロットだってそうじゃないか……ヒック」 酔っ払って顔を真っ赤にし、頭をふらふらさせて俺たちはそういった。 そしてしばらくその状態でいた後、シャーロットがバランスを崩して俺にもたれかかり、俺はそれを支えきれずに倒れる。そしてふたりは抱き合うように眠ってしまった。 「おや、想像以上に弱かったな。もうすこしいけるかとおもったんだけど……」 「どうするのハンナ。この子たち、一度寝たら起きないわよ。」 いまの時間からシャーロットはともかく、 自分達が彼を男性用宿舎に送るのは風紀の面等から問題がある。 「うん。なら、ここに泊めてやるか。潰したのは私だし、責任はとってやらないとね。 マチルダ、寝床を用意してやってちょうだい。」 「わかりました。鷲の使いよ。」 ~翌日 男性用宿舎~ 「朝……か、結局俺君はどうしたんだろうか?」 夕飯をご馳走になってきますといって出て行ったきり、俺は帰ってこなかった。 いつまでたっても帰ってこない俺に心配になったシュミットは寝ずに待っていたが、 とうとう朝になってしまった。 「とりあえず、迎えにいってみるか?」 朝になったことで、有刺鉄線のところまでは行けるだろう。 そう考えてシュミットはテントをでた。しかしそこで意外な人物に会う。 「おや、マチルダさんじゃないか。どうしたんです?」 「なに、鷲の使いから届け物を預かってきたのでな。」 そういって彼女は背中に背負っていた、いまだに寝ている俺を預けて去っていってしまった。 「えっと、これは朝帰り……なのかな?」 呆然とする彼をよそに、総員起床を告げるラッパが響く。 きょうもまた、オアシスの一日が始まろうとしていた。
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俺「ストライクウィッチーズだな」 157-199 ~オアシス~ 統合戦闘航空隊とその他各国の部隊が駐留するこの場所でひとりの少年がさまよっていた。 「ここ、何処だろ?」 俺である。 訓練を終え、自分の寝泊まりしているシュミット大尉のテントを目指していたはずなのに、 そのとんでもない方向音痴のせいでいつまでたっても目的地につかない。 「たしかこっちだと思ったんだけどなぁ?やっぱり無理せず道聞けばよかった。」 「あら、俺じゃない。なにやってるのこんなとこで。」 とほほ、と肩を落とした俺の近くを通りかかった圭子が声をかけた。 「あ、圭子さん!よかった助かった!あの男性用宿舎ってどっちでしたっけ?」 「男性用宿舎?それなら反対方向よ?こっからさきは女性用。」 そう言って彼女は後ろを指差す。そこには有刺鉄線が横たわり例の「男性お断り」の看板がたっている。 「で、男性用宿舎は整備テントのすぐ側だけど・・・ ちょうど整備テントに用があるし一緒に行きましょうか?」 「ありがとう圭子さん!やっぱりたよりになるなぁ。」 「ふふ、ありがとう。じゃ、いこっか?」 ~整備テント~ 圭子にここまでつれてきてもらった俺は、そのまま彼女の用事に着いていくことにした。 整備テントの入り口を潜ると、機械油のにおいがする。 いろいろな装備が置いてあるテントの中を暫く歩いていくと、 大砲のような大きな銃と、それを弄っている中年の男性がいた。 「氷野曹長、例のものができたそうだけど、それかしら?」 「はい大尉どの。まだ微調整がのこっとりますが形になりましたのでお越し願いました。」 「ふ~ん。なかなかいいんじゃない?重さは?」 「弾を含めて1tほどですな。あの88mm対空砲をもてた稲垣軍曹なら軽いもんでしょう。」 そういって氷野曹長はバンバンとその改造40mm対空砲を叩いた。 「これ、真美さんが持つんですか?」 俺が驚いて問う。 「ええ、あの子すっごい力もちなのよ。このアフリカじゃ航空型のネウロイも大物ばっかだし、 これから 先は地上支援も多くなりそうだしね、ありがたいわ。」 たしかにこれならたいていのネウロイは一撃で粉々になるだろう。 「ところで大尉どの、とうの軍曹は一緒ではないので?」 氷野曹長が問う。 「ごめんなさいね。マルセイユがあの子に扶桑料理を食べさせろって言うから、 その準備にいま忙しいの。 試射は明日にするからそれまでには調整しといてね。」 「了解しました。」 そう言って氷野曹長は再び作業に戻っていった。 「真美さんって料理ができるんですか?」 俺が圭子に問う。 「らしいわ。私も最近知ったばかりだけど結構手慣れてるみたいだったわね。」 「そうなんですか。僕、扶桑料理って食べたことないんです。いいな~」 「なら、あなたも一緒に食べにくる?」 「いいんですか!?あ、でも僕男だし・・・」 俺はさっきみた看板を思い出してがっくりと肩を落とす。 「ん~マルセイユしだいだけど、俺ならたぶん大丈夫よ。でもそうね、その格好じゃだめね。」 そういって彼女は俺の姿をみなおす。 訓練から帰ってくる最中だったので、全身砂まみれだ。 このテントに入る前に幾らか払ったもののまだかなり残っている。 その時彼女はある悪戯を思い付いた。 「よし、じゃあ着替えとタオルを持ってきたら、私についてらっしゃい。」 彼女の頭には使い魔の狐耳が生えていた。 ~オアシス 水辺~ 「あわわ!け、圭子さん!ひとりで洗えますよ~!」 「いいじゃない、いいじゃない♪」 圭子に連れられて俺はこの水辺にやってきた。 「ほらほら、観念しておねぇさんに捕まりなさ~い!」 からだを洗えばいいのかと納得した俺は、物陰で服をぬぎ、腰にタオルを巻いていざゆかんとした。 その俺にこれまた裸にタオルを巻き付けた圭子が私が洗ってあげると言い出したのだ。 当然俺は恥ずかしがって逃げようとしたわけだ 「よっ・・・と、はい捕まえた♪」 「うぐぅ。ひとりでできるのに・・・」 「まぁまぁ、ほら水かけるわよ~」 むくれてしまった俺をなだめながら圭子は俺のからだに着いた砂を落としていく。 「結構がっちりしてるのね。男の子ってみんなこうなのかしら?」 「どうでしょう?部隊の大人たちは科学者ばっかだったから・・・ よく分かりません。」 「そっかぁ・・・よし、頭はこれでいいわね。じゃあ次は下洗うからタオルとってちょうだい。」 そういって彼女は俺の腰に巻かれたタオルを奪いとろうとする。 「いやいやいや!流石にそこはやめてください!」 「え~いいじゃない。減るもんじゃなし。」 「減ります!だからやめて!」 なんとかやめさせようとして俺は手をばたつかせる。すると圭子の身躰を包んでいたタオルに指がひっかかり、 「え?きゃっ//」 「はえ?・・・!!」 ポロリ、とその見事なプロポーションの身躰があらわになった。 急いで目を塞ぐ俺。 圭子はタオルを拾って身躰を隠した。 「……見た?」 「み、みてません!おっきくてやわらかそうなまあるいやまふたつなんてみてません!!」 「///……まぁいいわ。ふざけたのは私だし。そろそろ時間だから、あがるわよ。」 「はい!」 しばらくふたりとも真っ赤だった。 ~マルセイユのテント~ 「あははっ!なにそれ傑作!」 「笑いすぎよ。まったく・・・」 テントの中にマルセイユの笑い声が響く。 あのあと顔が赤いままこのテントまで来た俺達は、 圭子の帰りを待っていたマルセイユに捕まり、 その理由を問いただされ、洗いざらい喋らされた。 「あーおかしかった。でも俺、いいものみたわね?こんどは私といこっか?」 「あはは;;そのときはおてやわらかにおねがいします。」 「お、いうわね。ふふ、気に入った。 俺、こんどからは好きに私の宮殿をたずねてきてもいいぞ。私が許可する。 いいわね?マチルダ。」 「鷲の使いの御心のままに」 そうしているうちに、真美とライーサ、それとシャーロットが料理のお盆をもって現れる。 「みなさん、お待たせしました!」 「なんだか楽しそうな声が聞こえたけど?」 「ちょうどいいときに来たわね、実はケイがねぇ……」 「ちょ、ちょっと言いふらさないでよ!」 『?』 3人に先ほどの話をしようとするマルセイユを圭子が止める。 マルセイユは悪びれた様子もなく、どうしよっかなーとからかう気満々だ。 「こんばんは、真美さん、ライーサさん。シャーロット」 そんなふたりのやり取りに首を傾げる真美たちに俺が声をかける。 「あれ、俺君?どうしてここに?」 「君も真美の料理を食べにきたの?」 「はい、圭子さんから聞いて、連れてきてもらったんです。」 「ついでにケイに体を洗ってもらってなw」 「ハンナ!もうかんべんしてよ……」 「 い や ♪ でもお腹減ったし、さっさと夕食にしようか。」 「あ、じゃあ並べますね。」 「僕も手伝います。」 そうして俺たちは夕食会をはじめた。 ~1時間後~ 「ふぅ、扶桑料理ってのは初めて食べるけどいいわね。おいしかったわ」 「なんだか、なつかしい感じがする味でした。」 マルセイユと俺が料理の感想を述べる。 夕食が終わった後、俺たちはソファーに座って談笑していた。 「ありがとうございます。久しぶりだったから上手できるか ちょっと心配だったんですけどそういってもらえて嬉しいです。」 食器をかたづけながら真美はふたりに礼をいう。 「また、たのむわね。 さてと……俺にシャーロット、おいしい飲み物があるんだけど、飲まない?」 どこに隠していたのかマルセイユが酒瓶を取り出して俺に声をかける。 「え?なんですか?」 「おいしいものならぜひ。」 彼女はグラスになみなみとその中身を注ぐと、俺たちに手渡した。 『いただきます。』 そういって俺とシャーロットはグラスを一気に飲みしてしまった。 「ハンナ、ふたりになに飲ませてるのよ!?」 「ティナ、さすがにそれはまずいんじゃない?」 圭子とライーサがマルセイユをたしなめる。 「大丈夫だって、どうふたりとも、おいしいでしょ?」 マルセイユが俺たちに感想を聞く。 「ふぁい、おいしいですねぇ、こんなの初めて飲みました……ヒック」 「なんかのどがヒリヒリするけど気持ちがいいです。……ヒック」 「大丈夫、俺、顔、赤いよ?……ヒック」 「シャーロットだってそうじゃないか……ヒック」 酔っ払って顔を真っ赤にし、頭をふらふらさせて俺たちはそういった。 そしてしばらくその状態でいた後、シャーロットがバランスを崩して俺にもたれかかり、俺はそれを支えきれずに倒れる。そしてふたりは抱き合うように眠ってしまった。 「おや、想像以上に弱かったな。もうすこしいけるかとおもったんだけど……」 「どうするのハンナ。この子たち、一度寝たら起きないわよ。」 いまの時間からシャーロットはともかく、 自分達が彼を男性用宿舎に送るのは風紀の面等から問題がある。 「うん。なら、ここに泊めてやるか。潰したのは私だし、責任はとってやらないとね。 マチルダ、寝床を用意してやってちょうだい。」 「わかりました。鷲の使いよ。」 ~翌日 男性用宿舎~ 「朝……か、結局俺君はどうしたんだろうか?」 夕飯をご馳走になってきますといって出て行ったきり、俺は帰ってこなかった。 いつまでたっても帰ってこない俺に心配になったシュミットは寝ずに待っていたが、 とうとう朝になってしまった。 「とりあえず、迎えにいってみるか?」 朝になったことで、有刺鉄線のところまでは行けるだろう。 そう考えてシュミットはテントをでた。しかしそこで意外な人物に会う。 「おや、マチルダさんじゃないか。どうしたんです?」 「なに、鷲の使いから届け物を預かってきたのでな。」 そういって彼女は背中に背負っていた、いまだに寝ている俺を預けて去っていってしまった。 「えっと、これは朝帰り……なのかな?」 呆然とする彼をよそに、総員起床を告げるラッパが響く。 きょうもまた、オアシスの一日が始まろうとしていた。
