約 2,183,796 件
https://w.atwiki.jp/tiscampaign/pages/64.html
ミッドガルドの古代技術によって作られたヴァルキリーのデータとシャドウ・ガードのデータをもとに作りだされた戦闘用人造人間。 製作者は影宮・秀蓮。影宮博士の作りだしたシャドウ・ガードの技術をもとに改良を加えて作りだした。 コアの部分は高純度の魔石とシャードで作られており、出力がとても高いが、暴走を起こす危険性も持ち合わせている。学習し、独自に成長するAIが搭載されており、感情も豊かで個体ごとに自我も持っているため見た目は人間と何ら変わりない。現在は5体まで作られており、ブルースフィアの木を守るために活動している。戦闘能力、外見は影宮家の者をもとに作られている。いざという時のためにマスターコードと呼ばれる機能を完全に停止させるプログラムが組み込まれている。 以下はワルキュリアシリーズのリスト WS-001-TYPE.P WS-001-TYPE.F フレア WS-002-TYPE.C アクア? WS-003-TYPE.G セレスタ WS-004-TYPE.M メリル?
https://w.atwiki.jp/namxcap/pages/108.html
クリノ・サンドラ&サビーヌ 行動開始時 クリノ「オイラ達か…」 「負けないッ!」 「進むんだ!」 「行こう、サビーヌ」 「行くよ」 サビーヌ「オレ達だな」 「面倒だな」 「よし、やろう!」 「ねむい…」 「行くよ!」 「何する?」 攻撃時 開始クリノ「はりきっていこう、サビーヌ」サビーヌ「はりきり過ぎて転ぶなよ?」 クリノ「着いて来てくれ、サビーヌ」サビーヌ「いつでも後ろにいるよ、クリノ」 クリノ「サビーヌ、オイラから行くよ!」サビーヌ「任せるさ、クリノ」 クリノ「三又槍なら倒せるはず…!」サビーヌ「オレの毒の槍もあるしな」 クリノ「思い切って攻めるんだ!」サビーヌ「まず手本を見せて欲しいな」 クリノ「真っ向から勝負するよ」サビーヌ「これだからサンドラ族は…」 クリノ「この戦いは、負けられない!」サビーヌ「あんまり熱くなんなよ?」 サビーヌ「良いとこ見せろよ、クリノ」クリノ「どうだろうねぇ…やってはみるよ」 サビーヌ「んじゃ、後よろしく」クリノ「いや戦ってくれよサビーヌ」 サビーヌ「終わったら起こしてよ」クリノ「寝ないでよ、ほらいくよ」 サビーヌ「クリノ、今ならいけそうだ」クリノ「うん、ここは一気に攻めきろう」 サビーヌ「クリノ、しくじるなよな」クリノ「わかってるよ。…よし、いこう」 サビーヌ「たまには気合入れるか!」クリノ「…毎回入れて欲しいんだけどね」 サビーヌ「全部お任せで良い?」クリノ「できれば手伝って欲しいなぁ」 サビーヌ「オレも本気を出すか!」クリノ「やる気だね。…じゃ、仕掛けるよ!」(体力:瀕死時) クリノ「伝説の三又槍、受けてみろ!」 クリノ「邪魔はさせない、どいてくれ」 クリノ「オイラは行かなきゃならない」 クリノ「ここから先へは行かせない」 クリノ「これは…オイラが決めた戦いだ」 クリノ「始めるよ。サビーヌ、援護を頼む!」 クリノ「サンドラ族の誇りにかけて…勝つ!」 クリノ「時間はかけられない。勝負だ」 クリノ「強引にでも押し通ってみせる!」 クリノ「ここで倒さないと…後々厄介だな」 クリノ「オイラはいつだって本気だ…いくよ!」(体力:瀕死時) サビーヌ「オレは後からゆっくりいくさ」 サビーヌ「クリノ、見せ場はあんたが作りなよ」 サビーヌ「オレの分までやっちゃってよクリノ」 サビーヌ「オレ達が相手とは、運が悪いな」 サビーヌ「やるよ。残すとうるさそうだ」 サビーヌ「クリノ、手加減無しで片付けよう」 サビーヌ「今回はサボらずにやるかな」(体力:瀕死時) 未撃破クリノ「効いてるはずだけど…」サビーヌ「我慢してるのさ、クリノ」 クリノ「慌てずゆっくりいこう」サビーヌ「サクッと倒した方が良くない?」 クリノ「オイラが、もっと強ければ…!」サビーヌ「十分だよ。欲張りすぎさ」 クリノ「まだオイラは力不足なのか…!」サビーヌ「そんなことないって!元気出せよ」 クリノ「この敵は一味違うね…」サビーヌ「倒せれば何味でもいいよ」 クリノ「随分丈夫な相手だね…」サビーヌ「褒めても何も出やしないさ」 サビーヌ「コイツ、平気な顔してる」クリノ「いや、効いてる!焦らずいこう」 サビーヌ「オレ、帰って良い?」クリノ「そうむくれるなよ、サビーヌ」 サビーヌ「面白くないんだけど」クリノ「戦いは楽しむものじゃないさ」 サビーヌ「そろそろ休憩の時間?」クリノ「敵を倒してからね、サビーヌ」 サビーヌ「クリノ…ちょっと雑だった」クリノ「次で挽回するさ、サビーヌ」 サビーヌ「もっと押していこうよ、クリノ!」クリノ「踏み込み過ぎは良くないよ」 クリノ「これ以上踏み込むのは危ないか…」 クリノ「これで倒せる程甘くないか」 クリノ「しまった!当たりが浅かった!」 クリノ「この槍の力…使いこなせてないな」 クリノ「焦らず、確実に攻めるしかないな」 クリノ「そう簡単に勝負は着かないか…」 クリノ「無心で責め続けるしかない!」 サビーヌ「クリノ、もっと気合入れてけよ!」 サビーヌ「これじゃ時間がかかる一方だな」 サビーヌ「ダラダラやってる場合じゃないって!」 サビーヌ「どうゆう硬さしてんだコイツ!?」 サビーヌ「次は止めまで刺させてもらうよ」 サビーヌ「しぶといな…嫌な予感がしてきた」 撃破クリノ「お疲れ様だね、サビーヌ」サビーヌ「オレは適当にやってただけさ」 クリノ「まだ戦いはこれからだ」サビーヌ「早いとこ終わらせたいな…」 クリノ「さぁ、次の戦いに備えよう」サビーヌ「なんでそう前向きなんだよ」 クリノ「この勝利をワルキューレ様に!」 サビーヌ「真面目だなあんたは」 クリノ「オイラ達の勝ちだねサビーヌ」サビーヌ「ああ、文句無しさクリノ」 クリノ「これで先に進めそうだ」サビーヌ「すぐに次の戦いだろうけど」 クリノ「まだ戦いはこれからだ」サビーヌ「早いとこ終わらせたいな」 クリノ「ふぅ…どうにかなったね」サビーヌ「そっ。なんとかなるもんさ」 クリノ「君のおかげだよ…サビーヌ」サビーヌ「よ、よせよ…オレは何も…」(体力:瀕死時) クリノ「この敵はひと味違うね」サビーヌ「倒せれば何味でもいいよ」(体力:瀕死時) サビーヌ「なんだよ、あっけないな」クリノ「これくらいでいいと思うよ?」 サビーヌ「ちょっと物足りないな」クリノ「毎回接戦はしたくないよ」 サビーヌ「さすがにもう立てないだろ」クリノ「そうじゃなきゃ困るよ」 サビーヌ「カッコよかったな、クリノ」クリノ「オイラが!?そんなことないよ」 サビーヌ「クリノ、また強くなった?」クリノ「この三又槍のお陰だよ」 サビーヌ「ちょっとモタついたな」クリノ「オイラもまだまだ未熟…!」 サビーヌ「邪魔者はどけってことさ」クリノ「乱暴だけど…そうなるね」(体力:瀕死時) クリノ「まだ敵はいる。安心は出来ないな」 クリノ「オイラだってサンドラ族の戦士さ!」 クリノ「海賊船の方がきつかったよ」 クリノ「ちょっとやり過ぎちゃったかな?」 クリノ「ごめんよ。負けられない理由(わけ)があるんだ」 クリノ「一息ついている暇はなさそうだ」 クリノ「時間が惜しい。行こう、サビーヌ」(体力:中傷時) クリノ「ここまでやらないと勝てないのか…!」(体力:瀕死時) クリノ「三日月王に比べたら、まだまだだね」(体力:瀕死時) サビーヌ「ワルキューレ…俺達は大丈夫さ」 サビーヌ「クリノがヘマしなきゃこの通りさ」 サビーヌ「オレ達にかかればこんなもんだな」 サビーヌ「この調子で先を急ごう、クリノ」 サビーヌ「ガラにもなく働き過ぎたよ」 サビーヌ「こんな場所で寝てられないからな」 サビーヌ「こりゃ先が思いやられるな…」 防御時 開始クリノ「体力には自信があるんだ」サビーヌ「そいつに期待してるよ」 クリノ「この鎧が役立つかどうか…」サビーヌ「…ん~、露出高いしなぁ」 クリノ「サビーヌ、君は隠れて」サビーヌ「言われなくてもそうするよ」 クリノ「オイラ達の邪魔をするのか?」サビーヌ「らしいよ。…ムカつくな」 クリノ「オイラが相手になるよ」サビーヌ「死んだりするなよ、クリノ」(体力:中傷時) サビーヌ「なんだ…弱そうな奴だな」クリノ「サビーヌ、油断はいけないよ」 サビーヌ「クリノ、攻撃してくる!」クリノ「何とか耐えてみせる!」 サビーヌ「クリノ、準備はいいか?」クリノ「いつ来ても大丈夫さ」 サビーヌ「サンドラ族の体力なら…」クリノ「ああ!簡単にはやられない」 サビーヌ「クリノが倒れたら…オレ…」クリノ「絶対に負けないよ、サビーヌ」 サビーヌ「じゃあクリノ、また後で」クリノ「ハァ、気安く言うなあ…」 サビーヌ「クリノなら平気かな?」クリノ「だといいけどね、サビーヌ」 サビーヌ「オレ達を潰したいらしいな」クリノ「そういうわけにはいかない!」 サビーヌ「いいトコ見せてくれよ?」クリノ「努力はするよ、サビーヌ」 サビーヌ「ここは正念場だな…」クリノ「任せて。オイラは倒れやしない…!」 