約 1,902,255 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4595.html
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4578.html
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4579.html
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4289.html
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/1742.html
空の青は自由と怠惰の象徴なのだ。 空に魅了され、絶望を抱こうとする騎士が居る限り、 私は誰に告げるわけでも無く呟き祈るのだろう。 リチャード・スミッソン/訳,本田小五郎 空を見上げれば透けるような青が視界一杯に広がる。 専門的な話をすれば、太陽光が大気中の微粒子で拡散される際に、短波長である青色がひと際強く散乱する為、 空は青く見えているだけに過ぎない。 だが、そんな学術的な見解よりも、シン・アスカは、空が海の鏡であるや、空が何事にも縛られない自由な世 界だからと言うロマンチックな理由の方が好きだった。 シンは、空の青さに浮かれるように、フットペダルを踏み込み、デルタ・プラスの速度を上げる。 青と白のコントラストが視界の外へ凄まじい速度で流れ出し、ザフト、連合には存在すらしなかった、全天周 囲モニターにCG補正された福岡市が眼下に広がり、控えめだが目を楽しませてくれる。 『管制塔からエビデンス01へ。若干だが予定航路を外れているように思えるが?出来れば航路修正求む』 「了解。エビデンス01。予定航路に戻る」 だが、束の間の"お遊び"も管制官の無骨な一言で現実に戻さてしまう。 シンは忍び笑いを漏らし、管制官の指示に従いデルタ・プラスの機首を訓練航路に戻すと、機体はあっと言う 間に福岡市を通り過ぎ、冬の海の静けさと穏やかさが出迎えてくれる。 『航路確認。そのまま訓練継続を求む』 「了解。エビデンス01。訓練を継続します。」 遊び心一つ無いお役所仕事のお手本のような回答にシンは嘆息し、コンソールを操作し、機体のパラメーター を確認する。 開発が終了した機体であるデルタ・プラスには、想定通りの機動行動しか取らせていない。 万が一にも異常値など検出されるわけも無いが、納品前の大事な試験航行中のパラメーター確認はいつも緊張 してしまう。 文字通り万が一の事でも起きれば、そのまま、ラボに飛んで帰り、終わる事の無いバックログの検証会となる だろう。実機を触らず机上での検証会はシンにとって苦痛以外なんでも無い。出来ることならば、御免こうむり たい気分だ。 「各部異常無し」 だが、シンの心配など杞憂とばかり、機体が返してくる数値は規格値の安全域ばかりだ。 シンは、レコーダーに言い聞かせるように呟き、テスト結果を本部に送信する。 今頃シンのデータは事務的に処理され、欠伸でも漏らしている頃だろう。 テスト結果に一喜一憂した開発初期とは違い、それこそ寝る間も惜しんで、想定される不安要素を全てこそぎ 落した機体には一部の隙も無いはずだが、やはり、気になってしまうのが人の常なのだろう。 『管制塔からエビデンス01。機体に異常は?』 「エビデンス01。機体に異常無し。このまま第二機動訓練へ移行する」 『了解。しつこいようだが、市街地近隣飛行は何かと制約が多い。羽目を外し過ぎないで欲しい』 「了解』 貴重な市街地近郊飛行訓練に苦言を漏らす空自のお小言も理解出来るが、シンの所属する筧重工と既に決着済 の話だ。 近隣諸国の情勢不安でナーバスになるのも分かるが、訓練計画に頻繁に横槍を入れられると非常にやり辛い。 ラボに抗議して貰うおうかと一瞬考えるが、頭を振って即座に否定する。 