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ようこそ、オヤシロ様の会WIKIへ~★ ギルド名がオヤシロ様ということで 羽入 梨花ちゃんを貼らせていただいたでござる 何にもないところですが ゆっくりしていって下さいね★ 管理者:☆真紅☆ ギル長:吹雪
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← 幾度もぶつかり合う剣、状況はギニューに有利に働いていた。 まず疲労で疲れているディケイドの剣は剣の達人、そして戦闘に慣れていて、痣による身体能力の向上が起きているギニューには当たらない ギニューは生身だがそれは剣が当たった場合のデメリットになる。逆に言うと当たらなければどうという事はないのだ 逆にギニューの剣はじわじわとディケイドの装甲を削っていき、火花が散っていく。 この状況を打開するべく、ディケイドはカードを装填する 『ATTACK RIDE SLASH!』 残像のように増える剣劇、それに対しギニューは ――水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦 全方位防御で守り跳ね返った勢いで空へ飛び ――水の呼吸 弐ノ型 水車 回転、そして降りながら剣を振り下ろす ディケイドはそれに対して受けながら少しづつ下がって回避 だが間伐入れず着地した瞬間攻撃に移る…怒涛の波のように ――水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫・乱 激しい攻めはディケイドの防御の隙間を的確に、更に透き通る世界で相手の傷を見ながら効率よくダメージを与えていく そして苦痛で防御が緩んだ瞬間を…ギニューは見逃さない ――水の呼吸 壱ノ型 水面斬り 「ぐっ」 派手に吹き飛んでいくディケイドの身体、タワーにぶつかって何とか止まった… 「どうした?それが貴様の実力なのか?俺は貴様を買い被りすぎていたようだな」 嘲笑いに対してディケイドはガンモードに変更してからの銃撃で返す、ギニューはそれを避けながら迫る。 『ATTACK RIDE BLAST!」 残像と共に増える銃撃、ギニューは何も使わず避けるのは不可能と判断した。 ――水の呼吸 参ノ型 流流舞まい 次々と避け続けながらディケイドに迫るギニュー、だが 『FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE!』 (そうくるかっ!!) そうなる事は既に予測済み、避ける軌道をディメンションヴィジョンで見通し、避ける軌道を読み、直撃するように必殺技を放った 並ぶ複数のカードを通過しながらギニューを軽く消し飛ばせる光線が迫りくる 残念ながら避ける事はもう出来ない、それくらい近くまで光線は迫っている となると迎え撃つしかないが、先の戦いで使ったアクションビームは使えない、強くなる為に剣による戦いに集中したかったギニューは剣以外の武器はバックにしまっていたのだ、そしてそれは遠くに置いてある 残る方法はただ1つ、カエルに入れ替わる前から使っていた光線、ミルキーキャノンによる相殺だ (出来るのか?この身体で…) ギニューは以前の身体ではないこの身体で光線を使う事は孫悟空と入れ替わった時の事を考えると不安があった。その為に今まで使わなかったのだ だが出来なければ…間もなく自分は死ぬ、良くて敗北だろう (一か八かやるしかあるまい!!) 片手を剣から離して全身で気を溜め込んでそれを片手に集中させる…だが (無理だ…!!) 気の溜まり具合で分かる。この気の量ではあの光線を押し戻す事は出来ない、やはり気のコントロールが上手くいってくれない、前の身体の10%しか気がたまらない 呼吸の為にも力を使っている事が原因だろうか 何れにしてもこのままでは結局死ぬ事は変わらない (…ならば!!受け止めてその隙に躱す!!) 再び一か八かの賭け、結果は… (受け止めは…出来たがっ…!!) 受け止めは成功、だがどうかわせばいいのかは…浮かんでこない (早く、早く避けなければ…死ぬ…死ぬのか…?こんな所で…?フリーザ様の復活も叶わずに…?) 走馬灯を見かけた…その時だった 『雷の呼吸って1番足に意識を集中させるんだよな』 (この言葉は…!?) 今見た走馬灯に何故か意味があるような気がしたギニューは…無意識に善逸がどのような戦い方をしていたのかを思い出していた、そして雷の呼吸は超スピードの移動が出来ることを知った 勿論だからって雷の呼吸が出来る訳では無い、だがほんの少しだけ再現できないかと足に力を込めた そして超スピードで回避、何とか窮地は脱した。実を言うもこの殺し合いで会っている善逸には感謝するべきだろう、するわけが無いが 819: ◆P1sRRS5sNs :2022/06/19(日) 23 31 24 ID ???0 避けたのを見たディケイドは思う、この男の動きはあの青い騎士にも負けていない、久しぶりに全力を出せそうだ、と ディケイドに残っている主な攻撃手段はイリュージョンによる分身による同時攻撃、そしてライダーキックがある。 前者は自分のプライドに触る。一人に対して大人数にで攻撃しなければ勝てないのかとは思われたくもない。だからタワーでの1対3の時でもイリュージョンは使わなかった。 後者はまだ使用には早い、となると他に手段がない… わけがない ディケイドの攻撃手段はあまりにも豊富、まだ5人のライダーしか解放されていないが、それでも多い さて、ここでまずディケイドはどの姿を選ぶだろうか? まず刀には銃が一番だ、遠距離から一方的に攻撃し続ければやがてギニューは限界を迎えるだろう だがその手段を…ディケイドは取らなかった。遠距離攻撃にはもう相手に警戒されている以上常に接近されるだろうと考えた為だ となると刀には刀で迎え撃つべきか …本当にそうだろうか? 考えて欲しい、もし今のJUDOに一番効率のいい戦い方を考えるとしたらファイズアクセルで有無を言わず距離をとって遠距離で攻めるべきだろう 勿論万全のJUDOならばプライドを優先して取らないだろう、だがJUDOはまだ傷を治し切っていない状況だ、自分が傷ついている状況で近接戦はよろしくないはずなのだ …もし門矢士がギニューと戦っていた場合こう言うだろう 『刀にはこっちも刀だ』 と ディケイドはまず赤い戦士のカードをバックルに入れる、更に 『KAMENRIDE KUUGA!』 『FORMRIDE KUUGA TITAN!』 紫のカードを入れた。キタキタおやじの時も変身した姿だ 「一つの姿から更に別の姿だと?」 今までベルデ、ライドプレイヤーなどライダー、またはライダーに似た存在に会ってきたが変身した姿から更に変身する姿を見るのは初めてだった。 「まぁいい、やる事は変わらん、オレの刀で斬るだけだ!!」 ギニューはゆっくりと進んでくるクウガに向かって剣を振るう、だが ガキィン!! という音と共に弾かれてしまう 「何だと!?」 あの時の戦いと同じ防御力を見せつける、そしてぶつかっている刀を掴む そして驚いて隙だらけのギニューにタイタンソードを振るう ギニューは慌てて回避、そしてそれと同時に…何と上に引っ張り上げた 今度はクウガが驚く番だった、重力は常に下に働くもの、プロトタイプでもない戦闘力が強いワームが何か特殊能力を使わずに浮く事などありえないからだ。その驚きと共に掴む力が緩み、剣を引っ張り取り返されてしまった。 確かに一見何か特殊能力を使ったようには見えない、だがそれは見た目だけの話である。ギニューがここで使ったのは舞空術、自分がいる世界では当たり前のように使われている力である。かつて悟空の身体でも舞空術は使う事ができたのと同じように炭治郎の身体でも可能であった(そもそも舞空術自体が基本的に簡単であるのも理由の一つである) ギニューは浮かび上がった勢いで攻撃をしようとする だがここでほんの少し迷いが生じた というのも今のクウガの鎧はとても頑丈である事が分かっている。もし刀身で攻撃をすると刀が砕ける可能性が、そこまでいかなくてもキレ味が落ちる可能性がある。今後の戦いを長期的に考えると切れ味が落ちるのはよろしくない。 そこで考えたのは一度呼吸による攻撃をやめる事である。そして何をしたのか、それは 何と持ち手を一瞬で変えて頑丈である柄頭による打撃であった、不意を突かれたクウガに当たってしまった。 勿論この鎧には少しもダメージが通らないのは百も承知、ギニューの狙いは衝撃を脳に伝わらせる事にある どんな人間でも脳は振動を受ける事で動きが鈍る。狙い通りにクウガはほんの一瞬だけ動きを止める。この隙に透き通る世界で甲冑の隙間で最もダメージが通る場所めがけて ――水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き 一点集中の一撃…!! 「くっ…!!」 予想以上の痛みに吹き飛びながら苦悶の声をもらすクウガ、だが…この事も屈辱として怒りに変える 「我にこれほどの痛みを与えるとは…許さん」 「フン、許されないのは貴様の弱さではないか?」 煽り返され怒りはさらに増していく、この姿ではダメだと判断し、次のプロトタイプへと姿を変える。 820: ◆P1sRRS5sNs :2022/06/19(日) 23 34 16 ID ???0 「変身」 『KAMENRIDE BLADE!』 銀色の装甲を纏ながらも蒼い印象を与える仮面ライダー、ブレイドの姿に変わる 「…一つ質問良いか?」 「何だ?」 「貴様は先程から様々な姿に変わっている、俺は以前貴様と同じような戦士と戦った事がある、恐らく貴様も先程戦ったはずだ」 「…あの緑の戦士の事か?」 「そうだ、今貴様が変身している戦士と同じようにベルトが力の源のように見えた、その変身している姿は一体なんなのだ?」 下らぬ質問だ、JUDOはそう思ったがほんの気まぐれで答えてやることにした。 我が知るプロトタイプ…とは別世界の仮面ライダーという物だ、と だが実際に答えた言葉は 「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ………、!?」 全く違う言葉だった (何だ?今の言葉は…?) 「仮面ライダー…というのか、面白い、その力、オレの物にさせてもらうぞ!!」 フリーザ様復活の為に更なる強さを求めるギニューは今闘っているディケイドのベルトを奪いたいと考えていた。 再び向かってくるギニューにブレイドは醒剣ブレイラウザーを構える 剣士と剣士の戦いが今始まる。 ぶつかりあう剣と剣、最初にディケイドの状態で剣を振るった際はディケイドが押されていたが、今の戦いでは互角の剣戟を展開していた 理由はブレイドに変身している事である。ブレイドは刀による戦いをメインにしている。その為に刀の扱いがディケイドの時より上手く行えてるのだ。 剣戟による衝突は互いに強く体がぶつかった拍子に一旦離れる、そして技を出す構えに入る さて、ブレイドのアタックライドカードはどのようになっているだろうか? まず、本当のブレイドに変身した人物、剣崎一真が使ったアタックライドはビート、タックル、スラッシュ、サンダー、キックである 一方で門矢士が使ったアタックライドはマッハ、メタルである そして思い出してほしい、タワーの戦いにてディケイドが使用したカード、門矢士は使ったことがあっただろうか? つまりこれが答えである。 『ATTACK RIDE SLASH!』 『ATTACK RIDE THUNDER!』 ライトニングスラッシュの再現である。 更にこれに加え 『ATTACK RIDE MACH!』 超スピードも兼ね合わせる スピードも乗せた今の斬撃ならば生身のギニューなど一刀両断だろう だがギニューが何もしない訳がない、超スピードを匂いで察知しながら透き通る世界で攻撃を見通しながら呼吸に集中する まず一度斬りかかってくる、ギニューはギリギリで刃ではなく刀身で受け止めながらわざと弾かれて飛ぶ 飛ばされながら直ぐ追撃の攻撃も来るが再び刀身でガードし再び飛ぶ ギニューは強烈な攻撃を受け止めるのではなく、受け流し切る道を選んだのだ 三度飛ばされながら受け止めてそしてそのマッハのスピードが終わった瞬間 ――水の呼吸 捌ノ型 滝壷 隙があったブレイドへ渾身の一撃、即座にカードを装填し対応する 『ATTACK RIDE METAL!』 メタル、ギニューにその言葉が聞こえた瞬間、この技を後悔した つまり硬質化による防御の技だと直感したからだ だがこの型もまた攻撃力は高い、どうなるのかは分からなかった。 結果は…ダメージは与えられなかったが衝撃でブレイドを吹き飛ばすことは出来た 821: ◆P1sRRS5sNs :2022/06/19(日) 23 35 25 ID ???0 ブレイドは体勢を整えて次なるカードを装填した。 『ATTACK RIDE TACKLE!』 体当たりによる勢いを乗せた攻撃、一見マッハと被るが、衝突の威力に重点を合わせた攻撃だ、これに加えて 『ATTACK RIDE BEAT!』 拳による攻撃も合わせる、その拳は体当たりの威力も合わせた破壊力がある一撃である事は読み取れた ブレイドは圧倒的な攻撃を相手からの剣の攻撃はブレイラウザーに守りながら喰らわせるつもりだ だがそれくらいでダメージを与える事が可能だと思われているとは、ギニューを舐めていると考えるべきだろう ギニューは刀で絶対に防御出来ないであろう場所を透き通る世界で見ながらそこにめがけて剣を振るう ――水の呼吸 肆ノ型 打ち潮 「ぐっ…!!」 再び一撃を喰らい火花を散らすブレイド、攻撃も中断してしまった。 …御覧の通り状況見れば分かるが今の所やはりディケイドが一方的にダメージを受けている。 