クリノ「ここから先へは行かせない!」 クリノ「サンドラ族の意地に賭けて!」 クリノ「粘り強さならオイラに分がある!」 クリノ「オイラは逃げないよ。倒れもしない」 クリノ「オイラを倒してから行くんだね!」 クリノ「使命を果たすまで…死にはしない」 クリノ「体力勝負なら負けないよ!」 クリノ「急所さえ守れば、何とかなる!」 クリノ「これを凌げば…勝ち目がある!」(体力:瀕死時) サビーヌ「お相手は俺の相方がするよ」 サビーヌ「遊んで欲しいってさ、クリノ」 サビーヌ「オレ達に構って欲しいのか?」 サビーヌ「かるくひねられたりするなよ、クリノ」 サビーヌ「やり手っぽいな。…クリノ、気をつけろ」 サビーヌ「クリノ…この位置、不味くない?」(体力:瀕死時) 軽傷クリノ「終わったか。よし、反撃だよ!」サビーヌ「ホントに元気だな、クリノ」 クリノ「うまく鎧に当たってくれた」サビーヌ「ま、運も実力の内さ」 クリノ「思ったより痛くないよ!」サビーヌ「鈍感なだけなんじゃ…」 クリノ「いてて…鎧の隙間を…」サビーヌ「もっとでかい鎧にしなよ」 クリノ「敵の攻撃が途切れた!」サビーヌ「息切れしたんじゃない?」 サビーヌ「サンドラ族は丈夫だな」クリノ「全くもってそう思うよ」 サビーヌ「傷はどうなんだ?クリノ」クリノ「大したことないさ、戦えるよ」 サビーヌ「ちょっと!クリノ!?オイッ!!」クリノ「心配しなくても平気だよ」 クリノ「三つの試練に比べれば楽な方さ」 クリノ「全然傷は浅いよ。まだ動ける!」 サビーヌ「もっと気合入れて防御しろよな」 サビーヌ「こんなのなら、オレでも平気さ」 サビーヌ「あんたの頑丈さには呆れるよ」 サビーヌ「受けに回っちゃ駄目だ!反撃しよう!!」 中傷クリノ「敵も楽させてくれないなぁ…」サビーヌ「見てるのも楽じゃない…」 クリノ「オイラはまだ立ってるぞ!」サビーヌ「ほんと、味方で良かったよ」 サビーヌ「悪運が強いな、クリノ」クリノ「今はそれに感謝するよ」 サビーヌ「やられ過ぎじゃないか?」クリノ「そうだね…気をつけないと」 サビーヌ「おっ…生きてるな、クリノ」クリノ「いってて…おかげさまでね」 サビーヌ「クリノ…あんたが倒れたら…」クリノ「決めたんだ…倒れはしない」 サビーヌ「よかった…クリノが無事で…」クリノ「君らしくないなぁ、サビーヌ」 クリノ「このままずるずると負けはしない」 クリノ「危なかった…!気は抜けないな」 クリノ「故郷(くに)を出た時から、覚悟は出来てるさ」 クリノ「よし、耐え切ったぞ!おいらの番だ!」 サビーヌ「こりゃ逃げた方がいいかもな…」 瀕死クリノ「最後の最後まで…諦めはしない!」 クリノ「サビーヌをひとり残すわけにはいかない!!」 サビーヌ「危なっかしくて見てらんないよ」 サビーヌ「食らい過ぎ!それじゃ死ぬよ!?」 戦闘不能クリノ「ワルキューレ様…!」 サビーヌ「クリノ…」 技使用時 必殺技「ビッグの術」使用時クリノ「ビッグの術!ハァーーッ!」 遠距離完全回避技「サビーヌジャンプ」使用時クリノ「サビーヌ、頼む!」 サビーヌ「しょうがないな…クリノ!」 サビーヌ「オレがさせないよ!」 サビーヌ「貸しにしとくからな」 スキル「パワーテント」使用時「テントを張るよ」 「よし、ここで休もう」 「野営しよう」 スキル「銀の鈴」使用時「銀の鈴の力!」 「シールド!」 「これで防げよ!」 スキル「かすめとり」使用時「かすめるよ」 「持ってるかな?」 「いただきさ!」 スキル「毒の槍を投げる」使用時「ジワジワとな!」 「猛毒さ!」 宝箱開放時クリノ「あったぞ!」 クリノ「見つけた!」 クリノ「ツイてたね!」 クリノ「これは何だい?」 サビーヌ「貰っとく」 サビーヌ「オレのだ」 サビーヌ「あった!」 サビーヌ「しめしめ…」 サビーヌ「見つけた!」 掛け合い・名セリフ プロローグ2 冒頭クリノ「………」???「…待ちなよ」クリノ「………」???「…話は聞いたよ。相変わらず無茶するな、あんたは」クリノ「サビーヌ、君か」サビーヌ「さっき、族長さんと話をした」サビーヌ「…女神イシター様が、今回の事件にサンドラ族が関わる事を禁じたそうじゃないか」クリノ「…ああ」サビーヌ「あんたの行動は、女神様に対する反逆だ」サビーヌ「“英雄”と呼ばれた男の決断としては…お粗末だな」クリノ「…肩書きなんて関係ない」クリノ「オイラは“あの時”…えんえん砂漠のピラミッドであの方に救われた時に…決めたんだ」クリノ「オイラの残りの命は、家族のため…」クリノ「そして、ワルキューレ様のために使うんだって」サビーヌ「は!ご立派、ご立派」サビーヌ「その結果が、見送りもなし、荷物は鎧と槍一本だけ…惨めなもんだ」クリノ「いや、族長には感謝してる」クリノ「一族の反逆者として処断せず…村を追放してくれたんだ」クリノ「それに、家族の事も心配しなくていいと言ってくれた…これ以上望むことはないさ」サビーヌ「…いつも…一人なんだね、あんたは」サビーヌ「オレと母さんを助けてくれた時も…あんたは一人でやって来て、そして一人で『幻の塔』へ挑んだ」クリノ「…昔の話さ、サビーヌ」サビーヌ「………」サビーヌ「…さて“元”サンドラ族の英雄サマ、これからどちらへ?」クリノ「“あの塔”の跡へ。今回の件…絶対に関係がある」サビーヌ「なんだ、オレと同じ方向か。偶然だな」クリノ「……!」クリノ「駄目だよ、サビーヌ」クリノ「オイラは反逆者だ。…君まで一緒になる必要はない」サビーヌ「は?オレは行きたい時に、行きたい所へ行くだけさ」サビーヌ「…ま、偶然、あんたと同じ道を歩くかも知れないけどな」クリノ「………」クリノ「変わったね、君は」クリノ「あの頃の君なら、口が裂けてもそんな事は言わなかった」サビーヌ「ふふ…昔の話だよ、クリノ」 プロローグ2 登場時クリノ「あれはブルーナイト…やはりね」スタン「また誰か来た…!」ルーティ「金色の鎧…?」ルーティ「黄金の騎士…なわけないわよね」クリノ「他にも人が?なんだってこんな所に…」サビーヌ「まとめてやるか?クリノ」クリノ「いや、やっちゃ駄目だよ、サビーヌ」クリノ「君達、ここは危険だ!こいつらは…間違いなく悪魔ドルアーガの手の者達だ!」スタン「…やっぱり…!」ガンツ「いきなり出てきて、なんだぁ?テメェは」クロノア「ガンツ、ガンツ!あの人…クリノだ!サンドランドのクリノ・サンドラだよ!」ルーティ「え?誰?」ガンツ「あンだって…?」ガンツ「…って、あれか!?乙女の騎士…ワルキューレの!」クロノア「そうだよ!すごいすごい!本物だ!」ガンツ「悪魔ドルアーガに、“英雄”クリノ…?」ガンツ「おいおい…話がでかくなってンじゃねェか?」サビーヌ「…有名人だな、クリノ」クリノ「ワルキューレ様が有名なだけだよ」クリノ「…見たところ、彼らも武器を持ってるみたいだ。ここは協力してなんとかしよう」サビーヌ「わかったよ」ルーティ「なんだか知らないけど、見方って事でいいのよね?」クリノ「ああ、詳しい説明は後でするよ」クリノ「今は、こいつらをここら一帯から出しちゃいけない…!」スタン(悪魔ドルアーガ…。でも、数年前に倒されたはず…) プロローグ2 vsブルーナイトサビーヌ「ドルアーガの騎士か」クリノ「その中でも、一番弱い青い騎士…。でも、油断しちゃ駄目だよ、サビーヌ」 プロローグ2 vsジョーカージョーカー「こんな所でお会いできるとは…いやはや、光栄の至り」クリノ「………」ジョーカー「麗しの『乙女の騎士』の姿は見えないようですが…」ジョーカー「ひょっとして、嫌われちゃいましたァ?」クリノ「…かもしれない」クリノ「それでもオイラは、あの方のそばへ行かなければならないんだ」クリノ「邪魔をするなら…容赦はしない」 第7話 冒頭クリノ「サビーヌ、大巫女様達は?」サビーヌ「ズールの奴が奥に連れて行った」サビーヌ「報酬分の働きはするだろうから、心配ないさ」ジョーカー「はあ、まったく困った人達だ。この件はサクサクっと片付けたかったのですがねェ」ジョーカー「外の人達が戻って来てしまいますので」サビーヌ「そう簡単にいくわけないだろ」ジョーカー「いえいえ、そうでもないと思いますよ?」ジョーカー「乙女の騎士がいないアナタ方では、たかが知れてますからねェ」ジョーカー「のほほほほ」サビーヌ「こいつ…ほんとにムカつく」クリノ「………」ジョーカー「…それに、“アナタ方”がいない乙女の騎士もねェ」クリノ「なんだって…?」ジョーカー「おやァ~ン?ご存じない?」ジョーカー「『魔界村』にいらっしゃったようですよ?…お一人でねェ」クリノ「ま、魔界村…!?そんなものまで…再び現れたっていうのか…!?」ジョーカー「そういうコトなんですよ」ジョーカー「ですが、新生魔界村を前にして、さしもの乙女の騎士様も、しっぽをくるくる巻いてお帰りになったというコトでした」ジョーカー「ワタクシはお会いできず…残念至極」クリノ「ワルキューレ様が…」サビーヌ「…もしかして、ワルキューレがオレ達を…いや、クリノをこの騒動から遠ざけようとしたのは…」クリノ「あの方は優しい人だ」クリノ「オイラ達を…巻き込みたくなかったんだと思う」ジョーカー「何をコソコソお話しているのですかァ?」