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※使い古されたテンプレを用いています。 「ゆっくりしていってね!」 家に帰ると下膨れの生首がいた。黒い帽子をかぶり、金色の髪をした全長が三十センチほどのそれは跳ねながら私の方 へと寄ってきた。生首が跳ねながら寄ってくるのは出来の悪いホラー映画のようで、滑稽でもあり恐ろしくもあった。 「おにいさんはゆっくりできるひと?まりさはおなかがすいたよ。ゆっくりごはんをよういしてね!」 生首が何かを言っていたが、私はドアを閉めてその場を立ち去った。 「そりゃゆっくりだな。間違いない。」 友人は私が持参した安い酒を注ぎながら自信ありげに言った。あの後私は謎の生命体がいる部屋に入る気になれず に友人宅を訪れた。 「知っているのかい。」 「今の時代にまだ知らない奴がいる方が驚きだ。新聞でもゆっくりの被害について散々取り上げている。ほら。」 渡された新聞には確かに生首らしき生き物の写真が載っていた。悪夢は現実だということに戸惑う私をあざ笑うかのよう に彼は続けた。 「ゆっくりというのはなぜか生きている饅頭だ。見た目は人の生首だが中身は餡子が詰まっていて、 人間の言葉を話す。時々食料や住処を求めて人里に出没するそうだ。新聞も読んでいないようだし、 お前もゆっくり対策をしていないんだろう。」 「どうすればいいと思う。」 「普通の人なら踏み潰して黙らせてからゴミに出すな。」 あっけらかんと友人は言った。確かにセイブツではなくナマモノであるならばそれは正しい判断だろう。説明が本当である ならば外から入ってきたそれらは落ちた饅頭に等しい。食べようと思えば食べれるだろうが、無理して食べるほどのものでも ない。でもあれを踏み潰すとなると気が引ける。口をふさいでもゴミ捨て場で暴れられては困る。殺すのは別にかまわない が衛生的で安全なゴミへの出し方はないだろうか。 私の考えがゆっくりの殺害方法へシフトしていったとき、再び友人が喋り出した。 「そういえばゆっくり処理機でもう使わないのがあったな。お前にやるよ。」 友人は手にしたお猪口に酒を注いだ。口元が邪悪に歪んでいる。おそらく、笑っているのだろう。正直、彼の こんな表情を見たのは初めてだった。 「………サンキュ。持つべきものは友達だな。」 友人からゆっくり処理機を受け取った後、家路をたどりながら思った。あれはお猪口ではなく口を針金で固定された ゆっくりだったと。今頃あれはアルコールで混濁した意識の中彼に何をされているのだろうか。 家の戸を開ける。 「ここはまりさのおうちだよ!しらないおにいさんはゆっくりでていってね!」 やはり夢ではなかった。部屋の中には生首の饅頭がいた。最初は不気味に思えた生首も今となっては処分に手間の かかるゴミとしか思えない。 「ここでゆっくりするならたべるものをもってきてね!まりさはかんだいだけどゆっくりしてたらおこるよ!」 無視して部屋の中を調べる。本棚から本がこぼれていたりゴミ箱が倒されたりしていたので、片づけておく。 「おそうじしてくれているんだね。でもはやくたべるものをもってきてね!そうしたらまりさのめしつかいにしてあげるよ! こうえいにおもってね!」 元々物が少ないせいかゆっくりの被害はあまりなかった。ゆっくりの届くところには缶詰しかなかったため、食料も 無事だった。窓から逃がしてもよかったが、他の人に迷惑をかけたらいい気分はしないのでここで処分することにする。 友人からもらったゆっくり処理機は透明な箱だった。ただし、上の面だけは鉄でできており、ハンドルの付いたネジが 飛び出している。使い方は一目見て理解した。 ゆっくりを捕まえて箱の中に入れる。 「ゆ?せまいよ!ここじゃゆっくりできないよ!はやくだしてね!」 ゆっくりがわめく。五月蠅い。私はハンドルを回していく。天板がゆっくりと降りてくる。 「はやくだしてっていってるでしょ?わかんないの?ばかなの?」 まだ自分の立場が分かっていない。はやる気持ちを抑えながらゆっくりとハンドルを回す。 「ゆっ?おかしいよ?てんじょうがおちてくるよ!ゆっくりさせてね!ここからだしてね!」 やっと気づいたようだ。大丈夫、すぐに殺したりはしないよ。そこで好きなだけゆっくりさせてあげるよ。死ぬまで。 心臓の鼓動が高ぶり、熱い血が体中を巡っていることが分かる。 「ゆぐーっ!ゆぐーっ!」 体を膨らませて必死で抵抗している。どれだけ膨らんでも押し返せるわけないのに。ああ、なんて可愛いんだ。 「うううぅぅぐるじいいいいぃぃだずげでぇぇ」 だんだんとゆっくりの形が歪んでいく。箱を倒して表情を見る。ゆっくりは涙を流しながら助けを求めるような眼をしていた。 ところどころ皮が裂けて、中身の餡子が見えている。そんな眼で見るなよ。もっと苦しめたくなっちゃうだろ。 「いばならゆぐじであげるよ………ゆっぐじだずげでね………」 この状況で助かると思っているんだ。あっけなくちゃつまらないからね。ゆっくり、ゆっくりといじめてあげるよ。 私はゆっくりを放置して戸棚へ向かうと、マッチを手に戻ってきた。 「ぐひゅー………ぐひゅー………」 もはや息も絶え絶えといったところだ。私は火をつけたマッチをゆっくりを潰している鉄板の上に落した。 「ぐぎいいいぃぃぃぃぃぃ」 ゆっくりの絶叫が響く。まだまだ元気いっぱいだね。ゆっくりしていってね。 「ぐぐぐ………げぶっ………ごぼっ…どぼじで…ごんな………」 餡子を吐き尽してゆっくりは動かなくなった。そろそろ夜が明けようとしていた。当初の目的を忘れ一晩中ゆっくりの相手 をしていたようだ。 「どうしてこんなことするかって?」 私はゴミになったゆっくりに向かって言った。 「予想以上に君が可愛らしすぎたんだ。」 朝の陽射しの中、私は友人の笑みの意味が分かった気がした。 終 後書き 「万能お兄さん」の人に憧れて書いてみた。 SS書くのって難しいと痛感した。 お目汚し失礼いたしました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/199.html
ゆっくりにけんけんぱをさせたい 三歩目で 「どっちにいけばいいのぉおおぉぉっ!!」 って泣いてるのをにやにや眺めたい で、上目遣いにこっちを見つめてくるゆっくりに 「好きなほうにいきな」 って言ってみたい で、隣でゆっくりしてる友人に、どっちに跳ねるかで賭けをしたい もちろんゆっくりを一時間もふもふする権利を賭ける グッド!! 可愛がってると言うより、いぢめてる感じが強いのはきっとSだから 名前 コメント
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私は賭にでた。 火鉢から発せられる一酸化炭素が部屋に充満する前に 幼なじみの可愛い子が部屋に入ってきて 「あんたのためじゃないんだからね!」と言って チョコを手渡してくれることに生死を賭けたのだ。 例え実際に幼なじみがいなくても私はこれ以上魔道に堕ちることを嫌ったのだ。 そして意識が薄く遠のいたその瞬間である。 「ゆっくりしていってね!!!」 「お、おお……一体どうしたんだ?」 薄れゆく自分の視界に多くのゆっくり達が映る。 れいむ、まりさ、ちぇん、らんしゃま、みょん、さなえなどの多種多様なゆっくり達が この一酸化炭素が充満寸前の部屋に入ってきたのだ。 「きょうはおせわになったおにいさんのためにおくりものだよ!」 そう言って外からゆっくり一つ分くらいありそうなプレゼント箱が ゆっくり秋姉妹によって運ばれてきた。 思えばこいつらゆっくりとのつきあいも相当長かった。初めて女性にふられた時慰めてくれたのも ゆっくりだし、クリスマスはいつも一緒だった。 え?ゆっくりを女性の代わりにしてるだと?泣いてなんかいないやい。 「そ、それで……まさか……」 「せいいっぱいがんばったよ!さぁうけとってね!」 そしてそのプレゼント箱が自分の目の前に置かれた。 そうだ、忘れていた……今日はあの忌まわしき2009年2月14日ではないか… そして目の前にプレゼント箱が。 「そ、そうなのか…………これは……バレンタイン……」 「ちーんぽ!」 「ちがうよ!!ちんぽじゃないよ!」 みょんな合いの手が入ったがこれは所謂バレンタインチョコなんだろう。 今僕は非常に嬉しい、しかしそれと同時に妙な切なさと情けなさがこみ上げてくる。 傍目から見れば今の僕は女性からチョコが貰えずゆっくりから情けをかけられている男の図 ではないか、ゆっくり達は好意でやっているのだろうが純粋に喜べない。 「さあ!はやくあけてね!」 しかしそんな自分にお構いなしにゆっくり達は純粋な笑顔を向けている。 「分かった……お前達の好意無駄にはしないぜ!!」 情けなさを振り切って自分はプレゼントの箱をゆっくりと開けた。 そしてその中には 「むきゅん、ゆっくりしていってね」 ………………なぜにぱちゅりぃ? というかチョコじゃないやん。 「あの……これはチョコじゃないですよね」 確かぱちゅりぃの中身は生クリームだったはずだ。 「きょうはおにいさんのたんじょうびだったよね!!」 「あ、ああ、バレンタインと一緒で誰も祝ってくれない俺の誕生日だけど……」 まさかこれは誕生日プレゼントだというのか?バレンタインじゃないというのか!? 「……どうせなら……バレンタインチョコの方が良かったんだけどなぁ」 「ゆっ?バレンタインってなぁに?」 知らなかったのか、まぁれいむは日本神道と言うし仕方ないのかもしれない。 「ま、まぁ誕生日プレゼントありがとうな、精一杯育てるよ」 「げんみつにはたんじょうびぷれぜんとじゃないよ!」 …………………それってどういう事なんだ? ゆっくり達はバレンタインでもあり俺の誕生日でもあるという日に気まぐれで プレゼントを渡したというのか? 「じゃあ……一体何なんだ?」 「ひんとだよ!ぱちゅりぃはまほうつかいだよ!」 背筋にピンと嫌なものが走る。 「ふたつめのひんと!おにいさんはきょうでにじゅっさいをそつぎょうだよ!」 頭に青線のエフェクトが罹っているような感情と悪寒に襲われていく。 「……………まさか」 「というわけで」 「「「「「「おにいさんがぶじまほうつかいになったおいわいだよ!!!」」」」」 その日、ある村で魔法使い(男性30才♂)の断末魔が上がり 幻想郷や外の世界を大いに振るわせたそうな。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/3374.html
ゆっくり魔法図書館 図書館-短編区画 短編集48 母は強し 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 _人人人人人人人人人人人人人人_ > のっとりしていってね!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ __ / ハ\ ___ ./ `---、 /`>、 __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ / / __| / / // / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, | i"´_メ ディく / / / (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ >'"´/ /、く、 ̄ヽ /¨ヽ. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i / ,..く/ `ー= l ヽ. ', (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! ( i 'ハ.r!、 /| ハ _ハ ', i ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ )'ヽレ'!(ヒ_] レ' ヒ_ン ハY }( (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( !ノ 7"" ,___, "" レヘノ ハ ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) 〈 r'人 ヽ _ン ハ!/ ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ )ヘ レ .、.,_ ,..イハノソ ハへ(ゝ ………お姉さまは? あっ、あそこにいるの、ゆうかじゃない? ,.,、 .__ __ / ハ\ ___ ./ `---、 /`>、 __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ / / __| / / // / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, | i"´_メ ディく / / / / (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ >'"´/ /、く、 ̄ヽ /¨ヽ. ― フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i / ,..く/ `ー= l ヽ. ', \ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! ( i 'ハ.r!、 /| ハ _ハ ', i ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ )'ヽレ'!(ヒ_] レ' ヒ_ン ハY }( (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( !ノ 7"" ,___, "" レヘノ ハ ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) 〈 r'人 ヽ _ン ハ!/ ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ )ヘ レ .、.,_ ,..イハノソ ハへ(ゝ __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ、__ ,.'´ __;ニ- 、 -‐- 、 `く /三三三三\ / ァ'´ ; i 、`ヽ /二二二二二二\ i / / , -ノ‐;ハ ハ i i ', .,/三三三三三三三三三三三三\ ,' ノ .i ;ァ'_!_,. i /、!__ヽ! 〈 i ./三三三三三三三三三三三三三三三\ イ 〈 ノ!;イ7ttテァ'レ'r'tテ‐ァ ハイ ; 〈 ,'三三三イ/ i ハ i ハ i i i 三三三.\ 〈 ノへ;ハ '"  ̄ ,  ̄"',!ノ ;ハノ. |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 〉 ノ レヘ U. ―‐ i; i' ;( 〉. '、三三三ミ | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ノ i ; i' ハ、 ,.イ/ ト、〉 \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハイ三./ ヽハ/ i ハ iン=r ー -<´iノヽ!;ノ \三三 ハ ハ. / ( 〈 ヽ/ ノへ ノル(,.ヘ. ヽ、/ヽノ ヽ. ヽ.  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( ., -イ´;#;#;#i 7} i#;ハ冫 レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / ヽ#;#;#;| / ハ .l;#;i. ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) 娘:四季のフラワーマスター 母:四季の酪農マスター ゆうかりん のうかりんいや…。収穫どきに帰郷しなかったのは完全に私のミスでした。……ですから終始無言で圧力かけるのは勘弁してください……。 __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ、__ ,.'´ __;ニ- 、 -‐- 、 `く /三三三三\ / ァ'´ ; i 、`ヽ /二二二二二二\ ・・・・・・。 i / / , -ノ‐;ハ ハ i i ', .,/三三三三三三三三三三三三\ ,' ノ .i ;ァ'_!_,. i /、!__ヽ! 