JUDOが傷を負っているとはいえ、火の呼吸が使えなくともやはり今のギニューの身体の強さはかなり高い事の証明だと言えるだろう 「貴様…何故これ程強いのだ…生身の人間が…鎧を纏った我と張り合える…!!」 ディケイドになってからここまで苦戦した戦いは今までになかった。 ここまで相手に対応されて逆に攻撃をくらう事など想定外である 「不運を呪うんだな、貴様が外れの身体に選ばれてしまった事をな!!」 ギニューは大技を繰り出してトドメを刺すことを決めた ――水の呼吸 拾ノ型 生生流転 回転しながら高まっていく一撃、水の呼吸最強の技、水の龍を纏っているようにJUDOには見えた。 大技にはこちらも大技、こちらも金色のスペードが描かれたカードを装填する 『FINAL ATTACK RIDE B B B BLADE!』 ライトニングソニック、数多のアンデッドの封印のきっかけになった一撃だ 「ウオラァァァァァ!!」 「ハァァァァッ!!」 二つの強力な一撃が今、激突した。 「…中々やるな」 「…貴様こそ」 互角の威力だったようで、互いにダメージを受けながら離れただけだった 戦いはまだ続く、再び剣を向け襲ってくるギニュー、ブレイラウザーを構えながらブレイドはこの戦いで目覚めた新たなカードを取り出す。 822: ◆P1sRRS5sNs :2022/06/19(日) 23 36 41 ID ???0 攻撃をブレイラウザーで受け止めながらそのカードをバックルに装填 『KAMENRIDE』 その瞬間、身体が紫炎に包まれる 「!?」 慌てて熱がりながら離れたギニュー、そして紫炎から現れたのは 『HIBIKI!』 紫色の鬼だった 「鬼…か、この身体は鬼狩りの剣士らしい、その時点で貴様の運命は決まったようなものだな」 「我をそのような雑魚と同等に考えるな」 『ATTACK RIDE ONGEKIBOU REKKA』 響鬼は音撃棒烈火を携えながら…ある事を考えていた (奴の強さ、薄々気づいていたが呼吸によるものだろうな) 戦いの姿を見るうちにギニューの強さの理由に気づき始めていた。 (となると…早々に封じさせてもらおう) 封じる為の策を開始した 戦いが始まった瞬間である 鬼火、烈火弾をそこら辺にまき散らせ始めたのは 「貴様!?正気か!?」 「正気だが?」 ギニューは避け続ける、避け続けるが周囲が轟々と燃える炎に包まれ始める (この男、何を考えて…!?グッ!?) その瞬間である、肉体が、動きが鈍り始めたのが 「気が付いたか?」 JUDOは嘲りの笑いと共に答え合わせを始める。 「この極限の熱気、そして二酸化炭素の増加に対して、貴様の呼吸は…行使する事は出来るのか?」 燃える、身体の内部が燃えるように熱くなっていく 苦しい、圧迫感がギニューを蝕む、一瞬だが眩暈もしてしまっている 辺りにまき散らされた炎による火災は例え炎のダメージを受けずとも常に大きく呼吸をし続けて戦うギニューの身体を蝕む 慌てて全集中の呼吸をやめるが身体に沁みついている癖はそう簡単に抜ける物ではない、その上動きも遅くなる 「ぐああああ!?」 苦しむギニューに響鬼は容赦しない、慌てて響鬼に向き合うギニューだが容赦のない攻撃がギニューを襲う 『ATTACK RIDE ONIBI!』 口から吐き出した紫炎、慌てて避けるがその避けた隙を ドカッ 「ぐはっ!!」 拳が襲う そしてここから先も容赦しない バキッ 蹴りが メキョッ 裏拳が ボキャッ チョップが襲った 「がああああ!!」 響鬼の特徴の一つは圧倒的なスペックの高さにある、一つ一つの攻撃が他のライダーの基本形態より強いのだ。 それによって大ダメージを受けたギニュー、そして 『FINAL ATTACK RIDE』 止めの一撃 『HI HI HI HIBIKI!!』 バックルから飛び出したのは太鼓であった。 その太鼓はギニューの身体を容赦なく捉える。 烈火を構えながら近づく響鬼、阻害する者は誰もいない そして奏でられる音撃打 火炎連打による太鼓の音、一つ一つ音を打ち込まれるたびにギニューの身体が震え、ダメージを追っていく 本来は大地の穢れから成るモノを浄化する為の音だが、ギニューという邪悪を祓い清めるには打って付けと言えた。が、その音を奏でている者もまた邪悪である事が非常な現実を思わせる。 そしてある程度奏でられ…締めに相応しい大音によって吹き飛ばされていった。 響鬼はディケイドへと姿を戻しながら倒れているギニューに近づく ギニューは刀を握り、白目をむきながら気絶している 「不運を呪え、貴様が外れの身体に選ばれてしまった事を」 嘲りと共に先程の言葉を返し、ライドブッカーを剣にして…首に一閃 したはずだった。 →
https://w.atwiki.jp/changerowa/pages/269.html
← 幾度もぶつかり合う剣、状況はギニューに有利に働いていた。 まず疲労で疲れているディケイドの剣は剣の達人、そして戦闘に慣れていて、痣による身体能力の向上が起きているギニューには当たらない ギニューは生身だがそれは剣が当たった場合のデメリットになる。逆に言うと当たらなければどうという事はないのだ 逆にギニューの剣はじわじわとディケイドの装甲を削っていき、火花が散っていく。 この状況を打開するべく、ディケイドはカードを装填する 『ATTACK RIDE SLASH!』 残像のように増える剣劇、それに対しギニューは ――水の呼吸 陸ノ型 ねじれ渦 全方位防御で守り跳ね返った勢いで空へ飛び ――水の呼吸 弐ノ型 水車 回転、そして降りながら剣を振り下ろす ディケイドはそれに対して受けながら少しずつ下がって回避 だが間伐入れず着地した瞬間攻撃に移る…怒涛の波のように ――水の呼吸 玖ノ型 水流飛沫・乱 激しい攻めはディケイドの防御の隙間を的確に、更に透き通る世界で相手の傷を見ながら効率よくダメージを与えていく そして苦痛で防御が緩んだ瞬間を…ギニューは見逃さない ――水の呼吸 壱ノ型 水面斬り 「ぐっ」 派手に吹き飛んでいくディケイドの身体、タワーにぶつかって何とか止まった… 「どうした?それが貴様の実力なのか?俺は貴様を買い被りすぎていたようだな」 嘲笑いに対してディケイドはガンモードに変更してからの銃撃で返す、ギニューはそれを避けながら迫る。 『ATTACK RIDE BLAST!」 残像と共に増える銃撃、ギニューは何も使わず避けるのは不可能と判断した。 ――水の呼吸 参ノ型 流流舞まい 次々と避け続けながらディケイドに迫るギニュー、だが 『FINAL ATTACK RIDE DE DE DE DECADE!』 (そうくるかっ!!) そうなる事は既に予測済み、避ける軌道をディメンションヴィジョンで見通し、避ける軌道を読み、直撃するように必殺技を放った 並ぶ複数のカードを通過しながらギニューを軽く消し飛ばせる光線が迫りくる 残念ながら避ける事はもう出来ない、それくらい近くまで光線は迫っている となると迎え撃つしかないが、先の戦いで使ったアクションビームは使えない、強くなる為に剣による戦いに集中したかったギニューは剣以外の武器はバックにしまっていたのだ、そしてそれは遠くに置いてある 残る方法はただ1つ、カエルに入れ替わる前から使っていた光線、ミルキーキャノンによる相殺だ (出来るのか?この身体で…) ギニューは以前の身体ではないこの身体で光線を使う事は孫悟空と入れ替わった時の事を考えると不安があった。その為に今まで使わなかったのだ だが出来なければ…間もなく自分は死ぬ、良くて敗北だろう (一か八かやるしかあるまい!!) 片手を剣から離して全身で気を溜め込んでそれを片手に集中させる…だが (無理だ…!!) 気の溜まり具合で分かる。この気の量ではあの光線を押し戻す事は出来ない、やはり気のコントロールが上手くいってくれない、前の身体の10%しか気がたまらない 呼吸の為にも力を使っている事が原因だろうか 何れにしてもこのままでは結局死ぬ事は変わらない (…ならば!!受け止めてその隙に躱す!!) 再び一か八かの賭け、結果は… (受け止めは…出来たがっ…!!) 受け止めは成功、だがどうかわせばいいのかは…浮かんでこない (早く、早く避けなければ…死ぬ…死ぬのか…?こんな所で…?フリーザ様の復活も叶わずに…?) 走馬灯を見かけた…その時だった 『雷の呼吸って1番足に意識を集中させるんだよな』 (この言葉は…!?) 今見た走馬灯に何故か意味があるような気がしたギニューは…無意識に善逸がどのような戦い方をしていたのかを思い出していた、そして雷の呼吸は超スピードの移動が出来ることを知った 勿論だからって雷の呼吸が出来る訳では無い、だがほんの少しだけ再現できないかと足に力を込めた そして超スピードで回避、何とか窮地は脱した。実を言うもこの殺し合いで会っている善逸には感謝するべきだろう、するわけが無いが 避けたのを見たディケイドは思う、この男の動きはあの青い騎士にも負けていない、久しぶりに全力を出せそうだ、と ディケイドに残っている主な攻撃手段はイリュージョンによる分身による同時攻撃、そしてライダーキックがある。 前者は自分のプライドに触る。一人に対して大人数にで攻撃しなければ勝てないのかとは思われたくもない。だからタワーでの1対3の時でもイリュージョンは使わなかった。 後者はまだ使用には早い、となると他に手段がない… わけがない ディケイドの攻撃手段はあまりにも豊富、まだ5人のライダーしか解放されていないが、それでも多い さて、ここでまずディケイドはどの姿を選ぶだろうか? まず刀には銃が一番だ、遠距離から一方的に攻撃し続ければやがてギニューは限界を迎えるだろう だがその手段を…ディケイドは取らなかった。遠距離攻撃にはもう相手に警戒されている以上常に接近されるだろうと考えた為だ となると刀には刀で迎え撃つべきか …本当にそうだろうか? 考えて欲しい、もし今のJUDOに一番効率のいい戦い方を考えるとしたらファイズアクセルで有無を言わず距離をとって遠距離で攻めるべきだろう 勿論万全のJUDOならばプライドを優先して取らないだろう、だがJUDOはまだ傷を治し切っていない状況だ、自分が傷ついている状況で近接戦はよろしくないはずなのだ …もし門矢士がギニューと戦っていた場合こう言うだろう 『刀にはこっちも刀だ』 と ディケイドはまず赤い戦士のカードをバックルに入れる、更に 『KAMENRIDE KUUGA!』 『FORMRIDE KUUGA TITAN!』 紫のカードを入れた。キタキタおやじの時も変身した姿だ 「一つの姿から更に別の姿だと?」 今までベルデ、ライドプレイヤーなどライダー、またはライダーに似た存在に会ってきたが変身した姿から更に変身する姿を見るのは初めてだった。 「まぁいい、やる事は変わらん、オレの刀で斬るだけだ!!」 ギニューはゆっくりと進んでくるクウガに向かって剣を振るう、だが ガキィン!! という音と共に弾かれてしまう 「何だと!?」 あの時の戦いと同じ防御力を見せつける、そしてぶつかっている刀を掴む そして驚いて隙だらけのギニューにタイタンソードを振るう ギニューは慌てて回避、そしてそれと同時に…何と上に引っ張り上げた 今度はクウガが驚く番だった、重力は常に下に働くもの、プロトタイプでもない戦闘力が強いワームが何か特殊能力を使わずに浮く事などありえないからだ。その驚きと共に掴む力が緩み、剣を引っ張り取り返されてしまった。 確かに一見何か特殊能力を使ったようには見えない、だがそれは見た目だけの話である。ギニューがここで使ったのは舞空術、自分がいる世界では当たり前のように使われている力である。かつて悟空の身体でも舞空術は使う事ができたのと同じように炭治郎の身体でも可能であった(そもそも舞空術自体が基本的に簡単であるのも理由の一つである) ギニューは浮かび上がった勢いで攻撃をしようとする だがここでほんの少し迷いが生じた というのも今のクウガの鎧はとても頑丈である事が分かっている。もし刀身で攻撃をすると刀が砕ける可能性が、そこまでいかなくてもキレ味が落ちる可能性がある。今後の戦いを長期的に考えると切れ味が落ちるのはよろしくない。 そこで考えたのは一度呼吸による攻撃をやめる事である。そして何をしたのか、それは 何と持ち手を一瞬で変えて頑丈である柄頭による打撃であった、不意を突かれたクウガに当たってしまった。 勿論この鎧には少しもダメージが通らないのは百も承知、ギニューの狙いは衝撃を脳に伝わらせる事にある どんな人間でも脳は振動を受ける事で動きが鈍る。狙い通りにクウガはほんの一瞬だけ動きを止める。この隙に透き通る世界で甲冑の隙間で最もダメージが通る場所めがけて ――水の呼吸 漆ノ型 雫波紋突き 一点集中の一撃…!! 「くっ…!!」 予想以上の痛みに吹き飛びながら苦悶の声をもらすクウガ、だが…この事も屈辱として怒りに変える 「我にこれほどの痛みを与えるとは…許さん」 「フン、許されないのは貴様の弱さではないか?」 煽り返され怒りはさらに増していく、この姿ではダメだと判断し、次のプロトタイプへと姿を変える。 「変身」 『KAMENRIDE BLADE!』 銀色の装甲を纏ながらも蒼い印象を与える仮面ライダー、ブレイドの姿に変わる。 「…一つ質問良いか?」 「何だ?」 「貴様は先程から様々な姿に変わっている、俺は以前貴様と同じような戦士と戦った事がある、恐らく貴様も先程戦ったはずだ」 「…あの緑の戦士の事か?」 「そうだ、今貴様が変身している戦士と同じようにベルトが力の源のように見えた、その変身している姿は一体なんなのだ?」 下らぬ質問だ、JUDOはそう思ったがほんの気まぐれで答えてやることにした。 