約 1,415,693 件
https://w.atwiki.jp/inverse-universe/pages/88.html
【名前】 レプス 【年齢】 5歳 【性別】 ♂ 【職業】 売り物 【能力】 『穢の古創(フェアレッツト)』 身体の内側から、5㎝程度の三角形状の『歯』を四方八方に放つ事が出来る。 この歯によって付いた『傷口』に液体が触れると、無機有機問わず『劣化』が加速する。 【容姿】 《表容姿》 茶褐色の毛並を持つ野ウサギ。大きさは並程度。 幼少期に負った傷が元で、片耳が酷く曲がっているが、それ以外はまとも。 《裏容姿》 全身の皮が一片残らず剥がれた、人間じみた体躯をした二足歩行の兎。 身体は剥き出しで紅く血染まっており、瞼の無い朱の両目からは常に涙のような体液が滴っている。 構造や外見的に人間のものに酷似した両腕。元の構造を保ったまま、二足歩行に耐えられる程に肥大化した両脚。 身体のサイズに合わせて耳も巨大になっているが、片耳は自重に耐えきれずに途中で折れ曲がっており、もう片方は半ば千切れかかっている。 【設定】 ペットショップ「さめじま」で売りに出されている野ウサギ。 本来ならウサギ類は店内で保管されるべきなのだが、何をトチ狂ったか店頭に置いてあるケージに入れられてしまう。 だが逆にそれが幸いしてか、いの一番に目に付く動物としてこの店のマスコットキャラの称号を得る。 この活躍で店の集客が増えたのはよろしいが、この結果レプスが再び店内に戻る可能性はほぼ無くなってしまった。 地支は卯、縁起は名色。 ふとしたことから《素質》が開花。それと同時に、雪崩れ込むように『裏世界』へと入っていった。 『裏世界』に入っている時は話す事が出来るが、それはあくまで『裏世界の言語』であり、『表世界の言語』からみればモンスターの叫びに等しい物。 外見が『モンスター』故に人に交じれず、人への信頼を崩されていく中で、レプスはどうなっていくのか。
https://w.atwiki.jp/gennsoukyousennki/pages/18.html
戦略画面 戦略画面ターンの流れ フォースウィンドウ①エリア情報 ②データ保存 ③データ読込 ④人材ファイル ⑤戦争 ⑥同盟締結 ⑦同盟期間延長 ⑧ターン終了 エリアウインドウ待機時の行動 ①移動 ②雇用 ③解雇 ④能力詳細 ターンの流れ 1 ターンの始め 2 イベント 3 各マスターの行動 4 3を全員分繰り返す 5 ターン終了 フォースウィンドウ 収入 土地の収入の合計値です。毎ターンこの額のLeyが収入として得られます。 人材費 人材ユニットの維持費の合計です。毎ターンこの額のLeyを人材費として支払います。 軍資金 繰越分を含めた現在のLeyの合計額です。999Ley以上は増えません。 (カッコ) 収入-人材費を計算した額です。 ①エリア情報 各勢力の全体情報が参照できます。 ②データ保存 データの保存ができます。 ③データ読込 データの読み込みができます。 ④人材ファイル ファーレントゥーガに登場する人材のプロフィールが参照できます。 幻想郷戦記では適用されていません。 ⑤戦争 他勢力へ戦争を仕掛けます。 戦争の詳細は戦術画面にて。 ⑥同盟締結 他勢力と同盟を結びます。 同盟した勢力は同盟期間中は攻めてきません。また攻められません。 同盟には相手の国力(未検証 おそらくは収入でしょうか)に応じたLeyが必要になります。 同盟で使用したLeyは相手の勢力のものになります。 同盟は断られることもあります。 ⑦同盟期間延長 既に同盟を組んでいる勢力に対して同盟期間の延長を申請します。 同盟期間は最大で6ターンで、それ以上の延長はできません。 ⑧ターン終了 ターンを終了して他のマスターの番になります。 エリアウインドウ 収入 毎ターン得られる収入です。収入はその土地独自の収入と街の数/4を足したもので計算できます。 交通 交通が○になっていると、収入が2倍になります。 街 街4につき収入が1増えます。右の数値は最大値を表します。 城壁 防衛戦のときに有利になります。右の数値は最大値を表します。 道路 道路が全て完成すると交通が○になります。 同種族 マスターと同じ種族のユニットの数です。 