約 4,199,131 件
https://w.atwiki.jp/brawlhack/pages/14.html
コメント 何かあればコメント投稿してください。 -- 管理人 (2012-04-18 12 59 24) ステージはほぼB+のやつなんで変えて欲しいモノがあればいってください -- 管理人 (2012-04-22 06 35 15) メンバー入れて欲しい人も言ってください -- 管理人 (2012-05-05 11 05 43) メンバーに入れてくださいな -- ミスター (2012-05-18 20 22 19) ミスターさんOKです -- 管理人 (2012-05-19 10 07 00) 自己紹介に書きたいことは何ですか? -- 管理人 (2012-05-19 10 07 18) 〔改造こそ正義〕です -- ミスター (2012-05-19 17 27 59) それか〔VvVvVヴィクトリーVvVvV〕です -- ミスター (2012-05-19 17 37 01) ミスターさんメンバーになりました。 -- 管理人 (2012-05-20 10 47 58) ダウンロードページ(ミラー)が期限切れになっているので、再度アップしてもらえませんでしょうか? -- 名無しさん (2012-06-30 11 02 32) sppsワドイユウイミナンデスカ -- youhui (2012-07-10 17 12 38) appsですた -- 名無しさん (2012-07-30 12 32 11) キャラを選ぶとことステージの配置だけが変わっています -- まえだ (2012-08-01 22 51 01) 教えていただけないですか? -- まえだ (2012-08-01 22 51 27) ciosってやんなきゃいけないんですか?やんなくても改造セットいれられます? -- ninnjinn (2012-08-07 20 05 05) 改造セット入れたのにキャラだけ変わってないんですけど? -- 名無しさん (2012-08-09 19 30 31) stフォルダ内のSmashStackは消してください。 codesとprivateとgameconfigは必ず入れてください -- 名無しさん (2012-08-11 06 29 16) 改造セットを入れたのに、キャラは増えたんですが、同じステージが何個もあり、効果とかも反映されません‥ -- せきね (2012-08-15 17 29 57) 本当に困っているので、出来るだけ早めの回答待ってます;ω; -- せきね (2012-08-15 18 13 44) 一度RSBJフォルダやcodesまたはSDの中すべてを消してからappsやprivateやgameconfigなどを入れて試してみてください -- 名無しさん (2012-08-16 05 57 25) わかりました;ありがとうございます -- せきね (2012-08-16 11 08 08) やはり反映されません;; -- せきね (2012-08-16 14 42 57) やっとできました;ありがとうございました -- せきね (2012-08-18 15 31 12) お初です。早速質問ですが・・・ -- ペンギン (2012-08-29 12 58 15) 前からハックはやっていて、今日このウィキを見つけました。それで、このセットのコードがほしいのです。オカリナでいじったやつではなく、生のまま欲しいです。UPしてくれませんか? -- ペンギン (2012-08-29 13 00 33) ほんとに欲しいです!ポケトレ単独コードと、キャラ選択画面の配置コード!あとゼロサムやゼルダ シークもほしいです。 -- ペンギン (2012-08-31 09 32 13) 改造セット最新版でました!! -- 管理人 (2012-11-05 21 13 10) とてもいいですね!管理人さんサイコーです -- キャメロン (2012-11-07 20 06 01) ほか強いのあります? -- キャメロン (2012-11-08 18 40 15) キャメロンさんありがとうございます。 他とは何のことですか? -- 管理人 (2012-11-08 18 42 27) いやほかの改造キャラもいないかなぁ?と思いまして、 -- キャメロン (2012-11-08 18 45 24) http //devilgod.chatx.whocares.jp/ -- チャットもきてね! (2012-11-08 18 45 50) 全キャラ一応改造キャラ入れましたよ~ -- 管理者 (2012-11-08 18 47 43) スマブラ改造セットで自分で好きなのを入れて改造したい場合はどうすればいいのでしょうか -- 名無しさん (2012-11-11 17 20 20) あ、もしかしてこれってRSBJフォルダ内のファイル配置はISOのと同じですか? -- 名無しさん (2012-11-11 17 24 00) キャラを変えたい場合RSBJのpfのfighterのキャラ名のフォルダの中にhttp //forums.kc-mm.com/Gallery/BrawlView.phpここからDLしたキャラのpacファイルをhttp //www20.atwiki.jp/2ch_hack/pages/26.htmlこのようにリネームしてからいれればできますし、ステージを変えたい場合はstageフォルダのmeleeの中にDLしたpacファイルをリネームしてからいれればいいですよ。 当然ですがWiFiではできませんよ -- 改造者 (2012-11-16 21 46 30) brsarからバトル開始前のカウントダウン音を抽出したいです。 誰かどこにファイルがあるか教えてください。 SmashBox v0.57仕様です。 -- 名無しさん (2012-11-22 16 12 50) 名無しさん 3.2.1.Goのですか? -- 丫 (2012-11-30 12 42 50) 突然で、スイマセン!!改造セット最新版をダウンロードしたんですが、キャラ枠などは、増えていたんですがストラップ画面、メニュー、神キャラ、ステージが反映されてませんでした。アドバイスよろしくお願いします!! -- ruisu (2012-12-08 05 44 58) 入れる前はSDカードの中身のいらないものを消しましたか? 最新版のなかのものをすべてSD直下にそのまま入れればできるとおもいます。 Gecko OS起動です。 もしかしたらそれはFile Patch Code v3.5.1が適用されていない可能性があります。 -- 管理者 (2012-12-09 09 24 06) 出来ました! SDカードの種類に問題があったみたいです。親切な説明ありがとうございます! 