約 1,431,339 件
https://w.atwiki.jp/ffdqbr3rd/pages/615.html
第218話:声、届かずに 寒い…、冷たい…、ココは…。 僕は、いったい、どうして…。 お父さん…。 「気分はどう?タバサ」 「ええ、だいぶいいみたい」 タバサが扉を開けたことで、すっと室内の温度が下がる。 「外は随分寒いみたいだねぇ」 セージがタバサの頬に触れると、とてもひんやりしている。 「夜が明けるまでまだあるから、もう少し温かくして寝ていなさい」 「でも、セージさん達も休まないと」 「僕たちは大丈夫。ちゃんと目を開けたまま寝ているからね」 そんなことが嘘であることは、タバサにも容易に想像できた。 かといってここで睡眠を強く勧めたところでセージは承知しないとも思う。 タバサは言われるままに、規則正しく寝息を立てている母の元へ向かった。 けれど。 「タバサ!!」 寝台まであと三歩とないところで、タバサは崩れるように倒れた。 セージが駆け寄り、抱き起こす。反応がない。 もう一度、頬に触れてみると、先程とは違い燃えるような熱さだ。 「う…ん、どうか、…タバサ!!!」 異変に気づいたのか、ビアンカはぐったりと倒れるタバサを見つけ、悲鳴を上げる。 「すごい熱。とにかく、このベッドに」 「すみません。僕が、冷える外になんか行かせなければ…」 「いいえ、あなたの所為じゃないわ」 顔の熱とは真逆に、手足は凍るように冷たい。 ビアンカはメラを弱くした熱で冷えた体を温める。 同時に、セージはヒャドを制御して顔の熱を下げた。 「ただの風邪ならいいけど」 ベットに横たえられたタバサは、ピクリとも動かない。 いや、唇は微かに震えているが、そこにいる者達はそれに気づかない。 (お兄ちゃん…) 唇は、そう動いていた。 城を囲む堀に、彼はいた。 フレアスターの直撃を受け、その勢いでこんなところまで飛ばされたのだ。 そこは陰になっており、外部からは見えぬ闇の中だった。 ダメージは深い。指一本動かせない。回復の魔法を使おうにも、今の彼にはそれが出来ない。 レックスの喉には、太い木の破片が刺さっていた。 おそらく攻撃によって大破した木の欠片が、爆風によって飛ばされてきたのだろう。 たとえどれだけ魔力があろうと、言霊に乗せなければ魔法は発動されない。 堀には水が張られている。 レックスは腰まで水につかり、血を流す。体はどんどん冷えていく。 (寒い…、冷たい…、ココは…。 僕は、いったい、どうして…。 光…、光が見えて、そして…。 そうだ、向こうに、いたんだ、お父さん…) フレアスターの光の中で、レックスは父を見つけたと思った。 本当に見たのか、それともただの思い込みなのかはわからない。 けれどこの状況で、レックスにとってそれは真実なのだ。 彼は、父を呼んだ。 (お父さん…。僕は、ここにいる…。僕を見つけて、お父さん…) けれど、声は音にならず、届かない。 (お父さん…、お母…さん…、タバ…サ……) タバサの頬に、一筋の涙が流れた。 そして、人々の希望を背負うはずの勇者は、誰に見取られることなく、闇の中で息を引き取った。 【タバサ(高熱、昏睡) 所持品:ストロスの杖・キノコ図鑑・悟りの書 第一行動方針:不明 基本行動方針:家族を探す】 【セージ (MP消費) 所持品:ハリセン・ファイアビュート・ライトブリンガー・雷の指輪・手榴弾×2・ミスリルボウ 第一行動方針:タバサの看病 基本行動方針:タバサの家族を探す】 【ギルダー(MP消費) 所持品:なし 第一行動方針:見張り 第二行動方針:ビアンカとタバサに全てを説明する 基本行動方針:セージと行動し、存在意義を探す/自分が殺した人の仲間が敵討ちに来たら、殺される】 【ビアンカ(MP消費) 所持品:なし 第一行動方針:タバサの看病 基本行動方針:家族を探す】 【現在位置:いざないの洞窟近くの祠内部の部屋】 【レックス 死亡】 【残り 93名】
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/1815.html
一番星 それが言い訳ではないなどと訴えたところで、一体誰が信じるというのだろう? 彼も、自分自身ですらも。 今もなお、根限りと力の込められた指の強さを忘れられない。 「分かっています、あなたにとって今が一番大事な時期だということは。俺なんかに構っちゃいられないって事も。 けど、どうか忘れないで。あなたが大事。 あなたが大好きです。 いつだって、どんなあなたでも見つめていたいんだ」 それが、最後に会った彼の言葉。 「あ、いちばんぼしーい」 小さな指が紺色の天を差す。 ああ、そうだなと適当に相槌を打ちながら、買い物袋を提げた方とは反対の手で、幼稚園鞄をカタカタいわせて今にも駆け出しそうな手をしっかりと握る。それをブンブンと振りながら、 「いちばんぼしは、お父さんのほしー」 「おいおい、何だそりゃ。一番でっかいからか」 「ちがうの。ぼくらのこと、いつもいちばん見守っててくれるのがお父さんだから、いちばんぼしはお父さんのほし。 ヒロくんと二人で、そう決めたの」 幼子はなおも星を指す。あなたの負担になりたくはないのだという、彼の微笑が不意に蘇る。あなたにとっての一番が俺ではないという事くらい分かっていると、それでも、だからあなたが好きなのだと迷いもなく言い切った男の笑みを。 「君は信じたのか、子供を盾にしたあの薄っぺらな言葉を」 その場凌ぎの苦しい言い訳にしか過ぎないと誰にも分かったはずなのに、男は微笑んで身を引いた。 「ヒロくん、またあそんでくれるよね。やくそくしたもんねー」 ゆびきりしたもんねとはしゃぐ無邪気なその指は、強力なしるべのように、ただひとつの星を指し示していた。 小さな死
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/7072.html
このページはこちらに移転しました for・・・ 作詞/271スレ116 いつまでたっても届かない 実家からの救援物資 いつもならとっくに届いてるはずなのに なんだろこの胸騒ぎ 嫌な予感が脳をかすめる 携帯探して実家に電話 いつまでたっても通話できない んだよちくしょう!車を飛ばしいざ実家!! お母さん お母さん どうか無事でいてね お父さん お父さん 母さんを守ってくれよ 半日かけて実家についた 相も変わらずおんぼろ お母さん!どこだ!息子が帰ってきたぞ!! 「タカシ何してんね?」 「え?いや、え?いままで何やってた・・・?」 「畑」 お母さん お母さん 畑仕事もほどほどに お母さん お母さん 山で迷子にならぬよう 君の親は大丈夫?心配ばっかりかけてない? たまにはなにか送らなくちゃ・・・
https://w.atwiki.jp/azum/pages/32.html
