約 632,111 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1403.html
ややネチョ注意 ※美鈴によるゆっくり虐待……温めなエピローグ。 ※fuku1007.txtの続きなfuku1136.txtの続きで、fuku1137.txtの別バージョン。 ※18禁版だけだと微妙そうな気がしましたので、全年齢版も。 ※これぐらいなら18禁にならないと思いますが、18禁相当だったら……直します。 ※また、虐待とあまり関係ない美鈴さんの日常生活場面が、冒頭から少々ございます。 ※あと、虐待していない可愛がりシーンもございます。 ※一応ハッピーエンドなので、ゆっくり虐殺を望まれる方には、たぶん温いかと。 ※例の如く、ある意味では美鈴虐め。キャラ性格の俺改変ひどいし。かなり変態だし。 ※当然のように俺設定満載な感じです。 ※特に、ゆっくりの設定は思い切り俺設定です。イメージと違う場合もございますので、 ご注意ください。 「美鈴と森のゆっくり ~後編~ (全年齢版)」 ゼンマイ式目覚まし時計のベルが鳴る。 仕事開始まで、あと一時間を告げるベル。 「……んっ……んーっ……ふぁ~あっ……あふっ……」 藁布団の中から手を伸ばし、美鈴はベルを止めた。 帰ってからの後始末に夜明けまでかかり、あまり眠れなかったが、仕事を休むわけには ゆかない。 眠い目を擦り、頑張って美鈴は起きた。 ──そして身支度を調え、出勤の準備をする。 仕事着に着替え、寝る前にあらかじめ用意しておいた朝食を、味わう間も惜しむように 胃袋へと移動させる。 「さて……よし、5分前ね」 時間を確認し、美鈴は地下への階段を降りた。 「いってきまぁ~す!」 地下室の扉を開け中に向かって出発の挨拶をしてから、美鈴は自宅を出た。 外へ出れば、勤務場所はすぐそこである。 ──今日は二回、合計三本のナイフが刺さった。 「ただいまー!」 仕事を終え美鈴ハウスに帰宅した美鈴は、大声で帰宅の挨拶をする。 屋内に入り、やや進んでから玄関先を振り返って、 「お帰りなさい、美鈴!」 大声で返事を自演した。 どんなに虚しく見える行為であったとしても、今のところ美鈴はこの帰宅時の儀式を止 める気は無い。 しばし寛いでから再び家を出て、中庭を歩いて紅魔館の本館に向かい、夕飯の食材を受 領して来る。 本日受領した食材は、皮むきやカットなどが行われていない収穫したまま、買ったまま の姿を保った野菜と、ウロコ取りやワタ抜きをまだ行っていない丸魚のコイであった。 戻り次第、美鈴は調理に取りかかる。 メインがコイであるため、今日は糖醋鯉魚を作る事にした。漢字で書くと、やたらと大 層な料理に見えるが、単なるコイの甘酢あんかけである。 手際良く調理を終え、素早く食事を済ませた。 食後のお茶を飲みながら、美鈴は鴉天狗が置いて行った、イマイチ内容の信憑性が疑わ しい新聞に目を通す。 「さて、そろそろエサをあげないと……」 卓の上へ無造作に新聞を投げ置き、美鈴は椅子から立ち上がった。 生ゴミ専用のゴミ入れとしている、かつて紹興酒が入っていたカメを手に持って、地下 へと向かう。 急角度の階段を手が塞がっているにも関わらず、美鈴は軽い身のこなしですいすいと降 りる。 元々は中庭の物置小屋だった美鈴ハウスであるが、地上と同じく地下もかつては倉庫と して使われていたため、内装は壁も床も打ちっ放しの粗製コンクリートと言う、シンプル と言うよりも無骨な空間であった。 階段を降りた先は廊下である。左側の壁の真ん中と、つきあたりに扉が一つずつあるだ けの殺風景な廊下には、普段あまり使わない日用品や地下用の掃除用具などが、歩行の邪 魔にならない程度にいくつか置かれている。 美鈴は左側の壁にある扉の前に立った。 木製の頑丈そうな扉には、南京錠が掛けられている。 「あんたたち、ご飯よぉ~」 ノックをしてから鍵を開け──扉を開けた。 そこは広さ六畳ほどの部屋である。 照明は新聞が読める程度の明るさで、壁と床は板張り、奥に隣室への扉がある他は、い くつかの木箱や雑多な物が無秩序に置かれ、部屋の中央付近の床の上には丸い何かが三つ あった。 「ちゃんと言いつけた通りしてるみたいね。えらいえらい」 部屋の中へ一歩足を踏み入れ、足下に手に持ったカメを置いてから、美鈴は扉を閉めた。 再びカメを持ち、部屋の中央にある、三角形の形で向き合うように置かれた人の生首ら しき物に近寄る。 帽子を奪われ、長かった金髪を無造作に半ばで切られ、白く滑らかだった皮肌はところ どころ黒い染みのあるでこぼこ肌となった、ゆっくりまりさが喋っている。 「……まりさはごみくずだぜ。ありすはうそつきだぜ。ぱちゅりーもうそつきだぜ。まり さは……」 ヘアバンドを外され、さらりとしたセミロングの金髪を短く五分刈りにされた、ゆっく りありすが声を出している。 「……ありすはうそつきです。ぱちゅりーもうそつきです。まりさといっしょです。あり すは……」 帽子がところどころ泥などで汚れているものの、他には特に外見上の変容が無い、ゆっ くりぱちゅりーが呟くように言っている。 「……ぱちぇはうそつきです。ありすもうそつきです。まりさとどうれべるです。ぱちぇ は……」 三匹のゆっくりは、延々と同じセリフを繰り返していた。 まるで文化大革命でブルジョワと認定された人たちのように、自己批判の言葉を口にし ている。 「もう今日は終わりでいいわよ。ご飯食べて、ゆっくりしていってね」 向かい合う三匹の中心に、美鈴はカメを覆し中の物をぶちまけた。 野菜の切れ端、コイのはらわたや骨、傷んだ昨日の残り物、害虫の死骸などである。 「……むしゃ、くちゅっ……べちゃっ……むしゃ……」 うつろな目で三匹は淡々と与えられたご飯を食べる。 ご飯と言うよりもエサ、より正確には残飯ですらない生ゴミであるが。 「おいしい? あなたたちのために、野菜はちょっと多めにしてあげたのよ」 本来なら野菜クズは肥料にするのだと、美鈴は恩着せがましく言った。 「お、おい……しいんだぜ……お、おねえさん……あ、あ……あり、がとうだぜ……」 「おい、しい……です……ありが、と……う、ござい、ます……」 「むきゅ……おいしい……わよ……おねえ、さん……あ……ありが、とう……」 あまり美味しくなさそうである。 「ほんとは不味い、食べたくないって思ったでしょ?」 三匹が残さず全て食べ終わるのを見届けてから、優しげな微笑みを浮かべ、美鈴は三匹 に聞いた。 「そ、そんなことはないんだぜ! おいしいんだぜ!」 真っ先にまりさが答えた。強い調子で、おいしいと言った。 「うっ……あ、そ……その……」 ありすは答えにつまり、もじもじと身を捩った。 「むきゅ……しょうじきにいうと、まずかったわ……でも、おねえさんのこういだから… …」 言いづらそうに戸惑いながらも、ゆっちゅりーは正直に答えた。 「そう。まりさはお仕置きね。ウソつき直ってないから。ありすも答えられなかったから お仕置き。ゆっちゅりーは見てなさい」 微笑みを崩さずに美鈴は言うと、まりさの右頬に手を伸ばし、中の餡子ごと皮を一掴み 引きちぎる。 「ゆ゛っ! ゆ゛ぎゃぁぁぁぁっ! い゛だい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」 傷口からは餡子がでろでろと漏れ出す。 「お仕置きなんだから、痛いに決まってるでしょ? もう一掴みよ」 そう宣言し、その通りに美鈴は実行した。 「い゛っい゛だい゛ぃぃぃぃぃぃっ! ごめ゛ん゛な゛ざい゛ぃぃっ! うぞづびで…… ごめ゛ん゛な゛ざい゛ぃっ!」 「ゆっくり反省してね。次はありすよ」 痛みに震え涙するまりさから、怯えるありすへ身体を向ける。 「ごっ、ごめんなざいっ! お、お゛ねえざんっ、ごめ゛ん゛な゛ざい゛っ!」 死ぬのは怖くなくても、痛いのは怖くて嫌なようだ。 「謝ったから一回でいいわよ。痛いけど、ゆっくり我慢してね」 まりさにしたのと同じように、ぶちっと美鈴はありすの右頬を一掴み引きちぎった。 「ぎっや゛ぁぁぁぁぁっ! い゛だい゛ぃよ゛ぉぉぉぉっ! あ、あ゛りずがわ゛る゛が ったでう゛ぅっっっっっっ! ごめ゛ん゛な゛ざい゛っっっっっ!」 「あら? 痛くないわ? って言わないの?」 ニタニタとあざ笑うような笑みを美鈴は浮かべている。 「い゛っい゛だい゛でずっ! も゛、もう゛……づよ゛がじま゛ぜん゛っっっ! ずな゛ おじなう゛ぃまずぅぅぅぅぅぅぅっ!」 泣きながら、ありすは叫んだ。 「それじゃ、お仕置き終わり。治療してあげるわ」 びりっと、ありすの無事な左頬の皮を、餡子が見えない程度に薄く剥がす。 「い゛ぎっ! い゛っい゛だい゛ぃぃぃぃぃぃっ! や゛べでぇぇぇぇぇぇっ!」 昨夜見せつけられた、全身の皮を切り剥ぐ凌遅刑を思い出し、ありすは取り乱した。 「あらあら、外科手術に痛みはつきものよ。麻酔なんか無いんだし」 くすくすと笑いながら、美鈴は剥がした皮をありすの傷口に被せ、手で押さえる。 「むんっ……ほーっ、はぁーっ……ホァァァッ!」 いちいち大げさなかけ声とともに、手から気を放つ。 気功による治療である。いわゆる外気功施術である。 「ふぅ……私も病院開いてみようかしら? 門の前で門番しながら施術する、青空気功医 院とか」 額に浮いた汗を手で拭いながら、ゆっちゅりーに向かって呟いた。 「むきゅ! えいえんていとはちりょうないようがちがうから、きょうごうはしないとお もうわ。ためしてみるのもいいとおもうわ」 「あなた本当に色々知ってるわね……今はいいいけど、そのうちあんたらの過去も喋って 貰うわよ」 喋らないなら拷問も辞せず──と言外に匂わせて言った。 その後、美鈴は同様の治療をまりさにも施す。 傷の数が一つ多いため、まりさはありすよりも一回多く麻酔無し外科手術の苦痛を味わ った。 ──本当は気の力によって痛みを与えず治療する事も、美鈴には可能である。 「じゃ、寝るまで自由時間で良いわよ。遊んだり、お喋りしたりして、ゆっくりしていっ てね」 美鈴は三匹の頭を順番に優しく撫でてやってから言った。 「ゆっくりしていってね!」 異口同音に応える三匹。 しかし、特に遊び道具もないこの部屋では、遊ぼうにも遊べず、ただその辺りで何もせ ずだらだら過ごす他ない。 会話しようにも、ありすとゆっちゅりーはまりさとは話したくないが、二匹だけで話し ていると「仲間外れにしている」と、美鈴に難癖を付けられかねない。 何もする事が無く、無言で、本当にただゆっくりそこに居るのが、今のこの三匹に許さ れた自由時間である。 次に美鈴は部屋の隅に置かれた、長方形の木箱に近寄った。 先ほどのお仕置きで引きちぎった、まりさとありすの破片を手に持って。 「どこまで再生してるかなぁ~っと」 鍵を開け、木箱の蓋を持ち上げた。 「う~……うっ! おっ、おべえざんっ! れみぃをだじでほしいんだどぉぅっ!」 箱の中には、ゆっくりれみりゃが横たわっていた。 れみりゃは帽子だけを残し他の着衣は脱ぎ剥がされ、そのお腹ぽっこりな幼児体型を露 わにし、両足を麻縄でぐるぐる巻きに縛られて、大量のボロ布に埋まるように寝かされて いた。 「首はしっかり繋がったみたいですね……腕もほぼ再生してます。さすがですね。お強い ですよ」 頬を膨らませて怒るれみりゃを無視し、再生の具合を美鈴は確かめた。 腕はまだ動かせず、感覚もほとんど無いようだが、しっかりと新しく生えている。 「うぅ~っ? そ、そおだどぉぅ~! れみぃはつよいんだどぉぅ~っ! うっうー♪」 一度に多くの事を考えられないれみりゃは、褒められた事で気分を良くし、たちまち上 機嫌である。 「ふふふっ、へちゃむくれなお顔もブサ可愛いですよ」 美鈴の美的センスは──ストライクゾーンが幅広い。 「うっうー♪ れみぃはかわいいんだどぉぅ~っ! にぱー☆」 褒め言葉と言うにはかなり微妙な表現であったが、可愛いと言う単語に反応して、大喜 びで可愛らしく笑った。 無論、れみりゃの主観での「可愛らしく」であるが。 「あらあら、ただでさえ殴られた顔面神経痛の子豚ちゃんみたいな滑稽ヅラなのに、そん な笑うとますますブサキモ可愛いですよ」 どう聞いても悪口にしか聞こえないが、美鈴は本当に可愛いと思っている。 「うっうー♪ うぅっへっへっへ~っ♪ かわいいれみぃを、もっともぉっとほめてほじ いんだどぉぅ~っ♪」 難しい言い回しがわからないれみりゃは、また可愛いと言われたので、さらに嬉しくな る。 自由を奪われ閉じこめられていた事に対しての怒りは、すでにもう頭の隅の方へ追いや られていた。 ──およそ30分ほど、美鈴が褒めれみりゃが喜ぶと言う、甘いやりとりが繰り返される。 その間、耳をふさげないため強制的に聞かされている、まりさ、ありす、ゆっちゅりー の三匹は、なんとも言えないいたたまれない気分に苛まれ続ける。 だが、止めて欲しいとは言えなかった。 言ったら、確実に肉体的にも精神的にも、もっと辛い事態になると思ったので。 三匹は無言で、ひたすら耐えた。 まったくもって、ゆっくりできない。 「ああ、そうだ! 可愛い豚お嬢様に、美味しいご飯をお持ちしました」 褒める事でれみりゃが見せる、喜んだり、微笑んだり、照れたり、無意識な色目を使っ たりする反応が楽しく、まりさたちの破片を与える事を美鈴はすっかり忘れていた。 「うっ! うっう~っ! ごはーん! おいじいごはーん、たべたいどぉぅ~っ♪ あぁ ~んっ!」 手が使えないので、れみりゃは口を大きく開き、媚びるような上目遣いで美鈴を見つめ た。 「はい、おいしくいただいてくださいね」 引きちぎってからやや長く時間が経過したため、ちょっと乾燥してしまった、まりさの 破片を優しく口に入れてやる。 「むぅ~……ぱさぱさしてるどぉぅ~っ! おいしくないどぉぅ~っ!」 ぺっ、しようと口をすぼめた瞬間、れみりゃは口を塞がれた。 美鈴の唇で。 「むぐぅっ! むぅっ~ぅぅぅっ! んぐ~ぅっ! んぐっ!」 吐こうとしても美鈴の舌が押し戻してくるため、仕方なくれみりゃは飲み下した。 「ぷはっ、好き嫌いはいけませんよ!」 強い視線でキッと睨むように眼を見て言った。 「う゛ぅぅぅっ! やっだぁ~っ! おいじいのだべだいどぉぅ~っ! う゛っぷーっ!」 言葉で叱られた程度で、素直に言う事をきくわけもなかった。 だが美鈴は肉体言語によって身体に言い聞かせたりはせず、 「しょうがないですね。これのなにがいやなんですか? 甘いですよ」 言葉での躾を続行する。 「う~っ……? ぱさぱさいやだどぉぅ~っ! れみぃは、ぷっでぃんっ! ぷっでぃん ったべたいどぉぅ~っ!」 野生であったにも関わらず、このれみりゃはプリンを求めた。 本能にインプットされている食物なのである。れみりゃにとっての「ぷっでぃん」は。 「ぷっでぃんもサラディンもサーディンもありません! ゆっくりで我慢なさい!」 「やっどぅ~っ! れみぃはぷっでぃーんたっべるっどぉぅ! ぷっでぃんっ! ぷっで ぃ~んっ!」 いっそ清々しいまでに、聞き分けのない駄々っ子そのものの姿である。 