約 38,965 件
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/201.html
《異次元空間(いじげんくうかん)にて「戦慄(せんりつ)」/Tremble》 そこは異次元空間・・太陽も月も昇らない。しかし明るく影が生まれない、不思議な場所 ひょんなことから、カオスやアオ達はその空間に足を踏み入れた 踏み入れた先には、危険な人物「ジエル」が行動しているとも知らず・・ 主要人物 カオス アオ 上海人形 メタルマリオ 鳴叶 ボス(無線) ジエル ドラマ解説 カオスは木にぶら下がりながらアオ達に本を朗読し、地面に降りる それが始まりだった・・カオスが降りた瞬間、地面には異次元空間へ繋がる穴が空き落下。 それを見たアオと上海人形はカオスを救うべく、異次元空間へ・・。 異次元空間には何もなく、無線を持っていたアオはボスと連絡を取りつつ探索を始める いつの間にかメタルマリオと鳴叶も合流。二人はいつの間にか落ちてたとのこと やがて建造物をアオは発見し、アオはボスの命令で建造物の中へ・・。 アオが探索をしていると、いきなり鋭くとがった宝石がアオをめがけて飛んでくる・・ 間一髪かわしたアオに男は言う「外したか」と アオは「誰なんだ」と尋ねる。男は「答える義理はない」 やがてアオと男の戦いが始まる・・が 男の強さにアオは、歯が立たず殺される一歩手前まで追いつめられる(厳密には武器を顔面で寸止めされた) 上海人形が攻撃するが、その攻撃も止められ鳴叶は言った「その人と戦っちゃダメ!」 鳴叶は知っていた、その男のことを。 やがて、男はジエルと名乗りアオの質問で話し始めた・・自分の野望を、生きがいと称し、こう言う。「生き物は生きがいなくしては生きれない」 カオス界の秘宝をカオスマスターを殺してでも奪うと言うジエルにアオは言う「殺してまで奪う必要はないんじゃ?」 ジエルは答える「さっきも言ったはずだ、生き物は生きがいがなくては生きられないと。俺は生きがいのためならなんでもする」 この言葉を残し、ジエルは去っていった・・ この出会いが、後に何を引き起こすのかは、まだ誰にも分からない・・ BGCOLOR(silver) 関連ページ 歴史 其の弐へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1598.html
セルド「……えっとー」 (↑ラノベ系群像劇アクション) イナ「あー…………」 (↑ヤング系ダークストーリー) アオ「……と、とりあえず座る?」 (↑週刊少年系バトルアクション) @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「それで?」 セルド「俺たちどうして集められたんだ?」 セルド「知らない人が突然迎えに来て驚いたぞ」 クラッド・朔・ラーヴァ「(お迎えに行った師匠ポジ達)」 アオ「いやぁ…ドラマの中ではほとんど会わないメンツだからさ」 アオ「同じ事務所なんだしたまにはこうして親睦を深めるのもいいんじゃないかな?」 イナ「へぇ、意外と考えてんだ」 セルド「変に気を使わせちゃったか、ありがとな」 アオ「って折原さんが言ってた」 イナ「帰るわ」 セルド「ああ」 アオ「ですよねー^^」(うざや嫌われてて嬉しい) @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ アオ「タイプは違うけど、俺たち一応主役ポジを一回は頂いてるんだよね」 セルド「まったくありがたい話だ」 イナ「まぁな。でもオレのドラマはキツいぞ」 アオ「普通にヒロインやってそうな見た目なのにねー」 セルド「だよなぁ、案外モテたりするんじゃないのか?」 イナ「関係ねぇよぶちころがすぞ(´・ω・`)」 イナ「物語が重くて鬱になるってハナシだよ」 アオ「今ストーリーどの辺なの?」 イナ「家族が惨殺されて大勢の不良にボコボコにされた上に変な病気発症して友達や母親がアレな映像見せられて人殺しになっちゃって新敵登場したところ」 セルド「なんだその壮絶な人生は…!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「このままダークヒロイン極めてやるぜ」 セルド「ノリノリだな…」 アオ「さては隠れMッ!!」 イナ「おめーだよ」 イナ「まぁオレはこういう展開嫌いじゃねーけど、物語の重さで言ったらセルドは良いよな」 セルド「え?俺?」 アオ「あー。確かに日常回かなり多いもんね」 セルド「その節は好き放題やらせて頂きました」 イナ「こいつ根っからキチガイなのか狙ってやってんのかわかんねーんだよな」 アオ「わりと天然っぽい」 セルド「どっちに転んでも酷い言い様だな…」 セルド「それと日常回ばかりって言うけどな、俺だって只じゃ済まないんだぞ」 イナ「女の子と仲良くなったり?」 アオ「弁当屋で働いたり?」 セルド「悪いかよ楽しいんだよ。一応もうじきしたら戦闘まで始まるんだからな」 イナ「まだちゃんとした実力を見せてねーけど、ちゃんと強いのかよお前」 アオ「あーそれなんだけど聞くところによるとわんぶれら事務所の中じゃ一番つよ」 セルド「シーッ!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「で?アオは今どういう展開なんだよ」 アオ「ゾンビの群れから逃げ切ったところかな」 アオ「まぁ……ちょっと色々あって友達が心配なんだよね」 セルド「あー、一時期大々的なニュースになったよな。俺も避難した」 イナ「ひ、ひなんとかマジありえねーしオレはつよいからずっと家にいたし」(震え声) 朔「イナってばなぁ、何重にもバリケード作って騒動が終わった後に片すの大変だったんだよ」 アオ「ふーん^^」 セルド「ほーん^^」 イナ「すんませんここカットで」(竹刀構え) @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ アオ「まぁひとまず近況は置いといて、皆セリフ回しとかどうしてるの?」 セルド「セリフ回しか、キャラとしても物語を盛り上げるためにも重要だよな」 イナ「オレ結構汚い言葉ばっか使ってる」 アオ「へえ、どんな?」 イナ「『テメーだけは絶対に殺す!』とか『この下衆野郎が…!』みたいな」 セルド「年頃の娘が使う言葉か!今すぐ直せ!!社会に出て苦労するぞ!!」 アオ「こういうドラマだしキャラだから!仕方ないんじゃないの!ねえ!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「そういうお前らはどうなんだよ」 イナ「王道っぽいし王道っぽいセリフか?」 アオ「まぁそうだねー、『世界は俺が守る!』とか『守りたい人がいるんだ!』って感じ」 イナ「なんか言いそうな顔してるわ」 セルド「俺はー……えーっと…」 セルド「………」 セルド「『グースカピー!!スヤスヤ!!!!Zzz!!!!!寝てる!!!!スヤスヤ!!!!!グーグー!!!!!グガー!!!!グーグー!!!!!グースカピー!!起きてるわけがない!!!スヤスヤ!!就寝ガチ勢!!!!ハンパないレム睡眠!!!ノンレム睡眠!!!!ヤバい寝てる!!!!グースカピー!!』」 セルド「…って感じ、かな」 イナ「えぇ……」 アオ「うわぁ……」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「はぁ、それにしても遂にヤっちまったなぁ…」 アオ「何か大きな進展でもあったの?」 