約 1,622,206 件
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/10727.html
彼らの龍王と同様に、コラガンの者たちも戦利品を求めない。彼らの欲求を真に満たすことができるのは、鉄と鉄がぶつかり合う音と蹄の轟音が響く戦いのみである。 Like their dragonlord, the Kolaghan take no trophies. They find true fulfillment only in the battle itself, in clash of steel and thunder of hooves. タルキール龍紀伝 【M TG Wiki】 名前
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/642.html
━━━━━終業のチャイムが鳴ると、私は急ぎ足で部室棟へ向かいます。 なるべく、みんなよりも先に着いて、ストーブを灯けてからお湯を沸かして・・・ 別に、決められた事では無いのだけれど、ただなんとなく・・・ そして、いつもの服に着替えて、みんなを待ちます。 そんな私を見て「ミクルもよくやるねぇ~」と鶴屋さんは笑うけど、実は私・・・結構こういう感じが好きだったりします。 変・・・ですよね?━━━━━ 【朝比奈みくるの放課後@コーヒーふたつ】 部室に入ると、凉宮さんの机の上に置き手紙を見付けました。 『ちょっと、買い物に行ってくる』 と、いう事は・・・おそらくキョン君も一緒ですね・・・。 二人が連れ添って歩く姿を思うと少し羨ましくなるけど、最近は以前程切なさを感じなくなりました。 それに・・・私が存在する為には、二人にはこのまま寄り添っていて貰わなければならないし・・・あ!これは禁則事項ですっ! 聞かなかった事に・・・・してくださいね? とりあえず私は、掃除でもしながらみんなを待つことにしました。 机の上を雑巾で拭いてから、床にモップをかけます。 窓際から廊下の方へ、ゆっくりとゆっくりと・・・あれ? モップの先に見慣れた上履きがコツンと当たって、見上げると・・・長門さんが立っていました。 長門さんは、少し部屋の中を見回した後、私の目をジーッと見つめます。 「今は、私だけですよ?」と答えると、「そう・・・」と呟いて、いつもの場所に座りました。 そして、少し落ち着かない素振りを見せます。 そんな、長門さんの様子を見ながら、私はふと思います。 (ああ・・・隣に遊びに行きたいんだな・・・) 知ってました? 長門さんね、みんなが揃ってる時は一応気を使って、隣には遊びに行かないようにしているみたいなんですよ。 今日は、ここには私しか居ない訳ですから、「遊びに行ってくれば良いと思いますよ?」と声をかけてみます。 すると、また私をジーッとみて少し首を傾げます。 「私に気を使わずに、ね?」と促すと、コクッと頷いて少し嬉しそうに廊下へと出て行きました。 長門さんの、こんな風に優しいところが私は大好きです。 そして、部室には私一人になりました。 足元にストーブを置いて、お茶を飲みながら少しゆっくりする事にします。 窓の外を見ると、練習を終えたサッカー部が後片付けをしているのがみえます。 (もう、そんな時間か・・・) そういえば以前、こんな風に私が一人で部室に居たら、古泉君がドライブに連れだしてくれたっけ・・・ あの時は、ただ突然の事に驚いてしまって、古泉君に余計な気を使わせてしまったかもしれないな・・・。 でも・・・もしも、また連れだしてくれるのなら、今度は・・・なんてね。そんなに都合の良い話は度々起こり・・・ 「あれ?朝比奈さん!居たんですか?」 ふぇぇええっ?こ、古泉君っ?目の前に古泉君がいますうっ! -ななななな何でもありませぇんっ! 「えっ?何が、『なんでもない』んです?」 -いや・・・あの・・その・・ 「いえ、一応部室に入る前にノックはしたのですが、返事が無かったもので・・・。驚かせてしまって、申し訳ありません。」 -い、いえっ!大丈夫ですっ! 「ところで、皆さんは?」 -ああ、凉宮さん達は買い物で、長門さんは隣に遊びに行きましたよ? 「そうですか・・・。いや、残念だな。」 そう言うと、古泉君は手に持っていた包みを机の上に置きました。 -何ですか、それ。 「いえ、先日は朝比奈さんに美味しいお菓子を御馳走になりましたので、今日は僕がみなさんに何か用意しようかと思いましてね?」 -お菓子・・・ですか? 「はい。」 そう言いながら、古泉君は少し照れた様に包みを開けます。 すると、包みの中から出てきたのは・・・ -まあ!シュークリームですね? 「ええ。『作りたて』だそうです。直ぐに皆さんに召しあがって頂きたくて、急いで馳せ参じたのですが・・・そうだ!折角ですから、朝比奈さんだけでも先に召し上がって頂けませんか?」 -いいんですか? 「勿論ですよ。」 -では・・・古泉君も一緒に・・・あ!今、お茶を入れますね。 私はお茶を用意しながら、少しだけ小泉君の方を見て思います。 (古泉君って見掛けによらず、意外と甘い物が好きなのね・・・) 名前:朝比奈みくるの放課後@コーヒーふたつ ◆2xLpx6qEVE :佐賀暦2006年,2006/11/05(佐賀県庁) 21 26 10.98 ID WXXoF+ZvO 「ん?どうかしましたか?」 -えっ!?い、いや別にっ! 「ははっ、僕がシュークリームを買うなんて、意外でした?」 -え?えええっ? 驚く私を見て、小泉君が笑いころげています。私は恥ずかしくて恥ずかしくて・・・思わず小泉君に訊いちゃいました。 -な、なんで解っちゃうんですかぁっ? 「ハハハッ・・・いや、失礼。笑いすぎました。・・・朝比奈さんは、本当に考えている事が顔に良く出るんですよ?解りやすいというかなんというか・・・でも、そんな貴女だからこそ、僕は朝比奈の事が大好きなのかもしれませんね。」 -はあ、そうですか・・・って、ええっ!? い、今!なんか、とんでもない事を言われた気がしますうっ! だだだだだだ大好きって・・・何ですかぁっ?なんなんですかぁっ!友達としてですよねっ?ああっ・・・顔が・・・熱いですぅ・・・ 「どうしました?食べませんか?シュークリーム・・・」 -あ・・・はい、い頂きます。 私は、動揺を隠せないままにシュークリームも頬張りました。 古泉君も、私に合わせてシュークリームを頬張っています。 -うんっ!美味しいです! 「そう・・・ですか?」 -あれ?何か、気になる事でも? 「いえ・・・お店で味見した時は、もう少し歯触りが良かったんだが・・・」 古泉君は、少し残念そうな顔をしながら、シュークリームを見つめます。私は、なんとなく申し訳なくなって・・・ -本当に美味しいですよ? と笑って見せました。すると、古泉くんは突然顔を上げて、私に言うんです。 「そうだ!もし、お暇でしたら、これから出来立てを食べに行きませんか?お店は少し遠いけど、車を出しますよ?」 -え? 「あ・・・都合が悪かったですか?」 -え・・・いいいいえっ!そんな事無いですっ! 驚きました・・・。 たった今、二度目のドライブに誘われました・・・ もう少し、嬉しそうな顔が出来たら良かったのに、突然だったものだから・・・私、驚いちゃって・・・ 「では今、車を持って来ますね?この前のバス停で待ってて下さい。」 そう言い残して、部室から出ていく古泉君の背中は、とても嬉しそうです。 そんな彼の姿を見て、ふと私は、さっきの「大好きですよ」と言う言葉を思い出してしまいました。 胸がドキドキします・・・ あ!はやく支度しなくちゃ! 私は『先に帰ります』と置き手紙をして、部室を後にしました。 本日の私のSOS団での活動は、これでおしまいです。 おわり・第8話へ続く
https://w.atwiki.jp/moe_skill/pages/24.html
WarAge 皆様お知りのとおり、人と人がぶつかり合う時代 ここを永住の地としてその手を血に染めるもの、単にPreの銀行枠が無いからとこちらの銀行を使うもの、毎日300Jもらえるのを利用して、無料で触媒を手に入れるもの 色々居ますが、気にせずいきましょう 管理人の悩み 旅人WLが増えています 旅人,一次シップで行ったら問答無用でヴァルキリーされました
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/42811.html
電雷の使灯シャンドリア UC 光文明 (4) クリーチャー:イニシエート/呪文スペシャリスト 4000 ■このクリーチャーがバトルする時、自分の山札を見る。その中から呪文を1枚選んで相手に見せ、手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。 作者:切札初那 フレーバーテキスト 異なる誇りを重んじる存在がぶつかり合うのは、ただの歴史の繰り返しだった。 収録 NDMB-01 「超戦国編 第一弾」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/newrowa/pages/38.html
【名探偵コナン】キャラの追跡表 江戸川コナン 2 NO. タイトル 作者 039 遊園地殺人事件 しんく 48 狂気に変わりゆく三銃使未来、それぞれ すばる 毛利蘭 3 NO. タイトル 作者 007 光を求めて影は すばる 041 限りなく遠い世界 はやて 071 狙われたビーファイター!? すばる 毛利小五郎 2 NO. タイトル 作者 019 今、そこにある闇 すばる 050 漆黒の怪人 はやて 服部平次 2 NO. タイトル 作者 037 ぶつかり合う二人。笑 すばる 077 服部平次、悪魔の橋へ はやて 灰原哀 2 NO. タイトル 作者 012 青少年なんちゃら法 すばる 048 狂気に変わりゆく すばる
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/865.html
