約 2,183,772 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1294.html
「遅いから逃げ出したのかと思っていたよミス・ヴァリエール!」 ルイズたちが着くなり、ギーシュは奇抜なポーズをとりながら挑発を始めた。 コォォォォォォという奇妙な呼吸音も聞こえる。一瞬体が光ったような気もするが目の錯覚だろう。 ギーシュがさらに人体の構造を無視したポージングを決めると、観客から歓声があがった。 「ギーシュ!あなたが侮辱した全員に謝りなさい!まず私に!そうしたら許してあげてもいいわ!」 ルイズも負けじとポージングを決めながら強気の姿勢で答える。 以前図書館で見た学術書に乗っていた「究極生物」の登場シーンの挿絵と同じポーズだ。これには観客から失笑があがった。 「許してあげる?それはこっちのセリフさ!君と、その隣の君の使い魔が僕にした侮辱を謝罪するがいい!」 そう言うとギーシュは一本のバラの花をポケットから取り出した。 「ワルキューレ!」 ギーシュが派手な仕草でバラの花を振りかざすと7体のゴーレムがギーシュの前に横一列に現れた。 「本来貴族の決闘は1対1でするものだが、僕は君の使い魔にも用がある。分けるのは面倒だ。いっぺんに来るがいい。ただし! 僕は『青銅』のギーシュ!従って青銅のゴーレム、ワルキューレ7体がお相手する!8対1になるわけだけど、よもや文句はあるまいね?」 それを聞いたルイズは疑問符を上げる。 ギーシュ+ワルキューレ×7=8は分かる。でもルイズ+ブラック・サバス=2ではないか。 足し算もできないのかこのド低脳がァーッ! と、言おうとしたルイズよりも先にギーシュが口を開いた。 「ああすまない。『ゼロ』のルイズをカウントするのを忘れていたよ。8対2。だったね」 ギーシュはバラの花の香りを嗅ぎながら、ルイズにウィンクした。 いつもならこの挑発にのっているところなのだろうが ギーシュのウィンクに寒気を覚えたルイズは幾分冷静さを取り戻すことができた。 「…………さっさと始めましょ。このままだと日が昇ってくるわ」 「フッ。覚悟は決まったようだね。行けワルキューレ!」 ギーシュのその掛け声に、2体のワルキューレが列を崩さぬまま突進してくる。 ルイズはそれを見ると冷静に、ブラック・サバスに命令を下す。 「サバス。ワルキューレを捕らえなさい!」 広場は相変わらず暗い。行こうと思えばきっとブラック・サバスは、ワルキューレを飛び越えてそのままギーシュを拘束できるはずだ。 実際ルイズはもしあの7体のワルキューレが、全部同時に襲ってきたらそうしようと考えていた。 しかし、あのキザ男はルイズたちを舐めているのだろう。今こっちに向かってきているのは2体 ……まずはこの2体を軽く撃退して驚かしてやろうという魂胆だ。 (ギーシュ!あんたが勝ち誇った時、そのときすでに敗北しているのよ!) ルイズが杖をワルキューレに向けると同時に、自分の隣で微動だにしていなかったブラック・サバスが、水中に潜っていくように地面に消えた。 このときルイズはまだ気づいていない。すでに自分が勝ち誇っていたことを。 消えたブラック・サバスは、ギーシュとルイズの立っている場所の、ちょうど中間地点に突如現れた。 予想外の出現に突進してきていたワルキューレの動きが止まり、観客から驚きの声が上がる。 ブラック・サバスが右手を上げ、ワルキューレを指差した。 観客はもちろん、ギーシュも次にブラック・サバスが何をするのか、思わず固唾を呑んで見守ってしまう。 「チャンスをやろう!」 ブラック・サバスは高らかに宣言した。 その言葉にルイズは思わずがっくりと膝をつき、それ以外の者は何がなんだかという顔で見ている。 「お前にh「いいから!