約 2,173 件
https://w.atwiki.jp/jcbr/pages/137.html
0048:魔力尽きる街 マーン=シヘッド大陸において、ダーク・シュナイダーはかつてない窮地に立たされていた。 優勢だったはずの獣王バッハとの戦いに破れ、その臓腑のほとんどを喰らい尽くされる屈辱。 虫ケラ同然の弱さを持つ少女に救われたダーク・シュナイダーは、傷の治療に長い時を有した。 霊体が記憶している肉体構造をなぞり魔力を持って血肉を再生するなど、彼にとって造作もない事。 しかし地を這うナメクジのごとき遅々とした再生速度の中、ダーク・シュナイダーは死の淵に立っていた。 マーン=シヘッド大陸は本来大気中にあるはずの精霊力や魔素が非常に薄く、 ダーク・シュナイダーが本気で戦えば数分と持たず枯渇してしまう。 そうなれば当然身体の回復のための魔力も尽き、ダーク・シュナイダーは常人のように死んでしまうだろう。 酷似している。そう、100年ほど前に訪れたマーン=シヘッド大陸とここは非常に酷似している。 何らかの制限を受けて己の全力が出せないのもそうだが、この世界の精霊力や魔素は非常に希薄なのだ。 頭と心臓さえ無事なら難なく肉体再生をするダーク・シュナイダーでも、 こんな所で臓器の半分くらいを引きずり出されたら死んでしまうだろう。 もっともそれには魔力が尽きていたらという前提があるが。 故にダーク・シュナイダーは魔力を節約しようと心掛けていた。 大気中の魔素を使い果たしたならば、ダーク・シュナイダーは体内にある魔力を消費して魔法を使わねばならないからだ。 (ダメージを負った時、肉体の再生に魔力を回す事を考えると出来るだけ精霊魔術で戦った方がいいな) 周囲の精霊力や魔素を練り上げながら、ダーク・シュナイダーは獲物の隠れているビルを睨みつけた。 堂々と、己の身体を晒したまま。 獠の持っているハーディスの放つ小さな弾丸など、頭や心臓にでも当たらない限りたいしたダメージにはならない。 せめてショットガンやバズーカなどなら、胴体に当たっても肉を破り臓器を破壊し戦闘不能まで追い詰める事も可能なのだが、 獠は相手が魔法を使えるだけの人間だと思っている。 ビルの陰から一瞬身体を出した獠は、ダーク・シュナイダー目掛けて引き金を引き絞った。 しかし距離があり的も小さい事から、例え射撃が正確でもダーク・シュナイダーは少し身体を動かすだけで弾を避ける事が出来た。 普段ならあんな小さな鉛弾を食らっても針に刺された程度だが、今はそれなりにダメージを受けるかもしれない。 「ククク、そう簡単に食らっちゃやんねーぞ。だがお前はいとも簡単に俺様の魔法を食らって死ぬのだー! インテリペリ!!」 ダーク・シュナイダーが振り払った手から無数の小火球がビルを襲い、いくつかの火球がビルの隙間に入った。 慌てて奥に逃げ込む獠を追って、ダーク・シュナイダーもビルの隙間へと駆ける。 たいして威力の無い火球だったゆえ、まだ爆炎が残っているにも関わらずダーク・シュナイダーはかまわず進もうとした。 しかし予想外に熱かったため、魔法障壁を張って炎を突っ切る。 (クソッ、余計な魔法を使っちまったぜ。あと2~3発も魔法を使えばこの辺の魔素は尽きちまうんじゃねぇか? だとしたら、とてもじゃねぇがエグ・ゾーダスやメガデスなんて使えねぇ。禁呪なんてもっての他だ) 舌打ちをしながらダーク・シュナイダーは獠を追った。 獠はビルの隙間にあった大きなゴミ箱の脇に身を屈め、銃でこちらを狙っている。 「光弾よ 敵を撃て(タイ・ト・ロー)!」 上等だと微笑を浮かべながら、ダーク・シュナイダーは詠唱を始めた。 その隙に放たれたハーディスの弾丸を、ダーク・シュナイダーは左腕で受けた。 常人離れした筋肉により弾丸は腕の半分ほどまでえぐった時点で止まる。 (イッテェッ!? 畜生ッ、こんな鼻クソみてぇな攻撃でこれほどダメージを受けるのか!?) ふつふつと沸き上がる怒りで苦痛を押さえつけ、ダーク・シュナイダーは力強く叫んだ。 「アンセムッ!!」 目標を追尾し必ず命中する光弾がダーク・シュナイダーの手から放たれる。 ゴミ箱の陰に隠れた獠だが、光弾はゴミ箱の上を通り過ぎると方向を変え、改めて獠に向かって飛来する。 「嘘だろ!?」 咄嗟に横っ飛びに避けるも、狭い路地だったためすぐ壁に背がついてしまった。 これ以上避けきれないと踏んだ獠はハーディスを前に突き出して、さらに方向転換をした光弾を銃身で受ける。 獠は知らない事だが、ハーディスはオリハルコンという特殊な金属で作られており、 銃は傷ひとつ負う事無く魔法の光弾を受け止めた。 といってもその衝撃までは受け切れず、手首に鈍い衝撃が走った。どうやら関節を痛めたらしい。 それは十分なダメージではあったものの、ダーク・シュナイダーは獠がまだ生きている事に苛立つ。 壁に叩きつけられた衝撃で背骨が砕け散ってもいいはずなのに、地面に倒れた獠はまだ致命傷を負っていない。 (チッ、威力も落ちてやがるのか?) ダーク・シュナイダーは痛めた左腕の傷口に魔力を集めた。 常人では考えられぬほどのスピードで細胞分裂が始まり、傷口が閉じていく……はずだった。 (チッ、再生速度が遅ぇ。これじゃ完治すんのに数十分はかかるんじゃねぇか?) 苛立ちながらダーク・シュナイダーは獲物を睨みつける。 獠は手が痺れて銃が一時的に撃てない状況に陥っていたため、慌てて路地裏から出ようと走り出す。 (逃がすかよっ!) 残忍な笑みを浮かべながらダーク・シュナイダーは魔力を集めた。 「ダムド!」 高位の魔法使いだけが使える爆裂魔法により、獠の前で爆発が起こる。 本来なら一軒家くらい余裕で破壊する威力なのだが、ここではビルの壁の表面を破壊する程度だった。 それでも重い爆音は空気を裂き近隣の県まで響く。 爆煙が晴れると、獠は足に爆発を受けて動けなくなっていた。 周囲の精霊力ではなく、己自身が持つ魔力を傷口に回しながらダーク・シュナイダーはゆっくりと近づく。 これ以上ダメージを食らうのはゴメンだ。今度弾を撃ってきたら全部避けた方がいい。 腕なら構造の複雑な臓器より再生は容易だ。それでも憎らしい事に相応の魔力は消耗するだろうが。 芋虫のように地を這って逃げようとする獠は、ダーク・シュナイダーの接近を察知すると、慌てて銃を構えた。 しかし指を動かそうと思っても、手首の痺れはまだ残っていた。引き金を引く事など出来はしない。 「ちっ……畜生……」 「ハハハハハハッ! この超絶美形ダーク・シュナイダー様に傷を負わせた事は褒めてやるぜ」 残忍な笑みを浮かべながらダーク・シュナイダーは手を伸ばし、獠の銃を掴んだ。 腕がズキズキと痛むが、ダーク・シュナイダーにとって痛みなど行動の妨げにならない。 痛みがもたらすのは恐怖ではなく怒り。 しかしその半面でダーク・シュナイダーは冷静な分析をしていた。 ハーディスのような通常サイズの拳銃が放つ弾丸でこれほど痛むのなら、もっと威力の高い銃なら致命傷を負いかねない。 現代科学に関する知識はそう多くないが、インテリペリのように無数の弾を放つ銃が存在する可能性は考える事が出来た。 それでも普通の人間相手なら、この銃は非常に有利な武器となる。 ダーク・シュナイダーは面倒くさそうに獠からハーディスを取り上げて懐にしまった。 この銃を使えば魔力の節約になるだろう。 圧倒的な力を持つが故に世界がそれについていけず全力を出せないとは、皮肉な話だ。 こんな馬鹿げた所に放り込んだ主催者達に対し怒りが沸き上がる。 「ククク。奴ら、必ず俺様の手でぶっ殺してやる」 超絶美形ダーク・シュナイダー様に不可能は無い。 まずはこの世界にいる男共を皆殺しにし、女を全員ハーレムに加えてこのゲームを抜け出してやる。 さらに己の身にかけられた制約を解除して全力を出せるようにしてやるのだ。 その後主催者の糞野郎共を皆殺しにして悠々と元の世界に帰る。ハーレムを連れて。 「おい人間、俺様に傷を負わせた褒美に派手に死なせてやるぜ。ドラシュ・ガン!!!!」 ダーク・シュナイダーが叫んだ瞬間、周囲に残っていた精霊力のすべてが獠の下に集束した。 地面が盛り上がり、獠の腹部を貫いて瓦礫を押しのけ天に向かって屹立する。 「ぐはっ!?」 成人男性の身長ほど盛り上がった地面は細長い円錐状の形をしており、獠の身体はくの字に折れていた。 「ゲラゲラゲラ! モズのはやにえみてぇで似合ってるぞ!」 「ぐっ……畜生ォ……! ……かお……り…………」 最期に女の名を呟き、獠は力尽きた。隆起した岩の槍に血が滴る。 「カオリ? こいつの女の名前か? 安心しろ、そいつも俺様のハーレムに加えてやるぜ」 ダーク・シュナイダーはモズのはやにえから残りの弾丸を、鞄からは食料を回収すると、 すでに息絶えた男に背を向けて歩き出し、街の角を適当に曲がりながら当てもなく進む。 数分もする頃には腕の出血は止まっていたが、穴はまだ空いたままだった。力を込めればまた出血を始めてしまうだろう。 (たったあれっぽっちの魔法と、たったこれっぽっちの傷の出血を止める程度でこの辺の魔素が枯渇しちまったか) 体内に魔力は残っているものの、敵との戦闘を続けていてはすぐ尽きてしまう。 残りの魔力すべてを回復に当てるなど自殺行為も同然。それに仮に魔力をすべて使っても全快するかどうかは分からない。 周囲の魔素は恐らく一日以上立たないと元通りにはなるまい。いや、もっと時間がかかる可能性もある。 ここではもう精霊魔術を使うのは至難だろう。 だからダーク・シュナイダーは移動する。東京都から離れれば、そこにはまだ使われていない精霊力や魔素があるのだから。 【東京都、歌舞伎町/黎明】 【ダーク・シュナイダー@BASTARD!! -暗黒の破壊神-】 [状態]:左腕に銃創、魔力消耗 [装備]:装飾銃ハーディス@BLACK CAT [道具]:荷物一式(食料×2、支給品不明) [思考]:1 とりあえず東京から出て魔力を回復する。 2 男に会ったら殺す、女に会ったらハーレムに加える。アビゲイルとガラは手下にするつもり。 3 ゲームの脱出方法を調べるつもりだが、男と協力する気はさらさら無い。 4 参加している女を全員自分のハーレムに加えてゲームを脱出し主催者を皆殺しにする。 【冴羽リョウ@CITY HUNTER 死亡確認】 【残り119人】 時系列順で読む Back 蒼き虎と黒き龍 Next 油断 投下順で読む Back 蒼き虎と黒き龍 Next 油断 006 夜の街、人のいない街 ダーク・シュナイダー 128 史上最高に不幸な予兆 006 夜の街、人のいない街 冴羽リョウ 死亡
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6777.html
beatmania打打打(だだだ)!! 【びーとまにあだだだ】 ジャンル タイピング音楽ゲーム 対応機種 プレイステーション2 発売元 ハンズオン・エンタテインメント 開発元 イニス 発売日 2001年3月29日 定価 6,800円(税別) 廉価版 THE BEST 打 2002年5月16日/3,800円(税別) 備考 コナミUSBキーボード専用 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント まさかの別キーボード使用不可初心者向け譜面を削除超難度の一部タイピングパートオリジナル曲は優秀 beatmaniaシリーズリンク 概要、特徴 評価点 問題点 総評 参考動画 概要、特徴 20世紀末から21世紀初頭のタイピングソフトブームに乗って発売されたPCゲーム、『beatmania打!!』シリーズ。音ゲーファンの間でも知名度がイマイチだったシリーズであるが、そんな中でのまさかのPS2登場となった。 元祖「beatmania」シリーズを題材としたゲームでは唯一のPS2専用ソフト(*1)。ただしそのゲーム性は大きく異なる。 ゲームモードはホームポジションといったタイピングの基本を学ぶイントロダクション、簡単なキー打ちとリズムゲームを練習するレッスンモード、そしてメインとなる音ゲーモードの3つ。 音ゲーモードはキーボードを使った27鍵の音ゲーであるほか、曲の途中で突入するタイピングパートでは流れてくる文章を時間内に入力する必要がある。基本的なシステムはシリーズ一作目の記事を参照のこと。 インターフェース等はシリーズ二作目の『beatmania BEST打!! 』から流用されており、ほぼ同一のものになっている。 コナミUSBキーボード対応ソフトの第一弾として発売され、通常版および廉価版のいずれにもキーボードが同梱されている。 しかしこのキーボードおよび本作の仕様は難点が多々あるものであった。詳細は後述。 評価点 『beatmania打!!』と『beatmania BEST打!!』から1曲を除いてほぼ全曲が収録された上で独自の追加曲もあり、シリーズの決定版といえるラインナップになっている。 本作のオリジナル曲はbeatmaniaシリーズの作曲陣によるものではないが、その質は高い。 収録曲はbeatmaniaシリーズの人気曲のスペシャルバージョン(*2)が中心だが、その中に混じっても問題ない完成度である。 「TSUNAMI」や「恋愛レボリューション21」など、版権曲のインストアレンジも収録。ただしこちらの完成度はばらつきがある。 初心者向けの楽曲も一応は用意されており、レッスンモードを終えたあと何もクリアできないという状況にはなりづらい。 もっとも胸を張って「初心者向け」といえる楽曲は1曲しかないのだが……(*3)。 また一部の楽曲はタイピングパートの難易度がPC版から調整されている(*4)。 グルーヴゲージの上昇量は大きめに設定されており、終了時に赤ゲージに持っていくだけなら理不尽な難易度ではない。 