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第183回vip複合トーナメント結果 予選 予選組み合わせ(01vs02、03vs04、、、と1分30秒で対局) 勝者○→最強トナメ、敗者●→ツンデレ杯へ 01 teramoes ○ 02 yuuiti35 ● 03 kamenegi ○ 04 とろろ ● 05 明日香 ○ 06 ijyu ● 07 ムキオ ● 08 gachapin ○ 09 kanaria ● 10 mexaia ○ 11 てっちw ○ 12 `ェ´)ピャー ● 13 Mobius ■ 14 houkei □ 15 qazw ● 16 三沢 ○ 最強トーナメント ┌── ┏┓ ┃┃┌─ teramoes ┃┗┓ ┃ ┗━ mexaia ┌━┛★ │ │ ┌─ kamenegi │ │┏┓ │ │┃┗━ てっちw │ └┛ │ └── ─┓★ ┃ ┌── ┃ ┏┓ ┃ ┃┃┏━ 明日香 ┃ ┃┗┛ ┃ ┃ └─ 不在 ┗━┛★ │ ┏━ gachapin │┏┛ │┃└─ 三沢 └┛ └── ツンデレ杯 ツンデレ杯(負け進み、15分60秒、★棋譜保存) ┌── ┌┓ │┃┏━ yuuiti35 │┗┛ │ └─ kanaria ┏─┓★ ┃ ┃ ┏━ とろろ ┃ ┃┏┛ ┃ ┃┃└─ `ェ´)ピャー ┃ ┗┛ ┃ └── ─┛★ │ ┌── │ ┏┓ │ ┃┃┌─ ijyu │ ┃┗┓ │ ┃ ┗━ Mobius └━┛★ │ ┌─ ムキオ │┏┓ │┃┗━ qazw └┛ └── 最強トーナメント決勝棋譜 最強トーナメント準決勝棋譜 ツンデレ杯決敗戦棋譜 ツンデレ杯準決敗戦棋譜
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解説 比那名居天子ばかり10キャラが、真の有頂天を決めるために戦う大会。 トーナメント方式で、負けたらそれまでのシンプルなルールである。 よく見かけるからあまり見ないのまで、さまざまな天子が楽しめるだろう。 登場人物 + ... 比那名居天子(gu氏) レイ風天子(卵寒天氏) オロチ天子(Lates氏) 天子A(Sekt氏) 天子K(Kohaku氏) MM天子(夫氏) 天子_L(ZLC32氏) てんこ(厨忍氏) 天子さん(suigin氏) 天子さんEX(suigin氏+hkwhkw06氏) 関連大会 25人天子ちゃん大集合大会 コメント もう少し人数が増えたら、こういうトーナメントは面白そうだな -- 名無しさん (2010-04-03 22 07 37) てんこかわいいよてんこ -- 名無しさん (2010-04-03 22 17 05) 比那名居天子ばかり系大会がまた始まったけどgu氏作天子がいるので凶以下と狂以上に分けて開催している。 -- 名無しさん (2013-04-17 00 24 11) 名前 コメント マイリスト
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第74回vip複合トーナメント結果 予選 予選組み合わせ(01vs02、03vs04、、、と1分30秒で対局) 予選勝者○→最強トーナメント、予選敗者●→ツンデレ杯へ進みます 01 test ● 02 viprow ○ 03 none ● 04 yamuch ○ 05 日向 ● 06 taroimo ○ 07 もなか@ ○ 08 teramoes ● 09 kure □ 10 scal ■ 11 てぇおじちゃn ● 12 くさーの ○ 13 RAVIP ○ 14 pika ● 15 バケツリス ○ 16 SAMEO ● 最強トーナメント ○最強トーナメント(1回戦☆のみ金曜日、勝ち進み、15分60秒、棋譜保存★) 控え室: ttp //chat3.whocares.jp/chat/cr.jsp?rn=room1 ┌── ┌┓ │┃┏━ viprow ☆ │┗┛ │ └─ kure ☆ ┌━┓★ │ ┃ ┌─ yamuch ☆ │ ┃┏┓ │ ┃┃┗━ くさーの ☆ │ ┗┛ │ └── ━┓★ ┃ ┌── ┃ ┌┓ ┃ │┃┏━ taroimo ☆ ┃ │┗┛ ┃ │ └─ RAVIP ☆ ┗━┓★ ┃ ┏━ もなか@ ☆ ┃┏┛ ┃┃└─ バケツリス ☆ ┗┛ └── ツンデレ杯 ○ツンデレ杯(全て金曜日、負け進み、15分60秒、棋譜保存★) 控え室: ttp //chat3.whocares.jp/chat/cr.jsp?rn=room1 ┌── ┌┓ │┃┏━ test │┗┛ │ └─ scal ┌━┓★ │ ┃ ┌─ none │ ┃┏┓ │ ┃┃┗━ てぇおじちゃn │ ┗┛ │ └── ━┓★ 決敗戦も、棋譜保存 122をお願いします。 ┃ ┌── ┃ ┌┓ ┃ │┃┌─ 日向 ┃ │┗┓ ┃ │ ┗━ pika ┗━┓★ ┃ ┌─ teramoes ┃┏┓ ┃┃┗━ SAMEO ┗┛ └── 最強トーナメント決勝棋譜 最強トーナメント準決勝棋譜 ツンデレ杯決敗戦棋譜 先手:* SAMEO 後手:**theojich ▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲2六歩 △4二銀 ▲5八金右 △6二銀 ▲6七金 △3三銀 ▲2五歩 △5四歩 ▲6八玉 △5三銀 ▲7八玉 △7四歩 ▲8八玉 △5五歩 ▲7八銀 △5四銀 ▲3八銀 △6四歩 ▲2七銀 △1四歩 ▲1六歩 △3二金 ▲2六銀 △3一角 ▲3六歩 △6五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲5五角 △9二飛 ▲4六角 △6六歩 ▲7七金 △5二飛 ▲5八飛 △5三角 ▲3五歩 △同 歩 ▲9一角成 △3六歩 ▲5六香 △5四歩 ▲8一馬 △7五歩 ▲4五桂 △4二角 ▲3三桂成 △同 角 ▲7五歩 △5五歩 ▲6三馬 △5六歩 ▲同 歩 △6二香 ▲5二馬 △同 金 ▲5五歩 △5六角 ▲5七飛打 △5五角 ▲5四銀 △7八角成 ▲同金上 △5四銀 ▲7四角 △6五銀打 ▲8三角成 △5六銀打 ▲同 飛 △同 銀 ▲同 飛 △6七歩成 ▲同金上 △同香成 ▲7八銀 △7七成香 ▲同 桂 △同角成 ▲同 銀 △6五銀 ▲7三馬 △4一玉 ▲5三歩 △7六桂 ▲7八玉 △5六銀 ▲5二歩成 △同 玉 ▲7六銀 △6六桂 ▲6八玉 △6七金 ▲5九玉 △5八金打 まで100手で後手の勝ち ツンデレ杯準決敗戦棋譜 先手:* pika7053 後手:* SAMEO ▲5六歩 △3四歩 ▲5八飛 △5二金右 ▲5五歩 △4四歩 ▲7六歩 △4三金 ▲6八銀 △3三角 ▲5七銀 △4二玉 ▲5六銀 △6二銀 ▲6五銀 △3二玉 ▲7七角 △2二玉 ▲5四歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 金 ▲同 飛 △5三歩 ▲5八飛 △3二銀 ▲4八玉 △7四歩 ▲3八玉 △5二金 ▲2八玉 △8四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲3八銀 △8五歩 ▲5九金左 △7三銀 ▲4六歩 △4三銀打 ▲6六歩 △6二飛 ▲8八飛 △8二飛 ▲4八金左 △5四歩 ▲4七金 △6四銀 ▲6七金 △7二飛 ▲8六歩 △7五歩 ▲8五歩 △7六歩 ▲5九角 △7五銀 ▲8四歩 △8二歩 ▲8三歩成 △同 歩 ▲同飛成 △6二金 ▲8一龍 △7四飛 ▲8三龍 △8四飛 ▲同 龍 △同 銀 ▲8五歩 △7三銀 ▲6五桂 △6四銀 ▲8二飛 △7二飛 ▲8一飛成 △6五銀 ▲同 歩 △5五桂 ▲5七金左 △4七桂成 ▲同 金 △8八歩 ▲8六角 △8九歩成 ▲3一角成 △1二玉 ▲1五歩 △同 歩 ▲1四歩 △2二角 ▲同 馬 △同 玉 ▲2五桂 △1二金 ▲3一角 まで95手で先手の勝ち 先手:**theojich 後手:* test ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △8五歩 ▲7七銀 △7二銀 ▲4八銀 △3二金 ▲7八金 △3四歩 ▲3六歩 △4二銀 ▲5六歩 △3三銀 ▲5七銀 △3一角 ▲4六歩 △7四歩 ▲4五歩 △7三桂 ▲4六銀 △5四歩 ▲6六歩 △6四歩 ▲5八金 △6三銀 ▲6七金右 △4二角 ▲3八飛 △1四歩 ▲7九角 △9四歩 ▲9六歩 △6二金 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 銀 △4一玉 ▲3四歩 △2二銀 ▲2六歩 △5三金 ▲2五歩 △1三銀 ▲1六歩 △2二銀 ▲2八飛 △5一玉 ▲6八角 △6一玉 ▲6九玉 △7一玉 ▲2四歩 △同 歩 ▲3七桂 △3六歩 ▲2四銀 △3七歩成 ▲2六飛 △4七と ▲2七飛 △5七桂 ▲7九玉 △5八と ▲5七角 △同 と ▲同 金 △6五歩 ▲2三歩 △3一銀 ▲3五銀 △3八角 ▲2八飛 △4九角成 ▲2四桂 △2三金 ▲3三歩成 △同 桂 ▲3二歩 △2七歩 ▲2九飛 △3八馬 ▲6九飛 △4五桂 ▲6七金寄 △2二銀 ▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 △同 香 ▲1二桂成 △3三銀 ▲8八玉 △1八香成 ▲2一成桂 △3七馬 ▲3一歩成 △3六馬 ▲3四歩 △6九馬 ▲3三歩成 △同 角 ▲3四銀打 △同 金 ▲同 銀 △1五角 ▲4一と △3八飛 ▲6八金引 △5九馬 ▲2五金 △3七角成 ▲5一と △4八飛成 ▲3五金 △5七桂成 ▲9八香 △6八成桂 ▲同 金 △6六歩 ▲4五桂 △6七歩成 ▲8六歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 飛 ▲9七玉 △8七金 まで128手で後手の勝ち
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トーナメントの上の方がホストとなります。 ☆はクライアント専門の方になります。 ※変換できない記号がある場合はその記号を省略しています ※チーム名が長すぎる場合は省略させていただいています。 相手の詳細は下記URLより確認をお願いします。 第七回東方非萃劇 心綺楼エントリー一覧 http //www48.atwiki.jp/th123event/pages/60.html #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (心綺楼トーナメント4.png) .
