約 7,370 件
https://w.atwiki.jp/chisato_ojosama/pages/963.html
前へ 行ってらっしゃい、と生徒会長さんに見送られながら、私たちは生徒会室を後にする。 「じゃあ、ここからは別行動だね。いろいろとありがとう、遥ちゃん」 「あ・・・うん、別に」 「花音ちゃん」 律儀に私に頭を下げた後、ユウカさんはカノンさんのほうを振り返った。 「花音ちゃん、ありがとうね。これで、またお嬢様とお話するチャンスが出来たかもしれない」 「・・・ね、無理することないんだよ?マロも一緒に」 「ううん、ここからは私が一人で頑張らなきゃ。ふふ、花音ちゃん、生徒会の皆さんのライブが気になってるんでしょう?そっち、行ってきちゃっていいよ。」 なんだかわからんけど、やはり、ユウカさんは相当な理由あり参加者さんのようだ。 ちさとちゃんのことだから、それはすごく気になるんだけれど・・・それは聞いていいことなのか、どうにも判断かできない。 好きならば、何でもしていい。そんな風には私は考えられないし、第一、それは私が一番恐れている事・・・つまり、ちさとちゃんに嫌われてしまうってことに繋がってしまうだろう。 「うおおおおまーちゃんやったるちゃん!さらば愛しき友たちよ!!!」 マサキは威勢よく叫び、またとっととどこかへ去っていってしまった。 「えーと・・・憂佳がそう言ってくれるなら、私、ライブ行ってきていいかな」 「うん、あとで感想教えてね」 「まかせて!一人で行く学園クリスマス会に音源をうんたらかんたら」 そうこうしているうちに花音さんも体育館へ戻っていき、私と憂佳さんは二人きりになってしまった。 「あー・・・当てとか、あるんすか」 「うん?」 「何か、この条件だと、ハルのほうが結構有利になっちゃうと思って、ユウカさん的にはどうかなって」 「あはは、優しいなあ」 目を細める横顔には愁いがあって、視線を外せなくなってしまう。 「じつはね、今日は用事があって来れなかったんだけど、私の学校の友達が、千聖お嬢様と親しいから」 憂佳さんは、その人からの情報を元に、1つ決めた場所があるらしい。 「みんな、私とお嬢様の間に起こったことを、真剣に聞いてくれて、絶対に解決しようって言ってくれたんだ。 嬉しかったなあ」 「あのさ、ユウカさん・・・」 もし、どうしてもっていう事情があるなら、ハル、辞退してもいいよ、と言いかけて、私はハッと口をつぐんだ。 ・・・違う、そうじゃない。ユウカさんが望んでいるのは、そういうんじゃないんだ。 この人は・・・戦っている。それは過去の自分とであり、うちの学校のクリスマス会に参加したことでもあり、ちさとちゃんと向き合おうとしてることでもあり、そして、今、“誰かと競う”ことで、その権利を手にすることでもある。 だから、私がライバルになっているのは、むしろ望ましい状況なんだろう。 「ハル、本気で探すから。恨みっこなしだぜ」 そう宣言すると、ユウカさんはにっこり笑ってうなずいた。 ***** 「しかし・・・探せるのは1回、となるとなぁ」 数分後。 ひとまず高等部の昇降口まで下りてきた私は、ちさとちゃんの下駄箱を見つめながら、ため息をついた。 大好きな人のことだ。心当たりがないわけじゃない。だけど、逆に絞るのが難しい。 大好きなラーメンの出る学食?合唱が楽しかったと言ってたから、音楽室?力いっぱい走れるグラウンド? どれも合ってるようで、正解じゃないような・・・。 「きえええ!すどぅー!」 「うわっ!」 突然、足元から人間の顔がニョキッと出現した。 「マサキ!ま、まさかお前・・・」 「まーちゃん終了のお知らせ!佐藤優樹かわいそすぎワロタ!まさ哀れざまあああ!」 「落ち着け!見つからなかったんだな?カード!」 ほんのちょっとだけ、「よかった」なんて思ってしまったことに自己嫌悪。 案の定マサキはこくこくとうなずいて、またスンスンと鼻をすすりあげた。 「泣くなってば・・・」 「ちさとーなら、あそこだと思ったのに。・・・3階東階段の手前のトイレ、奥から2番目」 「なんでだよ!」 「ちさとーはだいたいそこを使います」 「へ、へー・・・3階東・・・って、なんでそんなこと知ってんだよ!」 「えっへん」 有益な情ほu、じゃなくて、ウソかホントか知らんけどほんと恐ろしいわ、こいつってば。 だけど、玉砕を隠さずにすぐ私を探しに来て報告してくれたってのは嬉しい。素直なとこもあるじゃんか。今度お小遣い入ったら、駄菓子でも奢ってやろうかな。 「すどぅは?」 「まだ探してないよ。迷ってんだ、今」 「ふーん・・・」 マサキは私の視線に合わせるように、しばらく黙って、昇降口の低い天井を見つめていた。 「はー、これでハルもユウカさんも見つけらんなかったらどうすんだろ。やりなおしかー?」 「すどぅ、すどぅ」 私の言葉を遮るように、マサキがスカートのすそを引っ張ってくる。 「どうした?」 「えーっと、まーちゃん、ちさとーのプレゼントを探してる間、ずっと、ママ生徒会長の言葉のことを考えてました」 「言葉?」 「ママ生徒会長は言いました。“ちさとーのことをしっかり考えてくれる人に、プレゼントを渡したい”」 「そうだな」 ふと、マサキが真顔に戻る。散々ふざけた後の、コイツのいつもの癖。何を言い出すのかと、思わず身構える。 「まーちゃんは、ちさとーの眠たそうな顔が好き。ぼーっとしてる顔も好き。ちさとーが落ち着いて安らげていたら嬉しいなって思います。そういう場所を選んで探しました」 「・・・・・それでトイレを選ぶっていうセンスはどうかと思うぞ、マサキ」 だが、場所はともかく、マサキのその考えは、1つのヒントとなって胸にスッと入ってきた。 「安らげる場所、か」 これで、私の探索候補はかなり絞られることになった。 その中でも、選ぶとしたら、・・・そう、多分、あそこだ。だが、出来れば避けたい場所でもある。だってさ、あそこは・・・ 「すどぅ。もう行く」 いきなり、マサキが私の腕を掴んでぐいぐい引っ張ってきた。 「どこに行くんだよ」 「すどぅが今考えてる場所。まーちゃんも一緒にいく」 「ハルが何考えてるか、わかんのかよ」 「わかる!友達!」 ヒートアップしてるのか、マサキの手の力と、声のトーンがどんどん強くなっていく。 相変わらず、宇宙人な奴だけど・・・とりあえず、今この瞬間、コイツが私を鼓舞しようと必死になってるのはわかる。 そして、自分が“友達”として、それに答えるのは当然だってことも。 「そうだよな・・・ここまできて、見つけなけりゃしょーがないしな」 「イエス!誰のためでもない、すどぅのしたいようにいきていくだーけねー!」 無駄に質のいい、マサキの歌声に後押しされるように、私はついに“あの場所”へ足を向けることにしたのだった。 次へ TOP
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/203.html
投稿日:2010/03/23(火) 17 41 50 夕暮れが影を落とす、校舎裏。風に揺れて木々がざわめく。 下駄箱に入っていた手紙に応えて、わたしはここへ来た。 朝手紙を読んでから、ずっと頭がいっぱいだった。 でも誰にも言えなかった。 だってきっとすごく勇気がいっただろうから。 それがわたしには、とてもよく分かるから。 授業もろくに耳に入ってこなかった。いや、それはいつものことなんだけどさ。 唯やムギの話も上の空だったし。 ここに来る前、部活に少し遅れると澪に告げたとき。 澪の顔、まともに見れなかったな…。 なぜだか後ろめたかった。 色んな気持ちがないまぜになって、どんどんわたしの鼓動を早めていく。 「あの…田井中先輩」 あぁ、くるぞ。 「す、好きですっ!先輩、今付き合ってる人とかいますか…?」 ドキっとして、すぐさま頭の中をよぎる、端整な顔と澄んだ声。 「付き合ってる人は…いない、けど…」 けど、思い浮かぶのは、 「じゃあわたしと付き合ってください…」 いつも、この心を離さないのは、 「いや、でも…」 好きな人がいる、そう言おうとしたとき。 胸に受けた衝撃に、言葉が詰まる。 「好きなんです…ほんとに…っ……」 肩に埋められた顔。くぐもった嗚咽が聞こえてきた。 どうしたらいい。突き放すことも出来ない。 傷つけるのは可哀想だ…でも、気持ちには、応えられない。 だってわたしは、澪のことが、 「律…」 すっと頭に入ってくる声。わたしの大好きな声。 わたしの名前を呼ぶ、澪の声だ。 一瞬、世界が止まったように思えた。 そしてその途端に跳ね上がる心臓。わたしは弾かれるように澪を見る。 「澪…!」 澪は大きな目をさらに見開いて、わたしたちを見つめていた。 「澪っ、これは…!」 言いかけたわたしに背を向け、澪は走り出す。 「待っ…」 追いかけようと動き出したわたしの体を引き止める、か細い腕。 「先輩…」 すがるような目でわたしを見つめてくる。 でもごめん、もう、構っていられない。 零れる涙を拭うこともしない彼女を、ぐっと引き離す。 「わたし、澪が好きなんだ。ごめん」 さっき言えなかった言葉を今度ははっきりと口にする。 自分でも確認するかのように頷いて、わたしは澪の後を追った。 背後から聞こえてくる悲嘆に胸を刺されながらも、足を止めることはできない。 飛び出したときにはもう澪の姿はなかったから、少々手間取るかと思った。 でも澪は案外すぐに見つかった。 さっきとは打って変わってゆっくりとした足取りで、澪は講堂の影に消えていった。 わたしはそのあとを力の限り追いかける。 気持ちを伝えることは出来なくても、澪に誤解されたままでいたくない。 「澪っ…!」 追いついたわたしが見たものは、小さくしゃがみこんでいる澪。 顔を腕に埋め、表情は伺えない。 訳が分からないけど声をかけないと、と思い近づこうとした。 「くるなっ!」 突然の叫びに驚き足が止まる。 「み、お…?」 息切れのせいか、うまく声が出ない。 「なんで来たんだよ…なんで…くっ……」 澪の声に嗚咽が混じることで、どんな顔をしているのか想像がついた。 どうして泣いているんだ? わからない。わからないよ、澪。 「澪、泣いてるのか…?」 じり、と足を動き出させる。 「泣いて、なんか……っ…」 精一杯の強がりさえ、うまく口に出せていない。 「澪…」 わたしは澪との距離を縮め、その横にそっと跪く。 「う…っ…ぐす……」 わたしのことで澪が泣いている。 それが嬉しく思える、澪が愛しくて愛しくてたまらない自分がいた。 「澪、黙っててごめん。あの子は…」 「っ…ほんと、だよ…わたしに黙って恋人なんてっ!」 「なっ…わぁっ!」 澪が急にわたしに掴みかかって、わたしはバランスを崩し、結果地面に押し倒される形になる。 「ってぇ……澪…」 馬乗りになった澪を見上げると、そこには涙をぽろぽろ零しながらまっすぐわたしを見つめる瞳があった。 「わたしは、ずっと律の一番でいれると思ってた!」 澪が涙を流しながら、顔を真っ赤にして叫ぶ。 「ずっとずっと一緒にいるって思ってたのに!それは…そう思ってたのはわたしだけだったのか!?」 「澪、ちが…」 「ばかりつ!ばかりつばかりつ!……ずっと、ずっと好きだったのにっ…うぅ…うわぁあん!」 「ちょ、ちょっと澪っお、落ち着けって!」 衝撃の一言と、大声をあげて泣き出す澪に、慌てるしかなかった。 でもこのまま泣いていては、きっと話も聞いてくれないだろう。 わたしは意を決する。 「ていっ!」 「ぅひゃぁっ」 ばっと起き上がり、形勢逆転、今度は私が澪を押し倒す。 「り、りつ…?」 びっくりして涙が引っ込んだのか、澪は泣き止んでわたしを見上げた。 「あのなぁ、あの子はなんでもないの!」 「へ…?」 「告白はされたけど、断るところだったんだよ。それを澪が勘違いしてだな」 わたしがひとつひとつ説明し始めた途端、澪の顔がさっきよりも赤くなっていく。 「じゃじゃじゃあ、わ、わたしは、さっき、ななななんてことっ」 顔から火が出んばかりに赤面する。 「ぷっ…くくっ…あはははは」 その様子に思わず噴き出してしまった。 「うぅ、り、りつのばかぁ!紛らわしいことしてるからだろ!」 「澪ちゅわんってば早とちり~」 「知らない知らない!」 「えー…さっきの、なかったことにしちゃうのか?」 意地の悪い質問に、澪はまた赤面する。 このくらいにしておいてあげようかな。 恥ずかしがり屋の澪の、一大告白を受けたわたしはとても気分がいいし。 「律は…どうなんだよっ」 さっきまでの恥ずかしさを振り切ったのか、澪が問いを返す。 「んー?そうだなぁ」 今まで焦らしていた分、なんだかすっと言葉に出すのがもったいなく思えた。 「りーつー?」 澪が口を尖らせて急かす。 可愛いやつ。 「だーい好きだよ、みーお」 自分で聞いておきながらまた真っ赤になる澪が愛しくて、わたしはすっと澪に口付けた。 ちゅっと触れるだけの短いキス。 「り、りりりりつ!」 もはや爆発してしまうんじゃないかと言うほど真っ赤になって慌てふためく澪。 キスするたびにこうなるのかなと想像すると笑えてくる。 「澪しゃん真っ赤~うぶですな~」 なんて茶化しているわたしも、実は耳が熱い。 好きな人とキスするってこんなにドキドキするもんなんだと実感する。 「~~~!もぉっ!ばかりつー!!」 「へへっ」 夕焼け空に、わたしの大好きな澪の声が大きく響いた。 いつまでも一緒に…! -- 名無しさん (2014-01-21 07 56 27) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dinametamo/pages/2195.html
