約 1,303,123 件
https://w.atwiki.jp/sd6thwiki/pages/203.html
←戻る ◇シャドウ ( 暗殺者CLv5 + PLv35 ) 成長値 命力 魂力 腕力 体力 器用 素早 魔力 抗魔 集中 +4 +6 +7 +2 +6 +6 +1 +1 +2 補正値 HP 攻撃 防御 魔攻 魔防 命中 制御 行動 回避 - +15% - - - +10% - - +10 ◇ソウルアビリティ 名前 Lv 種類 効果 SP AC 備考 キリングセンス 1 強化 『マーダーライセンス』専用強化アビリティ / 『回避力アップ』のAC+1回避力上昇値の30%分、攻撃時に対象の防御力を無視する 2 0 CLv1マーダーライセンス修得 2 強化後効果:回避力上昇値の36%分、攻撃時に対象の防御力を無視する 1 CLv3 3 強化後効果:回避力上昇値の42%分、攻撃時に対象の防御力を無視する CLv5 既死感 強化 『臨死覚醒』専用強化アビリティ / 『サイドステップ』のAC+1残りHPが100未満の場合、回避率が3倍になる 2 0 CLv1臨死覚醒修得 暗器 一般 クリティカル時、与えるダメージが10%上昇する / 短剣限定 2 2 CLv1 毒牙 1 一般 通常攻撃後、20%で猛毒を追加する / 短剣限定 2 3 CLv1 2 強化後効果:猛毒効果が10%上昇する 1 CLv3 3 強化後効果:猛毒効果が20%上昇する CLv5 道連れ 一般 戦闘不能時、瀕死状態の敵1体を道連れにするただし、戦闘可能な味方が他にいなければ無効 2 2 CLv1 アサシン コス アサシンのコスチュームを獲得する 3 0 CLv5+PLv60 名前 Lv 種類 効果 SP AC 備考 マーダーライセンス 4 強化 強化後効果:回避力上昇値の48%分、さらに攻撃力が上昇する 1 0 CLv1 5 強化後効果:回避力上昇値の54%分、さらに攻撃力が上昇する CLv3 6 強化後効果:回避力上昇値の60%分、さらに攻撃力が上昇する CLv5※強化限界 宝箱解錠 10 オート 強化後効果:Lv35以下の宝箱の解錠ができる 1 0 CLv1 11 強化後効果:Lv40以下の宝箱の解錠ができる CLv2 12 強化後効果:Lv45以下の宝箱の解錠ができる CLv3 13 強化後効果:Lv50以下の宝箱の解錠ができる CLv4 14 強化後効果:Lv55以下の宝箱の解錠ができる CLv5 名前 Lv 種類 効果 SP AC 備考 コメントフォーム 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/539.html
終幕――その旋律は夢見るように ◆Wv2FAxNIf. 戦闘の煽りを受けないよう、つかさと共に遠く離れた位置から戦況を見守っていた上田。 狭間へ送る視線は真剣そのものだった。 「狭間君、そうだったのか……」 彫りが深く、少々日本人離れした濃さの顔にはイタリア人温泉技師も真っ青。 そんな上田が眉間に大きな皺を刻んで考え込む。 狭間は天才だが、この男もまた天才。 故に狭間に可能な事は、上田にとってもまた可能なのである。 「つまり……私も……訓練を積めば、飛天御剣流の使い手に!!!」 「ええっ、凄いです上田先生!」 上田の台詞を聞いていたつかさは素直に感嘆の声を上げた。 残念ながらこの場にはツッコミ役がいない。 気を良くした上田が己の肉体美について語るうちに、戦っていた四人は「外」へと戦場を移した。 取り残された二人。 つかさの隣りにて、上田は所在なげに待つ。 外がどうなっているのか、上田達が立っている場所からは見えない。 だが二人はその場から動かない。 彼らを追い掛ける術を持たず、また追い掛けたところで足手纏いにしかならないのは明白だからだ。 空間にぽっかりと空いた穴を覗く事すら危険を伴い、躊躇われる。 故に戦況を窺う事もなく立ち尽くしているのだが、とにかく手持ち無沙汰だった。 しかもミーディアムとなったつかさとは違い、上田は何の役割も負っていない。 流石に何かした方がいいのではないかと、そわそわと落ち着きなく視線を彷徨わせ始める。 「上田先生」 挙動不審、の一言で表現出来る状態にあった上田に、つかさの声が掛かる。 見詰めてくる彼女の顔は僅かに紅潮しており、上田の心拍数が跳ね上がった。 「と、突然改まってどうかしたのか……? サインならまた今度に、」 「さっき、応援してくれてありがとうございました。 それから……こなちゃんの事と、みなみちゃんの事も」 「さっき」とは、シャドームーンに啖呵を切った時の話だろう。 そして泉こなた。岩崎みなみ。 つかさの同級生と後輩。 小早川ゆたかを失い、心を蝕まれた二人。 「記憶を見て、私が悪い事をしたって知っても……それでも上田先生や翠星石ちゃんが味方してくれて、嬉しかったです。 それに、こなちゃんを止めてくれて……みなみちゃんと最後まで一緒にいてくれて、ありがとうございました」 ルルーシュ・ランペルージと浅倉威の殺害。 それは確かに悪だが、記憶を見ていれば片や事故、片や正当防衛のようなものだと分かる。 上田にとって、つかさの印象を大きく変えるようなものではなかった。 そしてこなたを止めた――ものの、結局彼女が正気に戻る事はなく、ミラーモンスターに捕食された。 みなみと最後まで一緒にいた――のは事実だが、彼女の心を救ったのは南光太郎である。 上田の心情を無視してはっきりと記すなら、上田はどんな場面でも大して役に立っていない。 総合すれば、つかさは礼を言う程でもない事に礼を言っている事になる。 自意識過剰な上田でも、それは少々決まりが悪かった。 役立たずな上田の姿を見ていた者達。 彼らの記憶を垣間見ているはずのつかさだが、上田を責めようともしない。 上田ですら実は密かに役立たずの自覚があるというのに、つかさはまるで気に留めていないようだった。 頭を下げて感謝する――竜宮レナが、狭間偉出夫に対してそうしたように。 「こなちゃん達は私と同じで……悪い事を、しました。 気持ちは凄く分かるんです。 大事な人がいなくなるのは……いなかった事になるのは……寂しくて、悲しくて……。 だから上田先生が傍にいて良かったって、思うんです」 先程の興奮がまだ残っているのか、熱っぽく語るつかさ。 桃色に染まった頬とほんの少し潤んだ瞳に、上田は目を奪われる。 「だから、ありがとうございました」 「礼を言うなら…………私もその、ビーフシチューを……」 遠慮がちに言うと、同時に腹が鳴った。 この一日、隙を見ては支給された食料を貪っていたのだが、落ち着いた食事は全く取れていない。 杉下右京も認める最高級ワイン・パルトネールで作ったビーフシチューの晩餐が、正直なところ羨ましかった。 「また作りますから」 つかさが微笑み、上田は胸を撃ち抜かれる。 「まさか君は、私に恋を――」 「翠星石ちゃんにも食べて貰いたいんです。 それに今度は狭間さんも同じテーブルで食べられたらいいなって」 ついつかさの手を取ろうとした上田だが、失敗した。 つかさに悪気がないだけに落ち込んでしまう。 しかしすぐに立ち直った。 天才は細かい事をいちいち引き摺らない。 「しかし、その前に聞いておきたいんだが。 君はこの後どうするんだ?」 「え?」 「理由があったにしても、君達がしたのは悪い事だ。 事故でも、正当防衛でも」 「そう、ですね……右京さんやLさんも、きっとそう言います。 悪い事は、悪い事です」 殺人は悪い事。 誰でも知っている。 上田とて、その罪を暴く側の人間だ。 しかし上田はつかさに対し、はっきりとした態度を取る事が出来なかった。 上田次郎と山田奈緒子が殺人事件を暴くと、決まって薄暗い真実が待っていた。 いっそ暴かなければ丸く収まっていたような事を掻き回し、後ろめたい結果を残す。 それでいて反省する事なく次の事件を解決する――それが上田と山田というコンビだったのだ。 そんな上田だから今回も変化なく、つかさという「犯人」に対し「何も悪くない」とは言ってやれなかった。 かと言って、上田はあの誰よりも優れた刑事と名探偵のような絶対の信念を持っているわけではない。 「どんな状況下で起きていようと犯罪は法によって裁かれるべき」と、そう断じる事もしないのだ。 故に上田の姿勢は、非常に曖昧だった。 「悪い事をしたからと言って、警察に行っても取り合ってはくれないだろう。 そもそも検証しようにもあの会場に戻るにはどうすればいいのか、私の物理学の知識をもってしても……。 そうなったら君は、どうするんだ?」 許すでも責めるでもなく純粋に、どうするつもりでいるのかを聞きたかった。 悪い事をした多くの人間の末路を知っているから、心配だった。 これから彼女がどんな人生を歩むのか、と。 問われて一瞬だけ表情を強ばらせたつかさだが、すぐに笑顔に戻った。 