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ぽかーんとする唯に ナツメ「……うん、なんかごめんなさい。おもわなかったみたいね」 カツラ「ふむ、まぁ……ロケット団の計画達成のためにはこれが必要なのはわかるね?」 唯「うん……あ、そっかー!それならこれを消滅させてしまえばよかったわけだね?」 カツラ「うむ、そういうことだ」 するとカツラは、なのにだ、と繋ぎ カツラ「どうして、これをさっさと消滅させてしまわなかったのか?といったクイズだ」 ナツメ「唯、カツラさんはクイズ親父で有名なの。つきあってあげて」 唯が首を捻る そして3分をすぎたとき 唯「うーん、わかんないよ~。ぎぶあっぷぎぶあっぷ」 カツラ「正解はこうだ。出てきなさいブーバー」ボンッ カツラのモンスターボールから全身が真っ赤な炎に包まれた二足歩行のポケモンが 現れた カツラ「これを少し借りるよ」 そういって唯の手にあった、破壊の遺伝子の入った容器を己の手に取ると カツラ「それっ!!」 高く上に放り投げ カツラ「ブーバー、やれ、大文字だ!」 破壊の遺伝子に向かって、技を命じた ブーバーの口から、燃え盛る炎が吐き出され、大の文字をつくる そして破壊の遺伝子は炎に包まれた 沈黙が流れ 技が収縮していき、炎がおさまる カツラ「これが答えだよ」 カツラは地面を指さした そこは破壊の遺伝子の落下点 そこには 唯「えっ?あの攻撃を受けても……まったく燃えていない…」 外の容器はすでに跡形もなかったが、そこには無傷で焦げる様子すら見せない破壊 の遺伝子があった ナツメ「つまり、【破壊しない】ではなく【破壊できない】なのよ」 カツラ「これが我々が作りだしてしまった最強のポケモンの力だよ…… たったこれだけの、欠片といってもいいほどの小さな一部だが、この再生能力だ……」 ナツメ「これを燃やし尽くすには、相当なレベルのポケモンじゃないといけない……そうそれこそチャンピオンクラスのね」 ナツメ「そういえば、唯はここにはジム戦かしら?」 ふと、ナツメが尋ねた 唯「うんっ!あとバッチも3個でカントー制覇だよ」 カツラ「ほ~う、ということはあとはこことトキワと……」 唯がカツラの言葉に続く形で 唯「ヤマブキだよ」 ナツメ「………」 カツラ「なかなかの凄腕のトレーナーじゃないか。よし、ワシも久々のジム戦だ。お相手しよう」 唯「よろしくお願いします」 カツラ「おっと、ジム戦は明日としようか。君も海を渡ってきて疲れただろう」 ――グレンジム跡地(翌日) 早朝、ポケモンセンターに寝泊りした唯はさっそくジム戦のために、カツラと約束した場所まできていた そこにはすでにカツラの姿があり カツラ「準備はばっちりかね?」 唯「うん、ばっちり回復させたよっ!」 カツラ「ならば行くぞ。わしの ポケモンは ほのおで やいて こがしまくる つわもの ばかり なのだー! 」 唯「よっし、私も……」 「――その勝負少し待ってもらえるかしら」 カツラと唯、共にボールを構えた状態のときに静止の言葉がかかった ナツメだ ナツメ「唯、あなたシオンタウンでダブルバトルをしたのだったわね。ずいぶんと 苦戦したといっていたけど」 「どう、ここでダブルバトルをやってみないかしら」 そして告げた ナツメ「そう、グレンのジムリーダーとこのヤマブキジムリーダーの私を相手に!!」 唯「……えぇ!!……ナツメさんがジムリーダー……」 ナツメ「カツラさんはいいかしら?」 カツラ「ワシはかまわんが……」 そういって呆然とした唯のほうを眺めた 一方、唯はシオンでのことを思い出していた マタドガスとスリーパーを相対したときのこと 完全な敗北 結果を見ればそう言っても、おかしくない敗北 はじめてのダブルバトル ということが言い訳になるはずもなく、襲ってきたロケット団の男 あのときのことを考えるたびに、心が震えた もしあのときに破壊の遺伝子を奪われたなら、もしあのときフィーちゃんを狙われたなら と そしてもう負けたくないとも だから 唯「うん、やるよっ!いずれナツメさんにも挑戦しないといけない……先延ばしにする意味なんてない」 「だから、ここで……ダブルバトルで二人にかってみせるよ」 唯がその言葉を発したとき、ナツメが少し笑った気がした 微笑みに近い笑みだ ナツメ「ふふふ、えぇ、いいわ唯。あなたのそういうところ好きよ。でも……簡単には負けてあげない」 ナツメ「だって、私だってジムリーダーの一人だもの」 カツラ「ふはははは、そういうことならワシもかまわん。だがワシも負ける気などないぞ!!」 そして勝負が始まろうとしていた カツラ「いけ、ギャロップ!!」ボンッ ナツメ「いきなさい、フーディン!!」ボンッ カツラが繰り出したのは、全身に炎を待とう馬だった。 その毛並みは美しく、全身の炎が美しさを引き立てていた そしてナツメが繰り出したのは以前みたフーディンだった。 ナツメ「さぁ、そちらも2体のモンスターを出しなさい!」 「私達の2体を倒すことができたならば、ゴールドバッチと」 カツラ「クリムゾンバッチをやろう」 唯がボールを握り締め、うなずいた そして思う。あの二人に勝とう と 唯「いって、フィーちゃん!ビー太!!」 現れたのはイーブイとスピアー その2匹が繰り出されるが、その場にいたのはイーブイだけだった 唯「ビー太!!速攻だよ、フーディンを狙ってダブルニードル」 スピアーは加速する 直線に空をスベリ、針を構えるが カツラ「あまいぞ、唯君。ギャロップ、炎のうずだ」 ギャロップの作り出した炎の壁が拒んだ ナツメ「エスパータイプの弱点を思って、虫タイプなのでしょうけど……カツラさんは炎のエキスパートよ」 「少し考えがあまいわ」 スピアーが炎の壁の前で停止した ナツメ「さぁ、こちらの番よ。フーディン、サイケコウセン」 念の力がスピアーに向かって放たれた 唯「ビー太、上昇して避けて」 ナツメ「唯、狙いはそっちじゃないわ。そう、その子よ」 フーディンのサイケコウセンの軌道がぐにゃりと変化した 狙われたのは 唯「……っ、フィーちゃん、かげぶんしん!」 イーブイの姿が4つにわかれた そしてそのうち一つにサイケコウセンが命中するが ナツメ「……はずれってわけね」 イーブイの影が一つ消えただけで、まだ3つの影が存在していた 唯「ふぅ……なんとか……」 カツラ「唯君、安心している場合じゃないぞ、そらギャロップ、ふみつけだ」 気付けばギャロップはイーブイの目の前に迫っていた そして、大きく前足をあげると そのまま振り下ろした イーブイ「――!!」 唯「フィーちゃん!!」 ギャロップの攻撃が直撃したイーブイがその場に転がった ナツメ「今度は当たりってわけね。さぁ、まだよ、フーディンもう一度サイケコウセンよ!」 フーディンがスプーンに力をこめるように、構えた が 唯「ビー太!」 真上から急降下したスピアーがフーディンのスプーンをはじきとばした そして 唯「そのまま、みだれづき!」 フーディンの体を巨大な針が襲う ナツメ「カツラさんっ」 カツラ「うむ、わかっている。ギャロップ火炎放射だ」 スピアーに向かって放たれようとした、その時 ギャロップの体が揺れた 正確には揺らされただ カツラ「イーブイか!!」 ギャロップの首元めがけて、イーブイがとっしんをしかけていた 直撃したギャロップは当然ぐらつき 唯「フィーちゃん、まだだよ。ぐらついているところにもう一発電光石火」 ギャロップに激突したあと反動で少し後ろに飛ばされたイーブイが地面に着地し そして再びスピードを上げた 今度はギャロップの胴体めがけて、ぶち当たった ギャロップの体が横に倒される カツラ「っ……まだだ。立ち上がれギャロップ!」 唯「フィーちゃん、走って!」 再び地面に着地したイーブイが向かう先は、スピアーのいる戦場 ナツメ「っ、フーディン!!一度テレポートで距離をとって」 今まで片手に持った一本のスプーンで応戦していたフーディンがその場を消える その後方10メートル後ろにあらわれた が 唯「ビー太、高速移動!!」 スピアーが一瞬で距離をつめた ナツメ「はやいっ……」 そして、イーブイもそこへたどりつく 唯「ビー太!ダブルニードル。フィーちゃん、ビー太をてだすけして」 フーディンがあわててスピアーの攻撃をスプーンで受け流そうとするが ――ドンッ イーブイがフーディンに体当たりし、構えをくずした ナツメ「なっ、だめフーディン」 その攻撃を受けてはだめだ とナツメは思う が、どうにもならず スピアーの巨大な針が一発命中した フーディンがグラっと揺れるが、なんとか立っている そして繰り出される2発目 ナツメ「フーディン、サイコキネシスでふきとばして!!」 針があたる寸前、フーディンの念の力により空気が淀んだ まわりのものが吹き飛ばされる イーブイとスピアーともどもに 唯「――!!」 「ビー太っ!!フィーちゃん!!」 唯が声の荒げた声を聞いた、スピアーが念の力に抗い空中を移動した その先は イーブイの背中 せめてクッションになろうというのか、スピアーはイーブイの体をうけとめ その体にぶち当たり、スピアーが地に落ちた 唯「お疲れ、ビー太」 一方、フーディンのほうもすでに限界だった さいごのサイコキネシス。すでにあの時が限界だった だが、体は動いた。 脳は働いた だから、主人の声にしたがい、最大限の技を発揮した が、それも限界 ナツメ「フーディン!!」 フーディンはその場に倒れてしまった ナツメ「ごくろうさま」 戦場に残ったのは、地面に横倒しにされ立ち上がったところのギャロップと フーディンの攻撃を受けて少し吹き飛ばされたイーブイだけだった カツラ「どうやら、そっちのほうがダメージが大きいようだが……」 唯「………」 その消耗具合は明らかだった。 唯「大丈夫……勝てるよ。だってビー太の想いもフィーちゃんは受け取っているからね」 イーブイ「ブイッ!!」 カツラ「なら、いくぞ。ギャロップ!!」 ギャロップがイーブイにむかって速度を上げた その身の炎が風を纏い、大きくした 唯「フィーちゃん!!」 唯はただイーブイの名前を読んだ。 それで伝わると信じている そして、イーブイも駆け出した 幾度も地面を蹴り、こちらも速度をあげる スピードは大気を打ち鳴らし、周囲に音を響かせる ギャロップがイーブイの大きさにあわせ、クビを地面に這わせた 自慢のツノで突き上げる それで勝負をきめようとしていた イーブイもその頭をめがけて走っていく 距離が一気に縮まり そして カツラ「ツノドリル!!」 唯「とっておき!!」 ギャロップの頭とイーブイの体が激突した ――ドンッ 鈍く……それでも響く音は勝敗を決める ――バタッ 倒れた音は大きい つまり 勝者は―― ――グレンジム跡地 カツラ「これがクリムゾンバッチ」 ナツメ「そして、これがゴールドバッチよ」 「はい、受け取って」 二人から差し出された2つのバッチを唯は受け取り、 唯「ありがとうね、ナツメさんもカツラさんも」 ナツメ「それにしても唯は本当に強くなったのね……」 「いつか……そうね、いつか唯が破壊の遺伝子を破壊できるようになるかもしれないわね」 カツラ「うむ、そうかもしれないな」 唯「いやぁ~、えへへ」 照れた唯が自分の後頭部を撫でるように触った ナツメ「えぇ、きっとあなたならなれるわ。そう期待してるわ」 ところでだが、とカツラが話題を変えた カツラ「唯君もあとはトキワジムを残すのみってことか……」 ナツメ「……えぇ、そうね」 ナツメ「唯、次のジムは本当に今までとは桁違いの強さよ。ジムリーダーにはまだなりたてだけど、いまだに無敗。 さらにカントーチャンピオンになったこともある男よ。こころしてかかりなさい」 告げられた言葉に唯が息を飲む音がやけに大きく聞こえた気がした 「VSギャロップ」 〆 19