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[部分編集] 小迷宮 未踏の水源地 MITOU NO SUIGENCHI +マップの見方 [部分編集] マップの見方 アイテムやイベント位置の座標はA-n(a.n)と左上を基準に↓-→(↓.→)で表現しています。 (間違いに気付いたら修正お願いします)。 1 A a.1 a.2 a.3 a.4 a.5 b.1 b.2 b.3 b.4 b.5 c.1 c.2 c.3 c.4 c.5 d.1 d.2 d.3 d.4 d.5 e.1 e.2 e.3 e.4 e.5 マップは画像で表示。マップ共有用のツールを用意しました。wikiにコメントとして記載されているスクリプトから画像化されているマップを展開することができます。 EXCELがないと使えないのはご勘弁を。マップを編集したい方がいたらよかったら使ってください。 第五迷宮B2F突入後に発生するシリカの依頼により訪れることとなる小迷宮(クエストではない)。 背景に溶け込み姿を眩ませる魔物がいるため、攻撃を当てられるよう対策をしておこう。 B1F 泥濘に住まう万色の仮面 [部分編集] イベント 種類 座標 説明 備考 強制 B-4 c.3 シリカの依頼を受けた衛兵たちがいる。魔物討伐に手こずっていたようだ。 なし ボスの通常ドロップ品を持って街へ帰還すると、シリカに10000エンで売ってくれるよう頼まれる。売れば通常よりも高値で買い取ってくれるが、ネイピア商会に卸さないためもう一度倒すまで新規装備の追加はない。 宝箱・採集ポイント 種類 座標 内容 備考 宝箱 A-2 b.3 ハマオプライム 採掘 E-3 c.5 響岩黄玉葉銅鉱 レア入手率が高い 伐採 E-4 d.4 湿った木材柔らかい樹皮椰子の幹 採取 D-6 a.1 アンラの実甘いツタ葉仏桑花 モンスター 迷宮全域 隊列 ① ② ③ ④ ⑤ 前 ソードフィッシュ パープルアノール ソードフィッシュ パープルアノール ソードフィッシュ×2 パープルアノール×2 ビックビル 後 オオカモノハシ×2 ノコギリカザミ お化けドリアン×2 パープルアノール データはこちら パープルアノールをはじめとしたカメレオン系の魔物は放置していると極彩迷彩を使い、次のターンの攻撃まで回避率が大幅に上昇する。使われる前もしくは敵の攻撃後にダメージを集中するか、必中攻撃、脚封じ等を用意しよう。 ソードフィッシュは高速・高スタン率の単体攻撃を使用する。残りHPに関わらず使用率も常に高いため、混乱を用意するか、防御した高耐久キャラに狙われ率上昇をかける等で対処したい。 F.O.E 忍び寄る影 詳細はこちら 透明化して一定ルートを等速で巡回するカメレオン。3ターンに一度だけ姿を現す。視認できない間もエネミーアピアランスで最も近いFOEとの距離を知ることはできる。赤い葉が1枚(距離3マス)ならば接敵の心配はないが、2枚以上(距離2マス以内)は衝突事故のおそれがあるので慎重に。 複数体居るとどの個体なのか判別できず巡回ルートの目視が非常に困難。だが巡回ルートが四角形状である点に気づけば、周囲をマッピングすればだいぶ割り出しやすくなる。 探知マスターか、第五迷宮のマップ報告後に手に入る見晴らし水晶を使えば透明化したFOEもマップ上にアイコンが表示される。ぬかるみ対策も兼ねてファーマーがいると探索が楽になるだろう。 BOSS 詳細はこちら カメレオンの首領。 ボスだけあって雑魚やFOEのカメレオン以上に質が悪いが、極彩迷彩への対処手段は共通。 コメント欄 名前
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日常の第四話 M134(通称:ミニガン) 立花みさとが発砲を試みた銃火器。重量=12~18kg。固定砲台やガンシップに搭載する。シュワちゃんでも両手を使う代物。 ; お菓子 博士が手に取ったのは「KIT KAT」「じゃがりこ」(サラダ味)とあと一つ(おそらくポテチ?) 雪だるまの左に「ChipStar」その更に左は「サッポロポテト」? 雪だるまの右側はロッテ「クランキービスケット」。「CRUNKY」のU以降がつながって書かれている。 更に右側の大きめの箱はロッテ「カスタードケーキ」。 上からのカットでは「オレオ」「レモンパック」「カントリーマアム」も確認できる。 店員が雪だるまについて説明する次のカットでは、「じゃがりこ」(じゃがバター味)と「たけのこの里」が描かれている。 なのが雪だるまの向きを変えるシーンでは、奥に食パンが描かれている。袋の色合いからしてヤマザキの「ふんわり食パン」だろうか。 他にもヤマザキナビスコの「RITZ」やカルビーの「ポテトチップス」(うすしお味)、「きのこの山」、イトウ製菓の「バタークッキー」、亀田製菓の製品(柿の種? ハッピーターン?)などが確認できる。 ; ; ; ; 結局、博士はロッテの「パイの実」に決めたようだが。 英語のテスト 1 1. (1) (2) (3) 2. (1)The medichine tastes ( ). (2)He is a ( ) lawyer. (3)He ( ) a lot of difficulties. 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 3 1. (1)The teacher likes ( )( )( ) ( ) by his students. (2)It is wrong ( )( ).... (3)I want ( )( )... birthday party. 2. (1)The knife is used for (cut) bread. (2)I remember (hear) this song before. (3)Don t forget (call) me up tomorrow morning. 4 問1 問2 ? 彼が住んでいるのは東京です。 ? .....ると考えられている。 どうやら解答用紙の他に問題用紙が存在するらしい。 模範解答 1 1.(1)ア (2)ア (3)ウ 2.(1)bitter (2) ? (3) ? 2 1 ? 2 permanent 3 economic 4 ? 5 ? 6 ? 7 ? 8 ? 9 influence 10 ? 3 1. (1)? (2)not to (3)to be ラジオ 東雲さんちのラジオはBCLラジオ クーガ2200? 参考:http //www.geocities.jp/radiokobo/national/2200.html 麻衣ちゃんの本 外側にある本のタイトルは「Id×ego×superego」 裏表紙が似ている? http //www.amazon.co.jp/Superego-Feat-Michael-Sadler-Saga/dp/B003WQH9CG/ref=sr_1_8?ie=UTF8 qid=1303827101 sr=8-8 今週の時計 最初のカット。校舎の時計は1 45を指している。 中之条君が髪型を整えているシーンで机の上に時計が存在する。9 04頃を指している。 ロッテのGREENGUM はかせが阪本にあげた板ガム。 ; 今週のヒトコトワドコトバ 「他人が何を求めるかを考えると 他人ていっぱいいるからわからなくなるけど 自分が何を求めるかと考えると少しいけそうじゃない? あとはどっかの神様にいのるだけ さてと それではどっかの神様よろしくお願いします」 桜井先生が採点時、引き出しからどら焼き(おそらく前に田中からもらった)を机に置きどっか行ってしまう。どっかの神様任せ?恐らく、アニメで一番長いヒトコトワドコトバである。
https://w.atwiki.jp/battler/pages/4258.html
鬼神軍の第四回WBR/相本陣営篇 鬼神軍の第四回WBR/ルイージ陣営篇 鬼神軍のWBR