我が知るプロトタイプ…とは別世界の仮面ライダーという物だ、と だが実際に答えた言葉は 「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ………、!?」 全く違う言葉だった (何だ?今の言葉は…?) 「仮面ライダー…というのか、面白い、その力、オレの物にさせてもらうぞ!!」 フリーザ様復活の為に更なる強さを求めるギニューは今闘っているディケイドのベルトを奪いたいと考えていた。 再び向かってくるギニューにブレイドは醒剣ブレイラウザーを手で撫でた後に構える 剣士と剣士の戦いが今始まる。 ぶつかりあう剣と剣、最初にディケイドの状態で剣を振るった際はディケイドが押されていたが、今の戦いでは互角の剣戟を展開していた 理由はブレイドに変身している事である。ブレイドは刀による戦いをメインにしている。その為に刀の扱いがディケイドの時より上手く行えてるのだ。 剣戟による衝突は互いに強く体がぶつかった拍子に一旦離れる、そして技を出す構えに入る さて、ブレイドのアタックライドカードはどのようになっているだろうか? まず、本当のブレイドに変身した人物、剣崎一真が使ったアタックライドはビート、タックル、スラッシュ、サンダー、キックである 一方で門矢士が使ったアタックライドはマッハ、メタルである そして思い出してほしい、タワーの戦いにてディケイドが使用したカード、門矢士は使ったことがあっただろうか? つまりこれが答えである。 『ATTACK RIDE SLASH!』 『ATTACK RIDE THUNDER!』 ライトニングスラッシュの再現である。 更にこれに加え 『ATTACK RIDE MACH!』 超スピードも兼ね合わせる スピードも乗せた今の斬撃ならば生身のギニューなど一刀両断だろう だがギニューが何もしない訳がない、超スピードを匂いで察知しながら透き通る世界で攻撃を見通しながら呼吸に集中する まず一度斬りかかってくる、ギニューはギリギリで刃ではなく刀身で受け止めながらわざと弾かれて飛ぶ 飛ばされながら直ぐ追撃の攻撃も来るが再び刀身でガードし再び飛ぶ ギニューは強烈な攻撃を受け止めるのではなく、受け流し切る道を選んだのだ 三度飛ばされながら受け止めてそしてそのマッハのスピードが終わった瞬間 ――水の呼吸 捌ノ型 滝壷 隙があったブレイドへ渾身の一撃、即座にカードを装填し対応する 『ATTACK RIDE METAL!』 メタル、ギニューにその言葉が聞こえた瞬間、この技を後悔した つまり硬質化による防御の技だと直感したからだ だがこの型もまた攻撃力は高い、どうなるのかは分からなかった。 結果は…ダメージは与えられなかったが衝撃でブレイドを吹き飛ばすことは出来た ブレイドは体勢を整えて次なるカードを装填した。 『ATTACK RIDE TACKLE!』 体当たりによる勢いを乗せた攻撃、一見マッハと被るが、衝突の威力に重点を合わせた攻撃だ、これに加えて 『ATTACK RIDE BEAT!』 拳による攻撃も合わせる、その拳は体当たりの威力も合わせた破壊力がある一撃である事は読み取れた ブレイドは圧倒的な攻撃を相手からの剣の攻撃はブレイラウザーに守りながら喰らわせるつもりだ だがそれくらいでダメージを与える事が可能だと思われているとは、ギニューを舐めていると考えるべきだろう ギニューは刀で絶対に防御出来ないであろう場所を透き通る世界で見ながらそこにめがけて剣を振るう ――水の呼吸 肆ノ型 打ち潮 「ぐっ…!!」 再び一撃を喰らい火花を散らすブレイド、攻撃も中断してしまった。 …御覧の通り状況見れば分かるが今の所やはりディケイドが一方的にダメージを受けている。 JUDOが傷を負っているとはいえ、火の呼吸が使えなくともやはり今のギニューの身体の強さはかなり高い事の証明だと言えるだろう 「貴様…何故これ程強いのだ…生身の人間が…鎧を纏った我と張り合える…!!」 ディケイドになってからここまで苦戦した戦いは今までになかった。 ここまで相手に対応されて逆に攻撃をくらう事など想定外である 「不運を呪うんだな、貴様が外れの身体に選ばれてしまった事をな!!」 ギニューは大技を繰り出してトドメを刺すことを決めた ――水の呼吸 拾ノ型 生生流転 回転しながら高まっていく一撃、水の呼吸最強の技、水の龍を纏っているようにJUDOには見えた。 大技にはこちらも大技、こちらも金色のスペードが描かれたカードを装填する 『FINAL ATTACK RIDE B B B BLADE!』 ライトニングソニック、数多のアンデッドの封印のきっかけになった一撃だ 「ウオラァァァァァ!!」 「ハァァァァッ!!」 二つの強力な一撃が今、激突した。 「…中々やるな」 「…貴様こそ」 互角の威力だったようで、互いにダメージを受けながら離れただけだった 戦いはまだ続く、再び剣を向け襲ってくるギニュー、ブレイラウザーを構えながらブレイドはこの戦いで目覚めた新たなカードを取り出す。 攻撃をブレイラウザーで受け止めながらそのカードをバックルに装填 『KAMENRIDE』 その瞬間、身体が紫炎に包まれる 「!?」 慌てて熱がりながら離れたギニュー、そして紫炎から現れたのは 『HIBIKI!』 紫色の鬼だった 「鬼…か、この身体は鬼狩りの剣士らしい、その時点で貴様の運命は決まったようなものだな」 「我をそのような雑魚と同等に考えるな」 『ATTACK RIDE ONGEKIBOU REKKA』 響鬼は音撃棒烈火を携えながら…ある事を考えていた (奴の強さ、薄々気づいていたが呼吸によるものだろうな) 戦いの姿を見るうちにギニューが頻繁に呼吸をしていたのを見ていた為に、ギニューの強さの根源に気づき始めていた。 (となると…早々に封じさせてもらおう) 封じる為の策を開始した 戦いが始まった瞬間である 鬼火、烈火弾をそこら辺にまき散らせ始めたのは 「貴様!?正気か!?」 「正気だが?」 ギニューは避け続ける、避け続けるが周囲が轟々と燃える炎に包まれ始める (この男、何を考えて…!?グッ!?) その瞬間である、肉体が、動きが鈍り始めたのが 「気が付いたか?」 JUDOは嘲りの笑いと共に答え合わせを始める。 「この極限の熱気、そして二酸化炭素の増加に対して、貴様の呼吸は…行使する事は出来るのか?」 燃える、身体の内部が燃えるように熱くなっていく 苦しい、圧迫感がギニューを蝕む、一瞬だが眩暈もしてしまっている 辺りにまき散らされた炎による火災は例え炎のダメージを受けずとも常に大きく呼吸をし続けて戦うギニューの身体を蝕む 慌てて全集中の呼吸をやめるが身体に沁みついている癖はそう簡単に抜ける物ではない、その上動きも遅くなる 「ぐああああ!?」 苦しむギニューに響鬼は容赦しない、慌てて響鬼に向き合うギニューだが容赦のない攻撃がギニューを襲う 『ATTACK RIDE ONIBI!』 口から吐き出した紫炎、慌てて避けるがその避けた隙を ドカッ 「ぐはっ!!」 拳が襲う そしてここから先も容赦しない バキッ 蹴りが メキョッ 裏拳が ボキャッ チョップが襲った 「がああああ!!」 響鬼の特徴の一つは圧倒的なスペックの高さにある、一つ一つの攻撃が他のライダーの基本形態より強いのだ。 それによって大ダメージを受けたギニュー、そして 『FINAL ATTACK RIDE』 止めの一撃 『HI HI HI HIBIKI!!』 バックルから飛び出したのは太鼓であった。 その太鼓はギニューの身体を容赦なく捉える。 烈火を構えながら近づく響鬼、阻害する者は誰もいない そして奏でられる音撃打 火炎連打による太鼓の音、一つ一つ音を打ち込まれるたびにギニューの身体が震え、ダメージを追っていく 本来は大地の穢れから成るモノを浄化する為の音だが、ギニューという邪悪を祓い清めるには打って付けと言えた。が、その音を奏でている者もまた邪悪である事が非常な現実を思わせる。 そしてある程度奏でられ…締めに相応しい大音によって吹き飛ばされていった。 響鬼はディケイドへと姿を戻しながら倒れているギニューに近づく ギニューは刀を握り、白目をむきながら気絶している 「不運を呪え、貴様が外れの身体に選ばれてしまった事を」 嘲りと共に先程の言葉を返し、ライドブッカーを剣にして…首に一閃 したはずだった。 →
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お嬢様の妄想3/3 衣×京太郎×一×透華 衣の人 第3局 225~ 247 「あっ・・・ああっ!」(・・・あ、あれが・・指なんかよりも凄い大きいですわ) 指が抜かれて残念そうな声を上げる透華、しかし今引き抜かれた指より太い京太郎の勃起ペニスが視界に飛び込んできて、歓喜の声を上げる。 「準備ができたから、そろそろ良いかな?」 「え・・ええ、もちろんですわ、この龍門渕透華の一生に一度のバージンを味わってくださいましね」 「ああ、じっくりと・・味合わせてもらうよ」 京太郎はペニスを透華のおま○こに押し当て、亀頭で割って入りゆっくりとペニス全体を透華の膣内に入れてゆく。 「あっ・・あはぁ・・」(膣内に・・入ってきていますわ、こ、これが京太郎さんのおちん・・) 考えているだけなのに、その言葉を思い浮かべるのが少し恥ずかしくなる透華、少しして京太郎の動きが止まる。 「・・どうかされましたの、京太郎さん?」 「あっ、いや、たぶんここから痛くなると思うんですけど、どうしする・・一気にいくか、徐々に奥に入れるか・・」 「ふっ、愚問ですわ京太郎さん、ここはどーんと一気にしてくださまし・・ちまちまとする地味な行為など、この龍門渕透華・・と京太郎さんの情事には・・ふ、不要ですわ!」 京太郎の質問に、意味もよくわからないまま即答する透華、でも根拠も無く自信ありげに答えるのは透華が透華たる所以か。 (透華は京太郎の言葉の意味がわかっているのか?)(たぶん透華、正確な意味を理解してないね・・でも邪魔するのもな・・) 衣も一も経験していいるため、京太郎の言葉の意味を理解していた、衣は疑問に思い首を捻るだけだったが、一は折角盛り上がっている二人の邪魔にならないように黙っていた。 「・・わかりました・・じゃあ、いくぞ」 京太郎もなんとなく透華がわかっていない事は理解していたが、本人の望みを却下するのも気が引けたので望みどおり力を入れて一気に押し込む。 ズブッッ! 「げふぅぅ!?・・い、いだいでずわ・・ごれは・・?」 処女膜を貫かれて、破瓜の苦痛に顔を歪めて誰かに理由を尋ねる透華、それに答えたのは京太郎の恋人としては先輩に当たる二人、呆れぎみの衣と苦笑する一だ。 「やはりわかっていなかったのか、それが破瓜の痛み、激痛だが京太郎の女になった証、京太郎に処女を捧げた証とも言えるぞ、京太郎と結ばれたと思えば楽になるはずだ」 「そうだね、激痛だけど・・好きな人を迎え入れたと思うと、とっても幸せな痛みだね」 衣も一も、つい最近のことだが自分の破瓜の事を思い出して懐かしむように語った。 二人の説明で、知識が無いわけでは無い透華も思い当たる節があった。 「そういえば・・そんな話を聞いたことがあるような気が・・・痛っ!、こ、これが京太郎さんと結ばれた痛み・・それなら・・耐えられますわ」 衣と一の言うとおり、京太郎と結ばれた痛みだと思えば、透華は精神的にだいぶ楽になった気がするが、それでも痛い事には違いが無い、そこで痛みを和らげようと気をそらすために透華の頬にキスをする京太郎。 「きょ・・京太郎さん?」 「痛みが引くおまじない・・効果があるかどうかはわかりませんが、それと痛かったら言ってくださいね」 「効果はありましたわ、け、けどその・・・痛いと言われていると、しにくいのでは?」 キスのおかげで幾分か楽になった透華、しかし痛みを口にするのは抵抗があり・・不安げに京太郎に訊ねる。 「言えば少しは痛みが楽になりますから良いんですよ、それに・・『どうしても無理』ってな事を言わなければ絶対に止めませんから安心してください」 経験上の事もあり、透華が何を不安がっているかは京太郎にもなんとなく理解できた。 「京太郎さん・・わかりましたちゃんと口にしますわ」 「じゃあ・・ボクも透華におまじない」「衣もするぞ」 一と衣はそれぞれ透華の左右の頬にキスをして励ます。 「一・・衣、ありがとう、さぁ京太郎さん・・続きを始めましょう」 「わかった・・・いくぞ」 まだ慣れていない透華のために徐々に腰を動かしだす京太郎。 ズブ・・ズブ・・ 「痛っ!・・痛い・・ですわぁ!?」 動くたびに透華の顔が苦痛にゆがむ、だが透華からストップがかからないので京太郎は止める事無く続ける。 「透華さん・・こっち触りますね」 京太郎は透華の乳房に手を伸ばして、優しく揉み解しながら腰を動かす。 「透華、頑張って・・」「そうだぞ、頑張れ透華」 「痛いけど、ま・・負けませんわ、この程度で・・音を上げる龍門渕透華ではございませんわ!」 一と衣の声援に答えて痛みに耐える透華、そして・・徐々に。 ズブッ・・ズブッ・・ズブッ 「うっ・・あっ・・い、痛みがだいぶ・・・こ、これはぁぁ!?」 痛みが徐々に引いてゆき、それに合わせるように徐々に快楽が透華の体を襲う。 「徐々に・・よくなってきたみたいですね・・」 「は・・はい、京太郎さんの愛撫と・・一と衣の応援があって・・ひゃぁぁ!?」 「これで・・大丈夫だね」「そうだな・・流水の如く、後は全てを感じ取るが良いぞ」 透華の中で快楽が痛みに勝ってきたことを喜ぶ一と衣。 (い、痛みが引くと・・京太郎さんのおち・・が・・中にあるのが・・) 激痛でわからなかった透華も、痛みが引いた今なら突き上げられる感覚で京太郎のペニスが自分の膣内にあるとより深く感じる、その意識が喜びを生み、それが快楽に変わる。 ズブッッズブッッズブッッ!! 「きょうたろうさんのぉぉおおきいぃぃ!!すごくわたくしのなかであばれてぇぇ!!