〈 i ./三三三三三三三三三三三三三三三\ イ 〈 ノ!;イ7ttテァ'レ'r'tテ‐ァ ハイ ; 〈 ,'三三三イ/ i ハ i ハ i i i 三三三.\ 〈 ノへ;ハ '"  ̄ ,  ̄"',!ノ ;ハノ. |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 〉 ノ レヘ U ‐==- i; i' ;( 〉 '、三三三ミ | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ノ i ; i' ハ、 ,.イ/ ト、〉 \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハイ三./ ヽハ/ i ハ iン=r ー -<´iノヽ!;ノ \三三 ハ ハ. / ( 〈 ヽ/ ノへ ノル(,.ヘ. ヽ、/ヽノ ヽ. ヽ.  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( ., -イ´;#;#;#i 7} i#;ハ冫 レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / ヽ#;#;#;| / ハ .l;#;i. ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ,.,、 __,,,....,,,_ _,..,_ __ / ハ\ i´ 7 ̄`ヽ `, //| `i __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ '、 '、 | | / / / / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, ,.>、ヾ´ ̄l |二7∠、イン' (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ , '´_,,.. ->'´ ̄ `ヽ、. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i イ `/ / / i i 、 `ヽ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! . 〈 i / / __, .!ノ |ノ .、!__ハ、! ,ゝ ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ ノ .ノへ,ハ! (ヒ_] ヒ_ン ハ/レ'| (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( ,' ノ i ','" ,___, "' .i ', ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) i 〈 ノ ト.、 ヽ _ン , イ ノ,.ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ `ヽヘ `〈へハ,ノ,、 _____, ,.イ ハへ(ゝ ,.,、 ・・・・・・。 __,,,....,,,_ _,..,_ ・・・・・・。 __ / ハ\ i´ 7 ̄`ヽ `, //| `i __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ '、 '、 | | / / / / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, ,.>、ヾ´ ̄l |二7∠、イン' (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ , '´_,,.. ->'´ ̄ `ヽ、. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i イ `/ / / i i 、 `ヽ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! . 〈 i / / __, .!ノ |ノ .、!__ハ、! ,ゝ ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ ノ .ノへ,ハ! (ヒ_] ヒ_ン ハ/レ'| (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( ,' ノ i ','" ,___, "' .i ', ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) i 〈 ノ ト.、 ヽ _ン , イ ノ,.ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ `ヽヘ `〈へハ,ノ,、 _____, ,.イ ハへ(ゝ おわれ 村紗の神霊廟 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 (焦っちゃダメ。) (まだまだここから巻き返せるわ。) ,-- 、 (トランス中はボムと残機の欠片の獲得ポイント二倍です!) ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 (少し削って、トランスで倒せばエクステンド ボムゲットです!!) ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) (これで後はボムを使わないで最後のスペルを越えれば) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, (ボムを三つ残してエンディングにいけるわ。) ,ノ / (ヒ_] ヒ_ンレイ ソ フ ! "" ,___, ""iノ 〈 _____ ノィ 人. 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) (!今よ!トランス!!) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ / (ヒ_] ヒ_ンレイ ソ フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人. ヽ _ン 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( == == == || || || || || || '== || || || || || === 。 == == ブォーン ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ガルルルルルルル… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 'ー⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( == == == || || || || || || == || || == || ' == || === 。 === == ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ |l|´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r.!!| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ |l|´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r.!!| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ー一ー一ー一一 . |l|一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , .|!| ヽ ヽ \ l ( .!!| ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / /ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,-- 、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ) キヽ-、... ...... ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ 'ー' ) ). -..、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ ノ .ノ =-、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ / // } = . ', ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ `ー─''´ ) = =/) =人 -=) ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ー一ー一ー一一 . |l|一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , .|!| ヽ ヽ \ l ( .!!| ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / / ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,-- 、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ) キヽ-、... ...... ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ 'ー' ) ). -..、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ ノ .ノ =-、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ / // } = . 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' . ヽ {ヽ ( ノ イ / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ ,-〉、 ムイ r=ミ o-o r=ミ l i ノリ ノ( ( ( ( --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 ~♪ /_/ /、'" ,___, "'iイ 〈 ノノ ) i .____./////.____.ヽ). ) , '/ イi i 〈 ハ ヽ _ン 人i }´^ ̄ ノノi |'/// ,___, ///''| ノ 入 ) ̄ ̄ ̄ /l /´/ 八 l ハ >,、 _____ , r─┐ヘノ. . . )/'人 ヽ _ン ,イノV '' r-.,,_ / /丶 | // `V / 丶 ヽ{ .茶 }ヽ ( `) ノ>.、____ ,.イヽ ( ̄) / / % ∧ |/ / ̄ ̄`Y .| ヽ、__)一(_丿 ( ' ). . . . . . .~. ~ . . / / % % % ∧ ゙、{ / ̄ ゝ| ./__________________/ /..% % % % ∧ \{ /´ /| 〕__________________〔/% % % % % % ∧ \ { { 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \% % % % % % % / 〉  ̄ ̄ `ー-- / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ゙∨..% % % % % / / / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ゙∨% % % % %/ / / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※,∨.% % % %/ / 狸寝入り 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆59 |┃ |┃三. |┃ __ |┃三. , --'. ', ---- 、 ガラッ. |┃ / --- ヽ |┃三. ノノ ノ ヽ ヽ タヌ象ばあさん、タヌ象ばあさん |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃三. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ お使いに行ってくれないかしら? |┃ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/-------|┃三. ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) o ( ノ . ノ ヽ 新作と睡眠薬とバリカン買って来て。 |┃三. ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ/, ノヽノノ\ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o .__. l i ノリ _ノ_ノ.| (ヒ_] ヒ_ン )人. ヽ おばあちゃん寝てるよ。 ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 '_ノ i"" ,___, "'(ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ 人i } (''' 人 ヽ _ン 人 ハ ) さっきまで起きてたのに… \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃ |┃ |┃ __ |┃ , --'. ', ---- 、 |┃ / --- ヽ |┃ ノノ ノ ヽ ヽ |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃ { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ |┃ 人 . .ノ ( rr=-, r=;ァ / . .ノ/ …チッ。-------|┃ ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) - ( ノ . ノ ヽ しゃーないわね…。 |┃ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ-ハ, ノヽノノ--ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o ヒ_ン) l i ノリ _ノ_ノ.| (ヒ_] ヒ_ン )人. ヽ ! ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 ' _ノ i"" "' (ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ 人i } チラッ (''' 人 、 人 ハ ) おばあちゃん、起きてたの? \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃,.-''´ ̄ ̄ ̄┃ |┃ ┃| |┃ ┃| |┃彡 ┃| |┃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;┃| ………。 |┃_」_ ; -r┃| ◎ |┃ ┃| ◎ |┃ヽ ' ┃|-----------------------------.|┃ゝ、 -=- ┃|------------------------------ |┃ `>、, _ イ┃| |┃ ヘ 〉 ┃| タヌキ寝入りじゃよ♪ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ/, ノヽノノ\ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o .