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俺「ストライクウィッチーズである」 536-560 俺「ストライクウィッチーズだね 82-127 ~???~ 砂漠とは全て砂だけで構成された大地に見えるが実はそうではない。 砂の下にはところどころに固い岩盤があったり、地下水脈が流れていたりする。 そのなかには、その地下水に何万年もかけて侵食されて出来た大洞窟なども存在するのだ。 「ぅん……ゲホッ、ゴホッ、ゴホッ」 薄暗い空間の中でマルセイユが目を覚ます。 それと同時に口の中に溜まった砂を吐き出した。 「ゴホ……ここは、どこ?」 あたりを見回すと、そこは洞窟の中のようだった。 天井はかなり高いらしく、どこか黴臭い臭いがする。 「私は……たしかネウロイに捕まったんだっけ。」 少しづつ前後の記憶を取り戻す。 最後に敵に捕まり電撃を喰らわせられたことも思い出した。 「私、よく生きてるな、ウィッチ様々か……くっ!」 体を起こし、立ち上がろうとするが電撃のダメージが残っているらしく。 体中に痺れが残っていて上手く動けない。 「痛ぅ……しばらくまともに動けそうにないな…… それにしてもここほんとどこだ?」 砂漠にこんなところがあるなんて、 そうつぶやいてあたりを見回す彼女の視界に何かが映る。 「ん?あれは……っ!!」 もぞもぞと動く触手に全体的に丸い体。 さっきまで戦っていたあのネウロイだった。 ネウロイは彼女に背を向け触手を使って何かをやっているようだ。 すると突然誰かの叫び声が聞こえた。 「くそ離せ、離しやがれ!……おい、やめろよ!やめろ、やめてくれ!!ぐぁっ、あがぁアアアア!!」 洞窟の中に響く絶叫。その声は耳を塞いでもなお聞こえてくるほどの音量だ。 その時、触手が蠢いて向こう側の様子が見えるようになった。 「いったいなにを……うっ!」 そこには体に触手を突き刺された男がいた。 その突き刺さった触手は何かを吸い上げるように脈動し、そのたびに彼の体が干上がっていく。 「アガ、アァ、い、いやだ、こんな死にかた…… ネウロイに、喰われるなんて…ぁ、たすけて、かぁ、さん……」 そういいのこして彼は二度と動かなくなった。 「なに……これ……ネウロイがこんなことするなんて聞いたことないぞ」 目の前の光景に顔を青ざめるマルセイユ、想像したくないが、いまここに自分がいる理由、 そしてアレがつぎにとる行動は…… やっと、ダメージを回復するだけのマナが補充できた。 ストックしたニンゲンがこんなに早く消費されてしまうのは残念だが、背に腹は変えられない。 そういえばストックしたニンゲンを食べるとき、 そのまま食べるよりも食事用に改造した触手を突き刺してマナを吸い上げたほうが、 雑味がなく、死なない程度に弄ってみて恐怖を与えてやると、マナの味がよりよくなることに気づいた。 これはいい発見をした。さて、あらかた回復したことだし、 そろそろあのウィッチを頂こうか、ちょうど、目を覚ましたようだし。 ああ、楽しみだ。いったいどんな味なんだろう。 「やっぱりきた……」 ゆっくりと振り返ったソレはまたもやゆっくりとした速度でマルセイユに近づいてくる。 マルセイユは痛む体を無理矢理にでも動かして後ろに下がり、距離をとろうとする。 「っ!!」 しかし、すぐにその行動は聳え立つ壁によって阻まれ、追い詰められた。 ネウロイの触手が伸び、彼女の手足を拘束し、掴みあげる。 ゆっくりと、針状になった触手が彼女に近づいてくる。 「は、離せっ、離して!」 普段、大胆不敵な態度のマルセイユだが、実際のところ、彼女は14になったばかりの少女だ。 生物が本能的にもっている捕食者への恐怖の前では、 いつもの態度を保てなくなってしまうのも無理はなかった。 対抗しようにも彼女の手元に銃はなく、 なけなしで張った増幅されていないシールドは容易く貫通されてしまった。 針はすぐ近くまできている。 「っ……?」 襲いかかる死の恐怖に目を瞑ったが、針はそのまますぐにマルセイユに刺さらなかった。 「な、何を……ひっ!」 針はゆっくりと下へさがり、針を服に引っ掛けると、薄皮を剥ぐように彼女の服を引き裂いた。 すると今度は別の触手があらわれる。 ソレは細かくいくつもの触手に分かれた形に変形すると、あらわになった彼女の肌に絡みついた。 「うぅ!モゾモゾして気持ち悪い……んむぅ!」 ネウロイはいつの間にか別の触手を取り出していたらしく。 それがマルセイユの口の中へと突きこまれた。 「んんっ!んぅ~~~!!」 入ってきた触手をなんとか舌で押し戻そうとするがまるでダメだ。 それだけじゃない。 「(力が……抜ける!?)」 口の中の触手に自身の生命力が吸い取られていく。 とたんに体が重くなり、だるさが増していった。 ふとネウロイのほうを見ると、気のせいか顔に当たる部分の紋様がニヤニヤと笑っているようにみえた。 うん、いい感じだ。ニンゲンの知識によると、ウィッチのようなやつに恐怖を与えるには リョウジョクというやつを行えばいいとあったが、確かに上手くいってる。 味見の為に用意した触手から伝わるマナのなんて味の濃くて芳醇なことか! さらに恐怖を与えればさらにおいしくなるのだろうか?そのための知識は……あった。 次はこれを試そう。 ところで、リョウジョクってどういう意味? 「うぇ!ゴホ、ゴホッ!……ぅ…ぁ……」 ようやく口の中から触手が出ていくが、それに反応することも億劫なほど疲れていた。 そんな彼女のことなど知ったことではないネウロイは、 彼女の手足を拘束している触手を動かして股を開かせる。 「こ、こんどはなんだ……!」 さっきまで口の中に入っていた触手がどこかグロテスクな形に変形していく。 その形は実物は見たことはないけれども、 昔上官だったグンドュラ・ラルに 聞いた男性器の形にそっくりだ。 それといまネウロイに強いられている態勢から 想像されるのは…… 「うそでしょ……やめろ、そんなこと……ネウロイに犯されるなんて、そんなのいやぁ!!」 マルセイユは残された力を振り絞って逃げようとするが、 手足から電流を流しこまれてそれもままならない。 触手が彼女の股に押し当てられた。 「(誰か、誰か助けて!)」 来るであろう痛みに耐えるために目を瞑って口を噛み締めながら、 一縷の望みを賭けてそう願った。 すると…… 「うおおおおりぃやぁあああああああああああ!!」 ドッガアアアァァアアアン!! 雄たけびと共に振り下ろされたハンマーがネウロイの体に叩き込まれる。 予想外もしてなかったダメージにネウロイはマルセイユを拘束していた触手の力を 緩ませ、彼女を取り落とす。 そのまま地面へと落下していく彼女をネウロイを吹き飛ばした影が受け止めた。 「ティナさん!大丈夫ですか!!」 「俺……?助けに、来てくれたのか?」 「はい!遅くなってごめんなさい!」 そういいながら、俺は裸にされたマルセイユに自身のマントを被せてやる。 「KYSYAAAAAAA!!!」 「!……跳びます、しっかりつかまっててくださいね!」 俺はマルセイユを抱えて跳躍し、ネウロイの触手を避ける。 そしてその足元を潜り抜けると、一目散に逃げ出した。 ご馳走を楽しんでいたネウロイは当然ながらこれに怒り、俺からマルセイユを取り返そうと追ってくる。 「追ってくるぞ!」 マルセイユは体勢を姫抱きから背中に背負われる形に変えた状態から後ろをみて叫ぶ。 「やっぱり逃がしてはくれませんか……ちょっと狭いとこ通りますから頭に気をつけて!」 そういうと俺は人がやっと通ることができそうな狭さの脇道にとびこむ。 マルセイユの体を傷つけないように慎重に、かつ迅速に通り抜ける。 しばらく行くと再び大きな通路にでた。俺はまた加速する。 「どこに向かってるんだ?」 「出口です!ティナさんを探してる間に見つけました。そこから出ます!!」 普段の方向音痴っぷりが嘘の様に洞窟の中を出口を目指して走り回る俺。 しかし、 ドガァァアアアン!! 出口までもう少しというところまで来た俺たちの目の前に壁を突き破ってネウロイが姿を現す。 「KysyaAAAA!」 「うえ、まずい。」 あわててきた道を戻り、迂回路を探す。 しかしそれは見つからず俺たちはとうとう大きな崖のあるフロアに追い詰められてしまった。 崖の下には大きな地底湖が見える。 「しまった、もう道が!」 振り向けばすぐそこまでネウロイがきている。 「そんな……せっかく助かったとおもったのに……」 再び絶望がマルセイユの心を襲い、俺にしがみつく力が増す。 ネウロイはあとすこしのところまで来ると、追跡の速度を緩め、 触手をうごめかしながらじりじりと獲物に迫って行く。 「くっ……そうだ、もしかしたら!……うん、それに賭けてみよう。 ティナさん、ちょっとすみませんやってみたいことがあります。」 何事かを考え付いた俺がマルセイユに言う。 「何をする気?」 「崖に飛び込みます。」 「無理だ!いくら下が水でもこの高さじゃ……」 「ええ、確かに。でも僕に考えがあるんです。 映画みたいに上手く行くかわからないけど…… だけどティナさんだけは絶対に守りますから、僕を信じてください。」 真剣な表情で言う俺にマルセイユは、 どうせつかまってさっきのような目にあうくらいなら、 自分の命を預けてみようという気になった。 「……わかった。俺に賭けてみる。ただし、ふたりで生き残るんだ。」 そんなふたりのやりとりの間にもネウロイは迫ってきており、 とうとう触手の射程に俺たちを捕えた。 「了解です。いきますよ!!」 触手が打ち出されると同時に俺たちは崖に飛び込んだ。 みるみるうちに水面が迫ってくる。 「オオオォォォオオオオ!!!」 DON!DON!!DON!!! 雄叫びとともに俺が陸戦ウィッチ用の銃を構えると、 それを水面に向かってひたすらに連射した。 なにをしているかというと、落下のスピードを射撃の反動で低下させようというのだ。 以前、俺がパットン将軍に見せてもらった映画で、4人のリベリアン軍人が、 (そのうちひとりは気絶してたけど)空から落下する自分達がのる戦車を、 戦車砲の反動で見事に湖に着水させたことから考えた策である。 現実的には無謀としか言いようがなかったが、 実際に俺たちの落下スピードはだいぶ減速していた。 しかしいまだかなりの速度だ。 「くそ!ダメか!!」 ついに砲弾が着き、これ以上減速できそうにない。 俺はマルセイユだけでも助けようと、 彼女を抱きかかえ、これから来る衝撃から守ろうとする。 バッシャアアアァァンン!! 轟音を立てて、俺たちは地底湖に着水した。 ~オアシス~ マルセイユ未帰還の情報は瞬く間にオアシス中を駆け巡った。 なにせ彼女はこのアフリカでは知らない人はほとんどいないと言えるほどの有名人だ。 将軍達は作戦に参加していた者達に緘口令を敷いたのだが、すぐにばれてしまった。 