約 2,037,156 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/4831.html
940 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/10/24(日) 22 21 48 ID ??? 920 オルバ「集りだなんて失礼だね、兄さん(パクパク)」 シャギア「ああ、我らはただ用意された食事を食べているに過ぎない(モグモグ)」 ジュドー「いや、どう見たって集りだろ」 シャア「このようなエゴが私の食卓のスペースを更に奪うというのか…(ムグムグ)」 アムロ「貴様が言うな!シャア!!」 ロラン「良いじゃないですか、ちゃんと食費も入れていただいていますし…」 アムロ「食費を入れる金があるなら自炊しろ!シャアも仮にも社長なら外食しろ!」 オルバ「愚問だね、兄さん」 シャギア「我らが手を下さずとも、これだけ美味な朝食が食べられるのだ。利用しない手はなかろう」 ギンガナム「今日の卵焼きも美味いよ!!流石ローラ・ローラの朝御飯!!」(キラ&シン(ry) 刹那「ロラン兄さんの御飯はガンダムだ」 シャア「このような温かみのある食事は外食では得られないんだ。それをわかるんだよ!アムロ!!」 ロラン「………(////)」 シロー「(ヒソヒソ)ロランの奴照れてるな…」 シーブック「(ヒソヒソ)まあ、料理の腕を褒められれば誰だって嬉しいでしょう。 セシリーもパンが美味しいって言うととてもいい笑顔で喜びますし……(////)」 セレーネ「(ヒソヒソ)はいはい御馳走様」 ヒイロ「……………(凹み」 カミーユ「(兄さん達は気付いていない…恋人の料理を命を掛けて褒めなければならないヒイロの事を……)」 グエン「ああ…照れるローラの顔だけで茶碗三杯は軽そうだ……(パクパク)」 アムロ「(兄弟除く)貴様等全員とっとと出てけ─────っ!!!」
https://w.atwiki.jp/n0n0thing/pages/185.html
ついったひろいちょう+++ 201206- 血液使い、他人の血液(命)を代償に魔法を行使する、身体強化/変化能力が中心、能力の強さは摂取した血液量に比例、最強になれても無敵ではないむしろ弱点が多い、自分の血液は非常用。人間の死体から生まれる分類 D、でもどっちかというと魔法生物的な種族でもある。 悪魔とは世界のルールを守らないもの。守るのは悪魔自身のルールであり不条理さである。 生と死の境の世界では相手に死のイメージを押しつけることにより簡単に殺すことが可能 案内は胡散臭い天使みたいなやつ「初めてのご利用でしょうか?」「(何回も死んでるヤツなんていないだろ)」 めぇちゃんの妄想設定がマッハ かっぱが流動的過ぎて粘土細工が完成出来なくて癇癪起こすめぇちゃんかわいい ベルダのくちから溢れているのは「吹き出し」のできそこない きもちのかたち ゴミ箱ゴミ溜めゴミ捨て場 最後に行き着くところ 不法投棄 廃棄物 定期的に掃除? 生きるのにそれ程執着しない、でも生きたい だいたい壊れてたり狂ってたりは普通です くたびれたサラリーマンみたいな吸血鬼 ロロ:角の生えた亜人(鬼)+サイボーグ、機械の手足、角はアンテナ。機械化技術のマドサイエンティスト、生き物は意思のある動力源扱い。30代くらい♂。三本に科学の異端児として一方的な仲間意識。街に定住はしていない。 三本(ミツモト):ハサミ虫のような人外、触角三本。ガスマスクに白衣。生物を外的要因で死なないようにする研究をしている。子供っぽい性格、20代前半?♂?。街には住んでいない、人里離れた研究所に住んでる。トトの主治医、かっぱと知り合い。 トト:元人間、四肢切断され死にかけている所をロロに拾われサイボーグに。コンセプトは地を翔る鳥(ロロ曰わく)。街の郵便屋として働く。 ①仲間(生きる目的)探し ②好奇心 ③変身能力 ④基本は薄紫のスライム ⑤子供っぽい ⑥シャイだが好奇心から悪戯じみた事をしがち ⑦生き残りの異星人? ⑧ ⑨かっぱ 10)子供っぽいひらがな語 11) 12)かっぱ(Κ) 感情のなかった生き物が感情と知識欲を持ったら。ただ生きていただけの生き物が生きる意味を考えはじめたら。知ることにより記憶をなくすことに恐怖を感じるように ①目的 ②動機 ③事故等に遭っても死なない ④ぱつきん不良っぽ? ⑤無関心なひねくれ者 ⑥深く関わらない表面的に要領よし ⑦何度も事故に巻き込まれ生還、親しい人を亡くす ⑧原因は人ではないから? ⑨自分、俺 10)目上には準敬語っぽい 11)「おめーには関係ないだろ」 12)名前 ①生前の記憶を思い出す(成仏?) ②話を聞いた?からついて行く ③見て触れる幽霊 ④黒髪ロング三白眼気味くま、セーラー服 ⑤臆病で自信がない ⑥おどおどして涙目 ⑦気が付いたら幽霊になっていた ⑧正体はなにか ⑨私(わたし) 10)丁寧口調、語尾が弱い 11)台詞 12)名前 ①他者を不幸に貶めて生き延びる ②ベルダを引き剥がす ③悪意を隠そうとしない態度、足技 ④笑顔に固定された看板のような頭 ⑤最悪 ⑥最悪、攻撃的 ⑦善意を強制するシステムで悪意を撒き散らす何かに操られ捨てられる ⑧何か、システム ⑨俺 10)死ネ 11)「死ネ」 12)レイル …あれ?レイルくんこれ…ただの悪役じゃね? ①生き延びる ②蹴り起こされついて行く ③何でも食べ取り込む ④白髪赤目褐色肌のショタロリ ⑤ぼんやりしている ⑥何をされようとレイルから離れようとしない(懐いてる?) ⑦その辺に落ちてた記憶喪失 ⑧正体不明 ⑨ぼく、ベルダ 10)口調・口癖 11)台詞 12)ベルダ 一夜くんとかそんな名前?…いちは他にいるなあ… ①不死生物をつくる ②研究の為 ③ほとんどの動物と会話可能、天才 ④ガスマスク白衣、虫人変異体? ⑤自称天才でその自負が強い ⑥子供っぽい負けず嫌いな所がある ⑦境遇 ⑧謎 ⑨僕 10)発音悪い英語をはさみたがる 11)「僕天才!天才生物学者!ゆーしー?」 12)三本 毛糸の魔法使い、大きな雲羊。ラプンツェルと言うか蜘蛛の糸「いや無理だろこれ…無理無理」 大きなウーパールーパーのような博士+秘書?助手?の女性 もじもじしながら手紙渡されたからラブレターかと思ったら、他の人への手紙だった ベルダハラヘリだと何でも食べようとしてレイルも襲うからそのままガチ戦闘(ころしあい)になるっていう…殺し愛……いや、愛はないな にょろこさんが謎の案内人(?)ポジションになっていく…主人公たちの目の前に神出鬼没に現れてヒントになるような事を喋り去るみたいなそんな 女蛇は前世(前の自分?)の記憶も引き継げるのだろうか? 女蛇の鱗のはえ方がよくわからない 12.09― 頭着脱式のヤツがほしい いるけど 「猫なんて被ってられるほど大人しい生き物じゃないだろ」 短足の生物は前世に足を切られたのだろうか? 目の前で生き物の形をしたものがグズグズに溶けるってのはなかなか精神的なダメージがあると思うのですよ 「あたまがフットーしちゃうよう///(電子レンジ的に)」 「高い所から見る景色は違うのでしょう 死体の上からでも」 さいころをふることができないぷれいや「えらぶのはわたしじゃなくていつもほかのだれかである」 矛盾を自己解消するとおかしくなる 「死人は殺したことがないなぁ」 酢ライム…絶対むせて飲めないな… いっそあたまだけ不定形とか考えたけどそれってきせいj( 厨二病の履修科目:ドイツ語、神話、悪魔学、武器の変遷(近代兵器/刀剣類の選択) あとなにかな? 「病気になって休みたいとかは本当に病気の方に失礼かと思うんです」 流体を操る能力とか 液体だけでなく空気などの気体も操れる 心臓ポット?心臓プランター? 情報は他から受け取るものだと思うけども 素が演技がかってるって訳わからない 悩み事があるなら軽くしたいとは思うんです 人間関係とは難しいもの セオリーとかそう言うパターン化で完全に乗り切れるものでもない 「誰を見下してるんだ?一番下にいるのに」 こっちを見てる画面の向こう 「正しさ」じゃなく自分にあうかあわないかで判断したい それが多分「答え」 蛙と鴉≒兎と鰯 「人ひとり殺すくらいの度胸がないと自分って変えられないじゃない?自分を殺して超えてくようなもんだし」 「死ねばいいのにって言ってもいい相手は死なない相手だけよね、過去の自分とか」 賢いけどあたまわるそうなかんじ 「手抜きの達人と読んでくれ」 少女に勝てない吸血鬼 同じ毒吐きでもエクちゃんは毒無効が付いてるけどガスマ吸血鬼は自分の毒にしか耐性無いからエクちゃんに勝てる気がしない…血を吸おうにも猛毒だしなあ 呼吸してないなら毒ガス程度じゃ倒せない気がするな…チート過ぎるだろかっぱ 運動不足吸血鬼 「わたしはもっとかっこいいいきものにうまれたかったんだ」 悪鬼羅刹魑魅魍魎が跋扈する世界に 自分のおはようから自分のおやすみまで見守る 「高尚さを求めて色眼鏡をかけてしまっては勿体ない」 うしろむきとまえむきはしせんがかちあうことがおおい?…いやうしろむきなやつほどうしろにいるからくいちがい? ヒーローになりたい正義のない「ヒーローだから」なにしてもいいと言う思想 「扉あるならノックしなさいよ」 閉鎖された狭い空間内において真価が発揮される 体温が高すぎて他人の体温を感じられない、サラマンダーとかでいいかな、自分の体温熱いから温もりって感じたことないんだーってかんじの 「いくら前向きであってもその終着点には死があるのだから生きている限り死について考えない人はいないだろう」 全方位に喧嘩を売るけど仲間の為に命がはれるような心意気(理想) 足場自由みたいな動き方したい欲 こう手すりに足首?引っ掛けて空中で向き変えるみたいなそんな 「生まれ変わったら壁のシミになりたい」 観測者のいない実験体 「現実では天才だけど夢の中じゃ思考が制限されるんだ」 尊敬って距離を置く感情 見た目で人を判断するやつを変身能力でおちょくりたい うらおもてうすっぺらでなくうちそとりったいにしたいです( ねじきれネゴシエーション 「自分の発言には責任持てって? …えー?オープンな嘘吐きは背負うものが少ない気がして楽」 「そうだなあ『世の中のお偉方がそうするなら』わたしもそれにならおうか?」 わざわざなまえつけたってことはもとからなかったってことだよなあ?? なまくびてにもってるいぎょうあたまみたいのほしいな 「朝の占いってたまにみる時に限って最下位」 「生命の神秘を解明したくてどんな生物も直ぐに解剖しちゃうんだ★」 「弱いものいぢめが好きなんでバトルは嫌いです」 人間以外の動物でも相互コミュニケーションをとるし集団化して社会をつくるし他を想うような行動をするし簡易な道具も使えるし計算できるし復讐したりするし自殺もいじめもレイプもあるし 理性的だと自分で思い込んでても感情に振り回されてる事に気がつくとショック トラバサミモチーフ 「死にたい」とか言うとすぐ人体実験に連れて行かれちゃうとか、死ぬことが出来ず生きることを強制される世界観 分化した世界は何によってわけられるのか 炎頭欲しいけど完全にどまむさまとかごーすとライダーみたいな感じになるよな 古株なキャラは顔を立てる?為に強キャラ設定にされてく説 分身して作業分担出来るなら一人くらい永遠に眠ってそうだな 永眠 健全な不審者 「証拠隠滅の為にバラバラにするのは芸術性を感じないね」 「年上が知識量が多いのは当たり前なんだよ、無駄に生きてんだから」 「○○だから××」の理論が筋が通ってると感じていれば倫理的でなくても頭がおかしい理論でも納得は出来る? 許容範囲かは置いておき 「沢山積み上げて高い所に行けば幸せになれると思ったんだ」 木を伐ったらそこから人の上半身が生えてきた 嫌いなものは共有しなくていい、悪意には悪意で返して良いと思う、きらいになるまえにかんしんをなくせばへいわてき 暗い感情の方が自然に笑顔になれるよ 「観察するのは関わりかしら」 自分が害悪になる可能性を常に考えておかないとな 無理だな 雨上がりの蛙の死体のような臭い 思考も嗜好も押しつけるもんじゃない、他人を変えるのって怖いじゃない 責任を持ちたくないってのはあるけど、私は身軽でいたいんですよ …わたしじしんがおもいって? 頭がいいから教えてあげるって考え方はクレバーじゃない 意味ないことは仕事じゃ出来ないからね 多分 「いいひとそうなのに」「いいひとそうなわるいひとなんてわるいひとらしいわるいひとよりたくさんいるよ」 理想論しか語れない 言葉で人を変えられるほど魂が込められない 「忘れたものを思い出そうとするってすごく無駄な労力」 「ああ…面倒くさがりだから最初の一歩を踏み出すのが面倒」 創作者は自分の創った世界の神になれるかもしれないがその世界に多数存在する神の一柱に過ぎず信仰もされずあるいは知られてもいない忘れられた神みたいな存在になるかも…忘れられた古き創造神とかなんかかっこいいな 魂の粘土を練り込み作った頭を作る事でモノ(無機物/器物)が動き出す 瓶に内臓が詰まってる 素直過ぎて毒舌、話す人 かわいいもの好き吸血鬼(ロリコンではない) 「心臓に杭を打たれたら大抵のものは死ぬよね」 「うっかり殺してしまえそうな弱い生き物は嫌なんだ」 小さなものが住む区画と大きなものが住む区画があるはず 着飾る嘘吐き 化かすモノにとっては自身の性別なんて些末なモノだよ 「わが国の技術をほしくない国などない」 ガスマスクってか仕組み的には水煙草みたいな感じで薄めてるイメージ 絶対奴隷度 しんだひとのきおくのとれーす のこ歯 「最近は気にしてもなかったけど小さいときによく遊んでいた公園がいつの間にかなくなっていた時のような気分」 悪魔の魂は虚数 胡散臭いようでただの頭の悪い男何じゃないかと 1に死ネ、2に死ネ、3も死ネ、4も5も死ネ、みんな死ネ 陰鬱な個性を無理に明るくキョウセイしなくても良いと思うがね (/▽m◎)「かっぱももっとふわふわしたのにうまれたかったのに」 「みんな人の目気にして生きてんのさ」 「んなのうおのめにしてやれー」 「痛む心なぞありませんよ…化け物ですから」 アルジ:固体液体気体にもなれる不定形のタールの塊のようなもの、物理攻撃は無効、よく燃えるらしく炎が弱点。女性のような優しい口調?、冷静なようで結構キレやすい。ボクを所有物化している、自分のモノなので他人に酷く扱われるとキレる ボク:手足を失いズタボロの状態でアルジの元に召喚された少女(多分少女)、すぐにでも死んでしまいそうだったがアルジの体を分け与えられ存命。アルジを命の恩人だと素直に信じ慕っている、多少あたまがたりない。アルジの体と融合しつつあり血液が暗紫色 アルジまじなにかんがえてるかわかんねーやつダナ 我ながら珍しくょぅι ょが酷い目に遭ってる設定、アルジが心変わりしてくれるとイイネ!! あまやかしてはいるけどかわいがっているのか? ブーツ履いたまま屋内入ってくる行儀悪い子 じぇいむず君はじぇいみぃちゃんだった可能性が 他人の行ったイイコト報告してる人はその時に何してたのって思わない? 匿名相互監視社会 10- のーないきゃらたろっとかとか 世界はあーさんですか( 愚者はのーなし君(そのひうまれつつあった) 力は前のロリかっぱ&ジンベロンかな 【分裂した精神に名前を付けると多重人格になりやすいのでオススメはしません】 かっぱ(人外化):幼さと孤独(ひとりぼっち)、ゼット:消極的内向的引きこもり、のーなし君:無意識の支配欲、CDラジカセ頭:ネジ外れの電波、二枚舌:饒舌語り部役(訳)、三本:矛盾ある天才(好奇心・探求欲)、魔女:悪意、モモ:我が儘、アオ:諦観、蛙:少年らしさ、烏(黒兎) 【意思無き支配者】 CV:倍速 たべられるものげんていやみなべでみんながあまいものばっかもちこんだけっこげろあまいおかしなべになったというねた じゃんくのじぇーをとったら 「自己解釈しか出来ないよ、自分の都合の言いようにな」 「話したくないなら話さなくても良い、ただ話せずに苦しい思いをするくらいなら、誰にでもない誰かに聞いて貰いたいのなら、とても身近な良い聞き手がいるよ」 薄型テレビ頭デカくて邪魔だけど雨に濡れて可哀想 傘頭とか邪魔そうな 「駅に戻ってくれ、そうすれば普通の夢に戻る」 子供はコワいもの知らず 無知故に、想像力が未熟なのね、想像力がないと創造も出来ない 薄型液晶プラズマテレビ?頭さん:(実害あるゆえの)被害妄想ある悲観主義、「今邪魔だと思ったでしょうっ!!」「小型テレビに産まれたかった…いっそ携帯型テレビで良かった…」、男性、ヒステリック男子 砂時計はアワアワ泣く、コイツはギャースカ泣く 日めくりカレンダーめくる仕事 死体のような宇宙人 「愛してくれる相手をわざわざたったひとりに限定しなくても良いのにね」 のーないの奴らで一番イケメンなのはあーさん、半分だけ冗談 砂時計の彼は経済学部(貧乏) あーさん:私(わたくし)、テルヒー:俺、ジャン君:オレ、砂時計:僕、炊飯器:俺、トースター:アタシ/名前、八上:私、波佐見:わたし、ノパコ:オレ(その他キャラ口調)…かなあ? 人間関係貧乏人 異形頭に「あたまかして」って言う きちがいを自分なりにオブラートに包んだ言い方「ネジ外れ」 後天的にネジが外れるか先天的にネジが足りないかの差だよ ケラトーブリは生体エネルギー(いわゆる元気)を植物と共有する能力がある、元気な植物の多い場所では食事をしてくてもすむ?植物から貰うだけでなく与える事も出来るのでしおれかけた植物を元気にすることも出来る 最優秀ストーカー賞 彼女にしたい邪神ナンバーワン 人間が嫌だから人外になるのと人外になりたくて人外になるのは違うって 嘘吐きと言うよりも相反する二つの事を同じように喋る、ひとりで会話をしている、たいへん饒舌 みんな死んでるならもう誰も死ななくてすむんだー なはな 「おふろにタバスコいれといた」「そんなにからだおもいのがいやなら手足きればいいでしょ?」 やったことないこととか沢山あるからね色々経験したいお年頃 王道を皮肉りつつも王道を歩んでる皮肉 【にんげんのからだっていらないぱーつおおすぎるよねぇ?】 【こわいものなぁんだ?】 あたまなげあってどっちぼーるとかやめろよもう 「善悪なんて人間の中にしかないよ」 アップダウンするパワーがない 欠損化はどうしようかな~なんの思想を担当させようかな?…あえて欠点を克服した理想の精神性にしようかな~?躯が欠けてるけど心は満ちてるみたいな? 内臓なくして綿だけ詰め込む「夢が詰まっているんだよ(キリッ」、袋・フクロウ・不苦労…、社交的、敬語とか使える、ポジティブさ…こいつもΚかなあ… 信頼という名の他人任せ、投げやり気味なポジティブ、なんとかなるさなるようになるさ…なるようにしかならないからさ、諦観に満ちた世捨て人地味た明るさ、ネガティヴからくるポジティブ、(彼)に一番近いね 枯葉(かれは) 男の娘ってか女装男とかカマが多くね? 「過去を変えても結果は変えられない」「ふられたさいころの目は決められてる」 わがままで開き直ったクズみたいなキャラになったんだが 「~なんですけど」「も~」「だから言ったのに~(言ってない)」「まじですか騙された」 【死んでもおかしくない状態で生きている】のでD、自身の能力的なものでなくその世界のルールの上で生きている、まだ死んでいない(はず)のでリビングデッド(蘇った死人)とは違う 右目に瞳孔がない(のーなし)、両腕両足がないミキサる?