「もぅ……じゃあ、ぱさぱさしなくして、さしあげますよ!」 まりさの破片を美鈴は自らの口に入れた。 くちゅくちゅと音を立てて、たっぷりの唾液と噛み合わせる。 そして先ほど行ったのと同じように、己の唇をれみりゃの唇に重ねた。 「うっう~っ? ……んっう゛っっ!」 皮と餡子と唾液を噛み砕き混ぜる事によって、甘い粘液と化したまりさの欠片だった物 を、美鈴はれみりゃの口内に流し込む。 閉じようとする口を、手であごを掴んでこじ開け、舌を使って奥へと流し入れる。 「む゛う゛ぅっ! んんっん゛~っむ゛っ……ん゛っんぐっ! う゛ぐっ!」 れみりゃも舌で押し返そうとするが、美鈴の力にはかなわず飲み込まされた。 「んっ……ん゛んっ……んーっ!」 口に含んだ物を全て嚥下させた後も、れみりゃの唇を離さず、そのまま舌で舌を絡め取 る、濃厚なディープキスを行った。 「ん゛っ! む゛っ、ん゛う゛~っ……んんーっ!」 ──べろやわらかくて、あまくって、きもちいいどぉぅ~……なんだどぉぅ、これ……。 最初は抵抗したれみりゃだったが、やがて徐々に力を抜き、美鈴のなすがままとなる。 美鈴は好きなようにれみりゃの口腔内を舌で蹂躙してから、ようやく唇を離す。 「んっ……ぷっはぁ! どうです? 美味しかったでしょう?」 口元から垂らした、光を反射し銀色にきらめく唾液の糸を手で拭いながら言った。 「……うっ、う……っ、うぅ~っ……お、おいじがっだ、どぉぅ~っ……う~」 頬を赤く染め、とろんとした眼でれみりゃは言い、力なく半開きになった口の端から涎 を垂らす。 「あらあら、こぼしちゃだめですよ」 顔を寄せ、ぺろっとれみりゃの涎を舐め取った。 「さ、次はカスタード味ですよ……あぁ~んして、ゆっくりお待ち下さい」 「うーっ……あっ、あ゛ぁぁ~んっ……」 相手の身体を損壊するような暴力は一切用いず、れみりゃに言う事を聞かせる事に、彼 女は成功した。 余人には、あまり真似の出来ない──したいと思う人が少なそうな方法で。 この食事の光景を、放置されている三匹のゆっくりは、うんざりした眼で眺めていた。 する事もなく、会話も出来ず、何の娯楽も無い以上、少しでも楽しくなれるかと思って、 期待して見ていたのだが、見事にその期待は裏切られたのである。 「むきゅ……きがはれない、わね……」 ゆっちゅりーが口を開いた。 「そ、そうね……」 ありすが短く相づちを打った。 「…………ゅ……」 まりさは、喋りたそうな目で二匹を見て口を開き掛けたが、結局何も言わなかった。 他の二匹もまりさを無視し、またそれ以上言葉を発する事もなく、再び三匹の上には沈 黙が訪れる。 気が晴れない、気が晴れるはずもなく、ただ黙ってそこに居るだけの時間が流れて行く。 「はぁ……豚お嬢様は、本当になんてブサキモ可愛いんでしょう……もう、我慢できませ ん!」 口移しでの食事を終えてから、また褒める、喜ぶのを見る、褒めるを繰り返していた美 鈴は、そう言ってれみりゃを箱の中から抱き起こした。 「う~っ? うっうー! だっこぉぅ~♪ うっしゃっしゃっ♪」 横抱きに、いわゆるお姫様抱っこの体勢で抱きかかえられ、れみりゃは遊んで貰えると 思い、楽しそうに笑った。 「抱っこお好きですか、豚お嬢様? それなら、これからする事は、きっとお気に召しま すよ」 取り出したのとは別の、近くにある手頃な大きさの木箱の上に、れみりゃの身体を俯せ に寝かせる。 サイズの関係で、れみりゃの腰から下は箱の縁からはみ出し、だらんと側面に沿い床に 向かって垂らされる格好となった。 「うっー? うっうー!? かだぁいどぉぅーっ! だっこがいいどぉう~っ!」 布団が敷かれているわけもなく、木箱へ直に寝かされたため、その硬質な寝心地に不満 の声を上げる。 「はいはい、終わったらまた抱っこしてあげますよ」 宥めるように言いながら、美鈴はれみりゃの身体の位置を調節する。 床にしっかりとれみりゃの足裏がつくように。 腰を90度に曲げる深いお辞儀をさせられているような体勢だ。 上半身を受け止める木箱の支えがなかったら、長時間とり続けるのは困難と言うか、身 体と比べて頭が大きなれみりゃでは、バランスを崩し確実に転倒するであろう。 「うーっ! やぁ~っ! やだぁっ~っ! れみぃはゆっぐじじだいどぉぅーっ!」 手と腕が動かせれば、ぶんぶん動かして不満の意を存分に表明したであろうが、生憎と 再生はしたものの腕はまだ動かない。 代わりにれみりゃは、麻縄で縛られ一本の太い足となった両足で木箱を蹴る。 「ふふふっ、豚お嬢様ったら可愛いお尻そんなにぷるぷるさせて……おねだりですね、わ かりました」 そして、美鈴はれみりゃに性的虐待を行ったのである──。 肛門を凌辱しながら、腕をもぎ、羽を引き千切って食らった。 犯しながら首に噛みつき、首の部分を食らう事で頭部と胴体を切断した。 その後、もぎ取った左腕を、れみりゃの肛門に刺し入れた。 散々にれみりゃに性的虐待を行ってから、 「それじゃ、ちゃんと繋げてあげますよ。胴体に腕を」 美鈴はそう言うと、今度は本当に引きちぎった腕を繋げにかかる。 切断面を合わせ両手で覆い、気の力で再生力を促進させる。 「ほら、しっかり繋がりましたよ! って、そっちに頭向けてたら見えませんでしたね、 うっかりしてました。あははははっ!」 れみりゃヘッドを持ち上げて、腕がしっかりと胴体に繋がっているのを見せる。 「よくご覧下さいな。完璧でしょう? ねぇ、豚お嬢様」 「う゛ぅ…………あ゛、あ゛じがどだどぉぅ…………」 あまり言いたくは無かったが、言わないと酷い目を見そうな気がしたので、れみりゃは 躊躇いながらも礼の言葉を発した。 「あはっだいぶ素直になりましたね。豚お嬢様。ほーら、良い子、良い子」 頭を優しく撫でてやる。 「うっうー! う~っ……うー……」 褒められて、撫でられて嬉しい気分になったが、今までされた事と現在の首と胴が離れ ている状況を思い、途端に悲しい気持ちになった。 「おや……? なるほど、少しは賢くなったようですね……ふふふっ」 どんな状態でも褒めれば上機嫌になると思っていた美鈴は、少しだけ認識を改めた。 「では、そろそろ首も身体に戻して差し上げますね!」 「うっうー! ほ、ほんどぉっ? ぼん゛とにぃっ?」 「はい。美鈴は豚お嬢様が大好きなんですから。だから、こうして遊んで差し上げたので すよ。遊び終わったら、ちゃんと治して差し上げるのです」 言ってから、美鈴はれみりゃの唇に己の唇を重ねた。 舌を絡めるような激しいものではない、優しいキスをする。 「繋げますから、ちょっと待っててくださいね」 唇を離し、床の上にれみりゃヘッドを置くと、れみりゃボディに近寄った。 両足をまとめて縛っている麻縄をほどいてから、ボディを抱きかかえ、木箱の上に座ら せる。 「うっうー!」 どうやら本当に繋げてくれるらしいとわかり、れみりゃは少し機嫌を直した。 「そう言えば私が首は食べちゃったんですよね。まぁ、くっつけて気を送れば大丈夫かな」 呟きながら、れみりゃヘッドを、れみりゃボディの首があった位置に置く。 「……では、行きますよ……ホァァァッ……」 ただでさえバランスの悪い頭部が落ちないように片手で支えながら、もう片方の手を首 筋になるであろう辺りに伸ばし、美鈴は気を送り込む。 「フォァァァッ……さて、どうかな……おおっ!」 食べてしまった首の分の外皮と中身もちゃんと再生したようで、れみりゃヘッドは見事 に胴体と繋がった。 「具合はどうですか? 豚お嬢様?」 「う゛っー……!? う゛ぁぁぁぁぁっ! い゛だっい゛だい゛どぉぅぅぅぅぅっ! おっ お゛ぢり゛ぃっ! れ゛みぃお゛ぢりぃい゛だぁぁぁぁぁい゛っ!」 頭部と胴体は無事に繋がり、美鈴に食べられた首の部分も再生したが、強烈な虐待を受 け破壊された肛門は、まだ再生されていなかった。 「お尻……? あぁなるほど! あははははっ、そりゃそうですよねぇ、あんなにボロボ ロになってたんですからっ!」 座っていた木箱から転げ落ち、床の上をのたうち回るれみりゃを、心底おかしそうに指 さして笑う。 ひとしきり爆笑してから、美鈴は転がるれみりゃに歩み寄り、 「ほらほら、お嬢様、抱っこして差し上げますよぉ、可愛い可愛い」 優しく抱き上げ、あやす。 「う゛ぁぁぁぁんっ! ぐじゅっ、ずびゅっ……お゛ぢりぃ、れう゛ぃのおぢり゛ぃ、ご わ゛れ゛ぢゃっだぁぁぁぁっ! う゛ぇぇぇぇぇん゛っっっ!」 「あぁ、もう……そんなに情けなく泣くなんて……可愛いすぎますよ……よしよし」 ぐずぐずと泣き続けるれみりゃを抱いたまま、美鈴は奥の部屋に続く扉に向けて歩き出 した。 「ふふっ、しばらく休めばすぐ治りますよぅ。お嬢様は、お強いんですからね」 美鈴は扉を開けて、隣の部屋へと入って行った。 その部屋は四畳半ほどの広さで、床には赤い絨毯が敷かれ、壁には赤い壁紙が貼られて いた。 家具や調度品は、小粋なテーブルと二脚の椅子、それとダブルサイズのベッド──美鈴 が毎日の夢の床としている藁布団&木製寝台よりも、はるかに寝心地が良さそうな普通の ベッドである。 「お目覚めでしたか、お嬢様? これから暮らすお友達ですよぅ、仲良くしてくださいね」 室内には先客が居た。 ベッドの端に腰掛けている、一人の少女が。 「うっうー♪ おっともだっちぃだどぉぅ~♪ れみぃのおともだちぃ♪ う~、なかよ ぐずるどぉぅ~」 美鈴が抱っこしているのと良く似た、ほぼうり二つの少女──ゆっくりれみりゃは嬉し そうに笑った。 「う゛ぁっ!? れ、れう゛ぃ? う゛ぁっう~っ……」 れみりゃは、地下室のれみりゃを見た。 自分と同じように帽子だけを残して全裸にされ、この部屋に住まわされている同族を。 「うっうー♪ れみぃだどぉぅ~♪ いっしょにあそぶんだどぉぅ~っ♪」 その同族はベッドから床に飛び降り、きゃっきゃっとはしゃいでいる。 鏡に映したように良く似ているが、地下室のれみりゃは首輪をつけていた。 そして、なだらかな丘にすらなっていない平たい胸の、淡い桜色に色付いた突起には、 ピアスがついている。 「う~っ? れみぃ? おむね、どしたんだどぉぅ~?」 ずきずきじくじくとする肛門の痛みに耐えながら、れみりゃは聞いた。 「うっうー♪ おしゃれだどぉぅ~♪ めーりんにつけてもらったんだどぉぅ~♪」 「ふふふっ、つけた時はあんなに嫌がって泣いていらっしゃったのに、もうすっかりピア スがお気に召したみたいですね」 自慢するように胸を張る地下室のれみりゃを見て、くすくすと美鈴は笑い、 「さぁ、ここが今日からあなたのおうちですよ。可愛く良い子にしていてくださいね」 ベッドの上に抱いていたれみりゃを横たえた。 「う~? おうち? ここ?」 「はい。森で約束したじゃないですか。おうちとご飯と遊び。ここがおうちで、さっきの が遊びですよ……ああ、ご飯はちゃんとしたのを後ほどお持ちします」 ほとんど忘れていたが、確かにこの人間がそう約束したのを、れみりゃは思い出した。 「うーっ! や、やぐぞく……ちがうんだどぉぅ~っ! ゆ、ゆっくりできないんだどぉ ぅ~っ! たのしくないんだどぉぅ~っ!」 ──こんなところいやだ! あんなあそびはもうやだ! もりにかえりたい! そう思いながら抗議した。 「住めば都ですよ。このお嬢様みたいに、慣れればゆっくりできますし、楽しくもなりま すからね……それじゃ、お二人とも仲良くお待ち下さい」 全く取り合わず、美鈴は部屋から出た。 「う゛ぁっーっ! う゛ぁあ゛ぉぉぉあ゛ぁぁん゛っ!」 れみりゃはベッドに突っ伏して泣いた。 もう二度と森には帰れない、きっとこれからは毎日あんな風に虐められて、痛めつけら れるんだろうと思うと、怖くて、悲しくて、悔しくてたまらなかった。 「うっうー……れみぃ、ながない゛でぇっ! いだい゛の? ど、どっがいたい゛んだど ぉぅ~っ?」 号泣するれみりゃに、おろおろしながら地下室のれみりゃが話しかけた。 「う゛ぁぁぁぁん゛っ! う゛ぁっ……ぐじゅ、う゛ぃぇぇぇぇん゛っ!」 そんな事では泣きやまなかった。 「うっ~……ながない゛でぇ~……おぉぅっ! そうかだどぉぅ~っ♪」 ある事に気付き、ぽんと手を打ち合わせから行動に移す。 「ぐじゅっ! う゛ぁぁぁん゛っ! ひっぐ……う゛!? う~っ?」 臀部と肛門に湿った温かな感触を感じる。 首をかしげて見てみると、地下室のれみりゃがお尻に顔を埋めていた。 「う゛ぁっ! い゛や゛ぁぁぁぁっ! お゛、お゛ぢりぃっも゛お゛や゛べでぇぇぇぇぇ ぇぇっ! う゛ぁぁぁぁぁっ!」 また、さっきのように犯されるのかと、今度はしかも同族にされるのかと思い、れみり ゃは取り乱した。 「うっうー! らいじょうぶだどぉぅ~! なめ゛ればな゛おるんだどぉぅ~っ!」 顔を上げ、安心させるように微笑んだ。 確かに舐められると痛みが和らぐ。 「……う~っ……はずがぢぃどぉぅ~っ……」 この同族が好意でしてくれているのはわかったが、そんなところを、酷い目に遭わされ てきっと可愛くない形になっているであろう部位を、見られるのは恥ずかしい。 「すぐなお゛るどぉぅ~っ♪ 」 慰めるように言い、再び顔をお尻に埋める。 当然の事だが、舐めながら喋る事は出来ないため、地下室のれみりゃは沈黙した。 室内に響くのは、ぺろぺろぴちゃぴちゃとお尻を舐める水音と、痛みと心地良さの混ざ ったれみりゃの小さな呻きだけとなる。 「……うーっ……ん゛…………れみぃいつからここいるどぉぅ~?」 沈黙に耐えかねたのか、れみりゃが口を開く。 「う゛~……わがん゛ない゛どぉぅ~……」 今度は顔を上げずに言った。 れみりゃの臀丘の感触が気に入ったのか、地下室のれみりゃは頬ずりをして、 「でもぉ、めーり゛んはやざじい゛どぉぅ~。れみぃかわ゛いがっでぐれ゛るどぉぅ~」 と続けてから、舌で肛門を治療する作業に戻る。 「……ぞ、ぞう……う゛~……や゛ざじぃの゛かぁ~……ん゛~」 あんな目にあった直後なので、今ひとつ納得できなかった。 だが、少なくともこの同族は大事にされているようだ……自分も大事にして貰えるのか も知れない。 考えていると眠くなってきたので、れみりゃは静かに瞼を閉じた。 このれみりゃも確かに大事にはして貰えるであろう──美鈴なりの方法で。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1027.html