かっこつけてないでさっさと行きなさい!」」 ブラック・サバスがルイズの方を向く。ルイズは腰に手をあて、目で「さっさと行きなさい」と意志を送る。 すると予備動作なくブラック・サバスがワルキューレに突撃していく。 それに反応するように、キレイに並んでいた2体のワルキューレのうち、右側のほうが槍を片手に立ち向かってくる。 両者の距離があっという間に縮む。あと数歩と言うところでワルキューレが槍を前方に構えた。 この勢いではブラック・サバスは自らその槍に突っ込んでいってしまう。 しかし、ブラック・サバスは半歩体を横にそらすだけで、槍の直線的な軌道から外れた。 まるで闘牛士のように、ブラック・サバスの黒いマントがはためき、ワルキューレをひらりとかわす。 「なかなかやるね。でも!」 不敵に笑うギーシュ。実際彼の中ではもうルイズの使い魔をチェックメイトしていた。 2体のワルキューレのうち、動いていなかったほうがいつの間にか距離を詰めている。 そして今度は槍を突くのではなく、なぎ払うために構える。 もう横に逃げても意味を成さない。すでに必殺の間合いだ。 (勝った!第三部完!) ワルキューレが槍を横一線に振りぬく! しかし、その軌道上にやはりブラック・サバスはいなかった。 もう横に逃げるには遅すぎるし、突っ込んできている勢いがあるため後ろには飛べない。 だからブラック・サバスは前転するように頭から突っ込んでいったのだ。 回りから見たら単につまづいて、こけた様にしか見えなかっただろう。 (い、今こけてなかったら、首が飛んでたわよ!) ……ルイズもそう思っていた。 ブラック・サバスはワルキューレの足元で両肘、両膝をつき、四つんばいのポーズになっている。 正直、負けました許してくださいと土下座をしているようにも見える。 だが、ワルキューレは今度こそ止めを刺すために、槍を頭上に掲げる。後はコレを振り下ろすだけだ。 しかし先に動いたのはブラック・サバスだった。 ブラック・サバスは片手でワルキューレの腰布をめくり、もう一方の手をワルキューレの股の間に突っ込んだ。 「つかんだ!」 再びブラック・サバスは高らかに宣言した。 (な、な、な、な、何をやってんのよーー!!エロ犬ーー!) 今までで一番の意味不明の行動に、ルイズが声にならない心の叫びをあげる。 「なにをされてるんでしょうか?」 さっきまで戦いを恐々観戦していたシエスタが、少し顔を赤らめてキュルケに尋ねる。 「なにって…………」 「…………」 キュルケは苦笑するしかない。タバサは無言で見つめている。 回りからはブラック・サバスがワルキューレの股に手を突っ込んで、何かをまさぐっている様にしか見えない。 何をつかんだのかは分からないが、いろいろな考えが皆の頭に浮かぶ。なぜかマリコルヌが鼻血を出している。 これはルイズもまだ知らないことだったのだが、ブラック・サバスは影から魂を引き抜き動きを止める。 ルイズも2回それ体験していたのだが、魂を引き抜かれていたことには、気づくに至っていなかったのだ。 ……とにかくブラック・サバス本人はいたって真面目に、ワルキューレの影から魂を引っ張り出そうとしているのだ。 しかし何度やっても上手くいかない。影を触っているはずなのに、地面にガリガリ爪を立てるばかりだ。 ブラック・サバスも気づいていないことがあったのだ。ワルキューレが魂を持たぬ人形だということに。そして。 「僕のワルキューレに、なにハレンチなことをするだァーーーッ!ゆるさん!!」 ギーシュの怒りの叫びに合わせて、ワルキューレの槍がブラック・サバスの後頭部めがけて振り下ろされた。 「サバス!!!」 ルイズの悲鳴にも似た声をかき消す様に、ドゴォという鈍い音がヴェストリの広場に重く響いた。 To Be Continued 。。。。?