、内臓がないぞう?かわりに綿が詰まっている、痛覚鈍化、中身がない子、目が死んでる、もたざるゆえの社交性、弱者ゆえの高慢、自分にダメージが少ない(入っても気にしない)捨て身 血液はないからかわりにトマトジュースをいれたみたいなコメディが欲しい 野郎どもはどいつもこいつもなんかしら問題があるよ、性格面や頼りがいからすると炊飯器頭の彼が良いけど彼は既婚者で愛妻家だからな ツンデレみたいのを「あーはいはい」で受け流せるようなヤツがいいな…アオか アオは彼女いない歴=年齢なタイプだよ、年齢はしらんけど。女の子の前じゃまともに話せないとかそんなタイプだよ。ついでにモモは女の子じゃない気がするよ 二十日(ハツカ)は別の名前に使うか…トツゼ…突然?…二十日(ハツカ)突然(トツゼン)…名前…? 下半身なくて内臓なしだとあれだよね手を入れるパペットっぽくなるよね みどりはけんきゅうしゃからー(印象) 三寸釘があるか調べようとしたんだ、舌先三寸で舌先を三寸釘で打ちつける系女子こはるちゃん 幽霊女子が理想のセーラー服着てるよ、まさかのこはるちゃんと同じ学校とか、高校生くらいなイメージだったけど設定的に中学生とかでも良い気がする 木ょぅι"ょは敬語ボクっ娘かな くうきよめないドジっこは鬱陶しいだけ 凸瀬 「たぶんおいらのことなんかみえりゃしないんだ」 ひくつにうらうちされた 世界を吸い上げる悪魔(神様)、「いっぱいになった世界は捨てましょう」、神様クラスも悪魔クラスも似たようなもんかなあ能力的に?零から代償無しに創造出来る法則性無視な能力?、神様は自らの法則に従って能力を使う、悪魔は他人の法則を外れて能力を使う。実際似たようなもん、自制があるかどうかくらい、神様ってか創造神レベル、創造神は基本的に想像神だろうけど、想像を創造出来る能力、世界っ法則を造る能力 自分を痛めつけるのが楽しいマゾ 「良いモノを作れば自動的に評価されるってもんじゃないしね、それだったら世にセールスマンなんてヤツらはいない」 「血まみれで倒れてたんだから放っておけるわけないだろ」 「…珍獣の森」 「鎮守の森だから」 「おいでよ珍獣の森」 「やめろ」 きんもくせいのかおりのするくもがたすらいむょぅι"ょ 全体的に人間関係が面倒くさい部分を固めた結果があれじゃない?逆に社交的?おーぷん?になるという謎の現象…多分自分を好きになって貰おうとか良い印象をつけようとかそう言った気持ちが欠けてるから、他人の目を気にしないのびのびとした自分になってる ちっぱいとか性別とかをネタをにすると「もぐぞ」って…欠損相手じゃもぐものないかもしれないが まあそこらへんは未定かなあ…あといつものように色黒黒髪(紫系)にするか2Pカラー的に色白白髪(黄系)にするか迷い中、後者なら色素も欠けてそう 指図ばっかする命令厨、文句しか言わない、意味もなく(自分に都合のいい)嘘を言う。弱さから偉ぶるのは雑魚に近い思想部分である、逆さま底辺。遠慮なしのストレート発言ばかり、(自分に)素直。 かっぱが薄紫+黄色だからコイツは薄黄+紫でいいかな…2Pカラーで、目の色どうしようかな…赤紫かな…そこはかとないアルビノ気分 ひねくれ過ぎて「もうなにもこわくない」状態 瞳がないのはのーなしに喰われた(とられた)から かな いつもニヤニヤ笑い いきてるあいだのぽいんとせいでうまれかわるとかまわりのひとがしにまくるとかそーさくでつかいたかったねた 「自分を特別だなんて思わない方が良いです、自らひとりぼっちになって孤独を感じる必要なんてないんです」 そもそも人間関係に相互理解が必要なのか?確かに互いを理解し合えていれば無駄が省ける部分もあるだろうが、完全に理解することは到底不可能なはずで、最初から理解出来ている存在なんかもない 「悩みたまえよ若人よ」 「オッサンかよ…」 「…私がオッサンなら君もオッサンだよ」 「えっ」 「えっ」あーさんとテルヒー のーないで野郎でセットになってるのはあーさんとテルヒーくらいかなあ…でもテルヒーはメイリちゃんとのセットがメインなのである あなろがー この世は愚者の天国 「縁のなかった別れに言葉はいるのか?」 「しぬならかってにひとりでしねよ」「いやだよおまえみたいなやつのせいでひとごろしのおめいをかぶるとか」 陣画魔法、言霊魔法(詠唱)、詠唱は時間を使って魔法を使う、魔法陣は空間を使って魔法を使、ジンガマホウ、ゲンレイマホウ…適当なネーミング 言葉の最適化:空間魔法の一種、言霊魔法の詠唱を行いやすくするために作られた、常時翻訳こんにゃく状態になる。おはなし作る上で都合がいい魔法 自分の口から異国の言葉が飛び出した? 多分東門は言葉の勉強にアニメを見始めてハマった 沼人ロボットを生かしたい 「そんな簡単に崩れる人間関係しか築けなかったおまえがわるい」 【弱体化した理性と抑制が出来ない本音】 「~しちゃう」は途絶でいい気がする と言うか口癖は大体に同じだよみんな きっと 言葉泥棒 「例外の黙認は制度やモラルの崩壊への一歩」 誰か嫌なヤツにならないと動かないんじゃ仕方ないじゃん 無味乾燥した絶望の 誰かのモノローグが頭の中で流れ続ける 【法則を作るために能力を使うのが神、法則を壊すために能力を使うのが悪魔】 「なんでわたしなんだろう?」 「にんげんなんてどれもおんなじよーなかおなのになあ」 性別を設定するのも面倒なのか… 性別設定があるキャラは高確率で見た目の性別とは逆です 不死鳥(フェニックス):生命エネルギーの塊のような魔法生物、炎のように可視化される、揺らぐ陽炎のように人の姿などにもなれる、無性別、イメージ的に生きてる元気玉みたいな状態、生き続けるだけで(生命)エネルギーを発し続ける高エネルギー生命体、瀕死の重傷者などを癒せるのもその力による。死ぬ時は同じく長い時間生きた樹木(の命)を燃やしてその灰の中から転生する、生きている間はエネルギーを与える存在であるが生きているモノの生命エネルギーを(イメージ的に)燃やし尽くしてそのエネルギーを吸収したりも出来る、転生時に例の樹木の他に周りのエネルギーを急激に吸収するため誕生時周辺は焦土のように変わり果てている らしい せいめいえねるぎーをやりとりするというてーま 世界観は後付でもいい気もするけどね キャラクターが動きやすい土壌を舞台をつくる 何故そう言うキャラクターなのかという背景を世界にも求めてみる 優秀な人材は死後上位世界に転生するシステム、入れ子構造 EXステージあるいは隠しダンジョン、実際の所は舞台裏、ゲストを呼ぶことが出来る、ただしめいどいんのーないで出来るだけおはなしに干渉しないヤツ アルジは(男性にしたら)女性的で、(女性にしたら)男性的 ああ、トーイとかハイ様もいたね ズタボロの死にかけで人外化させられる女の子とかもあるあるじゃねぇか 刺した刃物に蹴りを入れるようなそう言う駄目押し 「信仰と平和に結びつく訳ないじゃないか、平和がないから信仰が起こって信仰があるから争いが生まれるんだ」 記憶の保持期間が短い保有能力低下 現実に嘘っぽさを感じてしまったら何かが終わってしまう気がする メカだとばれるのが嫌だと反抗するけど簡単に機能停止されて無感動に内蔵されていた記憶が書き込まれてるROMみたいなのとかを無感動に引っこ抜かれちゃうそう言うのがね…うん! 【ありとあらゆるにわか】【森羅万象のにわか】 オプリだったわギリシア語で蹄 おぞましい世界の【入り口】、噛み砕いて飲み込んで組み立てる、似ているようで似てない別物 手順を外れて魔王を倒すと勇者になれません 恐怖と不安で心を弱らせてから精神を乗っ取る 邪神系液状魔王アルジ様 入り口、人形師、脚本家、舞台模型 やくにたつじょうほうをやくにたたないもじれつに ベオ君男の子だったけど乗っ取られ事で生殖機能とか機能して無さそうなのはどうなんですか? 身体性別が♂なのが解っている人外は、どMの単眼とベオ君と首無し美容師と町長とかかな…あとハ行の主人公はヒト?だけど男。かっぱのはなしの「彼」も男。ああ、プスも♂だな 目玉を発生させて組織を破壊する能力…だっけ? >どうめき アルジはボクにくっついてる部分は凹んでる抉れてる、目の部分も張り付いてるから視覚共有して 「恐怖を克服する方法は2種類ある、打ち勝つか受け入れるか」 SになるかMになるか シルベ・ロード 思想書からは言葉が溢れ 「胸は大きくないぞ!!残念だったな!!」「人外なら脱げよ」 明るいところにいるようでかげがつよい 「善いものでありたいけど善いものではないさね」 最初にみた親以外をすべて食べる親は食べない、生きるために生かす、生きるために付きまとう 「ああ、ながれで」 からだからはものはえるとかいいなあ… だいたいオロオロしてる #うちのこの泣いてる人を慰める方法 目ぇちゃんにいたっては貰い泣きする、かっぱ辺りは何も言わず(言えず)にそばに寄り添ってる、あーさんとかはなんやかんや良いような事を語って慰めようとするけども無視されるとオロオロする、かっぱとかなんかやたら食べ物をすすめてきたりしそうだな…「ほら、たのしいことあるよ?」系、途絶とかは切れる、途絶(わたし)はねぇ…最初はヘラヘラしながら「どしたの?何で泣いてるの?」って聞いて答えたら適当に聞き流して答えてくれなかったら切れると言うクソ仕 「もー!泣いてちゃわかんないでしょーっ!?」 りぷおくったらぜんぶ「死ね」で返すレイル君bot ぎょがんれんずとうみのそこ、みっどないとないとめあ 血液もないから肌の赤みもねえよ、ほうごうでどうこうできるれべるじゃない ああガスマ吸血鬼の名前は柘榴か 足が刃物が足から刃物生えるみたいなので蹴りで相手をザクザクみたいなヤツが欲しいな、刺して壁とか移動出来る… 杜絶AB型(血ないのに) もともとは普通の人間?で、ある時までの記憶は残ってるけどそれ以後の記憶がプツンと途切れていて、気が付いたら今の状態であの(企画の)世界にいたって設定、…14歳の分岐ルート? ある時に人影が視界の隅を横切るとか段々近付いてくると言い出し、精神病と片付けられて薬や何やらで改善するどころか悪化していき異様に怯え衰弱していく、そして入院する事になるが人影は骸骨でもうすぐ目の前だきっと死神で私は死んでしまうなどと錯乱しある日忽然と失踪する 髑髏恐怖症? 安心の記憶喪失ネタ(逃) 「全力じゃないところす意味がない」 杜絶に改名 杜撰の杜に絶望の絶です。 金木犀の沈黙性 「カレーに味噌入れてみた!!」「あほかあああああ」 自分の中の世界のルールが思想 0 愚者:の、じ I 魔術師:じ II 女教皇: III 女帝: IV 皇帝:じ V 教皇:じ VI 恋人:の、じ VII 戦車:の、じ VIII? 正義:じ IX 隠者:じ X 運命の輪:み XI? 力:か、じ XII 吊された男:み、の? XIII 死神:じ XIV 節制: XV 悪魔: XVI 塔: XVII 星:じょ XVIII 月:の XIX 太陽:の XX 審判:の XXI 世界:じ 「ほら、ご挨拶なさい」 杜絶「~してくれてもかまわないよ?」 「のこぎりで切るカ?」 体が蜘蛛で出来ている、糸で人の形を保ってる 一番人外じみた見た目のヤツが人間と言うジョーク 「うるせーもぐぞ」となんかだな…なに言う?「~なんだろ?」みたいな口調がいいな 他人を傷つける言葉を簡単に使う無神経さ いやならきくな って 「ひとりでせかいをすくっちゃうけいのゆうしゃにはつくづくへどがでますね …ごめんいいすぎた」 「きょうはおんなのこのひなの」「…!?」「見た目が女の子な日って事だからな」 「べ、別にあんたの事なんて歩いて喋る財布としか思っていないんだからねっ!!」 【澄んだ悪意】【純粋な悪意】【けがれなき悪意】【天衣無縫の悪意】【無邪気な悪意】 「たにんがこまりそうなことにかたんするのはだいすきだ」 「いらない部分削れば(欠ければ)楽チンになると思って」 杜絶さん美白ってか白すぎて気持ち悪いレベル、あと髪の毛真っ白じゃないのは手入れ不足で黄ばんでるんだろ 杜絶「わたしと契約してあっしーk…じゃなかった欠損っ子になってよ!」「面倒くさいこと全部無くなれば楽チンだと思ってな?」 偽神案機 「自分に素直になっただけで毒とか言われたら人間なんてみんな毒タイプだろ」 あなほりおつげと むじかくおんち ぼくまゼットとだいたいお揃デザインのパーカーだけどゼットは薄手、杜絶は厚手。あとゼットは歯車、杜絶は鋏のジッパー留め金? 杜絶のモチーフはキリトリ線とパペット 杜絶「親しみを込めて【とぜっさん】と呼んでくれても構わないよ」 問題も出してないのにヒントを出すという何これ 食べ物擬人化で愉快な食育 神様「わたしにだって選ぶ権利はある」 他人を惑わす言論、人徳やカリスマ性がないから新興宗教の教祖にはなれないかな… 無念だ 「小学生が白骨死体守ってるとは思わないだろ」 監視者 観測者 傍観者 監死者 管死者 関死者 きょどうをすべてきろくしているのかしら まるちばっどえんでぃんぐ 「いいせかいにしようってそのいいせかいがそのひとにとってのいいせかいなだけでほかのひとのいいせかいとはかぎらないんだよ」 キスするみたいに口から体液ジュルジュル吸う まるいまじょ 魔るい おしえてくれたことをおしえかえすって良展開 無限沸き友達 科学者は白衣で魔法使いは黒衣か…いっそ紅白に分けるか?赤魔… 歯車魔術師は複数説、秩序の歯車 赤狐さん割と若い豪快な姐さんって感じかなあ…喋りどうしようかなあ、かっぱに「師匠」と呼ぶように 「彼」とは違う感じに自由気侭、「彼女」とは違う感じに世話焼き、親ではなく師としての役割、厳しく叱る、在り方を教える立場、狐なので「化け方」と化けたものと自分の「立ち位置」みたいなそんなおはなし、千変万化の変化と言う化け物であり変幻自在の幻術使いでもある、実体・本体を見破るのは至難のわざだと、神格化した存在なので有象無象の魑魅魍魎どもにはどうにも出来ない存在である 、まあでも恐ろしく力が強いだけで何でも出来るって訳でもないんだよなぁ 【かげ】は悪霊というか思念とかの塊なのでなんか厄介 白狐の神主も九尾だし相当強い。真面目で融通がきかないところがある、若干すぱるた、跡取りは修行?に放り出してるんじゃないか?厳格な感じ 「逃げる準備はいつでも出来てる」 平和を維持する為に悪意と契約したのかもしれない 蛇は流入するもののバランスを取っている すべては秩序の歯車の動かす通りに 「らめぇええ!!マイナスイオン出ちゃううぅう!!!」 かげぼうしをつれて 悪意を吸い取る悪意の化身、悪意しかないヤツは廃人に 「それってフェアじゃねぇよなぁ!」 「大人なのにどうしてありがとうございますも言えないの?」 「面倒くさいいけ」 「やだこわい」 あなたの斜め後ろの絶図さん 「大好き///」から「さっさとクタバレ!」までを見守る 多数のものを一つに纏め上げるのに必要なのは劇的な悪意だけ 嫉妬と傲慢は同軸上 ひとをみくだしばかにしてあなどってばかり しっとのうらがえし 敵が多いほど強くなる、複数対一が得意、他人ありきの能力 あくまはぜんあくのはんだんつかないこどもがそのままおとなになってぜんりょくでわるふざけしてるようなもん、るーるやぶりでこまったやつら いややっかいでめんどう ひじょうに いやがることだいすきだから 「義務を果たせない屑は権利を主張しちゃ駄目なんだよ?」 「争いの種をバラまくくずは大嫌いだ」「あらそいごとするやつはみなごろしにしてやろうかとおもう(あらそいの種)」 誰もが「街」を構成する歯車 魔王が良いヤツで環境破壊する人間に腹を立てて成敗して平和にしようと思ったけどそれは自分にとって嫌なモノを無くそうとしている人間と同じだと気がついて撤収するって言うラストなRPG 「ゲーム(人生)で何人殺せば気が晴れるの?」 「冗談みたいな顔しやがって」 最初は慈愛から 言った事を自分の良いようにしかとらない信者に幻滅 しかし本心とは別に信仰は高まり 神格化され 気が付けば自殺が出来なくなった 神(自分)殺しを望む神様のおはなし、自分が自殺できない腹いせに信者の自殺を禁ずる 無力な神様、やくにたたない神様、不幸な神様な話が好きね 答えより問題でありたい 「腹黒じゃないです全身真っ黒です」 雪玉転がしのように近しいものを取り込んで大きくしていく思考方法 嘘吐きだけど正直者は好きだよ、空気読みの嘘吐きと空気読まない正直者 何にでも愛すべき点と憎らしい点があるのさ 点で構成される点描画さ 「自分で考えろ」 すべてがわかるほうていしき ぎむかんはいきぐるしいものなのさあ ラベル数が同じくらいな相手だときっと会話も成り立ちやすい 「みんなゆっくりしんでいる」 ヤンデレの毒娘に愛されて死んでも眠れない わかったわたしのじしょに「正」のもじがない あくまの能力は神の法則を背く能力 あくまは生物より生き物らしい化け物?両性具有、人型異色肌とか多め、上級は変身能力も多い(姿は一つと言う神の法則からの逸脱) 天使は美し過ぎ芸術品のようで作り物くさい 「刃物を持つと危なっかしいと言われるので人を殺す時は鈍器にしようと思ってました」 11- 6世界、時間(縦)移動が出来る3世界と空間(横)移動が良かった3世界を巡るおはなし。+しにがみ世界 無限の空と星?の世界:現実地球、魔法的な要素は稀、空間移動?、巻き込まれる存在が多い? 無限の海と動物の世界:多種多様の獣(人種?)が海に浮かぶ島に住む世界、水(海)にすまう魚は凶暴で知性がない、他の種族の血を浴びる?とその特性を受け継げる?マゼモノとして嫌われる? 無限の地と閉じられた?世界:世界は丸いくり抜かれたような形、逆、太陽は中空にあり点滅する、空間を食い破るそうぞうしんがいる 空の世界は神の鑑賞を受けるのか? 空間神のいる世界は時間アイテムでよくね? 召喚魔法や悪魔とかそういう要素のあるハイファンタジィな世界、代償使う 赤目の魔法使いと青目の科学者が争う世界、オッドアイの半魔女、世界のアイテムはベル? 固有の魔法アイテムとか好きですね…あと6って数字も好きですね 空間移動のアイテム?が血でクローンを生み出して云々 P4(ぴょん)ちゃんってあざというさぎキャラクタ、お兄ちゃんが敵役 時間移動が本でその世界に閉じこもってる人とか 恋人の命を代償に恋人の躯に悪魔を召喚したお姉さんとか 主人公勢は飛行船みたいので世界を回ってる設定 夢がもと、地球(空)から異世界(地)に召喚され大切な人をなくした結果発狂した女の子がそのそうぞうしんを従えちゃうとか しにがみはそれぞれ異世界への移動手段ある、基本的に生き物に干渉しない出来ない、見た目が子供「しにがみのこどもたち」 しんだひとのぼうれいが いや たましいのないぬけがらだけ ただのえいぞうだけ わたしのまえにあらわれて かなしい むなしい こころぐるしい 「価値ある時間を過ごせたかい?」 「お前もう煩いから口チャックに改造して貰えよ」「えーヤダよー舌はさんだら痛そうじゃーん」 「お前らの言う愛がなんなのか私にもわかりやすく説明してくれよ」愛を語るのは気持ち悪い 「アイツは犠牲になったんだ…主人公補正のな…」 ぎざっぱ系死人、黒髪か白髪か迷うから灰色にしようと思います 中性的っても全部が全部美形って訳でもない ああこういうかおもいるかなあ…みたいな微妙さ 服に合わせて体型変えられるお洒落不定形 内臓ロープ 「ひとはあらそうからこそへいわをうたうのだ」 「じぶんがたのしければなんだっていいげんじつ」 異形頭達の本名を引っ張り出してきたのでここに記す 砂留 敬(すなどめ けい) 八上 苗子(やがみ なえこ) 大谷 楽富(おおや らくと) 波佐見 千晶(はさみ ちあき) 竹木 大且(たけぎ ひろかつ) 神庭 純絵(かんば すみえ) 竹木君のジーちゃん:目出度(めでた) 飯田 丈温 (いいだ たけはる)/貴子(たかこ) 旧姓:鳥栖(とす) 砂留 敬(すなどめ けい):砂時計頭。