待機時の行動 待機時の行動にはマスターと同じ種族のユニットのみが参加できます。 待機時とは、移動も戦争も雇用もしておらず、Endマークのついていない状態のユニットを指します。 この状態であり同種族のユニットは、ターン終了時に自動的に待機時の行動が適用されます。 部隊訓練 EXPが少量増加します。 人材捜索 人材ユニットを捜索します。人材ユニットの雇用には種族がとても重要になります。 街開発 街を開発します。 道路建設 道路を建設します。 城壁建設 城壁を建設します。 ①移動 自分の支配している隣接した土地に部隊を移動します。 ②雇用 Leyを支払って一般ユニットを雇用します。 同じ土地に20部隊以上いるときには雇用できません。 雇用できるユニットは土地によって変わります。その土地で雇用できるユニットの雇用には、部隊はターンを消費しません。 雇用できるユニットは部隊によって変わります。部隊ごとに雇用できるユニットを雇用すると、ユニットはターンを消費して待機状態になります。 (↑2行は検証中) ③解雇 ユニットを解雇します。 ④能力詳細 部隊の詳細なステータスが見れます。
https://w.atwiki.jp/psoemu/pages/718.html
Darkエネミー プラントに登場するエネミー。円盤、人型の2形態に変形する。 円盤時は超高速で移動し、攻撃が当てにくい。 円盤の体当たりには攻撃判定があるが、命中力がかなり低いようだ。 人型になると一転して静止し、旋回してプレイヤーを捕捉した後、テクニックを放つ。 凍結効果のラバータとアルティメットでのメギドがとにかく危険。 一発攻撃を受けると即座に変形して円盤に戻ってしまう。 また全エネミー中トップクラスの回避力を持つ。 様々な特徴が合わさって、とにかく撃破しづらく、しかし放置すると極めて危険な嫌すぎるエネミー。 対策はフローズンシューター、フリーズトラップが主な所。麻痺EXも悪くないが、あまりの回避力で当てるのが難しい。 強烈な打撃力を持つプレイヤーがいれば処理を任せてもいいだろう。あまり低威力の攻撃でいい加減に叩き続けると 撃破が長引いてしまう。 逆に、酷い混戦状況で誰もデルデプスに構えない、と言う時はデルデプス以外が片付くまでラゾンデなどのテクニックを 乱射して人型形態を抑え込み、攻撃だけはさせない、という考えもありうる。しかしその場合は状況をよく見て、 戦況が落ち着いてきたら止めよう。人によって判断が分かれる所なので意思疎通を十分して行うといいだろう。 EP3ではテク型の能力にもかかわらず、特殊能力が物理型と少々扱いづらい しかし相手にする時は、凍結の対策をしないと簡単にやられてしまうこともあるので油断はできない。
https://w.atwiki.jp/irarchive/pages/2116.html
サイト ホームページ(アルプス ) IRサイト(アルプス ) CSRサイト(アルプス ) 各種ツール 事業報告書(アルプス ) アニュアルレポート(アルプス ) CSRレポート(アルプス ) 総会通知(アルプス ) 有価証券報告書(アルプス ) 決算短信(アルプス ) 中期経営計画(アルプス ) その他資料(アルプス ) 戻る
https://w.atwiki.jp/yaruovxv/pages/413.html
/ ̄\ | | \_/ | /  ̄  ̄ \ / \ / \ お前にCDIPを購入する権利をやろう! / ⌒ ⌒ \ | (__人__) | \ ` ⌒´ / ☆ /ヽ、--ー、__,-‐´ .\─/ / ヽ▼●▼ \ ||ー、. / ヽ、 \ i |。| |/ ヽ (ニ、`ヽ. .l ヽ l |。