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ここは見滝原。異界の徒――、サーヴァントが跳梁跋扈する地である。 その見滝原の、繁華街から少し南下した所には、下層民たちの吹き溜まりである大小様々な安っぽい家々が立ち並んでいる。 それらの中で最も安普請と思われるボロアパートの一室では、鼻と顎が少々尖った青年がうつ伏せになってジタ、ジタと蠢いていた。 「くそっ……! 出られねえっ……! 本当に脱出不可能っ……!」 男の名は伊藤開司。先程聖杯戦争のマスターとして、記憶を取り戻したばかりだ。 カイジはもちろん非力な一般人であり、他サーヴァントとの戦闘となれば、あっという間に殺されてしまうだろう(他に脱出したい理由はもう一つあるのだが、今は説明を省く)。 そのため、見滝原からの脱出を試みたのだが、どうやっても不可能だった。 街の境は透明の結界のようなもので覆われており、蹴っても叩いてもびくともしなかったのである。 自身のサーヴァントに脱出を手伝って貰おうかとも一瞬考えたが――。 「いやっ……! 駄目だ……! そんなことを言い出したが最後、俺が殺られるっ……!」 カイジは完全に怯えていた。 ――理由を語るには、二時間程、時を遡る必要がある。 ◆ ◆ ◆ 「只今参上いたしました。このアーチャー、マスターのためであれば身命を賭して聖杯戦争に臨む覚悟であります」 「本当かっ……!」 「はっ!」 現われたアーチャーは力強く頷く。 『ソウルジェム』を手にしたカイジは、アパートの自室でサーヴァントを召喚していた。 召喚したサーヴァントのクラスはアーチャー。狼の顔をし、昆虫のような四肢を持った獣型サーヴァントである。 アーチャーの頭の上にぼんやりと浮かび上がったステータスは、「筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:C」。中々俊敏なサーヴァントのようだ。 サーヴァントの事など何も分からないカイジであったが、Eを最低、Aを最高と考えると、このサーヴァントのステータスは中の上ぐらいだろう、と考えた。 カイジもその時は聖杯戦争を勝ち抜き、どんな願いを叶えて貰うのか、己が欲望で頭が一杯だった。 「アーチャー、お前が居ればこの聖杯戦争っ……! 勝てるのか……?」 「もちろんです、マスター。万事お任せ下さい」 アーチャーはやはり力強く頷いた。 「アーチャーっ……!」 「何でしょう」 「ステータスは何となく把握したんだが、サーヴァントの持ってるスキルっていうのも詳しく教えてもらっても構わないか……?」 「もちろんです、マスター。まずは……『対魔力』から説明致しましょう。これは魔力に対する抵抗を表すスキルです。私めのは『D』とランクが高くないのであまり期待なさらない方が宜しいかと」 「なるほど……」 「次に、『単独行動』です。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力ですね。私はマスターを失っても一週間現界可能です」 「あっ……!」 「どうかされましたか?」 「……いや、何でもない。続けてくれ……」 ――しかし、その時カイジに電流が走っていた。 (何だよ、その『単独行動』ってスキルっ……! 「マスターを失っても一週間現界可能」っ……!? とどのつまり、そのスキルっ……! マスターを殺そうが、聖杯戦争に参加できるってことじゃねえかっ……!) (……む、臭いが変わった。コイツ……何かに勘付いたな……?) 狼の獣人型サーヴァント――、ウェルフィンはその強すぎる猜疑心により、マスターさえ一切信頼していなかった。 寧ろ行動を縛る令呪を持っているので邪魔だと思っていた。 ――一方のカイジは。 (考えろっ……! どうすればこの窮地を脱出できるっ……!? そうだっ……! 街から出ればいいっ……!) 一応、『この街から出ることはできない』という情報はソウルジェムを手にした時に得ていたはずだが、カイジはそんなことも忘れるほど焦っていた。 兎に角アーチャーのいる場所から一刻も早く立ち去りたかった。 「続いて『追い込みの美学』について説明しますが――」 「い、いや……いいっ!」 「おや、どうなさったのですか?」 アーチャーは首を傾げた。 「ぱ、パチンコだっ……! パチンコに行ってくるっ……!」 「では私めもお供しましょう」 そそくさと立ち上がろうとするアーチャーを尻目に――。 「臭いぞっ……!」 「は?」 「パチンコ屋はとてつもなく臭いっ……! 博打狂い共の脂や汗、タバコにビール、ニンニクの臭いが充満しているっ……!」 「……はあ」 「狼のお前に耐えられるかっ……! その臭いっ……! 悪魔的悪臭にっ……!」 「そう言われますと自信を無くしますが、はて……」 アーチャーは座り直して頭をポリポリと掻いた。 「行ってくるっ……! 一人でっ……!」 カイジ、無頼の強行脱出……! (ククク、何に勘付いたか知らんが好都合だ……。オレも『魔力補給』をする必要があるからな……) 一方のアーチャーも心の中で舌を出していた。 ◆ ◆ ◆ ――そして脱出に失敗し、今に至る。 幸い、アーチャーは『戦闘前の仕込み』とやらでどこかに外出したまま帰ってきていなかった。 (今は慇懃な態度を見せているあのアーチャーも、裏では何を考えているのか分からないっ……! 危険過ぎるっ……! 使うかっ……?) カイジは自身の左手に刻まれた三画の令呪を一瞥した。 「いや……! ダメだっ! 下手に使ったら後で困るに違いないっ……!」 「どうかなさいましたか、マスター?」 「うわっ! あ、アーチャーっ……!」 カイジ、独り言を聞かれる痛恨のミス……! (無理だっ……! こいつ、恐らく俺の思惑に薄々気づいてやがるっ……! 令呪を使う前に噛み殺されて終わりっ……! ジ・エンドっ……!) (クク、なーるほどね……。オレに令呪を使うつもりか、だがそうは行くかよ……。こんなヘタレマスターなんか一噛みで――、いや、待てよ。一応は大切な魔力の供給源だ。下手に怯えさせるよりは懐柔するほうがいいか……?) アーチャーの悪魔的発想……! まさかの懐柔案……! カイジにとっては噛み殺されるよりもある意味地獄……! 「マスター、もしや、私に令呪を使われるおつもりですか……?」 アーチャーは猫なで声でカイジに囁いた。 「い、いやっ……! 違うっ……! そんなことは――」 「いえいえ、皆まで言わなくても大丈夫です。マスターは初めての聖杯戦争、心配なのは分かります。ここは多少なりとも場数を踏んだ私が令呪を使うと良い時をお教えしましょう」 欺瞞……! アーチャーとて今回が初めての聖杯戦争……! 圧倒的欺瞞……! 「う、うーん……」 カイジは考えた。――正確には考えるふりをした。なにしろその時には既に、アーチャーの言葉に乗ってしまっていたのだから。 しかし……! 我々とてカイジを責めることはできない……! アーチャー、虚実混交の策士……! 恐怖の鞭と飴戦法……! 「……分かった。じゃあ、その時が来たら教えてくれ……」 カイジ、屈する……! 狼の甘言に……! 屈する……!! 【クラス名】アーチャー 【真名】ウェルフィン 【出典】HUNTER×HUNTER 【性別】男性 【属性】秩序・悪 【パラメータ】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:C 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動:A マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 マスターを失っても一週間現界可能。 【保有スキル】 追い込みの美学:B 敵に先手を取らせ、その行動を確認してから自分が先回りして行動できる。 嗅覚:A+ 鼻の良さ。臭いを正確に嗅ぎ分け、遠方の標的を捕捉してどこまでも追跡したり、果てはそこで何をしていたのかまで把握することができる。 魔力放出(念):D アーチャーは魔力を消費して、『念』と呼ばれる超能力を使用することができる。 これにより、武器・自身の肉体に『念』を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させることができるが、燃費はあまり良くないため使いすぎは禁物。 【宝具】 『卵男(ミサイルマン)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1 背中に人体を模した醜悪な砲台を具現化し、そこから一度に四発のミサイルを放ち、対象者の体内に『黒百足(クロムカデ)』を植え付ける宝具。 攻撃手順としては、 1:「対象者(ねらい)」を定める。 2:「質問・命令(たま)」を込め、それに偽った者、逆らった者がいる。 3:その対象目がけてミサイルが発射される。 と言った手順。 ミサイルには追尾機能があり、対象者に命中するまで追い続ける。このミサイル自体に殺傷力は無く、植え付ける『黒百足』は一発につき一匹である。 発動条件はアーチャーが相手に対して質問か命令をすること。これに対して相手が偽ったり逆らったりした場合に、攻撃が可能になる。誰かに対して呼びかけられていればいいので、アーチャーが相手を認識できてなくても攻撃は可能である。 ただ、能力の性質上、アーチャーはどうしても行動が後手に回ってしまう上、相手が痛みや死を覚悟したり、耳を傾けずに攻撃された場合には自身を危険に晒しかねない。 黒百足(クロムカデ) アーチャーに対する反抗心を糧にして成長する生物。彼によって創られた。 アーチャーの命令を背いたり、危害を加えようとすれば、宿主の体に激痛を与え、最終的には体を突き破り死に至らしめる。 最大の反抗心は彼を殺そうとすること。アーチャーに殺意を抱いた場合、一気に最大まで成長する。 黒百足はアーチャーの心に呼応しており、本人が弱気になったり本音を語ると、虫は苦しみやがて死滅する。 【Weapon】 【人物背景】 甲虫の様な四肢と人間の肉体を合わせ持つ狼の獣人。 猜疑心が強く、悪知恵の働く小悪党タイプ。支配欲も強い。 その疑り深さは筋金入りで、一度彼に疑われたら最後その者をウェルフィンは死ぬまで信用することはないとされている。 【聖杯にかける願い】 見滝原を裏から支配する。 【方針】 とりあえずは潜伏する。 手を組めそうなやつとは手を組むが、最終的には(マスター含めて)確実に裏切る心づもり。 【マスター】伊藤開司 【出典】賭博黙示録カイジ 【性別】男性 【Weapon】 【能力・技能】 『博才』 博打の才能。極限状態に置かれた時のみ発揮する。 神がかり的な閃きにより、状況を打破して行く。 【人物背景】 高校卒業後、東京に上京してきたフリーターの青年。就職せず、安酒と博打に明け暮れ、さらに街で見かけた違反駐車の高級車への悪戯で憂さを晴らすという日々を過ごしていた。 バイト先の知人の借金の保証人となったため、その肩代わり返済のためにギャンブル船エスポワールへ招待されたことを機に、危険なギャンブルの世界に足を踏み入れていく。 社会に出てからのいわゆる「生きる目標」というものを全く考えていないため、平穏な環境下では「人間のクズ」と言われる、怠惰で自堕落なダメ人間。 しかし、命が懸かった極限の状況下に置かれると並外れた度胸と洞察力を発揮し、論理的思考と天才的発想による「勝つべくして勝つ策略」をもって博打地獄を必死に戦い抜いていく。 どんな状況であろうと信頼した人間を裏切ることは決してしないが、信頼を寄せた人間に裏切られる経験を何度も繰り返しており、たびたび苦い思いを味わわされている。 そのため他人を突き放す口ぶりが多いが、実際には追い詰められた人を見捨てられずに己の利を蹴ってでも救おうとする、良く言えば心優しい、悪く言えば甘い性格である。 【聖杯にかける願い】 勝ち抜いて元の世界に帰還したい。 【方針】 死にたくない。誰も信頼できない。
