約 1,716,338 件
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4431.html
第二話 「あ、涼宮さん。こんにちわー」 あたしが部室に入るとメイド服姿のみくるちゃんがお茶の準備をしようと立ち上がる。 「ヤッホー、みくるちゃん。あれ、有希と古泉くんは?」 「えっと、二人ともクラスの用事で遅れるそうです。さっき部室に来て涼宮さんに伝えておいてくださいって言ってましたよ」 温度計とにらめっこしながらみくるちゃんが答えてくれる。 「そうなの。…ん?」 机の上に置いてあるものに気づく。編みかけの…マフラーかしら。 「みくるちゃん、マフラー編んでるの?あっ、もしかして好きな男の子に?」 冗談めかして言ってみる。 「え?あぁっー、そ、それは…その…」 んー、顔を真っ赤にしたみくるちゃんも可愛いわね! 「実はキョンくんにプレゼントしようと思って…この前新しいお茶の葉をくれたからそのお礼に。このお茶がそうなんですよ」 瞬間的に思考が凍りついた。 嬉しそうな顔したみくるちゃんがあたしの机にお茶を置く。 ちょっと待って…キョンが?みくるちゃんに?いつのまに…? 自分の中で黒い嫉妬が生まれるのがわかる。 「えへへ、マフラー渡す時にキョンくんにわたしの気持ちを伝えようかなって、ふふ、そう思ってるんです」 その言葉を聞いて、さらに黒い嫉妬は叫びをあげる。 「そん……対……許……わよ」 「はい?どうしたんですか?涼宮さん?」 聞き取れなかったのだろう、みくるちゃんが側に来る。 「そんなの絶対に許さないわよっ!なによ!こんなお茶いらないわ!」 机の上に置かれたお茶を思いっきり床へ叩きつけた。 ガシャーーンと陶器が割れる音が狭い部室に響きわたる。 「な、なにするんですか!せっかくいれたお茶なのに…」 泣きそうな顔でみくるちゃんが睨んでくる。 「SOS団は団内恋愛禁止なのよ?それを…あんたは!」 自分の感情を抑えきれなくなりみくるちゃんに掴みかかる。 「しかも…キョンだなんて…絶対に認めないわ!キョンはあたしのものよ?あんたなんかよりあたしの方がずっとキョンにぴったりだわ!諦めなさい!これは団長命令よ!?」 「わ、わたしだってキョンくんのこと大好きなんです!諦めたくありません!それに…わたしの気持ちなんだから涼宮さんには関係ないじゃないですか!」 思ったより強い力で突き飛ばされあたしは尻餅をついた。 なによ…みくるちゃんのくせに! 目の前が怒りで真っ赤にそまる。 そして気がつくとあたしはみくるちゃんを思いっきり突き飛ばしていた。 「あっ…」 みくるちゃんが後ろに倒れると椅子に強く頭をぶつけ、ガンッと鈍い音がした。 しばらく苦しそうにうめいていたがやがて動かなくなる。 ハッと一気に現実に戻った私は目の前の光景を見つめた… 「み、みくるちゃん?…嘘でしょ…?目を…開けてよ…」 震える手でみくるちゃんをゆさぶる… でも…ぴくりとも動かない。 「そ…そんな…い、嫌…嫌あああああああああああああああああああああああ!」 叫び声が響き渡る。 どうして…どうしてこんな事に…どうすればいいの… その時、ノックの音がして、部室のドアが開いた。
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/335.html
発言者:ギルベルト・ハーヴェス グランド√終盤、アヤとグレイの二人を一度は完膚なきまでに叩きのめしたギルベルトであったが、 星辰界奏者(スフィアブリンガー)として覚醒したアッシュの支援によって一転窮地に立たされる。 自らが犠牲として磨り潰した者達の百を超える星の光を叩き込まれた結果、 追い詰められながらも、光の眷属特有の覚醒の連発で全身を限界寸前まで沸騰させかろうじて踏み止まるギルベルト。 そんな審判者(ラダマンテュス)を討ち果たすべく立ち塞がったグレイに対し、崩壊する正義、己の欲した“聖戦”とかけ離れた無情な現実を嘆いて彼は叫ぶ。 「なぜ、おまえなのだ!」 「死力を尽くしたその果てに敗北するのは構わない。己が未熟と受け止めよう」 「だが英雄でも、救世主でも、まして逆襲劇でもない…… スフィアにさえ至らぬおまえが、私の死神だとでも言うのかッ!」 「どうして、このようなッ───」 その言葉に対し、英雄閣下もまた滅奏を前にして、お前と同じ言葉を叫んでいたぞと三年前の真実を知るグレイは告げる。 誰よりも軍事帝国アドラー第三十七代総統を拝していたのはお前だったという言葉を手向けとして、グレイは英雄譚の終幕を告げる冥王の宿りし暗黒剣を解き放つ。 光を穿つ反粒子の一撃が、ギルベルトの心臓ごと三年前から続く因縁を木端微塵に粉砕する。 その刹那、崩壊する自らの楽園と共に微笑むギルベルト。 悔いもあれば、無念もある。救世主との決戦を迎えられなかった心残りもある。しかし…… 「閣下と同じであるのなら……ああ、そうだな」 最後の最後、英雄と同じ台詞を吐いたこと。つまり、己が英雄と並び立てる同じ領域まで辿り付けたというのなら。 「悪くない」 その運命に納得しながら、審判者は冥府の闇へと消えていった。 やっぱり来たよガチすぎてうわぁとなる最期の言葉 -- 名無しさん (2017-01-31 20 32 42) あまりにも気持ち悪すぎてマジで悲鳴が出たシーン -- 名無しさん (2017-01-31 20 33 35) こんなおかしな上司のとどめをさしてあげるグレイ君は優しいな! -- 名無しさん (2017-01-31 20 34 12) 糞眼鏡なんてそのまま慟哭させながら始末すれば良かったのに満足を与えてあげるグレイ君はアッシュの親友だけあって優しいなぁ -- 名無しさん (2017-01-31 20 35 14) ココらへんはガチで薄ら寒かった。なんでこんなやつなのに最期の瞬間も爽快感がないんだよ -- 名無しさん (2017-01-31 20 36 54) アオイさんはアマツなのに、まともな才女だと言うことを理解しました(眼鏡コンビを見ながら) -- 名無しさん (2017-01-31 20 38 10) 星光叩き込まれまくってお前は駄目だの大合唱喰らうところはすげぇざまああああだったし皆ノリノリで力貸してくれているなコレだった -- 名無しさん (2017-01-31 20 40 08) ヴェンデッタの頃はイエスマン過ぎる的な意見だったのにトリニティで急上昇したアオイさんの株 -- 名無しさん (2017-01-31 20 40 45) なんというか・・・ホントの糞やろうって最後の最後まで救いようがないなって思いました。まる -- 名無しさん (2017-01-31 20 43 06) ↑2大体糞眼鏡コンビのおかげというかせいというか...なんだかんだナギサちゃんと並んで真っ当な性格してると思うよアオイちゃん -- 名無しさん (2017-01-31 20 44 05) 一度目で「ひぇっ………」 二度目で「うわっ………」 三度目で「うわぁ(ドン引き)」となるセリフ -- 名無しさん (2017-01-31 20 50 05) まさか水銀より気持ち悪い奴が出るとは思わなんだ…しかもアレですら及ばない胸糞悪さ… -- 名無しさん (2017-01-31 20 54 58) 何気に全てのルートにおいてケリを付けているゼファーさん -- 名無しさん (2017-01-31 20 55 42) ふと思ったけどlightのボスで満足せずに死んだのってウラヌスちゃんと阿片ぐらい? -- 名無しさん (2017-01-31 21 10 24) 気持ち悪い -- 名無しさん (2017-01-31 21 15 25) なんなんだろうねこの理屈では説明できない気持ち悪さ -- 名無しさん (2017-01-31 21 16 49) ↑4やっぱり姉の仇だし、弟がしっかりトドメ刺さないとね -- 名無しさん (2017-01-31 21 17 28) 高濱もその辺意識していたんだろうな -- 名無しさん (2017-01-31 21 18 06) ここでガンマレイしたら「閣下の光で果てるなら本望」とか言いかねないしな。 -- 名無しさん (2017-01-31 21 26 40) どっちにしろ気持ち悪い(確信) -- 名無しさん (2017-01-31 21 30 20) ごめん、素直にこのセリフ好きです 引導を渡すグレイのキャラが爽やかだったのもあるけど -- 名無しさん (2017-01-31 21 34 42) しかもこいつミリィに手出しかけてるからな…とりあえずゼファーさん、ヴェティ、チトセネキ、サヤ、アヤ、ルシード、イヴ、ジン爺さんブチ切れ案件。そりゃグランドでルシードから始まってゼファーで〆られるよ…もはやハイブが描写されなかったのがおかしいレベル -- 名無しさん (2017-01-31 21 35 51) ミリィに手を出しかけて、今作のミリィ枠だったアッシュに手を出した糞眼鏡 -- 名無しさん (2017-01-31 21 54 10) 「お、今回のヒロイン日常枠いないんだな珍しい」→「主人公が日常枠だった(唖然)」 -- 名無しさん (2017-01-31 23 40 43) 別れてアッシュがスフィアへといたるまでの間のヘリオスさんのアッシュへの主人公が完全に日常枠の親友に対するそれ -- 名無しさん (2017-01-31 23 46 32) 登場キャラ全員が同意しそうな「審判者は糞」 -- 名無しさん (2017-02-01 00 39 12) やっぱりこの台詞が一番大好きだわ -- 名無しさん (2017-02-01 00 55 08) ↑2小学生みたいな喧嘩したヘリオスさんとナギサちゃんも審判者糞に関しては共感しそうなアレ -- 名無しさん (2017-02-01 09 30 35) むしろアッシュガチ勢のあの2人こそ糞眼鏡への怒りは強いだろうしなぁ... -- 名無しさん (2017-02-01 10 02 39) あの二人糞眼鏡への怒りで同調してスフィア作りかねん程度にはアッシュ大好きだからな、反りが合わないがアッシュのことに関しては凄まじいシンクロ率叩き出しそう。 -- 名無しさん (2017-02-01 18 27 17) ヘリオス、ナギサ、師匠によるお前は駄目だの大合唱トリニティ。皆総じてお前なんかにアッシュの良さがわかってたまるかって思ってそう -- 名無しさん (2017-02-01 18 43 57) ナギサ「こんなウルトラトンチキ産むためにアッシュを生贄にしようとするとかあの糞眼鏡!」ヘリオス「全くだ俺のような塵屑を生むためにあれほどに素晴らしい男を犠牲にする等とどう考えてもつりあっているはずがないだろうに」 -- 名無しさん (2017-02-01 18 52 49) といった具合にアッシュファンクラブ会員No.1とNo.4が叫んでおります(Noはアッシュと出会った順) -- 名無しさん (2017-02-01 21 31 34) 師匠(チラッチラッ -- 名無しさん (2017-02-01 21 34 38) でも眼鏡いなかったらアッシュくんおじさんの元で野垂れ死んでたよね -- 名無しさん (2017-02-01 21 35 35) ↑結構しぶとく生き抜いてたみたいだけまぁそうなるだろうなって… -- 名無しさん (2017-02-01 21 37 07) レインちゃんと邂逅できればともかく高濱にミリィ、チトセルートだと確実に死んでいるって言われちゃっているからなぁ -- 名無しさん (2017-02-01 21 42 22) ひどい可能性としては戦場でアリスあたりと敵として会って普通に殺されてレインが遺体とご対面なんてのもありえるのか… -- 名無しさん (2017-02-01 21 44 46) ↑ レインちゃんが死んじゃう -- 名無しさん (2017-02-01 22 31 24) そんなことになっても姉さん責めたりせずに自分がもっとしっかりしていれば...と抱え込んでしまうのがナギサちゃん -- 名無しさん (2017-02-01 22 32 41) ↑3まあ同じ商国に雇われる傭兵のアリスとレインよりは帝国死すべしな傭兵団だからチトセネキの密偵として糞眼鏡のところに送られたアヤさんが邂逅する可能性の方が高そうな気はする -- 名無しさん (2017-02-01 22 34 53) 入ったのがファヴニルじゃなくて暁の海洋なら...