貧乏大学生、男。後輩キャラ、優男タイプ、基本的に敬語。テルヒコのお隣さん。砂時計は5分計位なんじゃないかと思う、カップ麺作るのにちょうど良いから。頭は時間に正確だけど、本人はせっかちというか焦りやすいというか。 八上 苗子(やがみ なえこ):植木鉢頭。花屋の綺麗なお姉さん、スレンダーなモデル体型。あの飾り気のない茶色の地味な鉢、お洒落鉢に憧れる乙女心。きれい好きというか若干潔癖症な所がある。ジャン君と幼馴染みっぽい、砂留君に惚れられてるけど気付いてない。 大谷 楽富(おおや らくと):ノートPC頭。テルヒコたちのアパートの大家さん。中学生ぐらいにみえる、中学ジャージ着て引きこもってる。モニターに顔文字写して感情表現、合成音で喋れるけど文字を表示して読ませる、こっちみんな(゚д゚)。実は女性、コスプレ好き。 竹木 大且(たけぎ ひろかつ):段ボール箱頭。男、背が低いことにあんま触れないで下さい。ガムテが貼ってあったり「じゃんく」って落書きされてたり(落ちない)。アルバイター、テルヒコのバイト先での知り合い。たまに世間知らず、実は金持ちの次男坊、ボンボール箱。波佐見 千晶(はさみ ちあき):ハサミ頭。引っ込み思案なょぅι"ょ。ハサミが危ないから外でみんなと一緒に遊べない。メイリちゃんがお友達になる。 / 神庭 純絵(かんば すみえ):キャンバス頭。女子美大生。八上さんの友達。自分の顔に相応しい絵を描くのが夢。 飯田 丈温 (いいだ たけはる):炊飯器頭。サラリーマン男性。ほんわかした雰囲気のすごくいい人。朝食はトースト派。 / 貴子(たかこ):トースター頭。専業主婦。初対面な人にはつっけんどんなツンデレ、夫にはデレデレ。旧姓は鳥栖(とす)。朝食は白米派。 「おまえまえからどくぜつだな…」 「いなくなってからみてたからかえってきてくれとなげく」 ロリコンでも構わないけどょぅι"ょを傷付けるロリコンは死ねよな 「年齢二桁は年増」 「愛してくれる人は愛すけど定期的に愛を囁かないと忘れる」 「今日はお赤飯よ! …貴様の血で染まったなあっ!!!!!」 いいひとあつかいされるとむしずがはしるけいだんし? 五分前までの世界を自由に改変出来る 雨が窓を洗い流して、景色が溶けている。 「人間嫌いなら引きこもって壁と話してな」 レイル君は多分年齢的には20にはなってない…くらい? わたしののーないじゃ笑顔な野郎キャラは大体性格が酷い (^v^)普段この顔だと(・v・)こういう顔になると可愛く思える 趣味は天秤崩し 対象年齢ロリショタ未満 ばらしてはこぶ パーツ全て揃えるのが仕事で 組み立ては別 善良な狂人 「好意があるからこそ悪意は強まるものよ?愛情と私は姉妹みたいなものなのよ」 「なんか聞いたことあるなぁー…んーと…ちょっと待って今思い出すからー」 瞳にハイライトないまま口だけ半笑いでブラック過ぎるジョークを喋ってるような 「愛は悪意を正当化する理由なの」 苦しいは苦い つらいは辛い 感覚を味で伝える 「バイオレンスラブでBL!」「バイオレンスはVな」 おーさまげーむでおーさまになったら「みなさんにはこれからころしあいをしてもらいます」ってやるんでそ? 「ねぇ ぼくら くるしんでまで いきなきゃ ならないの?」 死という奈落の穴は存外近くに開いていたものだった ひとは悪意を無くすことは出来ない 悪意とは隣人 心があるなら悪意もある 思考するなら悪意もある いつでも悪役なわけでもない 御すれば心強い味方? 恐ろしき友人? しにがみのこどもたち、上位組は個性的である魂を専門に狩れる(刈れる)、基本的には切断武器?、生物に非干渉だがとりつくものも? ジャックリン? デスオブデス:しにがみモチーフ? リリムエル:天使モチーフ、宗教者の魂をかる ジャックウィル:ジャコランタンモチーフ、罪人の魂をかる サタンクローズ:サンタモチーフ、悪霊化した魂をかる? 不死鳥の炎はアンデッドを殺せる 悪を憎むその心もまた悪意 「でも意外だなあ、理系だから幽霊なんていないってタイプだと思ったのに…信じてるのかー」 「信じてるわけじゃないよ、ただ"幽霊がいるという証拠がない"のと一緒に"幽霊がいないという証拠がない"から可能性として考えているだけ」 立体映像頭とか 経済学部と美術学科が一緒の大学ってそんなないよ 不死キャラを使い捨てにする系 「お前死なないから良いだろ」不死武士 節々 幽霊観たこと無いから捕まえたいかっぱ、幽霊見える「目」もある目ぇちゃん、とりあえず墓場にて透明で見えないもの(空気)も捕まえられるビニール袋で捕獲を試みるかっぱ おもちゃにつかわれるかわいそうなこ 「不幸自慢したいならもっと自慢出来るように幸せをことごとく潰してあげるよ」 杜絶「さんを付けろよ」杜絶「ぽんぺ」 レイル君は他の異形頭とは別次元のおはなしのキャラクタ 自分の言動で困ったり悩んだりする人をみるのが好きとか 「ぼくらたまたま使える言語が同じだったからこうやって比較的簡単に意思疎通できる訳で」「でも同じ言葉を使ってるはずなのにうまく伝えられない事もあって」「コミュニケーションは言葉がすべてって訳じゃないのかなあ?」 苦しんでるひとは助けたいけど幸せそうなひとはぶち壊しにしたいようなレベルの人間性 「幸せならわたしいらないでしょ? はいはい勝手に幸せになってて下さい」わたしなしで幸せが見つけられる人なら わたしの干渉はいらないよね って妬ましいと言うか拗ねてると言うか寂しいと言うか 天使は無駄なものを省いた洗練されたフォルム まさに天衣無縫 輪や翼はオーラ的なイメージの具現化 人間は神の実験作、天使は完成品、悪魔は出来損ない ヒトガタの美しい姿の悪魔は天使が堕天使したものだとか あくまは無駄なものが多く必要なものが足りない生き物として。ヒトガタの(になれる)ものは割と力の強い上位が多い、意思の感じられない獣みたいなものは魔獣 生死の概念ない存在の為、死の象徴としての骨の部位がついている 目を瞑ってるやつには気をツケロ 画面外からの介入を受けてるかも知れない ルールがないと動きにくいから自分でルールをつけまし、法則を決めるのが世界を決めること 法則使いは強い、法則を1から作るのと書き換えるのはどちらが楽か あくまの法則は押し付け法則 正解を不正解にする能力、すり替える能力、解答をバグらせる能力、嘘をホントには出来ない、ホントを滅茶苦茶にする、法則破壊の能力、台無しにする能力、なんでも出来るようで実際は本当のことが出来ない 絶望シンクロニティ 「化け物は化け物である以前に自分でなくてはならない 自分を失ってはならない かえれなくなるよ」 「かみきったの?失恋?」 「ひとの不幸を喜ぶ程歪んじゃいないけど 調子よいヤツが転げ落ちる様は愉快」 愛の欠損 心の欠陥 「ひとに影響を与えたい 一番単純でわかりやすい影響は破壊だ」 ひるをすててひとならざるものになる ひるはぼくらがつかうから よるはかれらのじかんなんだ よるくらいは ほんとうのわたしはのーないにいるのか?からだもことばもわたしだけども 「愛しちゃうぜ?」 「ょぅι"ょにいたいいたいのとんでけされたらどこへだっていけそうだ」「そうか地獄にいっちまえ」 感情はまだ子供 理性は大人ではなく 心は限りなく死人 わるいひとじゃないが いいひとじゃない むじかくのがいあく 悪意なき悪はどうしようもない 愛しいおもしたち 「運命を変えられるのはいつも"今"だけだ」 きぬぐろり、中の人は女の子 その他多数との同一化への不快感、歯車になるのは悪くない 代替え不可能な重要パーツになって均衡を破壊したい 根に持つようで根に持たないちょっと根に持つ執念深さ ぼくらじぶんのせかいのいちぶをしぇあしてるにすぎない 「こわいのはわすれること。おもいでをわすれること、こころをわすれること、であいをわすれること、たにんをわすれること、いまのじぶんをわすれること、じぶんがなんであるかわすれること」(/▽m◎)「すべてわすれてしまったら、それはもうじぶんじゃなくなってしまうから」
https://w.atwiki.jp/pam-iwate/pages/3681.html
肘折いでゆ館 肘折いでゆ館は、1,200年の歴史のある肘折温泉郷の豊富な温泉を利用して、保養や健康増進などを図っていただく施設です。中でも、温泉療養相談をメインに、現代的な湯治のスタイルの指導などが受けられるのが特徴です。また、観光、文化などの情報を提供する肘折温泉郷の中核的な施設となっております。 施設には、掛け湯、寝湯を備えた木造りと石造りの2つの展望風呂のほか、温泉療養室、多目的ホール、大休憩室、小休憩室(3室予約制)などがあり、ゆったりとくつろげるように配慮されています。 〈肘折いでゆ館公式サイトより引用〉 肘折いでゆ館 〒996−0301 山形県最上郡大蔵村大字南山451−2 TEL:0233−34−6106 FAX: パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ホームページ http //www.vill.ohkura.yamagata.jp/spa/spa_f04.html 肘折温泉郷 http //hijiori.jp/news/ 〈ブログ〉 開放感たっぷり@山形・肘折温泉 肘折いでゆ館 http //blogs.yahoo.co.jp/kenkentaxi/53026745.html 冬の肘折温泉 驚きの豪雪地帯 http //blogs.yahoo.co.jp/kasiwagurajn7vtv/30267428.html 肘折温泉 共同浴場 河原湯 http //blogs.yahoo.co.jp/ontabinikki/54523813.html 休日の午後 http //blogs.yahoo.co.jp/kumakiti2006/62321450.html 肘折温泉 共同浴場 http //blogs.yahoo.co.jp/sepia46492001/60100651.html 紅葉狩り・・・肘折温泉 http //blogs.yahoo.co.jp/toppanfx1211/18880496.html 山形の温泉〜石抱温泉〜 http //blogs.yahoo.co.jp/yasu_08294682/33844669.html 山形県 肘折温泉 http //blogs.yahoo.co.jp/sendai_house/35842748.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
https://w.atwiki.jp/manafee/pages/547.html
オテンキのりと日向坂46 高瀬愛奈と富田鈴花のレコメン! 22/10/26 まなふぃとすーじーが励ますMidnight! 高瀬は5軍に寄り添える。 千葉県ラジオネーム社畜侍とが丸くんの5軍かるた「[ら]ランダムで決めようとなったはずなのに、今回のペアもいつもの5軍」 オテンキのりが「そういうディスティニーだよね」「逆に変に1軍のとこに行っちゃってもね」と補足すると、富田と高瀬は「たしかに!」「やりづらいですよね」と同調した。「いきなりハイタッチ求められても、どれくらいの力で当てていいのかわからないから」と5軍トークを展開するのりに、「逆に(ハイタッチしなくて)いい」と高瀬。しかし富田が「私って5軍なのかな、すごいわかる」とすり寄ろうとすると、のりは「無理しないで」とバッサリ。富田は「すごいわかるんですよ」と食い下がるも、のり「なにがよ」高瀬「いやいや」とあしらわれてしまった。気分が乗ってきたのりが「今更寄り添わないでよ、なによ!」と逆ギレすると、高瀬も「寄り添おうとしてるわこれは」と冷たい態度を示し、富田は「2対1、いじめですよ」と負けっぷりを魅せた。それでものりは「いきなり超1軍が5軍に降りてきたから何さって言っただけさ」と開き直り、高瀬も「怖いですよね。何か1軍の人に『わかるよ、それ』って、めっちゃ怖いですよね」と怯えるそぶりを見せた。 富田が「まなふぃさんもスプラトゥーンに関しては1軍ですからね」と高瀬を1軍側に引き上げようとすると、のりも「そうだね、マウントとるからね」と高瀬をイジり出す。しかし高瀬は「『に関しては』ってひどくないですか?」と反論し、のりも「さすが聞き逃さなかったね、アンテナの張り方が5軍感があっていいよね」と高瀬があくまで5軍リスナー側に立っていることを認めざるを得なかった。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1368.html
前話 次話 【清澄麻雀部室】 まこ「もう少しで秋季大会じゃが…今日から清澄麻雀部に入ってくれる滝見さんじゃ」 春「滝見春。よろしく。皆の邪魔をするつもりはないから…」 まこ「まぁ、滝見さんはそう言っとるが、秋季大会はオーダーを途中で変える事も可能じゃ」 まこ「実力そのものは直接当たったわしらが知っとるし、まずは色々とオーダーを試してみたいんじゃが…」 優希「異論はないじぇ」 咲「うん。私もそれで良いと思う」 和「えぇ。部長さんなら任せられます」 小蒔「私もまこちゃんなら安心です」 まこ「うんうん。皆ならそう言ってくれると思っとった」 まこ「という訳で…こっちとしては滝見さんにも参加して貰った方が嬉しいんじゃが…」チラッ 春「そう言われると断れない…」 まこ「はは。すまんな」 まこ「ただ、どの道、来年のインターハイには一緒にやるんじゃ。遅いか早いかの違いじゃろ」 まこ「と言う訳で初戦のオーダーじゃが…先鋒は優希」 優希「はい」 まこ「次鋒は滝見さん」 巴「はい」 まこ「中堅はわしで副将は和」 和「……」 まこ「ん?和?」 和「あ…すみません」 まこ「どうした?」 優希「具合、悪いのか!?保健室行くか!?」ワタワタ 咲「大丈夫?」 和「え、えぇ。大丈夫です」 和「ただ…その…今回は私…お休みでも良いでしょうか?」 まこ「え…?」 和「今のままの私では皆さんの足手まといになってしまいますし…」 まこ「わしはそうは思わんが…」 優希「そうだじぇ。新人戦でいい所まで行ったし、のどちゃんは相変わらず強いままだ」 和「それでも…今の私で透華さんや東横さんに太刀打ち出来るとは思えません」 和「実際…新人戦で私は東横さんに負けてしまった訳ですし」シュン 優希「それは…東横さんがのどちゃんを狙い撃ちにしてたと言うか…」 咲「それに私だって一回戦で東横さんに負けちゃったし…」 和「でも…結果、私は三位になってしまいました。それは否定しようのない事実です」 まこ「だからって何も全部、休む必要はないじゃろうに」 咲「そうだよ。副将がダメなら他のところで出ても…」 和「メンバーが足りないならまだしも、今の清澄は団体戦に出られるだけの数があります」 和「私を無理に活かそうとする必要はないでしょう」 和「それよりも私の代わりに神代さんを一試合でも多く出してあげて下さい」 小蒔「えっ」 和「神代さんは今、新しい打ち方を模索してる最中です」 和「それを形にするために必要なのは少しでも多い実戦経験でしょう」 小蒔「で、でも…私…」アセアセ 和「…大丈夫ですよ。今の神代さんならそう簡単に負ける事はありません」 和「それに…後ろにはフォローしてくれる方がついてくれるんですから」 まこ「まぁ…そうじゃな。小蒔の今の成績じゃ大将起用はちょっと難しいし…」 まこ「相手にもよるけど、基本的にわしか咲が大将を務める事になるだろう」 まこ「和もこう言ってくれとる事じゃし、後ろはわしらに任せて気軽にやってしまえば良いと思うぞ」 小蒔「まこちゃん…」 和「ほら、部長もこう言ってくれていますし…ね」 小蒔「…でも、突然、入った私の為に原村さんが抜けるなんて…」 和「良いんですよ。今よりも明日です」 和「神代さんがここで経験を積む事は必ず、来年の清澄の為になるんですから」 和「それに…私の方はまだちゃんとした成果が出る気配がありませんし…」 和「戦力的にも神代さんが入ってくれた方がプラスになるはずです」 小蒔「原村さん…」 小蒔「…分かり…ました。不安ですけど…でも…やってみます」グッ まこ「ん…じゃあ、話は纏まったな」 まこ「初戦の副将は小蒔で、大将は咲」 小蒔「はい!」 咲「はい」 まこ「途中でオーダーも変えるかもしれへんけれど、とりあえずはこれで行く」 小蒔「初戦の相手しか知らされてないんでしたっけ?」 まこ「うむ。秋季大会はメンバーの入れ替え可能じゃし、不平等を少しでもなくす為じゃな」 まこ「観戦室もあるが、ブロックまでは分からんし、本当に揃う直前まで相手は謎のままじゃ」 まこ「そういう意味じゃ先鋒起用安定で速攻高火力な優希がうちにいるのは有難いの」 優希「ふふーん」ドヤァ まこ「…ドヤ顔する前に点数調整の一つでも覚えんか」ピシッ 優希「ひゃぅ!」 まこ「(しかし…今の清澄の戦力は異常じゃな…)」 まこ「(ほぼ全員が全国区で活躍できる打ち手な上に、一年が四人もおる)」 まこ「(特に咲、和、小蒔の三人は雑誌でも注目されとるくらいの打ち手じゃ)」 まこ「(去年のわしらがそうだっただけに安心する訳にはいかんが…)」 まこ「(そう簡単に無名校相手に負ける戦力じゃない)」 まこ「(…と言うか下手したらわしがスタメン落ちしてもおかしくないレベルじゃな)」ハハッ まこ「(ほんの一年前には団体戦に出る事だけでも夢みたいだったのに…こんな事になるとは)」トオイメ まこ「(嬉しいのは嬉しいが…なんとなく複雑な気分じゃな…)」 小蒔「まこちゃん?」 まこ「あぁ…すまん。何でもない」 まこ「(馬鹿な事考えとらんで気持ちを切り替えんとな)」 まこ「(鶴賀は人数不足で出れないって話だし…本気で警戒するべきは風越と龍門渕くらいじゃろ)」 まこ「(特に龍門渕は天江衣が恐ろしいが…全国でさらに一回り大きくなった咲が勝てない相手じゃない)」 まこ「(和は辞退したのは予想外じゃったが…代わりになる人はおるし)」 まこ「(それもこれも全部… ―― )」 京太郎「終わりました?」ヒョコ 小蒔「京太郎様~♥」ガバッ 京太郎「よっと…」ダキッ 京太郎「いきなり抱きついたら危ないって何時も言ってるだろ」ナデナデ 小蒔「ふわ…ぁ♪」 和「まぁまぁ。神代さんも寂しかったんですよ」 小蒔「そうです!何も会議するからって外に出なくても良いじゃないですか」 京太郎「女子の打ち合わせに俺がいたってやる事ないだろうに」 小蒔「それでも…傍にいて欲しかったです…」スネー 京太郎「…」 小蒔「…欲しかったですー」ジー 京太郎「そうやって拗ねてる小蒔にはアイスはなしな」 小蒔「え、えぇぇ!?ご、ごめんなさい!!」 京太郎「んで、ついでですし、買い出し行って来ましたよ」 まこ「何時もすまんのぅ」 京太郎「何、何時もの事でしょうお婆さんや」 まこ「誰がお婆さんか」ツネー 京太郎「い、いひゃいっす」 まこ「まったく…わしはまだまだ若いんじゃぞ」ハナシ 京太郎「はい。部長は若くてお美しい素敵な方ですよっと…」ガサガサ 京太郎「んじゃ、適当にそこの袋から好きなの選べよ」 咲「京ちゃんは?」 京太郎「俺は残ったので良いよ。