約 1,397,314 件
https://w.atwiki.jp/sh_takasen/pages/108.html
有馬翔 背番号62 投手 左投左打 ホークスに所属する何人目かの「投手」で「翔」。 宮崎県日南学園出身。二年夏には甲子園にも出場した。同県出身の同級生投手である燕の赤川をライバル視している。チームメイトの寺原、蕭一傑は高校の先輩にあたる。 2008年にドラフト4位指名で入団。当初の背番号は「33」だったが、故障も絡み、2011年に育成として再契約。背番号が「140」となる。2013年に再支配下登録され「62」へ。 公式プロフィールによると、チームメイトからは「アリジイ」「アリマッティ」と呼ばれているもよう(名付け親は久米とムヨン)。 最速145km/hのストレート、スライダー・緩いカーブ・フォーク・チェンジアップ、2012年からはスクリュー(大隣直伝)など多彩な変化球を投げ分ける投手。が、入団当初からストレートを投げる時に「よいしょ」と言う癖があり、雁ノ巣民に突っ込まれていた。現在は改善されていると言われていたが、2012年WLではさもありなん。現地実況に「ヨイショー!フフフ」と真似される。おお、もう…。 2013年春季キャンプでは、球団の育成選手としては初のキャンプ開始からA組スタートとなり、4月11日についに球団では柳瀬以来となる再支配下登録へいたった。 2013年4月20日にはプロ初登板を決めるも、2試合連続で失点し再び二軍へ。それでも「戦力外から育成になっても、野球やっててよかった」とコメントを残した。また頑張れ! しかし、なかなか一軍では制球が定まらず、結果を残せないままオフに戦力外通告を受けた。後日行われた合同トライアウトで、一番手に投げ結果を残すと鷲から声がかかり、育成契約ではあるが晴れて現役続行が決まった。まーた鷲に九州出身選手が増えるのか…。同リーグではあるが、ぜひ頑張ってほしい。鷲さん、よろしくお願いします。 が、迎えた2014年、なかなか一軍に上がれず10月3日に戦力外通告を受けた。 エピソード 球団内でもかなり早いうちにTwitterを始めた選手の一人。 格好いい名前に反して顔はアレで、2012年に「プロ野球宮崎県人会ゴルフ」に参加した際には「プロゴルファー猿だ」、「髪形が似ている」とブルワーズ青木らに爆笑されている。 2013年に受けた合同トライアウトでは、有馬が一番、蕭一傑が二番手として投げるなど、プチ日南リレーが成立した。 オレオが好きらしい。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14013.html
ホテル! 唯「・・・」 律「・・・」 梓「・・・」 紬「さあ入りましょうか」 澪「・・・ちょっとタンマ、まさかここか?」 紬「え?えぇ」 和「・・・すごいホテルね」 憂「あ、あはは・・・」 紬「予約してあった琴吹です」 ボーイ「琴吹様ですね・・・。!」 ボーイ「そ、それではお荷物を預からせていただきます」 紬「お願いします」 ボーイ「ではご案内させていただきます」 唯「・・・中、すっごく奇麗」 梓「すごいですね。ムギちゃんのお父さんの知り合いって・・・」 律「一体一泊いくらなんだ・・・」 澪「・・・聞かない方がいいぞ、きっと」 唯「うわーっ」 セヤナ、ソウヤソウヤ、チャウネン 唯「あ、あずにゃん。本物だよ!本物の関西弁だよ!」 梓「そ、そうですね」 紬「じゃあカギを渡すわね」 唯「おぉ。カードだ、かっこいい」 律「はいよ」 澪「無くすなよ」 律「任せとけって」 501号室! 紬「ふぅ、早く準備しましょうね」 梓「・・・」 紬「どうしたの?」 梓「・・・い、いえ。ちょっと目を疑ってまして」ゴシゴシ 紬「?」 梓「・・・こんな広い部屋、初めてですよ」 紬「そうね、このレベルのホテルはなかなか泊れないわね」 紬「お父さんに感謝しなくちゃね」 502号室! 澪「・・・」 律「・・・」 澪「・・・」 律「・・・あ、ダブルベットだ」 503号室! 和「・・・なに?これ?」 唯「すごーい。奇麗な部屋だねー」 憂「う、うん。そうだね・・・」 ロビー! 澪「お待たせ」 律「にしてもすごい部屋だったぜ」 和「そうね。よほどのことがない限り今後泊れないわね」 紬「ふふっ、時間がもったいないわ。早く行きましょう!」 唯「うん!そうだね!」 梓「えっと、まずは道頓堀でお昼ですね」 唯「憂にお菓子あまり食べさせてもらえなかったから腹ペコだよ・・・」 憂「その分たくさん食べてね」 ガタンゴトン 唯「おぉ・・・。みんなが大阪弁だ・・・」 律「さすがだぜ・・・」 「次は難波ー」 紬「ここね」 梓「結構ひと降りますね」 憂「そうだね。はぐれちゃだめだよ、お姉ちゃん」 唯「うん。念のため手、繋ごうね」ギュッ 憂「うん!」 唯「おお!食べ物屋さんいっぱい!」 梓「あぁ・・・。食欲をそそる匂いが・・・」 紬「商店街ね」 律「お好み焼き屋を探せー!」 唯「うん!そうだね!」キョロキョロ 和「・・・いっぱいあるわね」 澪「どのお店がいいんだろうな」 憂「あ、あのお店。雑誌に書いてありましたよ。たしか・・・」パラパラ 唯「おお、ほんとだ。あそこにしない?」 和「いいわよ。どうせ決まってないんだし」 唯「じゃあ決まりだね!行くぞー!」 ガララッ 親父「いらっしゃい!」 唯「7人ですけど大丈夫ですか?」 親父「そうやね、ちびっと待ってもらえば大丈夫や」 唯「じゃあ待ちます!」 紬「いい雰囲気のお店ね」 梓「いい匂いです・・・」 親父「お待たせしましたわ。ウチへどうぞ」 唯「はい!(ウチ?)」 唯「よいしょっと」ズズズッ 憂「おいしそうだねぇ」 和「ふふっ、どれにする?」 