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戻る これはこれでおもしろい -- (名無しさん) 2011-07-29 14 17 41 とりあえずオタにゃんの破壊力 -- (名無しさん) 2011-07-29 16 35 51 これはすごい。 -- (通りすがり) 2011-07-29 17 06 42 これは軽いノリのよーに見えて重いですね……面白いに違いないですが。 テーマパークの宣伝ぐらい請け負うのもありかな? -- (ムギュウ) 2011-07-29 17 45 16 いい話だな、だがデブにゃんよりピザにゃんと命名したまへ -- (名無しさん) 2011-07-29 21 48 46 ちびにゃん初登場時の破壊力がやばい そして成長した梓かわいい -- (名無しさん) 2011-07-30 00 31 49 まぁ何時の時代も弱肉強食が基本って事なのかな レズにゃんが凄かった 家の冷蔵庫の裏もにゃんにゃんパーク…なのかな? -- (名無しさん) 2011-07-30 23 27 35 思ったより内容があって面白かった -- (名無しさん) 2011-08-28 14 25 56 あずにゃんはあくまで創作の存在だから現実の熊や猪に例えるのは違うと思うけど、色々と考えさせられる作品だった チビにゃんかわええ -- (名無しさん) 2011-10-01 06 08 34 私的にはさわちゃんの立ち位置がすごく好きだ。 犬や猫の殺処分の残酷さは、分からない人には絶対に分からない。 だからこそ、生物の殺処分を残酷だと感じることは、それだけで価値があることだと思った。 -- (名無しさん) 2011-10-01 15 55 23 さわちゃんがいい人でよかった。 てっきり唯あたりがモーレツに責められるのかと -- (名無しさん) 2014-03-24 01 20 04
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唯「あずにゃんの様子がおかしい?」 憂「うん・・・昨日と今日とでまるで別人みたいになっちゃって・・・」 律「どんな感じなんだ?」 憂「はい・・・いきなり笑いだしたりいきなり教室とびだしたりって感じです」 紬「うーん・・・よくわからないわね・・・」 律「実際に見てみないことにはなんともなー」 憂「ギターもってきてたし部活には来ると思います」 唯「うー・・・よくわかんないけどとにかく早く会いたいよ~」 憂「とりあえず私は行くね?お姉ちゃん」 唯「うん。じゃーね憂」 憂「また家でね?皆さんも・・・失礼します」 律「おう。じゃーな憂ちゃん」 紬「またね~」 バタン 律「さっきから黙りこくってどうしたんだ澪?」 澪「・・・・・・(まさかな)・・」 ______________ _______ ___ ガチャ 唯「あ!あずにゃーん!」 梓「・・・・・・・・・・・・」 唯「・・・あずにゃん?」 梓「・・・・ククク」 梓「私は邪王真眼の使い手・・・」 梓「見つけたぞ、ダークフレイムマスター」 唯「ほえ?私?」 梓「私達は前世より繋がりし魂のソウルメイツ・・・」 梓「さあ・・・契約を始めよう・・・DFMよ・・・」 唯「あずにゃんが何言ってるかわかんないよ~」 唯「そんなことよりあずにゃん!」 梓「・・・どうした?DFMよ、奴らに気が付いたのか?」 唯「じゃなくて!目、どうしたの?眼帯してるじゃん!大丈夫!?」 梓「ククク・・・心配するなDFM。これは我が力を封印しているだけだ・・・」 梓「そう・・・邪王真眼の力を・・・」 唯「???よくわかんないけど怪我じゃないんだね?」 唯「あずにゃんが無事でよかったよ~」ホッ 梓「心配させてしまったようだなDFM」 梓「だが私はだいじょ・・・ッ!!!」 唯「あずにゃん!?」 梓「ッ!!グァァァ・・・!?これは・・・!?邪王真眼が暴走している・・・?」 梓「まさかッ!DFMとの共鳴反応だとでも・・・?」 梓「うぐっ!?ぐあああああっ」 唯「大丈夫!?どどどどうしよううう!?」アセアセ 唯「みんなもたすけてよ~!」 律澪紬「」ボーゼン 唯「本当に大丈夫なんだね・・・?」 梓「はっ早くしろDFM!これ以上はもう・・・!///」 唯「よかった~」パッ 唯「あずにゃんが病気だったらどうしようかと思ったよ~」 梓「そっその呼び方はやめろ!これからは邪王真眼と呼ぶがいい・・・」 唯「ええ~?やだよ~あずにゃんはじゃおーなんとかじゃなくてあずにゃんだもん!」 梓「それも我が真名ではなかろう!」 梓「まあいい・・・勝手にするがいい・・・」 唯「うん!あずにゃん!」 梓「・・・・・」 律「あ、あの~お取込み中すみませんが・・・」 梓「・・・・どうした?」 律「お前本当に梓、か?」 梓「あたりまえだろう・・・何を言っている?」 律「いや、昨日までと違いすぎるだろ・・・」 律「なあムギ?」 紬「えっ!?そ、そうね・・・」 紬「ひ、久しぶりね邪王真眼・・・」 律「のらんでいい」ビシッ 紬「いたっ!うふふ・・・ちょっと面白そうだったから・・・」 律「全く・・・ってどうした澪?お前さっきから」 澪(梓・・・やっぱりお前・・・) 梓「さあ・・・闇の音色を奏でよう・・・」 唯「?」 梓「DFMの兵器を使い闇の音色を奏でるのだ・・・!」 律「・・・何言ってんだ?梓」 紬「う~ん・・・あ!ギターの練習ってことかしら」 梓「その通りだ・・・」 律「一応練習お化けなのは変わらないのな」 梓「黙るがいい・・・凸森」 律「凸って・・・この頭のことか!」 練習後! 梓「貴様ら・・・たるんでいるぞ!」 梓「これでは闇の披露会で醜態を晒すことになる!」 紬(HTTの音楽と闇って・・・完全に真逆ね) 律(集中できないのはお前のせいだっつーの) 律「そうだなー梓はあんなんだし」 梓「グッ・・・腕の封印がッ・・・!」 唯「今度は腕!?」 _______________ ________ ____ 憂「梓ちゃんどうだった?」 唯「なんか変だったね~」 憂「明日にはなおってるといいけど・・・」 ___________ ______ ___ 澪(梓・・・やっぱりあの時の私みたいに・・・) 過去 澪「ふふふ・・・私はアキヤマー」 澪「風の声が聞こえる・・・」カタカタ _____________ 澪「うわあああああああああああああ」 澪「はずかしはずかしはずかしはずかし」 澪「しかも・・・私みたいにネット上だけでなくリアルでも中二病とは・・・」 翌日 澪「唯・・・話がある・・・」 唯「?なぁに澪ちゃん部室に呼び出して」 澪「梓なんだが・・・」 唯「あずにゃん?」 澪「梓はな・・・中二病だ」 唯「ちゅーに病?やっぱりあずにゃん病気なの!?」 澪「いや・・・病気とは違うんだ」 唯「じゃあなんなの?」 澪「説明しづらいんだが・・・特殊な反抗期とでも思ってくれ」 唯「あずにゃん・・・反抗期なんだ」 澪「まあちょっと違うんだが・・・」 澪「梓を元に戻したいか?」 唯「う~ん・・・そうだね」 唯「いまのあずにゃんもかわいいけどやっぱり元のあずにゃんのほうがいいもん!」 澪「よし。なら作戦を説明する」 _________________ __________ ______ 梓「待たせたなDFM」 律「私達は無視か」 唯「あ、やっと来たね梓ちゃん」 梓「!」 唯「さ、練習しよっか皆」 律「おっけー」 紬「準備できたわ~」 澪「ほら梓も、早く練習だ」 梓「りょ・・・了解した」 練習終了 唯「どうしたの梓ちゃん?キレがないよ?」 梓「す・・・すまない・・・それよりDFM、様子が・・・」 律「今日は終わりにするか」 紬「そうね~」 唯「じゃあかえろっか、梓ちゃん」 梓「・・・・・・」 帰り道 唯「どうしたの梓ちゃん元気ないよ」 梓「・・・・・・DFMこそどうした・・・・」 梓「何故いつもの呼び名で私を呼ばない?」 唯「だって梓ちゃんだって違うじゃない」 唯「私もイメチェンってとこかな~」 唯「それにさ、梓ちゃん、私に抱き着かれるの嫌だったのかな~って」 梓「そんなこと・・・」 唯「だっていつもよりツンツンしてるじゃん」 唯「口調もこわいしさ」 唯「だからこれからは抱き着かないし練習もまじめにやるよ!」 唯「だから安心してね?"あずさちゃん"?」 唯「じゃあ・・・また明日ね~」 梓「・・・・・・・・・・・・・」 梓「・・・・・」 梓「・・」 梓「」グス 唯「!」 梓「・・・・うぅ・・・・」 梓「・・・ん・・・さぃ」ポロポロ 唯「?」 唯「聞こえないよ?」 唯「あ・ず・さ・ちゃ・ん?」 梓「う・・・・ふぇえええええん」ビエエエエエ 梓「やだぁ・・・」 梓「梓ちゃんって呼ばないでぇぇ!」ポロポロ 梓「ごめんなさい!もう止めるからあずにゃんって・・・」 梓「・・・・・あずにゃんって呼んでください!」 梓「・・・・ギュッってしてよぉ・・・」ポロポロ 唯「・・・・・・」 唯「・・・やったぁ!」 唯「成功だよ!澪ちゃん!」 澪「よくやったぞ唯」 律「これで一安心だな」 梓「・・・・ふぇ・・・?みなさん・・・?」 紬「元の姿に戻ったようね・・・邪王真眼・・・」 律「お前はもういい」ビシッ 紬「うふふ・・・ごめんなさい」 梓「え・・・なんで・・・?」 澪「正直見てられなかったからな・・・」 律「あれじゃ練習に身が入らないしな・・・」 澪「お前が言うか」 澪「ま・・・梓を元に戻す為に唯に一芝居うってもらったって訳だ」 唯「えへへ・・・ごめんねあずにゃん」 律「もうちょい長引くと思ったんだがな」 紬「あら?私はすぐ折れると思ったわよ?」 紬「梓ちゃんには素質があるもの」 唯「素質?」 紬「天然の唯ちゃんには分からないわよ~」 唯「ええ~?よく分かんないけどひどいよムギちゃん!」 唯「っと、それは置いといて・・・」 唯「ごめんねあずにゃ~~~ん!」ダキッ 梓「わわっ・・・唯先輩!?///」 唯「あずにゃん分を補給したくてしょうがなかったよ~」ギュウ 梓「私も・・・寂しかったです・・・」ヒシッ 唯「なんと!あずにゃんから抱きつくとは!?」 紬(やはりね) 唯「あずにゃん・・・」 梓「唯先輩・・・」 律「そこイチャイチャすんな~」 律「にしてもなんであんなことしたんだ?」 梓「はい・・・」 回想 よる! 梓「うう・・・なんか目が覚めちゃった」 梓「にしても・・・今日も練習できなかったなぁ・・・」 梓「なーんか唯先輩をやる気にさせる方法ないかな・・・」テレビつけ テレビ<ユメナラータークサンミター 梓「アニメ・・・?」 梓「寝れないし見てみるかな」 テレビ<ジャオーシンガンハサイキョー テレビ<ヤミノホノオニダカレテキエロ! 梓「か・・・かっこいい!」 梓「これなら・・・!」 もうそう! 梓「さあ着いてくるがいい・・・」 唯「あずにゃん・・・いや、邪王真眼さま!」 _______________ _________ ___ 梓「ってなるかと・・・」 律「いやその理屈はおかしい」 紬「梓ちゃんって意外とバカなのね」 澪「ちなみにこれがさっきまでの梓だ」 ビデオ再生 梓『邪王真眼は最強』 梓『さあDFMよ!』 __________ _____ __ 梓「うわぁ・・・」 梓「なにやってんだろ・・・バカじゃないの私・・・////」 唯「あずにゃんは痛くてもかわいいよ~」 梓「うぅ・・・/////」 律「まあ一件落着だな」 唯「あっずにゃ~~~ん」 梓「もういじめないで下さいよ・・・?」 唯「当たり前だよ~もう離さないぜ子猫ちゃん?」 紬「告白!?告白なのね唯ちゃん!?」 梓「もう離しません・・・唯せんぱぁい・・・」 澪「・・・練習は?」 おしまい! 戻る