しかしそれでクリア扱いになるとは限らないのが本作の一味違うところである。それに関しては問題点で後述。 またミスした時のゲージ減少量も相応にかなり大きい。 PS2では貴重なタイピング練習ソフトであったこと。 当時は現在ほど一般家庭にパソコンが普及しておらず、タイピングを練習できる環境は限られていた。そのため家庭用ゲーム機でタイピング練習ができる本作はありがたい存在であった。 問題点 『打!!』や『BEST打!!』に存在した問題点の多くが放置されている。 概要で述べたとおりシステム部分はベタ移植に近い内容であり、ノートやタイピングの問題文が見づらい等の難点は本作でも改善されていない。 音ゲーなのに判定がおかしい。 判定ラインの位置がややズレていたPC版に対し、本作では判定がリズムからややズレている仕様になっている。 曲のリズム通りに叩こうとしたらかなり厳しい判定になるが、意識して遅めに叩けば簡単にGREAT判定を出すことが可能。爽快感はない。 データをロードするタイミングがおかしく、テンポが悪い。 1回1回のロードはCD-ROMという規格を考慮すればそれほど長くないのだが、随所でロードが挟まるためゲーム全体の快適性を損なっている。 代表的なのが曲セレクト画面で、楽曲プレビュー等がないにもかかわらずリストを1曲スクロールするのに1秒近くかかるため選曲に非常に時間がかかってしまう。 細かくロードするのはPC版でも同様なのだが、特に違和感を覚えるレベルではなかった。その仕様を家庭用ゲーム機にそのまま持ってきたために起きた問題。 キーボードに関連する問題 本作は上述のとおりキーボードが同梱されているのだが、なんとこの専用キーボード以外ではゲームが起動しないという仕様になっている。恐らく本作最大の問題点。 そのキーボードも質が高いとはとてもいえず、かなりキーを叩きづらいうえ壊れやすい。そのためゲーム部分が余計に難しくなってしまっており、キーボードが壊れてしまったら本作ごと買い直すしかない。 当時はこのキーボードを単品で発売する予定もあったのだが、結局発売されることはなかった。 現在の中古市場ではキーボード欠品の本作が二束三文で投げ売りされている。もし今から本作を遊ぶのであれば、必ずキーボードありのものを購入しなくてはならない。 キーボードの品質に関しては製造コストなどの都合で仕方なかった面もあるだろうが、せめて普通のUSBキーボードでも起動できるようにしておけばまだ許容できただろう。 『BEST打!!』に存在した初心者向け譜面を削除 難易度の高さに対してレッスンモードの内容が不十分な本シリーズであるが、『BEST打!!』では楽曲にNORMAL・EXPERTの二種類の譜面を用意することで様々な層のプレーヤーへの歩み寄りを試みていた。しかし『打!!』には譜面が一種類しか存在しなかったため、これらの楽曲が一堂に会する本作では『BEST打!!』の楽曲から一律NORMAL譜面が削除された。 『BEST打!!』のEXPERT譜面はNORMAL譜面よりもかなり難しく作られているため、必然的に本作の難易度も跳ね上がることに……。レッスンモードを何とか終えたばかりの初心者では、恐らくすぐに躓いてしまうだろう。 恐ろしく難易度の高い一部楽曲のタイピングパート このゲームではグルーヴゲージが一定量に達していてもタイピングパートの成績が良くない(*5)とクリア扱いにならないという仕様になっている。その場合「CLEAR」と表示されはするのだが実際は失敗扱い(*6)で、スコアも記録されない。そのため「タイピングが苦手なのを音ゲーで補う」というような遊び方はできない。 これは『BEST打!!』でも同じ仕様だったのだが、こちらは上述の難易度選択や程よい長さの問題文、何より使い慣れたキーボードを使えるという点から大きな問題にはならなかった。 しかし本作ではBPM(*7)に対して問題の文章量がかなり長めになっており、一部の楽曲ではコンピュータによるデモプレーでもCOOL判定(*8)ギリギリ、場合によっては取り逃すという恐ろしい難易度になってしまっている。 OK判定の猶予はCOOL判定の倍しかない。つまり、文章が見える前から超高速でタイプするデモプレーの1/2程度のスピードで入力できなければMISSになるということ。これを扱いづらい専用キーボードでやるとなると見た目以上の難易度。 本作では『打!!』『BEST打!!』から一部楽曲のBPMが変更されている(*9)のだが、それに対する文章量の調整不足が原因。 全曲クリアすることで常駐する隠し曲もあるのだが、音ゲーとタイピングの両方を高いレベルでこなさなくてはいけないため、その達成は困難を極める。 救済措置として選曲画面で隠しコマンドを入れることでも隠し曲を一時的に遊べるのだが、そのコマンドが非常に長いうえ、一度タイトル画面に戻ると再び入力し直さなくてはならない。 + 隠しコマンド・ネタバレ注意 隠し曲「PARANOiA MAX -DIRTY MIX-」を一時出現させるそのコマンドとは、 「 TEKUMAKUMAYAKONPARANOIAWODASHITENE@ 」。 言うまでもなく有名な『ひみつのアッコちゃん』の呪文のパロディであり、分かってしまえば覚えやすいものとなっている。 問題文のテキスト編集機能とインターネットランキングが『BEST打!!』から削除された。 これらは対応ハードの違いから致し方ないだろう。 『打!!』に収録されていた唯一のオリジナル曲「Beauty and The KUMA-SAN (Synth Junkie Mix)」のみ未収録。 また、派生作である『pop n music打!!』の曲も無いが、こちらは仕方ないと思われる。 メニューのフリーズバグ メニューの「CREDIT」を選択する際、「X」キーを押したままにしているとゲームがフリーズしてしまう。 元々は本作の前身である『beatmania BEST打!!』および『pop n music打!!』にて同じ操作をすると隠しミニゲームのブロック崩しが遊べるイースターエッグが存在したのだが、どうやら本作の場合は同じコマンドを残しておきながらも読み込むべきファイルが存在しないため、フリーズしてしまう模様。明らかにチェックミスである。 総評 ただでさえ難易度の高いPC版をさらに難しくし、音ゲーやタイピングの初心者の救済要素も削ってしまった一作。難しい楽曲が存在するだけなら他の音ゲーと同様なのだが、本作はゲーム全体のバランス調整を誤ったと言わざるをえないだろう。キーボードの仕様も足を引っ張り、本作はBEMANIシリーズの歴史の影に葬られていった。 しかし初代beatmaniaシリーズの名曲たちは魅力的であるし、現在も本作でしか遊べない楽曲も存在する。高難易度の譜面やタイピングに慣れている現代の音ゲーマーなら挑戦してみてもいいかもしれない。 参考動画 + プレー動画。本作の難易度を垣間見ることができる。 デモプレー動画。難易度の低い順にプレーしているのだが、2曲目の時点で容赦のないラス殺しが。 こちらは難易度が高い楽曲群のデモプレー。AUTOさんの敗北は音ゲーでは貴重。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2145.html
リオーネ、ヤクトと零との戦闘より少し前、バグに追い詰められたヤイバとヨツンヘイムは、覚悟を決めていた。 「あと少し、力及ばず…ですね…」 「すまない、私さえこんなことにならなければ…」 ヨツンは、バグとの戦闘で痛手を負っていた。それを知ってヤイバは彼女をかばうように戦っていたのだ。しかし、それも限界だった。 「もう少し時間を稼げれば何とかなったのですが、もう遅いみたいです。もう百雷も走れなくなってしまいましたし…」 ヤイバはヨツンに謝罪した。 「でも、最後まであきらないで。さっきの通信で援軍が来るっていう話があったじゃない」 ヨツンはあらかじめ凛花に援軍を呼ぶように頼んでいた。しかし、その援軍は遅れているのか、いまだに到着していない。 バグの集団は少しずつ二人のそばに近づいていく。もはや、やられるのも時間の問題だろう。 「…ヨツンさん、最後のあがきでもして見ましょうか」 ヤイバはゆっくりと立ち上がり、破邪顕正を構えた。 「どうせここでやられるなら、何もしないよりましよね」 ヨツンも先の折れたランスを構える。そして、二人は顔をあわせると、バグ軍団に向けて攻撃態勢をとった。 そのとき、どこからか爆発音が鳴り響いた。 「な、何がおきた?!」 爆発の発生源は、ヨツンたちが侵入した場所からだった。バグたちは爆発により次々と破壊されていった。 「…来たみたいね、援軍が」 「でも、いったい誰が来たのでしょう?」 その瞬間、甲高い声がフィールド内に響き渡った。 「衝撃のサンダーブリッド!!!」 放たれた電流が次々とバグを襲い、消滅していく。さっきまで大量にいたはずのバグは、ほとんど姿を消していた。 「それにしてもすごいですね、大量のバグを退治するなんて」 「ここまでできるなんて、かなりの実力ね」 あっけにとられる二人の前に、援軍らしき人物が二人姿を現した。 「お待ちどうさま、援軍ただいま到着いたしました」 「ヨツンさん、ヤイバさん、ご無事でしたか?」 その二人とは、白いアーマーに身を包んだアスティと、新型ユニットに搭乗したカウベルだった。 「二人とも、傷のほうは大丈夫なんですか?」 「完全復活とはいえませんけれど、これくらいなら十分大丈夫です」 「ヤイバさんたちはフィールドの外に出て帰還してください、今なら脱出できるはずです」 二人はダメージを受けているヤイバとヨツンに脱出するように進めた。 「分かった、私たちはエリア外に出ることにしよう」 「でも気をつけてください、奥ではリオーネさんたちが零と戦っていますから」 ヤイバとヨツンは無言でうなずくと、プチマシンの誘導でエリアの外へ脱出した。 「さあ、早く行きましょう」 アスティとカウベルは中心部へ脚を急がせた。 オワリとハジマリ その4 零が去ったエリアで、ヤクトは動かなくなったリオーネを抱きかかえていた。 「おい、しっかりしろ。こんなところでやられるような奴じゃないだろ、お前は…」 リオーネの腹部には、零が貫いた傷跡が痛々しく残る。そのせいなのか、リオーネはぴくりとも動く気配はなかった。 「…このまま死んだらおいらとの約束はどうなるんだよ…」 そのとき、リオーネの目がうっすらと開いた。 「…おい、勝手に、殺すな…」 苦しそうだが何とか力を振り絞ってヤクトに話しかけるリオーネ。どうやら致命傷だけは避けられたようだ。 「だ、大丈夫か、お前、さっき貫かれたんじゃ…」 「ふ、腹部を貫かれただけだ、CSCまで、破壊されたわけではない。だ、だが、今の状態、無事とはいえないけれど、な…」 相棒の無事を喜ぶヤクト。しかし、今のリオーネはダメージが大きく、あと数十分で活動を停止してしまう。もはや油断を許さない状態だった。 「とにかく早いところエリアの外に出ようぜ、このままじゃお前が大変なことに…」 しかしリオーネはそれを拒否した。 「いや、お前はこのまま零を追え」 「でもリオーネ、お前は…」 「お前の忠告はありがたい。しかし、今は一刻を争う状態にある。零の野望をとめないと世界は闇に沈んでしまう」 震える腕でヤクトの肩をつかもうとするリオーネ。ヤクトはその手を握り返した。 「…分かった、けどリオーネ、こんなところで死ぬんじゃねえぞ。この戦いが終わったら勝負するんだからな」 ヤクトは約束を交わすと不動に乗り込み、零の後を追っていった。 「…勝負か…、お前らしい…」 零の後を追うヤクトと不動の後ろ姿を見守りながら、リオーネは静かにまぶたを閉じた。 それからどのくらいに時間が経過したのだろうか、リオーネはどこかで聞いた声で目を覚ました。 (…リオーネ、リオーネ…) この懐かしい声は…。 「じ、自分は……?!」 とっさに身体を起こそうとするリオーネ。しかしその瞬間、傷の痛みが身体の自由を奪った。 「危なかった、あと少しで命を落とすところでした」 目の前には心配そうにしているアスティの顔があった。 「…アスティ…、どうしてこんなところに…」 「パートナーのピンチにいてもたってもいられなかったんですよ、とはいえ、私も同じなんですけどね」 隣に座っているカウベルが答える。その脇には外付けのバッテリーユニットが置いてあり、電源コードが自分の腹部に接続してあった。 「…また助けられたか」 「え?」 「…いや、なんでもない」 バッテリーが節電モードに入る。その瞬間、リオーネは深い眠りについた。 「省電力モード、設定完了。これで研究所までは持ちますよ」 設定を終えたカウベルは自分のマシンに乗り込んだ。 「それでは私はヤクトを追います。アスティさんはリオーネさんを安全な場所に」 「後は任せてください。リオーネを運んだら必ず応援に駆けつけますから」 ヤクトの元へと走るカウベルを見送ったアスティは、安心して眠っているパートナーの顔を見た。その瞬間、アスティは少しほっとした表情になった。 「…助けられたのはわたくしのほうです。前の作戦のとき、あなたのとっさの判断で危機を脱することができたのですから。意識が回復するまで時間がかかりましたが、これからはわたくしが貴方の代わりに戦います。ですから、もう心配しなくてもいいのですよ」 アスティは休止状態のリオーネを後部座席に乗せ、エリアを後にした。 そのころ、零の後を追うヤクトと不動は、なんとか零に追いつこうとしていた。 「んなろぉ、仮面野郎め、早すぎて後を追いかけるのがやっとだ」 「やくと、ソンナニ熱クナルコトナイ。零ハソレヲ利用シヨウトシテイル」 熱くなりすぎているヤクトに、不動は落ち着かせようとしている。しかしその言葉はヤクトにとって逆効果だった。 