変化に富んだ日々。 高校生になってからというものの、いつも私の周りでは楽しい友人達が 学園生活というものの楽しさ、素敵さというものを教えてくれる。 元々人付き合いのうまくない私がこんなに積極的になれるのも、彼女達のおかげだ。 今日は皆で音楽室に来ている。音楽の新田先生が私達に嬉しそうな顔で説明している。 新田先生はこの学校の非常勤で、ジャズをやっているらしい。 先生が言うには、この学校は男子生徒がかなり少ない為、 軽音楽部が無い事。また、軽音楽をやろうと言う人がいないとの事である。 そのため楽器室にある軽音楽用の楽器たちが埃をかぶっていたのだ。 そこで私達がこうやってきたので、先生は非常に喜んでいるらしい。 協力もしてくれるようで、非常にありがたい。 「それでですね、楽器を持っていないので借していただけませんか?」 もうすっかりちよちゃんが交渉役だ。リーダーは…? …いない、どこに行ったのだろう… 「是非使ってちょうだい!楽器は使わないと死んでしまうから!」 やった。これで問題のひとつ、「楽器が無い」が解決した。 「ありがとうございます、新田先生!」 ちよちゃんがめいっぱいの笑顔でお礼をしている。ちよちゃんは可愛いな… 「おーい、こっち来てみなー。」 音楽室の奥の部屋から、リーダーである智の声がした。 あそこは楽器室… 楽器室を覗くと、吹奏楽で使われる管楽器や木琴などの奥に、 未だ使われた事の無いギターとベース、ドラムセットなどがほとんど 新品に近い状態で保管されていた。 智が皆に出すのを手伝うよう命じたが、私が体が大きく、 狭い楽器室の中で身動きが取れなくなるのを恐れて外に出る事にした。 表で運び出されたドラムなどを受け取る途中、智が 「ほら、これは榊ちゃんのだぞ」 と私に渡した黒い皮のケース。 意外にずしりと腕に堪えたそれを、私は開けずにはいられなかった。 考えていたよりも早く来たこの瞬間… 手をファスナーにかける。大きな鼓動、震える手。 そんな中私は、昨日見た夢を思い出していた。 * 私は部屋で動物専門のの雑誌を読んでいた。 気に入ったページは角を折る癖があるので、ほとんどのページの角が折れている。 ページの角を折る事を、ドッグイヤーと言うらしい。 何てかわいい表現なんだろうか… あ、このページ、一合升に入ったハムスターがとてもかわいい。 よしここのページも… 「やあ、おはよう」 …! いきなり肩を叩かれたので驚いてしまった。 私は慌てて雑誌を隠すと、恐る恐る後ろを振り向いた。 「やあ、また合ったね。」 「…うわっ!」 私の後ろにいたのは…そう、ちよちゃんのお父さんだった。 「元気にしてたかなー?」 私の肩に置いていた手をふっと上げて、お父さんは言った。 「ええ…まあ、それなりに。」 私が答えるとお父さんは、どこから出したのか黒いケースに入った ギターのような物を差し出した。 「ベースがやりたいと…そう言っていたんだよねぇ?」 落ちついていて、それでいて凄みのある声で言う。 「はい…そうです。」 動揺している私に、お父さんはそれを渡す。 受け取ったそれはずしりと重く私の腕へとのしかかってきた。 「これは本当のベースだ。これを君にあげよう。」 お父さんは私に背中を向けて言った。 「え…何故?」 ベースを抱いたまま私が尋ねると、 「腕を磨くのだよ~?」 お父さんは何も言わずに去っていってしまった…。 * 「榊ちゃん何してんのさ、早く開けなよ」 私がファスナーに手をかけたまま思い耽っている間に、 楽器はすべて音楽室に運び込まれていた。 そこに並べられた楽器は本当に綺麗で、本当に長い間放置されていた物には見えなかった。 「誰も使わないから、私がいつも手入れしてたのよ。 新田先生が得意げに言う。 よみは黒地に白の変な模様のギターを抱えていた。 彼女は背があるからとても様になる。 大阪は昨日智が言ったようにブラスだったが、ブラストは全然違う形で そもそも金属製では無いようだ。 それからはコードが出ているし、私にはよくわからない。 彼女は懸命に息を吹き込んでいるが、それから音はしない。 「音せえへん、この笛壊れてるんちゃうん~?」 ちよちゃんはキーボード。 背が低いので、教卓の下にある台を使ってやっと届く高さだ。 ちよちゃんはとても嬉しそうだ。 「榊さん!」 「…ん?」 「榊さんもほら、早く!」 そうか、私がまだだったな。 「…うん。」 私はファスナーにかけた手を、一息に引きおろした。 中から現れたのは想像もしていなかったほど赤く赤く、 そして触れる者を全て破壊してしまうようなフォルムと存在感を持ったベースだった。 「わ・・・」 私は恐ろしさよりも、早くそのベースを抱いて 全力で弾いてみたい感覚に襲われた。
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3037.html
<平沢唯 8歳> その日の夜、私はおしっこがしたくなって目覚めました。 夜のトイレは怖いけれど、以前それで行かずにいたらおねしょして怒られちゃったので、また繰り返すわけにはいきません。 また憂についてきてもらおうかとも考えましたが、起こしちゃうのもかわいそうだと思い直しました。 たまにはお姉ちゃんらしく、一人で行っちゃおう! 私は「おばけなんてないさ」を小声で歌いながら勇気を出してトイレに向かいました。 用を済ませて早く戻ろうとする途中でお父さんとお母さんの部屋を通り、そこから漏れる声に思わず立ち止まりました。 「ぁあ……ふぅ、あんっ…」 二人とも、何をしてるんだろう…。 そっとドアの隙間からうかがうと、そこではお父さんとお母さんが、ベッドの上で裸で抱き合っていました。 お父さんはお母さんの上で腰を振り、お母さんはお父さんを両腕と両足で抱きしめ、二人とも気持ちよさそうにあえいでいました。 いつもと違うお父さんとお母さん。なぜだかわからないけど私はすごくドキドキして、見てはいけないような気がして急いで子供部屋に戻りました。 「うい、うい!」 起こしたらかわいそう、そう思ったくせに結局起こしてしまいました。 「ん…なーに?お姉ちゃん」 目をこすりながら渋々起き上がる憂。悪いことしたなと可哀想に思いましたが興奮の方が勝り、私は憂に今見たものをそのまま話しました。 「うい、お父さんたち何してたのかなあ」 私は憂に尋ねました。憂はこのころから何でも知っていて、妹なのにすごいなあと私も頼りにしていました。 この時も、憂は驚くことなく説明してくれました。 「お父さんとお母さんはね、赤ちゃんを作ってるんだよ」 「赤ちゃん?」 「うん。あーやって、裸で二人で抱き合ったら赤ちゃんができるの」 「へえ〜」 やっぱり憂は物知りだなあと感心しました。 「それならいいことだね!ねえういは、赤ちゃんは弟と妹、どっちがいい?わたし妹がいいな」 「えと…私は、別に欲しくないや…」 「えー、赤ちゃん可愛いじゃん…そうだ!」 私はその時、完全にいいこと思いついたと信じて疑いませんでした。 「わたしたちもあーやって赤ちゃん作ろう!」 「ええっ!?」 「お父さんとお母さんのお手伝いするんだよ。わたしとういの赤ちゃん、きっと可愛いよ!」 