約 187,605 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/89.html
深夜、夜食調達がてら向かったコンビニの帰り道 ふと道路脇にゆっくり霊夢がぴょんぴょん歩いているのを見かけた 「こんばんわ!」 歩いてきた俺に礼儀正しく挨拶するゆっくり霊夢 この辺の家で飼われているのだろうか、何にせよこの時間帯にうろうろしているのは珍しいことである 「こんばんわ」 足を止めてこちらからも挨拶 「こんなおそくに、なにしてるの?」 キョトンとした顔で聞いてくる 「夜食を買出しにいってたのさ」 「やしょく?」 「夜に食べるおやつのことだよ」 「ゆっ?おやつ!おやつ!」 おやつという単語を聞くなりゆっくり霊夢は飛んだり跳ねたり大はしゃぎだ 俺は買って来たお菓子が入っているコンビニの袋を開いて見せる 「おやついっぱい!」 「おにいさん!たべていい!?たべていい!?」 「ん?仕方無いなぁ、お家の人には内緒だよ?」 「わかった!ゆっくりするね!」 袋の中に頭を突っ込んでお菓子をボリボリと貪り始めるゆっくり霊夢 「うめぇ!めっちゃうめぇ!」 「マジパネェ!」 コンビニ袋がガサガサと凄い音をたてている 袋の中ゆえ表情こそは見えないが、その声は嬉しさに満ち満ちている そのゆっくり霊夢が入ったコンビニ袋を持ち上げると、袋の口を硬く結ぶ ゆっくり霊夢は食べるのに夢中でその状況にまったく気がついていない そうして、俺は乱暴に片手でその袋を振り回し始めた 「ゆ゙っ!?」 お菓子を貪る行為に夢中になっていたゆっくり霊夢は現状を把握できていない 「ゆ゙っ!?ゆ゙っ!?」 振り回す速度をさらにあげていく 「まッ、わ゙るょっ!まゎッ、る゙よっ!ゆ゙っ…ぐり゙っできな゙ッ、いよ゙っ!!」 遠心力で袋の底に押し付けられて上手く喋れないようだ そのまま思い切り全力で袋を回転させる 「や゙ぁ゙ッ…め゙ぇッ!おに゙ぃ゙ッさッ…!!」 必死に哀願するゆっくり霊夢、しかし回転が止むことはない 俺は縦に、横に、八の字に、とにかく乱暴に振り回し続けた 「…ッ!!…ッ!!」 10分も振り回しただろうか、全力でやっただけにこちらも相当疲れてきた 振り回していた腕をとめ、袋の中からゆっくり霊夢を取り出す 「ゼッ!!ゼパッ!!ゼッ!!!」 身体を斜めに傾け、白目を血走らせながら歯を剥き出しに激しく息を荒げるゆっくり霊夢 その顔は茹で上がったように真っ赤に変色し、凄まじいほどの血管が浮き出ている 呼吸するのに精一杯で、言葉を喋ることもできそうにない 袋の中は涙と涎と鼻水で酷い有様だ やがて、意識があるのか無いのか、身体をガクガクと震わせながらも俺から必死に遠ざかろうとしはじめた 「ゼパッ!!ィハッ゙!!ィハッ゙!!」 あまりの苦しさに、荒げた息から声が漏れる そして間も無く、その足がピタリと止まる 「…ッ」 「………ッ」 「………ウッ!……ンッ!……ンッ!」 激しく荒げていた息は止み、身体は大きくポンプのように上下する 「……ッん゙ェ゙え゙!!!!」 ゴボッ 鼻と口と目の隙間から 大量の吐瀉物が吹き出る 「ん゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ッ!!!!」 決壊したダムのように、あるいは壊れた蛇口のように 茶褐色の吐瀉物が、無尽蔵に溢れ出てくる 「ェェ゙ッ!!!……カッ!!……ゼハッ!!」 やがて大量の嘔吐は止み、斜めに傾きながらも吐瀉物の海の中で必死に呼吸をするゆっくり霊夢 「…カッ!!…ハッ!!…ハッ………んんんィ゙ェ゙ッ!!」 しかし間をあけると、再びえづき、嘔吐をしはじめた 嘔吐のせいで呼吸が出来ないのだろう、口をパクパクとさせている ゴポッ 「んん゙ん゙ォ゙お゙え゙゙あ゙!!」 ボトボトとその音は止まない 「んっ!!んふッ!!んふッ!!カッ…ふッ!!」 ギリギリと歯を食いしばって吐き気を耐えるが、非情にも嘔吐感の波は間をあけてゆっくり霊夢を襲うのだった 「ゆ゙ぐッ…ッ!…んふっ!ゆ゙ぐッ…ッ!…ンエレ゙ッ!!」 ゆっくり霊夢の嘔吐音を背に、俺は再びコンビニに足を向けた ~ゆっくり霊夢と遠心力~ END
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4883.html
「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 家の外に一匹のゆっくりがいた これはたしか・・・まりす?まりさ?そんなやつだ ひまなので家に入れてやる 「ゆー!おそらをとんでるみたい〜」 「ありがとうおにいさん!いっしょにゆっくりしようね!」 はいはい 「ゆゆ〜ん!おにいさんがゆっくりしてればまりさもゆっくりできるよ!」 ……んー? ってことは今オレはゆっくりしてないってことか? 「ゆっ!?」 だってオレは普通にしてるぞ?ゆっくりしてないぞ? 「ゆゆゆゆ!?おにいさんゆっくりしてないの!?」 つまり今まりさはゆっくりできてないってことだ 「いみがわがんないよおお!?ゆっくり!?ゆっくりぃ!」 とりあえずさ、まりさくん?そのしゃべりかた全然ゆっくりしてないよね。もっとゆっくりしゃべろう? 「ゆゆ?ゆっくりしゃべればゆっくり・・・」 それがゆっくりってもんだろう? 「ゆ! ゆ っ く り は な す よ !」 「む〜〜〜しゃ、む〜〜〜しゃ、し あ わ せ ー !」 どうだい?ゆっくりできてるかい? 「と っ て も ゆ っ く り で き る よ ! ま り さ は い っ ぱ い た べ た か ら ゆ っ く り お ひ る ね す る ね !」 え?寝るの? それってゆっくりしてないよね 「ゆっぐりぃ!?」 あ、話し方戻った だって、寝るってことは動かないんだろ?とまるんだろ?それじゃ"ゆっくり"じゃないじゃん。うごいてないのは止まってるってことだ 「とまっちゃ・・・ゆっくりしてない・・・うごくよ・・・まりさはゆっくりうごくよ・・・」 話し方もどってやんの まぁゆっくりしていってね! 「ゆひぃ…ゆひぃ…もうつかれたよ…たいようさんもどっかいっちゃったよ…ねむいよ…」 あれ?どうしたんだ止まっちゃって、ゆっくりしてないな 「まりさ…ねたいよ、ゆっくりねたいよ…」 ゆっくりねる?寝ながらゆっくりするのか? 「ねむいよぉ…つがれたよぉ…もうゆっぐりしたくない…」 ゆっくりしたくないの?まぁいいけど じゃあおまえのこと"ゆっくりしないまりさ"とでも呼べばいいのかな? 「ゆ…ゆっくり…しないの、まりさゆっくり、していってね、ねむいの、しないの、ゆっくり、していってね ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね、ゆっくりしていってね、……」 あ、壊れた。 まぁ明日ゆっくり料理とかググッてみよう ホアタァ! 「ゆっくりしてい で ぶ ぅ!」 おまけ 翌日、まりさが平然といた 「ゆっくりしていってね!」 あれ?ゆっくりしなくていいの? 「ゆっくりしていってね!なのにどうしてまりさがゆっくりするの?ばかなの?しぬの?」 おお!?開き直った? 「ちわーみかわやでーす」プシュアァァァァァ.... と謎の噴射を起こしながらまりさはどこかへ飛んでいった 一体なんだったんだろう ん? こ、これは昨日のまりさの死骸…どういうことだ!? 「すりかえておいたのさ!」デーンデデーンデデデン!(ry となぜかドアからさっきのまりさが出てきた つまりこいつはまりさの幽霊だったりするのかな? 南無阿弥陀仏 「ぎゃあああああ!!おのれはかったな!らめぇ!とんじゃう!まりさとんじゃうううぅぅぅぅ」 このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/685.html
そのちびれいむは、ずっと妹が欲しかった。 親れいむが病弱であり、植物的出産でありながら自分一人しか茎から生えなかったため、仲のいい姉妹が欲しかったのだ。 他のゆっくり家族に可愛いちびゆっくりがいるのを、いつもうらやましそうに眺めていた。 だから、親れいむがもう一匹の赤ちゃんを茎で生やしたとき、とても嬉しかった。 これで自分にも妹ができる。たくさんかわいがって、たくさんゆっくりさせてあげたい。 そう思って、毎日赤ちゃんに声をかけ、ほっぺをすりすりしてあげていたのだ。 だが、その希望は呆気なく潰えてしまった。 早すぎた出産。まだ妹れいむが生れ落ちる準備もできていないのに、親の体調が急変し、未熟なまま妹れいむはこの世に産み落とされた。 地面を力強く蹴って元気に跳ねるための体は、表皮がしっかり作られていないので立つことはおろか動くことすらできず、ただぶよぶよと体を揺らすだけ。 輝きを湛え、姉としての自分の姿を映してくれる筈だった瞳は、どこにも焦点を合わせることなく虚空を彷徨っている。 おねえちゃん、と甘えた声を出してくれるのを期待していた口からは、「ゆっくりしていってね!」も聞くことが出来ず、 イビツで壊れた鳴き声しか聞こえてこない。 自分の思い描いていたそれとあまりにかけ離れた妹の姿を見ながら、れいむはゆっくりと理解した。 この子は、ゆっくりできない子なんだと。そして、元気に自分の後をついてくることはこの先ずっとできやしないのだと。 エサをれいむから口移しで食べさせられるまま、壊れたレコード盤のように変わらない鳴き声を繰り返すだけの妹に、 ちびれいむは今日もひっそりと涙するのである。 挿絵:【未熟児ゆっくり.jpg】 ちびゆっくりの人です。 そろそろ自分のHNも決めていい頃かなと思ったり(`・ω・´) とりあえず『クラムボン』でお願いしますー。 クラムボンの著作物一覧 ゆっくり一家と俺の冬 上下 ゆっくりゃたまねぎ責め あとちびゆっくりシリーズもろもろ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/181.html
ここは ゆっくりかんれんで わからない ことを しつもんする ばしょ。 しつもんに たいして けーねたちが ゆっくり おしえて くれるよ えんりょなく ゆっくり しつもん しよう ┌───────────────────────────|質問:ゆっくりシステムって何?└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________________________________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | データベースだな。 /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | このAAで色々な質問を解説する ./ ,. ⌒ヽ. ', | そういう物だ。 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 名称の由来とかは | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 気にするだけ無駄だぞ? | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ! < | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| l では、質問を聞こうか。 | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ちなみに、過去の授業はここにまとめてある。 既に授業でやった事を質問されても二度手間だからな。目を通しておいてくれ。 質問はゆっくり求聞史紀のわからない事でもいいぞ。 解決済みの質問には質問文の横に済と書かれてある。 既出の質問については、質問文の横に赤字で書くことで対応している。 また、ゆっくりと関係ない質問やイタズラと思われる質問などについては無かった事にさせてもらうぞ。 ネタ的質問はうつほといっしょでやってくれ。今コマンド受付は停止しているけどな…。 図書館で時折プリズムリバー三姉妹がラーメン屋やってますが、これは何か由来があるのですか? (2009-10-15 20 03 49)済 ヨコハマ咲夜さんとかの「ヨコハマ」ってどういう意味ですか? (2009-10-19 00 41 36)求聞史紀 巻の3を参照してください。 静葉が静HARDって呼ばれるのは何で? (2009-10-19 22 36 38)済 「そこまでよ!」ってどこが初出なの? (2009-10-24 13 07 35)済 橙のセリフの「絶対に…許さないよ!」や「わかる、わかるよー」は、原作でも言ってるの?それとも、ゆっくりスレ独自のネタ?(2009-11-03 00 43 14)済 洩矢諏訪子はいつからオ○ニーをするようになったの? (2010-01-10 10 38 20) 映姫様の口癖が「良いぞっ!」っていうのは何故? (2010-01-10 10 47 34) 何故寅ちゃんはよく泣くの? (2010-01-10 10 50 36) ゆっくりに対する神主の反応はわかりますか? (2010-02-02 09 28 06)済 なんでゆっくりしていってねなの? (2010-04-04 17 28 27)ゆっくり起源探求記を参照してください。 シェイミって何? (2010-04-06 23 42 00)済 たまにきめぇ丸が「にゃぁん」て言ってるのを見るんですが、これの元ネタは何ですか? (2010-04-16 16 40 04)済 何故白蓮は一輪に冷たくなってしまったの? (2010-05-02 03 28 43) ゆっくりを生み出した人って誰? (2010-05-08 19 16 01)ゆっくり起源探求記を参照してください。 えーき様がデフラグされる様になったのはなんで? (2010-05-26 21 40 21)済 何で衣玖さん(土曜に)すぐ寝てしまうん? (2010-06-20 20 10 06) 天子がブロント語を使うのは何故? (2010-06-23 19 50 55)「ゆっくり求聞史紀」天子の項目を参照してください。 コピペできないのは? (2010-08-04 11 41 54)済 ニコニコ動画・Youtube等、東方関連の動画のリンクをゆっくりスレに貼るのはいけない事なんですか? (2010-08-08 01 11 38) Wikiからコピペしようとしたら、改行がコピーできてないような? (2010-08-14 21 53 53)済 RPGの素材として使いたいのですが (2010-10-07 14 53 44) オタマロって何ですか? (2010-10-10 18 56 21)済 けーね先生がキモけーねと呼ばれるのはなんでですか? (2011-08-03 17 07 18)「ゆっくり求聞史紀」きもけーねの項目を参照してください。 ZUNってどなたですか? (2011-08-03 17 08 50)「ゆっくり求聞史紀」ZUNの項目を参照してください。 ちくわ研究会て何? (2011-09-15 11 02 25) ゆっくりってどういう声質なんですか? (2011-10-15 07 40 40) レミリアがうわああああって叫んでる顔の、「○の中に点がついてる目」ってどうやって打ち込むんでしょうか。 特殊文字でコピペができません。 (2012-01-29 23 05 58)上の「コピペできないのは?」のところを参照してください。 えーりんの「ナス」ってどういうことですか?? (2012-02-09 22 15 28)済 どうやってつかうの? (2012-08-26 16 06 43) ゆっくりの亜種っているんですか?できれば詳しくお願いします! (2012-09-08 21 16 44) こぼね~ って何? (2012-09-16 12 07 09)済 質問には答えられるけど慧音AAの改変が出来ない。どうすればいい? (2012-09-28 02 35 28) ゆっくりの「中身」についてゆっくり調べられる場所ってご存知? (2013-07-25 20 22 00) ツイッターの文字数制限内で使えるサイズのゆっくりAAはありますか? (2014-05-22 11 50 25) 妖夢のみょんって、どこからきてるんですか? (2014-07-06 15 36 45) 射命丸文さんって、新聞書いてるの? (2014-07-06 15 38 13) 霊夢さんって、マリカでなんであんなにフラグたてるんですか? (2014-07-06 15 41 37) 射命丸文さんも、うどんげさんも、きめぇ丸とか、きもんげとかになるけど、どうしてなるんですか? どうしてなるんですか? (2014-07-06 15 47 02) 「炒った豆」って何ですか? (2017-11-30 17 53 38) 新規質問欄 ┌───────────────────────────|質問:図書館で時折プリズムリバー三姉妹がラーメン屋やってますが、これは何か由来があるのですか? (2009-10-15 20 03 49)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | たぶんだが、ないだろう。 /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | ./ ,. ⌒ヽ. ', | 図書館に収録されてる作品のキャラ設定は、 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | ゆっくりとも原作とも違うものが多い。(ネタを引っ張って来ることはあるが) i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | どのキャラにどんな役回りをさせるかは | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 作者さんの自由だから、由来がないものも | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < 多いんじゃないか? | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i ワタシトケイネハ .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | セットデダサレルコトガオオイワネ。 .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:静葉が静HARDって呼ばれるのは何で? (2009-10-19 22 36 38)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________________________________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | これについてはたまに /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | 聞かれるが、はっきりとした事は ./ ,. ⌒ヽ. ', | まだ分かっていない。 