約 83,014 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/100414.html
ラウルパイヤン(ラウル・パイヤン) フランスのヴァンドーム伯の系譜に登場する人物。 ボーモン副伯。 関連: アガット (妻)
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/339.html
233 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 15 15 ID bxuyQO3U *** 『二月十六日 曇りのち雨 降水確率八十パーセント アタシと彼の同棲生活一日目。 彼ったら、新しい家で暮らすのが嫌だって言うの。 今まで住んでいた家の方がいいんだって。 そんなこと言ってえ。本当はアタシがお願いしたらノーとは言えないくせに。 彼はとっても疲れているみたいだったから、早速ベッドに寝かせてあげた。 そうしたら、口ではなんだかんだ言いつつ、ベッドの上で大人しくなった。 彼はずるい。そんな無防備な状態を見せるなんて、アタシを惑わすつもりかしら。 据え膳食わぬは女の恥。 当然体の隅から隅まで、じっくりねっとり味わわせてもらいましたとも。 具体的に言えば、シちゃいました。合体、連結、ドッキング、フュージョン、みたいな。 いやあ、はしたなくも学校でシたのも加えれば、一日に十回以上として、とっくに三十回は越しちゃった。 少ないと自分でも思う。 彼は性欲漲るぎらぎらした十代の高校生だから、もっと多くたっていいはず。 でも、十四日は初めて一緒になれた感動で泣いちゃったからあまりできなかったし。 十五日は授業に出て、さらにお義兄さんと談笑してたから時間がとれなかった。 今日だって、彼を家まで連れて行くのに手間取ってしまって、家にたどり着いたのは正午をちょっとすぎたぐらい。 ごめんね。アタシの友達、時間にルーズだから。 まあ、車を出してくれるだけありがたいんだけど。 明日は彼を連れて、また友達の車で移動。 もうすぐ、彼の育ったこの町から離れられる。邪魔者は足跡を辿れなくなる。 アタシの夢は、もうすぐ叶う。 これからの一生、好きな人と二人っきりで暮らしていける。 それを、誰にも邪魔なんかさせない。 特に、あの金髪の悪魔には。 』 「今日の分は、これでよし」 日記帳を閉じて、留め金具をはめ、誰にも見られないよう南京錠で鍵をかける。 自分一人が読むだけの、同年代の女の子たちがよくやる日記。 鍵がついてるから見た目は無骨だけど。 これでも小中と学校に通ってきたから、宿題として日記を書いたことはもちろんある。 けど高校生になってからは――――というか、あの事件の後からは、自分だけのために書いたことは一度もない。 書くことがなかったわけじゃない。めんどくさかったわけでもない。 彼を好きになってからは、書きたいこと、不満に思ったこと、嬉しかったことがいっぱいあった。 ただ、それを書けなかった。 自分のことを書こうとするたびに、あの男に犯された記憶が蘇って、気持ち悪くなってしまう。 今、日記を書けているのは、彼の愛のおかげ。 彼に抱かれてから、あの男の記憶が薄れた。 きっと、彼が記憶を上書きしてくれたんだ。 そうじゃなきゃ、こんなに体が軽くて、幸せな気持ちになんかなれないもの。 なんだか若返ったみたい。 いやいや、実年齢だって十分若いけど、そういう面のことじゃなくて、精神的に。 自分が世界で一番幸せとか、自分が世界の中心にいる、みたいに思えるようになった。 そういうこと考えてたのは、小学から中学入りたての時期だった。 それが、高校生になった今頃そう思えるようになったのは、やっぱり。 「彼が、アタシの、アタシだけのものに………………」 あー、もうダメ。 叫ばずにはいられないって。歓喜しないわけないって。机だってバンバン叩いちゃう。 アタシ、彼のお嫁さんになったんだ。彼には、アタシだけしか頼れる人居ないもんね。 本当は彼からプロポーズされたかったけど、状況が状況だから仕方ない。 アタシに告白されて、過程はどうあれ彼はアタシを抱いてくれたんだから、オーケーの返事をもらったようなもの。 それに、たっぷり中に注いでもらったから、子供だってできちゃうかもね。 234 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 16 23 ID bxuyQO3U 「…………そう、だったらいいな」 でも、望みは薄い。 あの男に犯されて、一回だけ堕ろしたことがあるから。 考えないようにしてたけど、やっぱり子供をつくれないかも、っていう不安は堪える。 彼に申し訳ない。そりゃ、簡単に妊娠なんてしないものだけど、いつまでも身ごもれないのはアタシが悪いんだと思われそう。 こんな体になった原因はアタシにはないけど、その原因を彼に話していない以上、アタシの責任に思われてしまっても仕方ない。 でも、これから打ち明ける気にはなれない。 彼に嫌われたくないし、それに――――過去は過去だから。 アタシが努めるべきことは、彼の心の奥の奥まで、彼の体の隅から隅まで、アタシの色に染めること。 真心の籠もった『愛してる』を言わせること。 絶対に、言わせてみせる。 アタシは、彼と一緒に幸せになりたいんだ。 「う……ぁ……」 あ、彼が起きたみたい。 「ううう…………い、やだ……こんなの」 なんだかうなされている。 四肢をベッドに縛り付けているのが原因かな。 でも、この方が色々都合がいいから、許して欲しい。 あなたの身の安全を守るためには、アタシの目が届く位置に居てもらう必要がある。 外に出たら、怖い怖い金髪のホルスタインや、畜生みたいに血の繋がりをあっさり無視する妹さんと遭遇しちゃう。 それに、それに…………アタシ、縛られてるあなたが好きなの! 動けないあなたを犯してるのに、実はあなたに体を貫かれて犯されている、っていうのがいい。 あなたの方からアタシを求めてくれれば、こうする必要なんかないんだけど、ね? 「こんな、つもりじゃ…………なかったのに、ごめ……ん」 それにしても、どんな夢を見ているのかな? なんで謝ってるの? その言い方は何かやらかした人間のものでしょう。 「僕は、僕が…………本当に、好き……のは…………」 あら。あらあら? 寝言で告白するつもり? 理想とはほど遠いシチュエーションだけど、好きだと言ってくれるならば甘んじて受け入れましょう。 ふふふ――――さあ、打ち明けなさい。ドーンと! 「は、なび…………だから、ごめん」 ……あのー、花火をドーンと打ち上げてほしいわけじゃないよ。 違うでしょ。あなたが言わなきゃいけないのは、あたしの名前。 忘れちゃった? なら思い出させてあげる。 「僕は、澄子ちゃんが好きだ。澄子ちゃんが最高に好きだ。澄子ちゃんが欲しい。アイウォント澄子。 澄子ちゃんを抱きたい。澄子ちゃんのためなら死ねる。愛してる、澄子!」 さあ、つられて言ってしまいなさい。 アタシのことが好きだと! 「助けて、花火、にいさん…………」 忌々しい金髪女の次は、先輩? 先輩は助けになんか来てくれないよ。 今頃は誰かに発見されているだろうけど、アタシの跡を追うことは不可能。 先輩はアタシの家がどこにあるのか知らない。行き先なんかもちろん教えていない。 理想郷? そんなもの、どこにもない。どんな場所にでも人が住んでいる限り悪意は潜んでる。 でも、たった二人きりの場所だったら、その限りじゃない。 彼さえいれば、アタシにとってはどこだってユートピアになる。 そう思っているのに、あなたはアタシ以外の女にしか興味を抱かない。 告白しても、アタシの気持ちを疑って、気のある素振りを見せない。 たとえ夢の中でも、アタシの割り込む隙間を作らない。 徹底的に、拒み続ける。 そんなことされたら、いつまでもあなたを好きなままのアタシは、強引な手段をとるしかないじゃない。 235 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 17 52 ID bxuyQO3U 彼の頭の左右に手をついて、上から覆い被さる。 まだ彼は気付かない。眉根を寄せて眉間にしわを寄せている。 なんだかなあ。この体勢の時にそんな顔をされたら、アタシにのしかかられるのを嫌がってるみたいで、気分が悪い。 「悪い子には、おしおき……」 右手で彼の顔を正面に。何度見ても可愛い寝顔。 見るだけで、うずうずして抑えが効かなくなる。 頬が熱くなって、眠りの魔法をかけられたみたいに目がトロンとして、夢中になってしまう。 目を逸らせない。 でも、今は逸らさなくてもいい。以前とは違うんだから。 同じクラスで、遠目にあなたを見ている時は、あなたと目があったらすぐに目を逸らしてた。 片思いをしているに過ぎないアタシには、そうするのが精一杯。 それが今じゃ、あなたの命を握るまでの立場になっている。 生殺与奪――――生かすも殺すもアタシ次第。 たまらない。ゾクゾクする。こんな幸福感、普通じゃ絶対に味わえない。 手を繋いでデートしたり、ムード満点の場所で愛を囁かれることに、憧れなかったわけじゃ、ないけど。 それ以上に、あなたを独占できる今の状況は最高。 やっぱり、アタシはどこかがおかしい。世間からズレている。 いつからおかしくなっていたか。 あの男に乱暴された時から、じゃない。 あなたに出会った瞬間から、でもない。 きっと、あなたを好きになった時からだ。 そして、それからあなたの身は危険にさらされていた。 「自分で言うのもなんだけど…………きっと、アタシに出会ったことがあなたの不幸だったのよ」 彼が目を開けて、アタシを見る。 アタシは、彼の目の色が変わる前に、アタシへの拒絶を浮かべる前に、目を閉じて彼の唇を奪った。 「む……っあ、やめ…………」 顔を逸らそうとしても無駄無駄。 どのみち、アタシからは絶対に逃げられないよ。 「ん、ふ……ぁ……ん…………あっ……ん、ふふふ」 舌を絡め、彼の体に抱きついて、股間を撫でる。 縦に動かしたり、こねたり、握ったりしていると、だんだん固くなってきた。 それはアタシの行動を許可してくれた証拠。体は嘘をつかない。 彼は徐々に、しかし確実に、アタシの唇や匂いに反応しはじめている。 知覚した時には、快楽を味わえる、と。 いわゆる条件反射だ。 そういうのも悪くない。 数を数えれば、彼がどれくらいアタシの色の染まっているかの度合いが分かる。 うふふ、ふふふ。 あははは、は。……ははははは! すぐに、アタシに、アタシの与える快楽の奴隷に、してあげる。 葵紋花火のことなんか、数日の間に忘れさせてあげる。 夢にも見られないようにしてあげる。 あなたは一人しかいないから。 あなた以外に、あなたみたいな人はいないから。 何もせずに、他の女のモノになってしまうのを見ているなんて、絶対にできない。 このチャンスは逃さない。 あなたは二度と放さない。死ぬまで、いいえ、死んでも放さない。 アタシが死ぬ時が、あなたが死ぬ時。あなたが死ぬなら、アタシも死ぬ。 あなたは同じ事を思ってくれないだろうけど。 一方通行な、一蓮托生の誓い。 そう思いこむぐらい、あなたが好き。 十分の一でもいいから、あなたに伝わって欲しい。 そうしたらきっと――――アタシのことを好きになる。 236 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 18 47 ID bxuyQO3U 「お願いだから、アタシのことを好きになって…………ね?」 そう言っても、彼は首を振るばかり。 「ごめん」 「どうして、謝るの」 「何度も言ってるように、僕が好きなのは、花火だから。 澄子ちゃんを選んで、花火から離れるなんてこと、僕にはできない。 好きになってくれたのは嬉しいけど、応えられない。だから、ごめん」 言うねー。 とっても傷つくよ、今の言葉。 でも、でもね。 「謝られても、アタシは諦めない。あなたの心が、折れるまで。 また、気絶するまで気持ちよくさせてあげる」 「やめて、くれ」 「やー、よ」 彼は下半身を唯一包んでいる下着をずらす。 明らかに他の箇所とは違う熱を宿らせた陰茎が、存在を主張する。 それを、可愛がるように手で包む。 彼の顔は、それだけで何かをこらえるように固くなり、そっぽを向いた。 「我慢なんか、しなくていいのに」 「違う……澄子ちゃんにこんなことされたくないって、思ってるんだ」 「正直になりなよ。 あなたが耐えるなら、心が折れるまでアタシは続ける。 最初からさあ、受け入れた方が楽だと思わない? もう二度と、アタシから逃げることなんかできないんだし」 「そんなこと、わからない」 「無駄よ。変な希望を抱くだけ、叶わなかったときのショックが大きくなる。 お別れしましょう。今までの環境から。 両親のこと、お兄さんのこと、妹さんのこと、幼なじみのこと。 そんなもの、重荷になるだけよ」 「そんなこと! そんなの……駄目だ。僕には、花火や兄さんが必要なんだ」 「へえ、そう」 指を動かして、彼の陰茎の裏スジに這わす。 柔らかな部分をひとさし指の腹で責める、というか弄る。 続けていると、時々びくびく動いて、硬さも増してきた。 「う……っあ」 「じゃあ、耐えてみたら? 縄の腐りかけた橋を渡ってるときみたいに、いつかは落ちちゃうってびくびくしながら、アタシの責めに耐え続ければいい。 勝てるはずのない戦いだけど――自分の信念を貫いたなら、屈服しても納得できるよ、きっと。 僕は昔花火のことが好きだった、でも今は好きじゃない、とか言うようになる」 「……ない。絶対に、僕は負けたりなんかしない。 曲げられるものと、曲げられないものがあるんだ」 「かっこいいね。ますます、惚れちゃいそう。 これ以上好きにさせてもらっちゃ、本当にもう、困っちゃうよ」 いつか折れちゃうものを、健気にも守っている彼は、アタシの想像通りの人間。 そして、折れるまでじわじわ追い詰めるのが好きなアタシは、かなりサディスティックだ。 237 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 19 33 ID bxuyQO3U 「覚えてる? 昨日の夜、あなたがなんて言ってたか。 気持ちいいって。アタシの体が欲しくて、仕方なくて、動きが止まらないって言ったのよ。 アタシがやめてって言っても、ずっとやめなかったんだよ」 「そんなの、嘘だ」 「嘘じゃ、ありませんよ?」 ふふん、都合の良いアタシの想像に決まってるじゃない。つまり嘘よ。 まあでも、こう言ったら彼の動揺を誘えるから、悪い手じゃない。 それに、まるっきり嘘でもない。 一昨日に比べて、明らかにアタシの体に慣れて、応えるようになってる。 そういうの、受け入れる側の女からすればわかるんだよ。 「あなたはアタシに傾きかけてる。そして、諦め始めてる。 それでいいの。怖いこととか、不安になることとか、これからは一度も起こらないよ」 「嫌だ。僕は……忘れたくなんか、ないんだ!」 「忘れましょう? あなたは一番幸せになれる道を選んだだけ。 誰もあなたを責めないわ。みんな、笑って許してくれる」 優しく包み込み、彼の後ろめたい気持ちを和らげる。 彼は心配してるだけ。 葵紋花火や、お兄さんに怒られるのを。 「アタシと二人で辛いことを分け合えばいい。 大事な人でも、物でも、目的でも、誓いでも、支えになる何かがあるから、人は強くなれる。 そういうの、アタシは素敵なことだと思う。 たとえ世界中の皆があなたを責めても、アタシだけは味方。 どんなになっても、見捨てたりなんかしないよ。 あなたの全てに、アタシは惚れたんだから」 彼は首を振る。 「僕が望むのは……君との未来じゃないんだ。 花火が居ないと、僕は、僕は………………」 はあ。 こりゃ、まだまだ意志は折れそうにないね。 一昨日の夜から、彼との会話はずっと平行線で、交わることがない。 でも時間はたっぷりあるわけだし。 ゆっくりと、気持ちを変えさせてあげましょう――――いただきます。愛しいあなた。 