「…うん、そうだね。いい考えだね。作ろう」 憂はゆっくりと頷きました。 「赤ちゃん赤ちゃん、ういと私の赤ちゃん」 私は大張り切りでパジャマと下着を全部脱ぐと、もじもじしている憂のパジャマに手をかけ、「うい、万歳して」とお姉さんらしく言って脱がせました。 そして私たちは布団の中で体を密着させました。お風呂などで何度も互いの肌かを見たことがありますが、布団の中というのは初めてなので、なんだか不思議な気持ちです。私が憂をぎゅっと抱きしめると、憂も私を抱きしめてきました。 「それからどうするの?」 「あのね、えっちなことをするんだよ…」 憂は小さな声で言いながら私のおっぱいを触ってきました。くすぐったさに思わず笑い声を上げながら、私も憂のおっぱいを触り返しました。 しばらくそうしてじゃれあっていて、何かのはずみで憂が私に抱き着き、私の唇に自分のそれを押し付けました。 「んんーっ」 えっちなことなんだから、きっとキスだってするんだ、そう思って私も抵抗しませんでした。 憂はいつまでも離れてくれません。舌も入ってきます。はじめてのキスに、私は段々脳がとろけるような感じがしてきました。そのせいか気づきませんでした。子供部屋に足音が近づいているということに…。 ドアが開いて、廊下の電気が裸の私たちを照らします。 「っ、二人とも、何やってるの!」 お母さんは血相を変えて、私たちを怒鳴りました。 そのあと私たちはお母さんたちにこっぴどく怒られました。 私がお父さんとお母さんの行為を見ていたことを話すと、二人はぎょっとして、そしてため息をつきました。 それから二人による性教育が始まりました。赤ちゃんが作れるのは大きくなった男の人と女の人だけだとも教わりました。 憂は知らなかったのでしょうか。何でも知ってると思っていた憂だけど、知らないこともあるんだなあ、とおかしくなりました。 あれから7年。 春休み、たまたまやっていたテレビドラマの内容を通して、私はあの出来事を思い出していたのです。 憂はテーブルの片づけをしていて、お父さんとお母さんはいつも通り海外に出かけていていません。 憂はあの事、覚えているのかな? <平沢憂 14歳> その夜、食器を片づけてテーブルを拭いている私を尻目に、お姉ちゃんはテレビを見ていました。 その番組はどうやら大人向けのドラマで、妹が兄の子供を妊娠してしまったという内容でした。いつもならこんな番組をお姉ちゃんが見ていたら即チャンネルを変えます。しかしその時の私はそれどころではありませんでした。 (お姉ちゃん、あの夜のこと覚えてるのかな…?) 「女同士で、しかも子供同士で、赤ちゃんはできない」。当時七歳だった私も、このことを知っていました。それなのに、あえてそれをお姉ちゃんに指摘しなかったのは、お姉ちゃんが得意げに出したアイデアに水を差したくなかったから——というのは建前で、本当は私がお姉ちゃんと寝たかったからです。 当時の私は七歳児らしからぬ性に対する好奇心を、なぜか実の姉に向けてのみ滾らせていました。そして、今も。 『実の妹と寝るなんて、何を考えているんだ!』 その台詞を最後にテレビは消えました。否、私が消したのです。 キョトンとした顔を向けるお姉ちゃん。その顔にいきなりテレビを消された不満が浮かぶ前に、私は口を開きました。 「お姉ちゃん、エッチしよっ」 その途端、お姉ちゃんの目が真ん丸に開かれ、かあっと両頬が染まりました。やっぱりあの事を思い出しているのかも…。 「だ、だめだよ。テレビでもさっき言ってたでしょ。妹と寝たらだめなんだよ」 「その前に、なぜ近親相姦がタブーとされるか、知ってる?近親相姦を通してできた赤ちゃんは、障碍児になりやすいからだよ。それに私たちはまだ中学生、お姉ちゃんはもうすぐ高校生で、赤ちゃんができたら将来設計に重大な影響が及んでしまう。でもね、もう知ってるでしょ。女同士で赤ちゃんなんてできないってこと」 7年前は、赤ちゃんを作るために私たちは体を重ねました。なのに今は、赤ちゃんができないことを理由に私はお姉ちゃんに性交を迫っています。 「だって、お父さんとお母さんたちに怒られちゃうよっ」 「お父さんたちの出張が終わるのは春休み明け。黙っておけばばれないよ」 「で、でもさ」 まだ納得できないようです。それは極めて正常な感情。血の繋がった姉妹で体を重ねるなんて、抵抗があるに決まっています。普段ぼんやりして特にこだわりないように見えるお姉ちゃんですが、それでも7年で本人も意識しないままにそれなりの倫理観が積み上げられてきたのでしょう。 「やっぱり駄目だよっ。だって、エッチは好きな人としなきゃいけないんだよ?」 「私はお姉ちゃん、好きだよ。お姉ちゃんは私のこと、好きじゃないの?」 「す、好きだよ」 「じゃあ、なんでいけないの?」 そういって詰め寄ります。もちろん、これでお姉ちゃんが納得してくれるとは思いません。ただ、万一の可能性にかけて…。 「…分かった。いいよ」 「へっ」 思わずお姉ちゃんの顔を見返しました。真剣な目に、赤く染まった頬。冗談を言っているのではなさそうです。 「私憂とエッチするよ」 「ほ、本当に!?」 「憂が言いだしたんじゃん」 「あ、えへへ…」 嬉しくて信じられなくて、つい大声で疑ってしまいました。 「じゃ、早くしよ」 あれ、おかしいな。私が言いだしたことだったはずなのに、なんだかお姉ちゃんのほうが押せ押せだ…。 「ま、待って。先にベッドに移動しようよ」 私はお姉ちゃんの手を引っ張ってリビングを出ました。 …あ、ベッドって言ってもどっちの部屋にしよう。私はどっちでもいいけどお姉ちゃんは…と思った時、第三の選択肢が目に飛び込みました。だけどそれを口に出すのはためらわれました。だってそこは…。 「お父さんとお母さんの部屋のベッドで、しよ?」 私の心を読み取ったかのように、にっこりと笑ってお姉ちゃんが言います。 「黙ってたらばれないよ」 と、私の台詞を使いまわして。 いないのをいいことに勝手にベッドを使うのには罪悪感もありましたが、なんだかお姉ちゃんと夫婦になるみたいで嬉しく思いました。 お父さんとお母さんの部屋。二人が二十年近く夫婦してた部屋。あの日のお姉ちゃんが大興奮で話していた、このベッドの上での行為…。 布擦れの音がして、振り向くとお姉ちゃんはもう上を脱いでいました。ブラを外すと、小ぶりなおっぱいがプルンと飛び出します。それはお姉ちゃんの成長の証。あの頃にはなかったもの。お互いの裸なんてあれからも何度も見たのに、あの時と比べながら目が釘付けになります。 私の視線に気づいたお姉ちゃんは、笑って、今度は下を脱ぎました。ズボンと下着を一気に下ろすと、15歳にしては薄い恥毛が覗きます。それも、あの頃には全くなかったもの。 すらりとした足。滑らかな曲線。7年で、お姉ちゃんはとても女性らしい体つきになりました。 「憂も早く脱ぎなよ」 全部脱ぎ終わったお姉ちゃんが笑顔で言います。お姉ちゃんの身体に見とれて自分の脱衣が疎かになっていた私は、慌てて上着に手をかけます。