約 257,740 件
https://w.atwiki.jp/koki-orika/pages/463.html
【堕々奪取ヒルデガ】 読み方 堕々奪取(ダダダッシュ)クリーチャー/Cコスト 2 パワー 2000 😈種族 ダウト・ビー/カースド・シンガー ■自分のカースド・シンガーを使う時に支払うコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。■各ターン、相手が1枚目に使うカードのコストは1多くなる。 [FT]カースド・シンガーの中には、V・フォースに選ばれた事を「救い」だとする者と、「更なる呪い」だとする者がいた。 DMKP-05にて登場した、ダウト・ビー/カースド・シンガー。 カースド・シンガーの堕々奪取サイクル。 カースド・シンガーのコストを軽減するだけでなく、相手がターン中最初に使うカードのコストを1多くする能力も持つ。 元ネタは、中世ドイツの作曲家である「ヒルデガルト・フォン・ビンゲン」から。
https://w.atwiki.jp/kurokage136/pages/400.html
▽タグ一覧 バーロイン肉とは、メイドウィン小説に登場する用語である。 ユージン達の住む異世界に生息するバロンウルフというモンスターの肉。 狂暴でレベルが高いため狩猟が難しく市場に流れてくることは稀の高級食材。 しかしその分香ばしさ、風味、味は最高峰で金持ちが好んで食べており、主にステーキとして調理される メイドウィン小説作中でもヒルデが好みとされている。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/917.html
(投稿者:店長) - 『初めまして、私の名前はヒルデガルド。 これには私の個人的な日誌を記すつもりです。 どうやら私は、生前……こう表現するべきだろうか、少なくともメードとなる前からこうして文章を起こすことが好きだったようです。 こうして文章を書いている間、なんとなく幸せな気分になるから。……』 ☆ 1940年は、帝国におけるターニングポイント的な年である。 帝国における第二世代メードによって製造されたメードが漸く登場し、少なかったメードの補充が叶ったためだ。 特にエントリヒの守護女神と呼ばれるようになるジークフリートもこの年にロールアウトしたのも重要といえる。 他にも前線での要望に応じるように数多くのメードが生み出された……ヒルデガルドもまた、その内の一体。 適性検査の結果で後方支援型として部隊に配備された彼女は、同期のメード達と違った特徴を持っていた。 元になった肉体の影響か、言葉を発することができないのだ。 専門家によれば、過去に軍が使用した毒ガスの影響を受けた母体から出産されたことによる先天的な声帯の欠損であるとのことだが、実際そうなのかは分からずじまいだ。 原因が分かったところで、彼女を治療することは難しい。 意思疎通の難しさという高い壁にぶち当たった彼女は、すぐに代理の対話手段を用意する必要があった。 そこで用いたのは、手ごろなメモ帳とペンのセットによる筆談。 もう一つはマイナーな手段として手話。こればっかりは相手の同意と努力とが必要なのだけど。 元から几帳面な性格故か、覚書やら日記も毎日勤勉につけている。 ☆ 『先ほどカイル君……そう、私の教育担当官なのだが、この手記のみこの表現を使おう……。 カイル君は年上なのにどこか人懐っこい笑みを浮かべて、凄く優しい軍人です。 夫々のメードには担当官が付くという決まりごとですが、私はどうやら運が良かったようです』 ☆ 今日は各々の教育担当官との対面する日である。 緊張の面持ちのまま、ヒルデガルドは教育担当官の待っている部屋へと進んだ。 そこには中尉の階級章を身に着けた若い男性の軍人がいた。彼の纏う空気はどこか柔らかく、こちらを見ていた。 ──うん、凄く優しそうな人だ。 無論本当に優しいかどうかは分からない。 それにこちらが粗相をするわけにもいかない。 中尉の隣にいた白衣の男性が、私の名前を呼ぶ。 さあ、彼女にとっての最初の勝負の時が来たようだ。 「彼女が君の教育担当のヒルデガルドだ」 「……」 ヒルデガルドはキビキビとした動きで目の前まで歩き、そしてザッと見本のような敬礼を行いながら眼前の中尉を見据える。今日この日のために影で練習をしてたのが奏した。 ──よし、完璧……だよね? 第一印象が肝心。 ポーズでもしっかりと優等生らしいところを見せないといけない。 ただでさえ、声が出ないという彼女は人よりもハンデを背負っている。 「君が、ヒルデガルトか」 その問いに対し、首を縦にゆっくりと動かして頷く。 その行動に目の前の中尉は首をかしげ、フォローする為に隣の白衣が告げる。 「彼女は優秀なのですが……喉に障害があってしゃべることが出来ないのです。中尉」 ──ああ、ハズレだと思われたかな……? 彼女は生真面目な仮面を被っているその下で不安を広げていた。 与えられるはずのメードが欠陥持ちなのだ。 下手すれば嫌がらせのために送りつけられたと思われるかもしれない。 だが、かれはそうか……と呟くと、人懐っこい笑みを浮かべながら自身の身に着けていた白い手袋をはずして手を差し出す。 「俺はカイル・シュテンバッフェ。皇室親衛隊武装SSで、階級は中尉。よろしく」 ヒルダと呼んでいいか?そう最後に繋げた。 緊張で固めていたヒルデガルドの表情が、一瞬きょとんと呆けたモノに変貌する。 暫くその手を見つめて、もう一度カイルの表情を伺う。 それを何度か繰り返した後に、漸く微笑を浮かべながらその手を握り返した。 ヒルデガルドとカイルとの関係の始まりは斯様なものであった。 ☆ 『たまにメード同士で出会うと、自分らの教官はどうだという話題になることも少なくないです。 ただ、いえたのは各々なんだかんだいいつつ良い関係を築いていることでしょう。 