約 470,771 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/779.html
※この作品は ゆっくりいじめ系1492 都会派ありすの憂鬱 ゆっくりいじめ系1500 都会派ありす、の飼い主の暴走 ゆっくりいじめ系1512 都会派ありすの溜息? ゆっくりいじめ系1535 都会派ありすの消失_01? ゆっくりいじめ系1536 都会派ありすの消失_02? ゆっくりいじめ系1790 あるクリスマスの出来事とオマケ? の続編です。過去作を見ていないと分からないと思われます ※この作品ではありす=レイパーという考えは捨てて下さい 「ばりざはばりざのあがぢゃんがほぢがっだの゛ぉぉぉぉぉ!!!」 もう限界だった。まりさは我慢の限界だった。 まりさはずっと一匹だった。小さい頃家族が人間に殺されてから、ずっと一匹だった。 人間の男性に拾われて、それから一緒に暮らしてはいるが、家族も仲間のゆっくりもいなかった。 だからまりさは家族が欲しかった。ゆっくりの家族が。 だからサンタさんに可愛くてゆっくり出来る赤ちゃんを頼んだのだ。 なのに、なのになんで────!! 「れいぱーのあがぢゃんなんがじんじゃえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 まりさは跳躍し、「みゃみゃ~」とすり寄ってきた子ありすを踏み殺そうとした。 まりさは赤ちゃんを欲しがってはいたが、こんな子供が欲しかったのではない。 あんな、愛もゆっくりも何も無いすっきりー! で出来た子供など。恋人と一緒にするすっきりー! ではない子供など! せめて、せめてまりさ種の子供がいれば話はまた別だっただろう。しかし、生まれた子供は皆ありす種。 否応なしに、あのレイパーありすを思い出させる。 自分が幼い頃まだ一緒だった家族の中には、ありす種もいた。まりさはそんなありす種の親も姉妹も大好きだった。 しかし、あのありすと家族が一緒であるなどと、考えたくも無かった。 まりさの親も姉妹も優しくて、上品で立派な都会派のありすだった。 だというのに、あのレイパーありすはそんな親達とはまるで違う。下品で、粗野で、相手の事など微塵も考えていない田舎者のありす。 すっきりー!はとっても神聖で、大事な、大好きな相手とやるはずのもの。 それを愛も無く無理矢理強制して……。まりさは誰ともすっきりー! したことが無かったのに。 心に決めた相手とだけ、すっきりー! するつもりだったのに。 まりさは家族以外の他のゆっくりに会ったことが無かったし、これからも出会いは殆ど無いだろうと思っていた。きっと恋人も容易には出来ないだろうと。 だから、だからまりさは欲しいものを何でも届けてくれるというサンタさんにお願いをしたのだ。 子供が欲しいという願いは同時に、大好きになれるゆっくりできる恋人が欲しいという願いでもあったのだ。 そんなまりさの願いを。大好きな相手とゆっくり出来る可愛い子供を作って、幸せな家庭を築きたかったというまりさの願いを。 あのレイパーありすは、粉微塵にブチ壊したのだ。 あんなありすが、大好きだった親や姉妹などと一緒だなんて考えたくも無かった。 いや、一緒の種だからこそ、より一層憎悪が募った。 そしてそれは、この子ありすにも向けられた。 あのレイパーありすの子。自分の夢をブチ壊して、したくもないすっきりー! で出来た子供。 なおかつあのレイパーありすを彷彿とさせるその姿が、まりさの中から殺意以外の感情を吹き飛ばした。 この子ありすはあのレイパーありすの子。すなわち同種。 自分の夢を壊したヤツ。死に別れた家族とは比較にならないほど田舎者なありす。 半分は自分の餡子を受け継いだ、自分の子だという認識も忘れて、まりさは襲い掛かる。 まりさの純潔を奪い、夢を奪った悪魔を殺すために。 まりさは全力で子ありすを踏み殺す。そうなるはずだったし、そのつもりだった。 しかしそれは、男が放った蹴りによって阻止された。 「ゆびゅっ!?」 顔面に膝がめり込み、壁にたたき付けられるまりさ。 最初は何が起こったか分からなかった。自分は憎きレイパーありすの子を殺すはずなのになんで吹っ飛んでいるのか。 ただ顔面に激しい痛みがあることは分かる。 「ゆぐぐ……」と痛みを堪えて顔をあげると、ずんずんと近づいてくる飼い主の男の姿がある。 そうして理解した。まりさは飼い主の男によって蹴られたのだと。 男は無表情でまりさに歩み寄ってくる。これまで男の暮らしていたまりさには、男がその無表情の下に怒りを隠しているのを理解した。 まりさは思い出した。「子供を殺したら捨てる」という飼い主の言葉を。 だが、まりさはまだあの子ありすを殺していない。だけど、そんな事とは関係なく、現に今男は怒っている。 だからまりさは、男は殺した殺していないに関わらず、まりさが自分の子である子ありすを殺そうとした事自体に怒っているのだと理解した。 「ゆ゛っ! おにいざんごべんなざいっ! でも、ばりざはざんだざんにゆっぐりしたあがぢゃんがほじいっで────」 まりさには、言い訳を言う権利さえ与えられなかった。 男は問答無用でまりさを踏みつけ、蹴り飛ばした。再び壁にぶつかって跳ね返ってきたところをキャッチ。 ずい、とまりさを自分の眼前へと引き寄せた男は、ドスを効かせた声でまりさに言った。 「まりさ。俺は言ったよな? 自分の子供や人からのプレゼントを大事にしないヤツは嫌いだって。一匹でも殺したら捨てる、って」 ガタガタとまりさは震えた。これまで向けられたこともないほどの、男の怒りに。 それは男にとっては親が我侭な稚児に抱く程度の怒りであったが、まりさにとっては涙を流して全身で震えあがらせるには充分であった。 「ゆぐっ、でもありずはばりざのあがぢゃんじゃないよ゛っ! あんなれいぱーのごなんで────」 言い訳しようとしたところで、まりさの顔面に男の拳が突き刺さった。 言葉も顔も潰されたまりさは、これまで受けたこともないほどの暴行と怒りの言葉によって完全に泣きに入っていた。 「子供じゃない? 何を言っている、ちゃんとお前の生やした茎から生まれた、れっきとしたお前の子供だろうが」 ドゴム 男はまりさの底部に膝蹴りを叩き込んだ。 「ゆびっ!?」とゆっくりにとって他の部位よりなおさら大事にしている底部に攻撃が入ったことにより、まりさは更に恐怖を募らせた。 「それにな、サンタさんはお前のためを思ってありすを連れてきたくれたんだぞ? お前が赤ちゃんが欲しいって言うから、サンタさんはわざわざお前のためにプレゼントを用意してくれたんだぞ?」 男は左手でまりさの髪を掴み、右手でまりさの頬をぺしぺしと叩きながら言い聞かせる。 