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1 2 唯「ガチにゃん!」 2011/06/23 http //hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308813552/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る ガチにゃんとエロにゃんの違いが解らん。 -- (デニムアンドルビー) 2013-11-27 03 31 28 梓は本当こういうのが似合うな -- (名無しさん) 2013-11-25 05 19 39 俺も少しは働かないとな。 -- (唯梓最強) 2013-05-29 17 54 30 唯梓だけで良かったのに -- (唯梓最強) 2012-11-08 02 49 01 タイトルをガチにゃん最強伝説に変えるべきだ -- (名無しさん) 2012-11-07 20 24 24 和のスルースキルなら或いは… -- (名無しさん) 2012-08-02 23 03 01 何だろう、この梓の禍々しさは… -- (名無しさん) 2012-08-02 21 34 40 憂選手がアップを… アップを… 敗退した…だと…? -- (名無し) 2012-08-02 10 50 55 とびっきりの最強の憂選手が負かされるなんて……嘘だぁーっ! -- (名無しさん) 2012-05-27 18 31 10 梓… 殺し屋だな -- (名無しさん) 2012-02-01 23 56 10
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作戦 【装備】 発煙弾、閃光弾を発射。敵の視界を奪う 【体術】 移動経路と手段を予め把握もしくは戦闘中に入手しておく。 倒した敵から、敵に関する情報を出来る限り入手解析。予め頭に入れておく。 情報端末やケーブルからデータの吸出しを行い、見取り図を手に入れる。 案内板を見る。こういう重要な物は目立つマークになっているはず。 どこも構造は似ているのである程度分かる 現地のエースにルートに関して助言をしてもらう 使わない乗り物もあるだけ動かして囮にする 隠密行動しつつ速度重視で移動をはかる。 背後を狙われる危険性もある為、必ず背後を警戒する。 乗り物や設備に自動攻撃させて移動の援護をさせる 付近の隔壁などを閉鎖し、時間を稼ぐ。 移動通路の一部を破壊して敵の足止めをはかる。 敵のセンサー類を騙す為に偽装を施す 車や壊れた船の残骸を利用して追撃を逃れる 姿勢を低くして移動することで敵の弾に当たりにくくする 事前参戦者RP ゆうみ@悪童同盟:「生粋の猫妖精の素早さっちゅーもんをみせたる!」 青にして紺碧@海法よけ藩国:「デスクワークだけが護民官じゃない。現場で見せた足腰を見せてやる!おおおおおっ!(全力疾走)」 嘉納@海法よけ藩国:「まあ、あるくわけでなし、いけ、アメショー! 名機は伊達じゃない!」 りゅうへんげ@海法よけ藩国:「アメショー、四足歩行モード。何時もの通りだ。音を立てず、風よりも速く!」 応援 ちゃき@るしにゃん王国 : 「できるだけ速やかに、速度はそこそこで転ばないように足元注意、頭上もね!」 はっぷん@るしにゃん王国 : 「慌てないで! より確実な動きをするのです」 鍋谷いわずみ子@鍋の国 : 「はいです。慌てないで足下ちゃんとみてくださいね」 曲直瀬りま@FVB : 「周囲の警戒を怠らないように……でも急いでね!」 サーペント@FEG : 「急ぐあまりに辺りに気を配るのを忘れるな、大丈夫だ、落ち着いて行こう」 小鳥遊@芥辺境藩国 : 「急いでいても、やるべきことは忘れないで。周りに注意してくださいね」 ツグ@海法よけ藩国 : 「仲間に気を配って、警戒を怠らず、道をしっかり確認にして、素早く移動して行きましょう」 からす@海法よけ藩国 : 「足場が悪いかもしれません、注意深くいきましょう。」 鍋@ふぁん@鍋の国 : 「慌てず、されど迅速に移動しましょう。警戒を怠らないでー」 豊国 ミルメーク@詩歌藩国 : 「ダンジョンは地下水がにじみ出て濡れている場所があるかもしれません。足元に気をつけて!」 摩目@奇眼藩国 : 「周囲に気を配って迅速に移動だ。がんばれ!」 高原鋼一郎@キノウツン : 「迅速に、かつ確実に移動していくんだ!敵の動きにも注意して!」 サク@レンジャー連邦 : 「陣形乱さないように、テキパキ移動ですよー!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「指揮官の言う通りに動けば大丈夫です!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「オペレーターからも情報があれば、それも利用して移動です!」 S×H@ビギナーズ王国 : 「隊列を乱さないで移動ですよ。足元に気をつけて!」
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唯「あずにゃんあずにゃんあずにゃーん」 梓「もう、唯先輩ってば。なんですか?」 唯「あずにゃんに誕生日プレゼントあげるね~」 梓「わわ、ありがとうございますっ」 唯「はい、牛丼」どんっ 梓「・・・え?」 唯「あずにゃん好きでしょ?牛丼」 梓「いや、まあ、好きですけど・・・」 唯「あずにゃんハッピーバースデー!」 紬「ハッピーバースデー!!」 ぱちぱちぱちぱち 梓「あの、どうして牛丼屋さんを貸し切って誕生日パーティーなんですか?」 梓「ああ、いえ。牛丼は好きなんですけどね?」 唯「あずにゃん牛丼好きなんだよね?だから牛丼屋さん貸し切ったら喜ぶかなって?」 梓「うん。牛丼は好きですけど、女子高生の誕生日パーティーとしてはおかしいですよね?」 紬「梓ちゃんがナントカの大盛りっていうのが好きって聞いたから、特別に作らせてみたのっ!」 梓「はい。ありがとうございます。でも、誕生日パーティーの主賓の好物の調査は合間なんですね?」 紬「シッポの大盛りっていうのを作ってもらったの♪」 梓「アタマの大盛りです!逆です逆っ!」 紬「牛のテールのお肉で牛丼を作ってもらったのよ!」フンスッ 梓「それはそれで美味しそうですが、逆ですね」 唯「シッポの大盛りとか、テールスープかっ!」 紬「あはははっ!」くすくす 梓「いえ、無理にツッコミ役に回らなくていいですから唯先輩。それツッコめてないですし、ええ。」 澪「 ポリポリポリポリポリポリポリポリ」 梓「はい。澪先輩はさっきから何を食べてるんですか?」 澪「プリッツだぞっ!今日はポッキー&プリッツの日だからな!」フンスッ 梓「自由かお前は!私を祝え!せめてプリッツじゃなくてこのシッポの大盛りを食えよ!」 澪「プリッツおいし。ポリポリポリポリポリポリポリポリ」 梓「マイペースか!あくまでマイペースかよ!」 律「」ボーッ 梓「・・・律先輩はさっきから何をしてるんですか?」 律「ああ、誕生日おめでとう梓。今、私はボーッとしているんだよ」ボーッ 梓「・・・どうしてでしょうか」 律「唯ムギ澪の3人のテンションが振り切れてる時にはツッコむのを辞める事にしたんだよ。無駄だからさ」ボーッ 律「こうつらがその気になれば私のツッコミなんて無意味なんだよ。だから流れに身を委ねる事にしたんだ」ボーッと 梓「お前か。お前の怠慢が今のこの事態を招いたのかっ!」 梓「ブレーキをかけられる立場でかけなかった結果がシッポの大盛りか!」 律「いいじゃんか。美味しそうだし」ボーッ 梓「いや、まあそうなんですけどね?」 澪「 ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ」 梓「澪先輩はまだ食ってんですか!?いつまでプリッツ食べてる気でうすか!」 唯「あずにゃーん。このシッポの大盛り美味しいよ~」もぐもぐ 梓「こっちはこっちでもう食ってるし!!」 なんやかんやであずにゃんの誕生日を祝った軽音部だったとさ めでたしめでたし 戻る
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First contact 矯邑繍&にゃんにゃん玉九朗 ここは暗い。地下なのだから当たり前といえば当たり前なのだが、アンダーグランドを歩いていると本当にここがあらゆる意味で見捨てられた都市なのだと感じる。見捨てたのは、人か、企業か、それとも神か。だが、ここの住人はそんなことは気にしないようだ。もっと深くまで潜ればさらに地上の常識など通用しない修羅場が待ち受けているというから、それを考えるとこの程度の場所なんでもないのかもしれない。 アンダーヤード、ブラックバザール。アンダーヤードの中でも時折こういう経済活動の中心地となるような場所がある。周囲にはいくつもの明かりが灯り、薄闇の中、篭に入った謎の植物や檻に閉じ込められた異形の生き物が売買されている。いずれも地上で大っぴらに売ることはできないような類のものだ。 気配を殺しながら人ごみを歩いていた矯邑繍(ためむら しゅう)――のちに【スコーレ(暇人の学問)】のエイリアスで呼ばれることになる天才少女は、知人の姿を見つけてほっと溜息をついた。人込みを避けるようにして道のはじのほうに黒髪の少女が立っている。 「契ちゃん」 呼びかけると少女は深い色をたたえた瞳を繍に向けた。 【ラヴレス(愛を注ぐもの)】空多川契 本科二年目にしてまだエイリアスとして確定はしていないものの、それに近い二つ名を持ち、着実に力をつけている生徒の一人である。 「繍ちゃん」「怖かった。もう、こんな場所待ち合わせ場所にしないでよ」 アンダーヤードで安全な場所などまずない。あるとすれば、自分と友好的な住人の居住地くらいだろうか。いずれにしても戦闘能力がほとんどない人間が歩くには危険すぎる場所だ。 「平気だよ。バザールのメインストリートから離れなければ」 「そりゃあ、契ちゃんや篭森ちゃんはいいよ。強いんだから。でも、私には過酷なの」 ぴりぴりとした様子で周囲を警戒しながら、繍は言った。本科に入って二年目。アンダーヤードも地上も整備されてきてはいるが、まだまだ危険地帯のほうが多い。 「ごめんなさい。おねえちゃんが馬鹿でした。次は地上にします」 「いや、猛反省されても困るんだけどさ……まあいっか。それで何か用だった?」 「んー、就職おめでとうのお祝いなのですよ。ライザーインダストリー就職だって?」 ああ、と繍はうなづいた。先日、学者としての功績が認められ、正式にライザーインダストリーから非常勤講師として働くように依頼があった。予科生の一部と本科のスカラークラス向けの授業を行うことになる。