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コードギアス 反逆のルルーシュ R2 本戦出場キャラ一覧(対戦表) キャラ名 担当声優 本戦組 日付 一回戦対戦相手その1 一回戦対戦相手その2 C.C. ゆかな A10組 8月19日 ララ@To LOVEる 古手川唯@To LOVEる シャーリー・フェネット 折笠富美子 B01組 8月22日 ぽてまよ@ぽてまよ ナナリー@ギアス ナナリー・ヴィ・ブリタニア 名塚佳織 B01組 8月22日 シャーリー@ギアス ぽてまよ@ぽてまよ 皇神楽耶 かないみか C10組 8月28日 虹原いんく@もえたん 風浦可符香@絶望先生 天子 松元環季 C08組 8月30日 鷹野三四@ひぐらし 藤林杏@CLANNAD 篠崎咲世子 新井里美 D10組 9月1日 芳乃さくら@D.C.II 田村ひより@らきすた 紅月カレン 小清水亜美 F05組 9月9日 泉かなた@らきすた 古河渚@CLANNAD ヴィレッタ・ヌゥ 渡辺明乃 F11組 9月11日 ケイト@スケブ 小早川ゆたか@らきすた アーニャ・アールストレイム 後藤邑子 G02組 9月14日 スバル・ナカジマ@なのは 高良ゆかり@らきすた コーネリア・リ・ブリタニア 皆川純子 G12組 9月16日 柊つかさ@らきすた 高槻やよい@アイマス 本戦出場キャラ一覧(データ) キャラ名 担当声優 一次予選 票数 被得票率 二次予選 票数 被得票率 本戦組 日付 C.C. ゆかな 09組3位 581票 38.7% A10組 8月19日 シャーリー・フェネット 折笠富美子 02組3位 435票 33.5% B01組 8月22日 ナナリー・ヴィ・ブリタニア 名塚佳織 13組4位 418票 29.5% B01組 8月22日 皇神楽耶 かないみか 07組6位 391票 27.1% C10組 8月28日 天子 松元環季 02組10位 338票 26.1% 06組2位 389票 34.7% C08組 8月30日 篠崎咲世子 新井里美 04組7位 341票 26.5% D10組 9月1日 紅月カレン 小清水亜美 02組4位 423票 32.6% F05組 9月9日 ヴィレッタ・ヌゥ 渡辺明乃 04組10位 233票 18.1% 03組9位 199票 18.9% F11組 9月11日 アーニャ・アールストレイム 後藤邑子 12組8位 435票 26.6% G02組 9月14日 コーネリア・リ・ブリタニア 皆川純子 19組10位 287票 19.7% 09組9位 232票 22.6% G12組 9月16日
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295: トゥ!ヘァ! :2021/06/21(月) 20 47 43 HOST FL1-125-194-25-248.kng.mesh.ad.jp スパロボクロス 未来編 翠の星 ボ卿の一幕 ここはフィラデルフィア船団旗艦。 ボンドルド卿ことルルPが椅子に座りながらものんびりとレディCことCC(連合)からの報告を聞いている一幕である。 「中東連合が落ちましたか」 「ああ。意外なことにな…」 欧州から連絡を寄越しているレディCからの報告にルルボ卿は眉をひそめる(外からは仮面でわからないが) 中東。原作では大型兵器バミデスを擁していたがコーネリア率いる軍団に陥落させられた国である。 最もこの星ではルルPやレディCの知っているかつての国と同じではない。 「確かこの星の中東連合にはバミデス以外にもKMFを配備していたはず… そしてWTOから提供されたカタフラクトも」 そう。この星の中東国家こと中東連合はWTOがばら撒いた無頼の他に同じくWTOから提供された型落ちの旧式カタフラクトを配備していたはずなのだ。 ルルPは仮面の中で考えを巡らす。旧式とは言えカット(カタフラクトの略称)を配備していた国が負けた。 となれば相手は… 「コーネリアですか…」 「そうだ。あのブリタニアの魔女殿はこの世界ではすこぶる元気らしいな」 「さてはて。ここでもそれだけの腕前とは。困ったものでねぇ」 ボンドルドの仮面を被ったルルPとレディCは互いに苦笑いをする。 ブリタニアが対カタフラクト対策を見越した新型KMFを開発したという情報も、それがルルP達が知るグロースターであることも、中東連合との戦争にそれが投入されたことも知っていた。 しかし幾ら強化を施そうともグロースターは第五世代KMF。対して中東連合が扱うカットはスレイプニール以前の旧式とは言え、一時はWTOの主力機として運用されていたバリバリの実戦運用機。 事前情報通りなら中東連合はWTOやEUの教導官を呼び寄せ訓練を行っていたためか、練度もそこまで悪くなかったはず。 それなのに負けた。 「これは… ブリタニアの魔女殿は想定以上の使い手なのでしょうかね?」 「奴とその部下が凄腕なのは間違いないな。これを見ろ。連中の使う大型ランスだ」 「どれどれ… 槍の部分が出射される機構ですか。こちらは…なんと!大型のパイルバンカー!」 「それ以外にも接触した相手に高圧電流を流す電撃ワイヤー、KMF二機がかりで運用する大型荷電粒子砲。電磁放射機能のある槍…は私たちのいた世界にあったか」 レディCの報告書には様々な兵器が記載されていた。どれもブリタニアがどうにかカタフラクトに対抗しようともがいた結果である。 半分以上はガラクタの類であったが、逆に言えば残りの半分は有効打になりえるものであった。 出射機能を持つ槍ことショットランス。近距離から杭を打ち込み、打ち込まれた杭は数秒後に爆発する爆破杭入りパイルバンカー。絡めた対象に直接高圧電流を流す電撃ワイヤー。 何よりも目を引いたのが二機がかりで運用する大型ハドロン砲と追加の外部搭載エナジータンクを搭載しながら運用される試作ヴァリス。 前者はガウェインのハドロン砲で、後者はランスロットのヴァリスそのものである。 最もどちらも試作品であるため大型で取り回しが悪く、更には第五世代で運用させるには燃費が悪い。 更に言えば試作品故か大型な割にはルルPやレディが見た記憶のあるものより威力が低い。 しかし中東連合の機体を相手にするなら十分と言えよう。 「奇想兵器の類と馬鹿にはできませんね。今になって英国面でも出てきたのか」 「この星のブリタニアは氷河期から復興した後に建国された国だ。イギリスの直系ではないぞ」 296: トゥ!ヘァ! :2021/06/21(月) 20 48 36 HOST FL1-125-194-25-248.kng.mesh.ad.jp かつての祖国に似た国が奇想兵器の類を出してきたことに天を仰ぐルルPとそれにツッコミを入れるレディC。 しかしながらこれらの兵器が中東連合攻略の際に活躍したのも事実であった。 「カットやバミデス相手にはグロースターを操る精鋭が接近し、近距離から槍や杭を打ち込み破壊。通常戦力やKMF相手には大型ハドロン砲と試作ヴァリスで撃破ですか。中々どうしてうまくやる」 「しかしな。ハドロン砲とヴァリスは試作だから大柄で使い勝手が悪い。ショットランスやパイルバンカーも射程が短いから余程近づかないと意味がないぞ。普通のパイロットでは近づく前にカットの弾幕に絡まれてお終いだ」 「まさに腕頼り。精鋭の戦い方と言うべきですね。ブリタニアの理想とする戦い方なのは理解しますが、これでは一般兵は真似できないでしょう」 精鋭ならば実現できる戦法。それは一般兵では土台無理という話であった。 逆に言えばそれを実現できるコーネリア軍団だからこそ、中東連合攻略に成功したと言え用。 ブリタニアの魔女と呼ばれる皇女が率いる軍団はマシンの性能差を腕で覆せる集団であると。 「取りあえずWTOにこのデータを送っておきますか。グロースターでも精鋭が乗れば半端な動きのカットを打倒できると理解できるでしょう」 「そうすればWTOは日本に更なる援軍を送る…という感じか?」 「さて。この星は私たちが知っている物とは別物ですからね。コーネリアが次に日本へ行くとは言い切れませんよ」 そういいながらもボンドルド卿…ルルPは確信していた。ブリタニアは次にはコーネリアを日本に送り込むと。 既にWTOとブリタニアの戦力比はカタフラクトのせいで逆転している。 このままいけばブリタニアの生命線である日本の富士サクラダイト鉱山が奪還されるのも時間の問題。 となれば…精鋭を送り込み、戦力差がこれ以上開く前に残った東日本からWTOを叩き出し、西日本ことエリア11の防衛体制を盤石なものとする。 ルルPが知っている祖国よりも大分余力のないブリタニア。余力がないせいか彼らが取りえる動きは限られていた。 かの国が動く時は近い。 「ところでルルーシュ。その喋り方どうにかならないのか?気持ち悪いぞ」 「悪かったなCC。こっちも素が出ないように気を使っているんだ。こっちの俺といい、シュナイゼルといい、イナホの同位体といい…勘の鋭い奴や観察力の高い奴が多いんだ。日頃からバレないために練習しておかないと」 「お前はいざという時の特大のガバを晒すからなぁ」 『全く酷い言われざまですね。マスター(ルルP)が可哀想ではないですか』 「いやお前の口調が原因だと思うぞ。ボンドルド卿」 『私はかの方の魂の形を真似た電子傀儡なれば…口調も似るという物です。あとマスターがガバいのは確かですし』 「このAI何か反抗的なんだが…」 「きっとマスターに似たんだろうな」 二人と一体?はこの後もやんやんやと取り留めない話を続けたとさ。 297: トゥ!ヘァ! :2021/06/21(月) 20 49 21 HOST FL1-125-194-25-248.kng.mesh.ad.jp 〇登場人物! ルルP 連合のルルーシュ。翠の星ではパワードスーツとヘルメットを被りながらボンドルド卿を名乗っている。 勘が鋭かったり、観察力や洞察力が高かったりする現地人を相手に正体がバレないよう色々努力している。 昔と違って歳重ねたためか余裕でており、定期的にその場のノリと面白思考に支配される。 CV福山なのが悪い。 レディC 連合のCC。未だ劇中の呼び方に迷っているのは内緒。 ルルPの支持で翠の星の欧州に潜り込んで色々情報を探っている。 中東連合戦における情報は支援しているピースマークからの提供。 100年立って心に余裕ができたが、相変わらずズバズバ物事を言う毒舌口である。 ボンドルドAI 連合領のどっかに生息しているボンドルド卿(オリジナル)のアストラルパターンを基に製作された半自立AI。 半自立なんて言っているが最近大分個性を獲得してきた。 ルルPの愉快な仲間たちに影響されたせいか、オリジナルと比べて幾らか愉快で陽気な性格。 マスターであるはずのルルPにもズバズバ物事を言う正確に育っている。 唯一プルシュカには優しい。 ルルPと思考を同調させて初めてオリジナルっぽい喋り方になる。 用語! 中東連合 原作におけるエリア18となった地域。 翠の星では原作で運用していたバミデスの他にそこら辺の市場から流れてきた中古の無頼やグラスゴー。 更にはWTOから提供された旧式カタフラクトすら保有していた。 兵士に関してはWTOやEUから教官を派遣してもらい、訓練を付けてもらっていたため練度は左程悪くない。 度々衝突していたアフリカのユーロブリタニア軍とも渡り合えていたのが強さの証拠である。 しかし運が悪いことに国内に遺跡があったためか、シャルル皇帝直々に制圧命令がコーネリア軍団に下され、同軍団に攻めこまれあっけなく陥落した。 対WTOを中心に日頃から訓練を積んでいるブリタニアの最精鋭軍団相手にはさしもの中東連合でも持たなかった模様。 一応補足すると原作よりはずっと善戦できたと言っておく。 ブリタニア側もグロースターと精鋭兵の組み合わせでカタフラクトに対抗できるとの自信を深めることにもなったが、それを指揮したコーネリアからすれば旧式カット如き相手にして粋がっても仕方がないとのこと。 原作と違ってブリタニアが保有している植民地(エリア)の数が減っているので、制圧後はエリア18ではなく、18以下の数字になっている模様(詳しくは決めてない) 同国がコーネリア軍団に攻めこまれた際は実はWTOやEUは戦闘に介入しようとしたのだが、予想以上の速度で陥落したため、両国の援軍が間に合わずに終わった。 298: トゥ!ヘァ! :2021/06/21(月) 20 50 21 HOST FL1-125-194-25-248.kng.mesh.ad.jp 兵器! グロースター 原作ギアスでも登場した同名KMF。 