238 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 20 26 ID bxuyQO3U 「うぅん、そこ、イイ……気持ちいいよぅ………………う、ん?」 閉じていた目を開けたら、いきなり快楽から解放された。 というか、単に夢から目が覚めただけか。 …………ちえ。すっごいもったいないことした気分。 寝る前にもいっぱい中に精液を出してもらったけど、そんなものじゃ足りない。 夢でも妄想でもいいから、もっと彼のことを考えていたいのに。 目の前には彼の横顔。彼もアタシとシている最中に眠ってしまったみたいだ。 今すぐ夢の続きをしてやろうかと考えたけど……安眠を妨げるのも気が引けるし、体力が回復しなかったら困る。 体を起こして、両腕を伸ばして伸びをする。 あくびをすると頭に血が巡り、眠気のもやを追い払った。 「…………ふう、今は夕方、かな?」 窓の外を見る。空に浮かぶ雲は灰色で、夕日まで沈んでいる。 時計の短針は六を指しているから、今日はまだ十六日だ。 一日眠りこけていれば十七日だけど、たぶんそれはないだろう。 携帯電話の画面に映る日付は二月十六日だ。 それに、メールも届いてないし、電話も掛かってきてない。 十七日になったら友達から連絡が来るはずだ。……忘れていない限りは。 「不安になってきたわね…………」 もし向こうが忘れてたら、ここから移動するのが遅れちゃう。 ここに留まっていたら、先輩や葵紋花火、その他のイレギュラーに発見される危険が高まる。 そもそも、アタシの頼んだ通り、明日の朝の五時に迎えに来るかが怪しい。 あの子、朝に弱そうだし。 「……連絡して、確認しよ」 彼を起こさないよう、 ベッドからゆっくりと下りる。 安らかに眠る彼。今はうなされた顔をしていない。 眠りを妨げないよう、額と右頬、最後に左頬にキスをして、部屋を後にした。 239 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 22 21 ID bxuyQO3U 「お断りだ」 なぜか知らないけど、初っ端からお断りされた。友達に。 電話をかけ、相手から開口一番にそう言われては、こっちとしても言葉を選ばなければならない。 どうして友達との電話で気兼ねしなきゃならないんだろう。 「あの、まだ何も言ってないんだけど」 「言葉を交わさずとも、伝わるものがある」 「テレパシー?」 「いいや、お前をよく知る人間としての勘だ」 伝わってないじゃん。頼み事する気なんかなかったのに。 それにいきなり断られるってどうなの? 友達って、そういうものかな? 「で、何の用だったんだ、澄子」 「ああ、あのさ、明日何時に迎えに来ればいいか、覚えてる?」 「もちろん。五時だろう」 ……まあ、さすがに覚えてるよね。 「あと、約一日もあるわけだから、昼寝しても大丈夫だな」 「わかってない! 覚えてないよ! 夕方の五時じゃなく、朝の五時!」 「なに! よりによって日曜の朝に早起きして、しかもヒーロータイムを見逃せと!?」 「約束したじゃん! この間一本三万円するタイヤおごる代わりに協力してくれるって! しかも四本だよ!? 高校生に十二万円も払わせといて契約破棄するつもり?」 「そん、な……そうと分かっていれば、断ったものを。ああ、私のライドピンクの活躍が……」 「しかも断るんだ……時間ずらすよう頼むとか、しないんだ……」 彼もそうだけど、高校生以上の年齢層が夢中になれるほど面白いものなのかな。 アタシなんか小学生の頃でも戦隊ものに興味なかったのに。 「録画しておけば後で見られるじゃない」 「わかってない! リアルタイムで見る興奮をお前はわかっていない! いいか、録画じゃ、興奮が三割減少するんだ!」 「いや、そんなことを主張されても」 「早起きしてテレビの前に座り、CMが明けるまでの待ち遠しさ。 前回のラストシーンから始まり、続けて流れるオープニングテーマを聞いたときの、童心に帰る心地。 番組関連の玩具やソーセージのCMを挟んで見る、流れるような本編の展開。 次回予告を見る時の、もの悲しさと期待。来週もまた元気に生きようって、そう、思えるのに……」 うわあ……結構深刻そう。 そっか。この子にとって、きっとヒーロータイムは、アタシにとっての彼みたいな存在なんだ。 しょうがないなあ、もう。 「わかったわよ。何時からだっけ? 八時?」 「……七時、三十分」 「その時間になったら、途中のサービスエリアに寄って見ていいから」 「…………本当に?」 「本当、本気、真剣、マジ、嘘じゃない。だから落ち込まないの。事故ってもらっちゃ困るし」 「澄子」 「なによ?」 「愛してる」 「あっそう。アタシはあんたじゃなくて、他の男が好きなの。ごめん」 「なるほど、ツンデレか」 「アタシはツンデレじゃないんだけどね……」 あえて言うなら、彼に対してのみデレデレって感じ。 それに、どのへんがツンだってのよ。デレてもいないし。 240 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/06/15(日) 18 24 10 ID bxuyQO3U 「で、電話をかけてきたのは確認のためだけか?」 「え? えーっと、ね」 初めはそのつもりだったけど、今はなんだかお腹が減ってる。 「迎えに来てくれない? 今から」 「お断りだ」 「振り出しに戻らないでよ……」 またさっきの会話をリフレインさせる気はない。 向こうには、試しに会話を振ったらノってきそうな気配がある。 「どーーしても、迎えに来る気はないわけ?」 「最初から約束していたならともかく、澄子の腹の虫の面倒まで見る気はない。 歩いていけばいいだろう。コンビニが近くにあったはずだぞ」 「その距離を歩いているうちに襲われる可能性もあると、思わない?」 「それなら、また去年の文化祭の時みたく、忍者の格好でもして行けばいい」 「……ヤなこと思い出させるわね、こんな時に」 「なんの話だ?」 「いいえ、なんでも」 この子、去年の文化祭でアタシのコスプレ見てるのよね。 その日の晩に衣装ボロボロ、体をボコボコにされたことまでは知らないでしょうけど。 今回先輩を拉致監禁したのはアタシだけど、先輩がばらさない限り葉月さんが襲ってくることはないはず。 先輩の性格からして、アタシをかばって口を割らないのは予想がつく。 ああいう人って優しいから、利用しやすい。 「……ま、いいわ。自転車で行ってくるわよ」 「ああ、気をつけて行ってくるんだぞ」 「そう思うなら迎えに来なさいよ」 この子は、いちいち心にもないことを。 「気をつけて帰ってくるんだぞ。家に帰ってくるまでがお遣いだ」 「あんたは、いちいち心にもないことを!」 叫び、電話を切る。 「あ、やば」 今ので彼、起きちゃったかな? 部屋のドアを開けて見る。……よかった、まだ寝てる。 「ごめんね。ちょっとだけ一人にしちゃうけど、すぐに帰ってくるから。 寂しがらないでね? 帰ったら晩ご飯、食べさせてあげるから」 もちろん、全部あーん、で。 それとも、口移しがいいかなあ? うーん……よし決めた! 出血大サービス。両方やろう。 澄子ちゃんの愛、文字通りお腹いっぱいに味わっていただきましょう。 「うっふふふ。くっちうっつし。くっちうっつし」 足取りも軽く玄関へ。 新婚の旦那さんって、こんな気持ちなのかもなあ。アタシの場合は奥さんだけど。 二月の夜の肌寒さもなんのその。平気、へっちゃらです。 「じゃ、行ってきまーす!」 元気よく言い残し、鍵を掛けて家を出た。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/915.html
415 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 03 58 36 ID THJYuPe3 「それで? どうだった?」 「やっぱり駄目だ。まともな返事なんか一度もしてくれない」 自室から出てきた弟は、首を振ってからそう言った。 仮面の女の襲来の後、夕食もとることなく俺と弟は妹に尋問を行っている。 尋問と言うよりも簡単な問いかけだ。 ――お前は寝ていた弟に何をしようとしていた。 これに妹が答えてくれればいいだけなのだが、如何せん口を噤んだままだから手に負えない。 最初に俺が妹と一対一で話してみたが、あの妹はその場に寝転がって無視しっぱなしだった。 いっそのこと、寝ている妹の上に覆い被さって真上から問い詰めてみようかと思ったりしたが、 そうなったら今度は俺が多くの人間から問い詰められそうなので実行に踏み切らなかった。 妹を強引に押さえつけながら、彼女が弟にした行為を問い詰める兄。 受け取る人間によっては兄妹の仲を疑ってしまうことだろう。 ちょっと強引だが、俺と妹がソッチの関係で、でも実は妹は弟が好きだから寝ている弟に手を出し、 その現場を偶然にも目撃して腹を立てた俺が妹を詰問している……なんてことを考える人間がいるかもしれない。 七割ぐらい嘘が含まれていて、荒唐無稽とも言い切れないのが嫌なポイントだ。 仮面の女の言葉は事実なのか。 もしも事実だったなら、仮面の女が止めていなければ最悪な事態になっていた。 兄妹の関係どころか、家庭崩壊の危機だ。 ああでも、うちの両親はそんな最悪の過程を経ているのだから、なんとかしようとすればなんとかなるのか……? なんとかなるとしても、俺は御免だ。 兄妹でそんなことするのは間違っている。 俺は、弟と妹が男と女の関係になるなんて嫌だから。 「ねえ、兄さん。本当に……そうなの? 妹が僕になにかしたって」 「それが本当かどうか確かめようとしてるんだろ、今」 「そうだけどさ……なんで兄さんはそんなこと確かめたいの? 妹がしようとしてるところを見たの?」 「……まあそんなところだ」 嘘。本当は見ちゃいない。仮面の女がそう言っていただけだ。 上半身が肌着一枚の弟が転がっていた状況からして、信憑性はある。 ちなみに、弟には仮面の女の正体はおろか、彼女が現れたことすら教えていない。 同級生に他人の家へ不法侵入する子がいるなんて知ったら、いくらお人好しの弟でも避けるに違いない。 俺は仮面の女の味方だ。彼女の正体をばらしてはいけないのだ。 「兄さんがそう言うなら、事実なんだろうけど……けど、僕にはやっぱり信じられない」 「妹がそんなことするはずない、ってか? お前もいい加減に危機感を覚えてくれよ。前に澄子ちゃんに捕まったことで懲りてないのか」 「そんな! ……そんなはず、ないじゃないか!」 これはびっくり。弟が吼えた。 「僕だって少しは警戒していたよ! いや、少しどころじゃなくてかなり! 前から……前から、あの子がそういう目を僕に向けていたのには気付いてた。 だけどまだ注意が足りてなかった。あんなことされるんだったら、そもそも、あの子を信用すべきじゃなかった。 呼び出しに応じるべきじゃなかったんだ」 「……悪い。無神経なこと言った」 「ううん、僕こそごめん。兄さんは何も悪くないのに」 どうやら弟は相当酷い目に遭わされたらしい。 何をされたのかは……概ね予想できるけど。 弟が怒るなんて滅多にないことだ。 花火以外の人間にそういうことされるのは、弟にとっては相当なショックだったんだろう。 416 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 03 59 34 ID THJYuPe3 「兄さんは思い出したんだっけ。小学生の頃のことと、伯母さんのこと」 「ああ。つい最近だけど」 「妹はね、先週花火が家に来てようやく思い出したらしいよ。 自分が酷い目に遭ってたこと。伯母さんからかばっていたのが兄さんだってこと。 内容は真逆だよね。間違って覚えるのも仕方ないけど。 あの日の兄さんは、僕から見ても怖かったから。…………あ、ごめん」 「いや、いいよ。自分のやったことはわかってる。 子供の頃の記憶なんて曖昧なもんだからな。妹は悪くない」 俺が暴れた日を境に、妹は怖い目に遭うことはなくなった。 最後に見た恐ろしい人間は――刃物を持った俺。 伯母と俺に対する認識が入れ替わるには十分なインパクトだ。 あの日に妹をかばっていたのは弟なんだから、妹の記憶が全て間違っているわけじゃない。 「昔のことを思い出したなら、もっと理解できないよ。妹が僕にそんなことするなんて」 「どうしてそう自信たっぷりに誤った認識を口に出来る……」 「え、兄さんは僕が間違ってるって言いたいの?」 ……それ以外に何があると? 「お前な、妹に好かれてるって知ってるのか? それも兄弟愛なんてレベルじゃなくて、もっと深い関係を望んでるんだぞ、あいつは」 「ううーん……もしかして、その辺でずれてるのかな」 「何が?」 「兄さんと、僕の考え方。前提が違うっていうか、兄さんが惚けてるっていうか。 ここまで逆の考えになってるなんて知らなかったよ」 「……さりげなく俺を馬鹿呼ばわりするとは。お前って男はつくづく……」 「いや、別に悪気があった訳じゃないんだけど。 ……はあ。こうなったらもう、しょうがないや。 無理矢理にでもわからせるしかないね、兄さんと妹に」 「なぬ?」 417 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 04 00 10 ID THJYuPe3 弟は妹が待つ部屋のドアを開けた。 さりげなく手招きしてくるということは、俺にも同席しろってことか。 いいだろう。俺とお前、どっちが正しいのか。 白黒つけてやろうじゃないか。 「待たせて悪かったね、兄さんとちょっと話をしてたんだ」 「……自分だけじゃ手に負えないからって、お兄ちゃんに頼るなんて。二人がかりで聞き出そうなんて。 お兄さん、情けない。ずるい。卑怯だわ」 机に突っ伏した妹は振り返りもせずそう言った。 弟よう、やっぱり俺は間違っちゃいねえぜ。 俺の妹はお前が好きなんだよ。俺のことは嫌いなんだよ。 それでも俺が間違っているっていうなら、見せてみろ。 俺が間違っていると言える根拠ってやつを。 「いや、さっきの件についてはもういいんだ。あれは兄さんの見間違いだったんだって」 ――――え? そんなこと言ってないぞ? 「ほら、やっぱりお兄さんが間違ってるんじゃない。 私がそんなことするはずないでしょ」 「うん、そうだね。するはずがないっていうか――できるわけがない、って感じだけどね」 「え……?」 妹が顔を持ち上げた。 弟は自分用の椅子に座り、妹を見る。 驚きを顔に浮かべる妹と、微笑みを浮かべる弟。 弟はたったの一言で優位に立った。 「お兄ちゃん、何を言ってるの?」 「動機がない、そもそも相手が違う、そして……覚悟もない。 やっぱりそうだったんだね、その顔は」 「や、違う。違うの。私、本当は……お兄ちゃんを……」 「僕を、何?」 「……! お兄ちゃんの、ばかあっ!」 418 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 04 01 40 ID THJYuPe3 妹は椅子を蹴飛ばすと、部屋の扉を乱暴に開いて出て行った。 玄関の開く音、続けて駆け足の音。 なんでか知らないが、妹が家を出て行ってしまった。 「おい、なんかすごい悔しそうな顔で出て行ったぞ、あいつ! お前何言ったんだよ! 全部聞いてたけど!」 「……言い方がきつかったか。まさかあそこまで堪えてるなんて。 兄さん、今ので大体わかった? 妹が何を考えてるのか」 「できるわけがないとか、動機と覚悟がないとか、相手が違うとかか? そんなんでわかるか。ヒントが足りん」 「……やっぱり気付かないんだ。 兄さんは頭の回転は速いのに。記憶力だってすごいのに。大事なことには気付けないんだね」 ええい、どこかで聞いたことのあるような、寒気を催す台詞を口にするんじゃない。 何となく貞操の危機を感じてしまうじゃないか。 「そうだね。兄さんはともかくとして、妹にはそろそろ――はっきり意識させた方がいい。 兄さん、妹を捜しに行こう。もう外は真っ暗だから、危ない目に遭わないとも限らない」 「言われなくてもそのつもりだ。 あてはあるか? あいつの行きそうなところなんて俺にはわからないぞ」 「行き先はきっと兄さんの探しそうな――――いや、なんでもないよ。 