「それが何だってんだ。あとすこしでマリーがいる端末エリアに到着しちまうんだぞ。落ち着いていられるかってんだ」 マリーがいる場所まであと少し、ヤクトの焦りはピークに達しようとしていた。 「もう少し、あと少し早く飛べ、不動!!」 そのとき、ゼロカイザーの動きが止まった。 「あん?あいつどうしたんだ?」 「気ヲツケテクダサイ、零ハナニカヲシヨウトシテイル」 不動もそれにあわせて速度を弱める。そして2体は向かいあった。 「ふん、鬼ごっこも飽きたな、やはりここでお前を倒してからにするか」 零は翼を広げ、攻撃態勢をとった。 「おいらもなめられたもんだ、鬼ごっこにしか見られてないとはね」 2体は暫くのあいだ動かずに互いの様子を見ていた。しかし持久戦が苦手なヤクトはどう仕掛けるか迷っていた。 (このまま攻撃するか、それともあっちが攻撃を仕掛けるのを待つか、どっちにしても時間がないんだけどな) このまま待っても何もできないのは目に見えている。だったら先制攻撃を仕掛ければまだチャンスがあるとヤクトは思ったのだ。 (よし、あいつが動いたらビームでも撃ってみるか) 刹那、零が後方に動いた。 「よし、4連ビームキャノン発射!!」 不動の両肩のビームキャノンがゼロカイザーめがけて発射した。 「当たれ!」 しかし零本人は不敵な笑みを浮かべ、翼を前方に移動させた。 「防御するつもりか?でも高出力のビームだぞ、貫かれるのがオチだ」 しかしヤクトの予想を裏切り、ビームは翼の表面で弾かれてしまった。 「こんなもので余を破壊できるとでも思ったのか?甘いな、ガキが」 その瞬間、零は翼をギロチンカッターに変形させ、不動のキャノン砲身を切断した。とたんにバランスを崩す不動。 「まずい、バランスをとれ、このままじゃあいつの思うつぼだ」 ヤクトはバーニアで姿勢制御をし、何とか転倒を防いだ。しかしこれで遠距離の攻撃手段を失ったのは、こちらにとって不利になってしまった。 「遊びは終わりだ、さっさと片付けさせてもらうぞ」 隙を与えずに攻撃を仕掛けてくるゼロカイザー。瞬く間に尻尾で不動の片脚を切断し、足蹴りで遠くへ吹き飛ばした。 「たわい無いな、これでバトルロンド上位ランクといえるのか?笑わせる」 横倒しになった不動に迫る零。ダメージが大きい不動は、立ち上がるのがやっとだった。 「だ、大丈夫か不動…」 「左脚部、両肩きゃのんゆにっと破損。背部すらすたー異常発生。じぇねれーたー出力70%ニだうん…」 さっきのダメージで不動の戦闘能力は大幅に減少している。このまま戦っても勝つ見込みはないのかもしれない。しかしヤクトは勝利を信じてなおも攻撃を仕掛けようとしていた。 「接近戦を仕掛けてみるか、あいつの懐に入ればあの武器も使えないだろう」 「シカシやくと、コノママ戦ッテモ勝チ目ハアリマセン。ココハ体勢ヲ立テ直シテカラデモ」 「バカいうな、ここでおいらたちが倒れたら、世界はあいつの思うままになっちまうんだぞ!そのためにも、立ち上がるんだ、不動」 力を振り絞り、片脚でよろよろと立ち上がる不動。しかしその姿はもはや瀕死の状態といえる。 「ふん、まだ戦うつもりか。これ以上戦ってもお前たちが負けるのは目に見えている。いい加減あきらめろ」 だがヤクトはあきらめなかった。なぜなら、ここであきらめたら今までともに戦ってきた仲間たちに合わせる目がないと思ったからだ。 「あきらめるのはおめえのほうだ、仮面野郎。お前の野望もこれで…」 ヤクトが言い終らないうちに、ゼロは攻撃を仕掛けてきた。 「ちょっ、話し聞かないうちにこれかよ」 スラスター全開で零の攻撃をかわす不動だが、それが精一杯だった。しかしかわし続けることもできず、バランスを崩してしまった。 「終わるのはお前のほうだったな。せめてもの情けだ、楽にしてやろう」 零の杖がヤクトの頭上に振り上げられる。 「や、やくと!ハヤク脱出ヲ!!」 不動の叫びもむなしく、杖が振り下ろされる。ヤクトは約束を守れなかった自分を責めながら覚悟を決めた…。 その5に進む 戻る
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4494.html
ザァア─────ーー……‥‥ 土砂降りの雨。 とある駅前。 周防九曜は、濡れるのもかまわずに、ただ突っ立っていた。 天蓋領域の指示に基づき、観測を行なっているのであった。天蓋領域の関心は地球上の様々な事象に及んでおり、その観測は唯一の端末である彼女の仕事となるのである。 ずぶ濡れで突っ立っていれば、それだけで周囲の注目を集めそうなものだが、周囲の人間たちは誰も彼女を気に止めない。彼女は、デフォルトが半ステルスモードであるからだ。 そんな彼女を目にとめることができる人間は非常に限られていて、今日は偶然にもそのごく限られた人間がそこを通りかかった。 「九曜さん。そんなところで何をしてるのかしら?」 周防九曜は、顔をあげて、相手を認識した。 佐々木と呼ばれる人間であることを認識するまでにかかった時間は、3秒ほど。 「────観測────」 「九曜さんは風邪を引くということはないのかもしれないけど、ずぶ濡れで立ってるというのはどうかと思うわ」 「今日の────雨は────少し────ぬるい」 「今日は気温が高めだから、確かにそうかもしれないけど」 佐々木は、自分の傘の中に周防九曜を入れてあげた。 必然的に一緒に突っ立っていることになる。 なんとなく子供を扱っているような気分になって、佐々木は溜息をついた。 自分が子持ちであってもおかしくはない年齢であることを認識してしまったからであった。 実際には、彼女に子供はいない。というか、そもそもそのために必要な相方がいない。 口に出すことすらしなかった初恋を終わらせて以降、彼女は恋愛をすることがなかった。 会社でそれなりの地位にあり給料も充分にもらっているので、生活に困ることもなく、無理して結婚する必要もなかった。 親はいろいろとうるさいが、無視している。誰にも迷惑をかけているわけではないのだから、文句をいわれる筋合いでもない。 ……というのは、言い訳にすぎないことは分かってはいた。 結局のところ、彼に対してまだ未練が残っているのだ。 彼が誰かと結婚でもしていれば、吹っ切れていたかもしれないのに。 横を見ると、周防九曜はただ黙々と与えられた自分の役割を果たし続けている。 自分もいっそのことそのように生きてみたいと、佐々木は思った。 ザァア─────ーー……‥‥ 土砂降りの雨の音は、部屋の中にまで響いている。 「有希、濡れなかった?」 涼宮ハルヒの問いに、長門有希は簡潔に答えた。 「大丈夫」 長門有希の服は、少しも濡れてなかった。 傘をさしてきたとはいえ、足元ぐらいは濡れていてもおかしくはないだろうに。 でも、涼宮ハルヒはそれを指摘しなかった。長門有希が普通の人間ではないというのはなんとなく感じていたけれども、特に追及はしない。いつしか、それが暗黙の了解事項になっていた。 「今日は仕事はないの?」 「今日は臨時休館日」 「そうなんだ」 お茶とお茶菓子が出され、独身の二人は雑談を始める。 とはいっても、涼宮ハルヒが一方的にしゃべって、長門有希はときどき相槌をうつだけだが。 涼宮ハルヒが話す内容は、所属する研究所(とはいっても、彼女は在宅勤務だが)での研究内容に関することがほとんどだった。 長門有希も論文をいくつか読んだことがあるが、その中には未来に普及するであろう諸技術の端緒となる理論も多く含まれている。 涼宮ハルヒの特徴は発想の飛躍にあり、情報統合思念体もそのことに興味を示していた。無から情報を生み出す力の大元には、そのような思考形態があるのではないかと推測しているからだった。データと論理を重視する情報統合思念体ではありえない思考のあり方。 長門有希の観測任務の重点は、その点に移っていた。だから、週に一度は涼宮ハルヒのもとを訪れてこうして話を聞く。 とはいえ、この任務は、あまり気の進むものではなかった。 得意げに話す涼宮ハルヒの表情に、ときどき陰が差すのを見出してしまうからだった。 涼宮ハルヒの愛の告白を彼がはっきりと断って以来、その陰はずっと消えることがなかった。 それが、長門有希に、あの12月18日を境に切り捨てたはずの感情(エラー)を思い出させるのだ。 ザァア─────ーー……‥‥ 土砂降りの雨がガラス窓を濡らし、外の風景をゆがめていた。 こんな日にわざわざ出かける者はごく少数であり、その高級レストランにいたのは、男女一組だけだった。 男女とはいっても、色気のある話ではない。仕事上必要な情報交換のために会合しているにすぎない。そもそも、二人にはそれぞれ配偶者も子供もいる。 「そちらの過激派の動向には、こちらでも警戒しておきます」 「できる限り、内部で処理するつもりではいますけど、万が一のときはよろしくお願いします」 かつては敵対関係にあった男女二人──古泉一樹と橘京子が、そのような協力体制を築くことになった経緯を述べれば、それこそ何万文字にも及ぶことになるのだが、それも今では当たり前のルーティーンワークとなっていた。 彼らの属する「業界」では、昨日の敵が今日の友であったり、昨日の友が今日の敵であったりすることは珍しくない。 仕事上の情報交換は終了し、何気ない雑談をする。 話はいつしか彼のことに移っていた。 「それにしても、彼は罪な人ですね」 「まったくです。佐々木さんがどれほど苦しんだのか、思い知るべきです」 「佐々木さんの場合は、自業自得だと思いますけどね。彼に異性間の友情という命題について肯定的な確信を植えつけてしまったのは、彼女自身でしょう。彼女もそれが分かっていたから、その想いを胸に仕舞い込むことにしたのでは?」 「そうでしょうけど、それにしたってひどすぎるのです」 「まあ、確かに彼の鈍感力はひどすぎますね。でも、それが彼であるから致し方ありません。彼に分からせるには、その想いをはっきり告げるしかない。涼宮さんみたいにね」 「その涼宮さんの告白も、結局は遅すぎたのです」 「そうですね。三年の歳月で、彼のSOS団構成員への友情は確固たるものになっていた。もはや、恋愛感情に変化しうる余地などなかったわけです。何もかもが手遅れになっていた」 二人は、まるでタイミングを合わせたかのように溜息をついた。 いつからかその胸にこびりついたやりきれない思いは、いまだに晴れることはない。 ザァア─────ーー……‥‥ 土砂降りの雨が傘を叩く。 「ひどいものね……」 朝比奈みくるは、そうつぶやいた。 花が散った桜並木にたたずむのは、彼女一人だけ。周囲には誰もいない。 突如背後に気配を感じて振り向く。 忽然と現れた男に対して、彼女は微笑みかけた。 「お久しぶりね、藤原くん。それとも、あなたにとっては、はじめましての方が正しいかしら?」 男は、不機嫌な表情を作り、傘をわずかに傾けた。 「そんなことはどうでもいい。くだらんことだ」 「そうね」 「わざわざ直接観測とは、あんたも相当暇なようだな」 「それは、藤原くんも同じでしょ。居ても立ってもいられなかった──そんなところじゃない?」 「……」 「ひどいものよ、上書きされてしまったこの時間平面は。藤原くんも同感でしょ?」 「フン」 「あなたたちと私たちの規定事項にはまったく影響がない。二、三人の人間の人生なんて、世界にとってはちっぽけなものでしかないって言われてるみたいで、納得いかないわよね」 「だから、介入するのか?」 「私たちの所属時間平面に上書き効果が及ぶまでにはまだ余裕があるもの。補正は充分に可能よ」 「未来人の都合でいじくられる過去は、いい迷惑だな」 「藤原くんも同じ穴のムジナ。いくら綺麗事を言ったって、私たちのしていることはそういうことだもの」 「……」 「どのみち、藤原くんにも指令が下ると思うわ。藤原くんと私が属する二つの時間軸の分岐点がずれちゃってる。本来だったら、この時間平面は、私と藤原くんが共有することがないはずのもの。それが規定事項にいい影響があるとはとても思えないわ」 「あんたとまた顔を合わせなきゃならんかと思うと、気分が悪い」 朝比奈みくるは、豪雨が降り注ぐ空を見上げた。 「私が知っている史実では、この日は日本のほぼ全土で晴れのはずなのよ。なのに、この土砂降り。いったい、誰のせいなのかしら? 涼宮さん? それとも、佐々木さん?」 「根本原因はあの男だろ」 「確かにそうね。まったく罪な人よね、彼は……」 「あんな男が僕の先祖かと思うと、むなくそ悪くなってくる」 「そう?」 「そういえば、あんたの初恋はあの男だったな。自分の先祖が初恋とはお笑いだ。あんたの史実どおりにいけば、涼宮ハルヒにとられることが分かりきってるのに、愚かなことだ」 「そうね。藤原くんも気をつけた方がいいわよ。あなたのもう一人の御先祖様──佐々木さんは、とても魅力的な女性だから」 「僕は、あんたみたいな愚か者ではない」 二人の腹黒い会話は、真っ黒な雨雲から降り注ぐ雨のように、延々と続いていく。 ザァア─────ーー……‥‥ 土砂降りの雨の中、彼は鞄を頭に掲げて走っていた。 朝の天気予報では晴れだった。だから傘を持ってきていなかった。 そこにきて、この土砂降り。 日頃の行ないが悪いわけじゃないのにな、などとモノローグで文句をたれつつ、ひたすら走る。 自宅のアパートについたときには、全身びしょぬれ。 スーツを脱いで絞る。これはもうクリーニングに出すしかないだろう。 下着を脱いで洗濯機に放り込み、シャワーを浴びる。 ようやくすっきりしたところで、寝間着を来て、自炊を始めた。 自炊といっても男の料理。簡単なものでしかない。あっという間に平らげる。 しがないサラリーマン生活だが、特に不満があるわけでもない。 一人で生活していくのなら充分な給料だったし、一人暮らしに文句があるわけでもない。彼は結婚願望が強い方ではなかった。できるに越したことはないができなくたって死にはしないさ、というのが彼の考えだった。 そもそも、彼は、初恋が終わって以来、まともに恋愛をしたことがなかった。 過去に、告白されたことが一度だけあった。しかし、それも、丁重にお断りしている。相手が嫌いだったわけではない。友情は恋愛感情には変化しえなかった。ただそれだけのことだ。 その相手とは今も友人関係を維持できている。断ったことで友人関係まで破綻することが懸念されたが、それは杞憂だった。 SOS団の絆は、そんなことでは崩れないほど強固になっていたのだ。 「次に団長様の招集がかかるのは、7月の合宿か。有休、残しとかなきゃならんな」 そんなことをつぶやきながら、彼は布団に入った。 土砂降りの雨は、まだ降り続いていた。 終わり
