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10月11日6 45現在 第1サーバー(CP990) 1 チャンピオンロード(ポケモンBW) 1302 2 カチューシャ(ガールズ&パンツァー) 934 3 Hope(ONEPIECE) 482 4 ティアマト 406 5 約束の絆 386 6 ジョジョその血の運命 364 7 エンドマークに 356 8 アローラ(アニポケ) 309 9 Hand in Hand 261 10 あいうえおんがく 258 第2サーバー 1 彗星ハネムーン 259 2 ギュッと(リトグリ) 81 3 鏡の中から 78 4 memories(こみが) 74 5 マスカット(クレヨンしんちゃん) 72 6 イノセントワールド 59 7 アンドロメダアンドロメダ 44 8 Justified 43 9 Mare Maris 38 10 永遠のひとつ 36 総合 ☆ダウンロード回数100以上が対象になります 1 チャンピオンロード(ポケモンBW) 1302 2 カチューシャ(ガールズ&パンツァー) 934 3 Hope(ONEPIECE) 482 4 ティアマト 406 5 約束の絆 386 6 ジョジョその血の運命 364 7 エンドマーク希望 356 8 アローラ(アニポケ) 309 9 Hand in Hand 261 10 彗星ハネムーン 259 11 あいうえおんがく 258 12 しんでしまうとはなさけない 250 13 エビカニ 246 14 すぱぬこ 235 14 パーフェクト生命 235 16 カリバーン 233 17 熱情のスペクトラム 219 18 ごちうさ1期ED 213 19 超青少年 198 20 Z伝説 終わりなき革命 179 20 もぎゅっとLove 179 22 サウダージ 175 23 チュルリラダッダッダ 174 24 Bloody stream 172 24 自由の翼 172 24 Let it Go 172 27 ごちそうさんOP 149 28 365日の紙飛行機 145 29 ジンギスカンの歌 140 30 ECHO(クラッシャーP) 134 31 夜明けの流星群 133 32 イノコリ先生 130 33 アメマイ 129 34 ムーンプライド 127 35 太陽は昇る 116 36 バトルキャッスルのテーマ 112 37 けいおんのサントラ 110 38 四次元跳躍機関 107 39 サクラスキップ 106 40 ウミユリ海底譚 104 41 オレンジ 101 42 マミさんのテーマ 100 ☆Bloody stream.zipは対象外となりました ☆裏譜面がzipではないものは対象外です ☆同曲の場合はダウンロード回数の多いほうになります
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【はじめに】 今回は、雰囲気モノです。 説明不足とも取られる描写がありますが、仕様ですのでご了承下さい。 【本編】 『おひさまさんをつかんでしまった』 (作・二行) 太陽をつかんでしまったまりさは、ライオンの付いたプールで死んでた。 まりさは野良ゆっくりだった。 同じ境遇のありすと一緒に、つつましく暮らしていた。 初めておちびを授かった時の感動を、まりさは忘れない。 そんな何ものにも換え難い宝物は、野良猫があっというまに連れ去ってしまった。 悲しみに押し潰されそうになりながら、2匹の饅頭は街をさまよう。 いつのまにか、まりさは宙に浮いていた。 振り向けば、大きな大きな人間さんの腕。 無駄を承知の抵抗。慟哭するありす。 覚えているのは、そこまでだ。 華やかなカーペットの上に、雲のようなソファーが敷かれている。 自分がそこに寝かされていたことに、まりさはようやく気が付いた。 頭を起こすと、瞳の先に広い芝生。 穏かな風、美しい泉、整備された花壇。 まるで楽園のような光景を目の当たりにして、まりさの餡子は硬く震えた。 これは人間さんのおうちだ。野良がここに入れば、生命はない。 まりさは逃げることさえ諦めた。 頭をふかふかさんに突っ込む。 ずっとゆっくりさせられる前に、せいぜい目の前のゆっくりを楽しもう。 尻丸出しのまりさに、ゆっゆっと呼びかけるものがいる。 再び頭をもたげると、目の前にいたのは楽園の素敵な饅頭。 見たこともないほどの美れいむだった。 まりさは知るよしもないことだったが、ここは気の毒な金持ちの家だった。 何が気の毒かといえば、有り余る財産をゆっくり如きに費やしていたからだ。 ある時は、ゆっくり型のカラクリ時計を街に寄贈したり。 ある時は、ゆっくりの群れがいる山を買い取り、愛護団体に預けたりしていた。 そんな彼が一番大事にしていたのは、丹精込めて育て上げたれいむだった。 湯水の如く金を注ぎ込んだ甲斐もあり、品評会では信じられないほどの値が付いた。 勿論、金持ちにれいむを売る気はない。 大輪の薔薇を思わせるリボン、黒い絹を思わせる髪の毛、聖母のようにふくよかな頬。 何より慈悲深くものどかな性格が、男の気持ちをつかんで放さなかったのだ。 れいむは通常種とは思えないほどの謙虚さを保ち、我儘など口にしたこともない。 しかしたった一度だけ、自分の希望を金持ちに打ち明けた。 飼い主と車に乗って出かけた時に見かけた、野良まりさ。 そんな貧乏ゆっくりに一目惚れしてしまったのだ。 出来れば、あのまりさと一時で良いから一緒にゆっくりさせてほしい。 そんな細やかな願いであった。 金持ちは親馬鹿の常として、過剰に反応した。 即座に野良まりさを拉致し、最高級のクリーニングを施した後、家に連れてきたのだ。 そんな黒饅頭は今、ゆっくり用ソファーに頭を突っ込んで震えている。 れいむの呼びかけでようやく身を起こしても、どこかオドオドとしていた。 金持ちはそんな光景を、微笑ましく眺めている。 今から2匹は番だと告げられた時、美れいむも野良まりさも困惑した。 だが、美れいむの表情はすぐに紅潮する。 末永くよろしくお願いします。 おおよそゆっくりらしからぬ求婚の言葉を、まりさは跳ね除けることが出来なかった。 こうして、野良まりさは飼いゆっくりとなった。 それも愛護セレブの下で、美れいむの夫としてである。 まりさは生涯に渡るゆっくりを約束されたのだ。 まるで太陽を手中にしたかのような僥倖であったに違いない。 太陽をつかんでしまったまりさは、太陽から手を離したくなかった。 まりさは1匹で過ごすことが多かった。 美れいむはセレブの飼いだけあって、パーティーなどに引っ張りだこだったのだ。 番とはいえ、まりさの出番はなかったし、行きたいと思ったこともなかった。 美れいむとまりさには、小さいながらも家が与えられている。 屋敷の中に建てられた、庭付き一戸建ての豪勢なゆっくりプレイス。 道楽の極みであった。 よくまりさは、庭にあるプールの側でゆっくりしていた。 プールには常に花びらが浮かべられて、鮮やかな色彩を湛えている。 時折まりさは、帽子に乗って遊泳をしたりする。 それを美れいむが、ことのほか喜ぶからだ。 留守番まりさは、今は泳ぎ回ることもなく、ひなたぼっこをしている。 