イナ「だいぶ前なんだけど、初めて人を殺めちまって……」 イナ「すげぇショックでしばらく食べ物も喉を通らなかった」 イナ「オレももうこっち側かぁ…って」 アオ「あぁ…そう……」(数々のドラマで数え切れないほど経験あり) セルド「そ、そうか……」(故郷の戦争で経験あり) イナ「はぁぁぁぁ………」 アオ・セルド「(ピュアすぎる……)」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ アオ「ま、まぁ元気出しなよ。ダークヒロイン極めるんでしょ?」 セルド「そうだぞイナ、何よりそんな顔は似合わなイナ」 イナ「んーーーーー0点!!!!!」 アオ「この間まさに0.03秒である!!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「完全に言いたかっただけだろ……」 セルド「悪い悪い、ついな」 アオ「さすが日常ドラマ出身…」 イナ「日常ドラマといえば、なんか料理が上手いらしいじゃねーか」 アオ「ビクッ」 セルド「ああ、まぁな。……アオ?」 アオ「いや、今朝食べてきた真っ黒な玉子焼きを思い出して……」 イナ「ハハッ、なんだよ大袈裟に。ちょっと焦がしただけだろ?」 アオ「昔撮った写真があるけど見る?」(真顔) セルド「何もそこまで深刻な顔になるほどじゃ…どれ、見せてみな」 アオ「ペラ」 イナ「Oh……」 セルド「これは逆に才能があるな…」 アオ「数年食べ続けるとこれ無しじゃ生きられない体になるよ」 セルド「ご自愛ください!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「そんなこんなでもういい時間だな」 アオ「あ、もうそんな時間だっけ」 セルド「少し名残惜しいな」 アオ「うん、ゆっくり話したこと無かったから楽しかったよ」 イナ「だな。また機会があれば集まろうぜ」 セルド「皆揃って生きてたらな」 アオ「不吉なこと言わないで…それじゃあ行くよ」 イナ「ああ、そんじゃあオレも」 セルド「元気でな、今度集まるときには食事を振る舞うよ」 レナリオ「ちくわ大明神」 アオ「あはは、楽しみだね。それじゃ、またいつか絶対に揃って集まろう!」 セルド「じゃあな!」 イナ「(死亡フラグびんびんじゃねーのこれ)」 イナ「待て誰だ今の」 終わり
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/2335.html
*☆*―BGM―*☆* ある夜の事でした。 年に一度の好例とされている夜景観察が、今回は丘の上で開かれると世間で話題となった。 それを聞いてたくさんの人々が丘に集い、のんびりと星空を眺めていた。不思議と、日常で見るものより輝いて、澄んで見えた。 一段と綺麗なこの夜を、青年アオは浅花と一緒に過ごした。 これは見ておかないととばかりに彼女に引っ張り出されたアオはおどおどしていた。 夜は結構遅く、周りにいた人たちもぼーっと夜空を眺めているばかりだったので、案外静かだった。 彼女もまた耽って星空を見上げている。 アオはそんな彼女に話題を振る。 アオ「綺麗だね……いつものよりも。」 浅花「はい…そうですね…。」 星に目を奪われた彼女を振り向かせることができず、少し悔しい気がした。 浅花「…は……は…くしゅん…!」 アオ「あ……。」 夜は遅い、流石にこの時間帯は冷え込んでくる。 アオは羽織っていたベージュのコートを脱ぎ、彼女の肩にそっとかけた。 浅花「わ…アオさん。」 アオ「寒いでしょ?」 浅花「でも、アオさんは…。」 アオ「俺?大丈夫、これくらい何ともないさ。」 青年は笑い飛ばす。 浅花「ありがとう。……アオさんの、温かい…。」 彼女は嬉しそうな表情でこてんと、アオの肩に寄り添った。 気まずい雰囲気になるのは昔の事、今はただこうしていられるのが幸せだと、アオは彼女の頭を見て軽く微笑んだ。 ……あぁー…でも、さっみぃな…やっぱり。 彼女に気付かれないよう、反対側に寄せて軽く鼻をすすった。 浅花「はふぅー……。」 暗い丘に浮かぶ彼女の白い一息は夜空へ消えた。頬を赤らめた彼女の横顔……初めて見たようだった。 柔らかそうなその頬をつつきたい衝動に駆られたが、それと同時に彼女が振り向いたのでぴくと震えた。 浅花「アオさん…?」 アオ「え……ぁ……。」 少し唖然としたアオの表情を見て、彼女はくすっと笑んだ。 浅花「もう…どうしたんですか。」 アオ「…いやぁ……そういえば浅花ちゃんって星空観察とか好きなの?」 適当な話をでっち上げてその場を凌ごうとした。 浅花「はい、小さい時はよくやってましたよ!オニオン座をよく見つけましたよ!」 アオ「……浅花ちゃん、それ…オリオン座のことかな…?」 浅花「あ…そうでした、えへへ…。」 舌を出して笑った彼女につられ、アオも笑みがこぼれてしまった。 そんな風に、二人は楽しい時間を過ごした。夜遅くまで、冷え込んでも、二人でいれば何とも感じなかった。 けど流石に眠気が襲ってきて、今日はもうここでお開きすることになった。短い一時だったけれども、やっぱり彼女といる時間は最高だった。 アオ「今日はこんなに遅くしちゃってごめんね。」 浅花「いえ…もともと私が言いだしたので、大丈夫ですよ。…あ、コートお返ししますね。」 アオ「あ…うん。」 返されたコートを羽織ると、不思議な違和感を感じる。温かいというよりは、何かこう…言葉では言い表しづらい。しかし満更悪い気はしない。 丘を下り、夜中の街中へと出た。流石にこの時間帯はどの店も閉まっていて、物寂しかった。唯一の、綺麗な星空を除いては…。 浅花「じゃあ、ここで別れますね。」 アオ「…うん。」 浅花「アオさん、今日は付き合ってくれてありがとうございます。」 アオ「ううん、いつでも付き合うよ。」 互いに微笑み返す。 アオ「けど…本当にここでいいのかい?家まで送るよ。」 浅花「いえ…今回は、いいんです。」 アオ「……。」 浅花「大丈夫ですって。(笑)」 アオ「…そう……?浅花ちゃんがそう言うなら…。」 浅花「もしかして…心配してくれてたんですか?」 アオ「当り前さ、況してやこんな真っ暗だもの。」 浅花「やっぱり……優しいんですね。」 嬉しそうな表情で浅花は少し俯いた。 そんな彼女の頭を、そっと撫でる。 浅花「わふ……久々に撫でられました。」 アオ「ああ…そうだったね。」 しばらく優しく撫で続け、少し体を離す。 浅花「それじゃあ、アオさん。また…♪」 アオ「うん、またね。おやすみ…。」 彼女は小走りで去って行った。何か急ぎの用事でもあるんだろうか…後ろ姿をぼーっと見ていた時…… アオ「――――でっ…!?~~ったあぁ…!!」 天から何かがアオの頭に落下してきた。あまりにも強い激痛が走ったので、つい大きな声をあげてしまう。 浅花「アオさん…っ!?」 その声を聞いて浅花は折り返して彼の元へ駆け寄る。 見ると、彼の足元には一冊の分厚い本が落ちていた。表紙には何も書いていない菫色の本だった。 彼が当たったのは恐らく一番痛い角だろう。 アオ「いってて……な、なんで本が…?」 上を見渡せば建物の屋上が視界に入るが、もしやすると誰かがあそこから落としたのか…狙って落としたのだろうか。 浅花「いたそー…だ、大丈夫ですか!?」 アオ「ああ、うん…もう大丈夫。全然平気!」 と言いつつも実はかなり効いていて、まだひどくジンジンしている。 アオ「(タンコブができても可笑しくないレベルだぞ、これ!?)」 浅花「うーん……なんでしょう、これ。」 浅花はその分厚い本を両手で拾い上げる。ぱらぱらとページをめくっても、中身も真っ白であり、余計に怪しく思えてくる。 浅花「……なにも読めません。」 アオ「いや、なにも書いてないじゃん。奇妙な本だなぁ……。」 