い、いかがですかぁぁ・・わたくしの・・なかはぁぁ?」 処女独特の締め付けだけではなく、京太郎のペニスをしっかり締め付けながらも扱き上げるような、そんな透華の膣内。 「俺のをしっかり締め付けてくれて、凄く気持ちいですよ!」 「うれしですわぁぁぁぁ!!、おくぅぅこんこんされてえぇぇ!!」 京太郎が喜んでいると事はペニスが突き上げられるたびにわかっていたつもりだった透華、しかし言葉にされるとその喜びは一入だった。 (透華、あんなに乱れてぇ・・そうだよねぇ、好きになった相手のおちんちんで突き上げられているんだから・・当然だよね、でも・・くすす、あっ~乱れる姿も可愛いよ透華) 透華の痴態を楽しみながら、自らも高ぶりを感じる一。 「透華・・血が出ているけど、しっかりと京太郎のを銜え込んでいるな」 一との経験からか、京太郎のペニスと透華の膣内、その結合部をまじまじと見つめる衣。 「ひゃあぁぁぁ!、み、みちゃだめぇぇぇ!!、ころもぉぉぉ!」 衣に見られていることに気付いた透華は顔面を真っ赤にしながら抗議の声を上げようとしたが、京太郎のペニスに突き上げられてそれどころではない。 「うっ・・透華さん、見られてから・・締め付けがきつくぅぅ!」 乱れていても羞恥心があるのか、それとも単に見られて感じているのか透華の膣内は京太郎のペニスを更に締め付けてゆく。 「だめなのにぃぃ!はずかしいはずですのにぃぃ・・ああ、もっとみてください、きょうたろうさん、はじめぇぇ、ころももぉぉ!!」 元々目立つのが好きで、人から注目されることが好きな透華、一度認めてしまえば早いもので、三人の視線が透華の快楽にプラスされた透華は一気に上り詰める。 「きょうたろうさん・・わ、わたくしはもぅぅぅ!!」 「いいぞ、俺もすぐにイクから、イっていいぞ!!」 (きょうたろうさんも・・わたくしでかんじて、もうげんかいにぃ!!) 京太郎も絶頂直前まできているというのは、透華をさらに興奮させて、そして。 ズブッッッン!! 「い、いきますわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 膣内も快楽も突き上げられ透華は一気に絶頂に達する。 「俺もいくぞぉ、透華ぁぁ!!」 透華が達すると、絶頂からくる膣内の痙攣が京太郎のペニスを締め付け、京太郎も絶頂に導いた。 ドクゥゥゥゥン!ドクゥゥゥン!ドクゥゥゥゥン!! 「これがぁぁきょうたろうさんのせいえきぃぃぃぃ!!あふぃですわぁぁぁぁ!!」 初めての膣内射精は透華の予想を上回っていた、膣内を焼かれるような精液の熱さに自分が京太郎の恋人である事をまさに刻み込まれている錯覚に陥り、それがさらなる喜びと快楽を生む。 「透華まだぁぁぁいくぞぉぉ!!」 ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!! 「ひっぃぃぃ!!まだくるんですのぉぉぉぉ!?」 射精の量も透華の予想を上回り驚く透華、でもそれは嫌ではなく嬉しい悲鳴、愛おしい人が自分の膣内で感じて、膣内に収まりきらないほどの射精に驚喜する透華。 「これで・・さいごだぁぁ!」 ドクゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥン!! 「しゅごいでしゅわぁぁぁ!!・・・わらふしのぉならがぁまっじろにぃぃぃ!!」 身を捩じらせる射精を膣内で全て受け止めようとする透華、だが収まりきらない一部は結合部の隙間から溢れる、透華の膣内を頭の中を真っ白に染め上げると京太郎の射精は終了した。 「はひぃぃぃぃ・・きょうたろうさんのぉぉ・・せいえきがぁぁ・・」 荒い息遣いで快楽の余韻に浸りながら、京太郎が快楽を得た証拠である精液の熱さを膣内で感じながら微笑む透華。 「はぁ・・気持ちよかったぞ、透華・・」 「はぁはぁ・・よかったですわ、わたくしも・・・はぁはぁ・・だいまんぞくですわ・・きょうたろうさん」 わかってはいたものの、京太郎の言葉を聞くとより一層の喜びが透華の心に満ちる。 「そうか・・良かった」 「はぁ・・と・・ところで・・・膣内にまだ熱くて硬い感覚が、こ、これは・・その、京太郎さんのおち・・おち・・ううっ」 呂律が回らないわけではなく、やはり性器の名を口にするのが恥ずかしく、ただただ京太郎を見つめる透華。 「うん、ああ・・まだ勃起しているからな」 「そ、その・・それはつまり私の体ではまんぞ・・んっ!?」 勃起したままの京太郎のペニスの感覚に、自分の体は女性としての魅力が無いのかと、ネガティブな言葉を喋ろうとした透華の唇をキスで塞ぐ京太郎。 「何言っているんだ、凄く気持ちよかったし満足したって・・その証拠に・・ほら」 京太郎がペニスを引き抜くと、透華の膣内から精液が逆流してくる。 「うっ・・はぁぁ、そ・・そうでしたわね、これだけ射精して頂いたのに、気持ちよくないなんて・・」(ふふ・・京太郎さんは本当に優しいんですわね・・) 自分の膣内に溢れる大量の京太郎の精液を見て、自分の考えが間違いだと思い知った透華は、慰めてくれた京太郎の優しさに喜びを感じる。 「気にするな透華、京太郎は絶倫だからな」 「そのようですね、それで、その・・もう一回しますの?」 「透華さんは初めてで疲れたでしょう、だから休んでいてください」 京太郎の言う通り、初めての情交に肉体的にも精神的にも、透華は疲労感を覚えていたが。 「確かに疲れはしました、しかし私は京太郎さんにもっと満足して頂きたいのですわ!」 疲労している事は素直に認めたが、恋人を喜ばせたい気持ちも素直に語る透華。 「ボクも透華の気持ちわかるよ、一度駄目だと思ったのに、折角恋人になれたんだから・・」 「ええ、一の言う通り・・せっかく想いが届いたのでしたら、やはり・・」 一度は諦めた恋を適えた同士、一と透華は思いが重なる部分も多いのだろう。 「その気持ちは嬉しいんですが、でも・・するとなると」 ある行為が京太郎の脳裏に浮ぶが、それを話すかを躊躇する、だがそれに代わるように衣が口を開く。 「ふぇらちおをすればよかろう、あれならおま○こも使わずに京太郎を喜ばせられるぞ」 「ふぇらちお・・なんですのそれは、一は知っていまして?」 「えっ・・まあ、あれは透華には少し・・きついかな・・」(京太郎君も思いついたんだろうけど・・透華の事を考えて、黙っていたんだろうね) 透華に聞かれて素直に説明するかどうかを迷う一、説明したら嫌がっても透華の性格上絶対にやると言いだしそうな気がしたからだ、京太郎もその辺りの事がわかっていて黙っていたのだろう。 「何を言うですの、私は京太郎さんに喜んでいただけるなら、どのような行為でもしてみせますわ!」 負けん気の強さと京太郎への愛からかしっかりと言い放つ透華。 「よく言ったぞ透華、好きな恋人を喜ばせたいと思うその気持ち、衣にもよくわかる、衣が手伝うぞ」 「ええ、お願いしますわ・・」 「わかりました、ではお願いします」 透華のやる気に触発された衣もすっかりやる気になってしまい、京太郎もして欲しいという気持ちもあり、二人の申し出を受け入れる。 「はぁぁ、まあいいかな・・ボクはどうしようかな・・」 一も一人で止める気にはなれないのか、仕方なく事態を見守る。 「それで、フェラチオとはどの様な行為ですの?」 「透華まずは座った方がしやすいと思うぞ、京太郎」 「ええ・・」「ああ・・」 衣に指示されて透華は起き上がってベッドの上で膝を曲げて座り、京太郎はそんな透華の顔の前にペニスが来るように移動する。 「きょ、京太郎さん・・そ、それにこ、衣こ、これは・・何を?」 目の前にある、自分との情交の痕跡が残るペニスを見せ付けられて戸惑う透華。 「何って、ふぇらちおをするんだろう・・なら、この体勢の方がやりやすいからな」 そう言って、衣は京太郎のペニスに顔を近づけて舌を突き出すと、まだ汚れが残るペニスを舐め上げた。 「えっ・・ええっ!?」(そ、そんな、そ、そこは京太郎さんの・・おち、おち・・) 「うん・・・?」 突然の事態に戸惑う透華、衣はしないのか・・と言いたげな視線を透華に向ける。 「そ、その・・そこは京太郎さんのお・・おしっこが出るところでしょう、その・・そこに口をつけるのは・・」 「うん、そう・・これがフェラチオだよ透華、ボクもするね京太郎君」 透華に耳打ちをしたかと思うと、一も京太郎のペニスに顔を近づけて、舌を突き出して精液や透華の破瓜の血を舐めとってゆく。 (京太郎君の精液と、いつもと違う味なのが透華のか・・くすす) 片方は大好きな主でもう片方は大好きな恋人、その二人の味がついたペニスを楽しそうに舌を躍らせて舐め取る一。 「衣・・負けないぞ」 一のやる気を見せられた衣は対抗心を燃やして、一とは逆側を舐め始める。 (こ、衣、一もあ、あんなに舐めて・・おいしい・・くはないでしょうね、け、けど) 二人に競い合うようにペニスを舐められている京太郎はというと。 「うっ・・一も衣も・・上手くなったな、くぅぅ・・すげぇぇいい!」 息も荒くなってきて、二人の舌が動くたびに気持ち良さそうな声と顔を見せる。 (あれが京太郎さんが感じている顔、そんなに京太郎さんを喜ばせられますの・・?) 恋人が喜んでくれる、それは透華にとってもとても魅力的な事、例えそれが排泄器官という普通なら口をつけたくないところでも、しても良いとそう思えてくる。 そんな透華の迷いを見透かすかの様に、ペニスについた精液やらを舐めきった衣と一が、ペニスから舌を離して透華に視線を向け訊ねてきた。 「どうした、透華はしないのか?」「やっぱり、好きな人でも、おちんちんを舐めるのは嫌?」 「そ、それは・・その・・」 躊躇、戸惑い、どうしても嫌なら嫌と言い切れるだろうが、心の迷いがそれを許さない、透華は言葉を詰まらせた。 「衣も京太郎も、無理強いはしないぞ」「そうだね、できないなら無理しなくても・・」 衣と一の透華を気遣った言葉、しかしそれが迷っていた透華の心を押す。 「うっ、衣、一、私を舐めないでいただきたいですわ、この龍門渕透華がそんな敵を前にして逃げ出すようなまねをする訳ないでしょう!」 性格からか、あるいは自分を奮い立たせるためか、強気な言葉を吐いて衣と一の間に割り込む透華。 (うっ・・お、大きいですわ・・これが私の膣内に入っていたなんて・・) 改めて目の前で見る京太郎のペニスは巨大で、こんなモノが自分の膣内に収まっていたとは信じられなくなる。 「・・頑張って、透華」 一は透華がフェラチオをしやすいように応援しながら一歩下がる。 「一・・」(そ、そうですわ・・京太郎さんは一にとっても愛おしい人、それを譲ってくれたんですから・・こ、ここはその気持ちにも答えなくてはなりませんわ、け、けど・・凄く大きくて、か、硬そうな・・) 一に譲られて決意も新たに挑もうとするが、目の前で見る男性器の迫力に押されて腰が引ける透華。 「透華、嫌なら無理する必要は無い、けどしたらきっと京太郎は喜んで褒めてくれるぞ」 惑う透華の心に衣の言葉が染み渡る、京太郎が喜んでくれる、それは魔法の様に透華の心にやる気の炎を灯す。 「衣・・そ、そうでか、京太郎さんも・・その、私がフェラチオをして差し上げたら喜んで頂けます?」 上目遣いで訊ねる透華、欲しい答えは決まっている、そして京太郎にもそれはわかっていた。 「はい、してくれたら凄く嬉しいですよ、あっ・・でも無理はしなくても」 (ああ、喜んでくれますのね・・でしたら・・もう、迷いなどありませんわ!) 後半は透華の耳には入らなかった、ただ嬉しいと・・喜んでくれるとわかれば、透華のやる気は一気に燃え上がる。 「京太郎さん!」 「は、はい!?」 「フェ・・フェラチオをさせていただきますわ、そ、その・・不手際があったら仰ってくださいな・・」 「わかりました、それじゃあ・・お願いします」 「はい」 京太郎にお願いされて返事をすると、透華はゆっくりと京太郎のペニスに舌を近づけ、そして。 ぺろ・・ぺろ・・ぺーーろ 先ほど衣や一のしていたのは真似て、竿の部分を舐め上げる透華。 「うっ・・くぅ・・いいですよ、透華さん」 「そ、そうですの・・では続けますわ」(や、やりましたわ、こ、この調子で・・) 心の中でガッツポーズを決めながら、透華は舌を使い更にペニスを舐め上げる。 「透華、単純に舐めるだけではなくて、時折京太郎のおちんちんにキスしたりすると良いぞ」 「こうかしら・・?」 衣の恋人の先輩としてのアドバイスを信じて、それを実行に移す透華。 れろれろ・・ちゅちゅ・・ちゅぱ 「うぉぉ!!・・そ、それも良いですよ透華さん」 「ふふ・・ありがとう衣・・」「どういたしましてだ」 狙いが成功して、京太郎を喜ばせることに成功させた透華は、衣に笑顔でお礼を言う。 「じゃあ・・ボクも手伝うね、ほら透華見て、京太郎君の鈴口・・先っぽから液が出ているでしょ、あれも舐めとらないと・・」 「こ、これですわね・・」 少し戸惑うものの、一度始めてしまえば中止する気は無いのか、一に言われたとおり、鈴口から溢れる先走り汁を舐めとる透華。 ぺろ・ぺろ 「うっ・・に、苦いですわ・・それに臭いが・・は、一、これは何ですの?」 独特の臭いと味に顔を顰めて、一に正体を尋ねる透華。 「カウパー腺液、先走り汁っていったほうがいいのかな、精液じゃないけど京太郎君が、しっかり感じているって証拠だよ、だよね京太郎君?」 「えっ・・ああ、透華さんの舌が気持ち良くて」 「どう、そう思うと・・あまり嫌じゃないでしょう透華?」 「そうですわね、確かに・・独特の味も臭いも、京太郎さんのだと思えば」 痘痕も笑窪、不快な味も惚れた相手が喜んだ証拠と思えば、不快感はさほどなく透華は鈴口から溢れる先走り汁を愛おしそうに舐めとる。 