紬「いろいろ食べてみましょう!」 律「だな。腹いっぱい食べようぜ」 唯「えっと、これとあれとそれで」 親父「まいどおおきに」カキカキ 親父「はい、お待たせ」コトッ 親父「鉄板熱いさかい気い付けてや」 唯「よし!焼くよ!」 律「うむ。お好み焼きは自分で焼かなきゃな」 唯「私は豚玉焼くよ!」 律「私はえび玉な」 紬「牛すじ行きます!」 唯「よく混ぜて・・・」マゼマゼ ジューッ 唯「・・・、大きさこのくらいかな?」 憂「うん、そうだね」 律「ふむ、あのくらいか」ジュウジュウ 紬「よいしょ」 唯「・・・そろそろかな?」チラッ 唯「・・・もうちょっとだね」ジュウジュウ 和「うん、いい感じね」 律「おっしゃー!ひっくり返すぜ!」 澪「うまくできるのか?」 律「初めてだけどな!」 澪「・・・」 律「いくぜ!ほっ!」 ベシャ 律「・・・」 澪「・・・」 律「まぁよくあることさ」 澪「予想通りだな」 和「お約束ね」 唯「憂、やってみる?」 憂「え?いいの?」 唯「うん。私あまり自信ないし」 憂「私だってあまり・・・」 憂「でも片面は焼けてるから・・・。ほっ」 ジューッ 唯「おー。さすが憂だよー」パチパチ 憂「えへへっ」 紬「・・・で、ではやってみます!」 梓「ムギちゃん、がんばって!」 紬「・・・。えいっ!」 ポシャ 紬「あ・・・」 梓「端っこだけ重なっちゃいましたね。でも初めてにしては上出来ですよ」 紬「そ、そう?」 梓「そうですよ。ふふっ、いい焼き色ですね」 紬「ふふっ、ありがとう」 和「お腹すいたわ・・・」 唯「もうすぐできるよー」ジュウジュウ 唯「ソース塗って」ペタペタ 唯「かつおぶしと青のり」パラパラ 唯「マヨは個人でお好みで」 和「ありがとう。マヨはどうも苦手でね・・・」 唯「ふふっ。知ってるよ」 唯「切ってっと」 唯「できたー!」 憂「うん。おいしそうだね」 唯「はい、おすそわけだよ」 律「おう、うまそうだぜ」 紬「ありがとう。私達のももうすぐできるわ」 律「・・・よし!第一号完成!」 紬「うん、できたわよ!」 唯「では!いただきまーす!」 みんな「いただきます!」 唯「ハフハフ。あふいよー」 憂「慌てて食べると口の中火傷しちゃうよ?」 ・・・ 唯「食べた食べた・・・」ポンポン 梓「どうせデザートは別腹って言うに決まってます」 唯「もちろんだよ!」 澪「やっぱ本場は違うな。おいしかった」 和「そうね。お好み焼き自体久しぶりに食べたわ」 梓「ムギちゃんもひっくり返すの上手になりましたね」 紬「ふふっ、あずにゃんも最後は奇麗にできたじゃない」 梓「えへへっ」 唯「ごちそうさまでした!」 親父「どうもおおきに。またよろしゅうお願いします」 ガララッ 律「うん。おいしかったな」 唯「この通り、見てて飽きないね」 澪「そうだな」 和「やっぱり粉ものが多いわね」 憂「ざっと見てから次はアメリカ村だね」 梓「う、うん!行こう行こう!」 唯「あぁ・・・。あのたこ焼きおいしそう・・・」 和「さっき食べたばっかりでしょ。せめておやつの時間まで我慢しなさい」 唯「あうー」 律「ゲーセンに寄りたい」ウズウズ 澪「なんでここまで来てゲーセンなんだ・・・」 紬「私も行きたいけどここは我慢ね!」 梓「はい、そろそろ駅に行きましょうか」 憂「うん。全部見てたら夜になっちゃうよ」 唯「うぅ・・・。さらば、たこ焼き・・・」 アメリカ村! 唯「さらばたこ焼き!こんにちわスイーツ!」 和「・・・ま、こうなるわね」 律「おう!えっと、雑誌によると・・・」ペラペラ 律「こっちにおいしいパフェがあるってさ」 唯「パフェ!!!」 唯「行こう行こう!」 梓「パフェ・・・」 梓「しょ、しょうがないですね。行きますか」 ※次スレへ 戻る 続き
https://w.atwiki.jp/eiketsu-taisen/pages/1237.html
武将名 いしくまどうじ いしくま童子 統一名称:いしくま童子 生没年:不明「なんでうちが 踊らなあかんのや~~!」大江山に住まう鬼・酒呑童子の配下酒呑童子に命じられて、舞を踊り歌を披露する。鬼の首魁である酒呑童子直々に命じることから、舞と歌の名手であったことが窺われる。主の酒呑童子や四天王とともに討たれたかは知られていない。 勢力 紫 時代 平安 レアリティ N コスト 1.0 兵種 槍兵 武力 3 知力 2 特技 鬼 計略 石熊ヨイショ(いしくまよいしょ) 最も武力の高い味方の武力が上がる。特技「鬼」を持つ味方であれば、さらに武力が上がり、敵を撃破すると復活時間が増加する 必要士気 3 効果時間 知力時間 Illust. シガタケ 声優 小池理子 計略内容 カテゴリ 士気 対象 武力 知力 速度 兵力 効果時間 備考 武力強化 3 鬼無 +2 - - - 7.9c(知力依存0.4c) - 鬼有 +3 - - - 撃破時復活時間+15秒 (最新Ver.2.1.0D) 調整履歴 修正Ver. 変更点 内容 備考 Ver.2.1.0D 効果時間 6.7c → 7.9c ↑ - 所感 初登場となる1コスト鬼持ち。 武力3と鬼の組み合わせで1コスト同士の乱戦にめっぽう強く、端投げ及びその対処などの城際で力を見せる。 計略「石熊ヨイショ」は鬼を対象とすることで撃破時の復活時間増加、いわゆる完殺効果を付与できる投げ強化。 重ねがけすれば復活時間増加も重複する。 効果時間はそれほど長くなく、これ単体で複数部隊の撃破を取るには時間が足りないことが多い。 主力計略に追加する形で敵の高コストやキーカードを狙い、ゲームメイクを混乱させていきたいところ。 本カードの追加により、これまで困難だった5枚鬼神号令デッキが実現可能となった。 