まりさは一言も言い返せぬまま、いや、言い返すことを許されないまま、ゆぐぐっ、と目に涙を溜めて震えている。 「それをっ!」 そんなまりさを、男は台所の方へ投げ飛ばした。 フローリングの床に叩きつけられ、弾んだまりさは冷蔵庫の角に頭をぶつけた。ずるり、とまりさが大事にしている帽子がずり落ちる。 男はすたすたと投げ飛ばしたまりさに近寄り、痛みで動けぬ状態のところを、ガスコンロの上に置いて、ガスコンロの火を点けた。 強火で。 「ゆ゛ぎゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!! あぢゅい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!!」 「人の好意を無下にしたどころか、実の子供を殺そうとするだなんて、お前は本当にクズなまりさだなぁ、おい」 最大の火力で炎を放出するガスコンロが、まりさの足を侵略する。 まりさは目から涙を、口の端から泡を出して逃れようとした。 自身の底部を焼き尽くす、灼熱の炎から。焼き、焦がし、痛みを与える地獄の火から。 最大の火力で炎を放出するガスコンロが、まりさの足を侵略する。 しかし、男がそれを許さない。頭の上から必死に押し付けて、まりさを火ガスコンロから逃れさせないようにしている。 「い゛ぢゃい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!! だづげでっ!! おにいざんだづげでぇぇぇぇぇ!!! ごべんなざい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!」 「まりさの相手はありすだろう、ってサンタさんは気を利かせてくれたというのに。お前の死に別れた家族がありすだったって聞いて気を利かせてくれたというのに」 まりさがどれだけ泣いても謝っても、男は容赦しなかった。 殺人は未遂でも犯罪だ。だから殺ゆも未遂でも刑罰執行。そう言いたいかのように。 まりさは滝のような涙を流した。涙はまりさの頬を伝い、ガスコンロへと落ちてジュッと音をたてて蒸発する。 「ゆ゛ぐぃ゛ぃ゛ぃ゛!! だっで、だっでれいばーありずはゆっぐじでぎない゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」 「まだ言うかこいつは!」 もはや半分以上芝居がかった口調で男はまりさを更に上から押し込んだ。 もはや炎の発生源に底部がつくのではないかというほど接近している。 まりさはあまりの熱さと苦痛にぶるんぶるん体を揺らして脱出しようとしているが、男の手から逃れることは出来ない。 「ゆ゛びぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!! わるぐない゛っ!! ばりざはわるぐないも゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「…………ふぅ、もういいよまりさ」 まりさの底部はもう完全に炭と化した。もう二度と跳ねることも這うことも出来ないであろう。 男は焼け焦げた底部とは対照的に涙でグショグショのまりさの顔を見やる。そこには昨日までの優しさは無く、まりさをゴミのように扱うかのような目だけがあった。 事実、男はもうまりさを喋るゴミとして扱っている。 男はまりさの体を一旦持ち上げ、両手で傾ける。今度は顔面が下にくるように。そしてその状態のまま、ゆっくりとまりさを降ろしていった。 まりさはそれにより、これから何をされるのかをさとり、大慌てで男に懇願する。 「ゆ゛っ!? おにいざんなにずるのっ! やべでっ、やべでね゛っ! ごべんなざい、ばりざもうわるいごどじませんがら、だがら、だがらゆるぢでぐだざ────」 ガスコンロの火がまりさの顔面を直撃した。 「ゆ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 ゴウゴウと放たれる青い火は、まりさの顔面を焼き焦がす。涙がジウジウと蒸発する音と、まりさの叫びによる合唱が響き渡る。 ゆっくりにとって体とは顔だ。その顔が今ガスコンロの火にとって全面焼き尽くされている。 「いや゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!! じんじゃう゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛、ばりざじんじゃう゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!」 口から絶叫。目から涙。 まりさの顔から零れたそれは、すぐさま炎に巻かれて香ばしい音を奏でる。 男は既にまりさの言葉に何も返さない。 「じに……だ、ぐ……な゛……ばり、ざ……は……あが……ぢゃ……もっど……ぐり……だがっ……だ」 火がまりさの顔面を焼き焦がしていくうちに、徐々にまりさの声は小さくなっていった。 火がまりさの口を焼き焦がして動かなくしていっているのだ。 やがて男はまりさの叫び声が終わったのを確認すると、火を消してまりさを持ち上げた。 まりさの顔は原型が分からぬ程に焼き潰れていた。目も口も、かつての名残しか見当たらない。 男はまりさを突付いた。 ぷるぷるとまだ焼けていない無事な所が動いて、まだ生きているのを確認するとまりさをゴミ袋に入れて口を縛った。 まりさの目はまだ生きていた。 それは活力がまだ残っているという意味ではなく、まだ機能しているという意味だ。 まりさの瞼はありすと同じように、半ば潰れかけていたが、それが眼を防護する役割も果たしてくれた。 焼き潰れて半眼となったまりさの眼は、悲しげに男を見つめている。 まりさは信じたくなかった。昨日まで優しくしてくれた男が、自分をこんなゴミのように扱っていることに。 家族を失ってどん底な状態にいた自分を救ってくれた存在が、手の平を返したように自分をどん底に叩き落していることに。 捨てるという事が、〝ペットを捨てる〟ようにではなく、〝ゴミを捨てる〟かのようであることを。 透明なゴミ袋の中から、まりさは男を見つめる。もう、何も言うことはできない。もう、何も伝えることは出来ない。 男と話したかった。言葉を交わしたかった。話せば、きっと〝おにいさん〟も分かってくれるだろうと、まりさは信じていた。 もちろん、そんな事はもう叶わない。生涯は選択の連続である。まりさは選択を誤った。 まりさの生涯はもう、このままゴミとして捨てられ死んでいくだけの消化試合である。 