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唯「うーでもぉ。…あ、そうだあずにゃん半分こしようよー!そしたら早く食べられるしっ」 梓「えっ?わ、私はもう十分食べたからいいですよ」 唯「まぁまぁそう言わずに。はい、アーン!」 梓「ええっ!?///」 唯「あーーーん」 梓「あ……あーん」パクッ 唯「あはは食べた食べたぁ、半分こ美味しいねーあずにゃん」 梓(う、つい食べちゃった……///) 澪「……………」 練習を始めてからも唯は梓にちょっかいを出してくる 告白した事でテンションが上がっているのか、いつもよりスキンシップの数も増えていた 唯「あずにゃん」 唯「あーずにゃー」 唯「あっずにゃんっ」 唯「あ・ず・にゃ・ん!」 律「何か今日はやけに唯がはしゃいでるなー」 紬「うふふふふふふふふふふふふふ」 律「ほんっと唯と梓は仲がいいよな」 澪「……………」 部活が終わりに近付くにつれ、澪の表情はだんだんと曇っていった 澪(梓も唯も……凄く楽しそうだな…) 澪(梓はやっぱ唯と居るほうが良いのかなぁ) 澪(…………) 落ち込んだ気持ちのまま部活時間は終了し、皆で帰り支度を始める 律「なーなー今日どっか寄ってかねぇ?」 唯「いいねぇー!何食べに行こっかぁ」 律「食べるの前提かよ…まぁいいや。おーい、梓もいくだろー?」 梓「はい、特に用事も無いので私も行きます」 澪(梓も行くのか…今日あんまり話せなかったし一緒に話しながら行こうかな) 澪「なぁあz」 唯「あーずにゃん!手ぇ繋いでこーよぉ」タタタッ 澪(えっ) 梓「や…やです。そんな子供みたいな事したら恥ずかしいですっ」 唯「いいじゃんいいじゃん、減るモンじゃないし繋ごうよ」ギュウ 梓「あっ、ちょっと……唯先輩ってば強引過ぎます」 唯「えへへっ、あずにゃんの手あったかい」 澪「……………」プチ 手を繋ぐ二人の姿を見て何かが澪の中で切れた音がした 無言のままずんずん二人に歩み寄っていくと、梓から唯の手を振り払った 唯「ひゃあ!?」 梓「……!?」 紬「澪ちゃん!?」 律「どっ、どした澪――」 澪「いっ…………」プルプル 澪「いい加減にしてーーーーっ!!!」 全員『!!??』 澪「唯はいつもいつもいつも梓に触り過ぎなんだよっ!いくらなんでもスキンシップ過多だろ!」 澪「私だって、私だって…」 唯「みみみ、澪ちゃ」 澪「私だって梓に触りたいのにぃーーーーー!!!」 うわあああんと泣き出す澪に一同は唖然となった 紬「あらあらあらあらまぁまぁまぁまぁ!」キラーン 梓「澪先輩……」 その後とりあえず全員で泣きじゃくる澪を宥め、再びテーブルに着席する この騒ぎで隠す必要も無くなり澪と唯と梓の話はひととおりの経過を話す事にした 全てを聞き終えた紬はゆっくりと三人を見渡して目を輝かせながら言った 紬「つまり……唯ちゃんも澪ちゃんも、梓ちゃんの事が大好きなのね?」 唯「うん!大好きぃ」 澪「………」グスッ コクリ 律「ほぉー、二人が梓をねぇ」 梓(私…凄くいたたまれない気持ちだ…) 紬「それで……どうなのかしら?梓ちゃんの気持ちは?」 紬に見つめられ、梓はカタリと緊張した 唯と澪の視線も感じてどうしていいか分からず小さくなってしまう 梓(私…私のきもち…) 梓(私は唯先輩の事をどう思ってるんだろ…澪先輩の事をどう思って…) 梓(分かんないよ。昨日告白されたばっかりなのに、自分の気持ちなんて…) 梓「……わかん、ないよぉ…」 澪「梓…」 唯「あずにゃん…」 ギュッと目を瞑って俯いてしまった梓に澪も唯も悲しそうな顔になる そんな三人を見つめながら紬は穏やかな表情で微笑んだ 紬「きぃーみはだれーとーきーすーをーすーr」 律「むぎ、歌わなくていいぞ」 紬「あら?」 三人『…………』 気まずい表情のままの三人 紬は気を取り直すようにこほんっと一つ咳払いをして、改めて切り出す 紬「二人は梓ちゃんを好きだけど、梓ちゃんはまだ分からないのよね」 紬「分かるようにするには相手の事をもっと知るべきだと思うの」 紬「だからこういうのはどうかしら?唯ちゃんと澪ちゃんはそれぞれ期間限定で梓ちゃんの恋人になってみるの」 澪「え」 唯「え」 梓「え」 律「え」 四人『…………え?』 全員の頭に疑問符が浮かんだ 紬は気にせず言葉を続ける 紬「いわゆるお試し期間、っていうのかしら。恋人期間中に梓ちゃんのハートを射止めたほうが本物の恋人になれるの」 梓「そ、そんなのって…」 律「おいおいむぎぃ、いくら何でもそりゃねーだろぉ」 梓は慌てて反論しようとし、流石の律も苦笑いだ …が、紬の言葉に火をつけられた人物もいた 澪「…私、いいよそれでも」 律「澪ぉ!?」 4
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【R18】18歳未満の方が閲覧するには不適切な表現が含まれています【R18】 18歳未満の方、性的な描写に嫌悪感を覚える方、現実と虚構の区別が付かない方等は速やかにブラウザのBACKボタンでお戻りください 以下本文となります 「つ、ついに買ってしまった……」 ネットで買ったものが届いた。 こんなものを買うなんて、少し前の私なら考えもしなかっただろう。 でも、これも仕方ないのだ。 「いつも唯先輩にやられてばかりじゃ、癪だしね……」 あとは、状況を作り出せば……。 「ふふふ……」 それから数日後。 「ねぇ、今週末あずにゃんの家に泊まりにいっていい?」 「いいですよ」 私から誘おうと思っていたのに、唯先輩の方から言ってくれるなんて好都合だ。 「じゃあ、家で待ってますね」 「うん」 さて、家で準備といきますか……。 「やっほ 」 「お待ちしていましたよ」 「お邪魔しま す」 唯先輩が家に来た。作戦開始です! 「何か飲みます?」 「じゃあ、ジュースをちょうだい」 「わかりました」 台所に行き、ジュースを開ける。 「あとはこれを……」 私は用意していた薬をジュースに入れる。 「お待たせしました」 「おぉ、ありがとう」 ジュースを受け取って一気に飲み干す唯先輩。 「……ぷはぁ、おいしい」 「よかった」 「はぁ、本当におい……し……」 唯先輩はそのまま目がうつろになり、床に倒れた。 「ごめんなさい。少し我慢していてくださいね……?」 それから数十分後。 「う……う ん」 「目が覚めましたか?」 「あ、あずにゃん……って何これ?」 自分が置かれている状況がよくわからないようだ。 それもそうでしょう。だって手錠をはめられてベッドに横たわっているんですもの。 「あ、あの……これは……」 「この前の仕返しです」 「あ、あの時のこと怒ってらっしゃるのですか……」 「当たり前ですよ。学校のトイレであんなことするなんて……」 「でも、あずにゃんだって気持ちよさそうに……」 「そんなこと言っていられるのも今のうちですよ」 私はあるスイッチを押した。 「っ!? な、何これ!」 唯先輩のいたるところにつけられたローターが動きだした。 「あっ! だ、だめっ! そんな、あああぁ!」 「まだまだいきますよ……?」 さらにパワーを上げていく。 「ぶ、ぶるぶるして……! ち、乳首だめぇ!」 モーターの唸る音と、唯先輩の吐息が部屋に響く。 「あああぁ! ゆ、許してぇ!」 私はローターの電源をオフにした。 「あっ……はぁ……!」 今まで見たことのないぐらい唯先輩が乱れていた。 今まで考えられなかった刺激を与えられたのだから、無理もない。 「どうですか?」 「や、やめてぇ……」 「あんなに気持ちよさそうにしてたのに?」 「ち、違ぁ……あああぁ!」 私はまたローターのスイッチを入れた。 「ああぁ、ぶ、ぶるぶるするぅ!」 「気持ちいいんでしょ?」 「あああぁ!」 目もうつろで、口もだらしなく開いて快楽に身をよじる唯先輩。 ローターのスイッチを切ると、唯先輩がぐったりとなる。 「こんなによがって、恥ずかしくないんですか?」 「はぁ……、はぁ……」 「こんなによだれを垂らして……」 私は唯先輩のよだれを手ですくう。 「あんっ……」 「ぐちゃぐちゃじゃないですか」 「や、やぁ……」 どろどろと流れていく唯先輩のよだれは、はしたなく肌を濡らしていく。 「こんなことしたら、どうなるんでしょうね?」 ローターを唯先輩のものにつけてみる。 「や、だめだよ! そんなところ……!」 「スイッチ、入れてみます?」 目の前にローターのスイッチを突きつける。 「やめて……。お願い……」 「どうしましょうかね?」 私は少しずつスイッチに指を滑らせていく。 「お願い……、スイッチ入れないで……」 涙目で訴える唯先輩を尻目に、私はスイッチを入れた。 「んあああぁ! だめぇ!」 モーターの音に混じって水音が激しく唸る。 「もっと気持ちいことしましょう?」 私はそのままローターを中に押し込んでいく。 「な、中に入れちゃ……だああぁっ! あああぁ!」 「イくんですか?」 「イっちゃう! イっちゃうよおぉ!」 「じゃあ……」 私はスイッチを切った。 「はああぁ……、えっ?」 何でやめるの? と言いたげな顔だ。 「唯先輩のお望み通りにスイッチを切りましたよ?」 「こ、こんなときに……?」 「どんな時ですか?」 いたずらっぽく笑いかける。 「だって、私……」 必死に言わないように我慢しているけど、快楽を欲している体が腰をくねらせている。 「腰、動いてますよ?」 「えっ? 嘘……」 自分の腰を見て、唯先輩が顔を真っ赤にして目をそらした。 「どうして欲しいんですか?」 「……」 「黙っていても、駄目ですよ?」 唯先輩の首筋を舐めて、体中に指を滑らせる。 「んんっ!」 唯先輩の体がびくびくと跳ねる。 「こんなに欲しがってるのに……」 「ほ、欲しがってなんて……」 私は唯先輩のあそこに指を入れた。 「んんっ!?」 「これでもですか?」 熱くうねる唯先輩の中で指を動かす。 「あ、あああぁ……」 「嫌なら、やめてもいいんですよ?」 ローターのパワーを最小にして、中で動かす。 「うぅ……」 「ゆ いせんぱいっ?」 「あ、あずにゃん……」 唯先輩が涙目で口を開き始めた。 「それで、イかせて……」 「イかせて?」 ローターのパワーに強弱をつけながら中で動かす。 「あああぅ……。イかせてください!」 「……唯先輩は淫乱ですね」 「もう……」 「いいですよ……。では!」 私はローターのパワーを最大に上げた。 「あああああぁ! き、きたああぁ!」 ブンブンと唸るモーターの音と共に唯先輩が跳ねる。 「イっちゃう! イっちゃううううぅ!」 そして、唯先輩は激しく痙攣しながら潮を吹いた。 「はああああぁ……。ああああぁ……」 「ふふふ、かわいかったですよ? 唯先輩」 息も絶え絶えな唯先輩にキスをする。 「んっ……」 「あずにゃああぁん……」 「唯先輩……」 さて、次は何をしようかな……。 「……ってあれ?」 唯先輩から離れようとしたら、手首に抵抗感がある。 目をやると、何故か私の手首に手錠がかけられていた。 「こ、これって……」 一体何が起こったのかわからずに戸惑っていると、唯先輩が笑いだした。 「ふふふ……」 「な、何ですか」 「甘いねぇ、あずにゃんは」 そう呟くと、唯先輩はむくっと起きて、ベッドの傍らに立つ。 「え? えぇ?」 「いやぁ、あずにゃんがあんなことするなんてびっくりだよ」 「な、なんで手錠が外れているの……?」 「あぁ、これね?」 唯先輩がヘアピンを私に向けた。 「こんなのいつでも外せたんだけど、あずにゃんがどんなことするのか気になってね」 そんな技術をいったいどこで……。 でも、今はそれどころじゃない。立場が逆転してしまった。 「さて、今までいろいろやってくれたね?」 「い、いや、あれはその……」 「あずにゃんにも味わってほしいなぁ」 「私は別にいいです!」 「ふ ん……」 にやりと笑う唯先輩。まずい、この笑い方は何か企んでいる時だ。 「他には何があるのかな……」 唯先輩が私の用意した道具を漁り始める。 「おっ? こんなのも買ったの?」 「そ、それは……」 唯先輩が取りだしたのは、20センチ弱の棒状のもの。 「折角買ったんだし、試さないといけないよね……?」 それを舐めながら、唯先輩がいやらしい顔をする。 「ま、まさか……」 「ふふふ……。あ ずにゃん?」 「い、いやぁ……」 「こんなものを買うえっちな子猫には躾が必要だね……」 唇を舐めて、唯先輩が私に近寄ってくる。 「はぁ……、やめてぇ……」 「覚悟しなよ。子猫ちゃん……?」 それから私は唯先輩にたくさん躾けられてしまった……。 END 米欄だけ勝手につけちゃいました すみませぬ 唯はその特技をいつ何処で身につけたんだw GJ!!! -- (名無しさん) 2010-12-23 00 50 29 は、鼻血が止まならひ… -- (通りすがりの百合スキー) 2010-12-23 02 00 17 唯ww -- (名無しさん) 2012-09-21 22 11 32 続きないのかよおぉっっっ! -- (名無しさん) 2013-12-05 02 27 11 器具を使うとは さすがあずにゃん -- (名無しさん) 2015-02-01 23 54 53 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