翠の星ではWTOのカタフラクトを相手取る前提で開発された新型KMF。 このためサザーランドと比べて機体出力と剛性が向上。また原作と同じく特殊な脚部機構を採用しているため、高い跳躍力を発揮できる。 武装は対カタフラクト戦を見越して設計された大型ランス。 実は槍の部分が出射できる。通称はショットランス。まんまショットランサーのあれである。 射程距離は短いため、接近して使わないとカタフラクト相手には致命打を負わせられない。 この他にも原作で使われていたアサルトライフルや通常の大型ランス、バズーカ、ケイオス爆雷、スラッシュハーケン、内蔵式対人機銃、肩部に装着する大型ミサイルポッドのザッテルヴァッファなどがある。 ブリタニアの最新鋭機ということで精鋭部隊のコーネリア軍団に大量に配備されている。 パイロット達の腕前もありスレイプニール以前の旧式カタフラクト相手なら有利に戦えるくらいの性能を発揮しているが、現在WTOの主力であるスレイプニールとアレイオン相手では既存のKMF同様いささか分の悪い戦績となっている。 このためブリタニアではこれが第五世代KMFの限界と同世代には見切りをつけ、現在第七世代KMFを鋭意開発中である。 奇想兵器 ブリタニアが対カタフラクトのために様々な試行錯誤を凝らした一品たち。 転がっていく大型爆弾やら、ブースターのついたハンマーやら、KMFに大型対艦ミサイルを背負わせたりだとか薬にも毒にもならないものが多い。 しかし中には割かし活躍できたものもあり、グロースターで正式採用されたショットランスはその一つである。 この他にも接触した相手に高圧電流を流す電撃ワイヤー(ヒートロッドorウミヘビ)や近距離から杭を打ち込み、打ち込んだ杭が爆発する爆破杭搭載パイルバンカー、KMF二機がかりで運用する大型ハドロン砲台、外部ユグドラシルドライブを搭載して無理矢理運用する試作型ヴァリスなどが存在する。 殆ど試作兵器みたいなもののため、運用を任されたコーネリアは「我が部隊を実験体か何かと勘違いしているのではないか」と苦言を呈していた。 バミデス 中東連合が運用している大型兵器。この世界では大型ユンボロイドから派生した兵器となる。 大体は原作と同じだが、KMFやらカタフラクトやらユンボロやらの小回りの利く戦力が多い世界のため割と安定して高い火力を発揮できている。 実は原作でも外伝のオズでEUからもたらされたフンメルの親戚みたいなのと組んでブリタニアのアフリカ駐留部隊を苦しめていたりした。 火力と装甲は本物のため中東連合以外でもEUや中華連邦、ジルクスタンやアフリカ南部諸国などで割と幅広く使われている。 WTOでもカタフラクトを提供した見返りとして幾つかもらったものを色々改造して小型の陸上戦艦みたいなノリで運用していたりする。 KG-5 ケルピー WTOが中東連合に提供した旧式カタフラクト。 KG-6スレイプニールの更に一世代前のカット。 実はWTOが初めて実用可能レベルで仕上げたカタフラクト。 ブリタニアの日本侵攻以降に死に物狂いで開発した実戦レベルカタフラクトだったりする。 WTOの反撃はこの機体と始まったと言ってよく、現在でもWTOの地方基地などでは訓練用や警備用として運用されている。 現在では完全に旧式化しているが、元々仮想敵国な中華連邦、在欧日本人や日系人の扱いを巡って急速に仲が悪くなったEUなどには輸出していない。 そのためこいつを提供してもらった中東連合は実は結構優遇されている証拠だったりする。 299: トゥ!ヘァ! :2021/06/21(月) 20 51 14 HOST FL1-125-194-25-248.kng.mesh.ad.jp 投下終了 コーネリア「中東を速攻落としたぞ!」 本国「ほーん。すごいやん。カット相手にも戦えていたし。ほなら次は日本のナリタにいってみよか?」 コーネリア「え…」
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◆ZEROtky0Rg № タイトル 作者 登場人物 013 悪逆と反逆 ◆ZEROtky0Rg ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、ジェレミア・ゴットバルト 登場させた人物 1回 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア、ジェレミア・ゴットバルト コメント 名前 コメント ▲上へ戻る
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死者たちのたまり場PART3 レス番号151~300 タイトル 登場人物 備考 着替え 池田華菜、海原光貴、竹井久、片倉小十郎伊達政宗 この場所は人の精神を不安定にするようです 伊藤開司、八九寺真宵、玄霧皐月、神原駿河田井中律、龍門渕透華ディートハルト・リート 三度目の控え室待機と覗き レイ・ラングレン、海原光貴、片倉小十郎トレーズ・クシュリナーダ、竹井久、利根川幸雄兵藤和尊、琴吹紬、安藤守、伊藤開司龍門渕透華、ユーフェミア・リ・ブリタニアディートハルト・リート 外道神父の愉悦 兵藤和尊、利根川幸雄、伊藤開司、龍門渕透華竹井久、加治木ゆみ とある魔物の海底撈月(前編)の話題 海原の悩み 海原光貴、池田華菜、月詠小萌、船井譲次兵藤和尊、安藤守 控え室のユフィとカイジの悩み アーニャ・アールストレイムマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、ヒイロ・ユイレイ・ラングレン、伊藤開司、龍門渕透華アーチャー、ユーフェミア・リ・ブリタニア 元に戻った海原 海原光貴、池田華菜 スザクのあれが控え室に放置されているようです ヒイロ・ユイ、アーニャ・アールストレイムレイ・ラングレン、ユーフェミア・リ・ブリタニア 変態はもげろ 海原光貴、池田華菜、御坂美琴 第十八回死者スレラジオ:ライダー編 御坂美琴、アーチャー、ライダー、安藤守 破廉恥な人々 キャスター、田井中律、琴吹紬、中野梓アーニャ・アールストレイム、ライダー 律にやばげなフラグが立ったようです 田井中律、平沢唯、竹井久、神原駿河キャスター 仮面アステカー 第一話【喪失】 池田華菜、海原光貴、玄霧皐月、御坂美琴竹井久、遠藤勇次 律はかなり思いつめているようです マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、田井中律アーニャ・アールストレイム、琴吹紬真田幸村、伊達政宗、キャスター、平沢唯中野梓 仮面アステカー第五話「紫電」 海原光貴、池田華菜、御坂美琴、竹井久 律の疑惑、その真相 田井中律、月詠小萌、アーチャー、セイバーキャスター、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア平沢唯、中野梓、琴吹紬、真田幸村アーニャ・アールストレイム、伊達政宗千石撫子、八九寺真宵、竹井久、加治木ゆみ神原駿河、船井譲次、池田華菜、ヒイロ・ユイ刹那・F・セイエイ、レイ・ラングレン アステカーと部長 海原光貴、御坂美琴、竹井久 愛する人と歯がゆい想い セイバー、竹井久、アーチャー 律の暴走がまだ止まらないようです 片倉小十郎、御坂美琴、龍門渕透華、平沢唯琴吹紬、中野梓、キャスター 仮面アステカー第十三話「玉砕」 御坂美琴、海原光貴、ヒイロ・ユイ、田井中律刹那・F・セイエイ 仮面アステカー 第十五話【鋼鉄】 海原光貴、田井中律 仮面アステカー第十六話【強襲】 船井譲次、田井中律、海原光貴、ヒイロ・ユイ刹那・F・セイエイ、伊達政宗、張五飛竹井久、琴吹紬アーニャ・アールストレイムマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア 仮面アステカー 最終回?【エツァリ】 田井中律、刹那・F・セイエイキャスター、池田華菜アーニャ・アールストレイム、海原光貴遠藤勇次、御坂美琴、荒耶宗蓮アリー・アル・サーシェス そして時は巻き戻る リボンス・アルマーク、御坂妹 自爆 ヒイロ・ユイ、刹那・F・セイエイ海原光貴、御坂美琴 仮面アステカー第二十二話【遊戯】 遠藤勇次、船井譲次、リリーナ・ドーリアン伊藤開司、龍門渕透華、ゼクス・マーキストレーズ・クシュリナーダ、加治木ゆみ竹井久、海原光貴 行動開始 片倉小十郎、御坂美琴、伊達政宗、琴吹紬刹那・F・セイエイ 仮面アステカー 第二十三話【破壊】 海原光貴、御坂美琴、池田華菜、田井中律刹那・F・セイエイ、本多忠勝 まだ、成長の余地が…… ライダー、プリシラ、田井中律、池田華菜月詠小萌、中野梓、セイバー、張五飛キャスター それぞれの罰 田井中律、平沢唯、琴吹紬、中野梓アーチャー、龍門渕透華、キャスター、加治木ゆみライダー、御坂美琴 GN粒子ネタはほどほどに リボンス・アルマーク、御坂妹 丸腰なら…… 中野梓、神原駿河、船井譲次、田井中律平沢唯、アーチャー、琴吹紬 秘密結社会議 遠藤勇次、船井譲次、竹井久、琴吹紬田井中律 今後は自重のこと 船井譲次、リボンス・アルマーク、御坂妹 メイド喫茶? 海原光貴、池田華菜、伊藤開司、アーチャー御坂美琴、竹井久、伊達政宗、片倉小十郎 行商 兵藤和尊、御坂美琴、千石撫子、八九寺真宵 墓標 リリーナ・ドーリアン、張五飛刹那・F・セイエイ、池田華菜 仮面アステカー第二十九話【岐路】 中野梓、竹井久、アーチャー、海原光貴片倉小十郎 仮面アステカー第三十話「出撃」 琴吹紬、海原光貴、平沢唯、アーチャー田井中律 仮面アステカー第三十一話【贖罪】 竹井久、中野梓、平沢唯 仮面アステカー第三十二話【障害】 平沢唯、中野梓、海原光貴、竹井久 仮面アステカー第三十三話 【湯煙】前編 海原光貴、池田華菜、御坂美琴、琴吹紬八九寺真宵、神原駿河 男?女? 伊藤開司、御坂美琴、神原駿河 イベントの意義とは 龍門渕透華、リリーナ・ドーリアン月詠小萌 色々と複雑なようで…… アーチャー、平沢唯、中野梓、田井中律兵藤和尊、片倉小十郎、真田幸村、船井譲次利根川幸雄 仮面アステカー第三十三話 【湯煙】後編 池田華菜、御坂美琴、海原光貴、竹井久琴吹紬、神原駿河、八九寺真宵 Oガンダム、改造中 刹那・F・セイエイ、本多忠勝 原作での私たちは…… 池田華菜、龍門渕透華、加治木ゆみ、伊藤開司 陽動作戦 琴吹紬、八九寺真宵、明智光秀、神原駿河龍門渕透華、伊藤開司、リリーナ・ドーリアン月詠小萌 カイジの世界とは? 八九寺真宵、神原駿河、カギ爪の男、兵藤和尊利根川幸雄 深き絶望のオーラ 龍門渕透華、伊藤開司、池田華菜、原村和 似たもの同士 刹那・F・セイエイ、ヒイロ・ユイリリーナ・ドーリアンアーニャ・アールストレイム 仮面アステカー第三十八話【前兆】 月詠小萌、御坂美琴、リリーナ・ドーリアン龍門渕透華、竹井久、海原光貴 小十郎、突撃 アーチャー、片倉小十郎 仮面アステカー第三十九話【開戦】 御坂美琴、明智光秀、本多忠勝、神原駿河八九寺真宵、船井譲次 仮面アステカー第四十話 【予感】 御坂美琴、明智光秀、海原光貴、竹井久 いまだ続く茶会 アーニャ・アールストレイム、張五飛マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、玄霧皐月ユーフェミア・リ・ブリタニア ユフィの現世戻りと七夕の願い マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、伊藤開司アーニャ・アールストレイム、龍門渕透華リリーナ・ドーリアン、池田華菜、月詠小萌伊達政宗、黒桐幹也ユーフェミア・リ・ブリタニア 仮面アステカー第四十一話【対峙】 御坂美琴、明智光秀、本多忠勝、海原光貴竹井久、八九寺真宵、神原駿河、船井譲次 特攻野郎の七夕の願い 琴吹紬、八九寺真宵、明智光秀、船井譲次本多忠勝 上条さんとユフィ 伊藤開司、御坂美琴、リリーナ・ドーリアン ゼクスは出番が欲しいようです レイ・ラングレン、船井譲次、張五飛ゼクス・マーキス、田井中律、平沢唯キャスター、明智光秀 一日遅れの七夕ライブ 田井中律、平沢唯、琴吹紬、池田華菜加治木ゆみ、中野梓、アーチャー刹那・F・セイエイ、ヒイロ・ユイ 仮面アステカー第四十二話【復活】 御坂美琴、竹井久、明智光秀、本多忠勝八九寺真宵、神原駿河、海原光貴 マイペース ヴァン、レイ・ラングレン、アーチャー 撤退 船井譲次、八九寺真宵、神原駿河 ユフィと上条さんと美琴の願い アーニャ・アールストレイム、龍門渕透華マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、御坂美琴池田華菜、月詠小萌、伊藤開司 上条さんとユフィのタイマン予約が入る 仮面アステカー第四十三話【消滅】 海原光貴、竹井久、片倉小十郎、伊達政宗 仮面アステカー第四十五話 【決意】 海原光貴、池田華菜 仮面アステカー第四十六話 【粛清】 遠藤勇次、琴吹紬、八九寺真宵刹那・F・セイエイ 鈍感なバカ プリシラ、ヴァン、レイ・ラングレン 仮面アステカー第四十七話【英雄】 龍門渕透華、海原光貴、月詠小萌、御坂美琴リリーナ・ドーリアン、竹井久 薔薇のタトゥー(シール)の女の真意とは? 伊藤開司、龍門渕透華 二つ名 兵藤和尊、レイ・ラングレン、船井譲次安藤守、ゼクス・マーキス、玄霧皐月張五飛 不穏な空気 明智光秀、船井譲次 律は練習不足? 平沢唯、琴吹紬、田井中律、加治木ゆみ中野梓、プリシラ、レイ・ラングレンアーニャ・アールストレイム、神原駿河