ばんちょうのげた 入手法/作り方 下駄、わける、1日 シャムロックで旅する小さい人たちからもらう 作成アイテム 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS 腐ったFAIL GREAT 腐り復活 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 腐った上トレイ - 作り方 時間 SUCCESS × GREAT 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/4616.html
平地履物 使い込んだ下駄 (つかいこんだげた) 【平地履物】 基本性能 使い込んだ下駄 【平地履物】 価値 2 攻撃力 0 命中補正 - 重量 1.5 防御力 2 回避補正 +2 容量 0 耐久度 7 物理耐性 - 鍛錬 15/15 耐久性 100% 妖術耐性 - 装備区分 足 必要Lv 装備可能 全職 Lv10以上 付与効果 生命力 ---- 腕力 ---- 土属性 ---- 気合 ---- 耐久力 ---- 水属性 ---- 器用さ ---- 火属性 ---- 特殊効果 妖力 知力 ---- 風属性 ---- ---- ---- 魅力 ---- 価格 買値 売値 PC値 --文 --文 --文 ドロップ情報 フィールド上のゾーンドロップ 備考 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanatan/pages/27.html
夜の高遠家 黄金週間 卒業アルバム チョコレート ( ゚∀゚)彡 同棲がバレた1 同棲がバレた2 二人きりになりたい いつの間に 同棲がバレた3 同棲がバレた4 20 名前:夜の高遠家[sage] 投稿日:2005/04/04(月) 00 30 50 ID ??? パパン「七瀬は元気でやってるかな?」 ママン 「またナナちゃんの心配ですか? お父さん」 パパン「慣れない一人暮らしをしてるかと思うとな」 ママン 「ナナちゃんはしっかりしてますから、大丈夫ですよ」 パパン「しかし、しっかりしすぎて、それで気苦労ばかりする子じゃないか」 ママン 「寂しがり屋さんのところもありますわね」 パパン「なあ、母さん、明日にでも、また七瀬の様子を見に行ってやってくれないか」 ママン 「明日ですか? そんなに急に行ったらナナちゃんが困りますよ」 パパン「困る?」 ママン 「ナナちゃんの部屋に行く時は、何日か前に連絡入れておかないとダメなんです」 パパン「なぜだ?」 ママン 「うふふ、私を部屋に入れるのには色々準備が必要なんですよ、お父さん」 パパン「?」 「ここに来る前は連絡を必ず頂戴。絶対に忘れないでね」 事あるごとに七瀬が念を押す理由を、母はちゃんと知っている。 TOPへ戻る 62 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/04/08(金) 19 44 44 ID ??? 「GWはどうするんだ?」 「頼津に帰るわ。父さんと母さんが私にとても会いたがってるの」 「七瀬も親孝行だな。あ、そうそう、もし刃達に会ったらよろしく言っておいてくれ」 「なに言ってるの。あなたも帰るのよ」 「へ? いや、俺は帰る用事なんてないから」 「あなたが一緒に来てくれないと私が困るの」 「どうして?」 「枕が替わると眠れないのよ。まさかGWの間中、私にずっと寝不足で過ごせって言うの?」 「枕?」 「そ、あなたの腕枕」 「でもさ、あの部屋はもうおっちゃんが物置にしてるはずだぜ。どこで寝るんだよ?」 「ホテルでもどこでも。なんだったら夜に私の部屋に忍び込んでもいいわよ」 「じょ、冗談はよしてくれ」 「言っておくけど、私をこんな女にしちゃったのはあなたなんだから、拒否権はありませんからね」 「・・・・・・・」 「はい、これ。あなたの分の頼津までの切符」 「・・・・・・・」 TOPへ戻る 82 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/04/10(日) 13 07 09 ID ??? 卒業アルバムじゃないが 「あら、これはアルバム?」 「おう。1、2年の頃のやつだな」 「学園内にカメラを持ち込んでたのね・・・」 「い、いいだろ。思い出作りだ」 「見てもいいかしら?」 「別にいいぞ」 「この頃からあなたには悩まされてたわね、ふふふ・・・あら?」 「どうした?」 「な、なんでもないわ」 「と言いつつ、今隠したのはなーんだ?」 「あっ・・・」 「なんだ、俺の写真じゃないか・・・あれ?この後ろに写ってるの七瀬か?」 「そ、そうみたいね」 「よくこんな小さいのわかるな。おまけに後姿で横顔だし」 「自分なんだから当たり前でしょ」 「そりゃそうだな、ははは。これ欲しいのか?」 「う、うん」 「でももっと大きな写真撮ればいいだろ」 「だって、あの頃の織屋君と私が一緒にいた証拠だから・・・ダメかしら?」 「ダ、ダメじゃないぞ(七瀬可愛すぎるぜ)」 TOPへ戻る 120 名前:初SS チョコレートvol.1-1[sage] 投稿日:2005/04/17(日) 01 43 17 ID ??? …2年生の冬、2月14日… さて今週も全授業、無事終了だぜ。今日は学校全体の雰囲気がちがうな、 バレンタインデーだから、仕方ないか…。 【たまき】「ねえねえ、今年の収穫はどうなの?浪馬君」 【浪馬】 「収穫って、何のことだ?」 【たまき】「また、とぼけちゃって。バレンタインの事に決まってるじゃない」 【浪馬】 「んー、まあまあってトコだな」 タマの義理チョコしか貰ってない、なんてカッコ悪くて言えねえよな… 【たまき】「うんうん、そうか、そうか。 いつも通り私の義理チョコしかもらって無いんだね~」 って、バレてるのかよっ! 【浪馬】 「う、うるせー。俺だって、チョコの1個や2個くらいは…」 【たまき】「あははっ、ムリして強がっちゃって。ウソつかないの。 でも、まだ午後もあるんだし期待しないで待ってみたら?」 【浪馬】 「も、もう充分に貰ったから、待つ必要なんてないんだよっ」 【たまき】「ふーん。まあ、そういうコトにしておいてあげるよ。 せいぜい、がんばってねー」 くそ、言いたいこと言ってタマは行っちまったぞ。 でも、タマの義理チョコ1つだけってのは、正直、寂しいモノがあるよな… とは言っても貰えるアテもないし、今日の所はさっさと帰るか。 これ以上、学校にいてミジメな思いは勘弁だもんな 121 名前:初SS チョコレートvol.1-2[sage] 投稿日:2005/04/17(日) 01 44 52 ID ??? …教室を出て、下駄箱にて… あれ?一つだけ下駄箱の扉が半開きになってるぞ… どうなってるんだ?うわ、チョコがたくさん下駄箱いっぱいに詰まってるぞ。 くそ、うらやましいヤツめ!一体、誰だ??…………雨堂……… って刃かよっ!はあ、トドメを刺された気分だぜ。さっさと帰ろう…。 【??】「何をしてるかと思えば、人のプライバイシーを覗き見? つくづく、あきれるわね…」 【浪馬】「えっ…あれ七瀬。いつから、そこにいたんだ?」 【七瀬】「通り掛かったら、あなたが悪事を働いていたものですから。 そう、覗き?そんな趣味があったとわね。 ハッキリ言って悪趣味…いや、もう犯罪の領域ね」 【浪馬】「はあ?俺は刃の下駄箱が半開きだっだから…」 【七瀬】「で、雨堂君の人気があるのを見て、羨んでいたのね…」 ぐっ、きっついなー。いつもの鋭い目で言われるとへこむぜ。 【浪馬】「いやいや七瀬、それは違うぞ。刃のホワイトデーの散財を 哀れんでだな…」 自分で言ってて訳がわかんないぜ!! 【浪馬】「それに俺は今年も充分に貰ってるからな」 この状況で、幼なじみの義理チョコ一つ…なんて到底言えないしな。 【七瀬】「そうね。あなたは女性にだらしがないでしょうから、色々な娘から チョコをかすめ取っているんでしょうね。」 どう言っても俺は悪者なのな。 しかも、色々な娘からって事実無根だぁー。 むう……ここで七瀬にあったのも何かの運命に違いない!? 今年のバレンタイン、最後にダメで元々冒険してみるかな… 【七瀬】「あなた、聞いているの?」 【浪馬】「なあ七瀬、お前からも俺に一つくれよ」 【七瀬】「は、何を言ってるの?あなた」 【浪馬】「そんなに不思議なコトじゃないだろ?バレンタインデーに チョコを渡すってだけのコトなんだから」 【七瀬】「…言う相手を間違えてるんじゃないの? それに私、バレンタインだからって、やたらに義理チョコ撒いたり しませんから。」 【浪馬】「義理チョコ渡すくらい別にふつうだろ。どうこう言うことか?」 【七瀬】「…もし義理チョコ渡されたとして、それでうれしい?」 【浪馬】「へ?」 七瀬がちょっと困った顔で聞いてきたから、マヌケな返事をしちまった。 【七瀬】「他の人にも同じように渡してるチョコを 貰ってもうれしくないんじゃない?」 【浪馬】「まあ…確かに…」 【七瀬】「そんなの渡す相手に失礼だわ」 七瀬はバレンタイン一つにも、一々こだわるんだな。七瀬らしいけど… 【七瀬】「だから、私は本当に大切な人に1つだけって決めているの。わかった?」 【浪馬】「うむ。よくわかった。じゃあ、その唯一の1個をくれ」 【七瀬】「はあ?お断りよ!あなたに渡すくらいなら、ゴミとして捨てるわ」 【浪馬】「ご、ゴミって…」 【七瀬】「わかったなら、私はもう行くわ。 これ以上、話していても無駄でしょうから」 七瀬は、また鋭い目で捨てゼリフを放って、どっか行っちまった。 なんか、七瀬の女の子っぽいトコを見れた気がしたな。 …たった1個だけか…。七瀬のヤツ、今年は誰にやるんだろう? ちくしょー、来年こそは七瀬に「受け取って!」って言わしめてやるぜ!! TOPへ戻る 373 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/05/11(水) 16 07 46 ID ??? 春服、夏服でおさわりしようと、七瀬に頼んで服を着て貰う浪馬。ところが。 「んっ・・・・ダメだわ。ブラウスのボタンがとまらない」 「七瀬、おまえひょっとして太った?」 「太ってなんかないわよ。失礼なこと言わないでくれる?」 「す、すまん」 「最近胸が大きくなったみたいなのよ。ブラもきつくて新しいの買い揃えたくらいよ」 「冷たくされてた頃の仇を取ろうと思ったのに残念だぜ」 「何言ってるのよ? 胸が大きくなったのはあなたのせいでしょ?」 「えっ? お、俺?」 「毎晩あなたがいっぱい揉むからじゃない」(真っ赤) 「うーむ」 「私をこんないやらしい体にした責任、ちゃんと取って貰いますからね」 「責任取るって、どうしたらいいんだ?」 「それくらい自分で考えなさい」 「んー、じゃあ今日から毎晩吸ってみようか? 小さくなるかも知れないぞ」 「ば、ばか」(再び真っ赤) TOPへ戻る 247 名前:浪人中の浪馬が七瀬の元に転がり込んで後[sage] 投稿日:2005/04/28(木) 01 58 06 ID ??? 