ゆっくり戦記・前編 12KB *世界観が狂ってます。 *ゆっくりが強く書かれています。 *人とゆっくりが真剣に戦います。 *ゆっくりも人も多く死にます。 UK暦■■年 夏 若手ドスの暴走から始まり、長年にわたり続いていた鬼意惨達とゆっくり達の戦いは終焉を迎えようとしていた。 ゆっくりの勢力で2番目の規模を誇っていたグランドスまりさの群を潰した鬼意惨達は、最後にして最大の軍勢であるマザーれいむの群へと最後の侵攻を開始した。 ゆっくりと鬼意惨の最終決戦が幕を開けたのである。 ■ 「ついに此処まで来たか……」 荒れた大地を埋め尽くす鬼意惨の軍勢、その先頭に立つ指揮官鬼意惨は感慨深げにつぶやく。 彼らの前方には同じく大地を埋め尽くすほどの数のゆっくり達がいた。 ゆっくり達はマザーれいむ軍、今回の戦争の中でも最大最強と言われたゆっくりの軍勢である。 なぜれいむ種が、と思うものも多いだろう。 無論マザーれいむ軍と言ってもれいむ種だけではない、まりさ種やみょん種など戦闘力の高い種族も多くいる。 だがこの軍勢を支える真の柱は、軍勢の大将であり群を纏めるリーダーであるマザーれいむ本人に有った。 れいむ種は特徴が薄い種と言われ、ドス種となってもそれは同じだと思われていた。 そのため戦争初期はマザーれいむが陣取っていた場所が遠方の僻地という事もあり、鬼意惨達は無視していたのだ。 だが違った、彼女にも特徴があったのだ。 マザーれいむは己を母体とする事により、大量のゆっくり達を生み出すことが出来たのだ。 またドス種の餡を受け継いだためか、成長早く、体格大きく、能力の高いゆっくりが多く生まれ、瞬く間に最強と言わしめるまでの軍勢を気づき上げた。 そしてその軍勢が今、最強の敵として鬼意惨達の前に立ちふさがっていた。 『来たね、鬼意惨達……』 ゆっくり達の軍勢から7~8mほどあろうかという一際巨大なれいむ、マザーれいむが出てくる。 同じく指揮官鬼意惨も乗っていた馬を走らせ前に出る、そして両者は軍勢の中央で相対した。 『隣の群のドスまりさを殺したんだね、とてもゆっくりしたいいまりさだったのに……』 「それが戦争だ、ソレぐらいわかってるだろ? まぁ安心しろ、すぐにあの世で会わせてやるさ」 『そう上手くいくと思ってるの? 鬼意惨達こそあっちでまりさに謝ってきてね!!』 「なめるなよくそ饅頭。マザーれいむ、今日こそお前らの最後の日だ!!」 言う事は言ったと両者は背を向け、一度軍勢の元へと戻る。 指揮官鬼意惨が隊に戻ると同時に、長槍と大型の盾を持った一団、歩兵槍部隊が三列となって前に出る。 彼らの漲ってる表情を見て、指揮の高さを確認した指揮官鬼意惨は、大きく息を吸うと声高らかに叫ぶ。 「行くぜ野郎ども! 歩兵隊、突撃ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!」 「「「「「HyaHaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」 盾と槍を構え、荒れた大地を駆け足で進んでいく歩兵鬼意惨。 対するゆっくり達は腹をパンパンに膨らませたゆっくりれいむがスィーに乗って前方に進んでくる。 れいむ達の顔は皆決死の覚悟と共に、何かの苦痛に耐えているようであった。 「いかん。……盾構え!顔を出すな!!」 何かに気づいた指揮官鬼意惨の言葉に従い、できるだけ盾に体を潜ませる歩兵達。 「「「「ゆっぐりじねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」 それとほぼ同時にれいむ達の顔に苦痛宿り、その産道が開いてそこから勢い良く石が飛び出してくる。 ガン!ガン!っと激しい音を立てながら盾にぶつかる石、その衝撃からもし頭など打ち所が悪ければ命を落としかねない威力が分かる。 これはゆっくりの攻撃手段の一つである産道の出産の圧力を使った投石である。 産道が傷つき、最悪命を落とす事もある危険な技だがその威力はそれなりもモノを有していた。 「ちぃ、投石か! ええぃ、進め進めぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」 「「「「「HyaHaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」 衝撃で落とさぬよう盾を握りなおし、再び前進を始める兵士達。 対してれいむ達もスィーで前進しながら、命を捨てる覚悟で次から次へと投石を繰り返してくる。 ぶつかる石と盾、鬼意惨の部隊も負けじと兵の援護に矢が放たれる。 兵の中には衝撃で盾を落としたり、地に落ちた石に足元を囚われ、投石の直撃を食らうものもいた。 れいむ達もその痛みに限界が来て、次々に命を落としていく。 それが暫く続いた後、ついに兵の第一陣がゆっくり達へとぶつかって行く。 「死ねぇ!!」 「ゆぎぃ!?」 長槍が次々にれいむに突き刺さり、その命を奪っていく。 だがそれでもゆっくり達は怯まない。辛うじて命を繋ぎ止めたれいむは、その石が残る体を最後の武器にと兵に向かってぶつかって行く。 マザーの群のゆっくりは先のも述べたように一般的なゆっくりより大きく、成人男性の腰ほどの大きさを持っている。 