約 572,172 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1408.html
※レミリアによる、ゆっくりふらん虐待。やや温め。軽い性的虐待含む。 ※18禁には、たぶんならない程度の性的描写が含まれています。 ※また、虐待していない場面も、いつものようにやたらございます。 ※fuku1514.txtの続きです。前中後編の中編になります。 ※ある意味ではレミリア虐めかも知れません。キャラ性格の俺解釈ひどすぎるので。 ※「美鈴と森のゆっくり」の後日談的な感じとなっておりますが、これ単独でも普通に読 めるようにしたつもりです……一応。 ※ゆっくりがゆっくりでは無い生き物に変化させられ、その後も虐められます。性的に。 ※当然のように俺設定満載な感じです。 ※原作キャラもゆっくりも俺設定要素多大ですので、イメージと大きく違う場合もござい ます。ご注意ください。 「レミリアと森のゆっくり 中編」 今宵の散歩は、お嬢様のトラウマとなりそうであった。 「ぐすっ……すんっ、ぐしゅっ……ひっく……」 受け入れたくない現実に直面し泣きながら逃げたレミリアは、倒木の上で膝を抱え泣い ている。 戦いに於いていかなる敵も恐れない夜の王といえども、レミリアはまだまだ幼い500歳 児。 あまりに特殊かつ変態的な性癖を目の当たりとしまっては、怯え拒絶し泣くのもやむを 得ないであろう。 「……ぐすん、ぐしゅっ…………!」 ひっくひっくとしゃくり上げる声と、肩の震えが唐突に止まる。 乱暴に手の甲で涙を拭き、レミリアは顔を上げた。 「……誰だ?」 変わり身早く、ピンと神経を張り詰めさせ、彼女は周囲の様子をうかがった。 自分へと向けられた、強い殺気に気付いたのである。 おそらくは"敵"はレミリアの泣き声で、その存在と状況を知り、襲撃を決めたのであろ う。 どのような相手かは知らないが、短慮な事だとレミリアは思った。 心に強い衝撃を受け、童女の如くに泣いていたとしても、彼女は吸血鬼。 夜の闇に生き、人妖問わず恐れ畏怖する強大な魔であるのだから、このような敵意を向 けられては、即座に意識を入れ替えられる。 「……ふんっ、私はもう貴様に気付いている。隠れてもムダだと言っているんだぞ」 先ほどまでの醜態を全く感じさせない、威厳にあふれた調子でレミリアは姿を見せない 敵に語りかけた。 異変を解決しに向かって来た巫女に対してや、弾幕ごっこのルール内での争いの時とは 全く違う、真剣な命のやりとりを行うときの口調であった。 そこに居るのは、もうカリスマ底値な500歳児ではなく、その首を狙い挑んできた愚か 者を悉く打ち倒してきた魔王である。 外に比べると平穏な幻想郷に入ってからは珍しい、いわゆるカリスマ超全開モードであ った。 「どうした? 来ないのなら、私から行くぞ」 レミリアは倒木の上に立ち上がった。 すでに相手の位置をわかっているように言っているが、それはブラフである。 非常に強い殺気で、疑いようもない敵性の存在は察知していても、その位置はまだ把握 しかねていた。 月が雲に覆われ、出ていないため、あらゆる力が本調子ではないのである。 ふと、レミリアは思った。 月が出ていない夜に襲撃を企てるとは、相手は妖怪では無いのか? しかし、人間が果たしてレミリアの命を狙うであろうか……自分に挑んできそうな人間 の心当たりはいくつかあるが、彼女たちなら普通に弾幕ごっこを挑んでくるであろう。 それ以前に、誰が何のためにレミリアの命を狙うのか? 心にわき上がった疑問が、レミリアを鈍らせ、焦らせる。 正体がわからない相手に狙われているというのは、普通に気分が悪い。 「ふんっ、今さら怖けづいたか? さぁ、どうした、私が怖いのか?」 レミリアは相手を挑発した。闇雲に動くよりも、敵に先に行動を起こさせ、後の先を取 る肚積りである。 己の回避能力に、彼女は絶大な自信を持っている。 しかし、敵は挑発に乗ってこない。 強い殺気を維持したまま、こちらの出方をうかがっているのか、何もリアクションが無 い。 「……ちっ……!?」 次に何を喋るか考えながら、焦れったさにレミリアは舌打ちした。 それとほぼ同時に、やっと敵が動き出す── 上空から弾が飛んできた。 上を見て軌道を読み、レミリアは敵弾をかわす。 敵はレミリアの上空で左右に飛びながら、自身を中心とした全方位に弾を放っているよ うだ。 弾の速度はそれほど速くもなく、威力も高くは無さそうである。 「ふんっ、無粋なやつだな。弾幕ごっこを挑みたいのなら、こそこそせず堂々と来ればい いものを!」 敵弾をかわしながら、レミリアは馬鹿にしたように言った。 弾の速度と威力から、彼女は敵の力量をだいたい推し量っていた。 推測通りならば、どう考えても相手は弱い。弱すぎる。 見なくても余裕で避けられる速度。 仮に当たったとしても、石礫をぶつけられた、いやテニスボールを当てられた程度に しか感じなさそうな威力。 殺し合いでも弾幕ごっこでも、どちらにしろ負ける事は有り得ない程度のレベルだ。 無論それが油断を誘うための擬態である可能性も、レミリアは一応考慮しているが。 「……ん……気の所為……いや、これは……」 飛んでくる弾を適当にかわし続けるうちに、レミリアは既視感を覚えた。 パターンに見覚えがあったのである。 今現在かわしているのに比べれば、それはもっと速く弾の間隔も狭いのだが、全方位発 射の二連弾をばんばん撃つ人物が身近にいる。 気になったのでじっくり敵の姿を確認しようと思ったが、飛んでくる弾が視界を遮り、 よく見えない。 一度、掃除しよう──なかなか敵が別の攻撃パターンに移らない上に、そろそろどんな 姿かも見てみたくなったので、レミリアは自ら行動を起こす事に決めた。 別に当たっても全く問題無さそうな弾を避けながら、これから行う攻撃が、ぎりぎり敵 に届かない位置へと移動する。 そして──周囲に紅い十字架状のオーラを巻き上げる大技、紅符「不夜城レッド」の威 力を抑えた簡易版を繰り出し、敵の放つ弾幕を消し飛ばした。 視界を遮る弾幕を掃除した事で、漸く相手の姿が見えてくる。 さらにタイミングが良い事に、分厚く空を覆う雲に切れ目が出来、月が顔を覗かせてき た。 「えっ……うっ、うそ……」 月を背に上空に浮かぶは、歪な形をした七色に光る翼を持った、まぶしい金髪に帽子、 紅い服に黄色のネクタイスカーフをした少女の姿。 「ふ……フ、フラン!?」 そう、自らの妹である──フランドール・スカーレットの姿がそこにはあった。 ──ように見えたが、顔と体型が微妙に違う。 身長は同じぐらいだが頭身が1つか2つほど下がったように見え、頭がやけに大きく、 顔全体がなんか丸い。 「……ゆ、ゆっくり……フラン、の……ゆっくり?」 いくらここ数日会っておらず、同じ館にずっと住んでいながら顔をあわせない日もある とは言え、自分の妹の顔ぐらいは覚えている。 と言うか、むしろ本人だったら、あまりに変わりすぎで嫌だ。 思わぬ事態に硬直するレミリアに向かって、彼女は口を開いた。 「……ゆっくりしね!」 言うと同時に、上空から真っ直ぐレミリア目がけて、急降下突撃を仕掛けてくる。 手を前方に突き出し回転しながら──そう、ソビエト連邦出身の残虐ロボ超人が得意と する、あの技に似た攻撃を試みようとしていた。 「ちょっ、え……なに、これ? ど、どどどういうことなのよっ!」 レミリアは混乱している。 物凄い殺気を放つ敵が、やけに弱い攻撃を仕掛けてきたと思ったら、そいつは妹を漫画 的にデフォルメしたような姿をしていて、死ねとか言いながら突っ込んできたのだから、 あまりにも事態が想定外過ぎた。 少し前まであったカリスマを、またも完全に雲散霧消させ、あたふたするレミリア目が けて、ゆっくりふらんは自身が放った弾より速く飛んで来て── 「わっ! ちょっ、い、いやっ! う、うそぉぉぉっ……きぁっ!」 「ゆっくりしね! ゆっくりしね! ゆっくりしね! ゆっぐべっ!」 レミリアの額に自らのおでこをぶつけた。 ともに目に仲良く星を散らしながら、もつれ合うように二人は倒れた。 「うっ……うぅっ……痛ぁ……な、なんてこと……」 目尻に涙を浮かばせて、レミリアはぼやいた。 気分が戦闘モードな時は、腕を吹き飛ばされたり首を刎ねられたとしても、痛みはほと んど感じず眉根を寄せる程度な彼女だが、そうでない普通の時は痛みにあまり強くない。 「んっ……ってか、こ、この体勢って……」 おでこを激しくぶつけた痛みで半べそをかきながら、身を起こそうとして、自分が相手 にのし掛かられているのに気付いた。 「……うぎ……うぐぅぅぅぅ……」 手を前に伸ばしていたくせに、額からぶつかってきた相手は、レミリアを抱きしめるよ うな体勢で目を回している。 「ちょ、ちょっとぉ! はっ、離れなさいよぉっ!」 言いながら覆い被さるふらんの肩に手を当て、はね除ける。 「う……うが……うぎゅぅっ!」 そんなに力を入れたわけではないのだが、ふらんはそのまま仰向けに倒れ、今度は後頭 部を地面にぶつけ、悲鳴を上げた。 「……もうっ! なんなのよぉ、こいつ……」 上半身を起こし、ずきずきと痛む額を摩りながら、レミリアは忌々しげに呟いた。 「ほんとに、さっきと言い、今日は散々ね……こんなんだったら、散歩なんかするんじゃ なかった……」 ぶつぶつと文句を言いつつ立ち上がった。 お気に入りの普段着も、ところどころ土で汚れてしまっている。 「あー、もうっ! こんな汚しちゃったら、また咲夜に怒られるじゃないの!」 別に咲夜は怒らない、ただ何故汚したのかを問い詰めるだけなのだが、レミリアからす ると叱責されているような気分になるのである。 無駄と知りつつ、手で服の汚れを叩く。 繊維になすり付けられた汚れは、その程度では落ちない。 付着した土ぼこりが多少薄くなったとしても、完全にきれいにするには洗濯が必要だ。 「いやだわ、服だけじゃなくて……髪や身体まで……あーっ! もうっ!」 森の土は湿り気がやや多い。 そんな上に転んでしまったら、色々と汚れてしまうのもやむを得ないとは言え、そもそ も地面の上に倒れるなどと言う事態を経験してしまったのが、非常に不愉快である。 「あぁ~っ、腹立つっ! ぶち殺しちゃおうかしら、こいつ……」 自分をこんな目に遭わせた犯人へと視線を動かす。 「……うぎゅぅぅぅぅ……うぐぅぅぅぅ……」 そいつはまだ目を回して、地面の上に大の字になってのびていた。 だらしなく開かれた口元からは、噛まれたら痛そうな牙が覗いている。 じっくりとレミリアは、ふらんの姿を見てみた。 頭身は違うが身長はほぼ同じぐらい、手足は本物よりも短く、頭は大きいが、それほど 異常な体型でもない。 顔については、全体的に丸い。口が大きく目も大きい、どことなくユーモラスな雰囲気 のある顔だ。 「…………な、なによ、こいつ……よ、良く見ると……」 かわいい、とレミリアは思った。 綺麗でも美人でも無いが、この顔は可愛い。そう、言うなればブサ可愛い。 犬で言うならパグとかのように、美しくはないが愛嬌があって可愛い、そう言う系統の 可愛さである。 「……い、いやだわ……わ、私ったらなに考えてんのよ……」 可愛いと思ってしまったことを、必死で否定しようとする。 だが、いきなり攻撃してきた上に、捨て身に近い特攻を行ってきた凶暴性がありながら、 このように無防備に倒れている様を見ると、なんとなく本物を連想してしまう。 レミリアの妹──フランドールは、情緒不安定というか、少し気が触れている。 総合的な戦闘能力は姉に劣るものの、純粋なパワー・破壊力は姉を凌ぎ、全てを破壊す る能力まで持っているが、気が触れているのである。 