約 1,366,832 件
https://w.atwiki.jp/dinametamo/pages/1063.html
ハイビスカスティー 入手法/作り方 ハイビスカス、熱する、うんと 作成アイテム 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 ハイビスカスティー - わける うんと フーシアロングスカート(黄緑) 腐ったハイビスカスティー フーシアワンピース(黄緑) 腐り復活 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 腐ったハイビスカスティー - わける ちょっと リクニスの葉 × カップ&ソーサー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/44599.html
暗黒人形ニルギリ UC 闇 (2) クリーチャー:デスパペット 1000 ■このクリーチャーが攻撃する時、かわりにタップして次のTT能力を使ってもよい。 [TT]自分の他の名前に「暗黒」とあるクリーチャーを1体選び、アンタップする。こうしてアンタップした場合、このクリーチャーを破壊する。 ■このクリーチャーが上のTT能力で破壊された時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 作者:シザー・ガイ お前《ポップ・ルビン》好きすぎだろ 収録 パロディ・パックSG-01「邪神帝アイビス君臨!?」 フレーバーテキスト 残酷なるティーブレイク。それは、アイビスが自ら生み出したしもべである暗黒獣を自らの手で滅ぼし、魂を器に注ぎ摂取する行為である。 関連 + ... 《ポップ・ルビン》 《封魔ヴィネス》 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/frontmission5/pages/1151.html
|手武器|肩武器| 手武器 手武器射撃武器アサルト武器|マシンガン|ショットガン|火炎放射器 ガンナー武器|ガトリングガン|ライフル|バズーカ 格闘武器ストライカー武器|ナックル|ロッド|パイルバンカー シールド|シールド 射撃武器 アサルト武器 マシンガン 系統 名称 ラプター ラプター ラプターEX ラプターFX グレイブ グレイブ グレイブ2 グレイブSP レオソシアル レオソシアル レオソシアルSD レオソシアルL アールアッソー アールアッソー アールアッソーC アールアッソーSP セメテリー セメテリー セメテリー10 セメテリーLW クローニク クローニク クローニク10型 クローニク20型 上へ ショットガン 系統 名称 ゲイル ゲイル ゲイルLC ゲイルⅡ キャッツレイ キャッツレイ キャッツレイL キャッツレイXX 霧島55式 霧島55式 霧島55式SD 霧島58式 ジリーノ ジリーノ ジリーノHC ジリーノ2 ステイト ステイト ステイトEX ステイトEX-AC コベット コベット ピークガザ コベットV200 上へ 火炎放射器 系統 名称 ホットリバー ホットリバー ホットリバーHG ホットリバーSD ウォーマ ウォーマ ウォーマLC ウォーマF1 ウォーマF2 ヒートラット ヒートラット ヒートラットS ヒートラットEX ファイアアント ファイアアント ファイアアントF ファイアアントS 上へ ガンナー武器 ガトリングガン 系統 名称 レオスタン レオスタン レオスタンD レオスタンE FV-24 FV-24 FV-24A FV-24B FV-24C グラウクス グラウクス グラウクスB グラウクス2 ウーラン ウーラン ウーランL ウーラン20 ウーラン80 フジャン フジャン フジャンM200 フジャンM500 バーチェル バーチェル バーチェルF バーチェルFX 上へ ライフル 系統 名称 イグチ5式 イグチ5式 イグチ502式 イグチ503式 ウィニー ウィニー ウィニーR ウィニーRR グロウタスク グロウタスク グロウタスクAS グロウタスクSS アイビス アイビス アイビスP アイビス2 ファイアーバード ファイアーバード ファイアーバード2 ファイアーバードV スラブ スラブ スラブDH スラブB 上へ バズーカ 系統 名称 ボア ボア ボアMI ボア36 ボア44 グノーツ グノーツ グノーツ3 グノーツ10 Be-11 Be-11 Be-11SD Be-11XP バニッシュ バニッシュ バニッシュCH バニッシュ3 グロム グロム グロムK グロムⅡ グロムⅢ ブルギバ ブルギバ ブルギバ2 ブルギバUL 上へ 格闘武器 ストライカー武器 ナックル 系統 名称 ボーンバスター ボーンバスター ボーンバスターFM ロックバスター スティールバスター アイアンランプ アイアンランプ アイアンランプF アイアンランプB アイアンランプDX ソウルバスター ソウルバスター ソウルバスターSD ソウルバスターX ソウルバスターXF ソウルバスター2 ダブルネイル ダブルネイル ダブルファング ダブルブレード 上へ ロッド 系統 名称 F-1ハンドロッド F-1ハンドロッド F-1ハンドロッドF F-4ハンドロッド F-5ハンドロッド アゴーニ アゴーニ アゴーニS アゴーニF クルセイダー クルセイダー クルセイダーSD クルセイダーⅡ クルセイダーⅡF クルセイダーⅡEX キーンセイバー キーンセイバー キーンセイバーF キーンセイバーG キーンセイバーX 上へ パイルバンカー 系統 名称 ヘビーパイル ヘビーパイル ヘビーパイルSD ヘビーパイルF プレスニードル プレスニードル プレスニードルFM ホットニードル プレススティング ラストステイク ラストステイク ラストステイクF ラストステイクS ラストステイクSP バトルタスク バトルタスク バトルタスクSD バトルタスクJ バトルタスクJF バトルタスク2 上へ シールド シールド 系統 名称 ライトシールド ライトシールド ライトシールドARG ライトシールド2 WS WS WS-AMS WS-100 WS-200AMS SN SN SN-AMS SN-SD SP06 SP06 SP06-V SP06-SD 上へ
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/685.html
外宇宙を目指し、星の海を往くハイペリオン号 その居住区の一角、最近新たな入居者を迎えた一室から二人の女性と少年の声が聞こえる。 「わぉ、似合うじゃない」 「思った以上ね…後でエルマのカメラに保存しておこうかしら」 「ううっ…何でこんな事に」 はしゃいでいるメガネを掛けた女性はツグミ・タカクラ。 ハイペリオン号のメイン・オペレーターである。 なにやら品定めをするような視線で少年をジロジロと見ている女性はセレーナ・レシタール 複雑な経歴を持つハイペリオン号の…役職不明。 そして、先ほどからうなり声を上げて俯いているのがシン・アスカ。 ザフトレッドであり特務隊フェイス所属のスーパーエース、なのだが。 現在の身分は異世界からの漂流者である。 細かい経緯は省くが、MSと身一つでこの世界に放り出されたシンは当然のごとく着替えなどを持っていなかった。 いつまでもパイロットスーツのままでいさせるのはどうか、とクルーたちで話し合った末、ツグミが言った。 「私のコレクションの中から似合うのを着せるわ。大丈夫よ、シン君華奢だし童顔だから」 この発言にセレーナが面白がって同意し、残りの三人+αは代案が出せずに押し切られた。 その後、与えられた自室で待機していたシンの元に、大量の『コレクション』を抱えたヅクミとセレーナが強襲。 そして、今に至るというわけである。 「さあ、アイビスたちにも見せにいくわよ!」 「ええっ?!何でわざわざ?!」 「何て言うか…記念?」 「何の記念だよ!?」 文句を言いながら行く引きずられてシン。掴んでいるのが女性の為か抵抗は小さい。 そのシンの格好はジーンズにTシャツ、そしてジャケットである。 特におかしな服装ではないだろう。女物という一点を除けば。 「大体なんで宇宙船にこんな普通の服があるんだよ?!」 「♪~♪~それは私の趣味だからよ」 答えになって無い、というシンの心の叫びが届くはずもなく、ツグミはとても素敵な笑顔を浮かべ、セレーナと一緒にブリッジへ向かった。 その後行われた発表会はシンの心に多大なダメージを与えた。 スレイは笑いを堪えながら「くっ…良く…似合って…くく…いるぞ」と言い エルマは「…素敵です……じゃなくて、僕は今一体なにをっ?!」と壊れかけ そして「よく似合っていますよ」と言うイルイの悪意の無い一言はシンの男としてのプライドを完全に砕いた。 そんな中この船のキャプテンであるアイビスは何故か顔を赤くして、恥ずかしそうにシンの方を見ていた。 アイビスの様子がおかしいと思ったシンはとりあえず話かけてみた。 「あの…アイビスさん?」 「それ…地球にいた頃、私が着てた服…」 この一言でシンは失念していた一つの事実に気づいた。 女物の服を着る、という行為のみを嫌がっていたが、いま着ている服を誰かが着衣していた事があっても不思議では無い。 いやむしろその考えは当然の帰結だ。 そしてかつての服の使用者は酷く恥ずかしそうにシンの方を見ていた。 「…えっと…あの…スイマセン…」 シンも恥ずかしくなってきたのか、赤くなりつい謝ってしまった。 赤くなってモジモジしてる二人から少し離れた所でツグミたちはひそひそと話し合っていた。 「あらあら、初々しいわね」 「アイビス、顔真っ赤だよ」 「ツグミ、こうなる事を狙ってあの服にしたのか?」 「まさか。面白い反応してくれたら儲けもの、ぐらいにしか思ってなかったわ」 「所でエルマ君はさっき変なことを口走ってたわね~?そんな趣味があったなんて知らなかったわ」 「そ、それは…」 「愛しのスレイ姐さんに言いつけてあげましょうか?」 「や、やめてください~」 こうして新たな仲間を加え、更に賑やかになったチームTD。 少女たちの夢と少年の苦悩を乗せたハイペリオンは、今日も星の海を往く。 一覧へ
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/2319.html
★その42 ゆっさ、ゆっさ、ゆっさ、ゆっさ、ゆっさ 誰だ、俺の身体を揺すっているのは… 「…てください、起きてください、ヨウヘイさん。」 「あと5分、あと5分だけ…」 昨日遅かったんだ、もう少しだけ寝かせてくれ。 「えいっ」 ―――――ドス 「ぎゃぁぁぁぁぁ!なんてことするんだ、アイビス…」 「セレン様より、あまりに起きない場合は殴ってでも起こすよう 指示されています。」 一瞬で目が覚めた、だが最悪な起こされ方だ。 「その指示は撤回する。例え遅刻寸前でも優しく起こしてくれ。」 「それは無理です。」 「なんでさ?」 「指示の優先度が、セレン様>ベアトリス様>ヨウヘイさん の順に設定されているからです。」 余計な事を吹き込んだのはベアトリスの奴だな。 「すぐに支度をしてください。遅刻してしまいますよ。」 アイビスは1階に降りていった。 時計の針はいつも家を出る時間を既に過ぎている。 目覚まし時計を無意識のうちに止めてしまったのか。 こりゃ、朝飯食ってる時間は無さそうだ。 急いで行動しよう。 用意を整えて1階に降りた。 「すまん、朝食を食べてる余裕はなさそうだ。今日はパス。」 「昨日の残りをサンドウィッチにしてみました。休み時間にでも食べてください。 朝食は重要です。」 気が利くじゃないか。 「サンキュ、じゃあ行ってくるよ。」 「いってらっしゃいです。」 俺は少し慌てて家を出た。 いつもの通学路を自転車で急ぐ。 やっぱり朝何も食べないと力が出ないな。 ペダルを漕ぐ足が重い。 グ~ 腹の虫も鳴いている。 ちょっと行儀悪いがサンドウィッチを食べながら行こう。 アイビスが昼の弁当と一緒に渡してくれたバスケットから サンドウィッチを取り出して口に頬張った。 ここで俺は前方に注意して走らなければならない。 Q、それは何故か? A、パンを口に咥えて急ぐと、何故か人とぶつかりやすくなるからだ。 