「おっと」 男はまりさを入れたゴミ袋の口を縛った所で思い出した。床に落ちた、まりさの帽子のことを。 まりさは一瞬、目に希望を宿した。男が心変わりしてくれて、自分を助けてくれるのかもと思った。 しかしそんな事は無く、男は袋の口を開いてまりさの帽子を入れると、再び袋を縛った。 まりさの心中にはもう、暗闇しか残っていなかった。 男はまりさへの処置をしている最中の、生ゴミで思い出した。ゆっくりを生ゴミに入れてコンポストにするという方法を。 一度試してみたかったと思っており、また今はちょうどいいゆっくりが居る。 男は子ありす達の下へと向かった。あの子ありす達をゴミ箱に放り込んで生ゴミを処理するコンポストにしようと考えたのだ。 子ありす達は男が母親であるまりさに行なった所業に怯え、部屋の隅でガタガタと震えていた。その眼には恐怖しか映っていない。 自分達を殺そうとしたとはいえ、子ありす達にとっては現在認識している中で唯一の親なのだ。 そんな子ありす達には構わず、男は子ありすを一匹残らず生ゴミ用のゴミ箱へと放り込み、蓋を閉めた。 「みゃみゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「だじゅげでぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆえ゛ぇぇぇぇぇぇぇん!!!」 放り込む度に叫び声をあげる子ありす達。そんな子ありす達に向ける情は男の中には無かった。 男は飼うのも虐待するのもまりさ専門だったのだ。それ以外のゆっくりは取るに足らない存在。 そして、家族と人からのプレゼントを大事にしないヤツが嫌い、という言葉もあながち嘘ではなかった。 「まったく、世には奥さんがレイプされて出来た子供でも生むのに賛成し、我が子のようにその子の兄と一緒に育てた父親もいるというのに」 もっとも、それは男が本に影響されやすい人物だったという面もあるのだが。 「さてと、静かになったし、大掃除でもするか」 まりさの生ゴミ処理や子ありす達のコンポストで思い出したかのように大掃除を始める男。 事実、まりさが子ありす達を殺そうとするまでは今年は大掃除しなくてもいいかと思っていた。 だがペットが一通りいなくなると今度は手持ち無沙汰になった。だからする事もないので大掃除に手をつけたのだ。 男はまず物置と化した部屋へと向かった。掃除をするならまずはそこだろうと考えたのだ。 男はその部屋に六日ぶりに足を踏み入れ、ありすを見つけた。 クリスマスに焼き殺したありすだ。男はその存在をすっかり忘れていた。 男はありすを閉じ込めた透明な箱に近寄る。箱の中のありすは表面的には丸焦げで面影は全く無かったが、原型は留めていた。 てっきり残らず炭となって崩れていたと思っていたが、まぁ死んでいることには変わりないだろうと男は判断した。 男は透明な箱から黒焦げのありすを取り出した。真っ黒の球形を持って先ほどの部屋へと戻る。 部屋に戻った瞬間男の耳に生ゴミのゴミ箱から「ゆっー! ゆっー!」だの「だしちぇ! とかいはのありちゅになにしゅるの!」だのといった子ありすの喚き声が聞こえ、男は顔をしかめた。 そのうち諦めて黙るだろうと判断し、男はありすだったものをまりさと同じゴミ袋に入れた。 夫婦仲良く同じゴミの日に捨ててやろうと思ったのだ。 「せめてあの世では仲良くしろよ」 男は袋の中の二匹にそう言い、再び口を閉めた。 男は気付かなかったが、袋の中の二匹は揃って絶望と悲しみに染まった目をしていた。 「ゆ゛ぅぅぅぅぅ!!! みゃみゃに、みゃみゃにあわしぇてぇぇぇぇぇ!!」 「ゆっぐちちていってね!!」 「きょんなのとかいはじゃないわっ!」 と、少し良い事をした気分になっていた男の耳に、耳障りな声が届いた。 コンポストにした子ありす達の叫び声だ。男は生ゴミ箱の方へと振り向く。 さっきから煩い煩いと思っていたが、これは相当だ。蓋を閉めているというのに、きゃんきゃんも響く。 いずれ諦めるだろうと無視していたが、これは我慢できるレベルじゃない。 男は先ほどの自分の思い付きを後悔し、生ゴミ箱へ向かいその蓋を開けた。 「ゆっ? おにーしゃんだちてくれるの?」 「みゃみゃにあわしぇちぇ!」 「ゆっくちちていってね!!」 「とかいはのおにーしゃん、ありがちょう!!」 蓋を開けると生ゴミは全く減っていなかった。代わりに七匹の子ありすが嬉々とした表情で男を見上げている。 男は短気な性格でもあった。さっきから聞かせ続けられたやかましい声と、その助けてもらう事が規定事項かのような物言いに激昂した。 男はゴム手袋をして生ゴミ箱に腕を突っ込むと、子ありすを一匹一匹取り出した。 「ゆ~♪ おそらをとんでるみちゃい~♪」 取り出すごとに暢気な声をあげる子ありすを見て、男はもう親と同じ処置をして苦しめなければ気が済まないと怒りを募らせた。 取り出した子ありすを同じく捨てる予定だったタッパーへと仕舞いこむ。 七匹全部をタッパーへ入れたところで、男はゴム手袋を外してガスコンロへと向かう。 「ゆゆ~♪ おにーしゃん、だしてくれちぇありがちょう!」 「とってもとかいはなおにーしゃんね♪」 「ちゅっちゅしてあげるわ~♪」 イラッ。 本来ならば笑って流す程度でしかなかった子ゆっくりの戯言も、まりさから始まる連続の不愉快連撃を受けた男にとっては怒りを煽る効果しかない。 男はフライパンを取り出した。フライパンをコンロに乗せ、しっかりと強火で熱する。 たっぷりと、たっぷりと熱して油をひく。 その様子をタッパーから見ていた子ありす達は何か美味しいものをくれるのではないかと期待に胸を膨らませている。 その期待を、男は五秒で砕いた。 タッパーを持ちあげフライパンの上まで持っていくと、引っくり返して子ありす達を全員熱したフライパンの上に落としたのだ。 『ゆびぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!』 響き渡る、子ありす達の合唱 とてつもない熱に子ありす達は泣き、叫び、暴れ、逃れようとする。 それを男は阻止する。フライ返しでもってフライパンの外へと跳ねて逃げようとする子ありすをフライパンへと叩き返す。 「あんよ゛がっ!! ありずのあんよ゛ぎゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛じゅぅ゛ぅ゛ぅ゛い゛ぃ゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」 「ゆっぐぢでぎないわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「だじゅげでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 少しでも熱さから逃れようと跳ねる子ありす達。