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【渓流】SSその2 緑なす木々から降り注ぐ柔らかな日差しが、渓流のしぶきを白く輝かせた。 荒い砂利の敷き詰められた木陰にて、表情に幼さのかけらを残した少女はひとり耳を澄ませる。 彼女――石油王アブ・ラーデル18世が聞く音はしかし、谷川のせせらぎではなく、自らの内に流れる血潮の脈動であった。 王は太陽に手のひらをかざした。 陽光を通して、皮膚の下を漆黒の血液が巡っていた。 《アグア・イグニス》。 それは石油王の体内より湧き出る、大地の真髄たる神秘の原油。 先祖代々受け継がれてきた、王の証である。 「父上……」 そっとつぶやくと、王は意を決した表情で一歩足を進め、彼女の血の色と同じ黒色に染まった大剣を高く掲げた。 剣の名を、原油採掘剣ドヴァット・デマクールという。 「さあ! 聞こえておるのだろう、卑しき暗殺者よ。正々堂々と姿を見せよ! 我こそは、石油王アブ・ラーデル18世! ユデン王国の正当なる王位継承者にして、最も偉大なる……」 その時、清閑な谷に乾いた破裂音が響きわたると同時に、漆黒の血しぶきが咲いた。 朗々と謳われる口上は、一発の銃弾によって遮られた。 『……殺ったの?』 暗殺者、河渡六文(かわたりろくもん)の手の内で、小銃が白煙を上げた。 銃口から響く甲高い問いかけに彼は答える。 「いや、浅い。ああ見えて狙撃を警戒している」 川を挟んだ山間の草木に身を隠しながら、様子をうかがう。 大剣で守られた頭部を避けて少女の心臓を狙った銃弾は、とっさに身をひねった左肩を貫通した。 彼我の距離は、およそ200メートルといったところか。 38口径のリボルバーでは致死の間合いとはならないだろう。 『でもでも、一発(・・)あたったよね!』 「ああ」 しかし彼にとっては、その限りでない。 「残りあと五発(・・)」 河渡六文の、六発の弾丸。 それは命あるものを冥府へといざなう《三途の川の渡し賃》。 死という現象そのものを強制する、絶対のルールである。 彼岸(あちら)と此岸(こちら)。 両岸の距離は果てしなく遠いようでいて、驚くほど近い。 『楽勝ね! さあバキュンバキューンと殺っちゃいなさい、六文!』 「わかってるさ、論華。だからもう少し静かにしてくれ」 論華(ろんか)と自称する己の銃と場違いな会話を交わしつつ、殺し屋は膝をつく標的に狙いを定め、再び六分の一の死を放った。 『……えっ!? 何あれ!』 だが、銃弾が少女の体に届くことはなかった。 それは王の前方を守るように突如出現した黒色の石壁に、ひび割れひとつだけを残した。 壁の中心には、河原の砂利に突き立てられた大剣があった。 「あの剣だ。一瞬で原油からアスファルトの盾を精製した! これが石油王の力か……」 そのまま王は剣を手に、転がるように茂みへと身を隠し木々の中へと消えた。 「……誘われているか。どちらにせよ、もっと近づかないとダメだな」 『そうね、賛成。ゴーゴー、六文ちゃん! サクッとぶっ殺しちゃいましょ!』 耐えかねたように、六文は眉をひそめる。 「あのなあ論華。さっきから、一国の王様とはいえ14歳の女のコだぞ? それを躊躇なく殺れだのぶっ殺せだの、いくらなんでもさ……」 『ふーん……そういうこと言うんだね、六文さん』 急激に空気が冷え込むような感覚を、六文は肌で味わった。 論華と名乗る声は、怒りもあらわに彼に吐き捨てた。 『あたしのことは、殺せたのに』 六文は大きくため息をつき、失言を後悔した。 先日の亜門との会話を聞かれて以来、『彼女』の機嫌はすこぶる悪い。 「わかったよ。真面目にやろう」 彼は腰を上げ、敵のあとを追った。 論華は死を望む。 そして六文は、殺すことが人より少しばかり得意だった。 彼は彼女の欲するままに、他人の命を奪い続けてきた。 「しかしまあ、社長も全く人が悪い。フリー時代の経歴まで掘り返されるとは」 河原に点々と残された常ならざる漆黒の血痕に、彼は見覚えがあった。 死神の脳裏に蘇った光景。 それは黒き血を滂沱と流して斃れ伏す老王と、その体にしがみついて泣き叫ぶ幼い少女の姿であった。 「大きくなったもんだ。シエル王女……それが今や石油王、アブ・ラーデル18世、か」 おびただしい量の黒血を零しながら、少女は激痛に歯を噛みしめた。 撃たれた左肩から先が、だらりと垂れて動かない。 銃創には、方形の穴が穿たれた真円の痣がくっきりと浮かび上がっている。 それは三途の川の渡し賃、六文の冥銭が内のひとつ。 コスモ・デ・ル=ユデン……彼女の父、アブ・ラーデル17世を殺めたものと、同じ。 「はぁっ……ぐ……河渡、六文ッ……! やはり、あいつが……!」 稀代の暗殺者、河渡六文の実力と能力は裏社会に広く知れ渡っている。 黒幕たる雇い主は未だに不明ながら、彼が先王暗殺の下手人であることはもはや間違いない。 亜門洸太郎が支援の見返りとして魔人闘宴劇への出場を要求した際、彼女は何かの冗談と考えた。 しかし六文の名を聞いたとき、それは彼女にとって越えねばならぬ試練へと変わった。 父を失った悲しみに暮れる中、何もわからぬまま王位を授かり、傀儡とそしられ。 それでも己に流れる血と天賦の才を信じ、傾きかけた王国を復興させた。 今再び訪れたこの苦難を乗り越えてこそ、かつての傀儡は真に民から認められる王になるだろう。 後ろを振り返ると、地に流れ落ちた血液が、少女の足跡を黒く染めていた。 「父上。どうか、天国(ヘイヴン)よりシエルを見守っていてください。アブ・ラーデルの名に懸けて、必ず成し遂げてみせます」 たとえ己自身を餌としようとも。 そう言いかけたとき、何ゆえか、目に涙をためた侍女の顔がまぶたの裏に浮かんだ。 「……たわけが。心配など要らぬぞ。我は死なぬ。死んでたまるか……なにが六文。なにが冥府への渡し賃だ。高貴なる我が命、たかが六文程度であがなえるはずもなし!」 王は、吼えた。 「この命もらい受けたくば、5000兆円を持ってまいれ! ……石油王だぞ!」 獲物を追い、死神は草土を踏みしめて山間に分け入る。 血痕を辿り歩みを進めるごとに、鼻をつく油の異臭は濃くなっていく。 「……さて、どこで仕掛けてくるか」 『えー? なになにどういうこと、六文? あたしにも教えなさいよ!』 「ああ、わかったから。もうちょい静かに。見つかっちま……」 彼の視界の隅に、赤い光が揺らめいて見えたのはその時だった。 蛇のようにくねり迫るその光は、彼の周囲を取り囲むと、一瞬ですべてを紅に染めた。 「……やはりな! 油を撒いて火を放ったか!」 足元から吹き上がる炎を避け、支流の水辺へと逃げ込む六文。 暗殺者の目は、その水流の中に細く渦巻く黒い汚濁を見逃さなかった。 (ってことは――) 山が燃える。 王の印たる黒き血の流れを遡り、六文は浅い水の上を駆ける。 そしてただちに彼はその源にたどり着いた。 だが、そこに少女の姿はなく。 川の中央にはただ……黒く輝く大剣が、突き立っていた。 剣から流れ出す漆黒の油が、渓流を染めていたのだ。 (――本命は後ろだ!) 六文は振り返り、燃えさかる炎の中に銃を向けようとした。 しかし既にその目前。 「……河渡六文!」 燃え立つ怒りを全身にまとう暴君が、拳を固く握りしめていた。 六文は少女の瞳の奥に燃ゆる憤怒を見据えた。 「父上の……仇だッ!」 (ああ。惜しいな。こいつには……) 石油王の拳は、六文の手中の銃をしたたかに打った。 (……人を殺す覚悟はない) 『ちょ、ちょっと!? 六文ーっ!?』 「悪いな、論華!」 論華の声をさえずるリボルバーは彼の右手を離れ、砂利の上を転がって水中に没した。 死神はその唯一の武器、命を刈り取る大鎌を失ったかに見えた。 「ひとつだけ忠告だ、石油王」 だが、もう一方の左手。 その手のひらの内には、河原の小石が握り込まれていた。 「殺し屋は、道具を選ばない」 彼女がその言葉を理解した時には、手遅れだった。 六文は親指をはじき、手の中の小石を次々と無防備な姿勢の少女へと撃ち出した。 「二。三。四。五。ああ……惜しい」 王はかろうじて、飛んでくる石つぶてのひとつを袖の端で払った。 だが、四発。 痛みすら感じないほどのかすかな――それでいて致命的な弾丸を四発、体に受けた。 「冥府の渡し守は意外と気前がいい。弾だろうと石だろうと区別はないんだ」 「くッ……」 川に突き立てた原油採掘剣を手に、石油王は暗殺者と正面から相対した。 その肌には今や、左肩の銃創に加えて、死への渡しを勘定する四つの銭紋が新たに刻まれていた。 両者の距離は、およそ3メートル。 「……残り、あと一発。頼むぜ、論華(・・)」 抜いた剣を上段に構える石油王に対し、六文は懐から二連装のデリンジャーを取り出した。 不測の事態に備えるための、予備の隠し銃である。 『ふん! もっと他に言うことがあるんじゃないの?』 再び響いた甲高い声は、川に沈んだリボルバーではなく、その銃口から聞こえた。 「すまん。いや、悪かったと思ってるよ。でも囮に使うのが一番確実だったんだ」 『あーそうですか! 結局六文ったら、論華ちゃんがいないと何もできないんだから!』 ……論華とは、銃の名ではない。 それは河渡六文の手を介して人々に死をもたらす、冥府の川の渡し守である。 『ほら! さっさとぶっ殺して!』 「ああ。俺がしくじるわけないだろ。黙って見ててくれよ」 『六文。殺して。あいつも……あたしみたいに』 「わかってる」 そして、河渡六文の、かつての恋人の名でもあった。 「……貴様」 石油王は剣の構えを解かぬまま、目の前で語られる会話を咎めた。 「さっきから、なにを一人で(・・・)ぶつぶつと!」 死神は、悲し気に目を細めると、薄い笑いを口の端に作った。 「仕方ないだろ」 河渡六文は、戦闘において、ひとつだって無意味な動きはしない男だった。 「俺だって本当は怖いんだよ。人間の命を奪うなんてさ」 殺し屋はつとめて己の思考をシンプルに保った。 手中のデリンジャーには、弾丸が二発。 あと一発で、終わる。 その時。 「さあ」 『さあ』 それは偶然だった。 『殺して!』 「殺してみよ!」 銃口から響く論華の声と、敵が発した声が、重なりあった。 目の前に立つ少女の上に、なぜだか似ても似つかない女性の姿が浮かんで見えた。 かつて彼が命を奪った、それが。 「論――」 刹那にも満たない、一瞬の戸惑い。 生じた隙の間に、石油王は大きく踏み込んでいた。 上段から振り下ろされる漆黒の大剣。 その刀身に、赤く炎が燃え上がった。 (ならば……!) 銃声が響く。 放たれた銃弾は剣の側面を撃ち、少女の手元から弾き飛ばした。 死神の目前には、大きく開かれた無防備な的だけがあった。 (終わりだ。石油王――) だが、その指が再び引き金に掛かるより早く。 「が、ハアッ……!?」 六文は、自らの身体が砕ける音を聞いた。 肋骨が折れ、肺に食い込むほどの衝撃が、彼の胸に打ち込まれていた。 それは、銃弾ではなく。 剣でもなく。 「……石油王拳撃(オイル・ショック)」 漆黒の血に濡れた、王の左手だった。 彼自身が少女に刻み込んだ左肩の銃創から先が、ちぎれかけて黒煙を上げていた。 (……傷口から流れる油に、自ら火を。ハ、ハ……なんて奴だ) 膝折れ地に倒れる彼の元に、王は立った。 「殺せ」 血の混じった咳を吐きながら、河渡六文は言った。 「……父親の仇をとるんだろ。あんたにはその権利がある」 だが、石油王は凛とした声で彼にはっきりと告げた。 「ふざけるな。貴様のような下賤な者と一緒にするな。己の利欲や激情に任せて人を殺めるなど……そんなものは真の王のありかたではない。真の王とは、民を導くものだ」 六文は、二度まばたきをした。 「貴様を裁くのは、法であり、民だ」 「はは……」 彼は、この幼い少女に人を殺す覚悟などないと、そう判断した己の過ちを悟った。 その小さな両肩には、彼が抱え込んでいたものよりずっと重いものが背負われていたのだ。 論華の声が、なぜだか今は、聞こえなくなっていた。 「――『自然派』だ」 「……なんと言った?」 耳慣れないその単語に戸惑い、王は聞き返した。 「石油王アブ・ラーデル17世の暗殺。依頼主は、自らを『自然派』と……そう名乗った。それが、あんたの敵さ。おそらくは、今も――」 渓流に、一陣の冷たい風が吹いた。 「……ええ。計画に遅れはありません」 人気のない、荘厳な城の一室にて。 重厚な鎧に身を包む男の声が暗がりに残響した。 「共に祝福いたしましょう。我らが『太陽王』の帰還を……!」
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twitterの情報を元に作成しました。 出現場所順にしたかったのですが知らないので、とりあえずアイウエオ順にしておきます。 妖怪名 ドロップ1 ドロップ2 ドロップ3 出現場所 備考 7人ミサキ 妖怪の思い出(2.0%) 冥界 C400 大辞典(4.0%) 混沌の魔城中層・上層 G-3 ハイリボン(1.0%) PKW TypeIV プラチナ鉱石(4.0%) 混沌の魔城入り口 アイスバーグタートル オーガーキラー(5.0%) アイスフライ 水の欠片(1.0%) アース 地の欠片(2.0%) 太陽の畑 アースドラゴン 竜骨(1.0%) 愛宕権現 古の祓物(2.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 アズラエル セブンアポカリプス(2.0%) アダマンマイマイ 鉄鉱石(1.0%) 太陽の畑 アーチャー 壊れた財宝(:0.5%) 混沌平原 アドラメレク 流星のアミュレット(2.0%) アームドタイマイ 鋭利な刃物(1.0%) アポストル 光の欠片(1.0%) 樹海 アリゲイター 壊れた財宝(1.0%) アロサウルス メイス・オブ・ミスフォーチュン(2.0%) 三層魔界5 アンモナイト 水の欠片(8.0%) インファントデーモン 灼熱のローブ(5.0%) 混沌平原 ヴァニティー 壊れた財宝(4.0%) ヴィーナスマントラップ 素早い木材(1.0%) 樹海 ウィツィロポチトリ イーグルスピアー(2.0%) ウォーター 綺麗な鏡(1.0%) ウッドゴーレム モーニングスター(5.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 ウンディーネ ウンディーネの膜鎧(10.0%) エリート毛玉 鋼鉄(10.0%) 太陽の畑(解) エリートコカトリス アトラスの肩章(4.0%) エリートスライム 壊れた財宝(10.0%) 太陽の畑(解) エリートバケバケ 綺麗な鏡(10.0%) 太陽の畑(解) エリートマインドフレイア グングニル(2.0%) エリート妖精戦士 竹竿(10.0%) つけもの石(10.0%) 鉄鉱石(10.0%) 太陽の畑(解) エリート妖精魔法使い 精霊石(5.0%) 太陽の畑(解) エレファント 魔界磁鉄鉱(2.0%) エンジニア 壊れた財宝(1.0%) 無縁塚・塔2 エンジェル 壊れた財宝(1.0%) 天界・妖怪の山 オーガ 壊れた財宝(1.0%) オーガチーフ 壊れた財宝(1.0%) 二層魔界4 オーク 妖精の忘れ物(1.0%) 混沌平原 オシラサマ 亀の甲羅割り(4.0%) オトヒメ アクアマリンガーダー(5.0%) 天界・妖怪の山 オフィサー・デーモン サタンのアミュレット(5.0%) 三層魔界5 朧車 絶望の杖(5.0%) 無縁塚 カー 壊れた財宝(0.5%) カークリノラース 闇の欠片(2.0%) 冥界 ガーゴイル テフラの魔剣(5.0%) 無縁塚 カーバンクル パラケルススの肩章(4.0%) 混沌の魔城入り口 ガプーイン 金塊(1.0%) カルカダン フェアリーブルマー(2.0%) ガルバンゴル クリスタルガーダー(1.0%) 窮奇 鉄鉱石(2.0%) キングビートル 壊れた財宝(4.0%) 混沌の魔城中層 キングローカスト 竹竿(1.0%) 無縁塚 キンナラ 壊れた財宝(2.0%) クイックシルバー 極光のアミュレット(5.0%) 第1層 魔界2 紅魔館前の洞窟 クイーンフレイヤー ドラゴンローブ(2.0%) クジャタ 壊れた財宝(4.0%) ぐず 火龍のアミュレット(5.0%) 地底 くちなわの女王 古の祓物(1.0%) 二層魔界4・妖怪の山 グレートデーモン 冥府の鎧(10.0%) グレートミジンコ 瑞雲のアミュレット(5.