世の中にはこういう不思議な法則がある。 俺は今自転車に乗っているから、ぶつかったら大惨事必至。 それだけは回避せねばなるまい。 「せんぱーい!」 ほら誰か来た。絶対にぶつからないからな。 ドカーン! 思い切りオカマを掘られてしまった。 後方から勝手にぶつかって来るのは反則だろ… 「先輩、大丈夫?」 「ちゃんとブレーキを掛けようよ、レジーナ。」 この元気娘は全く… 「ちゃんと掛けたんだけど勢い余っちゃって、ごめんね!」 「まあ、サンドウィッチは無事だったしいいよ。」 「…………」 レジーナは無言でバスケットを凝視している。 ちょっとよだれが出てるぞ。 また何も食べてないのか、この子は。 「少し食べるか?」 「いいの?」 凄い嬉しそうな顔。 レジーナと一緒に、サンドウィッチを頬張りながら学園を目指した。 彼女は満面の笑顔でサンドウィッチを食べている。 なんだか餌付けしているみたいだ。 それにしてもレジーナはいつも飢えてるな。 どんな食生活してるんだろう? パンの耳を大事そうにかじっている姿を一瞬想像してしまった。 案外、冗談じゃなくて本当にそうかも… 食べ終わるのとほぼ同時に学園に到着。 「ああ、美味しかった~!またご馳走になっちゃいましたね。」 「いいさ、こっちはレジーナの見事な食べっぷりを見せてもらったし。」 「もう、からかわないで下さいよ。」 恥ずかしそうにしている顔はちょっと可愛い。 キーンコーンカーンコーン 「予鈴か…急がなくちゃな。遅刻するなよ。」 「はーい!じゃあね、先輩。」 レジーナは手を振りながら走って行った。 パンを口に咥えて急ぐと、何故か人とぶつかる法則。 真であったか… さて、俺も教室に行こう。 ★その43 教室に到着だ。 さっさと席に着こう、授業が始まる。 「エクレールさん、おはよう!」 「………」 あれ?聞こえてない。 「エクレールさん?」 「………」 彼女はキサラギのパーツカタログに夢中になっている。 凄い集中力、周りの声が全く聞こえていない。 「おーい、エクレールさーん。先生来ちゃうよ~」 「………」 ちょっと突っついてみようか… ツンツン、ツンツン、ツンツン 「イヤん!、イヤん!、イヤん!」 またこの反応だ。非常に面白い。 「何するのよ!槍杉君。」 俺の顔がニヤけていたんだろう。エクレールさんの語気が荒い。 面白がってツンツンしすぎた。 「いや、あの、夢中になってたみたいだからさ…ほら、先生が来たし。」 ナイスタイミングで現れてくれるじゃないか、エヴァーファイター先生。 「そうなの…でも、あまり後ろから突かないでよ。」 なんとか納得してくれたみたいだ。 「ふぅ…」 危ないところだった。 エクレールさんは怒ると怖いな。 でもこれだけいいリアクションされると、もっとツンツンしてみたくなるのが男心… いやいや、これじゃ俺、只の変態じゃないか。 馬鹿な事を考えてないで授業に集中しよう。 「えー、みなさん。教科書のP23を開いてください。」 この人は『傭兵現代史』担当のエヴァーファイター先生。 かなりのご高齢で、本当かどうかは知らないけど 大深度戦争時代からの生き残りという噂。 今は仲介組織の成り立ちについて講義しているけど 単調な話し方で、聞いていると眠気を誘われる。 そういえば卒業後の仲介組織どこにしよう… まだ先の事だと思ってたけど、2年になる頃にはみんな大体決めているらしい。 リンクス科とは事情が少し違う。 エクレールさんはコーテックス希望って言ってたな。 いきなり無所属とかは自信無いし 企業とか武装勢力に入れてもらえるようなコネや実力も無い。 やっぱり仲介組織に入るのが一番無難だよな。 できれば大手、コンコード、コーテックス、アークのどれかがいい。 弱小組織より待遇が良さそうだしな、うんうん。 教科書の仲介組織のページをパラパラめくっていると見知った名前があった。 レイヴンズアーク宰相 ジャック・O マスターと全く同じ名前だ。 まさかな…同姓同名ってやつだよな?ジャックなんてよくある名前だし… ★その44 午前の授業が終わって学食に集まった時、林檎に訊いてみた。 卒業後の仲介組織はどこを希望するのかと。 「僕はコーテックス希望だよ。」 エクレールさんと同じか、コーテックス人気だな。 「何か理由ってあるのか?」 「色々と理由はあるけど、大手の中でも比較的穏健派だからかな。」 「どこも同じ様な感じに見るんだけど、結構違うんだな。」 「そりゃ違うよ。」 林檎は呆れた顔をしながら続けた。 「例えば、そうだな…殆どの組織はレイヴンの格付けをアリーナの成績で決めるけど アークは出撃したミッションの成否によって決めてるとか。」 「ふむ、ふむ。」 「よく調べて、自分に合いそうな所を選んだ方がいいよ。」 「よく分からんが、色々あみたいだな。」 こういう細かい事を調べるのは性に合わない。 めんどくさいな~ 「洋平、俺には聞かないのかよ。」 「お前はリンクスなんだからカラードだろ。」 「おいおい、勝手に決めるなよ。」 古王のやつ何かボケる気か?一応、訊いてやろう。 「じゃあ、卒業後どうするつもりなんだ。 まさかリンクスにはなりませんとか言い出すつもりか?」 「首輪を付けられるのまっぴら御免だからな、自分で武装勢力を作る。」 「……………」 「……………」 俺も林檎も言葉が出てこなかった。 新卒でいきなり武装勢力を作る。 普通なら一笑して終わりだが、こいつなら本当にやりかねん。 いかにも古王らしい答えだった。 「お前らの就職先が決まらなかったら、俺が雇ってやろうか?」 「「遠慮します。」」 俺と林檎の返事がシンクロした。 ★その45 「やっと終わったぜ!俺様は自由だ、ヒャッハ~!」 授業終了と同時に神威は叫びながら立ち上がった。 今日も急いでどかに行く様子。 ⇒《後をつけてみる》 《どこに行くのか訊ねる》 「じゃあな、槍杉、ヒャッハー!」 「じゃあな、神威。」 と自然に答えておいて、尾行開始だ。 どこに行くのか突き止めてやろう。 気付かれないぐらい距離を離しつつ、後をつける。 神威を見失わないようにしないとな。 ・ ・ ・ どこまで行くんだろう…もう学園を出てかなり経つ。 これで家に帰るだけでした。とかいうつまらないオチだったら悲惨だな。 そんな事を考えていたた矢先に、神威が私有地に入って行った。 しばらくしてから俺も神威が入って行った正面に回りこむ。 門の横に大きく『クンプレアーノス保育園』と書かれている。 保育園…ここに何の用があるんだろう? まさか神威の奴、既に子持ちとかじゃないだろうな… 塀越しに保育園の中を窺って見ると、神威が小さな子供たちと遊んでいた。 神威の厳つい外見にも拘らず園児たちは懐いている様子。 あいつも「ヒャッハ~!」を連呼して楽しそうに相手をしている。 子持ち説はちょっと薄くなってきたな。 多分アルバイトか何かだろう。 あれ?レイヴン科の制服を着た人がもう1人来た。 ジノーヴィー先輩じゃないか。 神威と一緒に園児たちと遊び始めた。 先輩と直接話した事はないけど、学園での姿からは想像できない程 楽しそうにしている。小さい子供が好きなんだろうか? 「何をしている?」 誰かが近づいてくるのに全く気付かなかった。これはマズイ… 塀にへばり付いて中の様子を窺っている俺はどう見ても怪しい。 「………………」 「そんなに警戒しなくてもいいぞ、怪しい者じゃない。」 俺は自分が不審者と間違われないか、ビクビクしてるだけなんだけど。 中年の男性は俺の心配を他所に続けた。 「私はニーニャ、クンプレアーノス保育園の園長だ。 制服から察するに君は神威君とジノーヴィー君の友人だろう?」 「ええ、まあ…」 嘘は言っていない。 「そうかそうか、あの2人にはいつも助けられている。 お迎えが遅い園児の相手をボランティアでしてくれていてな。 君も手伝いに来てくれたのか?」 「いえ、ちょっと寄ってみただけなんで、失礼しまーす!」 俺は咄嗟に逃げ出した。 「ふぅ…」 危ない所だった。あのまま中に入って行ったら 神威を尾行してたのがバレバレじゃないか。 それにしても神威はともかくジノーヴィー先輩は意外だったな。 学園のエースが保育園でボランティア活動か… 人は見かけじゃ分からないもんだ。 さて家に帰ろうか。 ★その46 「ただいまー、おわっと!」 勢いよく家の玄関を開けた瞬間、ベアトリスとぶつかりそうになった。 後ろにアイビスもいる。 「もう帰ってたのか。そんでもって2人でお出かけ?」 「おかえり兄さん。ちょうどよかったわ。買い物に付き合ってよ。」 買い物に付き合う=荷物持ち、という図式が容易に想像出来る。 でも、たまには兄らしい事をするのも悪くないか。付き合ってやろう。 「別にいいけど、何買うつもりなんだ?」 「アイビスの服よ。姉さんのお古ばっかりじゃ可哀相だし ちょっとサイズが合ってないのよね。」 確かにアイビスは服の袖や裾を少し余らせている。 それならサイズ合わせも兼ねて、荷物持ちはアイビスがいるんじゃないか? と思ったが、ベアトリスの事だ2人じゃ持ちきれないくらい買うつもりなんだろう。 俺と違ってこいつは高給取りだからな。 こうしてベアトリスとアイビスの買い物に付き合う事になった。 荷物持ちとして… 2人は繁華街にあるデパートの高そうな店をグルグル回っている。 女の人は基本的に買い物が遅いというがベアトリスは例外、即決タイプだ。 ただ買う量が尋常じゃない。気に入った物は見境なくお買い上げ。 加減というものを知らない。 店を出る度に荷物が増えていく、そろそろ俺の腕部が重量過多… 「よし!こんなものかしら。ちょっとお手洗い行ってくるわね。」 やっと満足してくれたみたいだ。 「こんなに沢山…よろしかったのですか?」 引っ張り回されていたアイビスが申し訳無さそうに呟いた。 圧倒されっぱなしだったんだろう。 「いいんじゃない?ベアトリスが好きでやってる事だ。 それにあいつが歳相応に買い物を楽しんでる姿は結構レアなんだ。」 「そう…なのですか…?」 「申し訳無さそうな顔より、ありがとうの方が喜ぶと思うぞ。」 「わかりました。」 アイビスは帰ってきたベアトリスに礼を言いに行った。 ベアトリスのアイビスに対する興味は研究者としてのものかと思ったが どうも違うようだ。 よく考えてみれば当然かもしれない。 ベアトリスは飛び級しまくってるせいで歳の近い友達が少ないからな。 フォーミュラFでも周りは年長者ばかりだし。友達ができたみたいで嬉しいんだろう。 「そろそろ帰りましょ。」 「そうだな、俺の両腕が千切れる前に帰ろう。」 ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ、ガヤ… 1階の出入り口付近に凄い人だかりだ。 「催し物会場で何かしてるのか?」 「アーケード・コアⅩⅢの体験会をやってるみたいよ。」 「あれってもうⅩⅢまで出てるのか。」 『アーケード・コア』っていうのはACを操縦して戦う メカカスタマイズアクションゲームだ。 俺も小さい頃に近所のゲームセンターでよくやったな。 あの時はⅤぐらいだったか、結構な人気で今でも続いているようだ。 「そういえば買い物した時に体験チケット2枚貰ったわね。兄さんやってみたら?」 「いいね~、ベアトリスちょっと揉んであげよう。」 「アタシはああいうの苦手だからパス。代打アイビス!」 「私ですか?」 「大丈夫、機体はアタシが考えてあげるから。」 「でも…あの…」 半ば強引に対戦相手が決定。 順番を待っている間に体験会の係員さんが簡単なレクチャーをしてくれた。 俺が遊んでいた頃よりだいぶ進化しているみたいだ。 本物のACにかなり近づいている。 30分程待った頃にやっと俺たちの番が回ってきた。 「俺の実力を見せてあげようじゃないか、アイビス君!」 「よろしくお願いします。」 案内されたプレイヤーシートはゲーム機と言うより 学園にあるシミュレーターに近い。かなり本格的じゃないか。 向こう側でベアトリスはアイビスの横に付いてアセンを指示している。 さて、俺も取り掛かるか。 授業で使ってるガチアセンに似せて機体を組もう。 大人気ないって? ハッハッハッハッ、俺は遊びにも全力で臨む主義なのさ。 ピッ、ポッ、パッと。 よし、できたぞ。 しばらく経って対戦相手にも準備完了の文字が出た。 始まるみたいだ。 3 2 1 BATTLE START 遮蔽物の無いドーム状の景色が画面に映し出された。 アリーナステージが選択されたのか。 アイビスとの距離が近い。アセンを目視で確認。 オーソドックスな軽二か… 素人でも扱いやすいようにベアトリスが考えたんだろう。 準備運動がてらブーストを吹かして後退してみたが。 学園のシミュレーターに近い感覚で動ける。最近のゲームは凄いな。 そして俺が負ける要素は無くなった。 さあ、覚悟してもらおうかアイビス! こっちから仕掛けてやろう。 おっ、ちゃんと避けてる。 じゃあ、これはどうかな? まだ避けれるか、だが偶然はそう続かないぞ。 おっと、今度は反撃してきた。 ちょっと当てられたか、やるじゃない。 なんだと!追撃? 一気に畳み掛けるつもりか。 ちょっ…ヤバ… ああ…ええ… YOU LOSE あれ?負けた… 「兄さんちょっと手を抜きすぎなんじゃないの?」 いや、全力でやったんですが… 「まあ、ゲームで本気出すのも大人気ないし~ あはは、あはは、あはははは…」 どうしてこうなった? 「こんな感じでよろしかったのでしょうか?」 「兄さん手を抜いてたんだって、でもアイビス凄かったわよ!」 「そうだな凄かったな、まあ俺が本気を出せば一発なんだけどな。」 口では何とでも言えるが自分に嘘はつけない、むなしい… 俺の自尊心ががががががが… 「さあ、帰りましょ。」