黄道十二協会に末席も末席とはいえ関われることは名誉なことなのだろうが、正直な話、自分としては名誉がどうこうよりも収入が安定することのほうが喜ばしい。学者という職業は成功しれば一攫千金のチャンスがあるが、大部分は収入が不安定で大変なものなのだ。ついでに金がはいってもそれを研究にすべてつぎ込んでしまうという属性も持ち合わせている。 「就職というか非常勤講師だけどね。これで一応収入は安定するかなぁ」 「うんうん。おめでとう~、それでおねえちゃんは矯邑のおねえちゃんのために就職祝いを用意してきたのですよ。やっほぅ」 「お祝い?」 繍は契の足元に視線を落とした。暗がりのせいでよく見えなかったが、確かに随分と大きな包みが置かれている。あまりにも大きかったので契の荷物ではなく放棄された粗大ゴミか何かだと思っていた。高さは60センチ以上はあるだろうか。赤いリボンでぐるぐる巻きにされていて、しかも気のせいか振動している気がする。 「…………気を使わないでいいよ」 色々な思いを込めて、繍は言った。だが、伝わらなかった。 「いいから受け取って。おねえちゃん色々考えたんだけど、繍ちゃんはしっかりしてるように見えてぼんやりしてるから、身を守る手段が足りないと思うんだ」 「身を守る……」 真っ先に警備ロボや武器というのが頭に浮かぶ。だが、機械が箱詰め状態で激しく振動したりするものだろうか。 「というわけで、はい。贈り物」「これ何?」 受け取るよりも前に、反射的に繍は尋ねた。契はきょとんとした顔をする。なぜそんなことを聞くのかという顔だ。 「プレゼントは開けてからのお楽しみ」 ご丁寧にハサミまで渡してくれる。繍はおそるおそるリボンをハサミで断ち切った。気のせいか箱の動きが激しくなったような気がする。包み紙をはがすと空気穴のような穴が開いた白い箱が登場する。このあたりで繍の嫌な予感はマックスに達した。 「…………生きてる?」「生き物だもん」 「…………この生き物自体に危険性は!?」 ペットを飼っている生徒は珍しくない。自分の役に立つように訓練を積ませたり、遺伝子改造や身体の一部の機械化を行った動物を飼っている生徒も珍しくはない。友人である冷泉神無もそのようなペットを飼っている。だが、それらの中には扱いが難しいものもいるのだ。下手をすると自分が大けがを負ってしまう。 「平気だよ。猫だもん」 「ああ、猫なんだ」 繍はほっとして蓋をあけた。そして、閉めた。今、あり得ないモノがいた気がした。 「…………猫?」 「猫でしょ?」 もう一度蓋をあける。そして閉める。ぎこちなく、繍は契を振りかえった。 「……猫は二足歩行しない。服も着ない」 「たまには二足歩行で着衣の猫がいたっていいじゃん。まあ、多分どっかいじくってあるとは思うけど、北王とかが飼ってる謎の生命体どもに比べればまだまだ全然許容範囲っていうか、この学校の生徒さんの中にも実験体って混ざってるしこういうのがいても問題ないとおねえちゃんは思うわけですよ」 「私が問題あるんだけど」 見間違いでなければ、箱の中には二足歩行の身長40センチ程度の猫がいた。着物のような服を着ている。どこかふてくされたような顔をしているようにもみえるが、猫の表情を読み取る技術は繍にはないため、本当のところは分からない。 「これ、人形? それともトランスジェニック? 改造動物?」 「いや、実はおねえちゃんにもよく分からないのですよ。何か権利関係のごたごたというか、財産処分というかそういうものの関係で流れてきたものだからねぇ。多分、どこぞの研究施設からの流出品だと思うんだけど、下手に調べるために研究機関とかに持ちこむとほら、また面倒なことになりそうじゃない?」 「そういうものをよく贈り物にしようと思うね」 「だって、予言で回ってきたんだもん」 契の能力【デスストーカー(忍び寄る運命)】は一定条件下で契が口に出した「予言」を強制的に実現化する能力である。おそらくはそれを利用して最適なプレゼントを探し出そうとしたのだろう。繍は箱に視線を落とす。 「だから、平気。きっと最適なプレゼントになるよ」 契は自信満々で繍の肩を叩いた。 三日後。イーストヤードの矯邑繍の住む借家にて。 「……うーん」 繍は困っていた。その原因は縁側でぼんやりと空中を見つめている。 謎の猫らしき生き物がやってきてから三日。一人と一匹は常に二メートル以上の距離を取って生活していた。ちなみに食事に何を与えればいいのかよく分からなかったので、とりあえずご飯に鰹節を乗せてねこまんまにして与えたところ、食べた。お茶も飲んでいる。どうやら人語も喋れるようだが、いまだに最低限のこと以外は喋ってくれない。 「……猫ってどうすればなつくんだろ?」 猫の一匹や二匹を飼うこと自体には問題はない。家は借家とはいえ広いし、大家の許可もとった。猫を養う程度の収入もある。だが、それ以前の問題で繍は動物の飼い方を知らない。 「ここは知ってそうな奴に聞くのが定石か。流石にネットでもなんだかよく分からない生き物の飼い方までは分からないだろうし」 決意すると繍はかばんを持って立ちあがった。一応、護身用の武器の状態を確かめて上着の裏側のフォルダーにひっかける。 「猫、私出掛けてくるからおとなしくしててね」 返事はない。それは無視することにして、繍は外へと出た。 メインヤード・学園自習室 ライザー学院の生徒は予科生の間は生活も学問もすべて学校によって保護される。寮や食事は学校が容易してくれるし、最高水準の学問環境が整えられている。よって予科生の仕事は死ぬ気で勉強することのみとなる。もっともそれが一番つらいことなのだが。 そんな予科生が授業の合間や放課後に集まる自習室は学園内に数か所ある。大部分は区切られた机の上で一心不乱に勉強するようなスペースだが、中には飲食可能だったり、大勢で話し合いや討論をするためにオープンにしているところもある。そんな場所の一つに、目的の人物である篭森珠月はいた。 「……篭森ちゃん」 【イノセントカルバニア(白骨髑髏)】篭森珠月。著名人の子息が多い学園内でも特に目立つ出自の持ち主で、父親は人類最狂といわれる篭森壬無月だ。その影響で予科時代からトラブルには巻き込まれる、親の知名度のせいでエイリアスっぽいものが発生する、変な輩はよってくるとトラブルメーカーを絵にかいたような人物であった。現在のところは本人の力が強くなってきたので大分落ち着いたが、よくもあれで人間性が歪まなかったと思う。 「おや、繍ちゃん。何してるの?」 「こっちが聞きたいよ。何してるの?」 「餌付」 「もう、先輩ったら冗談がすぎますよ」「あはは、でも餌付されてるかも~」 自習室に足を踏み入れた繍の視線の先には、大量のお菓子類を机に広げている珠月と彼女からお菓子を受け取りながらおしゃべりにふけっている予科生たちの姿があった。 「篭森先輩わぁ、たま~にこうして私たちに差し入れ持ってきてくれるんですぅ」 「手作りお菓子。すごくおいしいのよ」 「へ、へえ…………」 繍は視線を泳がした。親しい人間だからこそ、分かる。珠月は特に可愛がっている相手でない限り、見知らぬ相手にお菓子を差し入れするような可愛らしい人格はしていない。そして、今現在彼女らが食べているお菓子に繍はなんとなく見覚えがあった。珠月が親しい人間、あるいは親しくなりたい人間を招いて行うお茶会でよく見るお菓子だ。 つまり、あきらかに正規のお茶会で余ったお菓子をここに持ちこんで、文字通り後輩を餌付していた。予科に上がれるのは全体のおよそ1%とはいえ、この学校にいる時点で将来のエリート候補であることに変わりはない。残りもので伝手と情報をゲットしようとしている思考回路が合理的すぎて、繍はかるくめまいを覚えた。極めつけは、楽しげに後輩にお菓子を差し出す時の表情が、家の近所の野良猫やからすに餌付しているときと酷似していることに気づいてしまい、繍の憂鬱はさらに深くなる。この後輩たちはあまりもの処理に付き合わされている上に人間扱いされていないことに気づいて――――いるわけがない。 前言撤回。ちっともまともな人格には成長していない。やはりどこか歪んでいる。むしろ歪みすぎて一回転して正常になっている。 「どうしたの? 何か用?」 「えーと、二人きりで話したいことが」 珠月は困ったように机の上を見た。まだかなりのケーキ類や食器が乗ったままだ。 「あ、先輩。なんならこれは私たちが片付けておきますよ。食べ終わった食器はあとで自宅のほうに届ければいいですよね?」 「でも、悪いよ」 「いいですよ。いっつも美味しいもの食べさせてもらってるんだから、これくらいなんでもありません。ねっ」「そうですよ、先輩」 「ならお言葉に甘えさせてもらおうかな。ありがとね」 餌付されてる!! 繍は後輩たちに危機感を覚えた。同時にこいつら絶対本科には来れない、と確信する。和やかとまではいかないが、珠月にしては愛想よく後輩に挨拶すると二人は外へ出た。なんとなく無言で歩いて、人気のない場所へ移動する。 「…………いつもああいうことしてるの?」 「焼き菓子とかサンドイッチはスラムで配ることもあるけど」 「無差別な餌付は良くないよ。頼ってくる奴が増えるでしょ?」「私の不利益になるような連中は、適当に処分するから平気だよ」 笑顔のまま珠月は空恐ろしいことをつぶやいた。繍は自分が不利益を与えているのかどうかを思わず考え込む。 「繍ちゃんのことは好きだよ。安心して」 「……そうなんだ」 そういう繍と珠月の出会いは、南区で開かれたのみの市で一冊の古書をめぐってどっちが買うかで争いになったことだった。その時珠月の顔を知らなかった繍は、後に友人知人から「人類最狂の娘と真っ向から言い争いをした女」として尊敬を集めることになったのだが、それはまた別の話。 「で、何の用だったの? 誰かとトラブルでも起こした?」 その一言で繍は用事を思い出した。かいつまんで事態を説明する。それを聞いた珠月は小首を傾げた。 「うーん、美味しいものでも食べさせてみたらどうかな? でも身体構造が分からないんじゃ、何を食べさせていいのかも分からないよね。猫だったら、ネギとかカフェインはダメなはずだけど。あとは甲殻類とか魚でもあおぜの魚は食べさせすぎるとよくないはず」 「今朝がたお茶を飲んでいたんだけど」 珠月は渋い顔をした。 「具合悪くなってない?」「ない……と思うけど、話してくれないから」 今朝からほとんど会話らしい会話をしていない。というか、当初から話しかけてもろくな返事が返ってこないのだ。 「どこかの研究施設で一回調べて貰ったほうがいいんじゃないの?」 「でも、入手経路を考えると結構危険なんだよ。下手に調べると騒ぎになっちゃう」 「じゃあ、四十物谷宗谷を呼ぼうか」 唐突に出てきた名前に繍は首を傾げた。 「あいものや? って何?」 「四十物谷調査事務所ってリンクあるでしょ? そこの所長さん。お友達」 「篭森ちゃんって予想外の方向に伝手があるよね」 「そのためのお茶会と夜会だからね。あいつなら、変だけど口の堅さは保障するよ。レントゲンとかスキャナーとか……移動診察用の獣医が使う小型のやつ借りて簡単に調べてもらえば? 内蔵の構造が分かれば人間と猫どっちよりなのかだけでも分かるだろうし」 色々と気になる単語が聞こえたが、ひとまず無視して繍は検討する。猫は――間違いなく嫌がるだろう。だからといってここで放置して死なせるわけにはいかない。 「……痛くない?」 「血液採取とかは行わない予定だけど。動物の負担にもなるし」 「改造されてるから強いと思うんだけど」 「捕まえるのは宗谷がやるよ」 言外に「面倒くさいから宗谷に押し付けちゃえ」という意図が見え隠れする。 