そう呟いた時だった。 突然本が薄らと光り、徐々に輝きが増していった。 アオ「……!!」 浅花「ふぇ…!?」 互いがその光に包まれていくのが分かった。 周りの風景が歪み、流れていき、やがて眩い光の世界へ入った。 アオは外の世界から遠のいていく…そんな感じがした。 浅花「アオさん……っ!!」 彼女の声がした方を振り返ると、いつの間にか彼女は遠くへ離されてこちらへ手を伸ばしている。 アオ「浅花ちゃん…っ!!」 アオも手を伸ばして掴もうとするが、さらに輝きを増した光がそれを邪魔し、彼女の姿が見えなくなった。 何も無い光だけの世界になった時、僅かに自分の体が浮くような感じがした。 そして光は少しずつ弱くなっていく…。 アオ「うあぁ……うわあああぁぁああぁぁああ!!!!」 【戻る】or【ここはドコ?】へ ≪キャラクター紹介≫ アオ 一人称:俺 本名、清辿 蒼。浅花とは恋人関係で、これまでカオス界の日常を悪の手から救った英雄の一人。それでも列記とした学生。 浅花の誘いで夜景観察へ行って楽しい一時を過ごすが…? 浅花 一人称:私 本名、桜風浅花。常にノリで行動する女子高生。 アオを誘って二人、夜景観察をしに丘へ訪れる。楽しく過ごした一時だったが、帰り際で…。
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/412.html
《異次元空間(いじげんくうかん)にて「戦慄(せんりつ)」/Tremble》 そこは異次元空間・・太陽も月も昇らない。しかし明るく影が生まれない、不思議な場所 ひょんなことから、カオスやアオ達はその空間に足を踏み入れた 踏み入れた先には、危険な人物「ジエル」が行動しているとも知らず・・ 主要人物 カオス アオ 上海人形 メタルマリオ 鳴叶 ボス(無線) ジエル ドラマ解説 カオスは木にぶら下がりながらアオ達に本を朗読し、地面に降りる それが始まりだった・・カオスが降りた瞬間、地面には異次元空間へ繋がる穴が空き落下。 それを見たアオと上海人形はカオスを救うべく、異次元空間へ・・。 異次元空間には何もなく、無線を持っていたアオはボスと連絡を取りつつ探索を始める いつの間にかメタルマリオと鳴叶も合流。二人はいつの間にか落ちてたとのこと やがて建造物をアオは発見し、アオはボスの命令で建造物の中へ・・。 アオが探索をしていると、いきなり鋭くとがった宝石がアオをめがけて飛んでくる・・ 間一髪かわしたアオに男は言う「外したか」と アオは「誰なんだ」と尋ねる。男は「答える義理はない」 やがてアオと男の戦いが始まる・・が 男の強さにアオは、歯が立たず殺される一歩手前まで追いつめられる(厳密には武器を顔面で寸止めされた) 上海人形が攻撃するが、その攻撃も止められ鳴叶は言った「その人と戦っちゃダメ!」 鳴叶は知っていた、その男のことを。 やがて、男はジエルと名乗りアオの質問で話し始めた・・自分の野望を、生きがいと称し、こう言う。「生き物は生きがいなくしては生きれない」 カオス界の秘宝をカオスマスターを殺してでも奪うと言うジエルにアオは言う「殺してまで奪う必要はないんじゃ?」 ジエルは答える「さっきも言ったはずだ、生き物は生きがいがなくては生きられないと。俺は生きがいのためならなんでもする」 この言葉を残し、ジエルは去っていった・・ この出会いが、後に何を引き起こすのかは、まだ誰にも分からない・・ 関連ページ 過去ドラマへ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/naianakikaku/pages/1446.html
アオギリのお勉強・実技編。 *ここから先、残酷・グロ表現有。 『いちにんまえ』になるために …アオは、何も知らない。何も覚えていない。 だから、アオはたくさんのことを覚えないといけない。 いかせのごれのこと、ホウオウグループのこと、ウスワイヤとアースセイバーのこと。 たくさん、勉強した。 でも、アオはまだみじゅく。 まだ覚えなければならないことが、たくさんある。 だから、アオはお勉強をしないといけない。 今日もお勉強。知らない人に知らない部屋に連れて行かれた。 …今。アオの目の前には、変な生き物がいる。 図鑑で見た、はちゅーるいのような、りょーせーるいのような、ヒトのような… それが全部混ざったような感じ。 『せーぶつへーきのナリソコナイ』なんだって。 よく分からないけど、いらないものだ、って聞いた。 アオの今日のお勉強は、この変な生き物を倒すこと。 まだアオはみじゅくだから、これで練習するって聞いた。 知らない人は、アオにナイフを持たせると、部屋の外へ行ってしまった。 変な生き物は、ぎゅうぎゅうに縛られている。 …これなら、きっとアオにもできる。 ナイフを振り上げて、突き刺す。 ぶしゅっ、と音がして、液体が飛び散る。 変な生き物は、大きな鳴き声をあげて、じたばたしている。 でも、縛ってるものは、切れない。 アオのお勉強は、まだ終わってない。 この変な生き物が、動かなくなるまでやらないといけない。 鳴き声をあげ続けている変な生き物の上に足をかけると、上に乗る。 縄を切って、逃げられないように。お勉強を、続けられるように。 そうしてから、もう一度、ナイフを振り上げて、突き刺す。 それを繰り返す。 どすっ。 どすっ。 どすっ。 ぶしゅっ。 ナイフが刺さるたびに、そこから液体が流れる。 抜くと、それがアオにもかかるけど、気にしない。 どすっ。 どすっ。 どすっ。 びしゃっ。 …何回刺したかは、分からない。 そのうち、変な生き物は動かなくなっていた。 刺したところが繋がって、大きな傷になってる。 そこから、何か出ている。ないぞう…っていうんだっけ。 上からどけても、全然動かない。ないぞうを引っ張ったら、ずるずると出てきて、びちゃっと音を立てて床に落ちた。 アオが倒した。これは、アオが倒したしょうこ。 アオは、いちにんまえに少し近づいた。 …でも、アオはまだみじゅく。 変な生き物は、ぎゅうぎゅうに縛られていた。 だから、アオでも倒すことができた。 動いているものを倒さないと、いちにんまえじゃない。 アオはまだ、お勉強が必要だ。 今日のお勉強は、終わった。 明日は、どんなお勉強だろうか。 どんな内容でも、アオはお勉強を続ける。 「早くいちにんまえになりなさい」って、言われたから。 …アオの部屋に戻ろうとしたら、クロウに注意された。 たくさん、よごしてるって。 振り返ると、お勉強をした部屋からここまで、アオの足跡がついていた。 服も、変な生き物から出てきた液体でよごれている。 …よごさないお勉強も、必要かな。
https://w.atwiki.jp/miyabi733/pages/389.html