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | ただチルノの裏の過去ログに | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 情報提供があったので | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ! < 転載しておくぞ。 | ! .|ハ、 / | .| l | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { 静HARDは、穣子贔屓なネタが多く(のうかりんと肩組んでたりしてた頃) 静葉がやさぐれ”ttテュ, ,rェzァ”顔ばかりしていたのを、 静葉最近ハードだよねって感じで言ってた頃 巨大文字で”静HARD”が貼られ定着したって感じだったと思う。 (2009-12-02 20 39 39) ┌───────────────────────────|質問:「そこまでよ!」ってどこが初出なの? (2009-10-24 13 07 35)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | パチュリー・ノーレッジが「そこまでよ!」と叫んでる /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | AAが初出だろう。 ./ ,. ⌒ヽ. ', | ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | ちなみに、原作ではこのセリフは一度も登場しておらず、 i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 「そこまでよ!」と言ってるのは怪綺談のアリスや | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 永夜抄の霊夢だったりするぞ。 | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i 4面だから .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | 慧音のすぐ後だな。 .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:橙のセリフの「絶対に…許さないよ!」や「わかる、わかるよー」は、原作でも言ってるの?それとも、ゆっくりスレ独自のネタ? (2009-11-03 00 43 14)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | どちらも「ふたば☆ちゃんねる」が初出だ。 /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | ./ ,. ⌒ヽ. ', | 「絶対に…許さないよ!」はふたばの有名コテハンのマジレスのセリフで、 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | 同人誌やイラストで橙にこのセリフを言わせたものものがある。 i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 「わかる、わかるよー」はふたばのゆっくりコラスレで生まれた言葉で、 | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | ゆっくり橙の口癖として定着したものだ。 | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i 「わかるよー」は .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | 純粋なゆっくりネタと言えるな。 .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:ゆっくりに対する神主の反応はわかりますか? (2010-02-02 09 28 06) └─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | “あのキャラクター(ゆっくり)自体が僕(ZUN)の作った /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | キャラクターじゃないので・・・気が付いたら広まっていたって感じで ./ ,. ⌒ヽ. ', | わからないですね。” ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 今の所、これがZUN氏のゆっくりに対しての公式なコメントのようだぞ。 | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | ちなみにこの発言はNHKのテレビ番組「ザ・ネットスター」において | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < ゆっくりの起源についてインタビューを受けた際のZUN氏の発言だ。 | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:シェイミって何? (2010-04-06 23 42 00)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | シェイミは「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」で /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | 初登場したポケモンだ。 ./ ,. ⌒ヽ. ', | タイプなどの詳細は自分で調べてくれ。 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 彼(?)のぬいぐるみの正面の画像が | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 「『ゆっくり』に似てる」と言われ、ゆっくりスレに | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ! < たまに出没するようになったというわけだな。 | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| l | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|たまにきめぇ丸が「にゃぁん」て言ってるのを見るんですが、これの元ネタは何ですか? (2010-04-16 16 40 04)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | 「ニャーン!」の元ネタはジュウシマツ住職。 /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | 吹き出しの形が違うのはそのためだな。 ./ ,. ⌒ヽ. ', | ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | ほとんどの住職ネタは顔や体が住職になっているが、 i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | きめぇ丸やきもんげのそれは主に吹き出しが | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 使用されているようだ。 | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,,、 ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ ,.・'  ̄ ̄'ヽ. L!_!ハ!_r z_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 〈 リハlノ´r zN.〉 从r='__, く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ o.・'丈r=' __, ノ.,゚・o } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:えーき様がデフラグされる様になったのはなんで? (2010-05-26 21 40 21)└─────────────────────────── デフラグネタwikiに載せるべきじゃないだろ… ゆっくりじゃないし そもそもあれって一体何なの? (2010-07-31 23 48 48) ↑1行目が念レス デフラグは「AAも結局は文字の集まり→文字レスと変わらねーじゃねーか」ということを遠回しに言いたいのかな、と思ったがどうなんだろ・・・ (2010-07-31 23 52 31) 一番最初にデフラグ張ったのは自分ですが、 (2010-07-31 23 52 31)さんの言うようなネタとして張っただけで他意はありません。 毎回毎回デフラグしてる人は面白いと思ってやってる愉快犯じゃないですかね。 (2010-08-01 00 30 46) iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | ↑はガ板スレにそのデフラグネタを /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | このWikiに纏めようとするレスが出た時の ./ ,. ⌒ヽ. ', | Wikiのチルノの裏における会話だ。 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 元は文字レス批判をする閻魔に対する | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | カウンターのようなネタだったようだな。 | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:コピペできないのは? (2010-08-04 11 41 54)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | レミリア嬢の「うわぁ(ry」に /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | 使われている目などのことかな? ./ ,. ⌒ヽ. ', | これは文字参照というものを ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | 使っていて、Wikiからスレへ i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | コピペする場合はちょっとした手間が | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 必要になるんだ。妹紅、解説を頼む。 | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < 以下に文字参照の例を挙げておく。 | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i. モトノモジノブブンニ !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ ミギガワノスウジヲ !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i ハリツケレバOK。 .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | イチオウAAチェッカデ .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { .カクニンシタホウガイイカモ。☉ : #9737; 「うわぁ(ry」の目♥: #9829; ハートマーク☭: #9773; 村紗のZUN帽の錨マーク 補足:AA表示プラグインを外すと数字で記述しても正しく表示される。例:(☉), 、(☉) ┌───────────────────────────|質問:Wikiからコピペしようとしたら、改行がコピーできてないような? (2010-08-14 21 53 53)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________________________________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | 人によってはうまくいったり /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | いかなかったりするようだな…。 ./ ,. ⌒ヽ. ', | コピペしたいAAの編集ページから ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | コピーするとうまくいくという報告が i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 上がっているから、そちらで | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | 試してみてはいかがだろうか? | i レ' !"" ""/レ'ヽ! < | ! .|ハ、 U へ / | .| l | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. コピースルトキハマツビノ !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i 「}}}」マデコピーシナイヨウニ .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | チュウイシテネ .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { 補足:Firefoxで閲覧している場合は普通にコピペできる。この「改行がコピーできない」症状がIEのみの症状なのかどうかは未検証ですが。 ┌───────────────────────────|質問:オタマロって何ですか? (2010-10-10 18 56 21)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________________________________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | オタマロは「ポケットモンスター /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | ブラック・ホワイト」で初登場した ./ ,. ⌒ヽ. ', | ポケモンだ。 ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | 顔がゆっくりに似ているとごく一部で i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 言われているようだが、 | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | ゆっくりスレではほとんど話題に | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ! < 上がっていないのが現状だな。 | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| l | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:えーりんの「ナス」ってどういうことですか?? (2012-02-09 22 15 28)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | _,, -──- ....__ ,.L__ | i L-」 l 7> | 右のえーりんのAAのことだな。 ,...."´ i ̄! 。 `゙ ヽ /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | ./ 〈 匸 二! 〉 `.、 ./ ,. ⌒ヽ. ', | その下膨れ具合がまるでナスのようなんで 〈 ゚ ! i, ヽ、 ;i ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | ヽ,.'´ ̄` 7´  ̄ ̄ ´ ̄``ヽ ; i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | ナスというネタが出来たんだろう。 / / /! `ヽ ヽ / | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | / // { / { ト、 | }ハ 、 ヽ | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < 霊夢の饅頭ネタと同様だな。 |l{ { | ∧{ ヽ.{‐ヽト、ノ}ノハ ! ! | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | lハハlヽ{_,.. ` 、.__ リ.ハl | | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ハ. (ヒ_] ヒ_ン ) ! l | | .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ .. ヽヘノ"" ,____, "" | | | l |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ ハ { ヽ _ン } } j/ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i ` ヽ イ/ / ,′ !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. | > __,,. イ リ' / / !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i マーボーナスッテ”婆”ッテツクワネ .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | …フカイイミハナイヨ .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | { ┌───────────────────────────|質問:こぼね~ って何? (2012-09-16 12 07 09)└─────────────────────────── iヽ、 ____」____ゝ'´/' \ /| ゆっくりシステム Ver.1.00 ヽ. _/___/___ \/ ____________ <Y---r二二二二ハ.フ. | ,.L__ | i L-」 l 7> | ミスティア・ローレライのことだな。 /  ̄' 'ー---─' `ヽ. | ./ ,. ⌒ヽ. ', | 東方永夜抄で彼女と白玉楼組が遭遇した時に ,' / / ‐/- i i `ヽ!. | 西行寺幽々子が発言したセリフが元だ。 i i !/ア!-;!、ハ ハ-!、.i . i. | 「雀は小骨が多くて嫌いなの」「ちょっと待って。小骨が……」 | ハ .! (ヒ_]' レ'ヒ_ン;!、i i | | | i レ' !"" ,___, ""/レ'ヽ!. < まあ、食べるのが大好きな幽々子らしい発言だな。 | ! .|ハ、 ヽ _ン / | .| | | ./i | !>、._ _,,.. イ .| | | ,.、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .| ./ !,..-| |'´/ヽ二ン`7ー、| |. | i !,,.-''" ノ |/ / .| |〈 イ V !〉 `i ト、! .! ヽ -=ニ__ .!r〈_ !,ヘ! ヽヘハ ;イノ ;ヽ! ヽ,! ! ‐--,' 「`ヽ_/`i !.ゝr、__r、i / ハ Y i r/ ヽ ー,--' ,'ゝ-^ー‐'´ヽ. !/ 、/ヽ; 〈 ハ ', ;イ、_ /! 7`  ̄ L!_!ハ!_ハ_i.」 i スズメハスキキライハアルケド .〈 ヽ、/ ヽ/Vヽ、〉 ! !`ー,ヽ-' 从゚ ー ゚く」 | | スキナヒトニハタマラナイノヨネ~ .レ\ ,.イ`ヽ ハ ハ、 |ノ } !|,イ〒イヽ! | {
