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らびっとぴょん! らびこみメンバーによるイベント前のかけ声。 初出はリリカル☆パーティⅢの会場内。 どういう経緯だったか忘れてしまったのですが とにかく作ろうってことになり 鉄人のアイディアが採用となり現在にいたる。 説明としては 気合を入れる為に今日のテーマなどを言った後に らびっと~でペンライトを下に向ける。 この際メンバーは円状になりペンライトを重ね合わせる。 続いてのぴょん!でペンライトを上に振り上げながらジャンプ。 説明は以上です。 経緯を忘れてしまったので誰か補足よろしく。
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418 :ぽち:2012/06/13(水) 10 11 18 はい投下いっちゃいますよーん 憂鬱西南戦争 第二話 彼は戸惑っていた。 自分と仲間たちは手柄を立てたのだ。 事実桐野どんや辺見どんはわが事のように喜んでくれた。 なのになぜ野村どんや宮崎やらいう他所モンはしかめっ面しているのだろう 「もう一度おンしに聞こう。最初っから全部言うてみてくれ」 野村どんがそういうなら・・・・・・・・ まず始まりは10月のことじゃった。 鹿児島にある砲兵属廠が一ヶ月ほど休むちゅうことじゃった。 以前からこの工廠は生産した生産した弾を密かに運び出そうと東京が企んどるちゅう噂が流れとったで気にしとりました。 あの工廠は薩摩のモンでありそこで作られたモンは当然薩摩氏族である我等が使うンが道理っちゅうもんじゃ。 「・・・・・・あの工廠は東京の政府が管理下においとるちゅうんは知らんかったか?」 そげなモン関係なか。島津の金で作って鹿児島にあるモンなら薩摩のモンじゃ で、三週間ほど東京から来た職員がやたら出入りするだけなんを我等は見張っとった。 ところが昨日の朝、工場の門の前に大量のビラが置いてあったで見てみると「明日(つまりは今夜のごたる)の夜工廠の弾薬全てを運び出し 大阪に持ってくちゅうて書いてある。 一応聞いてみたら今朝ンなって役所にも通達が行っとるそうな。 冗談じゃなかと あそこにある弾は東京の連中をツブすためにあるんごたる。 そいで我等は仲間集めて工廠襲った。 そいたらそこには以前から金とか色々チョロまかすチンピラが金庫あさっとったでそいつを斬って 倉庫に向かって、収められた弾一万二千発ほどを手に入れもした。 「うまくやりもしたな!」辺見十郎太が喜色満面で彼をほめる。 だが野村忍介は真っ青な顔をしていた。 「おんしは近隣回って兵児(武士)らを集めてきやり」 かろうじてそんな言葉を搾り出す。 「もう先延ばしもナンも出来ん」 419 :ぽち:2012/06/13(水) 10 14 33 「野村どん、何故におんしはそがいに青い顔しとっとか」 勇気?を振り絞って辺見が問う。 「俺らが東京の振り付け通りに踊っとるんが判ったからじゃ」 「おそらくかなり以前から工廠は製造数を減らしとった。そいで出勤だ退出だと 職員が工廠から出るたびに少しづつ製造した銃弾を持ち出してどっかに隠した。 俺らもすぐ近くに工廠があるから、と決起を先延ばしにしとったとじゃ」 うんうん、と周囲が同意する。 「つまり、俺等はそうやって餌を眼前に置かれとったんで不平不満を愚痴りながらもおとなしくしとった、東京の連中の目論見どおりに。 そいでおそらく東京は俺らを打ち倒す準備が整った(多分熊本城の改築終わったんやろな)とみるや 工廠の閉鎖と弾丸の持ち出しを発表。 薩摩の金で作ろうが鹿児島にあろうが東京の政府が一度摂取を内外に発表した以上あの工廠はもう東京のもの。 そいを襲って銃弾奪った挙句チンピラだろうが職員を斬った以上、我等はもうただの盗賊になってしもた」 「我等誇り高き薩摩武士がただの盗賊!?」 「へたすると『錦の御旗』掲げて攻めてくっぞ。そん時我等は御旗に向けて銃を撃てっとか?」 ごくり 誰かが唾を飲み込む。 その後を望月六郎が継ぐ。 「東京はたった一万二千発の銃弾をわざわざ残しておくことで我々を言い訳しようがないただの盗賊へと貶めることに成功したのです。 ついでに言うと残ってた素行の悪いチンピラはわざわざ『そういうの』を選んで雇ってたんでしょうな。 その男を我等が捕らえればよし(おそらく間違った情報を教え込まれてたでしょう)斬ったなら 我等はもう盗賊どころか押し込み強盗でしかありません」 ようやくある程度理解し、顔色が悪くなっていく薩摩軍幹部たち。 「とにかく、我等は周辺の地形やその他を確認しにいってきもす 我等が戻るまで兵を集め準備するだけで決して出立することまかりならん!」 「絶対ですからね!」 「絶対の絶対の絶対の絶対に出兵は我等が戻ってきてからじゃ! もしやむを得ず出兵するに至った場合は脇目も振らずひたすらまっすぐに下関を目指すっとたい!」 後の研究で彼ら二人は熊本城を避けて避けて下関を目指し、途中で方向転換して長崎を襲って船を奪い 一気に東京を突く、と言う戦略を考えていたものと思われる。 杜撰で行き当たりばったりだがここまで東京の戦略(恐らくは大村益次郎の案)に踊らされている以上 これほどの事をやらねば逆転は不可能と判断したらしい。 そんな言葉を残して十名にも満たぬ手勢を引き連れ周辺を確認した野村忍介と望月六郎。 十日ほどして鹿児島に戻った彼らが見たものは、薩摩軍が文字通り全軍を挙げて出立し留守居すら残さず空っぽにした鹿児島と 彼らが自分らの指示を無視して熊本城に向かっていると言う情報だった。
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第12話「ユリウス様の勘違いとお家騒動」 ガラガラガラガラ… 機動兵器対決の熱気も冷めやらぬまま、12試合目の回転式抽選機によって 選手が決定されようとしていた。 ユリウス「テッシン、この抽選機もだいぶ軽くなってきたな」 テッシン「ええ、もう少しで一回戦も終了ですからな。しかし、残りのヒロインも 良い子がそろっております。まだまだ萌えも燃えも終わりませんぞ」 ユリウス「まあ今回は『SM対決』燃えも萌えも程遠いテーマだがな!!」 言いながら抽選機を回すと玉が転がり落ちる。 今回は3個出る等というイレギュラーは無く。二人で一個ずつ二名の選手が選ばれる。 テッシン「一人目はソニア・アリストン!」 ユリウス「二人目はギタラン!そしてテーマは『SM』!!」 「ウオオオンンン!!!!」「ウッ!」 黄色い声を湧かせながら観客の男達が腰を引く。 クール系美女ソニアと天然少女ギタランでSM、 これはかなりの当たり回だと男達の股間が想像だけでシークレット・ペニス。 女性達は久しぶりに軽蔑の眼。 いつもの会場の空気である。 ユリウス「それでは両名入場!!」 白虎の方角から来るは白いナース服のソニア・アリストン。 青龍の方角からはピンクのナース服のギタラン。 「・・・・・??」 観客達はナース服の両名に興奮しながらも首をかしげる。 SM対決なのになんでナース服なのん? その疑問は選手も同じ様で、頭の回転の速いソニアが先に衣装とテーマの食い違いへの 疑問をユリウスにぶつける。 ソニア「宰相、これSMとは違いませんか?」 ユリウス「問題無い、これもSMだ。兄ちゃん(アムステラ聖帝)の持ってたビデオに こんなのがあったから聞いてみたらSMだよって言ってたから間違いない 最も、余はそんなのよりもティカの方がいいんだけどな」 ソニア「はあ…(しるか!)」 謎多き最重要人物アムステラ聖帝の秘密の一つが思わぬ所で判明したが、 そんな事より衣装の謎である。この時、ギタランも「あー、何かおかしいのかなこれ」と 違和感に気付きだす。しっかりしろギタラン、君以外皆とっくに気付いていたぞ。 かつみん「…あーっ!う、うんうんうん!!おかしいおかしい!」 サティ「二人とも似合ってるヨ。何がおかしいの?」 カマロカ「そうそう、ナース服って結構面白んだよね。(ピー)を袖で 挟んで、それで(ピー)が(ピー)だから―」 ドリス「病院で採用されているだけあって、普通の着衣には無い肌触りが メリットでありデメリットにもなるのよね。SMに使うには主に(ピー)を (ピー)にして―」 すまないギタラン、君以下も会場に結構いた。 それと下二人、今回はそういうのじゃないから。 テッシン「ふむ…、やはりというかなんというか。ユリウス様がルールを説明せん限り 全員分からないか、勝手な想像していますな。かくいう私もこれの内容は聞いてませんが」 ユリウス「ふっ、余が兄ちゃんのビデオを元に考案したSMだ。庶民には分かるはずも ないか。よかろう、ならば解説だ。アドニス」 アドニス「はい、ここに」 ユリウスの言葉に応えて現れたアドニス、彼女もまたなぜかナース服だった。 アドニス「今回はファンタジー対決や告白対決と同じく、設定された舞台で勝負してもらうよ」 ギタラン「うんうん」 アドニス「今回の舞台はもちろん病院、ボクが婦長で君達は新しく病院に来た 新人ナースという設定だ。君達はボクの後に続いて病院を見学し、そこで起きる 様々な出来事に対処して欲しい」 ソニア「了解しました」 アドニス「ただし―」 アドニスは言葉を切り、不意に体全体で後ろを向いた。 ギタラン「ぷっ!!あははははは!!何ですかそれー!(笑)」 ソニア「…何やってるんですか(呆れ)」 大笑いするギタランと困惑と侮蔑半々の表情を浮かべるソニア。 二人が別々の反応をした原因、目の前のアドニスの服装にあった。 アドニスの着用しているナース服は二人のと違って後ろ半分が無かった。 云わば「びんぼっちゃま状態」であり、後ろを向くと背中もお尻も丸見えだったのだ。 (デデーン、ギタランアウトー) ギタラン「えっ?」 突如響き渡ったアナウンス。ギタランがアウトだと言っていたが何の事なのかギタランは 理解できないままアタフタとする。 ギタラン「何ですか?ひょっとしてさっき笑ったのがまずかったんですか?」 アドニス「うん、まあそうなんだけどさ。ギタランくん、そのまま直立不動で待機ね」 ソニア(なるほど、そういう事ね) ソニアはこれから起こる事に早くも気付く。一方、間違いを犯したギタランは まだこれから起こる事が予想すらできないでいて、ただ言われた通りその場を動かないで いるしか無かった。 やがて入場口から一人の男がやって来る。アスパラヘアーをたなびかせバットを 振り回するこの男、そう、我々はこの男を知っている! レンヤ「飛ォ~ばせ♪弾丸~♪」 ソニア「ギタランさん、お尻に力入れといた方がいいわよ」 ギタラン「はい?」 レンヤ「男レンヤのいちげき~っと!」 ズパアアアン!!と快音が響いた。 レンヤの持っていたバットがギタランのヒップを勢いよく叩いたのである。 ここに来て罰ゲーム執行されたという事実を知り、同時に痛みが襲ってくる。 幸い、プラスチック製のおもちゃバットなので怪我は無いがフルスイングされたから かなり痛い。 ギタラン「にゃほおおおおおお!!!!!!!!!!」 アドニス「…と、この様に病院を移動中は様々なアクシデントがあるだろう。 だが、ナースたるもの病院内では真面目にしなければならない。もし笑ったりしたらこうなるからね」 ギタラン「ふぁ、ふぁい」 ソニア「それで、今回の具体的な勝利条件は?」 しょっぱなから涙目のギタラン。一方ソニアはクールに質問だ。 アドニス「ペナルティに耐えられず片方がギブアップするか、最後まで行って 笑った回数の少ない方が勝利」 ソニア「で、これのどこがSM対決?」 アドニス「宰相、やっぱりこれSMじゃない見たいだよ」 ユリウス「そうか、よし、余はちょっと兄ちゃん倒してくるから後は任せた」 ギタラン「この人、自分の間違いを兄に押し付けた!」 ユリウスは立ち上がり、審査員席から客席に向かって走っていく。 小さい頃見たお笑い番組をSMと勘違いしていた事に顔を真っ赤にしごまかす様に逃げる。 だが、モニターを注視していた観客は気付いていた。尻を撃たれたギタランの表情と悲鳴、 褐色の肌を赤く染め恥じらいながら臀部をさする行為。 (問題あらへん…これはSMや…!!) 声にださねど、観客的にはオッケーだった。 ギタラン「またあの人審査ほったらかしてどっか行っちゃった!」 ソニア「それよりも、アムステラの聖帝がこの会場のどこかで観戦している事の方をつっこむべきじゃない?」 テッシン「またあの人はー、まあ今回は審査員が必要な勝負では無いからのう」 アドニス「そうだね、今回は笑う度にあそこにポイントが加算されていく。 機械の判定だからユリウス様は必要無いかもね」 電光掲示板を見上げると【現在のスコア、ソニア:0 ギタラン:1】と表示されていた。 ギタラン「すみません、開始前から私にポイント入ってるんですけど」 アドニス「さっき笑っただろ?さっ、チュートリアル中に病院のセットも完成したし ついて来なさい新人さん」 ギタラン「わーん!」 こうしてしょっぱなからハンデ付きで勝負は始まった。 頑張れギタラン!傷は浅いぞ。 アドニス「さて、ナースといえばまずはナースコールだね」 ソニア「そうですね」 ギタラン「そうなんですか?」 アドニス「そういう事にしておいてよ。台本にはそうなってるんだし」 病院のセット内に入って早々無茶振りをするアドニス婦長。 ギタランの疑問に答えるべきユリウスは現在兄と全力戦闘中なので質問への 答えは与えられず最初の関門が始まった。 アドニス「この扉の向こうにはナースコールのボタンが置いてあるから 一人ずつ部屋に入って押してきてよ」 ギタラン「ナースコールって患者が押すモノじゃあ」 アドニス「じゃあ不利な先行はギタランちゃんで。いってらっしゃい」 ギタラン「基本天然なのに中途半端に突っ込みスキル持ちの自分が憎いです!」 ソニア「あらあら、難儀ね。クスッ」 盛大に自爆をしたギタランに対してソニアは『ほくそ笑む』。 (デデーン、ソニアアウトー) ソニア「ええっ!?」 アドニス「だから笑っちゃ駄目なんだってば。全てにおいて」 レンヤ「飛ばせ~一撃っと!」 いてまえ打線省略バージョンと共に病院入り口から入って来てソニアの尻を一閃。 ゲーム進行を阻害する事無く風の様にレンヤは去っていく。 パコォォォォン!【ソニア:1、ギタラン:1】 ソニア「…んっ!」 アドニス「ギブアップ?」 ソニア「…のー!」 アドニス「流石に一発目から両者ともギブアップはないか。 ふふふ、ハンデも無くなった所でギタランちゃんゴーゴー」 ギタラン「はーい」 ちなみに、アドニスはいくら笑ってもオッケーだ!婦長だから。 ギタラン「失礼しまーす。あっ、あのボタンかな」 無人のガランとした、カーテンが閉じ電気も付いていないうす暗い部屋。 入ってすぐの机の上に『N』と書かれたでっかいボタンが設置されていた。 ギタラン「ポチっとな」 (デデーン、ギタランアウトー) カーテンが翻り、隠れていた褐色の男が首をポキポキと鳴らしながら近づいてくる。 ユール・パンチャーメー29歳。今回の役職名は『タイキック』である。 ユール「アイアム、ナックモエ」 ギタラン「知ってます。…私笑って無いよね?」 ユール「オマエ『ナックモエボタン』オシタ、ウシロムケ」 ギタラン「なんでカタコトなんですか」 ユール「シャッ!」 ズバァァァン!! 華麗なミドルキックがギタランの尻に吸い込まれる。 痛みが尻で吸収しきれずに直接蹴られていない太ももまで瞬時に赤く染まる。 ギタラン「~~~~~~~!!!!(声も出ない)」 【ソニア:1、ギタラン:2】 扉越しにデデーンという放送音、破裂音、ギタランの転がる音が聞こえ、 ソニアはびくりと震えながら身構える。 やがて、半べそ掻きながらお尻を押さえてギタランが戻って来た。 ギタラン「私笑わなかったのにー!」 ソニア「笑わなかった?じゃあなんで」 アドニス「ストップ、ネタバレは禁止だよ二人とも。ではソニアちゃんゴーゴー」 部屋に入りソニアはギタラン同様、机の上のボタンを見つける。 ソニア「失礼しまーす、あっあのボタンかな…ってこれをギタランさんは 普通に押してそしてデデーン。だからこのボタンは多分ダミーね」 ソニア後攻の利を活かしナックモエボタンをスル―。机の向こう側にあるベッド脇に もう一つのボタンを発見する。 ソニア「ナースコールボタンなんだからやっぱりこういう形よね。ぽちっとな」 これも罠の可能性もあるが、他にボタンも見つからないしベッドのボタンを 緊張しながら押す。少しの間があってから―、 (ピンポーン) 正解音、そして扉が開きアドニスが現れた。 アドニス「ナースコールで呼ばれて婦長参上。ソニアちゃんよくできました」 ソニア「フッ…私にはこの程度のトラップ通用しないわ」 アドニス「後攻だったからでしょ。まあいいや次の部屋いくよ」 後ろ半分裸の婦長に続きスカートに隠れた腫れた尻を擦りながら二人が廊下を歩む。 アドニスの半裸(といっていいのかコレ)への観客の反応は薄い。 大会開催時に配られたパンフレットにより、開催者であるユリウス宰相・テッシン・ そしてアドニスの簡単なプロフィールと各人物関係が知らされており、 アドニスは男だというイメージが先行しどうにもオープン・ザ・ペニス。 対して二人の尻への反応はかなりものだ。 打撃によってスカートが破れかけ、勝負内容に夢中のソニアと ギタランはまだ気付いていないが下着と赤いお尻が歩くたびにチラチラと見えている。 そして、ダメージの大きさがそのままスカートの寿命に直結しているのだろう、 ギタランのスカートの破れはソニアのそれよりも大きなものとなっていた。 さて、そんなこんなで三人がついたのはテレビのある談話室。 アドニス「ここは病院、当然ここにいるのは病人というわけで中には困った人もいる。 