セルド「……えっとー」 (↑ラノベ系群像劇アクション) イナ「あー…………」 (↑ヤング系ダークストーリー) アオ「……と、とりあえず座る?」 (↑週刊少年系バトルアクション) @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「それで?」 セルド「俺たちどうして集められたんだ?」 セルド「知らない人が突然迎えに来て驚いたぞ」 クラッド・朔・ラーヴァ「(お迎えに行った師匠ポジ達)」 アオ「いやぁ…ドラマの中ではほとんど会わないメンツだからさ」 アオ「同じ事務所なんだしたまにはこうして親睦を深めるのもいいんじゃないかな?」 イナ「へぇ、意外と考えてんだ」 セルド「変に気を使わせちゃったか、ありがとな」 アオ「って折原さんが言ってた」 イナ「帰るわ」 セルド「ああ」 アオ「ですよねー^^」(うざや嫌われてて嬉しい) @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ アオ「タイプは違うけど、俺たち一応主役ポジを一回は頂いてるんだよね」 セルド「まったくありがたい話だ」 イナ「まぁな。でもオレのドラマはキツいぞ」 アオ「普通にヒロインやってそうな見た目なのにねー」 セルド「だよなぁ、案外モテたりするんじゃないのか?」 イナ「関係ねぇよぶちころがすぞ(´・ω・`)」 イナ「物語が重くて鬱になるってハナシだよ」 アオ「今ストーリーどの辺なの?」 イナ「家族が惨殺されて大勢の不良にボコボコにされた上に変な病気発症して友達や母親がアレな映像見せられて人殺しになっちゃって新敵登場したところ」 セルド「なんだその壮絶な人生は…!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「このままダークヒロイン極めてやるぜ」 セルド「ノリノリだな…」 アオ「さては隠れMッ!!」 イナ「おめーだよ」 イナ「まぁオレはこういう展開嫌いじゃねーけど、物語の重さで言ったらセルドは良いよな」 セルド「え?俺?」 アオ「あー。確かに日常回かなり多いもんね」 セルド「その節は好き放題やらせて頂きました」 イナ「こいつ根っからキチガイなのか狙ってやってんのかわかんねーんだよな」 アオ「わりと天然っぽい」 セルド「どっちに転んでも酷い言い様だな…」 セルド「それと日常回ばかりって言うけどな、俺だって只じゃ済まないんだぞ」 イナ「女の子と仲良くなったり?」 アオ「弁当屋で働いたり?」 セルド「悪いかよ楽しいんだよ。一応もうじきしたら戦闘まで始まるんだからな」 イナ「まだちゃんとした実力を見せてねーけど、ちゃんと強いのかよお前」 アオ「あーそれなんだけど聞くところによるとわんぶれら事務所の中じゃ一番つよ」 セルド「シーッ!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「で?アオは今どういう展開なんだよ」 アオ「ゾンビの群れから逃げ切ったところかな」 アオ「まぁ……ちょっと色々あって友達が心配なんだよね」 セルド「あー、一時期大々的なニュースになったよな。俺も避難した」 イナ「ひ、ひなんとかマジありえねーしオレはつよいからずっと家にいたし」(震え声) 朔「イナってばなぁ、何重にもバリケード作って騒動が終わった後に片すの大変だったんだよ」 アオ「ふーん^^」 セルド「ほーん^^」 イナ「すんませんここカットで」(竹刀構え) @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ アオ「まぁひとまず近況は置いといて、皆セリフ回しとかどうしてるの?」 セルド「セリフ回しか、キャラとしても物語を盛り上げるためにも重要だよな」 イナ「オレ結構汚い言葉ばっか使ってる」 アオ「へえ、どんな?」 イナ「『テメーだけは絶対に殺す!』とか『この下衆野郎が…!』みたいな」 セルド「年頃の娘が使う言葉か!今すぐ直せ!!社会に出て苦労するぞ!!」 アオ「こういうドラマだしキャラだから!仕方ないんじゃないの!ねえ!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「そういうお前らはどうなんだよ」 イナ「王道っぽいし王道っぽいセリフか?」 アオ「まぁそうだねー、『世界は俺が守る!』とか『守りたい人がいるんだ!』って感じ」 イナ「なんか言いそうな顔してるわ」 セルド「俺はー……えーっと…」 セルド「………」 セルド「『グースカピー!!スヤスヤ!!!!Zzz!!!!!寝てる!!!!スヤスヤ!!!!!グーグー!!!!!グガー!!!!グーグー!!!!!グースカピー!!起きてるわけがない!!!スヤスヤ!!就寝ガチ勢!!!!ハンパないレム睡眠!!!ノンレム睡眠!!!!ヤバい寝てる!!!!グースカピー!!』」 セルド「…って感じ、かな」 イナ「えぇ……」 アオ「うわぁ……」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「はぁ、それにしても遂にヤっちまったなぁ…」 アオ「何か大きな進展でもあったの?」 イナ「だいぶ前なんだけど、初めて人を殺めちまって……」 イナ「すげぇショックでしばらく食べ物も喉を通らなかった」 イナ「オレももうこっち側かぁ…って」 アオ「あぁ…そう……」(数々のドラマで数え切れないほど経験あり) セルド「そ、そうか……」(故郷の戦争で経験あり) イナ「はぁぁぁぁ………」 アオ・セルド「(ピュアすぎる……)」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ アオ「ま、まぁ元気出しなよ。ダークヒロイン極めるんでしょ?」 セルド「そうだぞイナ、何よりそんな顔は似合わなイナ」 イナ「んーーーーー0点!!!!!」 アオ「この間まさに0.03秒である!!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「完全に言いたかっただけだろ……」 セルド「悪い悪い、ついな」 アオ「さすが日常ドラマ出身…」 イナ「日常ドラマといえば、なんか料理が上手いらしいじゃねーか」 アオ「ビクッ」 セルド「ああ、まぁな。……アオ?」 アオ「いや、今朝食べてきた真っ黒な玉子焼きを思い出して……」 イナ「ハハッ、なんだよ大袈裟に。ちょっと焦がしただけだろ?」 アオ「昔撮った写真があるけど見る?」(真顔) セルド「何もそこまで深刻な顔になるほどじゃ…どれ、見せてみな」 アオ「ペラ」 イナ「Oh……」 セルド「これは逆に才能があるな…」 アオ「数年食べ続けるとこれ無しじゃ生きられない体になるよ」 セルド「ご自愛ください!」 @ @ @ @ @ @ @ @ @ @ イナ「そんなこんなでもういい時間だな」 アオ「あ、もうそんな時間だっけ」 セルド「少し名残惜しいな」 アオ「うん、ゆっくり話したこと無かったから楽しかったよ」 イナ「だな。また機会があれば集まろうぜ」 セルド「皆揃って生きてたらな」 アオ「不吉なこと言わないで…それじゃあ行くよ」 イナ「ああ、そんじゃあオレも」 セルド「元気でな、今度集まるときには食事を振る舞うよ」 レナリオ「ちくわ大明神」 アオ「あはは、楽しみだね。それじゃ、またいつか絶対に揃って集まろう!」 セルド「じゃあな!」 イナ「(死亡フラグびんびんじゃねーのこれ)」 イナ「待て誰だ今の」 終わり
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/2412.html
