約 473,325 件
https://w.atwiki.jp/pattle/pages/191.html
条件:第19決算期以降 場所:ホノルル ミズーリ博物館 利益:ニミッツを雇えるようになる、道徳値+3 ホノルルのミズーリ博物館に入れるようになったあと、ニミッツから依頼を受けると発生。 太平洋上に現れた3ヶ所の赤点の敵を倒したあとニミッツに報告すればクリア。 3ヶ所のうち2ヶ所の敵は霊体であるため火、特、核属性の攻撃が必要になる。 異端審問などの即死させる行動も有効。 一つはホノルルから真南のキリスィマスィ島。 ここには幽霊貨物船が出現するが、何もしてこない。各種属性攻撃で対処を。 倒すとイタリア軍の贅沢パスタと3000£をドロップ。 2つ目はホノルルから航路沿いに北西に進んだミッドウェー。 幽霊空母赤城とシーファイヤ9機が2体出現する。 ここでも属性攻撃で戦えばいいのだが、赤城の防御力がやや高く、艦船からの魔法は無力化されやすい。 そのため空母を用意して艦載機から魔法を使うと良い。 それでもダメな時は火力の高い艦の三式弾で少しずつ削ろう。 実は艦船となっている赤城にも即死が通る。 なお、赤城の船体は確定ドロップではないので鹵獲重機などの使用を忘れずに。 3つ目はアリューシャン諸島のラット諸島。東京から航路沿いに北上、その後ペトロパブロフスク・カムチャツスキーから東へ進んだところにある。 ここではリヴァイアサンと戦闘になる。 名称 行動 ドロップ リヴァイアサン 攻撃、死臭、ナパームバースト、コールドクロス 移動工場 攻撃:貫通依存の単体攻撃 ナパームバースト:精密↓付与の単体攻撃 リヴァイアサンは貫通が高く、戦艦であっても攻撃で簡単に装甲を抜かれてしまう。 とはいえ使用頻度はそれほど高くないため大した脅威にはならないはず。 リヴァイアサンは体力は多いが霊体ではないので普通に攻撃すれば特に問題なく勝てるだろう。 ニミッツに報告してクリアすると雇えるようになる。 ニミッツの無制限潜水艦作戦は特定の敵のHP自動回復を止め、味方潜水艦の攻撃威力を1.5倍にするという強力なもの。HP自動回復を持つ強敵は多いため、是非雇っておきたい。
https://w.atwiki.jp/tennis1st/pages/21.html
テニミュデータ 各公演の公演概要
https://w.atwiki.jp/yasaikingdom/pages/29.html
機動兵器戦記の機動兵器一覧 この項目では、機動兵器戦記の機動兵器を解説する。 目次 国連軍ゲイツカスタム ジンⅡ シグー・アンブレッサ ヘラクレス M1アストレイ改 シグー・スカイブレイン ドワッジ・インヴァイア 連邦軍セルメントガンダム スパイラルガンダム ヒュッケバイン・ムラマサ アズライトダガー ダガー・ギャリック フルアーマーセルメントガンダム ヒュッケバイン・ムラクモ エース専用少数生産型飛行型MS ERT-13ストライクイーグル バハムートドラグナーα型 ドラグナーβ型 ドラグナーγ型 ゲシュペンスト・ネオ 国連軍 ゲイツカスタム 国連軍の主力量産型モビルスーツ。 過去の遺物から得られたデータを基に再設計が行われており、性能はオリジナルを凌駕している。 主に進藤和真、山寺信太郎などが搭乗していた。 ジンⅡ 国連軍の主力量産型モビルスーツ。 ゲイツカスタムと同時期に開発された国連軍の主力モビルスーツである。 火力向上と小型化に成功し、基本性能はジンを上回る。 シグー・アンブレッサ 国連軍の指揮官用モビルスーツ。 ゲイツやジンと同じく旧来のシグーを現在の技術に合わせて再設計した機体である。 国連軍所属の高城雄一がこれに搭乗したが、ニューヨークでのスパイラルガンダムとの戦闘で撃破され、パイロットも死亡。 ヘラクレス 国連軍の次期量産型モビルスーツ。 次期主力モビルスーツ・プランのひとつで開発されたジンⅡの発展型。モビルスーツでは極めて小型に当たる部類だが、火力の向上と小回りの効く取り回しよい機体に仕上がっている。 1号機にはアナザー・アローンが搭乗。しかし、追加装備でパワーアップしたセルメントガンダムとの戦闘で撃破された。 M1アストレイ改 国連軍の次期量産型モビルスーツ。 M1アストレイを国連軍が再設計した機体で、ヘラクレスと同じく次期主力モビルスーツ・プランのひとつで数機がすでに開発されている。 先行量産機は進藤和真が搭乗していた。 シグー・スカイブレイン 国連軍製の指揮官用モビルスーツ。 新型シグーの空中戦仕様であり、武装に置いても火力を大幅に向上させているため実用性に優れている。 パイロットは国連軍のエリート女性仕官クレイン・ハイトライン少佐。 ドワッジ・インヴァイア 国連軍製の地上戦用試作型モビルスーツ。 国連軍が開発したドワッジの発展型に辺り、分厚いラミネート装甲のボディでかなりの防御力を保持している。 パイロットはクレイン・ハイトライン少佐の護衛についていたエルド・マングリス少尉と松木連次郎少尉。 連邦軍 セルメントガンダム 新田祐基の搭乗する連邦軍製モビルスーツ。 「国連軍掃討作戦」のために開発された機体であり、その性能は火力・機動性ともに従来のMSを大きく上回る。 ニューヨークにて進藤和真のゲイツカスタムと交戦。圧倒的なパワーの差でこれを撃墜寸前まで追い込む。 ちなみに、この機体には「覚醒」と呼ばれるシステムが搭載されているが詳細は不明。 スパイラルガンダム ザン・ベスタの搭乗する連邦軍製モビルスーツ。 過去に開発された「GAT-X105ストライク」と「ZGMF-X56Sインパルス」をベースにその系統を受け継ぐ後継機として開発されたMSである。 コストの関係上、設計の段階で換装システムは廃止されたが、それを補う形でさまざまな武装案が考案されている。 ミノフスキークラフトを標準装備し空中戦が可能。腰のバインダー部分にビーム砲が内臓しており、ザンの技術も相成ってカウンター攻撃などに活用された。 別名『隠し腕の大砲』と軍の間では呼ばれる。 ヒュッケバイン・ムラマサ ムラサメ・ゾンボルトの搭乗する連邦軍製パーソナルトルーパー。 DC(ディバイン・クルセイダーズ)の科学者シュウ・シラカワ博士から贈与された重力制御の技術を搭載したヒュッケバインシリーズのカスタム機。(搭載されているのはおそらくテスラドライブやグラビコンシステムに類似した装置と思われるが詳細は不明。) パイロットであるムラサメの方針で射撃系の武装は一切搭載されておらず、対艦刀やロシュセイバーなど接近戦用の武器しか装備されていない。 アズライトダガー 連邦軍の主力量産型モビルスーツ。 国連軍掃討作戦に合わせて正式採用され、セルメントガンダムと同時期に実戦投入されたMSである。 スパイラルガンダムの戦闘データを基に開発され、作戦に便乗して多くの予算が投入されたためスパイラルには搭載を見送られた換装機構が再び採用された機体となった。 換装ユニットには重火力型のバーストストライカーと高機動型のインパクトストライカーの2種類が存在する。 ダガー・ギャリック 連邦軍の試作型モビルスーツ。 アズライトダガーをジオン軍のギャンを意識して開発したMS。ギャンに極めて近い機構にするためハイドポンプやシールドミサイルを装備する予定だったが実用性とコスト面の問題、そしてアンチビームシールドの装備で開発は難航、結果ハイドポンプだけになり総合的なバランスが悪くなっている。 ビル・ノックスなど連邦軍のエースパイロットが独自のチューンを施し使用している。 フルアーマーセルメントガンダム 上記セルメントガンダムが大破寸前まで追い込んだ進藤和真のゲイツカスタムの特攻により中破したため、修理を兼ねて強化された機体である。 チョバムアーマーやビームコートで防御力を強化し、さらには高出力の武器を装備したことで火力も高められた。 二度目のニューヨーク戦でアナザー・アローンのヘラクレスと交戦しこれを撃破した後、再び新田の前に現れた和真のM1アストレイ改と交戦。追加した装甲と武装がアダとなって相手の機動性に苦戦するも、土壇場で「覚醒モード」を発動、鬼神の強さで和真のM1アストレイ改を撃退した。 ヒュッケバイン・ムラクモ ヒュッケバイン・ムラマサの改修機。 山寺のゲイツカスタムと交戦した際に破損したムラマサを修復する為に、ムラサメが兼ねてより発注していた強化パーツを使用して組み上げられた機体。 PTサイズの斬艦刀に加え、ジェットマグナムの発展型であるプラズマバンカーなど接近戦に特化されている。