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 刑天 妖精の忘れ物(1.0%) 地底 ゲニン 壊れた財宝(1.0%) 塔2 鉱山の村 鉄鉱石(2.0%) コカトリス コカトリスの鶏冠(5.0%) 二層魔界2 古戦場の火 火の欠片(1.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 ゴブリン ゾンビキラー(5.0%) 混沌平原1・2 ゴールドゴイル マナナーンの杖(4.0%) サイクロプス インドラの肩章(5.0%) 混沌の魔城入り口 サキュバス セクシーな下着(5.0%) 妖怪の山 ザックーム 桜の花びら(5.0%) 妖怪の山 サモナー ルーンの杖(5.0%) サラディン 村正(1.0%) 第参の塔 サラマンダー サラマンダーの皮鎧(10.0%) 灼熱地獄 山揮 大地のローブ(5.0%) 太陽の畑・妖怪の山 サンダー 雷の欠片(2.0%) 天界 サンフラワー 素早い木材(1.0%) 太陽の畑 シェイド 精霊石(2.0%) 二層魔界2 シーサー 魔源石(1.0%) 塔2 ジェイソン 神々の遺産(2.0%) 大蝦蟇の池 地獄のハサミ スーパーシェル(1.0%) 邪悪な花びら 壊れた財宝(2.0%) 三層魔界2 ジャイアントクラブ 鋼鉄(2.0%) 塔2 シャイニング 光の欠片(6.0%) シュトストルッペン 西獄派銀槍(5.0%) 二層魔界2・無縁塚・塔2 シルフ アナルメント(2.0%) 天界 新造人間サイコポリマー マドゥ(2.0%) 無縁塚 シンマカイサン 壊れかけの腕輪(1.0%) スケルトン 闇の欠片(1.0%) 混沌平原1 スコーピオン 壊れた財宝(0.5%) 二層魔界2 スタープラチナ 盗賊の篭手(2.0%) ストーンサーバント つけもの石(2.0%) 地底 スプリガン バイヴ・カハ(4.0%) 無名の丘 スペクター パールガーダー(4.0%) 三途の川 ゼラチナスマター オストラコン(1.0%) セーンムルヴ エトワルズブクリエ(5.0%) 三層魔界2 センポクカンポク 水の欠片(2.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 ソーサラー 宝塔(5.0%) 灼熱地獄 ゾンビ 銀河のアミュレット(5.0%) 冥界 ゾンビドードー つけもの石(1.0%) 冥界 滝霊王 霧のローブ(5.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 ダークアイ 竹竿(2.0%) ダークネス 闇の欠片(2.0%) 狸 弾幕ガーダー(5.0%) 混沌平原・九天の滝 タワーオブアイス 水銀のしずく(1.0%) 霧の湖 土蜘蛛 天山のアミュレット(5.0%) 手長足長 巨人の篭手(2.0%) 九天の滝(フ)・混沌平原3(フ) ディーコン 古の祓物(1.0%) 混沌平原3 デカラビア バロールの肩章(6.0%) デザートブーレイ イナンナのアミュレット(10.0%) デスクスター 壊れた財宝(0.5%) デスストーカー 壊れた財宝(1.0%) デスライダー オブシダンガーダー(2.0%) デックアールブ 支えの盾(5.0%) デュース 壊れた財宝(0.5%) 大蝦蟇の池 デュミナス 天使のローブ(10.0%) デュミナスプリンセス イルダーナの肩章(8.0%) デュラハン 闇の欠片(8.0%) ドヴェルグ 鋼鉄(2.0%) 混沌平原 ドゥネールマイスター 雷の欠片(8.0%) ドミニオン 最強のZUN帽(10.0%) ドラゴンゾンビ メギンギョルズ(1.0%) 無名の丘 ドラゴンフライ アグニのアミュレット(3.0%) ドラゴンメイド 修練の指輪(2.0%) ドリュアデス トパーズガーダー(4.0%) ナースホルン ティンベー(6.0%) 無縁塚 ナスナース つけもの石(1.0%) 妖怪の山 ナチュラルキラー クロースアーマー(5.0%) 塔2 なまはげ 壊れた財宝(1.0%) 第弐の塔 鳴蛇 神社の護符(5.0%) 太陽の畑 ナムタル 邪神のローブ(4.0%) ニーズヘグ 壊れた腕輪(1.0%) 塔2 ニンジャ アフリカ投げナイフ(5.0%) 猫又 綺麗な鏡(2.0%) ハイ毛玉 鋼鉄(10.0%) 混沌平原3(フ)九天の滝(フ) ハイスライム 壊れた財宝(10.0%) 混沌平原3(フ)九天の滝(フ) ハイニンジャ 蟷螂の篭手(4.0%) ハイ妖精戦士 竹竿(10.0%) つけもの石(10.0%) 鉄鉱石(10.0%) 九天の滝(フ) ハイ妖精魔法使い 魔源石(5.0%) 混沌平原3(フ)九天の滝(フ) バクテリオファージ 壊れた財宝(0.5%) 混沌平原・九天の滝 はぐれゆっくり ゆっくり勲章(4.0%) バジリスク バジリスクの瞳(5.0%) バックファイヤ 火山列島のローブ(4.0%) バックベアード ソールのアミュレット(4.0%) 第参の塔 パトロール 壊れた財宝(0.5%) ハーピー 素早い木材(1.0%) 二層魔界4 パープル・ワーム ダイヤモンドガーダー(5.0%) パヨカカムイ サイレンスゴールド(5.0%) パワー 光の欠片(4.0%) ハンドレッドレッグ 毒蛇の鱗鎧(5.0%) ビホルダー ビホルダーアイ(4.0%) ひまわり妖精魔法使い 注連縄(7.0%) 太陽の畑 ヒラモンスター 壊れた財宝(1.0%) 二層魔界4 プ 神々の遺産(1.0%) 混沌平原・九天の滝 ファイター 壊れた財宝(0.5%) ファイヤー 火の欠片(2.0%) 灼熱地獄 文車 カグツチの肩章(4.0%) ブーシュヤンスター 灼熱の毒槍・屠殺者(4.0%) ブラーク 魔の欠片(1.0%) 三層魔界5 ブラッドサッカー 壊れた腕輪(1.0%) フロストジャイアント トラペゾヘドロン(1.0%) プロトタイプ 再生の指輪(4.0%) 第参の塔 ブロブ クッション(5.0%) 混沌平原3 ペリ エンチャンテッドクイーン(1.0%) 妖怪の山 ペリュトン 雷鳥の羽鎧(6.0%) ヘルハウンド シュテルンシルト(5.0%) 灼熱地獄 ポイズンウーズ 地の欠片(1.0%) 三層魔界3 ポイズンジャイアント ガントレット(1.0%) ポイズンリリー 壊れた財宝(0.5%) 無名の丘 ホワイトシャーク ヴァルナの肩章(4.0%) ホワイトダイル 綺麗な腕輪(2.0%) マインドフレイヤー 魂のローブ(1.0%) 第弐の塔 マカイサン 雷電のアミュレット(5.0%) マジシャン 魔源石(2.0%) 灼熱地獄 マスター毛玉 鋼鉄(10.0%) マスタースライム 壊れた財宝(10.0%) マスターバケバケ 綺麗な鏡(10.0%) マスター妖精戦士 竹竿(10.0%) つけもの石(10.0%) 鉄鉱石(10.0%) マスター妖精魔法使い 幻魔石(5.0%) マーセナリー レンタス・ビペンニス(5.0%) 二層魔界4 マタンゴ 竹竿(1.0%) マラーイカ 雷雲のローブ(6.0%) 塔2 マングスタ 鋼鉄(1.0%) 無名の丘 ミッドナイト ストームブリンガー(2.0%) ムシュフシュ キメラの鎧(6.0%) 冥界の井戸 境界のお守り(5.0%) 無縁塚・妖怪の山 メイド スタッド・レザーアーマー(5.0%) 混沌平原1・2 メイド妖精魔法使い 懐中時計(5.0%) 塔2 メタルソリッド プラズマナイフ(4.0%) メタルゆっくり ゆっくりメダル(4.0%) メデューサヘッド ネザ(5.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 メドューサ エメラルドガーダー(2.0%) モー・ショボー 早業の短剣(5.0%) モンク 人の叡智(1.0%) ヤクシー 蛇のメイス(5.0%) 二層魔界2・二層魔界4・塔2 雪女 水の欠片(2.0%) 無縁塚・妖怪の山 ゆっくりキング ゆっくり王冠(4.0%) ゆっくりシスターズ ゆっくりメダル(1.0%) 灼熱地獄 ユニコーン 高級毛皮(1.0%) 三層魔界5 妖怪山のカラス 雷の欠片(1.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 ライカンスロープ 素早い木材(1.0%) 迷いの竹林 ラークシャシー ニューロパチー(8.0%) ラートシカムイ カシナートの剣(1.0%) 妖怪の山 ラーバモルボル 地の欠片(8.0%) ラビス ルビーガーダー(5.0%) 二層魔界1・塔2 ラフレシア 壊れた財宝(1.0%) ランドタートル 綺麗な鏡(5.0%) 大蝦蟇の池・九天の滝 ランフォリンクス フレイル(5.0%) 混沌平原3 リザードナイト ドワーフの肩章(3.0%) マタベエの肩章(3.0%) ムサシの肩章(3.0%) リザードマン 壊れた財宝(0.5%) 樹海 リッチ 瞑想の指輪(5.0%) 三途の川 リュウグウノツカイ グリーンベレー(4.0%) 混沌の魔城 中層 両面宿儺 つけもの石(2.0%) 塔2 ルミネッセンス 究極陰陽玉(1.0%) レイス 水銀のしずく(1.0%) レッサーヴァンパイア 壊れた財宝(1.0%) レッサーデーモン マジカルブースター(4.0%) 塔2 ロコモドラゴン 竜骨(1.0%) ワイバーン サン・ショブ=スーリ(6.0%) 二層魔界4・妖怪の山 笑うタイヤ イミテートスレイヤー(5.0%) 二層魔界1・二層魔界2・無縁塚 出現場所わかる範囲で足してみました。途中からメモったんで序盤のが抜けてます&違ってたらスミマセン。(フ)はフック使った先。 -- 名無しさん (2012-01-05 02 37 04) 今回ドロップ率高くて助かるなあ -- 名無しさん (2012-01-05 04 18 06) ラスダン上層のエレファントが魔界磁鉄鉱をドロップ -- 名無しさん (2012-01-05 17 28 48) これってドロップする種類順のほうがいいのではないかな。追加するの楽だし。 -- 名無しさん (2012-01-05 22 22 23) 塔3に出てくるウィザードからロッド・オブ・ウィザードを確認しました -- 名無しさん (2012-01-07 15 23 00) こちらはもう使用しないでください、ドロップ情報ページへお願いします。 -- 名無しさん (2012-01-07 15 31 35) 名前 コメント
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あ~あ、そろそろ魔導書に辿り着かないかなぁ。 こんなグダグダ展開、誰も望んでないでしょ。 …………ふぅ、やっと神社に着いたわ。 それじゃあチャッチャと魔導書を…。 「もうおしまいですよ、諏訪子様。信仰も何もかも失って野垂れ死ぬ運命なんです」 「弱気になっちゃダメだよ。早苗は強い子じゃないか。こんな事で終わったりしないよ」 …………何この空気。 「あ、あの~…」 「悪いね。今日の営業は、もう終わってるよ」 何の店だよ。 「そうではなく魔導書を返してほしいのですが」 「魔導書……ねぇ。………何だったかなぁ。ちょっとそれどころじゃなくて、よく思い出せないや」 ここに来て、まさかの手詰まり!? マズいわ。 文を始末してしまったから、他に手掛かりはないし…。 だからと言って協力してくれそうな雰囲気じゃないものねぇ。 どうしよう。 「…………あれ? あんたの持ってるそれ…」 「あ、これですか?」 戦利品、文のカメラよ。 さすがに殺して奪ったとは言えないから、拾ったって事でいいや。 「此処に来る途中で拾ったんです」 「そ、それ! ネガ入ってない!?」 「え?」 入ってるでしょうね。カメラなんだから。 それがどうかしたのかしら。 「頂戴!」 「どうぞ」 「………………よっしゃあ! ビンゴ!」 はい? 「早苗! あったよ! これでもう大丈夫さ!」 あ、消し飛ばした。 「え? それじゃあ…」 「そうだよ! 今のが例のフィルムだよ!」 「………あああ…よかった。これで諏訪子様も神奈子様も消えずに済みます」 ……一体何が写ってたんだぁー! 中途半端に話されると、かえって気になるじゃない! 変に興味が湧くいい方すんなぁー! 「これもそれも、あんたのおかげだよ! 本当にありがとう!」 「いえ、お礼はいいですから写真に何が…じゃなくて魔導書を返してください」 「え~と、ちょっと待ってね。確か境内に落ちてた奴だよね? あれは……」 うわぁ、この展開は…。 「ああ、地霊殿の物だと思って渡しちゃったんだ」 もうやだぁー! しかも地霊殿なんて最悪じゃない! あそこには覚りがいるでしょ!? 私は心を読まれちゃ、いろいろとマズいのよ! キャラ的に! 「どうにか、なりませんか?」 「う~ん、そうだねぇ。じゃあ早苗、行って来てくれるかい?」 「えっ」 何その顔、怖いんだけど。 なんか雨に濡れて帰って来た同居中の幼馴染に、突然家を出て行くって言われたかのような顔してる。 「………分かりました、行って来ます」 「麓のエレベーターで行けば、すぐだからねー」 無事に持って来れればいいけど……まったくそうなる気がしないわね。 私、今の状況を後悔してる。 よくよく考えたら神社なんてアウェイもいいとこじゃない! それも祟り神と二人っきり! 滅茶苦茶居づらいわ! 「早苗はさぁ、本当にいい子なんだよ。よく空回りするけどさ」 しかも祟り神は祟り神で、反応に困る話するし! 私、今日が初対面なんだけど!? あんたの巫女の事、全然知らないんだけど!? 「だから………あ、早苗おかえええええぇぇー!?」 何そのリアクション! でも先に反応してくれたおかげで、私は余裕を持って振り返れるわ! さぁ、どんな光景でもかかって来んかぁい! 「ははは、驚きすぎええええぇぇぇー!?」 あ、ありのまま今起こった事を話すわ! 『私は山の巫女の方に振り返ったと思ったら、そこには全身ずぶ濡れで半裸で手錠と首輪をされてる巫女が立っていた』 な…何を言っているのか分からねぇーと思うが、私も何があったのか分からなかった…。 頭がどうにかなりそうだった。地底サバイバルだとか集団リンチだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったわ…。 「もう……もう二度と地底なんか行くもんかぁー!」 『何があったんだぁー!』 マズい! このままじゃ、また相手のペースに持ってかれる! ここは強引にでも、こちらのペースに巻き込まなくては! 「そんな事より本はどうした!」 「そんな事!?」 「私は魔導書さえ返してもらえりゃ、それでいいのよ!」 「………それでしたら誰かが無意識に持ち出したと…」 「ありがとうございましたぁー!」 『もう出てったぁー!』 ヴァカめ! 魔導書がないと分かれば長居は無用よ! あんた達はそこで再現映像でも流してな! ウキャキャキャキャキャぼえええぇ!? 「あ、キスメさんです。ついて来てたんですね」 「それにしても綺麗にぶつかったねぇ。何処から落ちて来たんだろ」 さて、今更だとは思うけどパチュリー様は偉大な魔女よ。 パチュリー様の知識は幻想郷最高レベルで、幻想郷の殆どの妖怪の事を知っているわ。 そんなパチュリー様によれば地底には覚りや鬼の他に、無意識を操る妖怪もいるらしい。 つまり本を持ち出したのは、そいつの可能性が高いのよ! ていうか無意識って言ってたからね、あの巫女。 