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アテナ「邪魔はいっちゃったわね。私がやろうか」 ランス「いや、いい。俺がやろう」 律は隠れたまま動けずにいる 入り口にいたのは、何度もかかわってきた少年だ その少年と目があうが、少年は何も言わずボールを投げた 律「(……シルバー!!)」 そして少年は足元にだしたマグマラシとともに、男達の声のするほうに走る 律の隠れていた場所の前を通り過ぎるが、やはり何も言わず、ただ前へと進んでいく マグマラシの炎により、よりはっきりと空間が浮かび上がる そして、シルバーの声がはっきりと告げた シルバー「……やれ」 律の隠れている場所からはその様子は見えないが、おそらくシルバーが攻撃をしかけたのだろう 律「(なんで……あいつがロケット団を……そういえば、ヒワダのときも……)」 いろいろな情報に頭が整理しきれず、混乱してくる ただ、時間はそれを整理することさえもまってくれそうにもなく 状況は進んでいく ▼ ランスの機嫌はどんどんと悪くなっていく 己だけで進めていた計画も失敗し、いかりの湖へと収集がかかったと思えば、すぐにこんな下っ端みたいな仕事だ その上、帰ってきたときには自分の部下達はヒワダで捕まったという報せ 極めつけは目の前のガキだ気に入らない、と唇を噛んでみれば血の味がした 最近はガキの邪魔がよく入る と口の中で呟いた途端にイライラが蘇った そして目の前にいる赤毛のガキはいきなり攻撃をしかけてきた ならば、やることは一つだろう マグマラシから放たれる火の粉を後ろにステップする形で回避し、ボールを手にした ランス「やれ、ゴルバット」 ▼ 突っ込んでくるマグマラシをゴルバットの翼が受け止めた ランス「おい赤毛、ガキだからといって加減などせんぞ」 すると、ランスの横にいたアテナがケラケラと笑った アテナ「あらら、じゃぁ、カントーで子供に負けたのは加減でもしたからって言うの? 違うんでしょ? あははこれは傑作だわ」 黙って横に並ぶアテナをにらみつける アテナ「……あー怖いわ。このままここにいたら私が殺されちゃいそう」 そういってアテナはボールからヤミカラスを出し、その足に捕まり 二階の焼けてしまい壁がなくなったところから、外へと飛び立った ランス「チッ……」 その様子を気に入らないとでもいうようにランスが舌打ちをした 目の前にはすでにシルバーがいる シルバー「……かえんぐるまだ」 ゴルバットと押し合いを続けていたマグマラシの体を炎が逆巻いた その様を見たランスが、ゴルバットへと声を飛ばす ランス「かみつけ……!」 ゴルバットの大きく開いた口の中の牙が、マグマラシを映し出した そして 炎を気にもとめずに、その牙で噛み付いた ランスは顔色一つかえることもない。 ゴルバットのアゴがやける音がするが、そんなものはかまわないと思う 所詮はガキ一人にも勝てないポケモンだ ランス「そんなことで怯むんじゃない……距離を取ってエアカッターだ」 自らのダメージを気にとめるゴルバットへ鬼のような言葉をかけ、さらに攻撃をしかけさせた シルバー「スピードスターで応戦しろ」 マグマラシが星型の光りを放ったが、ゴルバットの翼から出た風の凶器がその光線を食い破る ランス「……雑魚がっ! エアスラッシュ」 シルバー「…!?」 追撃をかけるように、風による追撃がマグマラシを襲った そしてそのままマグマラシが地面に伏す ランス「レベル差を考えろよガキが。だが、ここで終わりじゃない。二度と邪魔などしようとおもわないようにしてやるぞ」 そこからは酷かった シルバーの出すポケモンを次々とゴルバットだけで突破していく シルバーの足元には、すでにHPがないコイルとズバットが倒れていた ▼ レベル差が違いすぎる シルバーの感じたものはそれだ 場数、戦闘経験、技の精度、どれをとっても向こうのほうが上だ だが、引くわけには行かなかった 引けない理由があった 潰したいと思う組織があった だが、その組織は自分が潰す前に、少し年上のまだ少年といってもいいトレーナーに潰されてしまった モヤモヤした気持ちを持ちながらも、時はすぎ それはそれでよかったのかも知れない と思い始めたころだ。 再びその組織が活動を始めたという話が耳に入った もう一度、決意を固めるのに時間は必要なかった だが、そのためには力が必要だった あるとき、ワカバの研究所には戦闘用の3匹のポケモンがいると聞いた だから、盗みをしてでもそのポケモンを手に入れた 全ては目的のためだと割り切った ポケモンに愛着などは無かった ただ、それを利用するのが一番都合がよかった 気付けば、盗んだポケモンは自分になつくようになっていた だが、それに答えることもしなかった 必要ないからだ。そんなものは邪魔になると考えたからだ 甘さとは弱さだ。そんなものはいらない だが、強さが足りない。勝てない。 このままでは一番負けたくないと思っていたヤツらに負けてしまう だから、最後のモンスターであるゴーストを出してまでまだ闘おうと思っていた シルバー「……」 ゴーストのボールに手を伸ばす だが ――カタリッ ボールが地面を叩く音がした 手に握ったはずだと思ったボールはそのまま、重力に負け落ちたのだ ランス「なんだ、もう終わりか。やはりガキはガキだな。」 言い返せ はっきりとまだ終わっていないことを告げてやれ と脳が命令を送るが口が動かない。 それどころかひざから力が抜けていくトンと地面にひざがついた ランス「まさかこのまま逃がしてもらえる、なんて思ってないよな。………じゃぁな、さっさと死ね」 そしてランスの腕に止まったゴルバットの羽がキラリと光った そして手を振り上げ、シルバーめがけて振り下ろす それはまるで刃物のように空を滑る だが ―― それを止める動きがあった 気付けば、シルバーとゴルバットの間にはアリゲイツが入り込み、その翼を冷気を 放つ拳で受け止めていた ▼ 律「……なんなんだよ……あいつ……レベル差がありすぎる……」 シルバーの戦いを陰で見ていた律の感想はそれだ あっという間に3体のポケモンを倒してしまったロケット団の男は、シルバーにしだいに近づいていっている 律「(おい…逃げろよ……おい、まて……いいから逃げろよ……なんで立ち尽くしてるんだよ)」 今にもランスは次の指示をだそうとしている だが、シルバーは動かない 律「(助けるか……!! いや、でもあの強さに私は対抗できるのか? 無駄になるんじゃないのか)」 ランスが手を振り上げた 律「(いや、そうじゃない!! 行くんだ……それでも行くんだ)」 そしてアリゲイツのボールを見た 律「大丈夫、やれる」 言い聞かせたのはアリゲイツにだろうか、それとも…… 律「いけ、アリゲイツ!!」 物陰から飛び出し、シルバーとロケット団の間に滑り込ませるようにボールを放った ▼ ランス「ほう……また邪魔が入ったか」 ボールが飛んできた方向をみれば、トレーナーがいる カチューシャを頭につけた少女だ ランスを痛いほど睨んでいる そして 律「アリゲイツ、冷凍パンチだ!!」 ゴルバットの片翼が力任せに殴りつけられ、凍り始める ランス「またガキの邪魔か……しかも今度は女だと!」 邪魔が入ったことにより、ランスがシルバーから離れまた後ろにステップした 逆に律は距離をつめていく シルバーのところへ駆け寄るためだ 律「おい、立つんだよ。……立てってば!!」 シルバーの肩をつかみ、強引に立ち上がらせる 律「私が止めてるうちにさっさと逃げろ!! いいな?」 シルバー「……お前は……」 律「マダツボミの塔とヤドンのイドの借りを今ここで返す。だからはやくボールにポケモンたちを収めて逃げろ」 だが ランス「しゃべっている暇などあると思うなよ!!」 「ゴルバット、翼で打て」 律「っ!! もう氷が治ったのか……アリゲイツ、もう一度凍らせてやれ!」 ランス「そんな攻撃、2度もくらうかっ!!」 翼がアリゲイツの拳の下を通り、アリゲイツの腹の部分を強く打った ――バタン 律「一撃っ!? 戻れ、アリゲイツ」 「いけ、ガーディ!!」ボンッ ランス「邪魔なんだよ!! ゴルバット、どくどくの牙だ」 律「ガーディ、かえんぐるま!!」 だが、さきほどのシルバーのマグマラシと同じ結末を辿る 炎を纏うガーディの体にかまわずゴルバットが牙を立てた その身を炎で焼いているが、かまわず牙を刺しこんだ 律「戻れガーディ!!」 ランス「なんだ、もう終わりか……おっと、さすがにこいつも限界か」 ゴルバットがやけどのダメージで苦しそうにしていた ランス「こいつが倒れようが別にかまわんのだが、飛べなくなるのは困るのでな。戻れ、ゴルバット」 律「(くそ、このままじゃ、どうにもならない……)」 そのとき、横にいたシルバーがボソっと呟いた シルバー「おい………聞け。必ず俺が道を開けてやる………だから、あそこに転がるボールを俺の手に」 指差したのは、さきほどシルバーが最後に出そうとしたモンスターボールだ そして シルバー「頼む……」 それに答える形で律はコクっと静かにうなずいた ランス「なんだ?二人して死ぬ覚悟でも決まったか? なら今すぐに死ね」 「いけ、マタドガス!!」 律「いけ、イーブイ!!」 ランス「マタドガス、ヘドロ爆弾だ!!」 律「イーブイ、走れ。目標は分かるな」 その言葉に、イーブイが地をかけた イーブイがマタドガスから飛ばされるヘドロ爆弾をかわしながら、走る 目指すべき場所は、転がっているモンスターボールだ 残り3m……2m………1m…… そして、その場所へとたどり着く と同時、後ろ足でイーブイがモンスターボールを律のほうへと蹴った しかし、それが隙となり ランス「そこだ、ヘドロ爆弾!!」 イーブイの体を直撃した 律「イーブイッ!!」 シルバー「………がとう……」 シルバーが足元に転がったボールを拾いながら小声でなにかいったようだが聞き取れない だが、言葉は続く シルバー「イーブイを戻せ!!」 律「戻れ、イーブイ!!」 シルバー「いけ、ゴースト!!」 代わりにでてきたのはゴーストだ No.093 ゴースト ほんとうに なにも みえない くらやみで ゴーストは しずかに えものを ねらっているのだ。 律「こいつは………あのときのゴースの進化系か!!」 それはマダツボミの塔でのことだ あのときも協力してなんとかその場をきりぬけたが そのとき、ランスの様子が一変した ランス「ポケモン図鑑だと……!