約 2,172,089 件
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/202.html
「爺さん・・・!」 「すまない・・・。オウルドラモン・・・・・・わしの不注意で・・・」 「いや、俺の不注意だ・・・!」 オウルドラモンはもう一度ゲンナイの方に向き直る。 彼の瞳には何が映ったのだろうか・・・? 今の彼の目は、苦しさの目だ。そして悔しさの目だ。 その瞳には光と闇の球体が映っている・・・。 その中にゲンナイが閉じこめられていた。 「デッド・オア・アライブか・・・!」 ルーチェモンは顔を上げた。 「ご名答、です。」 第三十四話 感謝の言葉は ルーチェモンが笑みを浮かべる。 「ではこうしましょうか。選択肢は2つです。 一つは、お爺さんを殺し、あなたは私を殺す。私も体力が残っていませんからね・・・。 もう一つは、あなたを殺す代わりにお爺さんを助けましょう・・・。」 ルーチェモンはフフフと声をあげてせせ笑う。 「悪くないでしょう・・・?お爺さんを助けたければあなたが代わりに死ねば(デリートされれば)良いんですよ。」 オウルドラモンは舌打ちをしながらゲンナイとルーチェモンを交互に見る。 オウルドラモンは自分の額から冷や汗が頬をつたり、地面に落ちるのを感じた。 「爺さん・・・。」 オウルドラモンは爺さんをチラッとみた・・・。 そして・・・ 「今まで世話になったな。爺さんが“俺たち”のパートナーで良かったぜ。」 そして照れくさそうに一言。 「あんがとな。」 こんな事、初めて言ったぜ・・・。 長い間ずっと一緒にいたのになぁ。 あ・・・あれ・・・・・・ オウルドラモンの目尻から、一直線に涙が走っていた。 おかしいな・・・ 俺、なんで泣いてんだろ。 かっこ悪ぃな、畜生。 恥ずかしいじゃねぇか・・・。 んんぐぅ・・・・・・ 畜生・・・畜生・・・・・・! 涙が止まってくれねぇ!! そんなオウルドラモンの頭を長い年月の思い出が横切る。 「ねえ爺ちゃん! 俺の獲物みてよ!シェンロンモンよりでけぇぞ!」 そしてシェンロンモンがふくれっ面になり、 「何言ってるんだよぉ!僕のほうが大きいに決まってんだろ!」 じりじりとにらみ合う2匹。 「「ねぇ爺ちゃん!」」 「うるさいのぉ・・・どっちのもチビじゃ!」 そう言い、ゲンナイは自分の獲物を2匹の前に投げる。 「「デカッ・・・!」」 そしてまたある日・・・ 「ハクリュウモン、僕さぁテイルモンをお嫁さんにするって決めたんだ♪」 「ブァーカ。“嫁”っちゅーのは人間が持つモンだろ?それにテイルモンと結婚して嫁にすんのはこの俺だ。」 「なんだよ、人間が持つモンじゃないの?!ずるいぞ、テイルモンは僕のモンだぁぁあ!」 「んだとコラァ!」 ガサガサ・・・ そこにテイルモンが草陰から表れる。 「「あ!テイルモン!!」」 ガサガサ・・・ さらにゲンナイが表れる。 「次はどこいきましょうか、ゲンナイさん♪」 「そうじゃなぁ・・・」 「「マジかよ・・・」」 やっと分かった。 この涙、俺たちの“思い出”だったんだ。 だから止まらない。 だから沢山出ちまうんだな。 俺たちはいつも一緒だった。 離れたことなんて一度も無かったんだ。 だからこの涙は止まんない。 いや、止まっちゃいけないんだ! 「全く・・・」 ゲンナイが口をひらいた。 「これだから若造は困るんだ。なにが『あんがとな。』だ。俺たちは死ぬみたいな言い方しおって。 格好付けはほどほどにせんかぃ、馬鹿共。」 それをゲンナイが言い終えた瞬間だった。 バシュッ ズワッガアアアアアアアアアア!!! 「!!」 「ふふふ・・・時間切れです。」 オウルドラモンは言葉が出ない。 デッド・オア・アライブの球体が破裂した。 俺が死ぬはずだった。 爺さんの「未来」を奪ってしまった。 “俺が奪った” 「ぅうわあああああああああああぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!」 そんな中、ルーチェモンは瓦礫から腕を出し、耳をふさぐ。 「・・・うるさいですよ、静かにしてください・・・。」 オウルドラモンは膝をガクンと落とし、地面についた。 「・・・・・・俺が・・・俺がやったんだ・・・俺が・・・・・・!!」 ルーチェモンはフゥッとため息をつく。 「あなた、目はついてますか?せっかく天から授かったのですから、もったいぶらずに使わないともったいないですよ?」 「そうじゃな、宝の持ち腐れだな。」 !! この声 この感じ―――――― 「爺さん?!」 球体が破裂した所に、ゲンナイが立っていた。 そして一回咳払い。 「まぁな。」 そしてオウルドラモンが混乱しないうちにルーチェモンが立ち上がり、言う。 「つまりですね、これはあなた達の“テスト”だったんですよ。選ばれし子どもの守護にふさわしいかどうかというものです。 そのお爺さんは途中で気づいてしまったので、アイコンタクトで黙ってもらっていたのです。」 「お前たち、ルーチェモンの攻撃が一回一回途切れてていたのに気づかなかったのか?普通、あのようなスピードを持つなら、連続攻撃で攻めるはずじゃろう。」 オウルドラモンはバトルを思い返す。 「・・・・・・」 そしてなんだか急に顔が熱くなるのを感じた。 なんだか恥ずかしい。 自分たちだけ気づいていなかった。 それに普段言えない事まで言って、ゲンナイに涙まで見せてしまった。 「さすがの私も、伝説上のデジモンと戦うとは思いませんでしたよ。正直焦りました。・・・それに、私があんなに汚いバトルをするはずがないでしょう・・・ふふふ・・・。」 ルーチェモンはサァッと髪をかき上げる。 オウルドラモンはジョグレスを解除する。 「・・・あいつのまわりに薔薇が見えるのは俺だけかなぁ・・・」 「いや、僕も見えるよ。しかも妙にキラキラと・・・。」 そしてゲンナイが何か思い出したかのように、慌てて口を開いた。 「ルーチェモン、ベルフェモンはどうなったのじゃ?!」 「「!!」」 ルーチェモンのまわりには、相変わらず薔薇がきらめく。 「とっくに復活してますよ、半年ほど前に。 さ、もう行きましょう。向こうでお嬢さんが待っているでしょう。お嬢さんにはリヴァイアモンから説明があるでしょうから・・・。」 「「あっそ」」 2匹はあきれている。 そんな2匹を見ながらゲンナイは、優しく微笑むだけだった。