本来は背部・肩部計4つのミサイルコンテナにマルチストレートミサイルを配備する予定だったがムラサメの意向でそれは却下され、代わりに4基のテスラドライブを収納しその機動性は飛躍的に向上する結果となった。 エース専用少数生産型飛行型MS ERT-13ストライクイーグル 『ラオシャンデイ計画』により連邦軍の技術者:マハール・ロンドと元日本自衛軍技術部の真田幸一の技術開発チームが共同して開発した傑作の機動性を重視したMS。緒戦にて一機も撃墜されることなく国連軍のニミッツ級原子力空母1隻、護衛艦4隻を見事轟沈させている。真田幸一技術師がいうに『この機体があれば戦局は大きく変わる』とまで確信している。しかし装甲が薄いのは信じ難い事実である。しかし一撃で大破、戦闘不能ということにはならないように設計開発製造したので心配は無用だ。 この機体にはレーダーにうつらない『ステルス性』や姿を消す『光学迷彩』を装備し、敵軍への奇襲攻撃が可能となった。早期空中警戒機の誘導を受けずに作戦を遂行できるなど非常に高性能な機体である。 一応機体にはビーム兵器を無効とする電磁防壁が施されている。なおこの機体の開発計画は隠密に進められいた。 万が一、敵に発見された場合にも驚異的な機動性で敵をオーバーシュートさせるなどの機動性を誇る。 尚、この機体の2号機(2機目)には電磁空間標的破壊兵器が取り付けられている。それは広範囲の空間に強力な空間を発生させその空間にいる、敵機を全て破壊するというものだ。しかしエネルギー問題、機体の故障などが実験で多発し2号機だけに電磁空間標的破壊兵器が取り付けられた。そもそも電磁空間標的破壊兵器は連邦軍新兵器なので2号機自体、極秘機体となっている。 尚、この機体は地上戦でもその高い戦闘能力を誇る バハムート ドラグナーα型 独立武装組織バハムートの開発した試作型メタルアーマー。 過去に開発されたドラグナータイプのデータを基に新技術のレーザーリフターを導入して設計されており、より強力なD兵器として開発された。 レーザーリフターとは、レーザー迷彩で形成された4枚羽のリフターであり、敵の視界を眩ませる特性を持っている。当初は攻撃用兵装として考案されていたがコスト上の関係で打ち切れられた。 3機の新D兵器共通の武器である簡易光子バズーカは、エネルギー制御のお陰でチャージを必要とせず速射が可能であるが、その代償として火力が大幅に低下してしまう形となっている。 ドラグナーβ型 バハムートで開発された試作型メタルアーマー。新D兵器の2号機。 1号機のα型と同じく過去のドラグナーを基に開発され、同機と同じくレーザーリフターを標準装備。 砲撃戦を主体とした機体であるため、その武装を射撃系の物がメインとなっている他、α・γには配備されていない新型光子バズーカが採用されている。 新型光子バズーカについては、簡易型とは違いエネルギー制御をパイロット自身が戦況に応じて設定しなくてはならないため、出力を上げて撃つ際にはそれなりのチャージが必要とされている。その反面、最大出力で発射すれば大量の機動兵器群を容易に掃討することも可能とされている。 ドラグナーγ型 バハムートで開発された試作型メタルアーマー。新D兵器の3号機。 旧D兵器の3型を基に開発された電子戦用のメタルアーマーであり、α・β同様にレーザーリフターを装備している。 火力・機動性の面では同2機に劣るが、かく乱や陽動に置いては高い実用性を発揮する。 新型のレーダーやジャマーに開発が難航したため、α・βより遅れて実践投入された。 ゲシュペンスト・ネオ バハムートの主力量産型パーソナルトルーパー。 従来の量産型ゲシュペンストMk-Ⅱを再設計し性能を向上させた機体。 テスラドライブの搭載で飛行が可能であり、機動性においては国連軍・連邦軍の主力量産型機動兵器と互角に渡り合えるほどの設計が施されている。その分コスト削減のためジェットマグナムはオミットされた。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/1015.html
第115話 新司令長官就任 1484年(1944年)2月1日 午前8時 カリフォルニア州サンディエゴ その日、元南太平洋部隊司令官であるチェスター・ニミッツ中将は、所要のためサンディエゴの太平洋艦隊司令部を訪れた。 彼は司令部に到着するなり、応接室で待たされた。 そして10分ほど経った午前8時10分。応接室に、太平洋艦隊司令長官である、ハズバント・キンメル大将が現れた。 「おはよう、ミスターニミッツ。」 キンメルは、顔に笑みを浮かべながらニミッツに挨拶した。 「おはようございます。長官。」 「元気そうだな。南太平洋部隊の仕事は順調に進んでいるようだね。」 キンメルは、適当にニミッツと言葉を交わしながら、ニミッツと反対側のソファーに座った。 「しかし長官。大分痩せられましたな。」 ニミッツは、どこか心配するような口調でキンメルに言う。キンメルはこの言葉に苦笑しながら頷く。 「ああ。面目ない限りさ。」 彼はそう言って、深い溜息をつく。 「1年前から体調を崩してしまってな。医者からは精神的ストレスのせいだと言われている。そのせいで、ちょいとばかり 不整脈も併発してしまってな。これ以上は、この仕事を続けられそうにもない。」 「そうだったのですか・・・・・」 キンメルの言葉に、ニミッツは相槌を打ちながら頷く。 キンメルが太平洋艦隊司令長官に任命されたのは、1941年10月17日である。 それから今日まで、実に2年以上もの間、この重職を続けてきた。 キンメルが太平洋艦隊司令長官に任命されてからは、転移という前代未聞のハプニングが起きた物の、彼の率いる太平洋艦隊は、 シホールアンル軍とよく戦い、ついには北大陸侵攻を成功させると言う所まで辿り着いた。 しかし、キンメルの体は、司令長官という激務に苛まれ、ついには体調を崩すまでになった。 「お陰で、体重が8キロも減ってしまった。まあ、痩せられたお陰で体重を気にする事は無くなったがね。」 キンメルはそう言うと、派手に笑い飛ばした。 「しかし、長官も災難ですな。これからと言う時に・・・・」 「なあに、仕方あるまいさ。病人に指揮を取らせるよりは、もっとマシな奴に指揮を取らせたほうが良い。」 キンメルはニヤリと笑いながら言うと、ニミッツ右肩にポンと手を置いた。 「だから私は、君を太平洋艦隊の新司令長官に推薦したのだ。この事は、ワシントンのキング作戦部長からも了承を得ている。」 キンメルは、先月末に、ワシントンのキング作戦部長に健康上の理由で司令長官を辞任すると伝えた。 それと同時に、彼はニミッツを次の太平洋艦隊司令長官に任命するように伝えている。 ニミッツは、既に南太平洋部隊司令官として数多くの功績を残しており、アメリカ海軍内では、ニミッツは高く評価されている。 キング大将も、ニミッツの手腕は評価しており、キンメルの提案を二つ返事で受け入れた。 「主導権は、我々連合国が握っているから、昔よりは余裕があるだろう。これなら、どんな奴が司令長官になっても戦争に勝てるかもしれない。 しかし、俺としては、君のほうが新司令長官に最適だと思った。だから、君を推薦したのだ。」 「ありがとうございます。しかし、」 ニミッツは、不安げな表情でキンメルに言う。 「私としては、いささか不安が残ります。太平洋艦隊は、今では、開戦時と比べ物にならぬほど強大になっています。 この大艦隊を指揮するには、本当に私でいいのかと思うのです。」 「なあに、今までやってきた事をやれば良い。君は、今まで南太平洋部隊司令官として多くの経験を積んできている。 その経験を元に、各艦隊を動かす。それだけだ。簡単ではないが、君なら充分にできるよ。」 心配ないとばかりにキンメルは、微笑みながらそう言った。 「あと3日だけしか、司令長官の椅子に座れんが、我々に主導権が移った今、このポストを辞める事に未練は無い。ミスターニミッツ。 後は君の時代だ。君も知っていると思うが、シホールアンル側はまだまだ侮れない。恐らく、奴らはとんでもない方法を用いて、 俺達に手痛い損害を与えるかも知れん。だが、開戦時よりも格段に強化された、太平洋艦隊の戦力なら、敵の意外な攻撃にも 充分耐えてくれるだろう。後は頼んだぞ、次期司令長官殿。」 キンメルは、ニヤリを笑みを浮かべた。 その自信に満ちた笑みは、体調を崩した病人とは思えぬほどであった。 「わかりました。」 ニミッツは、深く頷いた。 「長官が築き上げてきた成果を無駄にせぬよう、微力を尽くします。」 この時になって、従兵が紅茶を運んできてくれた。 キンメルは従兵に礼を言って下がらせた。 「長官。そういえば、彼女はどうしていますかな?」 