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1049.html
第2次スーパーロボット大戦α 10-68~72・76・82・86~87・89~92、 20-349~350 68第2次スーパーロボット大戦α 1sage04/10/21 17 20 44 ID UD6JAFth ざっとですが、第2次スーパーロボット大戦αのストーリーを投下します 69第2次スーパーロボット大戦α 204/10/21 17 21 33 ID UD6JAFth α外伝で衝撃波を防いだプリベンターは大幅に軍備を縮小され、 ちりぢりになっていた。 地下勢力が「闇の帝王」を復活しようとしたり、宇宙人達が地球圏と 友好関係を結ぼうとするも交渉決裂し、宣戦布告、未知のエネルギー 「ビムラー」の争奪、海底遺跡オルファンの浮上、未知の敵の襲来、 ティターンズの残党、シャアの反乱、木星の宣戦布告などで 新たな大戦が起こる 主人公は戦いに巻き込まれ、プリベンターと共に闘うことになる。 プリベンターはかつての仲間と合流し、新たな仲間とそれぞれの 勢力と闘っていく。 そんな中、主人公は戦闘中にある少女を保護する。 各勢力を撃破していくうちにその少女が行方不明になってしまう。 とりあえず、少女の捜索は後回しにし、一刻も早く戦争を終わらせようとする。 そんななか、3体のロボット?が現れ、時にはプリベンターを助け、時には 襲ってくる。 70第2次スーパーロボット大戦α 3sage04/10/21 17 23 57 ID UD6JAFth そして、苦難の末全勢力を倒したプリベンターの前に行方不明に なっていた少女がいきなり大人になって語りかけてくる。 「自分は地球の守護者であること、そしてプリベンター共に地球と 人類を護っていこう」と これで大戦が終わると思ったプリベンターだが、彼女は彼らにこう告げる。 「しかし、コロニー、月、木星、火星に住む人類は滅ぼす」と ティターンズの思想の強化版をもつ彼女に反対したプリベンターは 以前現れた3体のロボット?を従えた彼女に戦いの挑む。 だが、しかし彼女を救おうとした主人公達は彼女を説得し、 彼女が操られていると知った主人公は彼女の乗る機体を撃破し、彼女を救出する。 そして、彼らの活躍により大戦はここに終結する 71第2次スーパーロボット大戦α おまけ04/10/21 17 32 52 ID UD6JAFth 前作1次の主人公:拘束されていたらしい 外伝の主人公:主人公なし 衝撃波について:木星は自力で防いだらしい シュウについて:登場すらしてないので伏線消化なし ビアン博士:登場せず 72名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/22 00 47 42 ID zeSL53Rp 横から補足 衝撃波・アルファ最終決戦においてせまりくる宇宙怪獣を倒すため銀河中心地で ブラックホール爆弾を使用した。その衝撃波を防ぐために地球圏を包むバリアー 「イージス計画」が実行される。 実行前にオズ残党によるマリーメイア軍と力を温存していたティターンズと騒動があり スパロボ軍団に鎮圧されたが、そこに前作仲間シュウ=シラカワが現れ敵対 オリロボ・グランゾンの崩壊によってイージス計画が失敗した未来に飛ばされる(外伝) スパロボ軍団はイージス計画発動直前の月に帰還し衝撃波を防ぐことに成功。 ここでも邪魔をしようとしたシュウのネオグランゾンをぶっ壊す。 (以前のシリーズでも似たイベントがあった。じつは破壊神に操られていて 殺され復活した後洗脳が解け、自分を操った破壊神をぬっころすという展開だった) 前作の主人公・クスハ。サイコドライバーという謎のパワーを秘めた少女 前作途中古代文明のロボ龍王機に認められる。恋人は虎王機、行方不明中。 今回改造して龍人機となり変形不可。謎の敵の正体は洗脳された恋人、 外伝の主人公・ゼンガー。未来世界においてコールドスリープで生きており ライバルとして立ちはだかった武人。イージス計画が成功し歴史が変わったため 地中に潜って人類種を存続させるアースクレイドル計画が邪魔大帝国に襲われ失敗 復讐のために戦う。当然、外伝の記憶はない。 ビアン博士・「人類に逃げ場なし」宇宙人襲来を予測し人類団結を訴えるが 相手にされず、独自の組織DC(ディバインクルセイターズ)を結成。 技術開発や人材育成に色々成果を上げていたが色々あって行方不明中。 初期のスパロボのラスボス。自分を倒せるだけの力があるなら地球を守れるという人 73名無しさん@お腹いっぱい。04/10/22 19 06 08 ID XHk3GWCC 第2次スーパーロボット大戦αを質問した者です。答えてくれたかたありがとうございました。 追加で質問なのですが、ブリットは仲間になったら戦闘に参加できますか? シロッコはでますか?ラスボスの女の子は誰に操られているのですか? 76名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/22 22 43 34 ID zeSL53Rp ブリットは仲間になる。 中盤の主人公テコ入れイベントで龍人機と合体し龍虎王に(分離不可) シロッコはでない。 女の子イルイは古代の防衛システム「ガンエデン」に操られていた。 人類抹殺つーか地球上から敵勢力が排除されたことを機に 地球を外部世界から閉じようとしたらしい。(あくまで地球を守ることが目的) 裏設定ではかって百邪というのが攻めてきて、一度閉じようとしたが 龍王機、虎王機の操縦者が反対したらしい。 82名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/24 21 35 27 ID 1oRqyXWx 72 ゼンガーはα2では主人公の一人だが外伝の主人公じゃないぞ。 機体はオリジナルで当初は敵だがハードルートで仲間になれば最強ユニット。 86名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/31 01 24 12 ID 2VquwDrQ 73 ブリットはクスハ編のみパイロットとして加入。 主人公機の後継機、龍虎王の変形Ver、虎龍王の専属パイロットです。 シロッコは出ません。 Z、ZZのストーリーはαで全て消化されたのでハマーン以外皆過去の人。 下手すりゃ名前すら出てこない。 イルイは操られていたわけではない。 元々ガンエデンという惑星防衛プログラムのマザーシステム。 自らと共に地球を守る戦士を、この混乱の中から選び出すために、 自らの分身をαナンバーズに送り込んでいた。 少女の姿をしていたのは人間達の保護意欲を煽るため。 しかし、分身の方には「自分はガンエデンである」という意識が無かったため、 自我が強くなりすぎ、αナンバーズのメンバーに強い親愛の情を覚えた。 そのため、本体ど融合しても分身の意識が残っており、主人公たちに「自分を破壊してくれ」と訴える。 だが主人公たちは家族同然のように過ごしてきたイルイを忘れることはできない、 ということでガンエデンだけを破壊し、イルイを助け出す。 この後の結末は主人公によって分岐。 クスハ→普通に助け出してハッピーエンド。医者になる勉強をはじめる。 ゼンガー→実は生きてた博士。一緒に暮らそうとか言われるがイルイを選ぶ。 アラド→バラルの園の崩壊とともに行方不明になる。 パートナーであるゼオラが終戦後彼を探す旅に。当の本人は何処かの海岸にイルイと共に流れ着く。 アイビス→やってない( A`) 87名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/31 01 29 13 ID 2VquwDrQ 用語説明。 ガンエデン→古代人が建設した人造神。地球のみを守るようプログラムされている。 そのため、今後異星人の侵略が無いようにと地球だけを結界で封印しようとする。 バラルの園→海底奥深くに沈んでいたガンエデンが建造されている場所。 単体で飛行が可能で、最終決戦のステージになる。 イルイ→本名イルイ・ガンエデン。ガンエデンのシステムとなっているサイコドライバー(強念者)。 主人公たちに地球の守護者の素質を見出し、分身を送り込む。 αナンバーズ→主人公達の部隊名。イベントで変更可。 89名無しさん@お腹いっぱい。04/10/31 13 15 02 ID x4KyZNe+ 86 ゼンガーについてはイルイ救出失敗の後、博士と再会するも一人旅立つことを決意。レーツェルに見送られて出発 ちなみにどこぞの海岸でヒメたちが倒れている少女を発見するが彼女がイルイという直接的な表記はない (可能性は高いが) ちなみに外伝の事実は終盤でゼンガー本人の知るところとなっている てな感じだったと 90名無しさん@お腹いっぱい。04/10/31 13 20 08 ID x4KyZNe+ ちなみにクスハ編は 龍虎王(虎龍王)が自らを犠牲にしてイルイを救出。その後、クスハはブリットとイルイと共に日常へ戻る だったかな? 漏れもアイビス編は途中で止まっているので結末はわかんね 91名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/31 16 39 56 ID DrmfogRT 確かアイビス編はイルイを助けられず、その後夢の恒星間飛行パイロットとなって イルイのペンダントを胸にツグミ・スレイと共に宇宙へと旅立っていくEDだったはずだけど、 クリアしたのは昔だから結構おぼろげ。 92名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/31 17 54 49 ID +LDa9Np1 エンディングで、突っ込んだアイビスはイルイ空間の中に突入。 助かる。と一瞬喜ぶアイビスだがイルイが自分は助からないと言って、ショックを受けるが、 イルイの最後の願い。という事で無理に笑顔を浮かべてイルイ空間崩壊。 で、アイビスが最後にアルファで出てったマクロスを追いかける所を意識だけ? なイルイが見守る。 93名無しさん@お腹いっぱい。sage04/10/31 18 53 34 ID Lb4pHU/b 生死不明や意識体っぽい物はスポロボだと生きてると思っていいな 349第2次スパロボα ◆l1l6Ur354Asage2006/01/13(金) 10 39 28 ID cQYJ6fe7 まとめサイト見てたら各主人公ごとの話は無かったんで、投下してみる。 ゼンガー=ゾンボルト編 アースクレイドルで就寝中のところを邪魔台王国に叩き起こされる。 (正確には、大昔に邪魔台王国に攻め込まれて石にされた一族を戻してもらうため、こき使われてるククルっていう女) 他の冬眠してた人たちは死亡。クレイドルのメインコンピュータ・メイガスも壊れて、その上ソフィア博士をさらわれてしまう。 