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/205.html
「ルーチェモン、ベルフェモンはどうなったのじゃ?!」 「「!!」」 ルーチェモンのまわりには、相変わらず薔薇がきらめく。 「とっくに復活してますよ、半年ほど前に。 さ、もう行きましょう。向こうでお嬢さんが待っているでしょう。お嬢さんにはリヴァイアモンから説明があるでしょうから・・・。」 「「あっそ」」 2匹はあきれている。 そんな2匹を見ながらゲンナイは、優しく微笑むだけだった。 第三十五話 全員集合 『ええぇぇええええ??!!』 「なんだよそれ!」 「俺たちなんだよ?!」 「なんだかすごく複雑だわ・・・」 そこにリヴァイアモンが何度も言ってんだろ、と面倒くさそうに答える。 「だぁかぁらぁ~、悪かったって言ってんだろうが!物分かりが悪ぃなテメェ等は!」 そんなこんなで仲良く行進中の一同は、一つの大きな部屋に出た。 「オイじじい、連れてきたぞ!」 リヴァイアモンは態度悪くズカズカと部屋に入りながら叫ぶ。 リヴァイアモンの後に続いて神楽たちも部屋に入る。 「誰が『じじい』だ!・・・全く、これだから若いのは・・・」 「・・・ってそんなに変わんねぇだろ?お前が老け顔なんだよ、異常に。」 「なんだと?!わしはもう今年で1200だぞ?貴様はまだ1100だろぅが!」 「ば~か言ってんじゃねぇよ。俺は今年で1192だ!たった8年差!」 「その8年が・・・」 2人の口喧嘩中、神楽達はどうしたらいいのか分からない。 そこに救いの手が・・・・・・ 「あんな馬鹿達置いていきましょう?」 「え・・・?」 神楽が振り返る。 そこにいたのは・・・ 「リリスモンだ。」 ギアモンが言う。 リリスモンは本当にデジモンかと思わせるほど美しかった。 まるで何処かの女王のような――――――。 リリスモンが一歩一歩近づくにつれ、その魅力にとりつかれる。 紫色のレースがひらり、ひらりと揺れ・・・・・・ 神楽はリリスモンに釘付けになる。 そして思わず、 「・・・・・・綺麗・・・。」 とつぶやいてしまった。 リリスモンはそれを聞き逃さなかった。 「まぁ、正直で良い子ね。」 リリスモンは神楽に笑顔を振りまく。 リヴァイアモンとバルバモンはリリスモンの存在に気づく。 そして一言。 「「オイ、ちなみにそいつは今年で1250歳だ。」」 ピキッ 「ピキッ・・・・・・?」 神楽はリリスモンを見てからリヴァイアモンとバルバモンを見た。 「わ・・・悪ィ・・・ちょっと口がすべっちまったみてぇで・・・」 「そうだな・・・ちょっとだけな・・・ははは(逃げるぞリヴァイアモン!)」 「(あたぼうよ!)」 2人はエッサエッサと部屋の奥に行ってしまった。 「全く・・・だから若いのは・・・」 「え?」 「私は二十歳、覚えて損は無いわよ?」 どう答えて良いのか分からず(無駄にしゃべることが命取りになると察知し)、とりあえずリリスモンの後に続く。 部屋の奥には横に長い机が置いてあった。 所々に点々と椅子が並べてある。 こちら側の長い面には、バルバモン、リヴァイアモン、デーモンがいる。リヴァイアモンは地べたに直接寝ている。 向こう側には・・・誰もいない。恐らくリリスモン、ルーチェモン、ベルゼブモンだろう。 そして右端にはベルフェモンが座っていた。 ベルフェモンの座っている椅子は、一番大きく、豪華な気がした。 「ベルフェモン」 リリスモンが呼びかける。 すると大きな角の付いた頭がこちらを向く。 度迫力だ。 あんなのに殺気を放たれたら、足がすくんで立てなくなってしまうだろう。 「ああ・・・ご苦労だったな、リリスモン。選ばれし子どもの椅子は用意してある。」 ベルフェモンはそう言い、自分の座っているところの真っ正面を指さした。 辺りの椅子に比べてちんまりしている気がする。 さあ、とリリスモンが神楽達を誘導し、座らせる。 それと同時に誰かが部屋に入って来た。 するとリヴァイアモンがうれしそうに言う。 「おやまぁ、随分ボロボロでちゅねぇ♪おしめ取り替えましょうか?」 「黙ってください。まぁ、あなただったら殺されていたかもしれませんね。それと合格ですよ、彼ら。」 ルーチェモンに続き、ゲンナイ、ハクリュウモン、シェンロンモンが部屋に入る。 「ゲンナイの爺さん!!」 「ゲンナイさん!」 「しぃぃぃぃいしょぉぉぉぉぉ!!!よくぞご無事で!」 ゲンナイ達も席に着く。 ルーチェモンの服はいつの間にか綺麗になっていて、髪も整えられていた。 ベルフェモンが言う。 「・・・ベルゼブモンはどこだ・・・?呼べと言ったはずだが?」 するとリヴァイアモンが答える。 「あいつの事だ、来やしねぇよ。クールなお方だからな。どっかブラブラしてんじゃねぇの?」 「己ならここにいるぜ、ワニ公」 『!!!』 部屋につながる通路のわきに誰か立っているのを神楽は見た。 全身ほとんど黒で埋めつくされ、上着をはおっている。 硬そうな尻尾が微妙に揺れる。 そして額の一部に光が反射して光っている。 「・・・?」 神楽は目を凝らす。 目だ。 額に目がある。 ベルゼブモンはコツ、コツと靴をならしながら歩いてくる。 「チッ・・・」 リヴァイアモンは舌打ちする。 その理由は簡単だ。 神楽は気づいた。 ベルゼブモンが声を出すまで、気配が無かったのだ。 そこにいたのに誰も気づかなかった。あの七大魔王でさえも。 恐らくリヴァイアモンは自分勝手にベルゼブモンにライバル心を燃やしまくっているのだろう。 「・・・・・・っ。とっとと座れや!」 リヴァイアモンは最後に吐き捨てる。 が、それも虚しく、負け犬の遠吠えにしか聞こえない。 しかし、神楽はベルゼブモンからなにか感じた。 「・・・ギアモン、ベルゼブモンって・・・」 神楽はつぶやく。 「・・・あ?あいつか。集団でいるのを好まないんだよ。」 