オアシスはまるで葬式場のように誰も彼もが俯き、失意の念に暮れている。 「くそ、こんな作戦でアフリカの星を失うことになるとは!」 「落ち着け、パットン。」 「落ち着け?落ち着いていられるか!ただでさえ貴重な航空歩兵、 そのなかのトップエースを失っちまったんだぞ! これでよく落ち着いていられるな、砂漠の鼠さんよぉ!!」 「やめたまえ、気持ちは分かるがモントゴメリーに当たるな。 我々がいまやらねばならんのは今後どうするかだ。」 顔の前で手を組んで顔を隠し、目を瞑ってロンメルが諭す。 しかし手で隠された彼の口元はこれ以上ないくらいに悔しさに歪んでいる。 「今後?ふん、スフィンクス作戦の延期は確実だろうが……ん?」 そこでパットンはテントの外が騒がしいのに気づいた。 (ま、待て、ここは将軍方のテントだぞ!) (その将軍たちに用がある、通せ。) (いや通せといわれても今は会議中だし第一……) 「どうした?」 入り口の布を開けてパットンが護衛の兵士に尋ねようとすると、 その彼の前に褐色の肌の美人がいるのに気づいた。 「ん?君は確かマルセイユ中尉の……」 「マティルダだ。将軍たちに用があってここにきた。」 「用?なんの用でここまで?」 「鷲の使いを助けるのに協力してほしい。」 「!!……なかに入んな、詳しくはそこで聞く。」 「わかった。」 そうしてふたりはテントの中に入っていった。 「で、どういうことかな?マルセイユ中尉は生きているということか?」 先ほどの会話を聞いていたのかロンメルがそう切り出す。 「ああ、先ほど我が神よりお告げがあった。 深き地の底にて、捕えられた鷲の使いは死の間際より、 ニンゲンでないニンゲンに救われて今も生きている。と。」 「人間でない人間?」 「最近鷲の使いの周りに現れた少年のことだ。」 「俺君か……」 そういってロンメルはマルセイユと共に砂の中に消えた彼のことを思い出す。 たしかに誤ってティーゲルに踏まれても生きていた彼だ。 砂に埋もれたぐらいでは死なないのかもしれない。 人間でない人間というたとえにも納得が行く。 「しかしその情報がお告げなどという非科学的なものではな。」 モントゴメリーが残念そうにため息をついた。 「我が神のお告げはいつも正しかった。 その証拠に私は故郷をでて、鷲の使いに仕えることが出来たのだ。」 「いやそれとこれとでは話がだね。」 「信じてみようじゃねぇかモンティ。」 お気に入りの葉巻に火を着けてパットンが言う。 「本気か?」 「おうよ。他に手がかりがあるか?それに生きてるんなら助けない手はないだろうが。 で、お前さんは俺たちにどういった助けを求めてるんだい?」 「ふたりのだいたいの位置はお告げから分かっている。 あとは地の底に潜るための入り口を探す必要があるがそのための人手を借りたい。」 ~サハラ砂漠地下 大洞窟~ 「はぁ…はぁ…いや、こんどばかりはホントに死ぬかと思いました。」 全身ずぶぬれになった俺がマルセイユを背負いながら洞窟を歩いていた。 背中の彼女は、疲労と着水時のショックから気絶している。 今の俺はとりあえず休める場所を探していた。 「うん、ここなら、あまり寒くないかな? さてと、焚き火を起こさなきゃ、水にぬれちゃったけど上手くついてくれるかな?」 岩のくぼみに燃料を流し込んで火を着ける。 バックパックからしけてしまった木材を取り出して、 乾かしながら、それに火を移らせようとする。 なんどか失敗するも、なんとか焚き火を起こすことには成功した。 「これでよし、つぎは服を乾かさなきゃ。」 俺はずぶぬれになった服を脱ぎ、火の傍に置いて乾かしはじめる。 「さてと問題は……緊急事態だし命に関わるから、しかたないよね。」 そういって俺はマルセイユに被せてあげていたマントを脱がさせる。 そのマントも火の傍に置くと、マルセイユの体が冷えないように抱きかかえるようにして火に当たる。 俺とマルセイユの身長はほぼ同じくらいなので、 抱きかかえるというよりは抱きつくかんじになってしまった。 「ぅん……ここは?」 「あ、マルセイユさん、目が覚めましたか?」 「俺……?なんでここに……ってなんで裸なの?」 「えっと、ふたりで地底湖に落ちたことは覚えてます?」 「地底湖?……ああ、そうだった。崖から飛び降りたんだっけ。」 「そうです。 その結果、ずぶ濡れになっちゃったんで服は乾かしてます。 裸なのはそのせいで、抱きしめてるのは、その体を冷やさないようにと思って……」 「そっか……ありがと。でもよくあんなのであの高さから助かったな……」 「あはは;;すみません無茶やって、でもおかげでもうネウロイはここまで追ってきませんよ。」 そうやって俺は彼女を安心させようとした。 だが…… 「ネウ、ロイ?……!あ、ああ!!」 マルセイユが突然体をかき抱いてカタカタと震え始める。 「ど、どうしたんですマルセイユさん!」 「あぁ……そんな、どうしよう。 私、わたし、ネウロイに……化け物に体を汚された……汚されちゃったよぅ。」 消え入るような声でそういって彼女は泣き出した。 「そ、そんなことありません!僕が助けました、あなたの体は汚れてなどいません!!」 たしかに危ないところだったが、自分は間一髪間に合ったはずだ。 「でも、あいつに体を弄られて、口の中に触手を押し込まれたのは確かだもの!」 「それは……」 自分が助けに入る前に何が起きていたのかを知らない俺には何も言えなかった。 だがここで引き下がるわけにはいかない。 「そ、それでも……それでもあなたの体は汚れてなどいません!それは断言できます。」 「ぐすっ……なら、それを証明して。」 「証明?」 「私を……抱いて。」 「な、何をいってるんですか!?」 「そんなに私が汚れてないっていうなら、私を抱いてちょうだい。」 「マルセイユさん……」 「それともできない?……そう、やっぱり私は汚されちゃ、きゃっ!ん、んぅ」 それ以上言わせないように俺は彼女の口をキスで塞ぐ。 「んむぅ!……んちゅ……んぅん……ぷはぁ……」 「はぁ、はぁ、わかりました。あなたは汚れてないって証明してあげます。」 そういって俺は彼女を床に寝かせるとつづきをはじめた。 「俺……ん、んちゅ……くちゅ…んはぁ…ぅん……ちゅ」 俺は舌を精一杯使って、マルセイユの舌、頬、歯茎にいたるまで口の中を全て舐め回す。 「んん!…んぁ……はぁ、んちゅ……うぅん…ぷはっ」 舐めていない所がなくなるほど深いキスを交わした俺たちの口の間に、 ツゥーっと銀色の橋が架かかる。 その橋が消えたあとすぐに俺はマルセイユの首に舌を這わせた。 「ん、んぁ!……あぁ……うぁ!!」 傷口を舐めて消毒するようにじっくりと彼女の柔肌を舌でなぞり、 時折甘噛みして吸い上げ、彼女の白く綺麗な肌に痕をつける。 そのまま徐々に頭を下へとさげて、彼女の形の整った胸にかぶりついた。 「あぁ……んぁああ!!あ、ああんっ、んんうぅ!」 片手でマシュマロみたいに柔らかいそれをこね回しつつ、俺はその上の突起を責める。 彼女はもともと敏感らしく、胸を責める動きに合わせて甲高い声をあげた。 「んん!!……あ、そこは……ふぁぁっ、やぁ!!」 「ッ!!」 いや、という言葉に俺は硬直し、彼女を責める手を止めてしまう。 「はぁ、はぁ……どうしたの?」 「い、いえ、あの、いやって言われたからその……もうやめます?」 怖気づいたように言う俺。 「それこそいや、私が汚れてないって証明するんでしょ? だったら、なにがあっても最後までシテ。」 「わ、わかりました……」 そういわれて俺は彼女への責めを再開する。 「んくぅんっ、ああ、んんぅ!!」 一度焦らされたためかさきほどよりも強い快感が彼女の体を電流のように走る。 俺が、乳首に甘噛みし、引っ張ると軽く達してしまった。 「んはぁ……ふぁぁあ!!」 快感さめやらぬうちに俺はマルセイユの下半身に手を伸ばし、 うっすらと、しかし確かに濡れている彼女の秘所に指を挿し込んだ。 「あぁああっ!ん、あぁんっ、んぅんんっ、はぁんっ!!」 その間も休まずに俺は彼女の胸を舌で愛撫し、その後彼女の腹を舐め回す。 秘所は先ほどよりも潤いを増し、クリトリスが快感で勃起してきた。 俺はそれを指で軽く潰すように刺激する。 「ああっ、そこ、そこダメぇっ、ひぅっ、あ、あああぁぁあああんっ!!」 刺激によって生まれた快感が駆け巡り、彼女を絶頂へと突き上げた。 「あ、ああ……ふぁっ……はぁ」 プシッっという音を立てて彼女の秘所が潮を吹く。 俺はそれをなめとって手を綺麗にすると、彼女の股を優しく開きながら、 自身をその間に滑り込ませ、痴態に興奮していきり立った肉棒を、 彼女の秘所に押し当てる。 「マルセイユさん……行きますよ?」 まだいまならやめられますよ、という意味を込めて俺が尋ねる。 「ふぁ……はぁ……うん……きて……」 「……ふんっ!」 覚悟を決めて俺は腰を前に突き出す。 俺の体格の割には大きな肉棒は、メリメリとだれも通したことのない、 彼女の狭い膣内へと突き進む。 「あぐっ!痛ッぅ……うあっ」 少しずつ肉棒が膣内に沈み込むたびにマルセイユは痛みに悲鳴をあげる。 その姿にとまどった俺は、自身の感じる痛みもあって腰を引こうとする。 しかしそれに気づいた彼女が、俺の背中に手を回して逃げないように拘束した。 ならば痛みを長引かせることの無いよう、一気にけりをつけることにする。 「ぅ、ま、マルセイユさん、残りは一気にいきます。いいですか?」 俺の問いに歯を食い縛りながら彼女は頷く。 それを確認した俺は腰をさらに強く前に突き出し、 何かを突き破る感覚とともに肉棒を全て彼女の膣内に埋めた。 ふたりの結合部から赤い血が流れる。 「ぎ、あぐぅ、ああぁぁああ!!」 破瓜の痛みにマルセイユが悲鳴をあげる、しばらくふたりは痛みで動くことができなかった。 「はぁ、はぁ、ふぅ……ごめん、もういいから動いて?」 まだ痛みは引かないがマルセイユは続きをするように言う。 「ふぅ、はぁ、わ、わかりました……」 俺は息を大きく吸うと、体を前後に動かし始める。 「うっ、あぐっ、あ、ああっ」 処女膜を破ったときについた傷が疼き、彼女に苦痛をあたえる。 俺はなんとかその痛みが少なくなるように腰をゆっくり、やさしく動かす。 「ぐぅっ、あぅ、あはぁっ、はぁんっ、うぐぅ。」 