そのような大きさの物体が石の重量をもってぶつかって来る衝撃は盾越しでも大きく、兵達の進行が止まる。 「みんな、れいむたちにつづくよ!!」 「れいむたちのぎせいをむだにしないみょん!!」 さらにれいむに続くようにゆっくりの第二陣、刃で武装したまりさやみょんなど戦闘に強い種が打って出る。 ぶつかり合う饅頭と人、兵達は長槍を捨て近づいてきたゆっくり達をその盾で防ぎ、剣を抜いて応戦をはじめる。 「混戦状態に注意しろ! 盾は防ぐだけじゃない、剣だけでなく盾を鈍器のように使え!!」 一陣の指揮を任されていた隊長鬼意惨は、言いながらもその剣でまりさの体を薙ぐ。 餡子が飛び散り、地に体を落とすまりさ。だが急に帽子が動いたかと思うと、その中から刃を括り付けた拳ほどの大きさの子ゆっくりが何匹か飛び出してくる。 「ゆっくりしねぇ!!」 「くぅ!? ……なめるなぁ! 子饅頭!!」 隊長鬼意惨は何とかそれを盾で防ぐと、地面に落ちた子ゆっくりをすぐに潰した。 「気をつけろ、帽子つきは中にガキを仕込んでぞ!!」 見れば子ゆっくりの奇襲によって命を落としていく兵も居る。 散り行く部下達の姿に歯噛みしながらも、次の相手へとその刃を振り下ろしていった。 ■ 「むきゅ、鬼意惨達の一陣の足止めは完了、第二陣も予定通りのタイミングで来てるわね」 『そうだね、皆しっかりやってくれてる』 ゆっくり陣営の後方、マザーれいむとその頭に乗った参謀であるぱちゅりが戦場の様子を見ていた。 ゆっくりと鬼意惨が入り乱れ、餡子と血が大地を染める。 ゆっくり達が潰され、果てて行く姿にマザーれいむの目に悲しみが宿る。 当然だろう、ここに居る兵ゆっくり達の殆どは自らの子であり、そうで無い者も大切な群の家族なのだ。 だが泣き言は言わなかった、この戦を生き残ろうと決意した時から覚悟は出来ているのだ。 「れいむ……」 そんなマザーれいむの様子を参謀ぱちゅりは痛ましそうに見る。 このぱちゅりは戦争初期からマザーれいむと共に歩んできた同士であり、マザーれいむを唯一れいむと呼ぶ間柄であった。 それ故にマザーれいむがどれほどの苦しみを感じ、それを耐えているか手に取るように分かったのだ。 元来マザーれいむは戦争の発端者であった鬼意惨に戦いを仕掛けたドス達と違い、先日討たれたグランドスまりさと共に戦争反対派であった。 最初は戦うつもりもなく、眷属と僻地に篭っていたマザーれいむであったが、時代がそれを許さず動かざる負えなくなった。 ぱちゅがマザーれいむの群に来たのはその頃である。当時弱小勢力であったマザーれいむに知恵を貸し、幾度と無く共に群を護っていった。 結果ぱちゅの知恵とマザーれいむの特製による戦力強化により、群はゆっくり中最強の軍勢となり、そしてマザーれいむはゆっくりする事を捨てた。 気の知れたものとひっそり静かにゆっくり過ごす。そんな些細な望みを捨て、自らの後に続くゆっくり達をゆっくりさせる事だけを誓って此処まで来たのだ。 それはゆっくり達にとってはすばらしい事だ、……だが、っとぱちゅは思う。 それは本当にマザーれいむが背負うような事だったのか、他に責任を負うべき者達がいたのでは無いのかと。 『ぱちゅ、ぱちゅ』 「……むきゅ!?」 マザーの揉み上げに優しく叩かれ、ぱちゅは思考の海に沈んでいた事に気づいた。 『もう。こんな時にぱちゅはゆっくりしすぎだよ~』 「むきゅ、ごめなさいれいむ」 考えていた事のためか少し表情が暗いぱちゅ、そんなぱちゅをマザーは揉み上げを使って優しく撫でる。 『ぱちゅ、れいむは此処まで来た事を後悔してないよ』 「れいむ……」 『さぁ、ぱちゅ。此処からが本番だよ? ゆっくりしてないでドンドン攻めるよ!!』 「むきゅ、了解よれいむ! 奇襲部隊、行動開始!!」 高らかに叫ばれた号令と共に、部隊の後ろに控えていたうーぱっく達が空を舞う。 参謀ぱちゅりーが指揮する舞台、その第二幕が開かれた。 ■ その頃両軍がぶつかり合う前線、兵士鬼意惨の第二陣が加わり、ゆっくりを少しずつ押し始めていた。 ゆっくり達は倍近い数を持って食いついてくるが、手足があるという差や、スタミナなどの違いからジリジリと押されていった。 いける、勝てるっと誰もが思った、その時だった…… 『うー…………』 場に似つかわしくない可愛らしい鳴き声が戦場に響き、同時に太陽の光が僅かばかり欠ける。 「一体なんだ……」 不審に思い空を見上げた兵が言葉を失う。 ゆっくり達の方の空、その一部を埋めるように黒い影が此方に移動して来たからだ。 その影の正体はすぐに分かった。 ダンボール箱のような体に羽と笑顔の目と口がついた不気味なゆっくり、うーぱっくの一群であるであった。 うーぱっくはゆっくり達の移動や運搬役として活躍する事の多い種である。 そんな種が戦場に出てくる理由、それに気づいた各部隊の隊長鬼意惨達はすぐに声を張り上げて指示を出す。 「上から何か落としてくるぞ! ゆっくりを相手にしながらでは防げん、一旦後退!!」 その言葉に従い後退しようとする兵達、だがそうはさせまいとゆっくり達が足元を狙って飛び掛って来る。 「ひへはいへ、ひゅっひゅりしへっへねぇ!!(にげないで、ゆっくりしてってね!!)」 「く! この野郎!!」 