約 1,352,279 件
https://w.atwiki.jp/yugioh-online/pages/339.html
レシピ(オンライン) ファンデッキ・その他>サクリファイス デッキをより良 するためにコメント(何故ここを変えたのか説明するなど)をした上でさらに編集してください。 もし、自分の編集する内容に不安を感じる場合はコメントで議論した上で編集すると良いでしょう。 サクリファイス 概要 メインデッキ(枚) モンスター(枚) 《》×2 《》×3 《》 《》 《》 《》 《》 《》 魔法(枚) 《》 《》 《》 《》 《》 《》 《》 罠(枚) 《》 《》 《》 《》 《》 エクストラデッキ(枚) レベル4 《》 レベル5 《》 レベル6 《》 レベル7 《》 レベル8 《》 レベル9 《》 レベル10 《》 サイドデッキ(枚) 最終更新 2011/09/30 17 45() →編集 コメント(最新20件まで表示) → サクリファイスコメント過去ログ コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/ygocheapdeck/pages/123.html
【サクリファイス】 【儀式モンスター 3枚】 サクリファイス(400)*3 【最上級モンスター 1枚】 ダーク・アームド・ドラゴン(50) 【上級モンスター 2枚】 カオス・ソーサラー(50)*2 【下級モンスター 14枚】 センジュ・ゴッド(20)*2 マンジュ・ゴッド(150)*3 儀式魔人ディザーズ(10)*3 儀式魔人リリーサー(40)*3 マジカルコンダクター(350)*2 クリッター(50) 【魔法 13枚】 イリュージョンの儀式(100)*3 儀式の準備(350)*2 非常食(30)*2 貪欲な壺(400) 大嵐(200) ブラック・ホール(150) ダブル・サイクロン(10) ワンダー・ワンド(150) エネミー・コントローラー(50) 【罠 8枚】 ゴブリンのやりくり上手(10)*3 奈落の落とし穴(250)*2 威嚇する咆哮(200)*2 神の宣告(50) 合計5740円 大嵐やサイクロンが解禁されてるこのご時勢。 永続形に頼るのは危険だと考え、あえて強制終了やエンジェル・リフトを 採用しないサクリファイスデッキ。 罠や速攻魔法の多くはフリーチェーンのものを採用し、 「サクリファイスといったら強制終了だ。」という相手の思惑を崩し、 やりくりターボや威嚇する咆哮で大嵐を無駄打ちさせる。 その点以外は普通のサクリファイスデッキ。 威嚇する咆哮は和睦の使者や進入禁止(ryでも構わない。 ただし後者は事実上バトルフェイズにしか打てないので注意。 522 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2011/09/22(木) 11 21 42.40 ID WS6qKNoi0 儀式魔法をデッキからサーチする手段がマンジュ×3だけじゃ少ないと思う 準備は墓地に儀式魔法が無くてもモンスターだけはサーチ出来るから センジュ→ソニックバードの方が役に立つかと ソーサラーのコストの光属性がマンジュだけになるけどピン挿しにするなり何なりで 儀式召喚の機会は実質3回だから魔人減らしてもいいかも コンダクターは効果はいいけどこのデッキではよく奈落に落ちる すぐ発動できる魔法が無いって状況もちらほらと 非常食が入っているなら契約の履行で完全蘇生が狙える 履行を破壊しようとしてきたところに非常食をチェーンすると更にうまい 523 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2011/09/22(木) 14 04 18.42 ID KhCOAjAW0 アドバイスありがとう。 う~ん・・・じゃあカオスソーサラーは抜こうかなぁ・・・ 一応 IN ソニックバード*2 脱出装置*2 ダブルサイクロン OUT センジュゴッド*2 ソーサラー*2 ディザース*1 で回してみるわ。
https://w.atwiki.jp/elliciasp2nd/pages/730.html
性能 装備可能職 下位 なし 上位 セージ/レンジャー/グレネディア/マスケッティア忍者/ストライカー/フェンサー/ビショップ 生産 アルケミスト 基本値 強化値 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 DEF 130 + + + + + + +35 + + + MDEF 125 + + + + + + +35 + + + 必要BLv 85 スフィア 1 等級 効果 入手方法 Normal HP+250/SP+100 - Unique DEX+?HP+250/SP+100 不明 Noble DEX+8HP+250/SP+100 不明 Heroic DEX+9HP+500/SP+300 不明 Master 該当なし そのた情報 説明文 強化材 エリクシル 購入/売却 -/ 補足 トレード/オークション可、破棄可 入手方法 mob ムールドゥーク 生産 セット組み合わせ 組み合わせ Normal Unique Noble Heroic Master 頭 アポクリフハット INT+5 未確認 INT+15 未確認 - 胴 アポクリフトップ 脚 アポクリフアンダー
https://w.atwiki.jp/gods/pages/109012.html
ヘンリーラドクリフ(ヘンリー・ラドクリフ) イギリスのサセックス伯爵の一。 第1期第2代サセックス伯爵・第2代フィッツウォルター子爵・第11代フィッツウォルター男爵。 関連: エリザベス(5) (妻)
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/189.html
それは常軌を逸した戦いだった。 破壊の極みをこの世に呼び覚ますサイコキネシスを操る少年、クリフ・ギルバート。 荷電粒子砲『ブリューナクの槍』を放つARMS『マッドハッター』に身を委ねるキース・シルバー。 本来が長距離戦闘向きである『ブリューナクの槍』にとって、人間の子供という小さい的は 非常に狙いづらいものだったが、シルバーはあえて荷電粒子を収束させずに放つ。 そうすることで拡散されたプラズマエネルギーは、容赦なく医療セクション内を蹂躙していた。 もはや、そこは地獄の底のごとき光景と成り果てていた。 理性の箍の外れたクリフが撒き散らす悪意が建築構造物を片っ端から粉砕し、 その上に降り注ぐ拡散ビームの雨が瓦礫の山を溶解させていく。 シルバーの熱線はクリフの服すらも焦がしてはいない。無意識の防御本能ゆえか、 クリフの周囲にはサイコキネシスの膜が張り巡らされてあらゆる異物を弾いていた。 そのクリフの攻撃──それはとても攻撃と呼べないようなもので、ただ彼の暴走する 超能力が広範囲すぎるゆえにシルバーに届いているだけであったが──は、 最終形態を発現させて全身ナノマシンの塊となった『マッドハッター』に致命傷を与えるに至らなかった。 どちらも譲らず、引かず、己の全てを叩きつけるような死闘を繰り返している。 魔王の牙が怪物を噛み砕くのが先か、軍神の業火が少年の身を焼くのが先か──それはそういう戦いだった。 「ククク……ハハハハハハ! 素晴らしいぞ! クリフ・ギルバート!! なるほど、これがサイコイネシスか!」 シルバーは嗤っていた。髑髏の奥底に潜む二つの光が、爛々と輝きを増していた。 その哄笑など聞かぬげに、クリフはぶつぶつと聞き取れない言葉を口から漏らしている。 異様な光景だった。 その戦闘領域には人間などどこにもいなかった。 そこには世界の暗黒と一体化した獣と、無慈悲な殺戮機械がいるだけであった。 「う、うう……」 キース・レッドは自分が境界線に立っていることを痛烈に自覚していた。 今、目の前で暴れている二匹の怪物は、彼にとっての明確な未来予想図だ。 レッドの行く道は修羅の道だ。この世界には敵しかしないと断じ、立ちふさがるもの全てを排除する道だ。 その先に待っているものが、それだ。 すなわち、人の心を忘れた獣か、血の通わぬ機械か。 後に戻る道は無い。そんなものは生まれたときから存在しない。 キースシリーズとしてこの世に生を受けたときから、それは決定済みの事項だ。 ならば、自分はどっちになるのか──獣か、機械か。 このままどっちつかずで立ち尽くしていられたらどんなに楽かと思う。 迷う時間はあまりなかった。 両者の戦闘は加速度的にエスカレートしており、死そのものであるバトルフィールドは容赦なく拡大している。 知らず、レッドは壁際まで後ずさっていた。背後に立ちふさがる壁は、レッドに逃げることを許可していない。 そしてまた、建物を支える壁の一つが崩れ落ちる。 さらに広くなったエリアに転がる瓦礫の隙間に、レッドは信じられないものを見た。 「セピア!?」 とっくに避難していると思っていたキース・セピアが、地面に座り込んでいたのだ。 その膝にはなにか小さいものを抱えていた。 「レ、レッ──」 轟音が響き、一塊の天井が落盤を起こす。どん、と腹にくる震動の後には、わずかな静寂が訪れる。 その隙間を縫うように、小さな、か細い声がいやにはっきりと聞こえた。 「にいさん」 セピアの膝の上の小さいものが口を利いた。ものではなく人だった。 その言葉こそが獣と人を決定的に分かつ一言、獣を人たらしめる言霊ででもあるかのように、 この空間に逆巻く念動力の激流が一瞬で消えた。宙を飛び回っていたコンクリートは糸の切れたように次々と落下し、 力場に閉じ込められていた粉塵が晴れたことで辺りは光を取り戻す。 「ユーゴー!?」 クリフが叫んだ。 さっきまでは半ば閉じられていた目は、しっかりと見開かれていた。その瞳には形ある意志が宿っていた。 獣はもういない。彼は人間だった。それはつまり── 「血迷ったか、クリフ・ギルバート! サイコキネシスを解くとはな!」 人を殺すのは機械だということであった。 戦闘の恍惚に完全に没入しきっていたシルバーにとって、クリフの精神の回復などなんの意味もなかった。 本来の正常な状態に復帰したことを、逆に「血迷った」となどとエラー扱いしていることからも、それは明白だった。 『マッドハッター』は両手を合わせ、十の爪をクリフに向けた。プラズマ化されたエネルギーがそれらの中心点に集まる。 それは中天に輝く太陽か、或いは夏に咲く花に似ていた。 クリフの絶体絶命の瞬間に、妹が声にならない声を上げる。 「やめて」 事実、それは声にならないもので、ただ喉を鳴らしただけでしかなかった。 だがそれでも、ユーゴー・ギルバートの切実な願いはこの場の全ての者に届いた。 「にいさんを、いじめないで。たったひとりの、にいさんなんです。 いつまでも、いっしょに、たすけあっていくって、ちかったんです」 今度は口すらも動いていなかった。それなのに、彼女の声はどんどん大きくなっていく。 それはまるで、直接心に語りかけてくるかのように。 「黙れっ!」 怒気を露わに、シルバーが吼える。 「娘……戦いの邪魔を……するな!」 臨界寸前だった『ブリューナクの槍』の砲口がユーゴーに、そしてセピアに向けられる。 「や──」 やめろ、と飛び出しかけたレッドをあざ笑うように、それは放たれた。 加速されて異常な熱を蓄えたエネルギーの奔流が注がれる。 