1コスト、敵騎兵を牽制できる槍、軽量投げ強化、女性など鬼デッキに足りなかった要素を1枚で補う優良カードといえる。 解説 石川県白山市の国指定重要無形民俗文化財である東二口文弥人形浄瑠璃「でくの舞」の一つに「酒呑童子・大江山」というものがある。 その中で池田の中納言の娘が貴族の息子に嫁ぐことになり、鬼が貴族の使者を騙り娘を大江山に連れさるのだが、その使いの正体がいしくま童子である。 大戦シリーズにおいて 実はVer.2.0.0Aで追加される以前から、ER酒呑童子の季節限定贈り物セリフで言及されており、土蜘蛛と同じくそのうち追加されるのでは? と噂された鬼・妖怪枠の一人(一体)。 そちらでは「石熊」と呼ばれており、酒の肴として踊るように命じられていた。 台詞 \ 台詞 開幕 オニは見かけによらぬもの!うちが"いしくま童子"や! └自軍に紫019_酒呑童子 いよっ、酒呑童子様!日本一! 計略 なんでうちが踊らなあかんのや~~! ├紫019_酒呑童子 対象時 天はオニの上にオニを作らず、オニの下にオニを作らず!…いや、めっちゃ作っとるぅ!? ├紫056_鬼童丸 対象時 オニを呪わば穴二つ、鬼童丸の坊ちゃん、やっちゃってくださ~い! ├EX025_大嶽丸 対象時 オニは一代、名は末代!大獄丸の登場だぁ!! ├[大江山四天王] 対象時 その名もオニ呼んで、大江山四天王なり! └絆武将 ここにオニの力を集結させ、オニの時代を取り戻しましょ~! 兵種アクション てりゃ~! 撤退 ぼろびぃ~… 復活 他のオニよりしぶといんでさぁ 伏兵 あれれ?失敗してもうた~… 攻城 あ、いっけ♪いっけ♪ そっれ、いっけ~♪ 落城 鬼に歯向かうからこうなるんですよ…… 贈り物① どもども~贈り物はこっちに運んでくださ~い! 贈り物② おっ、酒ですか? 主は、酒の味にうるさいもので~うちが味見いたしましょう。 贈り物(お正月) 元旦早々、なんでうちが踊りつづけにゃならんのだ~!! 贈り物(バレンタインデー) うまっ! うまうまっ!……あい? なんでうちが贈る側になるんですか? 贈り物(ホワイトデー) 鬼とたむろしてていいんですか?そのうち酒呑童子様のパシリになっちゃいますよ~ 贈り物(ハロウィン) 百鬼夜行を真似しても……とうてい本物には及びませんよ…… 友好度上昇 寵臣 └特殊 贈り物の特殊演出 会話武将 台詞 紫019酒呑童子 今宵は肴が足りんな。おい石熊、酌はいいからひとさし舞え。 紫051いしくま童子 無茶ぶり!? 主、なんべんも言ってますけどうち別に踊り得意じゃないんですよ~!? 紫019酒呑童子 その舞も見飽きたな……別の曲は?ないなら遊女でもさらってこい。 紫051いしくま童子 四天王の皆さん暇してるのにうちばっかり……こんな真っ黒な鬼社会もう嫌や…… 情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。 名前 絆計略「ここにオニの力を集結させ、オニの時代を取り戻しましょ~!」 - 名無しさん (2023-11-24 19 47 34) 酒呑童子が居る時の開幕と酒呑童子が計略対象になった時のボイスが逆ですね - 名無しさん (2023-11-05 22 09 53) 演舞場で確認してますが合ってると思います。 - 名無しさん (2023-11-05 22 17 24)
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1587.html
ここにはかつて街があった その廃墟となった街の一角でこの物語は始まる 「ゆっ! ゆっ!」 歩くものが絶えた道を私は跳ねている 「ゆっくりしすぎたよ!! おくれちゃうよ!!」 街の何処かにあると言われている「駅」へ向かって 「ゆふー、ちょっとやすむよ!!」 どれだけ跳ねてきたかは分からないが ビルにもたれて一休み ふと、来た道を振り返ってみると そこに道はなく 只、空虚な空間が広がっていた ゴーン、ゴーンと時計塔の鐘が鳴っている 「ゆわわ... ほんとうに まにあわないよ!!」 再び何処にあるか分からない「駅」へ向かって跳ねる 今まで幾度と繰り返してきたこの慌ただしい引っ越し 街の作りはどこも一緒なのだが「駅」の入り口だけが毎回変わる 実に面倒なからくりだと思う 「こっちよ!!」 呼ばれた方を見てみれば少女が「駅」への扉が閉じるのを押さえていた 「貴女で最後ね、よいしょ」 入り口を最後の住人である私が通ったのを確認すると、少女は扉から手を離した それと同時に完全に扉は閉じ、そこに在ったことすら分からなくなってしまった 「それじゃ行きましょうか、次の街へ」 「駅」の中を行き交う人は皆一様に俯いて忙しなく歩いて行く 「ゆっくりしていってね!!!」 声をかけてみても相も変わらず過ぎていく 「彼等にも時間がないのよ」 彼女はそう言って銀の小さな懐中時計を出した 『***KB/500KB ***レス/1000レス』 「私たちも彼等も等しく時間は残されていないのよ」 文字盤の意味は解らなかったがとにかく時間は無いらしい 「来たわよ」 気がつけば目の前に列車が来ていた 空席が一つしかなかったので彼女の膝の上で発車を待つ 『何時も 東方鉄道をご利用頂き ありがとうございます。この電車は 区間急行の 新日暮里行きです。 次は 新洲檸町に 停まります』 機械の様に抑揚ない車内アナウンスが流れ 音もなく列車は滑るように進んでいく 「貴方はどうするの?」 少女が私に問いかけてくる 「私は切符を二枚ずつ持っている。終点までのと、次の駅で降りるのと」 スッと私の前に切符が差し出される 「私は終点まで行くのだけれど貴方はどうする?」 「んーとね...」 結局私は新洲檸町で降りた 「 1さんによろしく」 それだけ言うとまた彼女は列車に揺られて行ってしまった 彼女の時を刻むために 「ゆっくりしていくね!!」 そして私もこの街で新しい時間を刻んでいく おわり 夢饅頭 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sstabiji/pages/96.html