内容は最高でしたww -- ruisu (2012-12-13 05 57 10) 最新版のオダウンロード してもはんのうがありませんどして -- 名無しさん (2012-12-18 20 30 43) http //www1.axfc.net/uploader/so/2664458ここでダウンロードできますよ -- 名無しじゃない管理者 (2012-12-21 20 42 35) 古いフアイル手ありますかさいしんばんだとうまくいかなくって -- aaaa (2013-01-14 11 20 48) 管理人さん だうんろーどしようとしてもフアイルガミツカリマセン -- 名無しさん (2013-01-26 14 10 57) 名無しさん ダウンロードするときに保存先をわかりやすいところに指定したらできるとおもいます。 できない場合はダウンロードフォルダ等にあると思います。 -- 管理人 (2013-01-27 08 57 39) フアイルオもういちどつくつてもらてもいいですかフアイルガしよきよされたかきげんぎれときてあるので -- 名無しさん (2013-01-27 14 39 04) 書き忘れ まだしよう4だからわかりやすくおねがい -- 名無しさん (2013-01-27 14 40 20) 後からほかの神キャラを入れることはできますか? -- L (2013-01-31 20 19 21) Lさんできますよ -- 管理者 (2013-01-31 20 55 14) 管理人さん やなしさんのこたえたら -- aaa (2013-02-01 18 11 52) かんりにんさいやくだ -- あああ (2013-02-04 19 29 19) ダウンロードがミラーも有効期限切れになっているんですけど...どうすれば?対応が遅いですよ -- kurokyami (2013-03-01 15 39 19) 管理人さん頭大丈夫ですか?一度こちらの世界へきますか?待っているすべての人間たちのためにもファイルを再アップしなさい。 -- ミカエル Michael (2013-03-01 20 55 20) このさいと死んだ -- 名無しさん (2013-03-07 18 37 39) おいおい?まずMewtwo2000氏のステージとかレジェンドオリマーとか作者から二次配布していいと許可もらったのか?許可していないならこのサイト、改造セットを全て消してください。 -- Kirby2000 (2013-03-09 18 30 30) 改造できました。ありがとうございました。 -- 名前無い (2013-03-10 18 48 49) あのwwテンガン山やりのはしらが改造されてませんwwどうすれば? -- エスランポ (2013-03-14 23 25 41) 選択画面では改造されてた画面だったのですがステージを選択するとふつうのテンガン山に -- エスランポ (2013-03-14 23 26 53) 何故か、城とbrawl-ギャラクシーが フリーズするんですが、どうすればいいでしょうか 後、メンバー希望で -- Ryou@ (2013-03-16 23 04 03) dousurebaiidesuka? -- RyouP (2013-03-18 16 32 29) SDの問題か曲が壊れてるんじゃないですか? SDは512MB~2GBにしてください -- かんりしゃ (2013-03-18 17 35 35) なおす方法ある? -- Ryou@ (2013-03-20 16 59 29) Ryou@ http //kenta3753.web.fc2.com/wiihack/code_list/rsbj01_06.html#music_fixここからそのフリーズするステージのコードをOcarinaで入れて起動してみてください 治るかもしれません -- 名無しさん (2013-03-20 18 57 03) 管理人マジで逃げたな 誰かこのサイト潰してくれない? -- Kirby2000 (2013-03-23 01 05 38) あり -- 名無しさん (2013-03-23 10 40 48) kirby2000さん どうしても削除してほしいですか? -- アドミニストレータ (2013-03-29 17 25 55) ジエン・モーランのステージないですか? 管理人 -- エスランポ (2013-03-30 11 55 32) Gecko OSは、スマブラXの改造セットにあるapssに入れるんですか?できればもっと詳しく、後、写真での説明もお願いしたいです。 -- ゴンタ (2013-03-30 23 03 06) それと、そのSDカードに直行とは、SDに作っていたappsに入れるんでしょうか?それと、その入れるappsには他のファイル(Gecko OSなど)は入れてて良いんですか? -- ゴンタ (2013-03-30 23 05 12) SDに直行じゃなくてSD直下です 詳しくはSDのルートディレクトリ(SD開いたすぐのとこ) appsには他のファイルを入れても全然構いません -- 名無しさん (2013-03-31 17 05 00) そうなんですか、ありがとうございます。それと、戦闘が終わる、戦闘を中断すると必ずフリーズするんですが… -- ゴンタ (2013-04-06 15 06 55) ゴンタさん それに関してはよくわかりません -- 名無しさん (2013-04-06 15 54 38) そうでしたか;答えてくれてありがとうございます。 -- ゴンタ (2013-04-07 11 09 22) 入っていいですか? -- レジェオリファン (2013-06-07 07 22 36) メンバー式をやめることにします。 やりたい人はだれかほかのひとを誘ってその人とやってください・・・ -- 管理人 (2013-07-03 17 03 02) 改造セットのファイルだれかください -- 小学生 (2013-07-17 17 40 39) 改造セットのgctファイルには、テクスチャハックコードが入っていますか? -- たこ (2013-07-20 00 09 14) そして、もし入ってないならどのように変更したらいいですか? -- たこ (2013-07-20 00 10 35) 管理人Nドライブの方のURLの有効期限が切れてますよ -- まんじゅう (2013-08-09 20 28 25) 小学生さん -- まんじゅう (2013-08-09 20 31 10) こっちはいけます↑(さっきの続き)http //kie.nu/16ZW -- まんじゅう (2013-08-09 20 32 54) たこさんはいってますよ -- 名無しさん (2013-08-12 15 34 07) 管理人Nドライブの方のURLの有効期限が切れてますよ -- まんじゅう (2013-09-25 19 23 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7927.html