眩い光がレッドの目を灼き、視界がホワイトアウトする。 視力が正常に戻ったとき、そこにはなにもなかった。 「あ、ああ──」 それは誰の声だったか。レッドのものだったかも知れない。クリフのものだったかも知れない。 次の瞬間には、今度こそ地獄から呼び込んだような壊滅的なサイコキネシスが膨張する。 全てが無に帰そうとしている世界は漆黒に染まり、その暗闇に抱かれてレッドは意識を失った。 なにか胸のむかつくような悪夢から覚めて、レッドは身を跳ね起こす。 そこはベッドの上で、無機質な病室の中だった。 妙にリアルな夢だったはずだが、それは朝靄のように掻き消えてもう思い出せない。 その代わりに、目を背けることのできない現実を思い出す。 「セピア!」 答える声はない。 あれが夢だったなら、あの記憶が現実でなくて、今がいつもの不本意な朝の始まりだったら、 「なーに、レッド」と間抜けな声が返ってくるはずだった。 茫然自失となりかけたレッドだったが、がちゃりという音とともに開かれたドアから入ってきた者を見て、 「セピア……」 目を真っ赤に泣き腫らしたキース・セピアと、彼女に手を引かれるユーゴー・ギルバートの姿があった。 「レッド! レッドレッドレッド!!」 三メートルはあろうかというドアからベッドまでの距離を、セピアはたったの二歩で飛び越えてレッドに体当たりした。 「し、死ぬかと思った……怖かった……怖かったんだから!」 レッドはそれを最初、「キース・セピアが死にそうな目に遭って恐怖を覚えた」という意味だと思ったが、 どうやらそういうことではないらしく、 「わたしの『ニーベルングの指輪』でも、レッドの『グリフォン』が反応しなくて、だからもうレッド死んじゃうのかって──」 そこから先は言葉にならなかった。セピアはレッドの肩に顔を押し付け、わんわん泣き出したのだ。 「あー……」 レッドもレッドでなんと言ったらいいか分からず、ただ「オレがなんとも思ってないことでお前が泣いてどーする」 と、そういう言葉を何度も飲み込みながら黙ってセピアの頭頂部を眺めてながら彼女の泣きやむ時を待っていた。 「──で、なんでお前らは生きてるんだ」 もっと別の言い方があるような気もしたが、他に言い方も思いつかなかったので直截に訊く。 セピアはユーゴーと顔を見合わせて、ちょっと微妙な顔をした。 「僕だよ」 いつ現われたのか、病室の隅に一人の少年が立っていた。 そいつを見て、レッドもまた微妙な顔になる。 「グリーン……」 「この間の借りはこれで返したからな」 澄ました顔でグリーンがそう言うのへ、 「誰も頼んでねーよ」 「なんだって? おいちょっと待てよレッド……仮にも僕は君の命の恩人──」 一触即発の空気が流れかける寸前、 「やめなさい、二人とも」 病室の入り口にはキース・バイオレットが立っていた。そお顔は、いつもよりも厳しいものだった。 「兄弟喧嘩をしている場合じゃないでしょう。今は一刻を争う事態なのよ」
https://w.atwiki.jp/aaarowa/pages/147.html
ボーマン・ジーン 現在地:D-05/D-05北西部 時間:黎明 初期支給品:初期支給品:アクアベリー@SOシリーズ(アドレーを助けるときに消費済み) MP残量:10% 状態:全身に打身や打撲 上半身に軽度の火傷 フェイトアーマーの効果により徐々に体力と怪我は回復中 装備:エンプレシア、フェイトアーマー 道具:サイレンスカード×2、メルーファ、調合セット一式、バニッシュボム×5、ミスリルガーター、七色の飴玉×2、エターナルソード、首輪×1(フレイの物)、荷物一式×5 行動方針:最後まで生き残り家族の下へ帰還 思考1:完全に殺しを行う事を決意。もう躊躇はしない 思考2:とりあえずレザードと一緒に行動。取引を行うか破棄するかは成り行き次第 思考3:安全な寝床および調合に使える薬草を探してみる 備考1:調合用薬草は使いきりました 備考2:アシュトンには自分がマーダーであるとバレていないと思っています 備考3:ガソリン塗れの衣類は焼けています。再び引火する可能性の有無は後の書き手さん次第で 備考4:クリフの持っていたアイテムを把握しました 備考5:ミニサイズの破砕弾が1つあります 【動向】 毒で自滅したアドレーを医者としての責任感で助ける。が、家族の下に帰るためにゲームに乗ることを決意、アドレーを殺害する。 その後マリアに会い、重症のクレスの治療をするよう頼まれ、迷いながらも彼を助ける。 マーダーとして優勝する決意はしているが、依然殺人に疑問を持っている。 その後遭遇したチェスターにクレスの怪我の情報と秘仙丹と偽った破砕弾を渡す。また軽く自己嫌悪。 その後ホテルでカレーを見つけマンドレイクを混ぜることにするもチサトに見つかる。 その後散々悩むもとうとう『目の届かない場所でしか殺せないヘタレマーダー』の脱却を決意。 肉弾戦の末にチサトを殺害。炎に包まれたホテル跡を後にする。 その後ノエルとロウファの死体に遭遇。ノエルの死体からバーニィシューズを回収したことで目的地をホテル跡に変更する。 ホテル跡で獲物を待っているとそこに現れたのはクレス殺害に利用しようとしたチェスター。 怒り心頭で自分を殺しにきたのかと思い挑発するも、何故か破砕弾の件がクロードのせいになっていると知る。 そのことを利用しチェスターと組み、その後現れたアシュトンをマーダーと知りながらも利用してやろうとチームに引き込む。 ――ボーマン・ジーン、覚悟完了! しかしチェスターの行動を見て早くも呆れ気味、彼の思惑は果たしてうまくいくのだろうか……? 装備の充実化を目当てにチェスターの敵討ちに賛同し、苦戦するアシュトンを見てソフィア戦に乱入。 ソフィアをアシュトンが引き付けている内にクリフを仕留めにかかるが、間一髪で防がれてしまった。 ガソリン濡れで魔術師の相手は危険と判断しクリフの相手を引き受けるも、予想外の苦戦をするはめに。 クリフを倒す決定打を得るべく、バーニィシューズの脚力を活かして支給品の配布された鎌石村役場へと向かう。 が、距離を離したはずのクリフからまさかの反撃をくらい、バーニィシューズを破壊されてしまった。 逃げ切る事が出来ずにやむなく戦闘継続。善戦するものの、後一歩のところで敗北、気絶する。 目覚めた時に見たのは氷付けのクリフと、世紀の変態レザード・ヴァレス!何とか騙して利用しようと考えるが、流石に相手が悪かった。 終始主導権を握られ、取引という形で彼に協力させられることになる。クリフの支給品を手に入れられた事がせめてもの救いか? レザードと共にアシュトンの元へと戻るボーマンだったが、到着した時にはアシュトンの姿はなく、チェスターがソフィアと仲良く談笑中。 ここでもまた今後の展開をレザードに任せ、レザードの決めた通りに動くことに。 その結果屍霊術によりゾンビ化したクリフの能力を試す実験に付き合うことになってしまった。 やりたい放題の限りを尽くすレザードだが、レザードに対抗出来るアイテムは見つけたぞ! レザードを殺すも生かすも君次第だ!どうするボーマン? 殺害数:3(アドレー、ガルヴァドス、チサト) 同行者:レザード ロワ内における他キャラとの関係 名前 関係 遭遇状況 【SO2】 同作品のキャラ 【SO3】 【VP】 【VP2】 【RS】 【TOP】 【非参加者】 ルシファー オープニングにて目撃。 ルシフェル オープニングにて目撃。 那々美 みせしめになるのを見たが、本編ではノータッチ。 オープニングにて目撃。 名簿に戻る
https://w.atwiki.jp/akureiya/pages/25.html
もくじ 武器 防具 アクセサリー 最強装備 初期装備 武器 剣(クリフ) ボーガン(キャノン) 杖(マリー) 槍(ティファ) 剣(クリフ) 名 称 補正値 価格 備 考 ショートソード 攻+10 - クリフ初期装備 ロングソード 攻+14 400 シルバーペニー ブロードソード 攻+22 1800 シルバーペニー〜 バトルソード 攻+35 2800 ゾナ〜 カットラス 攻+50 5200 グレイシス〜 エストック 攻+100敏+12 12000 バロッサ〜 ライトソード 攻+130 23000 ラスターム 氷河の剣 攻+80精+50 - 凍結山脈冷斬剣習得 雷鳴剣 攻+80精+50 - レ・ミール(条件あり)雷鳴斬り習得 炎の剣 攻+80精+50 - 炎の洞窟炎の一撃習得 真紅の剣 攻+150 - ラスターム城(自動で入手)ツバメ返し威力上昇 ベルゾナの剣 攻+170 - レ・ミール(イベント)滅多斬り習得 このページのトップにもどる ボーガン(キャノン) 名 称 補正値 価格 備 考 ショートボーガン 攻+12 - キャノン初期装備 ウッドボーガン 攻+12 320 シルバーペニー ロングボーガン 攻+19 1500 シルバーペニー〜 アイアンボーガン 攻+32 2400 ゾナ〜 バトルボーガン 攻+48 3500 グレイシス〜 パワーボーガン 攻+80命中↓ 6800 死霊の沼バロッサ クラッシュボーガン 攻+100 11500 バロッサ〜 ツインクロスボウ 攻+150 15000 二回攻撃ラスターム キラーボウガン 攻+130 - 二回攻撃ゼノ緑の扉 このページのトップにもどる 杖(マリー) 名 称 補正値 価格 備 考 羊飼いの杖 攻+12 - マリー初期装備 うたた寝の杖 攻+28 - 名も無き洞窟2通常攻撃で睡眠追加 まやかしの杖 攻+40 - 星のカケラ15個で交換通常攻撃で各種状態異常追加※ 嵐の剣 攻+150精+150 - 聖地ルーマス紅蓮の炎習得 ※暴走 睡眠 暗闇 よろめき このページのトップにもどる 槍(ティファ) 名 称 補正値 価格 備 考 木の槍 攻+9 - ティファ初期装備 ロングスピア 攻+13 380 ゾナ ハルバート 攻+40 2400 ゾナ〜 バトルスピア 攻+50 3800 グレイシス〜 バスタースピア 攻+90 8500 バロッサ 一撃の槍 攻+115 16000 ラスターム 車輪刀 攻+85 - 全体攻撃セイウチライダードロップ ルーンスピア 攻+200 - 星のカケラ30個で交換 このページのトップにもどる 防具 体幹防具 兜類 体幹防具 名 称 補正値 価格 備 考 布の服 防+3 - クリフ、キャノン、マリー初期装備 クロースアーマー 防+5 250 シルバーペニー男性用 レザーアーマー 防+11 1500 シルバーペニー〜男性用 皮のジャケット 防+8 1000 シルバーペニー〜ティファ初期装備 バトルジャケット 防+18 2200 ゾナ〜 スケールメイル 防+26 4200 グレイシス男性用 チェインメイル 防+24 3500 グレイシス女性用 銀の胸当て 防+40 6500 死霊の沼バロッサ 鋼のヨロイ 防+55 9500 バロッサクリフ専用 プラチナの胸当て 防+60 ルガンの砦ラスターム プラチナメイル 防+75 18000 ルガンの砦ラスターム クリフ専用 イルメナイトアーマー 防+100 25000 ラスタームクリフ専用 ブルーラのローブ 防+40精+10 - 凍結山脈凍結を完全防止 女性用 風神の鎧 防+100精+20敏+50 - 風神の祠キャノン専用 クリスタルメイル 防+100 - ゼノ青の扉女性用 炎の鎧 防+120 - ラスターム城クリフ専用 