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おりんりんランドでゆっくりしていってね!!! 8月1日 夏休み。 ちぇんはゆかりんとらんしゃまの仕事が一段落したのでおりんりんランドに連れて行ってもらえる事になった。 老舗テーマパークだったおりんりんランドも東風谷動物園やナズミーランドに対抗すべく8月からリニューアルオープンしたのだ。 中でも目玉は"三途の川下りライド"だ。 らんしゃまはゆイタニック号事件("【ゆイタニック号のゆ劇】およげ!らんしゃま"参照)以来水にはいい印象を持ってないがこれもちぇんのためだ。 「むきゅ、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりいってきます!」 ゆイタニック号で知りあった家庭教師のぱちゅりー先生に見送られ、ちぇん一行は一路おりんりんランドへ。 「おりんりんランドへようこそ!ゆっくりしていってね!!」 おりんがお出迎えしてくれ、手押し車型のスィーで三途の川下りライドへ。 船着場に来たものの水上スィーが無い。またこまちがどこかでサボっているようだ。 ちぇんが沈んだ面持ちで「わかるよー。乗れないんだねー…。」とつぶやくと 「心配御無用!」とおりんが何かを引いて来た。 「えぇっ、これって!?」動揺するらんに対してゆかりんは 「あら、可愛いじゃない。」と笑顔である。 「うー!」 「わかるよー!」 ちぇん達の前に流れてきたのはさがわうーびんだった。 「ちょ、さがわうーびんってダンボールよ!ドロ船よりやばいじゃない!?」 「さがわうーびんは防水ダンボールよ!ゆっくり安心してね!」 不安がるらんにおりんが説明する。そんならんをよそ目にゆかりんとちぇんはさがわうーびんに乗り込む。 「クッションが入っててゆっくりできるわね。」 「わかるよ~。らんしゃまもおいでよ~。」 「で、でも…」 渋るらんしゃまをおりんが押し込む。 「ゆわっ!?」 「3名様ごあんな~い!ゆっくりしていってね~!」 船内?で期待に顔を輝かせるちぇんとらんに対してらんはまだ不安そうだ。 ─── ピチョン ─── 「ゆわっ!?」 らんの後頭部に水滴が垂れてきた。空を見上げても雨雲などない。 キョロキョロと周りを見わたすらんの後頭部にまたも水滴がピチョンと落ちる。 「ゆわあああああああ!」 「ゆわあああああああ!」 らんがあまりに叫び声をあげるので水の中のゆっくりむらさまでびっくりしてしまった。 先程の水滴はムードを盛り上げるためにむらさが底抜け柄杓で水滴を垂らしていたのだ。 (底抜け柄杓なので船が沈む事はない) ─── トントン ─── 下から何か音がする。なんだろう?と思ってちぇんが水面を覗くと 「に~ちょ~り~」 「ゆわあああああああ!」 にちょりの中国産セイバーフィギュアのような邪神ぶりに驚いたちぇんは反対側に逃げるが にちょりは素早く回り込み水面から顔を出す。その瞬間を狙ってゆかりんは 「秘技!少女臭!!」 「ゆぐわああああああ!」 ゆかりんの必殺技の前にたまらずにちょりは水の中に逃げ込む。 すると今度は犬神家の一族の助清の様に2本の足が水面からにょきっと出てきた。 「ゆわあああああああ!」 今度はゆかりんが驚く番だ。 「わからないよー。らんしゃまあれは何ー。」 「あ、あれはおさとうゆっくり!」 おさとうゆっくりとは最近見られる様になった新種のゆっくり?で 基本まりさ顔で何とも言えない笑みをたたえている。 抱き枕のような体に2本の足が生えており、腕は普段収納されているようだ。 これはスクール水着装着型のおさとうゆっくりすわこだ。 おさとうすわこはシンクロのように逆さになってちぇん達の周りをグルグルまわって 脅かすのでゆかりんの少女臭が効かない。 「わかるよっ!」 ちぇんは意を決してさがわうーびんから身を乗り出し尻尾ですわこの足をくすぐった。 「ゆひゃひゃひゃひゃ!!」 バランスを崩したすわこは別の場所に流れて行った。 「ゆふぅ~、一段落ついたよ。」とらんがひと息つく暇もなく 「がおー!食べちゃうぞ~!」 ビグ・れいむが大口を開けて待ち構えていた。 「ゆわあああああああ!」 らんが必死に尻尾をつかって漕いで回避するのを尻目にゆかりんはドスまりさと世間話をしていた。 「あら、ドス。再就職が決まったのね、おめでとう。」 「ありがとう。この不況で大型ゆっくり業界も仕事がなくてね~。でもこれでゆっくりできるよ!!!」 ("小ネタ370 ドスまりさの面接"参照) ドスとビグの間を擦り抜けいよいよゴール寸前。そんなちぇん一行を見つめるゆっくりがいた。 「ゆふふ…最後の締めにこの私が。しかもこんな形で出てくるとは夢にも思わなかったでしょうね!」 びっくりさせるなら今! 「びっくりしていってね!!!」 3人は目を見開いた。それはまりさが帽子をつかって水上に浮く様に、 唐傘を逆さにして水面に浮かぶゆっくりこがさだった。 「………」 「………」 「………」 (ゆふふ、あまりの恐怖に声も出ない様ね。さあ、思う存分びっくりしていってね!!!) 「かわいい~!」 「あら、らん。初めて楽しそうな顔をしてるわね。」 「わかるよー。コーヒーカップさんなんだねー。」 「ちょ、びっくりしていってね!」 「楽しかったわねえ。らん、ちぇん。」 「最後の最後にほっこりさせてもらったわ!」 「わかるよー。楽しかったんだねー。」 「びっくりしていってよー!!!」 おさとうゆっくりもドスまりさも元ネタとキャラが違いすぎる ドスまりさからは毒が消えて味気ないし、 おさとうゆっくりは完全に別物化してる -- 名無しさん (2010-08-20 18 16 41) こがさ可愛すぎ!萌え死する!w -- 名無しさん (2011-09-04 08 30 42) 名前 コメント
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よろセン!の梅乃田えりか先生のこと。 梅乃田が別キャラとしてハイレグのサタンの格好で出てきたため、先生キャラの方を自ら「ハイレグ先生」と呼んで区別した。 しかし萩原舞子だけはその愛称で呼んでくれなかった 2024-01-13 07 50 45 (Sat)編集 タグ おしっ娘
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【明けぬ想いを両手に残し】椎名 ゆかり (捕) 最終更新日時 2020/01/06 15 08 26 このページを編集 ★ 覚醒前画像▼ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (★覚醒前URL★) 属性 レア 守備適性 - - - ◎ △ 〇 - - - - - キャラ総評 明けましておめでとう 今年もよろしくね 椎名 ゆかり メインマッチ「思い秘める冬の日」で登場した椎名ちゃん 付き合いで毎年送っていた翼への年賀状に得も言われぬ気まずさを感じたのは 歪みながらも自分がまた彼女と同じ世界に戻ってきてしまったから… 翼を見るたびフラッシュバックする、才能溢れる姉と比較された日々 そんな胸にしまっておきたい想いは天才以外の誰しもが持つ「才能への渇望」 自分なりに必死に努力を積んできたはずなのに それでも上手くやるやつ、抜きんでるやつがいる むしろ必死に頑張ってきたからこそ、そいつの凄さをどうしようもなく分からされてしまう …しかし、終わりもせず始まりもしないモヤモヤを抱えつつ 胸の奥底に留めていた想いと正面と向き合った結果、 空白がかたどったのは「野球が好き」というシンプルな気持ちだった 止まったままだった時計の針が動き出すのはもう少し先のお話 試合評価 * ミート パワー 走 力 守 備 備考 素パラメータ 3902 2527 3646 2719 - 恒常スキル後パラメータ 4602 2727 5046 3019 自身のホームラン率が減少,エラー率大幅減少 同点のとき +300 - +300 - - 走者1人以上のとき +300 - - - 味方全体の走力+300 走者得点圏 +600 +800 - - - キャッチャーバフ 味方投手の球速+3km/h、コントロール+200 ランナーがいるときに本領発揮するタイプの椎名ちゃん キャッチャーバフは他SRの御多分に洩れず控えめな性能 +チームスキル発動条件 チームスキル発動条件 * チームスキル 発動ライン 限界突破数 信頼ランク ミ パ 走 守 胡蝶之夢 走3400 - - - - - 俊足打線・先鋒 走3500 - - - - - 超俊足打線・先鋒 走4200 - - 2 - 8-1 俊足打線・殿 ミ3500 - - - - - 超俊足打線・殿 ミ4200 2 - - - - 1 - - - 5-2 (俊足打線・中堅、鉄壁のセンターライン)は凸とすこ8では発動しない。 素で走力3400(3500)、凸でミート4200を満たす。 デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★ 投げ込み 蝶 0 20 9 - 追加メニュー ★★★ 素振り 蝶 17 35 0 - 追加メニュー ★★ 投げ込み 蝶 0 20 9 - スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★ 今のあたしの精一杯 守備時/キャッチャーのとき 味方投手の球速が大幅に上昇し、コントロールが少し上昇する 重なる気持ち 小麦色の世界 ★★ 内野安打の奥義 なし 自身の走力が超大幅に上昇し、ミートが上昇する いつもの二人 0-35-4/水平線 0-25-0 一本足 5-34-0/小麦色の世界 0-5-0 ★ 思いをはがきに載せて なし 自身の走力が少し上昇する 重なる気持ち 小麦色の世界 ★ アスリートの極意 なし 自身の走力が上昇し、パワーが少し上昇する いつもの二人 一本足/秤を揺らす若葉 ★ 叩きつけの極意 打席時 自身のホームラン率が減少するが、ミートが大きく上昇し、走力が上昇する 小麦色の世界 秤を揺らす若葉 ★ エンドランの極意 打席時/走者が1人以上いるとき 自身のミートが上昇し、味方全体の走力がわずかに上昇する 秤を揺らす若葉 ★ ラインドライブの心得 打席時 自身のパワー・ミートがわずかに上昇する 秤を揺らす若葉 ★ 快速の心得 なし 自身の走塁・盗塁がわずかに上昇し、走力が少し上昇する いつもの二人 一本足/重なる気持ち ★ エースキラーの心得 打席時/6回まで 自身のミート・パワーがわずかに上昇する 小麦色の世界 - ★ 心頭滅却の心得 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のミート・パワー・走力がわずかに上昇する ★ 走力の基礎 なし 自身の走力がわずかに上昇する 才能 才能名 Lv 条件 効果 クラッチヒッター 7 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のパワーが大幅に上昇し、ミートが上昇する エラー回避◎ 5 守備時 自身の守備が上昇し、エラー率が超大幅に減少する チャンス◎ 5 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のパワー・ミートが上昇する 慎重なプレー 5 同点のとき 自身のミート・走力が上昇する セリフ集 +押すと開きます 状況 セリフ ホーム - - - - - - - - 試合 試合前 - 開始 - カットイン通常 - カットインターニングポイント - 勝利 - - 敗北 - デレスト 特訓 - - "椎名 ゆかり"の他シーンをチェック! アイコンタップorクリックで"UR"各ページへ アイコンタップorクリックで"SSR"各ページへ アイコンタップorクリックで"SR"各ページへ シーン名でチェックしたい方はこちら コメントフォーム ログを開く 妥協でしかないけど、UR椎名のリンク先をこれとSR桜田にしてる。自身の才能と合計すればまあ並みのSSR固有程度の投手バフ効果になるかなと - 名無しさん (2020-08-06 10 19 16) 今のあなたの精一杯 - 名無しさん (2020-08-21 02 27 28) 名前