https://w.atwiki.jp/dynamitemirror/pages/168.html
ドリーム実評価議論2014 大阪の機動力は5あると思う。ヒルモンいとびぴゅんたなどがいるし。広島が強いのはしょうがない。 - 名無しさん 2014-05-30 19 35 01 内野守備って福岡>大阪じゃないか?確かに層の厚さは僅差で大阪のが上かもしれないけど、福岡は今宮本多松田はほぼスタメンだろうし。 - 名無しさん 2014-05-30 22 55 20 ↑ 打力の低い選手を使わざるを得ないチームの場合は守備は低く査定したんだけど、福岡の場合ほかに起用する選手もいないから確かに★4でいいかもしれない - 名無しさん 2014-05-30 23 05 35 微調整してみた - 名無しさん 2014-05-30 23 17 31 名古屋だめだな - 名無しさん 2014-05-31 12 44 47 これは極めて微妙だけど、投手力は福岡≧兵庫な気がする - 名無しさん 2014-05-31 16 17 00 大阪の外野守備は4でもいいんじゃない? - 名無しさん 2014-06-01 02 25 48 ↑ - おい 2014-06-04 20 29 00 名古屋とかいうゴミダメ - 名無しさん 2014-06-04 22 46 07 こんなもんでどうですか? - 名無しさん 2014-06-05 18 39 15 広島強すぎだろwww - おい 2014-06-05 21 21 48 東京Bの投手力が☆2なら横浜も☆2でいいのでは?福岡の外野守備は城所がいるのに☆2?広島も赤松抜いたら外野守備微妙になるんだが・・・ - 名無しさん 2014-06-10 14 54 49 投手力は正直☆1と2、☆3と4の差がほとんどなくて判断が難しい - 名無しさん 2014-06-21 12 53 31 外野守備はその通りな気もする - 名無しさん 2014-06-21 12 53 47 兵庫より東京Bの方が投手は強いと思うが - 名無しさん 2014-06-21 22 02 01 とりあえず最低限コントロールして投げられるのが、能見・メッセ・福原・オスンファン 対して小川・石川・木谷・山本 小川と山本こそ使えるが石川木谷レベルになると決め球に欠けて打ち込まれる機会が増える フォークと高い制球を持っている能見を始めとして駒が揃っている兵庫の方が守備を切り離してみたとしても総合力では勝るのではないだろうか - 名無しさん 2014-06-23 20 01 09 ついでに言うと残る藤浪とカーペンターを比較しても投パラでは全ての数値が同等か、藤浪の方が上回っている - 名無しさん 2014-06-23 20 04 06 大阪は打撃力は☆4つぐらいだろw - のそん 2014-06-23 20 26 59 投手の総合力なら兵庫より千葉のが強いで - 名無しさん 2014-06-25 05 54 46 埼玉の投手力は高いと思う。3は無い。 - 名無しさん 2014-07-01 21 11 54 巨人の投手力絶対☆4もないだろ、強いの菅野だけだし総合的に見れば☆2つとされている日ハム以下だと思う。 - 名無しさん 2014-07-03 19 05 39 やっぱ広島抜け目がないな。全てが平均以上。 - 名無しさん 2014-07-03 20 52 44 東京B使いづらい、このチーム使ってる人どうかと思うんだが - 名無しさん 2014-07-03 20 54 25 広島は来るのお断りレベル、強さは去年の楽天巨人以上。阪神と福岡とオリックスもできれば戦いたくない。ほかのとこはあんまり強くないからどこが来てもいいけど楽天と巨人はカモ。 - 名無しさん 2014-07-04 05 29 48 今年はバランス悪すぎる。 - 名無しさん 2014-07-04 18 32 20 ロッテは打撃★★、機動力★★★★★、内野★★★★、外野★★★★だろ。クルーズは内8肩8だし、今江 鈴木は内8肩7だからね。 - 名無しさん 2014-07-06 14 30 03 なんか机上の評価な印象を受ける。特に守備はスタメンじゃなく、守備固めでガチガチにした場合の評価じゃない? スタメンで評価しないと、実評価にならないと思う。 - 名無しさん 2014-07-06 16 07 46 千葉内4だけは絶対ない 他球団の守備見てきたら? 何をどう考えてもあり得ないから あと打線も楽天と並んでワーストクラスだから致し方ないかと - 名無しさん 2014-07-06 18 44 54 ↑2 打力に問題のある選手(西武永江、福岡城所等)がいる場合は評価低目に見てるつもり 上にあったけど広島赤松も同等に見るべきかもしれない - 名無しさん 2014-07-06 18 48 51 ↑広島の外野守備は4だと思う。あかなつはベンチスタートの場合もよく見る。左翼の守備も微妙だから5はないんじゃないかな? あと、兵庫の内野守備は4だと思う。からすだには強力だけど、はまとは外野の要だし、さこは打撃が悪いから、二塁の適正が7の場合もある。おまけに三塁の守備も微妙。 - 名無しさん 2014-07-06 19 27 42 今江と鈴木とクルーズはスタメン必須でしょ 打撃もロッテの中だったらいい方なんだから - 名無しさん 2014-07-06 23 27 53 ヤクルトは打撃が神だからね外野はクズだけど、内野は最低限 一 森岡or畠山、二 田中浩、三 川端、遊 山田でどうでしょう? - 名無しさん 2014-07-06 23 30 34 柳田と李大浩と中村はヒ1↑していいね - 名無しさん 2014-07-06 23 32 36 オリックスは外野★★★★★だと思うんだが… 糸井が外7だから? - 名無しさん 2014-07-06 23 33 37 ↑あれで外野評価が亀と同じというのは納得いかない。 - 名無しさん 2014-07-08 18 17 12 あと☆5は適正10がいないともしくは9 7以上が2人8 8以上が1人以上。 - 名無しさん 2014-07-08 18 21 54 ダイナマイトリーグとドリームリーグの査定は別物 - 名無しさん 2014-07-18 16 40 34 福岡打撃は神だけど外野が…正直☆1つでいいと思う。まぁ俺は福岡使ってるけど- 名無しさん 2014-07-19 14 55 21 東京Aの外野は肩適性ともにそこそこが揃ってるし☆3でもいいと思う - 名無しさん 2014-07-26 19 46 47 広島の外野を4に、西武の投手を4にしときました あと議論なしで変えられてたのは戻しておきました - 名無しさん 2014-07-27 00 45 47 ほかの案: 横浜投2、福岡外1・3以上、オリ打4外5、巨外3投3以下 などなど - 名無しさん 2014-07-27 00 50 45 千葉の打撃はもっとある。 - 名無しさん 2014-07-27 01 24 12 兵庫の打撃力4はねーわ - 名無しさん 2014-07-27 04 03 13 ↑確かにそうだなバッティングが良いのが上位打線ぐらいだからな - 名無しさん 2014-07-31 14 58 01 広島凄ぇwwwwwwww - 名無しさん 2014-08-11 20 00 27 阪神は巨人・オリに比べて打撃が上という判断で☆4にした。 もともとは広島も☆4だったけどだれかが変えて今に至る 中日と阪神が同じくらいなのかな- 名無しさん 2014-08-11 23 56 06 広島の打撃は言うほど強くないよな。 - 成歩堂 2014-08-12 08 50 26 名古屋もっと杏ぞ投手力 - 名護 2014-08-14 11 49 01 能見弱体化したので阪神投手2に下げときますね - 名無しさん 2014-08-14 16 40 50 メッセがいるのに☆2ってことはないと思うが - 名無しさん 2014-08-14 21 01 45 確かに投☆2の中では兵庫一番強いかも知れないけど、北海道と一人一人を比較したら殆ど差が無いに等しい。そして何より、☆3である福岡仙台と比べると明らかに格落ちであるように感じる。だから兵庫は☆2にした - 名無しさん 2014-08-14 21 53 31 広島がパ・リーグなら4位当たりの実力のはず。北海道日本ハムが評価低いというか広島が強すぎるな。カープファンだからうれしいけど夢物語。プロ野球の順位みて現実に戻されるのがショックです。 - 名無しさん 2014-08-15 01 11 41 ↑5あれか わなか バグをうまく使えれば結構押さえる 最近5試合の成績東京A戦1回1安打0失点勝ち投手名古屋戦1回2安打0失点象戦3分の2回3安打2失点勝ち投手東京B戦3分の0回3安打3失点負け投手亀戦3回8安打0失点勝ち投手 - 名無しさん 2014-08-15 09 19 24 阪神打力4もあるかな?俺はないと思うが。 - 名無しさん 2014-08-19 21 47 06 今回の変更も踏まえて、東京A外3・足3、兵庫打3、名古屋打4、千葉打2 どうですか? - 名無しさん 2014-09-03 08 52 36 あ - 名無しさん 2014-09-15 17 01 26 名古屋 打4てネタですか? - 名無しさん 2014-11-15 19 49 18 広島は打4でいいと思う あいざわ加入とけこち強化が理由 - 名無しさん 2014-11-15 19 52 56 埼玉の機動力をチームデータページの☆4つに合わさせていただきました - 名無しさん 2014-11-15 19 55 12 正直、広島の打撃は横浜以上な気がする - 名無しさん 2014-11-15 19 57 02 広島の打撃を4にさせていただきました - 名無しさん 2014-11-29 04 48 23 ついでに外野も星4にしよう(小声) - 名無しさん 2014-12-08 19 53 36 この表だと大阪が1,2を争うぐらい強くて、東京Bが一番弱く見えるけど、実際そんなことは全然ない。相対評価はあてにならんわ。 - 名無しさん 2014-12-08 20 05 55 とびぬけてるところはとびぬけてるから、中途半端が一番弱い。なあ名古屋 - 名無しさん 2014-12-12 21 55 17 大阪の外野守備って絶対★5あるよね。 - 名無しさん 2014-12-17 14 24 23 大阪変更いたしました。 - 名無しさん 2014-12-19 10 55 59 戻されるのが速いww - 名無しさん 2014-12-19 11 48 45 楽天の外野守備は4でいいと思う - 名無しさん 2015-02-03 22 41 16 外野守備の★5がないぞ - 名無しさん 2015-03-02 15 24 48 1つ星と5つ星を基準にするのが前提だけに、少し強引でも☆5チームが1つ欲しいね。外野☆5は大阪にしようと思うけど、どうかな? - 名無しさん 2015-03-03 15 38 35 ↑なぜロッテが出てこない - 名無しさん 2015-03-05 14 13 17 どこもどっこいどっこいだな。でも確かに大阪と千葉が北海道埼玉に比べるとやや上かな - 名無しさん 2015-03-05 17 58 25 大阪と千葉を★5でいいんじゃない - 名無しさん 2015-03-05 21 55 27 うん、まあ千葉と大阪が抜けてる感はあるね。それでいいと思う - 名無しさん 2015-03-06 23 04 45 大阪と千葉を☆5に編集してくださった方、ありがとうございます。両チームのページ内の☆数も合わせておきました - 名無しさん 2015-03-07 13 36 34 全く話題に上がってないけど、阪神は大和が外9になって一気に守備が固くなったから少なくとも外☆3はあるよね - 名無しさん 2015-04-20 08 41 15 レフトの適正が低いから、2で十分。 - 名無しさん 2015-04-20 12 35 04 阪神はショートバヒューンの少なさがレフトの守備力をカバー - 名無しさん 2015-04-25 20 07 44 埼玉より阪神が打撃上っておかしくね? - 名無しさん 2015-04-25 20 09 08 ↑おかしいと思うなら、理由も書こうZE★ - 名無しさん 2015-04-25 21 10 30 広島と大阪強すぐる - 名無しさん 2015-05-23 16 09 50 大阪はジャパン2013と同じ星の数だな - 名無しさん 2015-05-23 20 50 56 北海道弱くね? 大谷の使い方ではいろいろ上がりそう - 名無しさん 2015-05-31 22 10 51 広島強いな。 - 名無しさん 2015-07-11 23 37 22
https://w.atwiki.jp/shineoflife/pages/312.html