……くっくっく……はははは!! そうか、こいつもポケモン図鑑を持つトレーナーか!!」 ランスの視線は律を捉えている ランス「お前には直接恨みはないが、あの唯とか言う女と繋がってる可能性があるからな。 あの女には返しても返しきれない借りがある。ここいらで、利子分でも返済しておこうか……」 「お前になー!!」 「マタドガス、あの女に大文字だ!!」 律「なっ……!?」 シルバー「お前の相手はこっちだ。ゴースト、ふいうち!!」 ゴーストの姿は闇に溶け、マタドガスの後ろをとっていた そしてそのままマタドガスの攻撃方向をずらすように、その風船状の体を殴りつける マタドガスから放たれた大文字は明後日の方向へ飛んでいき、建物の側面を焼いた ランス「こざかしいわ!! まずはそいつを片付けろ!!大文字」 シルバー「っく、パワー不足だったか。戻れゴースト」 マタドガスの炎に晒される直前、シルバーがボールにゴーストを戻した ランス「あぁん?」 ランスがシルバーを睨みつける ランス「どういうつもりだ?」 シルバー「……こういうつもりだ!!うけとれ!!」 律「へっ?」 シルバーが戻したばかりのゴーストの入ったボールを律へと放りなげた そのボールを慌てながらも右手でキャッチし シルバー「そのまま、ボールを投げろ」 言われたとおりに律が、ボールを投げた そこからは再びゴーストがでてくる。 そう思っていた だが、そのボールの開く音がしたとき、 その位置にはなにもなかった 律「…………え?」 ランス「……くっく……ははははは、とうとう諦めたのか!! だが、もう泣こうが喚こうが許されることはないぞ」 シルバー「許してもらおうなんてはじめからおもっていないさ……」ニヤリッ ランス「もういい、さっさと死ね。大文字!!」 今度はシルバーめがけて炎が発射されようとしたとき マタドガスが真上に吹き飛んだ 律「あれは……!!」 No.094 ゲンガー よなか ひとの かげに もぐりこみ すこしずつ たいおんを うばう。 ねらわれると さむけが とまらない。 そこにあったのは寸胴の黒い影 律「マタドガスの影の中に忍んでいたのか!!」 ランス「これくらいでは倒れんわ!! マタドガス、だめおしだ!!」 ランスの怒声が、マタドガスへと飛ばされるが マタドガスが指示にしたがうことは無い シルバー「【のろい】であんたのポケモンはもう瀕死寸前だ。もうろくに行動もできない」 「……これで終わりだな」 だが ランスは不敵に笑う ランス「甘すぎる……HPがなくなったわけではないのだろう? なら、終わるのはお前らだ」 「――大爆発!!」 律「!!」 シルバー「!?」 やけた塔内をまばゆい光りが包み込んだ 爆風が来る ――ガラッ そのとき、律の体が空を踏んだ 律「うわああああ」 35
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受けの概要 パーティ内で苦手な相手と対面した際に攻撃を受け止められる性能を持つ交代先のポケモン。 一括に受けポケモンと言っても役割などはそれぞれ異なるため細分化して書き記す。 自分のパーティに必要な受けポケモンを選択するのに役立てて欲しい。 数値受け HP、防御、特防の種族値が高かったり、特性によって相手から受けるダメージが減るなど実質的な耐久数値が高く攻撃を受けきれるポケモン。 タイプ受けに比べ実数値が高いため等倍以下を受けれる可能性が高い反面火力の指数が低い事が多い。 ウインディ :H90-B80-D80。耐久数値自体はハッキリ言って並程度しか無いのだが、特性いかくによって物理耐久が大幅に伸びる。 S95と言うそこそこ高めの素早さから先制でおにびやバークアウトを撃てるため受け出した後も硬さを維持できる。 受けに加えて上記の通りコントロール性能が高いためそれらを求める場合に採用すると良い。 カビゴン :H160-B65-D110。特殊方面の耐久値が高く、等倍以下であれば大抵受けきれる数値がある。 のろいによって攻撃、防御の補強も可能で火力や低めの物理耐久もカバーできる。 からげんきを採用する事で状態異常にも強いため物理アタッカーとしての採用も検討できる。 ブラッキー :H95-B110-D130。耐久の種族値がかなり高くあくびなどの搦め手が豊富。 他と比べて火力が皆無なのが難点だが、イカサマやバークアウトがタイプ一致になる点は強力。 一貫性の高いゴースト、あくタイプを受けたい場合には採用候補となる。 ポリゴン2 :H85-B90-D95。数値自体は並程度だがしんかのきせきによって実質的に防御・特防が1.5倍になるため非常に硬い。 特性ダウンロードによって繰り出した際に攻撃もしくは特攻が1段階アップする他、トライアタックによって状態異常の付与や れいとうビームや10まんボルトで広範囲に攻撃できる点も優秀。トリックルームによるS操作も可能。 スイクン :H100-B115-D115。物理、特殊の両面で安定した耐久値を持っており、 めいそうで特攻、特防の強化やバークアウトによる相手の特攻ダウンなど特殊方面が特に充実している。 おいかぜやこごえるかぜなどのS操作も充実している反面初動での火力は無い。 ミロカロス :H95-B79-D125。上記のスイクンと比べると特殊に特化した性能。 めいそうやおいかぜが使えない分じこさいせいによる高速回復やさいみんじゅつによる妨害が可能。 S操作自体もこごえるかぜやマッドショットによってある程度こなせる。 最も重要な点は特性かちきを持つ点で、これにより相手のいかく持ちの選出や立ち回りも大きく抑制でき、 自分の物理アタッカーの選出や攻撃を通しやすい。タイプ上いかく持ち全般に強いのも魅力。 レジロック :H80-B200-D100。物理耐久が非常に高く、特殊耐久も並以上ある。一方でいわ単タイプ故耐性は少なく弱点も多い。 一応特性クリアボディでステータスを下げられないのは利点で、高い防御を生かしたボディプレスも強力。 ダイジェットの一貫を切れるもののランドロスやテッカグヤなどには第2タイプで弱点を突かれるため役割としては微妙。 レジアイス :H80-B100-D200。レジロックの特殊版。タイプ耐性に関してはレジロック以上に劣悪で耐性は皆無。 こちらもクリアボディでステータスを下げられず、れいとうビームに10まんボルトなど攻撃の範囲は広め。 ウォッシュロトム:H50-B107-D107。HPに不安が残るもののHPに努力値を振るだけである程度の硬さとなる。 おにびにかいでんぱと相手の火力を削ぐ技を多く覚え、他の受けポケモンに比べて火力も高い。 タイプ一致のボルトチェンジによって削りながらのサイクル戦もこなせる。 カットロトム :H50-B107-D107。同上。こちらは攻撃面でみずタイプにより強く出れるものの 弱点の数が多く受けの安定性ではウォッシュロトムに劣る。 上記の通りみずタイプの他にでんきタイプにも強いため、役割対象がハッキリしておりそれらのメタとして採用できる。 クレセリア :H120-B120-D130。合計種族値600を耐久に振り切っているためその数値は圧巻。 反面火力が皆無でめいそうを2回は積まないとまともな打点が無く味方の負担になりやすいのが難点。 一応ムーンフォースこそ覚えるもののガオガエンなどのあくタイプに流されやすいため めいそうを積んでも無駄になる事も多い。 トリックルームやこごえるかぜによるS操作もできるが数居る受けポケモンの中でも扱いは難しい。 ヌメルゴン :H90-B70-D150。600族だけあって特殊方面は禁止伝説クラスの耐久力を持つ。 特性がそうしょくであれば厄介なゴリランダーのグラススライダーやモロバレルのキノコのほうしを無効化できる。 ゴリランダー :H100-B90-D70。物理方面がやや硬い程度で基本的にはハッサム同様アタッカー気質ではあるのだが、 グラスメイカーによってグラスフィールドを展開できるため毎ターンの回復によって耐久値が伸びる。 ねこだましやとんぼがえりなどのサイクル性能、グラススライダーによるスイープ性能など汎用性も抜群。 タイプ受け タイプ相性や特性による耐性によって相手の攻撃を半減以下に抑え込む事で実質的な耐久値を伸ばして受けを可能とするポケモン。 半減の多いはがねタイプや無効の多いゴーストタイプなどが該当しやすい。またタイプ耐性によって受けを成立させる性質上、 種族値の配分自体はアタッカー気質である事も多い。 ハッサム :H70-B100-D80。9耐性。弱点もほのおタイプのみなのでアタッカーとして高性能ながらタイプ受けも十分可能で、 低めの素早さを補えるテクニシャン+バレットパンチや後攻でタイプ一致のとんぼがえりも撃てるため サイクル戦にも強いなど受けに限らず高い汎用性を誇る。 ヒートロトム:H50-B107-D107。8耐性+特性ふゆうを持ち抜群の繰り出し性能を持つ。 ウォッシュロトムやカットロトム同様HPに振ればそれなりに硬く、ロトムシリーズの中では一番耐性が多い。 シャンデラ :H60-B90-D90。9耐性でその内むしタイプを4分の1、2タイプを無効化。特性がもらいびであればほのおタイプも無効。 はがねタイプを持たないながら9タイプにも及ぶ耐性を持ち、ノーマル、かくとう、ほのおタイプを無効化できる。 特にはがねタイプにはほのお、かくとうタイプ技は飛んできやすく受け出しのタイミングも見極めやすい。 一般ポケモンの中では破格のC145にねっぷうやシャドーボールと通りが良く範囲も広いので特殊アタッカーとしても一級品。 サザンドラ :H92-B90-D90。7耐性+特性ふゆう。タイプ耐性とふゆうによってエスパー、じめんタイプを無効化できる。 ほのお、みず、でんき、じめん、ゴースト、あくタイプとはがねタイプに対して等倍以上になるタイプの大半を半減以下にできるため はがねタイプを絡めたサイクル戦が得意で、特に一貫するかくとうタイプをも無効化できるギルガルドとの相性は抜群。 ミミッキュ :H55-B80-D105。6耐性でその内むしタイプを4分の1、3タイプを無効。 耐久値はFCロトムより更に低いがノーマル、かくとう、ドラゴンタイプを無効化できるため繰り出し性能は高く、 特性ばけのかわによって攻撃によるダメージを1度だけ無効化できるため安定性も高い。 おにび、でんじは、トリックルームなどの妨害技にも長け、タイプ一致のゴースト、フェアリータイプの技も通りが良い。 つるぎのまいを積めばアタッカーにも転じられるなど低種族値ながらそれを補えるだけのスペックを持つ。 オーロンゲ :H95-B65-D75。4耐性でその内2タイプを無効。耐性の数は少ないがエスパー、ドラゴンの2タイプを無効化でき、 半減できるタイプも通りの良いゴースト、あくタイプであるため受け出しするチャンスが意外と多く タイプ受けとして十分にやっていける性能を持っている。 ガオガエンより耐久値がやや落ちるもののいたずらごころ+リフレクターやひかりのかべで耐久値を底上げできる。 攻撃性能も高く専用技のソウルクラッシュが確定特攻ダウンで扱いやすくタイプ一致でふいうちを撃てる点も強力。 