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【勝負の一球】椎名 ゆかり (投抑) 最終更新日時 2020/11/09 17 21 17 このページを編集 ★ 覚醒前画像▼ 属性 レア 守備適性 決め球 ムーヴィング 変化球1 - △ 〇 ◎ - - - - - - - - 変化球2 - キャラ総評 躍動感 溢れるフォーム うつくしい グラフィックどおりそれなりの速球派。上体が突っ込みすぎとか言っちゃダメ。 貴重な抑え選手。 そもそも抑えの人材自体R止まりなので選択肢が少なく、その中でも抑え適正の高い才能を持っているので現状の抑え枠の中では有能な部類。 10月現在抑えSRは偽むみぃとにゃんぼの二種類あるが、片方はランクマ報酬であり依然希少なことに変わりはなく、調子や凸次第ではまだまだ使える子。 メジャー仕込みのムーヴィング(*1)ファストボールを自在に操り、打者バッタバッタとなぎ倒してくれるだろう。 またステータスがバランス型であり、スキルや才能も抑え向きな優秀なキャラと言えるだろう。 試合評価 * 球 速 コントロール スタミナ ミート パワー 走 力 守 備 備考 素パラメータ 124km/h 3142 3282 3251 2299 2841 2825 - 恒常スキル後パラメータ 135km/h 4617 3357 3251 2299 2841 2825 ノビ+5 敵走者得点圏 +2km/h +400 - - - - - - 最大バフスキル後パラメータ 140km/h 5917 3357 3251 2299 2841 2825 粘り強さ+1/ノビ+10/キレ+5 球速は抑えにゃんぼと同じで2凸偽むみぃよりも高い。 同レアリティ帯ではかなり高めなものの、致命的と言う程ではないがコントロールが低い。 限界突破が比較的容易なのでコントロールを優先的に凸してあげよう。 デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★ 投げ込み 蝶 0 20 9 - 追加メニュー ★★ 投げ込み 蝶 0 20 9 - 追加メニュー ★★★ 素振り 蝶 17 35 0 - 安定の232構成。 スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★ 速球の奥義 なし 自身の球速が超バツグンに上昇する 楽しさに潜むもの 0-32-2 清城高校 2-32-0 ★ 速球の極意 なし 自身の球速が大幅に上昇する 楽/清/踏/代/練/い/一/シェ/重/秤 - ★ ノビの極意 なし 自身のノビが大幅に上昇し、コントロールが大きく上昇する 楽しさに潜むもの 一本足 ★ ギアチェンジの極意 投球時/走者が得点圏いるとき 自身の球速が少し上昇し、コントロールが大きく上昇する 踏み出す勇気 シェイプアップ/小麦色の世界 ★ 速球の心得 なし 自身の球速が少し上昇する ★ ノビの心得 なし 自身のノビが上昇し、コントロールが少し上昇する ★ 球質の心得 投球時/投球イニングが2回まで 敵打者のミートを少し減少させる ★ 本格派投手の心得 なし 自身の球速がわずかに上昇し、コントロール・スタミナがごくわずかに上昇する ★ 速球の基礎 なし 自身の球速がわずかに上昇する 速球にかなり振った脳筋スキル構成。元々の球速の速さもあってそれなりの球速を出すことは出来る。 ピンクはRなので1つしかない。 発動頻度が低い偽むみぃよりも安定感のあるスキル構成をしており、抑えとしてはこちらのほうが向いているかもしれない。 才能 才能名 Lv 条件 効果 右キラー 5 投球時/右打者のとき 自身のキレ・ノビが大幅に上昇し、コントロールが超大幅に上昇する 抑え〇 3 投球時/抑えのとき 自身のコントロールが大幅に上昇する 責任感 5 投球時/走者が2塁にいるとき 自身の球速が大幅に上昇し、コントロールが上昇し、粘り強さがわずかに上昇する コントロール〇 3 なし 自身のコントロールが大幅に上昇する 登場キャラクターには右打ちが多いため、右キラーは有能、抑え〇も持っており、ある程度安定する可能性がある。 とはいえそれ以外はにゃんぼの下位互換感が否めない。 セリフ集 +押すと開きます 状況 セリフ ホーム ウィニングショット?そんなのないよ~。 でも、なんかね?あたしのストレートってムーヴィングファストって言うんだって。 おぉ~、ムーヴィングファストがウィニングショットになるんだ!何か格好いいなぁ~。 にゃはっ、同点にしちゃえばもっと投げれんじゃん!…な~んちゃって。 おぉ…みんなが、睨んでる~。…聞こえちゃったかにゃ。 うわ~ん、ごめんなさ~い。二度と言いませ~ん。 くすん…点あげるなんて、冗談に決まってるのに…。 冗談でバカってよく言われるけど、アタシは本当のバカだ。うりゃ~! 試合 試合前 あんまし、三振とか取れないから。みんな~、飛んでったらよろしくね~。 開始 しまっていこ~! カットイン通常 あっ、そこだ〜!! カットインターニングポイント もっとも〜っと投げよっか! 勝利 勝~利のV♪ 勝~利のVスリー♪ 敗北 - デレスト 特訓 - - 選手育成 R→SR覚醒時 あたし・・・ここで・・・もっともっと投げてたい! ※ネタバレ回避のために折りたたみにしとるで(暫定なんで枠は適宜追加してクレメンス) ホーム:お気に入りにしてホーム画面タップで聞けるやつ(挨拶やプレゼントあるときのは省いてる) 試合/試合前:試合前確認の画面から試合開始タップで聞けるやつ(※キャプテン変更時も同じセリフ) 試合/開始:スコアボード画面になるときに聞けるやつ 試合/勝利・敗北:WIN・LOSEが出てるときにそれぞれ聞けるやつ。(※勝利時は2パターンあり) 試合/カットイン:ヒットやナイスピッチのときにカットインと共に聞けるやつ(※ターニングポイントのみの専用セリフあり) デレスト/特訓:特訓でカード選択時に喋るやつ。(※特訓時に再選択を繰り返すと両方確認出来る) コメント ログを開く 名前
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【溢れ出る興奮と熱意】椎名 ゆかり (捕) 最終更新日時 2021/04/12 18 51 05 このページを編集 属性 レア 守備適性 - - - ◎ △ 〇 - - - - - キャラ総評 「3年前入った選手がね今じゃ主軸になって超活躍してるんだよ! もちろんあたしは絶対伸びると信じてたよ!! つまりあたしが育てたと言っても過言じゃないっていうか、 花開く瞬間をリアルタイムで見れて超感動っていうかー!!!!」 椎名ゆかりちゃんの初めてのSSRシーン。 タップした時に再生されるチュリオーズ推し超早口コメントはおもろいから必聴や。 好きなことに早口になっちゃうのは大好きな証拠。チュリカスゥー! …高速スライダーを投げて揉めたあの事件で有原とはギスギスしていた時期を考えると、 これは2年生で同じクラスになってわだかまりが熔けた後のように見えるな。 なんにせよ有原と仲睦まじい姿を見せてくれて安心や!姉も仲良し! そして、ついに登場したすずわか以外の純正捕手SSRやで! すずわかとは違う意味で偏ったキャラ性能になっとるんやけど オーダーに応じて使い分ければ十分価値のあるキャラやな。 恒常スキルだけで6000を超えるミートは上位打線で使えば光ること間違いなしや。 この子コンバートした方がええんちゃうか 試合評価 * ミート パワー 走 力 守 備 素パラメータ 4018 2838 3644 2728 恒常スキル後パラメータ 6018 3388 4594 4228 走者が1人以上いるとき - +300 +300 - 打席時/走者得点圏 +300 +300 - - 打席時/2打席目以降 - +800 - - 打席時/7回以降 +200 +400 - - 最大バフスキル後パラメータ 6518 5188 4894 4228 * 球速 コントロール スタミナ 変化球発動率 変化球効果 リード 肩 その他 投手バフ +0km/h ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 ±0 - まれに/守備時/走者が得点圏にいるとき - +700 - - - - - 粘り強さ+1 +チームスキル発動条件 チームスキル発動条件 * チームスキル 発動ライン 限界突破数 信頼ランク ミ パ 走 守 天満月 ミ3200パ3200走3200 - 2 - - - - 1 - - 5-5 超万能打線・先鋒 走4200 - - 2 - - 万能打線・中堅 パ3500 - 2 - - 5-5 超万能打線・殿 ミ4200 1 - - - - - - - - 6-1 盗塁キラー 守3500 - - - 2 5-3 万能打線・先鋒、万能打線・殿は凸と信頼度無しで発動する。 一方、鉄壁のセンターラインは2凸すこ8でも届かない。 守備特化型のすずわかに対しチュリカスは圧倒的ミートと走力で塁に出る打撃特化タイプ。 キャッチャーでありながら九十九くんをも上回る安打製造力は脅威以外の何物でもない。 しかし、スキル・才能を見ても自分の能力を強化する才能が多めになっとる分、投手バフはかなり控えめ。 守備を捨ててタコ殴りするときに起用するとええかもしれんな。 デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★★ 瞑想 月 20 20 20 - 追加メニュー ★★★ 筋力メニュー改変 - - - - パワー型メニュー1枚までと同時に実行可能練習メニューを破棄して追加で1回行動 追加メニュー ★★★ 総合練習 月 24 24 24 - 初期月☆3と筋力メニュー改変を持っているため、 「練習なくして勝利なし!?」で邪魔な花☆1メニューをターン消費なしで破棄できる有能。 ハード版デレストの登場で、メニュー改変の重要性がさらに高まったことによって 試合よりデレストで日の目を浴びることになったチュリ椎名ちゃん。よかったよかった。 スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★★ テンション上昇中! キャッチャーのとき 自身のミートが究極に上昇し、走力が大幅に上昇する 練習なくして34-32-36 小麦色の世界25-8-25 ★★ いぶし銀の秘奥義 自身のミート・守備が大きく上昇し、走力が少し上昇する 清城高校 5-24-24 練習なくして 26-24-29/小麦色の世界21-6-21 ★★ 激励の奥義 まれに/守備時/走者が得点圏にいるとき 味方投手の粘り強さがわずかに上昇し、コントロールがバツグンに上昇する 練習なくして 21-19-24/シェイプアップ28-10-28 小麦色の世界13-2-13 ★★ パワースローの奥義 自身の守備が超大幅に上昇し、パワーが上昇する 練習なくして0-0-38/重なる気持ち0-5-34 小麦色の世界5-0-27 ★ 昇龍の極意 打席時/7回以降 自身のミートが少し上昇し、パワーが大きく上昇する 楽しさに潜むもの - ★ 長打の極意 自身のパワー・走力が少し上昇する 踏み出す勇気 シェイプアップ ★ 好リードの心得 自身のリードがわずかに上昇し、守備が少し上昇する ★ 一刀両断の心得 打席時/3打席目以降 敵投手の球速をわずかに減少させ、コントロールを少し減少させる ★ 守備の基礎 自身の走力・守備がごくわずかに上昇する キャッチャーの時に自分のミートと走力が強化されて絶対塁に出るウーマンと化すんやで。 ただ、すずわかに比べるとピッチャー強化能力が「まれに」やから信用できへんのが辛いわな… 守備よりも攻撃を重視したい人向けンゴねぇ。 才能 才能名 Lv 条件 効果 パワー注入! 7 打席時/2打席目以降 自身のパワーが超バツグンに上昇する チャンス◎ 5 打席時/走者が得点圏にいるとき 自身のパワー・ミートが上昇する 取り戻した勘 7 なし 自身の守備が大幅に上昇し、ミートがわずかに上昇する 観察眼 5 走者が1人以上いるとき 自身のパワー・走力が上昇する +ネタバレ注意!固有悩み文 ブランク(→取り戻した勘) 条件:守備時/3回まで 効果:自身のエラー率が大幅に上昇する 『あたしの応援してる球団、チュリオーズって最近絶好調な の!ファンとしてはサイコーに嬉しいし、応援しがいもあ るんだ~♪ でも、それに比べて最近のあたしはちょーっと調子出しき れてないかも。昔に比べて、エラーとか多くなっちゃって るし…情けないなぁ…』 才能でパワーまで強化されるおかげでミートが高い上にパワーも強いチュリカスの誕生や! ランナーが得点圏におると更に強化されるからミート高いオーダーにすると更に強くなるやろな。 ただ、ここでもピッチャーの強化能力はないから守備に期待はしすぎん方がええで。 セリフ集 +押すと開きます 状況 セリフ ホーム ん? 試合後にファン交流サイン会…ホントに!? 今日観戦に来て正解だったかも! ま、まさかこんなラッキーがあるなんて…! あぁ~、チュリオーズ応援しててよかった~! 3年前入った選手がね今じゃ主軸になって超活躍してるんだよ、もちろんあたしは絶対伸びると信じてたよ、つまりあたしが育てたと言っても過言じゃないっていうか、花開く瞬間をリアルタイムで見れて超感動っていうかー! 今日の試合でも長打をかっとばしまくって、かぁ~! やっぱ人気選手になるだけの素質を持っていたんだよねーって納得がいくわけ! おまけにイケメンってどんだけ完璧超人なんだよ最高だよチュリオーズ万歳みたいな! ほ、ほら! あ、あ、あの選手だよ! うわわ…どうしよう~、急に緊張してきた~…! 翼~、あたしの代わりにサイン貰ってきて…はっ! やっぱりダメ! あたしも並ぶ~! あの!入団会見のときから地味だけどいい選手が入ったって注目してて…あああ! 地味とか失礼、ですよね!? あ…、あたしたち野球やってて試合も近いんです。は、はい! 絶対に勝ちます!! はぁ~翼~! プロの選手に応援してもらっちゃった~! 試合 試合前 チュリオーズのパワーをもらったもん、大丈夫! 開始 憧れの選手が応援してくれたからには絶対負けられない! カットイン通常 サインの御利益ばっちり! カットインターニングポイント - 勝利 勝ったけど、理想のプレーにはまだまだ!もっと練習しないと! 憧れの選手に応援してもらって、負けるわけにいかないでしょ! 敗北 う、浮かれすぎてたかも…。久しぶりにへこむよ~…。 デレスト 特訓 憧れの選手に近づくためには練習練習! あはっ♪監督、私はまだまだやれるよ! "椎名 ゆかり"の他シーンをチェック! アイコンタップorクリックで"UR"各ページへ アイコンタップorクリックで"SSR"各ページへ アイコンタップorクリックで"SR"各ページへ シーン名でチェックしたい方はこちら コメントフォーム ログを開く 3年前入った選手が今じゃ主軸になって超活躍…作中が2019年とすると、2016年入団で2019年には4番が多く打点も76あった大山悠輔やな - 名無しさん (2021-07-22 19 52 04) 名前
