約 1,720,395 件
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/22.html
千聖もう寝てるんじゃないの、とか 今会ってもしょうがないよ、とか そんな口を挟む間もなく、私は舞美ちゃんのお兄さんが運転するワンボックスカーに詰め込まれた。 仲間を思う舞美の気持ちがどうとか、絆がどうとか、舞美ちゃんがそのまま男になった感じの男の人が喋っている。 時刻は午前3時。まさか千聖の家まで3時間もかからないだろう。本気なのか、この人達は。 「私ね、やっとわかったんだ。」 私のことは着替えさせたくせに、自分はネグリジェのままの舞美ちゃんが語りだした。 「舞が今のちっさーを受け入れられないなら、それはもう仕方ないと思ってた。 仕事の時にちゃんとやってくれるならっいいかって。でもそれは違うよね。 舞ももう現実と向き合っていかないといけなかったんだ。」 やだ。何言ってるのお姉ちゃん。だって、舞は。 「私やえりが最初に気づいておくべきだった。舞がどれだけしっかりしてたって、まだたったの13歳なのに。 何もかも自分で判断させるなんておかしかった。舞がもし良くない態度でちっさーに接したら、その場で注意するべきだったんだよ。なっきーはちゃんとそうしてたのに、リーダーの私は」 「待って、舞美ちゃん。何で今そんなこというの?っていうか、今私たち何しに行くの?」 「何しにって。」 舞美ちゃんは相変わらず無表情のまま顔を近づけてきた。 「今までのこと、謝りに行くんだよ。」 「・・・・・なんで。やだよ。別に私は悪くない。」 「だって、舞泣いてたじゃない。千聖に会いたい、謝りたいって。」 ああ、それは違うんだよお姉ちゃん。あの千聖に謝りたいんじゃなくて、前の千聖にだよ。 「ちっさーは優しいし、人の思いやりがわかる子だから大丈夫だよ。私もついていってあげるから。 このままじゃ舞のためにも、ちっさーのためにもならない。そうだよ、うんそうだ。」 舞美ちゃんは完全に舞美ワールドに入ってしまって、私の声なんか聞こえてないみたいだ。何だか悲しくなってきた。 「降ろして。私があの千聖に謝ることなんて何もない。舞美ちゃんには関係ないじゃん。それにあれはなっきーが」 「舞。じゃあ何でちっさーは泣いてたの?あんなに雨ふってたのに、何で一人で帰るなんて言ったの?なっきーが全部悪いとでも言うの?」 舞美ちゃんの声はあくまで冷静だったけれど、私を見据えたまま一歩も引かない。 年上だけど、リーダーだけど、どこかで私は舞美ちゃんをなめていたのかもしれない。 でも今の射抜くような視線は、言い逃れや責任の押し付けなんて許さないような迫力がある。 「このままじゃだめなんだよ、舞。」 「降りる、降ろして。舞歩いて帰る。」 「バカなこと言わないの。できるわけないでしょ。舞、逃げないの。」 「もう、やだ何で・・・舞だって、いろいろ考えてるのに。みんなでそうやって舞を責めるんだ。」 もう悔し紛れの逆ギレしかできない。 車はどんどん加速していく。 こんな気持ちのままあの千聖に会って、何をしろっていうんだろう。 「みんな舞よりも、あの千聖を取るんだね。なっきーも、舞美ちゃんも、もう舞の味方じゃないんだ。どうでもよくなっちゃったんだ。」 「それは違うよ。みんな心配してるんだよ、舞とちっさーのこと。どうでもいい人のために、ここまでするわけないじゃないか。」 少しだけ、舞美ちゃんの表情が緩んだ。 「舞、辛いかもしれないけど聞いて。ちっさーはもうずっと今のままかもしれない。治るかもしれないし、そんなことは誰にもわからないよね? だから、舞も意地張ってないで今のちっさーを受け止めてあげてほしいんだ。」 ・・・ああ。どうしよう。もうこの件で人前で泣くのは終わりにしたかったのに。私の目の前はまた霞んできた。 「わ、わかってるもん。」 「うん。」 「あの千聖が、前と同じで舞のこと思いやってくれてることも、見ていてくれてることもわかってる。 千聖が、私にひどいことされても、私の前で泣かないようにしてたのも知ってるよ。 