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――セキチクシティ 唯「…………ん…………あれっ!!」 唯がガバっと起き上がる まだよく状況が理解できずにあたりを見渡すと リザードン「ガアア!」 赤く炎と灯した竜がいた 唯「……もしかして、ヒー太?」 リザードン「リザー!!」 うなずき唯に顔をよせる ハクリュー「リューーー!!」 唯の起き上がった後ろで鳴き声が上がった その声につられ振り返ると 唯「わぁ!!もしかしてリュー太!!ずいぶん立派になっちゃったねっ!!」 そしてハクリューも唯に顔を寄せた 唯は2体の頭を撫でると 唯「あれ、ところで私どうなっちゃったんだっけ?」 「たしか、シオンタウンでロケット団と闘って……」 一人ゴチているところに エリカ「あら、少し部屋から物音がすると思えば、お目覚めでしたか」 唯「エリカさんっ!」 エリカが唯に近づき、その側に座った エリカ「あなたのさきほどの質問には私が答えましょう」 「私もフジ老人から聞いた話ですが、あなたはロケット団と闘ったとき、ポケモン の攻撃を受けその場に倒れま した」 「なんとか、その子達二体がロケット団を追い払ったようですが、」 唯「リュー太とヒー太が!えへへ、よくやったね、二人とも~」 唯がもう一度、2体の頭を抱え、撫でた すると、エリカが一度咳払いをし エリカ「本当にその2体のポケモン達もあなたが倒れてから荒れて大変でしたのよ 。……まぁ、あなたにそれだ け懐いているということでしょうが」 エリカ「それで続きですが、私がシオンに駆けつけたときにはすでにあなたは倒れ ていました。 そして唯さんが倒れているところを調べてみると、ポケモンの毒にやられているこ とがわかりましたので……」 唯「調べるって……ああん、エリカさんのえっち~」 唯が半分いつもの調子を取り戻しながら、言うとエリカの顔が少し赤くなった エリカ「腕だけです!!」 唯「あはは、それでそこからどうなったの?」 エリカ「あなたが毒にやられていることがわかったので、 すぐにセキチクシティまでそこのリザードンに飛んでもらいました」 そしてリザードンを見つめ エリカ「本当によくお懐きのようで、シオンのポケモンセンターで回復させたあと 、 ずっとあなたのことを心配していたんですよ」 唯「そうなんだ……あれっ?ところでなんでエリカさんはシオンにまで駆けつけて きてくれたの」 エリカ「それはですね」 少しためをつくると エリカ「あなたがタマムシジムを後にした直後、ナツメから連絡がありました」 ………… ……… …… ――タマムシシティ 唯を送り出した後のエリカはいつものようにジム業に戻っていた そこへ ジムトレーナー「エリカさま、ナツメさまから通信が入っております」 エリカ「!!……わかりました。すぐにいきます」 モニターの前に行くと、そこには懐かしい顔がある エリカ「ぜんぜん連絡をしてこないので、心配していたのですよ」 ナツメ「……ごめん。ところで、唯はタマムシのジムに来たかしら?」 モニターに移るのは、元は黒髪のお姫様のような髪型をしていた女性 現在は少し髪の毛が深い赤みを帯びており、毛先のハネが少し目立つ エリカ「えぇ、さきほど見事にこの私を倒されて行きましたわ」 ナツメ「そう。ふふ」 うれしそうに笑うと エリカ「あら、そうやって笑われると私が少し傷ついてしまいますわ」 ナツメ「あら、ごめんなさい」 「それでだけど、唯はもうセキチクへ?」 エリカ「……? はい、自転車も持っていないようでしたので、シオン経由のルー トを進めました」 答えを聞いた途端ナツメの顔色が変わった ナツメ「……大変。エリカ、唯を今すぐ追って!」 エリカ「……?」 その様子にナツメの必死さは理解したが、いまいち状況がつかめず疑問を顔に出し た ナツメ「今、おそらくロケット団の男がシオンタウンに向かっている」 エリカ「!!」 ナツメ「あの男は、ミュウの研究者がフジ老人だったことを知ったみたいだわ」 エリカ「ナツメ!!今あなたはどこにいるんですか?どうやってそのことを」 ナツメ「グレンタウンよ。ロケット団があちこちミュウの事を調べているのはここ で知ったわ」 エリカ「……あなたは大丈夫なんですね?」 確認の意を込めてエリカがたずねた ナツメ「えぇ、私は大丈夫」 だから、と告げ ナツメ「唯を助けてあげて」 その言葉を聞いた時、エリカはすぐにモニタを切り部屋をあとにした … …… ……… ――セキチクシティ 唯「……そっか、ナツメさんが……」 「エリカさんもありがとうねっ!」 そういって微笑んだ唯が、うーん、と間延びをした エリカ「それでですけど、あなたの毒を解毒したくださった方からあなたに頼みが あるようなんですけど、聞いて あげてくれませんか?」 唯「うん、もちろんだよっ!命の恩人さんだもんね」 エリカ「だそうですよ、アンズさん」 すると、唯の視界を上から下に影がはしった シュタッと言う着地音とともに、唯が捕らえたものは 唯「わっ!上から女の子がっ!?」 目の前に現れたのは少し年上の少女 その格好は忍者 あきらかに現代では浮いた衣装の忍びがそこにいた アンズ「アタイの名前はアンズ。唯殿に頼みがあり参った」 エリカ「まぁ、ここまで参ったのは私達のほうなんですが……」 エリカが横槍を入れるがアンズは気にとめず続ける アンズ「唯殿には、私の初めてになってもらいたい!」 場の空気と共に唯の顔が固まった 唯「へっ?」 エリカ「あらあら、アンズさん。その発言はいろいろと誤解を招きますわ。もう少 し説明しないと」 エリカが頬に手を当ていうと、アンズがコクッとうなずいた アンズ「実はアタイつい先日、父の跡を継ぎこのセキチクシティのジムリーダーに 就任したでござる」 唯「ジムリーダーっ!?」 驚きの声を上げた唯にアンズは続ける アンズ「だが、就任したものの、アタイには父上のように立派に任をこなせる自信 がないでござる」 エリカ「そんなに難しく考えるものではないとおもうのですが……」 アンズ「そして聞けば唯殿はこれまでのジムリーダーの先達たちを撃破してきたと 」 唯がいやぁ~と照れた顔をする アンズ「だから、そんな唯殿だからこそ、アタイの初めてのジム戦の相手になって ほしいでござる」 そして アンズ「唯殿と善戦できた時は自分に自信がもてそうなのでござるよ……」 声のトーンと共に顔を落としたアンズの手をそっと唯がとった 唯「うんうん!もちろんだよっ~!もともとジムリーダーには挑みに行くつもりだ ったしね」 アンズ「……唯殿!」 唯「でもねっ、私は負けないよ!」 そういって唯はもう一度微笑んだ ――セキチクジム エリカ「では互いに使用ポケモンは2体ということでよろしいですね?」 唯とアンズが互いにうなずく そして 唯「よーっし、やるよ~!!」 「GOだよ!カラ太!!」ボンッ ボールの中から現れたのは、シオンで捕まえたカラカラだった。 