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7 :名無しさん@ピンキー:2014/05/21(水) 08 56 49.15 ID IyyjzFs5 みほ「優花里、最近麻子さんとよく連絡取り合っているけど何かあるの?」 優花里「あははははは、何もないですよぉ!西住殿!」(ギクぅ!鋭いです西住殿ぉ~) まほ「本当か?本当に何も無いんだな優花里?」 優花里「はい、ちょっとテストに自信が無くて勉強を教えてもらっているだけですよぉ~まほ殿!」 (性教育の勉強なのは伏せておいた方が無難ですね!バレたら殺されますぅ~) 10 :名無しさん@ピンキー:2014/05/22(木) 13 34 34.96 ID CRg+jkgB 優花里「な、なんですか・二人とも、とっても怖い顔して」 まほ「自分の胸に聞くのだな」 みほ「沙織さんだけでは飽きたらず麻子さんにまで手を出すなんて… しかもトイレで生出しなんて信じられません」 優「ご、誤解です!そんな事はしな――」 ま「みほと私で二人ずつ娘がいるから去勢しても構わんだろう」 み「お人形さんには申し訳ないけれど、私達には関係ないし。 実家に戻らせてもらいます!チョッキンしてからね」 ま「安心しろ。麻酔が切れる頃には全て終わっている。 女として第二の人生が待っているぞ」 優「いやであります!私の!私の!斬らないでぇぇぇぇ!」 優「はっ!夢か!はぁはぁはぁ…あーよかったちゃんとついてる」 ま「優花里…きる…みほと…きる」 優「まほ殿!?あああ!ごめ、ごめ…ごめんなさい!」 ま「みほ…お姉ちゃ…と一緒…着よ…鮟鱇コス…着るよ♪」 優「ね…寝言ですか……はぁー心臓とまるかと思った」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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【プロシードaの概要】 【田村ゆかり】~フリルファンタジスタ~ 【浅川悠】~神鳴らす天騎兵~ 【伊藤静】~ザ・スネーク~ 【広橋涼】~鋼鉄ヘルメ~ 【生天目仁美】~女豹~ トップページへ戻る 【プロシードaの概要】 元々堀江由衣とチームやまとなでしこを組んでいた田村ゆかりを軸に VOWトップを目指すために浅川悠が立ち上げた軍団。 チーム名の由来はアニメ『SoltyRei』内のR.U.Cの特殊部隊『プロシード』 に浅川のイニシャル、aが加わったもの。 途中から生天目仁美が合流。 当初は能登麻美子が所属していたが、後に裏切り、魔王軍へ移籍。 メインメンバーではないが 広橋涼との繋がりで大原さやか(本隊)、浅川悠との繋がりで桑島法子(本隊)が 友好的なポジション。 【田村ゆかり】~フリルファンタジスタ~ 永遠の17歳を襲名する一人でもあり プロシードaのエースにして当スレ主演の一人。 チームメンバーの浅川悠・生天目仁美と、Aice5の堀江由衣は ドリカンクラブ練習生の同期。 入場曲:きらら時間旅行(アルバム『蒼空に揺れる蜜月の小舟。』より) タイトル歴 第5代GHVシングル王座 第2代GHVタッグ王座(パートナー堀江由衣) 【浅川悠】~神鳴らす天騎兵~ 永遠の25歳を細々と名乗り、曲者揃いのプロシードaをまとめるリーダー。 メンバー、特に田村からの絶大な信頼を受ける隠れた実力者。 ハードコアでもなんでもいける。 元ドリカンクラブ練習生。にくきゅー好き。 入場曲:月影(アルバム『gaze』より) 【伊藤静】~ザ・スネーク~ 様々な興行で主演も経験、他軍団のエース級とも互角に対戦。 名前負けする事ない実力を確実につけている。 VOW初期から生天目とタッグチームとしても活動中。 熱烈なNOAH三沢光晴ファン、キス魔。 入場曲:スパルタンX(三沢光晴と同じ) 【広橋涼】~鋼鉄ヘルメ~ プロシードaの切り込み隊長。打撃技と難度の高い飛び技を得意とする。 特に飛び技の精度の高さはVOW界でも指折り。 入場曲:Blanc et Noir(カレイドスターキャラクターヴォーカルアルバム~みんなの すごい キャラソン~より) 【生天目仁美】~女豹~ 初期からのプロシードaメンバーではないものの、 元ドリカンクラブ練習生であり、さらに伊藤静とのタッグなどと併せて メンバーとの絆は強力。 入場曲:おひさまとおさんぽ(ミニアルバム『おひさまとおさんぽ』より)
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目次 概要 楽曲情報、クレジット 動画 収録CD/配信、(or 別バージョン) 配信情報iTunes Apple Music Spotify Amazon Music mora mora ハイレゾ 概要 「恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり)」はオーイシマサヨシさんの楽曲であり、田村ゆかりさんとのデュエット。TVアニメ『恋は世界征服のあとで』のOP主題歌である。レーベルはポニーキャニオン。 2022年4月9日にインスト含めデジタル配信がされ、同年6月1日にシングル『恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり)』として発売された。 2022年6月1日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演した際の記事はこちら。 2022年6月2日、シングル発売記念インタビューの記事はこちら。 2022年5月13日放送の「恋は世界征服のあとで」第6話では、「恋はエクスプロージョン (feat.カルバリンベア[CV 安元洋貴]) -TV edit.-」が放送され、14日に配信された。 楽曲情報、クレジット 恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり) 歌:オーイシマサヨシ 作詞:大石昌良作曲:大石昌良編曲:大石昌良 Guitar, Chorus Programming: 大石昌良 Drums: 坂本暁良 Bass: 工藤嶺 Trumpet: 湯本淳希 Sax: ヒロムーチョ Trombone: 川島稔弘 Recorded by 八反田亮太 Mixed Recorded by 中谷浩平 Recording Studio: Victor Studio Studio Jive Mix Recording Studio: inks Mastered by Ted Jensen(STERLING SOUND) Sound Product Management: 伊藤中也(F.M.F) 木村優詞(F.M.F) Artist Management: 石井由紀子(CAT entertainment) A R Producer: 伊藤裕史(PONY CANYON) A R Director: 三輪靖史(PONY CANYON) 参照 ・シングル『恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり)』 ・アルバム『ユニバース』 動画 収録CD/配信、(or 別バージョン) 発売日 タイトル 曲名 歌 形態 相違 2022年6月1日(TV edit.以外は4月9日配信) 恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり) 恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり) オーイシマサヨシ CD 恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり) -TV edit.- 恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり) -Instrumental- 2024年2月7日 ユニバース 恋はエクスプロージョン (feat.田村ゆかり) オーイシマサヨシ CD 別バージョン 発売日 タイトル 曲名 歌 形態 相違 2022年5月14日 恋はエクスプロージョン (feat.カルバリンベア[CV 安元洋貴]) -TV edit.- 恋はエクスプロージョン (feat.カルバリンベア[CV 安元洋貴]) -TV edit.- オーイシマサヨシ 配信 feat.カルバリンベア[CV 安元洋貴] 配信情報 iTunes Apple Music Spotify Amazon Music mora mora ハイレゾ
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オレ設定注意 短編みたいなもの のうかりん最強伝説 のうかりんランド①②③を見るともっと楽しめるはず。 テンプレネタなのでネタが被ってるかもしれない。てか被ってる のうかりんランド外伝 「のうかりん達はテンプレ的ゆっくりをどのような対処をするか」 のうかりん。 ゆっくりの身でありながら、野菜を育てる事でゆっくりとするゆうか種。 今日も今日とて鍬で土を盛り返し、種を植え、水を与えて、雑草を抜き取る。 のうかりんの畑ではのうかりん以外にもゆっくりがいる。 色々な過去を持つゆっくり達だが、のうかりんの畑仲間である事は間違いない。 なぜなら彼女らはのうかりんと共に畑で働いている。 れいむは種を植えていた。 まりさは水を撒いていた。 みょんは土を掘り返していた。 ちぇんは尻尾を器用に使って野菜を抜き取っていた。 うどんげとてんこはバケツに水を汲んできた。 メーリン、れみりや、ふらんは畑の周辺を見張っていた。 ぱちゅりーは収穫した野菜を分別していた。 それぞれのゆっくりが仕事をする事で「ゆっくり」としている。 それはのうかりんランドを知らぬ人間とゆっくりから見れば異質に映るだろう。 だからこそ、それを狙うものがいる。 野菜は勝手に生えてくると思い込んでいる野良のゆっくり。 のうかりん達はそれをどのように対処しているのか? それを見てみよう。 [テンプレ①おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!] 「むーしゃむーしゃ…ししししししあわせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「やさいさんはほんとうにおいしいね!」 ここは木の下で作られたゆっくりの巣。 れいむとまりさという一般的なつがいは食事を取っていた。 それは虫や木の実といったものではない。 ダイコン、きゅうり、キャベツ。 それらは野菜であり、野良であるゆっくりだと食べることすらできない代物だ。 「にんげんさんがひとりじめしてるかられいむたちがたべなきゃいけないんだよ!」 「ゆっくりとおやさいさんをおうちでゆうがにたべる…ふ、せれぶたぜ…」 解説ありがとう。 さて既に分かってるかと思うが、この野菜は人間が畑で作ったものであり、れいむ達はそれを当然のように奪った。 野菜を勝手に生えてくると思い込んでいるテンプレゆっくりのれいむ達は人間はその野菜を独り占めしているゆっくりできない存在だと認識している。 それでいて、れいむ達にとって野菜を採って食べることは当然、特に可愛くてキュートなれいむはこんな美味しいものは食べて当然だと思っているぐらいである。 「でももっとたべたいね、まりさ!」 「こんなことならあそこをゆっくりプレイスにすればよかったぜ…」 この二匹にとって運が良かったのは人間の畑で食べ続けるのでなく、野菜を採って巣で食べた事だろう。 もし畑の主の前で「ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!むーしゃむーしゃしあわせー!」なとどやった暁に一秒後には餡子の塊になっていただろう。 「そうだ!たしかちかくにおやさいさんがはえてるのがあったよ!」 「ほんとうかだぜ!?すぐにいくぜ!」 れいむは近所の美ゆっくりであるありすからこんな話を聞いたことがある。 