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奈々の年、十一の月、一の週に勃発した一部男子徒士による女子寮侵攻作戦。 要塞レベルの警備に守られた快適な女子寮と、 廃屋寸前の男子量との格差に、男子徒士が怒りを覚えた事が発端。 参謀役として指示を出し作戦を統率する“大佐” レジェンドぼっくすと呼ばれるアイテムを用いて正門からの進入に成功した“スネークワン” これに同伴した“スネークツー” 戦利品の撮影に尽力する為に作戦に協力した“写真部隠密班” 地下水道からの潜入を画策した“ブラボー” 変化魔法でフレムに擬態して作戦に参加した“オセロット” 対空防衛システムの隙を突き屋上への突破を成し遂げた“スケアクロウ” ブラボーに続き地下水道から寮内浄水施設内部へ潜入した“オクトパス” 以上8名が中心となった作戦であった。 絶対不可能と考えられていた女子寮の潜入に大佐とブラボー以外の全員が成功、 ガーディアンゴーレム、アリ型警報装置、呪文解除の方陣等のトラップを何とか掻い潜り、 (ガーディアンゴーレムに関してはハッキングにも成功) 遂には写真部隠密班がその身と引き換えに戦利品の撮影に成功。 しかしながら侵入に気付いたユーノや守る会が迎撃に動き始めると、 あれよあれよという間に工作員達は斃されていった。 表向きは完全な作戦失敗で、大佐以下には相応の罰が科せられ一件落着であったが、 (大佐による陳謝文によって工作員の罪は若干軽くなった模様) 最後に戦利品のフィルムを手にしていたスネークワンが機転を利かせ、 校庭にて時間移動魔法をフィルムに施術、10年後に転送した事は公には明かされていない。 この記録が風紀委員会に漏洩する事が無いよう、切に望む。 作戦途中、何者かによる作用が加わったような不可思議な現象もいくつか認められたが、 女子寮侵入時間の最長記録を更新した工作員達の能力は極めて高かったと言えよう。 彼らを礎に、再び優秀な徒士が二次作戦を敢行する事があれば、 夢の女子寮完全突破、悲願達成の日は近いかも知れない。 <各工作員の結末> 大佐 ・・・作戦本部に風紀委員が介入、作戦失敗 スネークワン・・・校庭にて炎帝に追い詰められたものの機転を利かせ生き残る スネークツー・・・不明 写真部隠密班・・・ユーノに粛清され作戦続行不可能に ブラボー ・・・地下水道の上部からのプレッシャーに呑まれ戦意喪失 オセロット ・・・女子寮内の使い魔の猫達に正体が割れ作戦続行不可能に スケアクロウ・・・空間投影のトラップに掛かり作戦続行不可能に オクトパス ・・・浄水施設内に配備されていた水の精霊に捕獲され作戦続行不可能に 参考資料「魔法学園16 その8」「魔法学園16 その9」(学園大図書館・資料閲覧室)
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アースラの面々の強力なバックアップもあり、なのはたちは順調にジュエルシードを集めていく。 ユーノの体調と魔力もすっかり全快し、本来の姿でなのはのサポートを続ける。 一方、フェイトたちは管理局の捜索から逃走しながらジュエルシードを回収していた。 10日間で、集まったジュエルシードは、なのはたちが3つ、フェイトたちが2つ。 残り6つは海中かもしれない、と、捜査を続けるエイミィと管理局一同。 そして、海の上で、2人は? 編集長の一言 ジュエルシードの集めも 何とか順調に進むなのは ゆーの。そして、フェイトも そんな時、ゆーのとなのはが 自分達の過去を話す そして、海の上で・・・ 映像は、こちら(消失の場合は、連絡の事 魔法少女リリカルなのはep 9 part 1 魔法少女リリカルなのはTVシリーズは、どれ位あるのへ戻る
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autolink MB/S10-108 カード名:知識の研鑽 シオン カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2000 ソウル:1 特徴:《錬金術》?・《武器》? 【起】[① このカードをレストする]あなたは自分のクロックを1枚選び、手札に戻す。あなたは自分の手札を1枚選び、クロック置場に置く。 もとからある機能をなくしてでも、 今の環境にあわせてより最適化していく。 これを進化と言うのです レアリティ:PR illust.- 初出:コンプティーク2009年9月号 ヴァイス・サヴァイヴW第1巻付属 無限書庫司書長ユーノの相互互換。優秀な能力なのは証明されているが、プロモであるため数を揃えるのが難しい。 経験能力を使用する際の、手札の不要な高レベルキャラとクロックに流れた必要なカードとを入れ替える手段にも使える。
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1.採用予定 武将名 AA 状態 備考 姉小路頼綱 ツナシ・タクト 採用予定 長野業正 大魔王バーン 採用予定 鍋島直茂 湊斗景明 採用予定 2.出番待ち 武将名 AA 状態 備考 伊東一刀斎 ヴァン(ガンソード) 剣豪 上井覚兼 アルレッキーノ 小野忠明 泉こなた 剣豪 上泉信綱 比古清十郎 剣豪 北畠具教 ジェレミア・ゴットバルト 剣豪? 黒田官兵衛 シオニー バンッ! 小早川秀秋 ケロロ軍曹 島津家久 太公望(封神演義) 島津義弘 ギルガメッシュ(Fate) 武田信繁 マリオ 武田信虎 キング・ブラッドレイ 伊達政宗 恋するドラゴン 長続連 モヒカン 塚原卜伝 ゼンガー・ゾンボルト 剣豪 南部信直 ユーノ・スクライア 羽柴秀長 琴吹紬 前田慶次 トニー・スターク 毛利勝永 できない夫 森蘭丸 やらない夫 千利休 千利休(へうげもの) 茶々 雛苺 千代(見性院) エリザベス(ペルソナ3)
