約 257,740 件
https://w.atwiki.jp/asrivival/pages/297.html
~EGO本部前~ ウジュル!ウジュル! 地面から生える無数の巨大な触手。 EGO隊員「うぉぉぉ!」 ババババ!! 隊員たちは銃を触手に向けて放つ。触手に銃弾が着弾し、多数の穴が開く。だが… ビキビキビキ! 触手に空いた穴が即座にふさがっていく。 レイジ「AISの自己再生か!」 ガッ! 触手がEGOの隊員たちを掴む。 ガバッ! 触手の先端が口のように開く。その口に隊員をまるで食べるかのにほかの触手が押し込んでいく。 EGO隊員「う、うわぁぁ!!」 バクン! 触手に食べられてしまうEGO隊員たち。 ヴァイス「人を食べるの…」 きゅっぱ「攻撃が効かないうえに一方的に相手を捕食する生物かい。質(たち)が悪いね」 ヒルデ「どうしたものですかね今寄崎社長?」 ツバメ「わざわざ私に聞くの?」 ヒルデ「えぇそうです。あなたならこの状況を打開できる策を編み出せると私は信じていますから」 ツバメ「都合がいい時だけ頼ってくると嫌われるわよ?」 ヒルデ「うふふ。構いません。私が必要としているのは友達ではなくビジネスパートナーですから」 ツバメ「相変わらずねヒルデ・カミナ」 ヒルデ「誉め言葉として受け取っておきます」 ツバメ「まぁいいわ。この状況を打開する策、それは…」 ビシッ! 地面を指さすツバメ。 ウルズ「地面?」 ツバメ「EGO本部の地下室があった場所にAISの本体がいるはず。それを倒せばこの触手も消滅するはずよ」 ゲイン「ならばそこまでの先導役は俺の役目だ」 十也「俺も行く!」 レイジ「AISを倒すなら俺も行かせてもらう」 ヴァイス「私も!」 名乗りを上げる4人。 ツバメ「わかったわ。あなたたち4人にAIS討伐を任せるわ。あとの私たちは全力で4人のフォローを行う!」 シュルルル!! 触手がツバメたちへと狙いを定める。 ツバメ「敵は無限の回復力を持つ。時間がたてばたつほどこちらが不利になるわ!短期決戦よ!」 十也「あぁ!」 走り出すゲイン、十也、レイジ、ヴァイスの4人。 シュン! 触手たちが4人に向かって飛ぶように襲い掛かる。 エミス「やらせません!スラッシュロアー!」 ガキン! エミスの鎧に装着されたブーメラン状のユニットが粒子の刃を展開し触手を切り刻む。 ズバッ! 切断されていく触手。 きゅっぱ「トリガーオン!」 右手を銃の形に構えるきゅっぱ。 パン!パン! きゅっぱの人差し指から放たれる粒子の弾が触手に着弾する。 破壊されていく触手たち。だが次々と新たな触手が地面から生えてくる。 ボゴン! 十也たちの進路を防ぐように壁のように立ちふさがる触手。 にろく「ちっ!」 その場に落ちているEGO隊員の銃を拾うにろく。 にろく「くらえ!」 ババババ! 弾が切れると、次々と銃を拾いながら銃弾を放つにろく。 結利「フリント・スラッシャー!」 フリントブレードを連結させブーメランのように飛ばす結利。 ボン! 触手に当たると刀身が外れ爆発する。次々と刀身を外しながら爆発するフリント・スラッシャー。 モニカ「私たちも援護します」 リヴァーレ「ASRU(アタック・スパーダ・リベルタ・ユニット)各機攻撃!」 トレーラーから発進する各機が触手たちに攻撃を仕掛ける。 ドドドド!! 十也たちの前に塞がる触手たちが破壊されていく。 ドク「攻撃の手を緩めたら十也たちの道は塞がれる。手を緩めるわけにはいかない!」 ボルドー「そうじゃ!全力でいくのじゃ!」 壁のように立ちふさがる触手を抜ける十也たち。本部の入り口があったところまではあと少しだ。 ドシュルル! だがそんな十也たちを中に入れまいと触手たちはさらに激しく攻撃を仕掛ける。 ドゴン! 触手に放たれる砲弾。それはカミナ工業の駆動鎧の攻撃だ。 ヒルデ「せっかくEGOを倒したんですもの。こんなところで負けてはすべて水の泡。あなたたちにはこれを倒してもらいませんとね」 カミナ工業の駆動鎧たちが十也たちを援護する。次々と触手を破壊していく駆動鎧たち。 十也「あと少し!」 ゲイン「このまま地下への入り口へいくぞ!」 レイジ「あぁ」 ヴァイス「オッケー!」 地下への入り口に差し掛かる十也たち。 シュルルル! 十也たちの前に触手が立ちはだかる。だが先ほどまでの触手とは違いその触手は十也たちの体を貫こうと攻撃を仕掛けてくるそぶりはない。 十也「なんだ…」 バコン! 触手の先端が4つに割れ口のように開く。 ググググ!! 触手の中から何かが出てくる。 ボドン! 触手から出てきたそれは… レイジ「アングルフ…!」 ヴァイス「親分が使っていた駆動鎧!」 アングルフ「……」 ボドン!ボドン! 次々と周囲の触手から生み出されるアングルフ。瞬く間に十也たちはアングルフに取り囲まれる。 ゲイン「駆動鎧まで生み出すとはな」 十也「これでは先に進めない…」 アングルフ「……」 ジャキン! アングルフの右腕が変形し巨大な剣となる。 バシュン! 背部のブースターを点火し、右手の剣を構え十也たちへ襲い掛かるアングルフたち。 バッ! そこに割って入る一人の人物。彼女は十也たちの前へとくるとその能力を発動する。 ツバメ「『シークレット・ベース』!」 ヴン! 十也たちのいる空間と外界が遮断される。アングルフたちの攻撃は遮断された空間の壁により阻まれる。 ツバメ「後はウルズが!」 ウルズ「『御雷・天鳥(ミカヅチ・アマトリ)』!」 ボン!ボン!ボン! 射出されたウルズの右腕がアングルフたちを次々と高周波で破壊していく。 ヴン! 解除されるツバメの空間遮断。 十也「ウルズ!」 ウルズ「ここはまかせな!お前たちは地下へ!」 十也「あぁ!」 地下へと進んでいく十也たち。 ウルズ「さぁて!」 ウルズとツバメの前に立ちはだかる無数のアングルフたち。 ツバメ「さすがにこれだけの数は厳しいんじゃないかしら?」 ウルズ「安心しろあいつならなんとかしてくれるさ。それまで持ちこたえれば俺たちの勝ちだ」 ツバメ「そうね。ここまで来てあきらめる気はないわ!」 ババババ! アングルフたちに浴びせられる弾丸。 ツバメ「なに!?」 EGO隊員「援護します!こいつらにEGOをやらせはしません!」 EGOの隊員たちがツバメとウルズの元へ駆けつける。 ツバメ「あきらめなければ活路は開けるものね。いくわよウルズ!」 ウルズ「あぁ!」 EGOの隊員たちとともにうツバメとウルズはアングルフたちと激闘を繰り広げる。 ~EGO本部・地下室~ ゲイン「この扉を開けた部屋だ。そこにAISはいるはずだ」 ガチャ! 部屋の扉を開けるゲイン。 レイジ「これは…」 扉の向こうの部屋は無数の触手が部屋の壁を覆っていた。 ドクン!ドクン! 脈打つ触手に覆われた部屋。 ヴァイス「気味が悪いわね」 十也「AISは…」 部屋の中を見渡す十也。 十也「ん?」 部屋の中央に輝く球体を見つける。心臓のように脈打つそれは… ゲイン「AIS!」 その球体からは無数の触手が伸び、周囲の壁を覆っている。それが触手たちの司令塔であることは一目瞭然だった。 レイジ「アルバド隊長の仇…ここで撃たせてもらう!」 ジャキ! ナイフを構えるレイジ。 AIS「……」 ズブズブズブ! AISの中から何かが出てくる。それは人の姿を成している。人の上半身がAISから現れる。 「…レイジ…」 レイジのことを呼ぶその声の主。それは… レイジ「アルバド隊長!」 ヴァイス「ボス!」 アルバド「レイジ。私を殺すな」 アルバドだ。AISから現れたアルバドは言葉を続ける。 アルバド「私はこの世界を粛正する。その邪魔をするなレイジ」 レイジ「何を言っているんですか隊長!」 アルバド「私は気づいたのだ。AISと同化することで。人間はおろかな存在。この星を蝕む一番の存在。私を生み出したガドゥでさえもその私利私欲にまみれていた」 レイジ「……」 ヴァイス「これはもう…」 レイジとヴァイスは気づく。アルバドの姿をしているがこれはアルバドではない。AISが再現しようとしている幻想だと。 ゲイン「感動の再開…というわけでもないみたいだな」 レイジ「あぁ…これは隊長の姿を模しているだけ。もう隊長はいない」 アルバド「なにを言っているレイジ?私はこうして生きている。さぁ私とともにAISと融合しようではないか」 パァン! アルバドの眉間を銃弾が打ち抜く。その額に穴が開くアルバド。 アルバド「何のつもりだヴァイス」 銃弾を撃ったヴァイスをにらむアルバド。 ヴァイス「あんたは…ボスじゃない。ボスはそんなことは言わない!」 シュルゲン・イェーガーを構えるヴァイス。 アルバド「なぜだ?姿も声も完璧だ。なにが違う?」 レイジ「AIS。お前には人間の心を理解できていない」 アルバド「ココロだと?」 レイジ「お前は確かに優秀なAIだ。だが人にはなれない」 アルバド「私が人に?私は人を超える存在。究極の存在だ。人になどなる必要はない!」 ボド! AISの球体から切り離され、アルバドの上半身が地面へと落ちる。 アルバド(AIS)「私の障害は始末する」 シュルルル! アルバドの体を地面から生えた触手が包む。 シュルル! 触手の中から姿を現したのは駆動鎧ヴォルケインだ。 ヴォルケイン(AIS)「消えろ!人間ども!」 to be continued
https://w.atwiki.jp/f-zeon/pages/15.html
♥隊長 ソープ 少将 ♠副隊長 さいめりあ 准将 はまひょん 大佐 マフティー・NE 少佐 ブーコ 少佐 ♦隊員 ラオト 少尉 ボッハバルト 少佐 マスオ・ザビ 大佐 えきま 中佐 やどくがえる 中佐 あと1時間で少尉 中佐 Bia 中佐 ソルメリア 中佐 エルエイル 中佐 ぷいと2 少佐 nok 少佐 x赤狼x 少佐 x斑鳩x 少佐 Nire 少佐 core-i7- 少佐 ププシ 少佐 古手リカ 大尉 くりすてぃん 大尉 ヒアラ 中尉 ごま山 少尉 ヒルデ・ニーチェ 少尉 おちゃ00 准尉
https://w.atwiki.jp/misonoakira/pages/52.html
ヒルデガルトさん、あるいはヒルデガルドさん。日本語での表記揺れがあるけれど。 初出はhttp //blog.tendice.jp/200702/article_17.html。 楡を幸福の木とし、中世最大の賢女とされたということで、 設定ページやアイドレスwikiの解説で言及されている ビンゲンのヒルデガルトと呼ばれる方であろう、と思われます。 (楡に関する記述、自然学第三巻かしら……確認してないので後でチェックしたい) (ところでこの時の大グレシアについてはギリシャでありましょう; 現れとして?オルフェウスのエピソードがあるようです) ベネディクト会系女子修道院長にしてドイツ薬草学の祖。 作家だったり作曲家だったり様々するマルチタレント。 幼少時から幻視体験をしており、それをまとめた執筆中の書が教皇に認められたことで世に知られたそうです。 幻視が示す内容は未来の事柄にも触れていたということで、予言者ともされているそうです。 最晩年には破門された貴族を保護したこと、 その貴族が亡くなった際に修道院敷地内に埋葬したことで、 彼女の修道院(この言い方どうなんだろ)は聖務停止禁令を受けたりもしたそうです。
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/704.html
ヒルデガルド 2 ヒルデガルドは海へと背を向け、森の暗がりの中へと引き返した。 暗がりの中を、一歩、また一歩と踏みしめて歩く。来ぬものは来ぬ。 焦がれても得られぬものは得られぬ。しかしなさねばならぬこともある。 「誰何!」 押し殺してはいるが、鋭い声が木陰から飛ぶ。 ヒルデガルドは、静かに頭巾を引き上げた。歩哨の影にかすかな安堵が見える。 「遠征団長ヒルデガルド、物見より戻るところだ」 歩哨は姿を見せ、かかとをあわせた。鑓を立て敬礼する。 「お疲れ様です」 「ご苦労」 手を上げて軽く答え、ヒルデガルドは歩く。 夜露にぬれた下生えは、踏むとやわらかい音を立てる。 二百に過ぎぬとはいえ、軍勢が踏み入れ隠れている。下生えも踏みにじられ、荒らされている。けれどそれは道しるべでもある。 森の暗がりの中、ヒルデガルドは静かに歩いた。その足音に続いて、もうひとつの足音が下生えを踏む。ヒルデガルドの足音より重い音だ。そしてヒルデガルドはその足音の主を知っていた。 「小言か、マルス」 「いかにも」 低く潜めた声が応じる。足音が続く。 「しかしながら、お判りならあえて申し上げることもありますまい」 ヒルデガルドは少し笑った。マルスは律儀者なのだ。 「正直、すこし焦れていた」 言うヒルデガルドにマルスの足音は付き従う。彼も応える。 「それはやむを得ませんが、動き示してしまうのはよろしゅうございませんな。兵らも浮き足立ちましょう」 「お前のように、か?」 「姫様!」 マルスの声がすこし高くなる。 