って思ったけれど、2人揃って実験体コースになってはんぺんと同じ末路辿りそう -- 名無しさん (2017-02-01 22 36 55) ↑才能的にレインが上のほうになるんだろうけどそれでもアッシュがレインを守ろうとしてレインのピンチに駆けつけて二人仲良く実験体になって後は本編と同じコースになりそう -- 名無しさん (2017-02-01 22 40 28) 上で言ってるけどナギサちゃんとヘリオスって絶対に交わらない平行線だけどおんなじ方向向いてるからアッシュという共通の話題ぶつけてやれば永遠と語り合ってそうなんだよなぁ -- 名無しさん (2017-02-01 22 50 37) 実験のこと考えると、やっぱり女の方の糞眼鏡も無残に死んでおくべきだったなって... -- 名無しさん (2017-02-01 22 53 44) 何お前爽やかに吹っ切った感出しとるねんとなるアレ -- 名無しさん (2017-02-01 22 56 15) やっぱ、アッシュハーレムだとミステルさんが一番常識人だなぁ…他の三人アッシュが絡むなら物理法則何それ?をやりそう、というか二人は実際にやっちゃってる訳で… -- 名無しさん (2017-02-01 22 58 28) 情報公開当初はヤンデレ扱いされていたアヤさんよりも、よっぽどグラヴィティだったナギサちゃんマジグラヴィティトンチキ -- 名無しさん (2017-02-01 22 59 58) ↑2 さらっとヘリオスをカウントするなやwwww -- 名無しさん (2017-02-01 23 02 51) ↑なんでや!ヘリオスさんグランドルートヒロインその2だろ! -- 名無しさん (2017-02-02 22 01 11) ヘリオスさんがグランドヒロインなのはグランド√の存在発表時点から確定的に明らかだったからな。むしろそんなヘリオスさんがグランドヒロインその2って評価に落ち着いた方が意外だったわ。しっかりヒロイン大事にしてるよね高濱 -- 名無しさん (2017-02-02 22 06 23) いやほんとおまえ、満足して死んでんじゃねぇよっておもった -- 名無しさん (2017-02-04 02 14 48) 末期の台詞としては、アヤルートの「ならばよし」の方が思想的に筋が通ってる感じがして好き -- 名無しさん (2017-02-04 10 42 55) アヤ√は「勝者こそ正しい敗者は潔く死ぬ」だからな。死力の果てに敗北は構わないのに「なぜ、おまえなのだ!」はちょっと・・・本音は総統目指して総統しか見てない人間だから総統と同格以外の奴に殺されるのは我慢ならないってのは道理だが -- 名無しさん (2017-02-04 14 20 49) 正面からやり合って真っ向勝負で自分よりも上だと示したアッシュに対して、あくまで他者の能力を借りているグレイだからってのがあったんだろうな、その他者の能力を借りるってのもアッシュのスフィア由来でって感じだったから -- 名無しさん (2017-02-04 14 23 09) アッシュも冥王の力で逆転したけれど、あくまで本人の星であるペルセウスによるものだからなアレ -- 名無しさん (2017-02-04 14 24 56) っていうかあれはつまりスフィアに至ってたからいいという意味だと俺は想像してます。・・・つまり自分はその一歩手前だという自負があんのねあの糞眼鏡 -- 名無しさん (2017-02-04 17 33 30) ↑あ、この感想だとちょっと勘違いされそう。ただ糞眼鏡はそういう解釈をしていたと思うわけですよ、あの最後 -- 名無しさん (2017-02-04 17 50 53) ↑同意。ギルベルトに取って「スフィアの獲得」は自分が目指しつつ未だ至れていなかったゴールだからね。それを相手が先に達成したので、達成したアッシュ>未達成の自分の図式を素直に認められて満足と -- 名無しさん (2017-02-04 22 06 27) あっちのルートの場合、恩師の死で奮起し精神力で覚醒して正面から上回られた結果だし、ギルベルトとしてはそりゃ納得だろう -- 名無しさん (2017-02-06 14 23 12) ギルベルト的に好ましい覚醒の連続からスフィアを獲得して結果負ける、満足しかない… -- 名無しさん (2017-02-06 14 30 13) グレイが閣下と同じやられ方だって言っちゃうから幸せにさせちゃったけど、後一歩で奈落に突き落とせたような気がしないでもない -- 名無しさん (2017-02-06 14 58 14) ファブ「37回だ・・・!」 ギル「・・・!(死に方で対抗したろ)」 -- 名無しさん (2017-02-06 16 51 24) 総統閣下「もうイヤ」 -- 名無しさん (2017-02-06 17 57 45) 総統とホモコンビの関係が、人気アイドルとタチの悪いストーカーに見えてきた -- 名無しさん (2017-02-06 17 59 03) 事実その通りでは… -- 名無しさん (2017-02-06 19 38 08) 総統から盟友扱いされているギルベルトはまだしも邪竜おじさんとか完全に困ったちゃんのストーカーだし名 -- 名無しさん (2017-02-06 19 39 47) 総統もきちんと殺しきればよかったのに・・・ -- 名無しさん (2017-02-06 19 40 33) 負けた後はちゃんと総統の右腕として働く優秀な軍人で、総統が負けてもその総統を負かした相手に従うはずだったから… -- 名無しさん (2017-02-06 19 43 56) 優秀ではあるけど・・・ねぇ? -- 名無しさん (2017-02-06 19 51 50) これって俺たちが一字一句違わず死ぬまでに一度は好きな男に言いたい台詞じゃないか? -- 名無しさん (2017-02-06 23 00 40) ↑お前ホモかよォッ!! -- 名無しさん (2017-02-08 19 02 59) 目の前に相手がいない上に、一方的に言ってるからアレなんじゃ・・・ -- 名無しさん (2017-02-08 19 07 48) トリニティって糞眼鏡とおじさんによるホモ度合いのチキンレースだった気がしてきた -- 名無しさん (2017-02-16 11 46 59) こいつを本気で激昂させるにはどうしたらいいか考えたが、エリュシオン評価基準で悪(=弱者)にアペンドの総統の説教一言一句そのまま同じこと言わせたらガチ切れするんじゃないだろうか。こいつにとって正しい善である総統と同じことを悪が言うなんて絶対認められないだろうし -- 名無しさん (2017-02-19 01 11 43) 続き)アペンドの説教馬耳東風だったけど総統の言葉を忘れるなんてコイツしなさそうだし -- 名無しさん (2017-02-19 01 14 25) 総統と出会う前の糞眼鏡だったら、仮にグレイに殺されそうになっても「ふむ、人物評価に”他者との協調性”または”他人から恨みを買わないこと”を採点項目に入れるのをわすれていたな。次の課題にしよう」て感じに冷静に受け止めてグレイの刃を受け入れてたのかもしれねーな・ -- 名無しさん (2017-02-24 22 29 36) こいつもおじさんも、昔がよかったと思っちゃう -- 名無しさん (2017-02-24 22 31 32) 今の糞眼鏡って現実が見えてない感が半端ないよね。現実に自分が負けているなら、相手を過小評価していた自分が間違っていたと判断するのが、審判者らしい味方じゃないの? -- 名無しさん (2017-02-25 01 02 46) ↑3 そもそもそんな事態になる想像がつかないな。総統の光に眼が眩んでさえいなければコイツ理想的な上司だろうし -- 名無しさん (2017-02-25 06 48 29) あらゆる方面に優秀である現実的な理想家の軍人。うん、総統閣下さえ居なければただの有能な上司だわ -- 名無しさん (2017-02-25 07 35 07) 精密機械が致命的なバグ(ヴァルゼライド閣下)に出会って壊れたって感じだな -- 名無しさん (2017-02-25 08 17 39) ↑そこら辺はカグツチと同じなんだよな。つまり糞眼鏡はヒロインだった!? -- 名無しさん (2017-02-25 09 16 28) 総統の貴方にこそ報われてほしいのだな盟友尽くす系ヒロイン やぞ -- 名無しさん (2017-02-25 09 28 06) なんか閣下と同じ死に方したからこの台詞言ったみたいなこと言ってる人いるが、閣下と同じレベルまで上り詰められたのを他人から認められたからこその台詞だと思うんだが… -- 名無しさん (2017-02-25 12 49 01) 死に方というより「総統と同じ域になった」ってのが重要であって、他人に認められること自体は重要かどうかは怪しいかも -- 名無しさん (2017-02-25 19 26 39) ギルベルト「閣下と同じであるのなら……ああ、そうだな(とりあえず37回の意趣返ししておくか)悪くない」 -- 名無しさん (2017-02-25 20 29 55) 型月ヒロインみたいな造型なのにどうしてこうなったsi -- 名無しさん (2017-02-25 21 24 32) ケリイみたいなこと言ってるのに180度回転してるのがwww -- 名無しさん (2017-02-25 21 25 40) もっと後悔や苦しみながら死んでほしかったという意見も分かるのだが、どうも光の亡者共が苦しみの末に死んでいく姿が想像できない レインルートの邪竜おじさんもかなり無念な死に方だったろうに、そういうところは一切ないし -- 名無しさん (2017-02-28 21 18 06) 総統→勝利を掴むまで、倒れるわけには...!!糞眼鏡→誰かに倒されること自体はいいけれど、お前みたいなモブに殺されるのはヤダ!!...グレイ、こいつのどこが総統と同じなんだ? -- 名無しさん (2017-03-01 00 50 34) 思ってもなかったモブに倒されるという末路とその時のリアクションが総統と同じだったって話だから -- 名無しさん (2017-03-01 01 21 35) 気持ちは同じでもそう思うに至った理由は↑2なんだろうけどな -- 名無しさん (2017-03-01 07 27 59) 糞眼鏡は最期まで糞だったけど、ヴァルゼライドとであっても狂ってしまったってことを理解して、納得させてやるグレイいいやつ -- 名無しさん (2017-03-03 23 20 19) ちょっとなんやかんやリアル忙しくて未だにトリニティ積みっぱしなしんだけど、要するになんだ、今回はドルオタがラスボスってこと? -- 名無しさん (2017-03-10 03 27 00) ラスボスは、次世代のポスト・ヴァルゼライド(伝説のアイドル)を担うヘリオス(パッション) -- 名無しさん (2017-03-10 07 17 47) なおプロデューサーもかつてないほど有能であったため、伝説よりも性格的にやや柔らかい模様 -- 名無しさん (2017-03-10 10 42 19) この台詞をアルのおっちゃんが聞いたらブチ切れそう -- 名無しさん (2017-04-20 21 41 22) アルのおっちゃんはギルやんとも友達だったみたいだから怒るよりも悲しげにしそう -- 名無しさん (2017-04-20 21 42 36) ギルベルトも普通に友達付き合いするには気がきくいい奴なんだろうがなあ... -- 名無しさん (2017-05-07 17 15 55) 光の眷属はアイマスで言うと間違いなくパッション型。●『ロックスター・ヴァルゼライド』 パッションアイドルのダンス値を90%UP ●『ガンマレイ・ライブ』 自分のライフを削ってスコアを12秒毎に17%アップ -- 名無しさん (2017-05-07 17 27 39) 第二太陽なんて「幻想」を振りまくものがなかったら、計画を前倒しせず粛清してもガンマレイしない閣下補佐しつつ、ゼファーに対しても適材適所するいい上司になりそうなんだよなぁ。いっそ特異点レベルの愉快な人にもなったかもしれないし。 -- 名無しさん (2017-05-07 20 30 42) 色んな意味で運命の出会いだったんだな、英雄と神星... -- 名無しさん (2017-05-08 02 13 04) みんな気持ち悪い気持ち悪い言ってるけどそれが普通の反応なのか。確かに許せない奴だけどそれも総統に出会ったんなら仕方ない、同情の余地が皆無ってわけでもないしこの末路は彼に相応しくない程謎の爽快感があって変な感動があって妙な気分になったのは私だけか -- 名無しさん (2017-07-14 02 33 43) 筋金入りのホモ臭がキモイって人が大半だと思うよ。おじさんの三十七回も三十七代に合わせてるって予想出た瞬間みんな戦慄してたし -- 名無しさん (2017-07-14 02 38 25) 総統と出会った奴がみんなこんな頭おかしくなった訳じゃないし、最後まで本当にどうしようもねえなこの糞ホモって印象だった。ここについてはそれまで語ってたどちらが上か下かって持論さえぶん投げて閣下と似てるってわーい!