だから館の地下に幽閉しているのだが、本人は別に不満をほとんどこぼさない。 時々、外へ出たがったり、暴れ出したりすることもあるが、だいたいは温和しくしてい る。 「……違う……そう、こいつはフランじゃないのよ、フランじゃ……」 一度、似ている、可愛い、と思ってしまうと、必要以上に強く意識してしまう。 そもそも本物の妹に対する彼女の感情も、非常に複雑なのである。 自分では大事にしているつもりだし、姉として愛しているつもりでいる。 しかし、フランが姉をどう思っているのか、レミリアにはあまり良くわからない。 おそらく嫌われてはいない、むしろ好意は持たれている、とは思う。 会話をしたり、たまに遊んだり、時々ケンカをしたり、希に同衾したり、ごく希に大人 の遊びをしたりする際の、反応などから考えれば、愛されているかはわからないが、一定 以上の好意を持たれているのは間違いない。 「そ、そうよ! ふっ、フランじゃないから……」 なにやっても良い──そう、レミリアは思った。 普段は妹には絶対出来ないことも、こいつには出来る。 妹にしたいと思っていたことも、こいつにはしてもいいんだ。 やりすぎて殺しちゃっても、こいつなら何の問題にもならない。 美鈴だって、ゆっくりをゴミのように殺して、奴隷のように扱っていたんだから、きっ とみんなゆっくりに対しては、そうしているんだ。 みんながやっているのなら、私がやってはいけない事もないだろう。 むしろ、みんなの気持ちを知るためにも、私もした方がいい。 いや、しなければならない! これは、私の義務だ! 支配者としての義務! ──レミリアは、自分に言い聞かせ、思いついた考えを強引に肯定した。 「……い、いつまで寝てるのよ、お……起きなさい!」 決断した以上は行動あるのみとばかり、未だ倒れているふらんの脇腹を爪先でこづき、 起こしにかかる。 別にそんな事をしなくとも、腕の一本も引き千切れば痛みで目覚めるだろうが、それで は興が無さ過ぎると判断したのであった。 「……う……!? うがぁっ! うーっ!」 目を覚ますと、ふらんは素早く立ち上がり、後方に飛び退って戦闘態勢を整えた。 レミリアの目からすると遅い動作だが、普通の人間並みには素早い速度である。 「あら、思ったよりやれそうね……ふふっ、この私に刃向かったのを、後悔させてあげる わ」 無造作に彼女は一歩前に進んだ。 弾幕が全てかわされ、上空からの急降下突撃も失敗したのならば、接近戦で勝負を決め るしかないと判断し、 「うがっ! ゆっくりしね!」 レミリアの胸元目がけて、ふらんは手刀を繰り出す。 拳で打撃を与えるのではなく、伸ばした手で刺し貫く気である。 今まで数多のゆっくりを仕留めてきた必殺の攻撃だ。 だが、レミリアの身体に攻撃は届かなかった。 「遅い」 小さく短く呟くと、彼女はふらんの手首を掴んだ。 「うっ!? うがぁぁぁぁっ! ゆっくりしね!」 右手での攻撃が失敗したので、頭に血が上ったふらんは、左手を同じように繰り出した。 掴まれた手を振り解こうともせず、攻撃に重点を置く闘争心は、さすがと言うより無謀 であるが。 「だめね」 しかし、またも相手の身体に届くことなく、手首を掴まれた。 「うーっ! うがっ! はっ、はなせぇっ!」 焦りながら、ふらんは叫ぶ。 腕を引こうとしたが、全く動かない。 「あら、離しちゃったら逃げるでしょ? フランの攻撃はいつも単調なのよ」 そう言ってレミリアは悪戯っぽく微笑んだ。 「ぐっ! うーっ! ば、ばかにするなぁーっ!」 ふらんは怒りに顔を真っ赤に染め、右足で足払いを試みる。 「甘いわね」 ふわりと空中へ浮揚し、かわす。 「ほらほら、こうされちゃったら、あんたの短い足じゃ届かないでしょ? どうすんのよ?」 くすくすと楽しそうにレミリアは笑う。 「うがっ! うぅーっ! ゆっくりしね! ゆっくりしね!」 激高したふらんは届きもしない蹴りを放ち続ける。 「ふふふっ、本当にフランそっくり……わけわかんない理由で暴れ出して、私にかなうは ずもないのに刃向かってきて……」 言いながらレミリアは、ふらんの手首を掴む手に少しずつ力を込める。 「がぁっ! はなせっ! ゆっくりしね! うがーっ!」 馬鹿にされている怒りと、じわじわと手首を締め付けられる痛みで、ふらんは目を見開 き叫ぶ。 「そして、こうやって……痛めつけられる」 ぐちゃりと言う音ともに、ふらんの手首はレミリアに握りつぶされた。 手首を失った手は、腕から強制的にお別れとなり、ぽとりと地面に落ちる。 「ぐがっ! う゛ぁぁぁぁぁぁっ! て、てがぁぃぃぃぃぃっ!」 「ふふふっ、離せって、両腕を自由にして欲しいって事でしょ? ご希望通りじゃない」 確かにレミリアの言う通り、ふらんの両腕は自由になっている──手首から先を失った が。 「ぐがぁぁぁっ! てぇぇぇっ! ふらんのてぇぇぇぇっ! うぎゃぁぁぁっ!」 ぼたぼたと手首の先から中身を溢しつつ、ふらんは激痛に喘ぎ、両腕をめったやたらに 振り回し、地団駄を踏む。 「倒れなかったのは褒めてあげるわ。えらいわね、フラン」 そう言ってレミリアはにっこりと笑った。 「ぐぅぅっ! ごっころすっ! じねっ! ゆ゛っぐりしねっ!」 見事な闘争心と言うべきであろうか、痛みと怒りに目を血走らせ、ふらんはレミリアの 顔目がけて飛びかかる。 蹴りはかわされ、手を失ったのだから、頭突きと言う事である。 しかし、そんな単調な攻撃が当たるはずもなく、 「あらあら」 レミリアは軽く避けると、ふらんの後ろに回り込んだ。 背中から生えている双翼の根本を、両手で掴む。 「同じ攻撃を食らってあげるほど、私は優しくないわよ」 先ほど手首に対してしたのと同じように、じわじわと握る力を強めながら囁いた。 「ごぁっ! ぐぅぅぅぅっ! しねっ! ゆ゛っぐり゛じね゛ぇっ!」 ふらんは翼の根本を拘束され、じたばたともがく。 もがいたところで翼を拘束する力が弱まるわけもなく、逆にどんどん力は強められ、 新たな痛みを与えられてゆく。 「フランもねぇ、すぐ私に後ろを取られるのよ……ふふっ、ほんとそっくり」 翼は手首と比べると硬く頑丈なようだが、それでもレミリアにとっては充分に脆い。 「私ねぇ、フランの翼……この歪な七色の翼って好きなの、ちょうだい」 手首と同じように、レミリアはふらんの翼の根元を握りつぶした。 「あ゛ぎっ! ごがぁぁぁぁっ! う゛ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!」 さすがに今度は立っている事が出来ず、俯せに倒れ、ふらんは激痛にのたうち回る。 「あら、無様ね。この程度で地面に這いつくばるなんて……ああ、やっぱこんな翼いらな いわ」 軽蔑したように言うと、握り千切った翼を無造作に投げ捨てた。 「ぐぎゅぅぅぅっ! はっはねっ! ふらんのはねぇぇぇぇっ!」 痛みよりも怒りが強いのか、ふらんは立ち上がり、レミリアを物凄い形相で睨む。 「へぇ、頑張るじゃないの。あんた本物のフランより根性ありそうね」 レミリアは素直に感心した。 ここまでこっぴどく痛めつけた事はないが、戦闘も弾幕ごっこも経験が少ない本物の妹 は、痛みに対しての耐性があまり強くない。 「ごっ、ころすっ! ころすころすころす! ごろじでやるぅぅぅっ!」 「殺すですって? おお、怖い怖い」 血の涙──中身の餡を溶け出させた涙を流し、激怒の叫びを上げるふらんに向かって、 レミリアは馬鹿にしたように言った。 実際、馬鹿にしている。 闘争心だけ旺盛で、あらゆる力が足りていないこの生き物を、レミリアは馬鹿にしてい る。 「うぎゅぅぅぅっ! うがぁぁぁっ! ば、ばかにするなぁぁぁぁっ!」 ふらん種は、ゆっくりの中でもプライドが高く、知能も高い。 語彙が少なく攻撃的で、感情表現も怒ばかりが目立つため、頭の悪い蛮族のように思わ れがちだが、非常に高い知能を持っている。 自分が馬鹿にされている事ぐらいは、ちゃんとわかる。 身体を痛めつけられるよりも、ふらんにとってはプライドを傷つけられるのが何よりも 耐え難い。 基本的にこの種は闘争本能と高いプライドからか、ゆっくりが本来備えている生への執 着がとても薄い。瓦全よりも玉砕を好むのである。 高い知能で相手との力量差、敵が複数ならば戦力差も理解する。だが、ふらん種は敵か らは絶対に退かない。 撃滅するかされるか、または敵に逃げられるまで戦う。 逃げた敵をどうするかは気分次第である。追撃するときもあれば、諦めて新しい獲物を 探すときもある。 ふらん種が戦いを避けるのは、敵と認識しない個体と種に対してである。 敵と認識しない個体に関しては、ふらん種各個体の個性で基準は一概に定まっていない が、種については、めーりん種さくや種が敵と認識しない種だ。 逆に敵と認識している対象は、全ての生物である。ゆっくりや普通の動物、昆虫にとど まらず、妖精や人間、妖怪であっても例外は無い。 もちろん、強いと言ってもゆっくりと言う枠の中での話であるから、野生動物や人間な どに挑んだ場合は、ほぼ確実に相手を倒せず終わる。 だからこそ、まだ強くない幼体の頃から無謀な狩りに挑み、返り討ちに遭う個体も多い ため、希少種となっているのであった。 そして、生き延び続けた個体は、どんどん強くなる──今レミリアに圧倒されている個 体のように、弾幕を放てるほど強くなり、さらにそれ以上の戦闘能力も備え得る。 「フランったら怒りっぱなしね……敵わないってわかってるんでしょ?」 怒らせているのは自分自身なのだが、ここまで痛めつけて馬鹿にしても、闘争心を全く 衰えさせないのが、少し面倒くさく思えてきた。 普通の生き物なら、圧倒的な力の差を目の当たりにしたら、戦意を喪失するのだから。 「うるさいっ! うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい! ころすころすころす!」 そんな事は襲いかかる前から、ふらんにはわかっていた。 わかっていても見つけた獲物から、敵からは逃げられないのである。 生への執着が薄いとは言え、死への恐怖はもちろんあるし、痛いのは嫌いだ。 だが、会敵必戦し最後まで戦うのが種の本能なのである。 「あーっ、もうっ! なんなのよ、あんたは! 勝ち目なんて無いのよ? 怯えなさいよ! 恐れなさいよ! 媚びなさいよ! 命乞いぐらいしなさいよ!」 思い通りにならないため、彼女は癇癪を起こす。 痛めつければ、この妹に似た生き物は、怯え恐れ媚び屈服すると思っていた。 そう、本物の妹は、レミリアの強さに怯えることはあっても決して恐れず、姉に甘える ことはあっても絶対に媚びはしない。 恐れない媚びない妹の代わりに、この生き物を恐れさせ、媚びさせ屈服させたかった。 殺すのは容易いが、それはあまり気分が晴れない。 屈服させて可愛がるのが目的なのだから。 妹の代わりに、妹には出来ない、あらゆる方法で可愛がりたいのである。 逃げもせず、恐れもせず、怯えもせず、媚びもせず、ひたすらに敵意を剥き出しにして くる相手を前にして、レミリアは余裕を失い不満を募らせる。 「うるさいうるさいうるさい! ゆっくりしね! ゆっくりしね! ころすころす!」 目の前の敵──レミリアが、有利なのにもかかわらず精神的余裕を失いつつある事に、 ふらんは気付いている。 密かに再生能力を総動員して傷は塞いだ。 塞いでしまうと後で再生するときに時間がかかるが、これで痛みはある程度まで治まっ た。 敵の余裕を失わせてから、乾坤一擲の反撃に出ようと考えている。 しかし、そんな目論見は、脆くも打ち砕かれる。 「黙れっ!」 短く一喝すると、レミリアは両手を上にあげ、前に振り下ろす。 手刀ではなく衝撃波で、ふらんの両腕は肩から斬り落とされた。 