初陣ということもあり、張り切っている様子が見れる カラカラ「カラー!!」 骨を器用に手先で回し、カラカラは相手のポケモンを待つ アンズ「アタイの先手はこれでござる!いけ、マタドガス!」 唯「!!」 唯の頭に敗北のシーンがよぎった。 だが、 アンズ「…?……どうしたでござるか?」 すぐに現実に引き戻され 唯「あ、なんでもないよあはは……」 首をブンブンと横に振り、 唯「よっしー、それじゃぁいくよー。カラ太、ホネこん棒!!」 カラカラが骨を握り締め、宙に浮いているマタドガスにながりかかるが アンズ「マタドガス、高度を上げて」 マタドガスがふわりと高度をあげ、それだけでカラカラの攻撃をかわしてしまう 唯「ありゃ、ふゆうしてる相手には難しいねー。なら、カラ太、きあいをためて」 指示されたカラカラは骨を剣のようにみたて、まっすぐと天をついた アンズ「その隙、いただくでござる!マタドガス、どくどく!」 マタドガスから紫色の液体が放出される そして 唯「カラ太っ!!」 集中していたカラカラの体に命中する アンズ「その技は威力はないでござるが、ポケモンの体力をじわじわ奪っていくで ござる」 「さぁ、マタドガス。ここから猛攻でござるよ。ヘドロ爆弾!」 体にかかった液体を振り切らないうちに、マタドガスから続けて攻撃が放たれる 唯「カラ太、みきって!!」 カラカラが構えた骨でいなすようにかわそうとするが、 アンズ「元々液体のこの攻撃。骨にあたった瞬間ぶちまけるでござる」 言葉のとおりのことがおこる。 骨で受け止めたヘドロは、あたった瞬間ベチャリとはじけ、毒の飛沫がカラカラの 体を襲う 唯「っ……」 アンズ「忍びの極意は毒でござる。このままジワジワといけば……」 唯「カラ太!!もう充分気合入ったよね?」 唯の言葉にカラカラがうなずく 唯「なら―― アンズ「嫌な予感がするでござる。マタドガス、今すぐスモッグをはるでござる」 唯「もう遅いよ。カラ太この一撃で決めて、ホネブーメラン!!」 スモッグで自分の体を隠し始めたマタドガスに向かって、カラカラが骨を振りかぶ り 投げた アンズ「速い……でもすでに姿はかくしたでござる!」 「これがハズレさえすれば後はこっちのペースでござる」 アンズはただ結果を待つ 骨が飛来する 速さを増しながら、ガスの中に突入し そして ――ガスの向こう側へ突き抜けた アンズ「よしっ、はずれt……」 唯「まだだよっ!!」 宙を飛ぶ骨が軌道を変えた 来た方向へ角度をずらしながら戻る もう一度ガスの中へ突入した ――ゴンッ 結果をまつアンズと唯の耳に音が残る そしてガスの中から2つの影がおち 2度地面をたたいた アンズ「そんな……!」 唯「やったね、カラ太。ナイスコントロール!!」 地面にあるものは骨と マタドガスが目をバッテンにし倒れていた アンズがボールをかざし、マタドガスをボールに戻す 唯「カラ太もごくろうさま。戻ってね」 アンズ「……やはり唯殿に頼んで正解だったでござる。だが、アタイも負けない」 「これがアタイの切り札でござる。モルフォン!!」 だされたのは蛾のモンスター 紫色の羽から出されるりんぷんがキラキラと光っている 唯「はじめてみるモンスターだね。どれどれ」 No.049 モルフォン ハネの りんぷんは からだにつくと なかなか とれない。しかも そこから どくの せいぶんが しみこんでくる。 唯「(あの粉を浴びないようにきゃ……)」 「よーし、決めたよ。リュー太!でてきて」 繰り出されたポケモンはモルフォンとはまた別の輝きかたをする まわりをまとう粉がキラキラ光るモルフォンとまわりにまとうオーラが輝くハクリ ュー 互いに指示を待ち、相手を見据える アンズ「先手はもらうでござる。毒の粉!!」 モルフォンがハクリュウのはるか上空をひらひらと舞うように飛ぶ そして羽からはやはりキラキラとりんぷんが振りまかれた 唯「リュー太、その粉は駄目!!竜巻でふきとばして!」 ハクリュー「リューーー!!」 ハクリューを中心に風が渦巻く 唯「へっ?」 唯は以前のミニリュウの頃の竜巻しか見たことはなかった それは竜巻といってもごく小さなもの。せいぜいミニリュウの体の周りをとりまく くらいの大きさだった だがハクリューになった状態でこの技が放たれた今 その結果 アンズ「なっ、なんという――」 アンズの目にうつるのは天井に体をぶつけ、落ちてくるモルフォン 脳裏に残るのはハクリューの竜巻の威力だった 唯「え?」 技の指示をだした唯もポカーンとしていた 放たれたハクリューの竜巻はミニリュウのころよりはるかに大きなものだった。 それは小さな災害といってもおかしくはないだろう そんな剛風がジム内にはしったのだ そして粉を吹き飛ばすどころか、粉を振りまいているモルフォンすらも巻き込みそ の威力を発揮した 結果、モルフォンが開始直後に戦闘不能となった 傍でみていたエリカも、まぁ!と驚いた様子をみせた 唯「あれ?」 いまだに戸惑う唯に エリカ「この勝負、唯さんの勝ちですわ!」 勝利のコールを告げた そして驚愕の原因は ハクリュー「リュウウン♪」 唯に頭を撫でてもらおうと頭を下げているところだった 17
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ポケモンコマスター 機種:iOS,And 作曲者:景山将太 開発元:HEROZ 発売元:株式会社ポケモン 発売年:2016 概要 『ポケモン』を題材としたボードゲームアプリ。2019年10月31日にサービスを終了。 6体のポケモンのフィギュアをコマとして対局を行うゲームで、相手より先にゴールに先に辿り着いたほうが勝ちとなる。 相手のコマと接触するとバトルとなり、お互いのコマが持つワザの優劣によって勝負を決める。 1人で楽しむストーリーモードが用意されているほか、オンライン対戦モードも実装されていた。 音楽は本家ポケモンシリーズを手掛けた元ゲームフリークの景山将太氏が担当。 南国の島が舞台のためリゾート感のあるのんびりした曲が用意されているが、バトル曲はいずれも白熱したものばかり。 バトル曲はどれもピンチになるとテンポが速くなるバージョンに変化する仕組みになっている。 収録曲(仮タイトル/1部のみ) 曲名 作・編曲者 補足 順位 オープニングムービー 景山将太 タイトル マップ ホーム画面、トレーニングセンター、クエストメニュー メインメニュー ラウンジ、デッキカウンター、ショップ トレーニングバトル トレーニングセンターでのバトル、ルームマッチ トレーニングバトル(ピンチ時) リーグマッチ オンライン対戦 リーグマッチ(ピンチ時) ウレックスバトル ホテルウレックスでのクエストバトル ウレックスバトル(ピンチ時) アトランティスバトル ホテルアトランティスでのクエストバトル アトランティスバトル(ピンチ時) VS.ロジャーファミリー ジョー、ブレンダ戦など VS.ロジャーファミリー(ピンチ時) VS.ドン・ロジャー ドン・ロジャー戦 VS.ドン・ロジャー(ピンチ時) バトル勝利
