約 1,309,254 件
https://w.atwiki.jp/ggmatome/pages/527.html
Wiki統合に伴い、ページがカタログに移転しました。
https://w.atwiki.jp/kenntikusi/pages/550.html
ファレノクローン 代表産駒
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/3212.html
第二十五章-第一幕- 汝、其は只『仁』を掲げて 第二十四章-第三幕- 第二十五章-第二幕- 勇者軍はエリックと合流し、更にイグジスター五滅将の カーバンクル・イグジスターを撃滅せしめた後、辛くも難を逃れて 半ば廃墟の都と化しつつあるグラード・シティへ赴いた。 そんな戦況でも自分達が行けば、役に立つ、との考えからであった。 「ひどい……!」 顔色を失うエナ。前に来た時も相当に無様な姿だったが、 より一層破壊された建造物などが 目立つようになったグラード・シティ。 まさに終末を予兆させるような光景でしかない。 「やはり予備役兵士を城に置いてでも、ここへ来て正解でしたね。 まさか、ここまで大都市が追い込まれていようとは…… 仮に勝利したとしても、この都市の再興は困難かもしれません。 ですが、一人でも多くの命を救わなくては……!」 ウォルフ王子が歯噛みする中、ヴァジェスが騒音を聞きつけた。 「おい、人の話し声だ。内容から察するに、 難民キャンプじゃねぇか?」 「よし、行ってみるか」 エリックも同意し、一同は難民キャンプに向けて歩みを進める。 「うっ……!」 むせかえるような血の匂いが鼻を突く。 だが、不思議と怪我人は多くとも、死者の数は見当たらない。 当然である。死ぬ事は敵の擬態を招く事と同義なのだから。 恐らく怪我人は、擬態したイグジスターに 武器で攻撃されたのだろう。 見事な刀傷などを受けた兵士もかなり目立っていた。 「ううっ……血が止まらない……! このままでは……!」 何名かの深手を負った兵士が呻き出す。 「エナ! 助けてやれ!」 「はい……大丈夫ですか、今治癒魔法をかけます。 ヒールブラスター! ヒールブラスター!」 かなり広域に及ぶ治癒魔法を連発してかけていく。 みるみる傷が塞がり、血色を取り戻していく兵士達。 「おお……命拾いした! これでまた戦うなり逃げるなり出来る! ありがとうな、娘さん!!」 「おう、本当だよ、命の恩人様だ、ありがてぇ! この実力、噂の魔神軍にも見劣りしねぇな! ひょっとして、あんた達もそうなのか?」 その一言が引っかかり、ロバートは口を開く。 「……魔神軍? 奴等がここにいるのか?」 「おお、そうだよ。あんた達は違うのか?」 「俺達は勇者軍だ。やむなく敵対している間柄だが、 治療行為に専念しているような理性的な人間なら、 和解の糸口も掴めるのかもしれん。会いたいが、どこだ?」 「ほれ、あっちの方向で治癒魔法を景気良く使ってるのがそうだ。 娘さん、ちょうどあんたより少し年上か、同い歳ぐらいの娘だな」 と、エナを指差して言う兵士。 「そうか。あんがとよ、まあ頑張りな」 ロバートはそう言うだけ言って、魔神軍の兵とやらの所へ急いだ。 他の者も礼を言ってから追従する。 「ヒールランチャー!」 先程のエナより、更に高位の広域治癒魔法を放っている女性がいる。 確かにエナとほぼ同い歳にも見えるが、少々背は低い。 銀髪が目を引くが、もっと目を引くのは馬鹿でかいシニヨンだ。 遠目に見てみれば、まさか頭が二つもあるのか、とでも 誤認するかもしれないサイズの、無駄にでかいお団子頭である。 「あ、治療待ちですか? じゃあちょっとそこに座って下さいねー」 「いやそうじゃない。俺達は勇者軍なんだが」 「はあ」 と、ローザが歩み出る。だが、特にリアクションは無い。 「……魔神軍なのに、あんたは攻撃してこないのか?」 「なんでですか?」 「なんでって。ゲイル=ウィッシュとかいうのも攻撃してきたし、 レイビー=ショルダーズってのも攻撃してきたぞ。 