ジョーカー「こちらのお話にはまだ続きがありまして。こ~んなカンジで」クリノ「う!?このモンスターは…ゾウナの!?」サビーヌ「来る途中で戦った連中は…おまえの差し金かよ!」ジョーカー「のほほ、その通りです」ジョーカー「…魔王ゾウナ様から、兵隊をお借りしましてねェ」クリノ「ゾウナ本人…から!?馬鹿な!」サビーヌ「奴が復活したって…!?」サビーヌ「ハッタリだ!あいつは、ワルキューレが…!」ジョーカー「のほほほ」ジョーカー「はてさて、ハッタリだと思いますかァ?」クリノ「…いや、ドルアーガが復活し、魔界村も再び現れた…」クリノ「同じ“時の狭間”に送られた魔王ゾウナだけ現れないなんて…都合が良すぎる話だ」ジョーカー「さすがは英雄クリノ!物分かりの良さも一級品ですねェ」ジョーカー「ワタクシの話はここまでです。ではでは、ここらでアナタ方にはオサラバしていただきましょう」ジョーカー「乙女の騎士の気が変わって、アナタ方と再び組む…などというコトになったら、何かと面倒ですからねェ」サビーヌ「来るぞ、クリノ!」クリノ「…ジョーカーと言ったね」クリノ「オイラは決めたんだ。誰がなんと言おうとワルキューレ様にお会いする」クリノ「たとえ…たとえ、あの方がそれを望んでいないとしても」クリノ「だから…今のオイラは“英雄”なんかじゃない」クリノ「…“反逆者”なんだ」 第16話 冒頭ブラックワルキューレ「どうした、緑の瞳の子よ。その程度の腕だったか?失望させるな」ワルキューレ「…以前よりも強い力を感じる…!」ワルキューレ「あなたは一体…」ブラックワルキューレ「我(われ)は最も深き闇を知る者。…混沌による調和を望む、乙女の騎士が影」???「…オイラは、混沌が必ずしも調和を生むとは思わない」???「影だったらそんなに目立つなっての」ブラックワルキューレ「なに…?」ワルキューレ「……!」サビーヌ「間に合ったな」クリノ「………」ブラックワルキューレ「…本当にここまで追って来るとはな」ワルキューレ「クリノ…! それにサビーヌ!?」サビーヌ「元気そうだな、ワルキューレ」クリノ「………」クリノ「ワルキューレ様…」クリノ「…お会いしとうございました」ワルキューレ「………」クリノ「ワルキューレ様、オイラは…」ワルキューレ「クリノ。…私はイシター様を通して、今回の事件にサンドラ族が介入する事を禁じたはずです」ワルキューレ「…なのに、あなたは来た」サビーヌ「おい、ワルキューレ!」クリノ「サビーヌ、いいんだ」クリノ「…サンドラ族は一族の誇りにかけて、イシター様の言いつけを守っています」クリノ「ですが…オイラは…」クリノ「“反逆者”として、サンドランドから追放された身です」ワルキューレ「……!」クリノ「…もう、一族とは関係ありません」ワルキューレ「クリノ…あなたは、そこまでして…」サビーヌ「ワルキューレ、あんたは…クリノの覚悟がわかってない」ワルキューレ「サビーヌ…」ブラックワルキューレ「感動の再会というやつか」ブラックワルキューレ「フッ、茶番はそこまでにしてもらおう」サビーヌ「あっ!こいつら、ゾウナの兵隊!」ワルキューレ「あなたはまさか…ゾウナと!?」ブラックワルキューレ「…フフ…フフフフフ…」クリノ「ワルキューレ様!禁を破った罰はあとで受けます…!」クリノ「今は剣を取ってください!」クリノ「あなたの剣は…いつでも深い暗闇を斬り払ってきたはずです!」ワルキューレ「…そうですね」ワルキューレ「………」ワルキューレ「その時は、いつもあなた達が傍らにいた」ワルキューレ「アンディの子、サビーヌ」ワルキューレ「そして…“英雄”、クリノ・サンドラ」サビーヌ「そうさ、ワルキューレ!」クリノ「…ワルキューレ様…!」
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2468.html
前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔 ギーシュは早速ワルキューレに叩き伏せられた少年を見下ろした。 大口を叩いていたわりにはあっけない。 しかし、この平民がしゃしゃり出てきてくれて、正直助かったかな、と思う。 モンモランシーとケティにあんな振られ方をしたから、このままでは自分の株が急落するところだった。 思わずルイズにやつあたりしたところに現れたこの平民。 おかげで、決闘に注目が集まって、自分の失態は雲散霧消することだろう。 「立ちたまえ!あれだけの口を利いたのだ。これくらいで終わらせる気はさらさらない!」 少年は、片手で顔を抑えながらおぼつかない足取りで立ち上がった。頭から血を流している。 しかし不思議だ。とギーシュはその様子を見ながら思った。 この平民はなぜ、あの『白いゴーレム』を持ってこなかった? ギーシュは、ルイズの召還の一部始終を見ていた。 召還された平民が、何もないところから『白いゴーレム』を生み出したのも覚えていた。 あのような小さなゴーレムに自分のワルキューレが負けるとは毛頭思っていないが、あれを作り出したという『マジックアイテム』が唯一警戒すべきものだと思っていたのだが。 「(あれだけ自信満々だから、てっきり持ってくるものだと思っていたが、予想外だったね・・・)」 持っていないなら、残っているのは女の子にも負けそうなほど弱そうな、ただの平民が一人。 「(悪いが、ぼくのワルキューレとしばらくダンスしてもらうよ。)」 ギーシュはにやりと笑った。 康一は口の中に違和感を感じて、ぷっとそれを吐き出した。 真っ赤な鮮血と共に、歯が一本地面に転がった。 「く、くそっ!なんてことだッ・・・!」 動揺したところにまともに喰らってしまった・・・! 青銅の硬くて思い拳は、危うく一発で自分の意識を刈り取るところだった。 「(どうする!?)」 康一は、ゆっくりとこちらに近づいてくるワルキューレを見た。 『スタンド』は出せない。こんな衆人環視のなか、『スタンド』を出せば、間違いなく『先住』扱いされる。 かといって、生身であのくそったれワルキューレと戦って勝ち目があるとも思えない。 「とにかく・・・とにかく、あの攻撃を避けなくては・・・!」 このワルキューレ。パワーはなかなかだが、スピードは大したことはない・・・! 『スター・プラチナ』や『クレイジー・D』に比べれば蠅が止まるような速度さ。 『ACT3』でも余裕で翻弄できる! だが・・・! ワルキューレが拳をふりあげる。 「(来るのが分かっていても、生身では避けきれない!)」 顔面をガードした両腕の上から、青銅の拳が叩き込まれる。 ミシッ!と両腕から音がしたような気がした。 軽い康一の体は突き上げるようなパンチの衝撃でふわりと浮き上がった。 その康一の脇腹に叩き込まれるワルキューレのミドル・キック。 康一は血を吐きながらサッカーボールのように吹き飛び、人垣に激突した。 人垣は康一を広場へと押し戻し、康一はふらついて膝をついた。 「まだやるかい?」 ギーシュは尋ねた。これ以上やると『イジメ』になってしまう。それはあまり美しくない。 康一は何も言い返さなかった。 その代わりに、ギーシュとの間に立ちふさがるワルキューレの左足に、体勢を低くして渾身のタックルをいれた。 「あの平民、ワルキューレを倒そうとしてるぜ!!」見物客から歓声があがった。 しかし・・・ 「(う、動かない・・・!)」 ワルキューレは康一の全質量を受け止めてなお、ビクともしなかった。 「忘れたのかな?『青銅』なんだよ?まさか中がすっからかんの空洞だとは思ってないだろうね。重さは少なくとも50リーブル(約235kg)はある!君のようなチビがどうこうできるわけがないだろうッ!!」 ワルキューレは、左足にしがみつく康一を軽々と引き剥がすと、大きく頭上に掲げて背中から地面に叩きつける! その衝撃で康一は思い切りバウンドした。息が止まる・・・! ワルキューレは悶え苦しむ康一を足でいたぶった。蹴り転がし、踏みつける。 「もうやめて!」 ルイズが飛び出してきたのはそのときだった。 横たわる康一に覆いかぶさる。 「もう・・・もう勝負はついたわ!こいつの負けでいいから!」 ルイズは必死に叫んだ。 ギーシュはフン、と鼻を鳴らして鼻白む。 「これはぼくとその平民との決闘だ。その平民が『まいった』というまで勝負は続く・・・」 でもまぁ・・・。ギーシュはアゴをなでた。 「ぼくも弱いものいじめは趣味じゃない。ルイズ。主人である君がかわりに『すみませんでした』と謝るのならば、この場はこれで収めようじゃないか。」 ルイズはすぐに謝ろうと思った。このまま康一がボロボロになるのを見ていられない。 だが、ルイズの肩に、倒れていた康一が手をかけた。 「ま、まだ・・・終わってない・・・」 ルイズの肩を借りて立ち上がる。 「ルイズ・・・言っただろ・・・?『ぼくを信じてくれ』・・・って。まだ大丈夫。まだ終わってない・・・」 「もう無理よ!もうあんたは十分がんばったわよ!」 泣きそうになりながら叫ぶルイズに、康一は目じりだけで笑った。 