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/317.html
ゆっくりClose Air Supportしてね! ※※※前フリ長くて申し訳ない※※※ 「きょうもゆっくりしようね!」「ここはさいこうのゆっくりポイントだね!」 ゆっくりがゆっくりできるかどうか以外にはさほど関心を持たないのはよく知られている。 ここにいるゆっくりの大群もまったくその通りで、食料がたくさん存在し天敵がいないこの地に満足し、ゆっくりしていた。 この群れはもともと数は多くなく、5匹ほどのゆっくりのグループが数を増やして形成したという経緯がある。 3ヶ月前、この地にやってきた5匹は昨日まで住んでいた森とは様子が違う木々に初めは戸惑っていたものの、 ゆっくりするのに十分以上の条件が整っていることが分かるとここを安住の地とし爆発的に数を増やした。 ゆっくり達は、時々仲間が消えるものの(川に落ちたんだろうと考えた)天敵のいないこの地におおむね満足し、最高のゆっくりポイントとした。 これからこの地はゆっくりの楽園となるだろう、そうゆっくり達は各々考えていたのだが… よく晴れた朝、ゆっくりれいむはここに住むようになってから妙にふやけるようになった皮を揺らしつつ、 朝食を求めて背の低い木を掻き分けていた。 「ゆっくりーとまっててねー♪」 やっと見つけた朝食候補に喜びをあげるれいむは舌をゆっくりと伸ばして捕食を試みる。 故郷の森では見たことが無い蝶だったが空腹の前にはそんなことはどうでも良かった。 と、そのとき。爆発音が響き木々を揺らす。 「ゆっ゛!?」 反射的に音源へと警戒態勢を取った。(といっても体を向けるだけだが) 近くで物体が動いたことに気が付いた蝶は当然逃げてしまう。 「ゆぅぅぅぅ…」 今日初めての食事は昼食になりそうだという事に残念がるれいむ。 気を取り直して音源のほうを見ると「鳥」が緑の中へと吸い込まれていくところだった。 ゆっくりれみりゃやゆっくりフラン、つまり自分達に危害を加える飛行物体には注意を払うゆっくりだが、 そうでない飛行物体、すなわち鳥や蝙蝠に普通は関心を持たない。 だが、れいむは自分の食事が台無しにされた事に腹を立てており、その抗議をしてあわよくば食料を手に入れるため、「鳥」が落ちたほうへと向かっていった。 さきほどの爆発音で同じ方向を見ていたゆっくりたちが、れいむの行動を不思議がって後を付いてくるのに気が付かずに。 幸か不幸か目的地は川のこちら側だった。(向こう側なら早々に諦めていつもの生活に戻れただろう。) 「鳥」が落ちたと思われる場所に到着したことでれいむ達の生活は永遠に変わってしまった。 生まれつきの警戒心があるれいむは、いきなり目的地(ちょうど木の密度が薄くなって広場のようだった)に出て行くことはせず、茂みを通してその場所を観察した。 そこにいたのはニンゲンだった。 見たことも無い妙な服を着ていたが体つきや顔からして間違いなくニンゲンだった。 「ゆっ、ゆっくりしていってね!」 れいむは故郷で何度か人間に殺されそうな目に合わされていたが、生物としての自己防衛反応のためかその事をすっかり忘れており、 食事の落とし前をどうしてくれようという気持ちで茂みから飛び出していった。 その割には第一声がまったくその気持ちを感じさせない物だったが。 だが、そのニンゲンは全く無反応だった。 れいむの自己に都合の良い記憶によればこのセリフを聞いたニンゲン何らかの反応を示すはずだが、 目の前の疲れきった顔の男は二つの目でれいむを注視するだけだった。 「ゆっくりしていってね!!」 今度はゆっくりの模範ともいえる声と顔で挨拶をするれいむ。 だが、男はやはり無反応だった。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 三回目の挨拶は偶然にも合唱となった。 れいむを追いかけてきたゆっくりたちがこの段階で追いつき、いっせいに挨拶をしたのだった。 「いっしょにゆっくりしようね!」「このひとはいっしょにゆっくりできる?」 「あさごはんたべようね!」「ゆっくりしたいよ!」「にんげんだ!にんげんだ!」 「いいからかえってゆっくりしようね!」「ここでゆっくりしたいよ!」 れいむと他のゆっくり達が一斉に会話を始めて広場は騒然とする。 男は相変わらずれいむを見ていた。 ウィルソン・フォード中尉は混乱していた。 ちょっとしたミスから十字軍の名が付いた愛機を落とされ、かろうじて脱出してここに降り立ったがパラシュートが木に絡まって動けず何とか切り離す、 そこまでは自分が知っている知識の範疇の出来事だった。 ──だが、こんなに妙な丸っこい生命体が生息しているなんて聞いてないぞ! 最初の丸いのが茂みから飛び出してきたとき敵かと思い拳銃を構えたが、少なくとも敵ではないと分かり今は下ろしていた。 あまりの驚きからその場所で固まった彼は、後からどんどん増える丸い物体のお仲間に圧倒されて動くに動けないでいた。 こんな生き物が生息する地域に入ったらどんな目に遭うか分かったものではなかった。 幸いにもここは友軍基地に近く、救援はすぐに来ると思われたので何とかなるだろうという目論見もあった。 そこまで考えたところで丸い連中がいよいよ騒がしくなってきた。 「YUKKURISITENE!!」「YUKKURISITEITTENE!!」 やはり意味は分からない。響きから日本語かと思ったが(日本に駐留した事がある友人のおかげだ)彼には日本語に関する語学能力は無かった。 あまりに騒がしいとそれで敵がやって来るのは明白なので、彼は丸い連中を黙らせようと試みた。 「君達、少し静かにしてくれるかな?」 「YU?」「WAKARANAII WAKARANAIYOO!」「YUKKURISHABETTENE!!」「TIIIINPO!」 当然だが通じなかった。 こんな妙な物体と会話を試みた自分の頭が心配になってきた彼は、ここにいるとそろそろ本格的に危険だと考え、友軍基地の方角を確かめて歩き始めた。 「STOP! PLEASE!STOP! DANGER!」 「ゆっくりあるいてね!」「いっしょにゆっくりしようよ!!」 なるべく単語を減らして意思の疎通をこころみる男の努力も空しく、 意味が理解できない言語を投げかけられたゆっくりたちはますます彼に興味を持って後をつけるようになった。 彼は追跡者を振り切ろうと足を速めるが、障害物が多いため思うように進めない。 男とゆっくりの珍道中はしばらく続いた。 いい加減ウンザリしてきた中尉は怒鳴りつけて追い払おうと丸い連中のほうを振り返った。 何か相手をしてくれるのかと期待に満ちた目を向けてくる連中の向こうで何かが動いた。 ついに恐れていたほうの追跡者が来たのだ。 「クソッ!!」 もはや形振りかまっていられない為、直ちに全速力で逃走に移る。 それを丸い連中も何匹か脱落させつつ全力で声を上げつつ追いかけ始め、恐ろしいほうの追跡者がそれを追いかけるという形になった。 「YU!!…」「YUGUEEE!」 脱落したヤツが踏まれて断末魔を上げているのが聞こえたが、それにかまわず彼は走り続けた。 「おい!こっちだ!速く来い!」 「いいぞ、もう少しだ!頑張れ!」 目の前に現れた友軍の救出部隊が射撃しつつ声を張り上げる。もう少しだ。 そして、ついに友軍の後ろへと飛び込む。 「良く頑張った!フォード中尉! 悪いがもう少し待ってくれ!連中を片付け…なにっ!?」 労いの言葉を掛けてきた隊長と思しき人物が、こちらに全速力で向かってくる丸い連中と追跡者を見て途中で発音をやめる。 途中で丸い連中を踏んで混乱し、さらには銃撃を受けたためかかなり距離が離れていた。 背の低い丸い連中には弾が当たらず、弾幕の下でまごまごしているのが見えた。 突然の出来事で混乱しているのだろう。 こっちに来いと声を上げてみたが、意思の疎通はやはり不可能でやっぱりまごまごしていた。 『こちらスワローテイル。派手にパーティ中らしいからウェイターを連れてきたぞ。』 通信機から声が漏れていた。航空支援で追跡者を吹き飛ばすのだろう。 『お客の位置を知らせてくれ、でないと注文を取りにいけん。』 「俺達より北の連中だ!いま発炎筒を投げる!」 前線航空統制官の要請に隊長が答える。 直ちに指示が出され、赤い煙を上げる棒状の物体が追跡者のほうへと投げられた。 危険を感じ取った追跡者が撃たれながらも無理に接近しようとするが、丸い連中が邪魔で思うように進めなかった。 「赤い煙の辺りだ!派手にブチかませ!」 『了解した。 …確認した、今ウェイターを送る。コールサインはヴァイパーだ。』 『こちらヴァイパーリード。お客は確認した、今から料理を送るぜ!』 統制官の返答の後、パイロットが今度は答えた。 音が辺りに響き始め、あっというまに木々を揺らさんばかりの轟音となる。 ターボ・ジェットの音が耳を破壊するかどうかというほど大きくなったとき、上空を影が通過した。 ニンゲンは恐ろしい。れいむはそう思い始めていた。 あの妙なニンゲンに付いていったら仲間が次々と踏まれ、初めは100を越えようかという勢いだったゆっくりは50以下にまで減っていた。 「わ゛た゛し゛のあか゛ち゛ゃんか゛あ゛ああ!!」「おちついてゆっくりしてね!!」 「まりさ゛あ゛ああな゛んて゛え゛えええぇぇ」「そんなと゛こ゛ろて゛ゆっくりし゛ないて゛ええぇぇ!」 地球と同化した仲間や家族のほうを見たゆっくりが泣き叫んでいる。 今のところニンゲン同士で争っているみたいだから安全だけど、いつ矛先がこちらに向くか分からない。 そこまで考えたれいむは逃げ出すタイミングを伺っていた。 冷静に考えればゆっくりの身体なら這いずって逃げれば弾など頭の上を通過していくだけなのに、 小豆ペーストの脳ではそこまで思い至らないのは流石ゆっくりといったところだろうか。 そうこうしているうちに轟音が聞こえてきた。あの「鳥」がいると聞こえる音だが、いつもとは大きさが段違いだ。 何だろう?そう思ったれいむが音のほうを見ると、空中に丸い物体が浮かんでいるのが見えた。 その物体が何か考える間も無く、れいむの一生は幕を閉じた。 群れから脱落しつつ幸運にも踏まれること無くいたゆっくりまりさは恐ろしい物を見てしまった。 絶え絶えの息を整えつつ、先行した仲間達のほうを見るとちょうど轟音が聞こえてきた。 続いて何かが風を切るような高い音。 れいむと同じように疑問に思ったまりさは音のほうを観察する。 その瞬間、れいむ達と追跡者のニンゲンのあたりで爆発が起きた。 ニンゲンだったものやゆっくりだったものが高く放り上げられ、こちらにもそれが飛んできた。 あまりの事態に口をあんぐりと開けていたまりさだったが、その口にチビれいむが飛び込んできた。 あわてて吐き出すまりさ。チビれいむだけでも助かって良かったと思い始め、仰向けに寝転がる彼女をゆすりだす。 「ゆ゛っ!ゆ゛っ!おき゛て゛よ!いっし゛ょにゆっく゛りし゛ようよ!」 いくらゆすっても起きないのでより強くゆするまりさ。 その拍子にチビれいむがごろんと転がる。 「ゆ゛っ!ゆ゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛!!な゛んて゛え゛え゛え゛ええ!!!」 チビれいむの後頭部は存在しなかった。代わりに残り少ない餡子が露出しており、顔の裏側が一部露出していた。 そういえば魔理沙の額にくっ付いている物体、これはこの子の一部じゃないのか。 「ゆふ゛ェッ゛!オ゛ェッ゛! ケ゛ヒ゛ュう゛!」 あまりにショッキングな事態にまりさは餡子を吐き始めた。 良く知られているように、餡子を吐き始めたゆっくりはまず助からないといわれる。 自制心が少ない生物の為、とちゅうで体調を持ち直して吐くのをやめる前に体内の餡子を出し切って絶命してしまうゆっくりが非常に多いためだ。 このゆっくりまりさも死へのマラソンをひた走り始めた。 だが、恐ろしい光景はこれで終わりではなかった。 爆弾の破片が体中に刺さって絶命寸前、仲良くぐったりと寝転ぶゆっくりとニンゲンの上からさらに何か落ちてきたのだ。 今度の物体は空中で何か液体を撒き散らしながら落下、液体はただちに発火してかろうじて生き残った生物を焼き始めた。 「やめ゛へ゛フ゛ッ!! にけ゛ヘ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛!!!」 こんな状態だというのに仲間達を気遣うまりさ。 真にたたえられるべき仲間意識だったがそれは全くの無駄に終わった。 まりさの悲鳴といってよい警告に気づいた何匹かのゆっくりが地面を転がって消火しようとしたが、ナパームの特性上それは無意味な行為だった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」 火達磨になったゆっくりたちが断末魔を上げながらもてる力を持って走り回る。 体中のナパーム燃料を撒き散らしながらのため、周り中の木という木に火が燃え移り、典型的な地獄を現出させていった。 ゆっくりは一匹、また一匹と力尽きていき残ったのは炎を上げる黒い炭素の塊だけだった。 「エヘ゛ッ゛!エヘ゛ッ゛!エ゛ヘ゛ッ゛」 火が静まる頃にはまりさもとうとう吐ける物を吐きつくして妙な空気音を上げる塊と化していた。 最後に「ゆっく゛り゛…」と呟いてまりさは動かなくなった。 「いい腕してるな、流石だ。全部きれいに吹き飛んだぞ!」 『ありがとう、悪い気はしないぜ!それじゃこっちはカンバンなんで帰るな!ヴァイパーリード、オーバー。』 『こちらスワローテイル。迎えが来るまでは上をカバーしておこう。いつでもモニターしてるから、何かあったら呼んでくれ。』 ターボ・ジェットの音が遠ざかっていき、後に残ったのは微かに聞こえるプロペラの回転音となった。 このようにしてれいむについて行ったゆっくりが悉く帰らなかった為、楽園のゆっくりは激減してしまった。 だが、残されたゆっくり達は連中のことをすぐに忘れ、減った分を穴埋めするかのように繁殖に勤しんだ。 食料は十分で天敵に怯える事が無く、仲間がたくさんいる生活をゆっくりたちは楽しんだ。 ここは楽園などではない事を知らずに… フォード中尉は無事に原隊復帰できたが、ジャングルで出くわした日本語のような言語を操る謎の生命体の事を話しても誰も真に受けなかった。 そのうち彼自身もその事を忘れ、ヴェトナムで任務に精励し続けた。 ある日、彼は妙な命令を受けて飛んだ。 「ジャングルのこれこれこういう地点を空軍と共同して爆撃せよ」という命令だったが、 その地点にはヴェトコンなど明らかにおらず、戦略的価値も無かった。 強いていえば野生のバナナなど「食料」が多いぐらいだが軍事的な意味は到底あるとは思えなかった。 彼は任務に忠実な軍人であるので命令に従って愛機を駆った。 やがて迫り来る爆撃目標地点で彼が見たものは… ────────────────────────────────────────────────── B-52で爆撃するつもりがF-105で航空支援してた\(^o^)/ おまけに虐待でも制裁でもなくてごめんなさい。 by sdkfz251
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/387.html