| | r-、y `ニ ノ \ l | |ー─ |  ̄ l `~ヽ_ノ____ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|--' / C D I P /| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| _____/ ̄C D I P./|  ̄|__」/__ /C D I P /||__,」_____ /|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/C D I P /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ C D I P / || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/|/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| AA出典:オプーナ(2ch) 初出:「早苗さんの楽しい妖怪退治」 大量のCDIPの在庫が力を得て妖怪となった 九十九神の一種 なぜかいつもきぐるみを着ている デッキ概要 CDIP収録のカードのみで構成されたデッキを使う しかしCDIPに収録されてないサイバーダーク・インパクト!や 簡易融合用のドラゴンに乗るワイバーンなども使うときがある チェーンバーンと特殊召喚封じが主な戦術となる 中の人? =三≪ /ニフ ヽ、 `ヽ._/ /,.ィ≪三三三三三三三=三≪ / -=i ,へ / 《三三三三三三==三三|! ,'二ニフ _,' ! ト、 レ1_勹i三三三三三三=三三》 . _  ̄¨/| l / l ヽ __ 《三三三三三三=.三三《 .. ¨ ̄_ ‐=/ / / / i i /,__\ < ̄》三三三三三=三三《 =‐ニ二,.'レ' / / / `ヾ! Lヽ. l ;. --<` 《三三三三三==三三《 _ // / // し/⌒ヽ ) / >'" ̄;.㍉三三三三三=三三㍉! -< // / r‐' ○ l し l/_/ / ㌧三三三三=三三三》.. `ヽ i _匕ヽ -=彳`ヽ/´,ノ_; イ 《三三三==三三三㍉ T o{ (_ u / ̄! i 《三三三三三三三㌧ . ,ィj_)‐、 ト‐ヽィ___,.` l_,,. { ヽ ii三三三三三三三三》 ( _|-j、 \ く v| u. l. l--‐─/ う)三三=三三三三三㍉ ( _|`i l\ V_,ノ ∧-‐ヘ、 《三三三=三三三三三三|__ └t-'‐' / / lヽ' ヽ-ー' \.__,.\ 》三三三 =三三三三三三《 l三‐'_ /) L _ _ _ ノ |\_ノ`¨ |㍉三三= 三三三三三三三≫. \ /` ー -/ \\ ! ` ー‐ 》三三三●ヌケサク━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ え!?……… オレ? な……中にいたのは……おれだったァーーー 今チャックを開けていたのにィ~~━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/11490.html
このページはこちらに移転しました まいかた 作詞/451スレ83 オオサカからマイカタへは どう行ったらいいのですか 道行く人に聞いてみたけど 誰もわからない カゴシマからユビヤドへは どの道通ればいいですか お店の人に聞いてみたけど やっぱりわからない 僕はどこに行けばいいの 誰も知らないそんなとこに 僕は何を求めて行くの どこにも存在しない場所に トウキョウからオトマチへは どう行ったらいいのですか その字はねオカチマチって言うんだよ
https://w.atwiki.jp/surface/
メタルギアソリッド ポータブル オプス プラス』(METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS PLUS、略称 MPO+)は2007年9月20日に発売されたプレイステーション・ポータブル(PSP)専用ゲームソフト。 2006年12月に発売された戦略諜報アクションゲーム『メタルギアソリッド ポータブル オプス』(MPO)の拡張パックであるが、MPO+単体での起動、使用が可能である。また、MPOのプレイデータがあればデータを引き継ぐことも可能。ただし、全体的にステータスが向上した+の兵士と比べて前作の兵士は相対的に能力は低くなっている。
https://w.atwiki.jp/oshikake/pages/30.html