そんな訳で無意識妖怪を探してるところなんだけど、無意識相手に必死こいて探しても見つかりっこないわ。 そこで私も無意識になる事で、無意識妖怪の無意識の力に自然と引き寄せられるようにすればいいのよ! 私だって知恵には自信があるわ。これでもパチュリー様の司書デスから! ……………あら? 此処って魔法の森? どうやら戻って来たみたいね。 「ぽぴいぃぃぃー!!」 な、何!? 突然キノコが喋……あ、違った。 キノコかと思ったら全身キノコ塗れの妖怪だったわ。 「ぴっぽぽぴーぽぴっぴぴぽー!」 これは会話になりそうもないわね。 脳味噌、寄生されてるんじゃないかしら。 ……………焼くか。 「ポピイイィィィィィー!!」 はいはい、アイスランドポピー。 「………ごふっ……た、助かったぽぴ」 「どういたしまして」 「でもお姉さん、さっき会った時無視したような気が…」 「気のせいじゃない?」 無事か……半殺しぐらいにするつもりだったんだけどなぁ。 というより『ぽぴ』? あ、頭の上に一本残ってた。 「実は私、地霊殿の妖怪で無意識のうちにこんな事に…」 何かよく分かんないけど、探してた妖怪みたいね。 丁度よかったわ。 「魔導書返せ」 「それなら私が無意識のうちに行った中有の道で、無意識に買い物してる間に無意識に落としちゃったみたいぽぴ」 それ明らかに、ぶらりと立ち寄った出店に夢中でなくしただけでしょ。 あと会話中に胸を揉むな。 無意識か? 無意識って言えば何でも済むと思ってるのか? 「だから中有の道まで取りに行ってほしいぽぴ。そうすればぽぴがぽぴぴのぽっぴっぽー!」 ああ、こいつはもうダメだ。 なんか、くるくる回ってるし。 あ、滑り落ちた。 仕方ない。私が行こう。 なんかもう盥回しにされてる気しかしないけど、こいつに任せるより遥かにマシよ。 …………………ああ! 無意識のうちにカメラがブブゼラに! ふう、やっと中有の道ね。 途中でプリズムリバー三姉妹が決めポーズとって壁にめり込んでたけど、もう知るか! 「………………………」 って誰もいないじゃない! 道には落ちてないし、誰かに手掛かりを訊くしかないってのに! それなのに誰もいなかったら、私はどうすればいいの! マズいわ。兎に角、誰か探さないと。 …………………三途リバー到着! 此処まで順調に誰もいなかったわ! 畜生ッ! でも三途の川なら船頭の死神がいる筈よ。 早速、話を訊き…。 「……………う~ん………えへへ、ダメですよ~…」 はい、シエスタ入ってましたぁー! ……なるほど、今なんでこんな幻想入りしたアイテムを無意識に手に入れたか分かったわ。 これはここで使う為の物だったのよ! 喰らえ! 零距離ブブゼラを味わうがいい! 「なぎっ!? ななな何事ぉ!?」 よし、ミッションコンプリート! いい夢、見れたかよぉ! このサボり死神がぁ! いい加減、魔導書出て来いやぁ! 「魔導書」 「ああ、それなら里の方で落とし主を捜すって鼠が持ってったよ」 やっぱりねー! 本日2回目の八つ当たりいっくよ~! 「ふぅざぁけぇるぅなああぁぁぁー!」 「きゃん!」 見たか、私のソウルシュートを。 ただ人魂を掴んで投げたようにしか見えないけど、重さのない人魂を真っ直ぐ飛ばすのは意外と難しいのよ。 これも魔界時代、先輩に扱かれた結果の産物。 弾幕勝負では何の役にも立たないのが偶に傷ね。 そんな先輩も今じゃ中級悪魔に出世し……って話が逸れたわね。 「……………………」 あれ? 起き上がって来ない? もしかして打ち所が悪くて死んじゃったとか? …………………………。 さ~て、次は人里ね。 「……待ちやがれぃ!」 あ、起き上がった。 意外と元気そうじゃない。 よかったわね。 ………でもなんかおかしいような…。 「俺の本能が叫ぶのさぁ。貴様を殺せとぉ!」 あ、あんた誰だああああぁぁぁー! なんかヤバイ! 状況的にもキャラ的にも! もしかしたら変な魂、憑依させちゃったかも! と、とりあえずここは穏便に逃げる事だけを考えて…。 「あ、あはは~……すぐに帰りますぅ。ですから…」 「余裕かましてんじゃねえ!」 「ぎゃああああああああああ!!」 あ、あれ? 私、何か対応を間違えた? そんな筈は………兎に角このままじゃ死ぬわ。 一旦、回復アイテムで怪我の治療を…。 「アイテムなぞ使ってんじゃねえ!」 「ぎゃひいいいいいいいいい!!」 し、死ぬ! 殺されるぅ! 何か……何か打開策は…。 「いつまで寝てんだぁ!?」 「ぎゃおおおおおおおおおん!!」 ああ、三途の川が見えて来た……。 …って違う! 元から此処は三途の川よ! とりあえず早く逃げましょ! このままじゃ命が幾つあったって足りないわ! ………………あら? 追って来ない? 「今日の俺は紳士的だ。運がよかったな。……分かったら軟弱者は失せろぉ!」 な、なんか……もの凄い者を蘇らせてしまった気がするわ。 ……ねぇ、そろそろ終わりでいいんじゃない? 体力的にも、もう限界だし。 何が悲しくて、私は幻想郷中を飛び回ってるのよ。 ………はぁ、帰りたい。 「……………………」 ああ、遂に幻覚まで見えて来たわ。 そうよ、これは幻覚なの。 そうじゃなきゃ地面に頭から突っ込んでる輩と、それを挟むように立ってるアニマルズなんて見える筈ないわ。 「う~ん、困った」 「困りましたね」 「本当に困った」 「困りますね」 …………えぇい! 私をチラチラ見るな! 言いたい事があるなら直接言え! ……………分かったわよ! 聞くわよ! 聞きゃあいいんでしょ! 「どうしたんですか?」 「いやぁ、それが困った事になってねぇ」 「これこれ、ナズーリン。見ず知らずの方にこんな話…」 「しかしだね星、私のダウジングによれば彼女は私達の探している物を持っている筈なんだ」 「なんと奇遇な! ですが彼女が私達にそれを譲ってくれるでしょうか」 「大丈夫、わざわざ命蓮寺を訪れるような者だ。きっと協力してくれるさ」 「そうですね。彼女もきっと他者の事を思える心優しき者でしょう」 うぜえ。 くだらない小芝居はやめろ。 さっさと用件を話せ。 「何か困ってるんですか?」 「おお、聞いてくれるかい?」 「………………はい」 「実は私達の仲間が地面にスッポリはまってしまってねぇ」 それは見りゃ分かるけど……どうしてこうなった。 「引っ張り出そうにもスッポリはまってしまっているので抜けないのです」 「そこで出来れば君に協力してほしいんだけど…」 「…………………」 どうせ最初から選択肢なんかないんでしょ? 「………………分かりました。何をすればいいんですか」 「まず彼女を救出する方法だが、腰まで埋まってるんで引っこ抜くのは無理そうだ」 「そこで私の妖気を彼女に流し込み、彼女自身の力で周囲の地面を液状化して救出します」 唐突にとんでもない事言い出したわよ、こいつら。 「その為には細長く先が広がっていて中が空洞の………丁度ブブゼラっぽい物があるといいんだ」 豪くピンポイントで来たわね、おい。 「私のダウジングによれば君はブブゼラっぽい物を持っている。それを貸してほしい」 「借りると言わず持ってってください」 もう回収作業は嫌なんで。 「いいのかい? 君は親切だね。きっと極楽浄土に逝けるよ」 悪魔に言う事かねぇ…。 「じゃあ早速渡してくれるかい?」 「はい」 「…………ブブゼラかぁ…」 「ブブゼラ『っぽい物』じゃありませんねぇ……」 「………いや、ここは素直に彼女の協力に感謝しよう」 「…そうですね。ありがとうございます」 何が不満なんだ……。 「じゃあ星、頼んだよ」 「ではいきます………うわらば!」 掛け声かっこ悪っ! あ、でも上手くいった。 「………イヤッッホォォォオオォオウ!! 復ッ活ッ! 私復活ッッ! 私復活ッッ!!」 「来た! 船長来た! これで勝つる!」 『(テッテレテテ~レ~レ~テレレテ~テレレ♪ テッテレテテ~レ~レ~テレレテ~テレレ♪ テッテレテテ~レ~レ~テレレテ~テレレ♪ テッテレテテ~レ~テレッテレッテレッテレッテレレレレテ♪) 激流では勝てぬそれは道連れアンカー~♪ 主~役も震える~見たかシンカーゴースト~♪ 大地が溶~ける効いたかディープヴォーテックス~♪ 畏~怖が授けしこれぞ舟幽霊の力~♪ ああ~聖が与えたミラクルシ~ップ♪ 行くぞ~せめて~スペルで~葬ろう~♪(幽霊船長期停泊!) 操縦席勝手に離れストロング船長立ち上がる~♪ 柄杓を振って錨に乗って魔界まで突き進め~♪ 慧音が知る妹紅が知る里にも恐怖知れ渡る~♪ さあ呼べその名を呼べああ~ぼくらのキャプテン・ムラサ~♪』 あんたら、いい加減にしろよ。 しかも歌詞、酷いし。 「ありがとう! これもすべて君のおかげだ!」 「お礼と言っては何ですが、このテトリスの縦棒を持って行ってください!」 「これで縦一列の隙間も怖くない!」 …………は? 何これ。 どうすりゃいいの? そもそも魔導書はどうなった。 「魔ぁ!!」 「それなら三人組の妖精が持ってったよ」 「落とし主が見つかるまで読みたいそうです」 ち、畜生おおおおぉぉぉぉぉ!! ………私は一体何をやっているのかしら? 魔導書を探しているのに、手に入るのは訳の分からない物ばかり。 これは誰かの陰謀? それとも魔導書が帰るのを嫌がっているとでもいうの? そんな馬鹿な…。 …………ああ、やっと着いた。 此処が噂の妖精トリオの住み家ね。 「すみません」 「あら、こんな黄昏時にどちら様?」 「妖精の住居にお客とは珍しいわね。人間でも妖怪でもないみたいだけど」 ん? 話じゃトリオなのに暖色系と寒色系しかいない? まぁ、いっか。 「ま」 「魔導書? それならルナが持ってるんじゃない?」 「ルナ?」 「私達の仲間よ。今は………あっちの方にいるみたい」 「はぁ……」 「ところでそれ、テトリミノよね? よかったらこのグレネード弾と交換してくれない?」 「もう勝手にしろよ…」 「丁度支えになる物が欲しかったの。これで家の補修も無事終われそうよ。ありがとう!」 「……………」 もうなんで妖精がグレネード弾とか、どうでもいいわ。 それにしても、また移動かぁ。 しかし妖精トリオねぇ。 単独行動の多い妖精にしては珍しい。 落ち物パズルとか得意そうね。 「さてと、これで補修は完りょ………消えた……だと…?」 「わ、私達の家が……木の上半分だけに………」 なんか後ろで聞こえたけど気にしなーい。 さっさと目的のルナとやらを目指しましょう。 ………あ、噂の3人目はあいつかしら。 「お願いよ! 貴方の力があれば人間を恐怖で支配する事も出来るのよ!」 えー。 なんか物騒な事、言ってるー。 「それは昔の話よ。今の私にそんな力ないわ」 「それでも貴方の力は妖精トップクラスよ。ねぇ、一緒に人間に一泡吹かせましょうよ!」 な、何この話は。 あの説得してる白いのがルナとして、もう一人は湖にいた奴よね? 何を企んでるの? 「私は……あの日々に疲れたの。もう血を被るのはごめんよ」 「………かつては鎖鎌を巧みに操り多くの妖怪を葬って来た貴方が……随分腑抜けてしまったようね」 「腑抜けた? 違う。今の時代の妖精のあるべき姿になっただけよ」 え? このノリは一体…。 「時代のせいにして……昔の貴方はもっと勇敢だったわ! あの頃は暗殺妖精の…」 「やめて。その名前は捨てたわ。今の私は名も無い大妖精よ」 「………そんなにあの氷精が大事なの?」 「………………」 「あいつの『最強』に付き合う為に、敢えて弱者を演じてるんでしょ!? 貴方程の妖精が! どうして!?」 「………チルノちゃんの笑顔が見たいから、かなぁ」 「!!」 ねぇ。 私はどうしたらいいのよ。 「昔は私が血を被る事で誰かが幸せになれると信じてた。でも違ったわ。争いが生むのは憎しみだけ。 それに気付いて刀を置いた私の前に現れたのが、チルノちゃんだったの。……チルノちゃんは凄いわ。 私がどんなに戦っても見る事の出来なかった笑顔を、誰も傷つけずに作り出してしまった。 間違いないわ。チルノちゃんは最強の妖精よ。これからは恐怖ではなく笑顔が世界を統べる時代なのよ」 「…………それでも私は諦めないわ。必ず貴方を引き込んでみせる!」 !! 何か渡そうとしてる! まさかテロ計画の予定表とか!? 人間がどうなろうと知ったこっちゃないけど、もしパチュリー様が巻き込まれるような事があるなら…。 「貴方が来るのを待ってるわ……………………お化け屋敷で」 えっ? 「私にお化け役なんて出来ないわ」 「貴方の瞬間移動能力があれば、予想外の所から驚かす事が出来るのよ!」 「…………血糊はやだなぁ。落とすの大変だもの」 そんなオチかい! 無駄に引っ張ってこれか! ………………あれ? でもかつて暗殺妖精だったって話は本当…? 「ってそんな話はどうでもいい!」 「だ、誰!?」 「M!」 「湖の館の司書なのね。でも生憎、魔導書はないわ」 わ、私は何回回されるんだ!? 次はど…どこへ…い…いつ行かされるんだ!? 私は! 私はッ! パチュリー様の魔導書を返せえーッ!! 「魔導書はちょっと前に、魔理沙に持ってかれちゃったのよ」 チッ! またあのゴキブ…………………………ん? 「魔~理~沙~さ~ん」 「ああ、小悪魔か。ちょっと待っ…」 「お断りだああぁぁぁー!」 「うおおおい! ドアを吹き飛ばすなぁ!」 「さすがグレネード弾だ、防御魔法がかけてあっても何ともないぜ!」 「なんて事すんだよぉ…。でも丁度よかった! 見つかったんだよ、魔導書! ベッドの下にあったぜ!」 「ふっふ~ん♪ それはよかったね!」 「ああ! あはははは!」 「死ぬがよい」 「へ?………う、うわあああぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」 ふう、最初からこうしてればよかったわ。 まったく手間掛けさせやがって、ゴキブリめ。 まぁ、いろいろあったけど無事魔導書は取り返せたわ。 これでパチュリー様も満足してくださる筈! 「パチュリーさ…」 「遅い!」 「ぶぎゃあああ!!」 ぱ、パチュリー様が肉弾技…? いきなりこんな技を使って来るなんて、一体何が…。 「いつまで歩き回ってるのよ! あんまり遅いから魔法陣、消えちゃったじゃない!」 マズいわ。 どうやらパチュリー様は大分ご立腹みたいよ。 ここは如何に私が必死に探し回り、あのゴキブリが屑かをキチンと説明しないと。 「実はこれには深い訳が…」 「言い訳なんか聞きたくない! そこの魔導書片付けたら出てって! 暫く一人にさせて!」 あああ……なんでこんな……。 畜生。 畜生。 私が……私が何をしたって言うんだ。 私はパチュリー様に言われて魔導書を回収しに行っただけじゃない。 それがなんで………畜生。 今日は吐くまで飲んでやる。 ………? このカクテルは? 「私こんなの頼んでない」 「そいつはわっちの奢りさ。何があったか知りゃあせんが、今夜は好きなだけ飲んでってくりゃれ」 畜生。 妖精メイドにまで同情された。 畜生。 畜生。 涙が……涙が止まんない……。 カオスすぎて目眩が… -- 名無しさん (2010-11-23 12 46 09) ゴキブリェ…… -- 名無しさん (2010-11-24 11 28 04) この作者好きだったんで新作出してくれる事が うれしいわwww -- 名無しさん (2010-11-25 21 11 28) 悪魔の目にも涙・・か -- 名無しさん (2011-01-26 18 17 11) こぁさんが可哀想です。 -- 名無しさんでいいやー (2013-11-24 18 10 07) ノリが銀魂 -- 名無しさん (2014-08-14 22 48 07) 「さすがグレネード弾だ、防御魔法がかけてあっても何ともないぜ!」 グレネード弾すげぇ! -- 名無しさん (2015-06-23 17 44 39) 名前 コメント
