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FRONT MISSION -@ Minefield- プロローグ あらすじ 解説 登場人物(O.C.U.)●O.C.U.陸防軍ヴァンツァー懲罰中隊ハルカ(天海春香) サカタ(坂田竜二) イオリ(水瀬伊織) ヤヨイ(高槻やよい) キース(キース・カラベル) フレデリック(フレデリック・ランカスター) マコト(菊地真) ポール(ポール・C・グリバー) アルダー(アルダー・ワイス) ミキ(星井美希) アズサ(三浦あずさ) コング(グレゴリオ・マイアス) ボビー(ボビー・ホプキンス) ポルンガ アミ・マミ(双海亜美・真美) ラルフ(ラルフ・ダイアン) ユキホ(萩原雪歩) ●O.C.U.陸防軍オルソン(グーリー・B・オルソン) ブレイクウッド(ウィラス・E・ブレイクウッド) チハヤ(如月千早) 登場人物(U.S.N.)ドリスコル ●地獄の壁グリーグ(グリーグ・デミートリアス) ゲッタ(ゲッタ・セドリック) リーバス(リーバス・ビクター) ミリガン(ミリガン・アシュトン) ジョシー(ジョッシュ・ダリン) デイブ(デイブ・スターリング) ●その他U.S.N.陸軍主要人物諜報員 カークランド(ザイバー・F・カークランド) 登場人物(その他)リツコ(秋月律子) アラン プロデューサー FRONT MISSION -@ Minefield- 【ニコニコ動画】アイマス×FM1 @ Minefield プロローグ ハフマン島。 20世紀終盤、大西洋での大規模な海底隆起により、わずか70年余りで姿を現した新島である。 その地中深くに眠る豊富な鉱物資源は、オシアナ共同連合(O.C.U.)とニューコンチネント合衆国(U.S.N.)の両国からの数多の入植者を呼び寄せた。 両国の領土所有権を巡る競争は、2070年、武力による闘争の形で島全土に多大なる災禍をもたらす。 第1次ハフマン紛争。 勃発から1年を費やした争いは、以後長きに渡る国家間の軋轢と、本土の中心を二つに分断する境目を残して、一時の鎮静を見る。 ここに、21世紀に誕生した二つの超大国が、世界で唯一国境を接する地が生まれた。 2090年6月3日、ハフマン島USN領ラーカス地区。 OCUジャパンより正規軍の護衛のもと慰問に訪れたアイドル、天海春香・如月千早両名は、これを領域侵犯としたUSN所属部隊との戦闘行動を余儀なくされる。 その結果、戦闘区域の中心に位置する、サカタインダストリィ社所有の工場施設を破壊。優に、62名もの死者を出す大惨事を引き起こした。 直後、USN側はこれを『人道にもとる卑劣な組織的行為』として全世界に発表した。 ラーカス事件。 第2次ハフマン紛争勃発の引き金となった出来事である。 あらすじ 第2次ハフマン紛争勃発から1年後、OCU領バリンデン。 先のラーカス事件の重責を、自らも軍関係者として背負わされることとなったハルカ(天海春香)は、 かつての護衛担当であったサカタ(坂田竜二)とともに、いつの日とも知れない刑の執行を待ち受ける日々を過ごしていた。 そんなある日、二人は、OCU陸防軍大佐であるオルソン(グーリー・B・オルソン)から、まるで意外にも過ぎた処遇を言い渡される。 “前非を悔いた元アイドルが、自ら懲罰隊を志願してヴァンツァーを駆り、戦場へと赴く…… キーボードは打てても敵は撃てない豚どもが、いかにも喜びそうな話だろう?” ヴァンツァー懲罰中隊。 その指揮者として、最前線に立つということ。 ハフマン島の戦火は、日に日に激しさと疲弊を増していく。 ましてや現状劣勢の立場に追い込まれつつあるOCUにとっては、『即時手荒く扱える駒』が必要だった。 “わっかりましたっ!! 使い捨ての客寄せパンダってことですね!” 正規軍の矢面に立ち、汚れ仕事を一手に引き受ける。 必要となれば、弾除けにとこの身をも差し出す。 言い換えれば体のいい、悠長な死刑宣告に過ぎなかったのだ。 “ハルカ・アマミ大尉、懲罰中隊隊長として前線へ向かいます。 ……女の子を甘く見ると、いつかひどいしっぺ返しがきますよ、大佐。” 殺されたくないのなら、死ぬまで足掻けばいい。 例えそれが浅ましく、惨めな姿だとしても。 あの日、守ってくれた人のために。 そしてなによりも、あの日に守れなかった、愛する人たちのために。 かくして、OCU陸防軍ヴァンツァー懲罰中隊長『OCUの面汚し』ハルカ・アマミは出撃するのであった。 この戦場の奥深くに隠された、真の思惑を知らずに。 解説 原作は1995年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売されたシミュレーションRPG。 オシアナ共同連合(O.C.U.)とニューコンチネント合衆国(U.S.N.)の二大国の領土からなる架空の島『ハフマン島』を舞台に、 ヴァンツァー(WAnder Panzer)と呼ばれる準人型汎用兵器が主体となった戦争、その時勢に翻弄され暴走する軍需企業の狂気を描いたストーリーは、今なお人気が高い。 のちにリメイクされたPS・NDS版では、『地獄の壁』隊員をはじめとしたUSN側の意外な人物像を垣間見ることが出来る。 その反面、ゲームとしてのバランスは、スピードとかスイッチとか一部のスキルが偏った(偏りすぎた)性能を持つ、 ぶっちゃけ一番高いパーツ全員分揃えときゃおk各パーツのバランス調整が甘いなど、荒削りな面が否めない。 そこで、本編ではプレイのマンネリ・作業化を防ぐ措置として、 ●リペア・地雷などのアイテム使用禁止(設定上の例外キャラあり) ●闘技場出場禁止(経験値・賞金稼ぎ禁止、一部キャラのイベント除く) ●同じ構成の機体を同時に出撃させない ●1マップ出撃8人まで(補給車は含めない) ●補給車の使用(弾薬補給)は1マップにつき3回まで ●撃破されたキャラは次のマップは出撃不可(機体修理中につき1回休み、という設定) 以上の縛りを設け、プレイ動画としても楽しめるよう配慮している。 制作者はテンダスP。 P名は、E.C.ドイツはシュネッケ社の最初期型WAP、テンダス(Tendus)に因む。 登場人物(O.C.U.) ●O.C.U.陸防軍ヴァンツァー懲罰中隊 第二次ハフマン戦争の劣勢を覆す為、『OCUの面汚し』ハルカ・アマミを隊長に据えて設立した部隊。 体の良い弾避け、自分達の手を汚さないだけの死刑宣告に等しい処置であったが、 やがて彼女達はOCUきってのエース部隊へと歩を進めていく。まるであらかじめそう予定されていたかのように。 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 戦争終結後も解散する事なく、ハフマン島全体の為に動く中隊『シェヘラザード』として機能する事に。 隊長は変わらず『英雄』ハルカ・アマミ。 なお、部隊名の語源は千夜一夜物語、暴君を喜ばせ続けなければ死ぬ王女から来ていると思われる。 ハルカ(天海春香) WAPコード:Sunlit(サンリット / 意 日の当たる,太陽に照らされた) - 主人公。原作におけるロイド・クライブ役。 ラーカス事件後、サカタと共にバリンデンのコロシアムファイターとして処刑までのその日暮らしを続けていたが、 OCU側の劣勢を挽回する策の一環として徴発され、ヴァンツァー懲罰中隊長として戦場へと赴く。 乗機Sunlitはマシンガン、グレネード、ミサイルで武装した遠距離寄りの構成であり、 一般に命中率が低いとされるグレネードが何故か高い確率で当たるという奇妙な特徴がある。 どうやらそれ以外にも『何か』があるようだが……。 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 原作でも登場したBrainデバイスを更に発展させた『Icon』デバイスである事が、その開発スタッフの一人であるミゼット・ブラウンから明らかにされた。 優れた演算装置であるBデバイスは安くないコストがかかる上、人間の脳を用いている以上消耗する可能性が高く、パイロットが介在する限り動きにラグが生じるのは不可避であった。 そこで、機体そのものに『熟練者』の動きを取り込ませる事でラグを解消し、また安価に複製・流通が可能になる事で本来要求されていたスペックを満たしうる、というもの。 サカタ(坂田竜二) WAPコード:Raioh(ライオウ / 記 雷王 / 意 迦邇米雷王(かにめいかずちのみこ)が由来か?) - ハルカの相方。中隊内におけるいじられ役兼ツッコミ役。 チハヤとプロデューサーを守れなかった償いとして、ラーカス事件を機に、ハルカを守る為に傍で戦い続ける。 相棒であるRaiohと共に近距離戦における頼れる仲間、のはずなのだが、謎の病気『サカタ病』にかかっている、らしい。 ……感染源? イオリ(水瀬伊織) WAPコード:Sanson(サンソン / 意 シャルル=アンリ・サンソン4世が有力か?) - 懲罰中隊副官。ナタリー・F・ブレイクウッド役。 どちらかといえば規律や部下に甘いハルカをフォローする形でサポートしている。 ラーカス事件の影響は父親の隠ぺい工作により免れたが、それには納得できずに自らも戦線へと身を投じた。 しかしMission-01が兵士としての初陣だったようで、初めての殺人にパニックを起こしている。 どうやら物語の裏側に関わっているようだが、彼女曰く仲間達を守る為らしい。 乗機Sansonは機動力を重視した遊撃型。武器腕を装備する事が多いのも特徴として挙げられるか。 なお、動画内コメントより、機体名はフランス革命期の死刑執行人、シャルル=アンリ・サンソン4世が由来らしい、との事。 ヤヨイ(高槻やよい) WAPコード:Bargain(バーゲン / 意 安売り,取引,値切り) - 原作におけるJ・J(ジョイナス・ジェリアスカ)役。これにちなみ、途中からパイロット名が『Y・T』として登録されている。 かつて同様に振舞うものの、内面は『傭兵』らしい性格へと変貌しており、また自分達を追い込んだOCUそのものを憎んでいる。 付き合いの長いキースとは良いコンビであり、乗機Bargainはライフル・火炎放射器などの単発近距離武器を両手に装備した、後述のキース機との連携を思わせる構成になっている。 損耗率、ひいては被撃破率が高めで『一回休み』になってしまう事が多い。 第二部にて、手のひらを返して彼女達を称賛する人々に対し、もっとも強い反感を見せている。 キース(キース・カラベル) WAPコード:Ms.Jerry(ミスター・ジェリー) - ヤヨイと『ワイルドギース』なるコンビを組む傭兵。 出自らしい荒っぽい口調や金銭第一な態度が目立つが、ヤヨイを気遣ってもみせる良い先達とも言える。 どちらかと言えば『ボケ』なキャラでもあり、ヤヨイに折檻されるシーンも。 Ms.Jerryはマシンガン二挺とミサイルという攻撃特化型。いいかDoubleは取るなよ! 絶対に取るなよ! フレデリック(フレデリック・ランカスター) WAPコード:Witness(ウィットネス / 意 目撃者,証人) - 懲罰中隊従軍記者。ホされてたのか、スクープ狙いに躍起になっている所を中隊と出会い、以後同行する。 報道真拳なるものに目覚めたり、邪気眼に覚醒したりとギャグ面に忙しい。 が、『ジャーナリズムに客観性はいらん!』という持論や、ハルカをキリスト=『公共の敵』に例えるなど、 トンデモに見えて一貫した考え方を垣間見せるあたりは流石に(一応)記者というところか。 乗機Witnessは両肩にランチャーを搭載した遠距離特化型、のはずが、目撃どころかやたらと前に出まくる搭乗者のお陰で損耗率は高い。あまつさえ殴りかかるし。 第二部ではリツコと共に何かを調べ上げている他、物語の核心へと迫りはじめる。 が、ギャグ面に崩れるのは相変わらず。 マコト(菊地真) WAPコード:Heroic(ヒロイック / 意 勇気ある,英雄的な) - ヤン・メイファ役。本作では後半に登場するラルフ・ダイアンを師匠として仰ぎ、ヴァンツァー技術を鍛える。 コロシアムファイターとして名を広める一方、ミキと共にチハヤの行方を追い、また765プロを陥れた『何か』に対して戦いを挑む。 