地上の人間は皆殺しだ~とか言うククルに対して 「黙れっ! そして聞けっ!! 我は悪を断つ剣なり!!」 叩き斬る。逃げたククルを追うが、機体はそのうち故障。偶然出会った大空魔竜隊に拾ってもらい、行動を共にする。 その後プリベンターと合流し、(α外伝で)未来に行ったメンバーに驚かれつつ、悪い奴らをぶった斬っていく。 地上の敵勢力をあらかた倒し宇宙に上がろうとした直後、ククルの襲撃を受ける。シャトルを発射させるためゼンガーは残るが多勢に無勢、追い詰められ、 壊れたグルンガスト参式からGGGに運ばれていたアーマードモジュールに乗り換える。その名も、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン。 (ゼンガー自ら)略してダイゼンガー。飛ばされたグルンガスト参式の斬艦刀を拾い上げ、 「武神装攻ダイゼンガー、見参!! そして聞k(ry)」 宇宙へ上がってもしつこく追って来るククルを叩き斬り、遂に仲間の仇を討った後も、ロンド=ベル改めαナンバーズと共に戦う。 最後に現れたガンエデンの、地球を封印云々の電波理論にも 「黙れっ! そして聞けっ!! 我は…神を断つ剣なり!!」 とかのたまってガンエデンも叩き斬り、中のイルイを助けるために突撃する。そして大爆発。 ゼンガーとイルイを捜していたαナンバーズの「あそこに倒れているのは……?」と言うセリフで終わる。 (第三次αでしっかり生きてるけど) クスハ=ミズハ編 軍に見張られながらも医師を目指して勉強中のクスハ。恋人のブリットが行方不明になったという情報を聞いて心配していると、ボロボロの龍王機と変な仮面を着けたブリット、そして虎王機が現れる。 GGG部隊が追い返したが、ブリットと虎王機はガンエデンに操られていた。 とりあえず龍王機を修復してクスハは再び戦場へ。 再び現れた虎王機をぶっ飛ばして、ブリットと虎王機を正気に戻し龍虎王に合身。 ガンエデンを倒した後、クスハとブリットは軍の研究施設で超機人(龍王機や虎王機なんかのこと)の研究に協力する。 350第2次スパロボα ◆l1l6Ur354Asage2006/01/13(金) 10 42 21 ID cQYJ6fe7 アラド=バランガ編 ティターンズの強化兵士養成所・スクール(ここでヤク漬けにされて昔の記憶が無い)で育ち、ティターンズ壊滅後、残党のヤザンの下についたアラドとゼオラ。 ヤザンにチンコもまれたりゼオラのツンデレを楽しんだり、皆バーザム乗ってるのに一人だけザクに乗せられたりしまがらもロンド=ベル宛ての機密物資を奪う。 中身はヒュッケバインMkⅢだった。 なぜかヤザンに気に入られたアラドがMkⅢに乗り任務をこなしていたが、ロンド=ベルと交戦した際に撃墜される。 大した怪我もなく捕虜としてロンド=ベルに捕まり、ロンド=ベルの人間との交流で、今まで自分は上に言われるままに戦っていたがそれでいいのか、自分は何と戦うべきなのか考える。 そのままプリベンター改めαナンバーズと行動を共にし、イルイと仲良くなりつつゼオラを説得する。 最後に現れたガンエデンを倒し、イルイを助けるため爆炎の中へ飛び込んでいく。 ガンエデン戦後、ゼオラはスクールの生き残りとアラドを捜すことにする。アラドはボロボロになった機体でイルイと一緒にそこら辺をさ迷う。 アイビス=ダグラス編 昔は超小型恒星間航行船開発計画・プロジェクトTDでテストパイロットをしていたアイビス。しかし事故を起こし、それがトラウマとなりパイロットを辞め、今は一緒にプロジェクトに参加していたツグミ=タカクラと運送屋をしている。 ある日、いつものように荷物を運んでいたら木星帝国のモビルスーツに襲われる。成り行きで荷物の中身のアーマードモジュール、アルテリオンに乗り込んで戦うことに。 実はアルテリオンはアイビスがテストパイロットをしていた機体で、変な因果を感じつつも、アルテリオンの送り先のクロスボーン・バンガードに雇われ行動を共にする。 「アルテリオンに触らないで!」と半ギレしたり陰口を言われたり、社会的にピンチになりかけながらもツグミがフォロー。 そして地球へ降下しようとした時、アルテリオンの姉妹機、ベガリオンを駆るスレイ=プレスティが襲い、アイビスを大気圏へ叩き落す。 スレイはプロジェクトTDのテストパイロットの一人で、病死したプロジェクト責任者・フィリオの妹でもある。(ちなみにフィリオはツグミの恋人だった)。 プロジェクトTDを継ぐため、へっぽこな操縦のアイビスからアルテリオンを奪おうとする。 アルテリオンの性能のおかげで助かるがアイビスはさらに陰気に。イルイにしか心を開かない。 その後宇宙へ上がる時、またもスレイが現れる。母艦を先に宇宙へ上がらせ、スレイに勝つため、アルテリオンにかけられていたリミッターを解除しスレイを撃退する。いろいろ吹っ切れたアイビスは人並みの性格に戻る。 宇宙へ上がり、追ってきたスレイと一対一決闘でスレイに勝利し、アイビスはスレイを説得する。 そこへやってきたネオジオンの偵察部隊。スレイはアイビス達だけでも逃がそうとするが、ツグミの指示で機体をプロジェクトTDの完成形・ハイペリオンへ合体させる。 争いの最後に現れたガンエデン。イルイをガンエデンから救うためにガンエデンを破壊する。イルイはガンエデンの支配から脱するがダメージが大きく、母なる星に抱かれて眠りにつく。 地球の混乱が静まり始めた頃、アイビス達はハイペリオンに乗りイルイの思い出を胸に外宇宙へ飛び立って行き、イルイの魂がそれを見送る。 (イルイは死んだと思われたが第三次αで普通に生きてるのはジョジョにも言えぬ秘密よ)
https://w.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/385.html
頭部消失。五連チェーンガンを装備した左腕も切断されもはやなく、左肩のクレイモアも誘爆の可能性あり。 むき出しになったクレイモアをサブモニターで確認し、よくもさっきの衝撃で誘爆しなかったものだとアキトは息を吐いた。 機体のチェックを終えてまだ動くことを確認したアキトは、自分の現在地を確認する。 もっとも、確認とは言いつつもカメラから分かることは、自分は白い人口惑星の表面に飛ばされたということだけだが。 それ以外で目に入るのは、始めて見る大型機の残骸のみ。 アルトアイゼン・リーゼの調子を再度確認し、損傷が少なすぎることに違和感を覚えた。 アキトの世界では、人が搭乗するタイプのロボットは例外なくディストーション・フィールドが装備されていた。 だから、ボソン・ジャンプをしてもなんともない。しかし、アルトアイゼン・リーゼは違う。 特別空間を仕切るようなバリアを持っていないのに、その損傷がないのだ。 元々あのアルフィミィの場所に飛ばされたときにもこの機体はそこまでボソン・ジャンプでダメージを受けなかった。 元々頑丈で、壊れにくいのだろう。だが、それは機体の話だ。生身の自分まで平気な理由にはならない。 「もしかしたら……何かが宿っているのか」 姿や機体特性を見れば、これはあの蒼い孤狼が乗っていたマシンの発展系であることは理解できる。 そして内部のAIなどから、自分や、キョウスケが乗ったアルトアイゼンと同一のものであることも。 ということは、あの蒼い孤狼の化け物マシンが再びこれに戻ったということか。 不思議な力が宿ったとして、変な話じゃない。 もしも、自分が殺したキョウスケの機体が自分を何かしらの力で守っているとしたら、とんだ皮肉だ。 「あのネゴシエイターは……」 周囲を確認するが、凰牙の姿は見えない。そのことに、アキトは眉を寄せた。 アキトはボソン・ジャンプを敢行した。その結果、ここに飛ばされて来た。 アキトは、アルトアイゼン・リーゼの手を開く。そこには、蒼い宝石が握られている。 C.C(チューリップ・クリスタル)は、殴り合いの中どこかは知らないが凰牙の体から落ちたものを拾い上げ使わせてもらった。 ここまではいい。だが、そこから問題が一つある。 いるはずの、凰牙がいないのだ。空間転移の歪みに押しつぶされようと、残骸程度は転移しているはず。 A級ジャンパーである自分が結果として共に転移している。凰牙はあの様子ではまだC.Cを残していたと思う。 五体満足でここに現れても不思議ではない。一体どこに消えたのか。 「まさか……過去か、未来か?」 ボソン・ジャンプは厳密には空間移動ではない。時間移動なのだ。 空間を粒子化した状態で移動し、その後時間移動で移動にかかった時間だけ巻き戻す。 だが、もしこの時間の巻き戻しに何かあれば当然、今とは違う時間に飛んでしまう。 アキトは、赤い古鉄の右手に握り込んでいたC.Cをコクピットへ移す。あまり、量はない。 何度も使っていればすぐになくなってしまう量だろう。 かつて、家族がこれを――C.Cを遺してくれたおかげで、アキトは生き残ることができた。 アキトは、モニターを回し、白い星への突入口を探す。その時、とくに意識せず上方も確認していた。 別に上から何か来るとは思えないが、できる限り全方位確認しようとすることは不思議でもなんでもない。 そして、気付く。 「あれは――!?」 アキトが赤い古鉄に乗り込んだときは、木星に似た渦模様と赤銅色をしていた星は、まったく別の姿をしていた。 白く、輝く光を放ち、明滅し、光のためかその輪郭が大きくなったり小さくなったりしているように見える。 いや、違う。見える、のではない。実際に大きさが変化している。茫然とそれを見上げていたアキトは、さらに気付いた。 それが、少しずつ拡大していることに。あの輝く星のようなものは、この世界を飲み込もうとしている。 大収縮ののち、拡大に世界は転じたのだ。 アキトの、自分でない誰かの部分がささやいた。アキトは、それを振り払うため小さく頭を振る。 だが、世界の拡大そのものを防げるわけではない。もうすぐ、あれは全てを飲み込む。 そして、全てを終わらせる。 世界に対して、テンカワ・アキトという一人の個人はあまりに無力だった。 全てを終わらせる力への絶望が、アキトの足を止めた。 ■ C.C(チューリップ・クリスタル)は、時間移動への切符。時の旅人への通行証。 だが、もしも時間が正しくない世界でそれを使えばどうなるだろうか。 例えば――時間軸をゆがめて作った世界のそばでそれを使えば。平行世界、別の世界の時間軸を含むそんな場所で使えば。 もしかしたら、どんな世界でもない、どんな時間でもない、そんな場所にたどりつくのかもしれない。 ■ ロジャー・スミスが目を覚まして最初に見たものは、金色の穂先と青い空だった。 自分が地面に大の字に倒れていると気付いたのは、意識が覚醒して一瞬後のこと。 身を起こそうと地面に手をつけば、そこにあるのは倒れた穂先。ロジャーは麦畑のど真ん中に倒れていたのだ。 「ここは……」 身を起こしたロジャーは、襟元を正しながら、来ている黒いスーツについたモミや草を落とす。 そこで、ふと違和感を覚える。少し考えて、ロジャーも違和感の原因を見つけた。 先程まであった、体の痛みが消えているのだ。 肋骨が折れ、体をひねるたびに起こっていた痛みが、体を起こすときになかった。 いや、それだけではない。 リリーナ嬢を抱きかかえた際や、ガウルンに奇襲を受け地面を転がった時についた、スーツの土や血といった汚れがまるきり消えてしまっているのだ。 未だ理解しがたい現状に混乱しながらも、ゆっくりと首を左右に動かし、周囲を眺めてみる。 そこにあったのは、農夫と、トラクターと――空の向こうに広がる、黒い鉄枠。 他でもない、見慣れたパラダイムシティを覆う半円状のドームの天蓋がそこにあった。 パラダイムシティであるとするならば、ロジャーにも自分がいる場所に心当たりがある。 大規模農作用ドーム、『アイルズベリー』。何度かロジャーも依頼がらみで足を運んだことがあるので覚えている。 麦畑をかき分け、土でできた道路にロジャーは立ち、自分の体を眺めた。 あの殺し合いに招かれる前の、依然と変わらぬ世界で、いつもと変わらぬ姿でここにいる自分。 先程までいたはずの、あの狂った世界は何だったのか。 自分が見ていたのは冗談のようにタチの悪い悪夢でしかなかったということか。 いやそれもあり得ない。確かに、今のロジャーにあの殺し合いの世界にいたという痕跡はない。 