トレアン・ブレス 「ひゃあ~洞窟って結構暗いんだね…」 「…そうだな」 いつも元気なその子だけど、少し怯えたような口調で話す。 進んでいくにつれ、洞窟はどんどん暗くなっていく。 僕が魔法で明かりを点けているけど、それも自分たちの周りを照らすだけのもの。 奥の奥まではさすがに照らせない。 …やっぱり、強気でも女の子。暗闇が怖いんだ。 沈黙が続く。 僕は会話が得意なほうじゃないから、彼女が黙ると自然と無言になってしまう。 「…大丈夫?」 「ふぇっ?!」 僕から声をかけてみたら、驚いたのか彼女は小さく悲鳴を上げた。 「…大丈夫か、って聞いたんだ。そんなへっぴり腰じゃ魔物が出たとき困るだろ」 …ああ、どうしてこう僕は気が利く言葉がいえないのかな。 「え、あ、う、うん、だ、だ、だいじょぶ、だよっ!!えへへへ、ブレス君に心配されちゃったぁ」 「…もう、何でそんな嬉しそうなんだよ…うわぁっ!?!」 「ブレス君?!」 突然、地面と天が逆転した。 情けない、どうやら僕は転んだらしい。ぬかるみに足を取られたか… びっくりしたと同時に、魔法の光も消えてしまった。 「ぶ、ぶれすくん、どこ?どこ、ぶれすくん、ふぇえぇっ」 突然の暗闇に、ルーラはかなり慌てているようで 「ま、まって、落ち着いて、僕は大丈夫だから、今明かりつけるから!」 「ふぇええんブレスくーーんっ!!」 「お、落ち着けってばっ!!!」 「ぶれすく…わぁっ!!」 「うわっ!!!」 どてーーんっ!! ばしゃん、と水音が響く。 どうやら、慌てたルーラが僕に躓いたらしく、爽快にこけたらしい。僕のおなかの上にルーラの重みを感じる。 「…ドジ」 「ブレス君も転んだくせに~…」 「そ、そうだけど!」 「えへへ、でもよかった、ブレス君見える」 「!」 目の前にはルーラの顔。 どうやら暗闇に目が慣れたらしく、顔が確認できた。 「~~~馬鹿!お前が取り乱すからこうなったんだろ!!とりあえず、明かりつけるからどいてろ!」 「はぁ~い」 よいしょ、とルーラが僕から退く。 全く、とんだじゃじゃ馬娘だ! …何故だか心臓のバクバクの音が止まらなかった。 全く、一人で旅するつもりだったのにおかしな旅になりそうだよ! 【NEXT】脳筋少女と知的少年 【BACK】ぬかるみ注意。2
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/2628.html
髭黒左大将│和│人部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-2450.htm
https://w.atwiki.jp/loveg/pages/106.html
----------------------------------------------------- https //twitter.com/Rudhis_T 【ルディス・トラスト(bot)】 *伺かゴースト「希望の光」のあいつがbotになって出張中。 ----------------------------------------------------- [お知らせ 16/03/09] *(日本国内で公開されている)伺かゴーストキャラのbotに対しては、 無条件でフォローをお返しします。 それ以外のアカウントには基本的にフォローをすることはありませんが 鍵アカの場合は、例外的にフォローすることがあります。 ■【反応ワード一覧】 サービス(http //twittbot.net/)の都合で反応が遅かったりしますので注意。 ※反応ワードというよりは、このワードを含めると 固有の返事がありますよ、という感じ。 【更新する】 【しろって?】 【それはあなたです】 【鍋やりたいです】 【大好き】 【愛してる】 【ごめんw】 【おーい】 【おはよ】 【おやすみ】 【寝るよー】 【励まして】 【疲れた…】 【絶不調です】 【絶好調です】 【まずまずです】 【やーい童貞!】 【ルディスさーん!】 以上のワード以外では、ランダム返信になります。 *その他* それっぽい時間にそれっぽく生活臭のあるツイートをします。 時々、他のゴーストさんの話もしていたりします。 基本ツイートは2時間間隔ですが、まぁその限りじゃない時もぼちぼちあったり。 0時~7時間近までは寝ているのでツイートしません。 たまに相方の妖精、レイが呟いている事も。 ---------------------------------------------------------- 【自分用メモ】 今のところは特になし
https://w.atwiki.jp/83452/pages/1007.html