そして、「け、決闘の邪魔だから・・・引き止めておいて・・・」と近くにいる見物人の一人に頼んだ。 見物人たちがルイズを引き剥がす。 「ダメよ!もうやめなさい!死んじゃうわ!!」 ルイズが叫ぶが、康一はもう振り返らない。 「大した根性だね。平民。立ち上がって何があるわけでもあるまいに・・・」 ギーシュが賞賛した。 「お、お前のワルキューレはぜんっぜん大したことないけどね・・・。」 康一はハッ、と笑いながら強がった。 ギーシュはピクリと眉を引きつらせた。 「なんだと?もういっぺんいってみろ・・・」 「何度でも言ってやる・・・。こんなハナクソみたいなゴーレムの一匹操れるくらいでいい気になってるなら、お里が知れる・・・そう言ったんだッ!」 「野郎ッ!!」 ワルキューレが大きく一歩を踏み出して、康一に殴りかかった。 康一は体勢を低くして、ワルキューレの足元に飛び込んだ。 「頭脳がマヌケか!?ワルキューレにタックルなど無意味だ!!」 しかし康一は、タックルの軌道よりもさらに体勢を低くする! 背中から飛び込むようにしてワルキューレの股の間をすり抜け、一回転してそのまま走り出した。 「あいつ、直接ギーシュを狙うつもりだ!」 観衆がどよめいた。 距離15m! ギーシュは笑った。 「フー。まさかそのぼろぼろの状態でそんな芸当をして見せるなんてね。いや、マジに恐れ入ったよ・・・。」 距離10m! 「窮鼠猫を噛むっていうのか?普通なら、『どうやって許してもらおうか。助けて神様!』って考えるべきところを、まだぼくを倒す気でいるとは・・・」 距離5m!! 「だがっ!『運命』とはそう甘いものじゃあないのだよ!『平民は貴族には勝てない』これは絶対なんだッ!」 ギーシュが造花を振った。花びらが舞い散り、康一がギーシュに殴りかかる寸前で6体のワルキューレになった。 康一はワルキューレに蹴り飛ばされて地面に転がった。 「・・・平民。名前は?」 ギーシュが這いつくばり血を吐きながら痛みに悶える康一に尋ねた。 「ぼくに全力を出させた平民の名前だ・・・覚えておこう。」 「広瀬・・・康一だ・・・」 康一がふらふらと立ち上がった。 「でも、『全力を出させた』ってのはちょっと違うな・・・『ぼくをボゴボゴにした平民』として覚えておけばいい・・・」 7体のワルキューレが円を描くようにして康一を囲んだ。 「まだそんな口が叩けるとはね・・・。まぁいい。一応最後にきいてやろう。 まだ、やるかい?」 康一は血まみれになりながら、ギーシュを睨みつけた。 「・・・・ってこい。」 「・・・なんだって?」 「かかってこい。っていったんだ。このマヌケ面。かかってきた瞬間、お前は敗北するッ・・・」 「君はもう・・・君はもう・・・」 杖を振り上げる。 ギーシュは覚悟を決めた。この平民を・・・殺す! 「君はもうおしまいだぁあ―――っ!!ワルキューレッ!!!」 七体のワルキューレが同時に突撃する。 逃げ道など・・・ない!! 「コーイチ――――ッ!!!」 ルイズの悲鳴と共に グシャアッッ!!! ワルキューレが殺到し、激しい金属音とともに激しく激突した。 後に残るのは死の静寂のみである。 「フゥー。つい殺してしまった。平民相手に大人気なかったかな。カッとなってしまった。」 ギーシュは少し乱れた髪を手で撫で付けた。 「しかし、これで平民じゃない新しい使い魔が召還できるってものだろう!僕に感謝したまえよ!」 とルイズに言葉を投げかけた。 しかし・・・ 様子がおかしい? ルイズは・・・いや、その周りの観客達も、みなポカーンとした目で僕のことを見ている。 いや、僕じゃない。その更に奥を見ている・・・? 「言ったはずだ・・・」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ギーシュは振り向くこともできずにたらりと汗を流した。 「『かかってきた瞬間、お前は敗北する』とッ・・・・!」 「と、飛んだ・・・!」 「あそこからギーシュの背後までジャンプするなんて、平民に可能なのか!?」 「あの跳躍力は一体なんだァー!?」 一部始終を見ていた観客が悲鳴をあげた。 「ずっと待っていた。お前が複数の『ゴーレム』を出すのを・・・。観衆から、僕を隠す『死角』を作ってくれるのをッ!!!!」 あの瞬間、7体のゴーレムで覆い隠された『死角』で行われたことに気づいたのは、遠見の水晶球で様子を伺っていたオールド・オスマンと、飛びぬけた動体視力を持つタバサだけだった。 康一が絶体絶命のピンチに陥ったそのとき、『死角』の中に『緑色の生き物』が現れて、地面に『なにか』を貼り付けた。その瞬間『地面が跳ねた』のだ! ボヨヨヨ~~~ン! 「ゲエエエエエェエエ!!」 ギーシュは腰を抜かして飛びのいた。 そこに立っていたのは、確かにさっきワルキューレたちに潰されたはずの『平民』! しかしなぜ、こいつがここにいるんだぁー!! 「さぁ・・・次は・・・『お前の顔をボゴボゴにする』番だな・・・」 「ば、馬鹿なッ!!!」 ギーシュは自分に言い聞かせた。 ぼくは貴族だ。こんな平民に負けるわけがない。そうさ!ちょっとびっくりはしたが、それだけだ。こいつはこれ以上なにもできない! ギーシュは立ち上がった。 お互いに激突して動きを止めていたワルキューレたちも、次々と立ち上がっていく。 「ちょっぴり・・・ほんのちょっぴりだけ驚いたよ。でも、それだけだ!ぼくもワルキューレもピンピンしているぞ!!お前がワルキューレに頭蓋骨をぶち割られる『運命』に何も変わりはないッ!!」 「やっぱり・・・言い直すよ・・・・」 康一は滴る血を拭いもせずにギーシュを指差した。 「『かかってきた瞬間、お前はすでに敗北《した》!』」 ギーシュは激昂した。 「ふざけるなこのチビがぁー!ワルキュー 『ギーシュ様!最低です!』 「え!?」 突然耳元で声がしてギーシュは振り向いた。 「け、ケティ!?」 しかし振り向いても誰もいない。遠巻きに見守る観衆がいるだけだ。 『二度と私に近づかないで。』 今度の凍りつくような声色は・・・ 「ま、まさかモンモランシー?!」 だが、やはりギーシュの周りにいるのは、血まみれの平民だけだった。 それなのに、声が・・・声が聴こえる!! 『ギーシュ様!最低です!』 『二度と私に近づかないで。』 『ギーシュ。あなた、やっぱり一年生の子に手を出していたんだ・・・』 『ギーシュ様・・・やはりミス・モンモランシーと付き合っておられたのですね・・・』 『それってもしかしてモンモランシーの香水じゃあないのか!?』 『二度と私に近づかないで。』 『ギーシュ様!最低です!』 「や、やめろぉー!!!?」 ギーシュは耳をふさいでその場に膝をついた。 だがどんなに耳をふさいでも、その『声』は頭の中でグワングワンと鳴り響く。 頭が破裂しそうだァ――!! 「平民・・・!貴様何をしたぁぁぁー!」 「さぁね・・・格好つけたがりで、体裁が何よりも大事なお前に、似合いの結末を用意しただけだ・・・!」 空中に飛び上がった瞬間のことは、あのタバサを持ってしても目で追うことができなかった。 誰もの視線が外れた一瞬、康一の体の影から『小さな白い手』が現れて『文字のようなもの』をギーシュに投げつけたのだ。 オールド・オスマンだけはその様子を辛うじて捉えていた。 「さぁ・・・謝ってもらうぞッ!!」 康一が詰め寄る。 「や、やめろぉー!!来るなァ――――!!」 康一は、中腰になったままで押しとどめようとするギーシュの手を払いのける。 拳を振り上げた! 「う、うわぁぁぁぁー!」 「君がッ!!」右拳がギーシュのあごに直撃する! 「謝るまでッ!」左拳がギーシュのみぞおちにめり込む! 「殴るのをッ!」右拳がギーシュの脇腹をくの字に折り曲げ。 「やめないッ!!!」左拳がギーシュの顔面を捉えた。 「オオオオラァァァァァァ―――――――――!!」 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!! 康一に残る全てを注ぎ込んだ渾身の、左右のラッシュ! 「ホガァー!!」 ギーシュは『じゃがいもだって目を背けるようなボゴボゴの顔面』になって吹き飛んだ。 「謝れーッ!」 康一は叫んだ。 「ふ、ふいまへんでひたぁー!!ぼくがわるかったからゆるひてくらはいー!!!!」 ギーシュは豚のような悲鳴をあげた。 康一はそれを聞くと、ACT1を解除した。 正直、限界だ・・・。もう一秒だって立っていられない。 ルイズが泣きそうな顔をしてこっちに走って来るのが見える。 「(だから、ぼくを信じろっていっただろ?)」 そう言おうと思ったのに声がでなかった。 ルイズのほうへ行こうとしたのに、足が動かなかった。 そのまま、力なく地面に倒れこんで、康一は意識を手放した。 前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/148.html