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました──第20話── 仮面の男以外の追っ手が来ることもなく、サララ達はフネに乗り込んでいた。 フネを動かす風石が足りない分は、ワルドが魔法で助力することで、 どうにか貨物船を一隻、出航させることが出来た。 「サララ、えっと、怪我とかない?」 心配そうに問いかけるルイズに、大丈夫です、と笑みを返す。 「……サララは強いわね。私、人質にとられても、何も出来なかった」 しょんぼりとした顔を見せるルイズ。 自分は何も出来ない、サララの邪魔かもしれない、その事実が辛かった。 サララは、そんな彼女の表情に見覚えがあった。 時々、本当に極稀にだが、彼女だってまともに魔法が使いたかった。 箒にまたがって空を飛ぶ友人達を見ては、羨ましいと思っていたことがあって、 そんな時、自分はきっとこんな顔をしていたのだろう、と。 だから、彼女は笑って見せることにした。 大丈夫です、いつかきっと、ルイズさんも魔法が使えるようになりますよ、と。 「……ありがとう、サララ」 いつも、この笑みに救われているわね、とルイズは思う。 サララの笑顔は何だか彼女をホッとさせるのだ。 自分より背も低いし、同じように魔法が使えないのに、 大体いつも笑っていて、オマケに下手な相手じゃ到底太刀打ち出来ない。 そんな彼女を召喚したのだから、もう少し自信を持ってもいいのかな、と。 「ねー、そういえば、ルイズって、魔力がないわけじゃないよね」 ひょいと、チョコがそんなことを言い出した。 「魔力?」 「あ、えーっと、魔法を使うための力。こっちでいうと、 精神力、ってのに近い、のかな?」 ふむふむと主従二人は首を縦に振った。 「んーと、ルイズには魔力はあるんだけど、使う魔法が、 どれもこれも全部、ルイズには合ってない気がするんだよね」 「何よそれ。結局ダメってことじゃない。あんたそんなことが言いたいわけ?」 口を尖らせたルイズを、まあまあ、とサララは宥める。 それから、あ、と小さく呟いて彼女は袋をがさごそと漁る。 一本の杖を取り出して、それをルイズに手渡す。 「杖? これが何だっていうのよ」 それを受け取って、ルイズはくるくると手の中で回してみる。 何処にでもありそうな、普通の杖だ。 それに、魔法の力を通すようなイメージをしてみてください、と サララにそう言われても、首を傾げるばかりだ。 「そんなこと言われたって、イメージなんか出来やしないわよ。 大体、こんな杖一本でどうなるものでもないでしょうに」 そう告げるルイズに、サララは説明する。 その杖は、杖自体が魔法の道具、こちらでいうマジックアイテムなのだ、と。 故に、上手く魔力を通せればその先から雷が出せると。 ほら、こんな風に、とサララがひょいと杖を取ると、 部屋の片隅あった空樽へ向ける。 バチリ、と音を立てて、杖の先端から雷が飛んだ。 「嘘……」 ルイズは目を瞬かせて、焦げた樽と杖とサララの顔を交互に見やる。 はい、と手渡された杖。ルイズはそれをしっかと握る。 「魔法を込めるイメージ、魔法を込めるイメージ……」 目を閉じ、ぶつぶつと呟きながら、自分の中にある魔法の力を、 杖へと移動させるよう意識してみる。 意識してみると、確かに杖に魔力が溜まっていくような感覚があった。 「……えい!」 「二人とも、そろそろアルビオンが見えて」 ルイズが、勢いよく杖を振り下ろすのと、ワルド子爵が 部屋に入ってくるのは、ほぼ同時だった。 杖の先端は、サララが振った時よりも激しく火花を発しており、 マズい、と思った彼女が止めるより早く爆発した。 暴れるエネルギーの奔流は空樽を破壊し、その破片をワルドの顔にぶち当てる。 「おごふ」 「きゃああああ! し、子爵様、ごめんなさあああいい!!」 杖を放り投げて、ルイズは慌ててワルドに駆け寄り、 赤く腫れ上がった頬を必死でさすった。 「……今の、魔力量……」 チョコはサララを見上げる。サララも、今のはおかしい、と思った。 上手くイメージできなかったからと言って、 あんな量の魔力は、おいそれと出せるものではない。 ましてや、あれだけ出してピンピンしているというのも、 常人程の魔力量では考えられないことである。 「……ルイズって、ひょっとしたら物凄い、のかも」 チョコの言葉に、サララはじっとルイズを見つめた。 彼女は、目に涙を浮かべながら謝っている。 その背中に、何かとてつもないものを背負っているような予感がした。 もうすぐアルビオンが見える、というワルドの言葉を聞いて、甲板に出た。 「うわあああああ! すっごい、何あれ、何あれ!」 見上げたチョコが、歓声を上げる。 雲の切れ間から、黒々と大陸が覗いていた。大陸ははるか視界の続く限り伸びている。 地表には山がそびえ、川が流れていた。 大河から溢れた水は空へ落ち込み、白い霧となって大陸の下半分を包んでいた。 これが、『白の国』と呼ばれる由来か、と思いながら、 余りの美しさにサララはほぉ、と息を吐いた。 やはり、冒険はいい。通い慣れたダンジョンも悪くないが、 こうやって見たこともないものに触れるのもまた格別だ。 ……竜使いの一族と共に空を翔けたという遠い先祖でも、 こんな光景を見たことはなかったに違いない。 「ねえねえ、あれ、どうやって飛んでるの?!」 「ええっと、確か地下に大量の風石……、フネを飛ばすのと同じ、 風の力がこもった石が埋まってるとかなんとか。 うっかり掘り返して落ちたら大変だから、詳しくは分かってないけど」 チョコの質問に、ルイズはそう答えた。 その答えにサララはふと、じゃあ地上の何処かに風石がたくさん埋まってたら、 そこもあんな風に浮かびあがるのかな? と想像してみた。 空に浮かぶたくさんの島々。楽しそうだな、と笑った。 突然背中に悪寒が走る。ぶるりと身震いすれば、ワルドがそれに気づいた。 「おや、空の上は寒かったかな?」 そうじゃないです、とだけ答えて、サララは空を見上げた。 白い雲の中に一点、他とは全く違う色がある。 「船長! あのフネ、旗を揚げてません! 空賊だぁ!!」 見張りの男が叫んで、たちまちフネは慌しくなった。 さて、どうやら冒険というのは何かしら邪魔が入るものだ。 ため息を吐きながらも、ワクワクしている自分をサララは認めざるを得ない。 フネに乗り込んできたのは、いかにも『賊ですよ』という格好の男達だった。 下卑たニヤニヤ笑いを貼り付けて、派手な服をまとって、船長を何やらおどしている。 ワルドのグリフォンが眠らされたことから、メイジも居るに違いなく、 迂闊に手を出すことも出来ずにじっと様子を見守っていた。 「よし! 今からこのフネは積荷ごと俺らのもんだ! そちらの貴族のお客さんも、丁寧に運んで差し上げろ!」 