でも舞には前の千聖じゃなきゃだめなの。どうしても会いたいんだよ。あきらめられないの。」 「そっか、うん、わかった、ごめん。ごめんね舞。急すぎたよね。」 舞美ちゃんのぬくもりが体を包む。抱きしめられると、どうしようもなく胸が切なくなって涙が止まらなくなる。 “お兄ちゃんごめん、やっぱり行かない戻って” “ちょ、おま” どうやら引き返してくれるらしい。私の背中をさすりながら、舞美ちゃんも少し鼻を啜っていた。 「ごめんね、私暴走して。どうしても今じゃなきゃって思っちゃって。アホなリーダーでごめん。」 「ううん、ありがとう。・・・舞、昨日のことだけはちゃんとあの千聖に謝るから。 明後日レッスンあるでしょ?できたら明日、相談に乗ってほしいな。」 「うん、うん。わかった。明日起きてから、ゆっくり話そう。そうだね、ゆっくりでいいんだ。」 ありがとう、お姉ちゃん。 まだキュートは私の居場所でいいんだね。優しい腕の中で、ゆっくりと目を閉じた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/ritsuss/pages/732.html
憂鬱ww -- (名無し) 2009-09-01 22 51 00 恥じらう律ちゃん(←註:紅玉は一応、こう表記するのを標準としている。読み方は勿論“りっちゃん”ですので御安心を)は何か新鮮で、イイ……。 -- (紅玉国光) 2009-09-29 19 17 18 ところで、新入生見学会の時のメイド服とどう違うのか、執筆者の方教えて頂けませんか~? -- (紅玉国光) 2009-09-29 19 19 17
https://w.atwiki.jp/takeshimachan/pages/15.html
ここにどんどん竹島ちゃんの画像を貼っていってください。
https://w.atwiki.jp/k-onvip/pages/122.html
808 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 14 46 09.11 ID xJORalb1O マスオ「さあ今日も早く帰ろう。タラちゃんが待ってる」 律「あ、ちょっとそこのオッサン」 マスオ「ん?なんだい君たちは?」 マスオ「もしかして今はやりの親父狩りかい?」ガクブル 律「いや違うよ。実はこの子なんだけど」 澪「………」 律「でね…かくかくしかじか」 マスオ「ふむふむ…」 マスオ「えぇっ?こんな可愛い子とたった1万でハメさせてもらえてプラス5千円で中田氏までさせてもらえるのかい?」 唯「おじさん!今を逃したら2倍になっちゃうよ!」 809 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 14 48 42.06 ID xJORalb1O マスオ「うーむ…でも僕には家族が…」 律「いいんだよ!それでどうするの?」 マスオ「……実は今一万二千円しか…」 律「チッ…じゃあそれでいいよ」 マスオ「はい…じゃあ」 律「よし!金は頂いたよ!ほら、澪行ってこい」 マスオ「澪ちゃんって言うのかい?じゃあ行こうか澪ちゃん」 810 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 14 52 52.02 ID xJORalb1O 律「じゃあなー澪ー楽しんでこいよ!」 澪「あっ、ちょ…」 唯「また明日ねー」 律「よし!じゃあ私たちは飯でも食いに行くか!」 紬「賛成です」 ――――――――――――――――――― マスオ「じゃあどこでやろうか?お金ないから公衆トイレでもいいかい?」 澪「……はい…」 澪(うぅ…やだよぉ…) 811 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 14 57 24.24 ID xJORalb1O マスオ「よし、人気もないしここらへんでいいかい?澪ちゃん」 澪「……はい」 マスオ「しかし興奮するなあ!」 マスオ「人気ないから向こうのベンチでも大丈夫なんじゃないかい?」 