乗機Heroicは格闘戦仕様機であり、Double初期取得という凶悪さも合わさって、参戦時から絶大な破壊力を発揮する。 ポール(ポール・C・グリバー) WAPコード:Rainbow(レインボー / 意 虹) - 従軍牧師。グレイロックにて孤立していたところをハルカ達に救出されたのち、とある戦いを経て懲罰中隊へと参加する。 一応神職らしい言葉を放つのだが、肝心の信じている神様がどうにもSAN値チェックを要求されそうなシロモノっぽいのが何とも。 時折妙に画面に残ったり、着弾時のエフェクトとかミサイル発射時がアレだったり……底が見えない。色々な意味で。 乗機Rainbowは両肩にミサイル、自衛用の近距離武器を装備した遠距離支援型。 アルダー(アルダー・ワイス) WAPコード:Cowboy(カウボーイ / 意 牛追い,一匹狼) - かつては機体名でもある『カウボーイ』の異名を馳せた、OCU指折りの名パイロット。 戦争で息子を失ってからは酒に溺れていた。戦争の(表向きの)原因であるハルカに食ってかかるが……。 機体構築は遠・近・格全てをこなす型であり、連続攻撃系スキルを活かしにくくはなってしまうが、 イジェクトパンチ=Stunの発動率の高さから無力化能力に優れる。 ミキ(星井美希) WAPコード:R-O-M(リードオンリーミキ) - ハンス・ゴルドウィン役。今回ばかりは「ああ、またか」では済ませられなかったらしい。 その身に宿った直感像情報把握能力を駆使してスペンサー(情報屋の一種)として生活しつつ、マコトと共にチハヤと陰謀を追っていた。 『0が一杯ついた通帳』片手に購入したらしい乗機R-O-M(作者曰く、りーど・おんりー・ミキ、の略らしい)は チャフやスモークを撒き散らし、ミサイルを撃ち切り中距離武器を撃ちまくる重遠隔支援特化型。 ハルカと違って命中率悪いけど……と思ったら、遂にフォートモーナス戦にてハルカから命中率をぶん取った。 やめて! ハルカの個性はもうゼ(ry 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 美希に限らず、元765プロのアイドル達の家族は戦争勃発の原因(の身内)という事で冷遇、または虐げられている立場である事が、解説編で明らかになる。 そんな家族に対し、スペンサーとして稼ぐ以外『見ている事しかできない』彼女の嘆きこそが、機体名の真意である。 アズサ(三浦あずさ) WAPコード:Altruism(アルトリズム / 意 愛他主義,愛他心) - モーリー・オドネル役。ただしモーリーとは大きくその立場が異なる。 ハルカを尋ねてハフマン島を訪れるも、お約束のように迷子となりフリーダムへ。 鬱憤の溜まったUSN軍兵士に襲われかけるすんでのところを、地獄の壁隊長グリーグに救われる。 その後、地獄の壁に手引きしてもらう形でハルカ達と合流するのだが……。 乗機Altruismは攻撃を一切禁止する代わりに、ある程度の自己回復(リペア使用)を解禁している超防御特化機。 最初のセットアップに用いたパーツが、彼女なりの決意表明か。 コング(グレゴリオ・マイアス) WAPコード:Mr.Kong(ミスター・コング) - コロシアムファイターとして不敗を誇ったが、マコトに敗北。 さらなる強さを求めて懲罰中隊に加わる。単なる脳筋な描写が強いが、マコトとのコンビは漢らしさ全開……アレ? 乗機Mr.Kongは格闘戦仕様機。サカタ会長護衛戦にてようやくスキルが揃い本領発揮。 ボビー(ボビー・ホプキンス) WAPコード:Death(デス / 意 死,死神) - ポルンガとは腐れ縁の傭兵。 元O.C.U士官であり、所属部隊が壊滅しても彼一人だけが生き残ったために「死神」と呼ばれていたことも。 懲罰中隊では貴重な突っ込み役。本人は個性とやらを得ようと色々模索しているようだが、常識人というだけで十分です。そのままの貴方でいて。 乗機Deathはライフルとマシンガン、ミサイルを装備した攻撃特化型。 ポルンガ WAPコード:Natural(ナチュラル / 意 自然,野生,生まれながらの) - ボビーとは以前からの付き合いがある傭兵で、アボリジニの末裔(ただし混血であり、アボリジニの特徴は肌以外継いでいないとのこと)。 街中にてヴァンツァー同士で喧嘩をしていたところをヤヨイに止められ、懲罰中隊に加わる。曰く中隊の空気は気に入っているらしい。 乗機Naturalは『ミサイル撃って突っ込んで殴る』遠距離→格闘の強襲型。 アミ・マミ(双海亜美・真美) WAPコード:Gemini(ジェミニ / 意 双子座) - ヤン・イーヒン役。父親の知り合いの知り合い、要するに見知らぬ誰かに騙されニルバーナ機関へと送られる。 同室の人間が次々姿を消していく様に怯え、脱走を企てた所で地獄の壁と『P』に救助される。 その後、恐らくイーヒンだったであろう人物の助言に従って、機関施設に置かれていたWAPを奪取。 即席でWAPの操縦を教わり、懲罰中隊へと逃げ込む事に成功。 再び拉致される事を恐れたハルカの考えから親元へは返されず、そのまま中隊へと参加する。 乗っていたサカタ90式は、複座型・兵器には似つかわしくない幼児対応のキッズ表示、 『P』が機体の奪取ないしは破壊も考えていたらしい発言から、恐らくは実験の為に双子用として用意された機体ではないかと推測される。 その後、このサカタ90式をベースとして構築したであろう、Geminiに搭乗。 Acidによるアシスト役として出撃するが、意外にキル数を稼いでしまうのは皮肉か。 ラルフ(ラルフ・ダイアン) WAPコード:Cancer(キャンサー / 意 ガン) - マコトにWAPの手ほどきを授けた『師匠』。サカタ会長護衛ミッションにてサカタインダストリィに雇われた形で初登場。 癌に侵され余命幾ばくの為か、何処か虚無的であり、『届かない敵』に挑むマコトに辛辣な言葉を放つ。 が、マコトとのエキシビジョンマッチを経て思う所があったか、活力を取り戻し、中隊へと配属になる。 機体名は原作準拠だが、対マコト戦ではレギュレーションによって機体と武装が固定されていたため、本来のセットアップはその時点では不明。 解説(アルダー)曰く、マコトの師匠だけあって格闘戦を得手とするらしい。 Mission-18にて本格参戦。ミサイルと盾を装備した重格闘戦仕様機で、次々と敵ヴァンツァーを打ち抜いた。 (システム上、初期取得のStunとDouble以外のスキルを取得出来ない事への解釈とも言える) ユキホ(萩原雪歩) 補給車ドライバー兼整備担当。ピウィー・リッチバーグJr役。実家はジャパニーズ・マフィアらしい。 ラーカス事件以後は塞ぎこんでいたものの、芯の強さを発揮して復活。 実家の稼業の関係で、Mission-03にて懲罰中隊に自分達の護衛を依頼。 その後、同僚のヒカル・マックス・カキザキの3人と共に、懲罰中隊補給車を担当する事になる。 なお、カキザキはしっかりとフラグを建てて、しっかりと生き残っています。念のため。 そしてこの補給車、初期の頑丈さ(ゲームバランスの事情なのだが)と残像すら発生させる不思議な回避率、 時折聞こえてくる『着陸』『変形』といった不可思議な単語といい、中隊随一の謎を秘めた存在でもある。 ●O.C.U.陸防軍 オルソン(グーリー・B・オルソン) OCU陸防軍大佐。 上官であろうが誰であれ尊大な態度を取る性格で、当然ハルカたちに対する態度も非常に高圧的。 原作と比べユーモア分が増量しているのは相手が年若い少女だからか。 停戦時、原作にはなかったまさかの行動をとる。 ブレイクウッド(ウィラス・E・ブレイクウッド) 懲罰中隊管理官。OCU陸防軍中将。 登場回数が少ない為影が薄くなりがちだが、オルソンとは(意図しての事ではないが)飴と鞭の関係と言える。 だが……。 チハヤ(如月千早) 原作におけるカレン・ミューア役。ラーカス事件において機体を破壊され、行方不明に。 その後、マコトやミキの調査から、生存の可能性が高い事が判明するが……。 何故か彼女の持ち歌である『蒼い鳥』がUSN側のそこかしこで流れるが、それを聴く者の中には違和感を覚える者も。 そして追撃戦ミッションにてUSN側の停戦を呼びかける役として登場するが、この『声』は本当に彼女なのだろうか……? 登場人物(U.S.N.) ドリスコル USN陸軍大尉。ラーカス事件の実行者。 意味ありげな言葉と共にUSNサイドのそこかしこに現れるが、その真意は未だ不明。 乗機レイブンは一応WAP扱いではあるものの、その風貌・装甲・火力全てにおいて一般機体とはかけ離れた存在である。 ●地獄の壁 USN陸軍きっての少数精鋭部隊。 正式名称は、U.S.N.陸軍戦車師団特機中隊前線都市防衛部隊特殊小隊第64機動戦隊。 全てのメンバーがディアブルアビオニクス社の傑作機、フロストの特別仕様型に搭乗する。 通称の所以は、戦場という『地獄』で自らの命を懸けて友軍を守る『壁』となる、その姿勢からである。 グリーグ(グリーグ・デミートリアス) WAPコード:Mad Bull(マッドブル / 意 猛牛) - 地獄の壁隊長。難物揃いの部隊を見事にまとめ上げる兄貴肌。 一見粗野な風貌に似合わず、頭脳的な戦いを得意とする。 階級は大尉だが、過去の功績からか軍部での影響力はそれ以上に強い。 フリーダムの街に迷い込んだアズサを助け、敵であるはずのハルカ達の元へと送り届けようとする、紳士的な一面を見せる。 その後OCUの捕虜となっていたはずが、USNのフォートモーナス撤退戦において大型兵器シーキング型を駆って登場。 殿を務め懲罰中隊と激突、そして……。 ゲッタ(ゲッタ・セドリック) WAPコード:Nothing(ナッシング / 意 無価値,無意味) - ファイター。隊では最年少。 血気盛んで戦闘をゲーム感覚で楽しむきらいがあるが、仲間思いな一面も見受けられる。 冷徹な発言の目立つ『P』に真っ先に喰ってかかるのも、そんな彼の性格を示している。 リーバス(リーバス・ビクター) WAPコード:Happy Rang(ハッピーラン / 意 幸せな音色) - ミサイラー。彼の放つゴルディアスMS・イーグレットRKに初見で泣かされたプレイヤーは多いであろう。 陽気な性格だが、ミリガンのお寒いジョークに冷徹なツッコミを入れることもしばしば。 ミリガン(ミリガン・アシュトン) WAPコード:Dandelion(ダンデライオン / 意 タンポポ) - ミサイラー。元モデルという変わった経歴を持つ。 言動からクールを気取るも、うんざりしたリーバスに毎回ツッコまれるのがオチ。 まさか助けようとした少女から過激な一発を喰らう事になるとは思いもよらなかったようだが。 ジョシー(ジョッシュ・ダリン) WAPコード:Stray Cat(ストレイキャット / 意 野良猫) - ファイター。作中ではジョシーと呼称されるが、恐らくはニックネーム。 語尾に『~ッス』と付けて喋る。何かと空気が読めない。 地獄の壁がUSNから逃走する際に死亡した模様、だが……。 デイブ(デイブ・スターリング) WAPコード:Perfect Winner(パーフェクトウィナー / 意 完全なる勝者) - アタッカー。戦線ではグリーグと共に突撃戦を展開する。確かな実力に裏打ちされた自信家。 口癖の『虫ケラが』などから、他人を歯牙にもかけない冷血漢と思われたが……。 ●その他U.S.N.陸軍主要人物 諜報員 メール川渡河戦にて初登場、ドリスコルの命により『何か』をUSN兵士にした模様。 役職のイメージからはほど遠い性格で、上司であるドリスコル相手にも何処か軽い感じで応対する。 その後、双子の脱走阻止を担当する隊の指揮官として登場する。 が、やる気に欠けた(子供を手に掛けるのは気がひけていたらしい)のか、最低限交戦した後さっさと脱出した。 顔グラフィックはゲーム内一般市民のもの。 カークランド(ザイバー・F・カークランド) モーガン要塞指揮官。階級はUSN陸軍大佐。 プ○レス関係の番組にでも出てきそうな超ハイテンションな軍人。 ドリスコルをして『生粋のパトリオット』と言わせるだけはあり、愛国心が第一!な性格。 が、ドリスコルの暗躍に探りを入れてくる描写など、決して武勲一辺倒というわけではない。 モーガン要塞での攻防で戦死したかと思いきや、停戦直前の追撃戦ミッションにも登場。