あるところに2匹のゆっくりゆゆこがいた。 「こぼねー」 「こぼねー!」 バスケットボールぐらいのゆゆこの声に、テニスボールぐらいの子ゆゆこが応える。 2匹は、群れへと帰る途中だった。 子ゆゆこは、ゆゆこの子供ではない。偶然見つけた子ゆゆこをゆゆこが保護して連れて行っている。その為、子ゆゆこはまるで群れのことを知らないでいた。 ここまで歩きながら群れの事を聞くたびに、子ゆゆこは目を輝かせている。 早く他のゆゆこ達に会ってみたい。今までにない新たな生活へと子ゆゆこは心をときめかせていた。 「ハフ、ハフ……ハフ?」 「こぼね?」 ゆゆこ達の足が止まる。 道沿いに進んだ先を見ると、黒い帽子がゆらゆらと並んで揺れているのが見えた。 ゆゆこはそれだけで、ゆっくりまりさの家族連れが歩いている事を悟った。 「こぼねーこぼねー」 「ハフッ!」 ゆゆこにエサがいると言われて、鼻息が荒くなる子ゆゆこ。 2匹はお互いに歩みを揃えて、黒い帽子へ向かっていった。 隣で遊んでいる子まりさばかり見ていた親まりさは、目の前に来るまでゆゆこの存在に気づけなかった。 「ゆ?」 「おかあさん、ちがう子達がきてるよ」 「ゆゅっ?」 子供に言われて振り返った時、ようやくゆゆこ達に気がつく。 「ああぁぁああぁぁぁあああああぁっ!?」 瞬間、思わず絶叫したまま固まっていた。 「お、おかあさん?」 「どうしたのおかあさん? あの子達といっしょにゆっくりしようよ?」 「ゆっくりしていってね!」 まだゆゆこの存在を知らない子供達は、親しげにゆゆこ達へ接しようとしている。 そこに気を取り直した親まりさが、間に入ろうと飛び出してきた。 「だめ! このゆっくりたちとはゆっくりできないよ! おかあさんの後ろにかくれてね!」 決死の表情でゆゆこたちを睨んでいる。 しかしまりさを今までエサとしか見たことのないゆゆこは、まるで意に介さなかった。 「あなたたちは早くいえにかえってね! ゆっくりしたらだめだよ!」 「ゆーっ!」 「なんでそんなこというの! いやだよ! もっとゆっくりしたいよ!」 親の言っていることが理解出来ない子供達は、まるで言うことを聞かない。 そんな親へ、子ゆゆこは張り付くように近づいていく。 「ゆっくりしたらだめぇええぇぇっ!! にげてぇぇぇえぇえぇっ!!」 親まりさの必死の叫びと、子ゆゆこがまりさに口をつけるのは同時だった。 「ゆぐっ!!」 「こぼねー!」 そのまま囓った皮を咀嚼する。 「おいちー!」 「お、おかあさん!」 「おかあさん、どうしたの? 大丈夫?」 急に顔を顰めた親まりさの様子に慌てるも、まだ状況を把握していない。 「い、いいから、早く逃げて……ゆっくりじな」 子ゆゆこは食べ終えた場所へまた口をつけ、今度は一気に吸い込み始めた。 「あぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃがぐぎゃがっ!!」 「ずずずずずずずず……」 子ゆゆこの口に餡子の甘さが広がっていく。 「お、おがあじゃん!」 「どうしたのおかあさん!」 「いやぁぁあぁっ!! おかあさんがちっちゃくなっていくよぉおっ!!」 みるみるうちに餡子を吸い取られ、細い皮だけの存在になっていく親まりさ。 「……み……ゆっく……にげ……」 最後の声は、子供達に届くことなく風と共に消え去り。 親まりさは皮だけとなって、風に飛ばされていった。 「げっぷ」 「いやぁああぁあぁあぁあぁっ!!」 「おかあさぁぁあぁああぁあぁんっ!!」 その場で泣き叫び始める子供達。動こうとする子まりさは1匹もいない。 最後の最後まで、親まりさの気持ちは子供達に伝わらなかった。 軽い食休みを挟んで、子ゆゆこは泣き崩れる子まりさ達へ近づいていく。 それを、後ろから迫ってきたゆゆこに突き飛ばされて邪魔された。 「ハフッ!?」 地面で体を擦られ、体中が砂埃で汚れてしまう。 突然の事に思わず起き上がってゆゆこを見ると。 冷たい目で、子ゆゆこを睨みつけていた。 「……こぼ」 これまで見たことの無かったゆゆこの様子に、思わず子ゆゆこはたじろいだ。 ゆゆこは、そのまま子まりさに迫っていく。 食物連鎖の上位であるゆゆこに蹂躙されていく子まりさ達。 その光景をまるで目に映さず、子ゆゆこは先ほどの冷たい目にずっと怯えていた。 途中で僥倖な食事もあり、ゆゆこ達は気分も高らかに群れへたどり着いた。 ゆゆこの冷たい目に怯えていた子ゆゆこも、食べた後はいつも通りのゆゆこだったことで、どうにか落ち着いていた。 群れにつくと、多くのゆゆこ達が子ゆゆこの事を歓迎してくれた。 巨大なゆゆこもいれば、同世代のゆゆこ達もいて、今まで同種を見たことのなかったゆゆこは、文字通り飛び跳ねて喜んでいた。 群れについた後、ゆゆこと子ゆゆこは一緒に暮らし始めた。 ゆゆこに子供はいないので2匹だけの生活だったが、外を出たらすぐに友達に会えるので寂しさなど微塵もない。餌もゆっくりゆゆこの群れがあるだけあって、辺りを歩けばゆっくりがすぐ見つかる環境。困ることはまるでない。 今まで1匹で過ごしていた子ゆゆこにとって、今まで感じたことのなに暖かさがそこにあった。 やがて、子ゆゆこがゆゆこと同じぐらいの大きさになった時、子ゆゆこは独り立ちをする。 群れのある場所の外側に見つけた洞穴に住み、1匹で生活し始めた。 「うー! うー!」 羽根を咥えられ、ゆっくりゃはじたばたと肉まんな体を動かして藻掻いている。 逆に子ゆゆこはご満悦な笑顔を浮かべて喜んでいた。 ゆっくりゃや、ゆふらんは、その羽根で飛べるためにゆゆこでも捕まえる事は難しい。今回はゆっくりゃがゆっくりを捕まえようと降りてきた所を逆に捕まえていた。 もちろん捕まりそうになっていたゆっくりの住処は覚えている。ゆっくりゃを食べた後で、また狩りに行こうと思っていた。 取りあえず咥えていた羽根を引き千切り、持ち運びしやすくすると、そのまま住処の洞穴へ歩いていく。 「ぎゃ、ぎゃおーっ! ぎゃおーっ! 食べちゃうぞーっ!!」 食べられるのは、もちろんゆっくりゃだった。 「うー! うー!」 「ハフ、ハフハフっ!」 「うぁあああああぁああぁああぁっ!!」 肉まんが瞬時に食べ尽くされる。生では食べられない筈のゆっくりゃの羽根も、子ゆゆこは歯ごたえがある程度にしか思っていない。 油の乗ったゆっくりゃに、ゆゆこは幸せそうに食後を堪能していた。 入り口に影が映る。 「こぼね?」 「こぼねー」 影の正体は、知り合いのゆゆこだった。 「こぼねー!」 「こーぼねー」 ここに来た時からほぼ同世代だった2匹は、出会ってすぐに仲良くなり、普段から頻繁に雑談する中になっていた。 友達と仲良く話ながら子ゆゆこは考えていた。 子ゆゆこは、以前から別のゆゆこと一緒に狩りへ行きたいと思っていた。1匹でやる狩りはどこかつまらなく、爽快感に欠けていたからだ。 「ハフ、ハフハフ」 「……」 目の前で熱心に喋っている友達へ、ゆゆこは思い切って切り出してみた。 「こぼねー」 場の空気が凍った。 「……こ、こぼね?」 「……」 訪ねても、友達から返事が来ない。 黙ったまま、立ち去ろうとする。 「ハフッ!?」 子ゆゆこは訳がわからないまま、友達に追いつき、必死に謝った。 途端、友達は元の様子に戻り、また雑談を始めていく。 笑いながら雑談を聞いていた子ゆゆこは、心の中で震えていた。 去り際に友達がみせた冷たい目線は、あの時のゆゆこの目そのものだった。 「こぼねー?」 いつものようにゆっくりを探しに来たこゆゆこが不思議そうに声を上げていた。 ここ最近、餌のゆっくりが少なくなってきたと子ゆゆこは感じていたのだが、今日は少ないを通り越してまるで見つからない。 この辺りのゆっくりが住み着きそうな場所のほとんどを、子ゆゆこはなんとなく覚えている。それが至る所を探したものの、どこにもゆっくりの姿はない。 ほぼ1日を掛けたにもかかわらずの成果なしに、子ゆゆこはがっかりしながら群れへ帰っていく。 群れには異変が起きていた。 「……ゆっ?」 住処に帰り、取りあえず子ゆゆこは友達へ会いに行ったが、そこには誰もいない。 それじゃとゆゆこに会いにいくが、そのゆゆこも姿が見えなかった。 「……こ、こぼね?」 今まで危機感を感じていなかった子ゆゆこも、ようやく事態の異常さに気づく。 そのままゆゆこは知り合いの家をほとんど回っていったが、他のゆゆこはどこにも見あたらなかった。 「こ、こぼねぇえぇっ!?」 半狂乱する子ゆゆこに、声をかけるものはどこにもいなかった。 そもそも、ゆっくりゆゆこは群れを成さない。多数で動くとしても家族としてぐらいだ。 なぜなら、ゆゆこが2匹いるだけで、食料が2分の1に減ってしまうからだ。 多くのゆっくりを食べないと満腹にならないゆゆこにとって、それは大きな理由になる。 なのでほとんどの場合、ゆゆこは単独で生活しているのだが、唯一例外があった。 ゆっくりが多く住んでいる土地を見つけると、自然とゆゆこは集まって住みついていく。一時的に群れをつくり、互いに競ってゆっくり達を食い潰していく。 そしてその土地にゆっくりの姿が見えなくなると、また単独に戻り、次の狩り場を探して旅立っていくのだ 今はもう、ゆゆこも友達も、他のゆゆこ達も既に旅立っていった後だった。 他のゆゆこ達は育てられる内に移動を繰り返すため、単独で行動することには旅自体に慣れている。 子ゆゆこにとっての不幸は、この狩り場があまりに上質だったため、移動せずに育ってしまったことだった。 「……」 呆然としたまま動けない子ゆゆこ。普通ならば餌を求めて旅立たないといけない。 しかし子ゆゆこはどうしたらいいのかわからない。 「ハフ……」 突然、1匹になってしまった虚無感に、子ゆゆこは包まれていた。 どうしたらいいのかわからない子ゆゆこは、取りあえず洞穴に戻っていつも通りの生活を続けていた。 しかしここは群れから餌がないと判断された場所。しばらく必死に探してみたものの、1匹のゆっくりも見つからない。 「……こぼね」 取りあえず周りに生えていた植物を食べて飢えを凌ぐが、ゆっくりゆゆこの腹がそれぐらいで満腹になるわけがない。 ひたすらに空腹と、それ以上の孤独感に耐えながら子ゆゆこは日々を過ごしていた。 ある日、子ゆゆこは久しぶりの大物を見つける。 それは子を産んだばかりのゆっくりれいむの家族だった。 「や、やめてね! れいむはよごれてるからおいしくないよ! ゆっくりできないよ!」 「あっちいってね! むこうでゆっくりしていてね!」 親れいむが前に出て子供を庇おうとしている。 子ゆゆこはせっかく見つけたごちそうながら、食べようとはまるで思っていなかった。 飢えはまだ植物や虫でぎりぎり我慢できている。 それよりも久しぶりに、誰かと話せる事に期待が高まっていた。 「こ、こぼね……こぼね」 「しらないよ! れいむたちはれいむたちだけでゆっくりするよ! あなたはどこかへ行ってね!」 「ゆっくりできないから早くどこかいってね!」 子ゆゆこの言葉に罵声を浴びせ続けるれいむ達。 いくら話しかけても、れいむ達は聞き入れようとしない。 「ごぼねぇ……」 子ゆゆこの目に涙が光る。 その瞬間を、親れいむは見逃さなかった。 「みんなゆっくりしないでね! 急いでにげてね!」 「あなたはそこでゆっくりしてね! おってこないでね!」 「は、ハフッ!?」 涙が乾かない内に、れいむ達は走り去ってしまった。 「ごぼね゛……」 子ゆゆこは苦悩する。どうして話をしてくれないんだろうと。 子ゆゆこは、今まで他のゆっくり達を餌としか思っていなかった。 そんな中、いきなり友好的になっても信じるゆっくりがいないのは当然だ。 そんな理屈も、ただ本能に任せて狩っていた子ゆゆこには理解できない。 残ったのは寂しさと、お腹から訴えかけてくる空腹だけだった。 れいむの家族を逃してから1週間。 「……は、ハフッ。……は、はは、ハフッ」 体を重く感じながら、子ゆゆこは餌を探していく。 植物や虫しか食べていない体は急激に衰えていき、今では見る影もなくやせ細っている。前ならどれだけ動いても疲れなかったのが、今では数メートル動いただけでくたびれる始末だ。 今や子ゆゆこの中に孤独感はない。 砂漠の砂のような飢えが、子ゆゆこの体を突き動かしていた。 まずは植物を食べようと森へ向かうゆゆこ。辺りの花や草はほとんど食べてしまい、今や生木の皮を剥いで食べている。 そのまま樹木に齧り付いたりもしたが、さすがの子ゆゆこも樹を噛み砕くことは出来なかった。 白い身を晒して立っている木々。まだ食べていない樹はあるかと子ゆゆこは探していく。 そこに、懐かしい匂いを感じ取った。 「こっ!?」 この近くにゆっくりがいる! 力の入らない体を酷使して、獲物へ近づいていく。 そろそろ本当に体力の限界が近づいてきた時、木々の間を縫って歩くゆっくりを見つけた。 もう躊躇はしない。 「こぼねぇぇえぇぇえぇえぇえぇぇえっ!!」 飢えの勢いをそのままに、ゆっくりにかぶりついた。 「ハフッ!?」 「ハフ、ハフハフッ!!」 必死に体を食べ尽くしていく。 しかし3分の1ほど食べたところで、子ゆゆこは食べているゆっくりの顔を見た。 ゆっくりゆゆこだった。 「うぶっ!?」 体の奥底から湧いてきた吐き気に、思わずその場を離れて嘔吐した。 口の中からは、まだ消化しきっていなかったゆっくりの欠片が流れ出ていく。 それは、自分の体と同じものだ。 「うっ!?」 強烈な嫌悪感に蝕められ、子ゆゆこは続けて嘔吐した。 突然襲われた事に、ゆゆこは呆然としていたが、相手が苦しんでいるのを理解すると、そのまま逃げようとする。 「こ、こぼねぇぇええぇえっ!!」 「ゆっ!?」 急いで話しかけようとするも、既にゆゆこは走り出し、側からいなくなっていた。 思わず、宙を仰ぐ子ゆゆこ。 そのまま寝そべると、苦悶に顔をゆがめて叫び始めた。 「ぁああぁあぁぁぁあぁああぁあっ!!」 共食いをしてしまった事実。 また新たに襲ってくる孤独感。 吐いたことによって高まった空腹。 そのどれもが、自虐的に子ゆゆこを責め立てる。 やがて叫びが止むと、子ゆゆこはその場を動かなくなった。 もう、動く気力も体力も残されていなかった。 「ゆゆっ? おかあさん、何かへんなものがあるよ」 「なんでもさわっちゃだめだよ、ゆっくりみせてね」 「おかあさん、これなぁに?」 「……なんだろう? おかあさんにもわからないよ」 「ふしぎだね! へんなかたちだね!」 「ゆゆっ、へんなものにちかづいてゆっくりできなくなったらたいへんだよ。ゆっくりはなれようね!」 「ばいばい~」 「ゆっくりしていてね!」 子ゆゆこの意識はたゆたっている。 何か考えていたのか、何も考えていなかったのか、子ゆゆこ自身も覚えていない。 ひらひらと吹く風に揺られる体の感覚だけが、僅かに子ゆゆこの意識を繋ぎ止めていた。 子ゆゆこは寂しかった。 子ゆゆこは悲しかった。 なにを間違えたのか、子ゆゆこにはわからない。 脳裏にふと過ぎるのは、一緒に過ごしたゆゆこと友達の姿。 そして今まで食べてきたゆっくり達の姿。 ほとんどのゆっくりは、絶望に歪んだ表情をしていた。 ごめんなさい……ごめんなさい……。子ゆゆこはひたすらに謝り続けた。 もう、酷いことをしないから許して欲しい。 だから、誰か応えて欲しい。 最後に誰かと話したい、子ゆゆこの願いはそれだけだった。 そんな気持ちも、いつしか意識と共に途切れていく。 もう子ゆゆこは、体も心も空っぽだった。 大きな風が吹く。 強風になびかれて、空っぽの体は空へ飛びだっていった。 どこへだって、飛んでいきそうな勢いだった。 End 前の話で俺のときめきを返してくれ、と感想があったので俺的に出来るだけ返してみた……つもり。 返せてないかなぁ、すっきりしない話だもんなぁ……。 最初は丸々と太ったゆゆこを炙り焼いて食べるような話を書いていたんですが、どうにもしっくり来なかったので練り直したらこんな話になりました。 書き終わってから、ケロちゃんの話に被ってると気づいたのは後の祭り。もう書き直すのは無理ジャー! なんか色々不満がありますが、楽しんでもらえたら何よりです。 by 762 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/313.html
「ここはまりさのおうちだよ!ゆっくりでていってね!!」 ある森の中、館と家の中間くらいの大きさの煙突がある家の前のことであった。 帽子をかぶったゆっくりが叫んでいる。 この個体はゆっくりまりさと呼ばれる。天邪鬼で意地っ張りな個体が多い種族だ。 ゆっくりまりさはいたずらを好む。好奇心が旺盛なためか、他者にかまってもらいたいのか、 いずれにしろよく悪さをしでかし、叱られることが多い。しかしこのまりさの行動はそれを踏まえてもありえないものであった。 他者の家に勝手に上がりこんでここが自分の家だと宣言している。 この家の主人であろうか、若い女性が苦笑いしている。 自分が留守にしていてしばらくぶりに帰ってきたらこの始末だったためである。 うっかり鍵を掛け忘れていたのを思い出す。長期間留守をするにしては間が抜けたものである。 そんな彼女はどうするべきかと悩んだしぐさをしている。 「ゆっくりしんでね!!」 あろうことがまりさは女性に向かって体当たりを仕掛けてきた。 しかし女性はひょいと身をそらしたため難なくよけられ、 まりさは逆にあっさりと捕まってしまい、押さえつけられることとなった。 女性は目の前のゆっくりは自らの力を把握できていないのだろうか。 そう思ってまりさをつねる。ひたすらつねる。女性はまりさが泣くまでつねるつもりであった。 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛っ゛ぐ・・・」 しかしまりさは耐えている。更に力を込める。それでも泣かない。目に涙を浮かべて必死に耐える。このままでは千切れてしまう。 しょうがないので女性はまりさを外に放り投げて家の中に入った。 「ゆっくりいれてね!ここはまりさのおうちだよ!!」 しかし女性は聞き入れない。このまま家の奥へと向かっている。まりさは焦りを感じていた。 このままあの人間があの子をみつけたらどうなってしまうのかと思い、口に石をくわえ、窓から家の中へと侵入してきた。 砕けたガラスによって細かい切り傷がいくつもできたが、それでもまりさは飛び跳ねて体当たりを続ける。 なかなか根性があるというか図々しさに毛が生えているというか、傷だらけなことをまるで感じさせない挙動だった。 横で攻撃してくるゆっくりまりさの攻撃に女性は内心あきれながら無視して家の中を捜索していた。 まりさの攻撃を全て軽くかわす。勢いあまって壁に激突しても次の瞬間には飛び掛ってくる。 女性は段々と違和感を感じていった。家の中に何か大事なものがあるのだろうか。 この剣幕はただごとではなかった。攻撃性が少なく、 あまりにも弱すぎため無害なものが多い ゆっくり種がここまで攻撃的となる原因はなんだろうと興味を持った。 そしてある部屋の前に来ると扉の前にまりさが立ちふさがった。 「おねがいだからでていってね!!ここだけでもまりさのおうちにして!!」 放り投げてどける。扉を開けると、一匹のゆっくりがいた。あの青白い顔はゆっくりぱちゅりーである。 体が弱く、野生を生きる能力があまりないため、いつもじっとしている個体である。 しかしぱちゅりー種であることを踏まえても、その顔色は病的なまでの白さを誇っていた。 「むきゅぅぅ・・・。」 今にも力尽きそうなその姿。必死なまりさ、これらの状況から判断して、このまりさはぱちゅりーを守ろうとしたらしい。 「ゆぅぅぅぅぅ!!!!」 まりさはぱちゅりーの前にかばうように唸っている。 女性はどうしたものかと思案して、ぱちゅりーを介抱することにした。ここまで弱っているとほうってはおけない。 放り出すには目の前の命はあまりにも儚げで、今にも消え入りそうだった。 事情を知った女性はまりさの方をじっと見つめ、優しく両手で抱える。 「ゆ!?」 すると全力で窓の外に放り投げた。まりさはぱちゅりーを守るために警戒していただけだったが、 人の家に居座られて体当たりされたので、ちょっと気に入らなかったからこれくらいはしてもいいと女性は思った。 「むきゅぅ・・・、おうちにすませてくれてありがと・・おねぇさん・・・」 しかし一向に良くはならない。いくら喘息もちで死にやすいとはいえ、これは少しおかしかった。 女性は怒りが収まり、ぱちゅりーにお願いされたこともあったのでまりさを家の中に入れてやった。 まりさの体にあるガラスでできた傷は浅かったが、女性は一応手当を受けさせようとした。 「ゆっくりはなしてね!おねぇさんとはゆっくりできないよ!」 しかしまりさはそれを拒み、ぎろりと睨み付ける。 まりさはずっとぱちゅりーのそばにいた。 まりさはとても心配に思っていた。唯一の友達であるぱちゅりーが調子が悪い。自らの手で餌を食べることができなくなり、 一向に動く気配がない。以前自分達の家であった木の空洞にぱちゅりーをひとりにしておくと、 蛇などの動物が来たときに食べられてしまう。そのため、丈夫で安全で誰も住んでいない人間の家を探し出し、 ぱちゅりーを引きずって連れてきたというわけである。そこで留守にしていた人が帰って来たというわけであった。 女性は、この二匹を追い出して次の日玄関先で死なれたら目覚めが悪いと思った。 結局、女性はまりさとぱちゅりーを家に居候させることにした。 それから人とゆっくりの奇妙な共同生活が始まった。 まりさはぱちゅりーと四六時中いっしょにいる。女性は信用されていなかった。そのため、餌をとりにいくこともしていなかった。 まりさが留守の間にぱちゅりーと女性の二人だけが残されることを警戒していたのだろう。 いくらなんでもこれでは本末転倒だ。女性がこのままでは二匹が飢え死にしてしまうと思って食べ物を与えると、 まりさはまず毒見をしてからぱちゅりーに咀嚼した食事を与えた。 