では、これから二人には困った患者さんのビデオを見てもらう事にしよう」 ギタラン「順番からいって今回はソニアさんが先行ですよね?」 アドニス「残念、こっから先は全部二人同時にやるテストのみだ。さっテレビを見てね、 顔背けたりしたらその時点で笑ったとみなすから」 テレビの電源が入り、モニターに人の顔が映される。60歳ぐらいの男の顔のアップ、 それが徐々に引いて行き全身図が現れた。 男は、いい年こいてピカ●ューのパジャマを着てポージングしていた。 白い歯を輝かせながら男はカメラの前に向かって自己紹介を始める。 アレクサンダー「僕はサポートネズミのアレクサンダーでちゅー! これから前話でちょっと登場したミンファンちゃんの寝込みを襲うのでちゅー!」 【アレクサンダー】 1.金色の宇宙に登場、ミンファンのサポートをするネズミサイボーグ。 2.連載中の小説プロトスリー物語のキチガ●、アレクサンダー=シュタイドルフ。 今回の人物は2だが、本人は1のネズミであると言い放っている。 カメラがさらに引かれると画面の隅にお休み中の絶壁…ゲフンゲフン、ミンファン。 アレクサンダー「添い寝+うんぬんかんぬんでちゅー!!」 いざルパンダイブとばかりに飛びこむアレクサンダー(人間)。 だがその体は空中で謎の障壁にはじかれる。 アレクサンダー「うむぅ、何奴!!」 力の方向を見やると大量の点滴と酸素チューブを背負い車椅子で迫る年齢不詳の 老人が怒りに震えながら瞳孔の開きっぱなしの目でアレクサンダーを見つめていた。 ディラード「この不埒な異教徒めガアァァァァァ!!!毎度毎度アムステラ人の 入院患者を襲いおって!!このワシが成敗してくれるゥ!!」 アレクサンダー「ワシの前に立つかぁ!憎い(いとしい)外来者よ!」 アムステラ対地球の最狂人決定戦のゴングが鳴らされた。 こうなる事が運命だったかのように二人は怒りそして笑いながら相手に襲いかかる。 ディラード「ホヒョェェェェ!!」 アレクサンダー「ぬおおおおお!!」 生身で宙に浮き防御障壁を展開するディラード、対してそれを素手で突破を試みる アレクサンダー。浮かぶ血管、噴き出る鼻血、ちぎれ飛ぶパジャマ。 そして二人の間でぐーぐー寝ているミンファン。 ミンファン「う~ん、もう食べれないよぉ~」 ナレーション「これが困った患者のケース1、『病院食をつまみ食いして廊下で寝るミンファン』である」 (デデーン、両者アウトー) 映像終了後、非情にも両者アウトの放送が響き渡る。 ギタランもソニアも現在進行形で笑いっぱなしだったのだ。 二人の後ろにそーっと『バットハリセン』レンヤ 『タイキック』ユール。 笑った回数だけ連打を放つ。 パァァァン!ズパァァアン!パッパアーン!ゴスッ! ズパァァァァン!バァーン!ズバァーン!!スパーン!ベシッ! ギタラン「病院で暴れるお爺ちゃん達はお咎めなしかーい!アハハハっヒギャアー!!」 ソニア「この落ちは予想できなかったわ、卑怯っヒー、っ痛だぁぁぁぁ!!」 両者10発以上の攻撃を尻に受け身も心もスカートもボロボロと化す。 何度か肉の少ない部位にヒットした為腰回りや背中まで痛い。 【ソニア:14、ギタラン15】 アドニス「お二人、ギブアップはするかい?」 ソニア・ギタラン「「ここまできたら最後までやる!」」 アドニス「グッド!それじゃあ最後のナースレッスンを行うよ。君達はこれから この部屋で患者に直に接してもらう」 ソニア「患者に…」 ギタラン「直に…」 この時点で既にスゲー嫌な予感の両名。 アドニス「一人目の患者はこちら!」 シン「拙者、大人の階段登り過ぎたでござる」 前回の薬の作用でヒゲ面のオッサンと化したシン登場。 何故か棘付きのチョッキを着用している。 ギタラン(ブライアンさんに似てる、何でだろう?) ソニア(くっ…、大丈夫。さっきのに比べたらまだ耐えられる) これは二人とも耐える、だがアウトコールが響き渡った。 (デデーン、ヘタリアアウトー) 首をポキポキ鳴らしユールが観客席のヘタリア席に突進する。 マモート「どういうことだ!!」 エンツォ「神父様がなんでかしらねーけど腹抱えて笑いっぱなしなんですよ!」 フェル神父「クククっ…やっぱりシン君は成長するとこうなりますか。ハーハハハ!!」 周りの迷惑なレベルで大笑いするヘタリアトリオ(二人冤罪)にタイキック炸裂。 エンツォ「いてえ!これマジで痛いっすよマモートさん!」 マモート「ぬわー!」 フェル神父「チクビーン!」 タイキックにより悪は去った。 勝負を再開し二人目の患者登場。 ユール「実はエアロビクスに転職したい」 アドニス「うーん、本業へのストレスから来る逃避行動だね」 ソニア(あれだけ嬉々としてタイキック撃ってたのに今更―!?) ギタラン(カタコトはどうしたー!!プッ…がまん、がまんだ私。もう少しで終わり) アドニス「三人目の患者さんどうぞー」 バリー・プランクス「やっぱり時代はムエタイだよね!」 アドニス「四人目五人目一緒にどうぞー」 バリー2号「エアロビなんかより空手やろうぜ!」 毒砲ちゃん「どーんなもんじゃーい!歌うで!」 チューチュートレインで迫る4人のマルコメ小僧とシンを見て、 二人の中で大切な何かが切れる音がした。もう限界だったのだ。 ソニア「ぶはっはっははははははは」 ギタラン「ぬはははははははははは」 (デデーン、デデーン、デデーン、デデーン) 毒砲の爪先蹴りがソニアの尻の割れ目に刺さる。 ダブルバリーのダブルキックがギタランのスカートを引き裂く。 しかし、一度感情の爆発が起こると容易には納まらず二人とも撃たれながら 笑い続ける。そして連打、連打、連打。 ソニア「あはははア、痛い痛いんははあはんほっほおほほおおh!!!」 ギタラン「いたたああああああんぎいぎいいいいいいいいいいい!!」 ついにスカートが破れ観客の前に真っ赤な尻が露わになる。 そしてギタランは痛みからかそれ以外の感情からか床に倒れ伏し、 それに続くようにソニアも倒れ込んだ。 【最終ポイントソニア:55、ギタラン:55】 アドニス「おっと、これはダブルノックアウトかな?えーと、ユリウス様の 用意したこの勝負のルールだと『二人がギブアップせずに同時に倒れ ポイント同数の場合は片方だけ立ち上がったらそちらを勝者とせよ』か。頑張れー」 会場から巻き起こるギタラン・ソニアコール。それを受け、一人が立ち上がった。 先に立ちあがり勝者となったのは―。 アドニス「それまで!先に立ちあがったのは、勝者は…ソニア!」 へろへろになりながらも立ち上がったソニアに惜しみない拍手が観客から飛ぶ。 アドニス「勝因は僅かながらも前半リードを保っていた事、 そしてこの変則SMに君が感じにくい体質だった事にあるね」 ソニア「…どういう事ですか?」 アドニス「ソニア君、尻への攻撃はどう思った?」 ソニア「どうって…ただ痛かったとしか」 アドニス「うん、流石処女!それに引き換え―」 アドニスが倒れっぱなしのギタランの顔を覗きこむ。舌を出しヨダレを流しながら 白目を剥いてギタランは痙攣していた。 アドニス「見たまえこの変態女を。彼女はこのシチュエーションに感じてしまったあまり 勝負すら忘れてヨガっていたのさ」 ギタラン「…はっ、違うモン!!変態じゃないもん変態じゃないもん!」 アドニス「それに比べ流石処女!うん、ソニア君は見事な処女だ! 汚れ一つない、異性と手を握った事も無いレベルの処女力だったよ!」 ソニア「処女て言うな処女って連呼するなこのオカマー!」 観客達はその通りだとばかりにこの辛い戦いを最後まで奮闘した二人に惜しみない声援を送った。 「へーんたーい!へーんたい!」 「しょーじょ!しょーじょ!」 ギタラン「変態じゃないもん!変態じゃないもん!」 ソニア「処女ゆーな!処女だけどゆーな!」 試合に勝って勝負に負けたソニア、試合に負けて勝負もフルボッコのギタラン。 勝者なき戦いを終えた二人は身を寄せ合いながらお尻が見えない様に去っていった。 ユール「この勝負はプロのナックモエ・インストラクター・空手家・アスパラ王の 指導のもと行っている。よい子はマネするなよ、もしどうしてもやりたいのなら 近所の遺伝子研究家から蘇生装置を借りてくるように。ユールお兄やんとの約束だ!」 アドニス「タイキック役お疲れ様、さて次の準備に取り掛からないと」 テッシン「ワシ、今回ほとんど出番無かったぞ。ユリウス様も帰ってこんし」 ユリウス「ただいま、―ゴフッ」 テッシン「おお、ユリウス様どうなされたので?顔が血まみれですぞ」 ユリウス「兄ちゃん予想以上に強くて逆にボコボコにされた、病気じゃなかったのか」 テッシン「このトーナメントによるエロパゥワーが聖帝の病も癒しているのでしょうな」 アドニス「やれやれ、兄弟そろってエロ王家だね。というかユリウス様、 卑怯にも病気の兄をボコる気だったのかい?」 ユリウス「だって余は宰相だから!快王の称号持ってるとはいえ王家では頭脳労働派 だから!余が健康体の兄ちゃんに相手に勝てるわけねーから!!」 アドニス「宰相だから、か。それじゃあしかたないね」 第12試合『絶対に笑ってはいけないSM対決』結果 ○ソニア・アリストン対ギタラン●(決まり手、処女力) 戻る 第十三試合に続く
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設置完了。 -- Mr・H(ご本人) ここがドルピックタウンでありますか~。なんとも南国という雰囲気でありますな! -- ケロロ軍曹(チャン) ここの緑の悪魔は遅いし一定時間で消えるというらしいが・・・ -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) マリオザムライさんその通りです。ここの緑の悪魔は動きも生命力もRubbishそのものだそうだ! -- ジェレミー・クラークソン(石坂線の鬼神) ここはもしかしてドルピックタウン?! -- のらくろ(大津の守護神) あっ!のらくろじゃねぇか! -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) おお万里殿!久しぶりやなあ! -- のらくろ(大津の守護神) ああ、俺の名は「まりお ざむらい」といってだな。 -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) まりおざむらい?それってスーパーマリオとは違うわけ?! -- のらくろ(大津の守護神) まだハゲタカは来ないなあ!それで又ステイシス常態か! -- のらくろ(大津の守護神) 誰か今、ステイメン(GP-03)と言いませんでしたか!?(緑のキュベレイで颯爽と登場) -- 東風谷サナツー(サンダース) いってねぇ。 (ドラグナー1型でキュベレイを三枚おろしにする) -- jix(本人) (緊急脱出)あれは、D兵器!? ふふふ、いいでしょう!(ファルゲンに乗り換え) -- 東風谷サナツー(サンダース) 守谷の青い鷹と呼ばれた私の実力、見せて差し上げましょう!(そうめんに見せろよ) -- 東風谷サナツー(サンダース) (MT「CR-MT85M」(アーマードコアNXに出てくるMT(マッスル・トレーサー)。マシンガン、レーザーブレード、パルスレーザーガンを装備。)に乗って登場)ふん!(ファルゲンをレーザーブレードで一刀両断する) -- Mr・H(ご本人) (奇跡の力で脱出)ふぅ、やっぱり青い鳥を名乗るものじゃありませんね…… -- 東風谷サナツー(サンダース) ちょっと観光に行ってきまーす(←現代っ子) -- 東風谷サナツー(サンダース) 基本的勝手に〜〜〜にする(〜〜〜にしたもだめ、例;一刀両断する×、一刀両断を試みる○)とかは無視か回避しちゃってOKだから、試みるだの攻撃だのならまだしもねぇ -- なっしー ここがドルピック島か…今回はまともな観光場所で良かったぜ!! -- 焼き鳥そうめん そーいえば最近まともなやられ場所じゃなかったからなぁ〜 -- 焼き鳥そーめん(なっしー) なにがやられ場所じゃあ!(そーめんにヘッドロック) -- 焼き鳥そうめん (パトリオットを取り出し焼き鳥そうめんに狙いをつける) -- Mr・H(ご本人) ぎゃーす!! -- 焼き鳥そーめん(なっしー) 喰らえ!国体万里雄だ!(そうめんに飛びかかる) -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) 115匹目から117匹目見てもまともな死に方してませんね・・・(116匹目の死因「月光蝶×2」って・・・) -- ナレーター やめろ!!もうちょっと場所を把握させろ!!まだ観光に来てから5分も立ってねぇ!! -- 焼き鳥そうめん そーだそーだ!! -- 焼き鳥そーめん(なっしー) (買い物中)はっ! 今、ジャマイカンの声が……! -- 東風谷サナツー(サンダース) さーてまずは飯でも喰うか(レストランに入る) -- 焼き鳥そうめん ひゃっほぉぉぉぉ!!(海上走ってる) -- 一般人A(なっしー) (10分後)あー食った食った、さて…どっか面白い所は… -- 焼き鳥そうめん 出た。チート一般人だ・・・・ -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) 一般人の皮をかぶったなにかだな -- オプションなっしー(本人) やぁ、アーネッハーよ、何かいい物件は見つからんのかね? -- 同志ナズーリン(石坂線の鬼神) ああ、見つりませんね。 -- アーネッハー(石坂線の鬼神) ですねぇ…あれ?(空に赤いコインを見つける)…ということは!?(横を見ると)緑の悪魔接近中だぁぁぁぁぁ!! -- ダッシュ(なっしー) まて―――!!マリオ―――!! -- 緑の悪魔 ぎゃーっ!てか遅くね? -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) イカサーフィン?イカに乗っかってサーフィンなんかできんのかよ… -- 焼き鳥そうめん あれ? -- ダッシュ(なっしー) まてー、まてー(いつもの3/1ぐらい遅い) -- 緑の悪魔 どんだけおせぇんだよこいつ。これじゃ楽に小判が集められるぜ。 -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) あー時間切れだー -- ドルピックの緑の悪魔 あれまぁ…消えてしまいましたね… -- ダッシュ(なっしー) (店員に変装)リコハーバーへ行けば、イカサーフィンが遊び放題だぜ。 -- Mr・H(ご本人) レミリアさん、ドルピックタウンになんで2人っきりで散歩なんですか。 -- マリオ(魔理沙) (日傘はきちんと装備)たまには外に出たいのよ。 -- レミリア(魔理沙) げっ!!糞髭親父に自称カリスマ(笑)吸血鬼!! -- 焼き鳥そうめん ふははははは!(ドルピック島のヨッシーに乗ってる) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) 正直に言う、レミリアさん、毎回私にメイド服を着せないでください。 -- マリオ(魔理沙) 弾幕勝負に負けたあんたが言わないの。 -- レミリア(魔理沙) くそっ!最早安全に観光するのは不可能!!あいつらをぶっ殺してやる!!カモーン兄弟!! -- 焼き鳥そうめん お前に兄弟と言われる筋合いわねぇ! -- 焼き鳥そーめん(なっしー) な、なんだってー!!まぁいい!!このドルピック産のヨッシーの力を見せてやる!! -- 焼き鳥そうめん まずはその威力を見よ!!それっ!!(ヨッシーがオレンジ色のジュースを勢いよく通行人のモンテに吐きかけた!!) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) ぎゃーっ!!(オレンジ色の四角い石になり、そのまま消えてしまった) -- モンテ族1 ぬん!(焼き鳥そーめんをヨッシーごと運河へ運送する) -- Mr・H(ご本人) あらら・・・住人悲惨。 -- マリオ(魔理沙) どうだ!!このヨッシーにジュースを吐きかけられると石になり、そのままはじけてしまうのだ!! -- 焼き鳥そうめん 〜〜〜する系を懲りずにやる子はしまっちゃおうねぇ(Mr.Hをしまおうとする) -- しまっちゃうおじさん ヨッシー!!(マリオとレミリア目がけて広範囲にジュースを吐く) -- ヨッシー 時よ止まれッ!(時間をとめて、ヨッシーの攻撃をかわす) -- マリオ(魔理沙) ふぅ~ん。私は死んでも復活できるけど、石になるのはねぇ・・・。 -- レミリア(魔理沙) レミリアさん、大丈夫ですか?(レミリアをお嬢様抱っこで抱えたままで逃げ回る) -- マリオ(魔理沙) ええ。大丈夫。さて・・・遠距離から攻撃した方がいいわね。 -- レミリア(魔理沙) べろろろろろ!!(ジュースを吐きがらマリオとレミリアを追い掛ける) -- ヨッシー 奴を海に落とせれば良いんだが… -- オプションなっしー(本人) しつこいな!ナイフでも食ってろ!(見事な手捌きでナイフをヨッシーに投げる) -- マリオ(魔理沙) ヨッシー!!(トルネードジャンプで回避、さらに)べろろろろ!!(回転しながらジュースを吐き、広範囲にばらまく!) -- ヨッシー (ブチギレ)貴様はとっとといがらしみきお氏のところへ帰れ!(しまっちゃうおじさんを遠くへブン投げる) -- Mr・H(ご本人) 「ぎゃ―――!」「うわ―――っ!」「お母さぁ―――ん!」「死にたくなぁーい!」「あらぁ―――!!」「\(^o^)/!」「ではお昼のニュースです」 -- 住人達 なんてこった!!