そんな事をして上層部同士のしがない縄張り争いの結果、テストが中止にでもなれば目も当てられ無くなる。 少なくとも"この空"は敵の存在に敏感にならずとも良いし、装甲を隔てた外界が生命を拒む真空の領域と言う 訳でもない。 空を自由に飛べ"昔の傷"と"現在のしがらみ"を一時と言えど忘れられる気楽さと空自の小言を比べれば、天秤 にかける必要もないくらい瑣末な出来事だ。 敵の存在と生きて行く為に必要な蟠り、そして、己の罪と罰を気にせず飛べる"空"はシンにとってかけがいの 無い場所なのだ。 だが、シン・アスカにとって命の洗濯とも言える貴重な時間をお気楽な声が無情にも切り裂いた。 723 :GSDK ◆SWZwUhLUHc:2012/06/03(日) 22 09 15 ID RMYJoCh6 『オーバー。こちらエリカ・シモンズ。あーあー、聞こえてるかしらアスカ君?』 守秘回線から聞こえて来た能天気な声に、シンは苦虫をすり潰したような珍妙な表情を浮かべ、急がせるよう に明滅する通信機を、シンは心の底から通信を受けるのを躊躇った。 だが、相手はシンの直属の上司だ。 通信を受けないわけも行かず、むしろ、受け無かったら、後で余計にエライ目にあわされるのは、これまで経 験から言っても明白だ。 シンは、悪さをした犬が叱られた時のような情けない表情のまま渋々ながら通信を受信した。 「なんでしょうか、主任」 顔を引きつらせながら答えるシンに、エリカは喜色満面で答えるのだった。 けいおん!-いみて~しょん・ぽりし~- #1 ヘルメット取ればいいのに ふと気が付けば目も覚めるような蒼穹を轟音と共に切り裂き、他の航空機を押しのけ灰色の機体が着陸態勢に 入るのが見えた。 既存の航空機には無い流線型のデザイン。 機体両側に張り出した制御翼。 そして、細かな装甲板の継ぎ目と低部に格納された人型のマニュピレーターが、滑走路に進入して来る航空機 がただ空を飛ぶだけの機体で無い事を如実に教えてくれる。 「珍しいじゃん。空港に飛行機以外の飛行機が降りて来るなんて」 「律…それはなんだか日本語が変だ」 「分かってるって。えーとあれだ。あの飛行機は飛行機じゃなくて」 「MSの可変機と言いたいのか?」 「そう、それそれ。私はそれが言いたかった」 流線型の機体が大気を滑るように滑らかに着地する様子は、一昔前に流行した可変機の野暮ったさは微塵も感 じられず、大量生産される汎用機体には見られないある種の優雅さえ備えている。 量産前提の工業製品では無く、職人が丹精込めて一から作り上げた日本刀のようにも思える。 着陸の際に殆ど機体が上下に振れなかった。 自動制御装置(オートバランサー)が秀逸なのか、それとも操縦士の腕が確かなのか。 遠目に見ているだけは判断出来る物では無かったが、秋山澪はただ漠然と後者であるような気がした。 「空港にMSなんて珍しい」 「うん。珍しいな。でも、綺麗なMSだ」 隣で同じく感嘆の声を上げる田井中律に、澪は同意の声をもって答える。 空港に着陸するのは民間機。 非常時でも無い限りMSのような機体は自衛隊基地に着陸するのが普通だ。 「綺麗ねぇ。色は地味だけど…分からなくもないか。それで、澪奥様はあのMSが何て言うか知ってるわけで?」 「むっ…あれ位私でも知ってる。子供の頃にテレビでも見たんだ。あれはゼータ・プラス。有名なゼータガンダ ムの派生機なんだぞ。律こそ知らないのか?」 「だそうですが、中野博士。正解はいかに?」 「筧重工製MSN-001A1"デルタプラス"。百式を澪先輩の言うゼータガンダムで培った技術で再設計したMSだそう です。自衛隊時期主力可変機のトライアル中だと、このwebに載ってます」 「あらまぁ」 「エヘン」とばかり同年代の平均を遥かに超える胸を景気よく張った澪の自身を、有能な後輩がバッサリと切り 捨てた。 琴吹紬のフォローになってない返答もまた辛い。 