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/362.html
使い魔の逆襲外伝 ‐まさかの第5の選択肢‐ 「Hey!そこのBoy!Youがバッチ8個Getシタ!マサラタウンのサトシ?その人カナ?」 広場でミュウツーを待っていたヘt・・・ギーシュに、頭に赤いバンダナを巻いた男が声をかけてきた。 「いや違うね、僕はギーs「ポケモンバットル!できるっかなッ!?」 男は有無を言わさず、腰に装着していた球体を取り出し構えた。 「・・・よくわからないが、売られた決闘は買うしかないね!」 ヘタr・・・ギーシュも薔薇の杖を構え、臨戦体制に入った。 「行け!ワルキューレ!」 ヘタレは薔薇の花びらを錬金し、ワルキューレを作り出した。 「Oh!こんなの見たことないNe!」 男は驚いたようだがすぐに気を取り直した。 「それじゃあ次はMyの番だよ!」 男は持っていた紅白の球体を目の前に投げつけた。 それは空中で割れ、中から光が飛び出した。 そして光は象のような生物へと変化した。 「な、ななな、なー!?」 「ドンファン!Go!」 ヘタレが驚きのあまり動けなくなっている間に、ドンファンはワルキューレを轢き潰していた。 ちなみにバトルの結果はこうであった。 ○ドンファンVS×ワルキューレ(轢き逃げアタック) ×モルフォンVS○ワルキューレ(膜・・・じゃなくて羽を突き破った) ○カイリキーVS×ワルキューレ(あなをほる) ○カイロスVS×ワルキューレ(真っ二つにされた) ‐ゴローニャVS‐ワルキューレ(大爆発) 無論、最後の大爆発によって、二人は空高く飛んでいったのは言うまでもない。 「やな感じー!」「Oh my god!」
https://w.atwiki.jp/namcochronicle/pages/22.html
NAME 登場作品 おもな攻撃 モドキ ワンダーモモ 襲い掛かる ピストル大名 超絶倫人ベラボーマン 大砲 アマゾーナ ワンダーモモ 斬りつける、ダッシュ斬り バガン バラデューク かみつき ゾンビバガン 爆突機銃艇 かみつき(HP吸収) ギリィ・オクティ バラデューク ブラヌラ&スキフラ トレント ワルキューレの伝説 小枝打ち リバイバルデッド スプラッターハウス 襲い掛かる(毒) 骸骨 源平討魔伝 斬りかかる スケルトン ドラゴンバスター 斬りかかる ドラゴン ドラゴンバスター 炎の息 グリーンスライム ドルアーガの塔 体当たり レッドスライム ドルアーガの塔 体当たり ダークイエロースライム ドルアーガの塔 体当たり ブラックナイト ドルアーガの塔 斬りかかる ミラーナイト ドルアーガの塔 斬りかかる メイジ ドルアーガの塔 グリーンスペル ウィザード ドルアーガの塔 グリーンスペル(沈黙) シルバードラゴン ドルアーガの塔 炎の息 ビギーマン スプラッターハウス チェーンソー(弱体) 鬼姫 源平討魔伝 毒の髪(毒) トーロイド ゼビウス エネルギー弾 バキュラ ゼビウス 体当たり プーカァ ディグダグ 体当たり ダークプーカァ ディグダグ 体当たり ロボティアン ワルキューレの伝説 ビーム(近)ビーム(遠) ロボティアン改 ワルキューレの伝説 ビーム(近) ビーム(遠) Bワルキューレコピー ワルキューレの伝説 連続切り、サイクロンの術 ブラックサンドラ ワルキューレの冒険 パワースロー ボスキャラクター NAME 登場作品 おもな攻撃 わや姫(敵) 超絶倫人ベラボーマン 連続切り ジェニファー スプラッターハウス グロウネイル(麻痺) 木曽義仲 源平討魔伝 斬りかかる、幻影斬り 弁慶 源平討魔伝 鉄棒突き、鉄棒投げ(麻痺) 源義経 源平討魔伝 斬りかかる、幻影斬り(沈黙) ミミクリ オリジナル サンダーブレス(麻痺)サンダーチャージ(麻痺) アレア オリジナル サンダーブレス(麻痺)サンダーチャージ(麻痺) クオックス ドルアーガの塔 炎の息 サッカバス ドルアーガの塔 リリムキッス エナジードレイン ドルアーガソウル ドルアーガの塔 直進斬り、イビルソード、ハイパーガントレット(弱体) オクティキング バラデューク エネルギー弾 猛突進(弱体) マブー ローリングサンダー 磁石ビーム プラズマビーム カムーズ ワルキューレの伝説 豪腕パンチ、紅蓮の火柱 ブラックワルキューレ ワルキューレの伝説 連続切り、サイクロンの術、分身の術
https://w.atwiki.jp/famista_kimito9/pages/58.html
