約 3,011,958 件
https://w.atwiki.jp/140905580/pages/142.html
タグ一覧 ヤエトレ 旧概念跡地 残骸の記録 プロット・構成・設定 生い立ちからトレーナーとなるまで + ... 元々は他人よりも少しだけ走ることが好きな少年だった。しかしウマ娘である妹がいたせいか、普通のヒトである彼は何かとウマ娘と比べられ居心地の悪さを感じることが多くなっていく。少なくとも家族は彼が走ることに固執することをよく思っておらず、他にすべきことを見つけるように促していた。自分の好きなことを否定された彼は、ウマ娘である妹に走りで勝てば認められるだろうと思い挑むが勝負になるはずもなく惨敗。さらに、全ては無駄な努力だという言葉まで告げられて失意の底に沈む。ボロボロになった彼は勢いに身を任せ自らの家庭を飛び出していた。 飛び出した先に何かが待つわけでもなく彼はやがて衰弱し倒れる。それを偶然見つけ保護したのは金剛八重垣流道場の師範であるヤエノムテキの祖父だった。事情を聞いた師範は何か答えを見つけ出す手助けになればよいと、自分を見失いかけていた彼を道場に歓迎し、彼もまた師範を師事するに至る。まだヤエノムテキが幼い頃のことであった。 やがて10年近い月日がたち、ヤエノムテキのトレセン学園への入学が決まる。大人になった今でも走ることがやっぱり好きであった彼は、何かしらの形でウマ娘のレースに関わってみたいと思うようにもなっており、ヤエノムテキの入学と同時に中央のトレーナー試験を合格しトレセン学園入りを果たす。すっかり家族同然となっていたヤエノムテキとともに新しいスタートを切った。 トレセン学園入学からウマ娘化を経たあれこれ + ... 入学したトレセン学園ではウマ娘のトレーナーがウマ娘になってしまうという奇妙な現象が時折発生しており、ジュニア期の終わりに彼にもその矛先が向けられることとなった。彼の夢に現れた謎の存在は、彼はまだ心の奥底で自らが走り認められることを諦めきれずにおり、それはウマ娘になることで叶うと言い放つ。そしてそれは彼がずっと昔から密かに抱き続けてきた願いそのものだ、とも。自分ですら気づくことのなかった秘された願いに無造作に踏み込まれ混乱する彼であったが、今の彼はもう一人ではなく、担当でもあり家族でもあるヤエノムテキがいる。独りで意地を張っていた子どもの頃の自分ではないと、それを否定。が、結局悪戯にウマ娘に変えられてしまった彼は、今一つ納得のいかないまま仕方なくもその変化を受け入れた。 トレーナーがウマ娘となって幾日、担当であるヤエノムテキと共に走るたびに芽生える願いがあった。それはヤエノムテキと共にレースを走り、同じ景色を見てみたいという願い。トレーナーとしての領分を超えた願いであることを自覚しながらも、その思いは日に日に強くなっていく。しかし同時に、競争ウマ娘とトレーナー、どちらか一方ではない二つの混ざりものとしての在り方を否定する声が聞こえてくるようになる。どうするのが正しくて正しくないか、何を選び何を諦めるべきなのか迷い悩むトレーナーにヤエノムテキは、トレーナーがヤエノムテキを裏切ったり間違ったことをしそうになったら力尽くでも正してみせるから、それまでは自分の願いに正直になってもいいと、トレーナーの願いを肯定し、目指すべき場所をはっきりと見つけた二人は迷いを断ち切った。 メイクデビューに至る制約 + ... トレーナーが本格的にメイクデビューを目指すようになってから気づくことがあった。それはトレーナーがウマ娘としての自分の力を完全に引き出すことができずにいること。そしてそれはトレーナーが元々人間であり生来のウマ娘ではないことから生じる問題、ウマ娘としての身体に自身が完全に適応し切れずにいることから生じている枷であることを察するようになる。解決の見通しが立たないこの問題を前に、トレーナーは選択肢を与えられた。このまま時間の経過に身を任せ力の適応をただ待ち続けるか、ここから先の未来を犠牲に今すぐ力を完全に適応させるか。ウマ娘の最初の三年間は特に重要かつ、ヤエノムテキと共に走る自身の願いを鑑みれば、トレーナーに待つという選択肢は無かった。彼は圧倒的な走りと共にメイクデビューを勝利で飾り、引き返すことのできない道を進み始める。 毎日杯とサブトレーナーの加入 + ... トレーナーとヤエノムテキが共に走る最初のレースは毎日杯となった。そこに、ヤエノムテキの同期であり強敵となるオグリキャップが立ちはだかる。オグリキャップの圧倒的人気と勝利が期待される中、トレーナーの奇策とそれを一早く察したヤエノムテキがオグリキャップの差し足から逃げ切り、一着と二着で毎日杯を勝利で終えた。 しかしその日、毎日杯を見に来ていた一人の女学生が彼の走りに違和感を覚える。あまりに自己を省みない脚への負担を度外視した無茶な走法に、かつて体の弱かった自分を励ますために走り続け故障してしまった姉の姿を重ねた彼女はいてもたってもいられず、帰路についていたヤエノムテキたちを尾行し追究する。後日、トレセン学園へと招かれた彼女は二人の事情を知るとともに、ヤエノムテキのサブトレーナーになってくれないかという勧誘をも受ける。夢と進むきっかけを求めていた彼女は不思議な縁を感じその申し出を受け入れた。 皐月賞とトレーナーの離脱 + ... 毎日杯を終えついに二人はクラシック三冠の一冠目、皐月賞へと挑む。しかしトレーナーの胸の内にはもしかしたらこれが最後になるかもしれないという確信めいた予感があった。それを悟られないよう気丈にふるまいながら、それでもこれからのことをサブトレーナーに託せるように想定できる限りの準備をして、レースへと挑む。 ここでも最大の好敵手としてオグリキャップが立ちはだかる。差しから先行策に変えてきたオグリキャップに策を封じられ苦戦を強いられる二人であったが、トレーナーは持てる力を全て振り絞って猛追すると僅かな時間オグリキャップに並び、トレーナーのその走法をヒントに自らの力へと昇華したヤエノムテキがオグリキャップを捉え抜き去り勝利した。 