プールの端には一段高いところがあって、そこが黒白饅頭のお気に入りであった。 水上の花びらが気ままに泳ぐ様を見下ろす。見ていて飽きない。 プールの真ん中にはどういうわけか、大きなライオンの半身像がある。 マーライオンよろしく、獅子の口からは水が絶え間なく流れ落ちていた。 大きな顔をしたそれもまた、まりさには好ましく思えるのだった。 ライオン像の向こう側には、生垣がある。 厳重な塀ではない。その気になれば抜け出すことも可能だろう。 今の暮らしを、あのありすはどう思うだろう。 かつての番を、まりさは忘れてはいなかった。 いっそこっそり迎えに行こうかと思ったことも、ある。 思い出すのは、野良としての毎日。 人間、動物、同族、環境、天候。 全てが明確な敵意を持っていた。 もしあの生垣を越えてしまえば、2度と帰ってこれないかもしれない。 そうなったら、またあの頃に戻ってしまうのだ。 この庭から、出られるはずもなかった。 太陽をつかんでしまったまりさは、どうしてもそこから動けずに立ってた。 穏かな昼下がり。まるで、この家に来た日を思い出す。 空の太陽は遥か高みにあり、幸福を手に入れたまりさを照らし出していた。 ライオンの右肩越しに、花壇が見える。 以前なら、餌場としか見ることが出来なかっただろう。 毎日ゆっくりとしたご飯を頂いている今では、自生する花は景観でしかない。 整備された花々の名前を、まりさは知らない。 美れいむは知っているようで、ひとつひとつ教えてはくれたのだが。 それでも、まりさは思う。 どれかの花が抜かれて仲間達と別れることになれば、泣いたりするんだろう、と。 飼いまりさは、番を思い浮かべた。 ありすではない、美れいむの方を。 確か今日は、飛行機というものに乗ってパーティーに向かっているはずだ。 飛行機は、どこまでも高く、お空を飛んでいけるのだという。 まりさは、別段それを羨ましくは思わない。 今以上のものを、望みたくもなかった。 風がいつもより強く吹いたようだった。 自分が空を飛んでいる気がしたのだ。 いつのまにか、まりさは宙に浮いていた。 飼い饅頭は仰向けの姿勢で空を見つめる。 きっと、後頭部の下にはプールがあるのだろう。 自分の上に、ありすがいた。 突き飛ばされたのか。 逆光でその表情はうかがえない。 見慣れたカチューシャだけが、僅かに確認できた。 赤いお飾りが震えている。 そのことが、何故ここにありすがいるかということよりも、心に残った。 最期にまりさの中身に浮かんだのは、家族のこと。 ありすと、2匹のおちびに囲まれた、あの頃の夢。 激しい水しぶきが上がる。 深いプールに2匹が沈み、形を失っていく。 かつて愛し合った2つの生命が、1つに溶け合って結び合う。 それはゆっくりに許された、数少ない至福であったのかもしれない。 まりさには意識も生命も残されてはいない。 僅かなシミだけを水の底に残し、やがてそれも排水口へと消えていった。 お帽子だけが名残のように、優しく浮いている。 陽光のような花びらに囲まれて、ゆらり、ゆらり、ゆらり。 太陽をつかんでしまったまりさは、ライオンの付いたプールで死んでた。 (終) 【過去作】 ※単発物近作 ふたば系ゆっくりいじめ 1059 でか帽子まりしゃと姉まりしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 1055 さげゆん ふたば系ゆっくりいじめ 1019 餡娘ちゃんに花束を ※カオスVS鬼威惨 次回作頑張って近日 ふたば系ゆっくりいじめ 947 はげの復活(上) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ※YHKアーカイブス ふたば系ゆっくりいじめ 840 プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース(うーぱっく&すぃー) ※続編準備中 ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ※どろわ&ぬえ draw006 「パラダイゆch」 nue079 「素晴らしき世界」 nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 その他の作品に関しては、ふたばSS@WIKIの『二行の作品集』をご覧下さい。 餡娘ちゃんとWIKIあき、感謝。 挿絵:めーりんあき
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海底しんでん 場所 サウスカメアリ大陸北東 特徴 このダンジョンは装飾品【くうきのわ】を装備しないとターン毎にダメージを受けてしまいます。 このダンジョンの白マス、アイテムマスには機会兵士になるために必要なアイテム【失われた技術】があります。 このダンジョンには武器屋、アイテム屋、魔法屋が1つもないのも特徴といえます。 [ 1F ] EXIT~A:10歩 EXIT~B:5歩 EXIT~C:6歩 [ 2F ] [カギ宝箱] 名前 タイプ 効果 場所 パワーリング 装飾品 - B2F 右上
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Q: 449 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/27(火) 19 51 00 ID C0ex6OMQ モノブロスが壁に突き刺さると希にモノブロスハートを落としますが 心臓を落としているのに死んでしまわないモノブロスが理不尽です。 壁に角が刺さる程度で体内にある心臓が地面に落ちてしまう事自体 理不尽きわまりないです。 620 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 20 09 27 ID ewmjzm67 モノブロスが壁にぶつかっただけで心臓を落とすのが理不尽です。 A: 450 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/11/27(火) 19 56 24 ID +Kcv5LOS 某少年忍者漫画ナ○トに出て来た敵忍者カ○ズと同じです。 心臓が複数あるから大丈夫な訳です。 そしてこのネタが理解されなかったらどうしようと思うと夜も理不尽です。 621 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 20 12 54 ID xqoIqLtX ピジョンブラッドというルビーがあります モノブロスハートもそういう呼称が付いている宝石もしくは鉱石です 622 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/08(土) 20 14 12 ID xqoIqLtX と、思ったら説明に心臓ってもろかかれてた ち、ちくしょう!! 625 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 01 22 45 ID VVBO+/4P 620 621 公式設定?