ただ……ジークフリートとヴォルフガングさんとの間はギスギスしてのが、心残りでしたが……』 そこまで書き終えたヒルデガルドは、すっかり暗くなった部屋の外の風景を眺める。 頭に過ぎるのはジークフリートの黙り込んだ──それも、我慢しているような──顔。 ──大丈夫かなぁ。 ジークフリートとその教育担当官との折り合いがよくない。 ジークが何かを伝えようとする言葉が、喉でひっかかってでてこない……ヒルデガルドはそう予想した。 あの空気は会話を行えるようなものではない。 できて事務的で無機質な会話となるだろう。 教育官の仕事の中に、担当するメードの心身の管理もあったはずだ。それなのに……と残念に思えた。 ──カイル君みたいな人だったらよかったのにね。 気を取り直して窓の外の闇の向こうへ視線を向ける。 目のいい彼女にしか見えない、普通なら闇しか見えないはずのその中に広がる風景を覗くのだ。 僅かな月明かりでうっすらと光を纏う、草木の輝き。 それらがそよ風に吹かれて揺れることで、光の模様が波打つ。 窓からこちらをみている月を見つめると、心が穏やかになる。 気分を落ち着けたヒルダは、気を取り直して最後の締めくくりを書き込む。 『……実地での訓練が開始するまでは、各自教育担当官とのコミュニケーションを兼ねた訓練を行うということです。 明日から始まる日々に、私の胸は期待と不安とで織り交ぜになっています。ヘマをしないか、正直不安ですけど……がんばらなきゃ、と思います』 ──うん。そしてカイル君にいいところみせなきゃね。 ぱたん、と本日の日付を記したページにしおりを挟んだ後に鍵を掛ける。 今日のはここまでにしよう、とヒルデガルドは部屋の電気を消した。 関連
https://w.atwiki.jp/gods/pages/81067.html
ヒルデガルド(5) 神聖ローマ皇帝の系譜に登場する人物。 マインのミュンスターシュヴァルツァヒ女子修道院長。 関連: ルートヴィヒニセイ (ルートヴィヒ二世、父) ヘンマフォンアルトドルフ (ヘンマ・フォン・アルトドルフ、母)
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/16511.html
「攻略本」を駆使する最強の魔法使い ~<命令させろ>とは言わせない俺流魔王討伐最善ルート~ 登場人物 八魔将 コメント 福山松江によるライトノベル作品。 登場人物 マフォクシー♂orラティオスorコジョンド:マグナス ラティオスは電気技とマジカルフレイムとりゅうのはどうでフレアバーストを再現。他にはりゅうせいぐんでメテオストライクを再現。冷凍ビームで氷魔法も再現可能。コジョンドは格闘家のサブ職業から 色違いのルカリオ♂:ユージン 勇者繋がり。個性はちょっと怒りっぽい、ちょっぴり強情、負けず嫌い(勇者より優れた魔法使いなんて居る訳がねえ!)、逃げるのが早い(ヒルデを連れて敵前逃亡)、身体が丈夫(天命未だ尽きず)推奨。性格はいじっぱり、なまいき、やんちゃ推奨 サーナイトorマリルリ:ヒルデ 後者はポケスペでのウシオの個体がヒルデの様な笑い方をしていたので。 オノノクス:ミシャ ニャースorニューラorニャルマー:ニャーコ 碌な活躍していないので敢えて進化前で メロエッタorミミロップ:アリア 前者は雰囲気から後者はボイスフォルムが英語版ではAria Formeと言う名称なので。 コータス:バゼルフ リングマorコドラorメタグロス:グラディウス ボスゴドラorメガメタグロスorメルメタル:グラディウスMk-Ⅱ ヤドランorニョロトノ:アラバーナ皇帝 チャーレム♀:ファラ ゴローニャ:タハール じばく(カイザーサンドワームに押し潰される)必須。 ハガネール:ムラト ハピナスorクリムガン:クリム 個性は食べるのが大好き推奨。前者はいやしのはどう必須。 ヤナッキー:テッド バオッキー:マッド ヒヤッキー:ラッド ジジーロンorカクレオン:ラムゼイ アイアント→イエッサン♀orキルリアorマギアナ:ショコラ ライボルト→メガライボルト:ロレンス アニポケではカロス地方にてジュンサーの警察犬→海洋警察(カリオストロ)の「法の番犬」繋がり。マグナスから借りた「蒼雷の剣」装備時はメガシンカで代用。 フローゼルorマナフィ:パウリ ブラッキー♀:ネビス シャワーズ♀orアシレーヌ♀orミロカロス♀orカプ・レヒレorカイオーガ:神霊サイレン 前者4匹は人魚の姿をしているので。カイオーガはその存在は海そのものと言うイメージから。 ケルディオ:レイ 覚悟の姿+神秘の剣or聖なる剣で精神的な成長を再現可能(得物が聖剣ではなく呪われた魔剣なのは気にしない)+バーラックメイルが水系の装備なので。 八魔将 ヨノワールorニドキングorドサイドン:"魔拳将軍"デルベンブロ 後者二匹は倒し方がドガボンに似ているので。 キリキザンorソウブレイズ→ベトベトン:テンゼン=デルベンブロ アーボック:ヘイダル=ジャムイタン ゴーストorガラガラorドククラゲ:"魔海将軍"バーラック クロバットorルナアーラ:エリス=バーラック ヒスイジュナイパー:"魔弾将軍"カリコーン コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 登場人物とだけ書かれた荒らしコメントを削除 -- (名無しさん) 2019-10-27 06 59 08
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/4190.html