勝利の余韻も束の間、異常を察知したサブトレーナーが事前に約束していた場所へ行くと、そこには本来まだ手にするはずのなかった力を使い、その代償に倒れて動かなくなってしまったトレーナーがいた。 トレーナー不在のダービーと誓い + ... 原因は不明。まだ死んではいないが生きてもいない。所謂仮死状態に近いと、そう診断されたトレーナー。トレーナー不在のまま、サブトレーナーとヤエノムテキ二人の歩みが始まるかに思えたが、二人を結んだ点の欠落はあまりにも大きく、それは順調とは呼べなかった。ヤエノムテキは必ず帰ってくると言ったトレーナーの言葉を信じ、帰ってくるその日まで勝利し続け待つことを密かに誓い、トレーニングの量は日に日に増加していき無茶を厭わなくなる。それに気づいてはいても、サブトレーナーの言葉はヤエノムテキに届くことは無かった。 皐月賞以上の圧倒的な実力を見せ日本ダービーを勝利したヤエノムテキだったが、その日の帰り道に過度の疲労で倒れてしまう。トレーナーがいない今、一人でも勝てるよう力をつけなければならないと、それでもなお無茶なトレーニングを続けようとするヤエノムテキに、サブトレーナーは決心して言い放つ。 『そんなふうになる貴方なんて、あの人も!私も!誰も望んでないっ!何より、あの人が帰る場所に貴方が居なければ意味がないっ!私は確かに余所者で!まだほとんど何も知らなくて!貴方たちの積み重ねてきたものには全然及ばないけどっ!それでも、選んで、決めて、任されたんだ!私だって貴方のっ!ヤエノムテキのトレーナーだっ!』 この言葉をきっかけに二人を隔てていた壁は崩れていくのだった。 菊花賞と目覚め。そして終幕。 + ... 二冠を手にし、残るは三冠目の菊花賞のみとなった。距離に不安が残るヤエノムテキはその克服のためサブトレーナーと共に特訓に臨む。しかし日本ダービーの日以降、サブトレーナーの身にも異変が起き始めていた。初めは軽度の頭痛や足の痛みだったが、菊花賞が近づいてくるにしたがってそれらは強まっていく。菊花賞当日、ほぼ動くことができないほどの痛みの中、サブトレーナーはターフへ行くヤエノムテキを見送ると倒れてしまう。 レース序盤は不慣れな場と焦り、そしてプレッシャーのため力を発揮できずにいたヤエノムテキであったが、終盤にトレーナーとサブトレーナーの声と意思がともに宿り、その想いの力を受け取ったヤエノムテキは持ちうる以上の力を発揮し、激戦の末クラシック三冠を制した。 レースを終え、サブトレーナーが倒れたことを聞いたヤエノムテキは急ぎ病院へと向かう。そこには、かつてのトレーナー同様ウマ娘へと変わってしまったサブトレーナーの姿と、仮死状態から目覚めたトレーナーの姿があった。 『目が覚めるや否や、こいつに文句ばっか言われててさ。起きるのが遅すぎるとか、ヤエノムテキが無茶する癖が付いたのは貴方のせいだ、とか。ホント、迷惑ばかりかけちまったな』 『だから、俺がこんなこと言う資格ないかもだけど…。ただいま、ヤエ。そして、よく頑張ったな』 (サブトレーナーがウマ娘となることで、トレーナーの身に付いていた呪いが半分肩代わりされたことになり意識が回復した。トリガーはサブトレーナーの、私だって今は貴方のトレーナーだ、という宣言。そのため、二人とももう走行能力は有していない) SS + ... はじまり~「金剛八重垣流」との出会い https //bbs.animanch.com/board/115510/1/?res=99 トレセン学園入学~長い夜 https //bbs.animanch.com/board/117362/1/?res=85 導入完結編 https //bbs.animanch.com/board/118477/1/?res=53 第一回目の道場破り。VSナリタタイシン&タイトレ https //bbs.animanch.com/board/122808/1/?res=61 第二回目の道場破り。VSハルウララ&ウラトレ https //bbs.animanch.com/board/128502/1/?res=9 第三回目の道場破り。VSシンボリルドルフ&ルドトレ https //bbs.animanch.com/board/138604/1/?res=168 第四回目の道場破り。VSエイシンフラッシュ&フラトレ https //bbs.animanch.com/board/172076/1/?res=138 幕間1 友人モブトレとの会合 https //bbs.animanch.com/board/189723/1/?res=74 最終章序幕 https //bbs.animanch.com/board/294365/1/?res=75 恋愛夜咄「目には見えぬ」 https //bbs.animanch.com/board/319857/1/?res=25 最終章第一節「彷徨」 https //bbs.animanch.com/board/361556/1/?res=158 最終章第二節「雲外蒼天」 https //bbs.animanch.com/board/400034/1/?res=150 最終章第三節「見えた場所」 https //bbs.animanch.com/board/413863/1/?res=115 最終章第四節「fake unlimited impact」 https //bbs.animanch.com/board/439882/1/?res=72 幕間2:ライブの練習 https //bbs.animanch.com/board/455479/1/?res=125 最終章第五節「blow our gale」 前編・中編 https //bbs.animanch.com/board/469001/1/?res=33 後編 https //bbs.animanch.com/board/485188/1/?res=93 最終章最終節「winning the soul moment」 https //bbs.animanch.com/board/500660/1/?res=94 新概念 見切り発車 概要 + ... 