「後は・・亀頭を銜え込んで、舌で全体舐めたりストローを吸うみたいに吸ったりすると京太郎を気持ちよくさせられるぞ」 「噛んだり歯を立てたりしちゃだめだよ、京太郎君が痛いから」 「は、はい・・こ、こうですの・・あむぅ」 口を開けて亀頭を銜え込む透華、口内にペニスから発せられる京太郎の雄の臭いが充満してそれが鼻に抜けた・・。 (ふぁぁ・・強烈な臭いが・・くらくらしますわ・・) 「じゃあ、ボクたちが他の部分をするから、透華はそのまま亀頭を咥えていてね」「衣に任せろ、しっかり透華の手伝いをするぞ」 「・・・ふあ・・ふぁい」 臭いに思考がやられかけていると、一と衣言葉で自分のすべきことを思い出した透華は京太郎の亀頭を舐め上げる。 れろれろれろ・・ 「き、きくぅぅ・・」 透華の一心不乱な亀頭攻めに声を上げて体を仰け反らせる京太郎。 「くすす、衣、ボク達も負けられないよ」「もちろんだ」 そんな京太郎の姿を見て、一も衣も早速・・それぞれの場所に取り掛かる。 ぺーーろぺーーろ・・はむはむ・・ぺろぺろ 「うっ、こ、衣は・・とにかく、一!?」 衣が舐めているのは竿の部分、そして一が舐めたり歯を立てず唇ではむはむしたりしているのは玉袋。 「ここも・・きもちいいってきいたよ・・どうかな?」 「こっちも・いいだろう京太郎?」 「ううっ、ど、どっちもいいよ・・」 二人の舌使いは京太郎に確かな快楽を与えていた、それは亀頭を咥えこんでいる透華にも臭いとなって伝わってくる。 (ふぁあ・・臭いが更に強く・・で、でも負けてはいられませんわ、たしか・・) 臭いで思考が麻痺しそうになる中、衣に言われたことを思い出して鈴口を吸い上げる透華。 ちゅぅぅぅぅぅ 「うっ・・うわぁ、い、今吸われると・・か、かなりぃ!」(と、透華さん・・凄い真剣に・・あんなに吸ってくれて、滅茶苦茶プライドが高いのに・・) プライドが高いはずの透華が、自分のペニスを銜え込み更には気持ちよくさせようと必死に鈴口を吸い上げている、その事が京太郎に喜びと同時になんとも言えない満足感を与え、それが快楽を増幅させる。 (うん、ここ動いているみたいだけど、そろそろ・・なのかな、衣) (こっちも・・ぴくぴくしているぞ、いくぞ一!) それぞれに京太郎の限界が近いことを悟ると、目で合図を送り透華に合わせて裏筋と玉袋をそれぞれ吸う衣と一。 ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ 「と、透華、で、でるぅぅぅぅぞぉぉ!!」 興奮と、三箇所を同時に吸われると言う体験した事の無い快楽に、京太郎は一気に絶頂まで持っていかれた。 (き、きますわぁ!!) ドクゥゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!! 「うっ!?」(な・・なんでのこれは、こ、こんなに!?) 透華は覚悟を決めて構えたものの、京太郎の射精はそれを上回る量と勢いで透華の口内を満たす。 (だ・・駄目ですわ、出すなんてことできませんわ・・)「ごく・・ごく」 喉を鳴らして射精された精液を飲み込むが、初めてではそれが限界だった。 ドクゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥゥゥン!!ドクゥゥゥゥン!! 「うっぼぉ・・げほぉ・・げほぉ!!」 量が多すぎたためか、それとも勢いが凄すぎたのか、はたまた運が悪かったのか、許容量を超えた精液が器官に入ってむせ返る透華。 ビクゥゥゥン!!ビクゥゥゥゥン!! 窮屈な透華の口内から解放された京太郎のペニスは、透華の髪や衣や一の髪や顔に精液を撒き散らして射精を終えた。 「ごほぉ・・ごほぉ・・」 「透華、大丈夫か!?」「透華・・無理しちゃだめだって言ったのに」「透華・・」 むせ返る透華を心配する、京太郎、一、衣。 透華は両手を構えて、そこに精液を吐き出していた・・やがて。 「はぁ・・はぁ・・」 息を整えた透華は、手に吐き出した京太郎の精液を・・次の瞬間、三人は驚きの声を上げた。 「えっ!?」「なぁ!?」「おおっ!!」 「うっ・・く、うっく・こくこく」 手に口をつけて、吐き出した精液を再び口に入れて今度はゆっくりと飲み込んでゆく。 「はぁぁぁぁ・・・」 「と、透華・・その、無理しなくてもいいんだぞ、美味いもんじゃないんだし・・」 「おほん、何を仰いますの京太郎さん、確かに美味しいとは申しませんが、折角京太郎さんが私のお口で気持ちよくなって頂いた証ですわ、それなら・・全部頂くのが受け取るものの礼儀ですわ」 息を整え終えて一度咳払いをして、さも当たり前のように笑顔で語る透華。 「うむ、その心意気見事だな!」「わかるけど、透華は凄いね、一度吐いちゃっても飲むなんて」 衣と一は透華の気持ちが分かるのか、二人は感心して透華に賛辞を送る。 「ふふ、当然ですわ、まあ・・一部飲めなかったのは残念ですが」 自分の髪や衣や一の節々に降りかかった精液を見て、透華は少し残念そうな顔をしいた。 「いや、最初にしたら十分だと思うぞ、まあ・・ありがとうな衣、一・・透華・・・凄く気持ちよかったよ」 いつもの調子で頭を優しく撫ぜながら、それぞれにお礼を言う京太郎。 「うん、衣も頑張ったが、今ので一番は透華だな・・」「そうだね・・透華が、あれ?」 衣は何時もどおり嬉しそうに笑うだけだが、一はある違和感に気付く、そしてそれに気付いたのは一だけではなく、今京太郎に頭を撫ぜられている透華も気付いた。 「・・・・京太郎さん、今さっき・・なんとおっしゃられました?」 「えっ・・・ああっ・・すみません、呼び捨てにしちゃって」 透華に指摘されて、そして考えてようやく気付いた京太郎は、呼び捨てにしてしまったことを素直に謝る。 「謝らなくても・・・・別に構いませんわ、今はさん付けでなくても」 透華は嫌そうな顔一つせず、謝る京太郎を止める。 「えっ、で、でも・・呼び捨てはまずいんじゃ」 「外では困りますが、今は京太郎さんの恋人達しかいない甘い一時・・・ど、どうせなら衣や一と同じが良いですから、あ、あと口調も変に畏まらなくても良いですから!」 呼び捨てにするのを許すついでに、気になっていた自分に対する衣や一との口調の違いを指摘する透華。 「は・・はい、わかりま・・わかったよ、透華」 また同じような口調になりそうになって、慌てて修正する京太郎、その言葉に満足げな笑みを浮かべる透華。 「よろしいですわ、しかし・・・こうして頭を撫ぜられるのは何年ぶりかしら」 考え深げに透華は、頭を撫ぜる京太郎の手を見上げた。 「あっ、す、すいません・・つい」 京太郎が慌てて手をどけようとすると、それを静止するように透華の手が伸びてきて京太郎の手押さえつけた・ 「別に良いんですわ、こうされていると、とっても暖かい心地よい気分になりますわ」 「そうだね、京太郎君に撫ぜられていると、とっても気持ちいいよね」「うむ、キスや抱かれているのとは別に幸福感に満たされる、至福だな」 どうやらこの三人は京太郎撫ぜられるがとても幸せなようだ。 「でも、まさか私が京太郎さんの恋人になるとは思っても見ませんでしたわ」 つい数時間まえの事を思い出して、しみじみと語る透華。 「衣もだ、でも衣は透華が京太郎を好きでいてくれて嬉しく思う、この幸せをみんなで分かち合えるかと思えば最高だ」 「うん、ボクもまさか透華が加わってくれるとは思わなかったよ、できたら良いなとは思っていたけど」 歓迎ムードに楽しそうに声高く笑う透華。 「ほほほ、まあ私が三人目と言うのは多少気にはなりますけど、これからも・」 「三人目・・なにをいっているのだ透華は?」 透華の言葉に感じた違和感を指摘する衣。 「へぇ・・ですから三人ですわよね? 「あっ~、あのね・・透華、その言い辛いんだけど」 今の透華の言葉で、何を勘違いしているのかを理解した一だが、それを正直に言っていいのか迷う。 「なんですの一、はっきりと言いなさい、京太郎さんの恋人は衣、一、私ですわよね?」 はっきりとしない一の態度に少し苛立ちながら、事実確認をする透華、それを受けてはっきりとした答えを口にしたのは一ではなく衣だった。 「三人ではないぞ、京太郎の恋人は、ここに居る衣と一と透華、それに優希と咲で今は全部で五人だぞ」 「うん、って言うことなんだよね・・あはは」 衣がはっきりと言ってしまったので、なるべくショックの無いように話そうとしていた一だが、どうしようもなくなり、ただ苦笑いを浮かべていた。 「そうですか、あの片岡さんと・・清澄の大将も加えて・・五人ですの、ほほほ・・って、ごごごごごご、五人ですってぇぇぇ!!」 落ち着いた雰囲気に見えたのは、ただ意味を理解するのに時間が掛かっただけ、意味を理解した瞬間、叫び語を上げる透華。 「と、透華、お、落ち着いて」「と、とと、透華さん・・」 一と京太郎は混乱する透華をなんとか落ち着けようとしたが。 「ご、五人・・五人ってなんですの、っというか・・わ、私がご、五番目ぇぇ・・ふあぁ」 どうやら他に二人恋人がいるよりも、自分が五番目に出来た恋人というのがショックなようでその場に倒れこむ透華。 「と、透華!?」×2「うん?」 何が起こったかわからず首を捻る衣と、急いで透華の様子を覗き込む一と京太郎。 「ご・・ごばんめ・・わたくしが・・ごばんめ・・・」 よほどショックだったのか、透華は気を失いながらでも五番目と繰り返していた。 「はぁぁ、嘘や夢ではありませんのね」 意識を取り戻した透華は、自分が五人目の恋人であると言う事実を改めて確認して、溜め息をついた。 「黙っていてごめんね、透華」「重大なことを話さずにいて、すみませんでした」 一は報告していないかった事、京太郎は話せなかった事を謝るが、透華は特に怒った風も無い。 「もう良いんですわ、それに衣は認めているんでしょう?」 「もちろんだ、というか衣が言い出した事だからな」 「なら構いませんわ、というか私が文句を言える立場ではありませんでしょう?」 衣が他の恋人の容認している上に、自分もその輪に加わっているのだから、それを認めなければ自分の立場も否定することになると透華には分かっていた。 「よかった、これで衣や透華と一緒に京太郎君の恋人でいられるんだね」 もしも別れる事になったらどうしよう、と思っていた一は透華の態度を見て安堵した。 「ええ、それに五人も恋人が居るなんて凄く目立つじゃありませんの、注目を集めることこの上ありませんわ」 目立っているシーンを妄想して、楽しそうに笑う透華。 「い、いや・・それは、いい意味じゃない気がするけど・・」 複数人恋人が居る事が周りに知れ、その中の一人になれば確かに目を引く事は確かだろうが、どちらかと言えば好奇の視線だと思えてならない一。 「言いたい人には言わせておけば宜しいんですわ、折角恋人になれたのですから、私は誰に聞かれても胸を張って京太郎さんが恋人だと言いたい・・いいえ、言いますわ!」 「透華・・そうだね、ボクも言いたいな」(ボクなら黙っている事を考えるけど、透華は凄いな) 目立つことは気にするが他者の意見には流さ無い、透華の高らかな宣言を聞いて、一は改めて龍門渕透華と言う女性の強さに感心した。 「言いなさいな、そして自慢なさい、自分にはこんな素敵な恋人が居るんだと・・衣もいいですわね、私達が京太郎さんの恋人だと公言しても?」 世間の噂などは気にしないが、一番で最初の恋人である衣の意志は気になるのか、念のために衣に確認する透華。 「好きにするが良い、京太郎の恋人である事を自慢したい気持ちは良くわかるからな、正し一番の恋人は衣だぞ、努々忘れるな」 「ええ、わかっていますわ」「う、うん、それは当然だからね」 京太郎の一番の恋人は衣、この事実に透華も一も文句をつける気などまったく無かった。 「私は衣を除いて一番で良いですわ」 「と、透華・・あはは」(透華らしいな・・けど、これでボクも京太郎君の恋人って言えるんだ・・嬉しいな、くすす) いかにも透華らしい物言いに苦笑する一、しかし心の中では恋人である事を公言できるのに喜んでいた。 「と言うわけですわ、京太郎さん、これからは公言していくのでお覚悟を」 衣の許可を貰ったことで何の障害も無くなった透華は、次は京太郎に覚悟を決めるように宣言するが、京太郎の覚悟は優希を恋人に加えた時から決まっていた。 「覚悟ならとっくに決まっていますよ、衣も一も優希も咲も、もちろん透華も大好きですから、自由に公言してくれていいですよ」 「うっ・・」 躊躇することなく、しかも好きと言う言葉までつけた京太郎の答えを聞いて思わず頬を染める透華。 「京太郎、衣も京太郎が大好きだぞ」「うん、ボクも京太郎君が大好きだよ」 「ありがとうな、衣、一」 透華が黙り込んでいる間に、衣と一は京太郎の言葉に答えると、京太郎は衣と一にお礼をいいながら順番にキスをする。 「あっ、ず、ずるいですわ、私もだ・・だだ・・だ、大好きなんですから・・」 面と向かって言うのが恥ずかしいのか、照れくさそうに視線を逸らしながら呟く透華。 「そんな様子で公言できるのか?」「う~~ん、どうだろう・・」 恋人相手に大好きというだけで照れている人が、周囲に大好きな恋人が居ると公言できるのかと思い首を傾げる衣と一。 「まあ、いいじゃないか、透華も・・ありがとうな」 呟きとはいえ、ちゃんと答えてくれた透華にお礼を言ってキスをする京太郎。 「京太郎さん、こんな・・こんな事をされたらますます好きになってしまうじゃありませんの、これだけ好きにさせたんですから、ちゃんと責任はとっていただきますわ」 照れ隠しからか文句を言う透華だが、それは全て惚気にしか聞こえない。 「わかっています、ちゃんと責任は取りますから」 「よろしいですわ、では・・これからは改めてよろしくお願いしますわ、京太郎さん・・・大好きですわ!」 今度は呟くのではなく、ちゃんと大きな声で言う透華であった。 終わり 和の憂鬱