81 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/06/16(水) 22 08 18 ID ??? シュウト「ハァ……」 ジュドー「どうしたんだ、シュウト」 シュウト「またセーラちゃんのケーキを食べそこなっちゃったんだぁぁぁぁ」 ガロード「本当にまただな、いつも食べ損なってないか?」 デュオ「赤い、おまえら赤いよ」 ルー「ケーキならアタシがつくってあげようか?」 ヒルデ「セーラちゃんの作ったってのがシュウト君には大事そうだけどね」 ジュドー「つーかルーさんご勘弁!」 ルー「どういう意味よ!」 ジュドー「だって前にルーの作ったケーキ、あれもんじゃ焼きかと思ったよ!」 エル「失礼ね!ルーだって成長してるんだから!」 ルー「エル!」 エル「今じゃお好み焼きぐらいの出来にはなってるわよ!」 <キャットファイトが展開しております。しばらくお待ち下さい> ヒルデ「で?ルーが作ったケーキがこれ?」 ガロード「見事なお好み焼き」 デュオ「で、誰が食べるんだ?」 シュウト「僕に任せて!」 マーク「丁度小腹が空いてたんだ」 グラハム「これがジャパニーズファーストフード・OKONOMIYAKI!」 ギンガナム「侍の食事である!」 チボデー「HEY、お好み焼きはしゃもじをつかって食べるのが通なんだぜ!」 シュウト「よかった、みんな喜んでるみたい」 ジュドー「シュウト、恐ろしい子!!」 82 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/06/16(水) 22 40 34 ID ??? 孔明「逆に考えるのです。ケーキを作ってお好み焼きになるのなら お好み焼きをつくればケーキがつくれる、と」 85 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/06/16(水) 23 38 15 ID ??? 83 赤毛「ルーの料理?いや~すごいよ」 金髪「うんうん、別の意味で創作料理かと思っちゃった」 アホ毛「いや、あれはもう真の精進料理でしょう。精神が鍛えられるわよ」 (※プライバシー保護の為、音声は変えてあります) ルー「シルエットでバレバレだっての!ちょっとそこに並べ!」 「「「きゃー、やめてー♪」」」 カテジナ「コラー!お前達!調理実習くらい真面目にやれー!」 セシリー「ねえファ…助けに行かなくていいの?」 ファ「無理。今は嵐が過ぎ去るのを待つだけよ」
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/644.html
(投稿者:店長) 登録タグ:エントリヒ メード 店長 故人 皇室親衛隊 (キャラデザ&武器デザ協力:suzuki氏 同氏に多謝を!) 概要 「ジーク、──貴女に帝国を任せます」 最初期生産型のプロトタイプにして、かつてジークフリートが表に出てくる前まで帝国の象徴だったメード。 稼動開始から、特に303作戦以降に常に寿命を削るほどの奮戦を行ってたために急速に老朽化が進む。 己の稼動限界を知った彼女は次を担うジークフリートの誕生を待ち侘びていた。 ジークフリートに一度敗北を与え、同時にバルムンクを自身の装備でへし折るという暴挙にでる。だがそれはジークフリートに強くなって欲しいという願いからくる厳しい教育の一端であった。 最後は赤薔薇園の儀式にて二回目のジークフリートとの決闘により、最強の座を明け渡す。 その後彼女は人々の前から消えた。 一説にはエントリヒ皇帝マクシムムと二人っきりになったとき、その生涯を閉じたといわれる。 その後彼女が生前大切にしていた赤薔薇園は皇帝の手によって管理されている。 特殊能力を持たない純スペックのみで戦う技巧者。 その力と振る舞いから”帝国の軍神”とまで言わしめた。 通称:「黒の戦乙女」「エントリヒの軍神」 出身:エントリヒ帝国 所属:エントリヒ帝国皇室親衛隊特設メード部隊 装備:儀礼重槍「ヴォータン」 身長:170cm 誕生:12月21日 年齢:外見24歳(享年3歳) 機能停止:1940 教育担当官:※マクシムム・ジ・ヴィクトリア・ヴォーダント・フォン・エントリヒ ※形式上であり、実際は教育に携わっていない。 儀礼重槍ヴォータン ただ重く、頑丈に。黒の金属製の本体に僅かに金鍍金による装飾が施された槍。 その名前の主の持つ槍の伝承のように、一度バルムンクをへし折る。 だが、最後には新生されたバルムンクを携えたジークフリートに破壊された。 関連項目 ジークフリート エントリヒ皇帝 エントリヒ帝国皇室親衛隊 関連作品 軍神の跡、守護女神の先 刀槍悲恋 (仮) 兵どもが夢の跡 Legendlogy ヒルデガルドの手記 Insecta Plincess 黒い大樹‐1940‐ 継ぐ者-あるメードとその 師 について- 軍神の詩 星の海に願いを 重槍と大斧と Legendnize 白は白く解けて
https://w.atwiki.jp/karakuri_src/pages/30.html
# ・操者 ---------------------------------------------------------------------- #白鳳、ジネンは所持技能の処理により、アイコンが正しく表示されない可能性があります #そのような場合は、なるべくダミーの方を使用してください ヒルデガード=アムステラ ヒルデガード, Amstella_HirdegardAmstella.bmp ヒルデガード=アムステラ(笑顔) ヒルデガード, Amstella_HirdegardAmstella(Smile).bmp ヒルデガード ヒルデガード, Amstella_HirdegardAmstella.bmp ヒルデガード(笑顔) ヒルデガード, Amstella_HirdegardAmstella(Smile).bmp テッシン テッシン, Amstella_Tesshin.bmp ガミジン ガミジン, Amstella_Gamigin.bmp ガミジン(おいちい) ガミジン, Amstella_Gamigin(Delicious).bmp ルース ルース, Amstella_Ruth.bmp