では怒り時に変色する頭部の器官またはその一部を モノブロスハートと呼ぶらしいので理不尽ではないでふ 626 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 12 07 40 ID VE/X5Y8I 625 でも説明文では「心臓」と記載されていることが理不尽です 627 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 12 33 52 ID tDoMytBC 626 研究者の間でもなお諸説ありますが、 そもそも心臓が複数ある説や、重ねてトカゲの尻尾理論で再生出来る説などが有力です。 いつかギルドの獲物解体技術が進歩して、 その生体構造が明らかになれば解決されるかも知れません。 628 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 14 35 42 ID EN3+VsK8 626 そもそも落し物の心臓は、その個体の心臓ではなく、他の個体の心臓である可能性が指摘されている。 生まれてまもなく死んでしまった我が子を食べたのかもしれない。 子を生む為の栄養となるべく、交尾後の雄が雌に食べられたのかもしれない。 説は多々あるが、落し物として入手できるモノブロスハートは胃に残っていた別個体の心臓を 岩盤に突撃してしまった際の衝撃で吐き出してしまったという学説が最近になって発表された。 629 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 16 45 25 ID NUvTpj+C 角が突き刺さってまさに「口から心臓が飛び出る」ぐらい驚いたのでしょう。 お約束を大事にするモンスターハンターならでは、モンハン的には実に自然です。 630 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 16 46 00 ID an4VFLzR カエルもナマコも内蔵吐きますしね 631 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/12/09(日) 18 58 38 ID tE0X5C7/ あくまで強引に解釈する先生方に感動しました。 モノブロス 心臓
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幼稚園の助成金 うち立の幼稚園に通っとる我がうち。 ねきに公立の幼稚園もやったちゅうワケやが、評判が悪く泣く泣くうち立へ入れたんや。 最初、うち立なんて無理って思っとったのやが、 助成金やらなんやらを利用すればなんってかなるさかいはってなり、行かせる事にしてん。 4月に進級やるって、例年通りやったらほな助成金の話が出てくるちうワケやが、 今回はもせやけどたら0円になるやろなしれまへん。 市民税やらなんやらの金でこちんに応じて異なるわうなんやけど、今年はちびっとやばやらやろなしれまへん。 残業が多かった昨年。年収もグッって上がったんや。 もちろん、この数字が維持でぇきれば心配はあらへんのやが、 残業が多かった為の収入UPでっから、これ以上に怖いもんはおまへん。 もし助成金が受けられず、残業が減り収入がダウンやんか、ほんまにヤバイや。 http //maruta.be/khester http //porsche334.naturum.ne.jp/ http //plaza.rakuten.co.jp/hitolo/ 短くなってんズボン 今日せがれって出掛けるために着替えをしておったんや。 着替え終わってせがれを見て、こないなにズボン短かったんちゃう?って思おったんや。 去年ちびっと大きめでぇ長く履けるわうにって思ってこうたねんけど、もうやいぶ短くなってんって感じたんや。 去年までぇは曲げあらへんって長くて履けなかったけど、もう曲げなくてもようなったんや。 いつの間にこないなに大きくなってんんやろって嬉しいやうなさみしいやうな気持ちになったんや。 子どもん成長は早いさかい毎度びっくりしまんねん。 ほなサラの服買いまへんって! http //ameblo.jp/tubbs431/ http //bachicha.blog.fc2.com/ http //hamilton44.blog.fc2.com/
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なんでだろう。。。 こんなにも近いのに。 どんどん君がはなれてく。 届かない気持ち。 「棗さん!あの星無しと付き合ってるってホントっすカ!?」 「・・・・?!!!」ルカがすばやく棗の方を向く。 !!!」ほんと・・たいひぇん・・。(>>( わ絵@『血p@おjp wぺtj」あ@pをえgtふぉ ppppgえあうぇ「pた 流架は赤面状態で棗の後ろに居座る。 「ょヵった・・・」虫の鳴きそうな声でつぶやく。 「なにがよかったんだよ。」 「?!!ナッナンデモナイヨ!ハッ・・ハハッハハハ・・・・・・・・・。」 「片言辞めろ。俺と水玉のことでも考えてたんだろ?」 「ちっ・・ちがうもん!」ダァ~~~~~ッ!と架彩は教室を抜け出した。 あ~あ。又抜け出してきた。彼にうまく対応出来ない。付き合ってること、内緒なのは思ったよりツライなぁ・・。私と棗は最近付き合いだして丸3ヶ月。 「私のバカ・・・・・・・・・・。」初等部の庭の木の下で、架彩はちょこんと座る。 そしていつの間にか寝てしまっていた。 「・・・・・・あれ・・。」 「やっと起きたかブス。」 「なっ・・・・棗・・・君?!!!」 真っ赤に赤面する架彩に対し、棗はしかめっ面をしている。 そしてココは棗の部屋。つまりベッドで寝ているのだ。 「てめぇ・・最近俺を避けてネェか?」 「えっ・・・・・サっ避けてなんかないし!全然・・・・・・・・・・・・・・」 ほろほろと架彩の目に大粒の涙が頬を伝う。 「うっ・・うぇ~・・・・!」 「ヤツ等になにかされたのか?」 「違う!全然違うの!!!なっ・・・・棗・・・近くにいるのに遠い気がするの・・。 蜜柑ちゃんと、いつも居るときあるし・・・。噂とかもたってるし・・・・・!」 「ハァ?」棗は架彩のその言葉に漠然とする。 すこし間が空いた。。。そして棗が口を開いて 「ヤキモチか?」 「ウェッ?・・」 その一言に架彩は慌てて棗の布団を被る。 「ちっちがうモン!」 「一生言ってろ。・・・まぁあと少し寝てろ。」 棗の酷い言いようのあと、やさしい言葉。 「棗・・・・・・・・・」 「でも男の部屋にきたからにはどうなったか分ってるよな?」 「ねっネムラセテ~!!(滝汗」 天使から突然悪魔へと化し、そして・・・・・・・・まぁ、そのあとどうなったかは彼方のご想像にお任せします。 ぇっと・・終わりです。はい。ぇっ・・・つまらない!???ガー(?Д`|i|)ーン! でっでも終わりなんですよ。ハイ・・。甘甘なんですが・・・思えないよね。 なんで夢小説なんて出来たんだろ・・(言い逃れ もっと上達するようにがんばらねば・・・!ァァ~~~(泣 もうすぐ中間テスト~;;中学青春って・・・今時そんな余裕ないょぉ~~~~~!!