ニミッツは、紅茶を一口啜ってから、キンメルに尋ねた。 「フェイレの事だな。」 キンメルがそう言うと、ニミッツは頷く。 「彼女は、明るい娘だよ。今は宿舎で寝泊りしているが、友人達と良く遊んでいる。」 「彼女からは、何か話を聞かされましたか?」 「ああ、聞いたよ。」 そこで、キンメルは辛そうな表情を浮かべた。 「全く、酷い話だった。彼女の幼少期や思春期は、ほとんど良い思い出がない。」 彼は、フェイレから聞かされた話を、ニミッツに話した。 最初は、冷静な表情で話を聞いていたが、話の終盤ごろには、ニミッツは険しい表情を浮かべていた。 「なるほど。確かに酷い話です。」 「彼女は、涙ながらに語ってくれたよ。彼女の言っていた事からして、かの国は、フェイレの他にも、身寄りの無い子供や、 どこぞから拉致して来た子供を利用して、フェイレにやって事と、ほぼ同じ事をしているようだ。」 「とんでもない世界ですな。私達から見たら、考えられない事ばかりです。」 ニミッツは、辟易したような口調でそう言った。 幼少期から徹底した殺人術を教え込ませ、将来有望な兵士に育て上げる。 人体実験で、人を強力な魔道兵器に作り変える。 今のアメリカでは、全く考えられない事ばかりだ。 もし、フェイレの話がアメリカ国民に知られれば、シホールアンルは本当に血に飢えた国歌として糾弾されるだろう。 最悪の場合、シホールアンルがどんなに譲歩しても、シホールアンルの現体制を変えぬ限り、アメリカはシホールアンルに対する 戦争を続ける事になる可能性は高い。 「強力な兵器を作るにしても、もう少しまともな方法があった筈なのに・・・・彼らは、どこで道を間違えたのでしょうか。」 ニミッツが溜息交じりにそう呟く。 「元から間違えまくっているのさ。」 キンメルは、吐き捨てるように相槌を打った。 「子供を子供に殺させると言う、馬鹿な方法がまかり通るほどだ。」 「はぁ。しかし、彼女も、こうして敵の手から逃れられて、本当に良かったですな。」 「ああ。何しろ、髪の色が変わってしまうほどの、酷い事をされて来たからな。」 「髪の色・・・?」 ニミッツが怪訝な表情を浮かべる。 「フェイレは、元々は髪の色が緑だったらしい。だが、度重なる精神的ショックのせいで、髪の色は青に染まってしまったようだ。 この間、大西洋艦隊の潜水艦が連れて来た、ハーピィの女の子と似たような事を、フェイレは経験して来たんだ。」 「・・・・・・・」 ニミッツは、しばし言葉を失った。 (髪の色が変わるほどの精神的ショック・・・・シホールアンルは、何と言う事をしたものか・・・・・) ニミッツは、心中でそう呟いていた。 「彼女の心の傷は大きい。これからは、過去に受けた傷と一生付き合わねばならんだろう。全く、シホールアンルは厄介な国だ。」 「確かに。」 キンメルの言葉に、ニミッツもさも当然とばかりに、深く頷いた。 「しかし、私が、彼女の実の父親とそっくりと聞いた時は、少しばかり驚いたな。そのせいか、フェイレは私に話をする時は、 実の父親のように話をしてきた。後で聞いた所によると、話し方も父親にそっくりだと言われたよ。」 キンメルは苦笑しながら言った。 「何か、嬉しそうですな。」 「まぁ、確かに嬉しいでもあるが。私としては少し複雑だな。」 「・・・・所で、フェイレ君はワシントンに行かれるのですか?」 「その予定だ。」 キンメルは即答した。 「大統領閣下が会いたがっているようだ。それに、フェイレと同じような境遇を持つ人も、彼女と話をしたいと言っている。 その後は、ちょいとばかり、国内ツアーを楽しませる予定だ。」 「国内ツアーですか。」 今度はニミッツが苦笑した。 「彼女にも、アメリカと言う物はどんな物であるか見せてやりたいからな。」 キンメルはそこまで言った所で、声のトーンを下げた。 「それに、ここだけの話だがね。私はこの職を下りた後、フェイレを引き取ろうと思っている。」 その言葉に、ニミッツは思わず仰天してしまった。 「長官、それは本気ですか!?」 「本気だよ。」 キンメルは躊躇いの無い口調で言った。 「彼女の父親にそっくりな私が身近に居れば、彼女だって早く落ち着きを取り戻すだろう。彼女の心の傷は余りにも大きすぎる。 聞く所によると、フェイレは時折、過去の記憶がフラッシュバックして、発作のような症状を起こすらしい。そんな彼女に、 私は手を差し伸べてやりたいのだ。」 「・・・・長官。」 ニミッツは不安げな表情を浮かべるが、キンメルの笑みがそれを打ち消した。 「なあに、退役間近の老兵にはピッタリの役割さ。こう見えても、私は7人の子供を育ててきている。いわば、子育てのプロだ。 そこに、1人だけ変わった子供が混じってもさほど心配はない。」 彼は、自信満々の表情でそう断言した。 「分かりました。長官、何人子供を育てても、子育ては大変ですぞ。」 ニミッツは冗談を言いながら、紅茶の入ったカップを持ち上げた。彼は、乾杯をするかのように、カップをやや前に差し出す。 「紅茶で乾杯というのは、いささか変だな。まぁ、私がここ去るまでは早いが。」 キンメルは小言を言いつつも、自らもカップを持つ。 「そういえば、君も、これからワシントンに行くんだったな。」 「はい。海軍省で色々手続きがありますので。戻って来るのは就任式の前日ですね。」 「そうか。」 「これからキング提督と対面すると思うと、少し背筋が寒く感じます。」 「避けては通れん道さ。とりあえず、これから太平洋艦隊をよろしく頼むぞ、ミスター・ニミッツ。」 「はっ。悔いの無いように頑張ります。」 会話が終えると、2人はカップをカチンと合わせた。 2月5日。チェスター・ニミッツ大将は、前任者のキンメル大将が健康上の理由で司令長官職を辞任を表明したため、 14日付で太平洋艦隊司令長官に任命された。 ニミッツ新司令長官は、就任と同時に司令部のスタッフも入れ替えた。 まず、太平洋艦隊司令部のナンバー2である参謀長には、数々の空母戦闘を戦い抜いたフランク・フレッチャー中将が迎え入れられた。 次に、作戦参謀にはフォレスト・シャーマン大佐が任ぜられた。 情報主任参謀にはエドウィン・レイトン大佐、情報副参謀にはジョセフ・ロシュフォート中佐が就任した。 この他にも、新規スタッフが司令部内で登用され、サンディエゴの司令部はニミッツ新司令長官の指導の下、シホールアンル軍との戦いに望む事となった。 1484年(1944年)2月6日 午前8時 シホールアンル帝国ジャスオ領 第4機動艦隊司令官である、リリスティ・モルクンレル中将は、旗艦クァーラルドの艦橋から、出港していく護送船団を見送っていた。 「ファスコド島の補給船団か。」 リリスティは、淡白な口調で呟く。 今、出港しつつある護送船団は、ファスコド島に展開する守備隊の補給物資や増援部隊を満載している。 船団は巡洋艦4隻、駆逐艦16隻、偽装対空艦6隻、輸送船28隻で編成され、外海に出れば時速8リンルでファスコド島に向かう。 ファスコド島はジャスオ領の中部から西に350ゼルド(1050キロ)離れた所にあるホウロナ諸島を構成している島の1つだ。 ホウロナ諸島は、大小8の島々で形成されている縦長の群島で、ファスコド島はその中でも最も大きい島の1つだ。 大きさは東西に10ゼルド、南北に20ゼルドほどだ。 この島には、驚くべき事にシホールアンル軍の最精鋭部隊とも言われている魔法騎士師団が配備されている。 この魔法騎士師団の他に、陸軍の第515歩兵旅団が配備されている。 ファスコド島は、島全体が深い森に覆われており、別名森の島とも言われている。 この島に配備された第75魔法騎士師団は、これまでに編成された魔法騎士団の中で3番目に編成された歴史ある部隊で、師団将兵の錬度は高い。 北大陸統一戦では、ヒーレリ公国で起きた反乱事件を短時間で解決するなど、数々の武勲を挙げている。 ファスコド島以外にも、ジェド島、エゲ島、ベネング島に1個師団並プラス1個旅団。 あるいは1個師団が配備されている。 ジェド島、エゲ島にはファスコド島防衛の任を負った第22空中騎士軍が駐屯しており、周辺海域に睨みを利かせている。 このホウロナ諸島に、アメリカ機動部隊が襲って来れば、第4機動艦隊はホウロナ諸島並びに、ジャスオ領南部に展開するワイバーン隊と 協力して、敵を攻撃する予定だ。 その予定であった。 だが、その予定は、前日に送られて来た魔法通信によって覆されてしまった。 「オールフェス・・・・あんた、本当にそれで大丈夫なの?」 リリスティは、誰にも聞こえぬような小声で呟いていた。 それから20分後、リリスティは、司令官室にとある人物を招き入れていた。 「・・・・あの、大丈夫ですか、司令官?」 