消化しやすくするためであろう。 まりさは明らかに人間不信であった。もしかしたら以前人間にひどい目にあわされたのかもしれない。 だからといって女性は特になにをするでもなく、二匹に餌を与え続けた。 「ゆっ・・・」 あるとき家の前に傷ついたゆっくりありすがいた。すぐに生殖行為に及ぼうとすることから、 ゆっくり達の間では嫌われているものが多い個体だった。けれども女性はありすを家の中に招いた。 驚くことにこのありすはまりさやぱちゅりーを見ても生殖行為を行わなかった。 最初は驚いたまりさとぱちゅりーだったが、辛い状況が続いたため、警戒心が養われていたためだろうか、 目の前のありすが他者に害を与えるような存在ではないと気づいた。 二匹はありすを受け入れた。 「ありすはきらいじゃないよ!ゆっくりしていってね!!」 「むきゅぅ、よろしくね」 「きやすくはなしかけないでよ。いわれなくてもゆっくりしていくわ!」 そういいながらありすは二匹の手伝いをした。まりさと共にぱちゅりーの看病をしていた。このありすは意地っ張りであるらしいが、 面倒見はいいようだ。ありす種に性欲がなくなるとこんな性格だとは意外であった。 いつからだったかわからないが、三匹は常に一緒にいた。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 「うっうー♪」 ある日女性はとんでもないものを連れてきた。攻撃的な種属のゆっくりふらんとゆっくりれみりゃだ。まりさたちは虐められると思い、 身を強張らせた。しかし 目の前の二匹は何かがおかしい。それもそのはず、ゆっくりふらんには羽が片方ついていなかった。 再生力が強いふらんだったが、 たぶん生まれつき羽がなかったら再生もできないだろう。ゆっくりふらんは飛ぶ性質を持つため、はねる動きは不得意なようで、 ずりずりとゆっくりともいえないほどの速さで這いずり回ることしかできていなかった。れみりゃは叫び続けるふらんのそばで飛んでいた。 こちらはしっかり羽がある。 しかし牙がなかった。 この二匹はたぶんほうっておいたら死ぬだろう。 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 またある日女性はゆっくりれいむの家族を連れてきた。母れいむは行くあてがなく困っていたところらしい、 体中ぼろぼろで汚れていた。共に連れてきた子れいむ、赤ちゃんれいむも不安そうにきょろきょろと辺りを見回す。 そんな彼女達はまりさ達に受けいられた。家族が一気に増えた。 「わかるよーわかるよー」 「ちーんぽっ!」 「ケロ、ケロケロ!」 だんだんゆっくり達が増えてくる。いつしか家の中にはゆっくりたちがたくさん溢れていた。みょん、ちぇん、ふらん、れみりゃ、 ありす、ぱちゅりー、まりさ、そしてそのほかの様々な種類のゆっくりたち。 みんなこの家に来るとゆっくりしていた。 彼女達はけんかすることもあったが、そのたびに女性につねられ、叱られることで少しずつ仲良くなり、 いつしか家族の一員となっていった。 女性はあらゆるゆっくり達を家の中に招いた。ここで彼女達に狩りの仕方を教え、食べられるもの、農耕の仕方など、 様々な生きる術を教えていた。 それからまたしばらくたった。ゆっくり達がゆっくりさせてくれた女性への恩返しのため、皆一丸となって働いていた。 家の前には畑が広がり、ゆっくり達が道具を口で使って耕している。 このとき女性は驚いたが、ありすは農耕における用地の運用の仕方や、道具の効率的な使用法をあっという間に覚えていった。一度教えたことを更に発展させて考えることができる。 人間にも難しいことだった。女性はありすに家の中の本を与えて読ませた。女性が難しいからといって買ったまま積んでいた本をありすは次の日にはそらで言えた。 ありすは正直なところ女性よりも頭がよくなっていたかもしれない。ありすの知識は大いに役立った。 体力のあるものは狩りに出かけていた。 母れいむはきのこと山菜を取りに山を駆け回る。最も力があって重いものを持つためだ。途中で蛇や猪などの獣とかち合っても、護衛のみょんやけろちゃん、ちぇん、 ゆっくり達が追い払う。おいしい食べ物を待っている仲間がいるから、だから頑張れる。 そして、留守番をしているものは子守をしていた。 「ゆっくりしね!!!」 「ゆっくりするー!!」「わたしもー♪」「遊んで♪遊んで♪」「ふらんおねーちゃん♪」 「うー、うー♪」 なんとふらんがれいむの子供達にかこまれて遊ばれていた。ふらんは不機嫌だったが、 赤ちゃんれいむたちはお構いなしにふらんにつっかかる。そんな赤ちゃん霊夢にふらんは本気で威嚇しているが、 れいむ達は怪獣ごっこだと思っているようだ。動きの遅いふらんにつかまるほど赤ちゃんれいむはゆっくりしていなかった。 れみりゃはそばで無邪気に飛び回っている。 ふらんは終止不機嫌で、れいむ達に遊ばれた後見かねた女性になだめられていた。 「う゛ぅ゛・・・・・・・・・・・・・・・♪」 ふらんは甘えることにてれを感じているのか、女性と目を合わせなかった。 けれどもその横顔は頬がにやりと緩んでいた。 ある日昼ごろのことだった。女性がゆっくり達にいいことを思いついたと言って、ゆっくり達を庭に集めた。 彼女はときどき突拍子もないことをいいだす。 なにかな、どうしたの、ゆっくり達が皆庭に集まると、女性は背中に何かを隠してやってきた。 ふっふっふっと笑って、もったいぶっている。まるで悪役のような笑い方に、ゆっくり達は不安になった。 そこで女性はジャジャーン、といった擬音が聞こえそうになるぐらい、うれしそうに背中の物を目の前に 出した。それはギター。指でかき鳴らし、音楽を奏でる道具。 みんなで歌を歌おう。それが女性が考えたことだった。ゆっくり達はみんな今日のお仕事がまだ終わっていない と、ばつの悪そうな顔をしていたが、女性はあっけらかんとして、そんなこと気にしないでいいとでもいうように ギターを弾いていった。彼女はまりさに侵入されたとき、家に鍵をかけ忘れたことから考えられるように、 細かいことを気にしないというか、豪快というか、いい意味でも悪い意味でもいい加減というか、そんな人だった。 女性はみなを楽しませようと弾いた一曲。彼女の弾くギターはあまりいい腕ではなかったが、 その楽しそうな雰囲気によって、ゆっくり達はゆっくりせずに大はしゃぎしていた。 「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー」 お母さんれいむは歌っている。音程は高く、以外に上手い。それにしてもこのれいむ、ノリノリである。 「おかーさんすごーい!」 「わたしもうたうー!」 「わたしもー!」 赤ちゃんれいむたちも一緒に歌う。 「へェーらろ・・・むりだわ、これ・・・」 ありすは完璧に歌えないと嫌なのか、早々と歌を止めた。 こういうところで変に意地っ張りである。 しかしそっぽを向きながら口をパクパクとさせ、次回に継げていた。次に歌うときのために必死に練習するであろう。 その顔は楽しそうだった。t 「うー、ゆっくりしね♪」 ふらんまでご機嫌だ。その周りには赤ちゃんれいむたちが集まっている。楽しいときには細かいことは気にしないものである。 姉のれみりゃは踊るように飛んでいる。 「ゆっゆー♪」 「あるーひー♪」 「ゆっくりー♪」「ヘロロォールノォーノオォー」「うっうー♪」「ちんちーん♪」「けろけろッ♪」 その日はゆっくり達の大合唱が森中に響き渡った。誰もがゆっくり平和にすごしていた。 いつしか女性はゆっくり達の母親のようなものになった。 「ぱちゅりー、たのしい?」 まりさはぱちゅりーに尋ねる。 もはや自ら動くことができなくなったぱちゅりー。そんなぱちゅりーは女性に抱えられて、みんなの姿がよく見える特等席に座らせてもらった。 「むきゅ♪」 ぱちゅりーはとても嬉しそうだった。まりさはぱちゅりーのこれほどまでに嬉しそうな顔をみるのは久しぶりだった。 そして、それが最期だった。 空気が澄んだ朝だった。ついにぱちゅりーが死んだ。最後には話すことさえできなくなり、 発作的に餡子を吐き出すようになっていた。ゆっくり達皆が心配そうに見つめる中、 まりさとありすはぱちゅりーのほほに自らのほほを当てて、その最後を看取った。 「ぱちゅりー、だいすきだよ・・・」 「ゆっくりしてね、やすらかにねむりなさい・・・」 ぱちゅりーは力なく微笑むと、 「むきゅ」 と返事をするかのように一言発し、事切れた。 ゆっくり達はこの家に来てはじめて家族を失う悲しみに涙した。 そして、女性はぱちゅりーを弔うことにした。火葬にしようかと思ったらまりさが強く反対した。 「あついのはよくないよ!もうぱちゅりーにいたいおもいをしてほしくないよ!!」 そんなまりさの姿を見て、ありすは何かを感じ取り、まりさをかばうように意見する。 「おねがい!ぱちゅりーがやかれるところをみたくないの!!」 結局、ぱちゅりーは土葬することにした。虫に食われないように厳重に箱につめて、家のそばに石を積み上げて墓を作った。 家のなかのゆっくり達はみな悲しんだ。別れはとても辛い。 それを見ていた女性はこうやってお墓を作ってあげると、いい子は天国にいけると女性はゆっくり達に教えた。 「てんごくってなに?」 「たべもの?おいしい?」 「ゆっくりできる?」 女性は教えた。天国とはいつまでもゆっくりできるところだと。ぱちゅりーはいい子だからそこに行けた、死んだ後には会えるから心配しなくていいよと言うと、 ゆっくり達は嬉しそうにしていた。 ちなみにわるい子は地獄という、ゆっくりできないところに行かされると釘をさしてしつけることもした。 まりさはぱちゅりーの帽子を形見としてとっておくことにした。 その日の夜、まりさは女性に向かって今までの行いをあやまった。 自分の事をずっと気にかけてくれていたぱちゅりー。 まりさが夜寂しい思いをしたとき、いつも体を寄せて寝てくれたぱちゅりー。 ぱちゅりーはまりさの全てだった。 ぱちゅりーが死んだことはとても悲しい。だけど彼女が幸せそうに死ぬことができたのが、うれしかった。 まりさだけでは、ぱちゅりーをあそこまでゆっくりさせることはできなかっただろう。 「おねぇざん・・・いまま゛゛でまりざはわるいごでごべんなざい・・・。おねぇざんのおうち゛をがっでにづがっ・・てて・・・、 まりざもうででぃぐね、ぱぢゅりーのこどありがどう、ありずをよろじぐね・・・」 まりさは初めて女性にあやまった。ぱちゅりーと共に生きるためとはいえ勝手にひとの家に上がりこんだこと、 それなのに追い返そうと体当たりをしたこと、それなのにぱちゅりーを弔ってくれたことなど、感謝をしてもしきれなかった。 女性は何も言わずまりさを手招きした。まりさはぱちゅりーがいなくなったから、外に放り投げられるのではないかと思った。 自分から出て行くつもりであったが、もし恩人にそのようなことをされたらと思うと怖くて仕方がなかった。 まりさは恐る恐るゆっくりと女性に近づいた。 ぎゅぅぅと、音が鳴る。つねられるときのように、しかしまりさはつねられていない。 女性は何も言わずにただまりさを抱きしめた。まりさは女性のあたたかさを感じた。 そして女性は膝の上に載せると子守唄を歌った。 ぽんぽんと優しく頭を叩きながら。 まるで人間の子供のおなかを叩いて母が歌うように。 その歌声は正直あまり褒められたものではなかったが、 まりさは耳を澄ませ、涙で真っ赤にした目を更に赤くしないように閉じて聞き入れた それはまぎれもなく母が娘をあやす姿そのものであった。 もうでていかなくていい。あなたもここのうちのかぞくなのだから。 そのような歌詞であった。 いつしかまりさの閉じた目から涙がつぅっと落ちていた。 まりさはこの日本当の家族になった。 「おねぇさん!これあげるね!おいしいやさいだよ!!」 ぱちゅりーが死んだ日からまりさは女性に対する不信感を完全に失っていた。 今では誰よりも女性の近くに擦り寄って、誰よりも働いている。 食事も女性からうけとるとき、 毒見をするようなしぐさをしなくなっていた。逆に畑で取れた野菜を女性にプレゼントするようになった。まりさは女性への感謝の気持ちでいっぱいだった ゆっくり達を受け入れてくれたこと、みんなが仲良くできるようにしてくれたこと、ぱちゅりーを弔ってくれたこと、 まりさは女性を母親のように感じていた。 それでも憎まれ口をたたいて女性につねられるのは相変わらずだった。 女性がまりさからもらった野菜を調理して、並んでご飯を食べる。まりさはとてもうれしそうだ。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪」 女性はそんなまりさをみて微笑む。まりさもつられてえへへと笑う。 そんなまりさでも女性の体の変化には気がつかなかった。 女性がまりさに気づかれないようにしていたためである。 それでも症状はゆっくり進行していく。 ゆっくり達が目を覚ます。寝ぼけた女性を数匹がかりで起こす。今まで誰よりも早く起きたのに。 みんなで協力して食事をつくる。女の人とは思えないくらい食べたのに。 太陽の下で働く。休む回数が増えた 眠る。眠ったらいくら呼んでも起きない。かとおもえば、一日中起きている日もあった。 こうなってくると、ゆっくり達も気がつく。女性の体が悪いんだと。 だけど女性は人間の医者のところには行かなかった。 軽い風邪だから大丈夫だと。 幸せな日々にもいつしか終わりがやってくる。それはあまりにも突然の事だった。ある日いきなり女性が倒れた。 顔を見てみると赤い斑点が出て、 常に苦しそうな表情を浮かべていた。 1日、2日、3日、1週間、女性はどんどん体が悪くなっていった。 それでも彼女は医者に見せなかった。 まりさ達はかわるがわる看病に努めた。ごはんを運ぶもの、身体を井戸水で冷やして氷嚢代わりになるもの、 女性が行っていた家の管理に務めるものなど、皆女性のために働いた。 それでも病気の進行は止められなかった。 心配するまりさをからかうようにつねる手の力がとても弱くなっていた。 はじめてあったときは泣きそうになるくらい痛かったのに。 女性はもうすぐ死ぬ。ゆっくりたちが女性のベッドの周りに群がっていた、 みな不安そうな顔をしている。 まりさとありすはかつてぱちゅりーに対して行ったように自らのほほを女性に当てていた。 「いままでありがとうね・・・。おかあさん・・・」 ありすが泣きながら女性に話しかける。女性は心配するなと笑顔でうなづいた。 このとき女性は気がついた。まりさの底の一部分が感触が固いと、それはまるでパンを一部分だけ焼いた後のようであった。 以前人間に虐待されたのだろう。火傷によって焦げてしまったに違いない。 女性はまりさがこの先みんなと一緒にゆっくりできることを願った。 女性はまりさに対して二つの望みをつぶやいた。最後の言葉だった。 自分が死んだらここをみんなのおうちにしてね。 ゆっくり達を守ってね 、と そして女性はゆっくり息を引き取った。 まりさがみんなを導いて、みんなが天国にいけるようなゆっくりとして生きていけることを願って。 遺体はゆっくり達の手でぱちゅりーの隣に埋められた。 「おねぇさん、てんごくでもゆっくりしていってね・・・」 それからさらに1ヵ月後、ゆっくり達は女性のいいつけを守って生活していた。女性がいなくなってもゆっくり達は今までどおり、 むしろそれ以上に頑張って生きていった。まりさとありすがリーダーとなり、ゆっくりたちをまとめていた。 女性が生前そうだったように、行き場のないゆっくり達を受け入れ、いつしか家はゆっくり達の楽園となっていた。 そんなある日の夜、人間が尋ねてきた。壮年の男が数人いた。ゆっくり達は突然の人間に驚いた。 しかし以前女性に対してとてもやさしくしてもらっていたことを覚えていたゆっくり達。みな口々に歓迎している。 「「「「ゆっくりしていってね!!!」」」」 まりさは以前人間に虐待されたことを忘れてはいなかったが、女性に心を開いたことで以前より人間の事を嫌ってはいなかった。 そして女性の最後の言葉を思い出し、その願いをかなえることにした。 「ここはみんなのおうちだよ!! ゆっくりしていってね!!!」 うん、ありがとう、ゆっくりさせてもらうね。 男はそう答えた。きれいな瞳をした男であった。 男達はこの場にいるゆっくり達を見て、何か話し込んでいる。牙と片羽のないふらん、牙のないれみりゃ、 その他様々なゆっくりたちをじっと見た。 特に驚いていたのは、ありすをみたときであった。男の一人がありすに振動を与えた。 「なにしてんのよ、えっち!!」 ありすは不機嫌そうな顔をして去っていった。男は信じられない顔をした。発情しないありすがいるなんてと。 ところでここに女の人は住んでいなかったかな? そう男のひとりがゆっくりに質問した。 なんでも男達は女性の知り合いらしい。ゆっくり達は女性の事を話した。皆バラバラに話すので聞き取るのに一苦労であったが 、男達は彼女がどれだけゆっくり達愛されていたのか理解した。そして彼女が病気によって死んだことを伝えると、男達は悲しそうな顔をした。 しばらくうなだれ、考え込んでいた後、男の一人が意を決したようにまりさに話しかけた。 「おねぇさんのお墓はどこにあるかな。お墓参りをしたいんだ。」 まりさは女性のお墓に案内した。 石を積み上げられたあのお墓に。 ここでおねぇさんが天国でもゆっくりできるようにいっしょにお祈りをしようと思っていた。 人間も自分達と変わらないと、 そう信じていた。 数刻後、男は女性の墓を掘り返していた。隣にあるぱちゅりーの墓も同時に掘られている。 まりさは何が起きたのか理解できなかった。なぜこんなことをしているのだろう。 死んでゆっくりしている人をなんで無理やり起こすのだろう。 おねぇさんもぱちゅりーも天国でゆっくりしているのに、ゆっくりさせてあげないなんて・・・。まりさとありすは男に飛び掛った。 「やめて!!どうじてそんなことをするの!!」 「やめてぇぇぇ!!」 男のひとりがまりさとありすを押さえつけながら、段々と墓が暴かれてくる。 ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、 悪臭がただよう。まりさは口から餡子を吐きそうになった。 まりさの頭にあったのは、生きていた頃のおねぇさんの美しい姿とぱちゅりーの青白い顔であった。 しかし、目の前にいるものは、 にてもにつかない ぱちゅりーってこんなくろかったっけ? どろだんご・・・ あのシろいむしってナに たくさんいるよ となりのオおきいのは ひと? もの? くろい あのおなkaカらでるデろでろってなに・・・ あnこ? 「あ・・・あ・・・あぐ・・ぐぺぇぇ゛ぇぇ゛ぇ゛ぇぇぇぇぇぇ」 「ひどい・・・、なんで・・・」 あまりの衝撃にまりさはおねぇさんがどのような顔をしていたのか思い出せなくなった。 全く面影がなければそれでよかった。しかし着ている物、髪、顔の無事な部分と ぱちゅりーのそばに埋めた影響か、ところどころ虫に食われた部分がまりさの思い出の中のおねぇさんと混ざり合ってしまった。 おねぇさんといえば、目の前のくろくて、ぐちゃぐちゃで、べちゃべちゃなものしかわからなくなっていた。 男達は辛そうな顔をしながら女性を引き上げ、顔の確認をした。 男達の数人が泣いていた。リーダーらしききれいな瞳をした男が彼らをなだめた。 そしてしばらく話し合った後、男達は何かを決意した顔をした。男はまりさとありすを家の中に入れて、外から閉じ込めることにした。 男達の目的はこうであった。 