/(^o^)\住人達に被害が!! -- オプションなっしー(本人) って後半から段々断末魔がおかしくなってる―――!? -- ダッシュ(なっしー) さて、死ねぇ!(Wチェーンソーで焼き鳥そうめんを切る) -- Mr・H(ご本人) ほうっ!!!!(回避) -- 焼き鳥そうめん(なっしー) 必殺「ハートブレイク」!(グングニルを1本だけヨッシーに投げる) -- レミリア(魔理沙) 建物を壁にすれば大丈夫。レミリアさん、どうするんですか?この状況。 -- マリオ(魔理沙) 照準ロック・・・発射!(180mmバーストで焼き鳥そうめんに2回攻撃) -- Mr・H(ご本人) (ジャニスに頭を鷲掴みされながら登場)呼んだかー!?今訓練中だから後でなー!!(そのまま飛び去る) -- 焼き鳥そおめん オプションなっしーが言っているとおり、ヨッシーを海に沈めなさい。 -- レミリア(魔理沙) わかりました。(ナイフを用意する)レミリアさん、もし私が危なくなったら、グングニルを私に投げてくださいね。 -- マリオ(魔理沙) べろろろろ!!(ジュースを吐きながらマリオとレミリアに接近!!) -- ヨッシー そらぁ!消し飛べぇ!(37mm砲と180mmバーストでヨッシーをふきとばす) -- Mr・H(ご本人) それっ!リフレクターだ!!(跳ね返す) -- 焼き鳥そうめん ケロ?もう戦闘が始まっていたでありますか。 チャン殿がくれたこの武器を試すであります!(ヴィザークレーザーキャノン(ビックバイパーのレーザーの原理を応用したレーザー銃)でそうめんを影から狙撃!) -- ケロロ軍曹(チャン) チッ!(物凄い速さでヨッシーから離れる) -- レミリア(魔理沙) 時よ・・・止まれッ!(ヨッシーの時を止めようとする) -- マリオ(魔理沙) それっ!!(ケロロの攻撃を跳ね返す!)ワシの戦闘能力はオリジナルを遥かに超えるのだZOY!!(ケロロにダブルそーめんビジョン) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) ヨッs(ピタリと止まる) -- ヨッシー(なっしー) おらぁ!(マチェットナイフで焼き鳥そうめんを切る) -- Mr・H(ご本人) チャン殿がくれた武器はまだまだあるであります! ビームウィング、展開!(空中戦モードにチェンジ!) -- ケロロ軍曹(チャン) 海に沈めるッ!(ヨッシーを海の中に運送)そして時は動き出す・・・。 -- マリオ(魔理沙) ぐおおおおおぉぉぉぉ!か、身体が熱い!!王たるワシが敗れるというのか!!おのれこわっぱがぁぁぁぁぁ!!ぐわあああああ!!がああああああああ!!(なんかものすごい断末魔と共に消滅) -- ヨッシー レミリアさん、着替えあります?(ずぶぬれ) -- マリオ(魔理沙) あるわよ。後、ヨッシーを倒すとか中々やるじゃないの。 -- レミリア(魔理沙) ここは落ち着いて本物を見分けるであります…! キロリロリーン!(ニュータイプの効果音) そこであります!(ビームサーベルで斬る!) -- ケロロ軍曹(チャン) 危ないから焼き鳥そうめんに近づくなよー。 (ウィンダム〈ガンダムディスティニーより〉に乗りそこから大型ミサイル〈ゲームでは核ミサイルだが大型ミサイルに変更した〉を焼き鳥そうめんに発射) -- jix(本人) そらぁ!(ショットガンで焼き鳥そうめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) MSとかそういうデカイロボットはやめろっての! -- だからぁ… ハゲタカ発見!喰らえハゲタカ!スマッシュパンチ! -- 千葉 俊江(バトロイ族) つ「ヴァンツァー」(一般普及型や基本軍用で全高5メートル。あんまりでかくありません。)おっと誤射った(千葉 俊江に粘着榴弾を装填した37mm砲で攻撃) -- Mr・H(ご本人) Mr・H氏の37mm砲攻撃からうまく避けたわよ! -- 千葉 俊江(バトロイ族) (うわぁ・・・大津系キャラよりヒデェな・・・回避描写ねーし) -- Mr・H(ご本人) さらに、ここでヴィザークレーザーキャノン発射であります!(そうめんに砲撃!) -- ケロロ軍曹(チャン) おっとまた誤射った(20mm機関砲で千葉 俊江を攻撃) -- Mr・H(ご本人) そこでリフレクター!!(跳ね返す)さらに!!優秀なゾーグ社の従来品!!ロケットランチャー!!アローランチャー!!トドメはやっぱり火炎放射ァ!!(全てをケロロに放つ) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) あぶねぇ!ケロロ!(ケロロを突き飛ばして助けようとする) -- マリオ(魔理沙) そらぁ!(20mm機関砲で焼き鳥そーめんを打ち抜く) -- Mr・H(ご本人) 緑でガンダム好きの同志にキーック! -- サナツー(サンダース) マリオ、生き生きしてるわね。 -- レミリア(魔理沙) そんな攻撃、全てかわしてやるでありまs…、ギィヤァ~!!(少し当たった) -- ケロロ軍曹(チャン) ガンダム好きに悪い人はいない! カエルに悪い人はいないのです! だから協力しますよぉ! -- サナツー(サンダース) 大津氏のキャラはマシ何ですか? -- 千葉 俊江(バトロイ族) おまえがいると場が混乱するから帰るぞ(サナツーの首根っこをつかむ) -- 焼き鳥屋・妹紅(サンダース) 私はもう失礼します! -- 千葉 俊江(バトロイ族) 僕のお気に入り!グランドフィナーレは、新しい、アイス!キューブ!システーム!(ケロロにアイスキューブシステムを発動!!)次はてめぇの番だな!!(銃口をマリオに向ける) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) (攻撃を受けながら)まだだ…、まだ終わらんよ! (ヴィザークレーザーキャノン・ホーミングモードでそうめんを撃ちまくる) -- ケロロ軍曹(チャン) そのセリフは死亡フラグだぜ、二人とも。M2の逆襲的に -- 焼き鳥屋・妹紅(サンダース) M2の逆襲wwww久々に見るかwww(20mm機関砲で焼き鳥そーめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) ケロロ!たった今完成したあなた専用のゴドラタンをそっちに転送するよ! -- チャン(本人/通信) 声優ネタ乙。 -- Mr・H(ご本人) よーし、これで一気に行くであります!(ゴドラタンに搭乗) -- ケロロ軍曹(チャン) あれは傑作だよなwwwwww -- オプションなっしー(本人) くそがぁああああっ!(ナイフをそーめんに投げつける) -- マリオ(魔理沙) あなた達(そうめんチームの事)が仕掛けるから戦いが続くのだということを、分かったらどうでありますか!?(ビームトンファーでそうめんを攻撃!) -- ケロロ軍曹(チャン) さっさと終わらせて、ここを観光したいのに・・・。 -- レミリア(魔理沙) ぽちっとな。(焼き鳥そうめんに向けて砲撃) -- Mr・H(ご本人) 今週の悪巧みはこれで決まりZOY、あ、ポチっと(Mr.Hになんか樽の大群が向かっていく!!) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) 燃え尽きるがいい・・・(OIGAMI(グレネードキャノン)で焼き鳥そうめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) さてと、レミリアさん、そろそろ大技出していいですか? -- マリオ(魔理沙) マスパ使うなら、住宅壊さないようにしなさいよ。 -- レミリア(魔理沙) それ―――!!(樽の大群がハンター達に雪崩込む!) -- 焼き鳥そーめん(なっしー) では。夢符「封魔陣」!(樽の進行を防ぐ) -- マリオ(魔理沙) 消し飛ぶがいい・・・(OIGAMI(グレネードキャノン)で樽をふきとばす) -- Mr・H(ご本人) ああーっ! 街が! 人が! 樽が! 早く逃げろモンテ族! 燃やされちまうぞ! -- 焼き鳥屋・妹紅(サンダース) 住人達の安全が!時よ・・・止まれッ!(住人を助けるために、時を止める) -- マリオ(魔理沙) ふう・・・殆どの住人の安全は取れたZE。 -- マリオ(魔理沙) 奇襲だぜ。 (焼き鳥そーめんを奇襲) -- jix(本人) 万里殿よ!すまなかったな!俺は守護神に呼ばれてここから立去っていたぜ!万里殿よ友にあのハゲタカを倒そうぜ! -- のらくろ(大津の守護神) 喰らえハゲタカ野郎! 機関銃発砲! -- のらくろ(大津の守護神) あれ?魔法の玉は持ってないのか? -- 万里雄侍(石坂線の鬼神) 魔法の玉は持っているけど取って置きに残しているんです!ちなみにハゲタカに俺は俺の攻撃は命中したのかな?! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) リフレクタ・・・アッー!(破損)(HP42566/50000) -- 焼き鳥そうめん よっしゃぁ!あのハゲタカ野郎のリフレクターが破損したぞ!一旦魔法の石を使うか!(のらくろ一等兵は魔法の石にアマガエルになあれっと言った!)!あと万里殿もハゲタカ倒しに手伝ってくれ! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) 万里殿は何処へ?!ハゲタカは何処へ?! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) ステイシス状態だぜ! -- jix(本人) (楽屋裏モード)チルノでも長く覚える「ステイシス」の意味!ステイシスとは、停滞と言う意味で元ネタはアーマードコアフォーアンサーに出てくる水没王子(なぜ水没王子なのかと言うと、とあるミッションで水没して行方不明になるから)ことオッツダルヴァ(CV:諏訪部純一)の愛機の名称。また、ACwikiの雑談室の停滞状態でこの言葉が使われてるぞ! -- Mr・H(ご本人) 日本語になおすと 「板停止状態」 (↑適当にいっている) -- jix(本人) ざまぁーっ!凡退王子がまた凡退しやがった!いやっほーーう!(気力UP!) -- 焼き鳥そうめん ざまぁーっ!軍国ダヌキが未勝利だー!いぇーい!(テンションアップ!) -- Mr・H(ご本人) クソ・・・銅鑼衛門殿が未勝利・・・・(気力元通り) -- 焼き鳥そうめん 銅鑼衛門殿が黒星に真北殿が凡退だって!そりゃー大変だ! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) さてハゲタカ狩り再開するか!さて魔法の石がアマガエルになったかな?! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) とりゃーっ!(そうめんに飛びつく) -- アマガエル へっ、こんなカエルなんぞ、しょぼいもんだぜ!(はじき返す) -- 焼き鳥そうめん そらそら!(WR04M-PIXIE2(マシンガン)で焼き鳥そうめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) ギャース!(HP37540/50000) -- 焼き鳥そうめん アマガエルよ!雨乞いをするんだ!それでハゲタカの周りをバケツがひっくり返るような大雨を降らせるんだ! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) ガオーッ!(そうめんとその周囲にのpH1程度の酸性雨を降らせる) -- アマガエル な・・なんだ?この雨・・・・ギャース!塩酸そのものじゃねぇかーっ!(HP32445/50000) -- 焼き鳥そうめん そうらそうら!(LARE(アーマードコアフォーアンサーに出てくるハンドガン。外見はトリガーガードを取っ払って銃口下部にレーザーポインタを取り付けたオート9。)で焼き鳥そうめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) グヘェ・・・・(HP27744/50000) -- 焼き鳥そうめん おらおら!(LAREで焼き鳥そうめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) クソ・・・塩酸のせいで・・・目がぁ・・・(HP22980/50000) -- 焼き鳥そうめん アマガエルよ!良くやった!元に戻れ!喰らえハゲタカ!機関銃を撃ちまくった! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) ギャース!(HP15887/50000) -- 焼き鳥そうめん 塩酸+200! (焼き鳥そうめんに王酸〈皮膚を簡単に溶かすことができるとんでもない塩酸だと思って下さい〉をかける) -- jix(本人) 魔法の石よ!今度は太陽になれ! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) クソ・・・・体が・・・(HP7420/50000) -- 焼き鳥そうめん (効果:気温+10℃) -- 太陽 太陽よ!ハゲタカに熱々と溶けるほど輝かせ! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) 燃やせぇぇぇぇ!(NICHIRIN(火炎放射機)×2で焼き鳥そうめんを攻撃) -- Mr・H(ご本人) ほいほい。 (油瓶を焼き鳥そうめんに投げる) -- jix(本人) あっ!家に火がついた! -- 住民 ハゲタカよ!太陽の暑さで溶けろ! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) ゲェーーッ!(HP210/50000 炎上) -- 焼き鳥そうめん ドッスン。 (焼き鳥そうめんをドッスンで押し潰そうとする) -- jix(本人) ファイヤー!そうめんみたいなもんだぜ! 118匹目撃破 決定打:ドッスン -- 焼き鳥そうめん くそっ!狩られたか!まあ追い込むところまで追い込んだし良いか! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) しかしよくやった。のらくろは伍長に昇進だ。 -- ブル連隊長 ブル連隊長様伍長に引き上げ有難う御座います! -- のらくろ一等兵(大津の守護神) 名前 コメント
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506 名前:ゼノドモン(1/10) :2011/07/02(土) 20 08 08.33 ID ??? それは、困った幽霊少女が暇つぶしでなく見せた、ちょっと不思議な物語…… ルチル「……起きなさい」 ??「ぐう、ぐう……」 ルチル「……起きて」 ??「すやすや……」 ルチル「……マイクロウェーブ~☆」 ちゅどーん ドモン「な、なんだ……!?いったい何が起きたんだ!?」 ルチル「幾ら夢とはいえ、マイクロウェーブを受けてアフロで済むなんて……さすがガンダムファイターね」 ドモン「これは、貴様の仕業なのか!?」 ルチル「ええ。夢の中でこう言うのも変だけど、なかなか起きなかったから」 ドモン「夢の中? ……言われてみれば、確かにそのようだな」 ルチル「ええと……怒らないの?」 ドモン「マイクロウェーブの事か?悪意が無いから俺も気付かなかったんだし、別にいいさ。 ところで、君の名前は?俺の夢にいるって事は、何かしらの事情があるんだろ?」 ルチル「私は、ルチル・リリアント。実は、レインが夢の中でさらわれたわ」 ドモン「何っ!?」 ルチル「だから、あなたにはレインの夢に助けに行ってほしい、ってあれ?」 ドモン「レイイイイイン!!!今助けに行くぞおおおお!!!!」ダダダダダダダ ルチル「……ぽちっとな」 ちゅどーん ルチル「最後まで聞いてください。行き方も分からないのに走ってどうするの?」 ドモン(アフロ)「……ああ、そうだな」 ルチル「……という事で、ここをまっすぐ行けばレインの夢の目的地「魔王の城」に着くから」 ドモン「って、省略してるじゃないか!?」 ルチル「ちなみに、ゼノの後ろはギアスよ。サーガでもコードでも無いわ。 ゼノといったらギアス、ギアスといったらゼノ。これは常識よ。ゆとりは良く間違えるけど」 ドモン「いや、見た目が同年代に年下扱いは……」 ルチル「私は15年前に死んでるから、年上なのよ。かといって、年上扱いするのは許さないわ」 ドモン「ややこしいな。まあいいさ、よろしくな、ルチル!」 507 名前:ゼノドモン(2/10) :2011/07/02(土) 20 10 32.68 ID ??? ドモン「しかし、レインの夢か……ちょっと緊張するな」 ルチル「大丈夫、普段通りでいいのよ。 それに今回は私の能力でドモンの夢をレインの夢まで引っ張ってるから、あなたの夢と変わらないわ」 ドモン「そうなのか」 ルチル「ええ。だから、敵のイメージなんかはあなたのイメージのほうが濃く反映されるわ」 ドモン「試合以上にメンタルが要求される、って事か。まあ、俺とレインを引き離すのは、師匠でも無理だがな」 ルチル「そういってる間に、敵が来たわよ」 シャア「ええい、何故私がドモン君と戦わねばならないのだ……!」 ドモン「シャアさん!?」 ルチル「RPGでいう最初のボス戦。まあ、お約束ね(本当はララァに『大佐出して』って言われたからだけど)」 ドモン「いや、そんな事より……」 ドモン「何故サザビーが相手なんだ!?」 