「鬼はー外ー、福はー内ー」 「おにはーそとー♪、ふくはーうちー♪」 この季節になるとどこの家からも威勢の良い声と共に豆の散らばる音が聞こえてくる この紅魔館でも例に漏れず豆撒きが開催されていた 「うー☆ うー☆ つぎはあっちにまくどぉ~♪」 「あんまり散らさないでね、片付けるのが面倒だから」 「だいじょうぶだどぉ~♪ でかけてくるどぉ~♪」 「はい、いってらっしゃい・・・ん?」 パチュリーの元を離れ一人で豆撒きを開始するれみりゃ とはいっても広い図書館。豆を撒き散らしながら入口へ向かっていく 「うー♪ こあー♪」 「あら、れみりゃ嬢。どうしたんですか?」 図書館の出口付近で小悪魔に見付かるれみりゃ 不思議そうな目で見て来る小悪魔に事情を説明する 「豆まきしてるんだとぉ♪」 「なんですか?それ」 「おにさんをやっつけるんだどぉ♪」 「鬼を・・・ですか?ここには鬼はいませんよ?」 「このおめんをつけておにさんのかわりをやってほしいどぉ♪」 「こんな感じで良いですか?」 「うー♪ にあってるどぉ♪」 頭につけていたお手製の鬼のお面を小悪魔につけてもらい準備は完了 再び豆撒きの再開である 「ではいきますよ・・・がおー!!たーべちゃうぞー!!」 「うー♪ たーべられちゃうどぉー♪」 「れみりゃ嬢・・・食べられちゃ駄目ですよ・・・」 「そうだったどぉ☆ おにはそと~♪」 「うわーやーらーれーたー!!」 少々大げさなリアクションを取りながら床に倒れる小悪魔 鬼を倒したれみりゃはご機嫌らしく踊っている 「う~♪ かったどぉ♪ うー♪ うー♪」 「いたた・・・はいれみりゃ嬢、お面返しますね」 「ありがとうだとぉ♪ おしごとかんばってねぇ~♪」 とてとてと走っていく背中を見送ったあと自分の回りを見る これだけの豆を持っていたのだ、多分ここだけではない 自分の主と奥でもっと撒いているはずだ 「ふう、図書館の豆掃除今日中に終わるかなぁ・・・」 つい溜息が出てしまうが口元は笑っていた その後も屋敷の中を歩きながらそこかしこに豆を撒いていく 最後に向かったのは門番である美鈴のところ相変わらずシエスタの真っ最中であった 起こさないようよじ登り頭に鬼のお面を乗せる 「うー♪ つぎはめーりんがおにだどぉ♪」 「zzz・・・」 「おには~そと~♪ うっ♪う~♪」 「んあ・・? れみりゃ嬢? なにしてるんですか?」 「まめまきだどぉ♪ おにはやっつけるどぉ♪」 「豆撒きって・・・!? 咲夜さーん!! パチュリー様ー!!」 突然大声で咲夜とパチュリーを呼ぶ美鈴 なぜなられみりゃのもっていた豆は『炒った豆』 この館の主の弱点だったのだ 「な、な、なんでそんなものも持ってるんですか!?」 「うー? ぱちゅりーがくれたんだどぉ?」 「パチュリー様が? なぜ?」 「きょうは『せつぶん』だっていってたんだどぉ?」 「よく事態が飲み込めないですけど・・・」 待つ事数刻、合流した咲夜とパチュリーから今回の事件についての説明を受ける美鈴 「そういうことだったんですか・・・びっくりしましたよ」 「悪い事をしたわね。次からは事前に説明するようにするわ」 「つぎはしゃくやがおにのばんだどぉ♪」 「えっ!? まだやるんですか? 館の片づけがまだ・・・」 とは言いつつも鬼の面を頭に被る咲夜 「しゃくやかっこいいどぉ~♪ かりすまだどぉ~♪」 吸血鬼の住む館、紅魔館 今日もまったり時は流れる 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/23.html
人里から遠く離れた小さな山に、多くのゆっくりが暮らす森がある。 日当たりの良い広場があり、きれいな川が流れ、木の実を付ける広葉樹で構成されており、 小鳥は囀り、げっ歯類以上の大きさの哺乳類はおらず、妖怪も人間も足を踏み入れないというそこは、ゆっくり達の理想郷であった。 そんな美しい森に、とても生存本能の強いゆっくりぱちゅりーが居た。 他のゆっくりぱちゅりーは自らの運命…先天的に病弱で、長生きする事は叶わない自らの体質を受け入れている。 だが流石にこのゆっちゅりーは格が違った。自らの運命を自らの手で(ゆっくりなので手は無いが)変えようと強く思っていた。 ある日ゆちゅりーが短時間の散歩を楽しんでいると、木の洞に詰まって身動きが取れなくなっているゆっくりまりさがいた。 ふと、ゆちゅりーの拙い思考回路があるアイデアを生み出した。 まりさ種はゆっくり達の中でも殊に活動的だ。その点では、ゆちゅりーの理想と言ってもいい。 そのゆまりさの健康で活動的な肉体を得れば、自分もああなれるのではないか。 無論、肉体を手に入れると言っても脳を移植する訳ではない。元よりゆっくりにそのような知識は無い。 あるのは本能だけ。故に、他者の肉体を得る方法はただ一つ。―――食べる事だけだ。 ゆちゅりーは虚ろな表情で、ゆっくりとゆまりさににじり寄る。 「ゆっ!たすけてくれるの!!?ゆっくりひっぱってね!!!」 「…………」 ゆちゅりーは答えない。というか、聞こえていない。今のゆちゅりーにあるのは強烈なまでの食欲だけだ。 「ど、どうしたの!!?さっさとたすけてね!!!」 「…………」 偶然にも周囲にゆっくりの姿は無い。まるでゆっくりの神があるいは悪魔がセッティングしたかのような状況である。 もうゆまりさの体温すら感じられる程に肉薄している。耳障りな雑音も聞こえない。 ぶよぶよと震える皮は美味そうとしか考えられない。 普段は友愛を喚起させられる体臭も今では食欲をそそる香りだ。 肌身離さずかぶっている帽子や、美しい金色の髪に至るまでが御馳走に見える。 そして、 「ゆ゛う゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!や゛め゛で!!!や゛め゛でよ゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」 思い切り良く頬に食らいついた。その瞬間、口の中をかつて無いほどの至福が駆け抜けた。 ―――すごい。こんなにまりさがおいしいなんて。ゆめみたい。 全身が四散しそうな程衝撃的な味は、ゆちゅりーを虜にした。 一心不乱にゆまりさを喰らう。否、このゆちゅりーはゆまりさをただ食っているのではない。愛しているのだ。 今のゆちゅりーの最大限の愛情表現こそがこの共食いという最も恐るべき行為だった。 「う゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!どうじで!どうじでごん゛な゛ごどずる゛の゛お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!」 一口齧る毎に、一声絶叫される毎に、ゆちゅりーは心身共に活力に満ちて行くのを実感していた。 このような感覚は生まれて初めてだった。母の蔓に生まれ、目を覚ました時ですらここまでの爽快感は無かった。 「ぐがが……お゛ぼぉ゛……ゆ゛……ゆ゛ぐぐ……ゆ゛っぐり゛ざぜでね゛!!!!!」 それがこのゆまりさの最期の叫びだった。後はただゆまりさの残骸を余さず食う音だけが響いていた。 「むきゅぅーん……」 ゆちゅりーは涙した。一時の激欲に身を任せて友を食べてしまった自責の念で。 もう二度と自分の知らない場所にまで連れて行ってくれた相手と会えない悲しみで。 そして、身も心もかつてない程のゆっくりに満ち溢れている喜びで。 もっと。もっとこのエネルギーが欲しい。友を喪うのは悲しいけれど、それを遥かに上回る喜びが得られるのなら。 「だから……!(福山潤の声で)」 翌日の朝、ゆちゅりーは森の中を全速力で駆け回っていた。恐らくゆっくりまりさと同等の速度だろう。 ゆちゅりーは感動している。速く走れるとはこんなに素晴らしいことなのか。それもこれもまりさと一つになったお陰だ。 もっとだ。もっと食べれば、もっと生きていられる。もっとゆっくりできる。そう、食えば食う程―――強くなる。 ……新たな餌を、発見した。 数年後、そこにはかつての貧弱さなど微塵も感じさせない力強いゆっちゅりーが居た。 体躯は通常のゆっくりより一回りも二回りも大きく、その眼力に他のゆっくりはただ畏れるしかなかった。 今やゆっくりれみりゃさえもゆっちゅりーには近付かない。 ぱちゅりー種でありながら餌を横取りされたゆっくりれみりゃの群れ十匹を返り討ちにするような怪物に逆らう程、ゆっくりも馬鹿ではないのだ。 そう。今やこのゆっちゅりーはこの森に住まうゆっくり達の王なのである。 好きな時に好きなゆっくりと共にゆっくりし、好きな時に好きなゆっくりを食べる。それが王の在り方だった。 だが、王はこの生活にも飽きてきた。以前とは比較にならない位強大な生命力を得た王にとって、通常のゆっくりでは物足りないのだ。 もっと。もっと大きくて栄養のある餌が欲しい。際限無い欲望を持つという点では、人間の王とゆっくりの王は大差無かった。 決意するのに、そう時間はかからなかった。王はこの楽園を捨て、新天地へ向かう事を決意した。 大丈夫。今の自分は強い。ゆっくりれみりゃやゆっくりフランでさえ自分を恐れて近付かない程に。 どんな敵が現れようと打ち倒し、食べるだけだ。 そうして王は向かった。幻想郷の中心部にある人間の里へ。 森を出て三時間、里の外れの外れにある小さな集落を発見した。 地面にしゃがみ込み何かをしている人間が居る。第一村人発見である。王はこいつが記念すべき最初の人間だと決定した。 射程距離まで音を立てず慎重に移動する。まだだ。あと十ym(ゆっくりメートル)。あと八ym、六ym、よし今だ―――! その瞬間、人間がこちらに気付いた。だが構うものか。後は飛び掛り、組み伏せ、食い尽くすだけなのだから。だが…… 王は知らなかった。ゆっくりと人間など、同じような物だと慢心しきっていた。 世界で最も強かったのはゆっくりフランで、自分はそれ以上の生物なのだと勘違いしきっていたのだ。 そう、つまり―――ゆっくり内での序列がどうあれ、ゆっくりである限り人間の食料に過ぎない事をまるでワカっていなかった。 「ごらー!おらの畑で何しとるだァー!!」 食い物である筈の人間はそう叫ぶと、手に持った棒切れを振りかざし、王の頭に振り下ろした。 ぐしゃり。 決定的な音を、王は確かに聞いた。懐かしい感覚。自分の意識から立ち昇る死の匂い。 嫌だ。せっかく生きられるようになったんだ。こんな絶望から逃げる為に同胞まで食ったんだ。 助けて、助けて、助けてまりさ。れいむ。ありす。にとり。うどんげ。にいと。あやや。てんこ。ちぇん。さくぽ。れみりゃ。フラン。 助けろ!私は、私はお前らの王なんだぞ……!! と、ありえない光景を見た。森に居た多くの仲間達が自分を見ている。ああ、やっぱり助けに来てくれた……皆! 「たすけろ、だってさ」 「おお、いやだいやだ」 大勢の仲間が、嫌な笑顔でこちらを見ていた。 どうしてこんな顔を向けられるんだろう。 どうしてこんな事になってしまったんだろう。 わたしはただ、みんなとゆっくりしたかっただけなのに…… 「おーい母ちゃん。こんなもんが畑を荒らしとったぞー」 「あんらーお前さんそりゃ『ゆっくり』だよぉ。それを里に持っていくと高く売れるんだわー」 「へぇそうかい。そいじゃちょっくら売ってくらぁ。おぅ、種蒔きは代わりにやっといてくれよ」 「そんな事言ってまた遊んでくるんじゃないんだろうね!いやだよこの間みたいに土産とか言ってエロ同人誌五十冊も買って来るのは」 「へっへっへ、もうあんな事はしねえよぉ。んじゃ行って来る」 「全く。気を付けて行って来てなあ!最近は妖怪が出るとか言うけんねー!」 「おおう!妖怪なんざ俺のコブラツイストでボッコボコにしちゃるけん!」 「調子いい事言うんだから。妖怪になんて勝てる訳……おや、何だいこりゃあ」 彼女の足元には文字が刻まれていた。そこはかつての王が息絶えた場所だ。そこにはこう書かれていた。 「ゆっくりしていってね!!!」 DEAD END
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/404.html
ある所に、とてもみじめなゆっくりまりさがいました。 ごはんをたくさん食べて、寝て……まだ小さいので子供はいませんし、家族ともずっと昔に別れてしまいましたが、普通のゆっくりとほとんど変わらないゆっくりライフを営んでいました。 周りのゆっくりとほとんど変わらない生活をすごしているのに、なぜこのゆっくりまりさはみじめなのでしょうか? それは、帽子をなくしてしまったからです。 ゆっくりは、生まれた時から帽子やリボンなど、何らかの飾りを身に付けています。 れいむなら赤いリボン、ちぇんならキャベツ……もとい帽子、みょんならキクラゲ……いや黒いリボン、ゆかりならドアノブ……違う。帽子、そして、まりさならとんがり帽子。 種族によって違いはありますが、必ず何かを付けています。 極めて稀な例で、とんがり帽子をかぶったれいむ等といった奇形も誕生しますが、それにしても飾りを身に付けているのには変わりありません。 ですが、みじめなゆっくりまりさにはリボンや別種の帽子すらありませんでした。 飾りは、ゆっくりが生きていくのに必要な器官ではありませんが、だからと言って必要ないものでもありません。 飾りを身に付けている事で、ゆっくりはゆっくりとして、ゆっくりできるのです。 もちろん、みじめなゆっくりまりさは、本当の意味でゆっくりする事はできませんでした。 そのため、飾りをなくしたゆっくりは、代わりの飾りを探します。 ――飾りさえ持っていれば、もうこんなみじめな思いをしなくて良い。ゆっくりできる。 その思いから、ゆっくりなりに必死になります。 探した結果、自分の飾りが見つかれば良いですが、どうしてもない時は別のゆっくりの飾りを奪ってでも手に入れようとします。 ですが、奪われた方のゆっくりにとっては、たまったものではありません。次にみじめな思いをするのは、奪われたゆっくりなのですから。 奪おうとするゆっくりと、奪われまいと警戒するゆっくり。 本来ならば一緒にゆっくりできる仲間と、そんなゆっくりできない関係になってしまうため、飾りのないゆっくりはみじめなゆっくりなのです。 みじめなゆっくりは、他のゆっくりよりもほんの少しだけ早く起きます。 近くに寝ているゆっくりがいたら、その飾りを奪うためです。 みじめなゆっくりが、洞窟に入っていきました。 どうやら、まだ寝ているゆっくりを見つけたのでしょう。ゆっくりとは思えないほど慎重に、音を立てない様に注意して入っていきます。 「ゆっ……! ゆっ、ゆー!!!」 「ゆっくりしね!!!」「しね!!!」「ゆっくりでていけ!!!」 どうやら見つかったみたいですね。 激怒したゆっくりれいむ一家に追い立てられて、ほうほうの体で逃げていきました。 母ゆっくりは限界までふくらんで、威嚇しています。石を口にくわえて投げつける子ゆっくりもいます。 目の前で子供を殺された時ですら、ここまでの攻撃はしないでしょう。 ゆっくりの飾りを盗むという事が、どれほど重大な問題なのかをうかがわせる光景です。 みじめなゆっくりは、他のゆっくりよりもほんの少しだけ早く食事を終えます。 近くに飾りが落ちてないかどうか探すためです。 先ほど追いかけられたみじめなゆっくりは、へとへとになりつつも食事を探しだしました。 この辺りは、捕食種であるゆっくりれみりゃもゆっくりフランもおらず、エサの量が多いため、みじめなゆっくりでもたらふく食べる事ができます。 「うめっ! めっさうめぇこれ!」 普通のゆっくりまりさと変わらない下品な言葉を発しつつ、たくさんの草や虫を食べていきます。 あらかた食べ終わったみじめなゆっくりは、それほど休まずに動き出しました。 食後の散歩でしょうか? 