停戦に納得せず、命令を無視して戦い抜く。 最期まで、その結末に納得する事はなかった。 登場人物(その他) リツコ(秋月律子) 765プロの解散直後、実家の稼業でもある武器商会キャラバンを開業する。 その行動範囲は広きにわたり、常に消耗が激しいハルカの隊に狙いを付け、お得意様にせんと目論む。 兵器の売買のみならず国内外の情勢にも明るい。リッチャンハシノショウニンデスヨ 何だかんだで面倒見が良く、アズサの為の機体を用意してあげたり、Sunlit内CPUの解析を請け負ったりしている……ほぼ懲罰中隊専属な気がしないでもない。 と思いきや、サカタ社長のセリフからすると、懲罰中隊の物資は本当に彼女のキャラバンとユキホの実家でやりくりしているらしい。 \テンキュー/ アラン とあるステージにて登場の本作オリジナルキャラクター(顔グラフィックはFMのもの)。 ポールとは顔見知りらしい。メナサ・グレイロックの2都市に対しFM3rd登場の『アレ』を撃ち込もうとする。 プロデューサー 現在、この名の人間は2人存在する。 片方はオープニングステージに登場するOCU兵士役として登場、担当していたハルカとチハヤと共にラーカス事件に巻き込まれ、行方不明になる。 平和ボケか、USN軍から撃たれた事に最初抗議しようとしていた。 もう片方は、ゲンツ・ヴィーザーのグラフィックにて登場。ハルカ達との戦いの後、何故か味方(USN)から追われる地獄の壁を助ける。 初期に登場するプロデューサーとは違い、冷徹で残酷。曰く『心は死んだ』らしい。 ドリスコルに絶望を味わせるために、地獄の壁の生き残りと共に暗躍する。 サカタ会長護衛ミッションにてハルカと対峙。意味ありげな言葉を残し離脱する。 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 ミゼット・ブラウン 野戦病院の医師。その正体は、物語の根幹ともいえるあるシステムの開発者の1人。 思うところあって研究機関から逃げ出し医療の現場へと身を移すが、やはり過去はどこまでも追ってきていた。 ロイド・クライヴ&カレン・ミューア M18にてまさかの登場。傭兵部隊『ラピッド1』のメンバーとして、Dr.ブラウンの野戦病院の護衛を務めていた。他のメンバーは出払っていたらしい。 カレンはミキにすら気付かせない高い隠蔽能力を持ち、早速彼女に教授、実践させた。おかげで本人も乗機も真っ白に……。 ハルカを指して『命の恩人』と呼ぶが……。 テンダスPさんへの支援に、メインキャラ勢の説明を入れてみました、どうでしょうか? -- 名無しさん (2009-09-14 21 28 19) GJ!! -- 名無しさん (2009-12-08 01 50 57) 褒めて頂けたんで木に登ってみたw カークランド他、M17終了時点での情報にて更新。 -- 名無しさん (2009-12-08 23 14 50) 祝第二部開始。表記の調整および解説編、M18終了時点での情報をある程度追加。 -- 名無しさん (2010-01-19 13 02 46) 記事作り始めでブッ倒れてそのまま放置してたんですが……支援ありがとう! 本当にありがとう! -- 名無しさん (2010-04-06 04 49 01) WAPコードと意味入れてみました。あと色々ちびっと修正。 -- 名無しさん (2010-04-13 11 35 07) 名前 コメント
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【みなみけ】【萌え】【アニメ】【2007】【11】 みなみけ#6 ニコニコ カ、カ、カ、カナちゃんのおっぱい! ……無いな!……ほとんど無いな! 内田が反則的に可愛い(先週のことは忘れた ディフェンスに定評のあるマコトの頭が実に邪魔である(パンツ 先生と二宮君、実に気になる。 なんなんだ……、この小道具は……。 ドラマといい、ゲームといい…… 出来ておるのうアニメスタッフは……。 マコちゃん誕生。可愛いのう、可愛いのう。 ハ、ハ、ハルカちゃんのおっぱい! カナとは比較にならんな! 人前でその脱ぎ方はないだろ……、嬉しいけどさっ!(全力で 結構、ずぼらなハルカちゃんも良いがな(ニヤニヤ なんというオリジナル……。 三姉妹成分はもう十分なので内田をここでピックアップとは……。 出来ておる、出来ておるのう。 マコちゃんはもう戻れないな、色んな意味で。 名前 コメント
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第2章 運命の出会い スピードバトル編 1、話を進める 2、ハルカから課題を出される。(レベルを2つ上げるには?) ・「ラッフィー」のボーンアタックで「ビヨンド」に攻撃 ・「ルージュ」のラブフラッシュで「ビヨンド」を倒す。課題クリア。 3、ハルカから課題を出される。(レベルを上げるかをいちいち訊ねられるわけは?) ・相手のモンスターは普通に倒してください。 しかし、ここで注意ですが、レベルアップをしたら無駄にストーンを使うことになり、 2匹目のルージュで攻撃ができなくなってしまいますので、 レベルアップはじっと我慢してください。 4、話を進める。キリヲに出会う。 5、キリヲとバトル ・少し考えなければならないようになってきます。マジックカードを上手く使いましょう。 ・今まで通りにやれば、そんなに難しくないでしょう。 6、「真勇者ダイン」をもらいかける。 7、話を進める。 2章クリア。
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よくないよ 人を疑うのはよくないよッ -- (名無しさん) 2008-03-25 01 19 19 たった一億円かよ!なんでやねんべらぼうめ! -- (名無しさん) 2008-03-25 01 23 56 ハルカ姉さまこわーーーーーい まるで鬼のようーーーー -- (名無しさん) 2008-03-25 03 21 42 水を制する者がプールを制す。水を制する者が掃除を制す -- (名無しさん) 2008-04-24 15 47 49 勝手な理屈を並べ立てた上、コノ野郎かコノ野郎。 これはもうアレだな、宿題をしよう。 -- (名無しさん) 2009-03-12 23 41 35 それは、指示標識です。ハルカ姉様。 -- (名無しさん) 2009-05-22 05 18 24 にんじん・・・・・・、なかったことにできないだろうか・・・・? -- (名無しさん) 2009-06-02 01 34 50
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最近、私は朝、時間通りに起きられるようになった。 ハルカに怒られた訳じゃない。 私の身に何が起きたかって? まぁ、見てなさいって。 で、 「チアキ、もう起きたから。そんな目で私の事、じーっと見ないでいいから」 「私はお前の様子を見に来ただけだ。安心してさっさと着替えろ、このバカ野郎」 そう、時計の短い針はまだ六と七の間にあるというのに、 チアキは私の部屋に入ってはこうしてじーっと私の事を見ている。 最初は入口付近だったんだけど、今じゃ目と鼻の先だ。 明日には上に乗っているのかも知れない。 「何か疲れてるみたいだな。風邪でも引いたのか?」 お前のせいだよ。お前の。 「風邪なんか引いてないよ。 ってか、いくらチアキでも着替えてる時にじーっと見られるのはちょっと恥ずかしいよ」 「何言ってんだい。私達は女同士、しかも、姉妹じゃないか。 それに、お前の貧相な裸を見ても喜ぶ訳は無いのだから安心しろ」 貧相で悪かったな。 チアキだって中学入ってもペッタンコのままかも知れないじゃないか!! 「ひょっとして、今の発言、私に喧嘩売ってる?」 「いいから着替えろ、バカ野郎」 朝からこんな調子だ。今日も大変な一日になりそうだよ。 今日は休日なので、学校へ行く必要はない。 今までの私ならごろーんと漫画読みながら昼寝をして、 リビングで生意気に勉強している妹にちょっかいを出していたのだろう。 しかし、今そんな事をしようものなら、チアキが磁石の様にくっついて離れなくなってしまう。 「よし、私は今から遊びにいくぞ!!」 私はハルカにそう宣言すると、チアキがトイレに行ってる間にさっさと家を出た。 行き先は駅の繁華街……ではない。最寄りの御殿場線大岡駅に繁華街などという大層なモノは存在しない。 一応ハルカにおつかいを頼まれたので、取り敢えず沼津駅まで行く事にした。 電車に乗っていくのも良いけれど、お金が勿体無いので(我が家には小遣い制度が無い)歩いて行くとしよう。 ここからなら歩いても30分で着ける。ちょうどいい散歩にもなる。いいじゃないか。 「あら、カナじゃない」 「おわっ、ケイコ!! リコまで!! お前ら、何しに来た?!」 まさかこんな所でケイコに遇うとは思わなかったよ。 「偶然ね、これから何処行くの?」 偶然じゃねーだろ。ケイコは自由ケ丘(注1)、リコは緑ケ丘だからこっちとは間逆だろーが。 「どうしたの? カナ。そんな恐い顔しちゃって。大丈夫よ、今日は何もしないから」 今日『は』ってコトは、明後日の月曜日にはまた私をいじり倒すつもりだろ? 「あら、何で分かったの? それともカナ、またやっちゃう?」 「カナのあの声聞いちゃうと、こっちもウズウズしちゃうのよね~」 言っておくが、二人は昼ドラに出てくるようないじめっ子ではない。 少なくともケイコは私の友達であり、本来は一種の愛情表現だととらえるべきなんだろうか。 「やっちゃう? じゃないよ………って、うひゃっ」 リコが後から抱きつく。その手で『いつもみたいに』私のムネをモミモミしはじめた。 「あらあら、カナって結構あるのね」 何を今更言ってんのさ! 昨日も私が暴れるのをやめるまで揉み続けてたじゃないか。 てか、ケイコも触るなよっ、お前十分大きいじゃんか! むしろ寄越せ! 「や………やめっ…………ひゃっ………くすぐったいって…………うひゃ……」 「カナ、嬉しそうよ」「じゃあ、今日もいじり倒しちゃおっか」 「え、ちょ、ちょっと、待て!! アッーーーー!!」 注1 ここでは沼津市大岡字自由ケ丘のこと 「あ、待ってよ、カナ」 「まだ揉み足りないよ」 「はぁ、はぁ、はぁ。アンタたち、覚えてなさいよっ。笑い死にの刑じゃ済まされないんだからね」 「ご、ごめん!!」「ホントにごめん!!」 「いーや、今日という今日は許さん」 「これあげるから許して!」 と言って二人が差し出したのは、何やら怪しげな箱。 って、それは大岡のあの美味しい店のやつじゃないか!! 「まぁ、今回だけは許してやろう。でも、仕返しはするからな!」 そう言って私は二人からケーキの箱を受け取った。 フタを開けてみると……。 『I LOVE KANA』 …………………。 「まだあるからね♪」 気が付けば、ケイコの真後ろにタワーの様なやたらとデカい『モノ』がででんと置かれている。 リコが上に掛かっていた白い布を下ろすと、私は絶句してしまった。 「じゃあ、さっそく入刀を」 「ちょっとケイコ、私が先よ」 「何言ってるのよ。このケーキを用意したのは私よ。私が先だわ」 「じゃあ一緒にやればいいじゃない」 「ああ、そうだったわ。ほら、カナ、こっちにおいで」 「き、今日はケーキは要らないよぉぉぉおおおおお!!!!!!!」 二人が恐くなってしまった私は、住宅街を右に左に曲がりながら、猛ダッシュして逃げた。 「はぁ、はぁ、はぁ。ここまで逃げれば大丈夫だ」 もし私があの場に居続ければ、『こんどはカナを食べちゃいましょう』と言って 最悪『おかしなこと』をされたのかも知れない。一回ケイコの家でやられてるからな~。 私は何とか沼津駅まで辿り着いた。 時間は10時をまわった所で、ちょうどまわりの商店が開店の合図を指し示すかの様に、シャッターをいっせいに開けた所だ。 「さって、ハルカの頼まれモノでも買うとするか」 そうひとりごちた私は、早速駅前の大きなスーパーへ向かった。 その時だった。 「あ、ハルカちゃんだ」 声がした方を向くと、そこにはチアキのクラスメイトが居た。 「おう、内田と吉野か。24時間ぶり!!」 