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パティシエなにゃんこ 登場キャラクター コメント 『パティシエなにゃんこ』は、2003年2月28日にぱじゃまソフトより発売されたアダルトゲーム作品。PC版は18禁だが、2004年9月22日にピオーネソフトよりPlayStation 2とドリームキャストでCEROレーティング18歳以上対象(後にCERO D(17歳以上対象)に変更)の『パティシエなにゃんこ〜初恋はいちご味〜』が発売した。 登場キャラクター ピジョン:矢口 翔一 ポットデス:芹沢かなで ポッポ:矢口茉理 ペロリームorマホイップ:秋月みちる ケーキ職人なので ペルシアン(アローラのすがた):姉小路冬華 ゴチルゼル:結城亜里咲 ニャオニクス:ミオ ラティアス:雀宮一恋 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 登場キャラクター ポットデス:芹沢かなで ポッポ:矢口茉理 ペロリームorマホイップ:秋月みちる ケーキ職人なので ペルシアン(アローラのすがた):姉小路冬華 ゴチルゼル:結城亜里咲 ニャオニクス:ミオ ラティアス:雀宮一恋 -- (ユリス) 2020-04-28 09 52 21 登場キャラクター ピジョン:矢口 翔一 -- (シャーロ) 2020-04-26 16 19 10
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このSSは『梓「ゆいにゃん」 唯「あずにゃん」』というスレに投下されたものです http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1253522521/ 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 42 01.18 ID ESiGxtBZ0 あれは悪夢か、白昼夢か。 見てはいけなかったムギ先輩と憂の暗黒面を垣間見てしまった上に、 私の心とお尻に多大なる傷跡を残して瞬く間に過ぎ去った、 斬新でいながら陳腐と言われたステキな『あの企画』から早くも一ヶ月が経ちました。 こんにちわ、中野梓です。 あれから今日まで、『あの日』のことが話題に上ることは一度としてありませんでした。 誰もが、『あの日』のことを無かったことにしたいと思っているのかもしれません。 もちろん、それで少しでも空気が悪くなるなんてことはなくて、 それこそが、誰もが知っている、いつもの軽音部の空気なのです。 これから先も、ずっとそんな平和な時が続いていく―― 少なくとも私は、そう思っていました。 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 42 57.35 ID ESiGxtBZ0 その日、いつものように部室に入ると、そこに唯先輩、律先輩、澪先輩の姿はなくて。 紬「あら。こんにちわ、梓ちゃん」 梓「こんにちわ、ムギ先輩。……お一人ですか?」 紬「ええ。唯ちゃんとりっちゃんは、職員室に行ってるわ」 職員室? ……期末の成績悪かったのかな? まぁ、勉強会がアレじゃあムリもないと思うけれど。 梓「澪先輩は?」 紬「まだHRが終わってないんじゃないかしら。私たちのクラスの方が早かったみたいだし」 梓「そうですか」 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 44 34.43 ID ESiGxtBZ0 紬「……梓ちゃん、ちょっと手伝ってもらっても良いかしら?」 ムギ先輩は、少しだけ言いにくそうに上目遣いで私にそう言った。 この人も大人しくしてたら普通に可愛いのになぁ。 梓「いいですけど……なにやるんですか?」 紬「これを貼ろうと思ってね」 そう言って、ムギ先輩は少し大きめの筒から、一枚の紙を取り出した。 丸まっているため中身は確認できないが、広げればかなりの大きさになるだろう。 梓「はぁ」 紬「私が押さえてるから、貼ってもらえるかしら?」 梓「わかりました」 音楽室の壁にその紙を運び、ムギ先輩が両手で固定する。 私は言われるがままにテープで両端を貼り付けた。 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 47 26.29 ID ESiGxtBZ0 そしてその全容が露になった。 ,r;;;;ミミミミミミヽ,,_ ,i r" + `ミ;;, __,、 ≡ 彡 ミ;;;i 〃ニ;; `lヽ,,_ ≡ 彡 ,,,,,、 ,,,,、、 ミ;;;! 〈 (lll!! テ-;;;;゙fn __,,--、_ .. ,ゞi" ̄ フ‐! ̄~~|-ゞ, ≡ /ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__/" \三=ー"."ヾi `ー‐ 、 ,ゝ--、 〉;r ≡ 、/ /<;;;lllメ \ヾ、 ヽTf=ヽ `,| / "ii" ヽ |ノ j,, ヾて)r=- | ヾ ヽ;; | l | l t ←―→ )/イ^ ≡ ,イ ヽ二)l(_,>" l| \; | | | ヽ,,-‐、i / V i、ヽ--イll"/ ,, ,//,, ;; l // l く / l" i lll1-=  ̄\ ヾ== " ^ ;; /;;;;;;;;; ゞ ノ/ L/〈 t_イ /ll|─-== ヾ \__ / _;;;;;;;;;;;;;;;;;ノノ ヘ (゙ )l l-┴ヾ、ヽ )  ̄~~ ̄ ̄/ |T==-- // / ト=-| |-─ ( l / / l l / / / (ヽ--─ / | / ヽ_=--"⌒ ゙゙̄ヾ / / / ` ==-- ノ / / アナ・タットワ・チガウンデス[Anna Tattwa Chigaundes] (1936~2008 日系ボリビア人) 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 48 09.85 ID ESiGxtBZ0 梓「……」 紬「……」 梓「あの、ムギ先輩」 紬「なにかしら?」 梓「いや、やっぱいいです」 突っ込みたいことは沢山浮かんだ。 まず、『何故貼る前に照れたのか』 次に、『ポーション高杉じゃなかったのかよこの人』 続いて、『堂々と音楽室に貼るな』 さらに、『いつ作ったこんなもん』 もうひとつおまけで、『サイズがでけえよ』 そして、私の脳内に一ヶ月前の悪夢が過ぎる。 ……うん、よし。 見なかったことにした。 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 49 42.02 ID ESiGxtBZ0 紬「聞いてくれないの?」 梓「あー、ええと、じゃあ聞くことにします」 紬「うふふ、どうぞ」 梓「剥がしてもいいですか?」 紬「梓ちゃん、目が怖いわ」 だって。 あれは、黒歴史として記憶の片隅に封印しようとしていたのに。 梓「あーもう!なんでまたファニーな名前の偉人引っ張りだしてきたんですか!?」 紬「うふふ、よく聞いてくれたわね!」 梓「聞きましたけど、もうあれはやりませんからね」 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 52 32.07 ID ESiGxtBZ0 紬「実はね……」 ムギ先輩は、低めのトーンで淡々と語りはじめた。 その表情は暗く、何か深刻な悩みがあるかのようにも感じられる。 この人のことだ、さっきの私の台詞に傷付いたなどということはありえまいが、 それでも、聞き手を強く引き込むだけの空気が、確かにそこには存在する。 背後で偉人がほくそ笑んでいるので、台無しだが。 紬「唯ちゃんと憂ちゃん、罰ゲームやってないみたいなの」 梓「そうですね」 紬「梓ちゃん、私に冷たくない?」 梓「いえ、そんなことはないですけど」 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 54 53.30 ID ESiGxtBZ0 ていうか、そんなことで深刻に悩んでたんですか。 やらなくていいでしょう、憂の意思なんだから。 そう、『あの日』勝利を収めた憂は、敗者である唯先輩を一日だけ好きにできるという権利を得た。 にも関わらず、「お姉ちゃんが嫌がることはしたくない」と、真摯な態度で、その権利を放棄したのだ。 姉のスカートの中に顔を突っ込んでいた人物の台詞とは思えなかったが、憂は真剣だった。 唯先輩は少し驚いた後、嬉しそうに憂を抱きしめた。 そんな光景に、私は少なからず嫉妬という感情を抱いたのだが……、それはともかく。 あんなにカオスだった勉強会を、信じられないくらい綺麗なカタチで終わらせたというのに、 何蒸し返そうとしてやがりますかこの沢庵様は。 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 56 33.01 ID ESiGxtBZ0 紬「……梓ちゃん」 梓「はい?」 紬「スウェーデンで今年の五月から同性同士の結婚ができるようになったらしいわ」 梓「そうですか」 へえ。 いや、今その話関係ないだr 梓「なんですと!?」 紬「落ち着いて、梓ちゃん。 反応が露骨よ」 梓「……すいません。で、それがなにか?」 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 57 36.52 ID ESiGxtBZ0 紬「梓ちゃん、唯ちゃんのこと好きよね?」 梓「な、なななな!!なにを言ってやがりますかこの……この、えーと、バカ!!」 紬「梓ちゃん、先輩にバカはないと思うわ」 梓「あ、すいません。動揺しました」 紬「動揺したってことは、やっぱり好きなのね?」 梓「……」 ちくしょう。 梓「で、それがなんなんですか?」 やけくそ気味にそう問うと、ムギ先輩はしたり顔で、 自分のカバンをごそごそと弄り、ビデオカメラを取り出した。 紬「唯ちゃんと憂ちゃんに、罰ゲームとご褒美をやってもらいましょう」 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 17 59 18.53 ID ESiGxtBZ0 梓「えーと、話が全く繋がってこないんですけど」 紬「梓ちゃんには、罰ゲーム執行日に平沢家に進入し、カメラで撮影してくる役を命じます」 梓「丁重にお断りします」 紬「……」 梓「……」 紬「梓ちゃん、唯ちゃんと結婚したいでしょ?」 梓「話が飛躍しすぎてると思います」 もっと、こう段階ってものがあるでしょうに。 発想力に乏しい私には凡そ理解の及ばぬ二文字に、しかしどういうわけか意外と冷静だった。 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 03 02.64 ID ESiGxtBZ0 紬「女性の卵子に女性の遺伝子を組み込んで、子供を作る方法を研究している機関があるの」 梓「……はぁ」 紬「琴吹グループに」 梓「すげえ!!」 琴吹グループすげえ!! 将来的に、私と唯先輩が結婚して、さらに子供まで作れるかもしれないってことですよ。 私と唯先輩が結婚して、さらに子供まで作れるかもしれないってことですよ? 紬「モノローグ使ってまで、大事なことなので二回言いましたを体現しなくてもいいと思うわ」 梓「人の思考トレースしないでください」 琴吹紬すげえ!! 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 08 36.18 ID ESiGxtBZ0 紬「梓ちゃん、私はいつでもあなたの味方。必ず力になれると思うから」 梓「いや、ありがたい話ではありますけど……、私まだそんなこと考えてないですし」 紬「今はそうでしょうね。だから、将来的な話よ」 なんとなく、ムギ先輩がどういう取引を持ちかけてきているのかが見えてきた。 