リリスティは、司令官席のソファーに座っている。その反対側に座っている士官。 竜母ホロウレイグ艦長、クリンレ・エルファルフ大佐が躊躇いがちな口調で尋ねられた。 「ええ、なんとかね。」 リリスティはそう言うが、彼女の顔には、はっきりと不満げな表情が浮かんでいる。 「クリンレ、こういう場では普通に呼んでいいのよ。気なんか使わなくていいから。」 リリスティは優しげな口調で言ったつもりだったが、クリンレから見れば、苛立ちながら話しているように見えた。 (うう・・・・とても気まずいな) クリンレは内心でそう思いつつも、とにかく話を続けようとした。 「リリスティ姉さんは、どうして僕を読んだんですか?」 「う~ん、ちょいとだけ、昔馴染みと話したくてね。」 リリスティはそう言いながら、用意されていたコップの水を一気にあおった。 コップの水はたちまち空になった。 「最近・・・・なんか、オールフェスが変に思えてしょうがないの。」 「オールフェスが?」 「うん。」 リリスティは頷く。 「一番最初に変だと思ったのは、1月の中旬頃に、あの変な国内相の役人がここに押し掛けてきてからよ。あの嘘つき役人は、 オールフェス直々の命令を受けたからといって、実質的に艦隊の指揮を取っていた。まぁ、結果は酷いもんになったけど・・・・」 ふと、クリンレは、リリスティの声音に憤りのような物が混じっている事に気が付いた。 (あの時の事、まだ怒っているんだな) クリンレは、同僚の艦長から聞いた話を思い出した。 彼はその時の出来事を直接見た訳では無いが、トアレ岬沖海戦の前に、リリスティは不承不承ながらも第11艦隊にオールクレイ級戦艦の クロレクとケルグラストを貸し与えた。 だが、貸し与えたこの2隻のうち、クロレクは撃沈され、ケルグラストは大破するという大損害を被った。 このような被害を受けても、目的を達成できたならばまだマシであっただろう。 だが、カリペリウは、自らが乗っていた巡洋戦艦エレディングラごとトアレ岬沖に水葬され、第11艦隊自体壊滅的な打撃を被ってしまった。 第11艦隊の損害報告を受け取った時、リリスティは思わず、カリペリウは大嘘つきだと、人目もはばからずに喚き散らした。 海戦に敗北した翌18日の午後には、国内相の役人が謝罪のため現れたが、どういう訳か、この役人もまた、終始生意気な態度でリリスティに 接したため、彼女の怒りは爆発した。 この役人はリリスティに叩きのめされた後、モルクドの艦内から海に放り込まれてしまった。 その後、彼女は司令官室で国内相の無能ぶりを罵りながら、部屋で暴れた。お陰で、室内は目も当てられぬ状態となった。 リリスティの怒りは、それほど凄まじい物があり、幕僚達は話す事は愚か、近付く時も神経を使った。 その怒りも、2、3日ですっかり引いているが、思い出すと、やはり腹が立つようだ。 「オールフェスは、以前、あたしに知恵を貸してくれと言ってくれた。あたしは二つ返事で答え、オールフェスに色々教えてやったわ。 でも、なんでだろう・・・・」 リリスティは困惑したような表情を浮かべた。 「あたしは最初、ホウロナ諸島の辺りで迎撃すれば、アメリカ機動部隊にも大打撃を与えられるはずって言った。なのに、オールフェスは ホウロナ諸島を見捨てようとしている。」 「ホウロナ諸島を見捨てるのですか!?」 クリンレは思わず叫んでしまった。 「ええ。昨日、第4機動艦隊は本国に戻れと言う命令文を受け取ったわ。あたしは、今日の昼過ぎに行われる会議で、各部隊の司令官に 言うつもりだったんだけど、あなたには今、特別に教える事にしたわ。」 「そんな・・・・会議で言えばいいのに。」 「あんたは昔から口が堅いでしょ?」 リリスティは人の悪い笑みを浮かべながらクリンレに言う。 「この事はしばらく内緒よ。」 「は、はぁ。」 クリンレはやれやれと言いつつ、後頭部を掻いた。 「しかし、僕はてっきり、ホウロナ諸島の周辺で、敵機動部隊と決戦する物と思い込んでいましたよ。相手の数が多いのが気掛かりでしたが、 それでも、自分達は勝てると思っていました。」 (勝てる・・・・・か。どうだろうなぁ・・・・) リリスティは内心、クリンレの確信を揺さぶるような事を思った。 相手・・・・シホールアンル機動部隊の宿敵である、アメリカ機動部隊は数が多い。 いや、多すぎると言ったほうが良い。 アメリカ海軍の機動部隊は、1月の時点で正規空母10から11隻、小型空母8隻を前線に投入している。 このうち、正規空母1隻と軽空母1隻の戦線離脱を確認している。 14日の時点では、戦線離脱した空母は軽空母1隻のみであったが、15日の夜半に、レイキ領沿岸に接近した米機動部隊に向けて、 陸軍のワイバーン隊が夜間攻撃を仕掛けたお陰で、ヨークタウン級空母2隻を大破(このうち、1隻は小破レベル)させた。 リリスティは知らなかったが、この時、損傷を受けた空母はエンタープライズであった。 エンタープライズを擁する第58任務部隊第1任務群は、15日の午後9時に、突然ワイバーン74騎の空襲を受けた。 TG58.1には、レーダーを搭載したF6F-N3ヘルキャット戦闘機が12機配備されており、レーダーが敵編隊を探知するや、 すぐに発艦して敵のワイバーン群を迎え撃った。 だが、僅か12機の夜間戦闘機では大量のワイバーンを阻止できなかった。 迎撃隊は7騎のワイバーンを撃墜したが、逆に4機撃墜、5機損傷の被害を受けて蹴散らされ、大多数のワイバーンが輪形陣に突入してきた。 米機動部隊は猛烈な対空砲火で迎撃し、ワイバーン14機を撃墜した。 だが、結果的に空母群への投弾を許してしまい、空母ヨークタウンに爆弾2発、エンタープライズに爆弾6発が命中した。 ヨークタウンは、中央部と後部部分に被弾したが、幸いにも被弾箇所はエレベーターを逸れていたため、応急修理をすれば戦闘続行は可能であった。 だが、エンタープライズは、3基のエレベーター全てを破壊され、空母としての機能を完全に失ってしまった。 このため、エンタープライズは大破確実の判定を受け、駆逐艦2隻の護衛と共にアメリカ本国に戻っていった。 このように、アメリカ側は戦闘可能な空母を2隻減らされてしまったが、それでも正規空母10ないし9、小型空母6ないし7隻が使用可能であった。 そのうち、北ウェンステル領の西部沿岸部で活動中の敵機動部隊は、正規空母6隻、小型空母4隻を中心に編成されている。 一方、リリスティの部隊は正規竜母、小型竜母共に6隻。これに陸上基地のワイバーンが加わるから、数の面では優勢である。 もし、アメリカ軍が西部沿岸部に展開している機動部隊でホウロナ諸島に侵攻して来れば、シホールアンル側に勝算がある。 だが、アメリカ側が東部沿岸部に展開している機動部隊も投入してくれば、数は互角どころか、敵側の方が勝りかねない。 そうなった場合、勝利はどちらに転がり込むか分からない。 「オールフェスは、敵の全機動部隊と戦って、貴重な竜母が全滅してしまう事を恐れているのよ。それも、僻地での戦いごときにね。」 「そんな、僻地って・・・・・」 クリンレは束の間絶句するが、意を決して言葉を続ける。 「ホウロナ諸島が取られれば、レスタンやヒーレリに、あの化け物爆撃機がやってきますよ!そんな事になれば、せっかく勝ち取った領土が 失われてしまいます!」 「そうね・・・・でも、オールフェスには何か考えがあるみたい。」 「考え・・・・ですか?」 「うん。」 リリスティは、自分の記憶をまさぐりながら、クリンレに言う。 「オールフェスの考えによると、強大な敵機動部隊を打ち破るには、その分力をあたし達の全力で持って攻撃し、壊滅させる事が、 アメリカ機動部隊を打ち破る唯一の方法と思っているみたい。」 「我の全力で持って、彼の分力を叩く・・・・・なるほど。確かに有効な戦術です。」 「うん。あたしは、それをここでやろうとオールフェスに言ったの。あの時は、あたしが入院している時だったかな。いきなり、 彼があたしに知恵を貸してくれと言って来たの。そして話し合った結果、オールフェスは敵の分力を、自分達の全力で叩いて 全滅させるという方法を思いついた。その時、オールフェスは、ホウロナ諸島沖をアメリカ空母の墓場に変えてやろうぜ、と言ってたわ。 なのに・・・・」 リリスティは、まるで理解しがたいと言わんばかりに表情を暗くした。 「いきなり、あたしの艦隊を本国に戻とはね。しかも、詳細も知らせないままに。」 「ホウロナ諸島が落ちたら、ただでさえ手一杯の防空戦闘が更にやりにくくなる。あいつは、一体どういう考えで・・・・・」 クリンレもまた、首を捻るばかりであった。ふと、彼は何かを思い出した。 