国連本部、海軍基地 瓢河「・・・お」 カチャ 真愚魔「よぉ瓢河・・・威加槌もいるんか」 威加槌「別にいいだろ、修羅さんから例の条約は解除してもらったんだから」 真愚魔「今日用があるのはお前らじゃない、ニックや」 瓢河「ただで情報渡せと?」 真愚魔「こっちもそっちの為になる情報を持っている・・・威加槌、貴様は帰れ」 威加槌「お前らが聞きたがってた、俺が上野夏希にこだわるかを教えてやる」 瓢河「いいぜ、入れよニック」 カチャ ニック「失礼します・・・いやぁ、大将3人を目の前にすると壮観ですな」 真愚魔「訳分からん事言うとらんでさっさと話せ」 ニック「私が会ったのはUS海賊団の鬼鮫、赤岡竜、若い忍と名乗る青年2名、少年剣士1名です」 威加槌「忍か・・・今まで何度か目撃情報があったものの、実際に戦ったと聞いたのは初めてだ」 ニック「忍術という特殊な戦闘でした、1人は格闘系、もう1人は電撃を使いこなしていた・・・」 威加槌「へぇ・・・俺のと違ったか?」 ニック「雷じゃないんで天から降って来たわけでもなかったですよ、その分威力はそこまで大きくなかった」 瓢河「少年剣士については?」 ニック「あの太刀筋は確か士天斗流、伊達蓮司が使っていた剣術かと」 真愚魔「US海賊団はSEAS直下の部隊であることはもはや疑いようもない、それと忍、伊達蓮司が繋がってるとなると大問題じゃ」 威加槌「忍と伊達蓮司が繋がっているのは間違いない、桜組だからな」 瓢河「クインテットが桜組とSEASの橋渡し役をしたに違いない、US海賊団との目撃情報がある以上な」 ニック「ただ感じたのは、赤岡竜1人とっても、1年もすれば国連そのものを脅かす存在になりかねませんよ」 瓢河「今回は戦闘任務じゃなかったから中将単独で行かせたが・・・案外危なかったか?」 ニック「えぇ、正直敵側が万全な状態だったら負けていたかもしれないです」 威加槌「なるほどな・・・じゃあ俺が話しようか」 真愚魔「上野夏希か」 威加槌「初めて奴を見かけたとき、黒いオーラを感じたんだ、禍々しい物だった」 真愚魔「・・・は?」 瓢河「俺も会った時に感じたよ」 威加槌「その時海軍のラットとたまたま一緒にいたんだが、そいつも同じ事を言っていたよ」 瓢河「殉職したばかりの海兵の名を出すとは中々舐めてんな」 威加槌「いいじゃないか、とにかく、奴の人を見る目は確かだろう?」 瓢河「まぁそうだな」 威加槌「だが、昨日殉職する直前に俺の元に連絡があってな・・・驚いたことに、上野夏希から黒いオーラが消えていたそうだ」 真愚魔「US海賊団の影響か?奴らの話を聞くとき、悪い事を話す人間はいない」 瓢河「いや、俺があったのはUS海賊団になってからだ、会ったっつっても遠目に見ただけだが」 威加槌「恐らくこの後真愚魔がする話に関わるんだろうが、俺はつい最近何かがあったと思っている」 真愚魔「・・・なぜ俺の話をしっている?」 ニック「威加槌さんは国連有数の情報通が右腕ですもんね」 真愚魔「あんの小娘かぁ・・・」 瓢河「話してもらおうじゃねえの」 真愚魔「2週間ほど前、脱獄の件でプリズムフォールに行ったんじゃが、その帰りに奇妙な海賊船に居合わせた」 瓢河「奇妙?」 真愚魔「世界有数の企業が集結していたんじゃ、BLOOD、光炎組、クインテット、N・B機関・・・」 真愚魔「確認できたのは聖盾ホート・モック、知将ダーグ・シュキ、BLOODの殺し屋磯谷春樹、天才数学者坂本彩香、鈴原ナギの側近土屋リキ」 威加槌「待てよ、もしそいつらが手を組んで何か事を起こそうとしてるとすると・・・」 瓢河「さっきの話にあったように、桜組もそれに加担する事になる」 真愚魔「・・・世界の4大勢力と同時に戦う事になるっちゅうことじゃ‼‼‼‼」 ニック「それに彼らの多くはまだ二十歳にも満たない青年です、伸びしろはいくらでもある」 瓢河「この事、修羅さんに早急に知らせねえとな」 真愚魔「上野夏希の件はどうする?」 威加槌「分からんな・・・もしそれが真愚魔が会った妙な連合軍と関係があるとすると、あまりいい予感はしない」 真愚魔「それと、SADが妙な事を言っとった、奴らがいなけりゃ今頃地球はぶっ壊れていたとか」 瓢河「奴らって・・・誰だよ」 真愚魔「名前を挙げたのは、10代目BLOOD候補、神崎進也・・・10代目SEAS、キャプテン、天野ミナト・・・」 真愚魔「US海賊団船長、赤足、本郷翔平・・・10代目N・B機関、鈴原ナギ・・・Vセッテ・・・それとニュートンの再来、ラビット」 瓢河「やはり新世代の連中には繋がりがある様だな・・・ラビットは?」 ニック「さぁ・・・」 真愚魔「最近新世代が目立ち過ぎじゃな・・・それ以外じゃ赤羽レンやクレイド・ルースか」 瓢河「その二人の決闘はまだ記憶に新しいな、やはりやばいのはBLOOD、SEAS、N・B機関」 威加槌「新将官には頑張ってもらわねえとな」 ニック「荷が重いな・・・もっと軽い気持ちで引き受けたってのに」 真愚魔「特にないならこれで帰る・・・しばらく会う事はないじゃろう」 瓢河「休養か?」 真愚魔「近く来る大きな大戦に向けての準備じゃ・・・テメェらもせいぜい用心するんじゃのぉ」 威加槌「そうだな・・・」 瓢河「テメェに言われなくても、いつでも準備出来てるってんだよ、陸軍と一緒にすんな」 真愚魔「軟弱な海軍が何をほざくか」 瓢河「テメェ‼‼‼‼‼」 威加槌「やめねえかみっともねえ、また三人で集まるの禁止になんぞ‼‼‼‼」 真愚魔「ち・・・」 瓢河「悪かったよ」 威加槌「ったく・・・敵は世界三大機関BLOOD、SEAS、N・B機関に桜組を加えた世界四大機関だぞ、一丸にならなきゃ相手にならねえよ」 瓢河「そうだな」 忍の国、病院屋上 夏希「あの・・・何でしょうか」 ルース「ちょっといい?気になることがあるんだけど」 夏希「はぁ・・・」 ルース「裏社会を生きて来たあんたは分かってるでしょ、この世界は裏切られても文句は言えないの」 夏希「そうですね」 ルース「でもあんたのトコは分かってない、1人でも裏切ったら致命的なそんな動きしてるでしょ」 夏希「そうかもしれませんね、私が黒砂に寝返った時にあの人たちは私を信じてくれました、私は一生あの人たちに付いて行きます」 ルース「他の連中は何で信用出来んのかね」 夏希「翔平さんは自分の勘と言ってましたね、竜さんとエレンさんはその翔平さんの勘を信じると」 ルース「勘か・・・あんた達の経験の薄さが分かるよ」 夏希「クロさんとレナは、今裏切るならもっと早く裏切った方が効率的でしょって言ってました」 ルース「それだって裏をかいてるだけかもしれない、要するに勘じゃん」 夏希「まぁ私たち異常かもしれませんね」 ルース「いくらあんた達が信用しあってても、上には上がいる、いずれ必ず死ぬよ」 夏希「あの人たちは私より遥かに強いんで、もし強い奴に会っても私の方が先に死ぬから大丈夫です」 ルース「なるほどね・・・‼‼‼‼‼」 クロ「よく気付いたな」 ルース「ずっと立ち聞きしてたの?趣味悪い」 クロ「よく言われるよ・・・そんなに俺らが心配ならお前も同行してくれよ」 ルース「どういうこと?」 クロ「うちの一味に入れって言ってんだ、翔平から誘うよう頼まれてな」 夏希「へぇ・・・」 ルース「何言ってんのあんた、私が入る訳ないでしょ」 クロ「どうかねぇ・・・翔平は一度言い出すと聞かないぜ?」 ルース「・・・入らないよ、私は一生仲間を持たないと決めてる」 夏希「私が言っても説得力ないかもしれないけど、この人たちは信用出来ます」 クロ「別に仲間にならなくてもいいさ、じゃあそうだなぁ・・・一緒に旅しようぜ、ミナトの許可も貰ってんだ」 ルース「一緒でしょ」 クロ「違うよ、ずっと一緒じゃなくていい、とりあえずしばらくな」 ルース「・・・・・・まぁ・・・どうせしばらくは1人じゃ行動出来ないしね・・・あんたらの面倒見てやってもいいけど」 クロ「交渉成立だな、で、どういう立ち位置って報告すりゃいいんだ?お目付け役?」 ルース「そうしといて、言っとくけど、ずっとじゃないからね」 夏希「はい♪」 翔平「うっそー、何でブロード兄弟がいるのさ」 フレイ「俺はいいだろ、師匠の弟子だぜ?」 ケイ「待てコラ、テメェBLOOD側だろ」 翔平「そういうお前は帰るんじゃなかったのかよ」 ケイ「兄貴にこれ以上差つけられるわけにはいかないからな」 海王「さてお前らに教えるのは虎将という現象についてだ、まず聞け」 フレイ「攻撃や技じゃなくて現象?」 海王「先に言っておく、虎将は起こそうと思って起こせるもんじゃない、むしろ一度でも発動すれば次回からの発動はより難しい」 翔平「で、虎将って何なのさ」 海王「豹真ほどじゃないが身体能力が強化され、かつ、行動の先が見える」 ケイ「理屈が分からねえな、頭が活性するとかそういうノリか?」 海王「理屈は俺も分からんな、これはフォース同様神からの授かりものだから」 フレイ「そーなのかぁ・・・どうやって使うの?」 海王「戦闘以外の雑念を全て捨てる事だ、そこまで集中すれば自ずと発動する」 ケイ「・・・それだけ?」 海王「簡単だと思うか?」 フレイ「ちょっと考えれば分かるだろ、戦闘以外の雑念を全て捨てれば自ずと発動するんだぞ」 海王「そう、そして虎将を一度でも発動した者は、他の人間が虎将を発動してれば例え地球の反対側にいようと気付ける」 翔平「へー」 海王「翔平が一度虎将を発動しているのも俺には分かるぜ」 翔平「あれがそれなのか・・・」 海王「さて、次に進もう、虎将は一度発動すると『虎将さえ発動すれば』という雑念に囚われ、次の発動が困難になる」 海王「だが修行で雑念を可能な限りコントロールする力を得ることは出来る、それをお前らに教える、いいな」 ケイ「うっす」 海王「虎将は発動時が集中力最大で時間経過で徐々に集中力を失っていく、そしてその失う速度を加速させるのがリベレイト」 フレイ「リベ・・・レイト・・・」 海王「解放・・・集中力を削ぐ代わりに得られる爆発的な攻撃さ」 ケイ「何つう凄さだよ虎将・・・何かデメリット無いのか?」 海王「さっきも言ったように、虎将は使えば世界中の虎将使いにバレる、後は・・・特にねえな」 翔平「それだけ・・・難しいんだな・・・発動すんの」 海王「そゆことだ、かなり厳しい修行になるが付いて来いよ」 フレイ「厳しいのはいつもだろ」 ケイ「ぜってー習得してやるよ・・・見てろよミナト」 翔平「そうだな・・・よろしく師匠‼‼‼‼」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/43811.html
登録日:2020/01/25 Sat 00 40 00 更新日:2024/08/04 Sun 23 30 50 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 STAR_WARS SW クリーチャー ジャバ・ザ・ハット スターウォーズ スター・ウォーズ ペット ランコア 爬虫類 猛獣 ランコアとは、スターウォーズシリーズに登場するクリーチャーである。 英語表記はRancor。 翻訳によってはランコアではなくランカーと表記することもある。 後述する通りジャバ・ザ・ハットのペットとして有名なクリーチャーである。 ●目次 概要 活躍CGアニメ『バッド・バッチ』 映画『STAR WARS エピソードⅥ ジェダイの帰還』 ドラマ『Book of Boba Fett』 余談 概要 長い腕と牙だらけの口を備えた巨大な頭部、それに反して細い下半身というアンバランスな体型が特徴の爬虫類型クリーチャーである。 原産地はダソミアという惑星だが、ランコア自体がアクレイやバンサ同様にたいていの環境への適応力と、後述するように劣悪な環境でもある程度は生きていける程の生命力を備えている様子。 設定では悪質なハンターや犯罪者に持ち出されたものが逃げ出したり放逐されたりした結果、ダソミア以外の惑星にも定着。 しかもダソミアと異なる環境に適応し、原種とは異なる形質に変化しているという。 ちなみに主な定着先として知られているのはフェルーシアとタトゥイーンであるとのこと。 クリーチャーの中でも特に強い力を持っており、ジャバの飼育していたランコアの印象もあってか凶暴な生物だと思われがちであるが、実はレジェンズ・カノン共に本来はそれほど凶暴ではなく、調教師や飼い主の教育次第な面も大きい。 本来はクリーチャーとしては高度な知能を持ち合わせているようで、ダソミアでは道具を扱う個体が確認されている他、フェルーシアに定着した亜種ジャングル・ランコアは数ある亜種の中でも特におとなしい性格でフェルーシアンと共存している。 刷り込みの生態も持ち、飼育する場合は目隠し状態で連れてきてから主人の前でそれを外すことで刷り込みを行う模様。 ただ、力が強くそもそもが肉食なので危険な猛獣であることに変わりはないが、上述の特性故に 好事家にとってコレクションないし玩具として弄ぶには最適な生物であり、しばしば処刑用の怪物として粗末な環境で雑に飼われる虐待に晒されている。 皮膚も分厚く、生半可なブラスターでは仕留められないほど頑丈で、その力と相俟って作中世界観においてはガンダークと並び力強いものの比喩でよく用いられる。 活躍 CGアニメ『バッド・バッチ』 第5話「猛獣」にて、ムチと名付けられた幼い雌の個体が登場。 もとはジャバの所有物であったようだがサイゲリアンの奴隷商人に捕まっており、賞金付きの救出依頼が出されていた。 映画『STAR WARS エピソードⅥ ジェダイの帰還』 初登場。 今作においても経歴が設定されており、それによれば元々はある人物の依頼で出荷され、輸送された個体であった。 しかし輸送中に檻を破壊し、乗員全員を殺してしまい、宇宙船はタトゥイーンに墜落。