しかし、ロジャーの記憶(メモリー)は覚えている。 あの狂った世界の、狂った法則に立ち向かう人間たちのことを。 だがそれが正しいとするならば、ロジャー・スミスはまだあの狂った世界にいるはずなのだ。 ここにいるロジャー・スミスは何なのか。 ほんのわずか前と認識している事柄と、繋がらない現状の記憶(メモリー)に悩む男は誰なのか。 ロジャーはひとまず屋敷に連絡するため、腕をまくった。 そこには、さまざまな機能が付いた時計がはめられており、機能の一つとして屋敷にいるノーマンとの連絡機能もついている。 慣れたしぐさで口元に手首を運ぶ。 「ノーマン、聞こえているか?」 しかし、返答はない。時計からは、小さくジジジ、と不協和音が流れるのみ。 ロジャーは腕時計に視線を落とし、絶句した。腕時計のカバーガラスが壊れ、時計が止まっているのだ。 壊れた時計。 それ自体はおかしくない。ものである以上壊れることはある。問題は、いつ壊れたかということだ。 今ここにいるロジャー・スミスの記憶(メモリー)を参考にする限り、腕時計が壊れた覚えはない。 ユーゼスとの会談に向かうに当たって、ロジャーはこの腕時計で時間を確認している。 それ以後、時計が破損するほどの衝撃が手首にかかったことはない。 「どうなっているんだ……」 壊れていないはずの時計は壊れ、汚れているはずの服は汚れておらず、傷ついたはずの体にはその痕跡がない。 本当に白昼夢だったというのか。もしくは、自分の中の失われた記憶(メモリー)のフラッシュバック。 あれほど、鮮明なものが、40年以上前に過ぎ去ったものだと? 暖かな日差しとは裏腹に、歪む顔を手で押さえるロジャーの背筋には冷たいものが流れ続けていた。 「おや、君は……どうしてここにいるのかね?」 突然自分に掛けられた声に、はっとなりロジャーは顔を上げる。 いつの間にか、ロジャーのすぐ前には一台のトラクターが止まっていた。 先程はなかったはずのそれは、そこにあって当然である、在らねばならないと主張するほどの存在感を何故か持っていた。 ロジャーに声をかけた、トラクターに乗る人物もまた、ロジャーが知る人物。 農夫姿で、樹齢何百とたった樹のようなしわを顔に刻んでいる、 どこを見ているか分からない、いつも虚空を見ているような眼でロジャーを見ている人物の名前は、 「あなたは……ゴードン・ローズウォーター……」 パラダイムシティをかつて納めていた人物であり、数少ない40年以上前の記憶(メモリー)を持つといわれる老人だった。 確かに、彼は隠居しアイルズベリーでトマトの栽培をしながら過ごしている。 ここがアイルズベリーとすれば、いてもまったくおかしくない人物だ。 しかし、ロジャー・スミスが保有している記憶(メモリー)が正しいという前提があってのことにすぎない。 もしかしたら、彼は全くロジャーの知らない何者かなのかもしれない。 「乗りなさい」 ゴードン・ローズウォーターがトラクターへ乗るようにロジャーに促した。 どこか夢遊病者のような足取りで、ロジャーはゴードン・ローズウォーターの隣に座る。 トラクターは、再びどこかに向けて動き出した。ゴトゴトと整備されていないでこぼこ道をトラクターが走る。 ロジャーは、未だ自分がどこに立っているのか理解できていなかった。そして、自分が今からどこに向かうのかすらも。 「どうしたのかね?」 前を見つめたまま、ロジャーを見ずにゴードン・ローズウォーターはそう呟いた。 ロジャーは、自分とゴードン・ローズウォーターしかここにはいないにも関わらず、 その呟きが自分に向けてのものであることを、咄嗟に理解できなかった。 ■ 星に広がる毛細血管のような通路の中、ブレンが飛ぶ。下からの轟音が少しずつ遠くなる。 地獄からの生還、そんな言葉がふと頭をよぎるが、まだ終わってないのだ。 上に登って、ロジャー達と合流し、再度突入する。 例え、どれだけ勝ち目が薄くても、それ以外に最終的に生き残るすべはない。 力が足りない。アイビスに、その事実が重くのしかかっていた。 ブレンを悪い子だとは思わない。しかし、非力さだけはどうしようもなかった。 凰牙。サイバスター。F91。キングジェイダー。ユーゼスのメディウス・ロクス。 そういった相手に比べて、あまりにも弱い。撹乱して、手傷を少しつけるのがやっと。 その結果が、これだ。誰の窮地も満足に救えない。倒れていく仲間を見ている側で、ただ生きている。 もし、自分ではなくこの場にもっと大きな力を持つ誰かがいたら、カミーユを助けられたのではないか。 アイビスはそんなネガティブになりそうな思考を頭から振って追い出そうとする。 しかし、なかなかその考えは頭から消えてくれなかった。 そんなとき、鼓膜を叩く大きなスラスターの音。 まだまだ続く黒い穴の向こう、確かに何がこちらに接近している。 「ロジャー!?」 そうであってほしい。いや、そうに違いない。ブレンは上昇を続けている。 だが、アイビスが何か指示するよりも早く、急にブレンの動きが変わり、進路を横に向けた。 その次の瞬間には、上空の機体は急加速し、ブレンの横をすり抜けていた。 明らかにそのままのコースだったら衝突している。 「いったい、誰!?」 アイビスが、急停止し今度は下からこちらを見上げている機体をモニターに写す。 そこにいたのは、ユーゼスとの戦いで途中ユーゼス側の増援として現れた蒼い騎士だった。 しかも剣を抜き、戦闘態勢を取っている。 「ちょっと待って! もうユーゼスもいないんだから話を聞いて! ユーゼスと一緒にいたってことは脱出しようと思ってるんだよね!? 少しでも力がいるんだ、協力してみんなで……」 「他人なんていらない。……俺は、俺一人で全員殺す」 青い騎士が答えた。声が意外と若い。カミーユや自分とそこまで年は変わらないように思える。 だがその声色は、同い年とは思えないほどの冷たさと、暗さを秘めていた。そして、その内容も。 「……ッ! そんな! あのノイ・レジセイアを倒せば終わりなのに、なんでまだ殺しあわなきゃいけないのさ!? もう殺しあう必要なんてない! ロジャーや、カミーユ、キラやシャギア、それに……あのテンカワって人も! みんなで協力すれば、ノイ・レジセイアだって倒せる!」 だが、そんなアイビスの声を無視し、青い騎士は剣を振り上げた。 「ロジャー? テンカワ、キラ、シャギア? ……みんな死んだよ。次は、お前だ。その次は、下の連中。全員、殺すんだ」 虚無を湛えて、蒼い騎士は言う。 蒼い騎士は、ゆっくりとその手に握る剣――ロジャーがガウルンから奪った大剣――をこちらに掲げる。 「そんな……ロジャーが、そんなはずがない!」 アイビスの叫びも、蒼い騎士が動きを止めることはできない。 蒼い騎士から言葉はなく、あるのはこちらを殺そうとする意志のみだった。 アイビスのブレンが震えている。ノイ・レジセイアやキョウスケと出会ったときに似た挙動に、アイビスも驚きを隠せない。 ユーゼスとの戦いのときは、そんなことはなかったはずだ。この短時間に、いったいどんな変化があったのか想像もつかなかった。 だが、分かることが一つだけある。それは、こんなところで死ぬわけにはいかないということだ。 ブレンがソードエクステンションを構える。 この場でどうにかしたからどうなる、という言葉をアイビスは飲み込んだ。どんなことも諦めない。 ロジャーが死んだという言葉も、戻って確かめるまでは信じないとアイビスは決める。 どれだけ非力だろうが、ここを突破して見せる。 幸い、位置関係は悪くない。上昇したいアイビスが、蒼い騎士より高い位置にいる。 このまま、距離を取っていけば、逃げることも可能かもしれない。 じりじりと上昇を続けるブレン。 対して、蒼い騎士の取る行動はアイビスから見ればいささかおかしなものだった。 マントの影から取り出した鞘に剣を納めると、その場で構えたのだ。 (一気に踏み込んでくる……?) それにしても、いささか距離が遠い。この距離なら、一気に加速して切り抜けるつもりとしても回避できる。 アイビスは、相手の背中と足に意識を集中させた。ユーゼスとの戦いで、相手のスラスターの位置は把握している。 どんな加速であろうとも、まずスラスターに着火される。何の推力もなしに急加速はできないのだ。 そこに動きが見えたと同時に、上方に向かってバイタルジャンプ。そして、相手が体勢を立て直すより早く全力でここから離れる。 アイビスは、対処の方法を頭の中で組み立てる。 上昇するブレン。動かない青い騎士。 蒼い騎士には、動く気配がない。確かにやや前傾の姿勢ではあるが、一気に加速しようという姿勢ではない。 このままいけるのであればアイビスとしてもありがたい。 距離が開いていき、完全に相手の射程から逃れたとアイビスは視線を切らずにそう考えた。 次の瞬間、ブレンの右手が飛んだ。 「え……?」 アイビスは、一瞬たりとも相手から目を切っていない。相手は動いていない。スラスターを使ってない。 なのに、斬撃は確かにブレンへ届いていた。アイビスは、映し出された外の光景に、目をしばたたかせる。 一歩も動かないまま鞘から引き抜かれた剣が、細く長くブレンに伸びていた。 アイビスは、姿を変える剣という程度の認識しかなかった。たしかに斬艦刀は姿を変える。 しかし、それは液体金属による形状の変化によるもの。プログラミング次第でその姿は千差万別に変化する。 今の統夜の超射程による居合い抜きは、居合い抜きによる加速をつけつつ、抜ききった刀身を変化させることによって生み出された技。 アイビスは相手が居合い抜きをあびせるための移動を警戒していたが、それはピントがずれていたのだ。 向こうは、動く必要すらなかった。 予想もしなかった痛みに、ブレンの動きが僅かに乱れる。 落ち着かせるため、アイビスがコクピットの中へ少し視線を上げた。 ブレンが、壁に叩きつけられた。 意識を乱した一瞬をつき、蒼い騎士は加速して手をブレンに押し付けたのだ、と揺れる頭で理解する。 金属壁に、ブレンがめり込む。ブレンと相手の体格差はざっと6倍。体の中心に手をあてられると、身動きを取ることができない。 うめくアイビスとブレンに、蒼い騎士は改めて剣をかざす。 バイタルジャンプをしようにも、まだブレンがそうできる状態まで回復していない。 これでは、どこに吹き飛ばされるか分からない状況だ。それに、これだけ密着されると、相手ごと転移してしまう。 八方塞がり、打つ手なし。そんな言葉をそのまま表したような状況だった。 蒼い騎士が何も言わずに剣を絞る。 「ちょっと待って……! なんでこんなこと! そんなに殺し合いがしたいの!? あのガウルンとか、ギンガナムみたいに!」 アイビスの言葉に、初めて蒼い騎士が動いた。 蒼い騎士がまるで人間のように小さく震え、剣が動きを止める。 「俺が……誰みたいだって?」 先程と同じ冷たい声。しかし、僅かに上ずっている。 抑えようとして、抑えきれない感情が漏れ出している。そんな印象をアイビスは感じた。 アイビスは、一瞬迷った。同じことを言えば、逆鱗に触れて今度こそなます切りにされるかもしない。 「俺が、誰みたいだって!?」 もう一度蒼い騎士が繰り返した。 押さえつける蒼い騎士の手に力が増し、ブレンが、さらにうめき声をあげた。 やはり、一人では何もできない。そんな悔しさが胸を突く。 こうやって押さえつけられ、満足にものをいうことすら悩み、ままならない。 こんな、理不尽な理屈を前に。こんな、理不尽な相手を前に。あまりにも無力だ。 アイビスは、聖人君子ではない。このままいけば終わりなのだ。死ぬのは怖い。 けれど、やけくそというわけではないが、このままただ黙って受けてやるのも癪だという思いが膨れ上がる。 こんな言われっぱなしで、黙っているのも違う気がする。アイビスは、息を吸うと、思い切り叫ぶように言った。 「ガウルンやギンガナムみたいって言ったんだよ! そんなに戦ったり、人が殺したりするのが好きなら、一人でそんな世界に行って殺しあえばいい! みんなが力を合わせるのがそんなに嫌い!?」 今度こそ、蒼い騎士が動きを止める。 アイビスはその間に手を抜けだそうと少しでも動くようにブレンに指示を出す。 僅かに緩んだ指の隙間から、腕を差し入れると、そのまま体を強引に引っ張りだそうとした。 しかし、それよりも早くブレンの拘束はなくなっていた。 蒼い騎士は手を引き、刀を鞘に納めている。 