すこしの笑みを、ヒルデガルドは浮かべた。わざわざ追いかけてきて待っていたマルスこそ、浮き足立っているというものだ。 あえて言わず森を歩いた。森の中には兵を潜ませ、陣を張らせている。もし気づかれれば、海賊どもは逃げ去るだろう。それはそれで構わぬことだが、遠くここまで遠征してきたのなら、何かしらの手ごたえを得て帰りたい。兵たちは低く天幕を張り、隠れるように眠っている。彼らを起こさぬように、ヒルデガルドは足音を潜めた。マルスもまた同じだった。彼らはガレアス船の漕ぎ手であり、陸に上がれば戦士でもある。忠義と規律で名を知られるフィンゴルドの鑓持ちだ。彼らの夜営陣の奥に、二つの大きな影がうずくまっている。それがヒルデガルドとマルスの機装甲だった。ともに外套のように覆い布をかけて、姿かたちがわからぬようにしている。 その膝元には、警衛役の旗本隊がある。歩み寄れば、彼らの影もざわめいた。振り返り、あるいは立ち上がり、ヒルデガルドの下へと集まってくる。騒ぎ立てはしない。けれど夜の中の彼らの面は明らかに安堵の色を浮かべていた。 「何かございましたか」 「物見をしてきただけだ、ソロン。特に変事は無い」 「護衛を伴いくださいませ」 「そうだな」 ようやく、旗本隊長も納まったらしい。はい、と応じ退き、それから部下たちに休むように示す。 ヒルデガルドも己の天幕へと向かった。それは片膝をつき待つ二機の機装甲の間に立てられていた。その胸元ほどの高さがあるが、あえて染め汚した布で作られているがゆえに、森の中になじんで見える。それは士卒の天幕よりずっと大きく、広い。組み立ても持ち運びも随意というわけには行かない。だが壁囲いのように布をめぐらせてあり、中でならば火を焚き湯を沸かせても目をひくことはない。 中に踏み込み、ヒルデガルドは頭巾をとった。外套の襟紐を解くと、背後のマルスがヒルデガルドの肩からそっとそれを取る。彼は腕に外套をかかえ、さらに踏み込んで天幕の中につるしてあった魔道の水晶へと触れる。それは淡く光を放ち、振り返ったマルスの姿を浮き立たせるのだった。 ヒルデガルドは、その顔を見上げた。 「年をとったな、マルス」 「良いようにおっしゃいませ」 ヒルデガルドはすこし笑い、天幕の奥の折りたたみ椅子へと身を沈める。髪をとめていた櫛を抜き、頭をふって振りほどく。そうしているヒルデガルドを、マルスは静かに見つめていた。 マルス・マルクソン・オーリウス伯爵は、フィンゴルドの建国のころより、ヒルデガルドの父であるハーラル大公に仕えてきた男だった。機装甲の乗り手として知られ、武功で知られ、それ以上に思慮で知られた男だった。ヒルデガルドが幼いころより守役として勤め、今でも傍にあろうとする。 見返す彼の顔は、短い髪も、整えた髭もともに白髪になっていた。ただ青く澄んだ瞳だけは昔と変わらない。その瞳は言葉以上にさまざまなことをヒルデガルドに語ってきた。 「そう責めるな、マルス」 マルスは応えず、ヒルデガルドの外套を脇の衣桁へと掛ける。そして振り返り、マルスは息をついた。 「お焦りに見えますぞ」 「焦れていた」 「良うはございませんな」 「手は打った。どちらに転んでも構わぬ」 見つめる青い瞳に、ヒルデガルドは息をつく。 「だが、無為に帰りたくはない」 マルスはすこし瞳を伏せる。 それから彼は言った。お気持ちはお察しします、と。 「姫様」 マルスは向き直り、ヒルデガルドの前に片膝をついた。自身の胸に手を当て、マルスはその青の瞳で、まっすぐにヒルデガルドを見る。 「大公殿下は姫様に期待されておいでです。ゆえにあのように厳しい接されようをなさるのです。お察しなさいませ」 「わかっている」 「この爺に致せることならば、何事でも致しましょう」 「だからといって、侍女の真似事まですることはないぞ」 「おからかいなされますな」 ヒルデガルドはうなずき、瞳を伏せた。 「わかっている、爺」 「ご案じめさるな」 マルスは言った。 「敵は必ず現れましょう。あとすこしの辛抱です」 「わたしより、爺のほうが焦れていたのではないか?」 「滅相もない」 ヒルデガルドは少し笑った。 マルスも笑い返した。ヒルデガルドに向けるその笑みは長く長く変わらずにあった。今も変わらない。 「いけませんな。笑いさざめいてなどいたら、敵に聞こえましょう」 「お前が笑わせるのがいけない」 「お叱りは戦功にて雪ぐことといたしましょう」 ヒルデガルドはうなずいた。昔と同じように。
https://w.atwiki.jp/teikokuss/pages/1130.html
金蠍宮 金蠍宮はいまだ新しい城であった。 ゴーラ様式の中でもかなり新しいもので作られており、擦り切れた風ではないが、しかしまだ落ち着いた風でもない。 だがそれらはいずれ得るべき威厳を得るだろう。 ヒルデガルドはそう思いながら、絨毯を踏み歩いていた。背後にはいつものようにマルス伯が付き従う。さすがのマルスも思案顔であった。 ヒルデガルドら海賊討伐遠征団が、公都ハロルドの港に着いてすぐに、港に伝令が遣わされてきた。 船に乗せてきた機装甲らを降ろす暇すら与えられず、すなわち機と卒による金蠍宮前広場への行進すら許されず、ヒルデガルドと、その副官たる老マルスのみが、宮中に召されたのだ。 「フィンゴルド右府将軍、ヒルデガルド・ハーラルソン・フィンゴルド閣下、御帰還!」 謁見の間への呼び上げにヒルデガルドは少しならぬ不安を抱えながら進み出た。海賊討伐遠征は、成果を上げたと言ってよい。ヒルデガルドは少なくともそう思っていた。海賊を討伐し、それだけに限らずその背後をいささかなりともあぶり出し、さらに一つならぬ村の防備を固めさせたのだ。 しかし父にして大公がどう思い、どう振る舞うかは、父にして大公にしかわからない。 そのフィンゴルド大公ハーラルは、謁見の間の席にて、機嫌よろしからざる風に見えた。もっとも、ヒルデガルドの思い出せる限り、大公の機嫌がよろしかったことなど稀であるのだけれど。 ヒルデガルドは、謁見の間で武人の礼を行い、片膝をつく。報告はさほど長くは無い。すでに終えたことを告げるのみだ。 頭を垂れたヒルデガルドに、父大公は言う。 「褒賞、在り得るべく成せ」 「は」 それはヒルデガルドの思っていた言葉とはちがっていた。父大公は滅多に人は褒めぬが、働きに報いることをは厭わぬ。叱責と褒賞を比べれば、叱責の方が重い人ではあった。 たとえ謁見の間であろうと、何者が見ていようと、気に入らぬとなれば何者にあっても、ヒルデガルドに対しても、容赦せぬ人であった。