完全に趣味で選んできたし」 優希「…ダッツは?」 京太郎「ある訳ないだろ、タコス」 優希「気が利かない奴め…これだからお前は京太郎なんだじぇ」ヤレヤレ 京太郎「お前は今、全国の京太郎さんに喧嘩売ったぞこら」グリグリ 優希「あぅー」ジタバタ 咲「って…これ…何?」 京太郎「あぁ、それか。それは春の分」 春「…え?」 京太郎「流石に黒糖アイスはなかったんで黒糖の飴を買っといたぜ」 春「」パァァ 京太郎「勿論、普通のアイスもあるから適当に選んでくれよ」 優希「…なんか私と露骨に扱いが違わないか?」 京太郎「そりゃお前、優希に優しくしても…なぁ」ジー 優希「やん♪京太郎のエッチー」カクシ 京太郎「…はぁ」 優希「おい今のため息はどういう事だコラ」 京太郎「いや、優希だって諦めずに居れば、AAから脱出出来るって」ポン 優希「こ、これでも一応、Aはあるもん!!!!」キシャー 咲「えっ!?」 優希「ちょっと待ってなんでそこで咲ちゃんが驚くんだじぇ?」 咲「う、ううん…な、何でもないよ!!」 咲「(…実は私、AAだなんて…絶対に言えない…!!)」 小蒔「むー…京太郎様!」 京太郎「ん?」 小蒔「わ、私だってその…おっぱい大きいですよ!」 京太郎「お、おう」 小蒔「だから、もうちょっと私にもこう…スキンシップをですね」 春「…嫉妬?」 小蒔「ち、違いますー!違いますけど…その…」カァァ 京太郎「んー…」 小蒔「」チラッチラッ 京太郎「…さっきいきなり抱きついてきたからそういうのなしで」 小蒔「」ガーン 和「そ、それより…須賀君、外は大丈夫でしたか?」グッ 京太郎「あぁ。まぁ曇りだったけど雪とか雨はなかったぜ」 京太郎「でも、そろそろ本格的に防寒具はいるかもな」 和「そ…そうですね。最近は急激に冷え込んできましたし…」グイグイ 小蒔「私なんかは最近はもうコートが手放せません…」 京太郎「鹿児島から比べるとぐっと冷え込むもんなぁこっち」 京太郎「大会も近いんだし、暖かくして、風邪とか引かないように気をつけろよ」ナデナデ 小蒔「はい…♪」 和「…結局、構っちゃってるじゃないですか」クスッ 京太郎「あ…しまった…つい撫でやすい位置に小蒔がいたからつい…」 小蒔「えへへ…私の勝ちですね♥」 京太郎「悔しいけど、その通りだなー。くそぅ…」 京太郎「ところで…和はさっきから何をやってるんだ?」 和「え…?」 京太郎「その…胸の下で腕を組むみたいな…」 和「こ、これは…その…」カァァ 小蒔「原村さんも…京太郎様に構って欲しいんですか?」 和「そ、そんなオカルトあり得ません!!」マッカ 京太郎「はは。まぁ、和が良ければ幾らでも構うけれどな」 和「えっ…」 小蒔「えー…原村さんだけズルいです…」 京太郎「小蒔はさっきズルして撫でられたからダメ」 小蒔「むぅーまこちゃんに言いつけて来ます!」 まこ「こらー京太郎。あんまり小蒔を虐めるんじゃないぞ」ハム 春「…じゃあ、私は黒糖くれたし京太郎に着く」 まこ「なん…じゃと…」 咲「え…えっと、じゃあ、私は神代さんの方に…」 優希「私も勿論、神代さんにオールインだじぇ!」 春「…孤立無援…」 京太郎「はは。分の悪い闘いになっちまったな」 春「でも…京太郎と一緒なら…悔いはない」 京太郎「春…お前…」 春「私は何時だって京太郎の味方だから…」ニコッ 京太郎「勝てる目算の殆どない闘いなんだぞ?」 春「それでも…死ぬ時くらい一緒が良い」 京太郎「馬鹿…」 春「知らなかった?恋する乙女なんて何時だって愚かな生き物」クスッ 小蒔「…むぅ…」プクー まこ「なんか美味しいところだけ持っていかれたなぁ」ケラケラ 和「まさに役者が違うって感じですね…」 咲「まさか…神代さんだけじゃなくって滝見さんまで…?」 優希「本当、京太郎は鹿児島で何をしたんだじぇ…」 京太郎「まぁ…その辺はプライバシーなアレコレって事で黙秘権を行使します」 京太郎「それにこんなの冗談の一環だろ。本気にしたら春に悪いって」 春「……」 咲「(冗談…なのかな?)」 まこ「(その割りには…一瞬、目がマジだったと思うがな)」 優希「(京太郎は変な所で鈍感だからなー)」 京太郎「それよりほら、暖房入ってるんだし、和も早く食べないとアイス溶けるぞ」 和「え…あ…」 京太郎「どうした?」 和「…あの…えっと…」スッ 京太郎「ん?」 和「……」カガミ 京太郎「???……あ」ポム 京太郎「…」ナデナデ 和「あ…♥」 小蒔「ぅ~…今度は原村さんに…京太郎様を取られちゃいました…」 和「べ、別に取った訳じゃ…はぅ♪」ニヘラ 小蒔「その割りには顔が嬉しそうです…」プクー 京太郎「仕方ないな…ほら、小蒔」 小蒔「えっ…?」 京太郎「ちょっと曇りだけど、テラスの方行こうぜ」 優希「あー!それ私の特等席なのに!」 京太郎「悪いな、ちょっと貸しといてくれ」 優希「…仕方ない。その代わり後でタコスな」 京太郎「…買い出し行くだけだぞ」 優希「ちっ…ケチンボめ」 京太郎「別にそれが嫌なら何もなしでも構わないんだぜ?」 優希「ごゆっくりどうぞー」 京太郎「まったく…現金な奴め」 【テラス】 京太郎「それで…どうしたんだ?」 小蒔「え…?」 京太郎「最近はあんまり人前で抱きついたりしなうなったのに、今日は人一倍、感情の起伏が激しいだろ?」 京太郎「だから、何かあったのかなって思ってな」 京太郎「勿論、俺の思いすごしなら良いんだけどさ。もし、何かあったんなら、相談に乗るぞ」 小蒔「…ふふっ♪」 京太郎「ん?」 小蒔「いえ…すみません」 小蒔「やっぱり…京太郎様は凄いなって…そう思って」 京太郎「凄くなんかないって。小蒔の様子がちょっと変なのは多分、部長も気づいてたし」 京太郎「春辺りも間違いなく分かってたはずだしな」 小蒔「それでも…こうして私に手を差し伸べてくれたのは京太郎様なんです」 小蒔「私にとって最高の…身も心も捧げたくなるくらい素敵な婚約者さんなんですから…♥」 京太郎「あんまりそうやって持ち上げるなよ、恥ずかしくなるだろ」ポリポリ 小蒔「ふふ…♪でも、本心ですから」 京太郎「あー…もう…小蒔は時々、素直過ぎてやりづらいな」 小蒔「そんな私はお嫌いですか?」 京太郎「可愛くて堪らないからやりづらいんだよ」ナデ 小蒔「あふ…ぅ♪」 京太郎「そうやって目を細めて幸せそうにされると何でもしてやりたくなるからなぁ…」 小蒔「京太郎様が傍にいてくれるなら…何時だって今の私が見れますよ」 京太郎「それは魅力的な気がするけど…甘やかし過ぎて石戸さんたちに怒られそうだ」 小蒔「その時は駆け落ちでもしてみますか?」 京太郎「そんな事になったら石戸さんたちに地の果てまでも追いかけられそうだなぁ…」 小蒔「その時は私が霞ちゃんたちも巻き込んじゃいます♪」グッ 京太郎「六人での駆け落ちかぁ大所帯になるなぁ…」 京太郎「でも、まぁ…小蒔と一緒なら駆け落ちも悪くないって思えるよ」 小蒔「はぅん…♥」 京太郎「それで…結局、何があったんだ?」 小蒔「…秋季大会の事です」 京太郎「あぁ…そろそろだったもんな。もしかして部長に外れてくれって言われたのか?」 小蒔「いえ、まこちゃんはそんな事言いません。寧ろ…逆です」 京太郎「逆?」 小蒔「原村さんが今回完全に不参加を表明して…代わりに一試合でも多く私を出してあげて欲しい…と」 京太郎「あぁ…なるほど」 京太郎「それで…プレッシャーだったって訳か」 小蒔「…はい…」シュン 小蒔「私に…原村さんの代わりが務まるでしょうか…?」 小蒔「未だに原村さんに勝つ事の出来ない私では…逆に皆の足を引っ張ってしまうのではないでしょうか…?」ブル 京太郎「(…ここで小蒔が和の代わりになるのは簡単だ)」 京太郎「(小蒔が持つ巫女としての力を使えば、今の和をまくる事はそう難しくないんだから)」 京太郎「(だけど、小蒔はそれを意図的に使わないようにする為に頑張っているんだ)」 京太郎「(和だって…きっと勝つ為に今まで積み重ねてきたものを壊すようなやり方を望んでいる訳じゃない)」 京太郎「(きっと小蒔に自分自身の力で戦って欲しいからこそ、そうやって自分の枠を譲るような真似をしたんだろう)」 京太郎「(だから…ここで能力に関して言及する事は出来ない)」 京太郎「(それを抜きにした小蒔の力だけを話題にして…彼女を元気付けなけきゃいけないんだ)」 京太郎「(それを難しい…なんて言ってる場合じゃないよな)」 京太郎「(何時かはぶち当たる壁と思っていたでかい壁が小蒔に立ちはだかってるんだ)」 京太郎「(『最高の婚約者』なんて持ち上げられた俺がそれをスルーする訳にはいかないだろ)」 京太郎「(せめて…さっきのように小蒔が無理して明るく振舞ったりしなくてすむくらいに緊張を和らげてやらないとな)」 京太郎「…小蒔は強くなっていってるよ」 京太郎「今だって俺から見た実力差がグイグイ離されてるし、逆に和にドンドン近づいて行ってる」 京太郎「最近は和相手に逆転の手が入ったり、途中まで一位になれてた事も少なくないだろ?」 小蒔「それは…そう…ですけど…そう云うのを緊張して…取りこぼしてしまうのが今の私で…」シュン 小蒔「大会は…もっと緊張すると思います…だから…きっとミスも増えて…」 京太郎「そもそも…それが間違いなんだよ」 小蒔「え…?」 京太郎「何で大会だと緊張するんだ?」 小蒔「それは団体競技で…私の失点が皆の迷惑に…」 京太郎「…あいつらがそんな失点ものともすると思うか?」 京太郎「言っとくけど戦力だけで言えば、今の清澄は全国でも指折りのやばさだぞ」 京太郎「インターハイの試合を見て『魔王』だなんて不名誉な称号をつけられた咲含め、全国クラスばっかりなんだからな」 小蒔「あ…」 京太郎「そうやって不安に思うこと自体、小蒔は皆を信頼出来ていないんだよ」 京太郎「現に…永水だったらどうだった?」 小蒔「…先鋒で…安心して後ろを任せていました」 京太郎「それは皆ならば多少の失点は取り返してくれるって信じていたからだろ?」 小蒔「…はい…」 京太郎「勿論…それはきっと石戸さんや薄墨さん、狩宿さんの存在が大きかったんだと思う」 京太郎「そもそもこっち来てまだそんなに経ってないのに、それだけ信頼しろって言う方が無茶だ」 京太郎「でも…その無茶をねじ曲げて…俺は小蒔に皆のことを信じて欲しい」 京太郎「アイツらなら絶対に…小蒔がどんな戦い方をしても勝ってくれる」 京太郎「だから…小蒔にもそんな風に緊張しないで麻雀を楽しんで欲しいんだ」 小蒔「麻雀を…楽しむ…」 京太郎「自分だけじゃなくって他人の命運まで掛かってるんだ。それは難しい話なのかもしれない」 京太郎「でも、俺は…麻雀で『勝った』と言える奴は一番、楽しんだ奴だと思う」 京太郎「所詮、麻雀なんて娯楽なんだ」 京太郎「例え、最下位でもその人が楽しんでいたら勝ちだし、トップでも歯ごたえのなさにイライラしてたら負けだろう」 京太郎「勿論、これは俺の考えで、小蒔に押し付けるつもりはない」 京太郎「だけど…どうせなら俺は小蒔にそんな風に勝てる奴になって欲しい」 京太郎「そうすれば…きっと小蒔だって自分の本当の実力を発揮出来るはずだから」 小蒔「私の…本当の実力…」 京太郎「あぁ。小蒔はもっともっと強くなれる」 京太郎「神降しがどうとか巫女としての力がどうとかじゃない」 京太郎「今もミスして取りこぼしてるそれを…取りこぼさないような雀士になれるはずなんだ」 京太郎「そうすれば…小蒔は和にだって負けない全国クラスのデジタル打ちだ」 京太郎「多分、和が自分の枠を譲ってまで小蒔になって欲しいのはそういう打ち手なんだと思う」 京太郎「はは…下らない事ばっか語っちゃって悪いな」 京太郎「要点だけ伝えれば…まぁ、楽しんで打てばきっと勝てるっていうろくなアドバイスじゃないんだけど」 小蒔「いえ、とても参考になりました」ペコリ 小蒔「私…頑張ってみます」 小蒔「勝つ事じゃなく…楽しむ事を…」 小蒔「…新人戦の時の京太郎様のように…楽しんで打ってみたいと思います」 京太郎「あー…まぁ、あの時の俺はボロボロでまったくいい所なしだったんだけどな」ハハッ 小蒔「いいえ。とても格好良かったです…!」グッ 小蒔「今、こうして…京太郎様の考えを聞いて…改めて…そう思いました」カァ 小蒔「やっぱり京太郎様は…私にとって最高のお方です…♥」ギュッ 京太郎「ん…有難うな」 京太郎「そう言ってくれると…俺も嬉しいよ」ナデ 京太郎「それで…小蒔は大体、何処に配置される予定なんだ?」 小蒔「とりあえず初戦は副将という形でした」 京太郎「あー…なるほど。和の代わりに置くって事か…」 京太郎「(そして当たる可能性があるのは…インターハイと同じ構成なら東横選手や龍門渕選手…か)」 京太郎「(流石にこの二人相手に今の小蒔がぶつかって…オカルトなしで勝てるとは思えない)」 京太郎「(東横選手は副将戦で和以上に稼いだし、龍門渕選手は和と並ぶデジタル打ちなんだから)」 京太郎「(それに小蒔の後ろに点数調整出来る人が二人は欲しいから…)」 京太郎「…よし。俺から部長に言ってみるよ」 京太郎「小蒔は先鋒か次鋒起用の方が安定するって」 小蒔「いえ…大丈夫です」 京太郎「…小蒔?」 小蒔「私…副将で大丈夫ですから」 京太郎「…良いのか?」 小蒔「はい。プレッシャーは京太郎様のお陰で大分なくなりましたし…」 小蒔「それに私の後ろにいるのは…宮永さんかまこちゃんです」 小蒔「その二人に任せれば…大丈夫だって私、信じていますから」 京太郎「そっか」ナデ 京太郎「でも、無茶はするなよ。自分のやりたい打ち方で良いんだ」 京太郎「秋季大会なんて殆ど練習試合みたいなものなんだから、無理に気負って勝ちなんか狙わなくて良い」 京太郎「負けたら負けたで…一緒に皆に謝ろう」 京太郎「きっと皆なら笑って許してくれるはずだから」 小蒔「はい…っ♪」 小蒔「あ…でも…それじゃ…一つだけお願いしても良いですか…?」 京太郎「おう。俺に出来る事なら何でも言ってくれよ」 小蒔「あの…も、もし…私が最後まで頑張れたら…ご褒美…くれますか?」カァァ 京太郎「…エッチな奴?」クスッ 小蒔「そ、それも含めて…と言うか…その…ここ最近、一緒に居られる事が少なかったので…」モジモジ 小蒔「秋季大会が終わったらのんびり出来ますし…京太郎様と一緒に一日中過ごしたいな…って…」モジモジ 小蒔「ダメ…ですか?」ウワメヅカイ 京太郎「ダメな訳ないだろ」ギュッ 小蒔「ひゃぅ…♪」 京太郎「寧ろ、俺が言おうと思ってたくらいなんだからさ。…寂しがらせてごめんな」 小蒔「いえ…そんな…アルバイトや練習などで忙しいのは分かっていますし…」アセアセ 小蒔「寧ろ、私の方こそ…我慢出来なくて申し訳ないです…」カァァ 京太郎「…良いんだよ。そんな風に変な遠慮なんてしなくて」 京太郎「これから夫婦になるって男相手なんだからもうちょっと甘えて良いんだ」 京太郎「ダメならダメって言うけれど、それで俺が小蒔の事を嫌いになる事はないよ」 京太郎「それくらい俺は小蒔の事好きなんだからさ」ボソッ 小蒔「は…ぁ…ぁ♥」ブルリ 京太郎「さて…と…やっぱり外は随分と冷え込むな…」 小蒔「私は…こうして抱いていただければ…それだけでポカポカします…♥」 京太郎「まぁ…俺もそうなんだけどな。小蒔の体温って結構、高いし」 小蒔「京太郎様のお陰で…ポカポカしてますから…♪」 京太郎「俺専用ホッカイロか。随分と持ち運びが不便そうだな」クスッ 小蒔「でも…お側に置いてくだされば身の回りの世話も…色々しますよ…♥」 京太郎「エッチな事も?」 小蒔「じ、実は…得意分野だったり…しちゃったりして…」モジモジ 京太郎「んじゃ…今日は久々にその得意分野で役に立ってもらおうかな」 小蒔「い、良いんですか!?」 京太郎「あぁ。でも、今日は親父は遅くなる日だし、お袋も出かけるって言ってたから」 京太郎「まぁ、家に帰ってからだけど…小蒔の身体を味わう時間くらいはあると思う」 小蒔「あ…あぁ…っ♪♪」ブルッ 京太郎「…興奮した?」 小蒔「興奮どころか…スイッチ入っちゃっいましたぁ…♥」 京太郎「はは。悪い。でも…家まで我慢しろよ」 京太郎「そしたら…思いっきり可愛がってやるからさ」チュッ 小蒔「はい…っ♪」 優希「こらあああああ!京太郎!何時まで私の特等席でイチャついてるんだじぇ!」 京太郎「まったく…空気読めない奴だな」 優希「寧ろ、空気読んでますから!コレ以上、桃色オーラ出されると堪らないですから!!」 和「……」ニコニコ 春「……」ポリポリ 咲「……」ゴッ 優希「ほらな!!ほらな!!!!」ナミダメ 京太郎「あー…なんか良く分からないけどすまん」 優希「こんなに露骨なのに…これだから京太郎は」ハァ 京太郎「だから何なんだその溜息は」 優希「何でもないじぇ。…ただ、神代さんも苦労するなぁって思って」 小蒔「ふふ…♪でも、それ以上に幸せにして頂いておりますから…♥」 優希「あーもう…そろそろ冬も近いのに熱いってどういう事だじぇ」パタパタ 京太郎「バカは風邪引かないって聞いたけど…」 優希「ほぅ?」グッ 京太郎「すみません、優希様。だから、その握り拳を下ろして頂けないでしょうか」 京太郎「つか、俺らの分のアイスは…」 まこ「あぁ、もうわしらが食った」 京太郎「はぁ!?」 まこ「いやぁ、スーパーカップは強敵じゃったな」ケラケラ 京太郎「何時もストッパーな人が率先して食べてる…だと…?」 まこ「まぁ、アレだ。二人の関係は知っとるが、こう目の前でイチャつかれるとな」 優希「正直…生きた心地がしなかったんだじぇ」 まこ「そうそう。だから、これくらい手間賃として受け止めろ」 京太郎「手間賃って何なんですか」 優希「神代さんは京太郎には勿体無いくらいの人なんだからこれくらいは仕方ないじぇ」 京太郎「くそぅ…こんなの虐めだ…子ども電話相談室に連絡してやるぅ…」 小蒔「ふふ…♪私は別に構いませんよ」 小蒔「それよりももっと甘くて美味しいものを…頂きましたから…♥」カァ 優希「それって…」 和「」ゴッ 春「」ゴッ 咲「」ゴゴゴッ 優希「…火に油を注ぐだけって…遅かった…」 和「…小蒔さん、大会まで時間もありませんし、ちょっとこちらで特訓しませんか?」 咲「そうだね。和ちゃんの言う通り…時間が勿体無いよ」 春「大会までに姫様の安定性を鍛えるのは急務」 小蒔「そうですね。じゃあ、京太郎様、ちょっと行ってきます!」グッ 小蒔「あ、そうだ。京太郎様、これが終わったらスーパー寄りましょう」 小蒔「買い物に来る方々に夫婦みたいだねって言われるのも悪くないですし…アツアツのピッツァも食べてみたいです!」 小蒔「楢の木の薪で焼いた本物のマルガリータなんてどうですか?あ、勿論、ポルチーニ茸ものっけますね」テレテレ 小蒔「付け合せには京太郎様のパインサラダなんてどうでしょう?」 京太郎「いや、それは良いんだけど…あの…小蒔?」 小蒔「やった!それじゃあパインサラダ期待していますね!」グッ 京太郎「いや、あの、それは嬉しいんだけど、多分、今、あの三人に近寄らない方が良いと言うか…」 小蒔「すみませーん。お待たせしましたー」 京太郎「あぁ…浮かれ過ぎて聞いてない…」 小蒔「ひにゃああああああああああ!?」 【秋季大会清澄高校控え室】 小蒔「は…ぅぅ…ぅ」 京太郎「…大丈夫か?」 小蒔「はっ…え…な、何ですか!?」 小蒔「あ、明日のお天気は晴れだと思います!」 京太郎「まぁ…それも気にならないって言えば嘘になるけど…」 京太郎「小蒔の状態は大丈夫かなって」 小蒔「あ、はい!大丈夫です!」 