「……行けよ」 ぶっきらぼうだが、蒼い騎士は上を親指で指した。もしかしたら、自分の行ったことが通じたのか。 信じられない出来事にぽかんとするアイビスに背を向け、蒼い騎士は降下を始めた。 「俺は、好きで殺してるわけじゃない。殺さないといけないから殺してるんだ。……ガウルンとは、違うんだ」 「じゃ、じゃあもしかして協力して――」 ブレンのすぐ横に、投具が突き刺さる。 ブレンを見ることなく背を向けたまま蒼い騎士が投げ放ったものだ。 「勘違いするな。最後はみんな結局殺すさ。けど、今殺す必要もない。言ったよな。全員死んだって」 その言葉に、アイビスは顔がこわばるのを感じた。 それでも、アイビスははっきりと蒼い騎士に言う。 「そんなの信じないよ。自分の目で見るまで、あたしは絶対にあきらめない」 「みんな死んだんだ。行ったところで何もない。何も起こらない。受け入れたくないことに足掻くことまで否定はしないさ。 けどな……それでもどうしようもないことだってあるんだ。 ……諦めろよ、奇跡は起こらないから奇跡っていうんだ」 蒼い騎士から、ため息のような音が漏れた。 けれど、アイビスの答えは変わらない。 「どんな理不尽なことでも、あたしは諦めない。奇跡なんて起こらなくてもいい。それでも、やってみたい」 自分で言っておきながら、その言葉を心から信じ切れていないのをアイビスは理解していた。 どちらかと言えばそうであってほしいという願望を口に出すことによって、信じる自分を支えるようとする部分が大きい。 「そうかよ」 蒼い騎士はアイビスの言葉にそっけない返事を返すと星の中心へ下りていく。 アイビスはただ、その姿を見ていることしかできなかった。 蒼い騎士が姿を消すのを確認し、アイビスは再び飛び始める。カミーユから教えられた地点へ、まっすぐに。 体がずっしりと重い。進めと指示を出す、自分の思考が濁り、淀んでいる。 この先に、進んでいいのか。 進まなければ何にもならないとは分かっていながらも、考える自分を止められなかった。 光が見えてくる。 人工的に作られた作り物の箱庭の放つ、眩い光はもう目の前だ。 細く狭い通路を抜け、広い空間にブレンが飛び出す。そこは、間違いなくカミーユの指示した地点。 だが、そこにあるのは、戦いによってえぐれ、荒らされた地面と、よく見た機動の腕が二つ。 血だまりのように液体がまき散らされた地面に沈む一本の腕を、壊れ物を扱うようにそっと拾い上げる。 しかし、アイビスの震える意思が伝わったのか、ブレンの腕からそれはこぼれ落ちた。 アイビスは、知っている。これが、間違いなく騎士凰牙のものであることを。 そして、少し離れたところに転がるほうの腕は、キングジェイダーが搭載していた、アルトアイゼン・リーゼの腕であることを。 「ロジャー……?」 もう右から声は聞こえない。 「キラ……?」 もう左から声は聞こえない。 「シャギア……?」 もうどこからも声は聞こえない。 アイビスの声は、どこにも届かない。 ――希望はすでに砕け散っていた。 ■ そこは、星の中心から一層だけ上のエリア。 どこまでも広大でがらんどうな空間に、二機の機体が動き回る。 「……ぐ、ぅう……」 カミーユは荒い息をどうにか抑えようとするが、動悸は全く治まらない。 どうにか地面に設置された緑色のエネルギープールに陣取ることによって、サイバスターのエネルギーは回復している。 しかし、それはあくまで機体の燃料を補充するだけであって、カミーユ自身の魂の燃料を補充するものではない。 迷路のように設置された隔壁の影から、ブーメランのように弧を書く軌跡でデュミナスの爪が姿を現した。 それを、サイバスターはディスカッターで切り払う。 「そこですか?」 殺気を感じ、慌ててエネルギープールからサイバスターを飛行させる。 一拍置いて、エネルギープールが瞬時に沸騰し、緑色の水竜巻を空高くまで起こした。 空から緑の雨が降り注ぐ中、隔壁の向こうからメディウス・ロクスが姿を現す。 「逃げようとしても無駄です。今のあなたが私を振り切ることはできない」 「……いけっ!」 カミーユはメディウス・ロクスの言葉を無視し、カロリックミサイルを撃ち放った。 二発のミサイルは、正確にメディウス・ロクスに飛来し、確かに接触、爆発する。 いや、接触したのはメディウス・ロクスの発生されたスフィア・バリアだった。 カロリックミサイルは、バリアの表面で爆発するが、爆風はすべてバリアでそらされていた。 「何度でも言います。無駄です。機体をこちらに譲渡してください」 カミーユは拳を震わせた。 さきほどから、メディウス・ロクスはあまり積極的に攻撃を仕掛けてはこない。 つかず離れず、時々攻撃を仕掛けてくるだけだ。 理由は単純だ。奴の狙いはサイバスターにあるラプラス・コンピュータ。 サイバスターの撃破ではなく鹵獲を目的としている。サイバスターを破壊しては入手できないのだ。 だが、もしも相手が鹵獲という手段を放棄していたのなら、サイバスターが今どうなっていたかは想像に難くない。 「もしあなたが機体を譲渡するというのなら、あなたの命は保証します。ですから……」 「断るっ!」 サイバスターが再び逃走する。しかし、メディウス・ロクスも正確に距離を取りつつ追いすがる。 「仕方ありません。私が完全になるためには、サイバスターが必要です」 メディウス・ロクスの胸の部分から、一条の光線が放たれた。 サイバスターとはまるで見当違いの場所へ。サイバスターを光線は追い抜き、サイバスターの進路上の天上へ着弾した。 行方を阻むように崩れた大量の瓦礫が落下してくる。カミーユは、汗でぬめる操縦球を握り、意識を送る。 紙一重で瓦礫の隙間を抜けるサイバスター。 それに対してメディウス・ロクスはスフィア・バリアにより瓦礫を弾き飛ばしながらまっすぐに向かってくる。 たちまちのうちに両者の距離は詰まり、振り上げたメディウス・ロクスの爪が、サイバスターを狙う。 カミーユはやはりディスカッターでそれを受け止めるが、それにより動きを止めてしまった。 サイバスターを数mはあろうかという飛礫が叩く。 「ぐ、が、ああ!?」 機体の表面を致命傷にならない程度に質量物で叩く。 なるほど、相手の機動力を奪いつつ、内部に大きなダメージを与えないために適した方法だ。 Ζガンダムの設計なども行ったカミーユだからそう理解できる。 だからこそ、次に続く思考も。結局のところ、相手はこちらを敵とすら認識していない。 捕まえるところまでは確実。負けることなど、傲慢や思い上がりではなく、冷静な判断で思考に入れていない。 地面にたたき落とされたサイバスターのすぐそばに、メディウス・ロクスが音もなく着地した。 いまや、大いなる風の魔装機神も、羽をもがれ地面を這うだけだ。 メディウス・ロクスがサイバスターを踏みつけた。コクピットを中心に、銀色の装甲に亀裂が入っていく。 「何度も言ったはずです。機体を明け渡せば、命は奪わないと。何故あなたは私を拒絶するのですか?」 「お前らに……やれるものなんて……何一つないっ!」 踏まれた状態で、強引にサイバスターが体を起こす。 足が逆に装甲に食い込み、亀裂だけにとどまらず装甲が脱落した。だが、動きは止まらない。 そこから起き上がるとはメディウス・ロクスも思っていなかったのだろう、バランスを崩したメディウス・ロクスは派手に転倒する。 そこに、ディスカッターで本来コクピットがある場所を正確に貫いた。 「無駄です。今の私に、あのお方はいない。私は私の意思で活動している。あのお方を殺すことはできない」 メディウス・ロクスがサイバスターの腕をつかみ、力を込める。 サイバスターが手をディスカッターから離すと、強引にメディウス・ロクスはサイバスターを地面に叩きつけた。 銀色の破片が、暗い基地に設置されたわずかな照明の光を反射し、きらきらと瞬いた。 「あのお方……ユーゼスなのか!?」 「その通りです。偉大な私の創造主。ただの機動兵器でしかなかった私を導いてくださったお方。 あのお方は、私に完全であれと望んだ。そして、私は不完全であるとも。故に、私は完全にならなければいけない」 突然、メディウス・ロクスが饒舌になった。 最低限の言葉しか発していないメディウス・ロクス――いやAI1が、ユーゼスに関してだけは違ったのだ。 「それで……そのために戻ってきたのかよ! 人の命を踏みつけにしてそうなっておいて!」 「あのお方は言った。世界は選ばれたもののためにあると。あのお方は選ばれたものだった。 あのお方の願いは成就されなくてはならない。命に価値があるとするなら、上位者への献上物としてのみ存在する」 「そんな勝手な理屈を!」 全身から装甲を脱落させながら、サイバスターカロリックミサイルを放つが、 やはりいとも簡単にメディウス・ロクスは受け止めた。しかし、カミーユが攻撃を止めることはない。 「あなたのサイバスターを手に入れろとあのお方は言っていた。あのお方の願い、聞き入れてもらえないのですか? 私ならあなたよりもラプラス・コンピュータの力を活用できる。その力は、より正しく使えるもののためにあります」 「言ったはずだ! お前らにやれるものなんて何一つないっ! このマシンは、そんなコンピュータのおまけじゃないんだよ!」 カミーユは、まだラプラス・コンピュータの全貌など知らない。 もしかしたら、それさえ発動させればこの状況をひっくりかえせるかもしれない。 けれど、使う方法がわからない。それでも、この機体ならどうにかできると信じてくれたのだ。 この機体を使い、自分ならあのノイ・レジセイアを撃ち貫けると信じてくれたのだ。 「うあああああああああぁぁぁぁぁあああッッ!!」 目にもとまらぬ速度で腰部にジョイントされた武器をサイバスターが引き抜いた。 ブンドルが託したサイバスターが、中尉が託したオクスタンライフルを構える。 長い砲身が、ほぼ接触状態でメディウス・ロクスに向けられる。 撃ち貫く、というカミーユの意思を受け、サイバスターが引き金を引く。 不意を突かれる形となったメディウス・ロクス。さしものスフィア・バリアもゼロ距離では意味を持たない。 「胸部に損傷……指数34。再生の範囲内です」 それだけで、これほどの力を持つ特機を沈めるには至らない。確かにダメージは入ったが、撃墜までは程遠い。 撃った反動で、サイバスターの手からオクスタンライフルが飛び出し、後方に投げ出された。 カミーユは振り返らない。そのまま、サイバスターで直接メディウス・ロクスにぶつかっていく。 これだけの質量差がある状態で体当たりという攻撃を選択するのは、一見下策に見えるかもしれない。 メディウス・ロクスは反射的に爪を振り上げようとしたが、その動作を中断した。 何故動きを止めたのかカミーユは分かっている。あのまま払うように攻撃をしてしまえば、今のサイバスターでは砕け散ってしまうかもしれない。 メディウス・ロクスはサイバスターを撃破できない。本体であるAI1が、至上の存在と崇めるユーゼスがかけた呪いだ。 カミーユはその間にメディウス・ロクスの胸に飛び込むと、刺さっていたディスカッターを再び掴んだ。 サイバスターの全重量を一気に剣にかける。かける、と言っても何をしているわけではない。 くずおれるサイバスターに剣を握らせているだけだ。だが、それによってディスカッターは縦にメディウス・ロクスの装甲を切り裂いた。 「指数79に増大。ですが戦闘続行は可能ですね」 先程のようにサイバスターを上から抑え込もうと放たれるメディウス・ロクスの剛腕。しかしカミーユは着地と同時に後方に飛んでいる。 大空を飛ぶはずのサイバスターが、地面で跳ねるしかない。それでもカミーユは止まるわけにはいかない。 跳びすさった場所にあるのは、後ろに飛ばされたオクスタンライフル。地面を転がりながらもしゃにむにそれを掴むと、再び敵へと照準を合わせた。 選択するのは、Bモード。体全体でライフルを抑え、撃鉄を引く。一発。二発。三発と繰り出される実体弾。 その反動が、サイバスターを揺らす。 撃ち出された砲弾は、メディウス・ロクスが発生させたスフィア・バリアにあっさりと阻まれる。 その時、オクスタンライフルが地に落ちた。 サイバスターのマニピュレータが限界を迎え、片手が物を掴むという機能をついに失う。だらりと腕が垂れ下がった。 サイバスターが、弱弱しくスラスターを吹かし、5mばかり距離を取った。 