その父大公は、凱旋列すら許さず呼びつけながら、褒賞は行えという。 それは、父大公としては褒め言葉に等しい。 困惑の重さを胸に抱え、ヒルデガルドはそれ以上、応じかねていた。 「謁見を終える」 父大公は言う。 「ヒルデガルド、マルス、来よ」 「は」 父大公は大公座を立ちあがった。 困惑とともに、けれどヒルデガルドも立ち上がった。肩越しにマルスをうかがうと、置いた青い瞳はうなずいて応える。何にせよ大公がかく成せと言えば、成さねばならぬのだ。 立ち上がり、進むのはヒルデガルドとマルスだけではなかった。もう一人、大柄な姿が大股で歩いてゆく。父大公も大柄で、肩の盛り上がった体つきをしていたが、その男はさらに背が高く、そして仮面をつけていた。 父大公の腹心、カロッゾだ。その他に付き従うものは無い。 ヒルデガルドらが向かったのは、大公執務の間の一つであった。近衛である白騎士らが入り口を守り、父大公とヒルデガルド、それからカロッゾとマルスの四人のために扉を開き、そのあとに付き従ってひととき、部屋に入り。それ以上何者も通さぬことを示すため、音を立てて警槍を交差させた。そののち白騎士らは退出し、扉を閉じる。 父大公は執務机に向かい、席に着いた。カロッゾはその脇に立つ。 「ヒルデガルド。お前はオスミナへ隠密に向かうのだ」 「隠密?オスミナ?」 もちろん、ヒルデガルドは言葉の残り半分を呑みこみ、口にはしなかった。父である大公は、父の中での言わずもがなのことを繰りさえすことを厭うのだ。 オスミナとは、フィンマルク湾を挟んで向かいにある王国であり、フィンマルク東岸では互いに国境を接してはいるが、広大な森林地帯であり、ここを越えての戦いはこれまでに一度も無かった。ヒルデガルドは応じる。 「して、いかなる任にて」 「カロッゾ」 「は」 父大公の言葉に、カロッゾは向きなおる。その顔は、額のさらに上から、顎の先まで銀面にて覆われ、うかがうことはできない。 ひどい傷を隠しているのだという。ヒルデガルドもその真の顔は見たことがない。余所の宮廷ならば、人目につくところには置かれないような男だが、父大公は好んで使い、このんでそばに置き、その言葉を重用していた。 そのカロッゾは言う。 「オスミナに、「帝國」が侵攻したとのこと」 「・・・・・・侵攻?」 まさかと思い、だが「帝國」ならやりかねないとも思う。「帝國」はこの壱千年の間、ゴーラ帝国と並び競うようにある大国だった。ゴーラ帝国と同じように、古代魔導帝國直系を誇るが、しかしゴーラ帝国のものに言わせれば、一度滅び去った紛い物に過ぎない。 壱千年前の魔族大征西を前に、四分五裂し、そこから再び生まれたのが「帝國」だ。力によって諸侯を束ね、武威によって近隣国を威圧してきた国だ。力によるその統治は、一度は崩れ去りかけ、長い内戦で相争ってもいた。 その傷はあまりに深く、今は帝國領となり、帝國によって北方辺境と呼ばれるところ、かつてはゴーラであった広大な対岸領土は、もはや自ら立ち直れぬとすら噂されていた。 その北方辺境から、オスミナへ侵攻が行われた。 帝國なら行わないとも言えない。 「・・・・・・」 だがあまりにも突然すぎる。 「ご承知の通り」 カロッゾはいつもの低い声で言う。仮面によってくぐもる声は、ヒルデガルドの様子を軽く楽しんでいるように響いた。 「我がフィンゴルド大公国にとって、フィンマルク湾の帰趨は何事よりも大事であります」 「承知している」 ヒルデガルドは応じる。フィンマルク湾、あるいはフィンマルク湾を西端に持つゴーラ湾は、ゴーラ帝国諸国をつなぐ内海でもあった。むしろゴーラの鎹と言っていい。ゴーラ帝国はゴーラ湾にて繋がれていた。西には今のゴーラの中心であるスカニア大公国があり、もう一つの大公国ヴィーキアもある。ヒルデガルドらのフィンゴルドはゴーラ湾を挟んでその東側対岸にある。ゆえにフィンゴルドの開発は遅れ、僻地として軽んじられてきた。 ゴーラの内海たるゴーラ湾は、西に切れ込み、そこはフィンマルク湾と呼ばれる。フィンゴルドと大陸を分ける湾だ。その対岸にはオスミナ王国がある。オスミナ王国のさらに南には「帝國」北方辺境があるのだ。ヒルデガルドは言った。 「フィンマルク湾は、フィンゴルドにとって何より大きな守り。これを越えられぬかぎり、帝國は我がフィンゴルドにその刃を向けられません」 カロッゾへではなく、父大公へ向けてヒルデガルドは言った。父大公はいかめしい顔に、ごくかすかな笑みをにじませてうなずく。 「しかしそれは、東岸を巡る湾岸の道を封じえてのこと」 カロッゾの仮面でくぐもった声が言う。 「帝國が対岸までやってくれば、それも崩れ去りましょう」 「それはすなわち、我がフィンゴルドをしてオスミナに加勢せよと?馬鹿な」 「もちろんそのようなことは申し上げません、妃殿下」 カロッゾは言う。 「我がフィンゴルドは、帝國と争ってまでオスミナ王国を手に入れることはありません。王国は王国のものらにて守られれば良いこと。フィンゴルドはフィンゴルドを守るために動けばよいこと」 「・・・・・・」 ヒルデガルドはカロッゾのそのような言いようが嫌いだった。仮面にて顔を隠し、飾った言葉でさらに底意を隠そうとする。 「私に隠密にて動けというからには、何か考えがあろうか、カロッゾ卿」 「もちろんのこと、姫殿下」 大柄なカロッゾは、会釈のように頭を下げて見せる。 「オスミナ王権の凋落が、我がフィンゴルド脅かすことは、あってはなりません」 「では如何にするがよいか」 「凋落するならば、底まで堕ちれば良いのです」 カロッゾの籠った声は楽しげにすら続く。 「帝國が本心でオスミナを攻め滅ぼすつもりならば、我がフィンゴルドも応ぜねばなりますまい。しかしながら帝國の動きはあまりに急すぎ、あまりに突如すぎる」 「・・・・・・カロッゾ卿は何事か承知しているのか」 「ええい!くどくどしい!」 父大公が声を上げる。 「ヒルデガルド。ようはオスミナにて戦う足がかりを得れば良いのだ。帝國がオスミナを攻め滅ぼすならそれで構わぬ。させるが良い。だがオスミナが無くなるならば放置はせぬ。ヴィルミヘ河東岸はフィンゴルドが為に得る」 「はい、大公殿下」 父大公がそのように言うのであれば、そのようにせねばならぬ。 「ならばわかろう。ヴィルミヘ河東岸にいかにして軍勢を渡すか。いかにして帝國と戦うか。最後の足掛かりはいかにあるか」 「はい、大公殿下」 「お前は上陸の足掛かりを得、またオスミナに起きているあらゆることを知り、儂に届けるのだ。