「そうじゃなくて・・・なんか・・・・・・悲しい感じがする・・・」 神楽は身を縮める。 ベルゼブモンは自分の席に着こうと神楽達の前を通る。 その時だった。 ベルゼブモンが神楽に目をやり、一瞬足を止めかけたのだ。 するとベルゼブモンは慌てて顔をそむけ、前へ前へと進む。 「あいつ・・・」 ギアモンが神楽に言う。 「お前だけ見てたぞ。」 なぜ・・・なぜだろう・・・。 ベルゼブモンから悲しさを感じる・・・・・・そして弱冠、弱冠だが、“あたたかい”。 これが何を示すのか、神楽には分からなかった。 でも彼は自分を見ていた。 そう“自分だけ”。 その後ベルゼブモンは静かに座り、手を組んで目を閉じてしまった。 「では始める。」 ベルフェモンが一声かける。 「選ばれし子ども達、お前たちは知っているか分からんが、“ドルモン”についてだ。」 『!!』 ギアモンが一番最初に反応する。 それを見ていたベルフェモンが言う。 「そう、お前の“片割れ”といえるな。同じデータを持っているのだから。」
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/130.html
第四章第12話「闇」 カオスロードの元にたどり着いた子供たち。しかし、そこにいたのはカオスロードだけでなく、倒したはずの騎士の元であるはずのクリスタルがあったのだ。そして、最終決戦が始まった・・・ カオスロード「さあ、混沌の騎士よ!僕に力を!」 クリスタルがカオスロードに吸収される。 カオスロード「ぐっ・・・ぐがああああああ!!」 毒々しい光がカオスロードを包み、爆発した。 その波動で城が半壊した。 デュークモンたちにもそれは及んだが、何とか防いだ。 そこに立っていたのは、一体、いや、一人の翼の生えた人間だった。 ???「我が名は、カオスロードダークフォースモード」 カオスロードダークフォースモード(以下カオスロード) 種族不明・属性不明・レベル不明。 カオスロードがさまざまなデジモンを取り込み、進化した姿。必殺技はすべてを消滅させる闇の波動弾を繰り出す「カオスグレイブ」と黄泉の剣「ダークフォースブレード」 を出現させ、敵を切り裂く「カオスファントムセイバー」だ! スサノオモン「なんだ・・・この姿は・・・」 インペリアルドラモン「進化・・・したのか?」 カオスロード「・・・・・!」 カオスロードがその巨大な翼を羽ばたかせると、半壊していた城は一瞬であっけなく消滅した。 子供たちは上空に逃げていた。そのしろが全壊する少し前、 階下にいた樹里たちも脱出していた。 樹里「あれが・・・カオスロード?」 レオモン「あっちにいる五人は啓人たちだな。」 ベルゼブモン「なんか・・・カオスロードの姿が変わっていないか?」 その時、街に攻めてきたデジモンをすべて撃退した子供たち(賢たち)がやってきた。 賢「状況は?どうなってるの?」 ヤマト「見ての通りだ・・・」 続く
https://w.atwiki.jp/digimon_may/pages/12.html
デジモンを追加する時は50音順にソートすること 大きい画像を貼りたい時は縮小した画像をページに貼り その画像からリンクで飛べるようにすると見栄えが良い 幼年期Ⅰ 幼年期Ⅱ 成長期 成熟期 完全体 究極体 ↓以下テンプレ↓ XXXXXモン #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。←括弧の中に画像のURLを入れる 種族 XXX型 属性 XXX種 必殺技1 XXXXX 必殺技2 XXXXX 設定文章を書く 設定文章を書く 設定文章を書く ↑テンプレここまで↑ ※幼年期の場合属性は無い ※必殺技が一つの時は2つ目の欄は消す トップページ
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/149.html
第14話「ガルルモン、炎上!」 ~あらすじ~ ガルルモンに進化したガブモンは、レオモンと一緒にDH体のガードロモンとトゲモンと戦っていた。だが、レオモンがガードロモンを倒したことにトゲモンは怒りを爆発させ、レオモンとガルルモンを危機におとしいれる。 「ガハハハハハ!どうだ!苦しいだろ!」 「・・・・・」 「声も出ないか!ハハハハハ!」 「き・・・貴様・・・。」 「まだ話せるとは・・・。しつこいヤツめ!」 「うるせえぞ・・・おまえ・・・。」 「だまれ!ココナッツパンチ!」 と、トゲモンが言ったとたん、トゲモンがガルルモンの腹に、強烈な一撃をあびせた。 「ぐはっっっっっ!」 「もう少し遊びたかったが、もう終わりにしてやろう!」 「・・・くっ・・・・・!くっそー!」 「ガードロモンと同じ思いをさせてやる!」 だんだんガルルモンの意識が遠ざかっていく。 それと同時に何処からか声が聞こえてくる。 こう言っている。 『魂を爆発させろ!ガルルモン!おまえの本当の力を見せてやれ!』 は?意味不明。魂を爆発させろとか言ってるけど、爆発したら死んじまうだろーが。 と、ガルルモンは、相手に言い返すように心の中で思った。 すると、 『それなら、死ぬ気で爆発させりゃーいいだろーが。』 と帰ってきた。 また言い返す。 「分かった。でも、オレの本当の力って何だよ!それに、どうやって爆発させりゃあいいんだ?」 『おまえの本当の力は、ビクトリーモードのこと。どうやって爆発させるだと?そんなの簡単だ。心の中で念じるんだ。ビクトリーモード発動!とな。』 相手から返ってきた言葉は、驚きの言葉だった。 「ビクトリーモードって一部のデジモンにしか発動できないっていう、パワーアップする特殊な必殺技のことか?」 『ああ、そうだ。いいからごちゃごちゃ言ってないで早く発動しろ!ビクトーリーモード!』 「いちいちうるせーなー!分かったよ!発動させりゃーいいんだろ!」 『ああ!発動させろ!おまえの仲間を守るために!』 『ビクトリーモード、発動!』 と、ガルルモンが念じたとたん、ガルルモンは、自分の回りから出てきた炎の竜巻の中に包まれてしまった! 「熱っ!でも、力がわいてくる感じがするぜ!」 「き、貴様!何をする気だ!」 火の粉が空へと飛んでいく。 あっという間に炎は消え、中から炎に身を包み、赤く染め上がったガルルモンが現れた! 「うおおおおお!ビクトリーモード発動!」 ガルルモンはおたけびをあげた。 その声は、ダイヤモンドシティ全体に響きわたった。 ―シティ東部― 「うおおおおお!ビクトリーモード発動!」 「この声は・・・。ガルルモン?」 「あいつ、何をしたんだ?」 ガルルモンの声は、ガオモンたちの耳にも聞こえた。 「ガルルモンたちもがんばっているようだな!」 「はい!そうですね!」 「オレたちも負けてらんねえ!次へ行こうぜ!ガオモン!」 「はい!」 ガオモンたちは、南部へと向かっていった。 ビクトリーモードを発動させるガルルモン 南部へと向かうガオモンたち この戦い、ぜったい負けられない! 第14話「ガルルモン、炎上!」 完