「まだ10時だよ? ところで昨日テレビでやってたふんどし障害物競走、面白かったね!」 「最後のトコロ、凄いことになってたよね」 「で、カナちゃんは何してるの? こんな時間からおつかい?」 「え? う、うん、まぁ、そんなとこだね」 「口に何か付いてるよ?」 「?」 内田に指摘された私は、人差し指を口にあて、ぐるっと楕円を描く。 「何にも付いてないぞ?」 「カナちゃん、ちょっとしゃがんでもらっていいかな?」 吉野に言われるまましゃがむ私。つかの間、吉野の顔が急接近した。 「んむ?! むぅ…………………」 唇が触れあった…………って、こここここここここれは、キス?!! いきなり焦る私。うつろな眼差しでそれを見る吉野。 しばらく唇を重ね合わせ……られていると、やがて吉野はそっと顔を離す。 そして、今度は頬をぺろり、と一舐めした。 「ひゃあっ! な、何すんだよ!?」 「カナちゃんって、凄く『甘い』ね」 吉野がそう言って、ニヤリと嗤った。おもむろに自分の短い舌を出す。 その先っぽにのっているのは……溶けかかった生クリーム………。 ああ、そうだ。 私はあの時、結局、二人から『最初にくれた方の』ケーキを逃げながら頬張っていたんだった。 慌てて食べていたから、頬っぺたに生クリームが付いちゃったんだ。 「内田も舐めてみたら? 甘い甘い生クリームの味がするよ?」 ちょっと待て。吉野、い、今、何て言った? 「いいの? カナちゃん食べちゃって」 「うん、いいよ」 お前が許可するな! 「じゃあ、カナちゃん」 お、お前も本気になるなよっ! 「いただきまーす」 「ちょ、ちょっと待て。こ、こら、う、うううう内田………」 アッーーーー!! 「まさか内田と吉野に食べられるとは、思ってもみなかったよ」 顔を洗い終えてトイレを出る。まったくエラい目に遭ったもんだ。 私は危うく裏路地まで連行されて、『この前』みたいにおかしな事をされるトコロだった。 全く、油断もスキもあったもんじゃないよ。 何でみんな、私を追い回したりいじり倒そうとしたりするんだろうねっ。 別に吉野や内田が嫌いなわけじゃない。 むしろ好きだし、二人も私の事を好いていてくれている。 ただ、『好き』のベクトルが、ちょっとズレてるような気がするんだよ、私は。 さて、ハルカに頼まれたモノも買い終えたことだし、やっぱり『外』は色んな意味で危ないから家に帰るとしよう。 私、元々外をひとりでほっつき歩くガラじゃないしね。 どんっ 誰かとぶつかった。ぶつかったのは見覚えのある小学生だった。 「痛ーっ」 「あいったー…………って、カナじゃん!」 「何だ、マコト………いや、マコちゃんか。何してんだよ、こんな所で」 しかも何でこんな所で女装なんかしてるんだ? 「ちょうど良かった、ちょっと来てよ……って、あいたたたたた」 「あぁ、ごめん。って、お前がぶつかって来たんだろ?」 ていうか、人の話を聞け。私もあんまり聞かないけど。 「カナの頭、何で出来てんだよ……痛っ」 「あーごめんごめん、ちょっと手が滑っちゃった」 「ひどいなっ。あ、それよりちょっと来いよ。こっちだ!」 マコちゃんもといマコトはそう言うと、私の手を引いて大手町の方へと歩き出した。 ────何か、嫌な予感がする。 「何処まで行くつもりなんだよ」 「着いたぞ」 行き着いた場所は、駅から三十分ほど離れた場所にある、沼津港。 言うまでも無いよね。我が家の海の幸は、みなここで水揚げされたモノばかりだ。 で、こんな所で一体、私をどうするつもりだ? 回転寿司をご馳走してくれるのか? マコトがそんな事する訳が無い。 じゃあ…………まさか。 「あっちに行こうぜ」 マコちゃんは私の腕を掴んで倉庫へと走り出した。 ちょ、待て。私を冷凍鮪にするつもりか?! ひょ、ひょっとして、ひょっとすると…………??? 「お前、私をどうするつもりだ?!」 「どうするって、オレがカナ『で』遊ぶに決まってんじゃん」 私『と』じゃなくて、私『で』遊ぶのか。って、本気かよ?! 空っぽの廃倉庫で、私『で』遊ぶ。 こいつ、わたしと『おかしなこと』をする気だな。 マコちゃんは確かにそこらの女の子よりも可愛いかも知れない。 だが、あいつは男だ。おかしなことでもされたらシャレにならない。 よし、逃げるか。 「どうしたんだよ、カナ」 「ふっ、バカめ。お子さまのお前にこのカナさまをいじり倒せるとでも思っているのか?」 「えっ?」 って今、お前、『お前にバカって言われたくねーよ』って顔しただろ? 「残念だが、お前に『これ』はやれん。残念だったな。さらばだっ!!」 マコトにそう告げると、私は持ち前の体力を活かしてダッシュで逃げる。 「あ、ちょ、ちょっと待て。待てってば!!」 「待てと言って待つバカがどこに居るかー!!」 「………ったく。折角渡したいものがあったのに。この冷凍鮪、どうすりゃいいんだよ」 再び沼津駅に戻った。 マコトの奴、今度うちに来てもぜぇぇええったいにお菓子はやらんぞ。 さて、また誰かに追いかけられない様にさっさと帰ろう。 沼津駅の北口に出て、BiViの中にあるコンビニでチアキの大好きなサイダーを1本買ってやる。 建物を出ようとした矢先、今度はマキちゃんと──隣に居るのは誰だったっけ?──に遇った。 「カナちゃんじゃん。どうしたの? 一人で珍しいね」 「おーっ、マキちゃん。ちょっとハルカにお使い頼まれちゃってね」 本当はチアキに襲われる前に外に出たかっただけだ。 もう家に帰るけどね。 どうせいじり倒されるなら、チアキの方がまだマシだ。 今のところ『正常』なハルカも居てくれてるし。 「どうしたのー? 何か難しそうな顔しちゃってるけど」 「マキちゃんはいいよなー。悩み無さそうで」 「わ、私だって悩みのひとつ位はあるよ! ね、アツコ」 「え?! あ、うん、そう、そうだね」 「ちょっと、アツコまで疑う気ぃ?」 思い出した。マキちゃんの隣にいるのはアツコだ。、たまに黒猫に変身するんだよね。 「だ、だから私は「私だって悩みはあるもん。よーし、こうなったら……。 カナちゃん、悩みがあるんならお姉さんが話を聞いてあげるヨ?」 「……その…だから…「本当か? ちょっと色々と深刻なんだよねぇ」 本当に深刻なんだから困る。 「わ、私の話を…「うーん、その代わり、ちゃんとお代は貰うわよ♪」 「……だから…「お代って…、私、お金持ってないよ。これはハルカから預かってる分だし」 「聞いて…よ……「お金じゃなくていいよ。私がカナちゃんを貰っちゃえばいいんだからっ」 「………という事は?」 「そう、そういうこと」 「『そういうこと』ですか」 「うん、『そういうこと』」 「うん、分かった。逃げよう」 「え?! ちょ、ちょっと待ってよ!」 「じゃねー、マキちゃん」 「あ、逃げるな、こら、待てー!!」 「………だから、私の話を、聞いてよ。みんな」 どこから話がズレたのかはこの際どうでもいい。 今、私にとって深刻なのは、マキちゃんもまた私を狙っていることだ。 このままではマキちゃんにいじり倒されてしまう。 「ぬぉゎああああ!!」 「待てぇぇえええぃ!!」 裏道を利用して逃げまくった。逃げて逃げて逃げまくった。 ただ、相手は高校生でしかも運動部。マキちゃん、結構足速いんだよねぇ。 「つーかまーえた♪」 だから、遂に捕まってしまった。ヨーカ堂から市民体育館の裏口へ抜けようとした時だった。 腕をがっちり握られているので逃げられない。 「もう、カナちゃんったら。大丈夫だって。お姉さんが話を聞いてあげるって言ってんでしょ?」 マキちゃん、顔は笑ってるけど、目が恐いよ。目が。 「さーて、どうやって遊ぼうっかなぁ。ふーん、あれ? カナちゃんの方が少し大きくない?」 ふと、私の胸元にオヤジ目線がグサリと突き刺さる。結構太いぞ。 その目線を送ったのは、完全オヤジモードに切り替わったマキちゃんだった。 正月に高級ジュースで一番ぶっ壊れた速見先輩の事を思い出す。 あの時は朝まで『あれこれ』されちゃったからなぁ。全身痛くて大変だったんだよなぁ。 「なぁーにブツブツ言ってるの? ちょっと触らせなさいよ」 そう言うや否や、マキちゃんがいきなり私に飛びかかってきた。 「ぬぉあ?!」 ぷちゅ マキちゃんと初めてのキス。その感触は思ったよりも柔らかい。 でも、チアキの方がもっと柔らかい様な気がする。 あ、チアキの感触が分かるのは、私が毎日キスを迫られているからだ。 多分、この後私が帰れば、いきなり私にダイヴしてくるに違いない。 「あ、いっけない。私、こんな所でキスしちゃった!」 周りに人が居なくて良かったよ。ホントに。 「こういう事は『ちゃんとした場所』でやらないとね♪」 「そーゆー問題かよ!!」 思わずツッコミを入れる。 「じゃあ、決まりだね。今から行こう!!」 「って何処にだよ!!」 「決まってんじゃん。カナちゃんで堂々と遊べるト・コ・ロ」 はい、嫌な予感が的中しました。やはりここでも逃げるしかない。 「あ、しまった。ハルカのお使いがまだあったんだ」 「えぇ? もう終わったんじゃないの? ちょっとだけだから付き合ってよ~」 猫の様に私にすがりついても無駄だ。あと、猫はアツコのポジションだよ。 しつこく迫ってくるマキちゃんを無理矢理突き放して、 私は「ごめんね」と一言謝ってまたまた猛ダッシュでその場を離れた。 「はぁ、はぁ、はぁ。もう、大丈夫、だよ……な」 今日は一体何キロ走ったんだろう。 チアキに冗談でキスしようとして追いかけ回した時の百倍くらいは走ったんじゃなかろうか。 固いアスファルトの上を薄っぺらのスニーカで走り回ったので、そろそろ足が痛くなってきた。 「よし、あと少しだ」 コクイチ(国道一号線)まで遠回りして、我が家を目指す。 この界隈は知っている奴が居ないので、狙われる心配も無い。 流石に私もヘトヘトなので、次に誰かに狙われたら今度こそエラい目に遭いそうだ。 「やぁ、南!!」 「あれ? 藤岡じゃん」 「どうしたの? 珍しいね。南がここに居るなんて」 すっかり忘れてた。藤岡はこの界隈に住んでいて、そこから学区外通学しているんだった。 でも、今のところ藤岡は『正常』なので、安心して話をする事が出来る。 「ははは、そりゃ災難だったね」 「笑い事じゃないよ。こっちは街中走り回ってたんだから!」 「クラスでも大変だからね」 「そうなんだよ。リコまで最近絡んでくるからね。別の意味で。 一緒に遊ぶんならあたしゃ一向に構わないんだけど」 「で、これからどうするの?」 「外は危険過ぎるから、今日と明日の休日は家でゆっくりしてるよ。 まぁ、チアキも凄いことになっちゃったんだけどねぇ」 多分、おかしくなっちゃった人の中で今一番マトモなのは、チアキくらいしかいない。 「いいじゃないか。みんなに愛されてる証拠だよ」 「『愛』の形がだいぶ違うと思うぞ。お前、何とかしろ」 「えぇ?! おれが?」 「男だろ。そうだ。今から家に来い。そしてチアキの相手をしてくれ。 その間に私はとっておきのプリンを食べるから」 我ながら良い作戦だと思う。 藤岡には悪いけど、夕方までチアキの相手をしてくれれば、私の負担はぐぐっと減る。 藤岡はしばらく考えて、そして、私にこう答えた。 「うん、いいよ。チアキちゃん、待ってるんでしょ?」 「まぁ、そんなトコロだ」 何だか妙に嬉しそうな藤岡。何で私を見てニヤニヤしてんだ。お前の給食、食っちまうぞ。 私が藤岡と話しながら家に向かっていると、今度はトウマに出会った。 途端、私の頭の中で赤ランプが点滅し、けたたましい警告音が鳴り響く。 つまり、非常事態発生なワケだ。 「お、カナと藤岡じゃん。そんな所で何してんだよ」 トウマをじろりと睨んで警戒する。 「な、なんだよ。オレ、何かしたか?」 「どうしたの? 南。トウマが何かしたのか?」 ちなみに向こうも『南』だから、私の事は『カナちゃん』と呼びなさい。 この際『カナ』でも許すけど……ってそんな場合じゃない。 「それはそうと、カナ、今からお前ん家行くけど、構わないよな?」 いつもは大歓迎だけど、今日は嫌な予感がするので心を鬼にして拒否権を行使する。 「謹んでお断り申し上げます」 「何でだよ! 別にいいじゃないか!」 「今日だけは無理だ。悪いなトウマ。私は今、お前を家に上げる気は皆目無いのだよ」 私だって悪気は無い。ただ、今の私のカラダは非常事態宣言を絶賛発令中なんだよ。 「ていうか、だ。