「ごっ!? がぁぁぁぁっ! う、うでぇぇぇぇぇぇぇっ?」 痛みよりも驚きと焦りで、ふらんは絶叫した。 一瞬の出来事で、ふらんには何が起きたのか良くわからない。 だが、相手の攻撃で自分の腕が切り落とされた、と言う事だけはわかった。 ふらんは読みを大きく誤った。 目の前の敵は、ふらんの予想より遙かに早く余裕を失い、不満を爆発させたのである。 こんなにキレやすい、わがままな敵だとは、全く予想していなかった。 「腕がどうしたってのよ? うるさいわよっ!」 今度は片手を横に薙ぎ、ふらんの両脚を太腿のあたりで斬り捨てた。 「あ゛っ? な゛、な゛ん゛でっ? ぐぎゃぁぁぁぁぁぁっ!」 翼を失い、両腕に続き今また両脚も失ったダルマと化し、ふらんは地面に転がった。 ──なんなの、こいつ……きちがい……。 ふらんからすれば、いきなり不満を爆発させたレミリアはそのように思える。 「あははははははっ! 無様っ! ぶざまねっ! フランったらまるでダルマさんね…… あはっ、翼も腕も脚も無い方が可愛いわよ! あはははははははっ!」 ふらんの思いを裏付けるように、レミリアは狂気じみた哄笑を上げる。 本当は、こんな事をしたくはなかった。 恐れて媚びてくれれば、もう少し優雅に可愛がってあげようと考えていた。 その結果、やりすぎて殺してしまうかも知れないが、目的は愛玩であったのだ。 だから、悪いのはこいつだと思うことにした。 「う゛がぁぁぁぁっ! ころすころすころすころすころすぅぅぅぅっ! ゆっくりしね! ゆっくりしね! ゆっくりしねぇぇぇぇっ!」 はっきりと己が恐怖していることに、ふらんは気付いた。 殺されるのは間違いない、それもこんな狂った相手なのだから、物凄く残忍に嬲り殺さ れるだろう──さすがに、それは怖い。 だからと言って、ふらんは恐怖を表現する術を知らない。 そんな感情表現は備わっていないのである。 知っている、出来る感情表現は、怒りか笑いだけなのだから。 「なによっ、そんな姿になって、どうやって私を──このレミリア・スカーレットを殺す のよ? 馬鹿じゃないの? いや、馬鹿だお前は。身の程知らずめ!」 腹が立ったので脇腹を蹴り飛ばした。 「ごぶっ! がはっ……ゆ、ゆ……ゆっぐり、じね……ゆ、っぐり……し、ね……!」 黒っぽい何かを吐き出しながら、ふらんは敵意と憎悪が籠もった視線をレミリアに向け る。 「うるさい! 私を殺す? 死ね? やれるもんなら、やってみなさいよっ!」 再び脇腹を蹴るが、気が晴れない。 「……ああ、嫌な目ね。潰すわ」 ずぶり、と左目に指を入れ、眼球を抉り出す。 「ぎゅぶっ……ぐぐぐっ、ゆ、ゆっぐり、しね……ゆっぐ、り……し……ね!」 眼球を失った眼窩より、涙なのか中身なのか判然としない黒い粘液を滴らせながらも、 未だふらんの闘志は衰えていないように、レミリアには見えた。 「……くそっ!」 ──なんだ、これ? こんなにしても、まだ刃向かう気か? ふざけてる! 右目も抉り出そうかと思ったが、見えていた方が恐怖を与えられると思い直し、彼女は ふらんの襟首を左手で掴んだ。 自分の目の高さに、ふらんの顔を持って来て、 「命乞いぐらいしたら? そうしたら楽にしてやるわよ……どう?」 このまま顔を殴り潰したくなる衝動を堪えつつ、提案してみた。 「ぺっ!」 ふらんはレミリアの顔にツバを吐きかけた。 もう死にたいが、敵の慈悲にすがって殺して貰うよりは、怒りを買って殺されたいと思 ったのである。 「……! こ……こ、ここまで……私を虚仮にするか……ふざけんなっ!」 怒りに身を震わせながらも、レミリアは冷静に考えた。 ──殺したら、負けだ。恐れず死を望む相手を、怒りに任せ殺したら、私の負け。 生死の勝負ではなく、最早意地の張り合いである。 殺すか殺されるかであるならば、圧倒的にレミリアの優位は動かない。動かしようがな い。 だが、彼女は屈服を望んでいる。 最終的に殺すにしても、望む結果が得られずに殺してしまったら、それは敗北に他なら ない。 「ぶへっ、へ……へへっ……ゆ゛、ゆ……っぐり、じ……ね……」 ──おこってる、おこってる……いたいのに、まけてるのに、たのしい……あはっ……。 ふらんは笑った。 さらに相手を怒らせるためではなく、純粋におかしかったから、笑った。 目の前の敵は、自分と同じぐらいの大きさなのに、とても強い。 なのに、自分が負けを認めないと言うだけで、余裕を失い狂ったみたいに暴れている。 ──それが楽しくて仕方がない。 「……!……」 レミリアは空いている右手でふらんの右頬を叩き、次に左頬を叩き、また右頬を、と繰 り返す。 潰してしまわない程度に加減して、無言で彼女は往復ビンタを続ける。 「ぶべっ! ぼぶっ! がぼっ! う゛ばっ!」 休み無く両頬を叩かれ続けていては、ふらんと言えども喋ることが出来ない。 口から唾液などを飛ばしつつ、濁音だらけの短い叫びを上げるのみである。 ぱしん、ぴしん、ぱたん、ぴたん、と言う打擲音が夜の森に響く。 音が響くごとに、ふらんの顔は赤く腫れ、皮肌もところどころ傷つき、ぶさ可愛いから 醜いに変化してゆく。 「……はぁ、ふぅ……どう? 少しは立場わかった?」 さすがに手首が疲れてきたので、ビンタを中断して聞いた。 どうせ、答えは同じであろうと思いつつも。 「……ごふっ……かはぁ……ぺっ!」 ビンタで抜けた歯とともに、ふらんは再びレミリアの顔面にツバを吐き飛ばす。 狙ったわけでもないのに、中身の餡が混ざり黒く濁った唾液のつぶては、見事レミリア の口の中に入った。 「……え!? ……あ、甘い……あはっ……」 この場に似つかわしくない間抜けな声を出し、レミリアは顔を綻ばせた。 甘い──そう、ふらんの中身は、とても上品な甘さのこしあんである。 それも、ただのこしあんではなく、ラードや胡麻油で風味の付いた、あんまんの餡子だ。 粒あんが嫌いな人間は居たとしても、こしあんが嫌いという人間は少ない。 熱烈な支持者は粒あんに多いが、こしあんは嫌う者が少ないと言う強みがあった。 レミリアは──こしあんが好きである。ジャムもプレザーブよりジェリーを好む。 粒あんやプレザーブスタイルジャムの異物感を、あまり好まないのであった。 プレザーブだと、紅茶に入れた際に溶け残るのが許せない。 好物の味は気持ちを落ち着かせる。 そして、美味いものは──楽しい、笑いたい気分にさせる効果がある。 「あははははっ! あんた……気に入ったわ……んっ」 声を上げて笑ってから、おもむろにレミリアはふらんにキスをした。 甘い、とても甘い味が口内に広がる。 「うう゛っ!? むっ? んーっ……?」 何が起きてるのか、ふらんにはわからない。 今さっきまで怒り狂っていた相手が、突然接吻をしてきたのだから、もう何がなにやら。 レミリアは混乱するふらんに構うことなく、その口腔内を自らの舌で蹂躙する。 傷つき漏れ出した餡だけではなく、ふらんの唾液も甘く美味しい。 まるで何かに取り憑かれたかのように、レミリアはふらんの唾液を啜り飲み、餡が漏れ ている口内の傷を舌で舐めほじる。 「う゛っ! む゛う゛っ……!」 舌で傷を刺激され、新たな痛みを覚えたが、その痛みにより混乱から引き戻された。 一矢報いる好機であることに、気付いたのである。 敵の意図は全くわからない。 ふらんの理解の範疇を超える行動ばかりで、絶対に気が触れてるとしか思えない。 だが、これは紛れもなく、こちらから攻撃できる最後の機会だ。 ふらんは、口内に侵入し蠢く、レミリアの舌に噛みついた── 「んっ!? ……んーっ……」 痛みに、ちょっとだけ彼女は眉をしかめた。 相手が何をしたのかはわかっている。 だが、どうせ噛み切ることは出来ないだろうし、噛み切られたとしてもすぐ回復する程 度の軽傷であるから、放置することにした。 顎に力を入れ、ふらんはレミリアの舌を噛みちぎろうと試みている。 舌というものは、表面は柔らかい粘膜に覆われているが、その中は筋肉の塊である。 元気なときならばともかく、ボロボロにされたふらんの力では、粘膜を噛んで出血させ るのが精一杯であった。 ふらんの口内に鉄錆の味──レミリアの血の味がひろがる。 噛みちぎれないならば、せめて生き血を啜ってやれとばかりに、ふらんはレミリアの血 を飲んだ。 飲み込んだ瞬間、ふらんはびくんと身体を硬直させ、仰け反った。 合わさっていた唇が離れる。 「う゛っ! ……がっ、あ゛がぁっ……あ゛ぁっ!?」 かっと目を見開き、ふらんは苦悶の形相を浮かべる。 何が自分の身体に起きたのか、起きようとしているのか、ふらんにはわからない。 わからないが、身体の奥が熱く、苦しい。 「あちゃー……うっかりしてたわ、飲んじゃったのね、こいつ……私の血を」 苦しみのたうつふらんを地面に置き、レミリアは己の失策に頭を抱える。 吸血鬼の血は劇薬である。決して毒薬ではないが、恐ろしい劇薬だ。 「んー……でも、ゆっくりが飲んじゃった場合は、どうなるのかしら?」 彼女は首をかしげて考えた。 そんな事例は聞いたことがないため、考えたところで答えが出てくるはずがない。 「ま、いいか。どうなるのかは、見てればわかるしね……ふふっ、こんなの予想外だけど 楽しみだわ」 わくわくと期待に目を輝かせ、レミリアは事態の推移を見守ることにした。 続く このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/bacouple/pages/274.html
03月 2011年 ALcot あおなまさお それなりにいちゃラブゲー みやぞう 仁村有志 大三元 宮蔵 桜花すし 空下元 蒼魚真青 鳴海ゆう #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (hight=160) 原画 仁村有志(PRIMIL) , 鳴海ゆう , あおなまさお , 蒼魚真青(桜花すし)(サブ) シナリオ 宮蔵(みやぞう) , 大三元 , 空下元 修正ファイルあり 473 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/02(土) 16 53 35.66 ID RkxyKIEA0 鬼ごっこはまだ全員クリアしてないけど案外悪くないな 479 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/03(日) 00 21 57.44 ID DHXiXrzc0 鬼ごっこがなかなかいいな いつものALcotのつもりで買ったけど 灯の破壊力がすげー高い これはライターがキャラを生かせた例かなぁ 先月分迷ってるならお勧め けどイチャラブ特化ゲーじゃないから シリアス許せない人とかは手を出さない方がいいかもね 505 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/07(木) 20 15 33.25 ID 4UWvWLi10 鬼ごっこ買うか迷う 506 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/07(木) 20 54 28.23 ID /AyuUPo90 鬼ごっこはイチャイチャはまぁまぁいいな。ただパロがダメな人は 合わないかも 507 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/07(木) 21 06 47.79 ID FNSpCjCE0 大統領と同じ傾向ということか 508 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/07(木) 21 12 54.40 ID /AyuUPo90 まぁでも灯と暮葉好きなら買ってそんはない。