だから不快感しかなかったわ -- 名無しさん (2017-07-16 16 30 48) 閣下に抱かれるのなら………ああ、そうだな。悪くない -- 名無しさん (2017-07-16 17 06 47) ↑正直なところ、閣下に抱かれるならマジで光栄です -- 名無しさん (2017-07-16 17 10 59) (゚∀。)y─┛お前がそう思うのならばそれがお前にとっての真実だろう。何故他者がどう思ったかなどを問う必要がある -- 名無しさん (2017-07-16 17 11 49) ガニュメデスと違って、総統を一途に思っても、やってることはひたすら総統が望まない認められないことしてたのが素直に同情や心情に共感できない理由かと。部下の信奉じゃなくてストーカーじみた偏愛は肯定されにくいというか -- 名無しさん (2018-01-09 13 56 04) 閣下がマジで嫌がって諭しても、お構いなしに居直り&理論武装して同じことやるのが目に見えてるしなぁ -- 名無しさん (2018-08-31 18 43 49) 既出だったらあれだけど、この台詞より「今度こそ、最後まで貴方と一緒だ。」の方がアレだと思うんだが… -- 名無しさん (2018-10-10 06 19 31) ↑どっちにしろ気持ち悪すぎる・・・ -- 名無しさん (2018-10-15 23 35 04) 「ゴールドと同じであるのなら……ああ、最悪だな」 -- 名無しさん (2019-02-09 18 24 59) 正直お前はダメだの大合唱すらまだだ複数回して耐えてくる辺りこうならないと割と死ななそうだよねグランドの糞眼鏡… -- 名無しさん (2019-04-23 04 33 51) ↑正攻法で倒すのは不可能なのが光の奴隷 光の亡者クオリティなので…… まぁ糞眼鏡はここで死んだおかげで特異点で総統と再会 命令を貰う事が出来たわけだしエリュシオン実現出来なかった悔いは有るにしても結果的には死ねて良かったかもな -- 名無しさん (2019-04-23 11 42 10) 「エロゲーは自由で奥深い可能性をもっている」・・・つまりこういう事か……(英雄追っかけ二人の死に様を見ながら -- 名無しさん (2019-08-03 09 33 23) 絶対ここのシーン再現するって決めてりゅ。 -- 名無しさん (2020-04-08 13 49 46) ヤンホモじゃないか! -- 名無しさん (2020-04-08 13 53 06) ここのグレイの台詞なかったら特異点で面倒なことになってたかも、と思うと怒りに捕らわれなかったグレイナイス -- 名無しさん (2020-06-01 20 58 19) ↑どう面倒になるんです? -- 名無しさん (2020-06-01 21 20 38) ↑2別にアッシュ自身にはスフィア到達って時点で絶対値何万のレベルで上回れてるし自分なんかより特異点から帰還して生きるべき人間だから素直に返してくれると思うよ -- 名無しさん (2020-06-02 08 50 08) 理屈の上じゃそうなんだがギルベルトならその上で閣下復活とかの為に暗躍出来そうというかここで納得得られてなかったらそれはそれこれはこれで暗躍しそうだなって思って。渚だって警戒してたじゃないですか -- 名無しさん (2020-06-02 10 30 42) こいつは勝者には従順だから格付け終わってる閣下とアッシュの為に尽力するのは躊躇わんだろ。自分のルールは絶対に守るからグレイ云々抜きにしてもあの2人には服従する。 -- 名無しさん (2020-06-02 11 23 44) 糞眼鏡がジグソウの同類に見えてしまう今日この頃。 -- 名無しさん (2020-06-02 11 41 22) ハロー、ホライゾン中尉。ゲームを始めよう。 -- 名無しさん (2020-06-02 11 44 43) 今のところ高濱の最高傑作♂はこいつだわ。次回作でこの鬼畜メガネを超える敵を出せるのか・・・ -- 名無しさん (2020-06-03 00 04 47) ↑ヴァルゼライド閣下ではないのか...マイナス100点 -- 名無しさん (2020-06-03 00 17 18) ……同愛病者 -- 名無しさん (2020-07-22 02 21 31) ↑2 マイナスが低すぎる、ー1036点 -- 名無しさん (2020-07-22 02 24 50) 閣下のシャワー写真持ってきたら何点貰える? -- 名無しさん (2020-07-22 02 26 43) 閣下のシャワー写真とかガンマレイフェロモンあり過ぎてホモになりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ! -- 名無しさん (2020-07-22 06 01 55) 閣下に悟られずに写真取るのとかゼファーさんぐらいにしか出来んよ・・・ -- 名無しさん (2020-07-22 08 35 43) 念写能力持ちの星辰奏者なのかもしれない -- 名無しさん (2020-07-22 09 44 27) 閣下の写真でヌくのなら……ああ、そうだな。イカ臭い話だが・・・悪くない -- 名無しさん (2020-08-17 17 11 24) ↑無言のガンマレイ -- 名無しさん (2020-08-17 17 44 48) 作中でも言われてたけど、きちんと手綱を握ったなら国家への貢献度が尋常じゃなさすぎるのだよな。スラム上がりの英雄による政権簒奪という政変が起きていながらアドラーが短時間でまとまったのは、ヴァルゼライド閣下のカリスマとかチトセの同調とか色々あるだろうけど、ギルベルトの功績もメチャクチャでかそう。破壊しか齎せない、と自嘲する閣下からすれば、真に国家に必要な人材はこいつの方だ、という思いだったんだろうな。だからこそ、そんな理想的な将校だったギルベルト青年が自分の影響で理想論の地獄を謳う糞眼鏡と化してしまったのは忸怩たるものだあるのだろうな -- 名無しさん (2020-08-17 17 50 48) ↑ 単純な殲滅能力だと英雄と天秤に劣るが全体を俯瞰的に見渡す能力、盤面を思い通りに進ませる神算鬼謀は英雄もどの人造惑星も絶対に敵わない新西暦最強の怪物らしい。アッシュも認めるようにこいつの国家貢献度は危険性を合わせても殺すには惜しい才能。 -- 名無しさん (2020-08-17 19 54 57) ギルベルトと同じであるのなら……ああ、そうだな。悪くない -- 名無しさん (2020-08-17 22 06 48) 閣下と同じく(ストーカー被害者であるのなら)…悪くない -- 名無しさん (2020-09-25 02 34 22) 「マサダさんと同じであるのなら……ああ、そうだな」 最後の最後、愛しい正田崇と同じ台詞を吐いたこと。つまり、己がエインフェリアと並び立てる同じ領域まで辿り付けたというのなら。 「悪くない」 その運命に納得しながら、高き濱に君臨するホモは高天原へと消えていった。 -- 名無しさん (2020-10-07 08 46 49) 高天原「こないで」 -- 名無しさん (2020-10-08 00 03 21) 悪くない……悪くないぞ……! -- 名無しさん (2020-11-08 01 06 05) 鳳獅子吼か懐かしいな。もう10年以上前か。 -- 名無しさん (2020-11-08 16 39 01) まだだ! -- 名無しさん (2020-11-08 18 08 12) ↑5 星に包まれてあれ… -- 名無しさん (2020-12-28 08 44 49) ↑6 無駄に完成度高くて草。正田さんこれ見たら発狂しそう -- 名無しさん (2020-12-28 09 31 47) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/3136.html
唯「ムギちゃんっ♪」 彼女が輝くような笑顔を向けるたびに、私の心は幸せな気持ちでいっぱいになる。 それはどうしてなのか、最初の頃はわからなかったけど…今は違う。 紬「…唯ちゃん♪」 唯ちゃんのことを見つめていると、こんなに胸が苦しくなって、悲しくなって、嬉しくなる。 ずっとそばにいれたらいいなって、そう思う。その理由は、とても単純なこと。 私は、唯ちゃんのことが好きなんだ。 律「なぁ唯ー!」 その日は、澪ちゃんと梓ちゃんの姿は軽音部の部室になかった。 新しい機材の購入を控えていて、その下見のために楽器屋に出かけたのだ。 唯「なあにー?」 律「このまま3人で延々とお菓子食っててもしょうがないしさぁ、どっか遊び行こうぜ?」 唯「いいねー♪行く行く!」 紬「あ…私今日はお財布家に忘れて来ちゃったから…」 律「あぁ、そっか!昼間言ってたもんな…じゃあ唯、二人で行こうぜ」 紬「え…?」 そんな…待ってよ。なんで二人で出かけるの?私を置いて、どうして唯ちゃんを連れていくのよ。 だいたい、なんで遊びに行くなんて提案するの?他にも時間を潰す方法なんていくらでもあるのに… 唯「でもりっちゃん、ムギちゃんだけ置いてったらかわいそうだよ?ムギちゃん、おごってあげるから一緒に行こう?」 紬「え…い、いいの?じゃあ私…」 律「お前だって金欠だって言ってただろ?おごりは金に余裕がある奴がするの!」 唯「でも…」 律「ムギは電車の時間もあるしさ、また今度行こうぜ?」 唯「うぅ…ごめんねムギちゃん…」 紬「え…あ……」 律「そうだ唯、アイスおごってやるよ!澪と梓には内緒な?」 唯「ホント!?りっちゃん太っ腹ー♪」 律「へへ…んなことないって…」 紬「ま…待って!」 律「…なんだよムギ、まだなんか用あるのか?」 紬「そ…そういうわけじゃないけど…ほら、唯ちゃんの帰りが遅くなると憂ちゃんが心配するんじゃない?」 律「そんなのメール送っときゃいいだけの話だろ?なー唯」 唯「うん、ちゃんと連絡すれば大丈夫だと思うー」 律「てことで私らは先行くから戸締まりよろしくな。さ、行こうぜ唯。寒いからくっついてこーぜ♪」 唯「わわ、歩きにくいよりっちゃん!」 紬「……!」 りっちゃんは唯ちゃんの肩に手を回して歩き始めた。 その行為には躊躇した様子なんてかけらもなく、あまりに自然なものだった。 そう、まるで恋人同士がするように。 紬「ま…待って!」ギュッ 私は唯ちゃんの腕に自分の腕を絡めた。できるだけ胸が当たるように密着させて。 唯「ふわ…ム、ムギちゃん…?」 紬「私も…私も一緒に行く!」 律「な…お、お前金ないって…」 紬「お金がなくても遊べるじゃない!ねぇ唯ちゃん?」 唯「う…うん…あ、あのムギちゃん、む、胸が…」 紬「え?なあに?」 唯「うぅ…////」 律「こ…こんにゃろー!」ギュッ りっちゃんも負けじと唯ちゃんに抱きついた。 …が、唯ちゃんは私の胸の感触に夢中のようで、まったく気にする様子はない。 律「お、おい!唯!?」 唯「ムギちゃんって…意外に胸おっきいんだね…」 紬「そ、そうかしら…も…もし唯ちゃんが触りたかったら、触ってもいいのよ?」 唯「うぇっ!?な、なに言ってんのもう!ムギちゃんたら!」 律「わ…私もおもいっきり当ててんだけど…」 唯「んむぅ、りっちゃんのはゴツゴツしてて痛いよ!」 律「ゴツッ…」 そして私たちは部室を後にした。 この時、りっちゃんに対する嫉妬はなかったわけじゃない。 でもりっちゃんに負の感情をぶつけてしまうよりは、自分に正直に、まっすぐに唯ちゃんにアタックするべき…そう、思ったんだ。 唯「あ…あのぅ、二人ともそんなにくっついたら歩きにくいよ…」 私たちは3人でくっついて歩いていた。 両サイドから腕を抱かれて、まるで唯ちゃんは捕獲された宇宙人状態。 紬「りっちゃん、唯ちゃんがそう言ってることだし離してあげたら?」 律「ムギが離したらどうなんだ?お前の足が太いからぶつかって歩きにくいんだろ?ぷっ!」 紬「り…りっちゃんはあまりに胸が小さいから唯ちゃんが痛がってるわよ?ゴツゴツするのよ、ゴツゴツ!」 紬律「……」 唯「い、板挟み…」 そのまま街を闊歩していても仕方ないので、いつも寄るケーキ屋さんに入った。 席についても、3人ぴったりくっついてぎゅうぎゅう詰め。 少し苦しいけど…りっちゃんに負けるわけにはいかないわ! 律「唯、何か食べたいものないか?おごってやるよ」 唯「ホントにいいの!?ありがと、りっちゃん大好き!」 律「へへ…そ、そうか?」 あぁ…唯ちゃんが極上の笑顔をりっちゃんに…うぅ、私もお金さえあれば…はっ!! 私もしかして…唯ちゃんへの愛をお金で量ろうとしてた…?あぁもうバカ、私ったら最低! お金がなくたって、できることはたくさんあるはず! 店員「ご注文お決まりでしょうか?」 律「えっと、チョコレートケーキ2つにミルクティー2つ!あとこちらの子にお冷や追加で!キンッキンに冷えたやつね!」 紬「……クス」 律「!?」 