ルチル「だって人対ロボは元ネタの醍醐味でしょ?」 ドモン「ええい、こうなったら……ガンダァァァム!」ぱちん! …… ドモン「来ない!?」 ルチル「ガンダム・ザ・ガンダムなんだから生身でMSを倒すくらい簡単でしょう?」 ドモン「軽く言うな!倒すだけならともかく、ファンネルみたいなのが相手だと大変なんだぞ!?」 シャア「そうか、ドモン君はファンネルを相手にしたいのだな」ヒュンヒュン ドモン「しまった!?」 ルチル「(仕方ないわね……)でもこういうゲームって、序盤のボスは大抵リミッターが掛かってるのよね」 ドモン「そういうものなのか?」 ルチル「ええ」 ドモン「それなら不安は無い。流派東方不敗が最終奥義、石破天驚拳!!」 シャア「何っ!?ぐわあああっ!!」 どかーん ルチル「……とまあ、イメージは大切なのよ」 ドモン「ああ、よく分かったよ」 508 名前:ゼノドモン(3/10) :2011/07/02(土) 20 12 07.10 ID ??? ドモン「……それで、これは誰のイメージなんだ?」 ジャミル「ドモン、君とレイン君とのイチャイチャぶりがガロードとティファに悪影響を与える!許しておくわけにはいかん!」 ルチル「私よ」 ジャミル「Gビット!」 どかーん ドモン(HP9)「くっ……」 ルチル「ジャミル、頑張って……あなたなら出来るわ……!」 ドモン「なんで敵を応援してるんだ!?」 ルチル「ジャミルの良い所が見たいから仕方ないわ」 ドモン「そうか、なら仕方ない……ってそんな訳あるか!」 ルチル「ノリ突っ込みまで。さすがシンの兄ね」 ドモン「いや、そういうのは関係ないんじゃ……」 ばひゅん ドモン「っと、お喋りしてる暇はなさそうだな」 ドモン「しかし、Gビットの包囲攻撃で格闘戦を避けられてるとなると、厄介だな」 ジャミル「接近戦の過ちは起こさせない!」 ドモン「ならば、超級覇王電影弾!うおおおっ!!」 ジャミル「攻防一体だと!?」 ドモン「一気に距離を詰めて、シャイニング・フィン……」 ジャミル「させるか、ディバイダー!」 ドモン「何!?ぐああっ!」 ドモン「電影弾を解いた後に隙が出来る、か……こうなったら、一撃でGビットごと倒すしかない!」 ぺかー ルチル「ドモンの体が金色に!?」 ジャミル「こちらも最大火力だ!Gビット、全機サテライト展開!マイクロウェーブ、送信!」 ドモン「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!」 ジャミル「収束式サテライトキャノン!!」 ドモン「石破天驚、ゴォォッド、フィンガァァァァ!!!」 ジャミル「うおおおおおっ!」 ドモン「はああああああっ!!」 ジャミル「13発分のサテライトが……押されている……!?」 ドモン「貴様がどれだけ愛されていようと、今の俺の……レインに会いたい気持ちを止める事はできん!!」 ジャミル「そうか……ならば……何も考えずに……走れ……!」 ドモン「ヒィィィト、エンドォ!!」 どかーん 509 名前:ゼノドモン(4/10) :2011/07/02(土) 20 13 49.26 ID ??? ドモン「さて、町に着いたし、買い物でもしていくか」 ルチル「意外としっかりしてるのね」 ドモン「準備は大切だからな。特に俺の場合、正攻法以外は苦手だから補わないと」 ガロード「ガンダム売るよ!」 ドモン「しかし……」 シン「インパルスのばら売りしてるよ!」 ドモン「何故……」 キラ「装飾パーツ売ってるよ!」 ドモン「人間用が無いんだ!?」 ルチル「そういう町なのかもしれないわ」 ドモン「なら、仕方ない。次の町で……」 ジュドー「ドモン兄!」 ドモン「ジュドー、どうしたんだ?」 ジュドー「実はドモン兄の為に人間用アイテムを仕入れてきたんだよね」 ドモン「おお、助かった!」 ジュドー「今ならセットで1万G!どうよ?」 ドモン「そうだな……所持金は足りてるし……」 ジュドー「わくわくにやにや」 ドモン「中身を見せてくれないか?」 ジュドー「え?」 ドモン「え?」 ジュドー「いやー福袋って中身見ずに買うもんだろ?」 ドモン「セットなら中身を見て買うものだと思うが」 ジュドー「……」 ドモン「……」 ジュドー「……ごめんなさいっ!」 ドモン「……つまり、割高で売ろうとした、って事か。危うく、騙されるところだった」 ジュドー「って、見抜かれてたんじゃないの!?ちぇー、損した」 ドモン「いや、中身は見るが、買うさ。今は多少高くても、手に入れないとな。 それにジュドーの選んだものなら、質は確かだしな」 ジュドー「……なあ、ドモン兄」 ドモン「なんだ?」 ジュドー「これ、もう1袋おまけでつけるよ」 ドモン「いいのか!?」 ジュドー「その代わり、レインさんを必ず助け出せよ!」 ドモン「ああ、約束する!」 510 名前:ゼノドモン(5/10) :2011/07/02(土) 20 15 28.64 ID ??? ルチル「兄弟愛を感じる、いい話だったわね」 ドモン「はは、そういわれると照れるな」 ルチル「ドモンの持ってるジュドーのイメージを抽出して、イベントを作った甲斐があったわ」 ドモン「……作った?そんな事も出来るのか」 ルチル「ええ。ニュータイプの幽霊は人のイメージを取り出す事も自由自在。 例えば、弟を貴方のイメージでランダムに抽出する事も出来るわ。えいっ!」 ヒイロ「……」 ドモン「おお、凄いな」 ヒイロ「ドモン兄さん。お前を……殺す……!」 ルチル「あれ?敵になっちゃった」 ドモン「ふざけるな!」 ドモン「石破天驚拳……!」ドカーン ヒイロ「死ぬほど痛いぞ」ムクリ ドモン「くそ、これで何発目だ!?」 トレーズ「聞きたいかね?シャイニングフィンガー32発、ゴッドフィンガー53発、石破天驚拳が今ので15発だ」 ドモン「本当に答えるな!」 ルチル「あれだけダメージを受けても何とも無いなんて、どんなイメージなのかしら」 ドモン「やたら丈夫なイメージがあったからな……しかし、このままだと先に進めないぞ……」 ルチル「思わぬ敵の登場に、苦戦状態ね」 ドモン「確かに、ジャミルさんはともかくこの登場は予想できなかったよ」 ヒイロ「ツインバスターライフル!」 ドモン「くっ……どうすれば……」 ??「外から崩せなければ、中から崩すんです!」 ドモン「お前は……ニコル!?」 ニコル「ジュドーさんから買ったセットの中に、絶対使わなさそうなアレがあるはずです。それを今、使うべきです」 ドモン「アレ?そうか!こいつなら、いくらヒイロといえど……食らえ!」 カガリのチリソースをヒイロに投げつけた! ヒイロ「リリーナの料理で慣れてるから、俺は死な……な……!?」 どかーん ドモン「やったぞ!ニコル、助かった!」 ニコル「幾ら美味しくない料理に慣れていても、辛味は別、ということですね……」 後半に続きます 512 名前:ゼノドモン(6/10) :2011/07/02(土) 20 45 34.02 ID ??? ドモン「ついに魔王の城に来たぞ……!」 ルチル「激戦の連続で、バテてない?」 ドモン「これくらい、大丈夫さ(正直戦闘よりツッコミで疲れたなんて言えない……)」 ルチル「それじゃあ、行きましょうか」 カテジナ「ちょっと待ったー!」 ドモン「カテジナちゃん、どうしたんだ!?」 カテジナ「村娘(私)の救出イベントとか、息の合った連携攻撃はどうなったのよ!?」 ドモン「確かにあったが、どうも本筋とは関係ない気がしてな。それに、夢で場面が飛ぶのは良くある事だろ?」 カテジナ「そうやって、私を馬鹿にして」 ドモン「さあ、行くぞ!」 カテジナ「無視!?」 イザーク「ここは通さん!」 ドモン「デュエルガンダム!?だが俺は止められん!シャイニングフィンガーソード!」 イザーク「頭部が!?くそおおおっ!!」 セシリー「次は私よ!」 ドモン「シャイニングフィンガー!」 セシリー「ビギナ・ギナの頭が……!私の負けね」 ウッディ「ファンファンの機体に代えても、止めてやる!」 ドモン「その意気や良し、ゴッドフィンガー!!」 ウッディ「頭がバラバラだと!?」 カテジナ「ファンファンの頭ってどこよ!?」 キラル「ふふふ、ここを通す訳にはいくまいて。キラル殺法ガガ円陣極楽往生!!」 ドモン「この技は……カテジナ!超級覇王電影弾で対抗するぞ!!」 カテジナ「はいはい、メガビームキャノン!」 キラル「南無阿弥陀仏」 ドモン「爆発!」 どかーん キラル「ぐ……さすがドモン……」 ドモン「ふう、なんとか倒せたな」 カテジナ「レインさんが近いから、かなり端折ってるわね……」 ドモン「さあ、いよいよレインのいる最後の部屋だ!」 カテジナ「ええ、頑張りま ルチル「いよいよ最終決戦!果たしてドモンの、レインの運命は!?」 カテジナ「出番が少ないからって、割り込むな!」 513 名前:ゼノドモン(7/10) :2011/07/02(土) 20 47 04.73 ID ??? バタン ドモン「レイーン!!助けに来たぞ!!!」 レイン「ドモン!!」 ドモン「今助けてやるからな!!待ってろよ!!!」 ??「そうはいきません!!」 ドモン「誰だ!?」 ザクさん「どうも、ラスボスのザクです」 カテジナ「喋った!?ザクなのに!」 ザクさん「いやあ、幾ら頼まれたとはいえ、他人の夢にいるって不思議な感覚ですよね」 ドモン「頼まれた?」 ルチル「あ、それ以上……」 レイン「言っちゃったら……」 ザクさん「ええ、ルチルさんから『レインさんがヒロイン役やるからラスボスやってくれ』って」 ドモン「ヒロイン役?攫われたのも、本気じゃ無かったって事なのか?」 ルチル「……こうなったら仕方ないわ。のちのち禍根を残したくないからヒロインとラスボスはお願いしたのよ!」 ドモン「そうだったのか……」 ザクさん「……あれ?まさか、余計な事を喋っちゃった?」 レイン「ええ。すっごく余計な事を喋っちゃったわ」 ザクさん「そんな!せっかくラスボスになれたから、浮かれてた……」 カテジナ「迂闊だわ……このMS、迂闊すぎるわ……」 ドモン「……」 レイン「……」 ルチル「……」 ザクさん「……」 カテジナ「……気まずい」 レイン「……ドモーン!!早くラスボスのザクを倒して、私を助けてー!!!」 ドモン「そ!そうだな!行くぞ!!」 ザクさん「さ!さあ!かかって来い!!一ひねりにしてやるます!!」 カテジナ「無理に立て直した!?ザクはザクで言い切れてないし……」 ルチル「ついに始まったラストバトル!果たして戦いの行方は!?」 カテジナ「無理にまとめた!?」 514 名前:ゼノドモン(8/10) :2011/07/02(土) 20 49 07.80 ID ??? ドモン「石破天驚拳!」 ザクさん「ヒートホーク!」ザンッ ドモン「斬り裂かれた!?まだまだぁ!!」ズガガガ ザクさん「負けない!!」ゲシッ ドモン「くっ、強い……!」 ルチル「ザクさんは乱打をシールドで受け止めて、蹴りを入れたのね」 カテジナ「音だけだと良く分からないわ」 ドモン「一挙手一投足に無駄が無い……洗練されている!」 ザクさん「ドモンさん相手は怖いけど、でも頑張らなくちゃ。食らえ!」 ドモン「マシンガン!?分身!ゴッドシャドー!!」 ザクさん「分身して受け止めた!?さすが、ガンダムザガンダムですね」 ルチル「やっぱガンダムファイターっておかしいわよね」 カテジナ「どう鍛えたらああいう事が出来るのかしら」 ドモン「ゴッドフィンガー!!」 ザクさん「バズーカ!!」 ずどおおん ドモン「くっ、相殺されたか……!」 ザクさん「よし、防げた!」 ルチル「真面目すぎて喋る事無いわ。カントリーマ○ムいる?」 カテジナ「ココアを貰うわ」 ドモン「……幾らなんでも、外野に緊張感が無さ過ぎるぞ!?」 レイン「どもーん、がんばってー」 ザクさん「確かに、全部平仮名はひどいですよ!?」 ルチル「jaatyottomajimeniyaroukasira」 ザクさん「真面目にやるならまず半角を全角に直して下さい!!」 カテジナ「かかいになのちくちみのちのなみにとなすなんらなまにもらみちにしいとんらなぬ・」 ザクさん「かな入力のままローマ字打ちでツッコまないで下さい!!!」 ドモン「こうなったら仕方ない、さっさと終わらせるぞ!明鏡止水!!」 ザクさん「ええ、負けませんよ!」 ドモン「うおおおっ!!」 ザクさん「やああっ!!」 515 名前:ゼノドモン(9/10) :2011/07/02(土) 20 50 42.50 ID ??? ドモン「ぐあああっ!?」 レイン「ドモン!?」 ルチル「明鏡止水が、破られた!?」 ドモン「この強さ……基本を極めれば、技など無くとも全てが奥義、か……!」 ザクさん「いける……ボクは勝てるんだ……!」 レイン「ドモン!これだけの相手なら、奇策も卑怯じゃないわ。 ここはジュドー君のアイテムを使って、戦いを有利に進めましょう!」 ドモン「いや、それは出来ないな」 レイン「え!?」 ドモン「これだけの相手だからこそ、正面から破りたいんだ! レインを助ける戦いでも、これだけは譲れない!!」 カテジナ「せっかくアイテムのコンボも考えたのに……」 レイン「そう……ふふ、男の人って、こういうところは何時になっても子どもね」 ルチル「『ども』ンだけにね」 吹雪が戦場を覆った ザクさん「寒冷地仕様じゃないから厳しいです……」 ルチル「失礼ね!」プンスカ ドモン「とおおおりゃ!!」 ザクさん「たああっ!」 ドモン「くそ……やはり強い……だが!」 ザクさん「バズーカ!!」 ドモン「ゴッドスラッシュタイフーン!!」 ザクさん「防がれた!?でも……!」 ドモン「恐らく、タイフーンの弱まった所を狙って、最大の攻撃を仕掛けてくる……」 ザクさん「途切れた瞬間に、最大出力のヒートホークを叩き込めば……」 ドモン「だが、タイフーン中は俺にも時間が作れるという事!!」 ザクさん「タイフーンが消えてきた!」 ドモン「俺の両手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶゥ!!」 ザクさん「ドモンさんも大技!?負けません、ヒートホーク!!」 ドモン「爆熱!!!ダブルゴォォッドォォォ!!!!フィンガァァァァァ!!!!!」 ザクさん「うおおおおっ!!!」 ドモン「はああああああっ!!!!!!」 どかーん 516 名前:ゼノドモン(10/10) :2011/07/02(土) 20 52 11.32 ID ??? ??「ドモン……!」 ドモン「うう……」 ??「ドモンn……!!」 ドモン「むにゃ……レイン……」 ??「……ドモン兄にマイクロウェーブ頼むわ」 どかーん ドモン(アフロ)「な、なんだ!?」 ガロード「ようやく起きたか、ってミンチじゃねえし……」 ドモン「え?ああ、そうだな」 ジュドー「それより、もうこんな時間だよ。 今日はレイン姉ちゃんとデートするから、早く起きるんじゃなかったのかよ?」 ドモン「そういえば……そうだった!!」 ジュドー「夢で会ってたから忘れてた、何て言ったら怒られるかもよー?」 ドモン「……ああ、そうだな!急いで準備をしないと!!」 どたばた ガロード「やれやれ、忙しいなあ」 ジュドー「でも、こんな時間まで寝てるなんて珍しいよな」 ドモン「……って、なんだこれは!?」 ガロード「どうしたドモン兄!?」 ドモン「お前ら!俺をどうやって起こした!?」 ジュドー「へ?ガロードのマイクロウェーブだけど」 ドモン(アフロ)「お陰で俺はこの髪型だ!これじゃあ笑いものだぞ!?」 ガロード「それはさ、ミンチになって復活するから無問題!って思ってたら……」 ジュドー「案外ドモン兄が丈夫……いや、マイクロウェーブが弱くってさ……」 ドモン「ほう、言いたい事はそれだけか?」 ガロード「……」 ジュドー「……」 ガ・ジ「「逃げろー!!」」ダッ ドモン「待てええい!!」 おわり 511 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/07/02(土) 20 29 02.94 ID ??? ガロード「俺はティファと添い遂げ……」 ジャミル「それから先は言わせんぞガロード!」 サラ「寝ながら喧嘩してるわ。」