性別:女性 年齢:19 身長:低くはない スリーサイズ:そこそこ 一人称: 二人称:〜様 やや天然。大人びた雰囲気を見せるが実際は年相応の少女。常に携帯している長柄、無表情と固く丁寧過ぎる口調から近寄りがたいとよく思われてしまうのが悩み。ヤエノには一目惚れだった。 他者を護り、尽くすことを使命とし、生きがいを感じている。文字通り自分を犠牲にすることも厭わない。トレーナーとしても優秀寄りで、特にレースにおける作戦立案と展開予想、対策に長ける。 ウマ娘化しても特に大きな影響は無かったが耳という明確な弱点部位が大きく顕になったことと、よく尻尾を踏んで転んでしまうことには不満を感じている。 その出自、経歴はともに謎に包まれているが、ウマ娘化以前から有していた異常に高い身体能力と立ち振る舞い、深く眠ることができないことは、何か関係があるのではないかと言われている。 記録 + ... 1.ウマ娘になりました。 https //bbs.animanch.com/board/579290/1/?res=26 2.ウマ娘らしいことをします。 https //bbs.animanch.com/board/579290/1/?res=27 3.カワイイです。 https //bbs.animanch.com/board/579290/1/?res=28 4.打倒オグリキャップです。 https //bbs.animanch.com/board/579290/1/?res=29 5.不良行為は許しません。 https //bbs.animanch.com/board/579290/1/?res=30 6.もう昔のことです。 https //bbs.animanch.com/board/582657/1/?res=105 7.私たちの火水合一は。 https //bbs.animanch.com/board/582657/1/?res=107 8.剣戟 + ... 「…!」 速い。そして正確無比。洗練された、極限まで無駄が削ぎ落された達人の技量。 何故これほどの武人がトレセン学園のトレーナーという地位に付いているのか。 深まる謎はあれど、鋭い一振りが思考を割くことを許さない。今はとにかく眼前に集中せねば。 初撃こそ打ち合いとなったが、そこからは継続してこちらが防戦一方。こちらが振るおうとする一撃の先を読むかの如き一振りで攻めることすら儘ならず。神速の一撃を紙一重で避けるのが手一杯であった。 しかし…なんと美しい型であろうか。ヤエノの金剛八重垣流を初めて見た時もそうであったが、研ぎ澄まされた武芸の型というのは私の脳に強く焼き付き、魅了する。 私は、こうはなれない。この身に付いた術は武芸のような高尚な物などでは決してなく、ただ生きていく上で必要であったから避けられずに通った道。何の価値も生まない下賤の技。だからこそ、私は憧れる。 奪うのではなく。護るだけでもなく。何かを生み出す、そんな存在に。 ―――。 一閃。横薙ぎ。流水の如き滑らかさと静けさを併せた疾き技であったが、やはり寸前で躱される。届きそうで届かない、少し遠い紙一重。 意外でした。まさかここまで回避に徹底されるとは。どこかで仕掛けてくるかと思い、わずかに隙を作ってみせても素振りに変化は見られません。想像以上に慎重な方のようです。 手練れであるとは思っていましたが、それでも初見でここまで対応されていることに驚きます。グラスと手合わせする時とはまた別の高揚感を感じてしまいそうです。 であれば―。この突きを以て、どう出るか見てみたくなるというのが本能というものです。間合いを少しとり呼吸を整えます。この渾身の一撃、どう受けますか。ヤエノトレさん。 「―そこですッ!」 ―――。 「正に達人の域に値する、素晴らしき技の数々でした。グラトレ様のお相手をすることができ光栄の限りです」 「ありがとうございます~。ですが、私も驚きました。グラス以外にここまで手強いお相手に会ったのは初めてです~」 「それは過大評価というものです、グラトレ様。現に今日の試合、一切こちらから攻めることは叶いませんでした。その点では、試合の相手として役目を果たせたかどうかさえも…」 「いえ、こう言ってはなんですが、私の攻撃を避け続けることができる方なんてそう多くありませんから。それに…ヤエノトレさんなら仕掛けようと思えばいくらでも仕掛けられたように思います。私の、最後の一撃さえも躱してみせるのではないかと、そう思ったくらいには、ヤエノトレさんの紙一重は、厚かった」 「それこそ買い被り過ぎというものです。私にグラトレ様に通じるような、そこまでの技量はありません。それに、あの突きは絶対に避けられません。速さもそうですが、何よりも美麗でした。私では無理です。見惚れてしまって、避けようとする気力さえも奪われました。武芸を修める者のみが成せる術でしょう」 「あら~、ずいぶんとお褒めいただけるのですね~。ですが残念です。いつも無表情なヤエノトレさんの顔を崩すことできるかもと密かに思っていたのに」 「…そんなに私の表情は固いでしょうか」 「そうですね~。少なくとも笑ったり怒ったりしているところを見たことが無いと、トレーナー間で噂されるくらいには~」 「そうだったのですか…。…で、ですが、これは決してつまらないとか退屈だとかいうそういう感情の表れではなく生まれつきと言いますか育った環境故と言いますか。いえ、言い訳をしているとかそういうつもりではないのですがもし不快に思われたようでしたら謝罪いたします。ですが私としても今日のグラトレ様との試合は非常に素晴らしい時間を過ごさせていただいて大変うれしく至福の時であったことはどうか信じていただきたいと言いますか…」 「ふふっ、大丈夫です。