約 473,325 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2629.html
【ネタ】渋谷凜は平行世界で二週目に挑むようです を付け加えるのを忘れていた……。 一応かなり大雑把なネタ設定としては、 渋谷凛 元の世界では劇的な最後による補正と相俟って、「夭折した悲運の天才」「あと三年あれば間違い無く史上二人目のSランクになれた逸材」との評価を受ける。 憂鬱世界の自分を乗っ取る形で憑依、その際「元の世界の凛」の記憶が「憂鬱世界の凛」の記憶を上書きしてしまったため、覚醒から退院直後はかなり混乱している。 持ち越しの経験値と二週目による成長率ブーストにより、彼女の所属するCGプロは、夢幻会がもたらした恩恵の一つとも言える業界の透明化による不正に対する締付けの強化により元の世界ほどの勢いを持っていない961プロ、いまや業界で知らないものの居ない765プロを急追。 業界を765、961、そしてCGの三極時代に追い込みつつある稀代の魔人にして、魔王の再来と業界から恐れられている。 現在の目標は元の世界の魔王を超えること。 そのうち、先代魔王が刺客として送り込まれてくるかもしれない(笑) CGプロ社長 元の世界のCGプロ社長の同位体。 ある意味最大の被害者。 いろんな意味で規格外な凛に胃を痛める一人。 最初に凜をスカウトしたばっかりに、アイドル三極時代の三極の一つの盟主に祭り上げられる。 千川ちひろ 元の世界の千川ちひろの同位体。 CGプロの事務員として勤務する。 いろんな意味で規格外な凛に胃を痛める一人。 両親の死により貧しい子供時代を送るが日本の学生奨学金(数度の改定が加えられているが、提唱者の名をとって辻基金と呼ばれる)によって大学を卒業。 大手銀行に勤めた後、何を思ったか銀行を退社、CGプロに再就職を果たす。 貯金と漢方が趣味。 プロデューサー 元の世界の凛の担当プロデューサーの同位体。 いろんな意味で規格外な凛に胃を痛める一人。 超兵器な凛と類友で集まった個性豊か過ぎるアイドル達に振り回される。 最近ちひろ印の栄養ドリンクが手放せない。 神崎博之 大日本帝国第125代内閣総理大臣 元海軍少将 世界の覇権国家の一つである大日本帝国の統治の実務を担う、陛下からも信頼の厚い政治家。 高校からの腐れ縁(本人曰く)の現大蔵大臣や、江田島海軍兵学校から俺貴様と呼び合う仲だった現国防大臣をはじめ多数のブレーンを交渉と根回しでまとめる調整型の政治家。 その功績と経歴から大宰相の再来とも呼ばれる。 最近、アイドル業界に起こった異変について部下に調査を命じた。 かなりやっつけな設定その二 961プロ 現在の業界の最大手。 年商では他の追随を許さない。 しかし、所属するアイドルのランクがB止まり(ただし数が多い)、経営体制が社長のワンマン等不安要素も大きい。 主なユニットは『ジュピター』(Bランク)等。 765プロ 多数のトップアイドルを世に送り出してきた業界でも古参のアイドルプロダクション。 ここ十年は新興のプロダクションに押されて経営が傾いていたが、当時のチーフプロデューサー高木順一郎の社長就任後『竜宮小町』、如月千早のヒットによってV字回復を成し遂げた。 Aランクの『竜宮小町』、Aランク昇格確実といわれる如月千早等所属アイドルのランクが高いのが特徴。 主なユニットは『竜宮小町』(Aランク)、ソロで如月千早(B+ランク)等。 予断だが筆頭株主はNAMCo(日本航空機製造株式会社)。 東豪寺プロ ここ三年ほどで創業した新興のアイドルプロダクション。 第二次大戦後にできた新興財閥の一つ、東豪寺財閥の傘下のアイドル事務所という位置付けだが、経営はほぼ完全に独立している。 社長がアイドル、プロデューサーを兼任する東豪寺財閥の令嬢なので口さがない者には「お嬢様のお遊び」と揶揄されることもあるが、その経営戦略は堅実そのもの。 主なユニットは『幸運エンジェル』(B-ランク)、所属プロダクションの倒産時に移籍してきた『雪月花』(Bランク)等。 やっつけな設定その3 今回もやりたい放題。 CGプロ 正式名称『CINDERELLA GIRLS Production』。 業界では新参のアイドルプロダクション。 現在業界で最も注目されている新人アイドル、『魔人 シンデレラ』こと渋谷凛の所属プロダクションでもある。 所属アイドルの実力に関しては完全に未知数であり、同プロダクションが渋谷凛によって業界に空けた穴を広げるために投入してくるアイドル、もしくはユニットについて業界関係者の間では緊張が高まっている。 主な所属アイドルは渋谷凛(Bランク)。 喫茶店「fantasy party」。 退役した元海軍軍人が経営する喫茶店。 半ば海軍高級将校御用達の店となっており、一般人が入るには若干敷居の高い店となっている、というのが表の顔。 実態は関東近辺の海軍の夢幻会関係者が集まる店で、店の地下には防諜対策の施された会議室がある。 店名の由来はそのまんま「夢幻会」。 信濃 大日本帝国が保有する信濃型原子力航空母艦の壱番艦。 艦影はジェラルド=フォード級とニミッツ級を足して割ったイメージ。(適当なので突っ込まないでくださいお願いします) 一九六〇年配備の改大鳳型航空母艦海鳳の代艦として建造が承認され、二〇〇五年に実戦配備。 固定翼機六〇機、回転翼機一五機等最大九〇機を運用可能な能力と、電磁カタパルト、能動索敵妨害装置を持つ。 日本本土近海を守る信濃空母戦闘群の中核として、日本海軍の軍事力の一翼を担う。 特に大きな損害を受けなければ二〇五〇年まで現役の予定。 武蔵 日本海軍の保有する大和型戦艦の弐番艦。一九五〇年就役。 艦体と主砲以外には一九七五年代の大改装で魔改造が施され、新造時の面影は殆ど残っていない。 姉の大和は呉鎮守府にてモスボール状態となっており、妹の武蔵も一応横須賀鎮守府所属となっているが現状は予備艦一歩手前といった状態である。 信濃空母戦闘群 原子力航空母艦信濃、和製イージス搭載の巡洋艦浅間、イージス搭載駆逐艦秋月、照月、冬月、涼月、通常型駆逐艦吹雪、深雪、白雪、初雪、原子力潜水艦蒼龍、海龍、補給艦一隻で構成される日本本土近海を守る艦隊。 初代司令長官は川端五十一(いそかず)中将。川端中将が神崎内閣の兵部大臣として招聘され、退役した後に東雲中将が後任となった。 やっつけ設定その四 ただしご都合主義あり 料亭『一輝』 1937年に料理研究家、北輝次郎とその弟子の一人によって創業された料亭。 俗に言う一見さんお断りの店で、店の表には看板すら出ていない。 店の大きさこそ小さいが出てくる料理は超が五、六個付く一級で、その値段もまた超が五、六個付く一級。 政党の党首クラスの政治家や、財閥級の実業家でもここで食事をしたことのあるものは殆どいない、正しく幻といっても良いような店である……というのが表の顔。 実態は地下に夢幻会の専用密談場を持つ夢幻会のカバーカンパニーの一つで、今回凛が案内されたのも此方。 また余談だが北輝次郎本人は、この店の創業について死ぬ直前まで不満を漏らしていたらしい。 ケベック州独立紛争 カナダのケベック州は戦前から比較的多数のフランス系市民が在住しており、たびたび英語圏からの独立が議論になっていた。 この問題は大西洋大津波と第二次世界大戦の発生による厳しい統制下で燻り続け、大西洋大津波による気象変動がようやく落ち着きを見せた1960年代中ごろに突如再燃、ケベック州のフランス語を話す労働者層による大規模な反乱が発生した。 この事件はケベック解放戦線を名乗るテロ組織による爆弾テロにより当時のケベック州副首相が暗殺され、またカナダにあった日本人学校が襲撃され教師4名、児童25名が死亡、女教師、女子児童合わせて20名が拉致される事件が発生、さらにアメリカ風邪らしき症状の疫病の発生と共に重大化、ついには日英軍による介入を招く事態にまで発展する。 この裏には北米に潜伏していたアメリカ主義者と、枢軸の盟主であるドイツが中東方面に目を向けた事で手綱の緩んだフランス情報部の一部による対英謀略があった。 この一件の真相はまだアメリカ風邪に対する恐怖が色濃く残っていた当時の世界にとって想像を絶する暴挙といえる出来事で、ドイツは枢軸各国に対仏経済制裁の開始と軍事制裁の準備を指示、イギリスも空母ハーミーズ、戦艦アンソンを中心とする水上艦隊と五個師団をカナダ支援に投入、日本も空母白鳳、戦艦大和以下日本海軍インド洋艦隊の主力を派遣した。 紛争は長期化し、その間ケベック州で市街戦が行われるなどの大惨事となった。 紛争の結果、ケベック州はアメリカ風邪の発生が確認されたため放棄と封鎖が決定、日英の重爆部隊による徹底的な爆撃と焼却処分が行われた。 一連の騒動の結果、フランスには軍事力の放棄、警察権のドイツ委託、内政に対する大幅な制限、情報部の解体と主要人員の処分が科せられ、枢軸国によって恒常的に監視されることとなった。 しかし一部は国外に脱出し、華僑、アメリカ主義者、共産主義者の残党と共に現在でも世界の火種となっている。 神崎博之内閣 前政権の度重なる不祥事に心を痛められた陛下が時の侍従長に誰かいい人材はいないか?とお尋ねになられた時、時の侍従長が推薦した、無所属の衆議院議員、神崎博之に対し組閣の大命が下されたことによって成立。 大蔵大臣に元大蔵官僚の辻堂信正、兵部大臣に元海軍中将川端五十一等神崎の個人的な伝手を多く配置しているのが特徴で、前政権党からは身内人事であるとの批判があがっている。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1096.html
第175話 作戦名「ヘイルストーン」 1484年(1944年)9月8日 午前11時 ホウロナ諸島ファスコド島 その日、太平洋艦隊司令長官であるチェスター・ニミッツ大将を乗せたC-54は、ホウロナ諸島ファスコド島の飛行場へ着陸した。 C-54が駐機場に止まった後、ニミッツは同行して来た参謀長、フランク・フレッチャー中将と共に機外に出た。 ドアから体を出すと、そこからムワッとした空気が体を包み込む。 「流石に、まだ暑いな。」 「ええ。この時期はまだ夏のような物ですからな。何でも、ここで休養を取る将兵達は、暇潰しにビーチで遊んでいるようです。」 「ほう、それはまた、楽しそうだな。今度非番の時に、海辺でビーチパーティーと行こうかね。」 「名案ですな。」 2人は雑談を交わしながら、タラップを降り、用意された車に乗り込んだ。 ニミッツとフレッチャーを乗せた車は、一路港に向かった。 空港から10分ほど走った所で、車は桟橋の近くに来た所で止まった。 桟橋の前には、大尉の階級章を付けた海軍将校が待っていた。 「長官、お待ちしておりました。私は第3艦隊司令部付将校、フレデリック・グラント大尉であります。長官と参謀長を お迎えするように命じられました。」 「御苦労グラント大尉。早速だが、ニュージャージーまで案内して貰おう。」 ニミッツは、柔和な笑みを浮かべながらグラント大尉に言った。 「はっ。では、こちらへ。」 グラント大尉はそう答えてから、桟橋の側に止めてあった内火艇に2人を乗せる。 やがて、内火艇は動き出し、ニミッツとフレッチャーは一路、ニュージャージーに向かう事となった。 ニミッツとフレッチャーは、波間に揺られながらも、周囲に停泊する第3艦隊の艦艇群を見回す。 「いつ見ても、壮観ですな。」 フレッチャーが感慨深げな口調でニミッツに言う。 ファスコド島周辺には、第3艦隊所属の第38任務部隊が停泊している。 第38任務部隊は、2個の空母群で編成されており、主戦力である空母は正規空母6隻、軽空母4隻を数える。 空母群は、任務部隊ごとに離れている物の、それでも数隻の航空母艦がずらりと並んで停泊している姿は、まさに壮観と言える。 「私が機動部隊を指揮していた頃は、せいぜい2、3隻ぐらいで、ここに居る空母の半分も居ませんでした。しかし、 こうして見ると、自分もいつかまた、前線の艦隊を指揮したいと思いますな。」 「空母戦のエキスパートである君らしい言葉だな。」 ニミッツは苦笑しながら、フレッチャーに言う。 「太平洋艦隊参謀長のポストは、やや不満かな?」 「いえ、むしろ逆ですよ。」 フレッチャーは首を振りながら言葉を返す。 「確かに、前線部隊を指揮したかった。ですが、更なるスキルアップを目指すには、たまには変わった仕事をやる事も必要です。 太平洋艦隊の参謀長という役職は、以前からやりたかった仕事でもあります。私は、この参謀長という職に付いて、命令を出す だけではなく、どうやれば司令官に良き命令を出させられるか、そして、幕僚達をどこまで纏め切れるか等、様々な事を学びました。 正直言って、私はとても良い役職に付く事が出来たと思います。」 「ふむ、そう思ってくれたのならば、私も嬉しいよ。」 ニミッツは満足気な笑みを浮かべた後、正面を見据えた。 目の前には、戦艦のニュージャージーが停泊している。 世界最大・最強の戦艦として生を受けたニュージャージーは、左舷側500メートルに停泊している1番艦アイオワと共に、 17インチの砲身に仰角を掛けながらその場に浮かんでいる。 時代が戦艦から空母の時代に移ったとはいえ、その巨大な威容は、ニミッツの内心で眠っていたある物を再び蘇らせる。 「かつて、少尉候補生時代に、私は日本を訪れ、そこで東郷平八郎提督に会った。私はその時感動した物だ。強大な バルチック艦隊を打ち破り、世界に名だたる名将と対面したあの時は、今の自分を作る良いきっかけとなった。あれから 数十年・・・・・」 ニミッツは、空に向けて顔を上げる。 「私は東郷提督のように、大艦隊を率いる事が出来た。なのに・・・・・・」 ニミッツはそこで言葉を沈みこませ、顔を俯かせる。 「私の心は、いまいち晴れない。」 「長官・・・・・」 フレッチャーはそう言いながらも、ニミッツが右手に持っている鞄にちらりと視線を落とす。 彼は、ニミッツの不安感の元が、その鞄の中身にある事を知っていた。 「あれこれ悩んでいても仕方ないな。」 ニミッツは改まった口ぶりで呟く。 「私達の役目は、新たな作戦の説明を、ビルを含む第3艦隊の幕僚達に伝えるだけだ。彼らがどのような反応を見せ、 どう答えるかは容易に想像出来るがね。」 彼の口調には、どこか開き直ったような響きが含まれていた。 内火艇は、徐々にニュージャージーへ近付きつつある。その巨体の左舷に接舷するまでは、あと5分ほどかかりそうだった。 第3艦隊司令長官を務めるウィリアム・ハルゼー大将は、甲板でニミッツとフレッチャーを出迎えた後、2人を艦内の作戦室に招き入れた。 「どうぞ。」 ハルゼーは、2人に洒落た笑みを浮かべながら室内に入る。 室内には、長テーブルが敷かれており、用意された椅子には第3艦隊の主だった参謀達や、第37、第38任務部隊の指揮官達が 席に座っている。彼らは、ニミッツが入るや、一斉に立ち上がって敬礼を行う。 ニミッツとフレッチャーは軽く答礼をしながら中に入った。 「ようこそ、我がニュージャージーへ。」 ハルゼーはそう言ってから、2人に椅子に座るように促した。 「後で紅茶をお持ちします。」 「うむ、ありがとう。」 ニミッツは暢気な・・・・しかし、微妙に強張った口調でハルゼーに返す。 2人が席に座ったのを見計らって、幕僚達にも席に座らせた。 「さて、本日。この第3艦隊司令部に、太平洋艦隊司令長官であるニミッツ提督がお越しになられた。今日は、このニミッツ提督から、 新たな作戦の説明があるそうだ。」 「新たな作戦ですか?」 第3艦隊参謀長であるカーニー少将が、不思議そうな口ぶりで言う。 