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「んははははははははははは。まべ・・じゃなかった。その名前はここではご法度だったな。ルビイよ。元気そうでなによりだ。ウムウム」 吟遊パソコン長七郎、いや、現時点では真紅の父親、実装寺健一郎にハッキングされたソニーのノートパソコンVAIOは、空中にふわふわと浮かびながら、スピーカー音量最大で、高らかに叫んだ。 氷の魔女ゲルダは、ぱっかーんと口を開けてそれを見ている。 「コホン。えーと、少しばかり発言を許していただけるかな、ゲルダよ。紹介しておこう。彼こそわれらが旅の仲間にしてルビイ・サーガの記録者、吟遊パソコン松平長七郎殿じゃ。しかし、今はどうやらルビイの父君に意識を乗っ取られておるようじゃがな」ガフンダルは、ゲルダに長七郎を紹介する。 「あいや我が君、パソコンとはなんじゃ?」 「このルビイが住まいしておった世界ではポピュラーな造り物でな。人間の代わりに複雑な計算をしてくれるものじゃ。本来無機物の集合体であるゆえ、このように自ら喋ったり、ましてや宙に浮いたりはせぬが、これもビャーネ神の偉大かつ深遠なる所業なのか、こうして人格を持つようになっておる」 「ふーん。こりゃまた面妖なる代物じゃのう。して、小娘の父親はその異世界からこのようにして通信してきておるのか?その父親も魔道を能くするのかえ?」ゲルダは興味津々でガフンダルにたずねる。 「うーむ。さすがのワシにも何がどうなっているのかよくわからぬゆえ、魔道といってもよいかもしれん。よし。これ、ルビイよ。父君の名前はなんと申すのだ?」 「えーっと。健一郎、実装寺健一郎だけど・・・」 「おおそうか」何を思ったか、ガフンダルは玉虫色のコートの襟を正し、背筋をぴんと伸ばして、なにやら口上を述べ始めた。 「異界の魔道師、実装寺健一郎殿よ。よくぞこのノルゴリズムにおいでなされた。心より歓迎いたしますぞ。吟遊パソコン長七郎殿の意識を乗っ取って、この世界に出現なされたところを見ると、貴殿も相当なる魔力の持ち主とお見受けいたしますぞ。畏怖と敬意の心をもて、この『玉虫色のガフンダル』より、『群青色のケンイチロー』というふたつなをお贈りいたしましょうぞ」 「ちょっとぉ。ガフンダルってば。ヘンなあだ名プレゼントしないでよ。それでなくてもノリ易いタイプなんだからさ。パパは」 VAIOは、つーっと空中を滑るようにガフンダルの目の前まで移動し、そこでぴたりと静止する。 「玉虫色のガフンダルよ。そのふたつな、喜んでお受けいたしましょうぞ」 「ほーら。始まっちゃったわよ」 「ガフンダル殿には、我が娘ルビイがいつもお世話になっているようだ。この通り謹んでお礼申し上げる。また、どうかわが妻にして、娘の新しい母親、洋子の魂救出のその日まで、なにとぞよしなにお願いいたしますぞ」 「しかと承りました」 ― なあに芝居がかったことやってんだろ。馬鹿じゃないの?なんか、あっという間に意気投合しちゃってさ。そもそもお義母さんがあんなことになっちゃったのはパパのせいじゃない。仕事中心のパパがいけないんだわ。それに、この世界にワタシを引きずり込んだ張本人はガフンダルかもしれないのよ。さすがは玉虫色と群青色ね。いろんな色が混ざり合わさっちゃって、両方とも怪しさ爆発だわ。その点ワタシなんでルビイだから、真っ赤よ、真っ赤。混ざり物のない原色なんだからね ― 色のことなどという、あらぬ方向へ考えがさまよいだしてしまった真紅であるが、口に出しては言わなかった。どうやら今回の冒険で、思ったことをすぐ口に出すと、ろくな結果を招かないということを徐々に学習しつつあるようであった。 真紅がそんなことを考えていると、父親の乗り移ったVAIOは、またつつーっと空中を移動し、キャプテン・ハックの前に静止した。 「お初におめにかかる。キャプテン・ハック殿。私はルビイの父親にして、玉虫色のガフンダルが盟友、群青色のケンイチローと申すもの。以後お見知りおき願いたい」 ― いきなり自分で名乗ってるわ、群青色なんて。ほんと馬鹿だわ。自分の父親ながら ― 「こちらこそよろしく頼むぜ。群青色さんよ」キャプテン・ハックが、面倒くさそうに返答を返す。 「時にキャプテン・ハック殿。まさかとは思うが、貴殿はうちのルビイに対して、ヨコシマな劣情を抱いておらんだろうな。あれはまだまだ子供だから、くれぐれも間違いのないようお願いしたい」 「な。なにい。ま、まあ将来はどうかしらねえが、今はそんな気を起こすことはねえだろな。俺はどっちかっていうと、成熟したオンナが好みだからよ。例えばあのゲルダさんみたいによぉ」 「そうか。それなら安心だ」 ― あ。傷つくぅー。もう子供だって産めるんだからね!ワタシ。くっそー。今に見てらっしゃい。 ― 何をどう、今に見てもらえばいいのか皆目見当がつかなかったが、とにかく真紅はそう決意した。 「あのう。えーっと。お取り込み中申し訳ないが、ええーっと。わらわのクイズのほうはその、どうなっておるのかえ?」ゲルダが心配げな様子で、誰に言うでもなく、ポツっと呟いた。 「おうそうだ。まべ・・じゃなかったルビイ、一緒にあの柱の影へ行こう。作戦会議をする。キャプテン・ハックも来てくれ。ガフンダル殿は、我々がいんちきしていると思われるとまずいので、ここに残っていてもらおうか」 そういって、VAIOは、また空中を滑るように、部屋の隅の柱に向かって移動しだした。 「ささ。はやく」と二人を促す。 真紅とキャプテン・ハックは、お互い顔を見合わせて怪訝な表情をしつつも、VAIOの後を追って歩き出す。 三人(一台と二人)が、柱の陰に集まると、群青色パソコン健一郎が、やおら話し始めた。 「年齢当てクイズを攻略するために、百五減算のアルゴリズムを使ってみたいと思う」 「ひゃ、ひゃ・・あるごるご」あわあわしている真紅を制して、健一郎は話を続ける。 「百五減算とは、未知の数を3、5、7でそれぞれ除算した余りから求めるという、江戸時代より伝わる和算法のひとつなのだ。いいか。百五演算だぞ。大工の源さんではないので注意が必要だ」 「ごめんなさいパパ。今、ギャグをぶちかましたみたいなんだけど、よくわからないの」 「コホン。えーっと。説明するより実際にやってみたほうが話は簡単だ」 健一郎がそういうと、液晶モニタ部に、なにやらウインドウが出現した。 「これは、私が突貫工事にてでっち上げた年齢当てアプリケーションだ。当然Rubyでできているぞ。ルビイの年齢は私も知っているので、キャプテン・ハックよ。君に質問しよう。まず君の年齢を3で割った余りはいくつだ?」 「えーっと。2だな」 「では、5で割った余りは?」 「3」 「では最後に7で割った余りはいくつかな?」 「同じく3だな」 キャプテン・ハックの答えた数が、テキストボックスにぽつぽつっと現れる。 「よおし。ではルビイ、そこの【推理】ボタンを押してみてくれたまえ」 「なんか、馬鹿馬鹿しいような気もするけど・・・。はい」真紅が推理ボタンを押すと、ダイアログボックスがぽよんと飛び出してきた。 「えーっと。なになに。『あなたの年齢は38歳ですね。そうでしょう?隠してもわかりますよ』ええぇー!?ハックって38歳なの?うそ」 「残念だがズバリ的中だね」ハックはなんとなく照れくさそうに頭を掻いている。 「なあんだ。どこに出しても恥ずかしくないおっさんじゃん、ハックったら。馬鹿みたい」 「馬鹿みたいって言い草はねえだろ!38歳っていってもまだまだ現役だぜ。若い奴らにゃあ負けねえ」キャプテン。ハックは、顔を真っ赤にして叫ぶ。 「なにが現役なんだか。でもすごい。当たるのねこれ。えーっと。私の場合は、13歳だから、3で割ると余りは1、5で割ると余りは3、7で割ると6でしょ。じゃあ、【推理】っと。んきああー。13歳。当たったわぁー!」ものすごいはしゃぎようの真紅。 「ルビイ。どうやらプログラムの威力にひれ伏した様子だな。ではソースコードを見てみようか」 001 | html 002 | head 003 | meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" / 004 | link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css" / 005 | title Ruby・イン・ワンダーランド【百五減算 年齢当てプログラム】 /title 006 | script language="RubyScript" 007 | ############################## 008 | # 105減算アルゴリズム 009 | # By 実装者 2008/11 010 | ############################## 011 | def init() 012 | #Rubyのヴァージョンを初期表示します。 013 | @window.document.getElementById ("version").innerHTML = RUBY_VERSION 014 | end 015 | def main() 016 | #メイン処理です。 017 | begin 018 | #入力された値の検証を行いつつ、 変数に格納していきます。 019 | a = Integer(@window.div3.value) 020 | b = Integer(@window.div5.value) 021 | c = Integer(@window.div7.value) 022 | if a 0 || b 0 || c 0 then 023 | rize #マイナス値が存在すればエラー 024 | end 025 | #これが、105減算のメインロジックです。 たった1行! 026 | solv = (70 * a + 21 * b + 15 * c) % 105 027 | # 結果発表 028 | @window.alert "アナタの年齢は" + solv.to_s + "歳ですね。\nそうでしょう? 隠してもわかりますよ" 029 | rescue 030 | # Integer()で数値変換できない場合、 TypeErrorまたはArgumentErrorが発生する。 031 | @window.alert "数字を正しく入れてね" 032 | end 033 | end 034 | /script 035 | /head 036 | body class="body" onload="init" language="RubyScript" 037 | center 038 | h1 Ruby百五減算 /h1 039 | hr 040 | h2 Rubyが貴方の年齢を当ててごらんにいれます /h2 041 | アナタの年齢を3で割った余りは? input type="text" id=div3 name=div3 br / br / 042 | アナタの年齢を5で割った余りは? input type="text" id=div5 name=div5 br / br / 043 | アナタの年齢を7で割った余りは? input type="text" id=div7 name=div7 br / br / 044 | input type="button" value="推理" id=start name=start onclick="main" language="RubyScript" 045 | /center 046 | hr 047 | span style="margin-left 90%" Ruby span id="version"/ /span 048 | /body 049 | /html 「さよなら」奇しくも声をそろえてそういいながら、慌ててその場を立ち去ろうとする真紅とキャプテンハックである。 「これこれ。どこへ行こうというのかね。頼むよ。解説させておくれよ。もう独白形式でRubyの解説をするのはやめたので、この場をお借りするしかないのだよ。今回だけだから。ね、ね。今後はプログラムも大きくなってくるので、この場で全部ソースコードを載せるのは無理と思うし。ね、ね」 「何わけのわからないこといってんの、誰に何を訴えてるわけ?パパ。まあ好きにすれば」 「群青色健ちゃんの、Ruby解説こぉなぁー!」 勝手にコーナーを立ち上げないでくれ、実装寺健一郎よ。 ソースコードを一瞥していただくとお分かりであろう。これは世間一般的にいうと、HTML形式というカテゴリに属するものだ。 このコードがWebサーバから送信されてくると、Webブラウザが『ははん。これはどうやらHTML形式で記述されているぞと判断し、文字の色や大きさを変えたり、別の場所から絵を持ってきたり、飾りつけしたりなどして画面に表示するのである。 だが、このコードは、ただのHTMLコードとはわけが違うのだ。どこがどう違うのかというと、一般的にHTMLは静的なもので、ユーザはそれをただぼんやりと閲覧するだけのものなのだが、これは、ユーザの操作に反応するのである。 このようなインタラクティブ(対話式) Webページを構築する方法には二通りある。ひとつはサーバー側にその仕掛けを設置するもので、これをCGI、JSP、ASPなどと呼ぶ。 もうひとつは、クライアントのブラウザにスクリプトエンジンを持ち、それをHTMLコード内から操作するもので、このHTMLを特に、ダイナミックHTMLと呼ぶのである。 ダイナミックHTMLについては、以前『実装寺健一郎の独白2』で解説させていただいたので、ここでは割愛するが、多くの書籍が出版されているし(現在では、クライアントサイドのスクリプトと、 Webサービスを連動させるAjaxが主流となっているので、クライアントサイドだけで完結するダイナミックHTMLの解説本は少数派になっていきているのだが)、インターネットでは、気のいい兄さん達が、「もうわかったから」と許しを乞いたくなるほど解説してくれているから、情報を収集するのに困ることは絶対にあるまい。 ただし、それらの解説で使用されているのは、残念ながらJavaScriptであって、Rubyのものは皆無なわけであるが、実はそう悲観したものでもない。 JavaScript自体、そんなに難しい言語ではない。なぜなら、そもそも機能が、ブラウザ上でなにやら芸をするということだけに特化されているからなのである。 であるから、まずRubyの基本的な書法を覚えて、何万何十万のオーダーでネットに転がっているダイナミックHTMLサンプルのJavaScriptの部分をRubyで書き換えてみるのだ。 最初はあちらこちらでゴツンゴツンと頭を打つかもしれないが、慣れてくると、次第に成すべき事がわかってくるようになる。そうすれば、ダイナミックHTMLも、Rubyも、そしておまけにJavaScriptも習得できるという、一石三鳥こりゃたまりませんわ状態となるのだ。 もし貴方が調子乗り、もとい向上心に富んだ技術者であるならば、余勢をかって、PerlScriptに挑戦するのも一興かもしれない。PerlScriptとは、ご想像の通り、JavaScriptをPerlにて置き換えるものだ。 さて、話を前出のコードに戻そう。 このコードのまず一番のキモは、なんといっても6行目のScriptタグ、 script language="RubyScript" だろう。 ブラウザのHTML解析担当者に『ここからスクリプトが始まるのだが、そのスクリプトエンジンはRubyScriptだよ。どうぞよろしく』と教えているのである。 先ほど申し上げた、JavaScriptからRubyへの置き換えは、まず、 script language="JavaSctipt" から、 script language="RubyScript" へと書き換えるところから始まると心得ていただきたい。 Rubyのコードの中身に眼をやってみると、二つのメソッドが定義されているのがわかると思う。init()とmain()だ。それぞれ11行目と15行目から定義されている。 これらのメソッドは、いきなり勝手に動き出すわけではない。このHTMLコードによって構築されるページ上で、なにかイベントが発生し、それと連動して呼び出されるのである。 init()は、36行目のBodyタグで呼び出されている。 body class="body" onload="init" language="RubyScript" bodyのonload時、即ち表示される前に必ず呼び出されるのである。 initメソッドの中身を見てみると、47行目で定義されているspanに、Rubyインタプリタのバージョン番号を表示しているのである。RUBY_VERSIONというのは、『組み込み定数』と呼ばれるもので、Rubyインタプリタのバージョンを文字列として持っている。定数だから、勝手に書き換えることはできない。 init()メソッドは、たったの一行(コメントを入れると二行だが)のチンケなものなのだが、RubyScriptにとって、非常に重要なポイントが隠されているのである。 @window.document.getElementById("version").innerHTML = RUBY_VERSION それは他でもない、先頭の@windowなのだ。これは明らかに変数なのだが、コードのどこを見ても、@windowという変数など定義されていないのだ。 Rubyでは、変数は必ず初期化されていなければ使えないはずだから、このプログラムは実行できないのかというと、そんなことはない。 ではこの@windowというのは何者なのかというと、『Webブラウザが保持するオブジェクト』なのである。JavaScriptも、VBSCriptも、PerlScriptも、そしてRubyScriptも、 Webブラウザが保持するオブジェクトにアクセスできなければ、まったくなにもできないのである。 ダイナミックHTML上のスクリプトエンジンである第一条件は、まず『 Webブラウザが保持するオブジェクトに自由にアクセスできること』であるわけだ。 従ってRubyScriptも、これらオブジェクトにアクセスする機能を持っているというわけである。 main()が、実際の百五減算を実行する、まさにメイン部分となるわけだが、これは、46行目で、推理ボタンをぷちっとクリックしたときのハンドラとして定義されているのである。 input type="button" value="推理" id=start name=start onclick="main" language="RubyScript" main()の中では、まず3で除算した余り、5で除算した余り、7で除算した余りを入力するテキストボックスからそれぞれ値を取得してきて数値に変換し、百五減算処理を行って結果をダイアログに設定してぽこんと表示するということをやっている。 ここで注目していただきたいことがひとつある。それは、制御構造のパートでは解説しなかったのだが、制御構造の立派な一員である、『例外処理』が組み込まれているのである。 