ゆっくりから他の生物に媒介するウィルス、 感染方法はゆっくりを食べることと、ゆっくりを食べて感染した生物からの血液、経口感染であった。 そのウィルスはゆっくりと時間をかけて体内に潜伏し、発症の際は死亡率が40%を越えていた。 このウィルスにかかったゆっくりは先天的な奇型・変化をもって生まれる。 病弱さに拍車がかかったぱちゅりー、羽のないふらん、発情しないありすなどがそれにあたる。 男達はここに住んでいた女性の友人と加工場の職員で構成されていた。 彼女がゆっくりを襲っている犬からゆっくりをかばって噛まれ、このウィルスに感染していた可能性があること、 そのために森のはずれにある家で最後を迎えようとしようと失踪したこと、ついに家の位置を探し当てたこと、 最近わかったことだがもし感染していたら死体を焼却しておかないと動物によって死肉を漁られ感染が広がること、 彼女のような犠牲者を増やさないために感染源の奇型・変種ゆっくり達を炎によって滅菌処分する目的でこの場を訪れていた。 加工場の人間達にとってゆっくりは食料。それ以上でもそれ以下でもない。里の人に美味しく餡子を食べてもらいたい。 それだけを考えて仕事に励んでいる。しかし目の前のゆっくりが他の生き物に害を及ぼすと知ったとき、人を守るために自らの仕事を失うことを躊躇しない。そこには私情は一切なかった。 対して、女性の知り合いたちは私情によって動いている。彼女がまだ生きていた頃、世話になった者達の一部である。 彼らは彼女のような犠牲者を出さないようにゆっくり達を駆逐しようとしていた。それが彼女の意思とはかけ離れたものと知りながら。そんな彼らがやすやすと目の前の仇を逃がすはずがなかった。 この二つの思想を持つ包囲網からは、決して逃れられないだろう。 まりさは家の窓から女性とぱちゅりーが焼却されるのを見ていた。 まりさの母がわりであるおねぇさんとぱちゅりーはゆっくり燃えていった。熱いのは苦しいと思ってまりさは火葬をしなかった。 その結果があのどろどろの物体だった。 静かに、ゆっくりと炎は一人と一匹を包んでいく。その空気は以前おねぇさんとぱちゅりーが死んだときのお葬式のようであった。 違うのは、おねぇさんとぱちゅりーが穏やかな顔をしていなかったこと。 しばらく後、一人と一匹の遺体は真っ黒に焼き尽くされていた。 ぎろりと、男達がゆっくりが住む家のほうを向く。 まりさはきれいな目をしていた男と目が合った。男の目はもう曇っていた。疲れたような顔をして、生気を感じさせない。 それでもふらふらと家の方に近づいてくる。幽鬼のように。そしてそれにつられて他の男達もついてくる。 手に持っているのはたいまつ。 百鬼夜行そのものだった。 そして男達は、まりさたちの住む家目掛けてたいまつを放り投げて火をつけた。本格的に滅菌作戦を開始した。 「みんな、にげてぇぇぇぇぇぇぇ!!」 まりさが叫んだ。まりさは火の怖さを知っている。昔人間に捕まったとき、仲間と一緒に網の上で火にあぶられたことがある。 熱さから逃げるためぴょんぴょんと飛び跳ねる。しかし跳ねてもはねても火に接している底が熱くなる。 ほんの少し火に触っただけなのに体がこんがりと焼ける。それを見ている人間達は笑っていた。 誰が速く死ぬか当てる遊びをしていた。 まりさは運よく最後まで生き残り、死なずにすんだ。仲間達は焦げ付き、食べられもせずに放置されていた。 あの時と違うのは、人間達が遊びではなく、殺すことを目的として火を使っていることであった。 皆逃げる。しかしどこに逃げればいいかわからない。 部屋の中をひたすらうろうろとするばかり。パニックを起こしたゆっくり達は、部屋の中から出ることさえ考え付かなかった。 「ゆ゛ぎぃ゛ぃ゛ぃ!」「ゆ゛ぐえぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ !!」 放り投げられた火の近くにいた数匹のゆっくりが悲鳴を上げる。体に直接火を浴びたため、髪の毛から引火して体中が火達磨になっていた。 それはある怪異を髣髴とさせた。 鬼火と呼ばれる、宙を舞い、駆けずり回る火の玉。 違うことは、それが地を這うことであった。 「ゆ゛っぎゅり゛でぎな゛い゛よ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!」 「ゆ゛っぐぃざぜでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ!」 家の外に火達磨のゆっくり達が飛び出した。 もはや飛び跳ねることもできずにごろごろと地面を転がっている。 けれども火はゆっくり達の体を蹂躙するのをやめなかった。ごろり、ごろりと地面に向かって体をこする。けれども 全く効果がない。ひらすらに転がる。転がって転がって、何かにぶつかって止まる。それは男達の足であった。 ゆっくりにぶつけられた男は火にあおられ、熱さのあまりのけぞる。それをかばうように隣の男が火の玉を踏み 消す。その中にある命ごと 「ごぼっ!!」 「「ゆ゛っ!!!」 あっけない。あまりにもあっけない最期だった。これまで苦楽を共にしてきた仲間達。 同じ食事をし、共に笑い、泣き、一つ屋根の下に眠ってきた仲間達。ほんの数時間前までは隣で笑っていた。 ほんの数時間前までは。 今までこの家で体験した死とは違い、何の思いやりも見られない死は、ゆっくり達の心をぐちゃぐちゃに掻き回す。 仲間の悲鳴が現実から心を遠ざけ、炎の熱さが現実に心を引き戻す。ゆっくり達はパニックを起こした。 これから自分達にどのような運命が待ち受けているかをぼんやりと感じながら。 そう、悲劇はまだ終わっていない。これはほんの前奏にすぎないのだから。 「みんなはやくにげて!!ゆっくりしちゃだめだよ!!」 まりさはみんなを逃がすようにした。。 外には逃げられない。まりさは家の中の上の方へ、上の方へと 逃がすようにした。火は上に昇るが、地上は囲まれてしまったため、これ以外に逃げ道がないためである。 まりさは率先して皆を助けようと足掻く。懸命に足掻く。 おねぇさんに皆の事を頼まれたから・・・ 「ありすー、どこー!!でてきて!!にげるよ!!」 アリスの姿が見えない。はぐれてしまったのだろうか・・・。そういえば家の中に放り投げられたときから見ていない気がする。 ありすを助けに行くことも考えたが、まりさは目の前のゆっくり達を見て皆を逃がすことを選んだ。ありすならきっと大丈夫、 ありすが死ぬとは思えない。すぐにあの憎まれ口をたたいてくれるはずだ。 ゆっくり達は2階に上がり、1階より炎の進みが遅いことに皆少しほっとした。 しかしまりさは気を緩めない。皆に向き合って、大声で呼びかける まりさは火があっというまに広がることを知っていたので、皆を3階に誘導した。 「こっちだよ!うえにあがって!!うえにあがればゆっくりできるよ!!」 先陣を切り、階段の上に立って、ゆっくり達が階段を上ることを待っていた。 上が安全という根拠はないが、こうでもしないと皆パニックを起こす。 はやくこっちにくるように、恐怖に震えたゆっくりたちを励ます。 そのとき、 ビュッ!! ゴォォォォォォ!! いきなり外からたいまつが投げられた。窓ガラスを破り、階段を炎が包み込んでいく。ゆっくり達は散り散りになってしまった。 3階部分にはまりさしかいない。炎によって分断されてしまった。潜り抜けることは不可能だ。まりさにとっては不幸なことに、 皆を誘導するために急いで階段の前に行ったため、まりさのみ助かっていた。 まりさは階段の上から一部始終を見届けることになった。 「「「おがーざーん!だずげでぇぇぇ!!」」」 炎による恐怖で動けなくなった赤ちゃんれいむ達。 炎。それは母ゆっくりれいむの命への祝福をする優しいあたたかさとは違う、命を否定する激しい熱。 ぷるぷると振るえ、目の前の母をひたすら呼び続ける。 「わだじのごども”おぉ゛ぉ゛ぉ!!!」 母れいむは赤ちゃんれいむたちを庇おうと自らの口の中に入れた。 こうしておけばみんな一緒に逃げられる。そう思っての行動だった。 しかし誤算があった。口内に大量の子供達を含んだ母れいむはゆっくりとしか動けない。 はやく逃げなきゃこどもたちが死んでしまう、 はやく逃げなければ ぐらり そんな母れいむの思いとは裏腹に、母れいむの上に燃えた柱が倒れてきた。 大きい柱が ゆっくり、 ゆっくりと 「ん゛ん゛゛ん゛ん゛んん~~~~」 しかし子供達をくわえて動きの鈍った母れいむは更にゆっくりしていた。 ずりずりと這いずる様にしか動けない。 その目は落ちてくる柱をうつしていた。逃げようとすれば逃げ切れるようにも見えた。 じたばたともがき、目の前を見て、避けきれるまであと少し、あと少しのところまできた。 しかし、結局無理だった。あと1メートルほど進めば避けられたのに、それもかなわず柱が母れいむの頭を捕らえた。 ぐしゃり 母れいむは横に3倍ほど広がってしまった。悲鳴を上げる暇さえなかった。餡子が飛び散り、ぴくぴくと痙攣している。 口の中の子供達はつぶれて混ざり合っているだろう。 もう二度と母れいむの美しい歌声を聞くことはできない。 炎で分断された更に別の場所、移動の遅いゆっくりふらんは自分を助けようと近づいてくる子れいむたちとれみりゃを追い払っていた。 「ゆっくりしね!!!ゆっくりしね!!!ゆっくりしね!!!ゆっくりしね!!!ゆっくりしね!!!ゆっくりしねぇ!!!」 鬼気迫る形相でこっちに来るなとひたすら吼え続ける。しかしそれでもゆっくり達はふらんにむかっていく。 ふらんをくわえると、少しでも火のない方向目掛けて引きずっていた。 「ふらんちゃん、ゆっくりしちゃだめだよ!」 「いっしょににげよ!」 「あきらめちゃだめだよ!」 「う゛~、ごぁい!こぁ゛い!いっしょににげる!おいで!!」 しかし炎は容赦なくふらんとゆっくり達を包み込む。 まるで焼き栗。炎の中で小さな塊がぱちぱちとはじけていく。それとも焼き芋とでも言おうか、餡子が焼けるいいにおいがあたりに広がっていた。 炎に慈悲はない。ただ全て燃やすだけ。そこには善意も悪意もない。 再生力の高いふらんとれみりゃはすぐには死なない。目の前でれいむ達が焼き死ぬところをゆっくりと見ることとなった。 最初はあまり気に入らなかった。自分がおもちゃにされているようでイヤだった。食べてやろうと思ったことも一回や二回じゃない。 だけど、だんだん一緒にいると楽しくなった。からかわれるのも悪くなかった。自分がからかわれるのに慣れてしまっただけなのか、 それともなにか別の理由があるのかわからない。ただ、ふらんはいつしかみんなの笑っている顔が大好きだった。 「あぢゅいよ゛おぉおぉ゛ぉ゛ぉぉ」 「ゆっぐりじでてよぉ・・・」 「ふら゛んおね゛ーじゃんっっっ!だずげでぇぇぇ」 そんな仲間達が、自分を助けようとしたから、ふらんを助けようとしたから、苦しそうな顔をして消えて行く。 真っ黒になりながら。そしてれいむ達が焼き死ぬと、今度はれみりやとふらんがゆっくりと死ぬ番だった。 「う゛・・・・、」 ふらんの目の前でれみりゃが焼けていた。普段の無邪気な表情とはかけ離れた苦悶の表情だ。 いつも自分の近くにいた姉。いつもへらへらとして弱そうで、ずっと姉扱いはしていなかった。 だけど、そんな自分を、ふらんをれみりゃは助けようとしてくれた。 れみりゃは紛れもなく自分の、ふらんの姉だった。 「ゆっくりしね・・・ゆっ・・・」 ふらんは何もできない自分がうらめしかった。 結局、最期まで姉扱いをしてあげることはできなかった。 生まれて初めてふらんは泣いたが、涙は蒸発してしまい、誰にも見られることはなかった。 炎が辺りを包み込み始めていた。 ゆっくりできないところが地獄なら、ここはまさにそれであった。地獄というコンサートホールでゆっくりの悲鳴の大合唱が奏でられている。 音の大きさはバラバラ、音程はバラバラ、リズムもバラバラ、共通しているのは苦痛を表現した歌だということ一点のみであった。 まりさはこのときほど自分手がないことをうらめしくおもったことはなかった。 耳がふさげないため、ゆっくり達の悲鳴があますことなく聞こえてくる。 「ゆ゛っぐり゛い゛い゛い゛ーー!!」「ゆ゛っぐり゛でぎる゛どお゛も゛っだどに゛い゛い゛い゛い゛い゛いい゛い゛い゛!!」 「ぐぉぼ!!」「ゆるじでぇ!! あづいよぅゆうぎゃあぁあ゛!!!」 「どおじでぇえ゛ぇぇっごんなごどずるのぉぉ゛お!!!」「ゆ゙ゎああああああああ」 「おねぇざんだずげでぇぇぇ」「ぶぎい゛い゛い゛い゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「わからないよ!!!わからないよおおおおお!!!」「ゆっぐりだずげでええええ!!!」 「 ゆ゛っぐり、じだい、じだいよおおおお!」「びゅっぐりゃぃぃぃ!!」「おぎゃぁぁぁざぁあぁぁん!!」 「いや!ゆっくりしてよう!や・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」「がぼッ、ガボボッ、い゛や゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!」 「し、じじにたくないよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!」「なんで!なんで!!なんでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ!?」「んほおおおおおおおおおおおおお!」「う…うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!」 「ぢんぼぼぼぉおぉおおっ!!!」「う゛っ!う゛っ!う゛っ!う゛っ!う゛っ!う゛っ!」 あ゛づい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 「ゆーーー?!い゛や゛だぁぁぁぁぁぁ!?あづいいぃいぃぃいl?!」 「ひ゛ぃぃい゛い゛ぃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁあ゛ぁあ゛ぁぁぁあ゛ぁっ!」「ゆっぐりじだがっだよー!!!!!」 「……ゲロ゛ォォオゲロオォオオォっ!」 おがあざんどご!? み゛ん゛な゛どごぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!? みぇな゛いぃぃ!!!」 「 ゆ゛ゆ゛っ゛っ゛ーーーーーーーーー!!!!」「あ゛づ!! け゛む゛い゛よ゛お゛ォ!!!」 「おうち゛でみ゛ん゛な゛どゆっぐり゛じでだだげな゛のに゛い゛い゛い゛い゛!!!!!」 そして大合唱が終わりを告げた。まるで焼ききれたカセットテープのようにぷつりと音が消える。 もう誰も生き残っていないだろう。 みんなと分断されてからあっという間の出来事だった。 だけど、みんながどう死んだか、その様子は全く同時の出来事だったが、全てまりさの目に映り、記憶に刻まれた。 目をそらせなかった。よって、一匹一匹、全てのゆっくりの死に様が余すことなく焼きついた。 結局おねぇさんとの約束を破ることになってしまったことになって、申し訳なかった。 そしてそれ以上にみんな大事な仲間だったのに、大好きだったのに守れなかったことを後悔した。 まりさは死を目の前にして、それでも火から逃げることを選んだ。 火は・・・・・・・・・・どうしても怖かった。 3階にたどり着いた。目の前にありすがいた。 いなくなっていたかと思ったありす。まりさが気がつかないうちに死んでしまったのかと思ってしまった。それは一番嫌だった。 とにかく無事でいてよかった。生きていてくれてうれしい。 「ありす!いままでどこにいってたの!!しんぱいしたんだよ!!」 「わるかったわね・・・、みんながにげるためのどうぐをつくっていたのよ。それよりみんなは・・・」 「しんじゃったよ・・・。れいむたちもふらんもれみりゃもみょんもちぇんもみんなみんな!!ひでやかれちゃったよ・・・」 ありすはまりさから目をそらした。生き残っているのはまりさとありすだけ、 ありすは一瞬呻いて、暗い顔をしたが、急がないとまりさたちも危ない、 ありすはまりさをある部屋に誘導した。煙突のある暖炉とつながっている部屋だ。 煙突の下にハンモックがあり、傘がついた大きな箱のようなものが乗っていた。 「まりさ、まずこのうえにのって」 まりさは箱の中に入れられた。結構広かった。 「ゆ?これからどうするの?えんとつからにげようとしても、そとにはにんげんがいるし、えんとつもふさがっているよ!」 「いいからここでじっとしていなさい!そうすればとおくににげられるわ!」 ありすの作戦は、まず煙突を発射台にするため、その中間あたりに箱とハンモックで弾を作り、 その下に部屋との仕切りをして、部屋の中を密閉する。 そうすると熱によって膨張した部屋の中の空気が逃げ場を求める。 下の仕切りが燃え尽きることで外に空気が逃げる。その勢いを利用して箱ごと飛び上がるというものであった。 性欲を失い、リミッターがはずれたためか、ありす種の知能は本来の力を発揮していた。まさに賢者そのものであった。 「よくわからないけどすごいね!はやくにげよう!いっしょににげようよ!!」 「まってて、まずこれ、ぱちゅりーのぼうし。こんなだいじなものをもっていかないなんてまりさったらほんとにばかね・・・」 「ゆぅ、まりさはばかじゃないよ・・・。でも、ありがとね!ぱちゅりーもいっしょだよ!」 「それから、これ、わたしのへあばんど、もしこれをなくしたらおぼえてなさいよ・・・」 「なんでありすのへあばんどをくれるの?ありすがもっていればいいのに!?」 「それから、あなたのこときらいじゃなかったわよ・・・。」 ありすはまりさのほほに自分のほほを触れさせた。人間が今生の別れの際の抱擁を行うように・・・ 「ありす、どうしちゃったの!!なんかおかしいよ!!ゆっぅ・・・ゆぅ!」 ありすはいきなりまりさ目掛けて体当たりをした。 「ゆぇ!」 ありすは泣きながら 「ゆ゛・・・」 何度も 「あ・・・ありす・・・」 何度も そしてまりさは動けなくなっていた。 「このしかけはね、だれかがふたをしたでしめるこがひつようなの・・・じゃあね、まりさ。そこでゆっくりしていってね・・・」 傷ついてこの家に来たありす。ここに来るまで、その生活は決して幸せなものではなかった。 一日の食事に泥水をすするのみのことが珍しくなかった。 ぼろぼろになって、体を治す暇さえなく這いずり回る日々。 だけど決して弱みを見せない。見せたくない。 そんなありすがゆっくりできたのがこの家。初めての仲間。最後に残った家族。 ありすは自分の命の使い方を決めた。 ありすは部屋の中に残った。まりさを助けるために。まりさは動けず、そんな彼女の姿をじっとみていることしかできなかった。 そして炎が部屋に侵入してきた。ありすは仕切りをした。まりさはありすの姿が見えなくなった。 姿が見えなくなってもありすの声が聞こえてくる・・・ 「ひぎゃぁ゛ぁ゛ぁっぁ゛ぁぁぁ!!!あ゛ぢゅ゛いぉよぉぉ゛ぉぉ!!」 まりさは知っている。火による熱さはは決して我慢しようとしてできるものではないと・・・ 「ぱじゅりぃ゛ぃぃだずげでぇ゛ぇぇ!!おねぇざあん゛ん゛ん゛んんん゛!!じにだくないよぉおぉ・・・」 絶対に聞きたくなかった声が聞こえてくる。ありすが今まで一度も出したことのないようなひどい声だ。 「ま、まりさ・・・ゆ・・・・ゅぅ・・・ゅ・・・ゅ・」 最期にありすの頭に浮かんだのは、女性に連れられ、まりさとぱちゅりーに始めて出会った光景だった。 そして仕切りが燃え落ちて、逃げ場を失った空気によりまりさは煙突から発射された。 ある木の空洞にまりさはいた。あの家に住む前に住処にしていた家だった。ここはまりさ『だけ』のおうちだ。 結局あの日まりさは逃げ切るのに成功した。 煙突より遠くに飛ばされ、気がついたらもう夜が明けていた。 皆と住んでいたあの家に戻ると、全てが灰になり、何も残っていなかった。 畑も、ギターも、そしてみんなの死体も。 まりさはあの日から、起きていると仲間たちの悲鳴を思い出すためにゆっくりすることができなかった。 まりさにとってゆっくりするために必要なものはおうちではなかった。 仲間が欲しかった。仲間さえいればどこでもゆっくりすることができる。 しかし今となってはゆっくりはまりさだけになってしまった。人間たちの滅菌作戦によりこの一帯のゆっくりは全滅した。 だれかと一緒にゆっくりすることはもうできない だからといって人間とはもう会いたくない。おねぇさんのようなやさしいひととおじさんたちのような怖い人、 どっちが本当の人間かわからなくなった。やさしくされた後に裏切られるのが怖くなった・・・。 だったら死んでしまえばいい。そう思ったことも何度もあった。しかしそのたびにまりさは結局死にきれない。 死ぬのは怖かった。おねぇさんのお願いであったみんなを守ること、それができなかったまりさは地獄に落ちるだろう。 でも、ぱちゅりーの帽子とありすのヘアバンドをかぶって眠るとみんなとの楽しかった日の夢が見れる。 起きているときは仲間達の惨たらしい最期しか思い出せなくなったが、夢の中では現実では決してありえない、幸せな光景がある。 まりさはおねぇさんに抱きしめられて、 ぱちゅりーが元気に外であそんで、 ありすが意地を張って、 れいむ親子が歌って、 ふらんがからかわれ、 れみりゃが飛び跳ね、 ゆっくり達みんなが笑っている。 そんな夢。 まりさは夢のほうがいいのなら、ずっと夢を見つつけることを選ぶ。現実なんかどうだっていい。 ゆっくりねむろうとまりさはまた夢をみようとしたとき、家の中に蛇が侵入してきた。うっとおしい。せっかくいい夢をみていたのに。 まりさはぼんやりと、二度と誰かに「ゆっくりしていってね」といえる日はこないと思った。 「ここはまりさのおうちだよ!ゆっくりでていってね!!」 ------------------------------------------------------------------- 平成20年8月17日 最後にケジメをつけるため、加筆修正しました。 これにてssを書くことを引退します。作者の方々のご活躍をお祈りして、 ゆっくりスレのこれまで以上の発展を願っています。今までありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/352.html