小蒔「ち、ちょっとカンが怖いですけど…そ、それだけですから」フルフル 京太郎「…さーきー?」 咲「あ、あはは…その…ごめんなさい」 京太郎「まったく…大会前にチームメイト凹ませてどうするんだよ」 和「ごめんなさい…」シュン 春「反省してる…」シュン 小蒔「あ…い、いえ!本当に大丈夫ですから!だから、三人を責めないであげて下さい」 小蒔「皆は大会前に私を鍛えてくれようとしてくれただけで、凹んじゃった私が悪いんですから…」ショゲ 咲「はぅ」ズキズキ 和「うっ」ズキズキ 春「…ごめんなさい」ズキズキ まこ「はいはい。小蒔が大事なのは分かるけど、その辺にしとけ」 京太郎「部長…」 まこ「それより…そろそろ一回戦が始まるから、その準備じゃ」 まこ「前もって伝えていた通りのオーダーで行くぞ」 優希「了解だじぇ」 春「…ん」 小蒔「了解です」 咲「はい」 まこ「一線級の戦力が集まった新生清澄の初陣じゃ」 まこ「注目もされとるが、その期待を超えられるだけの力があるとわしは思うとる」 まこ「だから、気軽に行こう」 まこ「いつも通りの麻雀をすれば、おのずと結果は見えてくるんじゃからな」 全員「はい!!」 京太郎「(…と、まぁ…始まった秋季大会だけれど…)」 京太郎「(正直、圧倒的と言っても良いくらいだった)」 京太郎「(元々、清澄の中核はほぼ抜けていないままに小蒔たちが入ってくれているんだ)」 京太郎「(インターハイが終わった影響で三年生が抜け、一二年生が主軸となった他校が対抗出来るはずがない)」 京太郎「(対戦者をまさしく蹂躙していくように清澄は勝ち進んでいった)」 京太郎「(その様を観戦室で『魔王の行進』だとか『魔境の中の魔境』だって言う人もいたくらいだ)」 京太郎「(まぁ…実際、俺も反則だって思うよ)」 京太郎「(相手からすれば和がいないのが舐めプに見えるレベルだってのも…なんとなく分かる)」 京太郎「(でも、だからって…『勝つ為に清澄が金で選手を集めた』とか『永水が取り入った』なんて陰口は、まったく的外れなものだ)」 京太郎「(そもそも清澄は元々のメンバーで優勝狙えるくらいに充実してるんだから)」 京太郎「(それをわざわざ永水から人を集めたり、逆に永水が清澄まで来る必要はない)」 京太郎「(そんなのは少し考えれば分かると思うんだけど…やっぱり妬みなんだろうな)」 京太郎「(良くも悪くも…今の清澄は注目の的なんだ)」 京太郎「(その一挙一動で評価が左右に振れてしまうくらいに)」 京太郎「(だからこそ、それを吹き飛ばすくらいの実力を見せなければいけないんだけれど…)」 【廊下】 まこ「ようやく準決勝…か。中々に順調じゃったな」 京太郎「そうですね。まぁ、相手に風越も鶴賀も龍門渕もいませんでしたし」 まこ「今のわしらにとって怖いのはその三高くらいなものじゃからなぁ」 京太郎「えぇ。…とは言っても…それもこれまでですけれど」 まこ「次は龍門渕…か」 京太郎「…部長、今日は…」 まこ「分かっとる。今日は満月でもないし、まだ夜と言うほど更けてもいない」 まこ「ここで龍門渕と当たれたのは寧ろ僥倖と言う奴じゃろ」 まこ「相手さんも県予選で当たった時より強くなっとるとは言え、こっちの戦力アップは著しい」 まこ「練習試合もよぉやっとるし、手の内も殆ど分かってる」 まこ「それを思えば…怖がるような必要はない」 まこ「だけど…どうしてじゃろうな」 まこ「さっきから…嫌な予感が止まらん」 京太郎「…部長」 まこ「はは。すまんな。つい弱音を吐いてしもうた」 まこ「もうちょい部長らしくしなきゃいけないってのは分かっとるんじゃが…」 京太郎「…どんな立場の人だって弱音を吐きたい時くらいあります」 京太郎「女子の前でしっかりしなきゃいけないってのは分かりますけれど…俺の前でそんな風に片意地はらなくて良いですよ」 京太郎「一応、口は固い方ですし、誰にも言いませんから」 まこ「…有難うな」 【控え室】 まこ「さて…次の相手じゃが…龍門渕に決まった」 和「」ピクッ 咲「って事は…次は激戦になりそうだね」 まこ「そうじゃな。相手は去年全国に出た強者じゃ」 まこ「小蒔たちもその実力の程は良く分かっとるじゃろ」 小蒔「…えぇ」 春「天江選手が最多得点記録を塗り替えた試合は…まさに圧倒的…」 咲「それ以外の人たちも全国で十二分に通用する打ち手だし…」 まこ「うむ。正直、これまでとは違う…互角かそれ以上の相手じゃ」 まこ「だけど、ここにいるメンバーであれば、勝って決勝に行くのはそう難しくない」 優希「公式戦リベンジのチャンスだじぇ」 まこ「…出る気満々みたいじゃが、優希を出すつもりはないぞ?」 優希「え、えぇぇ!?」 まこ「はは。冗談じゃ」 まこ「優希はうちの大事な切り込み隊長じゃからな」 優希「お、脅かさないで欲しいじぇ…」 まこ「さて…それで相手の編成じゃが…京太郎」 京太郎「うす。今まで観戦室で龍門渕の試合を見て来ましたが、メンバーに変化はありません」 京太郎「オーダーも何時もと同じでした」 京太郎「あちらで指揮をしているであろう龍門渕選手は目立ちたがり屋ではありますが、堂々とした選手です」 京太郎「恐らくは土壇場でこのオーダーを変える事はないでしょう」 まこ「…と言う事じゃ。つまりわしらも下手にオーダーを弄る必要はないという事じゃな」 まこ「いつも通りの清澄で…龍門渕を叩く」 まこ「その為に…まずは優希」 優希「はい」 まこ「相手は色々と世話になった井上選手じゃが…やれるな?」 優希「勿論!こっちの速さも負けてないって事を見せてやるじぇ」 まこ「では…次鋒はわしで…中堅は…滝見さん」 春「はい」 まこ「相手は恐らく国広選手。土壇場でも安定した打ち方をする相手じゃ」 春「大丈夫…どんな相手でも流すのは得意」 まこ「頼もしいな。では…副将は……」 和「……」 小蒔「あの…私は別に良いですから…」 和「えっ…」 小蒔「…原村さん、本当は出たいんですよね?」 小蒔「龍門渕の名前が出てから、少しソワソワしています」 和「…それは…」 小蒔「相手の龍門渕透華という方は原村さんをとても意識している方です」 小蒔「きっと今も原村さんと戦える事を楽しみにしているんじゃないでしょうか」 小蒔「…そんな相手を私に譲って…後悔しませんか?」 和「……」 小蒔「私なら…きっと後悔すると思います」 小蒔「だから、もし、原村さんが私の事を思ってそう言っておられるんなら…」 和「…いえ、良いんです」 和「今の私では透華さんの期待には答えられません」 和「彼女が追い求めてくれた…『のどっち』になれない以上、期待ハズレになるだけでしょう」 小蒔「原村さん…」 和「それに透華さんと戦うのは別に何時でも出来ますから」 和「…と言うか、実はこの間もネト麻で対戦したばっかりですし」クスッ 和「だから、私のことは気にしないで、小蒔さんが代わりに出てください」 和「それが清澄の為になるという考えは今も変わっていませんから」 小蒔「…分かりました」 小蒔「この神代小蒔。原村さんの代わりを精一杯務めさせて頂きます」 和「えぇ。でも、あまり気負わないで下さいね」 和「大事なのは勝利ではなく、一つでも多くのことを学ぶ事なんですから」 小蒔「はい…!」 まこ「…どうやら決まったようじゃな。では…副将は小蒔」 小蒔「頑張ります」グッ まこ「大将は…まぁ、咲しかおらんじゃろ」 咲「ちょ、ちょっとプレッシャーかも…」 まこ「夏とは違って相手は全開じゃないとは言え、天江選手を咲以外で相手出来るとは思えんしの」 まこ「まぁ、咲がダメなら誰でもダメだったんじゃろうし、気楽に打てばええ」 まこ「わしも後に繋げるつもりで適当に打つしの」 咲「はい…」 京太郎「…咲、トイレとか大丈夫か?」 咲「ぅ…そ、そう言われると…ちょっと…」 京太郎「んじゃ、優希が会場行くついでに連れてって貰えよ」 咲「そ、そんな子どもじゃないもん!」 京太郎「そう言いながら三回戦の時に迷ってたのは誰だ?」 咲「そ、それは…その…」カァ 咲「で、でも、もう把握したもん。夏にも来たし…バッチリだもん!」 まこ「…優希」 優希「はいはい。じゃあ、咲ちゃん、私も行きたいから一緒に行こうじぇ」 咲「そ、それだったら、まぁ…」モジモジ 京太郎「(あぁ…やっぱり自信がなかったんだな…)」 京太郎「(そんなやり取りをしながら始まった準決勝)」 京太郎「(それはやっぱり今までどおり蹂躙とはいかなかった)」 京太郎「(勿論、他の二校の実力は俺は見る限りそれほど高くなく、清澄と龍門渕に翻弄されているのが分かった)」 京太郎「(しかし、それでもアドバンテージを奪い合う相手がいるというのは戦況を硬直させるものなのだろう)」 京太郎「(今までのような大差はつかず、龍門渕清澄共に+三万点で収まっていた)」 京太郎「お互いからは殆ど直撃をとれず、他の二校が沈んだ形だ)」 京太郎「(実力は互角だと予想していたとは言え…ここまで拮抗するなんてな)」 京太郎「(こうなると…一人一人の戦績が重要になってくる)」 京太郎「(誰もがそうは思いながらもリードを作る事は出来ず、ズルズルと大将戦へと進んでいく)」 京太郎「(何とか一位を維持していたものの、それは直撃一回で容易くひっくり返るようなリードでしかない)」 京太郎「(それを守りきれるか…それとも潰されてしまうのか)」 京太郎「(そんなプレッシャーの中…迎えた副将戦)」 京太郎「(そこで…大きな動きが起こった)」 小蒔「よろしくお願いします」 透華「…和でありませんのね」 小蒔「すみません。原村さんは今、体調が悪くて…」 小蒔「私では役者不足かもしれませんが、精一杯お相手させて頂きます」グッ 透華「あ…ごめんなさい…」 透華「てっきり和と打てると思っていたから…決して貴女が役者不足というつもりはありませんでしたの」 透華「いえ…そもそも無名の永水女子をほぼ一人で全国に連れて行った神代小蒔が相手となれば、役者不足はこちらの方ですわね」 透華「こちらこそ胸を貸してもらうつもりで打たせて貰いますわ」ニコッ 小蒔「いえ…そんな…」カァァ 小蒔「私なんて…麻雀も下手っぴで…一生懸命やっただけですし…」モジモジ モブ1「(なんでこんな化け物二人がいる卓に詰め込まれてるのよ…正直、逃げたい)」 モブ2「(本音ではメゲたい…でも…そうやって自暴自棄になっても…何の意味もないし…)」 透華「ロン。3900ですわ」 小蒔「はい…」 まこ「うーん…やっぱり大分、押し込まれとるの」 京太郎「龍門渕選手は全国でも指折りデジタル打ちですから」 咲「…でも、今の透華さんはあんまり怖くないね」 京太郎「あぁ…合宿の時に出た冷やし透華…だったっけ?」 優希「そりゃもう凄かったじぇ…咲ちゃんと衣ちゃんが翻弄されてたからな…」 京太郎「んー…今の打ち筋を見る限り、そういったオカルト持たない堅実な人っぽく見えるんだけどな…」 和「まぁ…でも、今のままだとあの透華さんが出る事はないでしょう」 和「こう言っては何ですが…能力を使わない神代さんは透華さんには及びません」 和「相手の実力に反応するらしい透華さんが切り替わる事はないでしょう」 和「また…ここから先は推測ですが…合宿の時、透華さんが咲さんと同卓した時、彼女は反応しませんでした」 京太郎「…つまり一人一人の実力じゃなく、卓の総合力でスイッチが入ると?」 和「恐らく…ですが」 和「しかし、もし、その推測が当たっているのであれば…例え、能力を使っても透華さんが切り替わる事はほぼないかと」 小蒔「(皆が…大事に守ってきた点棒が…)」 小蒔「(私の所為で奪われて…どんどん龍門渕さんにリードを作られてます…)」 小蒔「(なのに…私…)」 透華「さぁ、どんどん行きますわよ」ゴッ 小蒔「(あの人に…勝てる気がしません…)」 小蒔「(今の私じゃ…まったく太刀打ち出来ないんです…)」 小蒔「(このままじゃ…私の所為で皆が負けて…)」 小蒔「(そんなのは…そんなのは嫌です…)」 小蒔「(…折角、ここまで来たのに…決勝が見えているのに…)」 小蒔「(こんなところで負けるなんて…絶対に…嫌…!)」 小蒔「(だから…私…私…)」 優希「あれ…?神代さんの顔つきが変わったような…」 京太郎「…!?まさか…!」 春「…神が降りる」 京太郎「…そうやって能力頼りにしない為の特訓だったのに…」グッ 和「仕方ありませんよ…神代さんは今までそれを武器にしていたのですから」 和「幾ら使うなと言われても…簡単に封印できるものではありません」 和「それは…今、ろくに戦えない私が一番、良く分かりますから」 まこ「和…」 和「…でも…どうしてでしょう…」 和「今の神代さんを見てると…嫌な予感が止まりません」 京太郎「だ、大丈夫だって。ああなった小蒔は限定的ではあるけど、とても強いんだから」 和「…えぇ。そうですね」 和「(確かに…能力が発動している間の神代さんは強いです。それを頼りにしてきた神代さんがインターハイで活躍できるくらいに)」 和「(でも…もし、それが通用しない相手が現れたら…神代さんは…何を頼りにして打てば良いのでしょう…?)」 和「(…能力が使えている間に…少しでもリードを縮められれば良いんですけれど…)」 小蒔「」カッ 透華「(さっきから…何やら神代さんの様子がおかしいような…)」 透華「(ろくに受け答えもありませんし…さっきまであった感情らしいものもありません)」 透華「(具合が悪いのかと思いきや…打ち筋はまったく別物)」 透華「(さっきまでのナマクラめいたものではなく…こちらが切れてしまいそうなほど鋭いものですわ)」 透華「(恐らく…これが…本物の神代小蒔。これが…本物の…『魔物』)」 透華「(咲さんや衣に並ぶ…人外の領域に住む雀鬼…)」 透華「(あぁ…ゾクゾクします…♪)」 透華「(だって…私は今から…それを打ち砕くのですから)」 透華「(人の領域にはあらぬそれを引きずり降ろして…打ち砕いて…私こそが一番だと証明する)」 透華「(そう思っただけで…身体は熱く…頭は寒くなっていきます)」 透華「(まるで…感情が削ぎ落とされ…思考だけがクリアになっていくような…それは…)」 透華「(『私』を消して…奥から別の何かを引きずり出すようで…)」 小蒔「」ハッ 小蒔「(…あう…また意識が飛んでいました)」 小蒔「(でも…意識が飛んでいたって事は、九面様が降りてきてくれたはずですよね…)」 小蒔「(例え誰でも…私が打つよりも強いのですから…リードは縮まって…)」チラッ 小蒔「…え…?」 小蒔「(…縮まってない…いえ…寧ろ…広がっているばっかりで…)」 小蒔「(嘘…九面様の力が及んでいない…?)」 小蒔「(原村さん相手でも…逆転してくれる九面様が…逆にリードを広げられるだなんて…)」 小蒔「(だとしたら私…どうしたら…?)」ブルッ 小蒔「(九面様より…原村さんより弱い私じゃ…こんなの…)」 小蒔「(…何も…出来ないじゃない…ですか…)」 まこ「…龍門渕透華に対する評価は改めなければいけんな」 和「…えぇ。まさか…あそこでスイッチが入るなんて…」 まこ「恐らく…和の推測は当たっておったんじゃろう」 まこ「予想外だったのは…神降しとやらを使った時の小蒔の実力じゃな」 和「途中までは破竹の勢いでした。でも…透華さんの様子が変わってからはドンドンと引き離されていって…」 まこ「こればっかりは相性差じゃな…」 まこ「卓が終わるまで永続的に続く龍門渕選手の能力と短期集中型の小蒔じゃ相性が悪い」 まこ「元々、地力の差があるのに、さらに引き離されるんじゃからな」 咲「せめて…無事に帰ってきてくれれば良いんだけれど…」 優希「原村さん…」 和「…えぇ。落ち込まず…普通に戻ってきてくれれば良いんですけれど…」 まこ「…ただ…やっぱり…ショックは大きいじゃろうな…」 春「…これまで頼りにしてきたものが砕かれたら…誰だってそうなる」 まこ「…そうじゃな。今も…モニター越しではっきり分かるくらいに暗い顔をしとる」 和「…完全に透華さんに飲み込まれていますね…」 京太郎「……」 小蒔「(牌が冷たい…)」 小蒔「(まるで雪を固めたみたいに…ひんやりと凍えるようです…)」 小蒔「(これが…これが龍門渕さんの本当の力…)」 小蒔「(私に似た…けれど、本質的には違う…自己変異型の能力…)」 小蒔「(きっと私と戦ってきた人たちも…今の私と同じ気持ちだったのでしょう…)」 小蒔「(こんなの勝てないって…こんなの…反則だって…)」 小蒔「(だから…何ですか?)」 小蒔「(私が今まで…ずっとズルして勝ってきたから…)」 小蒔「(だから…ようやく出来たお友達の足を引っ張って…私と似た能力を使う人に…負けてしまうんですか…?)」 小蒔「(だとしたら…だとしたら、私…)」 小蒔「(一体、今まで…何の為に…皆と頑張って…)」 透華「ツモ。3200オール」 小蒔「…はい…」 ―― 半荘が終わったので10分の小休止を挟みます。 小蒔「」ダッ 小蒔「(私…私…マイナスにしちゃいました…)」 小蒔「(皆が三万点も稼いでくれた点棒…ついに全部溶かしちゃって…)」 小蒔「(私…一体…何を…何をやって…)」 京太郎「…小蒔」 小蒔「ぁ…」 京太郎「迎えに来たぞ」 小蒔「や…見な…見ない…で…」グスッ 小蒔「見ないで…下さい…こんな…私…」ポロポロ 京太郎「…」ギュッ 小蒔「ぅ…あぁ…」ギュゥ 小蒔「ごめん…なさい…っ!私…あんなに負けちゃって…」ポロポロ 京太郎「気にすんな。そういう時もあるさ」ナデナデ 小蒔「でも…でも…っ!まだ半荘あるんです!」 小蒔「前半戦だけで…三万も溶かされちゃった私が…後半荘も…!」 小蒔「九面様ももう降りてきてくれなくて…勝てないのに…私…」 小蒔「こんなんじゃ…宮永さんにバトンを渡す事すら…出来ません…」 京太郎「…別にそれで良いじゃないか」 小蒔「え…?」 京太郎「俺が大会前に言った事…覚えてるか?」 小蒔「一番…楽しんだ人が勝ちって…」 京太郎「あぁ。だから…勝ち負けとかそんなの気にせず打って来い」 京太郎「皆も…それを望んでる」 小蒔「そんなの…出来ません…っ!」 小蒔「皆の分も背負って…負けてるのに…楽しむなんてそんなの…」 小蒔「…どうしてですか…?」 京太郎「ん?」 小蒔「どうして…京太郎様は新人戦の時…最後、笑っていられたんですか…?」 京太郎「…そんなの決まってるよ」 京太郎「小蒔たちが居たからだ」 小蒔「え…」 京太郎「小蒔たちがいてくれたから…励ましてくれたから…俺を助けてくれたから」 京太郎「だから、俺はあの土壇場で完全に心を折れるような事はなかった」 京太郎「最後まで諦めず逆転を狙い続ける気概を持ち続ける事が出来た。最後まで楽しむ事が出来た」 京太郎「…小蒔にはそういうものはないか?」 小蒔「…私に…?」 京太郎「あぁ。諦めないでいられる理由、楽しもうと思える理由、何でも良い」 京太郎「もう一度、卓に戻って…戦おうって思える何かは小蒔にはないのか?」 小蒔「(私の…戦う理由…)」 小蒔「(麻雀は楽しくって…だから…ずっとこうして続けて…)」 小蒔「(それから…皆も巻き込んで…インターハイに行って…)」 小蒔「(負けたけれど…悔しかったけれど…でも…楽しくて…)」 小蒔「(じゃあ…何で…私は今…楽しめないんですか?) 小蒔「(負けてるのは…同じはずなのに…どうして?)」 小蒔「(……あぁ…そうなんですね…)」 小蒔「(私は…今まで誰かに何かを託す側だったんです…)」 小蒔「(ずっと先鋒って言う…一番、気軽な立場で…後ろには霞ちゃんたちがいて…)」 小蒔「(だからこそ…託されるものの重みなんて想像もしていなくて…それを知った今、押しつぶされそうになってるんです…)」 小蒔「(私は…私は今までこんなものをずっと押し付けていたんですか…?)」 