足を囚われこける者など撤退の遅れるものが続出する中、うーぱっく達の第一陣が兵の頭上へと到達する。 汗だくになりながら頭上に到達したうーぱっく達は、腹部であろう底の部分を開き、箱の中に入れていた物をばら撒く。 ばら撒かれたのは鋭く尖らせた大量の小石であった。 ある程度の高さから落とされた小石たちは、最低限の部分を守る程度の鎧しか着ていない兵達には十分厄介な品であった。 露出部分の各所を打ち、時の尖らされた部分でその肉を傷つけていく小石。 また兵達よりもしっかりとした鎧を着込んでいる隊長クラスの者達も、その鎧の各所に小石が入り動きを阻害される者達が続出していた。 「いまがちゃんすだよ! ゆっくりしないでとつげきするよ!!」 混乱する兵に対して、今がチャンスと兵ゆっくり達が追撃をかける。 続いて上空にうーぱっくの代二陣が頭上に到着。だがそのうーぱっく達が乗せているのは、今度は小石ではなかった。 「ゆゆっ! みんなかくごはいいね!!」 「「「ゆー!!!!」」」 うーぱっく一匹につき四匹のゆっくり達、彼らは皆飾りを取り『けっし』と書かれた鉢巻を巻きつけていた。 目的地点についた事を確認して叫びを上げ、そして目標である兵士達の一団に向けてうーぱっくから飛び降りていった。 「今度はな……ぐぎゃ!?」 「ゆげぇ!!」 追い討ちをかけて来た兵ゆっくり達に気を取られていた兵達に、上空から己を弾丸としたゆっくり達がぶつかって行く。 それなりの体積と重量のある物体が落ちてくるのだ、当たれば人間といえどただではすまない、ゆっくり達はその身を犠牲に戦果を上げていく。 また飛び散った餡子が顔や大地に飛び散り、視界や足場をどんどん奪っていった。 空と陸の波状攻撃によって、戦局がゆっくり側へと傾き始めていく。 もっとも人間側の応援が駆けつけ、態勢を立て直されればすぐにでもゆっくり達は押し返されるだろう。 故に本陣の参謀ぱちゅりーは次の一手を打つ。 「むきゅ! まりさ、出番よ!!」 「ゆっくりりょうかいだよ!!」 参謀ぱちゅりーの言葉に従い、マザーれいむ達の後ろに待機していたスィーに乗ったまりさが前に出る。 同時に、その後ろに用意されていた成体のゆっくりなら5~6入ろうかという大きな檻付きのスィー4台が、まりさを追うように走り出す。 護送スィーと呼ばれるこれは罪を犯した囚ゆっくりを乗せるために作られた乗り物である。 そしてその檻の中からは「ふぉぉぉぉぉぉぉ!!!」っという、高ぶった気味の悪い声が聞こえてきていた。 「ゆゆっ! みんな、すぃーがくるよ!! さくせんどうり、いちどひきあげるよ!!」 本陣からスィーが走ってくるのを見た前線のゆっくり達は、一度攻めの手を止めて本陣へと後退し始める。 鬼意惨達もゆっくりを追おうとするが、地を埋めるゆっくりや仲間の死体、息のある者の救援のためすぐには動く事が出来ない。 そうしている間にも、撤退するゆっくり達の間を抜けて、スィーまりさと護送スィーが前に出る。 前方に他のゆっくり達の姿が無いのを確認したまりさは、覚悟を決めて高らかかにソレを放つための言葉を上げる 「ゆゆっ! おりさん、ゆっくりしないでひらいてね!!」 まりさの言葉を合図に護送スィーの檻が開く、そして中からソレが姿を現した。 「「「「「「ふおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」 血走った目に息の荒い醜いゆっくり、レイパーありすが開放された事への歓喜の雄叫びを上げる。 解き放たれた彼女達は普通のありすと違い、凶悪のドゲの付いたアーマーを着せられていた。 これはマザーれいむの元に留まっている客将、ゆっくりにとりが作り上げた軽合金製のアーマーである。 「ありすたち、まりさはこっちのいるよ! ゆっくりしないでおいかけてきてね!!」 「「「「「「ふおぉぉぉぉぉぉぉ!! とかいはなまりさがさそってるなんて、たまらないわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」」」」」 プリンとお尻を振り振りして挑発し、スィーで一気に戦場を駆けるまりさと、それを追うレイパー軍団。 指揮官のいる真紅の鬼の旗を目指し、特攻ゆっくり部隊が土煙を上げながら今戦場を駆け抜ける。 つづく…… 『あとがき』 ただの思いつきと勢いだけで書いてみました。 今回ありす種がレイパーしか出せず、ありす好きの方々は申し訳ないです まともな子もいますが、前編では出せませんでした。 読んでいただいた方々に感謝を、不快に思われた方申し訳ございません。 人間側の逆襲なるか、ではまた後半で。 過去作 『ふたば系ゆっくりいじめ 291 ゆっくりの「ある」日常、その一日』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓×1 巨体に銃器は通じないだろう。見えない中枢餡を撃ち抜けるなら別だが。 重機、軍隊、科学兵器、軍隊、ラムネ、香辛料、地形効果、火、水、etc... これらを1つも使用してない時点で、夢オチ妄想に相違ない。 ※単純な物理攻撃だけだから、ゆっくり側の妄想だろう。 -- 2018-01-10 01 23 54 鬼井山が銃器を使わない理由がわからない(´Д`) -- 2011-07-23 18 19 45