「そういえば、僕もおかしいなと思った事があります。」 「ふ~ん、何それ?」 「はぁ・・・・これは、陸軍の友人から聞いた話なんですが。なんでも、前線に送られる予定であった陸軍の飛空挺部隊やワイバーン部隊が、 任地への移動中に消えているらしいんですよ。」 「消えた?」 リリスティは、素っ頓狂な声を上げた。 「はい。しかも、2騎や4騎ずつといった少数じゃなく、空中騎士隊が丸ごと消えるんですよ。消えた飛空挺やワイバーンの総数は、 かなりの数になるそうですよ。」 「かなりの数って・・・・まさか100や200ぐらい?」 リリスティは、自信の無さそうな口調で言った。しかし、仮に200騎のワイバーンや非空挺が消えたとしても、それを待ち望んでいた 前線部隊にとっては大打撃である。 だが、リリスティの言った数字は間違いであった。 「いえ・・・・」 クリンレは、一瞬躊躇った。言っても良いのだろうかと、彼は逡巡していた。 4秒ほど黙ってから、意を決してクリンレは言った。 「800・・・・です。」 「800!?」 今度は、リリスティが驚く番であった。 「そんな大量のワイバーンが・・・・前線に向かう途中に消えたの?」 「友人の話にからして、そうらしいです。お陰で、北ウェンステル戦線では、本来4000騎近い数のワイバーン、あるいは飛空挺が 配備される予定だったのですが、予想よりもかなり少ないので、前線のワイバーン隊は相当な負担を強いられているようですよ。」 「それって、本当なの?」 「僕もあまり信じていませんが、現実にワイバーンが少なくなっていると言う情報が意外とあちこちからあるようですから・・・・ 本当の事なのかもしれません。」 「800って・・・・いくら何でも消えすぎよ・・・・」 どこかに消えてしまった、800ものワイバーンと飛空挺。 800と言う数字は、第4機動艦隊の12隻の竜母が搭載する艦載ワイバーンよりも多い。 アメリカ軍や、連合軍の反攻が始まっている今、前線部隊では1騎でも多くのワイバーンや飛空挺を必要としている。 非常時と言っても良いこの時期に、なぜ800ものワイバーン、飛空挺が消えたのだろうか? 今の彼女には、その真意が全く分からなかった。 「はぁ・・・・何か、疲れてきたわ。」 リリスティは、深い溜息を吐きながらそう言った。 その後、クリンレは場の空気を和ませるために話題を変えた。 クリンレとの会見は1時間半にも及んだが、リリスティはずっと、何かが引っ掛かるような思いを感じていた。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/212.html
134. ひゅうが 2011/12/12(月) 18 56 36 ※ ネタです。憂鬱世界と平成世界がつながったネタですが、これを最後にしようかと。ちょっと長めです。 あとTS分はほとんどなしなので一応ご安心を。 ――西暦20XX(接触+1)年8月 アメリカ合衆国 ホワイトハウス 「では、報告してくれ。」 合衆国大統領は開会を宣言した。 この場に集まっているのは、大統領府および国防総省の面々に加え、中央情報局と国家安全保障省、それに議会上院の安全保障委員会から特に招かれた議員たちと国直属に近いシンクタンク群の研究官たちだった。 現在、彼らが集っているのはホワイトハウス西館地下にあるただ「会議室」とだけ呼ばれている部屋だ。 かつてキューバ危機の際にはケネディ大統領が地上部分で会議を行ったが、70年代以降の先制核攻撃と相互確証破壊の悪夢の中で、一発ないし数発の核弾頭が炸裂することを考慮に入れた合衆国政府は平時においても即座に地下へ退避し、全米に張り巡らせた地下ケーブル網(のちのインターネット)によって初動指揮をとれるようにこの部屋を建設したのだった。 冷戦が過ぎ去り、そして昨年には新たな敵となるはずだった中華人民共和国が限定核戦争の果てに内乱状態に陥るという国家安全保障にとっては極めて都合のいい状態が訪れたこともあり、これらの施設は現在は「秘密の会合」に使用されている。 というのも、この地下施設は議事堂地下の議会地下鉄などの地下トンネル網と繋がっており、それはペンタゴンなどにも延長されている。 要するに、誰にも予定を告げずに会うにはこれほどの場所はないのだ。 「では、報告いたします。御手許の端末をご覧ください。」 国防総省の担当官がモニターの前に立った。 スクリーンではなく、日本のNHK技研が開発したスーパーハイビジョン・デジタル22・4チャンネルというまだ売りだされたばかりの代物である。 と、画面が変わった。映し出されたのは、観艦式の映像だ。 「まず、向こうの世界の日本帝国海軍の戦力です。確認されているだけで、超大型空母4、軽空母兼用の強襲揚陸艦4、対潜軽空母3と、大型水上戦闘艦12が確認されています。 うち2隻は、『ヤマト』クラスといわれる超大型の『戦艦』です。たび重なる改装によって排水量は9万トンを超えているようで、これに2万トン級の超大型多目的水上戦闘艦『アサマ』クラスが加わっています。いずれも、我々が配備を断念したタイコンデロガ代替型の大型巡洋艦の後継型というべき性能を持っています。 汎用水上戦闘艦は、38隻。詳しくは御手許の資料を参考にどうぞ。現在3タイプが確認できますが、いずれもイージスあるいはアーレイ・バーク級かズムウォルト級に匹敵する性能を持っていると思われます。 特筆すべき点は、ここです――この船体側面のアンテナをご覧ください。これは、アクティブ・ステルスシステム。受けとったレーダー電波に逆位相の電波をぶつけることでレーダー波を相殺し、ノイズキャンセルの要領で電子的に艦を見えなくする代物です。さらにこれ――このノズルのようなものからは、海水を噴霧して赤外線をシーカーから艦を隠し、大型艦の場合は核攻撃による熱線や放射線から艦を守るシステムのようです。」 「つまり、インペリアル・ネイヴィーは全艦がステルス艦かつイージスシステムの発展型を装備。しかも核攻撃からの自己防衛まで可能としているというのか!?」 議員の一人が叫んだ。 135. ひゅうが 2011/12/12(月) 18 57 11 「その通りです。彼らの世界では、地域紛争が冷戦後の我々の世界のように頻発していたために実戦経験の機会が多かったようです。さらに、艦隊は対地攻撃ではなく対艦攻撃を重視しています。ナチスが戦後長きにわたって存続したために、それに対抗する必要上大型の水上戦闘艦を配備することにしたと思われます。さらにはドイツ率いる枢軸欧州との戦争に備え、艦載機やミサイルのステルス化も推進しており、80年代末には現在の水準に達したと思われます。こちらをご覧ください。」 担当官は、映像を動かした。 そこには、艦上から上空に向かって光の筋が延びる冗談のような光景が広がり、まるで第2次大戦中の対空砲火のような曳光弾が空へ伸びている。その速度は異常なほど速い。 「彼らが配備している対ミサイル用戦術レーザーシステムと、57ミリレールガンです。AGS装備の艦も多いですが、順次改装が為されており、防空用ミサイルは大型の対弾道弾・大型機用のものと小型の撃ちっ放し式の二本立てのようです。演習内容は確認しましたところ、780発の対艦ミサイル攻撃の中で弾道弾が数十発飛来するものでした。 現在は彼らの保有する原潜その他を探っていますが、5〜8隻ほどの弾道ミサイル・対地攻撃ミサイル原潜と攻撃型原潜10隻ほど、そして通常動力潜水艦30隻ほどを保有しているということ以外は不明です。また、彼らの第2次大戦後に海空軍共同で保有している超音速ステルス攻撃機――というより戦略爆撃機のようなものですが、これは全部で70〜90機ほど。いずれも1トンの高性能弾道を装備する超音速対艦ミサイル12発の装備が可能です。また、対艦弾道ミサイルの装備も可能だとか。」 「グラニトを空中に上げたようなものか・・・。おまけに中華が開発していたニミッツ殺しをすでに保有している?笑い話にもならんな。」 将官が溜息をつく。 「わが軍は、これらに対抗可能かね?」 大統領が言った。 「無理でしょうな。」 統合参謀本部議長が肩をすくめた。 「核の乱れ打ちをするくらいしか手がありません。全軍勇壮に突撃して死ぬなら何とかなりますが、軍の再建には30年はかかるでしょう。これはあくまでも敵海軍のみを相手にする場合です――おい君。日本帝国空軍と陸軍の戦力は?」 「幸いなことに、数はそう多くありません。それでもB2相当の戦略爆撃機・・・これは先の攻撃機のほぼ同型機ですが、これを150機ほど保有しています。海軍との共同保有機も全面戦争時はこれに加わります。