このプログラムは、三つの入力域を持っているわけだが、全てに正の整数を入れてもらうことを想定しているのだ。 ところが世の中にはひねくれ者がいるわけで、明らかに数値を入れなければならないところへ『にょほほーん』などという文字列をいれてプログラムを虐待するのである。 もしそれを見過ごしてしまったら、このプログラムはコケてしまう。そうならないようにしっかりと入力された値をチェックして、都合の悪い値ならば、その旨意思表示をし、態度を改めてもらわなくてはならないのである。 この百五減算プログラムでは、その仕組みに例外処理を採用した。 例外処理の構造は簡単に言うと次のようになっている。 begin # 例外が発生する可能性のある処理 rescue # 例外が発生したときの処理 end beginとrescueで挟まれたステートメントで例外が発生すると、その場からいきなりrescue以降へ制御が移る。そして、endまでの処理が実行されるという構造になっているのだ。 このプログラムでは、例外が発生する可能性が高いのが、19、20、21行目の、 Integer組み込みメソッドで各テキストボックスの入力値を数値変換しているところだ。 もし数字以外の変な文字が入っていた場合、この Integerメソッドは例外を発生させるのである。さらに、整数に正しく変換されたとしても、マイナス値だと、ちょっと具合の悪い計算結果になる。そこで、三つの数値のどれかひとつでもマイナス値であった場合、無理やり例外を発生させて処理を中止するのである。それが、23行目のrizeなのだ。 この例外処理は、後々も出てくるので、しっかり記憶しておいていただきたい。 今回のプログラムは、以下のURLで動作を確認できるぞ。 ここ 但し、貴方のマシンにActiveScriptRubyがインストールされていないと動かないので、よろしくご了承願いたい。 コードの解説を退屈そうに聞いていた真紅は、終わりと見るや否や「よし。これでゲルダの年齢をびしっと当てるのよ。そして氷の水晶をゲットするんだ」と叫びざま、VAIOをむんずとつかみ、鼻息も荒くゲルダのところへ突進していった。 「これこれ。なんという馬鹿力なんだルビイ。父さん痛いよ」真紅は、哀願する父親の声など完璧に無視する。 「待たせたわねゲルダ。これから貴女の年齢をぴたっと当てて見せるからね。今から質問をみっつするから、正直に答えなさいよ」真紅は、ピンと背筋を伸ばして胸を張り、ゲルダをまっすぐ見つめて高らかに宣言した。 「いいとも。なんなと訪ねるがよいわ」ゲルダも同じように背筋を伸ばしてそう答える。 「じゃあいくわよ。ゲルダ、貴女の年齢を3で割った余りは?」 「わらわの年齢を3で割るのか?それの余り?えーっと。0じゃな」 「じゃあ、5で割った余りは?」 「3じゃな」 「これで最後よ。7で割った余りはいくつ?」 「4じゃ」 「わーっははははは」真紅は勝ち誇ったように高笑いする。「これでワタシの勝ちよゲルダ。覚悟しなさい!」 「なんだ?そんな質問でわらわの年齢がわかると申すのか?」 「申す申す。申しまくりよ。さあ、炸裂するがいい!【推理】ぼたぁぁぁーん。ぽちっとな。ん?げぇぇぇぇぇぇぇぇー!」 「どうしたんだよルビイ。どんな答えが出たんだい?」と、VAIOの画面を覗き込むキャプテン・ハック。だが彼には真紅の世界の文字など読めない。真紅は顔を高潮させて、キャプテン・ハックの腕を掴み、先ほどの柱の陰までダッシュで戻る。 「おい。ちょっと。痛てえってんだよ。もっと丁寧に扱ってくれねえか!?」キャプテン・ハックは、真紅のものすごい力にずるずると引きずられながら叫ぶ。 柱の陰に戻ると、真紅は小さな声で言った。 「ちょっとパパ。このプログラムおかしいんじゃないの?」 「失敬な。私のプログラム、というか、日本民族伝統の叡智を否定するのかね!キミは」 「そういうわけじゃないけど。あまりにあんまりな結果が出ちゃったからさあ。ちょっとパパのトシで試してみていい?」父親の年齢で試してみたが、これも正解であった。 「おっかしいわねぇ」しきりに首をひねる真紅。 「一体全体、ゲルダは何歳と出たのだ?ルビイよ」 「えーとね。18歳なの」真紅がぽつんと答える。 「じゅじゅじゅじゅ、じゅうはっさーい!??さーいさーいさーいさーいさーいさーいさーいさーぃ」 図らずも、キャプテン・ハックと実装寺健一郎二人の、いい具合にハモった魂の叫びが、氷の洞窟中にこだましたのであった。 旅立ち(7)へ続く
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――その部屋は本来、この家の主の居室となるはずであった。 その家の一階。廊下の突き当たりに、庭に面した部屋がある。 爽やかな朝の光がまんべんなく差し込むその部屋は、ほんの僅かな間、夫婦の部屋であったことがある。 だが、最愛の妻が若くしてこの世を去った後。その家の主は、その部屋を空けることにした。 辛い想い出から、逃れようとするかのように。 十数年の時が流れ、辛い想い出も懐かしい記憶として、主の心のアルバムに綴じこまれた頃。 ――妻は、ひょっこり帰ってきた。 妻は、僅か数ヶ月の間過ごしたその部屋ではなく、二階の主の書斎を好んだ。 愛しい夫が、一日の大半を過ごす部屋を。 ……こうしてこの部屋は、妻が戻ってからも、しばしの間静かな部屋であり続けた。 泉家の一階突き当たり。庭に面し、そうじろうとかなたの部屋になるはずだったであろうその部屋。 長い間、空き部屋であったその部屋に、今はおかしなカップルが住みついている…… ―――――――――――――― えす☆えふ3.1 ~ かがりん大暴走! ~ ―――――――――――――― 『ワムウッ!(←挨拶) 全国的に爽やかな好天に恵まれた、ゴールデンウィーク初日の朝。皆様、お目覚めはいかがでしょうか? お早うございます、今朝のニュースの時間です。 キャスターは私、『田円調布の狂える完璧超常生物』こと、高良みゆきが勤めさせていただきます。 ……それではまず、今日のお天気から。 今朝の『こな☆フェチ指数』は二十五。比較的落ち着いた朝ですが、指数は時間とともに上昇し、お昼前には八十に達する模様です。 どなたとは申しませんが、ある特定のおふた方。お出かけの際には、光学迷彩や段ボールなど、雨具(?)のご用意をお忘れなく。 続いて天気概況ですが……諸般の事情により、割愛させていただきますね。 さてそれでは、最初のニュースです。 さいたま県倖手市在住の作家・泉そうじろう氏(年齢不詳)宅にて、自主的夜勤明けの泉こなたさん(十七)と早起きに定評のある小早川ゆたかさん(十五)が、一階洗面所前で遭遇するという休日朝の恒例行事が、今朝も滞りなく執り行われています。 それでは、現場にいるレポーターの高良さんを呼んでみます。……高良さん? ――はい、こちら現場の高良みゆきです。こちらは…………』 ……などという、みゆきの一人芝居には関係なく、物語は進んでいくのである。 Welcome to this crazy tale, このイカれた話へようこそ。君はTOUGH BOY. ……………… 朝の光が差し込む、泉家の洗面所。淡い色の陶器でできた洗面ボールが、朝日を浴びて輝いている。 少し冷たい朝の空気の中。スズメとハトの混声合唱団が、定期コンサートの真っ最中。 ゴールデンウィーク初日の、良く晴れた朝。 きちんと早起きをして、これからの時間を有意義に使う人もいれば、がっつり夜更かしをして、今までの時間を有意義に使った人もいる。 「おはよう、お姉ちゃん」 「……ふぁ~、おふぁよ~」 休日も早起きなゆたかと、ようやくネトゲから落ちてこれから寝るところのこなた。 早番と夜勤の交代風景……ではないが、洗面所で出くわした二人が、いつものように朝の挨拶を交わす…… そんな、休日の朝恒例の風景が繰り広げられている。 「……えひゃぁぁぁぃっ!」 朝の静寂を劈(つんざ)いて、廊下の突き当たりから、いささか間の抜けた悲鳴が聞こえた。 文字で書くとさしずめ、HG創英角ポップ体・百二十八ポイント強調文字といったところだろうか。 対するこなたとゆたかの顔には、金文体・二十四ポイント通常文字斜体で「またか」と書いてある。 「……あー……行ってみようか、まーちゃん」 「お姉ちゃん、私は『またか』じゃなくて『ゆたか』だよぅ」 ともあれ、放っておいたら近所迷惑だ。 嫌々渋々よんどころなく、二人はその部屋へと向かった。 「……おおーっと! これはどうしたことでしょうかっ? こなつーさんがかがりさんに押さえ込まれていますっ!」 何やら遠藤綾に似た声が聞こえたが、 「どったの、こなつー?」 「……ぐっすし」 華麗にスルーして、扉を開く。 「あっ、姉さん! ゆーちゃんっ! お助けぇ~~~!」 ベッドの上には、仰向けに転がされ、両手を後ろ手に縛られたアホ毛の少女。いや、少女の姿をしたアンドロイド。 肩を左右に振りながら、なんとか逃れようともがいている。 こなたと瓜二つ、ジャズメン風に言えばジーマーでクリソツなその姿。その名は、泉こなつー。 「んふふ~、覚悟はいい? いいわよね? 答えは聞いてないっ!」 そんなこなつーに向かって、女の子座りのまま両腕でにじり寄る、ツインテールの少女アンドロイド。 左右に振り分けたツインテール。肩を挟んで前後に分かれたその後ろ側が、上機嫌な子犬のようにぱたぱたと振れている。 こなたの親友・柊かがみに生き写しのその少女は……その名も高きツンデロイド・柊かがりである。 丸みを帯びたかがりの少女らしい腰の周りを取り囲む、安っぽいフレームで組まれた枠。 あちこちから飛び出した出っ張りはモーターらしく、うぃんうぃんと不穏かつスケベくさい唸りを上げている。 かがりのオm(最重要機密)の前からコテカのごとくそそり立つ、見るからに妖しげなシリコンゴムの棒。 その後端からは数本のコードが延び、クr(禁則事項)に嵌められたリングやオm(検閲削除)の中へと伸びている。 さながら、『腰だけ先行者』。しかも恐怖の『中華キャノン』搭載タイプだ。アヲラー! ……なんのことはない。この家ではありふれた、朝の情事の光景である。 「あーおはよ、かがりん。今朝も元気だね~」 「おはようございます、かがり先輩♪」 「おはよ、二人とも」 爽やかに、一同朝のご挨拶。……まあこの際、かがりの腰の不穏当な特殊兵装には目をつぶろうじゃないか、なあ。 「あ、挨拶はいいから、たぁーすけてぇ~~~~……」 じたばたと身をよじって、こなつーが叫ぶ。 「そんなこと言われても……ねぇ」 「ねぇ」 人の恋路を邪魔するほど、二人とも無粋ではない。馬に蹴られて死にたくないし。 「ちょ、みんな間違ってるって! こんなの清く正しい恋の道じゃないからっ!」 「恋の形は十人十色なのよ、こなつー。……では、そろそろいただきまーーーす♪」 ピンク色のコテカが、こなつーのオm(自主規制)にあてがわれ、 「ちょ、やめっ、『いただきまーす』じゃな・」 「ですとろーぃ、ぜむ・おーるっ!」 ずぷんっ! 「はぅっ!? っあぁぁぁぁぁああぅっ!!」 まあ奥様、ごらんになりまして? 前戯もなしにずぷっといきましたわよ、ずぷっと! それにしても、『沙羅曼蛇』ネタで来たかかがりん。さすがシューティング好き……といいたいところだが、いささか古すぎやしませんかね。 「あぅっ、あぁぁぅっ!! ……あ、あぁんっ、いんとるーだー・はず・ぺねとれーてっど、あうぁ、ふぉ、ふぉーすふぃーるどぉぉっ!!」 それでもきっちり返すあたり、こなつーもなかなかのものである。 駄菓子菓子(だがしかし)。こなつーの余裕もここまでであった。 適度な硬さを持ったシリコンゴムと、リアル感と柔らかさを追求した最高級半生体樹脂製の擬似粘膜とがこすれ合い、ぷきゅぷきゅと淫猥な音を立てる。 こなつーの可愛らしい股間のスリットを押し広げ、かがりの電撃メロメロ棒が、何段もの小さな抵抗を押しのけながら侵攻する。 「・ぅぁ、か、かが、かがりぃ、ぅぁ、やぇ、やぇてぇ・」 酸素を求める魚のごとく、ぱくぱくとこなつーが喘ぐ。 「ふふっ、だーーーめっ☆」 破竹の進撃を続ける兵士のごとく、かがりの口からリズミカルな吐息が漏れる。 こなつーの口から、とめどなく溢れ出る涎が顎を伝い、 かがりの額から、玉のように噴き出す汗が頬を伝い、 こなつーの秘裂から、滾々と湧き出る粘液が飛び散り、 ――朝の光を受けて、無数の輝きに包まれている。さわやかえろす。 ……やがて、ピンク色の砲身が、その中ほどに引かれた赤いラインまで押し込まれると、 「く・ふきゅっ」 空気が漏れるような悲鳴とともに、こなつーの身体がひときわ大きく跳ねた。 臍の部分に取り付けられた、ひし形のプレートに指を触れる。……僅かに膨らんだこなつーの腹部が、音もなく左右に開いた。 かがりの股間にそびえるICBMが、こなつーの腹部に内蔵された柔らかい桃色のチューブを膨らませ、小刻みな振動を与えているのが見える。 その膨らみは、チューブの先端にある部品にまで…… 人工子宮。こなつーの性感覚器官、その中枢部にまで達していた。 「……よーしっ、奥まで届いたみたいね♪」 嬉しそうに、かがりが舌なめずりをひとつ。 「……ゃ……めぇぇ……」 意志の光を失いかけ、トロンと蕩けたこなつーの瞳。その声は弱々しく、もはや形だけの拒絶でしかなかった。 「うふふ、目いっぱい楽しもうね……こなつー♪」 カチン。 『つー』の発音に合わせて、かがりの腰の装置から、継電器(リレー)の音がした。 「ふぅっ!? あぅゎぁっひぁぁぁああぁあああっ!?」 甲高い悲鳴とともに、こなつーの目が大きく見開かれる。 モーター音がひときわ大きくなり、股間の理性ブレイカーが意志を持った生物のように蠢き始めた。 小刻みに振動しながら、時に左右に、時に前後に。 人工の怒張が、人工の花園を、人工の蜜壺を、そして人工の子宮を激しく責め立て、かき回す。 「ゃ・ぅはぁぁっ! はぁっ、だめ、だめぇ! だめらめらぇぇぇぇぇ!!」 強烈な快感に理性を焼かれ、頭を激しく振りながらこなつーが喘ぐ。 「はっ、んふ、あ、い、いいよ、こなつぅぅっ!」 「ひっ、ひぁぅっ! ぇ、えらーくる、えらーきちゃうぅぅっ!!」 抽送のたびに、こなつーの理性が切り崩されていく。 「ん、んふっ、あはっ、すごい、すごいわ、こなつー……」 そのフィードバックが強烈な快感となり、かがりの頭脳を襲う。 「あぅ、あぅ、あぅ、あぅあぅあぅあぅ」 背中をぴんと逸らし、怒張によって宙に吊り上げられたこなつーの腰が、叫び声とともに跳ね回る。 「ふ、うふっ、も、もっと、もっと、きもちよく、した、げるね?」 こなつーの人工性器に突き立てた、猛り狂う桃色のドールスタンドに腰の支えを任せ、かがりの掌がこなつーの腰から離れる。 かがりはフリーになった両手で、こなつーの人工膣を優しく……いや、むんずと握りしめた。 「ひっ!? あぁぁあぅっ!?」 緩急をつけつつ、指先で微妙なバリエーションをつけながら。かがりは、こなつーのえっちな器官を怒張ごとしごき始めた。 「ぁぅっ、ぁぅぅっ! らめっ、らめらめっ、ちょくせつもまらいでぇ! しごからいれぇぇぇぇっ!! ぉあぁぁぁっ!!」 「……あー……いつものお楽しみタイムでしたか」 「そうそう、いつものだから気にしないで♪」 「ちょ、なんれ、なんれかがいしゃのかがりが、あひぃゃぁぁぁぁ!」 根性で理性を取り戻し、こなつーが呂律の回らぬ舌で果敢にツッコミを試みた。 多かれ少なかれぶっ壊れた一同の中で、唯一の『常識人』を自負するこなつー。腰が溶けるような快感に、必死で抗う。 だが。その小ぶりな胸に、かがりがむしゃぶりついたその時。 「ひあ゛っ!?」 ぴんっ、という軽い音とともに、こなつーの『理性』がふっ飛んだ。 「…………ぁ・」 こなつーの全身から、力が抜ける。 首ががくりと落ち、涙に濡れ蕩けた瞳から、光が消えた。 『……あ、あふ、あふ、あふっ、あふ、あふ……』 こなつー、ついに轟沈。人工の唾液にまみれた口元にかすかな笑みを浮かべ、自ら腰を振り始める。 『あふ、あふっ、あふぅ。き、きぉち、いっ。きぉ、きぉちいっ、きぉちいぃおぉ……』 「ふふっ、こなつーってばノってきたわね! よーし、こっちも負けてないわよっ!!」 いまや完全に『超リアルダッチワイフ』と化したこなつーを抱き起こし、駅弁スタイルで激しく突き上げる。 『ぇぅ・ぇっ・ぅ・ぁぅ・ぉっ・ぉふっ・ぁぅっ・』 その突き上げにあわせて、弱々しくも艶かしいこなつーの嬌声がリズミカルに響く。 こなつーの全てを吸い尽くすかのような、かがりの口づけ。 かがりの舌がこなつーの歯茎をまさぐるたび、 『んっ!? んぐっ・う。ん、んんっ・んふぅっ・』 くぐもった悲鳴とともに、こなつーの秘裂からぷしゅぷしゅと潮が吹き出す。 『ふぐっ・ぉ・ぉふ・ぉふっ・ぉ・ぉぁんっ・ぉぁんこぉぉ……』 劣情の炎によって理性を焼き尽くされたこなつーの口から、まともに聞こえたら間違いなく「ピー音」が重なりそうな淫らな単語が漏れる。 ……いや、ノってきたとかノってこないとか、もはやそういう次元じゃないようにも見えるんですが。 「……はぅぅ……」 ふと見ると、ゆーちゃんは顔を真っ赤にしてうつむき、黙り込んでしまっている。 その手はこなたの袖をしっかりと掴み、 「やれやれ、ゆーちゃんは可愛いねぇ……って、ふおっ!?」 掴まれたほうのこなたは、一秒置きに目まぐるしく衣装が変わっている。『こな☆フェチ』発症キタコレ。 「……話は聞かせてもらいましたっ! 人類は『こな☆フェチ』によって滅亡しますっ! だばだば!!!」 ドアの蝶番のほうを吹っ飛ばし、ピンクと赤のまだら模様の人型……もとい、『高良みゆき・feat.こな☆フェチ』が現れた。 指をわきわきと動かしながら、右からみゆきがやってくる。