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深夜。 アスランはベッドに入って目を瞑っていた。 寝ているのではない、実際本人に意識はある。 ベッドに入るまでは眠気があったはずなのに、何故か今ではまったくといっていいほど眠くない。 目を瞑っていればその内寝るだろうと思っていたのだが、この状態ですでに二時間ほど経過している。 (……参ったな) 観念し、目を開けるアスラン。頭上に広がる天井。 つい一月ほど前からこの部屋に住んでいるアスランにとって、それはすでに見慣れない天井ではなくなっていた。 (……まさか、戦争の途中で異世界に迷い込んで、さながら魔法使いになってましたなんて、な) 一体誰が信じるだろうか。 イザークがこの話を聞いたら「はぁ?貴様何を寝言を言っている?」とか言いそうだ。 だが、今自分はこの世界で魔法を使っている。 自分を助けてくれた魔法使いの少女と使い魔と共にジュエルシードを集めている。 全ては、少女の母親の願いを叶える為に。 その為に、この世界でまた親友と刃を交える事となった。 キラ・ヤマト。 幼少時の自分の親友。父親の都合でプラントに渡る事になり離別したが、 再会は、二人が想像しなかった形で邂逅した。 ――倒すべき、敵として。 そして、彼とは幾度となく刃を交えた。 その中、自分の同僚がキラに殺された。 アスランは悔やんだ。キラを討てない自分の甘さが、彼を死なせてしまったと。 次に会った時は、お互い本気で殺す気で戦った。 その時の二人は、悔しさと悲しさ、そして、憎しみが支配していた。 その最中、爆発の影響でアスランはこの異世界に迷い込んだ。 そして魔法使いの少女に助けてもらい、そのお礼として手伝いをすることになった。 そうしてジュエルシードを集めている最中、キラと再会した。 ――また、敵として。 だが、今の俺はザフトのアスラン・ザラじゃない。 軍の命令も何もない。あるのは、ただ己の意思。 やると決めたのは自分の言葉。助けたいと思ったのは自分の気持ち。 そして……キラを殺したくはないのも、また事実。 ――俺は甘すぎるのかな、ニコル。 今は亡き友へと言葉を送るように外を見る。 ――だけど、俺は……負ける訳にはいかない。 この身に託された思いと、絆を結ぶ為に……。 思考を巡らしていたが、いつしかアスランの意識は深い闇の中へと消えていた。 同刻。 時空航行船・アースラ内。 現在は航行を停止しており、クルーの皆は現在ブリッジの中央テーブルに集まっている。 そして中央の一番奥に、艦長であるリンディが座っており口を開く。 「……という訳で、本日零時を持って本艦全クルーの任務はロストロギア、ジュエルシードの捜索と回収に変更になります。 また本件においては特例として、問題のロストロギアの発見者であり、結界魔導師でもあるこちら」 ガタ。と椅子から立ち上がるユーノ。 「はい、ユーノ・スクライアです」 「それから、彼の協力者でもある現地の魔導師の」 はっと自分が呼ばれた事に気付き立ち上がるなのは。 「た、高町なのはです」 「そして、異世界より迷い込んだ魔導師の」 カタ。と席を立つキラ。 「キラ・ヤマトです」 ペコと小さく頭を下げる。 「以上三名が臨時局員の扱いで事態に当たってくれます」 「「「よろしくお願いします」」」 三人が同時に頭を下げる。 「こちらこそ、よろしく」 「よろしく」 局員の皆が三人へと返事を送る。 その様子を見て微笑むリンディ。 アースラ・ブリッジ。 それぞれの持ち場へと戻った局員。そして三人はリンディの後ろへと控えていた。 「じゃあここからはジュエルシードの位置特定はこちらでするわ。場所が分かったら現地に向かってもらいます」 自分達の事だと理解した三人は少し姿勢を正し、 「「「はい」」」と返事をする。 「艦長、お茶です」 エイミィがお茶とその他を乗せたお盆を持ってくる。 「ありがとう」 そしてリンディはスプーンを持ち、砂糖をかなり多めにすくい、『湯』と書かれた陶器へと入れる。 それも二杯。しかもその後にミルクと思わしき液体を混入した。 "それ"をリンディは何事も無かったかのように陶器に口をつけ飲む。 「はぁ……」 おまけに飲んでいる本人はかなりご満悦のようだった。 その光景を見ていたなのはは、 (うわぁ……)と言葉には出さないが、言葉通りの表情を浮かべていた。 キラに関しては口を抑えて「うぷ……」と見ているだけで胸焼けを起こす勢いだ。 「そういえばなのはさん、学校の方は大丈夫なの?」 「あ、はい。家族と友達には説明してありますので……」 学校に関しては家庭の事情という事でしばらくお休みすることになっていた。 そして学校ではなのはの代わりのノート等はアリサが自分から進んで引き受けていた。 その様子をみて微笑むすずか。そして空を見上げ、思う。 (なのはちゃん……元気でやってるかな……) 某所・結界内 「クェェェェェェェッ!!!」 悲痛の叫びを上げる橙色の鳥。その身体に巻きつく緑色の鎖。 その鎖から逃げようとして暴れるが、外れる事はない。 「捕まえた、なのは!」 「うん!」 ユーノの言葉に反応するなのは。 『Sealing mode, setup.』 鳥へと突き刺さる桜色の閃光。そして浮かび上がるジュエルシードのシリアルナンバー。 『Stand by ready.』 「リリカル・マジカル……ジュエルシード、シリアルⅧ、封印!」 『Sealing』 そして幾つもの閃光が突き刺さり、鳥はその形状を保持できなくなり消滅する。 地上に着地し、レイジングハートを構えるなのは。 鳥の跡に残ったジュエルシードがゆっくりと降下し、レイジングハートのコアへと封印される。 『Receipt number Ⅷ.』 アースラ・ブリッジ。 「状況終了です。ナンバーⅧ無事確保。お疲れ様、なのはちゃん、ユーノ君」 局員の一人がディスプレイの向こうの二人へと話す。 「ゲートを作るね、そこで待ってて」 「さて、こっちはどうなってるかな……」 クロノがディスプレイを切り替える。 