曰く、「食べきれない程に野菜が生えているゆっくりプレイスがある」「ゆっくりが真に「ゆっくり」できる場所」 と聞いただけでゆっくりできそうなことだ。 しかしありすはその話を信じておらず、それに釣られたゆっくりは二度と帰ったこなかったと付け加えた。 「しょせんうわさていどね」と話を終わらしたありすであったが、れいむはそれを信じた。 帰ってこないのはそれはそれは素晴らしいゆっくりプレイスなのだろう。れいむの頭にはゆっくりが当然のようにゆっくりとしている世界を見た。 「ゆっくりいくよ!」 「おやさいさんをいっぱいたべるんだぜ!」 二匹が向かうはお野菜のたくさん生えたゆっくりプレイス。 ありすに教えてもらったそこはのうかりんの畑である、のうかりんランドであった。 「ま゛り゛ざぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!じっがりじでね゛ぇぇぇぇぇ!」 ガシッボカッ、まりさは餡子になった。あーんこ(笑) さて、軽く一話は作れそうな旅を省略して無事にのうかりんランドにたどり着いた、れいむとまりさ夫婦は畑にある野菜に目を輝かした。 そしてそこに働くゆっくりたちもいるが、れいむは目にも入っていない。 「すごいよすごいよすごいよ!おやさいさんがいっぱい!」 「むーしゃむーしゃするんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 我先にと飛び出したれいむとまりさは、 「ゆでぶ!」 「ゆべし!」 人間に蹴り飛ばされたように吹っ飛んでいった。 「ジャオーン!」 畑を遮るのは紅の髪と緑の帽子を被ったメーリンであった。 「ゆゆ!なんでめーりんがいるの!?」 「くずでのろまなめーりんはとっととそこをどくんだぜ!」 野良ゆっくりの間ではめーりん種はとてもゆっくりできない屑であると言われてる。 喋れない。 ただそれだけでゆっくり達はめーりんをいじめるのだ。(実際にはめーりん種は少ない中身でありながら高い知能を持っている) そして夫婦もその例を漏れず、目の前のメーリンは野菜を取らせないゆっくりできないものとなる。 「ゆっくりしぬんだぜ!」 夫であるまりさは妻であるれいむにいい所を見せようとメーリンに体当たりを食らわせようとする。 「ジャオ?」 しかしメーリンはまりさの渾身の体当たりを回避すると、まりさに「その程度なの?」という顔を向けた。 「ゆぎぃぃぃぃぃ!めーりんのくせぃ!」 まりさはこれには憤怒すると、怒りに任せた体当たりをする。 「ジャオ!」 メーリンも体当たりの姿勢に入り、まりさに突撃した。 同時にぶつかる頭と頭。 「ゆぶぅ!!」 負けたのは柔らかい皮である、まりさであった。 めーりん種は普通のゆっくりとは比べ物にならない硬い皮を持っている。それこそれみりゃの牙すら通さぬ頑丈な皮。 そんなもので体当たりをすれば大半が柔らかい皮で構成されたゆっくりはひとたまりも無い。 まりさは自分の体当たりのダメージ+メーリンの体当たりで大ダメージを食らってしまう。 片目はとび掛け、餡子を口から漏れ出していた。 瀕死である。ほっとけば一時間も持たずに死ぬだろう。 「ま゛り゛ざぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!じっがりじでね゛ぇぇぇぇぇ!」 れいむは叫んだ。 最愛のまりさが屑のめーりんに殺されかけているのだ。 憎しみに塗れた瞳でメーリンを睨み付ける。 「ちーんぽ!?」 「しんにゅうしゃでもきたのー?」 畑からやってきたのは、みょんとちぇんだ。 れいむの声を聞きつけてやってきたのであろう。 「ゆ!みょん!ちぇん!まりさがくずのめーりんにころされかかってるよ!かわいいれいむとまりさをゆっくりたすけてね!」 れいむは畑からやってきたみょんとちぇんに助けを求めた。 こんなくずをゆっくりプレイスをおいておくなんてまちがってるよ!たすけなきゃれいむはおこるよ!ぷんぷん! れいむの頭の中ではみょん達はゆっくりプレイスに住むゆっくり、屑めーりんを生かす変な奴、でも自分たちを助けてくれるというとても都合のいい事を考えている。 なぜそんな考えが浮かぶかは不明だが、野良ゆっくりはそんなものである。 力も耐久力も知恵も無い脆弱であるゆっくりは厳しい自然を生きるのに全てを都合のいいように考え無ければ生きていけないのだ。 「ちんぽちんちんちんぽー?」 「ジャオジャオー」 会話として成り立っているのが不思議な会話である。 特にみょんの喋り方には「ひわいすぎるんだね、わかるよー」とちぇんが突っ込むほどだ。 「なにやってるの!ゆっくりはやくめーりんをころしてね!」 れいむはイライラしていた。 せっかくたどり着いたゆっくりプレイスで殺されかけ(まりさが)、屑を生かしておくのが我慢ならなかったのだ。 「そのまえに一つききたいよー、なんでれいむたちはここにきたのー?」 「ゆ!ごきんじょのありすにきいたよ!ここはおやさいさんがいっぱいはえてるゆっくりプレイスだって! だからはやくれいむたちにおやさいさんをちょうだいね!ここまでくるのにれいむたちはつかれたんだから!あとめーりんをころしてね!」 ちぇんの問いにれいむは胸を張るように答えた。 そう、ここはゆっくりプレイス。れいむたちがゆっくりするのに相応しい場所だ。野菜のたくさん生えた理想郷。それを邪魔なんてさせないで欲しいと訴えた。 「…そう。じゃあ次にきくよー。れいむはおやさいさんがかってにはえてるとおもう?」 「ゆ?…ゆ、ゆ、ゆゆゆゆふふふふふふふ!ちぇんはなにをいってるの! おやさいんさんはかってにはえてくるんだよ!」 「ならえんりょはいらないみょん。ゆっくりしね」 みょんは木製の刀を取り出すと一瞬でれいむを真っ二つにした。 「ゆ?ゆゆゆゆゆゆ?」 なんで?れいむのからだが…。 切られた事すら分からないれいむはゆっくりと二つに分断されていく。 中枢餡子ごと切られたれいむはもう長くない。 な…んで?ゆっく…り、した…かっただげなのにぃ…。 だんだんと意識が薄れていく。 「やっぱり無知ゆっくりだったねー」 「ジャオ」 「目と言動で分かりやすい奴だったみょん。でもどっちかというとゲスに近いみょん」 みょん達はよくのうかりんランドの噂を聞きつけたゆっくりを見極める係であった。 野菜は勝手に生えるものではないと理解した上で真面目に働くならそれで良し。 先ほどのように無知からくる野良ゆっくりは肥料とする。ゲス寄りが多い野良に教えて働かせても役に立たない。 「じゃあちぇんたちは仕事にもどるねー」 「ちーんぽ」 「ジャオー」 三匹はそれぞれ分かれると自分の仕事に戻っていった。 のうかりんランドのありふれた日常であった。 [テンプレ②餌が無いから家族のお引越し!] 「これはとてもまずいわ…どうするの?れいむ」 「ゆゆぅ……」 別のゆっくりの巣にありすとれいむは呻いていた。 このありすとれいむは夫婦である。子沢山に恵まれて幸せ一杯であるはずなのだが一つだけゆっくり出来ないことがあった。 餌が足りない。 単純に二匹だけなら近場の木の実や虫、花や山菜などで十分に足りる。 しかし夫婦は子沢山、しかも赤ちゃんゆっくりと子ゆっくりは食べる量は少ないが回数が多いために餌の消費が馬鹿にならないのだ。 そのため近場の取れる餌は他のゆっくりもいる分と相まってすでに枯れかけている。 このままでは成体である親れいむと親ありすは耐えられてもちょっと断食でも命にかかる子ゆっくり達は洒落にならないだろう。 「どうしよう、ここもいいゆっくりプレイスだったけどごはんがないとゆっくりできなくなるよ」 夫婦の暮らす巣とその周辺は人間でも中々やってこない場所である。 それでいて野生動物や捕食者ゆっくりも来ない、餌も取れると言う事無しだったのだが生きるのに必要な餌が無ければ意味が無い。 「おひっこしするしかないわ…おちびちゃんをつれて」 「ゆゆ!だめだよ!おちびちゃんはまだちいさいよ!」 生まれた子供はまだ大きくてソフトボールサイズである。小さいのはピンポン玉より少し大きい程度。 ゆっくりの旅は危険なものだ。饅頭に過ぎないゆっくりにとって外の全てが死に繋がりかねない。 そんなゆっくりプレイスを求めての旅に脆弱なゆっくりを更に脆弱にした子ゆっくり達を連れて行けば全滅することは明白だろう。 「でもこのままじゃありすたちもおちびちゃんもみんなゆっくりできなくなるわ。だいじょうぶ、われにさくありよ」 「ゆ?」 ありすの語ったことはゆっくりプレイス。 野菜の沢山生えたとてもゆっくりできる場所。たくさんのゆっくりが住まう天国なようなゆっくりプレイス。 ありすの知り合いであるある美ゆっくりのありすから聞いた信じられないような理想郷。 「ここからだとすこしとおいけどだいじょうぶ、あんぜんなみちをしってるわ」 「ゆゆ!すごいよありす!」 ありすは美ゆっくりのありすから安全な道を細かく教えてもらっている。 しかしありすにも疑問が残る。なぜそこまで知っておきながらも自分は行かないのか? その質問に対して「ここのせいかつもそれなりにきにいっているから」と答え、深くは追求しなかった。 事実、餌さえあればここは十分にゆっくりプレイスなのだから。 「じゃあ、あしたになったらおひっこしだね!」 「おちびちゃんはありすがはなしておくわ」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!すごいわ!ここがゆっくりプレイスなのね!」 「おやさいさんがたくさん!へう゛んじょうたい!」 またまた軽く一話作れるような旅を省略してのうかりんランドにたどり着いたゆっくり達。 奇跡的に十匹近い赤ゆっくりと子ゆっくりを失わずにたどり着いたありすとれいむの目は輝いていた。 「みゃんみゃ…あれゆっきゅりできゅりゅるの?」 赤ゆっくりの赤れいむは親れいむの頭でそう呟いた。 「とってもゆっくりできるよ!あれをたべたらおいしくてゆっくりのしすぎであんこさんがフットーしそうなぐらい!」 「それはたのしみね!ママ、はやくいきましょう!」 「はやくてたべてみたいよ!」 家族たちは畑に近づこうとするが、柵に遮られて進む事が出来ない。 「ゆゆ!どうしよう、さきにすすめないよ!」 せっかくのゆっくりプレイスを前にして進むことの出来ない現実に「ゆがーん」とする夫婦。 「れいみゅならすすめるよ!」 「ありすも!」 「れいむもいくよ!」 柵の隙間を次々と潜り抜けていく子ゆっくり達。 成体サイズである親夫婦は抜けられないが子ゆっくり程度なら隙間から進めるようである。 「きけんだよ、おちびちゃんたち!すぐもどってきてね!」 「まだなにかあるかわからないわ!」 美ゆっくりのありすから聞いた話ではとてもゆっくりできる所と聞いているが、それでもここには来たばかりなのだ。 ちょっとした衝撃で生死に関わる子ゆっくり達を先に進めたらどんな危険があるかも分からない。 「だいじようぶだよ、おかあさん!」 「おやちゃいどきょ?」 「あれかな?」 子ゆっくり達は親の声を無視して土から生えた野菜に駆けつける。 「すごくいいにおいだよ!」 「とてもゆっくりできるわね!」 初めての野菜の匂いにとてもゆっくりできる子ゆっくり達。 「「「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」」 野菜に集まった子ゆっくり達は野菜を齧りつこうとし、 「「「「「「「「「ゆぴぃ!」」」」」」」」」」 その体が原型を留めず吹き飛び、一瞬にして命を散らした。 「ゆ………?おちびちゃん?」 「ど、どこにかくれたのかしら?」 親ゆっくりの思考が追いつかない。 当然だ。目の前で子供達が残らず爆散したのだから。 「危なかったっぺ。あと一秒遅れたら野菜が駄目になるところだったぺ」 麦わら帽子を被った緑色の髪をした人型のゆっくり。 猟銃を構えたそれはのうかりんであった。 彼女は畑で仕事をしていると柵の外にいる見慣れぬゆっくりが目に入った。 そのゆっくりの子供が柵の隙間を潜り抜けると野菜に向かっていき、齧りつこうとするではないか! まだ収穫時期ではない野菜を齧られると途端に駄目になる。 長く生きたのうかりんは一目見ればゆっくりが野良なのか、飼われたのかが分かる。 野良であれば全体的に汚れて、髪の艶がない。またゲスの類であれば死んだ魚のような目をしている。 人間に飼われたゆっくりは必要以上に甘やかさなければ皮と髪に艶があり、適度にモチモチとした皮である。 親子共々を野良と判断し、猟銃を構え、大気中にある薄い霊力を込め、今齧りつこうとする赤ゆっくりと子ゆっくり達に向けて撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ。 十数匹分の弾幕を放つと全てが着弾し、威力の薄い弾幕であっても饅頭に過ぎないゆっくりが弾け飛ぶ。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆ??」 れいむはまだ思考が追いつかない。 「おちびちゃん…ありすのおちびちゃん?」 ありすの思考もまた追いつかない。 その突然すぎる別れに餡子脳はオーバーヒート寸前であった。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!よくもよくもよくもよくもよおちびちゃ(パーン)ゆぶぉ!?」 