焦ったためか、引っかかってうまく脱げません。お姉ちゃんが服の裾を掴みます。 「憂、万歳して」 まるで小さい子に言うように。それはあの時と同じ台詞でした。言われるままに私は両腕を上げ、お姉ちゃんはシャツごと一気に脱がせてしまいました。 「うわー、憂ってほんとに巨乳さんだね。さっきはこれが引っ掛かって脱げなかったんじゃないの?私、こんな間近で見るの初めてだよ」 言いながらお姉ちゃんは、私のおっぱいをつついたり撫でたり、軽く揉んだりと感触を楽しんでいるようです。 私も、あの時のようにお姉ちゃんのおっぱいを触り返しました。お姉ちゃんはキャハハと笑って、私のブラジャーを外します。 「へー、憂のおっぱいって大きいだけじゃなくて形も綺麗なんだねー」 お姉ちゃんは私のおっぱいの間に顔を埋めました。 「憂のおっぱいって、フカフカで気持ちいいんだねー。私のは小さいし、こうはいかないよー」 「お、お姉ちゃんのだって、小さくても形は綺麗だし、私は好きだよ?」 「むー、小さいのは否定しないんだ。もう怒った、憂なんてこうしてやるっ」 お姉ちゃんはぱくっと右の乳首を口に含むと、ちゅーちゅーと音を立てて吸い始めました。舌でひっきりなしにつつき、こねくり回します。 「ふぁぁ…お、お姉ちゃんっ…んっ」 気持ちよさに、思わず変な声が出てしまいます。がくがくと足が震えますが、お姉ちゃんが両手で腰を支えてくれたおかげで、立っていることができました。 でもその手が…右手が私の体をなぞって段々と下に移動し、ついにスカートの中に滑り込みました。そのまま下着の中へ侵入します。私の恥毛をかきわけて進む、お姉ちゃんの手。 「わー、憂ってば剛毛さんだねー。そっくり姉妹とか言われるけど、こうしてみると何もかも私と大違いなんだねー」 うう…恥ずかしい。確かにお姉ちゃんよりは濃いけど、普通のつもりだし…。 「も、もうベッドにいこ、これじゃ何のために移動したのかわかんないよっ…」 「まだまだ、まだ寝かせないよ」 お姉ちゃんの指が割れ目をなぞり、陰核をつまみあげます。その時点でもう、私のあそこはどうしようもなく蜜が溢れていました。 「っ、ひぁあんっ」 「ほらほら、憂、気持ちいいでしょ?」 指の腹で陰核をこすりながらお姉ちゃんは囁きます。 「ぁんっ…お、お姉ちゃんっ……っ!」 私はもう一つの刺激に背中を震わせました。お姉ちゃんの左手が後ろから下着の中にもぐり、今度はお尻をさわってきたからです。 「くすっ。やっぱり、憂のパンツ、もうびしょびしょだね。漏らしちゃったみたい。それにしても、憂のお尻はすべすべで可愛いなあ〜。それから、ここも」 と、お姉ちゃんは私のお尻の穴に、私自身の愛液でべとべとした指を入れました。 「っあ……!」 「憂のアナルバージン、もーらった」 こうして私は、お姉ちゃんと密着し、前と後ろを同時に責められる形になりました。体温が上がったせいか、お姉ちゃんの肌が冷たく感じます。すべすべで、柔らかくて、しっとりと湿ったお姉ちゃんの肌。 「はぁ……んっ……ああっ」 喘ぐ私に合わせてプルプル震える乳房を、お姉ちゃんはチロチロと舐めます。 「っ……!」 どの刺激によってかはわかりませんが、とうとう私は絶頂を迎えました。 「…はあっ…はぁ…」 快楽の余韻に浸りながら、だらしなく涎を垂らす私。 「かわいいよ、うい」 お姉ちゃんはその涎を舐めとり、私に口づけしました。柔らかくあったかい、7年ぶりに味わう、お姉ちゃんの唇。 唇を離した後お姉ちゃんは、いつもの無邪気な顔で笑いました。 「えへへ、私うまかった?」 そのとき、私の心に沸々と何かがこみ上げてきました。 お姉ちゃんはずるい。私だけ気持ちよくさせて得意げな顔してずるい。 気が付くと、私は勢いをつけてお姉ちゃんをベッドに押し倒していました。 「お姉ちゃんだって、乳首こんなに立たせてっ」 私は両手でお姉ちゃんの乳首を弄繰り回しました。 「ぁあんっ、ふぁ、んんっ!」 私より大きな声で鳴くお姉ちゃん。そういえば、おっぱいが小さいと感度が大きいって本当かな? 「ここだって、こんなに、濡れてるじゃないっ」 お姉ちゃんの中を指でかき回します。 ぐちゅっ。 「ひゃあんっ」 びくりと体を震わせる、涙目のお姉ちゃん、可愛い。 私にかき回されたあそこからはますます蜜が溢れ、ベッドにシミを作っています。 「あーあ、汚しちゃって。お父さんたちにばれたらどうするの。しょーがない、私が全部、舐めてあげる」 私はお姉ちゃんの股間に顔を埋めました。 「ちゅぱっ、ちゅぷ…」 「いやぁっ、ぁああっ、はぁんっ…」 お姉ちゃんは震え、喘ぎながら私の頭を股間に押し付けます。 「う、うぅいっ!全部、ぜんぶなめてぇっ」 そう言われても、次から次へとすごい勢いで溢れてくるので舐めきれません。舌が疲れてきました。でも、やめません。これが、ようやく味わえた、お姉ちゃんの味なのですから。 突然、お姉ちゃんが私の頭を押しのけようとしながら叫びました。 「うぅいっ、だめ、いっちゃう!」 「いいよ、イって」 「だめ、お父さんとお母さんみたいにするのぉっ!」 お父さんとお母さんのように?そんなことできません。だって、私たちは女同士なんだから。 あっ…。 私はスカートと、びしょびしょのパンツを全部脱ぎ捨てて、お姉ちゃんのあそこと重ねました。 さっきイったばかりの体がびくりと震えます。 「はぁうっ、うい、気持ちいいよおっ」 これでよかったみたいで、ホッとしました。 「うい、ういぃっ」 「おねえちゃん、おねえちゃぁんっ」 お互いの名前を呼びながら、あそことあそこをこすり合わせます。密着した肌は汗で濡れ、互いの汗や体液がベッドに飛び散ります。でも、もうばれるかばれないかは、私たちにとってどうでもいいことでした。 (お父さんとお母さんのこれまでのどんなセックスより、ずっとずっと、愛し合おうね、お姉ちゃん…) 「ういっ!!」 お姉ちゃんの体が大きく跳ね、とうとう絶頂を迎えました。 お姉ちゃんの体から力が抜け、ベッドに沈みます。 もう眠ってしまうのでしょうか? 私がお姉ちゃんから離れようとした時、お姉ちゃんは私の腕をつかみ、薄目を開けて微笑みました。 「うい…私、ういとの赤ちゃん、つくるからね…」 そういうと、お姉ちゃんは本当に眠ってしまいました。さっきの台詞は寝言だったんでしょうか。あのころを夢見ての。 お姉ちゃんの寝顔を私はずっと見てきましたが、7年前から本当に変わっていない、幼いものでした。だけど今は、一人の女性のものに見えます。 私はお姉ちゃんの隣に寝そべって寝顔を見ていましたが、いつしか私も寝てしまいました。 次の朝。私は5時に目覚めました。隣にお姉ちゃんはいません。 もう起きたのかな。それともあの出来事は夢だったのかな…と一瞬思いましたが、お父さんたちのベッド、私が裸であること、シーツのシミ、ベッド脇に脱ぎ散らかされた二人分の服が、夢ではないと物語っていました。 「もうお姉ちゃん、起きたのなら服片づけてよ」 苦笑しながら私は服とシーツを抱えて洗濯しに行きました。