私の余裕たっぷりの微笑みに恐れおののくりっちゃん…せいぜい見てて、私の秘策を! 唯「それじゃいただきま…」 紬「待って唯ちゃん、フォーク貸して?」 唯「え?なんで…?」 紬「いいからいいから…うふふ♪」 私は唯ちゃんからフォークを受けとると、ケーキを一口取った。そしてそれを… 紬「もぐもぐ…」 律「お前が食うんかい!」 唯「うー…ムギちゃん?」 紬「あら、私ったらつい癖で…ごめんなさいね?お礼に…はい、全部食べさせてあげる」 律「なっ…?」 …そう、これぞ名付けて『恋の故意死球(ビーンボール)作戦』! 唯「い、いいよそんな!一口くらい別に…」 紬「いいから…はい、あーんして?」 律「あぁ、ちょっ…!」 唯「あーん…もぐもぐ…」 紬「うふふ…♪美味しい?」 唯「…うん、おいち……」 紬「まぁ、おいちいんだ♪」 舌足らずのかわいい唯ちゃん。すかさずその頭を撫でると…その顔は真っ赤に染まるのだった。 唯「……/////」 紬「うふふ…♪」 律「くっ…うぬぬ……」 律「ほ、ほれ唯!ミルクティー飲め!うまいぞ!」 唯「い、いやいいよそんな…んごご…ぶぁちっ!!」 律「あぁっ!唯ー!」 全てにおいて二番煎じのりっちゃん…うふふ、絶対に唯ちゃんは渡さないんだから… 唯「ごちそうさま…ふぅ」 紬「お腹、いっぱいになった?」 唯「うん、いっぱいだよー♪」 律「よし、それじゃ…」スッ 唯「…ムギちゃん」ギュッ 律「あう…」 りっちゃんを身をよじるようにして避けて、唯ちゃんは私に抱きついた。 何かを求めるような眼差しに、私は思わずドキッとしてしまう。 紬「な…なあに?」 唯「わ…私ね…?」 紬「……」 律「ずいぶんがっかりしてるな?まさか、コクられるとか思ったり?」 紬「そ…そうじゃないわよ…」 あの後唯ちゃんが言ったセリフは『トイレ行きたいからどいてくれる?』だった。 口では強がりながら、私は地味に凹んでいたのだった。 律「ふ、まぁこれからの私の逆襲にお前は…ん、梓から電話だ…もしもし?…うん…え…澪が…?うん…うん…あ…そうか…わかった…うん……」 紬「なんて?」 律「…澪のやつ、またレフティ症候群にかかったらしい…ちくしょう!」 (レフティ症候群…11話参照) 紬「うふふ、残念ね♪それじゃあ行ってらっしゃい♪」 律「20分…いや、15分で戻る!だから絶対ここから動くなよ!絶対だからな!」 紬「うん♪いくらライバルだからって、りっちゃんを裏切ったりしないわ♪」 律「く…南無三!」 こうしてりっちゃんはいなくなった。その1分後… 唯「あれ、りっちゃんは?」 紬「急用ができて帰ったわ!これから二人で出掛けましょう♪」 店を出ると、辺りは薄暗くなっていた。 私は唯ちゃんの手を強く握って、寄り添うように歩き出した。 唯ちゃんはうつ向きながら、ほのかに頬を赤らめている。 唯「…どこ行く?」 紬「うーん…唯ちゃんは行きたいところある?」 唯「特にはないかなぁ。もうお金ないし…どっか公園にでも行こうか」 しばらく行くと、人気のない公園に着いた。 そのままベンチに腰かけたはいいけど…は、話すことがない。 考えてみたら、さっきまでのは全部りっちゃんありきでの行動だった… ど、どうしよう、急に緊張してきちゃった… 唯「…ムギちゃん」 紬「な…なに?」 唯ちゃんはとろんとした瞳を私に向けた。 そして…手を自分の胸に押し当てて、苦しそうに言う。 唯「わ、私ね…今すごくドキドキするの」 紬「ドキ…ドキ…?」 唯「りっちゃんといる時は普通だったのに…ムギちゃんの顔見て、こうやってそばにいるだけで…なんか、すごくドキドキするの」 紬「それって…?」 唯ちゃんは不意に私に顔を近づけた。 少し首を動かしたら、口づけが簡単にできてしまうような、そんな距離まで。 唯「なんでかな…ムギちゃん、わかる…?」 紬「え…えっと…ね……」 唯ちゃんの瞳や唇、上気した頬、私の胸に重なる柔らかい感触、私の太ももに絡む足のタイツ越しのぬくもり… その全てが、扇情的に私の目の前で熱を放つ。ど、どうしよう、私… 唯「ムギちゃん…?」 紬「たっ、多分…だけどね……?」 唯「うん…」 紬「…わ、私のことを…す…好きだから…じゃないかな?」 唯「すき…?」 紬「だって私も…同じだから。唯ちゃんのことが好きだから、すごくドキドキするの…」 唯「私が…ムギちゃんを…?」 って何言ってるの私!?今さらっと唯ちゃんに、こ、ここ、告白を…! 紬「ごめんなさい唯ちゃん!今の忘れて…!」 唯「…ムギちゃん」 紬「はいっ!?」 唯「触ってもらったら、分かるかな」 紬「え…何を…?」 唯「だからね…?ムギちゃんが私のこと好きなら、私も同じくらいドキドキしてるってことだよね?」 紬「う…うん…?」 唯「だから…触ってみて?」 紬「な、何を!?」 唯「…私の胸」 紬「……えっ!?」 続き
https://w.atwiki.jp/hayato0420/pages/17.html
・・・・・・今日も、いつも通りの休日を過ごしていた。 そんな、平和な時間がいつも通り流れて行くかのように思えた。 ――――平和は突然崩れた。 オレの名前は橘瑩(たちばな あきら)、ごく普通の高校2年生だ。 今日は休日、ということで妹の雪音(ゆきね)とウィンドウショッピングを楽しんで(?)きた。 ・・・・9割方オレが振り回されていたが・・・。ぶっちゃけオレは楽しめてない・・・。 ついでに晩飯の材料も買ってきたらしく、雪音が今 台所でハッスルしている。 そして夜はオレとハッスルw・・・なわけないじゃんw さすがにヤバイしw なんて誰に言ってるのかわからないが、オレはメシができるまでテレビを見ていた。 今までと変わらない、平和な時間だった。 ――――そして平和は崩れだす・・・ 「いやああぁぁぁぁあああっっ!!」 「雪音!?」 キッチンから悲鳴が聞こえる。何があったんだ!? 「どうした雪音!!」 「お、おぉお兄ちゃあ~ん・・・」 「雪音・・・ってうわああぁぁあ!!」 オレが見たもの、それは、右頬から血を流し、血の付いた包丁を振り回し、なぜか泣いている、特異な姿の(?)我が妹だった。 「お兄ちゃ~ん・・・」 「あぁあ、と、とりあえず落ち着け、そう、落ち着くんだ・・・」 「うぅ・・・グス」 「どうした?何があったんだ?ってその前に包丁(血付き)を置いてくれないか?」 「あぅ、ごめんね・・・」 そういって雪音は包丁(血付き)を傍らに置く。 ・・・あぶない、もうすぐでオレに刺さるところだったぜ・・・。 「それで、どうしたんだ、雪音」 改めて問いかける。 「キ、キッチンに、ゴ・・・」 「ゴールドエクスペリ・・・」 「お兄ちゃん、落ち着いて」 「ハイ、すいませんでした・・・」 雪音が少しマジ顔で言ったのでちょっとビビッた。背景でゴゴゴゴゴゴとか言ってそうな雰囲気だ。 「あのね、ゴ、ゴゴ、ゴキブリ・・・」 「・・・を醤油でアブって食ったのか。ほー、すごいなお前」 「お兄ちゃん・・・?(#゚Д゚)」 「ハイ、もう本当にスイマセンでした・・・」 雪音が包丁に手を伸ばしかけていたのでちゃんと聞くことにする。 「お兄ちゃん・・・ど、どうしよう・・・」 「要するにゴッキーをブッ殺してくれ・ってことだろ?」 「う、うん・・・」 そうと分かればたやすい。昆虫1匹ブッ殺すくらいワケねえし。 「あのね、倒してくれないとゴハン作れないの・・・」 「大丈夫、まかせとけって」 「ファイトッだよっ!?」 「お前も少し落ち着いたほうがいいぞ」 そういってオレはキッチンに旅立つことにする。 (・・・ってまずは武器調達だな) そう思い、とりあえず思いつくものをあげてみる。 ●スリッパ ●新聞紙 ●ハエタタキ ●殺虫剤 (う~ん、まず殺虫剤は必須だろ) 「雪音、殺虫剤どこ?」 「あ、ごめん、キッチンにある・・・」 「マジかよ・・・」 仕方ないな。ここは手元にあるスリッパと新聞紙で行くか。 (・・・・・・!) 「雪音・・・」 「うん?なに?」 「そういやお前、ほっぺたケガしてんじゃん」 「え?あ、ホントだ。さっき包丁振り回したからかなぁ」 「しゃーねぇなぁ・・・」 たしかこの部屋には救急箱があったはずだ。そう、このタンスの2番目の引き出しに・・・。 「おっ、あった!」 オレはそういって救急箱からバンソウコウを取り出す。 「ほら、雪音、こっち向いて」 「いいよぅ、自分でできるよぅ・・・」 「いいからこっち向けって」 「もう~・・・」 しぶしぶ(?)こっちを向いた雪音の頬に、バンソウコウを貼る。 「・・・あ、ありがとう、お兄ちゃん・・・」 「気にすんなって・・・」 「・・・・・・」 なんとなく間が空いて気まずくなってしまった・・・。こういう空気は苦手なんだよな・・・。 「・・・ゴキブリが元凶じゃ、ムードもクソもないよねぇ~・・・」 オレはその場の空気を裂くためにギャグのつもりで言った。が、 「・・・お兄ちゃん、最悪・・・」 えぇ~?マジで?そんなにキツい一言だったか? 「いや・・・その・・・ゴメン・・・」 「もういいよぅ・・・」 余計気まずくなってしまった・・・。 「それより早くゴキブリ倒してよぉ!」 「ハイよ~」 雪音に見送られて、オレは戦場へと旅立った。 この部屋、そしてもう一つの部屋を越えるとそこはバトル・フィールド(キッチン)だ。 ・・・よし、出て来い、ゴッキー! そうして武器を構えようとした瞬間・・・! カサカサッ!! 目の前をゴキブリが通過! ・・・こう見えても脚力には自信があるんでね・・・。(50m走、5秒8) いざ勝負!! オレは右手に構えたスリッパを振り下ろす! 「光になれぇ――――ッ!!」 ドゴオォォオッ! フローリングの床に、その衝撃音が響く。・・・やったか!? カサカサカサ!! そんな不気味な足音を立て、オレの右手へと走ってくる!! 「ぐあぁ、ゴルディ!!」 オレは必死に右手を振り回す。どうやらゴッキーはオレの右手から飛んでいったらしい。 「くぅ、ゴルディオン・スリッパが破れるとは・・・!やはりハンドなしではキツいのか!?」 なんていってても仕方ないのでとりあえずキッチンを散策する。 「雪音―――っ!!」 10秒ほどして雪音がこっちへ来る。 「もう、大きな声出さないでよ、聞こえてるってば・・・」 「それより雪音、今のうちに殺虫剤を!」 「え?今いないの?」 「早く!」 「え、えーと・・・」 雪音が殺虫剤を探し始める。その間もオレは気を抜けない。 「雪音、まだか?」 「もうちょっと待っ・・・きゃああぁぁぁああっっ!!」 「雪音!」 よくみると雪音のいた棚の下からゴキブリが這い出てきていた。 「よくも雪音を!くらえ!」 オレはちょうど手に持ったままだったスリッパを投げつけた。 ――――メメタァッ!! 今度こそやったか!? 「・・・!!な、なにぃーっ!?」 確かにゴッキーに当たったはずだ!なのにゴッキーにダメージは届いていない!! 「やつの装甲は硬い!それゆえやつの称号は”鋼”!!」 「お兄ちゃん!そんなアブなげなボケかましてないで、さっさとやっつけてよ!!」 「あぁ!」 スリッパを投げてしまったので今手元にあるのは新聞紙のみだ。 「逃がすかぁ!!」 ゴッキーはまた棚の下へと逃げ込もうとする! 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」 オレの新聞紙ラッシュがゴッキーを捕らえた!それでもやつは棚の下へ逃げようとしてる!! 「そんな悪あがきは無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無アァッ!!」 ベシャッ! グチャチャ! パリ! デュル! 「お兄ちゃん、それ以上やったら・・・」 「このくらいしないと、こいつは・・・」 「・・・いや、片付けるの面倒になるよ?」 「それもそうだな」 オレは手を止めた。気づくと、床も新聞紙もなんかモザイク的存在なものが飛び散りまくっていた。 (コ・・・コレは絶対さわりたくねえぞ・・・手袋越しであっても・・・) 「雪音・・・あとは・・・頼んだ・・・ぞ・・・」 「お兄ちゃん、片付けてくれたらおっぱい触らせてあげる」 「雪音、雑巾とゴミ袋を用意してくれ。あとはもう休んでていいぞ」 「うん、わかった♪」 そういって雪音は先ほどの部屋へと戻っていった。 フフフフ・・・フハハハハァ―――ッ!最高にハイ!ってやつだ!歌の1つでも歌いたい気分だ! 「雪音~、終わったぜ~♪」 「えっ?ちょっ・・・ホントに?」 (あたし今この部屋に戻ってきたばかりだよ・・・?) ・・・・・・・・ 「ホントだ・・・キレイになってる・・・・・お兄ちゃんどうやったらそんなに早くできるの・・・?」 雪音はそのフローリングの輝きに唖然としている。というか冷や汗かいてる。 「それじゃ雪音・・・」 「ゴキブリもいなくなったし、ゴハン作らないと♪ 待っててね、お兄ちゃん」 「え?あ、ハイ・・・」 そういい残し、雪音は何事もなかったかのように再びキッチンへと戻っていく。 (・・・・・・アレ?なんか重大なイベント忘れてない?) これは確かめねばならない。じっちゃんの名にかけて! 「なぁ、雪音・・・」 「ん?なあに、お兄ちゃん」 (―――!!) 雪音はすでに包丁を装備している!ま、まずい!非常にまずい! 「・・・ゴ、ゴハン、楽しみだなぁ~・・・」 「もう、待ってて・って言ったでしょ?」 「ハ~イ」 命を危険にさらすような恐怖からのがれ、部屋にリターン。 (・・・幻聴だったのかなぁ・・・) ・・・何かと心残りがあるけど、まぁいいか。 再びオレはテレビを見始めた。 ―――――平和が戻ってきた。・・・かに思えた。 スタスタスタ・・・ 「お兄ちゃん・・・」 「んあ?」 雪音は今にも泣き出しそうな表情をしている。 「ゴ、ゴキブリが・・・」 「また出たのか?」 雪音はコクコク、とうなずく。 「1体じゃ・・・なかったのか!?」 「お兄ちゃん、早くぅ・・・」 「あぁ、まかせとけ!アキラ、いきます!」 オレは再び、戦場へと旅立たねばならなくなってしまった。 後編へ 小説部屋 トップへ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12668.html