そういった一面もまた一つの魅力だと思いますよ。今日は個人的にお願いしてしまいましたが、次は是非とも、グラスとヤエノさんも交えたいですね~」 「…はい!是非ともよろしくお願いします」 9.弱点 https //bbs.animanch.com/board/594213/1/?res=94 10.呼称 + ... 「トレーナー殿はよく『様』をつけて他の方の名前を呼んでおられますよね」 「…?はい、確かにそのような傾向はあるかと。何かありましたか?」 「実は最近、友人からよく言われるのです。『ヤエノさんのトレーナーさんってメイドさんみたいだよね!』と」 「…拙がメイド、ですか?」 「『転びそうになった時に助けてくれた』『荷物の運搬を手伝ってもらった』『悩みを聞いてもらった』等、トレーナー殿への感謝の声が私にも届いておりまして。まるで創作物語に登場するメイドのようであったと、そう評判になっているようです。特に『様』付けで呼ばれることが一因となっているようでした。トレーナー殿を探してもう一度呼んでもらいたい等と言い出す方もいるほどで…」 「そうでしたか。特別なことをしているわけではなく、ただできることをしているだけに過ぎませんが、そのように感謝していただけるのは大変嬉しいことです。希望ということであれば何度でもお呼びに参りますが…」 「…!だ、駄目ですッ!トレーナー殿は私のトレーナーなのですからッ!もう少し考えてから行動していただきたい…!」 「…?ヤエノがそう言うのであれば、そのように」 「…っ、そもそも!他の方々は狡いのです!いえ、トレーナー殿がいけないのです!私はずっと『ヤエノ』としか呼ばれていないのに、皆さんはまるで御令嬢のようにトレーナー殿に呼んでもらえるだなんて!」 「や、ヤエノ…?」 「…ハッ!も、申し訳ありませぬ!斯様な無様な所を晒してしまうなど、一生の不覚です。ど、どうか忘れていただければ…!」 「ヤエノも、そう呼んでもらいたかったのですか?」 「い、いえッ!け、決してッ!否!断じてッ!そのようなことは!微塵にもッ!思っておりませぬッ!!!」 「…ふふっ。そうですね。ヤエノの気持ちに気づけずにいたこと、大変申し訳ありませんでした」 「いえっ、本当に全く、思っておりませんので…!」 「言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、拙が用いる呼称には、全くの意味がないわけではありません。対面時に敬称を用いずに接している相手は貴方だけなのです、ヤエノ。その意味を分かってほしい、などというのは傲慢かもしれませんが…」 「ですが、もし拙が従者という立場であるならば、仕える主は貴方以外にはありえません。それだけは、嘘偽りのない本心としてどうか受け取っていただきたい。『ヤエノお嬢様』」 「~~~~~~~~っ!よ、用事を思い出しました!すいませんトレーナー殿、失礼しますッ!」 「………これほどまでに恥ずかしいことだとは思いませんでした。慣れないことをするものではないですね。頬の熱が、しばらく冷めそうにありません…」
https://w.atwiki.jp/bbb0x/pages/32.html
もしかしたらそれは、仕事を片づけてしまうともう自分のすることがない=自分は不要な存在だと思われるのが嫌いだからなのではないか、と思うことがある。しかしそれは思い上がった態度だ。しかも仕事を先送りにして締め切りをロクに守らず周囲に迷惑をかけていることを知っているのになお手をつけようとしないことの説明にはならない。周りに迷惑をかけ、遅くまで仕事をしているフリをし、仕事がたくさんあるフリをし、しかし実際にこなしている仕事の内容も量も大したことないぐらい、周りの人は知っている。それに気づかない振りをしてなおサボっているとは度し難い態度だ。何故そんなことをするのか。それは、全力で仕事に取り組んでしまうと、そこで自分の能力の限界を思い知ることが恐いからだ。手を抜いているうちは、理由が立つ。しかし全力で当たったときの言い訳は“能力不足”だ。それを直視するのが恐いのだ。無能とは言わない。が、他の人と比べて同じか少し劣る程度しかないとわかってしまうことをプライドが許さないのだ。 ほら「少し劣る」って、謙遜していて心の中では“そんなことないさ”って思っていることが透けて見える。
https://w.atwiki.jp/fromg/pages/230.html
TOP われらヤングポリス! NEXT 間違った交通取締りを自身満々に処理してしまう警察官
https://w.atwiki.jp/cfvg/pages/2939.html
削除対象
https://w.atwiki.jp/aspurand1106/pages/251.html
59話 ひろかずの言うとおり~しんげき~ 「一緒に生き残ろうって……言ったのに……」 レオノーレの敗死を目の当たりにし、落涙する守矢。 そのレオノーレの死体は兵士達によって無造作に片付けられる。 「ここまで五人やって、勝ったの一人だけじゃねぇか……!」 「じゃあ、ここにいる人、殆ど死ぬって事じゃん……!」 余りに無情な現実を前に、絶望感を露にする史雄と真耶。 他の生存者達も――巴と千華は涼しい顔をしていたが――前述の二人と似たような面持ちだった。 ジャンケンで勝てば良い、ただそれだけの事が、生存者達には監獄の塀よりも高い障壁のように思えてならない。 負ければ問答無用で「死」なのだから。 「はい、次」 しかしそんな生存者達の気持ちなどお構いなく、寛和は次の順番の者を呼ぶ。 「舩田勝隆」 「……っ」 紺色狼の少年、舩田勝隆。 「……行ってくるよ、陽平」 「ああ……絶対勝てよ」 朝礼台へ上る勝隆。 その時陽平が見た勝隆の表情は、最初に出会った時とはまるで別人のように凛としていた。 「さて、変態君。気分はどうだ? 