「皆の分まで、生きます」 はっきりとした口調に、上田は驚かされる。 真っ直ぐな視線を受け、上田の方が目を逸らしてしまいそうになった。 「悪い事をしておいて、勝手だと思います……でも私はそうしないと返せないんです。 償いとか、難しくて、どうすればいいのかまだ分からないですけど……これから時間を掛けて考えます。 その為に、帰ります」 こうして答えられたという事は、つかさの中で既に何度も繰り返されていた問いだったのだろう。 開き直るでもなく。 自己嫌悪に陥るでもなく。 つかさはつかさなりに、自分の犯した罪との折り合いを付けている。 「もう私が教える事は何もないようだな」と、上田は勝手に納得した。 そんな戦いと無縁なやり取りを、轟音が遮った。 未来を信じる会話。 希望に満ちた会話。 仲間を信じているからこその会話――それを終わらせるのは、創世王シャドームーンRX。 上田が轟音の元を辿って目を凝らすと、狭間達が出ていった穴の傍でゾルダが倒れていた。 続いて狭間と翠星石が、穴を通ってnのフィールドから戻ってきた――叩き込まれる、という形で。 シャドームーンが取った行動は単純だった。 後衛に居たゾルダの間合いまで一足で踏み込み、たった一度の蹴りで魔界の外へと追いやった。 勢いはそれでも弱まらず、ゾルダは自らがドラゴンライダーキックで空けた穴を通過して元の空間へ。 先刻魔界まで吹き飛ばされたシャドームーンと逆の結果になってしまった。 そしてシャドームーンはそのまま翠星石にシャドーパンチを食らわせて弾き飛ばす。 翠星石の体を受け止めようとした狭間すら巻き込み、二人はゾルダと同じ軌道を描いて元の空間に叩き戻されたのだ。 転がされた三人が立ち上がる。 シャドームーンも、今やnのフィールドとの出入り口になってしまった穴からゆったりとした足取りで帰還した。 シャドームーンが狭間達をわざわざこの空間に戻したのは、ただ勝つ為だではない。 敵と認めた者達を、一人残らず皆殺しにする為。 つかさも上田も逃がさないという意思表示の為に、戦場を再びこの始まりの場所へ移したのだ。 「人間、ライダー、ドール。 この私を倒すと言うなら見せるがいい。 貴様達の力を……!」 空間の穴から現れたシャドームーンの姿は、以前に増して強い威圧感を放っていた。 感覚だけの問題ではなく大きくなった複眼、太くなった首筋と、外見までもが明らかな変化を遂げている。 上田は気が遠くなった。 ▽ シャドームーンが両手を上げると、それぞれの手から赤い光が伸びて剣の形を作り出す。 そしてそれらが実体化し、二振りの赤い剣――シャドーセイバーとなった。 剣の生成は、本来は記憶喪失という重い代償を払った後で可能となるはずだった。 だが月の光を浴びた王の石は、それを難なく実現させたのだ。 左右で微妙に長さの異なるこの双剣はサタンサーベルと似た姿をしているが、それは見た目だけの話だ。 祭器としての性格が強かったサタンサーベルとは違い、シャドーセイバーはシャドームーンの敵を斬る為にある。 狭間が先陣を切り、斬鉄剣を振り下ろす。 だがそれはシャドーセイバー一本でピタリと止められていた。 シャドームーンは片腕の力しか使っていないというのに、びくともしない。 狭間は持ち堪えるのに精一杯で、攻撃に転じる余裕があるはずもなかった。 退けば死ぬ。 攻めても死ぬ。 狭間が身動きを取れなくなっている間に、シャドームーンはゆっくりともう一方の腕を持ち上げていた。 掲げたシャドーセイバーは、断頭台のギロチンに似ていた。 花弁の群れがシャドームーンを襲うも、最早外装に傷を付ける事すら叶わない。 ――SWORD VENT―― シャドームーンの振り下ろした剣を受け止めたのはドラグブレードだった。 初めて持つはずのその剣は、不思議とゾルダの手に馴染んでいる。 「慣れてないとか言ってる場合じゃないからね」 左右から挟み撃ちにする形で、狭間とゾルダが斬り掛かる。 だがシャドームーンの余裕は途切れなかった。 全力で振るわれる斬鉄剣とドラグブレードを左右のシャドーセイバーで軽々と捌いている。 新しい体の準備運動のつもりなのか、反撃はない。 その状況を黙って見ている翠星石ではなかった。 「だったら、こうするです!!」 双子の姉から受け継いだ庭師の鋏が、シャドームーンに向かって金の軌跡を描く。 しかしシャドーセイバーはその到達よりも早く斬鉄剣を弾き、そこから流れるような動きで鋏を受け止めた。 狭間が構え直して再度立ち向かうが、シャドームーンの蹴りが翠星石に向けられる。 その衝撃そのものはバリアによって受け止められたものの、翠星石の体が浮いてしまった。 結果としてシャドーセイバーが自由に動くようになり、またしても斬鉄剣は阻まれる。 その間、ゾルダはブレードを押す事も引く事も出来なかった。 五本の刃が踊る。 剣戟の音が場を支配する。 しかしシャドームーンには届く気配すらなかった。 「このっ……!!」 感情の高ぶりに合わせ、翠星石の体が赤い光を放ち始める。 脈打つような力の波動は、すぐ傍にいる狭間にも伝わってきた。 「よせ翠星石、その力は――」 「そんな事言ってて勝てる相手ですか!」 狭間が思わず口を噤む。 出し惜しみをしていて勝てる相手なら、このバトルロワイアルはとうに終結している。 如雨露の水が蔦を育て、蔦が骨格となり、鱗となった花弁が骨格を包む。 水銀燈の黒龍よりも強靱、真司のドラグレッダー以上の巨体を持つ龍が、シャドームーンへ牙を剥いた。 花弁一枚の鋭さは刃の如く、掠めただけでシャドームーンの装甲に傷を付けた。 太陽の石の力で満たせば、RXとなったシャドームーンにも通用する。 それを確かめた翠星石は更に力を注ぎ込み、より強くより速く龍を操る。 狭間が翠星石を制止しようとするが、今更止まるはずもなかった。 翠星石とて、太陽の石の力に頼る危険は承知しているのだ。 それでも頼らなければ、生まれ変わったシャドームーンは倒せない。 結局短期決戦に持ち込む他はなく、狭間は歯噛みして手を翳す。 「ブフダイン!!」 狙うのはシャドームーンの関節。 凍結は一瞬で砕かれるとしても、その一瞬が今は惜しい。 ――AD VENT―― 氷が砕かれると同時に、ドラグレッダーが5000℃に達する火球・ドラグブレスを吐き出す。 しかし当たる寸前でシャドービームに阻まれ、シャドームーンまでは届かない。 そして本命であった黒龍の顎もまた紙一重で回避された。 惜しかったのではなく――それだけ最小限の、まるで無駄のない動きで躱されたのだ。 そして黒龍との擦れ違い様、シャドームーンは龍の口角にシャドーセイバーを突き立てた。 襲った際の勢いをそのままに、龍が通り過ぎていく。 僅かも動かないシャドーセイバーが、龍の速度に合わせてその身を斬り裂いていく。 太陽の石の力を存分に注がれた龍は、その強大過ぎるエネルギー故に止まれなかった。 龍の巨体が上下にバクリと二つに割れる。 垂れ下がった下顎が地面と擦れ、花弁や羽を散らせて失速していく。 だが翠星石は更に如雨露を傾け、より多くのエネルギーを注ぎ込んだ。 「まだまだ……!!」 増量した花弁が傷を埋め、体積を肥大化させた龍が再びシャドームーンを襲う。 狭間が細かく魔法を詠唱してシャドームーンの退路を阻み、立ち止まればゾルダの砲撃が待っている。 そして黒龍は翠星石がエネルギーを注ぐ限り、何度でも再生して攻撃を仕掛ける事が出来る。 そこでシャドームーンは新たな手を打った。 「アクロバッター!!」 空間を突き破って現れたのは一台のバイクだった。 その正体は、シャドームーンの進化と呼応して生まれ変わったバトルホッパー。 会場に置き去りにされながらも、創世王の求めに応じて馳せ参じたのだ。 ――FINAL VENT―― ゾルダがバイクへと変形したドラグランザーに乗り込んで走り出す。 ゾルダを援護すべく翠星石が蔦を成長させてアクロバッターのタイヤを捉えようとするが、速い。 ドラグランザーが吐き出す火炎弾も悉く回避され、動きを止める事が出来ない。 アクロバッターの時速は750km。 ドラグランザーの時速は760km。 数値では僅かにドラグランザーが勝るものの、アクロバッターとてただ速いだけの乗り物ではない。 装甲を強化するのはソーラジルコンという、どんな高温・低温にも耐久し得る物質である。 そして搭乗のパワーと融合し、このソーラジルコンにエネルギーが充填されるのだ。 今のシャドームーンはただのRXではなく創世王を吸収したRXであり、ソーラジルコンに注がれるエネルギー量は計り知れない。 アクロバッターの必殺技はただただ単純な体当たり――アクロバットバーン。 だがそれは『必殺』と呼ぶにふさわしい威力を持ち、あらゆる障害物を破壊する。 ドラグランザーとアクロバッターの正面衝突。 隕石の衝突を思わせる程の衝撃。 突風と呼ぶのでは生温い、目に突き刺さるような風が、破壊の音と共に空間を震わせた。 ▽ ドラグランザーは砕かれ、ゾルダの体は地面に投げ出された。 