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友情 友情ってなんだ? ためらわないことさ!(破滅のブラストスクリーム!!) 解説 今回もうp主が何かしら共通してると思う キャラでタッグを組ませた大会。 属性タッグなのですが、かなり選考基準が緩いのでそういう基準に厳しい人は注意が必要です。 タッグでの強さが同じくらいになるように 色々調整済み。 2015年長期に亘り開催されてきた予選が終了、そのPart数だけでもなんと302Part。これはMUGEN大会の中でもトップクラスである。 だがこれだけ長期大会でも飽きずに見られるのは嬉しい所である。 そして満をもって開催された決勝トーナメントでは負けてもそこで終わらず順位が決まるまで戦うことができる。 早い話回戦ごとに負ければ事実上負け側トーナメントに進むという風変わりなダブルチルノシステムを取り入れている。 その為応援タッグの試合を順位が決まるまで見続けることができるのは視聴者にとっても嬉しい限りである。 2015年5月1日に無事完走。総Part数350にして開催期間2年半。現状完走大会ではMUGEN大会史上最大規模のタッグ大会となった。 調整 LIFEは初期値より+300、POWERは基本MAX5ゲージ(一部例外あり)。 AI、ATK、DEFなどいろいろと調整あり。 予選ルール 3ラウンド制2ラウンド先取で勝利です。 256タッグを1ブロック8タッグの32ブロックに分けて予選リーグを行いポイントを取り合います。 ブロック分けは数が多いので抽選王様の采配で決定します。 今回は32タッグのリクエスト枠(うち16タッグはうp主がリクエスト)を設けて4ブロックを追加。 決勝進出条件 各ブロックの獲得ポイントの一番高いタッグが進出(32枠) 各ブロック2位以下の順位ごとにトーナメントを行い勝ち抜いた上位4タッグが進出(28枠) 例(1~32ブロックのポイント順位ごとに集まりトーナメント) リクエスト枠 予選終了時までリクエストタッグを募集してその16タッグで2ブロックを作り、各ブロックの勝ち抜いた上位1タッグが進出(2枠)。 さらにうp主がリクエストした16タッグで2ブロックを作り、各ブロックの勝ち抜いた上位1タッグが進出(2枠)。 ちなみに1位になれなくても敗者復活2位枠と対戦し、勝てば進出できる(但しポイントは少な目)。 ポイント取得方法 ポイント取得には様々な方法があります。 生存ポイント=ラウンド終了時に生存している人数×1P。 友情ボーナスポイント=ラウンド終了時に仲良く二人共生き残っている場合、ボーナスとして友情ポイント+1P 勝利ボーナスポイント=2ラウンド勝利し試合に勝つと勝利ボーナスとして+1P。 ストレートボーナスポイント=1ラウンドも落とさずストレートで勝利すると+1P。 試合に負けてもポイントを獲得している場合はポイントを取得できます。 特別ルール 俺の屍を超えてゆけ この特殊ルールは 味方が自爆や味方殺しの攻撃でKOされた場合に限り そのラウンドで勝利すれば生存扱いになります。 決勝ルール 3ラウンド制2ラウンド先取で勝利です。 予選勝ち抜き、敗者復活の合計64タッグで勝ち抜きのトーナメント戦を行います。 トーナメント配置は抽選王様で配置決定します。 予選リーグの獲得ポイントによる成長システムあり。 決勝進出までに取得したボーナスポイントでステータスアップ(敗者復活トーナメントで取得した分も加算されます)。 成長システム 決勝進出までに取得したボーナスポイントでステータスアップ(敗者復活トーナメントで取得した分も加算されます)。 ATK=友情ボーナス×2 DEF=ストレートボーナス×3 LIFE=勝利ボーナス×50 順位決定システム 決勝トーナメントでは一巡終了後に敗者による順位決定戦が行われる。 1回戦終了後=64~33位決定戦 2回戦終了後=32~17位決定戦 3回戦終了後=16~9位決定戦 準々決勝終了後=8~5位決定戦 準決勝終了後=4~3位決定戦 最後まで負けずに勝ち抜いたタッグが優勝となる。 出場選手 + 計32ブロック 1ブロック 紅蓮団 ヨーコ ネームレス 魔界 エトナ 魔界大帝フェルナンデス オーバーソウル レイレイ 道潤 猫 白レン シャンプー 花札 梅喧 牙神幻十郎 人工少女 ヴァイス クーラ・ダイアモンド カエルの従者とお姫様 ロザリンド プリンセス・シシー ワーウルフハンター バレッタ アンナ 2ブロック 腐ってやがる 小牟 鈴木ぼたん 夢魔 モリレン リリス 黒だよ真っ黒 ブラックライヤ K 浮遊系幼女 ゼノン・ゼシフィード アンジェリア・アヴァロン 不老 シエル エルザ・ラ・コンティ 救世主 ゼロ(ロックマン) ケンシロウ 冷たい妹 リムルル 美坂栞 ダンス万能説 真崎杏子 結城綾子 3ブロック 玄武 玄武の翁 藤堂晴香 老兵 不律 クリフ=アンダーソン 兇眼 両儀式 塞 覆面レスラー キン肉マン グリフォンマスク キャプテン キャプテンコマンドー キャプテン・アトランティス ギャング ジョルノ・ジョバァーナ アクセル=ロウ NINJA ガルフォード チップ・ザナフ 古武術 草薙柴舟 藤堂竜白 4ブロック 門番 紅美鈴 ペットショップ アステカ ペペ タムタム 拳系 先代巫女 青山桃子 早乙女 早乙女らんま 早乙女乱馬 水 レン邪 水邪 雨 ルーティ・カトレット ブラックモア 大和撫子 小和田奈々 春日舞織 フュージョン 十得制御棒うにゅほ 霊烏路空 5ブロック 属性魔法 ルシェカ 霧島佳乃 ドラゴンパワー リン・ベーカー 堀田大悟 犬 犬夜叉 犬若あかね お嬢様 神月かりん ペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィスト 三度のメシよりケンカ好き ライヤ シェン・ウー 紳士淑女(変態) 白井黒子 パピヨン 反逆 リオン・マグナス ルルーシュ・ランペルージ 用心棒 ビリー・カーン 獅子王 6ブロック 傭兵(女) ゼニア・ヴァロフ レオナ・ハイデルン 斉天大聖 孫悟空 ソンソン アイドル 菊地真 アテナX 略奪 遠野秋葉 オニ 武装錬金 津村斗貴子 シオン・エルトナム・アトラシア 魔界剣士 スラッシュ バージル モフモフ まるるん サスカッチ BLOOD+H 天沢郁未 アナザーブラッド 7ブロック らき☆スタ 泉こなた 本田飛鳥 石化 ボア・ハンコック 無界 隊長 真田小次郎 更木剣八 傭兵(男) クラウド・ストライフ スコール・レオンハート 魔界孔 京堂扇奈 刹那 ハーピー ハーミル ルアン DIE YOBBO アストロ ギース・ハワード 時をかける 蒼崎青子 イノ 8ブロック カンフーマスター フェイロン ホンフゥ 失われし故郷 リディア ドラゴンクエスト4勇者 斧 綱手 マリー・エージェント 武器いろいろ ミラ・ミシアーノ アスラ 別室送り いろは ロールシャッハ 開祖 斬鉄 不破刃 すきま 八雲紫 ブローノ・ブチャラティ 闇のアルカナ リーゼロッテ・アッヒェンバッハ 闇のアギト 9ブロック 私は何度でも繰り返す 古手梨花 暁美ほむら ティロフィナーレ アサギ 巴マミ 恋するカイ賊 B・ジェニー メイ 格闘ゲーム主人公 武内優香 リュウ 七つの大罪 ルシファー ベール=ゼファー 天使の翼 月宮あゆ アンリ 漢のホームラン 前原圭一 神崎十三 雷 廿楽冴姫 カイ子 10ブロック 第六天魔王 織田信長 タクアン和尚 憧れ(女) 御剣珠緒 春日野さくら 女性が苦手 山本無頼 ロック・ハワード クローン エレクトロゾルダート クリザリッド 賞金稼ぎ ハヤト ルナ姫木 憧れ(男) 陣内兵太 矢吹真吾 くノ一 星影 いぶき 斬魔大聖 アル・アジフ ナイア・ルラトホテップ 11ブロック 美しき暗殺者 マリリン・スー ソニア・ロマネンコ 黄龍 神奈黄龍 黄龍 伝説の男 ミスター・サタン ダン 破裏拳 破裏拳ポリマー 二階堂紅丸 奇跡を求めて 美樹さやか セイバー 山 伊吹萃香 星熊勇儀 『"Hello, world."』 愛原奈都美 人造人間16号 地 七枷社 比那名居天子 12ブロック 魔法少女 花小路クララ オヤシロリカ これが私の全力全開! 高町なのは タマラ ヴァルキリープロファイル 悪Q フレイ ファンネル セレスティ・E・クライン アルティ・ガーネット 3歳 長門有希 ディズィー 人斬り 緋村抜刀斎 壬無月斬紅郎 幹部 Mr.BIG 魏 ケモミミさんと大きな剣 シャルティル レオ 13ブロック DIO DIO NEO-DIO 二人きりの姉弟 鴇羽舞衣EX 八島聡美 特別課外活動部 ペルソナ3主人公 空条承太郎 神・陰陽道 一条あかり 博麗霊夢 世界を変える願い 鹿目まどか 獅堂光 鬼火 軋間紅摩 金剛 鉄槌 ヴィータ モーラ 演奏会 長森瑞佳 霧嶋ゆりか 14ブロック 死蝶 西行寺幽々子 御津闇慈 バイク ハイウェイスター 霧島翔 贄殿遮那 シャナ ビシャモン トレジャーハンター スペレンカー ダンディーJ 時を越えて クレス・アルベイン トランクス 赤いリボンは正義のしるし 愛乃はぁと アオバ 天 真・豪鬼 八坂神奈子 守護者 シグナム 最も気高き刃のイグニス 15ブロック 道場の娘 ユリ・サカザキ 天道あかね ロックマン ロボレン ロック・ヴォルナット アルト アルト アルトアイゼン お兄ちゃん リョウ・サカザキ 牙刀 天才少女 トロン・ボーン キャサリン京橋 主人公() ユウキ アレックス 統合格闘技 天童凱 ヴォルフガング・クラウザー 普通の人間 キョン ポップ 16ブロック ラブ・デラックス 里村茜 ミリア=レイジ 成仏させるのほどの能力 魂魄妖夢 黒崎一護 主催者 ミランダ・謝華 ルガール・バーンシュタイン 異形の身体 藤堂晴香(KJ) ジルチェ 軍人 鼎二尉 ポチョムキン うさみみ 因幡てゐ 牧原アリーナ カポエラ 桃子 プパ・サルゲイロ 現人神になりたい ムラクモ ギル 17ブロック 世界征服 大道寺きら ゾーマ 家庭的な女の子 リリス・エルロン 水瀬秋子 Trick or Treat Charlotte 魔人ブウ 令嬢と御曹司 アーデルハイド レイミ・謝華 相撲 四条雛子 エドモンド本田 お手伝いロボ ロール ティセ・ロンブローゾ 柔道 山田十平衛 大門五郎 魔人 人修羅 ダンテ 18ブロック 図書館の主 パチュリー・ノーレッジ 安栖頼子 キラークィーン ガンビット 吉良吉影 シスコン番長 ペルソナ4主人公 金剛丸三蔵 惑星破壊 フリーザ フェルデン・クライス ヨーヨー ブリジット マミヤ 地球防衛軍 日向夏美 ちせ 超低温 ギアッチョ アイスマン 電光タンクZ ポリタンクZ 電光戦車 19ブロック 山田カズヤ イヴ・ノイシュヴァンシュタイン ストレイト・クーガー みしおととら 天野美汐 とら 水を操る程度の能力 洩矢諏訪子 水原奈優 海賊 ルビィ・ハート 長曾我部元親 お兄ちゃんじゃなかった ドラゴンクエスト5主人公の娘 孫悟飯 真の支配者 完全者 イグニス 破魔矢 真鏡名ミナ 幾世あやね みゅーみゅー言うのをやめなさい 椎名繭 右代宮楼座 20ブロック 風 蓮 川名みさき 紫炎 クリス カイン・R・ハインライン ケロケロ 水瀬名雪 豊田可莉奈 青龍 楓 伊達政宗 ブーメラン チャムチャム ショー・疾風 大剣 クライス ガッツ 笑顔の裏側 瀬田宗次郎 クラリーチェ・ディ・ランツァ 赤い狐と緑の狸 沢渡真琴 二ッ岩マミゾウ 21ブロック 勝てばよかろうなのだ アレッシー ジャギ 剣道部主将 七瀬留美 御殿谷サキ 合衆国エージェント