首輪から盗聴してたんだけどよ、ちゃーんと聞こえてたぜ? お前がオナってた時のヨガリ声」 「……そうですか」 やはり聞かれていたのかと思うと、勝隆は少し身体の芯が熱くなったが、自制の心がそれに勝る。 流石に今はそんな場合では無い事ぐらい勝隆も理解していた。 「流石、動じねぇか」 「絶対勝ちますよ。勝って、生きて、また好きな事をするんです」 「……良い目してんなぁお前。あんなヨガリ声あげてた奴と同一人物とは思えねぇ」 強い意志を宿した双眸、そして表情を見て、寛和は感想を述べる。 「よーし、じゃあ宣言してやろう。俺は次、チョキを出す」 唐突に次に出す手を宣言する寛和。 何事かと戸惑う他の生存者達、冷静に寛和を見詰める勝隆。 「じゃあ、グーを出せば俺は勝てるんですね?」 「ああ」 「……分かりました」 「よぉし……行くぜ?」 「セット」 第六回戦が始まる。 「さーいしょーはグー」 「ジャン」 「ケン」 「なーんてな♪」 ここで、寛和は宣言を反故にした。出した物は「パー」であった。 「ああっ」と、生存者達が絶句する。誰もが勝隆の敗北を覚悟した。 しかし――――勝隆の手には「チョキ」の形になっていた。 「……チッ、反応良いなお前」 「……」 勝隆の首輪が電子音の後に外れ、朝礼台の上に音を立てて落ちる。 「舩田勝隆、生きる。」 朋佳が勝隆に告げ、生存者達から歓声が沸いた。 勝隆は生存者達の方に向き、疲れ切った様子ではあったが笑顔を浮かべ、小さくガッツポーズを決めた。 レオノーレの死で悲しんでいた守矢も、涙を拭いて、ジャンケンに勝利した狼の少年を祝福する。 そして兵士達に連れられ悠里の待つ合格者席へ歩いて行く勝隆。 「みんな! 勝って生き残ろう! 陽平……待ってるから! みんな勝って! 絶対勝って!」 残りの生存者達に向かって、勝隆は精一杯の声援を送った。 それによって、生存者達の心は幾許かではあったが勇気付けられる。 難しい事では無い、ジャンケンに勝てば良い。勝てば生き延びられるのだと。 「はい次! 七塚史雄」 「よっしゃ行くぞォォォオオ!」 大声を張り上げて勢い良く朝礼台へ上がるバーテンダーの青年、七塚史雄。 「セット。さーいしょーはグー。ジャーンケーン、ポン」 寛和は「チョキ」、史雄は「パー」。 寛和の勝ち。 【七塚史雄 死亡】 「次、保土原真耶」 「真耶さん頑張って!」 「行ってくる! ご主人の元へ絶対帰るんだぁあ!」 守矢の応援を胸に、主人の元に帰るべくゲーム機擬獣人化女性、白狐の保土原真耶は勝負に臨んだ。 「セット。さーいしょーはグー。ジャーンケーン、ポン」 寛和は「パー」、真耶は「グー」。 寛和の勝ち。 【保土原真耶 死亡】 「長沼陽平」 「うおお見てろ勝隆! お前に続くぞぉおお!」 「セット。さーいしょーはグー。ジャーンケーン、ポン」 寛和は「グー」、陽平は「チョキ」。 寛和の勝ち。 「陽平……!」 勝隆の願いも虚しく、長沼陽平の首は宙を舞った。 【長沼陽平 死亡】 「原小宮巴」 「巴! 勝って!」 「おねーさん……」 悠里が自分を応援するとは思ってなかった巴は少し驚いた表情を浮かべる。 当の悠里も、最初巴と出会った時は、自業自得の部分も有るとは言え殺されかけたのだから印象は最悪だった。 だが以降は共に行動し、自分に危害を加えるどころか気遣ってくれる場面が多くなっていったので、 悠里は巴に対し十分な仲間意識を持つようになっていた。 そして、巴もまた、悠里の事を大切な仲間だと感じていた。 にこり、と、巴が笑みを浮かべる。 今まで殆ど無表情だったが、その笑顔は普通の少女と何ら変わりの無い、屈託の無いものであった。 「巴……」 「頑張るよおねーさん。一緒に生き残ろうね」 「うん、うん……!」 だが。 現実は非情なもので。 寛和は「チョキ」、巴は「パー」。 寛和の勝ち。 「巴ええぇえええ……!!」 首と胴体が別れた犬狼の少女に向かって、悠里は悲痛な叫びを上げた。 【原小宮巴 死亡】 残りは、五人。 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 目次順 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 吉橋寛和 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 岩岡朋佳 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 原小宮巴 GAME OVER 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 都賀悠里 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ リクハルド 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 深谷明治 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 舩田勝隆 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 長沼陽平 GAME OVER 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 白峰守矢 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 保土原真耶 GAME OVER 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 沢谷千華 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 油谷眞人 次:ひろかずの言うとおり~きょうのよきひに~ 前:ひろかずの言うとおり~うんだめし~ 七塚史雄 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/alliance2000/pages/246.html