ルース(おいちい) ルース, Amstella_Ruth(Delicious).bmp ルース(若) ルース, Amstella_Ruth(Young).bmp クロエ クロエ, Amstella_Chloe.bmp シャイラ シャイラ, Amstella_Shailla.bmp アル(三羽烏) アル, Amstella_Al.bmp アル アル, Amstella_Al.bmp サイ(三羽烏) サイ, Amstella_Sai.bmp サイ サイ, Amstella_Sai.bmp ガッツ(三羽烏) ガッツ, Amstella_Guts.bmp ガッツ ガッツ, Amstella_Guts.bmp 影狼隊隊長 影狼隊隊長, Amstella_KagerouCommander.bmp バドス バドス, Amstella_Bados.bmp ルカス ルカス, Amstella_Lucas.bmp イェン=マイザー イェン, Amstella_YenMizer.bmp イェン=マイザー(攻撃) イェン, Amstella_YenMizer(Attack).bmp イェン=マイザー(攻撃2) イェン, Amstella_YenMizer(Attack2).bmp イェン=マイザー(怒り) イェン, Amstella_YenMizer(Angry).bmp イェン=マイザー(ダメージ) イェン, Amstella_YenMizer(Damage).bmp イェン=マイザー(不満) イェン, Amstella_YenMizer(Dissatisfaction).bmp イェン=マイザー(ジト目) イェン, Amstella_YenMizer(Jitome).bmp イェン イェン, Amstella_YenMizer.bmp イェン(攻撃) イェン, Amstella_YenMizer(Attack).bmp イェン(攻撃2) イェン, Amstella_YenMizer(Attack2).bmp イェン(怒り) イェン, Amstella_YenMizer(Angry).bmp イェン(ダメージ) イェン, Amstella_YenMizer(Damage).bmp イェン(不満) イェン, Amstella_YenMizer(Dissatisfaction).bmp イェン(ジト目) イェン, Amstella_YenMizer(Jitome).bmp ステラ=アージェント ステラ, Amstella_StellaArgent.bmp ステラ=アージェント(笑顔) ステラ, Amstella_StellaArgent(Smile).bmp ステラ=アージェント(攻撃) ステラ, Amstella_StellaArgent(Attack).bmp ステラ=アージェント(怒り) ステラ, Amstella_StellaArgent(Angry).bmp ステラ=アージェント(ショック) ステラ, Amstella_StellaArgent(Shock).bmp ステラ=アージェント(ショック2) ステラ, Amstella_StellaArgent(Shock2).bmp ステラ=アージェント(裸眼) ステラ, Amstella_StellaArgent(NakedFace).bmp ステラ=アージェント(アンノウン) ???, Amstella_StellaArgent(Unknown).bmp ステラ ステラ, Amstella_StellaArgent.bmp ステラ(笑顔) ステラ, Amstella_StellaArgent(Smile).bmp ステラ(攻撃) ステラ, Amstella_StellaArgent(Attack).bmp ステラ(怒り) ステラ, Amstella_StellaArgent(Angry).bmp ステラ(ショック) ステラ, Amstella_StellaArgent(Shock).bmp ステラ(ショック2) ステラ, Amstella_StellaArgent(Shock2).bmp ステラ(裸眼) ステラ, Amstella_StellaArgent(NakedFace).bmp ステラ(アンノウン) ???, Amstella_StellaArgent(Unknown).bmp エウリア=アージェント エウリア, Amstella_EuryaArgent.bmp エウリア=アージェント(怒り) エウリア, Amstella_EuryaArgent(Angry).bmp エウリア=アージェント(アンノウン) ???, Amstella_EuryaArgent(Unknown).bmp エウリア エウリア, Amstella_EuryaArgent.bmp エウリア(怒り) エウリア, Amstella_EuryaArgent(Angry).bmp エウリア(アンノウン) ???, Amstella_EuryaArgent(Unknown).bmp メディ=アージェント メディ, Amstella_MedieArgent.bmp メディ=アージェント(アンノウン) ???, Amstella_MedieArgent(Unknown).bmp メディ メディ, Amstella_MedieArgent.bmp メディ(アンノウン) ???, Amstella_MedieArgent(Unknown).bmp レンヤ レンヤ, Amstella_Renya.bmp ルルミー=ハイドラゴン ルルミー, Amstella_LulumiHighdragon.bmp ルルミー ルルミー, Amstella_LulumiHighdragon.bmp ギャラン=ハイドラゴン ギャラン, Amstella_GyaranHighdragon.bmp ギャラン ギャラン, Amstella_GyaranHighdragon.bmp セイザン