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Q: 290 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/08/05(日) 12 43 56 ID 7MtXG943 大剣や太刀でよくあるのですが、背負っている状態から抜刀すると、明らかに大きさが違うんです。 特に大剣が顕著なのですが、効果音をつけると「ぐにょ」という感じで大きさが変わります。 太刀はあの大きさじゃサヤに入りません。 これは一部ランスにも言えることです。 何故ですか。教えてください。 17 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/07/25(水) 22 55 29 ID YLdXMn55 大剣とか抜刀時は身の丈を超えるほど大きいのに 背中に武器をしまうと一回り小さくなる A: 291 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/08/05(日) 14 02 23 ID cEXj4iyK 290 これを見てください >--------< <----------------> 上の線と下の線、実は同じ長さなんですよ。びっくりですね。 このように人間の視覚なんてものは簡単にだまされてしまうものなんです。 武器のサイズが変わっているんじゃなくて、 勇敢なハンターたちの大きな背中と比較してしまうから 武器が小さく見えるんだ 大剣
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675 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 18 40 56 ID xVYDWHy8 ガンガンいこうぜ いのちだいじに めいれいさせろ じゅもんつかうな オクラだいじに ●わがさくのかてとなれ 676 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 18 43 19 ID YjdQNtQa オクラクエスト? 680 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 18 58 26 ID fzBKCEQh ザビー神殿にて サンデーに転職しますか? ●はい いいえ 州゚д゚)ピッ 681 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 19 12 24 ID +gsNjtf5 某ザラキ神官の如く、ザラキをかけまくる元就さま。 682 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 19 23 35 ID bExHfxKV ここはニフラムで。確か光の魔法だし。 683 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 19 35 56 ID ammgmqOd オクラクエストいいな。 作ってくれる捨て駒はいないだろうか。 685 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 21 17 11 ID 6iWIaYRl 某神官のあの長い帽子をオクラにすればオクラクエストが出来(ry 自分はドットが打てない_| ̄|○ 686 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 21 28 38 ID ve4UWprO (゚。゚) …… へんじがない ただのしかばねのようだ 688 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 21 52 25 ID fzBKCEQh ドラクエⅤの奴隷生活を思い出した 689 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 22 04 59 ID sd/LXuml おおもとなり しんでしまうとはなさけない 690 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 22 55 04 ID V0Sj4dyV すてごま たちがあらわれた もとなり はにげだした! しかしまわりこまれてしまった! すてごまAのおたけび! もとなり はあしがすくんで うごけない 州;゚д゚)))) ( - )( - )( - )))))) 691 :名無したんはエロカワイイ:2006/12/04(月) 23 24 16 ID P5oSrQjq もとなり は たかもと に メガンテを となえさせた!
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だから、みんな死んでしまえばいいのに ◆Ee.E0P6Y2U ……つまるところチャンスとは主観的なものであり、私たちが不意に抱く「これはチャンスだ」という感覚は、得てして客観的な事実ではなく、意識が勝手に創り上げる錯覚から生じているに過ぎず…… ◇ 最初は信号に捕まっているのかと思った。 しかしどうやら違うようだった。武智乙哉が見ている限り、その少女は二度青信号を逃したまま立ち止まっている。 はてなんだろうか。乙哉は不審に思い、同時にさらに興味をひかれた。一体何を見ているのだろう。 学園の外壁によりかけながら、その視線を追ってみると、 「うん?」 街が動いた、ように見えた。 乙哉は目をぱちくりとさせながら、もう一度見返す。 が、そこには何もない。だだっ広い赤い空が広がっているだけ。 何が動いたような気がした。けれど気がしただけだ。遠すぎて今一つ様相が掴めない。 しかしこの違和感は何だろう。 何か動くものがあった――なら分かる。まあそういうこともあるだろう。 けれど先の感覚――脳裏を過った、街が動いた、という言葉。街に動くものがある、じゃない。街が動いた、のである。 あれは何だ。何故自分はそんな風に感じたのだ。 引っ掛かりを覚えた乙哉は頭を捻ったのち、小さく頷いて歩き出した。 「何か見た?」 そうしてごくごく自然な口調で、乙哉はそう尋ねていた。 すると声をかけた少女は、はっ、と顔を上げ、 「……あは、怖いなぁ」 振り向いて、キッ、と乙哉を睨み付けた。 そうして乙哉は真正面からまじまじと少女の顔を見ることができた。 短く切り揃えられた黒髪に白い肌、思った以上に端正な顔立ちをしている。 そしてその高い鼻にくっきりとした瞳を見て乙哉は、おっ外人だ、などという感想を抱いた。 「うんとさ、さっきあっち見てたでしょ」 あっち、と言って乙哉は先の北西の方角を指さす。 少女は何も言わない。ただ射抜くような視線を乙哉に向けている。 