頭らしい男が叫ぶ。その声にしたがって、空賊はサララ達に近寄ってきた。 「戦うにも、彼らが人質にとられているのではな……」 ワルドが苦い声を出したので、ルイズは構えていた杖を下ろした。 少なくとも、今すぐ殺されることはあるまい、と。 「うーん、確かにちょっと厳しいかな。ね、どうする、サララ?」 チョコがサララを見上げる。サララは、笑っていた。 あ、またなんかアレなこと考えてるな、と長い付き合いのパートナーは理解した。 「お嬢ちゃん、何をニヤニヤ笑ってるんだ?」 いひひ、と笑いながら近寄ってきた賊の手を、サララはがっしりと掴む。 「お……?」 そのまま、勢いをつけて、ぶん投げた。 投げられた賊に、他の男達が慌てて治癒魔法をかける。 「さ、サララ?! 何やってるの、子爵様の話、聞いてなかったの?!」 うろたえたルイズが、がくんがくんと揺さぶるが、彼女は笑ったままだ。 素敵なお芝居ですね、とその笑顔のままに告げる。 「芝居、だぁ? ははは、嬢ちゃん、あんた冗談が上手いな」 頭の言葉は笑っていたが、顔は笑っていない。 賊達が何名か杖を構えてこちらを睨みつける。 それでも、サララは動じない。賊に動じるようでは、あの町一番の商人などやれないのだ。 大丈夫ですよ、とルイズに笑いかけてから、頭に向き直る。 私の知ってる悪い賊は、とサララは臆することなく語りだす。 もし、仲間がやられたら、頭に血が上って突っ込んでくるような人ばっかりです。 それなのに、あなた達はまず仲間の怪我を治しました。 それに、投げた時、咄嗟に魔法を使って、ダメージを軽減しようとしましたよね? こういうのって、訓練された兵士じゃなきゃ出来ないんじゃないですか? スラスラと語るサララの姿に、一同はしん、と黙り込む。 なおかつ、貴族派に荷物を運ぶフネを襲ったんですから、 王党派の兵士なんじゃないですか? サララがそう言葉をしめて、頭を見据える。 「はは……いやはや、否定しようと思ったのだが、何故だろうね。 君が相手では、どんなことを言っても看破されそうな気がするよ」 頭は、今度こそ本当に笑い出した。周りの賊、否、兵士達も釣られて笑う。 どうやら、サララの読みは当たっていたようだった。 「さ、サララ、あんたいつの間にそんなことに気づいたのよ」 成り行きを見守りながら、震えていたルイズは、 とりあえず軽くサララの頭を叩いた。 「サララ、盗賊とやり合ったこともあるからねー、 何となく気づいて、はったりかましたんじゃないのー?」 チョコに言われて、ぺろり、とサララは舌を出す。 確証など無くても、分かったような顔をしていると、 相手が勝手に勘違いしてくれる、という現象が彼女にはよく起こる。 それに加えて適当な言葉を紡いでみたら、見事に向こうがバラしてくれたわけだ。 「……まあいいわ」 突っ込む気力もなく、ルイズは肩をすくめた。 それから、サララの後ろから歩み出て、頭と向かい合う。 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 王党派の、ウェールズ皇太子への大使として、アンリエッタ王女から任ぜられました。 皇太子陛下への、お目通りを望みます」 スカートの裾を持ち、恭しく一礼をする。 頭は、目を丸くしていた。 「アンリエッタから……それに、ヴァリエールといえば、公爵家だね。 ふむ、分かった。城で詳しく話を聞かせてもらおう」 「え?」 べりり、と付け髭と鬘をはいでいく。 そこに現れたのは、黄金色の髪をした凛々しい若者だった。 「私が、アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ」 おや、予想以上の結果になった、とサララは目を丸くした。 その隣で、ワルドがニヤリと笑みを浮かべたことに気づいたものは、誰も居なかった。 前ページ次ページ使い魔はじめました
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1305.html
25ページ目 お姉さんA「んはぁ・・・ど、どう?」ズッズッ お姉さんA「あたし、よく名器っていわれるのよ・・・?」ズッズッ レッド「う・・・はぁ・・・!」 お姉さんA「ふっ・・・んっ・・・く、はっ・・・!」パンパン レッド(気持ち・・・良すぎて・・・!) レッド「っっ・・・!!」ビュルビュル お姉さんA「ひああっ・・・!」ドクドク レッド「はー・・・はー・・・」 お姉さんA「えへへ・・・ちょっと早いけど・・・」 お姉さんA「気持ち良かったし、量が凄いから・・・許したげる・・・」 お姉さんB「ちょっと、いつまで乗ってんのよ」 お姉さんA「あぁっ」 お姉さんB「次は私っ」 お姉さんC「私よ」 お姉さんA「もうちょっと余韻に浸らせてよ」 レッド「・・・」 96 Re レッド「安価でナツメさんにセクハラする」( No.96 ) 日時: 2014/03/30 00 09 名前: ニンテン◆fqk794lARE 続行 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/nicoten/pages/892.html
###このコメントは粛清されました### このこめんとはしゅくせいされました 【コメント】 09-08-09最終更新 random_imgエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 「###このコメントは粛清されました###」とは、赤いニコニコ動画でしばしば見られるコメント。 NG設定をした際に動画表示画面右側のコメント欄に表示される「###このコメントは表示されません###」を文字ったコメント。すなわち単なるネタコメントと思わ・・・おや、誰か玄関に来たようだ。 関連項目 ###このタグは粛清されました### 動画検索 上位分類タグ 赤いニコニコ動画 (タグ検索 → 検索結果) 関連タグ ###このタグは粛清されました### (タグ検索 → 検索結果) 「###」の含まれるタグの一覧 → 検索結果 エレクトリック・カートゥーン・ミュージック・フロム・ヘル 英・数・記号の単語一覧にもどる 「コメント」に関する単語の一覧 トップページにもどる - -
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1310.html
30ページ目 レッド「・・・ここは・・・」スタスタ レッド「ヤマブキ並みの大都会だ・・・」スタスタ 看板「ここはコガネシティ」 レッド「・・・コガネシティ・・・」 レッド「・・・ジョウトじゃないかっ!」 レッド「取り敢えずゲームコーナーにでもいこうか・・・」 レッド「いや、でもコインケース家に置いてきちゃったしな・・・」 レッド「どうしようかな・・・」 112 Re レッド「安価でナツメさんにセクハラする」( No.112 ) 日時: 2014/03/30 00 38 名前: ああ ラジオ局の受付嬢を犯す 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/1280.html