しかしそんな僅かな抵抗も男は許さなかった。 フライ返しで跳んだところを叩き落したり、頭を押さえてじっくりと底部を熱する。 阿鼻叫喚の地獄絵図。子ありす達は滂沱の涙を流すが、それとてまさしく焼け石に水。子ありす達の底部が焼かれるのを阻止するには至らない。 何分経っただろうか。しっかりと熱せられた子ありす達は、全員その底部を焼き焦がし、二度と動けぬようになった。 「あ゛りじゅの、ありじゅのあんよ゛、が……」 「ゆぐっ、ゆ゛え゛ぇ゛ぇ゛…………」 「いちゃいよ゛ぉ゛ぉ゛……」 「みゃみゃぁ……」 自分達の足が二度と使い物にならなくなり、涙する子ありす達。焼け焦げたことで感覚が鈍くなり、叫ばないで泣くだけの余裕が出来たのだ。 男はそんな子ありす達のわずかな安息も、奪い去る。 今度は菜箸。男はその長い箸を以ってひょいひょいと子ありす達を引っくり返す。 顔面が下になるように。 「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 「いぢゃい゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 「み゛ゃ゛み゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」 「ゆびぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!! 顔面ごと、口を焼き潰す。 まりさにも行なったことだ。今度はそれが子ありす七匹同時にだというだけ。 今度は先ほどのように手を加える必要は無い。底部が役に立たず、顔面を下にした状態では子ありす達に逃れる術は無い。 このまま放って、喋れなくなるのを待てばいい。 口を下にしているためくぐもった子ありすの悲鳴をBGMに、男は文庫本を開いた。 料理の最中に料理の教本を見ているかのような気軽さである。そんな気軽な男の前では、ゆっくりにとってはR-18指定並の惨劇が繰り広げられていた。 「ゆ゛びゅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「だじゅげで゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!」 「ありじゅおうぢがえる゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!」 なんで、どうして。子ありす達は思う。思い返す。なんでこんな事になっているのかと。 この素晴らしき世界に生まれて、ゆっくりできると思ったのに。幸せに暮らせるはずだったのに。 お母さんと、暖かいお家があって、ずっとゆっくりできると思ったのに。 なのに、なんで、 『ゆ゛ぎゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!』 ありすは幸せだった。 何故なら家族が一緒だから。 ありすは幸せだった。 感覚は無くとも、こうして家族と肌を合わせられるのだから。 焼かれた子ありす達はまりさとありすと同じゴミ袋に入れられた。仲良し丸焦げ一家である。 家族全員口を焼かれ、足を焼かれたためすーりすーりすることも、喋ることも出来ない。 だが、それでもありすは幸せだった。まだ家族全員生きているのだから。 どんな形であれ、ありすは、こうして、望んだ家族と一緒にいるのだから。こんな近い距離に、家族がいる。 見る事と、聞くことしか出来ない体のまま、ありすは短く小さな幸せを噛み締めた。 ありすは幸せだった。 命尽きるその時まで、家族と一緒に過ごせるのだから。 ありすは涙した。ようやく出会えた家族に。 まりさは涙した。失った幸せな日々に。 子ありす達は涙した。あるはずだったゆっくりを求めて。 丸焦げゆっくり一家は仲良く、ゴミ袋の中で泣いた。 丸焦げゆっくり一家は仲良く、他のゴミと一緒に処理され死ぬその時まで、一緒にいることだろう。 おわり ───────────────── あとがきのようなもの どれが正史というわけでもありません 正史はアナタの中に存在するかもしれません byキノコ馬? ┌─□────┬─────┴─□ └─■ 1 2 3
https://w.atwiki.jp/nikonemiku/pages/154.html
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタとは、ジブリ映画『天空の城ラピュタ』に登場する悪役である。 「ムスカ」「ムスカ大佐」と呼ばれる。 「見ろ、人がゴミのようだ」等、印象に残る台詞が多く、ニコニコでも広くネタにされている。 名言 見ろ、人がゴミのようだ 目がぁー 目がぁー 私がムスカ大佐だ 何度でも蘇るさ! 三分間待ってやる
https://w.atwiki.jp/sitsu1/pages/155.html
不必要なものの事 コテと同義
https://w.atwiki.jp/mwmixi/pages/311.html
オオカミのむれ #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 基本マニ: 最大マニ: コンボ情報 このカードを使ったコンボ +]]=[[ このカードになるコンボ ]]+[[=
https://w.atwiki.jp/konatazisatu/pages/35.html