お前と、マルス、お前の目で見て要とするものはすべて成せ」 「はい」 ヒルデガルドの背後で、黙ったままであったマルスもまた深く頭を垂れる。 「なによりも大事は、オスミナ王権が崩れたとき、どれほどのものをフィンゴルドのものとできるかだ。判るか、ヒルデガルド」 「港でございましょうか」 「そうだ」 父大公は言う。たしかに港を掌中とすれば、何事にも便が良い。特に機装甲のような重いものを運び込むには、石畳や釣り上げ具の在る無しは大きくかかわってくる。 だがヒルデガルドは難しいとも思っていた。 それだけの大港はオスミナには一つしかない。 フィンゴルド湾に面しており、帝國より北に流れるヴィルミヘ河の東岸にある。 その街は城壁に囲まれ、しかも必ずしもオスミナ王権に忠義を尽くしているわけではない。 それらはオスミナ人とも気質の違い、ゴーラ湾のあちらこちらから吹き溜まってきたものらだった。己自身と、払われる金とのみに従う者らはつまるところ、誰にでも従って見せるということだ。 カロッゾが仮面の奥で思わせぶりな口ぶりであったのはこれが故だったのだろう。 「特に力を入れよ。あちらの間者頭とも良く話せ。その任はお前でなければならぬ」 「承知」 ヒルデガルドは父大公へと頭を垂れる。たしかにヒルデガルドをして成さねばならぬことなのだ。 「ならば行け」 父大公のその言いように、ヒルデガルドは顔を上げた。 「今から、でございましょうか」 「そうだ。時は一刻とて待たぬ」 「・・・・・・」 弟には会えぬのかと、思った。 気弱で、ほっそりしたヒルデガルドのたった一人のおとうと。病弱で、季節の変わるごとに熱を出して寝込むような子だった。 一目だけでも顔を合わせておきたいと思っていたのに。 ミアイルも、ヒルデガルドを待っていただろうに。 「承知」 再び、ヒルデガルドは頭を垂れた。
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1666.html
(投稿者 店長) キャラ紹介 かつてエントリヒに存在した軍神。 ただ一度の泡沫の夢……一夜の幻として彼女は蘇る。 成長した娘……ジークフリートを見る為に。 そして多くの同胞らの、その後の姿を見る為に。 エントリヒの軍神、ブリュンヒルデ。KOM参戦。 出現条件 ストーリーモードでジークフリートを使用し、かつノーコンテニューで最終ステージに行くと通常ボス代わりに出現。 ボスなので、ゲージ自動回復のUnlimited仕様。勝利すると通常仕様を使用可能。 キャラステージ 薔薇園(夜) アースラウグのステージの夜バージョン。 夜空に浮かぶ満月と荘厳なBGMが神秘的な雰囲気が支配する。 例に漏れず、舞う薔薇の花弁が美しい。 キャラ仕様紹介 槍のリーチ、攻撃力、そしてモーションの大半にスーパーアーマーが備わっている攻撃的な性能を持つ。 敵の攻撃を受けつつも潰す様は、己を削りながらも戦い抜いた彼女らしいスタイルであろう。 ブリュンヒルデに後退の二文字無し。 注意するべきは、このキャラにバックステップが無いということ。 距離を咄嗟に離すことは出来ないので注意が必要。 通常技及び必殺技 基本的にアースラウグと同じモーションだが、威力、リーチ、そしてスーパーアーマーが存在する。 超必殺技 エインヘリアルPP6+K+HS 三ゲージ消費。急接近し相手と交差した後、槍を掲げるモーションと共に画面が暗転、静止する。 ブリュンヒルデの背後に生前関係のあったキャラが登場し、二人によるコンビネーションアタックを慣行する。 エンディング 「……夢は覚めるものですね。マイン・カイザー」 夜が明ける。 朝日を浴びてブリュンヒルデはその輪郭を薄めていく。 それを静かに眺めるのはエントリヒ皇帝と、ジークフリートをはじめとする多くのメード達。 「おかー様っ」 「……アースラウグ」 その中から、アースラウグが駆け寄ってくる。 半透明の手がそっと頭を撫でると、ゆっくりと背中を向けた。 「ヴァルハラでお待ちしております……」 別れは既に済ませた。 それ故に彼は何も語らない。 皆は黙って、軍神を見送った。 薔薇園の薔薇の花弁が、天高く舞い上がった。
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/1480.html
栄光の証:B (ディートリッヒ・フォン・ベルン(リメイク)) バーサーカーが生前に冒険の末、手に入れた武具の数々。 本来は宝具なのだがバーサーカークラスで召喚された事でスキルとなった。 オルトニトの鎧、巨人夫婦ヒルデとグリムの冠、バルドゥングの魔石、名剣エッケザックスなどが挙げられるが真名解放は出来ず、本来よりも効果が落ちている。 スキルとしての効果は戦闘続行、斬撃ダメージの軽減、回復速度上昇、筋力のランクアップなどである。
https://w.atwiki.jp/anzeal2/pages/27.html
クライマックス1-2へ GM:では、クライマックス開始だよー GM:シーンプレイヤーはPC2、東十条司(ひがしじゅうじょう・つかさ)。 GM:PCは全員が自動登場だッ! GM:で、ここで「実は神姫ねーさんの住居効果を適用されていた!」が発動w GM:回復ダイスどぞー おそらく、これでほぼ満タンになるはず。 ツカサ:#3d6 HP回復分(ダイスを振る)出目「1・6・4」で11点回復です。 ゲルヒルデ:#3d6 MP回復分(ダイスを振る)出目「6・5・4」で15点回復! GM:なお、演出あればどぞ?w > 神姫の住居効果 神姫:「この街の総ては護るわ‥神様の力を借りてでも、(小声で)如何な代償を払ってもね」 神姫:ということで、住居効果と同時に演出で《千変万化》 神姫:「くらかみさま くらかみさま」(“ぐら神”様 “ぐら神”様) 神姫:「やつのくに ななつのせのもり かみたるなばぐらはのみこと」(八つの大地と七つの海に囲まれた国の守護神たるナヴァグラハ様) 神姫:「おんみのつかいたるななつせのにえみこ“みき”がねがいたてまつる」(神に仕える七瀬の贄たる巫女、“神姫”が祈りと共に願います) 神姫:「われによりてわがみをしろとなしたまえ そのちからとわざをあらわしたまえ」(この身を依り代として、神の力を具現化して下さい) 神姫:「わがみとたまをあがとなし そのわざにこたえん」(その代償として、この躰と魂を捧げます) 神姫:“ぐら様”が半実体化しつつ神姫の肉体に降りて取り憑く。 