ワギャン★3ナムコ-1 ワギャン★5限定-118 ワギャン★4イベント-89 ワギャン★5限定-298 渡辺 海斗★4限定-105 渡辺 海斗★4ハワイ-37 ワニワニ★4ナムコ-28 ワニワニ★5限定-125 ワニワニ★5イベント-57 ワニワニ★4限定-305 ワルキューレ★4ナムコ-29 ワルキューレ★5黒ナムコ- ワルキューレ★5限定-126 ワルキューレ★5イベント-46 ワルキューレ★4イベント-88 ワンダーモモ★4限定-124 ワンダーモモ★5限定-306
https://w.atwiki.jp/keroro00innovator/pages/4164.html
ケロテレビランキング BD/DVD2018年10月 ←2018年9月 | シングル | アルバム | 2018年11月→ + 【ランキング動画を見る】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm34134551 http //www.nicovideo.jp/watch/sm34134551 音楽BD/DVD 順位 変動 DVD名 アーティスト タイアップ 発売日 月間売上 累計売上 1 新 ワルキューレ LIVE2018 ワルキューレは裏切らない ワルキューレ マクロスΔ 10/24 18378 18378 2 新 Saint Snow PRESENTS LOVELIVE! SUNSHINE!!HAKODATE UNIT CARNIVAL Memorial BOX - ラブライブ! サンシャイン!! 10/24 15491 15491 3 新 あんさんぶるスターズ! Starry Stage 1st - あんさんぶるスターズ! 10/5 13982 13982 4 新 Inori Minase LIVE TOUR 2018 BLUE COMPASS 水瀬いのり - 10/17 11323 11323 5 新 遠藤ゆりか FINAL LIVE -Emotional Daybreak- 遠藤ゆりか - 10/31 3734 3734 6 新 ドリフェス! presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018 ユメノコドウ DearDream ドリフェス! 10/17 2983 2983 7 新 アイカツ! ミュージックフェスタ in アイカツ武道館! Day2 STAR☆ANIS アイカツ! 10/31 2895 2895 8 新 ワルキューレ LIVE2018 ワルキューレは裏切らない Day1 ワルキューレ マクロスΔ 10/24 2588 2588 9 新 アイカツ! ミュージックフェスタ in アイカツ武道館! Day1 STAR☆ANIS アイカツ! 10/3 2547 2547 10 新 ワルキューレ LIVE2018 ワルキューレは裏切らない Day2 ワルキューレ マクロスΔ 10/24 2167 2167 特典CD 順位 変動 CD名 アーティスト タイアップ 収録 発売日 月間売上 累計売上 1 新 My friend -Arrie- スタァライト九九組 少女☆歌劇 レヴュースタァライト キャラソン 1 10/24 5106 5106 2 新 Special Amore ピトフーイ(日笠陽子)&エム(興津和幸) ガンゲイル・オンライン キャラソン 5 10/24 4617 4617 ←2018年9月 | シングル | アルバム | 2018年11月→ 月間 | 週間
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/8301.html
ジーク・ロイド(アニメ) ●「ワルキューレ」「ニーベルングの指輪」「ウルド」「スクルド」「ベルダンディ」と言った北欧神話をモチーフにしたカード 使用カード 運命の戦車(アニメ) ワルキューレ・アルテスト(アニメ) ワルキューレ・ヴリュンヒルデ(アニメ) ワルキューレ・ツヴァイト(アニメ) ワルキューレ・ドリッド(アニメ) 英雄の掛橋-ビヴロスト(アニメ) グリフォンの羽根帚(OCG) サイクロン 終幕の光(アニメ) 知の女神-エルダの導き(アニメ) 天使の施し 天馬の翼(アニメ) 時の女神の悪戯(アニメ) ニーベルングの財宝(アニメ) ニーベルングの指環(アニメ) 白鳥の乙女(アニメ) 抹殺の使徒(OCG) 魔力の布施(アニメ) 女神ウルドの裁断(アニメ) 女神スクルドの託宣(アニメ) 女神ヴェルダンディの導き(アニメ) 霊剣-ノートゥング(アニメ) ワルキューレの抱擁(アニメ) Walkuren Ritt(アニメ) ヴォーダンの裁き(アニメ) フライアのリンゴ(アニメ) フリッカの仲裁(アニメ) ローゲの焔(アニメ)