流石にすてゼリフのようなサイクル戦に有効な技はないもののでんじはやこわいかおなどのS操作が豊富。 両方可能 耐久の数値自体も高く、タイプ耐性も豊富なポケモン。性格補正や努力値調整によって性質が変わる。 調整を幅広く施せる事からわかるように準伝説など高種族値のポケモンが多い。 サンダー :H90-B85-D90。6耐性でその内じめんタイプを無効。本来は特殊アタッカーであるため 受けが成立するのは耐久に努力値を割いた場合に限定されるものの安定した耐久値に加えて 特性せいでんきを持つため物理相手には30%の麻痺も撒ける。受けとしては破格のS100と言う素早さも魅力で、 その速さを生かして先制でかいでんぱやはねやすめも使えるなど、技構成によっては数値以上のしぶとさを見せる。 勿論ぼうふうを採用する事でダイマックスエースにスイッチできるなど高い汎用性を持つ。 バンギラス :H100-B110-D100。7耐性でその内エスパータイプを無効。 耐性の数と同じく弱点も7つあるためタイプはそこまで優秀では無いのだが、役割がハッキリしており 耐久の数値自体は高水準なので有効打の無い相手に対しては安全に繰り出して行ける。 更に特性によってすなあらしが発生するため特防は1.5倍となり特殊相手であれば弱点でも確定3発程度まで抑え込める程に硬い。 本質は物理アタッカーなので受けた後はガンガン殴れる上にすなあらしによるスリップダメージも見込める。 レジスチル :H80-B150-D150。11耐性でその内どくタイプを無効。 ギルガルドを上回る実数値に加え特性クリアボディによって能力ダウンを無効化できるため ブレードフォルムを晒す等防御面で隙を見せやすいあちらと比べて安定性が高い。 一方で対ゴーストタイプへの打点が無く止まりやすくボディプレスで火力を出すのに てっぺきを積む必要もあるなど速攻性や対応力の幅でで大きく劣る。 トリトドン :H111-B68-D82。5耐性+特性よびみずを持つためみず、でんきタイプを無効化できる。 みず、でんきタイプ全般に強くみずタイプの多くが採用しているこおり技も等倍なので普通に受けきれる。 あくびによる流しやじこさいせいによる高速回復も可能で持続力も高い。 パーティにいるだけで相手のみずタイプの攻撃を抑制できる点が強力で、ウオノラゴンなどの動きを大きく縛れる。 トゲキッス :H85-B95-D115。6耐性でその内2タイプを4分の1、2タイプを無効。 HPこそやや低く、弱点も5タイプと多いものの4倍弱点も無く安定した耐久数値を持つ。 かくとう、むしタイプを4分の1、じめん、ドラゴンタイプを無効と無効耐性のタイプも優秀。 何よりこのゆびとまれによって隣のじめん、ドラゴンタイプ弱点に対して相手が それらの技を使用する事ををけん制できるなど独自の動きができる点が魅力的。 あくびやでんじはによる流しや妨害もできるため非常に腐りづらく、 きょううん+マジカルシャインやタイプ一致のダイジェットなどでアタッカーに転じる事も可能。 ヒードラン :H91-B106-D106。10耐性+特性もらいびでその内くさ、こおり、むし、はがね、フェアリータイプを 4分の1に抑え、ほのお、どくタイプを無効。 FCロトムのHPを強化したような耐久数値に加えて特性込みで11耐性とギルガルドに肉薄する耐性の多さを持つ。 4倍弱点がある分逆に4分の1に抑えられる耐性の数も多く、通りの良いこおりやフェアリータイプを激減できる。 アタッカーとしても高性能で、タイプ一致のねっぷうによる広範囲攻撃ができ、ダイマックス適正もある。 シュカのみを持てば4倍弱点のじめんタイプのケアも可能。 モロバレル :H114-B70-D80。5耐性でその内くさタイプを4分の1に抑える。 耐性は少ないが一致技が強力なみず、でんき、フェアリータイプやサブウエポンとして多いかくとうタイプなど 重要なタイプに対しての耐性を多く有しているためかなり受け出し易い。 交換際に最大HPの3分の1を回復する特性さいせいりょくを持つため特にサイクル戦に強い。 キノコのほうしやいかりのこなと言った無二のコントロール性能の高さも魅力。 ナットレイ :H74-B131-D116。10耐性でその内くさタイプを4分の1、どくタイプを無効。 耐性の数や先制技、4倍弱点の有無など安定性の面ではギルガルドに劣るものの爆発力が高く やどりぎのタネやステルスロックなどの搦め手が強力。 てつのトゲも合わせてスリップダメージを稼ぐ方法が豊富なのでサイクル内でダメージを稼ぎやすい。 霊獣ランドロス:H89-B90-D80。5耐性でその内2タイプを無効。 数値も耐性の数もギリギリのラインではあるが、無効化できるのがでんき、じめんタイプな点が優秀。 また特性いかくによって相手の攻撃を下げられるので物理耐久も十分なものとなる。 何より受け出し→とんぼがえりなどによる受け回しの動きが可能でありながら A145からのタイプ一致でダイジェット、ダイアースを撃てるためスイッチでダイマックスエースもこなせる。 総合的に高い汎用性を誇りアタッカーとしても受け先としても強いTier1の一角。 ギルガルド :H60-B140-D140。12耐性でその内むしタイプを4分の1、3タイプを無効。ナーフされてなお圧倒的な種族値を持つ。 耐性も非常に多くノーマル、かくとう、どくタイプを無効化しむしタイプを4分の1に抑える上に くさ、こおり、いわ、ひこう、エスパー、ドラゴン、フェアリータイプを半減と凄まじい数の耐性を有する。 火力も高く技も揃っているため攻撃役としても優秀で、採用できるパーティの幅はとても広い。 ガオガエン :H95-B90-D90。7耐性でその内エスパータイプを無効。安定した数値と耐性数に加え特性いかく持ち。 更にねこだまし、すてゼリフ、とんぼがえりを習得するため抜群のサイクル性能を誇る受けポケモンの代表。 一貫性の高いゴースト、あくタイプの通りをカットできる点も優秀で、フレアドライブもあるため火力も高め。 防御、特防のどちらに振るかによって受けたい相手を調整できる柔軟性もあり、どんなパーティでも採用できる汎用性の塊。 カプ・レヒレ :H70-B115-D130。7耐性でその内ドラゴンタイプを無効。更にミストメイカーにより状態異常も無効化できる。 受け性能を買われて採用されるのは勿論の事、やはり唯一無二とも言えるミストフィールド展開による状態異常耐性が優秀。 攻撃性能は低いもののめいそうを積む事である程度補える上に一致技の通り自体も良く、耐性の多さから積むチャンスも多い。 めいそうを1回積んだだけでもダイマックス適正が格段に上がるためアタッカーに転じる事も可能。 テッカグヤ :H97-B103-D101。10耐性でその内じめん、どくタイプを無効。 素早さ以外のすべてが高水準なので型の幅が広く物理受けも特殊受けも可能でダイマックスをすれば タイプ一致のダイジェットを撃ちながら低めの素早さも補えてビーストブーストで能力アップも狙えるなど攻撃性能も高い。 アーマーガア :H95-B105-D85。10耐性でその内じめん、どくタイプを無効。 上記のテッカグヤと同タイプで似通った数値を持ち特殊方面の数値を削ぎ落したような種族値を持つ。 最大の特徴は専用特性ミラーアーマーによって相手のいかくやこごえるかぜなど全体に及ぶ能力ダウンをけん制できる点で、 ステータスを下げられない事からてっぺきボディプレスやダイジェットなど型もそれなりに豊富。 はねやすめでの回復も可能で、おいかぜやとんぼがえりなどテッカグヤより小回りが利く。 不向き 受け性能は十分にあるが攻撃性能にもコントロール性能にも乏しいので放置対象になりやすく マルチバトルの受け役としては不向きなポケモン。 ソーナンス:H190-B58-D58。自分から殴れないため無視される。かげふみによる交代封じとアンコールによる攪乱はできるが かげふみ戦法は同タイプでねこだましが使えてサイコキネシスやイカサマで普通に攻撃もできるゴチルゼルでやる方が強力。 ツボツボ :H20-B230-D230。受けと言うよりは先発でステルスロックやねばねばネットを撒く型が大変弱い。 パワートリック無しだと火力が皆無なので相手の交代を誘発できず撒いた技が無駄になりやすく、 場合によってはかちきミロカロスなどに利用されかねない。兎にも角にも悠長な動きを要するため隣の負担が重すぎる。 ヌオー :H95-B85-D65。ちょすいでみず技を無効化できたりてんねんで相手の能力上昇を無視できるなど受けとしては高性能。 ただしシングルバトルで強い受けポケモンの例に漏れず火力が無く、のろいやどくどくなどにターンを費やしがち。 積み切ったところで採用率上位のゴリランダーに流されやすく、処理ルートが確立されている場合余計に無視される。 マルチバトルでは同タイプでみず無効、あくびが使えるなど要素が多く被りより特攻が高いトリトドンを採用する方が良い。 ドヒドイデ:H50-B152-D142。高水準な耐久と耐性を持つがやはり火力が無く無視されやすい。 ねっとうによる火傷お祈りやまとわりつく+しめつけバンドで交代を封じた上でギリギリ無視できない程度の スリップダメージは稼げるがやはり相手からの処理優先度は低め。ただしここで挙げた中では比較的マシな部類で、 凄まじく運用がシビアなもののさいせいりょくも強力で技構成次第ではギリギリ使えるレベルではある。 ナマコブシ:H55-B130-D130。自分から殴れる攻撃技が一つも無く、ダメージを稼げる技がどくどくくらいしか無いため 相手視点では無視安定あり隣の負担にしかならない。のろい+バトンタッチなどは可能だが戦法そのものが弱く、 やるにしても最低限殴れるブラッキーなどでやる方が無難。