旧式ですが、これに加えて100機ほどの超音速戦略爆撃機もいます。これは我々のYB70『バルキリー』に相当する機体ですが、現在はミサイル母機に改装されているようです。最盛期は200機を数えたとのことですが、向こうでも緊張緩和のため数は削減されたとのこと。これ以外に『フガク』の発展型がありましたが現在は空中給油機として以外は存在してません。 戦闘機は、海軍のそれと同様の『ジンプウ』の改良型が400機ほど。攻撃機としては重装甲の『ライジン』が100機ほどいます。ヘリその他については現在調査中です。 戦闘機以外の爆撃機などは、緊張緩和に伴い半分モスボール状態のものも多い模様です。」 はぁ・・・と全員が溜息をついた。 最初のうちは真っ青になっていたが、これはもう、笑うしかない。 「陸軍は?」 「はぁ。陸軍は、海空軍と違い定数削減の代わりに機械化と装甲化が押し進められたようで、24個師団体制。ほぼ全てが旅団戦闘団のような編成で兵員数は少ないですが、140ミリ砲装備のタイプ61戦車や120ミリ砲装備のタイプ58装輪戦闘車など新装備に富んでいます。どうも向こうの冷戦もどきでは、北米分割線を越えてやってくる敵を迎撃することが目的だったようですが、ソ連軍のような大軍団を送り込むのではなく航空支援下での精鋭部隊による遊撃と一点突破の併用がされると予測されていたために高精度な通信指揮システムを用いて大隊から中隊規模での独立戦闘と効果的な支援を両立させようとしていたようです。早い話が我々が第2次大戦時西部戦線でやったことを中隊規模でやろうとしているわけですな。中隊ごとに対戦車VTOL部隊との回線を確保しているとの情報もあります。 MLRS(多連装ロケットシステム)のような大量殲滅装備こそ少ないですが、その分命中率には病的に拘っているようです。こちらののセルフ・ディフェンス・フォースのように。」 「ジエイタイか。あの病的な錬度は向こうも同じか。確かにWW?の時には1日40キロの進撃を行ったシマダ戦車隊や急降下爆撃で爆弾命中率80パーセントを叩きだしたナグモ・タスクフォースがいたからな・・・」 136. ひゅうが 2011/12/12(月) 18 57 45 「感心していないでくれ将軍。我々は彼らに何とか対抗しなければならないのだ。」 「ですが大統領。これはもう、無理というしかないですよ。我々はM3スチュアートでキングタイガーの群れに突撃するようなものです。ああ、MIGでF22でもいいですが。」 「31か?」 「21です。閣下。ただでさえ我々は財務省紙幣の発行寸前にまで追い詰められているんです。人民元が消え、ユーロがもたつく間に「YEN」が世界通貨に成りかねない勢いなんですから。あのチャイナの対日戦争のさ中に国内向けにだけこっそり債務半不履行なんてやられたのに暴動の一つも起こさないなんて日本って国はどうかしてますよ。 我々があれくらいの装備をそろえるには、少なくともあと20年はかかります。まぁ財政状況が厳しいのは理解していますが。」 大統領は頭を抱えた。 アメリカ議会の突っ込みにより、冷戦後の新装備開発計画はそのことごとくがぽしゃっている。 よしんばうまくいっていたとしても、費用超過が原因で潰されることの繰り返しだ。 まったくうらやましい限りだと向こうを羨望するのも無理はないだろう。 「軍事的オプションは、無謀極まりないということか。では経済的オプションは?」 分かり切った内容だが、大統領は希望にすがる思いでそう訊いた。 「無理ですね。向こうは福建円や満州円に加え、かつての英国植民地経済圏の大半を飲み込んでいます。基軸通貨『円』は強烈ですよ。カリフォルニアドルなんて、日本銀行が交換レート保障をしているからもっているようなものです。 域内に8億人が暮らす巨大経済圏、それに向こうは外圧に屈しません。護送船団は強力ですよ。」 「だが、我々の世界の奇形的な・・・コンピューターの発達はしていまい?」 「はぁ・・・連中はすでに量子コンピューターを実用段階で運用しているんです。下手をすれば向こうが気が変わってこちらの暗号すべてを筒抜けにしていてもおかしくはないでしょう。あの戦争中、人民元レートのギャップが恐ろしいことになったり上海市場が大暴落したのをお忘れですか?」 既に報告は入っていた。あろうことか憂鬱日本にサイバー攻撃をやらかした人民解○軍の一部は、報復として辻一派によってさんざんに富をむしり取られていたのだった。 ちなみに平成日本の財政赤字補てんに大部分が回されている。 「・・・どうしろというのだ。軍事的、経済的圧力は通じない。政治的圧力は向こうのロング政権が張学良と組んでシャンハイでやらかしたおかげで通じない。 おまけに今の宰相は、あの対米戦を指揮し、戦後世界秩序を構築したという政治的怪物だぞ?おまけにハイスクールガールになってる。」 「大統領。ここは、新たなゲストを迎え入れるようにするべきかと。かつてペリー提督をはじめ、欧米の人間は日本人にそうされたために好印象を抱くに至ったとか。 我々フロンティアスピリットあふれるアメリカ人は、インディアン相手に犯した間違いをここで繰り返すわけにはいきません。」 詭弁だな。と大統領は思いながら頷いた。 「そうだな。まずは友好関係の構築だ。幸い、あの国の宰相はアニメーションのヒロインのような外見だ。第2次大戦の記憶を持つ者も少ない。ここは大々的に友好関係のキャンペーンを打ち出して流れを作ってしまうべきだろう。茶会の連中にはジャパニメーションのファンも多いのだろう?」 「はい。それはもう。」 「結構。それに、我が愛しい同盟国も引き込めば向こうとて無視はできまい?今代のエンペラー陛下の快気祝いも兼ねて、ひとつ盛大に行こうじゃないか。」 ――こうして、アメリカ合衆国の方針は決した。 137. ひゅうが 2011/12/12(月) 19 01 52 【あとがき】 134-136 米軍の分析のようなものです。ですが米軍らしくかなり過大評価しているのはお約束ですw実際はかなり数が少ないことでしょう。 また、憂鬱日本側もたぶん米軍の異常な数に頭を抱えていることでしょう。「ニミッツ級10隻とか死ねる」といった感じでw
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/981.html
※投稿者は作者とは別人です 948 :名無し:2008/03/24(月) 22 40 29 ID Ajfljf260 すみません、石原を出したのは、檜山良昭著、「日本本土決戦」で石原が首都防衛軍司令官として活躍していたので、出してみたんです。 ついでにここで短編投下です。 南大陸某所の上空。その上空を一機のB20が飛んでいた。このB20はアメリカに亡命したツポレフとペトリヤコフが設計した機体である。元の名は、ANT42といい、後にペトリヤコフPe-8と名称を変えた機体である。100機ほどが作られたが、B17やB24と比べて特別優れているわけではない(というより劣っているところの方が多い)こと、エンジンに問題があったこと、ツポレフが亡命したばかりでその力が弱く、資力もなかったこと、そして、エンジンナセルの銃座が非常に目立って、攻撃されやすく、損害が多かったことなどが原因で一線から外され、連絡機として使用されていたのである。 「うわはっは、見ておれ、シホールアンル。我が実力のほどを見せ付けてくれるわ。」 「シホットどもに、一泡でも二泡でも、三泡ふかさせてやりましょう。」 そう相槌をうったのは、参謀長のウォルトン・ウォーカー中将である。 事実、二人の名は、チュイコフやモーデルと共に、シホールアンルにとって、恐怖の対象となっていくのである。 こうして、しばらく景気のいい話をした後、石原はぼそりと、 「しかし、牟田口のような末路は辿らん様にしないとな。」 と、呟いた。 「ええ、その通りですね。」 ウォーカーが言う。 牟田口とは牟田口廉也中将のことである。彼は日ソ開戦後、隷下の師団を壊滅状態にしてしまったのである。 その損害は、ノモンハンでの第23師団を上回っていた。辛うじて、全滅だけは免れたが。 しかし、牟田口は真っ先に逃げてしまったのである。そのため、駐米大使館付き武官に左遷されたのであった。 転移後、彼も米軍に志願したが、日ソ戦での緒戦に被った大損害のことが災いしたこと、横暴な態度であったことが災いして、参謀本部付という形で棚上げされた。 だが、それに満足できなかった彼は、強引にねじ込んで南太平洋方面を視察するという命令を受けたのである。 その途中、彼は、ニミッツ中将と鉢合わせしたものである。このとき、事件は起こった。 鉢合わせしたところに大型機がなかったのだが、着陸の際、牟田口の乗った飛行機が大破してしまったのである。 一方、ニミッツの飛行機は壊れていなかったため、牟田口は無理やりニミッツの搭乗予定だった航空機に乗って、次の視察地に出発したのである。 ちなみに、このとき、牟田口にニミッツが飛行機を譲った理由は何となく乗ってはいけないような気がしたからだという。 ニミッツは、別の飛行機が回されるのを半日余り待つことになったが、自分の予感の正しさを知ることになる。 実はニミッツの視察の予定がシーホルアンルに漏れており、牟田口の乗機は待ち構えていたワイバーンによって撃墜され、牟田口は戦死したのだった。 「でも、彼が戦死して、本当に良かったですね。」 事実、牟田口戦死の報が伝わった時、悲しんだものは一人もおらず、逆に喜んだものは極めて多かったのである。 ちなみに、現在第14軍で南大陸にいるのは、司令部要員のごく一部であるが、石原はかまわなかった。 早くいって、後続部隊を迎える準備をした方がよいと考えたからだった。 そして、翌日、石原は第14軍司令部につき、第14軍司令官として着任したのだった。 短編投下終了です。