神姫:頭頂部には狐耳を生やし、両の瞳が金に輝く。 神姫:全身から金の神気を放ち、その権能(ちから)で玉串が祭事に遣われるような刃のない銅剣に姿を変える。 神姫:その溢れるマナの波及効果で皆を回復させます。 ゲルヒルデ:おー、ぱちぱち(拍手) ツカサ:「姫姉さま‥‥」と変身した姿に驚きつつ 魔獣クウエルス:「おのれ、神の眷属がこのような場所に!」 神姫:「この街の総ては護るわ‥そう言ったわよね」 普段と違う淡々とした口調で。 魔獣クウエルス:「戯言を! ならば、その肉ごと神を喰らい尽くしてくれる!」 魔獣クウエルス:「行け、我が眷属どもよ!」 魔獣クウエルス:「彼奴らクエスターを倒し、この街全てを奈落に飲み込むのだ!」 魔獣クウエルス:「闇の太母よ、我らに仇なす愚か者を屠り、その魂を貴方に捧げん!」 神姫:「‥‥遅いわ。もうこの身の総ては“ぐら様”のもの。‥‥生まれる前からね」 忠仁:「おっと。お前が食らうのは鉛弾さ」 銃を構えながら、カードを引く。 忠仁:“戦車”のカード――勝利と侵略。 忠仁:「約束された勝利の銃! アーケインライフル!」 ゲルヒルデ:「九曜に仕えしモノ、でありますね」 ゲルヒルデ:「では私も『変身』いたしましょう」 ゲルヒルデ:身体が光に包まれてルーンメタルを身に纏いその手にはピアッシングルーンを構える ゲルヒルデ:「全てを貫く槍、きゅあらんさー(棒)」 忠仁:「めんどくさいからつっこまないぞ」>ゲルゲレン子 神姫:あー、こっちの方がかっこいいw ゲルヒルデ:「?」首を傾げる ツカサ:「まあ、愛らしい」と喜色をあげてみる 神姫:「司ちゃん、“みーはー”」w ツカサ:「皆で力をあわせれば‥‥、クウエルス。貴方を倒します!」と気丈にねめつけます うすは:「御託はいい。葉月を返してもらう」 うすは:と土を割って地面からから出てきましょうか 魔獣クウエルス:「‥‥もはや貴様らに“死”以外の運命はない!」 魔獣クウエルス:「死ね、クエスターども!」 忠仁:「ふ‥‥ 残念だったな」 忠仁:カードを見せます。「“死神”の逆位置」。 忠仁:「既に死の運命は逆転している!!」 忠仁:こっちもアーケインライフルを時空鞘から準備ー GM:では、戦闘開始です ゲルヒルデ:では演出のみだったルーンメタルとピアッシングルーンを装備。 > 戦闘開始 第1ラウンド GM:セットアップ! ツカサ:特にセットはないです。 神姫:せっとあっぷはなし 忠仁:こっちもー ゲルヒルデ:セットアップ無し 魔獣クウエルス:《集団統率》を使用。配下のモブ(インプ)全員の行動値を「12」に変更! インプたち:セットアップなし。 神姫:まずい、先攻される GM:ではセットアップ終了! ゲルヒルデ:仕方ないですね GM:いにしあちぶー ゲルヒルデ:ヴァルキリーウィング!大空は私のモノ ゲルヒルデ:背中から輝く翼を広げて宙に浮きます 魔獣クウエルス:「その翼を切り刻んでやる! エクスカリバー!」 魔獣クウエルス:イニシアチブタイミングで《ニョルド》をゲルヒルデに使用! 魔獣クウエルス:口から奈落の瘴気を帯びた烈風を吹き出し、飛翔した少女(ゲルヒルデ)の翼を切り刻む! ゲルヒルデ:うえ 神姫:銅剣を正眼に構えて司を庇うようにw 魔獣クウエルス:#15d6 神 属性ダメージなので軽減不可!(ダイスを振る)合計49点だ! GM:ふふふ。今日のあたしは出目が走ってる!(気がする) 忠仁:期待値は52.5だぞ ゲルヒルデ:それと水を差すようで悪いが‥‥ 期待値越えてませんよ? GM:ち、気づきやがった!w GM:いいんだい! ゲルヒルデが脱げばそれでいい! ゲルヒルデ:「く、あぁぁぁぁー!」 まぁ、ブレイクで。 GM:瘴気にまみれた風は、ゲルヒルデの衣装を次々と蝕んでいく! 神姫:「いきなり“神鳴”とは‥‥ 大盤振る舞いね」 ゲルヒルデ:「たとえ嵐に打たれようと、この翼は折れません」 ふらふらしながら飛んでいる。 GM:では次。 GM:行動値12のインプ×4 ⇒ 魔獣クウエルスの順番で行動するよっ GM:インプたちは1d6でターゲット決定し、単体に魔法攻撃かな。 1d6: 1-2:ヒルデ、3:神姫、4:司、5:うすは、6:忠仁 GM:(ダイスを振る×4)司に2体、ヒルデに1体、忠仁に1体! ツカサ:魔法だから、抗魔判定か インプA:#2d6+7 ツカサに火炎魔法!(ダイスを振る)出目「3・4」で達成値14! ツカサ:#2d6+7 抗魔(ダイスを振る)出目「5・1」で達成値13‥‥ うすは:1MP払って《献身》でカバーアップ。 インプA:#2d6+11 火炎魔法のダメージロール(ダイスを振る)合計16点の 炎 属性ダメージ。 うすは:じゃあ取り合えず、前に出て無言で[攻撃]を食らう演出で。 うすは:かなりの攻撃だったが、表情は変わらない。 インプB:#2d6+7 ゲルヒルデに火炎魔法!(ダイスを振る)出目「2・4」で達成値13! ゲルヒルデ:《ソニックコンバット》を使用して判定値+2 ゲルヒルデ:#2d6+5+2(ダイスを振る) ゲルヒルデが気合いを込めて振ったダイスの出目は「1・1」。 ゲルヒルデ:きゃー ファンブル?! ツカサ:おおっとw 忠仁:実にポンコツだねえw 神姫:これは是非使うべきですね。ヒルデに《繕う因果》を使用。振り直しどうぞ。 神姫:「“ぐら様”。因果を曲げて!」 金色の瞳が時間を一瞬だけ巻き戻す。 ゲルヒルデ:すみませぬ。どうぞよろしく。では振り直します。(ダイスを振る)出目「1・6」で達成値14。 ゲルヒルデ:くらりとふらついたところに襲いかかるインプの火炎魔法。しかしその身を魔力の輝きが覆う! GM:では、一瞬、ヒルデの翼が奈落の瘴気に蝕まれ、動かなくなったが‥‥ GM:そこに神姫が因果干渉! 間一髪、火炎魔法を避けることができた! ゲルヒルデ:「今のは‥‥ 神姫ですか? 感謝します」 インプC:#2d6+7 ツカサに火炎魔法!(ダイスを振る)出目「5・6」で達成値18! ツカサ:#2d6+7 抗魔(ダイスを振る)出目「2・1」で達成値10‥‥ うすは:1MP払って《献身》でカバーアップ。 インプC:#2d6+11 火炎魔法のダメージロール(ダイスを振る)合計16点の 炎 属性ダメージ。 インプD:#2d6+7 忠仁に火炎魔法!(ダイスを振る)出目「2・3」で達成値12! 忠仁:#2d6+4 抗魔(ダイスを振る)ん。