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前ページゼロのヒットマン 「あっ、獄寺に頼みたいことがあったわ。」 「用件はなんだよ。」 「獄寺、あんたにやってもらうのはこれよ。」 獄寺はルイズの後をついてゆく、その先にはルイズの洋服と下着がある。 「まさか俺に洗濯をやれと言うのかよ。」 「そうよ。」 「ふざけんじゃねぇ!てめーのモンくらいてめーでやれよ!それに俺洗濯やったことねーんだよ。」 「あんたは私の使い魔なの!だから主人の言う事は聞く!それに私と一緒に元の世界に帰る方法を探すんでしょ。」 「分かったよ、やりゃーいいんだろやりゃ。」 仕方なく獄寺はルイズの洗濯物を持って外へ出た。 「これ結構重てーな。うわっ!」 「きゃっ!」 獄寺はバランスを崩し、近くにいたメイドにぶつかった。それと共にルイズの洗濯物も散らばる。 「痛てーな、おめーも気をつけろよ」 「すいません。私も外で洗濯をしようと思ったので。あなたの方こそ大丈夫ですか?」 「当たりめーだ。俺はこの程度で怪我をしたりしねーよ。」 「あなたって、ミス・ヴァリエールの使い魔さんですか?」 「ああそうだぜ。俺は訳あってルイズの使い魔になった獄寺隼人だ。おめーの名前はなんていうんだよ。」 「私ですか?私はここの魔法学校でメイドをしているシエスタと申します。それにしても洗濯物散らかりましたね、私も拾うの手伝っていいですか。」 「助かるぜ、ルイズの奴俺をこき使いやがるからな。」 「いいんですか、貴族を呼び捨てで呼んでて。」 「いいんだよ。貴族だろーが何だろーが、俺はルイズって呼んでんだ。」 そう言うとシエスタは喜びの笑顔を浮かべた。 「すごいですね!獄寺さんは貴族に媚びたり、諂ったりしない立派な姿勢!尊敬します!」 そして散らばった洗濯物をシエスタと一緒に集め始める。獄寺が洗濯物に手をやった瞬間、 同時にシエスタの手も獄寺の手元にある洗濯物に近き、そして獄寺とシエスタの手が触れ合った。 「あっ、すいません。」 「この程度で動揺すんな。さっさと片付けるぞ。」 シエスタは顔を真っ赤にしながら言った。 「はい。」 その後、水場に着いた2人は洗濯を始める。 しかし獄寺は戸惑っている。 「おいシエスタ、俺洗濯の仕方分かんねーんだ。さっさと片付けないとルイズの奴・・・ ・・・」 獄寺の頭の中に鬼ルイズのような形相が浮かんだ。 「洗濯の仕方なら私が教えますから安心して下さい。」 シエスタに洗濯を教わりながら獄寺は慣れない手つきで洗濯を始め、洗濯が終わったあとは部屋に戻って 獄寺はルイズの着替えを手伝う。 その後、獄寺とルイズは食堂についた。既に食堂は生徒達で賑わっている。 「ここで飯が食えんのかルイズ。」 「そうよ。だけどあんたのご飯はあっちよ。」 ルイズが指を向けた先には固いパンと質素なスープが並んであった。 獄寺は不満な表情を浮かべる。 「ふざけんじゃねぇ!俺にこんな朝食を食わせる気か!」 「平民のあんたが『アルヴィースの食堂』で食事ができる事だけでも感謝することなんだからね!」 「少しぐらい、飯よこせー!」 獄寺はルイズに飛びついてきた、しかしルイズは獄寺を跳ね返した。 仕方なく獄寺は固いパンと質素なスープを口にした。 「ちくしょう、なんで俺がこんな飯食わなきゃいけねぇんだよ。」 その一方獄寺の近くでなにやら生徒達が会話しているようです。 「ギーシュ、お前誰と付き合ってんだよ」 「付き合うって、僕にそんな特定の彼女なんて~」 ギーシュと生徒の会話が気になって獄寺は近くに行く、するとギーシュのポケットから香水が落ち、獄寺はそれを拾い上げて それをギーシュに渡す。 「おい、てめーのポケットからこれ落としたぜ。」 その香水の瓶に気づいたギーシュの友人達が騒ぎ始める。 「ギーシュ、お前二股かけてたなんて最低だな。」 そこから二股がばれたギーシュは・・・ 「君が僕に香水を渡したせいで、二股がばれてしぱったよ。」 「ふざけんな!二股かけてたのはてめーだろ!ばれたら俺のせいにするのかよ!」 「この貴族である僕に向かってそんな態度をとるなんて、外に出ろ!僕が貴族に対する礼儀を教えてやろう。」 「やってやろうじゃねぇか、その勝負受けてたつぜ!」 ギーシュが外に出た後、ルイズが後ろから駆け寄ってきた。 「何やってんのよ!さっさと決闘なんてやめなさい!」 「うるせぇな、俺は売られた喧嘩は買う主義なんだよ。それに俺はあんな二股ヤローには負けねーから。」 早速広場にて決闘が始まる。決闘が始まると同時にギーシュはゴーレムを出す。 「僕はメイジだ、だから魔法で勝負する。『青銅』のゴーレム、ワルキューレが相手になるよ。」 「その程度のゴーレムなんてぶっ壊してやるよ。」 ワルキューレは獄寺に近づき、拳を繰り出すも獄寺は易々とかわしてくのであった。 「その程度じゃ俺は倒せねーぜ。喰らえ!2倍ボム!」 大量のダイナマイトがワルキューレに降り注ぎ、ダイナマイトがワルキューレの近くで爆発した。 広場に大きな煙が巻き上がった。そして煙が消えていくと、そこにはバラバラになったワルキューレの姿があった。 「そんな・・・ 僕のワルキューレが敗れるなんて・・・」 「これで分かっただろ。おめーじゃ俺には勝てないって。」 獄寺はポケットからダイナマイトを取り出し、ギーシュに向けて放とうとする。その時ルイズが獄寺に向かって飛び出してきた。 「やめて!獄寺!」 「何だよ、勝負の邪魔すんじゃねーよ!」 「もしギーシュがそれで大怪我でもしたら、ギーシュの家の人だって黙ってないし、それにギーシュはクラスメイトだし、 とにかくそれをギーシュに放つのだけはやめて!」 「分かったよ。だけど俺はあの二股ヤローと話しがしてーんだ。いいか。」 獄寺はルイズにそう伝えると、ギーシュに近づいた。 「おいそこの二股ヤロー、二度とみっともねぇ真似すんなよ!」 「分かったよ。今回は僕の負けだね。」 獄寺はそう言うと、広場へと戻る。 