こなたはそれを左へ受け流し、そのまま窓から投げ捨てる。 開いた窓を狙って、今だとばかりにヴぁか……もとい、みさおがルパンダイヴで飛びかかる。 「ちぃ~~びっこぉ~~~~~」 しかしその窓は、こなたによってみさおの目の前でぴしゃり。 「って・ヴぁ」 あわれみさきちは、巨大な顕微鏡標本(プレパラート)と化したのだった。 再びドアが開く音。いつの間にか蝶番が直っているのは気にするな。 どえらいプレッシャーに、思わずナレーターが振り返ると、 ――ヤンデレ全開状態のみなみが、思いつめた表情で仁王立ちしていた。ちびるかと思った。 「……キタ」 ただ一言だけ発すると、あとは無言のまま。 身構える一本アホ毛と、自重なく淫語を呟きながら悶える二本アホ毛を両天秤にかけつつ、つかつかと一直線に歩み寄る。てかこえーよ。 そんなみなみに対し、ゆたかの取った対応はというと、それはもう至極冷静なものであった。 「こんなこともあろうかと……ぽちっとな」 懐から取り出した、小さなリモコンのボタンを押す。 みなみの足元に、音もなくパカっと大穴が開いた。 「………………」 そのまま三歩ほど。何もない空間を歩いた後、 「……チャラッチャラッ、ボヨヨヨ~~~~ン」 思い出したかのようにぽつりと呟き、みなみは奈落の底へと落ちていった。 ……そんなドタバタに気づく余裕もなく、ふたりのロボットは限界を迎えていた。 『ひゃぅ・にゃ・ふっ・ひっ・いく・いくぅ・いっ……っひ!?』 「こな、こなつー、すご、いっ、わた、もうっ、い…………うっ!!」 本日十八回目のこなつーの絶頂に合わせ、ついにかがりも絶頂に達した。 部品の一個一個、ネジの一本一本に至るまで、こなつーの全てを犯しつくし蹂躙していた股間の中華キャノンが、ついに臨界突破。 白い極太ビームの代わりに擬似精液を放出し、胎内へと叩きつける。 『ふぇっ・ぁひ・ぅ・ぅにゃぁぁぁぁっ!!』 中枢部に熱い迸りを受け、こなつーの背が限界までそり返った。 下腹部がぼこり、と膨らみ、噴き出した合成愛液が弧を描いて飛び散る。 『くぁwせdrftgyふじこlp;@:』 意味不明の高速言語を発しながら、こなつーの全身がガクガクと震える。 なおも締め付けを続ける股間のクレバスから、かがりの萎えず放ち続ける精が溢れ出す。 「…………ふぇ……」 糸の切れた操り人形(マリオネット)のように。こなつーは、かがりの腕の中へと倒れこんだ。 「ふ・ふっ・ふっ・ふぅっ…………はぁっ」 時間にして十数秒にも渡る、大量の迸りのあと。かがりもまた恍惚と満足感の入り混じった表情を浮かべ、精も根も尽きたというように、大きく息を吐いた。 腰の凶悪兵器をパージ。ぷきゅっという音を立てて、こなつーの秘所から擬似ペニスが抜け落ちた。 すっかり緩みきってしまい、本物以上にリアルな膣壁の覗くこなつーの膣口から、白い粘塊がこぷこぷと零れ落ちる。 「はぁぁぁ……素敵だったわよ、こなつー……って、わぁっ!?」 腕の中には、とろとろでふにゃふにゃでうにょ~んになっちゃったこなつーが、ハングアップ状態でくにゃりともたれかかっている。 『ぴぽっ♪』 どこかで聞いたようなビープ音とともに、自動再起動シーケンス開始。 「……うぁぁぁ……ま、またやっちゃった…………」 男性読者なら一度や二度ならず経験したであろう、『スーパー賢者モード』となった、かがりの頬が青ざめる。 後悔先に立たず、覆水盆に返らず。It's of no use crying over spilt milk、なんだなこれが。 ……ほどなくして、こなつーの意識が戻った。 「……ふぇ……あ~~~、よく落ちた」 腕を大きく伸ばして、あくびをひとつ。……決して「よく寝た」の聞き間違いではない。 「こ、こなつー……えと、その、あの……ごめんっ! この通りっ!!」 スーパー賢者かがり、頭上で手を合わせつつ平伏の図。毎度おなじみ、後始末の光景である。 「やー、気にしなくていいよ。跡が残るわけでもないし、それなりに気持ちいい思いさせてもらったしさ」 のーほほんとした顔で、こなつー。つい先ほどまでの乱れっぷりが嘘のようだ。 「……こなちゃーん、つーちゃーん、朝ごはんできたよー」 いつの間に沸いたのか。目の前の庭に、本格的なシェフのコスチュームに身を包んだつかさとあやのがいた。 「おぉ~、つかさ! 待ってました!」 二人を放置して寝袋にくるまっていたこなたが、芋虫状態で顔を上げた。 白いテーブルクロスの上に、朝っぱらからフランス料理のフルコースが並んでいる。 一見微笑ましい光景だが、食材にいささか問題がある。そこの甲羅がつるんとした亀と、そっちのヘビと向こうの髭の生えた白い人参はなんだ。 「わ、すごいじゃんっ♪」 こなたが目を輝かせると、 「みんなの分もあるからね~」 満面の笑みで、つかさが応える。 「えっ、私もご相伴にあずかっていいんですか?」 その声を聞いて、自室に戻って勉強していたゆたかが部屋に入ってきた。 「うんっ、もちろんだよ、ゆたかちゃん」 ……しかし、ゆーちゃんにそんな物食べさせて大丈夫なのか、つかさ? 「今日のは……とても深かった……」 穴から這い上がりながら、みなみ。 「えへへ……ごめんねーみなみちゃん。ちょっと張り切っちゃった」 「ゆたかは……身体が弱いんだから、無理しちゃだめ……」 ……この大穴を見てなお、なぜ「身体が弱い」と言い切れるのか。ナレーターには皆目理解不能である。 「泉さん……つれないですね」 庭の壁に刺さっていたみゆきが、息を吹き返す。 どこから持ってきたのか。『立つ鳥跡を濁さず』を信条としているみゆきは、コテとセメントで、自ら壁に開けた大穴を埋め始めた。 左官姿がやけに堂に入っているのは、ナレーターの気のせいだろうか。 「ほら、みさちゃんもそんなところでへばってないで、いらっしゃい」 「ヴぁ」 窓にへばりついた、茶色と肌色の入り混じったアメーバ状の物体に向かって、あやのが優しく話しかけた。 みゆきに続いて、いつのまにみさおまで超常生物になったのだろうか。やりすぎたかな、とナレーター(=筆者)はちょっと反省している。 さわやかな朝の光に包まれた、泉家の庭。 テーブルには、つかさとあやのが腕によりをかけた絶品料理の数々が並んでいる。 ……しかし、肝心のこなつーはと言うと、 「……あー、私はいいや」 苦笑いしながら、ぽりぽりと頬を掻いているのだった。 「えっ、どっか具合悪いの? ……もしかして、私のせいで……?」 いささか狼狽(うろた)えた様子のかがり。弱気モードのツンデレ萌え。 「いやね、かがりんがめいっぱい中に出すもんだからさ。なんかもー『おなかいっぱい』なんだよね~」 そう言いながら、お腹をさする。 ノースリーブのシャツに包まれた、白く滑らかなお腹。 ……言われてみれば、まだ若干膨らんでいるような…… 「……うわ……えろっ」 窓ガラスにアメーバのようにへばりついたまま、みさおが至極的確な感想を返した。 「はぁ……またみんなして『こな☆フェチ』発症? まったく、困ったもんよね」 いつの間に現れたのか、かがみがこなたの背後に立っていた。 もとい、こなたを背中から抱きすくめ、その左手は妖しく蠢いている。……こなたの短パンの中で。 「かがみー、いつの間にいたのさ。……あと、えっちなトコに指入れないでよ、痛いから」 「あんたねぇ……ちっとも濡れてこないじゃない、少しはその気になんなさいよ」 柊かがみ。ご他聞に漏れず、今日も『こな☆フェチ』絶賛発症中であった。 ……………… ……そんなヘルターかつスケルターな光景の一部始終を、二階の窓からじっと見つめるひとつの人影があった。 「……さすがに、毎日これじゃよくないわね……」 顎に手を当て、思案顔。 プリティなワンピースに、『PIYO PIYO』マークのエプロンがよく似合う。 皆様、大変お待たせしました。ウイングかなたさんこと、泉かなたさんである。 「せっかく私も朝ごはんこしらえたのに、もったいないじゃない……」 いや、そうじゃなくて。 「いくらロボットさんでも、若いうちからえっちばかりしてちゃ身体によくないわ!」 それも違うって。 「……それにしても、これほどまでに『こな☆フェチ』が進行しているなんて……」 そうそう、それでいいんです。 幼げながらも整った、かなたの横顔に、意味深な表情がかすかに浮かぶ。 ――そしてかなたは、意を決したかのように宣言した。 「……でも紙面もないから、今回はここでおしまいっ☆」 ちょ、か、かなたさーーーん! ―そこはかとなくgdgdな感じでfin. ― コメントフォーム 名前 コメント GJ! -- 名無しさん (2022-12-30 21 57 01) 年齢設定間違えてたので修正しました orz 「ゴールデンウイーク初日」なら、こなたはまだ17歳だよなあ。 -- 妄想屋(仮名) (2008-08-24 02 09 59) まーちゃん吹いた -- 名無しさん (2008-08-23 15 20 56) サラマンダやったことある(ファミコン)www -- 名無しさん (2008-05-13 08 00 57)
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未来人で宇宙人で超能力者で幽霊で夢なのかな? 383 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 06 11 51.57 ID hg/SU95M0 はよっすー。 9時間寝たらある程度回復w なお、どうでもいいことだが私はスレオチで終了させた前科ありwww 384 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 06 18 56.80 ID nEEgME04O 383 乙です どこまで保守できるかは判らないけどゆっくり休んで下さいませー その落ちたスレ、多分見てたorz 386 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 06 26 01.80 ID hg/SU95M0 384 それが本当なら吹くw 387 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 06 45 23.59 ID nEEgME04O 386 とないぬ関連じゃないのも結構書いてるから、見落としてるかもしれん まぁ、落ちたスレをどうこう言ってもしょうがないと思う だからこのスレだけは・・・ 388 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 06 48 08.99 ID hg/SU95M0 387 とりあえず、しばらくしたら夜にやろうと思った分を書き始めるよーw 389 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 07 07 17.77 ID nEEgME04O 388 嬉しいけど・・・ 大丈夫なの?体とか身体とか躯とか肉体とか 390 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 07 16 54.71 ID hg/SU95M0 389 さあ? 前々回の日曜から8日連続更新は成功したが、昨日はしょぼしょぼでばたんきゅ~。 やっぱり、週休四日は必須だね♪ 391 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 07 24 48.77 ID nEEgME04O 390 さぁってww 休める時には存分に休んで下さいorz 392 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 07 29 28.31 ID hg/SU95M0 391 はっはっは ……いやホントは『とないぬ』のシナリオやらなくちゃいけないわけだから、こうやってこのスレにいること自体休んでるというかサボってるというかスタッフに申し訳なかったりするんだよねorz ああもう、急がなきゃって思ってもまだまだ終わりそうにないってどういうことだーwww 393 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 07 35 52.50 ID nEEgME04O ええと なんか色々と乙 394 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 07 48 35.22 ID SZadJEI60 まあまた~りいきませう 395 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 01 10.41 ID hg/SU95M0 ~再開~ 397 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 08 07.12 ID hg/SU95M0 そのまますることもなくじーっとしていると、徐々に眠気がやってきた。 どうやらなぞの公式を聞くと眠くなる生理現象はこの世界でも健在のようで、ラクたちがせわしなく働く中で寝てはまずい、と必死に目を開けるも次第にまぶたが重くなる。 自分でも分かるくらいにうつらうつらと揺れ始め、ぶるぶると首を振っても効果薄。 眠い。 眠いー。 すこぶる眠いー! 399 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 12 52.71 ID hg/SU95M0 そうして睡魔と闘うこと数分。 「ね、ね、おにーちゃん。手伝ってくれるー?」 にまにまと喜色満面の笑みを携えて、ラクがやってきた。 その笑い顔に何処となく邪悪なものを感じたが、この際眠気が飛ぶのなら連帯保証人でも悪魔の契約でもなんでもいいや、とあっさり首を縦に振る。 400 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 22 39.32 ID hg/SU95M0 ……いや、待ってごめん連帯保証人も悪魔の契約も取り消し取り消しクーリングオフをクーリングオフを求めます! 「あの、ラクさん……?」 「なーに?」 にまにま 「この、いかにもなごっつい機械はなんでございましょうか?」 でん、と部屋の中央に置かれた身の丈三メートルはあるかという大きな金属の塊。 「新開発の測定機だよー」 にまにま 「そこから伸びる、この座席らしきものはなんでございましょうか?」 その下部分には背もたれ手すりのついた大振りな、これまたかちかちの金属のイス。 「測定者に座ってもらうイスだよー」 にまにま 「そのイスについている、手かせやら足かせらしきものはなんでございましょうか?」 イスの手首と足首の位置には口を開いた、ここだけは優しさだろうかなめした革の手かせ。 「測定者を動かないようにさせる手かせと足かせだよー」 にまにま 「……測定者ってだーれ?」 ずびしっと指差された。 にまにま 402 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 32 58.85 ID hg/SU95M0 > 「じゃ、行くぞー?」 「いつでもいいよー!」 まあ、測定機械なわけだ。 にまにまくふふふ、とこらえるつもりがあるのかツッコみたくなる笑みを浮かべていたラクへ、チョップ一発聞き出したところ、危ないものではないのだそうだ。 簡単に説明されたこの装置の仕組みは、 1.『魔法』を発動してもらう 2.発動した『魔法』によって引き起こされた物理現象を測定する 3.その物理現象の大きさから『魔力』を求める というシンプルなもの。 大仰な外見に似合わず、行うことは案外小さなことであった。 403 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 43 54.09 ID hg/SU95M0 むしろ物理現象を測定するための器具の開発に時間がかかったというそれは、なおも脆弱な測定能力をごまかすために多少規模の大きい『魔法』が発動するよう『魔法陣』が組み込まれているらしく、安全のためにこのようなゴツイ外見になってしまったのだという。 「ぽちっとな」 手元に用意された、基点となる『魔法陣』に指先を合わせた。 ぐいんぐいんぐいん…… 「おー!」 「回ってる回ってるー!」 座席上部に見える回転盤が少しずつ少しずつ加速を始めた。 404 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 50 42.38 ID hg/SU95M0 きゅいんきゅいんきゅいん…… 「実験は成功ですね、所長!」 「これを応用すれば様々なことが期待できますよ!」 熱っぽく語る研究員たちひとりひとりに、うれしそうにラクはうなづいてみせた。 きぃいんきぃいんきぃいん…… 「これを動力として用いれば、燃焼機関を必要とせずに地球の蒸気機関などを超える設計が――」 「でもその前に、動力として用いるにはその分の材料となる硬質な――」 いや、あのその……熱っぽく熱っぽく語るのはいいのだが、 いぃいいんいぃいいんいぃいいん…… 「なんか、回転数が、エライコトに、なっているような、気が、するのは、ぼく、だけで、しょうかー!?」 「はっ、おにーちゃん!? ……総員退避ー!」 「助けろー!!!」 爆発は、しなかった。 