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幻想入りの一覧/001-200幻想入りの一覧/201-400幻想入りの一覧/401-600幻想入りの一覧/601-800幻想入りの一覧/801-1000幻想入りの一覧/1001-1200 名称 作者 形式 地域 ジャンル クロスオーバー 編集 601 僧侶が幻想郷に侵入 僧侶の人 紙芝居 博麗神社→可能性空間移動船 フリー 編集 602 強引な勧誘で幻想入り ノベル 紅魔館→霧の湖→紅魔館→永遠亭→迷いの竹林→紅魔館 編集 603 撃墜されて幻想入り xotakk 紙芝居 妖怪の山→紅魔館(予定) 条件あり 編集 604 ドラゴンボールin幻想郷 猿沢 トーク 博霊神社→マヨヒガ→白玉楼 版権(ドラゴンボール) 条件有り 編集 605 幻想郷殺人事件 ノベル 博麗神社→迷いの竹林 編集 606 ジャック・Oが幻想入り M.I.Bというらしい。 ノベル 妖怪の山 版権(ARMORED CORE - LAST RAVEN) 編集 607 新種の妖怪が幻想入り Q(うさねこの人) 紙芝居 博麗神社 編集 608 紙粘土で幻想入り 罪袋 紙芝居 博麗神社→香霖堂 編集 609 科学者が幻想入り ノベル 魔法の森→博麗神社 編集 610 ヴァンパイアが幻想入り AAA 紙芝居 紅魔館(道中) 編集 611 - - - - - 編集 612 幻想入りしたい 狗 トーク 霧の湖→博麗神社→魔法の森→香霖堂 編集 613 幻想なんでも屋 こいわ トーク 編集 614 幻想 異界神 統神の人 紙芝居 魔法の森 編集 615 - - - - - 編集 616 蒼き鬼の幻想入り 甘辛党 トーク 白玉楼→香霖堂→白玉楼→永遠亭→迷いの竹林→守矢神社→紅魔館→三途の川→太陽の畑 ギャグ、シリアス、版権(新鬼武者) フリー 編集 617 牛乳飲んで幻想入り みるくねこ ADV 紅魔館 エロゲ風 フリー 編集 618 - - - - - 編集 619 東方星戦争 クローンコマンダー トーク 拠点 墜落した戦艦 霧の湖→永遠亭→博麗神社→香霖堂→紅魔館→白玉楼 版権(スターウォーズ) 編集 620 竜になりかけて幻想入り ドSマンV ノベル 魔法の森 厨二病 編集 621 旅人が幻想入り 毛布 トーク 太陽の畑→無名の丘→霧の湖 編集 622 - - - - - 編集 623 悪意ある者の幻想入り アミル トーク 霧の湖 シリアス・バトル傾向 条件付き 編集 624 入れかわり幻想入り つゆ 紙芝居 永遠亭→人里 条件付き 編集 625 幻想郷での一週間 ノベル 魔法の森? 編集 626 - - - - - 編集 627 - - - 打ち切り - 編集 628 作業着で幻想入り。 紙芝居 編集 629 AAで幻想入り 味噌 紙芝居 博麗神社 編集 630 - - - - - 編集 631 - - - - - 編集 632 ゲーマーが幻想郷入り BULLET OF THE PATRIOTS モアイ像(131・444人目) ノベル 紅魔館→人里→魔法の森 ひがしがたMGS 編集 633 ドラまたが幻想入りせざるを得ない ノベル+変則ADV 迷いの竹林→永遠亭→太陽の畑→博麗神社→紅魔館 版権(スレイヤーズ)、完結 編集 634 警備員の俺が拉致られて幻想入り トーク 紅魔館 編集 635 しがない錬金術師のボーダー商事奮闘記 三隈 小説 マヨヒガ→香霖堂 フリー 編集 636 - - - - - 編集 637 キノの幻想入り 影雪、夜子 紙芝居 香霖堂 版権(キノの旅) フリーです。 編集 638 犬が幻想入り 手描き小説 霧の湖 編集 639 神域が幻想入り ハニタッカ 紙芝居 紅魔館 版権(アカギ) フリー 編集 640 - - - - - 編集 641 バイオのレオンさんが幻想入り トーク 霧の湖→人里(慧音宅)→魔法の森→紅魔館→人里(慧音宅) 版権(BioHazard 4)、完結 編集 642 民俗助手が幻想入り Kei/DJ⑨/coil ノベル 冥界 編集 643 東方釣眼面 つり目 紙芝居 魔法の森→香霖堂→紅魔館 フリー 編集 644不死者が幻想入り 薫 トーク 迷いの竹林(妹紅宅)→人里(稗田邸)→マヨヒガ→妖怪の山(犬走宅)→守矢神社→稗田邸→魔法の森→紅魔館→博麗神社→迷いの竹林 版権(Baccano!) フリー 編集 645 - - - - - 編集 646 ソーセージ食わせに幻想入り!! ハム ADV 魔法の森→猫の棲む里 フリー 編集 647 ぬくりとVS幻想入り キサイ 紙芝居 永遠亭 ほのぼの、たまにバトル、コメディまれにシリアル 条件付きで有り 編集 648 幻想暴走録 くじら 紙芝居 永遠亭→紅魔館 条件付 編集 649 ちるとも にかわ 手描き動画 人里→迷いの竹林 編集 650 あなたが幻想入り ADVゲーム 編集 651 アンパン好きも幻想入り 紙芝居 フリー 編集 652 幻想旅苞物語 天森 ADV+紙芝居 守矢神社 編集 653 ネガティヴ少女が幻想入り お姉さまの人 ノベル マヨヒガ→紅魔館→人里→慧音宅→博麗神社→永遠亭 ネガティヴ 編集 654 無頼者幻想伝 兄やん ノベル 慧音宅 編集 655 俺が見た幻想郷 サツキ 紙芝居 人里(過去) 編集 656 知らずに彼も幻想入り ジョンジョン 紙芝居 妖怪の山 編集 657 バッグ背負って幻想入り ノベル 妖怪の山 編集 658 黒猫と幻想郷 うずらの人 ノベル 紅魔館→永遠亭 ほのぼのハートフルストーリー、完結 編集 659 未来から飛ばされて幻想入り 眠井 犬 手描き絵+ノベル 霧の湖→紅魔館 フリー 編集 660 ウホッ 俺も幻想入り カスピ界 紙芝居 フリーダム 普通のギャグ フリー 編集 661 正義の歯車が幻想入り ノベル 八雲家→博霊神社 版権(ギルティギア) 編集 662 愛煙家が幻想入り CABIN ノベル 基本シリアス フリー 編集 663 コンビニが幻想入り バケツの人 紙芝居 コンビニ幻想郷店 フリー 編集 664 見事な幻想郷 ノベル 迷いの竹林→人里→博麗神社 短編、ほのぼの、完結 編集 665 下半身全裸で幻想入り 焼肉 紙芝居 永遠亭 変態&カオス フリー 編集 666 まどろみ Pen 紙芝居+動画 迷いの竹林 編集 667 毛玉と屋台と幻想入り ノベル 八目鰻屋台 ギャグ&カオス 条件付 編集 668 幻想水瓶宮 た~りゃん ノベル+手書き絵 妖怪の山→霧の湖→紅魔館 基本的にシリアスで進みたい希望。版権(アクエリアンエイジ) 条件付 編集 669 こなたさんが幻想入りしたそうです ±アルカン トーク 博麗神社→紅魔館→魔法の森→人里→永遠亭→白玉楼→彼岸→旧都→妖怪の山→守矢神社→玄雲海→聖輦船 版権(らき☆すた) フリー 編集 670 幻想郷バイト(?)日記 Georges ノベル 編集 671 - - - 全話削除 - 編集 672 廊下を全力で駆け抜けて幻想入り ノベル 博麗神社 編集 673 最もつまらない幻想入り ノベル 魔法の森 編集 674 青針鼠が幻想入り ウニと友人 紙芝居 魔法の森 版権(ソニック) フリー 編集 675 テイルズキャラが幻想入り 尻尾 ノベル ジェイド一行⇒紅魔館 クラトス一行⇒人里 版権(テイルズシリーズ) フリー 編集 676 射命丸が現代入り tomoi トーク 現代 現代入りシリーズ完結 条件付き 編集 677 ドMが幻想入り 紙芝居 編集 678 スタンド使いが幻想入り トーク 紅魔館 版権(ジョジョの奇妙な冒険) 編集 679 ロリコンが幻想入り 紙芝居 編集 680 暇を持て余して幻想入り 紙芝居 編集 681 俺だって幻想入り 紙芝居 博麗神社付近 フリー 編集 682 袴男の幻想郷 カントク 紙芝居 白玉楼 ほのぼのメイン フリー 編集 683 - - - - - 編集 684 盲目と幻想郷 お茶の人 ノベル 魔法の森→魔理沙の家→霧の湖→紅魔館 ギャグ&シリアス(予定) フリー 編集 685 自由に幻想入り 紙芝居 妖怪の山→人里 コミカル&ギャグ、厨二病 編集 686 - - - - - 編集 687 幻想郷は異邦人の夢を見るか 弟子の人 ノベル 屋台・人里→紅魔館 ほのぼの/シリアス、異変 編集 688 つかまれて幻想入り ハモ 紙芝居 守矢神社 ほのぼの フリー 編集 689 - - - - - 編集 690 折ってみたin幻想郷 Dr.オリィ 動画? 湖→空? 折り紙 フリー 編集 691 ひぐらしのなく頃に 幻想物語 セミ ノベル [圭一] アリス宅 → 湖 → 紅魔館 [レナ] 紅魔館 版権(ひぐらしのなく頃に) フリー 編集 692 高校2年のオレが幻想入り アイマスクの人 紙芝居 魔法の森→八雲邸 EXルーミアメイン フリー 編集 693 新聞記者が幻想入り 紙芝居 編集 694 東方怪遊録 サガモ ノベル 魔法の森→白玉楼→八雲邸→人里→永遠亭→白玉楼 シリアスノベル 完結 条件付 編集 695 - - - - - 編集 696 長物使いが幻想入り ノベル 版権(ウルティマオンライン) 編集 697 ナナシが幻想入り 紙芝居 編集 698 実に白衣な幻想入り 紙芝居 編集 699 花火打ち上げに幻想入り ふくろう ノベル 太陽の畑→迷いの竹林→永遠亭→紅魔館→永遠亭→博麗神社 幽香メイン、シリアル&変態、完結 フリー 編集 700 幻想救聞記 ノベル 編集 701 武器職人が幻想入り 紙芝居 編集 702 強キャラが幻想入り ノベル 編集 703 オービタルなフレームと幻想入り ノベル 版権(ANUBIS) 編集 704 Dから幻想入り 月夜野(月夜野 椛) 紙芝居 魔法の森⇒竹林 版権(Quest of D) フリー 編集 705 シアワセノツカイカタ 紙芝居 編集 706 スマキで幻想入り 紙芝居+動画 編集 707 - - - - - 編集 708 幻想入り異変を追う ノベル 編集 709 イャッハァアーー幻想入り K.ミスタ 紙芝居 カオス&変態 編集 710 ふでぺんがトイレから幻想入り。 紙芝居 紅魔館 カオス 編集 711 永月物語 ノベル 編集 712 アコライトが幻想入り 紙芝居 版権(ラグナロクオンライン) 編集 713 仙八が幻想入り 紙芝居 編集 714 - - - - - 編集 715 廊下を全力で駆け抜けて幻想入り ノベル 編集 716 フナムシが幻想入りだYO! 紙芝居 版権(ピューと吹く!ジャガー) 編集 717 ダメガネの幻想奮闘譚 おはじき 紙芝居 洩矢→? ギャグ風味 フリー 編集 718 妄想狂が幻想郷へ トーク 編集 719 気がつけばそこは幻想郷 Jum 紙芝居 博麗神社→魔法の森 裏;→紅魔館 ギャグカオス フリー 編集 720 魂だけが幻想入り ノベル 編集 721 闇の帝王が幻想入り ノベル 多人数視点なのでいろいろ 版権(ハリーポッター) 編集 722 - - - - - 編集 723 赤いチルルン滞在記 紙芝居 編集 724 刀を持って幻想入り 女性アレルギーの人 ノベル 博麗神社居候 シリアス コメディ フリー 編集 725 死にかけて幻想入り 紙芝居 編集 726 ヤケ酒して幻想入り 紙芝居 編集 727 背後から幻想入り 紙芝居 編集 728 幻想歪悠帳 ノベル 編集 729 台湾人が幻想入り 昏 紙芝居 編集 730 薬を飲まされ幻想入り 封神 ノベル 編集 731 - - - - - 編集 732 零戦が幻想入り 自作絵+トーク 編集 733 迷宮幻想異聞 トーク 版権(ウィザートリィ) 編集 734 幻想入りした途端これだよ!! 紙芝居 編集 735 ハードボイルドなおっさんも幻想入り 紙芝居 編集 736 冗談のつもりが幻想入り カツヲ 紙芝居 魔法の森→博麗神社 フリー 編集 737 陸上自衛隊が幻想入り 佐藤高雄 紙芝居 フリー 編集 738 幻想郷奔走記 O3・潮 紙芝居 白玉楼 コメディ フリー 編集 739 幻想入りしても動じない 紙芝居 編集 740 風に吹かれて幻想入り sorai 紙芝居 三途の川~妖怪の山 フリー 編集 741 転んだら幻想入り 夜片 紙芝居 編集 742 東方妖怪記 ノベル 編集 743 逝き先は幻想郷 紙芝居 編集 744 - - - - - 編集 745 スケアクロウが幻想入り ふくろう(699人目) ノベル アリスの家→紅魔館→人里 上海メイン、完結 フリー 編集 746 - - - - - 編集 747 一期一会? トーク 版権(ARIA、魔法陣グルグル) フリー 編集 748 - - - - - 編集 749 八雲家で執事生活 siwasu1208 ADV 編集 750 いいや、限界だ!幻想入りするねッ! 紙芝居 編集 751 内向的な人間が幻想入り 9.1栗 紙芝居 編集 752 東方廃人録 紙芝居 編集 753 帰省中に幻想入り 紙芝居 編集 754 甚平で幻想入り くろくろ 紙芝居 編集 755 - - - - - 編集 756 現の夢 紙芝居 版権(ワイルドアームズ3) 編集 757 女装して幻想郷入り 紙芝居 編集 758 終わりっぽい幻想入り 檻 紙芝居 編集 759 ただの幻想入り えだまめや ノベル 編集 760 幻想に呼ばれて 釣られる人 ADV 編集 761 - - - - - 編集 762 東方超獣機 幻葉 紙芝居 版権(トランスフォーマー) 編集 763 桜と月のイヤリング 福浦 ノベル 編集 764 - - - - - 編集 765 幻想レポート はぅわぅ トーク 編集 766 てゐの善人への道 紙芝居 編集 767 刺さって幻想入り 牛乳 紙芝居 編集 768 すったもんだ幻想入り 紙芝居 編集 769 友を道連れ幻想入り とむ&あかな 紙芝居 フリー 編集 770 天子が幻想入り トーク ブロンティスト、東方キャラそっくりさんが幻想入り 編集 771 - - - - - 編集 772 幻想緑楓帰 釣られる人 ADV+自作絵 編集 773 異世界からの幻想入り あらーむ トーク 条件付き 編集 774 轢いて轢かれて幻想入り 紙芝居 ギャグメイン 編集 775 Romancing幻想入り 槍ちゃん 紙芝居 ロマサガ風幻想入り フリー 編集 776 - - - - - 編集 777 電王と幻想郷入り ADV+自作絵 版権(仮面ライダー電王) 編集 778 - - - - - 編集 779 スキマくじで幻想入り 紙芝居 編集 780 - - - - - 編集 781 ヘタレガンナーが幻想入り エーゼ 猫軍曹 トーク 版権(モンスターハンター) 編集 782 えふえふギルがメッシュの幻想入り ミナト 紙芝居 版権(ファイナルファンタジー) 編集 783 力を合わせて幻想入り 紙芝居 編集 784 玄関通れば幻想入り ノベル 編集 785 PMCが幻想入り ブタ トーク 版権(メタルギアソリッド4)、ひがしがたMGS 編集 786 地味に幻想入り トーク 編集 787 続・T.Fが幻想入り かっこう(368人目) 紙芝居 版権(トランスフォーマー) 編集 788 無限転生者が幻想入り ロード ノベル 編集 789 - - - 打ち切り - 編集 790 A4用紙で幻想入り 紙芝居 東方詠四詩 編集 791 銃槍担いで幻想入り カブトムシの人 ADV 無縁塚→魔法の森→人里→博麗神社→妖怪の山→紅魔館 幽香メイン 版権(モンスターハンター) フリー 編集 792 ゼルダの幻想計画 おデン 紙芝居 版権(ゼルダの伝説) 編集 793 幻想入りしてよかったんだよな? 紙芝居 編集 794 紅 美鈴が現代入り トーク 現代入りシリーズ 編集 795 エバラ焼肉のたれが幻想入り 紙芝居 編集 796 テロ牧師が幻想入り 誤字の人 ADV 彼岸→魔法の森→香霖堂→彼岸→人里→博麗神社→白玉楼→永遠亭→紅魔館→永遠亭→彼岸→無縁塚 シリアス&コメディ&バトル 版権(トライガンマキシマム) 編集 797 三次元嫌いの俺が幻想入り 紙芝居 編集 798 銃使いが幻想入り 紙芝居 作者と友人の合作 編集 799 幻想郷~合縁奇縁~ 紙芝居 編集 800 厄神と弟子@幻想郷 雛メイン!!の人 紙芝居 雛メイン フリー 編集