セイザン, Amstella_Seizan.bmp スヴァ スヴァ, Amstella_Sva.bmp ジネン ジネン, Amstella_Jinen.bmp ジネン(狂気開放) ジネン, Amstella_Jinen(Frenzy).bmp ジネンダミー ジネン, Amstella_Jinen.bmp ジネンダミー(狂気開放) ジネン, Amstella_Jinen(Frenzy).bmp クリストフ クリストフ, Amstella_Christoph.bmp クリストフ(攻撃) クリストフ, Amstella_Christoph(Attack).bmp レイナ=ハーディアス レイナ, Amstella_ReinaHardias.bmp レイナ=ハーディアス(照れ) レイナ, Amstella_ReinaHardias(Blush).bmp レイナ レイナ, Amstella_ReinaHardias.bmp レイナ(照れ) レイナ, Amstella_ReinaHardias(Blush).bmp ゲイン ゲイン, Amstella_Gein.bmp ゲイン(照れ) ゲイン, Amstella_Gein(Blush).bmp ティナ ティナ, Amstella_Tina.bmp ベルダ ベルダ, Amstella_Verda.bmp カスム カスム, Amstella_Casum.bmp エドウィン=ランカスター エド,Amstella_EdwinLancaster.bmp エドウィン=ランカスター(スキャン) エド,Amstella_EdwinLancaster(Scan).bmp エドウィン=ランカスター(ショック) エド,Amstella_EdwinLancaster(Shock).bmp エドウィン=ランカスター(真の貴族) エド,Amstella_EdwinLancaster(Noble).bmp エド エド,Amstella_EdwinLancaster.bmp エド(スキャン) エド,Amstella_EdwinLancaster(Scan).bmp エド(ショック) エド,Amstella_EdwinLancaster(Shock).bmp エド(真の貴族) エド,Amstella_EdwinLancaster(Noble).bmp パン=アルバード パン,Amstella_PanAlberd.bmp パン=アルバード(怒り) パン,Amstella_PanAlberd(Angry).bmp パン=アルバード(ショック) パン,Amstella_PanAlberd(Shock).bmp パン=アルバード(素顔) パン,Amstella_PanAlberd(Realface).bmp パン=アルバード(素顔)(怒り) パン,Amstella_PanAlberd(Realface)(Angry).bmp パン=アルバード(素顔)(ショック) パン,Amstella_PanAlberd(Realface)(Shock).bmp パン パン,Amstella_PanAlberd.bmp パン(怒り) パン,Amstella_PanAlberd(Angry).bmp パン(ショック) パン,Amstella_PanAlberd(Shock).bmp パン(素顔) パン,Amstella_PanAlberd(Realface).bmp パン(素顔)(怒り) パン,Amstella_PanAlberd(Realface)(Angry).bmp パン(素顔)(ショック) パン,Amstella_PanAlberd(Realface)(Shock).bmp クレイオ クレイオ,Amstella_Kleio.bmp クレイオ(不満) クレイオ,Amstella_Kleio(Anger).bmp クレイオ(悩み) クレイオ,Amstella_Kleio(Worry).bmp クレイオ(泣き) クレイオ,Amstella_Kleio(Weep).bmp クレイオ(笑顔) クレイオ,Amstella_Kleio(Smile).bmp ラディン ラディン,Amstella_Laden.bmp シアン シアン,Amstella_Sian.bmp キム キム,Amstella_Kimu.bmp キム(2) キム,Amstella_Kimu(2).bmp サーガ サーガ,Amstella_Saga.bmp サーガ(グロッキー) サーガ,Amstella_Saga(Groggy).bmp マッシーモ マッシーモ, Amstella_Massimo.bmp フランチェスコ フランチェスコ, Amstella_Francesco.bmp フランチェスコ(笑顔) フランチェスコ, Amstella_Francesco(Smile).bmp サーメット=ミルノード サーメット, Amstella_CermetMillnode.bmp サーメット=ミルノード(ミル) ミル, Amstella_CermetMillnode.bmp サーメット サーメット, Amstella_CermetMillnode.bmp サーメット(ミル) ミル, Amstella_CermetMillnode.bmp サーメット=ミルノード(強化) サーメット, Amstella_CermetMillnode(Enhanced).bmp サーメット=ミルノード(強化)(恐怖) サーメット, Amstella_CermetMillnode(Enhanced)(Fear).bmp サーメット=ミルノード(強化)(煉獄) サーメット, Amstella_CermetMillnode(Enhanced)(Attack).bmp サーメット(強化) サーメット, Amstella_CermetMillnode(Enhanced).bmp