澪「そ…そんな……それは」 マスオ「僕は金を払ったはずだよ?」 澪「うっ……わかりました」 マスオ「いやーわかってくれればいいんだよ、澪ちゃん!」 812 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 15 39 32.52 ID xJORalb1O 澪「……うっ…」グスッ マスオ「ど、どうしたんだい?澪ちゃん、いきなり泣き出したりして」 澪「……実は私…まだ…」ポロポロ マスオ「えぇっ?こんな美少女が処女だっていうのかい?」 澪「はい……だから…」 マスオ「でもねぇ…お金を返してくれるならいいんだけど」 澪「そっ…そんな……」 マスオ「返せないなら早く股開いてくれないかい?」 813 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 16 00 53.16 ID xJORalb1O 澪「…そ、そんな……やだ」ポロポロ マスオ「そんなこと言っても悪いのは君だからね。」 マスオ「一万二千円分しっかり楽しませてもらうとするよ」 マスオ「それじゃあまずはこいつを舐めてくれるかい」 澪「こ…これって…」 マスオ「そりゃ澪ちゃん、どっからどうみてもチンコじゃないか」 マスオ「ほら!早く舐めてくれよ、澪ちゃん」グイグイ 澪「うぇっ…」 澪(うぅっ…臭い…気持ち悪い…) 澪(そんなの近づけないで……) 885 :こまけぇことは良い人 ◆2IQHFwnzsc :2009/06/16(火) 22 07 50.81 ID xJORalb1O 「おい、ちょっと待ちな!オッサン」 マスオ「ん?君は誰だい?僕は今この子とお楽しみ中だよ」 「そんな子より俺と」 高和「や ら な い か ?」 マスオ「きっ君は誰だい?いきなりツナギのホックをおろし始めて正気なのかい?!」 高和「ああ俺はいつだって本気さ」 高和「さああのトイレの中で楽しもうぜ」 マスオ「ちょやめ、おい助けてお巡りさーん」 ビャァウマイー 澪「た、助かった…」 澪「それにしてもあの男の人…かっこよかったなぁ…」
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/120.html
そこは真っ暗だったけれど、とても暖かくて、甘いお菓子みたいな匂いがただよっていた。 私は一人ぼっちでうずくまっていた。不思議と寂しくはない。 柔らかい綿みたいなものに包まれながら、ウトウト目を閉じたり開いたりしてまどろんでいた。 どこだろう、ここ。 長い時間ここにいたような気もするし、さっき来たばっかりのような気もする。時間の感覚がよくわからない。 たしか私、舞ちゃんと喧嘩してたんじゃなかったっけ?その後舞美ちゃんとふざけっこしてて・・・・ 「・・・眠い・・・・」 いろいろ考えようとしても、頭がボーッとしてうまくいかない。 体に力が入らない。 私、もしかして死んじゃうの? 嫌だ、まだやりたいこといっぱいあるのに。 キュートでいっぱい活動して、学校の友達といっぱい遊んで、パパやママや妹弟たちとももっとたくさんの時間を過ごしたいのに。 フラフラする体を無理矢理起こすと、なんと私の目の前に私がいた。 「うわっ。」 完全に真っ暗な空間だったのに、私の姿だけはなぜか見えた。 「ねえ、あのさ、千聖だよね?ていうか私も千聖なんだけど」 とりあえず話しかけてみるけれど、私はにっこり笑ってるだけで、何にも言わない。 よく見てみると、今私が見ている私は、私自身とは少し違うような気がした。 私、こんな大人っぽい顔してたかな?服も、私じゃ絶対選ばないようなお嬢様っぽいスカートなんて履いてるし。 「ねえ、」 もう一度話しかけようとしたら、目の前の私はいきなり手を伸ばして私を抱きしめてきた。 私はどうしていいのかわからなくて、とりあえず私を抱き返してみた。 その瞬間、2人の体が、ピッタリと一つにつながったような気がした。 「あぁ・・・・」 唇から大きなため息があふれ出た。 頭の中に、たくさんの映像が流れ込んでくる。 