パロ作品 レッド「安価でナツメさんにセクハラする」 作者「紫電◆oUBxRY/1oU」 こちらの作品にはエロ要素が含まれております。ご注意下さい。 なお、本文内の指定安価番号、安価先の文章は一部改変されていますのでご了承下さい(ストーリーの進行に影響はありません) イラスト この作品を読む 指定したページに飛ぶ 感想などコメントをお書き下さい 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ganbare_venus/pages/13.html
2009年6月25日 11 39 『後妻から養育費減額の要求をされました』 トピ作成 ttp //komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0625/247740.htm ※既に削除されたので、Googleのキャッシュから集めたので抜けあるかも 以前相談しました。 ttp //komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0417/235246.htm?o=1 その後、お祝い金として20万振り込まれ取りあえず解決しました。 しかし、先日後妻からメールがきて養育費の減額を言い渡されました。 「妊娠致しました。今まで通りの養育費を維持していくことが難しいと主人と話し合い、申し訳ありませんがビーナスさんに減額をご相談させて頂きたく思います。 これまでは口約束にて養育費や別途必要な金額を振り込むことになっていましたが、基準が曖昧なため今後も揉めてしまうことが考えられます。なのでこの期に調停で話し合い、公正証書を残したいと思うのですがいかがでしょうか?主人の体調が思わしくない為、私も同席することをご了承ください。」 「調停を拒否されても裁判という方法もありますし、その場合双方で話し合うよりシビアな条件になると思います。お互いの収入や生活環境を理解し話し合いにて決めませんか?」 「そんなに生活に困っておられるならお子さんをこちらで引き取ることも考えています。親権についても話し合いましょう」 「私は養育費のために自身の妊娠は諦めていましたが、前回あなたの態度をみて自分の幸せを犠牲にすることに疑問をもったのです。私は本来子供好きですから。 お子さん達も初めは戸惑われると思いますが、今ならまだ私を受け入れてれるでしょう。私の年齢も考えると第二子を作るのは難しいですが、お子さんを引き取れば兄弟仲良く暮らせることにも気付きました。」 私は今まで通りの金額で養育費は欲しい、減額は後妻の事情なので応じない、調停にも行かないし親権も渡す気もないと返しました。 前回私は我儘過ぎたのかもしれません。それは後悔しています。 なんとか後妻の機嫌を直す方法はないでしょうか? 2009年6月25日 13 49 レス 調停するにしても後妻の同行は絶対に嫌です。 あんな口の達者な人が元夫の味方だと私が負けるにきまってます。 元夫だけなら説得する自信があるので、その方向に持っていく有効なメールでも結構です。 養育費は世帯ごとの収入で決まるのでしょうか? 後妻の収入が多ければ月10万は認められますか? 元夫だけの収入だけで判断されますか? 後妻は確か36,7歳なのでまさか妊娠するなんて思ってもいませんでした。 とっくに子供は諦めていると油断していました。 後妻はある企業の部長クラスの人です。 そんな人が子供が出来たから急に収入が落ちるなんてあるんですか? 今後、養育費が滞った場合、後妻の給与も差し押さえると公正証書に残せますか? 2009年6月25日 17 11 レス ぷらりんさん。 親権を餌にゆさぶりをかけているようにおもえてならないです。 私なら前妻さんから打診がない限りは、お子さんのためにそっとしてあげたいと思うのが人情ではないかしら。 私もそう思います! あなたみたいな人が後妻だったらよかったのに、本当に腹だたしいです! 後妻は調停で効率よく話し合ってもいいし、双方の話し合いをして決めた公正証書でもいいと言ってました。 とにかく減額はしてもらいますよというニュアンスで、親権に関しては脅しだと思います。 私の一番痛いところを的確につついてくる人ですから! もし減額しなけりゃいけないなら、まずは自分も働きますよ。 再婚と初婚は違うんです。ほんとにこどもが好きなんですかって聞きたくなります。 本当にその通りなんです! 鬱でバツイチの元夫と結婚したのは後妻です。 こちらに迷惑をかけていいはずがないんです。 気持ちをわかってくださってありがとうございます。 後妻にも常識的な人がいらっしゃるんですね。 あなたのご主人の前妻がうらやましいです。 2009年6月26日 10 47 レス 昨夜、元夫と電話で話しました。向こうからかかってきました。 話してみて鬱だというのは嘘だと思いました。 こんなにきっぱり元夫が私に刃向ったのは初めてです。傷つきました。 元夫の条件は 養育費は後妻が産休に入る来年から3万~5万程度にしてほしい。少なくても産休、育児休暇の間は収入が格段に減る為、そのくらいしか払えない。育児休暇期間は最長2年。 妊娠してすぐに連絡してしまったが、まだ安定期でないため話し合いはある程度まで電話や手紙で進めたい。 子供が生まれるまでには終わらせたいので、協力しないなら調停に出る。 親権に関しては一度子供に会ってから話をしたい。面会を再開してほしい。親権があなたのままでも面会を認める内容で公正証書を作りたい。 子供が無事に生まれたら、一緒に住めなくても兄弟として仲良くさせたい。後妻や産まれてくる子供も面会が出来るような公正証書にしたい。 生活が苦しいなら費用を出すから実家に帰るか安いところに引っ越してはどうか? 取りあえず今は何も約束できないと電話を切りました。 この条件をどう思いますか? 2009年6月26日 12 44 レス 山茶花さん また、トピ主さんのお子さんを引き取る経済力が後妻にあるなら、何故、妊娠を理由に養育費を減額するのでしょうか? 全くその通りですね!恥ずかしながら気が付きませんでした。 さっそく後妻にメールしてみます。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3938.html