4話 純「唯せんぱーい」唯「あれ?純ちゃん?」 唯「どうしたの?」 純「いや・・・あの・・・ちょっと唯先輩の姿みかけたんで、追いかけてみました」 唯「そうなんだ~~」 純「こっちの道歩いてるのってめずらしいですよね?」 唯「あ、さっき楽器店に行ってたから」 純「そうなんですか」 唯「うん。ギー太の弦を買ってきたんだよ~」ギーター 純「・・・あ、あの」 唯「?」 純「これからちょっと時間いただいてもいいですか!?」 唯「え?今から?」 純「はい・・・ちょっと話たいことが・・・」 純「梓のことで・・・」 唯「あずにゃんのこと?」 純「はい・・・だめですかね?」 唯「う~~ん」ポクポクポク 唯「ちょっと待ってて!」チーン 純「は、はい」 唯「りだいやる・・・っと・・・・」ピッピッピッ 純「(電話・・・)」 唯「もしもし~~・・・・うん、あのね、今日ちょっと帰るの遅くなるよ~~、うん」 純「(ういかな・・・?)」 唯「え~~、う、うん、ちょっと純ちゃんと会ってさ。お話ししようってなって。うん?」 唯「そうだよ。あの佐々木さんのところの純ちゃんだよ」 純「(私・・・鈴木なんだけどな)」 唯「あ、あれ?鈴木?まぁ、純ちゃんだよ、モフモフのさ・・うん・・そうそう・・」 唯「あ、食べるから!!ちゃんと食べるから!!!ごめんねうい~~」オウオウオウ 純「(やっぱういに電話してたんだ・・・てか、モフモフ・・・・)」 唯「え?大丈夫だよ~~」 」 純「(モフモフ・・・)」 唯「うん、じゃあ、また帰るときに電話するね!!うん」 純「(OKでたってことは、ういも私のことモフモフで認証したんだ・・・)」 純「(友達ってなんだろう・・・)」フッ 唯「ふぅい~~」ピッ 純「ういですか?」 唯「あぁ、うん。遅くなるってちゃんと連絡しないと、心配かけちゃうからね」 純「憂、先輩のこと大好きですもんね」 唯「うん!!大好きだよ!!!じゃあ、モ・・・純ちゃん、どっかお店はいろうっか!」 純「あ、はい(モ?)」 =どっかお店= 唯「ふぅぃ~~おなかすいた~~~」 純「え!?何か食べる気ですか?」 唯「え、うん。そ~だけど?」 純「さっき、ういが電話で何かもう作ってるって言ってたんじゃないんですか?」 唯「え!?純ちゃん聞いてたの!!盗聴!?」 純「な、なに言ってるんですか!!先輩の受け答えから推測したんですよ!!!」 唯「ふぇ~~なんかすごいねぇ~~」 純「え・・・そ、そうですかねぇ」テレテレ 唯「あ、これおいしそー」 純「(きいちゃいねー!!!)」 唯「でも、やっぱりういの晩ご飯が待ってるからなぁ~~どうしたものか~~」ウーーン 純「晩ご飯たべられなかった憂に怒られそうですもんね(そして、なぜか私まで怒られそうな気がする)」 店の人「オキマリッスカー」 唯「あ、このいちごパフェ1つ!!」サラッ 純「ちょ!?今までの流れはなに!?」 唯「ん?あ、純ちゃんもパフェ頼む?おいしそうだよ~~」つメニュー 純「・・・あ、ほんとだ・・・おいしそう・・・」 店の人「・・・・・」ニラッ 純「(うわ!!店の人めっちゃにらんできたよ!?)」ギャー 純「え、えっと、じゃあ、私この、チョコばななパフェで!!」アセアセ 店の人「シャー」スタコラサッサ 純「(店の人なんかこえぇえぇ!!!)」グッタリ 唯「パフェパフェパフェ~♪」 純「ははは・・・甘いもの好きですねぇ~、部活で食べたんじゃないんですか?」 唯「うん!!今日はムギちゃんがマカロンもって来てくれたんだ~」ムギムギ 唯「おいしかったよ~~~」タクアンオショー 純「甘いものばっか食べてあきたりしませんか?」 唯「チッチッチッチ!あまいねぇ~純ちゃん!!!」ユイノユビヲフル! 純「へ?」ジュンハコンランシタ! 唯「甘いものは別腹なのだよ!!」エッヘン! 純「そ、そうですか?」ジュンハコンランシテイル! 唯「今日は一生懸命練習したからね!!」 唯「自分へのご褒美なのです!!!」フンス! 純「あぁ、そういうのあるとまたがんばろうって思いますもんね!」 店の人「モッテキタヨ、チョコバナナパフェッス」スッ 純「あ、ども」 店の人「ソシテ、コレガ、イチゴパフェ」どんっ! 純唯「」 店の人「クイキレナカッタラバッキンダカンナ」スタコラサッサ 唯「うわぁ・・・」 純「うわぁ・・・」 純「ちょっと・・・唯先輩のいちごパフェ・・・・大きさすんごいんですけど」 唯「あれれ~?・・・さすがの私もちょっとびっくりだよ、この大きさは・・・」 純「これ、食べきれますか・・・?てか、ちゃんとメニューみましょうね?」 唯「どうしよう純ちゃん・・・限りなくムリかもしれない・・・そして、ちゃんとメニューみてなかったです、ごめんなさい」 純「・・・・罰金がなんたらいってましたよ?」 唯「・・・あ、メニューに小さな字で書いてある、罰金のこと・・・・」 純「・・・・とりあえず、記念に写真撮ります?ケータイですけど」 唯「あ、うん・・・・そうだね・・・なかなかないよね・・・この大きさは・・・」 純「そ、そうですよ!!!・・・・なかなかないですよ、このサイズは!!」 純「・・律先輩とかに見せたらいい話のネタになりますよ!!!」 唯「そ、そうかな!?」 純「ええ!!!きっとそうですって!!!じゃあ、記念に写真とりますね!!!・・・はい、チーズ」 唯「ぴ、ぴーす」パシャ 唯「あ、ごめん!!今私ぴーすって言っちゃったよ!?」 純「えぇえ!?!?ああ、いや、それは別にいいと思いますよ!!?ぴーすでもロースでも!?」ジュンハコンランシテイタ! 唯「あ、そ、そうかな?じゃあ、ロースで撮ればよかったなぁ!!」ユイモコンランシテタ! 純「ちゃんと撮れてるかな・・・・?」 唯「純ちゃん撮れた~~?」 純唯「・・・・」 純「唯先輩と並んで撮ったら」 唯「パフェの大きさがすごくよくわかるね」 純「座った先輩と同じ高さですね」 唯「・・・純ちゃん、こうk」ワケモワカラズジブンヲコウゲキ 純「しねぇよ!!」 唯「うわ~~~どうしよ~~!てか、今さらっと暴言はいたよね?ね?」 純「と、とりあえず、食べましょう!!あとさっきのは空耳です、空耳アッワーです」 唯「空耳ならしかたない!!とりあえず、いただきます」クハッ 純「こらこらこら!!!唯先輩はこっち!!!そっちは私のです!!!」 唯「うわ~~~交換してよぉぉ~~~」 純「いやです!!!」 唯「私のが年上だから、年上を敬うべきだよ!!」 純「それは今カンケーないです!!!」 唯「あるよ!!おおいにあるよ!!!」 店の人「オマイラサッサトクワナイトホッペガオチルヨ?」 純唯「は!?はひ!!!!い、いただきます!!!!(KOEEEEEEEEEE!!!!!!!)」 純「ふぅ、ごちそうさまでしたーー」ゲプッ 純「あぁーー甘かったなぁ、澪先輩のポエッティ並に甘かったなぁーーー」チラッ 唯「・・・・」ウプッ 純「・・・・先輩、大丈夫ですか?」 唯「」ムリムリムリムリムリムリムリムリ 純「・・・・しゃーない・・半分食べた唯先輩を讃えて・・・・私も食べます・・」スッ 唯「りゅんひゃん・・・あふぃがほぅ・・・」ボタタタタ 純「あぁ・・・礼はいいんで、口の中のもの落とさないようにしてください」パクッ 純「うん・・・・あめぇ・・・」パクッ 唯「あ・・・そういえば、純ちゃん」ゴクン 純「なんでしょう?」パウッ 唯「話ってなに?」パクッ 純「あ」パクン 純「(すっかり忘れてたぁぁぁあああああああああああああああああああ)」ゴクン 唯「?」パクッ 5
https://w.atwiki.jp/wiki7_nameless/pages/55.html
彼が、ブーンが入院してから、かなりの日が経っていた 彼はコレまでで、たくさんのことを学び、たくさんの人に助けられ、たくさんの涙を流し、たくさんの決意をした 結果、彼の心は、強くなり、真っ直ぐで、 まるで、黄金のようになっていた やまじゅん「あぁ・・・内藤くんが着てから・・・ずいぶん経つなァ・・・・・」 窓の外で、枯葉が風で舞う様を見ながら、やまじゅんはつぶやいた 彼の手には、ブーンのカルテがあった 長岡「そうですね、気づけば・・・早いもんですね」 言うことが年寄り臭いぞ、と笑いながらやまじゅんは言った やまじゅん「彼は・・・・・ホントに強い人だ・・・・・・・」 「あのリハビリにも慣れてきて、もうほとんど退院に近い、ホントに、心の強い人だよ」 そう言いながら、彼のカルテに目をやる、と やまじゅんはニヤリとした やまじゅん「長岡くん、知っていたかい?」 ( A`)「あー・・・勉強マンドクセー・・・・・」 図書室から、毒尾の無気力な声が聞こえる そんなこと言わないで、と、隣にいるショボンは軽く笑う (´・ω・`)「ほらほら、大学を無事卒業するんでしょ?」 「進級すら危ういんだからちゃんとレポート出さなきゃwwwwww」 ( A`)「あー、ウッセー、ウッセー」 毒男が笑いながら毒づき、机上の紙に文字を降らしていく しばらく、黙々と書いていると (´・ω・`)「そーいえば・・・」 何かを思い出したように、ショボンが口を開く (´・ω・`)「もーすぐ、あれじゃない?」 それを聞いて、何かを毒男も思い出したのか 二人の顔が、フッと笑顔になる ガラッ ドアを開ける音が、病室に響く ブーンは最近お気に入りの音楽を聴いていた ( ^ω^)「誰だお?」 ブーンは目が見えない なので、声を聞いて判断するしかない ツン「アタシよ、ブーン、調子はどう?」 それは、ブーンにとって、大切な人の声だった ( ^ω^)「あぁ、ツンかお、調子はいいお」 その後に、広くて障害物のないところなら、すこしだけど、走ったりもできる、と、誇らしげに言う ツン「へぇ~、アンタもアンタなりに頑張ってンのねぇ・・・・・」 「あ、アンタなりに、だからね!?褒めてるなんて、誤解しないでよ!」 こうしていつもの調子で、軽く話していく と、ここでブーンは、さっきから気になっていることを聞いた ( ^ω^)「ツンが入ってきてから、なんだか香ばしい臭いがするけど・・何の臭いだお?」 あぁ、そうそう、とガサガサとツンは音を立てる ツン「肉じゃが『作ってきた』のよ、別にアンタのためじゃなくてよ?」 「様子を見に行くのに、何も持ってかないのもどうかと思ってねwwwwww」 ブーンの顔に、うっすらと冷や汗が出てくる 終わった・・・、と心の中でブーンは思った (;^ω^)「い、いま、いま、は、おなかがすいてない・・・っから、遠慮するお」 ―――――ツンの料理は壊滅的だからなぁ・・・ 心の中で、彼はつぶやく それを聞いたツンの顔は、信じられない、といった感じの顔だった ツン「へぇ~・・アンタでもおなかが空いてないときはあるのねぇ・・・・・」 と、すこし関心したような声を出した (;^ω^)「ぼ、ボクでもそーゆー時はあるに決まってるお!」 彼は、軽くむきになった ふーん、まぁ、いいけどね、とツンは言った ツン「それじゃ、コレ、ここに置いとくわね」 「あとで食べなさいよ?絶対!」 その後、それじゃ、忙しいから、と帰っていった 帰り道、ツンは何かを思い出し、心の中ですこし笑った ブーンは一人になった病室でポツリとつぶやく ( ^ω^)「・・・あとでジョルジュにでも食べさせるお」 ツンが出てって、しばらく経った ブーンは、院内の自動販売機まで、飲み物を買いにきてた そのとき ( ゚∀゚)「おう、ブーン!調子はどーだ?」 ジョルジュの声が、隣から聞こえた ( ^ω^)「あ、ジョルジュ、調子はいいお」 来たか、と、ブーンは思い、ジョルジュに ( ^ω^)「さっき、お見舞いに肉じゃがもって来てくれたんだけど」 「量が多くてボクには食べきれなかったお、ジョルジュが残りを食べてくれないかお?」 ( ゚∀゚)「肉じゃがか!今、腹が減ってるから・・・もらおうかな」 それを聞いて、ブーンはニヤリと笑った 自動販売機で、ブーンはナポリンを買い、ジョルジュはガラナを買った すこし歩くと、ブーンの部屋に着いた ( ゚∀゚)「おぉ、キレイな部屋だな」 ジョルジュは入ってきて、そういった ( ^ω^)「汚いと、歩いていて危ないお」 「まぁでも、長岡さんがやってくれてるんだけどお・・・」 へぇー、アイツもしっかりしてるんだな、と、笑いながら二人ともベッドに座る ( ゚∀゚)「ところで、何かさっきから香ばしい臭いがするんだけど・・・」 あぁ、と、ブーンは一言 ( ^ω^)「肉じゃがの臭いだお」 サラリと言ったブーンに対し、長岡は酷く驚いている 冷や汗まで、かいていた (;゚∀゚)「こ、こ、こ、コレが肉じゃがの臭いだって・・・?」 「何を言ってるんだ・・・はは・・・・・・」 ( ^ω^)「ウソだと思うなら、そこにある皿のラップをはがして見るお・・」 それを聞いて、ジョルジュはまさかな・・、と怯えながら、ラップに手をかけた そして、ぺリ、と、音が部屋にした時 (;゚∀゚)「うあ・・・・・うあ、うあ・・・・・・・・」 ( ^ω^)「ジョルジュ・・・おなか・・・空いてるですよね・・・?」 「『もらおうかな』と、言ったからには・・・・・・食べてもらうお・・・・・・・・・」 ジョルジュの目に映ったブーンは、笑った顔をした悪魔にしか見えなかったと言う (;゚∀゚)「はは、は・・・・・冗談だろ?ブーン・・・」 ブーンは横に、首を振る (;゚∀゚)「それに、残りもコレだけだ・・・・・・食べられるだろ・・・・・?」 腹をさすりながら、ブーンは首を横に振る (;゚∀゚)「そ、そ、それにオレとお前の仲だ・・・・・冗談だろ・・・・・・・・・?」 残念ながら、と、ブーンは口を開く ( ^ω^)「コレはいつもやさしくしてくれるから、感謝の気持ちだお・・・・・・・」 (;゚∀゚)「ぜ、全然感謝されてねぇッ!」 気づくと、ブーンはジョルジュの服を掴んでいた もう、逃げられない・・・・・ ジョルジュは、覚悟を決めた (;゚∀゚)「おおおおおおおお!!!ありがとうよ、ブーン!そしてサヨナラ!」 彼の目には、すこし潤んでいた ハシでじゃがいもを持ち、勢いよく口に運んだ 室内が、沈黙で埋め尽くされる 気づくと、ブーンは合掌していた (;゚∀゚)「・・・・・え?」 「おい、普通に食えるぞ」 そういったジョルジュの顔は、ペリーコロに似ていた しかし、ブーンはそれに気づくはずもなく (;^ω^)「え・・?ほ、ほんとかお・・・・・・?」 (;゚∀゚)「ああ!ホントだぜ、食ってみろよ」 「お前のことを思って、作ってきてくれたんだぜ?」 ほら、あーンしろよ、と、だんだん、顔が花山薫に似てきたジョルジュが、肉をつまみ ハシをブーンの顔に近づける ブーンは、すこし口を開けたので、そこに肉を押し込んだ (;^ω^)「!!?!?!?!アボファあ!!」 (;゚∀゚)「はっはっは!食ったな!?お前は、オレがもがいたり声に出さなければ!」 「表情が歪んでいることにさえ気づかないッ!!!!!うごふっ!!」 二人とも、床に転がりながら、もがいた 部屋から聞こえるのは、転がりまわる音、うめき声・・・・・ (;^ω^)「く・・・そッ!ジョル・・ジュッ・・・・・のクセに・・・やって・・、くれるお・・・・・・・うご・・・」 ブーンは、声を振り絞り、ジョルジュに言った (;゚∀゚)「死ぬ・・もんかァ・・・死・・ぬ、もんかァ・・・・・・・」 「死ぬときは・・・ブーン・・・・・・・お前もいっしょだぁぁあぁぁあぁああああ・・・・・・・・・ぽへぁあ!!」 たった、一口 たった一口のじゃがいもと、肉で、人をこんなに苦しませる、肉じゃが そんなものがあったなんて・・・・・・ そう、意識が薄れていく中ジョルジュは思った 気づけば、二人とも床に転がったまま、寝ていた それを、やまじゅんが発見し、あとでジョルジュに やまじゅん「アイツの部屋は、発展する場所じゃあないぞ・・・・・」 と、つぶやいたそうだ あぁ、そうだ、と、やまじゅんはジョルジュに話しかけた やまじゅん「お前、知っていたか?」 ( ゚∀゚)「・・?何がだ?」 何のことかわからず、ジョルジュは聞き返す やまじゅん「あぁ、知らなかったのか・・」 「もうすぐ、ブーンの誕生日なんだぞ?」 いいことを知った、そうジョルジュは思った ( ゚∀゚)「そうなのか・・・ってことは・・」 「とんでもない、ものすごいプレゼントを用意しなくちゃな・・・・・」 あぁ、そうだな、と、やまじゅんは笑った ジョルジュの部屋に着くと、やまじゅんは一言ジョルジュに言った やまじゅん「今度するときは、私も呼んでくれよwwwwwww」 ――――あの地獄の試食会を!!!? (;゚∀゚)「も、も、も、もう二度としない!しません!あんなもん、オレもブーンも二度と食いたくない!!!そんじゃな!!」 そういうと、そそくさとジョルジュは部屋に入っていった やまじゅん「・・彼は経験不足だな・・経験していけば私のようにノンケだって(ry」 残念そうに、やまじゅんは来た道を戻っていった
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/239.html
ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「え?あ~・・・食べたけど」 ハルヒ「なんで勝手に食べちゃうのよ!?あれはあたしが買ったものなのっ!」 キョン「そうだったのか。すまん」 ハルヒ「なによそれ!反省してないじゃない!」 キョン「・・・そんなに気に食わないなら、今度から名前でも書いとけ」 ハルヒ「っ!このバカキョン!」 バシッ キョン「~~~~っ!いてぇな!」 ハルヒ「うるさいうるさいうるさい!このバカキョンッ!もう離婚よ離婚!」 キョン「お、おいハルヒ、ちょっと落ちつけよ」 ハルヒ「近寄らないでっ!」 キョン「ハルヒ・・・そんなに怒るなよ」 ハルヒ「ハァハァ・・・もうあんたなんかにご飯作らない!洗濯もしないわ!」 キョン「なぁ悪かったよ。だから許してくれ」 ハルヒ「うっさいバカッ!もうあんたなんか知らないんだから!」 ↑の続き キョン「なぁ、まだ怒ってんのか?」 ハルヒ「・・・」 キョン「謝ってんだろ?ほら、これ買ってきたから」 ガサッ ハルヒ「・・・」 キョン「コンビニしか開いてなかったからさ、プッ○ンプリンだけど・・・」 ハルヒ「・・・あたしが買ったのは高○屋のプリンなの」 キョン「わかってるよ」 ハルヒ「それ買ってこなきゃ許さない」 キョン「ハァ・・・わかった、日曜日にでも買いに行くよ」 ハルヒ「・・・」 キョン「ほら、いつまでもすねてないで食え」 ハルヒ「・・・ぱく」 キョン「俺にも少しくれ」 ハルヒ「やだ!絶対にやんない!」 キョン「っと・・・はいはい、わかったよ」 ハルヒ「もぐもぐ・・・」 2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2006/07/08(土) 20 27 42.52 ID 3gZkvGMa0 ハルヒ「んっ・・・んぐっ」 キョン「おい、声でかいぞ」 ハルヒ「う、うるさいっ・・・あっ」 キョン「ここか?」 ハルヒ「ひっ・・・そこは・・・違うって・・・あ」 キョン「だから声でけぇって」 ハルヒ「うるさくしてんの・・・あんたでしょ!んぐっ!」 オギャーオギャー ハルヒ「あ」 キョン「はぁ・・・またダメか」 ハルヒ「もう・・・はいはい、ちょっと待っててねー」 オギャーオギャー ハルヒ「ねぇ、たまには外で遊びたい」 キョン「ん~」 ハルヒ「ちょっと聞いてんのっ!?」 キョン「うぉっ!き、聞いてるよ・・・」 ハルヒ「この子だって退屈してるの!休日ぐらい遊んであげなさいよ!」 キョン「疲れてんだよ~・・・そういうのは朝比奈さんに頼んでくれ」 ハルヒ「・・・ハァ」 長門「・・・私のプリンが」 キョン「ん?どうした、そんなところで突っ立って」 長門「・・・プリン」 キョン「へ?」 長門「プリンが消失した」 キョン「プリン?あぁ、それなら俺が食べたけど」 長門「!」 キョン「・・・まずかったか?」 バンッ! 長門「なぜ」 キョン「い、いや・・・なぜって言われても・・・」 長門「・・・あれは私の」 キョン「あ、あぁ」 長門「あなたのじゃない」 キョン「そ、そうだよな・・・」 チャリン 長門「これ」 キョン「え?」 長門「・・・早く」 キョン「あ、あぁ。すぐ買ってくるよ・・・」 長門「・・・」 キョン「おいハルヒ、俺が買っておいたアイス知らないか」 ハルヒ「ん~?」 キョン「たしかここに入れておいたはずなんだが・・・なくなってるんだ」 ハルヒ「あっ、それあたし食べちゃったよ」 キョン「んなっ!」 ハルヒ「だっておとといから置いてあったんだも~ん。いらないのかと思ってた」 キョン「お、おまえなぁ・・・」 ハルヒ「さっさと食べちゃえばよかったのに・・・そんなもったいぶってるからいけないの!」 キョン「っ!」 ガタッ キョン「今すぐ買って来い!三十秒以内に!」 ハルヒ「・・・」 キョン「おいハル・・・」 ハルヒ「あんたねぇ、この前あたしのプリン食べたの誰だと思ってるの!?」 バンッ キョン「うぉ!」 ハルヒ「・・・いいわ。そんなに欲しいなら買ってきてあげるけど」 キョン「な、なんだ」 ハルヒ「あんたが持ってるいやらしーDVDとか・・・全部みくるちゃんの旦那さんに譲るわ」 キョン「な、なんで知ってる!」 ハルヒ「じゃ、いってくるね」 キョン「ちょっと待てハルヒ!」 キョン「あ」 みくる「・・・あ、キョン君?」 キョン「正月以来ですね」 みくる「わぁ、久しぶりぃ!」 キョン「ハハ・・・」 みくる「キョン君、すずみ・・・あ、ハルヒさんとは最近どうなんですか?」 キョン「えぇ、もう尻に敷かれっぱなしで」 みくる「ふふ、いいじゃないですか」 キョン「これじゃ高校の時と全く変わりませんよ」 みくる「羨ましいな~」 キョン「そんなことないですよ。あさひな・・・みくるさんはどうなんですか?」 みくる「へ?」 キョン「その、古泉と」 みくる「あぁ、はい。とっても仲良くやってますよ?」 キョン「そうですか」 みくる「ふふ、なんだか幸せそう」 キョン「へ、変なこと言わないで下さいよ」 ハルヒ「おーいキョン!ご飯買ったから帰るぞー!」 キョン「お、来ましたよ」 みくる「え?」 ハルヒ「全くどこウロウロしてたのよ・・・ってみくるちゃんじゃない!」 みくる「わわっ、ど、どうもお久しぶりで」 ハルヒ「久しぶりねーっ!ちょっと背伸びたんじゃないの?」 キョン「んなアホな」 みくる「ふふ、全然変わらないですね」 ハルヒ「みくるちゃんもね。しっかし・・・こぉんな大きいおっぱい、いつまで持つかねー」 みくる「ひゃっ!こ、こんなとこで・・・あぅ」 キョン「もうストップだハルヒ。もう高校生じゃないんだから」 ハルヒ「ふふ、あれ?小泉君は?」 みくる「あ、一樹くんはお留守番です。お守りもしないといけないので」 キョン「赤ちゃん元気にしてますか?」 みくる「えぇ、もうすっごく元気です」 ハルヒ「名前はもう決めたの?」 みくる「えぇと・・・まだです」 キョン「そうですか、じゃあ決まったら教えてくださいね」 ハルヒ「何ならあたしがつけてあげてもいいわ!」 みくる「ふふ、じゃあ一樹くんが待ってるんで・・・」 ハルヒ「うん、またね!困ったらいつでも連絡しなさいよ!」 みくる「はい。キョン君もまたね」 キョン「ええ、じゃあまた」 ハルヒ「ハァ~、みくるちゃん幸せそうだったなぁ」 キョン「なんだその溜め息は」 ハルヒ「やっぱ赤ちゃん・・・かわいいもんね~」 キョン「まぁ・・・な」 ハルヒ「・・・」 キョン「・・・」 ハルヒ「・・・今晩、頑張る?」 キョン「・・・もう少し先にしないか?ほら、そんなに焦ることもないし」 ハルヒ「ん、それもそうね・・・」 キョン「それよりお前、新婚旅行どこ行くか決まったのか?」 ハルヒ「まだ決めてないわ。ハワイは日本人多すぎるし、だからと言って国内はいつでも行けるし・・・」 キョン「どこでもいいから早く決めてくれ」 ハルヒ「キョン、いつまで起きてんの?」 キョン「んー?あとちょっとしたら寝るから」 ハルヒ「もう!早く電気消してったら!」 キョン「はぁ、わかったよ。もう寝るから・・・袖を引っ張るなって」 ハルヒ「まったく・・・」 キョン「よっと・・・じゃおやすみ」 ハルヒ「・・・ぇ?」 キョン「・・・グー」 ハルヒ「・・・ちょっとキョン?」 キョン「グガー・・・グー・・・」 ハルヒ「ちょっとキョン!何寝ちゃってるのよ!」 キョン「うおっ!な、なんだよ」 ハルヒ「何であたしより先に寝るの!」 