出目「3・1」で達成値8。ダメージどぞ。 うすは:1MP払って《献身》でカバーアップ。 インプA:#2d6+11 火炎魔法のダメージロール(ダイスを振る)合計23点の 炎 属性ダメージ。 ツカサ:介入手段ないので、どうぞー。 GM:ああ、マジックシールド温存しておくのね。OK。 神姫:魔獣が怖いです うすは:ん。まだ生きてる。残りHPは19点。 神姫:えー?w GM:こ、これがアルシャードセイヴァー! 初期作成でHPがこんなに多い!w ツカサ:さすがガチディフェンダー 魔獣クウエルス:「馬鹿め! ダークレイスが人間に媚びるか!」 魔獣クウエルス:「シャードなぞに唆され、我らが使命を忘れたその身、ここで朽ち果てるがよい!」 うすは:「‥‥媚びてなんか、いない」 うすは:「私は、一番前が、好きなだけだから」 神姫:「媚びるのではなく彼女は“選んだ”のよ。そんなものもわからずに超越者ぶるな!」 GM:次。魔獣クウエルスさんいくよー 魔獣クウエルス:では‥‥カバー役がいるなら、どうせ一緒だ。そいつから落とそう。 魔獣クウエルス:オリジナルエネミー特技《マインドリッパー》炸裂! 射程「視界」で対象は「うすは」! 魔獣クウエルス: 闇 4d+10+BS「マヒ」を与える魔法攻撃だッ! 魔獣クウエルス:#2d6+9(ダイスを振る)出目「5・1」で達成値15。 うすは:抗魔 #2d6+4(ダイスを振る)出目「5・5」で達成値14。妖怪「いちたりない」きたー GM:かかか! では、ダメージロールいくぜぃ! 魔獣クウエルス:加護《トール》を使用! 神 属性に変更し、ダメージロールに更に+10d6! 魔獣クウエルス:#4d6+10+10d6(ダイスを振る)合計67点の 神 属性ダメージ! うすは:流石に同属の闇の一撃はきついわー ブレイク。 GM:幼女ブレイク! GM:‥‥素だと耐えられてるんだよな、これw ゲルヒルデ:そうだねw うすは:インプさえいなければ‥‥! 神姫:私ならほぼ二回死ねるわw 魔獣クウエルス:「どうした。その程度か?」 嘲笑う。 > うすは 魔獣クウエルス:「クエスターの真似事など、無意味だ」 うすは:「腕がもげてもいい、足がもげてもいい」 魔獣クウエルス:「!」 うすは:「葉子が、おかしが、あの日々が」 うすは:「ただ、欲しい!」 ゲルヒルデ:「その欲望を肯定します」 > うすは うすは:「‥‥どうも///」 > ゲル子 GM:どもるようじょすてきw GM:ではイニシアチブ。司&神姫、どぞー ツカサ:では、私から行きます。やはりインプを掃討すべきですよね。 ツカサ:ムーブで1発《チャージショット》、マイナーで3MP《ブーストマジック》 ツカサ:オートで2発《スフィアマジック》、メジャーで《ファイアアロー》をインプABに。 神姫:やっと行動手番ね。回復魔法って言いたいトコだけど、どちらもブレイクしてるのよねぇ 忠仁:実は回復魔法、あんまりつかいどころがないよね GM:ぬ。判定どぞー ツカサ:#2d6+9 魔導(ダイスを振る)う、出目「2・2」で達成値13‥‥ 神姫:ということで《リトライ》。振り直しどうぞ。 ゲルヒルデ:折角シーン一回のスフィアマジックですしねw 神姫:「皆。自分の望みをもって生きているわ。そうでしょ、司ちゃん?」 因果は既に曲げているわ。 魔獣クウエルス:「ハ! 神の傀儡が!」 魔獣クウエルス:「“定め”を守るためならば手段を選ばぬ“神”が、それほど恋しいか!」 魔獣クウエルス:「奈落の力があれば、どんな因果も法則も凌駕できるものを‥‥!」 神姫:「私は‥‥ 生まれる前から“神の贄”よ。聞いてなかったの?」 アルカイックスマイルで。 ツカサ:「ご助力、ありがとうございます」 > 姫姉さま ツカサ:#2d6+9 魔導 再判定(ダイスを振る)出目「5・1」で達成値15! ゲルヒルデ:ちょっと上がった GM:では、インプABのリアクションね インプA:#2d6+5 Aの抗魔(ダイスを振る)出目「2・6」で達成値13。 インプB:#2d6+5 Bの抗魔(ダイスを振る)出目「5・6」で達成値16。 ゲルヒルデ:うえ‥‥ 忠仁:これはひどいw ツカサ:うわ。これはムネン。 魔獣クウエルス:《バルドル》使用! ここでインプAの判定達成値を+20! ゲルヒルデ:なん‥‥だと‥‥ッ? ツカサ:ということはAB両方が回避か‥‥ GM:魔獣の咆哮が響き渡る! GM:それは、ツカサの詠唱を遮り、呪を絡ませ、蝕んでいく‥‥! 魔獣クウエルス:「東十条の小娘よ。我が、ただ貴様らに何年も封じられていたと思うか?」 ククク 魔獣クウエルス:「貴様らの魔術など、我らには通用せぬ!」 魔獣クウエルス:「さぁ、絶望するがいい! その怯えを。その打ち砕かれた矜持を、我に喰わせろ!」 忠仁:「だが断る」 ツカサ:「例え、私の力が通じなくとも。皆の力があれば‥‥ 戦えます!」 ツカサ:「皆の力を受けて、だから今。私はここに居る‥‥!」 ここで、しばらく皆で相談タイム。 回数制限特技や魔法弾のことも考慮した結果、一匹でも倒しておこうとの結論になった。 うすは:加護《エーギル》をBに。 GM:では、魔獣クウエルスの支援を受けていなかったBの達成値が-20される! インプB:「キャオーッ?!」 ダメージロールどぞ! ツカサ:ダメージロールの直前 5MP《勝利の風》 ツカサ:#5d6+7 (ダイスを振る)合計23点の 炎 属性ダメージ。 インプB:あ。残り5点で生きてるーッ!w 神姫:うわぁ‥‥!w GM:これが、アルシャードセイヴァー! 敵も味方もタフだぜ!w ツカサ:う、残念。でも薄羽さんが殴れば沈むかも。 GM:では次。神姫どぞー 神姫:待機を宣言します ではイニシアチブ。 次はブレイク組2名か。 ゲルヒルデ:では先に動いて良いですか?>うすはさん うすは:ゲルさんどぞー GM:ここだな。ミドル戦闘を見ていたクウエルスが先に動くぞ。そちらの主戦力を排除する! 魔獣クウエルス:「地に堕ちよ、戦女神!」 《ニョルド》2発目! ブレイク中のゲルヒルデに放つ! ゲルヒルデ:「なにやら狙われているようです‥‥」 魔獣クウエルス:#15d6 そんだけ、エクスカリバーを警戒しているのだッ! 魔獣クウエルス:(ダイスを振る)合計45点の 神 属性ダメージ! 魔獣クウエルス:「カカカ! 東十条の魔術も! エクスカリバーの戦乙女も!」 魔獣クウエルス:「我が魔力の前には無力だ!」 神姫:《イドゥン》をゲルヒルデに。