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめましたー第四話ー 差し込む日差しに、サララは目を開く 一度ベッドに入ると六時間程ぐっすり眠りきっちり目を覚ますという 自身の性と照らし合わせれば、ちょうどいい頃合だろう 自身の『ご主人様』はまだ夢の中のようである 「ふわあ……おはよ、サララ。どうする?店を開け……って、ああ」 少し遅れて目を覚ましたチョコが、辺りを見渡してため息をつく 「そういや、サララは使い魔になったんだっけ。で、どうするの?」 その問いに、サララは床に転がったルイズの洗濯物を差し出して答える 「ああ、洗濯するんだ。マメだねえ、サララも。けどさあ」 チョコはサララの頭部を見ながら、呆れたように呟いた 「ひどい寝癖だよ。せめて、直してからにしなね」 サララは慌てたように、ひどいことになっているであろう髪を押さえる 普段使っているブラシはここにないので、ルイズのものを使わせてもらうことにした 髪の毛の色は同じピンク色だから、バレないだろう……多分 バレたとしても、そんなことで目くじらを立てないで欲しいなあ、と 考えながら、手早く髪の毛を梳いて整えていく 目立った寝癖が無くなった所で、エプロンを着け、洗濯物を両手に持つと もうしばらくしたらルイズを起こすようにチョコに念を押しながら部屋を出ていく さて、とりあえず外に出てきたサララはここで困ったことに気がついた 昨日は忙しかったため、洗濯をする場所を聞くのを忘れていたのだ 見える位置に水場を探そうとして辺りを見回すが 敷地は広大であり、一筋縄には見つかりそうになかった 「あの……どうかなさったんですか?」 後ろから声をかけられてサララはそちらを振り向き、見上げた 「お嬢さん、迷子ですか?ここは貴族様の来られるところですよ?」 黒い髪に黒い瞳をした召使らしい少女にそう声をかけられて サララは物凄くヘコみそうになった 昨日、ルイズや他の生徒達を見て気がついたことだが、 どうやらこの世界において、自分はいわゆる『発育不良』の部類に当たるらしい きょとん、とした彼女のソバカス顔とすらっと伸びた背とついでに胸元に目をやりつつ 盛大にため息をついたサララに、彼女は首を傾げる 「あ!あなたもしかして、昨日ミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう……」 その言葉にサララは大きく頷いた 「まあ、やっぱりそうだったんですのね。召喚の魔法で 平民と猫と鍋を呼んでしまったって、噂になってますわ」 にっこりと笑う彼女に釣られて、サララも微笑む 「私はシエスタ。この学院で、ご奉公させていただいてるんです。 あなたは、名前は……そう、サララさん、とおっしゃるんですね」 互いに自己紹介をした辺りで、シエスタはサララが手に持った洗濯物に気づく 「ミス・ヴァリエールの洗濯物ですか?では、私が洗って……」 そのお誘いは丁重にお断りして、水場までの案内を頼むサララ これはあくまでも自分の仕事だから、と言うサララにシエスタは関心したようだった 「こんなに小さいのに、大変ですわね、サララさんは」 自分を子ども扱いするシエスタに思わず苦笑いを返す 水場に辿り着くまでの間に、自分の年齢についての誤解を解いておかねばなるまい きっと、自分はルイズやシエスタと、そんなに変わらない年頃だろうから 洗濯を終え、ついでにルイズが顔を洗うための水を汲んできたサララは、 まだ眠っている一人と一匹に嘆息した 戻ってくる途中で、既に何人かの生徒の姿を見かけており、 このままでは遅刻してしまうだろう 全く、何のために念を押したのか、と思いながら、 サララはバケツを床に置き、ルイズを揺り起こす 「ふにゃ?……わ、わあ!あんた、誰?」 「んー……うるさいなあ。自分が呼び出した使い魔くらい覚えておいてよ」 小さく欠伸をした己のパートナーを睨みつけるサララ 「使い魔……ああ、そうね。私が召喚したんだっけ」 ルイズは起き上がると欠伸をし、サララに命じる 「服」 椅子にかかっていた制服を渡す 「下着。そこのクローゼットの一番下の引き出しー」 豪奢なクローゼットの引き出しから下着を取り出す 何となく、一番子供っぽいやつを選んで渡した ルイズが着替える間は、一応マナーとして後ろを向いておく 同性とはいえ、他人の着替えなどジロジロ見るものではあるまい その内、自分の着替えも用意してもらえるだろうか、 その場合の経費は、ルイズ持ちにしてもらえればありがたいが、 やはりここは自分も幾らか出すべきだろうか あいにくと、全財産のうちほとんどは店に置いてきてしまった 大体、持ってきたところで使えるかどうか定かではない となると収入を得るためには商品を売りさばく必要がある その場合、やはり市場の確保が早急な命題として…… 「何ぼーっとしてんのよ」 頭の中で算盤を弾いていたサララが正気に戻って振り向けば、 彼女は既に着替えを終えていた 「顔を洗うのも着替えるのも自分でやったわ。 全く、ご主人様を放っておいて考え事をしてるなんて、駄目な使い魔ね」 あちゃあ、とサララは自身の額に手をあてる 他人にマイナスイメージを与えてしまうとは、商売人失格である ましてや、その相手の世話にならざるを得ない状況で、とは 町一番の商売人も、異世界では本領発揮できないようだ ルイズと部屋を出た直後、隣の部屋の扉が開き、 中から燃えるような赤い髪をした女性が現れた ルイズより、サララよりずっと背が高く胸部の方の発達も目を見張るものがある お得意様である女盗賊のルビィと、彼女の部下ガーネットを 足して二で割ったらこんな感じだろうか、とサララは考える 「おはよう。ルイズ」 ルイズを見て、にやっと笑い挨拶をした彼女に、嫌そうに挨拶を返す 「おはよう、キュルケ」 「あなたの使い魔って、その子?」 サララを指差すとからかうような口調で言った 「そうよ」 「あっはっは。本当に人間なのね!凄いじゃない! 『サモン・サーヴァント』で平民喚んじゃうなんて、あんたらしいわ! さすがは『ゼロ』のルイズ!」 ルイズの白い頬に、さっと朱がさした 「うるさいわね」 「ごめんあそばせ。そういえば、猫と鍋も一緒だったわね!」 おかしくてたまらない、といった様子でキュルケと呼ばれた少女は笑っていた 「どうせ使い魔にするんなら、こういうのがいいわよねぇ~。フレイムー」 キュルケの勝ち誇った声に答えるかのように のっそりと、真赤なウロコを持ったトカゲが部屋から現れる その身から放たれる熱気にサララは覚えがあった 「あら、サラマンダー?」 だが、出てきたものがサラマンダーと見るや否やルイズがニヤリ、と笑う 昨日のチョコの台詞が正しければ、サラマンダー程度サララの前では敵ではない ちょっぴり胸を張りたくなったルイズは、チョコの言葉をスルーしていた 「へえ、変わったサラマンダーだねえ。 ぼくたちが知ってるサラマンダーとは全然違うや。 あ、でも傍にいて熱いのは変わんない、かな?」 とことことサラマンダーに近づいたチョコは、 フレイムと呼ばれたサラマンダーをまじまじと見つめる サララもまた、近づき、その頭をそっと撫でる 自分の知っているサラマンダーは、基本的に二足歩行であり ウロコは鎧のように分厚く、体に火が灯っていることはなかった きっと、場所も違えば種類も違うのだろうとそんなことを考える フレイムは撫でられてチロチロと気持ちよさそうに舌を出す 「あら珍しい。