「ん・・・・」 昼近くになって、ようやく七瀬は眠りから覚め始めた。日曜の彼女はいつもこうだ。土曜の夜が 来るたびに、七瀬と浪馬と明け方まで燃え上がってしまう。 「んぅ・・・・・・・・おりやく・・・ん・・・・・・もっと・・・・・こっち・・・来てったらぁ・・・・」 彼女らしくない寝ぼけ声と共に、白い手が傍らに眠る浪馬を求めてシーツの上を滑った。しかし。 「ん・・・・・・ん?・・・ん?ん?ん?ん?んっ?」 ちっとも浪馬の体が触れてこない。七瀬の手が激しくベッドの上を這いまわる。 「織屋君?」七瀬がパチっと目を開けた。浪馬の姿は影も形も無い。 「どこに行ったのかしら・・・・・・あ」 その時、七瀬はバスルームから漏れてくる水音に気がついた。 「も、もう、一人でシャワー浴びに行くなんて!」 七瀬は裸体にシーツを巻くとベッドから飛び起きた。 「織屋君! どうして勝手に起きたりしたのよ?」 扉を開けるなり、バスタブにかかるカーテンの向こうに映る人影に、七瀬は抗議の声をぶつけた。 「あなたの寝顔に悪戯する私の楽しみを奪うなんて酷いじゃないの!」 「先に目を覚ましたら覚ましたで、おはようのキスくらいしてくれても罰は当たらないんじゃない?」 「昨日はあんなに私を可愛がってくれたのに、朝になったら知らんぷりなんて、ホント冷たい人」 ぷーっと頬を膨らませ、浪馬を散々なじる七瀬だが、もちろん本気で怒っているわけではない。 こうやってスネて見せるのも、彼女の愛情表現なのだ。 「それと、日曜日は必ず一緒にお風呂に入る約束でしょ? 忘れたとは言わせないわよ」 そう言うと、七瀬は洗面所にあったタオルで自慢の髪を纏め上げてゆく。どうやらバスタブに 乱入するつもりらしい。 「約束を破った罰として今から徹底的にあなたを綺麗にしてあげるわ。覚悟しなさい、うふふふ」 そこで七瀬は急に艶めいた忍び笑いを漏らした。シーツが床に落ち、白い体が露わになった。 「さあ、浪馬ちゃん、キレイキレイちまちょうねぇ♪」 これ以上はないくらい甘えた鼻声を出すと、七瀬はカーテンに手を掛けた。 248 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/04/28(木) 02 03 00 ID ??? 浪馬(な、何がどうなってんだ?) 熟睡する七瀬を置いて、買出しに行っていた浪馬はドアを開けたきりその場で硬直していた。 七瀬「人の部屋で何勝手にシャワー浴びてるのよっ?!」 ママン 「今日は暑いでしょ? 母さん駅から歩いてきて汗かいちゃたから」 七瀬「へ、部屋に入ったら、声くらいかてよっ!」 ママン 「ナナちゃんよく寝てたから、起すの可哀想だったんですもの」 七瀬「まったくいつの間に入り込んでたのよ! ここに来る時は事前に連絡頂戴ってあれほど・・」 ママン 「だってナナちゃんたら、いつも勉強が忙しいとか、都合が悪いとかで来ていいって言ってく れないじゃない? 母さんもう寂しくって」 シーツを体に巻いただけの七瀬と、これまたバスタオルを巻いただけの高遠夫人。少々セクシー すぎる格好の母娘は、浪馬が帰ってきたのも気づかず、大舌戦を繰り広げていた。 浪馬(俺と入れ違いに七瀬のお袋さんが来ちまったのか・・・・こりゃ参ったな) 事前に連絡があればまだ誤魔化しようがあったかも知れないが、こうも完璧に奇襲攻撃を受けて はなす術もなかった。キッチンに仲良く並んだ二人の歯ブラシ。食器棚にはペアのカップとお皿。 窓の外にはふたりの洗濯物が干してある。そしてベッドの周りに散乱した二人の下着・・・。 ママン 「それにしてもナナちゃんたら、すっかり織屋君と新婚生活気分なのね、うふふふ」 七瀬「うっく・・・・・・・」 ましてや七瀬は、まさかカーテンの向こうにいるのが自分の母親とは知らずに、これ以上無い くらい恥ずかしいセリフを連発してしまっていた。もはや弁解もクソも無い。 ママン 「『寝顔に悪戯する楽しみを奪わないで』 『おはようのキスしてくれなきゃイヤ』、うふふふ」 高遠夫人は七瀬の声色を真似ると、くねくねと体を揺すって再現してみせた。七瀬は頭のてっぺ んからつま先まで、見事なまでに真っ赤になった。 ママン 「それと『浪馬ちゃん、キレイキレイちまちょうねぇぇぇん♪』だったかしら? おほほほほ」 七瀬「きゃぁぁぁぁぁっ! やめてぇぇぇぇぇぇぇっ!」 七瀬が耳を押えてしゃがみこむ。 ママン 「ねえねえ、日曜はいつも一緒にお風呂入ってるの? うふふ、本当に仲いいのね♪」 七瀬が浪馬と暮らしていた事が余程嬉しかったらしい。夫人はもう有頂天のご様子だ。 浪馬(な、なんだか声をかけずらいぜ・・・・しかし見事なまでにバレたみたいだな) 浪馬は玄関先に突っ立ったまま。頭をポリポリと掻いた。 TOPへ戻る 420 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/05/17(火) 18 48 14 ID ??? ふむ、同棲がバレたんだろう。 ママン「ナナちゃん、織屋君と暮らしてるってどう言うことなのっ!」 七瀬「あ、あの・・・」 ママン「織屋君、あなたを見損ないました。こんな大事なことを黙ってるなんて」 浪馬「す、すいません」 パパン「母さん、まあ、二人も悪気は無かったと思うし、そこまで言わなくても・・・」 ママン「あなたは黙ってなさいっ!」 パパン「は、はい・・」 ママン 「情けなくて涙が出てきちゃったわ。どうして・・・・どうして・・・・っ」 七瀬「か、母さん、ごめんなさい」 浪馬「おばさん、俺が悪いんだ。あんまり七瀬を怒らないでやってくれよ」 ママン「どうして最初から二人で暮らすって言ってくれなかったのっ!」 三人「は?」 ママン「二人で暮らすならもっと広い部屋を借りたのに、まったくこの子達ったら」 三人「・・・・・・・・・」 ママン「こんな部屋じゃせっかくの同棲生活も台無しよ。早速新しい部屋を探さないと」 三人「・・・・・・・・・」 ママン「織屋君、住宅情報誌を買って来て頂戴。ナナちゃんは今から私と不動産屋さん巡りよ」 二人「・・・・・・・・・・」 ママン「少々お家賃が高くなっても、お父さんのお小遣いを減らせば大丈夫。ね、お父さん?」 パパン「そ、そんな母さん・・・」 ママン「あらお父さん、ナナちゃんの幸せに協力できないとでも?」 パパン「い、いや、いくらでも減らしてくれ」 ママン「じゃあナナちゃん、織屋君、行動開始よ。お父さんはここでお留守番していてね」 三人「・・・・・・・・・」 TOPへ戻る 437 名前:424[sage] 投稿日:2005/05/19(木) 21 45 41 ID ??? 二人きりになりたい選択時1回目(12月前) 七瀬「えっ・・・あの、その今日は心の準備が・・・ごめんなさい!!」 (今日はってことは今度はいいんだよな?) 二人きりになりたい選択時2回目以降(12月前半) (お、考えてる考えてる目をそらしてテレる七瀬も可愛いよな) 浪馬「なあ七瀬今日もダメなのか?俺のこと嫌いか?」 七瀬「嫌いなわけないでしょ!!そ、その・・・もっ、もうちょっとぐらい待ちなさいよ!!あっ・・・」 浪馬「えっ!?」 (もうちょっとってことは明日か明後日か?) 七瀬「もう・・・あなたって普段は気が利いて優しいクセにこういうことには鈍感なんだから」(ボソボソ) 浪馬「ん?なんだよく聞こえないぞ?」 七瀬「えっ!?あ、あの、その・・・とっとにかく!今日も明日も明後日もダメなの!!」 浪馬「今日も明日も明後日もダメなのか・・・」 七瀬「はぁ・・・仕方ないわね、ほら、こっち向いて目を閉じる!」 浪馬「うっす」 (チュ) (おお、七瀬が俺の首に手を回してキスしているぞ) 七瀬「その・・・嫌ってわけじゃないからね、今日のところはこれで我慢してちょうだい」 七瀬「浪馬君・・・好きよ・・・」 (おお、あの七瀬が好きよだってよ、今日のところはこれでよしとしようぜ) TOPへ戻る 445 名前:いつの間に[sage] 投稿日:2005/05/21(土) 15 43 12 ID ??? 刃 「そっちの調子はどうだい? 向こうでも相変わらず釣り三昧か?」 望 「まあね。刃君こそ大学のほうはどうなの?」 刃 「浪馬はどうしてるだろう。おっちゃんの話じゃ、あいつも街を出たらしいけど詳細は不明」 望 「連絡先も残しておかないなんて、浪馬らしいっちゃ浪馬らしいよね」 卒業後、久しぶりに再開した刃と望が頼津川の堤を一緒に歩いていると、一人の夫人が二人に 話しかけてきた。 女 「・・・・確か雨堂君と砂吹君だったかしら? こんにちは」 刃 「こ、こんにちは。えーっと・・・・」 女 「高遠七瀬の母です。在学中はお世話になりました」 望 「あ、ああ、高遠さんのお母さんですか。どうもこんにちは」 ママン「お二人は浪馬君の幼馴染なんですってね。彼に写真を見せて貰ったことがあるわ 刃 「そうです。ただあいつは今、行方知れずなんですけどね」 ママン「あら、あの子ったらお友達に何も言ってないのね」 望 「浪馬の居場所、ご存知なんですか?」 ママン「ええ。私から言って、あなたたちに連絡させるわ」 刃 「た、助かります。俺たちけっこう気にしてたんですよ」 ママン「ごめんなさいね、心配かけて」 望 「やれやれ、これで一安心だね、刃君」 ママン「連絡が取れたら、また浪馬君と遊んであげてね」 刃 「ええ、もちろんです」 ママン「じゃあ私これからお買い物だから。お二人とも、これからもうちの浪馬君をよろしくね」 二人「――!」 七瀬の母が立ち去った後、刃がぽつりとつぶやいた。 刃 「なあ、望、”うちの浪馬君”ってどう言う意味だ?」 望 「なんとなく予想つくけど、頭が痛くなりそうだから、僕は考えないことにする」 刃 「まさかもう籍を入れたなんてことは・・・・」 望 「刃君、やめときなよ。考え出すと今夜眠れないよ」 刃 「あ、ああ・・・・・・そうする」 TOPへ戻る 452 名前:ママンに同棲がバレて一週間後[sage] 投稿日:2005/05/22(日) 02 26 25 ID ??? 「織屋君、母さんからあなたに荷物よ」 「小さな箱だな。あれ? 携帯じゃないか。それと手紙・・なになに・・」 『織屋君へ ナナちゃんから聞いたのだけれど、織屋君は携帯を持っていないそうですね。 何かと不便だと思うのでこれを使ってください。料金はうちの方で払うから安心してね』 受験勉強で最低限のバイトしかできない浪馬には携帯を持つ余裕はなく、彼は頼津時代か ら相変わらずの、今時珍しいノー携帯人間のままだった。 「有難い話だけど料金の面倒まで見て貰うなんて、幾らなんでも気が引けるぜ」 「あの人、何考えてるのかしら?」七瀬は自分の携帯で母を呼び出した。 「母さん? 荷物が届いたんだけど、織屋君が困ってるわよ。どういうつもり?」 「携帯のこと? どうして困るの? 便利でいいでしょう?」 「通話料金まで払うなんて言うからよ。織屋君はうちの親戚でもなんでもないのよ?」 「まあ、水臭い。ナナちゃんの携帯と同じ家族契約だから、ホンの僅かのお金なのに」 「だから金額の問題じゃなくて・・・え? 家族契約? お、織屋君がうちの家族?」 「そうよ。織屋君、あなたの部屋に住所移したでしょ? だから家族扱いなの」 受験勉強で公営図書館を利用するなど、地域のサービスを受けるには地域住民である 必要があるので、浪馬は住民票を移動していた。 「い、一緒に住んでても戸籍は別じゃない。そんな契約できるはずないわ」 「籍は入ってなくても同居してるから事実婚扱いになるんですって、うふふふ」 「じ、事実婚? 私と織屋君が?」 「それを聞いてね、うちの戸籍と二人の住民票を持って契約しに行ったのよ」 「わ、私のはともかく織屋君の住民票をどうやって手に入れたのよ!?」 「彼のおじ様に頼んだのよ。わけを話したら快く引き受けてくれたわ」 「ビックボディのおじさんまで抱きこむなんて・・・・な、何考えてるのよ」 「それは二人が夫婦同然の証なんだから、ちゃんと使って貰ってね」 453 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/05/22(日) 02 27 30 ID ??? 「ふ、夫婦だなんてそんな・・・」 「じゃあね、ナナちゃん。織屋君・・じゃなくてご主人様によろしくね♪」 「ちょ、ちょっと待って・・・・あ、切れちゃった」 七瀬はため息をつくと浪馬を振り返った。