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/737.html
発芽! 花開く明日のために 「ジョータロー。……今日の授業後、ヴェストリ広場に来てくれ。 君ともう一度決闘がしたい。受けてくれるかな?」 昼食時、承太郎がいつものように厨房で食事をしていると、ギーシュが先日のように同席してきて、食後の一服中に頼んできた。 彼の言葉を聞いたシエスタは、驚いて下げに来たお皿を落としてしまい、割れる寸前で承太郎のスタープラチナがお皿をキャッチしシエスタの手に戻す。 「……どういうつもりだ? ギーシュ」 承太郎は静かに問い返した。ギーシュは真剣な面持ちだった。 「……別に。ただ、最近よく荒れ事に巻き込まれるからね。 だから模擬戦をしたいというのが本音さ。僕は実戦経験がほとんど無いからね」 「なるほど……だが俺は『スタンド使い』だ。 俺と戦ったところで、メイジとの戦いの参考にはなりゃしねーぜ」 「いいんだ。強い相手と戦って、自分の実力を知りたいだけだからね」 「…………いいだろうギーシュ。その決闘、受けて立つ」 いつかの食堂の時と違い、あまりにも穏やかに決闘の約束をする二人を見て、シエスタはいったい何がどうなっているのかよく解らなくなった。 「和やか」 テーブルの下に隠れていたタバサは、 タバサ特性はしばみ茶五号(略してタバ茶五号)を飲みながらそう呟いた。 「てめー、また潜り込んでやがったのか」 承太郎にも気づかれずにテーブルの下に忍び込み、タバ茶を飲ませようと隙を虎視眈々と狙うとは、このタバサ只者ではない。 今日の授業が終わり、後は夕食の時間までのんびりくつろごうという時間。 夕陽が紅に染めるヴェストリ広場に二人の男が対峙していた。 夕陽が紅に染めるヴェストリ広場に二人の女が観戦していた。 「さあ、ジョータロー。勝負だ!」 「……それより……何でシエスタとタバサがここにいるんだ」 承太郎はヴェストリ広場の隅にサンドイッチの入ったバスケットを広げ、かつ水筒まで用意して「二人の決闘見ながら食べよう」という気満々の二人を見た。 シエスタ曰く。 「だって、いきなり決闘だなんて……私、気になっちゃって」 タバサ曰く。 「偵察」 追い払うべきか放置すべきか。 即断できるはずのこの問題を、承太郎は「呆れ果てる」という感情で遅らせてしまった。 その間にギーシュが薔薇の杖を抜く。 「まあタバサなら何かアドバイスとか気づきそうだし、見ていてもらおう」 「…………」 まあギーシュの目的は自分と戦って強さを磨く事だし、優れたメイジに見てもらって意見をもらうのも悪くないだろう。 それにギーシュ相手ならば本気を見せる必要もない。 「やれやれ、いいだろう。かかってきな、ギーシュ」 「ではまず試させてもらおう……僕が学んだ新たな戦法を。舞えよ紅薔薇!」 ギーシュの周囲に突如現れた紅い花びらが宙を舞い空を彩る。 夕陽を浴びてさらに赤みを増したそれは、承太郎へ向かって舞い落ちた。 「何を企んでいるかは知らんが、花びらを浴びてやる理由はねーぜ」 承太郎の身体から浮き出た屈強の戦士が無数の拳で天を突く。 「オラオラオラオラオラオラオラ!」 花びらは呆気なく承太郎の周囲へと撃ち落とされた。 彼の身体には一枚たりとも花びらはついていない。だが――。 承太郎は気づいた。自分の周囲に花びらが落ちている、それはいい。 だがなぜ、自分の周りに円を描くように落ちた花びらから、ギーシュに向かって花びらの線が伸びているのだろうか? まるで、導火線のように。 (お手並み拝見だ。やってみな、ギーシュ) 承太郎はあえてギーシュの成長を見るためにその場から動かなかった。 だがギーシュは、それを自分の作戦に気づいていないと勘違いしてしまう。 「今だ!」 ギーシュは自分の足元まで伸びる花びらに杖を向けルーンを唱えた。 (あの詠唱は……確か錬金だったな。とするとこの花びらは……) 「錬金! 油になれ!」 途端に地面に落ちた花びらすべてが油に変わり地面に染み込む。 それを見ていたシエスタは、承太郎が動かない事に不安を覚えた。 「み、ミス・タバサ。ジョータローさんは大丈夫なんでしょうか?」 「大丈夫」 タバサは小さく答える。 