僕にもわからないから、手分けして探そう。 もしも万が一、まぐれで僕が見つけたら兄さんに連絡するから」 「おい、万が一とかまぐれとかってなんだ」 「そのまんまの意味だよ。 それで、これはお願いなんだけど。兄さんが妹を見つけたら、僕にはすぐに連絡を入れないで欲しい」 「お前は俺と妹の二人きりでしばらく話をしていろとでも言いたいのか」 「ご名答。その通りだよ」 「あのな、お前――――」 突然向けられた弟の手によって、俺の言葉は止められた。 止めざるを得なかった。 弟の目は真剣そのもので、ふざけている様子が一切なかった。 「兄さん、お願いがあるんだ」 「今日のお前はお願いばかりだな。……言ってみろ」 「僕抜きで、妹と話をしてほしいんだ。 今二人が話さないといけない。じゃないと、妹が壊れていってしまう」 「壊れる? それってどういう意味だ?」 「……今の妹は危ういんだ。誰かが助けないといけない」 「その役にふさわしいのはお前だろ。俺なんかが――」 「兄さん」 弟は椅子から立ち上がり、手慣れた仕草でコートを纏い、こう言った。 「妹を、兄さんと僕のふたりで助けよう」 419 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 04 02 59 ID THJYuPe3 主人公のことが大好きなヒロインが突然行方をくらました。心に何らかの感情を抱きながら。 話の展開ではクライマックス。 このイベントをクリアすればエンディングだ。 こういう場合のお約束というと、近所の河原とかどこかのベンチに一人でいるヒロインを主人公が発見し、 感情をぶつけ合い最終的にはお互いの気持ちを理解し合う、というものになる。 少なくとも俺はそんなものだと思っている。 というかそうじゃなきゃヒロインが救われない。 配役をうちの兄妹に当てはめた場合、主人公が弟、ヒロインが妹になる。 俺など、主人公に協力を要請されて探しに出かける友人の役に過ぎない。 友人は結局ヒロインを発見できず、ヒロイン発見の報すら知らされず延々捜し回るのだ。 もちろん描写などカット。友人はカメラの外。 友人は大抵良い奴で、翌日にはヒロインが見つかったことを喜び、連絡を入れなかった主人公を責めたりしない。 断じて友人はヒロインを発見してはならない。 繰り返すが、友人はヒロインを発見してはならない。 今の例は、俺が現在置かれている状況と酷似している。 妹が夜中に家を出て行った。 妹に好かれている弟は捜しに出かける。 俺は弟と手分けして妹を捜索する。 うむ。お膳立てされたような整いっぷりだ。 これで弟が妹を発見すれば、晴れてイベントクリア。 二人はハッピーエンドを迎える。もちろん兄妹的な意味で。 それが理想であり、他にあってはならない。 だというのに――――俺は何をやっているんだ。 主人公の友人はヒロインを発見してはいけないのに! なぜ! 俺は妹を発見してしまったのだ! 妹もあっさり俺に見つかるような所にいるんじゃない。 一番近い、といっても到着するまで歩いて二十分以上かかるコンビニ。 そこに向かう途中の坂道の手前にあるバス停のベンチに妹は座っていた。 せめて俺じゃなくて弟に発見されろよ。もしくは友人の家にでも邪魔してろ。 ここから引き返すということも、無視することも、もはやできない。 なぜなら、俺が妹の姿を確認した瞬間、妹と目が合ってしまったのだ。 距離は約一メートル。 まさかここには居ないだろうなんて思って、通り過ぎざまにバス停のベンチに目を向けたらこうなった。 不覚、ここに極まれり。 こんなの、普通では考えられない。 シナリオの最後の最後がこんなんだったら、そこまでプレイしてきたユーザーから脚本を書いた人に苦情が届く。 なんだこの斬新ゲー。 420 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 04 04 37 ID THJYuPe3 「よう、こんばんは」 「……こんばんは、不審な人物のお兄さん」 「最終が出て行ったバス停のベンチに居るお前も不審だよ、十分に」 「あは、はは……じゃあ、私は不審な人物の妹さん、かな」 妹は俯き、表情を見せない。 案の定落ち込んでしまっている。 話をしてやってくれ、ねえ。 ま、どっちにしてもこのまま放っておくつもりはない。連れ帰ることに変わりない。 「隣、座るぞ」 許可をもらうことなくベンチに腰掛ける。手を着くとざらざらしていた。 ふと、妹が薄着をしていることに気付いた。やはり寒いのか、くしゃみをしている。 いきなり出て行くからそういうことになるんだ。反省しろ。 とは思いつつも、ついコートを脱ぎ、妹の肩に被せてしまう。 仕方ないことだ。風邪をひいたら反省もできないんだから。 「優しいのね、お兄さん。自分が寒くならない?」 体は寒い。だけどお前の近くにいるから心は寒くない――なんて言ったら一気に冷え込むな。やめておこう。 「ちょっとは寒いさ。けど今日は風が強くないから、気にするほどじゃない。 それにほら――お前冷え性だったろ。それでも寒いぐらいじゃないのか」 「そんなことまで知ってるんだ。お兄ちゃんも知らないはずなのに」 …………当たるもんだな、当てずっぽうって。 「じゃ、有り難く借りておくね」 「おう。ところで、まだ帰らないのか?」 「うん。だって家に帰っても、どんな顔してお兄ちゃんに会えばいいのかわからないもの。 いつもみたいにしてればいいのか、それとも……」 「いつも通りでいいじゃないか」 「無理よ。どうしても、絶対に、無理。 もし、ここに来たのがお兄ちゃんだったら、顔会わせられなくて、逃げ出してた。 たぶん、そんなことはないだろうなって、思ってたけど」 「そこまで悲観するなよ。俺が先に見つけただけだ。偶然だ。あいつだって怒ってないぞ」 「そういう意味じゃないの。お兄さんの考えてるのとは、違う。似てるようで、でも違う。 顔を合わせづらいの。あんなことをしちゃったから」 「やっぱり、やってたのか」 「やろうとしただけ。……悔しかったの。花火ちゃんにあんなこと言われて。 勘違いなんかじゃない。私だってお兄ちゃんのこと好きなんだから。 お兄ちゃんが喜ぶようなことができるってことを知らしめてやりたくて」 「でもできなかった、か」 「…………うん。悔しいけど、認めたくなかったけど、どうしても駄目だった。 たぶん、お兄ちゃんはそのことをわかってて、あんなことを言ったのよ」 こりゃ、理由を聞くのは野暮だな。 やっぱり怖いんだろう。男はともかく、下手すると女はかなり痛い思いをするというし。 とりあえずよかった。妹が完全に覚悟を決めない限り弟と肉体関係を結ぶことはなさそうだ。 421 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 04 06 22 ID THJYuPe3 「ねえ、お兄さん」 「ん?」 「雨がどんな味だったら嬉しい?」 こりゃまた、先の会話と繋がりのない話題を持ってきたもんだ。 「水道水と同じのが一番だ。苦かったり甘かったりするのは勘弁だ」 「じゃあさ、いつもはうっすら苦い味で、時々水道水だったりしたら? 天気予報で曇り時々雨、降水確率四十パーセント、おそらく苦い味がするでしょう、なんて言われたら」 「……絶対に雨に濡れたくなくなるな。傘は毎日手放せない」 「そうなるよね。そしてきっと、みんな当たり前の雨の味なんか忘れてしまって、雨そのものが嫌いになる。 苦い雨が降らなくなってしまっても、きっとそれは変わらない。 雨が降らなきゃ、世界中が干からびちゃうのにね」 「だな。でも、まずそんな世界にはならないだろう……たぶん。 話が大きく逸れている気がするんだが、戻してくれるか」 「逸れてるみたいだけど、ちゃんと繋がってるよ。 だって私はそんな世界に住んでる人たちの気持ち、ちょっとだけわかるから。 何の変哲もないものがどれだけ大事なのかってこと。 たまにとっても苦くてもそれは必要なものだっていうこと」 妹が立ち上がる。 コートの袖に腕を通し、車の一切通らない道路の手前まで進んでいく。 そこで妹は腕を広げ、踊るようにくるりと回った。 まるで、雨が降ることを望んでいるように。 月の出た夜の、冬の寒さの中で、一身に雨を浴びているようだった。 外はこんなに寒いのに、つい真似をしたい気分になってしまったのは、妹のターンが綺麗に決まっていたからだろう。 妹は夜空を見上げながら、楽しそうに、悩みから解き放たれたように踊るのだ。 422 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/24(水) 04 07 07 ID THJYuPe3 「私はもう嫌いにならないよ。 普通の雨も、苦い雨も。 全部含めて潤いをくれるものだから。代わりになってくれるものなんかない。 あの日から今日まで、毎日傘を差してきて、晴れた日だけしか笑うことはできなかったけど。 本当は私、どっちかというと雨の日が好きだったの。 朝からずっと降り続いて、空を暗く覆ったりしない、さぁぁっていう音を立てる穏やかな雨が。 今になって、そのことがわかった。 ……帰ろ、お兄さん。お腹減っちゃった」 「それはいいけど、もう大丈夫なのか?」 さっきはあんなに落ち込んでいたのに。 「大丈夫よ、お兄さん。むしろここに居る方が辛いわ。ここ、寒いもの」 「……結局なんだったんだよ、さっきの雨の味が云々っていうのは」 「あれはただの喩え話よ。お兄さん、知らないの? 雨っていうのはね――――」 妹は、俺が久しく見ていなかった柔らかな笑顔を向け、言った。 「もともと、味なんかしないものなのよ」 妹の気持ちも、何を雨に喩えたのかも、いまいち理解できない。 だが、俺の妹の機嫌はころころと変わるんだと、今回の件でわかった。 そう、まるでにわか雨のごとく。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/566.html
291 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 41 46 ID ATsC7agL *** 私にとっての直接的な驚異となる人間は、一人だけしかいない。 それは、お父さんでもお母さんでも、お兄ちゃんの女友達でもない。 姉。 私よりふたつ年上、お兄ちゃんよりひとつ年上の、長女。 表面ばかりを取り繕った、許し難い悪女だ。 まず、お兄ちゃんより先に生まれているというところから許せない。 だって、お兄ちゃんが生まれたばかりの赤ん坊の頃からあの姉は、お兄ちゃんの傍にいたのだ。 長女だからという理由で、両親公認でお兄ちゃんの面倒を見ることができた。 姉が小さい頃からお兄ちゃんを狙っていたかどうかなんてどうでもいい。 今の姉がお兄ちゃんの心を奪おうとしている。 敵視する理由はそれだけで十分だ。 せめて、私がお兄ちゃんと双子で生まれていたらよかったのに。 そうしたら、お兄ちゃんの一番近くにいることが許される。 誕生日が同じ、感じ方が同じ、身の回りのあらゆるものを共有できる。 そして、最大のメリットは、同じ学校の同じ学年に居られるというところ。 去年まで、私は中学三年生だった。 その頃お兄ちゃんは高校一年生。 別々の学校、別々の通学路、違う生活リズム。 お兄ちゃんと離れて過ごすなんて、許し難いことだった。 私がいない間に姉がお兄ちゃんに手を出すんじゃないかって、去年はずっとずっと心配だった。 同じ高校に通うようになった今は違う。 ただ不安になるだけの思考をする日々は終わり、お兄ちゃんの近くに居て、近づいてくる邪魔者を遠ざけることが出来るようになった。 時に遠回しな手段で、時に自分から動き、私はあらゆる女の意志をへし折ってきた。 しかし、唯一どうにもできなかった相手がいる。 それが、私の姉。 いつもいつも、最後の詰めで私を追い抜く最大の敵だ。 292 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 43 34 ID ATsC7agL 今日もそうだった。 天気予報が大ハズレになった今日の天気は雨。 地面を打つ雨音が会話を遮ってしまうほどの悪天候が、六時間目開始頃からずっと続いている。 今朝家を出るときは、天気予報の通り降り出す気配なんか微塵もなかった。 だから傘は持ってきていない。折り畳み傘まで鞄の中に無い。 きっとお兄ちゃんも忘れているはず。 そんな時こそ、私がお兄ちゃんを助けなくちゃいけないのに。 友達に頼み込み折りたたみ傘一本を借りた後、お兄ちゃんの待つクラスに私は急いだ。 けど、お兄ちゃんは居なかった。 代わりにもならない名前も知らない男子生徒が数人残っているだけだった。 聞くと、お兄ちゃんは数分前に帰ってしまったとのこと。 お兄ちゃんのことだから、雨の中を走って、濡れながら帰るつもりかもしれない。 間に合うことを祈りながら走り、校舎の玄関までたどりついた。 外を見ると、土砂降りの雨の中に、お兄ちゃんの背中がある。 それを目にした途端、声をかけて止めようと口が開いた。 でも、呼び止める前になってあることに気付いた。 お兄ちゃんが傘を差して歩いている。 いいや、傘を持っているのは、お兄ちゃんの左に居る制服姿の女だった。 そう、この雨の中、お兄ちゃんと私以外の女が相合い傘で、濡れないために密着して歩いていたのだ。 もはや傘を差す時間も惜しい。 走った。走って、お兄ちゃんの背中を追いかけた。 激しい雨が体を打つ。一歩踏み出すたびに靴底が濡れる。制服の襟から雨が入り込み、体が冷える。 もうちょっとで手が届く、という距離まで近づいた時、お兄ちゃんの隣で歩く女が振り向いた。 目が合った。 そして、私の足が止まった。 女は――――私の姉だった。 姉は、今日雨が降ることを予知して、傘を用意し、私よりも先にお兄ちゃんと一緒に帰っていた。 姉が再び前を向き、何事もなかったかのように歩き出す。 お兄ちゃんは振り向かない。私に気付いていない。 声をかけることはできなかった。 濡れ鼠になった姿を見せたくない。今更一緒に帰ることはできない。 また、姉に負けた。 無様な私を見ても勝ち誇ることをしない、余裕たっぷりの姿。 傘を少し持ち上げ、お兄ちゃんと会話しながら、楽しそうな顔で笑う。 自分が勝って当然とでも言いたいのか。 私ではお兄ちゃんを手に入れることはできないとでも言いたいのか。 自分が負けないと本気で思っているのか。 この時、私は決めた。 もうなりふり構っていられない。 早急に、確実に、お兄ちゃんを手に入れる手段をとる。 姉にはできない手を用いて、逆転勝利する。 そのために、せっかく友達から借りた折りたたみ傘を差すこともせず、私は帰宅の途に着いた。 293 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 44 55 ID ATsC7agL *** 「おにいさん、タバコ持ってないかい。なんだか、とても吸いたい気分なんだ……」 屋上にいるわけでもないのにそんなことを言い出したのは、なんと俺である。 ここは一人しか入っていない病室で、半径数メートル以内に誰もいないから、もちろん独り言だ。 吸っていて何かいいことがあるのかわからないタバコなどもちろん吸ったことはない。 ちなみにうちの家族は全員吸っていない。全員肺がピンク色、たぶん。 タバコを吸いたいわけではない。 ただ、なんとなく呟いてみたくなっただけだ。 これで良かったのだ。 葉月さんの告白に対する返事を、数ヶ月を経てようやくしたのだから。 いつかやらなければならないことを、たった今やり終えただけ。 これ以上先延ばししなくて良かったと思うと同時に、どうして今まで言わなかったのだと思う。 きっと俺は、葉月さんとずっと仲良くしていたかったのだろう。 振ってしまったら葉月さんが離れていってしまうと思った。 ならばいっそ、付き合ってしまえば良かったのだ。 そうすれば、ずっととは言わずとも、葉月さんが俺に幻滅するその時まで一緒に居られた。 ――――あ、この時点で駄目だ。 