キルビス「とんでもない…ことだと…?」 アキラ「ミオリさん、それは…一体…。」 二人は彼女から目を逸らさず耳を傾け続けた。 ミオリは、ひと段落置いて一呼吸をし、重苦しい表情で口を開いた。 ミオリ「つい最近、殺し屋の神の軍団という野蛮な殺し屋集団が崩壊して…謎の暗躍組織が世界に君臨したの。」 キルビス「――――ッ!!!」 ミオリ「その組織は…私たちが生まれてくる前から、いえ…遥か遠い昔から存在していたらしいの。」 アキラ「それって…まさか…っ!!?」 ミオリが口を開く度に、二人は豹変して身体が徐々に震えだした。 ミオリ「奴等はこの世界を滅ぼし、新たな世界にへと創り直そうとしている。組織名となったそのトップの名が――――」 ―――――この世界の創造主、通称…“混沌の女神”…っ!! キノピオ兵「厳重体制を整えろぉー!!敵は目の前まで迫っているっ!!」 慌ただしくなった城内の中、アオは何事と言わんばかりにクロワッサンを口いっぱいに頬張って動揺している。 キノじい「ひ、姫様…っ!」 ピーチ「……ええ、城の者を裏口へ回し、直ちに避難を…!」 キノじい「は…っ!しかし姫様、場が混乱している為…あまり手早く退避は進まないかと…っ!?」 ピーチ「…困りましたわね…。」 アオ「ングング……ふぅー…。」 乱雑な食堂の中、呑気にオレンジジュースを喉へ豪快に流したアオは椅子を退かして立ち上がる。 アオ「さっき……」 ピーチ「…?」 アオ「クッパの軍団が迫ってきていると聞いたんだけど…それ、俺に任せてくれないでしょうか…?」 ピーチ「……ぇ…??」 キノじい「……はぁ…っ!?おい若造、お前…何故奴等の事を!?いやそれより…気は確かかっ!?」 ピーチとキノじい、それから近くで騒いでいた数人の兵たちが唖然とした表情へ一変し、彼の顔を見た。 やっと爽やかで静かな朝に戻れたと、アオはぐぅーっと上に手を伸ばし背伸びをした。 キノピオ兵「あの方…今、何を…!?」 キノじい「どうやら庭に落ちた時に頭を打ったようなのじゃな…。」 アオ「いんや、じいさん。俺は正気さ。」 けろっとした彼の顔を見て一同は驚きを隠せぬ表情で叫んだ。 ピーチ「あ、アオさん…っ!?」 アオ「城が危機なんでしょ?んじゃ…俺に護らせてくださいよ。」 ピーチ「アオさん…貴方……。」 アオ「任せてくださいって。助けてくれた恩義があるし…なんたってこーんな美味い朝食を腹一杯食わせてくれてのに、一緒に逃げるなんて男が廃れるってもんですよ。」 彼は満面の笑みを見せた。 キノじい「若造…。」 ピーチ「…アオさん…。」 アオ「…大丈夫です。俺、こういう事態には結構慣れているから。」 そう言うと食堂を飛びだし、廊下へと出ていった。 ピーチ「あ…っ!だ、誰か…!」 キノじい「うむ……あの若造を死守しろぉッ!!」 キノピオ兵「は……はっ!!!」 呆気に取られ、我に帰った兵たちも急いで彼の後を追いに向かった。 ピーチ「じいや…本当に、よかったのでしょうか…?」 キノじい「あの若造の目は本物だった。今は小さな希望にも賭けたい位、我等はこの危機を斬り伏せたいのですじゃ。」 ピーチ「………。」 キノじい「それに…。」 ピーチ「……?」 キノじい「……かつてのマリオ殿を見ているかのようだった。あの若造、只者ではなさそうですじゃ…。」 *☆*―BGM―*☆* その頃城の玄関では大群の兵が防壁を作って待機している。 その遥か前方の道筋から何かがこちらへ接近してくるのが、中からでもはっきり確認できた。 長い行列の軍隊が真っ直ぐにこちらへ行進している。 キノピオ兵「あ、君…っ!!」 アオはその防壁を飛び越えて先頭に出た。 すくっと立ち上がり頭を挙げると、いつの間にか敵の軍隊はすぐ目の前まで来ていた。 クリボーにノコノコ、見たことのある雑魚キャラばかりだけれども、これだけの数を見れば流石に圧倒された。 すると軍隊の中から一人、割り込むように出てきた。 見た感じはハンマーブロスなのだろうか…だが見たことのない敵だった。 ハンマーブロス「おい、これはどういうことだ。」 華奢な体のブロスは傍にいたクリボーに目もくれず話しかける。 クリボー「さあ…何故、人間があの城に…?」 軍隊はどうもアオを見て僅かにたじろいでいる。 本人は「?」を浮かべ様子を伺っていたが、リーダーと思われるブロスの様子が一変したのを察知し、身構えた。 ハンマーブロス「テメェ……あれだろ、これまでの世界の危機を振り払ってきたという英雄…曇天蒼ってのはぁ!?」 アオ「清辿蒼な、俺は。」(汗) ハンマーブロス「ングッ……そ、そうだ!何故その英雄様がここにいるんだぁ!?」 アオ「何故って言われてもなぁー…。」 未来から飛んで来たとは言え、何かと話を受け入れなさそうな輩には何を言っても無駄だ。 苦笑いして頭を掻くしかなかった。 ハンマーブロス「…まあいい。」 予想通りに捨て置いてくれたので、少しほっとした。 アオ「あんたたちこそ、ここへ何の用なんだ?また姫様の誘拐…とか?」 ハンマーブロス「人間様のテメェが知る由はねえよ、アホンダラがぁ。」 アオ「そりゃそうか。」(苦笑) 背後でキノピオ兵たちが騒いでいる。 突然の奇襲故に、準備が遅れて焦っているのだろう。 ハンマーブロス「おい人間、テメェには用はねえんだ。命が欲しけりゃ見逃してやる、退け。」 アオ「それは無理な相談だね。こっちだって命を救われているんだ、借りはきっちり返さないと…ね!」 アオは懐から一丁のナイフを取り出し、手の内で回して構える。 ハンマーブロス「…ほお…?この俺とタイマン張ろうってのか?面白い…!」 ドシンと一歩前に出たブロスは何処からともなく、自分と同じ背丈の長さを誇る大きなハンマーを取り出した。 先端が球体状と珍しい形をしていた。 ハンマーブロス→ジェネラルブロス(以下:ジェネラル)「俺は真・クッパ軍団天才軍師にして副司令官、ジェネラルブロス!愛用する俺の武器、「大紛争」でテメェを明日の朝刊一面を独占しちゃうくらいドロドロミンチにしてくれらぁっ!!」 ジェネラルと名乗る朱色のハンマーブロスは大きなそのハンマーを振り回し、肩にかける。 アオ「(うぇ…やっぱ引き受けるんじゃなかったかな…。いや、流石にそれは不味い。相手があのクッパでないだけ運の付きだ。)それはお断りだね。」 ジェネラル「ほざけぇっ!!」 ジェネラルは大きく振りかぶるとアオに目掛けハンマーを振り下ろす。 隙が大きい為難なく横ステップで回避したが、直撃した地面を見ると先程の一撃で地面に大きな地割れが生じ、防壁の中央が崩れた。 なんという馬鹿力だ…。 アオ「あぶね…。」(汗) ジェネラル「よく避けられたな、だが次はねえぞぉッ!?」 ノコノコ「隊長、こんな奴俺たちに任せてくださいよぉ!」 ヘイホー「そうだよー、僕らでかかればイチコロさー。」 アオ「くっ――――!?」 ヤバい…この数と一気にやり合わなきゃいけないのか!? 僅かな絶望が脳裏を横切ると同時に、目の前でノコノコの体が宙を舞った。 ジェネラル「俺の勝負に手出し口出しをするなぁっ!死にてえのかアホンダラァッ!!?」 この男、どうやら好戦的な性格だと見た。 敵軍がそれに脅えるのを見て、俺は命拾いをしてほっと胸を撫で下ろした。 だがそれはほんの一瞬だけ、すぐにジェネラルはハンマーを両手で握りしめてこちらへ駆け出してきた。 ジェネラル「俺の部下が邪魔したなぁ?だがここからだ、行くぜ?」 ジェネラルはその細い身体でハンマーを器用に扱いながら荒い大振りを連続でかましていく。 アオにとってはいとも簡単に避けられるものだったが、当たればほぼ即死に値するこれに当たる訳にはいかないと、油断をせずしっかりと避けきる。 ジェネラル「とおぉっ!!!」 ダンッ…!! ジェネラルは荒い大振りの最中に空高く跳躍し、空中で大きく振りかぶった。 メット「来た!隊長の必殺奥義!!」 クリボー「一発かましてくだせー!隊長ぉー!」 敵軍の歓声が耳に入り、アオははっと息をのみ込んで構える。 次に繰り出されるのは…彼の必殺技。それが一体何のかは無論知る由はないが…ただでさえ、あの一撃だけは喰らいたくない。 ジェネラル「“抱腹絶倒(ホンドン・サイ・ラウフタァ)”!!!」 一気に飛びあがってからの急降下でアオに接近し、ハンマーを振り下ろした。 アオ「――――――――――ッ!!?」 ドオオオオオオオオオオォォォォォオオオーーーーーーン……ッ!!!!!! 辺りに舞うのは広範囲に広がる土煙。 互いの軍はそれぞれ二人がどうなったのか、その姿が確認できず不安が横切っている。 しばらくするとジェネラルの高笑いがその場で響き渡り、クッパ軍は活気を取り戻す。 アオへの心配が高くなり、一人の兵士は防壁を飛び越えようとしたが…その時だった。 