早くしないとお姉ちゃんに朝ごはん作る時間もなくなってしまいます。 洗濯機にそれらを放り込み、シャワーを浴びて着替えた後、私はお姉ちゃんの部屋に行きました。ここまで一度もお姉ちゃんに会わなかったからです。 お姉ちゃんの部屋のドアの前に立つと、「いたっ…」という声が聞こえてきました。一体なにが?心配で、ノックも忘れてドアを開けました。 「お姉ちゃんっ」 「ん、なーに、憂」 お姉ちゃんは裸でベッドに座り、裁縫道具を出して何かを編んでいるようでした。針を刺したのか、指先を口にくわえています。 なんだか、ちぐはぐな…鳥?のぬいぐるみでしょうか…。 「ああ、これ?私たちの赤ちゃんだよー。名前は…」 お姉ちゃんはそれを、私に向かって突き出します。 「平沢唯と平沢憂の子供、平沢チキン!」 「ぷっ…あははは…!」 耐え切れず私は笑いました。そっか、お姉ちゃんの言葉は寝言じゃなくて、本当だったんだ。それで早起きしてこのおかしなぬいぐるみを…! 「憂?」 「ごめんごめん。あなたが平沢チキンね、はじめまして。私はえっと…」 お父さん、お母さん、どっちを名乗ればいいんでしょうか? 「両方お母さんでいいよ」 「ううん、お姉ちゃんが作ったんだし、お姉ちゃんがお母さんで」 「えー、だったら、私がお母さんで、憂はママね。それと今度、この子連れて一緒にピクニック行こうよ」 「うん。それから三人、川の字になって寝ようね」 あのドラマの中の兄妹は、こんな楽しい会話なんてできないんだろうな。フィクションだというのに、ちょっと気の毒にも感じました。 「もうすぐ完成するからねー」 「うん、楽しみに…ってお姉ちゃん先に着替えて着替えて!裸で裁縫って危ないよ!」 「ほえ?大丈夫だよー」 「だめだって!あとシャワーも浴びてないし!残りは私がやっとくからさっさとシャワー浴びて着替えなさい!」 「ちえー。でもその方がいっか。だって二人の子だもん」 お姉ちゃんが去って行った後、私は平沢チキンの作成を再開させました。こんな不気味なぬいぐるみだけど、お姉ちゃんと私の子だと思うと無性にかわいい。お姉ちゃんの不器用な縫い目も愛しくて。 「大好きだよ」 そのとさかに、そっと口づけしました。 戻る
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/546.html
327 :名無しさん@HOME:2007/08/06(月) 14 36 33 0 うちの旦那に「ハゲてる」といい(はげててもすきだ) 私に「もっとダイエットしたら?それに髪もっと巻いたら?」といい(162cmで48キロしかないわい) パラしてるお父さんにお酒を買いにいかせ、冷えてるビールをたまたまお父さんが飲んだら 一日中クチをきかない独身旦那弟40歳。 言いたい放題の独身旦那弟@パラサイトに かえりぎわに 「さみしくないすか ひとりぼっちで」と直球なげてきました。 329 :名無しさん@HOME:2007/08/06(月) 14 38 16 0 327 GJだがまだ遠まわしだなw パラサイトである事をもっと鋭く突っ込んじゃおうぜ NEXT→550
https://w.atwiki.jp/uranai710/pages/16.html
スレ3(実質4)より 12 :名無しさん@占い修業中:2010/11/27(土) 13 15 28 ID vum0ZbK7 何度も出ているかもしれませんが 小泉純一郎 小泉進次郎 が知りたい。 13 :名無しさん@占い修業中:2010/11/27(土) 14 32 45 ID BVyGPmSK 12 小泉純一郎氏 人でいるのが好きな政治家です。一気に首相の座を射止めましたが 後は自分の世界にこもるかたです。仲間と群れることが苦手です。 小泉進次郎氏 37以降短気になりますが首相の座にはお父さんより早くつくでしょう。 お父さんより人脈つくりはうまい方です。 15 :710:2010/11/27(土) 14 34 57 ID BVyGPmSK 13は「一人でいるのが好きな方」です。
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2409.html
「ははは、どうだ大きいだろう?ここらでは一番大きな神社だぞ?」 「ほぉぉぉぉわぁぁぁ~~」 巨大な鳥居に目を奪われる。 自転車を駐輪場に止め、ハンドルに取付けられている子供用椅子から降ろす。 近所の小さな神社なら、即、野生児と化してそこらへとダッシュしていくのだが、 その大きさと漂っている空気に圧倒されたのか、感嘆の声をあげつつ辺りを見回している。 しかし……案外、人が多い。 別にそこまで有名何処では無いはずなのだが、関東最古という肩書きは伊達ではないよう。 はぐれないようしっかりと手を握り、てくてくと歩いて行く。 「よし、ここらでいいか。こなた、ちょっとここで写真を撮ろう。ここで立ってくれな」 鳥居の足下に立たせると首から下げたカメラを手に後ろに下がって行く。 こなたも毎度のこととばかりに、おとなしくモデルを務める。 撮影が一通り終わり、再びこなたと歩き出す。 「おとうさんおとうさん」 父を見上げ問いかける。 「ん?なんだ、こなた?だっこか?肩車か?」 よしきた!とばかりに抱き上げようとするが… 「おしっこ」 肩すかしを喰らう。 「げっ!ちょ、ちょっとがまんしろよ」 「うん」 子供は容赦ないからな…と思いつつ、急いでトイレを探す。 せっかくの晴れ着をおしっこまみれにされてはたまらない。 「ん~~トイレはどこだ……お、あったあった」 用を済ませ、こなたの手を洗い、次に自分の手を洗っている隙に こなたが野生児化して奇声をあげ走り出す。 「あ!こら、こなた!!何処へ行く!!」 手を拭く間もなく追いかける。 こんな人ごみで見失えば迷子確定なのは目に見えている。 誰に似たのか、小さな身体ですばしっこく人ごみの間を器用に縫って走って行く。 「ぬぅぅ、要らんとこまで似おってからに」 周りから頭一つ抜けた大柄な体格ながらも、負けじと器用にすり抜けて走って行く。 人ごみを抜け、何をするかと思いきや、御神木と思しき木によじ上ろうとし出す。 すんでのところで追いつき、げんこつがこなたの頭に飛来する。 「アホちんが!!」 「ふがっ!!」 さっきまで笑顔だったものが一転、 「うぐっ…うぐっ……うあぁぁぁあぁぁぁぁん、ごめんなさい、ごめんなさい」 大声をだして泣き出す。 そこに畳み掛けるように説教が続く。 「そんな所に登っちゃだめだろう!!それに、一人で勝手にどっか行くなって いつもお父さん言ってうだろう?迷子になったらどうするんだ!! 変な人に誘拐でもされたら大変だろ!!」 厳しい顔でキツくしかる。 「あぐぁぁぁぁぁぁぁぁ~ごめんなさい~うわぁぁぁぁぁぁぁん」 泣き叫ぶ我が娘を見て、ふぅ~とため息を付く。 何度見ても気分がいいものではない。 今すぐ抱きしめてやりたいぐらいだ。 だがしかし、何度でも叱っとかなければと思う。 