「ハルゼー長官。我々には、ニミッツ長官の来訪の理由を知らされていませんでしたが、どのような作戦があるのですか?」 「どんな作戦があるのかは俺も分からん。詳しくはニミッツ長官と、フレッチャー参謀長の説明を聞いてからだ。」 ハルゼーはカーニーにそう返しつつ、ニミッツに顔を向けた。 「司令長官。我々に与える新たな任務とは、どのような物ですかな?」 彼は、口調に陽気さを交えながらも、真剣な眼差しでニミッツを見つめる。 ニミッツは、深呼吸をしてから話を始めた。 「実はだな、ビル。」 彼は、持っていた鞄から書類を取り出し、それをまず、ハルゼーに渡す。 「君の指揮下にある任務部隊でもって、北大陸南西部・シホールアンル帝国領シェルフィクル地方にある工業地帯を攻撃してもらいたい。」 ニミッツが言い終えるや、機動部隊の指揮官達や参謀達の顔色が変わった。 「私は直接、キング作戦部長から命令を受けた。キング提督からの話によると、この作戦はバルランド側から得た情報を元に計画されたようだ。 私達太平洋艦隊も、バルランド側からの情報を元に作戦計画を練り上げた。」 「ニミッツ長官。この作戦はつまり、バルランド側の要請を受けてから計画された、という事で間違いないですかな?」 文書を読んでいたハルゼーが、ニミッツに問う。 「そうだ。情報の発信元は、インゲルテント将軍が組織した、北大陸内のスパイ組織から送られて来たようだ。バルランド側はこの情報を 我々に提供し、シェルフィクル工業地帯の攻撃を要請して来た。大統領は、この要請に最初は難色を示していたようだが、バルランド側の 事も考慮して、この要請を受けたという。」 「その攻撃部隊だが・・・・・」 ハルゼーは文書から目を離し、ミッチャー中将とパウノール中将を交互に見る。 「文書内では、パウノールのTF37に、シェルフィクルの攻撃を行わせよとある。」 「わ、私の部隊が、ですか?」 パウノールは、思わず面食らったような表情を浮かべる。 「TF37のみで、シェルフィクルを攻撃するのでありますか?」 「そうだ。」 ニミッツが言う。 「参謀長、説明を。」 「はっ。」 ニミッツに代わって、フレッチャーがパウノールに説明を行う。 「シェルフィクルは、シホールアンル帝国の中でも第1位の工業地帯で、この地域には巨大な魔法石精練工場や武器生産工場、それに 各種の軍需工場や造船所もあり、10キロほど離れた内陸には魔法石鉱山がある。このシェルフィクル地方は、シホールアンル帝国が 北大陸統一を行う前までは、魔法石生産量のうち5割、兵器生産量のうち3割、船舶生産数の内、3割、各種工場も、全生産量の4割、 最低でも2割以上を占めている。シホールアンル側が北大陸統一を果たした後は、シェルフィクルの工業的価値はやや下がったが、 かの国は今、勢力圏を急速に失いつつある。こうなると、シェルフィクルの重要度は、開戦直前と同じぐらいに高まる。」 フレッチャーは、淡々とした口調でパウノールに説明する。 説明を受けるパウノールは、自らの部隊が、この戦争の行方を左右する大作戦に投入されようとしている事に、少しずつ気付き始めて来た。 「もし、このシェルフィクル工業地帯に大打撃を与える事が出来れば、シホールアンルの継戦能力は大幅に低下する事になるだろう。 当然、敵側もこの工業地帯の重要度を認識し、常に大規模のワイバーン部隊や防衛部隊を、工業地帯等の要所に配備している。」 「参謀長。敵のワイバーン隊の数は、どれぐらいになるのでしょうか?」 パウノールはすかさず聞いて来た。 「約800騎。」 フレッチャーは答える。それに、パウノールは眉をひそめた。 パウノールは、反論するために口を開いた。だが、フレッチャーは機先を制するかのように次の言葉を放つ。 「だが、それは2週間前までの話だ。シホールアンル軍は、ジャスオ戦線の航空兵力増派のために各地から兵力の移動を行い、 シェルフィクル地方からは約500騎を抽出したそうだ。バルランド側は、この決定的な情報を我々に知らせてくれた。」 「・・・・では、シホールアンル軍は、自らの心臓部にあたる工業地帯に、僅か300騎の航空兵力しか残していないのですか・・・・ 参謀長、これは確かな情報なのですか?」 「確かだ。何でも、この情報の発信源は、シホールアンル側の大物官僚から送られているようだ。シホールアンル側の航空兵力 移動は、首都にある帝国宮殿で皇帝が指示を下し、その後、司令部の上層部会議で決められ、前線の指揮官達は何も知らされない まま、前線部隊にワイバーン隊を移動させているそうだ。」 「大物スパイとは・・・・・我が合衆国は、そのスパイの事は何か聞かされていましたか?」 パウノールの隣に座っていたミッチャーが聞いてくる。 フレッチャーの代わりに、ニミッツが質問に答える。 「いや、バルランド側からは何も知らされていない。と言うよりも、バルランド軍上層部でも、つい最近まではこの大物スパイの 存在は知られてなかったらしい。このスパイは、インゲルテント将軍が育てた子飼いのスパイの1人で、20年前にシホールアンルに 渡ってから、同地で密かに活動を行っていたようだ。8年前には官僚にまで出世して、シホールアンル側の政治にも関わるように なったという。向こうでは、優秀な官僚の1人として皇帝陛下にも一目置かれているそうだ。」 「そんな大事な事を教えないとは。バルランド側も意地が悪いですな。」 「バルランド側というより、インゲルテント将軍が一部の人間にしか、このスパイの存在を知らせていなかったのが原因だな。」 「要するに、切り札って奴だよ。」 ハルゼーが苦笑しながら、ミッチャーに言う。 「どんな奴でも、大事な物はここぞという時まで残して置きたいからな。」 「となると・・・・シホールアンル側は本当に、重要拠点を手薄にしてしまった訳ですな。」 パウノールが言う。 「うむ。恐らく、敵側は我々が来ないと思い込んでいるようだ。」 フレッチャーがすぐに言葉を返す。 「敵は、ヒーレリの前進拠点に機動部隊を派遣している。いつもなら、ここで一工夫するのがシホールアンルだ。恐らく、 奴らはホウロナへの攻撃の機会を窺っているのかもしれない。それと同時に、敵はジャスオ領や本土の南部に航空兵力を 続々と送り込んできている。ニュージャージーの魔法通信傍受機も、敵軍の兵力の移動に関する内容を頻繁に傍受している。 この一連の行動からして、敵は我々の目が、ジャスオ領やレスタン、ヒーレリ沿岸に向いていると思う筈だ。」 「その隙に、我が第37任務部隊がつけ込む、という事か。」 パウノールは、腕組をしながら呟いた。 「我が機動部隊は、当然ホウロナ諸島周辺で待機ですな?」 ミッチャーがフレッチャーに尋ねる。 「TF38は、敵機動部隊の南下に備えて待機して貰う。」 「敵機動部隊がTF37の行動に気が付き、追撃行動に移った場合は如何します?」 「その場合は何もしない。」 フレッチャーがそう言うと、室内にどよめきが沸く。 「だが、それはキング作戦部長での案だ。我々太平洋艦隊司令部は、キング提督の案にいくつか修正を加えている。 その1つが、敵機動部隊の追撃だ。もし、敵機動部隊がTF37に気付き、追撃に入った場合、TF38は敵機動部隊を 追跡し、背後から攻撃を加えてもらいたい。場合によっては、TF37も呼び戻して共同で敵機動部隊を攻撃し、殲滅する。 この場合、シェルフィクルの攻撃は奇襲効果が無くなってしまうが、その時はTF37、38も総動員して攻撃する。」 「場合によっては、TF37、38で総攻撃か。こいつは面白そうだ。」 ハルゼーが顔をほころばせながら言う。 「いずれにしろ、最初の内はTF38は待機。TF37は遠征、という事になるのですね?」 カーニー少将は、念を押すような口ぶりでフレッチャーに聞く。 「そうだ。この作戦が成功すれば、シホールアンル側は大きな打撃を受け、戦争終結も早まるだろう。」 「TF37を攻撃部隊に選んだのは、戦力を考慮しての事でしょうか?」 パウノールは更に質問を行う。 「その通りだ。TF37は、正規空母7隻に軽空母5隻、軽12隻の高速空母を有している。これに搭載されている強力な 航空兵力なら、巨大な工業地帯も破壊できる。それに加え、TF37はサウスダコタ級戦艦4隻に、アラスカ級巡洋戦艦2隻 を有し、これでもって沿岸部の艦砲射撃も可能だ。場合によっては、昼間は航空機で攻撃し、夜間は砲撃部隊を編成して、 沿岸部を叩く、という事をやっても良い。」 「それに加え、錬度と対空防御の面もある。」 ニミッツが口を開いた。 「第37任務部隊には、精鋭空母であるレキシントンとサラトガが在籍し、残りの母艦航空隊も著しく錬度が向上している。 錬度の面ではTF38でも問題はないが、TF38はTF37と比べて母艦の数が少なく、輪形陣の護衛艦も、TF38と 比べて旧式の艦が多い。TF38は、戦艦は新鋭艦だが、巡洋艦や駆逐艦には対空火力に不安が残る艦が多い。それに比べて、 TF37は、旧式艦が混じってはいる物の、新鋭艦の比率はTF38よりも高く、対空戦闘においても高い防御力を発揮している。 この事を考慮した結果、我々は第37任務部隊を、敵工業地帯攻撃部隊に定めた。」 説明を聞いていたパウノールは、思わず納得した。 対してミッチャーは、まるで自分の艦隊が劣っているように思えて、少しばかり不満に思ったが、同時にニミッツの言葉に 納得している。 パウノールの第37任務部隊は、護衛の艦艇に旧式艦が混じってはいるが、それも少数であり、巡洋艦、駆逐艦の殆どは 開戦後に完成したボルチモア級、クリーブランド級、フレッチャー級、アレン・M・サムナー級といった新鋭艦ばかりである。 対して、第38任務部隊は護衛艦の中に、ニューオーリンズ級重巡やブルックリン級軽巡、それにシムス級やベンハム級、 ベンソン級やリヴァモア級といった駆逐艦が少なからず混じっている。 ニューオーリンズ級やブルックリン級はある程度対空火力が増強され、近接火力は申し分無い。 だが、高角砲の数はボルチモア級やクリーブランド級に劣っている。 それに加え、シムス級やベンハム級、ベンソン級やリヴァモア級駆逐艦は開戦前に竣工した艦であり、開戦後に竣工した フレッチャー級やアレン・M・サムナー級と比べると、対空火力、または近接火力で劣る。 インゲルテントは、単純に空母の数が多い第37任務部隊に、シェルフィルク攻撃を任せようと考えていたが、 太平洋艦隊司令部では、TF37とTF38の編成図を見、どちらが有効な航空攻撃を行う事が出来るか、あるいは、 どちらが効果的な対空防御を行えるか等、細かく協議した上でTF37を選んだ。 もし、TF38が、新鋭の護衛艦をTF37より多く揃えていたら、間違いなくTF38を選んでいただろう。 (空母群が多いTF37よりは、2個空母群しか持たないTF38の方が、奇襲作戦を行いやすい) 「TF37は、編成後に新鋭艦ばかりが入って来た。なるほど、よく見ているな。」 「敵が減ったとはいえ、相手が2流の部隊であるとは限らない。敵が空襲を凌いで、航空部隊で反撃に出れば、必然的に 艦隊に危険が及ぶ。その時に、対空火力の優秀さと数が物を言う。」 ニミッツがハルゼーに顔を向けてから話す。 「各艦にはVT信管付きの砲弾が多数配備され、効果的な対空防御を行えるが、それでも連中は輪形陣を突破してくる。 その突破できる出来る敵をどれだけ少なく出来るかによって、艦隊が受ける被害は変わる。ここは、敵をより多く落とせる 方を選んだ方が良い。だから、我々は第37任務部隊を選んだのだ。」 ニミッツは、視線をパウノールに向けた。 「分かりました。そこまで深く協議した上で我が任務部隊を選んでくれたのなら、私は喜んで、この作戦を受けましょう。」 パウノールは、自信を含んだ口調でニミッツに言った。 「なお、この作戦には、ヘイルストーンというコードネームが付けられた。ヘイルストーン作戦は、今日から3日後の 9月11日を持って開始される。第37任務部隊は、この日に出撃し、以降は先行した補給艦部隊と会合しながら、 現場に向かって貰おう。」 「補給艦部隊は、このホウロナ諸島から出港させるのでしょうか?」 作戦参謀のラルフ・ウィルソン大佐がすかさず聞いた。 「いや、補給艦部隊はホウロナからは出さない。代わりに、マルヒナス運河やエスピリットウ・サントで編成した補給艦部隊を、 ホウロナからシェルフィクルの間に配置するつもりだ。もし、ホウロナからTF37と共に補給艦部隊が大挙出港したら、敵に 意図を察知される恐れがある。」 「なるほど。海洋生物対策ですな。」 ハルゼーは感心した。 「戦争の行方を左右する一大作戦だ。念には念を入れねばなるまい。」 ニミッツはそう答えた。 ホウロナ諸島から、攻撃目標であるシェルフィルクまでは、直線距離で約5000キロ以上もある。 TF37のみでは、この長大な距離を走破するには無理がある。そこで必要なのが、洋上補給である。 ニミッツは、防諜の面も考慮して、マルヒナス、エスピリットゥ・サントから計2つの補給艦部隊、それぞれ護衛空母3隻ずつを 付けて編成し、所定の位置に向かわせている。 勿論、この補給艦部隊の将兵は、任務の詳細を知らされていない。 「私からの説明は以上だ。ここからは、君達の出番になるが、他に何か質問はあるかね?」 同日 午後1時 第37任務部隊旗艦タイコンデロガ それから2時間後、会議を終え、旗艦タイコンデロガに戻って来たパウノールは、緊急に各任務群の指揮官を集め、第3艦隊司令部で 行われた会議の内容を話した。 「という事は司令官。我がTF37は、バルランドの将軍閣下からどえらい任務を押し付けられた事になるのですな?」 第2任務群の指揮官であるフレデリック・シャーマン少将が、複雑な表情でパウノールに言う。 「そうなるな。」 パウノールは頷いた。 「確かに、我が任務部隊は、戦力は勿論の事、新鋭艦も多数配備されていますからなぁ。選ばれたのは当然ですね。」 第1任務群の指揮官を務めるアルフレッド・モントゴメリー少将が納得したように言い放つ。 「空母は開戦以来の歴戦艦であるレキシントンとサラトガがおりますし、残りも優秀なエセックス級ばかり。護衛艦も新鋭の サウスダコタ級戦艦とアラスカ級巡洋戦艦が主力ですから、万が一、敵の水上部隊に襲われても、撃退できますな。」 「確かに機動部隊の数は多い。だが、空母航空隊の中には、実戦経験が不足気味の艦も居ます。特にボクサーは、竣工してから まだ8カ月しか経っていない。航空隊の錬度はまぁ良いが、彼らはモンメロ沖海戦以来、実戦を経験していない。私としては、 もうしばらく訓練を行いたかったのですが。」 第3任務群の指揮官であるジェラルド・ボーガン少将は、不安げな顔つきでパウノールに言う。 「航空戦力に関しては、我々が敵を圧倒しています。」 航空参謀のグインズ・タバトス大佐がボーガンに向けて言い放つ。 「現地の航空兵力は、兵力転用のために300騎しか残っていないようです。それに対し、我がTF37は、正規空母7隻、 軽空母5隻を有し、保有艦載機数は900機に上ります。900機のうち、戦闘機であるF6FやF4Uは半数を占めますから、 攻撃隊に護衛を付けても、残りの戦闘機で敵の空襲に対応出来ます。」 「航空戦力の比率は3:1で我々が有利だ。さほど心配する必要はない。」 パウノールは、自信に満ちた口調でボーガンに言った。 「奇襲を狙うとすると、我々の戦力では少し難しいのではありませんか?」 ボーガンに代わって、シャーマン少将が新たに質問をする。 「シェルフィルクまでは、実に3000マイル以上もの距離があります。その距離を、空母12隻を含む大艦隊が進んでいくのですが、 これでは途中で、敵の海洋生物に見つかりはしませんか?