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敗戦の責任。一見重苦しくて、見栄えのいい理由。 スザクがブリタニアに送りつけられたのは、そんなことがきっかけだった。 嵐の前の静けさ スザクが生まれ育った国は、小さいがそれなりに豊かな人間の国だった。そこで純真な少年としてまっすぐに育てられた彼は、強国ブリタニアの軍が近づいてくる少し前に、父親が国王であることを知る。 相続権のある男子に恵まれなかった国王の、庶子ながら唯一の男子として、スザクは国民に紹介された。それが、もう若くは無い国王の世継ぎを立てることで、ブリタニアへの抗戦意欲を国民から引き出す目的であるとは知らされずに。 ブリタニアが彼の国に迫ったとき、スザクは徹底抗戦を主張する父を殺した。 平和的解決を訴えた国王代理のスザクだったが、国は半ば蹂躙され、スザク自身は、『敗戦』の責任を問われて、ブリタニアへ人質として出されることとなった。 「人質だと?」 あがってきた報告を盤遊戯をしながら聞いていたルルーシュは、不機嫌そうに一瞬手を止めた。 「はい。表向きには、ブリタニアへの臣従の証として。でも、裏の合意文書では、国内では身の危険があるために保護をしてほしいとか・・」 「単なる厄介払いだろう。愚鈍な人間はブリタニアには必要ない。追い返せ、カレン」 報告をしていた赤髪の少女は、困ったように眉をひそめる。 「でも殿下。以前他のエリアでシュナイゼル殿下が似たようなケースを処理しています。そのときは人質と一度謁見し、騎士とした上で、殿下の代理人として統治を任せたと聞きます。一度会って本当に愚鈍かどうか確かめてからでも…」 一瞬巡らせた視線が明らかに怒りを帯びていたので、カレンは一度萎縮する。 しかし。 「一応会っておけ。その愚鈍さのお陰でこんなに早く仕事が終わったんだ。礼の一つくらい言ってやれ」 盤をはさんだ向こう側で、無表情に遊戯の相手を務めていたC.C.が役目の終わった駒を指で弄ぶ。 「そうか?」 「追い返して万が一、向こうの言い分通り命を狙われてみろ。抗戦熱が再燃して、再侵略ということになりかねない」 「なるほどな。戦いはスマートに手堅く決めるのが一番だ」 そう言いながら、ルルーシュがにやりと笑い、盤上の駒をひとつ動かす。 情勢が傾いた一手に、C.C.が不機嫌そうに盤上にかじりつく。 有利になったルルーシュは、優雅に微笑んで、 「わかった。カレン、その人質と謁見を行なう」 「えっ」 「相手は仮にも交戦国の元王子。本人の口からブリタニアへの臣従の言葉を誓わせれば、国内の反逆者は皆、王子の敵。反逆を目論む者が現れても、彼らは国を取り戻すという目標を使うことができない。元あった権威を取り込むことで、反逆者はブリタニアの敵となる。美しい構図だ。それに俺も皇帝を目指す王子の一人。小国ひとつ落とすのに、手間取ることもあるまい。敗者にそれなりの恩情をみせる場面は、王の器をみせるにはふさわしい」 「わかりました。謁見の準備をします。それから、送られてきた“血族”の縁者ですが、確認のほうをお願いします」 カレンが退室していくと、腕を組んで悠然と、今度はルルーシュが駒を弄ぶ。 盤上を睨むC.C.は、ぽつりと、 「正直、あのタイミングで担ぎ出された子供だ。お前が愚鈍と思うのもわからなくはない」 とつぶやく。 「だが、愚鈍なら流れを変えるようなまねをするとおもうか?あのタイミングで父親を殺せるものか?余程の大馬鹿でなければ無理だ」 「その余程の大馬鹿でないという保証は無いが」 「保証は無いが、確率は高い。万が一にも国王の跡継ぎに指名したんだ。庶子でな。カレンの話では、あの国は庶子に対してかなり厳しいらしい。それを承知で担ぎ出したとなれば、そのあたりの批判を無視できるほど出来ると判断するほうが利口だ」 C.C.が白を動かす。 「人間がいかに利口でも、血族の魔術を前にしては無力。俺にはC.C.が何を気にしているのかわからないな」 「私は長い稼動経験を踏まえた上で・・」 「とりうる最善策を言ったまで、か」 押し黙るC.C.の前で、黒のナイトが鮮やかに白のクイーンを討ち取る。 「最善では駄目なことも世の中には沢山ある。パペットとはちがい、人間はより上に行く為には、最善では足りないこともある」 クイーンの背後にいたポーンがナイトを討ち返し、更に黒側からはルークが突進してくる。 眉をひそめるC.C.が次の手を考えはじめる。 「皇帝の椅子は、騎士侯以上の貴族たちによる投票で決まる。その投票結果で選ばれたものが、神に認められたとき、次代の皇帝となる。シュナイゼルが代理統治を認めたのは恩情ではない。シュナイゼルを後ろ盾にもつ騎士を、投票権を持つ人間を一人でも多く抱えることが、奴の目的」 「なるほど。二番煎じか」 「短期的には最善の手だが、長期的には喉から手が出るほど欲しい駒だろう。打たねばならない、最高の一手だ」 C.C.はひとしきり盤上を眺めた後で、ひとつ大きく溜め息をつく。 「遊びはやめだ。お前も謁見の準備があるだろう」 「俺の勝ちだな」 「勝ちを譲っただけだ。次は確実に首を取る」 ルルーシュは軽く笑いながら立ち上がり、椅子にかけてあった上着に袖を通した。 そのときはまだ、その謁見が彼の人生を大きく左右する出来事であろうとは知らずに。
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◆Z9iNYeY9a2(◆zYiky9KVqk) 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 001 そんなの絶対ありえない C.C.、ニャース 013 最強の竜 北崎、クロエ・フォン・アインツベルン、シロナ 032 探し物はなんですか? 乾巧、菊池啓太郎、暁美ほむら、アリス 038 反抗 弥海砂 047 後悔しない生き方が知りたい C.C.、ニャース、シロナ、クロエ・フォン・アインツベルン、ゲーチス、美樹さやか 050 ロスト・ワールド ゼロ、巴マミ、佐倉杏子、夜神総一郎、乾巧、菊池啓太郎、千歳ゆま、メロ、木場勇治 052 思い思いの重い想い 草加雅人、鹿目まどか、枢木スザク、ユーフェミア・リ・ブリタニア 059 ナイトメア~騎士と悪夢と起動兵器~ アリス、暁美ほむら、ゼロ、木場勇治 065 闇の実験室 園田真理、タケシ、ナナリー・ランペルージ 071 REINCARNATION 枢木スザク、美樹さやか、ゲーチス、C.C.、ニャース、ユーフェミア・リ・ブリタニア 077 Nの心/人間っていいな ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、海堂直也、N、藤村大河 078 独りの戦い 巴マミ、佐倉杏子、クロエ・フォン・アインツベルン、夜神総一郎、美樹さやか、ゲーチス 082 hollow 乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、バゼット・フラガ・マクレミッツ、呉キリカ 084 Tiger&Cherry悪意と悪夢―聖杯と魔女 間桐桜、ナナリー・ランペルージ、園田真理、タケシ、ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、N、藤村大河 085 Lost the way 草加雅人、鹿目まどか、美遊・エーデルフェルト、ロロ・ランペルージ、長田結花 086 Cross point 暁美ほむら、アリス、バーサーカー、ゼロ、木場勇治 088 氷の魔王―ジ・アイス―Lost Colors 枢木スザク、C.C.、ニャース、ユーフェミア・リ・ブリタニア、夜神総一郎、巴マミ、ロロ・ヴィ・ブリタニア、夜神月、ゲーチス、美樹さやか 089 平穏の裏に潜む影 村上侠児、オーキド博士、マオ 091 ガブリアスが見てる シロナ 092 招かれたもの達 鹿目まどか、美遊・エーデルフェルト、美国織莉子、サカキ 093 蛇の道は蛇 海堂直也、暁美ほむら、アリス 094 暴君主権 草加雅人、ロロ・ランペルージ、長田結花、セイバー 097 アルミナ L、北崎、メロ 098 空とポケモンと悪夢と囚われし姫君 間桐桜、ナナリー・ランペルージ、園田真理、タケシ、N、暁美ほむら、アリス 099 かつてセイギノミカタを目指した者の夢 乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、バゼット・フラガ・マクレミッツ 100 Juggernaut-黒き零の魔人達Juggernaut-ジ・アルゴノウタイ 乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、バゼット・フラガ・マクレミッツ、シロナ、バーサーカー、ゼロ、木場勇治、ゲーチス、美樹さやか、クロエ・フォン・アインツベルン、ミュウツー 101 Code Alice-God Speed Love仮面 間桐桜、ナナリー・ランペルージ、暁美ほむら、アリス 102 始まりはZERO、終わりなら―――? 枢木スザク、夜神月、夜神総一朗 103 HORIZONー彼らの求めたものHORIZON-金色の奇跡 乾巧、衛宮士郎、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、バゼット・フラガ・マクレミッツ、シロナ、バーサーカー、ゼロ、美樹さやか、クロエ・フォン・アインツベルン、ミュウツー 104 無邪気な悪意 L、北崎、ロロ・ランペルージ 105 いきなりは変われない 村上侠児、オーキド博士、マオ 106 彼らの探し物 鹿目まどか、美遊・エーデルフェルト、海堂直也 107 第二回定時放送 アカギ、アクロマ、シャルル・ジ・ブリタニア、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、キュゥべえ 108 I was the bone of my sword(前編)(後編) 衛宮士郎、乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、セイバーオルタ、長田結花、北崎、L 110 君の銀の庭 暁美ほむら、アリス、枢木スザク、夜神月、マオ、村上峡児 111 ConneCt C.C.