アオ「―――――俺を討ち取れたかい、隊長殿?」 ジェネラル「はぁうんっ!!??」(大汗) 土煙の中から突如として現れたアオはジェネラルの顎に蹴りによる不意打ちを浴びせる。 ハンマーを握っていたので反動は薄かったが、すぐにアオの二度目の蹴りを喰らう。 ジェネラル「グ…っ…おぉ…っ?!」 キノピオ兵「おおっ…やったぁ!!」 今度はキノピオたちに活気が戻った。 アオ「うらぁっ!!」 ナイフを逆手に持ち、柄でジェネラルの腹にめり込ませる。 ジェネラル「くぁ…っ…!?」 ハンマーを地面に手放し、腹を抱えて退けるジェネラル。 クッパ軍の兵士たちが彼に駆け寄るが、ジェネラルはそれを振り払い、素手でアオに殴りかかる。 ジェネラル「人間風情がぁ…っ!!この俺をだぁれだと思っていやがるぅッ!!?」 血走った眼で我を忘れた様に駆け出すジェネラルを見て、アオはナイフをしまった。 アオ「ブロスもどきだろうがぁーっ!!」 ジェネラルの隙の多いパンチをしゃがんで回避し、頭上にきた顎にカウンターアッパーを喰らわせた。 細い体をしていた彼はぬいぐるみの様に大きく吹っ飛び、兵士たちの中へ落下した。 クリボー「な…隊長…!!?」 ヘイホー「そんな…ジェネラル隊長が…っ!?」 兵士たちに囲まれ仰向けに倒れたジェネラルは気絶していた。 アオ「ふぅ…やったかな…。」 キノピオ兵「すごい…あの強そうなハンマーブロスを…!」 アオはキノピオ達の歓声を浴び、フッと安心した表情を浮かべた。 クリボー「くそぉ…よくも隊長を…!」 ムーチョ「許せん…人間め、キノコ軍め…っ!」 アオ「ゑ…?」(汗) チョロプー「隊長の仇打ちだ、おいらたちでかかるぞぉー!!」 クッパ軍団はけたたましい猛獣のような雄叫びをあげ、一気にこちらへ駆け出してきた。 え……不味い、どうしよ…本気(ガチ)でヤバい…っ! メット「数で押すのだぁー!行けぇええー!!」 キノピオ兵「不味いぞ、こちらも戦闘を開始する!かかれぇー!!」 「待ちなぁー!!その勝負、俺たちが引き受けてやらぁっ!!」 両軍が一斉にぶつかろうとした時、何処からともなく聞き覚えのある声が聞こえた。 辺りが唖然と静まり返った時、クッパ軍団の方で「ぐあああぁっ!」と、やられた叫びが響いた。 マリオ「久しぶりだな、アオ!それにピーチ城のみんなにクッパ軍団!!」 クリボー「あれは……ひぃっ!?ま、マリオだぁ!!あのマリオだぁああーー!!!」 キノピオ兵「あっ…!マリオさんだぁー!!!」 アオ「ゑ…っ!?嘘、マリオ!?」(汗) 突如として現れたマリオは手に火球を作りだし、クッパ軍団を吹き飛ばしていく。 ムーチョ「こんな時に…マリオめ…っ!」 マリオ「おっと、俺だけじゃないぞ。」 ムーチョ「何…っ!?グアァッ!!」 古酒「やれやれ…すごい数だな。」 アオ「あれは…!」 古酒は水を剣に模した形に作り上げ、マリオの背後で構えていた。 モララー「邪魔だ、TURBOブレットォッ!!」 ノコノコ「ぎゃあぁぁああ~~っ!!!」 アオ「…!モララー!!」 モララー「ったく…驚いたぜ、アオ。お前までこの世界に来ていたなんてな。」 思いもよらぬ知り合いの乱入により、気が付けばクッパ軍はもう半壊状態に陥っていた。 メット「くそっ…何なんだこいつ等は!?もう軍が半壊しているとは…!?」 レインド「そういうこった、もう諦めて家へ帰りな。」 岩に腰かけていたレインドの声に驚いたメットは、ジェネラルに代わり軍へ退却を呼び掛けた。 まだ動ける者は倒れた者たちを背負い、一目散に退却していった。 アオ「え……あ…っ!れ、レインドさん…!?」 レインド「よっ、元気にしてたか?アオ。」 また運よく助けられたと、アオは力尽きたように腰をその場で下ろし一息ついた。 【知られざる時】or【戻る】or【混沌する世界】へ ≪キャラクター紹介≫ ジェネラルブロス 真・クッパ軍団軍師にして副司令官のハンマーブロス。 『天才軍師』を自称するが、何処か抜けていて何かと失敗する。 外見は並みのハンマーブロスに比べて僅かに華奢な体を持つ朱色のブロス。 愛用する「大紛争」は先端が球体型のハンマーである。
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/536.html
《浅花(あさか)/Asaka》 アイコン ゲスト 年齢 18 性別 女 種族 人間 戦闘力 53 本名、桜風浅花(さくらかぜあさか) 常にノリで行動しノリで他人を巻き込む女子高生 しかしそのノリは自分の暗い過去を隠すためでもある 過去に家が放火に会い、妹、父、母、猫の家族を失った。 そのためか、よく外で寝たりしていることが多い 料理は好きで卵焼きが大好物。だが成績表の家庭科は1、だが、本人曰くこの1は№1の1らしい。 よく卵焼きを作ってくるがほとんどの場合は暗黒物質(ダークマター)と化している 最近はちょっとずつ上達してきている様子。また、和菓子が得意らしいが見た目はあまりよくない、味は良し。不器用である 英語に関しては他人よりずば抜けており、英語の小説だろうが会話だろうがなんなくこなす 常にカイ、ココ、ダルと言う名前の三匹の猫と行動しており、仲がいい。 よくカイを他人の顔に押し付けたり、 他人めがけてぶん投げたりすることからカイは彼女の武器でもあるのかも知れない、カイスクリューなどの技がある ココにはよく服の中に侵入されたり至る所を舐められたりしている、本人曰くココは「変態猫」 ダルはレインドに買ってもらったロシアンブルーの猫であり、三匹の中では最年長である 一時期はロケット団員であり、結構な活躍を見せていた。ポケモンはキレイハナとラフレシア。 頭に青色で大きめのリボンを付けている、このリボンちなみに、はとても大切なものらしいが現在は付けていない(アオとの関係にて後述) が、後にとある理由で再び付けるようになった カイがいない状態だと、ストッパーが外れたように暴走する。一応、他の猫などで代用して暴走を止めることは可能である。 カオスバスターの指導により、Sに目覚めた。先生と呼んでる。 悪役や敵とすぐ仲良くなることが出来ると言う謎の才能を持っている 100万ログをとった人物であり、新時代の幕開けを見届けた アオとの関係 + ... アオとは両思いの恋人であり、アオの人気さから修羅場になったり喧嘩したりすることも多々あった よくアオの家に止まったり、ココの名付けをしてもらうなど浅花自身がお世話になることもしばしば しかし実際はアオより浅花自身の方が年上であり、お姉さんぶったり先輩ぶったりもしていた(アオの事をアオ君と呼んだり) アオが地球に帰る時は、自分の帰って欲しくない、離れたくないと言う思いとアオは地球に帰らなければいけないと言う思いの葛藤の末、笑顔でアオを見送りその恋愛関係に終止符を打った 別れる直前、アオがいつまでも自分や世界の事を覚えていますように、と自身のリボンをアオに託した 別れた後でも、浅花自身はアオの事を想い続けている… レインドとの関係 + ... まるで本当の兄妹のような信頼関係を築いている。あーんまでは許してもらえている…はずが普通にべろちゅー よく外で一緒に遊んだり、相談にのってもらったりもするが、時より浅花がぼろくそ言うことがあるほど、仲がいい。 彼女から見て、彼は『とてつもなく優しく健全なお兄ちゃん』である。 アオが地球に還る際、彼女を励まし、尚かつ彼女のするべきこと、進むべきを道を教えてくれた。 アオに会うため、背中を押してくれたりと、その頼れる存在に浅花自身も好んでいる。 これから甘えまくります とのこと アオが地球へ還った後は、フレンドリィにと言う理由で「レインドお兄ちゃん」と呼び始めた なんだかんだでレインド自身も浅花に対して甘々であり、スキンシップとしてべろちゅーも何度かした 果たして兄妹と言う関係で踏みとどまれているのかどうかは謎 大学受験に合格し、大学生となった 視力が悪く、縁無しの眼鏡を携帯している 名前は春の桜の中に咲く花をイメージされている 「桜の風に吹かれながら浅く花咲く」 なんだかんだで幸せ者、みんなから愛されている 最近ではドラマ公認アイドル説が浮上している 「浅花`s料理の試食タイムでーす!」 関連ページ アオ カオスバスター レインド 穂花? 関連画像 + ... キャラクター紹介?へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト】?へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/364.html