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ポケモンチャットの紹介文 ここはポケモンチャットです。名前はポケモンチャットですがポケモンの話しかするなというわけではないので色んな話をしてお楽しみください。勿論 以下のチャットマナーやルールを守ってご利用ください。ここのチャットはWhocares?(フーケアーズ)からお借りしている無料レンタルチャットです。前提として利用規則をご覧の上チャットをお楽しみください。 ※荒らしはお断りです。荒らした場合 強制退室させる場合があります。酷い場合アクセス制限をかける場合もありますのでそれらを承知の上お楽しみください。 チャットマナー 挨拶 初対面の人とは敬語を使うようにする 必要以上の入室退室を繰り返さない エロ、グロ、暴言、ネタバレなどの発言 画像の寄付 それらに関するURLを貼る等は禁止 このチャットにはアイコン機能があります チャットでポケモンバトルや交換を申し込む際でのルール まずポケモンバトルの基本をご覧下さい 常識ですが改造やゲーム内でのバグを使って手に入れた道具やポケモン等をバトルや交換で使用するのは禁止です ボイスチャットは基本OFFにしてください。ONにしたい場合は通信相手の許可を取ってからONにしてください。 ポケモンチャット 管理人:メロン 副管理人:鍋、キラ、胡瓜、マリタ /歴代副管理人およびチャットの住人紹介はこちら→住人紹介 コマンド紹介 コマンドとは入室してる際にコマンド名だけ入力し発言することによって起こる動作です。 以下の表はそのコメント名と起こる動作の説明および紹介です。 ※おみくじコマンドを連続して使用する迷惑な方がいたので連続コマンド制限を200秒に設定してあります コマンド名 起こる動作 使い時 UNDO 自分の一番最後に発言したコメントの消去 間違った発言やマナーを違反している発言をしてしまった場合など、※コマンド名は半角英数字です。 クリアコマンド 自分の発言したコメントをすべて消去 自分の発言をすべて消したいときなど おみくじ 運勢やオススメのポケモンのタイプなどをランダムで表示 今日の運勢やオススメのタイプ、ラッキーカラーが占えます ここのチャットの改善点やこうしてほしいなどのリクエストがありましたら下の管理人に問い合わせをご使用ください。 管理人に問い合わせ メールアドレスをお持ちでない方はこちらのコメント欄にてお名前を入力の後 内容を入力してコメントしてください。
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▼ 唯「それじゃぁ、行ってくるね~」 玄関に手を振り、自宅を後にし リザードンを出し、その背に乗った だが、そのとき おい、と呼び止める声が来た みえばそこには グリーン「……ジョウトのバッチ3つだ。どこでもいい、ジョウトで3つバッチ集 めてきたならば、その時はもう一度勝負してやろう」 その言葉だけ告げると、背を向けゆっくりと去って行ってしまった 呆然とその姿を見送る唯は 唯「ふふふ、やっぱりいい人だよね」 そして 唯「さぁ、飛んでヒー太」 空へと飛び出した ……… …… ――ヤマブキシティ ナツメ「で、どうして唯はここにいるのかしら?」 唯「えへっ、きちゃったっ♪」テヘッ ナツメ「テヘッじゃないわよっ!!どうしてここにって聞いてるのよ?」 唯「いやぁ、えっとジョウトってどうやっていけばいいかわかんないし、頼れる人はナツメさんだけなんだよ~!」 「妹と後輩にも大見得きって出てきちゃったし……」 声が響くのはヤマブキシティのナツメの家だ 唯が泣きまねをしながらナツメにすがりく ナツメ「唯ってほんとに変わってると思う」 唯「えへへ、そうかなぁ?」 ナツメ「言っておくけど、褒めてないからね?でも、よく私の家がわかったわね?」 唯「えっと、街でナツメさんの家がどこか聞いたらおしえてくれたよ」 唯が今度はナツメの部屋を見渡し、あちらこちらへと物色している 透明なガラスケースが机の上には設置されており、その中には 唯「(……スプーンコレクション!?)」 ナツメ「それで、ジョウトへ行くって言っていたわね……」 「まったく、タイミングはいいんだから」 唯が物色しているのをまったく気にする様子もなくナツメが続ける ナツメ「こっちへきなさい。唯」 唯「?」 呼ばれ振り返った唯が、疑問を顔に出しながらもナツメへと近寄っていく ナツメ「はい、これ」 差し出されたものは 唯「定期入れ?」 ナツメ「えぇ、そこにはヤマブキからコガネへの定期券が入っているから、使うといいわ」 唯「ナツメさん……!!」 そして一瞬の間を置き 唯「ありがとおおおおお~~」 抱きついた ナツメ「えっ、ちょ、やめ、やめなさい//」 あまりこのようなスキンシップに慣れていないナツメが顔を赤くする 唯「ちゅ~~!!」 ナツメ「えええ、ちょ、え、だめ」バシン 頬に真っ赤な紅葉ができた 唯「あれれ、デジャブのような……」 「VSリザードン(後編)」 〆 ▼ ―――行こう、ジョウトへ カントー編 了 導入 ※りっちゃん編 ――ワカバタウン 時は遡る 唯がタマムシのジムに挑戦しようというとき 違えた場所で、一人の女の子が研究所のドアを叩こうとしていた 律「ここが、ウツギ研究所だよな…?」 確認するかのような独り言を発した少女は思い出す 先ほどまで一緒にいたオーキド博士が、話はとおしてある と言っていた ありがたいと思うが、今はその博士もいない このさきにある30番道路の民家へいくと言い、後でそこへ寄れとも言われている 律「それにしても、やけに静かだなぁ」 疑問に思いながら、研究所のドアノブに手をかけた ――ワカバタウン 夜。 月は雲に隠されること無く空にある 民家からぼんやりとこぼれる灯りの中 町の名前を表記した看板のまえに少女がいる 赤いカチューシャをつけ、おでこが出しているのが特徴的だ 律「はじまりのまち……か」 目の前の看板に書かれていた文字を田井中律は、目でなぞりながら口にした 律「よっし、いくか」 気合を入れるように自分の頬を叩き、方向を転換する 向かう先はこの町の研究所、ウツギ研究所だ ジョウトまで一緒に来たオーキド博士の紹介で、そこへまず行くことになっている 『ワシもずっとジョウトにいられるわけではないからの。なにか困ったことがあるならウツギ君を頼るといい』 そういって、オーキドは先にある30番道路まで行ってしまった。 律「ここが、ウツギ研究所……だよな?」 問いかけに当然答えが返ってくるはずもなく、 律「まっ、この町のそれらしいところはここしかないし、ここか」 はは、と自嘲ぎみに笑った律はそのままドアに手を伸ばす 律「それにしても、やけに静かだなぁ」 ドアノブを回したところで、うち開きのドアが開いた 律「(あれ?