このページのトップにもどる 兜類 名 称 補正値 価格 備 考 レザーハット 防+2 180 シルバーペニー〜 ウィングハット 防+6 1200 シルバーペニー〜 珊瑚の髪飾り 防+10 1300 ゾナ〜ティファ初期装備 女性用 鉄のハチマキ 防+12 1600 ゾナ〜男性用 銀の髪飾り 防+20 2400 グレイシス女性用 アイアンヘルム 防+20 2800 グレイシス男性用 プラチナヘルム 防+35 8000 ルガンの砦バロッサ〜 英知のカブト 防+57 - 星のカケラ20個で交換混乱防止 クリフ専用古代文字が読める セファーナの髪飾り 防+60精+50 - ジプシーの隠れ里マリー専用 星の髪飾り 防+50精+20 - ゼノ赤の扉SP消費量1/2 女性用 エアロマスター 防+60精+30敏+30 - ジグラットキャノン専用 このページのトップにもどる アクセサリー 市販品 非売品 市販品 名 称 価格 備 考 メチスの腕輪 1000 毒を高い確率で回避 レダの腕輪 1000 暴走と暗闇を高い確率で回避 カリストリング 1000 麻痺を高い確率で回避 星のピアス 1000 睡眠を高い確率で回避マリー初期装備 ミランダの腕輪 3000 猛毒と麻痺を高い確率で回避名も無き洞窟3 ネレイドの腕輪 3000 沈黙と混乱を高い確率で回避 チタニアのピアス 10000 猛毒・麻痺・混乱を高い確率で回避死霊の沼 このページのトップにもどる 非売品 名 称 攻 防 精 敏 入手場所 備 考 疾風の腕輪 20 10 10 60 メノスの遺跡 - 守りの腕輪 - 100 - - 水の洞窟 地形ダメージ無効全状態異常無効? タイタンの腕輪 50 20 20 10 山中の神殿 痛恨の一撃防止 ナシュアの腕輪 - 20 100 30 ゼノ聖堂 SP消費量1/2マリー専用 このページのトップにもどる 最強装備 ※ 製作者トド様のサイトに掲載されていた一覧表を参考にしています。 クリフ キャノン マリー ティファ 全員装備可 クリフ 名 称 攻 防 精 敏 入手場所 備 考 ベルゾナの剣 170 - - - レ・ミール(イベント) 滅多斬り習得 炎の鎧 - 120 - - ラスターム城 - 英知のカブト - 57 - - 星のカケラ20個で交換 混乱防止古代文字が読める このページのトップにもどる キャノン 名 称 攻 防 精 敏 入手場所 備 考 キラーボウガン 130 - - - ゼノ緑の扉 二回攻撃 風神の鎧 - 100 20 50 風神の祠 - エアロマスター - 60 30 30 ジグラット 兜 このページのトップにもどる マリー 名 称 攻 防 精 敏 入手場所 備 考 嵐の剣 150 150 - - 聖地ルーマス 紅蓮の炎習得 ブルーラのローブ - 40 10 - 凍結山脈 凍結を完全防止 セファーナの髪飾り - 60 50 - ジプシーの隠れ里 - ナシュアの腕輪 - 20 100 30 ゼノ聖堂 SP消費量1/2 このページのトップにもどる ティファ 名 称 攻 防 精 敏 入手場所 備 考 ルーンスピア 200 - - - 星のカケラ30個で交換 - クリスタルメイル - 100 - - ゼノ青の扉 - 星の髪飾り - 50 20 - ゼノ赤の扉 SP消費量1/2 このページのトップにもどる 対象キャラなし(全員装備可) 名 称 攻 防 精 敏 入手場所 備 考 疾風の腕輪 20 10 10 60 メノスの遺跡 - 守りの腕輪 - 100 - - 水の洞窟 地形ダメージ無効全状態異常無効? タイタンの腕輪 50 20 20 10 山中の神殿 痛恨の一撃防止 このページのトップにもどる 初期装備 クリフ ショートソード 布の服 キャノン ショートボーガン 布の服 マリー 羊飼いの杖 布の服 星のピアス ティファ 木の槍 皮のジャケット 珊瑚の髪飾り このページのトップにもどる
https://w.atwiki.jp/prdj/pages/3292.html
クリフォト:ウトゥク Qlippoth, Utukku くねくね曲がった巻きひげがこのクリーチャーの顔のあるべき場所にある1つの目を囲み、吸盤のような触手が肩から伸びている。 ウトゥク CR8 Utukku 出典 Bestiary 6 230ページ XP 4,800 混沌にして悪/中型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト、変身生物) イニシアチブ +9;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+17 防御 AC 21、接触15、立ちすくみ16(+6外皮、+5【敏】) HP 103(9d10+54) 頑健 +9、反応 +11、意志 +11 ダメージ減少 10/冷たい鉄または秩序;完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒];呪文抵抗 19 攻撃 移動速度 30フィート 近接 叩きつけ(×2)=+16(2d6+7、加えて“人間性消費”)、または接触=+16(人間性消費) 特殊攻撃 人間性消費、身の毛のよだつ姿(DC18) 擬似呪文能力 (術者レベル8;精神集中+12) 常時―ノンディテクション 8回/日―死の調伏(1d4+4)、なだめの手(1d6+8) 3回/日―エイド、エンスロール(DC16)、キュア・モデレット・ウーンズ、メジャー・イメージ(DC17) 1回/日―クリエイト・フード・アンド・ウォーター、プレイン・シフト(自身のみ)、マス・キュア・ライト・ウーンズ 一般データ 【筋】25、【敏】20、【耐】23、【知】18、【判】21、【魅】18 基本攻撃 +9;CMB +16;CMD 31 特技 《欺きの名人》、《イニシアチブ強化》、《技能熟練:隠密》、《踏み込み》、《迎え討ち》 技能 〈隠密〉+20、〈交渉〉+13、〈呪文学〉+16、〈真意看破〉+17、〈知覚〉+17、〈はったり〉+18、〈変装〉+18、〈知識:次元界、宗教〉+16、〈魔法装置使用〉+16 言語 奈落語、天界語、共通語;テレパシー100フィート その他の特殊能力 変身(人間性消費の目標;オルター・セルフ)、偽りの預言者(共同体、治癒)、癒し手の祝福、結束力(1回/日) 生態 出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス) 編成 単体、またはカルト(ウトゥク1、加えて狂信者2~20) 宝物 ×2 特殊能力 人間性消費(超常)/Consume Humanity ウトゥクが叩きつけ攻撃で人型生物に当てると、そのクリーチャーの人間性の一部を吸い上げ、犠牲者をねじ曲がらせ変形させる。犠牲者はDC18の頑健セーヴに成功するか、1d4ポイントの【魅力】吸収を受けなければならない。ウトゥクは代わりに接触攻撃として人間性消費を使用できる。形状変化はこの能力を使用した最後の人型生物の外見を変えることにのみ使用できる。セーヴDCは【魅力】に基づく。 偽りの預言者(超常)/False Prophet ウトゥクはCRに等しいレベル(典型的なウトゥクは8レベル)のクレリックとして2つの領域から与えられる能力への使用権を得、それは以下の中から選ばれる:共同体、治癒、高貴、守護、安息。一部のウトゥクは異なる領域の使用権を持っている。 身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ウトゥクの身の毛がよだつ姿に屈したクリーチャーは1d4ラウンドの間よろめき状態となる。 ウトゥクは定命の人生のサイクルから罪深い魂を取り除く悪質な方法を専門としている。ウトゥクは教団を構築する時、その信者に、教えに従えば、強力な来訪者への変化によってではなく、大いなる彼方自体への同化によって報われるのだと教える。現実の基礎的な部分として不死であること以上の光栄とは何か? 生前から変わらず邪悪で破壊的である敬虔なウトゥクの教団信者の魂は、裁かれるときに来訪者へと変成はしないが、代わりに新たな精髄に形成され、それからアビスと融合する。このようにして、これらの魂はアビスを強化すると同時に、数を増やす必要があるこれらの新しい魂の飢えたデーモン種を強化する。 真の姿では、ウトゥクは身長7フィート、体重200ポンドである。 クリフォト:カタボリグネ Qlippoth, Cataboligne この六本脚のフィーンドの両端からは棘のついたクラブが伸びている。背中からトゲが成長したものが突き出て、お腹の中で口が欠伸をしている。 カタボリグネ CR16 Cataboligne 出典 Bestiary 6 225ページ XP 76,800 混沌にして悪/巨大サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト) イニシアチブ +9;感覚 擬似視覚120フィート、暗視60フィート;〈知覚〉+26 防御 AC 31、接触31、立ちすくみ26(+20外皮、-4サイズ、+5【敏】) HP 241(21d10+126) 頑健 +18、反応 +17、意志 +11 防御的能力 防御的甲羅;ダメージ減少 15/冷たい鉄および秩序;完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒];抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10;呪文抵抗 27 攻撃 移動速度 50フィート 近接 噛みつき=+26(4d8+7、加えて“毒”)、叩きつけ(×2)=+31(3d6+14/19~20) 接敵面 20フィート、間合い 20フィート 特殊攻撃 撤去、破壊の一打、分解ビーム、身の毛のよだつ姿(DC24) 一般データ 【筋】38、【敏】21、【耐】22、【知】3、【判】14、【魅】19 基本攻撃 +21;CMB +39(突き飛ばし+41、武器破壊+43);CMD 54(対突き飛ばしおよび武器破壊56) 特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《クリティカル強化:叩きつけ》、《クリティカル熟練》、《出血化クリティカル》、《上級武器破壊》、《突き飛ばし強化》、《鋼の意志》、《武器破壊強化》、《ふっとばし攻撃》、《迎え討ち》 技能 〈水泳〉+38、〈知覚〉+26 言語 奈落語;テレパシー100フィート 生態 出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス) 編成 単体、2体、または攻城部隊(3~4) 宝物 乏しい 特殊能力 噛みつき(変則)/Bite カタボリグネの噛みつきは二次的攻撃である。 撤去(変則)/Demolish 全ラウンド・アクションとして、カタボリグネは隣接する構造物に12d6+28ポイントのダメージを与える。 毒(変則/Poison) 噛みつき―致傷型;セーヴ 頑健・DC26;頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);効果 1d4【耐久力】吸収、加えて朦朧状態1ラウンド;治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。 