「……そう?」 「そうそう。ついでに食べられそうなものを買い込んで行って御機嫌とりすれば問題ないって。猫だから、魚の頭とか鳥のささみ肉とか」 そう言いながら珠月は電話をかけ始める。繍はなんでも知っているこの友人を心強く思うと同時に、なんとなく嫌な予感を覚えて空を見上げた。 再びイーストヤードの繍の家。繍と珠月が帰宅してすぐ、大きな機械を担いだ少年がにこにこしながらやってきた。 「はじめまして、四十物谷宗谷です。以後よろしくお願いします」 「どうも。矯邑繍です」 宗谷と名乗った少年は名刺を取り出して丁寧に挨拶した。背中に背負った武器が気になるが、人のよさそうな好青年に見える。 「篭森ちゃんの友達だって?」 「事務所を作る時に世話になったんだよ。資金とか人脈面で。それ抜きでも珠月のことは結構好きだけどね。面白いから」 「そいつの好きは、猟奇的で格好いいってことだからあまりいい意味じゃないからね」 買ってきた鮭のアラを早速解体しながら珠月は叫んだ。宗谷は心外そうな顔をする。 「何を言ってるんだい。珠月、死と幽霊と血しぶきは人間にとって最大の娯楽だよ」 「私は別に死も幽霊も血しぶきも纏ってないから。そういうのが好みなら、骸手とか不死コンビとかのところに行け」 「君は他人から自分がどのように見られているのか、もうちょっと考えたほうがいいよ。古い人気のない洋館に住んでいて、常に黒いドレス姿で、骸骨の従者を引き連れ、瞳は綺麗な血色。敵対者の血の海に立つ姿なんて、どきどきするほど猟奇的じゃないか!」 「それ、条件さえ満たしてれば私じゃなくてもいいよね? じゃあ、私と骸手さんならどっちが好き?」 「うーん、まだ骸手さんとは知り合いになれてないけど、慣れたらむこうに行っちゃうかも」 「ほら、こういう奴なの」 「…………」 変な知人が増えてしまった。繍は心の中でため息をついた。ついでに、思う。 「すげえ仲いいじゃん」 「そうでもないよ」 「仲良くなるより観察してたいかな」 丁度会話に一区切りついたので、宗谷は手際よく機械を並べ始め、珠月はさっさと料理の下準備をする。念のために生のままの食品を少しだけ取っておくことも忘れない。あの猫のような生き物が本当に人間と同じ食事でいいかは分からないからだ。 「とりあえずレントゲンとって骨格調べてから、内蔵の構造を調べようか。というわけで、おいで」 猫はタンスの上に逃げ込んでしまった。宗谷はため息をついて――――畳を蹴ると跳躍した。戦闘者系統のクラスの人間は、こういうところが並みじゃない。軽く天井近くまで跳び上がると猫をひっ捕まえて着地する。引っかかれないように首根っこを掴んでぶら下げることも忘れない。 「ちょ、乱暴は」「子どもと動物は多少手荒にしないと治療も検査もできないよ」 そう言って機械に放り込もうとするが猫は激しく抵抗する。その爪が触れた瞬間、機械のコードがやすやすと切断された。 「…………レントゲン壊れた」「きゃあ! それ支払いしないといけない!?」 繍は違うところで悲鳴を上げた。宗谷は首をふる。 「コードだけですから付け替えればすみますけど……レントゲン取れなくなった」 「内蔵の様子だけスキャンすれば?」 台所にひっこんでいた珠月がお玉をもって現れる。猫の爪が丈夫なコードを切断したというのに顔色一つ変えない。 「そうだねぇ。構わないかい?」 「私はいいけど……猫が」「は~な~せ~!!」「喋った!?」 宗谷はびっくりしたような顔をした。そして考え込む。 「人間の言葉が喋れるということは、人とほぼおなじ構造の声帯と脳があるということになるから、内蔵機能なども人間のものに酷似している可能性が高いね。興味深い。調べてもいいですか?」 「何で何度も聞くの?」 「内蔵の様子を見るためには、腹の毛を刈り取らないといけないからだけど?」 猫は今度こそ死ぬ物狂いで抵抗を始めた。しかし、宗谷も珠月も繍より前から学園にいる比較的古株。遺伝子改造された猫程度に遅れはとらない。 「珠月、ちょっと抑えるの手伝って。それか毛刈りやって」 「バリカンで飼っていいんだよね? どこを」 「このあたりの消化器官見たいから、ここからここまで全面刈る方針で」「了解」 「やめろ!! 無礼者共!!」 無駄に出際よく、二人は作業を進めていく。猫の声は全面無視だ。 「……あ、でもここで刈ると毛が飛び散るな。繍ちゃん、新聞紙とかない?」 「えーと、本当にやるの? 猫が滅茶苦茶怯えてるんだけど」 心なしか涙ぐんでいるようにも見える。 「うん、そうだね」「速く済ませて上げないと可哀想だ」 「あんたら…………」 やめるという選択肢はないらしい。ダメだ。根本的な思考回路にずれがある。繍は頭を抱えた。その間にも着々と作業は進んでいく。 「は~な~せ~!!」「宗谷、しっかり押さえてくれないと毛が刈れないよ」「そんなこと言っても相手は生き物だしねぇ」「うぎゃあ!?」 「…………」 こちらを見ている猫と目が合った瞬間、何かが繍の中で臨界点に達した。 「いい加減にしろ!!」 きょとんとした顔で珠月と宗谷は作業の手を止める。その手から繍は猫を取り上げた。 「ああ!」「危ないよ」 「危ないのはあんたたちだよ! 嫌がってるでしょう!?」 「……だって」「調べないと何食べられるのか分からないし」「病気になると困るし」「あらかじめ身体構造は調べておいたほうが……食中毒起こすと困るし」 「吾輩は普通に人間と同じような構造だ!!」 抱えられたままの猫が叫んだ。珠月と宗谷は顔を見合わせる。 「ダウト」「嘘はいけないよ」 「何故決めつける!?」 「人間に毛皮や肉球はないし、あきらかにキメラ構造だと思う」 宗谷の言葉に珠月はうんうんと頷く。 「調べないと……」「触るな!!」「っていうか自己申告できるならさっさとしろよ。紛らわしいね」 珠月はじろりと猫をにらんだ。慌てて猫は繍の背後に隠れる。繍はため息をついた。 「もういい。もういいから、帰れ」「え、まだ調べてないのに」「夕飯食べてないのに」 「篭森ちゃん、うちで食べてく気だったんだね」 「せっかく作ったのに」 繍はため息をつくと、二人の荷物を玄関から押し出した。 「ああ!」「何をするんだ」「はいはい、今日はお疲れ様でした。これあげるから、夕食でもどこかで食べて帰りなさい」 二万WCを押し付けながら玄関から追い出す。二人は不平を言うが、案外とあっさり追い出されてくれた。正直な話、戦闘能力の高い本科生に駄々をこねられたらどうしようもないので、出てくれてよかった。 振り返ると猫がぽつんと立っている。 「…………ご飯にしようか。人間と同じでいいんだよね」 こっくりと猫は頷く。嵐のような二人組が去って緊張が解けたのか、そのままへたりと床に崩れ落ちた。 「そういえば、名前も聞いてなかったね。私は繍。姓は矯邑。学生で学者」 「ななじゅうはちごう」 「それ、名前じゃないじゃん」 台所からは珠月が作っていった魚の煮つけや揚げ物の香りが漂ってくる。繍は家事が苦手なので、正直助かった。 「名前もつけなきゃね。それから、徐々に仲良くなればいいよね。喋れるんだからそうするべきだった。すまん」 猫はこっくりと頷いた。 おまけ 翌日、メインヤードのカフェテリアにて。 「そんなことがあったんだ」 繍と珠月共通の知人である古物商の冷泉神無は、紅茶を片手にため息をついた。向かいには繍と昨日家から追い出されてふてくされている珠月がいる。 「で、篭森ちゃんは二人が仲良くなることを見越して騒いだの? それとも騒ぎ立てたかったの?」 「どっちでもいいかな、と。可能性としては考えてたけど、何も追い出さなくてもいいじゃん。あの後、宗谷と二人きりで晩御飯が嫌だったからエドワードたちの夕食に乱入してたんだよ?」 「楽しそうじゃねえか。っていうか、友達なんでしょ?」 「あいつと二人でご飯食べると、血みどろの話しかしないんだもん。肉がまずくなる」 真っ赤なイチゴのジャムを詰めたタルトをフォークで崩しながら、珠月は言った。何かが納得できない。 「で、結局猫の名前、繍ちゃんはどうするの?」 「……うーん、タマとかスズとか?」 実はまだ決めていない。二人を呼んだのはそのことを相談するためでもあるのだ。 「いっそのこと、日本風にしちゃえば? 姓もつけてさ。山田太郎みたいな」 「それ格好いいね」 「なんとか左衛門とか、なんとか助とかそういう武家っぽいのは?」 神無は楽しそうだ。次々と名前案を出す。 「篭森ちゃんは何がいいと思う?」「……昔」 謎の呟きに、繍と神無は首を傾げた。 「はい?」 「西暦時代に実在した人物でね、すごく変な名前の人間がいたの。すごく猫っぽい名前の」 「????」 意味が分からない。珠月はすっと手帳を開くとペンを走らせた。 「ニャンニャンタマクロウっていうんだけど、それを和名にして」 『にゃんにゃん玉九朗』 手帳にはそう書かれていた。ぶっちゃけ、センスがいいとか悪いとかいうレベルを通り越した次元の名づけセンスだった。 「にゃんにゃんまでは名字」 「…………一言言う。篭森ちゃんに子どもが出来たら、名づけは他の人にやらせたほうがいい」 だがその後、なぜかその名前が正式決定してしまう当たり、三人は友達だった。類はともを呼ぶ。 おわり
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LH/SE20-31 カード名:記録の地平線(ログ・ホライズン) にゃん太 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4000 ソウル:1 特徴:《武器》?・《コック》? 【自】[① このカードを控え室に置く]他のあなたのキャラがフロントアタックされた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのキャラを手札に戻す。 【起】[あなたの《魔法》?のキャラを2枚レストする]そのターン中、このカードはサイドアタックしてもソウルが減少しない。 これは腕の見せ所ですにゃん レアリティ:R