某所・結界内。 「はあああああああっ!!!!」 空中から、ソードジャケットを身に纏ったキラがシュベルトゲベールを振り下ろす。 振り下ろした先にはジュエルシードの影響で具現化した馬のようなモノがいた。 だが、振り下ろしたシュベルトゲベールは空を切り、地上スレスレで止まる。 「くっ!早いっ!!」 だったら、相手の動きを止めれば!! 左肩にマウントされたブーメランを引き抜く。 『マイダスメッサー』 そして目の前の目標に向かって投げる。 弧を描くように左後方から馬へと向かっていく。 「!!」 それに気付いた馬は急遽進路を変更する。だが、 「ストライク!!」 『パンツァーアイゼン』 左手の甲のシールドから発射されるロケットアンカー、その先端のクローが馬の足へと絡みつく。 最初のマイダスメッサーは囮、本当の狙いはパンツァーアイゼンで足止めをする事だったのだ。 案の定、マイダスメッサーに気付いた馬は進路を変更せざるをえない状況になり、その一瞬の止まる隙をキラは見逃さなかった。 そしてパンツァーアイゼンのコードが収縮し、そのまま馬へと迫る。 「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」 そして両手に構えたシュベルトゲベールを振りかぶり、縦一閃。 「ヒィィィィィィィィィィィン…………!!」 断末魔の悲鳴を上げ、馬の具現が消滅していく。 そして現れたジュエルシード、その中央には『Ⅸ』のシリアルナンバーに刻まれている。 シュベルトゲベールを構えるキラ。その大剣へと吸い込まれるように消えていくジュエルシード。 『Sealing. receipt number Ⅸ.』 「ふう……」 戦闘が終わり一息つくキラ。 直後眼前の空間に現れる画面。 『お疲れ様、キラ君』 そこにはアースラの局員が映っていた。 「あ、はい」 『それじゃそっちにもゲートを開くからちょっと待ってて』 数分後、足元に魔方陣が発生し、直後に転移する。 アースラ・転移ポート前。 目を開けると、隣にはなのはとユーノがいた。 どうやら同時に転移してきたみたいだ。 「お疲れ様、キラ君」「お疲れ様です」 「うん、二人ともお疲れ様」 互いの労いの言葉を掛け合う三人。 廊下を歩いてる最中、ふとなのはが言葉を漏らす。 「……フェイトちゃん、現れないね……」 「うん、こっちとは別にジュエルシードを集めていってるみたいだけど……」 「うん……」 「……だけど、いつかはぶつかることになる……それまでは、僕達も頑張ろう」 「うん」 返事をしたなのはの表情は、どこか曇り気味であった。 湖。 「……だめだ、空振りみたいだ」 「……そう」 アルフの残念そうな言葉にフェイトは表情一つ変えずに返事をする。 流れる風が彼女の長い髪をしならせ、靡く。 「やっぱ、向こうに見つからないように隠れて探すのはなかなか難しいよ……」 「うん……でも、もう少し頑張ろう」 そして空中より現れる紅い影。 「アスラン」 「どうだった?」 「すまない、俺が行った時にはすでに……」 気配を感じたアスランが単独で向かったのだが、すでに事は終了していたようだった。 「これで、向こうにまた一つ回収されてしまった……」 アスランの表情には悔しさがにじみ出ていた。 「アスランのせいじゃないよ……だからそんなに気負わないで」 「……すまない」 その言葉で少し気が軽くなったのか、表情が微笑むアスラン。 「これで……残りはあと6つ」 「次こそは、向こうよりも先に……!」 「うん」 シュルゥッ!!とフェイトの腕に巻かれた包帯が風に乗り、空へと舞い上がっていった。 翌日。 アースラ・食堂。 「はぁ……今日も空振りだったね」 皿の上のクッキーを手に取るなのは。 「うん。もしかしたら結構長くかかるかも……なのは、ごめんね」 「へ?」 突然のユーノの謝罪に手を止めるなのは。 「寂しくない?」 「別に、ちっとも寂しくないよ。ユーノ君やキラ君と一緒だし。一人ぼっちでも結構平気。 ちっちゃい頃はよく一人だったから」 「え? どうして……?」 キラはその言葉に疑問を覚えた。 あの優しい高町家の人達がなのはを一人にしておくことなどあるわけがないと思ったのだ。 そしてなのはの口から語られる過去。 なのはの幼少時に、仕事で大怪我をした士郎、翠屋の経営に追われる桃子と恭也、士郎の看病をする美由希。 だから、家には一人でいることがほとんどだったという。 「そう、だったんだ……ごめんね、なのはちゃん」 「ふぇ? キラ君が謝ることないよ~」 「でも……」 申し訳なさそうな表情のキラ。そこで話題を変えるべくなのはが口を開く。 「そういえば私、ユーノ君やキラ君の家族の事とかってほとんど知らないね」 「ああ、僕は元々一人だったから……」 「え? そうなの?」 「両親はいなかったんだけど、部族のみんなに育ててもらったから、だからスクライアの一族みんなが僕の家族なんだ」 「僕は……父さんと母さんの三人家族かな」 「え? キラ君って一人っ子だったんだ」 「うん。だから両親が仕事でいない時は僕も結構一人でいることが多かったかな」 「そっか……」 サクッとクッキーを食べるキラ。 「……色々片付いたら、もっとたくさん色んなお話したいね」 「うん、そうだね」 微笑みを交わす三人。その中、キラはある事を考えていた。 ――事件が終わって、C.E.の世界が見つかったら……僕は……僕達は―― ふとそんな考えが頭をよぎる。が、今は忘れることにしてクッキーを口へと運ぶキラ。 刹那。 鳴り響く警報。 「「「!!!」」」 柱のディスプレイには紅く『Emergency』と表示され点滅している。 『操作区域の海上にて大型の魔力反応を感知!!』 スピーカーから流れるそれを聞いた三人はすぐに駆け出していた。 海鳴市・海上。 海の上に浮かぶ巨大な魔方陣。 フェイトはその中心で詠唱を始める。 「……アルカス・クルタス・エイギアス……煌めきたる天神よ。