「何で何も起きないのよ!?」 「俺が知るかよ!!」 Zero s DEATHberry ――ゼロの死神 契約は完了したはずだが、『使い魔のルーン』が何処にも現れない 「流石『ゼロのルイズ』契約もまともにできねぇ」 其のとき生徒の一人が異変に気が付いた 「もう一人出てくる!!」 其れは服装こそ違えど確かに 黒崎 一護 であった 「・・・!俺の身体!!」 黒崎 一護がその服装の違う『黒崎 一護』の中に沈んでいく やや間が有って 「!!!!いっでえええええ!!!!」 いきなり痛がり出す一護其の左手の甲には確かに『使い魔のルーン』が刻まれていた 「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!?」 今度こそ本当に 職業:高校生兼死神代行 兼 使 い 魔 「信 じ ら れ る か あ あ あ あ!」 「では皆さん、教室に戻ります「話聞けええええ!!」 コルベールは生徒たちと共に「フライ」の魔法で飛んでいく 「ルイズ、お前は歩いてこいよ」 「お前は『フライ』や『レビテーション』の魔法も使えないんだからな」 「精々その使い魔におぶってもらえよ…死神さんなら飛べるかもよ。ハハハ」 暫くの後空中に立った一護がルイズに問いかける 「出来ないのか?」 「察しなさいよ!!」 数日後 「おい、落し物だぞ」 その一声がギーシュの二股を発覚させ その一声が決闘を起こし その一声が大惨事を巻き起こす そして後日 「よくきたな、『ゼロのルイズ』の使い魔! 君は貴族である僕に恥をかかせた。よって決闘で決着をつけようじゃないか…!」 「…すぐに終わるさ」 何か板状のものを胸に押し付けると一護が二人に分かれる、否、死神一護が身体から抜け出す一護 「参ったと言って謝れば、許してやるよ。さあ、死神! 戦う気があるなら、剣を取って戦いたまえ……!」 錬金術によって作り出された剣が一護の足元に突き刺さる 「俺はコイツで十分さ」 自分の刀『斬月』をかざし応える 同時にルーンが輝きだした (…?体が軽い? 「剣を取ったな、さあ始めようか! 行け、ワルキューレ!」 青銅の戦乙女が現れ一護目掛けて拳を突き出す しかし其処に彼は居なかった 「トロイんだよ・・・」 ただの一撃で両断される『ワルキューレ』 「ま、まだだっ」 六体のワルキューレが同時に出現し各々武器を持って一護に突撃する 真上に避ける一護、その脇腹を七体目の『ワルキューレ』が捕らえた しかし 「月牙天衝!!」 『斬月』とルーンが輝き、その輝きをそのまま月の形にしたような斬撃が ワルキューレの大半を消し去った だが一護はその場で膝を付き残りのワルキューレの攻撃をほぼまともに食らってしまった 「止めだ!!」 ワルキューレの両拳が一護の頭を捕らえる直前 その体が一瞬純白に染まった
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/299.html
「逃げずによく来たね。一応褒めてあげるよ」 広場ではギーシュが杖として使う薔薇の造花を片手にギャラリーを引きつれ待っていた ゆっくりと歩いてきたヴァニラを見とめるとキザったらしく髪を掻き揚げ薔薇の造花を向けるが 「お前如きを相手をするのに何故逃げねばならん」 ヴァニラの対応は冷めていた 「クッ!何処までも減らず口を・・・・!」 ギーシュは苛立った様子で素早く薔薇の造花を振るう その動作に伴いはらりと花弁が舞い、それが地面に落ちるや否や等身大の人形へと変化した 「おっと言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』ッ!青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するッ!!」 ギーシュはそういうと騎士が宣誓するような動作で薔薇の造花を額に当て、青銅の木偶も徒手ではあるが同じ動作をとる 「・・・・・・・構わん、来い」 ギーシュには格好付け以外には何の他意も無いのだろうが、ヴァニラはその動作に間接的にではあるが自分に止めを刺したポルナレフの姿 を重ね、静かに苛付いていた 「いけ!ワルキューレッ!」 ギーシュの掛け声と共に青銅のゴーレムがヴァニラへと殴りかかる 一瞬ヴァニラは驚いたように目を見開き、避けるでも構えるでもなくゴーレムの接近を許した。しかし ガオンッ 「何ッ!?」 殴りかかった拳は、それどころか右肩から先が、綺麗に消え失せていた バランスを崩したワルキューレは無様に地面に転がり、それを尻目にヴァニラがギーシュへと一歩、前進する 「何だあの平民、いったい何をしたんだ?」 「先住魔法?」 「まさか、あいつはただの平民だ」 「錬金が甘かったんじゃないのか?」 「でも破片が無いぞ?」 ギャラリーが口々に憶測を並べるが、そのどれもが違う事はギーシュ本人がよく判っていた (僕の錬金は完璧だった、だがあの平民に触れる直前に腕が消し飛んだ・・・・もう一度だッ!) 無言でヴァニラを睨みつけ、地面に転がっていたワルキューレを今一度ヴァニラへと突進させるが ガオンッ 今度は胴体にぽっかりと真円の穴が開き、上下の半身に分断されたゴーレムは今度こそ動かなくなった (削っている!どうやっているのかは分からないが奴は僕のワルキューレを削り取っている・・・・ならッ!) ギーシュは再び薔薇の造花を振るい、六枚の花弁が舞う 先程のように6体のワルキューレが現れたが、今後は銘々ボディーと同じく青銅の槍を携行していた 「平民のクセにおかしな力を使うようだが・・・・・キミのその力、射程は精々1メイルといったところみたいだな。 おまけに削り取る範囲は狭い、6体のワルキューレの攻撃ッ!避けられるかな?」 ワルキューレは穂先をヴァニラに向けたまま3メイルほどの距離を置き、ぐるりと包囲網を敷く これでは一体を消し飛ばしたところで残る5体の攻撃を避けようが無い 「・・・・・・・」 だがヴァニラは自分を囲むゴーレムを一瞥しただけで無言のままその場に立ち尽くした その態度にギャラリーもギーシュも勝負を諦めたものと思い、誰もがその後起こるべき結果に興奮していた 「ちょっとヴァニラッ!何ぼさっとしてるのよ!?」 突然ギャラリーの中からルイズが飛び出した 「ミス・ヴァリエール、邪魔をしないでくれたまえ」 折角勝利を目前にした高揚感を害されたギーシュはルイズを軽くあしらおうとするが相手はそれを無視し 「確かにギーシュにあの変な力を使うなといったけど負けるのは別よッ!」 要するに気になってこっそり見ていたがヴァニラが負けそうになったので堪らず出てきたらしい 「お前に迷惑はかけないといったはずだ。部屋に戻って結果を待っていろ」 しれっと返すヴァニラにルイズはまた喧しくがなりたてるが今度はギーシュがそれを遮った 「いい加減にしたまえ!いいだろう、ミス・ヴァリエール・・・・では使い魔くん、これを使いたまえ」 あくまでも気取った動作で薔薇の造花を振るうと今度はワルキューレの包囲の内の地面に一振りの剣が突き刺さる 「わかるか?剣だつまり『武器』だ。平民どもが、せめてメイジに一矢報いようと磨いた牙さ。未だ噛みつく気があるのなら、その剣を取りたまえ」 ギーシュとしてはルイズがこれ以上文句を言い出す前にさっさと決闘を終わらせたいがための行動だったのだろうが、それがヴァニラには気に食わなかった 「小僧・・・・調子に乗るなよ」 全身からドス黒いオーラを噴出させ自らを囲むワルキューレを無視してギーシュへと歩み寄る 「ふんっ!この状況で何をしようというんだね、ワルキューレ!!」 号令一下、6体のワルキューレが槍を構え、ヴァニラを串刺しにするべく突進する。だが 「だからお前はヌケサクだというんだ」 何を思ったかヴァニラはバク転でもするように空中に身を躍らせる 「もうおそい!脱出不可能よッ!」 ギーシュが勝ち誇り、ルイズが思わず目をそむける 誰もがヴァニラが串刺しになるものと思ったが、彼はどこにもいなかった 「何だと!?」 ギーシュが驚愕の声を上げる 止める間も無く、6体のワルキューレは勢いの付いたまま互いをお互いの槍で突き刺していた 「馬鹿な!奴は何処に消えたんだ!?」 「催眠術や超スピードとかそんなチャチな(ry」 ギャラリーがざわめく中で動かなくなったワルキューレたちの上に突然ヴァニラが姿を現す 傍目には何も無いところから突然現れたように見えただろうが、実際はクリームの口内から這い出ていた 「脱出不可能といっていたが、女関係と同じで詰めが甘いな」 「く、クソッ!!」 薔薇の造花を振るい『石礫』の魔法を放とうとするが、それよりも早くヴァニラの蹴り飛ばした剣がそれを切断した 「あ・・・・・」 ――杖を落とされたら負け。それが決闘のルール そして何よりも杖を失ったメイジは無力、誰かから教えられた訳ではなかったが魔法を使う度に振っていれば手の内をさらしつづけている様なものだ 「うぁ・・・・あ・・・ま、参った・・・・」 がっくりと膝を付き、呻くようにギーシュは降参した ギャラリーからは野次と喚声の入り混じった声が溢れ、その騒ぎは当分止みそうになかった ギーシュ・ド・グラモン―一時的に再起不能(一部でヌケサクが定着) To Be Continued...