それを受け止めつつ、日本語通じるかな、といささか不安になった。 「あそこさ――何かいたよね」 「…………」 「いや正確に言うとそれだけじゃないんだ。何かがいて、動いた――んだけど、それだけじゃないっていうか。 あたしには遠くてよく見えなかったんだけど、もしかしたら」 と、そこで乙哉の言葉を遮るように外人少女が口を開いた。 「“デイダラボッチ”」 聞きなれない単語に「へ?」と思わず乙哉は妙な声を漏らした。 外人少女は構わず流暢な日本語で語り出す。 「かつてこの日本にいたとされる、伝説の神様。 月の満ち欠けと合わせて生と死を繰り返し、生命の与奪を司るという。 夜が来ると巨大な姿となり森を徘徊する、らしい」 一体何を言っているんだろうか。当惑を隠せないでいると外人少女は、 「図書館で読んだ」 ……と淡々と述べた。 乙哉は、ふむ、と腕を組み、 「そのデイダラボッチってのを見たっていうの? さっき、この街で」 「それか“ガンダム”」 また聞き覚えのない単語が出てきた。 外人少女はこちらの都合を考えず、独自のペースで語り出す。 「かつての大戦争にて投入された人型機動兵器。その中にあった伝説的な機体。 他にも“エステバリス”や“武神”という兵器もあった。それだったのかもしれない」 「ふうん、物知りだね」 「……21世紀初頭の怪奇事件で“使用人の薬を服用して巨大化してしまった女主人”というのもあった」 ノンジャンルの知識をよくもこうぽんぽんと出せるもんだなぁ、と乙哉は感心する。 日本語も滅茶苦茶上手いし、相当な勉強家なのかもしれない。 と、そこで言うだけ言って外人少女は踵を返してしまった。 青になった信号を今度こそ渡っていく。速足だ。乙哉は思わず、ぽかん、としてしまうが、すぐに笑みを浮かべて後を追った。 もしかするとこの少女は突き放したつもりだったのかもしれない。 妙に急いでいたみたいだし、絡まれたくないから言いたいことだけ言って去るつもりだったとか。 それなら残念。乙哉はこの突拍子もない言動に逆に興味をそそられていた。 何より――綺麗な顔をしている。 「ふんふん、なるほどね、つまり……」 だからそのまま後ろにくっつき、横断歩道のしましまを踏みながら話しかける。 よく分からない単語ばかりだったが、彼女が何を言わんとしていたかはなんとなく掴める。 つまるところ彼女が見たのは―― 「“巨人”でしょ」 ――その単語を口にした時、ばっ、と少女は振り向いた。 鋭い視線を受け、乙哉は思わず懐に手を入れた。手のひらに鋏の冷たい感触が走る。 先の視線が“睨む”ものであったのなら、今回のものは“刺す”ものだった。 思わず、ぞっ、とするほど冷たい、しかし同時に決然とした強さもある。そんな色を彼女はその瞳に湛えていた。 ああ、やはり勘は正しかった。 その瞳を見たとき、乙哉は確信していた。 血の匂い漂わせるこの異邦の少女は――マスターであると。 NPCがこんな顔をするものか。こういう顔するにはたぶん、使命感という奴が必要なのだ。 何か悲痛な使命を抱えて聖杯戦争に挑んでいる。乙哉はそこまで確信した。 「ちょっとさ話さない?」 だからこそ乙哉は人懐っこい笑みを浮かべ、極めて友好的に彼女に話しかけた。 「ラーメンとかおごるよ。好きなんだ。大丈夫大丈夫変な下心はないから。 たださ、ちょっと教えてよ。さっき何を見たのか。あたし、ああいうの見たら気になって眠れなくなっちゃう性質なんだ」 そう誘うのと、乙哉たちが横断歩道を渡りきるのは同時のことだった。 二人の視線が絡む。そしてその頭上では信号が、ぱちぱち、と点滅していた。 しばらくしてそれも消えた。代わりに赤い信号が灯る。 それでもう元来た道には引き返せなくなった。 ◇ この冬木市という街には変な取り決めがあり、街が縦四列、横十列の合計四十コマに区画分けされており、それぞれにAの1、Bの2……というように数字が振られている。 区画はその役割とかではなく、ただ単に面積でそのまま区切られており、地図で見ればわかるが一区画は綺麗に正四角形をしている。ちょうど地図上の罫線をそのまま持ってきたかのような印象を受けるだろう。 これは地図にも記載されているほか、各種公式文書にもたびたび登場する。何かの都市計画に利用するつもりだった――のかもしれないが、具体的に何時誰がどのような思惑を持ってこんな区割りを始めたかは役人も知らない。 不思議なことにこの区割りは住民にも浸透しており、冬木市の住民はどこかで待ち合わせをするとき「B-5でさぁ……」などと口にするのだった。 実際の理由は聖杯戦争の管理に融通が利くから、というただただそれだけのことなのだろうが、それにしたってちょっと変な光景な気はする。 とはいえこれはこれで市井の人々たちにとっても分かりやすく便利らしく、変だな、と思いつつも基本的に誰も異を唱えたりはしないようだ。 無論、ひねくれ者というのはいるもので、この妙な区割りを「管理社会染みている」などといって頑なに使わない者もいたが、まぁそれはあくまで少数派だ。 乙哉もこの“方舟”での生活の上で自然とこの区割りを頭に入れて、使っていた。 だからミカサと名乗った(巧みに聞き出したともいう)少女と共に街を行きながら「さっきの場所はB-4あたりだ」と自然と思っていた。 「あたしもさ図書館によく行くんだ。いや別に読書家って訳でもないけど、なんとなく落ち着くっていうかさ あ、そういうえばこういうの知ってる? この街の図書館にまつわる七不思議っていうの。 あの図書館、実は“禁断の書”ってのがあるらしいんだよね。なんでも本棚の裏のどこかに……」 ミカサができるだけ興味を持ちそうな話題を振りながら乙哉は朗らかに笑う。 が、彼女は依然として仏頂面だし、一緒に帰っているというよりは勝手に乙哉がついていっている、という感じだ。 兎角サン相手にしてるみたいだ、など印象を抱いた。彼女もまた戦う者であった。 そんなことを続けながらも“マル久豆腐店”の前を通り過ぎる。豆腐専門の老舗でおばあちゃんが一人で切り盛りしているお店だ。噂では人気アイドルの娘がいるとかだが正直眉唾だろう。 この角を曲がり“みちとカメラ”の「スピード仕上げ、証明写真、ビデオダビング」の文言が見えるといよいよ商店街に足を踏み入れることになる。 昔ながらの街並み広がるこの通りは、近くにできた大規模な量販店に押されつつも、それなりに活気があった。 今日も、既に陽が落ち、夕飯前のピーク期を過ぎたあとであっても、子連れの主婦やら下校してはしゃいでいる学生やらが見える。 この商店街も本当は“マウント深山商店街”という正式な名前があるのだが、最近ではどうにも使われない。 例の区割りにならって“C-3商店街”“しーさん”などという愛称が主に若年齢層では流行っているようで、そも別に住民も“マウント深山商店街”にさして思い入れがある訳ではなく、寧ろ最近では商店街活性化委員会が「若者に親しまれた方がいい」ということで積極的に“しーさん”という愛称を押しているとかいないとか。 