頬が幾分赤かった。 「事実婚とかおっちゃんとか、妙なこと言ってたよな? 何のことだ?」 「な、何でもないわ。とにかくその携帯はあなたが使えばいいから」 「え? なんだよ。お袋さん断ってくれたんじゃないのか?」 「いいから使いなさい。通話料はあなたのお小遣いから引いて、私が実家に返すから」 細々と続けているバイトのお金を、浪馬は一円残らず七瀬に渡している。高遠家の仕送 りと浪馬のバイト代、生活費をやりくりするのは、しっかり者の七瀬の担当だ。 「でもなあ」 「四の五の言わずに使いなさい。あなたが携帯を持ってくれれば、私も何かと助かるわ」 ”夫婦同然の証”と殺し文句を囁かれては、七瀬も突き返せとは言えなかった。 その時浪馬の携帯が鳴った。 「さっそく電話だぜ。誰だろ?・・・げげっ!?」 「どうかしたの? 変な声だして。出ないの?」 浪馬は黙って七瀬に携帯を見せた。発信者名は『義母ハート』となっていた。 「こ、これって・・・まさか・・・」 七瀬は慌てて浪馬の手から携帯をもぎ取った。 「もしもし? 母さんっ? 母さんなのっ?」 455 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/05/22(日) 03 35 53 ID ??? 「あらナナちゃん、織屋君じゃないのね。織屋君は?」 「今電話に出られないのよ。それよりこの『義母』ってなんのつもり?!」 「家族の番号全部登録しておいたの。あなたの番号は勿論『妻』になってるわ♪」 「あ、あのねえ・・・」 「それでさっき言い忘れたんだけど、織屋君に伝えておいて欲しいことがあるの」 「な、何よ?」 「今度頼津に帰る事があったら、必ずうちに来る様に言ってね」 「どうして?」 「おじ様の所に残してあった彼の荷物、昨日全部うちで預かっちゃったから」 「はぁ? な、なに勝手なことしてるのよっ!?」 「織屋君は、将来私の義理の息子になる人よ。その荷物を預かるのは当然でしょう?」 「黙って他人の荷物持ち出したら犯罪よ! 大体どうやってドアの鍵を開けたのよ?」 「『甥子さんは娘の夫になる人だから荷物を引き取りたい』と、おじ様に申し上げたの」 「信じられない・・・・」 「『浪馬に嫁ができた』って、おじ様すごく喜んでらしたわ、うふふ」 「『うふふ』じゃないわよっ!」 「とにかく頼津での織屋君の住まいはうちになったの。ちゃんと伝えてね」 「言えるわけないじゃない! さっさと織屋君の荷物返してきて!」 「可愛い義理の息子になる人の面倒を見て何が悪いの? 返すなんて絶対イヤ」 「帰省するたびに織屋君をうちに引っ張り込んで、ご近所から変な目で見らてもいいの?」 「私は全然かまわないわ♪ じゃあね」 そしてまた電話は一方的に切れた。 TOPへ戻る 464 名前:ママン確信す 同棲バレてしばらく後[sage] 投稿日:2005/05/24(火) 00 58 14 ID ??? 「でも驚いたわ。今まで男の子と全然縁のなかったナナちゃんが同棲なんて」 「はははは・・・スイマセン」 ママンにじっと見つめられて浪馬は首をすくめた。七瀬は買出しからまだ戻らない。 「家で男の子の話をすることも殆どなくて・・そうね、織屋君ともう一人くらいかしら」 「俺以外に? 誰だろ? バスケ繋がりで刃かな?」 「とにかく気に入らない子が学園にいたらしくてね。よく愚痴をこぼしてたわ。『理解 できない』 『顔を見るとイライラする』 『何度注意しても聞かない』って」 「ど、どこかで聞いた話しだな」 「確か一人暮らしして部活はボクシングだったかしら? でも去年の夏頃からその子の 話はふっつり聞かなくなったわね。代わりに出てきたのがあなただったわ、織屋君」 「ボクシング部・・・」 「たぶんあなたと仲良くなって、そんな子の事は忘れちゃったのね、うふふふふ」 浪馬は酷く困った顔をして黙り込んでいたが、やがて意を決したように口を開いた。 「ボクシング部に一人暮らしの奴なんていなかった。いたのはキックボクシング部さ」 「織屋君、その子の事知ってるの?」 「キックボクシング部部員。学園一の問題児。七瀬にお説教されるのが日課だった男。 知ってるかって? ああ、よく知ってる。織屋浪馬・・・それがそいつの名前だよ」 「えっ?」 「七瀬が気に入らない男って、この俺だったんだ」 浪馬の言葉を最後に、部屋を静寂が支配した。 「うっふふふふふふ」 やがてママンの口から笑い声が漏れ出した。 「な、なにがおかしいんだい?」 「だってナナちゃんは、あなたを白馬の王子様と気付かずに、二年間も顔を見るたびに 叱り飛ばしてたって事よね? これが笑わずにいられるモンですか、うふふふふふ」 465 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/05/24(火) 01 00 34 ID ??? 「いや、白状すると、今でも毎日のようにお説教されてるけどさ」 「そうなの? ナナちゃんって本当にお説教が得意なんだから、クスクスクス」 「得意・・・うん、確かにあれは一種の才能だ」 「織屋君、あなたナナちゃんに毎日お説教されて腹が立たないの? 嫌にならない?」 「まあ、説教される俺が悪いからさ。それに以前よりは優しくお説教してくれるよ」 「偉いのね。うちのお父さんでもナナちゃんにお説教されると慌てて逃げ出すのに」 「逃げると余計お説教が長引くぜ。謝るべき事を謝るのは勿論だけど、反論すべき事は きっちり反論するのも大事だ。逃げたり下手に言い訳するとますます怒っちまう」 「うふふふ、あなたナナちゃんをとてもよくわかってるのね」 「散々お説教され続けたから、七瀬の怒るパターンも収まるパターンもお見通しだぜ」 「うふふ、なるほどね」 ママンは感心したように頷いた。 「やっぱりこれで良いのかもしれないわ。ナナちゃんが同棲してるとわかって、さすがの 私も心配だったの」 「そりゃ・・まあ・・・なんせ俺たちまだガキだしな」 「私が言うのもなんだけど、ナナちゃんって難しい子なのよ」 「難しい?」 「気が強くてとっても口煩いの。それにプライドが高くて意地っ張りで」 「そ、そうかな?」 「だからなかなかお友達ができなかったり、周りから煙たがられたり」 「で、でもそれは自分をしっかり持ってる証拠だよ。それにあいつ、本当は・・・」 「本当は?」 「すげぇ優しいんだ。おまけに寂しがり屋で甘えん坊で、心配性ですぐに悩みを抱え ちまう不器用な子なんだ。みんな七瀬の本当の姿に気付かないだけだよ」 「ありがとう、織屋君。だからよ」 「だから?」 「こんなにもあの子を知ってくれているあなただから、私はこれで良いと思えるの。もし 織屋君がナナちゃんをぜ~んぜわかってなかったら、今夜私が引きずってでも家に連 れ戻したかもしれないわよ? うふふふふ」 「さ、左様ですか・・・」 466 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/05/24(火) 01 02 28 ID ??? 「ねえ? 織屋君、あなたを目の敵にしてたナナちゃんにどうして興味を持ったの?」 「さ、さあ・・自分でもわかんねえや」 「そう。じゃあ今は? ナナちゃんのこと好き?」 「もちろんさ」 「ありがとう。あの子のキツーイお説教を跳ね除けて、好きになってくれて」 「べ、別に、礼を言われるようなもんじゃないよ」 「織屋君のその気持ちであの子を守ってあげてね。面倒見てあげてね」 「どっちかと言うと俺が面倒見てもらってるんだけどさ。炊事洗濯、それに勉強」 「心の支えって意味よ。寂しがり屋のナナちゃんのことだから、寝る時はあなたに子 猫みたいに甘えてくるんでしょう? 一晩中しがみついて離れない。違うかしら?」 「えーっと・・・あはははは・・・そ、それはノーコメントってことで」 「なあに? 面と向かって聞かれると恥ずかしい? ほら、遠慮せずに言いなさい」 悪戯っぽい笑みを浮かべて、優しく睨んでくるママンの顔に浪馬は息を呑んだ。 (いつもニコニコしてるから気がつかなかった。こう言う顔すると七瀬そっくりだぜ) 「ただいま。遅くなってごめんなさい。お腹すいたでしょ? すぐ用意するから」 そこへ七瀬が買い物から戻ってきた。 「お、おかえり、七瀬」 慌てて声をかけ、もう一度振り返ると、そこには見慣れた笑顔に戻ったママンがいた。 「織屋君、さっきの話はナナちゃんに内緒よ? いいわね?」 「あ、ああ、わかった」 浪馬が慌てて頷くのを見て、ママンは最後にまた満面の笑みを浮かべた。 と、まあ、こんな会話があって。ママンは浪馬を七瀬の運命の人だと改めて確信し、 実の息子同然に可愛がるようになった・・・みたいな妄想。 TOPへ戻る
https://w.atwiki.jp/hl2survivor/pages/119.html
トランシーバーメッセージリスト(期間限定編) 期間限定で公開された、イベントや新作ゲームにまつわるトランシーバー集です。 今では使えないものも多いですが、記念に、ということでまとめてみました。 いつでも使える基本メッセージはこちら クリスマス限定 年末限定 正月限定 バレンタインデー限定 ホワイトデー限定 SD稼動記念 バトルファンタジア稼動記念 アクエリアンエイジ オルタナティブVerUp記念 クリスマス限定2006年12月24日10 00~2006年12月26日6 00(トップ) 味方用 今年のクリスマスは俺たちが一緒だ! クリスマスプレゼントを届けに来たぜ! う~ん、クリスマスケーキ! メリークルシミマス! 鉛のジングルベルを響かせろ! くつしたを設置した! 助けて!サンタさん! 俺たちにクリスマスなんざ関係ねえ! クリスマスパーティーの始まりだ! 聖夜の奇跡を起こそうぜ! メリークリスマス! 敵用 クリスマスプレゼントを届けに来たぜ! メリークルシミマス! 助けて!サンタさん! メリークリスマス! 全員用 今年のクリスマスは俺たちが一緒だ! クリスマスプレゼントを届けに来たぜ! う~ん、クリスマスケーキ! メリークルシミマス! 鉛のジングルベルを響かせろ! くつしたを設置した! クリスマスツリーを設置した! 助けて!サンタさん! 俺たちにクリスマスなんざ関係ねえ! クリスマスパーティーの始まりだ! 聖夜の奇跡を起こそうぜ! メリークリスマス! 年末限定2006年12月26日10 00~2007年1月1日6 00(トップ) 味方用 よいお年を~! 年明けと同時に突入しよう! 年末大感謝祭だ! 2006年のMVPはこの俺だ! 奴らに年を越させるな! う~ん、年越しそば! 忘年会はじめるぞ! 今年一年分のグッジョブ! 今年一年お疲れ! 今年一年お世話になりました! 来年もよろしく! 敵用 よいお年を~! 年末大感謝祭だ! 2006年のMVPはこの俺だ! 今年一年分のグッジョブ! 今年一年お疲れ! 全員用 よいお年を~! 年明けと同時に突入しよう! 年末大感謝祭だ! 2006年のMVPはこの俺だ! 奴らに年を越させるな! う~ん、年越しそば! 忘年会はじめるぞ! 今年一年分のグッジョブ! 今年一年お疲れ! 今年一年お世話になりました! 来年もよろしく! 正月限定2006年12月31日10 00~2007年1月8日6 00(トップ) 味方用 お年玉が弾切れだ! 福袋を設置した! 鏡餅を設置した! 門松を設置した! お年玉をくれてやる! 2007年もゴー!ゴー!ゴー! 敵陣に初詣だ! 2007年は猪突猛進! う~ん、鏡餅! う~ん、おせち! う~ん、お雑煮! う~ん、お年玉! 2007年キターーーーーッ!!! 新年会はじめるぞ! 昨年はお世話になりました! 今年もよろしく! 謹・賀・新・年! A HAPPY NEW YEAR! 明けましておめでとう! 敵用 お年玉をくれてやる! 昨年はお世話になりました! 今年もよろしく! 謹・賀・新・年! A HAPPY NEW YEAR! 明けましておめでとう! 全員用 お年玉が弾切れだ! 福袋を設置した! 鏡餅を設置した! 門松を設置した! お年玉をくれてやる! 2007年もゴー!ゴー!ゴー! 敵陣に初詣だ! 2007年は猪突猛進! う~ん、鏡餅! う~ん、おせち! う~ん、お雑煮! う~ん、お年玉! 2007年キターーーーーッ!!! 新年会はじめるぞ! 昨年はお世話になりました! 今年もよろしく! 