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2752.html
前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔 「見てたわよ」 「おおルイズ、丁度よかった」 「なにが、おお、よ?バカじゃないの?貴族と決闘したらただじゃすまないわ。わかってる?」 「心配してるのか?」 「だ、誰が!?いい、あんたは私の使い魔なんですからね。勝手なことしないで!」 腕組みをして顔を背けるルイズ 若干顔が赤い気がする。 だが今は気にしている場合じゃない 「そうか。ところでルイズ、聞きたいことがある」 「なによ?」 「魔法についてだ。俺はこの世界について知らない 下手をすると本当に死にかねないからな」 魔法についての知識が無いのが弱点 敵の情報は多いほど良い それによって立てる作戦も変わってくる 戦いである以上、失敗は許されない そういうところはやはりプロだ 「どうして?」 「戦場はシビアな場所だ。一瞬の隙も許されない 射程、力の源、何をしてくるか、何でもいい。教えてくれ」 ヴェストリの広場 風と火の塔の間にある中庭だ 決闘の噂を聞きつけてか既にギャラリーが大勢集まっていた ギーシュの元にスネークが無限バンダナを風になびかせ、颯爽と到着する 「待たせたな!」 「来たか。その覚悟だけは認めてやろう」 さっと薔薇の花を振る すると地面から青銅のワルキューレが現れた 「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。何か問題は?」 ギーシュが薔薇を振る それに呼応してワルキューレ達が攻撃を開始した ―スネーク、ギーシュの二つ名は【青銅】よ。青銅のワルキューレで戦ってくるに違いないわ 攻撃は遅い訳ではないが、避けられない訳でもない 後ろに飛んで拳をよける フォックスのカタナの方が遥かに速かった ―ワルキューレも魔法のひとつよ。魔法には杖が必要なの。杖が無ければギーシュなんてただのガキだわ 先ほどから振っている薔薇 おそらくアレが杖だろう さてアレをどうやって叩き落すか 銃の類は使うつもりはない。子供に説教するだけだ。武器は必要ないだろう ―でもワルキューレは一体とは限らないわ。でもそれを操っているのはギーシュって事を忘れないで 一体のワルキューレが振り下ろした拳をローリングでよける すると近くにいたワルキューレの頭に当たり、頭が吹き飛んだ 全部のワルキューレを自由自在に動かすのはかなり集中力がいるはずだ 初めは攻撃を避け続ける。そうすれば段々頭に血が上っていくはずだ その状態で数々のワルキューレを操るのは困難 攻撃を避けるのは簡単だ。ギーシュは戦いのプロではない 攻撃をするとき必ず目が動く。その方向にいかなければいいだけの話だ ―あと魔法は無限につかえる訳じゃない。魔力が底を突けば使えなくなるわ いつになるか分からないものをあてにする気は無い しかし、ギーシュは自分の魔力を知っている 時間が過ぎるほど焦りが見えてくる 「どうした、若いの?」 「余裕なのも今だけだ!」 攻撃のスピードが上がる 降り注ぐ拳の雨。大きく跳んで、ワルキューレの群れから脱出する 徐々にワルキューレが遅くなってきている 「そろそろだな…」 所変わって学院長室 二人の男がなにやら話し合っている 「確かにルーンが同じじゃな。だが、結論を急いではいかんよ あの男が『ガンダールヴ』と同じルーンを持っていても同じ能力を持っているとは限らん」 「ですが…」 スネークのルーンについて話しているようだ 部屋の扉が叩かれる オスマンの秘書、ミス・ロングビルが入る 「私です、オールド・オスマン」 「何じゃ?」 「ヴェストリの広場で決闘をしている生徒がいるようです」 大きくため息をつくオスマン 「全く暇をもてあました貴族ほど厄介なものは無い で、誰が暴れているのかね?」 「一人はギーシュ・ド・グラモン。もう一人はミス・ヴァリエールの使い魔の男のようです 教師達は『眠りの鐘』の使用許可を求めています。許可を」 「阿呆か。その程度のことに秘宝を使ってどうするんじゃ あの使い魔なら殺しても死ななそうじゃし、問題ないわ」 「…分かりました」 部屋を出て行くミス・ロングビル 確かに部屋を出たのを確認した後、オスマンが杖を振る 鏡にヴェストリの広場が映った ポーチからスタングレネードを取り出す 安全ピンを抜こうとしたそのとき― 「何だこれは!?」 左手のルーンが輝きだした その直後、目の前のワルキューレの動きが遅く見える そして身体が軽くなった なんだか知らないが好都合だ ピンを引き抜き、投げつける すぐに耳をふさぎ、投げた方向と逆の方向を向く ―バシュッ! 3秒ほどして、強烈な閃光と轟音が響く 手には次にいつでも投げられるようにスタングレネードを持ってギーシュの元へ走った まともにスタングレネードを食らったらしい ワルキューレの指揮系統が狂っている 闇雲に攻撃をしている ルーンがさらに輝く 一瞬でギーシュに近づき、右腕を掴み、捻る 「ぐっ…!?」 思わず薔薇の花を落とすギーシュ その花を遠くへ投げ飛ばすスネーク スタングレネードをしまい、視覚と聴覚が戻ったギーシュに言う 「戦いの基本は格闘だ。武器や装備に頼ってはいけない」 「貴様…!」 杖とギーシュの間に割って入るスネーク スネークを抜けようと殴りかかってくるギーシュ その右腕を左手で掴み、右足をギーシュの背中側へまわす 右手でギーシュの顎を押し―投げ飛ばす 「ぐっ…」 「確かに魔法はすごい。だが、指揮官が混乱してしまっては部隊は壊滅する」 「…」 息も絶え絶えなギーシュ そして、最後に一言 「それともうひとつ、男なら女を全力で守れ! 傷つけるようなマネをするな。それが漢のダンディズムだ」 ギーシュが意識を失い、スネークの勝利が決まった 前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/2220.html
運命の機織り:B (ワルキューレ) 『ニャールのサガ』に曰く、ときにワルキューレたちは恐るべき機織り機を操り、折られた布を引き裂くことで戦場の勝敗を決めたという。 また、「機を織る戦乙女」の話はワルキューレの一個体とも言われる3柱の運命神、ノルンが有名で、ギリシャ神話のモイライと同一視され、運命の糸を編んでいるともされている。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/849.html
「まさか、そんな野菜で僕のワルキューレを倒そうと思っているのかい?」 ぷにえが魔法で生み出した、手足の生えたじゃがいもとにんじんを目にし、対手であるギーシュは腹を抱えて大笑いし始めた。 当のぷにえは総勢七体のワルキューレを前に、穏やかに微笑みながら佇んでいる。 「行きがかり上決闘なんて事になったけど、頑張ってね、みんな♪」 「「おおーーーーっ!」」 ファンシーな見た目に反し、凛々しい雄たけびを上げてぷにえに応える野菜達は、猛然とワルキューレの布陣のど真ん中を突っ切ろうとし、 「野菜が青銅をどうにかできるものか」 「「ぎゃぁぁぁ!!」」 その全てがワルキューレによる攻撃の元に崩れ去った。そりゃ、野菜じゃしょうがない。 目の前で同胞達をマッシュポテト及びサラダスティックにされ、ぷにえの下に侍っていた一人のじゃがいもが、血涙を流しながらワルキューレを睨む。 「ぷ、ぷにえ殿……我が軍、これにて全滅にござる……」 「私の野菜さん達がやられちゃった……」 しゅんと首を垂れ、ぷにえは野菜達の死を悼む様に膝を付いた。 それに庇護欲を駆り立てられたか、決闘の様子を眺めていた男子生徒達が、一斉にギーシュに対してブーイングを始める。 「ぷにえちゃんを悲しませるなんて、なんて事するんだー!」 「野菜相手に本気出す奴があるかー!」 「食べ物を何だと思ってるんだおまえは!」 流石のギーシュもこれにはたじたじで、ぷにえに直接攻撃するのもはばかれる様だ。 「……あー、その、何だね。一応僕の勝ちって事で納得してもらえるかい?」 おずおずとそう言い出したギーシュに、じゃがいもがかぶりを振って血涙を撒き散らし、こう叫んだ。 「ぷにえ殿が敵を前に背を向ける者か! ぷにえ殿! このじゃがいもめの死に花、とくとご覧……アッー!」 最後まで言い切る事無く、じゃがいもは他ならぬぷにえの手にかかってその生涯の幕を閉じた。 「端からうぬらに期待などしておらぬわ。身の程を知れ」 ゆらぁりと立ち上がったぷにえは、先ほどまでの穏やかで可憐な雰囲気を一転させ、さながら修羅か羅刹なオーラを纏ってワルキューレの前に立ちはだかった。 