、巴マミ、ニャース、ゼロ、ロロ・ランペルージ 112 Fragment Hope 鹿目まどか、美遊・エーデルフェルト、美国織莉子、サカキ 113 我ハココニ在リ シロナ、ミュウツー、美樹さやか 114 魔人病棟 園田真理、N、タケシ、木場勇治、海堂直也、ゲーチス 115 さくらん 巴マミ、ニャース、夜神総一郎、間桐桜 116 その手で守ったものは(前編)(中編)(後編) 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、セイバー、長田結花、L、シロナ、美樹さやか、鹿目まどか、美遊・エーデルフェルト 117 空白 メロ 118 私であるために 暁美ほむら、アリス、枢木スザク、夜神月、村上峡児 119 蒼の精度 乾巧、美樹さやか、鹿目まどか 120 この醜く残酷で、美しく優しい世界(前編)(後編) 園田真理、N、タケシ、木場勇治、海堂直也、ゲーチス、草加雅人 121 X-evolution~戦いの中で バーサーカー、ミュウツー 122 マドルチェプリンセスの憂鬱 巴マミ、ニャース、夜神総一郎、間桐桜 123 永遠フレンズ 美国織莉子、サカキ 124 閃光の真実と深淵の影 暁美ほむら、アリス、キュゥべえ、アクロマ 125 Nobody to watch over meありふれた悲しみの果て 園田真理、N、木場勇治、ゲーチス、草加雅人、美遊・エーデルフェルト、セイバー、長田結花、ゼロ、ロロ・ランペルージ 126 憎悪-Badblood mind 暁美ほむら、アリス、美国織莉子、サカキ 127 少女よ立ち向かえ―進撃の狂戦士少女よ背けるな―moving soul少女は想い出の中で―追想のローレライ イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、L、鹿目まどか、シロナ、ミュウツー、バーサーカー 128 あなたの存在は認めない/許さないNot Yet 暁美ほむら、美国織莉子、アリス 129 帝王のココロ 園田真理、N、木場勇治、セイバー、ゼロ 130 魔法少女は絶望と戦いの果てにWelcome to mad tea partyその理想は誰がために-Justiφ s 乾巧、美樹さやか、巴マミ、ニャース、夜神総一郎、園田真理、N、木場勇治 131 それでも運命は進む イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、L,鹿目まどか 132 虚の中の道標 メロ、美国織莉子 133 神のいない世界の中で 枢木スザク、夜神月、村上峡児 134 理想郷は遥か遠く ゼロ、セイバー 135 Guilty Girl 暁美ほむら、キュゥべえ、アクロマ、アーニャ・アールストレイム 136 堕落天使Angelic Angel 美遊・エーデルフェルト、ゲーチス、草加雅人、長田結花 137 第三回定時放送 アカギ、キュゥべえ、アーニャ・アールストレイム 138 Saver of Revenger イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、L、鹿目まどか、セイバー、美遊・エーデルフェルト、アリス、美国織莉子 139 INVASION OF VENOM 草加雅人、ゲーチス 140 パラダイス・ロストこの川の向こうで 乾巧、木場勇治、美樹さやか、ゼロ 141 喪失-黒き虚の中で少女は 間桐桜、村上峡児 142 一歩先へ(前編)(後編) イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、L、鹿目まどか、セイバー、美遊・エーデルフェルト、アリス、美国織莉子、N、ニャース 143 再起動 枢木スザク、夜神月 144 届かない星だとしても メロ、ゲーチス、草加雅人 145 待ち人ダイアリー セイバー、L、鹿目まどか 146 杯-世界の色彩逆月-我ら思う、故に我ら有り朔月-Lost Butterfly イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、美遊・エーデルフェルト、乾巧、美樹さやか、間桐桜、村上峡児 147 永劫の神々 ゼロ 148 変わりたい少女達の話主人公になれない少女達の話 美国織莉子、アリス、暁美ほむら、アカギ、キュゥべえ、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア 149 キボウノカケラ 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、美樹さやか、L、鹿目まどか、セイバー 150 舞い降りる剣 枢木スザク、夜神月、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、セイバー、L、鹿目まどか、美樹さやか、ゼロ 151 Another Heaven/霞んでく星を探しながらkaleidscope/涙も痛みも運命さえも超えて 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、間桐桜 152 Nとニャース・ポケモンと人間 N、ニャース 153 フレンズ? 夜神月、L、鹿目まどか、美樹さやか 154 立ち向かうべきものまたあした 夜神月、L、鹿目まどか、美樹さやか、N、美国織莉子、アリス、ゲーチス、草加雅人 155 ReStart準備中 暁美ほむら、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、アクロマ 156 believe絶望を切り裂く希望の光 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、間桐桜 157 零の話・仮面が砕ける時 枢木スザク、セイバー、ゼロ 158 悪魔が生まれた日 暁美ほむら、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、アクロマ、キュゥべえ 159 マギアレコード「答えは心の中に」マギアレコード「Thank you. FRIENDS」 夜神月、鹿目まどか、美樹さやか、N、ゲーチス、アリス、美国織莉子 160 第四回定時放送 アカギ、シャルル・ジ・ブリタニア、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、キュゥべえ、暁美ほむら 161 ニャースとアクロマ・世界のカタチ ニャース、アクロマ 162 星が降るユメ 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、間桐桜、枢木スザク、夜神月、鹿目まどか、N、アリス 163 Why その理由 夜神月 164 暁美ほむらの退屈 暁美ほむら、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、キュゥべえ 165 消せない罪(前編)(後編) 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、間桐桜、枢木スザク、ニャース、夜神月、鹿目まどか、N、アリス、キュゥべえ 166 憐れみをください 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、間桐桜、キュゥべえ 167 白き牙の飛翔 枢木スザク、ニャース、夜神月、鹿目まどか、N、アリス 168 PASTS シャルル・ジ・ブリタニア 169 I beg youDestination Time〜因果からの刺客 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、間桐桜、キュゥべえ、暁美ほむら、アイリスフィール・フォン・アインツベルン(黒)、仮面ライダー4号 170 黄昏の騎士達の輪舞曲 枢木スザク、夜神月、アーニャ・アールストレイム 171 あなたと私は友達じゃないけど 鹿目まどか、N、アリス、ニャース、暁美ほむら、間桐桜 172 決斗・アヴェンジャー&ライダーキミがくれたKISEKIstarlog・星と絆夢と希望を守る戦士・仮面ライダー555 乾巧、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、アイリスフィール・フォン・アインツベルン(黒)、仮面ライダー4号 173 ポケットの中の戦争(前)ポケットの中の戦争(後)可能性の獣たち N、ニャース、クローンポケモン×12、ナイトオブラウンズ×6、エラスモテリウムオルフェノク、アクロマ 174 シンセカイ 夜神月、アカギ 175 閃光のマリアンヌ 枢木スザク、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア 176 時間よ止まれ/時間は止まらないナイトメア・オブ・ナナリーコネクト 暁美ほむら、アリス、鹿目まどか、間桐桜 177 EndGame_LastBibleEndGame_Just the truthEndGame_モザイクカケラEndGame_叛逆の物語(前)EndGame_叛逆の物語(後)EndGame_close 鹿目まどか、暁美ほむら、間桐桜、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、枢木スザク、N、ポケモン×3、クローンポケモン×4、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、エラスモテリウムオルフェノク、シャルル・ジ・ブリタニア、アカギ 178 そこに空があるから N、アカギ 179 Light up the Another World 夜神月 180 あなたのいない、春をゆく 間桐桜 181 Over Kaleidscope(前)Over Kaleidscope(後) イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、門矢士 182 続く・ツナガル・円環の中で 鹿目まどか、キュゥべえ、円環の理、アルセウス、オーマジオウ 名前 コメント
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提督たちの憂鬱のキャラがギアス平行世界に転生 性格改変注意 提督たちの存在と歴史の変化によりギアス人物の過去も異なる 共通話8 結集計りし存在、それは史上最大のレジスタンス 皇歴2019年4月末日 極東では中華連邦より分離独立した新興国清と、清の属国でありながら南の大国と繋がっている高麗の胎動により動乱が巻き起ころうとしている中 もう一方の中心であるE.U.――ユーロピア共和国連合内でも長きに渡る政治腐敗のつけが噴出しようとしていた。 * 「欧州の犬めッ! この期に及んで更に税率を上げるだとッ!?」 怒りを露にしながら振り下ろした拳をテーブルへ叩き付けるのは濃い口髭を蓄えたトーブ・カンドーラと呼ばれる白い民族衣装に身を包んだサングラスの男。 男は憤懣やるかたないという様子で情報を持ってきたターバンの男に詰め寄る。 「四十人委員会のスポークスマン曰く、今までの低税率が金という血液の流れを悪くし、国を不況という名の病気に罹患させてしまったのだと息巻いておる」 経済というものは金の流れが正しく循環してこそ正常に機能する。 しかし一度国や個人が極端な蓄財と節約のみに走りだしてしまえば金の流れは堰き止められ、富の偏在が生じ、回るべき所に金が回らなくなる。 金が回ってこなければ物を買うことも出来なくなり、物が売れなければ店は潰れ、回す店が無ければ物も作られない。となれば製造業その物が止まってしまう。 社会や経済という血管に金という血液が流れなくなれば、やがては不況という名の病魔に犯され国は荒廃し滅び行く。 これは帝国主義・民主主義問わず、社会を動かしているのが貨幣である以上避けて通れない問題だ。 「その血液の流れを悪くし上流にダムを造って堰き止めているのは目先のこと自分達のことしか考えていない身勝手な欧州自身であろうがッ!」 しかしそれが人為的に行われているのならば、それは起こるべくして起こった不況であると言えよう。そして、人為的に起こす者達は皆自らの事しか考えない。 政治的無責任主義。大衆迎合主義。無関心主義。ユーロピアに蔓延る民主主義の末期的な病巣。 これらは総て自分達で作り出した悪性腫瘍であり、欧州諸国の国民と政府は何も手を打とうとはせずに唯症状が悪化していくのを黙って受け入れているだけ。 その影響を最も受けるのは常に後回しにされ切り捨てられる事となる地方。特にアフリカ地域や極東ロシアといった辺境と、そこに住まう国民達だ。 「王侯貴族を追い出したのも、ナポレオンを処刑したのも、民主政治を選んだのも、総て欧州の奴らが勝手に行い我々を巻き込んできたのではないか! 我々はいつ如何なる時であろうと無関心でいたこともなければ上げるべき声とて上げ続けてきた! だが植民地扱いされている地方の声など欧州の連中は何一つ耳に入れようとはしない! 奴らの言う大衆迎合の『大衆』に我々地方の民は入っていないのだからなッ!」 ユーロピア共和国連合という国は歪だ。 自由と民主主義を謳い、努力すれば報われる社会であるとされながらも享受できるのは全体の一部。 一部の富める者はより多くの富を得、今日食べる物にさえ有り付けない貧困層は年を追うごとに拡大。 