ブルー・マリー レオン・S・ケネディ 神気発勝 川澄舞 高嶺響 大人の遊戯 オズワルド ヴェノム 木刀 韋駄川煉 天野漂 保護者同伴 マローネ エリル 狼系女子 アマテラス 天楼久那妓 22ブロック 冥王 天のゼオライマー ジェダ・ドーマ 冒険野郎 爆皇雷 アルフレッド 貴族 フィオナ・メイフィールド リンディス 皇帝 ホル・ホース 皇帝 激流 ヴィクター・オルテガ ゼウス 護国 石馬戒厳 葛葉ライドウ 魔を祓う拳 草薙京 斬真狼牙 傘 烏鈴 緋雨閑丸 23ブロック 英雄王 ウッドロウ・ケルヴィン ギルガメッシュ 反政府組織 マリア・トレイター サザビー ブラックマジシャンズレッド ブラック・マジシャン・ガール モハメド・アヴドゥル 影 エディ ゲッコー・モリア アリス アリス(アシュラブレード) アリス・マーガトロイド 狼 ローグ テリー・ボガード 教祖 ミュカレ ヨハン・カスパール 企業提携 ケン ロバート・ガルシア 24ブロック 樹のアルカナ このは アミンゴ レジスタンス エヌアイン グリッツ・ラピスラズリ 俺の妹がこんなに病んでるわけがない 遠野志貴 瑞麗 束縛する鎖 アルクェイド・ブリュンスタッド シャルラッハロート 伊達男 徳川慶寅 ジョニー 龍の血族 グリゼラ ハーブ ボクシング 美坂香里 ヴァネッサ それ以上いけない カサンドラ 八神庵 25ブロック 鳥獣戯画 ナコルル 犬若なずな 中の人などいない ブレイド 本多忠勝 月 セーラームーン 蓬莱山輝夜 ドラゴンへの道 ドラゴン ミスター・ジョーンズ 忍 服部半蔵 ムクロ ふぅ… 色 双葉ほたる 薄幸 プリニーアサギ 弓塚さつき ペルソナサモナー ペルソナ3女主人公 アティ 26ブロック 妹じゃなかった ドラゴンクエスト5主人公の息子 タバサ 師父 李烈火 マスターファン 燃費の悪い内蔵機関 アカツキ マキシマ さんをつけろよデコ助野郎 レヴリアス 碇シンジ ドラゴンボール タン・フー・ルー 孫悟空 火 煉 炎邪 特殊工作員 マルコ・ロッシ ソリッド・スネーク がお… ゴジレン 神尾観鈴 27ブロック 師匠 剛拳 東方不敗マスター・アジア 誠 斎藤一 鷲塚慶一郎 メカ メカ沢新一 メカヒスイ 後五分 セネル・クーリッジ ミヅマ 吸血紳士 デミトリ・マキシモフ スレイヤー 巌流島 橘右京 暁武蔵 白虎 ユリアン 直衛示源 ふしゅるふしゅるー 沙耶 シュマゴラス 28ブロック リトルバスターズ 高野レン 棗鈴 時空管理局 スバル・ナカジマ ソーリス=R8000 年齢≠外見 イングリッド のぶ子 お団子頭 春麗 美凰 不幸 上条当麻 響良牙 ライブですよライブ! 涼宮ハルヒ 天海春香 九尾の狐 キャス狐 八雲藍 我流喧嘩殺法 エリナ・ゴールドスミス 山崎竜二 29ブロック 仮面カラテ グラント Mr.カラテ ムエタイガー ジョー東 サガット スーツ キング 新条サキ 異形の片腕 ヒロ ネロ 軍神 上杉謙信(戦国ランス) 上杉謙信(戦国BASARA) 仮面ライダー 仮面ライダー2号 仮面ライダークウガ 騎士 シャルロット ジャン=ピエール・ポルナレフ 白いワンピース ナンバーナイン ELLA 30ブロック 神竜 チキ フォウル 中華料理店経営 元 蔵土縁紗夢 インフェルノ 七夜志貴 アイン 裏表のない素敵な人です 絢辻詞 間桐桜 戦乙女 アテナ アストレア 地獄門 雪 神威 ヤンデレ 百合 A.B.A しお 塩レン ベガ 31ブロック 鎌 小野塚小町 テスタメント 剣の道と茶の道が合わさり居合に至る 黒河内夢路 朱鷺宮神依 朱雀 嘉神慎之介 真田幸村(戦国BASARA) ケモナー歓喜 フェリル ルーミ 炎の剣士 ヤシャオウ ソル=バッドガイ 士族 覇王丸 御名方守矢 雷の騎士 ライトニング カイ=キスク 医療 トキ ファウスト 32ブロック 人狼 ルゥ ガロン ストライクウィッチーズ 霧雨魔理沙 琥珀 海からの使者 イカ娘 ヌール 恋 恋するドラゴン 前田慶次 憑依 アリス・キャロル ザッパ デビルビーム モリガン・アーンスランド デビル大悟 剣道弓道藤堂 藤堂香澄 中西姉妹 テコンドー 梁瀬かおり キム・カッファン + リクエスト枠 A・Bブロックは視聴者リクエスト、C・Dブロックはうp主リクエストブロック Aブロック 竜使い グレバム・バーンハルト ヴァルドール うしおと寅 蒼月潮 寅丸星 ちびロボ プーレ コブン 転生の器 アノニム ヒューゴ・ジルクリスト D4一頭身 D4霊夢 D4カービィ みならい魔女 ウィッチ 右代宮縁寿 トラップマスター トラップサトコ 破鳥匠 おっぱいソムリエ 右代宮戦人 明石薫 Bブロック 生涯空手家 愚地独歩 Mr.カラテ 氷の妖精 チルノ 永遠のアセリア 鴉 邪頭 涅槃無天鴉 妹剣士 セシリア 忽那ゆい 美形 ジョン・フーン アンディ・ボガード ムエタイ(不遇) アドン シュラ 蜘蛛 比良坂初音 黒谷ヤマメ 歌舞伎 千両狂死郎 ミステリアス・ブドー Cブロック プロジェクトAB 摩神英子 宮里軍団 魔術師 忽那はるか 遠坂凛 ポケモン サーナイト ルカリオ ぶっ潰し系魔法少女 佐倉杏子 ヴィータ 量産型 ザギ ザクII 地獄兄弟(仮) 仮面ライダーキックホッパー 仮面ライダーブレイド P.A.N.D.R.A 一方通行 筑紫澪 黒猫館 氷桜かえで マリリン・スー Dブロック トンファーキック 羽澄えり 日暮あかね ぷりちー理事長 リリス(ヴァンガードプリンセス) 風祭みやび ぷちます! プロデューサー ののワさん 最強の親父 ジェクト 超サイヤ人3孫悟空 ナンバーイッチバーン! キャシィ・ワイルド マッスルパワー 丑の刻参り 五寸釘光 滝夜叉姫 のら犬 ぺこ丸 イギー 最強の氷翼 アドベントチルノ 日番谷冬獅郎 関連大会 大番長勢力属性別全国制覇タッグ戦 友情の属性タッグトーナメント コメント 作成乙です -- 名無しさん (2012-11-22 20 16 51) 面白いと思うんだが再生数伸びんなぁ、まあ伸びたら伸びたで以下略だから気にする物ではないかも知れんが -- 名無しさん (2012-11-24 18 31 41) 普通ゲージの上限はカンフーマンと同じ3ゲージの事が多いが、これは5ゲージに拡張されてるからか、結構大技が出てくるんだな>黄龍と神奈のあれとか、エクスカリバー二連発とか>普通ならゲージが溢れてしまうところでも、ちゃんとストックできるからか -- 名無しさん (2012-11-28 03 42 17) 毎日コンスタントに投稿されるってのは良いな、そういえばタッグリクエスト受け付け中らしいが、何組をいつ頃まで募集なんだろうかね? -- 名無しさん (2012-11-30 21 59 31) 前作を含めもっと評価されるべきだよなあ -- 名無しさん (2012-12-05 13 47 10) うーん残念、シグナムもアマ公も結構強かったのね……>簡易AIなんだけど -- コルクボード (2012-12-14 02 07 32) Part20というか20ブロックの試合ってあがってないのか?削除でもされたか? -- 名無しさん (2012-12-14 20 31 44) part21で「part20はキャラ変更するかもしれないので後に回します」と、うp主コメにあるな……どのキャラが何に引っかかったんだ? -- 名無しさん (2012-12-15 00 22 38) 32ブロックなので毎日投稿しても予選だけで7ヶ月以上。相当モチベーションが必要になる大会だと思う。 -- 名無しさん (2013-01-03 09 31 38) しかし予選ブロック2位~8位どこでも決勝進出4枠づつってことは、予選は1位にならなきゃ何位でも同じ? 長い長い予選やっても次の順位別トナメの組分けの意味しかないのか・・気が遠くなるな -- 名無しさん (2013-08-31 14 59 53) OP投稿から1年か。早いな~ 出場選手の多い大会は長続きしないものが少なくないので無事に完結できることを祈ります -- 名無しさん (2013-11-02 16 19 11) もうそろそろ予選終わりだね -- 名無しさん (2014-03-21 20 58 37) リク枠タッグ来たね -- 名無しさん (2015-01-07 20 42 23) 次回から決勝だね -- 名無しさん (2015-02-25 20 58 40) 決勝もいい感じに進んでいるね、負けても終わらずいい勝負見せてくれるのがこの大会のいいところだね。お蔭でまどほむ対決も見れて満足ですわ。 -- 名無しさん (2015-03-31 19 50 18) ついに次回最終回! -- 名無しさん (2015-04-30 20 58 06) 名前 コメント マイリスト
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第12回トーナメント:準決勝① No.6754 【スタンド名】 ティン・エンジェル 【本体】 白鷺 かふら(シラサギ カフラ) 【能力】 接触する二つのモノを徐々に癒着させる オリスタ図鑑 No.6754 No.4367 【スタンド名】 ムーン44 【本体】 滕翦瑜(テン・ジャンユ) 【能力】 触れたものの「状態」を「感染」させる オリスタ図鑑 No.4367 ティン・エンジェル vs ムーン44 【STAGE:ホテル】◆Zb4sdv40uw トーナメント第二回戦、その一日前。 まだ対戦場所を知らされていないはずの参加者、滕翦瑜(テン・ジャンユ)は対戦場所であるホテルの一室でベッドに寝そべっていた。 明らかに公平性を欠いたそのような事態がなぜ招かれたかというと、それは彼の所属している組織『ディザスター』のトーナメントへの関与があった。 『混沌の世界』の創造を目的とする組織『ディザスター』。 その構成員の多くをスタンド使いが占めるその組織は、一部隊の長であるはずのジャンユをもってしても全容が把握できないほど大規模な組織である。 いや、正確には組織化さえなされていないのかもしれない、とジャンユは思う。 世界の無秩序化、というのは何も組織外だけの話ではなく。 むしろ組織内でこそその無秩序さ、無法さは突出している。 上下関係が一月のうちに何度も入れ替わるなど日常茶飯事だし、風の噂ではすでに二、三回組織のトップの入れ替わり騒動が起きているという話だ。 そんな組織の体すらなしていない『ディザスター』が、何故今日まで崩壊もせずに存続しえたのかというと、理由は酷く単純な話だ。 構成員の全員にとって『ディザスター』というスタンド使い同士の広大なネットワークの存在自体が『自分にとって』都合がいいから、という理由である。 元々『スタンド能力』という圧倒的個性を持って組織に受け入れられた構成員たちは、それゆえに求められる仕事量が少ないのだ。 本人にとっては出来て当たり前のことをこなすことが、組織において多大な貢献となる。 実社会で真っ当に生きるにあたっては余分ともいえる『スタンド能力』を求められた時だけ発現させることで、汗水たらして働くより遥かに割のいい収入が得られる。 無論、『スタンド使い』という存在自体が世界秩序にとっては邪魔者といってもいい存在であり、法の目を掻い潜り犯罪行為を重ねているうちにこの組織に勧誘されて入った者や、この組織の目的に心酔して構成員となった者も少なくない。 だが、確かに名目上は『実験部隊』隊長という肩書を得ているものの、ジャンユ自身もただ『ムーン44』という自身のスタンドを活かすことの出来る場を与えられているだけだという思いのみで、『ディザスター』という組織への忠誠心はほとんどないといっていい。 