私の手を抱いて、みんなの輪の中に引き入れてくれる愛理。 私と一緒に、笑いながらグラウンドを走る舞美ちゃん。 私の名前を叫びながら、傘もささずに夜の街を駆けるなっきぃ。 目に涙をいっぱいためながら、どこにも行かないでと私を引き止める栞ちゃん。 暗い部屋の中で、黄色いリボンで指をつないだまま、私と寄り添っている舞ちゃん。 どんなシーンでも、優しい顔で私を後ろから見守ってくれているえりかちゃん。 桃ちゃん、りーちゃん、ベリーズのみんな、パパ、ママ、妹に弟。みんなが私に向かって笑いかけている。 長い長い映画を観ているような感覚だった。 なぜだかわからないけれど、すごく胸が痛くて、私はボロボロと涙をこぼしていた。 みんなに会いたくてしかたがなかった。早くここを飛び出したくてたまらない。 「みんなのとこ、戻らなきゃ。」 私がそういうと、もう一人の私は、肩越しにしっかりとうなずいた。 暗闇の中でぼんやりと光っていた目の前の私の体が、だんだんとさらに強い光を放っていく。 「まぶしっ・・・・」 目を開けていられない。 私は光の洪水の中で、しばらくの間きつく目を閉じていた。 たくさんの人の気配で目が覚めた。 ちょっと黄ばんだ天井。薬くさい空間。 レッスンで使うスタジオの、医務室のベッドに私は寝ていた。 右手が熱を持ったようにジンジン痛い。強い力で握り締められているみたいだった。 「茉麻ちゃん・・・?」 舌が引きつれてうまく喋れなかったけれど、私の声を聞いた茉麻ちゃんは、うつむいていた顔をガバッと上げた。 大きな丸い目が、裂けちゃいそうなぐらい大きく見開かれている。 「手、痛いよ茉麻ちゃん・・・・」 「千聖・・・・!」 茉麻ちゃんの顔が歪んで、私のほっぺたに涙が落ちた。 「千聖、千聖!ごめんね、私のせいで」 茉麻ちゃんは放っておいたら土下座でもしそうな勢いだった。何が何だかよくわからなかったけど、私はあわてて「私、大丈夫だよ。」と背中をさすった。 「・・・ちっさー」 今度は後ろから名前を呼ばれた。 振り返ると、至近距離に舞美ちゃんの顔。まるでお化けでも見るような顔で、私を見つめている。 よく見たら、狭い部屋の中にたくさんの人が集まっていた。 キュートのみんなだけじゃなくて、ベリーズも。マネージャーさんやスタッフさんも端っこの方にいた。 「えっ、これ何っ・・・私、どうしたの?何かあった?」 「千聖・・・喋り方」 「え?何か変?ごめんわかんないけど」 「元に戻ったんだ・・・・・」 めったに泣かない愛理が表情を崩したのを合図にしたように、キュートもベリーズも、皆が泣き出してしまった。あのももちゃんまで。 「え・・・ええっ・・・・!ちょ、ちょっと、やだなあ。舞美ちゃん?えりかちゃん?アハハ、やめてよぅ」 ドッキリでもしかけられてるのかと思って笑いかけるけれど、誰も「なんちゃって!冗談冗談ー♪」と言ってくれない。 りーちゃんや栞ちゃんなんて、吐いちゃうんじゃないかってぐらいヒーヒー言いながら泣いている。 「っ痛・・・・!」 何気なくおでこに手をやると、包帯が巻かれていた。右のほっぺたも湿布で覆われている。 なんだろう、この感じ。前にもこういうことがあったような気がする。 「あ、あのごめん、私なんで怪我してるの?」 キュートのみんなはもうまともに喋れるような感じじゃなかったから、どうにか話を聞いてもらえそうなキャプテンと雅ちゃんに声をかけてみた。 「・・・覚えてないの?千聖今、階段から滑って落ちちゃったんだよ。」 「それで、キャラが変わ・・・違う、元に戻って・・・・・でも良かった、本当に」 2人はそこで声を詰まらせて、また泣いてしまった。 「キャラって・・・」 いったい何のことを言ってるのかわからない。 階段から落っこちたっていうのは、多分舞美ちゃんとくすぐり合いっこしてたからだと思うけど。 でもそれなら何でベリーズの皆がいるんだろう?ていうか、そもそも何でみんなこんなに泣いてるんだろう。 「ねえ、みんなそんなに泣かないでよー・・・」 私は何だか悲しくなってきて、つられて泣き出してしまいそうになった。 「・・・・・・・・・・・・・千聖。」 