謹・賀・新・年! A HAPPY NEW YEAR! 明けましておめでとう! バレンタインデー限定2007年2月13日10 00~2007年2月15日6 00(トップ) 味方用 甘~い! べ、別にお返しなんて期待してないんだからね! 受け取って!私の気持ち! 愛羅武勇! 好きです! 渡したいものがあるの!ここに来て! 机の中に設置した! 下駄箱に設置した! 今年のバレンタインデーは俺たちが一緒だ! チョコレートを設置した! 俺たちにバレンタインデーなんざ関係ねえ! HAPPY VALENTINE’S DAY! ハッピーバレンタイン! う~ん、チョコレート! 敵用 貰ったチョコレートの数じゃあ負けてねぇ! 甘~い! べ、別にお返しなんて期待してないんだからね! 義理ですがどうぞ! 受け取って!私の気持ち! 愛羅武勇! 好きです! 渡したいものがあるの!ここに来て! チョコレートを受け取って! HAPPY VALENTINE’S DAY! ハッピーバレンタイン! 全員用 貰ったチョコレートの数じゃあ負けてねぇ! 甘~い! べ、別にお返しなんて期待してないんだからね! 義理ですがどうぞ! 受け取って!私の気持ち! 愛羅武勇! 渡したいものがあるの!ここに来て! 机の中に設置した! 下駄箱に設置した! 今年のバレンタインデーは俺たちが一緒だ! う~ん、チョコレート! チョコレートを受け取って! チョコレートを設置した! 俺たちにバレンタインデーなんざ関係ねえ! HAPPY VALENTINE’S DAY! ハッピーバレンタイン! ホワイトデー限定2007年3月13日10 00~2007年3月15日6 00(トップ) 味方用 ハッピーホワイトデー! ホワイトチョコを設置した! キャンディーを設置した! う~ん、ホワイトチョコ! う~ん、キャンディー! バレンタインのお返しです。どうぞ! 渡したいものがあるんだ。ここに来てくれ! 愛羅武勇! う、うれしくなんかないんだから! キャンディーを受け取って! ホワイトチョコを受け取って! 今年のホワイトデーは俺たちが一緒だ! 今年のホワイトデーは俺が一緒だ! 愛をこめて! 今夜はキャンディーだ! 今夜はホワイトチョコだ! 今夜は寝かせないっ! 俺たちにホワイトデーなんざ関係ねえ! 1個も貰ってねー!! お前らの気持ち・・・確かに受け取ったぜ! おかあさん、ありがとう!! 甘~い! 春になったら結婚しよう! 敵用 ハッピーホワイトデー! お返しだ! 俺のホワイトチョコを食らえ! 3倍返しだ!! バレンタインのお返しです。どうぞ! う、うれしくなんかないんだから! キャンディーを受け取って! ホワイトチョコを受け取って! 渡したいものがあるんだ。ここに来てくれ! 愛羅武勇! 好きです! 甘~い! このマシュマロヤローが!! 全員用 ハッピーホワイトデー! ホワイトチョコを設置した! キャンディーを設置した! う~ん、ホワイトチョコ! う~ん、キャンディー! バレンタインのお返しです。どうぞ! 渡したいものがあるんだ。ここに来てくれ! 愛羅武勇! う、うれしくなんかないんだから! キャンディーを受け取って! ホワイトチョコを受け取って! 今年のホワイトデーは俺たちが一緒だ! 今年のホワイトデーは俺が一緒だ! 愛をこめて! 今夜はキャンディーだ! 今夜はホワイトチョコだ! 今夜は寝かせないっ! 俺たちにホワイトデーなんざ関係ねえ! 1個も貰ってねー!! お前らの気持ち・・・確かに受け取ったぜ! おかあさん、ありがとう!! 甘~い! 春になったら結婚しよう! お返しだ! 俺のホワイトチョコを食らえ! 3倍返しだ!! このマシュマロヤローが!! SD稼動記念2007年4月2日10 00~2007年4月16日6 00(トップ) 味方用 ようこそ!新入生! はじめまして、先輩! 新人だと思って甘く見るな! 新人歓迎会はじめるぞ! 花見をはじめるぞ! 花より弾丸だ! 戦友100人できるかな? ボクにも春がきました… ここの場所取りは任せろ! ここの場所取りは任せた! ビニールシートを設置してくれ! 自己紹介して! 一発芸して! う~ん、花見団子! 今夜は夜桜見物だ! また同じチームになれたね! なっ、なんでアンタが同じチームにいるのよ! 春だなぁ~ 今日は無礼講だ! 新学期早々ちこくだよ~☆ 春って何?美味しいの? 敵用 新人だと思って甘く見るな! 先輩風吹かしてんじゃねえぞ! 散らせるもんなら散らしてみろ! SDタイプです!手加減して! 放課後校舎裏来いよ! 全員用 ようこそ!新入生! はじめまして、先輩! 新人だと思って甘く見るな! 先輩風吹かしてんじゃねえぞ! 新人歓迎会はじめるぞ! 花見をはじめるぞ! 花より弾丸だ! 戦友100人できるかな? 散らせるもんなら散らしてみろ! ボクにも春がきました… SDタイプです!手加減して! 自己紹介して! 一発芸して! う~ん、花見団子! 今夜は夜桜見物だ! 春だなぁ~ 今日は無礼講だ! 放課後校舎裏来いよ! 新学期早々ちこくだよ~☆ 春って何?美味しいの? バトルファンタジア稼動記念2007年5月14日10 00~2007年5月28日6 00(トップ) 味方用 正面突破ー! マジでつえー! うそぴょーん! ずりーよー! とっておきー! 祈りなさい! なんで僕が、こんな目に! 瞳を閉じて どうして欲しい? いじわるだなぁ 焦らすなよ 次に会う時は、違う形で・・・ 焼き付けるがいい・・・俺の姿 素敵でしょ? ごきげんよう お相手して下さる? 踊りましょ? みんな、助けて! 行きますよぉ 頭上に気をつけなさい! 見事です! 呼んだか?俺の名を! やるのお 油断したわい 勝利の狼煙じゃあ! ちょっと、手を抜きすぎたかのお? まだまだじゃ! サービスニャン! いっただきー! はいっ、プレゼントー! はーい、邪魔邪魔~! お別れだ。許してくれとは言わん! 邪魔だ!道をあけろ! 独り言か? 燃え尽きよ! 敵用 真剣勝負、手加減無しだ! どっからでも、かかってきやがれ! 調子くれてんじゃね~! どうした?意地を見せてみろよ! 手加減はしといたから・・・そんじゃっ! マジでつえー! うそぴょーん! ずりーよー! とっておきー! へっへーん、やーりー! 痛くなんかないよー! 祈りなさい! 地獄に落ちますよ! ざんげなさい! 拳を突き出す前に、まず頭で考えなさい! 神罰です! なんで僕が、こんな目に! 往生せいやー! 手荒なことをして、すまなかったな。 どうして欲しい? いじわるだなぁ 焦らすなよ 次に会う時は、違う形で・・・ 焼き付けるがいい・・・俺の姿 お相手して下さる? 踊りましょ? 頭上に気をつけなさい! 無念です・・・ 見事です! 乱暴ですねえ! いいパンチだったぜ! ハッハッハッハッ~、相手が悪かったな! 呼んだか?俺の名を! おーら、どうしたー? やるのお ちょっと、手を抜きすぎたかのお? まだまだじゃ! いっただきー! はいっ、プレゼントー! はーい、邪魔邪魔~! 許さないんだから! そっ、そんニャー! お別れだ。許してくれとは言わん! 邪魔だ!道をあけろ! 独り言か? くらえっ、荒野のバズーカ! 燃え尽きよ! ふっはっはっはっはっはっ 定めある命しか持たぬものが! 食らう価値もない! 全員用 真剣勝負、手加減無しだ! ショットー! マジでつえー! へっへーん、やーりー! オレの冒険はこれからさ! 痛くなんかないよー! 祈りなさい! なんで僕が、こんな目に! 瞳を閉じて 手荒なことをして、すまなかったな。 次に会う時は、違う形で・・・ 焼き付けるがいい・・・俺の姿 バラの香りよ 素敵でしょ? ごきげんよう お相手して下さる? 踊りましょ? これが失恋? 行きますよぉ 無念です・・・ はぐっ 俺について来い! ウェルカム! マグナーム! フィニッシュ! いいパンチだったぜ! ハッハッハッハッ~、相手が悪かったな! 呼んだか?俺の名を! いい汗かいたぜ! もの足りんのお・・・ やるのお 油断したわい 勝利の狼煙じゃあ! ちょっと、手を抜きすぎたかのお? まだまだじゃ! サービスニャン! 見たでしょ!責任取ってよね! そっ、そんニャー! ワイルド! フロンティア! テキサス! あんたにはまだ帰る場所があるだろ・・・ 敗北を知って、人は強くなれる。 お別れだ。許してくれとは言わん! 独り言か? くらえっ、荒野のバズーカ! まだっ、まだ足りぬ! 燃え尽きよ! ふっはっはっはっはっはっ 定めある命しか持たぬものが! 食らう価値もない! アクエリアンエイジ オルタナティブVerUp記念2007年6月19日10 00~2007年7月16日6 00(トップ) 味方用 ひと休みなさいませんか? どこ見てんだ、危ねえぞ! がんばるね! 嬉しい……です 推参! もうっ、しっかりしてよねっ! 御意! もっと遊ぼうよ~ こっちこないでー! ちょっと、助けなさいよ! 我が手に勝利を 我が名を呼んだか? よろしくぅ、にゃ♪ 我が声を聞くがよい! お話にならんな とっとと終わりにしようか? 私は何をすればいいのかしら? 愛の鞭だ もう一度チャンスをください! 忘れないで・・・ お許しを・・・ ちょっとかき回してくるかな 目標を確認した、せん滅に入る 敵はどこぉ・・・? 作戦名AAA、開始! 作戦通りですね! 私の為に、泣いてくれるんですか・・・? 今日も元気に行ってみよ~! 行ってらっしゃい! 危ないですよ やるじゃない いいわよ、その調子 謹んで、お受けいたします ……あの……はじめまして…… やったやったー! あ、出番ですか? よろしくな めんどくさいなぁ 私の手を借りたいと? ごめん☆ じゅうりんすればよいのだな お呼びですか?ご主人様♪ 我らの勝利じゃ か、かしこまりました…… 出すぎたことをいたしました。 敵用 ちょっと待って!今の無し~! お帰り頂けませんか? ヒドイ事しないでぇ~! わらわを誰と心得る! っ見えない! もっと遊ぼうよ~ こっちこないでー! 容赦しないから! ばーかばーか! ……何のつもり? 我が声を聞くがよい! お話にならんな ぶっ飛ばしてやるぜえ~ くりてぃかるひっと~♪ お痛はだぁ~め 愛の鞭だ 効かないねぇ! ざーんねーんでーしたー 顔はやめて~ 敵はどこぉ・・・? 私に討たれた事を光栄に思うがいい 見るがよい・・・我が力を! 痛いよ~! うそっ? やるじゃない しびれちゃった? 冗談じゃないわよ! お静かになさいませ やったやったー! 悔い改めよ! え?まさか本気なの? 舞えー!踊れー! 虜にしてあげるー☆ いっただーきまーす☆ ごめん☆ お呼びですか?ご主人様♪ おやすみなさいませ♪ 凍りつけ! 我らの勝利じゃ お許し下さい! 全員用 ひと休みなさいませんか? ちょっと待って!今の無し~! 撃ちまくるよ! 嬉しい……です ど~ん♪ ヒドイ事しないでぇ~! ナナの事、忘れないで下さい・・・ このままタマネギの特売に向かいますね~ はうっ ブログに書いておきますね 推参! わらわを誰と心得る! 御意! っ見えない! もっと遊ぼうよ~ こんな事したくはないのに・・・ ばーかばーか! 我が手に勝利を こっそりバナナ食べた罰ですかぁ~? 我が名を呼んだか? ……何のつもり? よろしくぅ、にゃ♪ ぎにゃぁ~~~ ピッチピチよ♪ 我が声を聞くがよい! ぶっ飛ばしてやるぜえ~ くりてぃかるひっと~♪ とっとと終わりにしようか? こんな自由・・・いらないよぉ 忘れないで・・・ これが天命か 迷える子羊たちに、救いを・・・ 顔はやめて~ 作戦名AAA、開始! 見るがよい・・・我が力を! 私の為に、泣いてくれるんですか・・・? 今日も元気に行ってみよ~! お母さ~ん! 痛いよ~! うそっ? やるじゃない 冗談じゃないわよ! お静かになさいませ ……あの……はじめまして…… 春はまたやってきますよね…… やったやったー! あ、出番ですか? めんどくさいなぁ 舞えー!踊れー! 虜にしてあげるー☆ いっただーきまーす☆ まだ暴れ足りないぞ! お呼びですか?ご主人様♪ 凍りつけ! 我らの勝利じゃ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/42751.html