「れ、れいむぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 れいむの右半分が消し飛ぶ。 のうかりんの猟銃がれいむを狙い打ったのだ。 続けてありすに向けて一発撃つ。 「びぶぅぅ!ばり゛ずの゛!ばりずの゛あ゛んよ゛がぁ!」 口より下を撃たれたありすはあんよ、つまり前底部を失ってしまう。 これでは逃げることすらできないだろう。 「今日は二匹、最近肥料が来るのが少なくなったぺ。せめてメーリンの所に来れば赤ちゃんを生け捕りにできたんだがなぁ」 「残念だべ」と言いながらのうかりんは柵を飛び越え、ゆっくりを掴むと畑の土に放り投げる。 中枢餡子が傷ついてないとはいえ、れいむは半分の体を、ありすは底部の大部分を失っている。 いくら中枢餡子が傷つかないか、もしくは大量の餡子を失わない限り生きていける不思議饅頭ゆっくりとはいえ重症といっていい程だ。 「ゆ…じね゛…じ…」 ベチャ 畑に戻ったのうかりんの鍬がれいむを砕いた。 畑と一緒に盛り返されるれいむの体は野菜を育てる肥料となるのだ。 (なんで…こんな、こと…に) ありすは後悔していた。 引っ越さなければ、畑に行くなんて行かなければ、おちびちゃんをもっと強く止めてれば。 様々な考えが浮かび、後悔ができるありすは野良にしては頭のいいほうであった。 しかし後悔してからはもう遅い。 のうかりんの畑に入った命知らずの饅頭はどれだけ頭が良かろうと肥料になるしかないのだ。 (もう…いいや…) ありすの心は諦めに入った。 愛する子供と伴侶を失い、ズタボロな体で出来ることなど何も無い。 潰され、その命が終えるまでありすはゆっくりとすることは無かった。 [テンプレ③雑魚ドス殲滅戦] ドスまりさ。 ゆっくりまりさが突然変異を起こし、進化した超巨大饅頭である。 小さいもので2m近くあり、老成したドスの大きさは10mと桁外れ。 しかもドスには普通のゆっくりには無い特技を持っている。 ドスにしか生えないキノコを使う事でレーザーを放つ「ドスパーク」 ゆっくりとしたフェロモンを出すことでゆっくり以外の生物をゆっくりとさせる「ゆっくりオーラ」 そして特定の条件下でない限り、ゆっくり以外の生物から姿が見えなくさせる「ステルス」 まるで妖怪染みた能力を持っている。 しかしドスはあくまで突然変異でしか現れず、年に一匹か二匹の時があれば十匹現れたりする。 ドス自身はゲスでもなければ餌を必要としない。 そしてドゲスの類は人間によって狩られる。 単体なら人間以上の強さを持ってしても、知恵と群の強さを持つ人間には適わないのである。 そしてそのドスが四匹集まっている。 一つの群れに二匹以上のドスがいるのは非常に稀だ。 それが四匹もいるのは、元々群れを纏めていたドスに加えてまりさが一気に三匹同時にドス化したからである。 仲のいい三兄弟であったまりさ達はドス化したのを喜び、群れのゆっくりはドスが四匹もいることに喜んだ。 これでみんなはゆっくりできる。ドスがいればゆっくりできる。 それがゆっくりの共通認識。ドスがいればゆっくりはゆっくりとできる。 しかしドス達は困り果てていた。 餌が足りないのである。 ドスの群れは普通の群れに比べて安全であるのが多い。 その理由はドスの管理能力とドス自身の強さが関係している。 まず管理能力が高ければ、餌を無駄に消費しなかったり、群れの数を調整したりする。 強さは並みの動物すら狩れるドスである。ゆっくりの捕食者であるれみりゃやふらんを簡単に殺すことも可能だ。 そしてこのドス達は後者については申し分ないが、前者の能力が不足していた。 ドス三兄弟はまだドスの成り立てのためか、ゆっくりとしての癖や性格が抜けきっていない。 つまり統治者として甘いのである。己に優しいままのゆっくりがドスになる結末なんて分かりきってることだ。 群れの破滅。ゆっくりの自然でありふれたそれだけのこと。 『餌が足りないよ。取りすぎたんだ、枯れてやがる』 『仕方ないよ、群れを食べさせるのにいっぱい必要だし』 『でもこのままじゃ群れがゆっくりできなくなっちゃう』 ドス三兄弟は群れのためにと餌をどんどんと取りに行ってしまったツケが回った事に頭を悩ましていた。 『だから言ったんだよ…赤ちゃんを無闇に増やしちゃダメだって…』 3m近い大きさを持つドス三兄弟に比べて二周りも大きいドスはため息を付いた。 このドスは三兄弟がドスになった後、ドスに必要な事を教えると別の場所で新しい群れを作った。 一つの群れに何匹もドスはいらない。ドスは等しくゆっくりをゆっくりさせるべきだと考えているのである。 必要なことを教え、群れをドス三兄弟託した後、数ヵ月後に三兄弟から連絡が届いた。 それを聞いたときにはドスは頭を痛める。 ダメだ、こいつら…早く何とかしないと… せっかく必要な事を教えた事を見事にスルーしているのだ。 ドスは餡子の量は桁外れに多い。そのために通常のゆっくりより頭や記憶がいいのはもちろん、中には人間並みに知能を働かせるものもいる。 しかしドス三兄弟の話を聞く限り、ドスの力によるごり押しと後先の考えない政策に群れの壊滅を垣間見た。 ちなみに教えた内容を大まかに分けると、 赤ちゃん及び、群れの数を調整する。多すぎればそれだけ餌の量が大きくなり、壊滅しやすい。 餌は取り過ぎない。必要以上に取ると枯渇して群れに飢えの破滅が来る。 人間と関わらない。協定なんて持っての他。触らぬ神に祟りなし。 野菜は勝手に生えない。人間が作った人間のものである。 人間の畑に入らない。野菜を取ったら群れごとの壊滅がある。 どれもこれも普通のゆっくりならば騒ぎ出すような事であるが、ドスはいくつもの群れを作ってきたから分かる。 こうでもしないと脆弱のゆっくりは生き残れないのだ。 当然、ドス三兄弟はこの教えに反発するが餡子の量が増え、知能が増加してるのからか、最後には納得をしていた。 (このままだと下手したら群れが馬鹿の手によって終わっちゃうよ…) 現実を知りながらも、ゆっくりをゆっくりさせるために汚い手を使うこともあるドスである。 話を聞かない、言うことを聞かない、群を乱すようなゆっくりは例え群れの仲間であっても排除してきた。 時にはドスが罠に嵌めてゆっくり達を人間の手で殺させる事で人間の恐ろしさを群れに教えた。 そんな冷徹で非情の決断できる事の出来ない、甘さの抜けないドスは破滅しか齎さない。 なまじ力を持っているが故に人間に見つかれば即排除させれる事だってある。 だからこそ、ドスを教えるリスクを減らすためにゆっくりの数を増えすぎないように数を調整し、 餌を枯渇させないようにしてゆっくりの無害さを無意識にアピールさせ、 無用なトラブルを起こさないように人間との関わりや野菜による群れの壊滅を避ける必要があった。 しかしドス三兄弟はまだドスの成り立て。 そんな自分も群れもゆっくりできなそうな事を許容できなかったのだ。 それに加えてゆっくりにありがちな無駄にある自信を持っている。 ドスはこれを見抜けなかった自分のミスに後悔していた。 『何言ってるの、ドス先生。赤ちゃんはとてもゆっくりできるよ!』 『そうだよ!群れも大きくなってとてもゆっくりできるよ!』 それが結果的に群れが終わることに気づいていない事にドスは心でため息を付く。 (さて、どうしようか。もうこの子達がドスとして群れを纏めたら壊滅しかならない。それはゆっくりをゆっくりさせるドスとしてもとてもゆっくりできない事だよ…) 心で色々な考えを浮かばせる。 その内容はドス三兄弟の排除。 群れを壊滅しか齎さないような無能なドスは不要である。 しかしドスが三匹、成り立てとはいえ一匹で相手するのは無茶がある。 ドスパークを真正面から当てれば一匹は排除できてもタイムラグのあるこの技では残りの二匹から攻撃を食らってしまう確立が高く、危険だ。 人間を利用して排除する案も出るが、これも危険だ。 排除自体は簡単に済むだろう。 人間は強い。ドスはそれを深く理解している。 力ではドスが上。耐久力もドスが上。ドスパークを食らわせれば消し炭にだって出来る。 それでも人間はドスを簡単に打ち破れる。 群としての生物の強さが軽々とドスを上回るのだ。 それなのになぜ危険なのか?それはドス三兄弟の後、他のゆっくりが狩られてしまう可能性があるからだ。 ドスというゆっくりにあるまじき力を有したものが三匹も人里を攻めたら、そのドスの群れにも被害が来る可能性がある。人間はやる時は徹底してやるのだ。 (んんー) 中々いい案が思いつかない。 ドスを三匹も排除できるとしたら人間かそれ以上の力を有した妖怪。 しかしそれだと群れまで被害が出かねない。 (あ、そういえば彼女がいたよ) ドスの脳裏に浮かぶのは麦藁帽子を被ったゆっくり。 畑仕事をすることで野菜を作るドスの数少ない友人。 (最近きめぇ丸が言うには肥料が足りてないって言ってたし…うん) 考えが固まる。 友人であるのうかりんの畑にドスを送り、排除してもらうという考えが。 のうかりんの畑にはドス三匹分という肥料が手に入るし、ドス自身は無能ドス三兄弟を排除できる。 人間でいう一石二鳥となる。 『そうだ、ドス知ってるよ!人間さんのじゃないお野菜さんを!』 ワザとらしく、それでいてドス三兄弟が信じやすいようにのうかりんランドの場所を教える。 人間の怖さを教えてるドスはこの三兄弟が人間に近寄らないようにしている。 そして野菜は人間のもの、つまり野菜を取ればゆっくりできなくなるのも教えてる。 しかし逆に言えば人間の作ったものじゃない野菜ならば取ってもいいと教えるのだ。 これにより、ドス三兄弟は群れがゆっくりできる事に喜ぶ。 もう餌に心配しなくていいと。 それを見るドスは計画通りと言わんばかりに顔を歪める。 今日はもう遅いから明日から行ったほうがいい。それと群れのゆっくりは連れずにドスだけで行くと安全だよ、と言い残し、 ドスはのうかりんランドへと急ぐ。 まずはのうかりんへここまでの経緯とドス三兄弟が攻めてくるのを教える必要がある。 のうかりんが強いのを知っているが、万が一、負けてしまって友人が死んでしまわないように。 夜が明け、朝日が差し込む。 そんな朝早くからドスが三匹、ドスンドスンと地面が揺れるように鳴り響く。 ドス三兄弟ある。 元長であるドスから教えてもらった人間が育ててない野菜の生えた畑にドス達は移動しているのだ。 餌不足でピンチな状態から一転、思わぬ情報である。 『まったく、そんな場所があるなら早く教えて欲しかったよ!』 『でもこれで群れはゆっくりできるね!』 『早く赤ちゃんの喜ぶ顔が見たいよ!』 普通のゆっくりなら気をつけて進まなければいけない道でもドスが三匹もいれば恐れる必要もない。 野生の獣が現れてもドスパークでなぎ払うか、ゆっくりオーラで戦意を喪失させれば済むからである。 『見えてきたよ!あれかな!』 『あれがお野菜さんだね!』 『あれ?人間さん?』 30分ほど移動し続けてたどり着いた畑。 ようやくお目当ての野菜を見つけたと同時に人影が見えた。 「その醜い面を吹っ飛ばしてやるべ!」 銃声が響いた。 それと同時に左側のドス…三女に当たるドスの顔が抉れるように何かが貫いた。 『ま、ま゛り゛ざのい゛もうどがあ゛ぁぁぁぁ!』 『な゛ん゛でぇぇぇぇぇぇ!?』 即死。 声すら上げさせぬ一撃で一匹の始末が終わる。 だがこれで終わりではない。 「うー、ゆっくりしね」 「おまえのあいてはれみりゃがするんだどぉー」 二匹の肉まんあんまん姉妹が次女ドスに襲い掛かる。 いくらドスになったとしてもまだ若い彼女にとって、捕食者は恐怖が拭い切れない相手だ。 ゆ、ゆっくりオーラでゆっくりさせる??でもドスパークで… 目の前で妹が失ってそこから捕食者がやってきたために完全にパニックに陥っている。 姉妹が次女ドスを相手にしている間にのうかりんは長女ドスの始末にかかる。 『ゆ゛っぐりじね゛ぇ゛!』 口に生えたキノコを噛み砕き、レーザーのような火力を生み出す「ドスパーク」 当たってしまえば例えのうかりんといえども消し炭になって死んでしまう威力だ。 しかし当たればの話である。 ドスパークの弱点はまず連射が効かないこと、そして口から撃つため射線上にいなれば当たらないことである。 常に真横に移動すればドスパークは当たらない。 事実、長女ドスからのドスパークはカスリもしていない。 逆にのうかりんの猟銃から放たれる弾幕で攻撃を食らっている状態だ。 いくら普通のゆっくりと桁外れの皮を持っていても霊力で構成された弾丸を食らってしまえば唯ではすまない。 『なんで?!ドスは!ドスはみんなをゆっくりさせたかっただけなのにぃ!』 半狂乱になりながらのうかりんに襲い掛かる。 しかし目に見えるように弱まったドスではもはや万が一の勝利はない。 「みんなをゆっくりさせるなんて無理なことだべ。それはドスであるお前自身がよく理解してることだろう? 理解していないならお前はドスじゃないべ ただの馬鹿だ」 限界まで霊力を込められた猟銃の銃口から光が溢れる。 餡子が残る範囲での全力撃ち。 レーザーのような弾幕が猟銃より放たれる。 撃たれた弾幕は長女ドスの目より上が文字通り消し飛んだ。 つまり頭部と帽子が無くなった長女ドス。 それでも生きている。なぜならあくまで上を消し飛ばしただけでゆっくりの生命線である中枢餡子は傷ついていないのだ。 それでも普通のゆっくりならショック死してもおかしくない。