サーメット(強化)(恐怖) サーメット, Amstella_CermetMillnode(Enhanced)(Fear).bmp サーメット(強化)(煉獄) サーメット, Amstella_CermetMillnode(Enhanced)(Attack).bmp カーツ カーツ, Amstella_Kurtz.bmp グラナ グラナ, Amstella_Grana.bmp ユリウス=アムステラ ユリウス, Amstella_JuliusAmstella.bmp ユリウス ユリウス, Amstella_JuliusAmstella.bmp オスカー=フォン=ベインシュテルン オスカー, Amstella_OscarVonBainstern.bmp オスカー=フォン=ベインシュテルン(エクセレント) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Excellent).bmp オスカー=フォン=ベインシュテルン(怒り) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Angry).bmp オスカー=フォン=ベインシュテルン(焦り) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Haste).bmp オスカー=フォン=ベインシュテルン(絶望) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Despair).bmp オスカー オスカー, Amstella_OscarVonBainstern.bmp オスカー(エクセレント) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Excellent).bmp オスカー(怒り) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Angry).bmp オスカー(焦り) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Haste).bmp オスカー(絶望) オスカー, Amstella_OscarVonBainstern(Despair).bmp イオ イオ, Amstella_Io.bmp アシェル アシェル, Amstella_Ashel.bmp ウドラン ウドラン, Amstella_Udran.bmp ロスト ロスト, Amstella_Rost.bmp アクート アクート, Amstella_Acute.bmp # ・雑兵 ----------------------------------------------------------------- アムステラ兵 アムステラ兵, Amstella_Soldier.bmp アムステラエリート兵 アムステラエリート兵, Amstella_EliteSoldier.bmp アムステラ強化兵 アムステラ強化兵, Amstella_EnhancedSoldier.bmp アムステラ女性強化兵 アムステラ強化兵, Amstella_EnhancedSoldier(Female).bmp アムステラ簡易型強化兵 アムステラ強化兵, Amstella_EnhancedSoldier(Instant).bmp アムステラ親衛隊兵 アムステラ親衛隊兵, Amstella_EliteSoldier.bmp アムステラ艦長 アムステラ艦長, Amstella_Captain.bmp 影狼隊 影狼隊, Amstella_KagerouSoldier.bmp 毘沙門隊 毘沙門隊, Amstella_BSoldier.bmp 裏毘沙門隊 裏毘沙門隊, Amstella_UBSoldier.bmp 竜騎兵隊 竜騎兵隊,Amstella_Ryuukihei.bmp アムステラ整備兵 整備兵, Amstella_Mechanic.bmp アムステラオペレーター オペレーター, Amstella_Operator.bmp # ・NPC -------------------------------------------------------------------- ビシャモン=S=フジミヤスキー ビシャモン, Amstella_BishamonSFujimiyaskie.bmp ビシャモン ビシャモン, Amstella_BishamonSFujimiyaskie.bmp #理海王さんデザイン #古武道藤宮流創始者(既に故人というかアムステラの歴史上の人) ##…だったのだが ウィー ウィー, Amstella_Wie.bmp #理海王さんデザイン #アムステラ帝国軍メカニック。 スティング スティング, Amstella_Sting.bmp #GOROさんデザイン #アムステラ帝国軍メカニック。クリストフの兄。 ライグ=イア=エッジワース ライグ, Amstella_LigeOiaEdgeworth.bmp ライグ ライグ, Amstella_LigeOiaEdgeworth.bmp #ラブサバイブデザイン #アムステラ帝国技術開発局所属。ステラ=アージェントの夫。 # ・ダイアログ用 シグムンド=ハーケット シグムンド, UE_SigmundHerket.bmp シグムンド=ハーケット(攻撃) シグムンド, UE_SigmundHerket(Attack).bmp シグムンド シグムンド, UE_SigmundHerket.bmp シグムンド(攻撃) シグムンド, UE_SigmundHerket(Attack).bmp
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1178.html