俺の努力のおかげか、彼女の声に苦痛以外のものが混じり始める。 俺はそれに気づくと彼女が気持ちよくなれるように思考をめぐらし、腰の動きを工夫する。 「ふぁっ、ああっ、あぁあん!」 しばらくすると、マルセイユの声からは痛みを感じさせるものがなくなっていた。 「(き、きもちいい……自分でするよりもずっと……なんで?)」 自身の体に走る快感に戸惑いながら、彼女はかつての上官との会話を思い出していた。 「なぁ、ラル先輩。」 「ん?」 「先輩はその、経験したことあるんだよな、その、男の人とせ、せっくす、を……」 「……ふふっ、改まってなにかと思えばそんなことか? まぁ、ハンナも年頃ということか……ああ、あるぞ、それがどうした?」 真剣な表情でなにを言うかと思えば、と笑いながらこの可愛い後輩の質問にこたえてやる。 「その、男とのセックスって、どんなかんじなんだ?」 「そうだな……うん、痛いな。」 「痛い?」 マルセイユは自分が聞いていたことや、同僚に見せられたポルノ雑誌では、 みんな気持ちよさそうにしていたのを思い出して困惑する。 「ああ、初めは物凄く、死ぬほど痛い。女とするならそんなこともないけどな。」 「そ、そうなのか、痛いんだ……」 「まぁな、でも……」 「?」 「その相手の男が自分の愛する相手だったら、そのうち気持ちよくなってくるんだ。」 「そうなのか?」 でもさっき痛いっていってたのに、なんでだろうとマルセイユは首を傾げる。 「そうさ、自分が愛する男のものになれた。その気持ちが痛みをかき消して、 そのうち自分に快楽を与えてくれるようになる。 そうなれば、女とするよりずっとつよい充足感を得られるようになる。」 そういいながらラルは自分の愛する人を思いだす。 ネウロイに撃墜されて、もう二度と飛べなくなる、 それどころか動くことさえ出来なくなるといわれた自分を励まし、 ともに必死になってリハビリに協力してくれたあの優しく強い医者のことを、 しばらくあってないけど元気にしているだろうか? 「ふ~ん、そういうものなのか。」 いまいちよくわからんとマルセイユはため息をつく。 「ははは、お前にはまだ早いか。 でもそのうちお前にもいい人が現れるさ。そのときを楽しみにしな。」 「(これが、愛する人とするセックス?……じゃぁ私は俺を愛しているの?)」 マルセイユは俺との記憶を思い返す。 初めて会ったときは、変なやつだと思った。 ネウロイと生身でやりあうようなやつだ。そう思うのも無理はないだろう。 そのつぎは、たしかケイが私のテントに連れてきたんだっけ? ケイの裸を見たせいで真っ赤になっておろおろする姿は男なのにちょっとかわいかった。 私がかけたからかいの言葉に意外と冷静に答えたことで私は俺を気に入ったんだっけ。 そのあとはよくいっしょにロンメルのおっさんたちにいたずらを仕掛けたり、 オアシスでいっしょに体をあらったり、街での買い物につきあってもらったりしたっけ。 そのとき私は俺といてすごく楽しかったのを覚えてる。 そのときまでの私にとって俺は……そう、かわいい弟みたいなやつだった。 そう、そのときまでは確かにそうだった。 けれどさっきネウロイに犯されそうになった時、間一髪で助けてもらって、 優しくマントを被せてもらったときに私は、 まるでおとぎ話の騎士様のように私を助けてくれた俺のなかに男を感じたんだ。 だからそのあとに、あんな無茶なこと言ったのも、 たしかにネウロイに汚されたことを忘れたかったのもあるけど、 それと同じくらい、ううん、それ以上に俺が欲しくて、彼のものになりたくなって、 彼をもとめたんだ。その気持ちが……たぶん愛なんだと思う。 そっか、私は、俺を愛しているのか。 「んぅっ!はぁん、あぁん!!」 俺に対する自分の気持ちに気づいたとたん、自分のなかに流れる快感の強さが跳ね上がる。 「ああぁぁんっ、ふぁぁぁっ……あうんっ、あぁぁ~~~あっあっあっ」 その強い快感は瞬く間に彼女を再び絶頂へと持ち上げて行く。 「く、くるぅ、きちゃうぅ、ね、ねぇ俺。」 「はぁ、はぁ、な、なんですか?」 「んはぁっ、私、俺のことが好きみたいなの、ねぇ俺は……?」 「えっ!?」 俺は一瞬何を言われたのか理解できなかった。 彼女が俺を好き?それで俺は彼女をどうおもってるか? 彼女が自分とこうしてるのは正直自棄になっているからだと思っていた。 たしかにそれもあるだろう、その相手はだれでも良かったんじゃないかと思っていて、悲しかった。 それなのに彼女が自分を愛していると言ってくれたことに俺は頭の中が真っ白になった。 「ねぇ、俺は、私のこと……好き?」 あらためてそういわれて考える。 彼女のことが好きか? ああ、好きだとも、しかしそれはほかの人に向けるものと同じで……ホントに? その程度の好きぐらいだったら、いくら請われたとはいえ、 他のだれかならば、なにも今みたいなことをするような俺じゃないはずだ。 つまり、彼女だから俺はその誘いに乗ったということで…… つまり、俺は彼女を愛している? そっか、そういうことか。 「……ええ、俺もあなたのことを愛しています、他の誰よりも!」 「!!……ありがとう……ふぁっ、あっ、ねぇ私もうイきそうなの、だから……」 「はい、一緒に、ですね?」 そう言って俺は腰の動きを今まで以上に早め、自身のモノを強く打ち込んで行く。 「あぅぅんっ、ひぁっ、溶けるっ、とけちゃうぅっ、んあ、あぁぁああああ!!」 「く、で、出ます!!」 「出してぇっ!俺のせーえき、私のなかにちょうだい!」 「う、うああっ!!」 ビュルッ、ビュルルッ、 「んあぁぁぁっ、イくっ、ふぁああぁぁあああああああああああ!!」 俺が彼女の膣内に精を放つと同時に、彼女もまた絶頂へと昇って言った。 「あ、あつぅい……」 ドクドクと自身のなかに流れ込んでくる俺の精液を感じながら、 うっとりとした顔と声でマルセイユは絶頂の余韻に浸っている。 「はぁ、はぁ、マルセイユさん、これで証明になりますか?」 マルセイユにはもうそんなことどうでもよくなっていたが、 律儀に俺はそう尋ねる。 「……ダメ、まだ足りないわ。 だからもっと、私の意識が吹っ飛んじゃうくらいに激しく、シて?」 悩ましげなその言葉にもうなにも言わず、 再び俺はただひたすらに強く、激しく彼女を抱いたのだった。 ~数時間後~ 「んぅ……ありがとう、これでもう満足できたわ…… ふふ、こんなにいっぱいの精液、溢れちゃいそう♪」 俺の腕の中で、自分の腹の奥に俺の放った精液の熱さを感じながら彼女はそういった。 「そ、そうですか?すみません力不足で……」 最終的な行為の回数は、都合七度に渡る。 一度マルセイユが気を失うくらい責め立てても、 しばらくすると復活して俺から精を搾り取ったため、俺のいきは絶え絶えだ。 「ごめんね、無理させちゃって、でもおかげで私は救われた気がするの。」 マルセイユの顔には、行為以前の暗い影はすっかりとなくなり、 優しげな笑みで俺に微笑みかけてくれた。 「マルセイユさん……」 「ティナ。」 「えっ?」 「ティナって呼んで。 さっき私を助けてくれたときは、そう呼んでくれたでしょ?」 そういわれて俺は彼女を助けたときに咄嗟にそう呼んでいたことを思い出す。 「あっ、すみません、気が動転してたものだからつい……」 「いいの、ねぇ、呼んでよ。」 俺の胸に肩を預け、甘えるような声でそう言った。 「えっと、その、ティナ、さん……」 彼女を呼ぶ俺の声に優しい笑みを浮かべて彼女は答えてくれた。 「ふふっ、うん……ありがと。 ごめんね、すこし眠い。 起きたら、またいつもの私に戻れると思うから……傍にいてね?」 「はい、おやすみなさい、ティナさん。」 「おやすみ……愛してる……すぅ、すぅ」 「ええ、僕もです。愛していますよ、ティナ。」 そういって俺もまた目を閉じた。
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俺「ストライクウィッチーズである」 536-560 俺「ストライクウィッチーズだね 82-127 ~???~ 砂漠とは全て砂だけで構成された大地に見えるが実はそうではない。 砂の下にはところどころに固い岩盤があったり、地下水脈が流れていたりする。 そのなかには、その地下水に何万年もかけて侵食されて出来た大洞窟なども存在するのだ。 「ぅん……ゲホッ、ゴホッ、ゴホッ」 薄暗い空間の中でマルセイユが目を覚ます。 それと同時に口の中に溜まった砂を吐き出した。 「ゴホ……ここは、どこ?」 あたりを見回すと、そこは洞窟の中のようだった。 天井はかなり高いらしく、どこか黴臭い臭いがする。 「私は……たしかネウロイに捕まったんだっけ。」 少しづつ前後の記憶を取り戻す。 最後に敵に捕まり電撃を喰らわせられたことも思い出した。 「私、よく生きてるな、ウィッチ様々か……くっ!」 体を起こし、立ち上がろうとするが電撃のダメージが残っているらしく。 体中に痺れが残っていて上手く動けない。 「痛ぅ……しばらくまともに動けそうにないな…… それにしてもここほんとどこだ?」 砂漠にこんなところがあるなんて、 そうつぶやいてあたりを見回す彼女の視界に何かが映る。 「ん?あれは……っ!!」 もぞもぞと動く触手に全体的に丸い体。 さっきまで戦っていたあのネウロイだった。 ネウロイは彼女に背を向け触手を使って何かをやっているようだ。 すると突然誰かの叫び声が聞こえた。 「くそ離せ、離しやがれ!……おい、やめろよ!やめろ、やめてくれ!!ぐぁっ、あがぁアアアア!!」 洞窟の中に響く絶叫。その声は耳を塞いでもなお聞こえてくるほどの音量だ。 その時、触手が蠢いて向こう側の様子が見えるようになった。 「いったいなにを……うっ!」 そこには体に触手を突き刺された男がいた。 その突き刺さった触手は何かを吸い上げるように脈動し、そのたびに彼の体が干上がっていく。 「アガ、アァ、い、いやだ、こんな死にかた…… ネウロイに、喰われるなんて…ぁ、たすけて、かぁ、さん……」 そういいのこして彼は二度と動かなくなった。 