唯「ういーおはよー」 憂「おはようお姉ちゃん。朝ごはんできてるよ」 唯「いつもありがとね、憂」 憂「えへへー・・・あれ?」 唯「どうしたの?」 憂「お姉ちゃん、なんかズボンもっこりしてない?」 唯「ホントだ!なにか入ってるのかな?」モミモミ 憂「ひゃ!お姉ちゃんおっきくなってきたよ」 唯「触ってみて分かったんだけどね、このもっこり私からはえてるみたい」 憂「ちょ・・ちょっとズボン脱いでみてお姉ちゃん」 唯「う・・うん」ズリッ ポロン 憂「キャァァーーーーー!!」 唯「おぉ~~」 憂「どうしようお姉ちゃんにおちんちんはえちゃった」 唯「これ面白いよ、ういー」モミモミ ピクッ 憂「そんなのんきなこと言ってる場合じゃないよ!」 唯「なんで?大丈夫だよおちんちんくらい」 憂「うちは女子校だからおちんちんはえたら退学になっちゃうよ!」 唯「!?」 唯「それはやだよー助けてういー」ギュー 憂「助けてって言われても・・・・(太ももにあたってる・・・)」 憂「と、とにかくみんなにバレないようにしなきゃ」 唯「そっか、私隠しとおすよ!」ギュ! 憂「・・・」 ~学校~ 唯「(今まで意識したことないけどうちの学校、可愛い子多いなー)」 唯「(ちょっとムラムラしてきちゃった)」 唯「(平常心平常心、勃起しちゃダメ勃起しちゃダメ)」 律「おっはよー」ドンッ 唯「わわわ律ちゃん!お、おはよう」ビクンッ 律「どうしたー唯、前屈みになんかなって」 唯「こ、これはその・・・お腹が痛いんだよ!」 律「風邪か?どれ熱は・・・」 おでことおでこを合わせる 唯「!!」ビクビクンッ!!!! 唯「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」ドタドタ ~トイレ~ 唯「律ちゃん可愛い律可愛いハァハァ」 唯「まずいよーうちの軽音部ハァハァ、可愛い子ばっかりだハァ」 唯「絶対ハァハァ勃起しちゃ・・・・しちゃうぅぅぅぅ!!!!」 唯「ふぅ」 ~教室~ ガラガラ(戸の開く音) 律「おー唯帰ってきた、お腹大丈夫かぁ?」 唯「あ、田井中さん。大丈夫よ」 律「そ、そっか(素っ気ない?)」 律「今から弁当注文行くから唯も一緒に行っこうぜ!」 唯「いや、いい」 紬「あらあら」 …… 先「で、あるからー過去の助動詞きの連体・・・」 唯「(ぁ~授業始まったらまたムラムラしてきちゃったよー)」 唯「(前の席のAちゃんブラ透けちゃってる・・・ハァハァ)」 唯「(スカートの上からオナニーしたらみんなにバレるかな?だ・・・大丈夫だよね?)」 唯「(ハァハァ)」 唯「(スカートの上から優しくつまんで)」 唯「(よいしょよいしょ・・・いいかも)」 唯「(隣の子にバレないように揺れは最小限に抑えつつ・・・・エヘヘいいかも)」 先「じゃーこの問題を平沢答えてみろ」 唯「!!」 唯「(立ったらみんなにおちんちんばれちゃうよー)」 唯「(なんで勃起なんてしちゃったんだろ、私のバカ)」 先「どうした平沢?早く立って答えなさい」 唯「(どうしようどうしよう・・・・あ、そうだ!おちんちん下に向けて机に押し付ければ・・・これでよし、っと)」 唯「答えは已然形です!(バレてないバレてない♪)」 紬「ふふふっ」 ~放課後~ 唯「(やっと学校終わったよー、でもここからが正念場だ!)」 律「ゆーいー部活行こうぜ!」 唯「う、うん!」 ガラガラ(戸が開く音) 律「おいーすってぅわあ!!」 紬「澪ちゃんどうしたのその格好?」 澪「さわ子先生に無理やり着せられたんだー」 律「チャイナもいけるな」ゴクリ 唯「」ビクンッ 唯「(体にぴったりの服・・・)」 紬「あたしもそれに着替えようかな♪」ヌギヌギ 律「よーし!今日はみんなチャイナ服で部活だ」 唯「あわわわわわ」 律「どうしたー唯も早く着替えろよ♪」 唯「り、律ちゃん隊長・・・・私今日はチャイナな気分じゃなくて」 律「何言ってんだ!よーし私が着替えさせてやる!」ガバッ 律「おらおらー!!よいではないかよいではないか!!!!!」 唯「ご、ごむたいなー(ホントにヤバイよー)」 律「まずはブラウスのボタンを外すぜー!!」 澪「ちょっと律!!」 唯「あわわわわ」 紬「」●REC 律「ボタンをひとつずつ、ひとつずつ」パチッパチッ 唯「だ、ダメだよぅ」ビクビクッ 律「よーし全部とれた。きめ細やかな肌してやがるぜ。さぁ次はブラジャーか?それとも一気に下をやっちゃうか?」 唯「(どうしようこんな時に勃起しちゃった、平常心平常心)」ビクッピクン 澪「律いいかげんにやめないか!」 律「やめないよーん♪次は上か下か・・・・」 唯「(律ちゃん、そんなに近いたらあたっちゃうよー)」 律「下だ!!」 紬「Oh・・・」 梓「律先輩やりすぎです!唯先輩、すごく困り顔じゃないですか」 律「なんだー?梓はまだまだ子供だなぁー、こんなことくらいで真っ赤になっちゃって」 紬「あらあら梓ちゃん」 梓「そんな・・・・わ、私もやってやるです!」ガバッ 唯「あずにゃんまでー・・・」 唯「(もう絶対におちんちんバレちゃう・・・)」 ガラッ!! 憂「お姉ちゃん!!!!」 唯「う~~い~~~~!!!!!!」 憂「律さん!!」 律「あうあうゴメンナサイゴメンナサイ」 憂「梓ちゃんも!」 梓「ご、ごめん」シュン 紬「ちっ」 憂「お姉ちゃんちょっと来て」 唯「うんっ」 憂「ゴニョゴニョ(まだバレてない?)」 唯「ゴニョゴニョ(なんとか大丈夫)」 憂「ゴニョゴニョ(私も対策を考えてみたんだけど、おちんちんを又に挟んだら目立たなくなるんじゃないかな?)」 唯「おー憂は天才だねーじゃあさっそく、よいしょっと」 唯「さあ律ちゃん隊長、どっからでもかかってきなさい!」 律「よーし!どれどれ」 紬「」●REC 律「もう一気にスカートとっちゃおうかな、えい!」スッ 唯「!!!」ピクッ 律「あれ?今なんか手の甲にあたった気が」 憂「き、気のせいですよ律さん!!!ゴニョゴニョ(さぁお姉ちゃん今のうちに着替えて!)」 唯「う、うん!」 紬「(気のせいじゃないわ!!律ちゃん行け!行くのよ)」 唯「着替え終わったー♪」 紬「キーー!!!」 ~時間を遡って琴吹家~ 紬「はぁ・・・せっかく可愛い子のたくさんいる軽音部に入ったのに、このままじゃだめね」 紬「なにか手をうたないと、今までのようになんの進展もないまま・・・」 紬「斎藤!」パンパン 斎「なんでございますか紬お嬢様」ササッ 紬「例のものはできているの?」 斎「はい。こちらの丸薬が完成品でございます」 紬「これが・・・私の要望通りのモノなんでしょうね?」 斎「はい、琴吹家の持つ技術の全てを使い完成させた、こちらのPE-2CEはホルモンのバランスを崩し、女性に男性器をはやすことのできる薬です」 紬「それで?」 斎「はっ、紬お嬢様のご要望通り男性器がはえた後も、その他の体の部位には変化がでないように改良されています。骨格や胸など、女性の特徴を残しつつ生殖器のみを変えることができます」 紬「完璧よ、斎藤。良くやってくれたわ。あとはこれをお菓子にでも入れて飲ませればいいだけね?」ニヤリ 斎「左様で」ニヤリ ~再び音楽室~ 紬「(まさか計画に邪魔が入るとは思わなかったわ)」 紬「(平沢憂・・・よけいなマネを・・・)」 ゴツン(殴る音) 律「痛ってぇ・・・何すんだよ!澪ー」 澪「お前が遊んでばかりいるからだろ」 澪「まったく、こんなんじゃ一生武道館なんて行けないからな!」 スッ 唯「律ちゃん隊長、ムギちゃんが手挙げてます」 律「じゃー琴吹くん、意見を発表したまえ」 紬「合宿をして、みんなのモチベーションを上げるのはどうかしら?」 唯澪律梓「合宿ー?」 憂「が・・・合宿!?」 紬「合宿をすればきっとみんなのやる気もでるはずよ」ニコリ 澪「良い考えだな!場所はどこにするんだ?」 紬「うちの別荘を使って♪スタジオもあるし、別荘の目の前には海だってあるのよ」ニコリ 唯律「海ー!!」 紬「温泉だって♪」 唯律「温泉ー!!」 憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!」 唯「ゴニョゴニョ(大丈夫だよー)合宿合宿♪」 憂「だ、だったら私も行きます!」 紬「あらあらダメよ?これは軽音部の合宿なんだから、遊びじゃないのよ?」 憂「うぅ・・・」 唯律「合宿合宿♪」 ~合宿前夜、平沢家~ 憂「明日から合宿かあ~お姉ちゃん大丈夫かなー」 憂「お姉ちゃんは部屋でのんびりしてるけど・・・このままじゃ絶対ヤバいよ」 憂「こういうことは男の子に聞いたほうが良いよね、よし中学で一緒だった男くんに電話してみよう」 プルルルプルルル ガチャ 男「はい、男です」 憂「お、男くん?私、平沢」 男「平沢かー久しぶりだな!どうした?」 憂「あのね、突然で悪いんだけどね、その・・・えっと///」 男「うん、どうした?」 憂「えっと・・・その・・」モジモジ 男「(告白ktkrwwww)」 憂「その、すごく恥ずかしいんだけど・・」 男「ゆっくりで大丈夫だよ、ちゃんと聞いてるよ」キリッ 憂「おちんちんが、おっきくならないようにするには、どうすればいいかな?!」 男「え」 憂「性欲の無くしたい人がいるの!食べ物とか体操とか、なにか良い方法ないかな?」 男「・・・」 憂「男くん?」 男「食べ物とかは分かんないけど」 憂「うん」 男「良い方法があるよ」 男「賢者モードって知ってる?」 憂「賢者・・・モード?」 男「そう、賢者モードになった男はどんな攻撃にも負けないんだ」 憂「すごい!お姉ちゃんを助けれるよ」 男「(お姉ちゃん?)じゃあ賢者モードになる方法を説明するね」 ・ ・ ・ 憂「賢者モードか・・・私、できるかな」 憂「ううん、お姉ちゃんのためだもんね。私頑張れる!」 ~唯の部屋~ コンコン 憂「お姉ちゃ~ん入るよー」 唯「はーい」 ガチャ 憂「お姉ちゃん、ちょっとギター置いて」 唯「うんどうしたー?」 憂「ち、ちょっとゴメンね」 ズリッ (唯のズボン、パンツおろした) パクッ 唯「ぅ、憂!?」 憂「ひっほひへへ(じっとしてて)」 2
https://w.atwiki.jp/25438/pages/1459.html
澪と梓が付き合いだして半年。 初めて迎えた、初夏のある夜の出来事。 澪「梓、そろそろ寝ようか」 梓「うん、そうだね」 澪「よいしょっと」ゴソゴソ 澪「梓、早くおいでよ」ポンポン 梓「あ、うん」ゴソゴソ 澪「うん?もうちょっとこっちにおいでよ」 梓「え?今日、ちょっと暑いから」 澪「……ふ~ん」 梓「澪?」 澪「今日、唯に抱き疲れてたよな」 梓「え?あれは唯先輩が勝手に」 澪「結構長い間」 梓「どうしたの?唯先輩が抱きつくのなんていつものk」 澪「昼間の方が暑かったのに」 梓「……ねえ?ひょっとして怒ってる?」 澪「お、怒ってない!」クルッ 梓「…………」 梓(もう、こういう時は子供になっちゃうんだから) 梓「ねえ澪」 澪「…………」 梓「こっち向いて」 澪「…………」 梓「……ごめんね」 澪「……別に……怒ってないし」 梓「じゃぁぎゅってして?」 澪「……やだ」 梓「ええ?今日はぎゅってしてくれないの?」 澪「……暑いからやだ」 梓「…………」 梓(もう、手がかかるんだから!) 梓「あのね、今日、純から面白い話聞いたんだ」 澪「…………」 梓「あるところに、中のいい姉妹がいたんだって」 澪「…………」 梓「その姉妹はね、いつも一緒のベッドで寝てたんだけど、あるとき喧嘩してお姉さんが、お子って妹に背中向けて寝ちゃったんだって」 澪「…………」 梓「その時ね、おねえさんの体が急に動かなくなって」 澪「!」 梓「声を出そうとしてもどうしても出ないんだって」 澪「…………」カタカタ 梓「そしたらね、なんか這いずり回るような音が聞こえてきて」 澪「…………」ブルブル 梓「目の前に白い人影が」 澪「!」ガタガタブルブル 梓「その次の瞬間!」 澪「いやぁああああぁあぁぁぁぁあ」ガバッ 澪(梓いやぁー、ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイィィィィイイイイイーーー!!!」 梓「よしよし、もう大丈夫だよ」 澪「ほんと?」 梓「うん」 澪「梓……」ギュッ 梓「えへへ、みぃおっ」ギュッ 梓「やっとぎゅってしてくれたね」 澪「!」 澪「……うぅ、わざとあんな話したんだな」ジトー 梓「……また怒る?」 澪「ううん、私こそごめんね」 梓「ううん、いいよ」 澪「えへへ」チュッ 梓「えへへ」チュッ 澪「……でもやっぱり暑いな」 梓「……そうだね」 澪「暑いから……パジャマ、脱ごっか」 おしまい 戻る