違います。どこかに飾りが落ちていないか、探しているのです。 みじめなゆっくりは、なめるように周囲を探していきます。 時には、遠出をしてでも見つけ出そうとします。とはいえ、ゆっくりなのでそれほどの距離を移動する事はできません。 みじめなゆっくりが、ゆっくりと戻ってきました。 どうやら飾りは見つからなかったらしいですね。寂しそうにうつむいています。 そんな、落ち込んでいるゆっくりの耳(あるのかは不明ですが)に、別のゆっくりたちの声が飛び込んできました。 ゆっくりまりさとれいむの集団です。このゆっくりたちは、全員帽子とリボンを付けています。 「ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくり……していってね!!!」」」 嬉しそうにあいさつするみじめなゆっくりに対し、姿が見えた瞬間、少し距離を置いてあいさつを返すゆっくりたち。 あいさつをした相手と遊んだ上、そのまま家におじゃまして一緒に寝る事もあるほどに種族仲の良いゆっくりにしては、珍しい光景です。 それもこれも、みじめなゆっくりが飾りを身に付けていないからです。 「ゆっくりあそぶよ!」 「なにしてゆっくりあそぶ?」 「ちょうちょさんとおっかけっこしよう!」 「「「ゆっくりあそぼうね!!!」」」 楽しそうに遊ぶ内容を話し合い、近くに来たちょうちょを追いかけて遊んでいます。 みじめなゆっくりと、普通のゆっくり。 一見仲良く遊んでいますが、実はお互いに非常に警戒し合っています。 「ゆ”っ!?」 「まりさ!」 「……ゆっくりころんだ!」 「だいじょうぶ? ゆっくりおきあがってね!」 「ゆっくり……ゆぎゅぅぅぅ!」 「……ゆっくりおきあがるのてつだうよ!」 「ゆっぐ、いらないから……ゆっぐり、はなれてね!!!」 起き上がるのを手伝おうとしたみじめなゆっくりを、全力で振り払おうとするゆっくりまりさ。 当然です。みじめなゆっくりは、助ける事にかこつけてまりさの帽子を奪おうとしていたのですから。 ちなみに、この時他のゆっくり達はただ眺めているだけです。 どちらのゆっくりが帽子を被るかによって相手への対応が変わるため、うかつに動く様な事はできないのです。 元々のみじめなゆっくりが弾き飛ばされ、木にぶつかって止まったのを見届けてから、また皆で一緒に遊びます。 心配して近づくゆっくりはいません。近づいたら最後、飾りが奪われる可能性があるからです。 ゆっくり達は、遠くから声をかけます。 「ゆっくりだいじょうぶ?」 「ゆっくりこっちにきてね!」 「いたかったら、そこでゆっくりやすんでね!」 「……ありがとう、でもだいじょうぶだからいっしょにゆっくりあそぼうね」 みじめなゆっくりは、優しく問いかける仲間に対してにこやかに返事をしつつ、元気に飛び跳ねながら仲間達の元に行きました。 「ゆっ! おひさまがかくれちゃうよ!」 「たいへん! ゆっくりかえらなきゃ!」 「みんなでゆっくりかえろうね!」 西日が傾いてくると、ゆっくり達は帰宅します。 夜になると、ゆっくりれみりゃやゆっくりフランといった、捕食種が現れるからです。 「ま、まって! もっとゆっくりあそぼうよ!!!」 そんな中、ぴょんぴょんと飛び跳ねながら皆を引き止めるみじめなゆっくり。 遊んでいる最中はスキを見つけられなかったらしく、飾りはありません。 「ごめんね! でもゆっくりかえらないとれいむがおかあさんにおこられるの!」 「まりさもおこられるから、みんなでゆっくりかえろうね!」 ねー、と声をかけ合うゆっくり達。 みじめなゆっくりが何と言おうとも、普通のゆっくり達は聞き入れず、仲良く帰っていってしまいました。 「まっでー! もっどゆっぐりじようよー!!!」 最後には泣き叫びながら引き留めようとするみじめなゆっくりですが、皆でがっちりと固まって帰ってしまいました。 これでは、帰ろうとするゆっくりの背後から奪い取る事もできません。 結局、みじめなゆっくりは飾りを奪う事はできませんでした。 みじめなゆっくりは、他のゆっくりよりもほんの少しだけ遅く眠ります。 近くにゆっくりが寝ていたら、その飾りを奪うためです。 皆が帰るのを眺めていたみじめなゆっくりも、気を取り直して巣に戻りました。 いつまでもゆっくりしていると、捕食種の餌食になるからです。 ゆっくりと巣に戻り、巣に戻ったらゆっくりして、そのまま眠りに付きます。 「ゆぅ……ゆ……ふぅ……ゆー……ゆっ!」 完全に眠ったと思った瞬間、飛び起きてゆっくり外へと出て行きました。 みじめなゆっくりは、そのまま朝とは別の洞窟に入っていき、何も被らずに出てきました。 自分に合う飾りがなかった様です。 自分と同じサイズのものでなければ、周りから飾りとして認められません。 それでは、奪い取っても意味がありません。 とぼとぼと、みじめなゆっくりが自分の巣に帰ろうとしている最中、話し声が聞こえてきました。 「……よ、ほんとうに……」 「……ね、ゆっくり……」 何事かと恐る恐る覗いてみると、先ほどまで遊んでいたゆっくり達のうち、2匹が楽しそうに談笑していました。 どうやら巣が近くにあった様です。体をくっつけて「ゆぅ~♪ゆっ♪」と歌ったりもしています。 みじめなゆっくりが声をかけようと近づくと、話の内容が聞こえてきました。 「ぼうしないこ、ずっとれいむたちのりぼんみてたよね」 「まりさのぼうしをとろうとしてたよ」 「ぼうしなくてかわいそうだとおもったからゆっくりしてあげたのに、だめなこだよね」 「だめなこだよね、ゆっくりできないこなんだよ、あのこ」 「いやだよね、ぼうしないこはゆっくりしてなくて」 「ほんと、ぼうしないとゆっくりできなくなるんだね」 「きっと、ちかづいたら『ぼうしとるぞー!』っておいかけてくるよ」 「おお、こわいこわい」 みじめなゆっくりは、そのまま動けなくなってしまいました。 昼間に遊んだゆっくり達が、同情のみで遊んでいた事を知ってしまったからです。 その日以来、みじめなゆっくりを見る事はありませんでした。 ――いかがだったでしょうか。 帽子やリボンがないだけで、ゆっくりはこれほど惨めな思いをする事になるのです。 何としても飾りが欲しいと思うゆっくりの思いを理解していただけたでしょうか。 ただ、ここまで見てきて疑問に思われた事があるでしょう。 生きているのじゃなくて、死体から帽子なりリボンを奪えば良いんじゃないか? という疑問が。 確かにその通りです。 ですが、ゆっくりは、どれだけ惨めな思いをしても仲間の死体から飾りを奪う事は決してしません。 それをしてしまえば、皆に殺されてしまうからです。 バレない様にこっそり奪えば良いという意見もあるかもしれませんが、死体の飾りには死臭が付いているため、どれだけこっそりしていても絶対にバレてしまいます。 頭の良いゆっくりが、死臭を消すために肥溜めに落としたりした事がありましたが、そこまでしても死臭を消す事はできませんでした。 ちなみに、そのゆっくりは制裁として肥溜めに落とされ、フタをした上に重石を乗せられました。 ゆっくりにとって、飾りはそこまで重要なものなのです。 だから、ゆっくりにどれだけ腹を立て、殺したいほど憎くても、また、殺したとしても、決して飾りだけは取ってはいけません。 飾りを取った人間に対し、ゆっくりがどれほどの憎しみを抱くか……考えただけで恐ろしくなります。 ゆっくりだから大した事はないと思ってはいけません。 奴らは、飾りを取られた恨みを決して忘れず、どこまでも追いかけてくるからです。 ……なぜ私がここまで怯えるのか、不思議だったり情けなく思ったりする方がいるでしょう。 ですが、これは全て事実なのです。 奴らは、普段は鈍重でボンクラで一匹位いなくなっても気にしない間抜けどもの癖に、飾りを壊した奴の事は決して忘れません。 何が出来る訳じゃない、ただただ攻撃を仕掛けてきて殺されるだけなのに、死体の山を築き上げたとしても諦めずにずっと付いてくるのです。 私は、恐ろしい。 ……あんた、笑ったか? 出来の悪いホラーを見るような態度で笑っただろう。 いや、笑うのも分かるさ。私だって、ゆっくり程度に怯える奴がいたら、笑うさ。 でも、この音を聞いてみろよ。後ろからずっと、返せ返せって呟きながら、べちゃべちゃとついてくる饅頭どもの音をさぁ! 殺すのは簡単だよ、こんな奴ら。無抵抗に近いんだからな。ぶつかってきても痛くも何ともない。 ナイフとかのこぎりとか物騒な器具がなくても、ただぶん殴れば終わるさ。 でも、ずっとついてくるんだよ。返せ、べちゃ、返せ、べちゃ、返せ、べちゃって、ついてくるんだよぉ! 職場でも家でも風呂でもトイレでも、ずっとついてくるんだよぉ!!! ……ほら、今も聞こえるだろう? 奴らの声が。足音が! べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ べちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せべちゃ返せ ――ゆっくりを虐待している皆さん。 ――くれぐれも、奴らの飾りだけは盗られないよう、お気をつけ下さい。 ――さもなくば、彼のようになりますよ。 この話の骨子は、 316のレスを見て思いつきました。多謝。 でもなんで、こんな話になったんでしょうか……自分でも分からないです。 ところで、 863……本当に、怖くないですか?
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/44.html
このページには、ゆっくりいじめ系1~250まで一覧となっています。 作品の後ろにある文字の説明はジャンルマークについてに纏めてあります。 251以降につきましては下記から。 ゆっくりいじめ.500 ゆっくりいじめ.750 ゆっくりいじめ.1000 ゆっくりいじめ.1250 ゆっくりいじめ.1500 ゆっくりいじめ.1750 ゆっくりいじめ.2000 ゆっくりいじめ.2250 ゆっくりいじめ.2500 ゆっくりいじめ.2750 ゆっくりいじめ.3000 ゆっくりいじめ.3250 ゆっくりいじめ.3500 ゆっくりいじめ系1 虐 共 料 無 ゆっくりいじめ系2 ゆっくり除草剤 制 薬 共 無 ゆっくりいじめ系3 虐 性 料 無 ゆっくりいじめ系4 虐 無 外 ゆっくりいじめ系5 ゆっくり畑荒らし対策委員会 制 料 無 ゆっくりいじめ系6 リモコンゆゆゆ 制 虐 性 無 ゆっくりいじめ系8 創造主誕生 そ 無神 ゆっくりいじめ系9 あーまーど・こあ虐共道 ゆっくりいじめ系10 幻肢痛虐 ゆっくりいじめ系11 ゆっくりの王虐共 無 ゆっくりいじめ系12 ゆっくりれみりゃを山に放す虐共 無 ゆっくりいじめ系13 60年目のゆっくり裁判・上そ ゆっくりいじめ系14 第三話 ゆっくりたちの、実にゆっくりとした一週間 前篇虐環家 ゆっくりいじめ系15 第三話 ゆっくりたちの、実にゆっくりとした一週間 中篇虐環家捕 ゆっくりいじめ系16 第三話 ゆっくりたちの、実にゆっくりとした一週間 後篇虐家 ゆっくりいじめ系17 間劇 0円から始める仕事虐 ゆっくりいじめ系 ゆっくり大家族 性共家 無 ゆっくりいじめ系19 性共 ゆっくりいじめ系20 ~ゆっくり霊夢達の素敵な日々~ 性共家 ゆっくりいじめ系21 俺とゆっくり 虐環 無 ゆっくりいじめ系22 あるゆっくりアリスの記録 虐制 無 ゆっくりいじめ系23 秘密基地でゆっくり 制家料 無 ゆっくりいじめ系24 ゆっくり解放戦線 制機 無 ゆっくりいじめ系25 ゆっくり家族のお引越し 虐家 ゆっくりいじめ系26 ゆっくりさせないと…… 虐環 無 ゆっくりいじめ系27 インプリンティング 虐 ゆっくりいじめ系27 幻想鉄道の動物対策 虐機無 ゆっくりいじめ系28 ゆっくり加工所でのある実験 そ 虐無 ゆっくりいじめ系29 ゆっくりハンター 制無 ゆっくりいじめ系30 ゆっくり射撃してね! 制無無 ゆっくりいじめ系31 騒音公害 制性無 ゆっくりいじめ系32 Counter-Strike 制無 ゆっくりいじめ系33 お母さんと一緒 制無 ゆっくりいじめ系34 ゆっくりの巣 そ共 ゆっくりいじめ系35 ゆっくりの恩返し 制家無 ゆっくりいじめ系36 ゆっくり繁殖 虐性家捕無 ゆっくりいじめ系37 果樹園の憂鬱 制無 ゆっくりいじめ系38 ゆっくりきゃっちゃー虐家機無 ゆっくりいじめ系39 ゆっくりゆゆこ×虎バサミ 制捕家 ゆっくりいじめ系40 Yの悲劇 虐無無 ゆっくりいじめ系41 ゆっくり一家と俺の冬 前編 制家無 ゆっくりいじめ系42 ゆっくり一家と俺の冬 後編 制家共無 ゆっくりいじめ系43 ゆっくり家族の引っ越し 虐制家共 ゆっくりいじめ系44 フェイス/オフ 虐無 ゆっくりいじめ系45 ゆっくりと早苗 虐 ゆっくりいじめ系46 古き良きゆっくり見スタイル 制無外 ゆっくりいじめ系47 ぐちゃぐちゃゆっくり天国 虐無 ゆっくりいじめ系48 ゆっくりメダル 虐無 ゆっくりいじめ系49 ゆっくりとのワンダフルライフ 虐無外 ゆっくりいじめ系50 寿司の恨み 制無 ゆっくりいじめ系51 ゆっくりよりうざいおっさん そ無 ゆっくりいじめ系52 ゆっくりなべ 制そ無外 ゆっくりいじめ系53 誰の家? 制無外 ゆっくりいじめ系54 ゆっくりサドンデス 制共無外 ゆっくりいじめ系55 ゆっくり家族の末路 制家無 ゆっくりいじめ系56 汚い奴虐無 ゆっくりいじめ系57 お告げ そ ゆっくりいじめ系58 ゆっくりるーみあ そ捕 ゆっくりいじめ系59 大好きゆっくり魔理沙虐性家無 ゆっくりいじめ系60 環境にやさしいゆっくり虐無 ゆっくりいじめ系61 ゆっくり俺魔理沙そ ゆっくりいじめ系62 ある男のゆっくりレポートそ虐家無 ゆっくりいじめ系63 ゆっくり霊夢一家の越冬(誤算編)そ共家無 ゆっくりいじめ系64 寿司の後の水責め制無 ゆっくりいじめ系65 裏切り制共無 ゆっくりいじめ系66 ゆっくりつねっていってね虐無 ゆっくりいじめ系67 頭無双制共家無外 ゆっくりいじめ系68 お母さん霊夢の受難そ家無外 ゆっくりいじめ系69 小さな親切、大きなお世話そ無 ゆっくりいじめ系70 NTR 制無 ゆっくりいじめ系71 栗祭り虐無 ゆっくりいじめ系72 ゆっくりレンジ 制環家無 ゆっくりいじめ系73 こどもたちが屠殺屋ごっこをしたはなし1虐共家無 ゆっくりいじめ系74 はしれいむ虐 ゆっくりいじめ系75 鬼母虐共家無 ゆっくりいじめ系76 ゆっくりした結果がこれだよ!制無 ゆっくりいじめ系77 くたばれゆっくりぁあああああ!!!!虐そ ゆっくりいじめ系78 ゆっくりゆービィスーパーデラックス制そ ゆっくりいじめ系79 高速ゆっくりそ性無 ゆっくりいじめ系80 甘い肉まん制 ゆっくりいじめ系81 こどもたちが屠殺屋ごっこをしたはなし2虐共家無 ゆっくりいじめ系82 ゆっくりケロちゃん。