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/37.html
「あやのぉ…ちょっとまた用事があるから、放課後トイレまで来てくれないかな?」 「うん、いいよ。みさちゃんまたムズムズするの?」 ……… …… … 「んっ…みさちゃんのいつもより大きいね…もうイッちゃいそ…」 「あやのの為に一週間出してないんだよ…あやののココもぐしょぐしょになっているじゃない…熱くってとけそだよ…」 みさおの股間には本来女性には有るはずの無い一物が生えていた。それをあやのの性器にくわえさせ、淫らな水音と肉がぶつかり合う音をたてながら腰を前後させていた。 あやのもトイレの壁に手をついて腰を後ろにつきだした格好で身を任せている。顔は何時もの澄ました顔立ちから想像出来ないような恍惚とした表情をしており、性器は泡立った体液によりぐちゃぐちゃと音を立てながら、みさおの肉棒をくわえこんでいた。 「…!…ファッ!……みさちゃん…ヒッ…そんなに強く突いたら…イッちゃ…」「あやの…イキそうなの?気にせずイッていいよ…」 「ごめん、みさちゃん。早くって…んっ…ふぁぁ…あっ!あああ…あっ…」 あやのの性器が一際強く締め付ける。その締め付けによりみさおも果て、一物から精液を吐き出した。あやのの性器は子宮を叩く精液に喜び、うねり、締めながら一滴も残らず絞り出そうとする。 「あっ、ああっ…あやののここ……締まって…」 「ふあっ、あっ、まだ出てる…気持ちいいよぉ…」 二人の少女はぶるぶると震えながら、絶頂の快楽に身を委ねていた。 やがてみさおの一物は精液を出し切り、あやのの淫唇から糸を引きながら抜き出された。 あやのの淫唇は、今しがたの行為の激しさを物語るかのようにぱっくりと口を開けている。 と、そこからゴポゴポと精液があふれ出し、トイレの床を汚してゆく… 「ふう…はあ…みさちゃん…沢山出したね…それじゃ…」 そう言うと、あやのはみさおの一物に顔を近づけ舌を這わせる。 あやのは奇麗に舌を使いながら、みさおの二人の体液で汚れた一物を舐め取っていく… 「んむ、んちゅ…ちゅぴ、ちゅぴ…ちゅ…ちゅぱ…」 「あやの、すご…上手くなったね…」 「ふふ…みさちゃんのために練習したんだよ…」 そういいながらあやのは自らの淫唇に手を持って行き、自らのものも慰め始めた。 あやのが手を動かすたびに二人の体液がかき出され、ボトボトと床に落ちてゆき、淫液の溜池を作り出す。 「みさちゃんの精液、おいし……ちゅ…ずずっ…ずるる…」 「んっ!す、吸っちゃあ……ま、また出ちゃう!」 みさおはそう言うと、あやのの後頭部に手を回しきつく抱きしめる。 「だ、出すよっ!あやの!」 「んんっ!?んんっ、んふっ!」 みさおの一物があやのの喉の奥で爆せ、一度出したとは思えないほどの量の精液を放出する。 あやのはそれを喉を上下させながら飲もうとしたが、大量の精液は飲みきれず一物を吐出してしまった。 しかしまだ放出が続くみさおの一物は、あやのの顔といわず髪といわず全体を汚していった… 「げほっ、けほっ、けほ…みさちゃんひどいよ…」 「こめん、ちょっと興奮してしまって…」 「ふふ、いいの、みさちゃんなら」 そう微笑んだあやのは、自らの顔にこびりついた精液を指で掬い取り、舐める。 それを見たみさおは、その淫靡な光景と匂いに再び一物に血が集まる感触を感じていた…… 「ふう…ちーとばかし休憩や…ん?なんか変な匂いするな」 コメントフォーム 名前 コメント うふふふ あやのは俺の嫁だな -- 狂夜 (2011-04-16 23 38 52)
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/373.html
二つの炎が燃え盛る戦場、静かに降り注ぐ雨に響き渡る剣と剣がぶつかり合う音。 雨に降られても燃え滾る熱き炎の音、それだけがこの空間を支配していた。 よく見れば彼らは服装こそ違いはしても、まったく同じ顔でまったく同じ炎でまったく同じ目的で闘っていた。 闘う理由はただ一つ、目の前にいるこの自分と同じ存在が心底気に入らない、ただそれだけである。 呆れるほど単純な理由で闘うこの二人。赤を基準とした黒で縁取ったジャケットを身にまとい少し変わった両刃の剣を使う男と、 白のマントに赤いインナーを身にまとい巨大な鉄の塊を振るう男。 二人の名前は同じ、“ソル=バッドガイ”。本来ならばぶつかり合うはずが無いこの二人、 不幸にも空間のゆがみに捕らえられ赤いジャケットの方のソルが未来から跳ばされてしまった。 それによって本来歴史には無いありえない闘いが生まれた。それがこの空間を生み出し た原因である。 数え切れないほどぶつかり合った剣、相手を殴り飛ばした際に付いた、血が付いたガン トレット、炎にこげたジーンズの裾。爆炎と衝撃でもっていかれた地面。それがこの戦い の凄まじさを表現している。 