まだ、押してもいないのに] 開かれたドア――そこには一人の少年がいた 律「(赤毛?)」 肩まで伸びた長髪、赤毛の少年が口を開いた ???「どけっ!!」 そういいながら、律を押しのけるようにどけ、そのまま走り去った 律「なんだ……?なんか感じ悪いなー……」 その少年の後ろ姿を見送った律は、今度こそ部屋へと視線を向けた 律「えっ?」 部屋の中は暗い 地面を見ると、ガラス片のようなものが落ちていた どうやら、蛍光灯が割れてしまったその残骸のようだ 天窓から入る月明かりにその光景を見ていると、なにかが床に転がっていた 目を凝らし、近づいていくと 律「――!? 人?」 白衣の研究者とも思われる男が床に転がっていた 思い当たるフシはたった今あったばかりだ 赤毛の少年が急いで出て行ったわけは…… 律「泥棒かっ!!」 今から追えば追いつけるか?と心の中で考えるが やめた 律「今は、この人が優先だ」 言うと、その男へと呼びかけた 律「おーい、生きてますかー」 研究者の上体を起こし、反応を待つ すると ???「ん………あれ?……僕はどうして……」 目覚めた…よかった と律が思っていると ???「ああ!!泥棒!!」 今まであったことを思い出した男が、上体をガバっと起き上がらせた 律「へっ?」 疑問の声と共に、なる音が一つ増えた ――ゴチン 急に起き上がった男と律のデコが衝突した ――ウツギ研究所 ウツギ「いやぁ、ごめんごめん、つい動転していて気がつかなかった」 ウツギと名乗った研究者が頭を下げながら言う 律「いや、まぁ、いいですけど」 律がデコをさすりながら答えた ウツギ「そっかそっか、君がオーキド博士の言っていたトレーナーだね」 「どうだい、このジョウト地方は?」 律「うーん、まだ来たばかりだからよくわかんないけど……」 「やっぱり、カントーにいないポケモンを見れるっていうのは楽しいかな」 言った律にウツギが微笑みを見せる ウツギ「そうか、やっぱり旅は楽しくないとね。君は君の旅を楽しむといいよ。ポケモン達と一緒に、ね」 一息入れウツギは、ところで、と話を続ける ウツギ「泥棒の件だけど、君は犯人の顔を見てるんだよね?」 律「はい、赤毛の少年ですよね?」 ウツギ「うんそうそう。僕は犯人の顔を見る前に気絶させられてしまったから、よかったら協力してくれないかな?」 律「はぁ……まぁそれはいいんですけど、何が盗まれたんですか?」 質問にウツギが苦い顔を作った ウツギ「ポケモンだよ。ほら、そこ」 指差した先には、1つのボールと2つの窪みがある。 どうやら2つの窪みのほうにもボールが置かれていたようだ。 ウツギ「1つは君と同じように旅立つ少年に上げたんだ。で、残った2つの中から君に一匹あげようと思っていたんだが……」 「どうやら一匹赤毛の少年に持っていかれたようでね」 自分で放った言葉にウツギが心配そうな表情を見せ ウツギ「悪用されなければいいんだけど……」 律「……」 ウツギ「まぁ、それはひとまず置いといて、君の旅でなにか手がかりやあの少年を見つけたら教えてほしいんだ」 律の中の答えは一つだ 放っておければいいんだけど、とも考えるが、やっぱりできないよなぁ とも続く そしてだした答えは 律「はい!」 その依頼を引き受ける言葉だった ▼ ウツギ「それじゃぁ、これ」 差し出されたそれは、腕時計のように手首にまくようになっており、小さな画面もついている 律「?」 とりあえず差し出されたものを受け取ると ウツギ「これはポケギア。電話の機能もあるから、なにか分かったらこれで知らせてほしいんだ」 律「でも、これ高価なものなんじゃ……」 ウツギ「まぁ、依頼料とでもおもってくれればいいよ。」 そういうと、ウツギはさてと、と話を切り替えた ウツギ「ところで、さっき言っていたポケモンだけど、君さえ良かったら連れて行ってやってほしいんだ」 言われ、律は置かれているボールを見た 中から青いワニのようなポケモンがこちらをみていた 律「まぁ、もらえるなら……」 ウツギ「そうかいっ!よかったよ、こいつも旅に出ることを楽しみにしていたんだ」 そういったウツギはボールを手に取り、こちらに手渡した ウツギ「さぁ、開けてやってくれないか?」 律「……よっし、でてこい」ボンッ 二足歩行の水色のワニが姿を現した すると ワニノコ「ワニッ!!」 一度元気よく鳴き 嬉しそうに律の足元へ駆け寄った ウツギ「この子はワニノコっていってね、あんまり感情を出さないポケモンなんだけど……」 「……どうやら、君のことが気に入ったみたいだね。とても嬉しそうだ」 律「へへっ……よろしくな、ワニノコ!」 ワニノコを撫でてやろうと手を出したそのとき ウツギ「あっ……!!」 ワニノコ「ワニッ!!」バクッ ワニノコが差し出された手に噛み付いた 律「――!!」 律が声にならない声を上げた ウツギ「ごめん、言うの忘れてたけど、ワニノコの習性として、よく噛み付いたりするんだ」 律「……さきにいってほしかった……」 「VSワニノコ」 〆 ――29番道路 律「よっし、ワニノコいい感じじゃん」 野生のポケモンを倒したばかりのワニノコを褒める 律「夜だからか、梟みたいなポケモンが多いなぁ。向こうでのポッポみたいなものかな」 「さて、急ぐぞワニノコ!」 ワニノコ「ワニ!」 頷いたワニノコを見届けてから、律は走り出した 走ることには理由がある 一つは 律「あの赤毛……まだ遠くにいってないはずだよな」 そしてそれにと付け加え 律「なんとかポケモンセンターまではたどりつきたい。野宿はいやだ」 などと一人で呟いていると、街の灯りがぼんやりとみえてくる その時、横のワニノコが速度をあげた 変化はワニノコのスピードだけではない。 走る向きもだ。 ワニノコは町より少しずれた方向へと向かい 律「おい、そっちは郊外だぞ。っておい、まてよワニノコー」 今度は律がワニノコを追う形になった ▼ 律「おい、ワニノコどうしたんだよー」 今いるのは、町の外れだ。 夜ということもあり、少し離れた町から音が消えていた だが ――チコリータ!!とどめだ、はっぱカッター!! 律「なんだ?」 疑問が生まれるが どこかにポケモンバトルをしているものがいる、そう悟った律は 律「へっへーん、面白そうじゃん。ワニノコ、ちょっと見に行こう」 声の方向へと歩みを進めた 25
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合成ポケモン(略称:合ポケ)とは、ポケットモンスター(以下ポケモン)元々の素材からパーツを抜き出し合成するドット絵の事。素材の多くはポケモンのゲームからエミュレーターを通じて撮られている。GAMEFREAKはこの事に、趣味の範囲であれば良いとしている。