狭間が倒れたゾルダに駆け寄ってディアラハンを掛けるが、すぐには立ち上がれない。 とは言えアクロバッターの前面の装甲も砕け、走りに支障が出る程の損傷を受けていた。 それに乗っていたシャドームーンもまた衝撃の余波を受けているはずだが、見た目からは判断が付かない。 アクロバッターを降りたシャドームーンが一歩、狭間とゾルダの方へと踏み出した。 「菩薩掌!!!」 狭間は膝を着いた状態のまま、体に練り込んだ第五元素を両の掌に集めてイメージを肥大化させる。 その巨大な手が挟み込むようにしてシャドームーンを潰そうとするが、シャドームーンは跳躍してそれを回避。 残されたアクロバッターが音を立てて破壊され、シャドームーンはそれを一瞥もせずに狭間の目の前へと降り立った。 「ぐっ……」 シャドームーンの蹴りが狭間の腹へ突き刺さる。 咄嗟に翠星石が二人の間に花弁の壁を割り込ませたが、それでも狭間を宙高く放り出すに充分な威力だった。 翠星石が黒羽で受け止める事で落下のダメージを軽減させたものの、狭間はうずくまったまま起き上がれずにいる。 「……終わりか」 呆れるような、憐れみさえ含むような声色だった。 それが翠星石の神経を逆撫でし、怒りを増幅させる。 「うるせーです!! 今ぺしゃんこにしてやりますから、大人しくそこで――」 「後ろを見てみろ」 それでもシャドームーンの声は飽くまで冷静だった。 口車に乗ってはならない。 振り返ってはならない。 隙を見せるわけにはいかない。 そう分かっていても、翠星石も北岡も狭間も――同時に後方へ注意を引かれてしまう。 「後ろ」にいるのは、つかさと上田。 守るべき者達。 シャドームーンの罠を疑っても、確認しないわけにはいかなかった。 それに三人共が、危惧してはいたのだ。 ただそれが、狭間が計算していたよりも早く訪れてしまっただけの話である。 「駄目……!」 つかさが止める声は間に合わない。 振り返った三人の視界に入ったのは、力なく倒れたつかさ。 そしてその彼女を助け起こそうとする上田の姿だった。 「ごめん、なさい……」 つかさの不調は明らかだった。 息を乱し、頬を極端に紅潮させ、疲弊を通り越して衰弱している。 重そうな目蓋がつかさの大きな瞳を半ばまで隠しており、意識を保たせるのがやっとのようだった。 全ての原因を理解した翠星石は動きを止める。 ローゼンメイデンは媒介となる人間と契約し、その力を用いて戦う。 翠星石の場合はつかさの力で直接戦うというより、つかさの力で暴走寸前の太陽の石をコントロールして戦っていた。 故に必要とする力は最少限に抑えられ、また翠星石とつかさの感情の同調により無理なく引き出されていたはずだった。 しかし五つのローザミスティカを抱え、太陽の石を制御しながら戦う翠星石が扱うエネルギーは余りに大きすぎた。 「最少限」の力が、つかさの命を脅かす。 翠星石は無意識のうちに、短時間のうちに、つかさの力を限界以上に使ってしまっていたのだ。 「駄目、私は、いいから……っ」 「い、いいわけねーです!! 何を言ってやがるですかこのおバカ!!!」 力を使い過ぎればミーディアムは死ぬ。 それを知っていながら、心乱されずに戦っていられるはずがない。 そしてその隙を、シャドームーンが逃すはずもない。 つかさの下に駆け付けようと空中を移動していた翠星石が、シャドービームに貫かれて地に落ちる。 バリアを展開する余裕はなかった。 腹に風穴を空けて不格好に転がり、つかさに向かって手を伸ばすも届かない。 翠星石を回復させようと狭間が手を伸ばすものの、投擲されたシャドーセイバーがそれを遮った。 狭間が寸でのところでそれを躱して再度詠唱を試みるが、既にシャドームーンは目前まで迫っている。 倒す事だけに集中して戦っても及ばない相手。 他者を守りながらで勝てる道理はないと、シャドームーンは無言にして雄弁に語る。 盾として翳した斬鉄剣は軽く振り払われ、エルボートリガーが狭間の首筋を斬り裂いた。 赤い血を噴水のように飛び散らせ、狭間の体が崩れ落ちる。 白い肌を、白い学制服を、赤に染めていく。 そしてシャドームーンの指先がつかさへと向けられた。 真っ直ぐに伸びた光が、つかさの命を刈り取る。 ――GUARD VENT―― つかさとシャドームーンの間に割って入ったゾルダがゴルトシールドでビームを受け止める。 たった一撃で盾は崩れたが、その後ろに居たゾルダにもつかさにもビームは届かなかった。 「させるわけ、ないでしょ……それだけは」 「そうか」 シャドームーンが通り過ぎた。 立ち塞がっていたゾルダの横を、堂々と。 その速さに、唐突さに、一瞬ゾルダは思考を停止させてしまう。 遅れて理解してシャドームーンを追おうとして、同時に腹部に熱が広がった。 「ッ……!!?」 腹に突き刺さったシャドーセイバー。 擦れ違い様に刺されたはずだが、気付く事が出来なかった。 「その娘を囮にして撃っていれば、貴様は私に手傷を負わせる程度の事は出来ただろう。 つくづく愚かしい」 反論する事もなく、ゾルダは倒れ伏す。 つかさが叫ぼうとするが、声すら出なかった。 「柊君、しっかりするんだ!! Why don t you do your b…………はっ」 気付けば、残っているのは上田一人だった。 シャドームーンと目が合う。 仮面の上からではシャドームーンの視線は辿れないのだが、今はどうしようもなく察してしまった。 「メディアラハン……」 上田の顔色が青ざめていくうちに、弱々しく唱えられた呪文が各人の傷を癒していく。 傷が塞がるだけであり、衰弱も疲労も残っている。 だが狭間とゾルダがそれぞれに剣と銃を手にして立ち上がった。 まだ戦いは終わってはいない。 諦めている者は誰もいなかった。 ▽ 一つ、後悔があった。 翠星石に、まだ何も言えていないのだ。 ――仲間がこんな体たらくなら、お前も誰か殺したりしてるんじゃないですか? そう言われた時、つかさは何も答えられなかった。 自分が向き合って、自分が答えを出さなければならなかったのに、北岡やジェレミアに助けられてしまった。 あの時どう答えれば良かったのか、今も分からない。 そして何も分からないまま『友達』になろうと言った――何も答えないまま『友達』になった。 これでは、騙しているようなものではないか。 けれど無意識の海で全てを知った後も、翠星石は何も言わなかった。 何も言わずに味方してくれた、『友達』のままでいてくれた。 この事への感謝も、まだ伝えていない。 言いたい事が、言わなければならない事が、多すぎる。 ごめんなさい。 伏したつかさは何度も、心の中でその言葉を口にした。 せっかく与えられた役割も満足に果たせなかった。 荷物になるばかりだった。 このままでは全員殺されてしまう。 いなかった事にされてしまう。 翠星石にも、北岡にも狭間にも上田にも、何も言えなくなってしまう。 悔しさに歯噛みしても、つかさには何も出来ない。 「つかさ」 目の前に翠星石がいた。 翠星石は膝を着き、倒れたつかさの頭を気遣わしげに撫でる。 そして自身も苦しそうにしながら、微笑んだ。 「『友達』なんだから、隠し事の一つや二つあるですよ。 それぐらいでつかさを嫌いになる程、翠星石は小さくねーです。 翠星石こそ、嫌な事ばっか言う奴だったからいけなかったんですぅ」 指輪を通して、つかさの焦燥が伝わっていたらしい。 受け入れて貰えた事が嬉しい。 だがまたしても助けられてしまった事が、自分から何も出来なかった事が、悔しかった。 同時に――今の切迫した状況下で何故、翠星石がこんな話をするのか。 何故、『今』なのか。 言いようのない違和感と不安を覚えた。 「銀色おばけの事だって、もう心配する必要はねーですよ」 「翠、星石、ちゃん……?」 翠星石が、倒れたつかさの手を優しく取る。 そしてその細い指に填められた薔薇の指輪に、触れるだけの軽い口付けをした。 薔薇の意匠に亀裂が走り、赤く灼けるように色付く。 そして強い光を放ち、つかさが瞬きした後には指輪が消えていた。 それが意味するのは契約の破棄。 「な、何で、これは……っ!!」 「つかさは充分頑張ったですぅ。 だから後は、翠星石のかっこいいとこを見てやがれです」 立ち上がってロングドレスを揺らし、つかさに背を向ける翠星石。 手を伸ばして引き留めようとするも、その手には何も掴めなかった。 「翠星石がちゃーんと、つかさ達を元の世界に帰してやるですよ」 誰よりも小柄な彼女の背はどうしてか――いつか見た、凛とした大人の女性の背に似ていた。 ▽ 狭間が倒れ。 ゾルダが倒れ。 シャドームーンはシャドーセイバーを一振りし、付着した血液を払い落とす。 そして、残った敵へと向き直る。 「……そろそろ返して貰うぞ」 「やれるもんなら、やってみやがれです」 翠星石は振り返らずに歩く。 そして立ち上がろうとしている狭間や北岡を一瞥し、それから目を逸らす。 「お前らもそこで、見てろです。 