私としては、見つかる可能性が高いと思われますが。」 「その点に付いては考えがある。これは、第3艦隊司令部で提案された物だが。」 パウノールは、背後に振り返り、壁に掛けられている地図に指をさす。 「我が機動部隊は3日後に出港するが、TF37は時速16ノットでもって、丸1日ほど南に向かう。24時間後に、 我々は北西方面に進路を変更し、補給を受けながらシェルフィルクに向かう。」 「出港からしばらくは、針路を偽装するのですな。」 「初歩的な手段だが、ホウロナ周辺にうろついている敵の監視をごまかすには、これが効果的だ。と、第3艦隊の航海参謀は言っていたな。」 「事前に、カタリナ飛行艇や護衛駆逐艦を使って、大規模に対潜掃討を行う手もあります。」 タバトス大佐が発言する。 「ですが、これでは、敵に我々が新たな大作戦を企んでいると教えているような物です。敵に意図を悟られないためには、 我々は“静かに”ホウロナを出なくてはなりません。」 「しかし、90隻にも上る大艦隊が、偽装針路を取っただけで敵の監視の目を潜り抜けられるだろうか?」 「そこの所は、任務群ごとに離れて航行するか、あるいは転進の際に、時間をずらして針路を変更する等をすれば、敵の目を ごまかせると思います。現に、いくつかの部隊が試した所、敵の海竜部隊が見事に嵌った記録が、これまでに何件も報告されています。」 アメリカ軍護送船団は、敵の待ち伏せを防ぐため、意図的に針路を偽装して進む事がある。 最初は、監視のレンフェラルが居ると思しき海域を西方に向けて航行する。 その後、敵の監視の目が薄い海域で針路を変更して、別の港に向かう。 このような事を6回ほど繰り返しているが、6回中、4回は敵が船団の針路変更を確認できずに、船団の来ない針路上に 10頭余りのレンフェラルを配備して、来る筈のない船団を延々と待ち続けたという実績がある。 レンフェラルは頻繁に魔法通信を発するため、戦艦ニュージャージーやアイオワの魔法通信傍受機でも通信の内容を傍受出来た。 そのため、偽装針路を取る事によって、敵海洋生物の待ち伏せを回避できるか、またはある程度軽減できる事が実証された。 「この事からして、敵の海竜部隊に意図を察知される事は、ほぼないと思われます。」 「わかった。そこまで言うのなら、大丈夫なのだろう。」 シャーマンはそう言ってから、口を閉じた。 「攻撃開始日は9月17日に決めたいが、何か異論は?」 「司令官。移動の際は各任務群がある程度距離を詰めてからでしょうか?それとも、やや遠く離れながら移動するのでしょうか? 前者の場合は、集合も容易ですが、後者の場合は集合に時間がかかり、時には何らかの事故が発生した場合、集合が遅れる可能性も あります。現場海域に到達するまでの間、途中で嵐に出会う可能性もありますが、そこの所はどうお考えでしょうか?」 モントゴメリー少将が質問して来た。それにパウノールは澱みなく答える。 「出港後は、任務群毎にばらばらで航行するが、転進後はホウロナ諸島より西南400マイルの海域に集合し、各任務群はそれぞれ、 30マイルの距離を保ちながら移動を行う。ある程度纏まれば、現地に到達した時にも攻撃隊の集合が容易に出来る。」 「最初はやや分散しつつ、途中からは纏まって移動するのですな。」 「そう解釈してもらって構わない。」 パウノールはきっぱりと言い放った。 「わかりました。」 モントゴメリーは軽く会釈してから、口を閉ざした。 「今回の作戦で、我々TF37は戦争の行方を左右する行動に出ようとしている。敵は、ジャスオ領の友軍が奮闘してくれたお陰で、 重要拠点の防備を怠るというミスを犯した。我々は、この機会を逃さずに、シェルフィクルの工業地帯を徹底的に叩く。場合によっては、 護衛の戦艦部隊を使う事もあるだろう。このヘイルストーン作戦は、シホールアンルは勿論の事、我々にとっても生涯、忘れる事の 出来ない物になるだろう。諸君らには、作戦を成功させるためにも、いつも以上に頑張ってもらいたい。」 パウノールは、熱い口調で作戦室に居る参加者達に向けて語る。 「ヒーレリの機動部隊は、ミッチャーのTF38が引き受けてくれる。我々は、ミッチャー部隊と、貴重な情報を提供してくれた バルランド側に感謝しながら、思う存分に暴れよう。そして、早くこの血生臭い戦争を終わらせてやろう。南大陸のために、そして、 前線で奮闘する合衆国将兵の未来のためにも。」 彼の言葉は、作戦室に座る参加者達全員の心に響き渡った。 TF37は、この時から、戦争の早期終結をモットーに動き始めた。 パウノール自身も、作戦が成功した後に用意されるであろう自らのポストに、早くも思いを馳せ始めていた。 同日 午後4時 第3艦隊旗艦ニュージャージー 第3艦隊付魔道参謀を務めているラウス・クレーゲルは、いつものように、露天艦橋から呆けたような表情で海を見つめている時に、 不意に、後ろから背中を叩かれた。 「ようラウス!今日は妙にシケたツラしてるな!」 ラウスの背中を叩いたのはハルゼーであった。 「あ、こりゃハルゼーさん。」 ラウスは、やや覇気の無い声音でハルゼーに言う。 「お疲れ様です。」 「お疲れさん。君は休憩中になると、いつもここに居るな。」 「はぁ。ここの方が、いい風が来るし、眺めもいいですから。」 「前のように、主砲塔の上では寝そべったりせんのかね?」 「いや、今ではちょっと気が引けますね。前は気にしていませんでしたが、今はちと、この主砲を誇りに思いながら働いている人達を 馬鹿にしてしまうような気がして、もうやろうとは思わないっすね。」 ラウスはやや苦笑いを浮かべながら、ハルゼーに返した。 「ほう。いつもは人の気遣いもめんどくせえ、とか思ってそうな君が、これまた珍しい事言うな。」 「ハルゼーさん、それはちと失礼っすよ。自分だって大人ですよ。」 ラウスは口を膨らませてからハルゼーに抗議する。 「ハッハッハ!スマン、ただの冗談だよ。そう怒るな。」 ハルゼーは快活そうな声で笑ってから、ラウスに謝る。 「それにしても、前の会議で、ラウスはずっと押し黙ったままだったな。いつもは必ず話に加わる筈なのに。」 彼は、不思議そうな口調でラウスに問う。 「・・・・あの作戦って、インゲルテントさんから得た情報を元に計画されたんですよね?」 「ああ、そうだ。」 「インゲルテントさんか。自分としては、ちと複雑っすね。」 「複雑か。俺も少しは怪しいと思うが、話の筋は通っていた。だから、別に心配はいらんと思っているが。」 「インゲルテントさんが、独自に組織したスパイ組織を持っているのは、今まで聞いた事が無かったですよね。」 「そういえば、今日初めて聞いたな。」 ハルゼーは頷きながら、唸るような声で言う。 「そのスパイ組織の一員が、シホット共の中枢に潜り込んでいたとはな。前までは、インゲルテントの奴は無能と思っていたが、 これで少しは見直したぜ。」 「実を言いますとね、俺の妹が、その組織に入っていたんです。そして・・・・俺も。」 ハルゼーはその言葉を聞いた瞬間、文字通り固まってしまった。 「12歳の時に、孤児であった自分はたまたま通りかかった軍人に拾われました。その軍人がちょうど、インゲルテント派の将校 でした。自分は彼の勧めでその組織に入りました。厳しい訓練の後、16歳の時に国内や国外で、色々な活動をさせられました。 自分は、組織の中では魔法技術が際立っていたので、主に魔法絡みの事件を取り扱わされました。」 「おい・・・・それは本当の話かい?」 「ええ。本当ですよ。」 ラウスは、暢気な口調で答える。 「インゲルテントのスパイ組織って、まさか、シホット共がやったような方法で、訓練兵を育成していたのか?」 「いえ、そこまでは酷くないです。ただ、訓練中の事故で死亡者が出る事はありましたし、脱走者は容赦なく殺されていました。 訓練自体も、気を抜けば死に繋がるような物ばかりでした。まっ、シホールアンルよりは酷くないですが、一応似たような物でした。」 「・・・・奴はとんでもねえ野郎だな。」 彼は、震えた口調でそう呟いた。 ハルゼーは、彼の過去の話を余り聞いた事が無かった。 ラウスがどのような幼少期を過ごし、20代に至るまでは何をしていたかを知らなかった。 ハルゼーは時折、ラウスに過去の事を聞こうとしたが、ラウスは話をはぐらかせて何も教えてくれなかった。 「まさか、お前のような奴が、人を人とも思わん奴らの所で、厳しい訓練を受けていたとはな。」 「まっ、当時は両親が死んで、妹と俺2人だけでうろついていましたからね。生き延びるには、軍人の誘いに乗る他はありませんでした。」 「君が、インゲルテントが作った組織に居たとは・・・・もしかして、今も・・・?」 「いえ。」 ラウスは首を横に振った。 「自分はちと役立たずでしたので、組織から追い出されてしまいました。その後、自分は軍の魔法研究所で務め、いつの間にか、バルランドでも 有数の魔法使いとして知られるようになりました。」 「そうだったのか。」 ハルゼーは、唖然としながら呟いた。 「これ以上は詳しくは言いたくないですけどね。」 「いや、大ざっぱな事が分かっただけでも、俺としては満足だ。」 「それにしても、大丈夫なのかなぁ。」 「ん?何がだね?」 「今回の作戦の事です。」 「ヘイルストーン作戦の事か?」 「はい。」 ラウスは頷く。 「インゲルテントさんは、時折、ここぞという時で敵の策略に嵌ったりして、幾度も部隊が危ない場面にあったりしています。自分も、 奴さんの失敗のせいで妹を失い、僕も危うく死にかけました。」 「・・・・・・・」 ハルゼーは絶句してしまった。 「まっ、その時の怪我のせいで、自分は役立たず扱いされて組織から放り出されてしまいましたが、あの人はどこか、間抜けな部分があるんですよ。 今回のヘイルストーン作戦でも、そうならなければいいなぁと、自分は思うんです。」 「今回ばかりは、恐らく大丈夫だろう。」 ハルゼーは改まった口調で、ラウスに言う。 「TF37は12隻の空母を持ち、護衛艦も新鋭艦ばかりを揃えている。おまけに、シホット共は航空兵力を抽出して、現場には300騎しか 残っていないと聞いている。いくらシホット共が気付いたとしても、圧倒的な物量の前には、流石に太刀打ち出来んだろう。」 「うーむ、確かにそうっすね。」 ラウスは、落ち着いた声音でハルゼーに返す。 「どんな強敵でも、数を多く揃えて挑めば大丈夫。という事ですか。」 「まっ、そう言う事だ。それ以前に、レキシントンとサラトガを含むTG37.1だけ突っ込ませても充分と思うがね。あの部隊には、 TG38.1と同じように開戦以来からのベテランが多く揃っている。」 ハルゼーは、ニュージャージーの右舷側方向に顔を向ける。 ファスコド島の南側には、第37任務部隊が停泊しており、TG37.1はTF38からさほど離れていない場所に居る。 ニュージャージーからは、TG37.1の主力であるレキシントンとサラトガを見る事が出来た。 「そんな精鋭も交えたTF37が、一斉に敵の工場地帯を襲いに行くんだ。確かに、多少不安の残る作戦ではあるが、大丈夫だ。」 ハルゼーは、いつもと変わらぬ口調でラウスに言う。 「ヘイルストーン作戦は成功する。シホット共の工業地帯は、パウノールの部隊が叩きまくって、何も無い更地にしてくれるだろう。 TF37よりは、TF38の方が危ない、と思うな。」 「どうしてですか?」 「ヒーレリには、連中の機動部隊が居るんだぞ。航空戦力はほぼ互角で、連中の航空隊もベテランが多いだろう。まともにぶつかったら、 互いに大損害が出るぞ。」 「確かに。」 ラウスは、ハルゼーの言葉に納得した。 TF37が居ない間、TF38は単独で、敵機動部隊を監視しなければならない。 航空戦力は、TF38が790機に対して、シホールアンル側も約750騎と、あまり大佐が無い。 母艦の数では、TF38が10隻に対して、シホールアンル側が12隻であるから、敵側の方がやや有利だ。 戦力が拮抗している以上、まともにやり合えば彼我共に、壊滅的打撃を受ける可能性は少なくない。 「まっ、今は、ヘイルストーン作戦の成功を祈るしかないさ。そして、TF37が出張に言っている間は、俺達が頑張らにゃならん。 これから2週間ほどは忙しくなるぞ。」 「ええ。給料分、しっかり働きますよ。」 ラウスは苦笑しながら、ハルゼーに言った。 ファスコド島は、早くも夕方の色に染まりつつある。時間は午後4時30分。 空はまだ明るい物の、水平線は徐々に、オレンジ色に染まりつつあった。
https://w.atwiki.jp/fateuc/pages/93.html
【台詞集:バゼット・フラガ・マクレミッツ】 音声有り選択 登場 勝利 攻撃通常攻撃 必殺技 超必殺技 聖杯必殺技 魔力開放 受け身 K.O. コンティニュー ゲームオーバー 音声無し勝利台詞 コンティニュー 音声有り 選択 赤枝の名にかけて スマートに片づけます 戦神の剣、お見せしましょう 登場 交戦、開始します 手加減はしませんよ サイン、エワズ 望むところだ え、プロレスって…?(VSルヴィア) 無性に殴りたくなってきました。(vs士郎) 昔の私ではありません!(VS言峰) 勝利 攻め損ねたか ここからですね フッ…叩き甲斐がある いいのが入りましたね 立てますか? っ、シッ、ハァッ!!(決着時) そのまま眠っていなさい(決着時) これで終わりです(決着時) さて…次に行きます(決着時) フッ…落ちつきました?(決着時) 嘘…勝っちゃった…!?(決着時・VSランサー) 攻撃 通常攻撃 : : 必殺技 スタン・ナックル: レフトウェービング:ふっ/遅い ライトウェービング:ふっ/遅い クロスウェービング:はいっ/行くぞ ウェービング追加入力 グラスホッパー グラスホッパー・ムーンサルト ワン! ツー! ルーン付与(拳) エワズ ルーン付与(足) カノ パリィ 邪魔! 鉄拳制裁 トリプルスピナー チャージラッシュ ヒールランス 超必殺技 レッドブランチ・ハイランス:アンサズ・エワズ・イングズ! 斬り抉る戦神の小剣(フラガラック):フラガラック! アンサラー アンサラー 聖杯必殺技 斬り抉る戦神の剣(フラガラック) アンサラー(後より出でて先に断つ者)・・・フラガラック(切り抉る戦神の剣)! 斬り抉る戦神の大剣(トゥール・フラガラック) 覚悟なさい……トゥール……フラガラック! 魔力開放 受け身 K.O. この程度なら…まだ……! コンティニュー ゲームオーバー 音声無し 勝利台詞 後より出でて先に断つ。これが、切り札を断つ戦神の剣です これで終わり?サンドバッグの方がまだ殴りがいがある 敵、完全に沈黙――では一息いれましょうかアヴェ……あれ?おかしいな……私、誰に話しかけようと…… あ……すみません、強すぎましたか……?……悪いクセだ……夢中になってくるとどうしても手加減ができなくなる…… 侮りましたね。ルーンを刻んだこの拳……宝具とまではいきませんが、銃器ほどの威力はあったでしょう? 魔術師がシュートを使うのは珍しいと?魔術と総合格闘は相性がいいのですが 何でしょう……この妙な親近感というか、懐かしさというか……しっ、仕方ありませんね。今回は特別に見逃してあげます(VS士郎) 中国武術は思想をともなう。我々西洋の魔術師には余計な重荷だ。転向するのなら、いい教材を教えてあげますが?(VS凛) ……昔、君はエーデルフェルトと気が合うはずだ、なんて言われましたが……私、貴女と同類に見られていたのね……(VSルヴィア) ……む、歳ですか綺礼?以前の貴方なら、私のストレートぐらい、かるくカケイで受け流したものですが……(VS言峰) うまく化けたつもりでしょうが、下地に差が出ましたね。とくに股関節、ハイキックの伸びがまだまだ(VSバゼット) や、やりました!まぐれであろうと勝ちは勝ちです!この勝ち星は譲りませんからね!!(VSランサー) コンティニュー