(投稿者:店長) - いよいよ、という段階で迷うのは彼女の気弱なところが原因である。 数回ほど目的の部屋の前で右往左往して見せる様子は何処か滑稽であったが、本人にとっては文字通り死活問題であったため、周囲の目線などに気を配る余裕は皆無だった。 しかしながら時間は永遠に存在しているわけではない。 漸く決意したヒルダが眼前のドアに向かって、軽く拳を握ってもちあげた。 こんこん、と夜分遅くにカイルの部屋と廊下を遮る扉がノックされる。 きちんと、小気味よく3回ほど叩かれた。 「ん?」 この部屋にノックを3回して、かつ無言でやってくるのは彼女しかいない。 部屋で行なってた銃器の手入れの手を休めて、入ってきた本人の愛称を呼ぶ。 「……どうしたんだ、ヒルダ」 一歩一歩、静かに歩いてくるヒルデガルドはまるでその歩みすら大切なもののように惜しんでいるように見えた。 漸く、短い距離のはずのそれをたっぷり十数秒かけて近寄ったヒルダはカイルの顔をじぃっと見つめている。 どうした? とカイルは彼女に正面をむいていぶかしむ。 だが予想できなかったことを彼女がしでかした……。 途端、彼女はいきなりカイルに抱きついたのだ。 彼女の顔がカイルの胸にうずまり、しがみつくように、逃がさないように。 そのしがみつく手から、震えがカイルに伝わる 「っ………!」 一瞬吃驚してから、ドロテーアの事かとカイルは思った。 アレほど惨い死に方をして、自分もああなってしまうことに恐れをなしているのだと。 「……怖いのか?」 そのカイルの気遣いの言葉に、必死に、否定するように顔を振り……その結果、彼女の顔を胸に擦り付ける。 その見上げた顔は、今にも泣きそうな笑顔。 「……別に、怖がることは悪いことじゃないぞ?」 ──違う、違うんだよカイル君。私は……。 カイルの言葉に、苦笑し……そっと両手がカイルの頬を包む。 ひんやりとしてて、柔らかい手の感触。 「ヒルダ?……本当にどうしたんだよ?」 その唖然として開いた口に目掛けて……ヒルダは手で引き寄せながら、彼の唇に自分のそれを合わせた。 「んっ………?」 最初は彼女の紅を差していない唇が触れ合う程度だったそれが、次第に彼女から舌をねじ込んでくる。 濃厚で、より親密な、スキンシップを超えた行為。 「ん、んぅ……!?」 しばらく、彼女はその舌先で行なう行為に夢中になるものの……暫くしてからそっと口を離した。 二人の口の間に、銀の橋が一瞬だけ残して。 ヒルダは彼と重ねた唇に指を当てて、その感触に浸っている。 「ん、はぁ……ひ、ヒルダ?」 突然の行為に顔を真っ赤にしてカイルは面食らう。 その隙にヒルデガルドはポケットから取り出した小さな鍵をカイルの胸ポケットに放り込む。 カイルの記憶が正しければ、それは彼女が日ごろつけていた手記の鍵であったはずだった。 同時にその手記は相当大切にしていて、その中身はカイルにも見せたことが無かったはずなのだが……。 「これ……どうしたんだ、ヒルダ。なんかおかしいぞ」 いつものヒルダらしくないその一連の行動に、カイルは混乱する意志を平常にしようと努力に専念せねばならなかった。 彼女はただ、最初に見せたときより、幾分か薄らいだあの悲しい笑みを浮かべるだけ。 この時、もう少し洞察力があればよかったのかもしれない。しかし初心な彼にとって今のは十分に衝撃的なもの。 最後に、カイルの掌を手にとって、指先でその掌に文字を描くように動かす。 ──またね。カイル君。 名残惜しげに、それだけ伝えてみせた後に彼女は部屋を後にした。 「あ、おい!」 最後に扉が閉まる直前に見せた彼女が、口の動きだけで何かを伝えたようだった。 そう、カイルにはこういっていたように思えてならない。 実際、彼女はこう声のない言葉で告げた言葉と、一致していたのだ。 ──いままで、ありがとう。 「ヒルダ、おい! 待ってくれって!」 それでも、彼女はもう一度扉を開けることも、ノックすることもなかった。 「………なんだよ。お別れなわけでもないのに、縁起でもない……」 その呟きは、自分以外いなくなってしまった部屋に静かに木霊した。 それ以来、ヒルダはカイルの前に現さなかった。 1943年5月23日の晩はこうして過ぎ去っていったのだ。 ☆ 隣で誰かが私の名前を呼びながら揺すっている。多分先ほどまで一緒にいたディートヒリだと思う。 思う、と断定できないのは、もう自分自身の視覚が霞がかかったようにぼやけているからだ。 胸部に穿たれた致命傷からは、ドクドクと命の証が流れ出ている。おそらくこの場に治療のできる存在がいたとしても死ぬのが先に違いない……ヒルデガルドは自分のことながら他人毎のように考えてた。 ──最後にカイル君と会いたかった、かな。 あの時ほど、自分が声を告げれなかったことを怨んだことは無かった。 可能なら、自分の言葉で告げたかった。 ──けど……きっとカイル君のことだから。 告げていれば、私を決して行かしてはくれなかっただろう。もしかしたら、同行するといいだしかねない。 私が死ぬことは覚悟をしていた。しかしそれにカイルを巻き込みたくはなかったのだ。 追放だけならいい。……一緒に殺されたりしたならば、死んでも死にきれないから。 ──眠たくなってきたなぁ……。 体が冷たくなっていく感覚、意識がこの世からドライアイスの煙のように消えていく。 呼吸すら、次第に煩わしくなっていく。 口に溜まった血液を吐き出すのも、疲れてきた。 ──ドロテーア、ベルクさん、ヴュスタス、アストリット……皆、元気そうだね。 いよいよだろう、既に死んだはずの皆がヒルダの隣で立っていた。 無論、ディートヒリには見えていない。これはヒルダがみている幻なのだから。 皆の顔は、いたわるような笑みを浮かべている。 ──さようなら、カイル君……私の分まで、生きて……。 1943年5月24日。 ダリウス大隊所属メードであるヒルデガルドは、任務中味方から放たれた弾丸によって胸部を撃たれ大破。 だが彼女が恐れていたとおりその事実は湾曲され、同行していたディートリヒに対して責任を追求されることになった。 