紬「だ・か・ら♪」 梓「平沢家に行って、罰ゲームを取材してこい、と?」 紬「Yes!」 ムギ先輩は、最高の笑顔でそう答える。 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 12 35.97 ID ESiGxtBZ0 梓「……まぁ、いいですけど。二人が罰ゲームやろうとしなかったら、私は何もできないですよ?」 紬「そのためのポスターじゃない」 梓「……」 紬「……」 梓「……いや」 十中八九、効果ねえよ。 紬「なあに?」 梓「なんでもないです」 紬「等身大よ?」 梓「……」 でけえ。 バストアップしか映ってないけど、 推測するに、確実に二メートル弱あるじゃん、高杉さん。 あ、いや、高杉さんじゃないらしいけど。 でも効果ねえよ。 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 17 41.41 ID ESiGxtBZ0 まぁ、何もできなくても、唯先輩の家に行く理由にはなるし。 カメラは何も撮らずに翌日ムギ先輩に返せばいいだろう。 梓「そういえば、なんで私なんですか?」 審判やってたんだから、ムギ先輩が行けばいいのに。 紬「梓ちゃん以外だと、二人のお邪魔になっちゃうから」 梓「へ?」 律先輩や澪先輩でも、なんら問題はないように思う。 なんで私だけが平気だと思うんだろう? 紬「そういうことだから、お願いね」 梓「……わかりました」 一応、承諾することにした。 私はそう言って椅子から立ち上がり、壁に向けて歩き出す。 そして、あの日私たちを笑いの地獄へと追いやった一人の偉人に敬意を表し、 その角に手をかけ「梓ちゃん剥がしちゃだめええええっ!!!」 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 24 28.35 ID ESiGxtBZ0 唯「ムギちゃんただいま~。あずにゃんおいっすー」 律「おーっす梓ー。ムギ、お茶にしようぜー……って、澪はまだ来てないのか」 しばらくして、軽やかな挨拶と共に二人が入ってきた。 梓「こんにちわ、唯先輩、律先輩」 紬「おかえりなさい二人とも。今お茶いれるわね」 ムギ先輩はそう言って席を立つ。 律「しかし、よかったなー唯。追試受けなくて済んで」 唯「うん、全教化ぎりぎり合格ラインなんて、自分でもびっくりだよ」 会話から察するに、二人ともセーフだったらしい。 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 30 19.41 ID ESiGxtBZ0 梓「あれ、律先輩はどうして職員室に行ってたんですか?」 律「私は、さわちゃんに用があったからな。唯の付き添いも兼ねて立ち寄ったんだよ」 梓「なるほど。そして唯先輩は、試験結果が全部ぎりぎりで注意された、と」 唯「いやぁ、すいやせんねー、えへへへへ」 律「なぁ、梓」 梓「なんですか?」 律「おもっきりお茶しようとしてるけど、注意しないのか?」 梓「……」 あまりに自然な流れすぎて失念していた。 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 35 15.66 ID ESiGxtBZ0 梓「い、いや、あれですよ。澪先輩がまだ来てないから、ほら。練習は皆揃ってからじゃないと!」 律「そういうことにしといてあげよう」 ふふん、と胸を張る律先輩。 むぅ。私としたことが。 なんか、最近律先輩に優位に立たれることが増えてきた気がする。 むくれていると、唯先輩がそっと頭を撫でてくれた。 唯「よしよし、あずにゃんいい子いい子」 思わず顔が綻ぶ。 梓「にゃあ」 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 40 21.65 ID ESiGxtBZ0 律「なぁ、梓」 梓「にゃ?」 律「私も唯もムギも、どっちかっていうとボケ属性だから、お前がボケると突っ込むやついなくなると思うんだ」 梓「……」 ちがうもん。 ボケとかじゃないもん。 わからない人のために説明しよう! 私は唯先輩に撫でられると猫語になってしまうことがあるのだ。 苦しいとか言うな。言わないでください。 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 44 51.55 ID ESiGxtBZ0 ムギ先輩が人数分の紅茶を淹れて戻り、四人で会話に花を咲かせる。 しばらくすると、澪先輩が音楽室に顔を覘かせた。 澪「ごめん、遅れて。HRが長引いちゃtt」 台詞を最後まで言わずに硬直する澪先輩。 解説しておくと、件の等身大ポスターは、入り口から見て右側の壁に貼られている。 扉を開けてそのまま無警戒で席へと着いた唯先輩と律先輩は、まるで気付いていないのだが、 普段から警戒心の強い澪先輩は、すぐにその淀みの無い熱視線に気が付いたようだ。 唯「やっほー澪ちゃん」 紬「こんにちわ澪ちゃん。ごめんなさい、今澪ちゃんの分も淹れるわね」 律「どうした澪ー、早く座れよ?」 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 49 08.13 ID ESiGxtBZ0 梓「……」 澪「あ、ああ。そうだな……」 ちらちらと、様子を窺いながら、椅子に座る澪先輩。 その視線の先には、圧倒的な存在感を持って壁に鎮座する推定二メートルの偉人。 談笑を続ける三人を尻目に、澪先輩は隣から小声で私に囁きかける。 澪「(な、なぁ、梓。気付いてる?)」 梓「(まぁ、一応は……)」 貼ったの私です。とは口が裂けても言えない。 澪「(これってやっぱり、アレだよな?)」 梓「(あー、えーと……。非常に説明し難い所なんですが)」 一応、そこはフォローしておくべきだろう。 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 52 47.70 ID ESiGxtBZ0 梓「(笑っても大丈夫ですよ、今回はそういうんじゃないらしいので)」 澪「(そ、そうか。よかった……)」 澪先輩は、心底ホッとしたような素振りを見せた直後、 澪「いや、良くないだろ!!」 そう言って、机をバン!と叩いた。 律「うわー、澪が怒ったっ!」 唯「ご、ごめんね澪ちゃん! ムギちゃんのクッキー、一枚多く食べちゃってごめんね!」 ああ。 そんなことで澪先輩が怒るわけないのに。 本当に、かわゆいお方だ。 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 55 49.01 ID ESiGxtBZ0 澪「そうじゃなくて、アレのことだよっ!!」 言って澪先輩は、指先をポスターへと向ける。 その指の先を、まるでテニスの試合を食い入るように見つめる観客のように シンクロした首の動きで追う唯先輩と律先輩。 私はここがチャンスとばかりに唯先輩だけを見ていたが、 ムギ先輩もまた、じっと私を見ていた。しまった、謀られた。 律「!!」 唯「!!」 律「なん……」 唯「だと……」 澪「全く、なんでこんなものがここに貼ってあるんだよ」 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 57 26.42 ID ESiGxtBZ0 つかつかと歩き出し、偉人の前で立ち止まると、 澪先輩は私がしたのと同じように、ポスターを剥がしにかかる。 律「ま、待て澪! 安易に剥がすのは危険だ!!死体とか埋まってるかもしれない!!」 澪「ひぃぃっ!?」 サササ、と綺麗な早歩きで音楽室の反対側の壁へと移動し、 その場に蹲る澪先輩。 律「ありゃ、効果ありすぎたかな……」 唯「りっちゃん、さすがにそれは怖いと思うよ」 梓「澪先輩、大丈夫ですよ。死体なんてありませんから」 澪「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない」 梓「あー……。しばらくダメですね、これは」 お決まりの念仏を唱えてしまっている。 こうなってしまえば、この人はしばらく動けないのだ。 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 18 59 44.26 ID ESiGxtBZ0 律「……ごめんな澪ー、悪ふざけが過ぎたよ」 私と律先輩がフォローに回ったため、 ポスターの前には、必然、唯先輩とムギ先輩が残る。 ……もしかしてこの流れ、ムギ先輩の計画通りなのか? だとすると少しだけ不安になる。 私は、澪先輩を律先輩に任せて、唯先輩の所へと戻った。 唯「ムギちゃんこれ、ふく―、ポーション高杉さんだよね?」 今、「ふく」って言いかけましたよね? 紬「日系ボリビア人よ」 もはや話聞いてねえなこの人。 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 04 24.56 ID ESiGxtBZ0 唯「やっぱり、先月のアレだよね……?」 紬「そうかもしれないわね」 唯「ほえ、ムギちゃんが貼ったんじゃないの、これ?」 紬「貼ったのは私じゃないわよ?」 唯「そっかぁ、そうなんだ。誰が貼ったんだろう……」 梓「……」 貼ったのは、と来たか。 確かにムギ先輩は貼ってはいないからなぁ。 律先輩や澪先輩なら、持ってきたのはムギ先輩だと気付いてくれるのだろうけど、 唯先輩はバ……、いや、純粋だから、簡単に信じてしまう。 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 10 02.46 ID ESiGxtBZ0 うむ、貼ったのは私だ。 と名乗ればいいのだろうか。 そして持ってきたのはムギ先輩だと訴えれば、解決できるのではなかろうか。 しかし、そんな考えとは裏腹に、私は傍観に徹した。 ムギ先輩のポスター計画がどこまでうまく運ぶのか、 それに唯先輩の罰ゲームも見てみたい気は確かにある。 憂があまり酷い要求をするようなら、現場にいける私が止めればいいのだ。 唯「罰ゲーム……」 紬「唯ちゃん?」 唯「私が、憂のご褒美の罰ゲームを受けてないから、こんなのが貼られたのかな」 紬「憂ちゃんが権利放棄して、無かったことになったのよね」 唯「うん。憂は本当にできた子だよぅ」 梓「……」 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 15 13.44 ID ESiGxtBZ0 紬「やったほうがいいんじゃないかしら? 罰ゲーム」 唯「ほえ?」 紬「だってこれは、そういうことだと思うわ」 唯「そうだよね。私が負けたんだし、罰受けないなんてずるいもんね……」 ああ、やはりそういう展開か。 神はそういう展開を御所望か。 唯「わかったよムギちゃん!今日帰ったら、憂にお願いしてみるねっ!」 紬「えらいわ、唯ちゃん」 わしゃわしゃと唯先輩の頭を撫でるムギ先輩。 私はその光景に、北の動物王国の主を重ねる。 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 21 51.23 ID ESiGxtBZ0 ちくしょう。せめてその役目は私に譲ってほしかtt――じゃなくて、 二メートルの等身大ポーション高杉おそるべし。 さしもの私も、このご都合主義的展開は読めなかった。 ムギ先輩は、「それじゃあ、剥がすわね」といって、 役目を終えたポーション高杉を元の筒へと戻した。 いや、筒。 筒持ってるのムギ先輩ですから! 気付いてくださいよ唯先輩!! 唯「りっちゃん、紅茶冷めちゃうよー!」 律「おう、分かってるー!」 梓「……」 紬「……ね?」 梓「脱帽です」 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 28 41.08 ID ESiGxtBZ0 翌日の放課後。 音楽室の扉を開けば、そこにはほら、昨日と同じくムギ先輩が一人だけ。 なんてことは無く。 先輩方は既に全員揃っていた。 梓「こんにちわー」 唯「やっほー、あずにゃん」 律「おーっす」 紬「ちょうど良かったわ。梓ちゃん、今週の土曜日空いてるかしら?」 なんか、デジャヴ。 また勉強会とか言い出すんじゃあるまいな。 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 34 02.15 ID ESiGxtBZ0 梓「えーと、はい。大丈夫だと思いますけど」 律「遊園地いこうぜ!」 梓「……はぁ、いいですけど。