破壊の一打(変則)/Devastating Strike カタボリグネの叩きつけ攻撃は、ダメージを受ける物体とクリーチャーの最初の10ポイントの硬度を無視する。カタボリグネの尾の叩きからクリティカル・ヒットを受けたクリーチャーはDC34の頑健セーヴに成功するか1ラウンドの間朦朧状態とならなければならない。セーヴDCは【筋力】に基づく。 分解ビーム(超常)/Disintegration Beam 1d4ラウンド毎に1回標準アクションとして、カタボリグネは背中の尖った腫瘍から純粋な抹消を集中させたビームを放つことができる。カタボリグネは60フィートの直線の各クリーチャーに対して個別に遠隔接触攻撃を行う。クリティカルの確定も個別にロールすること。分解ビームが当たったクリーチャーまたは物体は20d6ポイントのダメージを受ける。影響を受けたクリーチャーはDC26の頑健セーヴに成功するとダメージを5d6ポイントに減少させることができる。ディスインテグレイトのように、分解ビームによってヒット・ポイントが0以下になったクリーチャーは塵になり殺害される。セーヴDCは【耐久力】に基づく。 防御的甲羅(超常)/Deflective Carapace カタボリグネの接触ACは鎧ボーナスと外皮ボーナスの修正を受ける。 身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance カタボリグネの身の毛のよだつ姿に屈するクリーチャーは自分の体が粉々に崩れていくように感じる。影響を受けたクリーチャーは1d4ポイントの【敏捷力】ダメージを受ける。 カタボリグネはクリフォトの破壊的な攻城兵器であり、デーモンのような要塞の中で暴れまわり、進路上すべてのものを破壊する。カタボリグネの背中にある木のように成長した腫瘍は、触れるもの全てを塵に還すエントロピーの力のビームを放つことができ、その口は恐ろしい肉食性の毒を垂れ流している。奇妙なことに、カタボリグネはプロティアンに対しては敵対的ではないようであり、プロティアンはこの荒廃させるようなクリフォトを破壊的な乱痴気騒ぎへと陽気に導くことがある。 カタボリグネは高さ30フィート、体長40フィートで、体重16米トンである。 クリフォト:ゴンゴリナン Qlippoth, Gongorinan この人間サイズのカニのようなクリーチャーは、6本のずんぐりした脚で急いで歩き、4本の腕はそれぞれ異なる方法で痛みを与える。 ゴンゴリナン CR11 Gongorinan 出典 Bestiary 6 226ページ、Pathfinder #64: Beyond the Doomsday Door 90ページ XP 12,800 混沌にして悪/中型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト) イニシアチブ +10;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+18 防御 AC 27、接触17、立ちすくみ20(+1回避、+10外皮、+6【敏】) HP 137(11d10+77) 頑健 +14、反応 +13、意志 +7 防御的能力 全周囲視覚、フリーダム・オヴ・ムーヴメント;ダメージ減少 10/秩序;完全耐性 [強酸]、[氷雪]、[精神作用]効果、(ポリモーフ)効果;抵抗 [雷撃]10、[火炎]10;呪文抵抗 22 攻撃 移動速度 40フィート、登攀40フィート;エア・ウォーク 近接 +1シミター=+18/+13/+8(1d6+7/15~20)、爪=+15(1d8+3、加えて“出血”)、はさみ=+15(1d6+3、加えて“つかみ”)、針=+15(1d4+3、加えて“毒”) 特殊攻撃 出血攻撃(1d6)、締めつけ(1d6+7)、身の毛のよだつ姿(DC20)、産卵管、蜘蛛の糸(+17遠隔、DC22、HP11) 擬似呪文能力 (術者レベル11;精神集中+16) 常時―エア・ウォーク、フリーダム・オヴ・ムーヴメント 回数無制限―スタチュー 3回/日―プロテクション・フロム・ロー、ベイルフル・ポリモーフ(DC20) 1回/日―ディメンジョン・ドア、ポリモーフ・エニィ・オブジェクト(DC23)、マス・リデュース・パースン(DC19) 一般データ 【筋】23、【敏】23、【耐】24、【知】13、【判】18、【魅】20 基本攻撃 +11;CMB +17;CMD 34(対足払い42) 特技 《イニシアチブ強化》、《回避》、《強打》、《クリティカル強化:シミター》、《複数回攻撃》、《迎え討ち》 技能 〈隠密〉+20(+28 岩の中にいる間)、〈軽業〉+20、〈水泳〉+17、〈知覚〉+18、〈知識:神秘学〉+15、〈登攀〉+28、〈変装〉+19(+27 彫像の形である間の岩として);種族修正 +8〈隠密〉 岩の中にいる間、+8〈変装〉 彫像の形である間の岩として 言語 奈落語;テレパシー100フィート 生態 出現環境 気候問わず/地下(奈落界アビス) 編成 単体、2体、または漁場(3~10) 宝物 標準(+1シミター、その他の宝物) 特殊能力 身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ゴンゴリナンの身の毛のよだつ姿に屈する者は、1d4ラウンドの間混乱状態となる。 産卵管(超常)/Oviposition ゴンゴリナンは機会攻撃を誘発する全ラウンド・アクションとして小型またはそれより大きな、押さえ込まれた状態、無防備状態あるいは同意するクリーチャーの体に人間の心臓ほどの大きさの石の卵を埋め込むことができる。このアクションは、犠牲者に1d4ポイントの【耐久力】ダメージを与える。犠牲者がこのダメージから生き延びた場合、卵は犠牲者の体の奥深くに根付き、その精神に繋がり雛を温め始める。卵は急速に成長し、毎日1ポイントの【知力】吸収を与える。この【知力】吸収が有効【知力】値が1のクリーチャーに影響を及ぼすと、卵は、犠牲者の体内で「孵化」する。これにより、犠牲者は即座に身の毛のよだつ動物、異形、魔獣または蟲に変成する(正確な選択は、奇妙な目的と認識できない欲望に従ってゴンゴリナンによって行われる)、その後純粋な本能によって新しい人生を生き始める――この効果はそれ以外の点ではクリーチャーが個性を保持する為の2回目の意志セーヴに失敗したベイルフル・ポリモーフとして機能する。ゴンゴリナンは、この変成を果たしたクリーチャーに、ゴンゴリナンがそのクリーチャーの120フィート以内にいる限りその犠牲者がドミネイト・モンスターの影響を受けているかのように命令を下せる(これは通常であれば精神を持たない結果としてそうした効果に完全耐性を持つクリーチャーにも機能する)。この効果はブレイク・エンチャントメントによって反転できるが(DC22――ゴンゴリナンのヒット・ダイスを術者レベルとして扱うこと)、解呪はできない。 毒(変則)/Poison 針―致傷型;セーヴ 頑健・DC22;頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);効果 1d3【筋力】ダメージ、およびよろめき状態1ラウンド;治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。 ゴンゴリナンはクリフォト・ロードであるヤマソスの落とし子であるが、彼らを子孫ではなく寄生虫と考えてもよいだろう。ゴンゴリナンの基本的な姿は、巨大なずんぐりむっくりしたカニに似ているが、カニの水棲への適用能力が欠如している――ゴンゴリナンは陸生のクリーチャーである。典型的なゴンゴリナンは数十もの目を持ち、口のすぐ上にある身体の上端から3フィート近くまで眼を伸ばすことができ、四方八方を見渡せる驚異的な視界を提供している。ゴンゴリナンの口は、スライドするプレートと歯の隆起が複雑に絡み合っていて、喋ったり噛んだりする時に噛み合ったり鳴ったりするが、この恐ろしい形状にもかかわらず、物理的な攻撃をするには不向きである;そのため、ゴンゴリナンは腕に依存する。各ゴンゴリナンには4本の腕があり、それぞれが高度に特化した異なる付属肢である。人型生物の腕は細かい操作や武器の使用に使い、カマキリのような爪は肉を切断し深い出血の傷を生み出すために使われる。針で覆われた触手は刺して痛みを伴う毒を注入して敵をよろめき状態にするのに使われ、はさみは産卵の為に犠牲者をひっつかんで固定することに使われる。 典型的なゴンゴリナンは身長約6フィート、体重800ポンドである。休息時には、ゴンゴリナンは手足を岩に覆われた体の中に引っ込め、大きくて形の悪い巨石にしか見えないようにする。エルダー・ゴンゴリナンとして知られるより大きな固体も存在するが(そして多くの場合、更に危険な追加の腕を持つ)、ヤマソスの影響が強い領域を除いては非常にまれな存在である。 すべてのゴンゴリナンは恐ろしい卵の塊の群れを運ぶが、これらの卵は種の繁栄(その工程は説明されていない、より伝統的で悪夢のような方法で管理されている)には使われない。その代わり、この卵は石の殻の中にアビスの真髄を宿しており、ゴンゴリナンの主ヤマソスの霊液の種が注入されている。ほとんどのクリーチャーは繁殖と増殖を目的としているのに対し、ゴンゴリナンは卵のための人型生物の宿主を探すことに駆り立てられている。着床は、ゴンゴリナンの口を経由して、舌でも歯でもない喉の突出した恐ろしい産卵管を介して行われる。ゴンゴリナンに遭遇する可能性のあるほとんどの者にとっては幸いなことに、この産卵の工程はこの恐ろしいクリフォトを攻撃に対し無防備なままにし、この工程を迅速に行うことはできないが、ゴンゴリナンに捕まって圧倒された孤独な冒険者によって、これは実際のところ僅かな慰めでしかない。 一度卵が着床すると、成長するまでに何日もかかるが、ゴンゴリナンは不幸な宿主を運び去り、その間隠れ家にとどめておく。犠牲者は卵が温められている間、生糸の繭に包まれる事がある。卵が成長すると、卵は犠牲者の精神を餌にして、宿主がよだれを垂らし続けるまで、犠牲者の知性を吸収する。この時点で、この卵は宿主と融合し、怪物的な姿への恐ろしく永続的な変成をさせているがため、孵化していない。ゴンゴリナンは卵を生むときに、その究極の姿に影響を与えることができる。ゴンゴリナンは概して既にその地域で見受けられるような強力なクリーチャーを選択し、そうした「若者」は親に忠実であり、保護者や遊び道具として仕える。犠牲者は以前の人格を保持していないが、強力な魔法によってこの恐ろしい命運から救出された者は、怪物としての時間の記憶を保持している。多くはこれらの苦しい経験から完全に回復することは決してなく、しばしば奇妙な狂気の形態を発達させ、その中で彼らは自分は本当の人生を生きているがため自らの人生を怪物としての人生であると見做し、本当の姿と人生を呪いであると見做す。最も落胆した者は、怪物としての人生の夢――クリフォトの腕の中に戻るというとても恐ろしい憧れを自らの内に齎す夢――に耐えるのではなく、自殺による平和の約束を求める。 ゴンゴリナンは勤勉なクリフォトの種であり、どこにいようとも住むところには常に巣のような複合体を形成している。