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▼ Lost Memories 依頼者: ハルヴァー(Halver) / アビセア-ラテーヌ・南東キャンプ 依頼内容: クリルラの記憶を取り戻すため、 薬の調合に必要な 「蛍光鱗粉」を 2個集めてきてほしい。 アビセア-ラテーヌ / 南東キャンプ 通常時 +... Halver ん? なんだ貴様は。 悪いが貴様の相手をしている暇などない。 早々にここから立ち去れ! Halver そなたの活躍は聞いているぞ。 折り入ってお願いしたいことがあるのだが、 聞いてもらえないか? 選択肢:聞く? 聞かない Halver そうか、残念だ。 聞く Halver うむ、助かる。 ラテーヌ北の拠点で療養中の クリルラのことは知っているか? 選択肢:知っている?(どちらの選択肢でもよい) 知っている 知らない Halver 彼女は サンドリア神殿騎士団の団長であり、 勇敢な女性騎士だった。 Halver アビセアン共の突然の襲撃に 遅れを取りはしたが、彼女の目覚ましい活躍もあり 何とかこの地を拠点に戦い続けることができた。 Halver が、何度目かの襲撃で 彼女の率いる隊と分断されてしまい 行方がわからない状態になってしまったのだ……。 Halver しばらくして 左目にひどい傷を負った状態で倒れているところを 発見された。だが、同じ隊の者は…… Halver 幸い彼女の命に別状はなかったんだが、 どうやらそれまでの記憶を 失ってしまったようでな。 Halver 我々はその記憶を取り戻そうと、 さまざまな療法を研究した結果、 どうやら蛍光鱗粉を 調合した薬が有効らしいことが判明した。 Halver だが肝心の 蛍光鱗粉がどうしても 手に入らなくてな。 そなたに調達をお願いしたいというわけなんだ。 Halver 薬を調合するには 蛍光鱗粉が 2個必要となる。 Halver 彼女の記憶が戻れば 心強い味方になってくれるだろう。 それに、一体何が起こったのかわかるかもしれん。 頼んだぞ! (Halverに蛍光鱗粉を2個トレード) 蛍光鱗粉 Ex ピクシー族の羽根から得た淡い光を放つ鱗粉。 特殊な薬品と混合することで治癒効果を発揮する。 Halver おお! これは蛍光鱗粉!! よくやってくれた、さっそく 薬を調合するとしよう。 Halver この薬で彼女の記憶が戻るはずだ。 妖煌薬を クリルラ(Curilla)のところに 持っていってもらいたい。 Halver それから、 これは我々からの気持ちだ。 受け取ってくれたまえ。 480クルオを手に入れた! Halver どうやら蛍光鱗粉は 他の薬にも応用が利くようだ。 もし2個手に入ったら 持ってきてもらえると有り難い。 ▲ 失われし記憶 隻眼の代償 ■関連項目 アビセア-ラテーヌ , 闇への抵抗 Copyright (C) 2002-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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「翔促(しょうそく)」 シェン・ルピア UC 火文明 (3) クリーチャー:ファイアー・バード/十勇士/Vトリッパー 2000 ■自分のクリーチャーがバトルする時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうしたら、そのクリーチャーをバトルに勝たせる。 ■ダイブイン(相手のフィールドまたはエリアが自身のクリーチャーに与えている能力を、このクリーチャーも得る) 「背中を押す、それが私の役目」 UC 火文明 (2) 呪文 ■このターン中、次に自分のクリーチャーを召喚する時、その召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。このターン、そのクリーチャーのパワーを+3000し、「スピードアタッカー」を与える。 作成者:Y DMCY-03「電界編 第3章 壊訂のバーチャル」に登場するファイアー・バード/十勇士/Vトリッパー。 クリーチャー面は、味方がバトルする時に破壊することでそのバトルに勝たせることができる、対象が広がったかわりにアンタップさせられなくなった《トッパ・ルピア》のようなクリーチャー。相手のフィールドやバーチャル・エリアを利用できる新能力ダイブインも持つ。 呪文面は、1コスト増えたかわりにパンプアップがついた《キリモミ・ヤマアラシ》。だが、こういった効果は軽い方が使いやすいので使い勝手はそんなによくない。 背景ストーリーでは、《ガンバ・ルピア》と同一人物。 フレーバーテキスト 応援しかできないってことは、応援ならできる、ってことです。私にできる、私がすべきことは、ただひとつです!---「翔促」 シェン・ルピア 評価 名前 コメント
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澪「話のwwwwきっかけとかwwwwwどうしよwwwww」 律「ストップ!ストぉぉップ!!」 律「おい!澪!なんだよその歌い方!文化祭は明日なんだぞ!?」 澪「ご…ごめん…」 唯「しょうがないなぁ澪ちゃんは!」 紬「あらあら…」 律「もっかい最初からな!」 ワンツースリーフォ-ワンツースリー ジャジャジャジャッジャジャー♪ 澪「君を…てると……も……ート…キドキ…」ボソッ 唯「(さっきからその部分の声小さいよ澪ちゃん…)」ジャカジャカ 律「(まあ…とりあえず続けるか…)」 唯「ギターソロぉぉ!」きゅいぃん ♪ 澪「もーすーこし勇気ふ…って……し…んにはー…ばー」ボソッ 澪「なにーかが……かな…そんな気……すーるけどー…」ボソッ てーんてん♪てんてん♪てんてん♪てんてん♪ 澪「んっwwwだけどwwwwwそれがwwww一番むずかしぃぃwwwwのよwwwwフヒッwwww話のきっwwwかけwwとかどーしよwwww」 律「ふざけんなああああああ!!!」バコ-ン 澪「ひゃぁぁっ!!!」 律「何回言ったら分かるんだよ!バカ澪!」 澪「…ごめん…律…」 唯「…」 紬「…」 律「ったく…」 唯「…澪ちゃん…ちょっと私が歌うから交代して」 澪「えっ…わ、わかったよ…」 律「そだな。唯ボーカルでやってみるか!」 ワンツースリーフォ-ワンツースリー ジャカジャカジャッジャッジャジャジャ♪ 唯「君を見てるとーいつもハートドキドキ♪」 律澪紬「(!!!)」 紬「(唯ちゃん上手くなってるわ…!)」 律「(やるな!唯!)」ズダダタン 澪「(唯…上手い…)」ボンボボン 唯「君を見てるといつもハぁぁトどーっきどき♪」※揺れる思いはマシュマロみたいにふーわふわ 澪「(あれ?歌詞間違えてるのか?)」 唯「きーみを見てっるーと♪」※いーつもがんばる 澪「(また間違えてる!?)いーつもがんばーる」ボソッ 唯「ハートドキッドキ♪」※きーみのよこがお 澪「(まさか……)きーみのよこっがーお」ボソッ 唯「君を見てるとハートドキd」 律「うおおおおい!!!!!!!全部同じ歌詞繰り返しじゃねぇか!!!」バコ-ン 唯「きゃあぁぁぁ!!!」 唯「ごっごめん、りっちゃん!私の記憶力じゃあこれが限界なんだよぉぉ」ウルウル 律「おまえなぁぁ!! 紬「まあまあ落ちついてりっちゃん。」 紬「でも澪ちゃんよりは声も大きいし、唯ちゃんに任せていいんじゃないかしら?」 紬「もう今日は遅いし…そろそろ学校出ないと!」 律「っ…仕方ないな…じゃあ明日の文化祭は唯ボーカルでいくぞ」 唯「おー!任せなさい!」 律「調子に乗んな!明日までに歌詞覚えろよ!」ボカッ 唯「いてっ」 そと! 律「じゃあまた明日な!唯は歌詞覚えてこいよ!いくぞ澪」 澪「う、うん!唯!ムギ!また明日な!」 唯「わかったよぅ!また明日ねりっちゃん!」 紬「また明日ぁ~」 ブロロロ… 紬「あら迎えが来たみたい!じゃあね!唯ちゃん!」 唯「ばいばああい!」 唯「はあ…大変だあ…」 テクテク 平沢家! ガチャッ 唯「ただいまぁ~ういぃ~」 憂「おかえりなさいお姉ちゃん!」 憂「ごはんできてるよ!食べよっか!」 唯「おぉ~~!じゃあ手洗いうがいしてくるねぇ~!」 リビング! イタダキマース 唯「おいひ~」 憂「ふふ、良かった!」 憂「あ…それでね…お姉ちゃん話があるんだけど…」 唯「ほぇ?なにぃ?」 憂「梓ちゃんって子覚えてる?春に軽音部に勧誘したけどバンドやってるからって言って入ってくれなかった子!」 憂「その子入ってたバンドやめたみたいだから、今誘えば入ってくれるかもしれないよ!」 唯「ほ、ほんとに!?」 憂「だから文化祭ではいい所見せなきゃダメだよっ!」 唯「はっ!がんばらなきゃ!」 憂「私も明日楽しみにしてるからね!」 唯「おぉ~ありがとううい~~」ナデナデ 憂「////」 ゴチソーサマ- 唯「よしっ!じゃあ今日はもうお風呂に入って早めに寝よおっと!」 憂「そうだね!明日に備えなきゃ!」 唯「よっこらせと」 唯「入ってくるねぇ~」 ガチャ バタン お風呂! カポーン 唯「ふぅぅ~……」 唯「疲れがとれますなあ…」 唯「(そういえばりっちゃんになんか言われてた気がする…)」 唯「あれ?なんだっけ…?」 唯「んー…でもりっちゃんが言うことだしそんなに大事なことじゃないよね!あはは!」 リビング! 唯「う~い~あがったよぉぉ」 憂「あ!早かったね!」 憂「じゃあ私入ってくるね!お姉ちゃんもう寝る?」 唯「ふぁぁぁ…ねるぅぅ…」 憂「ふふ、おやすみなさい」 唯「おやすみぃうい~」 ガチャ バタン 憂「(早く!お姉ちゃんが入ったお風呂!早く入らなきゃ!)」ダダダダ お風呂! 憂「ハァハァ…」 憂「ここにさっきまでお姉ちゃんが…」ドキドキ チャポン 憂「(あぁ…今お姉ちゃんの今日1日の汚れが私の体についてるんだ…)ハァハァ」 憂「…おしっこしちゃお…」 憂「…」 憂「あ……///」シャー ブルルッ 憂「ハァ…またやっちゃった…」 憂「あ…縮れ毛が浮いてる!お姉ちゃんのかな?」パクッ 憂「さすがお姉ちゃんの毛!うまいっ!」パクパク 2
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明かりがなく暗い部屋のどこまであるのかわからない天井にうっすらと白い煙がまどろんだ。 「ふん、厳しいな。せっかく奥方様の仇にアスラン様は向かわれたと言うのに我が軍は徐々に押されているわけか。」 モニターの光を受け歳にしては深く刻み込まれた皺と豪奢な顎鬚を様々な色に照らしながらライヒは甘ったるい煙を吐き出した。そして視線の先にあるモニターの中には、平和を願い戦う者達の命を犠牲にして光り輝くアメノミハシラがあった。 「そのようですね、ですが漠然とした不満だけで平和を乱す反抗勢力に我軍が、アスラン様のトゥルージャスティスが負けるわけがありません。」 「君も立派な我々統一連合の一員だよ。」 言葉に反してクチの端だけを歪めて笑う士官の目を見つめた後ライヒは再びモニターに目を移す。 「この状況、この戦いの勝敗がどうであれこの戦いそのものが反統一連合に意味をもたらしている、コレからが我々の戦いだよ。」 「ええ、『我々』の戦いですね、何があってもついていきますよ、ライヒ様に・・・。」 仕官はその笑みをフッと消すと勇ましく敬礼し部屋を後にする。 その徐々に遠のいていく足音を聞きながらライヒは再び葉巻を口にした。 「あの女狐がせっかくここまで立派に太く鍛えたアメノミハシラを潰すとおっしゃられた時には流石に飽きれたがな、しかし悪くない流れだ・・・・」 「アスラン・ザラ、君のように欲望にも妄信にも染まれきれない男が それでも自ら駒であり続けようとするとは、全くもって不幸なことだよ・・・」 静かに葉巻を吸うとライヒは緩やかにそしてゆっくりと煙を吐き出した。 「指令!あの機体は!?あの機体はなんなんですが!」 部下の悲鳴のような通信を聞きながらアスランもまたその巨大な翼を広げた異形の姿の、しかし見覚えのあるMSを見据えた。 「ああ、あのMS、はじめて見る機体だな、お前達は周りのシグナスの相手を頼む・・・」 「俺は、あの機体を撃つ!」 その言葉に合わせてリフターから爆風を巻き上げたトゥルージャスティスは巨大なスラスターから光の尾を引き一機のMSへと突き進んだ。 一方の異形のMS、デスティニーブラストを駆るシンもまた向かってくる紅の機体を見据え、五年前、最後に聞いたアスランの言葉を思い返し、そして反芻した。 (お前は未来まで殺す気か!) なら貴様はこの5年で何を作った・・・ たくさんの命と引き換えにその未来に何を築き上げた・・・ 鋭い瞳は一点のMSを見つめる。そして赤い瞳に写る紅の機体がシールドから巨大な刃を発現させたのを確認すると、デスティニーブラストはフラガッハを抜き、更に翼を煌かせスピードを上げた。 またそれに呼応するようにトゥルージャスティスも速度を増して突き進む。 「久しぶりだなッ!!隊長!」 「シン、何故お前はぁぁァ!」 怒号にと共にぶつかり合う二つの閃光はライフルの光が飛び交う宙により一層眩い光で暗い宙を照らし、轟音をうならせた。 反発しあう刃からは光がこぼれ耳をつんざく高音を上げる。 「自分のやっていることがわかっているのかシン!この世界を混沌へと戻すつもりなのかお前は!!」 「再びだと!!」 シンは殺意を露にした目を剥き力いっぱい叫んだ。そして互いに力任せに刀を薙ぐと二機はその反発する力で間合いから離れるがすぐ様ライフルを構え撃ち放った。 「今の世界が狂っていないとでも言うのか!」 互いに機動性に長けた機体、そして二人の超人的な反応を持ってして相手の銃弾を回避し、撃ち返し合う。この激しい応酬の続く空域にもし一般のパイロットが入り込もうものならたちまち眩い光を放ちこの場から消え去るのだろう。 