今まで迷惑を掛けた分ぐらいは、返してやるですよ」 決まり悪そうにしながらシャドームーンの前に進み出る翠星石。 ミーディアムを失って再び制御を失った太陽の石が、翠星石の体内で熱く輝く。 過ぎた力が溢れ、翠星石の胸に痛みが走った。 痛みを顔に出さず、翠星石はゆっくりと歩を進める。 シャドームーンもまた肩をいからせたまま、シャドーセイバーの切っ先を微塵も揺らさずに歩く。 そしてシャドーセイバーの間合いの一歩前で互いに足を止める。 翠星石の目前に立つ王者の背丈は、人形である翠星石の数倍ある。 纏う威圧感、殺意がそれを更に大きく見せる。 しかし翠星石は一歩も退かず、シャドームーンのプレッシャーをその小さな体一つで受け止める。 「はぁぁッ!!」 翠星石の右手から打ち出された薔薇の花弁がシャドームーンを襲う。 跳び退って回避したシャドームーンに、翠星石の左手から伸びた茨が迂回して別の角度から追い立てる。 シャドームーンはそれら全てを最低限の身のこなしで躱しているが、それでいい。 シャドームーンがつかさ達から距離を取る、それが狙いだ。 翠星石は二種類の攻撃を織り交ぜてシャドームーンの退路を限定し、仲間から遠ざけている。 そして仲間を巻き込まないだけの間隔が生まれた事を確かめ、翠星石は黒い翼を羽ばたかせる。 「翠星石、行くな……!」 「ぶっ飛ばしてやるですよ!」 翠星石が狭間の制止の声を振り切って滑空し、シャドームーンを追う。 仲間達を後方へと置き去りにして、翠星石は己の内にある力の全てを解放した。 太陽の石の加護を受けた攻撃であればRXにも通用する事は、既に証明されている。 植物の蔦。 薔薇の花弁と茨。 黒羽。 それらが鋏の如き鋭さをもって、大質量でシャドームーンに伸びていく。 最早それは、避ける余地のない壁。 津波のように、シャドームーンを押し潰さんと襲い掛かった。 蔦や花弁を繰る指が崩れ始める。 胸を中心にして罅割れが広がり、亀裂は頬にまで及んだ。 しかし力の奔流を指先に集中させ、体の内側にあるもの全てを注ぎ込む。 翠星石の感情の昂ぶりに合わせて太陽の石がますます強く輝き出した。 それが体の崩壊を早めても、力を緩めはしない。 この「壁」を前にシャドームーンは怖じ気付くのか。 死を覚悟して立ち尽くすのか、無駄を承知で逃げ回るのか。 答えは否。 そんな相手であれば、城戸真司がとうに決着を付けている。 「シャドーキックッ!!!!」 「掛かって来やがれですぅぅぅぅ!!!!!」 シャドームーンの選択は、シャドーチャージャーの力を足裏へと集めたシンプルな蹴り。 だがそれは数々の怪人を葬ったライダーキックと対を成す、シャドームーン最大の攻撃である。 巨大な「壁」を前に、シャドームーンは防御でも回避でもなく一点突破を選択した。 この判断力と戦闘センスが、龍騎をも破ったのだ。 シャドームーンの蹴りが植物の壁に突き刺さる。 植物で埋め尽くされた翠星石の視界にその姿は映らないが、壁の中を抉り進む光景は容易に想像出来た。 一瞬でも気を抜けば、たちまち壁を突破されるだろう。 そしてこの状態になってしまえば、北岡も狭間も援護のしようがない。 狭間のタルカジャによる強化だけを受け取って、翠星石はキングストーンと五つのローザミスティカの力を解き放つ。 「さっさと……倒れやがれです……ッ!!!」 体が音を立てて崩れていく。 父から授かった体が壊れていく。 足首から先がぼろりと落ちた時は悲鳴を上げそうになったが、もう気にはしていられなかった。 まだ足りない、まだだもっとと力を絞り出す。 劉鳳のように、新一のように、真司のように、クーガーのように、命の一片まで燃やし尽くす。 両の手首から先が崩れ落ちた。 肘の球体関節まで大きな亀裂が刻まれ、ばらばらと破片が飛び散っていく。 力が指向性を失って分散してしまいそうになる、それを気力だけで押さえ付ける。 崩れていく翠星石を支えたのは、小さな手だった。 深い赤のケープ付きワンピースドレスを身に纏い、金のツインテールを薔薇飾りの付いたボンネットで包んだ第五ドール――真紅。 腰まである長い銀髪に、それを映えさせる黒のロングワンピースとレースを合わせた黒羽の第一ドール――水銀燈。 青のキュレットを穿き、短い茶髪に小さな帽子を乗せた少年の如き第四ドール――蒼星石。 薄桃色のパフスリーブワンピース、そしてそれと同系色の大きなリボンで髪を飾った第六ドール――雛苺。 翠星石と並び、生成し続ける壁に力を送る姉妹達。 それは、限界を通り越した翠星石が見た幻覚だったのかも知れない。 そうだとしても、翠星石には充分だった。 姉妹達が――水銀燈までもが協力し合う景色。 蒼星石が居て、真紅が居て、雛苺が居て、出来ればそこに水銀燈も居て、ただ仲良くしていられれば良かった。 幾ら父を愛していてもアリスゲームは嫌で、争う事など考えたくもなかった。 だから今は、幸せだった。 「ほら、見やがれです水銀燈。 ちゃんと出来るじゃねーですか」 ――真紅が私と居たいだなんて、思うはずがないじゃない。 どこか寂しそうにそう告げた水銀燈に、言ってやりたかった。 「お前がちょっと素直になれば、真紅だって応えてくれるです。 そんな事も分からなかったなんて、水銀燈は本当に頑固でお間抜けですぅ」 顔を赤くして怒る水銀燈の表情が見えた気がした。 ムキになった時の真紅の顔に、少し似ている。 姉妹なのだから当然だった。 「たった七人の姉妹、どうして嫌いになれるですか……」 この気持ちは、姉妹の誰も変わらないはずだ。 父の愛を求め、積極的にアリスゲームを進めようとしていた水銀燈でも。 来たるアリスゲームの時を覚悟していた蒼星石でも。 変わり者の真紅でも。 アリスゲームを肯定していた姉妹もいる。 戦う事もあった、楽しい記憶ばかりではなかった。 それでも本当に、心の底から好き好んで争っていた姉妹は誰もいない。 姉妹を愛していたのは、翠星石だけではないのだ。 「これが終わったらジュンの家に帰って、のりに花丸ハンバーグを作って貰うです。 あーんなに美味しいものを食べた事がない水銀燈は本当に残念な奴ですぅ、お裾分けしてやるから有り難く思えですよ。 その後は翠星石の焼いたスコーンでほっぺた落ちやがれです。 真紅も蒼星石も、もうアリスゲームの事なんて考えなくて良いのです。 雛苺が居て、金糸雀も遊びに来て、皆でくんくん探偵を見て、それから……それから――」 オッドアイの両目のうち、エメラルドのような緑色の左目がごろりと零れ落ちた。 そして空洞になった眼窪に幸せな世界が映る。 夢見るようにそれを語る。 「それから――」 それは甘美で、優しくて。 「劉鳳や、新一や、真司やクーガーも、来てくれたら――」 ――どんなに逃げても……あなたの犯した罪からは逃げられない。 とても虫の好い、夢だった。 癇癪を起こして何もかも台無しにしようとした。 大事な人を殺した。 仲間を見殺しにしようとした。 殺そうとした。 敵と手を組んだ。 自分のせいで、人が死んだ。 罪を重ねて、積み重ねて、それでも。 自在法を諦めて、大事な人に別れを告げても。 夢を見てしまう。 そうであって欲しかった夢を、見続けてしまう。 残されたルビーのような深い赤の眼の中に、青い閃光が広がった。 植物の壁を貫通したシャドームーンの蹴りが、すぐそこまで迫っている。 憎悪する敵の姿に、大切な人の面影が重なってしまう。 姉妹に支えられてなお翠星石の崩壊は早かった。 最初にキングストーンを手にしてから、その力に振り回された時間が長過ぎたのだ。 人の命を奪った感触、仲間達からの孤立、偽りの姉妹の裏切り、そうして心に負った傷が終わりを早めてしまった。 とは言えシャドームーンの姿も無惨なものだった。 RXに進化したシャドームーンであっても、太陽の石と相対せば無事で済むはずもない。 右足による蹴りに全身全霊を注ぎ、防御を捨て、左半身は既に失われていた。 全身を守っていたシルバーガードは剥がれ落ち、右半身の各部の赤い人工筋肉を外気に晒している。 体は隅なく切り刻まれ、この姿のまま倒れていたとすれば死んでいるようにしか見えないだろう。 だが、動いている。 戦っている。 戦闘の意志をいささかも失う事なく、王は未だ君臨し続けていた。 「うっ……」 翠星石の腹に蹴りが突き刺さった。 壁を貫くのに力を費やした蹴りは、本来の威力を失っている。 だがかろうじて形を保っていただけの翠星石は、より大きな破片をばら蒔いて宙を舞った。 対するシャドームーンは翠星石を蹴った反動で体勢を整え、朽ちゆく植物を足場にして翠星石に追撃する。 手刀が、翠星石の胸を破った。 つかさの声なき絶叫が響く中、翠星石の背から突き出すシャドームーンの手。 その手には赤い石――キングストーンが握られていた。 「やはり貴様には、過ぎたるものだったな……」 「こ、の、……」 翠星石は藻掻く事すら出来ない。 ローザミスティカが己の身から離れていくのを感じる。 