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3760.html
律「……眠れないなぁ」 律「今日朝起きるのが遅かったからか?」 律「あーあ、なんかおもしろいことないかな」 律「そうだ澪にいたずら電話を……」 プルルル―― 律「ぐへへ、お姉ちゃんこれからデートしない?」 紬「……りっちゃん?」」 律(やばっ!! 間違えてムギにかけちゃった!!) 律「ご、ごめんムギ。寝てたか? 起こしてごめん」 紬「ううん、今日はお月さまが明るくて眠れなかったところなの」 律「そ、そうなのか(絶対嘘だ。声が寝起きだし…… 悪いことしちゃったな)」 紬「ところでりっちゃん。デートのお誘いしてくれるなんて嬉しいわ」 律「えっ、いやこれはその……」 紬「もしかして嘘なの?」 律(そんな寂しそうな声出さないでくれ) 律「い、いや嘘じゃないさ。そのムギが良かったら……」 紬「もちろん行く!!」 律「即答だな」 紬「どこ待ち合わせ場所にする?」 律「えっと……(やべ、何も考えてねぇ)」 律「とりあえず学校の近くの公園に集合って言うのは?」 紬「いいわよ。ぎりぎり終電でいけるわ」 律「んじゃ、公園に集合な」 紬「了解で~す」 ピッ―― 律「は、早く支度しないと」 慌てて家を出る 夜空の真下、一人の少女が公園と向かっていく ~~~~~~~~~~~ 律「うぅ~ 寒い。やっぱ、この時期じゃ夜は冷えるなぁ」 律「着いたけどムギはまだか……」 誰もいない公園に一人ベンチに腰掛ける 律「当たり前だけど誰もいないな」 律「……静か」 口に手を当てて、白い吐息で体を温める 律「ムギまだ来ないの……」 紬「わぁ!!!!」 律「!!!!!!」 後ろの茂みから飛び出し、紬が律を驚かす。 驚いた拍子で体勢を崩す律を見て、彼女がほほ笑む 紬「ふふ、驚いた?」 律「あ、あったりまえだ!!」 律「こんな夜の公園に一人でいたら……」 紬「心細くなっちゃう?」 律「う、うん」 紬「なんか澪ちゃんみたい」 律「へっ!? いや、澪と一緒にするなよ」 紬「だいじょーぶ、わかってるわ」 紬「それよりせっかく公園に来たんだから遊ばない?」 律「いいけど何して?」 紬「私、ジャングルジムに登るのが夢だったの~」 律「ちょっ、引っ張らなくても逃げないって」 紬「早く、早く」 紬「よいしょ、よいしょ」 律「おーい、大丈夫か? ムギ?」 紬「平気よりっちゃん。それより頂上の眺めって最高」 紬「りっちゃんも早く来て」 律「はいはい」 紬「ほら、良い気分でしょ? お月さまに近づけた感じ」 律「そうだな、綺麗な満月だ」 紬「今日はいつもより明るく感じるわ」 律「そうかな?」 紬「感じない?」 律「いつも通りな気がするけど」 紬「きっと夜でも私たちが遊べるように照らしてくれてるのよ」 律「ムギは詩人だなぁ」 律「感受性が豊かなんだな。羨ましい」 紬「本当!? えへへ、うれしいな」 紬「ねぇねぇ、次はブランコ乗りたい」 律「そんな子供みたいにはしゃがなくても」 紬「私小さい頃は自分のお庭で遊んでいて、こういう公共の公園で遊んだ機会がないの」 律「そうなのか」 紬「だから楽しくって」ツルッ 紬「あっ……」 紬がジャングルジムから足を滑らす 律「ムギ!!!」 ガシッ――― 危機一髪のところでムギの手を掴み、落下を塞ぐ 紬「あ、ありがとう。りっちゃん」 律「ジャングルの名は伊達じゃないな」 紬「冒険しているみたいにハラハラドキドキしたってことね」 律「解説はいいから、ブランコん所行くぞ」 紬「はぁい、次は気をつけます」 ~~~~~~~~~ 紬「りっちゃん。すごい!! すごい!!」 紬の倍はブランコをこぐ律 その力は一周してしまうかというぐらいだ 律「へへ、これぐらいわけないよ」 紬「どうやったらそんなにこげるの?」 律「力いっぱいこぐ」 チェーンをカチャカチャ鳴らしながら答える律 紬も同様に力いっぱいこいではいるが律のようにはいかず チェーン音しか真似できない 律「ちょっとコツがいるのかもな」 律「後ろから押してあげるよ」 グイッと力いっぱい柔らかい紬の背中を押す 紬「うわぁ」 律「どうだ?」 紬「すごい早い!! 気持ちいいよ!!」 律「よかった。それ!!」 紬「キャッ」 紬「夜風をきれるのってバイクだけだと思ってわ」 紬「無料でこんなアトラクションがあるなんて素敵ね」 紬「遊園地に来たみたい」 律「おまけに貸し切りだしな」 少しずつスピードをゆるめ、ブランコを止める 律「満足した?」 紬「もっと♪」 律「欲張りだな」 律「じゃあ、次はブランコじゃなくてシーソーはどうだ?」 紬「いじわる……」 律「?」 紬「あんな残酷な秤、御免よ」 紬「私、鉄棒がいいな」 律「あ、あぁ。じゃあ鉄棒にするか」 ~~~~~~~~~ 律「よっと」 紬「逆上がり出来るんだ。すごい!!」 律「ムギは出来ないのか?」 