お前が『正常』だとしても、藤岡とお前が一緒に居ると、色々とややこしいんだよ」 ちょっと言い方がキツかったかも知れない。トウマは突然怒り出したものの、すぐに表情を変えた。 隣に藤岡が居たせいではない。このチョー怪しい『笑顔』は…………。 「訳分かんねぇ奴だな。よーし、こうしてやるっ」 そう言って、トウマは私にいきなり飛びついてきた。 「ひょわぁぁぁぁぁああああああ!!!! 藤岡っ!! 助けろー!!」 住宅街の路地で私の上に馬乗りになったトウマは、 いきなり私のTシャツの中に両手を突っ込んで私の胸を揉み始めた。 「や、や、やめろー! そこ、弱いんだよ………ひゃぁ」 「へぇ、カナの弱点は『ここ』なんだ。カナもやっぱ女なんだな」 しまった。自分で墓穴を掘っちまった。てか、お前も女だろ。一応。 「よし、もっといじくりまわしてやる」 「うわぁあああ、ふ、ふ、藤岡ぁ!」 「やめるんだ、トウマ!!」 「うるさい、今忙しいんだよ!!」 トウマは私の乳を揉みながら、器用に右脚だけ上げて藤岡のスネ目掛けて蹴りを入れた。 ヒトの急所たる弁慶の打ち所。藤岡はモロにヒットしてそこでコロコロと転がりながら藻掻き苦しむ。 見るからに痛そう。 そして、私から味方が居なくなってしまった。万事休す。もはや逃げ場は無い。 結局トウマに三十分ほどいじくり倒された私は、心身共にボロボロのまま帰宅した。 「ただいまぁ~」 まだ昼の一時前だけど、それまでの時間がものすごく長く感じた。 ハルカから頼まれたモノは何とか死守したが、何度かつぶれかけたので少し心配だ。 「おかえり、カナ。凄い汗掻いてるわ。シャワー浴びちゃいなさい」 「うん、そうする」 私はとぼとぼと自分の部屋に向かい、着替えを持って風呂場へ向かう。 いやぁね、この後でとんでもない目に遭うとは予想もしていなかったよ。 「お前ら、そこで何やってるんだ?」 服を脱いで風呂場の扉を開けると、そこは異様な熱気に包まれていた。 そこに居たのは……、 「おかえり~、カナちゃん☆」と言ってアヒルちゃんで遊ぶ内田、 「また逢ったね、カナちゃん♪」と、表向きは可愛く笑う吉野、 「カナ、何でさっき逃げちゃったの?」と、何故か鏡に向かって話しかけるケイコ、 「そうよ、せっかくカナで遊ぼうと思ったのに」と、何故かケイコにすがりついているリコ、 「今度こそお姉さんが乙女の悩みを聞いてあげるよ!!」と、妙に元気なマキちゃん。 「よし、さっきの続きをやるぞ」と、どうやったか分からんが私よりも先に家に居たトウマ、 そして……、 「遅いぞ、バカカナ。私をあまり退屈させるなよ」 不機嫌オーラ全開のチアキがそこに居た。 そこに居る『全員』が私に凄まじい視線を送り、気持ち悪いくらいに満面の笑みで私を出迎えてくれた。 ていうか、風呂場の人口密度が高すぎて、換気扇全開なのに息苦しい。 がちゃり。 チアキが扉の鍵を閉めて、そこに立った。つまり、私の逃げ道は断たれてしまった。 「さーて」「カナちゃんを」「どうやって」「いじろうっかな?」 待て待て。お前ら、本当に正気か? 「何を言っている。私らは正気に決まってるだろうが。これは私らの愛情表現だ。 バカはバカらしく、私達の『愛』を有り難く受け取れ。このバカ野郎」 「お前が一番おかしいよ!! チアキ」 「カナ~」「ほらほら」「まずは背中から~」「流してあげる」 ひょぇぇぇええええええ~~~~~~~!!!!! 「そ、そそそそそそそそんな、だ、大丈夫だって、わ、私一人でやるから、い、いいって」 「あらあら」「遠慮なんてしなくていいよ」「そうだよ」「はい、ばっしゃーん」 六人から一度に大量のお湯をぶっかけられた。 「はーい、マッサージしましょうね~」 って、またお前ら揉む気かよ!! マキとケイコとリコが、交代交代で私の胸を揉み始める。やめろ、そこは弱いんだよっ。 「あ、だ…………だめ、………そ、そこ……あ、………んっ」 「やだー」「カナちゃんのエッチ」「こっちもやったら喜ぶんじゃない」「さんせーい」 内田と吉野が興味深そうに私の局部を見て、そして、そっと腕を伸ばす。 「い、いやいや、私は大反対だッ!!」 「頭はガキのくせに、こんなに生やしやがって」 そりゃ中学生だもん。生えるもんは生えるさっ 「どれ、本当に『大人』になったか確かめてやろう」 「ば、ばかっ、チアキ、やめ………あ、………いや………その…………」 アアアアアァァッッッーーーーーーーーーー!!!!!!!!! 沼津市内の閑静な住宅街。 真っ昼間に壮絶な断末魔の叫びが、とあるマンションの風呂場の窓から鳴り響いた。 翌日、この界隈で変な噂が流れてしまったのは言うまでもない。 * 「ハルカぁ、もういいだろ?」 「何言ってるのよ。まだもうちょっとだけ。ね?」 「ね? じゃねーでしょ。『こういうこと』はチアキでいいじゃんかよ」 「チアキにはまだ早いでしょ? ほら、こんなに出ちゃってるわ」 「は、恥ずかしい台詞禁止っ」 「さ、もっと気持ちよくなりましょ? 後がつかえてるわ」 「え、い、いや、ま、待って、そ、その………アッーー!!」 こんな状態が一体いつまで続くのやら。考えれば考える程、気が重くなる。 やがて私は、ハルカに一発カマされて、ベッドの上で果てた。 名前 コメント 7スレ目 久留里氏 保管庫
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熊田 「チアキは藤岡くんがお気に入りみたいね」 チアキ 「そ、そんなことは…誰ですかそんなこといったのは?」 熊田 「いやね、この前の家庭訪問でお姉さんから聞いたのよ」 チアキ 「カ、カナの奴、余計な事を…」 熊田 「え?」 チアキ 「いや、何でもありません」 熊田 「藤岡くんはお父さんに似ているって」 チアキ 「まさかハルカ姉さまが…」 熊田 「藤岡くんってカッコいいわよね。先生も、ね」 チアキ 「どういうことですか?」 熊田 「チアキちゃん、お母さん欲しくない?」 チアキ 「え」 完 名前 コメント 10-736氏 10スレ目 保管庫
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目次を表示 みなみけ小ネタ みなみけ 6-038氏 起こしてあげる (藤岡×夏奈)( エロあり ) 6-360氏 宿題 (千秋×マコト) 6-445氏 教えよう (保坂×速水)( エロあり ) 6-471氏 離れたくない (千秋×マコト) 6-491氏 最高の (春香×ナツキ, 春香視点) 立派な (春香・ナツキ・トウマ) 7-073氏 思い出 (夏奈×千秋) 黒い人氏 小さな恋のメロディ(中編),(後編) (内田×マコト) くろおか (続きモノ)( おかわり的展開 藤岡注意 )番外編 (1), (2) 久留里氏 特急はるか50号(前編) (夏奈×千秋)( エロあり ) 小ネタ乗ってきた (マキ) 系氏 染 (藤岡×夏奈) 小ネタお前もか (みなみけ三姉妹) この野郎氏 元気の タネ (後編) (保坂×マキ)( エロあり ) 南家トレイン 藤岡トレイン (みなみけ三姉妹・藤岡)( 微エロ ) 見せるんだ! (千秋×マコト) マコとハルカ (シリーズモノ)(春香×マコちゃん)( エロあり )(2) -2, -3, -4, -5 (3) 思わず…。 ( おかわり展開注意 ) マコちゃん虐め (マキ×マコちゃん)( エロあり ) XXXでわっしょい! 一口だけ (夏奈×藤岡) 来ないんだけど… (夏奈×藤岡) 214 (マコちゃん×マコト) バスタイム(前編),(後編) (トウマ×ナツキ)( エロあり ) 遠慮なんてしても (夏奈×ケイコ) 家庭教師リコ (リコ×藤岡) 続・家庭教師リコ (リコ×藤岡) 素敵なダンナ様 (千秋×???) 100点満点だって (藤岡×トウマ) 小ネタ熱い!! (藤岡×夏奈) マコちゃんルート (千秋×マコちゃん) 千秋×藤岡ルート (※メルトではありません) ハルカ×藤岡ルート 春樹氏 にー・おん・ざ・がーるず (吉野・内田×夏奈) ぶつ切り氏 ぶつ切り (藤岡×夏奈/千秋)(3年後のお話, エロあり )(17), (18), (19), (20), (21) プレーンヨーグル氏 過ぎ去りし日の終着点(前編), (後編) (夏奈×藤岡) 小ネタ ◆bi8/V/6HZA氏 お気に入り (藤岡・夏奈) 散髪 (みなみけ三姉妹) 6-214氏 彼氏ができました (千秋×???) 6-394氏 たまには…_アナザー (春香×千秋) 6-417氏 呼べッ (千秋×保坂) 6-564氏 怖くないぞ! (みなみけ三姉妹) 6-586氏 和ませよう (みなみけ三姉妹とユカいな仲間達) 6-831氏 もしみなみけがスクライド的展開になったら 6スレ目 スレ別 保管庫
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「ねえ南――」 夕焼けに染まる放課後の帰り道。 藤岡はふと、自分の隣で意気揚々と鼻歌を歌いながら歩くカナに声をかけた。 「お前さぁ、二人きりの時はカナと呼んでいいと言ったろう?」 カナは立ち止まると、キッと藤岡の顔を睨み、呆れたように口を尖らせた。 「いや、それもなんか恥ずかしくてさ……」 「じゃあやっぱり『カナちゃん』の方がいいか?」 「それだともっと恥ずかしいよ……」 藤岡とカナは、紆余曲折を経てこの度恋人同士として付き合う関係になっていた。 元々は藤岡の片思いから始まり、鈍いカナもやっとのことでその想いを受け止め、今に至る。 学校帰りの通学路を共にしたり、カナの暇つぶしに藤岡が付き合わされたり、と、付き合いの中身自体はごくごく中学生らしいケンゼンなものではあったが、二人とも十分に満足しているのであった。 なぜなら、こうして好きな相手と同じ時間を共有できるだけでも、二人にとっては何よりの至福なのだから。 「で、どうしたんだ? 何か聞きたいことでもあったのか?」 珍しく神妙な口ぶりで話を振ってきた彼氏の様子が、カナも少しだけ気になっていた。 「うん。あのさ、南は髪型を変えたりしないの?」 「髪型ぁ?」 「そう。例えば髪を降ろしたりとか……」 藤岡はカナに心底惚れているわけであって、特段普段のカナの格好や髪型など気にしたこともなかった。 しかし、いつぞやの温泉や南家で見た、ツインテールを解き髪を降ろしたカナの姿が無性に気にかかっていたのだ。 普段のツインテールはいかにもカナらしい活発な少女のイメージ。 髪を降ろすと、歳相応の少女の持つ仄かな色気をも醸し出すような、少し洗練されたイメージ。 (正直言うとあのギャップがたまらなかったんだよね……) そんなことを言葉に出せるほど、藤岡の口は軽くなかった。 が、カナの方は突然の藤岡の問いかけに大いに驚いたようだった。 「降ろす? 髪を? 私が? 解いて? ツインテールを?」 まるでそんな自分を想像もしなかったような口ぶりである。 「そりゃ、風呂に入るときとかは髪を降ろすけど……またどうしてそんなこと聞くんだい?」 「髪を降ろした南もなんかいいなと思ってさ」 「え……」 カナは赤面した。まさかそんなことを言われるとは思っていなかった。 「お、お前! いきなり何ヘンなこと言い出すんだ!!」 懸命に取り繕うと声を張り上げるカナだが、やはり顔の高潮は隠せない。 「もしよければ今度髪を降ろして学校来てみたり……しない?」 「するかするか!! この2本の尻尾を切り離されたら、私は私でなくなってしまう!!」 そんなわけあるかとも思うが、世の愛好家からすれば頷ける意見でもある。 とりあえず藤岡はそれ以上無理強いするのを止め、微妙に気まずい雰囲気のまま、カナを家まで送ると二人は別れた。 「髪を降ろすか……。藤岡め、そんな趣味があったのか」 家に戻ると、部屋で一人悶々とするカナがいた。 物心ついたときから自分は、外に出る時はいつもツインテール。 別にこだわりがあったわけではないが、それが当たり前になっていた。 が、藤岡の頼みともなると無碍にも出来ない。寧ろ、藤岡が悦ぶなら……と思ってしまう自分もいる。 翌朝。眠気と闘いながら布団から這い出し、朝食を済ませ、部屋で制服に着替えていたカナ。 姿見に映る自分の髪を凝視し、おもむろに髪留めを外してみた。 「うーん……やっぱりコレはないよなぁ」 制服を着て髪を降ろしている自分の姿にはやはり違和感がある。