故に、今回『スタンド使い同士の戦うトーナメントに参加し、優勝しろ』という命令には彼自身煮え切らない思いがあった。 出来レースに次ぐ出来レース。 わかりきった実験の『被験体』になっているような居心地の悪さがあった。 噂では、最近組織内で勢力地図に大きな動きがあり、その際にこのトーナメントで優勝したジャン・ギャバンという若い男とその上司が、このトーナメントの優勝を何らかの形で利用して組織の中枢にまで上り詰めたらしい。 逆に、このトーナメントでふがいない成績を残した組織幹部だった男は、今では末端と構成員と同じような扱いを受けているそうだ。 今回の命令もどうやらこのトーナメントにご執心らしい、ジャン・ギャバンの上司の男から下されたモノのようだと、ジャンユは人伝に聞いていた。 このトーナメントにはもう一人、同じ『ディザスター』に所属する構成員が参加しているとも。 「ま、あまり深く考えることないか…………俺はただ命令をこなしているだけで勝ち進めるんだから」 ジャンユは一つあくびをすると、これ以上深く考えることを諦めた。 いくら『実験部隊』の隊長とはいえ、所詮は下っ端に過ぎないし、これからもそれでいい。 『ディザスター』はその特性上、組織内で地位を高めようとする人間には厳しいが、それ以外の末端のスタンド使いに対しては比較的に無干渉だ。 ジャンユは『混沌の世界』にも『組織内の地位』もどうでもよかった。 ただ漫然と、与えられた命令をこなすだけで普通のサラリーマンよりはるかに贅沢な暮らしが出来るのだからそれでよかった。 その与えられた命令が自身のスタンド能力を使った人体実験だろうと、大量虐殺だろうと、ジャンユにはあまり関係がない。 労せず結果が得られるならば、それだけでいい。 むしろそういうジャンユのアイデンティティーこそが、彼が『実験部隊』隊長に任命された理由だろうと、ジャンユは他人事のように考えていた。 「隊長、頼まれていた処理済みのマウスをお届けに上がりました」 扉の外から部下の声がして、ジャンユはベッドから立ち上がる。 扉を開くと、重そうなクーラーボックスを手にした幾人もの白衣姿の部下の姿があった。 「おいおい、隊長なんて仰々しい呼び方はやめろっつったろ」 「はは、スイマセン、ジャンユさん。これ、どこに置いとけばいいですかね?」 「適当にそこらへんの床に置いといてくれ、あとは適当に俺がばら撒いとくから」 「了解しました。…………それにしても、こんなに必要ですかね? 相手は高校生の少女だって聞きましたけど」 「ま、そうだけどさ。一回戦の情報が上から下りてきたんだけど、どうやら今回の対戦相手の女の子、能力も込みでかなり『キレちゃってる』子らしくてね。できれば会わずに済ませたいし……」 そういうと、ジャンユはへらへらと笑う。 そこには人を殺そうなどと言った深刻さはなく、ただ享楽的な能天気さだけがあった。 「俺のスタンド『ムーン44』のテリトリーの中で、『被験体』がどうもがくのかにも興味があってさ」 人里離れた山の奥に、そのホテルはあった。 高度成長期、土地の値段が軒並み高騰し、そこかしこに道路や駅が乱立される中、ある成金大富豪が山一つを巨大なリゾート地としようとした、その名残である。 ゴルフ場計画は環境保護団体の圧力で頓挫し、この近辺で最も巨大なテーマパークとなるはずだった場所は、コンクリートで均された地面と、幾つかの建造物を残して計画途中で資金が底を尽き、まともに形になったホテルでさえ、海外のファンドに二束三文で買い叩かれた。 尤も、その大富豪がある海外の裏組織から『いずれここには新幹線の駅が作られる』などと言った誤った情報を掴まされ、斡旋されたスポンサーには計画途中で軒並み資金を引き揚げられた挙句、残った廃墟同然のそれらの土地を恐喝とも取れる取引で買い叩かれたなどという話は、公には知られていない。 そのホテルの正面玄関の前、ドーナツの箱とコーヒーを傍らに駐車場の縁石に座る青年がいた。 大きく欠伸をし、右手の腕時計を見て、また大きく欠伸を一つする。 つまらなさそうにドーナツを齧り、縁石のヘリに置いたカップからコーヒーを啜る。 懐から文庫本を取り出し、数ページめくり、目頭をもんで肩をすくめる。 それから空をしばらく眺め、思い出したかのように大きく欠伸をし、右手の腕時計を眺める。 もう1時間も青年はその一連の動作を繰り返していた。 「…………いちじかーん」 誰に聞かせるでもなく、青年が空に向かってつぶやく。 そして、青年が大きな欠伸をし、右手の腕時計に目をやろうとした、ちょうどその時。 冷たい風に運ばれて、遠くから微かに風切り音が聞こえてきた。 普段では気にも留めないような小さな音ではあるが、周りを深い森に囲まれたこの場所では、いやでも耳につく。 青年が手に持ったドーナツを口にくわえながら、音の方向に目を向けると、小さな黒い点が徐々に大きくなってくるのが見えた。 最初はその小ささが故に気が付くことはなかったが、しかし。 その黒い点が豆粒大の大きさからソフトボールほどの大きさになって初めて、その異様さに気付く。 ヘリコプターだ。それもテレビ局などが中継に回すようなヘリとは比べものにならないほど速い。 それは青年の上空、300メートルほどの高さで制止すると、地上に向けて何かを落とした。 青年が目を凝らすと、それは背負っているリュックのようなものから花火の様に鮮やかな色をしたパラシュートを開き、青年が突然の出来事にただただ呆然としている間に、華麗な受け身を取って青年のちょうど真正面に降り立った。 そして優雅なしぐさで背負っていたパラシュートを駐車場に下すと、二、三度スカートを叩いてから恥じらうようにはにかんだ。 「申し訳ありません。開始時刻の変更のお手紙が届いたのが、その手紙で指定されていた開始時刻の30分後だったものですから、やむなくこのようなはしたない方法を取らせていただきました」 そういうと彼女は、スカートのすそをつまんで優雅にお辞儀をした。 「ご機嫌麗しゅう、わたくしは白鷺かふら(シラサギ カフラ)と申します。以後お見知りおきを……」 刃物のように鋭利な光を帯びた銀髪を二つに結わえ、夜のように暗いセーラー服を着た彼女『白鷺かふら』は艶やかにほほ笑んだ。 刹那、青年はその佇まいに心を奪われていたことに気付いた。 軽く咳払いをし、青年は自らの目的を意識の中に取り戻す。 「えー、と。流石に失格にはしないけど、どんな理由があろうと遅刻は遅刻だからね。この場合自分の不運とのろまな配達員を恨むといいよ」 「それはありがとうございます。ところで、あなたが今回の対戦相手の……」 「え!? いや違う違う、僕はしがない立会人、いわば裏方さ」 彼女の瞳の奥に浮かぶ怪しい光に気付き、青年は思わず大きな声で否定する。 理屈ではなく本能で、彼は目の前の成人もしていないであろう少女に警戒心を抱いていた。 まるで食虫植物のように、一度捉えられたら離れられないような。 暴力的な魅力のようなものが、彼女にはあった。 「それは残念……ところであなたのお名前は?」 「ドーナツ食べ夫…………」 「……………………………」 「…………偽名だよ」 「…………まあいいでしょう」 名乗りたくない一心で吐いた名前は、論外を通り越してギャグの域に到達していたが、幸いにも彼女はそれ以上の詮索を諦めた。 「それで、食べ夫さん。肝心の対戦相手『滕翦瑜(テン・ジャンユ)』様はどこにいるのかしら?」 青年は内心大きく安堵の息を吐いた。 とりあえず、これからは命令通りに言われたことを言えばいい。 「えー、と。それも含めて、今回の対戦内容、説明します。今回二人……といっても一人はすでにゲームを開始してるけど……にやってもらうゲームは『おにごっこ』です」 「『おにごっこ』……というのは、あの有名な遊びのことかしら?」 「まあ、あのおにごっこと相違ないモノと思ってもらって大丈夫。ルールは単純、一人は鬼となって他の人を追いかけ、相手の体に触れたら鬼の権利が移る。カウントするのは生身と生身の接触のみで、スタンドや衣類の上からの接触はカウントしない。鬼の権利が移って五分間は権利の移動は発生しない……まあ仕切り直しってことだね。勝利条件は制限時間が過ぎた時に鬼ではないこと。あ、あとフィールドはこのホテルの敷地内のみ。これより外に出た場合強制的に失格とします。えー、本来なら開始時刻に二人の中からランダムで鬼を決めることになってたんだけど…………」 そういうと青年は言葉を濁してかふらの方をチラチラとみる。 「遅刻のペナルティーとして、私の鬼番からスタート、制限時間は遅れた分の延長無し。つまりこういうことですわね?」 「いやぁ、ハハハ。理解が早くて助かります。えー、本来この『おにごっこ』の制限時間は三時間を想定していたので、残り二時間、それでは頑張ってくださいねー」 苦笑いを顔に張り付けながら、青年は逃げるようにその場を後にした。 しかし、それはかふらの事を恐れて……というだけではなく。 もうひとりの対戦相手、ジャンユのその能力ゆえでもあった。 (まあ、彼女…………白鷺かふら、だったか。もしこれが正当なトーナメントだったら結構いい線までいってたかもしれないけれど……) (うちの隊長の『ムーン44』の『実験』が始まったが最期、死んで終わればまだマシかもね) 豪奢なシャンデリアが煌々とエントランスホールを照らす。 草原の様に厚く、深さのあるペルシャ絨毯には高級そうな光沢を放つ皮制のソファーや、巧みな意匠の施されたテーブルクロスに包まれたテーブルが置かれ、すぐそばにはちょっとしたカフェも備え付けられている。 だが、その煌びやかな内装とは相反して、無人のホテルの中は張りつめた沈黙で包まれていた。 そのエントランスホールの入口付近で立ち止まり、かふらは高鳴る胸を落ち着かせるために大きく深呼吸をする。 このトーナメントに、なんらかの不平等な介入があることなどかふらはとっくに看破していた。 第二回戦に遅刻させられるように仕組まれた手紙と、誂えたかのようなルール。 だが、かふらの抱いた感情は、怒りでも、悲しみでもなかった。 (ああ……スタンド能力だけでなく、このトーナメントを動かす『権力』までお持ちとは、一体どれほど強かな殿方なのでしょう……なんとしても、そのお顔を拝見したいものですわ……!) 興奮で震える自らの体を鎮めるように、かふらは強く自身を抱きしめる。 (ですが、先走ってはいけません……これほどまでに慎重な殿方、必ずそこかしこに罠を仕掛けているに違いありません……) 駆け出したくなる己の衝動を抑えて、かふらは五感を研ぎ澄ませ、一歩一歩絨毯を踏みしめる。 と、かふらはペルシャ絨毯の模様の間に、なにか白いモノが蠢くのを捉えた。 『キューン…………』 かふらは自身のスタンド『ティン・エンジェル』を絨毯の上に発現させた。 クリオネのように透き通った小さな天使は、毛深い絨毯の繊維、その一本一本に『癒着性』を与える。 絨毯と癒着し、身動きの取れなくなったソレをかふらが覗き込むと、それは白い一匹のネズミだった。 普通なら、無人のホテルにネズミがいた所で、何の疑問も持たないところではあるが、幼いころから『白鷺家』の跡取りとして英才教育を受けてきたかふらの知識は、そのネズミに違和感を覚えさせる。 (このネズミ、この季節のモノにしてはずいぶんと体毛が薄い……それによく見れば手足が妙に綺麗ですわね、まるで誰かに『洗浄』されたみたいに……つまりこれは野生のモノではなく、誰かが意図的に持ち込んだもの…………だとすればあるいはこの実験用のマウスがジャンユ様の能力の理解の助けになるかもしれませんわね…………) だが、時として知識があることが悪い方向に働くこともある。 