「ルイズの使い魔の平民、ギーシュに勝っちまうなんて。」 「あの平民強いなぁ、俺だったら戦いたくないぜ。」 「あ、いたいた、獄寺さん。」 そう言いながらシエスタが獄寺に向かってきた 「どうしたんだよ、シエスタ。」 「昼間の決闘見ましたよ!ビックリです。貴族を倒してしまうなんて。」 「当たりめーだ。俺があいつに負けるとでも思ってんのか。」 「いえいえ、とんでもございません。そういえば厨房のみんなで祝勝パーティを開くんです。それで獄寺さんを探してたんですよ。 早く行きましょう。みんな待ってますよ。」 シエスタは獄寺の腕を引っ張っていき、厨房に連れて行く。 その夜、厨房では獄寺の祝勝パーティが行われていた。 「いやぁー昼間の決闘は驚いたねぇ、俺、見たよ!貴族と決闘して負かす平民がいるなんて感動だよ。」 厨房に入ると、コック長のマルトーが獄寺を歓迎している。 前ページゼロのヒットマン
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《公開済》SEV001096 シナリオガイド 公式掲示板 目指せ一軍! 目指せレギュラー! 担当マスター 革酎 主たる舞台 蒼空学園 ジャンル 学園生活 募集スケジュール 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 2011-03-14 2011-03-16 2011-03-20 リアクション公開予定日 募集時公開予定日 アクション締切後 リアクション公開日 2011-03-31 - 2011-03-24 サンプルアクション (シナリオ参加者の方にお願い、サンプルアクションの具体的な内容を補完していただけないでしょうか)(サンプルアクション名の下の四角をクリックするとでてくる「部分編集」をクリックすると登録できます)(もしくはサンプルアクション登録用掲示板へお願いします。) ワイヴァーンズ/ワルキューレの選手としてキャンプ・オープン戦に参加。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 ワイヴァーンズ/ワルキューレの運営に尽力する。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 一観客として、今後SPBが定着するかどうかを自分の目で見る。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 選手もしくは球団職員として採用される。 +... [部分編集] ▼プレイヤーの意図 ▼キャラクターの目的 ▼キャラクターの動機 ▼キャラクターの手段 その他補足等 [部分編集] 【タグ:SEV 学園生活 正常公開済 蒼空学園 革酎】
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スキル名 効果 所有モンスター 備考 戦乙女の誇り 味方の回復タイプの攻撃力が20%アップ ワルキューレ
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第五話 「今年度も何事のなく無事始まったの」 「ええ、なによりです」 「学院長としてこれ以上のことはない」 そういい、オスマンはパイプを吸った。しかし突然パイプが飛んで行った。 「やれやれ…」 「健康管理も秘書の務めですから…」 どうやらロングビルが魔法で取り上げたようだ。 「年寄りの数少ない楽しみを奪おうというのかね。ミス・ロングビル」 そう言いながらオスマンはロングビルのお尻を触った。 「お尻を触るのはやめてください!」 「はへーほほーはへー」 突然オスマンは部屋をうろつき始めた。 「都合が悪くなるとボケたふりをするのもやめてください」 そういうとネズミがオスマンの手に乗って行った。 「お前とも長い付き合いじゃのうモートソグニル」 そういいオスマンはチーズを与えた。 「ちゅちゅちゅー」 「おおーそうかそうか白か!しかしミス・ロングビルには黒が似合うと思わんかね…」 その言葉で自分のパンツを覗かれたことに気づいた。 「オールド・オスマン!…次やったら王室に報告します」 「かー!!たかが下着を覗かれた程度でカッカしなさんな。そんな事だから婚期を逃すんじゃ!」 その言葉にキレたロングビルはオスマンを足で何度も蹴り飛ばした。 「あた…やめて…もうしない…だから許して…」 それでも日ごろのストレスを解消するように蹴り続けていた。 「大変ですぞ学院長」 「なんじゃ騒々しいの」 やってきたコルベールは真剣な顔で 「伝説が再来しました」 するとオスマンの顔も真剣になり 「む…ミス・ロングビル少し席をはずしてはくれんか」 「わかりました…」 ロングビルはそういうと部屋を出て行った。 「ハオ君の手にでたルーンに見覚えがなかったので調べてみたところあれに似たものを見つけました」 そう言いながらコルベールは持ってきた本を見せた。 「ガンダールヴ。始祖ブリミルの伝説の使い魔か…」 「至急、王室に連絡を…」 「それは無用じゃ…」 「なぜです?」 「まだ確定ではないし、王室の馬鹿どもに伝えれば戦争を始めかねん…」 コンコン 「失礼します。学院長、生徒が決闘をしようとしています…それで眠りの鐘の使用許可を…」 「たわけ。子供のけんかにわざわざ秘宝を使う必要なんてない…それで誰の仕業じゃ?」 「一人は二年のギーシュ・ド・グラモンです」 「あのちんちくりんめ」 「もう一人はハオという平民の衛兵と聞いたのですが…」 「わかった…下がりなさい」 連絡にきた教師を下がらせ、ハオの力を知るいい機会だと思い、水晶玉を取り出した。 場所が変わりヴェストリの広場 「逃げずにきたことを誉めてあげよう」 「逃げる?バカなことを言わないでよ…せっかく君が見せしめに立候補してくれたのに…」 ハオの言葉に少しムッとしながらもギーシュはフッと笑って 「君…謝るなら今のうちだよ…僕が間違ってました。