サラマンダーが主以外に懐くなんて」 キュルケがその様子を見て関心して呟く 「あなた、お名前は……サララ?変わった響きね。 あたしはキュルケ。二つ名は『微熱』よ」 少し身をかがめてサララと言葉を交わした後、くるり、と背を向ける 「じゃあ、お先に失礼。あなたも早く来ないと朝食食べ損ねるわよー」 おほほほほ、と高笑いをしながら去っていくキュルケの後を 体躯に似合わない愛らしい動きでフレイムが追っていく 「ね、サララ。あんた、あのサラマンダーくらいなら倒せるんでしょ?」 そう呼びかけられて、サララはしばし考え込む まさか、自分が知っているものとは全然違う見た目なので、 倒せるかどうか分かりません、と馬鹿正直に言うわけにもいかなかった 先程の出来事で、ルイズからの心象はちょっぴり悪くなっている この上嫌われてしまっては、ロクなことになるまい まあ、同じサラマンダーだし、あっちよりも柔らかそうだし、 きっと倒せるだろうと思い、サララは満面の笑みで主に向けて頷いた 「そ。うふふ。今に見てなさいよツェルプストー!」 天井に両手を向けて雄たけびをあげるルイズをサララは見つめながら考える キュルケの二つ名は『微熱』 では、ルイズの二つ名は? 答えは、先程のキュルケとの会話の中にあった『ゼロ』であろう 一体、何をもってしての『ゼロ』なのだろうか ……胸だったら、一緒になって怒っても文句は言われないだろうな、と ルイズの胸に目をやり、ついで自身の胸に手を当てながら思い、 無い胸を張って歩き出したルイズの後ろをチョコと共に慌てて追いかけるのだった 前ページ次ページ使い魔はじめました
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8482.html
野見「ワンランク上のおっさんは、立派に使い魔の仕事をこなすー!」 ルイズ「あんた誰?」 野見「えーっと、の、野見、隆△□×」 ルイズ「え?最後何?聞こえなかったんだけど?」 野見「野見隆明です!」 ルイズ「あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんなことをされるなんて、普通は一生ないんだから」 チュッ 松本「(笑)見てみぃ、野見の顔」 ルイズ「いい?使い魔は主人を守らなきゃいけないの。でも、アンタ弱そうだから無理よね」 野見「えー私、野見隆明は…………柔道経験者なので…………これから…………ごsnj……護身術を勉強させますので、一緒にがんばりましょう!」 ルイズ「ゴシンジュツって何なの?」 野見「私がセクハラ上司をやりますので、ルイズさんはOLの役をやって下さい」 ルイズ「へ?」 野見「(グラスを持ったフリをしながら)今日は本当にお疲れ様でした、本当に乾杯!!」 ルイズ「え?か、乾杯?」 野見「ぐへへへ、お嬢さんいい胸してんじゃねーかよー」 ルイズ「え?キャッ!ちょ、ちょっと何処触ってんのよ!?」 野見「いいじゃねーかよーえー?(ルイズを押し倒す)」 ルイズ「キャー!!」 野見「いいじゃねーかよー、減るもんじゃないし」 ルイズ「こ、この変態……!!」 野見「……(すくっと立つ)」 ルイズ「……へ?」 野見「あ、あなた何やってんの!?ぜ!?え、しっかりやらないと!!本当にこれじゃダメでしょ!?」 ルイズ「な、何言ってんの?」 野見「え!?これで女性のアレ、皆どうなるの!?全然逃げてないじゃない!!」 ルイズ「ええっ!?」 野見「本気になってやってくれないと、こっちも、ね!!」 ルイズ「……ハイ」 野見「女性が見てるんだからね。しっかりやってくれないとね、本当に」 野見「ルイズさん。今度は私がOLの役をやりますので、ルイズさんは私にセk……セクハラをする上司をやって下さい!」 ルイズ「え?え?」 野見「もっときびきび動いて下さい!」 ルイズ「え、あ、はい」 野見「(グラスを持ったフリをしながら)乾杯!!」 ルイズ「え?か、乾杯……」 野見「いやー。美味しいわ。このサワー美味しいわねえ」 ルイズ「……あ、えっと、こ、これでいいの?(野見の体に触れる)」 野見「!いやーだー、やめてよー」 ルイズ「……」 野見「やめてーやめてよー、やめなさいよ!!」 ルイズ「キャッ!!」 野見「(ルイズの腕を極めながら)もう、本当に止めなさいよ!いい加減にしないと逮捕されるわよ!」 ルイズ「イタタタッ!!」 野見「もう、セクハラ何やってんのよあなた!!」 ルイズ「イタタタッ!!は、離して……」 野見「止めなさい!!(ルイズの腕を離す)」 ルイズ「い、痛いわ……」 野見「ふとって!」 ルイズ「へ?」 野見「ルイズさん、これが護身術なの。ちゃんと真面目にやらないと大変なの!」 ルイズ「あ、え?……ごめんなさい」 野見「聞いてるの?ルイズさん!」 ルイズ(私の方が御主人様なのに……) 野見「もー、本当に。これから頑張っ」 このSSでは、おっさんを募集してはおりません。 決して集まらないで下さい。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4474.html
前ページ次ページ使い魔はじめました 使い魔はじめました―第七話― 「あ、サララさん!」 厨房の入り口で、シエスタが声をかけてきた 配膳を手伝いにきた、と告げると同時に、 くぅ、と可愛らしくサララのお腹が鳴った 「あらあら。先にお昼にしましょうか。 デザートを配るまでは、まだ少し時間がありますよ」 シエスタの言葉に従って、先に昼食を取らせてもらうことにする その前に、と辺りをきょろきょろと見回した 「ボクならここだよー」 いつの間にか足元に擦り寄っていたチョコが、にゃあ、と声を上げる 「ゴハンなら、ちゃんとお腹いっぱい食べたよ。 ルイズは、まだ食堂にいるみたい」 そう告げた後で、チョコはちらちらとサララを見る どうしたの、と尋ねると何か言いたげにしていたが、 ふるふると頭を横に振ると笑って返事をする 「うーん……何でもないよ。ただ、サララはいつも元気だなって思っただけ」 おかしなことを言うなぁ、とサララはチョコの頭を撫でてやる 「ホントに……元気で、すごいなぁ」 チョコがそう呟いたのは、サララには聞こえなかった 昼食と手伝いが終わったらルイズと合流すると言って、厨房に入る 朝と同じ絶品の賄いのシチューと余りものらしいまだ肉のついた骨をいただく 随分と品質の良い肉なので、さすが上流階級に出すものだ、と関心する 空になった食器をシエスタに返した後で、配膳の手伝いを始める 左手に銀のトレイを持ち、右手のはさみでケーキをつまみ、一つずつ貴族に配っていく 金色の巻き髪にフリルのついたシャツを着た気障なメイジがいた 薔薇をシャツのポケットに挿しているのを見て、 まるでブラム伯爵様のようだ、とサララは思った と、彼のポケットから、キラキラと輝く小瓶が転がり落ちる 足元まで転がってきたので、サララはテーブルにトレイを置いて拾い上げる 紫色の美しい液体がチャプチャプと瓶の中で揺れている ほんのりと良い香がしてくるから、多分香水なのだろうと判断する 落とし主の少年は、と見回せば同年代の少年達に囲まれている 「なあ、ギーシュ! お前、今は誰と付き合ってるんだよ!」 