秋も深まり、枯葉も殆ど落ち切ってしまった頃のとある夜。 寒々しい荒れ野の真ん中で、一人の少女と一匹の怪物が焚き火を囲んでいた。 少女の見た目は十代半ば頃。灰色のコートを羽織っていて、金色の髪を少し短めに揃え、整った顔立ちに青い瞳をしていた。 一方、怪物は結構大きめで、中にその少女が二人分入れそうなほどの体躯をしていた。 全身銀と灰色の装甲で覆われ、大きな胴体からは四つの脚が生えている。身近な生き物では、クモが一番形が似ていた。 「ねえタオル」 焚き火にあたりながら、少女が呟くように怪物に話しかけた。 「なあに、セリア」 焚き火の側で脚を下ろし、大地に胴体を着けて静かにしていた怪物が、すぐにその少年のような声で少女に返事をした。 少し間があいて、少女が揺れる炎を瞳に映しながら続けた。 「この世界で生き延びるためには、何より誰よりも、まず自分を愛さなければならない。それがたとえどんな状況でも。……そう教えてくれたのは、タオルだったよね」 「そうだよ、確かに言った。覚えてる」 軽い口調で当たり前のように断言した怪物は、やはり微動だにしないまま返した。 少女は怪物のほうを見ないまま、やはり炎を見つめながら続けた。 「もし、この先……タオルと私が二人とも危ない目に遭って、どちらかが助からないような状況になった時……」 「……」 「……私はきっと、タオルを見捨てる。そうでなきゃ、自分が死んでしまうから」 「……」 「タオルのことはなんだかんだで嫌いじゃないけど、それでも私はきっと見捨ててしまう。自分のことだから解る」 「……」 「……タオル?」 怪物の反応がなかったせいか、そこで少女は顔を少し動かし、怪物をちらりと見た。 怪物は、さっきと何も変わらずにそこに座って、静かに炎にあたり続けていた。 少し後悔したような色を顔に映すと、少女は膝に顎をのせて再び揺れる炎を再び見つめ始めた。 ……しばらくして静寂を破ったのは、怪物の声だった。 「正しい判断だと思うよ」 まったく迷いのない、それでいて優しい声が、炎に僅かに照らされた夜の闇に響いた。 「それで良いんだ、ボクの教えた通り。それでこそ旅人だよ、セリア」 「……タオルは、良いの?」 「ぶっちゃけ良くないけど、セリアが死ぬよりはほんのちょびっとだけマシかな。それに何より、ボクは一度死んでるしね」 「……」 そこで怪物は、くす、と一度だけ静かに吐息で笑うと、暖を取りながら柔らかい口ぶりで言った。 「だから、いつかその日が来るまでは、側にいさせてね」 少女からの返事は、返って来なかった。 その代わり、少女は座っていた切り株から立ち上がり、怪物に近づくと、その硬い背中に倒れこむような形で抱きついた。 「くすぐったいよ、セリア」 ぱちぱちと焚き木が焼けて跳ねる音だけが、夜の闇に木霊していた。
https://w.atwiki.jp/blackandbutterfly/pages/88.html
RUF RGT 加速:85 スピード:67 ブレーキ:85 最高出力:480bhp/7600rpm 最大トルク:569Nm/5100rpm 駆動方式:RR 0-100km/h加速 3.68sec 最高速 340km/h(351km/h) {※()内は実測値} 車重:1377kg パワーウェイトレシオ:2.869kg/bhp インプレ 997型ポルシェをベースにRUFが製作したのがこのRGTである。 迫力あるオーバーフェンダーとGTウィングが追加され、レーシーな外観に仕上がっている。 エンジンは水平対向6気筒の3.8L NAを積み、高回転型のチューニングがなされている。最高出力480bhp/7600rpm、 最大トルク569Nm/5100rpmとパワー的にはA2の中で下位に位置する。車重は1377kgと軽く仕上がっている。 RRというレイアウトを採用している点もこの車らしい。 走りを見ていこう。普通に加速している時には感じないが、エンジンがピーキーであるため、回転数が落ち込んでしまうと加速がもたついてしまう。 最高速はこのクラスとして順当な351km/h(実測値)であり、カタログスペックを上回る。ブレーキもRRレイアウトのおかげで数値以上によく止まる。 一番の問題点はコーナリング時の挙動だ。ハンドリング自体はスッとインに切れこむ感じでふらつきやすいが、 弱オーバーに慣れているドライバーならば特に困ることはない。その割には高速コーナーで曲がらないため、注意が必要である。 問題は、コーナー脱出時である。普通の後輪駆動車の感覚で踏んでしまうとフルアシストでもホイルスピンを起こし、前に進んでくれないのだ。 その状態で少しでもステアリングを切ってしまえば、たちまち姿勢を乱してしまう。そのため、立ち上がりの際には、 徐々にアクセルを開けていくようにしなければならない。 A2カテゴリーの中では中の下になる。 乗りこなすのが難しく、たとえ乗りこなしたとしても中の中程度の速さしかないのだ。 ペイントに自信のある者はこの車に997型GT3RSのペイントを施してみると良い。 ドライブのモチベーションが上がること間違いなしだ。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/seisarann918/pages/84.html
名前:アリス 性別:女 年齢:高校1年 性格:ツンとしている あまり人とは話そうとはしない 容姿;膝あたりまである銀色の髪 目は綺麗な青色 制服は少し着崩している フードが付いている 身長は120センチと小さく細身 狐耳と狐の尻尾が生えているがいつもはフードで隠している 戦闘の時))目が赤くなる 耳と尻尾が銀色に近い白に輝く 武器:短刀 能力で作ったもの 能力:水と風と鉄を自由自在に操ることができるが火が弱点で火を見るだけでも座り込んでしまうほど 備考:親が狐の妖怪と人間のハーフ 小さい時に両親は二人とも家が放火され火事になり亡くなってしまった 唯一生き残ったアリスは色んな親戚の家をたらい回しにされ続けた。小さい時から孤独に過ごしてきた上親は人間による放火などが起きたせいか人間を信用しようとはしない 動物と話すことが出来る 名前;らむ 容姿;真黒な子猫 備考;アリスのペットで凄くなついているアリスだけ言葉が通じる