ただ、失敗するのでは無く、自信満々で知識をひけらかし失敗すれば尚恥ずかしい。 梓のスマートフォンには何処のマニアが調べたのか、流石に人型形態こそ無かったが戦闘機形態の近景写真と 妙に細かいスペックが表示されている。 「あずにゃんは偉いねぇ。物知りだよぉ」 「や、やめて下さい。唯先輩。私が凄いんじゃなくて。web製作者の方が凄いんです。私はスマートフォンのア プリで検索しただけですから」 「それが凄いんだよあずにゃん。文明の利器を適時適当なところで活用できる。まさに現代人の鏡。出来る女の お手本だよ。私なんかスマフォ持ってるけど、使い方全然分かんないもん」 「唯先輩は、もう少し説明書を読む努力をするべきだと思います」 「つれないよ。あずにゃん。だって、あんな分厚い説明書見る気しないよぉ」 「やめて下さい唯先輩。もう変なとこ触らない下さい」 「うへへ、あずにゃん柔らかいよぉ」 スキンシップをと称して梓にまとわり付く唯の様子は、見ようによっては、蛸が餌を捕食するように見えるが、 そこは可憐な女子高生が戯れているのだ。 一厘の花と花が重なる様子に異を唱える隙は無く、思い込む事に華が産まれるはずである。 恐らく凝視すれば若干気持ち悪い。 いや、若干でも無く気持ち悪い。 「ですって、澪奥様。ガンダムじゃなくて、金ピカの派生機だそうですよ」 「う、五月蠅いなぁ。だ、誰にだって間違いはあるんだ。それに一回だけニュースで見ただけだし」 「はいはい。分かってますよ。ヘソ曲げちゃ駄目だぞ。折角の卒業旅行だ。ほら、笑顔、笑顔」 「むぅ」 律の言うとおり澪達は卒業旅行に行く途中だ。 イギリスへ五泊六日の卒業旅行。 パック旅行でも無い、完全自由行動性の個人旅行だ。女子高生5人組み。 しかも、初海外旅行。 少々無謀だと我が事ながら思ったりもするが、時間は二度と戻ってこない現象だ。 同様に青春の一幕、卒業旅行と言う貴重な時間を後悔で彩りたくは無かった。 軽音部員内でお茶を飲みながら厳格な論議が行われ、紆余曲折、ヨーロッパ仮面誕生のエピソードを経て、 旅行先がイギリスに決まった瞬間、澪はガッツポーズの末、小躍りして喜んだ。 何しろイギリスと言えばロックの本場だ。 エニド、キャラヴァン、プログレに限らず、音楽好きとしては、デンマーク・ストリートにも一度は足を運び たい。 進行担当の梓にも、自分の要望をこれでもかと頼みこんだ。 ようはそれだけ楽しみにしていたのだ。 変な見得や意地で折角の旅行を台無しにするのは実に馬鹿馬鹿しい。 そう思うとちょっとだけ恥ずかしさが消えた気がする。 (あのモビルスーツが悪いんだ) 羞恥で頬を赤く染めた澪は、眉を潜めムッとしながら、何故か一般滑走路に競り出すように着陸した灰色に機 体に理不尽な念を送りつけてみた。 「珍しいですね。モビルスーツが、あんな近くまで寄って来るなんて」 「そうだな。そうかも知れない」 間延びした声の持ち主琴吹紬の指摘に、澪は釣り上がった眉を幾分か抑えながらも同意した。 澪も紬もこれまでモビルスーツを間近で見た事は無い。 デルタ・プラスは、可変形態と言えど想像よりもずっと大きく、一方で漫画やアニメには無い鋼鉄の生々しさ を感じ、正直に言えば引いてしまう。 仮にも軍用機であるモビルスーツが一般旅客機の近くまで幅寄せして着陸しているせいか、隣のタラップから 降りる乗客達が目を向いて驚いているのが見て取れるが、喜んでいるのは子供と男達だけだ。 「秘密にしなきゃいけない事くらいあるんじゃないのか?」 「さぁ。それはどうでしょうか。私にはちょっと」 言われるまでも無く澪にも分からない。 だが、次期主力機を巡ってトライアル中と言う事は、競合他社が存在しているのに、こんな衆目の付く場所に 堂々と降りて来て良いのだろうか。 素人である澪には分からなくとも、見る者が見れば、教えてはいけない秘密が分かってしまうのでは無いか と思うが、澪は目の前のモビルスーツにそれ以上何の感慨も抱かず精々物珍しいとしか思えない。 