「誰が恋人なんだ? ギーシュ!」 気障なメイジはギーシュというらしく、彼はすっと唇の前に指を立てた 「つきあう? 僕にそのような特定の女性はいないのだ 薔薇は多くの女性を楽しませるために咲くのだからね!」 その名前と顔を頭に叩き込んだ後で、サララはその場を一旦離れることにした 少年達の体格はよく、背の低いサララは近づきにくいし、 配膳の手伝いもまだ途中である 後で渡した方がよさそうだ、と判断して配膳を続けた 配膳を終えて、空になったトレイを厨房に返した後で、 さて、先程の少年は、と探してみれば一人の少女と歓談しているところだった 彼の下へ歩みよると、落し物です、と声をかけた 「ん……? 落し物……? ……!」 彼は、サララが手にした小瓶を見て、あからさまに顔色を変える 「こ、これは僕のじゃないよ、き、君は何を言っているんだね?」 「ギーシュ様、どうかなさいましたの?」 「け、ケティ! あ、い、いや、何でも……」 そんな彼の様子を見て、ピンと来た、とでも言うようにサララは表情を変える それから、何もかも分かってますよ、と声には出さずに微笑んだ すいません、言葉が足りませんでした、と尋ねなおす 落し物ですが、持ち主をご存知ありませんか、と 「え? ……あ、ああ! 知ってるよ、勿論さ!」 サララが話を合わそうとしているのに気づいて、ギーシュは慌てて取り繕う では、持ち主の方へ返してあげてください、と 少女からは見えないように小瓶のやりとりをする 小瓶をポケットにしまったギーシュが安堵の表情を見せたのを確認して、 それではこれで……と去ろうとしたサララをケティが引き止める 「ちょっと、あなた。どうして、ギーシュ様に尋ねたの?」 どうやら、平民である彼女が貴族である彼に臆さず話しかけたことを 少女は怪しんでいるようだった サララは笑顔でそれに答える 自分は、ここへ来たばかりなので他の平民達とはそこまで親しくない 困っていたところに、目を引く姿をした貴族がいたのでつい声をかけた 交友関係も広そうだったのできっと持ち主を知っていると思った…… ギーシュを褒め称える方向で、そんなことをまくし立てていく 連れの男を褒められて嫌な気分になる年頃の少女などそうそうおるまい 「ま……まぁ、そうだったんですね」 一気に流れこんできた情報に押し流されて、少女は一応納得したようだ 「そ、そういうことらしいね。さあケティ、そろそろ午後の授業だろう?」 「あら、本当ですわ! では失礼しますわね、ギーシュ様」 ケティが走り去ったのを見送り、ギーシュがほっと一息つく 「……平民にしては、機転が利くじゃないか」 商売の基本ですから、とニッコリしたまま答える 「商売……?」 その言葉にギーシュが頭に疑問符を浮かべた 「サララ! 何してんのよ!」 ルイズが、サララの姿を見つけ、駆け寄ってきた 「……あぁ、そうか。君はミス・ヴァリエールが召喚した……」 「何よギーシュ。サララに文句でもあるの?」 キッ、と睨みつけられて、大仰に首を振る 「とんでもない! すばらしい平民だよ、彼女は!」 「……すばらしい? ギーシュ、ソレはどういうことかしら?」 「げ、え、あ! モ、モンモランシー!」 金の巻き毛の少女が、腕を組み、彼の後ろに立っていた 「ギーシュ、あなたまさか、そんな小さな子にまで……!」 「モンモランシー、誤解だ」 冷静な態度を装っていたが、額には冷や汗が伝っている 「か、彼女は僕が落とした香水を拾ってくれただけさ! 君からもらったあの香水を……」 「私が折角あげた香水を落として、拾われるまで気づかなかったのね、ギーシュ?」 「さ、咲き誇る薔薇のような顔を、そのような怒りで歪ませないでくれたまえ。 僕の『香水』のモンモランシー」 「問答無用ーッ!」 彼女が呪文を唱えると、水が滝のようにざばーっと彼の上に降り注ぐ 「水でもかぶって反省しなさい!」 「あ、ま、待っておくれよ、モンモランシー!」 ヘソを曲げて食堂から出て行く彼女の後を、びしょぬれになった彼が追いかける その場に残されたルイズとサララは、目の前で繰り広げられた痴話げんかに、 ぽかん、としてしばらく声も出なかった その頃、院長室ではオールド・オスマンが背中を撫でていた 「あいたたた、ミス・ロングビルも下着を覗かれたくらいで、 あんなに怒らなくてもいいと思うがのう」 そんな時、ガタン、と音を立てて扉が開かれた 「オールド・オスマン! たた、大変です!」 「大変なことなどあるものか。すべては小事じゃ」 「ここ、これを見てください!」 コルベールは、先程まで読んでいた書物を手渡した 「これは、『始祖ブリミルの使い魔たち』ではないか。 まーた、こんな古臭い文献を読んでおるのかね、 ミスタ……えーっと、ソンバーユ?」 オスマン氏は首を傾げた 「コルベールです! お忘れですか!」 「そうそう。そんな名前じゃったな。君はどうも早口でいかんよ。 で、コルベール君。この書物がどうかしたのかね?」 「これも見てください!」 コルベールが、サララの額に刻まれたルーンのスケッチも手渡す それから、コルベールはオスマン氏に泡を飛ばして説明をした 春の使い魔召喚の儀式の際に、ルイズが魔法の使えない メイジの女性商人と、あと猫と鍋を呼び出してしまったこと ルイズが、彼女と『契約』した証明として現れたルーンが気になったこと それを調べていたら…… 「始祖ブリミルの使い魔、『ミョズニトニルン』に行き着いた、と そして、彼女が『ミョズニトニルン』であると、結論づけたわけじゃな?」 「そうです! 至急王宮に指示を仰ぎましょう!」 「いや、それには及ばんよ。まだ、本当に『ミョズニトニルン』じゃという 明確な証拠もない。しばらくは、様子を見た方がいいじゃろうて」 「でも、伝説なのですよ!」 「だからじゃよ、コルベール君。もし本当に『伝説』の力なんちゅーもんが 存在したら、それは王室のボンクラ共には渡せん。 奴らは、その力を使って戦争を始めるかもしれんからのう。 この件は他言無用じゃ、ミスタ・コルベール」 「はい!」 コルベールが深くおじぎをした所で、オスマン氏が尋ねる 「ところで、その……おほん、商人とは、えー、どんな女性なのかね?」 「まだ少女のようです。見たところ、10代前半というところでしょうか?」 「何じゃ……つまらんのう」 ちっ、と舌打ちをするオスマン氏 コルベールは心の中で、このスケベジイイ、と呟いた 前ページ次ページ使い魔はじめました