あれは、魔神軍の総意なんだろ? あんたは違うのか?」 「だって、私それどころじゃありませんもの。 私としては、一緒に戦えればいいなぁって思うんですけど」 あっけなく共闘意見を叩き出す。 「そうか……魔神軍も一枚岩じゃないというわけなのか。 本当に面白い連中だ。あんたの名前、聞いておこうかね。 私はローザ。ローザ=カレン。勇者軍メインメンバーだ」 「私はノーラ。ノーラ=アドミラブルです。 魔神軍メインメンバーの一角をやらせてもらってます」 ニコニコ笑って握手するノーラ。何の屈託もしがらみも無い。 争いごとには我、関せず。というスタンスのようだ。 「それにしても聞いておきたいことがいくらあるんだが、 治療片手でいいから、応じてもらえねぇか?」 ローザが気が合ったようなので、他の者は一歩下がって聞く。 その間にも要治療者が押しかけてきて、なかなかせわしない。 「ヒールバスター! はい、なんでしょ?」 「勇者軍を模倣したって、ゲイルから聞いているぞ。 本当にそれだけで、こんな急に強い部隊になんのかよ?」 「はい。というかあなた達、自分達の実力と組織構造の強固さを 過小評価しているんじゃないですか? きっちりとした スポンサーさえ付けば、誰でもこれぐらいはやれるって、 レイビーさんが言っていたような気がします」 「スポンサーね。まあ確かにザン共和王国王政部や 色んな企業がスポンサーに付いているが、どこでそんなコネを? 主だった企業とかがあるなら知っておきたいんだが?」 「コネに関してはレイビーさんの伝手だけですから私にはちょっと。 あ、でもグリーンクロスが代表的スポンサーに付いていますね。 私、元々そこの出身で、脱走者なんですけどね?」 それだけで、ローザやウォルフ王子、エリックには合点がいった。 「なるほど、国際医療団体グリーンクロスか。 何かっちゃ勇者軍を目の敵にしているあそこなら、 勇者軍のカウンター組織として機能させたい魔神軍の スポンサーには打ってつけだろうな。レイビーってのは優秀なんだな。 そこまで事情を理解して、的確にあの組織を味方につける辺りがよ」 「はいぃ。とっても凄い人なんですよ。ヒールシューター!」 笑いながらも治療行為は忘れていないノーラ。 「分かった。あんたは治療でも続けていてくれ。 そっちの事情とあんたの意思が分かった以上、 こっちとしても決めるべき対応というものがある。少し待って欲しい」 「はいはい。もうしばらくここにいるつもりですので、ご自由に~」 ノーラを置いて、一同は同じく治療に当たっているエナの所へ戻った。 「ふう……ふう……」 だいぶ魔力が尽きているエナだったが、聖水を頭から振り掛けて、 また治療行為を続けているようだった。 「どうでしたか? あの人の態度」 「ノーラ=アドミラブルだそうだ。メインメンバーだとよ」 未だに信じられないような面持ちで、ヴァジェスが語る。 「どうも彼女には敵意がまったく無いらしい。それを信用するなら 魔神軍で意見の分裂が起こっている形になる。それに付け入るか、 あるいはそのまま何とか共闘を依頼するか、悩みどころだな」 ヴァジェスの言を受けて、エリックが補足する。 「だが、もう少し話を聞くべきだろう。 今度はエナも交えて話を聞けば、更に意見がまとまるかもしれん。 本当はアンリ姫やマリーもいれば、なお良かっただろうし、 カイトがいれば、俺が知恵を張るよりいくらかマシだろうがな」 「私としても特に異議はありません」 エナも了承したし、魔力もだいぶ使ってしまったので、 重傷者以外に対しての治療の手を一旦止め、 勇者軍は更に魔神軍についての詳しい情報を聞くべく、 ノーラ=アドミラブルの所へ歩み寄った。 だが、彼等にとっての難関は静かに迫っていた。 今度こそ、このグラード・シティを本物の廃墟にするために。 <第二十五章-第二幕- へ続く>
https://w.atwiki.jp/anzueshi/pages/195.html