このまま登校するのは考え物だ。 「でも藤岡がいいって言うんだから……いやいや、私が私でなくなったら……あ~、もうわかんないよ~」 悩みに悩んでいたその時、カナはふと、以前にトウマの兄で後輩のアキラが言っていたことを思い出した。 『僕は髪の長いストレートの女性なんか、タイプですね~』 「……!! まさか藤岡もそういう女の子の方がタイプなのか!?」 自分も髪は長い方ではあるが、ツインテールにしている限りストレートとは言えない。 「もし藤岡がそういう嗜好の持ち主だとしたら……私はストライクゾーン外れてるじゃないか!!」 思いっきり勘違いではあるが、カナの場合一度そう思い込んだら止まらない。 「すると……藤岡も実はケイコやリコのような女の子の方がタイプ……?」 一寸、カナの脳内には自分以外の女子が藤岡と仲良く通学路を共にする映像が浮かんだ。 「それは……とてつもなくイヤだな」 「ん、どうしたんだ? 今日はいつもの髪型じゃないのか?」 着替えて居間に戻ってきた姉のいつもとは違う様子にチアキが最初に気付いた。 「あら、本当。カナが髪を降ろしたまま学校に行くなんて珍しいわね。どうしたの?」 すぐにハルカも意外そうに尋ねる。 「あー、まあなんていうかイメチェンだよイメチェン。毎日朝食に白米ばっかり食べていてもいつかは飽きるだろう。 たまにはパンだって必要だ。私はそう思う。つまりはそーいうことだ」 「意味がわからないよ」 「確かに……。それにウチの朝食は毎日違うわよ? 今日は納豆に味噌汁だけど、昨日の朝食はパンだったじゃない」 二人とも、カナのわけのわからない言い分に疑問を抱いたようだ。 「たまにはいいだろう? 二人とも、新鮮な私の姿を見て何か感想はないのかい?」 「見た目だけ変えても中身がバカのままじゃ、仕方ないだろう」 チアキが毒を吐く。カナも黙ってはいない。 「チアキ……お前にはわからないのかい? 人間ってのは見た目を変えただけで、生まれ変わったような気分になれるもんなんだ。 私のような可憐なうら若き少女なら尚更だぞ? それに周りの私を見る目だって変わる!」 「それは藤岡君のことかしら?」 ハルカがにやけてそう言うと、カナは見るからに顔を赤らめた。 「う、五月蝿い!! とにかくたまにはいいだろ!! それじゃ今日はもう先に出るからな!!」 そして残された二人。 「あらあら。あんなにムキになって、きっといつもと違う自分を藤岡君に見せたくて仕方ないのね。 カナったら、すっかり恋する乙女なんだから」 「全くですね、ハルカ姉様。でもあれじゃあ、藤岡も苦労します」 既にハルカとチアキには、カナと藤岡との関係はバレバレであった。 そうして二人は真っ直ぐに伸びた長い黒髪を揺らしながら出て行くカナの姿を見送った。 次へ→ 名前 コメント 4スレ目 保管庫 黒い人氏
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http //game12.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1173772748/ お嬢様の復讐 エクソダス 母を求めて 新しい世界を目指して 君が望む永遠不変 うずまく愛憎 復讐は霙のように 神々の世界の終末 バイカルの幽霊船 バイカルの幽霊船・改(仮題) 女の戦い 奴隷の子ら お嬢様の復讐 26 名前:1/2[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 18 01 07 ID ??? 鬱シナリオ「お嬢様の復讐」(3~4レベル用) PCはオランの富豪に雇われ、人質と身代金交換の護衛としてバイカルに来ていた。 数ヶ月前、雇い主の一人娘と使用人3名が海賊船に拉致された。 しかしなんとか話をつけ、4人を返還してもらうことに成功したのだった。 というわけで4人は無事に戻って来るのだが、どうも様子がおかしい。 令嬢(18)は不気味なほどにこやかで、3人の使用人(17、32、45)は真っ青になって脅えている。 「無事に帰れてよかったですわね~」とお嬢。「は、はい!」と3人は汗ダラダラ。 ちなみにお嬢はかなりの美少女で、浮世離れした天然ほえほえっ娘だとする。 その夜、なんと3人の使用人が金を持って宿から夜逃げする。 翌朝、お嬢は彼らを連れ帰るようにとPCに依頼してくる。 お嬢は全く変わらない口調で、自分たちに何が起こったのか説明する。 海賊船に連れ去られた4人は船倉に閉じ込められた。 気の弱い3人は「きっと残虐な殺され方をする」とパニックに陥ってしまう。 3人はどうせ死ぬならと、陸に着くまで延々とお嬢を輪姦しつづけた。 お嬢が泣いて嫌がっても無視し、これまでこき使いやがってと逆切れした。 海賊たちは面白がって止めようとしなかった。 しかしバイカル側の調査で人質としての価値が判明すると、4人は丁重に扱われるようになった。 お嬢と男3人は別々の場所で暮らすことになり、つい先日再会したのだが……。 「どうやら私に復讐されると思って逃げたようですわね」と他人事のように語るお嬢。 復讐はともかく、行動に伴う責任を負うのが正しい大人。 彼らはその責任を果たしていないので連れ戻して欲しい……とのこと。 お嬢の表情はあくまでにこやかだが目は笑っていない。 28 名前:2/2[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 18 02 04 ID ??? 周辺で聞き込みをすれば、3人が逃げた方向が特定できる。 彼らは必死に逃げるのでかなり急がないと追いつくことはできない。 なんとか追いついた場合でも、彼らは決して説得では折れない。 自分らがどれほどお嬢にひどい事をしたか、身をもって理解している。 『お前ら、必ず殺してやる!生きたまま八つ裂きにしてオーガーに喰わせてやる!』(byお嬢) 『へっ、できるもんならやってみな!』『豚が粋がるんじゃねえよ!』『何がお嬢様だ!』(by3人) ↑何日にも渡るこんなやり取りを思い出せば戻る気にはなりません。 彼らを連れ帰るには戦闘で倒して無力化するしかない。 その段階に至ると、3人は泣きじゃくりながら助けてくれとPCに懇願する。 船倉でのやり取りを話して聞かせ「あれがお嬢様の本性なんですよお!」と必死。 3人はそれまで仕えていたことも忘れた様子で、お嬢が彼らに飛ばした罵倒を思い出せる限り列挙する。 この3人をお嬢のところに生きたまま(重要)連れ帰ればシナリオ成功。 もし1人でも死んでいた場合、お嬢は非常に残念そうな表情になって報酬を減額する。 エクソダス 115 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/13(火) 20 36 26 ID ??? 鬱シナリオ「エクソダス」(3~4レベル用) バイカル最大の港町アルマにいたPCは、港湾地区が騒がしいことに気づく。 そちらに駆けつけると、剣戟の音が聞こえ、倉庫や船が炎上している。 混乱した通行人から話を聞くと、どうも数百人の奴隷が一致団結して反乱を起こしたらしい。 奴隷の士気は非常に高く、バイカル側は勢いに押され何隻もの船を占拠されてしまう。 奴隷たちはそのまま船を奪い、東に向かって出港していく。 街を支配する海賊王ギアースはこの反乱に怒り狂い、全力で叩き潰すと宣言する。 残存兵力に加え、街にいる冒険者も雇っての大追撃が展開されることに。 反乱者についての情報を集めるなら、捕虜から「我々はファーズの使徒だ!」という話を聞ける。 どうやら奴隷の中にアノス建国王ファーズを気取って反乱を煽動した者がいるらしかった。 その首謀者はファーズと名乗り、約束の地アノスへ脱出しようと何年も前から計画を立てていたという。 現在、ファーズ(仮)の反乱軍は8隻のガレー船に500人の奴隷を乗せアノスへと向かっている。 これに対し、1日遅れで5隻が追撃に差し向けられる。PCはその1隻に乗り込むことに。 さらに3日遅れで5隻の増援が加わる予定だが、反乱軍の船足を落とさなければ追いつくことはできない。 アノスに着くまでに反乱軍8隻を沈め、ファーズ(仮)を捕らえればシナリオ成功。 ただし反乱軍は狂信的なほど士気が高く、全く死を恐れない。 もしアノスに到着させたらアノス海軍も敵に回って勝ち目がなくなるのでシナリオ失敗。 あ、ファーズ(仮)の正体はオランが送った工作員で、バイカルとアノスの関係悪化が目的ね。 母を求めて 218 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 16 18 39 ID ??? 鬱シナリオ「母を求めて」(1~2レベル用) バイカルの街道を歩いていたPCは10歳ぐらいの少年が盗賊に囲まれている現場に出くわす。 もちろん助けるはずなので、助けられた少年はPCに礼を言う。 少年は「きっとファリスのお導きだ」と神を見るような目でPCを仰ぐ。 少年の名はマルコ。遠いアノスから一人で旅をしてきたという。 マルコの母アンナは敬虔なファリス神官で、その影響で彼もファリス信者らしい。 (言葉の端々からマザコンの気配をうかがわせるようにしよう) マルコの旅の目的は、バイカルの海賊船に拉致された母アンナを探すことだった。 純真な彼は、自分の前にいる正義感あふれる冒険者たちが母も救ってくれると期待し、 「どうか母の捜索に協力してください!」と深々と頭を下げる。 彼は所持金をほとんど持たないが、母が残した銀細工の指輪は5000ガメル程度で売却できる。 PCが断った場合、少年はうなだれながらも文句を言わず去っていく。 そしてPCの視界から消える前に狼に襲われる。(助けに行けば間に合う距離) 以後どんな場合も、PCが見捨てようとしたらマルコに不幸が起こるように仕向ける。 海辺の街で聞き込みをすれば、アンナに似た女の情報が得られる。 美しい彼女は有力部族の長に献上されたらしい。 その部族の街に着いて話を聞けば、いよいよ彼女に間違いないことがわかる。 しかしPCらが族長の屋敷で見たものは、族長の肉奴隷にされ「もう息子もファリスもどうでもいいですぅ」と乱れ狂う母アンナの姿だった。 世の中をわかってない少年に現実の厳しさを教えることができればシナリオ成功とする。 新しい世界を目指して 261 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/14(水) 20 23 44 ID ??? 鬱シナリオ「新しい世界を目指して」(4~5レベル用) PCはバイカルの平原の民の族長に雇われる。 族長は海の民の海賊行為、特に女性の拉致を控えるようにバイカルの族長会議で働きかけていた。 それを快く思わない人々がいて命を狙っている。そこで護衛としてPCを雇ったのだった。 族長が現在のバイカルの体制に疑問を覚えるようになったのは、一人の女奴隷がきっかけだった。 10年前、女奴隷の美しさに惹かれ、族長は彼女を即座に海賊から買い取った。 その女奴隷は感情を失った抜け殻のようになっており、族長は彼女に笑顔を取り戻させようと手を尽くした。 しかし数年かけて心を取り戻した彼女が最初に喋った言葉は、族長らバイカル人への怨嗟だった。 彼女はその日のうちに自ら命を断った。 それ以来、族長は自分たちの行為に疑問を抱くようになった。 そしてついにはバイカルの体制を変えようと動き出すまでになったのである。 族長が治める街には他の部族の私兵が何度か襲撃をしかけてくる。どうやら内通者もいる様子だった。 PCの活躍で街は守られるが、数ヵ月後、族長の夢は半ばにして断たれる。 バイカル内で孤立することを恐れた部族の者が一斉に反旗を翻したのだった。 「もう族長にはついていけねえよ」と全員がうんざりした表情。 もはや族長に味方する者はPC以外にいない。 それまでのよしみで街を追放されるだけで済むが、もはや族長にはなんの権限も財産もない。 最後まで族長を見捨てずにいればシナリオ成功として扱う。 君が望む永遠不変 276 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 00 23 21 ID ??? 