復讐(グロ注意) by福岡県 学校から帰る途中、私は今日どんなことをされたか思い出していた。 まず朝。教室に入ったとたん、全員が私を睨みつける。これはいつものこと。うつむきながら自分の席に行ったら、机がなかった。これで四度目。 HRではいきなり、先生が私に「泉!何でまた学校にきとるんか!」と叫んだ。無視したら、黒板消しを思いっきり投げられた。 一時限目は、号令のあと着席するときにつかさに椅子を引かれて、尻餅をついた。痛かった。痛かったのに先生はまた私を怒鳴った。 授業中も、死ねと書かれた手紙がまわってきたり、誰かが私の筆箱にムカデを入れてたりした。犯人はたぶん、ニヤニヤしていたみゆきさんだろう。 そんなことをされ続けたこと二週間。今まで必死に耐えてきたけど、もうそろそろ限界だ。 そうだ。しばらく学校を休めばみんな私のことなんて忘れるかもしれない。 今日からしばらく風邪で休むことにしよう。本当の理由はお父さんには言わない。だって、仲の良い…いや、良かった友達にいじめられたなんて言ったら、お父さんきっと余計なことをしそうだから。 とりあえず、今日からゆっくり休もう。 「クソこなたが学校来なくなって三日かぁ…いじめる相手がいないのも困りものよね」 「誰かうざい人いるかな?」 「そうですね……柊つかささんという方はどうでしょうか?」 「え?ゆ、ゆきちゃん何を言って…」 「そうよね~あいついい加減うざいわね。調子乗ってるって言うか。つかさもそう思うわよね?」 「ふ、二人ともどうしたの?」 「ほら、こうやって空気読めないところもうざいわよね~」 「つかささんは頭の弱い方ですから、仕方ありませんよ」 ゾロゾロ…… 二人が何故か席を立つ。 「え?え?二人ともどこ行くの!?」 「ここで食べたらご飯がおいしくないわね。」 「そうですね。席をかえましょうか。」 「ま、待ってよぉ」 「つかさあんたこんな状況でも空気読めないの?いい加減きもいわよ。」 「分かったら、その汚い顔をこっちに向けないでくださいね」 「そんな……待ってよお姉ちゃん!」 ひとりぼっちになりたくなかった私は、思わずお姉ちゃんの肩を掴んでしまった。 「うわああぁぁぁ!!触んないでよ気持ち悪い!せっかくのセーラー服が……」 私は、その言葉でひどくショックをうけてしまった。 その日の昼休み明けの授業から、地獄が始まった。今まで自分がこなちゃんにしてきたようないじめが、今度は自分にふりかかった。 消えろと書かれた手紙が飛んできたし、筆箱にはなんと毛虫が入っていた。仲間だったはずの先生にも怒鳴られた。 家に帰れば、お姉ちゃんたちからひどい嫌がらせをうける。 初めは、いじめられると悲しい気持ちが強かったが、日に日にその悲しみが憎悪になっていくのが自分でもよく分かった。 大好きだったお姉ちゃんは、今ではいなければ良かったと思う。 高良に至っては、殺してやりたいと思うほどだ。 そんないじめられてから三日たったある日、 私はある計画を思いついた。 ピンポーン 「もう7時だっていうのに誰だろ?」 郵便かな?と思いながら玄関を開けた私は、とても驚いた。 「こなちゃんこんばんは!」 ……悪い意味でだったが。 「つかさ…こんな暗い時間に何のよう?」 私は周りに警戒しながら返事をした。 「実はね、こなちゃんにどうしても言いたいことがあって…」 「………」 「その………」 がばっ! 「こなちゃん!今まで意地悪してごめんね!」 急につかさが抱きついてきた。しかも、私が一番いって欲しかった言葉をいいながら。 「つ、つかさ…」 「私、やっと気づいたの。お姉ちゃんたちのひどさに。だから、こなちゃんきっと私にも怒ってると思って謝りに来たんだ。」 「怒ってないよ…ぐす…つかさがいるから…もうひとりぼっちじゃないから……ぐす…」 「ふふふ!それじゃあ私たち親友だね!」 「うんっ!! …あ、そうだ。とりあえず上がりなよ。」 「そだね ……ところでこなちゃん…」 つかさの声のトーンが変わった……? 「……復讐、したくない?」 「え……?」 「お姉ちゃんや、高良みゆき。その他こなちゃんをいじめた奴等に仕返しをするんだよ…」 「し、仕返しって…どんな?」 「殺してあげるの。」 あまりにもさらっといったため、聞き流しそうになった。 「!?じょ、冗談だよね……?」 「冗談じゃないよ。」 「う、嘘だよ…」 「だから嘘じゃないってば。」 つかさの目は、本気そのものだった。 「で、でもさ!仮に殺したとしても何の解決にもならないっていうか……それにまだ仲直りもできるかもしれないし…」 「何?こなちゃんはいじめられたいの?」 「違うよ……ただ、またみんなでお弁当食べる生活に戻りたいだけで…」 「甘いよ、こなちゃん。人にひどいことをする奴なんて、死ぬべきなんだよ。」 「!?つかさ、それは言い過ぎじゃ…」 「こなちゃんはいじめられてむかつかないの?殺したいと思わないの?思うよね?」 「いや…私は、そこまで…」 「思うよね!?」 「(びくっ!)ま、まぁ…少しは…」 「じゃあお姉ちゃんたちをぶっ殺してやりなよ。計画は私が考えてきたからね…ふふふ」 「で、でも殺人なんて!!」 「わたしたち… 親 友 で し ょ ?」 「…うん…」 「ならやってくれるよね?」 つかさから聞かされた計画は、あまりにも単純だった。 まず、弁当をふろしきで包むときに、包丁も一緒に包んでおく。昼休みになったら、一緒にお弁当食べよう!とでも言って二人を屋上におびき出す。 きっと二人も屋上ならもっといじめやすいと考えて、ほいほいついてくると思うからそこは心配いらない。 あとは屋上でナイフを取り出し、二人を…… 正直言って、私には無理だ。 第一、そんなにうまくいくわけがない。私の力じゃ殺せないかもしれないし、その前に昔あんなに仲良かった友達を刺せるわけがない… だからと言ってこの計画を実行しなければ、私はつかさに見放されてまたひとりぼっちになってしまう… それだけは嫌だ!でもそれじゃあかがみとみゆきさんを…… どうすればいい?どうすればいい? この際かがみとみゆきさんを敵と割り切ってしまうか……でも私に殺しなんて… 「計画の内容は分かった?」 「(びくっ)あー…うん、一応……」 「それじゃあ明日早速決行するからね。」 「!?あ、明日?!そ、そんなの無理だよ!絶対!」 「親友の言うことが聞けないの?」 「う……わ、分かったよ。明日ね。」 「よしっ!じゃあ私そろそろ帰ろうかな?」 時計をみると、すでに九時をまわっていた。 「うん。見送るよ。」 「ありがと~! ………それとね、こなちゃん…」 つかさの声のトーンがまた豹変した。 「もし逃げたりしたら……"嫌 だ よ"?」 「(びくっ!!)あはは……そ、そんなことしないよ…」 「いつも見てるからね?こなちゃんのこと……ふふふ…」 見送ろうと部屋のドアを開けたとき、何故かドアの前の床が温もっているような気がしたが、 そんなことを冷静に考えていられる精神状態ではなかった。 「それじゃあ、明日がんばろうね!」 「ね、ねぇ…もし明日失敗したら…どうする?」 「親友のためなら失敗なんてしないよね~?」 「う、うん。ごめん、変なこと言って……ばいばーい!」 バタンっ! ドアが閉まると同時に… すとん… 私もその場に座り込んでしまった。 着ていた服はもう汗でびしょびしょになっていた。呼吸もはぁはぁいっている。それだけ極度の緊張状態にあったということだ。 私は冷たい麦茶を一気飲みし、心を落ち着かせた。 私は……私は一体どうしたら……… その夜、私は遅くまで寝付けなかった。というか、明日人を殺さなければならないというのに平気で寝られる方がどうかしてる。 