「続いて、僕の足元まで伸びたこの油を『着火』する!」 ギーシュは土のドットメイジであるため、ファイヤーボールなどは使えない。 できるのはせいぜい着火の魔法程度だ。 だから自分の足元まで伸ばした花びらを見下ろして――。 地面が爆ぜる音にギーシュは視線を跳ね上げる。 わずかな土煙を残して承太郎の姿が消えていた。 「えっ!?」 承太郎が油の中にいないのでは、着火しても意味は無い。 どこに!? 承太郎はどこに消えたのかッ! ギーシュは承太郎がゴーレムの上のフーケに向かって跳躍した事を思い出した。 即座に青空を見上げる。 しかし、承太郎の目立つ学ランの色は空のどこにも存在しない。 「ば、馬鹿なッ! 承太郎はどこに――」 慌てて視線を下ろし周囲を見回す。 上じゃないなら、どこにいるのか。 「上だ」 ハンデとばかりに居場所を教える承太郎。 その声を聞き、ギーシュは再び空を見る。 自分と太陽の間に承太郎がいた。 「太陽に、隠れて――」 虚を突かれたギーシュは、目の前に承太郎が着地するのを呆然と見ているだけだった。 「どうした……? てめーの実力はその程度か」 「ハッ! わ、ワルキューレ!」 咄嗟に後ろに向かって跳んで逃げつつ杖を振るい、ワルキューレを六体出し壁を作る。 ワルキューレはいっせいにスピアを承太郎に向けた。 だが微塵も臆する事なく承太郎はワルキューレの後ろにいるギーシュを見据える。 「わ、わっ、ジョータローさんの前にいっぱいゴーレムが!」 またもや承太郎が危ないと勘違いしたシエスタが慌てる。 だがタバサはのん気にサンドイッチを食べていた。 シエスタに頼んではしばみ草を入れてもらったサンドイッチは、彼女の味覚では非常に美味であったが、これをそのまま承太郎に食べさせてもまた吐き出されるだけだろうと思うと、タバサはちょっぴりさみしかった。 承太郎が一歩前に出ると、ワルキューレ達は一歩後ろに下がる。 「どうした……かかってこないのか?」 「くっ……ジョータロー。こうなったら僕の切り札を、お見せしよう」 「ほう、そいつは楽しみだ。やってみな」 「チェェェンジ! ワルキュゥゥゥレ!」 そう叫んでギーシュは薔薇の杖を振った、ワルキューレ達の後ろで。 ギーシュの猛りを見て、タバサは目を細めた。 呆れたのだ。力に力で対抗しても、勝つのはより大きな力だというのに。 もうフーケのゴーレムに踏み潰された事を忘れたのだろうか? 承太郎はフーケのゴーレムよりパワーもスピードも上だというのに。 ――が、タバサは気づいた。なるほど、そういう事か、と。 そして承太郎は気づいていないらしい。 当然だ、ギーシュはワルキューレ達の後ろに隠れているのだから。 承太郎の前で、三体のワルキューレが肩を組んだ。 いったい何が始まるのかと承太郎は冷静に観察する。 その三体のワルキューレの上に二体のワルキューレが飛び乗った。 さらにその上に最後の一体がよじ登る。 そしてアイスクリームのようにドロドロに溶けたワルキューレは、互いの身体の隙間を埋めていき、背後にいるギーシュの姿を完全に隠した。 承太郎はというと、目の前でグニョグニョと融合する青銅の塊を見上げている。 その青銅の塊は次第に人の形を成していった。 身長三メイルという巨人にして戦士。 「クイーン! ワルッ! キューッ! レェェェッ!!」 ギーシュが叫ぶと、クイーン・ワルキューレは巨大なスピアを頭上で旋回させた後、承太郎に穂先を向けてかざしポーズを取った。 ジャッキィィ―――――z______ン 感心した様子でクイーン・ワルキューレを見る承太郎。 ギーシュはクイーン・ワルキューレの後ろから横に数歩移動し、薔薇の杖を口元に向けキザったらしいポーズを取る。 「待たせたねジョータロー。これこそ僕を守護する『レディ・オブ・レディ』……。 気高く大地に立つ薔薇の結晶、天を突く拳と槍をその手に握る戦乙女。 青銅の鼓動を聞け! 明日の勝利を掴むため、挑め空前絶後の大一番ッ! クイーン・ワルキューレ! これが! これがッ! これがァッ!! 僕のォ! 新しいィ! 魔法のォオッ……力だァァァァァァーッ!!」 「スタープラチナ」 オラ オラ オラ オラ オラ オラ 巨大になっても所詮青銅は青銅。 鉄に錬金されたフーケのゴーレムすら破壊したスタープラチナの拳を受けて、防げる理由など何ひとつとして存在しなかった。 哀れ、クイーン・ワルキューレはボコボコにされた挙句、空に向かって殴り飛ばされた。 「ゲェーッ! まさか、クイーン・ワルキューレをあんなに高く殴り飛ばすなんて!」 「やれやれ、正直期待はずれだったぜ。