「……なるほど。事情は分かったわ」 「ごめん」 委員長がクラスの仕事を終えて戻ってきてすぐ。僕と委員長、住倉さんの3人はリビングに集まって報告会を始めた。専ら状況説明は僕がしていたんだけど。住倉さんが混ざると、毎回茶々が入るから一向に進まないから委員長が僕だけが喋るように進めたのもあるんだけど。 「別に謝らなくても。あなたが悪いわけではないんだから」 「そうね」 「ややかは黙って」 「ふふ。相変わらず辛辣で素敵よ、友香」 こんな感じでずっと続けていたのだけど、どうやら委員長も最終手段に入ったらしい。 「分かったわ。じゃああなたの両親に言ってもいいのね」 「……」 なんと、さっきまで茶々を入れては話を止めていて、委員長がどれだけ黙らせようとしても黙らなかった住倉さんが、たったヒトコトで沈黙した。 「男子生徒を騙してその家に押し入り、共同生活を強要した挙句、その男子生徒の秘密を盾に――」 「わ、分かったわ。分かったから、それはやめて」 沈黙の次は顔色を変えて住倉さんが隣に座って、携帯電話を取り出し掛けた委員長の腕を両手で掴んだ。 あの、と称するのは悪いけれど、住倉さんがこんなに慌てているのは初めて見た。 「向井君」 「あ、何?」 「ややかが変なこと言ったら、この電話番号に――」 「だ、駄目」 手をぷるぷると震わせている住倉さんは一回り体の大きい兄弟に餌を取られて、それに追いすがる末っ子動物みたいだった。 「――迷惑掛けないって誓える?」 「誓う」 ありえないくらいに即答だった。 「なら教えたって使わないし、教えておいてもいいわよね」 「駄目。絶対に駄目」 とうとう住倉さんは半泣きになってしまった。委員長、おそるべし。 「向井君、何かあったら私に言って。この子の弱点は両親への報告なんだけど、あなたは面識無いでしょうから」 「あ、うん。でもあの……住倉さんは大丈夫、なの?」 「大丈夫。数時間と経たない内にケロっとしてまた悪さするんだから。……ややか、変なことしなければ私も報告する必要は無いの。いい? 普通に生活しなさい、普通に」 「わ、分かったわ。善処する」 未だ目の端に涙を溜めた住倉さんは歯噛みしながら委員長を見ていた。 「そんなに睨むんじゃないの。私だって好きでこんなことしてるわけじゃないんだから。あなたの両親だって、毎回そんなことで連絡されたら困るでしょう?」 なんだか万引きを見つかった補導員みたいな口調の委員長。 「……ええ」 「ほら。涙拭きなさい」 ポケットから花柄のハンカチを取り出して、住倉さんに渡すと目許を押さえた。 「まだ制服だから、先に着替えてくるわ。そういえばややかの部屋ってどうするつもり?」 「あ、それなんだけど、一応僕の部屋の隣が空いてるから、そこを使ってもらおうかなと思ってる。荷物は2階の物置と外にある倉庫に置けばいいし」 「じゃあ片付けないといけないわね。でも今日中に片付けるのは大変かもしれないし、なんだったら私の部屋と共用でも構わないけど」 「急だから全部の荷物を運び出せないかもしれないし、そうすると最初は住倉さんにちょっと狭い思いさせちゃうかもしれないけど、ちょっとそれで我慢して貰えるかな?」 無言のまま、頭を縦に振って肯定の意を表す住倉さん。やっぱりちょっと言いすぎだったんじゃないかな。 「だったら尚更着替えてこないと。ちょっと待っててもらえるかしら」 「分かったよ」 自分の部屋に戻っていった委員長を見送ってから、押し黙っていた住倉さんは「悔しいわ」と言葉を漏らした。 「何で?」 「せっかくだから、友香の下着をハンカチと入れ替えてあなたの制服のポケットに入れておいて『あ、間違えちゃった』的な展開を期待していたのに。あんな予防線を張られていては無理だわ」 ああ、僕の憐憫の情はどこへやら。この不思議娘さんは全然反省していない。 最近知り合ったばかりとはいえ、この住倉さんなら本気でやりかねないと思う。 「…………」 「更に誠一の体操服と友香のネグリジェを入れ替えて、」 「委員長! 今すぐ住倉さんのご両親に電話してお引取り願って!」 立ち上がってリビングの扉を開けて叫んでみた僕に、休日遊びに行く約束をしていたのに仕事が入ったからと、部屋を出ようとした父親を止めるために抱きつく子供みたいに住倉さんは僕の腰に腕を回して自由を奪おうとする。 