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/182.html
オウルドラモンは空中に舞い上がったが、すぐに体制を立て直した。 「あんの野郎!」 オウルドラモンはルーチェモンに一発食らわしてやろうと下を見る。 が、そこにはルーチェモンの姿は無かった。 「?!」 「私ならここですよ?」 後ろにいた。 ルーチェモンはオウルドラモンの首に思い切りかかと落としを食らわした。 大きさの差はかなりあるはずなのに、オウルドラモンはものすごいスピードで落下した。ドウウウウウゥゥゥゥゥゥゥンンンン・・・・・・ オウルドラモンが地面にめり込む。 「困りますね、弱すぎます。それが伝説のデジモンの実力ですか?」 ルーチェモンは完全にオウルドラモンを見下していた。 第三十三話 デッド・オア・アライブ 地面は辺り一面砂埃が舞い上がり、ルーチェモンのいる空中の辺りまで地面の破片が飛んできた。 「ふん」 ルーチェモンが鼻をならし、自分の服をパンパンと叩いた。 「服が汚れてしまいましたよ・・・。・・・そういえば、あのお爺さんはどうなりましたかね・・・。そろそろですかね?」 ルーチェモンはわざとオウルドラモンに聞こえるように言う。 「くっ・・・!」 砂煙が晴れる頃、ルーチェモンはようやく気づいた。 「!」 そう、オウルドラモンは地面にめり込みながらもその左腕は、ゲンナイが攻撃の被害を受けないよう、しっかりゲンナイの上に被さっていた。 「・・・おい、爺さん・・・大丈夫か・・・?」 「おかげさまでな。」 「んじゃぁ、また行ってくるぜ!」 「ああ。」 ルーチェモンはその光景が気にくわなかった。 自分の技は完璧に決まったはず・・・! なのに何故此奴はこうヘラヘラしていられるのか・・・? そして口に力がはいる。 「・・・何故ですか・・・?」 「ん?」 オウルドラモンはルーチェモンの方を振り向く。 「何故私の『パラダイスロスト』を受けて立っていられるのですか?!」 ルーチェモンは自らのプライドが許さなかった。 今までパラダイスロストをまともに食らって立っていた者はいなかったのだ。 それを聞いたオウルドラモンは体についた床の破片をパッパッとはらいながら答えた。 「教えてやんねー」 オウルドラモンはニヤッと笑う。 ルーチェモンは目を大きく開く。必死に怒りを抑えているのだ。 「ぉお!流石七大魔王の一人だねぇ!この挑発にも乗ってこないとは!」 オウルドラモンは驚いた。これまでこの挑発に乗って来なかった奴は一人もいない。 「じゃあ今度は俺からいかせてもらう!!」 オウルドラモンは地を思い切り蹴り、大きくジャンプする。 そして拳を構える。 「はあっ!」 オウルドラモンはルーチェモンの目の前で拳を繰り出す。 しかしルーチェモンはそれを軽く手で受け流し、 「デッドリーロール!」 華麗な回し蹴りがオウルドラモンの腹に入る! 「グフゥッ!」 が、オウルドラモンは 「捕まえたぜ・・・! ぅうおおおぉおりゃああぁぁぁ!」 ルーチェモンの足をそのままつかみ、地面に投げ飛ばした! ルーチェモンは背中からまっすぐ落ちたが、空中でクルッと回り、足を軽く曲げ、ショックを吸収しながら綺麗に着地する。 そしてルーチェモンは口を開く。 「ふふふ・・・あなたとなら十分楽しめそうです・・・。」 オウルドラモンが下に降りてくる。 降りたと同時にルーチェモンが動いた。 スッとオウルドラモンの前に現れる。 「くっ!」 オウルドラモンは慌てて拳を突き出す。 「遅いですよ!」 ルーチェモンは繰り出しされた拳の下に潜り込み、オウルドラモンの首を掴む! そして一気に背負い投げを決めた! ドウン! オウルドラモンは一瞬息がつまる。 その間に 「パラダイスロスト!」 ルーチェモンはオウルドラモンを高々と蹴り上げる。 「(またかよ!)」 オウルドラモンは次にたたき落とされる事をよんだ。 そんな様子を部屋の隅から見つめる。 「まだ“なまり”がとれんか・・・。」 そして右手を顎にあて、ひげをなでた。 「じゃが、もうそろそろじゃのぉ・・・。」 そう思ったゲンナイは「この勝負、もらった」とでも言うかのようにかすかに笑った。 蹴り上げられたオウルドラモンは瞬時にあることに気づいた。 「!! ・・・・・・軽くなってる・・・!」 オウルドラモンは空中でグルンと横に回り、ちょうど背中と地面が平行になるような姿勢をとった。 するとそこにはルーチェモンが・・・! 「やっぱりな・・・!」 そこにルーチェモンが大きく右足を振り上げた! しかしオウルドラモンは一瞬でルーチェモンの左側にまわる。 「スピードが・・・!」 「ご名答♪」 オウルドラモンはルーチェモンが振り上げた足の反対の足、つまり左足の足首を力強く握る。 「くっ!」 ルーチェモンはかかと落としを見事に空振り、そのせいでバランスが大きく崩れる。 「いっただきぃ!」 オウルドラモンはそのまま超スピードで急下降、そしてルーチェモンをオウルドラモンの力プラス、急降下の勢いでたたきつけた! ドガアアアアアアアァァァァァァァァァ・・・・・・ ルーチェモンはかなりのダメージを負ったはずである。 それからオウルドラモンは手を胸の前で、何か玉を持つような形で構える。 