しかし互いの力が拮抗しているだけに一瞬でも隙を産もうものならこの二人もあっという間に光の塊へと化すだろう。 アスランは額に汗を浮かべながらも常人離れした動きでシンの一撃をかわしライフルを返す。 「ああ、狂っているかもな・・・お前たちがこんなことをしなければな!」 シンの放つライフルを捉えきれないほど複雑な旋回でかわし、ディスティニーブラストの懐へと潜り込む。そして片腕からビームカッターを発現させ一気に叩き込んだ。 「グッ。」 シンは瞬間的にビームシールドを展開しコレを凌いだが衝撃までは受け止めきれず苦痛に顔をゆがめた。 「お前らがこんなことをしなければ!!死ぬはずのない人間が、メイリンが死ぬ事はなかったはずだ!!」 トゥルージャスティスのスラスターは更なる勢いを増し、強引にディスティニーブラストを押しやった。 シンはその猛攻に奥歯を噛み締めながら耐え、最後に見たメイリンの穏やかな顔を思い出す。しかしそれを振り切るかのように意を決してビームカッターをなぎ払った。 「それは貴様に言えたことか!!」 すかさずデスティニーブラストはアンスラーを抜き畳み掛ける。 「メイリンが何をしていたかわかっているのか!?知らなかったとは言わせないぞアスラン!!」 しかしアスランもまた両腕に刃を灯しそれに応える。 「何故止めることが出来なかった!?そばにいたはずの貴様は何をしていたッ!! 答えろアスラン!!」 その言葉を聞きアスランは一瞬目を細めたがその後再び目に強い光を取り戻す。 「だから・・・だからこそ俺は戦う!!もうこんな事は繰り返さない!!」 リフターフニットにある二門のフォルティスビーム砲からは巨大なビーム砲が放たれ暗雲の宙に光が刺さる。 「チッ」 シンは素早く下へと潜り込むように旋回して難を逃れようとするがアスランはビームサーベルを一気に突き降ろして追い討ちをかけてくる。シンがビームシールドを展開しようとも構わずに突き刺した。 「ラクスの目指す平和が広がりつつあるんだ!!俺はこの世界を守る!!それを誰にも脅かせさせなどはしない!!」 「ハッ、笑わせるなよアスラン!!この世界のどこが平和だ!!」 激昂するシンはバックロールでサーベルを受け流しながらアスランの頭上へと回り込むとパルマフィオキーナをブリューナクで収束させ光の槍を発しジャスティスの肩アーマーを削いだ。 「ガハッ!!」 「限られた楽園にいる貴様等の夢想を押し付け、苦しむ者の言葉を、願いを、命を踏みにじる・・・」 「それが貴様の言う平和かあああぁぁ!!」 その言葉を聞きアスランは寝室でふと見せた悲しげなメイリンの横顔、ライヒの言葉を苦痛に歪んだ表情で聞き入れたカガリの顔を思い浮かべた。 「だが・・・だがラクス達がいなければナチュラルとコーディネーターが手を取り合う世界は実現しなかったはずだ!!」 「あの時彼女がした事は間違っていたと言うのかお前はッ!!シン!!」 アスランはデスティニーブラストから一旦間合いを取るようにして離れると、リフターユニットを切り離しリフター、本体に別れ双方からディスティニーブラストへと飛び掛った。 リフターからはフォルティスビーム方が飛び、それを避けたところからトゥルージャスティスが現れる。 シンもとっさにアンスラーからビームサーベルを発現させその刃を防ぐが背後からはまたリフターユニットが襲い掛かってくる。 「クソッ!」 やむなくシンは下方へと旋回しジャスティスから間合いを取るとライフルを放った。しかしアスランもリフターと本機で螺旋を絵描くようにしてライフルをかわしながらシンに迫り、そしてリフターが勢いを増しデスティニーブラストのボディに追突した。 「ゴハッ・・・・」 シンはそのとてつもない衝撃に苦痛の表情を浮かべるも、殺気だった目を向けて力づくでリフターをなぎ払った。 「間違っていないだと!!ルナを殺したのも間違いではないとでも言うのか!!」 「アレは・・・」 俺だってしたくなかった、その一言を飲み込みアスランはデスティニーブラストの向こうにいる男を見つめた。自分の過ちが彼をこうしてしまったのか、だがアスランは歯を食いしばり攻撃の手を緩めることなくサーベルを連結させてデスティニーブラスめがけ突撃する。 対するシンも光の槍を発しトゥルージャスティスのサーベルに強引に叩き込んだ。 二つの刃を閃光が包む。 「わからないのかシン!!統一連合が崩れればまた激しい争いが起こる!!それが本当の自由なのか!!」 「だが貴様等の意志のみが世界の真理ではない!!」 「だからと言ってやっと出来た平和な世界を再び闇へと返していいと言うのか!!」 アスランはサーベルの出力を更に上げてディスティニーブラストを押し切ると、再びリフターと接合し、ウィング、シールド、脚部、腰部マニュピレーター、全てからビームサーベルを発現させると全身刃と化してデスティニーブラストへと襲い掛かった。 「クソッ!」 シンはその全方位から襲い来る猛威をビームウイングユニットで機体を包みやっとのことで耐えしのぐがアスランは全身を包んだガードにも関わらず刃を強引に押し込む。その光の翼に捻りこむようにして突き刺さる無数の刃から激しい光と耳をつんざく高音が吹き出る。 「グッ・・・だがその平和は貴様等の中だけの話だと・・・」 「かも知れない、だからといて俺たちの平和まで奪うのか!憎いからか!!」 「違ッ・・・」 そう口を開こうとしたがスラスターから更に火を噴き力を増すトゥルージャスティスの攻撃に小さく呻いた。 「俺を恨んでいればいいかもしれない!!だがお前たちが戦うことでどれだけの憎しみ!悲しみが生まれると思う!!」 「そうやってかき乱された世界はどうなる!!もう復讐で戦うのはやめろ!シン」 その言葉を聞きシンは奥歯を噛み締めながら思い返した。五年前全てを失い世界に裏切られた絶望に打ちひしがれた日々、大地に降りた時に出会った荒廃した地にそれでもなお賢明に生きている人々、未来のために武器を取ることを選んだ今の仲間達のことを。そしてともに歩んできた道のりを。 自分は今何故ここにいる。 シンの瞳に力が篭る。 「ああ、お前が憎いよアスラン・・・・」 「だが俺達はそれだけじゃ終われない!!」 シンのその叫びに応えるようにデスティニーブラストの翼からは光が溢れトゥルージャスティスを吹き飛ばした。 「ガハッ!!」 「生きている限り進める未来があるんだ!!だったら俺は何度潰れようと、這い蹲ってでも前に進む!!」 そのシンの強い決意を形にしたかのような力に吹き飛ばされたアスランもまた瞳に強い輝きを宿しスラスターの出力を全開にして体勢を立て直すと再びデスティニーブラストへと立ち向かう。 「それはお前達だけじゃない!!」 トゥルージャスティスも自らを駆る者の意志を感じたかのようにリフターから激しい光を撒き散らす。 「今はまだ確かにお前の言うとおりかも知れない!!だが俺たちだって前へ進んでいるんだ!!お前たちに譲るわけにはいかない!!」 そして二人は再び合間見えた。猛り狂う二人の叫びと激しい光がぶつかり合う。 「うおおおおおおおおおおおお!!」 「ああああああああああああああ!!」 その猛々しく光る巨大な剣の一撃を放ち、放たれ、そしてまた一閃を見舞う。その激しい衝撃に2人は身悶えるがそれでも一歩も引く事はなかった。 「シィィィン!!!!」 「アァスラァァァァン!!!」 しかし二人の双眸には憎しみの色はなかった。ただその瞳には以前にも増して強い意志の力が篭っていた。 最愛の者の命を奪ったか仇として戦っているのか、かつて共に戦った仲間としての責か、それはわからない。 ただぶつかりあう信念と信念がそこにはあった。 そしていつしか二人の戦闘思考は最終段階にはいったのだろうか。 二人は全霊の一撃を放つべく刀を構えなおす。 激戦区のであるはずのこの宙域に静寂が訪れた。 「この平和を守る、誰にも打ち破らせはしない。」 「自由は取り戻す、絶対にな。」 二人は静かに呟くと意を決し突き進んだ。 「「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」 どちらが間違っているのか、どちらが正しいのか、それは誰にもわからない。 だが、デスティニーブラストは轟音をあげ、光の刃ごと紅の機体を引き裂いた。 真の正義が崩れ去った。 人々にそれぞれの命、想いがある限り真の正義など存在しないのだろう。 (父さん、母さん、ラスティ、ミゲル、ニコル、ミーア、ルナ、イザーク、メイリン・・) 光に包まれながらアスランは思い返す。 守れなかった人々のことを。 (カガリ、ラクス、キラ、・・・・・) そして守りたかった者の顔を思い浮かべながら静かに光へと飲み込まれていった。 そしてシンは激しい光と音を撒き散らし爆発する機体を見つめながら通信を開いた。 「ユウナさん、こっちは終わった。どこへ向かえばいい。」 「おめでとう、シン。じゃあヒーローには大尉が守ってるところいってもらおうかな?」 「了解。」 ユウナの横で黙っていたウィラードは通信機に顔を近づけた。 「シン、あの男は・・・・」 「ええ、彼もまたザフトの男でした。」 「そうか・・・・」 シンは先ほどまで彼がいたその場所を見つめたまま小さく呟いた。 おしまい ※書いてて気づいたこと。 スレにてシンはこの戦いで復讐心から信念の割合が変わって行きアスランと信念と信念で衝突するとあったのでそれを意識させていただきましたが結構微妙に思う点があったので書きとめておきました。 1)アスランもメイリンを殺された復讐心(怒り)をもつ為前半でシンが復讐を脱したことを意図させると途端に精神的に追い抜かしてしまう。またそれ以前に「復讐をやめろォ!」的な発現は愉快なぐらいに自分のことを棚に上げている感じがでてしまう。 2)下手に平和、正義について舌戦をさせるとどことなく凸の言葉、信念、が弱く感じる。 今回は「世界全員が幸せになる事はない」という話題は出しませんでしたが、この他にも一歩間違えればあっさり論破されてしまう場面が多々あると感じます。 言い争いをなるだけ自然に広げるよう努めましたが実際短い方が自然になると思います。 (本編では色々なキャラをシーンを混ぜたり、戦闘シーンの大きくして会話は破綻がないのをちょこっとずつ置くのがいいかも) 3)1)を防止するためにシンにはルナが殺された憎悪を少し我慢してもらったのですが、やっぱり上手く考えないとシンの「もう恨みだけじゃないお」発言が唐突過ぎる。 個人的には「信念と復讐」は混在させながら描くのがいいと思ったため、こういう形にさせて頂きました。
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『液状と透明 ⑧』 視界が開けた。 星が天を埋め尽くす夜空の下で、そいつはひっそりと立っていた。 決して届かぬ虚空に思いを馳せるように、煌く空を眺めていたそいつは、今しがた校舎屋上に飛び出してきた少年に振り返る。 「あら、ユージン。私とお茶をしに来た──ってわけじゃなさそうね」 そいつ──星火の微笑みを無視し、ユージンはつかつかと歩み寄る。 膝を沈めて跳躍、回転が加えられた態勢から横薙ぎに胴を狙う蹴り。 するりと後退し、難なく避ける星火の顔には、いまだ笑みが浮かんだまま。 「言わなかったかしら? 私は未来が『見える』のよ? 無駄だって分からない?」 やはりユージンは答えない。 答えの代わりというわけか、冷たい視線を真正面から送る。 「怖い目……なにをそんなに苛立っているのかしら」 無言。 「やれやれ……少し、痛い目を見てもらうしかないのかしら? ねえ?」 星火の微笑が微妙な変化をみせる。手頃な獲物を見つけた猫科肉食獣の笑み。 ユージンは思い出す。 かつて自分が、世界を裏から支配する巨大なシステム『統和機構』のエージェントだった頃のことを。 中枢(アクシズ)の指令を受け、数多くの『進化しすぎた人間』たるMPLS、合成人間、そして普通人を殺害してきた。 その頃は、自分がこういう状況に陥ることなど考えもしなかった。 まず自分が統和機構を『裏切る』という発想すら存在しなかった。 世界を回すシステムの、「あったら使うけどなくても別に困らない」歯車の一部──だいたいそんな風に自分を認識していた。 そして今になって思い出す──ユージンの元『同僚』にして元『相棒』の、『最強』の名を冠する男の言葉を。 『お前、考えたことはねーか?』 「なんのことだ?」と問い返すユージンに、そいつは言った。 『世界が裏返ってしまって、全てが自分に牙を向くときのことを、よ──』 ひときわ大きな音を立て、ユージンの細い身体がフェンスに叩きつけられた。 夜風が緩やかに、前のめりに倒れた彼の身体を撫でて通り過ぎてゆく。 その風に乗って、歌うような囁き声。 「ふふ、いいザマね。どんな気分? 単式戦闘タイプの合成人間にしてB9にランクしていたあなたが、 こうして無様にも地面に転がっているってのは」 傷付いた手足を無理に動かし、おぼつかなくも立ち上がる。 「……どうということもない。これは単なる『過程』だ。貴様を足止めし、あの少女の元へ行かせないためのな」 「ふん、あの子を守る王子様ってわけ? でも残念ね。それはまるきりの無駄と言うものよ。 今は私が『遊んで』やってるだけで、実際のところ足止めにもなっていないのだし、 それに……あの子、きっと貴方を怖がっているわ。そんな貴方があの子の役に立てるつもりなの?」 「関係ない。僕は自分の目的のためにこうしているだけだ」 思い出す。 『僕は誰かの役に立ったりするなんて一生ないだろう』 ユージンの投げやりな言葉に、そいつはこう返してきた。 『だがお前はそんなことを言っているが、結局はお前の内部で鳴っている音楽に導かれて、結局はなにかをする羽目になる』 思い返すに、そいつはとても奇妙な男だった。 