と、言いつつ実は商店街は半分ほどはB-3地区にはみ出しているのだが、その辺りも住民たちの適当さを象徴しているようだった。 ミカサはその“しーさん商店街”を黙って進んでいく。寄り道をする気などないのだろう。ただただ最短距離だからという理由でここを通っているとみた。 中々の胆力だと思う。こんな時間にこんな場所を通れば、臭いに釣られ買い食いしたくなるのが人情というものだろうに。 例えば“茶東会計事務所”と“コニシ酒屋”の間にひっそりとたたずむお総菜屋さんがある。その前を通り過ぎれば、もわ、と香ばしい匂いが鼻孔をくすぐる。耐えられる訳がない。しかも安い。この時間は特に安い。コロッケならば百円で二つ買えてしまう時もある。金欠にも優しいのだ。 逆に財布に余裕があるのならば裏路地を覗いてみてもいい。この通りから一つ道を抜けると、そこには少し怪しげな世界が広がっている。 異様に熱心な常連客のいる名物的な質屋だとか、アートと称した刃物を売っている金物細工“だいだら”だとか、妙な店が揃っており、そこではこれまでの和気あいあいとした通りとはまた一味違う、商店街の別の側面を味わうことができる。 このよくわからない通りもそれはそれで面白いのだが、実は、この裏路地には信じられないほど美味しいイタリア料理店がある。 乙哉も一度友人に連れられて行ってみたことがあるのだが、なるほどこれは評判になる、と唸る味であった。普段イタリア料理など口にしない乙哉にもわかるほど、その料理は絶品だったのである。 あと甘味ならば外国人にもリピーターがいるというどら焼き店もある。何にせよこのグルメという観点においてこの商店街は中々に充実しているのだ。 「あーでもここじゃラーメンがないな」 乙哉はぼそりと呟いた。特に意識せずにミカサについてきてしまったが、抜かった。この“しーさん商店街”の弱点、それは中華料理である。 この商店街は不思議なことに中華料理屋が非常に少ない。大衆料理、という意味では多くの店があるのに、なぜか専門店は一つしかないのだ。 しかしその唯一の店というのがまた特殊かつ過激な味で少々人には進めづらい。 グルメ的な観点ではこの商店街を非常に気に入っている乙哉であったが、しかしこの点だけはどうにも納得がいかなかった。 イタリア料理もいいが、彼女はラーメンが好きなのである(これは彼女がミカサに語ったことの中で、唯一真実であった) ちなみにこの“方舟”内で乙哉が推しているラーメンは新都の方にある“はがくれ”である。 看板メニューであるトロ肉しょうゆラーメンは非常にこってりした味なのだが、いやいやただの脂っぽいラーメンと侮るなかれ、その脂にはコラーゲンが豊富に含まれており“食べると魅力が上がる”のである。 という店主のうたい文句の真偽はともかくとして、味自体は中々のものだ。佐賀県風の柔らかな甘みのあるスープとコシのある麺がよく噛み合っており、中々キレがある。乙哉は中でも隠しメニュー“担担タン麺”がお気に入りだ。 が、流石にここから新都までミカサを連れていく訳にはいかない。残念ながら今日はあきらめざるを得ないようだ。 「…………」 どこで何を食べようか頭を捻る乙哉を置いたまま、ミカサはすたすたと歩き去って行ってしまう。 その素っ気ない対応に乙哉はやれやれと首を振り、 「で“巨人”見たんだよね」 そう呼びかけた。 するとミカサは足を止める。そしてゆっくりと振り返る。今度は何の感情も浮かんではいなかった。 乙哉は薄い笑みを浮かべた。いたずらっ気を含ませつつ「逃がさないぞ」と暗に示してみる。 本当はフレンドリーに接触して色々と話を聞くはずだった。そういうことに乙哉は慣れている。 しかしミカサは思った以上に強情な娘だった。ならば少し強引に、揺さぶりをかけることにする。 “巨人” どうやらそれが彼女を揺さぶるキーワードのようだった。 辺りは既に暗くなっていた。 あれだけ真っ赤に燃え上がっていた空はどこへやら、ほの暗い闇と巨大な月が空には上っている。 商店街の雑踏の中、彼女たちは訪れた夜を謳歌している。 「……あなたが感じた違和感は、ただ何かを見ただけじゃないと思う」 そしてミカサは口を開いた。 これまで無視同然の扱いをしていた乙哉にやっと口を開いたのだ。 「ただ変なものがいただけじゃない――あるはずのものが消えていたから、あなたは違和感を覚えた」 述べられた言葉を、乙哉は咀嚼する。 彼女の頭の回転は早い。故にミカサが何を言わんとするのか、あの夕暮れで感じた違和と照らし合わせて考えてみる。 あの時あの場所、B-4あたりには何か大きなものがいた。学園からは、ちら、と見えるくらいがぎりぎりだった。 だがミカサが言うにはそれだけじゃないという。異物がいただけではなく、あるはずのものが消えたいたという―― 「あ」 そこで乙哉は気づいた。 そうか、何時もあの場所から見えるはずのものが、あの時は“見えなかった”。 それが違和感の原因だ。 「あそこにあった高層マンション……あれが」 ミカサはこくんと頷く。 そういえば道中で人々が噂をしていた。どこそこのマンションが倒壊してたくさんの死人が出たとか――あれか。 そして状況を繋げて考えれば、あの時B-4には“巨人”がいて、それがマンションを倒した、ということになる。 荒唐無稽な話だった。それこそ聖杯戦争でもなければ。 「…………」 そう告げたきり、ミカサは再び歩き出す。 これでこの話は終わりだ、と言わんばかりの様だった。 しかし乙哉は迷わず彼女の後を追いかける。まだまだ話はこれからだ。 商店街の人ごみをかき分けながら、二人は歩いていく。 顔見知りの魚屋のおっちゃんやらに声をかけられたりしつつも、乙哉はミカサの後をぴったりとついていった。 その途中、公園に差し掛かった。そこではまだ何人かの子供が遊んでいてわらべ歌を歌っていた。 通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ 天神さまの 細道じゃ ちっと通して 下しゃんせ 御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに お札を納めに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ 小さな公園を通り過ぎ、ミカサと乙哉は不意に立ち止まる。 踏切だった。運悪く足を止められた彼女らは、カンカンカン、と鳴り響く警告音を聞きながら二人で立ち尽くしていた。 この踏切は中々に長い。日本中のどこにでもある“開かずの踏切”だ。一度捕まったら中々出れない上、その向こうには緩やかにも長い上り坂がある。 故にこちらの方に帰宅する生徒たちからは特に嫌われていた。一緒に捕まってしまった生徒らも口々に「あーしまったな」などと漏らしている。 またこの踏切は商店街の終わりでもあった。 別に明確な区切りがある訳ではないのだが、ここを越えて以降ぱったりと店が途絶えてしまう。 この先はもう住宅街だ。恐らくミカサはこの先に住んでいるのだろう。 そこでミカサは待ち続ける。 