もし、かふらが絨毯の上のマウスに意識を奪われていなければ、天井から微かな物音がすることに気付いただろう。 そして、さらに、天井に幾つも空けられた、不自然な穴にも。 絨毯の上のマウスを覗き込むかふらは、首筋に何かが落ちてきたことに気付いた。 そして『まるでさっきからそうだったかのように自然な』暴力的な左胸の痛みと、急に高山の頂上に放り込まれたような息苦しさにも。 息が苦しい、冷たい汗が額に浮かぶ。 指先がドライアイスを詰めこまれたように痺れる。 視界が暗くぼやけて、睡魔がかふらの首を絞める。 膝がガクガクと震え立っていられず、かふらは絨毯の上に倒れこみそうになった。 (…………ありえませんわ) (首筋に落ちてきたのは、恐らく絨毯の上にいるのと同じマウスでしょう) (で、あるならば) (このマウスの上に倒れこんで、マウスに触れるのだけは、ありえません!) 異常とも思える意志力で、かふらはなんとか足を支え、頭上を確認する。 天井には、明らかに人為的に空けられたであろう穴が等間隔に並んでいた。 痺れる手のひらに爪を思い切り食い込ませ、かふらは何とか冷静な思考を取り戻す。 (あの穴からマウスが落ちてきた……それはまず間違いない) (そして、このマウスに触れると私の体にダメージがフィードバックするということも) (私の『ティン・エンジェル』で天井裏に潜むマウスを全て『癒着させて』しまうのが恐らく一番の解決法でしょうが……しかし、隣接したモノ同士を癒着させる私のスタンドのスピードではあの天井まで能力をいきわたらせるには時間がかかりすぎる…………しかし……) (…………ああ! 思考が曇る!) 冷静な思考を取り戻してなお、かふらの呼吸はおぼつかない。 頭に新鮮な酸素が供給されず、靄がかかったように思考は空回る。 (まず必要なのは、隠れる場所です……頭上からの攻撃に怯えずともよい場所……) そして、かふらはエントランスホールにあるテーブルに気付く。 (あのテーブルのテーブルクロスの端を『癒着』してしまえば、マウスはそれ以上入ってこれないでしょう。そうすればあとは、天井にまで私の『ティン・エンジェル』の能力が浸透するまで待てばいい……!) よろよろと、満身創痍でかふらは歩を進める。 何度も暗転しそうな意識を、血が滲むまで手のひらに爪を立てることで奮い立たせつつ。 最初の一匹を皮切りに、まるで雨が降るかのようにエントランスホールにはマウス達が落下し続けていた。 恐らく、予め閉じ込めておいたマウスをリモコンか何かで解放したのだろうと、かふらは意識の片隅でそんなことを思う。 (あと、十数歩……、なんとかあのテーブルの下に潜り込めれば…………!) 願うような気持ちでかふらは安全を確かめるために頭上を見上げた、だが。 ちょうどかふらの真上あたり、退路すら塞ぐように五つの白い影が穴から覗く。 だが、このような絶望の淵に立たされようと、かふらの胸の内の高鳴りは止むことはなかった。 (ああ……、ああ……! なんと苛烈で、なんと容赦のない攻撃なのでしょう! 私にそれほどまでの熱情を向けてくださるなんて、なんと素敵な殿方なのでしょう!) (ああ…………あなたを愛してしまいそうですわ、ジャンユ様! あなたに会うまで、私も死ぬわけにはいきません……!) かふらは決して諦めることなどない。 なぜなら、自らを死に追いやるその攻撃が、愛ゆえだと盲信しているからである。 殺意も、悪意も、害意も、敵意も。 全てが自らに向けられた熱情であると、そう信じてやまないがゆえに。 むしろ死地であればこそ、白鷺かふらという人間は燃え上がるのである。 かふらは懐に忍ばせた匕首を取り出すと、一瞬の躊躇いもなく、その刃先を自らの首筋に向けた。 そして、その刃先を下に勢いよく滑らせる。 かふらの纏っていたセーラー服が胸元から真っ直ぐに切り裂かれた。 そして、そのセーラー服の裾から素早く腕を引き抜くと、そのセーラー服の下に滑り込むように身をかがめ、襟をつかんで頭巾の様に頭にかぶり、渾身の力を込めて勢いよく踏み出した。 マウスが何匹も頭上から落ちてくるが、勢いよく脱がれたセーラー服に阻まれ、かふらの体に届くことなく一度弾んで絨毯の上に落ちる。 そして、渾身の力でかふらはテーブルクロスの中に自らの体を投げ込み、そして『ティン・エンジェル』の能力で端を絨毯と『癒着』させた。 …………だが、しかし。 かふらは勢い余ってセーラー服の下に来ていたシャツまで切り裂いていた。 無論、あの局面でそんなことを考慮し、少しでも動作が遅れていたら、何匹ものマウスに触れ、恐らく致命傷となるダメージを負っていだろう。 それ故に、かふらの上半身は上品な黒いブラジャーのみとなっている。 そして、そのむき出しとなったお腹の下に、かふらは確かに生物の拍動を感じていた。 確かに一度端を癒着してしまえば、テーブルクロスの中にマウスが入ってくることはないが。 元々、テーブルクロスの下にマウスが潜んでいれば話は別である。 ストン、と。 かふらの体を支えていた右腕に力が入らなくなり、かふらは絨毯に頭を強かにぶつけた。 現状を確認しようとかふらが体を起こそうとしても、頑なに右手は言うことを聞かない。 「あ、ああ…………!」 そして、かふらは自らが受けたダメージに気付く。 かふらの右ひじより先は、まるで手術で切り取ったかのように縫合跡を残して消え去っていた。 しかし、右腕を失ったかふらが思ったのは絶望ではなく。 受けたダメージが致命傷ではないという安堵であった。 『キューン……』 『ティン・エンジェル』の『癒着』の能力が天井にまで浸透する間、かふらはゆっくりと息を整える。 かふらは現状を悲観的には考えず、むしろこの状況を楽観的にとらえていた。 先ほど自らの腹で潰してしまったマウスの死体を左手の匕首で器用に解剖しながら、かふらは思考を組み立てていた。 (このマウスがテーブルの下にあったのはむしろ好都合だったかもしれませんわね……ジャンユ様の能力の正体は恐らく『状態の同期』、いや、この場合『状態の感染』と言った方が適切かもしれませんわね……) (このマウスは、私と同じで右腕が途中から手術によって切り取られていた……もしやと思い腹を切り開いてみたら案の定、マウスの死体には右腕と同じように手術によって、いや、手術によるものと同じ『状態』で、左の肺が欠損していた…………もとからこのマウスが私の現状と同じく右腕と左肺が欠損していたとは考えにくい。ならば考えられる結論は一つ) (最初のマウスに『左肺が欠損した』状態を感染させられた私を通して、この『右腕が欠損した』マウスに『左肺の欠損』が感染した…………これがジャンユ様の能力、であるならば、もしや…………いえ、これは今考えることではありませんわね……) (状態を感染させることができるのは、おそらく『生物』から『生物』のみ……だからこそ一匹のマウスで私に致命傷を与えることは不可能だった…………しかし、今の私では話が変わってくる) (もしも、『右肺が欠損した』状態になっているマウスに触れてしまえば。こんどこそ確実に、私は死に至ることでしょう) (その上、左肺を切除され、数日しか経っていないという、本来であればリハビリが必要であろう状態を感染させられた私では、制限時間内でしらみつぶしにホテル内にいるジャンユ様を見つけるという行為は得策ではない…………ならば) 『ティン・エンジェル』の癒着が天井まで行き渡ったことを確認して、かふらはごそごそとテーブルの下からはい出した。 かふらがテーブルの下からはい出して、次に訪れたのは階段でもエレベーターでもなかく、洗面所だった。 マウスが物陰に潜んでいることを警戒し『ティン・エンジェル』を発動させつつ、かふらはゆっくりと洗面台に近づき、ゆっくりとしゃがみこんだ。 「洗面所にへたり込むような不潔な真似はしたくないのですが……仕方ありませんわね」 そう誰にともなくつぶやくと、かふらは洗面台の下の、むき出しになった冷たいパイプに自身の耳を強く押し付ける。 『キューン……キューン…………』 半透明の天使が音もなく発現し、かふらの耳にちょこんとその小さな手を置いた。 すると、徐々にかふらの形の整った耳がパイプに沈み込んでいく。 いや、正確には、まるで異なる絵具を混ぜ合わせているかのように、かふらの耳の肌色が染み出し、金属光沢を放つ銀色へと変化しだしていた。 ____『ティン・エンジェル』の能力は『隣接した異なる二つのモノを癒着させる』能力であり。 そして『接着』ではなく、『癒着』であるということは。 その能力の本質は『異なる二つのモノを、一つにする』という能力である。 強く押し付けられたかふらの耳は金属のパイプと一つになり、かふらはそのホテルに張り巡らされた水道管を、まるで自身の『鼓膜』であるかのように扱ってホテル内の様子を聞き取っていた。 そして、かふらはホテルの最上階、地上10階で。 マウスのモノとは異なる拍動を確かに聞き取った。 かふらは能力を解除してパイプから耳を離すと、艶やかな笑みを浮かべた。 恋い焦がれた彼を見つけたように。 獲物を見つけた魔物のように。 「ああ…………ジャンユ様、今、お傍に参ります……っ!」 ジャンユはホテルの最上階で退屈そうに時計を一瞥し、大きく伸びをした。 指定された制限時間まであと15分を切り、ジャンユはほとんど勝利を確信していた。 (しかし、この時間になってもホテルの敷地外から出る『棄権』扱いにならなかったことを見ると、お相手さんはどうやら『コンボ』をくらって死んじゃったかね) ジャンユの能力では、ある程度共通の要素を持つ相手同士でしか『状態の感染』を発動させることが出来ない。 例えば『無生物→無生物』であったり、『生物→生物』であったり。 同じ生物にしても、ハエと人間と言った、極端に体の構造が異なる生物同士での状態の感染は行われない。 そのため、マウスの死体に触れた相手に『死』を感染させることは不可能であるため、どうしてもマウスには『致命傷』を与えることが出来なかったということである。 ジャンユの言う『コンボ』というのは、例えば『右肺の欠損』と『左肺の欠損』を同時に食らうことであったり、『肺炎』と『エイズ』を同時に食らうことであったり、つまりは相手をそれ自体で致命傷たり得ない要素を同時に感染させることによって致命傷を与える『組み合わせ』である。 ジャンユはホテルの全フロアに、均等にこれらの『感染源』たりえるマウスを放していた。 (ま、確立としてはそんなに高くないし。本来のもくろみ通り四肢欠損と重病が重なってどこかのフロアで動けなくなってるくらいなもんでしょ) ジャンユはあえて人を殺そうはしないが、それは優しさ故ではない。 長年の経験と習慣から無意識に、そうすることが一番『効率がいい』事を知っているからだ。 例えば、『ディザスター』が人間の被験体を村ひとつ分ほど欲しがったとする。 そういうとき、すぐに『感染源』を殺してしまえば、それ以上『感染』は広がることはない。 苦しみ、生き続ける人間こそが最も有効な『感染源』となるが故に。 人情ではなく、効率で。 人を殺すことを忌避するでもなく、歓喜するでもなく。 人間の死すら一種の『状態』と捉えているジャンユは殺人にすら興味がなかった。 退屈しのぎにテレビでも見ようとリモコンに手を伸ばしたジャンユは、ふと違和感に気付いた。 座っている椅子から立ち上がることが出来ないのだ。 まるで、何物かに『張り付けられた』かのように。 「ああ…………ようやく、ようやくお目にかかれましたね。ジャンユ様」 顔を上げると、窓の外、ベランダに半裸の少女の姿があった。 右腕は欠けており、胸には無残にも縫合跡が走っている。 だが、その欠損すらも妖しさに変えてしまうようなそんな不思議な魅力を持った少女。 