その時、泣き続けるみんなをうまく避けながら、舞ちゃんが私のところに近づいてきた。 「あっ舞ちゃん。ねーこれっ何で・・・・」 質問しようとした私の唇を、舞ちゃんの手が覆った。 ひんやり冷たい手が、ほっぺたを辿って鼻、まつげ、髪の毛に触れた。 どうしてだろう。 こうやって舞ちゃんが私の顔に触れるのは、初めてじゃない気がする。 “くすぐったいわ、舞さん” 頭の中に、そんな不思議な声が聞こえた。 「ちさと・・・・ちさと・・・・」 舞ちゃんは私の名前を何度も呼んで、細い腕で私を抱きしめた。 「舞ちゃぁん・・・」 壊れやすいガラス細工を扱うように、とても優しく包まれて、私もついに泣き出してしまった。 どうしてなのかわからないけれど、胸が締め付けられるようにズキズキ痛んだ。 思いっきり泣いてみんな落ち着いた頃、舞美ちゃんからいろいろ教えてもらった。 それによると、私は3週間ぐらい前にも階段から落ちて、頭を打ったらしい。 「舞美ちゃんとふざけてて、落ちた?」 「それは3週間前。・・・ちっさー、今日何日だかわかる?」 私が答えると、みんなが落胆のため息をついた。どうやら3週間分の記憶がすっぽり抜けているらしい。 「本当に覚えてないの?」 「うーん・・・」 何かが引っかかっているけれど、思い出すことができない。 「ちっさー、お嬢様になってたんだよ。」 ――お嬢様。 その単語を耳にした途端、私の心臓がドクンと波打った。 すっかり忘れかけていた、さっきの夢のことを急に思い出した。 もう一人の私が見せてくれたあの光景が、頭をいっぱいに満たしていく。 「千聖?大丈夫?」 思わずこめかみを押さえてキツく目をつむる。 「思い・・・・出した、かも」 「ええっ!」 「まだ全然、ざっとだけど。自分がお嬢様キャラとか全然わかんないし。」 それでもみんなにとっては嬉しい報告だったらしく、安心したようなおだやかに笑ってくれた。 「お帰り、千聖。」 困ったようないつもの笑顔で、愛理が手を差し出した。 「ただいま。」 握った愛理の手は、何だかいつもより暖かくて頼もしかった。 その後。 キュートのみんなは元に戻った(らしい)私をすぐに受け入れてくれて、いつも通りのキュートになった。 舞ちゃんは最初すごく優しくしてくれたけど、今はもうすっかりもとどおりになった。私とつまんない喧嘩をしながら毎日キャーキャー騒いでる。 パパやママなんて、3週間の間いい子だった私と今の私を比べて、「また部屋汚くして!勉強は?お嬢様千聖を見習いなさい!」なんて言ってくる。 明日菜は「キモかった」「変だった」を連発した後、「おかえりなさい。」と呟いた。可愛い奴め。 結局私は、全ての記憶を取り戻すことはできなかった。 あの時夢で見たみたいに、ダイジェストみたいな形で、大まかな出来事は思い出せる。でも細かいことや、自分がお嬢様言葉で喋っていたり、可愛い服装をしていたことなんかは実感がない。 そういわれればそう・・・なのかな?という程度。 「ちっさー、本当に可愛かったんだよ。」なんて時々栞ちゃんが私をからかう。みんなは真顔でうなずいたりする。 「やめてよ恥ずかしいよ」 照れ隠しに変顔やったりしてごまかすけれど、お嬢様の話をされると、なぜかいつも胸の奥が甘くざわめく。 「まだここに、お嬢様の千聖はいるのかな。いたら面白いなあ。おーい。ごきげんよう。」 独り言をつぶやいて、胸をノックしてみても、当然何の反応も返ってこない。 それはみんなが知ってて、私だけが知らない、ひと夏の不思議な出来事だった。 戻る TOP コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/113.html