雇用もなく住む場所もない路上生活者が増加し行く状況にありながら福祉政策は縮小の一途。 家が貧しいからと進学できない者に対しての救済措置であった奨学金制度も廃止。 5%の富裕層と95%の貧困層という明確な線引きが生まれ、努力の報われない資本主義・民主主義となりつつあった。 努力しようにも努力の場がない。 雇用しようにも雇用できる企業がない。 国庫に金がないので経済を立て直せない。 力も発言権も常に中央政府・欧州が握っていながら何ら国を良くする政策を打ち出さず、 目先の利益誘導を計っては膝元の欧州ですら廃れさせるという醜態を世界に晒し、現在進行形で荒廃を加速させていた。 地方政策などは更に酷く、貧困の救済を行わない上に現地政府の住民に対する横暴な振る舞いを取り締まるどころか寧ろ加担しているくらいなのだから、 これが本当に国民第一主義の民主国家、世界第五位の大国の姿なのかと疑いを持つほどだ。 なぜこうなってしまったのか。それは言わずもがな国家が傾く程の大不況と建国以来延々続く野放図な国家戦略に原因があった。 民衆の力で創り上げた人造国家には現代文明の命の源、世界一の財宝であるサクラダイト埋蔵量が少ない。 本当は国土を隅々まで調査していけば未知なる鉱脈が眠っているかも知れないというのに政府は調査を行ってこなかった。 豊かさを追い求めて始めた対外戦争も旧植民地にあったような小国相手ならばともかく、西へ進路を採りぶつかった極東の大国日本には逆に叩き返され、 大国中華連邦との幾度にも渡る国境紛争では敗北して国境線を北側に押し上げられる始末。 中央政府は『黄色い猿共の卑怯な戦法に敗れた』等の言い訳を述べていたが、日中戦争で日本に敗れた中華相手に劣勢を強いられている時点で、 国民は自国が中華よりも下であると認めざるを得なかった。 革命時に追い出した貴族達より財産を接収できなかった事で建国段階から躓いた国家財政。 立憲君主と絶対君主の日ブが突出している為に後塵を拝し続け、浮上することなく今日まで来た技術開発と国内産業。 20世紀に入ってからの戦争では敗戦続き。 多額の賠償金を日中に支払い領土まで削られたとなっては景気が良くなる要素は皆無である。 20世紀、21世紀、不況に続く不況。国難に続く国難に見舞われながら、それでも国が維持出来ているのはバラバラになれない世界情勢があるからに過ぎない。 そうでなければ疾の昔に地域ごとの分離独立騒ぎが起こり空中分解していたであろう。 そして地方諸国の者にとっては欧州人が持つ一種の国民病による悪影響もまた苦しみの一つ。 欧州社会に古くから根付いている人種差別だ。 昨今なりを潜めていたが極東の清国との対立が再び有色人差別を呼び覚ましてきたのだ。 元よりユーロピアの首脳――四十人委員会が口にする『大衆』とは欧州の民の事であり、アフリカや極東といった地方の住民、特に白人以外の人種は入っていない。 欧州の地方に対する差別意識は昔から何一つ変わって居らず、地方民は二等市民・三等市民であり、欧州の一等市民とは別枠なのだという区別すらされている。 当然の事ながら民主主義・資本主義の根幹の一つである『機会の平等』も辺境地域の住民には担保されて居らず、年を追う事に中央との格差は開いていくばかり。 更に長らく続く不況が欧州同様、それ以上の形と成って表れ、地方諸国を国丸ごと貧困層に変えてしまうという悪循環に陥っていった。 無論こういった状況に、若者を中心とした現地住民の不満が爆発し暴動へと発展するケースもあったが、その殆どは武力鎮圧され後に待っているのは苛烈極まりない徹底した弾圧。 国民主権たる民主国家で武力による弾圧など行えば普通は国民の手によって政権が崩壊するものだが、 欧州に広がる差別と無関心主義が腐敗した現政権を支え続けている為、不健全極まりない国家体制が今尚維持され続けている。 『遠いアフリカで何が起こっていても自分達には関係ない』 発言力も力も弱いアフリカ諸国は欧州諸国の心ある民衆に動いて貰うより手がないのが実情であるにも拘わらず、その欧州の人間が政治に無関心となっているのだから最早この国に自浄作用を期待するだけ無意味であった。 地方・辺境に関心のない欧州人は地方は地方行政府で面倒を見るべきだとし、二等市民以下の人間が住まう旧植民地であったアフリカ諸国の事など知らないと総てを丸投げにしていたのだ。 無論、欧州の人間にも言い分はある。 『国が傾くほどの大不況の中で他人の事など考えている余裕はない』 今を生きるので精一杯になりつつあるのは欧州の人間とて同じ。 差別主義者を除けば政府の地方政策はあまりに無責任なのではないかと考えている者もそれなりに存在していたが、自らや家族の生活とどちらを選ぶのかと問われれば彼等は迷うことなく自らを選ぶ。 これを責める権利はやはり地方民にもない。余程の正義感溢れる者でない限り、自らが同じ立場にあるのならば自分を優先するのが人間なのだから。 人は所詮誰かの犠牲の上に幸せを享受する。 誰かが幸せならば誰かが不幸になる。 皆が皆幸せを享受するのは不可能に近い。 今のユーロピアは欧州が不幸でアフリカ・極東地方は更に不幸という、より不幸にならないようにするため互いに不幸の押し付け合いをしているような状況にあった。 フランス州の大統領のように総てを現地政府に押し付けるのはどうかという最近になって意見を変えている政治家も少なからず居たが、所詮大勢ではなく極少数の意見でしかない。 ましてや白人至上主義な人種差別主義者の多い欧州人が、如何に自治権を与えたとはいえ有色人種や混ざり物の為に自らを犠牲にしようと思うか? 答えは『否』であった。 そんなことが幾度にも渡って繰り返されていればやがて体制に反旗を翻す勢力も出て来るであろう。サングラスの男が正にそれであった。 実際彼はレジスタンス組織『サハラの牙』を率い、アルジェリアを中心にマグレブ全域で欧州への抵抗運動を続けている。 彼が戦っている相手、今のユーロピア・アルジェリア行政府は欧州の犬と化しており、 欧州同様に自浄作用が働かないという民主主義の末期的状態に陥っていた。正しく欧州の地方版とでも言うべきそんな状況だ。 だが、いかに彼等が郷土を憂い抵抗運動をしようとしても、手榴弾や自動小銃、ロケット砲等の火器に少数のバミデスだけで強大な欧州軍相手に勝利を勝ち取る事など不可能。 欧州はアフリカなどの反乱を防ぐべく抵抗運動を行う政治集団やグループには徹底弾圧の姿勢で臨み、戦車や戦闘機、パンツァー・フンメルまでもを投入してくるのだからその戦力差は歴然だ。 国の土台が揺らいでいる中であっても対岸に位置するアフリカはマグレブ諸国への対応が迅速である辺り、流石は腐っても列強であると言えよう。 ならば何もせずにただ指を咥えて見ているだけなのか? そう問われれば一口に違うと断言する。 サングラスの男。サハラの牙の頭目でありマグレブ諸国内では『宰相』と呼ばれている彼は、自らが持つ人脈を頼り、 予てより友好的な付き合いをしていた知人に協力して欲しいと、本格的な武装闘争が可能となるだけの武器を売って欲しいと商談を持ち掛けたのだ。 「金ならば幾らでも用意する。欧州との継続的且つ大規模な闘争が可能となるだけの武器を売って欲しい」 ガナバディ。それが情報を持ってきた男の名であり宰相の協力者たる武器商人。 裏の世界では有名な技術屋にして、大金を積めば世界中何処へでも戦車やKMFを届けてくれるインド人の男である。 彼は得意先の一つであるサハラの牙とは設立当初からの付き合いがあり、同組織へは何かと肩入れをしていた。 事実、同組織において最大手の武器供給元がこの大柄の男なのだから信頼関係も並の物ではないだろう。 「相変わらず大した品揃えだな」 「期待に応えられるかどうかは分からんが、それなりに自信はある品を取り揃えているつもりだ」 ガナバディが手渡した写真にはマシンガンと固定キャノンが一対ずつ装備された無骨で丸みのある三本脚のKMFや、宰相も良く知る双頭のユーロピア製KMFパンツァー・フンメル等が写っている。 他にも中華、ユーロピア製の戦車や対戦車砲から機関銃・拳銃。中には日本製やブリタニア製と思わしき重火器まで多種多様な商品が、リスト化されたマニュアルには載っていた。 「しかし未だ純正のKMFは無いようだな。ラプラタ戦争でその有用性が示されたというアレがあれば、欧州人との戦闘も優位に進められるであろうに」 「無茶を言わんでくれぃ。純正KMFだけは日本とブリタニアが第三国に輸出を始めん事にはどうにもならんよ」 これだけ豊富な兵器を用意できる個人でやっている武器商人は世界広しと言えどガナバディくらいだが、それでも既存の陸戦兵器の概念を覆す戦闘力を持った純正のKMFだけは手に入れる事が出来ない。 皇暦2010年。南ブリタニア大陸東海岸中部に位置する国――ラプラタ民主連合共和国の全権を掌握した民主共和制原理主義組織の暴発により勃発したラプラタ戦争(南ブリタニア紛争)では 市街地・密林問わず、あらゆる環境下で高い機動性と地上走破性を発揮、まるでブリキの玩具を壊すかの如き容易さでラプラタの主力戦車を屠っていった人型機動兵器ナイトメアフレーム。 その戦闘力の高さと地上戦での有用性は、ラプラタに投入されたという情報が秘匿されていたにも拘わらず、時を追う事に第三国の知る処となっていたが、 開発国の日本とブリタニアが、保護国シーランド以外への輸出・ライセンスを認めていない為に実用化から二十年近くが経過した今現在でもその実態は謎に包まれている。 それ故に、今もって純正KMFの製造が可能な国は大日本帝国と神聖ブリタニア帝国の二国のみであり他国では開発することすら不可能な先進技術の塊となっていた為、 日ブに対抗しようとする列強各国は独自開発を試み完成させる以外に道がなかった。 だが苦心の末に開発された中華連邦製の鋼髏やユーロピア製のパンツァー・フンメル、パンツァー・ヴェスペ、ガルドメアなどは所詮KMFに似せて造られただけのまがい物でしかなく、 本当の意味で実戦においての日ブ製KMFの対抗馬と成れているのかは甚だ疑問となる処。 列強で唯一蚊帳の外にいながら高度な技術力を持っていると目されるオセアニアならば既に開発・保有していても不思議ではない物の、 此方はそもそも鎖国状態にあり、名称さえ不明なオセアニア製KMFを手に入れられる可能性は日ブ製KMF以上に低く、まるで話にならなかった。 但し、宰相は物には例外もあるという事を知っている。 「しかし、先頃日本近海で拿捕された船から高麗製のKMFが発見されたというではないか」 そう、大した国力もない極東の小国高麗が二大超大国しか開発できない純正KMFらしき物を保有している。しかもそれを海外に輸出しようとしていたという。 となれば世界でも一、二を争う程に優秀な武器商人ガナバディなら既に実物を手に入れているのではと考えたのだ。 しかし生憎と宰相の期待する返答を彼は持ち合わせていなかった。 「残念だが手に入れてはおらん。仮に手に入れたとしてもあの様な粗悪品を良品に改良したりするのはほぼ不可能だ。 やってやれない事はないが費用対効果ではマイナスになるからのぅ。ましてやそのまま売るなど商人のプライドに掛けてもできんよ」 「そんなに酷い物なのか?」 「酷いなんてもんじゃあない。摘発した日本で調査が行われておるようだが、操縦した陸軍のKMFデヴァイサーが幾人か病院送りになっておるらしい。KMFのプロとも言える日本軍のデヴァイサーがだぞ」 事実日本ではガナバディの言葉通り調査の途上で何人もの陸軍KMFパイロットが怪我をしている。 その中には『若い軍人が弛んでおるから高麗製KMF如きに舐められるのだッッ!』 と調査に当たっていた責任者の一人で、意気揚々と自ら乗り込んだ帝国陸軍大佐草壁如水も含まれていた。 「それにアレはブリタニアから漏れた技術を手にした中華連邦の宦官派が開発した品が流れ出た物だというから、高麗が開発した物でもない」 「宦官が?」 「ああ、高麗には宦官派……詰まるところ清国以外でまともな外交関係がある国は無い。 宦官共が中華連邦――中華帝国にいた頃は高麗もまだ中華と付き合いがあったのだが、 その最大の後援者である宦官が追い出された以上は中華にとってお荷物でしかないからと早々に縁を切っておるよ。 何せ高麗と来たら何もできん癖にやれ『竹島がー、対馬がー、』と日本を煽るような事ばかりしておるでなあ。 インド軍区もとばっちりを受ける可能性があるとして、中華帝国側に再三高麗との国交断絶を提案しておったわい。 