コピー用紙にシャーペンで描いてスキャンしたラクガキを晒すページw 第一弾。テスト的な意味でww スーツの後ろ姿描こうとして、やっぱり忘れたよorz 結構大きく描かないと、表示されるとき、ちっちゃくなっちゃいますね(^^;) この白い靴は、普段はいてるやつ(レースクイーンブーツだっけ?)のつもり。アレンジ済み( A`) (08.02.16)
https://w.atwiki.jp/nurupogunsou/pages/217.html
https://w.atwiki.jp/nurupogunsou/pages/215.html
https://w.atwiki.jp/avalononline-wiki/pages/767.html
Last Update 2012/08/13 18 21 07 《勇者の精神》 属性 支援 移動色 - 攻撃 - 能力 耐久値に(このターンの戦闘回数)×12をプラスする レア UC 種族 - 耐久 - 連戦で真価を発揮する戦闘支援カード。 最初の1回もカウントされるため、最低でも耐久+12は保証されている。 できれば2戦目以降で使いたいところだが、そのためには1戦目を凌がなくてはならず使いどきが難しい。 理想的なシチュエーションは1戦目が遠距離戦で2戦目以降が鍵戦闘というケースだろう。 これならばライフに余裕がある限り、1戦目は無支援で捨ててしまってよくなる。 とはいえやはりそうそう理想的なシチュエーションになることは少ない。 さらに単に耐久+12だけなら《聖女の加護》や《金剛杵》などのライバルがいる。 ▲ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hitorikakurenbo/pages/1051.html
勇者の霊媒証言 2009年5月14日狐◆1XQOeq0s16その1 2008年7月31日はちきゅう ◆yUKISzqisQ 2008年5月2日ムタロウ ◆iwr.CbaKEE & ひのと ◆hinotoatMI & ポポロン ◆wycmxKO9B. 2008年5月2日ひのと & 柚子茶 & 上海蓬莱 & マカロニ & えら呼吸その1 2008年5月19日柚子茶 ◆NsScf91H.Y 2008年5月20日 Yenn ◆3qDMUSp0ng & ひのと ◆hinotoatMI & ひでお ◆qLXT0QtpXk (コラボ) 2008年11月11日NT ◆XVXh/MJ1JQ & ひのと ◆hinotoatMI
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/659.html
勇者の相方セブナル レア ヒューマノイド コスト5 パワー1000 火 ■バトルゾーンに「とある勇者」がいるとき、このクリーチャーはQ.ブレイカーを得る。 ■スピード・アタッカー (F)とある勇者の相方だぜ! セブナル 作者 FOW はじめましてFOWです。よろしくお願いします。 柳さんの「とある勇者」に惹かれて作ってみました。どうでしょうか柳さん?改善するところはありますか? 評価 はじめましてー。ここの管理人やってます。MorGです。どうぞよろしく。 柳さんは最近来ないようですね・・・。戻ってくることを期待しましょう! とりあえずとある勇者がどんなんかさっぱりわからんことには・・・。 式神セイメイ・・・はいわんことにしますか・・・。 MorG これパワー低くないですか。それよかとある勇者の能力がないから評価のしようが…。 テキスト少し修正させていただきました。 柳さん明けたのに戻ってこない。 shinofu はじめまして。「とある勇者」作者の柳です。そうですね・・・「とある勇者」はまだ完成してないので何もいえないのですが・・・あえて言えばもうちょっとパワーを上げて、もう少し能力を追加しては・・・? 柳
https://w.atwiki.jp/houseofhero/pages/3067.html