どれだけの時間が過ぎたかはわからない、しかし今決着をつけようと己のみに人間とは ないほどの法力を溜め込む二人、それを炎として解放し相手の身にたたきつけようと双方 構える。 時が止まる、降り続いていた雨の音も聞こえない、聞こえるのは己の鼓動、開放するた めの術式もすでに完成している。お互いがお互いを見てニヤリと笑う。直後に開放される 力の渦、叫びにも聞こえるこのコエ、二人は同じ叫びを上げた。 「タイランレイブ!!!」 力はぶつかり合い空間を歪ませた。一人は正しき世界へ、もう一人はこの世界ではない ところへと跳ばされていった。 こうしてソル=バットガイは2172年、聖戦の真只中にこの世界から消えてしまった。 気がついたらそこは街中のような場所。そこに自分ひとり倒れていた。(この時代にこん な場所がまだあったのか?しかし誰もいねぇ。)と疑問に思いながら傷だらけの体と焼けて すすけたマント姿で探索を始める。結局奴とは決着は着かなかったが久々に力を使ったの で今はすっきりしている。しかし自分がなぜここにいるのかまったくわからない。 (さっきまで研究所の後付近で戦っていたはずだ。相手はおそらく未来から来た俺自身、 気に入らないから切りかかったら向こうも気に入らなかったのか切りかかってきやがっ た。) ふっ、と笑うソル。胸に入れていたタバコが雨で濡れてだめになっていたのにはイライ ラした。「まったく、やれやれだぜ。」 そんな時、聞こえてきたのは悲鳴の様な、怒鳴り散らす様な女の声。 「人がいるのか、此処から割と近いな。此処が何処だか調べる手間が省けた。」 戦闘になるかもしれないと、先ほどその辺にある壊れたブロックを削ったものを肩に下げ ソルは走りだした。 その頃 なのはは、ゴールに突っ込んできた二人をネットで無事キャッチ。スバルと再開を果たし ていた。その時である、「何だ、此処には女子供しかいねぇのか?」 突如後ろから低い男の声がした。 「誰!?此処は私たち以外立ち入り禁止になってるはずだけど・・・」 いつでもデバイスを起動できるようにはしてあるが、ここにいる全員を守りながら闘える だろうか・・・そう思いながら答えた。 「気がついたらここにいた、それだけだ。今はそんなめんどうなことをするつもりはない。」 ソルは、女の目から敵意を感じたので先に釘をさしておいた。後ろの二人はあまりの展開 についていけてない。リンフォースⅡのほうはいつでも大丈夫な様子だった。この男は何 いっているのかと思考をするうちに一つの結論が出た、(異世界から来た?そうすれば今ま で会話とつじつまが合う。)そういきついたので、 「判ったわ、話を聞きましょう。」 「ちょ、なのはさん!?」 そこにいた人間は全員同じ声を上げなのはを見た。 「私は高町なのは一等空尉、貴方は?」 “この女、存外に出来るようだ”そう思うと少しおかしくなり思わずニヤリとしてしまう が此処は答えておくべきだろうと思い、「俺はソル、ソル=バッドガイだ。」と答えた。 こうしてありえない出会いは再びありえない出会いを生み出した。「あの男」さえ予期し なかった出来事だが、歯車はすでに動き出していた。 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/632.html
風が・・・凄いな・・・。 部室の窓がカタカタと揺れている。 この前、俺が貰って来たストーブによって多少は寒さが抑えられてはいるものの、やはり・・・冷えるな。 部室の入り口越しに吹き込む、廊下からの隙間風にも多少の要因はあるだろう。 後で何か対策・・・ 「・・・ン君、キョン君の番ですよ?」 ああ、悪いな。 俺は、古泉とカードゲームに興じていた。 トランプの「ババヌキ」の要領で互いのカードを引き合い、同じ色や数字が揃ったカードから捨てていく・・・最後までカード捨てきれずにアガれなかった者が負け。 そう、アガる直前に「うの!」って言うあれだ。 しかし、この手のゲームをやる時の古泉は手強い。 なにしろ、鋼の「ニヤけ面」を持つ男だからな。 手札が全く読めん・・・・。 そういえば、古泉はこの前の事を覚えているんだろうか。 あの事件以来、俺と古泉は二人きりになる機会が無く、色々と訊きたい事や話したい事があったにもかかわらずそれを出来ずにいた。 そして、その思いは長門に対しても同じだ。 カードを捨てながら俺は、ふと長門の居る方へ目をやる。 (あれ?) いつもは本を読んでいる長門が、ノートパソコンを膝の上に置いて何やら指先を忙しく動かしていた。 「趣味は、多ければ多いほど人生を豊かにしますからね。」 古泉が俺の視線をなぞり、その先を見ながら感慨深げに頷く。 まあ、それには同意だな。 「と、いうわけで・・・・申し訳ありません、『うの』です。」 いっ!駄目だ・・・負けた。 「もう一回やります?」 ああ・・と言いかけてて俺はハルヒの様子が妙な事に気が付く。 「んー、ふー、んー」 鞄を机の上に置いて、その上に手をかざし何やら唸っている。 おい、ハルヒ? 聞きたくないが、一応訊いてやる。 一体、何をやってるんだ? 「念じているのよ!願いをこめてね!」 何を! 