雨に負けて、風に負けて虐そ共 ゆっくりいじめ系83 ゆっくりハウスそ無 ゆっくりいじめ系84 ゆっくりハウス2そ共無 ゆっくりいじめ系85 ゆっくり袋虐家無外 ゆっくりいじめ系86 ゆっくりハウス3制共家無 ゆっくりいじめ系87 ゆっくりれみりゃの整形そ無外 ゆっくりいじめ系88 美味しく食べていってね!虐家料無 ゆっくりいじめ系89 ほしまんじゅう虐家料無 ゆっくりいじめ系90 cube虐そ機 ゆっくりいじめ系91 あるゆっくりアリスの記録2制家性無 ゆっくりいじめ系92 ゆっくり少女達の収穫祭-1そ無 ゆっくりいじめ系93 ゆっくり少女達の収穫祭-2虐そ無 ゆっくりいじめ系94 ゆっくりまりさとおうち虐そ無 ゆっくりいじめ系95 しにさらせゆっくりぁあああああ!!!!そ ゆっくりいじめ系96 ゆっくりCASしてね!虐そ無外 ゆっくりいじめ系97 俺とゆっくり2(前編)制無 ゆっくりいじめ系98 川の流れのように制家無 ゆっくりいじめ系99 ゆっくり小倉トーストそ家無外 ゆっくりいじめ系100 ピタゴラゆっくり虐家無 ゆっくりいじめ系101 ゆっくり相撲虐無 ゆっくりいじめ系102 ただゆっくりを突っつくだけの話虐無 ゆっくりいじめ系104 ゆっくりみじめそ ゆっくりいじめ系105 加工所職員のストレス解消法虐無 ゆっくりいじめ系106 小ねたっぽいゆっくりいじめ虐環 ゆっくりいじめ系107 ゆっくり実験前夜虐無 ゆっくりいじめ系108 ゆっくりしよう虐家無 ゆっくりいじめ系109 まんじゅうころりんすっとんとんそ家 ゆっくりいじめ系110 髪飾り制共無 ゆっくりいじめ系111 予定調和虐そ家無 ゆっくりいじめ系112 フローズン虐家料無 ゆっくりいじめ系113 ゆっくり飾りゴージャス虐家無 ゆっくりいじめ系114 ゆっくりデスマスクそ無 ゆっくりいじめ系115 ゆっくり研究者のある1日制無 ゆっくりいじめ系116 懐かし玩具とゆっくり制無 ゆっくりいじめ系117 ゆっくりとした縁日虐料 ゆっくりいじめ系118 ゆっくりのなくころにそ環 ゆっくりいじめ系119 ギロチンとゆっくり虐家 ゆっくりいじめ系120 マッサージチェアとゆっくりそ ゆっくりいじめ系121 ゆっくりふぉんでゅ 虐 料 無 ゆっくりいじめ系122 ゆっくりアリス愛の劇場-1環家 ゆっくりいじめ系123 ゆっくりアリス愛の劇場-2家 ゆっくりいじめ系124 ゆっくりアリス愛の劇場-3環性家 ゆっくりいじめ系125 ゆっくりリスペクトしてね!虐家料 ゆっくりいじめ系126 ゆっくりデッドライジングそ ゆっくりいじめ系127 ゆっくりリサイタルそ ゆっくりいじめ系128 精神 ゆっくりいじめ系129 ゆっくりハウス4 ゆっくりいじめ系130 ゆっくりコロリ制 ゆっくりいじめ系131 ゆっくりデッドライジング2 ゆっくりいじめ系132 ゆっくりのこい虐家無 「ゆっくりいじめ系133 大自然のゆっくりは作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系134 ゆっくり避妊ありす虐性無 ゆっくりいじめ系135 地球に優しいエコゆっくり虐無 ゆっくりいじめ系136 働きゆっくり?虐無 ゆっくりいじめ系137 ゆっくりまんじゅう制そ共無 ゆっくりいじめ系138 あるゆっくりアリス達の記録虐制性料 ゆっくりいじめ系139 見・ゆ・必・ゆ(サーチアンドゆっくり)虐無 ゆっくりいじめ系140 ゆっくりんかわいいよゆっくりんりんⅡ 賢者と大図書館虐制性家 ゆっくりいじめ系141 ゆっくり七夕しようね虐捕無 ゆっくりいじめ系142 ゆっくりモンスターズ1虐無 ゆっくりいじめ系143 わからないちぇん虐無 ゆっくりいじめ系144 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系145 ゆっくり目隠し制環無 ゆっくりいじめ系146 新たな命、霊夢・魔理沙編虐家共 ゆっくりいじめ系147 奇形ゆっくり虐環家無 ゆっくりいじめ系148 ゆっくりフランのある休暇虐制家捕 「ゆっくりいじめ系149 ゆっくりと青い石_前は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系150 ゆっくりのエラ虐そ性無 ゆっくりいじめ系151 ゆっくり魔理沙が極限までゆっくりできる話1虐環性無 ゆっくりいじめ系152 れみりゃたまご虐性 ゆっくりいじめ系153 ゆっくり調教師 前編制環性無 ゆっくりいじめ系154 ゆっくり調教師 後編制環無 ゆっくりいじめ系155 外人のゆっくり虐共家 ゆっくりいじめ系156 外人のゆっくり 和訳虐共家 ゆっくりいじめ系157 冷凍ゆっくり虐料 ゆっくりいじめ系158 ヴェニスのゆっくり制家 ゆっくりいじめ系159 ゆっくり飾り Part.1虐家共無 ゆっくりいじめ系160 ゆっくり飾り Part.2虐家共無 ゆっくりいじめ系161 奇形ゆっくり2虐環家無 ゆっくりいじめ系162削除 ゆっくりいじめ系163 こしあん虐無 ゆっくりいじめ系164 ~ゆっくりひとりでできるもん~虐性無 ゆっくりいじめ系165 俺とゆっくり2(中編)制家無 「ゆっくりいじめ系166 ゆっくりと遊ぼう!は作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系167 ゆっくり飾りシャッフル復家無 ゆっくりいじめ系168 ゆっくりるーぷ虐 ゆっくりいじめ系169 Ten little Yukkuri虐家 ゆっくりいじめ系170 ゆっくり家庭崩壊(前編)虐環家無 ゆっくりいじめ系171 ゆっくり家庭崩壊(後編)虐環家無 「ゆっくりいじめ系172は作者さん要請により削りました。by管理人」 ゆっくりいじめ系173 Ten little Yukkuri後日談虐家性道 ゆっくりいじめ系174 ゆっくりデッドライジング3虐性家そ ゆっくりいじめ系175 ゆっくり飾り2 Part.1虐家無 ゆっくりいじめ系176 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系177 ゆっくり記憶していってね!虐家性無 ゆっくりいじめ系178 ゆっくりモンスターズ2虐そ ゆっくりいじめ系179 Yukkuri story 3虐 ゆっくりいじめ系180 ゆっくり⑨虐機家無 ゆっくりいじめ系181 生まれ出づる赤ん坊ゆっくり虐家料無 ゆっくりいじめ系182 こえだめ虐家共無 ゆっくりいじめ系183 ゆっくり水攻め虐家機無 ゆっくりいじめ系184 夏の風物詩制家無 ゆっくりいじめ系185 消極的制裁行為制環無 ゆっくりいじめ系186 犯人は子れいむ制家無 ゆっくりいじめ系187 終端速度虐家無 ゆっくりいじめ系188 ゆっくりと赤ちゃん制道無外 ゆっくりいじめ系189 あの夏に日の……虐機環 ゆっくりいじめ系190 ゆっくりを食べないゆっくりゃ虐環捕無 ゆっくりいじめ系191 撲滅運動虐そ無 ゆっくりいじめ系192 あるゆっくり育成の記録虐そ家無 ゆっくりいじめ系193 ゆっくり魔理沙の憂鬱虐制家性共捕 ゆっくりいじめ系194 二階の廊下虐家無 ゆっくりいじめ系195 yukkuri_bean虐制共捕性家 ゆっくりいじめ系196 間違ってるのは世界じゃない前虐性家 ゆっくりいじめ系197 ケシの実制薬無 「ゆっくりいじめ系198 浮気発覚は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系199 ゆっくりブリーダーいじめ虐無 ゆっくりいじめ系200 壊された家族制家道無 ゆっくりいじめ系201 コードアイス-反逆のゆっくりゆかりん虐復制無 ゆっくりいじめ系202 ゆっくり間接照準射撃虐制機無 ゆっくりいじめ系203 魅惑の透明なケース虐家道無 ゆっくりいじめ系204 間違ってるのは世界じゃない中虐環家共 ゆっくりいじめ系205 家畜のあり方虐捕無 ゆっくりいじめ系206 奇形ゆっくり3~ゆっくりバッジ~虐家無 ゆっくりいじめ系207 ゆっくりわさび制無 ゆっくりいじめ系208 ゆっくり親子の窯焼き虐家料無 ゆっくりいじめ系209 無駄骨虐家捕 ゆっくりいじめ系210 ゆっくりの住む山制環無 「ゆっくりいじめ系211 運動神経ゼロゆっくりは作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系212 ゆっくり達の日常虐家 ゆっくりいじめ系213 森の奥のゆっくり達制家料無 ゆっくりいじめ系214 俺とゆっくり2(後編)虐家性無 ゆっくりいじめ系215 奴隷ゆっくり虐家道無 ゆっくりいじめ系216 ゆっくりれいむとおいしい味虐無 ゆっくりいじめ系217 整地ゆっくり虐家無 ゆっくりいじめ系218 ゆっくりチルノの一日そ家捕 「ゆっくりいじめ系220 ゆっくりの選択は作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系221 ゆっくり亭そ ゆっくりいじめ系222 ゆっくり記念日(前編)制家無 ゆっくりいじめ系223 ゆっくり記念日(後編)制家無 ゆっくりいじめ系224 ゆっくり藍の憂鬱虐無 ゆっくりいじめ系225 ゆっくりたちの生き地獄制家環無 ゆっくりいじめ系226 ゆっくりスナイポ虐家道無 「ゆっくりいじめ系227 ゆっくりの産卵は作者さんの要望で削除しました。」 ゆっくりいじめ系228 作者本人により削除いたしました ゆっくりいじめ系229 ゆっくり誤診虐薬無 ゆっくりいじめ系230 ゆっくりカーニバル虐家無 ゆっくりいじめ系231 仲良しゆっくり一家制そ家捕無 ゆっくりいじめ系232 約束制共無 ゆっくりいじめ系233 ゆっくりいじめエンド_1 ゆっくりいじめ系234 ゆっくりいじめエンド_2 ゆっくりいじめ系235 ゆっくりまりさと泣いた赤鬼前編虐無 ゆっくりいじめ系236 画鋲虐性捕無 ゆっくりいじめ系237 ゆっくりの現代生活虐無外 ゆっくりいじめ系238 ワイヤー虐制家無 「ゆっくりいじめ系239 ゆっくりと青い石_中は作者さんの要請で削除されました。」 ゆっくりいじめ系240 厳しいゆっくり虐家共無 ゆっくりいじめ系241 あるゆっくりアリスにまつわる記録外伝1虐家無 ゆっくりいじめ系243 チョコエッグ的な何か虐家料道 ゆっくりいじめ系245 ゆっくりの川流れ虐家無 ゆっくりいじめ系247 ゆっくりまりさと泣いた赤鬼中編制そ性 ゆっくりいじめ系248 おわらないゆっくり虐環 ゆっくりいじめ系249 ゆっくり実験場・十面鬼編虐制薬捕 ゆっくりいじめ系250 ゆっくり魔理沙が極限までゆっくりできる話2虐環家無
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2427.html
『れみりゃはともだち』 牧歌的な農村のはずれで遊ぶ、村の子供達。 そこへ、れみりゃザウルスがどったどった歩いてきた。 「う~♪ たろ~☆はなこ~☆おまたせしてごめんちゃ~い♪」 「おそいよ~、もうおままごと始めちゃったよ?」 彼等は、ひょんなことから出会った遊び友達だった。 「う~、あかちゃん、どっかいっちゃたんだどぉ~☆」 「えっ、大丈夫なの?」 「あんなにかわいい子れみりゃを、いじめられるやつなんていないどぉ♪ きっとだいじょーぶだどぉ♪」 「……なら、遅刻の罰だぜ! それっ♪」 そう言うと、少年は隠し持った蛙を、れみりゃに放り投げた。 蛙は、恐竜の口を通り抜け、れみりゃの下ぶくれ顔との隙間に落ち、その中へすっぽり入ってしまう。 「ぷんぎゃー!? おかえるが、かりしゅま☆ぼでぃーのなかにぃ!?」 取り乱し、蛙をとろうとジタバタ暴れまわる、れみりゃ。 「き、きぼちわるいどぉー! おかえるとっでぇー! おがえるこあいどぉーっ!」 泣きだしてしまうれみりゃを見て、少年はれみりゃから蛙を取り出してやろうとする。 恐竜状の口を思い切り広げてその中に頭と片手を突っ込む、少年。 「うわっ、中ってこんなふうになってるんだ」 「イヤ~ん☆たろーのえっちぃ♪ そんなにみつめないでねぇ~ん♪」 「……おまえなぁ、そんなこと言ってると蛙とって」 "バァーン!" 突如、渇いた音が響き、少年とれみりゃの会話を終わらせた。 それは、あまりに突然で、本当に一瞬のことだった。 「「…れみ、りゃ?」」 呆然としながら、肉汁の飛びはねた顔を上げる子供達。 そこには、銃を構えた猟師と、縄で縛られ吊るされた彼の獲物がいた。 「大丈夫か!? ……ったく子供を食うとは、なんてれみりゃだ!」 「まんまぁー! こいつぶれいものなんだどぉ! はやく"がじがじ"やっつけちゃうんだどぉー♪」 沈黙の中、れみりゃザウルスの背中にポッカリ空いた穴から、ぴょこんと蛙が跳び出した。 fin ============================ 本編1KBでストーリー有りのいじめは可能か? ちょっと、挑戦してみました。(ちなみに1600KBほど?です) by ティガれみりゃの人 ============================ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2420.html