生きているのはドスの持つ並外れた生命力だからだろう。 『ゆっっっっっ!?!がっっ!?!?』 しかしいくら生命力が優れていても痛みがないわけではない。 想像できるだろうか?頭部がまるごと失い、脳と内臓に当たる中身を晒した痛みを。 『あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ?!』 発狂寸前、しかしゆっくりには発狂するという機能は存在しない。 それに近いものはあるが、それは所謂現実逃避、常に死ぬほど痛い苦痛が襲い掛かってる今は無理なこと。 長女ドスはこの瞬間、死ぬ以外に楽になる方法が存在しなかった。 「うー、おわった」 「かんたんだったどぉー」 姉妹のほうも終わっていた。 それぞれが手に握るのは餡子に染まった紅い槍と鈍器。 れみりゃとふらん特有の成長に加えて「ゆっくり」を知った姉妹の武器である。 霊力で構成されたそれはドスの皮を意図も簡単に切り裂くことが出来る。 現に姉妹の担当した次女ドスは切られてないほうが探すのが難しいほどボロボロにされており、黒い大きな帽子は原型を留めていない。 特に口が悲惨だ。唇の部分が存在せず、歯茎が剥き出しになって、歯は残らず折られている。 これではキノコを噛み砕いてドスパークを撃つのは無理だろう。口という土台そのものが破壊されている状態でもし撃ったら自爆しかねない。 ちなみに辛うじてだが生きてはいる。外側は破壊されつくしているが中身は傷ついていないからである。 「れみりゃ、ふらん、他の皆を呼んでくるべさ。さすがにドスの餡子は切り分けて運ぶしかないべ」 「うー、わかった」「よんでくるんだどぉー」 れみりゃとふらんは仲間のゆっくりを呼ぶために飛んで行った。 残されたのは三匹のドスとのうかりん。 『じに゛じにじに!?じに゛だぐな゛い゛?!い゛や゛ば!ごろ゛じで!!も゛ヴや゛ば!?ばばばばばば!?!』 長女ドスは狂ったように喚いていた。 死にたくない。まだ死にたくないよ。群れをゆっくりしてない。 死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い! いくら痛みに耐性が出来ているドスとはいえども既に精神は限界だ。 すでに死んだほうがましと考えるほどに苦痛に呑まれている。 壊れてしまえば楽なのに、発狂してしまえば楽なのに。 ゆっくりという身がそれを許してくれない地獄のループとなっていた。 「随分と苦しむなぁ…まぁ安心してけろ。体を刻まれて、解体されて、最後の餡子が磨り潰されるまでの我慢だべ」 今からドス三兄弟の体は解体されてその餡子は畑の肥料となる。 しかし量が量である。 この大きさを消費し尽し、最後の中枢餡子までどれだけの時間と苦しみがかかるだろうか? 「突然のドス三匹の排除は驚いたけれんど…友人の頼みならしかたねぇべさ」 『…ゆ?』 長女ドスの苦痛が一瞬だけ消えた。 友人?今ドス達の排除が友人の頼みと言ったか? ならドス達がここまで来るのを予め分かっていたのか? 再び激痛が襲い掛かる。 叫び声の煩さにのうかりんの猟銃の弾幕が長女ドスの口を吹き飛ばした。 『……!!…?!』 「ああ、お前さんは知らなかったんか。お前の知っているドスがいるだろう?あれ、おらの友人だべ。 最近ゆっくりが来なくなって肥料が少なくなっていた所に突然の頼みだったけど、おらとしては助かったべ。 理解したか?お前さんは売られたんだべ。無能のドスが群れを率いるなんてあいつからすれば我慢できなかったんだべさ」 信じられなかった。 激痛に苦しみながらも自分たちの先生が、元長、ドスが…裏切るなどとは。 『…!!』 「お?信じられない顔をしているな?ま、信じるのも信じないのもお前さん次第。 お前さんたちがおらの畑の肥料になるのは変わらないっべ」 れみりゃとふらんが戻ってきた。 畑で働くゆっくり達を集め、これからドス三兄弟の解体作業が始まるのだ。 これもまた、のうかりんランドのありふれた光景の一つであった。 おわり あとがき よくssで現れるテンプレを問答無用に潰すって話。 消化し切れてないorしなかった部分のQ A Q.美ゆっくりのありすって何者よ? A.ゲスゆっくり。見も蓋も無い話でゆっくりを間引いて自分だけゆっくりするタイプ。生き残るためなら何でもするって奴。 Q.三兄弟の収める群れはどうなったの? A.元長のドスが再び長になった。増えた分を事故という形で間引いてる。ちなみに三兄弟の後に築いた群れと合流済み。 Q.元長ドスってゆっくりが馬鹿なのを知ってなぜ長を続けるの?馬鹿なの?死ぬの? A.諦めきれないだけ。もはや意地の域。何が何でもゆっくりさせるぜ! Q.省略されたれいむまりさ夫婦orれいむありす家族の旅とかいずれ書くの? A.書く気しないので各々想像でよろしく。つかゆっくりが死なない旅なんて誰得。 ここまで読んでくれてありがとうね 次はちるのの話かなぁ… ⑨あたいのでばん?! このSSに感想をつける
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オレ設定注意 短編みたいなもの のうかりん最強伝説 のうかりんランド①②③を見るともっと楽しめるはず。 テンプレネタなのでネタが被ってるかもしれない。てか被ってる のうかりんランド外伝 「のうかりん達はテンプレ的ゆっくりをどのような対処をするか」 のうかりん。 ゆっくりの身でありながら、野菜を育てる事でゆっくりとするゆうか種。 今日も今日とて鍬で土を盛り返し、種を植え、水を与えて、雑草を抜き取る。 のうかりんの畑ではのうかりん以外にもゆっくりがいる。 色々な過去を持つゆっくり達だが、のうかりんの畑仲間である事は間違いない。 なぜなら彼女らはのうかりんと共に畑で働いている。 れいむは種を植えていた。 まりさは水を撒いていた。 みょんは土を掘り返していた。 ちぇんは尻尾を器用に使って野菜を抜き取っていた。 うどんげとてんこはバケツに水を汲んできた。 メーリン、れみりや、ふらんは畑の周辺を見張っていた。 ぱちゅりーは収穫した野菜を分別していた。 それぞれのゆっくりが仕事をする事で「ゆっくり」としている。 それはのうかりんランドを知らぬ人間とゆっくりから見れば異質に映るだろう。 だからこそ、それを狙うものがいる。 野菜は勝手に生えてくると思い込んでいる野良のゆっくり。 のうかりん達はそれをどのように対処しているのか? それを見てみよう。 [テンプレ①おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!] 「むーしゃむーしゃ…ししししししあわせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 「やさいさんはほんとうにおいしいね!」 ここは木の下で作られたゆっくりの巣。 れいむとまりさという一般的なつがいは食事を取っていた。 それは虫や木の実といったものではない。 ダイコン、きゅうり、キャベツ。 それらは野菜であり、野良であるゆっくりだと食べることすらできない代物だ。 「にんげんさんがひとりじめしてるかられいむたちがたべなきゃいけないんだよ!」 「ゆっくりとおやさいさんをおうちでゆうがにたべる…ふ、せれぶたぜ…」 解説ありがとう。 さて既に分かってるかと思うが、この野菜は人間が畑で作ったものであり、れいむ達はそれを当然のように奪った。 野菜を勝手に生えてくると思い込んでいるテンプレゆっくりのれいむ達は人間はその野菜を独り占めしているゆっくりできない存在だと認識している。 それでいて、れいむ達にとって野菜を採って食べることは当然、特に可愛くてキュートなれいむはこんな美味しいものは食べて当然だと思っているぐらいである。 「でももっとたべたいね、まりさ!」 「こんなことならあそこをゆっくりプレイスにすればよかったぜ…」 この二匹にとって運が良かったのは人間の畑で食べ続けるのでなく、野菜を採って巣で食べた事だろう。 もし畑の主の前で「ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!むーしゃむーしゃしあわせー!」なとどやった暁に一秒後には餡子の塊になっていただろう。 「そうだ!たしかちかくにおやさいさんがはえてるのがあったよ!」 「ほんとうかだぜ!?すぐにいくぜ!」 れいむは近所の美ゆっくりであるありすからこんな話を聞いたことがある。 曰く、「食べきれない程に野菜が生えているゆっくりプレイスがある」「ゆっくりが真に「ゆっくり」できる場所」 と聞いただけでゆっくりできそうなことだ。 しかしありすはその話を信じておらず、それに釣られたゆっくりは二度と帰ったこなかったと付け加えた。 「しょせんうわさていどね」と話を終わらしたありすであったが、れいむはそれを信じた。 帰ってこないのはそれはそれは素晴らしいゆっくりプレイスなのだろう。れいむの頭にはゆっくりが当然のようにゆっくりとしている世界を見た。 「ゆっくりいくよ!」 「おやさいさんをいっぱいたべるんだぜ!」 二匹が向かうはお野菜のたくさん生えたゆっくりプレイス。 ありすに教えてもらったそこはのうかりんの畑である、のうかりんランドであった。 「ま゛り゛ざぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!じっがりじでね゛ぇぇぇぇぇ!」 ガシッボカッ、まりさは餡子になった。あーんこ(笑) さて、軽く一話は作れそうな旅を省略して無事にのうかりんランドにたどり着いた、れいむとまりさ夫婦は畑にある野菜に目を輝かした。 そしてそこに働くゆっくりたちもいるが、れいむは目にも入っていない。 「すごいよすごいよすごいよ!おやさいさんがいっぱい!」 「むーしゃむーしゃするんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 我先にと飛び出したれいむとまりさは、 「ゆでぶ!」 「ゆべし!」 人間に蹴り飛ばされたように吹っ飛んでいった。 「ジャオーン!」 畑を遮るのは紅の髪と緑の帽子を被ったメーリンであった。 「ゆゆ!なんでめーりんがいるの!?」 「くずでのろまなめーりんはとっととそこをどくんだぜ!」 野良ゆっくりの間ではめーりん種はとてもゆっくりできない屑であると言われてる。 喋れない。 ただそれだけでゆっくり達はめーりんをいじめるのだ。(実際にはめーりん種は少ない中身でありながら高い知能を持っている) そして夫婦もその例を漏れず、目の前のメーリンは野菜を取らせないゆっくりできないものとなる。 「ゆっくりしぬんだぜ!」 夫であるまりさは妻であるれいむにいい所を見せようとメーリンに体当たりを食らわせようとする。 「ジャオ?」 しかしメーリンはまりさの渾身の体当たりを回避すると、まりさに「その程度なの?」という顔を向けた。 「ゆぎぃぃぃぃぃ!めーりんのくせぃ!」 まりさはこれには憤怒すると、怒りに任せた体当たりをする。 「ジャオ!」 メーリンも体当たりの姿勢に入り、まりさに突撃した。 同時にぶつかる頭と頭。 「ゆぶぅ!!」 負けたのは柔らかい皮である、まりさであった。 めーりん種は普通のゆっくりとは比べ物にならない硬い皮を持っている。それこそれみりゃの牙すら通さぬ頑丈な皮。 そんなもので体当たりをすれば大半が柔らかい皮で構成されたゆっくりはひとたまりも無い。 まりさは自分の体当たりのダメージ+メーリンの体当たりで大ダメージを食らってしまう。 片目はとび掛け、餡子を口から漏れ出していた。 瀕死である。ほっとけば一時間も持たずに死ぬだろう。 「ま゛り゛ざぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!じっがりじでね゛ぇぇぇぇぇ!」 れいむは叫んだ。 最愛のまりさが屑のめーりんに殺されかけているのだ。 憎しみに塗れた瞳でメーリンを睨み付ける。 「ちーんぽ!?」 「しんにゅうしゃでもきたのー?」 畑からやってきたのは、みょんとちぇんだ。 れいむの声を聞きつけてやってきたのであろう。 「ゆ!みょん!ちぇん!まりさがくずのめーりんにころされかかってるよ!かわいいれいむとまりさをゆっくりたすけてね!」 れいむは畑からやってきたみょんとちぇんに助けを求めた。 こんなくずをゆっくりプレイスをおいておくなんてまちがってるよ!たすけなきゃれいむはおこるよ!ぷんぷん! れいむの頭の中ではみょん達はゆっくりプレイスに住むゆっくり、屑めーりんを生かす変な奴、でも自分たちを助けてくれるというとても都合のいい事を考えている。 なぜそんな考えが浮かぶかは不明だが、野良ゆっくりはそんなものである。 力も耐久力も知恵も無い脆弱であるゆっくりは厳しい自然を生きるのに全てを都合のいいように考え無ければ生きていけないのだ。 「ちんぽちんちんちんぽー?」 「ジャオジャオー」 会話として成り立っているのが不思議な会話である。 特にみょんの喋り方には「ひわいすぎるんだね、わかるよー」とちぇんが突っ込むほどだ。 「なにやってるの!ゆっくりはやくめーりんをころしてね!」 れいむはイライラしていた。 せっかくたどり着いたゆっくりプレイスで殺されかけ(まりさが)、屑を生かしておくのが我慢ならなかったのだ。 「そのまえに一つききたいよー、なんでれいむたちはここにきたのー?」 