__. l i ノリ ._ノ_ノ.|', --、 , --、)人 ' ヽ ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 '_ノ i"" ,___, "'(ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ ヽ _ン 人i } ('' 人 ヽ _ン 人 ハ ) \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃ |┃三. |┃ __ |┃三. , --'. ', ---- 、 ガラッ. |┃ / --- ヽ |┃三. ノノ ノ ヽ ヽ 頭巾の人、頭巾の人 |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃三. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ |┃ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ お使いに行って欲しいんだけど…-------|┃三. ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) o ( ノ . ノ ヽ |┃三. ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ ,. -‐' -~~、 / l~~~-=、ニー -,,,_, / | ノ ) ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´;;ヽ. / |. ´) Y コ || ....;;i-. - 、 | l. 、_) |ヽ コ|| .. | ヽ、,ノ | ヽ _ _ l l ) ./´ コ || |-‐'". `、 - _ l~~、 ,イ ; r‐―‐-、.--、 ..,;;|' -ー、'"`ヽ ヽ l~~~< l / i. . | | ノ ヽ、  ̄ 人 l_,,..-<_ .. ;/,..--‐''" 丶. 、;;;;__ ` ̄ ̄;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ――-┘' |┃| |┃| じゃあ、星ちゃん。これでタヌキ避けのカカシを作って♪> |┃| |┃| |┃| …むごい事を…> |┃| ◎ |┃| ◎ |┃|-----------------------------.|┃|------------------------------ |┃| |┃| ,. -‐' -~~、 / ~-=、ニー -,,,_, / ノ ○ ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´;;ヽ. / ´)--. Y コ || ....;;i-. - 、 | 、_)--' |ヽ コ|| .. | ヽ、,ノ | l ○ ./´ コ || |-‐'". `、 ,イ ; r‐―‐-、.--、 ..,;;|' -ー、'"`ヽ ヽ / l / i. . | | ノ ' -----------' 人 l_,,..-<_ .. ;/,..--‐''"  ̄ ̄ ヽ/ 【本を棚に戻す】
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「…OK、解った。今の状況を私が冷静に説明しよう。」 「私はゆっくりおりん、たまたま立ち寄ったお店で、とんでもないモノを目撃してしまった。」 「隣に居るのはゆっくりちぇん、彼女もまた、信じられないといった顔になっている。」 「そして目の前に居るのはゆっくりゆうか。」 ) ( ,,,,......... / ;ヽ ''''''''''. ..ヽ | )''( \ '. )\ \ ....| /,,, ) ヽ 」) )/"""""ヽ ヽ ) );;./ 「 \( _,,....-‐‐-- 、.., ,.-'" "'ー., ノ r、 ,' ヽ ノ / i ハ i ハ i i i ', ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i 〈 イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / 〉 イ レヘ/ |"" ,___, "" .ル' / ハ ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ 〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ 「彼女は鏡の前でネコミミを着けようとしていた。」 「…違うわよ。」 『ちがわねーよ。』 「いや、ホントに違うから。ネコミミなんて着けようとしていないから。」 「お姉さん、悪いけどバレバレだよ。後ろに隠したネコミミが見えちゃってるよ。」 「しかもそっちに落ちているのは、もしかしてしっぽ?」 「まさかネコミミだけじゃあきたらず、一緒にそれも着けるつもりだったのかな?」 「それでフル装備になったら『私、ゆうかにゃん♪』とでも言うつもりだったとか?」 『ねーよ。』 「さっきからきっぱりハッキリ言い過ぎよ貴方達!」 「良いじゃない、私がネコミミを付けて貴方に何か問題があるのよ!」 「確かに私たちには何も問題はないね。」 「問題は、貴方がそんなモノを付けて何がしたいのかと言うことさ。」 「…ネコミミを着けたらカワイクナルカナーって思って。」 『はぁ?』 「ほら、私ってドSだとか、女王様とか、USCとか言われ放題でしょ?」 「でも一乙女としては、そんな扱いされつづけるのは我慢ならない訳よ。」 「だからガラリとイメチェンして、そんな私にたいする空気を挽回しようかな、なんて…。」 「なるほどね、でもその考えは根本から間違ってると思うねぇ。」 「そ、そうなの!?」 「元からネコミミを付けている私達だから言えるんだよ。」 「何でもネコミミが着けば癒し系になるなんて考えは安直過ぎるんだよ。」 「そうだねぇ、人気作品でエロ同人を作れば売れるという考えと同じくらい安直だね。」 「男役がオークならみんなファンタジー系エロ同人になる、という考えと同じくらい安直だよ。」 「…あんたら、何でどっちも例え話が下ネタなのよ。」 「下ネタなんてどうでも良いでしょ?」 「そうだよ!問題はネコミミの方なんだよ!」 「何よ、ネコミミの何処が問題なのよ。」 「それはね、ゆっくりゆうか、あんたがネコミミを着けようとしていることなんだ。」 「私のやろうとしている事全否定とはひどいわね。」 「いいかい?アタイ達ゆっくりってのは、『元になったキャラとそっくりで在ること』が重要なんだ。」 「アタイだったら、火焔猫 お燐、と同じ髪型、同じ髪の色、」 「そして同じネコミミだからこそ、ゆっくりおりんと呼ばれるのさ。」 「でもあんたはゆっくりゆうかという完成された要素に、ネコミミというオプションを着けようとしている。」 「そんな事したら、間違いなくあんたはその時点でゆっくりゆうかとは別の何者かになってしまうよ!」 「そ、そんな大袈裟な。」 「大袈裟じゃないよ!」 「オリジナルである風見幽香が、ネコミミを着けることは許されても。」 「ゆっくりである貴方がネコミミを着けることが、許される筈が無いんですよ!」 「許されるはずが無いって、そこまで!?そこまでなの!?」 「癒し系になりたいあまりに、自分を捨てようとしているゆっくりが許されると思ってるの?」 「きっと許早苗が来るよ!許されざる角度で!」 ,, -‐ ''  ̄ ̄" '' o 、 - 、 / ハ` .o ';,, ,/ |,,.ノ | / ! ; ! i ';, ;.' '; ! .! |__!_ ,i ,i, ,' ヽ --ソ_ノ-‐''―- `'ソ | i ,' . !i´-― ヒ_ン ) ├┐! ,' ゝハ_! ハ(ヒ_] " .!-,'i / i i`ーr' !'" 'ー‐' r'=-/ ;' )ヽ-イ '), ノi >.、.,_ ,. イ/´ ノi i } ザ 〔 i ! ンイ i ̄ バ' こ二ノ ,, ノ `) ッ _( ', ! l/フ / |/ ,,ノレ' ´ ̄` .ヾノ ∠_ {‐--/._(二二ノヽ .イ l二/ > ) 厂`ヽ 『って言うかもう既に来てるよ!そしてこっちを見てるよ!』 「…………!」 「わ、私のやろうとしていた事は、そこまで重いことだったの…!」 「やっと理解してくれてアタイは嬉しいよ、お姉さん。」 「それでも…それでも私は癒し系になりたかった…!ドSキャラという宿命から逃れたかった…!」 「…わかるよー、私もらんしゃまの愛玩動物ポジションを何とかしたいと思った事があったから…。」 「でも最近はらんしゃまを裏で支配する黒幕ポジションだと考えることにしてるよ~。」 「…貴方も随分黒い考えを持ってるのね、お嬢さん。」 「って言うか、お姉さんの場合のうかりんと言う立派な癒し系キャラがあるじゃないさ。」 「何でそれで満足しなかったのさ?」 「…だって、『だべ』って口調がどこかの超高校級の占い師みたいで嫌だったんだもん。」 「…あー。」 「確かに、それは嫌だね…。」 「葉隠にはなりたくないよね。」 「同意を得られて私は嬉しいわ。」 「でもね、ネコミミを安易に着けるのはいけないよおねえさん。」 「私たちゆっくりの中にもいるでしょ、ネコミミを着けたせいでおかしなキャラになっていった奴が。」 「何ですって、そんなゆっくりが………あ。」 「お姉さん、気づいたみたいだねぇ。」 「そっか、私は彼女と同じ過ちを犯そうとしていたのね…。」 「気づいてくれて私たちは嬉しいよぉ。」 「そうだよ、アタイ達は彼女と同じ過ちを繰り返してはいけない。」 、 // 、)\ , ノV ( ' V( ノ ヽ 'ヽ ' ヽ , '--' ') i'V、 ... .... .. 'ヽ ,___ノ . . / 'ヽ_''.;;---- 、V...._. . . . . . . . . /、 __, -'' , '''' "' '''' -- ' 、 . . . . ''/ >==─ == 'v . ノ (/ / 人 i i )\ ノ --、 ) / ノ-- )/)/)/--ヽ_.// イ i' i '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ _人 ヽ _ン フ ' -- ')-、 )人>.. ..,____,, イノ_ノ ノノ_.ノ ̄ 『第二の豊里耳神子を生み出してはいけないんだ!』 、 // 、)\ , ノV (' ' V( ノ ヽ 'ヽ ' ヽ , '-' ' i'V、 .. .... .. 'ヽ ,__ノ . . / 'ヽ_'.;;---- 、V...._. . . . . . . /、 __, -'' ''' "' '''' -- ' 、 . . '/ >==─ 6 =='v .ノ (/ / 人 i i )\ ノ --、 ) / ノゝ )/)/)//ヽ_.// イ i' i '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ' ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ _人 ヽ _ン Uフ ' -- ')-、 )人>.. ..,____,, イノ_ノ ノノ_.ノ ̄ / ヽ ( ) / /^ー r ̄ ̄ ̄i | i / ノ、___ノ | l / r‐´  ̄ | 「あの、私の頭のこれはネコミミじゃないんですが、」 「って言うか、別にこれ後付けじゃないんですけど元からなんですけど、ねえ聞いてますか…。」 むしろみみみって奴のように頭を燃やせばなんでもゆっくりになるという風潮があるような -- 名無しさん (2014-02-14 21 45 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1702.html
前のページから/最初のページから 可燐は大きく弧を描くように平手を振り下ろすが二人は何とか躱し、先ほど二人がいた場所が地面ごと大きく抉れる。 その圧倒的パワー見て、絶望的だな、とりぐるは思った。 「いくわよ!!まずその1!あえてこちらの戦力を削ぐつもりで!!」 ディケイネは銃を取り出し可燐に照準を合わせるが一瞬のうちにその銃は可燐によって弾かれて宙を舞った。 「無駄、無駄、無駄だぁァァァッッ!!!!あの分身体の時のように思うな!!!」 「くっ!!!」 これで通常弾幕を有効に放つ手段はなくなってしまった。普通のりぐるの拡散弾幕だと絶対弾かれるか躱されるかのどちらかしか思えない。 ここでラストスペルライドを放つか?いや、先ほどりぐるが言ってたようにまだこの次があるかどうかも分からない。 それに一昨日の場合は分身体になっていたからボムバリアが剥がれたのだ。剥がれるという確証も一切無い。 「オラオラオラオラッ!!!」 「ドラララララァァ!!!」 ディケイネの拳と可燐の拳が互いにぶつかり合い火花が舞う。 だがパワーそのものが違うのですぐにディケイネは押し負けて大きく後ろに吹き飛んでいった。 「その2、小競り合いは負けろ!」 「はあああああああああああ!!!!」 そして可燐はディケイネに向かって大きく蹴りをかます。それを腕で何とかガードしたはいいけれど勢いは止まらずそのまままた吹き飛んでいった。 「その3………避けるな、ダメージを受けろ…………」 「必殺技その892!!シェルスター!!」 193までじゃなかったのかよ。可燐は体を丸めて一直線にディケイネに突進していった。 「それらの策を用いて!敵を油断させて懐に入るのよ!!」 『いえっさー!!!』 ディケイネはその単直な攻撃を躱し可燐は木にぶつかる。 そしてその直後ディケイネは可燐に向かって突撃していった。 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 「とりゃあああああああああああああああああああ!!!!!」 ディケイネは、可燐の拳を、左手で受け流し、そして右手を拳の形にし、可燐の腹に向かって突き立てた!! 「!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「……………………………き、効かねぇって言ってんだろ………」 だがディケイネは左手も可燐の腹に押しつける。 この時を待っていた、と言わんばかりに顔をにやつかせディケイネはこう言った。 「この距離、バリアの射程内よね」 「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 『スペルライドゥ!蛍符「地上の彗星」!!!』 ディケイネは何回も何回もボムバリアの射程距離がどの位であるのか測り続けていた。 スペルが放たれる瞬間、可燐はこのディケイネが百戦錬磨の強者という事を思い知らされた!!!!!!! 「が、ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 零距離弾幕を体に万遍なく喰らい可燐の体は吹き飛ぶ。そして追撃を掛けるようにディケイネは 可燐が吹き飛ぶよりも速く跳び、また可燐の懐に入った。 『スペルライドゥ!蛍符「地上の流星」!!!!』 「いっけえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」 そして二発も零距離でスペカを喰らった可燐の体は木々を薙ぎ払っていく。 そして何本か木を折り倒した後、可燐の体はようやく止まりそして力なく地面に伏した。 立ち上がる様子はない。この様子でもってディケイネは自分達の勝利を確信した。 「…………………………………………………い、い、いやったああああああああああああああああ!!!!!!」 『勝ったの!勝ったんだね!!!!』 最後の最後でディケイネは反撃の一糸をつかみ取り!ようやく勝利した!! ディケイネは自分も倒れそうになったがそこを何とか抑え地面に倒れている可燐を見た。 思えば辛い戦いで、少し悲しい戦いであった。 「おーーーーーーーーい、大丈夫ーーー!?」 と、遠くの方から伝子の声が聞こえてきてディケイネはそちらの方を向く。 「ゆっ!蜂が倒れてるぜ!と言うことはおねーさん倒したんだ!!」 「え、ええ。ちょっと辛かったけどね………でんこ帰りおぶってくれない?実は言うと立ってるのもきついのよ」 「立ってるのはりぐるちゃんでしょうが」 誰かが笑い。そしてそれにつられるように皆が笑い出した。 この果てしない達成感。今の今まで得られる物でなかったからこそ清々しかった。 