これからは貴族の方には決して逆らいません、というの なら許してあげてもいい…」 「君の決闘って口喧嘩のことだったのかい?」 「そこまで言うのならいいだろう。僕の名は青銅のギーシュ」 そういうとギーシュの持っていたバラの花びらが三体のゴーレムを作った。 「紹介しよう。僕のワルキューレだ」 ギーシュは自慢げに紹介してきて、自分はもう勝った気でいる。 一方ハオは腕につけているオラクルベルを操作し 「1050…830…970…なんだよ…ちっちぇな…」 ハオがそういった瞬間、三体のワルキューレは塵すら残らず燃え尽きた。 「な!?……」 ギーシュは何が起きたのか分からなかった。いやギーシュだけでなく、誰も理解できずにいた。 「無詠唱で魔法!?…まさか先住魔法!!」 周りでは今まで見たことのない現象に先住魔法やらエルフやらと騒いでいた。 「紹介しよう…彼はスピリット・オブ・ファイア…火を司る神聖な僕の持霊だ…」 そういうとハオの後ろに突然人間の何倍もある巨大なものが現れた。その圧倒的な存在感に周りは静まり返った。 そんな中ギーシュは心の中で、 降参だ…降参するしかない、そう思い口に出そうとした所、ハオに邪魔された。 「そこで三回まわってワンと言ってから、ごめんなさいハオ様僕が間違ってました、と言えたら許してあげても いいよ」 ハオはギーシュの心を読み、降参などで逃げられないように挑発した。ここで降参されては、見せしめとしては ぬるいからだ。 「ふざけるなぁ!!ワルキューレ!!」 ギーシュは簡単に挑発に乗り七体のワルキューレをつくり襲ってきた。 だが…… 「ぐあぁぁーーー」 七体のワルキューレは紙のように一瞬で燃え尽き、ついさっきまでハオの後ろにいたスピリット・オブ・ファイア がいつの間にかギーシュの後ろに回り込み、上から手で地面に押し付けられていた。 その光景に決闘を周りで見ていたルイズが飛び出してきて 「そこまでよ!…もう勝負はついたわ!!」 そういうとモンモラシーも出てきて 「もうギーシュの負けでいいからやめて!!…」 そういうとスピリット・オブ・ファイアがスッと消えた。 「ギーシュしっかりして!…ギーシュ!!」 見るからに重症なギーシュに、モンモラシーは泣きながら水魔法を使っていた。 「おい、やべぇぞ。誰か先生連れて来い!」 周りは騒がしくなり決闘の勝敗どころではなくなっていた。 「これからはもめ事を起こすなよ…平民も貴族もみんな仲良く…ね」 そういうとハオは離れていった。この日以来貴族と平民のトラブルは目に見えて減少した。 「圧倒的じゃったの」 「そ、そうですね」 「彼を野放しにしなくてよかったわい…」 スピリット・オブ・ファイアは二人にとってそれほど脅威に映った。 「しかしガンダールヴは武器を使うのに長けるのではなかったのかね?」 「武器なんて必要なさそうだったな彼は…」 二人は冷や汗をかいていた。
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前ページ次ページルイズVSマジク~史上最哀の会合~ 第2話『音声魔術とは』 マジクは驚いた。何を驚いたかと聞かれれば今ギーシュの言った 『ゴーレム』についてである。 (確か記憶が正しければ――ゴーレムそれはドラゴン種族が1つ「天人≪ノルニル≫」がかつて作ったものだ。) (そうだよ。アレンハタムで地人兄弟がクリーオウにぶんどられたアレだ。) あのときマジクではなく彼の師がこともなく,本当にこともなくぶっつぶしたアレ。 (アレに比べると小さすぎるけど,代わりになんか無駄に細かいな?) てっとりばやく魔術を使って終わりにしようと思ったが,マジクはそれをしなかった。 (でも,あれくらいのサイズなら魔術をつかわなくてもコレを使えば何とかなるよね?) マジクは自分のブーツに目線をやる。 「ふっ。どーした平民?今さら怖気づいたのかね。何今回のことに…」 ギーシュはまだ戦ってもないのにすでに勝った気でいた。 (お師さまなら――やる。絶対にやる。それにさっきいってたよね。) 「懲りてこれから貴族に対する態度を改めるなら…」 (あれ青銅なんだよね。) マジクは突然走りだす。ギーシュ自慢の青銅のゴーレム『ワルキューレ』に向かって。 ワルキューレはマジクに向かって大ぶりに右の拳を繰り出す。 それなりに速度はあるがあまりにも単純に,そして正直に。 これが魔法に頼りっぱなしの魔法学院の生徒や,メイジというだけで恐れをなす平民なら 十分だっただろう。 だが仮にも世界を滅ぼす戦いに関係ないのに巻き込まれ,また世界は違えど 大陸一の魔術士養成機関で年間首席をとった者にはぬる過ぎた。 紙一重というにはやや遠すぎる――経験不足ゆえにひきつけるのが足りなかったが なんとかマジクは右に避ける。そしてそのまま反転して拳をふるため重心を寄せていた ワルキューレの左足に自分の右足の踵をぶち当てた――鉄骨をしこんだブーツで。 「許さないわけでもないよ。うん。あれっ?」 ギーシュが気づいたときにはワルキューレは左足を粉々に砕かれていた。 【注】ほんとに鉄骨ブーツで青銅が粉々になるかはしりません。 誰かが言ったように,世界いろいろ神様いろいろ,ついでに金属いろいろ,な方向で 思い描いたとうりになってふぅとマジクは息をつく。 (いつか旅にでるときは僕も買おうと思ったけどこのブーツ高いよなぁ。) 牙の塔をでてマジクが最初にやったことは持ち金はたいて特注のブーツを作ることだった。 「ねぇ,今の動きみた?まだぎこちないけどそれなりじゃなかった?」 野次馬が一人で誰かとは正反対の胸をもつキュルケが隣の青い髪のタバサに話しかける。 「ビックリあったくには程遠い…」 「何?それ…」 「知らない。言ってみただけ。」 「あら,そう。」 ギーシュはやっと事態をのみこんでキレた。 「ぐぬううう。いや,まずは誉めよう。よくそんな動きで僕のワルキューレを とめたものだと。」 