「ゆ!ごきんじょのありすにきいたよ!ここはおやさいさんがいっぱいはえてるゆっくりプレイスだって! だからはやくれいむたちにおやさいさんをちょうだいね!ここまでくるのにれいむたちはつかれたんだから!あとめーりんをころしてね!」 ちぇんの問いにれいむは胸を張るように答えた。 そう、ここはゆっくりプレイス。れいむたちがゆっくりするのに相応しい場所だ。野菜のたくさん生えた理想郷。それを邪魔なんてさせないで欲しいと訴えた。 「…そう。じゃあ次にきくよー。れいむはおやさいさんがかってにはえてるとおもう?」 「ゆ?…ゆ、ゆ、ゆゆゆゆふふふふふふふ!ちぇんはなにをいってるの! おやさいんさんはかってにはえてくるんだよ!」 「ならえんりょはいらないみょん。ゆっくりしね」 みょんは木製の刀を取り出すと一瞬でれいむを真っ二つにした。 「ゆ?ゆゆゆゆゆゆ?」 なんで?れいむのからだが…。 切られた事すら分からないれいむはゆっくりと二つに分断されていく。 中枢餡子ごと切られたれいむはもう長くない。 な…んで?ゆっく…り、した…かっただげなのにぃ…。 だんだんと意識が薄れていく。 「やっぱり無知ゆっくりだったねー」 「ジャオ」 「目と言動で分かりやすい奴だったみょん。でもどっちかというとゲスに近いみょん」 みょん達はよくのうかりんランドの噂を聞きつけたゆっくりを見極める係であった。 野菜は勝手に生えるものではないと理解した上で真面目に働くならそれで良し。 先ほどのように無知からくる野良ゆっくりは肥料とする。ゲス寄りが多い野良に教えて働かせても役に立たない。 「じゃあちぇんたちは仕事にもどるねー」 「ちーんぽ」 「ジャオー」 三匹はそれぞれ分かれると自分の仕事に戻っていった。 のうかりんランドのありふれた日常であった。 [テンプレ②餌が無いから家族のお引越し!] 「これはとてもまずいわ…どうするの?れいむ」 「ゆゆぅ……」 別のゆっくりの巣にありすとれいむは呻いていた。 このありすとれいむは夫婦である。子沢山に恵まれて幸せ一杯であるはずなのだが一つだけゆっくり出来ないことがあった。 餌が足りない。 単純に二匹だけなら近場の木の実や虫、花や山菜などで十分に足りる。 しかし夫婦は子沢山、しかも赤ちゃんゆっくりと子ゆっくりは食べる量は少ないが回数が多いために餌の消費が馬鹿にならないのだ。 そのため近場の取れる餌は他のゆっくりもいる分と相まってすでに枯れかけている。 このままでは成体である親れいむと親ありすは耐えられてもちょっと断食でも命にかかる子ゆっくり達は洒落にならないだろう。 「どうしよう、ここもいいゆっくりプレイスだったけどごはんがないとゆっくりできなくなるよ」 夫婦の暮らす巣とその周辺は人間でも中々やってこない場所である。 それでいて野生動物や捕食者ゆっくりも来ない、餌も取れると言う事無しだったのだが生きるのに必要な餌が無ければ意味が無い。 「おひっこしするしかないわ…おちびちゃんをつれて」 「ゆゆ!だめだよ!おちびちゃんはまだちいさいよ!」 生まれた子供はまだ大きくてソフトボールサイズである。小さいのはピンポン玉より少し大きい程度。 ゆっくりの旅は危険なものだ。饅頭に過ぎないゆっくりにとって外の全てが死に繋がりかねない。 そんなゆっくりプレイスを求めての旅に脆弱なゆっくりを更に脆弱にした子ゆっくり達を連れて行けば全滅することは明白だろう。 「でもこのままじゃありすたちもおちびちゃんもみんなゆっくりできなくなるわ。だいじょうぶ、われにさくありよ」 「ゆ?」 ありすの語ったことはゆっくりプレイス。 野菜の沢山生えたとてもゆっくりできる場所。たくさんのゆっくりが住まう天国なようなゆっくりプレイス。 ありすの知り合いであるある美ゆっくりのありすから聞いた信じられないような理想郷。 「ここからだとすこしとおいけどだいじょうぶ、あんぜんなみちをしってるわ」 「ゆゆ!すごいよありす!」 ありすは美ゆっくりのありすから安全な道を細かく教えてもらっている。 しかしありすにも疑問が残る。なぜそこまで知っておきながらも自分は行かないのか? その質問に対して「ここのせいかつもそれなりにきにいっているから」と答え、深くは追求しなかった。 事実、餌さえあればここは十分にゆっくりプレイスなのだから。 「じゃあ、あしたになったらおひっこしだね!」 「おちびちゃんはありすがはなしておくわ」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!すごいわ!ここがゆっくりプレイスなのね!」 「おやさいさんがたくさん!へう゛んじょうたい!」 またまた軽く一話作れるような旅を省略してのうかりんランドにたどり着いたゆっくり達。 奇跡的に十匹近い赤ゆっくりと子ゆっくりを失わずにたどり着いたありすとれいむの目は輝いていた。 「みゃんみゃ…あれゆっきゅりできゅりゅるの?」 赤ゆっくりの赤れいむは親れいむの頭でそう呟いた。 「とってもゆっくりできるよ!あれをたべたらおいしくてゆっくりのしすぎであんこさんがフットーしそうなぐらい!」 「それはたのしみね!ママ、はやくいきましょう!」 「はやくてたべてみたいよ!」 家族たちは畑に近づこうとするが、柵に遮られて進む事が出来ない。 「ゆゆ!どうしよう、さきにすすめないよ!」 せっかくのゆっくりプレイスを前にして進むことの出来ない現実に「ゆがーん」とする夫婦。 「れいみゅならすすめるよ!」 「ありすも!」 「れいむもいくよ!」 柵の隙間を次々と潜り抜けていく子ゆっくり達。 成体サイズである親夫婦は抜けられないが子ゆっくり程度なら隙間から進めるようである。 「きけんだよ、おちびちゃんたち!すぐもどってきてね!」 「まだなにかあるかわからないわ!」 美ゆっくりのありすから聞いた話ではとてもゆっくりできる所と聞いているが、それでもここには来たばかりなのだ。 ちょっとした衝撃で生死に関わる子ゆっくり達を先に進めたらどんな危険があるかも分からない。 「だいじようぶだよ、おかあさん!」 「おやちゃいどきょ?」 「あれかな?」 子ゆっくり達は親の声を無視して土から生えた野菜に駆けつける。 「すごくいいにおいだよ!」 「とてもゆっくりできるわね!」 初めての野菜の匂いにとてもゆっくりできる子ゆっくり達。 「「「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」」 野菜に集まった子ゆっくり達は野菜を齧りつこうとし、 「「「「「「「「「ゆぴぃ!」」」」」」」」」」 その体が原型を留めず吹き飛び、一瞬にして命を散らした。 「ゆ………?おちびちゃん?」 「ど、どこにかくれたのかしら?」 親ゆっくりの思考が追いつかない。 当然だ。目の前で子供達が残らず爆散したのだから。 「危なかったっぺ。あと一秒遅れたら野菜が駄目になるところだったぺ」 麦わら帽子を被った緑色の髪をした人型のゆっくり。 猟銃を構えたそれはのうかりんであった。 彼女は畑で仕事をしていると柵の外にいる見慣れぬゆっくりが目に入った。 そのゆっくりの子供が柵の隙間を潜り抜けると野菜に向かっていき、齧りつこうとするではないか! まだ収穫時期ではない野菜を齧られると途端に駄目になる。 長く生きたのうかりんは一目見ればゆっくりが野良なのか、飼われたのかが分かる。 野良であれば全体的に汚れて、髪の艶がない。またゲスの類であれば死んだ魚のような目をしている。 人間に飼われたゆっくりは必要以上に甘やかさなければ皮と髪に艶があり、適度にモチモチとした皮である。 親子共々を野良と判断し、猟銃を構え、大気中にある薄い霊力を込め、今齧りつこうとする赤ゆっくりと子ゆっくり達に向けて撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ。 十数匹分の弾幕を放つと全てが着弾し、威力の薄い弾幕であっても饅頭に過ぎないゆっくりが弾け飛ぶ。 「ゆゆゆゆゆゆゆゆ??」 れいむはまだ思考が追いつかない。 「おちびちゃん…ありすのおちびちゃん?」 ありすの思考もまた追いつかない。 その突然すぎる別れに餡子脳はオーバーヒート寸前であった。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!よくもよくもよくもよくもよおちびちゃ(パーン)ゆぶぉ!?」 「れ、れいむぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 れいむの右半分が消し飛ぶ。 のうかりんの猟銃がれいむを狙い打ったのだ。 続けてありすに向けて一発撃つ。 「びぶぅぅ!ばり゛ずの゛!ばりずの゛あ゛んよ゛がぁ!」 口より下を撃たれたありすはあんよ、つまり前底部を失ってしまう。 これでは逃げることすらできないだろう。 「今日は二匹、最近肥料が来るのが少なくなったぺ。せめてメーリンの所に来れば赤ちゃんを生け捕りにできたんだがなぁ」 「残念だべ」と言いながらのうかりんは柵を飛び越え、ゆっくりを掴むと畑の土に放り投げる。 中枢餡子が傷ついてないとはいえ、れいむは半分の体を、ありすは底部の大部分を失っている。 いくら中枢餡子が傷つかないか、もしくは大量の餡子を失わない限り生きていける不思議饅頭ゆっくりとはいえ重症といっていい程だ。 「ゆ…じね゛…じ…」 ベチャ 畑に戻ったのうかりんの鍬がれいむを砕いた。 畑と一緒に盛り返されるれいむの体は野菜を育てる肥料となるのだ。 (なんで…こんな、こと…に) ありすは後悔していた。 引っ越さなければ、畑に行くなんて行かなければ、おちびちゃんをもっと強く止めてれば。 様々な考えが浮かび、後悔ができるありすは野良にしては頭のいいほうであった。 しかし後悔してからはもう遅い。 のうかりんの畑に入った命知らずの饅頭はどれだけ頭が良かろうと肥料になるしかないのだ。 (もう…いいや…) ありすの心は諦めに入った。 愛する子供と伴侶を失い、ズタボロな体で出来ることなど何も無い。 潰され、その命が終えるまでありすはゆっくりとすることは無かった。 [テンプレ③雑魚ドス殲滅戦] ドスまりさ。 ゆっくりまりさが突然変異を起こし、進化した超巨大饅頭である。 小さいもので2m近くあり、老成したドスの大きさは10mと桁外れ。 しかもドスには普通のゆっくりには無い特技を持っている。 ドスにしか生えないキノコを使う事でレーザーを放つ「ドスパーク」 ゆっくりとしたフェロモンを出すことでゆっくり以外の生物をゆっくりとさせる「ゆっくりオーラ」 そして特定の条件下でない限り、ゆっくり以外の生物から姿が見えなくさせる「ステルス」 まるで妖怪染みた能力を持っている。 しかしドスはあくまで突然変異でしか現れず、年に一匹か二匹の時があれば十匹現れたりする。 ドス自身はゲスでもなければ餌を必要としない。 そしてドゲスの類は人間によって狩られる。 単体なら人間以上の強さを持ってしても、知恵と群の強さを持つ人間には適わないのである。 そしてそのドスが四匹集まっている。 一つの群れに二匹以上のドスがいるのは非常に稀だ。 それが四匹もいるのは、元々群れを纏めていたドスに加えてまりさが一気に三匹同時にドス化したからである。 仲のいい三兄弟であったまりさ達はドス化したのを喜び、群れのゆっくりはドスが四匹もいることに喜んだ。 これでみんなはゆっくりできる。ドスがいればゆっくりできる。 それがゆっくりの共通認識。ドスがいればゆっくりはゆっくりとできる。 しかしドス達は困り果てていた。 餌が足りないのである。 ドスの群れは普通の群れに比べて安全であるのが多い。 その理由はドスの管理能力とドス自身の強さが関係している。 まず管理能力が高ければ、餌を無駄に消費しなかったり、群れの数を調整したりする。 強さは並みの動物すら狩れるドスである。ゆっくりの捕食者であるれみりゃやふらんを簡単に殺すことも可能だ。 そしてこのドス達は後者については申し分ないが、前者の能力が不足していた。 ドス三兄弟はまだドスの成り立てのためか、ゆっくりとしての癖や性格が抜けきっていない。 つまり統治者として甘いのである。己に優しいままのゆっくりがドスになる結末なんて分かりきってることだ。 群れの破滅。ゆっくりの自然でありふれたそれだけのこと。 『餌が足りないよ。取りすぎたんだ、枯れてやがる』 『仕方ないよ、群れを食べさせるのにいっぱい必要だし』 『でもこのままじゃ群れがゆっくりできなくなっちゃう』 ドス三兄弟は群れのためにと餌をどんどんと取りに行ってしまったツケが回った事に頭を悩ましていた。 『だから言ったんだよ…赤ちゃんを無闇に増やしちゃダメだって…』 3m近い大きさを持つドス三兄弟に比べて二周りも大きいドスはため息を付いた。 このドスは三兄弟がドスになった後、ドスに必要な事を教えると別の場所で新しい群れを作った。 一つの群れに何匹もドスはいらない。ドスは等しくゆっくりをゆっくりさせるべきだと考えているのである。 必要なことを教え、群れをドス三兄弟託した後、数ヵ月後に三兄弟から連絡が届いた。 それを聞いたときにはドスは頭を痛める。 ダメだ、こいつら…早く何とかしないと… せっかく必要な事を教えた事を見事にスルーしているのだ。 ドスは餡子の量は桁外れに多い。そのために通常のゆっくりより頭や記憶がいいのはもちろん、中には人間並みに知能を働かせるものもいる。 