https://w.atwiki.jp/new2souennokanntai/pages/360.html
トップページ イベント攻略 [部分編集] 報酬 勝利回数 1 VeryHard ★5 C・ニミッツ Extreme ★6 C・ニミッツ [部分編集] VeryHardの編成 敵戦力:42684 陣形:梯形陣 重油消費:30 時間・天候:朝・晴 敵構成 : 空母、空母、空母、空母、戦艦、駆逐 敵旗艦技 : 鷹の目(索敵 +20%) 敵戦艦戦技 : 、、 技能 : 敵空母戦技 : 駆け回る亡霊、カウンター・ヘルダイブ 技能 : 爆撃機 120機 x4 敵駆逐戦技 : 、、 技能 : 未分類技能 : 装甲上昇Ⅴ、火力上昇Ⅴ x3、雷撃回避率強化Ⅴ、命中上昇Ⅴ x3、命中率上昇Ⅴ Extremeの編成 敵戦力:81443 陣形:梯形陣 重油消費:30 時間・天候:朝・晴 敵構成 : 空母、空母、空母、空母、戦艦、駆逐 敵旗艦技 : 鷹の目(索敵 +20%) 敵戦艦戦技 : ベテラン提督の予測、不屈の反攻 技能 : 敵空母戦技 : 偽りの撃沈、ワルチング・マチルダ、絨毯爆撃Ⅴ、諸刃の空撃、駆け回る亡霊、カウンター・ヘルダイブ 技能 : 爆撃機 180機 x4、火災鎮火Ⅲ 敵駆逐戦技 : 回雷の秘儀、不滅の迅雷、 技能 : 未分類技能 : 戦技発動上昇Ⅴ x7、爆撃会心上昇Ⅴ x2、雷撃回避率強化Ⅴ x2、会心防御Ⅴ ↓コメント等 名前 閲覧数 今日: - 昨日: - 合計: -
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6553.html
551: 635 :2020/11/05(木) 18 08 58 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようですその三 打撃護衛艦ふじ及び試験艦やしま登場後のとあるスレ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 海自の戦艦キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 海自に戦艦はない。イイネ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: アッハイ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 護衛艦だな 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 護衛艦ですね 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 超大型護衛艦やまと「護衛艦です☆」 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 超大型護衛艦やまと あのやしま型とほぼ変わらない件について 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 海自に十隻とかなんであの世界戦艦だらけなん? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 歴史はさほど変わらん筈なんだがな 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: あっちの世界の歴史が同じってのは大体同じってレベルでしか分からんからな 詳細分かれば変わってくるのかもしれんが 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: しかし海自の予算大丈夫かいな? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 結局海自は一体何と戦おうとしているんだ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: で、艦娘はまだか? 如何なる世界でも相変わらずなこの世界の電子の海の片隅であるが、 そこにいる者達は艦娘達の登場を今か今かと待ち望んでいた。 『続きましては神崎島鎮守府海軍連合艦隊の登場です。 最初に参りますは前衛艦隊、その旗艦戦艦金剛と比叡、続いて前衛艦隊の軽空母二隻と護衛の水雷戦隊です。』 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 神崎島鎮守府? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 確か艦娘がいるって国じゃなかった? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 金剛と比叡ってことは… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: つまりキマシタワー? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!! 552: 635 :2020/11/05(木) 18 09 37 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お前ら落ち着けwww 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: でもいくら艦娘とはいえどうせ第二次世界大戦時の戦艦だろ? 米英や海自の戦艦と比べると見劣りするんじゃないか? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: それなりに近代化してるんじゃないの? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 近代化してたって第二次世界大戦時の艦だぜ? お艦や龍驤にガンビア・ベイなんかF-35Bも載せられないだろうし、せいぜいヘリ空母がいいとこだろ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お艦やまな板さんはジェット機運用できないの? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 大戦時の駆逐艦なんか排水量見ると今の大型コルベットくらししかないのもいるしな リンカーンの言葉にスレの消費も加速するが神崎島の艦艇の能力に疑問を投げかける者の姿も見える。 そして輝き出し光を纏い艦隊が姿を現す。 旗艦を務めるは日本初の超弩級戦艦、近代化改装によりステルス化したB65型超甲型巡洋艦にも例えられるステルス性を持ちながら、日本戦艦らしい優美な艦型を維持する戦艦、金剛型高速戦艦金剛と比叡だ。 今回は戦力誇示の為に自身が装備しうる最大サイズの46cm三連装砲を装備している。 それぞれの艦の露天艦橋には艦娘の金剛と比叡がおり比叡の隣には眼鏡かけた男性がいる 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ちょっとアレ本当に金剛型か? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: デカすぎワロタwwrやしま型と変わらねえぞオイ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: エラいスタイリッシュでステルスな艦型なんですが… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: これが金剛ちゃんですか… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: というか上皇后陛下より年上やぞ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ちゃん付けはないわw 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: おいお前ら露天艦橋を見ろ!リアル金剛と比叡がいるぞ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: リアル艦娘キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: なんつうかメッチャ美人 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: イメージ通りですありがとうございました 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: マジでゲーム通りの格好してるんだw 艦娘金剛と比叡の登場にスレは更に加速、 そしてリンカーンは艦長の二名についてもさらりと紹介しスレは阿鼻叫喚に包まれた。 553: 635 :2020/11/05(木) 18 11 49 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 『ついでに艦長の金剛さんと比叡さんのお二人は御結婚されており、旦那さんは同じ方です。あ!神崎島の艦娘は戦艦から海防艦に至るまで全員そうですよ?』 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ノオオオオオオ!? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 俺の嫁の金剛がNTRれた… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お前の嫁じゃない件、というか元から人妻やろw 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: NTR言うなしw 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: みんな見てみろ。さらっと艦娘全員同じやつと結婚してるって言ってるぞ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 嫁の長波様が人妻だった!? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お艦が人妻だと!? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お艦が人妻とか違和感がないんですがw 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: でも長波様の授乳ならちょっと見たいかも 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ↑ドゴォ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 比叡の隣にいる男が旦那か? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ギリィ… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 死ね!氏ねじゃなく死ね! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: あいつ殺すか… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お前ら落ち着け!マジ落ち着け!? ツブヤイターでヤバイ情報上がってきてるからな!? それ本当なら旦那な訳ないからな!? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: どういうこと? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 速報:比叡の隣の男性に昭和天皇陛下疑惑が 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ここはエラい静かなインターネットでつね 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: どういうことだってばよ!? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 爺さんが昭和天皇会ったことある人とか宮内庁職員だった人とか複数から爺さん達があの方昭和の天皇陛下に間違いないって発言したという報告がツブヤイター中心にエラい上がってる 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: えええええええええええええええええ!? 554: 635 :2020/11/05(木) 18 12 31 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp リアル昭和帝がいらっしゃる。 その言葉にスレは絶叫と共に加速、鯖が猫って陥落した。 ついでにツブヤイターも不運(ハードラック)と踊(ダンス)って落ちた。 ので各鯖に雨後の筍の如く避難スレが立てられていった。 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 避難所がなければ即死だった… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: そこは避難所があっても即死だったと言うべきなのでは?ボブは訝しんだ。 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 避難所スレだけで色んな板で十以上立ってるんですが… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: そんだけ分散しなきゃヤベエってことだ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 先々代陛下が令和の御代に御存命という衝撃のデカさが伺えるな… 『金剛と比叡は艦艇、艦娘共に私達の世界では有名な戦艦ですね。』 『特にに戦艦比叡は初めてティ連技術が大々的に導入された水上艦であり、練習戦艦化の為の近代化改装時に主機を水上艦艇搭載初の核融合炉に換装、14インチ砲全16門合わせ毎分80発の投射量と近接防御用レーザー砲に加え大陸間弾道ミサイルはもとより、高速滑空弾を始めとする極超音速兵器を破壊可能な10MW級対空レーザー砲を搭載して世界に俗にヒエイショックと呼ばれる衝撃を与えました。』 『また艦娘の特徴として主砲や副砲を短時間で換装可能。電磁加速砲や磁気火薬複合加速式の主砲へ即座の換装も可能となっています。 私もそんな能力が欲しいですね。航空機による水上打撃艦隊の強襲空挺展開とか燃えますね! 