小蒔「(こんなに重くて…辛いものを…霞ちゃんたちに…)」 小蒔「(だとしたら…私は…)」 京太郎「…小蒔」 小蒔「わ、私…は…」 小蒔「…戦う…理由が…なくなって…しまいました…」 京太郎「…どうしてだ?」 小蒔「だって…私…こんな重いもの皆に押し付けて…」 小蒔「こんなに辛いのに…皆何も云わないで受け取ってくれて…」 小蒔「それどころか…インターハイにまで着いてきてくれて…」 小蒔「わ、私…こんなに辛いなんて知っていたら…麻雀に皆を誘いませんでした…」 京太郎「…」 小蒔「だから…私にはもう…戦う理由なんて…」 京太郎「…甘ったれるなよ、小蒔」 小蒔「…え…?」 京太郎「そんなもの…誰もが背負ってるんだ」 京太郎「今まで小蒔が倒してきたどんな高校の奴だって…背負ってるものなんだよ」 京太郎「それをたった一回、負けそうになっただけで重いだなんて言って良いセリフじゃない」 京太郎「それは戦う理由がなくなったんじゃない。戦う理由から逃げてるだけだ」 小蒔「っ…!」 京太郎「今まで小蒔が努力してきたのは何の為だ?」 小蒔「それは…」 京太郎「…勝つ為か?それだけの為に…俺達と特訓してたのか?」 小蒔「違…います」 京太郎「だったら…どうしてなんだ?」 小蒔「私は…私は…一人で戦えるって…そう証明したくて…」ギュッ 小蒔「……いえ…本当はきっと格好つけたかったんです…」 小蒔「ファンだって言ってくれた京太郎様に…それに足るだけの人物なんだって」 小蒔「私は…京太郎様にファンになって貰えるだけの女なんだって…そう誇りたかったんです…」 京太郎「…だったら、まだ戦う理由って奴は残ってるじゃないか」 京太郎「俺の知る神代小蒔は…こんなところで逃げ続けてるような選手じゃない」 京太郎「例え点差があってもノビノビと打って楽しそうに麻雀をする選手だ」 京太郎「それを俺に見せて欲しいな」ナデナデ 小蒔「私…そんなの…出来ません…」 小蒔「それは…偽物の神代小蒔なんです…!九面様に…霞ちゃんたちに辛い事を押し付けてたから出来た麻雀なんです!」 小蒔「…九面様にもお力を借りられなくて…いえ…借りられたとしても…リードが広げられるばっかりで…」 小蒔「後ろにバトンを繋げるか怪しい今…そんなの…無理です…」 京太郎「(…やっぱり思いの他…堪えてるみたいだな)」 京太郎「(…当然か。今まで自分が頼ってきたものが…まったく使えないんだもんな)」 京太郎「(本当に裸一貫で…本当の『神代小蒔』として麻雀に向き合わなきゃいけないんだ)」 京太郎「(それが普通…とは言え、この土壇場で出来るようになれってのも無茶な話だ)」 京太郎「(今まで小蒔はずっと色んな人に護られてきたんだ)」 京太郎「(神様たちにも…石戸さんたちにも甘やかされていた小蒔にとってあんまりにもハードルが高すぎる)」 京太郎「(でも…そうなって貰わないと…小蒔はもう二度と麻雀に向き合えない)」 京太郎「(ずっと楽しかったはずのものから逃げ続けるような人生を送る事になるだろう)」 京太郎「(そうやって麻雀から逃げ続ける小蒔が幸せだなんて…俺には到底、思えない)」 京太郎「(例え、歪んだ形ではあったとしても、俺は小蒔を幸せにするってそう決めたんだ)」 京太郎「(だから…ここで俺がやるべき事は…なりふり構わずに、小蒔の背中を押してやる事なんだろう)」 京太郎「(例え、どんな形であっても…もう一度、卓に戻れるように)」 京太郎「(途中で逃げ出して…それで終わりになんてならないように)」 京太郎「(その為なら…俺は…どんな嘘だって吐いてやる)」 京太郎「(どんな推測でも…どんな楽観でも…平気な顔して口走ってやるさ)」 京太郎「(それで小蒔が少しでも前を向く気になれるなら…安いものなんだから)」 京太郎「じゃあ、俺が一つ…戦う理由って奴をやるよ」 小蒔「え…?」 京太郎「もし…逃げなかったら、後でご褒美だ」 京太郎「デートでも…何でも付き合うよ」 京太郎「小蒔が望むなら、一週間だって一ヶ月だって傍にいる」 京太郎「だから…麻雀からは逃げないでくれ」 京太郎「一度、麻雀から逃げてしまったら…もう戻れないんだから」 京太郎「その瀬戸際まで行った俺には…それがよく分かる」グッ 小蒔「京太郎様…」 京太郎「押し付けがましくてごめんな。でも…あそこまで努力したのにここで止めるのはやっぱり勿体無いと思うんだ」 京太郎「少なくとも…神代小蒔のファンである俺はそう思う」 京太郎「…だから、もうちょっと頑張ってみないか?」 小蒔「…私…は…」 小蒔「もう少しだけ…勇気をくれませんか…?」 小蒔「…京太郎様の言う通り…頑張ってみます。頑張ってみますから…」 小蒔「もう少しだけ…こうして…私を抱いて…勇気を下さい…」 京太郎「…あぁ。それくらいお安い御用だ」 京太郎「…だけどな。俺は別にそれだけを小蒔にやるつもりでここに来た訳じゃないぞ」 小蒔「…え?」 京太郎「…小蒔、あの人に…龍門渕選手に勝ちたいか?」 小蒔「…勿論です」ギュッ 小蒔「勝ちたいです…悔しいです…!このまま終わりたくありません…っ!」 小蒔「でも…私じゃ…どうしようも出来なくて…」 京太郎「だったら…もう少し自分って奴を認めてやれ」 小蒔「自分を…認める…?」 京太郎「小蒔は神様を降ろす能力が嫌いか?」 小蒔「…あまり…好きではありません」 京太郎「それはどうしてなんだ?」 小蒔「私が…望む望まないに関わらず…この力で人に迷惑を掛けてしまっているからです…」 小蒔「霞ちゃんたちにしたって…私がこんな力がなければ…親元から離れて暮らす事にはならなかったでしょう」 小蒔「何より…京太郎様にだって…私は害を…加えて…」ジワッ 京太郎「…でも、その力がなかったとして、小蒔は皆と会えたと思うか?」 小蒔「それは…」 京太郎「もしもの話だから…何とも言えないけれど…でも、多分、無理だったと思う」 京太郎「石戸さんたちにも…俺にも出会わず…普通の女の子として暮らせていたんだろう」 京太郎「でも、小蒔は…そうなりたいと思うか?」 小蒔「え…?」 京太郎「もし、全て過去からやり直せるとして…普通の女の子になりたいか?」 小蒔「私…は…」ギュッ 小蒔「(そんな事…考えもしませんでした)」 小蒔「(私にとって…巫女としての自分というものは決して不可分なものであったのですから)」 小蒔「(物心ついた時から私は九面様の巫女として扱われ…霞ちゃんたちが傍にいてくれました)」 小蒔「(そんな私にとって…巫女としての自分の否定というのはこれまでの人生の否定にも近い事だったのです)」 小蒔「(これまで個人としての神代小蒔であった事の方が少ない私にとって…それは…アイデンティティを揺るがす問いにも近くて…)」 小蒔「(私は…答える事が出来ませんでした)」 小蒔「(内心、それを望んでいたはずなのに…普通の女の子になりたいと思っていたはずなのに…)」 小蒔「(いざ…そう問いかけられると…私は頷くことさえ出来なかったのです)」 小蒔「(もう既に出ている答えを口にしようとする度に…脳裏に霞ちゃんたちの姿が浮かびあがって…)」 小蒔「(私の口から言葉を奪って…逡巡を全身に走らせるのでした)」 小蒔「(まるで…身体がそう答える事を拒否しているようなそれに…私は京太郎様の前で…沈黙を続けました)」 京太郎「……俺もさ。最近…色々と思うようになったんだ」 京太郎「自分の能力で色々と苦しんだ事はあるけれど…でも、これがなければ今の俺はなかった」 京太郎「小蒔に出会う事なんて殆どなかっただろうし、会ったとしてもこんな関係になる事はまずないだろう」 京太郎「そう思ったら…まぁ、感謝って訳じゃないけれど…認めてやろうと思ってさ」 小蒔「認める…?」 京太郎「…あぁ。こんなどうしようもない…馬鹿みたいな能力だけど、これも俺の一部なんだって」 京太郎「どんな形であれ俺を助けようとしてくれているんだって」 小蒔「助けようと…してくれている…?」 京太郎「…小蒔もそろそろ…認めてやったらどうだ?」 京太郎「巫女としての…なんて自分の中で区切りを作らずにさ」 京太郎「全部、ひっくるめた自分を…本当の『神代小蒔』を認めてやっても良いんじゃないかな」 京太郎「それがない自分を想像出来ないくらいなら…頷く事さえ出来ないくらいなら」 京太郎「多分、そっちの方が楽なんだと俺は思うよ」 小蒔「…でも…私…」 京太郎「勿論…ずっとそれを二分してきたのは小蒔にも理由があって…認めがたい事なんだろう」 京太郎「だけど…そうやって頑なに認めまいとしていたら…多分、一歩も前には進めない」 京太郎「ずっとそこに縛られて…足踏みを続けたままだ」 小蒔「それは…なんとなく…分かります」 小蒔「ですが…私の力は…到底…そんな風には…」 京太郎「…本当にそうか?」 小蒔「……」 京太郎「さっきだって小蒔はそれに頼っただろう?」 小蒔「…はい」 京太郎「とても苦しい場面で…小蒔はそれに頼ったんだ」 京太郎「それなのに…助けて貰ってないって…ただ、辛いだけの要らない能力だって、そう本心から言えるのか?」 小蒔「それ…は…」ジワッ 京太郎「誤解しないでくれ。俺は別に…小蒔の事を責めてる訳じゃない」 京太郎「…寧ろ、頼るまいとしてくれていたものに頼ってまで…勝とうとしてくれた事に感謝してる」 京太郎「それだけうちの麻雀部の事を大事に思ってるってのが伝わってきて…嬉しいんだ」ナデナデ 小蒔「京太郎様…」 京太郎「でも…だからこそ…俺は小蒔にそれから目を背けないで欲しい」 京太郎「嫌いだけど頼らなきゃいけないって不健全な状況からは脱して欲しいんだ」 京太郎「そして…それはきっと九面様も同じだと思う」 小蒔「えっ…」 京太郎「俺はさ。多分、九面様は小蒔の事が大好きなんだと思うんだ」 京太郎「だって、普通、麻雀やる為だけに巫女に力を貸すと思うか?」 小蒔「…それは…ない…と思います」 京太郎「だろ?小蒔は身近過ぎて今まで気づいてなかったかもしれないけれど…九面様たちは凄い過保護でダダ甘なんだよ」 京太郎「それはきっと小蒔が可愛くて良い子だって事も大きな理由なんだろう」 京太郎「でも、それ以上に大きいのは…きっと小蒔に自分の力を嫌いになって欲しくなかったからじゃないかな」 京太郎「勿論…これは俺の推測だ。正直、合っているかは分からない」 京太郎「でも…小蒔は九面様にとても大事にされているのは事実だ」 小蒔「私が…大事に…?」 京太郎「あぁ。九面様たちはきっと小蒔の事が大好きで仕方がないんだよ」 小蒔「でも…それならどうして…九面様たちは…力を貸してくれないんですか…?」 小蒔「今は大事な時なのに…このままじゃ負けちゃうかもしれないのに…また私のところに降りてきてくれないんですか…?」 京太郎「…それはきっと小蒔に原因があるんだと思う」 小蒔「私に…?」 京太郎「あぁ。九面様が…今、この場で小蒔に手を貸さないのは…多分、龍門渕選手の所為でも九面様の所為でもない」 京太郎「ああなった龍門渕選手はオカルトを封じる力を持つらしいけど…それはあくまで卓上の事なんだ」 京太郎「小蒔自身に神様を降ろす力を防げるはずがない」 京太郎「実際、龍門渕選手がああなってから小蒔が目を覚ますまでに結構な時間があったからな」 京太郎「九面様も小蒔にだだ甘で一回の戦いで何回も降りてくる事があるんだから…そっちに原因がある訳じゃないだろう」 京太郎「だから…残るはただ一つ。小蒔自身が…それを本心で望んでいないからだと思う」 小蒔「っ!そんな事っ!」 京太郎「ない…と思うか? 小蒔「当たり前です!私は本気で勝つ為に…っ」 京太郎「…じゃあ…どうしてさっき戦う理由がなくなったって…そう言ったんだ?」 京太郎「あの卓へと戻るのに…俺に背中を押して欲しがったんだ?」 小蒔「それ…は…」 小蒔「(京太郎様の言葉に…私はちゃんとした理由を返す事が出来ませんでした)」 小蒔「(だって、私はあの時…逃げたくて仕方がなかったのです)」 小蒔「(頑張ったのに手も足も出ないという現実から逃げたいって気持ちで一杯だったのですから)」 小蒔「(決して勝利を望んでいなかった訳ではありませんが…真摯に向きあえていたとは到底、言えません)」 小蒔「(そして…九面様は…そんな私の事を気にかけてくれているのだとすれば…)」 小蒔「(…ここでお力を借りる事が出来ないのは…私が…辛いって思ったから…?)」 小蒔「(私が…麻雀なんて…もう続けたくないって思ったから…)」 小蒔「(九面様は…力を貸してくれなくなったんですか…?)」 小蒔「(もう頑張らなくても良いんだよって…もう麻雀なんて止めて良いんだよって…)」 小蒔「(そう…言ってくれているんですか…?)」 小蒔「(だとしたら…私…これまで…さっき…なんて失礼な事を…)」 小蒔「(九面様たちが力を貸してくれなくなった理由も考えず…ただ…落ち込むばかりで…)」 小蒔「(こんなんじゃ…呆れられて…当然です…)」 小蒔「(自分の事ばっかりで…相手の都合も考えず…)」 小蒔「(今までお力を借りられていたのが特別であった事にも気づかなかったんですから…)」 京太郎「俺は…小蒔じゃないから分からない」 京太郎「今、言っている事も…無根拠な推測に過ぎないんだからな 京太郎「でも…小蒔はさっき戦いたくなかったんじゃないのか?」 京太郎「麻雀なんてやめたくて…逃げたかったんじゃないのか?」 小蒔「はい…」ポロポロ 小蒔「私…私…」 京太郎「良いんだよ。誰だって負けてる時は辛いもんだ」ギュッ 京太郎「それがチームとかそういうものを背負ってるならなおのこと…な」ナデナデ 京太郎「でも…そうなんだとしたら…九面様たちが手を貸してくれない理由はそこにあるんだと思う」 京太郎「九面様たちはきっと小蒔が望む事を全力で叶えてあげようとしてくれているだけなんだ」 京太郎「後は小蒔が…それに立ち向かう事さえ出来れば…きっと大丈夫」 京太郎「九面様はまた…小蒔に力を貸してくれるはずだ」 ―― 休憩時間終了まで残り2分です。会場外の選手は試合会場へお戻り下さい。 京太郎「っと…アナウンスが出ちまったな」 京太郎「俺もそろそろ控え室の方に戻るよ」ソッ 小蒔「あ…」 京太郎「それとも…入り口までついていった方が良いか?」 小蒔「…いえ、大丈夫です」 小蒔「…今、分かりました。私は…一人じゃなかったんだって」 小蒔「だから…大丈夫です。今度こそ…戦えます」 京太郎「うん。良い返事だ」ナデナデ 京太郎「本当は…もっと色々してやりやかったんだけど……俺が出来るのはここまでだ」 京太郎「情けない奴で…ごめんな」 小蒔「いえ…京太郎様は…この短い間で色んなことを気づかせて下さいました」 小蒔「きっと…私だけじゃ何時までも気づけなかった事を」 小蒔「だから…そんな風に謝らないでください」 小蒔「私が…こうして元の場所に戻れるのは…他でもない京太郎様のお陰なんですから」 京太郎「…そっか。ありがとうな」 小蒔「ふふっ。それはこっちのセリフですよ」 ……… …… … 【控え室】 まこ「…どうじゃった?」 京太郎「…分かりません。でも…もう逃げるつもりはないみたいです」 霞「…ごめんなさい。須賀君にばっかり任せっきりで…」 京太郎「いえ…良いんですよ。あんまり大勢で押しかけても小蒔は強がるだけでしょうし」 京太郎「ただ、本当に良かったんですか?折角、応援に来たのなら石戸さんの方が…」 霞「…ううん。もう姫様は私よりも須賀君の事を信頼しているから」 初美「それにどうせなら全部終わった後で驚かした方が面白いですよー」 巴「それに…須賀君ならきっと姫様の事ちゃんと勇気づけてくれるって信じてるから」 春「私達だと…つい甘やかしちゃう…」 京太郎「まぁ…俺も何度かそうなりそうになったんですけどね」 京太郎「でも…きっと小蒔は俺でなくても…誰かの手を借りればすぐに立ち上がれたと思いますよ」 京太郎「大事なものは決して間違えず…立ち向かえる強さがあります」 京太郎「でなければ、泣くほど辛かった場所に一人で戻るなんて言えませんよ」 まこ「そうじゃな…」 春「…姫様…頑張って…」 【試合会場】 モブ1「あ…」 小蒔「すみません。お待たせしました」 モブ2「えっと…大丈夫?」 小蒔「はい。お騒がせしてすみません」ペコリ モブ1「いや…私らは良いんだけどさ」 モブ2「こういう事を対戦相手が言うべきじゃないだろうけど…無理しない方が良いよ?」 小蒔「大丈夫です。もうあんな醜態を見せたりはしませんから」グッ モブ1「ん…そっか。それなら安心かな」 モブ2「まぁ…清澄の逃亡で流局になればなーってのは正直、ちょっと思ってたんだけどね」ハハッ モブ1「あ…ずっるーい」 モブ2「しゃあないじゃん。これだけ圧倒的なら…さ」 モブ1「…じゃあ、投げる?」 モブ2「冗談。…そっちだってまだやるつもりだし…清澄の…えっと、神代さんもそうなんでしょ?」 小蒔「はい」 モブ1「まぁね」 モブ2「だったら…最後までやろうよ。じゃないと勿体無いじゃん」 小蒔「勿体無い?」 モブ2「あ、うん。私は三年生がいなくなって初めてレギュラー取れたくらいの実力しかないからさ」 モブ2「もしかしたら、今回でレギュラー外されちゃうかもしれない」 モブ2「そう思ったら…ここで諦めて勝負捨てちゃうのは勿体無いってね」 モブ1「こっちは…今でも、逃げたいかなぁ」 モブ1「でも…今まで私は何度も逃げてきて…だからこそ、逃げた先での後悔を知ってる」 モブ1「あの時あぁすれば良かった、こうすれば何とかなった」 モブ1「そんな風に思うのは…もう嫌だからさ」 モブ1「そう思うのに一年無駄にしちゃったけど…でも、だからこそ、もう逃げて時間を無駄にしたくない」 モブ2「へぇ…神代さんは?」 小蒔「そうですね…色々ありましたけど…凄い端的に言えば…」 モブ1「端的に言えば?」 小蒔「愛の力です」ニコッ モブ1「えー…何でここで惚気るの…?」 モブ2「あーもう…熱いなー」パタパタ ―― 時間になりました。それでは後半戦開始してください。 モブ1「って…時間か」 モブ2「こっから先は敵同士…だね」 小蒔「そう…ですね」 小蒔「でも、こうして開始前になって話せたのは凄い嬉しかったです」 モブ1「はは。まぁ、それは私も同じかな」 モブ2「私も…かなり気が楽になったしね」 小蒔「でも…だからこそ…」 小蒔「…私が…いえ、私達が…全力以上で…お相手致します」ゴッ モブ1「っ…!?」ゾッ モブ2「(何…これ…さっきと…まるで違う…)」ゴクッ 小蒔「(…私はずっと逃げていました)」 小蒔「(自分から、過去から、そして麻雀から)」 小蒔「(そして…同時に護られてもいたんです)」 小蒔「(私が逃げようとしていた色々なものから…ずっと)」 小蒔「(だから…私はきっと凄い幸せ者なんでしょう)」 小蒔「(そんな風に我儘ばかり言ってた私を多くの人が見守ってくれていたのですから)」 小蒔「(でも…それは…今日までです)」 小蒔「(私…向き合いますから)」 小蒔「(これまで護ってくれていた人たちに応える為に…逃げてきたものから…向き合って見せますから)」 小蒔「(小蒔はもう…護られるだけの子じゃないって証明しますから…)」 小蒔「(だから…お願いします)」 小蒔「(…私の代わりではなく…私を護る為じゃなく)」 小蒔「(私と一緒に戦って下さい…!)」 ―― 心得た 春「っ!…嘘…!?」 まこ「どうかしたのか?」 霞「姫様が…また神降しを使おうとしてる…?」 巴「でも…早過ぎるわ…。