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第2回ポケモンの間ポケモンバトル大会! 開催期間2011/9/,23~25 ルール 63の見せ合いシングルバトル 準伝説 600族どちらも一体ずつまで 対戦相手の手持ちポケモンの情報をリークしない 重複催眠は禁止 その他はポケモンの間のポケモンバトルの基本にてお確かめください md.jpg この大会に参加していただいた方↓ メロン グレープ 来栖 カトレア 黒バスケ 臨 tat様 疾風さん様 てねけ様 炎鬼様 ないとめあ様 黒白様 チェリー様 銀のイーブイ様 mas様 優勝者:チェリー様 準優勝:黒白様 チェリーさんのメンバー スターミー、ナットレイ、スイクン、コジョンド、アーケオス、ヤナップ 決勝戦のバトルビデオ№ 40-65423-68265
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調査楽曲数 詳細版データ→(未作成) あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 あ行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 あしたはきっと mid1G# hiB 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 ED6 アドバンス・アドベンチャー mid1C# mid2F# 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 OP1 いっぱいサマー!! mid2A hiB 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED6 OK! mid2B hiE 「ポケットモンスター」 OP3hiEはラストの「OK!」 アローラ!! mid1F# hiC# 「ポケットモンスター サン ムーン」 OP1 か行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 風といっしょに mid1G# hiA# mid2G# hiC# 「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」 ED 風のメッセージ mid1G# hiC# hiD hiD# 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 ED4 君のそばで~ヒカリのテーマ~ mid2A hiD 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 ED1 君の胸にLaLaLa mid1G hiA# 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 ED9 GLORY DAY~輝くその日~ mid1D mid2G mid2F# hiB 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED8 心のファンファーレ mid2D hiD 「ポケットモンスター ベストウイッシュ」 ED1、2 さ行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 サイコー・エブリデイ! mid2A# hiD 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 OP5 スパート! mid2B hiD 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 OP5 スマイル mid2A# hiC 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED4地声、裏声の区別が付きにくい為全て地高扱い そこに空があるから mid2A hiC 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED1地声、裏声の区別が付きにくい為全て地高扱い た行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 タイプ ワイルド mid2C# hiD 「ポケットモンスター」 ED5 タケシのパラダイス mid1C hiA# 「ポケットモンスター」 ED10 小さきもの mid1G hiD# hiC hiD# 「劇場版ポケットモンスター 七夜の願い星 ジラーチ」 ED チャレンジャー!! mid2C# hiC# 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 OP2 Together mid2C hiD 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 OP1 toi et moi mid2C# hiD 「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」 ED な行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 ニャースのうた mid1E hiA 「ポケットモンスター」 ED2 は行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 ハイタッチ! mid1G hiD 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 OP3 バトルフロンティア mid2C hiC 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 OP4 ひとりぼっちじゃない mid1A# mid2G# 「劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス」 ED ひゃくごじゅういち mid1A# mid2B 「ポケットモンスター」 ED1 ベストウイッシュ! mid1G# hiC# 「ポケットモンスター ベストウイッシュ」 OP1 ぼくのベストフレンドへ mid1G hiC 「ポケットモンスター」 ED11 ポケッターリ モンスターリ mid2A hiC# 「ポケットモンスター」 ED13 ポケットにファンタジー mid1G# hiD# 「ポケットモンスター」 ED3 ポケモンかぞえうた mid1G# hiC# 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED10 ポケモンはらはらリレー mid2C# hiC 「ポケットモンスター」 ED8 ポルカ・オ・ドルカ mid2A hiA# hiA# hiC# 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED2裏声は「ノルカ ソルカ ポルカ おどるか?」