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放映期間 2008年2月17日から2009年2月8日。 前作:獣拳戦隊ゲキレンジャー 次作:侍戦隊シンケンジャー リンク 大いなる力 初登場となる第35話・第36話共通ネタを参照。入手は劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦時点。 豪快チェンジ 豪快チェンジ一覧を参照。 登場したレジェンド 江角 走輔(えすみ そうすけ) 炎神戦隊ゴーオンジャーのゴーオンレッド。キャッチフレーズは変身前が「SPEED KING」、変身後が「マッハ全開!(MACH FULL FORCE)」で、口癖も「マッハで○○!」。「奇跡の江角」と呼ばれる将来有望な若手レーサーだったが、レース場でテスト走行を終えた直後に敵組織・ガイアークの襲撃を受けた際、3体の炎神と出会い、自分の身を顧みず他の人間を逃がそうとしたことからゴーオンジャーのメンバーとしてスカウトされた。なお、ゴーオンジャーとして選ばれてからそのままガイアークと戦う旅に出発した上、職場への連絡をすっかり忘れていたため、同僚には襲撃の際に死んでしまったと思われていた。『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-FINAL(最終話)では戦いを終えてレーサーに復帰したが、1年以上レース界を離れていたためカートのレーサーからやり直すことになってしまった。更に、ガイアークの残党が活動していることを知らされたため、仲間とともに再びゴーオンジャーとして旅立った。 外見 ガンマンワールドに向かう際、『ゴーオンジャー』本編のジャケットを着用している。 『ゴーオンジャー』本編では茶髪だったが、劇場版『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』や『ゴーカイジャー』本編では黒髪になっている。 言動 「マッハ全開・ゴーオンレッド! …の、江角走輔だ!」この台詞の際、『ゴーオンジャー』におけるゴーオンレッドの個人名乗りのポーズを決めている。 「一度でダメなら、何度でも決めるだけさっ!」『ゴーオンジャー』の第1話で、敵の攻撃で倒れた走輔が立ち上がる際に全く同じ台詞を口にしている。『ゴーオンジャー』の第36話において走輔が仮死状態となったときにも、回想でこの台詞を口にするシーンが使用されている。 戦闘時の掛け声『ゴーオンジャー』本編において、ゴーオンジャーの5人は戦闘時に度々独特の掛け声(「ブン! バン!」)を発しており、今回ウガッツとの戦闘の際に同様の掛け声を発している。なお、この掛け声は「炎神戦隊ゴーオンジャー(『ゴーオンジャー』OP)」の「BOOM! BOOM! BANG! BANG!(ブンブンバンバン) ゴーオンジャー」という歌詞から取られており、『ゴーオンジャー』劇場版のタイトルも「BUNBUN! BANBAN! 劇場BANG!!」となっている。 コイントスに使用したコイン『ゴーオンジャー』本編に登場したコインと同じ、ゴーオンジャーのエンブレムが刻まれたもの。走輔はコイン占いのためにコインをトスするとほぼ確実に表が出るほどの強運の持ち主であり、本編でも度々このコインをトスするシーンが登場する。コイン占いが外れる(裏が出る)と本当に悪いことが起きる。 またこのコインは『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』でも重要な役割を果たしている。 登場作品 第35話:次元ノムコウ 第36話:相棒カイゾク スーパー戦隊最強バトル‼ 楼山 早輝(ろうやま さき) 炎神戦隊ゴーオンジャーのゴーオンイエロー。キャッチフレーズは変身前が「SWEET ANGEL」、変身後が「スマイル満開(SMILE BLOOMING)」で、口癖も「スマイルスマイル」。レース場でドリンク販売のアルバイトをしながら専門学校に通いパティシエを目指していたが、ある日のアルバイト中に戦いに巻き込まれたことをきっかけにゴーオンジャーのメンバーになった。『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-FINAL(最終話)では、夢への第一歩として洋菓子店で修行を始めるが、ガイアークの残党が活動していることを知らされ、仲間とともに再びゴーオンジャーとして旅立った。 なお、ゴーオンジャー及びゴーオンウイングスのメンバーは変身前と変身後で別々のキャッチフレーズが設定されており、ゴーオンジャーのジャケットの前面には、各自の名前や2つのキャッチフレーズ(変身後のキャッチフレーズは英語版)などが刺繍されている。 外見 着けているペンダントは『ゴーオンジャー』当時と同じもので、ゴーオンジャーの5人がお揃いで身に着けていたもの。ゴーオンジャーのエンブレムをモチーフにしており、パーソナルカラーに合わせた宝石(早輝の場合はイエローシトリン)があしらわれている。 ただし、ゴーオンジャーのジャケットは首元が隠れるデザインになっているため、『ゴーオンジャー』本編でこのペンダントをはっきり確認できるシーンは極端に少ない。 登場作品。 劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 劇場版2:空飛ぶ幽霊船 須塔 美羽(すとう みう) 炎神戦隊ゴーオンジャーのゴーオンシルバー。キャッチフレーズは変身前が「LOVELY SENSATION」、変身後が「キラキラ世界(WORLD SPARKLING)」。須塔財閥のお嬢様。優れた第六感を持っており、同じ能力を持つ兄・大翔とともに、ゴーオンジャーの5人より先に戦士として活動していた。少々ブラコン気味の面があり、大翔のことを「アニ」と呼んで慕っている。お嬢様らしからぬ好奇心旺盛な性格で、人や物に魅力を感じた際は「キラキラ(している)」と表現する。 外見 着けているペンダントは『ゴーオンジャー』当時と同じもので、ゴーオンウイングスの須塔兄妹がお揃いで身に着けていたもの。ゴーオンウイングスのエンブレムをモチーフにしており、チェーンの太さのみが違っている(美羽のペンダントは細めのチェーンが使われている)。 登場作品 劇場版2:空飛ぶ幽霊船 最終話:さよなら宇宙海賊 炎神スピードル(えんじん - ) 走輔のパートナー炎神であり、コンドルをモチーフにしたスーパーカー型の炎神。機体番号は1。キャッチフレーズは「勇気満タン、ハイウェイスター!」パートナー同様の直情型で、スピードは炎神の中で最速を誇る。口癖は「ドルドル!」。自在に空を飛べるウイング族ではないが飛行形態に変形することが可能で、ジャンプの勢いを利用しグライダーのように滑空することで、短時間だが空を飛ぶすることができる。飛行形態ではさながら猛禽類のように脚(エンジンオーの腕)を利用して敵を叩きつけるなどの攻撃を行い、バスオンを台にして空中の敵に体当たりする「スカイハイアタック」や背面から炎をだして敵を爆破する「スピードルバースト」などで攻撃する。 今回、ベアールVと夫婦になったことが明かされた。 登場作品 第35話:次元ノムコウ(声) 第36話:相棒カイゾク(声) 炎神バスオン(えんじん - ) ゴーオンブルー・香坂連のパートナー炎神であり、ライオンをモチーフにしたバス型の炎神。機体番号は2。キャッチフレーズは「粋でいなせな安全運転!」江戸っ子気質のべらんめぇ口調で、パートナーの連をしばしば「きょうでぇ(兄弟)」とも呼ぶ。口癖は「オンオン!」。安全運転を信条とし、どんな攻撃にもひるまない頑丈なボディを活かした突進攻撃を得意とし、上部には強力な「バスオンミサイル」を装備。 登場作品 第35話:次元ノムコウ(声) 第36話:相棒カイゾク(声) 炎神ベアールV(えんじん - ぶい) ゴーオンイエロー・楼山早輝のパートナー炎神であり、熊をモチーフにしたRV車型の炎神。機体番号は3。キャッチフレーズは「愛嬌と度胸のタフガール!」パートナー同様に活発な少女で、関西弁で喋る。口癖は「ブイブイ!」。性能はバスオンと対照的でパワーは劣るが小回りが効き、彼と交互に連携行動をとる。アクセル全開で加速し空中の敵に噛み付く「ベアールアタック」や空中からのボディープレス攻撃「ベアールプレス」の他、口内に備えられた多数の「ブイブイミサイル」(本人曰く「お父ちゃんからはしたないって言われた」技らしい)による攻撃も可能である。 『ゴーオンジャー』第26話において、ゴーオンシルバー・須塔美羽のパートナーである炎神ジェットラスに恋心を抱くが、同話の最後でジェットラスへの恋心は冷めてしまっており、その後スピードルと結婚したことが今回明らかになった。 登場作品 第35話:次元ノムコウ(声) 第36話:相棒カイゾク(声) ボンパー 炎神の1体であるジャン・ボエールによって創られた、ゴーオンジャーの水先案内ロボ。「ボンボン」が口癖で、ガイアーク反応のキャッチや炎神キャストの転送を行う。「ボンパー」という名前は略称で、正式名称は「Born-toOuterdimension andMechanic XPitcrew-typeENGINE-supportRobot」である。 一人称が「僕」であるため『ゴーオンジャー』本編では男性として扱われていたが、『ゴーオンジャー』のED後に行われていたミニコーナー・ゴーオンゼミナール(第38話分)で性別が存在しない(設定されていない)ことが明かされたため、厳密には無性別である。 登場作品 第35話:次元ノムコウ(声) 第36話:相棒カイゾク(声) 蛮機族ガイアーク(ばんきぞく - ) 『ゴーオンジャー』に登場した悪の組織。元はこの世に存在する11の次元世界の1つ・マシンワールドに住んでいた機械生命体の種族であり、炎神に淘汰され絶滅したと思われていたが、密かに生き延びマシンワールドを侵略しようとした際に炎神に阻止され、侵略の矛先を地球人の住む世界・ヒューマンワールドへと向けた。汚い環境でしか生きていけない種族であり、基本的に自分たちが平和に快適に過ごせる世界を作るために行動している。体内に埋め込まれたビックウリウムエナジーを使うことで産業革命を発動し、身体を巨大化することができる。 害統領ババッチード(がいとうりょう - ) ガイアークの二代目害統領。初代害統領はバッチードであり、『ゴーオンジャー』最終話で存在が明らかにされ、『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』で登場。シンケンジャーとゴーオンジャーの前に敗れている。 外見はバッチードに酷似したものとなっており、担当声優にはバッチードと同じ銀河万丈が起用されている。なお、チラカシズキーの声を演じる黒田崇矢とは『轟轟戦隊ボウケンジャー』にてボウケンジャーの敵である「ダークシャドウ」の幻のゲッコウと闇のヤイバの声で共演した。 言動 「まだ望まれているうちに退陣するのが一番であーる、辞任」最期に放ったこの発言はアメリカ合衆国の第30代大統領であるカルヴィン・クーリッジの発言が元になっている。アメリカの歴代大統領の発言を元にした辞意表明は先代であるバッチードの最期と一致する。 登場作品 第35話:次元ノムコウ(声) 第36話:相棒カイゾク(声) 総裏大臣ヨゴシマクリタイン(そうりだいじん - ) 『炎神戦隊ゴーオンジャー』の敵組織であり、汚染された環境を好む機械生命体・蛮機族(ばんきぞく)の集団である「ガイアーク」を、裏で操る総裏大臣。ガイアークの幹部(3大臣)の1人である害地大臣(がいちだいじん)ヨゴシュタインの父親で、害地・害水・害気の3種族からなる蛮機族の中では、息子と同じく害地目出身。武器は「デンカノボウトウ」という巨大な棍棒。口癖は語尾の「~ナリナ」。声や風貌は息子・ヨゴシュタインによく似ているが(声優も同一人物)、温厚で部下思いな一面を持つ息子とは違い、冷酷な性格の独裁者であり、部下の命も平然と使い捨てにし、ゴーオンジャーに敗れて命を落とした息子のことも役立たずと罵倒した。 「自分たち蛮機族が平和に快適に暮らせる場所を手に入れたい」という理由でヒューマンワールド(『ゴーオンジャー』における人間界の呼び名)を侵略しようとした3大臣とは違い、全ての世界を汚染・蹂躙し支配することを望んでいた。 言動 「人生で、2度目の……アーイムソーリー!」『ゴーオンジャー』に登場する怪人(蛮機獣)は、巨大戦で敗れた際にコミカルな断末魔を上げて倒れるという法則があった。冷酷な独裁者としてシリアスな描写が多かったヨゴシマクリタインも例外ではなく、『ゴーオンジャー』最終話でゴーオンジャーに倒された際、断末魔として「アーイムソーリー!(「I m sorry」+「総裏」)」という駄洒落を叫んだ。 登場作品。 劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦(声) 危官房長官チラカソーネ(きかんぼうちょうかん - )・掃治大臣キレイズキー(そうじだいじん - ) 『ゴーオンジャー』に登場した、ヨゴシマクリタインの直属の部下。キレイズキーは害水目の出身で、ムゲンゴミバコなどの「おソウジ七つ道具」という武器を駆使して戦う(ただし、「おソウジ七つ道具」は『ゴーオンジャー』本編において最終的に全てゴーオンジャーによって破壊されている)。 チラカソーネは害気目の出身で、相手の攻撃を受け流したり跳ね返すことで無効化する「天地羅荷死憲法(てんちらかしけんぽう)」の使い手。 登場作品。 劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦(声) 保蛮官チラカシズキー(ほばんかん - ) ガンマンワールドに現れたガイアークの残党。西部劇に登場する保安官風の風貌で、名前と外見は『ゴーオンジャー』に登場する危官房長官チラカソーネと掃治大臣キレイズキーという2名の幹部を足し合わせたようなものとなっている(頭と胴体がアンバランスなのはこのため)。なお、この2名は劇場版において再生怪人としてゴーカイジャーとも戦っている。 言動 「俺は、ガイアークという名前が大好きです」死に際に言い放ったこの台詞は西部劇映画「荒野の決闘」における保安官ワイアット・アープの「私はクレメンタインという名前が好きです」という台詞が元になっている。 登場作品 第35話:次元ノムコウ(声) ガイアーク3大臣 炎神戦隊ゴーオンジャーの敵組織・蛮機族ガイアークの当初の幹部。ヨゴシュタインは『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-36(第36話)においてゴーオンレッドとの一騎打ちの末に敗れて死亡し、キタネイダス・ケガレシアはヨゴシュタインの死後、冷酷なヨゴシュタインの父・総裏大臣ヨゴシマクリタインとの確執から彼に反逆し、ヨゴシマクリタインによって粛清された。その後の『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』に登場した際は、汚い環境を好む蛮機族であるために三途の川の環境が気に入ったらしく、成仏もせずに三途の川でのんびりと暮らしていた。今回も『シンケンジャーVSゴーオンジャー』と同じく頭に三角巾を付けた(幽霊)姿で登場する。 害地大臣ヨゴシュタイン(がいちだいじん - ) ガイアーク3大臣の実質的なリーダーで、『ゴーオンジャー』のED後に行われていたミニコーナー・ゴーオンゼミナール(第35話分)によると、本名はバロン・ヨゴレックス・ド・シュタイン。