「つ、かさ……」 しかし一つ残った目を動かせば、そこには仲間達がいる。 守りたい者達――劉鳳が、新一が、真司が、クーガーが守りたかった者達。 翠星石の意地が、消えようとしていた力を繋ぎ留める。 「立派なレディに……なれ、ですよ」 五人の姉妹の最後の力を振り絞る。 叫ぶような、祈るような薔薇乙女達の声を乗せて、その光はどこまでも続く広大な空間全体に響き渡った。 ▽ 左半身を失ったシャドームーンは無様に床に落下した。 装甲を剥がされて傷付いた体が転がる。 そしてその傍らに、宙をひらひらと舞っていた深緑のロングドレスが落ちた。 それを目にしていた狭間も、北岡も、つかさも、上田も、すぐには動けなかった。 ローザミスティカさえ残さず、翠星石は砕け散った。 たった今まで隣りに居た者の死――離別は、全員が既に何度も経験している。 それでもこの場でまず何をすべきなのか、瞬時に判断を下せる者はいなかった。 真っ先に我に返ったのは狭間だった。 翠星石が戦っている間に回復を進めた狭間はほんの数秒の思考停止から復帰し、シャドームーンに向かって手を翳す。 「メギド!!!」 シャドームーンまで距離があり、一見しただけでは生死の判別がつかない。 しかし、死んでいない。 翠星石が命を懸けて戦っても、それでもまだ終わらない――同じ「王」を名乗っていたからこそ、狭間は肌でそれを感じた。 何よりも翠星石との決着の間際、シャドームーンは太陽の石を手にしていたのだ。 これで終わるはずがない。 ――SHOOT VENT―― 狭間のメギドに続いて、北岡もギガランチャーで追撃を加える。 爆炎、そして黒い煙がシャドームーンの姿を覆い隠した。 「北岡」 「分かってるって……」 狭間が目配せするまでもなく、北岡はギガランチャーを撃ちながらつかさと上田を庇える位置へ移動する。 北岡と狭間の二人で油断なく、どんな攻撃にも対応出来るよう煙に目を凝らす。 そして――全員の背筋に、冷や水を浴びせられたような悪寒が走った。 狭間でさえ、生存本能を直接刺激するかのような圧迫感に震え上がる。 北岡も仮面の下で表情を凍らせ、つかさや上田に至っては呼吸すら出来なくなっている。 「クク……」 最初に煙の中から聞こえたのは低く、漏れ出るような笑い声だった。 カシャン、カシャン。 シャドームーンそのものを表すと言っても良い、特徴的な足音が空間を支配する。 深い煙幕を斬り裂くように、銀色の手が現れる。 狭間のメギドも、北岡の弾幕も、全てその手に受け止められたのだ。 王に道を空けるように、煙が急速に引いていく。 初めはぼんやりと浮いて見えた緑色の複眼がはっきりと現れ、その場にいる人間達を威圧する。 カシャン、カシャン、カシャン、カシャン。 全ての煙が晴れ、シャドームーンは再び姿を見せた。 全身を銀のシルバーガードで包み、五体全てに力を漲らせている。 無傷。 掠り傷一つ、見当たらない。 「……馬鹿な」 思わず狭間が口にして、唾液を飲み込もうとする。 だがひりつくように痛む喉に張り付いてしまい、それすら上手くいかなかった。 シャドームーンが放つプレッシャーは、これまでの比ではない。 「この創世王を相手に、貴様達人間は良く戦った。 『存在』が消える、その最後の瞬間まで誇るがいい」 シャドームーンの腹部に埋め込まれているのはキングストーン。 複眼と同じ翠の光を放つ月の石――そしてその隣で赤く輝くのは、太陽の石。 一つでも奇跡を起こし得る、人類の手には届かない未知の石。 それが二つ。 遂にシャドームーンの体内に揃ったのだ。 だがそれだけではない。 シャドームーンの体を薄く包む緑色の光は、キングストーンのものとは違う。 翠星石が所有していたローザミスティカは消滅したのではなく、シャドームーンの中に取り込まれたのだ。 翠星石達が所持していたローザミスティカは、欠片だった。 元々一つであったものをローゼンが割り、それぞれを姉妹達に分け与えたからだ。 故に一つ一つは賢者の石の一片に過ぎない――それをシャドームーンが「まがい物」と称したのも当然であった。 しかし今、シャドームーンは“認めた”。 月の石を持つシャドームーンと幾度も互角に渡り合い、体内にある太陽の石を制御した五つの石。 ミーディアムの力を借りていたとは言え、五つの欠片は不完全でありながらも確かに「奇跡の石」だった。 これらもまた一つの高みに至ったものであると認められ、それ故に吸収されたのである。 シャドームーンの体内にある賢者の石は七つ。 ローゼンメイデン達が“究極の少女”となる為に必要だった数が、一つの肉体に宿っている。 今のシャドームーンは二つのキングストーンと五つのローザミスティカを揃えた“究極の王”。 たった一人、頂点に立つ者となった。 「クックック……ははははははははははは!!!!!」 シャドームーンの哄笑に、空気が怯えるように振動する。 つかさと上田の歯の根が合わなくなり、カチカチと鳴ったまま止まらない。 狭間と北岡ですら、そうならないよう唇を噛み締めるので精一杯だった。 そして、シャドームーンの身に更なる変化が起きた。 じわりじわりと、腹部のキングストーンを中心として体が変色を始めたのだ。 黒い関節部分はそのままに、銀色の装甲は赤に染まる。 それは夕焼けの如き赤。 燃え盛る炎の如き赤。 鮮血の如き、赤。 滑らかな丸みを帯びていた肩には無骨な突起が生え、触角がノコギリを思わせる形へと伸びていく。 「これが、今後『五万年の刻』を支配する創世王の真の姿だ」 凶々しさを超え、最早神々しささえ帯びている。 『赤き魔神』は、王から神の域へ到達しようとしていた。 「光栄に思い、その目に焼き付けるがいい。 貴様らの『存在』ごと、その記憶が消えるとしてもな」 絶望が、そこにあった。 【翠星石@ローゼンメイデン 死亡】 時系列順で読む Back 終幕――月は出ているか? Next 終幕――鋼の救世主 投下順で読む Back 終幕――月は出ているか? Next 終幕――鋼の救世主 175 終幕――月は出ているか? シャドームーン 176 終幕――鋼の救世主 柊つかさ 北岡秀一 狭間偉出夫 上田次郎 翠星石 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/410.html
月光 ◆.WX8NmkbZ6 海上の橋を、銀色の影が一歩ずつ北上して渡り終える。 太陽は天頂を外れ、少しずつ西へ向かい始めていた。 暖かな日差しと穏やかな波、海からそよぐ微風に、心ある者なら気を緩ませていた事だろう。 例えこの場が殺し合いの為に用意されていようと、青空と海はそれだけ争いと無縁の景色を見せていた。 だがここにいるのは心無い者ただ一人。 波の音、風の音しか聞こえないはずの地に カシャ カシャ と機械じみた歩行音を響かせる存在。 シャドームーンは駆け抜けていったバトルホッパーを追う形で進んでいた。 当初は南西の島に隠れた参加者を探し出す予定であったが、既にそれに執着はない。 重ねた戦いの中で、この会場にいる参加者への認識を改めた。 逃げ隠れするような者はいない、と。 いたとしても、そういった者の相手をするのは後でいい――探すのは時間の無駄だ。 この会場にいる実力者達を、宿敵であるブラックサンも含めて全て倒す。 それを成してこそ次期創世王としての矜持が保たれるのだ。 故に橋を渡り終えてからは東へ進み、元居た市街地の方へ戻る事にする。 そうすれば残る多くの参加者とも接触する事になるだろう。 東へ向かう前にふと、シャドームーンは西側の海を眺めた。 放送前にヴァンや白髪の男らと戦い、その際に二人の参加者が忽然と姿を消した。 空飛ぶ箒に跨った、少年と少女。 あれは一体何だったのかと、思い返す。 消えたからと言って、死んだ訳ではない。 シャドームーンがヴァンとC.C.を最初に目にした時、少女は箒に跨ってその場を後にした。 そしてその少女が味方を連れて舞い戻り、C.C.を助け起こしていた――つまり仲間だ。 にも関わらず先程の会話の中でC.C.が焦燥や悲愴を感じさせなかったのを見ると、恐らく放送であの少女の名は呼ばれていない。 少女は生きている。 同時に、消えた少年の方も生きているだろう。 ならば何故消えたのか。 ヴァン達と合流していない以上、一時的に姿が見えなくなったのではなく『転移』したのだと考えるのが自然だ。 そして転移する為の支給品があったなら、もっと早く使えばいい。 支給品でないとすれば、あの『場』が特殊なのか。 あの時、消えた二人だけでなくヴァンとC.C.もまた海を目指していた。 (海に、何がある?) シャドームーンは修復の進んだシャドーチャージャーからシャドービームを発射する。 威力は本来のそれと比べれば見る陰も無く弱々しいが、この場では問題にならない。 海、遙か先に見える水平線に向かってビームが進み、そしてその途中で途切れた。 (やはり……空間が歪んでいる) 考えが正しかった事を確かめたシャドームーンは、再び思考に没頭する。 