この二人がイチャ的には アタリ。あとどのヒロインにも言えるが個別に入るとシリアスが増えるのが 難点かな、個人てきにだが 510 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/08(金) 06 42 13.85 ID vPo1XvUr0 鬼ごっこのシナリオライターにイチャラブ特化の物作って欲しいわ 暮葉やって身悶えた 518 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/09(土) 15 27 24.04 ID HDoJVbHVO 507 逆に言うと鬼ごっこ楽しかった俺は大統領も楽しめるのか イチャラブ自体よりも周りの反応(照れとか冷やかしとか)のが好物なんだが そういう意味でも堪能したわ 620 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/19(火) 02 54 56.41 ID kq838s/c0 ここで話題になってた鬼ごっこをやってみたけど、いちゃラブとしてよかったわー ラブラブルは日常に変態ばかりだったけど、 鬼ごっこは日日常に変態しおらん(モブがほぼ忍者、、、) 物語のプロットは結構しっかりしてるので、読めるストーリーではあるけど、 文章とか掛け合いに、2chネタとかニコニコ動画ネタ?っぽいのが かなり多いので、そういうのが苦手な人は避けたほうがよいかも。 お弁当あーんとか、公衆の面前でのイチャイチャなど、一通り取り揃えておりますので、 イチャラブ要素はたっぷりと堪能できました。 という感じで報告終了~ 621 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/19(火) 07 14 41.55 ID Ti4PPT180 ここで言っていいのかどうかわからんが鬼ごっこはキャラがしゃべるときだけウインドウ動くのが なんか集中できなくて駄目だったな。システム面であんま奇を衒った事やらんでほしい・・・ 677 :名無したちの午後 :2011/04/26(火) 01 05 47.97 ID LNeEUmH20 スレの反応見て鬼ごっこをやってみたが、かなりいいな。 キッキンといい、ついにALcotがクロハ以来の覚醒か? 678 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/26(火) 01 17 50.70 ID dH25ZlTc0 パロネタ過多なのが気になるけど、そこさえ気にしなきゃいいイチャラブだ 特に灯がいいな 679 :名無したちの午後 [sage] :2011/04/26(火) 03 28 28.01 ID d9WeSFTy0 イチャラブが需要あるのはわかりきってるだろ・・・ 問題はイチャラブを搭載する作品のデキ 680 : 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/04/26(火) 07 20 30.54 ID 5oCT1OVu0 Alcotは常に地雷と隣り合わせだから怖くて予約できないんだよな… 837 :名無したちの午後 [sage] :2011/05/15(日) 10 03 52.85 ID /895jRtY0 鬼ごっこのFD製作が決まったがどうなるんだろう どのルートも大体エピローグで端折ってシリアスな問題は解決したし 本当の意味でイチャラブするだけの話になったら嬉しい 妹ルート搭載も視野に入れたっぽいし 838 :名無したちの午後 [sage] :2011/05/15(日) 20 15 59.26 ID J0YEBDMe0 一瞬「鬼まり」のFDの惨状を思い出してしまったオレは、 何のFDをやればこのトラウマから解放されるのだろうか……? 「鬼ごっこ」もフェラありだけど本番は妄想エッチで 「挿入ないといけないんですか?」とみやぞーがツイッターでほざいたりしてw つーか、イチャ関係で優れたFDってあんまし評判きかないよね 839 :名無したちの午後 [sage] :2011/05/15(日) 21 00 12.57 ID lag0mc9I0 だってファンディスクなんてファンディスるだもん 840 :名無したちの午後 [sage] :2011/05/16(月) 18 20 56.14 ID FCFirvma0 煽る訳じゃないけどイチャイチャしてるだけのFDって失敗作ばかりだから恐い 432 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/04(土) 22 39 35.78 ID cLZ1U6cQ0 ラブラブル終わって暇だったんで鬼ごっこ触ってみた 暮葉√なかなかどうして良いじゃないのー他の√も期待して進めよう 433 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 00 17 36.66 ID 0WAadyYc0 このスレの住民なら灯に期待していい 434 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 03 37 54.94 ID 7ClgrSo20 FDには手を出すなよ 435 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 14 55 09.09 ID LQevFxEg0 FDにさえ手を出さなければ鬼ごっこ!は一部のルートはそこそこいいね FDはもう典型的なファンディスるだったから 436 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 14 57 05.48 ID BCMKvXJQ0 kwsk シリアスでもあるの? 437 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 05 12.28 ID 2D20GtuS0 二人っきりのいちゃラブを一番期待されていたであろう灯シナリオが灯と母親の二人が誘惑してくる話になってる ほかにもいろいろあったかな、印象薄くて忘れてしまったが やはり一番まずかったのは灯シナリオ 438 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 06 25.44 ID qhLRHT790 本編でヒロインだけ愛していくみたいなこと言っといてFDでアフターストーリーの中でヒロインの母親と3Pしたとかのことか 439 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 06 55.23 ID 0WAadyYc0 灯アフターがいろいろ酷い 葵追加ルートで葵の性格が変わる、不評 全ルート完成度低め+短すぎ こう言われている 440 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 09 51.86 ID BCMKvXJQ0 妹がFDで攻略できるみたいで気になってたが微妙そうだな サンクス 441 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 32 43.19 ID pmwjQwxN0 そういやAlcotは大統領の方でも FDで無意味な3P入れてたな 442 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 45 14.02 ID xFZGzR2a0 その点、サブキャラ交えての3Pは全部夢オチにした 憂ちゃんの新妻だいありーはよくわかってたな …ステマじゃないよ。 443 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 15 57 30.53 ID 0WAadyYc0 FD灯は3Pがどうのというより、真紀さんが前に出すぎてて 灯が嫉妬してわめく小娘にされちゃってるのがどうにも 本編の通りのイチャラブも入ってればここまで不評にはならなかった気がしますよ 444 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 16 59 12.14 ID 7ClgrSo20 葵ルートが妹とイチャイチャできる話なのかと思ったら世間の風当たりに耐える話でがっかりだよ 445 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 18 31 58.90 ID KC7CL7oG0 FDの真紀さんと灯の親子丼が、本編の後日談になってるのが痛い。灯も真紀さんも キャラも微妙に変わっている、この後も親子丼続くよ的な終わり方がバッド。 446 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 19 37 17.52 ID BnwV1FlF0 宮蔵やっちまったなって空気が作品スレに漂ってたような記憶 447 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 20 29 40.74 ID N84WEGDR0 アンチ必死だなあ 448 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 20 36 50.53 ID xFZGzR2a0 必死も何も 全て事実を羅列してるだけだが? 449 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 21 05 05.54 ID 6lpfidag0 FD出てからの一時期の過疎っぷりと来たら… 葵に期待してた奴等どこ行っただったしw 450 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 21 33 55.78 ID 3hdV9uayO だな 本スレ過疎ってるのが何よりの証拠 もうFDは新品では買わない用にしたわ 451 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/05(日) 21 35 19.70 ID 0WAadyYc0 アンチどころか鬼ごっこFDの後も春ポコ買ってるし ALcot系の妹が好きなんだよね キッキンを代表にイチャラブ度高めなメーカーだし 452 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/06(月) 02 26 54.77 ID DPch7bo80 本家とハニカムは別メーカーみたいなもんだろ 453 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/06(月) 09 25 17.68 ID 9KDmdykc0 キッキンを代表にというが、 まともなイチャラブあったのキッキンだけじゃねーか 454 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/06(月) 09 33 07.81 ID Iw1g2+ov0 Alcotはキッキン以外はカスゲー キッキンだけは異常に優秀だが 455 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/06(月) 10 08 38.24 ID mw44gRXf0 リアル妹好きな俺をお前は敵に回した まあイチャラブじゃないが 456 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/06(月) 11 22 41.00 ID uoBQ42APi ハニカム文庫は俺も結構好きだな 一番はキッキンだけど。 457 :名無したちの午後 [sage] :2012/02/06(月) 11 58 48.25 ID +yDOiy2Yi あんまり長くなるとダレやすいイチャラブにちょうどいい長さだしな まあこのスレの趣旨に該当するのはキッキンくらいしかないかもしれんが、個人的には今後も期待したいメーカーだ 財布にやさしいしなw 602 :名無したちの午後 [sage] :2012/06/21(木) 17 55 48.50 ID H6dlyWQk0 人によるんだろうが安易なパロネタが本当にきつい イチャラブあってもそれまでのパロに耐えるのが苦痛 604 :名無したちの午後 [sage] :2012/06/21(木) 17 59 05.08 ID cy4D8gOT0 安易なパロでもある程度耐えられると思って鬼ごっこやってみたら え!?この場面でパロ捻じ込むの…って思うところがいっぱいあったな まぁイチャラブしてたらいいんじゃないですかね