「ゆっはっはっはっは……………………え」 まりさがいきなり笑うのを止め顔を強張らせている。 嫌な予感がし、ディケイネは後ろを振り向いた。 「は、は、は、は、ははははははははははははははははははははははははははははははははははは」 可燐が立っていた。血反吐を吐きながらもその2本の足で立ち不敵に笑い続けている。 「最初に笑い始めたのって………まさかコイツ?」 『そう言う問題じゃないよ』 血を何回も吐きながらも可燐は憎しみの詰まった目つきでディケイネを睨みつけ口を開く。 「ご苦労でした……………と言いたいところだけど………よくも私をここまで痛めつけてくれたな」「あんたのせいで 私の体もプライドもめちゃくちゃ、これから先あたしは全ての防御の力を攻撃に回しあんた達を処刑する」「圧倒的暴力の前に あんた達はなすすべもなく無残に死んでいくのよ」「さぁ地上最強軍団の蜂の真の実力、見せてやる」「退くことは許さない、では」 「死ぬがよい」「そしてさようなら」 可燐はそのまま空を飛び空中を漂う。 呼吸はもはや虫並みでしかないが目つきは悪意に満ちている。 そして可燐は羽を大きく天使のように展開した。 「でんこ。まりさを連れて逃げて!」 「そうだぜ!!というか逃がしてほしいんだぜ!!!」 「……………あ、うん。死なないでよ」 「誰が死ぬか」 そう言って二人は互いに頷く。伝子とまりさを見送ってディケイネも空を飛び可燐と向かい合った。 「………………これがほんとの最後の最後よ、命掛けなさい」 『言われなくても、わかるよ』 そして可燐とディケイネは互いに向き合って構えた。 可燐は札を、ディケイネはメダルを持って。 …………………………………………………………………………………………………… 『 緋 蜂 』 『ラストスペルライドゥ!!りりりりりりりりりりりぐる!!!!』 「季節外れのバタフライストーム」 ほぼ同時、いや、可燐の方が少し速く弾幕の嵐を放った。 二人が放った弾幕の嵐は互いにせめぎ合い、当たることの無かった弾幕は辺りを破壊し尽くしていく。 「はあああああああああああああああああああ!!!!!」 「このおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 恐らく、一発でも相殺しきれなかったら一発の弾でもどちらかの体を抉るだろう。 それは周りの様子を見れば自ずと理解できる。 「くあああああああああああ!!!!!!!!!!!」 可燐の弾幕のほうが勢いが強くディケイネは次第に押されていく。 しかし完全に押し負けてるわけでもなく何とかその場で喰い留めることだけはできた。 「負けるか負けるかああアアアアア!!!!!!!!!!こんな所で死にたかねええんだよおおおおおおおおおおお!!!」 「それはこっちだっておなじよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」 これほど命をかけた戦いには楽しみも悲しみも感情という物は殆ど全て排除されていく。 残るのは生きたいという想いと、殺したいという悪意のみだけである。 「そらっっっ!!そらっっっっ!!!!そらあああああああああああああああああああ!!!!!!!!」 「ぐううう!!!!」 そしてその想いは可燐の方が何倍も強い。GストーンとかZメタルとかじゃないけれど想いの強さは弾幕に反映されていく。 「ま、まけ、ないわよ!!!!!!!!!!!」 互いの思いがせめぎ合い、時間が経つうちに二人の弾幕は次第に弱まっていく。 もう二人とも体力の限界を既に超えているのだ。だが二人とも相手の体力切れを期待していない。 コイツだけは絶対にこの弾幕で仕留める。その思いだけがあった。 「ヒィーヒィー………この…………やろう」 可燐の口から血が溢れ出す。ダメージは確実に可燐の方が大きい。でも可燐には元々のポテンシャルがある。 そんな状態になりながらも可燐の弾幕はディケイネの弾幕を押し続けていた。 「虫を、なめるなあああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 可燐は咆哮と共に最後の力を振り絞り弾幕を放った。 その弾幕の嵐は完全にディケイネの弾幕を上回り、そして一気にディケイネの弾幕を吹き飛ばした!!! 「…………………が、がはっっっっ」 だが可燐は一斉に血を吐いて意識が朦朧とし、視界も朧気となる。 しかし相手の弾幕を吹き飛ばしたという事で弾幕はディケイネに向かったはずだ。可燐は勝利を確信し、弾幕を撃つ手を止めた。 「いい?先人達の技を使うときに大事な物は尊敬(リスペクト)よ。忘れないで」 可燐の耳にあのディケイネの声が聞こえる。 まさか、あの弾幕の波を躱しきったというのか。 「貴方の蹴りは強い。紅き月の吸血鬼だって、桜の下の幽霊だって、境界を操る妖怪でさえも一撃で倒す!」 『わかったよ!!!』 五感が麻痺して上手く位置を掴めない。景色がめまぐるしく歪み、そして血を吐いた。 ディケイネが生きているというのであれば早く始末しないとこっちが殺される。それだけを考え可燐は辺りを見回した。 「これで終わりにするのよ、最後の力を込めて今!!!」 ようやく五感がまともになり可燐は声のする上の方を振り向きディケイネの姿を見つけた。 そうか、私が弾幕を吹き飛ばしたときにはもう上の方に逃げていたのか。 可燐は残り全ての力を全て弾幕としてそのディケイネのいる方向に放つ!!! 「ライダァァァァァァァァ!!!リグル!!!キィィィィィッッッッック!!!」 そしてディケイネは足を可燐に向けて一気に跳び蹴りを放った!! 偶然か奇跡か、ディケイネは可燐の放った弾幕のスキマを上手く切り抜け可燐へ向け一直線に突撃していく。 全ての防御を攻撃に回した可燐に、これに耐えるだけの余裕は既に無かった。 「い、いや」 「うらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」 ディケイネのその単純きわまりないただの跳び蹴りは可燐の腹に直撃し、その体勢で速度を保ったまま二人は地面に激突する。 そしてその衝撃で土埃が舞い上がり二人の姿を隠した。 荒れ果てた森の戦場で一人だけが立ち尽くしていた。 可燐は地面に倒れ、泡と共に血を吐きながら白目をむいている。ディケイネはそれを見おろしてただ静かに黙っていた。 「……………………………………本当に、勝った」 『……………………………………………………………………』 それだけ言ってディケイネは振り返る。遠くに伝子とまりさがいたのを見つけ大きく手を振った。 「はっ!」 「れ、れいむさん、体の方は………」 「大丈夫だよ!それよりもいまれいむは感じたよ!おねーさん達やったんだね!!二人が帰ってくるよッ!!」 「やっぱりジョジョネタかよ」 もうすっかり日も暮れて辺りはしんと静まる。 戦い終わってすっかり草臥れた紅里とりぐるは稗榎さんの家ですやすやと眠っていた。 「「むーしゃむーしゃ!ココナッツうめぇ!」」 「それはよかったです!」 すっかり元気になったれいむはまりさと共にカブト虫の形をしたココナッツを食べている。 喉もと過ぎれば何とやら、あの時の真剣な顔つきはすっかり太々しいいつもの表情に戻っていった。 「………ねぇ十紘先生」 「あー、えのちゃんでいいですよ。とは言って元々これは姉のあだ名ですけどね」 「……………その腕、と言うか傷大丈夫なの?」 伝子はそのあだ名で呼ぶことなく稗榎さんの腕を指差す。 稗榎さんの腕には万遍なく包帯が巻かれていて、机の周りにも血の跡がほんのり残っていた。 「大丈夫ですよ、そんな麻痺してないし動かなくなったら口で書きますから」 「麻痺、しちゃってるんですか……………」 世界を修正するためには大きな代償が必要である。 あの原稿用紙をたった1文字修正しただけでこの有様、しかしその修正がディケイネに勝利をもたらしたのだ。 「………………………これでいいんですよね」 机の近くのゴミ箱には紙くずが目一杯に詰め込まれている。 稗榎さんはそれを一瞥した後紅里とりぐるの方を向いた。 「そう言えば、何で上半身下着なんですか?」 「…………………知らない、とりあえず上着持ってきてあるけど」 かっこつけるためにボスの真似して上着を脱いだため、今紅里は上半身下着の状態のままで寝ている。 れいむとまりさ、そして伝子は『もしこの場にカメラがあれば……』とまで考える程の痴態であった。 「それじゃ貸して下さい、これじゃ寒そうですよ」 「え、でも腕は………」 「そんな麻痺してませんって」 とりあえず伝子はその作務衣の上を稗榎さんに差し出し、それを受け取る。 そして寝っ転がっている紅里に着せようとしたが手が上手く動かずつい紅里の肌に触ってしまった。 「あ、柔らかい………」 「柔軟剤使ってるんだぜ!!」 「きっと漂白剤に混ざってるんだよ!」 そのまま稗榎さんは紅里の肌に次々触れていく。 いままで人と離れて暮らしていた稗榎さんにとって人肌の暖かさは懐かしい物であった。 まぁ端から見ればセクハラの現場なのだが昨日紅里も稗榎さんにセクハラを行ったのでどっちもどっちである。 程良くその肌を堪能した後稗榎さんはちゃっちゃと紅里に作務衣を着せた。 「ふつうにきせちゃったよ!?」 「まぁ手先は器用ですから、動かない手を上手く使うのがポイントですね」 「…………………ん。」 そんな事をやっていたせいで紅里、ではなくりぐるの方が起きてしまった。紅里はというとあれだけセクハラされたのにまだ眠りこけている。 「あ、起こしちゃった………?」 「………………………………えのちゃん、その腕」 「え、ああ、大丈夫大丈夫。それよりもりぐるの方が心配だよ」 可燐から散々打撃を受けまくったのでりぐるの体には痣が沢山残っている。 それでも痛がる様子もなくりぐるはのろのろと稗榎さんの膝の上に乗った。 「…………………………………………この事件は全てりぐるのせい。 えのちゃんも村のゆっくり達もあの蜂さんもおねーさん達もりぐるが傷つけたようなものだよ………」 「…………………………でも一番傷ついたのはりぐる………………なんじゃない?」 稗榎さんはりぐるの頭をゆっくりと撫でる。 確かに稗榎さんの言うとおりりぐるは今回の異変で罪悪感による地獄のような苦しみを味わった。 しかしりぐるはその言葉を否定するかのように首をブンブンと振り、目元に涙を溜めながらも泣くのを堪えた。 「…………そんなことないよ………やっぱりりぐるは嫌われ者になる宿命なんだよ!」 「……………………………………でもさ、ほら、外」 そう言って稗榎さんはのれんの外を指差す。 「ゆっゆっ」 風が吹いているわけでもないのにのれんがもそもそと動き外から多くのゆっくり達がなだれ込んできた。 「「ゆっくりしていってね!!ココナッツはいかが?」」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆっくりするよ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 「え!!ゆっくりちゃんがいるの!?どこどこ!?」 伝子は自分の第六感をフルに作動させ、なんとゆっくり達がいるところに正確に突っ込んでいく。 だがいくら感知したといっても触れられないことに変わりはないので、伝子はその勢いのまま再び家の外へと飛び出していった。 「………………………あ、あの」 「みんなげんきだよ!!それもこれもディケイネのおねーさんとりぐるのおかげだね! だからこうしてお礼を言いに来たよ!!」 「どういたしましてだぜ!!」 「…………………………」 それほど関係ないまりさは反応したが当のりぐるはずっと押し黙っている。 それを見かねた稗榎さんはりぐるを持ち上げゆっくり達の前に置いた。 「………………ごめんなざい……………りぐるのぜいでみんなが………」 「それほど気にしてないよ!」 「最初はマジでうざかったけどね!!」 「でも二人のおかげでこうしてみんなゆっくりできるよ!!!」 そしてゆっくり達はらんしゃまを一番前にして整列し、りぐると紅里に向かって大きくこうべを垂れた。 「「「「「「「「「「「「「「「どうもありがとう!!!!」」」」」」」」」」」」」 りぐるの目から大きな涙の粒が雨のように溢れ出す。今まで溜めていた苦しみ、悲しみを全て吐き出し、 りぐるは何の迷いもなく目の前のゆっくり達に抱きついていった。 そしてもう一人の当人である紅里はこれほど騒がしいというのにまだ寝ていた。 「紅里さん…………完全に寝ちゃってますね」 「ねぼすけさん!」 とはいってもあれだけの死闘を切り抜けてきたのだ。ゆっくり寝させてあげるくらいの権利は当然あっていいだろう。 稗榎さんは奥の部屋から掛け布団を持ってきて紅里の体に掛けてあげた。 「ふふ、相変わらず年下には健気ね」 「うわっびっくりした」 紅里と布団のスキマから再びD4Cの如くゆかりんが現れた。 ゆかりんは乱れた布団をしっかり直すと稗榎さんの目の前に鎮座する。 「ええと、貴方は『覇王色の少女臭』湯月火村の村長のゆかりんですよね」 「ご名答。まぁ当然よね、貴方は私たちの生みの親なんだから」 胡散臭く微笑みながら少女臭を発するゆかりん。 けれど稗榎さんは少し表情に影を落としてゆかりんを抱えた。 「…………………………私を恨んでないですよね」 「なんで?貴方を恨むのならともかくまずあのりぐるを恨んだ方が話が通るわ、恨んでないけど。」 「いや、この異変はやっぱ私のせい、だと思うんです。あんな物語を作り具現化させて貴方たちを苦しめ………」 稗榎さんが言葉を言い終わる前にゆかりんは扇子で稗榎さんの頬を軽く叩いた。 「貴方に想像を具現化させる力なんて無いでしょうに、責任を感じる必要なんてないのよ」 「……………」 「ほら、そんなしかめっつらしない。それに私たちはむしろ感謝してるのよ、私たちの命を与えてくれたことに対してね」 「命だなんて…………」 「いえ、貴方は私たち全員にやたら緻密な設定と歴史、人格、性癖とありとあらゆる物を与えてくれたわ。 ほんのちょっと小さい悪意で変なことになっちゃったけど今はとてもゆっくりしてる。ありがと」 そう言い残してゆかりんは稗榎さんの指のスキマから何処かに消え去ってしまった。 少し自分の世界が空虚になって稗榎さんは天井を向いて考えた。 そしてほんの少し言い様のない寂しさを覚えた。 「えのちゃん……………」 「?どうしたの?りぐる」 「…………………………………りぐる、もっと強くなるよ!バカにされても挫けないくらいずっとずっと! だから………………………りぐるは旅に出るよ!!」 稗榎さんはそれほど驚いたような顔を見せず、寧ろ笑顔でりぐるを見つめる。そしてりぐるを持ち上げその頬に軽い接吻をした。 「がんばって、私りぐるのこと応援してるから」 「……それじゃ、行ってくるよ!!」 とても誇らしい顔つきでりぐるはそのままゆっくり達をかぎ分けて外に出た。 のれんのスキマからは触角と垂れ下がったポニーテールが垣間見える。そして耳障りな羽音と共にりぐるは森の闇の中へ旅立っていった。 「…………………………これからの物語、頑張ってね」 稗榎さんは机の中に仕舞ってあった原稿用紙を取り出す。 そう、それは悪意に染まってない2話目の原稿用紙。主役が師匠と共に修行のたびに出かけるお話だ。 稗榎さんはそれを一枚だけ残し一気に破り捨て近くのゴミ箱に突っ込んだ。 これからの物語に筋道は必要ない。彼女らは二人だけの新しい物語を歩んでいくのだ。 「元はこんなのだったんだ……………」 翌日の朝、私こと床次紅里は家の外の光景をみて呆れるような感嘆するような思いを抱いた。 あれだけ賑やかだった村も今はただの空き地。あの柵も、家も、賑やかなゆっくり達も今はもういない。 「そう言えばりぐるとでんこは何処行ったの?」 「りぐるは旅だったんだぜ!」 「伝子さんは早朝に出発しちゃいました。なんとも『りぐるちゃんがいなくなっちゃったから帰る』だそうですよ」 まぁでんこらしいっちゃでんこらしい。でもなんとなくあの森をちゃんと抜けられるのか少し気に掛かった、お互い様だが。 「……………………で、稗榎さんはどうするんですか」 「えと、とりあえずここに住むことにします。出口も分からないし」 ここは本当に孤独の世界となるわけか。少し心配になる。 孤独な戦いが辛いのなら、孤独な生活はどれほど辛くなるか予想も出来ない。 「おねーさん!今出ないとメビウスが終わっちゃうよ!」 「あーはいはい。それじゃ稗榎さん。またいつか」 「ええ、それでは」 私は稗榎さんに手を振りれいむとまりさを連れて森の中に入っていった。 ある程度進んでいった時、私たちの目の前を小さい虫が二つ飛び回ってるのが見えた。 「うわっ蜂だ」 「そ、それに、あ、あ、あれも!いるぜ」 いや、一つは確かに蜂だがもう一つは決してアレなんかじゃない。 蛍だ。 「昼間に蛍だなんて珍しい………………」 そしてその虫たちは私たちに付いてこいと言わんばかりにそのまま進んでいく。 私たちは何の考えもなかったけど、その虫たちに妙な確信がありただただその方向へ向かっていった。 「…………………?ひと?」 遠くに人がいるのが見えた。女性と思しきその人は身長は高く髪は紅かった。そして多くのゆっくり達を引き連れている。 あの姿には見覚えがある。稗榎さんが持っていた写真に映っている女性そっくりだ。 「………………………孤独ってものは続かないもんよね」 人は一人では生きていけない。そんな当たり前な事を考えながら私は騒がしい同居人達と一緒に足を進めていった。 【きょうのでんこ】 朝早々と出たのは良いけれどやはり道が分からず伝子は結局迷ってしまった。 歩いてもう三時間、空はこんなに蒼いのに、太陽はこんなに眩しいのに未だに自分が何処にいるかも分からない状況だ。 「も、もう迷うの嫌よ!!…………………そうだ」 『ユックライドゥ!ディエイキ!!』 『ユックライドゥ!りぐるぅ!!』 何か思いついたのか伝子は変身してすぐにりぐるを召喚する。 「さありぐるちゃん!道案内をお願い!」 森なら虫であるりぐるがよく承知してるはずだ。 そう考えて召喚し、そのお願い通りりぐるは辺りを見回す。 「?どうしたの?」 「むしさん来てね!!」 りぐるがそう言うと辺りの草木から何かが蠢いたような気がした。 伝子のこめかみに冷や汗が一筋流れる。 「ま、まさか、虫って」 草が動く音は次第に大きくなっていく。そして草、気、地面からありとあらゆる虫が這い出てきた。 「あ、あ、あ、あ、あああああああああああああああああ!!!!」 伝子は生理的嫌悪感から一目散に逃げようとしたが、既に遅く多種多様の虫に囲まれてしまった。ホラー。 だが伝子は通常なら怯え、立ち尽くすところを!あえてりぐるに突っ込んだ! 「ど、どうせ逃げられないのなら!!最後はゆっくりの胸の中で死ぬぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!」 その雄叫びを最後に、森の中は静かになった。幻惑の森は平和である。 ゆっくらいだーディケイネ18話 ~ゆっくりEND~ NEXT 第19話 ゆっくらいだーディロリス!?(脚本→→かに) ギャレン「この距離なら、バリアははれないな‼」 ライダーネタ多くて楽しかったwww -- 名無しさん (2009-10-10 00 04 56) 名前 コメント