今導きのもと、降りきたれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル」 ピシャアンッ!! 魔方陣から海へと目掛けて放たれる幾つもの雷。 天候もそれに応じ、雲から雨が降りそそぐ。 (ジュエルシードは多分海の中、だから海に電気の魔力を叩き込んで強制発動させて位置を特定する。 そのプランは間違ってないけど……フェイト……!!) 「撃つは雷、響くは轟雷。アルカス・クルタス・エイギアス……!」 フェイトの頭上に浮かび上がる複数の光の玉。 それらが共鳴し合い、反応するように電流が迸る。 「はああああああああっ!!!!」 バルディッシュを掲げ、海へと振り下ろし魔方陣が作動する。 頭上の玉から海へと打ち込まれる複数の電撃。先程とは違い、かなり高出力の魔力が叩き込まれる。 そして、 「!!」 その魔力で発動するジュエルシード。光の柱が海から天へと駆け上るように突き上がる。 その数は……4つ。 「はぁ、はぁ、はぁ……見つけた……」 (こんだけの魔力を打ち込んで、さらに全てを封印して……こんなのフェイトの魔力でも絶対に限界越えだ!) アルフがそう考えているとフェイトが振り返りこちらを見る。 「アルフ、空間結界のサポートをお願い」 「ああ、任せといて!」 (だから、誰が来ようが何が起ころうが、あたしが絶対に護ってやる!!) そして、発動したジュエルシードが光の柱に海水を巻き込み、竜巻のように暴れ始める。 「行くよ、バルディッシュ……頑張ろう」 自分の相棒を構え、4つの竜巻へと向かっていくフェイト。 アースラ・ブリッジ。 ディスプレイに映る海の様子はまるで台風が来た時のように荒れていた。 「なんともあきれた無茶をする子だわ!」 不安そうな表情で見つめるリンディ。 「無謀ですね。間違いなく自滅します。あれは、個人の成せる魔力の限界を超えている!」 同じ様にディスプレイを見つめるクロノ。だが、こちらは冷静に判断している。 「フェイトちゃん!!」 ブリッジへ飛び込んでくるなのはとキラ。 「あの、私急いで現場に!」 「その必要はないよ、放っておけばあの子は自滅する」 「「!!」」 クロノの言葉に動きが止まる二人。 「仮に自滅しなかったとしても、力を使い果たした所を叩けばいい」 「でも……」「そんな……」 「今の内に捕獲の準備を」 「了解」 「しかし、残るジュエルシードは6つ、あの子が発動させたのが4つ、残り2つはどこに……?」 「……あれ?」 なのはと同じようにディスプレイを見つめていたキラが疑問を感じた。 「どうしたの?キラ君」 「……アスランがいない」 「そういえば……」 おかしい。状況的に不利な今の彼女を見捨てるような彼じゃない。 だとしたら……なぜ…………まさか……! キラは階段を駆け下り、クロノへと駆け寄る。 「クロノ!ここ以外の魔力反応は!?」 「な、なんだ突然!?」 「いいから早く!!」 「わ、わかった!」 キラの突然の行動と言動に押されたクロノは局員にコンソールを打ち込ませる。 「……!! 反応あり!湖にて魔力感知!今画面に出します!!」 パッと複数あるディスプレイの内の一つが切り替わる。 その画面に映るのは、一面に広がる湖。そしてその中央に浮かぶ一つの影。 「……アスラン!」 紅いバリアジャケットに身を包んだアスラン・ザラがはっきりと映っていた。 そしてそのかざした右手には魔力が集まっており、次の瞬間。 魔力は湖へと放たれた。
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名称:【TA神話】アンジェラブラン レアリティ:☆9 属性 木 一覧番号 1774 入手先 入手先1:進化 【TA神話】ユーノ・アスタディール入手先2:入手先3: レベル 1(99) HP 8198(12157) 攻撃力 989(1467) 治癒力 257(381) コスト 9 売却価格 ??? 進化必要素材 進化先 必殺技:ミョルニルの魔槌 必要ターン数 28(13) 効果(Lv1) 発動したターン、このターンに発動した必殺技数×50%味方木属性の攻撃力が上昇する。 効果(Max) 発動したターン、このターンに発動した必殺技数×75%味方木属性の攻撃力が上昇する。 リーダースキル:並行世界の旅人 木属性攻撃力4.75倍、HPと治癒力2倍。最終R開始時PC2回復。 最終Rに限り、敵から受けるダメージを30%軽減する。
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R.O.D.O.T Link R.O.D.O.T antenna ■Antenna■ R.O.D.O.T 楽描き格納戸 0-MATERIAL 茜猫 チェき14歳 OWN RAGNAROK 小作人列伝!! 魔法少女リリカルなのは ポータル「時空管理局」 ラグナロクオンライン日本公式 初心者支援会 dey ふらすこ。 The Winter’s Tale 魔法少女リリカルなのはA’sと、ユーノ・スクライアを魂で応援するサイト 琥珀さん好き好きー症候群 NNN Ragnarok Mastery ドット絵保管庫 R.O.M 776 らぐなのかんづめ TalesWeaver日本公式 D-SIZE らぐどっと アノマラド観光案内所 Last-Modified 2021/12/08 13 41 54 おまけ なんでも投票箱 テストページ@Wikiモード テストページ@ワープロモード . Wiki CSS リンクフリー rァバナー ■ 管理用 メニュー 右メニュー