https://w.atwiki.jp/bzspirit/pages/895.html
衝動ごっこ(しょうどうごっこ)は、誰かが「しょう…」と言ったのに合わせて周りの人が「どう!」と叫ぶ遊び。 2006年6月24日放送のテレビ東京「JAPAN COUNTDOWN」にB zが出演した際、インタビューワーが小学校などで流行っていることを紹介した。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1869.html
注意 オリジナル設定微妙にあります 比較的まともなゆっくりが死にます 変な内容なのですっきりできないと思います 「ゆっくりしようね!!!」 「れいむのあかちゃんはとってもゆっくりしてるね!!」 「ありすのあかちゃんもとってもゆっくりしてるよ!!」 「ゆっきゅりー、ゆっきゅりー」 「まりさはここでゆっくりするね!!」 「ゆう…ゆう…」 「ちーんぽっ!!」 おお、なんということだろう。俺のお気に入りスポットが… 大量のゆっくりに埋もれた平原をみて俺はうなだれた。 ここは森の奥のほうにある平原。平原ではあるもののそんな広くはない。 せいぜい普通の家が一軒建てられるくらいだ。 だが適度な木漏れ日が差し込み、寝るのにちょうどいいやわらかさの草が生え、 近くにはいろいろな果物の実が生っていてゆっくりするには最高の環境だった。 そのため俺のお気に入りスポットだったのだが…今ではゆっくりの群れに占領されていた まあこんないいところゆっくりが見逃すはずもないよな。 流石に木に生っている果物は取れないらしくほとんど無傷だが、草はほとんど食べられてた。 なんかもう泣くしかない。 「ゆ?おにいさんだれ?ゆっくりできるひと?」 そんな俺に近くにいたゆっくりれいむが話しかけてきた。 「ん、ああ、ゆっくり出来る人だ。うん」 「それじゃあゆっくりしていってね!!ここはとってもゆっくりできるよ!!」 『ゆっくりしていってね!!』 周りにいたゆっくり達も一緒にお決まりの言葉を言ってくる。 あまり人間というものを知らないのかもしれない。森の奥に住んでいて会ったことがないのだろう 思ったより普通のいいゆっくりのようだった 「ゆっくりしたいところだけど、俺がここでゆっくりすると君達がゆっくりできないかもしれないよ?せまいし」 「ゆゆ、それはこまるよ!!ゆっくりしたい!!」 「だから俺はゆっくりここを去るよ。じゃあね」 「ありがとうおにいさん!!れいむたちはゆっくりするよ!!」 『ありがとう!!さようなら、おにいさん!!』 去っていく俺に礼を言うゆっくり。 もともとこのあたりは誰の物と決まってるわけでもないし、宣言してゆっくり達の住む場所にしてもかまわなかったが。 珍しくまともなゆっくりに会ったな。今度宴会の話のネタになるだろう。 俺は手をひらひらさせながら立ち去った。 しばらく歩くと遠くから何か音がしていた。 なんとなくそっちの方を見上げる俺。 「ああ、弾幕ごっこしてるな」 音の正体は弾幕ごっこだった。 最近定められたスペルカードルールというものにより行われる決闘である ちょっとした揉め事があったとき、互いに持つ弾幕を撃ち合うことで決着をつけるというものだ。 結構気軽におこなうことができるので遊びの代わりに撃ち合う妖怪も多い 「やれやれ、これを使うか」 懐から符を取り出すとそれを発動させる。 守護「簡易結界」 それとともに俺の周囲に結界が張られた。 それを確認するとついでに少し休むかと近くの木に座り込む。 弾幕ごっこによる決闘は幻想郷の様々な問題を解決したが、新たな問題を生み出してしまった。 それは流れ弾による被害である。 弾幕をはるということはそれだけ危険な弾を大量に周囲に撒き散らす。 そのためまったく関係ない人間や妖怪に流れ弾が当たる危険性があった。 その問題の具体的な対策は決まってないが、ひとまずの対策として符を配られた。 それがこの結界である。 これはその辺の訓練していない人間でも張ることができる代物で、流れ弾程度ならはじく効果がある。 とりあえずこれで身を守れという、まあそんな感じの結界である。 ちなみに流れ弾は防げるが、弾幕の直撃は防げないので強さに自信のある人間はまったく使わない。 結界の中でぼんやりと弾幕ごっこをしている妖怪達を見る。五分ほどすると片方が当たったのか落ちていった。 そしてもう片方がそれを見てそのまま去っていく。 妖怪はそう簡単には死なないので特に助けるということはしないのが普通だ。 周りに張っていた結界をとく。これもちょっと念じればすぐに解除できる。 符は懐にもどす。何度でも使用できるのでなくさないようにしないといけない。安いものではないのだ。 そのまま戻ろうとしたところでふとあることに気づいた。 「あいつら無事か?」 妖怪達が弾幕していた辺りは丁度あのゆっくり達がいたところだった。 たぶん…対策のしようがないゆっくりは全滅だろう。 「…一応見てくるか」 俺はまた森の奥へと足を向けた。 「これはひどい」 その光景を見た俺の感想はそれだった。 「だ…ずげ…で…」 「いだ…い…」 「ゆぐ…」 「どうじで…ごんだ…ごどでぃ…」 死屍累々とはまさにこのことか。 木々はなぎ倒され、地面はえぐれ、大量の餡子が撒き散らされていた。 これが血じゃなくてよかった。ほんと 「おでぃ……ざん…、だ………げ」 ずるずるとこっちに近寄ってくるぼろぼろのゆっくり。 左目辺りと後頭部がえぐれ、餡子がこぼれていた。助からないのは確実だろう。 飾りがないが、黒髪なのでもしかしたらさっきのれいむかもしれない。 「…その傷を治すのは無理だ。でもとどめをさしてゆっくりさせることならできる。どうする?」 「…お…ねが…」 「分かった」 そういって一撃で踏み潰す。ゆっくりは動かなくなった。 踏み潰した俺に別のゆっくりが近寄ってくる。 金髪のゆっくりだが飾りがなくて判別できない。もれてるのは餡子なのでまりさ種だろうか 「いだい…なんで…もっど…ゆ…っぐう…」 「お前はどうする?このまま死ぬか?」 「いやだ…じにだぐだい……もっどゆっぐり……じだい」 「分かった」 とどめを拒否したのでそのままにしてやる。助からないのは確実だが本人の意思は尊重してやる。 俺は瀕死のゆっくりに対してその作業を地道に続けた。 しばらくして全てのゆっくりが死んだのを確認すると俺は静かに冥福を祈った。 ゆっくりは弱い。ちょっとしたことですぐ全滅するのだ。いちいち悲しみを感じることもない。 むしろここのゆっくりスポットを取り返せたから良かったとポジティブな方向に思っておくことにした。 「あれ?そういや…」 周りを見る。果物の木まで見事に倒されていた。もちろん生っていた果物は全部つぶれていた。 「ちくしょう」 ゆっくりがつぶされたことよりも悲しくなった。 ~~~~~~~~ なんか虐待なのか悲劇なのか自分でもよくわからん結末になった。正直反省してる なかったことに 前回書いたゆっくり駆除ありすが漫画のネタになってて超びっくりしてしまった こんなことならもうちょい推敲すればよかったorz 過去作品 巨大(ry 餌やり ゆっくり対策 巨大まりさ襲来 ゆっくり埋め どすまりさの失敗 原点 ゆっくり駆除ありす このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1084.html
注意 オリキャラが出ます。良いゆっくりが酷い目にあいます。俺設定があります。 「ゆっゆゆのゆ~♪」 調子の外れた鼻歌をゆっくりれいむが口ずさんでいる。その顔はとても嬉しそうだ。 口の中では飴玉のようなものをころころと舐めているのに、よくもまあ口ずさめるものである。 ゆっくりれいむは帰りの途についていた。 よく見れば、ゆっくりれいむには身体の各所に傷がある。今はもう塞がっているが、その傷は新しいものである。 それもそのはず。その傷はついさっき出来たものだからだ。仕掛けられていた罠に掛かってしまったのだ。 しかし、悪いことだけがあったのではなかった。 「だれがだずげでぇえええええ!!」 と叫んでいると、たまたまそこを通りがかった変なおねえさんに助けてもらった上に、家で傷の手当てをしてくれた。 髪がぼさぼさで変な言い方をする人だったが、きれいな飾りとおいしい「あめ」のどっちがいいか選ばせてくれたのだ。 ゆっくりれいむはとても悩んだが、結局は食べ物に釣られて飴を選んだ。 その際に色々と小難しいことを言われたが、餡子脳では十分の一も覚えていられなかった。 その後は「ゆっくり帰っていくんですよぅ」と見送られてきたのだ。 「ゆー! ゆっくりしていったよ!」 感極まって、飛び上がりながら叫ぶ。ゆっくりなりの喜びの表現なのだろうか。 ぴょんぴょん、と跳ね回りながら、ゆっくりれいむは群れへと帰っていった。 「ゆっくりかえってきたよ!」 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 ゆっくりれいむを出迎える子ゆっくりたち。 赤ちゃん程度の大きさの個体もいれば、ある程度成体に近いほど育った個体もいる。 交尾をしたゆっくりまりさはどこかへ行ってしまったが、ゆっくりの群れの中にいれば食べ物を困ることは少なかった。 「ゆ~ゆ~ゆ~♪」 「「「ゆ~~ゆ~~♪」」」 身体を擦り合わせ、子ゆっくりたちとゆっくりする。交尾とは違う性質のものである。 ひとしきりゆっくりすると、子ゆっくりたちはエサをねだり始めた。 「おかーさん! ごはんごはん~!」 「ゆっ、ごはんだね! おいしい……?」 ゆっくりれいむは口の中にあった「あめ」をあげようとしたが、いつのまにか無くなっている。 どこへいってしまったんだろう、と不思議に思いながらも、すぐに忘れた。 このゆっくりれいむは飴を初めてみたので、飴がどういう性質のものか分かっていなかった。 「きょうはみんなで、ゆっくりごはんをさがしにいこうね!」 「「「ゆっくりごはんー!」」」 子ゆっくりたちも賛成のようである。ゆっくりれいむたちの家を出て、近くへ食べ物を探しに行った。 途中、独り身のゆっくりまりさに出会う。 このゆっくりまりさはゆっくりれいむの家族ととても仲がいい。 