金剛型戦艦丙型第三改装の特徴の魚雷搭載にも対応、スーパーキャビテーション魚雷だけでなく重力子弾頭魚雷や浸食魚雷も運用可能です。』 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ( ゚д゚) 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ( ゚д゚) 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ( ゚д゚) 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ( ゚д゚) 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 別の避難スレがまた落ちた… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: なんで避難スレはすぐに死んでしまうん? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 比叡は第二次世界大戦の戦艦だから役に立たんのだろwお前らなんか言えよ…… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 核融合炉実用化してんのかよあの世界… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 極超音速兵器撃墜可能な実用型10MW級レーザー砲とは… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 電磁加速砲 と号電気砲ですね分かります 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: こっちより全然技術進んでんじゃねえか… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ヒエイショック、みんなヒエーとなったのか 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ↑【審議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` ) 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 結論:有罪 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: なんでや!? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 比叡さん出る作品間違えてね? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 比叡さん出る作品 アルペジオですね分かります 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 重力子弾頭とはなんぞや… 555: 635 :2020/11/05(木) 18 13 02 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 多分名前からするとグラビティブラストやグラビトンキャノンみたいな重力使った兵器だと思うんだけど… んなもん実用化してるのかあの世界… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 航空機による水上打撃艦隊の強襲空挺展開 誰かツッコミ入れてくれ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: いやそこは艦娘なんだからありえるやろと? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: よく見てるSF考察スレと物理学スレが落ちた… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: もしかして:核融合炉と重力兵器のせい? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: だけじゃねえぞ、浸食魚雷あるってことは架空の物質である筈のタナトニウムが存在するってことだからな 既存の化学や物理学までぶっ壊して行きやがる… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: タナトニウムがあるってことは他の架空物質もあるかな? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: チオチモリンとか? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: エラい渋いの持って来たなwwそこはオリハルコンとかヒヒイロカネとかじゃねえのか? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ここでアイス・セカンドを押してみる 金剛達に続き先のニミッツ級空母サラトガに匹敵、あるいは凌駕する巨大な空母二隻と中共の55型駆逐艦より大きな二隻の艦影とそれに率いられた複数の艦影が姿を現す。 どの艦もステルス性を意識した形状が特徴的だ。 空母二隻の飛行甲板にはF-2HMやF-15HMSC、旭龍、旭光Ⅱやソウセイやらお馴染み機体が並んでる。 しかし原作以上にヤル研とティ連が自重しないあの世界どうみても救世主な戦闘機とか戦術で歩きそうな戦闘機などなど、オタ大歓喜なものが開発され両空母共腹の中に抱えていたりする。 ヤル研とティ連の発達過程文明への熱意とかで搭載されたが両空母の良識により仕舞っちゃうされた模様。 ソウセイや旭龍が良識的かとか聞いちゃいけない。 中共の駆逐艦より大きな二隻は連装砲を背負式に搭載しVLSや副砲に加えて艦尾には潜水艇がデデンと鎮座している。 そしてその二隻に率いられる艦達もコルベットはおろか現在中小海軍始め世界で主流となっている3000トン級フリゲートより遥かに大きい。 恐らくはアーレイ・バーク級やまや型に匹敵するサイズはあるだろう。 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: デカイ… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 大鳳とか翔鶴型辺りかな? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: リンカーンの説明見たか?あれは軽空母ダゾ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 軽空母とは一体? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 軽空母の定義が乱れる… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: というか軽空母の上にメカゴジラっぽいのが… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 某公国ぽいのもあるんだが… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: F-2やF-15はまだ普通だな!←感覚が麻痺した 『続いては第一航空戦隊の軽空母鳳翔及び龍驤、護衛の軽巡『阿武隈』率いる第一水雷戦隊及び『由良』率いる第四水雷戦隊です。』 『普段四水戦率いる那珂さんは只今全米ツアー中ですので参加出来てません。』 『本日の一水戦は第六駆逐隊暁、響、雷、電及び第一七駆逐隊浦風、谷風、磯風、浜風、 四水戦は第二駆逐隊村雨、夕立、春雨、五月雨及び第二四駆逐隊海風、山風、江風、涼風が参加しています。』 556: 635 :2020/11/05(木) 18 14 14 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ヒャッホウ!六駆きたぜ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 嫁のぽいぬ(゚∀゚)キタコレ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 人気所の駆逐艦持って来たなあ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 浜パイや浦パイをこの目で見える日が来るとは 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ※しかし人妻である 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: チクショーめええ!! 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: しかし阿武隈や由良も5500トン級からえらいデカくなったな 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: しれっと那珂ちゃん全米ツアー中とかww 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 阿武隈の後ろの甲標的か? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 駆逐艦も日本のイージス艦くらいあるんじゃね? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: お前らお艦やまな板さんにも触れろよ… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: いやねえ… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 触れないでいたのに… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: どう見ても排水量が10倍くらい違うんですが… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 金剛見て排水量は可変式なのかと思ったが、流石にあれはドン引きですわ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: なあみんな、鳳翔や龍驤でアレなんだよな 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ああつまりそういうこと… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: どういうことだってばよ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 現在艦これには20隻以上の正規空母と軽空母実装されてるよな? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: ああ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 一番小さい空母はガンビア・ベイな訳だが龍驤は基準排水量的にはどっこいで下から数えた方が早い 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: だからどういうこと? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: つまり俺らが見てるどうみてもニミッツ級航空母艦クラスな龍驤が神崎島の空母の最低ラインてことよ 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: しかもそれが20隻以上あるとい 557: 635 :2020/11/05(木) 18 15 01 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 実際は25隻超えとるぞ? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: べいてー様でも勝てますか(震え) 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: いや世界全体の空母纏めても性能で勝てるかってレベルよ?全部CTOL空母だろうし。 向こうのクイーン・エリザベス級とか見ると艦載機はF-35クラスが最低ラインじゃないかね? 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: べいてー様だってあのクラス10隻ちょいが限界やし 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: しかし半数以上が海外展開してると考えてもあれらの10隻以上が日本近海で活動してる可能性も… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 戦艦も同じくらいの可能性が… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 向こうの極東地域はどんな魔境なんだ… 名前:名無しさん@異世界の艦船というか戦艦 投稿日: 航空主兵論なのか大艦巨砲主義なのかもう分からんなこれ 558: 635 :2020/11/05(木) 18 17 11 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります。転載はご自由にどうぞ! 色んな意味でこんな状況ですので喜んでいただければ幸いです。 なおコロナはこの世界では根絶されますので…。
https://w.atwiki.jp/uriwaranoteika/pages/98.html
236 :マンセー名無しさん :2005/12/26(月) 19 06 03 ID h63IhF/7 こ論文のDataはただのミスではありません。 こちらで写真をコントロールしているのです。 水平線も垂直線も、ご覧の様に自由に調節出来ますし、 写真の歪みも思いのままです。 又、焦点をぼかしたければこの様に、 合わせたければいつでも鮮明に映し出せます。 あなたは、これから私達と共に、素晴らしい体験をなさるのです。 それは生命の神秘とも言うべき、細胞の謎を解く驚くべき物語です。 ※OPナレーション
https://w.atwiki.jp/ffa_ver_tales/pages/106.html
テイルズ版FFAのTOPページから引用相手とのレベル差が大きいときに確率で発動し、一時的に能力値を大きく上昇させます。また、秘奥義の発動判定が復活します。 いわゆる「窮鼠、猫を噛む」です猫が猫をかむ場合もあるようです 弱くてもチャンプになれる可能性があります 逆転劇の開幕として、発生するのを待ちましょう 対キャラ戦のみ、発生します 発動時OVERLIMITS!!