そしてルーチェモンの落下により崩れた瓦礫が動き、ルーチェモンが生存しているかどうか知るために待った。 「・・・・・・。」 ガ・・・ ガラッ・・・・ 瓦礫から黒い影が表れる。 その影はジッとオウルドラモンを見る。 しかしオウルドラモンは容赦しない。 「ギガライト・ヘブンズ!!」 構えていた手と手の間に、光が一気に集まり、大きくなっていく。 一定の大きさになると、オウルドラモンは素早く手を前に突き出す。 「はああああああぁぁあぁああああっ!!!」 光は光線のように一直線に放たれる。 それが瓦礫ごと吹っ飛ばし、それら全てを後ろの壁にたたきつけた。 「グフッ・・・!」 ガラガラガラ・・・! 瓦礫はさらに砕け、その砕けた欠片の間から、ルーチェモンの頭と右腕、それから足が少し出ていた。 オウルドラモンをゆっくりとルーチェモンに近づく。 「ここまでダメージを与えてもデジタマにならないんだな。」 ルーチェモンはそれを聞いて、フッと笑う。 「・・・何故あの時・・・・・・」 「あの時?・・・ああ、あれか。俺が急に速くなった時だろ?何たって何十年も戦って無かったからよ、なまっちまってて・・・。」 「・・・・・・そうでしたか・・・。」 短い会話が終わり、しばらく沈黙が続く。 オウルドラモンは、「まいったな」と頭をポリポリかく。 これからどうしたらいい? 此奴を始末するか? でもそれは俺の良心が痛むなぁ・・・。 ガラ・・・ 「ん?」 その時、オウルドラモンはルーチェモンの指がクイッと動くのを見たそして、 「・・・・・・・・・・・イブ・・・・・。」 「は?」 が、次の瞬間、ピンときた。 まさか! ルーチェモンは口元をにやつかせる。 オウルドラモンは慌てて振り返る。 「ちくしょうっっっっっ・・・!!!」 「ふふふ・・・・・・ま・・・・まだ甘いですね・・・。」 ル-チェモンの息づかいは少し荒かったが、しっかり聞こえた。 「貴様ァ!」 オウルドラモンはルーチェモンに向かって、大きく腕を振り上げる。 「おや・・・・・・、良いんですか・・・?あのお爺さん・・・死んで・・・しまいますよ・・・?」 オウルドラモンはそれを聞いておとなしくする。 「爺さん・・・!」 「すまない・・・。オウルドラモン・・・・・・わしの不注意で・・・」 「いや、俺の不注意だ・・・!」 オウルドラモンはもう一度ゲンナイの方に向き直る。 彼の瞳には何が映ったのだろうか・・・? 今の彼の目は、苦しさの目だ。そして悔しさの目だ。 その瞳には光と闇の球体が映っている・・・。 その中にゲンナイが閉じこめられていた。 「デッド・オア・アライブか・・・!」 ルーチェモンは顔を上げた。 「ご名答、です。」
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/133.html
最 終 話「未来」 闇と光がぶつかり合う先に、待つものは未来か終焉か― クロニクモン「フルウェポンバースト!」 ベルゼブモンの陽電子砲、マグナガルルモンの両腕の武器、 セントガルゴモンのジャイアントバズーカ、ポジトロンレーザー、ガルルキャノンを一斉に放った。 カオスロード「カオスグレイブバースト!」 メタルシードラモンのアルティメットストリーム、ムゲンキャノン、トランプソード、そしてほか多数のデジモンの火器が発射する。それぞれ相殺しあい、周りの岩山などを消滅させた。 クロニクモン「だったら・・・これで勝負だ!」 守護龍の剣を構える。 カオスロード「面白い・・・全て滅ぼしてやる!」 カオスロードもまた、大極の剣を構えた。 カオスロード「大極終焉波動刃!」 クロニクモン「インフィニットクロニクル!」 すさまじい波動がクロニクモンを打ち据える。それでもかまわず、クロニクモンは突っ込んだ。 何度も何度も剣を打ち合い、お互いがボロボロになる。 カオスロード「何度でもやってやるさ!この腐りきった世界を滅ぼすまで!」 クロニクモン「そんなこと!させるもんかー!」 光が舞う。闇が散る。その繰り返しだった。その延々と続く剣戟の中、その合間に飛び交う波動で、両者ともボロボロになった。 クロニクモン「世界を滅ぼしても無駄なのに・・・何で分からないんだー!!!」 カオスロード「君こそ、どうしてこの世界を消さなければいけない、あってはいけないことにどうして気づかない!」 クロニクモン「違う!あってはいけないものなんて存在しない!」 カオスロード「何を言う!あってはいけないものとしてデジモンたちを殺し続けた人間の分際で!」 決定的な意見の相違。それが、二人の戦い続ける理由だ。 そしてまた、彼らは剣を振るう。壊すために。守るために。その先に何があるかも知らず。 クロニクモン「未来は絶対に無くさせない!」 カオスロード「消えろ!この世界とともに!過去とともに!」 クロニクモン「そんなこと、させるもんかー!!」 光が、世界を包んだ。 その光の後に、クロニクモンの刃に体を貫かれたカオスロードがいた。戦いは、終わった。 剣が体から抜けたカオスロードが静かに落ちていった。 その後を追って、クロニクモンも降りていった。 そこは、小さな丘だった。 クロニクモンが降りると同時に進化が解けた。だが、成長期に戻ったデジモンたちは不思議と疲れていなかった。 啓人「カオスロード・・・なぜ、最後の攻撃をよけなかったんだ?」 カオスロード「さあね・・・自分の中の何かがそうさせなかったのかもしれない。」 太一「喋らなくていい!死ぬぞ!」 カオスロード「どうしてだい?君たちは僕を殺すきできたんじゃないのか?」 太一「それは・・・」 大輔「ほっとけねえからだよ!」 カオスロード「なぜだ?」 拓也「目の前で死に掛けてる奴をほって置けるか」 コータ「たとえそれが自分が手をかけた人だとしてもね。」 カオスロード「人間というのは、不思議なものだな・・・だが、もう僕は長くは持たない。だから、最後の力を使って、扉を・・・開く。」 丈「でも、またはじまりのまちで復活するんだろ? 」 カオスロード「いや、僕はもう再生しない・・・」 ヤマト「なぜだ?」 カオスロード「僕は、出ジモンたちの過去の憎しみの集合体・・・そして、大量のデジモンを吸収したから、自我を手に入れ、人格を持った。