「「ゆっくりしていってね!」」 このゆっくりまりさは成体にまで育っているものの、家族や子供がいなかった。 ゆっくりれいむが気になるのか、群れに入った頃からよく世話を焼いてくれたので、二匹はとても仲が良かったのだ。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね! ゆ? れいむ、そのけがは!?」 身体にうっすらと残っている傷跡をゆっくりまりさは見つけた。 子供たちでも気づかなかったのに、それに気づくということは、よほどゆっくりれいむのことを気にかけているのだろう。 「だいじょうぶだよ! ゆっくりなおってるよ!」 「ゆっくりよかったね!」 傷跡をぺろぺろと舐めるゆっくりまりさ。ゆっくりれいむはくすぐったそうに身を震わす。 二匹はそのまま、一緒に食べ物を探しに行くことにした。 ゆっくりまりさは十分な食べ物を持っていたが、家族の多いゆっくりれいむを手伝ってあげたかったのだ。 ゆっくりれいむもゆっくりまりさの気持ちには気づいていたが、家族が多いので気後れがあった。 また、ゆっくりまりさは群れの中でも人気があり、一緒になるといじめられてしまうかも、という思いもある。 「ゆっゆっ! おいしそうなものがあるよ!」 「ごっはっん♪ ごっはっん♪ みんなでゆっくりたべようね!」 色々あるかもしれないが、今ゆっくりできれば関係ないのかもしれない。 子ゆっくりたちは食べ物探しに不慣れなので、あまり見つけられなかったが、その分は大人二匹で補い合った。 「「「む~しゃ♪ む~しゃ♪ しあわせー♪」」」 皆でご飯を食べあうゆっくりたち。ゆっくりまりさが家族となる日もそう遠くないかもしれなかった。 それから、幾日か経った。 いつもと同じく、平凡だが皆がゆっくり出来る日々が続いていた。 群れの中ではちょっとしたいざこざはあっても、大きな騒動はおきていない。 ゆっくりれいむや子ゆっくりたちも、群れの皆とゆっくり遊んだりしていたある日のことだった。 その日は朝から頭が重いような、何か妙な感じがしていたが、ゆっくりたちは大して気にしていなかった。 元々、そんな細かいことを気にする生き物ではないのだ。 「ゆっきゅり~!」 子ゆっくりが元気そうに駆け回るのをゆっくり眺めるゆっくりれいむ。母として至福の時間だろう。 しかし、子ゆっくりの動きが急に鈍くなった。 「ゆぅ……ゆ、ゆっきゅり……」 「ゆゆ! どうしたの!? ゆっくりげんきになってね!」 ゆっくりれいむが近寄って確かめてみると、子ゆっくりは熱を出しているようだった。 げんきだしてね、と舐めてやるも一向に良くならない。 仕方がないので家の中でゆっくりさせることにしたが、子ゆっくりはぐったりしたまま動かない。 「ゆっくりしていってね!」 「…………」 子ゆっくりは寝ているかのようにまったく動かなくなる。 ゆっくりれいむは心配ではあったものの、外にいる子供たちの面倒を見ることに決めた。 念のため、巣穴の前で子ゆっくりたちを見ている。これなら誰かに入られることもないだろう。 その後、ゆっくりまりさも来て、二匹で子ゆっくりたちの姿をゆっくりと眺めていた。 「「みんなでいっしょに、ゆっくりしていこうね!」」 青々と広がった草原で跳ね回る多数のゆっくりたち。ここは、まさしくゆっくりプレイス。 皆が争うことなく、平和に暮らしていける楽園である。 ここには未だ人間の手も入ってきていない。来るものは拒まず、去るものは追わずという精神も存在している。 ゆっくりれいむたちはしばらく子供たちと一緒に遊んでいた。子供たちを遊ばせているとも言えたが。 しかし、どうも様子がおかしい。それは子供たちだけでなく、ゆっくりれいむ自身も感じていた。 「ゆぅ~、きょうはなんだがへんだよ! ゆっくりできないよ!」 「ゆっくりできない!」 「からだがあついよ!」 日陰で横になったり、水に入ったりしてみるが、どうにも熱くてゆっくりできない。 それは群れ全体で起こっている現象であった。 「ち~んぽ~ぅ……」 「わからない、わからないよぅ……」 「むきゅ~」 「ゆっくりできないよ……」 皆が皆、熱くて動きが鈍くなっている。口からは蒸気でも出てきそうな勢いである。 周辺には天敵がいないが、このままでは食べ物などで問題が起こることは目に見えていた。 そんな時、『それ』は突然に起こった。 「ゆっきゅり、ゆっきゅり! ゆっきゅりがんばってるよ!」 「ゆっくりきをつけてね!」 先のゆっくりまりさとは別のゆっくりまりさの家族がいた。 熱さにも負けず、きゃいきゃいと親まりさの前で子ゆっくりがはしゃいでいる。 親まりさも多少はだれていたが、その様子を幸せそうに見守っていた。 「ゆっきゅり~! ゆっきゅ『パン』じ!?」 「ゆ!?」 乾いた音を立てて、子ゆっくりが破裂した。帽子すら残っていないほど、跡形も無く散った。 放射状に飛び散った黒い斑点のような餡子以外には、その存在を思い起こさせるものは残っていない。 いきなりのことで親まりさも理解が追いつかない。 「ゆゆゆ? あかちゃん、どこいったの? かくれんぼ?」 きょろきょろと辺りを見回すが、当然のごとく子ゆっくりは既にこの世からいなくなっている。 「ゆ~! あかちゃんどこ~!? はやくゆっくりかえってきてね!」 矛盾したようなことを言う親まりさ。本当に何があったのか理解出来ずにいる。 飛び跳ねながら子供を呼び続ける。それに気がついた他の姉ゆっくりたちも母の元へと寄って来た。 「おかーさん、どーしたの?」 「ゆっ! あかちゃんがどっかいっちゃったんだよ! ゆっくりさがそうね!」 「ゆっくりりかいしたよ!」 家族総出で子ゆっくりを探すが、見つかるはずもなく、徒に時間だけが過ぎていく。 やがて、熱さから何匹かが音を上げ始めた。 「ゆぅ~、ゆっくりしようね!?」 「あついよ! あつくてゆっくりできないよ!」 親ゆっくりまりさが少しでも涼しくしてあげるために、子供たちを舐めてみるがまったく効果がない。 それどころか舐めている親まりさも熱さで音を上げる。 「ゆふ~、ゆふぅ~……あちい、あちいよう!」 「あっつ! めっちゃあっ『パン』づ!?」 そして、熱さが決壊した。人間だったら血壊とでも表現したかもしれない。 再び小さな音を立てて、再び子ゆっくりが親まりさの目の前で破裂したのだ。 「ゆ、ゆっじいいぃぃぃいい!!??」 今度は親ゆっくりまりさも何が起きたかは身をもって把握出来た。 先ほどのように餡子が周囲に飛び散ったのだが、それが子ゆっくりを舐めていた親まりさの舌にかかったのだ。 餡子はゆっくり的にはとんでもない熱さを持っていた。人間が浴びても火傷を負うような熱さである。 かかった餡子は少量であったが、それでも親まりさには耐え難い熱さであった。 熱さのあまり、喋ることも出来ずに飛び跳ねる親まりさ。周りにいた子ゆっくりは突然の行動に驚き慌てる。 「どうしたの、おかーさん!? おちついてね!」 「いもーとはどこいったの!?」 親まりさの影になってて見えなかったのか、親と消えた子まりさの心配をする。 だが、親まりさはそんなことに構っている余裕はない。口の中の熱さをどうにかしたいという考えしかなかった。 「ゆぎいいいいぃぃぃ!!! ゆ、びいいいい『バン!』びゃ!!??」 大きな音がして、親まりさが破裂した。音が子ゆっくりより大きいのは身体のサイズ差のためだろうか。 周囲に飛び散る餡子。大きさが大きさであるため、子ゆっくりの時とは飛び散る量と範囲も違う。 「あぢゅい! な゛に゛ごれ゛ぇぇぇ!?」 「お゛がーざぁ゛ぁぁ゛ん゛!!!」 家族全員に餡子が降り掛かる。熱さでのたうちまわるが、程なくそれは収まった。 パン、という音と共に。 ゆっくりプレイスにある巣から、ゆっくり達が顔を見せ始める。 当然、親まりさ達が破裂した音を聞きつけたからだ。 しかし、既に家族の姿はなく、餡子が飛び散っている跡しかなかった。 何があったのか、皆で話し合うがまったく結論らしい結論も見出せなかった。 結局、『がんばってゆっくりしようね!』という所に落ち着いた。 方策も特に無く、自分たちの家に戻っていった。 「ゆっくりかえってきたよ!」 「ゆっ、おかえりなさーい」 ゆっくりれいむが家に帰って来た。子供たちがそれを出迎えるが、いつもの元気さは影を潜めている。 ゆっくりまりさから貰った食べ物をあげても、あまり食べようとはせずに残してしまう。 食欲旺盛なゆっくりとしては異例のことである。 ゆっくりれいむも心配であったが、どうすることも出来ない。 「ゆっくりたべてね! ……ゆっ?」 何やらがさがさと足音が聞こえてきた。ゆっくりが草むらを移動する音とは違うものだ。 嫌な予感がして、ゆっくりれいむは様子を見に行く。 「よっと……よっとっと!」 そこにはよたよたと覚束ない足取りで歩いてくる人間がいた。 ゆっくりれいむは『人間が来た』と皆に知らせようと思ったが、その姿には見覚えがあった。 この前、助けてくれた人間である。他の人からは「ドクター」と呼ばれていた。 眼鏡をかけて白衣を着ている、というある意味分かりやすい服装である。ただし、山道を登るような服装ではない。 「おねーさん! ひさしぶりだね! どうしたの?」 「やや! どうもどうも! こちらこそお久しぶりですよ!」 そーなのかー、とでも言わんばかりに両手を広げて、友好の意を示すドクター(仮)。 だが、その顔に浮かぶのは苦笑いに似た表情であった。 ゆっくりれいむは助けてくれた人間なので、ドクターは良い人だと認識していた。 「あのー、ですね。近頃、自分の身体に変なことが起こってませんかねぇ?」 「へんなこと? ゆっくりわからないよ!」 それを聞いて困り顔のドクター。腕を組んでうむむと唸る。 「例えば、ですねー。身体が発情してるわけでもないのに、変に熱くなったりー、とか」 「ゆゆゆ! あついよ! みんな、あついっていってるよ! れいむのあかちゃんもあついよ!」 「あちゃー……もう、症状が出ちゃったか。あちゃー」 ドクターは何故か「あちゃー」を二度言った。それは本人としては後悔の表れなのだが、そうは見えない。 それでもすぐに気を取り直したのか、ゆっくりれいむに向き直る。 「すみませんが、迷惑だとは思うのですけれども、ワタシをあなたの群れに連れて行ってもらえませんかねぇ?」 馬鹿丁寧というには何処か変な口調で、ドクターゆっくりれいむに頼み込む。 放っておいたら土下座して頼みかねない勢いである。 「いいよ! おねえさんはやさしいから、れいむたちのおうちにつれていってあげるよ!」 ゆっくりれいむはドクターのお願いを聞き入れて、「こっちだよ!」と言いながら跳ねて行く。 ドクターは特に急ぐことも無く、その後について行った。 家につくと、ドクターはてきぱきと色々な物を取り出し始めた。 「ゆ? なにしてるの?」 「やっ、ちょっと準備するものがありまして。気にしないでくださいな。あ、これどーぞ」 「あめさんだー! ぺ~ろぺ~ろ♪、しあわせー!」 ドクターは飴を取り出し、ゆっくりれいむにあげる。 その間に何か物々しい機械を持ち出す。ただし、大きさは手で持てるぐらいの大したものではない。 ドクターは機械を色々と弄くっていたが、調整も終わったのか、ゆっくりれいむに声をかける。 「では、次に赤ちゃんたちを連れてきてくださいな」 「わかったよ!」 ゆっくりれいむはすぐに家に戻って、熱くてだれていた子供たちを連れて来る。 一匹の子れいむが出ることもできないほどぐったりしていたので、その子は家の中に残しておいた。 「ゆっきゅりー……」 「なーに、おかーしゃん」 「ゆ!? にんげんだよ! にんげんがいるよ!」 連れて来られた途端、騒ぎ始める子ゆっくりたち。人間は危険、と教えられているのである。 すかさず、ゆっくりれいむが説明を始める。 「ゆっ! みんな、このおねえさんはれいむをたすけてくれたひとだよ!」 「ゆっ! そーなの?」 「ありがとー!」 「ゆっきゅりちていってね!」 「いえいえ、どーいたしまして。大したことはしてませんので」 適当に返事をしつつ、子ゆっくり一匹一匹にみょんな機械を当てていく。 子ゆっくりたちは何をしているのかも分からず、きょとんとしている。 全ての子ゆっくりに機械を当て終えると、ドクターはうむうむと一人で頷く。 「どうしたの! れいむのあかちゃんたちをゆっくりさせてあげてね!」 「えー、面倒なのは好きではないので、単刀直入に申しますと」 一呼吸置く。 「もうゆっくりできませんねぇ」 バン、という破裂音が響いた。 続き? このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/srw_trpg/pages/133.html