このゴンゴリナンの「都市」は彼らの変容した子供たちのための部屋がたくさんある迷路のような状態である。アビスでは、ゴンゴリナンの巣は人口が数千体単位と非常に大きくなることができるが、物質界で彼らの巣の都市は全く知られていない。 エルダー・ゴンゴリナン Elder Gongorinan エルダー・ゴンゴリナンは4以上の追加ヒット・ダイスを持つ大型のクリーチャーである。エルダー・ゴンゴリナンが持つ追加の4ヒット・ダイスごとに、追加の腕を1本得る――この追加の腕は、既存の爪、針、ハサミ、または手を倍にするかもしれない。追加の手を持つエルダー・ゴンゴリナンは追加の武器攻撃を行うことができるが、利き手でない攻撃として扱われる。エルダー・ゴンゴリナンの最終的なCRはそのデータを289ページの表1-1の期待値と比較した後計算すべきである。 一部のエルダー・ゴンゴリナンは腕が異なる;以下に挙げるのは潜在的な四肢の例である。 クラブ/Club: この鞭のような腕は、叩きつけ攻撃をもたらす骨の成長点で終わっている。この攻撃で攻撃されたクリーチャーは頑健セーヴに成功するか、1ラウンドの間よろめき状態とならなければならない(DC = 10+ゴンゴリナンのヒット・ダイス+【筋力】修正値)。 ウィップ/Whip: この腕は、長く巻きひげがついた細く分節した四肢である。この腕は攻撃時斬撃ダメージを与え、通常よりも5フィート間合いが長く、当たった目標にフリー・アクションとして足払いを試みることができる。 サーペント/Serpent: この腕は、【筋力】ダメージではなく【耐久力】ダメージを与える毒を注入できる噛みつき攻撃を行える蛇である。 ワーム/Worm: この腕には、噛みつき攻撃ができる顎がある。攻撃が当たると、犠牲者は意志セーヴに成功しない限り1d3ラウンドの間コンフュージョンを引き起こす。 クリフォト:ゴルゴロス Qlippoth, Gorgoros 無数のくねくねと動く蜷局巻く尾がこの蛇の頭の獣を支えている。3つの目は病気のような黄色で輝いている。 ゴルゴロス CR9 Gorgoros 出典 Bestiary 6 228ページ XP 6,400 混沌にして悪/大型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト) イニシアチブ +8;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+20 防御 AC 23、接触13、立ちすくみ19(+10外皮、-1サイズ、+4【敏】) HP 114(12d10+48) 頑健 +12、反応 +12、意志 +11 防御的能力 フリーダム・オヴ・ムーヴメント;ダメージ減少 10/冷たい鉄または秩序;完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒];抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10;呪文抵抗 20 攻撃 移動速度 40フィート、穴掘り40フィート、地潜り 近接 噛みつき=+21(4d6+15) 接敵面 10フィート、間合い 10フィート 特殊攻撃 石の饗宴、凝視攻撃、身の毛のよだつ姿(DC22)、のたうつ尾 擬似呪文能力 (術者レベル9;精神集中+13) 常時―フリーダム・オヴ・ムーヴメント 回数無制限―ストーン・シェイプ、ソフン・アース・アンド・ストーン 1回/日―ウォール・オヴ・ストーン、トランスミュート・ロック・トゥ・マッド 一般データ 【筋】30、【敏】19、【耐】18、【知】15、【判】20、【魅】19 基本攻撃 +12;CMB +23;CMD 37(足払いされない) 特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《渾身の一打》、《能力熟練:身の毛のよだつ姿》、《鋼の意志》、《迎え討ち》 技能 〈隠密〉+15、〈軽業〉+19、〈真意看破〉+20、〈水泳〉+19、〈知覚〉+20、〈登攀〉+19、〈知識:ダンジョン探検、次元界〉+17、〈はったり〉+19 言語 奈落語、アクロ語;テレパシー100フィート 生態 出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス) 編成 単体、2体、または団体(3~7) 宝物 標準 特殊能力 石の饗宴/Feast of Stone(超常) 標準アクションとして、ゴルゴロスは大型かそれ以下の石化状態のクリーチャーを貪り食うことができる。この方法でクリーチャーを消費すると、4d8+8ヒット・ポイントを回復し、1分間の間硬度 8を得る。石化状態のクリーチャーはこの効果によって殺害される。 凝視攻撃/Gaze(超常) ゴルゴロスの凝視攻撃は、クリーチャーを永続的に石に変え(頑健・DC20・無効)、距離は30フィートである。ゴルゴロスは即行アクションとして、組みついたクリーチャーに対して凝視攻撃を行うことができる。セーヴDCは【魅力】に基づく。 のたうつ尾/Writhing Tails(変則) ゴルゴロスの尾は近づくあらゆるクリーチャーの周囲に蜷局巻く。ゴルゴロスに隣接するすべてのマスは移動困難な地形とみなされる。ターン開始時に、ゴルゴロスの尾は隣接する各クリーチャーに対してフリー・アクションとして組みつきの戦技判定を試みることができる。判定に成功すると尾は1d6+6ポイントのダメージを与え、その敵は組みつき状態となるがゴルゴロスは組みつき状態とみなされない。尾は既に組みついている敵に対して組みつき判定に+5のボーナスを得る。尾がこのような判定に成功するたび、1d6+6ポイントのダメージを与えるが、敵を押さえ込まれた状態にすることはできない。ゴルゴロスが移動する場合、すべての組みついているクリーチャーは自動的に一緒に移動するが、地潜り中にクリーチャーを連れて行くことはできない。 身の毛のよだつ姿/Horrific Appearance(超常) ゴルゴロスの身の毛のよだつ姿に屈したクリーチャーは、目をそのクリーチャーの凝視にひきつけ、即座にその凝視攻撃に対してセーヴィング・スローを試みなければならない。影響を受けたクリーチャーは目をそらしたり閉じたりすることはできず、ゴルゴロス以外のクリーチャーはこの影響を受けているクリーチャーに対し視認困難を持っているものとして扱われる。 ゴルゴロスは、生きているクリーチャーを石化させて捻じ曲がった芸術的な努力のための材料として役立たせることに喜びを感じる。このフィーンドは壁から出現し、石化させて貪り食い、石に変える魔法を使って戦場の形を変えていく――または石化した敵を変えていく。彼らのグロテスクな芸術は、犠牲者から作られて、短命である;ゴルゴロスは栄養を必要としないが、自分が作成した像を食べて楽しんでいる。石化を回避できたものでさえ無傷で逃げられないかもしれない;生存者の娘が石化する凝視と蛇のような髪を持って産まれるという噂もある。これがメドゥサの起源ではないかという、神への冒涜的な囁きも存在する。 ゴルゴロスは体長15フィート、体重6,000ポンドである。 クリフォト:ハイドラグオン Qlippoth, Hydraggon この鰻のような怪物は、牙のように開いた口があり、そこから長く赤い舌が3つの巻きひげに分かれ、うち2本は武器を振るっている。 ハイドラグオン CR3 Hydraggon 出典 Bestiary 6 229ページ XP 800 混沌にして悪/中型サイズの来訪者(水棲、混沌、悪、他次元界、クリフォト) イニシアチブ +4;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+8 防御 AC 15、接触10、立ちすくみ15(+5外皮) HP 34(4d10+12) 頑健 +7、反応 +4、意志 +4 完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、[毒];抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10 攻撃 移動速度 10フィート、水泳40フィート 近接 高品質のショート・ソード=+6(1d6+1/19~20)、高品質のトライデント=+6(1d8+3)、舌=+2(1d3+1、加えて“記憶の混濁”)、または舌(×3)=+2(1d3+1、加えて“記憶の混濁”)、または噛みつき=+7(1d6+4、加えて“記憶の混濁”) 特殊攻撃 身の毛のよだつ姿(DC15) 一般データ 【筋】17、【敏】10、【耐】16、【知】10、【判】12、【魅】16 基本攻撃 +4;CMB +7;CMD 17 特技 《イニシアチブ強化》、《二刀流》、《鋼の意志》 技能 〈隠密〉+7、〈水泳〉+18、〈生存〉+8、〈脱出術〉+11、〈知覚〉+8、〈知識:次元界〉+7;種族修正 +4〈脱出術〉 言語 奈落語;テレパシー100フィート その他の特殊能力 水陸両生、ビーコン 生態 出現環境 気候問わず/水 編成 単体、2体、または一団(3~10) 宝物 標準(高品質のショート・ソード、高品質のトライデント、その他の宝物) 特殊能力 噛みつき(変則)/Bite ハイドラグオンは攻撃のために舌を使うラウンド中(武器または二次的舌攻撃として)に、噛みつき攻撃を行うことはできない。 記憶の混濁(超常)/Cloud Memory ハイドラグオンが舌または噛みつき攻撃でクリーチャーを攻撃した場合、目標はDC15の意志セーヴに成功するか、1d6ラウンドの間記憶を曇らせなければならない(舌によって攻撃されたのではなく噛みつきであった場合、このセーヴに対して-3のペナルティを受ける)。この間、クリーチャーはすべての攻撃ロールと技能判定に-2のペナルティを受け、念術呪文を発動するとき思考要素を使用できない。セーヴDCは【魅力】に基づいている。 舌(変則)/Tongue ハイドラグオンの奇妙な舌は3本の触手に分かれており、それぞれの触手は人間の手と同等の操作能力を持っている。ハイドラグオンはこの舌で武器を用いる事ができるが、複数の武器を振るう場合は二刀流オプションを使用しているかのように戦わなければならない。ほとんどのハイドラグオンは片手武器と軽い武器を用いることを選ぶが、代わりに両手武器と片手武器または軽い武器を用いることを選ぶ者もいる――そうすることは、3本の舌すべてを使用し、舌で攻撃するための開いている舌を残さない。ハイドラグオンがこの方法で両手武器を用いる時、両手武器に依る攻撃は-4のペナルティ、利き手ではない武器による攻撃には-8のペナルティを受ける。ハイドラグオンに空いている舌がある場合、それを使用して二次的攻撃を行い1d3ポイントの殴打ダメージと犠牲者の記憶を混濁させることができる(上記参照)。 ビーコン(超常)/Beacon 1日1回即行アクションとして、ハイドラグオンは、半径100マイル以内のすべてのハイドラグオンに危険を知らせるテレパシーの警告を発することができる。イニシアチブ判定中または、判定直前にこの警告を受けるクリフォトはその判定に+4のボーナスを得る。 身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ハイドラグオンの身の毛のよだつ姿に屈したクリーチャーは、そのモンスターのズルズルと動き回る蜷局やうねる舌に気を取られ、1d6ラウンドの間〈知覚〉判定と遠隔攻撃に-4のペナルティを受ける。 