ぷにえの擁護をしていた男達も、彼女の豹変にその顔色を変える。 「うぬの勝ちだと? 卑しいじゃがいもの言う通りだがな、この田中ぷにえがうぬの様なただ貴族であるというだけの下郎に、降伏などするものかよ。調子に乗るのも程ほどにしておけ」 「……え……」 「これより、肉体言語にて仕る。王者の技、その身に刻み込むがいい!」 自身の魔法の杖を放り出し、単身ワルキューレの群れの中に飛び込む。 一同が驚きのあまり唖然と固まる中、ぷにえは駆ける。 彼女がワルキューレの元を通り過ぎる度に、それらが甲冑の関節をばらばらにされて地面に崩れては落ちた。 「これで終わりか?」 「…………あれ?」 物の数秒で七体のワルキューレをジャンクと化したぷにえは、未だ呆然としたままのギーシュに、指の関節をバキバキと鳴らしながら言った。 既にギーシュが扱える戦闘用の魔法は存在せず、後は降参するしかないのだが、この雰囲気では口を開く事さえ困難だった。ぷにえのオーラが彼に纏わり付き、体が酷く重い。 彼は後じさりをしようとして、思わず尻餅をついた。 「逃げるなら逃げよ。そうでなくては狩りにならん」 「ひっ……!」 最早決闘ですらない。 ぷにえの手が、ギーシュの手に伸ばされる…… 「プリンセス……スピニングトーフォールド!」 「ぎゃああああああああ!!」 そして、響き渡る彼の悲鳴。 「……魔法必要ないじゃない」 決闘の様子を眺めていたルイズの口から、ぼそっとそんな言葉が漏れた。 そして、ほんの少しの羨望をぷにえに向けるのだった。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8581.html
前ページ次ページThe Legendary Dark Zero ヴェストリ広場へと辿り着いたスパーダはギーシュと相対する。 これから行われるであろう〝決闘〟という名の貴族による一方的な制裁を見物しようと噂を聞きつけた生徒たちで、広場は溢れかえっていた。 「諸君!決闘だ!」 その広場の中心でギーシュは薔薇の造花を掲げ高らかに宣言をする。見物人から歓声が巻き起こる。 「ギーシュが決闘するぞ! 相手はルイズの召喚した没落貴族だってさ!」 ギーシュは腕を振って、歓声にこたえている。 一方、スパーダは己の愛刀の一つ――閻魔刀を片手に構えながら目を瞑り、静かに佇んでいた。 「逃げずによくきたな。没落貴族君!」 「前置きはどうでもいい。すぐに始めるぞ」 スパーダは目を瞑って落ち着いたまま答えていた。 「ふんっ、いいだろう。……では、始めようか!」 ギーシュが持っている薔薇の花びらを振り、花びらが一枚落ちた瞬間、その花びらは鎧を纏った女騎士の人形へと姿を変えた。 「先ほどの錬金とやらか」 「お褒めにいただき、光栄だ。僕の二つ名は〝青銅〟のギーシュ。従って、青銅のゴーレム〝ワルキューレ〟がお相手する。 言っておくが、卑怯などとは思わない事だよ。僕はメイジだ、魔法でカタをつけさせてもらう」 「Come on.(来い)」 スパーダの一声と共にギーシュが杖を振るい、ワルキューレが突進してくる。 スパーダ目掛けてワルキューレの拳が真っ直ぐに叩き込まれようとしている。 当のスパーダは目を瞑ったまま、その攻撃を避けるどころか見ることすらしようとはしない。 ギーシュは勝ち誇った顔でにやりと笑った。 没落貴族の無様な姿を他の者達にも見せ付けてやろう。――そう考えていた時である。 ――ヴゥンッ。 突如、低い唸りのような音が響いた途端、目の前のワルキューレが一瞬にして十字に切り裂かれていた。 スパーダは閻魔刀の刃を、ほんの僅かに指で押し上げ覗かせている。 「な……なっ……」 突然の出来事に唖然とするギーシュ。そして、ギャラリー達。 「何が起こったんだ……?」 「あの男、何もしてないよな?」 誰もが、スパーダの神速の斬撃を見切れてはいなかった。 まさか彼らも今の抜刀が時に空間そのものを両断しかねないものだとは夢にも思わないだろう。 バラバラに切り裂かれ、ゴトゴトと地に落ちるワルキューレの残骸に広場にいるギャラリー達が凍りつく。 スパーダはワルキューレの残骸とギーシュを交互に見比べ、そして失望したようにため息をついた。 それからギーシュをじっと見つめると、彼は顎をしゃくりだす。「来い」と言わんばかりに。 (ば……馬鹿にしてるのか?) まともに体を動かすどころか剣さえも抜かずにあしらわれ、挙句にはため息までつかれる始末。 まるで真剣さが感じられないようなその姿が、ギーシュの精神を逆撫でていた。 「ち、調子に乗るなよ! ワルキューレ!」 さらに花びらを二枚落とすと、それは二体のワルキューレへと変わる。 今度は槍やメイスといったもので武装していた。 左右から挟むようにしてスパーダに襲い掛かるが、当の本人は右手でワルキューレの振り下ろしたメイスを難なく受け止めた上、 閻魔刀の鞘で左から襲ってきたワルキューレを打ち付けて吹き飛ばす。 そして、メイスを振り下ろしたまま固まっているワルキューレに鋭い蹴りを叩き込んでいた。 それはまるで子供をあしらうかのような光景だった。剣を手にしているのにそれをまともに抜きもしないのは、彼が全力どころかその十分の一さえ発揮していないことを意味する。 ギャラリー達は「何やってんだよギーシュ!」「そんな奴、さっさと叩きのめせー!」などと野次を飛ばしていた。 ギーシュは歯を食いしばりながら顔を顰めた。剣を抜きもしない没落貴族にここまでなめられるわけにはいかない。 「ふ、ふん! いくら倒しても無駄だ! 僕はワルキューレを無限に作り出せるぞ! それも一体や二体だけではない!」 その言葉が単なる虚勢である事がスパーダには分かっていた。 ワルキューレとやらを一体作り出すだけで相当の魔力を消耗するのは、メイジ達の魔力を直接視認する事ができるスパーダにはお見通しだった。 作れてもせいぜいあと四体が限界だろう。 (やはりな) 案の定、ワルキューレを四体呼び出しただけでギーシュの魔力はもう新たなゴーレムを作れる量ではなくなっている。 「ゆけ!」 顔を引き攣らせ、冷や汗を流しながら号令をかけるギーシュ。ワルキューレが一斉に突進してきた。 しかもただ闇雲に突撃させるだけ。物量で攻めようとギーシュは考えているようだが、司令塔たるギーシュのゴーレムの操作自体がなっていない。 芸がないなと思いつつ、スパーダは向かってきたワルキューレの胴体に閻魔刀の柄頭を打ち付けて怯ませ、体をくるりと反転させつつ閻魔刀の鞘を振るい、瞬時に後ろの二体を一度に怯ませた。 もう一体が横から剣を振り下ろすが、それをスッと体を僅かに反らせてかわすと蹴りを浴びせて吹き飛ばし、本塔の壁に激突させた。 体勢を取り戻した三体のワルキューレが一斉にスパーダに武器を振り下ろしてきたが、当たる寸前に右腕を素早く顔を庇うように構えだしていた。 ――ガキンッ! 金属同士が衝突する、鋭い剣戟の音が響く。だが、スパーダは剣を一切抜いてはいない。 ギャラリー達は目の前で起きている光景に言葉を失った。 彼は剣でも、鞘でもなく、腕一本だけでワルキューレの攻撃を受け止めていることに。 しかも三体まとめてだ。 確かにギーシュのゴーレムの攻撃はスパーダを捉えてはいる。だが、彼はそれに参った様子はおろか、僅かな傷を負った様子さえない。 ただ受け止めるだけならまだしも、ワルキューレ達は逆にスパーダの防御に弾かれて後方に倒されてしまっていた。 「な、何だ? 今の」 「う、嘘だろ? あれを防いだっていうのかよ?」 「いや、何か腕に仕込んでるんじゃないのか?」 武器や防具どころか、己の体そのものでゴーレムの攻撃を真正面から受け止めるというありえない光景。 ギャラリー達は困惑し、さらにざわめきだす。 (何故だ、何故だ、何故だ! なんで、彼は平気なんだ!) ギーシュも己が目にした現実に目を疑った。 青銅とはいえ、れっきとした金属でできたワルキューレの繰り出す攻撃はまともに受ければ痛いだけでは済まない。 腕や脚は折れ、内臓は砕かれるはず。にも関わらず、スパーダはその一撃を受けてもまるで堪えていないのだ。 逆にワルキューレの方が力負けをするという始末。……こんなことがあって良いものなのか。 彼は平民。自分はメイジ。魔法を使えぬ者と使える者。 なのに何故、ここまで実力に差が出てしまうのだ? (ま、まさか……メイジ殺し!?) 魔法の使えぬ平民でありながらメイジにも引けを取らず、多大な戦果を示し、逆にそのメイジさえも容易く打ち倒す技と力を持つ者。 平民は貴族には勝てない。……世の理を否定する力を持つ存在。 