「ちょ、ちょっと待って。冗談、冗談よ」 でもそんな焦った顔の住倉さんは思った以上に可愛い、と言ったら本人は怒るだろうか。 ……怒らない気がするなあ。 「それ以前に、そんなことして僕と委員長が一緒に住んでいることがバレたら、連鎖的に住倉さんのこともバレると思うんだけど」 「別にいいけれど? クラスメイトの噂なんて馬耳東風だもの」 「でも学校側からお願いされた委員長は良いとして、住倉さんは完全に個人でうちに来るのを決めたんだから、学校側にバレたら確実に両親に連絡されるよ?」 「…………ま、まずいわね」 そこまで気は回ってなかったんかい! と思わず突っ込みそうになってしまった。 「でもそんなに嫌なの? ご両親に連絡されるの。うちに住み込みを始めたことの報告如何は別として」 「心配させたくないだけだわ」 「でもそもそも1人暮らしだったら心配するんじゃない?」 「いつものこと、だから」 言った住倉さんの表情は、ブランコを漕いでいれば絵になりそうなほど、開け放った窓から吹き込む風に揺らす髪と共に哀愁を棚引かせていた。 でも良く考えれば僕も同じような状態なんだっけ。あまり人のことを言えないんだけど、確かに僕も慣れっこかな。
https://w.atwiki.jp/oshikake/pages/28.html
とりあえず落ち着こうと僕も牛乳をガラスコップに注いで、住倉さんの向かいに座る。気を紛らわせるように牛乳を一気飲みした僕を、住倉さんが正視しているから余計に勢い良くコップを傾ける。 「向井誠一」 「は、はい?」 フルネームで呼ばれたのは随分久しぶりな気がするんだけど、突然話し掛けられたから、思わず噴出しそうになった。 「そんなに硬くならなくてもならなくてもいいのよ。あなたの家なのだし」 「あ、ああ、うん。別にそんなつもり無いんだけどね。ほら、その、女の子が入ったのって初めてだから」 ガラスコップに残っていた牛乳を飲み干す住倉さんは、僕を上目遣いに見る。 「ということはあなた、桃色のネグリジェ着て寝ているの?」 「ぶはっ」 今、少しは気管に入った。 「ネグリジェだけじゃなくて同系の下着が組で入っていたわ。そういう趣味があるということね」 「え、あ、それは……」 違うと言うと、じゃあそれは誰のものなのかということを尋ねられるし、そうだと言うと僕は女装癖がある人間だと勘違いされる。最悪の2択を選択しなければならない。 住倉さんは少し釣り目気味の目を更に細めて、すまし顔でさらに酷い追い討ちを掛ける。 「女性用の運動靴も置いてあったわ」 「え? 運動靴の替えなんて持ってきてないはず、あっ」 言ってからしまったと思った。その勘はどうやら間違っていなく、犯行を自白した犯人へ向ける目で住倉さんは笑みを湛える。 「隠さなくても分かってるわ。彼女……友香が来ているのでしょう?」 「ち、違うよ。委員長は関係ないよ」 「あのネグリジェ、去年彼女の家に行ったとき見たもの。脱衣所から彼女の匂いもしたわね」 「匂いって……」 「勘違いされても困るから先に言っておくわ。昔から鼻がいいの、私。いちいち手に取らなくても、部屋に入ったら分かる程度にはね。この部屋も友香の匂いがしてるわ、ずっと」 「……」 沈黙以外に僕の取れる手段は無い。 「まさか彼女の家から勝手に取ってきた?」 「……」 「もしあの匂いがネグリジェからしていないとしても、1人暮らしのあなたがあんなネグリジェを持っているというのは不自然。あなたが女装癖持ちだと言いふらした方がいいかしら、ふふ」 なんとなく家に上げるときに嫌な予感はしたんだけど、それはどうやら現実のものとなってしまったみたい。でも御免なさい、気づかれる理由が斜め上過ぎて理解できません。それに僕が1人暮らししていることも何故か知ってるし。 「蛇に睨まれた蛙ね。でも心配しないでいいわ。もう昼には気づいていたもの」 「……えっ!?」 「あなた、友香と今まで話をしたところ見たこと無かったわ。でも今日はやけに仲良さそうに喋っていたわね」 「それだけで気づいたの?」 「ふ」 だからピースサインされても。 ブルーが色濃くなり、それでも否定し続けないと委員長に悪いと思って、半ば意固地になっていると、テーブルに顔を横にして乗せた住倉さんは笑った。 