空間が歪んでいるなら、転移先はどこか。 そう簡単に会場から出られるはずがないのだから、会場内の別の地点という事になる。 最も可能性が高いのは同じく海沿い、地図の反対側。 そうでなければ全く関係のない場所か。 シャドームーン自身が転移してみるか――シャドームーンの脚力なら、飛行手段がなくとも可能。 東側に繋がっているなら、市街地まで掛かる時間をかなり短縮出来るだろう。 シャドービームの出力を上げて空間の歪みを打ち破るか――キングストーンの力があれば、破れる可能性は充分。 こうした主催者の用意した小細工にこそ漬け入る隙があり、この殺し合いの打破に繋がるはずだ。 それが直接主催者の居所に繋がっていなくとも、主催者は壊れた歪みを修復する為に何らかの手を打たねばならないのだから。 しかしシャドームーンはビームを止め、それ以上は何もしなかった。 歪みへの思考を打ち切る。 西の青い空、青い海に背を向けて、各地で黒煙を上げる東を見遣った。 この殺し合いが始まった頃のシャドームーンなら、試していただろう。 参加者をより殺し易いであろう東側への、最短ルートとなり得る歪みの利用を。 或いは主催者へと繋がる歪みの破壊を。 もし破壊してそのまま主催者と巡り会う事が出来れば、後は簡単だ。 会場にいるブラックサンを呼び戻させ、決着をつける。 その上で主催者を殺し、元の世界に戻って王として君臨する。 それを、しない。 この殺し合いそのものに意義を見出した今、殺し合いを壊す気にはならなかった。 ヴァンとC.C.、先程会話して名を聞いた二人の事を思い出す。 他に戦った者達も、名前こそ問わなかったがその顔を克明に覚えている。 この場に来て四度の戦いを経験するまで、こうして人間達『個人』に関心を向ける事など想像すらしていなかった。 次期創世王という立場を考えれば、奇妙な状態にある。 しかしそこに不快感はない。 むしろ、シャドームーンはこの状況を楽しんでいる自分を認識した。 あの者達は次に会った時はどんな力を見せるのか、まだ見ぬ者達はどんな戦いを見せるのか。 ブラックサンとの決着こそが最大の目的である事に変わりは無くとも、「楽しみだ」。 改造によって心のなくなったはずの、人間を超越した存在である自分が――人間との戦いを心待ちにしている。 そんな自分の変化すら、興味深かった。 シャドームーンは傷を癒しながら黙々と東へ進む。 急ぐでもなく、休むでもなく、ペースを崩さない。 この調子では市街地に到達するまで随分時間が掛かるだろうが、それも構わなかった。 時間があればある程、人間達は結び付きを強くする。 時間があればある程、結び付きが人間達を強くする。 シャドームーンはそれを期待していた。 ――私が辿り着くまでに、全てを整えるがいい。 ――覚悟、結び付き、支給品……全てを手に入れて、私を待つがいい。 ――私はその上で、貴様等を残らず踏み潰す。 【一日目午後/D-1 分岐点】 【シャドームーン@仮面ライダーBLACK(実写)】 [装備] サタンサーベル@仮面ライダーBLACK [支給品] 支給品一式、不明支給品0~2(確認済み) [状態] 疲労(中)、胸とシャドーチャージャーに傷(回復中) [思考・行動] 0:東の市街地へ向かう。 1:殺し合いに優勝する。 2:元の世界に帰り、創世王を殺す。 3:かなみは絶望させてから殺す。 4:殺し損ねた連中は次に会ったら殺す。 【備考】 ※本編50話途中からの参戦です。 ※殺し合いの主催者の裏に、創世王が居ると考えています。 ※シャドービームの威力が落ちています。 ※会場の端には空間の歪みがあると考えています。 時系列順で読む Back 死せる者達の物語――I continue to fight Next DEAD END(前編) 投下順で読む Back Blood teller Next 運命の分かれ道 128 Blood teller シャドームーン 144 銀の邂逅 月の相克(前編)
https://w.atwiki.jp/poupeewiki/pages/369.html
アイシャドウ17/Eyeshadow17 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 アイシャドウ001 Eyeshadow 001 アイシャドウ002 Eyeshadow 002 アイシャドウ003 Eyeshadow 003 アイシャドウ004 Eyeshadow 004 アイシャドウ005 Eyeshadow 005 アイシャドウ006 Eyeshadow 006 アイシャドウ007 Eyeshadow 007 アイシャドウ008 Eyeshadow 008 アイシャドウ009 Eyeshadow 009 アイシャドウ010 Eyeshadow010 アイシャドウ011 Eyeshadow011 アイシャドウ012Eyeshadow012 アイシャドウ013 Eyeshadow13 アイシャドウ014 Eyeshadow014 アイシャドウ015 Eyeshadow015 アイシャドウ016 Eye shadow 016 アイシャドウ017Eye shadow 017 アイシャドウ018 Eye shadow 018 アイシャドウ019 - アイシャドウ020 - アイシャドウ021- アイシャドウ022 Eyeshadow022 アイシャドウ023 Eyeshadow023 アイシャドウ024 Eyeshadow024 アイシャドウ025 Eyeshadow025 アイシャドウ026 Eyeshadow026 アイシャドウ027 Eyeshadow027 アイシャドウ028 Eyeshadow028 アイシャドウ029 Eyeshadow09 アイシャドウ030 Eyeshadow030 ●001~009 通常アイテム ●010~015 春の訪れ直前!春物入荷♪ ●016~018 キュートな新色コスメキャッチャー ●019~021 冬メイクキャッチャー ●022~024 春メイクリボンキャッチャー●025~027 秋メイクリボンキャッチャー●028~030 春色メイクキャッチャー●2色アイシャドウ● 2色アイシャドウ001 2 color eyeshadow001 2色アイシャドウ002 2 color eyeshadow002 2色アイシャドウ003 2 color eyeshadow003 2色アイシャドウ004 2 color eyeshadow004 2色アイシャドウ005 2 color eyeshadow005 2色アイシャドウ006 2 color eyeshadow006 2色アイシャドウ007 2 color eyeshadow007 2色アイシャドウ008 2 color eyeshadow008 2色アイシャドウ009 2 color eyeshadow009 2色アイシャドウ010 2 color eyeshadow010 2色アイシャドウ011 2 color eyeshadow011 2色アイシャドウ012 2 color eyeshadow012 2色アイシャドウ013 2 color eyeshadow013 2色アイシャドウ014 2 color eyeshadow014 2色アイシャドウ015 2 color eyeshadow015 2色アイシャドウ016 2 color eyeshadow016 2色アイシャドウ017 2 color eyeshadow017 2色アイシャドウ018 2 color eyeshadow018 ●2色アイシャドウ001~018 ★2色アイシャドウフロア★-ジュエルエリア●その他のアイシャドウ● ミッドナイトドレッサー グラマラスE ミッドナイトドレッサー ガーリーE ネコ目アイシャドウ/pr10F ネコ目アイシャドウ/br10F ネコ目アイシャドウ/nv10F ドーリーアイシャドウ/11KJDolly eye shadow/11KJ スウィートアイシャドウ/11KJSweet eye shadow/11KJ クールアイシャドウ/11KJCool eye shadow/11KJ エレガントアイシャドウ/11KJEllegant eye shadow/11KJ ロマンチックアイシャドウ/12KJRomantic eye shadow/12KJ クラシカルアイシャドウ/12KJClassical eye shadow/12KJ キュートアイシャドウ/12KJCute eye shadow/12KJ ストリートアイシャドウ/12KJStreet eye shadow/12KJ 6周年アイシャドウ/bk13BJ 6th Anniversary eyeshadow/bk13BJ 6周年アイシャドウ/br13BJ 6th Anniversary eyeshadow/br13BJ 6周年アイシャドウ/gn13BJ 6th Anniversary eyeshadow/gn13BJ ●ミッドナイトドレッサー グラマラスE・ミッドナイトドレッサー ガーリーE リトル マジョリカ ●ネコ目アイシャドウ ネコ目サロン ●ドーリー・スウィート・クール・エレガントアイシャドウ/11KJ ★クリスマスコフレ★-ジュエルエリア ●ロマンチック・クラシカル・キュート・ストリートアイシャドウ/12KJ ★クリスマスコフレ★2012-ジュエルエリア ●6周年アイシャドウ 6周年記念★コスメ