知って居ると思うがインドも昔中華に付き合う形で日本とかち合って酷い目にあった事があるから高麗のおかしな主張を耳にする度に気が気ではなかったよ」 インドには日中戦争で当時のインド軍区代表が大宦官の甘言に乗せられて、日本と連邦が係争中であった海南島と日本領台湾制圧の為に 南シナ海へと送り込んだ連邦海軍インド洋艦隊を半壊させられた苦い経験がある。 インドはあの一件から日本との武力衝突に発展するような危険を極力避けつつ、太平洋進出を堰き止められたことから反日姿勢を明確にしていた宦官達とも完全に関係を切っていた。 太平洋戦争で明らかにされた日本の圧倒的なる技術力と物量を目にして、連邦の不穏分子である高麗半島を切り捨てるべきだと真っ先に発言したのも時のインド代表。 このときはまだ日中戦争の敗戦から宦官が権勢を取り戻していない時期であったのと、時の天子も聡明な人物であった為にすんなりと事が進んでいた。 『高麗半島の民を中華より切り離すことは出来ぬか?』 インド代表に先立って述べられた天子の一言に、中華も少しは良くなるのではと見直され、 同時に宦官制度はいずれ連邦を荒廃させる要因となるのではないかという懸念をインド側に抱かせた時期でもあった。 とにかく連邦が日本と衝突する要因は僅かたりとも残してはならないとインド軍区は動いてきたのだ。 「日本との緩衝地帯としてある程度は影響力を残そうというのが半島を切り離した後、次の天子へと変わってから、 宦官の権勢が再び強まってきてからの中華帝国の方針であったらしいが、 インドから言わせてみればとんでもない話だった。いやはや中華の連中がやることには毎度苛立たしい思いをさせられたものだ」 その宦官達を切り離す歴史的快挙が成し遂げられたことに一番喜んだのは実はインドなのかも知れない。 「少し話が脱線してしまったが、要するに高麗には日ブが開発したような兵器を独自開発できるだけの国力も技術力も無い。 となれば自ずと答えは出て来るだろう? 少し前にも宦官と通じていたとされるブリタニアの貴族が幾人も逮捕されている。 随分と前からの付き合いであったとされとるから、大方純正KMFの設計図か何かが渡っておったんだろ。 高麗製KMFがサザーランドと類似しておったからには、恐らく清国が手にしたのもサザーランド相当の機体だ」 「清国がサザーランドを手に入れて、保有しているやも知れぬと?」 「そういうことだ。独立したばかりの清国が大国E.U.相手に高飛車な態度を崩さぬ処か、今にも攻め込まんとしておるのが何よりの証拠となっておるからのぅ。 つまり中華もE.U.も、揃って宦官共に出し抜かれた訳だ」 「成るほどな……」 国際政治の裏事情に詳しいガナバディの話を聞いて高麗のKMFの謎に一応の解を得た宰相であったが、だからといって清国へ打診してみるのもとは考えたりしない。 清国が独立時に開催された六カ国協議の席で日本への挑発を行った事。以前より日ブと宦官派の関係は良好であったとは言えない事など国際社会では常識だ。 敵の敵は味方というがそれも相手による。日本と敵対してでも清国製KMFを手に入れるだけの価値があるのかどうか? 一考の余地すらないだろう。 「何れにせよメイドインコリアの不確実な物を手に入れたところで御得意様である宰相さんに売るわけにはいかんよ。清国から買い付ける等の危ない橋を渡ろうとも思わんしな」 「そうか……、ん…・ならば仕方がないな」 武器商人としての腕は確かな男がここまで貶めたように言うのならば余程扱い勝手の悪い粗悪品なのだろうと、一時はKMFの取得を期待した宰相も諦めるしかなかった。 下手に手を出して乗り込ませた部下を事故で失うなど笑い話にもならない。 「ではフンメル20騎に鋼髏50騎。中華製98式120mm対戦車ロケットランチャー150。至急用意してくれ」 「やけに多いじゃないか。何かでかい作戦でも考えているのか?」 「……ペジャイア基地をやるつもりだ」 ペジャイア。ユーロピア共和国連合アルジェリア軍の要衝である大規模な軍事施設。マグレブ地方防衛拠点の一つだ。 『極東で欧州と清国が激突する時に乗じての総攻撃』 宰相の言葉に訪れる暫しの沈黙。これを断ち切ったのは他でもないガナバディだった。 「無茶だ……。お前さん死ぬぞ」 レジスタンス組織『サハラの牙』はマグレブ全域に支援者を持ち中核構成員97,000名と規模が大きく資金も潤沢。 とはいえ、所詮はアフリカの一武装勢力に過ぎない。 10年ほど前に南ブリタニアで大暴れしたようなペンタゴン級の戦力も無ければ、何十万もの兵力がある訳でもないのだ。 今までのようなゲリラ戦に徹するのならばともかくとして、アルジェリアの要衝ペジャイアを攻めるともなれば、E.U.正規軍との正面戦闘を覚悟しなければならない。 残念ながらサハラの牙にE.U.正規軍を打ち破る程の力は無く、ペジャイア襲撃作戦などという無謀極まる作戦を実行に移せば一人残らず全滅するところが容易に想像出来るというもの。 「だが死ぬ気でやらねば何も変わらぬ! それともお前はこのまま身勝手な欧州に搾取され続けるのを我慢していろとでもいうのか!?」 激昂する宰相。彼の言い分はわかる。ガナバディも裏家業をしている都合上欧州の金権政治や中華連邦大宦官の専横の実態を嫌と言うほど目にしている。 そも彼の扱う商品に欧州製がある時点でユーロピア軍からの横流しによる裏ルート――不正行為が罷り通っているという証拠となっているのだから。 中華連邦も宦官達が居た時代の裏ルートが幾つも存在しているから容易に商品を入荷できるのだが、それに比しても欧州はザルの様な状態であった。 これが日本製やブリタニア製となると銃器一つであっても途端に入手困難となり、せいぜいが第三国輸出分のスペックダウン型が手に入るかといった程度で、多くを仕入れるのには困難を極める。 鎖国状態にあるオセアニアもどうやら独自開発したKMFを配備しているらしいと裏業界の情報屋から耳にしていたが、此方も日ブ同様に入手不可な状態だ。 それらと比較して欧州製が幾らでも手に入るのは、正しく政・官・軍、そして人心までもが腐り切っている証しであるとも言えた。 「お前さんの気持ちは分かる。お前さんを含むマグレブの住民の気持ちはな。だが今少しの間待つことは出来んか?」 「待つ? 一体何を待てばよいのだ。国際政治にも詳しく欧州のやり方を熟知しているお前ならば、今の奴らに期待できる物など何一つ残されてはいないという事が分っている筈だ。 それに少し待った処で何が変わる? 待てば待つほどにマグレブの民の苦しみは長引き、無用な犠牲を産むだけだ」 サングラスで隠れたその瞳はガナバディの小さな一言に対し静かな怒りの炎を燃え上がらせていた。 このままでは近い将来民の暮らしは破壊される。アフリカの生き血を啜りながら今まで生きながらえてきた欲望塗れの欧州に…… 奴らに骨の髄まで吸い尽くされれば、その先に待っているのは慈悲無き結末しかないと切実に訴える宰相。 だがそれでも今暫し待てとガナバディは迫った。 「………そこまで引き留めるからには何か理由が有っての事であろうな? 待つに値する何かがあるというのならば待つことも吝かではないが、 唯危険であるから、適わないからという理由でならば最早私とサハラの牙は止まらんぞ?」 玉砕の覚悟は固めている。例え勝ち目は薄くとも誰かがやらねば何も変わらぬ。我らが散ることで後に続く者達が必ずや現われ、いつの日か欧州の搾取より解放される日が訪れる。 総てがたら・ればの希望的な話に過ぎないが、追い詰められた者達は止まらないだろう。 何か一つの切っ掛けさえあれば崩壊してしまうであろう程に荒廃し切ったユーロピアは、彼らの血の犠牲により分解が早まるかも知れない。 そうなれば南アフリカを除いて植民地扱いを受けているアフリカの国々も利益誘導の不当な圧政から開放される可能性は一層高くなる。 だがガナバディは犠牲を抑えられる道があるのならばそれをこそ選ぶべきではないのかと説得する。 流れなくても良い血。失われずとも良い命。その一滴一つが消えいくのを阻止したいが為に。 「理由ならばある」 「なに?」 「理由はあると言った。お前さん達に待って貰うだけの理由がな」 今日、彼が宰相との大口の商談に応じたのは、何も利益を得る為にだけや単なる仕事の一環としてのみではなかった。 犠牲を抑えた上で圧政からも解放される道がある。これを伝えに来たのだ。 「お前さんはユーロ・ブリタニアという組織、勢力を知っているか?」 「無論知っているとも」 ユーロ・ブリタニア。200年以上前に起こった欧州共和主義革命の際に、当時のE.U.統治者であった各国の王族・貴族の子孫達が神聖ブリタニア帝国にて結成した貴族の連盟。 現在ユーロ・ブリタニアは欧州奪還を目指して予備役と志願兵を合わせ凡そ4,500,000の総兵力を持つ正規軍を組織している。 そして欧州大陸を席巻する為に必要なその大兵力に加え、陸海空の戦力もユーロピア軍を撃破するに足る物を要求し続け大きく膨張していた。 満載100,000t級大型航空母艦ルイ・シャルル級10隻。 主力水上艦艇220隻、潜水艦90隻、揚陸艦艇400隻、他補給艦・支援艦・ミサイル艇・哨戒艇・掃海艦艇等280隻。 第5世代戦闘攻撃機5,100機含む主要作戦機7,900機、VTOL4,600機。 アヴァロン級浮遊航空艦7隻、カールレオン級浮遊航空艦24隻、第5第7世代KMF8,500騎+予備機第4世代グラスゴー5,300騎(日本スメラギ製・ブリタニア製混成) G-1ベース30両、第3~4世代戦車14,000両、装甲戦闘車両29,000両、自走砲・野戦砲 21,000門、各種兵員輸送車等作戦車両多数。 一組織・勢力でありながらも南ブリタニア全域、ペンドラゴン以南のブリタニアの一地方である中央ブリタニア地域・カリブ海地域に大きな権益と支援者を持ち、 勢力全体の総合力としては世界第三位の大国オセアニアに匹敵するのではないかと目されている歴史上初めて現われた国土無き大国は、 ブリタニア大陸東海岸・ブリタニア北部・カリブ海に拠点を借り受けつつ、 “その時”に備えての強大な軍事力を作り出せる国力……いいや、組織力を蓄えていたのである。 彼等の戦力はその総てが守る戦力に非ず。侵攻作戦の為の戦力。 間借りしているブリタニアの防衛も担っては居たが、“その時”は全力攻勢へと転換するという約定も定められていた。 防衛力であり攻撃力である日本軍ともブリタニア軍とも性質が異なり、純粋に攻撃力としてのみ存在するのだ。 守る物のない彼等だから、父祖の地の奪還のみを目指す彼等だからこそ整備可能となった軍隊。 つまり事を起こすときにはユーロ・ブリタニアの全軍がブリタニア大陸の各所から出撃する事になるという、正しく侵攻軍としての性質を持って組織されていたのである 無論彼の勢力がこれ程までに巨大化できたのは日本・ブリタニアという他とは比較にならない二つの超大国よりの莫大なる支援があったからに他ならず、 組織一つで此処までの勢力に成長することは不可能であった。(日本はユーロ・ブリタニアの欧州復帰後を睨んだ支援でかなりの特需を得ている) 間借りしているブリタニア大陸という広大で肥沃な国土とブリタニアが持つ大きな生産力。 日本が持つ高度な技術力と膨大なサクラダイトの低価格供給。その総てを享受できる位置にある幸運。 総てが複雑に重なり化学反応を起こして変貌した欧州貴族連盟組織――ユーロ・ブリタニア。 「なんとも想像を絶する『レジスタンス組織』よ……」 これと比較した時、己が勢力サハラの牙のなんと儚く小さな事よ……。 比べても意味は無いのだが、それでもサハラの牙にユーロ・ブリタニアの百分の一の戦力でもあればと考えずには居られない。 ガナバディの話に己の非力さを痛感し唇を噛む宰相であったが、続く彼の話に目を剥いて驚く、または放心状態に陥る羽目になるとは、よもや思いもしなかったであろう。 「その大レジスタンス組織がどうかしたのか?」 「うむ……。実は先日な。そのユーロ・ブリタニアの聖ミカエル騎士団に所属しているアキトなる御仁と面会する機会があってな」 「聖ミカエル騎士団のアキト?」 「ああ、下の名を名乗らなかったが恐らく間違いないだろう。ミカエル騎士団序列第二位――シン・ヒュウガ・シャイングの弟殿だ」 「なんだと? ミカエル騎士団のシャイングの弟?」 ユーロ・ブリタニア精鋭四大騎士団の一つ、聖ミカエル騎士団。国無き国家勢力ユーロ・ブリタニアが誇る欧州奪還を目指して組織された正規軍より選りすぐられた300,000人規模の一大騎士団だ。 