「なに……これ……ネウロイがこんなことするなんて聞いたことないぞ」 目の前の光景に顔を青ざめるマルセイユ、想像したくないが、いまここに自分がいる理由、 そしてアレがつぎにとる行動は…… やっと、ダメージを回復するだけのマナが補充できた。 ストックしたニンゲンがこんなに早く消費されてしまうのは残念だが、背に腹は変えられない。 そういえばストックしたニンゲンを食べるとき、 そのまま食べるよりも食事用に改造した触手を突き刺してマナを吸い上げたほうが、 雑味がなく、死なない程度に弄ってみて恐怖を与えてやると、マナの味がよりよくなることに気づいた。 これはいい発見をした。さて、あらかた回復したことだし、 そろそろあのウィッチを頂こうか、ちょうど、目を覚ましたようだし。 ああ、楽しみだ。いったいどんな味なんだろう。 「やっぱりきた……」 ゆっくりと振り返ったソレはまたもやゆっくりとした速度でマルセイユに近づいてくる。 マルセイユは痛む体を無理矢理にでも動かして後ろに下がり、距離をとろうとする。 「っ!!」 しかし、すぐにその行動は聳え立つ壁によって阻まれ、追い詰められた。 ネウロイの触手が伸び、彼女の手足を拘束し、掴みあげる。 ゆっくりと、針状になった触手が彼女に近づいてくる。 「は、離せっ、離して!」 普段、大胆不敵な態度のマルセイユだが、実際のところ、彼女は14になったばかりの少女だ。 生物が本能的にもっている捕食者への恐怖の前では、 いつもの態度を保てなくなってしまうのも無理はなかった。 対抗しようにも彼女の手元に銃はなく、 なけなしで張った増幅されていないシールドは容易く貫通されてしまった。 針はすぐ近くまできている。 「っ……?」 襲いかかる死の恐怖に目を瞑ったが、針はそのまますぐにマルセイユに刺さらなかった。 「な、何を……ひっ!」 針はゆっくりと下へさがり、針を服に引っ掛けると、薄皮を剥ぐように彼女の服を引き裂いた。 すると今度は別の触手があらわれる。 ソレは細かくいくつもの触手に分かれた形に変形すると、あらわになった彼女の肌に絡みついた。 「うぅ!モゾモゾして気持ち悪い……んむぅ!」 ネウロイはいつの間にか別の触手を取り出していたらしく。 それがマルセイユの口の中へと突きこまれた。 「んんっ!んぅ~~~!!」 入ってきた触手をなんとか舌で押し戻そうとするがまるでダメだ。 それだけじゃない。 「(力が……抜ける!?)」 口の中の触手に自身の生命力が吸い取られていく。 とたんに体が重くなり、だるさが増していった。 ふとネウロイのほうを見ると、気のせいか顔に当たる部分の紋様がニヤニヤと笑っているようにみえた。 うん、いい感じだ。ニンゲンの知識によると、ウィッチのようなやつに恐怖を与えるには リョウジョクというやつを行えばいいとあったが、確かに上手くいってる。 味見の為に用意した触手から伝わるマナのなんて味の濃くて芳醇なことか! さらに恐怖を与えればさらにおいしくなるのだろうか?そのための知識は……あった。 次はこれを試そう。 ところで、リョウジョクってどういう意味? 「うぇ!ゴホ、ゴホッ!……ぅ…ぁ……」 ようやく口の中から触手が出ていくが、それに反応することも億劫なほど疲れていた。 そんな彼女のことなど知ったことではないネウロイは、 彼女の手足を拘束している触手を動かして股を開かせる。 「こ、こんどはなんだ……!」 さっきまで口の中に入っていた触手がどこかグロテスクな形に変形していく。 その形は実物は見たことはないけれども、 昔上官だったグンドュラ・ラルに 聞いた男性器の形にそっくりだ。 それといまネウロイに強いられている態勢から 想像されるのは…… 「うそでしょ……やめろ、そんなこと……ネウロイに犯されるなんて、そんなのいやぁ!!」 マルセイユは残された力を振り絞って逃げようとするが、 手足から電流を流しこまれてそれもままならない。 触手が彼女の股に押し当てられた。 「(誰か、誰か助けて!)」 来るであろう痛みに耐えるために目を瞑って口を噛み締めながら、 一縷の望みを賭けてそう願った。 すると…… 「うおおおおりぃやぁあああああああああああ!!」 ドッガアアアァァアアアン!! 雄たけびと共に振り下ろされたハンマーがネウロイの体に叩き込まれる。 予想外もしてなかったダメージにネウロイはマルセイユを拘束していた触手の力を 緩ませ、彼女を取り落とす。 そのまま地面へと落下していく彼女をネウロイを吹き飛ばした影が受け止めた。 「ティナさん!大丈夫ですか!!」 「俺……?助けに、来てくれたのか?」 「はい!遅くなってごめんなさい!」 そういいながら、俺は裸にされたマルセイユに自身のマントを被せてやる。 「KYSYAAAAAAA!!!」 「!……跳びます、しっかりつかまっててくださいね!」 俺はマルセイユを抱えて跳躍し、ネウロイの触手を避ける。 そしてその足元を潜り抜けると、一目散に逃げ出した。 ご馳走を楽しんでいたネウロイは当然ながらこれに怒り、俺からマルセイユを取り返そうと追ってくる。 「追ってくるぞ!」 マルセイユは体勢を姫抱きから背中に背負われる形に変えた状態から後ろをみて叫ぶ。 「やっぱり逃がしてはくれませんか……ちょっと狭いとこ通りますから頭に気をつけて!」 そういうと俺は人がやっと通ることができそうな狭さの脇道にとびこむ。 マルセイユの体を傷つけないように慎重に、かつ迅速に通り抜ける。 しばらく行くと再び大きな通路にでた。俺はまた加速する。 「どこに向かってるんだ?」 「出口です!ティナさんを探してる間に見つけました。そこから出ます!!」 普段の方向音痴っぷりが嘘の様に洞窟の中を出口を目指して走り回る俺。 しかし、 ドガァァアアアン!! 出口までもう少しというところまで来た俺たちの目の前に壁を突き破ってネウロイが姿を現す。 「KysyaAAAA!」 「うえ、まずい。」 あわててきた道を戻り、迂回路を探す。 しかしそれは見つからず俺たちはとうとう大きな崖のあるフロアに追い詰められてしまった。 崖の下には大きな地底湖が見える。 「しまった、もう道が!」 振り向けばすぐそこまでネウロイがきている。 「そんな……せっかく助かったとおもったのに……」 再び絶望がマルセイユの心を襲い、俺にしがみつく力が増す。 ネウロイはあとすこしのところまで来ると、追跡の速度を緩め、 触手をうごめかしながらじりじりと獲物に迫って行く。 「くっ……そうだ、もしかしたら!……うん、それに賭けてみよう。 ティナさん、ちょっとすみませんやってみたいことがあります。」 何事かを考え付いた俺がマルセイユに言う。 「何をする気?」 「崖に飛び込みます。」 「無理だ!いくら下が水でもこの高さじゃ……」 「ええ、確かに。でも僕に考えがあるんです。 映画みたいに上手く行くかわからないけど…… だけどティナさんだけは絶対に守りますから、僕を信じてください。」 真剣な表情で言う俺にマルセイユは、 どうせつかまってさっきのような目にあうくらいなら、 自分の命を預けてみようという気になった。 「……わかった。俺に賭けてみる。ただし、ふたりで生き残るんだ。」 そんなふたりのやりとりの間にもネウロイは迫ってきており、 とうとう触手の射程に俺たちを捕えた。 「了解です。いきますよ!!」 触手が打ち出されると同時に俺たちは崖に飛び込んだ。 みるみるうちに水面が迫ってくる。 「オオオォォォオオオオ!!!」 DON!DON!!DON!!! 雄叫びとともに俺が陸戦ウィッチ用の銃を構えると、 それを水面に向かってひたすらに連射した。 なにをしているかというと、落下のスピードを射撃の反動で低下させようというのだ。 以前、俺がパットン将軍に見せてもらった映画で、4人のリベリアン軍人が、 (そのうちひとりは気絶してたけど)空から落下する自分達がのる戦車を、 戦車砲の反動で見事に湖に着水させたことから考えた策である。 現実的には無謀としか言いようがなかったが、 実際に俺たちの落下スピードはだいぶ減速していた。 しかしいまだかなりの速度だ。 「くそ!ダメか!!」 ついに砲弾が着き、これ以上減速できそうにない。 俺はマルセイユだけでも助けようと、 彼女を抱きかかえ、これから来る衝撃から守ろうとする。 バッシャアアアァァンン!! 轟音を立てて、俺たちは地底湖に着水した。 ~オアシス~ マルセイユ未帰還の情報は瞬く間にオアシス中を駆け巡った。 なにせ彼女はこのアフリカでは知らない人はほとんどいないと言えるほどの有名人だ。 将軍達は作戦に参加していた者達に緘口令を敷いたのだが、すぐにばれてしまった。 オアシスはまるで葬式場のように誰も彼もが俯き、失意の念に暮れている。 「くそ、こんな作戦でアフリカの星を失うことになるとは!」 「落ち着け、パットン。」 「落ち着け?落ち着いていられるか!ただでさえ貴重な航空歩兵、 そのなかのトップエースを失っちまったんだぞ! これでよく落ち着いていられるな、砂漠の鼠さんよぉ!!」 「やめたまえ、気持ちは分かるがモントゴメリーに当たるな。 我々がいまやらねばならんのは今後どうするかだ。」 顔の前で手を組んで顔を隠し、目を瞑ってロンメルが諭す。 しかし手で隠された彼の口元はこれ以上ないくらいに悔しさに歪んでいる。 「今後?ふん、スフィンクス作戦の延期は確実だろうが……ん?」 そこでパットンはテントの外が騒がしいのに気づいた。 (ま、待て、ここは将軍方のテントだぞ!) (その将軍たちに用がある、通せ。) (いや通せといわれても今は会議中だし第一……) 「どうした?」 入り口の布を開けてパットンが護衛の兵士に尋ねようとすると、 その彼の前に褐色の肌の美人がいるのに気づいた。 「ん?君は確かマルセイユ中尉の……」 「マティルダだ。将軍たちに用があってここにきた。」 「用?なんの用でここまで?」 「鷲の使いを助けるのに協力してほしい。」 「!!……なかに入んな、詳しくはそこで聞く。」 「わかった。」 そうしてふたりはテントの中に入っていった。 「で、どういうことかな?マルセイユ中尉は生きているということか?」 先ほどの会話を聞いていたのかロンメルがそう切り出す。 「ああ、先ほど我が神よりお告げがあった。 深き地の底にて、捕えられた鷲の使いは死の間際より、 ニンゲンでないニンゲンに救われて今も生きている。