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登録日:2020/10/31 (土) 16 57 46 更新日:2024/04/11 Thu 14 28 14NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 SWSH かくとう どうじょうぬし ウーラオス ガラル地方 ゲーマー ダクマ ベテラン ポケットモンスター ポケモン ポケモン登場人物項目 マスターじじい マスタード ヨロイ島 レジェンド 人格者 元チャンピオン 剣盾 師匠 師範 老人 鎧の孤島 高性能じいちゃん 魚建 ワシちゃんは マスタード! ポケモン めっちゃ 強いよん! これから よろぴくねー! マスタードとは『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下剣盾)の登場人物である。 CV:魚建(薄明の翼) 概要 本作のDLC「エキスパンションパス」で行けるガラル地方の孤島「ヨロイ島」にあるマスター道場の道場主。 元かくとうタイプのジムリーダーであり、ダイマックスが導入される前のガラルポケモンリーグのチャンピオンでもある。 現チャンピオンのダンデは弟子の1人であり、彼の才能を最初に見抜いた人物でもある。 優しそうな目つきが特徴の老人。猫背気味で長く伸ばした眉毛を垂らしている。 緑色のジャージと帽子を身に着けている。 ノリの軽い飄々とした人物。 一人称は「ワシちゃん」で、他人の事は「○○ちん」と呼ぶ。そのため最初につける自分の名前を「ちん」にして遊んだ人がいるとかいないとか 常に笑顔を絶やさないが、道場主だけあって人の素質を見抜く能力に優れており、人への気遣いも忘れない人格者である。 作中では、会って間もない主人公の素質を、軽い手合わせの中で即座に見抜き、彼(彼女)が成り行きで道場まで来た事を見抜いている。 また、弟子が勝利に固執するあまり、主人公との試合で不正を働いた時には、主人公に敗北した弟子を過ちを諫めつつも優しく諭している。 このように立派な指導者であるので、彼を尊敬して弟子入りを希望するトレーナーは後を絶たない。 普段はノリの軽い好々爺だが、本気となった時には現役時代を髣髴とさせる真の姿を見せる。 本気になる時には、着ているジャージと帽子を脱ぎ捨て、袖のない金色の拳法着姿となる。 眉毛は逆立ち目つきも鋭くなり、背筋と膝も伸び、露出している腕には未だ衰えていない強靭な肉体の一端を垣間見ることができ、これまでとは180度違う風貌へと変化する。 口調も厳格なものへと変わり、一人称は「ワシ」、相手を「お主」と呼ぶようになる。対戦中は好戦的となり、八重歯を覗かせながらニヤリと笑うようになる。 真の姿を見せる時には大ジャンプしながら空中で回転するほか、腰を落とした構えやキレのある拳法の仕草など、真の姿を見せたときの身体能力には衰えを感じさせない。 モンスターボールはハイパーボールを使用。 手持ちをキョダイマックスさせる際は、かめはめ波を打つ時のようなポーズとなる。 道場は自宅も兼ねており、若い奥さんで道場の女将のミツバ、一人息子のハイド、その他大勢の門下生に囲まれて暮らしている。 ゲーム全般が好きで、稽古をつけていないときは部屋に籠ってゲームをしている。 ゲームの内容から、プレイしているのはSwitch版『ポケモンクエスト』と思われる。 ちなみに引退後からゲームにはまるようになったらしい。 なお、テレビの前にずっと立っているとテレビが見えないと言われ、何度も繰り返すと緩やかに注意を受ける。 テレビの前でぐるぐる回ってリザードンポーズを決めようものなら確実に中断される。 水上を除けば本作で唯一マホミルを進化させられないスポットである。 過去 ガラルポケモンリーグで18年間の無敗記録を持つレジェンドトレーナーで、かつては歴代最強のチャンピオンと呼ばれていた。 チャンピオンだった当時は強さを求めすぎるがゆえに自分にも他人にも厳しくしていたが、相棒のポケモンが亡くなった事がきっかけで徐々に負けが込みはじめる。 チャンピオンの座を譲り渡した後も絶大な人気を持ち、以降も1人のポケモントレーナーとして活躍していたが、当時のリーグ委員長(ローズよりも前の代と思われる)から優勝するための八百長試合を勧められた事で、引退を決意した。 引退後は世界中を旅するが、ガラルに帰ってきた頃にはなぜか性格が激変。今のような飄々とした性格となる。 当時無人島だったヨロイ島を買い取って、そこで後進のトレーナーの育成に励むようになった。 どうやら旅の中で、自分の価値観や考え方を変える出来事があったらしく、島を買い取った理由を聞かれた時に「世界には色んな強さがある。それをもっと見ていたいのよん」と答えていた。 なお、ヨロイ島の名付け親は彼。 チャンピオンだった頃の背番号は「0」。 レアリーグカードの写真は、約50年前に因縁のフェアリージムリーダーに打ち勝った末に優勝した時のもの(明言はされていないが、作中の時間軸やガラルスタートーナメントでの掛け合いから対戦相手はポプラと思われる)。 当時は上半身裸でマントを羽織っており、胸毛が生えていた。 ちなみに、現役時代はイメージを崩さぬようにキャラ作りをしていたらしい。 活躍 主人公が成り行きでマスター道場を訪れた時に優しく出迎える。 主人公との短い会話の後で手合わせをし、その中で主人公の素質を見出し、彼(彼女)が成り行きでここに来た事も見抜いたうえで、彼(彼女)を含む門下生達に、第一の試練を課す。 その後は第二の試練、最後の試練を行い、クララorセイボリーに勝った主人公に、「秘伝のヨロイ」としてダクマを授けた。 なお、クララorセイボリーが試練の最中に不正を働いていた事は見抜いていたが、彼女(彼)の為を思ってあえて見過ごしていた。 クララorセイボリーが主人公との勝負で敗北すると、自信を失いかけていた彼女(彼)の過ちを正しつつ、「これからは心も強くなっていこう」と優しく諭していた。 主人公に授けたダクマは人見知りが激しく自信が持てない性格だったので、主人公にダクマと共に冒険する事を勧める。 主人公がダクマとヨロイ島各所のスポットを巡り、ダクマのなかよし度が一定以上に達していると、ヨロイ島の2ヵ所に建つ、通称「双拳の塔」に挑戦する権利を与えた。 塔の最上階で待ち構え、主人公が最上階に辿り着くと、本気の姿となってもう1匹のダクマで1対1の勝負を仕掛ける。 主人公が自分に勝つと、塔にある秘伝の掛け軸をダクマに見せる事を許可し、道場へと戻った。 次はウーラオスにダイスープを飲ませキョダイマックス出来るようにする事を言う。 だが、ダイキノコが苦手なウーラオスは普通のダイスープは受け付けないので、主人公に「甘い素材が必要」と教える。 しかし肝心な甘い素材の正体を忘れてしまっていたので、主人公は研究のためにヨロイ島を訪れたホップと共に甘い素材を求め島内各地を巡る事となった。 ちなみに後で判明する事だが、素材の正体を忘れたというのは嘘であり、主人公達を試すために嘘をついていたらしい。 主人公達が甘い素材「ダイミツ」を持ってくると、最後の試練として主人公と真剣勝負を行う。 切り札は、主人公が選ばなかったほうの型のウーラオス。主人公に負けると、彼(彼女)の強さを称え、一連の修行を締めくくった。 最終試練の後は、1日に1回だけ勝負ができるようになる。 繰り出してくるポケモンとレベルは3回目と同じだが、ガラルスタートーナメント開催後は手持ちのレベルが5ずつ上がる。 チャンピオンカップの再戦と違って金策よりもお楽しみ要素が強く、試合開始時、主人公orマスタードが効果ばつぐんを引いたときor急所を引いたとき(各1回ずつ)、ダイマックスを発動するときにカットインが入る。 経験値稼ぎor金策の相手として殴っても良いが、純粋にシナリオのノリで師匠の胸を借りるのも楽しいだろう。 ガラルスタートーナメント DLC「エキスパンションパス」第2弾で追加される「ガラルスタートーナメント」にも参戦。 試合でのパートナーは、弟子のダンデ、クララorセイボリー、バージョン限定のジムリーダーの1人サイトウorオニオン、因縁の相手と思われるポプラ、DLCで追加された者&元チャンピオン同士のピオニー。 オニオンとの繋がりはよく分からないが、サイトウの方はかくとうタイプ使いという繋がりがあり、彼女からは先輩として尊敬の眼差しを向けられている。 8回優勝するとプレイヤーがパートナーとして誘えるようになる。 また、プレイヤーが一度ガラルスタートーナメントで戦うと、道場で再戦時に繰り出す手持ちのレベルが5ずつ上がる。 使用ポケモン ●1回目 マスター道場 いぇーい! チミの サイコーの 戦いを 見せて ちょーだいね! 道場中央のバトルコートで戦う。 初戦のBGMは中華風でゆるいテンポのBGMとなる。この戦闘BGMはシナリオ中、手加減マスタード戦とはや〜いヤドン戦3回でしか聞けない。 このときは本気を出していないのでジャージや帽子は脱がないが、戦闘前に中国拳法っぽいポーズを構えるなど、伏線らしき演出がある。 左はムゲンダイナイベントの前、右はイベント後のレベル。 コジョフー ♂ Lv.13/Lv.61 コリンク ♂ Lv.13/Lv.61 ●2回目 あくの塔/みずの塔 さぁ! 五感を 研ぎ澄ませ! 戦いの中で 成長せよ! ダクマ ♂ Lv.30/Lv.70 2戦目以降は本気の姿になる。ただし、お互いの手持ちがダクマ1匹固定なのでこれでも手加減気味。 本気モードBGMはアップテンポながらどこか重い雰囲気があり、「ハッ!」「セイヤッ!」などの合いの手が入るなど強敵感が漂うものとなっている。 マスタードのダクマは初手で必ずつばめがえしを打ってくるが、次のターンはかわらわりときあいだめのPPが切れるまでそちらの技を使い続ける。 ちなみに塔の中に入ってからふしぎなおくりもので配信ポケモンを受け取った場合、本来ダクマ1匹固定の手持ちを増員することができるという裏技がある。 左はムゲンダイナイベントの前、右はイベント後のレベル。 勝利するとマスタードのリーグカードがもらえる。 ●3回目 道場裏バトルコート おぬしらの 修行の 成果 この 勝負で 出しきるのだ! コジョンド ♂ Lv.73 レントラー ♂ Lv.73 アーマーガア ♂ Lv.74 ルガルガン ♂(まひるのすがた)Lv.75 ジャラランガ ♂ Lv.75 ウーラオス ♂(れんげきのかたorいちげきのかた)Lv.75〈キョダイマックス〉 道場の裏に用意された、パワースポットのあるバトルコートで全力を出したマスタードと戦うのが最後の試練となる。 殿堂入り後の伝説のポケモンに関するイベントをクリアしていないとこの試練を受けることはできない。 本気を出したときのパーティはかくとうタイプを中心としたフルメンバー。 レベル差でのゴリ押しは可能だが、レベル差が少ないパーティで挑むと苦戦しかねない強敵である。 ひこう、エスパー、フェアリータイプのポケモンを入れておくと有利。 ウーラオスは主人公が選ばなかった型を出してくるので、相手の型を見極めて弱点を突くようにしたい。 なお、このバトルによって選ばなかった方のキョダイマックスのすがた自体は図鑑に登録できるが、図鑑説明はそのキョダイマックスを実際に使わないと登録できない。 強さとは 生生流転 手にしても すぐ こぼれ落ちる だが ワシを 打ち倒した その 強さは 今 揺るぎない 心から おめでとう! 勝利するとレアリーグカードを手渡され、クララ/セイボリー、道場の門下生たち、ミツバ、ハイド、ホップから祝福を受ける。 そして来るべきときのためにまた戦って鍛え合おうと再戦の申し出を受けることになる。 ●4回目以降 道場裏バトルコート 才ある者との 勝負は 何度でも 心 震える…… さぁ 早く 始めよう! 経験値を 奪いあおうぞ! コジョンド ♂ Lv.73/Lv.78 レントラー ♂ Lv.73/Lv.78 アーマーガア ♂ Lv.74/Lv.79 ルガルガン ♂(まひるのすがた)Lv.75/Lv.80 ジャラランガ ♂ Lv.75/Lv.80 ウーラオス ♂(れんげきのかたorいちげきのかた)Lv.75/Lv.80〈キョダイマックス〉 マスタードに話しかけることで一日一回バトルをすることができる。 