同規模のラファエル・ガブリエル・ウリエルと合わせて1,200,000ともなる四大騎士団は、ユーロ・ブリタニア軍の通常軍とは別の同組織中核騎士団としてその名声を轟かせていた。 ラプラタ戦争後より暫しの間続いていたペンタゴン残党による南ブリタニアの紛争や人質事件にも積極介入し、 同じく派遣されていた日ブの対テロ対策部隊と共に、史上初と成るKMF機動戦闘を世に披露したのも同騎士団から派遣されたアシュラ隊と、シャイングの懐刀であるアキトの部隊であると言われている。 (一説には邦人救助とは別に、日ブユで当時第4第5世代機が中心であったKMFの実戦テストデータ採取の為の介入とも言われている) 「そのアキト氏からサハラの牙に伝えてくれと言われていた伝言だ」 『バラバラに戦っていては簒奪者の国に傷一つ負わせることはできない。今は堪え忍ぶときであり新たなる時代を担う優秀な者達の犠牲を最小限に抑えてほしい』 「新たなる、時代」 「遅くとも2020年代後半には全てが動き、2030年代には夜明けが訪れる。その時に備えての連携を模索していきたい。だそうだ」 「そんなにも早く……。それに我らサハラの牙がユーロ・ブリタニアと連携?」 武器商人ガナバディは裏の交友関係がとても広く、日本やブリタニアの暗部組織にも知己が居る。 今回の話、聖ミカエル騎士団序列第三位のアキトと目される人物と面会できたのもブリタニアの暗部組織、プルートーンの次代を担う騎士。 ブリタニアのジヴォン家嫡男オルフェウス・ジヴォンの紹介であった。 レジスタンス組織が無謀な攻勢を続けることにより、欧州民主勢力が経済問題から国民の目を逸らす為の大規模な弾圧を始めたりしないか? またそれによって無辜の民の犠牲と共に、新生するユーロピアに必要であるマグレブ地方の優秀な人材が失われたりしないか? そんな危惧を抱いたユーロ・ブリタニアはアフリカ各地で活動しているレジスタンス組織のこれ以上の暴走を抑える為、 そしてレジスタンス組織と共闘態勢を築き外と内からの総攻撃を行う下準備として紛争地域の情勢に詳しく、幾多の武装勢力とも関係の深い武器商人ガナバディと接触していたのである。 「それは……、それは我らを……我らサハラの牙を、ユーロ・ブリタニアの一翼を担う友軍として迎えるということなのか?」 「詳しくは話を伝えてサハラの牙の反応を観てからと言っておったが、まあそういうことで間違いなかろうて」 200年以上も続く計画性無き国家運営により最早滅び行くしかなくなってしまった欧州。 ユーロ・ブリタニアはその欧州を腐り切った簒奪者から取り戻し、民が安心して暮らせる平和で豊かな国へと造り替えるという大望の元、欧州解放を目指している。 簒奪者の圧政よりの解放を目指すサハラの牙は正に自分達と同じ志を持ち同じ目的に向かって歩む同志。それはサハラの牙にとっても同じなのではないか。 「玉砕覚悟の無謀な闘争を行うのではなく、生き残って新しい国作りに参加してほしい。その為には個別に戦うのではなく力を合わせて共に戦うことが大事だ。 もしお聞き入れ頂けるのならば後日改めて会談の場を持ちたい。それがアキト氏……ユーロ・ブリタニアからサハラの牙へ宛てられた伝言だ。 どうだね宰相閣下。待って貰うには十二分過ぎる程の理由であるとは思わんか?」 「……」 「それに宰相。お前さんもマグレブ王族の末裔だろう?」 マグレブ王族の末裔。かつてマグレブ地方に存在していた王朝の子孫。 「さてな……そのような大昔のこと、誰も覚えてはおらぬよ……」 ガナバディの唐突な話を受け流した宰相であったが、確かに間違ってはいない。 彼は欧州革命の発端である1789年までフランス王国の庇護下であったマグレブ王国。 現在のアフリカ北部マグレブ地方北西部に存在していた王朝の血を引いている。 皇暦1789年のフランスに端を発した欧州の民主化を目指す民主主義、共和主義の革命。 この民衆中心の革命では政治を国民の手にという言葉を御旗に『王族貴族の存在は此を認めぬ』と欧州王侯貴族達が次々と断頭台に掛けられていった。 悪政を敷いていた者は当然として、民の暮らしを第一に考え、弱者救済の善政を敷いていた王も、王の血族も、貴族の子弟達も、 生まれて間もない幼子すらも、老若男女問わず王族貴族とその血を持つ者全てを処刑していった。 同じ頃、欧州が王族と貴族と王統派の血で真っ赤に染め上げられていく中で、マグレブの王朝もこの革命への対応に迫られていた。 次々と名乗りを上げる旧宗主国と友好国に成立していった民主共和制の新政権を認めるか認めないか? 認めて恭順の意を示す為に王室を廃し、革命勢力へと下るか? しかし時の王は、王と国民は、欧州諸国の革命政権を認めないという道を選ぶ。 『フランス王室は長きに渡る恩人である。余は、余とマグレブの民は、友ルイ16世陛下と御一族を排斥せし簒奪者の新政権此を断固として認めぬッ!』 君主制とは相容れない革命勢力の姿勢を目の当たりにした時の国王は、フランス王国改めフランス共和国(ユーロピアフランス州)となったかつての宗主国との国交を断絶。 鎖国体制へと舵を切りつつ欧州より逃れてきたフランス王ルイ16世と王妃マリー・アントワネット始め幾つかの国の王族・貴族・王統派脱出の手引きを国を挙げて行った。 保護された欧州の王族貴族は幾多の協力者とマグレブ王室の支援を得てその後新大陸へと渡り難を逃れることができた。だが革命政権を認めないとし、 欧州国民の敵たる貴族を逃がす片棒を担いだマグレブに待っていたのは救い無き未来。 皇暦1815年。革命の混乱が終息しつつあった欧州フランス共和国は、ルイ16世とその家族の逃亡を手助けしたマグレブを『人民の敵』『テロ支援国家』と断定。ドイツ・スペインと共に同国へと侵攻。 元より大国フランスへ抗う術もないマグレブは懸命なる抵抗と国民の多大なる犠牲を払いながらも僅か2年で全土を制圧され降伏。 国土はモロッコ、アルジェリア、西サハラに解体、王国は欧州革命勢力の分割統治下におかれ滅亡。当時の王とその一族は断頭台の露と消えた。 こうしてマグレブ王室の血脈は途絶えた――かに見えたが、たった一人だけ生き残った者が居たのだ。 それは当時まだ生まれてさえいない小さな命。 最後の王が一度だけ関係を持ち身籠もっていた市井の女性。 彼女の産んだ子。 その赤子こそが宰相の祖先であった。 「お前さんがマグレブの民の未来を憂いておるのはそんな自身のルーツも関係しておるのではないのかのぅ」 世が世ならマグレブの王であったサングラスの男。 政治体制や主義思想などどうでもいい。マグレブの民が幸せならばそれで。 そう願うのは父祖の血がマグレブの民の安寧を求めているからではないのか? 彼はそう迫る武器商人の言葉にただ聞き入るだけ。 「お前さんの先祖は人助けをして国を滅ぼしたが、それは国民皆が共に望んだ信義に基づいてのことだ。 それにあの当時の情勢下では仕方が無い。革命勢力は自分達の旗頭であるナポレオンまでも断頭台に送りおったのだから、 時の王が暴走する民主勢力を危険だと断じ国交を断ったのも間違ってはおらんし、国丸ごと王統派のようなものであったマグレブに待っていたのは 遅かれ早かれ大粛正だったろう。だが今は違うぞ。今のお前さんには選択肢が与えられとる。無謀な作戦で玉砕し、欧州よりの更なる弾圧を誘発させるか? それともかつてお前さんの先祖が助けた者達と共に戦い、今度こそ民を苦しみから解放するのか?」 極東での戦争に乗じる無謀な決起か? それとも今暫しの間堪え忍び、万端の準備を整えた後にユーロ・ブリタニアと歩調を合わせて一斉蜂起か? 「…………」 どちらがより良い未来をマグレブの民にもたらす結果となるか。 それは考えるまでもない事。 「それとな、先方が真っ先にサハラの牙を指定してきたのもサハラの牙が有力組織であるからではないぞ? 連中もお前さんの出自を調べ上げた上で声を掛けてきておる。 義理堅い彼等は忘れておらんのだよ。お前さんの先祖がフランス王族を助けた過去をな」 「……ふん。自分でさえ忘れている個人情報が駄々漏れではないか」 「要するにそれくらい調べるのは朝飯前な組織力を持っておるということだ」 * 後日、日ブの傘の下で平和を謳歌している中東の国クウェート王国にて、サハラの牙とユーロ・ブリタニアの共闘を確たる物とする調印が成された。 事実上サハラの牙がユーロ・ブリタニアの傘下組織に収まるといった内容であったが、宰相は組織規模の圧倒的なる差からして当然の事と受け入れる。 勝ち目のない絶望的な戦いが勝利を手にする為の戦いへと変わったのだから、なぜに否やと唱えられようか。 ユーロ・ブリタニア聖ミカエル騎士団次席シン・ヒュウガ・シャイング。 ブリタニア帝国ジヴォン家オイアグロ・ジヴォン、オルフェウス・ジヴォン。 ブリタニア帝国ボッシ辺境伯家アルベルト・ボッシ辺境伯。 加えてクウェート訪問中であった大日本帝国の吉田茂特使までが会するという、とても一レジスタンス組織との共闘に関する調印とは思えない面子に ユーロ・ブリタニアが本気であると知った宰相は、近い将来実現するかも知れないユーロピアの、そしてアフリカの夜明けに思いを馳せるのであった。 アフリカで最も大きなレジスタンス組織サハラの牙がユーロ・ブリタニアの傘下に収まった。 これは瞬く間に他の反体制組織にも知れ渡り、各個バラバラで動いていた彼等は次第に一つに纏まる動きを見せ始める。 『ユーロ・ブリタニアと共にアフリカ解放を目指す』 希望のない彼等の戦いに希望の火が灯り、燃え盛る業火となったのだ。 勢い止まらぬ欧州貴族連盟――国土無き大国ユーロ・ブリタニア。 欧州解放を目指す『レジスタンス組織』ユーロ・ブリタニア。 彼等と一体となって闘争を始めた者達は皆感じていた。 夜明けは近いと……。
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362 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 38 22 南極奪還戦争2 2018年 日本 某所 夢幻会会合 「南極奪還戦の報告です。三国連合(仮)は壊滅した模様です。 派遣されていた艦隊は三国ともほぼ壊滅。航空部隊も7割以上が未帰還の模様です。」 この誠に悪い報告から始まった今回の会議。勿論メンバーの顔は暗い。 「まさかこれ程とは……予想以上ですね…」 冷や汗を流しながらそう言うのは大蔵省の魔王 辻正信。 「EUは兎も角、ブリタニア、ユーロブリタニアの部隊も歯が立たないとは…」 これを言ったのは元大日本帝国宰相 嶋田繁太郎。 「おいおい嘘だろEUは兎も角“アノ”ブリタニアとユーロブリタニアが(汗)」 元陸軍総参謀長 東条英樹 「配備が始まったばかりで数が少ないとはいえ第六世代戦闘機でも勝てなかったというのか…」 元陸軍元帥 杉山元 「これは……酷いな…」 元海軍連合艦隊司令長官 山本五十六 「……(顔が青ざめ声が出ていない)…」 元海上保安庁長官 南雲忠一 「…報告を続けてくれ。」 そういうのは元海軍元帥 伏見宮博恭王 そして報告は続く。 363 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 39 07 「では続きを言います。 EU艦隊は旗艦を含めて空母は全滅。航空部隊も同じくほぼ壊滅した模様です。 ユーロブリタニアも同じく壊滅。旗艦ネルソンは辛うじて無事でしたがその他の 艦艇は大破・轟沈して戦闘不能になったのが5割以上。 航空部隊の内全体の5割が未帰還の模様。 ブリタニア艦隊に至っては最も被害は大きく、旗艦を含めて艦隊は数隻残して“消滅” 航空隊も実に9割以上が未帰還の模様。 なお生き残った者の証言からジャム側が…核を使った可能性が…」 この言葉で会議のメンバーは凍り付いた。 この核が無いはず(フレイヤ関連は除く)の世界で前世の悪夢が甦った。 「そ、それは本当なのか?」 恐れ恐れ聞く嶋田さん。 「…まだ正確な確認も取れておりませんので別の戦略兵器である可能性も捨てきれませんが実際に遠距離からでも巨大なキノコ雲が確認され、 生き残った艦隊乗組員から多量の放射線が観測されたことからも核の可能性が高いかと…」 「嘘だろおい……」 嶋田さんは顔大覆った。何せあの核である。しかも手元の資料を見る限りジャムは マッハ5以上の超音速でこれを運用してきたことも書かれていた。 しかも悪い報告はまだ続く。 「追加の報告ですがEUは今回の艦隊壊滅の責任を巡って40人委員会会議が紛糾。幾つもの部署で責任者の首が飛んだ模様。 