まだ一局目が始まったなのに…」 初美「何時もならこんなに降りる事なんて…」 春「…来る…!」 ―― ゴゥッッッ 咲「」ゾクッ まこ「…な、なんじゃ今の…会場全体が震えるみたいな…」 優希「わ、私にもはっきり聞こえたじぇ…」ブルッ 霞「う…そ…」ブルブル 春「…異常事態」グッ まこ「ど、どうした?分かるように説明してくれ」 和「神代さんの様子が…今までと違います」 京太郎「…あぁ。降りてるのに…小蒔の意識ははっきりしてる」 優希「あ…本当だ…目にしっかりと力が入ってるじぇ」 咲「牌もちゃんと見てる…じゃあ…さっき何が起こったの?」 霞「…今の姫様は九面様を降ろしてるんじゃないの」 初美「…まるで衣装か何かのように…全身に纏ってるんですよー…」 まこ「そんな事出来るんか?」 巴「い、今までに…ある程度選んで九面様を下ろせる巫女は居たけれど…」 春「降ろすのではなく…自分の纏う巫女の存在なんて…どんな文献にも載っていない…」 霞「当然よ。だって…こんなの…巫女としての力じゃないもの」 霞「巫女とは神の器であり代演者。それなのに…今の小蒔ちゃんは…まるで九面様と同格みたいで…」 春「まさに…イレギュラー」 京太郎「…でも、どれだけ異常に見えても…きっとアレが本当の小蒔の姿なんだ」 巴「え…?」 京太郎「小蒔自身が逃げ続けて認めまいとしていた巫女としての力」 京太郎「時として悪いものに乗っ取られそうになるくらいの力を…全て使って…対抗しようとしているんだ」 春「姫様…」 京太郎「…応援…しようぜ」 京太郎「あそこにいるのは…自分の持つ力を全部振り絞って勝とうとしてくれる普通の女の子なんだ」 京太郎「自分の中の認めたくないものを受け入れてまで…戦ってくれている俺達の仲間なんだ」 京太郎「どれだけ巫女としてイレギュラーでも、それだけは変わらないだろ?」 霞「そう…ね。須賀君の言う通りだわ」 春「…うん」 優希「正直、神様とか巫女がどうとか分かんないけど…ともかく、がんばれー!神代さん!!」 初美「姫様ー!ファイトですよー!!」 小蒔「(今の自分の状態がどんなものなのか…正直、良く分かりません)」 小蒔「(今まで私と朧気ながらに繋がってくれていた暖かいものが…今、身近にいてくれている)」 小蒔「(そんな確信だけがあって…その他は何時もと同じなのですから)」 小蒔「(だけど…どうしてでしょう…)」 小蒔「(一人ではないからか…さっきとはまったく違うんです)」 小蒔「(この牌の寒さも…目の前の龍門渕さんも今は怖くありません)」 小蒔「(寧ろ…今の私なら何とか出来るって言う…自信が湧いてくるんです)」 小蒔「(勿論、その自信は九面様の力を当てにした情けないものでしかありません)」 小蒔「(でも…今の私はそれを遠ざけようとはまったく思いませんでした)」 小蒔「(それを自分の一部なんだって、誇らしいものなんだって…受け入れる事が出来ているんです)」 小蒔「(今まで…ずっとずっと嫌だったはずなのに…不思議ですね)」クスッ 小蒔「(いえ…不思議と言うほどではありませんか)」 小蒔「(こうして私の背中を押してくれたのは…京太郎様なんですから)」 小蒔「(私が…大好きで大好きで仕方のない京太郎様だから…こうして心穏やかにいられるんです)」 小蒔「(私を受け入れて普通の女の子だって言ってくれた京太郎様だからこそ…私はその言葉を素直に受け止める事が出来たんです)」 小蒔「(そんな京太郎様に報いる為にも…そして今もまた私に力を貸してくれる九面様に報いる為にも…)」 小蒔「(まずは…これを完成させなければいけません…)」ゴッ 小蒔「…リーチです」トッ 京太郎「…和…アレは…」 和「…えぇ。そうですね…所謂…国士無双13面待ちです」 まこ「じゃが…ありえるのか?」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ まこ「その必要牌を全てツモって持ってくるだなんて…本当にありえる事なのか…?」 和「確率は信じられないほど低く…現実的ではないのは確かですね」 巴「勿論…何万何十万と打ってる人にとっては絶対にないとは言い切れないだろうけど…」 春「…姫様は次に来る牌が分かってる」 まこ「そうじゃな。そうでなければ最初の一筒引きの時点で崩れとったじゃろう」 咲「来ると信じているからこその国士無双…そんなのって…」 まこ「…しかし、データ的に見れば小蒔の役満率は異常じゃ」 まこ「それがもし、神降しとやらの力で…成し得ているものだとしたら…」 霞「それを完全に制御出来ている今ならば…自分で役満を作る事も可能かも…しれない…」 まこ「やれやれ…ここまで来ると…オカルトを超えて超能力の世界じゃな…」 優希「でも…その超能力のお陰で…」 小蒔「…ツモ。役満…国士無双です」 モブ1「な…!いえ…すみません」 モブ2「(…この河で…国士無双?一体…どんな神経しているの…)」 透華「…はい」ソッ 小蒔「(…とりあえず…まずは一回)」フゥ 小蒔「(龍門渕さんとのリードを大分、縮める事が出来ました)」 小蒔「(だけど…まだ…トップは依然、龍門渕さん)」 小蒔「(…悔しいかな、役満の一回や二回で埋められるような差ではありません)」 小蒔「(その差を縮める為にも…もっと頑張らないと…)」グッ 小蒔「(私が分かっている範囲で言えば…この力はあまり使い勝手が良いとは言えないのですから)」 小蒔「(それがバレてしまう前に…1000点でも多く点数を稼いでおかないと…)」 小蒔「(圧倒的に地力で劣っている分…私に残された勝機は奇襲が成功して動揺している内に稼ぐ事…!)」 小蒔「(でも、それさえ出来れば…このまま逆転する事だって…)」ゴォッ 透華「…ロン。5200」ゴッ 小蒔「っ!…はい…」 小蒔「(…ダメです…龍門渕さんに動揺はありません…)」 小蒔「(…もしかして…さっきの一局で気づかれてしまったんですか…?)」 小蒔「(いえ…そんなはずはありません…)」 小蒔「(一局だけで気づかれるほど私の能力は単純ではないはずです)」 小蒔「(たまたま私が当たってしまっただけで…まだバレるような時期ではありません)」 小蒔「(…だから、落ち着くんです、神代小蒔)」 小蒔「(ココで焦って…手の内を晒してしまえば何もかもが水の泡)」 小蒔「(もう一局だって無駄にしては追いつけないくらいのリードがあるんです)」 小蒔「(一局一局を確実にとっていかなければ…宮永さんにバトンを繋ぐ事も出来ません)」 小蒔「(だからこそ…冷静に…使いどころを見極めるんです)」 小蒔「(その判断を…九面様は私に委ねてくれているのですから…)」 まこ「…どうやら小蒔の新しい力というのはそれほど使い勝手が良い訳ではなさそうじゃな…」 和「…えぇ。神代さんのはあくまで役満に絡む牌を引っ張ってくる能力のようですから…」 優希「配牌が最悪なら、14巡先まで和了れないって事だじぇ」 まこ「じゃが、時間さえ掛ければほぼ確実に役満を和了れる…というのは恐ろしいな」 春「速攻型とは相性が悪いだろうけれど…高火力という意味では他に類を見ない」 咲「…だけど…それがさっきのはそれが逆に仇になってる…」 霞「…そうね。今の姫様は能力のお陰で役満を狙えるけど、代わりに早和了が出来ない状態」 霞「さっきのように先に和了られる事はそう珍しくないでしょう」 京太郎「それに…役満という限られた役を考えれば、その捨て牌を読むのも難しくありません」 和「今はまだバレてはいないでしょうけれど…相手は準決勝まで残った強敵ばかりです」 和「気づかれるのも時間の問題かもしれませんね…」 まこ「防御を捨てて、完全にノーガードで打ち合うスタイル…か。リスクがあまりにも大きすぎるな…」 京太郎「…大丈夫ですよ」 まこ「ん…?どうしてそう言い切れる」 京太郎「昔の小蒔なら…確かに危なかったかもしれません」 京太郎「でも、あそこにいるのは…永水に居た頃の小蒔とは違いますから」 小蒔「ロン。8000です」 透華「」スッ まこ「…満貫?いや…あの形は…」 京太郎「えぇ。役満を意図的に降りてます」 咲「カモフラージュ…?」 巴「それだけじゃないわ。リスクのある役満を捨てて、早和了に繋げてる」 春「来る牌が予めある程度、分かっているからこそ出来る形」 京太郎「多分、昔の小蒔じゃあんな判断は出来なかったんだろう」 京太郎「でも…皆と麻雀して学んだ事はちゃんと小蒔の中で生きている」 京太郎「だから…きっと大丈夫だ」 京太郎「小蒔は負けない。必ず咲にバトンを渡しに帰ってきてくれるさ」 和「…神代さん…」 小蒔「(…やっぱり…役満を降りると…九面様たちとの繋がりが希薄になりますね…)」 小蒔「(次に使えるのは数局後…でしょうか)」フゥ 小蒔「(その間…孤立無援で…一人っきりで戦わないといけません)」 小蒔「(ですが…)」 透華「」ビュオッ 小蒔「(一人でも…怖くありません)」 小蒔「(私はもう…戦えるって分かりましたから)」 小蒔「(今の一撃で…決して狙えない訳じゃないって分かりましたから)」 小蒔「(能力が復活するまで逃げ切って…いえ、寧ろ、このまま点差を縮めます…!)」 小蒔「(今の私には躊躇していられるような余裕なんて…欠片もないんですから)」 小蒔「(残り『4回』で…龍門渕さんとのリードが詰めきれると言い切れない以上、ここは…攻めるべき場面です…!)」ゴッ 和「…まずいですね」 まこ「あぁ…まさか…こうなるとはな…」 初美「リードが埋まる前に…他の二校が飛びそうになってますよー…」 和「基本、神代さんは役満ツモ和了ですし…透華さんへの直撃は難しいですから…」 咲「周りから点数を奪っていっちゃってるんだね…」 霞「勿論…親っ被りを狙ったりしてるけど…前半に作られたリードが痛すぎるわ…」 優希「このままじゃ…逃げ切られて終わりだじぇ」 和「…でも…神代さんは…」 京太郎「…あぁ。まだ諦めてない」 京太郎「小蒔はここに至っても冷静だ」 京太郎「まだ出来る事がある事を…小蒔は知っている」 京太郎「だから…きっと…大丈夫だ」 モブ1「(まさか…対局中に同じ相手から複数の役満見る事になるとはね…)」 モブ1「(可愛らしい顔して神代さんも十分、化け物だったって事か)」 モブ1「(『牌に愛された子』…だったっけ。随分と御大層な名前だと思ったけど…今は納得出来る)」 モブ1「(これは確かに…愛されてるとしか思えない強さだわ…)」 モブ1「(まぁ、愛されてるのは牌じゃなくて神様っぽいけどね)」フゥ モブ1「(龍門渕さんもそうだけど…才能の壁って奴はホント…分厚いわ…)」 モブ1「(せめてその天才児のどちらかににこの七対子だけでもぶち当てたいんだけど…焼け石に水…)」 モブ1「(そもそも…局も進んで私の待ちもバレバレな以上…当てさせて貰えるとは思えないし…)」 モブ1「(あー…くっそ…悔しいなぁ…)」 モブ1「(今まで逃げずにちゃんと麻雀やってたら…これも当てられたんだろうか…)」 モブ1「(何で…私、一年も無駄にしちゃったのかなぁ…)」 モブ1「(才能ないなんて分かってたんだから…それこそ人並み以上に頑張らないといけなかったのに…)」 小蒔「…」トン モブ1「え…?」 小蒔「…どうかしましたか?」 モブ1「あ…そ、それロン!チートイで6400!」 小蒔「…はい」ニコッ モブ1「(…振り込まれちゃったなぁ…)」 モブ1「(まぁ…このままだと私が飛んじゃうから仕方ないんだろうけれど…)」 モブ1「(でも…神代さんはまだ諦めてないんだ)」 モブ1「(さっき真っ先に泣いて逃げた子が…まだ…こんなに頑張ってるんだ)」 モブ1「(役満直撃か…役満二回和了らないと埋まらない点差なのに…わざわざ振り込んでまでチャンスをモノにしようとしてるんだ)」 モブ1「(…それなのに…私がここでメゲてちゃ…格好つかないよね)」 モブ1「(私がラス親なんだから…そこで連荘すれば…まだチャンスはある…!)」 モブ1「(諦めるには…まだ早い…!大将戦もあるし…少しでも点を稼いで繋げればまだ逆転の目だって…)」 小蒔「ツモ。九蓮宝燈…役満です」 モブ1「あ……はい…」 モブ1「(さっき入った点数…根こそぎ持っていかれてしまった…)」 モブ1「(残り1000点…はは、リーチも出来ないや…)」 モブ1「(でも…ここで私が逃げるなんて思うなよ…)」 モブ1「(例え…飛ばされるにせよ…最後まで絶対に諦めたりなんかしないんだから…!)」 まこ「…舞台は整ったな」 京太郎「…えぇ。逆転の為の条件はクリアされました」 京太郎「後は…もう一度、役満を上がる機会さえあれば…他家を飛ばした上で逆転出来ます」 巴「本当は…とりあえず親以外に振り込んで、大将戦まで回すって手もあるんだけど…」 まこ「…龍門渕の大将があの天江衣である以上、ここで振り込むのはかなりのギャンブルじゃな…」 咲「ごめんなさい…私がもっと強ければ…」 まこ「いや…そんな事言ったら、これまでもっと貯金を作れんかったわしらが悪い」 春「…お陰で姫様に…窮屈な闘いを強いている…」 優希「私があそこで満貫和了れていれば…うぅ…申し訳ないじぇ…」 和「…今はそうやって悔やむ時間じゃありませんよ」 京太郎「…あぁ。そうだ。今は…小蒔が勝ってくれる事を祈ろう」 小蒔「(ようやく…ここまで来ました…)」 小蒔「(逆転の舞台…私が勝てる唯一の方法を模索し続け…ようやく掴んだ勝機)」 小蒔「(でも…ここまで来るのに…『九回』全部…使い切っちゃいました…)」 小蒔「(もうすっからかんで…能力なんて使えません…)」 小蒔「(此処から先は…私だけの力で戦わなければいけないんです)」 小蒔「(でも…不思議と不安はありません)」 小蒔「(今まで…自分が積み重ねてきたものがあるからでしょうか)」 小蒔「(私だけでも決して逆転に届かない訳ではないと…そう思えるのです)」 小蒔「(ふふ…昨日までの私なら…きっとそんな風には思えなかったでしょうね)」 小蒔「(きっとこの土壇場で…プレッシャーに押しつぶされそうになっていたはずです)」 小蒔「(でも…そう。でも…私は今…とっても…)」 透華「ツモ。2000オール」 モブ1「あ…っ」 モブ2「…あぁ…」 小蒔「…はい」 小蒔「…ありがとうございました」 モブ1「…ありがとう…ございました」ジワッ モブ2「ありがとうございました。…強かったです」 透華「あり…」フラァ ハギヨシ「お嬢様…!」ガシッ 純「ハギヨシさん…ストレッチャー借りて来ました!」 ハギヨシ「今、運びます。…あ、お騒がせしました」イソイソ モブ1「…」 モブ2「…」 小蒔「…」 モブ1「…何だったの?」 モブ2「…さぁ…?」 小蒔「大丈夫でしょうか…」 モブ1「…神代さん、ごめんね。折角…振り込んでもらったのに…」 小蒔「良いんですよ。三巡目で和了られちゃったらどうしようもないです」 小蒔「それに…私の配牌もあまり良くありませんでしたから」 小蒔「どの道…あのまま龍門渕さんに追いつくのは難しかったと思います」 モブ2「あはは…まぁ…圧倒的だったもんね」 モブ1「正直…才能の壁って奴を思い知らされた気分」 小蒔「あ…ごめんなさい…」 モブ1「良いよ。神代さんはまったく悪くないんだしさ」 モブ2「そりゃあ…二人にボコボコにされたもん。楽しかったなんて素直に言えないけど…舐めプされた方が腹立つし」 モブ2「何より一生懸命食らいつこうとしてるのが伝わってくる相手に腹立てるほど落ちぶれちゃいないって」クスッ モブ1「そうそう。それに神代さんの逆転劇は傍で見ててると興奮したしさ」 モブ2「あー分かる。役満連発で凄い麻雀だったもんね」 モブ1「なんて言うか…大味で格好良い麻雀だったよ。また一緒にやりたいな」 小蒔「~…っ!はい!!私も…またお二人と一緒に打ちたいです…!」グッ 【控え室前】 小蒔「……」オロオロ 小蒔「…っ」ソーッ 小蒔「……」オロオロ 京太郎「控え室前で何やってるんだ?」 小蒔「ひにゃ!?」 小蒔「あ…いや…これはですね…その…」アタフタ 京太郎「…」 小蒔「わ、私が負けちゃった所為で…決勝…いけなくて…」シュン 京太郎「…小蒔」グッ 小蒔「え…?ひわぁ!?」グイッ 京太郎「良いからとっとと…こっちに来い」 小蒔「え、いやいや、あの!ま、まだ心の準備がああ!」 和「お疲れ様です」 まこ「お疲れ様。凄い麻雀じゃったぞ」 優希「お疲れ様だじぇー。今度、私とも打とうな!」 咲「お疲れ様です。神代さんの麻雀、格好良かったです!」 初美「姫様!格好良かったですよー」 巴「…お疲れ様。また一つ大きくなられたんですね」 春「お疲れ様。…姫様は頑張ってた」 小蒔「あ…」ジワッ 霞「…小蒔ちゃん」 小蒔「あ…霞…ちゃん…ごめん…なさい。私…」ポロポロ 霞「謝らないで。小蒔ちゃんは凄かったわ」 まこ「そうそう。勝ち負けなんて二の次でええ」 まこ「それよりここにいる誰もが…小蒔が新しく何かを掴んでくれた事の方が嬉しい」 小蒔「でも…私がもっと…早くからこれを使いこなせていれば…」 優希「そんな事言い出したら…私が先鋒戦で満貫トチって純さんに直撃喰らわなきゃ勝ててたかもだじぇ」 春「私も…今から思い返せばミスは沢山あった…」 まこ「わしもじゃよ。もっと積極的に行けば、小蒔にこれだけの負担を強いる事はなかった」 まこ「じゃから、そんな風に謝ってくれるな」 まこ「小蒔が負けだと思うそれは…ここにいる全員で共有するべきものなんだから」 小蒔「でも…私は…」シュン まこ「さて…それじゃ京太郎。後は頼むぞ」 京太郎「うす。その代わり打ち上げの準備お願いします」 咲「…早めに来てね」 優希「あんまいちゃつくと後でお仕置きだじぇ」 春「…姫様の事、お願い」バタバタ 巴「…やって良いのはキスまでだからね」 京太郎「そんな事しませんよ…多分」 霞「今までの経緯が経緯だけに安心は出来ないわね」 和「…須賀君はケダモノですから」クスッ 京太郎「う…まぁ、否定出来ないけどさ」 初美「でも、そのケダモノを…姫様が誰よりも信頼してるのは事実ですよー」 和「そうですね。だから…後はお願いします」 京太郎「あぁ。当然だ」 京太郎「…皆、行っちまったな」 小蒔「どうして…ですか…?」 京太郎「俺が頼んだんだよ。最初は俺と小蒔の二人っきりにして欲しいって」 京太郎「まぁ…皆一言だけでも言いたいって譲らなくて…こんな形になったけれどさ」ナデ 小蒔「あ…」ポロポロ 京太郎「皆も言ってたけど、小蒔は頑張ったよ」 京太郎「すげー格好良かったし…正直、惚れなおしたくらいだ」ダキッ 小蒔「…でも、私が負けたのは…事実です」ギュッ 京太郎「…じゃあ、聞くけど…小蒔は楽しくなかったか?」 京太郎「絶望的な状況で、それでも可能性を切り開いて、追いすがって…けれど、負けた」 京太郎「そんな全力を出し切るような麻雀をして…悔しいだけだったか?」 小蒔「それは…でも…」 京太郎「違うだろ?だって…そうだったらあんな輝いた表情なんて出来ないもんな」 京太郎「小蒔は間違いなく…最後まで楽しんでた」 京太郎「絶望的な状況は変わらないのに…それでも諦めなかったんだ」 京太郎「そんな小蒔を俺も、そして皆も誇りに思ってる」 京太郎「だから、そうやって必要以上に自分を責めるな」 京太郎「俺達は出来る事をやって…それで負けたんだからさ」 京太郎「それが悔しいって言うんなら…次はもっと頑張ろう」 京太郎「誰よりも楽しんで、誰よりも勝って…そして誰よりも胸を張れるようにさ」 小蒔「…私に…出来るでしょうか…」 京太郎「出来るさ。だって…小蒔はようやく一つ夢を叶えたんだから」 小蒔「私の…夢…」 京太郎「あぁ。