第二十九章-第二幕- 民政部の真意(前編) 第二十九章-第一幕- 第二十九章-第三幕- 勇者軍主力部隊は、アンノウン・ベビーの説得に 半分成功しかけたものの、アンノウン・ベビーの知能の問題で 惜しくも逃走されてしまう。そこに民政部兵士の報告を受けた ヴェルファイア首相以下、民政部幹部六名が登場した。 「さて、それでは先陣を切らせてもらうか、突撃だ、行け」 ヴェルファイア首相は、自ら先陣を切る。 愛竜コモドが唸りをあげ、またしても突撃してくる。 「来るか! 騎兵と動物は退けーッ!」 ヴァジェスの指示で一部の味方を退却させようとしたが、 そうはいかない、とばかりに次はレオンハルトと、 その愛馬であるエルトリオンが動く。 「悪いが多対一を大人しくやるつもりもないのだよ。 乱戦に付き合ってもらうぞ、勇者軍!!」 エルトリオンが退いた騎兵部隊へ向かって突っ込む。 それを合図に、残り四名も一斉に動き出した。 「ちぃっ、最初から乱戦に持ち込む腹か!」 コンラッドがミミックマンの攻撃を捌きながら愚痴を垂れる。 ミミックマンはコンラッドを模倣しきっている。 「乱戦が自分達だけの得意技と思うんじゃねぇ!」 相変わらずの見事なモノマネである。挙動まで同じだ。 「気持ち悪いんだよ、その技ッ!」 「ならば、こういうのはどうだっ!」 ミミックマンは瞬時にリゼルへと化けてみせる。 「姿はモノマネですが、 こういうオリジナルもあります! ロスト・マジック! バスターキャノン!」 「何ぃっ!?」 バスターキャノン。失われし魔法の一つ。 無属性魔法同士を掛け合わせる事で、 より柔軟性に長けた魔法として放つ術である。 バスターは単体低威力魔法。キャノンは単体中威力魔法。 つまりバスターキャノンとは、中威力のまま、 低威力魔法並みに牽制と乱射が出来てしまう魔法なのだ。 それ故に魔力の消耗も激しいはずだが、彼の得意技のようでもある。 「コンラッドさん、退いて!」 そこにフローベールとバスクが乱入する。 「騎兵のモノマネは出来ないはず!」 「そこがお前の弱点なのは分かってる!」 コンラッドが別の方面へ攻撃対象を切り替え、 二人同時に仕掛けようとしたが、ミミックマンは動じない。 「サウザンドビジョン!」 ミミックマンが猛烈に分身し、その全てが別個のモノマネをする。 驚異的という他無い魔技であった。しかも騎兵が混じっている。 前回の弱点は払拭されていたようだ。 「えっ、何!?」 「分身! 実体があるのか!?」 実体は無かったようだが、分身の群れから本物が躍り出る。 どうやったのか知らないが、ペガサスまでモノマネ済みだ。 「一身是槍・雀蜂の舞!」 「一身是槍・雀蜂の舞!」 フローベール、ミミックマン、本物と偽者の同じ技が 真正面からぶつかり合う。スピードが速すぎて常人には理解不能だ。 「あうッ!」 「そこだ!」 続いてバスクに化けてそのままフローベールを追撃にかかる。 「俺のデータにはお前の技も入っている。通用しない!」 バスクの口調で騎乗したまま襲い掛かるミミックマン。 「そうはいくか! 今こそ俺の技の真価の発揮される時!」 バスクは棒を握り、下馬して縦方向へ回転しながら突撃した。 「何っ!?」 ミミックマンはその鮮やかな動きに見惚れた。 あわよくば自分のものにしようと欲をかいたのだ。 それが、間違いである。 どががッ! 数発ほど縦回転の攻撃が決まり、そのまま着地することなく、 バスクは棒を垂直に突き立て、そのまま横回転を始めた。 ずがががッ! 反動と勢いで棒を回転しながら昇って行くバスク。 頂点に達したところで棒を引っこ抜き、 そのまま大きく横になぎ払いで叩きつける。 「究極! 縦横無尽撃!」 ずがんッ! 「がっは!」 ミミックマンは大きく吹き飛び、起き上がれなくなった。 「凄い……」 フローベールも驚いたが、これが地下で学んだ技なのだろう。 それを納得し、すぐさま次の戦いへ動こうとする。 だが、バスクは騎乗するなり、いきなり横転する。 「バスク!?」 フローベールが手を貸そうとすると、ベアトリスも横転した。 「ブービートラップ!?」 ギースが察知し、すぐに罠の解除に向かう。 「ゼクウ、ギースの援護を!」 セシリアの指示でゼクウが援護に向かう。 だが、そのゼクウに手斧が飛んできた。 「愚!」 