昔から馬鹿馬鹿しいと感じてはいた。そんなことがあるはない、と。 だが、現実にギーシュはスパーダという男に追い詰められている。 (じょ、じょ、じょ、じょ、冗談じゃないぞ!? メイジ殺しだったなんて、聞いてない!) こいつはただの没落貴族などではない。 ここに至って、初めてギーシュは後悔した。とんでもない存在を相手にしまったことに。 「……ワ、ワ、ワルキューレっ!!」 恐怖に喚きながらギーシュは杖を振るい、倒れているワルキューレ達を起き上がらせた。 スパーダは先ほどから腰の閻魔刀に手をかけたまま、じっと佇んでいる。自分から攻撃を仕掛けようとはしない。 とにかく突撃だ。突撃あるのみ。 ただ闇雲に、ワルキューレを特攻させるしか恐怖に支配されたギーシュの頭には残されていなかった。 先ほどまで発揮していた威勢や虚勢もすっかり萎えてしまった。 ――キィンッ! ワルキューレ達が動き出した瞬間、甲高い剣戟と共に眩い閃光が瞬いていた。 ギーシュがハッと気付けば、彼の右手にはいつのまにか抜刀したものと思われる閻魔刀が握られ、横へと薙ぎ払われていた。 その白刃は陽光を浴びて、微かに閃く。 (な……! 何だ……!?) ギーシュはもちろん、ギャラリー達でさえ絶句した。 スパーダが剣を一振りした途端、斜め十字の青白い剣閃が飛び、向かってくるワルキューレ達を容赦なく切り刻んだのだ。 真正面から鋭い斬撃の風を食らったワルキューレ達はバラバラになって崩れさり、残骸は地面に落ちて山と化していた。 当然、それだけでは終わらない。 放たれた剣閃はそのままギーシュ目掛けて突き進んできている。 これをまともに食らえば、人間など一瞬にしてミンチ肉にされてしまうだろう。 「ひいっ!」 死の恐怖に顔を引き攣らせ、咄嗟に後に倒れて尻餅をつくギーシュ。 自分のすぐ真上を、剣閃は通り過ぎていった。冷たい風が体に吹き付けられる。 剣閃はそのまま学院の外堀まで飛んでいくと、内壁に当たり、消滅した。 スパーダは静かに、優雅な動作で閻魔刀の刃を鞘へと収めた。チャキン、と鍔の音が静かに鳴り響く。 (……何だ? 昨日から鬱陶しい) 閻魔刀を納刀しながら、スパーダは忌々しそうに自分の左手を見る。 手袋で覆われてはいるが、この下には使い魔契約のルーンが刻まれている。 昨日からこのルーンは自分に対して魔力を発揮し、強制力を働きかけてきていたのだ。 ――主に従え。 ――主を慕え。 ――主から離れるな。 そんな意味が込められた強制力が秘められており、並みの獣や力の弱い下級悪魔であれば簡単にその力に屈してしまうことだろう。 しかし、力の大半を己の分身に封じたとはいえ最上級の悪魔であるスパーダにはそんな洗脳染みた魔力など受け付けはしなかった。 ルイズを気にかけたりするのは、あくまでスパーダ自身の意志によるもの。 これまで1000年以上もの間、多くの人間を見てきたからこそ、異世界に住まう人間がこれからどのようにして生きてゆくのか、そしてその周りで何が起きるのかを見届けるために彼女の〝パートナー〟となったのだ。 このルーンは自分をルイズにとって都合のいい〝使い魔〟にしようとしているようだが、洗脳などで築かれる信頼など片腹痛い。 自らの意志で彼女と共にあるからこそ、意味がある。 スパーダの悪魔としての本能が、ルーンの魔力を完全に抑え付けていた。 「す……すごい」 スパーダの戦いを見守っていたルイズはあまりの光景に唖然とした。 まさか、ここまで強いとは。 恐らく、スパーダはまるで本気を出していないのだろう。余裕の表情を浮かべている。 だが、これで彼の実力がはっきりと分かった。ドットとはいえメイジであるギーシュを軽く叩きのめしたのだ。 主人を……パートナーである自分を守る力となれるはずである。 「素敵……」 ルイズが喜びに震える中、隣にいたキュルケはトロンとした目で体をくねらせる。 「きゅい! あの悪魔、やっぱりとんでもなく強いのね!」 ヴェストリ広場の上空を飛ぶ一匹の風竜が人間の言葉を口にしていた。 その背に乗る青い髪の少女、タバサは眼下で繰り広げられる戦いを観察し、驚愕していた。 (彼は……何者) 自分の使い魔・韻竜シルフィードがルイズの召喚した使い魔、スパーダの事をかなり恐れているようで、彼のことを〝悪魔〟とまで呼んでいる事にタバサも戦慄を抱いていた。 このハルケギニアには吸血鬼やら亜人といった異種族が存在するのだが、〝悪魔〟などという存在は御伽話の中でしか見た事がない。 しかし、スパーダから発せられる異様で冷たい雰囲気は、一人の戦士であるタバサをも震え上がらせる程に研ぎ澄まされていた。 だからこそ、ずっと彼のことを警戒していたのだ。 彼の正体がシルフィードの言うように本当に悪魔なのかどうかはまだはっきりとは分からない。 ただ、一つだけ分かるのは彼があまりにも強いということだけだ。 きっと、並大抵の実力のメイジでは相手にならないだろう。 「あ、あ……!」 最後の一手までもが全滅させられ、腰を抜かしたままギーシュは恐怖に打ち震えていた。 完全に見誤っていた。こんな恐ろしい相手に、ドットの自分が勝てるはずがない。 平民でありながら貴族をも屠ると言われる『メイジ殺し』の力を初めて目の当たりにし、ギーシュは戦慄する。 彼の力は明らかに、並のメイジを凌駕している。軍人の家系に生まれた人間として、彼が有する圧倒的な力を本能が感じ取る。 「く、くるな……! くるな!」 納刀した閻魔刀を手にしながら近づいてくるスパーダに、半狂乱のギーシュは薔薇の造花を振り回しながら叫んだ。 ギーシュの目の前で止まったスパーダは閻魔刀を再び抜き放ち、ギーシュの真横に突き立てる。 「ひぃっ……!」 冷徹な表情を浮かべて自分を見下ろすスパーダ。怒りも侮蔑も無い、何の感情も窺えぬ氷のような瞳に射抜かれギーシュは蒼ざめた。 「お前は死んだ」 「……へ?」 スパーダの発した一言に、間の抜けた声を出すギーシュ。 「もしもこれが本気の決闘であれば、お前は死んでいる」 ギーシュはその言葉の意味が分からず、唖然としたままスパーダを見ていた。 「お前は言ったな? 『決闘』をする、と。決闘とは本来、命を賭けた戦いだ。戯れなどありはしない。そして負けた方は『死ぬ』べきでもある」 『死』というその一言に、ギーシュは青ざめた。 「……お前がやろうとしたのは、命を軽視した行為だ。お前があのままメイドだったならばどうだった。それでお前が彼女の命を奪った時、お前は何を得る」 スパーダの言葉に怒りはない。それはギーシュを諌める威厳に満ち溢れた言葉だった。 ギーシュは彼の言葉に、背筋に何か冷たく恐ろしいものを感じた。 そんな事、考えてもみなかったからだ。 だが考えてみればあの時、彼がもし割り込まなかったなら、自分はあのメイドにひどい仕打ちをしていたかもしれない。 いくらギーシュとて、さすがに平民だろうとレディにそんなことはしたくなかったのだ。 「お前が貴族であろうと、彼女が平民であろうと、互いに〝人間〟であることに変わりは無い。彼女はお前の家畜などではない」 閻魔刀を地面から引き抜き、鞘に収めたスパーダは踵を返し、ヴェストリ広場を後にしていた。 ギーシュは未だ尻餅をついたままだったが、その胸の奥から何か熱いものが湧き上がっているのを自分でもはっきり感じていた。 前ページ次ページThe Legendary Dark Zero
https://w.atwiki.jp/wakiyaku/pages/57.html
【作品名】ゼロの使い魔 【ジャンル】ラノベ 【名前】ギーシュ 【属性】貴族 【大きさ】男子高校生並み 【攻撃力】ブレイド:バラの造花に魔力を絡ませて刃とする魔法 熟練者が使えば岩を両断する威力になるらしいがギーシュには そこまでの威力は望めないだろう 【防御力】【素早さ】高校生並み 【特殊能力】錬金:物質の組成を組み替える魔法 ギーシュは熟練者ではないので薔薇の花びらを油に変えるぐらいしかできない 下記ワルキューレを一度に七体作り出せる 【短所】弱い 【戦法】ワルキューレ一体の後ろに隠れて残りを突撃させる 【名前】ワルキューレ 【属性】青銅のゴーレム 【大きさ】成人並み 【攻撃力】パンチで高校生の腕を折れる 短槍装備 【防御力】銅像並み 【素早さ】一般高校生なら一方的にボコボコにできる 556 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2008/12/05(金) 17 00 38 ギーシュ考察 ○クリリン 数の暴力勝ち ○こうじ 道場 ○古泉一樹 同上 ×ひろし ワルキューレ作りる前に靴下負け 野原ひろし>ギーシュ>古泉一樹