405 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 08 55 33.37 ID gSTkzPo8O …優の魔力ってどのくらいなのかがわかるのか 407 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 08 59 36.94 ID hg/SU95M0 「怖かったー怖かったーすんげぇ怖かったー!」 「ごめんね、おにーちゃん……」 爆発はしなかった。しなかったが―― 「イスの真後ろボンっていったとき、死ぬかと思ったー!」 いろいろ変形していた。 408 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 06 43.47 ID hg/SU95M0 「この安全性は今後の課題になりそうですね……」 「だねー……」 「いやいや、ここは力の発散方向を変えていっそ爆発してしまっても大丈夫なように――」 「でも、そうなると使い捨てのようになってコストが――」 「そこは、実験ですから無視をして――」 早々に心配を切り上げて話は改良へと向かう技術者陣。ある意味えらい。 409 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 09 08 13.31 ID gSTkzPo8O つか、これ魔法でエンジンみたいな内燃機関作る気なのか…? 410 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 13 33.50 ID hg/SU95M0 「というか、最初っから発動しても安全な『魔法』にすればいいんじゃ……?」 ……いやその、その手があったか、みたいなリアクションはやめてください。というか、朝方も見たぞこの動き。 「キョウコとアヤは暴走原因の解明、他は発動する『魔法』について――」 早速指示を飛ばし、自らも作業にかかるラク。 ううむ……。 411 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 24 43.75 ID hg/SU95M0 この生命の危機を感じる実験とその後のアイディアから気に入られたのか、ラク以外の所員たちも時々話しかけてくれるようになり、あまり退屈はしなくなった。 長からの紹介があって以降も、アルとラクの他には遠巻きに眺められるだけだったのだが、話してみるとやはり『人間』と大差なく楽しくしゃべることができた。 色々と気遣ってくれて、周囲を簡単に片付けてくれたり飲み物をくれたりと快適であった。 412 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 29 39.75 ID hg/SU95M0 ☆休むー 415 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 37 08.30 ID hg/SU95M0 ☆魔法の呪文ってかっこいいよねー ……扱わないけれどorz 417 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 09 40 08.57 ID gSTkzPo8O …クローって胸どんだけだっけ。 いや、だからどうしたって話だが。 山登りの後のアルとの会話で聞いた筈だが携帯じゃログ見れね。 418 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 41 24.72 ID hg/SU95M0 417 C 419 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 09 41 29.59 ID gSTkzPo8O 415 音声ってか波紋で魔法陣の代替を作ると考えるんだ! 420 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 42 28.25 ID hg/SU95M0 419 ☆この世界設定だとむりぽ(´・ω・`) 421 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 09 42 30.77 ID gSTkzPo8O 418 でかいな!全体的にでかいと聞いたがちびっこのクセにでかいな! 422 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 43 56.48 ID hg/SU95M0 421 wwwwww 423 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 09 44 14.55 ID gSTkzPo8O 420 (´・ω・`)厨くさい詠唱スキーとしては悲しい。 さて、前スレに絵師様こなかったし描いてみるか 424 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 09 44 54.39 ID hg/SU95M0 423 wktkいたしましょう 429 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 10 37 43.51 ID gSTkzPo8O 俺しか居ない予感!(゚д゚≡゚д゚) 430 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 10 38 24.60 ID hg/SU95M0 429 |゚д゚ ) 440 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 12 09 51.72 ID CGcuI6eUO やっと追いついたぜ ユウが新たな能力に目覚めるのか? 441 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 12 16 53.67 ID SVlH9f/g0 どーだろうなー。 そんな兆候は今のところ・・・あるのか?(´・ω・`) 443 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 12 25 45.64 ID CGcuI6eUO 俺的にはフェイクマジックとかいいかもな 中身と外見を瞬間的に入れ替えるって感じで 444 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 12 30 48.82 ID nEEgME04O 443 つまり、一瞬で全裸になれr(ry 456 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 00 46.03 ID hg/SU95M0 ~再開~ 457 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 03 27.58 ID hg/SU95M0 『エルフ』には『いいひと』が多いように感じられた。 悪くいえば単純、良くいえば純粋。 他人の顔や立場をうかがって反応を決めるような複雑さがなく、素のままに応対をしてくれる。 そのせいか自分と相手の関係が決まりきっていない相手への対応は苦手のようで、自分なりの結論が出るまでは保守的に行動をするようだった。 458 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 04 40.67 ID hg/SU95M0 ただ、それは必ずしも『善良』という意味ではないのだが……。 462 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 16 52.78 ID hg/SU95M0 > 面白いことに、ここでは『魔法研究所』なのに『魔法』を使わない技術についても研究がなされていた。 簡単な蓄電池やモーターなどが置かれ、改良が加えられていた。 とはいえど、それは極々初歩の電池で二種類の金属と電解溶液を使う――高校の化学の教科書で見かけるような――電池だったり、コイルと磁石に電流を与えるようなモーターだった。 464 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 22 58.29 ID hg/SU95M0 昔の『巫女』が残した知恵なのだという。 実用はまだまだ『魔法』に遠く及ばないが、この『ひといらずの動力』という単純な物理現象は、個々人での差も出にくいしよほど使い勝手が良い。 何十年という研究か、あるいは現れるだろう次以降の『巫女』によって、いつかこれらは実用に届くのだろう……。 ……一介の高校生程度でしかないぼくには、これらを発展させうる知識はないのだが。 465 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 24 51.33 ID hg/SU95M0 「ふっふっふ……これが完成すれば電気ショック攻撃が可能に……」 「平和的に使えよぉ……」 ラクは楽しそうだった。 470 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 42 34.78 ID hg/SU95M0 >> ガランドウには吸血鬼が出る。 夜中にすぅっと音もなく舞い降りて、血の色の瞳で獲物を見定め、真っ黒な翼で隕石よりも早く追う。 気が付いて逃げようとしても無駄。岩砕き鉄ひしゃげる腕力を前には抵抗など何の意味もない。 手首をねじられ、ひじ折られ、太腿から骨を露出させられて、動きを止められる。 そうして、怯えと恐れ、怒りと悲しみ、無力感と絶望のみを発することを許されたノドに――ノドもとに――がぶり、と。 首筋から噴出する紅をごきゅりごきゅりとがぶがぶと飲み干されて、だのに幸福と悦楽の中で恍惚とした表情で、逝ってしまう。 だが、それだけでは済まない。 済むならばまだ幸運。死ねたならばまだまだ幸運。生き返ってしまったら――そこにある苦痛はそれまでの非ではない。 彼らの使途となってしまった生ける屍は、そのままの崩れた肉体を背負って生き続ける。 どんなにどんなにどんなに不幸を嘆いても赦されることはなく、生き続ける。 肉体の苦痛に、精神の苦痛に、魂の苦痛。 しかし、そうなってしまった彼らにはもはや救済の手など差し伸べられはしない。 なぜならば、彼らは『ひと』であることを終えてしまったから。 ゆえに苦痛に苦痛に苦痛を重ねて、それでなお悠久の刻を怨嗟でもって懺悔しなければならないのだ……。 471 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 49 04.36 ID hg/SU95M0 「――だから、寝なさい」 と、レディウムの第一公用語で女性は言った。 そして、その言葉に対して、従わない意思のジェスチャー――日本でいえば「あっかんべー」という感じの――をしてみせる少年。 「だってさ、まだこの本読み終わんないんだもん!」 と、やはりレディウムの第一公用語で書かれた本をひらひらとさせ、少年は言った。 472 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 52 44.09 ID hg/SU95M0 「いいえ、ダメです。夜は寝るものでしょう? 身体に悪いわよ?」 腰に手を当て、女性は諭す。 「……てか、ロウソク代がもったいないんでしょ?」 ジト目に薄笑いで少年は返す。 「ぐっ……いいから寝なさいッ!」 「おおこわぁ……やっぱり人間歳をとると怒りっぽくな――」 そこまで口にしたところで、鉄拳制裁が行われた。 473 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 14 58 01.62 ID QPojobjD0 姉と弟かメイドとあるじか 474 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 14 59 06.10 ID hg/SU95M0 「だ、大体さぁ、昔話で子供寝かしつけようなんて古いんだよ!」 「あら、夜中に目が覚めて、トイレに行くのが怖いからってあたしを起こしたのは誰だったかしら~?」 ぐっ、と今度は少年がうめく。 「これだから古いひとはイヤなん――」 ごづん 「寝ろッ!」 レディウム教国の首都、ガランドウの外れにある、地価が上がり始めている地域でのとある家庭の出来事であった。 476 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 15 01 04.96 ID hg/SU95M0 473 ☆いやまあ、親子なんだけどねw とりあえず休みー 477 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 15 01 54.44 ID hg/SU95M0 476 ひょっとして姉弟にしておいた方が正解だったか……?w 478 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 15 02 08.95 ID QPojobjD0 476 もちょい近しい歳関係にみえた 萌える 乙 479 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 15 03 30.83 ID SVlH9f/g0 親子か。 そうか。人妻か。 ……そうか! 481 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 15 04 12.78 ID hg/SU95M0 頭の中では若い母親と子供だったりー 482 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 15 07 26.78 ID nEEgME04O 479 納得すんなww 481 大丈夫始めからそんな感じで妄想して読んでた 484 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/06/19(火) 15 08 34.23 ID QPojobjD0 479 ちょっとまてそのリアクションw 486 ミミ to I eva 聴音器官 ◆8VM5xLK5jw 2007/06/19(火) 15 09 57.16 ID hg/SU95M0 479の人気に吹いたw PREV 新ジャンル「未来人で宇宙人で超能力者で幽霊」05_vol01 NEXT 新ジャンル「未来人で宇宙人で超能力者で幽霊」05_vol03
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ラウンジ板のタイピング56、 849に突如として登場。 数箇所の打鍵トレーナーで500を超え、自分が中堅でないことを誇示。 他のラウンジ住人が600を超える記録で対抗するも、全て不正扱い。 本人によるとTWJR基XA、カXC、漢XE、慣XC。 13 15から授業なのにもかかわらず13 29にレス 849 名前:名無しさん?[sage] 投稿日:2005/06/08(水) 11 00 01 ID ??? 漏れ打鍵トレーナで500出したぜ!!!!!! もはや中堅を越えた 867 名前:849ぽち[sage] 投稿日:2005/06/08(水) 11 56 59 ID ??? 861 はやく854出てこいよプゲラwwwwww いま愚弄ランドで余裕の500越え 875 名前:849ぽち[sage] 投稿日:2005/06/08(水) 12 09 16 ID ??? 871 不正乙wwwwwwwwwwwwww おいおい他の奴らはどうした??? ビビって登録もできないようなカスばっかだったのかよプゲラwwwww 933 名前:849 ◆2LEFd5iAoc [sage] 投稿日:2005/06/08(水) 12 50 57 ID ??? おいおい今ここは10人くらいいるんだろ?? 他の奴らはどうしたwwwwwwwww 855/900は漏れと数打の紙一重だな。そこだけは認めてやるぜwwwwwwwww 938 名前:849 ◆2LEFd5iAoc [sage] 投稿日:2005/06/08(水) 12 55 02 ID ??? 13:15から授業はじまっちまうじゃねーかよ 速くしろよおまいらプゲラ 990 名前:849 ◆2LEFd5iAoc [sage] 投稿日:2005/06/08(水) 13 29 30 ID ??? 987 実は最近常用後がXXになったんだよなwwwwwwwwwwwwwww 少し誇大表現しすぎたがまあいいだろプゲラwwwwwwwww GROWLAND打トレより抜粋 4 872@ラウンジ 655 30 95.6% ユト乙 2005/6/8 13 4 55 5 855@ラウンジ 649 36 94.7% ラウンジなめんなwwwwwwww 2005/6/8 12 3 10 11 872 594 13 97.8% 1発取り。 2005/6/8 12 10 54 17 ぽち@ラウンジ 535 54 90.8% 2005/6/8 12 10 57 SHADOWROOM打トレより抜粋 1 855@ラウンジ 587 31 94.9% ラウンジなめんなwwwwwww 2005/6/8 12 32 2 2 900@ラウンジ 580 21 96.5% で? 2005/6/8 12 38 3 6 ぽち849 509 36 93.3% 2005/6/8 12 27 24