でも、つかさならぐっすり寝そうだな… とりあえず、私は重い足取りで下へおりた。 「遅いぞーこなた。もうゆーちゃん学校行っちゃったぞ?」 時計を見ると、もう学校に間にあうギリギリの時間だった。 私は重い足を引きずりながらなんとか準備(包丁とか)をすませ、家をでた。 通学途中、石を投げられたりしたが、いつものことだ。無視して学校まで歩いていくと、校門に見覚えのある影があった。 「ゆーちゃん!」 「お姉ちゃん!待ってたよ。 えっとね……その…実は、昨日の話を聞いちゃって……」 「え!?」 「ごめんなさい!ど、ドアの前にたってずっと聞いてたの…」 なるほど、ドアの前の床が妙に温もってたのはゆーちゃんがずっとそこに立ってたからか! ……って感心してる場合じゃない!どうしよう!ゆーちゃんに計画が…… 「お姉ちゃん。」 ゆーちゃんが、感情ゆたかなゆーちゃんでも滅多にしないとても真剣な表情をしている。 「人を殺したりしたら、お姉ちゃんでもぜっっっっっったい許さないから!!!」 「ゆーちゃん……ありがとう」 そう言って私はゆーちゃんを抱きしめた。 「でもね、私は絶対にやらなきゃいけない理由があるの。」 「でも…私いやだよ!お姉ちゃんが……ひっく…ひとごろしなんて…ぐす…」 「ゆーちゃん……」 ゆーちゃんの涙を見ているのは、とても辛かった。正直こんな計画より、昔みたいな生活にもどる努力がしたかった。しかし…… 『逃げたりしたら……"嫌 だ よ"?』 つかさの言葉が脳裏をよぎる。そうだ…この運命からは逃れられないんだ……これ以外に方法なんて……… あっ! 「あるじゃんか!!」 「(びくっ)ど、どうしたのお姉ちゃん。」 「つかさを説得すればいいんだよ!うまくいけば、二人で元の生活にもどる努力ができるし!人殺しなんかよりは絶対こっちの方がいい!」 「お姉ちゃん…!じゃあ、もうひとごろししないの…?」 「そうだよ、ゆーちゃん。心配かけて本当にごめんね……」 「お姉ちゃん…ぐす……ひっく……よかった……お姉ちゃん、だいすきだよ…」 「ゆーちゃん…ありがとう」 きーんこーんかーんこーん… チャイムが空気を読まず無機質に鳴り響く。 「あ!チャイム鳴っちゃった!お姉ちゃん、またあとでね」 ゆーちゃんと別れたとき、私は希望に満ちあふれていた。私は自分でも気づかないうちに、スキップをしていた。 早く教室に行って、つかさを説得したい。そしてまたみんなでお昼ごはんを食べたい。 なにもかもがうまくいくような気がした。これもゆーちゃんのおかげかな…… 私は教室に入って、つかさの姿を求める。しかし、それはどこにもなかった… どうしたんだろうと考えていたとき、私はつかさのもう一つの言葉を思い出した。 『いつも見てるからね?こなちゃんのこと……ふふふ…』 なんだか急に怖くなった。さっきまではうまくいくことしか考えられなかったのに、今はとても嫌な予感がした……どうか自分の勘違いであって欲しい。 私は、いつものみんなの睨みつけを無視しながら、席に着こうとした。だが…… 椅子には、画鋲がびっしりとおいてあった。あぁ、また最悪な一日のはじまりなんだな…… 結局その日、私は一時限目で早退した。帰ろうとしたとき先生に嫌みを言われたが、無視した。 家に着いたと同時に、ベットに倒れこんだ。昨日はろくに寝れていない。 私はすやすやと寝息をたてた。 起きると、時計はもう七時をまわっていた。だいぶ寝不足だったようだ。 下に降りると、お父さんが原稿をかたずけていた。 「こなた、ゆーちゃんを知らないか?」 「え?部屋にいないの?」 「ああ。いつもならとっくに帰ってきてる時間なんだが……」 私はなんだか不安になってきた。そして、またつかさの言葉が脳裏をよぎる… 『逃げたりしたら……"嫌 だ よ"?』 「どうしたこなた?顔が真っ青だぞ…?」 「い、いや何でもないよ……あっ!」 すっかり忘れていた!つかさを説得することを…… 携帯を手にとり、つかさに電話をかける。だが、通じなかった…… 私はまた嫌な予感がしていた。胸のあたりがもぞもぞする。ゆーちゃん…どこに行ったんだろう……心配だ。 ふと、カレンダーを見ると、今日は燃えないゴミの日だった。 私は、暗い夜道をゴミ袋を引きずりながら歩いていた。なんだかいつもより量が多い気がする。 ビリッ! ゴミ袋が破れてしまった。 「あーやっちゃった……ん、何だろう?このはみ出してるの…… ……何、これ……い、いやああああああああああああああああ!!」 そこには、ゆーちゃんがいた。 首だけの姿で。 「ぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!! ………はあ…はぁ…ゆー…ちゃん…?どうして!?どうして!!? ゆーちゃんは何もしてないのに……とってもいい子なのに…… ぐす…うぅ…うわああああああああああああああああああああん!!!」 「どうしたの~こなちゃん。ゴミ出し~?」 「!?」 気配も何もなく、いきなり声をかけられた。その声には、感情がいっさいこもっていない。 「……つかさだよね?ゆーちゃんをこんな姿にしたのは……」 「ゆーちゃん…?ああ、その燃えないゴミのことね。ただゴミを六つに分けただけだよ~♪」 「……つかさ…それ本気で言ってるの?」 「こなちゃん顔が怖いよー?親友にむかってそんな顔していいのかな~?」 「うるさいっ!!!このひとごろしぃぃぃぃ!!!」 気がつけば、私は大声をあげて"親友"の胸ぐらを掴んでいた。 「ひとごろし?はっ…今日の朝、人を殺そうとしてた奴は誰かな?」 「うるさいっ!!!!なんで…なんでゆーちゃんを殺したんだ!?答えろぉぉ!」 嗚咽と涙声で、ほとんど言葉になっていなかった。 「………こなちゃん…私の言葉覚えてるよね?"逃げたら嫌だよ?"って…」 「だから?」 「こなちゃんは二人を殺す気満々だったのに、それをそこにいる燃えないゴミが邪魔した……だから殺したの。」 「な、なんでつかさがゆーちゃんが私を止めてくれたことを知ってるの…?」 「クスクス…言ったでしょ?"い つ も み て る "って……」 「(びくっ!!)」 「…やっぱりこなちゃんには荷が重かったかな?もういいよ、用済み。ばいばい、こなちゃん♪」 そう言って、つかさは突然両手で私の首を締めた! 「……ッ!!…」 く、苦しい…つかさのどこに…こんな力が… 「あっはははははははははははははははははは!!!楽しい!楽しい~よ~! あはははははははははははははははは!!」 「……うぅ…!うぅぅうぅ……!!」 だめだ……意識が… 「あっははははははははは!!楽しいなぁ!