再戦時もパーティの構成とレベルは同じだが、ガラルスタートーナメント開催後は手持ちのレベルが上がる。 左はガラルスタートーナメント開催前、右は開催後のレベル。 ●ガラルスタートーナメント 強者に 揉まれ 更に 強く! ワシらの 進撃は ここからぞ! コジョンド ♂ Lv.80 ジャラランガ ♂ Lv.80 ウーラオス ♂(れんげきのかたorいちげきのかた)Lv.80〈キョダイマックス〉 ガラルスタートーナメントでは全てかくとうタイプで統一。 技範囲は広く等倍を取れる相手は多いが、かくとうタイプの弱点が一貫している。 パートナーにする場合はかくとうタイプの苦手なフェアリーやひこうを優先して片付けよう。 Webアニメ『薄明の翼』において 「EXPANSION ~星の祭~」で初登場。久しぶりに訪ねてきたダンデと道場裏のバトルコートで一戦交える。 ちなみにミツバもセリフはあったがキャストクレジットはなかった。 余談 名前の由来は、ポケモンの人名はほとんどが植物由来なので、カラシナの英名「mustard」と思われる。花言葉は「チャレンジと成長」。 また、師匠キャラなので「master」、「master」に過去形の「ed」を合わせた「mastered(過去のマスター(チャンピオン))」という意味もあるのではという説もある。 余談だが、この花から採れる種子は調味料の「オリエンタルマスタード(和カラシ)」の原料である。 ちなみにミツバはセリ科ミツバ属の「三つ葉」と思われる。こちらの花言葉は「意地っ張り」「奔放」。 息子のハイドはアジサイ科アジサイ属のセイヨウアジサイの英名「Hydrangea」と思われる。花言葉は「浮気」「移り気」「辛抱強い愛情」「家族団らん」「156cm」。 ダクマを譲り受けた後で、交換したり逃がしたり『ポケモンHOME』に預けてから試練に挑もうとすると、試練を続けようとする度に「ダクマがいないと本当に意味ないけど」と主人公に確認してくる。 それでも一応試練は続行出来、最後まで進める事は可能だが、マスタードの気持ちを考えるとやるせない感じにさせられる。 ダクマなしで試練を続行した場合、塔の中で戦闘する際にセリフ付きカットインが入らなくなる。 強者に 揉まれ さらに 強く! ワシらの 追記・修正は ここからぞ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 真マスタード戦はシチュエーションもBGMもメチャクチャ燃える。「ハッ!!」「セイヤッ!!」帝っていう合いの手がカッコいい -- 名無しさん (2020-10-31 18 41 17) 過去に色々ありつつも、あの女性に出会えてよかったなと思う。息子も両親とは違う方向性の天才だし、すごい一家 -- 名無しさん (2020-10-31 19 05 51) フタバさんエッチだよね… -- 名無しさん (2020-10-31 19 07 18) 脳内再生がどう頑張っても堺正章 -- 名無しさん (2020-10-31 19 42 29) 手持ちの強キャラ感が好きすぎる -- 名無しさん (2020-10-31 19 52 15) 因縁の相手が88歳で優勝したのが50年前なら、アデクよりもさらに前の世代のチャンピオンなのかな -- 名無しさん (2020-10-31 20 56 28) おそらく数10年に1人の逸材だったであろうダンデに、迷って塔にたどり着けなかったという理由で最後の修業ができなかったときのマスタードの心境やいかに -- 名無しさん (2020-11-01 18 52 00) ミツバの由来は大体の人が分かる では息子のハイドの由来は何だ…? -- 名無しさん (2020-11-01 21 22 30) ハイドはハイドランジア(アジサイ)からじゃないかな -- 名無しさん (2020-11-02 02 34 57) 現役時代はキャラ作ってたって事は旅先での出来事もあるだろうけど飄々とした部分ってそこそこ素なんじゃ -- 名無しさん (2021-03-02 20 23 59) 亡くなった相棒ポケモンは一体どんな子だったんだろうなぁ -- 名無しさん (2022-01-02 13 42 57) ポケモン版マスターじじい -- 名無しさん (2022-06-01 22 09 25) 名前 コメント
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 クロス:ポケモン ◆fN6DCMWJr. 2009/11/21 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1258809519/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る タッグマッチでもないのに二対一で戦ったり、進化やめさせたり やっぱりこっちのポケモンクロスモノは駄作だわ -- (名無しさん) 2013-03-16 10 48 05 続きが見たーーーーーーーーーーーーーーーいーーーー !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! -- (名無しさん) 2013-01-07 10 35 10 お前ら人間じゃねぇwww -- (名無しさん) 2013-01-03 11 27 09
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ドラゴンマスター 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) ドラゴン 魔法 光 ★4 15 1592 911 2152 982 911 統色の祝福【大】 【色】一色デッキ効果1.5倍 詳細
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ここではポケモンバトルの基本的なルールとマナーを紹介していきます。 マナー 改造は一人で楽しむには個人の自由ですが公共の場で使用するのは禁止です バグで増やしたポケモンやバグで覚えた技などを使うのは禁止です ポケモンバトルの開始時と終了後には対戦相手との挨拶 対戦相手を侮辱するような行為は禁止(ポケモンのNNによる侮辱など) 対戦中による対戦放棄 または対戦中の電波切断 ポケモンバトル 基本 シングルバトル お互いにポケモンを一匹ずつ戦闘に出して戦う ポケモンバトルの中ではもっともスタンダートなバトル ダブルバトル お互いにポケモンを二匹ずつ戦闘に出して戦う シングルバトルよりも奥深いバトルを楽しめる トリプルバトル お互いにポケモンを三匹ずつ戦闘に出して戦う ポケモンの配置も重要になってくるので選択には気を付けたい ローテーションバトル お互いにポケモンを三匹ずつ戦闘にだして戦うが相手のポケモンと戦うのは前にいるポケモンでターンごとにローテーションして変えることができる マナーについての追加点や間違いなどがございましたらご意見などお願いいたします。 名前 コメント
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2ページ目 ――ポケモンとは―― 特異な能力を持つ化け物であり、モンスターボールと呼ばれる球で捕獲し、調教させてバトルやペットとしてともに生活する存在である。 ゴレイヌ『キメラアントとは違うのか』 幼女「マサラタウンって小さな町行けば博士がくれるんだよー」 ゴレイヌ「聞いた事もないな」 幼女「そこで貰ったポケモンを育てていろんなポケモンを育てるんだよ!おじさんみたいなポケモンもいるんだよ」 ゴレイヌ「・・・もしかして俺の"これ"もポケモンになるのか?」 ズズズ・・・・・・ 白い賢人! 黒い賢人! 幼女「いぅわ!見た事ないポケモンが出てきた!!」 次へ トップへ
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――38番道路 エンジュの西にあたるそこは草原地帯になっている 中型の野生ポケモンも生息するその道路はアサギシティへの道だ この先のアサギシティを目指していた唯と律も必然的にここを訪れることとなった 律「結局あずかっちゃったなぁ」 そういった律の手には不思議な色の輝きを放つ鈴がある 一見すれば銀の色に見えるが、よくみれば銀の色に層がありとても神秘的に見える 唯「まぁ、しょうがないよ。りっちゃんが認められた証ってことだしね。 ロケット団がこれを狙って歌舞練場に何度も襲撃してきたんじゃ、 練習にならないだろうし」 律「あー、なんか唯は結構落ち着いてるな」 唯「うん、まぁ私もちょっと似たようなことあったしね」 そういって唯が少し引きつったような笑みを浮かべた かつて唯はカントー地方でロケット団にかかわったことがある それは一つの預かりものをしたことから生まれたわけだが…… 当然危険もあったわけだが、後悔はしていなかった 律「っていっても、伝説のポケモンに繋がる鈴ねぇ…… やっぱりあんまり実感はないな」 唯「そうだね。私も伝説のポケモンって見たこと…………あ」 律「んっ どうした?」 唯「うんうん、なんでもないよ」 唯の脳裏に浮かぶの三匹の鳥ポケモン ロケット団に使役されていた3鳥だったが、今頃は野生に戻っているだろう そして伝説のポケモンはそう簡単に使役できるわけではない と言っていた人のこ とも思い出す それは唯が敗北し、ジョウトに来るきっかけになった人物 唯「(強くならないとね……)」 あくまでジョウトに来た目的はあの人に勝つための経験をつむことだ 回り道や色々なことに首を突っ込んでもそれは忘れてはいけない と思う 律「そういや、次は唯もジムに挑戦するんだよな?」 唯「うん、そうだね。私もいよいよだよ」 律はまだ唯の強さを全てを知らない 当然、ある程度の力というのはわかる そしてそのある程度の力という判断材料だけでも、はるかに自分より上にあること は分かる ただ少し前、自然公園で不本意ながら唯のスピアーを相手にしたことがあった。そ れも唯の指示抜きで トレーナーである唯の指示抜きだというのに、それはとても強かだった。 だから律は思う。かならず追いついてやると そして 律「(強くなるさ)」 とは思うものの 律「いろいろややこしくなったなぁ」 唯「?」 律が人差し指でつまんだ鈴を一度揺らし、その音を響かせた ▼ ――エンジュシティ(歌舞練場) 時は昨日にまで遡る ロケット団の襲撃場面に遭遇した唯と律は、それを追い払い そこの舞妓さんたちを救っていた タマオ「単刀直入に言って、これ預かってもらえまへんやろか?」 それが始まりだった 律「え?」 唯「すず……だよね?」 唯がそう言うとタマオが頷くかわりに、一度その音を響かせた 律「きれいな音……」 唯「……うん、そだね」 二人がその鈴の音に耳を傾けていると自然とそんな言葉がでた そんな様子をみていたタマオもまたニッコリと笑う タマオ「どうでしょか?」 律「えっと……この鈴はどういう……」 律がそういったとき、横から少し幼さを残した声がきた サクラだ。