https://w.atwiki.jp/poupeewiki/pages/954.html
アイシャドウ20/Eyeshadow20 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 アイシャドウ001 Eyeshadow 001 アイシャドウ002 Eyeshadow 002 アイシャドウ003 Eyeshadow 003 アイシャドウ004 Eyeshadow 004 アイシャドウ005 Eyeshadow 005 アイシャドウ006 Eyeshadow 006 アイシャドウ007 Eyeshadow 007 アイシャドウ008 Eyeshadow 008 アイシャドウ009 Eyeshadow 009 アイシャドウ010 Eyeshadow010 アイシャドウ011 Eyeshadow011 アイシャドウ012Eyeshadow012 アイシャドウ013 Eyeshadow13 アイシャドウ014 Eyeshadow014 アイシャドウ015 Eyeshadow015 アイシャドウ016 Eye shadow 016 アイシャドウ017Eye shadow 017 アイシャドウ018 Eye shadow 018 アイシャドウ019 - アイシャドウ020 - アイシャドウ021- アイシャドウ022 Eyeshadow022 アイシャドウ023 Eyeshadow023 アイシャドウ024 Eyeshadow024 アイシャドウ025 Eyeshadow025 アイシャドウ026 Eyeshadow026 アイシャドウ027 Eyeshadow027 アイシャドウ028 Eyeshadow028 アイシャドウ029 Eyeshadow029 アイシャドウ030 Eyeshadow030 ●001~009 通常アイテム ●010~015 春の訪れ直前!春物入荷♪ ●016~018 キュートな新色コスメキャッチャー ●019~021 冬メイクキャッチャー ●022~024 春メイクリボンキャッチャー●025~027 秋メイクリボンキャッチャー●028~030 春色メイクキャッチャー●2色アイシャドウ● 2色アイシャドウ001 2 color eyeshadow001 2色アイシャドウ002 2 color eyeshadow002 2色アイシャドウ003 2 color eyeshadow003 2色アイシャドウ004 2 color eyeshadow004 2色アイシャドウ005 2 color eyeshadow005 2色アイシャドウ006 2 color eyeshadow006 2色アイシャドウ007 2 color eyeshadow007 2色アイシャドウ008 2 color eyeshadow008 2色アイシャドウ009 2 color eyeshadow009 2色アイシャドウ010 2 color eyeshadow010 2色アイシャドウ011 2 color eyeshadow011 2色アイシャドウ012 2 color eyeshadow012 2色アイシャドウ013 2 color eyeshadow013 2色アイシャドウ014 2 color eyeshadow014 2色アイシャドウ015 2 color eyeshadow015 2色アイシャドウ016 2 color eyeshadow016 2色アイシャドウ017 2 color eyeshadow017 2色アイシャドウ018 2 color eyeshadow018 ●2色アイシャドウ001~018 ★2色アイシャドウフロア★-ジュエルエリア●その他のアイシャドウ● ミッドナイトドレッサー グラマラスE ミッドナイトドレッサー ガーリーE ネコ目アイシャドウ/pr10F ネコ目アイシャドウ/br10F ネコ目アイシャドウ/nv10F ドーリーアイシャドウ/11KJDolly eye shadow/11KJ スウィートアイシャドウ/11KJSweet eye shadow/11KJ クールアイシャドウ/11KJCool eye shadow/11KJ エレガントアイシャドウ/11KJEllegant eye shadow/11KJ ロマンチックアイシャドウ/12KJRomantic eye shadow/12KJ クラシカルアイシャドウ/12KJClassical eye shadow/12KJ キュートアイシャドウ/12KJCute eye shadow/12KJ ストリートアイシャドウ/12KJStreet eye shadow/12KJ 6周年アイシャドウ/bk13BJ 6th Anniversary eyeshadow/bk13BJ 6周年アイシャドウ/br13BJ 6th Anniversary eyeshadow/br13BJ 6周年アイシャドウ/gn13BJ 6th Anniversary eyeshadow/gn13BJ ●ミッドナイトドレッサー グラマラスE・ミッドナイトドレッサー ガーリーE リトル マジョリカ ●ネコ目アイシャドウ ネコ目サロン ●ドーリー・スウィート・クール・エレガントアイシャドウ/11KJ ★クリスマスコフレ★-ジュエルエリア ●ロマンチック・クラシカル・キュート・ストリートアイシャドウ/12KJ ★クリスマスコフレ★2012-ジュエルエリア ●6周年アイシャドウ 6周年記念★コスメ
https://w.atwiki.jp/poupeewiki/pages/367.html
アイシャドウ15/Eyeshadow15 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 アイシャドウ001 Eyeshadow 001 アイシャドウ002 Eyeshadow 002 アイシャドウ003 Eyeshadow 003 アイシャドウ004 Eyeshadow 004 アイシャドウ005 Eyeshadow 005 アイシャドウ006 Eyeshadow 006 アイシャドウ007 Eyeshadow 007 アイシャドウ008 Eyeshadow 008 アイシャドウ009 Eyeshadow 009 アイシャドウ010 Eyeshadow010 アイシャドウ011 Eyeshadow011 アイシャドウ012Eyeshadow012 アイシャドウ013 Eyeshadow13 アイシャドウ014 Eyeshadow014 アイシャドウ015 Eyeshadow015 アイシャドウ016 Eye shadow 016 アイシャドウ017Eye shadow 017 アイシャドウ018 Eye shadow 018 アイシャドウ019 - アイシャドウ020 - アイシャドウ021- アイシャドウ022 Eyeshadow022 アイシャドウ023 Eyeshadow023 アイシャドウ024 Eyeshadow024 アイシャドウ025 Eyeshadow025 アイシャドウ026 Eyeshadow026 アイシャドウ027 Eyeshadow027 アイシャドウ028 Eyeshadow028 アイシャドウ029 Eyeshadow029 アイシャドウ030 Eyeshadow030 ●001~009 通常アイテム ●010~015 春の訪れ直前!