武器は「ヨゴシュピア」という巨大な槍。口癖は語尾の「~ナリ」。ヒューマンワールド(地球)侵略を企む悪の幹部ではあるが、キタネイダス・ケガレシアとは深い信頼で結ばれているなど、父とは似ても似つかない仲間思いな一面の持ち主でもあり、部下からも信頼されていた。しかし、腹心である害地副大臣ヒラメキメデスをゴーオンジャーとの戦いで失ったショックから人情を拒絶し強さに執着するようになり、鬼のような戦いぶりで一時はゴーオンレッド・江角走輔を仮死状態にまで追い込んだものの、復活した走輔との一騎打ちの末に敗れ去った。 登場作品 劇場版3:海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン(声) 害気大臣キタネイダス(がいきだいじん - ) ガイアーク3大臣の頭脳派で、彼らが送り込む怪人・蛮機獣を巨大化させる「ビックリウムエナジー」も開発している。武器は「キタネイバー」という杖。口癖は語尾の「~ゾヨ」。 登場作品 劇場版3:海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン(声) 害水大臣ケガレシア(がいすいだいじん - ) ガイアークの幹部・3大臣の一人。害水目出身の蛮機族で、人間の女性のような姿をしているがその身体は機械で構成されており、鞭にも変形可能な「ケガレスティック」という棒を駆使して戦う、自称「機械生命体の乙女」。口癖は語尾の「~でおじゃる」。G3プリンセスにおけるキャッチフレーズは「惚れなきゃ後悔」。汚い環境を好む蛮機族であるため、「美しい(綺麗)」と言われると激怒するなど価値観が人間とは大きく異なるが、ガイアークの地球侵略の目的は「汚い環境でしか生きていけない自分たちが平和に快適に暮らせる場所を手に入れる」ことであり、仲間同士の信頼関係を否定するヨゴシマクリタインに反旗を翻し、ゴーオンジャーにヨゴシマクリタイン打倒のヒントを与えるなど、人間に近い仲間意識の強さや義理堅さを持っている。 害気大臣キタネイダス共々ヨゴシマクリタインに反逆するものの返り討ちに遭い死亡したが、その後『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー』で三途の川を上がってきた死者として再登場した。 外見 G3プリンセスとしての活動の際は、腕や兜の頭頂部に備えられた赤いバルブ(装飾品ではなく身体の一部であり、『ゴーオンジャー』本編では怒りのあまり頭から水が噴き出し、このバルブを締めて水漏れを止めるという場面がある)や鎧のようなパーツがなくなり、より人間に近い姿になっているが、代わりに赤いバルブ型の髪飾りを着けている。 言動 ハカセに「可愛いでおじゃるなぁ」と言い、迫る。『ゴーオンジャー』GPー10でケガレシアは汚石冷奈という人間に変装した際、ゴーオングリーン・城範人に惚れられた。さらに範人はケガレシア(変装も含む)に「美しい」「清らか」と褒めていた(ケガレシアにとっては最低の言葉だった)。 登場作品 劇場版2:空飛ぶ幽霊船 劇場版3:海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン 蛮機兵ウガッツ ガイアークの一般兵(戦闘員)。 登場作品。 劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦(声) 劇場版2:空飛ぶ幽霊船(声) 第35話:次元ノムコウ(声) 第36話:相棒カイゾク(声) 登場した用語 G3プリンセス 『炎神戦隊ゴーオンジャー』にて、ゴーオンジャーの女性陣2人と敵組織・蛮機族ガイアークの害水大臣ケガレシアが3人で一時的に結成したアイドルユニット。 ブレーンワールド 『ゴーオンジャー』本編で語られる、11の次元世界の総称。理論物理学に「ブレーン宇宙論(ブレーンワールド)」という理論が実在しており、『ゴーオンジャー』に登場するブレーンワールドの概念は、実在のブレーン宇宙論を分かりやすくアレンジしたものになっている。 「ブレーンワールド」という名称は『ゴーオンジャー』本編には登場したが、今回は劇中で「ブレーンワールド」という言葉は使用されなかった。以下は、今回語られたブレーンワールドである。 ヒューマンワールド 走輔など地球人が住む世界。 マシンワールド 炎神やガイアークなどの機械生命体が存在する世界。今作で初めてスーパー戦隊が足を踏み入れる。 サムライワールド 侍が存在する、江戸時代のような世界。劇場版『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』においてシンケンジャーやゴーオンジャーのメンバーが飛ばされた世界のひとつ。『炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN! BANBAN! 劇場BANG!!』の主な舞台となったほか、『ゴーオンジャー』本編でもこの世界の住民が登場した。 クリスマスワールド サンタクロースが暮らす世界。劇場版『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』においてシンケンジャーやゴーオンジャーのメンバーが飛ばされた世界のひとつ。 ガンマンワールド 西部劇のような世界。劇場版『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』の冒頭においてゴーオンジャーがバッチードと戦っていた場所。今作でもガイアークとの戦いの舞台となる。 炎神キャスト/炎神ソウル 炎神たちは、ヒューマンワールドの環境では本来の巨大な姿を10分以上維持することができず、強制的に身体が小型化されて魂と分離してしまう。この際に小型化された炎神の身体が炎神キャスト、分離した魂の結晶が炎神ソウルである。元の姿に戻る際は炎神キャストに炎神ソウルをセットする必要があり、炎神ソウルの姿では自力での移動がほぼ不可能であるため、ヒューマンワールドで活動する際は人間の相棒の助けが必要となる。
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Report.09 涼宮ハルヒの復活 土曜日はわたしと彼女で、衣服等を買いに行った。もちろん彼女は、行く時は北高の『女子』制服を着て行った。わたしの私服は、彼女には小さい。 「二人で、行った先で買った服に着替えよ!」 【二人で、行った先で買った服に着替えましょ!】 という彼女の発案で、わたしも同じく制服で出掛けた。 マンションから外に出た時、彼女は潜伏者の存在など、最初から気にしていなかった。 「有希が大丈夫って言(ゆ)うたんやから、間違いないやん!」 【有希が大丈夫って言ったんだから、間違いないじゃん!】 彼女は完全に、わたしのことを信用している。素直に『嬉しい』と思った。 西宮北口駅前のショッピングモールに向かう道すがら、彼女は終始楽しそうな表情をしていた。それは、『SOS団団長』涼宮ハルヒが、何か面白いことを考え付いた時のような、何かを企んでいる表情ではなかった。彼女は純粋に、『少女』涼宮ハルヒとしての表情をしているように見えた。 それは、これまでの常に誰かに見張られているという緊張から開放された反動なのか。あるいはそれが、わたしのことを完全に信じて、心から安心しているからなのか。とにかく彼女は、彼女本来の、素直な表情を浮かべているのだと思えた。 もしその表情の原因が、『長門有希がそばにいること』であったなら、わたしはとても嬉しい、と思う。 駅前のショッピングモールで、まずは服を探す。 「せっかくやし、お礼も兼ねてあんたに似合う服探したるわ!」 【せっかくだし、お礼も兼ねてあんたに似合う服探したげる!】 わたしには、人間の『ファッション』なるものはよく分からないが、何をやらせても器用にこなす彼女のこと。わたしに似合う『おしゃれ』な服なのだろう。 ……今度、ファッション雑誌でも読んでみた方が良いのだろうか。 そんなこんなで、服を買って着替え、様々なものを見て周った。 「有希の部屋に合いそうな小物とか、色々あるな~」 【有希の部屋に合いそうな小物とか、色々あるわね~】 わたしの部屋を彼女色に染める計画が始まった、かもしれない。 散々見て周り、時々買い周ったあと、一階のオムライスの店で少し遅めの昼食を取る。 「ん――――……今日は久々に思いっきり動き回ったわ~」 【ん――――……今日は久々に思いっきり動き回ったわね~】 彼女はデザートのパフェを頬張りながら、心底満足した時の表情で言った。買い物中の彼女の表情は、それはそれは明るいものだった。 「……楽しかった?」 「うん! めっちゃ楽しかった!!」 【うん! すっごく楽しかった!!】 「そう。」 子供のように無邪気な満面の笑顔で答える彼女を見ていると、わたしも釣られて笑ってしまいそうだと思ってしまう。そのような『感情』は、本来持っていないはずなのに。 「!?」 突然、彼女の顔が驚愕の表情に変わった。そして次の瞬間には、照れたときの真っ赤な顔に変わった。 「……なに。」 「……私服のあんたの……笑顔に……ヤられた……」 わたしは釣られて笑っていたようだ。微笑。 「ハルヒが嬉しいと、わたしも嬉しいから。釣られて笑ってしもた。」 【ハルヒが嬉しいと、わたしも嬉しいから。釣られて笑っちゃった。】 「はぅ!? ……有希の生の声……私服で……反則……」 彼女の反応がおかしくて、わたしはついに、くすくすと笑ってしまった。また新たな笑い方を覚えた。彼女は口をぽかんと開けて、うっとりとわたしの方を見ている……見とれている。 今のわたしの状態。これが、いわゆる『ギャップ萌え』というものだろうか。萌え……こうまで人間の精神に大きな影響を与えるものなのか。興味深い。 「どうしたの。」 と、わたしはいつもの平坦な声で問い掛けた。 「……!? はっ!? ……はぁ、はぁ、はぁ……思わずお花畑で三途の川を渡る準備しとったわ……」 【……!? はっ!? ……はぁ、はぁ、はぁ……思わずお花畑で三途の川を渡る準備してたわ……】 「おかえり。」 「昨日今日と、あんたには驚かされっぱなしやわ……調子狂うなぁ……」 【昨日今日と、あんたには驚かされっぱなしだわ……調子狂うなぁ……】 「たまには、ええやん。」 【たまには、良いじゃない。】 と、わたしは片目を閉じながら言った。 彼女がスプーンを取り落とした音が響いた。彼女はスプーンを持っていた時の姿勢のまま目を見開き、口を開けたまま硬直していた。ユニーク。 食後は、かさばる物、重そうな物を買って、帰途についた。と言っても、荷物はそんなに多くはない。女子高生二人が普通に持てる程度の量。 「結構買(こ)うたな~」 【結構買ったわね~】 「……わりと。」 今のわたし達は、周囲からはどのように見えるのだろうか。仲の良い女子高生二人組だろうか? 実際は、仲が良すぎる関係になってしまったが。 マンションの部屋で荷物を降ろし、二人の物を分ける。 「ほな、今日は帰るわ。」 【じゃあ、今日は帰るわ。】 自分の荷物を持って、彼女が戸口で言った。 「今日のデート楽しかったで。」 【今日のデート楽しかったわ。】 デート……やはり今日の買い物はそう定義されるのだろうか。 彼女は、わたしを抱き締めると、そっと唇に口付けをした。別れを惜しむような、でもすぐにまた会えるという確信の篭った、暖かい接吻。 わたしの中に、あるものが湧き上がる。昨日まで『エラー』と呼んでいたもの。 『寂しい』『嬉しい』『切ない』『気持ち良い』『愛しい』『幸せ』 たくさんの『感情』が一度に湧き上がった。 これが……『愛情』なのだろうか。分からない。分からないが、決して嫌いじゃない。この『感情』は、嫌いじゃない…… 「ほな、また月曜日、部室で!」 【じゃっ、また月曜日、部室で!】 「……ばいばい。」 元気に手を振りながら帰る彼女を、部屋の外の廊下で見送った。 「……また、部室で。」 それが、彼女が取り戻したかった生活なのだろう。彼女の仲間と過ごす、彼女の、『SOS団団長』涼宮ハルヒとしての生活。 月曜日になれば、色々するべきことがある。忙しくなる。だから日曜日は、ゆっくりしよう。買ったものを飾りながら、彼女のことを考えよう……彼女とのこれからの関係も。 そして月曜日。いつものように登校する。昼休みには部室へ。すぐに読書を開始する。これがわたしの日常。 一日三食取るという決まりはない。三食取る日もあれば、取らない日もある。必要なエネルギーは、朝食、昼食又は夕食でまとめて摂取してしまっても構わない。単に、周囲から怪しまれないように人前では三食取っているに過ぎない。過ぎなかったが。ふと、彼女と一緒に昼食を取るとどうだろうかという考えが浮かんだ。 例えば、わたしが弁当を用意し、部室等で一緒に食べるのも新鮮で良いかもしれない。彼女の好きな食べ物は何だろうか。嫌いな食べ物はなさそう。卵焼きに砂糖は入れる派だろうか。ちなみにわたしは入れない派。それから弁当に半熟卵は危険。痛みやすい。巨大な重箱に日の丸弁当……は、味気ない。却下。せめて『海苔段々』くらいはしないと。 そのようなことを考えていると、部室の扉が開く音がした。彼女が入ってきた。 「お、やっぱり有希はここにおったんやね。」 【お、やっぱり有希はここにいたのね。】 そう言いながら彼女は部室に入ってきた。そして扉を閉めるとすぐに鍵を掛けた。 「これでこの部室は密室。もう逃げられへんでぇ~」 【これでこの部室は密室。もう逃げられないわよ~】 両手を広げ、わきわきさせながら、怪しい笑顔で彼女は言った。 「学校で……けだもの。」 「いやいやいや、さすがに学校ではせえへんって!」 【いやいやいや、さすがに学校ではしないって!】 彼女は笑いながら言った。 「ちょこーっと、二人でいちゃいちゃするだけ♪ 読書の邪魔にはならへんように……まあ善処するし。」 【ちょこーっと、二人でいちゃいちゃするだけ♪ 読書の邪魔にはならないように……まあ善処するし。】 彼女は一度わたしを立たせると、わたしが座っていた椅子に腰掛けた。 「ほんで、有希はあたしの上に座って。」 【それで、有希はあたしの上に座って。】 わたしが彼女の太ももの上にちょこんと腰掛けると、彼女に後ろから抱かれる格好となった。 「時間まで、有希を抱っこさせてな?」 【時間まで、有希を抱っこさせてよね?】 「……当たっている。」 「当てとぉねん♪」 【当ててんのよ♪】 彼女の腕は、わたしの胸に回されている。時折撫で回されもする。しかしそこには、性的衝動の類は感じ取れない。彼女の脈拍も呼吸も落ち着いている。 体重を彼女に預けてみる。彼女の膨らみがより強く感じ取れる。彼女に強く抱き締められた。暖かく柔らかく、それでいて力強い何かに包まれる感覚。このように密着すると、なぜかとても『安心』する。 これが、人間が肉体接触を求める理由の一つなのかもしれない。もしかしたら、日頃彼女が朝比奈みくるにいたずらをするのは、このような肉体接触への欲求が現れたものなのかもしれない。 つまり、彼女はいつも『不安』。そして『寂しい』。そしてわたしは、そんな彼女の……支え、になりたいと思っている。 おかしい。本来あり得ない、というより、あってはならない考え。 彼女は、観測対象。そしてわたしは観測者。観測者が観測対象に干渉してしまっては、観測結果がおかしくなってしまう。やはりわたしは処分されることになるのだろうか。今は、『彼』の『威嚇』が効いているだけで。あるいは、このようなわたしの行動も含めて、壮大な観測なのだろうか。わたしは観測しているつもりで、実は同じく観測されているのだろうか。 そんな懸念も何もかも、彼女の感触ですべて消えてしまう。無知で無力で脆弱な有機生命体である人間が、とても頼もしく感じる瞬間。それは、肉体を持つ有機生命体にしか感じることのできない感覚なのかもしれない。