「ちなみに今までのはほとんど嘘よ」 「……へ?」 「脱衣所にネグリジェがあったのも嘘、私がそんなに鼻が良いって言うのも嘘。脱衣所覗いて確認したもの。気になるなら見てきたらいいわ。私のうち に友香が泊まりに来たことがあったのは本当だけど。昼に気づいたっていうのも半分嘘だわ。怪しいかもって思っただけ。そう、あのときのネグリジェ、今も着 てるのね。それは知らなかったわ」 「え、嘘って……え?」 「ふふふ。嘘と本当を混ぜると本当に聞こえるものだわ。ほとんどがブラフ。あなたは引っ掛けにことごとく引っ掛かっただけ」 「だ、だまされたってこと?」 「そうね」 しれっと答えた住倉さんに、もはや腹も立たない。 でもこれはまずい。非常にまずい。なんと言っても住倉さんだ。よく、思考回路が網の目と表現されるほどの、読めない思考の持ち主にバレたというのは、僕にとっては銃撃戦の中を丸腰で走りぬけるような気分になる。いつ人生が終わるか冷や冷やモノという意味で。 「あ、あの……この話は……」 ふふ、とまたいつもの薄ら笑いとも言うべき笑顔で僕を見た住倉さんはようやく3つ目のチョコレートを運んで、それを食べ終えてから答えた。 「条件があるわ」 「条件?」 「そう、条件。あなたが女装癖があると言われない、そして友香と1つ屋根の下で生活していることをバラさない条件」 真摯な目が僕を射抜く。何か凄いことを代償にしなきゃいけないような気になってきた。 「あの……その前に女装癖は無いんだけど」 「じゃあ友香の下着で致してるとか」 「してないから!」 「面白くないわね」 「面白い面白くないじゃないよ、それ」 疲れたように僕は答える僕にまた鳩の様なロートーンの笑いが、口角を上げた小さめの口から漏れる。 「条件って、何?」 おそるおそる僕が尋ねると、学校で1番思考回路が不明だと言われているクラスメイトはその口の形をほとんど崩さずに答えた。 「私もここに住まわせて」 「……え?」 もっとこう、毎日お昼ご飯を奢れとかいう金銭的な方面だと思っていたんだけど。 「あなたが1人暮らししてることは知ってるわ。つまり友香と2人きり。何か間違いが起こってもおかしくないわね。健全な男女だもの」 「起こらないよ!」 「それは友香に対して失礼だわ」 「……僕にどうしろと?」 最悪な2択をそう頻繁に迫られても。 「今更1人くらい増えたって変わらないわね?」 「で、でも住倉さんの両親は?」 「ポスドクで海外の大学に、夫婦揃って。同じ学校ではないけど」 「ポスドクって?」 「ポストドクター。研究員よ。日本ではあまりなる人は居ないけど。実入りが少ないのが原因だわね」 ふう、と満足げな溜め息を吐いてチョコレートの袋を置く。 「私、料理できないの。掃除もダメ。洗濯は面倒。お風呂入るのは好きだけど、洗うのは嫌い」 「結構、我が侭だね」 「そうね、我が侭だわ。だから1人暮らしなんて無理。両親は家に居ない。分かった?」 「分からないよ」 大体は理解してるけど、そう簡単に首を縦に振ることはできない。
https://w.atwiki.jp/oshikake/pages/34.html
翌朝は、やっぱり委員長が最初に出て行った。 「恥ずかしがらずに、一緒に行けばいいと思うのだけど? 別に手を繋げとも言っていないのよ?」 「絶対に嫌」 優雅に紅茶を啜っていた住倉さんに即答して、委員長はまだ七時前だというのに出て行った。 「でも委員長、随分早く出て行ったよね。昨日は結構遅めだったのに」 「陸上部の朝練があるのだから当たり前だわ」 「そっか。……あれ? 委員長って陸上部だっけ?」 昨日は何か別の用でもあったから遅かった、ってことはないよね? それに、帰り際とかに校庭で見た覚えが無い気がする。 「冗談よ」 「……住倉さんの冗談は分かりづらくて困るよ」 苦笑しながら、僕は自分のカップにおかわりの紅茶を淹れた。 「で、本当のところは?」 「さあ? 私が知っているとでも?」 「うん」 僕は素直に頷く。だって、いろんな人が委員長と話をしているときを見たことがあるけど、少なくとも僕が覚えている限りでは、一番住倉さんと話してるときの委員長が自然体な気がしたから、きっと多分委員長は住倉さんに何でも話してるんだと思ってた。 