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水橋 かおり(みずはし かおり) 通称:ミズハス・みじゅうううううう 日本の女性声優。アーツビジョン所属。 天真爛漫・芯の強い役柄・元気な役柄等、中・高生ぐらいまでの幼い感じの女の子の役が多い。 実況スレでは(´_J`)のAAと共に何かとギャラゲットと書かれることが多いが、本人の性格とは全く関係ないので注意。 声優反応はみじゅうううううううううううううう 演じた主なキャラクター アイ(ARIAシリーズ) ユーノ・スクライア(魔法少女リリカルなのはシリーズ) ヴィヴィオ(魔法少女リリカルなのはStrikerS) 宮子(ひだまりスケッチシリーズ) エリナ(クイーンズブレイド) 小鳥遊ゆみな(タユタマ -Kiss on my Deity-) 呂蒙(恋姫†無双シリーズ) 島田美波(バカとテストと召喚獣) 巴マミ(魔法少女まどか☆マギカ)
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【八神はやて(StS)@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】26 No. タイトル 作者 登場人物 時間 015 狂奔する正義 ◆Qpd0JbP8YI 八神はやて(StS) 1日目深夜 018 家族(前編)家族(後編) ◆gFOqjEuBs6 ヴィータ、キング、ギルモン、八神はやて(StS) 1日目深夜 032 仮面の告白 ◆Qpd0JbP8YI 八神はやて(StS)、キング、ヴィータ 1日目深夜 066 パンドラの箱は王の手に ◆jiPkKgmerY 八神はやて(StS)、キング、ヒビノ・ミライ、ヴィータ、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 078 Hayate the combat commander(前編)Hayate the combat commander(後編) ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS) 1日目朝 089 バイバイサイカイ ◆Qz0BXaGMDg 遊城十代、シャマル、クアットロ、柊つかさ、八神はやて(StS) 1日目朝 096 脅剣~キャロ・ル・ルシエ~ ◆9L.gxDzakI クアットロ、シャマル、八神はやて(StS)、キャロ・ル・ルシエ 1日目午前 105 未知あるいは既知との遭遇 ◆HlLdWe.oBM 神はやて(StS)、シャマル、クアットロ、ヴィータ、セフィロス、エネル 1日目昼 114 銀色の夜天(前編)銀色の夜天(後編) ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS)、クアットロ、シャマル、セフィロス、ヒビノ・ミライ 1日目昼 133 冥府魔道 ――月蝕・第二章(前編)冥府魔道 ――月蝕・第二章(後編) ◆9L.gxDzakI 八神はやて(StS)、クアットロ、シャマル、セフィロス 1日目日中 137 銀色クアットロ(前編)銀色クアットロ(後編) ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS)、クアットロ 1日目日中 146 バトルはやてはやての決意 ◆gFOqjEuBs6 八神はやて(StS)、ヴィータ、金居、アーカード、セフィロス 1日目午後 148 光なき場所で ――月蝕・終章一節最後の鐘が鳴り止むまで ――月蝕・終章二節君の名を叫んでいた ――月蝕・終章終節楽斗 ――そして終わりなき斗いの歌 ◆Vj6e1anjAc 八神はやて(StS)、ヴィータ、金居、アーカード、セフィロス、リニス 1日目夕方 156 現れるブルーアイス 破滅をもたらす「白夜天の主」風の中にあるもの ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS)、天上院明日香 1日目夕方 161 E-5涙目ってレベルじゃねーぞ!! ~自重してはいけない・なのロワE-5激戦区~(前編)E-5涙目ってレベルじゃねーぞ!! ~自重してはいけない・なのロワE-5激戦区~(後編) ◆jiPkKgmerY キース・レッド、アレックス、天上院明日香、八神はやて(StS) 1日目夕方 165 Round ZERO ~KING SILENT ◆HlLdWe.oBM ヴィータ、アーカード、八神はやて(StS)、金居、アレックス、プレシア・テスタロッサ、リニス 1日目夜 166 燃える紅BRAVE PHOENIXわがまま ◆Vj6e1anjAc ヴィータ、アーカード、八神はやて(StS)、金居 1日目夜 171 Round ZERO ~GOD FURIOUS ◆gFOqjEuBs6 八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 174 H激戦区/人の想いとはH激戦区/ハートのライダー誕生、Hカイザー/NEXT BATTLE誕生、Hカイザー/神と聖王 ◆gFOqjEuBs6 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ、八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 175 Yな戦慄/烈火剣精は見た!Yな戦慄/八神家の娘 ◆7pf62HiyTE ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、八神はやて(StS) 1日目真夜中 184 罪罪(状態票) ◆LuuKRM2PEg 天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、ユーノ・スクライア、高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、柊かがみ 2日目深夜 186 Pain to Pain(前編)Pain to Pain(後編) ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、八神はやて(StS)、ユーノ・スクライア、天道総司、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、柊かがみ、スバル・ナカジマ、ヴィヴィオ、泉こなた、アンジール・ヒューレー、キング、金居 2日目黎明 188 分かたれたインテルメッツォ ◆WwbWwZAI1c 高町なのは(StS)、八神はやて(StS) 2日目黎明 191 抱えしP/makemagic抱えしP/DAYBREAK S BELL ◆7pf62HiyTE 高町なのは(StS)、八神はやて(StS) 2日目早朝 192 ……起きないから奇跡って言うんですよ ◆HlLdWe.oBM 八神はやて(StS)、柊かがみ 2日目早朝 193 Zに繋がる物語/白銀の堕天使Zに繋がる物語/サティスファクション ◆7pf62HiyTE スバル・ナカジマ、柊かがみ、八神はやて(StS) 2日目早朝 【新庄・運切@なのは×終わクロ】7 No. タイトル 作者 登場人物 時間 034 空への翼 ◆WslPJpzlnU 新庄・運切 1日目深夜 054 Fate/cross dawn ◆RsQVcxRr96 早乙女レイ、フェイト・T・ハラオウン(A s)、新庄・運切 1日目黎明 080 阿修羅姫 ◆HlLdWe.oBM フェイト・T・ハラオウン(A s)、新庄・運切 1日目朝 090 Face ◆9L.gxDzakI 新庄・運切、ヴァッシュ・ザ・スタンピード 1日目午前 136 STRONG WORLD/神曲・最終楽章(前編)STRONG WORLD/神曲・最終楽章(後編) ◆vXe1ViVgVI 新庄・運切、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、エネル 1日目日中 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 【ブレンヒルト・シルト@なのは×終わクロ】4 No. タイトル 作者 登場人物 時間 044 意思の証 ◆RsQVcxRr96 ブレンヒルト・シルト 1日目黎明 097 Reconquista(前編)Reconquista(中編)Reconquista(後編) ◆HlLdWe.oBM ブレンヒルト・シルト、チンク、天上院明日香、ユーノ・スクライア、ルーテシア・アルピーノ、キース・レッド 1日目朝 119 明日に架ける橋 ◆Qpd0JbP8YI ユーノ・スクライア、ブレンヒルト・シルト 1日目昼 122 誇りの系譜(前編)誇りの系譜(後編) ◆HlLdWe.oBM キース・レッド、ユーノ・スクライア、ブレンヒルト・シルト 1日目昼 【エネル@小話メドレー】12 No. タイトル 作者 登場人物 時間 001 少女の泣く頃に〜神流し編〜 ◆WslPJpzlnU エネル、シャーリー・フェネット 1日目深夜 008 駆け抜ける不協和音 ◆gFOqjEuBs6 浅倉威、矢車想、ヴィヴィオ、エネル 1日目深夜 046 残酷な神々のテーゼ(前編)残酷な神々のテーゼ(後編) ◆RsQVcxRr96 相川始、矢車想、エネル、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、キャロ・ル・ルシエ 1日目早朝 071 タイムラグは30分(前編)タイムラグは30分(後編) ◆gFOqjEuBs6 エネル、相川始 1日目朝 104 暇をもてあました神々の遊び ◆9L.gxDzakI エネル、天道総司、キング 1日目午前 105 未知あるいは既知との遭遇 ◆HlLdWe.oBM 八神はやて(StS)、シャマル、クアットロ、ヴィータ、セフィロス、エネル 1日目昼 136 STRONG WORLD/神曲・最終楽章(前編)STRONG WORLD/神曲・最終楽章(後編) ◆vXe1ViVgVI 新庄・運切、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、エネル 1日目日中 153 13人の超新星(1)13人の超新星(2)13人の超新星(3)13人の超新星(4)13人の超新星(5)13人の超新星(6)13人の超新星(7) ◆WslPJpzlnU 柊かがみ、新庄・運切、エネル、キース・レッド、アレックス、相川始、金居、ヴィータ、キング、ヴィヴィオ、高町なのは(StS)、天道総司、アーカード、柊つかさ、万丈目準、浅倉威、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 157 D.C. ~ダ・カーポ~ SURVIVED.C. ~ダ・カーポ~ 戦いは終わるD.C. ~ダ・カーポ~ 予兆 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、柊かがみ、相川始、キング、金居、ヴィータ、キース・レッド、アレックス、L、高町なのは(StS)、天道総司、ヴィヴィオ、エネル、新庄・運切、アーカード、プレシア・テスタロッサ、リニス、『フェイト』 1日目夕方 171 Round ZERO ~GOD FURIOUS ◆gFOqjEuBs6 八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 174 H激戦区/人の想いとはH激戦区/ハートのライダー誕生、Hカイザー/NEXT BATTLE誕生、Hカイザー/神と聖王 ◆gFOqjEuBs6 ヴァッシュ・ザ・スタンピード、スバル・ナカジマ、相川始、柊かがみ、ヴィヴィオ、八神はやて(StS)、金居、エネル 1日目夜中 176 散る―――(前編)散る―――(中編)散る―――(後編) ◆Vj6e1anjAc スバル・ナカジマ、相川始、ヴィヴィオ、金居、エネル 1日目真夜中