なんでまた唐突に?」 律「部員同士の親睦を深めるためだ!」 澪「遊びたいからに決まってるだろ」 律「なんだよー、澪だってノリノリだったじゃんか」 澪「それは……、皆行くって言うから……」 段々と、声のトーンが下がっていく澪先輩。 なんとも可愛らしい。 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 39 07.17 ID ESiGxtBZ0 ニヤニヤと頬を緩めていると、唯先輩が口を開く。 唯「実はね、憂が提案してくれたんだよ」 憂が? 遊園地? 結びつかない。 どうしてまた? 唯先輩は、あまりテキパキとは言えない口調でゆっくりと、 でも分かりやすく説明してくれた。 昨日家に帰ってから、唯先輩は、憂に罰ゲームの話をした。 すると憂は、『梓ちゃんがずっとカメラをまわすのは大変だから』、という理由で ”日中から夜まで”の間は、皆の前で罰をすればいい。 皆で一緒に遊びながら罰をすればいい、と提案してくれたそうだ。 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 45 46.15 ID ESiGxtBZ0 確かに、ムギ先輩の前であれば、カメラで撮影しなくとも満足してくれるだろう。 私も失念していたことだが、ムギ先輩が出したのご褒美&罰ゲームの内容は 『勝者が”一日の間”、敗者を好きにしてかまわない』 というものだった。 一日というのは、つまるところ二十四時間。大目に見ても、夜寝るまでの間だ。 確かに、私が一人で平沢家に行き、一日中カメラをまわし続けるというのは、なかなかに酷なもの。 ともすれば、この憂の申し出は非常にありがたい。 私としては、これを反対する理由は何一つ無い。 梓「なるほど。そういうことなら是非行かせてください」 ていうか、今更だけどどうしてカメラ係とか引き受けたんだろう……。 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 48 43.00 ID ESiGxtBZ0 律「やったな、唯!」 唯「やったね、りっちゃん!」 律先輩と唯先輩が、両手を出し合って勝利のポーズ。 最初は唯先輩の出した手のひらを、律先輩が上からパシン! 続いて律先輩が出した手のひらを、唯先輩が上からパシン! 最後に、二人とも右手でガシッ!と握り合う……かと思いきや、 律先輩が、反対の手の人差し指で、唯先輩の頬っぺたをぷに。 空を切る唯先輩の右手。 唯「あぁん、りっちゃんひどいっ!」 律「あはは、悪かった悪かった」 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 52 04.07 ID ESiGxtBZ0 紬「相変わらず、二人は息が合うわね」 澪「あれをもう少し演奏に生かしてくれればいいんだけどな……」 梓「全くです。……ところで澪先輩」 澪「なんだ?」 梓「お化け屋敷とか、絶叫マシンとかありますけど、大丈夫なんですか?」 澪「……」 梓「……」 澪「……うん、だ、大丈夫」 梓「絶対嘘だ」 紬「梓ちゃん、口に出てるわよ」 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 19 57 23.28 ID ESiGxtBZ0 唯「良い天気っ!」 律「見渡す限りの人、人、人っ!」 憂「そして今日もかわいいお姉ちゃんっ!」 梓「わー、遊園地だー……」 澪「梓、ムリに乗らなくてもいいんだぞ」 上空には、雲一つ無い青い空が広がり、 地上には、恐ろしい程の人が群がる。 上空に輝く太陽は、止め処なく紫外線を照射し、 地上に輝く太陽は、何処までも淀みの無い笑顔を振りまいている。 私たちは電車に一時間ほど揺られ、某巨大遊園地へやってきていた。 ちなみに、解散後は私のみ唯先輩の家に泊まりに行く予定となっている。 もちろん、ムギ先輩に頼まれた罰ゲーム撮影のためである。 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 00 33.48 ID ESiGxtBZ0 紬「……」 唯「あれ、ムギちゃんどうしたの?」 紬「いえ。ただ、友達同士で遊園地って初めてだったから……嬉しくて」 唯「そっかぁ。それじゃあ今日は一緒に楽しもうね!」 紬「そうねっ。ありがとう、唯ちゃん♪」 唯「えへへ」 ムギ先輩はそう言って唯先輩の手を握った後、私の方へと振り向いてニコりと笑った。 わざとやってやがんなこんちくしょう。 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 05 01.05 ID ESiGxtBZ0 憂「それじゃあお姉ちゃん、最初のお願い」 唯「ほいほい、なんでもごじゃれ!」 憂「今日一日、皆で楽しく過ごすこと!」 唯「いえっさー!」 ビシっと。 なぜか敬礼する唯先輩だった。 紬「良いわねぇ。心洗われるようだわ……」 澪「ムギ?」 紬「うふふ、素敵な一日になりそうね、澪ちゃん」 澪「え、うん……」 澪先輩は改めて、楽しそうに笑う律先輩や唯先輩を見つめて そうだな、と呟いた。 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 10 42.45 ID ESiGxtBZ0 唯「……というわけでりっちゃん、まずは何から乗る!?」 律「そうだなー、やっぱり遊園地と言えば、まずは……アレだぁっ!!」 律先輩の指差した先には、絶叫マシンの代名詞『ジェットコースター』 その乗り込み口からは、長蛇の列が続いている。 澪「でも、凄い並んでるぞ?」 律「こういうところにきたら、並ぶのも醍醐味ってな。待ち時間を有効に使えばいいのさ」 そう言って、律先輩が取り出したのは、黒いカラーリングの携帯ゲーム機と、付属のタッチペン。 それに呼応するように、ムギ先輩も白いカラーリングのそれをカバンから取り出していた。 紬「なるほど。それで持ってくるようにいってたのね」 唯先輩はピンク、憂と澪先輩はライトブルー。 私は律先輩と同じくブラック。 律先輩が親となり、他の五人がソフトをダウンロードする。 これで、六人でも同時に対戦できるのだ。 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 15 29.41 ID ESiGxtBZ0 ――。 梓「ちょ、誰ですかアイテムエリアに偽物置いた人!!」 律「ふはは、私だ!」 憂「梓ちゃんいた」 梓「あーっ、律先輩のせいで憂に抜かれたし!」 律「踏むのが悪い!」 澪「律、覚悟!」 唯「あ、なんか飛んでった」 紬「あら本当。りっちゃん気をつけてー」 律「いやいやいや、澪お前周回遅れなんだからそういうことを――うおおッ!?」 え、勝敗? 会話から想像してみてください。 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 19 59.42 ID ESiGxtBZ0 ――。 梓「せっかくなんだからパート変えましょうよ」 律「えー、じゃあ私ドラム~」 澪「変わってないだろ」 律「ぷえー。じゃあベースやるー」 紬「なら私がドラムやろうかしら」 唯「澪ちゃんは?」 澪「そうだな……、それじゃあギターにしよう」 憂「私もギターかな。お姉ちゃんの」 澪「憂ちゃんリードやってみる?」 憂「は、はい。頑張ります」 唯「それじゃ私たちはピアノだね、あずにゃん」 梓「はい、唯先輩」 曲目は『ふわふわ時間』 スコアはあらかじめ澪先輩が入力してきてくれたらしい。 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 24 28.95 ID ESiGxtBZ0 ――。 律「ふ、あははは、澪、なんて動きしてんだよ」 澪「し、仕方ないだろ。こういうの苦手なんだから!」 律「そんな動きしてると撃っちゃうぞー」 ピュン 律「おわっ!?誰だよデトネーター撃ったの、顔に張り付いてんじゃん!!」 憂「……」 律「く、こうなったら澪も道連れだっ!」 澪「ば、馬鹿!それ点灯させたままこっちくんなっ!」 カチリ。 澪・律「うおおおっ!?」 どかーん! 憂「……ふふ」 律「うわ、憂ちゃんだったか……。やられたよ」 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 29 17.58 ID ESiGxtBZ0 唯「一対一だね、あずにゃん!」 梓「負けませんよ!」 唯先輩の武器はショットガン。対する私はサブマシンガンの二丁。 至近距離で撃たれるとヘッドショットでなくても即死コースだが、一発撃つ毎に隙が生じる。 先輩のニブさなら、多分掻い潜れる。……多分。 バンッ! 梓「っ!!」 ズガガガガガ 唯「――!!」 バンッ! 梓「なっ!?」 唯「ふっ、甘くみたね、あずにゃ―」どかああああん!! 唯「……」 梓「……」 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 34 28.46 ID ESiGxtBZ0 唯「……なんか、爆発した」 梓「……爆発しましたね」 唯先輩と死闘を繰り広げていた矢先、 なんらかの爆発物が飛んできた。 憂は澪先輩と律先輩の方にいた筈だから、こんなことができるのは――。 紬「ふふっ」 唯「ムギちゃん後ろにいたのー!?」 紬「ダメよ、二人だけでイチャイチャしてちゃ!」 梓「し、してませんそんなこと!」 80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 39 36.05 ID ESiGxtBZ0 ――。 などとやってるうち、あっという間に私たちの番がやってきた。 白熱しすぎて、危うく本来の目的を忘れるところだった。 私達は係員に案内され、コースターの前に通された。 二人席がずらっと一列に並んでいるので、必然、二人ずつのペアに別れる必要がある。 梓「席、どうするんですか?」 律「じゃあ私澪の隣ー!」 澪「……そういうことを平気で叫ぶなよ」 律「なに、嫌なの?」 澪「べ、別に嫌とは言ってないだろ!」 ニヤニヤと嬉しそうな律先輩。 律先輩は、唯先輩と気が合うくせに、こういう時は澪先輩を選ぶよなぁ。 そしていつもの流れだと、ここで唯先輩が 「あずにゃ~ん、一緒に乗ろう!」って言いながら私に抱きついて―― 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 46 44.02 ID ESiGxtBZ0 憂「あ、お姉ちゃん」 む。 唯「どうしたの、うい?」 憂「一緒に乗ってもいいかな?」 唯「……」 少し間を置く唯先輩。 ……もしかして、考えてますか? 唯「ダメだよ」 憂「……え?」 梓「!」 その発言に、思わずはっとする。 まさか、私のため――? 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 50 44.94 ID ESiGxtBZ0 唯「ふふ、そうじゃないでしょ、ういー。今日の私は憂の言いなりなんだから」 憂「……あ、そっか」 唯「ほら、ちゃんと言い直さなきゃ」 憂「命令します。お姉ちゃんは私の隣に座ること!」 唯「かしこまりましたっ!」 憂「えへへ~」 梓「……」 むぅ。 紬「梓ちゃん?」 ちょっと期待したのに。 唯先輩のばか。 ばかー。 86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 54 22.08 ID ESiGxtBZ0 梓「……」 紬「あーずーさーちゃーん?」 梓「ふぇっ!? な、なんですか?」 紬「妬いてる?」 梓「なっ!! そ、そんな事、あるわけないです!!大体ムギ先輩はいつもいつも私達をそういう風に」 紬「妬いてたのね」 梓「妬いてません」 紬「……ふ」 梓「……」 鼻で笑われた。ちくしょう。 87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 20 56 09.18 ID ESiGxtBZ0 紬「そう、それじゃあ一緒に座りましょ♪」 梓「……ムギ先輩」 紬「なあに?」 梓「私、右側でいいですか?」 紬「ふふふ、もちろんよ」 梓「……どうもです」 紬「そこの位置なら、コースターがスピードに乗れば、唯ちゃんの匂いが嗅げるものね」 梓「そういう変態っぽい言い方しないでもらえますかね」 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 21 59 42.41 ID ESiGxtBZ0 唯「澪ちゃん、大丈夫?」 