メディウス・ロクスはバリア表面で起こった爆煙を裂き、サイバスターに肉迫する。 再び振り落される大振りな爪をサイバスターは回避する。しかし、かわしたはずの爪が、サイバスターを叩いた。 それが、腕を振り落すと同時に放たれた肘の爪であることを、カミーユは受けてから理解した。 「今のあなたがこれほど戦えるとは予想外でした。それを予測できない私はやはり不完全であるということでしょう」 かけられる言葉。しかし、カミーユは沈黙という答えを返す。 「ラプラス・コンピュータは私に組み込まれ、あのお方が使ってこそ意味があります。 あなたがサイバスターを操縦する必要性はないのです。使うのは、あのお方と私でなければならない」 相変わらず、ユーゼスを称賛する時だけ饒舌になるメディウス・ロクス。 こちらに機体を渡すように勧告しているのか、ユーゼスの偉大さを他者に知らしめようとしているのかまるで分からない。 煩わしいメディウス・ロクスの声を無視し、カミーユは歯を食いしばり、無言で集中する。 「気絶しましたか? それなら都合がいい。あなたの命を今からもらいます。 全ての命も、全ての力も、全ての知識も、全能の調停者たるあのお方のためにあるのですから」 そう言うと、メディウス・ロクスはサイバスターに歩み寄る。 正確にこちらのコクピットだけを潰すつもりだろうとカミーユは当たりをつけた。 動き回る相手ならともかく、停止したこちらをそうやってしとめるのは難しくない。 メディウス・ロクスの爪が、ゆっくりと振り上げられた。一部のずれもないように、正確に叩きつぶすための速度だ。 その爪が、サイバスターに振り落され――― ――――――ない。 メディウス・ロクスの背面スラスターが巨大な火を噴いた。それによって盛大にメディウス・ロクスは前方へ吹き飛ぶ。 押しつぶされぬようカミーユは、ちぎれそうな意識をかき集め、サイバスターを迫る影から抜け出させる。 心の中、小さくカミーユはアムロに謝罪した。こんな謝罪は意味がないと分かっていても、心からカミーユはそうしたいと思った。 「う、あああアああ………いっタい、なニガ……」 メディウス・ロクスの電子音声が乱れる。それほど内部に対しても深刻なダメージということだろう。 何が起こったのかも把握してないことは見て取れる。 メディウス・ロクスは、爆風のため見落としていたのだ。脱落したサイバスターの銀色の装甲の中に、白いものが混じっていたことを。 それは――カミーユが創造した三機のハイ・ファミリア、その残った一体。 今のカミーユの精神状態では、自在にハイ・ファミリアを操ることは不可能だ。 ただ漫然と射出して使おうものなら、動きの鈍ったそれはすぐに落とされるだろう。 だから、カミーユは待ったのだ。ハイ・ファミリアをメディウス・ロクスに気付かれず、致命的な一撃を与えるチャンスを。 ハイ・ファミリアの混じった残骸を踏み越え、攻撃に気を回した隙をつき、カミーユは自身を投影した分身をメディウス・ロクスのスラスターに飛び込ませた。 そして、最奥で力を放ったのである。60mもの巨体が故に、スラスターの噴出孔も大きい。それによって生まれた死角。 直結した己のエネルギーに火がつけば、どれだけの機体であろうとも致命傷は避けられない。 サイバスターにメディウス・ロクスを破壊する力はない。ならば、メディウス・ロクス自体の力を使えばいいのだ。 A・R(アムロ・レイ)の名を冠したハイ・ファミリアは、最期に敵を打ち倒した。 自分の意識を分化させたハイ・ファミリアが撃墜されたことによる精神的な痛みを必死に抑え、カミーユはサイバスターを操作する。 動くほうの手でオクスタンライフルを拾い、サイバスターは振り上げた。 「何ゼ……ラプラス・コンぴュータハ……ソの力は……あのお方のタメにあルのに……ナぜ、あなたは……」 メディウス・ロクスが意識を持って稼働しているなら、撃墜されることはすなわち死を意味している。 だと言うのに、いまだメディウス・ロクスが口にするのはユーゼスのことだった。 サイバスターの力は、ユーゼスこそふさわしい。カミーユには、要らないものだと信じて疑わぬ声。 その言葉が、カミーユには我慢できなかった。沈黙の反動からか、カミーユの口からは叫びがあふれた。 「ふざけるなッッ!! そんなにこのマシンが、サイバスターが大切か!? 人の命を平気で踏みにじってまで、そんなに欲しいのかよ!? ユーゼスが言った理想? 完全になる!? いつもいつも脇から見ているだけで、人を弄べる奴がそう言うんだ! 何も分かっちゃいない癖に知ったようなことばかり! 俺たちは考えなしの案山子なんかじゃない!」 処理しきれない感情が、白濁とした頭の中を駆け巡り、どうしていいのか分からなくなってくる。 「お前だって同じだ! ユーゼスの、ユーゼスのってユーゼスのことを鵜呑みにして、他人の代弁者のつもりか!? 人のこと一つ考えられない奴が、人の命を平気で摘みとれる奴に何がわかるって言うんだよ!?」 「ワタしは……あのお方の……」 「黙れよ! 目の前の現実一つ見えてない奴が! 過去に縛り付けられて、それだけしか考えられなくなった癖に!」 カミーユは、メディウス・ロクスの言葉を遮る。一息に言い終えて息が切れる。先程から荒い息が、さらにひどくなる サイバスターはまっすぐにオクスタンライフの銃身を、メディウス・ロクスの本来核がおさめられているはずの空洞に差し込んだ。 オクスタンライフルにもついに限界が訪れる。何度となく刺突にも使われたことによって、耐久力はすでになくなっていた。 空洞に飲み込まれるように、オクスタンライフルが押し込まれて消えてく。 オクスタンライフルの全てが空洞に飲み込まれたと同時――エネルギーシリンダーに火がつき、それが実体弾を巻き込み炸裂した。 体の中から火を噴き出し、紅蓮にメディウス・ロクスが包まれる。手が、足が、胴がばらばらに裂け、四散する。 「ゲンじつを見えてないノは……アナたのほう……もはや、あなたに、タタカうチカラは……」 ――グシャリ。 最期まで人の気を逆なでする言葉を吐くメディウス・ロクスの頭をサイバスターは踏みつぶした。 「分かってるさ……けど、許せるかよ……こんなことを平気で出来るような……」 この身体に代えてでも、ノイ・レジセイアだけは。 カミーユは、絶対に許せない。許せるわけがない。 クワトロ大尉を、アムロ大尉を、多くの人々を理不尽な殺し合いで奪ったことが。 皆、帰る場所があった。帰りを待ちわびている人がいた。まだしなきゃならないことがあった。―-死んでいい人じゃなかった。 それを実験なんてものの使い捨ての道具のように、安全な場所から一方的に殺した。 挙句、世界を作ると。人の心も大事にできないような存在が作る世界のために、殺された。 歯を食いしばり、唇も噛む。口から流れ出る血が、どうにかカミーユの意識を繋ぎとめる。 一瞬でも気を抜けば、どこまでも落ちていける。カミーユはその事実を感じていた。でも、それをするのは、まだ先だ。 今は、足をとめちゃいけない。アイビスが登って行った空をカミーユは一瞬見上げた。 そこには、無機質な天井があるだけだ。その先をカミーユは見通し、サイバスターを歩かせる。 結局、ノイ・レジセイアと戦えるのは自分だけだ。キラも、シャギアも逝ったことを、カミーユは自分の力で漠然と理解していた。 ロジャーの気配も消えたことも。残りは、ノイ・レジセイア。デュミナス。自分。そして、よくわからない大きな気配と、アイビス。 星の中に感じる力はそれだけだ。 サイバスターが、体を引きずり進む。もはや、体のどこにも無傷な場所はない。 いつ機能停止してもおかしくない状態だった。 ――もし、この世界に奇跡を起こせる存在がいるならば。 ――希望の力から生み出される電子の聖獣がいるならば。 カミーユは、十分にそれに適合するだけの条件を持っていたと言えるだろう。しかし、そんな奇跡はあり得ないのだ。 この実験を起こすに際し、ノイ・レジセイアが破壊したものが二つある。 一つ、希望より無限の力を引き出す不死鳥を象った七体目の電子の聖獣。 二つ、舞台の上を動かし、納めるための機械仕掛けの神〈メガデウス〉。 この二つは、もはやこの世界のどこにも存在しない。カミーユたちを助け、導くものはもうどこにもない。 舞台に全ての人はあげられ、全ての札は開かれた。勝つも負けるも、ここにあるものだけが決することができる。 →ネクスト・バトルロワイアル(3)
https://w.atwiki.jp/burakku0623/pages/25.html
企画説明 この動画シリーズはYouTubeで活動しているゲーム実況者達がリレー形式で配布ワールド(アスレチック)を作成していく動画です。 動画の再生リストはこちら ダウンロードはこちら 各動画紹介 part1【ブラック編】 part2【レンコン編】 part3【taiki編】 part4【れてぃあ編】 part5【ナイティー編】 part6【角(かく)編】 part7【リトルッチ編】 part8【アイビス編】 part9【豆サワ編】 part10【Zelo編】 part11【葡萄編】 出演者一覧(敬称略・パート順・リンク先は各チャンネル) ブラック レンコン taiki れてぃあ ナイティー 角 リトルッチ アイビス 豆サワ Zelo 葡萄 出演者の募集は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/irogami/pages/503.html
ハイビスカス 色相 レッド 相手の体力が20になるように相手にダメージ コスト 2 セット プロモ 特殊混色 該当なし ありそうでなかった、相手版ラベンダーモーブと言うべきカード。 相手の体力が初期値の時に使えば、破格の2/10打点を誇る強カードとなる。 パフォーマンスは悪くないが、ビート系デッキに採用すると終盤は完全に腐るのがネック。混色素材にするなど柔軟な対応をすることが求められる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/13504.html
登録日:2012/04/17(火) 16 55 01 更新日:2023/12/05 Tue 04 44 46 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 "神の子" MAYA SRW アイビスの嫁 アラドの妹 イルイ イルイ・ガンエデン ガンエデン クスハの…? スパロボ スパロボラスボス スーパーロボット大戦 ゼンガーの娘 バビル二世 バンプレストオリジナル ビッグファイア 哀しき悪役 太陽戦隊サンバルカン 山内奈緒 幼女 第2次OG 第2次α 第3次α 苦労人 イルイとはスーパーロボット大戦シリーズに登場するバンプレストオリジナルキャラクターの一人。黒いゴスロリ風衣装に身を包んだ金髪の少女でその容姿はカワイイの一言に尽きる。 CV 山内奈緒 【第2次スーパーロボット大戦α】 主人公によって登場時期に差異があるがいずれもブレンパワード関連の戦いの話で逃げ遅れた少女として登場。近くにいた主人公によって保護される。 「イルイ」という自分の名前以外の事は何一つ覚えておらず、保護されたばかりの頃は周囲に心を閉ざしがちであった。 しかし主人公を始めとするαナンバーズのメンバー達との交流を経て徐々に明るくなっていく。年齢が近いという事もあり、ゴーショーグンの真田ケン太やガオガイガーの天海護と友達になる。 自分を助けてくれた主人公に対しては特に良く懐いておりまるで主人公の妹(ゼンガーの場合は寧ろ娘?)の様に振る舞う。 ゼンガー編では彼の為にコーヒーを入れてあげたり、クスハ編では彼女の作った例のアレの餌食になりそうになったり(ブリットが事前に阻止したので未遂) アラド編では彼がゼオラと再会した際に2人の関係を言い当てそうになったり、アイビス編では負け犬と化していた彼女が再起する為の重要なキーパーソンであったり……と様々な形で、主人公と交流している。 特にアイビス編では彼女にペンダントをプレゼントし、それが再起後の彼女のカットインに反映されている等色々優遇されている。 しかし物語後半に突如として意識を失う。その後は直ぐに目を覚ますものの直後に彼女は行方を眩ませてしまう。 