「だが君は…僕を本気にさせたのだよ。」 ギーシュは冷たく微笑み,手に持ったバラをふった。 花びらが舞い,こんどは6体のゴーレムが現れた。 最高で7体までしかギーシュは呼び出せないのである。 「もういいでしょっ。早く謝りなさいよ。あんな動きで,今度は6体も… 相手にできるわけないじゃない。」 「おおっと。ヴァリエール残念だが今さら謝っても許しはしないよ。」 ギーシュの残酷な宣言に凍りつくルイズ。 いよいよクライマックスだと騒ぐ野次馬達をマジクは他人事のように見ていた。 ギーシュが新たなゴーレムをだした時点ですでにある決心をしていた。 ――魔術を使うと。 (そういえば,こっちにきてから使ってなかったな。) こちらで言う魔法とマジク達の世界でいう魔法。ならびに魔術が違うものだと いうのは数日来の生活で分かっていた。 なるべくなら使いたくはなかった。先ほど魔術を選ばなかったのにも関係している。 だが,いい加減ガマンするのも限界だった。 (実際僕は我慢した方なんだ。そうに違いない。お師さまを含めて 僕の知ってる魔術士ならとうの昔に使っているに違いない。) 魔法とは,神々の使う力。 魔術とは,神々からドラゴン種族とよばれる力ある種族が盗みだし, 自分達に使えるようにしたもの。 魔術とは,魔力により限定された空間に自らの理想の事象を起こすこと。 音声魔術とは,人間種族が使う力。 魔術の設計図――構成を編み,声を媒介にして発動する。 そのため魔術の効果は声が届く範囲でしか発動しない。 又,声が霧散したら効果が消えるため効果は長くて数秒。 そんなことは関係なくマジクは意識を集中する。 もっとも使い慣れた構成を―― まだ意識をしなくても使えるわけではないあの構成を。 右手を上げ,高らかに叫ぶ。 「我は放つ光の白刃っ!」 光の帯がのびる。高熱と衝撃波の渦が,6体のゴーレムのもとへ到達した。 瞬間,つんざくような轟音と跳ね返る光が,熱が,あたりすべてを純白に焼き尽くす。 光が消えたあとにはかろうじて燃え残った何かの小さな破片があるだけだった。 あたりは静まりかえる。 マジクはゆっくりギーシュのもとへ歩いて行く。震える彼のもとへ。 「えっと,こういうとき何ていうのか分からないけど。」 いったん区切ってから 「続ける?」 つぶやくようにマジクはいった。 「ま,参った」 ギーシュは犬どころか狼に噛まれた気持ちになった。 …絶対に忘れられない,と思ったかはさだかではない。 次回予告 シエスタ「ビームで簡単にミスタ・グラモンを倒したマジクさん。」 「だけど,すぐにミス・ヴァリエールに連れていかれ…」 ルイズ「きっちりかっちり説明してもらうわよ。」 マジク「うぅっ。面倒だなぁ。」 「こんなとき…都合よく説明してくれる神様がいたらなぁ。」 ???「そうであろ。そうであろ。」 「余のありがたみが,こう…背筋のあたりからゾクゾクっとのぼってきたであろ?」 シエスタ「そんなことは放っといて。」 「次回,第3話『今になって分かる説明役っぽいものの大切さ』に…」 コルベール「我は癒す斜陽の傷痕。」 前ページ次ページルイズVSマジク~史上最哀の会合~
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キャラクター:わ行 わ ワギャン? わるキャロ? ワルキューレ? ワルター・デルクェス ワルトゥ わるフリオ? ワン・ギン? ん
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C ヴァルトラウテ 最終更新日時 2019年03月23日 (土) 10時46分23秒 基本情報 名前 ヴァルトラウテ 種族 神族 ジョブ アタッカー 召喚コスト 30 セフィラ なし タイプ ワルキューレ HP 400 ATK 40 DEF 60 PSY 50 武装 可 血晶武装 可 アーツ 無 CV 慶長佑香 対象称号 戦乙女の双なる剣ヴァルトラウテ、ロスヴァイセすべての勝利回数が10回以上になる。 アビリティ 状態 ボーナス アビリティ 召喚 なし なし 武装 なし なし 血晶武装 ATK+50 戦乙女の翼 移動速度が上がる。ただし、自身の周囲に敵軍マナタワーがあると、アルティメットレイドゲージが徐々に減る。 パラメーター 状態 HP ATK DEF PSY 備考 召喚 400 40 60 50 武装 450 60 80 70 血晶武装 500 160 130 100 修正情報 +修正履歴 修正履歴 ▼Ver4.201(2018.07.26)にて、下方修正 戦乙女の翼 移動速度が上がる:20%→ 10% DATA・フレーバーテキスト +Ver4.2 Ver4.2 Ver4.2 No 神族:2-015 身長 1.65[meter] 体重 記録なし 本来の仕事 戦士の魂をヴァルハラへと運ぶ 今の仕事 内職 この世界での名前 千住乙女 性格 使う時は使うが、基本倹約家 イラストレーター 四々九 フレーバーテキスト(カード裏面) ワルキューレ九姉妹が四女 ヴァルトラウテ参る! フレーバーテキスト(LoV4.net) ≪ From“ファーヴニル(ver 4.0)”≫――おい、本当に黄金はあるんだろうな?「しつこいぞ、ファーヴニル。今は手元にないが、姉様たちを無事救い出すことが出来た暁には、たんまりやると言っているだろう? そうだな、義兄殿の実家からはウチのさらに倍の礼金を出させよう」「ヴァルト姉上、またそんな勝手な約束して……」「勝手なことなどあるものか。思い出してみろ、ジークフリートの所為でブリュン姉様がどれだけ心を痛められたことか……それに比べれば金塊の百や千など、どうということもないだろう。加えて私たちにまでこれ程の迷惑をかけているのだ。そうだ、『黄金の指輪』も差し出させよう。ヴァルハラに誓って嫌などとは言わせん――ほら、手が止まっているぞ、ロスヴァイセ」 ――いや、あの指輪はそもそもわしのだし……。