作り物とはいえ、同じく肉体を持つわたしにも感じることができる。これも人間の、奇妙な魅力。 どちらが甘えているのか分からない奇妙な昼休みも、予鈴と共に終わりを告げる。 「もうちょっとこうしてたいけど、しゃあないな。」 【もうちょっとこうしてたいけど、仕方ないわね。】 そう言うと彼女は、名残惜しそうにわたしを解放した。背中を支配していた感触が消失する。背中が寂しい。わたしも残念。 「ほな、放課後に。いよいよSOS団も今日からは団長も復活や! これまでの遅れを取り戻すで!!」 【じゃあ、放課後に。いよいよSOS団も今日からは団長も復活よ! これまでの遅れを取り戻すわ!!】 彼女は握り拳を固めて宣言した。 団長復活。 いよいよ、本格的に日常が再開する。彼女達と彼達の、わたし達の。 『SOS団』一同の日常が。 放課後。ついにこの時がやってきた。わたしが部室に入ると、既に彼女は所定の位置についていた。 「団員一番乗りは有希かあ。」 『団長』と書かれた三角錐が置かれた、彼女の席。彼女は来るものすべてを真っ向から受け止めようとするかのように、腕組みをしながら真っ直ぐ前を見据えて座っていた。 わたしはいつもの窓辺の席に座って、本を読み始めた。これがわたしの日常。 「こんにちは……!? あ、ああっ!?」 「よっ! みくるちゃん、久しぶり!」 「す、涼宮さん!?」 「いよいよ今日から団長復活や!」 【いよいよ今日から団長復活よ!】 「は、はいっ! あ、すぐに着替えてお茶淹れますね!!」 朝比奈みくるは、手際よく着替えを終え、いそいそとお茶をハルヒに渡す。 「ぷっは~!! いやー、みくるちゃんのお茶飲むんも久しぶりやわ~」 【ぷっは~!! いやー、みくるちゃんのお茶を飲むのも久しぶりだわ~】 ノックの音。朝比奈みくるが返答する。 「おや、これはこれは。いよいよ団長も復活でっか。」 【おや、これはこれは。いよいよ団長も復活ですか。】 「古泉くん、お待たせ! あたしがおらへん間、副団長としてよう働いてくれたわ!」 【古泉くん、お待たせ! あたしがいない間、副団長としてよく働いてくれたわ!】 「いえいえ、それほどでも。何にしても結構なことですわ。」 【いえいえ、それほどでも。何にしても結構なことです。】 古泉一樹は、いつもの爽やかな笑顔で答える。そして更にノックの音。再び朝比奈みくるが返答する。 「うーっす……!?」 「どないしたん、キョン? そんな、鳩が豆で狙撃されたような顔して。」 【どうしたのよ、キョン? そんな、鳩が豆で狙撃されたような顔して。】 「いや……」 と、『彼』はわたしに視線を泳がせた。わたしは『彼』にしか分からないほど小さく頷いた。 「そうか……もう、大丈夫なんやな。」 【そうか……もう、大丈夫なんだな。】 そして『彼』は一言、こう告げた。 「おかえり、ハルヒ。」 多くの言葉は必要ない。SOS団は、この一言で、ついに日常を取り戻した。 「いよいよSOS団も完全復活! まずは団長不在中の活動報告から行ってみよか!!」 【いよいよSOS団も完全復活! まずは団長不在中の活動報告から行ってみましょ!!】 ←Report.08|目次|Report.10→
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タイトル 動画リンク コメント ディシディアの戦士たちが幻想入り 1852人目の幻想入り 作者 (21)オニール 動画リンク mylist/28822362 新作 一話 オープニング エンディング ノベル さらにpixivにてサイドストーリーを展開。 ぜひお立ち寄りくださいまし。 http //www.pixiv.net/series.php?id=116302 ひとこと まみむめも!ディシディアデュオデシムファイナルファンタジー(DDFF)の紙芝居形式の作品です。 このシリーズは秩序をつかさどるコスモスの戦士が幻想入りし、東方キャラとのロールプレイングを演じます。 コスモスの戦士の目的は元来より「元の世界に帰る」こと。 しかし、それを阻む存在…混沌の神カオスが率いる戦士がおり、「元の世界に帰る」ために「カオスと戦い、勝つ」ことを強いられている。 そして、コスモスと同様カオスの戦士たちも幻想入りし、幻想郷を我が物にしようと進行を始める。 かくして、この幻想郷でコスモスの戦士と幻想郷の住民の、カオスの戦士との壮大な戦いが繰り広げられる。 という感じで、ディシディアの世界の「秩序」と「混沌」の二柱の神の戦いを幻想郷を舞台にし、ディシディアの主要設定をメインにして展開していくマルチストーリーです。 私個人としてはこの作品のメインテーマは「異世界間の絆」としています。 ディシディアだけにバトルが多めで、コスモスVS東方の描写もありますが、互いに理解し協力し合い、幻想郷を守り抜く姿を色濃く描いていきます。 ※うp主は小学校の頃より奇形ギャグマンガを描いていたので、時折うp主の悪ふざけでキャラ崩壊やパロギャグかましたりしてしまいます。 そういった部分も(というか大半がコレw)ありますが、なごやんでも食べながらどうかまったりと観ていってくださいまし。 主人公 ウォーリア・オブ・ライト 【秩序を守る程度の能力】 博霊神社→湖→人里 通称WOL(イケメン)。 コスモスのリーダー。 幻想郷に来て以来、何故か光の力を使えず、剣で戦うしか術がない。 フリオニール 【あらゆる武器を熟練する程度の能力】 魔法の森→香霖堂 のばら。俺の代名詞。 あらゆる武器を使いこなす、熱い心を持った青年。 オニオンナイト 【賢く戦う程度の能力】 太陽の畑→香霖堂 知性に富んだ少年。 セシル・ハーヴィ 【闇と光を操る程度の能力】 三途の川→博霊神社→旧都→地霊殿 闇と光の力を持つ騎士。 気は優しく、押しに弱いがいざという時に凛々しく振る舞う。ジェクトとは犬猿の仲。 カイン・ハイウインド 【飛翔する程度の能力】 次元の狭間→無縁塚(戦死) 「ジャンプ」を得意とする竜騎士。 コスモスを裏切りカオスの戦士として幻想郷の人魂を集めている。 クラウド達を襲い、妖夢をさらいカオスに通じるスキマの前に着くが、クラウド刺し違え共に死を迎える。 バッツ・クラウザー 【モノマネをする程度の能力】 魔法の森→アリスの家→妖怪の山→守矢神社→間欠泉地下センター 世界を気ままに放浪する旅人。 器用で何でもこなすが技術のわりに頭が悪い。 ティナ・ブランフォード 【魔導を操る程度の能力】 命蓮寺→人里 人間と幻獣の間に生まれた少女。 過去に殺戮を犯したトラウマを持ち、自分の力を恐れている。 クラウド・ストライフ 【戦い続ける程度の能力】 白玉楼→冥界→無縁塚(戦死) 戦いの中を彷徨う戦士。 常に浮かない顔で、物事を悩んでばかりいる。 妖夢に幻想郷を案内してもらうが、人里へ向かう途中コスモスを裏切ったカインとの戦いで刺し違え、最期に妖夢にクリスタルの力と未来を託し、生涯続く戦いの道に幕を閉じた。 ティファ・ロックハート 【仲間を思いやる程度の能力】 間欠泉の洞穴→旧都→地霊殿 仲間を温かく見守るお姉さん肌。 その一方で、ピンチの時にヒーローが来ると信じるヒロイズムな面を持つ。 スコール・レオンハート 【ジャンクションする程度の能力】 迷いの竹林→永遠亭→人里 独りを好む孤高の獅子。 それとは裏腹に、仲間に振り回される節がある。 ラグナ・レウァール 【重火器を扱う程度の能力】 魔法の森→アリスの家→妖怪の山→守矢神社→間欠泉地下センター 妖精の存在を信じるほど無邪気な兵士。 極度の方向音痴で、漢字も全く読めない。 本作品では原作と全く関係のないポケモンを二匹、空耳ネタでクロスオーバーして所持している。 ペラップ(CV平田広明) 偵察担当だが、飼い主に似て方向音痴。 イシズマイ(CV小野賢章) 見張り担当。よく寝る。 ジタン・トライバル 【盗みを働く程度の能力】 紅魔館 変装も芝居もこなす盗賊団員。 好きな飲み物はコーラ。 紅魔館に忍び込むと、カオスの戦士とともにレミリアのゲームの駒になる。 皇帝、アルティミシアの撃退に成功する。 ティーダ 【ブリッツボールを蹴る程度の能力】 無名の丘→迷いの竹林→永遠亭→人里 名前で呼ばれもしない戦いの素人。 「ブリッツボール」というスポーツのエースで、体育会系なムードメーカー。 ユウナ 【幻獣を召喚する程度の能力】 賽の河原→博麗神社→旧都→地霊殿 胸から召喚獣をイジェクト(召喚)する情報参謀。 戦いの先に平和願い、覚悟を持っている。 シャントット 【絶対の魔力を誇る程度の能力】 地霊殿 神々の戦いの中、究極の魔法の研究をしていたタルタルの黒魔道士。 幻想郷に飛ばされたことで研究が台無しになり、ガブラスを恨んでいる。 プリッシュ 【忌み嫌われる程度の能力】 迷いの竹林→永遠亭→人里 大食らいな忌み子。 心を読むことで主にスコールに嫌われるも食に関しては恋人以上の意気投合っぷりを見せる。 ヴァン 【憧れを抱く程度の能力】 天界→人里 空を飛ぶことを夢見る空賊。 せっかく夢にまで見た天界(空)に来るも人の夢儚く地に落ちる… ライトニング 【雷鳴を轟かせる程度の能力】 人里 幻想入りした現実を信じ切れない「閃光」の異名を持ち重力を自在に操る高貴な女騎士。 里の住人をうっかり撃ってしまうほど軍人気質が強い里の雇われ教師。 やっぱり一番は… バンギラス ぜろいちに、おいにー。 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2010/08/08 Sun 23 59 10 更新日:2024/04/12 Fri 08 46 07NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 1部 ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 スティクス神父 ファントムブラッド モブキャラ 何故か立ってしまった項目 加藤将之 無精髭 神父 聖職者 『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物。神父は神父でもプッチ神父とは一切関係無い。 名前の元ネタは米国のロックバンド『スティクス』。 ちなみに原義は日本でいうところの『三途の川』であり、 後に彼の辿る運命を考えると実にブラックジョークである。 第1部『ファントムブラッド』に登場。 聖職者でありながら、無残な無精髭を生やし常に酒瓶を片手に持っている飲んだくれ神父。 他の神父達の命令で宣教師としてメキシコへ赴任する事になり(「期待してるよ」とか言われてるが、すごく微妙な表情だったので、たぶん左遷人事)、 新婚旅行中のジョナサン・ジョースターとエリナと同じ船に乗り合わせる。 くさそうでダーティな船倉に落とした十字架を取りに行くことすら億劫がる程度の信仰心の持ち主。 結局拾いには行ったが、その際の台詞が 「神よ、あんたはこのおれをくせー所へやるのがお好きなようだ…」 そして船倉を訪れたスティクス神父だったが、ディオが入った棺に興味を持つ。 といっても『内側から鍵がかかってる』ことを不審に思っただけで何かよからぬ事を企んだわけではない。 この時の探索・推理シーンは強調点がついており少しだけジョジョのバトルシーンらしくなる。 最終的には棺に入ったままのディオ(を抱えたワンチェン)に内側から弾き飛ばされた棺の留め金で頭を吹き飛ばされて絶命する。 断末魔のセリフは「はへっ」。 第1部を元にしたアクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』のifストーリーでは、 ディオがスティクス神父のボディを乗っとる展開がある。 「肉体に対する敬意が全く無いからボディが馴染まない」と扱き下ろしつつ、ジョナサン対スティクス神父ボディのディオ(+屍生人)の戦闘となる。 非道の限りを尽くしたディオが聖職者の肉体&服装を乗っ取って復活するという展開が皮肉ともいえる。 更に言えばスティクス神父は、ディオが最も軽蔑していた存在である父のダリオと同じ酒に溺れた男である。 ジョナサンから続くジョースター家の歴史が、ある神父の手で一度幕を下ろすことを考えると意味深である。 このステージが最終面のため、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』はスティクス神父がラスボスのゲームと言っても過言では無いだろう。 アニメ版の声優は加藤将之である。 上記の有名な台詞は「神よ、あんたはこのおれをめんどうな所へやるのがお好きなようだ」 と微妙に改変されている。 メキシコをくせー所呼ばわりするのが問題だったのではないかとされているが真偽は不明。 他は回想シーンがカットされている代わりに、乗船シーンが追加されている。 追記・修正をお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 無駄にカッコいいって日本語おかしいだろ、カッコいいならカッコいいでいいだろ別によ -- 名無しさん (2017-05-14 02 10 26) ↑ ネットスラングのようなもんにそんな突っ込む人はじめてみた -- 名無しさん (2017-11-14 13 36 20) ↑狭量かつ神経質な人非人ということで許してやってください -- 名無しさん (2017-11-15 09 57 46) ↑ おk -- 名無しさん (2017-11-15 10 09 16) 元ネタのバンドも結構いいバンドなんだがそれを平然とモブキャラに使い殺す荒木先生はやはり違う ♪ドモアリガットミスターロボット ドモアリガットミスターロボット -- 名無しさん (2018-03-22 08 12 48) 沈みかける豪華客船に不良神父ってところで、ポセイドンアドベンチャーのイメージもあるんかなっては思った。速攻で死んだけど -- 名無しさん (2020-01-21 12 26 53) ↑6 神父のセリフが『無駄にカッコいい』……ってよォ〜〜〜 『カッコいい』ってのはわかる…スゲーよくわかる ハードボイルド小説みてーなニヒルでイカした言い回しだからな… だが『無駄に』って部分はどういう事だああ〜〜〜っ!? 不良神父がカッコいい事言っちゃ無駄なのかっつーのよーーーーーッ! 『無駄にカッコいい』って日本語おかしいだろッ!カッコいいならカッコいいでいいだろ別によーーッ! -- 名無しさん (2021-01-26 21 33 38) カッコイイ言い回しっつーのはよぉ!誰かに聞かせるために言うもんだぜッ!それを!誰も聞かねーのに言ったんなら!そりゃあ『無駄』って言って良いんじゃねーかっ!? -- 名無しさん (2021-01-26 21 56 06) 「神よ、あんたはこのおれを(めんど)くせー所へやるのがお好きなようだ…」 -- 名無しさん (2021-03-19 07 07 00) このスティクス神父の左遷先がサンタナの眠るメキシコってのが、さり気なく第2部への伏線になってるんだっけか。もしかしたら、ディオの本当の目的地も… -- 名無しさん (2021-11-12 10 46 57) 原作リアルタイムでも頭粉砕で死亡したことからてっきりディオの新ボディになる(暫定的で最終的にはジョジョのそれを狙うとして)と思っただがねえ -- 名無しさん (2023-01-22 20 54 05) いきなり出てきて妙に目立ってたから新キャラかと思ってたらその後さっさと死んでびっくりした -- 名無しさん (2023-06-13 19 59 48) ゲームで敬意がないと評していたものの、後に唯一心を許せたのが神父というのも面白いな -- 名無しさん (2024-04-12 08 46 07) 名前 コメント