と。」 「人間でない人間?」 「最近鷲の使いの周りに現れた少年のことだ。」 「俺君か……」 そういってロンメルはマルセイユと共に砂の中に消えた彼のことを思い出す。 たしかに誤ってティーゲルに踏まれても生きていた彼だ。 砂に埋もれたぐらいでは死なないのかもしれない。 人間でない人間というたとえにも納得が行く。 「しかしその情報がお告げなどという非科学的なものではな。」 モントゴメリーが残念そうにため息をついた。 「我が神のお告げはいつも正しかった。 その証拠に私は故郷をでて、鷲の使いに仕えることが出来たのだ。」 「いやそれとこれとでは話がだね。」 「信じてみようじゃねぇかモンティ。」 お気に入りの葉巻に火を着けてパットンが言う。 「本気か?」 「おうよ。他に手がかりがあるか?それに生きてるんなら助けない手はないだろうが。 で、お前さんは俺たちにどういった助けを求めてるんだい?」 「ふたりのだいたいの位置はお告げから分かっている。 あとは地の底に潜るための入り口を探す必要があるがそのための人手を借りたい。」 ~サハラ砂漠地下 大洞窟~ 「はぁ…はぁ…いや、こんどばかりはホントに死ぬかと思いました。」 全身ずぶぬれになった俺がマルセイユを背負いながら洞窟を歩いていた。 背中の彼女は、疲労と着水時のショックから気絶している。 今の俺はとりあえず休める場所を探していた。 「うん、ここなら、あまり寒くないかな? さてと、焚き火を起こさなきゃ、水にぬれちゃったけど上手くついてくれるかな?」 岩のくぼみに燃料を流し込んで火を着ける。 バックパックからしけてしまった木材を取り出して、 乾かしながら、それに火を移らせようとする。 なんどか失敗するも、なんとか焚き火を起こすことには成功した。 「これでよし、つぎは服を乾かさなきゃ。」 俺はずぶぬれになった服を脱ぎ、火の傍に置いて乾かしはじめる。 「さてと問題は……緊急事態だし命に関わるから、しかたないよね。」 そういって俺はマルセイユに被せてあげていたマントを脱がさせる。 そのマントも火の傍に置くと、マルセイユの体が冷えないように抱きかかえるようにして火に当たる。 俺とマルセイユの身長はほぼ同じくらいなので、 抱きかかえるというよりは抱きつくかんじになってしまった。 「ぅん……ここは?」 「あ、マルセイユさん、目が覚めましたか?」 「俺……?なんでここに……ってなんで裸なの?」 「えっと、ふたりで地底湖に落ちたことは覚えてます?」 「地底湖?……ああ、そうだった。崖から飛び降りたんだっけ。」 「そうです。 その結果、ずぶ濡れになっちゃったんで服は乾かしてます。 裸なのはそのせいで、抱きしめてるのは、その体を冷やさないようにと思って……」 「そっか……ありがと。でもよくあんなのであの高さから助かったな……」 「あはは;;すみません無茶やって、でもおかげでもうネウロイはここまで追ってきませんよ。」 そうやって俺は彼女を安心させようとした。 だが…… 「ネウ、ロイ?……!あ、ああ!!」 マルセイユが突然体をかき抱いてカタカタと震え始める。 「ど、どうしたんですマルセイユさん!」 「あぁ……そんな、どうしよう。 私、わたし、ネウロイに……化け物に体を汚された……汚されちゃったよぅ。」 消え入るような声でそういって彼女は泣き出した。 「そ、そんなことありません!僕が助けました、あなたの体は汚れてなどいません!!」 たしかに危ないところだったが、自分は間一髪間に合ったはずだ。 「でも、あいつに体を弄られて、口の中に触手を押し込まれたのは確かだもの!」 「それは……」 自分が助けに入る前に何が起きていたのかを知らない俺には何も言えなかった。 だがここで引き下がるわけにはいかない。 「そ、それでも……それでもあなたの体は汚れてなどいません!それは断言できます。」 「ぐすっ……なら、それを証明して。」 「証明?」 「私を……抱いて。」 「な、何をいってるんですか!?」 「そんなに私が汚れてないっていうなら、私を抱いてちょうだい。」 「マルセイユさん……」 「それともできない?……そう、やっぱり私は汚されちゃ、きゃっ!ん、んぅ」 それ以上言わせないように俺は彼女の口をキスで塞ぐ。 「んむぅ!……んちゅ……んぅん……ぷはぁ……」 「はぁ、はぁ、わかりました。あなたは汚れてないって証明してあげます。」 そういって俺は彼女を床に寝かせるとつづきをはじめた。 「俺……ん、んちゅ……くちゅ…んはぁ…ぅん……ちゅ」 俺は舌を精一杯使って、マルセイユの舌、頬、歯茎にいたるまで口の中を全て舐め回す。 「んん!…んぁ……はぁ、んちゅ……うぅん…ぷはっ」 舐めていない所がなくなるほど深いキスを交わした俺たちの口の間に、 ツゥーっと銀色の橋が架かかる。 その橋が消えたあとすぐに俺はマルセイユの首に舌を這わせた。 「ん、んぁ!……あぁ……うぁ!!」 傷口を舐めて消毒するようにじっくりと彼女の柔肌を舌でなぞり、 時折甘噛みして吸い上げ、彼女の白く綺麗な肌に痕をつける。 そのまま徐々に頭を下へとさげて、彼女の形の整った胸にかぶりついた。 「あぁ……んぁああ!!あ、ああんっ、んんうぅ!」 片手でマシュマロみたいに柔らかいそれをこね回しつつ、俺はその上の突起を責める。 彼女はもともと敏感らしく、胸を責める動きに合わせて甲高い声をあげた。 「んん!!……あ、そこは……ふぁぁっ、やぁ!!」 「ッ!!」 いや、という言葉に俺は硬直し、彼女を責める手を止めてしまう。 「はぁ、はぁ……どうしたの?」 「い、いえ、あの、いやって言われたからその……もうやめます?」 怖気づいたように言う俺。 「それこそいや、私が汚れてないって証明するんでしょ? だったら、なにがあっても最後までシテ。」 「わ、わかりました……」 そういわれて俺は彼女への責めを再開する。 「んくぅんっ、ああ、んんぅ!!」 一度焦らされたためかさきほどよりも強い快感が彼女の体を電流のように走る。 俺が、乳首に甘噛みし、引っ張ると軽く達してしまった。 「んはぁ……ふぁぁあ!!」 快感さめやらぬうちに俺はマルセイユの下半身に手を伸ばし、 うっすらと、しかし確かに濡れている彼女の秘所に指を挿し込んだ。 「あぁああっ!ん、あぁんっ、んぅんんっ、はぁんっ!!」 その間も休まずに俺は彼女の胸を舌で愛撫し、その後彼女の腹を舐め回す。 秘所は先ほどよりも潤いを増し、クリトリスが快感で勃起してきた。 俺はそれを指で軽く潰すように刺激する。 「ああっ、そこ、そこダメぇっ、ひぅっ、あ、あああぁぁあああんっ!!」 刺激によって生まれた快感が駆け巡り、彼女を絶頂へと突き上げた。 「あ、ああ……ふぁっ……はぁ」 プシッっという音を立てて彼女の秘所が潮を吹く。 俺はそれをなめとって手を綺麗にすると、彼女の股を優しく開きながら、 自身をその間に滑り込ませ、痴態に興奮していきり立った肉棒を、 彼女の秘所に押し当てる。 「マルセイユさん……行きますよ?」 まだいまならやめられますよ、という意味を込めて俺が尋ねる。 「ふぁ……はぁ……うん……きて……」 「……ふんっ!」 覚悟を決めて俺は腰を前に突き出す。 俺の体格の割には大きな肉棒は、メリメリとだれも通したことのない、 彼女の狭い膣内へと突き進む。 「あぐっ!痛ッぅ……うあっ」 少しずつ肉棒が膣内に沈み込むたびにマルセイユは痛みに悲鳴をあげる。 その姿にとまどった俺は、自身の感じる痛みもあって腰を引こうとする。 しかしそれに気づいた彼女が、俺の背中に手を回して逃げないように拘束した。 ならば痛みを長引かせることの無いよう、一気にけりをつけることにする。 「ぅ、ま、マルセイユさん、残りは一気にいきます。いいですか?」 俺の問いに歯を食い縛りながら彼女は頷く。 それを確認した俺は腰をさらに強く前に突き出し、 何かを突き破る感覚とともに肉棒を全て彼女の膣内に埋めた。 ふたりの結合部から赤い血が流れる。 「ぎ、あぐぅ、ああぁぁああ!!」 破瓜の痛みにマルセイユが悲鳴をあげる、しばらくふたりは痛みで動くことができなかった。 「はぁ、はぁ、ふぅ……ごめん、もういいから動いて?」 まだ痛みは引かないがマルセイユは続きをするように言う。 「ふぅ、はぁ、わ、わかりました……」 俺は息を大きく吸うと、体を前後に動かし始める。 「うっ、あぐっ、あ、ああっ」 処女膜を破ったときについた傷が疼き、彼女に苦痛をあたえる。 俺はなんとかその痛みが少なくなるように腰をゆっくり、やさしく動かす。 「ぐぅっ、あぅ、あはぁっ、はぁんっ、うぐぅ。」 俺の努力のおかげか、彼女の声に苦痛以外のものが混じり始める。 俺はそれに気づくと彼女が気持ちよくなれるように思考をめぐらし、腰の動きを工夫する。 「ふぁっ、ああっ、あぁあん!」 しばらくすると、マルセイユの声からは痛みを感じさせるものがなくなっていた。 「(き、きもちいい……自分でするよりもずっと……なんで?)」 自身の体に走る快感に戸惑いながら、彼女はかつての上官との会話を思い出していた。 「なぁ、ラル先輩。」 「ん?」 「先輩はその、経験したことあるんだよな、その、男の人とせ、せっくす、を……」 「……ふふっ、改まってなにかと思えばそんなことか? まぁ、ハンナも年頃ということか……ああ、あるぞ、それがどうした?」 真剣な表情でなにを言うかと思えば、と笑いながらこの可愛い後輩の質問にこたえてやる。 「その、男とのセックスって、どんなかんじなんだ?」 「そうだな……うん、痛いな。」 「痛い?」 マルセイユは自分が聞いていたことや、同僚に見せられたポルノ雑誌では、 みんな気持ちよさそうにしていたのを思い出して困惑する。 「ああ、初めは物凄く、死ぬほど痛い。女とするならそんなこともないけどな。」 「そ、そうなのか、痛いんだ……」 「まぁな、でも……」 「?」 「その相手の男が自分の愛する相手だったら、そのうち気持ちよくなってくるんだ。」 「そうなのか?」 でもさっき痛いっていってたのに、なんでだろうとマルセイユは首を傾げる。 「そうさ、自分が愛する男のものになれた。その気持ちが痛みをかき消して、 そのうち自分に快楽を与えてくれるようになる。 