ゼクウはその斧を素手で白刃取りしてみせる。 手裏剣を叩き込むと、そこからフィアナ=マーベルが出てきた。 迷彩の得意な女幹部である。随分と久しぶりだ。 だが、フィアナは更に迷彩をかけて動いてくる。 肉眼ではほとんど確認不能なレベルなのは相変わらずだ。 「はははは、インビジブル・トラップを食らいなよ!」 ゼクウが激して動こうとした瞬間、転倒する。 いつの間にか、新たな罠が仕掛けられているのだ。 どうやら迷彩のまま動いて、気付かれぬ間に罠を仕掛けている。 それに引っ掛かり次第、得意の手斧が飛んでくるという技だ。 見れば、シエルなど他数名も引っ掛かっている。 「地上からでは埒が明きません。ヴァジェスさん!」 イシターがヴァジェスを呼ぶ。 「ドラグーン化を解くんだな、分かったぜ!」 ヴァジェスはワイバーン形態に戻る。 すると、イシターがひょいとその上に乗っかってきた。 「おい、ドラゴンナイト気取りか!?」 「いい策を思いついたんです。説明は後! 上へ!!」 「お、おう!」 ヴァジェスはイシターを乗せて飛翔。 空中に踊り出ると、イシターの指示が飛ぶ。 「合図で、レーザー・ブレスを! 今!!」 「がぁぁぁぁッ!」 ヴァジェスのレーザー・ブレスと同時に、 イシターはミスト・ブレスを吐く。 猛烈な霧が周囲にたちこめ、それをレーザーが加熱。 ずどがぁぁぁぁぁぁぁぁん! フィアナがいると思しき周辺で大規模な水蒸気爆発。 「いました、そこです! ヴァジェスさん!」 「おうよ!」 意図がようやく読めたヴァジェスはそのまま突貫。 槍から棒へ持ち替えたイシターが騎乗したまま殴打。 フィアナはようやく戦闘不能に陥ってくれた。 その頃にはようやく、罠から味方が脱出をし始めていた。 「ふう、ようやく片付いたか」 一息ついたヴァジェスとイシターだったが、そこに ミサイルが叩き込まれ、まともに被弾するヴァジェス。 「ぬぐぁッ!?」 「ヴァジェスさん!? 一旦下がりましょう、このままでは!」 「分かってる、くそっ!」 仕掛けてきたのは『ホークマンEXエディション』に搭乗している メロウ=クミンだ。ミサイルも機体からのものである。 「二名、離脱。次のターゲットはどこ?」 冷静に次の目標を探すメロウ。目に付いたのは 懸命にシエルを救助中のジークと、ライナス、リュミエルの三名だ。 「仕掛ける」 それだけ言うと、メロウは機体の高度を下げ、 一気にライナスへと襲い掛かる。ヒートランスだ。 「カオスリキッド、発動!」 ライナスはすぐに反撃態勢に入り、ヒートランスを一刀両断。 「やる」 すぐに距離を取り、メロウはアサルトライフルを 三点バースト射撃にしてライナスを狙い撃ちにする。 「くっ、こう距離を取られてちゃどうしようもないわ!」 リュミエルも反撃の術を持たない。 「支援に入るわ!」 ルシアが弓での応射を行う。だがメロウはすぐに背中の バックパックから何らかの武器を取り出した。 「ワンバウンドミサイル、投擲」 ホークマンEXの腕がミサイルを地面に叩きつける。 バウンドした直後、点火してミサイルが襲い来る。 それまでの軌道が無茶苦茶で、撃ち落とすのは無理だった。 「させない!」 リュミエルが必死に防御結界で防護。 ルシアにかろうじて反撃の隙を作らせてやった。 だが、ワンバウンドミサイルが次々と叩き込まれる。 リュミエルの防御結界も限界に近い。 「疾風剣!」 が、ライナスが前に出てワンバウンドミサイルを切り刻む。 これにより、リュミエルの負担が大きく軽減された。 「今だ!」 「今よ!」 二人の声援を受け、ルシアはボイルドアーチを準備。 すぐさま狙いを絞り、精密射撃で叩き込む。 「ボイルドアーチ!」 動力ケーブルらしきものを正確に撃ち抜いたのか、 ホークマンEXエディションはパワーが無くなり、墜落。 「敗北ね」 あくまでも冷静なまま、メロウは速やかに脱出した。 これで、メロウも戦闘不能になったに等しい。 敵は残り三名、しかし勇者軍も多数の負傷者を出している。 乱戦は多大なる混乱を生み出しつつ、推移する―― <第二十九章-第三幕-へ続く>