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武将便覧その1 No.0001~No.0020 No.0021~No.0040 No.0041~No.0060 No.0061~No.0080 No.0081~No.0100 レミリア・スカーレット 能力 政治:76(B)戦闘:92(A)智謀:64(B) 兵科適正 足軽:C騎馬:A鉄砲:S水軍:E 特技 一喝 煽動 流言 挑発 義理 0 魅力 96 野望 110 ====東方天翔記武将列伝==== 東方紅魔郷6面ボス。永遠に幼い紅き月。 「鍵山雛の野望」では奥州斯波家を乗っ取り、 雛とドンパチ中である。 れみりあ☆う~♪ 秋静葉 能力 政治:65(A)戦闘:53(B)智謀:76(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:B鉄砲:A水軍:A 特技 流出 煽動 流言 弁舌挑発 義理 6 魅力 90 野望 85 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録1面中ボス。 紅葉を司る程度の能力。 寂しさと終焉の象徴である。 秋穣子 能力 政治:52(B)戦闘:74(A)智謀:30(C) 兵科適正 足軽:B騎馬:B鉄砲:A水軍:B 特技 煽動 挑発 義理 3 魅力 82 野望 93 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録1面ボス。 豊穣を司る程度の能力。 秋静葉の妹で、豊穣の神。 博麗霊夢曰く、生焼き芋の香りがするという。 魅魔 能力 政治:80(A)戦闘:189(A)智謀:58(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:S水軍:B 特技 一喝 暗殺 弁舌焼討 挑発 義理 2 魅力 91 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 東方靈異伝地獄ルート10面ボス。 霊となってから長い時を過ごしており、 その力は強大。「人間より人間的」な性格 と評される。でも魅魔様の搾n(ドゴォ 十六夜咲夜 能力 政治:90(A)戦闘:77(B)智謀:118(A) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:B 特技 一喝 暗殺 流出 煽動流言 弁舌 焼討 挑発 義理 7 魅力 80 野望 80 ====東方天翔記武将列伝==== 東方紅魔郷5面ボス。 完全で瀟洒なメイド。 メイド!ニーソ!PADty・・・ (この先は血塗れで読めない・・・。) 伊吹萃香 能力 政治:56(B)戦闘:109(A)智謀:48(C) 兵科適正 足軽:S騎馬:S鉄砲:B水軍:B 特技 一喝 煽動 弁舌 焼討挑発 義理 2 魅力 90 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 東方萃夢想で主役を張るロリ鬼。 腰に下げている伊吹瓢からは無限に 酒が出る。最近ついったーを 始めたようである@100yagyou 西行寺幽々子 能力 政治:80(B)戦闘:71(B)智謀:160(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:C鉄砲:S水軍:C 特技 煽動 弁舌 義理 1 魅力 91 野望 82 ====東方天翔記武将列伝==== 東方妖々夢6面ボス。天衣無縫の亡霊。 東方天翔記で顔グラ表示率トップを誇る 大食い亡霊。食料寄越せと一向一揆を 起こす。「紅は偶然なんだからねっ!!」 八坂神奈子 能力 政治:81(B)戦闘:128(A)智謀:83(A) 兵科適正 足軽:S騎馬:S鉄砲:B水軍:A 特技 一喝 煽動 流言 弁舌焼討 挑発 義理 6 魅力 92 野望 97 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録6面ボス。八百万の神の一。 乾を創造する程度の能力。通称「御柱」。 年増とか言った奴は御柱で ケツバットだから前に出ろ。 羽柴秀吉 能力 政治:52(A)戦闘:41(A)智謀:50(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:B鉄砲:C水軍:C 特技 一喝 流出 弁舌 義理 9 魅力 98 野望 95 ====東方天翔記武将列伝==== 戦国一の出世頭。信長に仕え、無類の 人間的魅力と智謀で、次第に頭角を現す。 信長亡き後、明智光秀・柴田勝家らを次々 と降し、天下に覇を唱えた。 東風谷早苗 能力 政治:86(A)戦闘:87(B)智謀:88(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:B鉄砲:B水軍:C 特技 煽動 弁舌 挑発 義理 7 魅力 92 野望 70 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録5面ボス。祀られる風の人間。 現人神。というのは建前で、ただ弾幕が 打てるだけの一端のJKである。 常識に囚われてはいけないのですね。 因幡てゐ 能力 政治:57(B)戦闘:63(B)智謀:97(A) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:A 特技 一喝 暗殺 弁舌 焼討挑発 義理 0 魅力 89 野望 99 ====東方天翔記武将列伝==== 東方永夜抄5面中ボス。う詐欺。 狡猾な性格で、ある程度距離を置いて 接すれば人気が高いが、親密になれば なるほど嫌いになるタイプ 犬走椛 能力 政治:56(B)戦闘:68(A)智謀:63(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:A水軍:B 特技 暗殺 焼討 義理 7 魅力 73 野望 62 ====東方天翔記武将列伝==== 東方風神録4面中ボス。下っ端哨戒白狼 天狗。長い間射命丸の下僕と思われていた が、実は射命丸が椛を苦手としているらしい。 ●もみじもみもみ 宇佐見蓮子 能力 政治:87(A)戦闘:72(B)智謀:110(A) 兵科適正 足軽:B騎馬:A鉄砲:B水軍:B 特技 流言 弁舌 義理 3 魅力 90 野望 85 ====東方天翔記武将列伝==== 幻想郷の外の世界(日本)の大学生。 オカルトサークル「秘封倶楽部」の メンバー。星を見ただけで正確な 日本標準時が分かる程度の能力を持つ。 チルノ 能力 政治:23(C)戦闘:121(B)智謀:⑨(C) 兵科適正 足軽:A騎馬:B鉄砲:A水軍:C 特技 一喝 流言 挑発 義理 0 魅力 99 野望 99 ====東方天翔記武将列伝==== 東方紅魔郷2面ボス。氷の小さな妖精。 パルスィも妬む2ボスの最大勢力。 ニコニコ動画の常識として⑨=チルノ という方程式がまかり通りつつある。" 茨華仙 能力 政治:109(A)戦闘:100(A)智謀:93(A) 兵科適正 足軽:S騎馬:A鉄砲:A水軍:C 特技 一喝 煽動 焼討 挑発 義理 1 魅力 90 野望 88 ====東方天翔記武将列伝==== 片腕有角の仙人。左手首には、鬼である 萃香や勇儀と同じく鎖のついた鉄製の 腕輪をつけている。 本人は自分のことを 「ただの行者」と言っている。 島津義弘 能力 政治:38(B)戦闘:53(A)智謀:39(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:B鉄砲:B水軍:D 特技 一喝 挑発 義理 9 魅力 94 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 島津家を九州統一に導いた猛将。 大友・龍造寺家を粉砕し、「鬼島津」の武名を 明国まで鳴り響かせた。関ヶ原での敵中突破 など、その武功は数知れない。 宇喜多直家 能力 政治:78(A)戦闘:59(B)智謀:99(A) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:B 特技 暗殺 流出 流言 挑発 義理 1 魅力 84 野望 92 ====東方天翔記武将列伝==== 浦上宗景に仕えて勢力を拡大し、ついに は主君を追放して備前一国の支配権を 掌握する。その一生を、裏切りや奸計、 謀略の中で過ごした稀代の謀将。 星熊勇儀 能力 政治:64(B)戦闘:92(A)智謀:63(A) 兵科適正 足軽:S騎馬:S鉄砲:B水軍:B 特技 一喝 暗殺 焼討 挑発 義理 1 魅力 86 野望 90 ====東方天翔記武将列伝==== 東方地霊殿3面ボス。旧都に住む鬼。 額に一本の赤い角が生えており、角の上面 には黄色い星のマークがついている。 ZUN 体操着にブルマは正義 大内義隆 能力 政治:68(B)戦闘:57(B)智謀:34(C) 兵科適正 足軽:C騎馬:C鉄砲:E水軍:C 特技 - 義理 6 魅力 91 野望 85 ====東方天翔記武将列伝==== 周防・長門・豊前・筑前・石見・安芸の守護。 学問・芸能に通じた文化人で、大陸との貿易 も進めた。陶晴賢ら重臣の謀叛によって 山口を追われ、自害した。 小野塚小町 能力 政治:81(A)戦闘:91(B)智謀:76(B) 兵科適正 足軽:A騎馬:A鉄砲:B水軍:S 特技 暗殺 弁舌 焼討 挑発 義理 0 魅力 81 野望 96 ====東方天翔記武将列伝==== 東方花映塚8面ボス。三途の水先案内人。 閻魔である四季映姫の部下で、死者の 魂を彼岸へ運ぶ三途の川の船頭。 「この列車は、こまち3号彼岸行きです。」 No.0001~No.0020 No.0021~No.0040 No.0041~No.0060 No.0061~No.0080 No.0081~No.0100 名前 コメント
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あの世がどんなところかなんて考えたこともなかった。 三途の川があるとか、鬼がいるとか、色々と話に聞くことはあったが、実物がどんなものかなんて誰も知らなかった。当然だ、あの世へ行って帰ってきた者なんていない。 おれは今、そのあの世という場所に浮かんでいた。やけに重い小さな鎌を持たされて。わけもわからないうちに死神をやれと言われて。 第弐話「相棒」 偉そうな死神に与えられた頭蓋骨による効果なのか、少しずつ闇が晴れて周囲を見渡せるようになってきた。どうやらここは木造の建物の中らしい。無骨な柱が何本も並んで天井を支えている。どうやら外があるようで、外とはふすまで仕切られている。あの世というものは意外に質素らしい。 外に出てみると、砂利道が真っ直ぐ伸びて、松や杉の木が立ち並び、少し向こうには池もあるようだった。出てきた建物を振り返ってみると、なんとなく神社に似ている。あの世というものは意外と現世と変わらないような気もする。ただし空は星のひとつさえない、吸い込まれてしまいそうな暗闇だった。空の闇からはどこともなしに水が落ちてきて滝を成していて、滝壺からはそれぞれ思い思いの方向へと川が流れ出している。また周囲には浮島というには小さい、地面の欠片のようなものがいくつも浮かんでいて、今自分がいるこの神社のような場所もそのうちのひとつであるらしいことが見てわかった。 「なんだか不思議な場所だな」 見覚えのあるような、しかしどこか現世と違う風景を奇妙に思いながら眺めていると、柱の陰からこちらをじっと見つめている頭蓋骨と眼球のない目が合った。 「あっ」 相手はすぐに柱の後ろに隠れてしまったが、やがておずおずと姿を現した。そして、そのまま何も言わずにこちらを物珍しそうに眺めている。 「……何? おれに何か用なの」 痺れを切らしてこちらから声をかけた。相手はおれが急に声をかけたので驚いている。 「えっ、いや、あの……その、ご、ごめんなさい」 なぜか謝られてしまった。 相手は何か動物の頭蓋骨のようなものを被っている。牛か馬か何かだろうか。その下に影のような黒い身体があるのは例の死神と同じだったが、その表面は毛羽立ったようにもさもさしていて、頭上にはピンと立った耳が生えている。もっとも、今はシュンとして垂れてしまっているが。そして手にはおれのものと同じような鎌を持っている。こいつも死神なのだろう。 「あ、あの」 こんどは向こうから先に口を開いた。 「その鎌……キミも新しく死神になった子だよね? あっ、ご、ごめん」 「何がごめんなのかはわかんないけど、そうらしいね」 「よかった! あっ、いや、よくないよね。ごめん」 よくわからないが、なんだかイライラするやつだ。 「それで、あの。ボクもつい先日、死神に選ばれたんだ。でも、ひとりじゃ心細くって……。もしよかったら、仲良くしてくれたらいいなって……。ご、ごめんね。勝手なこと言っちゃって」 何が勝手なことなのかわからないが。 先日というからには、この世界にもちゃんと日があるんだな。と関心しながら相手の話を聞いていると、ふと突然なんとなく懐かしい気分になった。記憶がないので何が懐かしいのかはわからなかったが、気になって相手の顔をじっと眺めてみる。相手はなぜかびくびくしている。 「あ、あの。ボクの顔に何かついてる?」 「いや、なんでもない」 「……」 「……」 しばらく沈黙が続いた。 ちらりと目を合わせると、相手はさっと目をそらす。ちらり、さっ。ちらり、ささっ。 「まぁ、別にいいけど」 「えっ」 耳をピンと立てて、そいつは驚いたような表情になった。 「おれ、前世のこと何も覚えてないし、右も左もわからない状態だから、正直言うとあんたがいてくれると助かる。ま、いいんじゃない、これも何かの縁だし。これからよろしく」 「ほ、ほんと!?」 そいつは尻尾を振って喜んでいた。とてもわかりやすいやつだ。 「よかったー! ボク一人でほんとは怖かったんだよぅ。寂しかったんだよぅ。ありがとう、ごめんねぇ~!」 そいつはおれの胸に飛び込んできた。あ、危ない! 鎌、鎌……ッ! さらに、そいつはおれの顔を(とは言っても骨なのだが)ベロベロとなめまわした。わかった。こいつ前世は犬だろ。 なぜかここで再び懐かしい感じがした。生前、おれは犬でも飼っていたのだろうか。初対面の死神にいきなり顔をなめまくられているわけだが、不思議と悪い気持ちはしなかった。 「でも、さすがにそろそろ勘弁してほしいんだけど……」 「あっ、ご、ごめん」 そいつは慌てて離れた。 「じゃあ、自己紹介。ボク、ここでは獣頭って呼ばれてるんだよ。被ってる骨でそう呼ばれてるみたい。あの上司の顔が怖い死神は竜頭さんって呼ばれてるみたい」 たしかにこいつは動物の骨を被っている。なるほど、それで獣頭か。良く見れば犬の頭蓋骨のようにも思えてきた。 「キミはなんて呼んだらいいのかな。変わった骨を被ってるよね」 おれの被っている骨はおそらく人骨だろう。人頭さん。……なんか微妙だな。 「あんたの好きに呼んだらいいよ。記憶ないから名前もわからないし」 おれはおれだ。どう呼ばれようとそれは変わらない。 獣頭はしばらく考えてから、明るくこう言い放った。 「じゃあ、ご主人! ご主人って呼んでもいいかな!」 「……へ!?」 さすがにこれは予想外だった。ご主人って。ご主人っておまえ。 「ちなみに聞くけど、あんた性別は?」 「死神に性別はないけど、ボクは生前メスだったよ」 うわぁ。しかも、ボクっ子だった……! それがご主人って。ご主人っておまえ。 メスって言ったぞ。こいつ、生前は犬だ。マチガイナイ。 「……だめかな?」 獣頭はおろおろしている。なんだろう、なんかかわいそうな気分になってきた。 「わ、わかったわかった。もう好きにしてくれ……」 「うん♪ ご主人! よろしくねっ」 獣頭は嬉しそうに尻尾を振った。 一方、おれは複雑な気分だった。 続 死神さん3