幻滅されることを前提に考えている俺が、葉月さんと付き合って上手くいくはずがない。 積極的に好きになったり、絶対に嫌われないようにしようと考えていない。 俺の頭はどうかしているんだろうか。 葉月さんほど容姿のレベルが高くて、一途な性格をした女の子なんて周囲に居ないのに、彼女に惹かれなかった。 中学時代に好きになった女の子は、失礼だが、葉月さんよりは可愛くなかった。 それでも惹かれた。どれぐらい夢中になっていたかは覚えてないが。 「………………………………、わからん」 あのときは何が決め手だったのだろう。 出会ったシチュエーションか、第一印象か、相性か、それともただの気の迷いでしかなかったのか。 あー……弟ならそういうのに詳しいかな。人を好きになる仕組みみたいなもの。 あいつも自分のことならわかるかもしれないし。 なんで花火のことを好きなのか、あいつは自分でわかっているはず。 俺には花火のいいところなんか…………体の一つの部位しか浮かばない。 まさかそこに惚れた訳じゃないよな。 それはそれで、わかりやすくていいんだけど。 294 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 45 57 ID ATsC7agL 「どうしてその人が好きなのか、ねえ…………」 「誰か好きな人いるの?」 「異性としてとなると、居ない。たぶん」 「たぶん? ずいぶん漠然としてるね。本当は居ないんでしょう?」 「うん、まあ断言してもいいのかもね……って」 いつのまにか病室に入ってきて俺のつぶやきに自然な形で紛れ込んできたのは、ちびっ子、もとい……もとい…………? 「誰だっけ、君」 「それ、本気? 本当に忘れてるの?」 「ああ、思い出した。玲子ちゃんだ」 「覚えてるじゃん。まったく、ボクみたいな可愛い女の子のことをぱっと思い出せないなんてどうかしてるね」 「ごめんごめん。あんまり普通の登場の仕方をしたもんだから。 先々週みたいにこけて部屋に飛び込んでくれたら分かったんだけど」 「違うよ! ボクが来た日、全然違う!」 「あれ、もう一週間前だったっけ?」 「それも違う! 昨日だよ、ボクがここに来て話したのは昨日! だいたい、そんなに長く入院してないじゃん!」 「ん? いつ入院したか話したか?」 「日曜日にここの病室に入ったでしょ。ボク、毎日この病室の前を通るから人が入れ替わったらすぐに気づくよ」 毎日病院に来る? ということは、もしかしてこの子……。 「お母さんがちょっと離れた病室に入ってるんだ。学校が終わったら毎日ここに来てる」 「なんだ、てっきり俺は君が病弱なのかと。 よく考えれば、その元気で病院の世話になってるはずないもんな」 「それ言ったら、ジミーだっておんなじじゃん……」 玲子ちゃんがため息を吐く。小学生のくせにため息を吐く動作に慣れているみたいに見える。 それより、この子が今変なカタカナの名詞を口にしたような気がするのだが。 「あ、ボク、ジミーに聞きたいことあったんだった」 「待て、待つんだ。何を普通に、人の名前をジミーに変更してる。俺の名前は……」 「佐藤太郎?」 「それはミステイク! ありふれた名前っぽいけど、佐藤はともかく、今時子供に太郎なんて名前を付ける親は少数派だ!」 「んー、そんじゃ、やっぱりジミーで。 本名が地味だからジミー。ぴったりでしょ? 感謝してよ」 「君に感謝するぐらいなら毎朝憂鬱な気分にさせる冬の寒さに感謝した方がマシだ! そんなあだ名をつけられたのはさすがに初めてだよ……」 高校生相手になんて強気なんだ小学三年生。 もしかして、単に俺が舐められているだけ? いいや、きっと怪我をしていて無理できないと知っているからだ。そうに違いない。 295 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 48 07 ID ATsC7agL 玲子ちゃんから話を聞いたところ、またしても父親に似た男の後ろ姿を確認したという。 その男のことを何か知らないかと訪ねにきたのだ。 俺が知らないと答えたら、どういうわけか俺の左手を握って病室から連れ出した。 一人で面識のない男の近くに行くのが怖いのだろうか。俺の所には堂々とやってきたくせに。 玲子ちゃんは俺を盾に、背後から付いてくる。 不意に、数メートル先にある病室のドアが開き、車椅子に乗った女性が出てきた。 一旦停止して会釈する。車椅子の女性が微笑み、玲子ちゃんが俺の尻にぶつかった。 「なんで止まるのさ、ジミー?」 「交通ルールを遵守したまでだよ。というか、病院内でのマナーかな」 「……むー」 「並んで歩いたらいいのに」 「駄目だよ。そんなことしたら……ジミー、法律に食べられちゃうよ」 「へ? ………………、ああ。大丈夫大丈夫、ここで俺の格好を見て犯罪者と思う人は居ないから」 九歳児の口から発せられた言葉はボケなのか本当の心配なのかわかりにくい。 法律に抵触する、をひらがなで覚えていたのか? 「ま、そんなわけだから」 「ん? ……なに、その手?」 玲子ちゃんは俺が差し出した手を訝しげに見ている。 「はぐれたらまずいから手を繋いでいかないか、と誘ってみたところだけど」 「ば……馬鹿にしないでよね! そんな子供っぽいこと、誰がするもんか!」 「ふうん。じゃあやめとこうか」 どうせ断られるだろうとは思っていたが。 「……で、でも、ジミーがどうしてもっていうんなら、やぶさかでもないよ。 ボクの手を握りたいって欲求を抑えきれないんでしょ」 「ん、あー、うん。そういうことそういうこと」 「うわ、めっちゃ嘘くさい返事。ま、いいや。繋いであげるよ、感謝しろ」 玲子ちゃんが小さな手を絡めてくる。 手のサイズに差がありすぎるせいでいまいち握りにくい。 最終的に俺が玲子ちゃんの手をぶらさげるように握る形に落ち着いた。 「ジミーの手、おっきいよね。今いくつだっけ?」 「十七。でも体のサイズだけなら、年上の人とあまり変わりないよ」 「じゃ、ボクのお父さんも?」 「君のお父さんの身長次第。でも……」 「でも、何?」 「ううん、なんでも」 でも、弟と見間違えたということは身長は同じかもしれない。 父の身長も同じぐらいだし――――ん? 待て待て。今何か閃いたぞ。 昨日玲子ちゃんは、俺の部屋に父親を捜しにやって来た。 だけど玲子ちゃんが見たのは俺の弟だった。 しかし、弟が玲子ちゃんの父親である可能性は低い。 玲子ちゃんが九歳だから、弟が女性とそういう行為に及んだ時にはまだ五六歳。 無理がありすぎる。 弟イコール父親説はあり得ない。 では、別の可能性。 玲子ちゃんが見た人間が弟であったとして、それが勘違いだったとしたら。 玲子ちゃんが普段自分の父親に会っていないのはほぼ間違いない。 会っていない人間の顔を確認する方法といえば、写真とかがある。 その写真に写った男が弟そっくりでも、実はそいつが弟でなかったら。弟そっくりの人間だったら。 導き出される答えは――――すげえ認めたくないものになる。 296 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 53 29 ID ATsC7agL いや、まだ。まだわからない。 否定する材料はある。玲子ちゃんの覚え違い。他人のそら似。 そうさ。そんなドラマみたいな出来事が身近で起きるはずがないんだ。 俺の周囲で起こるのはバイオレンスな出来事だけだ。 あってはならんのだ。これ以上やっかいごとに関わるのは御免だ! 「あ!」 突然玲子ちゃんが背後に回った。 何事かと前方を確認する、と――――居たよ。とんでもないことを隠しているかもしれない、弟そっくりのうちの父親が。 たった今病室から出てきたところで、祖母と母と妹を一緒に連れている。 俺に気付くことなく、一階へ下りる階段へと向かっていった。 「玲子ちゃん、もう隠れないで大丈夫」 「ほ、ホント? さっきの人、もう行っちゃった?」 俺の体を壁にして前方の安全を確認してから出てきた。 「さっきのが、君の……お父さん?」 「ううん。違う、と思う」 「もし良ければそこは断言して欲しいんだけどね」 「だって、実物を見るのは初めてだからわかんないんだもん。……はい、これ見て」 玲子ちゃんがポケットから取り出して渡してきたのは、折り目の付いた一枚の写真だった。 映っているのは男一人に女二人、それと緑の草原と蒼穹。 「そこの真ん中の人が、ボクのお父さん。それで、左にいるのがお母さん」 …………写真中央の男は、髪型と服の趣味以外、まんま弟だった。 写真の中でもハーレム状態にあるところなんか特にそっくり。 この写真を見ただけじゃ、玲子ちゃんが弟を父親だと見間違うのも無理はない。 左の玲子ちゃんのお母さんらしき人物に見覚えはない。 なかなかの美人でにこやかな笑みはいい感じだと思うが、それ以外には何も感想がない。 「右のもう一人の女の人は誰?」 「お母さんの妹。今でもとっても仲良しなのよ、って言ってたよ」 ふうん。妹ね。 なんだか俺の妹にも似ている…………ような? 「――いや、似てねえ! 似てる訳ねえ!」 「わあ! ちょっと、ジミー! 騒がないでよ、迷惑だって!」 「だって、もし似てるとしたら……あの、あの男は…………!」 うちの妹とうちの母は、そっくりだ。うり二つと言ってもよかろう。 女同士で気を遣って髪型で差別化を図っているぐらいだ。 もしも、写真の中にいる妹そっくりの女性が俺の母だった場合、一体どうなるか。 うちの父親は、妹に三人の子供を産ませ、そのうえ、実の妹の姉にまで子供を産ませた―――― 「奴は、しまいどんまんだったんだよ、玲子ちゃん!」 「何言ってんの?!」 「しかもその事実を隠している! かくれしまいどんまんだ!」 「さらにわかんない! ジミー、そんな名前の仲間はいないよ、勝手に作らないで!」 「たぶん語尾にござるとかつけたりするんだよ! つい若気の至りでやってしまったでござる。今は反省しているでござる!」 「ちょっと、あ、ごめんなさい。すぐに静かにさせますから。 もう! ジミーこっちに来て! いい加減にしてよ!」 297 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 55 04 ID ATsC7agL 嘘だ……。 認めたくない……。 うちの父親が、実の妹に手を出していたと知った時には軽蔑したものだ。 だけど、父親としての役目を果たしていたから、時間と共に自分の中で決着を付けることができた。 それなのに、それなのに。 実の姉に子供を産ませて、その事実を俺ら兄妹に黙っていただなんて。 「もう、俺は……どうしたらいいのか……」 「とりあえず落ち着くところから始めて。はい、ウーロン茶」 玲子ちゃんはどうしてこんなに落ち着いているんだ。 俺の心はかつてないほど動揺しているというのに。 「そうか。まだ、自分のことを知らな…………うう」 「自分を見失っているのはジミーじゃないか。もう……どうしてボクがこんなこと。 ほら、椅子用意したから座って」 後ろからシャツを引かれ、椅子に座らされる。続けてウーロン茶を手渡された。 どうやら俺は玲子ちゃんに連れられてどこかの病室にやってきていたらしい。 個室らしくベッドは一つだけ。スペースが広く取られていて、見舞客のためのソファが窓際にある。 備え付けの冷蔵庫とテレビは俺の部屋のものより大きい。 入り口の傍にはトイレまである。個室の待遇はやはり違う。 「ここはボクのお母さんが入っている病室だよ。 お母さん、この人が昨日話したおもしろいお兄ちゃん。 お母さんにぜひお会いしたいって言うから連れてきちゃった」 「あら、そうなの。具合が良くないみたいだけど?」 「ジミーはいつも頭の具合が良くないから気にしないで。 ほらジミー。自己紹介しなさい」 「仲がいいのねえ、二人とも」 ううむ。仲の良い親子の会話が俺の前で行われている。 いまいち混ざりにくい空気だが、ここで名乗らない訳にはいくまい。 顔を上げ、玲子ちゃんの母親の顔を見る。 298 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 55 57 ID ATsC7agL 玲子ちゃんの母親は、思わず息を呑むほどの容姿をしていた。 推測では俺の母親の姉だから、もう少し衰えているのかと思っていたのだが、 なんのなんの、篤子女史より若いんじゃないかってぐらいの綺麗さだった。 入院生活を送っている人間はストレスフリーだから肌の衰えが遅いのか? 一応俺の伯母に当たるから、何か言っておいた方がいいのかな。 言葉を探していると、伯母は一度微笑んだ。 途端に違和感を覚えた。 この人と、会ったことがない? ――そんなはずがない。 会ったことがある。絶対。 今の微笑みは、記憶にないけど鮮明に思い出せる。 「緊張してるみたいですね、ええと……ジミーさん? どう見ても日本人ですけれど、変わったお名前をしてらっしゃいますのね」 「…………あ」 この声も聞いたことがある。 ずっと昔。 記憶を辿る。辿って辿って、壁にぶち当たった。 拒否してる。思い出したらいけないと、必死に俺を止めている。 「私は玲子の母で、冴子と言います」 冴子――――冴子? 知ってる。知っている、覚えている、忘れていない! 記憶の壁が崩壊して、全てがさらけだされた。 冴子。 この名前は、俺が何度も呟き、心の中で浮かべた言葉だった。 死ね、殺してやる、という呪詛の言葉と共に。 ――冴子、死ね。いつか殺してやる。 「あなたの本当のお名前はなんとおっしゃいますの?」 もう、耐えられなかった。 299 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 56 44 ID ATsC7agL 失礼しますとギリギリで口にして病室を去り、トイレへと駆け込む。 スリッパを履くことも忘れ個室へ入り、便器に顔を突っ込んだ。 戻しもしないのに、吐き気だけがずっと続いている。 「さい、悪だ……」 この止まない吐き気も、喉を詰まらせる怒りも。 あの女だ。 体育館の地下倉庫に監禁されたときに見た夢に出てきた女。 妹を痛めつけて、弟まで傷つけていたのに、両親と話す時だけは平然としていた。 俺が妹と弟をかばっていなければ、あいつはいずれ二人の心を壊していた。 それがあの女の狙いだった。 右手に感覚が甦る。人を刺した時の手応え。 俺が、伯母の冴子の腹を、包丁で刺した時のものだ。 は。……ははは、はは。ははははは。 喉が嗄れて、笑い声も出ない。 どうして今更目の前に現れたんだ。 せっかく忘れていたのに。ずっと忘れたままでいられたのに。 あの時で全て終わったことにできていたんだ。俺の中では決着がついていた。 また小学生の時みたいな気分になっても、どうしようもないんだよ。 今の俺はもう、高校生なんだから。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/47999.html
マーリヤンマ インドで信仰される民俗女神。 南インドの木の女神。
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/6826.html
戦国ヤンキー キャラクター コメント 大和田秀樹先生による漫画作品。 キャラクター サザンドラ:織田信長 あくタイプ(不良)なので コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/gods/pages/18210.html
ヤンコントロ 奥アマゾン・ピロ族の神話に登場するアルマジロ。
https://w.atwiki.jp/byakumu2/pages/1409.html