もともと僕は、デジタルワールドの出来事を保存するプログラム・・・」 光二「そうだったのか・・・」 カオスロード「今から扉を開く・・・過去、現在、未来、全てをつなぐゲートを・・・」 そのままカオスロードは消え去った。そしてそこに、一つのゲートが開いた。 啓人「カオスロード・・・」 子供たちは、宿敵の最後に涙した。そして、その丘に墓標を立てた。 そして・・・ 子供たちとパートナーは、町へと帰還した。そこへ、山木が走ってきた。 山木「君たち!こっちへ着てくれ!」 タケル「え?」 山木「話は後だ!早く!」 街の人たちにカオスロードを倒したと言う暇も無いまま、いつもと違う慌てぶりの山木に促されるまま、わけも分からず連れて行かれた。 そこには、薩摩やゲンナイたちも集まっていた。 山木「これを見てくれ!」 子供たちとそのパートナーは示されたモニターを見て驚愕した。なんと、カオスロードの軍勢による攻撃で壊滅した地球の死んだはずのリアルワールドが、甦っていた。 カオスロードが消滅したことにより、吸収されたものが、復活していたのだ。 それをカオスロードが斃れた事と一緒に生き残った人々に伝えると、歓喜の叫びがあがった。 そして、それぞれの日常へと人々は戻っていった。 ・ ・ ・ あれから一年・・・・ デジタルワールドへ行った人々の記憶は削除された。無論、啓人たちの記憶は残ったが。復活した地球はデジモンに壊滅させられる直前の時間まで戻った。「壊滅した」という未来は無くなった。 そして、2XXX年8月― 子供たちとそのパートナー、オーガモン、ベルゼブモンたちはあの丘に集っていた。 啓人「あれから、もう一年か。」 太一「何で俺はここに来ると五年生に戻っちまうんだ?」 大輔「俺も、本当はもう中一なのに・・・」 拓也「俺は変わんねえけどな。」 コータ「きっと、初めてデジタルワールドに来たときの状態になるんだよ。」 タケル「でも、僕は小五だよ?」 コータ「・・・」 オーガモン「まあ、いいんじゃないのか?」 ブイモン「結局はそうなるのかぁー・・・」 しばらく笑い声が続いた後、しばらくそれからのことを話し合った。 だが、もう別れの時間が来た。 ユージ「早いな・・・」 空「また、会えるわよね?」 大「もちろんだ!けど、その前にやらなきゃいけないことがあるな・・・」 啓人「にどと、カオスロードのような存在を生み出さないためにも。」 そう、もう二度と同じ過ちを繰り返さないためにも。 だがきっと、いつかきっと。デジモンが共存できる世界へ。 いつか、きっと― デジモンクロニクルストーリー 完 結
https://w.atwiki.jp/wiki4_raito/pages/13.html
このページは、とりあえずデジモンサークルについてメモしていきます。 ・基本 お腹の減りは時間制に変更。 他人にアイテムを食べさせた場合、満腹度は増えるがそのアイテムの効果は発動しないようだ。 しかし、ゾンビ肉は・・・? 持ち物制限は50まで。 (友達の数も50までだそうです。)=人数制限については50ではないようです。 (進化条件も変わったらしく、このサイトデータはまったく使えないようです。)=使える物も判明 プロトコルは今作も健在。ネフェルティモンからインペリアルドラモンの、ズドモンからウォーグレイモンのが確認されています。 ・ポイント入手法 11/21~期間限定で入会に1000P、デジモンサークル開始で500P 日記にコメントをもらう(70P) 訪れた人が50人(30P) 訪れた人が100人(140P) ログイン(40P) サークル掲示板に書き込み(90P) サークルリンク投稿(100P) 進化条件(おそらく此処で書いて事では無理な事が多いです) イッカクモン&ガルダモン:DNBのデータで進化確認 トゲモン:すばやさ30以上 カブテリモン:つよさ&スタミナ40以上 肉4個以上 アクアオーブ&アークグローブ各1個 フレイドラモン:肉4個 アトラーカブテリモン:つよさ280以上、スタミナ100以上、すばやさ105以上、メタルアップ、マッスルサプリ投与 各デジモンが繰り出す必殺技 アグモン:ファイアボール ブイモン:アイシクルストーム ギルモン:ブラッドクロウ パタモン:フューリーゲイル テントモン:アースブレード グレイモン:ファイアボール フレイドラモン:アイシクルストーム グラウモン:ブラッドクロウ トゲモン:アースブレード カブテリモン:ポイズンクラウド イッカクモン:ライトニングボルト エンジェモン:マジックミサイル テイルモン:マジックミサイル ネフェルティモン:サイコミサイル ガルダモン:フューリーゲイル アトラーカブテリモン:ポイズンクラウド リリモン:フロストスウォーム ズドモン:フロストスウォーム ホーリーエンジェモン:サイコミサイル インペリアルドラモン:メテオスウォーム メタルガルルモン:ヘルダークネス デュークモン:ビックバン ベリアルヴァンデモン:ヘルダークネス ・47都道府県アイテム 現在確認できたアイテム 北海道・木彫りの熊 青森・りんご 岩手・わんこそば 秋田・なまはげ 宮城・笹かまぼこ 山形・将棋の駒 福島・ 新潟・こしひかり 富山・薬草箱 東京・東京タワー 神奈川・中華街の門 埼玉・香ばしいせんべい 千葉・灯台 山梨・富士山の絵画 茨城・ 栃木・猿の像 静岡・お茶 群馬・だるま 愛知・しゃちほこ 長野・スキー板 岐阜・岐阜堤灯 石川・ 滋賀・ 福井・ 京都・ 奈良・鹿 三重・真珠 大阪・たこ焼き 兵庫・甲子園 岡山・桃太郎像 広島・ 島根・ 鳥取・鳥取砂丘 香川・ 愛媛・いよかん 徳島・阿波踊り 高知・ 山口・ 和歌山・高野山 福岡・明太子 佐賀・ 長崎・路面電車 大分・ 熊本・馬刺し 宮崎・サボテン 鹿児島・桜島の絵画 沖縄・ これとは別に「秘密の銅像」があります。
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/236.html