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シグナムとデュークによって突破された結界の中。 そこには、アースラの魔導師達と守護騎士が対峙していた。 いつの間にか結界は強化され、今使った手段では破れない位に頑丈になっている。 「ユーノ君、クロノ君! 手出さないでね! 私、あの子と一対一だから!」 なのはがヴィータを見て言う。 先日一方的にやられた事もあってか、何としても話を聞こうと考えているようだ。 『アルフ、私も……彼女と』 フェイトが念話でアルフに言う。 先日の一戦以来、シグナムとの再戦を望んでいたのだろうか。 「ああ……あたしも野郎に、ちょいと話がある」 アルフがザフィーラを見ながら念話に答える。 先日の戦闘以来の因縁が、再び芽吹いたものと思われる。 「って事は、俺の相手は……あいつか」 甲児はそう言ってデュークを見る。 恐らく相手は自分と同じ……そう考えれば、甲児が相手をするのが一番だろう。 四者四様の思惑と共に、守護騎士達との再戦が幕を開ける。 第六話『機械獣襲来!』 戦場から離れたビルの屋上。そこにユーノとクロノが立っていた。 相手は四人。この場で戦うのも四人。ならば必然的にこの二人が余る事になる。 ――――それならそれで好都合だ。 『ユーノ、それならちょうどいい。僕と君で手分けして、闇の書の主を探すんだ』 『闇の書の?』 この状況を好機と見たクロノがユーノに提案する。 対するユーノはこれを理解していないのか、クロノに問い返した。 『連中は持っていない。恐らくもう一人の仲間か、主がどこかにいる』 ユーノに詳しい事を説明する。 今対峙している四人の中に、闇の書を持っている人物はいない。ならばどこかにもう一人居るはず。 そいつを探し出して押さえれば……こちらの勝利だ。 『僕は結界の外を探す。君は中を』 『分かった』 『Master. Please, call me "cartridge load".』 「うん! レイジングハート、カートリッジロード!」 『Load cartridge.』 なのはがレイジングハートの要請に応え、カートリッジロードの指示を出す。 それに合わせ、レイジングハートがカートリッジをロードし、薬莢を排出。 一時的に魔力が増大するのを確認し、レイジングハートを構えた。 『Sir.』 「うん、私もだね。 バルディッシュ、カートリッジロード!」 『Load cartridge.』 フェイトも同じようにカートリッジロードの指示を出す。 それに合わせ、バルディッシュがカートリッジをロードし、薬莢を排出。 一時的に魔力が増大するのを確認し、バルディッシュを構えた。 それを見た甲児が自分だけセットアップしていない事に気付いたのか、ポケットから待機状態のマジンカイザーを取り出して掲げる。 「マジーン、ゴー!」 唱える言葉は、元いた世界でマジンガーを起動させるための言葉。 それを認識したマジンカイザーがバリアジャケットを展開し、甲児の全身にデバイスとして装着された。 先日暴走していた時とは違い、胸の文字が暴走中を表す『魔』から制御されている状態を表す『Z』へと書き換えられている。 「あいつら、デバイスを強化してきたのか」 「それに奴はこの間の黒い魔導師か……気をつけろ、ヴィータ」 「分かってるよ!」 目の前でカートリッジがロードされ、驚くヴィータ。 それを見たザフィーラがヴィータに注意を促し、ヴィータがそれに答える。 デバイスの差は埋まった。甲児は管理局側だった。もはやどちらに転ぶか分からない。 こちら側にも不確定要素はあるが……そう考えてザフィーラがシグナムの方に目をやった。 正確には、シグナムと共に現れた正体不明の人物……デュークの方に。 シグナムが無言でフェイトの方を向き、レヴァンティンを構える。 その目には再び相見えた宿敵への闘志があった。 「デューク、魔法での戦闘は初めてだろう。無理はするな」 デュークに注意を促すシグナム。一瞬前とは異なり、仲間への気遣いが見て取れる。 だが、デュークとてこちらに飛ばされる前からグレンダイザーを駆る戦士だ。そうそう遅れは取らない。 「いや、大丈夫だ。グレンダイザーは……誰にも負けない」 故に、デュークはシグナムにそう言って、心配は無用であると伝えた。 そして次の瞬間、それぞれが散開し自分の相手へと向かって行った。 なのはとヴィータ。 フェイトとシグナム。 アルフとザフィーラ。 そして、甲児とデューク。 ――――さあ、戦闘開始だ。 「ハンドビーム!」 デュークが甲児に向かって飛来し、両手の甲からハンドビームを放つ。 不意を突かれる形となった甲児に当たるが、元の防御力が高いからか大したダメージではない。 「うわっ!? やりやがったな、てめえ! スクランダークロォォォォス!」 怒った甲児が、背中にカイザースクランダーを展開。冗談みたいに巨大な翼で空を飛び、デュークへと向かって行く。 その巨翼に驚くデュークだが、すぐに気を取り直して戦闘を続けた。 「ショルダースライサー!」 「くっ、ダブルハーケン!」 両者同時に両肩から武器を取り出しての白兵戦。 甲児は双剣『ショルダースライサー』を取り出し、デュークは二振りの鎌『ダブルハーケン』を連結させ、打ち合う。 甲児がショルダースライサーを振るえばデュークはダブルハーケンで受け流す。 デュークがダブルハーケンを振るえば甲児はショルダースライサーで受け止める。 この二人の力量は全くの互角。今ならどちらが勝ってもおかしくない。 「おい、あんた! 何で守護騎士達に協力するんだ! あいつらが何やってんのか、知らない訳じゃねえだろ!」 そんな相手が守護騎士に協力している事に憤る甲児。 闇の書の事はクロノから聞いて知っている。完成した時にロクな事にならないのも知っている。 ならば目の前のこの男は何故、こうして守護騎士に協力しているのか。それが疑問だ。 「知っているさ……だが、それでもやらなくてはいけないんだ!」 