欝シナリオ 『君が望む永遠不変』 対応レベル1~ 【導入】 PC達に若い男ナルから依頼がある。 ナルはかつて駆け出し冒険者だった。 そして同じパーティーになった心優しいマーファの少女ハルカと つきあい、色々あって最終的に将来を約束する両想いになった。 溶けた二人の心は離れない、この夜空の星のように、と堅く誓って。 だがある日、唐突にハルカは深い病にかかって目覚めることが なくなってしまう。それはどんな医師の薬でもキュアディジーズ でも治らない謎の病だった。 それから3年。 意識が戻らなかったマーファの少女ハルカが奇跡的に目を覚ます。 医師が見るに、ハルカは錯乱していた。 彼女自身の意識は3年前のままで、彼女は自分が3年経ったことを理解 していない。3年という時間がなかったかのように、今日が倒れた翌日だと 信じ込んでいるようだ。 それでいて周囲の微妙な違和感には無意識に気づくため混乱している。 3年も目覚めなかったのだから脳にダメージがあったに違いない、そして心身は 弱りきっているはず、と担当医は分析し、彼女に今暫くの入院継続を命じた。 現状を認識できていない彼女に突然に3年経過の現実をつきつけ、 最愛の恋人が親友にNTRれた現状を知らせることは弱っているだろう心身には 致命的なショックを与えかねない。 担当医は、ナルにハルカの回復を知らせ、彼女が自然と3年の経過に 気づくまでは3年前の恋人のまま振舞ってくれるよう要請する。 ナルの面会禁止も解かれた。 277 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 00 24 03 ID ??? 【背景】 ナルは迷っていた。 彼のハルカへの想いは嘘ではない。回復したと聞いて涙を流したし嬉しい。 今すぐ飛んでいきたい想いが確かにある。 だが彼には今や新しい恋人ミズキがいた。 同じパーティーの女戦士だったミズキは、ハルカとナルにとってキューピッド であり、ハルカとナルが信頼する友人でもあった。 けれど彼女は密かにナルに恋心を抱いてもいた。 彼女は、ハルカがいなくなってボロボロになったナルを見捨てられなかった。 当時のナルは、ハルカを助けるために装備まで売り払い借金までしてキュア ディジーズを様々な高司祭に依頼して回り、それでも助からないことに絶望し、 廃人寸前まで陥っていた。 彼のために自分の冒険をキャンセルしてまで借金取りから庇い、自分の装備を 売って冒険者としての未来を失ってまでナルの借金を肩代わりし、初めてを捧げ ナルを身体を使って癒し、と3年の間、ナルを支え続けた。 278 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 00 25 26 ID ??? ハルカが好きだ。だが今ではここまで尽くしてくれたミズキにも情が移っている。 そう思って事実をありのまま話そうと思って面会に出かけたナルは、医師から ハルカの病状を聞かされ、3年前の恋人として振舞ってくれるよう要請される。 何よりも実際にハルカにあって3年前の想いが蘇り、涙が止まらなかった。 何よりも愛しい少女。 3年前のままの恋人だと信じてくれてる彼女に、どうして残酷なことが言えようか。 鮮明に蘇ったハルカへの想いが止まらない。 かくして彼は板ばさみに陥った。 ハルカに全てを告げることは、医師から聞くハルカの病状からも、ハルカを案じる 心からもできない。 ハルカの回復を心から願っている。復活した恋心も痛いほどだ。 一方で、ナルのハルカへの想いの深さと当時の熱愛ぶりを知っているミズキは、 親友のハルカを裏切った後ろめたさと、ハルカが目覚めたことで捨てられる不安に 駆られ、どうしてハルカに私と恋人だと宣言してくれないのかとナルを責める。 ナルもミズキがどれだけ自分の人生を投げ打ってつくしてくれたかを知っているから ミズキも不幸にしたくない。 279 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 00 26 07 ID ??? 【シナリオ内容】 かつては慕ってくれていたハルカの妹のアカネからも、最低、と軽蔑する日々。 彼はどうしていいのかわからなくなってしまった。 誰かに相談したかった。 そしてまた、3年前のままだと偽装するには、当時の出版物の入手なども含め 第三者の助けがあったほうが効率的でもあった。 かくして彼は冒険者に今後どうすればいいかを相談する。 【 シナリオ目的 】 冒険者は彼の相談に乗り、この二股関係を解消させればいい。 彼が誰と結ばれようが構わないが、誰かと結ばせて人間関係を整理できれば シナリオクリアである。 結ばれる相手はハルカ・ミズキとは限らず、アカネでもナルのバイト先である 「ないすてんぷる」(神殿関係者愛用の大衆向けレストラン)の少女でもいい。 ただし その条件を達成しても、別れたがらない少女を武力排除したり、キツイ 言葉で振りすぎて誰かが自殺すればシナリオ失敗となり経験点は半分となる。 振らせるにしても配慮が必要なので注意。 納得しない形で一方的に捨てようとした場合、特にミズキは、半ストーカーと 化してなりふり構わず誘惑したり既成事実を作ろうとするので注意。 ナルは板ばさみにすっかりマイってしまっていて、 冒険者の指示に従う。 だが彼は優しすぎるというか優柔不断なので、片方を捨てろと命令して頷いても その子と話をするうちに捨てることができなくなって、冒険者達の指示通りに動かず 冒険者を苛立たせる。 280 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 00 28 21 ID ??? 【備考】 PC達がナルを見捨てると、ナルが緑髪の看護婦さんに慰められる光景が 多発し、放置するといつの間にかナルが消えてしまう。 この場合、パーティーのもとには「ありがとうございました。彼女と結婚します」と 何か筆跡の違う気がする手紙が送られ、人間関係も整理され、報酬も正規の額が 封書により送られる。 が、そこで終わらせるとミッション失敗となり経験点は半分である。 事情を調べると彼がどういう状態にあるのか判明し、PCが解決すれば経験点は 本来どおり貰える。 なお、ハルカの3年間の謎の昏睡の原因はスリープの精霊魔法である。 このため目覚めた直後のハルカは3年間が経過したことを本気で理解していない。 というか心身ともに完全に3年前のままである。 誰がハルカにスリープをかけたのか、解除されたのは何故か、はGMの任意。 ただしミズキはハルカの昏睡に関して罪悪感と後ろめたさを感じている。 その真相を探るシナリオでも可。 うずまく愛憎 290 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 01 22 28 ID ??? 欝シナリオ 「うずまく愛憎」 ・基本は 276でPCに役を割り振る。・ただし実プレイの男女比を考慮して、男女逆転とする。・優柔不断な少女(ヒロイン)の愛情をゲットしたキャラが勝ち。 PTに女性キャラがいない場合、NPCとする。 復讐は霙のように 294 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 01 28 38 ID ??? 鬱シナリオ 『復讐は霙のように』(推奨PCレベル1~3) PCたちが、隊商の護衛でバイカルにほど近い街にやってきたところからシナリオは始まる。 GMは、報酬について尋ねられる前に笑顔で「生活費と旅費は報酬と相殺でいいよ」と言うこと。 また、今が初夏であり、バイカル近くとはいえ暖かいということもそれとなく伝えておくとよい。 商人に紹介された宿に向かう途中、PCはタウンクライヤーが冒険者募集の布告を出しているのを聞く。 詳しい話は広場で行うらしい。広場の場所は調べなくともすぐわかることをPLに告げること。 ここでパーティが別れた場合、広場に行かなかったPCのほうを先に描写する。 街の住人に話を聞けば、きっと海賊のことについて冒険者を集めているのだろうということがわかる。 広場にはPCのほかにも十数人の冒険者がいる。PCは ・領内の港町にバイカルの海賊の被害が出ていること・海賊を撃退するために拠点のひとつに攻撃をかけるということ・報酬が1人頭300ガメル、さらに働きに応じてボーナスがあること・依頼を受ける場合はここで羊皮紙を受け取り、出発のときに人数分サインをして持ってくればいいこと を知ることができる。役人が羊皮紙を配るので、希望すれば容易く受け取ることができる。 羊皮紙には出発が翌日の早朝で、集合が北の門であることも書かれている。 295 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 01 29 08 ID ??? PCが依頼を受けることに決めたなら、シーンをざっくり飛ばして「拠点」に到着したことにしてよい。 拠点はバイカルの村であるが、ほとんどの男たちは海に出ているため、村の防衛分の戦闘員しかいない。 他の冒険者もいるので、PCたちは4人を相手にするだけで済む。 データとしては騎士2人、兵士2人として扱うが、PCの人数やレベルによって適当に調整すること。 その後、先導をしてきた役人が村を焼き払い、住人を皆殺しにする命令を出す。 PCが難色を示したら、これは報復をされないために仕方ないということを役人の口から説明させること。 また、PCのプリーストに対しては、殺しても殺さなくても技能剥奪はないことを明確にしてよい。 PCが虐殺に参加するにせよしないにせよ、結局は他の冒険者や兵士たちが村人を始末する。 もし村人を逃がしたいというPCがいた場合、方法を尋ね、適当な技能と能力値で目標値12の判定をさせること。 目標値を1上回るごとに1人余計に逃がせることとする。失敗した場合は逃がす機会を失ったことになり、村人は殺される。 また、望むのであればシーフ技能+知力の判定を行って金目の物を略奪することもできる。 目標値は12で、成功すれば2D6×2D6×20ガメルの金品を手に入れることができるが、村人を逃がす判定は行えない。 報酬は口止め料を含めて1人600ガメル支払われる。PCが全滅していなければシナリオは成功である。 逃がした村人や戻ってくる海賊については適当に後のシナリオにでも生かすこと。 神々の世界の終末 305 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 06 55 53 ID ??? 鬱シナリオ「神々の世界の終末」 世界の完成を目前として、終末の巨人に属する邪神軍団が現世に攻め寄せてきた。 ファリスとファラリスをはじめとする神々は必死に抗ったが、力及ばず捕らえられてしまう。 大鎌を手にしたカーディスは捕虜となった神々に「お前の最も大事なものは何?」と問いかけた。 「明晰なる頭脳だ」と答えたラーダは頭部を切り裂かれ脳をえぐられた。 「この素晴らしい脚線美よ」と答えたコキシアは両足を切断された。 「おっぱいかしら」と答えたイパリーズは乳房を切り落とされた。 「肛門です」と答えたルナーは切れ痔にされた。 そうして次々と順番が回り、ついに残るはファリスだけとなった。 「この世界の長たる至高神ファリスよ。お前の最も大事なものは何?」 凄惨な姿にされた神々を目にしていながら、ファリスは脅えることなく堂々と答えた。 「私に従う全ての者だ」 バイカルの幽霊船 338 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 17 58 23 ID ??? 鬱シナリオ「バイカルの幽霊船」(4~5レベル用) PCが訪れたバイカル沿岸部の街は幽霊船の噂で持ちきりになっている。 沖に出現するその幽霊船は通りかかる船を無差別に襲い、逃げ損ねた者を皆殺しにしているらしい。 その街を支配する海賊の部族は「俺らの庭を荒らしやがって!」と粋がるが口だけ。 結局は怖いので、適当な理由をつけて冒険者に退治を任せようとする。 というわけで腕利きのPCに白羽の矢が立つ。 この街の海賊生活がかかっているのでかなりの高報酬を約束される。 PCが船を出して調べれば、その幽霊船に乗っているのはバイカルの海賊に皆殺しにされた人々だと判明する。 