前回のあらすじ 自らが戦う意味とルーチェモンがデジタルワールドを破壊する理由。この二つを愛は、夢なのか現実なのかもわからないまま、聞き覚えのある声を持つ『誰か』から問われる。 そして、愛を人質に、パルモンの前に現れたマイケル。パルモンのデジコアに埋め込まれている『秘伝書』もとい『テスタメント・チップ』は、ピコデビモンから進化したデビモンによって奪い取られてしまうのだった。 第三十一話 不機嫌なパルモン 朝食の用意ができた、というわけで、信一達は案内のゴツモンを先頭に廊下を歩いていた。 ちなみに、ゴールドブイドラモンはいつの間にかフレイドラモンになっていた。本人曰く、この姿が一番落ち着くらしい。 昨日は戦いが終わるや否や眠りについたため、長時間眠ることができたうえに、久しぶりに屋根のあるところで眠れたので、皆、すっきりとした面持ちである。 一名を除いて。 「頭がガンガンするぅ……」 大きなあくびを何度もしながら、おぼつかない足取りで、愛は進んでいた。足元で歩いているプロットモンが心配そうに見上げている。 「愛、やっぱり寝てたほうがいいんじゃない?」 パタモンを頭にのせた信一が愛の顔を覗き込む。疲れの色は見えないが、とにかく、非常に眠たそうであった。 愛は強く首を横に振った。 「今日はパルモンに色々質問をするんでしょう。あたしだって、パルモンに訊きたいことがあるもの」 そして、とってつけたように 「お腹も減ってるしね」 と、弱々しく微笑むのだった。 信一達が案内された部屋は、昨日と同じく、無駄に大きなあの部屋だった。 昨日の戦いの爪あとは嘘のように消え去っている。少年が壁に空けた穴もなければ、ソウエンが天井に空けた大穴もない。すっかり元通りだ。 いや、そんなことより、部屋に入った全員が一番に感じたのは、部屋中においしそうな匂いがたちこめていることだった。 「はやくいらっしゃい、冷めちゃうわよ」 部屋の中央に置かれている食卓に、すでにパルモンがついており、手招きしている。こころなしかパルモンの顔色が悪いようだ。まあ、もともと緑色であるから、なんとも言えないが。 信一達はというと、パルモンの顔色なんかに気づく気配もなく、近づくにつれ、どんどん強くなっていくいい香りに、歩くのがじれったくなってゆき、いつの間にか小走りで食卓に近づいていた。 そして、そこに並べられている湯気を出している美味しそうな食べ物の数々を見るなり、素早く席に着き、いただきます、と言ったのかどうかもはっきりしないうちに食事にかぶりついていた。愛も眠気なんか吹っ飛んでしまったかのように目の前のおにぎりをほうばっている。 その様子を見てパルモンは思わず苦笑した。 「昨日は夕食を食べていないものね。無理もないわ。さてと、ゴツモンはあの手袋を持ってきてくれるかしら?」 「はい。……あの、なにに使うのですか?」 すると、パルモンは意味ありげにフレイドラモンを一瞥して、 「長年行方不明になっていたあのチップがようやく見つかったわ」 と言うなり、自分も食事に手をつけ始めた。 ゴツモンが、妖しげなオーラを放つ黒い手袋を持ってきた時には、食事はあらかたなくなっていた。所要時間5分といったところか。 「パルモン様、おまたせいたしました」 ゴツモンが恭しく差し出した手袋を「ありがとう」と言って受け取ると、パルモンは早速はめた。パルモン独特の手の形にちゃんと対応してあるようだ。 「突然だけど、フレイドラモン、あなた、もしかして、昔のことを憶えていないんじゃない?」 満腹となり、幸せそうなため息をついていたフレイドラモンは、そう言われるなり、はっと真顔になってパルモンを見つめた。 「なんで、そのことを知ってるんだ」 「あなたが、デジメンタル・チップを持っているからよ」 「デジメンタル・チップ?」 耳慣れない単語に全員が首を傾げる。 「そもそもデジメンタルの説明からしなきゃだめね。デジメンタルっていうのは、古代種のデジモンをアーマー進化させることができる力を持ったアイテムよ。ちなみに、アーマー進化っていうのは、デジメンタルを使った進化のことね。 そして、デジメンタル・チップは、全てのデジメンタルのデータをそのままチップに記録して、デジコア――デジモンの心臓部に埋め込めるようにしたものよ。デジメンタルっていうのは複数あるから、チップにまとめることによって、そのチップ一つですませようとしたってわけなんだけどね。まあ、便利は便利だけど、とんでもなく負担がかかるのよ。チップを埋め込まれたデジモンの体に。だから、フレイドラモンに昔の記憶がないのもそのせいだと思う。チップの負担があまりにも大きくて、本来、記憶の保持に使われるはずのような部分までもが、チップの負担を請け負っていたんだと思う」 一息にそこまで言うと、パルモンが今度は、一言、一言噛み締めるように言った。 「このままだと多分、記憶喪失程度じゃすまなくなるわ。だから今から、あなたのデジコアからチップを取り除く」 「そんなの無理よ」 プロットモンが咎めるような声を上げた。それに続くようにして愛も、 「デジモンの心臓部ってことは、デジコアって体の中にあるんでしょ。そんなところからどうやって取り出すのぉ?」 と、あくびをしながらもっともな疑問を投げかける。 そのとたん、パルモンの顔があからさまに歪んだ。 なにか思い出したくないことでも思い出してしまったかのように。 「パルモン様、どうかなさいましたか?」 「なんでもないわ……」 心配気なゴツモンの問いかけをさらい退けると、パルモンはいつもの調子に戻っていた。 「まあ、アイが不思議がるのも無理ないわね。普通はそんなことできないもの。でもね、先代のワイズモンがとても便利な物を作ってくれたのよ。それがこれ」 そう言って、パルモンは自分がつけている黒い手袋を信一達に見せた。 「これは、デスハンドっていって、相手の体を傷つけることなくデジコアに触れられる優れものなの。これを使えば、ばっちりチップがとれるわ」 この時、ゴツモンはパルモンの異変に気づいていた。 感情を押し殺したような、淡々とした話し方。愛から質問されたときのあの反応……。 先代のワイズモンのころから仕えているため、パルモンとも長い付き合いになるが、こんなことは始めてだった。 「……あの、パルモン様。