小蒔は最後まで自分で打てたじゃないか」 小蒔「でも…それは…九面様のお力を借りて…」 京太郎「じゃあ、あそこで役満崩して満貫の直撃を狙ったのも神様の力か?」 小蒔「…いえ…アレは…あぁした方が点差が縮まると思って…」 京太郎「じゃあ…それは小蒔の力だよ」 京太郎「小蒔が振り回される誰かの力じゃない。小蒔の裁量で…小蒔の意思で使える小蒔だけの能力なんだ」 小蒔「私の…能力…」 京太郎「神様から力を借りられるって言うのは立派な小蒔の個性だ」 京太郎「そう受け入れるように…したんだろ?」 小蒔「…はい」 京太郎「だったら、今日の戦果も自分のものだって認めてやれよ」 京太郎「小蒔が前に進もうとしたから、誰かの為に頑張ろうとしたから…」 京太郎「得られた一つの結果なんだって…さ」 小蒔「…良い…んでしょうか…」グスッ 小蒔「私…負けてしまったのに…そんな風に喜んでしまって…」 小蒔「他の皆さんに…失礼じゃないでしょうか…」 京太郎「んな訳あるかよ。アイツらは…寧ろ心配してたぜ?」 小蒔「心配…?」 京太郎「あぁ。小蒔が変に落ち込んでやしないか、自分を責めたりしていないかってな」 京太郎「控え室からいなくなる前に一言声をかけさせて欲しいって言ってたのもそれが理由なんだから」ナデナデ 京太郎「だから…小蒔はもっと自分のことを喜んで…褒めてやっても良いんだ」 京太郎「小蒔は…自分が思っている以上に周りに愛されてるんだからさ」 小蒔「あ…あぁ…ぁ…」ポロポロ 小蒔「私…私…楽しかったです…!」 小蒔「負けたのに…悔しかったのに…あんなに楽しい麻雀…初めてで…!」 小蒔「負けた瞬間まで…スッキリして…辛くなんかなくって…ぇ…」 小蒔「こんなので…良いんですか…?」 小蒔「負けてしまった私が…こんな風に思っても…許されるんですか…?」 京太郎「…当たり前だろ」 京太郎「寧ろ、俺は…それを聞いて誇らしい気分で一杯だよ」 京太郎「俺がファンになった人は、将来を約束してくれた人は、こんなにも麻雀を楽しめる人なんだって」 京太郎「それはきっと…皆も同じだ」 京太郎「だから…さ。今は思いっきり泣いちまえよ」 京太郎「俺なら…何でも聞くからさ。何時まででも付き合うから…悪いもんは全部、ここで吐き出してしまえ」 京太郎「んで…それが終わったら…皆に笑顔で会いに行こうぜ」 京太郎「それから打ち上げやって…何時も通り適当にはしゃごう」 京太郎「多分、それが皆に対する一番のお礼だと思うからさ」 小蒔「…ダメですよ、そんな事言ったら…」 小蒔「私…また涙が止まらなくなっちゃいます…」 小蒔「感動して…京太郎様から離れられなくなりますよ…ぉ…」ポロポロ 京太郎「言っただろ?何時までも付き合うって」 京太郎「俺の事なんて気にせず…何時まででもくっついていれば良いさ」 京太郎「今日一日、小蒔は誰よりも頑張ったんだから…神様だってそれくらい許してくれるはずだ」 初美「姫様…大丈夫でしょうか」 春「京太郎に任せておけばきっと大丈夫」 まこ「アイツはアレでやる時はやる奴じゃ。安心して欲しい」 霞「そう…ね」 霞「(でも…あの時、見せた姫様の力は…巫女という枠組みには収まらない力だった)」 霞「(アレが…須賀君の言う通り、小蒔ちゃんの本当の力だとしたら…)」 霞「(きっと鹿児島にいるままでは開花しないものだったでしょう)」 霞「(もし、私達が姫様の傍に居ても甘やかしてしまうだけで…あんな風に立ち向わせる事なんて出来ないんだから)」 霞「(だとしたら…ご当主様があっさりと姫様の転校を認めたのは…その為?)」 霞「(須賀君の傍にいれば一皮むけるって…そう分かっていたから…?)」 霞「(そもそも…最初に須賀君をあのお屋敷に招き入れる事を決めた時点から…何かがおかしかった)」 霞「(まるで…最初から須賀君が小蒔ちゃんに良い影響を与えてくれるって知っているようなそれは…一体…)」 霞「(…これは念のため調べておかないといけないわね…)」 ……… …… … 前話 次話 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/moti-moti12/pages/48.html
「おともだち」また追加したよーw -- (もちもち) 2012-04-27 16 16 18
https://w.atwiki.jp/siiyuki/pages/509.html
先ほどまでは普通に、話をしていたはずなのに。 あぁなんでこんな事態?理解ができぬ頭と格闘。 「ちょっ…みぃ。」 ようやく解放されて、足りない酸素を補うべく過呼吸になりながらそれだけ。 水尋はといえば涼しい顔で、何事もなかったかのように、ただ手だけは離さず千尋を拘束していた。 「相変わらずヘタ。」 鼻でなんで呼吸できねーの?との呟きと、ガード甘いんだよ、という言葉。 全くもっともなもので、いつまでたっても千尋は変わらない。 以前ならばいざ知らず、今は柚羅と付き合っている、と言うのに。 「だって、みぃだから…。」 その言葉は信用しきった故のもので、汚いものばかり知っている水尋にとってみれば信じられない思考だった。誰がなにするか、なんてわかったもんじゃないのに。この年上のくせに抜けまくりなおばかさんは、さも簡単に人を信じて。 「だからって。」 「それにみぃ、拓矢んこと好きだし。」 「あんな奴ー…」 「好きだろぉ?」 反論できない辺り、そうらしい。 珍しくわかりやすい相手に、千尋はかわいいなぁと思いながら、やはり年下なんだと確認する。たった2つの差だけれど、その差は大きい。のにもかかわらず水尋は、年以上に悲観的だ。楽しいものをあまり知らなくて感じなくて、だからこそ千尋はこの変化に嬉しく感じた。 「笑うな。」 「だって、嬉しいし。」 そういえば、黙れとばかりまた口を塞がれて、千尋は壁に押し付けられる。 「やめっ…離……んっ…」 硬く閉じていた瞼を開けて、その目はなんでこんなこと、と訴えかけて。 「したいだけ。」 なんてそんなの理由にも何にもならないだろう。 千尋は怪訝そうに水尋をみながら、思い切り身をよじった。 すると案外するりと逃れられて、また千尋はわけがわからなくなる。水尋の表情は読みにくい、けれどでも、これは。 (悲しい、のかぁ…?) なにが、それほど切羽詰まっているのか。 「なんで、ダメ?」 「…柚羅の、だから。」 「俺のでいろよ。」 不思議と、その言葉で合点がいった。水尋は別にこんなことがしたかったわけではなく、ただ、不器用に独占欲が働いただけだと、いうこと。これまでになく一生懸命にみえる水尋に、優しく、みぃとふたりのときくらいならなぁ、と呟いた。 「じゃーなにしようがいーじゃん。」 「譲れない一線は、あるだろぉ?」 「……。」 「それに俺より、もっと拓のこと考えてあげるべきだし。」 「……。」 黙ったままの水尋は、ぽつり、あんな奴のこと。と呟いて、俯きがちなまま。 千尋はといえば水尋の頭をなでて、にこり。 睨まれようと気にしないで、笑顔で。 「みぃ、別に。」 俺がみぃだけのものでなくたって、みぃを嫌いになるとかそんなの、ないからなぁ。 一人しか見られない、わけはないから。 誰の、なんて。 そんなこと言ったところで結局は、自由なんだから。 「だからもっと拓のこと、信じてあげろよぉ!」 「は!?俺はちぃを…」 否定してもお見通し、なんて水尋にとっては屈辱的な千尋の言葉に 反論できないのはやはりあたっているわけで。 くやしい。 けれど、嬉しいような。 わかって、もらえて。 「なぁ、水尋。」 「愛されるの、そんなに、難しくないぜぇ?」 「怖くないから。」 大丈夫、という千尋。 うーと不満そうに、水尋は視線を向けた。 そして、わずかに頷くと、これまた珍しいことに「わ、かった。」と肯定。 「ただ、千尋は、柚羅がなにいおーと俺のだから。」 「お前なぁ…!」 「んで、だけど、もうあんなのしない。」 千尋はまた表情を緩めて、「よくできました。」そう言った。 これ以上なく素直な、水尋。 実はこんなに、思われているんだと。 いつも冷たくされて、なくなく友達に助けを求めている彼に、教えてあげたくなった。 不器用故に、こうしたら離れないでいてくれるかとか考えるけれど、その考えがずれぎみな、率直すぎる行動でしか表せられないみぃです。
https://w.atwiki.jp/d_studio/pages/24.html
「のんびりお茶でも」 津軽: こんばんは。予約していた生活ゲームの時間になりましたので、参りました。 芝村: 記事どうぞ 津軽: はい。 津軽: http //cwtg.jp/ogasawara/wforum.cgi?no=4872 reno=4596 oya=4596 mode=msgview 【予約者の名前】45-00717-01:津軽:満天星国 【実施予定日時】09/23/24 00~25 00 【ゲーム実施時間】20マイル×1時間 【予約の有無】予約 有り(10マイル) 【召喚ACE】 ・ヤガミ2251(アニメ絢爛ヤガミ):10 【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×1人 【合計消費マイル】計43マイル 【参加者:負担するマイル】 ・45-00717-01:津軽:-43マイル:入学済 津軽: こちらになります。よろしくおねがいします。 芝村: イベントは? 津軽: まったりのんびりしたいのですが、どこか安全な、おすすめの場所はありますでしょうか? 芝村: 宰相府の前にある喫茶店かなあ 津軽: では、そちらでお願いできますか? 芝村: OK 芝村: 2分待て 津軽: はい。よろしくお願いします(ドキドキ /*/ 芝村: ここは宰相府だ。砂漠が広がっている 津軽: 「(久しぶりの宰相府・・・。緊張するなぁ・・・。)」 津軽: ヤガミさんは、そばに居ますか? 芝村: ええ。 ヤガミ: 「感想しすぎもよくはないな」 津軽: 「こんにちは。」 津軽: 「乾燥は、お肌の大敵です。」 ヤガミ: 「まったくだ」 ヤガミ: 「前来たところの近くだな」 芝村: ヤガミは洋館を見た。 津軽: 「そですね。」r:釣られて私もそちらを見ます。 芝村: ヤガミは宰相府の建物を見ている 津軽: 「と、立ち話もなんですので、喫茶店に入りません?」 ヤガミ: 「あるのか?そんなものが」 津軽: 「宰相府前にあると聞いたのですが・・・。」r:キョロキョロ探してみます。 芝村: あるねえ。小さい建物が 津軽: 「あ!あそこ!」 ヤガミ: 「はいはい」 津軽: 「い、行きましょー」(大照れ 芝村: ヤガミと連れだって喫茶店に入ったよ 芝村: いい感じだ。 津軽: 窓辺の席に座れますか?(出来れば、景色の良さそうな。 芝村: すわれるよ。 芝村: もっとも、余り人気がない 芝村: 陽射しが強いからね 津軽: あら;では、日陰の席でお願いします。すみません。 芝村: はい。 芝村: 日陰に座った。 芝村: 涼しくて気持ちがいい 津軽: 「窓辺の席がいいなって思ったんですけど、砂漠地帯ですもん。日差しが強いですよねー。」 津軽: 「涼しい席に着けてよかったです。」 ヤガミ: 「まったくだ」 芝村: ヤガミはコーヒーを頼んでいる 津軽: 「わたしは、アイスティーをお願いします」 ヤガミ: 「ケーキもあるそうだぞ」 津軽: 「わ!頼んでもいいですか?」 津軽: どんなケーキがありますか? 芝村: ある程度充実しているねえ。 芝村: 今はバームクーヘンやブッシュドノエルなどの切り株系をあつあめている 津軽: では、お店のおすすめをお願いします! 津軽: 「色々ありすぎて選べないので、お店のおすすめをお願いします」 芝村: ロールケーキがやってきた。 芝村: ヤガミはコーヒーを堪能している。 津軽: r:コーヒーを堪能しているヤガミさんをみてニコニコします。 津軽: r:ニコニコしつつ、ケーキを一口食べてみます。 芝村: 控えめの甘さだ 芝村: うまい。 ヤガミ: 「悪魔のように苦く、乙女のように甘い」 津軽: 「ふわぁ。おいしい・・・」(にっこにこ 芝村: ヤガミは微笑んだ。 津軽: 「うふふー」 津軽: 「あ、一口食べてみますか?」 ヤガミ: 「ああ」 芝村: ヤガミはそう言った後で、どうしようという顔をしている 津軽: 「?」 津軽: r:自分が口をつけたところとは反対のほうをフォークで一口文すくって、渡します。 津軽: <一口分です。 芝村: ヤガミは照れながら食べた。 津軽: 「どですか?」 ヤガミ: 「うまいんだろうが、食べ慣れていないので、よくわからん」 津軽: 「えへへ」(照れまくりです 芝村: ヤガミも少し照れた 津軽: 「えと、すこし質問してもいいですか?」 ヤガミ: 「なんだ?」 津軽: 「えっと、ヤガミさんは、普段、どんなお食事をされてますか?」 津軽: 「自分の知らない料理とかあったら、聞いてみたいのです」 ヤガミ: 「死に神定食・・・のときもあるが、なみの料理もあるな。あとは林檎だ」 津軽: 「死神定食・・・。」 津軽: 「りんご、おいしいですよね!私も大好きです。」 芝村: #でも料理ではない 津軽: #ですね(笑 津軽: 「お酒とかは飲まれますか?」 ヤガミ: 「普通だな。仕事中はのまない」 津軽: 「ふむふむ。」 ヤガミ: 「洋酒が好きだな。」 津軽: 「洋酒というと、ワインとか?・・・違うかな。」 ヤガミ: 「ウイスキーだな。日本酒もワインも、保存が難しい」 津軽: 「ウイスキーですか。大人ですねぇ。」 津軽: 「私はまだ、ウイスキーの味が良くわからないです。」 ヤガミ: 「まあ、俺も分からなかったな」 芝村: ヤガミは笑ってる 津軽: r:照れつつ、ニコニコします。 津軽: 「すみません。変な質問ばかりで・・・。」 ヤガミ: 「いや」 ヤガミ: 「いいさ」 津軽: 「どうも、二人きりだと緊張してしまって、ダメですね。」 ヤガミ: 「人の多いところであうか」 津軽: 「いえ。えと、二人きりがダメなのではなくてですね(ごにょごにょ」 ヤガミ: 「?」 津軽: 「つ、次に会うときは、もうちょとがんばります。はい。」(大照れ ヤガミ: 「何をがんばるんだ」 芝村: ヤガミは笑ってるよ 津軽: 「・・・うー」r:さらに照れます。 津軽: 「もちょっと、こう、なんといいますか・・・」 芝村: ヤガミは貴方の顔を見てる 芝村: のぞき込むように 津軽: #ひゃー!! 津軽: 「な、なんでしょか」r:赤面しつつ、じっと見つめてみます。 ヤガミ: 「いや?別に?」 津軽: 「(い、いじわるだー!)」 芝村: ヤガミは笑ってる 津軽: 「と、ともかく!次はもうちょっと、デートっぽいことをしたいと思います。」 津軽: 「また、会ってくださいますか?」 ヤガミ: 「たぶんね」 津軽: 「たぶんでもいいです。はい。」 /*/ 芝村: ヤガミはウインクした。 芝村: はい。お疲れ様でした。 津軽: #うわお! 津軽: お疲れ様でした。 芝村: 評価は+1+1でした。 芝村: 秘宝館は1,1で依頼できます。 津軽: 初めて、一人だけでの生活ゲームだったのですが、半端なく照れますね。 津軽: ありがとうございますー。 芝村: はははそだね 津軽: この内容で、評価が上がってよかったです(笑 芝村: ラブラブだよ 芝村: はい。では解散しましょう。おつかれさまでしたー 津軽: は、はずかしいー>ラブラブ 津軽: はい。ありがとうございましたー。
https://w.atwiki.jp/moti-moti12/pages/87.html
つっきーコメントありがとう♪でしwww -- (もちもち) 2012-06-01 16 15 57
https://w.atwiki.jp/takeeasy/pages/20.html
概要 仮想キーコードを定義した、定数を作成します。 定数 定数は値が変化しない領域です。 宣言時に値を代入したあとは、プログラム中で別の値を代入することはできません。 定数を宣言するときは、 Const修飾子を使います。(Constは Constant 定数 の略) 例 Const THREE_SEVEN = 777, Const DirPath = "C /File/Test/" 以下は実際に定数を宣言した例です。 KeyEvent.vbs 仮想キーコード Const VK_RIGHT = 39 Const VK_LEFT = 37 Const VK_UP = 38 Const VK_DOWN = 40 Sub Body_OnKeyDown Select Case Window.Event.KeyCode Case VK_RIGHT RightMove_OnClick() Case VK_LEFT LeftMove_OnClick() Case VK_UP UPMove_OnClick() Case VK_DOWN DownMove_OnClick() Case Else MsgBox(Window.Event.KeyCode) End Select End Sub 今回はOnClickではなく、OnKeyDownイベントをトリガーにしています。 これは、キーボードのキーが押されたときに発生するイベントです。 Window.Eventはイベントハンドラ中で使用できるイベントオブジェクトです。 この場合は、OnKeyDown時に関わる様々な情報を保持しており、 Window.Event.KeyCodeでキーボードから押されたキー情報を取得しています キー情報は仮想キーと呼ばれる、数値情報で表されます。 例えば、(→)が押された場合は39という数値情報が格納されています。 なお、今回は仮想キーを定数で定義しましたが、 仮想キーの定数がデフォルトで宣言されている言語もあるので、 事前に調査する必要があります。(よくつかわれる言語では宣言してあるものの方が多いかも) BODYタグ 今回はイベントの発信源としてBODYを使います。 BODYタグはhtmlを構成する3大タグのひとつで、 テキストやボタン等の表示範囲を表す、最も大きな枠組みです。 Animation.vbs script type="text/vbscript" src="Move.vbs" /script script type="text/vbscript" src="KeyEvent.vbs" /script body id="Body" name="Body" input type="button" value="右" name="RightMove" input type="button" value="左" name="LeftMove" /br input type="button" value="上" name="UPMove" input type="button" value="下" name="DownMove" /br img src="ゆっくり.png" id="ゆっくり_png" width="100" height="100" hspace="0" vspace="0" /body おまけ プログラミングの用語にリファクタリングというのがあります。 これはプログラムを研磨し、よりよいものにする作業です。 プログラムはとりあえず動けばいいと思うかもしれませんが、 後々後悔する時がやってきます。 ここまであまりプログラムの構造とかは意識していませんが、 そのうちリファクタリング回を開こうと思います。 名前 コメント