登録日:2019/08/31 (土曜日) 23 49 04 更新日:2023/08/22 Tue 14 49 31 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 19年夏アニメ MF文庫J アニメ シンデレラ パンツ ライトノベル ラブコメ ラブレター リア充 可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 変これ 変好き 変態 変態これくしょん 残念な美少女達 花間燈 待ってろ、未来の俺の彼女! 「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」とはMF文庫Jより刊行されている、 花間燈によるライトノベル作品である。略称は「変好き」。 2019年7月よりアニメが放送開始。 【あらすじ】 彼女いない歴=年齢な普通の男子高校生、桐生慧輝に宛てられた突然のラブレター、 遂に彼女ができると喜んだものの、そこに差出人の名前はなく、 しかも何故だか純白のパンツまで添えられていて…? 彼を取り巻く可愛い女の子たちは誰もが怪しく、そしてちょっぴりワケあり風味。 果たして、パンツを落としたシンデレラは誰なのか、謎が謎を呼び、変態まで呼び寄せてしまう。 新感覚変態湧いてくる系ラブコメがはじまる… 【登場人物】 桐生慧輝(きりゅう けいき) CV 下野紘 本作の主人公。彼女いない歴=年齢の高校2年生。 書道部、図書委員に所属し、困った人を放っておけない性格。 ある日、誰もいない書道部部室で自分宛のラブレターと女性物のパンツを発見、 状況的に自分の知り合いの女子だと推測した彼は、その差出人=シンデレラを探すために奔走することとなる。 両親は仕事で家を空けがちなため、妹と2人暮らしなせいかややシスコン気味。 朱鷺原紗雪(ときはら さゆき) CV 竹達彩奈 書道部部長にして慧輝の先輩。シンデレラ候補その1 美人で巨乳という妖艶な雰囲気の持ち主。 廃部寸前だった書道部を救ってくれた慧輝にはとても感謝している模様。 掃除は苦手らしい。 古賀唯花(こが ゆいか) CV 日高里菜 図書委員の慧輝の後輩。シンデレラ候補その2 金髪碧眼のクオーターで小柄、子犬のような可愛らしい美少女。 読書や絵本を書くのが好きで、将来の夢は絵本作家。 紗雪とはそりが合わない模様。 南条真緒(なんじょう まお) CV 野水伊織 慧輝同じクラスの同級生。シンデレラ候補その3 いつも不機嫌そうにしている赤茶色髪の美少女。アーケードゲームが好き。 慧輝が自分がなるはずだった図書委員や、掃除当番を代わってもらったことから親しくなった模様。 桐生瑞葉(きりゅう みずは) CV 本渡楓 慧輝の妹、綺麗好きで料理もこなす家庭的女子。 兄からも太鼓判を押される可愛らしい子で彼女も兄を慕っている等、兄妹仲はとても良い。 だが仮病で休もうとする兄を戒める等厳しい一面もある。 一応シンデレラ候補その4だが、実妹だからないだろうとのことで除外されている。 鳳小春(おおとり こはる) CV 大橋彩香 天文部部長、趣味はカメラ。 うさ耳フード付きのパーカーを着たロリ少女。 藤本綾乃(ふじもと あやの) CV 春野杏 生徒会副会長、慧輝の同級生。 お菓子作りが得意で、仕事もできる優等生。 控えめな性格で、一人称は「綾乃さん」。 秋山翔馬(あきやま しょうま) CV 河本啓佑 テニス部所属で、慧輝の同級生にして親友。 イケメンでスポーツ万能。誠実な性格で女子からの人気は高い。 だが真正のロリコンであり、特に小春の容姿はどストライクである。 この先、ちょっとしたネタバレ注意。 「私を、慧輝君のペットにしてください!」 朱鷺原紗雪 彼女の本性はドMの変態であり、慧輝を自分のご主人様にしたいと思っていた。 慧輝がシンデレラ探しで彼女にカマをかけた所、勘違いした彼女が性癖を暴露。 以降は半裸で首輪をつけるよう迫ったり、エロメイド服を着たりして慧輝に迫っている。 「慧輝先輩、唯花の奴隷になってください!」 古賀唯花 彼女の本性はドSの女王様気質で、慧輝を奴隷にしたいと狙っていた。 暴露後は慧輝に自分の脱ぎたてパンツを加えさせたり、 下駄箱にブラジャーを忍ばせたりして彼の狼狽える様を見て楽しんでいる。 紗雪と仲が悪かったのは初対面でお互いの性癖を暴露し合ったかららしい。 「だからさ、付き合ってよ………………………秋山と」 南条真緒 彼女の本性はBL好きの腐女子。作家としても活動中。 彼女が慧輝と翔馬をよく見ていたのはBLのネタ探しの為で、 図書委員や掃除当番をやりたがらなかったのも作業時間が削られるからだった。 ちなみに慧輝と翔馬をモデルにしたBL同人誌、「ショートケーキシリーズ」は腐女子の間で好評のようで、 実は紗雪と唯花もファンであった。 「わたくしの恋愛対象は秋山くんなので」 鳳小春 彼女は慧輝ではなく翔馬に好意を持っており、彼をストーカー真っ青の行動で撮影し続けた結果、 天文部部室となっている教室は翔馬の写真が所狭しと飾られている。(他の生徒に見られないようにすぐ隠せるようにはなっている模様) 容姿だけなら翔馬好みのロリ体形なのだが、彼女は翔馬より年上なのがネックとなり、 慧輝のアドバイス(盗撮写真で脅して協力させた)により後輩のフリをして近づく作戦に出た。 「最近は桐生君の匂いがお気に入り」 藤本綾乃 彼女は実は匂いフェチであり、あるトラブルにより慧輝の匂いを嗅いだ結果、夢中になってしまった。 その後は借りたジャージを堪能したり、眠った彼からパンツを奪おうとしたりした。 興味があるのは匂いだけらしいので、本作の変態女子の中ではまだマシな方・・・かもしれない。 可愛ければ変態でも追記・修正してくれますか? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こんな不健全で破廉恥な内容の小説が18歳以下でも買えるのは正直どうかと思う コンビニのエロ本規制で味を占めた連中が騒いでまた規制が強化されそうで怖い -- 名無しさん (2019-09-01 11 56 16) 引くほどでなければいくらでも好きになってやるぞ! さぁ、この胸に飛び込んでくるがいい!!(キモイトカイウナ -- 名無しさん (2019-09-01 12 09 40) ドラマCD版の声優も書いてあげてくれ -- 名無しさん (2019-09-02 11 17 56) ネタバレはアニメに合わせているのか。 -- 名無しさん (2019-09-03 00 29 08) アニメ発表されたときまだA GでドラマCDのcmやってたからキャスト変わるの残念だったな アニメのもいいけど -- 名無しさん (2019-09-03 00 44 50) ↑5 大丈夫大丈夫このくらいw -- 名無しさん (2019-09-03 00 46 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ma1ss/pages/19.html
132. 忍法帖【Lv=7,xxxP】 2011/06/13(月) 17 08 11.89 ID qZmOF3Uv0 シャル「」トタトタ シャル『お題「靴を両方とも隠される」』 シャル「」テコテコ 133. 忍法帖【Lv=7,xxxP】 2011/06/13(月) 17 08 58.92 ID qZmOF3Uv0 シャル『時間17 20』 135. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 11 31.56 ID pZvDD3ig0 かわいいなおいwwww 【靴を両方とも隠される】 ほむら「くんかくんか!くんかくんか!」 136. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 11 51.06 ID Vy4bd7GNO マミ「まだスペアは沢山あるわ。」 137. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 11 51.30 ID oENlohtT0 下駄箱 まどか「また無くなってる……」 ほむら「靴を隠すなんて悪質ね」 ほむら「予備はたくさんあるから貸してあげるわ」 まどか「……それ私の」 138. 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 2011/06/13(月) 17 14 26.50 ID MRz46HgV0 上条「あれ?靴が無い…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 杏子「さやかぁ!仇はとったぞー!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 上条「しかも両方…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さやか「恭介のにおい…って私は変態かっ!?」 さやか「…でもちょっとだけ」クンカクンカ 杏子「あっ」 さやか「あっ」 139. 忍法帖【Lv=1,xxxP】 2011/06/13(月) 17 16 09.87 ID dzfYIgJP0 杏子「靴が…ねぇ…」 杏子「まぁいいか」 杏子「…いや、最初からはいてなかったんだ」 140. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/06/13(月) 17 17 01.18 ID gysY2buM0 ほむら「靴がない…」 さやか「げ、あたしもだ…」 マミ「なにこれ…!」 まどか「これじゃ帰れないよ…」 キュゥべえ「君達の靴は僕が預かった!」 ほむら「インキュベーター…?」 キュゥべえ「君達人間は靴が無ければ外に出られないんだろう!?」 キュゥべえ「さぁ靴を返して欲しければ、まどか!僕と契約して…!」 杏子「最初からずっと外にいる杏子ちゃんスラッシュ」ザシュ キュゥべえ「ぐあ」 141. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 19 28.89 ID aCGArAFC0 6/13(月) 天気:曇り 今日も靴が無くなった。 玄関に置いとくだけで無くなってしまう。 私に一言断ってくれればいくらでも貸してあげるのに。 まさしく『玄関の断り』ね。 142. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 19 51.02 ID oV1zndcS0 ほむら「あなたの仕業だったのね、まどか」 まどか「ほむらちゃん……」 ほむら「さあ、早く靴を返して「いや!」 ほむら「どうして」 まどか「どうして!? それは私が言いたいよ! どうしてまだほむらちゃんは戦おうとするの!?」 ほむら「……」 まどか「行っちゃダメだよ! マミさんもさやかちゃんも、杏子ちゃんももう居ないんだよ!? それなのに――」 ほむら「……」 まどか「逃げちゃおうよ。ワルプルギスの夜なんて放っておこう? そしたら靴を「駄目よ」 まどか「――なんでっ!!」 ほむら「あなたが泣いてるからよ」 まどか「っ!!」 ほむら「靴が無くても私は行くわよ」 まどか「うぅっ……うぁぁああぁぁ……」スッ ほむら「……さよなら、まどか」 143. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 19 57.72 ID YihU1aqL0 マミ「私くらいになるとスムーズに発見するために発信機くらいつけておくモノなのよ」ピコーンピコーン マミ「隠し場所は…焼却炉ね!」ダッ 144. 忍法帖【Lv=7,xxxP】 2011/06/13(月) 17 21 41.92 ID qZmOF3Uv0 シャル「」シュタッ シャル『時間』 シャル『投票ちょっと多いから』 シャル『17 35』 145. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 22 15.05 ID pZvDD3ig0 142 に一票、せつねぇ 146. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 22 17.16 ID Vy4bd7GNO 138 で 147. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 22 34.95 ID xTWqHdB10 137 変態っぷりがいい 148. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 22 53.15 ID MRz46HgV0 136 の才能に嫉妬 149. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 23 36.20 ID qBvD8PKG0 138 さやかェ… 150. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 23 36.46 ID YihU1aqL0 136 151. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/06/13(月) 17 24 06.69 ID gysY2buM0 135 絶対に誰かがやると思ったww 152. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 24 08.57 ID jOrVvgUh0 141 153. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 24 37.51 ID oENlohtT0 135 これでこそほむほむ 154. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 25 04.06 ID wd4YqZem0 138 健気な杏子ちゃん可愛い 155. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 26 53.61 ID aCGArAFC0 140 あんこちゃん(´;ω;`)ウッ 156. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 28 06.52 ID 5Xy3k/SY0 139 あんこちゃんペロペロ 157. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/13(月) 17 29 26.23 ID u8ZVwwh50 142 に一票 やっぱこのふたりがいいや 141 もマミさんらしいくていいが 158. 忍法帖【Lv=7,xxxP】 2011/06/13(月) 17 39 32.32 ID qZmOF3Uv0 シャル『靴を両方とも隠される』 シャル『結果』 138 3 142 2 135 2 136 2 141 2 シャル『 138 おめでとう』 シャル『次お題 150 』
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/7073.html
張り込み奥 722 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 04 37 03.22 ID /Z90Exj6 新聞と牛乳を盗んでいく近所のママ。 今日一晩中起きて見張ってて、さっき二階から鷹の爪たっぷり 煮出した熱いお湯ぶっかけてやった! 眠いので寝ます。 723 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 04 56 17.90 ID DL0G30ID 722 GJ といいたいが訴えられないか心配だな。 ネズミが煩いんで起きていたが、今、隣を大きくて長い虫が 駆け抜けていったんでますます寝られなくなったが とりあえず722は更にこじれそうだから今の内に寝ときなさい。 746 :722:2011/04/29(金) 12 13 09.61 ID /Z90Exj6 おはようございます。さっき起きました。 やっとゆっくり眠れた。 釣りではありません。 お湯は熱かったのですが、お鍋に入ってた時点で65℃くらいなので やけどはしてないと思います。温度計でちゃんと測りました。 家にある一番大きなお鍋で鷹の爪を500gたっぷり煮出したので なかなか効いたと思います。 訴えられたり、凸られたりはしないんじゃないかな。 見栄っ張りだし、外聞がとっても大事な人だし、外面もいいから。 たとえデマでも新聞盗んでた、なんて言われたくないと思う。 じかにやめてって言ってもやってない、証拠があるのかって言うし、 写真とって見せてもPCやフォトショで加工できるとか言うし、 訴えるのは面倒くさいし、これでやめてくれればいいなあ。 いじめられっこがなんでいつまでもいじめられっこだと思うんだろうか。 第一、中学のときのイジメもそれほど気にしてなかったの、 知ってると思うんだけど…。 凸られたら仕方がないので、写真と発言を録ってあるのを 旦那さんとお姑さんに披露の予定。 747 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 21 18.92 ID VYBfUiRb 746 写真と録音があるならお湯ぶっかけるよりもさっさと泥ママ旦那と 泥ママ姑に披露してきなよ 訴えるの面倒くさいとか言ってないでさ つーか722はそれですっきりかもしれないけど泥ママが722からは もう搾取出来ない→他の人タゲって被害者増えたらどーすんだよ 751 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 23 42.67 ID rPxmOwem 746 なぜそこでビデオ録画と考えなかったんだ。 752 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 25 57.46 ID X9EIJGdS 746 まぁ気持ちは分からんでもないけど…。 ちとやりすぎ。 鷹の爪500gってすごい量だよね? 普通小袋で5gとか10gくらいで売ってると思うけど、住んでる所が 産地なのかな。 痴漢撃退用にトウガラシスプレーとかあるように、ダメージは強烈だし、 微量でも刺激が強くて、洗って希釈してもなかなか回復しない。 本人が外面云々言ってても、周りが動いたら刑事事件(傷害)に なっちゃう。 正当手段が【面倒くさい】から、犯罪行為でやり返しても良い、 なんて誰も認めてくれないよ…。 758 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 41 35.95 ID /Z90Exj6 うう~ん。 私がそういう人間だと泥ママは知ってる筈なんですよ。 中学のとき、アメリカシロヒトリを鞄に入れられたので翌日 下駄箱の中にいっぱい詰めといたし、クラス全員で無視されたときも、 担任が私の言い分を無視してもクラスのみんなが怖いからって 強引に職員室で自習してたし。 そのあと色々問題になって、担任は学期途中で移動に なったりしたのに。 忘れちゃうのかな、こういうこと。 ターゲットは他に移ることはないと思います。 どうしてなのか私に固着してるんです。 まさか転勤でご近所になると思わなかった…。 759 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 42 47.89 ID cuFDgoPS それはそういうプレイなのか?w 意地悪して意地悪し返されるプレイwww 760 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 45 02.44 ID XW9cBEPn 759 ちょ、トムとジェリーw しかし新聞泥とか節約のつもりなんだろうか… 763 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 54 29.07 ID /Z90Exj6 プレイだったら良かったんですけどねえ。 中学卒業して別々の高校になってそれから顔を合わせて なかったんですが、月に一度は呪いの手紙が来てたんです。 大学卒業のとき御両親に手紙を見せにいって、カウンセリングを 受けるか、医者に見てもらった方がいいと助言したんですが どうなったのか。 住民票をロックできると知ったときにロックしたので、それからは 割合平和だったのに、かなり憂鬱です。 今までの色々は全部取ってあるので、それも見せるしかないのかorz 765 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 12 59 59.25 ID A7UB0ZAm 763 それもう完全にキチ行動じゃないか>泥ママ 苛める相手に固執して結婚してからもしつこく嫌がらせって異常 下手すりゃそのうち刺されるんじゃないか? 行動がエスカレートして被害が拡大する前に手を打っとくべきだと思うよ 766 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 13 02 21.18 ID 7+3yH90Z 763 よく言われてるけどキチに対抗するなら逃げ切るか 自分の心の平和も犠牲にして対抗するかどちらかしかないんだよ… 769 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 13 11 59.69 ID nVI2wsoN 763 生活安全課に相談しといてもいいんじゃない? 嫌がらせ、付き纏いあたりで相談できると思うけど 以前警察に行ったときに聞いたら、何回か指導実績ができれば 接近禁止令が出せると教えられたよ 逆に考えれば無視したり、相手してる間は事件になるまで公的機関は 介入できないってことじゃないかな(このスレじゃなくてもよく聞くよね) 774 :名無しの心子知らず:2011/04/29(金) 13 59 54.18 ID n05VNjmO 763 「ちょっと精神状態がアレかもしれない人に嫌がらせされてる」 なら保健所へも相談しとくといいかも。 あそこは警察と地元の精神科につながりがあるから、万一警察沙汰に なった時に、措置入院までの話がスルっといけたりする。 家族がちょっとアレなだけの大人を精神科に自主的に連れて行く事は まずないからね。 嫌がらせの報復ではなく、第三者に引き渡して平穏を図る方向で いくべきだと思う。 つか唐辛子湯て、763さん相当精神的にやられてるよ。 自覚はしてると思うけど。 次のお話→捏造疑惑奥(728)
https://w.atwiki.jp/morshowsumakou/pages/10.html