日本が世界有数のモビルスーツ開発国だと言っても、澪達清く正しい女子高生にとっての認識などその程度の 物だ。 「あ、中から人が出て来たよ。えっと、なんだっけ」 「唯先輩。パイロットです」 「そうそう、それだよ、パイロット」 「お前ら…その文脈でどうして次の言葉に繋げられるんだよ。エスパーか」 「違うよリッっちゃん。あずにゃんが、私の心の声を聞いてくれたんだよ」 「それがエスパーだって言うんだよ」 律が頭を抱えながら澪と同じように眼下のデルタ・プラスを見下ろすと、灰色の機体のコクピットが開き、 中から黒と赤のノーマルスーツを着込んだパイロットが現れるのが見えた。 「何かさ。若い?」 「ああ、もしかして同じ年位かもな」 パイロットのイメージと言えば三十代前半が相場だが、デルタ・プラスから慌てるように飛び出て来たのは、 黒と赤とパイロットスーツに身を包んだ年若い男性とおもしき人物だ。 相当慌てているのかヘルメットも取らず、近づいて来た整備員の工具や機材を蹴飛ばしながら平謝りを繰り 返し、管制塔の方へ駆けだして行く。 (確かに若い、のか?) ヘルメットとノーマルスーツで彼の体型すらすら良く分からず太っていない痩せ型である事が分かるだけだ。 立ち回りから女性では無い事は伺えたが、後分かる事と言えば走るのが物凄く早いと言う事だろうか。 (そんなに邪魔ならヘルメット脱げばいいのに) ヘルメットの空気抵抗で走りにくいのか、頭を下げ、やたらと前傾姿勢で走る様は、澪が想像するパイロット のイメージと随分離れている。 だが、一度走り出すや否や、陸上選手驚きの速度で、管制塔目掛けて向かって走り続け、あっと言う間に管制 塔に到着し、遠目だが肩で息を付いているまで見えた。 目算だが百メートル十秒前半は出ているような気がする。 「なんで、あんなに急いでるんだ?」 「さぁ。パイロットさんのする事だし」 「ですねぇ…」 「もしかして、トイレかな?」 「…先輩下品です」 顔を引きつらせた梓の一言で、慌てて澪は正気に戻り、風変わりなパイロットから意識が途切れた。 「不手際ですよ、エリカさん」 『あら?でも間に合ったでしょ』 「ギリギリですよ」 無残に結ばれたネクタイとアタッシュケースを背負い、真っ白い糊の効いたYシャツとグレーのスーツ姿のシン アスカは、スマートフォン片手に精一杯不機嫌な声を絞り出しながら、電話の相手"エリカ・シモンズ"に出来る 限りの悪態を付いた。 九州北部を試験運転中に上司でありこの世界の"保護者"でもある、エリカから仕事で渡英して欲しいと連絡があ ったのが二十分前のこと。 デルタ・プラスでは無く、伊丹で国際線に乗り換える事を聞かされ、イギリスへ向けた機首を文字通り大慌てで 逆方向に向けたのが十七分前。 巡航速度では無く戦闘速度、それも、推進剤を度外視した限界速度で飛んで漸く間に合ったのだ。おかげで大気 圏内での最高速度記録を更新してしまう有様だ。 『心配しなくても良いわよ。デルタ・プラスの性能を持ってすれば、十分間に合う時間だったもの。ちゃんと飛行 機に間に合ったでしょ』 「それは間に合いましたけど。出来れば次は着替えの時間も考慮に入れておいて欲しかったですよ。シャワーも浴 びて無いんですよ」 『男の子が細かい事を言わないの』 「ノーマルスーツって蒸れるんですよ。それに、そのまま、イギリスまで飛んで行かせてくれた方が手っ取り速い じゃないですか。何でわざわざ日本で国際便に乗り換えてイギリスまで飛ばなくちゃいけないんですか」 『大人の世界には色々あるのよ』 「また、それですか」 『そうよ、またよ』 この世界での、シン・アスカの身分は一介のテストパイロットにしか過ぎない。 最新鋭機を扱うテストパイロットと言えばエリートに属する身分だが、民間出身のテストパイロットが、国の抱 える柵と国防事情に首を突っ込む事を良しとしない関係者は星の数ほど居る。 