でもあのゴミを生きたままバラバラにした時はもっと楽しかったなぁ!! 葬式でゴミの友達どんな顔するんだろー?あっはは!楽しみー♪」 その言葉で、私の中に隠れていた鬼が目覚めた。 「あっはははははは!あっはははははは……ふがっ!!」 私は隙をついてつかさの顎に強烈なアッパーを繰り出した。舌を出して笑っていたつかさは、思いっきり舌を噛んだ。 「うえっ!おぉうぇぇ……ら、らりふるおろらひゃん!!(な、何するのこなちゃん!!)」 ぽたぽたとつかさの口から垂れた血が地面に染み込む。 汚らわしい。 「ぇぇええええいぃぃっ!!」 私はつかさの後頭部をつかみ、コンクリートの地面にむかって…… ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!…… つかさが叫んでも、頭から汚物が出ようとも、私はつかさの頭を地面に叩きつけ続けた…。 ゆーちゃんを殺した絶対に許せない相手。それを殺せたんだから喜べるはずだった。なのに…… なのにどうしてこんなに涙が止まらないの? 翌日。 つかさとゆーちゃんが死んだことは、もうニュースで報道されていた。犯人は不明、と言っていたからとりあえずばれてはないらしい。 でもいきなり休んだら怪しまれると思った私は、しぶしぶ学校へ行くことにした。 お父さんと二人だけの暗い朝食。昨日のゆーちゃんの姿を思い出してしまい、泣きながらご飯を食べた。 お父さんも何度も目をこすって、泣いているのをごまかしていた… 学校につき廊下を歩くと、すれ違った人がわざとらしく鼻をつまんでいた。心なしか、みんな私をよけて歩いているようだった… 教室に入ると、またみんなが私を睨みつける。その中で、みゆきさんが私をよぶジェスチャーをしていた。 「どしたの?みゆきさん」 「ちょっと泉さんに見てもらいたいものがありまして……これです。」 みゆきさんは携帯電話を取り出して言った。 「この動画に見覚えはありませんか?……くすくす」 「え…?」 青い髪の女と、薄紫の髪の女が、何かしている。そして…… ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!…… 「ま、まさか……」 「昨日私がゴミ捨て場の近くで撮影しました。よく撮れているでしょう?顔までバッチリ……うふふ」 「お、お願いだから、警察だけには……」 「さて、どうしましょうか……」 「お願い!な、なんでもするから!」 「ふふふ…そう言うと思ってましたよ。」 と言ってみゆきさんはカッターを取り出した。 「今日一日、カッターの刃を刃の間に挟んで生活してください。」 「え……?」 「なんでもするんですよね?」 「で、でもこれはさすがに……」 「そうですね…こんなことやめた方がいいですね…」 「え?じゃ、じゃあ!」 「なーんて。ちょっとしたジョークですよ。お恥ずかしながら…」 「………」 「さあ、口をあけてください。私が一枚一枚挟んであげますから。」 私は怖かった…。助けを求めるようにあたりを見渡すと、入り口のところにかがみの姿があった。 でも、ニコニコしながらこっちを見ているだけだった…… 「よそ見はいけませんよ、泉さん。それではまず一枚目。あーんしてください?」 「う………」 「……ちっ…白石!泉さんの口を開かせてください。」 「わ、わかりました!」 「や、やめて!やめて!」 「それでは改めて……まず一枚目。」 「いやぁ!いやあああああああ!」 ぐちゅっ…… 「ひぃやぁぁああ!!」 「二枚目。…くすくす」 「あーっ!ああああ!」 口からよだれと血の混じった液体がこぼれる。 「汚いですね……これで拭いてください。」 私はボロ雑巾で口を無理矢理拭かれた。 「それでは三枚目。ふふふ」 カッターの刃を10枚全部歯に挟まれたまま放課後になった時には、もう口の中は血だらけだった。 私は血が口からあふれないように何度も血を飲み込んだ。鉄の味がして、気持ち悪かった… カッターの刃をはずした今でも、鋭い痛みは続いている… 「痛い…痛い……これからこんなことを毎日……もう嫌だよ…」 誰もいない教室で、私は机にうずくまって泣いていた。 ゆーちゃんがいなくなって、ただえさえ精神がもたないのに、こんな今までより数段ひどいいじめをされて、私は壊れてしまいそうだった… もう、死んでもいいかな…… なんて思っていたとき、緑のショートヘアーの女の子が教室に入ってきた。 「こなたさん…ゆたかの事件について詳しく教えてください…」 「え……?」 「ゆたかが誰に殺されたのか、つきとめたいんです。」 「い、岩崎さん…」 「お願いです!ゆたかみたいなあんないい子が、こんな理不尽に殺されたなんて、あまりにも不憫で…うっ…ぐす…」 「岩崎さん…でも、犯人がわかったらどうするんですか?」 「殺してやります」 「(びくっ!)ほ、本気?」 「本気です。」 岩崎さんの鷹のように鋭い眼光に、迷いはなかった。 ふと、私はあることを思いついてしまった。 とても残酷だけど、私にとっても岩崎さんにとってもこの上ない作戦。 岩崎さんはきっと本気だ。ならば、私がこの作戦を実行すれば、岩崎さんの思いは晴れ、且つ私の望みも果たされる…… やろう。これが成功すれば、すべてが終わる。 「ねえ…岩崎さん…」 「はい?」 「実はね…… 私 が ゆ ー ち ゃ ん を 殺 し た の 。」 「えっ……?」 「倉庫にあったナタをつかって体をバラバラにしたんだよ。まず左腕を切って、右足を切って、それから…」 「もうそれ以上何も言わなくていい…」 岩崎さんは、恐ろしい形相で私の頭をつかみ、そして… ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!… すべてが、終わった 糸冬
https://w.atwiki.jp/saikyousyujinnkou3/pages/3406.html
【作品名】嘔吐した宇宙飛行士 【ジャンル】短編小説 【名前】李・バイア 【属性】さまよえるゲロ人 【大きさ】スペースコロニー並みのゴミの塊 【攻撃力】ゴミに埋まっていて自力では攻撃できない 【防御力】大きさ相応のゴミの塊 宇宙生存可能 中の人は人間 【素早さ】自力では移動不可能 【特殊能力】宇宙服の中に溜まっているゲロを食って飢えをしのげる 【短所】汚い vol.12 914 :格無しさん:2008/04/09(水) 22 54 57 李・バイア わたし(忠臣)=ジョン(仮名)=花田一路=ちぃちゃん=土のつぼ=五月=おつきさま =レラン王=インフルたん と=
https://w.atwiki.jp/gomigomi/pages/67.html