澪「なにが?」 唯「うぇ、いや、こういうの苦手かなーって思ったんだけど」 澪「ああ、痛いのとかお化けとかはダメだけど、これは別に……」 唯「へぇー、そうなんだー。ちょっと意外かも」 澪「そうかな……。ていうかアニメ版の私はやりすぎだろ。あそこまで臆病だとマトモに生活できないじゃないか」 梓「……」 律「……」 唯「……」 紬「……」 憂「……」 澪「ん?」 律「いや、はっちゃけたなーと思って」 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 00 52.86 ID ESiGxtBZ0 シートベルトが下り、私達を乗せたコースターはレールの上を上昇していく。 やがて、遊園地が一望できる高さまで……って、思ったより高いなコレ。 ……いや、高すぎるでしょ。 こっから一気に下りるの? まじで? 紬「まじです♪」 梓「わあ、声に出てましたっ!!」 ―――。 梓「い、やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 律「いやっほおおおい!!」 唯「おほぉぉぉっ!!」 憂「お姉ちゃんかわいいよお姉ちゃん」 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 04 54.85 ID ESiGxtBZ0 ―――。 澪「ひ、い、いいいいっ!!」 律「うおおおおおおっ!!」 憂「お姉ちゃん愛してる」 ―――。 唯「おわぁぁぁぁぁっ!」 紬「わぁ、いい眺めよ梓ちゃん♪」 梓「う、ぐ……」 憂「お姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃんお姉ちゃん」 ―――。 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 07 16.40 ID ESiGxtBZ0 梓「……」 紬「気持ちよかったわね、梓ちゃん」 梓「……ええ、まぁ。 余裕でした」 三回くらい意識飛びそうになった。 匂いがどうとか言ってる余裕ねーですよ。 律「なんだよ澪、結局怖がってたじゃん」 澪「いや、なんていうか……。あそこまで急だとは思ってなかった」 律「あはは、まぁ、私もちょっと怖かったしね。澪にしては頑張ったと思うぞ」 そう言って、澪先輩の頭を撫でる律先輩。 澪「な、撫でるな!」 身長的に、普通は逆だろうと思う。 ほら、私と唯先輩みたいに―― 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 13 47.00 ID ESiGxtBZ0 唯「楽しかったねー、ういー」 憂「うん! 次も一緒に乗ろうね、お姉ちゃん」 梓「……」 あー。 あー。 なんだろう、この気持ち。 どす黒い何かが、私の心の中に――。 そういえば今日って、まだ一回も唯先輩に抱きつかれてないよね。 紬「……」 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 19 29.77 ID ESiGxtBZ0 律「さて、お次は……アレとかどうだ?」 律先輩が指差したのは、回転する巨大なトレイの上でくるくる回るコーヒーカップ。 ハンドルを回すとその分、カップの回転速度が上昇するというファンキーな乗り物だ。 唯「おぉ、いいねー」 澪「そうだな、アレならあんまり人も並んでないし」 律「そんじゃ決定ー!いくぞぉ、みんなー」 唯・憂「おーう!」 よし、次こそは唯先輩と――、言いたいところではあるのだけれど。 唯先輩の腕は、憂ががっしりと掴んでいる。 これじゃあ、私の入る隙が無いじゃないか……。 ううん。 ……皆楽しんでいるんだから。 考えるな、考えなくていいんだ、私。 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 24 23.38 ID ESiGxtBZ0 梓「……」 頭ではそう思っているつもりなのに、 言い聞かせても言い聞かせても、心のもやもやは消えてはくれなかった。 いつから、こうなったのかな、私――。 澪「これも二人ずつだけど、どう分かれるんだ?」 律「うーん、そうだなぁ」 紬「憂ちゃん」 憂「なんですか?」 紬「今回は、私と一緒に乗ってくれるかしら?」 ムギ先輩……? 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 31 06.89 ID ESiGxtBZ0 憂「え、でも」 紬「お願いっ」 憂「……まぁ、紬さんがそう仰るなら、私は構いませんよ」 紬「ありがとう!」 ムギ先輩は、憂の腕を掴んで歩き出す。 そして、私の方へと振り返り、ウインクをぱちり。 ――頑張ってね。 そんな声が聞こえた気がしたから、 ――ありがとうございます。 心の中で、そう呟いた。 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 38 14.73 ID ESiGxtBZ0 ムギ先輩の心意気を、無駄にするわけにはいかない。 だから、私も勇気を出して。 梓「あの、唯せんぱ――」 律「んじゃ、唯。私と組むかー」 唯「え、うん。いいよ、りっちゃん!」 うおぉぉぉぉい!! 律先輩うおぉぉぉぉい!! 澪「じゃあ、梓は私とだな……って」 梓「……」 115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 42 38.38 ID ESiGxtBZ0 澪「ご、ごめん梓。私とじゃそんなに不満だったか……?」 ぷぅー、っと頬を膨らませる私と、それが自分のせいだと思い込んであたふたする澪先輩。 困った。 私は唯先輩のことが好きだが、澪先輩のことも好きなのだ。 なんというか、付き合うなら唯先輩、姉にするなら澪先輩、みたいな。 だから、あらぬ誤解を招いて好感度を落とすわけにはいかない。 二股とかじゃねーです。 そこのけそこのけです。 梓「あ、ち、違います。ごめんなさい澪先輩!誤解です!」 澪「そ、そう? それならいいんだけど……」 梓「……はぁ」 前途は多難らしかった。 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/21(月) 22 51 01.06 ID ESiGxtBZ0 物凄い勢いで超速回転する律先輩と唯先輩のカップ。 律「ひゃっほおおおおっ!」 唯「り、りっちゃん、目が!目がまわる!!」 律「うおお、そういえば私も目がまわってきた気がする!」 唯「ほわあああああ!!」 律「だが、まだだ。まだ終わらんよ!」 唯「り、りっちゃん隊員、これ以上は……!」 律「大丈夫だ、唯! 私が守ってやるっ!」 唯「り、りっちゃんっ!!」 律「唯っ!」 律・唯「イエス」 律・唯「フォーリン・ラヴ」 梓「……」 澪「あいつら、何やってるんだ……」 梓「ゆいにゃん」 唯「あずにゃん」 ID ESiGxtBZ0 その2
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-自己紹介- 名前(HN) ⇒龍介 身長 ⇒167...? 体重 ⇒52...?落ちたのは確実。 血液型 ⇒O型 誕生日 ⇒1996/05/18 好き ⇒猫v 嫌い ⇒うーん...、なんだろ... ? 出身地 ⇒I m from Hakodate. 動物に例えると ⇒猫(らしい) 趣味 ⇒絵を描く事、小説書く事 特技 ⇒にゃんにゃん技 将来の夢 ⇒ 寝るときはパジャマ ? ⇒うんv、パジャマ着るー、 朝方派 ? 夜型派 ? ⇒どっちも対応できるよー、 10年後の自分に一言 ⇒ 今の気持ちをどうぞ ⇒これからもよろしくおねがいしますっ。 とりあえずこのくらい。 後日増えるかも。 (最終更新日 2011/11/27/Sun) ●こんな感じになるのか...,(byまさにゃん)
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ここは見滝原。異界の徒――、サーヴァントが跳梁跋扈する地である。 その見滝原の、繁華街から少し南下した所には、下層民たちの吹き溜まりである大小様々な安っぽい家々が立ち並んでいる。 それらの中で最も安普請と思われるボロアパートの一室では、鼻と顎が少々尖った青年がうつ伏せになってジタ、ジタと蠢いていた。 「くそっ……! 出られねえっ……! 本当に脱出不可能っ……!」 男の名は伊藤開司。先程聖杯戦争のマスターとして、記憶を取り戻したばかりだ。 カイジはもちろん非力な一般人であり、他サーヴァントとの戦闘となれば、あっという間に殺されてしまうだろう(他に脱出したい理由はもう一つあるのだが、今は説明を省く)。 そのため、見滝原からの脱出を試みたのだが、どうやっても不可能だった。 街の境は透明の結界のようなもので覆われており、蹴っても叩いてもびくともしなかったのである。 自身のサーヴァントに脱出を手伝って貰おうかとも一瞬考えたが――。 「いやっ……! 駄目だ……! そんなことを言い出したが最後、俺が殺られるっ……!」 カイジは完全に怯えていた。 ――理由を語るには、二時間程、時を遡る必要がある。 ◆ ◆ ◆ 「只今参上いたしました。このアーチャー、マスターのためであれば身命を賭して聖杯戦争に臨む覚悟であります」 「本当かっ……!」 「はっ!」 現われたアーチャーは力強く頷く。 『ソウルジェム』を手にしたカイジは、アパートの自室でサーヴァントを召喚していた。 召喚したサーヴァントのクラスはアーチャー。狼の顔をし、昆虫のような四肢を持った獣型サーヴァントである。 アーチャーの頭の上にぼんやりと浮かび上がったステータスは、「筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:C」。中々俊敏なサーヴァントのようだ。 サーヴァントの事など何も分からないカイジであったが、Eを最低、Aを最高と考えると、このサーヴァントのステータスは中の上ぐらいだろう、と考えた。 カイジもその時は聖杯戦争を勝ち抜き、どんな願いを叶えて貰うのか、己が欲望で頭が一杯だった。 「アーチャー、お前が居ればこの聖杯戦争っ……! 勝てるのか……?」 「もちろんです、マスター。万事お任せ下さい」 アーチャーはやはり力強く頷いた。 「アーチャーっ……!」 「何でしょう」 「ステータスは何となく把握したんだが、サーヴァントの持ってるスキルっていうのも詳しく教えてもらっても構わないか……?」 「もちろんです、マスター。まずは……『対魔力』から説明致しましょう。これは魔力に対する抵抗を表すスキルです。私めのは『D』とランクが高くないのであまり期待なさらない方が宜しいかと」 「なるほど……」 「次に、『単独行動』です。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力ですね。私はマスターを失っても一週間現界可能です」 「あっ……!」 「どうかされましたか?」 「……いや、何でもない。続けてくれ……」 ――しかし、その時カイジに電流が走っていた。 (何だよ、その『単独行動』ってスキルっ……! 「マスターを失っても一週間現界可能」っ……!? とどのつまり、そのスキルっ……! マスターを殺そうが、聖杯戦争に参加できるってことじゃねえかっ……!) (……む、臭いが変わった。コイツ……何かに勘付いたな……?) 狼の獣人型サーヴァント――、ウェルフィンはその強すぎる猜疑心により、マスターさえ一切信頼していなかった。 寧ろ行動を縛る令呪を持っているので邪魔だと思っていた。 ――一方のカイジは。 (考えろっ……! どうすればこの窮地を脱出できるっ……!? そうだっ……! 街から出ればいいっ……!) 一応、『この街から出ることはできない』という情報はソウルジェムを手にした時に得ていたはずだが、カイジはそんなことも忘れるほど焦っていた。 兎に角アーチャーのいる場所から一刻も早く立ち去りたかった。 「続いて『追い込みの美学』について説明しますが――」 「い、いや……いいっ!」 「おや、どうなさったのですか?」 アーチャーは首を傾げた。 「ぱ、パチンコだっ……! パチンコに行ってくるっ……!」 「では私めもお供しましょう」 そそくさと立ち上がろうとするアーチャーを尻目に――。 「臭いぞっ……!」 「は?」 「パチンコ屋はとてつもなく臭いっ……! 博打狂い共の脂や汗、タバコにビール、ニンニクの臭いが充満しているっ……!」 