いつもの公園や神社ならともかく、こんな人ごみのなかでやられてはシャレにならない。 やってはいけないことはきっちりと教え込んでいかないと。 こなたにもしもの事があれば…… 考えただけでぞっとする。 かなたを失い、こなたまで失ったならば、生きて行ける自信はない。 こなた目線までしゃがみ、優しく、しかし厳しく諭す。 「いいか~こなた。今日みたいに人がいっぱい居るところで お父さんから離れちゃうと、迷子になっておうちに帰れなくなっちゃうんだぞ? お父さんと逢えなくなっちゃうんだぞ?」 「ひっく、ひっく…」 しゃくりあげてはいるが、泣き止んだこなたがそうじろうの話を聞いて、 「ひっく…そんなの…やだ……」 どうにか、しかし力強く答える。 「だろ?だったら、お父さんと約束だ。 おそとで勝手にお父さんから離れたりしちゃダメだ」 こなたの目線までしゃがんだまま、肩に手を置く。 何も言わず、コクリと頭を上下させるこなた。 「よし!!いいこだ!!」 頭をわしゃっ、とひとなでして 涙と鼻水でわちゃくちゃになった顔をハンカチとティッシュで拭き拭きする。 一通り拭き終わり、立ち上がるついでに抱き上げ左腕に載せるように抱っこをする。 すかさず、こなたが首周りに腕を回しきゅっとしがみつく。 「さて、お参りに行こう」 本殿を目指し歩いて行く。 お参りも無事済ませ、駐輪場へと戻るふたり。 そんな時、小説のネタが浮かび上がり、ふと立ち止まりメモを取り出すそうじろう。 「こなた、少しばかり手を離すから、ちょいとお父さんの服の裾を握っててな」 「はぁーい」 と言う返事と、裾を握らせ引っ張られてる感覚を感じて、目を離しメモを取り出す。 さらに首から下げたカメラにて、周りの風景やら建物をいくつか撮影する。 人の流れに逆らって立ち止まっているせいか、 人ごみに少し揉まれ気味になってしまう。 こなたの様子が心配になるが、裾を引っ張る力は無くなっていない。 「さて、いこうか」 裾まで手を下ろし、裾を引っ張る小さな手を握って再び歩き始める。 「そうだ、こなた、千歳飴でも買って行くか!」 こなたの方に振り返る。 「おや?」 そうじろうの裾を握っていたのがいつの間にか知らない女の子になっていた。 その子は不安気に、今にも泣き出しそうな顔でそうじろうを見上げている。 年の頃合いはこなたと同じくらいの3歳児クラスだろう。 「あ、れ?お嬢さんは、どちらのお子さんかな~~?って……… こなた?!おーーーーい!!こなたーーーーーーー!!どこだーーーー!!」 血の気が引いて行く。 そしてちゃんと目視で確認しなかった己の甘さを後悔する。 「なんてこった。肝心の俺が目を離しちまったじゃないか……」 あたふたきょろきょろする、そんなそうじろうを見て、 見ず知らずの女の子が、とうとう泣き出した。 「おかあさん、おとうさん、おにいちゃーん」 (いや…泣きたいのはこっちだよ…とほほ) 泣いている女の子の隣りにしゃがみ、女の子の頭に手をのせて軽くなでてあげる。 「よし!…おじさんの娘も迷子になっちゃったみたいだから、一緒にさがそう! ところで、お嬢ちゃんの名前は?」 一緒にさがそうと言われ、泣きやみそうじろうを見つめる。 「さがすの、ほんとう?」 そう言うその目はまだまだ不安でいっぱいの涙を浮かべたままだ。 「ああ、本当だとも。だから…まずはお名前を教えてもらえないかな?」 再度、名前を問いかける。 迷子の問い合わせをするにも先ず名前が判らなければ始まらない。 「ヒック、ヒック……みさお……くさかべみさお」 「みさおちゃんかぁ~、おかあさんやおとうさんはどんな感じの人かなぁ」 じーっとそうじろうのことを見てから 「おかあさんもおとうさんも、わたしより大きくておじさんよりちいさい おかあさんはお兄ちゃんよりおっきくておとうさんよりちいさい」 「あはははは……で、おかあさんとかの名前は判るかなぁ?」 「えっとね、おにいちゃん5さいでわたし3さいでいっしょに しちごさんにきたんだよ~そんでね~~……」 味方だと理解したのか、不安気な表情が消え笑顔で兄の事を語る。 肝心の質問には答えてはいないのだが。 「あははははは、そうかそうか(いや~これは手強いな) …素直に社務所に行くかな、こりゃ……」 泣き止んでくれただけでもよしとして自力で探すのをほぼ諦め、社務所へと足を進めて行く。 「…ひっく…おとうさん……」 父親とはぐれてしまったこなたが、涙目できょろきょろ辺りを伺いつつしゃがみ込んでいる。 そんな時、御神木の前で一人で泣いている女の子がいると連絡があり 巫女を務めていたみきが確認しにやってきた。 「あらあら…迷子さんね…お母さんかお父さんとはぐれちゃったのかなぁ~?」 みきを見上げたこなたが、大きくコクッと頷く。 「ひっく…おされて…ころんで……おとうさんいなくなっちゃった…」 「この人ごみで流されてしまったのね…お母さんは?一緒には来てないのかな?」 特になにも考えず、いつも通りに母親のことも尋ねる。 「おかあさんはしんだっていってた…………」 「………!!」 まさかの答えに衝撃を受ける。 「しんでいないけど、いつかおかあさんかえってくるよ」 見上げて答えるその目は真剣だ。 まるでサンタクロースを信じて疑わない子供の目と同じように。 その言葉とまなざしに、反射的にこなたを抱き上げ抱っこしてしまった。 「ええ…そうね、帰ってくるのをいい子で待ってましょうね」 「うん!!」 それ以上は何も言葉を言えなくなってしまった。 なにかを言えば、きっと涙が出てしまう。 (まだ死ぬという事がよく理解できていないのかしら) こなたを抱き上げ社務所へと歩きながら、考え込んでしまうみき。 きっとこの子の父親も幾度となく説明は試みているだろう。 だが、いかんせん3歳。もしくはまだ3歳に届いてないのかもしれない。 まだまだ、理解出来ていないのだろうと察しがつく。 (うちの下の子達もそこら辺は怪しいものね…) しかし、神様も酷いことをするものだと思う。 こんなに小さな子供から母親を取り上げてしまうなんて。 話しかけてあげる代わりにきゅうーっと抱きしめてあげる。 「えへへ、あたたかくてやわらかーーい」 抱き上げられたこなたがきゃっきゃっと騒ぐ。 「あらあら、鳴いたカラスがもう笑うってね…くすくす… そういえば、まだお名前聞いてなかったわね。お名前はなんていうのかしら?」 楽しげにしているこなたに聞いてみる。 「なまえ?こなた。えーとね…いずみこなた」 「こなたちゃんね~、それで、お父さんのお名前はわかるかなぁ~?」 父親の名前も聞いてみる。 「おとうさんはねぇ~~………????あれ?…おとうさんだよ。 おかあさんはしってる、かなたっていうんだよ。いつもおとうさんがいってる」 「え?そ、そうなんだ……」 (親の名前を知らないってのは、まぁありがちだけど… 亡くなっている母親の名前は知っている…というか父親がいつも言っている? 亡くなったってことを、一生懸命話しているのかしら?) 若干混乱気味のみき。 