ゴミ鯖画像館 誰でもアップ可能です。 テンプレ #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ここに画像のURLor名前) 動物の森(死体) 動物の森 DK(綺麗) DK GMの神防衛 ギラン花壇防衛 釣り 模擬戦 ?cmd=upload act=open page=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88 file=LinC0251.JPG 門防衛 ?cmd=upload act=open page=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88 file=monbouei.JPG 旧gomi鯖花火大会
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/40864.html
アクミの謎種(イニシャシード) UC 火/闇文明 (5) タマシード イニシャルズ/革命軍/アクミ団 ■革命0トリガー クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1つもなければ、このタマシードを出してもよい。 ■シンカライズ ■このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置く。そのカードが火か闇のクリーチャー、または火か闇のD2フィールドなら出してもよい。このようにして多色のカードを出したら、相手は自身の攻撃しているクリーチャー1体を破壊する。 ■このタマシードが革命0トリガーを持つカードの効果で、山札の上から表向きにされた時、このタマシードをクリーチャーとしても扱う。 作者:白山羊 革命0トリガーを持つタマシード。 関連項目 《マウチュの天宝》 《チャケの地版》 《ハムカツの紀章》 《ドレミの譜面》 《ダママの一番星》 《テックの仕掛箱》 《アクミの謎種》 カードリスト:白山羊 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dechip/pages/17.html
遊戯王の日記/2015 2016-01-01 ★2016年~ 遊戯王の日記/2015年09月04日(金)/使用感が大きく変わる効果のエラッタと、カードフォーマットの変更は思った以上に私を萎えさせた。 遊戯王の日記/2015年03月19日(木)/昨日届いたVジャンプ5月号を手に久々の日記 遊戯王の日記/2015年01月11日(日)/『決闘者の栄光-記憶の断片』を開封 遊戯王の日記/2015年01月01日(木)/好きである事に変わりはない。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/16737.html
あめのひのこと【登録タグ GUMI NexTone管理曲 あ タカノン 曲】 作詞:タカノン 作曲:タカノン 編曲:タカノン 唄:GUMI 曲紹介 タカノン氏 の3作目。 ある雨の日の出来事。こんなこともあるさ、きっと。(作者コメ転載) イラストは niyaperu氏 が手掛ける。 歌詞 あの日キミと気まずくなって以来 強がってメール送らないでいたけど どちらも折れないから 大人気ない我慢比べのようでした 当たり前に幸せだった日々が 当たり前なんかじゃなく奇跡だったこと 今更だけど気付いたよ謝りに行くよ このままで良いわけなんてないし 本当はちゃんと謝りたいし 伝えてなかった言葉たちも 後悔するほどあるから きっとまだ繋がっている想い 外は雨だけど 傘なんてささないで スタンド上げて キミの元へとペダル踏み込む 他の誰のでもないキミでいて欲しいから 会いにいくよ キミが好きでくれたパーカーのフード深めにかぶって 今度もボク折れてキミに謝りに行くよ 雨に打たれ酷く濡れても 泥が跳ねて酷く汚れても 構わずキミの元へ 目に飛び込んできたのは一人じゃなくて 見覚えある顔と並ぶキミの姿 そういやアイツなんか最近一緒に帰ろうとしても いつの間にかいなくなってた それはそれはもう親友と呼べるくらいの仲で それはそれはもう信頼とか絆とかいうのがピッタリで そんなアイツが何故キミと一緒にいるのかな そんなはずは 思ってもみなかった急展開だね だけどキミとアイツの二人だったなら きっと上手くいくよ とりあえずボクは二人の前から姿消すよ 他の誰かのキミになってしまったんだね 正直なところ キミが好きで好きで しばらくは忘れられそうにないけど 強がって涙こらえてみようとするけど くじけちゃうくらいの雨空 こぼれ出した涙拭った 雨粒でごまかした コメント 爽やかな・・・失恋ソングで聞いていて切ないな・・・とおもいました 雨の日の出来事・・・歌は爽やかでちょっぴり切なく・・・ いい曲です 梅雨の季節に聞きたいと思いました -- 麻里亜 (2011-06-22 06 10 34) 切ない…………。(´Д`) -- 名無しさん (2011-06-28 23 26 08) 俺もまったく同じ事があったので共感っていうか思い出して辛くなりましたが・・・名曲でした。。。 -- 匡 (2011-08-21 13 16 59) ちょっと違うけど、似たような境遇の自分・・・。だから切ないこの気持ち解る気がする -- 秘兎 (2011-08-31 09 59 27) ないた・・・ 雨粒でごまかす・・・ここ好き・・・ -- 瑞希 (2011-12-09 19 07 53) 今ちょうどあたしこんな感じ… 切ないけど、爽やかな失恋で…歌詞もいいと思う! -- 好きでした (2012-08-05 15 50 28) 最近これハマってるなー…。 もっと評価されるべき(`・ω・´) -- むぅ (2012-09-08 23 31 05) 悲しくて切ない失恋ソングですね。にしてもGUMIは可愛いな♪ -- イチゴGUMI (2012-11-20 19 23 15) 「正直なところ キミが好きで好きで 」のところは、胸がくるしくなります。大好きな曲です!! -- Rabbit-Mez. (2012-12-16 19 22 20) 謝罪ソングとしてもイケるかなこれ……。恋愛要素を抜けば今の気持ちと同じだ。謝りたいけどもうできない。 -- 名無しさん (2013-01-30 22 04 54) 凄い好きな曲です(。╹ω╹。) -- 夜空 (2014-10-19 13 20 11) 涙が止まりません。 -- 名無しさん (2015-08-24 12 59 27) 名前 コメント