その顔には、恍惚とした笑みが浮かんでいるが、瞳の奥に灯る光は暗く淀んでいるように見えた。 彼女はゆっくりと窓を開けると、部屋に入り、スカートの裾を摘まんで丁寧にお辞儀をした。 「ご機嫌麗しゅう、ジャンユ様。わたくしは白鷺かふらと申します。以後お見知りおきを……」 極度の疲労か、それとも興奮が故か。 異様に震える声色で、かふらはジャンユに名を名乗った。 その対戦相手を眺めながら、ジャンユは胸中で嘆息した。 仕掛けた罠は見事に掻い潜られ、自分はどうやらゲームに負けたようだと自嘲した。 あーあ、これで今回も………… 「おいおい参ったな。まさかあのマウスの中を抜けてここまでやってくるとはね……恐れ入ったよ」 「いいえ、ご期待に沿えないようで申し訳ないですけれど、私が通ったのは正規ルートではありませんから……」 うつむきながら頬を染め恥じらうかふら。 これが普通の場であれば可愛らしい仕草だとジャンユも思っただろうが、今この場所ではただただ異常だった。 「えーと、とすると君は一体どうやって…………」 「ああ……それは、もちろん。壁を伝って登って参りました」 事もなげにそう口にするかふらだったが、しかし語られた内容は想像を絶するモノだった。 外見から察するに、彼女は右腕と、おそらく臓器の欠損に『感染』している。 『ディザスター』から下りてきた情報によると、彼女の能力は『モノを貼り付ける』能力。 確かに壁を登るに適した能力に思えるが、所詮はパワーのない遠隔操作型のスタンドであり。 壁に貼り付く助けにはなっても、登る助けにはならないはずである。 「……するとだ。かふらちゃんはこの地上十階まで左手一本と両足だけで登ってきたってことか!?」 「ええ、途中で何度か意識を失いそうになりましたが……」 そういうと、かふらは艶やかな微笑みを浮かべて、ジャンユの目を覗き込んだ。 淀んだ瞳の奥に、狂気に燃える光が宿っていることに、ジャンユは気付いた。 「ジャンユ様に会うためだけに、力を振り絞ってここまで参りました」 (おいおい、聞いてねぇぜ。確かに『キレちゃってる』女の子とは聞いていたがよ…………) ジャンユは背中に冷や汗をかくのを感じた。 一秒でも速く決着を着けないと、確実にまずいことが起こると彼の本能が知らせていた。 「やれやれ、敵わねえな。これ以上抵抗しても無駄そうだ…………」 胸中の動揺を隠しつつ、ジャンユは手筈通り、肩をすくめて彼女に手を差し出した。 まるで諦めたかのように、草臥れた笑みを顔に張り付けつつ。 「俺の負けだよ。ルール通り、タッチして終わりにしようや」 瞬間、ジャンユは全身の血液が凍りついたかのような錯覚を覚えた。 恥じらうような笑みを浮かべていたかふらが、その言葉を聞いた瞬間。 表情を全てはぎ取られたかのような、無機質な表情へと変貌したからだ。 先ほどからは想像もつかないような、冷たく、硬質な声色で、かふらは言った。 「ええ、タッチする前にあなたを殺して、それで終わりにいたしましょう」 「…………………………え?」 「ふふ、もう一度言いましょうか?」 口元に微笑みの残滓を浮かべて、彼女が嗤う。 その眼からは淀んだ熱情の光は完全に消えて。 代わりに暗く冷たい深海の底の泥のような瞳が、ジャンユを見据えていた。 「……おいおい、なんで殺す必要なんてあるんだよ!? なぁ! こんなもんただのゲームじゃねぇか! 命の駆け引きがあるわけでもねぇだろぉが!!」 「ふふ、おかしいですわね。たった今あなたは、私を殺そうとしたはずですのに」 「ッッ!!」 図星を突かれて言葉に詰まったところを、かふらが流れるように畳み掛ける。 「この試合は最初から出来レースだったことは理解していました…………そして、あなたの能力。生身同士の接触をトリガーとして相手に『状態を感染』させるこの能力に気付いたときに、私はある仮説にたどり着いたのです。『タッチは生身と生身の接触に限る』。このルール自体がすでに私を必殺の間合いへと引き寄せる罠なのではないかと…………しかし、これはあくまで仮説。ですが、もし『ジャンユ様が抵抗することなくタッチさせようとしたら』そのときは……」 ジャンユは思わず歯ぎしりをした。 必勝のはずのこのゲームを、目の前の少女に完全に見透かされている。 『ディザスター』の『実験部隊』隊長である彼は、自身を特注のウイルスに罹患させていた。 『ムーン44』の最大の弱点、その殺傷能力の『遅行性』をジャンユは当然理解していた。 しかし自身が『本人以外を確実に殺す』病魔に侵されているのであれば話は別である。 彼は『実験部隊』隊長の権限を最大限活用し、彼以外のDNA情報に反応し活性化するウイルスを生み出していた。 その『即効性』はまさに一瞬であり、一度『感染』させてしまえば、銃弾より速く人を殺す。 「ああ…………全く、残念ですわ。私の全てを奪おうとなさるなら、全身全霊を賭して向かってきてくださらないと……戦うことをしようとしない殿方には、一片の価値すらありません」 「…………『ムーン44』ッ!」 ジャンユはなりふり構わず自身のスタンドを発現させた。 いくら近接向けのスタンドとはいえ、かふらのスタンドは所詮パワーの無い遠隔操作型だ。 自身は椅子に張り付けられてはいるものの、かふらをスタンドの一撃で葬り去ってしまえればそんなことは問題にならない。そう見越しての奇襲だったが…… 「ふふ、もう少し早くその熱情を見せていただければ、私の心も変わっていたかもしれませんわね」 気の利いた冗談を口にしたかのように、かふらが柔らかく笑う。 渾身の力を込めて打ち込んだ『ムーン44』の一撃はかふらに届くことはなく。 ヴィジョンがジャンユの体から離れることなく、拳は空を切ったのみだった。 「私の『ティン・エンジェル』の癒着は、スタンドパワーすら例外ではありませんから……」 ジャンユはかふらのその柔らかい微笑みに、初めて絶望した。 自身の死という現実が、初めて重みをもってジャンユを襲う。 (俺を殺せば『ディザスター』が黙ってないぞ!) そう口にしようとしたジャンユだったが、しかし舌が口内から離れることはなく、ジャンユの口からは無様なうめき声が上がったのみだった。 何時しか瞼は降りることなく眼球に貼り付き、指の動きもおぼつかなくなってきていた。 思考は靄がかかったように曖昧になり、視界は白に染まりつつある。 どこか遠くの方から、かふらの声が聞こえてきた。 「ふふ、私の『ティン・エンジェル』の能力の本質は『異なる物を一つにすること』。床と椅子が、椅子とズボンが、ズボンと肌が一つになれば、次は肉体の内側ですわ。舌は口蓋に貼り付き、骨と骨は一つに繋がり、血流は滞る。そして最後には、体の中枢、心臓の弁がぴったりと癒着いたします。あとに残るのは人の形をした肉の塊のみ。ああ、ジャンユ様、もう私の声すら届いては…………」 そして、ジャン、ユ、は、、、 ★★★ 勝者 ★★★ No.6754 【スタンド名】 ティン・エンジェル 【本体】 白鷺 かふら(シラサギ カフラ) 【能力】 接触する二つのモノを徐々に癒着させる オリスタ図鑑 No.6754 < 第12回:準決勝② > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ トーナメントとは? ] [ オリスタwiki ]
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第捨参回東方緋闘劇 本戦トーナメント表
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第88回vip複合トーナメント結果 予選 予選組み合わせ(01vs02、03vs04、、、と1分30秒で対局) 予選勝者○→最強トナメ、予選敗者●→ツンデレ杯(負け進みトーナメント) 予選組み合わせ(01vs02、03vs04、、、と1分30秒で対局) 01 sation ○ 02 yamuch ● 勝者○→最強トーナメントへ 10-11 03 A.N.Dai. ● 敗者●→ツンデレ杯へ 8-9 04 y_mylips ○ 05 taroimo ○ 06 yossy ● 07 ri-ki ○ 08 masa-ni ● 09 とろろ ○ 10 今夜が山田 ● 11 RAVIP ● 12 gachapin ○ 13 ツンデレ ● 14 yuuiti35 ○ 15 paserinn ● 対局後は、【結果報告】を書き込んでください 16 バケツリス ○ 17 BURU.T ● 18 ななしさん ○ 19 eririn ○ 20 teramoes ● 21 もなか@ ○ 22 黒目 ● 23 136 ○ 24 ILOVEVIP ● 25 GAVA ● 26 くさーの ○ 27 test ● 28 pika ○ 29 starlight ● 30 ( ^ω^) ○ 最強トーナメント vip最強トーナメントAブロック(1回戦のみ金曜日、勝ち進み、15分60秒、★棋譜保存) ○最強トーナメント2回戦は、明日、【土曜22時00分】開始です。 ┌─ sation ┏┓ ┃┗━ バケツリス ┌┛ ││┏━ y_mylips │└┛ │ └─ gachapin ━┓★ ┃ ┏━ taroimo ┃┌┛ ┃│└─ yuuiti35 ┗┓ ┃┏━ ri-ki ┗┛ └─ とろろ 大会控え室: ttp //chat3.whocares.jp/chat/cr.jsp?rn=room1 vip最強トーナメントBブロック(1回戦のみ金曜日、勝ち進み、15分60秒、★棋譜保存) ○最強トーナメント2回戦は、明日、【土曜22時00分】開始です。 ┏━ ななしさん ┌┛ │└─ ┌┓ │┃┏━ eririn │┗┛ │ └─ pika ━┓★ ┃ ┌─ もなか@ ┃┏┓ ┃┃┗━ ( ^ω^) ┗┛ │┏━ 136 └┛ └─ くさーの ◎決勝戦 ●ri-ki vs ○( ^ω^) ツンデレ杯 ツンデレ杯Aブロック(金曜日、負け進み、15分60秒、★棋譜保存 216) 対局後に、棋譜保存 216をお願いします。 ┌─ yamuch ┏┓ ┃┗━ paserinn ┏┛ ┃│┌─ A.N.Dai. ┃└┓ ┃ ┗━ RAVIP ━┛★ │ ┌─ yossy │┏┓ │┃┗━ ツンデレ └┛ │┌─ masa-ni └┓ ┗━ 今夜が山田 大会控え室: ttp //chat3.whocares.jp/chat/cr.jsp?rn=room1 ツンデレ杯 Bブロック(金曜日、負け進み、15分60秒、★棋譜保存 216) 対局後に、棋譜保存 216をお願いします。 ┏━ BURU.T (棄権) ┌┛ │└─ ┌┓ │┃┌─ teramoes │┗┓ │ ┗━ test ━┓★ ┃ ┏━ 黒目 ┃┌┛ ┃│└─ starlight ┗┓ ┃┌─ ぶーん(ILOVEVIP) ┗┓ ┗━ GAVA 大会控え室: ttp //chat3.whocares.jp/chat/cr.jsp?rn=room1 ◎ツンデレ杯 決敗戦 ●paserinn vs ○GAVA 最強トーナメント決勝棋譜 先手:* ( ^ω^) 後手:* ri-ki ▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △5四歩 ▲6六歩 △4二銀 ▲7八飛 △5三銀 ▲4八玉 △3三角 ▲5八金左 △2二飛 ▲3八銀 △6二玉 ▲6八銀 △5二金左 ▲3九玉 △2四歩 ▲7四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2五歩 ▲6七銀 △7三歩 ▲7六飛 △2六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2七歩 △2四飛 ▲8六歩 △1四歩 ▲8五歩 △7二玉 ▲8六飛 △8二玉 ▲6五歩 △7二金 ▲7四歩 △8八角成 ▲7三歩成 △同 金 ▲8八飛 △3五歩 ▲8六飛 △7四歩 ▲7七桂 △7二銀 ▲8四歩 △同 歩 ▲8五歩 △4四角 ▲6六角 △同 角 ▲同 銀 △8五歩 ▲同 桂 △8三金 ▲4六角 △6四歩 ▲同 歩 △7三桂 ▲同桂成 △同 銀 ▲8四歩 △同 金 ▲6三歩成 △同 金 ▲8四飛 △8三歩 ▲9五桂 まで、71手で先手勝ち 最強トーナメント準決勝棋譜 先手:* バケツリス 後手:* ri-ki ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △5四歩 ▲2五歩 △5二飛 ▲2二角成 △同 銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲7八銀 △6二玉 ▲4八銀 △7二玉 ▲4六歩 △3三銀 ▲4七銀 △8二玉 ▲5八金右 △2二飛 ▲3六歩 △4四銀 ▲6八玉 △7二銀 ▲7九玉 △3五歩 ▲4五歩 △同 銀 ▲3五歩 △3二飛 ▲4六歩 △5五角 ▲7七角 △4六銀 ▲5五角 △同 銀 ▲2四歩 △3五飛 ▲2三歩成 △3九飛成 ▲2四飛 △3六歩 ▲3四飛 △2九龍 ▲3二と △2五角 ▲2四飛 △3七歩成 ▲3六銀 △同 と ▲4一と △4七と ▲2五飛 △同 龍 ▲4七金 △2九龍 ▲4八金 △3六桂 ▲5八金寄 △2八飛 ▲4七角 △1九龍 ▲2九金 △同 龍 ▲同 角 △同飛成 ▲3一飛 △4八金 ▲同 金 △同桂成 ▲3九歩 △5八金 ▲5一と △7一金 ▲5二と △6一香 ▲6二金 △6九金 ▲同 銀 △3九龍 ▲同飛成 △同成桂 ▲7一金 △同 玉 ▲3一飛 △4四角 ▲5三角 △8二玉 ▲4四角成 △同 銀 ▲6二金 △5五角 ▲7一角 △9二玉 ▲7二金 △8八銀 ▲6八玉 △4八飛 ▲5八銀打 △7七金 まで100手で後手の勝ち 先手:* eririn 後手:* ( ^ω^) ▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △3五歩 ▲6八銀 △3二飛 ▲6七銀 △3六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲3七歩 △3四飛 ▲7七角 △6二玉 ▲8六歩 △7二玉 ▲8八飛 △8二玉 ▲8五歩 △2四歩 ▲2八銀 △2五歩 ▲1六歩 △7二金 ▲4八玉 △9二香 ▲3八玉 △9一玉 ▲6五歩 △2四飛 ▲4八金 △1四歩 ▲9六歩 △3三角 ▲9五歩 △4二銀 ▲7五歩 △8二銀 ▲8六飛 △5二金 ▲1七銀 △6二金左 ▲5八金上 △4四歩 ▲8四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8三歩 ▲8六飛 △4三銀 ▲5六銀 △3四銀 ▲6六角 △3五銀 ▲2八銀 △2六歩 ▲同 歩 △1五歩 ▲同 歩 △1六歩 ▲7七桂 △4五歩 ▲3三角成 △同 桂 ▲6六角 △3四飛 ▲7四歩 △1五香 ▲1八歩 △7四歩 ▲8五桂 △7五歩 ▲6四歩 △同 飛 ▲3三角成 △6九飛成 ▲4九桂 △4四角 ▲同 馬 △同 銀 ▲5一角 △9九竜 ▲7三歩 △7一金 ▲6二角成 △同 金 ▲7二金 △5二金 ▲6二歩 △2一香 ▲6一歩成 △2六香 ▲7一と △同 銀 ▲同 金 △8二角 ▲7二金 △2七歩 ▲同 銀 △同香成 ▲同 玉 △3五銀 ▲2八歩 △9五竜 ▲7四香 △6二金 ▲同 金 △8六竜 ▲7二歩成 △2六歩 ▲3八玉 △2七銀 ▲同 歩 △同歩成 ▲同 玉 △2六歩 ▲2八玉 △2七歩成 ▲同 玉 △2二飛 ▲3八玉 △2七角 ▲3九玉 △6二飛 ▲同 と △8八竜 ▲6八歩 △2八歩 ▲7三桂成 △同 角 ▲同香成 △2九歩成 ▲同 玉 △2八歩 ▲同 玉 △1八角成 ▲同 香 △1七歩成 ▲同 香 △同香成 ▲同 玉 △1六歩 ▲同 玉 △2六金 まで、144手で後手勝ち ツンデレ杯決敗戦棋譜 先手:**paserinn 後手:* GAVA ▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △4四角 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2二銀 ▲2八飛 △2六歩 ▲2七歩 △同歩成 ▲同 飛 △2六歩 ▲2八飛 △3二金 ▲7六歩 △2七歩成 ▲同 飛 △8八角成 ▲同 銀 △4五角 ▲3八銀 △6七角成 ▲7九金 △5七馬 ▲5八歩 △3五馬 ▲3六歩 △同 馬 ▲3七歩 △3五馬 ▲7八金 △2六歩 ▲2八飛 △3三桂 ▲6七金 △6二銀 ▲5六金 △4四馬 ▲7七銀 △5四歩 ▲3六歩 △3五歩 ▲同 歩 △同 馬 ▲8八角 △3四馬 ▲5七歩 △5五歩 ▲6六金 △8九馬 ▲2六飛 △9五桂 ▲5五金 △8七桂成 ▲6六銀 △8八馬 ▲5六飛 △5三銀 ▲4八玉 △2八角 ▲5四金 △同 銀 ▲同 飛 △5二金 ▲6五銀 △5三歩 ▲2四飛 △1九角成 ▲2一銀 △2三金 ▲2七飛 △2六歩 ▲同 飛 △4四馬 ▲4六飛 △4五桂 ▲5六飛 △6六金 ▲3六飛 △3五香 ▲2六飛 △3八香成 ▲同 金 △2六馬 ▲3七金 △同桂成 ▲同 桂 △同馬引 ▲5八玉 △6七金打 ▲6九玉 △6八銀 ▲同 玉 △同 金 まで96手で後手の勝ち ツンデレ杯準決敗戦棋譜 先手:* GAVA 後手:* test ▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △8五歩 ▲7七角 △7二銀 ▲6八飛 △3四歩 ▲7八銀 △9四歩 ▲4八玉 △5二金右 ▲9六歩 △6四歩 ▲5六歩 △8三銀 ▲3八玉 △6二飛 ▲2八玉 △7四銀 ▲8六歩 △同 歩 ▲同 角 △8五銀 ▲7五角 △7四銀 ▲9七角 △9五歩 ▲6七飛 △9六歩 ▲7九角 △8二飛 ▲8七飛 △8六歩 ▲6七飛 △6三金 ▲9六香 △同 香 ▲9七歩 △同香成 ▲同 飛 △9三歩 ▲5七角 △8五銀 ▲8四歩 △9六香 ▲8三香 △3二飛 ▲6七飛 △7六銀 ▲6八飛 △8七歩成 ▲同 銀 △同銀成 ▲8一香成 △9八香成 ▲5五桂 △6二金 ▲4三桂成 △8九成香 ▲3二成桂 △同 銀 ▲7一飛 △6一銀 ▲4六角 △7二金 ▲同飛成 △同 銀 ▲7一成香 △6三銀 ▲6五歩 △7七成銀 ▲6四歩 △6八成銀 ▲6三歩成 △4二玉 ▲6八金 △8八飛 ▲5八金寄 △8四飛成 ▲8五歩 △7四龍 ▲6四金 △7九龍 ▲5三と △3三玉 ▲5五角 △4四桂 ▲4五銀 △4九龍 ▲4四角 △2四玉 ▲2二角成 △5八龍 ▲3八桂 △3五桂 ▲4六角 △4七龍 ▲3六銀 △2六金 ▲3五銀 △同 歩 ▲2六歩 △3六銀 ▲1六桂 △1四玉 ▲2五銀 △同 銀 ▲同 歩 △2七飛 ▲同 玉 △3六銀 ▲同 歩 △2七龍 まで114手で後手の勝ち 先手:**tundere 後手:**paserinn ▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △4四歩 ▲2六歩 △3三角 ▲6八銀 △4二飛 ▲4八銀 △9四歩 ▲6五歩 △6二金 ▲5八金右 △7二銀 ▲5六歩 △3二銀 ▲5七銀左 △6一銀 ▲9六歩 △7二金 ▲6八玉 △6二玉 ▲7八玉 △7一玉 ▲6八金直 △5二金 ▲2五歩 △4五歩 ▲3六歩 △4三銀 ▲3七桂 △4四銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲4五桂 △同 銀 ▲3三角成 △同 桂 ▲8八角 △2二角 ▲2四飛 △2一歩 ▲2三飛成 △3六銀 ▲3七歩 △4五銀 ▲3六歩 △同 銀 ▲3二歩 △3五桂 ▲3一歩成 △4七桂成 ▲同 銀 △同銀成 ▲2一と △4五桂 ▲4七金 △8八角成 ▲同 玉 △5七桂成 ▲同金寄 △4九飛成 ▲7八玉 △1九龍 ▲7四桂 △7七銀 ▲同 玉 △8四香 ▲4六角 △1七龍 ▲6七玉 △4八角 ▲7五桂 △8七香成 ▲8二歩 △7八銀 ▲6六玉 △4五歩 ▲7三角成 △同 桂 ▲8三桂成 △5四歩 ▲8一歩成 △6二玉 ▲同桂成 まで85手で先手の勝ち
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解説 MUGEN1.1のワイド機能を利用した強ランクキャラによる小規模シングルトーナメント。 99秒2R先取で進行。解像度は854×480、選手は全員解像度に合わせて改変済み(AIはそのまま)。 出場選手 + ... 選手名(製作者/AI作者) 設定・備考 芭菜子=アマソネ(oga氏) AIレベル5 雪(大垣氏/HAL氏) 瞬雪斬強化スイッチON AIレベル9 剣質極 八神庵(RYO2005氏/誠治氏) AIレベル9 不知火舞(トラ氏/FLAM氏) 2ラインモード AIレベル10 ジョー東(大垣氏) ガード確率85 AI行動頻度9 コンボレベル2 対AI行動ON 人修羅(÷ゆうき÷氏/ATRUS氏) ゲージ上昇率60 AIレベル8 ジャイブトーク(挑発)レベル1 青嵐楓(大垣氏) ガード確率85 AI行動頻度9 コンボレベル2 対AI行動ON バーツ(masa00341氏) AIレベル10 関連大会 新機能活用大会 コメント 折角新MUGENでこういうことできるんだからもっと大会に使ってもいいのに・・・ -- 名無しさん (2015-06-24 00 45 09) 名前 コメント
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第18回トーナメント:準決勝① No.7156 【スタンド名】 ディメンション・トリッパー 【本体】 三船 重兵衛(ミフネ ジュウベエ) 【能力】 触れたものを急加速させる オリスタ図鑑 No.7156 No.6579 【スタンド名】 アルファベティカル26 【本体】 八重神 宝(ヤエガミ ホウ) 【能力】 アルファベットが繋がって『単語』になったものに変化する オリスタ図鑑 No.6579 ディメンション・トリッパー vs アルファベティカル26 【STAGE:冷凍倉庫】◆iL739YR/jk 「ごめんなさい…………ごめんなさい………………」 少女の亡骸に対して、八重神宝は謝罪の言葉を繰り返す。 泥の中を這いずるようにして、宝はその亡骸の元へと向かった。 握った手の平から伝わる冷たさを実感した宝は胸の奥からこみ上げてくるものをすべて泥の中に吐き出した。 ふと気付くと、すぐそばの泥の上に、見覚えのある封筒が浮かんでいることに気付いた。 震える手でその封筒を開くと………… ジリリリリリリリ! けたたましい目覚まし時計の音に八重神宝は目を覚ます。 「またこの夢か……」 そう呟くと、宝は汗ばむ自らの手のひらを見つめ、その温かさに現実を感じていた。 「さむっ!?」 重く堅い金属製の扉を開けると、とたんに冷気が全身を包み込む。 三船重兵衛は思わずその寒さを口に出す。 恐る恐る足を踏み入れると、背後の扉が大きな音を立てて勝手に閉まった。 「終わるまで出るな……ってことかな?」 重兵衛は大きなリュックを一旦その場に降ろし、目の前の机に置かれていたもはや見慣れた赤い封筒を手に取る。 