「もう、好き勝手言って……ヴニちゃんもごめんね?」――ヴニ……ちゃん……?「ふふ、可愛いでしょ? これから暫く一緒だし、その方が、もし“見える”業者の人が来ても怖がらないかなって思って。その水槽も狭くない? ヴニちゃんが体小さくできて本当に良かったよ」――うん、それはいいんだが……。「いいならつべこべ言うな。本来ならウチにペットを飼う余裕などないんだぞ? しかも、よりにもよってお前のような爬虫類もどきを……。とにかく、お前が忘れてしまった『黄金の指輪』の秘密を思い出し、それを元に姉様たちの呪いを解く。結果お前は黄金を手に入れる――完璧な計画だろう? わかったらさっさと指輪の秘密を思い出せ、ヴニちゃん」――いや、しかしな、とてもお前らが黄金を出せるようには……。「だからしつこいぞ。こう見えても、私はかの主神オーディンが四女だ。その私が保証すると言っている」――では、それは何をしている?「造花を組みたてて人の心を豊かにするという、この世界の素晴らしい仕事だ。10本で2円も貰えるんだぞ?」――この部屋は……?「四畳半一間というやつだ。二人住まいOKでペットも可、値段的にもものすごい優良物件だ――ん? ほら、ロスヴァイセ! 弁当屋のバイトの時間だぞ!」「あ、いけない! それじゃボク行ってくるね! お惣菜余ったらまた貰ってくるから! 姉様、ヴニちゃん、二人とも仲良くね~!」(ギィ……バタン)――だ、大丈夫か? アスガルド……。「まったくもって問題ない。さて、あの子がいないうちに話をしておこうか。その目が怖いから、こっちを見ずに聞いてほしい」――なんだ、改まって。「お前は――『贄』、というものを知っているか?」 セリフ一覧 +通常版 通常版 召喚 行こう 戦乙女は戦場を駆けるために在る 武装 この剣にて、ヴァルハラへと送る! 血晶武装 ワルキューレ九姉妹が四女 ヴァルトラウテ参る! 通常攻撃 タワー制圧 栄光へと羽ばたけ!ワルキューレの翼よ! ストーン破壊 英雄よ!ヴァルハラへと導かん! 死滅 すまない…英雄たちよ サポート 英雄達に届け! +エクストラボイス エクストラボイス 召喚 見てろロスヴァイセ ワルキューレというものを見せてやる! 武装 ん…あのヌメヌメした感じは…!? 血晶武装 ハッ よしロスヴァイセ 私が見ているから、アイツを倒してみろ! 通常攻撃 ひっ ひぃぃ! タワー制圧 ストーン破壊 あんッ! 今ヌルッとした! 絶対ヌルッとしたぁー!! 死滅 サポート 考察 LoV3から再参戦。以前のレアリティはSRだったが今回はコモンなので入手しやすい。 血晶武装時にATK160/DEF130と30コストアタッカーとしては高い数値をたたき出す。 もちろんロードアビリティや10コスト使い魔のアビリティでさらに高い数値になる。 代償として相手タワーに近づくとレイドゲージが少しずつ減少するデメリットがつく。 移動速度の上昇量が10%と相手ディフェンダーからのスロウアタック被弾を承知の上で荒らす戦い方は難しい。 素スペックの良さを生かして丁寧に動かしていくことになるだろう。 なお、移動速度が速くなる低コストアタッカーは人獣のパーシヴァルなど他にもいるが、 ヴァルトラウテと違ってどの使い魔も攻撃力がやや低いため10コスト使い魔をスーパークリティカルからの追い撃ちで確実に落とすことができない。 安易にヴァルトラウテの代替手段として考えると使い勝手の違いで戸惑うかも。 キャラクター説明 ヴァルトラウテとは北欧神話を題材にした楽劇作品「ニーベルングの指環」に登場するヴァルキリー九姉妹の一人。 元ネタの元ネタである「ヴァルキリー」は北欧神話における天使とも死神とも言える存在で、優秀な戦士の魂をヴァルハラへと導く。 美しい女性の騎士の姿をし、スカウトした戦士の鍛錬の先生や夜のお相手の他、ヴァルハラを守る兵士としても働く。 今作の彼女は、前作のジークフリートとグートルーネ、そして自分たちの姉であるブリュンヒルデにまつわるある事件の果てに、仮死状態となったブリュンヒルデを救うために姉妹共々奔走中。 本来は敵の立場にある黄金喰らいの邪竜と同盟を組み、情報集めのために「千住乙女」と言う名前で東京へと潜入。 味方につけたファーヴニルをペットのトカゲとしてカモフラージュし、妹たちと共にバイトや内職を行いながらアパート生活をしている。 過去作から続投。2ではそのまま「ワルキューレ」の名で参戦しており、名前が付いたのはRe3から。 実は2の頃にPixivで行われた公式デザインコンテストの受賞作であり、一種の公募キャラでもある。 (ちなみにお題になったのはヴァルキリーとある神様。残念ながら選ばれなかった後者は、3にて改めて登場する事になる。) +編集用コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします 血晶 ATK 160 -- 名無しさん (2018-07-02 23 27 47) 名前 コメント 余りにも当Wikiやゲームから逸脱した無関係な雑談や、誹謗中傷めいた暴言、ページに関係ないコメントはおやめ下さい。 wikiは不特定多数の人が利用する場です。プレイヤーの個人名や所属ギルドなどを書き込む行為は慎んで頂きますようお願いします。 個人的な日記として使用するのも控えて下さい。 +コメント *雑談や使用方法などの相談にご利用下さい 名前 コメント