紬「私、鉄棒って苦手で」 律「まあ、逆上がりぐらい出来なくても死にはしないよ」 紬「でもひとつだけ得意なのがあるわ」 律「おっ、なになに!?」 紬「よいしょ」 紬「ブタの丸焼き」 律「……」 律「……くっ、くく」 律「あははは、それ、最高だよ。ムギ!!」 紬「///」 律「いや、それにはやられた。鉄板だよ、ホント」 律の笑いにつられて紬も共に笑いだす 夜の公園には二人の笑い声が響き合った ~~~~~~~~~~~~ 律「少し遊び疲れたな」 紬「あそこのベンチで休みましょう」 ベンチに腰掛ける二人 少しの沈黙の後、律が先に口を開いた 律「遊んだから、喉乾いたな」 律「なんか飲み物でも買ってくるよ」 紬「待ってりっちゃん」 そう言い、鞄から水筒をだす 律「準備いいな」 紬「暖かいミルクティーよ。どうぞ」 律「ありがとう」 気温差で湯気が立ち込めるミルクティー 湯気と同時に香りも広がり、彼女を喜ばせる 律「良い香り、いただきます」 紬「どうぞ」 律「うんめぇ、体が温まるよ」 紬「よかった。持ってきたかいがあったわ」 律「ムギのお茶はやっぱり最高だな」 紬「そんなこといってくれるなんて嬉しいわ」 紬「でもこんなに幸せで運を使い果たしちゃったかもね」 律「んな、おおげさな」 紬「ううん、それぐらい今この時間が幸せ」 律「まぁ、公園を貸し切って遊ぶのは私も初めてだけど」 律「一人占め出来てスカッとするからな。ある意味幸せ者か」 紬「貸し切ってるのは公園だけじゃないわ」 律「えっ!?」ドキッ 紬「ねぇ、寒いからもっとそばによってもいい?」 律「いや、そのいいけど」 紬「ふふ、温かいね」 律「う、うん」 紬「この広い公園だというのに」 紬「わずか60センチぐらいしか場所を使ってないね」 律「く、くっついているからな」 紬「最高の贅沢ね」 律「バチがあたるかも」 紬「それでも後悔しないわ」 紬「この瞬間が幸せだから」 律(ち、近い……) 律「そ、そういえば次はどこに行こうか?」 紬「次?」 律「だってデートの約束だろ?」 紬「そうだった。つい楽しくて」 律「でもこの時間じゃほとんどお店は閉まってるしな」 紬「そうなの……」 律「カラオケとかは24時間営業だけど……」 律「そうだ、学校にいかないか!?」 紬「学校!?」 律「一度、夜の学校に行くのが夢だったんだよ」 律「肝試しみたいでおもしろそうじゃん!!」 紬「いいわね、行きましょう!!」 再び目を光らせる紬 律「いやー、ムギが話のわかる奴でよかったよ」 律「去年、中学卒業する前に澪と二人で夜の中学校行こうぜって誘ったんだけど」 紬「澪ちゃん、怖がりだもんね」 律「そう、絶対に行かないの一点張りでさ」 律「肝試しが一緒に出来る仲間が出来て嬉しいぜ」 紬「ふふ、夜の学校ってどんな感じか楽しみ。早く行きましょう」 律「あぁ」 ~~~~~~~~ 校舎前 紬「着いたわ」 律「あぁ」 紬「けっこう昼間と違って迫力あるわね」 律「思ったより怖そうだな」 紬「でも学校中鍵がかかってるはずよね? どうやって入るの?」 律「その点は大丈夫」 律「この桜が丘には噂があって体育館裏のトイレの鍵が壊れているらしいんだ」 律「職員の人はそれにまだ気づいていないらしいから」 律「体育館裏のトイレから誰でも出入り自由になってるんだって」 紬「へぇ~」 律「あった、ここだ」 紬「本当だ、窓開けっぱなしだ」 律「おまけに入ってくださいと言わんばかりにブロック塀が積み重なっている」 律「これを使えば、窓に届くな」 紬「なんか泥棒さんみたいね」 律「たしかに良いことじゃないよな」 律「でも荒らすわけじゃないし、たまにはいいだろ」 紬「ふふ、ドキドキね」 ブロック塀の上に乗り、軽々と窓に飛び移る律 律「ムギ、行けそうか?」 紬「が、頑張るわ」 紬「えいっ」 律「掴まれ」 紬「ありがとう」 二人は学校へと侵入し、教室のある方へ向かう 律「いやー、真っ暗だな。非常口の明かりと外からの明かりしか頼りになるものがない」 紬「電気つけちゃう?」 律「それじゃあ、肝試しの意味がないよ」 紬「そうね」 律「教室はこっちだっけ? 暗くてよく……」 紬「りっちゃん。待って」 律「ごめん、ごめん。早かったか」 律「お互い見づらいし、手を繋いでおくか」 紬「う、うん」 律「こんな寒い日でもムギの手って温かいんだな」 紬「そうかな。ありがとう」 律「さぁて行こうぜ。ワクワクしてきた」 しばらく歩き、次第に目も慣れてきた頃―― 律「きっと澪ならこんな所に十秒もいられないだろうな」 紬「そうかもね」 律「なにせ、筋金入りの怖がりだからな」 律「あいつ、小学校の修学旅行の時、皆で怖い話した後」 律「怖くなって一人でトイレに行けなくなったんだ」 律「それで結局、おもらしして班のみんなの笑われ者になってさー」 紬「あらあらあら」 律「あっ、そういえばこの話はするなって言われていたんだ」 律「ムギ、このことは秘密な」 紬「ふふ、わかったわ」 律「話が少しそれたけど澪は怖がりだからきっと夜の学校には来れないな」 紬「もし来たら?」 律「きっと金切り声をあげながらこう……」 『きゃああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!』 紬「!!?」 律「な、なんだ? びっくりした!! 何だよこの悲鳴!?」 紬「私たち以外にも誰かいるのかしら?」 紬「それとも幽霊?」 律「んな、馬鹿な」 『いやあぁあぁぁ、助けてえぇぇぇっぇ!!!!!』 律「わっ、まただ」 紬「待って、りっちゃんこの声って澪ちゃんじゃない?」 律「澪? 言われてみれば確かに…… でもなんで学校に?」 紬「教室の方から聞こえたみたい、行ってみましょう」 律「あぁ」 2