それでもなお宇宙船の中で生存していたのをジャワのティール・カックが発見、ジャバの執事であるビブ・フォーチュナによって生け捕りにされ、ジャバの誕生日プレゼントとして献上されたという。 ジャバの宮殿にて、ジャバの御前に設置された落とし穴の下にある区域のゲート先に飼われており、ジャバの機嫌を損ねた者はそこに落とされて、開いたゲートからやってきたランコアに食い殺される処刑ショーが行われる。 作中ではジャバからの性交の誘いに逆らったため落とされた踊り子のウーラを食い殺している。 その後、ライトセーバーも持たずに交渉に来たルーク・スカイウォーカー(と道連れで落ちたオーク兵士ことガモーリアンのジュブナック)が落とされた際に本格的に登場。 パニックを起こして扉に向けて命乞いの悲鳴を上げるジュブナックを、声に反応してか最初に捕食。続けてルークに襲い掛かり、腕に捕えるがルークは途中で手にした何かの骨で喉の奥を突き、怯んだ隙につっかえ棒のようにして脱出。 だが即座に噛み砕き、再び襲い掛かるが自身が通過したゲートの下に来たことを見計らったルークによって頭蓋骨をゲートのスイッチに投げつけられ、これによって落ちてきたゲートの扉に首を挟まれてそのまま死亡してしまう。 作中では先述のとおりジャバに逆らったウーラとルークと共に誤って落下してしまったガモーリアンのジュブナックが捕食されており、結果的にこのランコアにとって最後の晩餐となった。 ちなみにこの個体にも名前が付けられているようで「パティーサ」(ハッティーズ語で「友人」と言う意味)というらしい。 この凶暴なランコアだったが、飼育を担当していたのはマラキリという男。 傷の手当などをしていた為かランコアも彼には懐いており、ある種の友情の様なものが築かれていた。 その為マラキリはルークに倒された際にルークよりも真っ先にランコアの安否を確認し、死んでしまったことを知って号泣してしまい、周囲に慰められているのが確認できる。 ドラマ『Book of Boba Fett』 ドラマ『マンダロリアン』シーズン2の後日談にあたる物語。 タトゥイーンに帰還し、ジャバの後釜となったボバ・フェットへの貢ぎ物として差し出される。 刷り込みによりボバと絆を育んでいき、集会でボバに失言を吐いた者を階下から威嚇するなど、高い知能を持っていることが改めて描写された。 さらに… 最終話では、パイク・シンジケートがスコーペネク・ドロイド(大型のドロイディカとでも言うべき難攻不落の兵器)を投入したことで窮地に陥ったボバが切り札として投入。 ランコアに跨り登場するボバは非常にかっこいいので必見である。 ブラスターの弾幕を物ともせず、巨体を誇るスコーペネク・ドロイドをシールドごと殴り飛ばすわ、そのシールドがダウンし丸裸になった途端に脚部や砲塔をもぎ取りそれを本体に叩き付けて沈めるわと規格外のパワーを発揮し、ディン・ジャリンらとの協力でボバを勝利に導いた。 パイクの撤退後も興奮状態のまま暴走し、止めようとしたディンをも返り討ちにしかけるが、それを見たグローグーがフォースの力で鎮静化させたことで眠りにつき、ようやく一件落着となった。 余談 レジェンズ版設定 ルークが投げつけてランコアを倒すきっかけとなった頭蓋骨は設定では、かつてビブ・フォーチュナとジャバの執事の座を争ったビドロ・クワーヴというコレリア出身のならず者の物であるとされており、最初の犠牲者である。 彼はライバルであるフォーチュナと協力して前述のランコアをジャバの元に連れてきたが、その際にジャバから褒美として「執事の座か、それより大きな栄誉」を二人に提示されて、フォーチュナは「大きな名誉」の方に隠されたジャバの邪悪な本性を察していた事から執事の座を選び、クワーヴは大きな栄誉に飛びついてしまい「ランコア最初の生贄」となった。 後日談によればなんとガモーリアンのジュブナックは奇跡的に生存し、ランコアの死亡後に胃袋を切り裂いて脱出したとのこと。 ウーラを食い殺し、誤って落ちてしまったジュブナックを丸呑みするなど登場時間はやや短時間気味ながらも作中で強烈なインパクトを残したジャバのランコアだが、設定では他のクリーチャーと戦わせられて最早回復が不可能なほど衰弱していたようであり、ルークが倒したのはそれを察し、虐待同然の扱いから解放するための最善の手段だったという設定が存在する。 カノン版設定 書籍『きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック』によるとカノン版では、生半可なブラスターなら致命傷にならない頑丈な表皮は加工すれば上等な革製品になるらしく、あのドゥークー伯爵もランコアの革から作られた革製品を好んで身に着けていたという。 人気 その特徴的な外見からかクリーチャーの中ではそれなりに人気があったようで立体化に恵まれており、 一時期ではあるがハズブロ社からは巨大なフィギュアが発売されていた他、 レゴブロックでもランコアのいる空間を再現したものも発売されていた。 もっとも、現在はどちらもレアなものであり、場合によってはプレミア価格となっているので入手は困難なのだが… デザイン 初期はハットの作った人造生命体、或いはミュータントという設定も存在しており、アンバランスな体型なのはその名残とのこと。 撮影は当初は着ぐるみで行われたが上手くいかず、最終的には巨大なパペットでの操演となり、 これに低速再生と合成技術を使うことで力強く、尚且つ巨大なクリーチャーに見せている。 特別編では合成でどうしても生じてしまう粗さが修正されており、より生物感のあるリアルなものになっている。 ランコアをデザインしたクリエイターによればデザインコンセプトはなんとジャガイモとクマのハイブリッドとのこと。 追記・修正は落ちてきた獲物を丸呑みしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] クリーチャーじゃなくエイリアンと解釈される時代が来たりするのかね? -- 名無しさん (2020-01-25 02 16 47) 飼育係のおっちゃん好き -- 名無しさん (2020-01-25 02 50 12) 「ダーク・エンパイア」シリーズ(クローンで若い肉体の皇帝が甦るレジェンズ)ではこれをフォースで強化改造したものも出てきてたな。 -- 名無しさん (2020-01-25 07 33 48) 今はレジェンズ入りした設定かもしれないが、かのドゥークー伯爵もランコアを素材にした服飾がお気に入りだった模様 -- 名無しさん (2020-01-25 15 52 23) パッチラゴンと合体させたら屈強な肉体になれそう -- 名無しさん (2020-01-25 22 14 45) ジュブナックが生きてるのは今だとレジェンズ扱いっぽい。正史だと死んでる。 -- 名無しさん (2020-01-26 09 08 49) 巨大な頭部、それに反して貧弱な下半身というアンバランスな体型が特徴 -- 名無しさん (2021-03-09 00 38 55) マラキリおじちゃんレジェンドだと最終的にレストラン開いてのんびり過ごしてるみたいで良かった -- 名無しさん (2023-01-10 23 39 09) マラキリさん生きてたのか…よかった -- 名無しさん (2024-07-13 01 13 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kolia/pages/509.html
当サイトの活動のうえで基本となる「ものの考え方」解説ページ 「 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ 」 オットー・フォン・ビスマルク このページでは、当サイトがどのような点を重視して記述しているのかを解説します。 <目次> ■あらゆる物事には優先順位がある(1)まずは日本にとって致命的な事態を回避 (2)「よりマシ」という比較で判断 (3)マスコミが報道しない重大事項が第一 (4)過去の歴史は重要 (5)当サイト編集に必要な「柱」 (6)当サイトが重視しないこと (7)反日勢力を「一掃」するには年月が必要 (8)結論を急ぐことはかえって危険 ■思い込みは禁物 ■完璧主義は取らない ■参考サイト ■あらゆる物事には優先順位がある 「あれもこれも」とやりたくなる人も多いと思います。 しかし、一度に全てを実行することは不可能です。 当サイトでは「優先順位」の観点から、強弱をつけてサイトを運営しています。 (マスコミの「偏向報道」とは、この強弱の使い方を意図的に誤らせていることを指します。) (1)まずは日本にとって致命的な事態を回避 最も危険な事態とは、企業の不祥事でも漢字の読み間違いでもありません。 「日本滅亡」「国体の崩壊」です。(この危険性に対する認識を、多くの国民は持っていません。) そして、それに繋がる事態とは 「日本国の主権の侵害」(日本の領土への侵略など) 「日本人の主権の毀損」(外国人参政権の成立・大量移民政策・改正国籍法の悪用継続など) 「言論の自由・表現の自由の剥奪」(人権擁護法案・児童ポルノ法改正案の成立など) などが挙げられます。 当サイトでは上記の「致命的な事態」を真っ先に避けるためには、「民主党(現・民進党)だけには政権を取らせてはいけない」という姿勢を取っています。 ですが、2009年の衆議院議員総選挙で自民党から民主党に政権交代してしまいました。 当サイトが民進党に批判的な理由は、民進党が政権を取ると、これら致命的な売国政策が確実に実施されるからです。 実際に民主党前政権は、廃案になったものも含め、無数の売国政策を実施しました。 詳細は、民進党の正体 をご覧ください。 (2)「よりマシ」という比較で判断 当サイトでは愛国議員リスト・売国議員リストなどにもあるように、個別の国会議員の比較と党の方針の比較によって、 全体としては、民進党よりは自民党のほうがマシ と判断しています。 自民党にも売国議員が一定数存在しているのと、愛国性が強くても致命的な売国実績のある議員もいて厄介です。 かといって、もっと悪い民進党に政権を取らせたら、取り返しのつかない最悪の事態になる と考えています。 ただし、愛国議員リスト・売国議員リストなどをご覧のとおり、個別の選挙区において国会議員を比較し、 党議拘束などを考慮しても民進党議員のほうが政治家にふさわしい、と判断した場合にはその限りではありません。 自民党議員でも絶対に落選させたい国会議員はかなり存在します。 (3)マスコミが報道しない重大事項が第一 時折「このサイトは偏りすぎだ!」と批判をする人がいますが、このサイトの主な目的は最悪の事態を避けるために「マスコミが隠す情報」をまとめること です。 マスコミが大きく報道していることはほとんどの国民が知っていますから、あえて当サイトで報じる価値はあまりありません。 ですが、本来は知っておかなければならない重大な情報があるにもかかわらず、それをマスコミが報じないために、国民が誤った判断を下すことを危険視しています。 したがって、当サイトではマスコミが隠す情報を特に重点的にまとめています。 是非テレビや新聞などと当サイトを比較してみてください。 何が日本にとって重要な情報なのか、おのずとわかってくると思います。 (4)過去の歴史は重要 プロイセン王国宰相・ドイツ帝国初代宰相だったビスマルク は生前 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と述べていますが、当サイトもこの立場を取っています。 例として、かつて日本社会党が政権を取った時代に起きた過去の歴史(阪神大震災で自衛隊を出動をさせず数千人の死を招いたこと・村山談話など)からも、 国内情勢を考慮し、多くの国民の皆様に知らせないと取り返しのつかないことになると考えています。 民進党には旧社会党出身議員が大勢所属しています。 旧社会党は他にも、北朝鮮の拉致を隠蔽したり、横田めぐみさんら日本人を拉致した北朝鮮のスパイであるシン・グァンスの釈放要望書を提出する など、 およそ日本のためとは思えない悪行を重ねました。 拉致と社会党と土井たか子 【民主党】 菅直人自爆劇場/言い訳がひどい 他にも、例えば外国人参政権を当サイトは非常に危険視していますが、オランダでは外国人に参政権を与えた結果、 外国人はオランダと融和せず混乱状態に陥った という過去の歴史があります。 イスラム系社会を批判する映画を作った映画監督テオ・ファン・ゴッホ氏がモロッコ人に殺害されるなどの事件も起きています。 もし日本で外国人に参政権が与えられたら、反日思想を持ち現在進行形で竹島・対馬・尖閣諸島の領有権を主張している、韓国人や中国人を中心に選挙権を与えることを意味します。 これは狂気としか言いようがありません。 外国人参政権の恐怖 【成立する危険性が出てきました videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。「在日に参政権」 小沢一郎代表も協力 【民主党】 カルタゴの悲劇 カルタゴはなぜ滅んだのか?! カルタゴが滅亡するまで (5)当サイト編集に必要な「柱」 当サイトは反日の実態をまとめ、真実を掘り下げることが最大の目的です。 ということは、政治家並みとまではいいませんが、それなりの精神力が必要になります。 以下は国家・外交とは何たるかをまとめた「柱」です。 隣接する国は互いに敵対する 敵の敵は戦術的な味方である 敵対していても平和な関係を作ることはできる 国際関係は善悪ではなく損得で考える 国際関係は利用できるか利用されていないかで考える 優れた陸軍大国が同時に海軍大国を兼ねることはできない(その逆もしかり) 国際政治を損得で見る。