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概要 ルール 基本操作 キャラクター出現条件 キャラクター性能 基本立ち回り 概要 今まで名称が謎とされてきた2Dゲーム。 ユグドラシルバトルモードをどれか一つクリアした時点で遊べるようになる。 全21キャラが登場! ルール スナップゲージを消費する『スナップ技』を敵に当てると、敵を弾き飛ばすことができる。 敵を弾き飛ばし、ステージ両端の壁に叩きつけて場外まで吹き飛ばせば勝利だ。 スナップ技を繰り出すにはスナップゲージが必要だが、スナップゲージが少ないと敵のスナップ技で弾き飛ばされやすくなってしまう。 攻め時と守り時を見極めろ! ゲームはタイムアタック式。CPUとの7連戦のタイムを競う。 基本操作 ボタン 操作 十字キー キャラクターの移動 □ ガード 前方向+□ プレスガード □+後方向 バックステップ △ ガードブレイク ↓+△ シフト攻撃※チェルシーのみ、シフト攻撃はありません ○ 通常攻撃1 ←/→+○ 通常攻撃2 ↓+○ 通常攻撃3 ↑+○ 通常攻撃4 ジャンプ中○ ジャンプ攻撃1 ジャンプ中↑+○ ジャンプ攻撃2 × スナップ攻撃1 ←/→+× スナップ攻撃2 ↓+× スナップ攻撃3 ↑+× スナップ攻撃4 キャラクター出現条件 同じキャラクターのカードを3枚集めるとそのキャラクターが使用可能となる (全員共通)カードは ユグドラシルバトルモード で入手できるアイテムライブラリで収集率を確認することが可能 カード入手条件の略称は、以下の通り。( )内は、左から(イベントの種類[サブ=S メイン=M]、場所、相手、操作(限定時)*バトルの有無)ロイド&コレット編=ロ クレス&クラトス編=ク リオン&カイル編=リ スタン編=ス ルーク&ティア編=ル ジェイド&アニス編=ジ ユーリ&ファラ編=ユ マオ&カイウス編=マ ダオス編=ダ カード 1枚目 2枚目 3枚目 すず ダオス(ハード以上) ロ(M,精霊闘技場,ダオス戦) ク(M,世界樹の間,ダオス戦) ダ(M,世界樹の間,バルバトス戦) スタン ユ(S,森,プレセア戦) ロ(S,森,ジュディス・リタ戦) マ(M,ルクソール山,マオ・ジュディス戦,カイウス操作) ルーティ リ(S,森,ルカ・イリア*バトルなし) マ(S,森,プレセア*バトルなし) ク(S,草原,ジュディス・リタ戦) リオン フィリア ユ(M,シャイロック,ファラ戦,ユーリ操作) ロ(M,精霊闘技場,ティア・フィリア・ファラ戦,コレット操作) ル(S,渓谷,フィリア・コングマン戦) ウッドロウ(ハード以上) リ(M,エインヘル,ナナリー・ハロルド戦) ス(M,砂漠,コングマン戦) ル(M,エインヘル,リオン・カイル戦) チェルシー ジ(M,精霊闘技場,クラトス・ルーク・リオン戦) マリー ロ(S,森,シング戦) ユ(S,シャイロック,ナナリー・ハロルド*バトルなし) マ(M,ルクソール山,カイウス・ユージーン戦,マオ操作) コングマン リリス ク(M、海上、バルバトス戦クラトス選択) ル(M、精霊闘技場、バルバトス戦ティア選択) ジ(S、森、フィリア、コングのサブイベント) リッド リ(S,ニブヘイム,アッシュ*バトルなし) リ(M,精霊闘技場,クレス・ルーク・ユーリ戦,リオン操作) ク(S,ルクソール山道,シング・コハク*バトルなし) ファラ ロ(M,タルタロス港,ルーク・ティア戦) リ(S,洞窟,アッシュ戦) ユ(M,海上,コレット・コングマン・ティア戦,ファラ操作) フォッグ リ(M,精霊闘技場,クラトス・ティア・ファラ戦,カイル操作) ロ(M,タルタロス港,ルーク・ティア戦) ス(S,森,アッシュ戦) チャット ス(S,ビフレスト,セネル*バトルなし) ジ(S,森,セネル戦) マ(S,草原,セネル*バトルなし) レイス(ハード以上) ユ(M,ゲライオン遺跡,クレス・クラトス戦) ジ(M,森,ユーリ・ファラ戦) マ(M,ビフレスト,ユーリ・ファラ戦) カードが出現条件じゃないキャラはクレス、フリオ、キャロ、セルシウス、ワルキューレ。クレス最初から使える フリオ初回クリア時 キャロ最後の評価画面でLRボタンを交互に連打し、スタンプを押し終えるまでに画面左端から登場するキャラクターを画面右端へ到達させることができれば出現。制限時間的に5分以内クリアでないと難しい。 セルシウス5分以内にクリアした場合出現 ワルキューレWBのメニュー画面でスティックを上下に動かしまくると左端にサンドラ(の手)が出現。LとRを交互に押すと少しずつ右へと歩いていくのでそれをずっと続ける。左右から吹き出しが出ればワルキューレ使用可能に。<はーい! ワルキューレ!> キャラクター性能 詳しくはTOWBキャラクター性能に参照。 基本立ち回り
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アルヴィーズ大食堂 「アンタ何してんの?」 「何と言われてもな・・・デザート配ってる」 自分の使い魔であるファニー・Vを外に待たして、昼食を済ませ、 デザートを心待ちにしていたルイズは他のメイドに混じってデザートを配っていたファニーを見て 軽く混乱していた 「質問を変えるわ、なんでデザートを配ってるの?」 「ああ、個人的な理由だここの使用人たちにちょっと世話になってな、 その恩返しだ、と言っても君に迷惑はかけないから安心してくれ」 そう言って大統領はルイズのテーブルにデザートを置いて踵をかえして行ってしまった 何かを言う前に立ち去った大統領にルイズは不満げだがデザートを食べていくうちに機嫌は戻っていく (やれやれ、食事を奢ってもらったなんて言ったらお目玉くらいそうだし、逃げるに限る) 大統領がルイズの席から離れた場所でデザートを配っていると・・・ (ん?) コロコロ・・・ 席に着いている金髪の少年のポケットから小さな瓶が転げ落ちた 大統領はそれを拾って無言で少年のテーブルに置き、再びデザートを配り始める 途中後ろが騒がしくなるが、大統領は気にせず続ける、すると 「待ちたまえ!そこの平民!」 大統領はその声に振り向くと髪と服がびしょ濡れ、片方の頬が赤く腫れている金髪の少年がいた 先ほど落とした小瓶の持ち主だろう、 (いったいこの数十秒の間にあの少年に何が起きた?) 