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ゆっくり魔法図書館 図書館-短編区画 短編集22 お燐の人気投票結果 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ……… ,;, ) ( ウ( ,,,,......... / ;ヽ フ ヽ r--ウ ''''''''''. ..ヽ | )''( \ ノ|,.--―─‐- 、 フ \...--.../  ̄ ̄ フ っ '. )\ \ ....| /,,, ) ヽ r',,.iニニニニニニ;;‐、⌒ ヽ ___フ............ヽOノ........ フ つ っ 」) )/"""""ヽ ヽ ) /⌒ \\ ヽ. \/ \ フ );;./ 「 \( / 7 / / i \丶 ! /==─ 人 ─==ヽ<> / r ヽ { } / ノ イ 人 r"v''ヽi ノ ノ ヽ ヽ< /| r | | /( ) 彳 ノノノイノレ'⌒ヽノ|ノ \/ ヽノ_ノ_ノ/ゝ、 /ヽ _ヽレレ人 ヽノ人__,../人....人ノ\_ノノノ.( ) 彡ハ -┰ ─┰ ノ ) 丶 ゝ 人(ヒ_] ヒ_ン )人 ヽ. ヽノノ (ヒ_] ヒ_ン )ノノ ( ) / {// ///ノ イ イ 丿ヽ |// ,___, ///| ゝ ( ) "" ""7) ( )  ̄'彡ゝ -~ 彡_.ノ ヽ ) / / 人 ヽ _ン ,' ヽヽ ( ) ( ヽ // ( ) ∠ヽ>‐-- -‐< j/ノヽノノ / >,、.._____, ,.イ \ ( ) >.、_ ,.イ/ ( )/ ,;, ) (<さとりさま!私すごい!? / ヽ ..,,,,......... / )''( | /.. .'''''''''' / (,,,ヽ |.... / /( .'<お空はすごいわねぇ ( / r""""\( (L 「 \ )/ 7 \.;;( さとり様…お空… ヽ { } / ヽ ヽ /( )ヽ|. | | ヽ |\ 二人を祝ってあげたい…… ( ) |ハハ,/人...人ノ、__人...ヽ/ ( ) ヽレ ,__, ,_,ヽヽノ けど本当はあたいも一緒がいいよ…… ( ) ( "U '( ) ( ) ヽ -=- ) ( ) 「 \( ) >.、_ ,イ ( ) ヽ ( )/ 7. ヽ~人 ̄ ̄i'' ( ) _人人人人人人人人人人人人人_ _人人人人人人人人人人_ > 呼ばれて飛び出て!!! < > じゃじゃーん!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ,;, ) ( ビクッ __,,,...,,,__ / ヽ ..,,,,......... γ ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ / )''( | /.. .'''''''''' ○O、_ __ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 (,,,ヽ |.... / /( .' -――C○ィ )  ̄ ̄\ ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / r""""\( (L ̄ヽ ゝ○o _ ヽ / キア'" ', 、`フ 7 \.;;(//\ / \`L_ ', 三 三 ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y/ ヽ ヽ ゝ、__,..-、\  ̄`i う) i '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ |. | | ヽ |\ イ ,ヘ ヽ \ ` し' | ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、(| ハハ,/人...人ノ、__人...ヽ/ナ ル ヽ、ナ‐- ',ヽ、 ハ ! \ 三 三 ( ソ'´ Vi rr=-, r=;ァ ハヘノ'レ ( ヒ_] ヒ_ン)ヽヽノ∧{ rr=-, r=;ァ i} リ `T ‐ヽ y'´ ! !. '" ̄ ,___, ̄"'ノノハ( "U '( ) ム!" ̄ ,___, ̄""/ !_」 ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" ヽ _ン ' ,ハ !ヽ ,--、 ) ( )ノ人 ヽ _ン ∠ノ | 三 三 '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ >.、_ ,イ ( )ー‐ >, 、 _,. <_Z_ /ノ/ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ7. ヽ~人 ̄ ̄i'' ( )/ ̄_ヽ`ー-一'イ==≠二 何シケたツラしてんのよ ,;, そんなんじゃ幸せが逃げるわよ? ) ( __,,,...,,,__ / ヽ ..,,,,......... γ ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ / )''( | /.. .''''''''''、_ __ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 (,,,ヽ |.... / /( .'―C○ィ )  ̄ ̄\ ギュム , 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / r""""\( (L ゝ○o _ ヽ / キア'" ', 、`フ 7 \\ / \`L_ ', ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y ヽ ヽ ゝ、__,..-、\  ̄`i う) i '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ|. | | ヽ |イ ,ヘ ヽ \ ` し' | ギュム ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、(ハハ,../人...人ノ、__人ナ ル ヽ、ナ‐- ',ヽ、 ハ ! \ ( ソ'´ Vi rr=-, r=;ァ ハヘノ' ( ヒ_] ヒ_ン)ヽ { rr=-, r=;ァ i} リ `T ‐ヽ y'´ ! !. '" ̄  ̄"'ノノハ "U ' ,ム!" ̄  ̄ ""/ !_」 ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" 'ー=-' ' ,ハ ! ) ′ )ノ人 'ー=-' ∠ノ | '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ >.、_ ,イ ー‐ >, 、 _,. <_Z_ /ノ/ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ7.ヽ~人 ̄ ̄i'' / ̄_ヽ`ー-一'イ==≠二 私達の間になったのも何かの縁 私達があんたをゆっくり界のスターにしてあげるわ え?あの… ,;, ) ( __,,,...,,,__ / ヽ ..,,,,......... ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ / )''( | /.. .''''''''''__ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 (,,,ヽ |.... / /( .'C○ィ )  ̄ ̄\ , 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / r""""\(L ゝ○o _ ヽ ギュイ / キア'" ', 、`フ 7 U \/ \`L_ ', ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y ヽ ヽゝ、__,-、\  ̄`i う) i '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ | | ヽ |,ヘ ヽ \ ` し' | ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、(ハ,../人...人ノ、__人ナノ ヽ、ナ‐- ',ヽ、 ハ ! \ ギュイ ( ソ'´ Vi rr=-, r=;ァ ハヘノ( ヒ_] ヒ_ン)ヽrr=-, r=;ァ i} リ `T ‐ヽ y'´ ! !. '" ̄  ̄"'ノノハ'" ,___, " ',ム!" ̄  ̄ ""/ !_」 ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" 'ー=-' ' ,ハ ! ) ー'⌒ー' )人 'ー=-' ∠ノ | '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ .、_ ,イー‐ >, 、 _,. <_Z_ /ノ/ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ7.~人 ̄ ̄i'' / ̄_ヽ`ー-一'イ==≠二 あたいはお空達と一緒ならそれで…… . ,;, ) ( __,,,...,,,__ / ヽ ..,,,,......... . ___,∧"´ ト-、∧‐ァ 7`>ゝ /)''( | /.. .''''''''''_ . ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、,,,ヽ |. .. / /( .'ィ )  ̄ ̄\ . , 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!,/ r""""\(L ゝ○o _ ヽ ギュウゥゥ / キア'" ', 、`フ 7 U \ \`L_ ', ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y ヽ ヽ__,-、\  ̄`i う) i '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ | | ヽ | ヽ \ ` し' | ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、(ハ/人...人ノ、__人ナ'ヽ、ナ‐- ',ヽ、 ハ ! \ ギュウゥゥ ( ソ'´ Vi rr=-, r=;ァ ハヘノヒ_] uヒ_ン)rr=-, r=;ァ i} リ `T ‐ヽ y'´ ! !/// ̄  ̄//ノハ" , -- 、 u/ ̄  ̄//./ !_」 ,' ! , ヽ、_,ゝ 'ー=-' ,ハ ! )ー'⌒ー' )、 'ー=-' ∠ノ | '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ、_ ,イー >, 、 _,. <_Z_ /ノ/ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ7人 ̄ ̄i''  ̄_ヽ`ー-一'イ==≠二 有名なコピペ 初出 【長編】東方AA作品スレ 第22巻【短編】 先日見たできごと。 ,-' ヽ ( ( ̄ ヽヽ .------. ヽ ヽ ... | _/ . '''' ̄''ヽ ヽ ,.-''"´  ̄'"" ヽ ) ) /==─ \. ノ ノ !? ノ ( \ ヽ "ヽ_ノ_ノ-ノ_ハヽ--ヽヽ\_フ ) _ノ | (ヒ_] ヒ_ン)';/ヽ ヽ ヽヽ_ノ i"" "ノ | '\ \ 人 O フ ノ ) "'ヽ...>.. ..,____,,イ'ノ/ .ノ...,ノ小さい女の子を連れた船長と、ゴスロリを着た楚々としたおばあさんが寺の境内で話していた。 __ ,- 、 , --'. ', ---- 、 ぬるぽ ) キヽ-、... ...... ガッ! / --- ヽ ノ '-' ) ). --、 ノノ ノ ヽ ヽ ノ ノ .ノ =-、 / / ノ ノ ノi 人 | }. / // } = , { ( ( / / ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ ウ -'' ) = =/) =人 = ) 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ ( = = ノ_ノ/ ノノレ '. / ( )( 人''' ,___, '' ノ ) . ( ( ,ノ /(ヒ_] ヒ_ン) ノ7 ( ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ フ !"" ,___, "" i / ヽ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ フ 人 ヽ _ン 人 ) (' '' ) i=====i ノフ フ ノフ >.., ____,, ._イ ノ子供は照れているのか船長のかげに隠れ、 おばあさんが話しかけても恥ずかしそうにするだけだった。 ,,. ' "´ ̄`',--、 + , '´ -ヽ-⌒-' `ヽ、 + + // / / 丶 〉 ノi / / ,' 人 '、 ヽ ( ( ,,彡ノノ__,ノノノ ヽルイ ' .i + _ ( ヽ + ) i´/( ィ== ==、) i ヽ /./ ヽ ヽ. (´( ''""ヽ"" ___ ""ノ イ ノ. / / _,ノ ヽ. ノ ノ ノ ',) ヽ _ ノ イ i ゝ ヽ _/ . ヽ._ ⊂二_ ,ト、___,(_ノ_{ ノ>‐--‐イ{ ',__ヽ_.,\ , -‐' !.! / ノ `二⊃ , -─ '_ . ヽ ヽヾ、 ぃ i.! Y !-三三-! Y ! // / ぃゝ,_ 、 \ ー ¨/, _,..ノ、! l i i リ ノ ;''======''; ! リ.! i ! i | レ´ \ ヽ. ヽ-’ ー' / / | ! | i ぃ リレイ ! ^\/^ l レリイ,i !.