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/10212.html
lena /// / 結婚を前にして相手が死んでしまうこと。またそのときにの儀式lenapelt、着る服lenasabの略 sid lo / ena 低く(悲しんでの意味)泣く
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/720.html
美味しんぼ part32-431~435 431 :美味しんぼ:2007/09/04(火) 01 27 43 ID s2flBr9R0 ※はバッドエンドルート。簡単そうに見えても、かなり省略してます。実際やるとだるい… 美味しんぼ アンコウ編(3本勝負、一本目) 山岡は同僚栗田ゆう子と、東西新聞社の大会議室に呼び出された。 会議室では、社主、食通の先生方等が「究極のメニュー」作りの会議をしていた。 食通の人は、黒海のキャビア、タイのツバメの巣、フランスのフォアグラ等を取り寄せようと考えていた。 山岡は、そんな先生方を食通ぶってるだけで滑稽だと罵倒する。 先生方と猛喧嘩になりかけた山岡は、先生が用意する一番上手いフォアグラよりも旨い物を味わわせてやる!と宣言する。 社主は、山岡に一週間の期限を与えるのだった。 一日目。 山岡は適当に会社をうろつきながら情報を集めようとする。 が、得た情報は特に無かった。退社する途中、ゆう子と出会う。 「山岡さん、本当にフォアグラより美味しい物なんてあるんですか?」 と言う問いに、 「それなんだよ、問題は…」 どうやら何も考えていなかった様子の山岡。呆れるゆう子に、山岡は、 「フォアグラより美味しい物は確かにある。けど、まずい事に、全部冬のものなんだ」 と言い訳する。 「まず、アンキモ。それからフグの白子、カワハギの肝…」 しかし、それも今は手に入らない。 どうしようかと思案した山岡がふと辺りを見てみると、小料理屋てんもくを発見する。 てんもくに寄る山岡。てんもくの板前と客の会話を聞いてみると、フグの話をしていた。 「大分前、水戸で旨いアンキモを食べたけど、今の季節でもたまに取れるらしい」 これを聞いてメニューをアンキモに決定する山岡だった。 432 :美味しんぼ:2007/09/04(火) 01 28 13 ID s2flBr9R0 二日目。 まずアンキモの取れる場所を確保する。どこに取りに行くか決めていないらしい(あれ?水戸は?)。 漁業新聞からの情報で、銚子沖なら取れるかもという情報をキャッチする。 続いて資料室で、アンコウの代表的な漁場は三陸沖である。という情報も得る。 てんもくでアンコウの情報を聞こうと訪れるが、店はまだ開いていなかった。(※1) 咄嗟に大声で、こんなところにシマアジが落ちていると嘘をつく山岡。 すると板前が駆けつけた。「な、なんだって!」 「うそをついてすまん。実は…」と言う事で、アンコウの事を聞くのであった。 夕べのは那珂湊(ナカミナト)のものだという。また、いいものだと地酒を買う。 ゆう子と打ち合わせをした結果、漁場を那珂湊に決定する。 再びてんもくに来た山岡は、アンコウを蒸す蒸篭を借りる。しかし包丁が無いという。 社員食堂でクーラー(クール)ボックスを借りた山岡は、美食クラブの中川に電話し、包丁を用意してもらう。 美食クラブで特製の包丁セットを手に入れた山岡は、部長に出張許可をもらうのだった。 (※1)店を覗くと警官登場。(店の前で騒ぐ、だとゲームオーバーにはならない) 不振人物扱いする警官に必死に弁解する山岡。コマンドにたたかう、にげる、じゅもんの3択。 たたかう→山岡の攻撃…ミス!敵にダメージを与えられない。 警官Aの反撃、山岡は10000ポイントのダメージ。 これではアンキモどころではありませんね。ざんねん!(ゲムオバ) にげる→山岡は逃げ出した!しかし回り込まれてしまった。(再び3択) じゅもん→「アンキモ、アンキモ、アンキモ!」「バカな事やってないでさっさと来るんだ!」これではアンキモどころ(略 三日目 那珂湊へとやってきた山岡と栗田。(※2) 漁業協同組合でアンコウについて訪ねるが、今の季節は取れないと言う。 困った二人は、魚市場で情報を探す。ムカデマルの源三なら…という話を聞き、港へと向かう。 ムカデマルは発見したものの、源三がいない。どうやら居酒屋せんばという店にいるらしい。 源三に会い、アンコウ獲りを頼むが、ただでは動かない。 山岡は持ってきた地酒でご機嫌を取り、翌日の約束をするのだった (※2)東京へ戻ると一日過ぎてしまう。往復するとあっという間に約束の日になる。 もう間に合わない…ざんねん! ゲームオーバー。 433 :美味しんぼ:2007/09/04(火) 01 28 54 ID s2flBr9R0 四日目 海の上に出た山岡。船の上では源三が酒をねだってくる(断ると帰ってしまい一日経過する)。 仕方なく酒を少しあげる。しかしまたねだってくる。また酒をあげる。 4回繰り返した時、漁場へと到着する(※3) 大海原で粘り、とうとう大物のアンコウを捕まえる山岡(諦めて帰ると一日経過) 早速船上でアンコウを調理を開始する。(※4) 先ずアンコウを吊るし(※5)、口から水を入れ膨らまし(※6)、皮を剥ぎ(※7)、 腹を裂き、肝臓(アンキモ)を取り、酒で洗う。最後に蒸してできあがり(※8)。 そして、いざ決戦の日… テーブルの上には最上級のフォアグラが並んでいた。 「これが最高のフォアグラより旨いアンコウの肝です」 先生方の反応は良くない。先ずは食べてもらう事に…。 