「……はあ」 「狼のお前に耐えられるかっ……! その臭いっ……! 悪魔的悪臭にっ……!」 「そう言われますと自信を無くしますが、はて……」 アーチャーは座り直して頭をポリポリと掻いた。 「行ってくるっ……! 一人でっ……!」 カイジ、無頼の強行脱出……! (ククク、何に勘付いたか知らんが好都合だ……。オレも『魔力補給』をする必要があるからな……) 一方のアーチャーも心の中で舌を出していた。 ◆ ◆ ◆ ――そして脱出に失敗し、今に至る。 幸い、アーチャーは『戦闘前の仕込み』とやらでどこかに外出したまま帰ってきていなかった。 (今は慇懃な態度を見せているあのアーチャーも、裏では何を考えているのか分からないっ……! 危険過ぎるっ……! 使うかっ……?) カイジは自身の左手に刻まれた三画の令呪を一瞥した。 「いや……! ダメだっ! 下手に使ったら後で困るに違いないっ……!」 「どうかなさいましたか、マスター?」 「うわっ! あ、アーチャーっ……!」 カイジ、独り言を聞かれる痛恨のミス……! (無理だっ……! こいつ、恐らく俺の思惑に薄々気づいてやがるっ……! 令呪を使う前に噛み殺されて終わりっ……! ジ・エンドっ……!) (クク、なーるほどね……。オレに令呪を使うつもりか、だがそうは行くかよ……。こんなヘタレマスターなんか一噛みで――、いや、待てよ。一応は大切な魔力の供給源だ。下手に怯えさせるよりは懐柔するほうがいいか……?) アーチャーの悪魔的発想……! まさかの懐柔案……! カイジにとっては噛み殺されるよりもある意味地獄……! 「マスター、もしや、私に令呪を使われるおつもりですか……?」 アーチャーは猫なで声でカイジに囁いた。 「い、いやっ……! 違うっ……! そんなことは――」 「いえいえ、皆まで言わなくても大丈夫です。マスターは初めての聖杯戦争、心配なのは分かります。ここは多少なりとも場数を踏んだ私が令呪を使うと良い時をお教えしましょう」 欺瞞……! アーチャーとて今回が初めての聖杯戦争……! 圧倒的欺瞞……! 「う、うーん……」 カイジは考えた。――正確には考えるふりをした。なにしろその時には既に、アーチャーの言葉に乗ってしまっていたのだから。 しかし……! 我々とてカイジを責めることはできない……! アーチャー、虚実混交の策士……! 恐怖の鞭と飴戦法……! 「……分かった。じゃあ、その時が来たら教えてくれ……」 カイジ、屈する……! 狼の甘言に……! 屈する……!! 【クラス名】アーチャー 【真名】ウェルフィン 【出典】HUNTER×HUNTER 【性別】男性 【属性】秩序・悪 【パラメータ】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:C 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 単独行動:A マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 マスターを失っても一週間現界可能。 【保有スキル】 追い込みの美学:B 敵に先手を取らせ、その行動を確認してから自分が先回りして行動できる。 嗅覚:A+ 鼻の良さ。臭いを正確に嗅ぎ分け、遠方の標的を捕捉してどこまでも追跡したり、果てはそこで何をしていたのかまで把握することができる。 魔力放出(念):D アーチャーは魔力を消費して、『念』と呼ばれる超能力を使用することができる。 これにより、武器・自身の肉体に『念』を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させることができるが、燃費はあまり良くないため使いすぎは禁物。 【宝具】 『卵男(ミサイルマン)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1 背中に人体を模した醜悪な砲台を具現化し、そこから一度に四発のミサイルを放ち、対象者の体内に『黒百足(クロムカデ)』を植え付ける宝具。 攻撃手順としては、 1:「対象者(ねらい)」を定める。 2:「質問・命令(たま)」を込め、それに偽った者、逆らった者がいる。 3:その対象目がけてミサイルが発射される。 と言った手順。 ミサイルには追尾機能があり、対象者に命中するまで追い続ける。このミサイル自体に殺傷力は無く、植え付ける『黒百足』は一発につき一匹である。 発動条件はアーチャーが相手に対して質問か命令をすること。これに対して相手が偽ったり逆らったりした場合に、攻撃が可能になる。誰かに対して呼びかけられていればいいので、アーチャーが相手を認識できてなくても攻撃は可能である。 ただ、能力の性質上、アーチャーはどうしても行動が後手に回ってしまう上、相手が痛みや死を覚悟したり、耳を傾けずに攻撃された場合には自身を危険に晒しかねない。 黒百足(クロムカデ) アーチャーに対する反抗心を糧にして成長する生物。彼によって創られた。 アーチャーの命令を背いたり、危害を加えようとすれば、宿主の体に激痛を与え、最終的には体を突き破り死に至らしめる。 最大の反抗心は彼を殺そうとすること。アーチャーに殺意を抱いた場合、一気に最大まで成長する。 黒百足はアーチャーの心に呼応しており、本人が弱気になったり本音を語ると、虫は苦しみやがて死滅する。 【Weapon】 【人物背景】 甲虫の様な四肢と人間の肉体を合わせ持つ狼の獣人。 猜疑心が強く、悪知恵の働く小悪党タイプ。支配欲も強い。 その疑り深さは筋金入りで、一度彼に疑われたら最後その者をウェルフィンは死ぬまで信用することはないとされている。 【聖杯にかける願い】 見滝原を裏から支配する。 【方針】 とりあえずは潜伏する。 手を組めそうなやつとは手を組むが、最終的には(マスター含めて)確実に裏切る心づもり。 【マスター】伊藤開司 【出典】賭博黙示録カイジ 【性別】男性 【Weapon】 【能力・技能】 『博才』 博打の才能。極限状態に置かれた時のみ発揮する。 神がかり的な閃きにより、状況を打破して行く。 【人物背景】 高校卒業後、東京に上京してきたフリーターの青年。就職せず、安酒と博打に明け暮れ、さらに街で見かけた違反駐車の高級車への悪戯で憂さを晴らすという日々を過ごしていた。 バイト先の知人の借金の保証人となったため、その肩代わり返済のためにギャンブル船エスポワールへ招待されたことを機に、危険なギャンブルの世界に足を踏み入れていく。 社会に出てからのいわゆる「生きる目標」というものを全く考えていないため、平穏な環境下では「人間のクズ」と言われる、怠惰で自堕落なダメ人間。 しかし、命が懸かった極限の状況下に置かれると並外れた度胸と洞察力を発揮し、論理的思考と天才的発想による「勝つべくして勝つ策略」をもって博打地獄を必死に戦い抜いていく。 どんな状況であろうと信頼した人間を裏切ることは決してしないが、信頼を寄せた人間に裏切られる経験を何度も繰り返しており、たびたび苦い思いを味わわされている。 そのため他人を突き放す口ぶりが多いが、実際には追い詰められた人を見捨てられずに己の利を蹴ってでも救おうとする、良く言えば心優しい、悪く言えば甘い性格である。 【聖杯にかける願い】 勝ち抜いて元の世界に帰還したい。 【方針】 死にたくない。誰も信頼できない。
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~~~~~~~~~~ 澪「それじゃ私も急ぐから」タタッ 律「お、じゃあな」 タタタ 律(さて・・・監視は居なくなった!) 律(今から行くぞっと)ポチポチ 律「送信!」タタタ 梓「先輩方からメールが・・・」 梓「あ、律先輩からも」 梓「今から行くぞ・・・」 梓「やった!」 梓(まだかなまだかな) 律(遠い・・・)タタタ 律「ハァ・・・ハァ・・・」 とある喫茶店のショーケース前に二人の影 唯「うーんどれにしよーかなー」 紬「よーく考えるのねー」 唯「だってあんまりお金ないもん」 紬「うふふ」 タタタ 唯「ん」 唯「見てみてムギちゃん、りっちゃんが今走ってったよ」 紬「えっ」 紬(たぶんりっちゃんはきっと・・・) 紬「それより早くお茶しましょー」 唯「ねえムギちゃん、追跡しようよ!」 紬「えっ・・・えっと」 紬(だ、駄目よ唯ちゃん) 唯「ねー行こーよ!」 紬「あ・・・」 1.なんとか制止 2.折れちゃう ※2 バレてしまえ 2.折れちゃう 唯が紬をグイグイ引っ張っていく 紬「あぁっ」 唯「よーしりっちゃん捜索隊出動!」 紬(りっちゃんなんとかごまかせればいいけど・・・) 唯「ムギちゃんも走ってよー」 紬「え、ええ」タタタ ~~~~~~~~~~ 唯「こちら唯隊員、りっちゃんを発見!」 唯「あれ、あずにゃんの家の前で止まっちゃった」 唯「あ!入ってった!」 唯「ムギちゃん見てみて、りっちゃんがあずにゃんの家に!」 紬「え、えぇ」 紬(りっちゃん許して・・・) 唯「よーし私達もあずにゃん家に突撃ー!」 ~~~~~~~~~~ 梓ママ「田井中さん、また来てくれたのね」 律「ええ、梓ちゃんが心配ですので」 梓ママ「今日は一人なの?」 律「はい、部の代表として来ました!」 律(本当は独り占めしたいだけなんだけど) 梓ママ「梓、田井中さんがいらっしゃったわよ」ガチャ 梓「あ、先輩」 律「おっす」 梓ママ「それじゃごゆっくりとね」 律「はい、お気遣いなく」 律梓「・・・」 梓「せーんぱい」 律「どうしたー梓」 梓が目を瞑り唇を少し突き出す 律「全く・・・」 チュッ 律「すっかり元気になりやがってーこのー」 梓「エヘヘ・・・明日は学校に行くからね・・・///」 律「りょーかい」 梓「あの・・・もっといっぱい・・・」 律「仕方ないなあ」チュウ ~~~~~~~~~~ 唯紬「おじゃましまーす」 梓ママ「じゃ、あっちの部屋に居るから。ごゆっくりとね」 律紬「ありがとうございます」 唯「あーずにゃ」ガチャ 律梓「!」ムチュウゥ 唯「ん・・・え・・・」 紬(ああ・・・一番タイミングが悪い時に・・・) 律「あ・・・あの・・・」 梓「こ、これは」 唯「なーんだ、りっちゃんとあずにゃん付き合ってたんだー」 律梓 ホッ 唯「・・・なんて言うと思った?」 律梓 ギク 唯「ひどいよーあずにゃんは私だけのものだと思ってたのにー」ナデナデ 梓「や、やめてくださいよぅ」 唯「いー子いー子」ナデナデ 律(え・・・案外怒らない?) 唯「じゃりっちゃんはあずにゃんを大切にしてあげてね」 律「お・・・おう」 紬(唯ちゃん・・・案外さっぱりしてるのね・・・) 紬(とにかく良かった・・・) ~~~~~~~~~~ 唯「それじゃりっちゃん隊長!あずにゃんは頼んだよ!」 律「あ、ああ!了解した、唯隊員!」 紬「それではお幸せに~」 律梓「///」 唯「ねえムギちゃん・・・」 紬「どうしたの唯ちゃん」 唯「これが喪失感ってのなのかな・・・」 紬「えっ・・・」 唯「なんだか・・・寂しい・・・よ・・・」 紬「唯ちゃん・・・」 唯 エグッエグッ 紬「悲しかったね、辛かったね」ギュウ 唯「ムギちゃん・・・」ポロポロ 紬「大丈夫、大丈夫」 唯ちゃん、ずっと耐えてたんだ 私にもりっちゃんにも梓ちゃんにも分からないように だから今は 紬「唯ちゃん、好きなだけ泣いて」 紬「落ち着いたらまた・・・お茶・・・しましょ・・・」ホロリ 唯ちゃんが優しすぎて私も泣けてきてしまう 唯「ム・・・ムギちゃん」エグッエグッ 紬「うん、うん」ポロポロ ~~~~~~~~~~ その後私と唯ちゃんは約束した通りさっきの喫茶店に入っていろいろ話し合いました。 唯ちゃんの梓ちゃんを大事に思う気持ち、恋ほどでないけれど気になる気持ち、そして独占欲 けれどもやっぱり唯ちゃんは優しい子 りっちゃんも梓ちゃんも嬉しそうだったからそれで満足だ。安心して任せられる。って言っていました そしてすっかり落ち着いた唯ちゃんは 唯「じゃねー」 いつもと同じように私のもとからお家に帰って行きました ~~~~~~~~~~ 梓ママ「梓、仕事があるから家、空けるわね。」 梓「はぁい」 梓ママ「田井中さんはゆっくりしていってね」 律「ありがとうございます」 梓ママ「それじゃ行ってくるわね」 律梓「行ってらっしゃい」 梓「ねえ先輩」 律「何ー?」 律は雑誌を読んでいる 梓「何かしませんか?」 律「いいけど・・・何も思い浮かばないから梓が決めて」 梓「じゃあ 196いいですか?」 ※一緒にお風呂 梓「じゃあ一緒にお風呂、いいですか?」 律「え、昼から?」 梓「ちょっと寒いんですよ」プルプル 律「んー・・・分かった」 梓「あと・・・入れてきて・・・くれないですか?」