“舞ちゃん、もうちょっと千聖のこと優しく扱ってあげたら。” 前にそう言っていたのはなっきぃだったっけ。それともえりかちゃんかな。 私は昔から、千聖をどこかに連れて行くとき、手首や肩を掴んで引っ張る癖があった。 千聖も特に何も言わなかったから、指摘されるまで気づかなかった。 あんまりお行儀のいい行動じゃないから控えるようにはしていたけれど、気をつけていないとついやってしまうみたいだ。 そう、今みたいに。 「舞・・・・さん」 千聖の苦しそうな声で、はっと我に返った。 顔をあげると、痛みに耐えるような表情の千聖と目が合う。 私は力いっぱい千聖の両腕を握り締めていたみたいだ。 「ごめん・・・」 謝って力は緩めるけれど、千聖の体から手を離すのは嫌だった。 触れたままの千聖の二の腕が、熱を持っているのが伝わる。 私の手もズキズキ痛んでいるぐらいだから、千聖はもっと痛かっただろう。 「舞ちゃん・・・ちっさー痛そうだよ。放してあげて。」 栞菜がそっと私の手に手を重ねる。 「もう、今のちっさーを受け入れようよ、舞ちゃん。 ちっさーはね、大好きな舞ちゃんが自分のせいで傷つくからって、キュートをやめようかって私に相談してきたんだよ。」 「栞菜、その話は」 「ううん、言わせて。・・・・・舞ちゃんは、そんなこと望んでないよね?でも、今のままじゃちっさーは舞ちゃんのためにいなくなっちゃうかもしれない。 私は嫌だよ。めぐがやめちゃって、ずっと7人で頑張ってきたのに。もう大好きな人がいなくなるのはやなの。舞ちゃんも、ちっさーも、みんなでずっと一緒にこれからも頑張っていきたいのに。」 最後の方はもう悲鳴のような声になっていたけど、栞菜は私から目を逸らさずに思いをぶつけてきた。 でも、私の耳にはその言葉が半分も入っては来なかった。もっと大きすぎる衝撃で、頭が真っ白になってしまっていたから。 千聖が、キュートを? 辞める? 私が責めたから? 「わ・・・・私は・・・・」 違う。 私はそんなことを望んでいたんじゃない。 でも、私のせいで、千聖は 「舞美、・・・・何がどうなってるの?千聖が辞めるって、どうして?お願い、ちゃんと説明して。」 背後でキャプテンの声が聞こえた瞬間、私の心は現実に戻った。 「千聖がやめることなんてない。」 自分のものとは思えない、低い声が口を飛び出した。 栞菜の手も千聖も振り解いて、ドアの方に向かって歩く。 「舞ちゃん!」 「・・・・しばらく一人にして。その間に、みんなに千聖のこと話して。」 不思議な感覚だった。体全部が心臓になったみたいにドクドクしているのに、頭は冷え切っている。 「・・・・・千聖がやめるぐらいなら、私がいなくなるから。」 吐き捨てるような口調でそう言い残して、早足で去っていく。 誰も追いかけてこない。たまたま目にした衣裳部屋に入って、隅っこで膝を抱えてうつむいた。 私は、何をやっていたんだろう。 まったく自覚のない涙が、ポツリと一滴膝に落ちた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/3442.html
461 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 23 37 25 ID ??? なぁ、コンベとかでは普通のPLなのに、鳥取では困ったちゃんになる奴はどう扱えばいいんだろうな 最初は悪ノリが受けての困プレイだったのが、最近は困プレイをすることが目的みたいになってて、 シナリオ解決に非協力的だったり悪人プレイを1人でやって、回りが賛同しないと文句言うんだ コンセンサスが取れてないだけで、そこまで困ったちゃんじゃないのかな・・・ 463 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 23 52 16 ID ??? 461 家庭内暴力の餓鬼と一緒でお前らに甘えてるだけ 一度ガツンと張り倒せば目がさめるよ 464 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 23 56 59 ID ??? 461 身内に甘えて好き勝手やりたいだけなのだろうな。 最初の受けが良かったのを勘違いしている可能性もあるし、 とりあえず、面と向かって忠告するのが一番だろう。普通に戻る可能性もある。 465 名前:461[sage] 投稿日:2008/06/14(土) 23 59 33 ID ??? ありがとう 一応今までも軽い注意くらいはずっとしてたんだけど、改善されないのと、 まぁ、回りがうまくフォローしてたから何とかギリギリ回ってたんだよね 一度、吊し上げにならない程度に、強めに注意してみるよ スレ184