しかもこの混乱に乗じて目障りな人間の排除や汚職の隠蔽のための罪の擦り付けなども各部署で起こっており指揮系統が混沌としております。 …これ以上のEUの参戦は実質不可能かと…」 「ブリタニア・ユーロブリタニアは艦隊の再編中で今のところまともに動けない模様。 放射能汚染患者に関しては念のため小規模ながら設立を進めておいた我が国の対放射能汚染治療班を向かわせております。※1」 364 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 39 59 「なにやってんだよEU……」 「普通はこんな時こそ…いやこんな時だからか…」 「核の脅威再びか…」 各々これらの報告に様々な反応を示していた。そんな中で嶋田さんが言った。 「ジャム側の核以外の戦力はどうなんですか?」 「はい。どうやら“向こう”※2では既にFAFとの戦闘が始まっているのか 原作に出てきた機種がチラホラと報告されています。 タイプ1を始めタイプ2、タイプ6、電子戦タイプの存在も報告されています。 第4、第4.5世代戦闘機では歯が立たず、第五世代で互角、第六世代でやっと多少機体性能で有利に立てるようです。」 こちらも碌でもない報告が続く。 「第6世代戦闘機でやっとか…」 嶋田さんが言う。 「しかしそれも短期間でコピーされてしまい優勢が消えてしまう可能性がありますね。 原作でのジャムの能力を考えれば…」 辻さんが言う。 「それが厄介ですよね。出来るだけ早期に決着をつけたかったのですが…」 「距離的に我が国の艦隊が間にあわなかったのは仕方ありせんよ。 なんせ今回の奪還戦もジャムが奇襲を仕掛けてきて始まった突発的な戦闘が原因みたいでし。」 「この際遅れた我が国の艦隊に被害が無かったことを喜ぶべきだろうか…」 複雑そうに頭を抱える山本さん 「そうですね。この際我が軍が間にあわなく無事だったのを吉として 今後の対策を考えていかなくては…」 唸る嶋田さん 365 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 40 46 「核対策の関してはアテがありますし、戦力に関しても艦隊を再編成したブリタニアがいれば如何にかなる…はず(汗) あとはジャム側の高性能コピー機ですが…」 今後の展開を考え胃が痛くなってきた嶋田さん。そこへ… 「私に言い考えがある!!」 「「「!!??」」」」 突然現れた倉崎翁。いきなり扉を開けて入ってくるのは心臓に悪いのでやめて欲しいと思った一同。 「そ、それで考えとは?」 代表して聞いてみる嶋田さん。嫌な役回りは基本このひとに回ってくる。 「フフフッ こんなこともあろうかと考えておいた機体があるのだ!!!」 「ボソッ(こんなことってなんだよ…)」 自信満々に言う倉崎翁とさり気なく突っ込む南雲さん。 そしてそのプランを聞いたメンバーは… 「た、確かにこれなら一時的には制空権取れそうですが…」 南雲さんが言い 「“多少”資金がかかるのがマイナスですが…この緊急時に出し渋ってはいられませんね。」 辻さんが続く。 「“これら”に遂この間完成したばかりのフレイヤもあればなんとかできるか?」 声を振り絞って言う東条さん。 「なんとかできるか?ではなくなんとかするのです。…じゃないと世界が危ない」 追い詰められて覚醒シマダ―になった嶋田さんが言う。 「ああ。何とかしなければな…この世界の未来の為に」 山本さんも言う。 こうしてジャムに対する反抗プランは着々と計画されていった。 この後会合は解散。 メンバーは各々の関係部署に戻り計画を進めていくことになった。 そしてこの2か月後。南極 脅威の速度で再度討伐艦隊の再編をしたブリタニアとユーロブリタニアと共に 今度は日本の艦隊も……そして以外にも参加した中華連邦の艦隊も交えて再度南極奪還に挑むのであった。 今度こそ人類はジャムに勝てるのだろうか!! 次回! 憂鬱機動伝シマダム 「南極は赤く燃えている!!!」 にこうご期待!! 366 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 41 40 ※1将来サクラダイトが枯渇した時の為、研究していた原子力エネルギーとそれに伴う放射線治療の技術。 そしてそれに関する知識と機材を持った特別チームのこと。 因みに研究途中で史実世界のような原子力は難しいと分かり計画は一度凍結。 数年後フレイヤ開発にそれ関係の技術も必要だと判明しフレイヤ開発計画と統合。再出発をした。 また放射線治療技術は計画とは別に細々と研究が続けられていた模様。 ※2惑星フェアリーのこと。 向こうで既にFAFの高性能戦闘機をジャムがコピーしているせいでギアス世界の戦闘機がピンチだよ! でもこれくらい劣性の方が燃えるよね!!(錯乱) 367 :トゥ!ヘァ!:2013/07/31(水) 10 42 23 前回の続きだよ(´・ω・`) これも突貫で書いたから結構適当なところがあると思うけど勘弁してね(泣) 次回からは戦闘シーンにはいる……はず(汗) 続くよ!
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ここは東京 日本の対ブリタニア戦略を決定する頭脳集団「チーム・オモイカネ」の集合地 それはすなわち、世界の行く末を模索する場所、といっても過言ではあるまい 様々な地にて軍師のような行いをしている彼らが一堂に会することはめったにない さらに話の都合でメンバーが増減するから 今現在席について書類を整理しているのはメンバー筆頭ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア 次席たるシロエこと城鐘恵、最近加入した夜神月(頭は良いが未知の事態に対する対応力が低い、とルルーシュには見なされている) その相棒に近いポジションを与えられた坂本雄二 彼は矢神とは逆にペーパーテストの数字は悪いが状況を把握する能力に長け、相手がもっとも嫌がる行為を速やかに、徹底的に、味方を巻き込む事を恐れず 行うというある意味最も優れた軍師の資質を持っている 「さて、とりあえず定時だ 皆帰宅しよう」 「嶋田さんとかエラい状況なのに俺ら定時帰りでいいんスかね」 「ここしばらく泊り込みが続いてたからな たまにゃいいだろ とりあえずメシでも食うか オゴるぞ」 「ぶっちゃけどんな高級レストランよりルル殿下の手料理が美味なんスよね」 などと和やかな雰囲気をかもし出していた彼らは、廊下から押し寄せる荒い足音に瞬時に身構える 「殿下!」バタンとドアを開けて入ってきたのはルルーシュの妻の一人たるミレイ・アシュフォード 「何事だ?」「緊急事態です とりあえずここでは話せない位の緊急事態」 去っていく二つの足音にため息をつくと、三人は鞄を担ぎ上げる 「さて、夕食はどこで食べる?」 「”テンカワラーメン”か”食事処ゆきひら”か?」 「どっちも美味いんだが、ウェイトレスがやたら多いんだよな」 「ウェイトレス、皆店長の嫁だという話だモガッ 何事か、と坂本たちが見ると、シロエの背中にちいさな少女が張り付きチキンウィング・フェイスロックをかけていた 「ア、アカツキ・・・・・何事だ・・・・」 「主君、主君は速やかに帰宅せねばならない わたしは大人だ 大人の女性なので自分の欲望を制御できる だがあの二人はダメだ ミノリはおこちゃまなので欲望を制御できていない ヘンリエッタに至っては制御する気が全く無いのだ だから主君は速やかに帰宅し私たちに奉仕する義務がある」 「ま、まてアカツキ わかった、わかったからあああああぁぁぁぁ・・・・・ 「さて、帰るか メシどうする?」 「俺はこのまま帰る 翔子がそろそろヤバそうなんで」 だだだだだだだ ルルーシュたちは自宅の廊下を駆ける ばたん! 扉をあけて、見た光景に脱力しそのままヘッドスライディング 「お、おにいさま・・・・・・」 「おかえりだぞルルーシュ」 「な、なんで・・・・・・なんでアンタがここにいるんだコーネリア姉上!」 「さて、とりあえず落ち着いたところで」 「うむ、冷静沈着は大事だぞ」 「アンタはいったいなんなんだー!!! すーはーすーはー深呼吸深呼吸落ち着けおちけてつ とりあえず聞きましょうか姉上 現在この国はブリタニアと全面戦争の真っ最中です」 「うむ、そのとおりだな」 「で、姉上はブリタニア皇族の中でも”魔女”と称されるほどの猛将です ぶっちゃけ猪突猛進でしかありませんが」 「ひどいな!訂正と謝罪を要求するぞ!」 「で、そんな姉上が日本にやって来るとかどういう事です?ダールトン卿とかギルフォード卿とかは?」 「置いてきた」 「野放しかよ!」 「いや、わたしの軍は現在再編成中でな 色々大変なのだ 書類整理とか書類整理とか、あと主に書類整理とか」 「で、なんで姉上が日本に単身やって来たんです?」 「はっきりいうと日本国内の情報網構築だな」 「俺の前で言わないでください それにそんなのどうせ建前で本来の目的は池袋でしょ?」 「ば、ばばばばばばかをいうな!秋葉原も目的のひとつだ!マリアンヌさまから『キ○肉マン』の新刊とか頼まれているし シュナイゼル兄上にはMGやPGを大量に頼まれているんだ」 (ダメだこりゃ) 「それに、なにより友達に会う、という目的があt「「ええええええええええ!」」 おろおろおろおろ 「お、おおおおにいさまどういたしませう」「お、おおおおおおおちくつんだ、ブリタニア皇族はうたろえなひひひ」 「なんだその態度は」 「ああ、わかりましたよ姉上 ナナリーも察して上げなさい」「なるほど」 「何だよお前らその生暖かく優しい眼差しは!わたしに友達がいたらおかしいんか!変なのか!何泣いてるんだよナナリー」 「いえ、お姉さま、なんでもありませんわ」 「きっと姉上の脳内だけに存在する友達なのだろう 咲世子さん」 「はい、今夜はコーネリアさまの好物を用意いたします」 「お前ら何気にヒドいな!わたしにだって友達くらいいるぞ!なんだよお前らその『うっそだぁ』とでも言いたげな視線は」 「だって」「なぁ」 「ええい!ならば証拠を見せてやる!」 スマホを取り出すコーネリア 「今から友達に電話かけてやる!ちゃんとスピーカーモードにするからお前らよっく聞いておけ!」 prrrrrrr ガチャ 『誰だ』 「わたしだ」 『お前か この番号にはうかつにかけるなと言ってるだろう 機関に監視されてるんだ』 「短時間ならごまかせるのだろう お前なら」ニヤリ 『まあな』 「わたしは無事日本に潜入した 予定通り」 『ああ、明後日の十一時に研究所で そろそろ機関をごまかすのも限界だ』 「わかった」 「『エル・プサイ・コングルゥ!!』」 通話を切ると、ものごっそいドヤ顔でコーネリアは振り向く 「さあどうだ!・・・・・・・・・・・何泣いてるんだお前ら」 「いえ・・・・・ちょっと着替えてきます」 席を外すルルーシュ 「しかしどうするべきだろう 潜入してきたブリタニア人を隠匿するは日本への不義理 ブリタニア皇族とはいえコーネリア姉上を官憲に突き出すは弟としての不義理 わたしはいったいどうすれば」 「気にする事はありませんよ」 「うわぁ驚いたぁ!つ、辻卿ではありませんか!何ゆえこのような所に」 「コーネリア殿が潜入してきた、というので様子を見に」 「早くも気づかれましたか」 「いや、コーネリア殿ってば普通にペンドラゴンの空港から国際線で成田空港に降り立ったから ブリタニア皇族のパスポート使って入国したから」 「何やってんだよ姉上!っていうか日本とブリタニアで普通に国際線繋がってるのかよ!」 「落ち着いたかね」「はい」 「当面我々はコーネリア皇女をどうこうするつもりは無い 本当に本気で彼女が情報網を構築するつもりだ、というなら彼女を監視すれば対策は取れるし、何より」 「何より?」 「現状でブリタニアの諜報員が秋葉原や池袋に落とす金額は相当なものなんだ 禁治産者っつーかほぼニートのごく潰しである同人作家達の生活がおかげでかなり潤っている 『タイガー・ホール』や『ウォーターメロン本屋』の支店をブリタニア皇居の眼前に用意しようか などという話も出てきている」 「なにやってるんだあのひとたちはぁ!」 「まあそんなワケで彼女は監視対象ではあるが危害を加えるつもりは無い その点安心してくれたまえ」 「承知しました」 「あ、あのののののななのなな、ナナリー」 「はいお姉さま」 「ニホンの軍人でな、オオガミイチロウなる者がいると聞く そやつについての情報を集めたたたたたたたたたたのだだgga」 はいここまでです …・・・・かをす成分足りなかったかな?