製作者:リドリー ヤン=ジシュカ #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 人間 女 約1900歳(外見年齢11歳) 11月29日生、射手座、B型、身長135cm 体重32㎏ B59/W/46/H60 一人称:儂。 二人称:そなた。貴様。 口調:死ぬほど偉そうに喋る。 好きなもの:お菓子。チェス。原初の王。 嫌いなもの:裏切り。子供扱いされること。 所属:デュパン・エンタープライズ米国本部所属/独立重駆逐艦隊『女王の艦隊(クィーンズフリート)』司令官 小国の王女だった彼女は、動乱の時代に8歳で即位し、よく国を治め、 強大なローマ帝国軍相手に幾度も勝利した名将でもあった。 だが、当時最強を誇ったローマ帝国が空前の大軍を送り込み、 巨象に薄氷を踏み砕かれるように、滅ぼされてしまう。 悔恨の中、落ち延びた山中で生涯を終えようとしたところ、原初の王に出会い、 眠れる力の覚醒を促され、魔神王の列に加わる事に。 最古参の魔神王。 支部長の職責を担っていない魔神王の一人であり、 デュパン・エンタープライズ最強の軍隊『女王の艦隊(クィーンズフリート)』を率いる。 最新鋭というより、異常に発達した科学技術で作られたその艦隊は、 優に米海軍2個艦隊に匹敵する。 噂では、人間が搭乗する人型兵器まで積んでいるらしい。 最高理事会<13王(サーティーンロード)>の一人。 理事会の議長を務める重鎮。穏健派の代表。原初の王に対する忠誠心は、誰よりも厚い。 寡兵でローマ帝国に勝ち続けた事からわかるように、戦術指揮能力が卓越している。 前述の通り、艦隊を率いているため、他の魔神王たちから「ヤン提督」と呼ばれており、 本人もまんざらではないようである。階級は大将。 元帥は原初の王のものとして、固辞したためである。 外見ロリで、一見高圧的で横柄でわがままな印象を受けるが、 艦隊所属の部下たちの名前をすべて覚えているという意外な面がある。 実は情が厚いタイプで、それを知る部下たちからも、揺ぎ無い忠誠を送られている。 荒くれ者揃いの女王の艦隊は、ヤン=ジシュカの元、強固な絆で結ばれているのだ。 日本支部にはちょくちょく足を運ぶが、それは友人のエマニュエル=クローデルに会う為である。 出向くたびに、支部長のバーナード=キルゴアがお菓子を用意しているのは、 本人としては嬉しいのだが、 比較にならないほど年下の彼に子供扱いされているようで、釈然としないところがある。 ちなみに、女王の艦隊の艦隊旗艦名はヴラディカ。人間だった頃、彼女を逃がすために死んだ侍女の名前である。 「全艦全速。小僧どもに戦争のイロハを教えてやれ。代金は奴らの命だ」 「原初の王の降臨を待たぬとあれば、貴様らと語る舌は持たぬ。この場で滅ぼしてやってもいいが?」 「そなた、儂に菓子を食わせていればいいと思ってないか? …ところで、このケーキは美味いな、もう一つ頼む」 「(麾下の兵に)貴様らの命は、儂の者だ。儂が許可せぬ限り、何時如何なる時でも死ぬことは許さぬ!」 # 穏健派筆頭。ロリですが、古風な武人。魔神王のトップスリーに入る強さです。 # 大半の魔神王は彼女のように、原初の王への忠誠心が旺盛な者ばかりです。 # 女王の艦隊の現在の敵は、小国に正義を押し付ける世界最強国と一大宗教の総帥となってます。 # 全体の方針会議では喋りますが、個々の支部の方針には口を出しません。できる権限はあります。 # 性格は苛烈ですが、気質は邪悪ではないので、男気を見せれば協力を仰ぐことも不可能ではありません。 ヤン=ジシュカ ヤン, 女性, 人間, AAAA, 180 特殊能力 底力, 1 迎撃Lv4, 1, Lv5, 19, Lv6, 28, Lv7, 36, Lv8, 44, Lv9, 68 132, 164, 152, 144, 186, 160, 超強気 SP, 50, 集中, 1, 加速, 1, ひらめき, 6, 熱血, 12, 突撃, 21, 鼓舞, 31 OSC_0000_0011(2).bmp, -.mid # パイロット画像はGSCオリジナルサポートセンター内の、 # それも私ださんが描かれたOSC_0000_0011(2)のアイコンを指定させて頂きます。 ヤン=ジシュカ ヤン=ジシュカ, (人間(ヤン=ジシュカ専用)), 1, 2 空陸, 4, S, 8000, 160 特殊能力 バリアLv3=バリア 全 10 耐性=火 吸収=B 他形態=魔神王ヤン 攻撃属性=ロ 迎撃武器=シャール・カーニュ 攻撃属性=夢 夢=解説 夢干渉 現実世界と意識世界の狭間に存在するモノをとらえる攻撃 3800, 200, 1100, 80 AABA, SRCS_YangJishuka01U.bmp 格闘, 1200, 1, 1, +20, -, -, -, AAAA, -5, 突 シャール・カーニュ, 1700, 1, 4, +10, -, 10, -, AACA, +10, B #ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 魔神王ヤン 魔神王ヤン, (モンスター(ヤン=ジシュカ専用)), 1, 2 空陸, 4, M, 15000, 180 特殊能力 弱点=光 バリアLv3=バリア 全 10 耐性=火 吸収=B パイロット画像=OSC_0000_3031.bmp 他形態=ヤン=ジシュカ 戦闘アニメ=ヤン=ジシュカ 迎撃武器=シャール・カーニュ 攻撃属性=夢 夢=解説 夢干渉 現実世界と意識世界の狭間に存在するモノをとらえる攻撃 5100, 250, 1200, 90 AABA, SRCS_YangJishuka02U.bmp 格闘,1300, 1, 1, +30, -, -, -, AAAA, -5, 突 シャール・カーニュ,1700, 1, 4, +10, -, 10, -, AACA, +10, B イネール・ア・スライマーン,2200, 3, 5, -20, -, 80, 120, AACA, +0, BM投L2AL2 スリータ・ア・ツイラーグ,2500, 2, 6, -10, -, 50, 110, AACA, +10, B # パイロット画像はGSCオリジナルサポートセンター内の、 # それも私ださんが描かれたOSC_0000_3031のアイコンを指定させて頂きます。 ヤン=ジシュカ 回避, フフフ…笑止なっ…!! 回避, フッフッフ… どこに目をつけておる! 回避, そんな腕で儂を倒すことはできぬわ! 回避, なにをしている、この馬鹿者めが! 回避, 欠伸が出てしまうわ、ひよっ子め! 回避, 尻の殻も取れておらぬようなガキが、儂と戦おうなど500年は速いわ! 攻撃無効化, 我らと戦う心得もないと見える 攻撃無効化, フッ…愚かだぞ、貴様 攻撃無効化, 残念だな、それでは儂に傷一つつけられぬわ! ダメージ小, 何をしている。貴様には気概が足りぬのだ! ダメージ小, まぁ…よくやった方か、人間にしてはな… ダメージ小, こうも実力に差があっては勝負にならぬか? ダメージ小, フッフッフ… そんな小細工が儂に通用すると思ったか? ダメージ中, やるな、下郎。だが、本気にさせた相手が悪すぎたな! ダメージ中, 甘いぞ! その程度ではわしには勝てん! ダメージ中, 貴様はやりすぎた…… 死んでもらうぞ!! ダメージ大, 13王筆頭として…負けるわけにはいかぬわ! ダメージ大, おのれぃ…!! この屈辱、貴様の血で晴らしてくれるわっ!! ダメージ大, いいだろう…見せてくれる、魔神王を束ねる者の底力を! ダメージ大, 貴様の力が勝つか、儂の歩んだ歳月と魂が勝つか…次で決着をつけてやる! 破壊, くぅ…撤退か…!! 破壊, 原初の王…再びまみえる事叶わず…申し訳ございませぬ… 射程外, 我が光撃の射程を超えるか…!? やるではないか… 射程外, 位置は掴んだ。次は儂から行く! 射程外, そうだな、知恵くらいは絞れ。力では儂に敵わぬだろうからな 射撃, 疾く消えうせるがよい! 射撃, 我が一撃は光の道。原初の王の理想を照らす聖なる光よ! 射撃, くらえ、そして蒸発しろ 射撃, 儂自ら手を下してやる。あの世で誇るが良い 射撃, 貴様には万にひとつの勝ち目もないわ! 射撃, 遊びは終わりだ! 射撃, ひと思いにあの世へ送ってやる! 射撃, 貴様に容赦はせん!! 格闘, …なぜ原始人のように殴りあわねばならぬ! 格闘, くぅ~こんなアホみたいな戦いは嫌いなのだ! 格闘, いやだいやだ、面倒だ! 儂は面倒なのだ! 格闘, おい、誰かおらぬのか! まったく…何故儂が… 格闘, 儂が近接戦闘だと!? くっそぅ~護衛の連中には、罰としてトイレ掃除を命じてくれるわ! 攻撃(対フレデリック=B=バルバロッサ), ほぅ…それほど早逝を望むか、バルバロッサッ!! 攻撃(対フレデリック=B=バルバロッサ), 今度は加減せぬ。貴様の首を挿げ替えて、新たな血を13王に招いてくれようぞ! 攻撃(対シェラニス=プレシオン), 正気か? 来るのならば手加減はできぬぞ… 攻撃(対シェラニス=プレシオン), あれの下で働くとは、その境遇に泣けてくるわ。儂がいま休暇をくれてやろう…永遠のな…っ! 攻撃(対魔神王シェラニス(魔神形態)), やはりな…上手く隠していたつもりだろうが、貴様の嘲りの声は儂の耳に届いておったわ! 攻撃(対魔神王シェラニス(魔神形態)), フフフ…なるほど、考えてみればバルバロッサも哀れな男だなぁ。のぉ、シェラニスよ? 攻撃(対マハトマ), お前ほどの男が愚かだぞ、マハトマ! あのお方あっての我らだというのに! 攻撃(対マハトマ), …フッフッフ…貴様の言うように、儂も欲望に忠実に、貴様を叩き潰そうか…ッ!! 攻撃(対李小龍), 魔神王に列っせられながら、王の降臨を望まぬとは…その不敬、儂が正す! 攻撃(対李小龍), その綺麗な顔をフッとばしてくれるわ! 発進, 儂が出て埒を開けてくれよう。後は任せるぞ! # 攻撃(対ローマ法王), 法王ッッッ!! 貴様の怖い顔を粉砕してくれるわァァァァァッ!! # 攻撃(対ローマ法王), 神の尖兵め…原初の王が戻られる前に、この儂が滅ぼしてくれるぞっ!! ヤン=ジシュカ 格闘, 打突 シャール・カーニュ, 大拡散ビーム イエロー イネール・ア・スライマーン, 衛星ビーム イエロー "unit\SRCS_YangJishuka02U.bmp" スリータ・ア・ツイラーグ, 巨大ビーム イエロー 電撃 自由記入欄 ここから先は、何かを追加したいときに追記する欄です。 何か追加したい設定がありましたら、作者以外の方もご自由にお書きください。 ■参戦シナリオ 『魔神王の娘』 製作者:philoさん 【ANYONE】(第6回SRC学園コンペ作品) 制作者:浦瀬ヒガタさん
https://w.atwiki.jp/p2rdj/pages/1389.html
ワヤンの囁き刃 Wayang Whisperblade In hushed tones, superstitious people tell their children stories of wayangs— living shadows who come out at night to eat misbehaving children. Mostly, these stories are just fictions of fearful minds, but it's true that wayangs were originally creatures of shadow, straddling the edge between light and darkness. “知識の想起”――人型生物(〈社会〉) DC 17 一般的な知識 DC 15 専門知識 DC 12 ワヤンの囁き刃 Wayang Whisperblade クリーチャー1 アンコモン N 小型 人型生物 ワヤン 出典 Bestiary 3 290ページ 知覚+9;暗視 言語 共通語、影界語 技能 〈隠密〉+7、〈軽業〉+7、〈芸能〉+6、〈知識:影界〉+6、〈伝承学〉+6、〈盗賊〉+7、〈ペテン〉+4 【筋】±0、【敏】+4、【耐】+1、【知】+3、【判】±0、【魅】+1 アイテム ククリ(2)、レザー・アーマー AC 16;頑健+6、反応+9、意志+5;闇あるいは影に対する全てのセーヴに+1のボーナス HP 19 移動速度 25フィート 近接 [one-action] ククリ +8[+4/+0](機敏、巧技、足払い)、ダメージ 1d6[斬撃] Shadowplay/Shadowplay [one-action] (幻術、伝承、影) 必要条件 The wayang's last action was a melee Strike that damaged their opponent; 効果 The wayang attempts to Tumble Throughthe opponent's space, with a +2 circumstance bonus to the Acrobaticscheck. If they succeed, the wayang leaves a shadowy afterimage in their original space, and the opponent is flat-footed against the next melee attack the wayang attempts against it before the end of their current turn. 急所攻撃 The wayang deals an extra 1d6 precision damage to flat-footed creatures.
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1090.html
801 名前:ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] 投稿日:2008/06/02(月) 01 02 00 ID LzUN6Ghd 「私、知っているのよ。一昨日のこと」 一昨日というと、えっと、昨日が十五日だから十四日。バレンタインデイだ。 「あなた、チョコレートを貰っていたでしょう?」 「……なんで知ってんの?」 「すり替えたから。私のオレンジのと、入ってたワイン色の箱」 「なぜ?」 「なぜって、そんなの…………許せないからに決まってるでしょ!」 超至近距離からの音波が聴覚をかき乱す。 いかれたのは左耳。しかし耳に手を当てようにも左手はすでに葉月さんに掴まれている。 左手を引かれ、振り回される。落ち着いた場所はベッドの上。 葉月さんは、右手で俺の左手を、左手で俺の肩を押さえ込み、上から被さっている。 要約すると、俺は押し倒されていた。 「いつのまに受け取ったの? 私はあの日、教室に飛び込んできたあなたから一目も離さなかったのに」 「あの、信じてもらえないかもしれないけど、あれは弟がギャグでよこした代物で」 「見え透いた嘘を吐かないで! 弟君がそんなわけわからないことするはずないでしょ!」 葉月さんの中にある弟の像がそうでも、リアルの弟が阿呆なことをしたのだから、俺に文句を言われても困る。 しかし、思ったことを口にできない俺がいる。ほんと、弱いね。 「きっとあの子よ。木之内澄子よ。あの子に受けとったんだ」 「違う。澄子ちゃんは弟のことが好きなんだ!」 葉月さんが息を呑んだ。 ただそれだけなのに、より気配が不穏になる。 「なに…………それ。ちゃん付け? 私には、名字にさん付けなのに。 あなたと木之内澄子は、そこまで仲良くしていたの?」 最悪だ。てめえで悪化させてりゃ世話ねえ。 特別に仲が良いわけじゃないけど、ある程度の関係があると知られてしまった。 一般的にはちゃん付けなんて、かなり親しくないとできないものだと認識されている。事実、俺だってそう思う。 こうなると、もはや手を付けられない。 澄子ちゃんは弟を好きなんだと主張しても、そんなものではちゃん付けのインパクトを消せない。 反転した状態からさらに半回転したのか逆に回ったのか、ともかく普段通りになった葉月さんの声が耳に届く。 「呼んでよ。私の名前、呼んで。 葉月さん、じゃだめ。葉月、もだめ。 他の誰でもない、私のためだけにある、特別な名前。 呼び捨てにして。いっぱいいっぱい、どんな言葉よりも多く口にして。 