https://w.atwiki.jp/pararowa/pages/39.html
【名前】バゼット・フラガ・マクレミッツ 【声優】生天目仁美 【性別】女性 【年齢】推定23歳 【外見】紫髪のショートヘアにスーツ。左目に泣き黒子 【一人称/二人称】わたし/貴方 【関連人物への呼称】 【略歴】 魔術協会の一線級の戦闘屋、封印指定執行者。クラスカード回収の前任者。 単独、それも生身でアーチャー、ランサーの二体を葬った怪物。 その後、担当から外されるが上層部の権謀により復帰、カードを強奪しに現れる。 ルヴィア、イリヤ、クロエ、『夢幻召喚(インストール)』によって英霊化した美遊すら降すが、凛の策と取引により一時撤退する。 その際、裏工作によって全壊したルヴィア邸の損害賠償を払わされ無一文になってしまう。 【性格】 非常に生真面目で融通が利かない。そのため日常においては不器用でちょっとした待ち時間にも我慢できない。 その結果、付いたあだ名が『ダメットさん』。 【能力・武装】 バリバリの武闘派で魔術、格闘共に優れた技量を持つ。 拳手袋、脚爪先、膝に硬化のルーンを刻んでいる。 飛んでくる矢を掴んで投げ返し、地面を手でひっぺ返すなど英霊にも匹敵する戦闘力を持つ。 「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」 相手の切り札、必殺技に反応して心臓を穿つ究極の迎撃礼装。 因果律を歪め、事実を「相手の後に攻撃した」から「相手より先に攻撃した」形に書き換える効果を持つ。 また、これによって心臓を貫かれて死亡した相手は「切り札を使わなかった」ことにされてしまう。 ジャンケンで後出ししたのに先出し扱いにされるようなもの。 普段は鉄球のような状態で、解放時に球体から短剣が突き出てくる。 【パラレル作品での概要】 「Fate/stay night」では、第五次聖杯戦争でランサーのマスターとして参加する予定だった。 しかし、旧知であった監督役の騙し討ちを受け、左腕ごとサーヴァントを奪われ脱落。生死の境をさまようことになる。 その後の経緯はファンディスクである「Fate/hollow ataraxia」で描かれることになる。 【備考】
https://w.atwiki.jp/flak_18/
04,彼方よりの敵を撃て 入手兵器 F-35B 勝利条件 [敵の攻撃部隊を全滅させる] [12ターンの間YELLOW軍の部隊を16部隊以上生き残らせる] 参戦陣営一覧 陣営名 参戦陣営 生産国 同盟陣営 BLUE軍 プレイヤー アメリカ 自軍 RED軍 コンピュータ ロシア 敵 YELLOW軍 コンピュータ イギリス 見方 自軍部隊一覧 種類 部隊名 部隊数 要撃機 F-35B 5 戦闘攻撃機 F/A-18E 2 早期警戒機 E-2C ホークアイ 1 E-3A セントリー 1 給油機 KC-135 1 自走対空ミサイル LAV-AD 3 アベンジャー 3 砲兵車両 対空砲 移動型 3 ミサイル砲兵車両 パトリオット 移動型 3 ホーク 移動型 3 歩兵 歩兵 1 補給車 補給車 3 対空ミサイル陣地 パトリオット 射撃型 1 空母 ニミッツ 1 確認済み敵部隊 種類 部隊名 部隊数 要撃機 Su-27 フランカー 1 戦闘攻撃機 Su-24 フェンサー 4 電子戦機 An-12 カブ 1 偵察機 MiG-25R 1 早期警戒機 A-50 メインステイ 1 給油機 Il-78 マイダス 1 攻撃ヘリ Mi-24 ハインド 4 Ka-50 ホーカム 3 空中機動歩兵 Mi-17 ヒップH 2 攻略 基本的に航空部隊で攻撃して、防ぎきれなかったのを地上部隊で攻撃する YELLOW軍は、何もしません 敵は自軍の首都には来ないのでYELLOW軍の部隊周辺の海沿いに対空砲 射撃型,ホーク 射撃型,パトリオット 射撃型を展開する LAV-AD,アベンジャーは対空砲 射撃型,ホーク 射撃型,パトリオット 射撃型が届かない所にいる敵を攻撃する 補給車を都市に置いてその周りのマスに対空砲 射撃型,ホーク 射撃型,パトリオット 射撃型を置けば補給が容易になる 歩兵はひたすら占領、何かあったら対空ミサイルで攻撃 航空部隊とニミッツだけでもクリアできるので、[[地上部隊]]は放置して大丈夫です 手数が足りなくなりやすいので、地上部隊も位置取りしておいたほうがよい。 ニミッツは修理,補給はできるけど補充はできないので航空部隊の機数が減ったら、自軍首都の周辺にある空港に戻さないといけませんKC-135はそのための中継地点、ニミッツ周辺と自軍首都の間を飛ばしとく 敵はニミッツを見つけると総攻撃してきます、沈められないように注意する F-35B,F/A-18EのAIM-120は敵の後ろか斜め後ろのマスの真上か真下の階層から攻撃すれば反撃されることなく命中率を上げることができます(AIM-120に限らずAIM-7などの中距離空対空ミサイルでもできます)※相手もAIM-120などの反撃可能な中距離空対空ミサイルを持っていれば反撃されますでも離れていてもどの道反撃されるのでどうせなら命中率を上げて相手の部隊数を1機でも多く減らした方がいいので… 確認済み敵部隊に書いてある敵部隊、計18部隊全滅でクリアできました 中空にいる航空ユニットは、敵の偵察機(索敵範囲12)に見つかりやすいが、対航空機攻撃力を持つホーカムからの攻撃を受けない。 逆に低空では、偵察機には見つかりづらいが、ホーカムから攻撃を受ける。 航空機だけでは、手数が足りなくなりがち。その際は航空ユニットは低空・中空のヘリを優先に攻撃し、地上高度のヘリは地上部隊に任せるのもよい。(低空に降下すると、ホーカムの攻撃を受けるので) ←03,戦場への長い橋 | 05,南国自衛隊→
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/202.html
336. earth 2011/12/24(土) 22 05 24 投下します。 史実では64年で終った昭和の世は、敗戦を免れたこの世界では65年が経っても尚続いていた。 大日本帝国は太平洋全域に加え、インド洋をもその勢力圏に組み込み、一大海洋国家としてこの世界に君臨していた。 欧州枢軸と緩やかな冷戦構造を構築していたものの昭和65年、西暦1990年にもなると欧州枢軸と大日本帝国との技術格差は 歴然としており、両者が全面核戦争をしても勝つのは日本側といわれていた。尤も、大日本帝国としてはそんな馬鹿げた賭けをする つもりは欠けらも無かったが……。 この世界最強国家として君臨する帝国の宰相を任されていたのは、かの伝説の宰相の息子である嶋田忠司だった。 「ふぅ……疲れるな」 首相官邸の執務室で嶋田は椅子に座ったまま背を伸ばした。 そんな様子を見て一人の眼鏡を掛けた美女が労いの言葉をかける。 「お疲れ様です。閣下」 「……君と違って歳には勝てないのでね」 「女性に対して歳の話題はどうかと思いますが?」 「ただの女性なら、な」 そういって忠司が皮肉をぶつけたのは大蔵大臣である辻政子。かの魔王の娘だ。 歳はすでに40代を過ぎているが20代でも通用する程若く見えるのだ。 ちなみに夢幻会の前世記憶を持ちの世代は彼女を見て、「峰不二子かよ」と突っ込みを入れている。 「……大陸の実験の成果と思ってしまうよ」 「まさか」 大日本帝国の軍事技術は史実世界の同年代(1990年)に比べて、15年〜20年ほど先行していた。 