の部分 ま行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 めざせポケモンマスター mid1E hiC 「ポケットモンスター」 OP1AメロのオクターブユニゾンでhiE もえよギザみみピチュー! mid2B hiE 「ポケットモンスター ダイヤモンド パール」 ED7 めざせポケモンマスター -20th Anniversary- mid1E hiC 「ポケットモンスター サン ムーン」 OP2 未来コネクション mid1E hiF hiG 「ポケットモンスター サン ムーン」 OP3 ら行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 ライバル! mid2B hiC 「ポケットモンスター」 OP2 ラプラスにのって mid2A# hiC 「ポケットモンスター」 ED6 Ready Go! mid2A hiD 「ポケットモンスター」 OP5 わ行 タイトル 地低 地高 裏低 裏高 備考 私、負けない!~ハルカのテーマ~ mid1G# hiA# hiA# hiD# 「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」 ED12 1・2・3 mid1F hiF 「ポケットモンスター(2019)」 OP1 関連ページ 松本梨香 外部リンク 検索用文字列
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このページはポケモンBW第一回次のポケモンマスターだ~れだ大会春杯の特設ページです。 運営板はこちら ケータイの方はこちら 2021-12-08 15 16 50 (Wed) 予選リーグ開幕!! 決戦の火蓋は切って落とされたのだった――(続く) 残念ですが、サブマリンさんとリョウさんの不参加が決定しました。 これで両リーグ12名ずつの参加となります。またのご参加をお待ちしております。 大会本部長のありがたいお言葉 ククク・・・よく来たな・・・ ここに集った12人の戦士たちよ・・・ 自らの誇りと、仲間たちの力を信じ、頂点を目指すがいい・・・ ハハハ・・・ハハハハハ・・・ `,、( ∀`) `,、 wikiの管理はクロレ ◆xAcF5j2oZwが行わせていただいてます。連絡はf.anddreamer☆gmail.com へ(☆を@に変えてください)
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――24番道路(ゴールデンボールブリッジ) 唯「ヒー太!!火の粉!!」 むしとり少年「ああ、ビードルがぁ……」 ……… 唯「リュー太、神速だよっ!!」 ミニスカート「きゃああ、わたしのニドちゃんがっ……」 ……… 唯「行って、ビー太みだれづき!」 たんぱんこぞう「コラッタ、ひっさつまえばで応戦だ!!」 ……… ミニスカート「あたしが4人目よ。そろそろつかれてきたんじゃない?」 唯「まだまだ、行けるよー!!」 ……… ボーイスカウト「マンキー、空手チョップ!!」 唯「ヒー太、メタルクローで受け止めてから、りゅうのいかり!!」 唯「やったね、ヒー太!!これで5人抜きだよ」 橋の上での勝負を5度繰り返し、一息ついたところで 唯がヒトカゲに話しかける ヒトカゲ「―――」ブルブル 唯「ヒー太?」 ヒトカゲが小刻みに震えだし、まばゆい光りがその体を包んだ 唯「これは………進化のときの!!」 そしてヒトカゲの姿が完全に変化した ???「リザーッ!!」 その姿は、ヒトカゲの頃より全体的に凶暴性をましたように見える 爪は鋭く今以上に長くなり、目つきも精悍だ なによりしっぽの炎の勢いが増している 唯「うわぁ、ヒー太もさらにかっこよくなったね!!」 そういいながら、図鑑を取り出した。 No.5 リザード もえる シッポを ふりまわすと まわりの おんどが どんどん あがって あいてを くるしめる。 唯「へぇ~、結構攻撃的な感じなんだね~」 「でも、ヒー太はヒー太だよねっ!!」 リザード「リザッ!!」 その言葉にリザードが強くうなずいた 唯「さぁ、ヒー太。もうすぐ目的地に着くよ~」 ――みさきのこや前(25番道路) 唯「きたよおおおお、ヒー太!!ここが乙女の憧れの地だよっ!」 唯の手には、ポケモンセンターでもらったパンフレットのようなものが握られており、 唯「ほらぁ、ここにあのカスミさんも憧れているって書いてる」 【デートスポット】と書かれているパンフレットを指差しながらリザードの目の前に持っていく 唯「う~ん、こんなことなら昨日の午前のうちにあずにゃんとデートにでもくればよかったよぉ」 そうゴチルと、 「………まぁ、でもしょうがないか。今はヒー太が付き合ってくれてるしね」 言って、隣をあるくリザードに微笑みかけた。 ――またやってもうたぁあああ 唐突に後ろのほうから叫び声が響いた 唯「……なに……?」 疑問におもいながら振り向いた先には 小屋の姿しかなかった 唯「……中にだれかいるのかな?」 小屋の扉に近づき、ドアノブに手をかけた 唯「!!」 そこにいたのは人の顔をしたコラッタがぶつぶつ人語を呟いてる姿だった そしてコラッタが開いたドアのほうへ視線をやったとき 唯「………ヒー太、火の粉」 コラッタ「…!?まって、まったって~な。ワイは人間。攻撃ストップっ、ストップや」 疑念に思考が停止した唯の行動に、コラッタは必死に叫ぶ 攻撃命令をだされたリザードは困った顔で、しっぽをふりあげようとしていた 唯「……コラッタ……だよね?」 コラッタ「だから、人間やて言うとんねん。とりあえず、今にも攻撃しそうなリザードをとめてくれへんか?」 唯「……ヒー太、とりあえずストップ」 その制止命令に、コラッタが大きく息を吐いた コラッタ「危ないところやった。けど、ねえさんええタイミングや」 「一つ頼みがあるんやけど、きいてくれへんやろか?」 コラッタが頭を下げる 唯「……うん、まぁ……私が出来る範囲なら」 そう伝えると、コラッタが、ほな、と言いながら後ろにおいてある装置に駆け寄った コラッタ「それじゃねえさん、ワイがそこの装置に入ったら、机の上にあるスイッチをおしてくれへんか?」 言いながら、コラッタが背を向け大きな装置の中に入っていく その様子を見届けた唯は、言われたとおりに机の上にあったスイッチを押した ――プシューーー スイッチをおした瞬間、装置から白い煙が吹き出た そして ???「いやぁ、ねえさん。ほんまたすかったわぁ。昔も同じことやってもうて、二度とやらんと思っとってんけど」 そういいながら、コラッタの入った装置から出てきたのは青年。 唯より明らかに年上だ ???「あぁ、まだ自己紹介がまだやったな。ワイの名前はマサキ。