彼女はこの歌舞練場の姉妹のなかでも、一番下。つまり末妹だ その彼女を見れば、少し真剣な面持ちになっている サクラ「それは伝説のポケモンに繋がるかも知れない といわれた鈴です。 羽と一対になって海の神様へと繋がる、という言い伝えがこの地方に残されてるんです」 海の神様――それは律の記憶にも少し覚えがある 焼けた塔の一件の後のことだ この街のジムリーダーがそのことを少し話していた そして、今彼女が言った羽は 律「これか……」 唯「りっちゃん、その羽……もしかして?」 律「うーん、よくわかんないけど伝説のポケモンの羽らしい」 タマオ「えぇ、おっしゃるとおり、その羽は間違いなく伝説のポケモンの羽。 私が先日マツバはんのところを訪れた時、あなたがそれを持っているとを おっしゃってました」 律「(あの時か……)」 先日、唯に会う前のこと。 少し悩んでいた時期だった。 律はジム前で立ちすくんでいるときに、このタマオに会っていた タマオ「きっとこの機会は神様のめぐり合わせどす。だから私はこの鈴もあなたのもとにあるべきだと。 そしてあなた達に任せたい と」 唯「……どうするのりっちゃん?」 律「うぇ!? 私が決めるのかよ」 唯「当たり前だよ。この旅はりっちゃんの旅だもん。わたしはおまけだよ」 律「む……」 そう言われると、返す言葉がない そして目の前のタマオが頭を下げる サクラ「ただ……」 サクラが続きの言葉を言い淀んだ サクラ「その鈴を持つってことは、ロケット団に狙われることにもなるかもしれません」 タマオ「……さっきのロケット団もこれを狙ってきていた節があります。 そのことを、そういった負担を負わせるかもしれない。そういうことを承知でお願いします。 もちろん断ってもらっても構いません」 タマオがもう一度深く頭を下げた そして横にいたサクラも続き、気付けば歌舞練場にいた姉妹達全てが頭を下げていた 律「……っとさすがにここまで言われたら断れないよなぁ」 唯「りっちゃん」 そして 律「わかりました。えっと顔を上げてください。その鈴預からせてもらいます」 タマオが頭を上げて、少しためながら、ただ……というと タマオ「まぁ、その鈴も本物かどうかわかりやせん」 律「へ?」 サクラ「その……言いにくいんですが、レプリカも多いんです。 神様の鈴ですから、それにあやかろうって作られたものが…… だから、そんなに気負わないでいってくださいね」 最後に気の抜けるような事実をきかされ、ふと心の中の緊迫した気持ちが削られた ようだったが それでも鈴は彼女達の手に渡った タマオの手から律の手に渡る時鈴がもう一度その音を響かせた やはりそれは綺麗な鈴の音だった ……… …… … それから数十分後 歌舞練場にはすでに唯と律の姿はなかった そこにあるのは舞妓たち、姉妹の姿だけ その中でサクラがタマオに向かい一つの疑問をぶつけていた サクラ「お姉ちゃん、なんで嘘をついたの?」 タマオ「はて、なんのことですやろ?」 サクラ「……」 タマオ「はぁ、サクラちゃん怖いわぁ~、そんな顔して」 サクラ「とぼけないでよ~」 頬を膨らませながら、サクラがタマオに詰め寄った サクラ「あの鈴、レプリカじゃなく本物だよね。私達の家で受け継がれてきた正真正銘の……」 タマオ「あらっ、サクラちゃんだって、その後それらしくレプリカの話なんかしちゃって」 サクラ「むっ、私のは嘘はいってないもん。 それにあの人たちいい人だったからあの鈴のせいで色々縛られるのもいやだなって……」 そういったあとサクラの後ろでふふっ、笑い声が聞こえた そしてその笑い声の持ち主は サツキ「ふふっ、やっぱり姉妹ね。きっとタマオ姉さんも同じことを考えてたのよ」 サクラ「サツキお姉ちゃんっ!」 タマオ「あら、サツキちゃん、もう舞台の点検はいいの?」 サツキ「うーん、もうちょっと確認したいけど……っていうか姉さん達も手伝ってよ!それに姉さん京言葉を忘れてるわよ」 そういってサツキがタマオを引っ張り、舞台の上へと上がっていく その様子を見たサクラが苦笑いで見送った タマオ「(どうかいい旅を……そしてどうか……)」 ▼ ――38番道路 ややこしくなった と告げた律に唯が首を傾げた 唯「?」 律「いや、なんか全然問題が解決されないうちに、次々と積まれていくなぁ とおもってさ」 やはりその言葉に唯はよくわかっていないといった風な顔をする 律にはおおまかに3つの問題が積まれている 一つは、伝説のポケモンの問題 この件に関しては、ほとんど成り行きに任せて積まれていったため、自分でもよく わかっていない そして二つ目、ロケット団の問題 ヒワダ・エンジュと関わってきてしまい、さらにさきほどの問題の鈴の件もある 律「(……おそらくこれではおわらないだろうなぁ)」 そして3つ目、シルバーの問題だ ウツギ博士から受けた依頼からはじまったこと。 捕まえるのが目的だったのだが、焼けた塔で倒れていた後どうなったかは分からない 同時に、あれほどロケット団に執着していたことも気にかかる ともあれ、行方がわからない上、手がかりもないことにはどうしようもない とその時、律は服を軽く引っ張られる感覚を覚えた 引かれるほうに振り向くと、すぐに原因がわかる 唯だ だが、その唯もどこか真剣な面持ちで足をとめている 律「どうしたんだ、唯」 唯「ねぇ、りっちゃん。おかしくないかな?」 律「?」 律は唯の言っている意味がわからない そしてそんな律の様子を見た唯が説明をはじめた 唯「……さっきから野生ポケモンがいないよね……それに静かすぎるよ」 言われ律が周りを見渡した 身長ほどもある草、茂るように豊かな木々、そして地面に大きな影をのこす岩場 そのどこにもポケモンの姿がない そしてそのことに気付いてみれば、連鎖的にほかのことにも意識は向かう 律「たしかに……静かすぎるな」 のんびりとした農場地帯にしても、この静けさは異常すぎる と思う 唯「やっぱりだよね」 だが、そうはいったものの二人には原因がまるで分からない だから 唯「のどかな風景なんだけどねー」 暢気に言うが、その声色に警戒の色は隠せない 律「おい、唯……原因がわかったかもしれない……あそこだ」 律が指差した先、そこには違和感があった 唯「なにあれ……?」 共に捉えた視界の先 広大な草原に朱い体がある そしてそれが立つ地面の草は焼き払われ、土がむき出しにされている 律「私は一度みたことある……」 律の記憶の中 思い出されるのは先日のことだ 焼けた塔――その地下で気を失う前に見たポケモンの一匹 No.244 エンテイ ほえると かざんが ふんかする。 みなぎる ちからを おさえきれず みちという みちを かけめぐる。 律「伝説の一匹か!!」 その言葉を言ったとき、圧倒的なプレッシャーがきた 思わず後ずさりそうになりながら、律はそれでもそれを見据える 横を見れば唯も気圧されているようにも見える そしてそのプレッシャーは 律「来たっ!!」 熱量を伴いながらその体が大地を踏んだ 駆ける。足元の草がその足に踏まれるたびに焦げていく やがて駆け出したその獣はスピードを捉える。一直線に ただ律を目掛けて ▼ 律が反応したのはそのスピードの初速を見届けてからだった。 臆したわけではない ただその毛並みを風に揺らしながら走る姿が美しく見えたからだ だが、それをゆったりと眺めているほどの余裕もない だからモンスターボールに手を伸ばし、開閉スイッチを押そうとしたとき 唯「行って、カラ太!!」 律の少し後ろ、そこに立っていた唯が律よりはやく行動を起こしていた エンテイと律たちの間、その一直線上に飛び出たカラカラが骨を前に構える。 突進に備えるために 律「唯っ!!」 唯「りっちゃん、二人で行こう。きっと余裕を出していられる相手じゃないよ」 言っているうち、エンテイとカラカラがぶつかった カラカラの骨が軋む。かろうじてその巨体を受け止めたが、 どうしてもその体格差の前には押されてしまい やがて カラカラ「!?」 真後ろへと吹き飛ばされた 唯「カラ太!!」 律「行け、アリゲイツ!!」 唯のカラカラが後ろへと吹き飛ばされたかわりに、律がアリゲイツを繰り出す だが――エンテイが飛び出してきたアリゲイツに向かい一吼えした 呻りに近いその声に律は大地が揺れたかのような感覚にとらわれる エンテイ「―――」 アリゲイツ「!!」 アリゲイツの勢いがその遠吠えだけによって止まる まるで声という実体がアリゲイツを押し返したように…… 律「アリゲイツ!?」 だが、その遠吠えをするためにエンテイの足も止まり、 場が硬直した。 そして吹き飛ばされたカラカラも体勢を立て直しエンテイの前に立ちふさがる 現在この場にいるのは3体 うち2匹はこちら側で数ではこちらが有利だと思う だが同時に 律「(……体格差が違うか)」 こちらのモンスターはどちらかというと小型のモンスターである 体格差だけで勝負は決まるわけではないが、やはり直接のぶつかりあいでは大きな要因となる 律「なら……手数でいくしかないか」 唯と目を合わせると、同じことを考えていたのかコクリと頷いた そして 唯「カラ太、ボーンラッシュ!!」 律「アリゲイツ、隙ができたところに冷たい一撃をぶち込んでやれ!」 カラカラが前へと飛び出しながら、宙へ跳んだ 目指すはエンテイの頭 そこを目掛けて振り下ろし骨で打撃する エンテイ「――グルル」 真正面から頭で受け止めたエンテイがその攻撃に唸った だが、攻撃は終わらない そのままエンテイの懐へと着地したカラカラが今度はエンテイの顎をめがけて突き上げた 巨体がわずかだが揺れる 唯「カラ太!!もう一度上から揺らして!」 再びカラカラが跳び上がり、今度も頭を目掛けて振り下ろす だが、今度はそれだけではない もう一つ動きがある。 ――アリゲイツだ。 カラカラのさらに上へと飛び上がったアリゲイツがそのままエンテイの胴のほうへ と、 滑空するかのように飛び越えて行き拳を作る。 拳に纏うのは冷気だ。 律「冷凍パンチ!!」 その指示と共にエンテイの体めがけて拳が振り下ろされた ――よし、決まる そう確信した律だが、それはすぐに裏切られることになる 律「!?」 気がつけば、アリゲイツの体を泡のようなものが包み込んでいた そしてその泡は攻撃の勢いをとめることにまで成功している 唯「え?」 律「なんだ……?」 律があたりの風景を観察する これはあきらかに水タイプによる攻撃、つまり目の前のポケモンの攻撃ではない ということは、あきらかに第3者による介入があった証拠だ そして律はあることに気付く 律「(エンテイがこっちを見ていない……?)」 唯「りっちゃん、あれ!!」 今度は唯がとある方向を指差した それはエンテイの見ている方向。 そしてそれは律から見てずっと東の位置。 そこに水晶のような体をもった透き通るほどの青のポケモンがいた 「VSエンテイ 〆」 41