《浅花(あさか)/Asaka》 アイコン ゲスト 年齢 18 性別 女 種族 人間 戦闘力 53 本名、桜風浅花(さくらかぜあさか) 常にノリで行動しノリで他人を巻き込む女子高生 しかしそのノリは自分の暗い過去を隠すためでもある 過去に家が放火に会い、妹、父、母、猫の家族を失った。 そのためか、よく外で寝たりしていることが多い 料理は好きで卵焼きが大好物。だが成績表の家庭科は1、だが、本人曰くこの1は№1の1らしい。 よく卵焼きを作ってくるがほとんどの場合は暗黒物質(ダークマター)と化している 最近はちょっとずつ上達してきている様子。また、和菓子が得意らしいが見た目はあまりよくない、味は良し。不器用である 英語に関しては他人よりずば抜けており、英語の小説だろうが会話だろうがなんなくこなす 常にカイ、ココ、ダルと言う名前の三匹の猫と行動しており、仲がいい。 よくカイを他人の顔に押し付けたり、 他人めがけてぶん投げたりすることからカイは彼女の武器でもあるのかも知れない、カイスクリューなどの技がある ココにはよく服の中に侵入されたり至る所を舐められたりしている、本人曰くココは「変態猫」 ダルはレインドに買ってもらったロシアンブルーの猫であり、三匹の中では最年長である 一時期はロケット団員であり、結構な活躍を見せていた。ポケモンはキレイハナとラフレシア。 頭に青色で大きめのリボンを付けている、このリボンちなみに、はとても大切なものらしいが現在は付けていない(アオとの関係にて後述) が、後にとある理由で再び付けるようになった カイがいない状態だと、ストッパーが外れたように暴走する。一応、他の猫などで代用して暴走を止めることは可能である。 カオスバスターの指導により、Sに目覚めた。先生と呼んでる。 悪役や敵とすぐ仲良くなることが出来ると言う謎の才能を持っている 100万ログをとった人物であり、新時代の幕開けを見届けた アオとの関係 + ... アオとは両思いの恋人であり、アオの人気さから修羅場になったり喧嘩したりすることも多々あった よくアオの家に止まったり、ココの名付けをしてもらうなど浅花自身がお世話になることもしばしば しかし実際はアオより浅花自身の方が年上であり、お姉さんぶったり先輩ぶったりもしていた(アオの事をアオ君と呼んだり) アオが地球に帰る時は、自分の帰って欲しくない、離れたくないと言う思いとアオは地球に帰らなければいけないと言う思いの葛藤の末、笑顔でアオを見送りその恋愛関係に終止符を打った 別れる直前、アオがいつまでも自分や世界の事を覚えていますように、と自身のリボンをアオに託した 別れた後でも、浅花自身はアオの事を想い続けている… レインドとの関係 + ... まるで本当の兄妹のような信頼関係を築いている。あーんまでは許してもらえている…はずが普通にべろちゅー よく外で一緒に遊んだり、相談にのってもらったりもするが、時より浅花がぼろくそ言うことがあるほど、仲がいい。 彼女から見て、彼は『とてつもなく優しく健全なお兄ちゃん』である。 アオが地球に還る際、彼女を励まし、尚かつ彼女のするべきこと、進むべきを道を教えてくれた。 アオに会うため、背中を押してくれたりと、その頼れる存在に浅花自身も好んでいる。 これから甘えまくります とのこと アオが地球へ還った後は、フレンドリィにと言う理由で「レインドお兄ちゃん」と呼び始めた なんだかんだでレインド自身も浅花に対して甘々であり、スキンシップとしてべろちゅーも何度かした 果たして兄妹と言う関係で踏みとどまれているのかどうかは謎 大学受験に合格し、大学生となった 視力が悪く、縁無しの眼鏡を携帯している 名前は春の桜の中に咲く花をイメージされている 「桜の風に吹かれながら浅く花咲く」 なんだかんだで幸せ者、みんなから愛されている 最近ではドラマ公認アイドル説が浮上している 「浅花`s料理の試食タイムでーす!」 BGCOLOR(silver) 関連ページ アオ カオスバスター レインド 穂花 関連画像 + ... キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/486.html
back / top / next アオは、窓から顔を出して、空を見ていた。 日が昇り空が白みだしてくる。鳥のさえずりが耳に心地よい。 世界は変われど、夜明けは変わらず、か。 それが嬉しくて、少し笑った。 自分をこの世界に呼び込んだルイズという少女は、ベッドでだらしない格好で寝ている。 大口開けて、毛布を蹴り飛ばしている姿はヒロインとしてはどうだろう。 「ほらほら、風邪をひくよ」 姿勢を整えてやり、毛布をかけ直す。 「……ん~ちいねえさま、もっと~…むにゃ」 幸せそうな顔で寝言を言っているが、起きる気配は無い。朝早いせいもあるが、夜更けまで転がっていた彼女の眠りは深かった。 「……ああ、姉様そんなにほほをつねらないで…んにゃ…」 かと思ったら、ひきつけを起こしたように身悶える。悪夢でも見ているのだろうか。 ルイズの百面相を眺めているのもおもしろかったが、そろそろ仕事を始めようとアオは思った。 とりあえず洗濯からだったが、一つ問題があった。 水場がわからない。 当然といえば当然の事だったが、さてどうしたものかと考える。 何気なく窓の下に目を向けると、洗濯物を詰め込んだかごを持った人物が目に留まった。 写真とかでしか見たことはなかったが、あれはたしかメイドといった者ではなかったか。 「ちょうどいいや。あの人に聞いてみよう」 洗濯物を手に取ると、三階の窓から軽やかに飛び降りる。 「きゃあ!」 いきなり、目の前に人が降ってきたのだ。当のメイドにしたら、災難と言うほかない。 かごを取り落として、そのままバランスを崩して尻餅をつきそうになる だが、それよりも早く右手をつかまれ、引き寄せられる。彼女は図らずもアオの胸にほほをよせることになった。 !?!?!?!?!? 頭の中が真っ白になる。状況の変化に思考が追いつかない。 恐る恐る見上げると、見知らぬ男の顔が目と鼻の先にある。 その笑顔と青い瞳に、思わずくらっとくる。 ……これは夢? 夢なの? ならば楽しまなければ勿体ない。 彼女はゆっくりと目を閉じると、唇を近づける。 「大丈夫?」 その一言で、夢は覚めた。 「そ、それでは、あ、あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になられたという……」 「知ってるの?」 散乱した洗濯物を一緒に拾いながら、アオが意外そうな顔をする。 「ええ、なんでも召喚の魔法で平民を呼んでしまったて、噂になってますわ」 「そうなんだ。そういえば自己紹介がまだだったね。僕の名はアオ」 「変わったお名前ですね……。