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YUI『男くーん、もう我慢できないよぉ』 男『まったくYUIはとんだ淫乱だな……。』 YUI『男くんのチ○コ、YUIのオマ○コにぶち込んでください///』 男『よくできましたっ……!』ズブリ YUI『ああああんっ!』 梓「」 梓(YUIはそんなこと言わない!)パタン 梓(他の本……。YUIとAZUがラブラブな本を……)キョロキョロ 梓(YUIとAZUが表紙だ。これかな)ヒョイッ 男教師『廃部になりたくなかったら……わかってるな?』 YUI『はい……』ヌギヌギ 梓「……」パタン 梓「……」ヒョイッ YUI『AZUNYAN……私、ずっとAZUNYANの事が……』ギュッ AZU『先輩……。私もです……!』 YUI『AZUNYAN……いいかな?』 AZU『YUI先輩……///』コクリ 梓(当たり!)グッ 梓(百合本を引き当てるコツがなんとなくわかってきたかも) 梓(まず、表紙に女の子が一人しか写ってる本。これは危険度大!これを避けるだけでかなり絞れる) 梓(問題は表紙に女の子が二人写ってる本かな。百合と見せかけて男の人とえっちしてる本が多い) 梓(これは女の子達がカメラ目線かどうかである程度判別できそう。カメラ目線は危険、女の子が見詰め合ってるのは結構いい) 梓(最初は手当たり次第に見てかなりショックを受けたけど、いい授業料になったと思うことにしよう) 梓「……?」 男7「……」ジロジロ 男8「……」ギロッ 男9「……」サッ 梓「?」 紬(梓ちゃん……)ヒソッ 梓(あ、ムギ先輩。あの、気のせいか……)ヒソッ 紬(う、うん。結構見られてるかも……) 紬(ここ男の人向けのフロアだから……女の子二人でいると目立っちゃうかも) 梓(あ……やっぱり。さっきちょっと睨まれたような気が) 紬(決まったら早めに出ましょう?) 梓(は、はい。これだけ買ってきます) ※18歳未満(高校在学中)の人は真似しないでください ~~~~~~~~~~~~~ 唯「……」 唯(私何やってるんだろう……) 唯(こそこそ後をつけて、見失って……こんなところを一人でウロウロして) 唯「帰ろう……」 唯(……あっ)ピタッ 唯(百合……同人誌コーナー?この前あずにゃん達が話してた百合って!)ダッ 唯(しかもこれも本だ。本で百合。このことなのかもしれない)ヒョイッ 唯(あれ?この表紙の女の子……) 唯「……」 ~~~~~~~~~~~~~~ 唯の部屋 唯(買っちゃった)ガサッ 唯(あはは。本当にあずにゃんにそっくり) 唯(……)ペラッ ……… …… … 唯「……」パタン 唯(これが百合ってやつなんだ) 唯(あずにゃんは、女の子同士の恋愛も、嫌いじゃないのかな?) 唯(……) 唯(それにしても、この本の二人って。私とあずにゃんにそっくりだな) 唯(この子達は想いが通じ合って……結ばれた) 唯(……) 翌日 梓「それで……」 紬「うんうん♪」 唯「……」 唯(昔みたいに) 唯(自然に、明るく) 唯(前はできてたんだもん) 唯「……」 唯(でも……もし、また拒まれたら) 梓「……?唯先輩?」 唯「っ!?」ビクッ 梓「どうしたんですか?」 唯「あ、あず」 梓「?」 唯「あーずにゃん♪」ギュッ 梓「きゃ!?唯先輩っ、やめっ」 唯「えへへ、久しぶりのあずにゃんだ~♪」ギュー 梓「やめてくださいっ!」ドンッ 唯「っ……」ヨロッ 梓「……」ササッ 紬「え?え?」 唯「……あはは。やっぱり私じゃダメかあ」 梓「えっ?」 唯(本の通りにはいかないや) 唯(だってあの本の後輩は、先輩の事が好きだったんだもん) 唯(うまくいくわけないよ……) 唯「……っ」グスッ 紬「ね、ねえどうしたの?二人ともおかしいよ……」 唯「百合……」 紬「えっ?」 唯「百合、でしょ?二人が話してたの」 紬「!」 唯「女の子同士で恋愛すること」 唯「いつも二人で百合の話してたもんね」 唯「お互いに好きなんでしょ?」 梓「なっ、なんでそうなるんですか!」 唯「わかるよそれくらい!」 唯「百合の話をするようになってからずっとムギちゃんと一緒にいて……私の事を避けてればっ!」 梓「あーもうっ……!」 梓「わかりましたよ!言えばいいんでしょう、言えば!」バンッ 唯「聞きたくない……」 梓「私が唯先輩を避けていたのは!」 唯「やめてよ!」 梓「唯先輩のことを意識してしまったからですっ!」 唯「……えっ?」 梓「だから!百合って言葉を知ったせいです!」 梓「女の子同士が恋に落ちる本を見て、私と先輩を当てはめて考えてました」 梓「唯先輩とこうなれたらって」 梓「だから、現実で唯先輩に抱きつかれたとき、嬉しくて、でも恥ずかしくて、緊張して」 梓「……あーもうっ!なんでこんなこと言わなきゃいけないんですかっ!」 紬「あ、梓ちゃん……」 唯「えっ?そ、それって」 梓「……」 唯「あずにゃんは、私の事が……好き?」 梓「///」カアッ 唯「あっ」 唯「あずにゃ~ん!」ギューッ 梓「~っ!バカ!バカ!先輩のバカ!」ポカポカ ~~~~~~~~~~~ 唯「あ~ずにゃん♪」ギューッ 梓「んもう、いい加減にしてください!」ジタバタ 唯「いいじゃん、恋人なんだから!これくらい普通だよ~♪」チュッ 梓「きゃっ///ゆ、唯先輩!」 イチャイチャ ~~~~~~~~~~~~ 澪(いいなぁ……)ジーッ 律「あ、あいつら……。私達がいること忘れてないか?」 澪「ん、まぁ仲がよくていいんじゃない?その、ああいうスキンシップも必要じゃないか?」チラッ 律「!?ん、まあ……そうだな」 澪(……)チラッ 律(……)ソワソワ 澪(このっ……ヘタレ!) ~~~~~~~~~~~~~~ 憂(お姉ちゃんが梓ちゃんの影響で百合にはまっちゃったりしたら) 憂(きゃー///)バン!バン! 憂(姉妹モノを家中に無造作に散らかしておこう!) 憂(お姉ちゃ~ん///) END 戻る
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こちらは、 http //www35.atwiki.jp/namu/pages/68.html このページの続きとなります。 SS、及び絵の続き 決戦前夜 投稿者:スゥ・アンコ@るしにゃん 仲間も無事集まった。 何故か護衛までしてくれる団体が現れたのは少し予想外ではあったが申し出はありがたく受け取った。 戦力は多い方に越したことはない。 自分たちが負けるだなんて思ってはいないが、基本、負けず嫌いのアンコは、勝利を確実なものにしておきたかった。 ――その割には作戦が非常に無謀だが。 けれどそれは、侵入、などという目立たない手で入るなどという、何処か後ろめたい事はしたくなかったとも言える。 だって、己のこの気持ちだけは確かなものなのだから。 アイドレス上、全ての人間を敵に回したとしても負ける気がしないのだから。 決戦前夜になって、全ての戦闘の準備が終わり、後は――何故か姫、と呼ばれているアンコのおめかしの準備、という段階にも関わらず、 その場に娘はいつまで経っても現れなかった。 ついでに言うと、メンバーの一人である朝倉も何処にもいなかった。 いったい何処に消えたのだ。 まさかとは思うが、とうとう思いつめたスゥ・アンコ妖精(らしい?)朝倉が、姫を攫って逃走したのではないかと危惧する中、 遠くから、誘拐の心配をされていた女の声がする。 心配して損した。 そんな溜息をつきながら、三人が声のする方向へと向かえば、そこにはピンクのエプロンをつけ、 森国人の細腕だというのに、ありえない程大量に詰まれた揚げたてのコロッケを大皿に持って仁王立ちしたスゥ・アンコの姿があった。 髪の芯までびっしりこびりつくようなラードの匂いに部屋中がむせかえっており――、ついでにいえば、行方不明その2、であった朝倉は、その場に倒れていた。 (スゥ・アンコ 画) 「丁度良いところに来てくれたアル。アナタらも、試作品コロッケ食べるヨロシ。」 それはそれは、にっこりと満面の笑みで、凶悪な量のコロッケを勧めてくるアンコ。 じり、と後ろに下がるものの、このアンコを守ると決めた三人として、逃げる訳にもいかずに戸惑いの色を表情に滲ませる。 「少しでもコロッケおじさまに近づく為に、コロッケ練習中アルよ。アナタらも味見して欲しいアル。お願いアルよ。」 うるり。瞳を軽く潤ませて、そこそこ低めの身長で上目遣いする様が、他のメンバーにどれだけの効果があるかは知らないが、 少なくても朝倉には充分な効果があったのだろう。 おなかをパンパンにして、軽く魂が出ているような彼を見ながら、三人の背中につめたいものが走る。 とりあえず一つ、それぞれが手に取って、…何かしらの覚悟を決めて、口の中へとコロッケを運ぶ。 まあ、――味は悪くない。 まず、二人がそう思った。 美味しいかと言われると首を傾げざるをえないが、少なくても食べれないものではない。 そう安堵しかけた頃、残りの一人――、双樹が、無言で、ばたーん、と倒れた。 残された脚立と黒崎の表情が変わる。 一体何故?!と倒れた双樹に駆け寄り、一口齧られたコロッケを見れば――、…中身は真っ赤だった。 ついでにいえば、倒れた双樹の唇が酷く腫れ上がっていた。 二人が食べたコロッケはいたって普通なシンプルなもので、こんな毒々しい色などしていなかった。 『ロシアンルーレット?!』 声に出さずとも残った二人が同じ事を考えていたころ、 「? …ああ。…最初の方に唐辛子いっぱい入れたやつ作ってみたアル。…お、美味しくなかった…っ、アルか。」 そう、本気で涙目になるエプロン姿が。 辛いものに関しての味覚があきらかにおかしいらしく、真面目にそれを美味しいと信じて疑っていない様子で。 真面目にショックを受けたか、目じりに浮かぶ涙を指先で拭いながら、目線を彼らからそらす。 「いやいやいやいや。そ、そんな事あらへんよ。なあ!」 「そ、そうですとも。喜んで残りも食べさせて頂きます…っ。」 泣きたいのはこっちだと。 残る二人は絶望的な状況に対する希望を神に祈ったが、生憎、神様は忙しいらしく、二人は一晩中、彼女の暴挙に付き合わされる事になる。 ――…基本、このスゥ・アンコに関わって、100%幸せになったものなんていない。 当人である彼女だけがそれを自覚せず、コロッケ屋の親父を幸せに出来る、真に愛しているのは己だと真っ直ぐに前を向いていた。 決戦前夜の最初の餌食 投稿者:朝倉景光@え~藩国 朝倉は、いまだかつて無い窮地に立たされていた。 考えないでも分かる。明らかにピンチだった。 「さあどんどん食べるアル!」 無理です、と、この5秒で何度心の中で思った事だろう。 その唱えすぎた言葉は擦り切れ、いまはもう、朝倉の精神と胃袋は、色んな意味でいっぱいいっぱいだった。 ―――――――時は、一時間と少し遡る。 朝倉は、スゥ・アンコ妖精として自分がどうあるべきか、傍から見れば明らかに変人、しかし本人はいたって真面目に考えていた。 どうしよう。僕は、応援すべきなのか? まて、それじゃ後悔が残るんじゃなかろうか。 いやいや、絶対失敗したらスゥさん泣くよ!(まぁでも立ち上がりは早いとは思う) いやまて。やっぱりここは…。 いやまて、いやまて、いやまて。まて、違う、いやいいか。 客観的に見て、というか、誰がどう見ても堂々巡りである。 朝倉は、こんな感じで一人クインテットと離れて、うあーうあー言っていた。 そんな時。 「元気ないアルね。元気出すアルよ」 そんな元も子も無い事を言ってきたのは… 「うわっ。スゥさん!?」 スゥ・アンコ、自称中華娘である。 「そうだ、丁度良いアル!」 そして、中華娘はそう言って、すぐどこかに消えてしまった。 「…………何のドッキリ?」 残された朝倉は、どう反応していいか分からず、とりあえず首を傾げて、その後また思索(という名の鬱状態)をめぐらせていった。 それから15分後。 次に中華娘が現れた時には、森国人の細腕なのに、ありえない程大量に詰まれた揚げたてのコロッケを大皿に持つ、という姿になっていた。 そもそも、どう考えても、スゥ本人、一人で食べきれる量ではない。というかまず、今からそのコロッケを一人で食べますという感じではない。 朝倉は、何か嫌な予感がした。しかも、ものすっごい嫌な予感。 「あの…スゥさん?」 「これ食べて、元気出すアル!」 「……え、頂いていいんですか?」 「勿論アル! どんどん食べるアル!」 「(うわぁ、手料理だー!)」 嫌な予感は気のせいだったんだな、と思う事にして、コロッケを頂く朝倉。 「美味しいです!」 「それは良かったアル。コロッケ屋の親父に近づくために、練習中アルよ!」 もはや、朝倉にとって、そんな理由などどうでも良かった。 手料理だ、手料理だ、と目を潤ませている。 「もう一ついいですか?」 「どんどん食べるアル!」 さらに15分後。 「もう一つ!」 「うんうん、美味しそうで私も満足アル」 朝倉は、むしゃむしゃと食べ続けていた。 こう見えて、意外と食べる方であった彼は、まだまだ食べれる嬉しさをかみ締めていた。 