ゆっくり昔話オープニング曲(1番) まりさ~良い子だ内臓(わた)だしな~♪ 今も昔もかわりなく~♪ 虐待お兄さん(おに)の情けの子守唄(レクイエム)~♪ 遠い~永遠亭(やしき)の~も~の~がた~~りぃ~いぃぃぃ♪ 雪ゆっくり むかしむかし、あるところに普通のお兄さんが住んでいました。 ある冬の日お兄さんは雪山で遭難しましたがゆっくりちるのに助けてもらい命拾いしました。 別れ際にゆっくりちるのはお兄さんに言いました。 「自分に遭ったことを誰かに話したら殺す」と。 翌年の冬。お兄さんが遭難した時と同じくらい寒い日でした。 お兄さんが家で暖をとっているとドンドンと戸を叩く音が聞こえてきました。 一体誰だろう?と思い戸を開けるとそこにはあの時のゆっくりちるのが立っていました。 「ちるのはたびのとちゅうぐうぜんたどりついたんだよ。みちにまよったからひとばんとめてね!」 実はちるのはお兄さんが自分のことを他人に喋ってないか監視するために旅人の振りをして近づいたのでした。 「君あの時のちるの?よくわからないけど泊まっていく?」 ちるのの変装は一発でばれてしまいましたが、お兄さんは昔の恩もありしばらくちるのを泊めることにしました。 しかし所詮ゆっくりと人間、まったく恋仲にはなりませんでした。 やがてお兄さんにも人間の恋人ができ、ちるのは段々邪魔者扱いされるようになりました。 夏の暑い日。とうとう痺れを切らしたお兄さんはちるのを家の外に投げ捨て中から鍵をかけました。 「ゆっくりいれてね!ちるのをすてないでね!」 ちるのが泣き叫びますが戸は開きません。 暑さに弱いちるのはやがて日射病にかかりそのまま死んでしまいました。 めでたしめでたし。 ちぇんとぱちゅりー むかしむかし、あるところにとても素早いゆっくりちぇんととても遅いゆっくりぽちゅりーがいました。 ある時ちぇんはぱちゅりーに言います。 「ぱちゅりーはどんそくなんだねーわかるよー」 怒ったぱちゅりーはちぇんに決闘を申し込みます。隣の山頂まで競争し、自分が勝ったら土下座して謝れ、と。 翌日。二匹は競争しますがぱちゅりーは素早いちぇんにどんどん引き離されていきます。 「どくそうたいせいなんだねーわかるよー」 半分ほど道を進んだところでちぇんは楽勝だと思ったのか居眠りしてしまいます。 「ぐおーすぴーふぐしゅー…い、いぎゃあああ!」 突然の激痛に目を覚ますちぇん、いつのまにか野生のれみりゃに頭からかじられていました。 「もぐもぐ…あまあまおいしいどー」 「い゛だい゛よ゛お゛お゛お゛お゛!ゆ゛っ゛ぐり゛や゛め゛でね゛え゛え゛え゛え゛!」 普段だったら素早く逃げるのですがれみゃに押さえつけられているので逃げることができません。 哀れちぇんはれみゃに食べられて死んでしまいました。 「ゼハッ!ゼハッ!も、もうすこしでさんちょうだよ…」 ぱちゅりーはゆっくりとした足取りながらも着実に進み、ついに山頂までたどり着きました。 「か、かったよ。ちぇんかった。これであんしんしてみらいにかえれるね…ぐほっ!おげええええ!」 普段運動をしていないぱちゅりーに山登りは過酷過ぎました。 山頂について安心したのか今までの疲れがどっとでてしまい、 咳き込んだ拍子に大量の餡子を吐いてしまい死んでしまいました。 めでたしめでたし。 醜いれいむの子 むかしむかし、あるところにゆっくりれいむの一家が住んでいました。 しかし両親がれいむ種にもかかわらず一匹だけ金髪のれいむが混じってました。 「そのかみのけげひんないろだね、このいんばいが!」 「りぼんのないきもちわるいれいむとなんかあそんであげないよ!」 「うわーん、にゃんでみんにゃいじめるのー」 金髪のれいむはみんなと姿が違ったため虐められていました。 ある日、偶然通りがかった旅ゆっくりぱちゅりーから自分はれいむ種ではなくありす種であることを教えてもらいます。 実は金髪のれいむ(ありす)は昔今の両親から拾われた子だったのです! ありすは本当の親を探すため旅に出ました。本来なら単行本10冊分くらいの長編なのですが短編集なので省略します。 つらい旅の末ありすはついに本当の親とめぐり逢います。本当の親はまりさ種のゆっくりでした。 「おきゃーしゃーん、あいちゃかったよー!ぐべっ!」 嬉しさのあまり母まりさに飛びつくありす。ですがあっさり吹き飛ばされてしまいます。 「ありすのこはしね!おまえなんかれいむのこじゃないぜ!」 ありがちな話ですが、ありすはまりさがレイパーありすにレイプされて生まれた子でした。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 何度も何度も母親に踏みつけられ、哀れありすは死んでしまいました。 めでたしめでたし。 ゆっくり太郎(山編) むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。 お婆さんが洗濯をしていると山の上からどんぶらこっこ、どんぶらこっことドスまりさの死骸が流れてきました。 まんじゅうじゃけえ食えるじゃろ、と思ったお婆さんはドスまりさの死骸を家に持ち帰りました。 お爺さんがドスまりさの死骸を包丁で切り開くとなかから子ゆっくりまりさが出てきました。 「ゆっ!おじいさんはかわいいまりさにたべものをよういするんだぜ!」 子供がいないお爺さん達は子まりさにゆっくり太郎という名をつけ飼うことにしました。 それからのまりさはペットとして怠惰な暮らしをしていましたが、ある日仲良しの野良れいむが死んでいるのを見かけます。 近くにいる野良ゆっくり達の話を聞くと3丁目のお兄さんに虐殺されたそうです。まりさの怒りが天を突きました。 まりさがお兄さん退治に行くというとお婆さんはピクニックかえ?と言いきび団子を持たせてくれました。さあ冒険のはじまりです! お兄さんのところへ向かっている途中。一匹の犬に出会いました。犬はまりさの持つ団子を物欲しそうな目で見つめています。 「いぬさん!だんごをたべさせてやるからおれのけらいになるんだぜ!いっしょうばしゃうまのようにはたらくんだぜ!」 犬はあっという間にまりさの団子をたいらげ、まだ足りないのかまりさの体をかじり始めました。 「いでででで!やめるんだぜ!おれはたべものじゃないんだぜ!」 その時、どこからともなく猿がやって来たかと思うと爪でまりさの目をえぐり食べてしまいました。 「う゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛ばり゛ざの゛づぶら゛な゛お゛め゛め゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 おこぼれに預かろうと空からカラスが飛んできてまりさの体をついばみます。 「や゛べでね゛!や゛べでね゛!ばり゛ざばお゛い゛じぐな゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛!」 哀れまりさは3匹に食べられ死んでしまいました。 まりさを食べて満足した3匹は家に帰ります。 「お、お帰り。今日は3匹そろってお帰りかい。」 待っていたのは虐殺お兄さん。実は3匹はお兄さんのペットだったのです。 今日も村は平和でした。 めでたしめでたし。 ゆっくり太郎(海編) むかしむかし、ある海岸近くでゆっくりにとりがほかのゆっくり達に虐められていました。 「みかけないゆっくりね。とかいはじゃなくてなんだかゆっくりできないわ」 「きもちわるいゆっくりはしぬんだぜ!」 「ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」 その時偶然ゆっくりれみゃが通りがかりました。ちぇんとぱちゅりーに出てきたれみりゃです。 「う~!た~べちゃうぞ~!」 「まりさはまずいからありすを…ぐぎゃあああ!」 「とかいはなわたしをたべようだなん…ひぎぃ!」 お腹が空いていたれみりゃはにとりを虐めていたゆっくり達を全て食べてしまいました。 自分のことを助けてもらったと勘違いしたにとりはれみりゃを竜宮城へと招待します。 「う~♪れみりゃはこ~まかんへいくど~♪」 れみりゃはにとりに乗って海へと潜ります。やがて竜宮城の前まで辿り着きました。 「もうすこしでりゅうぐうじょうだよ…ってうぎゃああああ!」 水に弱いれみりゃは溶けて死んでいました。腕だけが残ってにとりの体を掴んでいます。 「ゆっくりはなしてね!ゆっくりはなしてね!」 死体に掴まれているという恐怖からにとりはでたらめに暴れまわります。 やがて人食いザメの住む海域に紛れ込んでしまい、サメに食べられ死んでしまいました。 めでたしめでたし。 ゆっくりの恩返し むかしむかし、あるところに愛でお兄さんが住んでいました。 お兄さんが山を歩いていると罠にかかっているゆっくりみょんを見つけました。 「ちーんぽーちーんぽー…」 巨大な虎バサミに挟まれみょんは瀕死です。可愛そうに思ったお兄さんはみょんを罠から出してあげようとしました。 「ちーんぽ…みょぉぉぉぉぉ!」 みょんの体には罠が食い込み皮がズタズタに破れていましたが、皮肉にも罠に挟まれていたことにより餡子の流失が防がれていたのです。 罠が外れ体を圧迫するものがなくなったみょんは傷口から大量の餡子を噴出し死んでしまいました。 死んでしまったみょんは恩返しをすることができませんでした。 めでたしめでたし。 めいりん姫 むかしむかし、あるところにめいりん姫というたいそう綺麗なゆっくりがいました。 「…」 ん?どうしたんですかめいりんさん?浮かない顔して。 「…!」 どうせ自分も殺されるんだろうって?じゃあめいりんさんは死なずにハッピーエンドにしてあげますよ。 「~♪」 ある日めいりん姫は山で遭難している王子様を発見します。王子様は気絶していましたがとてもかっこいい人間でした。 王子に一目惚れしためいりん姫は気絶した王子様をふもとの山まで届けてあげました。 それからは王子様のことを思う日々。いてもたってもいられなくなっためいりん姫は魔女に相談しました。 「へっへっへ、おまえのこえをよこすんだぜ。そうすればかわりにどうたいをあげるんだぜ。」 めいりん姫は魔女と取引し胴体を手に入れました。これで王子様と結ばれることができる! めいりん姫はすぐに王子様のところに向かいました。 しかし運悪く途中で虐待お兄さんに捕まってしまいます。お兄さんはこう言いました。 「うわー胴体つきのゆっくりめいりんなんて珍しいな。これで一儲けできそうだ。」 お兄さんはめいりん姫を使って見世物小屋を開きました。お兄さんは檻の外からめいりん姫を虐めます。 夜にも珍しい胴体つきめいりんと虐待ショーにみんな大喜び! 虐待お兄さんは大儲けでとってもハッピーになりました。 めでたしめでたし。 おまけ 醜いれいむの子にでてきた旅ぱちゅりーとめいりん姫にでてきた魔女まりさがここにいました。 「ちょっとごつごうしゅぎすぎるわよ」 「ここはなにもなくてつまらないんだぜ」 二匹は今までの話の中で運良く不幸にならなかったゆっくり達です。しかしこれから人間に虐待されてしまいます。 「うそいわないでね、どこにもにんげんなんていないよ」 「まりさをいじめられるものならいじめてみろだぜー」 実は語り部は虐待お兄さんだったのです!お兄さんは素早く2匹を捕獲してしまいました。 「ゆべ!もうはなして!おうちかえるー!」 「ゆっくりやめてね!ゆっくりやめてね!」 「ヒャァ!虐待ダアアァ!」 過去作 ゆっくり転生(fuku3037.txt~fuku3039.txt) ゆっくりくえすと(fuku3068.txt) ともだち(修正)(fuku3103.txt) ANCO MAX(fuku3178.txt~fuku3179.txt) 利口なゆっくりと賢いゆっくり(fuku3386.txt) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/640.html
れみりゃとさくやと時々フラン 7KB 二回目の投稿です。 前作(因幡の素兎)のコメント欄のアドバイス参考にさせていただきました。ありがとうございます。 レミリアが好きです。 書いてみたら饅頭出番少ない。 自分設定(といえば、何とでもなりそうだからそうします。) 性的描写・・・あり? 『れみりゃとさくやと時々フラン』 「うー☆うー☆ れみりゃ、うー☆」 「おじょうしゃまああああああ!ずんばらじぐがわいいでずううううう!」 スリスリスリスリ・・・ 紅魔館のロビーで、片方がお茶目ぶって、片方が褒めまくり、すーりすーりしまくるといった変な構図が出来ていた。 「咲夜・・・。」 「はい。」 「何であなたのゆっくりは、私のゆっくりにいっつもああなのかしら。」 「ははは・・・。」 一瞬で完全で瀟洒な従者の顔を赤く染めあげたのは、なぜだろうか。 「しかもあのスリスリって・・・。」 「はい・・・。」 やはり自分の姿に似たものが、主人の姿に似たものに、人間で言うところの性的行為をしているのが原因だろう。 「ぎゃおー、たーべちゃうぞー!」 れみりあがそう言葉を放った瞬間、さくやの目が点になったとも言えない、不気味な目になった。 「うわああああん!さくや、たすけてー!」 そう言い放つと同時に咲夜のほうに飛んでいくれみりあ。 もちろんさくやは逃げていくれみりあを眼中から外さないようにした、が。 その先にはレミリアが・・・。 「おじょうしゃまああああああ!」 時を止めたような速さでレミリアの足元に移動したさくやは、粘液がついた頬で、レミリアの足をスリスリし始める。 「私にもこんな感じなのよね・・・。ねえ咲夜、これは貴方の意志でもあるの?」 (ウッヒョー!おじょうしゃまかわええー!!) 「咲夜・・・涎でてるわよ。」 「あっ、すいません・・・。」 レミリアは毎日あきれてばかりいたが、この二匹が来てからは退屈していなかった。 「紅茶を飲む日も、異変調査する日も、ゆっくりと過ごす日も、全部ステキね。」 どのようにしてれみりあとさくやに出会ったか、それを話しておくべきなのかもしれない。 時は遡り、非想天則事件の頃。 「バザーに行きたいけど、河原じゃねぇ・・・。非想天則、見てみたいけどね。」 「お嬢様、外に出るための日傘があるとのことです。」 「あら、新設定ね。」 「新設定です。」 「じゃあ、早速それを使って、河原に行って、河童達が作った非想天則とやらを見物しましょ。」 ザワザワザワ・・・ 「おおーこれはまた、たくさんいるねえ。」 「はい、今回のバザーは色々と面白いものがあるという噂が流れているようでして・・・。」 「ねえ、咲夜。」 「はい。」 「面白いもの、持ってきて。」 「探してまいります。」 咲夜は、そういい終わると同時に足早に人ごみの中へと消えていった。 人波に入り浮き足だつこの気持ちは、500年生きても衰えない。 普段何でもない場所が、今日決められた期間だけ賑わう、それだけで景色は煌びやかになる。 やはり今日は来て良かった。これで咲夜が面白いものを持ってきてくれたら言うことが無い。 といっても、珍しいお茶は、本当に勘弁してほしいけど。 どこからともなく変な声が聞こえる。 「餡戦!!!」 そこには噂に聞くゆっくりがいた。 外には出れない(というよりも咲夜が出してくれないんだけど)から、見たことはなかった。 幻想卿の住人を模した生きた饅頭・・・。言いながらなんだけど、意味が分からない。 出現ルートは謎だけど、あの巫女と古風の魔女が異変調査にでないなら、大したことではないのだろう。 私も、一人で探すには当てがなさ過ぎるということで、調査はしていなかった、が。 「「呼ッ」」 見ればみるほど、謎の感情が渦巻く。 「何なのかしら・・・。ふてぶてしい・・・イラつく・・・うーん。」 そう悩んでいたら、奥のゲージに銀色の髪をもった瀟洒な饅頭・・・いやいや、饅頭が瀟洒なものか。 それでも、その見覚えのある姿に、関心を示さずにいられなかった。 「あら・・・咲夜そっくりのゆっくりがいるわ・・・。」 咲夜そっくりと思ったその饅頭は、ベーコンごはんをもっもっもっ...と食べていた。 ベーコンにごはんなのね。咲夜らしいといえばらしいけど・・・。 じーっと咲夜似のゆっくりが食事をする様を見ていると、それはちらりとこちらを見た。 そしてゲージの位置がズレるくらいに飛び跳ね、『ガタッ!』と音をたてたそのゆっくりは、目を見開き輝かせて、叫んだ。 「おじょうしゃまああああああ!!!あいたかったですううぅぅぅ!!!」 自分の顔がゲージにめり込むくらい、こちらにずりよってくるゆっくりに思わず、たじろいでしまった。 「おじょうしゃまああああああああああ!!!!」 大声を出すゆっくりと、呼ばれる私を交互にみる周りの視線がつらい。 店の周りが一瞬だけ静まり、これからどう動くのか見られている。 