| l |´ | ! ヽ_}ヽ_〉 ‐' トト ,〃 __;;-rー{ |\/\/| }};〃__;;; ぃ // ヽ.ヽ/; (´ .! . .'; |/\/\| ;'. . ! `)゙.ー- ;;ヾ.、´/ `´ ソ ,'. . . .'; ', /\ ノ' ;'. . . ', 〈  ̄……! ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ 」⌒l ,,' ; '; '; ; ヾヘ っ l O\ i ! ; '; '; ', ) ) ;ス つ っ .r'´ノ\\!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) //」⌒l .\ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' }^ヽ lノ l O\:: イ (ヒ_] ヒ_ン ).レ; }ノ ハ } .r'´ノ\ )イ|/// ,___, ///,ノ ノ l } //,ヘ、\ノ ', イ _ノ\lノ} lノ ヾ、 ヽ、 ,ノ ノ l } `ー-≧;;;;` ー--─ ´;;;;/ lノそしたらおばあさん、何を思ったか突然、超人みたいな動きをしつつ子供のまわりを軽快に回りながら叫んだ。 ` 、\_ ,  ̄ ヽ 三 二_ _ // \\  ̄ ―7て \、\ ヒュッ // \ ヾ / / / ガッ ' / / ' /// ザッ/, ' / , --'. ', ---- 、 / --- ヽ 二二 ノ ─==ニ / / ノ ノ ノi 人 ― ニ ― { ( ( / /ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ _人人人人人人人人人人人人人_ -= __ .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン `_ ̄二 > オッス ! オラババア ! よろしくな ! < ( )(二人''' ,___, '' ノ ) . ( (  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄― 三二 )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ (' '' ) i=====i ノフ フ二その瞬間、私の横でベンチに座っていた毘沙門天が勢いよく鼻からコーヒーを吹き、目の前に置いてあったおばあさんのエア巻物をコーヒーと鼻水まみれにした。 |\ 、..,,_ ヽー-.| ト-/|_ <\ \ァ‐く__∠,_ ァ;'´ `'ー弋_ノ-<`¬ / / ,ハ / イ レ ∠/ / / / ハ i ハ i .| ; ヽ ━━┓┃┃ イ / リ ハ,ゝ、ハ/ !ハ/ i iノヽ. ┃ ━━━━━━━━ ノ/ ホ / (○)` (○)!/!」 ┃ ┃┃┃ ハ シ| " _____ "' i__{ _,,. ┛ `ー'iヽ、ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ , 。≧ 三 ==- rィ;ヽ`-ァ, ≧=- 。ゝ'i へ、 !,=イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ /⌒i、._Y ||_≦`Vヾ ヾ ≧ ! iノi 7 。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・ /iヽ-イ| .i ハ ハ!おばあさんの突然の行動と、鼻水とコーヒーを垂らし咳き込みつつ謝りまくっている毘沙門天の姿に、船長、女の子含めた周囲は爆笑。おばあさんは孫(?)が笑っているのを見て嬉しかったのか快く毘沙門天を許し、なんか和やかな雰囲気で三人連れ立って去っていった。 ,ヽ./{ }ヽノヽ ノ ノ ヽ / ) } , 超許す 'ヽi ')ヽ oOoノ /{ V } , --'. ', ---- 、 ) ''V 'o. '''' .oノ ノ ノ / --- ヽ , -' '-/ヽ__ノ.- '' ヽ'ヽ ノノ ノ ヽ ヽ /..-''' r ';' { . ' 'ヽ. / / ノ ノ ノi 人 | }. 、_/. '' r '{ { \ ヽ ' . ヽ ヽ {ヽ { ( ( / /ゝ,ノ ノノ /)/) ノ )'ウ ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } ( ' ノ 人 . .ノ ( r=ミ r=ミ/ . .ノ/ ノ( ( ( ( ノ )ノ '')/ ''\ 、ノ ノ 入 ( )( 人''' ,___, '' ノ ) . ( ( ノノ ) i ( >//////< )ノ. ) ) )ノ . . ) ヽ _ン ( ノ . ノ ヽ ノノ | | | ,___, | |"'| ノ入 ) ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ )/'人.| | 'ー⌒ー' | | イノV '' (' '' ) i=====i ノフ フ ノ>.、____ ,. イヽ + ,-- 、 ) キヽ-、 ... ...... + + .ノ 'ー' ) ). -..、 + + ノ ノ .ノ =-、 + + / // } = . ', + `ー─''´ ) = =/) =人 -=) + + + 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ / r=ミ r=ミレイ ソ + + フ ! xxx ,___, xxxiノ 〈 + ノィ 人. ヽ _ン 人 ) ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ ♪ 」⌒l ,,' ; '; '; ; ヾヘ / l O\ i ! ; '; '; ', ) ) ;ス .r'´ノ\\!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) //」⌒l .\ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' }^ヽ lノ l O\:: イ ⌒ ,___, ⌒. レ; }ノ ハ } .r'´ノ\ )イ|/// ヽ_ ノ ///ノ ノ l } //,ヘ、\ノ ', イ _ノ\lノ} lノ ヾ、 ヽ、 ,ノ ノ l } `ー-≧;;;;` ー--─ ´;;;;/ lノ ぬえ対きめら丸 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦」⌒l ,,' ; '; '; ; ヾヘ .,ィつryl O\ i ! ; '; '; ', ) ) ;ス、ノ // ン. //フ_ なじむ・・・実に馴染むぞこの体!´ノ\\!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ)ノ ノィ斗、/// /ゥ 」⌒l .\ノノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ‐ . /`ハ / / / / ラ l O\:: イ (ヒ_] ヒ_ン ).レ }l彡"ィノ/}}/ / / /∠っ,, -z― 、r'´ノ\ )イ,|"" ,___, "" ,ノl11`o' / ,'))入,,/r≦z'' . .ーニ\/,ヘ、\ノ ', ヽ _ン イ ルィ`○ ,))))) }ニ,ン´' . ≠ 、≠=`丶/´"^`丶、 ヾ、 ヽ、 ,ノ 三=メ/′爻彡"=ニフ. = , ' ヽ ''''ニ三ヒン` \ -≧;;;;` ー--─ ´;;;; ミ≡'ゞy 爻彡ヘ>`z = / ';, / ヽ、ミ) .彡 . . `,.. . . . . ミ  ̄ ̄ ̄`.ミ 'ノ__ / / V" 彡 . .. . . ミ .. ゙V'_`丶 (__,> 彡 . . . . ミ _., `ヽ `ヽヽ `, _,,...,_ , |メ!川!,ハ'i |ー´`ヽ .|ヽ / │`、,./" .r=ァヽ (~⌒~i !~⌒~} \, `i | ノ` ヽ (´ r=‐ ,ィ' <オオナジムナジム i`""i i""゛i 〕 | | / `一-ヾ, '=彡'',) . . ,_ . /7 「l /'. ノ ;, ,' ト | / ( |, "、_,_',ノ ` ヽ, 「 l // ヽ, | l _/"ニニン' / | | `丶 | ( | i' 丶,` -' '-..,「 | ,└''"´ ̄^`ヾご/ヽ、 ∠ | ノ `、 丿 / .| `i  ̄ ̄ヾ/´ 、、 ヽ ヽ/ノ ノィ _ノ=´レV`,i- 厶ス /`v`〉 (,,/゛ ,i´ ./ ノ lヽ j /、lヽ ト、 .'l. ‐ //´^ / ノ 《レ' i " `iノ く_/ h'´ r'"イ .ノ\| .r=ァ レ'{ }l彡"ィノ/ 体盗られた・・・ `'ー-^ー'´ `ー'ー'´ {,}'ヽ.,l .r=- U l11`o' .。レ1ヽ'、 ー=┰ 人ルィ`○ ,) o′ レ~7' .、 ┃ ノ ○' . . ,_ . /7 「l /'.` ヽ, 「 l // ヽ, | l _/"ニニン' 丶,` -' '-..,「 | ,└''"´ ̄^`ヾご/ヽ、  ̄ ̄ヾ/´ 、、 ヽ ヽ/ノ ノィ ノ lヽ j /、lヽ ト、 .'l. ‐ h'´ r'"イ .ノ\| .r=ァ レ'{ }l彡"ィノ/ だが・・・ {,}'ヽ.,l .r=- l11`o' .。レ1ヽ'、 ー=┰' 人ルィ`○ ,) o′ レ~7' .、 ┃ ノ ズボッ! ○' /,ィ(ノノ_ノ _//∧N| ヽ` 、 〉〉 //'、ヽ ///l .l ∧ iヽ、、ヽ、___,,.. .-'ノ // )λ l i l 〉' 人ヽ| )トヽ__,,.. .-‐ ''" / / (( υ レ'l|V 入 V ,ヘ i l// i i レ1/ / )l 7 ムノ ソ ∨ レ' L|〈 ,.-、 ( ○),-、 / / ノ /( ○ヽ / / ./ ./ __,,.. -‐''"´ ,' /o∧ } / / ./ ./ / -=ニ..,,,__o_oノ| |/ / ノ / / / ./ ./ / / . . ,_ . /7 「l /'. |// ̄ヽ / く `、/ ./ ,/ /` ヽ, 「 l // ヽ, | l _/"ニニン' / ./ ̄へ\ ` 、 ./、./ / 丶,` -' '-..,「 | ,└''"´ ̄^`ヾご/ヽ、 . | | \\ / /、 `/  ̄ ̄ヾ/´ 、、 ヽ ヽ/ノ ノィ ! !-----く `7{ (,.r--∠ヽ、 /ノ lヽ j /、lヽ ト、 .'l. ‐\, / ./─--、. \/ `ヽ_,へ'_/ ,へ どうということはない 〈.,,ih'´ r'"イ .ノ\| .r=ァ レ'{ }l彡"ィノ// ,,r、/ / ' `i,ノ⌒} !´{,}'ヽ.,l .r=- l11`o' '丿 ! / _ _,r'ー-ノ ヘ.。レ1ヽ'、 ー=-' 人ルィ`○  ̄ノ ;. |_/\;゙ ;゛- r-、'´ヽ__ノ__ o′ レ~7' .、 ノ,. ;; 〈´ ゙ \ ヽ-┐ ) ヽ 丿 ;; 。゙ヽ ○' '-ゝ !'7ア´「ト、| ヽ;;ノ l ;, ' く /ト,_r'‐''´ ヾ i´ ト-‐く_ |/ /l_」、 \ _,;/ l ,!( ⌒; i, '゙ \/´ ,.|`''`、 ゙ー '゙ / ノ V ` ヽ.,__/{|o|}ー _... '゙ ⌒ V .、. !;;;;;;;;;;;;;;;Y´ ヽ ;.イ - _丿 ,i゙ ''゙ メ ,r'´.' ., _.. |゙ ノ;;;;;;;;;;;;;{ ゙、;;;;;;;;;;;;;/ヾ゙、 j´. ト、 ,i' ,._.,., i゙.、i`,゛゙ ' ' ....、^ {;;;;;;;;;;;;;;;;! `、;;;;;;;;{ . . . . .,,イ. rァ У ,i' '゙、- ー''` ' 、 _ ,.i゙ `i;;;;;;;;;;;/ `゙、 . . . . ゙、y=-一‐‐く . // ;'、_.、 ‐ '`  ̄ _|;;;;;;;;;/ _゙、. . . . } _.,r''; (, ゙ヘ ヾ⊥;;/ (! . { . .i . . ノ ;´`__/ ン ! , , `フ ,./ ー'く \_,ゝ、ノ ( r‐'{`V´ ,} 〝 i,,,ノ`ソ' ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ 」⌒l ,,' ; '; '; ; ヾヘ l O\ i ! ; '; '; ', ) ) ;ス .r'´ノ\\!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) //」⌒l .\ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' }^ヽ lノ l O\:: イ圷旡≧/ /≦乏.レ; }ノ ハ } <鵺の体だよ!返してね!! .r'´ノ\ )イ|"| |/ / / / | | ,ノ ノ l } //,ヘ、\ノ ',| | , -- 、 | | イ _ノ\lノ} lノ ヾ、 )>,、ー'⌒ー'_,.イノ ノ l } `ー-≧;;;;` ー--─ ´;;;;/ lノ . . ,_ . /7 「l /'.` ヽ, 「 l // ヽ, | l _/"ニニン' 丶,` -' '-..,「 | ,└''"´ ̄^`ヾご/ヽ、  ̄ ̄ヾ/´ 、、 ヽ ヽ/ノ ノィ ノ lヽ j /、lヽ ト、 .'l. ‐ h'´ r'"イ .ノ\| .r=ァ レ'{ }l彡"ィノ/ <それがどうしました? {,}'ヽ.,l .r=- l11`o' あなたにできることは他の誰かにもできるということですよ .。レ1ヽ'、 ー=-' 人ルィ`○ ,) o′ レ~7' .、 ノ ○' ,- 、 ) キヽ-、... ...... ノ '-' ) ). --、 むらさーむらさー> ノ ノ .ノ =-、 / // } = , ウ -'' ) = =/) =人 = ) ( = = ノ_ノ/ ノノレ '. / ,ノ /(ヒ_] ヒ_ン) ノ7 ( フ !"" ,___, "" i / ヽ<その声は・・・鵺! フ 人 ヽ _ン 人 ) ノフ >.., ____,, ._イ ノ ,.-、 ( ○),-、 / / ノ /( ○ヽ / / ./ ./ __,,.. -‐''"´ ,' /o∧ } / / ./ ./ / -=ニ..,,,__o_oノ| |/ / ノ / / / ./ ./ / / ノノ /'.|// ̄ヽ / く `、/ ./ ,/ / y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ン'/ ./ ̄へ\ ` 、 ./、./ / ,,' ; '; '; ; ヾヘ . | | \\ / /、 `/ i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ ! !-----く `7{ (,.r--∠ヽ、 !ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ)/ ./─--、. \/ `ヽ_,へ'_/ ,へ 体をパワーアップして返してもらえたよー ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ;ソ ,r、/ / ' `i,ノ⌒} 从 イ (ヒ_] ヒ_ン ) レ、 }丿 ! / _ _,r'ー-ノ )ノ i"" ,___, "" ,ノ ノノ ;. |_/\;゙ ;゛- r-、'´ヽ__ノ__ ヾー イ人 ヽ _ン イ ノ 〈´ ゙ \ ヽ-┐ ) ヽ 丿 ;; 。゙ヽ '`ーz >、.,___,,..イ / l ;, ' く /ト,_r'‐''´ ヾ i´ ト-‐く_ |/ /l_」、 \ _,;/ l ,!( ⌒; i, '゙ \/´ ,.|`''`、 ゙ー '゙ / ノ V ` ヽ.,__/{|o|}ー _... '゙ ⌒ V .、. !;;;;;;;;;;;;;;;Y´ ヽ ;.イ - _丿 ,i゙ ''゙ メ ,r'´.' ., _.. |゙ ノ;;;;;;;;;;;;;{ ゙、;;;;;;;;;;;;;/ヾ゙、 j´. ト、 ,i' ,._.,., i゙.、i`,゛゙ ' ' ....、^ {;;;;;;;;;;;;;;;;! `、;;;;;;;;{ . . . . .,,イ. rァ У ,i' '゙、- ー''` ' 、 _ ,.i゙ `i;;;;;;;;;;;/ `゙、 . . . . ゙、y=-一‐‐く . // ;'、_.、 ‐ '`  ̄ _|;;;;;;;;;/ _゙、. . . . } _.,r''; (, ゙ヘ ヾ⊥;;/ (! . { . .i . . ノ ;´`__/ ン ! , , `フ ,./ ー'く \_,ゝ、ノ ( r‐'{`V´ ,} 〝 i,,,ノ`ソ' ,-- 、 ) キヽ-、 ... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ━━┓┃┃ ,ノ / ( ○) ( ○)レイ ソ ┃ ━━━━━━━━ フ ! "" ,_`ミ 。 ゚ 。 ・ ┃ ┃┃┃ ノィ 人. ゝ'゚ ≦ . ゚。 。 ┛ ヽイレヘ >、.._。≧ 三 ==- __ァ, ≧=- 。 /イレ,、 >三 。 ゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 【本を棚に戻す】