家族に呼ばれるのと、あなたに呼ばれるのとじゃ全く違うの。 ずっとずっと、好きな人から呼ばれていないから、乾いてるの。飢えてるの。 満たしてくれたら、許してあげる。心から、あなたの全てを、私は受け入れる」 甘い誘惑。口に含んだら抵抗なく溶けてしまいそう。 受け入れずに拒むのが惜しい。 ――そもそも、拒んでどうする? 意味があるのか? 名前を呼んでいいのなら、それでいいじゃないか。 友達同士で呼び合うのは普通のことだ。それ以外の、例えば友達ですらない花火を俺は呼び捨てにしている。 葉月さんの名前を呼び捨てにするのは構わない。 構わないなら、そうしてもいいはずなのに、どうして俺はそうしていないんだ。 「やっぱり恥ずかしい? なら、こうしよう。 私もあなたの名前、呼び捨てにする。二人で一緒なら、問題ないでしょ。 ずっとずっと、ずーっと二人きり、いつまでも何も変わらなければいいんだよ。 ここで決めちゃえば、困る事なんて無くなる。 私が、ずっとあなたを助けるから」 俺は助けられたいんじゃない。守りたい。 学校で会う友達、毎日の生活、そして家族。 葉月さん。あなたは俺以外にも、俺が守りたいものも守ってくれるのか? ――――違うどころか、もし俺と俺の大事なものを引き離すなら、あなたの願いを俺は叶えない。 802 名前:ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] 投稿日:2008/06/02(月) 01 03 09 ID LzUN6Ghd 着メロが鳴った。 聞き覚えのある音色。数年前に放映された戦隊モノのオープニングテーマ。 俺が、自分の手で自分の携帯電話に設定した音だった。 「携帯電話、たぶん俺のだ」 「どうでもいいじゃない。それより、早く答えて欲しいな」 「どうでもよくはないよ。もしかしたら弟からかもしれない」 可能性はゼロに限りなく近いが、嘘ではない。 「まあ、いいよ。でも見終わったらすぐに返事してもらうから」 葉月さんが取り出した携帯電話を受け取り、開く。 すでに音は鳴りやんでいる。届いていたのはメールだった。 送り主は――誰だ? メールアドレスが表示されているけど、これは一体誰のだ? それにタイトルもない。無題だから、迷惑メールの類ではなさそうだが……。 「早く見て。あんまり待たせて欲しくない」 頷いて、メールを開く。 中身を読み、すぐに送信者と、送信者がどんなつもりで送ったものかわかった。 世界中にただ一人、俺のことをこう呼ぶ人間がいる。 おにいさん、と。 ちょっとだけ他人行儀だけど、たまに呼ばれると無視はされていないのだと安心させてくれる呼び方。 そう呼ぶ人間からメールを受け取ったのは今が初めてだ。だからメール送信者が不明だった。 頭を下げてでも聞いておくべきだった。 あいつが――――二つ年下の妹が、俺にメールを送ってくる。 そんなことが起きるのはたった一つ、緊急事態が発生したときだけなのだから。 タガが外れた。目的と目的地だけしか頭に浮かばない。 体の上に乗った葉月さんも、ちょっと動かしてしまえばすぐにどけることができる。 葉月さんの背中に手を回す。すると拘束する力が一瞬緩み、油断が生まれる。 左側へ押しやり、ベッドに押し倒す。 葉月さんの顔が紅くなった。だが、そんなことはどうでもいい。 ベッドから飛び降り、保健室のドアを力ずくで開き、下駄箱へ向かって突っ走る。 背後から呼び止められようと、追いかける足音が聞こえようと構わない。 靴を履いている時間がもったいない。一刻も早く、向かわなければ。 妹、変なメールを送ってくるんじゃないよ。 おにいさん助けて――――なんて、普段は絶対に言いやしないくせに。 803 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 01 05 11 ID LzUN6Ghd 今回はここまでです。 冒頭の部分はノリで書きました。あまり深読みなさらないように。 804 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 01 13 37 ID Wr7YWjJB どうしよう…なんだか葉月さんのデレにキュンキュンきてる…… GOD JOB 805 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2008/06/02(月) 01 27 22 ID Abj9im7l 妹が心配で眠れない。 806 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 02 26 18 ID fxUq7nQY GJ! しかし、お兄ちゃん。唇を奪われてしまった以上はちゃんと責任をとらないとダメだ。 それなのに逃げるなんて……。 807 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 02 48 32 ID cMCvg7c4 GJ! お兄ちゃん、兄としてカッコイイが墓穴掘ってるぞw 808 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 02 51 30 ID 8AgYHon3 GJッス! ちゃん呼びの所からの展開がマジツボでしたwwww つーか兄貴カッケェよー 809 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 05 10 01 ID QW9b70Y9 GJ! また葉月さん可愛すぎる けど報われないなw 810 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 10 22 26 ID WPrbWoGX GJ! 放置された葉月さんはどう動くのかも気になる。 そして妹に何があった!? 811 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 16 26 14 ID KNux1fxl GJ! 兄は兄としては合格だけど男としては失格だな 812 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 17 49 26 ID o7292MkC 786 ずっとまっていました! GJ! かわいいよ、かわいいよよづり 813 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 20 18 06 ID VBF9iMnm GJ!!!! 兄貴、最高だ。 妹に何があったのか。そして葉月さんが何やらかすか、楽しみだ。 814 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 22 02 17 ID C4Ud7Gyk よづりも傍観者も来てたのか。両方GJ! よづりかわいいよよづり さて今回も兄レーダーが働くのか? 815 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/02(月) 22 59 08 ID 9fMee8Rr 葉月さんお願いだからここは耐えてくれ・・・・。 妹の命がかかってるんだ。 816 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 02 47 30 ID Kr5Qq8x5 問4 以下の事態が起った場合を想定せよ。 (例) 最近、主人公が泥棒ネコと仲が良いのでその泥棒ネコを退治したいヤンデレヒロインがいます。 けれど、その泥棒ネコは実は不死身の怪物で、とても殺せそうにありません。 仕方がないので主人公を自分だけのものにしようとしますが、 泥棒ネコの差し金か、主人公もまた死なない存在になっていました。 ヒロインは殺せない。主人公も殺せない。 そんな状況に陥った場合、ヤンデレヒロインはどんな行動を執るか? 817 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 07 15 24 ID vWXUZ86s 主人公の手足をもぎ取って、飼い殺し または泥棒ネコの手足をもぎ取って、売り飛ばす もしくはヤンデレヒロインが不死身の怪物をも殺す異能者 818 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 07 57 22 ID uZYUB6tn 最近起こったそれに近い例で考えれば… A.泥棒猫との戦いを放棄し全力で彼と引きこもる 819 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 08 16 45 ID OULmyzZU 817 両儀式はヤンデレですねわかります あーなんか変な記事思い出したぜ 820 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 09 42 59 ID zHjzU52F 816 「あの女本当に不死身だったんだね、刺しても潰しても切り落としても生き返るからびっくりしちゃった」 「でもいくら不死身でも力がそのままじゃ私の○○くんに対する愛に勝てるわけないよね」 「え?あの女は今どうしてるかって?さあ…」 「確か崖に吊るして禿鷹につつかせたか、1㌧の重り付けて海に沈めたか、どっちかだったよ」 「そんなことより…○○くんも不死身、なんだよね」 「ずっと私が好きになった時の姿の○○くんでいてくれるんだよね」 「死ぬまで…ううん、死んでも離さないからね、○○くん♪」 こうですかわかりませ(ry 821 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 11 05 35 ID OpitbDKy 式はツンギレだと公式発言が(ry 822 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 13 18 31 ID Sp9ZqmUr 流れぶった斬って悪いんだが…とうとうヤンデレの夢をみた 知らない女に監禁される夢をみた。多分あれがヤンデレなんだなってわかった なんかスタンガンで気絶させられて連れ去られて監禁されたらしい そんで「心配しないで。○○は私が一生世話してあげるから」とか笑顔で言ってくんの… ヤベーぞマジで…アレはヤバイ…。知らない部屋で目が覚めて知らない女がなんかもうあんな…… 俺ずっとこのスレ見てきたけどさ、しばらくこのスレ見るの止めるわ。ヤンデレマジ怖ぇ… 仮に知ってる女がヤンデレになっても怖いわ。お前らマジで気をつ 823 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 14 13 09 ID WSYGH40K 無茶しやがって・・・ 824 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 14 23 06 ID hx5RGoIg 俺なんて血の海で微笑む彼女の夢を見た。 手には俺が愛用していた文化包丁が… 足元には友人と事務の女の子達が… な夢だった。 825 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 15 13 07 ID bKvB5Ed4 お前らそれを絵か文にするんだ。そうすれば神が現れるはずだ 826 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 15 25 53 ID Sp9ZqmUr 822だがなんで最後の二文字が消えてんだ…? とにかくお前らヤンデレには気をつけろ。ヤンデレになりそうな女にもマジで気をつけろよ リアルな夢だったせいか二つの意味で目が覚めたわ 827 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 15 44 08 ID mGqGZrk3 826 俺は夢の中のヤンデレとはバカップルになったが愛が足りないんじゃないか? 828 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 19 07 29 ID 8VlfHGxk 俺も監禁される夢を見たけどやっぱ良かったよ 2人だけの世界。誰にも邪魔されることなく2人の愛を育むんだぜ やっぱ愛の究極体だと再認識した 829 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 19 20 03 ID PHJo/ds8 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか 830 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 19 51 25 ID Iwe3MX0J 多分、俺には彼女がいるからヤンデレの夢が見れないんだな・・・・ よし、彼女とちょっくら別れてくるわ。 831 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 20 01 46 ID 1pmV62+0 この間書いたけど、ヤンデレが行方不明になり自分がヤンデレ化した悪夢を見た俺にとっては羨ましい限りだな。 ところで話は変わるが、日本の音楽ってほとんどの曲が恋愛が絡む曲だよな。 で、その内のかなりの曲はヤンデレ化するぐらいの想いって解釈できる歌詞である気がするんだが、気のせいか? 実際、聞いている連中にはヤンデレ化なんざ絶対しないスイーツ(笑)だらけだと思うけど。 832 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 20 02 45 ID L3zIrt2D 830 あばよノシ 833 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 20 07 52 ID hZBelY/p 830 来世で会おうな 834 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 20 19 45 ID 2pgfSEJ5 監禁されるシチュでふと思ったんだけど いずれは俺も歳をとるわけだしおまえは爺さんになっても愛してくれるのかと詰問したい 途中でやっぱり解放してあげるとか言われても何年も監禁された後だったらどうやって一般社会に復帰すればいいのかと まぁでもこんなのは杞憂でしかないかもな ヤンデレに監禁されて何年も生きていられるものかと(ry 835 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 20 24 14 ID /8kx1Uub ヤンデレの愛は永久不滅だと信じてる 836 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 20 40 29 ID bKvB5Ed4 その前に一緒にあの世行きだろ 837 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22 00 56 ID 5wIRqtHn 828 わがままな俺は外出許可を付け加えた監禁生活を夢の中でおくったw なんでも現実的にとらえてしまうからな・・・。 「食費はどうしよう」とか、夢がなくていやだね。 830 待て!よすんだ!!! 「すまない、俺と別れてくれ・・・・・・・・うわお前なにをすrgl;skhzsh!!!!」 ・・・遅かったか(´・ω・) 838 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22 07 37 ID YUSBdCkw 夢の中で育てた脳内彼女 最初はもてない自分をせめて夢の世界だけでも慰めるための道具がいつしか現実へも影響を・・・ 839 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22 35 00 ID /ox9h0K9 それはヤンデルのがお前だw 840 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22 40 03 ID hx5RGoIg 最近このスレ見すぎてヤンデレの夢しか見れなくなった。 ある日女の子に地下に監禁されて、長い時間が経ち、気づいたらその彼女と陽の当たる生活に戻っていた。 だが、彼女に似た子供が三人もいた。 …そんな夢を昨晩は見た。 今晩も別のシチュ楽しんでくるわ。 841 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 22 53 34 ID ///IRyiF 「その女の子をよく見ると実はおまえのオカンだった」ていう呪いをかけた。 呪いを解くにその夢の詳細語るがよろし さすればNA☆N☆ZIの呪いを解いてあげるにゃ~ 842 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/03(火) 23 13 11 ID qhKzKw8H Giftのきりのんはマジでその呪い使ってたな 恐ろしすぎるw 843 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 00 41 15 ID /87ejD5N 841 ママン属性のある俺にだったら呪いでもなんでもないぜ リアルママンは勘弁だけどな 844 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 13 27 27 ID VeqZuhpd てか気付いたら477 KBじゃないか。 次スレ立ててくる 845 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 13 32 12 ID VeqZuhpd 立ててきました ヤンデレの小説を書こう!Part16 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1212553842/ 846 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 16 46 10 ID Uy46LI9k 845 よくやった、うちに来て妹とファックしていいぞ 847 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 18 01 04 ID mbzFOIlZ 846 さっきお前の妹がお兄ちゃん殺すとか私が他の男にとられてもなんともないのねとか、まあそんなことをブツブツ言ってたよ。 大丈夫? 848 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 18 01 24 ID mbzFOIlZ ってことで 845、うちに来て弟とファックしていいぞ 849 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 18 07 30 ID pMEAyevw 今「○○君、悪のお兄さんを倒してあなたを取り戻しにいくから!」って 近所のお姉さんが果物ナイフを手に走っていった 850 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 19 03 01 ID LXSyLgA2 845 よくやった、うちに来て俺とファックしようぜ 851 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 19 25 05 ID +K8JEFvF 「男の癖にお兄ちゃんと……許せない。あの泥棒ネコ!」 852 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 41 47 ID 4nQ+dUVr 845 冴えない俺の親父をくれてやるよ 853 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 20 54 46 ID IQBXz1if 845 それじゃあ俺は俺のケツ毛タップリのケツを差し出すよ。クソ以外未使用の新品だぜ!! アッ-!! 854 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 21 43 58 ID WJt629y0 こんな流れじゃ次スレに寝取られちまうぞw 855 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 22 17 38 ID IQBXz1if 俺のせいでか…orz 856 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 23 21 38 ID xQPlCaxQ 855 抱いてやるから泣くなよ 857 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/04(水) 23 49 08 ID K5VTB6ZJ 黙って見てたい俺だが、敢えて言わせて貰う。 この中にヤンデレ女がいるはずだ。多分… 858 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 00 47 31 ID rO2B0yGr ヤンデレ女と一緒にいられるか!俺は自分の部屋に戻る! 859 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 01 00 38 ID AwCX94OM そして部屋で待ちかまえてる妹 「そうだよね。あんな女といっしょにいられないよね。 お兄ちゃん、やっとわかってくれたんだ。 手錠の鍵は捨てちゃったから、もうこれからはずっとわたしといようね」 860 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 01 27 59 ID CYnUDJa/ 859 しかしお兄ちゃんがアンチェインな件 861 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 01 32 45 ID 8gem6Dvc 890 妹は史上最強な件 862 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 01 55 48 ID /h5+wShI お似合いじゃないか 863 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 21 02 08 ID mpULLbbf こういうのは邪道かもしれないが、最初は嫁に愛され年齢と共に娘に愛され 更に過ぎて孫に愛され、最後には曾孫に愛されながら死ぬのが理想だよな もちろん性的な意味でな 864 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 21 14 49 ID OpvA6YDa お前の嫁(志望)が包丁を研いでいた、とだけ言っとく 865 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 21 31 09 ID y1eBWgBv 曾孫が泥棒猫化するもんだから長年連れ添った婆さんに今更無理心中させられるんですね 866 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 22 27 16 ID mA5cRH/E あぁ、もし違っていたらごめんなさい。 ここはヤン・ウェンリーとフレデリカの小説を書こうスレでよかったんですよね? 867 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 22 47 28 ID HqLQi5da だとしたらこのスレのスレタイはヤンレデのはずだな 868 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 23 00 33 ID mA5cRH/E じゃあ、ヤン・ウェンリーがデレデレするスレでいいんですね? 869 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 23 02 39 ID HeK9cz40 つまらん 870 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/05(木) 23 26 34 ID KVdcLESn まぁたしかにフレデリカはヤンデレの素質はあるとおもうぞ たった一杯のコーヒーからよくもまぁあそこまで 871 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 00 48 12 ID OS6pBQPi 447 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 01 33 55 ID a6RHAiAi フレデリカ「ヤン提督、監禁したいなぁ…」 フレデリカは14歳のときヤン注意に一目惚れし、以来ヤンを追って軍人になるわ 父親のコネを使ってヤンの副官になるわ、生活無能力者のヤンを公私で世話を焼くわ 最後には結婚までこぎつける ヤン デレです。 872 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 13 52 51 ID r8G+1LF1 ロシアン・ティーを一杯。ジャムではなくママレードでもなく愛液で 873 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 22 21 17 ID 1cGAP53x 青い液ならばございますお客様 874 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/06(金) 22 50 37 ID +StkkcT6 愛液でも青い液でもロシアン・ティーじゃないから それに、入力したのはフレデリカじゃなくユリアン 875 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/07(土) 03 23 24 ID ylTgfrSo きみきみ何を言ってるのかわからんぞ 876 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/08(日) 14 33 48 ID OaF49gUe 今日はいい感じの天気だから、ストーカーするほうもされるほうもほのぼのするでしょうね。 877 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/09(月) 07 04 10 ID Rivw5zkW 埋めネタ待ち、保守 878 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/11(水) 00 08 48 ID uiXYhhC2 てす 879 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/11(水) 16 56 18 ID J8eccUW0 そうか、すでに次スレがたっていたのか。気づかなかった。 880 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/11(水) 17 09 39 ID nTOThXgv グルーピーとヤンデレの違いは何かあるかいな? 881 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 00 10 01 ID hgEnhONI グルーピー ただステータスに反応しているだけのバカ。また、一時的 ヤンデレ 究極の純愛。また、その想いは死ぬまで、場合によっては死んでも続く 882 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 08 16 04 ID tQt/gO0Y 俺としては病むまでの過程、病んでいく過程、病んでから起こす行動について注目している 病んでいくところが良いんじゃないか?ホラー映画の緊張感にも似たあの感じがたまらんのだ じわじわ病んでいき、そしてどんな行動を起こすか分からないワクワク感 病的なまでに愛される主人公を羨ましくも感じ、不憫にも思ういたたまれないこの感覚 すべてはヤンデレだからこそ味わえるんですよ グルーピー?なにそれ?腹壊した時の腹の音ですか?違いとか比べる以前の問題ですよ 分かったら 880は近所の本屋にヤンデレ大全と未来日記でも買いに行きなさいってこった 883 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 08 28 30 ID bMn2oDm9 ヤンデレは恋だけにその身を捧げるって感じかなぁ グルーピーは病んでるっていえば病んでるけど、なんともな まぁ、物語次第だとは思うけれど 884 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 11 57 34 ID hgEnhONI 882 ヤンデレ大全も未来日記も、模範的なヤンデレからは外れてるような…… 885 名前:ヤンデレ妻と初詣[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 12 08 11 ID qqyAx98Q 埋め代わりにヤン妻小ネタを投下だよ エロ?無いよ 1月某日 晴れ 「あなた、そろそろでかけないと…せっかくの初詣なのに、人混みでおまいりできなくなっちゃいますよ」 もたもたと出かける準備をしていると、むくれた様子の妻に抱きつかれた。 あまり初詣に気が乗らない俺とは違い、妻はいつの間にか着物まで着て準備万端なようだ。 そういえば、妻の着物姿を見るのは結婚式の白無垢以来か。 今しがたのんびりするなと怒られたばかりだというのに、普段とは違う雰囲気の妻に思わず見とれてしまう。 …それにしても珍しい色の晴れ着だ。緋色…血色? 俺が不思議そうに晴れ着を見ているのに気付いたのか、 「これ、おかあさまからおくられてきたんです。いい染料がてにはいったからって」とはにかみながら答えてくれた。 よりによって俺の実家から…着物のことは詳しくないからよくわからないが、 染料というのは一般家庭でも簡単に入手可能なのだろうか。 「そうですね…素材ならそこらじゅうにいるんですけれど、やっぱり連続で狩るとさわぎになってしまいますから… けつえk…染料を一滴のこさずしぼりとるのもたいへんですし。 おかあさま、必要なだけあつめるのに何ヵ月もかかったらしいですよ」 松茸並に貴重な染料だ。 「あ、でも後始末はすっごくたのしかったっておっしゃってました!」 わたしもおてつだいしたかったです、と何故か目をきらきらさせている妻に、 それならそのうち休みをとって一緒に里帰りしようかと提案する。 「えっ!ほんとうですか?」 この上なく嬉しそうな笑顔。言ってみて良かった。 そうこうしているうちに妻に手早くコートを着せられ、ぐいぐいと外に連れ出される。寒い… 神社に到着するまでの間、妻はずっと「トランクをひっぱりださなくちゃ」だの、 「お着物のつくりかた、おしえてくださるかしら」だのとはしゃいでいた。 早速里帰りする気満々になっている妻には悪いが、 正月明けでまとまった休みをくれるほどうちの部長は甘くない、と言い訳しておく。 「とれますよ、おやすみ」にこにこと微笑む妻。 