「ぶつだんってところにあるしゃしんにむかっていつも、はなしかけてるんだよ」 「へぇ~」 一応答えるが、涙腺が崩壊しないように堪えるのが精一杯になってきた。 これ以上の会話を避けたかったみきが足早に社務所へと向かう。 (とにかく、この子を一旦降ろして落ち着かないと) 今にも泣きそうなみきとは対照的に こなたは迷子になった不安はどこかにいってしまったようにきゃっきゃと笑っている。 社務所へと、てくてくやってくるそうじろうとみさお。 みさおの家族がすでにそこへ娘を探しにやってきていた。 「あっ!!おかあさん、おとうさん、おにいちゃん!!」 家族をみつけ、ダッシュしていく。 「ああーもうーーどこへいっていたの?みさお! だから、あれほど、一人で勝手に歩いちゃダメって言ったでしょう?」 ゴスッ! 母親からげんこつが落とされる。 「うわぁぁぁあぁん!!」 母親のお説教と娘の泣き声の二重奏がはじまった。 「娘がお世話になりまして……わざわざ、こちらまでありがとうございます、 おてんばなものでして……助かりました」 父親からはお礼の言葉が述べられた。 「いや~~、そんな大したことは……私も、その、お恥ずかしながら、 娘とはぐれてしまいまして……って、あ~~っこなた!!おまえここに居たか!! いや~~よかった。ここにも居なかったらどうしようかと思ったぞ?」 騒ぎを聞いたのか、奥の方からヒョコッと顔を出してきたこなたを発見する。 「おとうさん!!」 こなたがダーッと走りよってくる。 そんなこなたを両手でひょいと持ち上げ抱きしめる。 「ごめんなぁ~お父さんが目を離したばっかりに…… 大丈夫だったか?寂しくなかったか?」 「うん…でもちょっとさみしかった…あれ?おとうさん、なんでないてるの?」 「なんでって、こなた、おまえまで居なくなっちまったら、お父さん、もう生きていけないぞ?」 こなたをぎゅーと抱きしめる。 「……よくわかんないけど…ごめんなさい」 良くわからないけど、きっと自分が原因… お父さんに悲しい思いをさせてしまった。 そんなことにちょっと引け目を感じてしまったこなたがあやまる。 そうだ、お父さんとはぐれて一人になった時、すごく寂しかった。 もう逢えないんじゃないか?と思った時、ものすごく悲しくなった。 そうか、お父さんもきっとそれで…… もう、お父さんから勝手に離れてどっかに行くのは止めようと思うこなたであった。 「おとうさん…」 きゅーと肩周りにしがみつく。 みさおの父親が声をかけてくる。 「お互い子供が無事で何よりです。それでは、私たちはこのへんで失礼いたします」 「あ、いえいえ、そんな大したことでも……お?!ばいばい、みさおちゃん」 ばいばいと手を振っているみさおに気づき、そうじろうがばいばいと返す。 そして日下部家の両親が深くお辞儀をして帰っていく。 (親子揃って…か…) 親子4人揃って帰って行く後ろ姿を見つめるまなざしに 羨望と憧れと諦めと悲しみの色が混ざって、なんとも言えない切なさが漂う。 先程からじっと見守っていたみきが 声をかけるタイミングを掴めないでいた。 妻を亡くしたのが何時なのかは判らないが、 少なくともここ3年以内であることは子供を見れば察しがつく。 かといってこちらから聞き出す事柄でもない。 とりあえずはその手の話題に触れないように気をつけるしかない。 「あの…こなたちゃんのお父さんで?」 みきがそうじろうに話しかける。 「え?あっ、はい。そうです。泉そうじろうと申します。 娘がお世話になりまして……なんてお礼を言っていいやら…」 抱っこしているこなたを降ろして、ぺこりとお辞儀をする。 「いえいえ、お礼なんて…毎年、迷子はどうしても出てしまいますから。 こなたちゃんも、一人で泣いている女の子がいるという連絡がありまして それでここまで…この社務所が迷子保護所も兼ねてるんですよ。 あ、あと、あまり叱らないでやってくださいね。 お父さんの後を付いてて人ごみに揉まれて転んでしまってはぐれたようですので」 さりげに、こなたのフォローを入れて上げる。 「それはもちろん…目を離してしまった自分の責任なんで…」 そうじろうが申し訳無さげに答える。 みきがこなたの目線までしゃがみ込み、頭をなでながら 「よかったわね~お父さんにあえて」 「うん!!」 満面の笑みで答える。 「そいじゃ、失礼します」 「はい、ではお気をつけて」 こなたの手を引きその場を離れようとしたときに、こなたが社務所の奥の方に向かって 「ばいばい~かがみ~つかさ~」 大声でさよならの挨拶をする。 「「ばいばーーい」」 奥から、ひょっこり、丁度こなたくらいの二人の女の子が顔を出す。 「お?なんだ、迷子仲間か?」 そうじろうがこなたにたずねる。 そんなそうじろうに意外な方から答えが返ってくる。 「あっいえ……うちの娘たちです…双子なんですよ。 今年七五三なんでこなたちゃんとは同い年ですね」 こなたを保護してくれたお巫女さん……みきが答える。 「おぉぉ、双子とはこれまた……お巫女さんの娘さんたちでしたか しかし、子供はすぐに馴染んで友達になっちまいますなぁ~」 「そうですね、ふふ」 「おっと、長居してもいけないな。それでは、お世話になりました」 「いえいえ、お気をつけて」 二人がてくてくと駐輪場の方へと歩いて行くのを見送る。 結局、母親の事を話題にすることはなかった。 それで良かったのだろうと思う。 「お母さん?どうしたの?」 かがみが、どこか悲しげな母親の表情を見て少し心配気味に聞く。 「え?うんん、なんでもないわよ。 お母さん、まだ仕事があるからお姉ちゃん達が来るまでここで待っててね。 それじゃ、お巫女さん達の言うこと聞いていい子でね」 「「はーい」」 そう告げ二人の返事を聞くと、再び本殿の方へと出かけて行った。 駐輪場へ戻る途中にて 「さて、千歳飴でも買って帰るか」 「あめ?あまいヤツ?」 「ああ、そうだ。あの甘いヤツだ。ちょっと面白い仕掛けもあるんだぞ?」 「おもしろいの?」 「ま、帰ってからのおたのしみだ」 「へぇ~おたのしみおたのしみ~♪」 千歳飴も無事購入し、自転車が見えてきた辺りでこなたを引く手が、ガクンッと引っ張られる。 「ん?なんだ?転んだか?」 ふいっとこなたの方を見れば、 うつらうつらと眠りかけで、どうにか立っているという状態になっていた。 「おーおーおー、いろいろあったし、今日はまだお昼寝もしてないしな。よっこらしょっと」 落ちる寸前のこなたを、ひょいっと持ち上げ抱っこする。 抱き上げられたこなたが、そうじろうの首周りにしがみつくようにして抱きつく。 「おと……さ……ん…」 こなたの電池が切れ、そのまま眠りにつく。 夕飯、お風呂と済まし、こなたが寝付いたその夜の仏間にて ラップトップのワープロを打つのを止め、仏壇のかなたの写真に目を向ける。 「かなた~今日な、こなたの七五三だったんだが、こなた迷子になっちまってな~ 大変だったんだよ~誘拐でもされてたらどうしようかと思ったぜ」 仏壇の写真に向けて嬉しそうに話す。 