フルゲージになってもらいましょう。 神姫:「愚劣な思考。地に“堕ちた”のではなく天から“降りた”と言えぬか?」 神姫:神姫が銅剣を振り下ろすと、ヒルデが死んだという“結果”が断ち切られる! 神姫:「天使というなら、最後までその翼で高天原まで舞ってみせよ」段々神憑ってきましたw ゲルヒルデ:「光が‥‥ これが神姫の、九曜の力!」 ゲルヒルデ:「天使を名乗る気は有りませんが、舞って見せましょう。天の彼方まで!」 インプA:「‥‥イイキニナッテヤガル」 インプB:「イイキニナッテヤガル」 ケホッ ゲルヒルデ:「きゅあらんさーですから」 ゲルヒルデ:ではこちらの番でしょうか? GM:キミとうすはの手番だね。 ゲルヒルデ:こちらから動きます、 ゲルヒルデ:ムーブでAにエンゲージ、マイナーで《ディスチャージ》、メジャーでAを殴ります。 ゲルヒルデ:#2d6+8(ダイスを振る)出目「6・4」で達成値18。 インプA:#2d6+4 回避判定っ(ダイスを振る)出目「2・6」で達成値12。が、頑張ったよ! ダメージどぞ!w ゲルヒルデ:#2d6+19 ダメージ(ダイスを振る)合計26点の 雷 属性ダメージ。 インプA:キャーキャー! 残り2点でイキテルー! クケケェ! ゲルヒルデ:「そういえばブレイクしたときに『ぷりんせすふぉーむ』と言うのを忘れていました」 GM:では次。うすはーどぞー うすは:ムーブでインプABにエンゲージ。メジャーでBを殴る。 うすは:#2d6+9(ダイスを振る)出目「2・2」で達成値13! インプB:#2d6+4 回避っ(ダイスを振る)よしっ、出目「6・4」で達成値14! インプB:「クケケケ。アタラナーイ」 両手をパンパン叩き。挑発。 GMでは次。忠仁の手番! 忠仁:じゃあアーケインでAB狙いかな。正直GMのダイス目が良くて当たる気が全くしないが‥‥w 忠仁:#2d6+5 アーケインで攻撃(ダイスを振る)出目「5・5」で達成値15。 インプA:#2d6+4 回避っ(ダイスを振る)出目「2・2」で達成値8。 インプB:#2d6+4 回避っ(ダイスを振る)出目「1・5」で達成値10。 GM:きゃーw 両方とも命中だね。ダメージロールどぞ! 忠仁:#2d6+14(ダイスを振る)合計21点の 殴 属性ダメージ。 GM:インプABは忠仁の銃弾に貫かれ、一瞬で塵芥と化して消えた! 忠仁:「まず2体‥‥ 先は長いな」 魔獣クウエルス:「おのれ小僧!」 ゲルヒルデ:「やりますね。セイヴァー」 神姫:「流石は大地に愛された男」 ツカサ:「凄い‥‥」 落ち込む自分を叱咤しつつ。 忠仁:ダメージ自体は一番低いんだがなw GM:では次。待機してた神姫の手番だ。 神姫:移動しても攻撃届かないし、回復できる対象もいませんから「行動放棄」します。 魔獣クウエルス:「どうした。貴様は高見の見物か? 威勢のいいのは言葉だけか?」 ククク。 神姫:「神は世を統べるが只上にあればよいのさ」 GM:全員が行動済みとなったので、第1ラウンド終了だ。 GM:クリンナップは特に何もないね? では次だ! クライマックス1-2へ
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/43.html
ヒデ 人物データ 身長 --- 体重 --- 年齢 18 所属 一般 特技 -- からくり工業高校3年の不良3人組リーダー格 リーゼント頭が特徴 偶然出逢ったヒルデ様に悪行を正され以後彼女の腰巾着として付き従うようになる 高校が違うが、シン・可那とは小学校からの幼馴染みである シンがKGFのパイロットである事を知っている 追記 本編での活躍 第六話「フーテン姫様放浪記」 第二十話「姫と爺」 -第二十一話「邂逅」 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/doudan/pages/49.html
L:ヒルデガルド = { t:名称 = ヒルデガルド(ACE) t:要点 = 背筋が伸びた,銀髪,おばあちゃん t:周辺環境 = 薔薇園 t:評価 = 全能力20 t:特殊 = { *ヒルデガルドのACEカテゴリ = 逗留ACEとして扱う。 *ヒルデガルドのみなし =ヒルデガルドは僧侶、賢者、予言者、夢使いとして扱う。 *ヒルデガルドは肉体を使う場合-15の修正を受ける。 *ヒルデガルドは精神や知識を使う場合+15の修正を受ける。 } t:→次のアイドレス = 命に代えて守る(強制イベント),ビジョンクエスト(イベント),結界魔法(絶技),僧侶(職業) } 設定文章 その声は全ローマから全ニューワールドへ。 ヒルデガルド・フォン・ビンケン。中世最大の賢女である。 #以下は旧ビギナーズ王国での話である。 その彼女が宰相府薔薇園から旧ビギナーズ王国に移り住んだ理由は不明である。 世間では秘書官tactyと秘書官yuzukiの縁が云々やらこっそり宰相への奏上が云々やらと言われているらしい。 とはいえ賢女が来たのである。 歳を感じさせない伸びた背筋と美しい銀髪。そして素晴らしい才能とその言葉。彼女が国に来る事を歓迎しない理由はなかった。 「よろしい、ならば歓迎会だ。」との執政の一言(真偽不明)により歓迎会が企画された。 店は毎度ながら摂政amurに任せられ、今回は美味しい魚介類を提供する店が選ばれた。勿論お酒は完備である。 「「乾杯ー!」」 隠居はしても宴会大好きなこの国である。元気な声が店に響く。 もちろん未成年+αはジュースであり、ヒルデガルドも酒を飲んでおらず、お茶である。 美味しい魚と旨い酒。そしてヒルデガルドの話でわいわいやっていた頃、yuzukiが動き出す。 手にはメード服。そして何人かにアイコンタクト。 今回は執政里樹澪に酒を飲ませ妹人の事を話させ、その間にヒルデガルドにメード服を着せる作戦である。 里樹が妹人の事を愚痴ってる隙にヒルデガルドとyuzukiは更衣室へ。 ヒルデガルドが着替え終わり、お披露目をする。普通に着こなしている。似合っている。 王国のフィクションノート達からも感嘆の声。 しかし気付いた里樹がハリセンを手にし、ツッコミを入れようとした所、ヒルデガルドから声が。 里樹が呼ばれる。 どうやら愚痴を聞いていたらしくアドバイススタート。 それを見たボケーズは安心しながら飲み直し、宴は続く…。 絵:yuzuki/文:ロッド 他のメードなACEはこちらから その1 その2