「これならいくらでも食べれますよ!」 「ほんとアルか!?」 「ええ、とっても美味しいです」 さらに15分後。 食べ始めてから30分が経過している。 朝倉は、まだ食べていた。 ………が、速度は明らかに落ちているようだ。 「(そろそろ…きついかな…)」 食べ過ぎた。 そうちょっと思い始めたが、 「お、美味しくないアルか…?」 潤んだ瞳、少し上目遣いでそんな事言われて、食べないわけにもいかない。 伊達にスゥ・アンコ妖精を名乗っているわけではないのである。 「あまりに美味しいので、もっとよく味わって食べようと思ってただけですよ!」 さらに15分後。 「も、もう一つ…」 もう、45分、手を止めずに頑張っていた。 さすがに、胃がキツイ。 というか、既に30分くらい経過したところで、コロッケも飽きたな…などと思っていた。 ただ、まぁ。 「どんどん食べるアル!」 潤んだ瞳以下略の彼女から言われて、断るわけにも以下略なのである。 「(でも…あと一個で…完食…だし…)」 見れば、大皿に乗っていたコロッケの山は、たった一つの小さいコロッケへと変わっていた。 限界を超えて、必死に最後の一つに手を伸ばす。 「んぐぅ…」 口に入れて、コロッケの味が広がると、妙な呻きが自然と出た。もう3年はコロッケ食べたくないと思っていた。 噛んで、噛んで、噛んで、飲み込んで―――――そして、食べ終える。 もう手料理食べれないんだなぁという少しばかりの悲しさと、この地獄からやっと抜け出せるという大きな安堵感を手にし、倒れようとした、まさにその時。 「一皿全部食べるなんて、余程おなかが空いてたアルね!」 スゥが、明るい笑顔で話しかけてきた。 そう言えば、もう最後の方は、世界にコロッケと自分しか存在しないという妄想に取り付かれていたので、彼女の存在はすっかり忘れていたのである。 朝倉は、微笑んだ。そう、その笑顔。それこそが――――― 「いっぱい追加で作ってきたアル! さあどんどん食べるアル!」 そう、それこそが、悪魔の笑顔なのである。 そして、朝倉は3分後に倒れ、彼女はさらなる餌食を求める事になるのであった。 本番 投稿者:スゥ・アンコ@るしにゃん 油臭。 初めて乗るI=D、それも犬のものという特殊な状況で、何もかもが不慣れである筈のコパイロット席の上。 アンコが思っていたのは、そんなものだった。 基本、緊張というものには無縁の生き物だから、I=D初舞台、とか、初めて国のメンバーから離れての戦闘とか、そういうものに対する不安は皆無だった。 何故そんな事になったかといえば、結局ぎりぎりまでコロッケを揚げ続け、見合い用の化粧も特別な髪型もする事もなかった。 当然、香水などつけている事も無く、ぎりぎりまで揚げ続けていたコロッケの所為で、酷く体は油ギッシュな香で満ちていた。 一応、本日の為に用意したオリジナルの赤い参謀服を身にまとってはみたものの、とても、一人の男にマジに告白する女の姿には見えなかった。 衣装だけでも用意できただけでも奇跡である。 ここらへんは、幸い、参謀服のデザイン担当がアンコ自身であった事から、構造が掴みやすいという理由で事がさくさく進んだ訳だが。 基本、緑のジャケットに身を包む団体の中で、この真っ赤な衣装は異彩だった。 男だらけ、というこのメンバーの中でも確実に目立つ色ではあるけれども――、…同時に少し目に痛い気もした。 …いまだ、少し膨れているお腹の朝倉や、唇が少し腫れている双樹をケントの肩に乗せ。 やや青い顔をしている二人をケントのパイロット・コパイロットにして。 いざ、お見合い会場へと目線を向けた。 大丈夫。 やれる事は全てやってきた。遣り残した事はない筈。だから、後悔はない。 もし護衛部隊に邪魔をされてたどり着けない、なんて事になれば――、お見合いの相手とうまく行ってしまうだろうコロッケ屋の親父と、 そのコロッケを独占する夢のような立場に立てるその女性を想い、涙を流しながらとりあえず自国で暴れまくろう。 未婚号を乗り回して、八つ当たり気味に国とか滅ぼしてやる。 途中から段々と思考が物騒になってきて、中断した。 …とりあえず。 自分の想いを伝えよう。 徹夜で何度も作成を繰り返し、自分が作れる中で一番美味しく出来上がったコロッケを大事に紙袋に包み、抱きしめて。 油臭くとも、この気持ちが霞がかる訳でもなく。 姿形が醜いからと無碍に断るような男など、此方から願い下げだ。 だから、今のありのままの自分を出して。 「―――さあ。………派手な花火を打ち上げるアル。ワタシの愛の力、皆、思い知るがヨロシ!」 閑話休題:広がる絶対領域、固まるトレンチコート(めんどくさい人達、その後) 投稿者:脚立@愛鳴藩国 じゅんーしん【純真】 まじりけのないこと。けがれないこと 何かを詫びる際に内臓を見せたがる国の辞典よりの引用 /*/ Trench Coatsことお見合い警備部隊との戦闘によりお見合い会場は 戦場音楽を奏でる場へと変わっていた。 アビシニアン程ではないとはいえ、未だ鮮やかに輝く緑色の機体のために ケントは警備部隊達の目標となっていた。 一度は退けた物の、再度攻撃を加えようとする警備部隊を遮るように ケントの左肩から白い影が舞い降りた。 真っ白な法官服をたなびかせ、抜けるように白い肌、上等の絹糸かと見まごう髪 そして純真そうな瞳、どうみても北国人の美少年であった。 無骨なI=Dを背にして純真に微笑んで見せる。ある種のおねーさん及び、 一部のおにーさんであれば、万難を排してでも守ろうとするであろう笑顔。 朝倉 景光(あさくら かげみつ)、え~藩国の人である。 -曰く、え~藩国に居座っている、何かよく分からない人。 -曰く、え~藩国の王犬であるアーサとしゃべることができる不思議な人 -曰く、スゥ・アンコ妖精、そして魔法使い その持ち前の笑顔で永遠にも匹敵する一瞬を生み出した朝倉は、魔法使いドレスを 重ね着した法官らしく、涙無くしては聞くことのできない人生を語って見せた。 黒オーマのお見合いが発表されたと思ったら、愛しのスゥさんがお見合いにエントリーしていたこと。 正規のお見合い部隊から外れたと思ったらグリーンジャケットを羽織っていたこと。 そして、妨害だけかと思いきやコロッケ屋の親父への愛を語っていたこと。 必死に語る白皙の美少年の言葉に、アラダならぬ、警備部隊のフィクショノート達は 滂沱のあまり、朝倉の顔どころかその背後の巨大なケントすらも見ることが出来なかった。 そう、そこまでは魔法使いらしい涙無くしては聞くことが出来ない話でった。 アイドレス的には感覚を-5するだけだったであろう。しかし、それでは終わらなかった。 そして、そこから朝倉の絶対領域、警備員達がまもなく直面する地獄が広がりつつあった。 ひとしきり不幸な人生を話した朝倉は、「でも、でもですね。」とつなげると、さらりと言ってのけた。 「僕、思ったんですよ。…やっぱり、コロッケ親父に我らがヒロインを渡していいのかなぁと…」 その目にも、その声にもは純粋な愛しかなく、悪意などは欠片すらない。 後日、その場にいた警備部隊達は口を揃えて、こういったと言う。 「あそこで逃げることが出来ればあんなことにはならなかった。出来るならば過去へ戻って自分に教えてやりたい。」 そして淀みなく言葉は紡がれていく。 「それで、僕も男の子ですから、男らしくスゥさんを略奪するべきだ!と でも、やっぱりスゥさんも手伝ってあげたいと思うんです。 だからコロッケ屋の親父をお持ち帰りしたスゥさんを 僕がお持ち帰りすることに決めたんです!」 それまでのハンカチ業界の広告塔にすらなれそうな話から、あまりの急展開に一瞬意識が空白になる警備隊達 そこに焼き付けるがごとき朝倉の言葉 「皆さんも、手伝ってくれますよね? 同じクインテットの脚立さんは二つ返事で 手伝ってくれるって言ってくれましたよ?」 答えがYesで有ることを疑わない純真な瞳。 ………その眼差しには、まじりけもけがれもなかった。ただ、愛情と信頼だけがあった。 向けられる眼差しが、悪意や嫉妬、憎しみを胎んだものであれば、警備隊達は 何が相手で有ろうとも一歩も引かずに戦ったであろう。 しかし、警備隊の勇者達は、勇者故にその眼差しを踏みにじることができず、硬直してしまった。 否定しようとしてものもいた。 その勇者に向けて、朝倉は瞳を潤ませると尋ねて見せた 「だめ・・・ですか?」 否定も出来ず、かといって肯定するわけにも行かず。先にクインテットにお願いするべきだという正論すらも封じられ硬直するしかなかった。 (スゥ・アンコ 画) その話を外部モニターで聞くケントのコックピットでは、 赤い髪の青年が頭を抱えていた。 青い髪の優男はモニターと頭を抱える青年を見て大笑いをしていた。 桃色の髪の少女はいろんな物を叩きながら、人は笑い死ぬということを実証する一歩手前であった。 その頃、双樹は 「ギャグも良いがシリアスも必要だよな。せっかく時間稼いでくれてるんだからその間に整備をしておくか」 とつぶやくと、固まる警備隊と苦悶するパイロット、笑い続けるコ・パイロットを放置して整備を始めた。 さすが伏見の生んだケント良くできてるなぁ。ああ、でもやっぱりドリルは良いなぁ。 こんどレン連のI=Dの制式装備にドリルを配備するように意見具申してみようかな。 等と考えながらも、疲労した箇所の戦時整備を行い失われたARすらも回復してのけた。 そして、ケントの脚部に付いた取っ手をつかむとコックピットに 「とりあえず、警備隊が固まってる間に、朝倉さんを回収して 先に行きましょうか。今なら見逃してくれますよ。」 とギャグとシリアスを美事に取り持って見せた。 移動>正面突破002(仮) 投稿者:双樹真@レンジャー連邦 疾駆するケントの右肩に取り付けられた取っ手を掴みながら前を見据える。 左肩の方には朝倉さんが居るはずだ。 確か魔法使いだと言っていた。 脳裏に要点が過ぎる。 …がんばろう。 思うところがあるはずだ。 と勝手に思い込み軽く涙ぐむ双樹。 ―俺も色々あるからなぁ…ほら、親父さんが結婚なんてしたら… もやもやもやもや(妄想開始) 広いお見合い会場の片隅で見つめ合う男女。 お互いに頬を朱に染めている。 「あーその…」 ぽりぽりとこめかみをかく巨躯の男性。 真面目な顔を作る。 「あんたが気に入った。あんたの為に揚げさせてくれないか…これから一生」 やもやもやもやも(妄想終了) こんな事になってコロッケを売らなくなるに決まっているんだ! ほら、スゥさんがくっつけば分けてもらえるかも知れないじゃないか! 別にスゥさんに何気なく「手伝いますか?」とか言ったときに物凄く喜んでくれたのがすんごく嬉しくて、よし。この人の思いを遂げさせてあげようと思ったとか、年齢サバ読むとか物凄く可愛くない?とかアルって語尾に萌えたとかそーゆーわけじゃない。 …ないったらない。 …ないよ!! 脳内のギャラリーに生暖かい目で見られてしくしく泣きながら双樹は立ち上がる。 こうなりゃ自棄だ! 目の前にせまるお見合い会場を前に片方のステップに足をかけ、跳躍の体制をとる。 人の恋路を邪魔する奴は、片っ端からぶっ飛ばす!! そもそもお前が妨害側だというツッコミもぶっ飛ばしつつ双樹は跳躍する。 「我は双樹!レン連文族双樹真!!」 正面突破用SS02:勝手に双樹さん一人舞台(仮) 投稿者:脚立@愛鳴藩国 羅幻城に特設されたお見合いの為の場は、正しくはそこに通じる通路は 和やかとはかけ離れた空気に包まれていた。 