善悪を持ち込まない 外国を利用できるか考える 日本が利用されているのではないか疑う 目的は自国の生存と発展だけ 手段は選ばない 損得だけを考える。道義は擬装である 国際関係を2国間だけでなく多国間的に考える 油断しない 友好・理解を真に受けない 徹底的に人が悪い考えに立つ 科学技術の発達を考慮する とどのつまり、日本以外はみな敵国です。 「国家に真の友人はいない」…キッシンジャー 「隣国を援助する国は滅びる」…マキャヴェッリ 「我が国以外は全て仮想敵国である」…チャーチル 「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。長く深淵を覗く者を、深淵もまた等しく見返す」…ニーチェ 「過失ありて罰せられず、功績なく賞を受くれば、国が滅びる」…韓非子 「平和を望むなら、戦争に備えよ。(Si vis pacem, para bellum.)」…ラテン語の格言 「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。」…アラン (6)当サイトが重視しないこと マスコミが大々的に報じていること(国民はみな知っているから) 政策や国益とは関係のないこと(麻生元首相の読み間違いなど) ※ただし、マスコミの偏向報道の実態を説明するためであれば、その限りではありません。 (低俗報道の正体・悪意の写真集・長谷川豊の正体など) (7)反日勢力を「一掃」するには年月が必要 できれば一刻も早く反日勢力を一掃したいところですが、残念なことに日本には反日主義者が非常に多く存在します。 国政選挙でも、選挙区によっては売国議員しかいないというケースもあります。 この場合は、より危険な人物をまず先に排除し、その後他の危険人物を排除する、という段階を踏まざるを得ません。 したがって、全ての反日勢力を一掃するのに年月を要するのはやむを得ません。 (8)結論を急ぐことはかえって危険 当サイトは真実の拡散に全力を注いでいます。 しかし、結論を急ぎすぎるあまり、2009年の総選挙の結果を受けて悲観論を表明した有志の方がいらっしゃいました。 結論を急ぐあまり悲観視する、現状を嘆くあまり自暴自棄になる。それはそもそも間違いです。 結論を急ぎすぎて、かえって歴史・進路を誤るケースが散見されます。 ナチスドイツ誕生は困窮した生活のあまり、国民が自暴自棄になって「一度やらせてみよう!」となった結果です。 また2009年の誤った選択は、常軌を逸した潔癖思考・幼稚な思想(→反日主義者の精神構造)によるものです。 そういったことで右往左往しすぎた有志の方も、2009年の誤った選択をしてしまった人たちの裏返しです。 ■思い込みは禁物 現在日本に住んでいる人たちは、多かれ少なかれ間違いなく偏向報道の影響を受けています。 テレビや新聞を通して、マスコミから気づかないうちに影響を受けています。 「今はもうマスコミの嘘に騙されない」と思っている人たちも、目覚める前には影響をしっかり受けています。 したがって、「自分も偏向報道の影響を受け続けているのだ」と自覚することが必要です。 もっとも、思い込んでいる自分自身はその自分の思い込みに気づきません。気づくのは他者です。 他者の指摘で気づけるように、「自分も偏向報道の影響を受けているかも」程度の自覚をしましょう。 そうすれば、本当に正しい情報に接した時に自分の偏向に気づき、修正ができます。 ■完璧主義は取らない 何かを盲信したり、すぐに周りに流されてしまう人たちは、人としての信念やプライドを持っていないのです。 そのため、「盆の上の豆」のごとくある一定方向に転がってしまい、この態度が真の愛国者たちを潰してきたのです。 まさしく「長いものに巻かれろ」という言葉そのものです。 これは「フライデー襲撃事件」当時の講談社や、安倍晋三氏に対してサブリミナル攻撃を仕掛けたTBSの思い上がった態度に通じます。 参考 内部リンク→リンク集 外部リンク→保守リンク集 ■参考サイト 基本を押えて (当サイトと相互リンク:SADATAJP氏の思考作法の「基本中の基本」を教えてくれる注目ブログ) 欲しいものは正義なのか勝利なのか? (izaの名ブログ「戦争に負けた国」)
https://w.atwiki.jp/sentairowa/pages/54.html
魂は此処に。 真紅の双眼。闇に溶け込む漆黒の身体。 化け物と形容するに相応しい者だった。故に氷川誠、彼は思う。 傍らに居る彼女を守らなければいけない。 それが警察官の使命、いや、一人の人間としての使命だからだ。 銃が効くとは思えない。拳や蹴りが通用するとも思えない。 だが、せめて彼女を逃がすぐらいの時間は稼いでみせる。 人間の強さを示す時だ! 「うおおおおおおおッ!!」 月夜を背に佇む相手に突撃。力一杯の力で相手を掴みあげようとするがビクともしない。 力士相手に子供が相撲するようなものだ。傍らに居た少女、日下部ひよりから見ても明らかだった。 クソッ!なんだこいつの力は…。訓練を積み、日夜アンノウンとの戦いを繰り広げてきた己には充分過ぎるほどの衝撃だった。 やはりG-3Xが無いと僕は無力なのか…。 必死に喰らい付くが最早それが何の意味もなさないことは僕にも分かった。 そんな時、ふと月明かりに照らされた化け物の顔が明らかになる。 それは共に戦う友、アギトの姿に酷似していた。 バカな! 思わず眼を疑う。津上さん…? 頭の中が真っ白になり、入れていた力が抜けてしまう。遊びもここまでとばかりに、 勢い良く振り払われてしまった。砂浜に吹き飛ばされ、砂塵が舞った。 「何やってるんだ、戦えよッ!」 彼女が懸命に叫んでいる。尻餅を着いたまま思う。 そうだ、僕がやらなければならない。 こんなところで死ぬわけにはいかないんだ。 例えアギトに似ていても関係無い。津上さんが殺し合いに進んで身を投じるとは思えないから。 今は目の前の化け物をなんとかしなければ。こいつは倒すべきだッ! 「下がって!」 少女を手で制止し懐に忍ばせていた拳銃を相手に向ける。ただの拳銃が効くとも思えない。 だが、使える手は全て尽くさなければ。 相手の心の蔵を目掛けて引き金を引く。大きな衝撃と轟音と共に弾丸は視認出来ないスピードで相手を射抜くが、 全く効き目が無い。この銃が玩具では無いかと思ってしまう程、相手は意にも介さない。 まさか怯ませることも出来ないとは…。 「バカな…!クソォッ!!」 自棄になったように連続で撃ち込むが、矢張り効果は無い。直ぐに弾切れを告げる空音が響いた。 相手の進軍を止めることも出来ない。こうしている間にも互いの距離は詰められて行く。 ―…絶体絶命。 こうなれば少女だけでも…。 自分の無力さが心を支配していく。歯は血が滲むほど食いしばられ目尻には涙が滲んだ。 何とも情けない話だ。時間稼ぎすら満足に出来ないとは…。 隣に居る警察官の男は全ての手を尽くしたらしい。 ボクとしても何もせず死ぬつもりは無い。 あまり気は進まないが…ワームとなって戦うしかないだろう。 懸命に守ろうとしたボクが化け物だと知ったら、この男はどう思うだろうか。 そう思うと少しばかり気が引ける。 だが迷っている暇は無い。今にも飛び掛ってきそうな相手を真っ直ぐ見据え、男の後ろで変体しようとする……が、 その時、緊迫感漂う砂浜に低い男の声が響き渡る。 「威勢は良かったがな。尻すぼみになっちまったか。―…まあ良い、後は俺に任せな。」 声の主は後ろから現れた。 ボクも、警察官も、化け物も、視線が一挙に集まる。まだ距離は近いうえ、顔や姿がはっきり確認できないものの、 その存在感は抜群。そう、その感覚は天道と初めて会った時に似ていた。 やがて月明かりが正体を明らかにする。 中年の体格の良い男だ。手には…楽器?良く分からないが、ギターだろうか。 一風変わったギターを手に持っている。なんなんだろうか。 「あ、貴方は…」 突如現れた男の姿に呆気を取られたのか素っ頓狂な顔をしている。 化け物も進軍を止め、異質なオーラを持つギター男の気配を伺っているようだ。 「奴は危険です!僕が時間を稼ぎますから、この子を連れて逃げて下さい!!」 ボクの肩を掴み半ば強引にギター男の方へ差し出した。 …ボクの心配より自分の心配をしろよ…。 しかし今度は、その言葉を聞いた男が素っ頓狂な顔をしている。やがて大声で笑い出した。 心底可笑しいと言いたげに。 「―…出来ないことは口にするもんじゃ無いぜ、兄ちゃん。まあその勇気は買うがな。」 「な…!」 警官が喋るのを制して男は続ける。 「任せておけ。こういう奴の相手は慣れてる。」 一瞬、ギター男の言っている意味が分からなかった。だが直ぐに一つの考えが浮かぶ。 そんな、まさか…。 ――…左腕に着けられていた変身音源 音枷のカバーが開き、ギターの弦のようなものが明らかになる。 砂浜を静寂が包んだ。潮風と波の音だけが辺りを抱く。 一寸の間を空けて男はしなやかな指使いで弦を弾いた。 不思議な音色が響く。心地良い、そして何処か勇ましい音色だった。 やがて滲み出るように男の額に鬼の紋章が現れる。 ゆっくりと逞しい鍛えられた腕を天に掲げると辺りを眩い閃光と共に、 轟音を轟かせながら稲光りが地を討った。その衝撃が柔らかな砂塵を舞わせ、 鬼を祝福するが如く蒼海と同じくして光り輝く。 ―…身体に掬う魔を振り払うかのように命を削って今、現れた。――… ―その名は斬鬼― 「さあ行くぜ。チンタラやってたら時間がもったいねぇからな。」 地に雄雄しく突き刺さっていた音撃真弦・烈斬を思いっきり引き抜く。 剣撃状態の烈斬を振りかぶりながら真紅双眼の化け物へ駆けた。 見ているだけで相当な使い手だと分かる。 一筋縄ではいかない相手。だからこそ、俺が全身全霊を込めて戦わねばならない。 だが風を切り裂きながら烈斬を振るう俺の一撃を次々に回避している。 なんて奴だ…!いくらロートルとはいえ、まだまだやれる筈だった。 最早、反射神経が良いなんてもんじゃない。見切っている。 つい今しがた対峙した俺の一撃を、だ。 信じられねぇ…。 相手目掛けて思いっきり振り下ろした一撃も空を斬り、ただ砂を散らせただけだった。 瞬時に回避し、身体を反転させて後ろを回り込もうとした瞬間、何かを引き抜くような 音が耳に飛び込んできた。 ―…何だ!? 何かしたのは間違いない。後ろを振り向こうとそいた瞬間、横腹を抉るような強烈な蹴り。 成す術も無く弾き飛ばされた。 そして眼に入ってきたのはカード状の何かを鉤にセットしている姿。 ―ADVENT― 次の瞬間には聞き慣れない電子音声、そして現れたのは巨大な黒龍。 こいつはヤバ過ぎるぜ…!事態の重大さを嫌でも悟る。 しかし未だに視認出来る位置に兄ちゃんと壌ちゃんは居た。 馬鹿野郎がッ!何をボッとしてやがる!! 「馬鹿野郎!早く逃げろ!!」 死にたいのか!…そう言う前に獰猛な黒龍は化け物を幾重にも旋回し此方へ突撃してきた。 横目で兄ちゃん達を見たが、居ない。 どうやら逃げ遂せたようだ。 ―…それで良い。犬死にだけは御免だぜ。 「―…斬鬼を…舐めるなァッ!!!」 気合一閃、叫びながら烈斬を構える。今の咆哮、兄ちゃん達にも聞こえただろうか。 俺の晴れ舞台は相棒さえ居れば良い。 だから、せめて勇敢に戦って散ったオッサンが居たことぐらい忘れないでくれよ。 思えば幸せな人生だった。 鬼として己を磨き、沢山の仲間に恵まれ、弟子を送り出すことも出来た。 最後まで戦いに身を投じ、全力で余生を駆けた。 この身体に掬う悪魔に殺されるのだけは御免だった。 ―…だから、この身体に眠っている朽ちた鬼としての力を奴にぶつける。 死をあっさり受け入れるほど、俺は諦めが良くないんでね。 「くらえ!俺の…最期の力だッ!!」 向かってくる龍の腹に烈斬の鋸を突き刺し、奴を必死に支えている烈斬に斬撤を取り付けた。 喰らいな!その漆黒を白に彩るが如く、清めてやるぜ!! 声高らかに叫ぶ。 「音撃斬・雷電斬震!!!」 烈斬の弦を激しく掻き鳴らしながら清めの音を流し込む。 振動が辺りを包み、黒龍を内部から致命的なダメージが襲う。 幾らの時が流れただろうか。ただひたすらに弦を弾き、一心不乱に音を流し込む。 龍の悲鳴にも似た泣き声が烈斬の旋律に呼応するように響き渡った。 ―…勝てるッ!! この勢いなら倒せるかもしれない。そう脳裏に微かな希望が過ぎった時、 彼の身に降りかかったのは絶望的な不運。 膝に激痛が走った。彼の身に掬う悪魔はこんな時にも絶望を運んできたのだ。 「ぐあああッ!!」 思わず肩膝を付き、演奏は中断される。 そう、大きな隙が生じた。 勝利を目前にしたその時、彼の運命は尽きる。 奴はこの隙を逃しはしないだろう。 「へッ…ここまでか。」 相手に背を向けたまま、ゆっくりと瞳を閉じる。 此方へ近づいてくる足音は己の直ぐ後ろで止まった。 ―SWORD VENT― その電子音声と共に遣って来たのは胸を貫く一撃。 ―――後は頼んだぜ。ヒビキ、サバキ―…。 そこで彼の思考は中断された。 浜辺には一人の男の亡骸だけが残されている。 激闘を繰り広げた漆黒の騎士の姿は何処にも無かった。 やがて、何処か満足げに微笑む男の亡骸を波がゆっくりと攫っていく。 かつての闘いの面影はそこには無い。 ただ美しい水面だけが鮮やかな光を放っているだけであった。 【財津原蔵王丸 死亡】 残り49人 【氷川誠@仮面ライダーアギト】 【1日目 現時刻 深夜】 【現在地:採掘場G-10エリア】 [時間軸] 最終話近辺 [状態] 背中に裂傷。精神的に疲労。 [装備] 拳銃・手錠等の警察装備一式(但し無線は使えず) [道具] ワーム感知ネックレス@仮面ライダーカブト [思考・状況] 1:此処から脱出する。 2:少女の保護。 3:小沢澄子、津上翔一との合流。 4:人間の強さに微妙な不信。 5:助けに入った男が心配。 【日下部ひより@仮面ライダーカブト】 【1日目 現時刻:深夜】 【現在地:採掘場G-10エリア】 [時間軸] 本編中盤 シシーラワーム覚醒後。 [状態] 健康。 [装備] 未確認。 [道具] 未確認。 [思考・状況] 1:まずはこの状況から脱出する。ワームになるのも厭わない。 2:取り敢えず警官に付いて行く。 3:天道……あいつなら、どうする? 4:助けに入った男が心配。 【リュウガ@仮面ライダー龍騎】 【1日目 現時刻:深夜】 【現在地:不明。】 [時間軸] 劇場版登場時期。 [状態] 不明。 [装備] 不明。 [道具] 不明。 [思考・状況] 1:もう一人の自分と融合し、最強のライダーになる。 2:殺戮を繰り返す。 ※リュウガは特定の場所から移動せず、砂浜のエリア一帯から離れていません。 いつ出現させるかは皆さんにお任せします。