https://w.atwiki.jp/ritsuss/pages/557.html
はいはい変態乙wwwww -- (名無しさん) 2009-07-31 20 43 13 律ちゃんが着るとやっぱり“でこロリ”……ドゲシッ!!(紅玉、全FANの脳内で二段たんこぶ確定) -- (紅玉国光) 2009-09-29 19 21 50
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/98.html
遠ざかるちっさーの背中を見送るなっきぃは、また落ち込んだ表情に戻ってしまった。 「何かごめんね。茉麻ちゃんも、友理奈ちゃんも。」 「あ、ううん全然。」 沈黙が訪れた。 なっきぃが涙目になってしまっていることに気がついて、私も熊井ちゃんも声をかけようがなくなってしまったのだった。 「私、千聖のために何にもできない。悔しい。」 なっきぃはキュートのまとめ役みたいなところがあるから、すごく責任を感じてしまっているみたいだ。 「なっきぃ、・・・千聖のこと、どうしてもうちらには話せないかな?」 思い切ってそう切り出してみると、なっきぃは明らかに動揺した表情で、瞳を揺らした。 「千聖のことも心配だけど、何だかまぁはなっきぃのことも心配だよ。 話して楽になるなら、そうしたほうがいいと思う。 ベリーズじゃ、力になれない?」 「そうだよ、なかさきちゃんが元気なくなるとつまんないよ。」 私たちはグループこそ違うけれど、同じキッズ出身の仲間で。 その大切な仲間達が何か抱え込んでいるなら、一緒に悩んで解決したいと思うのは自然なことだった。 しばらく考え込んだ後、なっきぃは険しい表情のまま、私と熊井ちゃんの顔を見比べた。 「ありがとう。・・・・・・・・・みぃたんに相談してみる。一緒に来てくれる?」 「みぃたん。」 みんながいる部屋に着くと、なっきぃはちぃと喋っていた舞美ちゃんを端っこに連れ出して、ぼそぼそと話しを始めた。 ところどころで舞美ちゃんが「えぇっ!何で」とか「でも・・・待って」とか結構な大きさの声で叫ぶから、だんだんとみんなの視線は2人の方へと集まっていった。 「茉麻、なっきぃと舞美ちゃん誰の話してるかわかる?」 私がなっきぃと一緒に帰ってきたからだろう、舞ちゃんがとても強張った顔をして、おそるおそる話しかけてきた。 誰の、と言っている時点で大方話の予想はついているのかな。 それでも私は千聖のために、今は知らないふりをしておくことにした。 「わかんない。ちょっと深刻そうな顔してるね。」 「ねぇ~まぁ。千聖どこにいったか知らない?」 今度は梨沙子と愛理だ。 「戻ってこないの。ケータイはおきっぱなしだし、ももと一緒にいるのかな?もものも電源入ってないんだ。」 あんまり不安そうな顔をするから、私はそれで、梨沙子がすでに千聖の件について何か知ってるということを悟ってしまった。 「千聖はもものところだよー。大丈夫だよ梨沙子。」 熊井ちゃんがそう答えると、梨沙子はほっとした顔になった。 「そっか、ももならいいんだよね、愛理?もう知ってるし」 「ちょっと梨沙子!シーッ」 「あばばばば」 普段はおっとりマイペースなくせに、熊井ちゃんはこういうのは聞き逃さない。 「なーに?ももと梨沙子は千聖のあの変な喋り方のこと知ってるの?」 「えっ・・・!」 「熊井ちゃん待って、その話は」 あわてて止めたけど、少し遅かったみたいだ。 依然話し合いを続けるなっきぃと舞美ちゃん以外の、キュートメンバー全員の視線がこっちに向けられた。 何も言わない。 どう切り出したらいいのかわからないんだろう、みんな黙って私と熊井ちゃんを見ている。 「・・・・・ねー!!!もう!!!なんなの今日!!!みんな内緒ばっかり!」 その時、空気が不穏になってきていた楽屋に、思いっきりテーブルを叩く音が響き渡った。 今日の不機嫌MVP、千奈美の爆弾が落ちた。 戻る TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7586.html