以下、ネタバレ 彼女の正体は地球の守護神ナシム・ガンエデンに見出されたガンエデンの巫女と呼ばれる存在。αナンバーズが地球の守護者として相応しいか否かを見極める為記憶を失った少女としてαナンバーズの下に送り込まれた。(*1) αナンバーズの下から去った後ガンエデンの下へと呼び戻され巫女として完全に覚醒。その際に一気に大人の女性へと急成長を遂げる。 (この時のCVは山内奈緒/MAYA) そして全ての戦いを終えたαナンバーズの前に再び姿を現し地球をガンエデンの力で封印する事を宣言、姿を消す。 その直後、ガンエデンの力で現出させた自身の居城「バラルの園」でαナンバーズと対面。ガンエデンやサイコドライバーの事などを(クスハ編では超機人のことも)一通り話した後 バラルの園にある塔から砲撃を放ち、地球外部にあるコロニーや月面都市に無差別攻撃を始める。 どういう事だとαナンバーズが問いただすと 「地球の守護神であるガンエデンが守るのは地球の人間だけであり、それ以外は敵だから攻撃する(意訳)」 と、何の気なしに涼しい顔で暴論を言い放つ。 そして友達であったケン太や護すら人類を宇宙に導く可能性であるとして排除すべき対象だと切り捨てると宣言。 プレイヤーは唖然とした事だろう。これが主人公とαナンバーズの下で明るく振る舞っていたイルイの本性なのか……と。 が 案の定というか何というかこれ等の言動はイルイの本心でなく、ガンエデンの中枢であるナシムがイルイを操って無理矢理言わせているにすぎなかった。おのれナシムぅぅぅ! 大人の姿の時はどうもイルイ本人の意識とナシムの意識が混ざっている状態らしく、主人公達の肉薄した説得によって段々と2人の意志が分離し始める様に。 (CVが2人だったのもこの為。イルイ:山内奈緒/ナシム:MAYA) この事を知った主人公とαナンバーズは、イルイの救出を試みる。 彼等の猛攻によってガンエデンは機能を停止、しかし往生際悪くナシムはイルイを自身から引き剥がすと地球が強念の結界に覆われる様に設定していた。 そんな中、自我を取り戻したイルイは自身の念を相殺させ、結界を張れない様にするとαナンバーズに訴える。 しかし、それは彼女一人を犠牲にする事を意味していた。 以後の展開は、主人公毎に異なってくる。 ゼンガー編 イルイの救出を試みるも間に合わず、ゼンガーの目の前でガンエデンは爆散。ククルだけでなくイルイも救えなかったゼンガーは、己の無力さに打ちひしがれ慟哭する。 「悪を断ち……神をも断つ剣の俺が……!幼子一人救えんというのか……!イルイ一人守れんというのか……ッ!これが俺に架せられた十字架だと言うのかッ!」 ……が、エピローグにてブレンパワードの比瑪によって海岸に打ち上げられているのを発見される。 アラド編 付いて来ようとするゼオラを引き止め、一人イルイを救う為ガンエデンへと特攻し行方不明に。 エピローグにて見事にイルイを救出した事が確認された。 因みに、4人の主人公の中でイルイの自力救出に成功しているのはアラドのみである。 カッコいいぜアラド! 「……ああ……だから、帰ろう。アムロ大尉に任務完了の報告をしに…そして、ゼオラとの約束を守る為に……」 クスハ編 自分とブリットの念でガンエデンの念を抑え込もうとするが想像以上の念の強さに取り込まれそうになってしまう。 そんな彼女達を龍虎王が解き放ち、イルイの代わりに自らを犠牲にしてガンエデンを完全に消滅させる。 エンディングの時点でイルイの無事が確認されており、友達であるケン太の旅立ちを見送った後にクスハと共にテスラ・ライヒ研究所へ行く事になる。 「じゃあ……行きましょう、イルイちゃん」 「うん……!」 アイビス編 ガンエデンが爆発した直後、アイビスとイルイは時の狭間で邂逅を果たす。もう二度と会えないと感じたアイビスは涙を流すがイルイは最後にアイビスの笑顔を見てお別れしたいと言う。 嫁親友であるイルイの頼みを断れる筈も無く2人は互いに笑ってお別れをする。 そして心身共に立派に成長したアイビスはイルイとの約束を胸に銀河へと旅立っていった。 「じゃあ、行ってくるよ……みんなと……イルイの想いを乗せて……!」 最後はアイビスの旅立ちを空から祝福するイルイの言葉で締め括られており、アイビスのエンディングだけ生死が曖昧なまま終わっている。 【第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~】 前作アイビス編の続き故に元々行方不明のセレーナ編以外では物語の序盤に行方不明になり、その後は全主人公共通でαナンバーズの前に度々姿を現しては助言らしき物を促し姿を眩ます……を繰り返す。 こんな展開になるのなら前作の全主人公で行方不明にしといて良かったのではとか思ってても言ってはいけない。 理由は、消滅した筈のナシムの思念が彼女に残っていた為だった。 バルマー軍に追い回され元部下の孫光龍には見限られ邪魔大王国やムゲ帝国に盥回しにされ……ストーリー上重要人物とはいえ結構散々な目に遭っている。 サブシナリオではバンプレイオスの重要な機能であるXNディメンションの接続方法を教えていたりもした。 αナンバーズに保護されるまで経緯をおおまかに説明すると… 上記にある通り、色々な敵勢力に追い回される。 サブシナリオで邪魔大王国のフローラに脳の動きを麻痺させる針を打ち込まれて拉致される。針は地獄大元帥が開発した物。(*2) イキマ達の手で電流を流され、ヒミカの復活に協力させられる。 邪魔大王国が壊滅した後、シャピロに拉致されてムゲ帝国へと送られる。 ムゲ帝国が壊滅した後、針を打ちこまれて念動力にリミッターが掛けられている状態であるにも関わらずムゲ宇宙に閉じ込められたαナンバーズをサイコドライバーの力で通常空間へと転移させ、その負担で意識不明となる。尚、針は手術で無事に取り除かれ、ゲペルニッチ戦の後に意識を取り戻した。 最終的にはαナンバーズに保護され対談。ナシムと意思を共有している事をイルイも良しとしており蟠りも解けてαナンバーズの協力者となる。 因みに、ゼンガー、クスハ、アラドは再会を素直に喜んでいたがアイビスのみ再会直後にイルイにビンタ。 何故自分を頼ってくれなかったのか、宇宙を飛んでいてもずっとイルイの事を思っていたと自分の胸の内を明かし、イルイもアイビスを巻き込んで彼女の夢を潰したくはなかったと胸の内を明かして抱き合いながら 泣き崩れて会話にならなくなるという他の3人とは一味違った演出が成されている。 まぁ、前作であんなどう見ても死別としか思えない別れ方をした恋人が五体満足でピンピンしていたんだから仕方ない。 しかし、保護の直後にシヴァー配下のゴラー・ゴレムに捕らえられて、ルアフに代わるゲベル・ガンエデンの巫女として組み込まれてしまう。 バルマー本星に乗り込んだ際に無事救出され、終戦後は第2次αの主人公と共に生きる事になった。 【第2次スーパーロボット大戦OG】 基本設定は同じで念の力を見込まれてガンエデンに選ばれた存在。 展開的にはニルファのアイビスルートが基本となっているが、ゼンガーのコーヒーネタもしっかり拾われている。その一方で、アラド・クスハの方とはそんなに絡まない。 地上ルート31話でジンライ部隊に強襲されたコモディン島にて、逃げ遅れていた所をアイビスに保護される。その後の展開は概ねニルファに準拠するが、今回はαシリーズでは壊滅していたバラル勢が存在しており、彼らから「神子」と呼ばれている。53話でその一人である蓬瓜尊に迎えられ、バラルにてナシム・ガンエデンと融合。 因みに53話ではアルフィミィがドゥバンの手によってアレス・ガイストに吸収されてしまうイベントもあり、鋼龍戦隊(プレイヤー)にとっては幼女を一度に2人も拉致されるという結果に。 地球の平和を守る前にロリを守れよ ガンエデンの意識に支配されつつもイルイ本人の意識は残っており、「完璧親父」「破滅の王」ペルフェクティオに苦戦する戦隊の元に念の力を届け、破滅の力を押し返して勝利への道を繋いだ。 その後、ニルファ同様バラルの園で鋼龍戦隊と対峙。地球の守護者として地球の外にいる人間達を砲撃する……が、この時ビームを撃ち込んだ中に、明らかに何もない月の裏側が含まれていた。 外伝に当たる「ダークプリズン」ではこの場面がわざわざ専用のムービーで描写されている。 その真相については、次回作である「ムーン・デュエラーズ」で明らかになった。「月に撃った」「わざわざDPでそれが強調された」という時点で今までのスパロボをプレイ済みのユーザーからは「あっ(察し)」された 通常ルートではガンエデン撃破後、その念を抑え込んだまま運命を共にしてしまう。一方SRポイントを集めた場合の真ルートでは、その矢先にアルテウルの介入を受け、操られたイングの念によってガンエデン毎支配され、正体を現したアルテウルの真体たるアダマトロンに封じ込められてしまう。 戦隊がその力に苦戦を強いられる中、自身はガンエデンの念を抑え込んだままアダマトロンの中に残り、イングを脱出させる。また、システムによらず戦隊の面々とイルイの心が繋がった事により、アダマトロンの力は抑制され、結果的にこれが勝利の鍵となった。 その後は消息不明となっていたが、泰北の指示(遺言?)を受けていた蓬によって救出されており、何処かの海岸で目を覚ましていた。 続編のムーン・デュエラーズにおいては度々話題に挙がるものの、残念ながら本人の再登場は無し。 尤も、未だバルマー関連の事変が未解決な上、チーム・ジェルバやゴラー・ゴレムといった彼女にとっても関わりのあるキャラたちが動き始めている以上、 そう遠くない内にまた姿を現すだろうことは想像に難くない。 【製作秘話的なネタバレ】 イルイを含めたガンエデンの設定はOVA版ジャイアントロボが版権のゴタゴタにより第2次αに参戦出来なかった故生まれた代案である。 元々はバベルの塔に住まうバビル二世がラスボスであり、三つのしもべもその名残と言える。 バビル二世とαナンバーズの戦いはスレードゲルミルの生みの親、富士原昌幸の同人誌で補完されている。 寺田Pとしてはおっぱい星人として知られる河野さち子氏に本気を出させて描かせたらどうなるか試してみたら、大人イルイを出されたらしい。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 衣類なのに全裸ー・ゾンボルト -- 名無しさん (2013-12-10 15 02 09) ↑まさにダイゼンラー -- 名無しさん (2013-12-29 11 58 42) もう、全裸しないで下さい! -- マリリン・キャット (2014-06-22 17 29 44) 後見人がアサキムだったらどうなる? -- 恐るべき新企画!! (2014-08-21 18 32 56) ↑なにげにアサキムの本質とか正体をさらっと見抜きそうだ、その上で一緒にいるとか -- 名無しさん (2015-08-20 16 22 57) ん?もしジャイアントロボ出てたら版権ラスボスになってたのか・・・ -- 名無しさん (2016-06-18 14 38 26) なお、ガンエデンの元ネタである戦闘演出をやった「ズフィルード」(金属細胞じゃなくて機体の方)はまだ、OGシリーズに出ていない。 -- 名無しさん (2016-06-25 18 45 00) ラオデキヤすら登場まだだしな。案外、スーパーヒーロー作戦やDC版αに登場した大物な方の師士が来るかも。 -- 名無しさん (2016-07-12 14 43 31) ガンエデンがジャイアントロボに繋がっていたのは知ってたが、まさかバビル二世まで絡んでいたとは。本人は出さなくても似たような展開がOG3で再現されるのだろうか。 -- 名無しさん (2017-04-26 02 17 55) MDの次回作でイルイがどんな目に遭うか気になる -- 名無しさん (2017-05-12 09 01 08) ↑5 COMPACTのドン・サウザーみたいになってたかもね。 -- 名無しさん (2017-09-09 21 11 13) OG続編が来ないからイルイも浮いたままという… -- 名無しさん (2022-02-05 18 08 18) 今度続編や新作アニメでイルイが出るなら、大人の姿なる時変身シーン入れて欲しい。 -- 名無しさん (2022-09-12 15 07 47) 名前 コメント