「「「「「ス・・・スマ高!!!?」」」」」 教室の窓から遥達が目にしたのは信じられない光景だった モー商の校庭・・・周辺校から神聖不可侵といわれたその領域で 見慣れぬ制服を着た一団とモー商の生徒達が小競り合いを演じている その一団の真ん中の生徒が振っている王冠エンブレム入りの大きなピンクの旗 そのエンブレムが近年、周辺区域を席巻した新興勢力・・・ スマイル女子高等学院~通称スマ高のものであることを遥達は一瞬にして認識した 「な、なんでスマ高がここにおると!」 「あんなに堂々と・・・」 流石の九鬼組、聖達も動揺を隠せなかった。遥達天鬼組に至っては言葉すら出ない 「なんでからしらねぇ・・・」 道重さゆみがふ~っと溜息をつき肩を竦めながら言葉を続ける 「ウチらさぁ、ナメられてるんじゃない?」 ・・・そうとしか思えない。 しかしスマ高は所詮数年前に設立された新設校。伝統も頭数も戦力も喧嘩の場数もモー商には大きく及ばないはず 一体どんな勝算があって仕掛けてきたのだろうか? だが唐突な奇襲による動揺が薄れ、冷静に校庭の攻防の様子が見えてきたところで 遥はその認識がいささか甘いものであることを思い知らされる よく見れば地に倒れているのはモー商の生徒ばかり。その数は徐々に・・・いやどんどん増えていっている! 死屍累々、そんな表現がぴったりくる状況だ。 更に状況を良く見るとスマ高の前線に2人、手練れの強者がおりモー商の生徒は殆どその2人に倒されている。 その2人の手練れの内の1人の姿を見て、譜久村聖、そして工藤遥の表情が凍りついた。 「あ、朱莉ちゃん・・・!?」「竹内さん!?」 「和田さぁ~ん、やっぱやめましょうよぉ~。絶対マズいっスよこれ~」 スマ高の手練れの1人、竹内朱莉はこの殴り込みに乗り気ではなかった。 別にモー商にビビっているわけではない。それなりに渡り合う自信はある。 しかし、朱莉にはこの殴り込みに乗り気になれない理由が二つあるのだ。 「うるさいタケ!とっととコイツら倒してはるなんを探して!」 そんな朱莉を後方から腕を組んで叱咤しているのがスマ高の総長・・・和田彩花 今回のモー商への殴り込みの発端となった人物だ。 総長なのに発端?という言い方はおかしいと思うだろう。 普通は総長が召集をかけて他校に殴り込むものである。 だが、飽くまで和田は『私事』でモー商を訪れたに過ぎない。 今回、スマ高の兵隊達の召集を掛けたのは和田の隣でほくそ笑んでいる人物なのだ。 「こういうきっかけ、ずっと待ってたんだよね~。ねっ、かななん」 その人物が旗を振っている生徒に話し掛ける 「さっすが福田さんですわ。こんなに短時間でこんだけ兵隊集めるとか尊敬しますわ。でも福田さん・・・」 「ん?」 「そろそろ疲れましたわ、なんかこの旗振るの意味あるんですか?」 「何言ってるのかななん!せっかく殴り込みに来たんだから大々的にスマ高ここにあり!ってアピールしないと」 「そういうことでっか、なんとなくやる気出てきましたわ~」 「おい福田さん!かななん!まったりしてねぇでちっとは手伝え!」 まったりと後方でだべっているスマ高の副総長、福田と関西弁の旗振りの生徒にツッコミを入れたのは スマ高前線のもう1人の手練れ、前髪リーゼント風で後ろに長髪を流している手足の異様に長い生徒だ 「いや、めいめいが居ればウチらの出る幕なんか無いって。ウチのエースってとこモー商に見せてやんなよ」 確かに『手伝え』と言った割に『めいめい』と呼ばれた生徒は髪を振り乱し、常軌を逸したかのような暴れっぷりで 群がるモー商生達を次々にズタボロにしている。悪鬼羅刹・・・まさにそんな表現がぴったりだ 「オラぁ!そんなもんかモー商!レベル低いじゃねぇか!このタァムラ様とまともにやり合える奴は居ねぇのか!」 まるで水を得た魚のように暴れるめいめい~田村芽実に対して もう1人の手練れ、竹内朱莉は相変わらず愚痴りながら戦いを続けていた 「和田さん、もう無ーーーーーー理ーーーーー、やめときましょう!」 「タケ!弱音を吐かない!1人30殺ぐらいすれば何とかなるから!」 しかし愚痴りつつも朱莉はきっちりと仕事をこなしている 小柄な身体に不釣り合いな恐るべき筋力・・・ キュー学の怪物、矢島舞美と同じ遺伝子を朱莉が宿していることを知らないモー商生徒達は 次々にその重いパンチの餌食となっていた。 「早くしないとはるなんが死んじゃう!」 「死にゃしませんって、いくらモー商でも殺しはしないでしょ殺しは」 「でもメールにはもうお別れかもって・・・はるなん!はるなん!」 激しく取り乱す和田彩花。はるなんはるなん・・・はるなんのことになると人が変わる。 朱莉がイマイチ乗り気になれない理由の一つがこれである。 (いや、お友達もいいっスけどね・・・ちょっとおかしいでしょ。和田さん絶対なんか騙されてるって) それでもまぁ朱莉がこの殴り込みに付き合っているのはそんな真っ直ぐで危うい大将が案外嫌いじゃなくて 放っておけないからなのだが。。。 「なかなか面白いじゃんスマ高・・・つーかアンタ達何ぼーっとしてるわけ!?さっさと行きなさいよ!」 道重の檄で聖とナマタがハッ!と我に返った 「ス、スマ高かなんか知らんけど捻り潰しちゃるけん!」 「・・・行ってきます!」 教室から飛び出していく聖とナマタ (フクちゃん・・・?まっ、いいか) 一瞬、聖の顔に迷いのような表情が浮かんだのを道重は見逃さなかった。 少し気になるが、譜久村は信頼出来る子だ。少なくとも九鬼の中では一番。 何があってもモー商の為に尽くしてくれるだろう。それに・・・ 「1年!アンタ達も早く行きなさいよ!」 「えっ!?」 道重の言葉に、遥達天鬼組は一瞬呆けて固まってしまった 「何?ビビってるわけ?なら行かなくてもいいけど。こういうのは顔売るチャンスだよ?」 チャンス・・・チャンス・・・ 「ディス イズ ア チャ~ンス!(どや!)」 その言葉に真っ先に反応したのはだーいしだった・・・つーかなんだそのどや顔は? お前そんなキャラだったっけ? 「はい!みにしげさん、まーちゃんも行って来ます!」 行くのか優樹・・・つーかコイツを他校と絡ませて大丈夫なのか? しかもみにしげって総長に失礼だろ! 2人は勢い良くダッシュで飛び出して行った ・・・ってか出遅れた!ハルも! 「自分も行って来ます!」 そう宣言したハルの顔を道重総長は無言でまじまじと眺めた じ~っ・・・な、なんスか? 「アンタ、無理しない方がいいよ?」 ど、どういう意味っスか?怪我してるからっスか? またじ~っとハルの顔を見てる うっ・・・この人なんか苦手かも・・・ 「そこに倒れてる子を保健室に運んで。総長命令!」 「えっ!?」 倒れてる子・・・はるなんのことか あぁ、すっかり忘れてたぜ 「で、保健室にあの子寝かせてよくよく考えて覚悟決めてから校庭に行きなさい。 ・・・アンタさ、足震えてたよ。ビビってるでしょ?」 「ビ、ビビってなんか!!!」 ビビってなんかいない!ビビってなんかいませんよ! 「スマ高の小さい赤い奴、アレは知り合いかな?なんかフクちゃんもアイツ見て動揺してたけど」 な、何だ・・・何なんだこの人は? ええ、ビビってましたよ。ハルは竹内さんにビビってました! でもあの一瞬で見抜くかそれ普通?ハルと竹内さんのことだけじゃなく譜久村さんと竹内さんのことまで わ、わかりましたよ!まずはるなんを保健室に運びます!でも必ず校庭には行くんで!意地でも!!! 階段を全力で駆け降り、靴も履き替えずに下駄箱を駆け抜けて校庭へ飛び出した聖とナマタ。 「やばか!」 スマ高を取り囲んでいたモー商生徒の一団は2箇所、田村と竹内の居る前線から完全に包囲を崩され 崩壊寸前の状態である。あろうことか田村と竹内の恐るべき強さに後退りする者達も現れ始めた。 「そろそろ頃合いかな・・・」 冷静に後方から戦局を見ていたスマ高副長、福田花音が号令を掛ける 「特攻部隊前へ!めいめいとタケちゃんの開けた穴から校内に突撃して!飯窪春菜さんを見つけたら保護して!褒美は焼肉おごりーーーーーー!」 福田の号令と共に20名程の『特攻部隊』が校舎を目がけて突撃を開始した。 「ヒャッハァ!!!」「バーベキューっ!!!」「イーヤフォンでっ!!!」 「しゅわしゅわーーーーーーーーーー!!」「ぽんっ!!!」「ギャハハハハハ!!!」 どう見てもチャラく、頭の悪そうな若者達・・・かつてスマ高が周辺区域を席巻した時代に猛威を振るった 『ピンチケ』と呼ばれる兵隊達である。 個々の力はさほど強くないが良心というものがまるで存在せず、集団になったときの無軌道な暴力は 一時期、他校の脅威となっていた。ちなみに『ピンチケ』の語源とは・・・ 「少し遅かったようですわね」 「聖!ウチらで食い止めるしかなかよ!」 「言われるまでもありませんわ!」 聖、ナマタが下駄箱への道を塞ぐようにピンチケ達の前に立ち塞がる 「イヤッハァ!死ねえ!」 ぽーん! ナマタにバットで殴り掛かったピンチケの身体が派手に宙を舞った。 強烈なアッパーカットの一撃 恐るべき筋力の大振りな打撃で敵の身体を吹き飛ばし、宙に舞い上げる・・・ぽんぽんのもう一つの『ぽん』 「どけぇ!」 ぽーん! 聖に襲い掛かったピンチケの身体も宙を舞った。 ロックからの合気道投げ・・・どごっ!高く宙を舞ったピンチケの身体は頭から無残に校庭に叩き付けられた。 ぽーん!ぽーん!ぽーん!ぽーん! 次々と聖達に襲い掛かるが、まるで紙屑のようにピンチケ達は次々と宙を舞う 「お~、やっと出てきたね~、ぽんぽん」 福田は特に動揺を見せることもなく、ニヤニヤしながら軽く言い放つ 「こ、コイツら・・・強ぇ!」「ヤバいよヤバいよ」 「か、勝てるわけがねぇ!!!」「ヒィ!ふ、福田さぁ~ん!!!」 『ピンチケ』の語源・・・『ピンチ』になると『ケ』ツを捲って逃げ出す。ゆえにピンチケ。 勢いに乗った勝ちいくさでは大きな戦力となるが劣勢になればまるで蜘蛛の子を散らすように逃げ出すのだ。 結局『特攻部隊』の半数、10名程がスマ高本陣に逃げ帰ってくる有様である。 「おめーらなぁ!ちょっとは根性見せろやぁ!!!」 田村の檄が虚しく響く。しかし、相変わらず福田花音の頬はなぜか緩んでいた。 「クソ弱かね、スマ高。相手にならんっちゃ」 「気を付けてえりぽん、弱い奴ばかりじゃないわ」 「先輩!遅れてすみません!うおっ!もうこんなに倒したんですか」 「うひょ~!」 遅れて校庭に飛び出して来た石田と佐藤は一瞬、横たわるピンチケ達に驚いたものの すぐにスマ高本陣の方に目を向けた 「ウチもだいぶ浮足立ってますね」 「ウチらが行けばきっと盛り返せるけん、行くとよ!」 「突撃にょろ~!」 「待って!」 突然、勇んで突撃しようとするナマタ達を聖が制した。 「なんね聖、怖気付いたと?」 「考えなしに突っ込むんじゃなくて分担を決めましょう!」 「分担?譜久村さん、ウチらみんなで一点突破した方が早いんじゃ・・・」 「そうたい、そんなん必要なか!」 「勿論そうだけどスマ高のあの強者2人が易々と通してくれると思う? あの2人と戦う担当と本陣を襲う担当を決めておいた方がいいわ」 なるべくもっともらしいこと言うように聖は腐心していた。 目的は、ただ一つシンプルなことなのだが 「まぁええっちゃよ。じゃああのリーゼントの奴はえりなが殺るけん」 「じゃあ私はもう1人の赤い学ランの・・・」 それはダメ!石田が言い終わらない内に聖は慌てて口を挟んだ 「アイツは私がやるわ!1年の2人は構わず本陣に突撃して!」 「ええっ!?ウチらで敵の大将殺るんですか!」 「あああっ、もうっ!見てらんないっ!あやが行くっ!」 「待ってあやちょ!」 ピンチケ達の不甲斐なさにたまらず自ら前線に出て行こうとする和田を福田が全身で制した。 「こんなんじゃ埒が明かないじゃない!はるなんが死んじゃう!」 「あやちょ、花音を信じて!もう手はちゃんと打ってあるから!」 そう言って福田は和田に何やらごにょごにょと耳打ちをした 「えーっ!そうなの!?じゃあ最初から言ってよー!」 ふぅ・・・やれやれ、なんとか納得してくれたか。 万が一アンタが討たれちゃうといくさにならないんだよね。 だから大人しくしててよ、和田さん。 こっちは引き摺り出す側だからね、アンタが引き摺り出されてどうすんだよってこと。 こっちが最初に強さを見せた後、少し弱さを見せればあっちは好機と見て攻め寄せてくるわけさ。 ピンチケどもに最初から期待なんてしてない。アイツらは単なる餌。 向こうが戦力を前に出してくれば出してくるほどチャンスが生まれる。 正面から勝つだけがいくさじゃない。ってゆうか正面からモー商に勝てるわけない。 兵は詭道なり。 詭道の矢は既に敵に放っている ここまでは計算通り・・・あとは不確定要素次第、かな ったく、手間掛けさせんなよコイツは・・・まぁ軽いからいいけどよ 工藤遥は飯窪春菜を背負い、人気の無い廊下を保健室に向かって歩いていた 校舎内の殆どの生徒はスマ高を迎え撃つかヤジ馬で観戦するか出払っていて校内は静かだ ああっ、ハルも早く行かねぇと・・・ん? 前から生徒が1人歩いてくる。こんなときに中に残ってる奴が居るのか? モー商生は例外なく血の気の多い奴ばっかりのはずだが・・・ 近付いてくる・・・誰だ?長身でかなりスタイルがいいが、顔はよくわからない 特徴のない顔だ。どっかで見たような見ないような???あんな奴ウチに居たっけ? まっ、いっかどぅーでも。まさにどぅーでもいい感じの顔だし・・・ その生徒は特にこちらを見る様子もなくすっ、すっ、すっ、と歩いてくる。 ま、便所かなんかかな? 特に何事もなく擦れ違・・・どごっ! 腹に衝撃・・・え?え? 遥はわけもわからないままうつ伏せに倒れ、春菜の下敷きになった。 えっ!?何だ?何がどうなってんだ? さっきの生徒の足が見える・・・やっと頭が回った ハル・・・コイツにやられたのか? 遥は顔を上げ、生徒の顔を見ようとする・・・視界がぼやける・・・ ぼんやりと見える顔・・・この顔、どっかで・・・ あ!コイツは確か・・・ そこで遥の意識は途切れた。 NEXT>第5話 『なんにも言わずにI Kill You』 BACK>第3話 『Help me!!』