「部長さんも……きっと、あなたにおやすみあげなきゃって、おもってますよ、うふふ」 もうすぐ仕事に追われる予定の俺を慰めてくれるのだろうか。 妻の優しさに感謝しながら、それなら神様には「休みが欲しい」と頼もうかなどと軽口を言い合う。 程なく神社に到着。 早めに来たせいか思ったよりも混んではいない。少し並べば境内まで辿り着けそうだった。 妻と参拝客の列に並びながら、今年の願いは何にしようかと思案する。 「休みが欲しい」も叶えてほしくはあるが、やはり新年最初の願い事なのだから もっと優先度の高いものにすべきだろう。 あれこれと考えていると、突然「あなたあぁ」と助けを求める妻の声に我に還った。 何事かと妻の方を見ると、妻は何故か帰りの参拝客の列に巻き込まれそうになっていた。 慌てて妻を引っ張り出す。どうやら俺と同じように考え事をしているうちに列に紛れ込んでしまったらしい。 ……正月早々うっかりしているものだが、おかげで今年の願い事を決めることが出来た。 『妻とずっと一緒にいられますように』…恋愛ドラマのようで照れ臭いが、これが一番の願いなのだからしょうがない。 たぶん、妻も同じことを願ってくれるだろう……もうはぐれないようにと差し出した手を、 恥じらいながらもしっかりと握り返してくれる妻を見る限り、 それは自惚れではないと期待しても良いのかもしれない。 おわり 886 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 12 55 20 ID HON6d3AO なんといういい嫁 887 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 18 56 08 ID i3O3xPD3 884 また定義ですか…確かに大全はひぐらしのメンヘラ達まで一緒にしてる感はあるが…未来日記はそんな外れてないだろ 888 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 19 08 50 ID MVeB4yc1 なんという猟妻賢母。 ご馳走様でした。 889 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/12(木) 19 48 51 ID nh0hWvET 888 誰が上手い事を言えと 890 名前:名無しさん@ピンキー[ ] 投稿日:2008/06/13(金) 14 06 37 ID SzR3tARl llllll lllllll ll . ハ ヾ iヽ, リ . i l . ヽi llllll llllllll lll . i i i ハ i ヽ, y l リ l i. ヽ lllll ,llllllll llll . リ i . l y リ, ヽ,.iヽ、 . リ i l i ト、 llllllllllllllll lllll . iハi ヽ i `. i _,,... -=- ..,リ . i . l i ヽ iヾ lllllllllllllllll lllllll . l 丶 ` ,r ,~- 二._ -._丶ハ リ. . i. ! l l ヽ llllllllllllllllll .llllllllllll, . . i ,r ,r ,.- ~ `ヽヽ,丶ノ ハ y ! リ、i i llllllllllllllllllll lllllllllllヽハ . l 7´ i ,,;;;;;,, `l i ヾリi ノ /. l /イ i l llllllllllllllllllllllllllllllll ; ヽ、i 、 .i l ;;;;;; i l ,.リ ,y ./. l / リハ i lllllllllllllllllllllllllllllllヽ,ヾ、 ヽ、 .` ヽ, ヽ, ,y ,i _,/ノ / . r lllllllllllllllllllllllllllll “”,; .. ...丶., ` -=- _.r - / 7. l llllllllllllllllllllllllllllll # , ....` ー= rr‐ i ノ /. イ l llllllllllllllllllllllllllllll * ¨ ℡, r . i i i llllllllllllllllllllllllllllll. ;〟r . i l . .l llllllllllllllllllllllllllllllll . , 〟 叮フ . イ l .l . i llllllllllllllllllllll,.;.._lll . ¨$,¨ 〝 y イ. / i.i l . l llllllllllllll_,rニ-..,,,__,,..,_ ;;,_ ㌔ .r№i / イi l l lllllllllllll、-ー─ ─一-  ̄,7ニ- ´ ; # ;i l y ! l ... l lllllllllllllllll`- ._ _,,r- ´ , \〟;〝 ヽ i .l . i llllllllllllllllllllll,,,  ̄ ,... .. # *i㍼〟 ; ,. ~` l . l lllllllllllllllllllllllllllllllllllll ,. ... %〝 / . l i 891 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 14 28 06 ID gtLM6YAs . ハ ヾ iヽ, リ . i . ヽi . i i i ハ i ヽ, y リ i. ヽ , . リ i . y リ, ヽ,.iヽ、 . リ i i ト、 . iハi ヽ i `. i _,,... -=- ..,リ . i . i ヽ iヾ . 丶 ` ,r ,~- 二._ -._丶ハ リ. . i. ! ヽ ., . . i ,r ,r ,.- ~ `ヽヽ,丶ノ ハ y ! リ、i i ヽハ . 7´ i ,,;;;;;,, ` i ヾリi ノ /. /イ i ; ヽ、i 、 .i ;;;;;; i ,.リ ,y ./. / リハ i ヽ,ヾ、 ヽ、 .` ヽ, ヽ, ,y ,i _,/ノ / . r “”,; .. ...丶., ` -=- _.r - / 7. # , ....` ー= rr‐ i ノ /. イ * ¨ ℡, r . i i i . ;〟r . i . . . , 〟 叮フ . イ . . i ,.;.._ . ¨$,¨ 〝 y イ. / i.i . _,rニ-..,,,__,,..,_ ;;,_ ㌔ .r№i / イi 、-ー─ ─一-  ̄,7ニ- ´ ; # ;i y ! ... `- ._ _,,r- ´ , \〟;〝 ヽ i . . i ,,,  ̄ ,... .. # *i㍼〟 ; ,. ~` . ,. ... %〝 / . i 892 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 14 43 55 ID ps8TDVn8 美月さん何やってんすか 893 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 15 03 18 ID 2KCyxknW そういやダブルキャストの美月はヤンデレではないが それに近い恐ろしさがあったな デッドエンドで惨殺しまくりとか包丁ギラリとか返り血ベッタリとか 主題歌も素晴らしい良い曲だった ヤンデレでないのが今思えば残念だが 「病んでいた」という部分ではひぐらしのごとくヤンデレに扱われてもおかしくない いや、やっぱヤンデレじゃなかったな このスレで「ダブルキャスト」を知ってる者はどれほどいるのだろうか 894 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 16 27 19 ID ntZ3+9nL 聞いたことはあるような無いような。 895 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 17 58 27 ID YRtmc0Fq 893 買おうか迷った あの時はギャルゲーには興味があったけどかえなかったな 896 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 19 15 16 ID pKFaG90O 894 895 是非とも買うべし! 元値が安いくせにクオリティが異常というひぐらしの選択肢ありバージョンだ ゲームは単純で選択肢によってストーリーの展開が変わっていくマルチエンディングってやつ ダブルキャストはノベルゲームではなく、それが全部アニメーションってのが特徴 ちなみにこのダブルキャストは「やるドラシリーズ」ってので、他に季節に合わせた三作品がある サスペンスホラー+恋愛でバッドエンドの数の多さはスクールデイズとFate並みにある 買って損はしない。10年ほど前の作品だが今でも楽しめるはず。マジでおすすめする ヒロインが1人だけなんだがマジ可愛いぞ。そんで怖い。ヤンデレ半分メンヘラ半分って感じだ (ネタバレになるからこれ以上言わないが) 俺はギャルゲーと気付かず買ったがやってみるとギャルゲーとは思わないと思う とにかく安いし面白いし俺が唯一100%達成したゲームだからおすすめする 一昔前の「コレもヤンデレと言えるのではないか?」と考えさせられる作品だ 確かプレステで2500円くらいだった。今なら中古でどんくらい安いか知らないが絶対損はしないぜ ちなみにフルコンプするには鬼の忍耐力が必要。この意味はやってみれば(やった人には)分かること ヤンデレ好きには是非一度やってみてほしい。夏にピッタリなゲームだ。主題歌もマジおすすめ 897 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 19 26 18 ID JFhrwf0n 宣伝乙 898 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 19 28 37 ID KdrY9QLj 896 うるせえ、鎮静剤打つぞ。 その前にちょっと買ってくる 899 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 19 33 07 ID ntZ3+9nL 896 アマゾンで見てみたら結構安いし買ってみるわ。 最近はやりたい物とか読みたい物が多いから買うのはちょっと先になりそうだけど。 900 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 19 36 22 ID DzslZQO8 『季節を抱きしめて』もお薦め 女友達が一人しかいない、非モテ鈍感主人公が記憶喪失の女子高生を拾って、 そしたら女友達に凄い勢いでなじられるゲーム。 「ただの友達でセックスどころかキスもしてない相手になんでそこまで言われにゃならんのだお前頭おかしいのか」と思うぐらいなじられる。 901 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 20 25 33 ID ZsLHhhoS 900 ほう。 それはつまり、そのたった一人の女友達は主人公のことが好きということだな。 そして、主人公を独占したいから周りにいた女友達を排除して、自分がオンリーワンになった、と。 902 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 21 16 11 ID nvJ9ILRk ダブルキャストは本気で主人公死亡率高くて泣いたw 903 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 21 40 42 ID Jo7R3qnC ヤンデレ出演ゲームやらアニメやらって全然見たことないなあ… いつもこのスレで萌えるか脳内妄想だ ダブルキャストは入門には良い方?いきなりスクイズあたりだと強烈だろうとは思うけど 904 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 21 45 30 ID afDzE8xj 入門ならSHUFFLE!見とけ 905 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 22 05 25 ID 8dC7soxp ここを見れば、ダブルキャストがどんなゲームかわかるぞw ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm218037 906 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 23 35 04 ID Jo7R3qnC 904 SHUFFLEか、タイトルだけ知ってるわ。TSUTAYAにあるかな。今度借りてみる 905 中身見なくてもサムネで病んでるってわかるとか凄いw 調べたらダブルキャストってPSPでも出てるんだね。 深夜布団の中で一人ヤンデレと対峙ってのも良いな…寝オチしたら二度と目が覚めなそうだけど 907 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/13(金) 23 57 47 ID pKFaG90O 898 899 お買い上げありがとうございまーす!大人気ですからお早めにどうぞ~ 903 ダブルキャストのヒロインをヤンデレと言っていいかどうかは難しい。定義が確立していないからな 入門なら 904の言った作品がおすすめ。しかしダブルキャストも侮り難し 安いから試しに買ってみることをマジおすすめします 908 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 01 25 41 ID blJKgIWB ,.-ー─- .,_ _,,.-=  ̄`=-、 ,. / ., _ ` - .,_,.., / ~ 丶 i- | / ヾ i y - ., イ, r-、.,_ _,.~ ヽi .,_ ,i´ `i.,_, -ー-i ,. ,i ~`-i ,.- `- r`i__,,.r l l ~ ,r - ヽ、 . i l l , , ,,i ㌻ , , r .! i , ` ~ヽ, l . i ~` ´ .,r ´i ,.、 , .i l l .. , ヽ、 .l .. _ i /~ =- .._ ,r `´t ,.. . . ,.- .l .. ヽ、.. . ヽ, . l _,r- `ヽ, ,i ヽ、 i .. l `´i .i , l `ー-..,ゞ、 ,.r ` ヽ, レ- _,...-=-.., i, ,r ,-、_ ,ヘ, i ,.ー-、 l .. ..l i \´ ,.r ... .. ゝ y l ,r i Y _,y i ; i -、_T´ r ,っ .ヽ、i、 l `ー-= ... _r- ~ヽ, .. _,r ,r= ヾ,_く..,_ i,` └イ Y__,..,r ヽヾ .i ヾ _,.-vニ.., 、ヽ` ri . ,.- i ,. . ~`-..,y_ ,、_ r 」 `i、 ヾ、 ヽ、 .. _,.トv ヽ, ヾ_ `i y_r _,. - l r `ー- ~ i ヽy ,. ヽ、 _,r ~ r ` , ヽ,- i, .i .... ~` ,r-;ゝ-;、 ,i l ヽ、 ,.~ ヾ,._,.r,.- ,. `l l ... ,. ,y _,.-__ヽ、 l l ヽ 、 ` / ー - ...,_ l ! . / , r ~フ~=- ..,_t, ! 丶t-=..,_ _ .. _,.l ,i .. / i r ` 、 ,. l _,.-┘  ̄~` ー .,__,r-ー .l l ,. .. ... i . i .... . ..ヾ _,.レ ~ i ./ .. .l ... i_ , ._ _,..- フ~ ...... l .ヽ、 r ` ̄  ̄ _,r l