ああ、今の私は、きっと紅い顔をしているんだろうなあと思いながら、次の言葉を叫んでいた。 「こいつを頂戴!」 「はーい、1000億ジンバブエドルになります。」 「意外と安いわね・・・。はい、これでいいわね。早く頂戴。」 ゲージをあけると同時に飛び出したゆっくりを掴み、いろいろな液体を拭く店主。 そして渡すときに言ったことと、ゆっくりに起こったことを、いまだ覚えている。 「いつもはおとなしくて、知性もあるんだけどねえ・・・。よっぽど気に入られたみたいだねえ。」 「ほああーっ!」 手に持った瞬間、「プチュ」っと出た薄黄色でゼリー状の液体が私の腕をぬらした。 「うへえ・・・。」 一瞬硬直したあと、真っ赤に蒸気したゆっくりの気持ちよさそうな顔から目を離せないまま、その場を去った。 その後、どこに行っても腕についた液体が見られているように感じられ、逃げるように河原へ向かった。 拭いたゆっくりを膝に乗せ、少し休む。 怪力と知られる吸血鬼だが、このもっちりタプタプとした饅頭(後に中身がプリンだと分かったけど、饅頭なのだろうか)を持つのは重さとは違う抵抗が働いている。 パチェが言っていた気質とか言うやつだろうか・・・。きっと違う。 「どっと疲れが出たわ・・・昼間に外に出たから眠いっていうのに、こんなことになるなんて・・・。」 川のせせらぎを音で感じ、風が木々の梢を揺らし、遠いざわめき。 良い天気は私にとって悪い天気なんだけれども、このゆっくりの顔をみてると、そうはいえなかった。 まるで咲夜が寝ているようね。咲夜もこんな顔をして寝ているのかしら。 そんなことを考えていると「お嬢様、面白いものを持ってきました。」という声が聞こえ振り返るとそこには・・・。 「うー☆うー☆」 「あら、お嬢様、それ・・・。」 はあ、と今日の疲れの分だけ溜息を出す。 「ええ、とってもおもしろいものをありがとう、咲夜。」 かくして饅頭と私達は、運命的に出会ったのだった。 この運命は、私にも想像つかなかったんだけど。 「咲夜~3時のおやつまだあ~?」 「「うわあああああああああああ!」」 フランの姿は無くとも、声が聞こえると共に叫ぶれみりあとさくや。 「しゃくやあああああ!」 「おじょうさま!うしろにかくれて!」 サッとれみりあの前に出て、キリッとした顔でフランが現れるであろう方向を凝視するさくや。 さくやの目には不安と動揺、そして恐れが見える。 毎日、この時間に、同じように彼女は現れるのにもかかわらず、同じ反応をする饅頭たち。 レミリアは何か退屈しのぎを思いついたようだった。 「ねえ、咲夜、今度フランと同じゆっくりを探してきてよ。」 「はあ、いいんでしょうか?」 「どうして?にぎやかなのにこしたことはないでしょ。」 「だって・・・。」 トコトコトコ 「ロビーでおやつは食べれないでしょ~?」 「「うわあああああああ!フランだあああああああ!」」 「これですもの・・・。」 決意したさくやが再度おびえてるのを見て、呆れてる彼女に言う。 「ねえ、咲夜。」 「はい。」 「良い僕が、私にはついていてくれてるわね。」 あとがき ゆっくりの使い方が下手でした。 問題なのは自分が書きたいものを書く。それが果たせたから満足。 前作(作?):因幡の素兎は、あの後に兎を騙す神様をれいむ、付き添いをその他ゆっくり。 助けてくれる神様をゆうかにゃんかてんどんあたりにでもしようかと考えていた。 (ワニザメを水上まりさにしようと思ったけど、皮剥がせるのかが問題だった・・・。) 神話関係は使用すると、その話し通りになってしまうのが問題。 といっても、そこは自分の技術不足なのだが。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 平和 イイね! -- 2016-10-06 16 48 41 続きみたいです~! -- 2015-09-09 18 38 28 凄く可愛くて平和なゆっくるレミ咲でした(*´∀`*)もっと続きが見たい!続編こっそり期待しときます -- 2012-04-26 00 26 20 れみさくは王道! -- 2011-08-24 08 12 57 「れみさく」は最高ダネ! -- 2010-06-16 10 32 25
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1736.html
虐待ありません。 泣きめぇ丸の後の話です。 次からはちゃんといじめます。 「捨てられみりゃ」byガッツあき 小腹がすいたので近くのコンビニに出かけることにした。 夜中に間食。 体重的にあまりよろしくないがストレスで禿げるよりはいくらかマシだろう。 そう割り切って外に出た。 コンビニまでは小さな公園を通る。 昼間はよくゆっくりどもがたむろしていてウザイことこの上ないが 夜間はあいつらも眠っているのか静かだ。とてもいい。 このへんには捕食種もいないしな。 つーか街中のほうが捕食種生き残れるんじゃねーか? まぁ一応希少種だから見つけられ次第捕獲されるのか…。 いや、そもそも野生のれみりゃとふらんは日光苦手だっけか。 そんなどうでもいい事を考えながら歩いていたら、珍しい光景が目に入った。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 「うー!うー!」 「ゆっくりしね!」 「ぎゃーおー!」 胴なしふらんが三体。 胴有りのれみりゃが一体。 しかもあのれみりゃ、ふらんを庇ってるのか? ふらん二体がれみりゃとよく見たら帽子のないふらんを襲っていた。 襲われたふらんは完全に萎縮してしまっているようでれみりゃの背に隠れて震えている。 れみりゃは気丈にも木の枝を振り回して天敵のふらんに応戦していた。 だが涙目だ。もう長くないだろう。 しばらく観察して居たかったが空腹は限界。 しかも気分はカップラーメン。 コンビニでお湯を入れてもらってあいつらに「そおい!」してもいいが それまではきっとれみりゃが持たないだろう。 さて、販売分のふらんが不慮の事故で減ってしまったから補充してもいいだろう。 ふらんをかばうれみりゃっつーのも面白い。 捕食種が欲しかったところだ。捕まえて飼うのもいいだろう。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 「う゛ーっ!ふらんはれみぃがまもるんだどぉー!」 「うー…」 「しね!ゆっくりしね!」 あ。一匹が焦れてふらんの方に行きやがった! 「ちょっと待てーい!ゆくと殴打拳!!」 慌ててふらんの方へ駆けてパンチを二発食らわせてやった。 必殺技っぽいのは掛け声だけで実際は只のパンチだ。 ただし食らわせた箇所は羽の付け根辺りだ。 このあたりはゆっくりの神経らしきものやツボらしきものが多数存在するらしく 初心者でも「ゆくとの拳」のゆっくり神拳継承者気分に浸れるのだ! ちなみにいくつかのツボは把握しているのでめーりんに「あべし!」と言わせることも可能だ。 めーりん好きだからやらないけどね! 激辛餡が飛び散って自分に被害が大きいしね。 ふらん二体は地に落ち、れみりゃたちは呆然とこちらを見上げていた。 「あー…大丈夫かよ?」 「う゛ぁー!!ごわがっだんだどお!」 「うー!うー!」 涙目の二匹をよそに倒れた二体のバッジを確認する。 ふらんやれみりゃは町には滅多に現れない。 だとしたら飼いである可能性が高い。 運動もかねてゆっくりだけで散歩に行かせる可能性だってある。 「あーあ。やっぱりか」 二体のふらんにはゴールドバッジがあった。 傷ついたれみりゃ達には無い。 「うー…?」 「う゛あ゛ー!このふらんはばっじつきなんだどぉ!ごろざれじゃうどぉー!」 「う゛ー!」 うあー!と泣きだす二匹。 バッジシステムを知っていると言うことはこのれみりゃたちは野生ではない。 野良のれみりゃなど聞いたこともないし、と言うことはこいつらは飼いゆっくりだったのだろう。 「う゛ーっ!れみぃたちはもとかいゆっぐりなんだどぉ! でもごーるどばっじのこうしんしけんにおちてすてられたんだどぉ!」 「あらら…んで?」 「ぞんなばがなゆっぐりはいらないっで!ふらんをがってぎだんだどぉ!」 「あぁ、始末されてたわけね。納得。そっちのふらんは?」 「れみぃのいもうどなんだどー!ぺっとしょっぷからいっしょだったんだどぉ!」 「へー」 しかし希少種好きなのか?その飼い主。 つーか金持ちだな…。 「うん。わかった。でもバッジゆっくりに手を出した(のは自分だが)んだから殺されちゃうね」 「いやだどー!ぜっがぐだすがっだのにぃぃ!!」 「うー!」 「まぁまぁ。悪いようにはしないさ。俺の言うことさえ聞けばな」 れみりゃはかなり賢いゆっくりだった。 ショップで買えばかなりの高値がつくだろう。 こんなゆっくりを捨てるなんて、やはり金持ちの気持ちはわからん。 ポケットから常に持ち歩いてる胴バッジをれみりゃとふらんに取り付けてやる。 「う?」 「ブロンズバッジだ。最低ランクのバッジだけど、これでお前らは俺の飼いゆっくりだ」 「うー?」 「わからないか?金バッジが銅だろうと他人の飼いゆっくりに手を出したら…」 「!お仕置きなんだどー!」 「だから無かったことにするだろうな」 にやっとれみりゃに笑いかけてやる。 納得がいったようでれみりゃの表情もぱぁぁっと明るくなった。 うんうん、れみりゃに似合うのはこういう馬鹿面なんだよ。 特に泣き顔の後の笑顔はいいよね。 また泣かせたくなるって言うか。 「んじゃここで待ってろ。俺は腹が減って死にそうだ。すぐ戻ってくるから待ってろ」 「うー怖いけどがまんするどぉー」 また一点半泣きになるれみりゃ。 「や、待ってることも無いか」 普段から持ち歩いているエコバックを広げ、伸びているふらんをぶち込んだ。 「じゃ、ついて来い」 そう言った途端、れみりゃの顔がまた明るくなった。 あーもうなんだこいつ。食っちゃいたいくらいかわいい! 今は肉まんの気分じゃないけど。 「うっうー!ふらんーおねぇさまといっしょにおさんぽだどー!」 「うー!」 「あー夜も更けてっから静かにしろよ」 仕方ない、ついでにプリンも買ってやるか。 「ただいまー」 「おじゃましますだどー!(小声)」 「うー!(小声)」 「れみりゃ、靴脱げ。ここはこーまかんじゃなくて俺の家だ」 「わかってるどー」 もたもたと靴をぬぐれみりゃの周りをぱたぱたととぶふらん。 間違いなくこいつらはペット用に改良された高級ゆっくりだ。 性格は素直。知識や一般常識も幼児程度はそなわっている。 えさを与えれば与えるだけでかくなる普通のゆっくりとは違い、成長はある程度でとまる。 れいむ種でも22万もしたんだからこいつらは…。 うーん、そういう虐待プレイの一貫だったらどうしような。 まぁいいか。そんときゃそんときで。 「んじゃおまえら、この部屋にいろよ」 玄関から一番近い部屋に二匹を招き入れる。 「ご主人帰宅帰宅。夜中の間食は太りますよ?」 「じゃおーん」 「うるせ。あと新入りだ。仲良くしろよ」 適当にれみりゃとふらんを置いて、こいつら用の夜食も置いてやる。 れみりゃとふらんにぷりん。きめぇ丸にどらやき。めーりんには暴君ハバネロ。 「じゃおーん!」 「…ジョロキアは?と言ってます」 「売り切れだったんだよ」 「じゃおーん…」 しょんぼりしためーりんをひと撫でして扉を閉めた。 隣の仕事部屋へ移る。 未だにのびているふらんを取り出し、バッジを機械で読み取る。 機械の端末に飼い主の情報が映し出された。 目出 愛子…電話番号はっと、あったあった。 「あ、夜分遅くにすみません、私ゆっくりんぴーすの者でして、ええ。 お宅のふらんちゃんが公園で倒れていまして…はい、傷などは見当たりませんが…はい。 もし何かありましたらこちらのほうで手当てをしてもかまいませんでしょうか? えぇ、私ゆっくりブリーダーをしておりますので、はい。わかりました。 では明日一番にこちらに向かわれるとのことで…はい、お待ちしております。 こちらの住所はーーー」 任務完了。 どうやら飼い主さんに許可無く息子さんが外に逃がしたそうだ。 れみりゃたちの話は明日聞き出せたらで良いだろう。 藪をつついて蛇を出すのはごめんだ。 ふたん達は大きめの水槽に移しゆっくりフードも入れておく。 念のために体にオレンジジュースを刷毛で塗って後は放置だ。 あぁ、小麦粉もはたいて…と、これでよし。 あとは明日になるのをまとう。 さて、あとは湯を沸かして飯食って風呂入って寝よう。 …ラーメンはいまいちだった…。 風呂は大変だった。 主にれみりゃが。 「ご主人ご主人」 「どした?きめぇ丸」 「れみりゃたちの寝床はどうします?」 「あー…とりあえず俺といっしょに寝るか」 「では呼んできますね」 ぱたぱたと飛んでいくきめぇ丸。 あいつも傷ついて死に掛けていたところを保護したんだが、今ではすっかり元気になり こうしていっしょに生活している。 ペットというよりは仕事の助手のような扱いだ。 俺の仕事はゆっくりのブリーダーと調教だ。 ゲスに落ちたゆっくりを調教する、最近流行気味の仕事だ。 ゲスは人間に恐怖を抱かない。 それで役立つのがきめぇ丸達捕食種だ。 中でもきめぇ丸種は知能が高くこちらの意図通りに動いてくれ重宝する。 思えばいい拾い物だったなぁ、こいつも。 「ご主人、連れてきましたよ」 「うー…ふらんもおねぇさまといっしょがいい…」 「うぅー…れみぃからもおねがいしますー…」 「あーはいはい。かまわねえよ。じゃ、おやすみーきめぇ丸」 「はい。おやすみなさい」 「じゃおーん!」 「めーりんもお休み」 ドアから体半分だけ出してめーりんがニコニコしていた。 あいつも最近拾ったゆっくりだ。 他のゆっくりからいじめられていたところを保護。 ウチはこんなゆっくりばかりだな。 ベッドに横になる。 ついでにれみりゃも横に寝せ、ふらんは枕元に。 「んじゃおやすみ」 「うー!おやすみ!おねえさま!」 「ふ、ふらん!ふらんのおねーさまはれみぃなんだど!」 「おやすみ!おおきいおねえさま!」 「ぎゃーおー!れみぃにもごあいさつするんだどー!」 「面倒臭いなおまえ」 「ぞんだごどないんだどぉー!!」 「寝ろ」 「おねーさまうるさい!」 「どぼじでぞんなごというのー!?」 「ははは、悪い悪い。けどいじめたくなるんだよねー」 「うあー!れみぃはやさしくされたいんだどぉ!」 「はいはい、そんじゃおやすみ、れみりゃ」 れみりゃの頭を撫でてやる。 「うー…お休みなさい、だどぉ………おねーさん」 「おやすみ、おねーさま。おおきいおねーさま!」 「はいはい、おやすみ」 続く。 れみりゃ絵を描いたらか「次はふらんにいじめられるれみりゃを」と言われて 変な電波を受信してしまった。 れみりゃかわいいよれみりゃ。 風呂が大変だったのはれみりゃがおにーさんだと思い込んでいたためパニックを起こしたからです。 お風呂シーンは諸事情でカットしました(笑) 次はおねーさんのお仕事調教編を予定しています。 泣きめぇ丸も頑張るよ!コメントしてくれた人ありがとね!あまあまよりうれしいよ!