ごっちゃん (God chan) ◆カテゴリー:用語◆ 「俺はお前ほど人を殺しちゃいない!」〜 ごっちゃんについて、ジェリド=メサ 「遊びでやってるんじゃないんだよ!」〜 ごっちゃんについて、カミーユ=ビダン 「カミーユ、貴様は俺の…」〜 ごっちゃんについて、ジェリド=メサ スパロボTRPGのゲームシステムを一言で言い表す、秀逸な言葉および考え方。 食べ残した食べ物を代わりに食べてあげると言う献身的精神と、瀕死の敵を一思いにヴァルハラまで送ってあげる慈愛的精神の両方の意味を併せ持つ思想。 スパロボ第一部~第六部までに圧倒的に流行した考え方。スパロボ7では、この考え方を封殺する動きがあり、ゴッチャニズムのPLには不遇の時代がやってくるのかもしれない。 スパロボTRPGでは、敵UNITを撃破したPCに対してのみに経験点と資金が配分されるシステムであった為に、とにかく弱った敵に貪りつくプレイスタイルに陥り易かった。第四部からは多少のテコ入れがあったが、根本のところは変わっていなかった為、さして状況は変らなかった様だ。 関連 丁度いい焼き加減 とりあえず轢いとく 手加減 働いたら負けかなと思ってる
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/188.html
―――280年12月下旬 ―――北海・政庁 その男は。とことん、影が薄かった。 後ろを歩いていても気づかれない。 政務をしていても気づかれない。 訓練の指導をしている時ですら、兵士達は気にも止めはしない。 もはや、存在感が薄い、などという言葉では済まされない次元の影の薄さなのである。 それは資質なのか、ある種の能力とでも言うべきなのか。 実際問題としては後者であるのだが、彼がそういった『才能』に恵まれていたのは紛れもない事実であった。 「孔融様」 「うお!?…な、なんじゃ王修か。 相変わらず影が薄いのう…」 己の使えるべき主にそんなことを言われても、彼―――王叔治の表情は揺るがない。 「歓談の中、失礼を承知でお伺いいたします。 この件についてご判断を」 「ふむ?…うむ、金は港の維持にまわせ。 とはいえ、使い道を縛らなければ、無用の金となる。 留意せよ」 「は。仰る通りに」 言葉と共に、王修は主に向かって一礼。 かくて、彼の姿は掻き消える。 「失礼、少々連絡に時間がかかってしまいました…おや、今、誰かいましたか」 「いや、誰もおらんよ」 目の前で会話していてさえ、この有様である。 苦笑しつつ、孔融―――王修の主は、懐に奇怪な形の『連絡用の道具』をしまった、やはり奇妙な格好をした客人の言葉に応じる。 「それで、孔融殿。 北海の政庁にいらっしゃるウィザード…王修叔治とは、どなたの方のことでしょうか。 どうやら、我々の組織が連絡を取れたのは、彼らしいのですが」 孔融は、さらに笑みを深くする。 「後ほど紹介しよう。 ところで、魔法使い殿。 秘事は睫とはよく言ったものだと思わんかね?」 「…は?」 孔融の客。 奇妙な仮面をかぶった男は、何を言われたのかわからず、ほうけたように口を空けた。 ―――280年12月下旬 ―――北海・政庁 「聞いたか? 化け物が下ヒに出たって話」 「いや、なんか兵として利用してるとかなんとか」 「俺は、三、四人の女が急に登用されたとか聞いたけどな。 で、化け物どもはその女たちに連れられてきたとか」 「はは、嘘に決まってんだろ」 「だよなあ…でも割と耳にするんだよ」 他愛もない噂話。 だが、そんな噂話に、王修は背筋を凍らせていた。 ―――下ヒまでも、か? 『世界は、狙われている』。 そんな言葉を、今更のように王修は思い出していた。 世界は、別の世界からの侵略を受けている。 王修は、それを幼いころから常識として学ばされていた。 この世界―――中華の「外」を含めた世界、すなわち「地球」の、さらに外界。 そこには、「地球」の豊富な資源を狙う者達がいるのだという。 「侵魔」と呼ばれる侵略者たちは、地球を覆う結界に侵入し、命を食らうのだという。 事実、王修自身も、幾度か侵魔とあい見えたこともある。 たった一度の例外を除いては、ほとんどが力の弱い存在ではあったが、彼は、百を超える侵魔を滅ぼしてきた。 そもそも、青州周辺の「侵魔」の掃討こそが王修の本当の仕事であり、北海太守孔融が部下、膠東侯国令の肩書きのほうが隠れ蓑なのである。 とはいえ、現実は少々異なっている。 世は乱世。孔融は、孔子の子孫だけあって確かに頭は切れるが、形骸的な方策を好み、武に関してはからっきしだ。 王修自身の生真面目さと、孔融の頼りなさが、王修を侵魔の掃討の合間に、政務に走らせる羽目となってしまっているのだった。 話は逸れたが。 とにかく、世界は絶え間ない侵攻に晒されている。 知る者がいようといまいと、それだけは絶対の事実なのである。 そして、その現実を知っているからこそ、王修は嫌な予感が止まらなかった。 各地のウィザード―――侵魔を滅ぼす者達―――と連絡が取れなくなっているという事実。 遠方から来る人々の口の端に上る、「化け物」の単語。 自分が所属するウィザード組織における、上司からの連絡。 それらの情報は、本来大衆に知られるはずのない「侵魔」の侵攻が、表に見える形で急速に進んでいるということを示唆していた。 「…けど、その規模の侵攻だったら、僕にお呼びがかかる前に、他のウィザードに声がかかるか。 それこそ、荊州四英傑とか」 嫌な予感を打ち消すため、そんな言葉を口にしたが、より悪い予想が、王修の頭の中をよぎる。 あるいは、自分の隣の屋敷に住んでいる「人造人間」も動員されるかもしれない。 そのことを考えると、ちり、と頭の中で音が鳴った気がした。 「王修、いいかのう?」 そこでやっと我に返った。 目の前にいたのは、彼の主である孔融だった。 慌てて立ち居振舞いをただす。 「は!なんなりと」 「ま、そんな堅くならずともよい。 客人から、お主宛にじゃ」 二重の意味で意外な言葉に、王修は戸惑った。 「は…? そんな、孔融様御自ら私に手渡す必要は」 「それが客人の意向でな。 至急目を通すように、とのことじゃぞ」 言われて、王修は素直に書簡を開く。 そこには、いくつものことが書かれていたが―――特に目を引いたのは、この一文だった。 『今からする私のお願いに、はいかYesでお返事してください』 間抜け、とも言える文言である。 体中から緊張感がになくなる。 なんでこんなものを孔融様に運ばせる羽目になったのだろう、と王修は溜息をつく。 だが、その溜息は、書簡の最後の言葉で一瞬にして消え去った。 『世界の守護者 アンゼロット』 息が止まる。 疑問が頭を駆け巡る。 自分のような下位のウィザードに、彼女のような存在から声がかかることなどあるはずがない。 だがしかし。 客人のあの仮面は、確かに――― 「どちらにせよ、北海は護ってもらうぞ、王修」 ―――疑問は、主の声で消え去った。 まるで、見通したような主の言葉。 孔融は、すべてを知っていて、言っているのだろう。 そう。どちらにせよ、自分のやるべきことはただひとつ。 主が治め。 民が住み。 そして、自分の愛すべき隣人がいるこの地を護るために。 「は。一命に変えましても」 『忍者』王修叔治は、身命を賭してこの度の戦に臨むことを決意した。 ―――280年12月下旬 ―――北海周辺 空を、見ていた。 落日の空は紅く。 夕暮れ時に、食事の匂いがする。 帰るべき家は「ご主人様」 帰るべき家は遠「ご主人様。お腹、すいた」 「………」 言葉を噤んだ少年の瞳に移っていたのは遠い日の幻か。 それとも美しいあの日々の思い出か。 どちらにせよ。というかどちらでも同じだが。 少年の隣にいる少女は、少年の現実逃避を許さなかった。 「…ご主人様?」 「うん、わかってるんだ、恋。 でも、少しくらい感傷に浸らせてくれても」 「ごはん」 いくら二度目だからって慣れるもんじゃない。 慣れてたまるか。 せっかく皆の食費を稼ぐ算段やら、学園生活やらが軌道に乗ったところだったのに。 翠と鈴々の暴れっぷりやら、星の傍若無人っぷりやらも少し―――ほんの少し、緩やかになったのに。 華琳の我侭にも、愛紗の小言にも我慢してきたはずなのに。 「……畜生―――――――!?」 叫ぶ声に答えるのは。 「………………?」 どうしたの、とでも言いたげな少女の顔。 ああ、わかってる。わかってるんだよ恋。 俺だって今すぐたらふくご飯を食べさせてあげたいさ! そうさ、あのはふはふごっくんはむはむぱくぱく可愛いぞ畜生!とか心の中で叫びつつ至福の時を謳歌したいさ!! でもこの状況がこれを許さないんだ! そもそもお前の悪癖が貧乏の原因だろうが! 恋の食費がどのくらい家計を圧迫しているかわからないあなたじゃないでしょう、一刀! ああ、わかってる、でもわかってくれ蓮華!思春! この可愛さの前には家計が赤字だってこともつい忘れて餌付けに走ってしま「ご主人様、危ない」 「…!?」 少女が、少年の前に立つ。 そこで、やっと彼は正気に戻る。 少年を正気に戻したのは、少女の行動も含めた、どこか懐かしい気配。 いや。懐かしいというにはあまりにも、短い期間ではあった。 ほんの数ヶ月。 たった数ヶ月離れていただけの、戦場の気配。 かつて、「外史」の世界において散々味わった、あの気配が、場を包んでいた。 「これは…」 「……わからない。でも、危ない」 少女は言葉と共に、拳を構える。 彼女に許された武器は己の体のみ。戦場を共に駆け抜けてきた伝説の武具は、今はない。 仕方ないことではあった。 少女と少年は、「この世界」にくる直前に、床を共にしていたのだから。 「なんなんだ…何かいるのか、恋」 「…………………………」 こくり、と頷く少女。 目を走らせれば、気配だけでなく、景色そのものが変化していた。 夕焼け、というにはあまりにも紅い空。 そして、有り得ざる紅い―――紅い、月。 それまでいた、街道はなくなり、荒廃した土地が広がっている。 少年にとって、生涯二度目となる異世界への訪問。 そして、再び巻き込まれる、戦乱の世界。 戦の幕明けは、獣の吼声だった。 ← Prev Next →
https://w.atwiki.jp/maatokei/pages/13.html
鬼ごっこ *Version→1.8.x* ルール ☆鬼からXX分間逃げろ! ☆鬼はXX分間で逃走者を全員倒せ! え?分からない?そりゃ詳しく書いてないから・・・ 逃走者には以下のアイテムが与えられます。 移動速度上昇Ⅱ(1 07)スプラッシュ 透明化(0 10)瓶 それぞれ1つずつです。 鬼には以下の装備が与えられます。 ダイヤモンドヘルメット ダイヤモンドチェストプレート ダイヤモンドレギンス ダイヤモンドブーツ 多分全部耐久付いてるかエンチャついてないかです