大統領は少し気になり話を聞くとどうもあの小瓶は彼の二股の証拠らしく、 二股がばれた彼に、二股をかけられていたモンモランシーという女性がワインを頭から彼にかけ、 もう一人ケティという一年生が彼の頬に強烈なビンタを食らわせたそうだ 「そうか、で?君の二股と俺に何の関係がある?」 「良いか、よく聞きたまえ、君が不用意に香水の瓶を拾わなければ あの二人の名誉に傷はつかなかったんだ」 「理解できないなお前の言ってる言葉の意味は」 大統領は「お前頭脳が間抜けか?」という表情で少年をみる、 その表情が少年の神経を逆撫でるが、少年はしょうがないという表情で 「・・・ああ、平民に貴族の礼儀を分かれというほうが無理があるな、 もういい、行きたまえ」 「お前の言う貴族の礼儀を世の中で実践してみろ、『ナプキンを取る前にテーブルから弾かれる』ぞ そんなモノは薄汚く敗北していく者の礼儀だ、そんな礼儀を高尚なものの様に言うお前もまた同じだ」 「どうやら君は・・・貴族に対する礼儀を知らないようだな」 「さっき言ったことが理解できないのか?貴様の言う礼儀を理解したうえで侮蔑したんだ、私は」 その一言を最後に少年は決心したようにこちらを睨み付ける 「良いだろう・・・貴族の礼儀を侮辱するというのならその侮辱を撤回させないとね・・・ 決闘だ!!」 最後の決闘という言葉に周りが騒ぎ出す、しかし大統領は意に介さない 「わかった・・・ここでやるのか?」 「ここは食堂だ、平民の下賎な血で汚したくはない、ヴェストリ広場で執り行おう」 「そうか、だがデザートを配り終えたらすこしだけ“用事”がある、30分程まってくれないか?」 「フンッ!先に待っている、逃げるなよ」 その言葉を最後に少年は食堂から去って行った、と同時に何時の間にかいたルイズが大統領に話しかける 「ギーシュに謝りなさい!今なら許してくれると思うから」 「・・・断る」 「あのね!平民は貴族には勝てないの!怪我するだけじゃすまないかもしれないのよ!」 そう言うルイズに言い返そうとする大統領の服の裾を掴む人がいた、シエスタだ 「ファニーさん・・・貴族の方を本気で怒らせてしまったら・・・殺されてしまいます」 声が少し震えていた、止めようと必死なのだろう (やれやれ・・・私が負けることを二人は確信している、だが・・・『退く理由が無い』、 この世界のメイジの実力を計る良い機会だし、ルイズに力を示して信頼してもらう・・・一石二鳥だ) 「心配してくれる二人には悪いが・・・私は・・・ギーシュ、だったか?あいつとの決闘は止めない、 それじゃあ私はこれから決闘の前の用事があるので・・・先にヴェストリ広場で待っていてくれ」 「ちょっと!ああもう!肝心な時に主人の言うこと聞かないんだから!」 大統領はルイズの制止を聞かず、昨日自分が床で寝るときに被っていた毛布を取りに行った (まあ、これでいいだろう、広場には“挟むもの”があまり無いからな、 しかしあのギーシュとかいう奴に用事と嘘をついたが、 あいつなら決闘の準備と言っても油断してOKしてくれたかもな・・・) まあいいか・・・と呟きながら大統領は次の準備にとりかかる為、 ルイズの部屋の入り口のドアと壁の間に“挟まった” 三十分後ヴェストリ広場 「諸君!決闘だ!!」 ギーシュの掛け声と共に周りから歓声が上がる (やれやれ・・・こんなに集まるとはな・・・ここにいる生徒の連中は皆暇なのか?) 周りの野次馬を一瞥しながら大統領は広場の中央まで歩いていく 途中、ルイズとキュルケ、そしてみなれない青い髪の少女と出会った、 「来たわね、もう一度言うわ、ギーシュに謝りなさい、その・・・私も一緒に謝るから」 最後の一言に大統領は少しだけ驚く (ふむ・・・どうやら案外私が思っているより信頼されているのかもしれないな、 あの意地っ張りな彼女がここまで言うとは、だが・・・) 「なら私ももう一度だけ言わせてもらう、私は決闘を止めるつもりは無い、 そして・・・負けるつもりも無い・・・勝算はある、」 「アンタねえ、ギーシュはドットだけどそれでも平民の何倍も強いのよ! アンタの言う勝算なんて・・・「青銅のギーシュ、土のドット、人間程の大きさのゴーレムを7体まで出せる 、他に石礫などの魔法も」 大統領がギーシュの実力を的確に言った事にルイズは驚き、 キュルケはヒュウッと口を鳴らし、青い髪の少女は少しだけ目を光らす 「アンタどうしてそれを」 「敵の情報を知れるかどうかで勝率は大きく違うものだ、 そして、先ほど言った程度の相手に勝つ算段なら私には幾らでもある。それじゃあ言ってくる」 それでも尚、大統領を止めようとするルイズをキュルケが止める 「ちょっと!離しなさいよキュルケ!」 「いいじゃない、本当にまずくなったら貴方が止めれば良いし、勝つ算段があるって言うなら任せてみたら?」 「でも・・・」 「貴方は自分の使い魔が信じられないのかしら?」 その一言にルイズは口を紡ぐ 「タバサ、貴方はどう思う?あの使い魔、ギーシュに勝てそう?」 タバサと呼ばれた青い髪の少女は本を読みながらその問いに答える 「・・・少なくともただの無鉄砲ではありえない、情報を知っていることで勝利に大きく関わるのは当然、 知ると知っていないとでは大違い、ただ彼の言う勝つ算段というのが不明、 でもギーシュの情報を正確に知っている以上は何かしら効果的であるはず」 「つまり・・・」 「わからない」 そういうとタバサは本から大統領へ目を移す、 (・・・彼から足音が聞こえなかった・・・) それだけ考えるとまた本の続きを読み始める 広場の中央で大統領とギーシュが対峙する 「逃げずに来た事は褒めてやろうじゃないか」 「・・・決闘の決着はどう決めるんだ?」 「本来決闘はどちらかが死ぬまで終わらないが・・・それじゃあ平民の君が可哀想だ、 特別にどちらかが参ったと言ったらそこで終わりにするルールにしてやろう」 「そうか・・・」 「ああー先に言っておくが僕は貴族だ、だから魔法を使う、よもや文句は無いだろうね」 「逆に聞くが魔法を使わずにどうやってお前が私に勝てるんだ?」 