https://w.atwiki.jp/fateuc/pages/87.html
バゼット・フラガ・マクレミッツ(繰り返す逆月の主) 【更新履歴】※3行まで。以降消して下さい。 6/30 【通常技】の威力を追記。 6/25 リフレクトガード、ガードキャンセル、【必殺技】の追記。 6/19 【通常技】、【通常投げ】を追記。 【全体評価】 【通常技】 【通常投げ】 【リフレクトカウンター】 【ガードキャンセル】 【必殺技】 【特殊能力】 【超必殺技】 【聖杯必殺技】 【連続技】 【戦術】 【vsバゼット・フラガ・マクレミッツ対策】 【vs苦手キャラ】 【全体評価】 PS2版およびPSP版からの登場キャラクター。他の人間キャラと同じく徒手空拳で戦う。 通常技はリーチは短いが、ガードされても隙が少なくコンボも繋がりやすい。ルーン付与・アンサラーなど他のキャラとは違った独特の必殺技がある。 飛び道具は超必か聖必のみなので遠距離ではやることがなく、必殺技はガードされると隙が多く中段技もない。また投げからコンボが繋がらない、リーチの長いキャラには立ち回りで不利、アドバンシングガードにも弱いなど攻めるまでがかなり厳しい。しかしJ必殺技は、しゃがみガード不可で技後の隙も少なく、鉄拳制裁はガード不可(強化版のみ)、ウェービングは低姿勢の軸移動攻撃、リフレクトガードの代わりとなるパリィと相手のガードや切り返しを崩す手はあるので見極めて攻めていこう。 以上からいかに相手に近づき、接近戦に持ち込むかが鍵となる。 【通常技】 立ち5弱【威力(Pルーン付与):200(240)】:左ジャブで攻撃。リーチは短いが連打は可能。 5中【威力(Kルーン付与):250(300)】:右足で横蹴り。若干進むので開始位置から相手に届く。 5強【威力(P・Kルーン付与):150+230(180+276)】:半回転して右肘打ち→左後ろ回し蹴りの2段技。発生は遅いが開始位置から相手に届く。技後の隙も少ない。 しゃがみ2弱【威力(Kルーン付与):220(264)】:立ち上がって、右ローキック。下段判定。5弱よりも仰け反り時間が長い模様。 2中【威力(Kルーン付与):280(336)】:しゃがんだ状態から一歩前進し、立ち上がりながら右膝蹴り。 2強【威力(Kルーン付与):200+200(240+240)】:ストⅡのガイルの2強と同じモーションでの下段攻撃。2段目にダウン効果がある。技後の隙も少なく、ガード時は若干間合いが離れる。 空中J弱【威力(Kルーン付与):220(260)】:右足で膝蹴り。左足の方まで攻撃判定があるらしく、めくりやすい。 J中【威力(Pルーン付与):270(320)】:体を回転させて右裏拳。 J強【威力(Kルーン付与):400(480)】:左ソバットキック。反動で振っている右足にも攻撃判定があるらしく、めくりやすい。 特殊6弱【威力(Pルーン付与):280(335)】:1.0キャラ分ほど踏み込んで右ボディブロー。必殺技でキャンセルは不可。開始位置から相手に届く。コンボの始動技に。 6中【威力(Pルーン付与):280(335)】:1.0キャラ分ほど踏み込んで回転しながら左肘打ち。開始位置から相手に届く。 6強【威力(Pルーン付与):400(480)】:1.0キャラ分ほど踏み込んで右裏拳。開始位置から相手に届く。 【通常投げ】 【威力:1000】【HIT数:2】右膝で蹴り上げて、右後ろ回し蹴り。追撃は不可。ルーンを付与しても威力は変わらない。 【リフレクトカウンター】 【弱】【威力(Pルーン付与): 330(396)】屈んで足元へ右拳で攻撃。リーチは5弱よりはある模様。通常技でキャンセル可能。必殺技でも可能なのか? 【中】【威力(Pルーン付与): 450(540)】しゃがみながら前進して右アッパーで攻撃。リーチは2中並み。必殺技でのみキャンセル可能。 【強】【威力:1600】懐に潜って左アッパーで相手を浮かし、右拳で相手を地面に叩き付ける。ヒット数は2HIT。専用の演出になるので追撃は不可で、ルーンを付与しても威力は変わらない。相手の魔力ゲージを50%削る。 【ガードキャンセル】 鉄拳制裁と同じモーションで攻撃。4.0~6.0キャラ分ほど吹き飛ぶ。追撃は不可。 【必殺技】 ルーン付与【コマンド:22+弱or中】【威力:0】強化技。魔力ゲージの上にあるPとKのゲージが対応。技後、時間と共にゲージが減少していき、0になるまでは強化が続く。上書きは不可。ダメージは1.2倍ほど増加する。 弱:拳強化。拳の攻撃力が上がり、拳系の技の性能が変化する。魔力ゲージの上のPのゲージが対応。魔力ゲージ50%消費。 中:足強化。足の攻撃力が上がり、足系の技の性能が変化する。魔力ゲージの上のKのゲージが対応。魔力ゲージ50%消費。 パリィ【コマンド:22+強】【威力:0】ゲージ使わないリフレクトガード。 スタン・ナックル【コマンド:236+攻撃】弱で出した時のみ技後に弱で拳に、中で足にルーン付与が追加で出せる(それぞれゲージ50%消費)。終わり際をパリィでキャンセル可能。技後の隙が大きく、ガードされると反撃確定。 弱【威力:500】:3.0キャラ分ほど間合いを詰めて、右ストレートで攻撃。 中【威力:550】:4.0キャラ分ほど間合いを詰めて、左フックで攻撃。ルーン付与してない時は使い道がよくわからない技。 強【威力:600】:5.0キャラ分ほど間合いを詰めて、右拳振り下ろしで攻撃。当てると相手が長い時間仰け反るので開放やRCを絡めたコンボをやる時に使うのがよさげ。 【236+攻撃系のルーン付与時の性能】拳ルーン対応。2段目が追加される。 弱【威力:600+400】:3.5キャラ分ほど間合いを詰めて、右ストレート→左フックで攻撃。2段目でダウン。画面端なら追撃可。中央でもRCすれば追撃可。 中【威力:660+400】:4.0キャラ分ほど間合いを詰めて、左フック→右ボディブローで攻撃。2段目でよろけダウン。追撃可。 強【威力:720+500】:5.5キャラ分ほど間合いを詰めて、右拳振り下ろし→左アッパーで攻撃。2段目で浮かせる。追撃可。 グラスホッパー【コマンド:623+弱or中】 弱【威力:500】:jc対応。技後に弱で拳に、中で足にルーン付与が追加で出せる(それぞれゲージ50%消費)。終わり際をパリィでキャンセル可能。 中【威力:700】:これもルーン付与されてない場合の使い道がよくわからない技。使うなら連続技の〆。 グラスホッパー・ムーンサルト【コマンド:623+強】【威力:300×3】ゲージ30%消費で2段目が当たると相手のゲージを50%削る。ヒット数は3HIT。技中は聖杯解放できない? 【623+攻撃系のルーン付与時の性能】足ルーン対応。ヒット数が増え、相手の受身不能時間が増加する。 弱【威力:300×2】:2ヒットするようになる。 中【威力:420×2】:2ヒットするようになる。また、jc対応に変化。jcした場合は2段ジャンプ目として扱われる。 強【威力:360×2+390】:ヒット数は増えないが受身不能時間が増加する。 トリプルスピナー【コマンド:214+弱(空中可)】【威力:250×2+300】前方に飛び込みつつ3段蹴り。技後に弱で拳に、中で足にルーン付与が追加で出せる(それぞれゲージ50%消費)。終わり際をパリィでキャンセル可能。空中で出した場合はルーン付与、パリィ共に出すことが出来ない。その代わりってわけではないが空中版は着地硬直がまったく無い。 チャージラッシュ【コマンド:214+中(空中可)】【威力:150×5】連続蹴り。5ヒット。リーチは短いので良く見て打たないと相手に届かない。 ヒールランス【コマンド:214+強(空中可)】【威力:700】飛び蹴り。相手の仰け反り時間が長め。 【214+攻撃のルーン付与時の性能】足ルーン対応。 弱【威力:300×2+360】:地上版、空中版共に追撃可能になる。 中【威力:180×5+250】:地上版、空中版共に通常のチャージラッシュ後に叩きつけるモーションが追加。叩き付け後はバウンドするので追撃可能。 強【威力:840】:地上版は仰け反り時間増加、空中版はバウンドさせる。 ウェービング【コマンド:46+攻撃】【威力:0】 弱:レフトウェービング。名前の通りバゼットの左手側に軸移動。 中:ライトウェービング。右手側に軸移動。 強:クロスウェービング。前進する。 ウェービング追加入力【コマンド:各ウェービング中に攻撃】 弱【威力:400】:膝蹴り。ヒット時は弱攻撃が繋がる。技後に弱で拳に、中で足にルーン付与が追加で出せる(それぞれゲージ50%消費)。終わり際をパリィでキャンセル可能。 中【威力:450】:ボディブローでよろけダウン。追撃可能。 強【威力:200×9+480】:10ヒットする浮かせ技。jcは出来ないが落ちてきた敵に追撃可能。 【ウェービング追加入力のルーン付与時の性能】弱が足ルーン、中と強が拳ルーン対応。 弱【威力:480】:仰け反り時間が増加する。 中【威力:540】:威力が上がるのみ? 強【威力:240×9+480】:受身不能時間が増加。 鉄拳制裁【コマンド:攻撃+溜め→離す】発生は遅いが技の出始めにガードポイントがあり、相手の攻撃を防ぎながら攻撃する。拳の先端を当てても密着状態でも、離れる間合いは2.5キャラ分ほど。2秒ほど溜めが必要でボタンを離すと発動する。溜めている間もバゼットは行動可能。発動の動作や台詞がまったくないので、相手に読まれることはない。モーションから中段技かと思いきや、しゃがみガード可能。弱・中・強による性能の差はない。ルーン(P)で強化しているとガード不能技になる。 弱【威力:800】:左手でガードしながら、右拳で相手を地面に叩き付ける。リーチは5中並み。ダウン回避不可で追撃は可能。 中【威力:800】:弱と同じ。 強【威力:800】:弱と同じ。 【鉄拳制裁のルーン付与時の性能】弱、中、強ともにPルーンに対応。 弱【威力:960】:動作は変わらないがガード不能技になる。 中【威力:960】:弱と同じ。 強【威力:960】:弱と同じ。 【特殊能力】 フルメタル・ルーン【コマンド:魔力ゲージMAX時に魔力開放】【威力:0】 開放中、拳と足にルーンが付与される。 【超必殺技】 レッドブランチ・ハイランス【コマンド:236236+弱】【威力:2200】【HIT数:18】 飛び蹴りが当たると相手をロックして地面にズサー。無敵時間あり。 斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)【コマンド:236236+中】【威力(反射回数):1000(0), 2000(1), 3500(2)】 アンサラーで設置したフラガラックに当てると、フラガラックが反射して威力が増す。コンボ補正がかからず、空中の相手に当てると相手はゆっくり落ちてくる。フラガラックを1つ消費。ラウンド数で初期装填数が変わる。 アンサラー【コマンド:214214+攻撃】【威力:0】フラガラックを一つ設置する。ゲージ50%消費。画面に最大2個まで設置可能。 弱:右手側に設置。 中:前方斜め上に設置。 強:左手側に設置。 【聖杯必殺技】 斬り抉る戦神の大剣(トゥール・フラガラック)【コマンド:フラガラック2個設置時に236236+強】【威力:200+800+1200+1800】【HIT数:4】フラガラック2個設置が条件という以外はいたって普通の聖杯超必。フラガラック一つ消費。 斬り抉る戦神の剣(フラガラック)【コマンド:聖杯開放中に相手の超必殺技の暗転中に弱+中+強】【威力:4000】カウンター技。ランサーのゲイボルグのみお互いに4000ダメージの特殊演出っぽい。フラガラック一つ消費。 【連続技】 2弱 5中 5強(2hit) 623弱 (JC) J弱 J中 214中(2hit) 5弱 5中 5強 623弱 中付与 623中 (JC) J弱 J中 214中 46強 強 ディレイ623中 (JC) 214強ノーゲージ始動2600ダメージ。中付与までにちょうど50%のゲージが回収できる。 2弱 5中 6強 623弱 中付与 5弱 5中 5強 623弱 弱付与 {ウェービング 強}x4 236236弱拾いの5弱と5中に若干のディレイあり。ウェービングは自分の位置や壁を考慮して左に右にと任意に調整すること。ループ部分でゲージ回収できるのでゲージ消費1 46弱or中or強 弱 中付与 2弱 2中 2強 623弱 弱付与 5中 5強 623中 (JC) J弱 J中 214中 {ウェービング 強}x2 236236弱ウェービングで相手の攻撃を凌いでからの弱派生からのコンボ。ループ部分でゲージ回収できるのでゲージ消費1 6弱 6中 6強 236弱 聖杯開放 5中 5強 623中 2147強 6弱 6中 6強 623弱 (JC) J弱 J中 214中 {ウェービング 強}x6 236236強即死コンボ。聖杯開放からトドメまででゲージを全て使い切るので繋ぎは速くスムーズに行う事。 【戦術】 接近戦でのラッシュ力は圧倒的だが弱攻撃のリーチが短すぎ、中・強の出が少し遅めなので相対的に不利なキャラが多い。特に5弱はしゃがまれると当たらないキャラが多く、2弱はリーチが短くかなり接近する必要があるので間合いには常に注意して張り付きたい。 またフラガラックの弾数はラウンドを引き継ぐため、使い切ると補充する手段がない。アンサラーでフラガラックを設置したら、確実に決められる場合に使用しよう。 【vsバゼット・フラガ・マクレミッツ対策】 【vs苦手キャラ】 以下作成中,,,,,,