関係者達の口調は決まって「若い者は黙っていろ」だ。 「だったらその若い者を重要な使いっぱしりに使うな」とシンは常々思っているが、考えれば考える程、鬱屈した 気持ちが全身を駆け巡り、空を飛んでいた時の晴れやかな気持ちが嘘のように凋んで行く。 時間の経った不味い珈琲を一気飲みしたような心地のまま、シンは一人苦虫を飲み干し、耐えるように重苦しい 息を吐き続ける。 結果を残せば発言権が増えると人は言うが、問題は発言権に見合うだけの結果を残せるかに尽きる。 "元"の世界がどうあれ”この”世界では、シンは一介のテストパイロットにしか過ぎず、それに見合うような結 果は生憎と残せていない。 「その面倒臭さ、もうちょっとならないんですか?」 『アスカ君は"こっち"に来て何年だけ』 「もう…六年ですけど」 『じゃあ、もう二十二歳か。なら、男の子扱いしちゃ駄目かもね 「俺、二年前に成人式を終えましたけど。」 『あら?でも、まだ大人の階段を上って無いんでしょ』 「…それ、セクハラですよ、主任!」 『あら…本当にまだだったの?』 恐らく此方が一つ弁解すれば、三倍はボロを出すに違い無い。エリカは所謂キャリア組みに分類される女性だが、 下ネタ好きのおっさん寄りの性格をしている。 元の世界でも一度だけ会った事があるが、その時のエリカは、姿形こそ同じでもシンが良く知るエリカとは似て も似つかぬ大人の女性だった。 「そんな事ばっかり言ってるといつか後ろから刺されますよ」 『ぼやかない、ぼやかない。お詫びと言ったらなんだけど。私の権限でエコノミーからっビジネスクラスに変更し ておいたから。むくれた気分を治して、空の旅を楽しんでらっしゃいな』 「それは…ありがとうございます」 ビジネスクラスに乗れるのは素直に嬉しい。 足も満足に伸ばせず、隣に気を使うばかりのエコノミには慣れたとは言え気を使う。 エコノミーとビジネスでは、隣にこそ気を使う事は同じだが、広々とした空間でゆったりと寛げるビジネスでは 窮屈さでは雲泥の差がある。 モビルスーツのコクピットの方が、まだ、広々として解放感に溢れているほどだ。 『はいはい。そう思うなら、お仕事ちゃんと頑張って来なさいよ。何しろあのイギリス経済界の重鎮でもあるギル バート・デュランダル首相からの直々の御指名なんだからね』 「言われなくても…分かってますよ」 エリカの口から、かっての上司"ギルバート・デュランダル"の名が飛び出た瞬間、喉奥に苦い記憶が込み上がる のをシンは自覚した。 ギルバード・デュランダル。 CEではザフト最高指導者であったがこの世界の経歴は違う。 元々経済学者だった彼は、現在の世界経済と紛争問題に違和感を覚え、世界をあるべき姿に正す為に一念発起し 地元から出馬した。 俳優顔負けの整った容姿と元学者の理知的な物言いに加え、学者時代からの幅広い人脈と祖父の頃から続く経済 基盤を利用して僅か七年で首相にまで上り詰めた野心家だ。 議員時代は、イギリスの二大政党、労働党の急先鋒と謳われ、黒い噂を何度も耳にしたが、首相になってからは 目立った噂は聞かなくなり、福利厚生の充実、軍縮路線を隠す事も無い政策はG8の内、最も穏健派に位置している。 『どうしたの?アスカ君?』 シンは、エリカには、自分とギルバート・デュランダルの関係を伝えていない。 特別な意図は無い。 自ら苦い記憶を掘り起こすのを躊躇ったのと、この世界のギルバート・デュランダルとシン・アスカの知るギル バート・デュランダルがきっと別物であると分かってしまったからだ。 姿形は同じでも、シン・アスカが信じた議長は、もう、この世には居ない。 「何でも…無いです」 『そう、なら急ぎなさいよ。あと、飛行機はちょっとだけ待って貰ってるから、もう、走らなくて良いわよ。それ から、機内はエアコンが効きすぎてるから風邪をひいたら駄目よ。道中暖かくして寝なさいね。向こうに着いたら 連絡頂戴ね。