とは言っても、今まで委員長を意識したことなんて殆ど無かったから、ここ最近で思い出しうるシチュエーチョンだけで話をしてるんだけどね。 カップを持っていた手を止めて、住倉さんはちらりと睫毛の長い目をこちらに向け、無言のまま目を閉じた。答えてくれる気は、どうやら無いみたい。 「まあ、詮索するのも悪いし、気にしないでおこうかな」 「そうするのが得策だわ。女には秘密が似合うもの」 言って住倉さんはカップを置き、机に立て掛けてあった鞄を持った。 「住倉さんももう行くの?」 「ええ。何? 一人で行くのが怖いのかしら? なら、お姉ちゃんと一緒に行きましょうか?」 僕の「ううん」という否定を聞き届けると、天使とか姉とか設定がころころ変わる住倉さんは小さな笑いを残して、リビングを出て行った。すぐに玄関が開く音がしたから、多分そのまま家を出ていったんだと思う。 「……あ、しまった」 今日は二人とも、見送り忘れちゃった。明日はちゃんとしよう。 皿洗いをして、日課の星占いを見てから、僕は隆二といつも通りのルートで登校。 教室に入ると、僕の席の後ろに、珍しいと言ったら失礼かもしれないけど、住倉さんが僕の席に座っている委員長と何事か話しているところだった。 そういえば昨日、全出席って言ってたっけ。 「……よね」 「あれはギャグだと言ったでしょう?」 「何の話?」 珍しく、と言ってはなんだけど、学校でこの2人がまともに話をしている姿を見るのは、記憶の中ではこれが初めてだと思う。家では割と喋ってたけど。 「あ、ごめんなさい。ちょっと席借りてたわ」 「いいよ。それで――」 「その話は、ちょっとまずいわ」 委員長は辺りを見まわし、目を伏せる。 「あ、そういえば……確かにこんなところで委員長たちと話をしてたら、どんな勘違いされるか分からないよね」 「そうじゃないわ」 「え?」 「とにかく」 何だか、無理やり話を打ち切られた。 結局会話の内容は分からず、僕が委員長と入れ替わりで席に座った途端に来たうちの担任のお陰でガールズトークは終了したみたい。 休み時間でもなんだかちょこちょこ話をしていたみたいだけど、話の内容は教えてもらえず。 それからあっという間に放課後。授業は……半分くらいはちゃんと聞いてたよ? 「今日はどうするの?」 僕の言葉に、隆二は小さく唸る。 「ゲーセンにでも寄って行こうかと思ったんだが、ちょっとやることがあってな……」 「そうなんだ」 やれやれ、と肩を竦めてから隆二は言った。「ちょっくら行ってくるわ」 「行ってらっしゃい」 軽く手を振った僕は、やることが無くなってしまったから、直行で家に帰ることにした。 階段を降りていると丁度二階廊下を見慣れた人が、何か髪を抱えながら一人横切った。 「生徒会長……じゃなかった、桜瀬さん」 二つの小さく結んだ髪を、まるで動物の耳のようにぴこぴこと動かしながら歩く桜瀬さんは、僕の声に気づいて振り返ると、 「あ、向井さん。お久し……では無くて、朝ぶりですね」 「はい。……随分重そうですね?」 桜瀬さんが抱えてるプリントは数百枚には上る。多分、全校生徒分あるんじゃないかな? 自分の手元のプリントを見てから「ああ」と言ってから、 「全然重くないですよー。ほら、それにすぐそこが生徒――」 重いのに無理して振り返ってしまったのが、多分何もかもの元凶なんだと思う、僕は。 持っていたプリントを、お決まりというかお約束というか、床にばらまきながら何も無いのに、どてっと大きな音を立てて桜瀬さんが転んだ。あー、やっぱり重かったんだ、と思ったのと同時に、桜瀬さんには今度からすぐに「持ちますよ」って言った方がいいんだなって分かった。 半泣きになってた桜瀬さんを手伝ってプリントを集め、今度は半ば強引にだけど、僕がプリントを持ち上げた。 「えっと、何処に持っていけばいいんですか?」 「あ、は、はひ。……えっと、あっちの、生徒会室、えす」 まだ少し泣き顔の桜瀬さんが指差した方向は、さっき生徒会長が振り返って示そうとしていた方で、この階の一番端にある、僕がまだ今まで足を踏み入れたことがない部屋だった。 生徒会室……ってことは、生徒会長である桜瀬さんと、副会長さん、そして桜瀬さんの妹さんも居るんだよね。