ハイドラグオンは、手が欠けているにもかかわらず、武器の使用を習得している奇妙なクリフォトである。このクリーチャーはステュクス川の水流の中で泳ぐことを楽しんでおり、[精神作用]効果に対する完全耐性は川の記憶を吸収する特性から保護する。 ハイドラグオンは全長7フィート、体重200ポンドである。 クリフォト:ベヒミロン Qlippoth, Behimiron この怪物のようなフィーンドは、棘のある甲羅の上に伸びた像のような皮を持つ、たるみのあるタイタンオオウスバカミキリに似ている。 ベヒミロン CR13 Behimiron 出典 Bestiary 6 224ページ XP 25,600 混沌にして悪/超大型サイズの来訪者(混沌、悪、他次元界、クリフォト) イニシアチブ +9;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+23 防御 AC 28、接触13、立ちすくみ23(+15外皮、-2サイズ、+5【敏】) HP 189(14d10+112) 頑健 +17、反応 +11、意志 +15 防御的能力 トゲ;ダメージ減少 10/秩序;完全耐性 [氷雪]、[精神作用]効果、負のエネルギー、[毒];抵抗 [強酸]10、[雷撃]10、[火炎]10;呪文抵抗 24 攻撃 移動速度 30フィート 近接 噛みつき=+23(4d6+11)、叩きつけ=+23(2d8+16)、触角(×4)=+18接触(腐敗) 接敵面 15フィート、間合い 15フィート(叩きつけは20フィート) 特殊攻撃 同族作り、身の毛のよだつ姿(DC20)、腐敗 擬似呪文能力 (術者レベル13;精神集中+16) 回数無制限―レイ・オヴ・イグゾースチョン(DC16) 3回/日―エナヴェイション、ホールド・モンスター(DC18) 1回/日―パワー・ワード・スタン 一般データ 【筋】32、【敏】21、【耐】26、【知】7、【判】22、【魅】17 基本攻撃 +14;CMB +27;CMD 42(足払いされない) 特技 《イニシアチブ強化》、《強打》、《渾身の一打》、《神速の反応》、《戦闘発動》、《迎え討ち》、《無視界戦闘》 技能 〈隠密〉+14、〈知覚〉+23、〈知識:次元界〉+15、〈登攀〉+28 言語 奈落語;テレパシー100フィート 生態 出現環境 気候問わず/地形問わず(奈落界アビス) 編成 単体、2体、または小集団(3~6) 宝物 乏しい 特殊能力 強力叩きつけ(変則)/Powerful Slam ベヒミロンの胴体は20フィートの間合いで叩きつけ攻撃を行うことができる。この胴体からの攻撃は常にクリフォトの【筋力】修正値の1.5倍のダメージを与える。 同族作り(変則)/Create Spawn 1日1回、ベヒミロンは自身の胴体を小型かそれより大きな遺体に突っ込むことで素早くその死体の内臓、筋肉、骨格を食し、それからそのくり抜いた体に自身の胴体を流し込める。これは1ラウンドしかかからず、その間、ベヒミロンは身の毛のよだつ姿をフリー・アクションとして起動できる(クリーチャーはこの能力のこの起動に対してセーヴに-4のペナルティを受ける)。この後、ベヒミロンは1時間の間叩きつけ攻撃を失い、ベヒミロンはヒール(術者レベル13)の影響を受け、新しい胴体を成長させる。この1時間の間に、死体は膨張して膨れ上がり、完全に成長した自由意志を持つベヒミロンとして産まれる。この方法で漁られた死体はウィッシュ、ミラクルまたはトゥルー・リザレクションによってのみ生き返ることができる。 トゲ(変則)/Spines クリーチャーはベヒミロンに対して間合い武器でない近接攻撃を行う時、DC22の反応セーヴに成功しなければならない。このセーヴに失敗したクリーチャーは、クリフォトのトゲが攻撃者に反射的に突き刺さるので、1d8ポイントの刺突ダメージを受ける。セーヴDCは【敏捷力】に基づく。 腐敗(超常)/Rot ベヒミロンの触角は二次的肉体接触攻撃である。触角に接触させられたクリーチャーはDC25の頑健セーヴに成功するか、肉体の一部が腐敗してしまう。これは1ポイントの【筋力】ダメージと1ポイントの【耐久力】ダメージを与える。セーヴDCは【耐久力】に基づく。 身の毛のよだつ姿(超常)/Horrific Appearance ベヒミロンの身の毛のよだつ姿に屈するクリーチャーは、モンスターの体幹が自分の肉体を貫通する恐ろしい感覚を想像し、1d4ラウンドの間吐き気がする状態となる。 ベヒミロンは死そのものの腐敗から生まれた不浄なクリーチャーである。自然的な誕生の冒涜的なパロティで、生きている存在を殺害し、その死体を虫のような同族の孵化器として使用する。他のクリフォトと同様に、ベヒミロンは定命の者の命よりもアビスに蔓延るデーモンに関心を持っており、同族作りのための宿主として機能させるためにデーモンを屠ることを好む。 ベヒミロンの体は直径15フィート、体幹と触角は20フィートで、体重は6米トンを超える。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8207.html
前ページ次ページ三つの『二つ名』 一つのゼロ 「あんた達、誰?」 急速に開いた視界に映ったのは、抜けるような青空と、一人の少女の怪訝な顔だった。 まだ若い。十代のなかば程度だろうか。不思議そうな顔でこちらを覗き込んでいる。 少女は美しかった。特徴的な桃色のブロンド。透き通るような白く細い首筋、整った顔立ち。 丸く大きめな鳶色の瞳が印象に残る。 「……はい?」 クリフ・ギルバートの口から間の抜けた声が出た。 どこかで春を告げる鳥の鳴き声。柔らかな風が頬を撫でる。穏やかな陽光が心地よい。 ? 脳内にクエスチョンマークが大量に浮かぶ。眼前の光景が理解できない。 先ほどまで自分がいた場所との大きな落差に、処理が追いつかない。 自分は仰向けに寝転んでいるのだろうか。起き上がり、あたりを見回す。 少女と同じ服装をした大勢の子供達が、物珍しそうにこちらを窺っている。 豊かな草原が視界いっぱいに広がっていた。遠くに、歴史のありそうな城が見える。 尖塔の形がバロックの様式に似ている気がした。 ここはどこだ、ヨーロッパの田舎のどこかだろうか。随分とのどかな風景だ。 脳裏に、闘いの記憶が浮かんだ。はっとして足元を見る。 微塵に吹き飛ばされ失ったはずの下半身が、何事もなかったかのように横たわっていた。 動かす。痛みすら走らない。 口元に手をやる。感覚が、唇と手のひらにある。ほんのりと、熱があるのが分かる。 頭ははっきりしている、と思う。 「ねえ、ちょっと。名前はなに?」 無視されたと感じたのか、少女が不満げな声を漏らした。 「え? ええと……僕、は、クリ……フだ」 「どこの平民よ?」 「平……?」 平民とはなんだ? ピープル? よく分からない。次から次へと疑問が湧く。 なんで僕はここにいる? 周囲の少年少女たちは、みな謎のステッキを持っていた。 服装が同じ、ということは何かの制服だろうか。雰囲気が、まるで学生のように思える。 ここはハイ・スクールか? 「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民達を呼び出してどうするの?」 誰かがそういうと、クリフを見つめていた少女以外の全員が笑った。 「ちょ、ちょっと間違っただけよ!」 沸き起こった爆笑に、少女は顔を高潮させて怒りを表す。 この子達はなんだろうか?周囲を見る限りでは、どうやらここはどこかの学校の構内ではないようだ。 そもそも、校舎が見当たらない。何かの課外授業か? それと平民、とはなんだろうか。彼らだけに通じるスラング? いや、それよりも気になるのは、自分がここにいる理由が分からないことだ。 というよりも、なぜ自分が生きているのか。 キースから喰らった一撃は、間違いなく致命傷だったはずだ。 あの時、薄れていく意識の中ではっきりと死を感じた。 例え迅速な治療を受けたとしても、あの状況で下半身をまるまる吹き飛ばされた人間が生きていられるわけがない。 それにも関わらず、腹部にも両足に異変は感じない。 まともに歩くこともできるかもしれない。いや、これこそが異変だろうか? 「ミスタ・コルベール!」 たまりかねたように少女が叫ぶと、人垣の中から一人の中年男性があらわれた。 真っ黒なローブに身を包み、大きな木の杖を持っている。 まさに魔法使い、としか見えないような風体に、クリフは面食らった。 ちゃんとした造りのローブなら聖職者にも見えるが、ダボダボで真っ黒、手には杖とは。 まるで仮装だ。異端を奉じる過激な宗教組織の類か? 少女は男性に向かって何事かをまくし立てている。 腕を可愛らしく振りながら、もう一回やらせて下さい、お願いです、などとなにかを訴えていた。 その時、クリフの後ろで何かの気配がした。 振り返ったクリフの両目に、信じられない光景が映った。 頭にピンクの髪を乗せた、巌のように大きな巨体の男が倒れていた。 その体がむくり、と持ち上がった。 寝ぼけたようなその顔はスラヴ系の彫りの深い面構え、鼻の下に立派な筆髭を蓄えている。 その隣で、ロングコートから無迷彩のアーミーパンツが覗く、一回り小さい男が、伏した頭をあげた。 目に装着した暗視スコープが赤い燐光を放っていた。 わずかに身動ぎをすると、ふともものケースに下げたナイフがかちゃりと鳴った。 見忘れるわけもなかった。ヴォルフ、そしてキュクロプス。 超人部隊『エグザミィ』のメンバーであり志を共にした、力及ばず殺されてしまった二人の仲間が、けだるそうに頭を振りながら起き上がってきていた。 「うう……ん、……あら、リーダーじゃない。……あら? ここはどこ?」 ヴォルフと目が合う。キュクロプスが、空を見上げて呆然としていた。 ……!? そんなバカな。生きている、二人が生きている。なんだこれは。 確かに彼らは死んでいたはずだ。自分もそれを確認した。 間違いなく呼吸と心臓は止まっていたし、ナイフで刻まれた頚動脈から血があふれ出していた。 なによりも、あの青白い顔が死を雄弁に語っていたはずだ。 「……なによ、真昼に幽霊に出会ったみたいな顔して。……なんでアタシたちここにいるの?」 髭をいじりながら、きょとん、とした顔で疑問の声を上げるヴォルフ。 何が起きたのか。だが、生きている。生きているように見える。これは幻覚か。 「ちょっとどうしたのよリーダー。アタシたちは……あぁァアアアアアア!!」 急激にトーンの下がった野太い声を響かせ、ヴォルフが猛然と立ち上がった。 唐突な凄まじい怒声にクリフはのけぞった。 背後から、周囲をとりまく子供達のざわっ、としたどよめきが聞こえた。 「あのチビジジイ野郎!! どこへいきやがった、出てこい!! ぶち殺してくれる!!」 いきなり戦闘態勢をとるヴォルフ。憤怒の形相を浮かべ、全身から闘気を滲み出す。 「よくもキュクロプスをやってくれたな!! ズタズタにしてネズミの餌に……餌に……餌……キュク、ロプス? なんで生きてるの?」 足元のキュクロプスがぴんぴんしている姿を見て、急速にヴォルフの怒りが萎んでいく。 頭の上にクエスチョンが出ているようだ。拳を下ろし、首を傾げながら変な目でキュクロプスを見つめた。 