じゃあ、また、あとで』 「エリカさん?」 言いたい事だけを言って通話を切ってしまうエリカの気遣いに苦笑しながらも、シンの胸中は晴れる事は無かった。 当時のシンに取って、"議長"の信念に賛同した事に後悔は無い。 大切な物を失って、全てを守りたい一心で剣を取り戦った事に恥を覚えない。 例えそれが後世の人間に後ろ指指されるような行為だとしても、あの時の気持ちに嘘偽りは無かった。 ただ、戦後の状況と形骸化した事実だけを組み合わせれば、シン・アスカはギルバート・デュランダルに踊らされ 無意味に力を振るった事を指摘されれば頷くしか無いのも、また、事実だった。 「暖かくて優しい世界か」 誰も傷つかず、誰もが幸せになれる世界。 シンは、そんな世界が欲しくて戦った。 だが、やみくも力を求め全てを投げ打っても無念に負けた。 「だけど、そんな世界で幸せになれるのは、きっと俺だけなんだよな」 シン・アスカが望んだ暖かくて優しい世界は、一体誰にとっての世界だったのか。 今の彼が思う事は、それが、ステラ・ルーシュの為では決して無かった事だけだった。
https://w.atwiki.jp/kinkokugentou/pages/16.html
ファンとして何ができるのか 今回のことについては、基本的に幻冬舎とふゅーじょんぷろだくとの企業間の問題です。 そのため、一ファンである私たちにできること、すべきことは少ないです。 強いて挙げるならば 無闇やたらに騒がない 著作権に関してもう一度自分で調べなおし、認識を新たにする 冷静になって問題の周知に努める ファンの間での二次創作を許可してくれている日丸屋秀和氏と幻冬舎からの信頼を裏切らないため、今後無許諾の出版物へ作品を掲載させないよう注意する (他人のではなく自分の作品掲載にOKを出さないということですよ、念のため) 以上、4点になると思います。
https://w.atwiki.jp/queenofshame/pages/29.html
多くの人に知ってもらいましょう 出来るだけ多くの人にキムヨナ選手の卑劣な発言と事実を伝えてください。 日本人選手が無実であることを多くの人に知ってもらいましょう。 「正しく行動していれば本当の事は察してもらえる」という日本人的な考えは、絶対に通用しません。 また↓のような動画がUPされているので注意してください。 http //www.youtube.com/watch?v=q6bk9ig_ss0 本当の事を韓国の方に教えてあげましょう。また、関連動画と見比べてコメントしましょう。 あまりにも酷い動画やコメントはスパム報告や反論をしましょう。 状況が変わるように・・・ さらっさら謝罪する気はなさそうですが、 韓国SBSに謝罪させる手立てを考えて行動に移しましょう。 また、日本スケート連盟には韓国との友好関係を壊したく無い方たちが居るらしく、 あまり問題解決に積極的ではありません。 このままだと日本人選手がバッシングされたままになってしまうと 日本のファンの不安をスケート連盟にお知らせしましょう。 メールとfaxは、日本スケ連, 文科省代表、文部科学大臣、副大臣、各大臣の個人サイト、 馳浩議員(メールはプロフィールサイト、議員会館の2カ所)、橋本議員、荻原議員 (メアド使用不可)。 cc に日本スケ連のメアド。 今のところ、この方々に絞って行っています。よろしくお願いします。 日本人選手を応援しよう フィギュア観戦を趣味にしている方は、 日本人選手を全力で応援しましょう。 トイレ休憩は、わかっていますね? チラシ職人の協力者募集中 国別対抗でこのことを知らない方に配布するための チラシを作成してくださる方がいらっしゃればお願いします。 今後の注意点 また、万が一、キムヨナ選手が日本のテレビに出演したり、 コマーシャルに出るようなことがあれば 全力で抗議をしましょう。 マスコミは味方してくれない また、フィギュアの解説者やコメンテーターが おかしな発言をした場合には全力で抗議しましょう。 マスコミは味方ではありません。 黙っていたら真実にされてしまいます。 日本人選手を守るためにご協力ください。