パソコンの通信システムを作ったのもワイや」 マサキと自己紹介した青年がこちらに名前を訪ねるが 唯「……コラッタが人間になっちゃった……」 質問など頭に入ってこず、呆然とする唯が呟いた マサキ「こら、コラッタちゃう!元から人間や。わけあってコラッタとくっついてもうただけや!……それできみ、名前は?」 呆然としていたことに、はっ!として 唯「唯!私は唯だよ」 慌てて答えた マサキ「そうか、唯か。ええ名前や。 ……それにしても唯、ほんま助かったでえ。 あのままやったらまたコラッタとしてすごさなあかんところやった」 「なにかお礼を……っといってもなにもあらへんかったなぁ……」 どうするかなぁ とマサキが頭を掻くと そのようすに唯が 唯「いやぁ、お礼なんて……」 と言うが、考え込むマサキにその言葉は届かない そして、マサキは一つのことを思いつき マサキ「そやっ、ワイのお気に入りのポケモンのデータみせたろ」 そういうと、マサキは自分のパソコンの前に座り、カタカタといじりはじめた 唯「?」 そのようすをはてな顔で見ていると マサキ「これやっ!!」 そこには No.133 イーブイ ??? No.134 シャワーズ ??? No.135 サンダース ??? No.136 ブースター ??? 唯「うわぁ!!」 画面に映るポケモンに思わず驚嘆の声をあげる 唯「ねぇねぇ、マサキさん!このポケモンってどこに生息してるのっ!?」 目を輝かせながら、マサキに尋ねた マサキ「せやなぁ……イーブイは生息数が少なくてなぁ……もう少し前やったらなんとかなったかもしれんかってんけど」 唯「そうなんだぁ……」 輝きに満ちていた顔が、一瞬でシュンとする 唯「……ねぇ、マサキさん、せめてこのポケモンのデータポケモン図鑑に写せないかなぁ?」 せめてデータだけでも、と言葉を紡いだとき マサキ「なんやっ、ポケモン図鑑もっとんのかいなぁ!もしかして、唯はマサラの出かぁ?」 唯「?……そうだよ~」 マサキ「なんや、それやったら今マサラに行ってみたらええことあるかもやで!」 そういいながらマサキは唯のほうへ振りむき そして マサキ「実はな……タマムシ大学でこのイーブイってのが研究されとってんけど、一向に職員にも懐かんから研究もできないってことでワイがひきとってんや。でもな、そのイーブイがワイにも懐かんくて、最近オーキド博士のところに預けたんや」 「野生に逃がすにしても、マサラは一番適してるところやしな」 マサキはだから、と息を継ぎ マサキ「今から、マサラにいったらイーブイに会えるかもしれへんで。懐きさえすれば、イーブイを仲間にできる可能性もあるっちゅうわけや」 唯「………」 黙って話しを聞いていた唯の顔に再びぱぁっと華が咲く 唯「よ~っし、いざマサラへっ!!」 おっー!!と張り切る唯にマサキは続けた マサキ「こっから、マサラに行くんならクチバからディグダの穴を抜けていくのが一番はやいやろうなぁ」 「よしっ、とりあえず図鑑にデータは入れといたろ。ほら、図鑑だしや」 手を差し出したマサキに、図鑑を渡すため唯はカバンを探る。 が 唯「あれっ………」 ガサゴソとポケットにも手を突っ込んでみる 唯の額にたらりといやな汗が流れる 唯「…………図鑑どこかにおとしちゃった」テヘッ 「VSリザード」〆 ※ 今回も「VS」してないけど許して 9
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唯「それでこの破壊の遺伝子はどうすればいいの?」 疑問の言葉にナツメは顔を苦くして答えた ナツメ「できれば……唯に引き続き唯に守ってもらえれば……と思っていたけど、 これ以上唯に負担はかけられないわ」 唯「私は大丈夫だよっ!」 そして、ただ、と言葉を繋ぐと 唯「……一度ロケット団に負けているから……守りきれるとはいいきれないかも……」 カツラ「ならば、ワシが預かろうか。唯君とナツメ君ばかりに負担をかけているわけにもいかん」 カツラ「それに ――元々の発端はワシにあるのだから」 カツラの口から発される言葉は重く、 そして深い懺悔の意味をもっていた カツラ「あれはもともとワシが作ったもの……」 唯「……カツラさん……」 ――やはりそれは俺の手にあるのがいいようだな。ゴルバット、泥棒で奪い取れ!! 声の先は上空。ゴルバットが唯の手の中にあった破壊の遺伝子をかすめとった 見上げた唯の視線の先 そこには ランス「最近はどうやらついているようだな。研究日誌を探しにグレンへ着てみれ ば、ナツメ、そしてあの女、カツラまでいるじゃないか!!」 「どうやら、研究日誌のほうは無駄だったようだが。とうとうこれが手に入った!!」 もう一体のゴルバットにつかまり、浮遊しているロケット団の男がいた ナツメ「ロケット団……っ!!」 ランス「おやおや、ナツメ、なんだそのツラは? 自慢の長い髪まで切り、ここまでごまかしてきたというのに、このザマがそんなに悔しいのか?」 カツラ「待て、それだけは持っていかれるわけにいかん。置いていってもらうぞ!!でてこいブーバー!!」ボンッ 「大文字だ!!」 ランス「おいおい、焦るなよ。そんな大技があたるとおもうか?」 ランスがつかまっていたゴルバットの手放し地面に着地した。 ランス「あとはもう一つ。その女にシオンでの借りを返させてもらうだけだ」 言った直後、動きがあった ナツメだ ナツメ「そう簡単に事が運ぶとおもっているの?」 「でてきなさい、バリヤード。サイケコウセン!!」 繰り出されたバリヤードが手のひらをランスに向け 放った ナツメ「(……なに……あの余裕は。焦り一つもみせずに……どういうことなの)」 放たれた光線にランスがとった行動は一つだけだった。 それは ランス「……せっかちな女だ――でてこい」 「――サンダー!!」 ボールから、ポケモンが繰り出されるだけ。 それだけの仕草だったが…… たったその1つの行動だけで、莫大な電気が周囲の空気を鳴らした 稲光と共に姿を現したのは 黄色い羽毛で体を覆い、全体的に刺々しいフォルムをした鳥ポケモン その体に常に纏う電気が、あたりにいやな轟音を響かせていた 唯「……っな、なにあれ……!?」 その姿に威圧された唯が慌て、図鑑を開いた No.145 サンダー くもの うえから きょだいな いなずまを おとしながら あらわれる でんせつの とりポケモンである。 唯「伝説のポケモン!?」 ランス「安心しろ、女。お前の相手はコイツじゃない――サンダー、ナツメを引き離せ」 飛ばされる言葉にサンダーは、ナツメのバリヤードに狙いを定め 連れ去った 廃墟となったグレンの南東へと雷雲とおもに移動をはじめた ナツメ「っ!!ごめんなさい、私はバリヤードとサンダーを追うわ。気をつけてね唯、カツラさん」 そうしてナツメがこの戦場に背を向け、自分の戦場へ足を走らせた カツラ「ブーバー、火炎放射だ」 隙をみせたランスに、すかさず攻撃をかけた だが ランス「ちっ、こいつも邪魔だ。でろ、ファイヤー」ボンッ 先ほどと同じ形で攻撃が阻まれた 今度姿を現したのは 朱の翼、朱の鬣、朱の尾 全てが炎を纏う、美しい火の鳥だった ランス「こいつも伝説の鳥ポケモンの一匹だ!!」 