乗組員自体に会話の能力はないが、幽霊船には彼らの記憶が焼けついており、 乗り込めば海賊に無残に虐殺されていく様子や財宝や女性が略奪されていく様子のビジョンを見ることができる。 幽霊船の乗組員たちは妄執に囚われ、バイカル人を殺すことだけを目的としている。 そのためPCがバイカル出身でないならば決して襲われることはない。 「バイカル人、憎い、憎い~」と血の涙を流しているアンデッドたち。 非バイカル人のPCが攻撃を加えるのなら彼らは無抵抗のまま崩れ去っていく。 ただし各アンデッドを攻撃するたび、そのアンデッドの記憶する映像が鮮明に再生される。 アンデッドの中では目の前で妻娘を輪姦されて鮫の餌にされた船長が最もタフ。 幽霊船のアンデッドを全滅させればシナリオ成功。 海賊たちは脅えていたことも忘れて「へっ、ざまあないぜ!」と幽霊船を笑う。 バイカルの幽霊船・改(仮題) 347 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 18 43 23 ID ??? っつーかミルリーフと組ませられないものか。 鬱シナリオ「バイカルの幽霊船」(4~5レベル用) PCが訪れたバイカル沿岸部の街は幽霊船団の噂で持ちきりになっている。何でもミルリーフの加護を受けているのだろうか、 沖に出現するその幽霊船は通りかかる船を無差別に襲い、どんな強者が乗っていようと皆殺しにしているらしい。 その街を支配する海賊の部族は「俺らの庭を荒らしやがって!」と粋がるが口だけ。結局は怖いので、適当な理由をつけて 冒険者に退治を任せようとする。というわけで腕利きのPCに白羽の矢が立つ。この一件はこの街の海賊生活に深く関わっているので、 (口止め料を含め)かなりの高報酬を期待できる。船の中に財宝がある設定でもよい。 PCが船を出して調べれば、その幽霊船に乗っているのはかつてバイカルの海賊に皆殺しにされた人々だと判明する。 クリティカルで成功するといくつかの船にはバイカルの海賊のゾンビなどが加わっているのも判明する。 ゾンビは物を言わないが、幽霊船自体に彼らの忌まわしい記憶が焼けついており、乗り込めば海賊に無残に虐殺されていく様子や 財宝や女性が略奪されていく様子のビジョンを見ることができる。幽霊船の乗組員たちは妄執に囚われ、バイカル人を同じ目に合わせることを目的としている。 「バイカル人、憎い、憎い~」と血の涙を流してのたうち暴れるアンデッドたち。非バイカル人が攻撃を加えると無抵抗のまま彼らは崩れ去っていく。 ただし各アンデッドを攻撃するたび、そのアンデッドの記憶する映像が鮮明に再生される。精神力判定に失敗すると「バイカル人から依頼を受けた」 ことを悟られてしまい、その船にいるアンデッド全員が「反逆者」に襲いかかってくる。 このアンデッドの中では目の前で妻娘を輪姦されて手足を削られた挙句、ゾンビ鮫の餌にされた船団長が最もタフ。 その地下にいるミルリーフ司祭の不死者を倒せば成功。そいつを倒すと「兄の命令に従い、邪魔な連中や厄介者を始末するために船をつぶしていた」 というようなイメージと共に船団が急速に劣化していく。即座に鎧を脱ぐ宣言をしない限り神官の最期の言葉が「シンク」を発動させる。 放置すると「死せる神の島(下)~バイカル編~」に発展。無論バイカルにマナ・ライの助力は期待できないので国家規模の戦争になる。 女の戦い 367 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2007/03/15(木) 20 07 39 ID ??? 鬱シナリオ「女の戦い」(3~4レベル用) バイカルのある街に来たPCは、族長の屋敷に呼び出される。 PCを呼び出したのは族長ではなく族長の夫人。 夫人は他の部族から嫁いできた良家の長女だが重大な欠点があった。それは顔が非常に醜いこと。 その顔のため、正妻でありながら族長には見向きもされない不遇の身だった。 夫人は醜い顔を歪めながら、PCに邪悪な取り引きを持ちかける。 妾の一人が自分を差し置いて族長の子供を身篭っていることが判明した。 妾たちはいずれも異国から拉致されてきた女性で、非常に美しい。そのため夫人の憎しみもひとしおだった。 夫人は「私にも子供ができていないのに不公平よねえ」と言いながら人形の腹を切り裂く。 要するに、身篭った妾を襲って族長の子を流産させろと彼女は言っているだった。 彼女は金だけは与えられているので報酬も惜しみなく渡してくれる。 族長の私兵に守られた妾を流産させればシナリオは成功。 しかし実はそれは族長の期待通りの行動だった。 夫人がいい加減ウザくなってきた族長は、夫人を罰する適当な口実を探していた。 未遂ではなく、実際に子殺しをしたとなれば、いくら夫人だろうが裁く理由になる。 どうせ代わりはいくらでもいるから、妾と子供の命を犠牲にするぐらい平気だった。 結局、夫人は泣き喚きながら処刑されることに。 族長は実行犯のPCを責めたりせず、逆に笑顔で「よくやってくれた」と誉めてくれる。 (途中で族長に密告した場合もそのまま子供を殺せと命令される) もし夫人の依頼を断った場合、夫人は「こいつらにレイプされそうになった!」と訴える。 それを聞いた族長はハイハイという感じでPCを処刑する。 奴隷の子ら 585 名前:1/2[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 06 35 07 ID ??? 鬱シナリオ「奴隷の子ら」(3~4レベル用) バイカルの街を訪れたPCは、その街の部族から仕事を頼まれる。 ある村で働いていた傭兵がまとめて食中毒で倒れ、人手が足りなくなってしまった。 一時的でいいから代理として働いてくれ、とのこと。 その村とは他国から拉致してきた女が産んだ子供を収容する「奴隷村」だった。 村には専門の教育係がいて、子供たちに奴隷としての人格と服従心を植えつけている。 成長した少年たちはガレー船の漕ぎ手となり、少女たちも同様にそれぞれ適した場所へと振り分けられていく。 村には一応、脱走や反乱を防ぐための衛兵も常駐していたが、その人手が不足していた。 というわけでPCは村に赴き、一時的に村の監視に加わることになる。 村の人口は200人程度。表面上は平和で、普通の農村と変わらない。 しかし子供が異様に多く、15歳以下の子供が7割以上を占めている。大人は教育係か監視の兵士しか存在しない。 ただし脱走などはこれまで一度も起こっていないらしく、PC以外の兵士は非常に気楽そうにしている。 PCが監視に加わって数日後、奴隷の少年がこっそりと接触してくる。 彼は「僕たちは奴隷として生きていくのは嫌です」と訴え、近いうちに脱走するつもりだと語る。 「どうか脱走を阻止しないてください。僕たちは自由になりたいのです」と必死な少年。 PCならばバイカル人と異なり話が通じると思い、思い切って告白したらしい。 脱走するのは彼と10人程度の仲間。夜の闇に紛れて西に逃げるので、PCには偽の目撃証言(東に逃げた)をしてほしいと少年は語る。 これを受け入れるかどうかはPCの自由。 なお少年について調べるなら、彼がバイカル人の教育係と仲が良く、かなり信頼されていることが分かる。 PCが部族側に密告するなら少年と仲間たちは全員が捕らえられる。 彼らは適切に「処理」され、他の子供たちには「彼らは他の村に移りました」と説明することになる。 PCはその後も何事もなく仕事をこなしたとして、750経験点。 586 名前:2/2[sage] 投稿日:2007/03/17(土) 06 36 02 ID ??? もしPCが少年の頼みを聞く場合、どういうわけか決行の当日に限り警備が厳重になる。 結果として少年たちの脱走は失敗し、全員が捕らえられてしまう。 捕らえられた少年たちは「裏切ったな!」などと叫ぶが、ぼこぼこに殴られすぐに喋れなくなる。 実は彼らだけが自由になるのが許せなかった他の子供たちが密告したのだった。 幸いにもPCらの関与はばれずに済み、仕事を続けることが可能。500経験点。 もしそこで少年たちを救うために他の衛兵と戦ったとしても十分に勝機はある。 ただしやるかどうかはPC判断。衛兵を全員無力化すれば他の大人は脅えて逃亡する。 その場合、少年たちは「俺たちは自由だ!」と大喜びする。 睡眠中の他の子供たちも全員叩き起こし、「今なら逃げられるぞ!」と告げて回る。 しかし部族の人間を一人でも逃がしていた場合、翌日にも増援はやって来る。 仮に大人全員を捕らえていたとしても、数日後には街からの連絡役が来るので気づかれる。 子供たちを解放した場合、PCの行為も気づかれ追われる身となってしまう。 それからどう逃げるか、足手まといの子供たちをどうするかは完全にPCに任せられる。 PCの戦いはまだまだこれからだ、というわけで1000経験点。
https://w.atwiki.jp/pokekora/pages/273.html
あらすじ グリーン「何!?何なの!? 何で俺ばっかりこんな重労働を強いられるの!? ギャグなの!?馬鹿なの!?死ぬの!? もう、ただでさえ仕事溜まってるのにこんな事してる暇ないんだよ!? それこそ、ヒマなレッドにやらせりゃいいじゃん!! 何なのよーーーー!!!!」 マキ「あ、あの…とりあえず研修でトキワジムに入った…マキと言います あ、お茶でも汲んできましょうか?」 グリーン「 カワイイ…」 本編 ファイヤーポケモン(笑)を使おうと思ったツバサは見事失敗(笑) (カマ)センリのケッキングにのしかかられて、火傷を負った(爆笑)コナミは、ボールへ戻る事も出来ず、じわりじわりと攻められていた。 ハルカ「まずい!このままじゃコナミが!!」 ツバサ「はーっははは、大丈夫だよ。 いくら親父だってポケモンを殺しはしない そうだよねぇ~??」 センリ「何言ってんの?」 ツバサ「えっ」 センリ「アンタ、常に自分は大丈夫だとか思っているの? アタシや母さんがいつも助けてくれるとか思ってるの? だから失敗すんのよ、ポケモンにこんな痛みを負わせる事になるのよ! 次の一撃で死ぬわね、アンタのコナミは…」 ハルカ「(カマ口調で凄む…これがセンリさんの、恐ろしいところかも)」 センリ「ケッキング、飛び上がって、全体重を乗せてのしかかれ!」 ケッキング「ゲーーーールグゥグ!!」 頭上に飛び上がったケッキングは、もはや虫の息状態のコナミに向けて急降下した。 マサト「ああああっ!!コナミが!!!」 センリ「震度6…これでコナミは終わった ……な、何!?」 ケッキングの下敷きになっていたのは、コナミではなくツバサだった。 ツバサ「ぐ、ぐへらヴぁああああ……」 ハルカ「ツバサ君!すんでのところでコナミをはじき出して自分が下敷きに…!! でもそれじゃ、ツバサ君の身体が!!」 ツバサ「心配すんな……これくらいの痛み、コナミに比べたら何でもない! ゴメンな、コナミ…俺は、どうやら今までツキにツキすぎてバカになってたみたいだ… けど、出来るだろ? 今まで俺は命令してるだけで、安全な場所で見てるだけだった だが今は、お前と同じ状態になった!お前らの痛みもちゃんと分かった。 だから、頼む!!! コイツを、倒してくれええええええええ!!!!」 コナミ「!!! はうっ!ご主人様…コナミ、イっちゃいそうですううう…うううう!!」 センリ「何ぃぃぃっ!!?」 マサト「これは、進化だ!」 エメラルド「あ、そうか 今までキルリアだったもんな」 ハルカ「(そうよ、ポケモンと一緒に戦う…… それが出来たとき、完全にトレーナーとポケモンは通じ合えるのよ!)」 そして、コナミはサーナイトへと進化したのである。 センリ「ツバサ、見せてもらったわよ、アンタの覚悟…… いいだろうケッキング、そろそろどいてやれ」 ケッキング「がおーん」 エメラルド「せめてどっちかの口調で通せよ」 ツバサ「サーナイト…ようやくお目にかかれるんだな。」 コナミ「残念ながら心の種は生まれなかったです」 ツバサ「よっしゃ、それだけのボケが出来るなら、余裕だな! 火傷も治ったみたいだし… 第2ラウンド、ってとこだ。 これからは親父だと思わずにバトルしてやる」 センリ「いいだろう 私も叩き潰す!」 続く