fuku0692.txtの便乗犯&中途半端虐待。 「ゆっくりレティの帽子を奪って逃走劇」ものを考えていたのに、ゆっくりした結果がこれだよ!! ゆっくりについて、面白いことを聞いた。 いわく、飾りがないゆっくりは苛められる。 いわく、死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくりは殺される。 いわく、ゆっくりの飾りを盗ったものは死ぬまで付きまとわれる。 へぇー。そーなのかー。 というわけで、加工所で働いているおじさんに土下座した。「ゆっくりさせてください!」 ダメだった。 しかたがないので、朝から所長に直訴した。それでもダメだったので色々やった。具体的にはテロ。 執念が認められ、どうにかこうにか、実験させてもらうことになった。 場所は加工場から離れた実験用地域の一角。 結界が張られているため、妖怪や野良れみりゃ、野良犬などの襲撃による想定外もない。 さっそくゆっくり霊夢一家の住処を発見した。手のひら大の子れいむが10匹、直径20cmぐらいの親れいむの11匹家族。 ゆっくり一家が寝静まるまでじっと待ち、チャレンジ開始。 寝ている子れいむからリボンを全て奪い、1匹に結び付ける。 うむ、ゴージャス。 完成したゴージャス子れいむ、略してゴれいむを、用意していた透明な箱にいれて、準備完了。 満足して箱を抱きかかえ、巣の近くで横になる。 興奮してなかなか寝付けなかった。さてうまくいくといいが・・。 翌朝、「「「ゆっくりしていってね!」」」の声で起こされる。 声でけえなおい。野生でもこんな声なのか・・? 抱きかかえたゴれいむも箱の中で目が覚めて、 「ゆっくりしていってね!」 はいはい、ゆっくりゆっくり。 「おじさんだーれー?ゆっくり出来る人?」 はいはい、ゆっくりしろモーニング! 「ゆっ!なーにこれー?ゆっ!ゆっ!」 箱で暴れ始めた。ああ面倒だ。ゴれいむは脇に放置して、巣の中の様子を伺うことにした。 連鎖して声が響く。 「ゆっくりしていってね」「ゆっくりしていってね」「ゆっ」「ゆゆゆっ!」 ざわざわと騒ぎになる。ニヤニヤが止まらない。 「りぼんがないよっ!」「ゆっ!れいむのりぼんがない!」 「へんなのー!」「ゆ゛っ!!れいむもないよー!」「え゛ーっ!」 ・・・なるほど。鏡とか知らないから、リボンが無いのに気がつくのが遅いのか・・。 遅れて親れいむが反応する。 「みんなのりぼんがないよー!」 巻き起こる悲鳴。 「「「「う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛お゛があ゛ざあ゛ん゛!!!」」」」 しかし、それを聞いても親れいむは困惑顔だ。 「・・・本当にれいむのれいむ??」 ・・リボンが無くなると識別できなくなるというのは本当だったか・・。 それにしても・・・・なんて表情だ。 こわいこわい、とか言う変わった突然変異を見せてもらったことあるが、あれより顔がでかくて眉間にしわがよってる分腹立たしい。グーパンチしたい。 「「「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」」」 あーあ、ショックだろーなー。かわいそうに。 腹筋が捻れてきたので、ゴれいむを箱から取り出す。 叫びが聞こえていたのだろう。すっかり怯えている。 「ほら、早くお母さんところでゆっくりしていってね!」 箱から出してやると、一目散に巣に戻っていった。 「お゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん」 「ゆっ!れいむー!」 それに気がつく親れいむと・・・ 「あ゛あ゛あ゛・・・ゆゆっ!!りぼん!!りぼんいっぱい!!りぼん!!りぼん!!!」 リボン無しの子れいむ達。 「ゆゆっ!?だれ!?ゆっくりできないこはでていってね!」 親れいむが識別できないのに、ゴれいむに認識できるわけがないか。 初めて見るリボン無しに一瞬怯むゴれいむ。慌てて親れいむの元に跳ねていく。 「おかーさん!しらないこたちがいるよ!そとにへんなひともいるよ!これじゃゆっくりできないよおおおおおおおお!!」 「れいむ!れいむ!」 親もゴれいむのことはわかるらしい・・。リボンの数は気にならないのか? そう思っている矢先、 「りぼん・・」「れいむのりぼん・・・」「りぼん・・・」 いい感じに出来上がっていく子れいむ。 そこにゴれいむが、いい感じに火種を投げ込んだ。 「ゆっ?・・・りぼんないこはしらないよ!ゆっくりでていってね!」 「「「「がえ゛じで!がえ゛じで!ゆ゛っ゛ぐり゛り゛ぼん゛がえ゛じでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!」」」」 ゴれいむに襲い掛かっていく子れいむ達。 「や゛め゛っぐっげぶ、や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」 すごく・・・フルボッコです。 そして動く親れいむ。 「ゆっくりできないこはしね!」 「ぎゅっ!」「げぶっ!」 2匹踏み潰された。容赦ないな。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛がえ゛ぜ!お゛があ゛ざん゛を゛がえ゛ぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!」 ますますヒートアップする子れいむ。 だがこのままでは、親+ゴれいむ側の圧勝だろう。 ・・・そうはいくものか。 「ゆっくりしろモーニングゥアアアアアアアアア!!!」 「「「ゆ゛っ!」」」」 全力で怒号をあげて巣の中に突進。親れいむを両手でがっちりホールドする。 「おじさんだれ!?ここはれいむのおうちだよ!!ゆっくりできないからさっさとでていってね!」 ゴれいむ・・・おにいさんは君にだけは言われたくなかったよ。 「おにいさんはゆっくりマン!君たちをあの悪いゆっくりから助けにきた!」 と、子れいむ達に語りかける。 「君達の親は私がゆっくりさせておくから、早くアイツからリボンを奪い取るんだ!」 子れいむ達の顔に理解の色が広がっていく。 「ありがとう!おにいさん!」「ゆっくりしね!」「りぼんとるこははやくゆっくりしんでね!」 そして再開する死刑執行。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛れ゛い゛む゛の゛!!れ゛い゛む゛の゛こ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 親れいむうっせ!ゴれいむが・・・あ、食われてる。朝飯まだだったなそういえば・・。 そんな食事風景が終るまで親れいむをがっちりホールドしておいた。落ち着いたのを見計らって巣から引っこ抜き、透明箱に閉じ込める。まだ声も出さずに泣いている。その様を見てテンションあがってきた。 さて・・・こっからが本番よ。 「やったね君たち!」 子れいむ達に話かける。 「「「ありがとうおにいさん!ゆっくりできたよ!」」」 「おかーさんはどうしたの?」 「おかーさんはゆっくりさせているよ!さて、リボンつけてあげるね!」 「「「わー、ありがとうおにいさん!!」」」 いわく、死んだゆっくりの飾りをつけたゆっくりは殺される。 「はい、みんなつけ終わったよ!」 「ありがとーおにーさん!」 ・・・しばらく待ってたが、こいつら同士では殺しあいは発生しないようだ。 ガセネタか・・・と、親れいむを箱から出して巣の中に戻してみる。 まだ泣いてた。ほーら、可愛い子れいむたちだよ。 「ゆっ!!!」 ビグンッ!と親れいむの体が激しくうごめいた。ゴれいむが殺されたときですら、ここまでの衝撃は無かったというのに。 ワクワクしながら、手を離して見守っていると、子れいむ達が寄ってきた。 「おかーさんもとどーりだよ!」「れいむたちだよ!」「わるいこはゆっくりさせたよ!!」「ゆっくりしていってね!」 和気藹々としている。 突然、親れいむが跳ねる。子れいむが4匹下敷きになった。 「ゆっくりしね!」 「ぎゅっ!」「ゲベッ!」「ギャベぶっ!」「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」 突然の凶行に残った4匹は言葉も無い。 「ゆっくりしね!!」 ストンピングが続く・・もはや4匹は原型も残っていない。 親れいむがこっちを振り向いた。平時の表情となんら代わりが無いが・・・ 「しね!!!」 動けなかった2匹はそのまま下敷きに、残り2匹は慌てて巣から抜け出そうとする。 ・・ギリギリ、逃げる2匹をどうにか捕まえることが出来た。 「しねしねしねしね!ゆっくりしね!」「お゛がぁざあ゛あ゛あ゛・・・」「ゆ゛っぐり゛・・・じだ・・・」 振り返ると、着実に押しつぶし作業が進んでいた。うわさ通りとはいえ、これは一体どういうメカニズムなのか・・。 巣から抜け出し、1匹を透明箱に入れてもう1匹とともに隠れた。 しばらく巣で暴れまわる音が響き・・それが止むと、親れいむが中から這い出てきた。 ぐったりしている。あれだけ暴れれば当然か・・。 そして、透明な箱に気がついた。 瞬時にして親れいむの形相が鬼のように変わり、全力で透明な箱に体当たりを行う。 体が箱にめり込む。こぼれおちる餡子をものともせず、箱を踏みつけにかかる。 「シネ!ゴボッ!シネッ!シネッ!シネッ・・・」 殆ど中身を出し切って、ようやく親れいむは力尽きた。箱にベッタリ張り付いている。 「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 「うわっ?しまった!!」 あまりのことに呆然としてしまい、子れいむを取り逃がした。 慌てて後を追ったが・・・・・ゆっくりまりさの家族に遭遇した子れいむを見つけた。・・・これは間に合わない。 せんべいになるまで10秒かからなかった。 もったいないことをした・・・。 「「「すっきりー!」」」」 ・・・・??ゆっくりまりさがつぶやいた言葉に疑問を抱いた。え?すっきりなの?? 「ねえ君たち?」「おじさんだーれー?ゆっくりできないならあっちいってね!」 冷静に、用意していた袋にゆっくりまりさ一家を全部詰め込んで2、3回叩きつけるのに、10分はかからなかったと思う。 「ねえ君たち?」「「「う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」」」」 落ち着いて、1匹小さいゆっくりまりさを口の中に入れて甘噛みした。もちろん、顔が見えるようにだ。 「や゛め゛でえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!」 吐き出して告げてやる。 「ゆっくりする?」 「「「ゆ、ゆっくりするよ!」」」 一番デカイゆっくりまりさを取り出し、おせんべいになった子れいむを見せて質問する。 「なんで、アレを潰した?」 「なんかいらいあらするからだよ!ゆっくりできないこはしんでね!」 いらいら・・・そうか。 さっそく、まりさの帽子を奪い取った。 「あああああああかえしてええええええええええ!!」 聞く耳もたずに、潰された子れいむからリボンを取り出し、結んでやる。 「やめてやめてやめてああああああああああ!!」 そしておもむろに袋の中のゆっくりまりさを開放する。 そして始まるフルボッコ。 20分ぐらいかかった。親まりさは善戦したとだけ言っておこう。 なるほど・・・デカさとか親とか子は関係ないか・・・メモメモ。 「「「すっきりー!」」」」 ・・・手元に残っている親まりさの帽子を、生き残っているうちで1番目でかいまりさとトレードしてみた。 「帽子おっきー!」「おかあさんのぼうしだー!」「いいなー!」 なにも起きない。生きているうちに奪うのはアリなのか。これは不思議だ。 魔理沙一家に別れを告げ、親れいむの元まで戻って透明な箱の中を見てみると、 最後の子れいむも死んでいた。 箱ごと加工場に持って帰り、調べてもらったところ、死因はストレスらしい。驚くほど餡子が甘くなっていた。 ・・・まだ加工場での実験日数はある。餡子を食しつつ次の実験方法を考える。 いわく、ゆっくりの飾りを盗ったものは死ぬまで付きまとわれる。 つづくかもしれない。 ニア ゆっくりいじめ系167 ゆっくり飾りシャッフル
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1697.html
「ゆゆっ!おにーしゃん!ちゅいにじぇんぶそろったね!」 「ああ・・・そうだな、長い旅だった。でもこれで旅も終わりか・・・」 「これでまりしゃたちのおきゃーしゃんがいきかえりゅんだね!」 「うっう~♪まりさたち、おめでとうだど~!」 「これでゆっくりできるのね!」 「ちーんっぽ!」 「おねがいがかなうんだねー。わかるよー」 「むきゅ!でんせつのゆっくりぼーる・・・きょうみぶかいわ!どすもそうおもうでしょ?」 「そうだね、ぱちゅりー!でもまりさはみんながゆっくり出来れば何でもいいよ!」 何も無い荒涼とした大地。 そこに人目を避けるようにして集った9つの影。 1つは人間のものだ。中肉中背の男性が、じっと足元に置かれた7つの珠を見つめている。 その珠はゆっくりボールと呼ばれ、全て集めたものの願いを一つだけかなえてくれるといわれている。 他の8つの影は全員ゆっくりと呼ばれる下膨れの生首饅頭だった。 常時薄ら笑いを浮かべているように見える顔立ち。妙に不快感のある声。落ち着きの無い性格に、何故か喋れるが思考能力の伴わない半端な知性。 そのどれもがどこか嗜虐心をそそる不思議な生物?がずらりと並んでいた。 赤ちゃんゆっくりれいむ、赤ちゃんゆっくりまりさ、ゆっくりれみりゃ、ゆっくりちぇん、ゆっくりみょん、ゆっくりありす、ゆっくりぱちゅりー、そしてドスまりさ。 男性も含めて、皆力を合わせてゆっくりボールを集めた仲間同士だった。 「さて、行くぞ・・・」 男性が神妙な声で合図を送るとゆっくり達は一斉に静まり返った。 「出でよ!シェンみょん!!」 その言葉がつむがれた瞬間、男性が見つめていた7つの珠が強烈な輝きを放つ。 珠を中心に風が起こり、巻き上げられた砂や木の葉がくるくると渦巻いている。 およそ5秒ほどそうやって瞬いていた珠が更に強い光を放った直後、珠からゆっくりみょんが出現した。 そのゆっくりみょんは非常に巨大で、体高はゆうに20mを超え、人知を超えた不可思議な力で宙に浮いている。 『ゆゆっ!みょんを呼んだのは君達なんだね!ゆっくりお願いをしてね!』 「さあ、れいむ、まりさ!はやくおねがいをしなさい!」 「ゆゆっ、ほんとうにれいむたちのおねがいでいいの?」 「あたりまえだど~♪」 「そのためにぱちゅりーたちはたびをつづけてきたのよ!」 「早くおかーさんを生き返らせてみんなでゆっくりしようね!」 「み、みんな・・・ありがとう!」 『ゆっくりしないでお願いしてね!お外じゃゆっくり出来ないよ!』 「ゆゆっ、ゆっくりりかいしたよ!それじゃあ、れいみゅのおきゃー「ギャルのパンティーをおくれ!」 赤ちゃんれいむがみんなに背中を押され、シェンみょんに急かされてお願いを言おうとしたとき、男性の変なお願いにさえぎられた。 『ゆっくり理解したよ!みょんはもうおうちに帰るね!』 シェンみょんがきっちりとその意味のわからない願いを叶え、パンティーがひらひらと地面に落ちるのを見届けると再び珠の中に戻っていった。 「どほぢでぞんなごどいうのおおおおおおお!?」 「おにいざんのばがあああああああ!?」 「いやぁ・・・ごめんごめん、何かついうっかり・・・」 「ちーっんぽ!!」 「うっかりじゃないわよ!またゆっくりぼーるをあつめなおさないといけないのよ!」 「次は気をつけてよね、おにーさん!」 総すかんを食らっている男性が、きまりの悪そうな表情でボールのあったほうに目をやると、ボールはゆっくりと四方八方に転がって移動していた。 そして、それらはあまりにゆっくりで、まだ2mほどしか移動していない。 その光景を見た男性はふとした思い付きでさっきの呪文を再び口にした。 「出でよ!シェンみょん!」 『どほぢでまた呼ぶのおおおおお!?これじゃゆっくり出来ないでしょおおおおおお!!』 予想通り、機嫌を損ねているがシェンみょんはきっちり呼び出しに応じてくれた。 ゆっくり達が予想外の展開に呆然としている中、男性だけが満足げな笑みを浮かべて何かを思案していた。 「・・・8匹と一人だから・・・よし!これだな!」 『ゆっくり早くしてね!お外じゃゆっくり出来ないんだよ!』 「わかったよ!じゃあ、お願いだ。次からは願い事を9つ叶えてくれ!」 『ゆぐぅ!?そんなの無「無理ならずっとゆっくりさせないぞ!」 