「鞄の中に札束が産まれるように!」 ・・・なんだ?それ・・・と言いかけて俺は息を飲んだ! まさか・・・とは、思うが・・・ この前のあの事件・・・あの時、俺はハルヒにハルヒの持つ力の事を打ち明けた。 そして、結果的にハルヒが元の世界を望み・・・俺は、この世界に帰ってきた。 こちらに「帰って」来てからの日常は、あまりにも普通で、まるで全てが夢だったのではないかと疑いたくなる程だった。 当のハルヒですら、これといって変わった様子は無く、そのために俺とハルヒは、あの事件の前のままの生活を送る事が出来ていた。 朝比奈さんだって、今はこの部室で相変わらずの愛らしい笑顔を振り撒きながら今日も変わらずハルヒの隣に立ち、お茶を入れるタイミングを伺っている。 だからこそ俺は、古泉や長門に訊きたたかったんだ。 もう、これで大丈夫か?って。 しかし、ハルヒは今「自分の願う力」に対して何か気付いている様子を見せている! これが、どういう事なのか俺には皆目見当ががつかない。 ただ、マズい事にならない事を祈るだけだ。 複雑な気持ちのまま、俺はハルヒと二人きりになれる下校の時間を待った。 日が沈んで窓の外が暗くなりはじめると、しばらくして長門がパソコンを閉じ「帰る」と呟いた。 古泉も「じゃ、僕も失礼します。」と席を立つ。 ハルヒ、どうする? 「うん、そうね!みくるちゃん、着替えるでしょ?鍵、頼めるかしら?」 「はい!」と朝比奈さんは心地よく返事をする。おいおいハルヒ、もっと朝比奈さんを大切にしろ?あの居なくなった時の激烈な寂しさを、願わくば思い出させてやりたいものだ。 「ちょっとキョン?ボサッとしてるんじゃないの!帰るわよ!」 そんな感じで、我がSOS団の本日の活動は無事に終了した。 帰り道、俺は相も変わらずペダルを踏みながら、後ろに座っているるハルヒに話しかける。 ハルヒ、さっきの話しさ、テレビか何かで視たのか? 「?、なんの事よ。」 いや、『鞄の中に札束』の話しさ? 「ああ、一昨日・・・だったかしら。夢を見たわ。少し怖い夢だったけど、一大スペクタクルだったわね!来年の文化祭で是非採用したいくらいだったわよ!」 非常にその夢の内容が気になったが、今はとりあえず話しの続きを訊く事にする。 「でも、あんまり縁起の良い話じゃない部分があったの。だから、誰にも言わなかった。それに・・・最後の方は悪夢だったわ。」 ・・・そうか。 「でね、アタシは辛くて悲しくて・・・どうしようもなくなって・・・」 おい、ハルヒ? もういい。 悪かったな、変なこと思い出させて・・・ 「ううん、大丈夫!それでね、続きだけど・・・そしたら、キョンが出てきて・・・」 そう言いかけて、ハルヒは黙った。 気になって少し振り返る。 ハルヒは耳まで赤くして恥ずかしそうにうつむいている。 俺がどうしたって? 「え、あ・・・それで・・・そうだキョン!いつもの販売機に寄って?」 ん?ああ。 しばらく走ると、いつもの販売機に辿り着いた。 荷台から、ヒョイッと軽く飛ぶ様に降りたハルヒが、こっちを振り返って恥ずかしそうに笑う。 「それでね、キョンが言うのよ!」 さっきの続きか? 「そう!」 で、俺はなんて言った? 「・・『願いは叶うさ、ハルヒの思うままに』って!まったく、何様のつもりかしらね!」 俺は、自転車を停めたついでにコーヒーとカフェオレを買って、カフェオレをハルヒに手渡した。 そして、ベンチに座る。 ハルヒも俺の隣に座り、続ける。 「でもね、夢の中のアタシは信じてしまうの。そして・・・幾つもの幸せな結末を必死に願うのよ。そしたら・・・」 そしたら? 「目が覚めて、朝が来て、キョンが迎えに来た。」 ・・・いや。 「それから、なんとなく夢の中のキョンが言ってた言葉が忘れられなくて・・・今日一日その事ばかり考えてた。馬鹿ね・・・アタシ。」 ハルヒ・・・。 「何?」 俺はハルヒに少し長めのキスをする。 そして、ハルヒの唇から体温を感じながら、少しだけ考える。 さっき、部室で少しだけ感じた悪い予感は見事に外れた。 ハルヒはハルヒだった。 ただ、ハルヒが願った幾つもの幸せな結末とは・・・時間を戻す事?朝比奈さんが居る事?・・・まあ、いいや。 俺がここで、この世界で今こうしている意味がなんとなく解ったから。 唇を少し離して、ハルヒに囁く。 今のって、お前の今現在の願いが叶った・・・事にならないか? 「もう!知らない・・わよ・・・」 また、俺達は唇を逢わせた。 Ⅴ-Ⅵ fin
https://w.atwiki.jp/twin_world/pages/30.html
- リンクどうしよう 最近キャラメルなサンデーにやられてます。 兄さん、かわいすぎるよ…! ブログパーツの踊るミクも、大好きなんですが、 こんな感じで兄さんもブログに組み込めればいいのに…! と、脳内で補完してみる。 っていうかあれですよね、キャラメルなサンデーはボカロアニメのEDですよね? もう私の中では決定です。エンドロールが見えます。(補完済み) ちなみに最近思うのが、リンクに素敵サイト様を張ろうと思うのですが、勇気がでないいくじなしの管理人です…。 はぁぁ; 戻る コメント 名前 コメント