「おかしいわね……? 確かにさっくりやられた上に吊るされたと思ったんだけど。ってあら? ちょっと待って、アタシも……そうよ、やられたはずよ?首をきゅー、ってされたはずだし……」 ヴォルフの記憶は混乱していた。キュクロプスも、何が起こったのか分かっていないらしい。 そこに、さっきの黒いローブの、コルベールと呼ばれていた男性が近づいてきた。 持った杖をこちらに向けている。表情から、こちらを警戒しているように見える。 「……あなたがたは?」 どこか声に厳しいものを含ませつつ、男性は尋ねた。 「なによハゲ、あんたこそ誰よ」 つまらなそうに聞き返すヴォルフの言葉に、男性の顔がピシリと硬直した。 「お、おいヴォルフ。初対面の人に失礼だぞ。すいませんが、どちら様で……?」 少し慌ててクリフはフォローに入った。 男はこほん、と咳を一つつくと気を取り直し、口を開く。 「私はトリステイン魔法学園で教師をしています、コルベールと申すものです」 「トリステイン魔法……? 私は、クリフ・ギルバートと申します。 後ろの大きいほうはヴォルフ、座っている方はキュクロプスといいます」 魔法。マジック? やはりそういった団体の会合だろうか。 だが、話が全く通じないというわけではなさそうだ。 「はぁ? なにすっとぼけた事言ってんのよ。なにここ?」 ヴォルフがコルベールと名乗る男性に向かって横から挑発的な言葉を飛ばす。 クリフはヴォルフを手で制した。 状況が全く分からない以上、無闇に怒らせることは得策ではない。 「失礼。彼は少しばかり空腹で気が立っているようで。 ところでここはどこですか?差し支えなければ教えて頂きたいのですが……」 「別にお腹なんか減ってないわよ」 「いいからここは俺に任せろ。……我々は混乱しています。どうかお願いできますか?」 コルベールはこちらを眺めながら思案するように顎に手をやる。 上から下へとクリフ達に視線を走らせると、やがて緊急の害意はないと判断したのか質問に答えはじめた。 「先ほども申した通り、ここはトリステイン魔法学園、そこから少し離れた場所です。 ほら、向こうに見えるのがそれです」 そういってコルベールは視界の端にある、城と思われた建物を指差す。 あの大きな城が? ということは、この人達は、いや、この団体はよほどの資産家なのだろうか。 「……なるほど。では、我々はなぜここにいるのでしょうか? 見たところ、我々はあまり歓迎された客のようには思えませんが……」 ちらちらとこちらを不躾に見ながら、こそこそ内緒話をするおそらくは生徒達と思われる子供達を眺める。 「あなた達は春の使い魔召喚の儀式、『サモン・サーヴァント』でこの場に呼び出されたのです。 こちらの、一人の生徒の呪文で」 意味不明な事を口走るコルベール。 召喚? 儀式? クリフの内心の疑問に構わず、男性は続ける。 「本来『サモン・サーヴァント』では人間を呼び出すはずはないのですが……。 それも、三人もの人間を……。こんなことがあるものなのか……こちらとしても、少々手違いなのです」 コルベールの後ろからあの桃色の髪をした少女が顔を出した。 「そうよ! あんた達なんて間違って呼んじゃっただけなのよ! 帰っていいわ!」 子犬が吠え立てるように、騒ぐ少女。今度は男性が、こらこら、となだめるように少女を抑える。 「ふむ。……ではなぜ我々は生きているのでしょうか? それどころか、怪我一つしていない。あの状況で助かるのは不可能だったはずです」 「? 生きている、ですか? あなたがたは、命の危険に晒されていたと? こちらにあなたがたが現れた際は、その姿でしたが」 予想外な質問を受けたのか、わずかに目を丸くした。 なんとなく、嘘をついているようには思えない。 それに、手当しておいて隠す必要があるのだろうか? 「……そうですか。……」 腕を組んで思考する。正直、聞き出した情報では何の答えにもなってないのと同じだ。 言語は通じるし、発音もネイティブなので英語圏らしいが。 今のところ、命の危険はないようではある。ともかく、自分達は生きているようだ。 少なくとも、その実感はある。 「これよりあなたがたには、こちらの少女から『コントラクト・サーヴァント』を受け、契約してもらおうと思います」 「契約、ですか? それは何の契約ですか?」 飛び出してきた言葉に、少し警戒感が湧いた。 話した限りではお互い相手が何者かも分からないのに、いきなり契約とはなんだろうか? 「使い魔の契約です。あなたがたはそのためにここに呼び出されたのですから」 「ちょ、ちょっと待ってください、ミスタ・コルベール! やり直しをお願いしますって言ったじゃないですか!」 少女が抗議する。さっきもそうだが、どうやらこの少女には特に歓迎されていないようだ。 「それはいけません、ミス・ヴァリエール」 「どうしてですか!」 「決まりだからです。一度呼び出した使い魔を変更することはできない。好むと好まざるにかかわらず、彼らを使い魔にするしかない。これは神聖な伝統なんですよ、ミス・ヴァリエール。 例外は認められません。確かに……」 コルベールはクリフ達を一瞥した。 「三人もの人間を召喚するなど前例がないが、春の使い魔召喚の儀式はあらゆるルールに優先する。 呼び出された以上、彼らには君の使い魔になってもらわなくては」 「っ……! ……そんな……」 「さて、では儀式を続けなさい」 「Mr.コルベール。少し待って頂けませんか?」 あずかり知らぬところで話が進んでいく展開に、クリフは口を挟んだ。 使い魔などという言葉はよく理解できないが、勝手に全てが決まってはたまらない。 「なんでしょう?」 少し聞きなれない発音だったのか、わずかに遅れてコルベールがこちらを向いた。 敬称、Mr.だけは少し違うらしい。 「使い魔というのはなんでしょう? どうも聞きなれない単語が多くて、こちらには話が見えないのですが」 「……使い魔とは、メイジが使役する存在です。 ドラゴン、グリフォン、マンティコアやバグベアーなどの幻獣、あらゆる動物や植物などを対象として呼び出し、契約します」 お伽話の中の怪物の名前が挙がるのに少し眩暈がしたが、さっきから気になることがあった。 あの子供達の中に、見慣れない生き物がいくらか顔を覗かせていた。 あんな生き物は見たことがない。 最後の作戦の前、こっそりとハッキングをかけたエグリゴリのデータベースに絶滅動物プロジェクト、というものに覚えがあったが、それとは明らかに違う。 特に、人垣の一段高いところから見下ろす、トカゲのようなヘビのようなあれは、どう見てもドラゴン、としか形容できないのではないか……。 「契約を行うことにより、呼び出されたものはメイジに従うことになります。 あなたがたはその為にここに呼ばれたのです」 驚いていても、クリフはその剣呑な一言を聞き逃さなかった。 「……従う、ですか。それはまた……」 「使い魔の召喚とは、そうしたものです」 そういうコルベールの瞳に冗談の色は一切なかった。 「……推測ですが、話の流れから考えて、こちらに拒否権はない……ようですね?」 「お気の毒ではありますが、残念ながら」 「どうあっても、ですか?」 「はい」 どうやら交渉の余地はないようだ。 無理に反発すれば、宗教的なこういった人々は、どのような対応をとってくるのか想像に難くない。 自分がその気になればいくらでも力ずくで黙らせることもできるが、それは本意ではなかった。 情報も足りないし、なによりエグリゴリに追われている自分達が、無意味に目立ってはしょうがない。 なぜ生きているかは分からないが、そうである限り命を狙われ続けるからだ。 こんな辺鄙な田舎でも不用意に「力」を目撃されれば、奴らの情報網にかかる恐れがある。 ついでに、自分達が化物を見る目で見られるのは好みではない。 しかし、計算するクリフの前に、黙っていたヴォルフが割って入ってきた。 「んもう、なにやってるのよ。まどろっこしいわね、こういう手合いはこうするのよ」 そう言うとヴォルフはコルベールの胸倉を掴みあげ、乱暴に引き寄せた。 「いい? あんたはここが地球のどこの国のなんて地方で、 どこに行けばタクシーが捕まえられる街があるかだけ答えればいいの。 契約だかなんだか知らないけど、そういうのはお仲間のあいだで勝手にやりなさい。 でないとアタシのキッツーイおしおきパンチがあんたの禿げ上がった頭を真っ赤に染めるわ。 OK?」 筋肉をモリモリと躍動させて、ウインクしながら脅しかける。 「お、おいヴォルフ。やめろ、勝手なことはするな!」 慌ててとめようとするが、大きなヴォルフは二人の間に立ちはだかるように動かない。 首を絞められたコルベールは苦しそうに呻きながら、右手に持った杖を掲げた。 すると、ヴォルフの体が宙に浮き、一回転して地面に叩きつけられた。 (!?) ヴォルフの手が離れたコルベールは激しく咳き込みながら、杖をヴォルフに向けようとする。 瞬間、鈍い輝きが煌いた。 クリフの後ろから電光石火で飛び出したキュクロプスが、鞘から引き抜いた超振動ナイフをコルベールの喉元に突きつけていた。 あまりの早業にコルベールが動けなくなる。 「やだもう……ひどいわクリフ、そこまですることないじゃない」 ぶつくさと文句を言いながら起き上がるヴォルフ。 頑丈な体は、頭から落ちたにもかかわらず大した痛痒も受けていないらしい。 「……違う、今のは僕じゃない」 「はぁ? 他の誰があんな真似できるってのよ」 「おそらく……そこのMr.コルベールだ。キュクロプスは分かったようだが」 妙な念力の使い方だった。まるで一度力を集結させてから発動しているような……。 「……え?嘘でしょ?それじゃこのおっさん、まさか念動力者?」 その質問には答えず、クリフは一歩踏み出す。浅慮な行動が頭に来ていた。 何を考えているのか、後先も考えずに。 「いい加減にしろ!! キュクロプス、ナイフをしまえ! ヴォルフ、もう余計な真似をするな!」 クリフの怒声が飛ぶ。 キュクロプスは素直にナイフを鞘に収め、ヴォルフは少し言葉にトゲを出しながら「分かったわよ」と呟いた。 「……僕の仲間が大変失礼な真似をしました。申し訳ありません。どこかお怪我は?」 「い、いえ……大丈夫です」 軽く喉を鳴らし、服を調えるコルベール。 「それは良かった、重ねて謝罪いたします。……使い魔の契約のお話について、一つだけ確認を頂きたいのですが」 「……はい」 コルベールはこちらを計りかねているようだ。 怪訝な目でこちらを窺っている、しかしこれ以上こちらになにかをするつもりもないらしい。 「従う、というからにはしもべというわけでしょう? その際、我々に基本的人権は保障されるのでしょうか?」 「基本的、ですか? まあ、人間としては扱うはずでしょうが……」 チラリ、と事の成り行きを呆然として見守っていた少女を見る。 「……。……なるほど。お話はよく分かりました。使い魔の件、お受けいたしましょう」 そう言うと、ヴォルフが驚きの声を上げた。 キュクロプスも驚いたらしく、こちらを見つめている。 「ちょっとリーダー、正気!?なんでそんなのに付き合わなきゃなんないのよ?」 「いいから静かに。後で説明する」 ここで相手に口先だけでも従っておく手は悪くない。なにより、情報がこちらにはない。 多少意味の分からない文言が出るが、この状況についておそらく向こうは何かしら知っているはずだ。 出来る限り情報を集め分析する必要がある。 