しかしドス三兄弟の話を聞く限り、ドスの力によるごり押しと後先の考えない政策に群れの壊滅を垣間見た。 ちなみに教えた内容を大まかに分けると、 赤ちゃん及び、群れの数を調整する。多すぎればそれだけ餌の量が大きくなり、壊滅しやすい。 餌は取り過ぎない。必要以上に取ると枯渇して群れに飢えの破滅が来る。 人間と関わらない。協定なんて持っての他。触らぬ神に祟りなし。 野菜は勝手に生えない。人間が作った人間のものである。 人間の畑に入らない。野菜を取ったら群れごとの壊滅がある。 どれもこれも普通のゆっくりならば騒ぎ出すような事であるが、ドスはいくつもの群れを作ってきたから分かる。 こうでもしないと脆弱のゆっくりは生き残れないのだ。 当然、ドス三兄弟はこの教えに反発するが餡子の量が増え、知能が増加してるのからか、最後には納得をしていた。 (このままだと下手したら群れが馬鹿の手によって終わっちゃうよ…) 現実を知りながらも、ゆっくりをゆっくりさせるために汚い手を使うこともあるドスである。 話を聞かない、言うことを聞かない、群を乱すようなゆっくりは例え群れの仲間であっても排除してきた。 時にはドスが罠に嵌めてゆっくり達を人間の手で殺させる事で人間の恐ろしさを群れに教えた。 そんな冷徹で非情の決断できる事の出来ない、甘さの抜けないドスは破滅しか齎さない。 なまじ力を持っているが故に人間に見つかれば即排除させれる事だってある。 だからこそ、ドスを教えるリスクを減らすためにゆっくりの数を増えすぎないように数を調整し、 餌を枯渇させないようにしてゆっくりの無害さを無意識にアピールさせ、 無用なトラブルを起こさないように人間との関わりや野菜による群れの壊滅を避ける必要があった。 しかしドス三兄弟はまだドスの成り立て。 そんな自分も群れもゆっくりできなそうな事を許容できなかったのだ。 それに加えてゆっくりにありがちな無駄にある自信を持っている。 ドスはこれを見抜けなかった自分のミスに後悔していた。 『何言ってるの、ドス先生。赤ちゃんはとてもゆっくりできるよ!』 『そうだよ!群れも大きくなってとてもゆっくりできるよ!』 それが結果的に群れが終わることに気づいていない事にドスは心でため息を付く。 (さて、どうしようか。もうこの子達がドスとして群れを纏めたら壊滅しかならない。それはゆっくりをゆっくりさせるドスとしてもとてもゆっくりできない事だよ…) 心で色々な考えを浮かばせる。 その内容はドス三兄弟の排除。 群れを壊滅しか齎さないような無能なドスは不要である。 しかしドスが三匹、成り立てとはいえ一匹で相手するのは無茶がある。 ドスパークを真正面から当てれば一匹は排除できてもタイムラグのあるこの技では残りの二匹から攻撃を食らってしまう確立が高く、危険だ。 人間を利用して排除する案も出るが、これも危険だ。 排除自体は簡単に済むだろう。 人間は強い。ドスはそれを深く理解している。 力ではドスが上。耐久力もドスが上。ドスパークを食らわせれば消し炭にだって出来る。 それでも人間はドスを簡単に打ち破れる。 群としての生物の強さが軽々とドスを上回るのだ。 それなのになぜ危険なのか?それはドス三兄弟の後、他のゆっくりが狩られてしまう可能性があるからだ。 ドスというゆっくりにあるまじき力を有したものが三匹も人里を攻めたら、そのドスの群れにも被害が来る可能性がある。人間はやる時は徹底してやるのだ。 (んんー) 中々いい案が思いつかない。 ドスを三匹も排除できるとしたら人間かそれ以上の力を有した妖怪。 しかしそれだと群れまで被害が出かねない。 (あ、そういえば彼女がいたよ) ドスの脳裏に浮かぶのは麦藁帽子を被ったゆっくり。 畑仕事をすることで野菜を作るドスの数少ない友人。 (最近きめぇ丸が言うには肥料が足りてないって言ってたし…うん) 考えが固まる。 友人であるのうかりんの畑にドスを送り、排除してもらうという考えが。 のうかりんの畑にはドス三匹分という肥料が手に入るし、ドス自身は無能ドス三兄弟を排除できる。 人間でいう一石二鳥となる。 『そうだ、ドス知ってるよ!人間さんのじゃないお野菜さんを!』 ワザとらしく、それでいてドス三兄弟が信じやすいようにのうかりんランドの場所を教える。 人間の怖さを教えてるドスはこの三兄弟が人間に近寄らないようにしている。 そして野菜は人間のもの、つまり野菜を取ればゆっくりできなくなるのも教えてる。 しかし逆に言えば人間の作ったものじゃない野菜ならば取ってもいいと教えるのだ。 これにより、ドス三兄弟は群れがゆっくりできる事に喜ぶ。 もう餌に心配しなくていいと。 それを見るドスは計画通りと言わんばかりに顔を歪める。 今日はもう遅いから明日から行ったほうがいい。それと群れのゆっくりは連れずにドスだけで行くと安全だよ、と言い残し、 ドスはのうかりんランドへと急ぐ。 まずはのうかりんへここまでの経緯とドス三兄弟が攻めてくるのを教える必要がある。 のうかりんが強いのを知っているが、万が一、負けてしまって友人が死んでしまわないように。 夜が明け、朝日が差し込む。 そんな朝早くからドスが三匹、ドスンドスンと地面が揺れるように鳴り響く。 ドス三兄弟ある。 元長であるドスから教えてもらった人間が育ててない野菜の生えた畑にドス達は移動しているのだ。 餌不足でピンチな状態から一転、思わぬ情報である。 『まったく、そんな場所があるなら早く教えて欲しかったよ!』 『でもこれで群れはゆっくりできるね!』 『早く赤ちゃんの喜ぶ顔が見たいよ!』 普通のゆっくりなら気をつけて進まなければいけない道でもドスが三匹もいれば恐れる必要もない。 野生の獣が現れてもドスパークでなぎ払うか、ゆっくりオーラで戦意を喪失させれば済むからである。 『見えてきたよ!あれかな!』 『あれがお野菜さんだね!』 『あれ?人間さん?』 30分ほど移動し続けてたどり着いた畑。 ようやくお目当ての野菜を見つけたと同時に人影が見えた。 「その醜い面を吹っ飛ばしてやるべ!」 銃声が響いた。 それと同時に左側のドス…三女に当たるドスの顔が抉れるように何かが貫いた。 『ま、ま゛り゛ざのい゛もうどがあ゛ぁぁぁぁ!』 『な゛ん゛でぇぇぇぇぇぇ!?』 即死。 声すら上げさせぬ一撃で一匹の始末が終わる。 だがこれで終わりではない。 「うー、ゆっくりしね」 「おまえのあいてはれみりゃがするんだどぉー」 二匹の肉まんあんまん姉妹が次女ドスに襲い掛かる。 いくらドスになったとしてもまだ若い彼女にとって、捕食者は恐怖が拭い切れない相手だ。 ゆ、ゆっくりオーラでゆっくりさせる??でもドスパークで… 目の前で妹が失ってそこから捕食者がやってきたために完全にパニックに陥っている。 姉妹が次女ドスを相手にしている間にのうかりんは長女ドスの始末にかかる。 『ゆ゛っぐりじね゛ぇ゛!』 口に生えたキノコを噛み砕き、レーザーのような火力を生み出す「ドスパーク」 当たってしまえば例えのうかりんといえども消し炭になって死んでしまう威力だ。 しかし当たればの話である。 ドスパークの弱点はまず連射が効かないこと、そして口から撃つため射線上にいなれば当たらないことである。 常に真横に移動すればドスパークは当たらない。 事実、長女ドスからのドスパークはカスリもしていない。 逆にのうかりんの猟銃から放たれる弾幕で攻撃を食らっている状態だ。 いくら普通のゆっくりと桁外れの皮を持っていても霊力で構成された弾丸を食らってしまえば唯ではすまない。 『なんで?!ドスは!ドスはみんなをゆっくりさせたかっただけなのにぃ!』 半狂乱になりながらのうかりんに襲い掛かる。 しかし目に見えるように弱まったドスではもはや万が一の勝利はない。 「みんなをゆっくりさせるなんて無理なことだべ。それはドスであるお前自身がよく理解してることだろう? 理解していないならお前はドスじゃないべ ただの馬鹿だ」 限界まで霊力を込められた猟銃の銃口から光が溢れる。 餡子が残る範囲での全力撃ち。 レーザーのような弾幕が猟銃より放たれる。 撃たれた弾幕は長女ドスの目より上が文字通り消し飛んだ。 つまり頭部と帽子が無くなった長女ドス。 それでも生きている。なぜならあくまで上を消し飛ばしただけでゆっくりの生命線である中枢餡子は傷ついていないのだ。 それでも普通のゆっくりならショック死してもおかしくない。生きているのはドスの持つ並外れた生命力だからだろう。 『ゆっっっっっ!?!がっっ!?!?』 しかしいくら生命力が優れていても痛みがないわけではない。 想像できるだろうか?頭部がまるごと失い、脳と内臓に当たる中身を晒した痛みを。 『あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ?!』 発狂寸前、しかしゆっくりには発狂するという機能は存在しない。 それに近いものはあるが、それは所謂現実逃避、常に死ぬほど痛い苦痛が襲い掛かってる今は無理なこと。 長女ドスはこの瞬間、死ぬ以外に楽になる方法が存在しなかった。 「うー、おわった」 「かんたんだったどぉー」 姉妹のほうも終わっていた。 それぞれが手に握るのは餡子に染まった紅い槍と鈍器。 れみりゃとふらん特有の成長に加えて「ゆっくり」を知った姉妹の武器である。 霊力で構成されたそれはドスの皮を意図も簡単に切り裂くことが出来る。 現に姉妹の担当した次女ドスは切られてないほうが探すのが難しいほどボロボロにされており、黒い大きな帽子は原型を留めていない。 特に口が悲惨だ。唇の部分が存在せず、歯茎が剥き出しになって、歯は残らず折られている。 これではキノコを噛み砕いてドスパークを撃つのは無理だろう。口という土台そのものが破壊されている状態でもし撃ったら自爆しかねない。 ちなみに辛うじてだが生きてはいる。外側は破壊されつくしているが中身は傷ついていないからである。 「れみりゃ、ふらん、他の皆を呼んでくるべさ。さすがにドスの餡子は切り分けて運ぶしかないべ」 「うー、わかった」「よんでくるんだどぉー」 れみりゃとふらんは仲間のゆっくりを呼ぶために飛んで行った。 残されたのは三匹のドスとのうかりん。 『じに゛じにじに!?じに゛だぐな゛い゛?!い゛や゛ば!ごろ゛じで!!も゛ヴや゛ば!?ばばばばばば!?!』 長女ドスは狂ったように喚いていた。 死にたくない。まだ死にたくないよ。群れをゆっくりしてない。 死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い! いくら痛みに耐性が出来ているドスとはいえども既に精神は限界だ。 すでに死んだほうがましと考えるほどに苦痛に呑まれている。 壊れてしまえば楽なのに、発狂してしまえば楽なのに。 ゆっくりという身がそれを許してくれない地獄のループとなっていた。 「随分と苦しむなぁ…まぁ安心してけろ。体を刻まれて、解体されて、最後の餡子が磨り潰されるまでの我慢だべ」 今からドス三兄弟の体は解体されてその餡子は畑の肥料となる。 しかし量が量である。 この大きさを消費し尽し、最後の中枢餡子までどれだけの時間と苦しみがかかるだろうか? 「突然のドス三匹の排除は驚いたけれんど…友人の頼みならしかたねぇべさ」 『…ゆ?』 長女ドスの苦痛が一瞬だけ消えた。 友人?今ドス達の排除が友人の頼みと言ったか? ならドス達がここまで来るのを予め分かっていたのか? 再び激痛が襲い掛かる。 叫び声の煩さにのうかりんの猟銃の弾幕が長女ドスの口を吹き飛ばした。 『……!!…?!』 「ああ、お前さんは知らなかったんか。お前の知っているドスがいるだろう?あれ、おらの友人だべ。 最近ゆっくりが来なくなって肥料が少なくなっていた所に突然の頼みだったけど、おらとしては助かったべ。 理解したか?お前さんは売られたんだべ。無能のドスが群れを率いるなんてあいつからすれば我慢できなかったんだべさ」 信じられなかった。 激痛に苦しみながらも自分たちの先生が、元長、ドスが…裏切るなどとは。 『…!!』 「お?信じられない顔をしているな?ま、信じるのも信じないのもお前さん次第。 お前さんたちがおらの畑の肥料になるのは変わらないっべ」 れみりゃとふらんが戻ってきた。 畑で働くゆっくり達を集め、これからドス三兄弟の解体作業が始まるのだ。 これもまた、のうかりんランドのありふれた光景の一つであった。 おわり あとがき よくssで現れるテンプレを問答無用に潰すって話。 消化し切れてないorしなかった部分のQ A Q.美ゆっくりのありすって何者よ? A.ゲスゆっくり。見も蓋も無い話でゆっくりを間引いて自分だけゆっくりするタイプ。生き残るためなら何でもするって奴。 Q.三兄弟の収める群れはどうなったの? A.元長のドスが再び長になった。増えた分を事故という形で間引いてる。ちなみに三兄弟の後に築いた群れと合流済み。 Q.元長ドスってゆっくりが馬鹿なのを知ってなぜ長を続けるの?馬鹿なの?死ぬの? A.諦めきれないだけ。もはや意地の域。何が何でもゆっくりさせるぜ! Q.省略されたれいむまりさ夫婦orれいむありす家族の旅とかいずれ書くの? A.書く気しないので各々想像でよろしく。つかゆっくりが死なない旅なんて誰得。 ここまで読んでくれてありがとうね 次はちるのの話かなぁ… ⑨あたいのでばん?! このSSに感想をつける