春物入荷♪ ●016~018 キュートな新色コスメキャッチャー ●019~021 冬メイクキャッチャー ●022~024 春メイクリボンキャッチャー●025~027 秋メイクリボンキャッチャー●028~030 春色メイクキャッチャー●2色アイシャドウ● 2色アイシャドウ001 2 color eyeshadow001 2色アイシャドウ002 2 color eyeshadow002 2色アイシャドウ003 2 color eyeshadow003 2色アイシャドウ004 2 color eyeshadow004 2色アイシャドウ005 2 color eyeshadow005 2色アイシャドウ006 2 color eyeshadow006 2色アイシャドウ007 2 color eyeshadow007 2色アイシャドウ008 2 color eyeshadow008 2色アイシャドウ009 2 color eyeshadow009 2色アイシャドウ010 2 color eyeshadow010 2色アイシャドウ011 2 color eyeshadow011 2色アイシャドウ012 2 color eyeshadow012 2色アイシャドウ013 2 color eyeshadow013 2色アイシャドウ014 2 color eyeshadow014 2色アイシャドウ015 2 color eyeshadow015 2色アイシャドウ016 2 color eyeshadow016 2色アイシャドウ017 2 color eyeshadow017 2色アイシャドウ018 2 color eyeshadow018 ●2色アイシャドウ001~018 ★2色アイシャドウフロア★-ジュエルエリア●その他のアイシャドウ● ミッドナイトドレッサー グラマラスE ミッドナイトドレッサー ガーリーE ネコ目アイシャドウ/pr10F ネコ目アイシャドウ/br10F ネコ目アイシャドウ/nv10F ドーリーアイシャドウ/11KJDolly eye shadow/11KJ スウィートアイシャドウ/11KJSweet eye shadow/11KJ クールアイシャドウ/11KJCool eye shadow/11KJ エレガントアイシャドウ/11KJEllegant eye shadow/11KJ ロマンチックアイシャドウ/12KJRomantic eye shadow/12KJ クラシカルアイシャドウ/12KJClassical eye shadow/12KJ キュートアイシャドウ/12KJCute eye shadow/12KJ ストリートアイシャドウ/12KJStreet eye shadow/12KJ 6周年アイシャドウ/bk13BJ 6th Anniversary eyeshadow/bk13BJ 6周年アイシャドウ/br13BJ 6th Anniversary eyeshadow/br13BJ 6周年アイシャドウ/gn13BJ 6th Anniversary eyeshadow/gn13BJ ●ミッドナイトドレッサー グラマラスE・ミッドナイトドレッサー ガーリーE リトル マジョリカ ●ネコ目アイシャドウ ネコ目サロン ●ドーリー・スウィート・クール・エレガントアイシャドウ/11KJ ★クリスマスコフレ★-ジュエルエリア ●ロマンチック・クラシカル・キュート・ストリートアイシャドウ/12KJ ★クリスマスコフレ★2012-ジュエルエリア ●6周年アイシャドウ 6周年記念★コスメ
https://w.atwiki.jp/ponyta_isii/pages/411.html
【初心者向け】3年B組!ポニパチせんせい! ~マーシャドーGX編~とは、ポケモンカード公式チャンネル第259回のこと。 (第258回 ←← 第259回 →→ 第260回) 概要欄 今回のポニパチ先生はマーシャドーGXの特製の使い方を探ろう編! 登場するキャラクター ポニータ石井 Youtube動画 字幕・台詞 備考 使用されているBGM #0 08 Locally Sourced
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/4247.html
「おっと。これは心外……」 【名前】 モルク侯爵 【読み方】 もるくこうしゃく 【声】 鈴木れいこ 【スーツアクター】 橋本恵子 【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー 【初登場話】 第27駅「新たな力を」 【所属】 シャドーライン 【分類】 幹部 【闇形式】 モイ50489-27 【闇装備】 侯爵系マイクロッド 【シャドー怪人薀蓄】 闇を纏ったフルメイクで化粧している 【モチーフ】 マイク? 【闇形式の由来】 侯爵? 【詳細】 シャドータウンの管理人を束ねる大物となる最も古株の幹部。 闇の皇帝を育てた乳母でもあり、彼に対しても厳しく意見するが、我が子のように愛情を注いでいる一面もある。 性格は非常に口煩く、シャドーライン(特にゼット)を裏切った者を許さない。 ゼット自身からよく思われていないらしく、ゼットを一度は娘と共に裏切った為に自身がシャドー怪人のように扱われるノア夫人も「煩い古ダヌキのお婆」と陰口を叩き、ネロ男爵も彼女が指示を出すのに対して「自身は皇帝に意見を聞いている」と不満を覗かせているところから見れば、配下の管理人達以外のメンバーからの評判は全く良くない事が窺える。 第27駅でシャドーラインの弱体ぶりにキャッスルターミナルに来賓し、第28駅で自らシャドーラインの指揮を執る事を宣言した。 終着駅での最終決戦では2~5号の4人と交戦。 5号の自己強化の接近技に怯むと、残りの3人のチームワークで繰り出す2号の突撃技で大ダメージを負う。 その後、闇の巨獣を失った影響でゼットが弱まっているのを悟ると、ネロとともに自ら皇帝の力として吸収されることを望み、その礎として消滅した。 なお、その際拒否したゼットに自分たちも自覚していなかった他人を思いやる心(=キラキラ)が芽生えており、そのことに対して上記のように皮肉めいた返答をしている。 【余談】 声を演じる鈴木氏はクライナーのアナウンスなども担当している。 『エターナルメモリーズ』によると、シャドー側の路線アナウンスの声と同一人物というオーダーが当初より入っていたので、音に因んでモチーフはオペラ歌手とマイク。
https://w.atwiki.jp/rangers_mousou/pages/203.html
モルク侯爵 種類:Sユニット カテゴリ:ダークアライアンス BP:5000 SP:- 必要パワー:5 追加条件:なし CN:- 特徴:シャドーライン/女 テキスト: 【闇の進撃】 これが自軍エリアにある間、特徴「皇帝」を持つ自軍ユニットがあれば、 特徴「シャドーライン」を持つ自軍Sユニットは次の効果を得る⇒ BP+1000され、BP6000以上のとき「SP1」になる(この効果は重複しない)。 フレーバー: 一同聞け! これよりシャドーラインは地上へ侵攻する! 解説 ▼協調性に欠けるシャドーラインの幹部達を強引に纏め上げ指揮を執る事で全体の戦力を向上させるテキスト ▼本来のSPを持たないシャドーラインにおける最大の勝ち筋 簡易版ヘルサターン総統とでもいうべき全体パンプとSP付与により終盤を一気に詰める ▼グリッタ嬢はノア夫人からのパンプを併用する事でストライク可能となり シュバルツ将軍もグリッタ嬢が捨札にある際のパンプを併用する事でストライクが可能となる ▼ゲームバランスの都合とシュバルツ将軍以外は巨大戦を重視していないシャドーラインの性質を踏まえて パンプ対象はSサイズのみとしておりクライナーや何らかの手段で巨大化させたゼット・真は対象外となる
https://w.atwiki.jp/satou/pages/1758.html
シャドルビ(君0)とは 雑談版にて出現した人物である 君0とは友達と言っているが同一人物ということがほぼ確定している 人物像 シャドルビ 君0によると 『学校と一緒w 良く一人でなんか言ってるし、学校の国語では先生が絶賛する57577や詩を作ってます。将来恥ずかしいかもしれないw。 友達多くてちょっと天然っぽくて いつもは弱気だけど、やるときはやるような人。 表裏ない!?!?』 『シャドルビは学校では頭がいい、身長が高いイメージです。 でも、抜けたところが良くあります。 優しくて、体育苦手ながり勉(本人曰わく勉強はあまりしない)です。ここではどうですか?』 らしい 自分を論破上手い人リスト的なのに入れている 痛い ガチャの事しか頭に無い 君0 雑談版103の最初にきた新規さん シャドルビのリア友 シャドルビを褒めちぎっている シャドルビの性格を1番捉えている人らしい 自演? 君0とシャドルビのIDが同じだったため同一人物説が出ている 他にも情報あったら教えて -- えふ (2022-01-15 14 11 37) 色んな意味で何も言う事が無い -- グアコ (2022-01-15 14 13 51) こんな感じでok? -- えふ (2022-01-15 14 15 39) 良いと思うよ -- グアコ (2022-01-15 14 36 15) 太字で草 -- グアコ (2022-01-15 18 12 38) シャドルビの反応気になる -- えふさん (2022-01-15 18 23 45) 2年前のミルキー食べましたか? -- ルビーシャドーズですが何か (2022-01-15 18 34 38) 名前 コメント