下僕となる契約をするにしても、相手がそれを本気で執行するには強制力が足りない。 こちらのメンバーは誰一人として戸籍すらないし、そもそも裏社会の人間だ。 もし理不尽な命令をされても、あのキースのようなとんでもない化物でもいない限り、 自分が本気を出せばいつでも逃げられるはず。 そうすれば、もう相手はこちらを追うこともできない。 万が一に相手がエグリゴリの一機関であることも考えたが、どうにもそうは思えない。 奴らがわざわざこんな接触をする意味がない。 そうであるならむしろ、こっちが気を失っていた間に攻撃を仕掛けてきていたはずだ。 「実は、我々はとても危機的な状況にいました。経緯は分かりませんが、少なくとも命を救われたようです。 それぐらいのことならば、構いません」 「それはよかった。では、ただちに儀式を再開しましょう。さあ、ミス・ヴァリエール」 明るい顔で言うコルベールに、企みを含んだ邪さは感じられない。 コルベールの言葉に、渋々と、どこか不服そうにピンク髪の少女が前に出た。 「本当に、この平民達とですか?」 嫌そうな声を上げる少女。乱暴を見せたせいで、少し怯えさせてしまったかもしれないとクリフは心配した。 「そうだ。早く。もう、次の授業ははじまってしまっている時間なんだ。 君は召喚にどれだけ時間をかけたと思ってるんだね? 何回も何回も失敗して、やっと呼び出せたんだ。いいから早く契約したまえ」 少女は困ったように、クリフ達を見つめた。 なんだろう、彼女は杖以外何も持っていなそうだ。 契約とは、ただの口約束のようなものなのだろうか? 「ねえ」 躊躇いがちに、少女が口を開いた。 「はい?」 「あんた達、感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだから」 貴族? 彼女は立派な家柄の子女なのだろうか。それとも、この団体での話なのだろうか。 まるで子供のおままごとみたいだ、とつい クリフは失礼なことを思う。 「はい、それじゃかかんで。届かないわ」 何が届かないのか分からないのか、クリフは従う。 キュクロプスも覚悟を決めたのか、その場に腰を下ろした。 ヴォルフは先ほど転んだ時から、すでに足を投げ出して座ったままだ。 少女は何か諦めたように目をつぶると、手に持った小さな杖をふるった。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 朗々と、呪文のような言葉を唱える少女。すっ、と杖をクリフの額に置く。 そして、ゆっくりと顔を近づけてくる。 「え、ちょっと、君」 「いいからじっとしてなさい」 「いや、何をする気だい?分からないんだが……」 「ああもう!じっとしてなさいって言ってるじゃない!」 少女は左手でクリフの頭を掴み、その唇をクリフの口に重ねた。 「……!?」 キスをされた。なぜ、この場面で。契約とは、これのことか? 少女はすぐに唇を離して、立ち上がった。顔が真っ赤だ。照れているのだろうか。 「……よし! 次!」 憤然と言い放つと、大股でヴォルフの方へ近づいていく。 突然の少女の行動に目を丸くしていたヴォルフが慌てた。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。まさか、アタシにも?」 「動かないの!」 少女の両手がヴォルフの顔を捉える。 「や、やめなさいよ! 私にそっちの趣味は……うぶっ!」 問答無用の接吻に、大した抵抗もできない。 少女はすぐに向き直り、今度はキュクロプスに視線を走らせた。 「……よし! 次!」 事態を把握したのか、困った顔で自分を指差しながらクリフを見るキュクロプス。 声こそ出さないが、その顔は雄弁に語っていた。 クリフはどうにもできないので、とりあえずわずかに頷くしかなかった。 観念したかのように動かないキュクロプスに、少女は素早くキスを済ませる。 「……終わりました」 赤い顔をしたまま、コルベールに報告する。それを見ていたコルベールは、満足そうに頷いた。 「『サモン・サーヴァント』は何度も失敗したが、『コントラクト・サーヴァント』はきちんとできたね」 クリフは、ちょっとびっくりして唇を押さえていた。 別にどうということはないが、契約というのが少女のキスとは予想外だった。 ヴォルフは変な物でも食べたかのような顔をしている。 てっきり契約とはなんらかの雇用的な約束事、もしくは書類に判を押すようなものかと思っていたのだが……。 その時、驚いていたクリフの左手に鋭い痛みが走った。 「ぐっ!? ぐあっ……!」 左手の甲が熱い。謎の模様のような文字が浮かび上がりはじめた。 「どしたのクリフ。あら? アタシの左手にも……」 実験の結果で痛みを感じなくなっているヴォルフは、不思議な顔をして自分の手を眺めている。 見れば、キュクロプスも同じだった。 彼も声が出せないが、急に現れた左手の熱に戸惑っているようだ。 「……すぐ終わるわよ。待ってなさいよ。使い魔のルーンが刻まれているだけよ」 つまらなそうに呟く少女。 刻まれるだと? 何か、未知の力を使っているのか。今のキスにはそういう意味があったらしい。 突然、ヴォルフが慌てだした。驚きに目を見開いている。 「た、大変、大変よクリフ! 見て、ちょっと見てよ! 「熱い」わ! 今あた、アタシ、熱さを感じてる!! 嘘!!」 クリフに衝撃が走った。熱いだって? そんなはずはない、ヴォルフは熱さでも痛みでも、心臓を貫かれてさえ苦痛の類を一切感じられない体になってしまったはずだ。 「そりゃ熱いぐらいは感じるんじゃない?どうしたのよそれが」 ヴォルフの体を知らない少女は、変な目でヴォルフを見る。 「黙ってなさいこの小娘! あんたに言ってないわ! ク、クリフ! アタシ、アタシ、今「痛い」の! 「痛い」のよ!すごい、すごいわ!」 自分で頬を引っ張り、つねりながらヴォルフは言う。感動に涙を浮かべていた。 「……グ、ア……」 渋い顔をしたキュクロプスから、搾り出したような声が漏れた。それに気づいた声の本人は、はっとして自分の喉を押さえる。 「…………!? ……こ、え……が……!? ……声が、出る……!」 信じられない顔で、キュクロプスが呆然とした クリフの目の前で、奇跡が起こっていた。 絶対に取り戻すことは不可能だと思われていたものが、彼らの体に蘇っていた。 「なんだ? 何が起きた?」 クリフは混乱した。なぜ、いきなり? どうしてこんなことが? そこに、少女がすっと近づいてきた。 「ねえ」 ヴォルフを見上げて、少女が話しかける。 「なによ。アタシは今忙しいの!」 「小娘ですって? 平民が貴族にそんな口利いていいと思ってるの?」 「……はぁ? なんだか知らないけどいっぱしの口叩くんじゃないわよガキんちょ」 ぴくり、と少女の眉が跳ね上がる。 「なんですって?」 「なによ、文句あるの? 人の唇勝手に奪って、なによあんたは。変態なの?」 ぴしぴしと、少女の顔が歪んでいく。 少女との間にはじまろうとしたケンカは、一人の男に割って入られたことでタイミングを失った。 コルベールだ。 「ほう、これは……珍しいルーンだな」 クリフの左手を確かめながら、興味深そうに呟く。 さらさらとメモに左手に写った図形を書き込むと、ヴォルフやキュクロプスのルーンを確認する。 「全て同じもの、か……面白い」 そう言ってメモ帳をしまうと、振り返って生徒達に呼びかけた。 「さてと、じゃあ皆。教室に戻ろうか」 コルベールはぱんぱん、と手を打って周囲を促すと、歩き出した。 そしてそのまま、階段を登るように宙に浮いていく。 「ありゃりゃ、ホントに念動力者なのね……ってええ!?」 ヴォルフはまた目を見開いた。他の生徒達も一斉に浮かびはじめたからだ。 「この子達も全員そうなの? 超能力者の育成でもしてるわけ?」 空に浮かんだ集団は、音もなく滑るように石造りの「学園」へ向かって飛んでいく。 「ルイズ、お前は歩いてこいよ!」 「その平民、あんたにお似合いよ!」 少女を小馬鹿にするセリフを口々に残しながら、生徒達は飛び去っていった。 その場には、少女と三人の異邦人が残された。 前ページ次ページ三つの『二つ名』 一つのゼロ
https://w.atwiki.jp/anzrtrpg/pages/115.html
あの子はお気に入り 舞台:K県藤宮市 話数 GM 参加者 実施日 「あの子はお気に入り」キャラ紹介 B_dog 咲島あんな、エレナ・スクーデリア、クリフ・ルイス、アルベルト・イシュトヴァーン 2011-02-26 「あの子はお気に入り」OP B_dog 咲島あんな、エレナ・スクーデリア、クリフ・ルイス、アルベルト・イシュトヴァーン 2011-02-27 「あの子はお気に入り」part1 B_dog 咲島あんな、エレナ・スクーデリア、クリフ・ルイス、アルベルト・イシュトヴァーン 2011-02-28 「あの子はお気に入り」part2 B_dog 咲島あんな、エレナ・スクーデリア、クリフ・ルイス、アルベルト・イシュトヴァーン 2011-03-01 「あの子はお気に入り」part3 B_dog 咲島あんな、エレナ・スクーデリア、クリフ・ルイス、アルベルト・イシュトヴァーン 2011-03-01 「あの子はお気に入り」part4 B_dog 咲島あんな、エレナ・スクーデリア、クリフ・ルイス、アルベルト・イシュトヴァーン 2011-03-02 ページ最上部へ PC①用ハンドアウト コネクション 関係 橘なぎさ 同級生 君は市立の藤宮中学校に通う(表向きは)ごく普通の中学生だ。当たり前の中学生と、闇に紛れて奈落を討つクエスターの両立は大変だが、ある意味充実した生活を送っている。そんなある日、君は大切な“日常”である学校生活の中で、不穏な噂を耳にする。君のクラスで、陰湿ないじめが行われているというのだ。そして君は偶然にもその現場に立ち会ってしまう。もちろん、放っておくわけにはいかない。 PC②用ハンドアウト コネクション 関係 学校に潜むスペクター 好敵手 FC社のアンダーテイカーである君に、新たな任務が命じられた。今回の任務は、藤宮市の中学校に潜んでいると推測されるスペクターの排除。場所が場所ということもあり、潜入が容易な君に白羽の矢が立ったらしい。すでに幾人かの犠牲者も出ており、一刻の猶予もならない。君は少ない手荷物をまとめると、藤宮市へと旅立つ準備を始めた。 PC③用ハンドアウト コネクション 関係 PC② 同志 君は藤宮市に根を張る傍ら、忌まわしい奈落を狩り出すクエスターだ。FC社に所属しながらも、やや組織からは距離を置いてはいるが、その実力の高さで一目置かれている。そんな君の元に、珍しくFC社からある依頼が届けられた。なんでも市内の中学校にアンダーテイカーを送り込むので、そのバックアップを頼みたいのだという。はて、そういえばあの中学校には私塾に顔を出している子がいた気がするが……。 PC④用ハンドアウト コネクション 関係 ガイアの声 導き手 ガイアの声に導かれ、一人世界をさまよう君が辿りついたのは地方都市藤宮。君はそこで運命の啓示を得る――ここに倒すべき敵がいる、と。倒すべき敵。そう、それは奈落。この平和そのものの街にまで、奈落の穢れた手は迫っているというのか……。戦いの予兆を感じた君は、即座にアイギスへの連絡を決意した。君は決して弱者ではないが、かといって一人で過酷な戦いを生き残れると信じられるほど愚者でもないのだ。 ページ最上部へ