こんなくだらねーものが切り札とはな」 呆れながら承太郎はギーシュに向かって歩き出した。 「や、やりました! よく解らないけど、ギーシュ様のゴーレムをやっつけました!」 スタンドは見えずとも、それが承太郎が言っていたスタンドの力だろうと思い、シエスタは承太郎の勝利を今になってようやく確信した。 だが、最初から今この瞬間まで承太郎の勝利を確信しているタバサは小さな声で言う。 「まだ」 タバサの視線は承太郎でもギーシュでもなく、 上空に殴り飛ばされたクイーン・ワルキューレに向けられていた。 どうやらシエスタはクイーン・ワルキューレの派手さと承太郎に目を奪われ、ギーシュの切り札には気づいていないらしい。 それほど注意深く見なくとも、この角度からなら丸解りの手段なのに。 そして。 「来る」 タバサが呟いた。 クイーン・ワルキューレが落下する。 もう決着はついたばかりに、承太郎の背後へ。 クイーン・ワルキューレが落下する。 その背にワルキューレを乗せて。 クイーン・ワルキューレが落下する。 その背中を踏み台にして七体目のワルキューレが承太郎に襲い掛かる。 これが、ギーシュの策だった。 クイーン・ワルキューレで承太郎の注意を引き、 その背後で七体目のワルキューレを作り、クイーンワルキューレの背中に掴まらせる。 後は承太郎がクイーン・ワルキューレと戦っている隙に、七体目のワルキューレで奇襲をかけるという手筈。 一瞬でクイーン・ワルキューレを殴り飛ばされた時は失敗かと思った。 事実クイーン・ワルキューレが後ろに吹っ飛ばされていては七体目の出番は無かった。 だが幸いにも吹っ飛ばされた方向は上。 ワルキューレはクイーンの身体を盾に! 隠れ蓑に! 絶好の好機を得た! (頼む――成功してくれ!) 肉薄するワルキューレの槍が承太郎の背中を狙う。 それに気づいた素振りを見せず、承太郎は真っ直ぐギーシュに向かって歩いている。 (勝ったッ! 決闘敗北イベント完!) 「オラァッ!」 バッゴ―――――z______ン!! それは一瞬の出来事だった。 その間にギーシュは勝利の確信を敗北の確信へと変える。 承太郎は振り返りもせずスタープラチナを出現させ、後ろ目掛けて拳を振り下ろす。 拳がワルキューレの頭を潰し首までめり込ませた挙句、ワルキューレの身体を地面に叩きつけた。 「おめーはワルキューレを『七体』出せるのに、なぜか『六体』しか出さなかった。 だから……『七体目』に警戒するのは当然の事だぜ。ゲームセットだ」 両手をポケットに突っ込んだままの承太郎は、ギーシュの前まで行き勝利宣言をした。 最早ギーシュに残された手段は無く、ガクリと地面に膝をつける。 「ま……負けた。またしても完全敗北だ」 「そうでもねーぜ」 えっ? と思い、ギーシュは承太郎を見上げた。彼の頬に赤い線が一筋。 「そ、その傷は……?」 「ワルキューレを殴る時、スタープラチナの頬を槍がかすめた。それだけさ……」 それを聞いて、ギーシュはスタープラチナへのダメージ=承太郎へのダメージという、とても重要な事をスルーして、とにかく承太郎にとてもとても小さな一矢を報いた事を、両手を握りしめて空に掲げて歓声を上げるほどに喜んだ。 「やった! やったぞッ! あのジョータローに、一矢報いた! やったぁっ!」 「やれやれ、舐めときゃ治るような傷ひとつでそんなに喜ぶんじゃねー」 承太郎は頬の傷から血が垂れないよう軽く拭い、観戦していたシエスタに声をかけた。 「シエスタ、すまねーが傷の手当てをしたい。薬はあるか?」 「あ、はい。今お持ちしますね」 シエスタが救急箱を取りにヴェストリ広場を去った後、 タバサが承太郎に近づき学ランを引っ張ると、小声で訊ねてきた。 「それ、わざと?」 ギーシュの自信をつけるため、わざと傷をつけられたのか。という意味だ。 「……さあな…………。ただひとつ言えるのは、七体目の動きはなかなかよかったって事だ」 「そう。お疲れ様」 タバサがねぎらいの言葉をかける、というとんでもない行動を取ったが、承太郎はそれが罠である事を知っていたから、 一緒に差し出されたバスケットと水筒に目もくれなかった。 「……サンドイッチとお茶」 まだあきらめきれないらしくタバサは言う。 「どーせまたはしばみ草が入ってるんだろ。こっそり食わせようとするんじゃねーッ」 こうしてはしばみ草サンドイッチとタバサ特製はしばみ茶五号を回避する承太郎。 はしばみ草をめぐる不毛な戦いはまだ終わりそうになかった。 その後、ギーシュは善戦したお祝いとしてタバサからの差し入れをもらった。 すると大空に吹っ飛んで、五分後に落下してきて気を失った。原理は不明だ。 ちなみに一緒に観戦していたシエスタは承太郎の身を案じてばかりで、一切サンドイッチにも水筒の中身――タバ茶五号も口にしていなかった。