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/7565.html
758 名前:電車ごっこ1/6 :2014/06/22(日) 21 11 25.40 ID ??? ガロード「なあなあヒイロ!」 ヒイロ「…なんだいったい」 ガロード「じゃーん!これなーんだ?」 ヒイロ「…これは」 少し長めの縄跳び 真ん中のあたりに「がんだむごお」と子供の字で書かれた札が下がっていた ガロード「ちっちゃい頃みんなでやったよなー!」 ヒイロ「…ああ」 ガロード「なあなあ」 ヒイロ「断る」 ガロード「まだなんも言って無いじゃん」 ヒイロ「やらないぞ」 ガロード「いいじゃんいいじゃーん!昔みたいにさー」 ヒイロ「…まあ懐かしいと言えば懐かしいが」 ガロード「だろ!」 ヒイロ「だが断る」 ガロード「ちぇー…」 759 名前:電車ごっこ2/6 :2014/06/22(日) 21 12 21.03 ID ??? ~10年前~ ※ひらがなが多いから少し読みづらいです ガロード(5)「ヒイロー!電車ごっこしよーぜ!」 ヒイロ(5)「ことわる」 ガロード「おれがうんてんしゅで、ヒイロがしゃしょーさんな!」 ヒイロ「おい」 ガロード「ヒイロー、これは『にんむ』だぞ?」 ヒイロ「…にんむりょうかい」 ガロード「まえに札つけてー…」カキカキ ガロード「『がんだむごお』はっしーん!」 ヒイロ「れっつごー…」 2人「しゅっしゅっぽっぽっしゅっしゅっぽっぽっ」 キオ(3)「でんしゃだ!」 ウッソ(3)「でんしゃ?」 ジュドー(4)「すげー!」 ガロード「『がんだむごお』にごじょーしゃですかー?」 フリット(4)「のってもいいの?」 ガロード「どうぞどうぞ!」 キオ「わーい!」 ヒイロ「じょーしゃにはアメが1人1つ必要だ」 ウッソ「えー!?」 ヒイロ「でも5才まではタダだ」 4人「やったー!」 760 名前:電車ごっこ3/6 :2014/06/22(日) 21 13 53.61 ID ??? 6人「しゅっしゅっぽっぽっしゅっしゅっぽっぽっ」 キラ(6)「あ、電車だ」 バナージ(6)「『がんだむごお』?」 刹那(6)「これにのればガンダムになれるのか!?」 シン(6)「ムリだとおもうぞ」 ガロード「4名さまごじょーしゃですかー?」 ヒイロ「じょーしゃにはアメが1人1つ必要だ」 ジュドー「5才まではタダだって!」 キラ「ずるーい!」 刹那「イチゴ味でいいか?」スッ シン「刹那!?」 刹那「これにのってガンダムになる!」 バナージ「なれるかなあ…?」 フリット「3人はどうする?」 キラ「じゃあぼくリンゴ味」スッ バナージ「ブドウ味ならあるよ」スッ シン「みんなのんのかよ!?」 ヒイロ「シン兄さんはどうする?」 シン「…スイカ味」スッ 761 名前:電車ごっこ4/6 :2014/06/22(日) 21 15 19.12 ID ??? 10人「しゅっしゅっぽっぽっしゅっしゅっぽっぽっ」 カミーユ(7)「おれたちも乗ろう!」 シーブック(7)「そこの電車ー!」 ロラン(7)「僕たちも乗せてくださーい!」 ガロード「3名さまですねー!」 ヒイロ「じょーしゃにはアメが1人1つ必要だ」 ロラン「オレンジ味です」スッ シーブック「メロン味なら」スッ カミーユ「ソーダ味で」スッ ロラン「そういえばどこに向かってるんですか?」 ガロード「とくに決まってない!」 ヒイロ「じゆうきままに走り続ける」 762 名前:電車ごっこ5/6 :2014/06/22(日) 21 17 56.40 ID ??? 13人「しゅっしゅっぽっぽっしゅっしゅっぽっぽっ」 アセム(8)「オレも乗る!ブドウ味!」スッ コウ(9)「僕もいいかな?イチゴ味で」スッ ヒイロ「ついに味がかぶったな」 シン「べつにいいだろ」 ガロード「2名様じょーしゃー!」 アムロ(19)「ふふふ… ;#9899; ;#65038;REC」 ドモン(10)「盗撮だ!」 アムロ「なあ!?」 シロー(14)「ドモン、家族を撮るのは盗撮ではないぞ」 ドモン「でも許可取ってないぞ!」 マイ(13)「たしかに」 アムロ「えええっ!?」 アル(1)「しゅっぽしゅっぽ」 シュート(0)「うう?」 セレーネ(18)「あんた達も入りたいの?」 アムロ「もっと大きくなったらなー」ナデナデ 15人「しゅっしゅっぽっぽっしゅっしゅっぽっぽっ」 763 名前:電車ごっこ6/6 :2014/06/22(日) 21 25 33.09 ID ??? ヒイロ「…懐かしいな」 ガロード「なんならアル達にやらせるか!客ならヒイロも乗るだろ?」 ヒイロ「断る」 ガロード「ヒイロー、これは『任務』だ…」 ヒイロ「もうその手にはのらん」 ガロード「任務でも?」 ヒイロ「子供の時は気づかなかったが、こんなくだらない任務、あるわけ無いだろ」 ガロード「お前も大人になったなー」 ヒイロ「お前はまだガキだがな」 おしまい 同い年だから一緒に遊んだりしただろうし、正反対だけど何気にこの二人は仲いいんじゃないかなって思う みんなの昔の性格とかはもちろん想像なので 失礼しました
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/194.html
古き良きゆっくり見スタイル 深夜。俺は、パソコンに向かって頭を抱えていた。俺は小説家なんだけど、締め切り前だというのに原稿がまったく進まないのだ。今月落としたら生活費がいよいよやばい。 そんな俺の苦悩をよそに後ろではゆっくり霊夢が、ボリボリムシャムシャとお菓子を食い散らかしながらゆっくりしている。 このゆっくり、元は友人が飼っていたものだ。 ある日、その友人が旅行に行くからということで俺が留守中預かることになったのだが、その友人はゆっくりを残して旅行から帰って来なかった。 莫大な借金を抱えて夜逃げしたのだ。置いていかれてかわいそうになあ、と思い最初は同情したものだが、すぐに何故コイツが置き去りにされたのかわかった。 食う量が半端ないのだ。一人でならそこそこやりくりできる程度の収入はあったが、こいつが来てから食費がかさんで毎月ギリギリだ。そのくせ、食い物の食い方は汚いわ、 朝は毎日5時に起こしに来て、「ゆっくり!はやくごはんのよういしてね!」とか言うわ、コイツが来てから三ヶ月になるが、いい加減うんざりしてきていた。 なんで今ゆっくりがこんな遅くまで起きて、食べかすを撒き散らしながらソファの上でボインボイン跳ねているのかというと、俺が仕事が終わったら遊んでやると約束した からだった。 「むーしゃむしゃ!」 「はやくしてね!ゆっくりできないよ!」 口のまわりに食べかすを散らかしながら言う。あーはいはい。人の気も知らないで。 今日はこんなもんにしとくか、フウ、と一息ついた所へ、背後からガシャンという音が聞こえた。振り向くと、花瓶が割れていた。カーペットが水でぐしょ濡れだ。 「なにやってんだ!」 思わず怒鳴る。 「ゆっ、れいむはわるくないよ!」 「かびんがかってにたおれたよ!」 そういって跳ね回るゆっくりの口には、花瓶にさしていた花がぐしゃぐしゃになって咥えられていた。お菓子を食い尽くしたので、花瓶の花を食おうとしたのだ。 俺は深ーいため息をつくと、部屋を出て雑巾とちりとり、箒を取りに階段をおりて一階へ向かった。 二階の部屋に戻ると、ゆっくりが俺の机の上に乗ってパソコンに向かい、キーボードの上でバインバインとはねていた。 「れいむもおしごとできるよ!」 嫌な予感がした。箒とちりとり、雑巾を置いてパソコンに近づくと、ディスプレイは黒く沈んでいた。電源が切れている。 偶然、強制終了コマンドが押されてしまったのだ。まさか。まさかとは思うが。祈るような気持ちで電源を入れる。ヴィーン、カタカタカタ……てろりろん♪ はたして、俺の原稿のデータが全てとんでいた。 「れいむがおしごとしたからあそべるよ!」 と得意げにゆっくりがポインポインと跳ねながら俺に話しかける。が、俺はショックで固まっていた。 「ゆっくりしようよ!」 「だまってないではやくあそんでね!」 と何度騒ぎ立てても、反応のない俺に、ゆっくりはとうとう怒りだし、俺に体当たりを始めた。 「いいかげんにしてね!れいむとゆっくりしていってね!」 バスッ。 「やくそくやぶらないでね!」 ドスッ。 「はやくあやまってね!」 バスンッ。 ―プツン― 俺はゆっくりを両手で引っつかみ、そばにあった金属製の、円筒形をした小さなゴミ箱に思いっ切り叩き込んだ。バスン。 「ゆ゛う゛ぅう!?」 ゆっくりの頭がズッポシとゴミ箱にはまる。だが、ゴミ箱の口はゆっくりの体より少し小さかったので、ゆっくりの体は途中で詰まり、 プヨッと顎の部分だけが外に出た状態になった。目深に帽子をかぶりすぎたクリフトを想像してもらいたい。 「まっくらだよ!」 「せまいからはやくだしてね!」 と騒ぎ立てる饅頭を、全体重をかけてゴミ箱の中に足で無理やり押し込む。ギュウウウウウ。ギチギチギチギチ…。 「ぶぎゅううううごっぉごぐぅうううぅ」 ゆっくりとは思えない切迫した声をあげる。ゴミ箱いっぱいにゆっくりの体が充満してビッチビチのギッチギチな状態になるまで何度も何度も踏みつけた後、 ガムテープでゴミ箱の口を何重にもグルグル巻きにして密封した。 「……!……!」 前も見えない、声も出せない、パニックに陥ったゆっくりがゴミ箱ごとドズッ、ドズッと部屋中を跳びはね回る。俺はそのザマを見てひとしきり笑ったあと、 「ドンドンうるせーんだよ!」 と跳ね回るゴミ箱を蹴り上げた。バァァァン!と近所の人々が全員起きてしまいそうな音を上げて激しく壁に激突し、ドスン、と床に落下。 落下したゴミ箱は床をゴロゴロと転がり始め、ゴロゴロ転がって俺の部屋を出て、ゴロゴロ転がって階段までたどり着き、 ガン、ガン、ガンと階段を一段降りるごとに賑やかな音を立てて一階まで転げ落ち、一階の玄関のドアにガシャンとぶつかってやっと止まった。 うわあ。あんだけ転がされたら俺なら三日前の朝飯まで吐いちゃうね。もっともあの中にはゲロが出るスペースすらないだろうけど。 俺はスキップしながら一階まで降りていくと、ゆらゆら揺れているゴミ箱を拾い上げ、思いっきりシェイクしながら叫んだ。 「おーいゆっくり大丈夫かぁー!?もしもーし」 中身がビッチリ充満しているので、振っても何の音もしない。裏拳でガンガンガン、とノックしてみる。 「もしもーし、入ってますかぁー?聞こえてたら返事してくださーい」 無反応なのでガーンとゴミ箱を床に投げ捨てると、俺はゴミ箱をドリブルして廊下を走り回った。みさきくん、パースと言って壁にパス。ガイン。 「ゆっくりはともだちってかヒャッハー」俺は家中駆け回った。 結果、みるも無残な形にひしゃげたゴミ箱。これ、さすがに死んだかな? いや、生きてるな。だってこの中にいたんじゃあどこにも餡子が漏れないもの。餡子が出ない限りゆっくりは死なないからな。ヒエー残酷。 この中、一体どうなってるだろう。物言わぬゴミ箱の中身を想像して俺はゾクゾクした。開けて確認してみたい衝動にかられる。けど、やめておく。 だって、儚月抄でゆゆ様が言っていたでしょう?昔の人は見えない月を想像して月見を楽しんだって。今の俺はその風流な心がわかるよ。 今夜はこのゴミ箱を抱き枕にして寝よう。いい夢が見れそうだ。 おわり(後半が書きたかっただけです) 選択肢 投票 しあわせー! (6) それなりー (1) つぎにきたいするよ! (1) 名前 コメント すべてのコメントを見る