私はシエスタっていいます。貴族の方々をお世話するために、ここでご奉公させていただいているんです」 「ああ、やっぱりそうなんだ。っと、これで全部かな。はい、驚かせちゃってごめんね」 アオは謝りながら、拾った洗濯物をシエスタに手渡した。 「い、いえ、そんな。で、でもアオさん、なんで上から降ってきたんですか?」 「僕も洗濯しようとしてたんだけど、場所がわからなくて困ってたんだ」 「はあ」 「そうしたらあそこから、君の姿が見えたから」 ルイズの部屋の窓を指差し、当たり前だろうという顔で言うアオ。 この人物、思えばかならず最速で動いて、何が何でもどんな困難も叩き潰して実行する、そういう存在だった。 「ええっと、じゃあ案内しますね」 シエスタは深く考えるのをやめ、歩き出した。 このとき彼女は、ある中年の女教師から預かった洗濯物を一つ回収し忘れるのだが、それはまた別のお話である。 「うわぁ」 シエスタは目の前に広がる干された洗濯物たちに、感嘆の声を上げた。 アオがお詫びにと、こちらの洗濯物までまとめてやってくれたのたが、そのスピード、手際たるや、メイドである自分が比較にもならなかった。いつもの半分以下の時間で、洗濯が終わってしまったのだ。 「すごい! すごいですアオさん!!」 「そ、そうかな、はは」 シエスタの尊敬の眼差しに、照れるアオ。 「でもどうしましょう。こんなにしてもらったら何か御礼をしないといけないわ」 「いいよそんなの……そうだ厨房を貸してもらえないかな」 「厨房を、ですか? わりました、私からマルトーさんに頼んでみます」 「ありがとう」 アオは、にっこり笑ってみせた。シエスタの心臓が高鳴る。呼吸がとまる。 「どうしたの?」 「え、ええと、わ私、先に行ってますから!」 シエスタは両手をばたばたさせた後、顔を引き締めて駆け出していった。 ちょっと困ったような顔で、残されたアオの一言。 「……僕、厨房の場所知らないんだけど」 「朝ですよ、起きてください」 日も高くなり、まばゆい光が部屋の中に差し込んできている。 アオは、ルイズを起こそうと体を揺するのだが。 「ん~、あと五分」 なんでこういう場合、必ず五分なんだろう。 アオはそう思いながら、とりあえず毛布をはぐことにした。 「な、なによ! なにごと!」 「おはよう、ルイズ様」 「はえ?」 ルイズは寝ぼけた声でアオを見た。 「……?? ……? ……! ……!!」 徐々にふにゃふにゃだった表情が赤く染まる。覚醒と同時に、昨夜の事を思い出したのだった。 ルイズは、顔を隠そうとしてベットから落ちると、一人で壁際に追いつめられた。 首をかしげるアオ。 「い、いつからそこにいたぁ!」 アオはさらに首をかしげると、まあいいかと思って、服を手渡した。 「昨日からだよ、寝ぼけちゃってるのかな?」 「そそそそソンなことないもん」 冷静になれ、冷静になるのよわたし。 服を受け取り、ネグリジェを脱ごうとして、ルイズの動きが止まる。 「あっち向いてて!」 「いいの?」 「いいの!」 「おはよう。ルイズ」 なにやら憔悴した様な表情のルイズと部屋を出ると、声をかけられた。 「おはよう。キュルケ」 ルイズは顔をしかめ、いやそうな声で挨拶を返した。 「おはようございます」 アオも笑顔で挨拶する。 「あら、おはよう……へえ、あんたの使い魔ってほんとに人間なのね。平民を呼んじゃうなんて、さっすがゼロのルイズ」 「うるさいわね。あんたには関係ないでしょ」 赤い髪の女の子、キュルケは、ルイズの言葉を半ば聞き流し、値踏みするようにアオを見た。 「良かったじゃない、なかなかの色男で。これでブサイクだったら目も当てられないところだわ。ねえ、色男さん、あなたのお名前は?」 「アオといいます」 「アオ? 変な名前」 キュルケは、ルイズと真逆のベクトルに成長した体を揺らしながら笑うと、後ろを振り返り手招きする。 すると彼女の部屋から、真っ赤で巨大なトカゲが現れた。 「でも、どうせ使い魔にするならやっぱこうでなくちゃ。ねぇ~、フレイムー」 キュルケは勝ち誇ったように言って、その背を撫でる。 「これってサラマンダー?」 悔しそうに尋ねるルイズ。 「そうよー。火トカゲよー。見て? この尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダー? って、あら? どうしたのフレイム」 自分の使い魔の様子がおかしい事に気づいて、キュルケが怪訝な顔をする。 フレイムは、アオとしばらく見つめ合ったと思うと、突然腹を見せてひっくり返った。 「フ、フレイム!? どうしちゃったの!?」 キュルケの言葉にも反応せず、硬直したように固まっている。いや、小刻みに動いてはいるが、これは……震え? アオはそっとフレイムの腹に手をのばすと、優しく撫でながら、震えるサラマンダーだけに聞こえる声でそっと囁いた。 「大丈夫、僕は君を傷つけないし、誰にも傷つけさせない。だから、ね?」 きゅるきゅる。 フレイムはアオの手を一舐めすると、お辞儀をして去っていった。 「ちょっと、フレイム? どうしちゃたのよ~」 あわててキュルケはサラマンダーの後を追いかける。 「あんた、なにしたの?」 ルイズの質問に、アオは、さあ? と首をかしげてみせた。 「ふわあ」 アオが食堂の豪華絢爛さに驚くのを見て、ルイズが得意げに言った。 「トリステイン魔法学院ではね、貴族たるべき教育を存分に受けるのよ。だから食堂も、貴族の食卓にふさわしいものでなければならないのよ」 「すごいんだ」 「わかった? ほんとならあんたみたいな平民はこの『アルヴィーズの食堂』には一生入れないのよ。それを特別の計らいで入れてあげるんだから感謝しなさい」 「うん、ありがとうルイズ様」 ルイズは、椅子を引きながら素直に感謝の言葉を述べるアオに少し調子を狂わされたが、まんざらでもない表情で席に着いた。 「すごい料理だね!」 アオはテーブルに並べれた、朝食にしては豪華すぎる料理に目を丸くする。 そしてすぐさま暗い顔をする。 「ど、どうしたの?」 「こんな食事が用意されてるなんて知らなかったから、僕、お弁当を作っちゃったんだ」 「お弁当?」 アオの差し出した包みを開けると、中からサンドイッチが出てきた。申し訳程度に肉や野菜がはさまれたそれは、さすがにこの豪華さの中にあっては少々、いや、かなりみすぼらしい。 「いいじゃない、あんたが食べれば」 「うん、そうする」 アオは頷いて、ルイズの隣に腰掛けた。 ルイズは最初、床に座らせる気だったが、さっきのキュルケの件で機嫌が良かったこともあり、そのまま許した。小さな肉のかけらが浮いたスープや固そうなパンの切れ端を用意していたのも内緒だ。 「偉大なる始祖ブリミルと女王陛下よ。今朝もささやかな糧を我に与えたもうたことを感謝いたします」 祈りを終え、料理に手を伸ばす。 丸ごとのローストチキンを切り分けながら、ルイズはちらりと横を見た。 隣で、もそもそとサンドイッチを食べるアオは、なぜか小動物を連想させる。 あれって、アオが私のために用意してくれたのよね。 そう思うと、少しいたたまれない。 「ねえ、アオ。それ、わたしにも一切れちょうだい」 アオは、ルイズがひるむような笑顔を向けると、はいっどうぞと、彼女の皿に乗せる。 あむっとサンドイッチを口にした途端、彼女の目が見開かれた。 やだ、なにこれ! めちゃくちゃおいしいじゃないの!! どう見ても貧相な一切れは、瞬く間に胃袋に収まってしまう。 「……ねえアオ」 「なにかな?」 「わ、わたしは、また作ってくれてもいいんじゃないかな~、て思うわよ」 もう一切れ、と催促しながら言うルイズに、アオは微笑んだ。 back / top / next