その一言にギーシュの心はイラつく 「・・・もし僕が攻撃する前に参ったと言っても許してやるつもりだったが、 気が変わった、君は少々痛い目を知るべきだ!」 ギーシュが手に持っていた薔薇の造花を振ると甲冑を着た女戦士を模った人形が現れた 「ちなみに・・・僕の二つ名は『青銅』、青銅のギーシュだ、 したがって僕の青銅のゴーレムである『ワルキューレ』がお相手するよ」 そう言いながらギーシュは握っていた薔薇の造花を大統領へ向ける しかし大統領はワルキューレを見ても驚いていない、 それどころか少し呆れた様子ででギーシュを見ている その大統領の態度に更にギーシュはイラつく 「行け!ワルキューレ!あの生意気な平民を仕留めろ!!」 ワルキューレが猛然と大統領に向かって突進する、大統領との距離が近くなるが大統領は逃げない そしてワルキューレの拳が大統領に向かって突き出された瞬間、 大統領は“消えた”、正確には大統領がいた場所に一枚の毛布が落ちていた (とりあえず・・・ここまでは予定通りだな・・・、後は私の作戦が上手く行くかどうか) 大統領は既にギーシュの情報を手に入れていた・・・わざと決闘を三十分遅らせたのは、 平行世界の決闘を先に見るためだった、恐らくはギーシュとの決闘という シナリオはここハルケギニアの“基本”の方の世界でも行われているだろうという考えがあったが それが当たっていた、平行世界でのギーシュとの決闘をみてギーシュの戦力を知る事に成功した、 ギーシュが出せるゴーレムの数は7体までという事、他にも石礫という大量の石を相手にぶつける魔法もあるという事 (正直、殺すだけならこれからするような策は使わなくていい、 だがこれだけの大群衆の中でD4Cの能力をフルに使うと少々面倒なことになるだろうな) 「どこだ?・・・あいつは・・・あの平民はどこに“消えた”!!」 ギーシュは混乱していた、ワルキューレでボコボコにしようと思っていた相手がいきなり消えたのだ (どこにいるんだ?どうやって一瞬で消えた?消えたと同時に現れた毛布、あの毛布が何かあるのか?) ギーシュはワルキューレを使って毛布を調べる、“何も無い”・・・毛布を地面に捨て、周りを見ながら大統領を探す 「どこだ!!どこに隠れている出て来い!!この青銅のギーシュに恐れをなしたか!!」 大声を上げて挑発するが大統領が出てくる気配は無い、 言葉とは裏腹にギーシュの心にはどこかこの状況に対して不気味さを感じていた、 やがて、フワリ・・・と毛布がワルキューレとギーシュの間に移動する、 風でも吹いたのだろうとギーシュは無視しようとしたが・・・ (突風でもないのに人が被れるくらいの大きさの毛布が移動するか?) という疑問が吹き出てもう一度毛布を注視すると、 “毛布の下から大統領が現れた”!! (ば、馬鹿な!?その毛布はワルキューレで調べていたのに!) 大統領は驚いているギーシュに向かって走りながら向かってくる (ワ、ワルキューレを!いや間に合わない!なら!) 「石礫だァーーー!!」 ギーシュは薔薇の造花を振り大量の石礫を飛ばす、 ゴーレムに比べてこちらの方が短時間で発動できるからだ、 しかし大統領は向かってくる石礫に恐れず、ニヤリと笑っていた (計画通り!!) 大統領は持っていた毛布をD4Cを使い二つに引き裂く、そして飛んできた石礫を引き裂いた毛布で 上と下から“挟み込んだ”!! 「ドジャアア~~ン、石礫は“消させてもらったぞ”」 「は!?」 ギーシュは自分の起死回生の石礫を防がれたせいで完全にパニックに陥った、 この時点で完全に大統領に二手上回れてしまったのだ (駄目だ!もう魔法の発動は間に合わない、どうなるんだ僕は?あの石礫のように消されるのか!?) 大統領はD4Cを自分の腕に重ねて振る、振るわれたその腕を見てギーシュは目を瞑る・・・ しかし自分の体に攻撃は来ず・・・ただ一言耳にした 「まだやるか?」 その声に目を開けると、自分の薔薇の造花が握った先から無くなっていた、 その先は地面に落ちていた、杖を折られたのだ。 「僕の・・・負けだ」 ギーシュの降参を聞いた周囲から驚きの声が上がる、“平民が貴族に勝った”と・・・ 大統領はその声を聞いて満足したのかギーシュに背を向けて去る (ギーシュを殺さずに済んで“良かった”ウェカピポの二の舞は御免なんでね) 大統領の元部下であり、裏切り者であるウェカピポ、 彼は自分の妹が婚約者に暴力を振るわれているのを知り、その婚約を解消すべく決闘するが 相手の父親の地位が余りにも高いため、勝っても負けても、全てを失うという形になっていた ウェカピポ本人は話そうとしないが、大統領は雇う段階で既にウェカピポの素性を調べていた (それに・・・私は私を“捨てられなくなっている”、 これからもこういう方法は必要になってくるだろう) 大統領はこの世界に来てからD4Cの能力の最大の特徴である、“自分を捨てる” つまり、即死でなければ並行世界に行き生き返れるという方法が使えなくなっている事に気がついた このハルケギニアでの大統領の世界は“基本”でないため、ほかの平行世界に大統領は居ないのである このため大統領は即死以外でも死んでしまう可能性がでてきた。 (元の世界よりナプキンを取る事が難しくなったな、 しかし頭部以外の遺体が体に入っている以上、常に後一歩の位置ではあるが・・・) 口に手を当てながら考えていた大統領にルイズが近づき声を掛ける 「待ちなさいファニー!今の決闘、自分の姿や石礫をどうやって消したの!」 「ルイズか・・・今のは私の“得意技”だ、手品の様な物だよ」 それだけ言うと大統領は千切れた二つの毛布を持って、学院へ向かっていった。 前ページ次ページD0C
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ワ行 ワイン 和ゴス ワルキューレ ワンダーアトラス ワンダーアトラス-第三部- ワントラ第二部のキャラ ワントラ冬