シェンみょんは却下しようとするが、男性に脅される格好でしぶしぶそれを承諾すると、ボールの中へと戻っていった。 「これで皆の分のお願いが出来るぜ?」 男性はそう言って仲間達に微笑んで見せた。 「出でよ、シェンみょん!!」 『もおやべでええええええ!?みょんがゆっぐぢ出来ないよおおおおおおお!!』 「まず一つ目のお願いだ!」 お兄さんはシェンみょんの抗議を聞き流してさっさと願い事を要求する。 「まずはれいむとまりさのお母さんを生き返らせてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 シェンみょんの掛け声と同時に現れた光の中から、れいむとまりさの夫婦が現れる。 「「ゆゆっ?ここはどこ?」」 突然の事態に夫婦は困惑していたが、れいむ達の姿を見ると2匹とも一目散に駆け寄ってきた 「「れ、れいむ!まりさ!どうしてここにいるの!?」」 「あにょね!れいみゅたちがおきゃーしゃんたちをいきかえらちぇたんだよ!」 「まりしゃたちおきゃーしゃんにあいたかったんだよ・・・ゆっぐ・・・」 こうして4匹は感動の再会を果たした。 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 空気の読めないシェンみょんに促されて、男性は次のお願いを考えた。 「次にここにいる皆を不老不死にしてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 「ゆ?おにーさん、ふろーふしってなぁに?」 「ずっとゆっくり出来るってことだよ」 「「「ゆゆっ!さすがおにーさんだね、すごいや!」」」 その言葉に無邪気に喜び、飛び跳ねるゆっくり達。 その表情から永遠の生の恐ろしさなど全く想像していないことが伺える。 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 「それから、ぱちゅりーをもっと病弱にしてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 「むきゅー!?なんでぞんなごぐほっ!がほぉ!?げっふぅ!!?」 その瞬間、少し声を張り上げただけなのにぱちゅりーが中身を吐き出した。 「「「「「ぱちゅりー!?」」」」」 「あー、こりゃ致死量吐いたな・・・」 「ぎゅ~・・・ぎぼぢわるい、ぐるぢいのにぜんぜんぢなないわ・・・」 「ってことは本当に不老不死になったのか、すげえな」 「「「おにーさん、どういうことなの!?」」」 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 「ああ言ってるから説明は後だ」 「ドスまりさは赤ちゃん並の体力にしてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 「ゆゆっ!?おにーさんなにいいだすの!?」 「しゃら~っぷ!」 男性がドスまりさに蹴りを見舞うとドスまりさにはそれなりの重さがあるにもかかわらずあっけなく吹っ飛んだ。 「ゆげぇ!?いだい、いだいよおおおおおおお!?」 「おお、本当に弱くなってる」 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 同族?が酷い目に遭っているというのにシェンみょんは自分がゆっくりすることしか眼中にないらしくまたしても急かしてきた。 「れみりゃを絶世の不細工にしてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 「うーっ!?なんでぞんなおねがいずるんだどーっ!?」 そう言って抗議するれみりゃの顔に特に変わった様子は見られなかった。 「ゆゆっ!?れみりゃ、ぎぼぢわるいがらこっちむかないでね!」 「ゆげぇ・・・こんなにきもちわるいのはじめてだよ!」 「ゆゆっ、なんていなかものなの!?いなかものにしつれいなくらいいなかものだわ!」 「うううううううう!?でびりゃはがわいいいどおおおおおお!!」 どうやらゆっくりには違いがわかるらしい。 「・・・・・・ごめん、何が変わったのかお兄さんにはさっぱりだわ」 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 「ありすを永久にすっきり出来ない体質にしてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 「ゆっ!?すっきりできないってどういうこと!?」 突然の指名に驚き、ありすは男性をねめつけるが彼はそんなこと意にも介さず、主無理鬼ありすに振動を与え始めた。 「つまり・・・こういうことさ!」 激しい揺さぶりがありすを瞬く間に快楽の世界へ誘う。 「ゆっ・・・ゆっ・・・ゆっ・・・ゆっ・・・」 その揺さビルはどんどん激しくなっていき、アリスはあっという間に絶頂寸前にまで達したが・・・ 「ゆううううううう!ずっぎりでぎないいいいいいいい!?」 「わかっただろ?イく一歩手前で永久にお預け食らわされてしまうのさ!」 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 「俺に大量の虐待道具をくれ!!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 すると空から大量の虐待道具が降り注いできた。 お約束の透明な箱から焼き土下座用の鉄板、果ては苦悶の梨なんかまで。 「おぉ~・・・本当にいっぱい降って来たなぁ・・・」 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 男性が感嘆しているとまたしてもシェンみょんが急かしてきた。 「こいつらが俺から逃げられないようにしてくれ!」 『ゆっくり理解したよ!ほあっ!!』 その瞬間、こっそり逃げ出していたまりさとれいむの一家が男性のほうに吸い寄せられるように戻ってきた。 『これでそこにいる子達はお兄さんから半径50mより外に出られなくなったよ!』 「しぇんみょん!どほぢでごんなごどずるのおおおお!?」 「しぇんみょんのばかあああああああ!!」 「ゆっぐりでぎないぢぇんみょんなんがゆっぐぢぢねええええええ!!」 どうやらゆっくり達は男性への罵倒を諦めて、標的をシェンみょんに変えたらしい。 『早くゆっくり次のお願いしてね!みょんゆっくり出来ないよ!!』 しかし、次のお願いをかなえればボールに戻れるシェンみょんはゆっくり達の罵倒を完全に聞き流している。 「シェンみょん、お前を虐待させてくれ!」 『ゆっくり理解した、よ・・・ゆぎいいいいいいい!!』 その言葉を聞いた直後、シェンみょんは体を持ち上げていた神秘の力を失い、どすんと大地に落下した。 「ふっふっふ、ずっとこの日のために我慢してきたんだ・・・ひゃあ、もう我慢できねぇ、虐待だぁ!!」 一箇所に固まっておびえるばかりのどうしようもなく無力なゆっくり達。 ドスまりさは赤ちゃん並の力になってしまった上に、シェンみょんも男性に虐待されるための存在になってしまった今、全くの無力。 そして、ここは人目のない荒野。 つまり、男性は誰にも邪魔されることなくゆっくりを虐待できるということだ。 「「「「「「「「「「『これじゃゆっくりできないよ!!』」」」」」」」」」」 何も無い荒野に無力なゆっくり達の悲鳴がこだました。 ‐‐‐あとがき?‐‐‐ ゆっくりは儚いからこそ虐め甲斐があるんだと思うんだ。 でも、永久に赤ちゃんのままのゆっくりは個人的にあり。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3628.html
『真冬のゆっくり対策』 「この時期に色々と対策を取ったほうがいいですよ」 ある村で会議が開かれていた。この村はゆっくりによる農作物の被害が多かった。 「確かに今が一番いいわね。今ならみんな冬篭り中だし手こずる事も無いでしょう」 ちなみに今は真冬。ゆっくりは冬篭り中で村には出没していない。そのうちにゆっくりの数を減らしてしまおうというのだ。 「春になったらまた子作りしますよ。そうしたら被害が増えるだけだ」 「ドスまりさも冬は動けませんよ。やるなら今です」 「しかしこの村の人数ではな…」 「でしたら周りの村や町にも応援を頼みましょう。虐待好きな方も動員しましょう」 「わざわざ来てくれるかね」 「どこも真冬はゆっくりが少なくて虐待が中々できないそうですよ。この辺りはゆっくりが多いようですから見つけやすいんじゃないですか? 喜んできてくれますよ。」 「いや…そっちの人のことを言ったんじゃないんだが…」 何はともあれゆっくり駆除の募集が行われた。 「ふ~ん…ゆっくり駆除ね」 新聞を読みつつ虐待お兄ちゃんは呟いた。 "ゆっくりを虐めたくてうずうずしてませんか?" 「してる。この時期は粋の良いゆっくりがいないんだよなあ」 彼の住んでいる村のそばだけでなく大抵の場合冬になるとゆっくりを見つけるのに少々手間取ってしまう。手間をかけてまでゆっくりを捕獲し 虐める人はそんなにいない。たまに自宅に忍び込もうとするゆっくりを捕まえて虐待するくらいだ。 「そういえばこの村は結構ゆっくり被害が多かったな」 "報酬はあまり出せませんが特産品をご馳走します" 「あ、この村確か良い酒があったんだ。結構高いやつ」 村の経済状況ではそれが精一杯だった。 "いつでもお越しください。ご協力お願いします" 「人助け&酒&虐待。良いこと尽くめじゃないか。早速出かけよう」 「うう…寒いわ」 虐待お兄ちゃんは村に着いた。彼が住んでいる村とは違い雪が積もっていた。 「そうか…雪がよく降るところだから米が良くて酒が美味いんだな」 彼の他にも多くの人達が着ていた。 「皆様、遠いところから良くおいで下さいました」 「この村はゆっくりによる被害が多くて困ってます。力を貸してください」 「無理はなさらないでください。夕方には戻ってきてください。夕食を用意いたします」 「ドスはここからかなり遠いところにいるので遭遇する心配はありません。ご安心ください」 「皆様お願いします」 彼らは準備を整え山へ向かった。 虐待お兄ちゃんは木の根っこの辺りを探していた。まずゆっくりが巣にしているのは木の根っこの下である。 「うーん…あ、ここ怪しい」 ゆっくりは冬篭りをする時入り口に草や石などを詰め寒さを防ぐという。不自然に石が固まって置いてある場所は巣の可能性がある。 「手ごろな大きさの石はないかな…」 彼はブロック程の大きさの石を見つけた後シャベルで木の根っこの辺りを掘り出した。 巣の中- 「ゆぅ…きょうはさむいね」 「おきゃあしゃん!しゅりしゅりすりゅちょ、ちょっちぇもあっちゃかいよ!」 「まりさともすりすりしてね」 「れいむも、れいむもすりすり~」 巣の中は典型的な幸せ家族であった。まりさとれいむに子れいむ、赤まりさ、赤れいむの5匹だ。巣の中は5匹と貯蔵している食糧でギリギリ といったところであった。 「せまくてごめんね、らいねんはもっとひろいおうちにすもうね」 「そんなことないよ。まりさががんばってつくったおうちだもん。とってもゆっくりできるよ」 「しょうだよ!まりしゃちょっちぇもゆっきゅりしちぇるよ!!」 そんな幸せムードもここまでだった。 「……で……~。は……す…よ…」 「ゆ!なにかきこえるよ」 「ゆ!なんだかさむくなってきたよ!!」 「しゃみゅいよお」 「はるですよ~!!!!!」 「「「「「ゆゆゆ!!!!」」」」」 入り口が壊され虐待お兄ちゃんが巣の中をのぞいていた。 「はるですよ~。なんちゃって」 「きょきょはまりしゃたちのゆkk…ゆぴいいいいい!!!しゃみゅいいいい!!!!」 「おちびちゃんたちはおかあさんのおくちのなかにはいってね!!」 「おじさん!!ゆうう!!!ここはまりさたちのおうちだよ!!さっさとでていってね!!!さむうううう!!!!!」 「あれ、まさか冬篭り中だったかい?」 「そうだよ!!!!だからゆっくりしないででていってね!!!!ゆううう!!」 「すまないねえ。なあ、ゆっくりと遊びたいんだけどこの辺りにゆっくりはいないかい?」 「ゆっくりしないででていってね!!!いりぐちなおs…ゆぴいいいい!!!!」 「早く教えてよ。いないんだったら君達と遊ぼうか」 「となりのきにありすがいるよ!!!まりさもいるよ!だからはやくでていってね!!」 「そうか、それはどうも。お礼に入り口埋めてあげるよ」 「ゆっくりしないでね!」 「じゃあ奥に入ってくれ」 「わかったよ!れいむ、おちびちゃんおくにいってね」 ゆっくり達が奥に入ったのを確認すると彼は石を巣の中にぶち込んでいった。 「丁度すっぽり挟まったね。これなら大丈夫だね」 彼は隣の木に向かった。 「ゆううう!!!!おじさん!!!ふさがってないよ!!!」 「もう…まりさがふさぐ…ゆゆゆ!!いしさんがじゃまでまえにすすめないんだぜ!!!」 「さむいよおおおおお!!!」 「ゆっきゅりできなああいいい!!!!」 「ゆんしょ…ゆんしょ…ゆうううう!!!!!」 「さて、多分ここだな。ここがありすのおうちか。今度はベーシックにいこう」 彼はシャベルで掘り始めた。 「はるですよ~。はるですよ~。でてきてね~」 巣の中- 「むきゅ…きょうはひえるわね」 「ぱちぇ、まりさとくっつくんだぜ!まりさがあっためてあげるんだぜ!」 「むきゅ~ん…ほかほかするわ」 「ぱ…ぱちぇ…まりさは…まりさはぱちぇとすっきりしたいんだぜ!!!」 「だめよまりさ。ごはんがすくないわ。あかちゃんなんてうめないわ」 「はるまでまてないんだぜ!!」 「まりさ……むきゅ!いりぐちがこわれてるわ!!」 「ゆ!」 「おうおう、おアツイねえ。あれ、ありすじゃねえ」 彼は巣を覗きニヤニヤしていた。 「おじさん!まりさのあいのすになんのようだぜ!!!」 「さむいわ!!ゆっくりできないわ!!」 「いやはや、おアツイところを失礼したよ。でもアツすぎると赤ちゃん産んじゃって冬越せなくなっちゃうよ。頭冷やそうね」 彼は巣の入り口を滅茶苦茶に壊していった。 「やべでえええ!!!!!あいのずがごわれぢゃううううう!!!」 「ゆぴいいいいい!!!!さむくてゆっぐりできなあいいい!!!!」 入り口どころか巣は修復不可能なほどに壊されてしまった。 「これなら少しは冷静になるね。じゃあね」 「むきゅううううう!!!!!!!」 「おじざん!!!!!!ゆうううう!!!!!おうぢなおじでええええ!!!!さむくでゆっくりできないよおおお!!!!」 「どうじだらいいのおおおお!!!!!」 「おうぢなおずんだ…ゆぴいいいいい!!!…ゆうう!!!ごはんがかぜでとばされでるんだぜええ!!!」 「今度こそありすのおうちはここだな」 巣の中- 「みんなごはんにするよ!」 「ゆっくりできるよ」 「きょうはむししゃんがたべちゃいよ」 「きょうはとくにひえるからとかいはならんちにしましょう」 「やったね!ごちそうだね!」 「「「「「むーしゃむーしゃ…しあわせぇ♪」」」」」 こちらも幸せな家族団欒であった。ありすとれいむの若干珍しい組み合わせ。子ゆっくり2匹と赤ゆっくり1匹だ。 「こんやはもっとひえるからよくたべてねましょうね」 「さむいよおお」 「だいじょうぶだよおちびちゃん。れいむおかあさんとす~りす~りしましょうね~」 「「す~りす~り」」 「ありちゅもしゅ~りしゅ~りしちゃ~い」 「ありすもす~りす~り」 突然だった。 「ゆ!なんだかすうすうするよ!!」 「おきゃあしゃん!おしょちょがみえちぇりゅよ!」 「とかいはなおうちをこわすいなかものはだれ!!!!さむいっ!!!!」 「ビンゴ。ありすだ」 「ここはありすたちのとかいはなおうちよ!!!いなかものはでていってね!!」 「しょーだしょーだ!」 「おかあさん!!さむいいいい!!!!」 「ハハハ。悪い悪い。プレゼント持ってきたんだけど余計だったかな」 「ぷれぜんと!」 「あまあまさん?おにいさん!あまあまさんくれるの?」 「べ…べつにぷれぜんとなんかでつられないわよ!だけど…あげたいならもらってあげてもいいわよ!」 「じゃあみんな、巣の奥に入って目を瞑っててね」 「ゆっくりおめめつむるよ」 「さみゅいきゃらゆっきゅりしにゃいでね」 「あまあまさん…あまあまさん…」 ドサアア!!!! 「ちべだあああいいいいい!!!」 彼が巣の中に入れたのは雪だった。 「遠慮するな。どんどん入れてあげるから」 「ちゅめちゃいよ!!!」 「やべでええ!!!ありすのとがいはなおうちがああ!!!!」 「それそれ!それそれ!」 「やめ…むぐうううう!!!…っぺっぺ…やべでええええ!!!!!むぐううううう…」 「いやあああああ!!!!ゆきさんこっちごないでええ!!!!」 「ほれ。トントンっと」 巣の中が雪でいっぱいになるとパンパンっと雪を固めて入り口を塞いだ。 「一面銀世界だなんてなんて都会派なんだろうね!!」 彼は次のターゲットを探したが中々見つからなかった。実は木の根っこを冬篭り用の巣にするゆっくりは少数らしい。 というのも巣が広げにくく食糧が貯めにくい事と雪の重みで入り口が壊れてしまうケースがあるからだ。 「あ、ここも空っぽだ。仕方ない根っこは諦めるか」 春になったら戻ってくるゆっくりもいるらしい。彼は山の奥の方へ向かった。 虐待お兄ちゃんがいなくなってから数分後- 「「ゆんしょ…ゆんしょ…」」 「おきゃあしゃんがんばっちぇね!」 「あかちゃんさむくない?す~りす~り…」 「しゅ~りしゅ~り…ゆうううう…しゃみゅいよおお」 石で入り口を中途半端に塞がれた家族である。 「ゆうううう!!!いしさん!!おうちからでていってね!」 「これじゃだめだよ…みんな!てつだってね。みんなでがんばればいしさんをどかせるよ!」 「まりしゃもぎゃんばりゅよ!」 「あかちゃん、がんばろうね」 「「「「「えいえいゆー!!」」」」」 「「「「「ゆんしょ!ゆんしょ!…」」」」」 微かに石が動いた。 「ゆ!うごいたよ!」 「みんながんばってね!」 「「ゆうう…みょうちゅかれちゃよ…」」 「れいむももうだめええ」 3匹が力尽きた時だった。 「「ゆべっ!!!!」」 「おかあさん!!」 「「ぎゃああ!!!!」」 親ゆっくり2匹が石に潰されてしまった。 「ばりざのあんよがああああ!!!!」 「でいぶのおがおがあああ!!!」 もうこの家族は冬を越せないだろう 「ゆびゅううううう…どうじよう…」 巣を壊されたまりぱちゅ。なんとか巣をそれらしい形にまでは戻したが寒気は容赦なく巣の中に入ってくる。食糧も大半が風で飛ばされてしまった。 「む…き…ゅ…」 「ぱちぇえええ!!!しっがりじでええ!!!!」 「もうだめだわ…ぱちぇは…もう…」 「ゆっくりしようよ!!!!!まりさといっしょにゆっくりいいいい!!!!」 ビュウッ!!!!! 強めの風が吹いた。 「ゆがああああ!!!!おうぢがあああ!!!!」 巣が壊れてしまった。さらに 「ゆああああ!!!!!まりさのぼうじがああ!!!!!ぼうじざんまっでえええ!!!!」 まりさの帽子が飛ばされてしまった。まりさは帽子を追って巣から出て行ってしまった。 「…ま…りさ…ぐ…ずっ…ひどいわ…」 まりさが帽子を取り戻し巣に戻ってきた頃にはぱちゅりーは死んでいた。まりさも直にぱちゅりーのもとへ逝くだろう。 「「「「「………………」」」」」 巣の中に雪を詰められた家族はみな固まってしまい動いていない。 「「「「「………………」」」」」 凍死ではなく仮死状態のようだ。解けた雪が体を溶かすより早く意識を戻すことができるのだろうか。 つづく by 虐待おにいちゃん