https://w.atwiki.jp/ucasaga/pages/77.html
「そうか、ねなければいいんだ!」 授業やら映画課題やらサークルやらで天手古舞いになっていたりんが、毎日3時間睡眠(うち平均週2~3徹)という状況で好きな漫画が読めないことや学費を稼ぐためのアルバイトを行えないことを吐露したときに、荒廃者が放った一言。 夜3時に寝て朝6時に起きるような生活スタイルを送る中で睡眠に当てている時間を有効活用しようという、誰もが思いつかなかった、アヴァンギャルドでエクスペリメンタルでエポックメイキングでレヴォリューショナルでアドヴァンストでコペルニクス的転回な発言である。 「新しい人よ、眼ざめよ」(大江健三郎的な) 使用例 りん「3時間しか寝れないし、毎日ほかになんもできないよ~(泣)」 荒廃者「いや、逆に考えようか。1日まだあと3時間あるから、 その3時間をうまく利用すればバイトだって何だって色々できる。 ということは…… そうか、寝なければいいんだ!」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/3877.html
はなればなれ【登録タグ kous は 初音ミク 巡音ルカ 曲】 作詞:kous 作曲:kous 編曲:kous 唄:初音ミク 巡音ルカ 曲紹介 落ち着いたリズムが心地良い歌 ジャンルが違う2バージョンが同時に投稿されており、『ひらがな』はJazz『カタカナ』はドラムンベースとなっている 2分弱の短い曲だが室内でサラウンドにして聴くとより良さが分かります。 ルカバージョンはLong verとなっている Short version 揺れる花 笑う君に僕は ちょっと俯いて 君は空に手を伸ばしていた 『はなればなれ』 掴めそうな白 落ちそうな蒼 君が いなくなったら 僕が 要らなくなったら 『はなればなれ』 Long version 揺れる花 笑う君に僕は ちょっと俯いて 君は空に手を伸ばしていた 『はなれバなれ』 掴めそうな白 落ちそうな蒼 君が いなくなったら 僕が 要らなくなったら 『はなれバなれ』 生きること 笑うこと 楽しむこと 君は空に 手をのばしていた 『はなれバなれ』 コメント この曲大好きだ。落ち着いた曲なのに中毒性があり、何回も聞きたくなる。 -- ブーケガルニ (2009-12-03 22 46 59) 歌詞好き。もっと伸びてほしい -- 名無しさん (2010-01-03 22 37 36) 一回聴いたら 好きになりました 私は姉と離ればなれです -- 雪音 歌恋 (2013-08-24 11 01 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kaito/pages/16.html
初めに何をすればいいの? 何事も挨拶から ゲームを始めたら、まずは総合掲示板で開店の挨拶をしましょう。 領主様から3期の免税と、開店祝いの品が頂けます。 日ごろから雑談板にも顔を出しておくと、困ったときに先人の助けを借りることができるかもしれませんよ まずは職業に就きましょう。 最初にギフト券をもらっているはずなので、各職業の特徴を確認した上でなりたい職業のセットと引き換え、就職しましょう + 各職業の特徴 造船屋 下記4職が使用する船を作ることができる職業 市場で木材と帆布を買って、造船指南の書で各種船舶に加工し、作った船舶を売る。これだけ 非常にシンプルなので初心者向け 探検家 海域に艦隊を派遣し、発見物や交易都市を探す海の開拓者 発見物は報告することで金貨、失われし時代の金貨が手に入る。 