対するデュークからは、それを知った上での事だと告げる。 仮面の男から聞いた事ではあるが、彼らにとっての大切な家族が苦しんでいるのだ。 だからこそ、闇の書を完成させて救わねばならない。 「そこまでしてやらなきゃならねえ事って、一体何なんだよ!」 「それを教える気は無い! スペースサンダー!」 甲児の問いを撥ね付け、シグナムとの同時攻撃で結界をぶち抜いた一撃を放つ。 今のグレンダイザーにとって最大の威力を持つ攻撃、スペースサンダー。その直撃を食らい、地面へと落下する甲児。 落下のダメージはともかく、スペースサンダーは相当効いたのだろう。少しふらつきながらも立ち上がる。 「くそぉっ! そっちがその気なら、ぶっ飛ばしてから聞き出してやらあ!」 そう言って両腕を上空に構える甲児。 見るとデュークも、両腕を真下に構えている。 おそらく狙いは同じ。ならばどちらが打ち勝つかの力勝負だ。 「ターボスマッシャー――――」 「スクリュークラッシャー――――」 両者の腕が回転する。そして―――― 「「パァァンチ!!」」 ――――同時に両腕が飛び、空中で激突した。 そして、次元の海に浮かぶ城の中。サーチャーを使ってその激戦を見ている人物がいた。 青い肌をし、顔の大部分が白髪と白い髭で覆われた老人―――― 「ほう、あ奴らが闇の書の守護騎士か」 ――――地獄島の決戦で死んだ筈のDr.ヘルだ。 さて、何故Dr.ヘルがここにいるのか。それを説明した方がいいだろう。 とある世界に飛ばされたこの男は、手元に残っていた最後の機械獣『ダブラスM2』で次元航行艦を襲撃し、艦内の管理局員を皆殺しにして強奪。 その艦を使って世界を巡り、長年の夢である世界征服の為の力を探していた。 この島もそう。かつての基地であり、最終決戦の場であった地獄島。それがかつての時の庭園のような移動要塞と化している。当然、機械獣も島の格納庫に多数存在している。 あしゅら男爵を地獄島の決戦で喪い、たった一人になっても世界征服を諦めるなど出来はしない。 まして、次元世界の存在を知った今となっては世界征服など小さな事。この老人の夢は世界制服から更にランクアップし、全次元世界征服となってしまった。 そして先日、「第97管理外世界の日本にロストロギア『闇の書』がある」という情報を得て、地獄島から地球の様子を見ているのである。 これ程名の知られた危険で強力なロストロギアだ。手に入れられれば大きな戦力になるだろう。 「……むぅ!? あれはマジンカイザー! 兜甲児もこの世界に来ておったと言うのか!」 闇の書をどうやって手に入れるか考えていたDr.ヘルは、結界内の宿敵の姿を見つけ叫んだ。 甲児はDr.ヘルの侵略を幾度となく阻止し、今やDr.ヘルにとっての最大の敵である。 その最大の敵の姿を見つけて驚いたが、次にいぶかしみ、そして呵呵大笑。 「フフフハハハハハハハハ!! 勝てる、今の兜甲児ならば倒せるぞ!!」 そう、かつてDr.ヘルを苦しめたマジンカイザーは巨大ロボ。機械獣と戦う鉄の城であった。 だが、今のマジンカイザーは甲児の身に纏われたデバイス……つまり、人間程度のサイズしかないのだ。 それに対し、機械獣は一切変わっていない。今なら甲児を打ち倒せるだろう。 「ゆけい、ダブラスM2よ! 兜甲児を打ち倒し、闇の書を手に入れるのだ!」 そう考え、機械獣ダブラスM2を海鳴市へと送り込んだ。 「捜索指定ロストロギアの所持・使用の疑いで、あなたを逮捕します。 抵抗しなければ、弁護の機会があなたにはある」 結界の外。クロノがシャマルにS2Uを突きつけている。 結界を破る為にページを使おうとしていた所だったのだが、そこをクロノに見つかってしまった。 仲間の守護騎士は結界の中。この状況を打破する手段は無い。まさに絶体絶命―――― 「同意するなら、武装の解除を「そうはいかんな!」ッ!?」 ――――のはずだった。 声の方を見ると、クロノに向かって青い腕が飛来して来る。 おそらく甲児のターボスマッシャーパンチと同様のもの。なら当たれば相当のダメージになるだろう。 それを防ぐため、腕の方にラウンドシールドを展開して受け止める。 「仲間か……!」 やはり、と言うか……シールドを展開していてもこの衝撃。直撃していれば相当のダメージになっていただろう。 この攻撃はシャマルにも予想外の出来事だったのか、驚いた顔をしている。 しかし、この腕をどこかで見たような…… 「グレートタイフーン!」 「うわぁぁぁぁっ!」 そう考えている間に、更なる攻撃がクロノを襲う。 竜巻がクロノを襲い、隣のビルまで吹き飛ばし、フェンスに叩き付けた。 吹き飛ばされたクロノが顔を上げる。その瞬間、その顔が驚愕に彩られた。 「剣……鉄也……!?」 今の攻撃を放ったのは、かつてフェイトと共闘して甲児を止めた、剣鉄也その人だったのだから。 もっとも今はデバイスを起動しているため、グレートマジンガーの姿ではあったが。 「あなたは?」 「あの結界を破る、下がっていろ……マジンパワー!」 突然現れた鉄也に驚き、シャマルが問いかける。が、鉄也は答えずにマジンパワーを発動させた。 マジンパワー……それは、マジンガーに搭載されている一種のオーバーブースト機能。 一時的に驚異的な力を発揮するこの機能はデバイスになっても健在で、この状態ならば今張られている結界も十分破れる。 マジンパワーを起動させた鉄也は、そのまま結界の真上まで飛び、マジンガーブレードを構える。 そして構えたマジンガーブレードにサンダーブレークの雷を込め―――― 「サンダーブレード!」 ――――思い切り結界目掛けて投げつけた。 サンダーブレークを纏わせた剣。更にマジンパワーによる強化。結界を破るには十分すぎる。 結界にヒビが入り、そのヒビがどんどん拡大。そして砕けた。 ……そして次の瞬間、戦場となっていた場所に巨大な転移魔法陣が出現。 そこから現れたのは……二つの首を持った機械の獣。機械獣ダブラスM2だった。 前へ 目次へ 次へ