そうなれば、女とするよりずっとつよい充足感を得られるようになる。」 そういいながらラルは自分の愛する人を思いだす。 ネウロイに撃墜されて、もう二度と飛べなくなる、 それどころか動くことさえ出来なくなるといわれた自分を励まし、 ともに必死になってリハビリに協力してくれたあの優しく強い医者のことを、 しばらくあってないけど元気にしているだろうか? 「ふ~ん、そういうものなのか。」 いまいちよくわからんとマルセイユはため息をつく。 「ははは、お前にはまだ早いか。 でもそのうちお前にもいい人が現れるさ。そのときを楽しみにしな。」 「(これが、愛する人とするセックス?……じゃぁ私は俺を愛しているの?)」 マルセイユは俺との記憶を思い返す。 初めて会ったときは、変なやつだと思った。 ネウロイと生身でやりあうようなやつだ。そう思うのも無理はないだろう。 そのつぎは、たしかケイが私のテントに連れてきたんだっけ? ケイの裸を見たせいで真っ赤になっておろおろする姿は男なのにちょっとかわいかった。 私がかけたからかいの言葉に意外と冷静に答えたことで私は俺を気に入ったんだっけ。 そのあとはよくいっしょにロンメルのおっさんたちにいたずらを仕掛けたり、 オアシスでいっしょに体をあらったり、街での買い物につきあってもらったりしたっけ。 そのとき私は俺といてすごく楽しかったのを覚えてる。 そのときまでの私にとって俺は……そう、かわいい弟みたいなやつだった。 そう、そのときまでは確かにそうだった。 けれどさっきネウロイに犯されそうになった時、間一髪で助けてもらって、 優しくマントを被せてもらったときに私は、 まるでおとぎ話の騎士様のように私を助けてくれた俺のなかに男を感じたんだ。 だからそのあとに、あんな無茶なこと言ったのも、 たしかにネウロイに汚されたことを忘れたかったのもあるけど、 それと同じくらい、ううん、それ以上に俺が欲しくて、彼のものになりたくなって、 彼をもとめたんだ。その気持ちが……たぶん愛なんだと思う。 そっか、私は、俺を愛しているのか。 「んぅっ!はぁん、あぁん!!」 俺に対する自分の気持ちに気づいたとたん、自分のなかに流れる快感の強さが跳ね上がる。 「ああぁぁんっ、ふぁぁぁっ……あうんっ、あぁぁ~~~あっあっあっ」 その強い快感は瞬く間に彼女を再び絶頂へと持ち上げて行く。 「く、くるぅ、きちゃうぅ、ね、ねぇ俺。」 「はぁ、はぁ、な、なんですか?」 「んはぁっ、私、俺のことが好きみたいなの、ねぇ俺は……?」 「えっ!?」 俺は一瞬何を言われたのか理解できなかった。 彼女が俺を好き?それで俺は彼女をどうおもってるか? 彼女が自分とこうしてるのは正直自棄になっているからだと思っていた。 たしかにそれもあるだろう、その相手はだれでも良かったんじゃないかと思っていて、悲しかった。 それなのに彼女が自分を愛していると言ってくれたことに俺は頭の中が真っ白になった。 「ねぇ、俺は、私のこと……好き?」 あらためてそういわれて考える。 彼女のことが好きか? ああ、好きだとも、しかしそれはほかの人に向けるものと同じで……ホントに? その程度の好きぐらいだったら、いくら請われたとはいえ、 他のだれかならば、なにも今みたいなことをするような俺じゃないはずだ。 つまり、彼女だから俺はその誘いに乗ったということで…… つまり、俺は彼女を愛している? そっか、そういうことか。 「……ええ、俺もあなたのことを愛しています、他の誰よりも!」 「!!……ありがとう……ふぁっ、あっ、ねぇ私もうイきそうなの、だから……」 「はい、一緒に、ですね?」 そう言って俺は腰の動きを今まで以上に早め、自身のモノを強く打ち込んで行く。 「あぅぅんっ、ひぁっ、溶けるっ、とけちゃうぅっ、んあ、あぁぁああああ!!」 「く、で、出ます!!」 「出してぇっ!俺のせーえき、私のなかにちょうだい!」 「う、うああっ!!」 ビュルッ、ビュルルッ、 「んあぁぁぁっ、イくっ、ふぁああぁぁあああああああああああ!!」 俺が彼女の膣内に精を放つと同時に、彼女もまた絶頂へと昇って言った。 「あ、あつぅい……」 ドクドクと自身のなかに流れ込んでくる俺の精液を感じながら、 うっとりとした顔と声でマルセイユは絶頂の余韻に浸っている。 「はぁ、はぁ、マルセイユさん、これで証明になりますか?」 マルセイユにはもうそんなことどうでもよくなっていたが、 律儀に俺はそう尋ねる。 「……ダメ、まだ足りないわ。 だからもっと、私の意識が吹っ飛んじゃうくらいに激しく、シて?」 悩ましげなその言葉にもうなにも言わず、 再び俺はただひたすらに強く、激しく彼女を抱いたのだった。 ~数時間後~ 「んぅ……ありがとう、これでもう満足できたわ…… ふふ、こんなにいっぱいの精液、溢れちゃいそう♪」 俺の腕の中で、自分の腹の奥に俺の放った精液の熱さを感じながら彼女はそういった。 「そ、そうですか?すみません力不足で……」 最終的な行為の回数は、都合七度に渡る。 一度マルセイユが気を失うくらい責め立てても、 しばらくすると復活して俺から精を搾り取ったため、俺のいきは絶え絶えだ。 「ごめんね、無理させちゃって、でもおかげで私は救われた気がするの。」 マルセイユの顔には、行為以前の暗い影はすっかりとなくなり、 優しげな笑みで俺に微笑みかけてくれた。 「マルセイユさん……」 「ティナ。」 「えっ?」 「ティナって呼んで。 さっき私を助けてくれたときは、そう呼んでくれたでしょ?」 そういわれて俺は彼女を助けたときに咄嗟にそう呼んでいたことを思い出す。 「あっ、すみません、気が動転してたものだからつい……」 「いいの、ねぇ、呼んでよ。」 俺の胸に肩を預け、甘えるような声でそう言った。 「えっと、その、ティナ、さん……」 彼女を呼ぶ俺の声に優しい笑みを浮かべて彼女は答えてくれた。 「ふふっ、うん……ありがと。 ごめんね、すこし眠い。 起きたら、またいつもの私に戻れると思うから……傍にいてね?」 「はい、おやすみなさい、ティナさん。」 「おやすみ……愛してる……すぅ、すぅ」 「ええ、僕もです。愛していますよ、ティナ。」 そういって俺もまた目を閉じた。
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autolink RG/W26-021 カード名:学園都市の第四位 麦野 カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【永】あなたのターン中、このカードのパワーを+1000。 もがき苦しみながら沈んでいくといいわ。 学園都市の闇の底に……ね レアリティ:C illust.
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《不死身委員長(ふじみいいんちょう) 「上野(うえの)」》 効果モンスター 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守0 相手が墓地からモンスターを特殊召喚した時、手札を1枚捨てることでこのカードを手札から特殊召喚することができる。 この効果で特殊召喚された場合、そのターン中このカードは戦闘によって破壊されない。 このカードが破壊され、墓地へ送られた時自分フィールド上のモンスター1体をリリースすることでこのカードを特殊召喚することができる。 PENCIL OVERWORKで登場した闇属性、悪魔族の上級モンスター。 自身を特殊召喚する誘発効果と、モンスター1体をリリースして自己再生する効果を持っている。 長??シリーズの1枚であり、相手が墓地からモンスターを特殊召喚した時に手札から特殊召喚することができる。 墓地からモンスターを特殊召喚する機会は多い上、最近では《サージェンアイ》??のような自己再生効果を持つモンスターも存在するので、特殊召喚は比較的容易である。 自身の効果で特殊召喚された場合、そのターン中は戦闘破壊耐性がつく。 《りんりん》??等の蘇生が強力なカードに対する防御策としては使えないことはないが、それならば《ダメージ・チェック》??等の防御用の魔法、罠を使用したほうが効率がいい。 戦闘破壊耐性があるといっても《スナイピング》??のような1:1交換が可能な除去を食らうとディスアドバンテージである。 よって、このカードを最大限に活かすためには、返しのターンでのカウンターを決めることを考えなければならない。 このカードの最大の特徴はやはり自己再生効果である。 モンスターをリリースする必要があるので、トークンを生成する《おとぎ銃士》??等とは相性がいい。 ただし、全体除去を発動されるとリリースするモンスターが存在しなくなるため注意しなければならない。 逆に言えば相手の全体除去の発動を強いることができるため、《不夜城レッド》??の発動を狙うことができる。 -原作、アニメにおいて 主人公のクラスの学級委員長。堅物である。 着ると不死身になるが、脱ぐと死んでしまう禍具を装備しており、治癒能力がずば抜けている。 出典:C3 -シーキューブ?? 関連カード 長?? 収録パック等 PENCIL OVERWORK PNOV-JP016 LIMITED PAPER Volume.1 LP01-JP001Super
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#blognavi 事故だったのだ。殺すつもりなどなかった。 第一不死身ではなかったのか。自負していたじゃないか。 あいつが悪いんだ。 俺は、どうにか戦えるように深月を利用した訓練をしていただけなのに。 世界の危機に成り果てたとか、言いやがって。 真夏も護れなかったくせに。 何が裁きの光だ、何が輝く闇だ。 ずらされて返されて自分が消し飛んでいれば世話はない。 頼むから、全部冗談だと言ってくれ。 いつもみたいに無傷で目の前に出てきてくれ。 俺がライラックを殺したなんて馬鹿げた話はなかったことにしてくれ。 頼むから 本当に頼むから カテゴリ [来訪] - trackback- 2011年10月27日 00 35 46 #blognavi