黒オーマの首魁たるバロ人気のために、はずれ(賞味期限切れ)チームに お見合い部隊/警備隊共に集中し、結果として乱戦の様相を呈してきたためである。 「我が名は双樹!レン連文族双樹真!!さぁさぁさぁさぁいざ尋常に勝負!! レン連の一州が誇りに誓って、愛は眠る勇気の朝日たりえることを個々に示し、 迷う愛の灯火たる勇気とならん。!愛こそは!そう、愛こそは!!そして、 愛ゆえに!この道、罷り通らせて貰う!!」 朗々と口上を謳い上げたのは、涙もろい青年ではなかった。にゃんにゃん共和国の誇る 愛と芸術と学問の国を表すにふさわしい愛の戦士であった。 レンジャー連邦が誇る連邦飛行士隊、さらにその中でももっとも厳しいと言われる 第12飛行士訓練隊での訓練を思い出し、I=Dでの動きを人の戦い方に応用すると、 全てのアイドレス的制限を乗り越えて、警備隊をただの拳によるカウンターで綺麗に 吹き飛ばすと、「Love be the with you!!」と笑って見せた。 白兵能力を持たぬ名パイロットが如何にして戦ったのかと問われたならば、 彼は先人達の言葉に習い、こういうだろう。 「愛ゆえに」と つまり彼は口上の通り、レンジャー連邦の一州たるにふさわしいことを示して見せたと いうことであった。 そうして、双樹が稼いだ貴重な時間とお見合い会場への一筋の道を、ケントがこじ開ける。 双樹の口上に心の内のヤガミ妖精が刺激されたか、珍しく黒崎が荒げた声が外部スピーカーから発される。 「自分らっ、うち等の目的はコロッケ屋の親父やっ。関係ないんはどかんかいっ。」 ケントの乗り手達の目的が自分の思い人と異なることを聞いた警備達に一瞬の停滞が生まれる。 その隙を突くように換装されたドリルを掲げて突撃を行い、お見合い会場へとその巨体をねじ込む。 ケントの巨体によって、入り口が塞がれたことを確認するとスゥが、黒崎が、脚立からケントから離脱する。 「黒崎さん、脚立さん、アトは頼んだアルよ。」 スゥは、そう言うと黒にして黒光のバッドことコロッケ屋の親父に向かって掛けだしていく 「コロッケ屋の親父、会いたかったアルよぉぉぉ。」 それを見送った黒崎と脚立は軽く苦笑すると、ケントの方を向く。 警備側のI=Dによって、ケントが動かされるとその隙間から警備部隊が大挙してくる。 「ほな、うちらはうちらで仕事しましょか。医者を敵に回すんがどんだけ怖いか教えたろか。」 そう不敵に笑うと、懐から取り出した鋼鉄ハリセンで警備部隊を吹き飛ばし始めた。 「それじゃぁ、騎士の白兵もお見せしましょうか。」 脚立は倒れている警備兵の剣と盾を拾うと警備兵と戦い始めた。 「人の恋路を邪魔する奴は、鋼鉄ハリセンではたかれて倒れとけ」 そう言いながら警備兵に強烈な一撃を加える黒崎に、脚立が問いかける。 「ヤガミ妖精は、人の恋路の手助けもするものなか?」 それに答えるように、また一人の警備兵を鋼鉄ハリセンで吹き飛ばすと黒崎は軽く切り返した。 「ヤガミ妖精やから、愛ゆうんを他の誰よりよう知っとるにきまっとるやないけ。」 (黒崎克哉@海法避け藩国 画) RP スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「目指す目標、ただ一つ。待ってるヨロシ、愛しの愛人(アイレン)!」 脚立@愛鳴藩国 : 「さて、騎士団のがんばってくださっていますし。我々も征くとしましょうか。」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「愛ってすんばらしーーーーーーー!!!」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「作戦した成功した暁には、皆にはお礼したおさなきゃいけないアルな。皆、何か欲しいものないアルか?」 朝倉景光@え~藩国 : 「スゥさん、頑張ってください!(でもあとで僕がいいとこ全部とってくよ)」 脚立@愛鳴藩国 : 「ああ、ヤガミ妖精が暴走をし始めた・・・・まぁ、いいでは小生も愛故にトレンチコートの方々にはどいていただきましょうか」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「スゥさんの為や!!じゃまする奴は排除するで!!」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「一人への愛を貫き通す心ほど綺麗なもんはないやろ?」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「勿論、頑張っちゃうアルよ。今日で全ての力を使い尽くすぐらいの気迫アル!」 脚立@愛鳴藩国 : 「一心不乱の友情という愛ため、スゥさんをコロッケ屋親父に渡すことに決めたので邪魔はやめていただきたいですね。」 朝倉景光@え~藩国 : 「欲しいのは…その…あの…。しょ、勝利ですよ!それさえあれば僕は幸せです!(主に僕の勝利)」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「ま、目指すはコロッケ親父ただ一人!!」 脚立@愛鳴藩国 : 「そう、とりあえずはコロッケ屋親父をスゥさんがゲット、そして朝倉さんが二人ともゲットそうすれば良いんだ!私が悩む必要はない!」 脚立@愛鳴藩国 : 「さて、黒にして黒光殿には申し訳ないが、おとなしくこの少女の求愛を受けて貰いましょうか。」 脚立@愛鳴藩国 : 「よもや、真心すらも受け取れないはずは無し。ならば、そこまでの道を通すが仕事ですな。」 朝倉景光@え~藩国 : 「受けてもらいましょう。スゥさんだけでなく、色んな人の未来がこの愛には込められているのです!」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「そやそや!コノコあんたにあっとるとおもうけどなー?」 脚立@愛鳴藩国 : 「ニューワールド愛のコロッケ計画及び、チェーン店化計画も進めねばなりませんな。」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「獲得するまではーーーみんな突撃ーーー!!!」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「…っ、さ、叫ぶアル。ケントの中心で愛を叫んでやるアルーーーっ!」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「毎日毎日、お店に通ってたのは、勿論コロッケが目的で、それは間違いないアル。」 朝倉景光@え~藩国 : 「(やっぱりそれはそれで間違いなかったのか)」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「だけれど、100%全てがその理由かって言われると、そんなことないアル。……っ、ワタシは、懐の深い人が、好みでっ。そして美味しいものが大好きで…っ。」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「それじゃー親父おまけやんな;」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「い、一番は中華料理アル。け、けど、コロッケのおいしさに目覚めさせてくれたのもアナタで、…毎日お店に通うワタシに呆れずに接してくれたのもアナタで…っ」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「がんばれ!!スゥさん!!親父を悩殺するんや(笑)」 脚立@愛鳴藩国 : 「さぁ、親父は誰も譲れないと言った気持ちを思い出すだけですよ。」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「コロッケの愛しさが、アナタへの愛しさに変わるのも、そう時間はかからなくて………ッ。」 朝倉景光@え~藩国 : 「(コロッケへの愛が親父への愛へ変わるんだ!? それはなんていう才能!?)」 脚立@愛鳴藩国 : 「すこし想像するだけです。コロッケ屋親父の微笑みが貴方以外の誰かの物になるのを耐えられるか。耐えられないんでしょう?ならば思いをぶつけるしか有りませんよ。」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「お見合いに出るって聞いた時には、あのコロッケを誰かに奪われるかと思うと、ありえないぐらい腹が立って、思わず国民を洗脳するぐらい暴走しちゃったアル…っ!」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「こんなにあんたのコロッケを愛してくれる人はおらんとおもうけど」 朝倉景光@え~藩国 : 「うんうん。良い人ですよ? ほんとに。色々変なところはありますけど、基本は乙女ですからね!」 脚立@愛鳴藩国 : 「良く行くお店の店員さんを好きになる。確かに、王道ですね、そしてそんな展開に答えない男は漢とは呼べませんよね。」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「ほら、よくいうやん。作る人もすきになるってな(ぜ」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「アナタのコロッケの味は、全種類覚えてるアル。味だけじゃないアル。…メニューも、値段も全部アル!」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「少しでもアナタに近づく為に、一生懸命、コロッケの勉強だってしたアル……っ。 お陰で乙女の体なのに油の匂いが取れないアルよ!」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「よっしゃー他の皆も応援してくれてるで!!」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「……でも、でも、ちゃんと作れたアル。親父サンの味には遠く及ばないけど、でも頑張って作ったアルよ………ッ!!(コロッケを差し出す。)」 脚立@愛鳴藩国 : 「まぁ、ここまでされて落ちない男もいないでしょうね。」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「このこに不満があるならなにがあるか言うてみー。」 朝倉景光@え~藩国 : 「むしろ落ち着いてたらどんだけ羨ま…じゃなくて、許しませんよ!?」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「った、……食べて欲しい、アル。そ、それで…ちょっとでもおいしかったり、したら、…その………―――っ、ええいまどろっこしいアル!」 脚立@愛鳴藩国 : 「まぁ、アトは若い方達にお任せして、これを荒らそうとする無粋な警備の方々と遊んできますか。」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「遠回りなんてワタシの流儀に反するアルよ! 一度しか言わないから、耳の穴かっぽじって良く聞くヨロシ!」 スゥ・アンコ@るしにゃん王国@恋する(似非)乙女 : 「大好きアル。この世で一番大好きアル……ッ! ワタシの為に、毎朝、コロッケ作るヨロシ………ッ!」 以上、提出物終了です。