https://w.atwiki.jp/chronosplayer/pages/469.html
基本プロフィール 生年月日 1975年4月10日 職業 タレント クロノスプロフィール 総参戦回数 1 賞金獲得回数 1 復活回数 0 逃走時間 2時間 逃走率 100%(逃走成功) 逃走ポイント 144万0000 各回成績 逃走中 出演回 逃走時間 逃走率 逃走ポイント 順位 備考 大江戸シンデレラ 120分/120分 100% 1440000 1位/17人 逃走成功 略歴 5歳で自分が同性愛者だと気づき、慶應義塾大学卒業後、留学などを経て女性限定バー「来夢来人」のママとして活動。女性の服は着るものの性別適合手術などは受けていないことから「女装家」を自称し、東京MX「5時に夢中!」のアシスタントを皮切りにテレビ番組に多く出演。歯に衣着せぬ発言も多く、現在もバラエティやドラマ、ラジオなど様々な番組に出演している。 また、昭和歌謡に詳しいことから歌謡特集の番組に出演することも多く、フジ「ドレミファドン」では「イントロ3賢者」の1人として強さを見せている。 伯父にフリーアナウンサーの徳光和夫を持ち、2人でサントリー「BOSS」のCMに出演したことも。 クロノス略歴 逃走中1回、「大江戸シンデレラ」編の参戦。 オープニングゲームのサイコロでは1番手で挑戦。「運はある方?」と聞かれ「運だけじゃない私今まで。」と運だけで世渡りしてきた自負を見せながら投擲。出た目は「2」で確実にクリア。 ハンター放出阻止ミッションではハサミを持っていない事から関係ないものの、ハサミを持つ梅宮アンナと合流しミッションの相談。同じくハサミを持つ中尾明慶とも合流し、2人の相談を静観する。 若殿様からの桜柄の草履を持つ女性の捜索願いには「これこそモチベーションの問題だわ。男だったらやるわ。女だからな…」と乗り気でないものの、そんな中さくらを発見し一緒に行ってもらうよう依頼。さくらを連れていき、若殿様から褒美として網鉄砲を獲得。さくらの幸せを願いつつも、若殿様にも「いい男ね♡」と色目を使う。 一方、復活直後の叶美香が確保された際には「絶対恭子さんの生贄よ」とツッコミ。実際に美香が叶恭子をかばった結果の確保のため的中。 その後、橋の上でさくらと再会。若殿様との婚約について相談され、若殿様の人柄を聞いてもらうよう依頼。「下手に出ながら図々しいのね、あんたって。やっていけるわよ若殿と結婚しても。」と図太さに口を悪くしながらも承諾。離れてから「自分で聞けよって話よね」と文句を言ったところでハンターを発見しUターン。幸いハンターには気づかれずセーフ。「これ(網鉄砲)使いたいんだけど反射してしまうのよね」と条件反射に戸惑いつつも町の人に馴染むほどの話の合わせ方をしながら若殿様の評判を次々と聞いていく。数人から聞き出し再びさくらに会うが「あれだけの器量で若くて殿様なんだから、そりゃやっぱいろいろあるとは思うんだけど…あなたの気持ちはどうなの?」とさくらの気持ちに寄り添うよう出来る限りオブラートに包んで話すが、同じく依頼を受けた叶恭子が到着。恭子が「お殿様の噂はすこぶる悪いですよ」とド直でブッコみ「単刀直入に何で言っちゃうの!私が今オブラートに包んで遠回しに…」とツッコむが、さくらには「あなたにもし好きな人がいるんだったら、優雅な暮らしはできない出来ないかもしれないけど幸せを選ぶっていうのも1つよね」と相談を再開。さくらの相談に乗ってくれたためまんじゅうを獲得。さくらの性格を褒め「幸せになれると思うわよ」と言うが、恭子からは「そんないい加減な事言っちゃダメ」と現実的な厳しい言葉。が、さくらの身を案じフォロー。「愛とお金を求めて」その場を離れる恭子に「あれが叶恭子っていうのよ」とポロっと悪口をこぼしつつもさくらを案じてその場を離れる。一方、もらったおまんじゅうは食べず。 通報部隊停止ミッションでは接近する通報部隊を目撃し路地を通り岡持ちの間に隠れる。吉村崇からのメールで自分が持つまんじゅうが必要なことを知り、「食べないで良かったじゃない」と自分の選択に安堵。まんじゅうを届けに向かうが、そこをハンターに見つかるも網鉄砲を発射。発射が早すぎたものの、網が足に絡まる形でハンターは足止め。「中途半端だったんじゃない私?」と微妙な結果だったことを自覚するが、ひとまずハンターとの距離を稼ぐ。「走れるかな私…」と体力的に不安になるも、最後はダッシュで牢獄に向かい佐吉の兄にまんじゅうを食べさせ、佐吉の兄が牢獄を破壊する様子に驚きつつもミッションをクリア。通報部隊を止めに行く佐吉の兄を送り出す。 ラスト5分となり、通報部隊がいなくなったことでひとまず一安心するものの「思い通りにはいかないんだよね、いろいろとね…」と物思いにふけ、思っていないことが上手くいってしまったり、強く思っていることがダメだったりということに「それが人生ですよね…」と悟りつつも、逃げている所をハンターに見つかり逃走。距離があったことで時間を稼ぐことができ、大きな体を米俵の影に隠したことで視界から外れて命拾い。それでも「大丈夫?私の顔」と残り4分でもテレビ映りを心配。残り1分28秒でラストプレイヤーとなり、「捕まるときは5秒で捕まるんだから」と最後まで周囲の警戒を怠らず。すれ違ったまんじゅう売りの女性に「何かいい事あるようにちょっとだけ願ってて」と粋な返しをするが「最後の最後に他力本願か…」と自己嫌悪に陥るも、その様子をハンターに見つかり残り24秒で逃走。ハンターとの熾烈なチェイスを潜り抜け、最後は橋を渡った所で他力本願ではない自分の力で逃走成功。賞金144万円を獲得した。 自分でも「まさかでしょ」と言いつつ、賞金の使い道は全く決めておらず。が、恭子からの「じゃあみんなで分ける?」には「何言ってんのよ(怒)」と最後まで反りが合わなかった。 ▽タグ一覧 タレント 大江戸シンデレラ 逃走成功者
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/854.html
第36話 夜海のロウソク 1482年8月16日 ジェリンファ沖西南150マイル沖 午前2時 バルランド海軍第23艦隊に所属する巡洋艦ウォンクコーデは、隷下の巡洋艦1隻と駆逐艦6隻で、 輸送船14隻を取り囲みながら時速6リンルのスピードでジェリンファに向かっていた。 「この行程も、あと4分の1で終わりですな。」 ウォンクコーデの艦長であるルイック・リルク中佐は、副長の声を聞いて頷く。 「毎度の輸送任務とは言え、夜間の当直は疲れるな。」 リルク艦長は欠伸をかみ殺しながら副長に返事した。 バルランド王国は、陸路での兵員輸送の他に、定期的に海路での兵員、物資輸送を行っている。 毎度、輸送船の積荷は違ってくるが、大体が食料や大砲の弾薬、兵の甲冑や剣といった必要物資に、 500人から1000人単位の兵員をバルランド北部に送っている。 今回は、14隻中、5隻の輸送船には食料や弾薬、6隻には武器や医薬品、衣類等、3隻には合計で 1個連隊2200人の兵員と物資を乗せている。 この部隊はバルランド王国北部を守る第97軍団の増援部隊であり、到着後は97軍団に加わって シホールアンル軍に備える予定だ。 「眠気覚ましに、茶でも飲まんか?」 リルク艦長は、伸びた不精髭を撫でながら副長に聞いた。 「では、一杯いただきましょうか。」 「よし、分かった。従兵!眠気覚ましに茶を淹れてくれ。2杯だ!」 リルク中佐は従兵にそう告げると、従兵は艦橋の奥に引っ込んでいった。 間もなくして、従兵が茶を持って来てくれた。その時、艦隊司令官が艦橋に上がってきた。 「やあ諸君、おはよう。」 「おはようございます。といっても、まだ真夜中ですが。」 艦長は茶を飲みながら、司令官であるウォロ・ルークン少将に言った。 「おはようを言うには早すぎたかな。それよりも、わしも茶を一杯貰おうか。」 艦長は従兵に茶をもう一杯淹れてくれと頼んで、従兵はさっきと同じように奥に下がっていった。 「航海は順調かね?」 「ええ。いたって順調です。今日の正午までには、ジェリンファに到達するでしょう。」 「ふむ。それなら良いな。それにしても艦長、君はいい軍艦を欲しいとは思わないかね?」 「いい・・・軍艦ですか?」 ルークン少将の言葉に、リルク艦長は困惑した表情で反芻する。 「そうだ。我が海軍の艦艇は、シホールアンルやマオンドの艦と違って性能が低すぎる。 その気でかかれば、敵艦を叩き沈める事が出来るが、いつまでも性能の低い艦ばかりでは、 乗っている将兵に申し訳が立たない。」 バルランド海軍は、慢性的な艦艇不足に悩んでいる。 緒戦で少なからぬ艦艇を失っているバルランド王国は、以降のシホールアンル海軍との決戦を避けて艦艇を温存してきた。 しかし、性能はシホールアンル軍の軍艦に劣っており、上層部ではシホールアンル側の艦艇を上回る性能を持つ 艦の自己開発、又は購入を行おうと躍起になっている。 リルク中佐の指揮するウォンクコーデはレーダル級巡洋艦に属する。 性能は全長84グレル(168メートル)幅8.4グレル(16.8メートル) 基準排水量4300ラッグ(6450トン)速力は13リンル(26ノット) 武装は6.3ネルリ(16.1センチ)連装砲を3基6門積んでいる。 シホールアンル側のルオグレイ級や、旧式に分類されるオーメイ級にさえ太刀打ちできない。 駆逐艦のほうは14リンルまでしか速度が出せず、砲も3ネルリ砲4門しか積んでいない。 しかし、そのシホールアンル側はここ最近、バゼット半島の北側までしか艦隊の行動範囲を定めていないため、 半島の南側海域の制海権は南大陸軍が握っている。 そのため“安全海域”を航行する輸送船団は、順調に物資、兵員を運び続けていた。 「まあ、ここの海域は安全だからいいが、敵に立ち向かうとなれば、この艦ではやり合いたくないな。 せめて、アメリカ軍の持つニューオーリンズ級やブルックリン級を我が海軍にも欲しい物だ。」 ルークン少将はため息混じりにそう呟いた。 アメリカ海軍のこれまでの活躍は何度も聞いている。 ルークン少将は、ここ最近米海軍の巡洋艦、とりわけブルックリン級軽巡に惚れ込んでいた。 何よりも、シホールアンル側の巡洋艦を圧倒する15門の主砲に魅力的な発射速度、それに意外に頑丈な艦体。 彼にとっては、まさに理想の巡洋艦であった。 「司令官、ここ最近はシホールアンル側は表立った行動を見せていませんが、司令官はどう思われます?」 艦長の質問に、ルークン少将は肩をすくめた。 「さあ。私はシホールアンルの軍人じゃないから、あまり分からんよ。だが、私の意見からすれば、不気味だな。」 「不気味・・・・ですか?」 リルク艦長の言葉に、ルークン少将は頷く。 「本来ならば、奴らは必ず動き出す。陸か、海で。今までそうしてきたのに、あの4月の攻勢失敗以来、 シホールアンルは目立った動きを見せていない。つい最近は、ヴェリンス共和国に攻勢を仕掛けて、 領土を完全に分捕ったが、そのままミスリアルに雪崩れ込むと思ったら、何故か国境線でピタリと止まった。 そこが、私には分からん。」 ルークン少将は顔をしかめながら言う。 彼としては、ここ最近のシホールアンル側の動きが鈍い事に、彼らの意図を分かりかねていた。 彼のみならず、南大陸連合軍首脳部や、果てはアメリカ南西太平洋軍司令部までも、あれこれ予想は立ててみるのだが、 いずれの首脳部も、頭を悩ませていた。 「まっ、前線の一指揮官が、あれこれ考えても仕方あるまい。今は、この輸送任務を無事終わらせる事に集中するのみだ。」 そう言って、ルークン少将は艦長の肩を叩く。 「所で艦長。君にはジェンリファで、馴染みの者が居ると聞いたが?」 ルークン少将は人の悪い笑みを浮かべながら、リルク艦長に聞いた。 リルク艦長はなぜか気まずそうな表情を滲ませる。 「どうしてそのような事を聞かれるので?」 リルク艦長は苦笑しながらルークン少将に言った。その時、 「未確認艦、本艦隊に接近!」 突然、艦橋に飛び込んできた緑色の軍服を付けた将校、魔道将校が彼らに報告して来た。 「未確認艦だと?位置は?」 すかさず、リルク艦長が聞き返した。 「はっ。反応は本艦隊より北北西方面、距離は9ゼルドです。」 「9ゼルド?馬鹿に近いな。」 リルク艦長は顔を険しくしてそう呟いた。 突然、砲声が轟いた。 「!?」 リルク艦長とルークン少将は顔を見合わせた。 「司令官!」 「て、敵だ!」 ルークン少将は慌てふためいたように叫んだ。