言葉が大気に響いたとき 唯の図鑑が自動的に認識をはじめた No.146 ファイヤー よぞら さえも あかく するほど はげしく もえあがる つばさで はばたく でんせつの とりポケモン。 唯「そんな、二匹目っ!?」 ランス「お前はあのジジィをひきつけろ、いいな?」 その命令を聞くと、ファイヤーが炎の翼を広げた ――飛翔する そう思ったときにはすでにブーバーが宙に浮かんでいた カツラ「こいつら、ワシらを引き離す気か!!――唯君、すまないワシはあのファイヤーを必ずしとめる」 「だから、この場を任せるぞ!!」 そしてカツラもファイヤーが飛んでいった方向、 グレン山のほうへ足を急がせた 残されたのは二人 ユイとランスだ 沈黙が流れたが 口を最初に開いたのはランスだった ランス「どうして、俺がお前を残したかわかるか?」 問うた 唯「そんなのわかんないよっ!」 べーっと舌を出す唯に、ランスはさらに続けた ランス「……このさいだ、正直に言おう。俺は……シオンであの2匹の竜に威圧された時、負ける……そう思った。そして俺は逃げ出した……」 ポツリと紡ぐ言葉には重みがある ランスも唯と同じだった シオンでの闘いを。あのバトルを自分の敗北だと思っていた。 ランス「そして、あのあと一つのことに気付いた。」 「俺達のボス――サカキさまは……あのときの弱さ、あのふがいなさのために一人修行のたびにでてしまわれたのだと……」 唯「(……サカキ?)」 ランス「だから、だ」 「――俺はここでお前を圧倒し、最強のポケモンを作り出し、もう一度サカキ様をお迎えする!!」 そして ランス「さぁ、ポケモンを出せっ!俺はあのときの弱さをここで捨てる」 唯「……」 唯の沈黙が続き 唯「……だからって……それがそんな勝手にポケモンをつくる理由にはならないよ」 「あなたたちはそのポケモンできっと多くの人を苦しめる」 振り絞った声が場を支配した 唯「勝つよ。だって、そんな世界じゃ私もポケモンたちも楽しくないと思うから」 「なにが正しいかなんてわからないけど……私にとって闘う理由はそれで充分」 いつもののほほんとした顔に意思がやどる。 勝ちたい。勝とう、と。 だから 唯「力を貸して。でてきてリュー太!!」ボンッ ハクリュー「リュウウウウー!!」 ランス「そうだ、そいつだ。そのドラゴンだ。まずはそいつを倒させてもらうぞ」 言ったランスがボールを放つ構えをとった 空気が変わる。 文字通り大気がひやり、とした 唯の肌は、あたりの寒気を感じ取る ランス「さぁ、でろ!フリーザー!!」 水色の羽毛。美しく光る翼。青く、ときおり白く光る鶏冠 3匹目の鳥ポケモンが放たれた No.144 フリーザー ふゆぞらの くうきに ふくまれる すいぶんを こおらせて ゆきを ふらせる でんせつの とりポケモン。 唯「また伝説のポケモン!!」 ランス「さぁ、はじめようか。トレーナー!!」 あたりには、白く小さな粒――雪が降り出し グレンの空が3つの色を仕立て上げていた 唯「リュー太!高速移動!!そして神速」 ハクリューが宙を翔る。身は空を這わすようにし、風をまとった ランス「フリーザー、白い霧だ」 フリーザーの身を隠すように霧が発生した 青の体がその白に紛れ込んでいく 構わない、そう唯は思っていると、ハクリューは今までフリーザーがいた場所へ突 っ込んだ だが、そこにすでに姿はなく 声は別のところから響いた ランス「少しは学べよ、トレーナー!!ゴルバット、女を狙え!!」ボンッ シオンでの映像がよみがえる 不意をうったゴルバットの攻撃 再び、ゴルバットが唯に襲い掛かった ――ドンッ 音が響く 骨にあったときのような音だ ランス「もう終わりか?あぁ?」 きりの中から声が響く どうやら、むこうからもあまりこちらの様子は見えていないようだ なぜなら 唯「へへん、2度も同じ手は食わないよ!」 たしかにゴルバットは唯の腹部へと翼を突っ込ませていた、が そのあいだを阻むものがある 骨だ。 唯「カラ太の守るだよっ」 いつのまにか出されていたカラカラがゴルバットの翼をその骨で受け止めていた 唯「カラ太、みねうち」 受け止めた骨にかけた力を抜き、骨を手放した 力の抵抗がなくなったゴルバットは宙をよろけ カラカラは落とした骨を左の手で受け止め、バックハンドで打ち抜いた ―― ゴルバットが地上に堕ちるが かまっていられないと、唯は次の指示をだした 唯「そっちも一匹相手だと思っているところに、2匹目で攻撃してきたんだもん。 こっちが何体でいっても文句はないよね? カラ太、骨ブーメランで霧を切り裂いて。リュー太、姿が見えたらすぐに攻撃で きるように構えて」 カラカラの骨が投じられる 白の霧は2つに切り裂け、そして骨の帰還で4つにきりさかれた 唯「見えた!!そこだよリュー太、神速!!」 水色の羽がちらりと見えたところへと、ハクリューに指示をだす もう一度ハクリューが別たれた霧の中へダイブした が ランス「ふはははは、そこもはずれだ!!狙い打てフリーザー、冷凍ビームだ」 唯「なっ!!」 唯が影をみつけたところとは、別のところから冷気をまとったビームが出る 攻撃は唯の言葉を待たず、ハクリューの居場所に向かって放たれた ハクリュー「……リュウウウウウウ!!」バタッ 倒れた音だけが残り 唯「リュー太!?」 ランス「おっと、そろそろ霧も晴れるか……」 白の世界に、視界が戻る ハクリューは地に凍ったまま横倒しになっていた ランス「ドラゴンタイプは大抵の攻撃には強いが、この冷気には耐えられん」 「俺が3匹の鳥のうち、こいつを残した理由はそこにある」 敵はどこだ と焦る気持ちを押さえつけながら、唯はあたりをみわたすと 唯「空っ!?」 フリーザーの背に乗るランスがはるか上空にいた 唯「そんな……さっき確かに、あそこに影が」 ランス「氷は時に、鏡より鋭く物を写す」 唯「つまり氷に写った影を攻撃していた……」 ランス「ほう、察しはいいじゃないか。さぁそっちのモンスターもだ、フリーザー、こおりのつぶて!!」 フリーザーが己の翼を一振り、二振りした。 その結果 大気の水分が礫となり 唯とカラカラに襲い掛かった 唯「カラ太、まもって」 カラカラが手に持った骨で、礫を打ち返すように捌くが カラカラ「カラっ……!!」 数の多さに全てが捌ききれず いくつかの礫は唯へと向かう カラカラ「――!!」 だが、カラカラはそれを許さなかった 捌ききれない分は自分の体で守ればいい そう考え、カラカラが唯の目の前に飛び出した ランス「そら、直撃だ」 唯「カラ太っ!!」 叫ぶ声はむなしく、カラカラが地に落ちた 唯「ごめんね、カラ太。ありがとう、戻ってね」 空のボールにカラカラをしまうと、新たなボールをとりだし 唯「GO,ヒー太!!」 リザードン「ガアアアアア!!」 炎の竜が大気をかき鳴らした。 唯がその背に乗ると、大翼を広げ 空のフィールドへと飛び立った 20