踏切が開くのを。 そんな向こう側へ帰るときが来るのを。 「珍しいよね、この時間に子どもが遊んでいるなんて」 「…………」 「あは、よく考えてみると怖いかも。普通ないよ、子供が外にいる時間じゃないもん。それにわらべ歌なんて、今どきの子は知らないよ。 そう考えると、幽霊みたいだ」 「…………」 乙哉の言葉にミカサは答えない。 それでもいい。言葉が届いていることは分かっているのだから。 「しかもああいうわらべ歌って、実は怖い意味が隠されているとか、よくあるよね。 かごめかごめって首を斬る歌なんだってね。嘘か本当かは知らないけど、残酷だよね。 綺麗な歌なのに、その実ひどいこと歌ってるって、ありふれてる」 乙哉は言った。 「綺麗なものは、綺麗なまま終わればいいのに」 その言葉が漏れた時、電車が来た。 ごうごう、と猛然と走り去っていく。あれはどこから来て、どこに行くのだろう。 どうせこの“方舟”の外などないのに、なぜかあれはやってくる。 この電車も、この商店街も、この街も、聖杯戦争が終わればすべて廃棄されるのだろう。 元々そのためだけに用意された街だ。役目を終えれば全て、ポシャン、と捨てられる。 きっとそれは街としての終わりですらないのだろう。機能を停止され、放棄され、削除される。それだけの工程だ。 ならばいっそ今壊してしまった方がいい。 乙哉はこの街が好きだった。ラーメン屋が少ないのは不満だが、雑多で混沌していて、愛嬌のあるこの商店街が好きだった。 だからこそ思うのだ。ああ今すぐ死んでしまった方がいいと。 街が街として生きている、この美しさを保っている内に、終わってしまった方がいい。 時の流れが残酷な真実を突き付ける前に、終ってしまうのだ。 人は何時か死ぬ。 それだけは絶対に揺るがない。だからこそ人は死に方をもっと選ぶべきなのだ。 いや死に方を選ぶことしかできない、というべきか。終わるべく瞬間に終わること。それが生きるということだろう。 ああだから、やはり、この街は今すぐ死ぬべきだ。 それこそ“巨人”でも来て街を壊していってしまえばいい。すべての家を、店を、人々を、全てを蹂躙して終わらせる。 忘れ去られ破棄されるよりも、よほどその方がこの街らしい。 そんなことを考えていると電車が通り過ぎていた。 「……私は海が好きだ」 するとミカサがぽつりと漏らしていた。 乙哉は眉を上げる。初めて向こうから口を開いてくれた。 「あれは綺麗で、そう、美しい」 海が好きだと彼女は語った。 「へえ、海いいよね。あたしも――」 「ここに来て初めて海を見た」 そして、泣いた。 そう語る彼女の横顔を見たとき、乙哉は思わず、どきり、としてしまった。 原初の海に思い馳せ、静かに語るその姿は儚くて、それでいて、綺麗だったから。 思わず懐に手が伸びる。ああこれはもう―― 「海は美しい。けれど――残酷だとも思った。 命を生んだ場所は、でも命には優しくはなかった。でも、それが……」 彼女はそう言って歩き出した。 今度は乙哉は追いかけない。理性が止める。今追いかけては駄目だ。 だって聞こえる。自分の中から声が聞こえる。それは声高にこう叫んでいる。 あんな綺麗なもの、今終わらせないでどうするのだ。 と。 二人きりになればきっと自分は我慢できない。 街から踏み出せば、もうその衝動を抑えられない。 「……ねえ」 だから最後に尋ねることにした。 彼女を追った最初の動機。本当に聞きたかった話。 「暁美ほむらって娘、知ってる?」 気になっていたのは、そう、友達の話だ。 「あたしの友達でさ、黒髪おさげの地味な娘なんだけど、でも実はすっごく綺麗な娘でね。 同じ中等部だし、もしかしたら、って思ったんだけど――」 衝動を必死にこらえながら、なんとか平静を保って友達のことを尋ねた。 そうして――乙哉は答えを得た。 ほむらの名を聞いた時の、ミカサを顔を見て、乙哉は求めていた答えを得た。 そこで彼女らは別れた。 互いに背を向け、何も言わず去っていく。 明日また学校で会うかもしれないし、会わないかもしれない。それだけの関係を残して。 二人の間には踏切がある。街と外を隔てる境界線。ミカサはそれを越えて、乙哉は越えなかった。 それだけの話だった。 【B-3 /商店街と/一日目 夜間】 【ミカサ・アッカーマン@進撃の巨人】 [状態]:吐血、片腕に銃痕(応急処置済み) [令呪]:残り三画 [装備]:無し [道具]:シャアのハンカチ 身体に仕込んだナイフ (以降自宅)立体起動装置、スナップブレード、予備のガスボンベ(複数) [所持金]:普通の学生程度 [思考・状況] 基本行動方針:いかなる方法を使っても願いを叶える。 1.日常は切り捨てた。 2.家に帰り装備を取り、新たな拠点を用意する。 3.額の広い教師(ケイネス)にも接触する。 4.シャアに対する動揺。調査をしたい。 5.蟲のキャスターと組みつつも警戒。 6.―――― [備考] ※シャア・アズナブルをマスターであると認識しました。 ※中等部に在籍しています。 ※校門の蟲の一方に気付きました。 ※キャスター(シアン)のパラメーターを確認済み。 ※蟲のキャスター(シアン)と同盟を結びました。今夜十二時に、学園の校舎裏に来るという情報を得ました。 ※シオンの姿、およびジョセフの姿とパラメータを確認。 ※杏子の姿とパラメータを確認。 ※黒髪の若い教師(NPC、ヴォルデモートが洗脳済み)を確認。現時点ではマスターだと考えています。 【ランサー(セルベリア・ブレス)@戦場のヴァルキュリア】 [状態]:魔力充填(微消費) [装備]:Ruhm [道具]:ヴァルキュリアの盾、ヴァルキュリアの槍 [思考・状況] 基本行動方針:『物』としてマスターに扱われる。 1.ミカサ・アッカーマンの護衛。 [備考] ※暁美ほむらを魂喰いしました。短時間ならば問題なくヴァルキュリア人として覚醒できます。 ※黒髪の若い教師(NPC、ヴォルデモートが洗脳済み)を確認。現時点ではマスターだと考えています。 【武智乙哉@悪魔のリドル】 [状態]:健康 [令呪]:残り3画 [装備]:月海原学園の制服、通学鞄、指ぬきグローブ [道具]:勉強道具、ハサミ一本(いずれも通学鞄に収納)、携帯電話 [所持金]:普通の学生程度(少なくとも通学には困らない) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を勝ち取って「シリアルキラー保険」を獲得する。 1.あの黒髪の女の子(ミカサ)を追う? 2.『友達』を倒した相手を探したい。 3.他のマスターに怪しまれるのを避ける為、いつも通り月海原学園に通う。 4.寒河江春紀を警戒。 5.有事の際にはアサシンと念話で連絡を取る。 6.可憐な女性を切り刻みたい。 [備考] ※B-6南西の小さなマンションの1階で一人暮らしをしています。ハサミ用の腰ポーチは家に置いています。 ※バイトと仕送りによって生計を立てています。 ※月海原学園への通学手段としてバスを利用しています。 ※トオサカトキオミ(衛宮切嗣)の刺客を把握。アサシンが交戦したことも把握。 ※暁美ほむらと連絡先を交換しています。 ※寒河江春紀をマスターであると認識しました。 ※ミカサ・アッカーマンをマスターと確信し、そして…… どうしようもない偶然というものは、その実それ以上にどうしようもない必然と繋がっている。 (根拠のないジンクス) ◇ チャンスだ、とその時の吉良吉影は考えたのだった。 夕暮れ、彼は見かけたサーヴァント、アシタカらを見逃すつもりだった。 一方的に発見したアドバンテージこそあれ、下手を打てば一気に窮地に陥りかねない。 そんな危ない橋を渡るつもりは彼にはなく、故に少なくともその場では彼らをやり過ごそうと思ったのである。 が、状況に変化が生じた。 例のサーヴァントが突然動き出したのである。 吉良には分からなかったが、何かを感じ取ったらしい。どこかを目指して焦って動き出したのだ。 そう、焦りだ。 彼らが焦燥の理由を吉良は知らない。しかし付け込む隙になり得ると彼は考えた。 だからこそ正面からは襲わず、乙哉と念話しで相談したのち、罠を仕掛ける形で彼らを狙うことにした。 『そっちも仕掛けるんでしょ? あたしもやっぱ別の娘に目をつけたから、ちょっと計画変更しよ』 乙哉もまた春紀という女の追跡は中断するとのことだった。 まぁ実際にやってみて分かったが、この混雑した校門で一人の生徒が出てくるのを待つのは中々に骨が折れる。 その道のプロでない自分たちがやったところで、見逃す可能性も高い。 春紀のことは重要な案件だが、効率を考えれば、今は別のことに臨むのも間違いではない。 故に乙哉は別のマスターらしき少女と接触、吉良はサーヴァントを狙うことになった。 吉良の方は残念ながらしとめるには至らなかったが、しかし焦っていた彼らは吉良に気付くことはなかった。 気づかれず彼らを狙い、そのサーヴァントが“視る”ことに長けた能力であることを知った。 聖杯戦争でも、スタンド戦でも、“能力を知る”ことの有用性は言うまでもない。 そういう意味で今回の追跡は十分な収穫だったといえるだろう。 そういう意味で吉良はその夕暮れ、非常にうまく立ち回ることができた。 だが吉良その日、チャンスだ、と考えたのは別のことであった。 ◇ それは乙哉の方から舞い込んできた。 アシタカの追跡に見切りをつけ、乙哉と合流を図った吉良は区画にしてB-3と呼ばれた地域にいた。 商店街の向こう側だった。民家が立ち並ぶその一角はその日ひどく静かだった。 ここ数日の奇妙な事件が尾を引いているのだろう。人々は部屋に閉じこもったきり出てこない。 最も一つ隣の区画はマンション倒壊という大事件を受け騒然としていたのだが、吉良はそうした騒ぎに近づくことを嫌った。 故に夜に静まりかえる街で、吉良は乙哉からの連絡を待っていたのである。 その時、吉良は一人の女性と行き遭った。 どうやらこのあたりに住んでいるらしく彼女は――綺麗な手をしていた。 辺りには誰もいない。陽は落ち、商店街の向こう側は静まり返っている。 そこで思ったのだ。 これはチャンスだ、と。 吉良は穏やかに話しかけた。ここで何をしているのですか? と。 すると女は答えた。娘を探しているのです、と。 そして――吉良はチャンスに賭けることを選んだ。 ◇ そうして冬木の街にまた一人行方不明者が出た。 その事件はマンション倒壊事件の一連の流れと同じように処理され、一人の殺人鬼が明るみに出ることはなかった。 目の前に美しい手があり、辺りに誰も居らず、ちょうど罪を覆い隠してくれそうな大きな事件が近くで起きていた。 そういう意味で、確かにその瞬間は吉良にとって唯一無二の好機であった。 けれど。 けれどそれは本当に偶然だったのだろうか。 吉良がその時B-3にいたのは乙哉がその辺りに居たためだ。 そして乙哉がその辺りにいたのは――その道がミカサの帰路だったからだ。 吉良と出遭った女性は娘を探していた。 娘が通っている学園から連絡があった。学園で何か事故が起きたこと、その上でお宅の娘さんが問題を起こしたかもしれない、と。 それを聞いたその女性は――“母”として当然に娘を案じ、不穏な雰囲気の夜の街に一人で出向いた。娘の通学路を辿りながら、その姿を探していた。だから、その女性はそこにいた。 全て――夜の出来事であった。 【B-3 /住宅街/一日目 夜間】 【アサシン(吉良吉影)@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康、聖の手への性的興奮、 『手』 [装備]:なし [道具]:レジから盗んだ金の残り(残りごく僅か) [思考・状況] 基本行動方針:平穏な生活を取り戻すべく、聖杯を勝ち取る。 1.乙哉と合流 2.甲冑のサーヴァントのマスターの手を頂きたい。そのために情報収集を続けよう。 3.B-4への干渉は避ける。 4.女性の美しい手を切り取りたい。 [備考] ※魂喰い実行済み(NPC数名)です。無作為に魂喰いした為『手』は収穫していません。 ※保有スキル「隠蔽」の効果によって実体化中でもNPC程度の魔力しか感知されません。 ※B-6のスーパーのレジから少額ですが現金を抜き取りました。 ※スーパーで配送依頼した食品を受け取っています。日持ちする食品を選んだようですが、中身はお任せします。 ※切嗣がNPCに暗示をかけ月海原学園に向かわせているのを目撃し、暗示の内容を盗み聞きました。 そのため切嗣のことをトオサカトキオミという魔術師だと思っています。 ※衛宮切嗣&アーチャーと交戦、干将・莫邪の外観及び投影による複数使用を視認しました。 切嗣は戦闘に参加しなかったため、ひょっとするとまだ正体秘匿スキルは切嗣に機能するかもしれません。 ※B-10で発生した『ジナコ=カリギリ』の事件は変装したサーヴァントによる社会的攻撃と推測しました。 本物のジナコ=カリギリが存在しており、アーカードはそのサーヴァントではないかと予想しています。 ※聖白蓮の手に狙いを定めました。 進行方向から彼等の向かう先は寺(命蓮寺)ではないかと考えていますが、根拠はないので確信はしていません。 ※サーヴァントなので爪が伸びることはありませんが、いつか『手』への欲求が我慢できなくなるかもしれません。 ですが、今はまだ大丈夫なようです。 ※寒河江春紀をマスターであると認識しました。 ※アーチャー(アシタカ)が“視る”ことに長けたサーヴァントであることを知りました。また早苗がマスターであることも把握しています。 BACK NEXT 150a生きろ、そなたは美しい 投下順 151a アトラスの子ら(A) 150a生きろ、そなたは美しい 時系列順 151a アトラスの子ら(A) BACK 登場キャラ:追跡表 NEXT 145カイロスの前髪は掴むべきか? 武智乙哉 アサシン(吉良吉影) 152 命蓮寺肝試しツアー 136スカイ・イクリプス Sky Eclipse ミカサ・アッカーマン ランサー(セルベリア・ブレス) 160 蒼銀のフラグメンツ