ジト 律(うわっすごい破壊力!) 律「あ、ああ。いいよ」 梓「お願いしますね」 ~~~~~~~~~~ ジャー 律(なんかいいように使われてる気がする・・・) 律(ただあんな目で見られちゃあなあ・・・) ~~~~~~~~~~ 律「あと何分かすれば入るだろ」 梓「ありがとうございます」 律「しかしさっきは驚いたな~」 梓「そうですね」 律(唯・・・別れるとき一瞬悲しげな顔を見せてたな・・・) 梓「唯先輩、案外あっけからんとしててほっとしました」 律「あ、ああ、そうだな」 律(やっぱり梓はわかってないんだろうな・・・まあその方がいいかもしれない) 律「さて、そろそろ風呂だな」 律「自分で動けるか」 梓「大丈夫です」ヨロ 律「ずいぶん心許無い大丈夫だな」 律「ほれ、背中に乗れ」 梓「・・・はい///」 律「さ、行くぞ」 律「服ぐらいは脱げるよな」 梓「あの・・・」 律「全く、世話が焼ける奴だな」ヌガセヌガセ 梓「エヘヘ・・・///」 律「ほれ、下着は流石に勘弁してくれ」 梓「ありがとうございます」 律「さて私も」ヌギヌギ 律「さー入るぞー」スポーン 梓「ちょっ・・・タオルで隠してくださいよ!」 律「いーじゃんいーじゃん」 律「さー入った入った」 梓「わわわ」 律「さて、誰が先に洗ってもらう?」 1.律 2.梓 ※1 梓から律センパイへのお返し 1.律 梓「じゃあまずあたしに先輩を洗わせてください」 律「それじゃお願いしようかな」 梓「それではそこに座ってください」 律「よっこらせっと」 梓「頭から洗いますね」 梓は律の頭をお湯で濡らすと早速シャンプーを手に取り洗い始める 梓 シャカシャカ 律「梓、気持ちいよ」 梓「ありがとうございます」シャカシャカ 律の髪はそこまで長く無いので割とすぐに終わってしまう 梓「流しますね」 律「あいよー」 流し終わるとリンスにかかる 梓(まず櫛でといてと・・・) 梓(それにしても先輩、やっぱり髪を下ろすと印象変わるな・・・)ボーッ 律「おーい梓ー」 梓「あっすみません、手が止まってました」 梓はゆっくりと律の髪をリンスで整える 梓「じゃ、流しますね」 ザーー 梓「次は体を・・・」 律「なあ、梓さあ」 律「体は二人で同時にやればいいと思うんだけど」 梓「あ、それいいですね」 梓「でも今ちょっと体、させてください」 律「え?」 梓「こういうことです」ムニムニ 梓が律の控えめな胸を揉みだす 律「ちょっ・・・やめっ・・・///」 梓「お礼ですよ、お礼」モミモミ 律「あっそこは・・・!///」 律の乳首を指で弄る 梓「あれ、先輩。もう固くなってませんか」コリコリ 律「もう・・・やめぇ・・・」 梓「はいはい、じゃ後でゆっくりとしましょうね」サッ 律「えっ・・・」 律(ムラムラが止まらない・・・) 梓「さ、先輩、次は私の髪、洗ってくれますよね」 梓「あと体も」 律「は、はい」 梓「ちゃんとしてくれたらたーっぷりご褒美あげるからね」 律「よ、よし!やるぞー」ザパー 律は櫛で梓の髪をときながらお湯をかけていく 律「しかし梓の髪って長いよな」 律「私はこんな伸ばしたことないから正直勝手がわからん。下手したらすぐ言ってくれよ」 梓「大丈夫です」 律「しかし見とれてしまう」 律「さて、シャンプーいくぞ」 梓「はい」 律 シャカシャカ 律 シャカシャカ 律(長い・・・長すぎる・・・) 律「梓ーこれで大丈夫かー?」シャカシャカ 梓「大丈夫ですよ」 律「りょうかーい」シャカシャカ 暫く洗い続ける 律「それじゃ流すぞー」 梓「了解です」 シャー 律「さて・・・リンスだが」 律「大変そうだな・・・」 梓「髪の先までしっかりお願いします」 律「よーし任せとけー」 ~~~~~~~~~~ 律「腕が疲れたー」グダグダ 梓「ちゃんとやってくださいね」 梓「もしいい加減だったらご褒美は無しです」 律「わ、分かった!」イソイソ 梓「それでいいのです」 12
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唯「あ、あずにゃん どうしたの?!」 梓「か、かばん!」 鞄 … 梓(な、中身は大丈夫なの…?) ドキ ドキ ドキ 唯「…カバン?」 律「カバンがどうかしたのか?」 梓(はっ! しまった!) (先輩達の注意がカバンに向かってしまった!) (このままだと確実に 中身を確認されてしまう!) (それだけは阻止しないと…!) 梓「だ、抱きつかれた拍子に… カバンがお腹に当って…」 ウゥ 唯「えっ 本当!?」 オロオロ 澪「大丈夫か、梓!?」 梓(よしっ…!) 梓「ま、またお腹痛くなって来たかもしれないです…」 唯「え、本当!? ご、ごめんねぇー あずにゃん!」 ウルウル 梓「ゆ、唯先輩は悪くないです!だから気にしないでください!」 梓「私トイレ行ってきますね!」 ガチャ タッタッタ 梓(よし!先輩達の注意をカバンからそらす事ができた!我ながら名演技! しかもトイレに行けばカバンの中身も確認できる!まさに一石二鳥!) タッタッタ 紬「梓ちゃん大丈夫かしら…」 澪「お通じの調子 相当酷いっぽいな…」 律「気をつけてやれよー 唯」 唯「うん…」 ションボリ トイレ! ジーッ ゴソゴソ G「…」 梓「ほっ」 梓「良かったーっ…!」 梓「もう、本当 危なかったよ」 ハァ 梓「出てきてたらどうしようかと…」 梓「先輩に抱かれるのは暖かくて気持ちいいけど… 抱くなら抱くって言ってよね……こっちは今大変なんだから」 プンプン 梓「あ、ゴムとか使って止めとけば大丈夫かな」(※) 和(さっきから隣の個室… 抱くとか、気持ちいいとか、ゴムとか、何の話してるのかしら) ドキドキ (※)タッパーと蓋を輪ゴムで止めておけば、衝撃で開いたりしないんじゃないかなって話ですので、あしからず 梓「あ、そうだ衝撃与えたけど大丈夫かな……一応生き物だし…」 G「…」カサカサ ゲンキヤデ 梓「良かった…動いてる」 和(生き物…? 動いてるって… ま、まさか に、妊娠?!) ガチャリ 梓「でもさっきみたいな事が起こるかもしれないし、ちゃんと(カバンを)おろしとかないとね」 トテトテ 和(降ろす!?!!それって…) 和「だめよ!ちゃんと責任持たなきゃ!」 梓「?!」(き、聞かれてた?) カーッ タッタッタ 和「行ったのかしら…」 ジャー ガチャリ 和「風紀が乱れてるわね……生徒会長としてしっかりしないと」 ろうか! 梓(まさか隣の個室に人がいたなんて…)カーッ 梓(で、でも急いで出てきたからゴキブリ持ってきてる女の子が私だとはバレてないよね…!) 梓(うん…バレてないはず……たぶん そう言う事にしておこう) 梓(本当にどうしよ……お腹の調子良くない事にして早退しようかな…) 梓(でも練習はしたいし…これ以上先輩達に心配かけたくないし…) 梓(そうだ!部活中は教室に置いといて後で取りに…) 梓(ってダメだ!私の目の届く範囲に置いておかないと何が起こるか…) 梓(それに…) ( 「だめよ!ちゃんと責任持たなきゃ!」 ) 梓(そうだよね!ゴキブリだとしても純から預かったペットだもん!) 梓(ちゃんと責任持って世話しないと…!) 梓「よーし!頑張るぞ!」 ぶしつ! 梓「すみません、お騒がせして…」 唯「あずにゃん…さっきは本当にごめんねぇ…便秘で大変な時に…」 律「調子悪い時くらい誰にでもあるって! それに便秘と言えば、澪なんか 澪「わ、わー!!馬鹿!律!それは言うなぁー!!」 アセアセ 紬「はい、梓ちゃん このお茶お通じにもいいのよ」 コトッ 梓(完全に便秘だと思われてる… さっき頑張るって決意したばかりだけど早くもくじけそうです) 律「ところで梓、なんでカバン足元に置いてるんだ?」 梓「へっ!?」 (やっぱりずっと傍に置いてるのは不自然だった!?) 梓「そ…その…」 アセアセ 梓「そ、そう! べ、便秘の薬が入ってるので…すぐ取り出せるようにと…はは」 唯「ああ!だからさっきトイレにもカバン持って行ってたんだね!」 梓「ははは…」(なんだこれ…死にたい…) 律「本当に大丈夫か、梓 早退してもいいんだぞー」 梓「だ、大丈夫です!!!!この通り私は元気です!!!!」 バッ 律「そ、そうか…」 澪(そこまで元気アピールしなくても…) 紬(きっとすっごくすっきりしたのねー) ニコニコ 梓「そ、そんなことより練習しませんか!!?」 唯「えぇえー」 律「梓の調子も悪いんだし…今日は練習いいんじゃないか?」 澪「そう言って何時も練習出来てないだろ」 律「あれ? そうだっけ?」 テヘッ 梓(そう練習だ!練習になれば!皆さん普段はこんなでも練習中は意外にちゃんとしてるから! 練習に集中してればカバンから注意はそれるはず!!) 澪「梓は便秘で調子悪かったのに早退せず練習したいって言ってるんだ! 今日くらいはちゃんと練習するぞ!」 キリッ 唯「そうだよね、澪ちゃん! 便秘だったあずにゃんが練習したいって言ってるんだよ! それなのに私達がサボっててどうするの!!りっちゃん!」 ガタッ 律「そうだな、便秘って辛いもんな… それなのに梓は頑張って練習しようとしてるんだな…本当偉いよ梓は…」 シミジミ 紬「皆、練習しましょう!便秘でも頑張ってる梓ちゃんのために!」 フンスッ 一同「おーっ!!」 梓(もしかして私って虐められてるんじゃないだろうか…) 準備中 唯「♪」 ジャンジャン 澪「…」 カチャカチャ 紬「…」 キュッ キュッ 律「…」 トン トン トトン 梓(いつもこのくらい真面目に練習してくれればいいんだけど…) ハァ 梓(まあいいか この調子で放課後を乗り切る事ができれば…!) 梓(とにかくそれまでカバンの中にゴキブリがいる事だけは絶対にバレちゃいけない!) 梓(もし見つかったりなんてしたら… 私は部室にゴキブリを持ってきた女子高生扱い…) ( 律「梓、お前ゴキブリなんて飼ってるのか!?汚ねー!!」 ) ( 澪「不潔だな…近づかないでくれるか…」 ) ( 紬「梓ちゃんはもうティータイムには参加しないでね」 ) ( 唯「あはは、これからあだ名はゴキニャンだね!」 ) 梓(それだけはダメ!!それだけは絶対にぜぇえっっったいに避けないと!!!) ブンブン! 律「皆、準備できたかー」 澪「ああ!」 唯「バッチリだよ!」 ブイ 紬「どんとこいです!」 グッ 律「梓も…」 梓「はい!大丈夫です!」 律「それじゃ、始めるかー」 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ただいま練習中です しばらくお待ちください ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ~しばらくして~ ジャーン! 唯「…」 梓「…今の結構いい感じだったんじゃないですか!?」 澪「そうだな、律も調子よかったじゃな…」 律「…」 ぐぅー 律「あー、ダメだ!腹減ったー!!」 グデー 澪「そう言うことか…」 ガクッ 紬「うーん…もう時間も遅いけど…お茶にする?」 梓(それは不味い!これ以上部室にいてボロが出たりしたら…) 律「いや、今日はもういいや!解散、解散!」 律「帰りに何か買って帰ろうぜー」 ヨット 紬「あ、買い食いね! 行こう行こう!」 ワクワク 梓(律先輩! グッジョブです!) グッ 唯「…」 澪「唯? どうしたんだ? さっきからボーっとして…」 唯「…うーん」 梓「そう言えば練習中も時々、上の空でしたよね」 律「さては唯もお腹空いてるのか!? 練習中もずっと豚まんの事を考えてたんだろう!」 澪「それってお前の事じゃないのか……」 紬「帰りに皆で豚まん食べましょうか」 ニコニコ 唯「ねぇ 何か聞こえない?」 梓「えっ」 シーン 紬「…何も…聞こえないけど…?」 唯「あれ、おかしいなー」 ポリポリ 律「もしかして唯…… 昔この部屋で自殺したと言う生徒の幽霊の声が聞こえて…」 澪「ひぃいいいっ!!!」 コワイコワイコワイコワイ 唯「ううん、そうじゃなくって」 唯「何かが動いてるみたいな…」 梓(ま、まさか!!!!?) 紬「動いてる?」 唯「うん、えっとねカサカサって……虫…かな?」 梓(や、やっぱり!!!!!) 梓「き、きききき 気のせいじゃないんですか!!??」 梓(話題をそらさないと!!) 律「…梓、何焦ってるんだ?」 梓「へっ!!?」 (しまった、逆効果!!?) 律「もしかして梓…… 虫が怖いのかー!!」 梓「えっ」 唯「そうだったんだね、あずにゃん!」 梓「…あっ は、はい そうなんです!」 律「いやー、あの梓ちゃんにも弱点があったんですわね」 唯「虫が苦手なあずにゃんも可愛いよ!」 律唯「アッハッハッハッハッハ!」 