https://w.atwiki.jp/dynamite/pages/613.html
ドリーム実評価議論2014 大阪の機動力は5あると思う。ヒルモンいとびぴゅんたなどがいるし。広島が強いのはしょうがない。 - 名無しさん 2014-05-30 19 35 01 内野守備って福岡>大阪じゃないか?確かに層の厚さは僅差で大阪のが上かもしれないけど、福岡は今宮本多松田はほぼスタメンだろうし。 - 名無しさん 2014-05-30 22 55 20 ↑ 打力の低い選手を使わざるを得ないチームの場合は守備は低く査定したんだけど、福岡の場合ほかに起用する選手もいないから確かに★4でいいかもしれない - 名無しさん 2014-05-30 23 05 35 微調整してみた - 名無しさん 2014-05-30 23 17 31 名古屋だめだな - 名無しさん 2014-05-31 12 44 47 これは極めて微妙だけど、投手力は福岡≧兵庫な気がする - 名無しさん 2014-05-31 16 17 00 大阪の外野守備は4でもいいんじゃない? - 名無しさん 2014-06-01 02 25 48 ↑ - おい 2014-06-04 20 29 00 名古屋とかいうゴミダメ - 名無しさん 2014-06-04 22 46 07 こんなもんでどうですか? - 名無しさん 2014-06-05 18 39 15 広島強すぎだろwww - おい 2014-06-05 21 21 48 東京Bの投手力が☆2なら横浜も☆2でいいのでは?福岡の外野守備は城所がいるのに☆2?広島も赤松抜いたら外野守備微妙になるんだが・・・ - 名無しさん 2014-06-10 14 54 49 投手力は正直☆1と2、☆3と4の差がほとんどなくて判断が難しい - 名無しさん 2014-06-21 12 53 31 外野守備はその通りな気もする - 名無しさん 2014-06-21 12 53 47 兵庫より東京Bの方が投手は強いと思うが - 名無しさん 2014-06-21 22 02 01 とりあえず最低限コントロールして投げられるのが、能見・メッセ・福原・オスンファン 対して小川・石川・木谷・山本 小川と山本こそ使えるが石川木谷レベルになると決め球に欠けて打ち込まれる機会が増える フォークと高い制球を持っている能見を始めとして駒が揃っている兵庫の方が守備を切り離してみたとしても総合力では勝るのではないだろうか - 名無しさん 2014-06-23 20 01 09 ついでに言うと残る藤浪とカーペンターを比較しても投パラでは全ての数値が同等か、藤浪の方が上回っている - 名無しさん 2014-06-23 20 04 06 大阪は打撃力は☆4つぐらいだろw - のそん 2014-06-23 20 26 59 投手の総合力なら兵庫より千葉のが強いで - 名無しさん 2014-06-25 05 54 46 埼玉の投手力は高いと思う。3は無い。 - 名無しさん 2014-07-01 21 11 54 巨人の投手力絶対☆4もないだろ、強いの菅野だけだし総合的に見れば☆2つとされている日ハム以下だと思う。 - 名無しさん 2014-07-03 19 05 39 やっぱ広島抜け目がないな。全てが平均以上。 - 名無しさん 2014-07-03 20 52 44 東京B使いづらい、このチーム使ってる人どうかと思うんだが - 名無しさん 2014-07-03 20 54 25 広島は来るのお断りレベル、強さは去年の楽天巨人以上。阪神と福岡とオリックスもできれば戦いたくない。ほかのとこはあんまり強くないからどこが来てもいいけど楽天と巨人はカモ。 - 名無しさん 2014-07-04 05 29 48 今年はバランス悪すぎる。 - 名無しさん 2014-07-04 18 32 20 ロッテは打撃★★、機動力★★★★★、内野★★★★、外野★★★★だろ。クルーズは内8肩8だし、今江 鈴木は内8肩7だからね。 - 名無しさん 2014-07-06 14 30 03 なんか机上の評価な印象を受ける。特に守備はスタメンじゃなく、守備固めでガチガチにした場合の評価じゃない? スタメンで評価しないと、実評価にならないと思う。 - 名無しさん 2014-07-06 16 07 46 千葉内4だけは絶対ない 他球団の守備見てきたら? 何をどう考えてもあり得ないから あと打線も楽天と並んでワーストクラスだから致し方ないかと - 名無しさん 2014-07-06 18 44 54 ↑2 打力に問題のある選手(西武永江、福岡城所等)がいる場合は評価低目に見てるつもり 上にあったけど広島赤松も同等に見るべきかもしれない - 名無しさん 2014-07-06 18 48 51 ↑広島の外野守備は4だと思う。あかなつはベンチスタートの場合もよく見る。左翼の守備も微妙だから5はないんじゃないかな? あと、兵庫の内野守備は4だと思う。からすだには強力だけど、はまとは外野の要だし、さこは打撃が悪いから、二塁の適正が7の場合もある。おまけに三塁の守備も微妙。 - 名無しさん 2014-07-06 19 27 42 今江と鈴木とクルーズはスタメン必須でしょ 打撃もロッテの中だったらいい方なんだから - 名無しさん 2014-07-06 23 27 53 ヤクルトは打撃が神だからね外野はクズだけど、内野は最低限 一 森岡or畠山、二 田中浩、三 川端、遊 山田でどうでしょう? - 名無しさん 2014-07-06 23 30 34 柳田と李大浩と中村はヒ1↑していいね - 名無しさん 2014-07-06 23 32 36 オリックスは外野★★★★★だと思うんだが… 糸井が外7だから? - 名無しさん 2014-07-06 23 33 37 ↑あれで外野評価が亀と同じというのは納得いかない。 - 名無しさん 2014-07-08 18 17 12 あと☆5は適正10がいないともしくは9 7以上が2人8 8以上が1人以上。 - 名無しさん 2014-07-08 18 21 54 ダイナマイトリーグとドリームリーグの査定は別物 - 名無しさん 2014-07-18 16 40 34 福岡打撃は神だけど外野が…正直☆1つでいいと思う。まぁ俺は福岡使ってるけど- 名無しさん 2014-07-19 14 55 21 東京Aの外野は肩適性ともにそこそこが揃ってるし☆3でもいいと思う - 名無しさん 2014-07-26 19 46 47 広島の外野を4に、西武の投手を4にしときました あと議論なしで変えられてたのは戻しておきました - 名無しさん 2014-07-27 00 45 47 ほかの案: 横浜投2、福岡外1・3以上、オリ打4外5、巨外3投3以下 などなど - 名無しさん 2014-07-27 00 50 45 千葉の打撃はもっとある。 - 名無しさん 2014-07-27 01 24 12 兵庫の打撃力4はねーわ - 名無しさん 2014-07-27 04 03 13 ↑確かにそうだなバッティングが良いのが上位打線ぐらいだからな - 名無しさん 2014-07-31 14 58 01 広島凄ぇwwwwwwww - 名無しさん 2014-08-11 20 00 27 阪神は巨人・オリに比べて打撃が上という判断で☆4にした。 もともとは広島も☆4だったけどだれかが変えて今に至る 中日と阪神が同じくらいなのかな- 名無しさん 2014-08-11 23 56 06 広島の打撃は言うほど強くないよな。 - 成歩堂 2014-08-12 08 50 26 名古屋もっと杏ぞ投手力 - 名護 2014-08-14 11 49 01 能見弱体化したので阪神投手2に下げときますね - 名無しさん 2014-08-14 16 40 50 メッセがいるのに☆2ってことはないと思うが - 名無しさん 2014-08-14 21 01 45 確かに投☆2の中では兵庫一番強いかも知れないけど、北海道と一人一人を比較したら殆ど差が無いに等しい。そして何より、☆3である福岡仙台と比べると明らかに格落ちであるように感じる。だから兵庫は☆2にした - 名無しさん 2014-08-14 21 53 31 広島がパ・リーグなら4位当たりの実力のはず。北海道日本ハムが評価低いというか広島が強すぎるな。カープファンだからうれしいけど夢物語。プロ野球の順位みて現実に戻されるのがショックです。 - 名無しさん 2014-08-15 01 11 41 ↑5あれか わなか バグをうまく使えれば結構押さえる 最近5試合の成績東京A戦1回1安打0失点勝ち投手名古屋戦1回2安打0失点象戦3分の2回3安打2失点勝ち投手東京B戦3分の0回3安打3失点負け投手亀戦3回8安打0失点勝ち投手 - 名無しさん 2014-08-15 09 19 24 阪神打力4もあるかな?俺はないと思うが。 - 名無しさん 2014-08-19 21 47 06 今回の変更も踏まえて、東京A外3・足3、兵庫打3、名古屋打4、千葉打2 どうですか? - 名無しさん 2014-09-03 08 52 36 あ - 名無しさん 2014-09-15 17 01 26 名古屋 打4てネタですか? - 名無しさん 2014-11-15 19 49 18 広島は打4でいいと思う あいざわ加入とけこち強化が理由 - 名無しさん 2014-11-15 19 52 56 埼玉の機動力をチームデータページの☆4つに合わさせていただきました - 名無しさん 2014-11-15 19 55 12 正直、広島の打撃は横浜以上な気がする - 名無しさん 2014-11-15 19 57 02 広島の打撃を4にさせていただきました - 名無しさん 2014-11-29 04 48 23 ついでに外野も星4にしよう(小声) - 名無しさん 2014-12-08 19 53 36 この表だと大阪が1,2を争うぐらい強くて、東京Bが一番弱く見えるけど、実際そんなことは全然ない。相対評価はあてにならんわ。 - 名無しさん 2014-12-08 20 05 55 とびぬけてるところはとびぬけてるから、中途半端が一番弱い。なあ名古屋 - 名無しさん 2014-12-12 21 55 17 大阪の外野守備って絶対★5あるよね。 - 名無しさん 2014-12-17 14 24 23 大阪変更いたしました。 - 名無しさん 2014-12-19 10 55 59 戻されるのが速いww - 名無しさん 2014-12-19 11 48 45 楽天の外野守備は4でいいと思う - 名無しさん 2015-02-03 22 41 16 外野守備の★5がないぞ - 名無しさん 2015-03-02 15 24 48 1つ星と5つ星を基準にするのが前提だけに、少し強引でも☆5チームが1つ欲しいね。外野☆5は大阪にしようと思うけど、どうかな? - 名無しさん 2015-03-03 15 38 35 ↑なぜロッテが出てこない - 名無しさん 2015-03-05 14 13 17 どこもどっこいどっこいだな。でも確かに大阪と千葉が北海道埼玉に比べるとやや上かな - 名無しさん 2015-03-05 17 58 25 大阪と千葉を★5でいいんじゃない - 名無しさん 2015-03-05 21 55 27 うん、まあ千葉と大阪が抜けてる感はあるね。それでいいと思う - 名無しさん 2015-03-06 23 04 45 大阪と千葉を☆5に編集してくださった方、ありがとうございます。両チームのページ内の☆数も合わせておきました - 名無しさん 2015-03-07 13 36 34 全く話題に上がってないけど、阪神は大和が外9になって一気に守備が固くなったから少なくとも外☆3はあるよね - 名無しさん 2015-04-20 08 41 15 レフトの適正が低いから、2で十分。 - 名無しさん 2015-04-20 12 35 04 阪神はショートバヒューンの少なさがレフトの守備力をカバー - 名無しさん 2015-04-25 20 07 44 埼玉より阪神が打撃上っておかしくね? - 名無しさん 2015-04-25 20 09 08 ↑おかしいと思うなら、理由も書こうZE★ - 名無しさん 2015-04-25 21 10 30 広島と大阪強すぐる - 名無しさん 2015-05-23 16 09 50 大阪はジャパン2013と同じ星の数だな - 名無しさん 2015-05-23 20 50 56 北海道弱くね? 大谷の使い方ではいろいろ上がりそう - 名無しさん 2015-05-31 22 10 51 広島強いな。 - 名無しさん 2015-07-11 23 37 22