その直後、上空に赤紫色の光が、ぱあっと煌いた。 この照明弾の色は、シホールアンル軍の使う照明弾の物だ。つまり、 「シホールアンル軍だ!全艦戦闘用意!」 ルークン少将は声をわななかせながら命令を発した。 ウォンクコーデの艦内で鐘の音が鳴り響き、眠っていた乗員達が飛び起きた。 「敵艦隊発見!これより戦闘に移る。総員、戦闘配置につけ!」 艦長の鋭い声音が伝声管を伝って艦内に響いた。誰もが仰天しながら、それぞれの配置に付いて行く。 「これより、第23艦隊は敵艦隊を迎撃する!輸送船団は全速力でジェリンファに向かえ!」 艦橋では、ルークン少将が魔道将校に、指揮輸送船に送る魔法通信の内容をメモに取らせている。 「取り舵一杯!」 艦長の指示に従い、ウォンクコーデの艦体が左に振られていく。 輸送船の周囲から離れた寮艦がウォンクコーデの後方に着き始めたとき、敵艦隊が砲撃を開始した。 砲弾は、ウォンクコーデの左舷側海面に落下し、水柱が吹き上がった。 ウォンクコーデが、敵と反航戦の態勢を取った時、艦長は命令を下した。 「目標、敵1番艦、撃ち方はじめ!」 リルク艦長が命じ、ウォンクコーデが前部4門の主砲を放った。 弾着を確認する前に、敵艦隊から第2射が放たれる。 ウォンクコーデの右舷側海面に水柱が立ち上がる。水柱の本数は軽く10は超えていた。 互いに高速のまま、距離を詰めていく。 ウォンクコーデが4回目の斉射を行った時、周囲に水柱が立ち上がり、次いで被弾の衝撃が艦体を揺さぶった。 「中央部に命中弾!」 伝声管から乗員の悲鳴じみた報告が届いた。 「こっちはまだ夾叉も得ていないと言うのに。」 ルークン少将は歯噛みしながらそう呟いた。 ウォンクコーデが第5射を放つが、その10秒後に飛来してきた敵弾が周囲に落下し、うち数発がウォンクコーデを打ち据えた。 「第3砲塔被弾!砲塔要員全員戦死!」 「後部艦橋に命中弾、死傷者多数、衛生兵をよこして下さい!」 悲痛めいた報告が、次々と送られてくる。その時、魔道将校が青ざめた顔つきで艦橋に現れた。 「敵艦隊の陣容は、巡洋艦5、駆逐艦12です。」 「なんだと?」 ルークン少将は、敵の余りの多さに愕然とした。 第23艦隊の持ちえる艦は、巡洋艦2、駆逐艦6である。それに対し、敵は2倍の戦力でこっちに向かって来た。 それも、敵艦はいずれも、こちら側の艦の性能を凌駕している。これでは、到底勝ちようが無い。 「おのれぇ・・・・徹底的に殲滅する腹だな・・・・・・だが、」 ルークン少将の目に、狂気めいたものが混じった。 「ただではやられん!面舵一杯!敵艦隊の針路を塞ぐ!」 彼の命令の下、ウォンクコーデ以下8隻のバルランド艦隊は、やや間を置いた後、ウォンクコーデを順番に敵の針路を塞ぎにかかった。 回頭中にも、敵艦隊の砲撃は止まない。回頭しようとした駆逐艦が1隻、7.1ネルリ弾を2発食らった。 2発のうち、1発は艦首の喫水線に命中し、艦首の下側部分を大きく食い千切って海水が艦内に侵入し、スピードがみるみるうちに衰えた。 慌てて、後続艦が避けようとするが、時既に遅し。 大音響と共に、損傷した駆逐艦の後部に激突し、完全に停止してしまった。 そこに、敵駆逐艦の砲弾が殺到する。 たちまち、多量の砲弾を叩きつけられた不運な駆逐艦2隻は、短時間で燃える松明に変換させられた。 そして、シホールアンル艦隊はルークン少将の決意を嘲笑うかのように、先頭の2隻だけを回頭させ、 同航戦の態勢を整えて、残りは輸送船団に向かわせた。 「我々を素通りするとは!全力で持って叩きに来い!この腰抜けめが!!」 ルークン少将は、第23艦隊を迂回して輸送船に向かっていく残りのシホールアンル艦に罵声を浴びせる。 「艦長!こうなったら」 彼はリルク艦長に新たな指示を下そうとした時、敵艦の砲弾が落下してきた。 その中の1弾は、艦橋を直撃し、艦橋に詰めていた者全てを戦死させた。 護衛艦8隻が海の松明と化して10分後、別の海域でも火の手が上がり始めた。 炎はぽつ、ぽつ、と。 それはロウソクに火をともすように増えていき、最初の火の手が上がって10分後には14の炎が海上でゆらめいていた。 遠めで綺麗に写ったそのロウソクの火は、さほど間を置かずにぽつぽつと消え始めた。 1482年8月18日 バルランド王国ヴィルフレイング 午前8時 ヴィルフレイングの一角にある木造の2階建ての建物。 その中にある南太平洋部隊司令部で、5人の男たちは額を寄せ合って地図を睨んでいた。 「ここで、輸送船団は襲われたと言うのだな。」 男の中の1人。南太平洋部隊司令官、チェスター・ニミッツ中将は地図のとある一点を指差した。 その点。バルランド王国領ジェンリファから南西150マイル沖に付けられた罰印。 この罰印は、16日未明、シホールアンル艦隊の突然の襲撃で全滅させられた、バルランド軍護送船団が進んでいた位置だ。 「バルランド側は、巡洋艦2隻と駆逐艦6隻で輸送船14隻を護衛していたようです。バルランド側の報告では、 午前2時の定時報告を最後に連絡が途絶え、翌17日ジェリンファの海岸で沈没船の残骸が漂着しているのを 現地の部隊が確認したようです。今もって護衛艦、輸送船の1隻も入港しない事から、敵艦隊に1隻残らず 沈められたものと判断します。」 参謀長のスプルーアンス少将は、怜悧な口調で説明した。 「巡洋艦2隻、駆逐艦6隻の護衛艦隊を沈めるには、最低でも巡洋艦3、4隻、駆逐艦8から10隻は必要です。 バルランドの護送艦隊は最低でも巡洋艦4隻、駆逐艦10隻程度の敵艦隊に襲撃されたものと推定します。」 作戦参謀のポール・ルイス中佐がスプルーアンスに代わって説明する。 「その事からして、この敵艦隊はバゼット半島を大きく迂回してから、この輸送船団を襲撃したのでしょう。」 「解せんな。」 ニミッツは首を振った。 「なぜ敵は遠出までをして輸送船団を襲ったのだ?確かに、バルランド海軍はシホールアンルよりは装備が劣るが、 制海権は我が方にある。太平洋艦隊の空母部隊も幾度と無くこの海域に進出して警戒に当たっていた。 敵にとってはあまり踏み込みたくない海域なのに、どうしてこのような危険な事をするのだね。」 「恐らく、味方の士気向上のためではないでしょうか?」 スプルーアンスが言って来た。 「ここ最近、シホールアンル側は目立った勝ち戦をやっておりません。そのため、前線の将兵の士気が落ちてしまった。 そこで、一見大博打のような作戦を立ててそれをやった。と、私は思います。あるいは」 スプルーアンスは、視線をジェリンファ沖から、何故かヴィルフレイングに向ける。 「何かを誘っているのか・・・・・」 その言葉に、ニミッツが反応する。 「何かを誘っている、か。レイ、誘っているとは、つまり我々の事かね?」 スプルーアンスは無言で頷いた。 「最新のスパイ情報では、今の所、敵の竜母部隊はエンデルドに留まっていますが、戦艦が、2、3隻ほど足りぬようです。」 「戦艦が2、3隻ほどか。参謀長、もしこのような輸送船団を殲滅する場合、攻撃側は高速艦で目標を攻撃するだろう?」 「そうです。敵の竜母はエンデルド、しかし、7隻いたはずの戦艦が2、3隻足りぬとなると、シホールアンル側は 襲撃艦隊に戦艦を組み込んでいる可能性があります。その敵戦艦は、27、8ノットの速度が出せるオールクレイ級でしょう。」 「と、なると。バゼット半島の南海岸沖には、戦艦を含む敵艦隊がうろついていると言う訳か。」 ニミッツは気難しそうな表情を浮かべる。 「バルランド側から護衛に関して、何か言ってきそうだな。」 「護衛任務に関して、ですな。」 情報参謀のバイエル・リーゲルライン中佐が発言する。 「そうだ。バルランド海軍の艦艇は、南大陸の中では一番の性能だが、シホールアンルやマオンド海軍の艦艇に 比べたら性能は低い。そのため、バルランド側が護衛に関して何か言ってくるかもしれん。私としては、 少々気が乗らんのだが。」 「もしかして、司令官はバルランド海軍の事を気に成されているのでしょうか?」 リーゲルライン中佐の質問に、ニミッツは頷いた。 「我々が頼りになるのはいい事だが、この国の軍は貴族の影響力が高い。そのため、我々が活躍する度に またぞろ訳の分からん事を言ったりするかもしれん。」 「つまり、嫉妬・・・・ですな?」 スプルーアンスの言葉に、ニミッツは大きく頷いた。 「そうだ、レイ。だが、嫉妬を抱くのは仕方なかろう。本来、主役であった彼らは、突然転移してきた我々に 活躍の場を奪われたのだ。嫉妬を抱く者が出てきても、仕方あるまい。話はずれたが、今後はバルランド側の 要請があった時に、どの任務部隊にどの艦を付けて送り出すか、それを今から話し合おう。」 ニミッツがそう言った直後、作戦室に通信将校が現れた。 「ニミッツ司令官。バルランド軍上層部から船団護衛を要請したいとの報告が入りました。」 通信将校が持っていた紙の内容を読み上げた後、ニミッツ中将はほら来たとばかりに苦笑した。 「早速、お呼びがかかったな。」 ニミッツ中将は、スプルーアンス参謀長に意味ありげな口調で言った。 翌日午後2時、ニミッツの姿は、再びヴィルフレイングにあった。 「諸君、バルランド側は我が太平洋艦隊に対して、船団の護衛を要請してきた。出発は2日後の早朝だ。」 「取り決めが早いですな。」 スプルーアンス少将は眉をひそめながら言う。 「つい2日前に、船団全滅の憂き目を見たというのに、それでもバルランド側は船団輸送を強行するのですか。」 「前線部隊の士気を下げぬ為には、物資補給は大事であると言われたよ。インゲルテント将軍は、なかなか強かな人だ。」 ため息混じりにニミッツはそう言った。 「決まったからには仕方ない。レイ、現在出港できる艦隊は?」 「キッド提督の第2任務部隊はすぐにでも出港できます。それから4日後には、第17、14任務部隊が整備と補給を 終えて西海岸に向かう予定です。」 ヴィルフレイングには、現在第2任務部隊と第14、17の任務部隊が待機している。 ハルゼーの率いる第16任務部隊は、東海岸沖を北上して敵の警戒に当たっている。 このうち、第2任務部隊は既に出撃準備を整えており、2日後の出港は可能である。 「第2任務部隊の編成はどうなっている?」 「第2任務部隊は、戦艦アリゾナ、ペンシルヴァニア、重巡ニューオーリンズとアストリア、駆逐艦16隻で編成されています。」 「巡洋艦が足らんな。他の戦隊から2隻、巡洋艦をTF2に回そう。」 「TF15のサラトガは今整備中で港内から動けません。ですので、TF15から巡洋艦を2隻ほど回してはどうでしょうか。」 「そうだな。では、それでいこう。TF2に回す巡洋艦は・・・・」 ニミッツは考えた。TF15に所属する巡洋艦は重巡洋艦のサンフランシスコと軽巡ボイス、ホノルル、アトランタである。 もし、敵が水上艦艇で押せば、手数の多いボイス、ホノルルが最も役に立つであろう。 しかし、万が一の事も考えて、アトランタ級も加えた方が良いか? しばらく黙考したあと、ニミッツは決断した。 「ボイスとホノルルにしよう。それから、万が一の事も考えて、護衛空母のロング・アイランドと水上機母艦のラングレーを加えよう。 これなら、敵艦隊がどこにいようが、日中の間はラングレーの索敵機で常に、艦隊の周囲を警戒できる。」 「では、司令官。TF2司令部にはホノルルとボイス、ロング・アイランドとラングレーを加えると伝えます。」 スプルーアンスの言葉に、ニミッツは頷いた。 「TF14のレキシントンとTF17のヨークタウンの航空兵力は、今の所どうなっている?」 ニミッツ中将は航空参謀のエディ・ウィリス中佐に聞いた。 「両艦とも、戦闘機はこれまでの戦訓から、ほぼ半数近くか、半数以上を積んでおります。これにドーントレスやアベンジャーを 通常編成で乗り組ませてあります。両任務部隊の搭乗員の技量は相当向上しております。」 「ヨークタウンとレキシントンのパイロットは他艦と比べると新人の比率が多いからな。今は敵さんの竜母がエンデルドに 留まっているからいいが、対機動部隊戦闘になった場合は少し不安だな。」 2ヶ月前までは、ヨークタウンとレキシントンのパイロットはほぼベテランが占めていた。 しかし、本国での搭乗員大量養成がスタートすると、教官不足が生じてきた。 海軍上層部は実戦経験のある母艦航空隊から搭乗員を引き抜いて、教官配置に付かせたが、ヨークタウンとレキシントンでは、 引き抜かれた搭乗員が他艦より多かった。 今は配属されてきたばかりの新人が、その穴を埋めているが、実戦経験の無い搭乗員がどこまでやれるか。 ニミッツ中将はその事にやや不安に感じている。 「下手糞でない事は確かです。使えますよ。」 ウィリス中佐は自信ありげな口調でニミッツに語りかけた。 「そうだな。さて、まずは第2任務部隊を出港させて、グレンキアの近海でバルランド軍の輸送船団と合流させよう。」 ニミッツ中将はそう言って、艦隊の派遣を決定した。 その翌日、第2任務部隊は予定よりも早くヴィルフレイングを出港、一路西海岸へと向かった。 3日後にはTF14とTF17が後を追う予定である。