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対戦型ゆっくりゲーム by 十京院 典明 対戦型ゆっくりゲームというのを買ってきた。最近流行っているらしい。 「おーい、れいむー」 俺は家飼いのれいむを部屋に呼びつけ、PCを起動する。 やがてぺたんぺたんと階段を上る音がして、れいむが俺の部屋のドアを開ける。 「ゆゆっおにーさんゆっくりしていってね!」 「あーはいはいゆっくりゆっくり。ゲーム買ってきたんだが、やるだろ?」 「げーむさん!れいむげーむさんするよ!」 このれいむには時々ゲームの相手をさせているので、ゲームパッドぐらいなら操ることができる。 ピコリーン \ゆっくりしていってね/ 「ゆゆ!ぱそこんさんのなかにもれいむがいるよ!ゆっくりしていってね!」 * * * * 俺はキャラセレ画面で固まった。 「……」 画面には10匹のゆっくりが馬鹿面を晒している。それはいいのだが、 左上から、れいむ、れいむ、れいむ、まりさ、まりさ、ありす、ちぇん、みょん、れみりゃ(胴なし)、れみりゃ(胴あり)。 「おにーさんどうしたの?」 「……れいむ三匹とまりさ二匹の見分けが付かないんだけど」 「ゆゆ!こんなのもわからないなんておにーさんはばかだね! れいむとれいむとれいむとまりさとまりさだよ!」 「仕方ない、マニュアルでも見るか」 俺はマニュアルを広げた。 = = = = マニュアル お買い上げいただきありがとうございます。 本ゲームは、従来の対戦型格闘ゲームとはびみょんに異なったシステムを採用した新感覚ゆっくりゲームです。 勝利条件は自キャラのゆっくりゲージを100%まで溜めることか相手のゆっくりゲージを-100%まで下げることです。 基本動作 A=隙の少ない、ゆっくりする行動をします。 B=隙の少ない、相手をゆっくりさせない攻撃を繰り出します。 C=効果の大きい、ゆっくりする行動をします。 D=効果の大きい、相手をゆっくりさせない攻撃を繰り出します。 ←←=バックステップです。後ろにゆっくり跳ねます。 →→=ダッシュです。前にゆっくり急ぎます。 (コマンド)=さまざまな効果を持つゆっくりむーぶを発動します。いわゆる必殺技です。 特殊なルールを紹介します。 通常種ルール 通常種のゲージは自動で微量ずつ99%まで増加します。 通常種には当たり判定が無く、各種通常技およびゆっくりむーぶ中のみ当たり判定が発生します。 従来の格闘ゲームのように相手を攻め殺すよりは、自キャラをゆっくりさせつつ、 相手をゆっくりさせない戦い方が基本です。 うーぱっく 試合中、うーぱっくが通りかかり様々なアイテムを投下することがあります。 プリンやキノコ、干し草といったゆっくりゲージ増加アイテムから玄翁、ガラス箱といった危険なブツまで種類はさまざま。 なお、ゲームの性質上ゆっくりのリアルスペックとの乖離が見られる場合があります。 あらかじめご了承ください。 キャラ紹介 およびゆっくりむーぶコマンド表 れいむ(れいむA) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆっくりはねるよ! ←→←B or D ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ! ↓溜め↑A or C 『ゆっくりしていってね!』は全ゆっくり中最高のゲージ溜め性能があり、とくにC版は高効率。 移動の遅いれいむ(れいむC)やれみりゃざうるすと距離が離れたなら、 『ゆっくりはねるよ!』→『ゆっくりしていってね!』でゆっくりゲージを溜め切ってしまうこともあるほど。 『ゆっくりはねるよ!』は移動技。Bは後ろ、Dは前へと移動する。れみりゃ(胴無し)から逃げるほど速くはない。 うーぱっくからのアイテム回収や、ゆっくりしていってね!の布石に。 『ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!』は、わずかながら無敵判定の存在する攻撃技。ダメージもなかなかで、ゲージ上昇有り。 攻撃重視型のみょん、れみりゃ(胴無し)などへの切り返しやカウンターを狙おう。 れいむ(れいむB) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆ~♪ゆ~♪ ←/↓\→A or C ゆゆ~♪ 相手の近くで↑\←↓\→B or D 歌の上手なれいむ。『ゆっくりしていってね!』はれいむAの同技に比べてゲージ上昇が少ないものの、二種類の歌技がそれを補う。 『ゆ~♪ゆ~♪』Aは低く、Cは高く飛ぶ飛び道具で、相手に当たると動きを止める。画面端に消える際にもゲージ上昇有り。 『ゆゆ~♪』はいわゆる一回転投げ。歌で相手の動きを止め、相手をゆっくりさせる(わずかに相手のゲージも上昇)とともに 自らのゲージを大幅に上昇させる大技。当たり判定のない状態の通常種をも吸い込むため、常に近接状態で立ち回り 相手をゆっくりさせないことが重要。 れいむ(れいむC) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆっくりうまれるよ! ↓溜め↓ おちびちゃんゆっくりしていってね! ←/↓\→B or D ゆっきゅちちていってにぇ! →←↑ B or D 植物型にんっしん中のれいむ。移動が遅く、特定のキャラには大幅不利ながらもスペックは低くない。 おちびちゃんゲージ(初期値1)の数だけ使える『ゆっくりうまれるよ!』でおちびちゃんを増やしながらゆっくりしよう。 おちびちゃん4匹以上の『ゆっくりしていってね!』には攻撃判定が付属する。 『おちびちゃんゆっくりしていってね!』は赤ゆゲージを溜める技。隙が少ないので暇を見てゲージを補充せよ。 『ゆっきゅちちていってにぇ!』は『ゆっくりしていってね!』の硬直を減少させる専用技。 攻撃判定のあるゆっくりむーぶも移動技も持たないため、攻められると脆く距離を離されても相手に一方的にゆっくりされ終了、 という危険性をも孕む(にんっしん中だけに)テクキャラ。通常技での立ち回りと間合い取りを研究しよう。 まりさ(まりさA) ゆっくりしていってね! A or C連打 むーしゃ、むーしゃ、しあわせー! →\↓/← B or D ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ! ↓溜め↑A or C れいむと同じスタンダードタイプのゆっくり。『むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!』はうーぱっくから食べ物ゲット時にのみ 使えるゲージ大幅上昇技。移動速度が速く食べ物をゲットしやすいため、狙いどころは多い。 まりさ(まりさB) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆっくりしていってね! ↓\→A or C ゆっくりはねるよ! ←→←B or D まりさAよりもさらに移動速度が速いスピード特化型ゆっくり。 二種類の『ゆっくりしていってね!』を持ち、コマンド版は飛び道具。 ワギャ〇イザー、あるいはエコ〇ズAct2風の書き文字が攻撃判定を伴って飛ぶ。発生、速度にすぐれるD版は 相手のゆっくりむーぶを阻止するのに適する。 ありす ゆっくりしていってね! A or C連打 しゃんはーい →↓\A or C ほーらい ←↓/A or C 『しゃんはーい』はカチューシャから人形を生み出し前方に配置。相手を押し返す効果がある。最大8つまで配置可能。 『ほーらい』は高速で跳ねる飛び道具。6/1とらんぷる。 通常種の近くにいるとゲージの自動上昇率が高まるキャラ特性を持つ。しかし近接不得手のシューティングキャラ…… おお、つんでれつんでれ。 ちぇん わかるよー A or C連打 わからないよー 被ダメージ中に←→↓\B or D らんしゃまぁぁぁぁぁ!! ←/↓\→B or D 『わかるよー』はその場でゆっくりする、ゆっくりしていってねタイプのゲージ上昇技。 上昇率は低いものの、ゆっくりしていってねに比べ当たり判定が小さいため特定の飛び道具をかわしつつゆっくりし続けられる。 『わからないよー』は被ダメージモーションをキャンセルして高速離脱する。 『らんしゃまぁぁぁぁぁ!!』はゆっくりらんを召喚。らん存在時は通常技が変化しゲージ上昇率が上がったり性能が変化したりする。 長いコンボをことごとく封殺する『わからないよー』は伝家の宝刀。 しかしながら自身のゲージ溜め能力も高くは無いため過信は禁物。 硬直の大きい『らんしゃまぁぁぁぁぁ!!』を余裕を持って発動する位置取りが重要。 みょん ゆっくりしていってみょん! A or C連打 ちーんぽ! ↓溜め↑A or C でぃーっく! ↓溜め↑B or D 『ちーんぽ!』は黒くてたくましいもの(餡子製の刀)で相手を突き上げる攻撃判定技。ヒット時は黒くてたくましいもので さらに相手を突き上げる追加攻撃が2回まで出せる。 『でぃーっく!』は黒くてたくましいものを振り回す攻撃判定技。当たり判定も大きいので被カウンター注意。 通常技も主に、黒くてたくましいもので行う。 れみりゃ(胴無し) うーうー! A or C連打 たーべちゃーうぞー! 相手の近くで↑\←↓\→A or C ぐんぐにる ↓\→B or D 『たーべちゃーうぞー!』は相手ゆっくりゲージの80%を消し去る大ダメージ技で、当たり判定のない 状態の通常種も捕まえられるが、間合いが狭く発生も遅い。確定状況を作れるかどうかが勝負の分かれ目。 『ぐんぐにる』は槍状の飛び道具。 通常技も弾幕攻撃なので、なぶり殺しと一撃必殺の二段構えで相手をゆっくりさせないよう飛び回れ。 れみりゃ(胴有り) うー! A or C連打 うっうー! ↓\→A or C うあうあ♪ ←→←B or D れみりあうー☆ ←/↓\→A or C たーべちゃーうどー! 相手の近くで↑\←↓\→A or C ざうるす進化 ↓溜め↓ 捕食種ながら、こちらはゲージ上昇重視タイプのゆっくり。 『うっうー!』、『うあうあ♪』、『れみりあうー☆』は連続入力可能。『うあうあ♪』と『れみりあうー☆』には 攻撃判定があり、ゲージを溜めつつ攻撃できる。 『たーべちゃーうどー!』は『たーべちゃーうぞー!』と代わり映えの無い性能だが、各種ゆっくりむーぶでゲージを溜めつつ、 100%阻止に近づいてきた相手に狙えないこともない。 『ざうるす進化』は、文字通りれみりゃざうるすになる。ざうるす時はゲージ上昇速度が飛躍的に上昇するが移動速度が激減。 対れいむCなどに。同一コマンドで元に戻ることもできる。 = = = = 「なるほどねー。 ……それにしてもれいむまりさの顔の違いがわからん……」 れいむはれいむAを、俺はれみりゃ(胴無し)を選んでゲーム開始。 「どぼじででびりゃえらぶのぉぉぉぉぉぉ!!!???」 「このお兄さん、たとえ貴様がゆっくりといえども容赦せん。 それにもともと、ペットショップ使いなもんでね」 * * * * かくしてゲームスタート。 \れでぃぃぃ……ゆっくりしていってね/ 「語呂悪!」 「ゆゆゆ!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 開幕からゆっくりしていってね連呼のれいむ。 ……ああなるほど。 ゆっくりや⑨でもプレイできるように全キャラ連打コマンド持ってるわけね。 「ってやべえ!」 予想以上にゲージの上昇が速い。慌てて弾幕攻撃をするが、すでにれいむのゲージはかなり溜まっている。 少しずつゲージを削るが、通常種ルールの当たり判定消滅とゲージ自動上昇によって開いた差はなかなか縮まらない。 「ゆっぐりじでいっでねっでいっでるでじょぉぉぉどぼじでゆっぐりじないのぉぉぉぉ!!!」 俺は一向に当たる気配のない弾幕攻撃を諦め、れみりゃ持ち前の素早い飛行でれいむに近づく。 「てめーこそ喰らって死ねぇぇぇぇぇぇ!!!『たーべちゃーうぞー!』」 「『ゆっくりはねるよ!』」 すかり。 起死回生の一発は(たぶん暴発した)移動技にかわされ―― 「っ―――!?」 \うぃなー いず れいむ/ 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 俺は、ゆっくりに負けた男となった。 * * * * 俺はこのゲームを舐めていた。それは認めよう。 俺はれいむの餌を七日分用意して、俺自身の身支度を整えた。 玄関に出た俺をれいむが呼び止める。 「ゆゆゆ!おにーさんどこいくの!?」 「旅に出る。 一週間後に、貴様との再戦を申し込む。それまでこの家には帰らん」 「どぼじでぞんなこというのぉぉぉぉ!!??おにーさんならとくべつにゆっくりしていっていいよぉぉぉ!?」 「もともと俺の家なんだが。 まあそれはいい。PCは置いていくから、せいぜい腕を……腕はないか。 せいぜいあんよを磨いておけ」 「いやだよ!!おにーざんといっじょにいだいよぉぉぉぉ!!!」 「俺も一週間後にもっと強くなって帰って来る。その時まで首を……首はないか。 あんよを洗って待っていろ」 「ゆゆぅぅぅーーーん!!」 * * * * それから、格ゲー仲間の友人に電話をかけ、メシを作ってやるかわりに一週間の格ゲー強化合宿を取り付けた。 言うまでもないが、飼いれいむに対戦で負けた話をしたらたっぷり三十分ほど笑われた。 こうして、友人との対戦に明け暮れる日々が幕を開けた。 「これぶっちゃけ、無しれみ弱いぞ……詰んでるマッチアップが多すぎる」 友人の指摘はもっともだった。 当初は気にも留めていなかった通常種ルールが、実は馬鹿にならない強さで設定されている。 あの日の初プレイでれいむが見せた、れいむAの高火力な開幕『ゆっくりしていってね!』が ゲームエンドに直結するほどにだ。一度奪われたリードはそうそう奪い返せない。 「うーむ……」 「胴れみはどうよ。俺も使ってないけど」 「そういや試してなかったな」 俺はれみりゃ(胴有り)を選び、友人はれいむA。 \れでぃぃぃ……ゆっくりしていってね/ 「語呂悪ぃ……」 「やっぱそう思うよな」 「うっうー!」 「うあうあ♪」 「れみりあうー☆」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 開幕『ゆっくりしていってね!に対して、『うあうあ♪』の先端に発生する攻撃判定がぎりぎり届かない。 単発の『うあうあ♪』も試したが、そもそもリーチが短く届かない。 そしてやはり逃げ切られる。 「なぁ……れいむAって強キャラじゃね?」 「まごうことなき強キャラだな……むしろ厨キャラまであるな。んで捕食種弱い」 「このサークル、れみりゃになんか恨みでもあるのか……?」 「マイルド調整の結果じゃねーの……それにしてもれみりゃ弱い」 「だけどさぁ、れいむA使う気ないんだろ?お前の性格からして」 「わかってんじゃねーか」 下手の横好きといわれても、俺は勝つためにキャラ換えしたことは一度も無い。 それは誇れることなんかじゃなく、くだらないこだわりに過ぎないのだがどうしてかキャラ換えできない。 それはきっと、俺そのものと強く癒着してしまっているのだ。 たとえば、ゆっくりがゆっくりを求めずにはいられないのと同じようにそれは当たり前のことなのだ。 「……次、行こうか」 「ああ」 俺はれみりゃを選び、再び対戦を始めた―― そして、またたく間に一週間が過ぎる。 俺は友人に礼を言って、帰途に就く。 「じゃあ、行ってくるぜ」 「頑張れよ」 * * * * 「ゆゆゆ!おにーさんまってたよ!