仏壇には千歳飴と早くも現像された今日の七五三の写真が供えられていた。 「おとうさんおしっこ」 寝ぼけたこなたが顔をだす。 「おおっと、はいはい」 トイレを後にして寝室へと戻る途中に 「おとうさんどこにもいかない?」 ふと、こなたがたずねる。 「へ?なんでまた?」 「おひるひとりでさみしかった。ひとりだとやだ」 泣きそうな顔で訴える。 「あ~~ふむふむ、そゆことね。はは、大丈夫。 お父さんはこなたを置いて何処にもいかないさ。 さ、お父さん、まだやることが少しあるから、また先に寝といでな」 そのまま寝室に連れて行こうとするが 「や~~!」 首を横にふり拒否する。 「おとうさんとこにいる!」 「おいおい~(昼間の迷子が相当効いてるなぁこりゃ、ま、続きは明日早く起きてやるか) ん~~しょうがないな、そいじゃ~お父さんも、もう寝るとしますか」 どこか嬉しそうなそうじろう。 「だっこ~」 珍しく、積極的に甘えてくる。 「よしきた!」 嬉しそうにひょいっと抱き上げる。 こなたがご機嫌で首まわりに抱きつく。 (いつ頃までこうして寄り付いてくれることやら。でもま、そんなのは もっとずっと先の事だし、今からそんなの考えてもしょうがないしな、ははは) 「こなた…お父さんはどこにも行かないから、大丈夫さ。 おまえは俺の大切な宝物だからな。なにがあってもおまえだけは守るからな」 「んじゃーおとうさんはわたしがまもる!」 「ん~?それはそれは。そいじゃ、もしものときはよろしくな?」 「だいじょーぶ、まーかせて!!」 「はははは、頼もしい限りだな」 寝室に着き、そのまま布団へと直行する。 布団の中で眠りに付くまでの間、今日の出来事を中心に雑談タイムとなる。 次第にこなたのろれつがまわらなくなり、パタリと落ちる。 (いやー電池切れの限界ぎりぎりまで稼働できるなんて、こなた位の小さな子は ほんと不思議だよな~……しかし、可愛いよなぁ~親バカなんだろうけどさ、 この寝顔はホントに可愛い。すまんな、かなた。この寝顔を独占しちまって。 できることならおまえにも見せてやりたいよ…写真にでも納めて仏壇にでも供えるか …ただ今日は、ちょっとカメラ取りに行けなさそうなんでまた今度な) こなたががっちりと腕に抱きついて寝ているので そのまま、一緒に寝てしまう以外に選択肢が無い。 無理に振りほどけば、いくらでも自由にはなれるのだが さすがに可哀想でそれは出来ない。 「おとうさん……にひひひ……」 なんの夢か気になる寝言だが、嬉しそうな表情を見るにいい夢なのは間違いない。 「ふぁぁぁぁ……それじゃ、お父さんも寝るとしますか、おやすみこなた」 翌朝、こなたの声で起こされる。 「おとうさん、おとうさん。おきておきて」 「…お……おん?なーん、こなた~?」 「きょうも、しちごさんいこ!!」 「……あははは……いや~~あれは1回キリなんだよ、だから今日はもう行かないんだよ」 「え~~」 こなたが悲しげにぶーたれる。 そうじろうにとってそんなこなたの表情は、心にズサズサと刺さってくる。 「ん~~そうだ、ゆきの所に行くか。ゆいちゃんやゆーちゃんとも最近あってないしな」 何気に代替え案を言ってみる。 「おお!おねーちゃんとゆーちゃんちにいく」 こなたの目がパァーッと輝く。 その顔をみて、よし!、と心で呟く。 「そうと決まれば、さっさと準備するぞーー」 「おうーーー」 やり残した仕事があるが、ええいままよ、と鞄にラップトップワープロを突っ込み、 向こうでやればいいさ、ゆきの家の方が自由になれる確率が高いしなと自分に言い聞かせる。 一通り準備を済ませ、 「いってきまーーーす」 こなたが元気な声を響かせて出て行く。 「いってくるな……ちょっくら留守をよろしくな、かなた」 そうじろうも無人の玄関に向かって声をかける。 「さて行くか。こなた、あーーーーこら走るんじゃ……転けたか…まったく世話の焼ける…」 そして今日もバタバタな一日が始まる。 コメントフォーム 名前 コメント 綺麗にまとまった、とても良い 作品。原作た遜色ないクオリティ! -- チャムチロ (2012-10-08 18 53 10) 俺の両親もこのくらい俺の事を想っててくれてたのかな? もし何時か子供を持つ事ができたら、こんな父親になりたい。 GJ( ^ ^ )/□ -- ユウ (2010-04-14 03 56 16) よつばと!を思い出したw -- 名無しさん (2010-02-16 04 01 11) やっと分かった。 私は泉家を心から愛していると。 -- 名無しさん (2009-01-16 02 19 26) まさか ここで 幼い頃のみさおが登場するとは… とっても あたたまるお話しでした -- ラグ (2009-01-15 12 31 18)
https://w.atwiki.jp/homuhomu_tabetai/pages/2527.html
作者:OdJ3rivjo 42 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/07/20(金) 13 47 38.52 ID OdJ3rivjo 小 中 大 あ 隔 さやか「映画やドラマでよくあるじゃん」 ━━━━━━ 花嫁『お父さん、お母さん。長い間おせわになりました』ニコニコ 父親『うむ……』グスッ 母親『うふふっ』ニコニコ ……………… 父親『おい。花婿くん』 花婿『はい。なんですか? お義父さん』 父親『悪いが式の前に、一発だけお前を殴らせろ』 花嫁「えっ!? パパ!」 ドカッ! 花婿『ぐわっ……』 母親『ちょっと! お父さん!』 ……………… ………… ━━━━━━ 杏子「あぁ。わりとよく見るけどさ……」 さやか「一回やってみたかったの。花嫁の父親の役」 杏子「そのために飼ってたのかよ。コイツ……」 飼いまど「…ホッ…ホムラ…チャン?」 野良ほむ「……マ…ド…カ」ピクピク… 終 ジャンル:さやか ぬるいじめ 杏子 野良ほむほむ 飼いまどまど 感想 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/aion20memo/pages/1296.html
遺跡の場所を暴く盗堀団 遂行地域 サルファン - ヌビリム研究団の野営地 適正レベル 取得 58 / 遂行 58 報酬 経経験値 4,060,013 / 74,304 ギーナ+ 選択報酬最上級 物理クリティカル向上スクロール(6)最上級 魔法クリティカル向上スクロール(6)高級 衝撃緩和スクロール(6) -の中から1つ選択 関連クエスト 1.探査者のリュック2.ナイトシャドウ盗堀団の道案内3.ナイトシャドウ盗堀団の盗堀屋4.遺跡の場所を暴く盗堀団5.[PT]お父さんを殺した真犯人6.お父さんが残した贈り物 進行順序 1.NPCリナクロフトと会ってクエスト獲得2.ナイトシャドウ盗堀団の露営地でシュラク 警戒係を倒せ-シュラク 警戒係(11)3.NPCリナクロフトと会ってクエスト完了