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2309.html
~都会のゆっくりとその顛末~「街れみりゃ親子」 12KB 観察 不運 自業自得 日常模様 駆除 子ゆ 捕食種 都会 現代 独自設定 最近れみりゃモノを見かけないように感じます ~都会のゆっくりとその顛末~「街れみりゃ親子」 羽付きあき ・れみりゃが登場します ・設定がはっきりしない部分は通常のゆっくりと設定を重ねてありますご注意を ・独自設定注意 X月X日 PM 7:22 通りにて 夏も終わりに向かい、朝や夕方には夏が終わったと否応にも感じさせる涼しいとも冷たいともとれる風が吹く季節。 私はシャッターの多く締まった通りを歩いていた。 夕方ともなれば、当然だろう。 元々そんなにひと通りの多い所とは言えないこの場所は、ゆっくりにとっては結構住みやすい場所だったりする。 近くには大きな池のある公園があるし、雨風をしのげる場所も「おうち」を作る材料も事足りるこの場所は、夕方近くにもなれば多くのゆっくりが蠢きだすのだ。 本来ゆっくりとは日が高く上った頃に活動を開始し、日没とともに「おうち」に戻る習性を持つ。 だが、街ゆっくりでは場所によってそのサイクルが大きく違うのだ。厳密にいえば「街ゆっくり」と言うゆっくりの亜種が、僅かな環境によって様々な亜種に枝分かれしていると言ってもいいだろう。 この場所もそう言った街ゆっくりのいる場所である。 例えば、夜はれみりゃやふらん等が飛来し、「おうち」に日没までに戻りきれなかったゆっくりを捕まえるのが普通だが、街という環境がそれを変えてしまった。 そう、ここは(ゆっくりにとっては)大きく入り組んだ一種の迷路なのである。 例えばある一体のゆっくりを追っていくと、そこには大量のゆっくりが待ち構えていたり、路地に迷ったまま右往左往した揚句に地域ゆっくりに取り押さえられると言った事もある。 それならばその飛行能力を使って街ではなく近くの林等でゆっくりを捕まえた方が早いし、「おうち」に運んで僅かな食糧を与えて餡子を増やして長く吸った方が得なのである。 ゆっくりも街に居る様に、れみりゃもまた街にいる。 いわゆる「街れみりゃ」と言う物が存在する。 「街れみりゃ」の多くは捨てゆっくりである。 さくや種やふらん種と抱き合わせでついてきたれみりゃがあまりにも手に余るので捨てられると言った事が多いのだ。 確かにれみりゃ種、それに胴付きにもなると、胴付きゆっくりとは思えないほど手間がかかると言われている。 本来はそれを抑える為にさくや種等とセットでいる事が多かったのだが、現在では全くハケないれみりゃ種をいわば厄介払いの様にくっつけて押し付けているだけと言う事が非常に多い。 もちろん金バッジのれみりゃもいるし、中にはプラチナバッジのれみりゃも多いが、上と下で落差が激しいのがれみりゃ種の特徴である。 地域ゆっくりの中にも胴付きれみりゃが確認されている。往々にして地域れみりゃ達は、飼いゆっくりの警護や通常のゆっくりに出来ないような細かい作業などを担当している。 そこには捕食種として恐れられると言った事も無く、また捕食種だからと言って通常種をそう言った目で見る事も無いと言う一風変わった光景を私も目にした事がある。 さて、街灯がぽつぽつとともりだしたその下に、何やらもそもそと動く二つの影があった。 私が遠くから眺めていると、それがれみりゃである事がわかった。 街れみりゃ・・・それは一体如何様なものなのか?私の興味は尽きない・・・ PM 7:43 街れみりゃ親子 「う~☆まんま~、れみりゃ、くっきーをみつけたんだど~!」 ・・・通常より二回りほど小さい胴付きれみりゃがドタドタとした足取りで親れみりゃであろうれみりゃに向かっている。 クッキーと言っても殆どカスと言っても差し支えのない欠片で、子れみりゃですら片手で持てるほどの量だ。 それを大事そうに両手で持って、笑顔で走り回る様子を見て、大体の事情を察知する事が出来た。 「おちびちゃんすごいど!・・・ままはぷっでぃ~んをみつけたんだど~!」 親れみりゃは腐りかけていた容器四分の一程残っていたプリンを両手で抱えながら、子れみりゃに見せていた。 「う~!まんま~、すごいんだど!かりすまあふるでなーなんだど!」 恐らくまともな食糧にありつけたのは久しぶりなのだろう。ドタドタとした動きで小踊りを踊って喜んでいる様に見える。 「これだけあつまったらでなーにもこまらないんだど!ままはくっきーをたべるからおちびちゃんはぷっでぃ~んをたべるんだど!」 「わかったど~☆」 その場にぺたりと座りこんで口に食べかすを大量に付けながらもプリンを啜り、クッキーを貪るれみりゃ親子。 風貌はボロボロその物で、薄汚く所々茶色いシミの付いた帽子や生ごみの様な異臭が結構離れた場所からでも微かに匂うぐらいにくさい。 食料の量は元々すくなかったからだろうか?すぐに食べ終えるとれみりゃが立ち上がり子れみりゃに向けてこう言った。 「じゃあ、こーまかんにかえるんだど!」 「わかったど~!」 ・・・そして路地裏へとモタモタとした足取りで歩いて行くれみりゃ親子。 私は違和感を感じた。れみりゃ種とは思えない程の行動の違和感さに 通常れみりゃは飛んで移動する。胴付きれみりゃとてその例外ではない。小回りが利く様に目標近くに降り立って歩いて移動するのだ。 だがこのれみりゃ達は常に歩いていた。それにゆっくりを捕まえるわけでなく、街ゆっくりと同じように餌場を徘徊して「狩り」をしていた。 そして最後は「しょくごのだんす」を踊らなかった事にある。 れみりゃ種は空を飛ぶため、食後は出来るだけ体を動かし、うんうんを早く排出して身を軽くしておく必要があるのだ。 その為に「おどり」である。しかしそれもしなかった。 以上の事から考えられる事は一つ。街れみりゃは飛べないのでなく飛ばないのである。 れみりゃがゆっくりを捕食するのは、常にエネルギーのあるゆっくりの餡子を取らなければならないほど飛行にエネルギーを使うからである。 しかし街では空を飛んでも大したメリットがなく、消耗も激しい、なので街ゆっくりの様なスタイルに落ち付いてしまうのであろう。 路地裏を覗けばそこには雑多なガラクタが置かれているその中に、ボロボロのダンボール箱に古タオルをしいただけの「こーまかん」(おうち)とも呼べぬ粗末な代物があった。 そこには寄り添うように眠っているれみりゃ親子の姿を見て取れることが出来た。 涼しさを感じさせる秋の風が街に吹いているのを感じる。 私はバッグの中から、砂糖菓子を片手一杯に掴むと、れみりゃ親子のダンボール箱の前に置く。 ・・・懸命に生きるれみりゃ親子に敬意を評して。 そして振り返ると、その場を後にした。 れみりゃ親子を再び私が見つけるたのは、その二日後である。 二日後 PM13:26 破壊の跡に あれから二日が経った。今日、私がれみりゃ親子の「こーまかん」とやらを見に行った時、既にれみりゃ親子の姿は無かった。 ダンボール箱ごと消えていたのだ。 一体どこへ行ったのだろうか・・・そう考えつつも近くの公園を通りかかると、以外にもそこで見つける事が出来た。 「・・・!!」 私はれみりゃ親子を見て絶句した。厳密にいえばその周りにいる数人の人間たちと、その状況にだ。 ダンボール箱がグシャグシャに踏みにじられていた。 そしてその中央には、たがいに身を寄せ合ってカタカタと震えるれみりゃ親子の姿。 「ご、ごわいど・・・ざぐやぁぁ・・・」 「だいじょうぶだど・・・!おちびちゃんはれみりゃがまもるんだど・・・!」 「しゃがみガード」を取る子れみりゃを守る様にれみりゃが両手を大きく上げて威嚇を取る。 「が~お~!た~べ~ちゃ~う~ぞ~!」 そんな言葉とは裏腹に、足がカタカタと震えていた。肉汁の汗が下膨れの顔全体にダラダラと流れている。 一人の男がその言葉を聞いた途端に拳を握りしめて震え始めた。 あれは笑っているのではない。怒っているのだ。少なくとも私にはそう見える。 私がそう考えた刹那、男がれみりゃを蹴りあげた。 ドコッっと言う音が結構離れたここからでも聞こえたのだ。 「っぶげぇ!」 れみりゃが吹っ飛んだ。 地面にぐしゃりと落ちた後は、小麦粉の体の中心部・・・つまり腹を押さえてバタバタと手足をもんどりうたせ、体を「く」の字にまげてもがき苦しんでいた。 「っげぇ”ぇ”え”え”!う”げ”っ”!あぐっ・・・!いだいどぉぉ・・・!」 男がれみりゃの右足を片手で握った。そのまま勢いよく降りあげると地面に叩きつける。 「ゴッ」とも「ゴツッ」とも聞こえる音が聞こえた。 もう一度持ち上げられた時には、砂糖細工の歯が衝撃でヘシ折れ、口腔に突き刺さったのかジューシーな肉汁と餡がダラダラと口の端から流れ出ている。 「・・・!!!・・・!!・・・!」 口をパクパクとさせながら、肉汁の涙と涎をまき散らし、手足をバタつかせていたれみりゃであったが、男はその手を決して緩めない。 今度は手を離して舌に叩き付けた。 再び「ゴッ!」と言う音が響く。その直後に、れみりゃが叫び声を上げた。 「あぎゃあ”あ”あ”あ”!!でびりゃの!でびりゃのぶりぢーなおででがっ!いだいどおおおおおお!ぐっ!ぎぃぃいいいいいいい!!」 小麦粉の右手から地面に落ちたのだろう。小麦粉の皮一枚で右手がぶら下がっている状態になってしまっている。 手足をばたつかせてのた打ち回るれみりゃに男の足がのしかかった。・・・厳密に言えば「踏み蹴られた」のだ。 「ぐぇ”え”え”っ!!げぼっ!ごぼっ!いだいどお”お”お”お”!!あ”ぐぁ”あ”あ”あ”!!でびりゃのぶりぢーなあんよがあああ!」 一撃目は小麦粉の体の中心部に入った。ゴボリとジューシーな餡が口から勢いよく吐き出され、もがき苦しんだその直後にもう一撃。 今度はれみりゃの小麦粉の両足を完全に押しつぶしたのだ。歪な方向に足が曲がってしまっている。 「・・・何が"ぶりぢー"だ!」 男が初めて口を開いた。何度も何度も何かを叫びながら、れみりゃの下膨れの顔を踏みつける。 「よくも!俺の!ゆっくりを!この!この!」 「あぐぇぇっ!じ、じらないどっぐげっ!でびりゃはゆっぐりはぁぶぅっ!!でびゃっ!」 どうやらあの男の飼いゆっくりがれみりゃか何かに襲われてゆっくりできなくなったようだ。 その正体をれみりゃ親子と勘違いしているのだろうか? ・・・違うと私は確信できる。あのれみりゃ親子にそんな事が出来るはずがない。 違うと飛び出して止めればよかった。だが私はそれが出来なかった。確かな裏付けがないと言うのもあるが、もっと別な所に理由があるのだろう。 男が足の動きを止めた頃には、うつ伏せになってピクピクと僅かに手足を動かすだけとなったれみりゃの姿があった。 今度は別の男が「しゃがみガード」をしている子れみりゃの砂糖細工の髪の毛を引っ掴んで持ち上げる。 「ごわいどおおおお!ざぐやあああああ!ばなじでぼじいんだどおおおおおお!いだいっ!いだいどおおおおお!」 クネクネと手足を動かすが一向に効果はない。男は先ほどれみりゃを踏みつけていた方の男の方を向くと、話し始める。 「こいつはどうするんだ?」 「・・・子ゆっくりだってやられたんだ!この糞れみりゃもやらないと気がすまねぇ!」 「じゃあ、どうする?ゆ叩き棒ならあるぞ」 「とりあえずそいつを離せ」 手から子れみりゃが離れた。腰が砕け、涙目になってカタカタと震える子れみりゃが、腰砕けになってバタバタと背をむいて親れみりゃの方へと向かった。 「まんまぁ~!にげるんだど・・・!う~・・・!う~っ!」 ピクピクと震えるだけの親れみりゃを引っ張りながら逃げようとする子れみりゃ、当然スピードはかなり遅い。 男たちがゆ叩き棒を振るい始める。 子れみりゃの真上に振り下ろされたゆ叩き棒がめり込んだ。 子れみりゃがもんどりうってうつ伏せに倒れると、頭を押さえて手足をバタバタと投げ出しながらもがき苦しみ始める。 「あ”ぎぇ”え”え”え”っ!!いだいどおおおお!!」 それからは、あまりにも単純過ぎた。 男たちがゆ叩き棒で子れみりゃの小麦粉の体といわず小麦粉の頭と言わずに滅多撃ちにし始めたのだ。 「でびりゃのおででがっぐぇぉっ!?あぐううう!!かはっ!うげっ!うげえええええ!!あびっ!ま”ん”ま”あ”あ”あ”あ”!!だずげでえええおぼっ!!」 小麦粉の手足が明後日の方向に向いた、下膨れの顔が中の餡が不規則に移動して腫れあがり始める。 ゆ叩き棒で打ちすえられるたびに餡がビチャリと飛び散った。 やがてがっくりと項垂れると、僅かに体をよじるだけで全く動かなくなってしまった。 ・・・男たちは不満足な様子で引き上げていったようだ。 通常種ならとっくに潰れ饅頭になってしまっているだろう。 しかしれみりゃには回復力が極端に高いと言う特性がある。 子れみりゃがボコボコに腫らした下膨れの顔を上げながら、ずりずりとナメクジが這うようにれみりゃの所へ這って行った。 「まんまぁ~・・・!まんまぁ~・・・!」 「あぐっ・・・!でびりゃ・・・は・・・だいじょう・・・ぶ・・・だ・・・ど・・・がはっ!げぼっ!」 ボロボロになったれみりゃ親子が互いに心配しあいながら公園の端へと移動を始めた。 速度はかなり遅い 「どにが・・・ぐ・・・ごーまが・・・ん・・・をざがざない・・・ど・・・!も・・・う・・・あぎ・・・なんだ・・・ど・・・!」 「まんまぁぁ・・・!むりしちゃだべだどぉぉ・・・!」 「でびりゃ・・・はべいぎ・・・だど・・・!うぐっ・・・!」 そのまま草むらの陰へと消えていくれみりゃ親子を見届けると、私は公園を去った。 いかに回復力が高かろうとも、"おうち"を失い、食料すらままならぬ状況ではどうしようも無いだろう。 れみりゃ親子の張った後には、ナメクジの様にジューシーな肉汁が線の様につついていた・・・ 二日後 AM 9 34 ある道端 あれから再び、二日が経った。 公園周辺を歩いている私の目に映ったのは、道端でボロタオルを握りしめたままうつ伏せに突っ伏して動かなくなっているれみりゃ種らしきゆっくりである。 ボロボロの風貌で、帽子すらなかった。 地域ゆっくりに追われたのか、背中や頭に木の枝が刺さっている。 このれみりゃはいつかみたれみりゃ親子の親れみりゃなのだろうか? 子れみりゃらしき姿は見えない。 逃げおおせたのか、はぐれたのか・・・それとも先に動かぬ饅頭となったのかは定かではない。 ボロタオルが風でめくれると、そこにはもう一つのれみりゃ種の帽子があった。 ボロタオルに隠れた手で、しっかりと握りしめていたのだ。 ・・・遥か遠く、ベンチの向こうでは、街れみりゃらしきゆっくりが前に空き缶を置いて、くねくねと動いていた。 「れみ☆りゃ☆う~☆」 街れみりゃの数は、そんなには多くは無い。 しかし、山野にも行けず、街でしか生きる事の出来ないれみりゃと言うのは本当に環境に適応したと言えるのだろうか? 疑問に尽きない。 私の遥か遠くで、地域ゆっくり達の怒号が聞こえた。 微かに漏れる様に聞こえたのは、街れみりゃの悲鳴だったのかもしれない。