ゆっくりしていってね!」 「だから俺の家だと言うに…… まあいい、勝負だ!れいむ!」 「ゆふふ……れいむはかなりあんよをあげたよ。せいぜいゆっくりしていってね」 「あんよ……?ああ、腕を上げたって事な。 俺だってそうさ。一週間前までのみじめな俺には二度と戻らない」 れいむはれいむA、俺はれみりゃ(胴付き)を選んだ。 \れでぃぃぃ……ゆっくりしていってね/ 0.60- 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 れいむは開幕ゆっくりしていってねを放つ。単純だが効果的な戦法だ。対して俺も手を打つ。 ボワン 「ゆゆ?」 ざうるす進化だ。これにより、俺のれみりゃはれいむに負けないゲージ上昇率を得る。 友人との合宿で、れいむAの火力に対抗するべく俺が考え出した、たった一つのソリューション―― 俺達は発想を転換しなければならなかった。 相手を倒すことより、自分がゆっくりすること。 それがこのゲームシステムにおいて、もっとも効率よく勝利条件を満たす手段なのだ。 格闘ゲームの常識に捕らわれていた俺と友人が、使えない技として無意識に除外していたざうるす進化。 それこそが勝利への鍵だったのだ。 4.42- 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!……」 「うーうー!ぎゃおー!うっうー!」 Cゆっくりしていってねの連打よりも、ざうるすれみりゃと化したれみりゃの技の方がわずかにゲージ上昇率が高い。 その微細な積み重なりは、やがて目に見える値となってゲージに表れる。現在れいむ57%、れみりゃ65%だ。 5.21- 「ゆゆっれみりゃはゆっくりしないでね!ゆっくりするのはれいむだよ!」 ついにれいむが痺れを切らせた。 「『ゆっくりはねるよ!』」 ――予想通りだ。 「『うーうー!もとにもどるどぉ~』」 ボワン こちらへ素早く跳ねてくるれいむのモーションに辛うじて反応し、れみりゃを通常形態へと戻すことに成功する。 ジャンプからのぼでぃぷれすをガードし、続く通常技を頭を抱えてやり過ごす。 「ぷんぷん!もうおこったよ! 『ここはれいむの……」 微妙な状況だ。 ――発生前に潰せるか(↓Aでカウンターを狙える) ――ガード(削られる/ゲージ2%減) ――喰らえば仕切り直し(ゲージ増減れいむ+7%れみりゃ-5%/それより距離が離れるのはまずい/Cゆっくりしていってねで死ぬ) 「……ゆっくりぷれいすだよ!』」 読み違えれば ――潰せる(無理だ) 負ける。 高速で流れる思考とは裏腹に、反射的に指が動いていた。 「――っ!」 俺の親指はAボタンを外してパッドを掴み、れいむのふくれっ面攻撃をガードする。 ――まだ行ける(ゲージはまだリード/進化or↓AB踊りコンボor投げ) 7.33- れいむが小さく一歩退がった。一瞬間が空く。 「うー!うー!」 それは俺のれみりゃのボイスではない。 画面の左上部から飛来する小さな影。その位置はれみりゃよりれいむに近い―― 「うーぱっく!れいむにあまあまちょうだいね!」 その瞬間、なにもかもがスローモーションに見えた。 俺は指を滑らせ←Cを繰り出す。 ←Cは攻撃判定は無く、前方に踏み出しながらゲージを溜める踊り技だ。 もしもれいむが攻撃を繰り出したらカウンターとなってしまう。 しかし俺には確信があった。 ――次に貴様は『ゆっくりはねるよ』と言う れいむは一生懸命にあんよで十字キーを操作している。 間違いない。れいむにとっては複雑な技コマンドを出すために、常時よりも丁寧にあんよを動かしている。 「『ゆっくり……」 ――逃がさん(投げ)(投げ)(投げ) すでに←Cの硬直を利用しコマンドは完成している。 「……はねるよ!』」 ――ここからなら ←Cで踏み出したこの位置からなら、ぎりぎり届く。 しゅばっ 「うー!」 れみりゃの手が伸びて、今まさに後方へと移動しようとしたれいむを捉える。 「ゆゆぅぅぅぅぅーーー!!??」 「つかまえたどぉ~。『たーべちゃーうどぉー!』」 画面がブラックアウトし、れいむの絶叫が響き渡った。 * * * * \うぃなー いず れみりゃー/ 「うっうー!」 「ゆゆん……さすがはおにーさんだよ!」 「いやーれいむこそなかなかだったぞ。レバガチャかと思ったら意外にコマンド正確だったしな」 だからこそキャラ差を読みでカバーすることができたわけでもあるのだが。 「もういっかい!もういっかいだよ!」 「よーし、やろうか」 俺は快く承諾する。 「さぁーて、”リベンジも果たしたことだし”俺もれいむA使っちゃおうかな~」 俺は勝つためにキャラ換えはしないが、その他の理由でキャラ換えすることは結構あるのだ。 「ゆゆっ!まけないよ!れいむがいちばんうまくれいむをつかえるんだよ!」 「俺だって負けないぞー。何せ、六日間もゆっくり練習してきたからな」 俺はこの時のために練習してきたれいむAで、れいむを完膚なきまでに叩きのめした。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりはねる(キャンセル)ぷくー! ゆっくりしていってね!ぷくー!ここはれいむのゆっくりぷれ(キャンセル)ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!ゆっくりしていっ(キャンセル)ばかなの?ゆっくりしていってね!ばかなの?しぬの? ゆっくりしていってね!ばかなの?ばかなの?ばかなの?しぬの?ゆっくりしていってね!」 「ゆあああああああ!!!!!おにーざんばっがりずるいよ゛ぉぉぉぉぉぉぉ!!!! でいぶもゆっぐじじだい゛よ゛ぉぉぉぉぉぉ!!!」 俺は軽快にコンボを継続し、れいむを空中に浮かせ続けながら言ってやった。 「おそらをとんでるみたいだろ?れいむ、ゆっくりしていってね!」 「ゆぐぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!!!!!!」 END ■ □ ■ □ ちなみにこの二ヶ月後、れいむA、れいむC、ちぇん、みょんに10割コンボが発見され―― 世界は、核の炎に包まれた。
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「ゆっくりメダル」 [参考:ゆっくり虐待スレ3 341] ゲームセンターによくある、メダルをタイミングよく投入すると迫り出す板によって端のメダルが 押し出されて落ちるやつ。ありますよね。 あれをゆっくり達でやってみようと思います。 メダルと違って、ゆっくりを投入するタイミングはあまり問題になりません。 適当なタイミングで投入すると、投入されたゆっくりは板の上を埋め尽くすゆっくりたちの上に転 がり落ちる。そして、板が移動して隙間ができたところで、自ら転がってその隙間に落ちていきます。 つまり、メダルだとタイミングよく投入しないと隙間にメダルを落とせないのに、ゆっくりの場合 は勝手に移動してくれるわけですね。 「ゆっくりー!れいむもここでゆっくりするよ!!」 さて、もともとスペースにゆとりがなかったところに、一匹ゆっくりが増えたわけですから… 次に板が迫り出したとき、最低一匹のゆっくりが落ちることになります。 「落ちたくないよ!!ゆっくりできないよ!!」 「れいむは落ちないよ!!まりさが落ちればいいよ!!」 「ゆっくり落ちていってね!!」 端のゆっくりたちが押し合います。どうやら落ちたくないようです。 当然のことです。落ちてしまったら、もう“ゆっくりできない”のですから。 落ちた先で待ち受けるのは、ふたが開いた透明な箱。 大きさは、ちょうどゆっくり一匹分… みんな、そこに落ちたらどうなるか知っているのです。 周囲は電流が流れる鉄板で囲まれているので、逃げ場はありません。 板が迫り出して、どんどんスペースが狭くなっていきます。 それに従って、ゆっくりたちの争いも激化します。 「ゆっくりしたいよ!ここでゆっくりざぜでえ゛え゛!!!」 「ここでゆっくりするのはまりさだよ!!れいむはゆっくり落ちていってね!!」 そんな醜い争いの中、ゆっくりれいむとゆっくりまりさの2匹が落とされました。 急な斜面を、2匹は必死に登ろうとします。 お互いを蹴落としながら、生まれながらの粘着力で何とか上に戻ろうと… でもぎりぎり登れない角度に設計されているので、結局2匹は箱の中に落ちていきます。 箱の大きさは、さっきも説明したとおり一匹分です。 しかし、2匹は無理やり箱に押し込められ、ふたが閉じられてしまいました。 「ぐるじい゛い゛い゛い゛い゛!!ごごがらだじでえ゛え゛え゛!!」 「ゆっぐりざぜでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 箱の中でも居場所をめぐって押し合う2匹。この期に及んでまだゆっくりしたいようです。 通常の半分に圧縮されたゆっくり2匹は、ベルトコンベアで運ばれていきます。 そしてほかのゆっくりたちによく見える位置に移動すると… 「びゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!やめ゛でえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「どおじてぞんなごどずるの゛お゛お゛お゛!!??」 「しんじゃう!!しんじゃうよぼお゛あ゛お゛お゛お゛!!!」 箱の容積はどんどん小さくなり、中のゆっくりが押しつぶされていきます。 「れいむがゆっくりできないよ!!ゆっくりたすけてあげてね!!」 「ま゛り゛さ゛あ゛あ゛あ゛!!ゆ゛っくり゛してよお゛お゛お゛お゛!!!」 「お゛にいさん!!ゆ゛っくり゛してない゛でたすけてあげてえ゛え゛え゛!!」 見ているゆっくりたちがわめきます。 さっきまで醜い争いを繰り広げていたゆっくりたち。 あの2匹が落ちた原因が自分達であることも忘れて、2匹を助けるよう懇願します。 箱の圧力が高くなっていくと、ゆっくりの皮が破れて中の餡子が丸見えになってしまいます。 行き場の無くなった餡子は、下の穴から漏れ出していき… 「あ………ばっ……ゆ゛っ……っぐり…!」 「ゆ゛っ……ゆ゛ゆ゛っ……ゆ゛ーーーーあぼろっれべげばへおばおあえrkごえ!!!」 目から口から裂け目から、至るとこから餡子を出して、苦しみと絶望の中でゆっくりは息絶えます。 それを見ていたほかのゆっくりたちも、次は自分がこうなるかもしれないという恐怖の中、 ゆっくりできる場所を求めて争い続けるのです。 あ、ちなみに2匹のゆっくりを落としたので、2匹の別のゆっくりが排出口から戻ってきます。 この2匹には、ガラスの向こうにいるたくさんのゆっくりがどんな目にあっているのか、わかっていないようです。 「ゆっくりしていってね!!みんなもゆっくりしていってね!!」 「みんな楽しそう!!れいむもあそこでゆっくりさせてね!!」 プレイに飽きたら、持ち帰って虐待するもよし、食すもよし、加工場に売るもよし。 楽しみ方は無限大!! 「ゆっくりメダル」でたくさんゆっくりしていってね!!
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ある日ゆっくり達は突然幻想郷の外へ飛ばされた ゆっくり達がたどりついた世界は全く異質の世界だった あるゆっくりは森の中にいた うっそうと生い茂る草木の中には見たことのない花や果実があった のんびりしていると近くに服を着て人の言葉をしゃべる猫があらわれた ゆっくりは言った 「ゆっくりしていってね!」 するとその猫は不思議そうな目でゆっくりを見つめていた しばらく考えていたが猫はゆっくりを持ち上げどこかへ連れて行こうとした 猫は何かをブツブツ言っていたがゆっくりが理解することは無かった しばらく猫はゆっくりを持ったままどこかへ向かっていたが、猫の腹がグゥと空腹の音を鳴らした 猫は今自分が持っているものの臭いを嗅いだ 甘くていい臭いだった 「ゆ!れいむをたべないでね!!!」 ゆっくりはそういったが猫には通じず、大きな口に放り投げられた 猫はそのゆっくりの味に舌鼓を打った 「うめぇ、うめぇのよォ」 その猫はまたゆっくりを探したが見つかることはなかった あるゆっくりは数匹一緒に幻想郷では考えられない街にいた しかし出現した場所が場所だった 後ろにいた少女に一匹が鷲づかみにされた 「ゆっくりしていってね!!!」 ゆっくりは緊張感も無く、いつもの言葉を言った だがその少女は腹が減っており、ゆっくりに噛み付いた 齧られるのではなく、中身を吸い取られるようにしぼむゆっくり それをみたゆっくり達は一目散に少女のいる路地裏から逃げ出した しばらく飛び跳ねると、夜の公園にたどり着いた もちろんゆっくりはこれが公園だとは分からない そしてふとゆっくりが後ろを振り向くと、黒いコートしか着ていない背の高い男がいた その男はゆっくりを不思議そうな目で見ている ゆっくりは男に向かって言う 「ゆっくりしていってね!!!」 男はぎょっとしたような表情になり、ゆっくり達を3匹ほど持ち上げる 男は何か言っていたがゆっくりには理解できない さっきのこともあり、ゆっくりは仲間を救おうと男にぶつかる しかし男は無反応、当然である 男はぶつかてきたゆっくりも拾おうとするが生命の危機を感じたゆっくり、その場から逃げ出してしまった 抱えられたゆっくりはその逃げだしたゆっくりを非難する 男はゆっくりたちが「ゆっくり」という単語に敏感に反応することを知り、 男がお前達はゆっくりできるぞと言うと、ゆっくりは無邪気に喜んだ その後、男の黒い体から出てきた口にゆっくりは飲み込まれた 男は甘い味がするのに驚いていたがゆっくりには関係ない事だった 一方逃げ出したゆっくりは公園の外に向かって跳ねていた もうすぐで出られる…と公園の出口に向かって飛んだ瞬間、そのゆっくりは真っ二つにされた ゆっくりの前にはナイフを持った邪気眼がいた その邪気眼はゆっくりに 「まともじゃないよな、お互いさ」 と言い捨てると、いずこへと去っていった あるゆっくりは草むらにいた 草むらにいると少年にボールをぶつけられた ボールをぶつけっれたゆっくりはボールの中に入り込んで自力では出れなかった 「ここからだして!おうちかえる!!!」 と叫んでみても無駄骨にしかならない そしてしばらくした後ゆっくりは外に出された ゆっくりの正面には今まで見たことのない生き物がいた 訳の分からないままゆっくりは混乱して動けなかった そんなゆっくりを正体不明の生き物は拳で殴りつけた 反撃をしないのをいいことに、何度も何度も殴りつけた そのうちゆっくりの皮が破れ、そこから餡子が溢れ出し、ゆっくりは息絶えた その生き物の拳がグローブみたいになっていることはもう覚えている必要はないに違いない あるゆっくりは箱の中にいた 箱は狭く、上手く動けない しばらくすると、箱の上部分が開いた 「ゆっくりしていってね!!!」 ゆっくりはいつもの台詞を吐いた しかしそれも無駄、ゆっくりは気づいた時は男の口の中だった 「うまい!うますぎる!」 一人の潜入工作員が喜んでいた あるゆっくりは荒野にいた その荒野は鉄やコンクリートがたくさん埋まっていた しかしゆっくりには見慣れない光景である ふと、ゆっくりの近くで大きな音が聞こえた その音はバイクのマフラーの音であることをゆっくりたちは知らない その音はゆっくりに近づいているようだった ゆっくりはいつもの言葉を言おうと思った 「ゆっくりしていtぶぎゅぅ!!?」 ゆっくりは猛スピードで迫りくる車輪に踏み潰された そしてバイクに乗っている男達は 「ヒャッハッハッハッ水だ―――っ!!」 と叫びながら奪った水を浴びていた あるゆっくりは空間と共に粉みじんにされた あるゆっくりは探偵の腹の中に納まった あるゆっくりは床が抜けて海へ大量の人々と共に落とされた あるゆっくりはピンクの悪魔に吸い込まれた あるゆっくりはかもされた あるゆっくりは光の巨人に踏み潰された あるゆっくりは宇宙空間に飛ばされ考えるのをやめた あるゆっくりは改造されてメカゆっくりにされ少年にぼうっきれで叩かれ動かなくなった あるゆっくりはいた星をメテオで砕かれ滅亡させられた あるゆっくりは純粋酸素を吸って動けなくなった あるゆっくりは海の底に沈められた あるゆっくりは朝日と共に灰になった あるゆっくりは… あるゆっくりは… あるゆっくりは… あるゆっくりは家の中にいた しかしその風景はどこかで見覚えのある風景だった 「ゆ!ここならゆっくりできるよ!!!」 ゆっくりは机の上においてある味噌汁をひっくり返して空腹を満たしていた するとどこからか男が現れゆっくりに声をかけた その男の目が殺気に満ちていることは言うまでも無い ゆっくりは当然の顔でいつもの台詞を吐いた 「ゆっくりしていってね!!!」 END by GIOGIO このSSに感想を付ける