https://w.atwiki.jp/namcochronicle/pages/35.html
No. ステージ名 出撃可能人数 備考 7 樹海突入大作戦 2人 強制出撃 玲馬 コアクマン マスヨ アルバトロス 味方増援 3ターン目PP NPC ワルキューレ サンドラ 敵軍 NAME 人数 サッカバス 1 ブラックサンドラ 8 トレント 8 増援 3ターン目PP NAME 人数 ブラックワルキューレ 1 アレア 1 ミラーナイト 2 ロボティアン 2 会話イベント ワルキューレVSブラックワルキューレ このステージはいかに素早く ワルキューレ達と合流できるかがカギとなる。 4ターンから13ターンの間、 誰が攻撃されるのかわからないので HPに気配りながら戦おう。
https://w.atwiki.jp/yu-gi-oh-dialog/pages/300.html
(ようやくお出ましか…) どういうことか説明してくれないか?…ミスター海馬。 フフフフ…ハハハハハハ! これはまた、海馬コーポレーションの総帥ともあろうお方がなんと気の小さい。 シュレイダー社次期社長のこの私に、初代KCグランプリチャンピオンの称号を奪われるのが余程恐ろしいと見える。 ミスター海馬、ここでの会話は全世界へ中継されているのだろう? 世界中のデュエルファンは思うだろう。海馬瀬人が、このジーク・フリードに恐れをなし、些細な違反を盾にしてこの戦いから追放した、と。 ほう…君が私の相手をすると。 とんでもない。光栄だよ。ミスター海馬。 勝ったほうが先攻後攻の選択を。 では私は表に。 私の勝ちだ。 やはり私は運命に愛されているようだ。 後攻で。 (海馬。全世界のデュエリストたちが見ている前でお前も海馬コーポレーションも二度と立ち上がれぬよう永遠に葬り去ってやる) デュエル! 私のターン。ドロー。 海馬、運命の序曲は静寂から始まるとは限らない。 その気まぐれが、時に嵐のような幕開けを用意することもある。 もちろんだよ。 私の美しき戦乙女たちがお前をヴァルハラへ送るべく、今や遅しと待っている。 私は手札から、魔法カード「ワルキューレ・リット」を発動! 手札にあるワルキューレを全て特殊召喚する! 出でよ!「ワルキューレ・ツヴァイト」!「ワルキューレ・アルテスト」!「ワルキューレ・ドリッド」! 「ワルキューレ・ツヴァイト」の特殊効果発動! 召喚時、相手モンスター一体を破壊する! さらに、「ワルキューレ・アルテスト」の効果で相手墓地のモンスター一体をゲームから除外することにより、このターン、そのモンスターの攻撃力で戦うことができる! まだだ!「ワルキューレ・ドリッド」の特殊効果発動! 除外されている相手モンスター一体につき100ポイント攻撃力をアップする! 序曲を奏でる前にフィナーレを迎えるとはな。 さらばだ海馬!ヴァルハラへ去れ! まずは「ワルキューレ・ツヴァイト」でプレイヤーへダイレクトアタック!
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/4097.html
ワルキューレは髪型が似ているミロカロスでもいいかも? 後、二期に登場したワルキューレ・ゴーストは劇中のイメージからユキメノコがいいと思う。 ワルキューレとゴーストがそっくりなのを意識するなら、エーフィ&ブラッキーとか。 -- (名無しさん) 2012-01-27 22 32 43 草案 侍女部隊 ソーナノ:苑田茎子 声繋がり ドレディア:脇谷愛子 シャンデラ:安藤映子 書店の店員なので ヴァルハラ皇家 メタモンorスターミー:ライネ 前者は変身能力から。後者は使い手のカスミとの声繋がり ゲノセクト:コーラス ファイアロー:メーム ディアンシー:ファム ムウマージ:イナルバ 使い手のメリッサとの声繋がり 八人の巫女 クレセリア:一ノ宮千羽 ラティアス:二条雛子 トゲキッス:三神楽那己 ゴチルゼル:四十塚零奈 特性おみとおし推奨 マリルリ:五月女緑 クチート:六波羅陽子 マフォクシー:神宮寺八雲 その他の登場人物 ジュプトル:コヌマさん ポケモン4コマ大百科で大工だったので ドサイドン:千王子露木 マタドガス:トリアム 使い手のコジロウとの声繋がり -- (ユリス) 2015-11-22 16 55 34