キョン「は?お前が寝ろって・・・」 ハルヒ「・・・このバカキョン!」 キョン「お、おいハルヒ?」 ハルヒ「・・・」 キョン「あぁー・・・すまないハルヒ」 ハルヒ「・・・」 キョン「鈍感だったよ。最近してなかったもんな」 ハルヒ「・・・グスッ」 キョン「・・・泣いてんのか?」 ハルヒ「な、泣いてない!」 キョン「だったら顔上げろって」 ハルヒ「うるさいうるさい!もう絶対あんたとなんかエッチしないんだから!」 キョン「はぁ・・・」 キョン「ほら、もう泣くなって」 グイッ ハルヒ「さ、触らないでよ」 キョン「黙れ、俺も溜まってるんだ」 ハルヒ「それは自業自得で・・・んんっ・・・」 キョン「・・・」 ハルヒ「ん・・・あ・・・ハァハァ」 キョン「やっぱ泣いてるし」 ハルヒ「な、泣いてない!それにもうしたくない!」 キョン「あっそ」 ハルヒ「ちょ、ちょっと人の話を・・・あっ」 キョン「あんま止めないんだな」 ハルヒ「ひっ・・・んあっ・・・生意気言ってると・・・死刑・・・んぐっ」 キョン「はいはい」 ハルヒ「くぅ・・・あっ」 キョン「ハルヒが本当に嫌だったらやめるけど、どうなんだ?」 ハルヒ「・・・」 キョン「答えないとわかんないぞ」 ハルヒ「う、うるさいっ!どこまであんたは鈍感なのよ!このバカッ!バカッ!」 キョン「いでっ!殴ることねぇだろ!」 古泉「おや。僕のとっておいたプリンが見当たりませんね」 古泉「放課後に食べようと楽しみにしていたのですが」 キョン「そんな残念そうな顔をするな」 古泉「仕方がないのでここは貴方で我慢する事にします」 キョン「どういう意味だ」 古泉「それはもちろんフフフフフフ」 キョン「そんな嬉しそうな顔をするなよ、気持ち悪い奴だ」 古泉「それではいきますよ」 キョン「だー、やめろ来るな」 キョン「アーッ!!!!!!」 キョン「アナルだけは!!アナルだけは!!」 キョン「よっ!久々じゃないか長門・・・じゃなかったな、有希」 長門「4年と170日14時間会っていない」 キョン「もうそんなに経っているのか。子供をそろそろ1歳か?」 長門「あと26日」 キョン「谷口はどうしてるんだ?」 長門「子供の監視」 キョン「久しぶりだな、長門。 卒業から7年経ったけどお前は変わらないな」 長門「・・・これでも少し、成長している・・・。」 キョン「性格も会ったときのままか? ははは」 長門「いいえ。 貴方と出会って私は変わった。」 キョン「そうか。 なんだか照れるな。」 長門「・・・・好き。」 キョン「んぐっ げほげほ・・・・・ ビックリさせるなよ・・・。」 長門「あなたの子供が欲しい。 その為に子供を作れるようにした。」 キョン「心臓が止まりそうなことを言うなよ、第一俺はハルヒと付き合っているんだぞ。」 長門「心配しないで。 私が一人でも育てるから。」 キョン「おm・・・ むっ」 感情の篭った長門の瞳と古泉の唇の感触が俺を惑わせていた。 鶴屋「よっ!キョン君!おつかれっさー。こんな遅くまで活動にょろ?」 キョン「ええ。ハルヒの奴がまた迷惑な事を言い出して。それより鶴屋さんも遅いですね」 鶴屋「あたし?あたしはちょっとね。まぁなーんでもないっさー」 キョン「そうですか。では僕はこれで」 そう言い残し帰る後ろの方で鶴屋さんの声が聞こえた 鶴屋「あ。岡部先生、遅いじゃないですかー。せっかく今日は二人きりで帰ろうと」 キョン「おーいハルヒ。もうそろそろ来るぞ」 ハルヒ「わかってる~!・・・んー、この服がいいかなー」 キョン「まったく、どれでもいいだろ」 ハルヒ「う、うるさいわね!結婚してから3キロも太ったのよ?着る服は重要なの!」 キョン「新年会でそんな気を使うこともないだろ?ほら、何でもいいから早く服を着ろ」 ハルヒ「むー・・・じゃあこれにするわ」 ピーンポーン キョン「っと、おい来たぞ」 ハルヒ「あぁ~!ちょっとキョン、頼んだわ!」 キョン「ハァ・・・もう早くしろよ・・・」 みくる「どうも~」 古泉「どうも」 キョン「お、来たな。いらっしゃい」 みくる「あけましておめでとうございます」 キョン「こちらこそ」 古泉「僕も以下同文です」 キョン「・・・お前はちっとも変わらないな」 古泉「フフッ、よく言われます」 みくる「えぇと・・・キョン君、ハルヒさんは?」 キョン「あぁ、あいつなら奥で着替えてるよ。もう何着ようかってうるさくて」 みくる「そ、そんなに気を使わなくてもいいのに・・・」 古泉「みくるも何着てこようかずっと悩んでましてね・・・昨日の夜はうるさかったですよ」 みくる「も、もう一樹くんっ!そういうこと言わないの!」 キョン「ハハ・・・ぐおっ!」 ハルヒ「やっほーー!あけおめっ!」 みくる「わわっ!ハルヒさん!?」 古泉「フフッ、あけましておめでとうございます」 キョン「おまえなぁ・・・突然乗っかってくるな」 ハルヒ「小泉君にみくるちゃん!ほんっと久しぶりね!」 古泉「卒業以来ですからね」 みくる「ど、どうもあけ・・・ひゃっ」 ハルヒ「そんな堅い挨拶いらないから、ほら、早く入んなさいよ!」 みくる「わわっ!」 ハルヒ「どうぞどうぞ」 みくる「お、おじゃまします」 古泉「へぇ、結構立派なお家ですね」 ハルヒ「まぁ、キョンにしては頑張ったほうよ」 キョン「なんだそれは。嫌味か」 ハルヒ「なんか言った?」 キョン「・・・なんでもない」 古泉「ハハ、お二人も全く変わらないですね」 みくる「も、もう一樹くん、余計なこと言わないのっ!」 キョン「・・・ハァ」 ピーンポーン ハルヒ「あ」 キョン「ん?長門じゃないか?」 みくる「わわっ・・・ちょっと緊張しちゃいます」 古泉「僕も彼女とはずいぶん会ってませんから・・・少し楽しみです」 ハルヒ「キョン、あたしは二人にお茶出すから頼んだわ!」 キョン「・・・あぁ、わかったよ」 長門「・・・」 ガチャ キョン「お」 長門「(ペコリ)」 キョン「長門っ!久しぶりだな!」 長門「・・・」 キョン「・・・なんか見ない間にずいぶん大人っぽくなったな」 長門「そう」 キョン「ま、まぁとりあえず上がれよ」 長門「(コクリッ)」 ハルヒ「あ、有希!」 長門「(ペコリ)」 ハルヒ「久しぶりー!なんか背伸びてない!?」 長門「そうでもない」 ハルヒ「そう?でもすっごく大人っぽくなったわ」 長門「・・・」 みくる「お、お久しぶりです!」 古泉「どうも」 長門「(ペコリ)」 みくる「わわ・・・み、見間違えちゃいました・・・」 古泉「ずいぶんお綺麗になられましたね」 長門「・・・そう」 キョン「・・・」 ハルヒ「・・・キョン、有希のこと、ちょっと見つめすぎじゃないの?」 キョン「え?そ、そんなことないぞ」 ハルヒ「ふ~ん」 長門「・・・」 ハルヒ「キョン、もうちょっとそっち行ってよ」 キョン「・・・もうこれ以上は無理だぞ」 ハルヒ「っ!ちょっと、当たってる!」 キョン「んなこといったってなぁ・・・っしょ」 ハルヒ「痛い痛い!足踏んでるっ!このバカッ!」 キョン「仕方ないだろ!だったら俺の上に乗れって!」 ハルヒ「絶対イヤ!そんなこと言ってエッチなことしたいだけでしょ!?」 キョン「風呂一緒に入りたいって言ったの誰だよ!」 ハルヒ「エッチするために入ったんじゃないの!もう早くどいてったら!」 キョン「ぐぉっ!お、押すな!」 ハルヒ「は・や・く!」 キョン「だから無理だって・・・いてて!股間は押すなっての!」 通行人「・・・またか」 長門「・・・」 谷口「あの、有希。」 長門「なに」 谷口「率直に言うと、したい。」 長門「あなたの言外にある意思は汲み取れる、すなわち性交を求めていることは理解した。 しかしながら現在私は妊娠中にある。現状での性交は胎内の生命体の発育に深刻な影響を 与えることが懸念される。ヒトをはじめとし有機生命体には種の保存という本能があると聞くが、 あなたの欲求はその種の保存との矛盾を生じさせることな・・・あ、ならない。」 谷口「え?」 長門「なんでもない」 谷口「そうか、いや!そうじゃない!口でいいんだ。」 長門「そう」 ハルヒ「おっはよー!キョン!」 ハルヒ「ん・・・?何してるの?」 キョン「アナルだけは!!アナルだけは!!」 ハルヒ「ほらキョン早く行くわよ!!」 娘「パパ早く~!」 キョン「よ~し。パパ宇宙人見つけちゃうぞ!!」 長門「・・・」 谷口「あの、有希。」 長門「なに」 谷口「率直に言うと、したい。」 長門「あなたの言外にある意思は汲み取れる、すなわち性交を求めていることは理解した。 しかしながら現在私は妊娠中にある。現状での性交は胎内の生命体の発育に深刻な影響を 与えることが懸念される。ヒトをはじめとし有機生命体には種の保存という本能があると聞くが、 あなたの欲求はその種の保存との矛盾を生じさせることな・・・あ、ならない。」 谷口「え?」 長門「なんでもない」 谷口「そうか、いや!そうじゃない!口でいいんだ。」 長門「そう」 娘「パパ、私ってどうやって産まれてきたのー?」 キョン「・・・ついに来たか」 娘「ねぇ、教えてー」 キョン「い、いや・・・」 娘「ねぇママ、ママなら知ってるでしょ?」 ハルヒ「キョンはだめねぇ、こういうことはビシッと教えなきゃだめなの!」 キョン「しかしこの子にはまだ早すぎる気が・・・」 ハルヒ「いいのよ。もう七歳なんだから」 キョン「・・・そうか」 ハルヒ「いい?あなたはね、パパがコンドームの付け方を間違えt・・・いたっ!」 キョン「もういい、お前喋るな。いいか、喋るなよ!」 娘「こんどーむぅ?何それ~?」 キョン「あ、あれだ・・・風船・・・そう風船だよ」 娘「風船?わたし風船好きー」 ハルヒ「なぁにバカ言ってんのよ。コンドームは風船じゃなくてちんk・・・いたたっ!」 キョン「頼むお願いだ本当にやめてくれ」 娘「ちんちんに風船?なにそれ。変なのー」 キョン「・・・」 娘「私はどうやって産まれてきたの?」 キョン「コウノトリが運んで来たんだ」 娘「何それ!?不思議の臭いがするわ!!調査しましょう!!」 古泉「よ~し。オジサン協力しちゃうぞ」 娘「私はどうやって産まれてきたの?」 キョン「コウノトリが運んで来たんだ」 娘「何それ!?不思議の臭いがするわ!!調査しましょう!!」 サントス「チガウヨ、サッカーボールカラデテキタンダヨ」 娘「・・・・・そうなの?パパ」 キョン「・・・・・・・そうだな 娘「ママ~、パパ何してるの~?」 ハルヒ「し~っ!見てなさい、あんたはこうして生まれたのよ!」 古泉「では、本番にしましょうか。」 キョン「アナルだけは~!!!アナルだけは~!!!」 娘「パパ、私ってどうやって産まれてきたのー?」 キョン「・・・ついに来たか」 娘「ねぇ、教えてー」 キョン「い、いや・・・」 娘「ねぇママ、ママなら知ってるでしょ?」 長門「・・・」 娘「ねーママったらー」 長門「・・・」 キョン「な、なんで俺を見る?」 長門「この子にはまだ早い」 キョン「へ?」 長門「・・・もう少ししてから」 キョン「そ、そうか」 娘「ママー?」 長門「・・・ごめんなさい。私にはよくわからない」 娘「えー?ママにもわからないことあるのー?」 長門「ある」 娘「ふーん」 キョン「・・・」 古泉「コウノトリは赤ん坊を袋に入れて運ぶと言われています。 キョン君、つまり貴方のお父さんはコウノトリの袋と金玉袋をかけたのでしょう。全く上手いですね、フフフ」 ハルヒ「見なさいっ!これが魔方陣よっ!」 娘「わぁー!すごいすごい!」 ハルヒ「いい?この真ん中に入ってお願いごとすると何でも叶うの!」 娘「うそー!ママすごーい!」 ハルヒ「ふふ、ママにかかればこんなの楽勝よ!でも願い事するときは心の中で言うの!話しちゃダメだからね?」 娘「わかったー!」 ハルヒ「んしょ・・・ほら、お願いしてみなさい?」 娘「んーと、ママとパパがずーっと仲良しでいてほしいのと・・・あとプ○キュアの下敷きがほしー!」 ハルヒ「あぁーもう、話しちゃダメって言ったでしょ~!」 娘「あぁーそうだったー・・・」 ハルヒ「ほら、こっちにおいで」 娘「ママー・・・ごめん」 ハルヒ「いいのいいの」 娘「魔王さん怒ったかなー」 ハルヒ「全然怒ってないわよ?それにプ○キュアの下敷き買ってあげるって魔王が言ってたわ」 娘「ほんとー!?」 ハルヒ「うんほんとよ」 娘「やったーー」 キョン「・・・平和だな・・・」
https://w.atwiki.jp/ja2047_memorial/pages/363.html
あ、そういえば 2005/ 5/26 6 28 [ No.32186 / 39216 ] 投稿者 ja2047 こっちも目が離せないな (^^ http //messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=NW action=m board=1143582 tid=fn5febg5tbba6a1a6bdbe730v0bix6afc0a9oa29ta4obbvbcb sid=1143582 mid=8816 これは メッセージ 32185 ja2047 さんに対する返信です もどる