お加減がよろしくないのでは?」 パルモンは表情を全く変えず、小さく口を動かす。 「そんなことないわよ」 そんなことないわけがございません! 危うくゴツモンはそう叫ぶところだった。それほど、パルモンの今の返答はぶっきらぼうな響きがあったのだ。 しかし、自らの主にそんな失礼を侵すわけにもいかず、またもや、何事もなかったかのように話し始めてしまったので、ゴツモンは無理矢理その言葉を飲み込んだ。 「そういうわけだから、早速作業を始めてもいいかしら?」 まるで、一緒にお茶をいかが?とでも誘うかのように気楽に言うパルモンに、今から自分のデジコアを触られるフレイドラモンはドギマギしながらパルモンに問う。 「本当に大丈夫なんだろうな」 すると、パルモンは肩をすくめ、ため息をついた。 「けっこう痛い。……さぁ、さっさとやるわよ」 「え、ちょ、ま、待ってくれ。痛いって……」 フレイドラモンが言い終わらないうちにパルモンは右腕をフレイドラモンの胸の辺りに突っ込む。 「いっでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 こうして、フレイドラモンの疑問は自らの身をもって解決された。 フレイドラモンの絶叫がブリンプモンの中で響き渡っていたころ。 天に浮き、聖なる光を放つ白い城のような建物――サンクチュアリと呼ばれる神の宮に、場違いとしか思えない、黒い堕天使が吸い込まれていった。 堕天使はデビモンであり、その背にはパートナーであるマイケルを乗せている。 デビモンは本がびっしりと並べられた部屋にたどり着くと、マイケルを降ろし、ピコデビモンに退化した。 どうやら、図書室のようで、部屋の中央の大きな円の机には、12枚の翼をもつ天使が読書に興じている。 自分に近づいてくる存在に気づくと天使は顔を上げた。 「やあ、よくここがわかったね。戻ってきた、ということは『秘伝書』は手に入ったわけだ」 「どうにかね。でも、正式名称は『テスタメント・チップ』っていうらしいよ」 そう言って、マイケルはズボンのポケットに入っていた親指の爪ほどのチップを手に乗せ、天使に見せる。 すると、このサンクチュアリの主であり、デジタルワールドの神でもある、天使、ルーチェモンはあどけない顔で笑い、言った。 「これで、僕の望みが叶う時がぐんと近くなった」 つづく
https://w.atwiki.jp/ekkusuz/pages/32.html
第四話「遭遇」 パートナーを見つけ、とりあえずクワガーモンを撃退した真治たち。 とりあえず、その草原に(設定変更)泊まることになった。その一夜が明け― ドラえもん「ここから、どっちに進む?」 孝「こういうときは西に進むって決まってんだろ!!」 真治「誰がいつ決めたんだよそんなこと(汗)」 光「もう、勝手に決めて・・・」 愛「そういえばプロットモンたちは人のいるところ知らないの?」 コエモン「俺たちは封印されていたからよくわかんないんだ。」 プロットモン「そう、ずっと・・・」 アグモン「でも、もう封印されなくてすむぜ!!」 テリアモン「そうだね。」 真治「ところで、ドラえもん、のびた君は来てないの?」 ドラえもん「いいや、一緒に来たんだけどのびた君だけどこかに飛ばされたみたいなんだ。」 孝「で、どうするんだよ。」 ドラえもん「考えてても埒が明かない、尋ね人ステッキ!!」 人のいるとこ・・・と、皆が考えていた。「カラン!」 それは、真っ直ぐに西の方向を示していた。 (西だーーーー!!)その場にいる全員がそう思った。方向音痴の孝がいった方向に人がいるというのだ。 孝「ほ、ほら、俺の言ったとおりだろ?そんな気がしてたからいったんだよ。俺は。」 真治(絶対嘘だ・・・) 五人と四体は、歩き始めた。 光「タケコプターを使えないの?」 ドラえもん「残念、電池切れ。」 孝「どこでもドアは?」 ドラえもん「地図がインプットされてないから役に立たない。これから記録して通れるようにするよ。」 真治「そうか・・・」 愛「あ・・・」 光「どうしたの?」 愛「あれ・・・」 孝「あ!!」 真治(小声で)「チューモンの大群だ・・・しかもこっちに向かってきてる!!」 孝「見せないほうがいいよな?」 ドラえもん「なになに?」 真治「見ちゃダメだぁ!!」 ドラえもん「!!!!!!!!!」 真治の制止も空しくドラえもんは見てはいけないものを見てしまった。 ドラえもん「ネ・・・ネズミだぁーー!!!!!」 そしてドラえもんは逆方向の東へ走っていってしまった。 仕方なく、真治たちは進路を変えざるおえなかった。 やがて、森を見つけ、ドラえもんがそこに突っ込んでいくのが見えた。 やがて、ドラえもんが息を切らして立っているのを見つけた。 孝「ドラえもん、勝手に走っていくなよ。」 ドラえもん「でも、ネ、ネズ、ネズミが・・・」 愛「ところで、ここ何処?」 ???「ここは、幻想の森・・・見る者の一番恐れるものを映す森・・・そして、僕のテリトリーだ。」 アグモン「誰だ!?」 コエモン「何処にいる?」 ???「ここさ。」 なんと、木の上に人が立っていた。 プロットモン「あなたは一体誰なの!?」 男「獲物に名乗る名前はないよ。やれ、ギガルモン。」 すると、幽霊のような形をしたデジモンが現れた。 データ 「ギガルモン」ゴースト型・成熟期・ウィルス種 対象の恐怖を移す能力を持ったデジモンだ。 必殺技は、敵一体を箱に閉じ込め、対象の一番恐れる物を見せる「キラーボックス」だ。これにかかったものは人格が崩壊してしまう技だ。 アグモン「ベビーフレイム!!」火の玉が飛ぶが、ギガルモンはあっけなくかわしてしまう。コエモンたちもさまざまな技を飛ばすが、まったく当たらない。 ギガルモン「キラーボックス!!!」 ドラえもん「うわ!!」ドラえもんが箱に閉じ込められてしまった。 真治「ドラえもん!!」 男は満面の笑みを浮かべた。 男「さあ、苦しめ・・・」 ドラえもん「ネズミだぁー!!!うわぁぁぁぁぁ!!」 孝「ドラえもーん!!」 ドラえもん「!!!!!」 どたばたと、あちこちを駆け回る音が聞こえる。どうやら必死で幻影から逃げているようだ。 続く