28 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/14(火) 23 59 17.48 ID sauKGDhO0 愚痴向けかもしれんがこっちに投下 オンセなんだが、自分が気に入らないことがあると「2ちゃんでは~」って言い出すやつが居るんだ しかもURLまでご丁寧に貼り付けてくれやがる 問題はその後に貼られたURL先を見て、2ちゃんのgdgdがセッションに持ち込まれること 「都合のいいとこだけ貼ってるけど反論も出てますよね?」 「多数の意見は僕の紹介したものですから(キリ」 「2ちゃんで多数意見だからって正しいわけじゃないだろ」 「じゃあ、書き込んでみると良い」 こんな感じ 話にならんので追い出してやったんだが、どっかで暈して晒してるらしい まじうぜえ 29 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 00 03 55.61 ID lRpIGbyq0 もっと具体的な内容を見たいな 30 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 00 16 09.30 ID 3N0qBO0wI 2ちゃんを根拠に口プロとか、そんなの本当にいるんだなぁ・・・ 31 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 00 35 26.95 ID 8ezleuJp0 28報告乙 もう追い出したなら、実害も無いだろうし、 暈して晒しているなら、このスレが第一候補だろうw 29の言うとおり、"気に入らないこと"の詳細クレクレ 33 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 09 47 01.41 ID 07Xgs3EyO 28乙。 「それ俺の書き込み。お前がそういうこと言いそうだから質問したの」と言ったらどんな顔するんだろうな 34 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 10 09 23.77 ID tM1v4en30 ルールの話なら「このセッション中はGMの判断が優先」だし そうでなくても鳥取と2chの多数意見が一致する必要もないし 色々と残念だな 35 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 10 11 35.84 ID HJb7tU+w0 28 そもそもの「僕の紹介した多数の意見」とやらが本人の自演によるもの、という可能性は無いんだな?(笑) 36 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 10 22 07.50 ID v5jKyS7U0 35 卓ゲ板はID出ないからふつーにあるだろw 自演くんいるし。 41 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 12 30 29.17 ID 1QCY8s8k0 丸パクリ居るな周囲に。 マスタリングのテクニックみたいな話を2ちゃんから持ってきて、 「このくらいのテクニックは当然」って顔するのが。 それを2ちゃんに書き込んだ本人がお前の目の前にいるって言ってやりたくなった。 42 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2012/08/15(水) 13 25 47.29 ID ntZcwLzUO パクリを堂々と持論みたいに語って「だからお前らも俺に従ってそうしろ」みたいなのには正直ヘドが出るわ ところで 2のジャームっぽい支部長キャラみたいなのを近所のコンベで見かけた気がするんだがw スレ336