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▼ 律と唯の腕にまいたポケギアがもうすぐ18時をさそうとしていたころ、 2人はもう一度草むらのなかにいた 律「さてと、むしとり大会もあと5分か」 唯「あっちゃー、もうそんな時間だったんだねー」 律と共に歩いていくのは唯だ 律「唯は捕まえに行かなくていいのか?」 唯「うーんとね、よく考えたら私、野生のポケモンって普通にゲットしたことないなぁと思って」 「というか、ゲットできない……ボールが当たらない……」 律「なんだそりゃ。今までどうやってきたんだよ」 唯「うーん、みんななんか気付いたら仲良くなっちゃって」 律「………ボールいらなくね?」 唯「いや、お家になるんだから、そのためにはいるよ~」 律「うん、どこか唯はおかしい」 唯「えぇ~、そんなことな………りっちゃん!!」 律「あぁ、私にも聞こえた。ガーディ、警戒しろ。このさきにきっといるぞ」 ガーディ「クゥン!!」 ――シュン そのとき、律の目前の草むらが横一文字に斬れた そしてそこには刈り取られた草。 サークル上の小さな広場ができていた 律「あれは……ストライク!!」 No.123 ストライク すばやい うごきが じまん。 あいては たおされたことにすら きづかないほど はやく うごける。 律「いまさっきのは、しんくう波か!!」 唯「まって、りっちゃん。あっちにも大きいのがいるよ!!」 ストライクと向かいあうようにいたのは、大きなはさみを持ったクワガタのようなモンスターだ No.127カイロス ツノに はさんでも ちぎれない ばあいは はさんだまま ふりまわし なげとばす せんぽうを つかう。 律「よっし、2匹いっぺんにいっちゃる」 唯「おー」 ぱちぱちと拍手をする唯を、手で後ろへと制し 律「よっし、まずはガーディ吼えろ!!」 ガーディ「――!!」 にらみ合った2匹に向かって吠えたことで、2匹の視線がガーディを捉えた 唯「くるよ!!」 律「あぁ」 始めにきたのカイロスだった。ガーディよりもはるかにでかい巨体がはさみを開いて突進してきた 律「ガーディ、もぐりこんでとっしんだ!!」 横へと倒した大きく開いたハサミの下 そこへともぐりこんだガーディが真下からカイロスへとぶちあたり、吹き飛ばした だが、 律「まずい!!ガーディ後ろにジャンプだ」 ガーディが後ろにさっと下がった さきほどガーディがいた位置には、うっすらと透ける綺麗な鎌がある 律「ストライクか……でも、速さはつくしのほうが早かったな」 律「さぁ、炎の牙でその鎌をボロボロにしてやれ」 退いたガーディが今度はさっと前へと跳躍した 噛み付く先は、その地面に刺さった鎌 ガーディ「グルル!!」 熱を帯びた牙は、その刃を焦がし、やがて炎がともったが ストライクが一振りしただけで鎮火してしまった そして 律「次は2匹いっぺんにってわけね……」 吹き飛ばしたカイロスが、再びガーディに襲い掛かろうとし、ストライクがもう一度飛び掛ろうと前傾姿勢をとった 律「2匹の周りを走れ!!ガーディ」 挟むようにジリっと距離をつめてきた2匹の周りを円を描くように駆け抜け 律「――かえんぐるま!!」 その軌道上に炎が灯った そのうえここは草むら地帯だ 炎は勢いを増し、2匹の囲いながら渦をつくった 律「いまだな。これをっと」 取り出すのは受付でもらったコンペボールだ ▼ ――36番道路 唯「あ~あ、優勝できなかったね」 そうぼやいたのは、不満たらたらの唯だ 律「しょうがないさ。タイムアップだったんだから」 唯「うーん、それでも絶対りっちゃんのほうがあの優勝してた人のポケモンよりすごかったよ」 律「まっ、それでもポケモンはもらえたんだから良しとしよう」 そういってコンペボールをのぞきこみ 律「なぁ?ストライク」 ボールの中に入っているストライクへと話しかけると ――カタカタ 返事をするかのように、反応があった 律「で、唯は私と一緒に来ていいのか? 飛行手段があって目的のジムへはひとっとびでいけるんだろ?」 唯「うん、でも……ロケット団のこともあるしね……」 律「……そう……だな」 唯「それに、りっちゃんって意外と寂しがりでしょー」 「だから、私が……」 律「はいはい、わかったわかった」 唯「ぶぅ~、りっちゃんノリわる~い」 北には初めに来たときと同じように塔が見える 唯はその塔を見て、うわぁ~と子供のように走っていった そして律は 律「もう大丈夫さ」 呟きの言葉と共に、手のひらに4つのモンスターボールをとりだした ……大丈夫、もう震えることはない。 ……怖さも、胸を刺す痛みもまだ消えることは無いけど 律「――強くなろうな」 すると、一斉に手のひらのボールたちが震えを返した 唯「おーい、りっちゃんはやくはやくー」 遠くからは唯が呼ぶ声がする 見れば、こちらに手を振っている 律「すぐに追いつくから待ってろよー」 「VSカイロス」 〆 ――エンジュシティ(ポケモンセンター前) 律「さてと、それじゃあジムに挑戦してきますか~」 唯「うん、りっちゃん頑張ってね」 唯が胸の前で小さく手を振った 律「唯はその間、この町の観光だっけ?」 唯「うん、そうしようと思ってるよ。あ、りっちゃん、ジム戦が終わったらここに集合ね?」 律「あぁ、それはいいんだが。たぶんスズの塔はここのバッチを持っていないと入れてくれないぞ? だから見るならカネの……焼けた塔ぐらいしか……」 唯「えー、ということはあっちの高い塔は入れない?」 指指した先にはまさしくスズの塔があり 律「まっ、そういうことだな。あっちの焼けた塔なら入れるからそっちにしときなさい」 ふとそこで一つ注意しておくことを思い出した 律「……穴には落ちるなよ」 唯「?」 そして唯は街中を走り出す だが少し距離をあけたところで、くるりと振り返り 唯「りっちゃーん、約束は健在だからねー。お互い8つ集めたときは勝負しようねー!!」 律は顔に少し嬉しそうな苦笑を浮かべた。 律「……ほんと唯には救われるよ」 誰にも聞こえないように呟くと、律も唯を見送ったほうに背を向けた ▼ 場所はエンジュジムの前 もう一度律は深く息を吸い込み、吐き出した そして強く頷くと、エンジュジムのドアへと手をかけた ……大丈夫 そして扉を大きく開き 律「たのもー!!」 声を張り上げた ――エンジュジム マツバ「きたか……」 そこには、先日あったバンダナの青年、マツバがいた マツバ「……ふむ、どうやら。なにかふっきれたようだね」 「いいだろう、やろうかジム戦を」 律「よろしくお願いします」 マツバ「さっそくオレが相手になろう。使用ポケモンはそうだな……」 律「1匹だけの勝負でお願いします!!」 その言葉にマツバが眉を顰めた マツバ「オレはいいんだが、君はそれでいいのか?」 律「ハイ。私はこの先日捕まえたストライクだけで行きます」 マツバ「……いいのかい?出すポケモンまで教えてしまって」 律「はい、こちらの条件を飲んでもらった対価だと思ってもらってかまわないです」 「それに、私はこれで勝ってこそなにかを取り戻せる気がするんです」 「だから……」 マツバ「そうか。余裕といったわけでもなく、それなりの覚悟があってきたわけかい。いいだろう、それでやろう」 「ただし、それで勝てるかどうかは別問題だ」 ▼ マツバ「悪いが、オレのポケモンは君のストライクにとって最悪といっていいポケモンだ」 「さぁ、いこうかゲンガー!!」ボンッ 黒くガス状のずんぐりとした人影。それは以前みたことあるモンスターだ 律「いけっ、ストライク!!」ボンッ 一方律のボールからでたのは、鋭い刃を携えたカマキリのポケモン 両手の刃をサッっと一度振ると、身構え 律「でんこうせっか!!」 走った だが、それはどちらかというと宙を滑るように見える 体はぶれず、平行に移動していく。 マツバ「無駄だ」 その言葉と共に、ゲンガーはただ笑う そしてストライクがゲンガーに直撃しようとしたとき、 その体を通過した ストライク「――!!」 マツバ「ゴーストタイプにノーマルタイプの技はきかない!!」 透き通った体を貫通したストライクの背後で再びゲンガーが笑う そして、その背中目掛けて マツバ「ジャドーボール!!」 放たれ 黒の塊が不意のストライクの背中を襲い、直撃した 律「ストライク!!」 ゲンガーの攻撃に前方に吹き飛ばされたストライクだが ストライク「ストッ!!」 くるりと回り着地した。 マツバ「まだだゲンガー、追撃のヘドロ爆弾!!」 今度はストライクの着地したところを狙って、ヘドロの塊が飛来した 律「高速移動!!」 だが、投げられたそれはストライクに当たることはなく、 マツバ「速いなっ!!」 高速で地を滑ったストライクは、気付けば再びゲンガーの目の前にいた 律「シザークロス!!」 その鎌がキラリッと光り ――スッ 影を真っ二つに裂いた だが 律「やっぱり、駄目か」 斜めに一閃されたゲンガーの体が繋がり、また怪しく笑い始めた マツバが‘最悪’と言った理由はここにあった ストライクの主力といえる虫タイプの攻撃はほとんどきかず、ノーマルタイプの攻撃にいたっては当たらない その上ゲンガーは虫タイプに有利な毒タイプの攻撃ももっている そのことを指した上でのさきほどの言葉だった 律「なら、攻め方を変えるか……それにゲンガーなら……」 すると律がふっと笑った マツバ「……」 そのことにマツバは少しの危うさを感じていた あからさまに不利といえる状況であのように笑えるのは、無謀な馬鹿かそれとも… … マツバ「ゲンガー、シャドーボールだ!!」 至近距離からの大きな黒い一撃がゲンガーの手のひらから放たれた だが、ストライクは後ろに大きく跳び、着地すると 律「ストライク、今は避けることに専念しろ!!高速移動!!」 シャドーボールが移動するストライクを目掛けるが 寸でその姿を消し、少し離れた地点でまた姿を現す そしてそこへと再びゲンガーがシャドーボールを放つと また姿を消し、今度はゲンガーの目の前に現れ また消える。 それはゲンガーの目には挑発されているようにうつり だんだんとゲンガーの焦れったさも目に取れるようになってくる マツバ「(……うーん、向こうの決定打がないとは言え、長引かせるのも良くないか……)」 そしてマツバが指をパチっとならした ▼ それは合図だった マツバ「ゲンガー、ナイトヘッド!!」 赤いゲンガーの目が、妖しくも眩く光り ストライクの周りの空間が締め付けられたようにゆがんだ 律「っ!!ストライク大丈夫か!!」 その言葉にストライクはコクっとうなずきゲンガーのいた方をみると そこにゲンガーの姿はなかった マツバ「さぁ、ここからがゲンガーの本領だ!!」 律「まずっ!!――ストライク、しt……!!」 だが、その言葉は遅かった マツバ「シャドーパンチ!!」 ――ドンッ 衝撃と共にストライクが感じたのは驚きだった その攻撃は真下 地面からアッパーのように打ちだされたからだ そして吹き飛ばされながらストライクはゲンガーを見る ストライクの影にまどろむように溶ける紫の影を 律「ストライク、体勢を立て直せ!!」 指示にしたがい、くるりと宙返りをしきれいに着地した 律「ストライク、もう少し我慢してくれ!!絶対に……絶対にお前を勝たせてやる!!」 マツバ「(ほぅ……)」 律の目を見てマツバは思う ……あぁ、やはり待ってよかった と 38