「おいしいっ! コクのある味わいはフォアグラにも劣らないわ」 以下褒め言葉と山岡の解説が続く。 「フォアグラの味が分からないなんて食通じゃない」 大原社主は食通を不要とし、山岡と栗田だけでやるように託すのだった。 (※3)酒を5回あげると、アンキモを洗うお酒が無くなってしまいゲームオーバー。 (※4)アンコウを殴ると、ひ弱な山岡はウデが折れてしまいゲームオーバー。 (※5)アンコウを叩くと、アンコウがグシャグシャになり食べられなくなる。ゲームオーバー。 (※6)アンコウを捨てる→山岡は突然世の中が嫌になってしまったようです。ゲームオーバー。 めったぎりにする→アンコウを滅多切りにした。最早どこが肝だか分かりません。ゲームオーバー。 (※7)細切れにする→これではとても食べられそうにもありません。ゲームオーバー。 (※8)蒸さなかった場合でも、そのまま決戦の日にアンキモを持ち込む。 焼く→ゆう子「あらっ、なんだか生臭いわ!! 焼きたてはとてもいい香りだったのに、冷えたらこんなにも生臭さが目立ってしまうなんて…」 社主「山岡くんっ、こんなものを持ってきて、わしの顔に泥を塗るつもりかね!」ゲームオーバー。 そのまま(生)→ゆう子「ああっ!!アンキモが腐ってしまっている。こんなに痛みやすかったなんて」 社主「山岡くん(ry ゲームオーバー。 煮る→ゆう子「なんだかパサパサしていて…それに魚独特の生臭さも気になるわ」 社主「山岡(ry ゲームオーバー。 434 :美味しんぼ:2007/09/04(火) 01 30 14 ID s2flBr9R0 京極さん編(3本勝負、二本目) 東西新聞社では印象派美術展を開催する事になり、京都の億万長者、京極万太郎からルノアールの名作を借りることに。 そのお礼に、銀座の料亭ハナガワでご馳走する事になった。 しかし、京極は季節はずれの料理や、ビンヅメの養殖ものに怒り狂ってしまう。 山岡は、もう一度ご馳走させるチャンスをもらうのだった(その代わり、ダメならボウズになる)。 翌日、会社中を回り京極の情報(好物)を集める山岡。 一通り情報収集をしたが、好物については分からないまま。 分かった事は、ダメな料理が出たからではなく、東西新聞社が適当な店に案内したからだったのだ。 山岡は、京極の心を良く知るために、土佐、中村駅に行く事に。 役場で京極の事を調べ、次々に京極の知り合いをあたっていく。 そして、船上パーティーで出されたアユをヒントにする。主食はアユと決まった。 次に米。良いご飯を出してくれる店を探しに行く事に。 浮浪者のタツさんから、武蔵野、岡星の2つの店の名前を聞く。 先ずは武蔵野に行き、ご飯を試してみる。美味い。(※9) しかし、念のために岡星のご飯も試してみる事に。そこでは山岡もびっくりするような美味い飯が。 結局、もてなしの店は岡星に決定する。 翌日、やってきた京極は、鮎と米を食べてみてすっかりご機嫌に。 「わしのルノアール、いいように、つこうてくれ」 という訳で、解決へ。 が、最後に京極からの頼みで、ショーグンというラーメン店を助けてくれという依頼が来るのだった。 (※9)店を武蔵野に決めると、京極さんが来た時にメシの味が良くないと怒ってしまう。ボウズ決定ゲームオーバー。 435 :美味しんぼ:2007/09/04(火) 01 30 45 ID s2flBr9R0 究極のラーメン編(3本勝負、三本目) カンパクというライバル店に客を取られピンチなショーグン。究極のラーメンを作ってくれと依頼される。 しかし、ラーメンと聞いただけで気乗りしない山岡(ラーメンを下に見てる)。 その時、海原雄山が現われる。今までの事情を解説する京極。 雄山はラーメンと聞いて、山岡に似合う下等な食べ物だと言う。 山岡はそれに反発し、ラーメンは完成された立派な食べ物だと言い、出来上がったら雄山にも食べさせる事に。 翌日、先ずはゆう子のオススメするしんしんてい。試食に行く。 しかし、しんしんていのラーメンはあまり良くなかった。 次に、部長の薦めるだいふくけん、田畑さんの薦めるすすきのや、富井さんの薦めるたいりくてい。 全て納得できる物ではなかった。岡星で一旦休憩する二人。その後、デパートで売っている生麺を試す事に。 デパートで生麺を買いに来た山岡。しかしお金が無かった(※10)ので、ゆう子に払ってもらう。 生麺を手に入れ岡星で食べてみるが、感心できるものではなかった。麺も自家製を手に入れる事に。 周大人に麺の事を依頼しに行くと、パオという人の話を聞く。 パオさんに会い麺打ちの約束をする二人。その後、色々回って麺打ちの材料や具を集めた二人。 遂に雄山にラーメンを作ることに。そして、みんなで食べてみる。 「~(褒め言葉)~巧みにマッチしている。士郎(山岡のこと)如きが作った物にしては良くできた方だが、 こんなものを食べ物だとは到底認められんわ!」 そういうと雄山はおもむろに出て行ってしまう。山岡の勝利であった。 その後、このラーメンを参考にしたショーグンラーメンは連日大入り満員だそうな。めでたしめでたし。END (※10)高級麺を取ると、警官登場。たたかう、にげる、じゅもんの3択。 たたかう→山岡は、一陣の風の如く警官に襲い掛かった。しかし、それはあまりにも無謀と言える行為だった… あわれ、山岡は公務執行妨害で捕まってしまった。東西新聞社創設100年の歴史の中で唯一の汚点となった。ゲムオバ にげる→そうそう逃げられると思ったら大間違いですよ(再び3択)。 じゅもん→ナンダト、イヤソノ、オレハヤマオカ の3択が出現。 ナンダト→「なんだとー!ふざけるんじゃない。俺はちゃんと税金だって払ってるんだ」 「税金を払っているから万引きをしていいと言う事にはならないぞ」→逮捕 ゲムオバ イヤソノ→「いやその、これからお金を払いに行くところだったんですよ」→ゆう子登場、信用した警官はいなくなる オレハヤマオカ→「俺は山岡だっ!!」「俺は警官だっ!!」→最初の3択に。