その報告は、すぐさま大隊にいたカイルの耳に入るのは時間の問題であった。 ☆ 基地に戻ってきたカイルは、未だにヒルデガルドが戻ってきていないことになにやらよからぬ予感を覚えていた。 先日の突然の行為があってから、何かあったことは明らかだ。 彼女は言葉をしゃべることが出来ない。なにか悩みでもあったのではないだろうか……。 彼の足は自然と隊長のいる処に向かっていた。 大隊隊長であるダリウスは、彼をみるや鉛のように重く深いため息をついた。 「隊長。ヒルダは、ヒルデガルドは……」 ダリウスは黙ったまま、一枚の書類を近くにあったテーブルに載せた。 実に簡素な、数行しか書かれていない書類。 それは、ヒルデガルドが戦場で大破したという旨を機械的に伝える報告書であった。 「……エイプリルフールにしては時期外れですよ?」 「事実だ」 「……」 カイルの顔から、表情が一瞬にして失せる。 ダリウスからディートリヒからの報告を告げる言葉が聞こえては来るものの、カイルには一切耳に入ってこなかった。 ──ヒルダが、死んだ!? 何故だ! 握り締めた拳が軋む。 確認の為に手に取った報告書がぐしゃりと握りつぶされてシワクシャになってることを意に返さない。 茫然自失しているカイルに対し、ダリウスは先日預かっていたものを彼に渡すべく取り出した。 「──カイル・シュテンバッフェ中尉。ヒルデガルドから預かっているものがある」 「え……」 それは、見覚えがあるもの。 鍵だけもらっていた、ヒルデガルドの手記。 肝心の手記のほうには、鍵が掛けられていた。 「……ヒルダ」 ダリウスから受け取ったその手記を抱きしめながら、彼はその場に崩れ落ち。 床に水滴がいくつも落下して濡らしていく。 ☆ 押したら吹き飛んでしまいそうな歩みで部屋に戻ったカイルは、受け取った鍵を用いて手記の鍵を開ける。 内容を流し読みしていく内に、彼女が抱いていた感情がありありとカイルに伝わっていく。 普段しゃべれないヒルデガルドは、この手記の中ではその分沢山本音が書かれていて……。 「そっか……普段、そんなこと思ってたんだな……」 ヒルダはどれだけカイルのことを慕っていたのだろう。 ヒルダはどれだけカイルのことを心配してただろう。 そして……。いよいよ、日付は先日になっている内容にたどり着いた。 『私はおそらく、この手記をカイル君が見ている時にはこの世にはいないと思います。 けど、カイル君。私は……私の分まで、カイル君は生きて欲しいと願います。 ──カイル君。私は……貴方を愛していました。 そして、いままで……ありがとう』 「馬っ鹿………馬鹿やろ………言えよ…なんでもいいから、伝えてくれれば……俺、もっと……!!」 あのヒルダがいきなりキスをした晩。 あれば最後の別れの挨拶だったんではないか。 あの悲しそうな笑みは、自分がもうすぐ死ぬことを予感してからではないか。 あの時、あの意図に気づいていれば。 あの時、無理やりにでも引き止めて置いていれば──ヒルダは、死ぬことはなかったんではないか? そもそも、ヒルダは何をした? 何故殺されなければならない? 後悔は止め処なくあふれ出て、感情という容量を容易に超えて涙腺から漏れ出た。 雫が、手記のページへと落下していく。 『カイル君のことだから、きっと憤慨しているでしょう。 けれど、私は貴方に、私という存在がいたことを覚えてて欲しかった。 これはきっと、優しいカイル君にとって呪いになってしまうと思います。 それでも、この思いは伝えたかった。 日々育っていく私の心に芽生えた、愛と呼ばれる感情を』 ──ああ、忘れられるかよ馬鹿。こんなに俺のことを慕ってくれたんだから。 忘れられるわけ、ないじゃないかよ……。 なぁ……。 『最後に、もう一度だけ言わせてもららいます。 いままで、ありがとう……私に、愛を教えてくれて。 さようなら、私の愛しい人』 「っ、ヒ、ルダ……っ、くっそ……くっそおおおおおおおおおおおおおお!!!」 己の無力の不甲斐なさ、そして彼女の思いに答えられなかった、答えることが出来なくなった青年の無念の咆哮が。 暖かくなった筈の部屋に、震えを齎していた。 あの夜より失われてしまった。彼女のあの温もりはもうない。 ☆ カイル・シュテンバッフェ元中尉。 彼はヒルデガルドの教育に失敗し、損失させた原因を生んだ人物として軍部より指摘を受け、軍から追い払われることになる。 しかしそれは彼女の、ヒルデガルドの手記の存在が知られる前に国外へ逃亡するためにダリウスらが考えた手であった。 ヒルデガルドの手記に刻まれたその内容の真偽はとにかく、そのような”危険思想”を見逃す彼らではないのだから。 無実の罪を着せられ、それを理由に極刑に処される可能性も、もう疑う余地はない。 実際に、そのようにしてヒルデガルドが死んだ。 「カイル……」 「アシュレイ……ヒルダを殺した闇に気をつけろ」 「……カイル?」 「俺が言えることはそれだけだ……俺みたいになるなよ? じゃあな」 ただ一人だけ見送りに来れたアシュレイと、列車の窓経由で言葉を交わしたカイル。 続きを聞こうと思っても、既に列車は加速を始めていた。 ──そうだ、俺みたいじゃなく……守れよ。大事なヤツを。 「……ヒルダ。俺は……」 ぎゅっと、彼女の忘れ形見となったその手記を胸に。 彼はエントリヒの地より、いなくなった。 彼女の手記(おもい)を伴って。 関連
https://w.atwiki.jp/ddd07052012/pages/341.html
名:正式には、ユリアンヌ・カルス=フォン・ガーウェン。 種族:人間 性別:女 生年月日:5995年8月25日 神格:アルケリオン 適性:バード3以上 属性:中立にして善 ー背景と人物像ー まだ幼さの残る姫君。歌姫を師とする。叶わぬと分かっている夢は諸国漫遊の吟遊詩人になる事。 ー家族構成ー 父:ガーウェン大公 母:ヒルデマリア大公妃 長男:アルフォンス大公子 長女:本人