勝手にこちらを友達扱いし、暑苦しいくらいに馴れ馴れしい『そいつ』──。 彼の視線はどこか遠くを見通していたような気がする。 自分が所属している統和機構のことなどまるで眼中にないような──。 助走を付けて加速し、そのスピードを腕に乗せて星火へ向ける。 (フォルテッシモ……君は僕がいつかこうなることを見通していたのか?) だが……。 満身創痍のユージンの繰り出す拳は、もはや誰の目にも捉えられるほどの速度しか出し得なかった。 それこそ『予知』の力など必要ともせず、星火はそれを受け止めて無造作に足を払う。 つんのめって膝をつくユージン。数瞬後に、肩から床に落ちる。 (音楽なんて……聞こえないさ) 182 名前: シュガーハート&ヴァニラソウル [sage] 投稿日: 2007/11/13(火) 14 56 53 ID BnJqkpgy0 頭上から降り注ぐ楽しげな声。 「不思議ね……なんで貴方はそんなにもムキになっているのかしら。 そろそろ行かなきゃいけないのだけれど……どうして貴方は統和機構を『裏切っ』たの? 裏切り者同士のよしみでこっそり教えてくれないかしら? そしたら命だけは助けてあげてもいいわよ? んん?」 心の中で、なにか風の音が鳴いたような気がした。 その風の細い響きは、次第に大きく膨れ上がっていく。 『ごお……ごおおお……』 聞こえる──。 かつて聞いた『未来』の声が。 天色優こと合成人間ユージンを、数奇な運命の果てに『ここ』まで連れてきた、そのメカニズムの発端が。 ごうごうと鳴る風は、やがてか細い少女の声へと移り変わった。 『もしも……世界をその手にしたいのなら……わたしを殺せば……それが出来る』 ユージンは今こそ思い出す。 自分が統和機構を裏切ったその理由を。 その時のユージンの任務はMPLS──『進化しすぎた人間』を探索して抹殺することだった。 そうした人種を炙り出すために仕掛けた罠は、ビルの屋上に放置した札束入りのバッグ。 その誰も知らないはずの『それ』に辿り着く者こそが、見えないはずのものを見、出来ないはずのことをことをする『MPLS』だと信じて。 そして現れたのは、五人の少年少女。 それが抹殺対象。 だったのだが──。 『あなた、名前は?』 なにを勘違いしたのか、彼らはそこにいたユージンに手を差し伸べた。 きっと、自分たちの『同類』だと思ったのだろう。 しかし、それでも──、 『天色優……です』 誰かに心からの笑顔を向けられるなど、彼にとって初めての体験だった。 床に伏しながらもがくように伸ばされた手が、星火の足首をつかむ。 「なに──」 全身を走る狼狽がユージンにも伝わる。 「は、放しなさい!」 放すはずがなかった。 たとえこの身がばらばらになろうとも──、 「ここまで接近していては貴様の『予知』とやらも用を為すまい!」 残る死力を振り絞り、腕を思い切り振る。 その勢いに流され、宙に舞う星火の身体。 それを追って跳ね起き、腰から抱きとめる。そのまま疾走。 「な、なにを──」 「未来が『見える』んだろう? そうすればいい」 だがもちろん、そんな余裕を与えるつもりはなかった。 屋上を囲むフェンスに開いていた、人ひとり通るのがやっとといった穴に無理やり身体を押し込み、 「ま──」 星火もろとも、ユージンは夏の夜空に躍り出た。 廊下に横たわる、文字通りの死屍累々。その中に立つ黒い影と白い影。 「くそったれ、これで全部ノしたのか?」 「みたいだねー」 朗らかに笑うファイをジト目で睨み、不服そうに唾を吐く黒鋼。 「しかしなんなんだ、こいつらは。どう見ても死んでるくせに動くってのは尋常じゃねえぞ」 「あのお姉さんは『墓守』って言ってたけどー?」 そのとき、廊下の窓の外を『なにか』が上から下へ横切る。 それは人間の輪郭をしているように見えた。 たった一瞬のその影を、驚くべき動体視力で見定めた黒鋼の叫び。 「優!」 珍しく真面目な口調でファイが言う。 「表だね。行こう、黒さま」 校舎脇の花壇に落下した二人のうち、先に立ち上がったのは星火だった。 「く……」 落下の衝撃で損傷したのか、右腕をかばいながらよろよろと校舎の壁に背を預ける。 「なんなの、こいつ……イカれてるわ……」 信じがたいものを見るような、かすかに恐怖の混じった視線で動かないユージンを見下ろす。 「こんなことをしてなんになると言うの……こんな捨て身のやりかたで、未来が『見える』この私に勝てるつもりなの……? 無駄に決まってるじゃない。ちゃあんと私には『見え』たわ。落下の瞬間がね。だから──」 「──『だから受身を取ってダメージを最小限に抑えた』とでも言いたいのか?」 ぴくりとも動かなかったユージンが、おもむろに顔を上げた。 そこに浮かぶのは──どこまでも静かで、どこまでも涼やかな表情。 「いや、実際さすがと言うべきだ……。僕は貴様の身体をクッションにしようとしていたが、 貴様はその『能力』でそれを察知したのだろう。見事に逆手に取られてしまったようだ」 星火とは比べ物にならないボロボロな状態で、それでも、なにか得体の知れない不敵さを漂わせて立つ。 「だが、これではっきりした。貴様は『予知能力者』ではないと」 その言葉に、星火は心底不可解な顔でユージンを見つめる。 本当に、彼がなにを言っているのか理解できていない、という風に。 「もしも貴様が未来のヴィジョンが見える能力を持っていて、しかもそれを比較的自在に発現できるのなら──この状況をどう説明する? 屋上から敵と心中する、なんて危機はなんとしてでも事前に回避すべきことではないのか?」 おぼろげながら理解しつつある──ユージンが言わんとするその意味を。 「おそらく貴様の『能力』は……貴様の危機意識と連動した、認識拡大能力なのだろう。 走馬燈とか衝突事故のスローモーションとかいうアレの強化ヴァージョンさ。 そして、貴様はそれを『能力』発現時の集中による時間感覚の消失に惑わされ、『予め見えていた風景』だと錯覚していたんだ。 実生活でよくあるだろう? 『電話のベルが鳴る直前にそれを察知した』とか『信号機の変わるタイミングが分かる』とかいう類と同レベルの話だ」 「ば、馬鹿な……」 星火のまとう『余裕』の仮面が、いつしか綻んでいた。 「生憎だが、僕は『予知』というものに一家言があってね。貴様の言動はどう見ても『予知』を知る者のそれではないと、最初から思っていた」 「だったら……だったら何だと言うの? それでも私のほうが圧倒的に有利なのは変わらないわ」 押し付けていた壁から背を離し、まだ力の残っている足取りで一歩ずつユージンに接近する。 優雅な動作で掲げられた掌が、びしっ、という硬質な音とともに張り詰める。 「今の貴方じゃ私に攻撃を当てられないでしょう? 貴方の忠告はありがたく拝聴させていただいたわ。自分を知るということは大事よね、確かに」 「どんな気分だ?」 「……え?」 「貴様が得意がっていた『能力』が、自意識過剰も甚だしい勘違いだって分かったときの気持ちさ」 「その毒舌が貴方の最後のプライドなの? ……哀れね」 「プライドじゃないさ……貴様の似非能力を目の当たりにするのは、僕の思い出を土足で踏みにじられるのに等しいからな」 星火の目つきが一変する。余裕も笑みもない、苛立ちと険しさだけに彩られたものへ。 「楽にしてあげるわ。統和機構の『元』殺し屋さん」 闇夜に振り上げられた、人を殺せる硬度を持つ手がユージンに差し向けられたその時、 「天色くん!」 『なにか』が両者の間をさっと横切り、ユージンの身体を突き飛ばした。 虚しく宙を薙ぐ星火の貫手、その闖入者を探す彼女の瞳にはなにも映らない。 ──ありえない。たとえ『予知』の瞳が勘違いだったとしても、今現在起こっていることが見えないということがあるものか。 半ば焦りつつ、目を凝らして探知できるレンジを拡大。 赤外線探査能力が最大限に開放された白黒の世界で──見えた。 しがみつくようにしてユージンの身体を押し倒している、小柄な少女。 星火よりもさらに呆気に取られた声音で、ユージンがつぶやく。 「静・ジョースター……なのか?」
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裏切りの親友 ヒネノ 「何で俺が命を尊ぶ暗殺者(アサシン)と戦わなきゃいけないんだよ!」 タンバジ 「とやかく言わずにかかってこい。」 ヒネノ 「理由ぐらい言ってもいいんじゃないかよ。」 タンバジ 「拳(こぶし)で語るが早かろう。来い!!!」 ヒネノ 「ち!問答無用か!わかった!やってやるぜ!」 ヒネノ (・・・・タンバジ様。命を尊ぶ暗殺者(アサシン)の異名は伊達(だて)じゃない・・・・) 〃 (・・・・道具を使用した後、特性軽業(かるわざ)を活かした速攻は驚異だ・・・・) 〃 (・・・・でも今は俺の方が素早さが早い。俺は俺の信じる戦法で行くだけだぜ・・・・) タンバジ 「くらえ!シャドーボーーーーール!!!」 ヒネノ 「身代わりぃ!」 ヒネノ 「うおぉぉぉぉ!!!すごい威力だ。一瞬で身代わりが消し飛んじまった!」 〃 「ジュエルとか使わずにこの威力かよ。さすがだな。でも何で道具使わなかったんだ?」 タンバジ 「ふっふっふ。ジュエル使用で軽業(かるわざ)発動と読んだか。」 ヒネノ 「違うのかよ!」 タンバジ 「我が特性を軽業(かるわざ)のみと思うな。」 ヒネノ 「なんだと!」 タンバジ 「新特性を試させてもらうぞ。ふっふっふっふっふ。」 ぼうっ。 ヒネノ 「何!火炎玉で自ら火傷だって!」 タンバジ 「これが私の夢特性熱暴走(ねつぼうそう)だ!」 ヒネノ 「自ら火傷を負うハンデと引き替えに特殊攻撃力が1.5倍になる特性か。だけど俺だって!」 ぼこぼこぼこぼこ。 タンバジ 「なに!毒々玉だと!」 ヒネノ 「ふふん。夢特性はあんただけの特権じゃないんだぜ!」 タンバジ 「むむ。貴様の特性はポイズンヒールか?」 ヒネノ 「ああ。そのとおりさ。毒状態である限り俺の体力は無限に回復する。さあ来いよ!」 タンバジ 「むむむ。しかし、熱暴走で威力の上がった特殊攻撃で消し飛ばすまでだ。行くぞ!シャドーボーーーール!!!」 ヒネノ 「そうは行くかよ。守る!」 タンバジ 「くっ!守ったか。しかし、次も休まず攻める!シャドーボーーーール!!!」 ヒネノ 「身代わりぃ!」 ヒネノ 「ううっ!また身代わりがふっ飛ばされた!やはり熱暴走で威力が格段に上がってやがる。」 タンバジ 「ふっふっふっふっふ。」 ヒネノ 「あれ?」 タンバジ 「降参する。私の負けだ。」 ヒネノ 「何だよ!始まったばっかりだぜ。」 タンバジ 「私は無駄な争いはせん。」 ヒネノ 「ち。何なんだよ。」 タンバジ 「この展開では私は貴様を突破することができない。それに私が貴様と闘(たたか)う理由がないこともわかった。」 ヒネノ 「何のことだよ?お前からケンカ売ってきたくせによ。でもまあいっか。じゃあ代わりに聞かせてくれよ。あんたが俺を襲ったわけを。」 タンバジ 「ああ教えてやろう。貴様は売られたのよ。キシュージにな。」 ヒネノ 「なんだって!ウソをつくな!」 タンバジ 「事の起りはこうだ。キシュージ粛正指令が下った。つまり・・・・・・・。」 【ここは快速軍アジト】・・・時(とき)が少し遡(さかのぼ)ります。 カンクー 「タンバジよ。おるか?」 タンバジ 「ここに。」 カンクー 「命を尊ぶ暗殺者(アサシン)に命じる。キシュージを狩れ。」 タンバジ 「なんと!奴はあれでも快速軍幹部の一人ではありませぬか。」 カンクー 「きゃつは、もはや快速軍に不要なのだ。」 タンバジ 「どういうことでしょうか。」 カンクー 「きゃつは乱心した。」 タンバジ 「は?解せませぬな。もう少し詳しい事情をお聞かせ願いますか。」 カンクー 「うぬの目で直接確かめてこい。」 タンバジ 「と申されても・・・。」 カンクー 「きゃつは粛正と称してR団の婦女子をなぶり殺しにした。」 タンバジ 「ううむ。」 カンクー 「あまつさえ側(そば)におっただけのリスですら再起不能にしてしもうたわ。非戦闘員にもかかわらずだ。」 タンバジ 「生命(いのち)を軽んじる者は斬る!」 カンクー 「キシュージを粛正するのはぬしが適任よ。行け!行って奴を斬り捨ててこい!」 タンバジ 「御意。」 タンバジ 「とういう理由(わけ)だ。」 ヒネノ 「ちょっとお前たちキシュージを誤解してるよ。」 タンバジ 「・・・・・・・・・。」 ヒネノ 「キシュージは確かに常識のない奴だったけど、そんな奴じゃない。」 タンバジ 「ふん。R団への狼藉(ろうぜき)。きゃつはうぬが黒幕だと抜かしおったぞ。」 ヒネノ 「なんだって!」 タンバジ 「あの腐れ外道め。友をも売る輩(やから)よ。」 ヒネノ 「ちょっと待ってくれよ・・・。」 タンバジ 「しかし貴様はきゃつと違う。」 ヒネノ 「きっと何かの間違いだよ・・・・。」 タンバジ 「貴様と拳(こぶし)を交えてわかったわ。」 ヒネノ 「・・・・・・・・・・・・。」 タンバジ 「貴様は真すぐな目をしておる。」 ヒネノ 「少し時間をくれないか?」 タンバジ 「ん?」 ヒネノ 「俺はあいつに確かめたい。あいつは親友なんだ。」 タンバジ 「ふむ。」 ヒネノ 「頼むよ。」 タンバジ 「わかった。3日(みっか)やろう。」 ヒネノ 「3日(みっか)?」 タンバジ 「3日(みっか)の間(あいだ)、私はきゃつに手を出さぬ。」 ヒネノ 「ありがとう!」 タンバジ 「その間、貴様の好きにするがよい。」 ヒネノ 「わかった。感謝するぜ。」 【ところ変わって】 キシュージ 「げしげし。」 〃 「あんなとこにいつまでも入ってられるかよ!」 〃 「俺は闘いの真意を忘れたR団全員を粛正してやる!げしげし。」 〃 「げしげし。」 裏切りの親友 (2011.5.4up byはるか♪)