そしてその封筒を開き、その中身に目をやる。 『三船重兵衛様へ。 優勝者トーナメント、2回戦への進出おめでとうございます。 それではこの試合の内容を説明させていただきます。 舞台はこの冷凍倉庫全域、勝利条件は相手を戦闘不能にすること。 途中棄権は認められず、制限時間終了までに決着がつかなければ引き分けとします。 それ以外に特にルールはなく、また勝敗が決するまで立会人が干渉することはございません。 尚、制限時間は…………』 重兵衛がそこまで手紙を読んだとき、机の隣に並ぶ冷凍庫の扉が静かに開いた。 「……グレッグさん!?」 重兵衛は手紙を落とし、慌てて冷凍庫から倒れ込んだ男性へと駆け寄る。 冷たい床に落ちた手紙。その文章の末尾はこう締めくくられていた。 『尚、制限時間は冷凍庫に眠る方の命が尽きるまで。 それではどうぞ最後まで、凄惨な死闘をお楽しみください』 「まだ脈はある…けど…弱弱しい。体温も下がり切ってる……」 重兵衛は閉ざされた倉庫の扉に向かって拳を振りかざす。 「『砲弾(キャノン)』っ!!」 「ディメンション・トリッパー」の能力により加速された拳を、何度も、何度も、皮が裂け、グローブの内側で血が滲もうとも叩き込み続ける。 「開けろよ! 俺の負けでいい!! 早くここを開けないと、グレッグさんが!!」 しかし、堅く閉ざされた扉は微動だにしない。 「(立会人のスタンド能力か……? 何があっても棄権はさせないつもりか……!)」 そのとき、重兵衛に向かい、猛烈な勢いで近づいてくる巨大な影。 「……対戦相手か!?」 額に『WALRUS』(セイウチ)と印されたその巨体が、与えられた命令そのままに突進してきた。 もう一人の対戦者、八重神宝は倉庫の隅に乱雑に積まれた荷物の影で息を潜めていた。 これまで、宝はトーナメントの多くを変則的なルールの試合で勝ちぬけてきた。しかし、いずれも強敵たち。真正面からのスタンドのぶつかり合いでは勝ちの目は薄かっただろうと分析していた。 (私の『アルファベティカル26』は、応用力だけはたいしたものだと自負してるんだけどね……やっぱり近間での戦いとなるとどうしてもスタンド自体の脆さと、思考時間込みの遅さがネックになる……!) アルファベティカル26は、確かに可能性こそ無限大ではあるものの、問題は『組みあがるまではなんの力も持たない』ということ。 発現し即攻撃、あるいは防御に移れる他のスタンドとは異なり、発現から単語として組みあがる行程を経て初めて有用な形を成す自身のスタンドでは、近距離での殴りあいは圧倒的に不利である。 (だからこそ、私はアルファベティカル26のもう一つの強みを活かす!) それは『戦闘をある程度アルファベティカル26に委任する』というものである。 アルファベティカル26により発現した生物は、基本的には本体の言うことに従う。 逆に言えば、それらの知性はあくまで『高度に調教された生物』というレベルであるということだ。 他のスタンドのように自分の手足のように動かすことは出来ないものの、それゆえにある程度自身で判断し、攻撃、防御が可能となる。 (幸い、私のスタンドの射程距離は10メートルや20メートルじゃあない! 本当は熊さんやライオンさんにやってもらうところだけど……ここは冷凍倉庫。寒さに強い動物の出番! 『対戦相手を死なない程度に戦闘不能にする』って言っておいたセイウチさん に任せて物陰から一方的に攻撃を仕掛けることだって出来る!) アルファベティカル26の群生型としての本体へのダメージのフィードバックが少ないという特性と、生物を生み出したときのみ適応される自立行動型のような特性、そしてこの身を隠す場所が多いうえに冷気で相手の自由を奪える冷凍倉庫という環境が噛み合い、宝のこの戦法を可能としていた。 「それで…どういうつもりですか…『血塵の(レッドミスト)モイスチャー』……?」 冷凍倉庫から遠く離れた高層ビルの屋上。 風を受け、一人で佇む紳士『血塵の(レッドミスト)モイスチャー』に向かい、ある男が話しかけた。 「来ていましたか。『沫坂』さん……」 「この試合はすぐに中止にすべきです。貴方もご存じの通り、我々は既に目をつけられている。事実、第2試合の会場には敵勢力が現れたとの報告が……」 「関係ありません」 レッドミストモイスチャーはそう断言すると、沫坂へ強い視線を向ける。 「このトーナメントは何があっても完結させなければなりません…それが…『あのお方』の意思です。貴方もご存じでしょう?」 「……」 黙ってしまった沫坂へと畳みかけるように言葉を続ける。 「貴方も『あのお方』の意思によって、この世界へ帰ってくることができたのでしょう? 邪魔をすべきではない。今なら1回戦の身贔屓は不問としましょう……」 「……断る!!」 沫坂は自らのスタンドを発現し、勢いよく飛びかかる。そして、その拳はレッドミストモイスチャーの顔面へと叩き込まれる。 「それが貴方の答えですか……」 レッドミストモイスチャーがそう呟くと、沫坂は既にその場から消えていた。 殴られたはずの顔面にも一切傷はなく、まるで初めからその場にはレッドミストモイスチャー一人しかいなかったかのような静寂が訪れていた。 「残念です……沫坂さん……」 「(時間がない……こうなったら全力疾走で突っ走るのみ!!)」 決意を固めた重兵衛は、腰を低く構え、自らに迫りくるセイウチの巨体に相対する。 「『砲弾(キャノン)』っ!!」 セイウチの顎先を狙い、アッパーカット気味に下から拳を叩き込む。 その勢いに思わずセイウチも仰け反る。 「『連射(マシンガン)』っ!!」 そして曝け出された腹部へめがけ、拳いっぱいに握りしめたベアリング弾を投げ込む! 無論、そのすべてが「ディメンション・トリッパー」の能力により急加速されている!! 「『砲弾(キャノン)』、『砲弾(キャノン)』、『砲弾(キャノン)』っ!!」 ダメ押しとばかりに拳の連打を腹部へたたき込むと、セイウチの姿は消え、W・A・L・R・U・Sの文字列へと戻った。 「セイウチさんがやられたか……」 距離を取り、隠れていた宝がスタンドへのダメージを感知し、そう呟く。 敵の正体は掴めないが、恐らく『W・A・L・R・U・S』(セイウチ)が倒されたとなると、似たような特性を持つ冷気に強い獰猛な動物を呼び出したところで結果は変わらないだろう。 「(となると……)」 宝は即座に次の単語を思い浮かべる。 『W・A・L・R・U・S』をベースに、違う角度からの攻撃手段…… 「……『V・I・R・U・S』(ウィルス)か」 ウィルスならば確実に対戦相手を戦闘不能に持ち込める。 その毒性によっては一瞬で死に至らしめることさえ容易だ。 「(これなら勝てる!)」 そう宝が思ったとき、その脳裏に浮かぶのはまた別のヴィジョン。 月明かりの下。泥にまみれた二人の少女。 「(いやだ…………死にたくない………………)」 宝は許しを請い、助けを求めようとするも、口から漏れるのは苦しい呼気のみ。 口の端から泡を吹きながら、宝は必死で這いずりながら後ろへ逃げようとするも、もう一人の少女はそんな宝の腹に容赦ない蹴りを受ける。 そして、その少女は宝へと向かうと、その首を両手で掴んで持ち上げた。 しかし、宝を持ち上げる少女の体の泥を雨が洗い流す。その無数の雨粒には『RAINS』の刻印が浮かび上がっていた。 宝は力なくすすり泣いている。 『RAINS』の文字列は『SARIN』へと変化し、少女の体を蝕み、そして、少女は毒に侵されて事切れていた。 「嫌だ!…嫌なんだぁ!!」 最早見慣れた、それでもなお忘れたい、いや、こんな事実は存在していない、ただの、そう、ただの悪夢。 その悪夢のヴィジョンがフラッシュバックし、宝は思わず大声で叫ぶ。 その声が消えたとほぼ同時、一つの小さな、小さな白球(BB弾)が彼女の額に炸裂し、宝は静かに目を閉じた。 「……『狙撃・改』(ニュー・オーダー・ライフル)……」 スコープを覗き、ボルトアクションライフル型のエアソフトガンを構えながら、重兵衛はそっと囁いた。 「結論から申し上げますと、リチャード・モイスチャーは『正規の』立会人ではありません」 コンクリートの壁に一人分の声が響く。 壁と、机と、黒電話と、幽かなノイズを発する蛍光灯しかない無機質な部屋である。 立会人の間で通称『電話室』と呼ばれるビルの一室であり、緊急の際に『運営』と連絡を取ることの出来る数少ない手段の一つでもある。 「今試合の立会人、リチャード・モイスチャー。試合では主に単純な武力による決着を好み、特に互いに死力を尽くしての死闘を好むため通称『血塵の(レッドミスト)モイスチャー』などと呼ばれている人物です。ただ…………」 電話口から顔を離し、不安に脈打つ動悸を悟られないように一つ深呼吸をする。 「我々沫坂班が、秘密裏に調査していたところ、トーナメント運営記録に改ざんの痕跡が発見されました……極めて巧妙に隠蔽されていましたが」 一切のレスポンスが帰ってこない電話口に向かって、努めて平静を装い淡々と報告を続ける『正規の』立会人____濱修治(はま・しゅうじ)____はその袖口で静かに額を拭った。 脇の下に嫌な汗をかいているのを感じながら、修治は心の中で舌打ちをする。 (……しまった、『極めて巧妙に隠蔽されていましたが』なんて付け加えるとは、まるでガキの言い訳じゃあないか) 稚拙な報告に嫌味さえ帰ってこない無言の電話が、逆に修治の焦燥を煽る。 「…………えー、それによると改ざんは外部ではなく内部から行われており、15時間前に首謀者と思われる人物『リチャード・モイスチャー』が発覚しました。我らが班長『沫坂』氏がすぐに現場へ向かいましたが……」 修治は一息つけ、言葉を続ける。 「我々、実働部隊が現地に到着したときには既に勝敗は決しており、回収できたのは極度の体温低下によって瀕死の重体となっていたグレゴリー・ヘイスティングス氏と、頭頂部へ強い衝撃を受けて気絶していた八重神 宝氏のお二人。 勝者である三船重兵衛氏から聞き取り調査を行うも、現場には立会人リチャード・モイスチャー、沫坂班長ともに姿を見せておらず、現在行方を捜索中でございます」 冷や汗が頬を伝う。 この場所を教えてくれた先輩立会人の言によると、何かレスポンスが返って来るまで決して電話を切ってはいけないという。 電話を切るとどうなる? などと聞ける雰囲気ではなかったが、今それが分かった気がした。 電話を切ろうにも、あまりの緊張に受話器と手がまるで一体化したように、それを掴んで放せない。 それからどれだけ経ったのだろう。 老人のような、少年のような、奇妙な声色で電話越しにその相手は一つだけ尋ねてきた。 「…………『沫坂』とは誰のことだ?」 「はっ……? 我々の班のリーダーの……」 「君が『濱班』のリーダー、『濱修治』だろう?」 「……!? ……はい……」 「………………報告、ご苦労」 その言葉を聴き、ほとんど反射的に叩きつけるように受話器を置いた。 痺れ始めた手足だけが、時間経過を物語っていた。 何かに追われるようにそのビルを後にし、妙に興奮した感情を抑えようと街をそぞろ歩く。 「(忘れろ…深入りすべきじゃない。どうせ後1試合で、この企画も終わりだ……)」 そう自分を言い聞かそうとするも、なお、胸の騒めきが収まることはなかった。 ★★★ 勝者 ★★★ No.7156 【スタンド名】 ディメンション・トリッパー 【本体】 三船 重兵衛(ミフネ ジュウベエ) 【能力】 触れたものを急加速させる オリスタ図鑑 No.7156 < 第18回:準決勝② > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ トーナメントとは? ] [ オリスタwiki ]