梓(た、助かった…?) ホッ 紬「でも唯ちゃんが聞いたのは結局何の音だったのかしら…」 梓(ムギ先輩 話を戻さないで!) 律「今は聞こえないんだよな?」 唯「うん、鳴ってたのは演奏中だよ!」 梓「そ、空耳ですよ!空耳!」 唯「そうなのかなあ…」 律「演奏中か……なら誰かの楽器の音じゃないか? 何か変わった所があって何時もと違う音に聞こえたとか」 梓「私は気のせいだと思います!」 唯「うーん…弾いてみるか…」 ジャーン 唯「…」 唯「私のギターじゃないし…」 律「じゃあ、ドラム?」 ドン ドン シャーン ポロロロン 紬「どうかしら」 唯「ドラムでもキーボードでもないよね…ベースは…」 澪「コワイコワイコワイコワイコワイ…」 ブルブル 唯「置いといて……あずにゃん、ギター鳴らしてみて」 梓(早く終わらせて逃げよ…) 梓 ジャラーン! … 唯「…」 唯「…いつも通りだよね」 梓「ほら、やっぱり気の バサバサバサバサ 梓「せ…あ…」 唯「この音だよ!!」 律「た、確かに聞こえたぞ!」 紬「私も聞こえた!」 梓「あ…あ…」 アセアセ 唯「この音は…」 鞄 バサバサ 唯「あずにゃんの鞄の中から…?」 梓(な、なんでわかるんですかー!!!) 梓「あ、ああのそのえっと…」 律「はっ もしかして梓の鞄の隙間から虫が入り込んだんじゃ…」 ゴクリ 唯「そ、それは大変だよ!! あずにゃん虫が苦手なんだよ!?」 梓「う…あ…あぁ…」 梓(どうしよ!どうしよ!どうしよぉ!!)ナミダメ 紬「ハッ! 梓ちゃん涙目になって凄く怯えてるわ!!」 律「そんなに苦手だったのか… 仕方ない ここは部長の私が人肌脱ごうじゃないか! 虫が苦手な梓のために 鞄に入り込んだ虫を私が追い出してやるぜ!!」 グッ 唯「おお! りっちゃんカッコイイ!!」 梓(気持ちはありがたいですけど止めてください!!) 律「…」 ソロリソロリ 律「開けるぞ…」 唯「お願いします…りっちゃん隊員…!」 ゴクリ ジー 梓「や、 止 め て く だ さ い ! ! ! ! !」 唯律「!?」 3
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【ひなこい】最強ひな写ランキング - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】エオスコインの効率的な集め方 - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】査定効率から見た取るべきスキルとおすすめキャラ【プリティーダービー】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 【パワプロ】鬼滅の刃コラボガチャはどっちを引くべきか - Gamerch(ゲーマチ) 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? 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唯「あずにゃんの様子がおかしい?」 憂「うん・・・昨日と今日とでまるで別人みたいになっちゃって・・・」 律「どんな感じなんだ?」 憂「はい・・・いきなり笑いだしたりいきなり教室とびだしたりって感じです」 紬「うーん・・・よくわからないわね・・・」 律「実際に見てみないことにはなんともなー」 憂「ギターもってきてたし部活には来ると思います」 唯「うー・・・よくわかんないけどとにかく早く会いたいよ~」 憂「とりあえず私は行くね?お姉ちゃん」 唯「うん。じゃーね憂」 憂「また家でね?皆さんも・・・失礼します」 律「おう。じゃーな憂ちゃん」 紬「またね~」 バタン 律「さっきから黙りこくってどうしたんだ澪?」 澪「・・・・・・(まさかな)・・」 ______________ _______ ___ ガチャ 唯「あ!あずにゃーん!」 梓「・・・・・・・・・・・・」 唯「・・・あずにゃん?」 梓「・・・・ククク」 梓「私は邪王真眼の使い手・・・」 梓「見つけたぞ、ダークフレイムマスター」 唯「ほえ?私?」 梓「私達は前世より繋がりし魂のソウルメイツ・・・」 梓「さあ・・・契約を始めよう・・・DFMよ・・・」 唯「あずにゃんが何言ってるかわかんないよ~」 唯「そんなことよりあずにゃん!」 梓「・・・どうした?DFMよ、奴らに気が付いたのか?」 唯「じゃなくて!目、どうしたの?眼帯してるじゃん!大丈夫!?」 梓「ククク・・・心配するなDFM。これは我が力を封印しているだけだ・・・」 梓「そう・・・邪王真眼の力を・・・」 唯「???よくわかんないけど怪我じゃないんだね?」 唯「あずにゃんが無事でよかったよ~」ホッ 梓「心配させてしまったようだなDFM」 梓「だが私はだいじょ・・・ッ!!!」 唯「あずにゃん!?」 梓「ッ!!グァァァ・・・!?これは・・・!?邪王真眼が暴走している・・・?」 梓「まさかッ!DFMとの共鳴反応だとでも・・・?」 梓「うぐっ!?ぐあああああっ」 唯「大丈夫!?どどどどうしよううう!?」アセアセ 唯「みんなもたすけてよ~!」 律澪紬「」ボーゼン 唯「本当に大丈夫なんだね・・・?」 梓「はっ早くしろDFM!これ以上はもう・・・!///」 唯「よかった~」パッ 唯「あずにゃんが病気だったらどうしようかと思ったよ~」 梓「そっその呼び方はやめろ!これからは邪王真眼と呼ぶがいい・・・」 唯「ええ~?やだよ~あずにゃんはじゃおーなんとかじゃなくてあずにゃんだもん!」 梓「それも我が真名ではなかろう!」 梓「まあいい・・・勝手にするがいい・・・」 唯「うん!あずにゃん!」 梓「・・・・・」 律「あ、あの~お取込み中すみませんが・・・」 梓「・・・・どうした?」 律「お前本当に梓、か?」 梓「あたりまえだろう・・・何を言っている?」 律「いや、昨日までと違いすぎるだろ・・・」 律「なあムギ?」 紬「えっ!?そ、そうね・・・」 紬「ひ、久しぶりね邪王真眼・・・」 律「のらんでいい」ビシッ 紬「いたっ!うふふ・・・ちょっと面白そうだったから・・・」 律「全く・・・ってどうした澪?お前さっきから」 澪(梓・・・やっぱりお前・・・) 梓「さあ・・・闇の音色を奏でよう・・・」 唯「?」 梓「DFMの兵器を使い闇の音色を奏でるのだ・・・!」 律「・・・何言ってんだ?梓」 紬「う~ん・・・あ!ギターの練習ってことかしら」 梓「その通りだ・・・」 律「一応練習お化けなのは変わらないのな」 梓「黙るがいい・・・凸森」 律「凸って・・・この頭のことか!」 練習後! 梓「貴様ら・・・たるんでいるぞ!」 梓「これでは闇の披露会で醜態を晒すことになる!」 紬(HTTの音楽と闇って・・・完全に真逆ね) 律(集中できないのはお前のせいだっつーの) 律「そうだなー梓はあんなんだし」 梓「グッ・・・腕の封印がッ・・・!」 唯「今度は腕!?」 _______________ ________ ____ 憂「梓ちゃんどうだった?」 唯「なんか変だったね~」 憂「明日にはなおってるといいけど・・・」 ___________ ______ ___ 澪(梓・・・やっぱりあの時の私みたいに・・・) 過去 澪「ふふふ・・・私はアキヤマー」 澪「風の声が聞こえる・・・」カタカタ _____________ 澪「うわあああああああああああああ」 澪「はずかしはずかしはずかしはずかし」 澪「しかも・・・私みたいにネット上だけでなくリアルでも中二病とは・・・」 翌日 澪「唯・・・話がある・・・」 唯「?なぁに澪ちゃん部室に呼び出して」 澪「梓なんだが・・・」 唯「あずにゃん?」 澪「梓はな・・・中二病だ」 唯「ちゅーに病?やっぱりあずにゃん病気なの!?」 澪「いや・・・病気とは違うんだ」 唯「じゃあなんなの?」 澪「説明しづらいんだが・・・特殊な反抗期とでも思ってくれ」 唯「あずにゃん・・・反抗期なんだ」 澪「まあちょっと違うんだが・・・」 澪「梓を元に戻したいか?」 唯「う~ん・・・そうだね」 唯「いまのあずにゃんもかわいいけどやっぱり元のあずにゃんのほうがいいもん!」 澪「よし。なら作戦を説明する」 _________________ __________ ______ 梓「待たせたなDFM」 律「私達は無視か」 唯「あ、やっと来たね梓ちゃん」 梓「!」 唯「さ、練習しよっか皆」 律「おっけー」 紬「準備できたわ~」 澪「ほら梓も、早く練習だ」 梓「りょ・・・了解した」 練習終了 唯「どうしたの梓ちゃん?キレがないよ?」 梓「す・・・すまない・・・それよりDFM、様子が・・・」 律「今日は終わりにするか」 紬「そうね~」 唯「じゃあかえろっか、梓ちゃん」 梓「・・・・・・」 帰り道 唯「どうしたの梓ちゃん元気ないよ」 梓「・・・・・・DFMこそどうした・・・・」 梓「何故いつもの呼び名で私を呼ばない?」 唯「だって梓ちゃんだって違うじゃない」 唯「私もイメチェンってとこかな~」 唯「それにさ、梓ちゃん、私に抱き着かれるの嫌だったのかな~って」 梓「そんなこと・・・」 唯「だっていつもよりツンツンしてるじゃん」 唯「口調もこわいしさ」 唯「だからこれからは抱き着かないし練習もまじめにやるよ!」 唯「だから安心してね?"あずさちゃん"?」 唯「じゃあ・・・また明日ね~」 梓「・・・・・・・・・・・・・」 梓「・・・・・」 梓「・・」 梓「」グス 唯「!」 梓「・・・・うぅ・・・・」 梓「・・・ん・・・さぃ」ポロポロ 唯「?」 唯「聞こえないよ?」 唯「あ・ず・さ・ちゃ・ん?」 梓「う・・・・ふぇえええええん」ビエエエエエ 梓「やだぁ・・・」 梓「梓ちゃんって呼ばないでぇぇ!」ポロポロ 梓「ごめんなさい!もう止めるからあずにゃんって・・・」 梓「・・・・・あずにゃんって呼んでください!」 梓「・・・・ギュッってしてよぉ・・・」ポロポロ 唯「・・・・・・」 唯「・・・やったぁ!」 唯「成功だよ!澪ちゃん!」 澪「よくやったぞ唯」 律「これで一安心だな」 梓「・・・・ふぇ・・・?みなさん・・・?」 紬「元の姿に戻ったようね・・・邪王真眼・・・」 律「お前はもういい」ビシッ 紬「うふふ・・・ごめんなさい」 梓「え・・・なんで・・・?」 澪「正直見てられなかったからな・・・」 律「あれじゃ練習に身が入らないしな・・・」 澪「お前が言うか」 澪「ま・・・梓を元に戻す為に唯に一芝居うってもらったって訳だ」 唯「えへへ・・・ごめんねあずにゃん」 律「もうちょい長引くと思ったんだがな」 紬「あら?私はすぐ折れると思ったわよ?」 紬「梓ちゃんには素質があるもの」 唯「素質?」 紬「天然の唯ちゃんには分からないわよ~」 唯「ええ~?よく分かんないけどひどいよムギちゃん!」 唯「っと、それは置いといて・・・」 唯「ごめんねあずにゃ~~~ん!」ダキッ 梓「わわっ・・・唯先輩!?///」 唯「あずにゃん分を補給したくてしょうがなかったよ~」ギュウ 梓「私も・・・寂しかったです・・・」ヒシッ 唯「なんと!あずにゃんから抱きつくとは!?」 紬(やはりね) 唯「あずにゃん・・・」 梓「唯先輩・・・」 律「そこイチャイチャすんな~」 律「にしてもなんであんなことしたんだ?」 梓「はい・・・」 回想 よる! 梓「うう・・・なんか目が覚めちゃった」 梓「にしても・・・今日も練習できなかったなぁ・・・」 梓「なーんか唯先輩をやる気にさせる方法ないかな・・・」テレビつけ テレビ<ユメナラータークサンミター 梓「アニメ・・・?」 梓「寝れないし見てみるかな」 テレビ<ジャオーシンガンハサイキョー テレビ<ヤミノホノオニダカレテキエロ! 梓「か・・・かっこいい!」 梓「これなら・・・!」 もうそう! 梓「さあ着いてくるがいい・・・」 唯「あずにゃん・・・いや、邪王真眼さま!」 _______________ _________ ___ 梓「ってなるかと・・・」 律「いやその理屈はおかしい」 紬「梓ちゃんって意外とバカなのね」 澪「ちなみにこれがさっきまでの梓だ」 ビデオ再生 梓『邪王真眼は最強』 梓『さあDFMよ!』 __________ _____ __ 梓「うわぁ・・・」 梓「なにやってんだろ・・・バカじゃないの私・・・////」 唯「あずにゃんは痛くてもかわいいよ~」 梓「うぅ・・・/////」 律「まあ一件落着だな」 唯「あっずにゃ~~~ん」 梓「もういじめないで下さいよ・・・?」 唯「当たり前だよ~もう離さないぜ子猫ちゃん?」 紬「告白!?告白なのね唯ちゃん!?」 梓「もう離しません・・・唯せんぱぁい・・・」 澪「・・・練習は?」 おしまい! 戻る