ただ宇宙兵器の開発と配備は積極的に進められており、その分野では史実を遥かに凌駕していた。 北米での形振り構わぬ技術の収奪、北欧諸国との連携、教育制度の充実による優れた人材の確保、アメリカが滅んだことで列強 同士の争いが頻発したことが日本の技術の進歩を加速させたというのが表向きの理由だった。 しかしもう一つ理由があった。そう戦中から行われていた人体実験によって未来情報を限定的ながら入手できるようになったことも 日本の躍進を支えていたのだ。 「まぁ良い。社会福祉についてだが……」 そこまで嶋田が告げた瞬間、軍から首相官邸に途方もない報告が飛び込むことになる。 337. earth 2011/12/24(土) 22 06 17 「日本海に巨大な壁が現れた?」 「はい。しかもその壁は水中にも続いているようでして」 あまりにイレギュラーな事態に誰もが慌てた。そしてその壁から突如として1隻の船が出現し、帝国海軍とコンタクトを 取ってきたことがさらに混乱に拍車を掛ける。 「日本国海上保安庁?」 「何だ、その組織は?」 召集された閣僚や軍人達は一様に首をかしげた。だが一部の未来の情報を知る者たちは彼らの正体を悟った。 嶋田は素早く辻に小声で話しかけた。 「まさかと思うが、未来世界の?」 「信じられませんが……間違いないでしょう」 「ということは、目の前のアレは未来へ続く門といったところか。全くどこの誰だ、あんな迷惑な物を作ったのは……」 彼らにとって未来情報は必要だったが、未来世界との交流は必要なかった。 「ですが無視する訳にもいきません。向こうにも同じものがあるとなれば……」 「行き違いになれば戦争か。幸い、向こうは20年先だから対抗は可能だが……本土のすぐ近くが戦場になるのは好ましくない」 「接触して、出来れば穏便に『こと』を済ませる。これが適当でしょう」 「やれやれ……」 父親とそっくりの疲れ切った表情で嶋田はため息をついた。 最終的に大日本帝国政府は向こうの世界とのコンタクトを決意した。 だがそれからは問題の連続であった。平成世界は、こちらの昭和世界とは全く異なる歴史を辿っていた世界であった。 このため昭和世界の存在は彼らにとって大きな混乱を齎したのだ。 「大西洋大津波だと?」 「アメリカやソ連が負けて、大日本帝国とナチスドイツが勝った?何の冗談だ?」 大日本帝国としては平成日本との二国間交渉にもっていきたかったのだが、日本政府にそんなことが出来るわけが無く このゲートは国際的な問題になった。 そして中でも過剰反応したのは……韓国政府であった。反日を国是とする彼らは、並行世界とはいえ大日本帝国という存在を 認めるはずがなかった。 「ゲートは我々の領海付近にある。管理権は我々のものだ!」 「並行世界の同胞を虐げる日帝は謝罪と賠償を行うべきだ!」 「日帝の非人道的行為を調査するために調査団を送るべきだ!」 彼らはそう声高に主張して憚らなかった。一部の人間は自重を求めたがそんな声はかき消された。 「大日本帝国の亡霊が復活しようとしているのだ! 落ち着いていられるか!!」 359. earth 2011/12/24(土) 22 58 45 338-339 を改訂したのを投下します。 そんな声は中国でも挙がった。しかし国家指導部は冷静だった。 「問題なのは大日本帝国の影響で日本が右傾化することだ。それをまず阻止しろ」 「大日本帝国は放置と?」 「相手は門の向こうだ。戦いを仕掛けるとなれば敵の本国の間近で戦うことになる。苦戦する可能性は高い」 「……」 「それに、相手がどのような思考回路を持つのか、どれほどの実力を持っているかが問題だ。それを計る必要がある」 「では?」 「ああ。韓国を唆す。米国も同じような考えだろう」 こうして韓国は米中の後押しを受けて平成日本を訪れている大日本帝国の交渉団に対して、無理難題をぶつけた。 さらに韓国艦隊がゲート周辺に遊弋して威圧し始める。一方の平成日本政府は韓国のやり方を追認するしかしなかった。 「舐めやがって!」 帝国政府関係者はいきり立ったが、嶋田は冷静だった。 「門の調査は済んでいない。超常現象に頼って戦争を行う愚は冒せない」 「では放置すると?」 この問いに辻が妖艶な笑みを浮かべて答える。 「問題ないでしょう。所詮、彼らは門の向こう側に居るのです。いくら騒ぎ立ててもこちらに影響はありません」 「しかし彼らを放置すれば門周辺の安全が」 「でしたら、こちらに来てもらって、我々の力を見てもらえば良いのです」 「ですが軍事機密の漏洩に……」 「こちらの手札をある程度見せるのも、手ですよ。どうですか、総理?」 「……良いだろう。彼らに帝国の力を存分に知ってもらおう」 360. earth 2011/12/24(土) 22 59 41 「「「………」」」 招待された平成世界の代表団は顔面蒼白の状態だった。特に大日本帝国を挑発していた韓国関係者の顔色は悪い。 彼らが居るのは原子力空母『蒼龍』。大日本帝国海軍が誇る最新鋭にして最大の原子力空母だ。 このニミッツ級に匹敵する超大型空母は、今回開かれた観艦式の旗艦を務めていた。そしてその艦上に特別に招かれた平成世界の 人間達がいた。 「これ程とは……」 アメリカ海軍関係者は、日本帝国海軍の戦力を見くびっていたことを嫌と言うほど自覚させられた。 量だけならまだ想定内といえなくともないのだが……。 「艦載機が全てステルスだと? 馬鹿な……」 「それに対艦兵器も桁違いだ。正直、彼らと戦うとなればかなりの犠牲が出るぞ」 「第7艦隊だけでは返り討ちだな」 F−22に匹敵する空母艦載機に、史実日本海軍の陸攻と同様に対艦攻撃を重視したステルス攻撃機『深山』、中国が開発している 対艦弾道弾のようなものまであるとなれば、もはや笑うしかない。 「少なくとも軍事的オプションは危険すぎる」 そんな彼らににこやかな顔で嶋田が話しかけた。 「楽しまれましたか?」 「ははは。それは勿論です。実に有意義な時間でした」 彼らの前に居るのは70歳の老人。だが昭和世界最強国家である帝国の宰相を務める男の眼光は鋭かった。 「それは良かった。何しろ、そちらは20年もの先の世界ですから、失望されるのではと危惧していましたよ」 「まさか、貴国の実力はよく判りました」 「それは有難い。『帝国』としては21世紀世界と良好な関係を持ちたいと思っていますから」 「勿論、我々もです」 21世紀世界の盟主とは言え、経済が疲弊しているアメリカに、これだけの軍備をもつ軍事大国と戦う愚は冒せない。 いや健在であっても、これほどの国家とゲート越しに殴りあうのは厳しかった。 「次は是非、そちらの世界の観艦式に招待していただきたいものです。21世紀ともなれば素晴らしい兵器があるでしょうし」 この一言に誰もが顔を引きつらせることになる。 361. earth 2011/12/24(土) 23 00 44 あとがき TSネタでは韓国艦隊だけでも撃滅したのですが……ますます地味になった(笑)。 まぁ戦争なんてしないに越したことはないですからね……。
https://w.atwiki.jp/musasino/pages/326.html
#blognavi 佐世保滞在中の最大のトピックスはアメリカ軍の空母「ニミッツ」が佐世保港に入港したこと。おりしもその直前に沖縄で米兵が中学生を暴行するというおぞましい事件が起こっていた。日米関係は緊張しているとテレビや新聞は言っていた。僕は佐世保で「ニミッツ」を見た。それは小さな灰色の街みたいに見えた。 アクチュアルな生活においては、右の思想も左の思想も、ひとを傷つけるだけだ。佐世保に暮らすひとたちにとっては、基地は生まれた時からそこにあるもの。海や、山や、空みたいに。彼女の実家やおばあちゃん家で沖縄や佐世保のニュースを見る度、僕はとても居心地の悪い思いがした。佐世保のひとの方がよっぽどリアルでタフなんだと思った。思想はどのくらい有効なんだろう? 『ちっちゃな海賊』という小説を描き始めた。山賊の次は海賊だろう、っていうノリで。だから、本当はアメリカだとか、「ニミッツ」だとか関係ない。佐世保にいる間はもっぱら子供たちとトミカで遊んでたし。 『山賊村』でとても残酷な物語を描いてしまったので、『ちっちゃな海賊』では優しい世界を描きたい。誰も死なない。誰も傷つかない。そういう物語が僕たちには必要だ。 現実がままならないのは知ってる。 もうずっと前から知ってる。 カテゴリ [2008年02月] - trackback- 2008年02月19日 22 11 55 #blognavi