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2021.html
闇子さん 02 「聞いた聞いた?花子さんが出たんだって?」 「うん、聞いた。うちのクラスの子も見たんだって」 噂が広まるのは早いものだ。 小学生にとって、こういう怪談系は大好物なのである。 「悔しいわ…なんで、花子さんなのよ」 そんななか、いらついている女の子が一人。 「あのとき、あの場所にいたのは私なのよ。花子さんじゃないの」 闇子さん、僕のパートナー 花子さんに対し、微かな対抗心を燃やす女の子だ 「ねぇ、あなたも花子さんを見たんでしょ?」 噂話をしていたうちの一人が僕に話しかけてきた。 「花子さんじゃなくて闇子さんだよ」 間違いは訂正してあげよう。それが闇子さんのためにもなるはずだ。 「やみこさん?なにそれ?誰か知ってる?」 「んーん、知らない」 「私も知らない」 「なんていうことなの、なんで誰も私のこと知らないのよ」 「僕も、闇子さんから直接聞くまで花子さんだと思ってたよ」 僕まで闇子さんのことを知らなかったことが余程頭にきたのか、 闇子さんはプイッとそっぽを向いてしまった。 「だいたい、この学校には花子さんの怪談なんてもの、もともとなかったのよ。 私、闇子さんの怪談だけ」 「へぇ、そうなんだ」 「まぁ、そんなこと言っても仕方ないわね。 私の噂が流行ってたのなんて、あなた達の生まれる前の話なんだから」 「詳しく聞かせて」 闇子さんの肩がピクッと動いた。 「そんなに聞きたいの?」 「うん」 振り向いたときの闇子さんの顔は面白かった。 闇子さんのことを知りたいというのが嬉しかったのか、 笑顔を隠しきれていない。 いつも仏頂面の闇子さんの、そんな表情がとてもかわいらしく思えた。 「ねぇ、さっき闇子さんを知らないって言ってたよね」 「え?あ、うん」 さっそく闇子さんから聞いた話をみんなに伝える。 「え?何々?闇子さん?」 次々と、人が集まってくる。 本当にみんな怖い話が好きなんだなと、改めて思う。 「えっとね、元々この学校には花子さんはいなかったんだよ。それで…」 これで闇子さんも喜ぶだろう。 チラリと横目で闇子さんのほうを見てみる。 あ…あれ?なんで?なんでそんなに不機嫌そうな顔してるの? それからしばらく、闇子さんは顔を合わせてくれなかった。 前ページ / 表紙へ戻る / 次ページ
https://w.atwiki.jp/sakuraba/pages/131.html
遊園地編から メルト2・藤岡 千秋ちゃんと遊園地に行ってから一か月がたち、あれから変わったことが二つあった。 一つは南の事。最近、あの一年の男が南と仲良く話しているのを見ても、気にならなくなった。 二つ目は千秋ちゃん。あれから何回か南の家に行っているのだが、あの日以来オレのひざに座らなくなった。 (ハァ…オレなんか嫌われることしたかなぁ……) 気がつくとオレは一日中千秋ちゃんの事を考えていた。 すると、ボーっとしているオレに南が話しかけてきた。 「おい、藤岡。お前最近なんか元気ないな?」 「ぇ?そうかな…」 「? まぁ別にどうでもいいけど、今日うちに夕飯食べにこないか?」 「それは嬉しいけど…先週も御馳走になったばかりなのにいいの?」 「いゃ、それが最近千秋の奴が『藤岡は来ないのか?』って毎日うるさいんだよ。」 「ぇ、そうなの?! も、もちろん行くよ!」 「???」 良かった…どうやら嫌われていなかったらしい。そして放課後オレは南の家に向かった。 すると帰り道に南からある話を持ちかけられた。 「実はさぁ、千秋のやつサンタがいないって分かってから性格が捻くれたんだ。」 「へぇー…でも何で急にそんな話?」 「ばっかだなぁ、今日は何日だよ?」 「確か…12月24……あっ!クリスマスイブ!」 「そう!そして千秋の夢を取り戻すべく、藤岡!お前にはサンタになってもらう!!」 何も持っていなかったオレは、慌てて財布を取り出した。 『350円…』 そう言えば昨日、新聞の集金が来て立て替えたんだった…。 (ハァ……すっかり忘れていた……プレゼント…無しじゃまずいよなぁ…) 落ち込みながら財布をポケットにしまおうとした時、何かがヒラヒラと落ちた。 「? ……こ…これだ!!」 「??? きゅ…急にどうした藤岡?」 「え?あぁ、いや何でもない!さぁ急ごう!」 「?」 家に到着すると、千秋ちゃんやハルカさん達の友人も集まり、クリスマスパーティーの準備が整っていた。 後で南の友達も集まるらしく、部屋は大盛り上がりだ。 気がつくと、オレは真っ先に千秋ちゃんを探していた。 部屋の真ん中、テレビの正面の特等席に彼女は座っていた。 「メ…メリークリスマス、千秋ちゃん。」 「…あぁ、いらっしゃい。…ここにでも座って待ってるといいよ。」 そう言うと彼女はハルカさんの手伝いがあると言って台所に消えてしまった。 …相変わらずご機嫌斜めな様子に、オレはまたため息をついてしまった。 メルト2・千秋 藤岡と遊園地に行って一か月がたった。 あの日以来、どうも恥ずかしくて藤岡が来るとギクシャクしてしまう。原因は二つ。 一つは、前までは当たり前に座っていた、私の特等席…そこに座るのも恥ずかしくなってしまった。 そしてもう一つはトウマだ。あいつは私の特等席をいとも簡単に奪い取り、藤岡と楽しそうにサッカーの話をしている。 (藤岡も藤岡だ!いくらトウマを男と思ってるからって…私と言うものがありながら……) 別に付き合っている訳でもないのに千秋はそんな事を考え、一人で顔を赤くしていた。 そうこうする内にパーティーの時間は近づき、内田や吉野やトウマ、ハルカも友達を連れ家に帰ってきた。 「千秋ー、こっち来て準備手伝ってくれるー?」 「あ、はぃ。少し待っててください。ハルカ姉様」 (あら?珍しいわねぇ、千秋があんなこと言うなんて。) いつもはすぐに手伝う千秋だが、今日はテレビの一番見える席に座ったままハルカを待たせていた。 千秋には心配事が一つあった。 (あのバカ野郎、ちゃんと藤岡を連れてくるだろうか……心配だ…。) そわそわしながら藤岡を待つ千秋は、皆に何を話しかけられても適当にうなずいて藤岡を待っていた。 すると玄関からカナの声が聞こえた。 「たっだいまー!!おー、みんな揃ってるねぇ!」 「お…じゃまします。」 千秋は藤岡がいるのを確認すると目を藤岡からそらした。 (ダメだ…どうも最近、藤岡を見ているだけで顔が赤くなってドキドキする……) しかしそんな気持ちに気づかないのか、藤岡は私にまっすぐ近づいていた。 「メ…メリークリスマス、千秋ちゃん。」 「…あぁ、いらっしゃい。…ここにでも座って待ってるといいよ。」 (あぁ…最悪なくらい無愛想に返事してしまった……) 千秋はいたたまれなくなり、台所のハルカの元に逃げるように走った。 (はぁ…せっかく一番良い席を藤岡の為にとってたのに…なんであんな言い方しちゃったんだろ…) そう思いながら千秋はパーティーの準備を手伝っていた。 千秋の日記。 南家クリスマスパーティーは大賑わいで開催されていた。 トウマの奴は、今日もずうずうしく藤岡の……私の特等席に座っている。 トウマが座る前に座ろうと思えば座れた……でも遊園地のデート以来、藤岡を以前より意識している私は、 今までの様に座るのが恥ずかしく、指を咥えて見ていることしか出来なかった。 (いいんだ今は……このパーティーをきっかけに、藤岡と前みたいに戻るんだ…。) …しかし夜の8時が近づき、昼から始まったパーティーも終わろうとしていた。 一人帰り…二人帰り……気がつけば残りの客はトウマと藤岡だけになっていた。 結局トウマはずっと私の特等席に…おそらく二人は、サッカーの話でもしながら一緒に帰るのだろう。 そう思うと、今日一日藤岡を独占していたトウマに怒りすら覚えた。 「さぁーて、藤岡。そろそろ俺達も帰るか。」 「んー…悪いトウマ、今日は先に帰っててくれないか?」 「え?うん、まぁいいけど。じゃあな!」 そう言うとトウマは一人で家に帰った。 予想外だ…どうして藤岡は残ったんだ?やっぱりカナと一緒にいたいのか? そんな事を考えてると、いつの間にか藤岡が居間から消えていた。 「おい、カナ。藤岡はどこへ行った?帰っちゃったのか?」 「あー、なんか珍しくハルカが部屋に連れていったぞ。」 「ハルカ姉様が…?」 確かに珍しい…いったい何を話してるんだろう…… しかし気になって居間から覗いて見ても、見えるのはハルカ姉様と藤岡の後姿だけだ。 しばらくすると、ニコニコしたハルカ姉様と、緊張したような顔の藤岡が戻ってきた。 そして、良く分からないが藤岡が私の方をずっと見ている… 「千秋ちゃん、ちょっとこっちに来てくれるかな?」 「ん…なんだ藤岡?」 そう言われ私が藤岡に近づくと、藤岡は簡単に私を持ち上げ特等席に座らせた。 「な…なにするんだいきなり!!」 「えっと、千秋ちゃんが座ってなかったら寒いって言うか…ここが千秋ちゃん席だし……」 「そ、そんな事言っても…さっきまではトウマが座ってたじゃないか!」 「その…ごめんね、千秋ちゃん。」 (何故藤岡が謝ったんだろう…勝手にやきもち妬いて怒ったりしたのは私なのに……) そう考えると、私は藤岡に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 「いや…いいんだ。悪いのは私だし……えっと…ごめんなさい。」 なんだか心の中がすっきりした気分だ。清々しいって言うのはこう言う事か。 私は藤岡にもたれ掛りながら、久々の特等席で話をしたりテレビを見たりしていた。 遊園地での話に夢中になっていると、あっという間に10時を過ぎていた。 藤岡の日記 南にクリスマスパーティーに呼ばれ、イブの夜を南家で過ごすことになった。 このパーティーでオレがしなくてはいけない事は2つ! まず一つは、サンタクロースに扮し作戦を成功させること! そしてもう一つ、千秋ちゃんとのギクシャクした関係を修復することだ。 …とは言っても、あの日以来千秋ちゃんを「妹の様な存在」ではなく「女の子」と意識してしまって、 なかなか上手く話せないと言うか…どう接したらいいのか…… 顔を見るだけで緊張して、まるで少し前までの、南と話したりする様な感じだ。 今日もオレの前には、千秋ちゃんではなくトウマが座っていた。 トウマはサッカーもやっていて、話も合うし楽しいんだけど…やっぱり気になるのは千秋ちゃんだ。 いつもトウマと話していると機嫌が悪くなり…今日もご機嫌斜めのようだ。 夜も8時になり、パーティーも終りが近づいていた。 気がつけば、残っている客はオレとトウマの二人だけだった。 「さぁーて、藤岡。そろそろ俺達も帰るか。」 「んー…悪いトウマ、今日は先に帰っててくれないか?」 「え?うん、まぁいいけど。じゃあな!」 この後サンタ役をするオレは、そう言ってオレはトウマの誘いを断った。 千秋ちゃんが寝るのは10時頃らしいので、皆でテレビを見ることにした。 テレビを見ているとオレはハルカさんに肩を叩かれ、話があるらしく他の部屋に連れていかれた。 「ねぇ、藤岡君。最近千秋の様子がおかしい事気づいてた?」 「はぃ。…えっと、遊園地に行ってから、なんかオレ避けられてるみたいで…」 「…フフッ。それは違うと思うよ…。私はね、千秋は照れてるんだと思うの。」 「え?でも、前までは普通に一緒に座ってテレビ見たりしてたのに最近は…やっぱり嫌われて……」 話している途中に、ハルカさんは何かに気づいたのか、少し居間の方に目をやった。 「でも千秋…さっき居間から心配そうにこっち見てたよ?」 「…え?」 「千秋はね、藤岡君と遊園地に行って、きっと今まで以上に藤岡君の事が好きになっちゃったのよ。」 「………」 「だから恥ずかしくて…藤岡君と話とかしたいけど、どうしたら良いのか分らないんじゃないかな…」 さすが高校生と言った感じか…説得力と言うか…確かにそんな気がしてきた。 「ハルカさんはそんな事まで分るなんて凄いです…。さすがは年上と言うか……」 「藤岡君だって千秋からすれば年上のお兄さんなんだから、しっかりリードしてあげなくちゃ…ねっ!」 そう言うと、ハルカさんはいつも通りニコニコしながら居間へ戻った。 今思えば、この時すでにハルカさんは、千秋ちゃんだけでなくオレの気持ちまで気づいていたのかもしれない。 居間に戻ったオレは、緊張しながらも千秋ちゃんを呼んで前に座らせた。 トウマを座らせていた事を怒られたが、謝るとすぐに許してもらえた。 その後は千秋ちゃんも上機嫌で、一緒にテレビを見たり話をしたりしていた。 遊園地の事などを話していると、あっと言う間に時間は10時をまわっていた。 次