また、自分が発見した交易都市で取引が行われた場合、取引価格の半分が手に入る。 後半海域で人気の高い交易品を扱っている都市を発見できた場合、1都市で数百万$の収入になることも 探検家が見つけた都市がないと下記3職は仕事にならない重要な職業。 初心者向け 交易商人 海域に艦隊を派遣し、交易都市から商品を仕入れてきて、それを売る職業 人気商品を見る目があれば、莫大な利益を安定して得ることができるワールドアトラスの中心職 商品知識や仕入れの元手が必要なので中級者向け 海軍司令 海域に艦隊を派遣し、海賊を討伐して交易品や金貨、船を押収する海の警察官 交易商人と違って交易品の獲得に仕入れ値が必要ないのが最大のメリット。 一方、獲得できる交易品は現在出ているものの中からランダムだったり、 海賊出現率がある程度ないと押収ができず、大した収入が期待できない等不安定さも持ち合わせる職業 上級者向け 海賊 海域に艦隊を派遣し、探検家や商船を襲って金貨や交易品を略奪する海のギャング 交易商人と違って交易品の獲得に仕入れ値が必要ないのが最大のメリット。 しかし、基本的に海軍偵察率の高い海域に出向くことは死を意味するため、海軍の目を盗んで偵察率の低い海域に赴く形になる。 獲得できる交易品がランダムなのは海軍と同じ。 船の安定供給ができない初心者では基本的に海域に出しても海の藻屑となるだけだろう。 やるとしても上級船舶を簡単に揃えられるようになってからすることをオススメする。 マゾヒスト超級者向け。修羅の道。 職業の秘密と造船屋であれば造船指南の書、他の職業であればフリュート5隻と艦隊派遣に必要な水夫、パン、ラム酒がもらえているはず。 まずは職業の秘密を使って就職しましょう!これであなたは晴れてニート卒業です! 造船屋の方は、まずは市場から木材と帆布を仕入れバルシャを作り、陳列しましょう。バルシャはかなり売れ行きがいいので定価の5割増位で陳列しても問題なく売れます。 他の職業の方はドッグへ行ってみましょう。施設⇒ドッグで行くことができます。 ここでは手持ちの船で艦隊を編成することができます。フリュート5隻で第一艦隊を編成しましょう。 自店の艦隊状況や、倉庫の艦隊を選択することで、艦隊を派遣することができます。 フリュート5隻の艦隊なら欧州の海域適正が100%になっていると思いますので、そのまま欧州に艦隊を派遣しましょう。 海軍の方は海賊出現率が0ではないこと、あえて海賊を選んだドMな人は海軍偵察率が低いことを確認した上で艦隊を派遣しましょう。 艦隊を派遣すると、帰還予定時刻が時点に表示されますが、帰ってくるまでにおよそ10時間程度かかります。 さて、艦隊が帰ってくるまでの間、店を空っぽにしておくわけにもいきません。 ギフト券を職業セットに交換した時、金貨も一緒にもらえていると思います。 金貨そのままでも売りに出せますが、せっかくなので商館に行って交易品と交換しましょう。 欧州商館は、ゲーム開始時に貰った女王の手紙が有れば金貨を使った取引を行うことができます。 商館で好きな交易品と交換して、売りに出しましょう。これであなたも立派な商人です! 序盤は商品の回転よりは利益を重視したほうがいいので、定価と比べて割増しで良いと思います。 艦隊が帰ってくると、艦隊が海の藻屑にされない限りは成果を持帰っていると思います。 持ち帰った金貨や商品を売り、更に艦隊を派遣して、お店を大きくしていきましょう! 利益を上げていくことにより、大型の船舶を獲得し、欧州以外の外洋に艦隊を派遣することができるようになります。 先の海域に行くほど、1度の派遣で得られる利益も大きくなっていきます。 船を作る or 艦隊を派遣して成果を売る。これを繰り返していくのがこのゲームの主な流れになります。 その中でシーズンの優勝を目指したり、この町独自の謎解きという要素を楽しんだり、ゲームの楽しみ方は人それぞれです。 それでは皆さん、よい商人ライフを!